【みなみけ】桜場コハル Part7【今日の5の2】at EROPARO
【みなみけ】桜場コハル Part7【今日の5の2】 - 暇つぶし2ch737:けんか -4/4-
08/07/05 01:10:33 tkF1oyx4
 カツーン。
414号線の横断歩道を、畠山を蹴りながらカナと一緒に渡る。
次の難関は御殿場線の踏切だ。線路の周りは砂利が敷いてあるから、畠山が行方不明になりかねない。
「カナ。夕飯のおかずは無いと思え。野菜以外は」
「何だよ、どうせ取るなら野菜も取れよ」
「いいよ。むしろやるよ、野菜」
「ハルカが悲しむぞー」
「そ、それは…………」
 カツーン。
「ひっひっひ。お前は本当にしょうがない奴だな。いいか、チアキ。
 ハルカはお前の事を嫌いになんかなってないぞ。私が保証しよう」
「お前の保証なんか、信用出来るか。バカ野郎」
「だからお前なぁ、もう少し素直になれって。
 チアキが100%悪いって訳でも無いんだぞ? そうだな。半分はハルカも悪い」
「そ、そうなのか?」
「だからさっきから言ってるだろう? だから元気出せよ。それから、家帰ったらちゃんと謝ろうぜ?」
「で、でも………でも、だ。私は家を出る時、あんな事言ってしまったんだぞ?」
「分かんねー奴だな。だから、ハルカは大丈夫だって。いい加減私を信じろよ!」
何か、今日は私とカナの立場が逆転しているようだ。ここまでコイツに押されるのも今日くらいだろう。
 カツーン。
私達は御殿場線の踏切に差し掛かった。
畠山は山田と違って跳び方にクセがあり、コントロールするのが難しい。
 カツーン。
「………そうか」
勢いよく足を片足を振る。畠山は辛うじて踏切をクリアした。
 カン、カン、カン、カン………。
「何ぼさっとしてんだよ。電車来るぞ?」
「お、おう、そうか」
踏切の真ん中で立ち止まってしまった私の腕を、カナが強く引っ張る。
「カナ」
「何だ?」
「信じるよ。お前のこと」
何だかんだ言って、お前も世界で二番目に尊敬している姉だからな。バカだけど。
「そっか」
カナの返事は素っ気ない。しかしこれは、カナ流の照れ隠しだ。
「でも、カナ」
「何だ?」
「私は一人で謝る。お前にこれ以上心配掛けられるのも癪だしな」
本当は、これ以上カナに迷惑を掛けたくないだけだ。
「ちぇー、何だよ。折角私が話を聴いてやったってのに」
「五月蠅い奴だな。ほら、赤信号だぞ。お前こそ挽肉になりたいのか?」
「おわっと、危ない危ない」
「ったく、世話の焼ける奴だ」
「お前だって世話の焼ける奴じゃないか」
「何だとー?!! お前と比べたらマシだ!!」
「いーや、お前の方が焼ける!!」
「ふーん、いい度胸だな。お前、さっきの事をもう忘れたのか? この恩知らずめ」
「うるさい! それとこれとは話が別だっ!!」
「やるかー!!」
「上等だ、バカ野郎!!」
「何してるの、2人とも」
私とカナの闘いのゴングが今鳴ったところで、後から声が掛かる。
振り返ると、そこには───。


738:けんか -5/4-
08/07/05 01:11:03 tkF1oyx4
「あ………」「ハルカ姉さま……」
ハルカ姉さまが居た。とても心配そうな顔をしている。
「もう、カナもチアキも、こんな所で喧嘩しちゃダメよ? それとチアキ、」
「は、はい……」
思わず息を呑む。
「今朝は……ごめんね。私も大人気なかったわ」
「わ、私こそ…、本当にごめんなさい」
「もう怒ってなんかいないわよ。ちょっとショックだったけど、でも、カナのお陰よ?」
「えっ……」
「確かにチアキにあんなこと言われたのはショックだったけど、チアキが出て行った直後にカナに怒られちゃったのよ」
「カナが…ですか?」
「そう。『さっきのはお前も悪い』ってね」
思わずカナの方に目をやる。カナはわざとらしく夕暮れの空を眺めている。
「チアキ、また喧嘩しちゃうかも知れないけど、私はチアキのこと嫌いにならないから、
 これからも宜しくね」
「は………はい、ハルカ姉さま」
「ほら、泣かないの。はい、ハンカチ」
何て心温かいお言葉。私は嬉しくて涙が止まらなくなってしまった。
その様子を見て、カナはぱんぱんと手を叩く。
「さーて。仲直りした所で家に帰ろうぜ? ハルカ、今日はカレーが食べたい!」
「ぐすっ…、ハンバーグだ、バカ野郎」
「そうね。それじゃあ今夜はハンバーグカレーにしよっか」
「賛成っ」「賛成です!」

こうして、私は無事にハルカ姉さまと和解する事が出来た。
その裏で私とハルカ姉さまを仲直りさせようとしてくれたカナにも、今日だけは頭を下げてやろう。
え? 今朝は何が原因で喧嘩したのかって? それは……恥ずかしくて言えないよ。バカ野郎。

「ところでチアキ、畠山は何処へやったんだ?」
「はたけやま?」
「あっ……………」


739:けんか by 久留里
08/07/05 01:13:04 tkF1oyx4
以上でございます。
勢いで書いたけど全く反省はしていない。

*** おまけ ***

数日後───。
「カナの分からず屋!!」
「ハルカのバカ!!」
「「もう知らないっ!!」」
「ハルカ姉さま、落ち着いて下さい。か、カナ、お前もだ」
「お前は黙ってろ!!」
「チアキ、悪いけどこれは私とカナとの問題なの」
「何言ってんだ、私は全然悪くないっ」
「言ってくれるわね。カナがそれやったんでしょ?」
「だからやってねーって言ってんだろ?」
「いや、だから、その………」
「もういいわよ。好きにしたら?!!」
「おう、好きにしてやるさ。このバカハルカ!」
「バカで結構」
「お、おい、何処へ行くんだ? カナ。は、ハルカ姉さまも………」

バタン!!

玄関の扉が勢いよく閉まる。
私は2人の喧嘩を止めようと懸命に勤めたが、その努力も虚しく2人は家を出て行ってしまった。
『喧嘩するほど仲がよい』とは良く聞くけど、ハルカ姉さまとカナとの喧嘩は一度勃発すると中々収まらない。
仲が良すぎるからだろうか。はぁ、空気が重くなる前に窓を開けて換気しておくか……。

740:久留里
08/07/05 18:24:00 tkF1oyx4
漏れが投下した瞬間、スレが止まることに気まずさを覚える今日この頃……orz

新しい保管庫の件ですが、取り敢えず試運転開始してみましたよ。
7スレ目だけ保管してあります。
URLリンク(www37.atwiki.jp)

予想通り大変だった。
余所の保管庫の様に、作者が自分で保管するシステムを考えても良いかと思う。
(今は管理者と登録メンバー以外は編集出来なくしています)

741:名無しさん@ピンキー
08/07/05 22:32:23 pq3QJlK5
GJ!!
久留里さん大好きだお
規制しねお
チアキは俺の嫁だお

742:名無しさん@ピンキー
08/07/05 22:51:28 lGrNMqW0
SS乙J! 倉庫G乙!!


>>782
一行目、二行目は認めよう。
だが四行目は却下だ。バカ野郎

743:名無しさん@ピンキー
08/07/06 02:18:05 Z43MrrFZ
カナ?あぁ、今俺の隣で寝てるぜ
今日も可愛い寝顔だな畜生w

744:名無しさん@ピンキー
08/07/06 14:03:15 ed7WahRm
>>784
それタケルだよ

745:名無しさん@ピンキー
08/07/06 22:10:39 MZJjeQ/p
アクセス規制やらなんやらでけっこう間が空いたけど
前のSSの続きを投下できるようになったよ


    「いけないこと 中編 」
・エロ有り
・速水×マキ
・速水がヒドイ人になってしまった・・・
・レス4~5回分ほどの長さ

しばらくしたら投下始めます

746:名無しさん@ピンキー
08/07/06 22:11:32 1flW3gcq
はやみん!はやみん!

747:名無しさん@ピンキー
08/07/06 22:56:27 mvxJDXla
      「いけないこと 中編 」

マキ 「じゃ、帰ろっか」
速水 「はーい待ったーっ」
マキ 「うわっ、頭を掴まないでください!」
 帰ろうとするマキたちを、速水が呼び止めた。
速水 「せっかく来たんだし、騒ごうじゃないのっ」
アツコ「でも・・・」
 騒ごうといっても、ハルカは寝てしまっている。
 それにカナやチアキもまだ帰ってきていない。
アツコ「私たちだけで、ハルカの家で騒ぐのは・・・」
速水 「いいじゃないいいじゃない。どこで騒ごうと同じだし~」
アツコ「はあ・・・」
速水 「じゃああんた達の分もジュース注いでくるわ~」
 そう言って、気分よさげに鼻歌を口ずさみながら台所へと消えていった。
マキ 「先輩・・・なんか変ね」
 いつも以上に陽気な速水に、少し警戒心を抱く。
 程なくして、速水はマキ達のジュースを持って戻ってきた。
速水 「はい。じゃあグイッといこうかグイッと!」
マキ 「はあ、まあ・・・」
 二人はコップを口に近づける。
 すると、ジュースとは違う刺激のある匂いが鼻をついた。
マキ 「うっ!速水先輩これ・・・」
速水 「あらま、バレたか」
マキ 「やっぱりっ、これお酒ですね!」
 ずばりっ、と高級ジュースをお酒と見抜いたマキ。
 てへっ、っとわざとらしくバレたかの仕草をする速水。
マキ 「まさかハルカにも盛ったんじゃ・・・」
速水 「今日は冴えてるわねー」
マキ 「おじゃましましたっ」
速水 「はい待ったっ」
 アツコを置いて帰ろうとするマキの頭を、速水は両手で掴んだ。
速水 「ほらほらー、たまには先輩の楽しみに付き合いなさーいっ」
マキ 「イヤです!うわ、もうなんかお酒臭いっ」
速水 「えー、飲まないのー?」
マキ 「飲みません!」
速水 「そっかー。じゃあ保坂呼ぼーっと」
マキ 「なっ!」
 そんな手を使うとはと、マキは思った。
 速水先輩に付き合わされたくない。 
 でも保坂先輩がここに来たらハルカの身が危ない。
速水 「保坂をこの家に呼んで酒に付き合ってもらおーっと」
マキ 「・・・お付き合いいたします」
 結局、マキは速水の脅しに屈してしまった。
速水 「えらい!では一気にいっちゃおうっ」
マキ 「わかりました・・・ほら、アツコも」
アツコ「私も?」
マキ 「これもハルカを守るためだから!」
アツコ(なんでお酒を飲むことがハルカを守ることに繋がるんだろう・・・)
 いまいち意図が掴み取れていないアツコであったが、付き合わされるはめとなった。


748:名無しさん@ピンキー
08/07/06 22:57:30 mvxJDXla

速水 「カンパーイ!」
マキ 「かんぱーい・・・」
 三人同時に、高級ジュースを煽る。
マキ 「・・・んあっ、なんか熱いわ」
速水 「その調子その調子♪はい次~」
 マキとアツコが飲み終わると、空のコップに新たな高級ジュースが注ぎ足されていく。
マキ 「・・・ぷはっ」
アツコ「んん・・・」
速水 「はいもういっちょ~」
 何度も、何度も、何度も・・・
 マキの記憶が途切れるまで、飲まされ続けられていった。


マキ 「・・・・・・ん・・・んん・・・?」
 いつの間にか眠っていたらしい。
 妙な気分だ。全身が熱っぽい。
 それに少しクラクラする。
マキ 「あれ・・・速水・・・先輩?」
 マキは目をこすって体を起こした。
マキ 「・・・・・・え?」
 そしてマキは見てしまった。
 酔いつぶれて寝ているアツコのスカートを、今にも捲りあげようとしている速水の姿を・・・。
マキ 「なに・・・やってるんですか・・・」
速水 「あっ、もう起きたか。やっとアツコを落としたのになー」
マキ 「落とすって・・・え?」
 頭がクラクラするせいか、速水言ってることがよく分らないマキ。
速水 「じゃ、まずはマキからでいっか」
マキ 「からで・・・え、え?」
 マキは両脇を抱えられ、ズルズルと引きずられていった。

 引きずられていった先は、ハルカの部屋であった。
速水 「ほれっ」
マキ 「うわぁっ」
 ハルカの寝ているベッドに、マキは放り投げられた。
マキ 「もうっ、いきなり何するんですか!ハルカがこっちに寝てるのに・・・」
 すぐ隣のハルカに目をやる。
 するとマキは、おかしなところに気づいた。
マキ 「あれ・・・なんでハルカ下着姿?」
速水 「まったく、アンタたちが来るのがもっと遅かったら、まずはハルカちゃんを頂けたのに」
マキ 「頂くって・・・まさか!?」
 やっと速水の考えていることに気づいたマキ。
 しかし、もう遅かった。
 さんざん酒を飲まされたためか、体に力がはいらない。
速水 「さあ脱ぐのよマキ!」
マキ 「イヤです!」
速水 「なら脱がせてあげる!」
 ニヤリと笑い、速水はマキの上に馬乗りになった。

749:名無しさん@ピンキー
08/07/06 22:58:26 mvxJDXla

マキ 「おおっ、重い・・・っ」
速水 「食ってる量が違うからね!」
 速水はマキの制服のネクタイを解き、シャツのボタンを外し始める。
マキ 「やぁーっ、やだっ、止めてー!!」
速水 「あーもう、やり辛いわねー」
 抵抗するマキ。そのせいでうまくボタンを外せない。
 速水は強引に外そうと力を入れた。

 プツッ ブチブチブチッ

 だが力を入れすぎ、制服のボタンをすべて引きちぎってしまった。
速水 「あらま」
マキ 「きゃああっ」
 マキは怯んだ速水を押しのけ逃げ出す。
 だが、出口とは反対方向の部屋の隅に行ってしまい、完全に逃げ場を失ってしまった。
速水 「ごめんごめん。後でハルカちゃんに直してもらいましょ」
マキ 「なんでこんなことするんですかっ!?いけないことだって分ってますよねっ!!」
速水 「だって楽しいんだもーん」
 ブラが丸見えになった胸元を必死に隠し、涙を滲ませながら小さくなって震えるマキ。
 そんなマキを尻目に、一歩一歩ゆっくりと距離を縮めていく速水。
速水 「しっかし、マキってホントちっちゃいわねー」
マキ 「文句があるんだったらこれ以上近づかないでくださいっ」 
速水 「でもそこが可愛いし、今その格好がエロいから文句なしね」
マキ 「いやっ、いや!来ないで!!」
速水 「さあ、いきます・・・ぜ!!」
 速水は左手でマキの左足を掴み、右足の膝でマキの右足を床に押さえつける。
マキ 「きゃあっ、何を・・・!?」
速水 「まずは恒例、下着チェック!」
 マキの左足が持ち上げられる。
 過去にマキ自身が短いと評していた制服のスカートは簡単にずり下がり、パンツがあらわとなった。
速水 「水色か。可愛いわね~」
マキ 「やぁっ、足開かないでっ!見ないでっ!」
 顔を真っ赤にして、なんとかしようと体を揺り動かすマキ。
 だがその行動も空しく、ただ呼吸を荒くなり、全身が汗ばむだけであった。
速水 「ところでマキ」
 マキの汗ばむパンツと必死の抵抗を、じっくり観賞していた速水が口を開く。
速水 「この前カナちゃん達に昼の部と夜の部のことを教えようとしてたそうねー」
マキ 「なっ、なんで?!」
速水 「酔ったアツコからいろいろ聞き出したのよ」
マキ 「アツコォー!」
速水 「彼氏いない暦が年齢と同じで未経験でチビなくせに、なに大人ぶってんだかねー」
マキ 「うううっ・・・」
速水 「そんなに夜の部のこと教えて回りたかったら、私がレクチャーしてあげるわっ」
 速水はフリーの右手を背中に回し、棒のような物を取り出した。
マキ 「えっ・・・何?!」
速水 「すりこぎよすりこぎ。台所から拝借してきたわ」
 ほどよい太さのすりこぎを見せつけると、先のほうをマキの陰部に当てた。
マキ 「ひぁっ?!」
速水 「男のモノはだいたいこのくらいの大きさね」
 グリグリとすりこぎを押し付け、陰部を刺激していく。
マキ 「あっ、あっ・・・」
 刺激がマキに喘ぎを促す。
 程なくして、パンツから汗とは別の体液がにじみ出てきた。
 体液はすりこぎの先を濡らしながら、足を伝って床へと流れ落ちていく。

750:名無しさん@ピンキー
08/07/06 22:59:16 mvxJDXla

速水 「いい感度いい感度♪」
マキ 「んぁっ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
速水 「これで体の準備はオッケーね」
 速水はパンツのクロッチに指をかけ、横へとずらした。
 程よく濡れた割れ目と菊門の二つの穴が、速水の眼前に露出させられる。
マキ 「いやぁー!!こんなっ・・・なんで!?」
速水 「男を知って『女』になる・・・その特訓よっ。それじゃあ―」

 グググ・・・

 すりこぎが穴へと押し付けられる。
 徐々に穴は広がっていき、すりこぎを受け入れ始めた。

マキ 「ああっ・・・やっ・・・あっ・・・」
速水 「マキのヴァージン、ゲットだぜ!!」

 ズブッ ズブズブッ

マキ 「あああぁぁぁっ!!?」
 マキの穴が、完全にすりこぎを受け入れた。
速水 「・・・といっても、こんな棒で大事な処女奪っちゃうのはなんだしね」
 先輩としての優しさか、はたまた単なる気まぐれか。
 速水が奪ったのは、アナルヴァージンのほうであった。

 ズブズブッ

マキ 「痛いっ!痛いぃっ!!」
 泣き叫び、悶え苦しむマキ。
 だが速水は構いもせずに、ピストン運動を繰り返していく。
マキ 「いいぃっ!抜いっ・・・てぇっ!ぬいてええぇっ!!」
速水 「こんなんで根を上げないっ。本番ではこれ以上の痛みと快感を与えられるうえ、白いものまで吐き出されるのよ!」
 速水は手を緩めず、すりこぎをグルグルと回して直腸をかき回した。
マキ 「いやああああああああぁっっっ!!」
 苦痛と快楽の交じり合った悲鳴が、部屋全体に響き渡っていった。



 ・・・声が聞こえる・・・
 ・・・聞きなれた声色の悲鳴が・・・

 ハルカはうっすらと目を開いた。
 自分の近くで、誰かが騒いでいるのを感じて。
ハルカ(・・・誰・・・・・・?)
 今にも閉じてしまいそうな瞳で、声のする方へと目を向ける。
ハルカ(先輩・・・・・・マキ・・・?)
 速水先輩が楽しそうに笑っている。
 マキは大きな声を出しながら泣いている。
 でも、その声は、苦痛とは違う別の感覚によって出ているような気がする。
ハルカ(・・・気持ち・・・いいのかな・・・・・・)
 だんだんと意識が遠のき始める。
ハルカ(私も・・・・・・あんな・・・・・・・・・・・・・・・)

 そしてハルカは、再び深い眠りへと誘われていった。

                                       つづく



751:名無しさん@ピンキー
08/07/06 23:06:50 1flW3gcq
>>791
・・・ふぅ。

俺の速水先輩を悪い人に描くんじゃない!
この外道!

752:名無しさん@ピンキー
08/07/07 00:02:40 /1T+OY3X
>>791
まったくもって>>792の言う通りだ!
速水先輩をこんなに酷いキャラにGするなんてJゆるせん!






……ふぅ

753:名無しさん@ピンキー
08/07/07 00:20:09 6ECO/D5U
妄想垂れ流しでリョータとチカのSSを書いてみました。
我ながら流れがおかしいけど、許してください。

放課後みんなでサッカーをした。
俺だけが先生に捕まり片付けをなぜか一人でやらされることになってしまったが、
まあこんな日もあるだろう。

ここは最後まで見張っていた先生に免じて、大きな心で皆を許してやろう。
片付けを終え、教室に戻ると誰もいない。まあ当たり前だろう。
だがよく見るとチカのカバンが残っている。
チカは何処に行ったのだろう?

見てみると口が開いている。見えるのはブルマだ。
ブルマと言えば、こないだメグミのブルマが無くなったといって、
なぜか男子のカバンを調べて回ることになってしまい、せっかくの給食のプリンが皆に見つかり、
ツバサたちにもとられてしまった。

まったく意味が分からない、男がブルマをとってどうするのだろう?
不思議に思い、チカのブルマを手に取ってみる。

やはりただのブルマだ、男は履かないが要するに半ズボンだ。
裏などもよく見てみる、やはりなぜ男が盗るなどという話になるのか分からない。
顔を近づけてみるとチカの汗のにおいがする、6時間目が体育だったしまだ乾いていないようだ。

ガラッ
ドアが開く音がする。
「アーーーー!?何してんの?」
チカが帰ってきたようだ。
「何って、ブルマ見てた」
正直に答える。
「見るな!!」
チカはブルマを奪うと叫んだ。
なんか怒っている、俺には分かる、これはマジ切れ中のマジ切れだ。
カバンから勝手に出しただけでここまで怒るとは意外だ。
「馬鹿、エッチ、変態」
ひどい言われようである、
「エッチとか変態ってのはなんだよ」
「人のブルマじろじろ見ておいてエッチじゃなきゃなんなのよ」
「なんででだよ」
「うるさい馬鹿」
殴りかかってくるが間合いが近すぎてバランスを崩したチカがよろける。
危ないので支えようとするが、こっちまでバランスを崩してしまう。


754:名無しさん@ピンキー
08/07/07 00:21:08 6ECO/D5U
ドタ。
支えようとしたが、結局失敗。逆にチカをクッションにしてしまった。
「大丈夫か?チカ」
「あいたたた馬鹿リョータのせいよ」

顔が近い、さっきと同じにおいがする。
気付くとチカをさわっている。腕から始まって肩から胸を触るとチカが暴れ出す。
「コラ、いい加減にしなさい」
昔と違う昔は俺と同じような状態だったが、男とは違いちょっと柔らかい。

「チカ頼みがあるんだが」
「何よ?」
「チカのおっぱいが飲みたい」
「ばっ馬鹿じゃないの、出るわけ無いでしょ」
「分かっているけど、チカのおっぱいが飲みたい」
「馬鹿、変態エッチ赤んぼ」
「悪かったな、赤んぼで」
「まず手を離してそこ退く、こんな所で服脱げないでしょ」
確かに学校でおっぱい飲んでいるなんて、人に見られると恥ずかしい。
と言うことで家に帰る。チカも一緒だ。

チカは部屋にはいると早速服を脱ぎだした。
上半身裸になるとベットに座り込んだ。
「おいで赤ちゃん」
床に膝建ちになり、胸に顔を近づける。
乳首を口に含んでちょっと吸う、当然なにもでないが、なんだか止められない気分になる。

しばらく続けているとチカが
「リョータ、キスして」チカがねだってきた。
チカの口にキスをする。
キスするのはバレンタイン以来だ、
口を離す時チカが聞いてきた
「リョータ、こういう事がしたいと思ってブルマ見ていたの?」
「いや?なんで?ブルマは下に履くだろ?」
「だからおっぱいがどうじゃなくてもっと広い意味でエッチな事よ」
「言ってる意味が分からんブルマがなんでエッチなんだ?」
「まったくもう、あのね」そういうといきなり人のち○ち○に手を伸ばす。

755:名無しさん@ピンキー
08/07/07 00:22:01 6ECO/D5U
「ホラ、やっぱりリョータだってここかたくなっちゃってるじゃない」
「だからなんだよ」
「あのね男の子のこれが堅くなるのは一番大切なエッチなことをするためなの」
チカはそういうと服を全部脱ぎ、ベットに寝転がる。そして足を広げ俺に服を脱ぎ足の間にすわるように言う。

「リョータのそれをあたしのここに入れるの、で、入れたり出したりするの」チカはそういうと足の付け根にある割れ目を広げた。
チカの言うとおりにやってみる。なんだかすごく熱い、そして何か出てしまいそうな気がする。
「チ、チカなんか出そう」そういって抜こうとしたら、
「中に一番深いところで出すのよ」となんか痛そうな感じのチカが言う、
大丈夫なのかという気もしたが、体がチカの言うことをきき一番奥まで差し込んで、思いっきり「何か」を出す。

「これがセックスよリョータだって名前くらいは知ってるでしょ、噂には聞いていたけど、本当に痛いんだ」
チカはそういうとキスをしてきた。

「えーとチカも初めてなのか?」聞いた瞬間にグーが飛んできた。
「当たり前でしょうが」
「だってあんな偉そうに解説しておきながら」
「これは本当に大切な人としかしちゃいけないの、とにかくリョータはあたしの大切な人にふさわしいいい男になるの、約束の先渡しした

んだからね、絶対なるのよ」
「分かったよ、所でセックスってあれだろ赤ちゃん作るやつだろ」
「そうよ、一度で出来る訳じゃないけど、時々しかさせてあげないからね」
「そうだな、赤ちゃん出来るのは困るな」
「リョータにしてはきちんと理解しているのね」
「チカのおっぱいは俺の物だ、他のやつには渡さない」
「・・・馬鹿」
終業式はもう来週だ、後一月もしたら6年生になる。


チカが「子供を作ったらおっぱい出るよ」と言いかけて、やばそうだから止めたというのを聞いたのはこの後10数年後プロポーズした晩

だった。


756:名無しさん@ピンキー
08/07/07 00:24:43 6ECO/D5U
以上です、最初はリョータが本能のまま教室で襲う予定だったんだけど、なぜかチカ主導でしかもリョータがおっぱい星人になってしまった。
5の2は要らん?
そんなことはウイグル獄長に言ってください。


757:名無しさん@ピンキー
08/07/07 01:35:33 T0f0wR06
>>791
>>797
お主ら、何て事をしてくれるんだGJ!!
もっとやりなさいよGJ!!

>5の2は要らん?
むしろ必要ですよ。


ウチの地元に「かなちゃん号」というバスが走っている件。
夏奈可愛いよ夏奈。夏奈なだけに夏奈川…いや、神奈川ネタでも書いてみようかしらん。

758:名無しさん@ピンキー
08/07/07 10:10:52 DFzZ/kpm
>>797
チカちゃんのおっぱおちゅぱちゅぱしてええええ
むしろ5の2は必要事項であります!

759:名無しさん@ピンキー
08/07/07 16:44:22 /1T+OY3X
そろそろ次スレの季節かな?
2月弱でスレを使いきれるなんて、大量大量。…ホッコリ

760:名無しさん@ピンキー
08/07/08 08:22:42 r6gNCzXH
短い上にエロもありませんが、投下します。

761:名無しさん@ピンキー
08/07/08 08:23:40 r6gNCzXH
この夏の目標・お姫様抱っこ

プールで溺れかけたチアキが藤岡にお姫様抱っこをしてもらったのを見て、
羨ましく思った内田は自分もしてもらおうと思い、この目標を掲げだした。
友達の吉野のアドバイスから溺れたフリをしてお姫様抱っこをしてもらうという作戦を思いついたのだが、
本当に溺れないように溺れたフリをするにはどうしたらいいかを真剣に悩んでいた。
「チアキに感想を聞いた方が手っ取り早いんじゃない?」
「でも、やっぱりしてもらいたいよぉ」
そんな内田に呆れて、どうにか妥協させようとする吉野だが、内田は諦めが悪く、どうも上手くいかない。
この友人を良き方向に導くことを中々達成できそうになく、思っていたよりも難しそうだ。
「う~ん、こうやるのはちょっとわざとらしいかも。でも、ちゃんとやれば、もしかしたら…。
けど、やりすぎると本当に溺れちゃいそうでやだなぁ…」
そのやる気を他のことに回せばいいのにとため息をついている吉野に見守られ、
内田は実際に身体を動かし、どういうふうに溺れたフリをするかを色々試している。
しかし、単に手を大げさに動かしているようにしか見えなく、とても溺れているようには見えない。
「だけど、やっぱ手だけじゃダメかな? 足もバタつかせて…」
そう言って足を水中で動かしてみるが、急に足を動かしたのがいけなかった。
「いたっ!」
足が吊ってしまい、バランスを崩し、そのまま水中へと引きずり込まれてしまった。
ロクに動かせない足の代わりに手だけでどうにかしようとしても無駄なことであり、
むしろ深く沈んでいってしまい、状況は悪化するだけだった。
呼吸ができず、口から泡を吐き出し、頭の中がパニックになっている。
「ちょ、ちょっと!? 大丈夫!?」
どう見ても演技とは見えない溺れ方に吉野は珍しく慌ててしまい、内田に駆け寄る。
しかし、それよりも早く内田に駆け寄り、水の中に潜った男がいた。

「大丈夫?」
自分に気をかける声を聞いて、内田は自分が水中から助けられたのを理解できた。
酸素を存分に取り入れつつ、自分を助けてくれた人物の顔に視線を送る。
「ふ、藤岡君…」
背中と膝の裏に腕が回され、自分の身体をサッカーで鍛えられた肉体に引き寄せ、受け止めてくれている。
自分を助けてくれたのはありがたいが、お互いの顔が近い状態なため、嬉しさよりも照れくささが出てくる。
自分を助けたのは誰かを確認すると、内田は顔を赤くして俯いてしまった。
「遊んでいた所をたまたま見ていたから良かったけど、急に溺れるからビックリしたよ。どうしたの?」
「……………」
何か言わなければならないが、あまりの恥ずかしさで唇をまごまご動かす程度しかできなかった。
おまけに顔を合わすこともしないので、当然のことながら相手には全く何も伝わらない。
「う~ん、ひょっとして気を失っちゃったのかな?」
「えっと…、どうだろ?」
俯いたまま何も答えないからか、内田が気絶したと勘違いした藤岡に対し、吉野は曖昧な返事しかしなかった。
「とりあえず、休める所に行った方がいいんじゃない?」
「うん、そうだね。そうしようか」
勝手に気絶したことにされたようだが、内田は話の流れに逆らえず、目を瞑り気絶したフリに徹することにした。
しかし、これは内田にとっては都合が良かった。藤岡と直接視線が合うことはないので、
さっきよりも随分恥ずかしくなくなり、その上、自分が待ち焦がれていたお姫様抱っこを堪能できるというものだ。
最初は恥ずかしく思ったお姫様抱っこだが、慣れてくるとそれも薄れてきた。
むしろ、しっかり自分を抱きかかえてくれていることに安心感を覚える。また、肌と肌が密着しているため、
藤岡の体温が伝わってくるが、それも温かくて心地よく、つい藤岡の胸に頭を預けてしまう。
その時マズイと思ったが、バレないですんだので、しばらくこの体験を味わっておこうと思った。

762:名無しさん@ピンキー
08/07/08 08:24:53 r6gNCzXH
「この辺りでいいかな?」
「そうだね、日当たりもいいし」
プールサイドの日に当たった部分に身体を優しく置かれ、心地よい一時が終わりを告げた。
確かにこれはこれで温かくて冷えた身体には気持ちいいのだが、藤岡の体温の方がずっと心地よかった。
「う~ん、まだ目を覚まさないみたいだね。誰か呼んで来た方がいいのかも」
「あ、じゃあ私が人を呼んでくるよ」
未だに気絶したと勘違いをされているため、大事になりかねない流れになっている。
実際は最初から意識なんて失っていなかったのに、大騒ぎになってしまうのではと心の中で焦り始めた。
「でも、それで手遅れになっちゃったら、元も子もないよね。
 …そうだ! 私が呼びに行ってる間、藤岡君は人工呼吸を…」
「人工呼吸!?」
「うわ!?」
人工呼吸という言葉に反応して、内田は驚きの声を上げて、思わずガバッと起き上がってしまった。
「あ、目が覚めたんだ? よかった」
突然起き上がった内田にビックリしている藤岡とは違い、吉野は驚くこともなく、笑顔でそんなことを言う。
もしかしたら気絶したフリに気づいていたのではないかと思うぐらい落ち着いている。
2人の様子を見て、自分が墓穴を掘ってしまったことに気づき、内田は気まずくなってしまう。
「あぅ…」
悪意はないとはいえ、2人を騙す結果になり、申し訳ない気持ちになり、黙り込んでしまった。
謝ろうと思っても、2人が怒っていたらどうしようと不安な気持ちで中々口を開くことができない。
「良かった、それだけ元気なら大丈夫だよね?」
罪悪感で無言の内田に対し、藤岡は笑顔でそう答えてくれた。その笑顔に皮肉はなく、
本当に内田の無事を喜んでいるのがわかる。吉野も藤岡と同じらしく、笑顔を絶やさない。
「うん、ごめんなさい…」
2人が怒っていないとわかると、内田も少しは気が軽くなったのか、謝ることができた。

それから、2人に自分が溺れたのは足を吊ってしまったからだと教えておいた。
思い返してみると、チアキにプールに突き落とされてから、準備運動をするのを忘れていた。
ちなみに何故気絶のフリをしたかについては話していない。また、2人も何も聞いてこなかった。
「ふぅ…」
今は藤岡は側にはおらず、心なしかうんざりしているように見える吉野についていてもらっている。
さすがに藤岡にそこまでしてもらうのは気が引けてしまうからというのもあるが、他にも理由があった。
「はぁ…」
藤岡と別れてから、内田はずっとこのような調子でため息をついている。
しかし、その表情は憂鬱というわけではなく、恍惚といった表情だ。
これはお姫様抱っこをしてもらっている時の安心感や心地よさ、
そして自分を許してくれた時の笑みを何度も思い出してはニヤけるという繰り返しの結果である。
藤岡にしてもらったことは内田の脳内ではどれも、特に許してくれた時の笑顔が輝いて再生されていた。
あの時はそんな精神的な余裕はなかったが、考えてみれば、藤岡は見た目も様になっている。
そんな男に優しさに満ちた微笑みを向けられたのを思い出しただけで、顔が緩んでしまう。
ただでさえこんな調子なのに藤岡が側にいたら、頭が壊れてしまうかもしれない。
「王子様っているもんなんだねぇ…」
終いには頬を染め、うっとりとしながら、そんなことを言い出す始末である。
吉野はこの友人を良い方向に導くことの難しさを改めて痛感し、
内田とは違った意味でため息をつくことしかできなかった。

763:名無しさん@ピンキー
08/07/08 08:27:57 r6gNCzXH
終わりです。それにしても、書くのって難しいですね。

764:名無しさん@ピンキー
08/07/08 23:24:54 FLWvOSJU
>>804
お、お前さんはワシを萌え殺す気か……。
危うく藤岡のことでニヤけてる内田で萌え死ぬところだったぜ。

つまり、GJ!!

***

ところで、みなみけ三姉妹が青春18きっぷを持って北海道じゅうを普通列車で旅行する…………という電波を受信した。

SS化したい所だが、明日朝イチでみどりの窓口行かなあかんからもう寝ます。

765:名無しさん@ピンキー
08/07/08 23:27:58 SjBUWBr8
保管庫の更新乙であります!

766:名無しさん@ピンキー
08/07/09 02:16:21 2aNLxMIF
>>804
いいよー報われる内田かわいいよ内田
この後、チアキがお姫様抱っこを振り解いたのを後悔する展開も見たいw

767:名無しさん@ピンキー
08/07/09 06:46:45 TdLkg388
GJ!

不思議な事に読んでいると千秋×藤岡も読みたくなってきたぜw

768:ぬしかさ
08/07/09 11:53:20 isht7plw
できた とうとう最後まで書き終えたぜ


   「いけないこと 後編 」

・完全にエロもの
・ハルカ×藤岡
・レス5~6回分ほどの量

じゃあもう投下しちゃいます

769:ぬしかさ
08/07/09 12:47:54 isht7plw
      「いけないこと 後編 」


 高校はいつも通りにぎやかであった。
 昨日のテレビドラマのことや、明日提出のレポートのこと。
 どうやって昼休みまで居眠りせずにいるか、部活の変な先輩のことなど。
ハルカ「・・・・・・・・・」
 そんな話題が飛び交う教室で、一人取り残されたかのように机に寝そべっているハルカ。
ハルカ「はぁ・・・だるい・・・」
 ハルカは朝からずっとこんな状態であった。
 朝ごはんを食べている時は妹達が心配そうに見ていた。
 登校した時は担任に風邪でも引いたかと尋ねられた。
アツコ「ハルカ、大丈夫?」
 そして、友人にも心配を掛けさせてしまった。
ハルカ「うん・・・少しね」
アツコ「元気がないよ。マキもなんだか上の空だったし」
ハルカ「そうなんだ・・・」
アツコ「もしかして昨日から具合悪い?」
ハルカ「・・・・・・・・・」
 昨日・・・
 確か昨日は速水先輩が家に来て・・・
 おかしな本を見せられて・・・
 でもそこから先が覚えてなくて・・・
 そして気がついたら自分の部屋で眠っていた。
 そのあとなんで服着てないんだとカナに突っ込まれたっけ。
アツコ「保健室に行く?付き添うよ」
ハルカ「ううん、いいよ。・・・大丈夫だから」
アツコ「そう?じゃあまた後でね」
 まもなく授業が始まるため、アツコは自分の席へと戻った。
ハルカ「・・・はあ、どうしちゃったんだろ・・・」
 ため息をつきながら、授業の準備をするハルカ。

 ハルカのため息と憂鬱は、放課後まで続くのであった。


 放課後・・・
 ホームルームも終わり、生徒達は部活あるいは帰り支度をし始める。
ハルカ「早く帰ろう・・・」
 ハルカは早々に教室から退散した。
 結局放課後になっても体調は回復しなかった。
 こんな日は早めに寝てしまったほうかよい。
ハルカ「夕飯はどうしよう・・・」
 妹達にどう説明しようかと考えながら、階段を下りている時だった。
ナツキ「あ、ハルカ先輩」
 階段を上がってきていたナツキと鉢合わせとなった。


770:ぬしかさ
08/07/09 12:48:39 isht7plw
ハルカ「ああ、ナツキ君・・・。どうかしたの?」
ナツキ「今から部長に部活を休むって言いにいくんスけど」
ハルカ「そう・・・」
ナツキ「先輩?」
ハルカ「・・・・・・」
 ハルカはぼうっとナツキを見つめる。
 ナツキ君も健全な男の子・・・
 もちろんああいうことにも興味はあるよね・・・
ハルカ「ねえ・・・あなた・・・」
ナツキ「はい?」
ハルカ「・・・あっ!?」
 無意識のうちにとんでもないことを言おうとして、おもわず口を塞いだ。
ナツキ「なんスか?」
ハルカ「っ!!何でもないっ、何でもないから!!」
 ナツキから顔を背けて走り出す。
 なんであんなことを考えたりしたんだろう・・・
 なんであんなことを言おうとしたんだろう・・・
ハルカ「私・・・どうなっちゃった�墲チていく。
藤岡 「もうっ・・・」
 我慢が限界を迎えようとしている。
藤岡 「ハルカ・・・さんっ、もうっ、もうっ!」
ハルカ「うんっ、んんっ、んんっ!」
藤岡 「だっ、あ―」
 我慢が限界を迎えた。
 蓄積しきった精が、ハルカの中へと突き進んでいく。
ハルカ「ああっ、あっ・・・ああああっ!!」
 熱いものが流れ込んでくる。
 ハルカの中に満ちていく。
ハルカ「ああああああああぁっ!!・・・あぁ」
 一際大きく体をそり返した。
 そして藤岡の放った精をその身に受け入れる。
藤岡 「あっ、あっ、ああ・・・」
 すべてを出し切った。ハルカのその身に・・・。
ハルカ「ああっ・・・あぁ」
 力を使い果たしたかのように、藤岡の胸の中へ倒れこむハルカ。
 ハルカの乱れ髪が藤岡の顔に掛かる。
藤岡 「ハァ・・・ハァ・・・」
ハルカ「ハァッ・・・ハァッ・・・」
 ハルカの顔が目の前にある。
 互いの息の熱が、直に感じられる。
藤岡 「ハルカ・・・さん・・・」
 赤みを帯びて、潤んだ目をしたハルカの表情がかすみ始める。
藤岡 「ハァ・・・・・・ハァ・・・・・・・・・」
 疲労感と虚無感が押し寄せてくる。
 そして、意識が途切れ、眠りにつく。




771:ぬしかさ
08/07/09 12:53:10 isht7plw

藤岡 「ん・・・・・・」
 目が覚める。
 少しの間、眠っていたようだ。
藤岡 「んん・・・ん・・・?」
 目を横に向けると、綺麗な長い髪が見えた。
 顔も横に向け、よく確認する。
 その正体は、ハルカの後ろ姿であった。
ハルカ「ん・・・ん・・・」
 一心不乱に何かをしている。
 彼女の周りには、丸まったティッシュペーパーがいくつも転がっていた。
藤岡 「・・・ハルカさん?」
 名前を呼ばれると、彼女はビクッと体を震わす。
 そして恐る恐る、彼女はこちらに振り返った。
ハルカ「藤岡君・・・」
藤岡「んん・・・」
 藤岡は体を起こし、ハルカの方を見る。
 ハルカは、上はボタンを掛けて隠してあるが、下はまだ裸であった。
 その手にはティッシュが握られている。
 藤岡の精子を拭い取っている最中だったらしい。
ハルカ「ごめん・・・」
 ハルカの瞳から涙が溢れ出す。
ハルカ「ごめん・・・ごめんなさい・・・」
 雫が頬を伝い、いくつも落ちていく。
ハルカ「ごめんなさい・・・藤岡君・・・。私が・・・私はいけないことを・・・」
 泣きじゃくりながらも、懸命に誤り続けるハルカ。
 とあることで生まれ、どうしようもなくなってしまった性欲を、藤岡にぶつけてしまったことを後悔していた。
ハルカ「ごめん・・・ごめんね・・・。あなたはカナのことが好きなのに・・・私は・・・」
藤岡 「・・・いいんですよ」
 震えるハルカの手に、藤岡は優しく手を添える。
藤岡 「俺の方こそ、ハルカさんの中に・・・あっ」
 ハルカの陰部から目をそらし、藤岡も謝った。
ハルカ「あっ・・・」
 ハルカも気づき、両手で陰部を覆い隠した。
ハルカ「だ、大丈夫だから。今日は確か・・・安全日・・・だったし」
 お互い顔が真っ赤に染まっていた。
ハルカ「でも・・・」
 再びハルカは涙ぐむ。
ハルカ「藤岡君はカナのことを思ってるって知ってたのに、無理やり・・・」
藤岡 「そんなっ、気にしないでください!それこそ俺だって・・・形はどうであれ、ハルカさんの処女を奪っちゃって・・・」
 お互い謝り合い、しばらく沈黙する。
藤岡 「・・・でも、やっぱりカナには正直に言わないと」
ハルカ「え・・・?」
藤岡 「いけないことをしてしまったってことを」
ハルカ「待ってっ、そんなことしたら・・・」
藤岡 「いいんです。隠し事をするのは好きじゃありませんし」
ハルカ「そう・・・、わかったわ。私も一緒に話すから」
藤岡 「ありがとうございます、ハルカさん」
 カナならわかってくれるよね・・・
 でも、やっぱり嫌われちゃうかな・・・
 そんな思いを孕ませながらも、ありのまま起こったこと、それでもカナへの思いは変わらないことを打ち明けようと決意する二人だった。




772:ぬしかさ
08/07/09 12:53:41 isht7plw


 後始末を終わらせたころに、カナが帰ってきた。
 ハルカと藤岡はカナをリビングに呼び、全てを嘘偽りなく説明した。

カナ 「・・・・・・・・・」
 いきなりさっきまでここであったことを聞かされたためか、カナは驚きの表情のまま黙り込んでしまった。
藤岡 (やっぱり・・・嫌われちゃったのかな)
ハルカ(カナ・・・)
 カナの沈黙に、二人は不安と最悪の事態を思い浮かべてしまう。
カナ 「・・・あ、えーっと、その」
 カナが沈黙を破った。
 どう答えるのか・・・と、藤岡とハルカは緊張する。
カナ 「それってつまり・・・藤岡が私の義理の兄か弟になるってこと・・・だよ・・・ね?」

  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

藤岡 「・・・あれ、最後に話した、君を好きな気持ちは変わらないって所、聞いて・・・ない?」
カナ 「ん、何?あー、いやさ、藤岡の誕生日いつなんだろうなって気になって」
藤岡 「聞いてないんだ・・・うう・・・」
 藤岡はテーブルに突っ伏し、心の中で泣いた。
ハルカ「ちょっとカナ!それだけっ?本当にそれだけ!?」
カナ 「ああ、藤岡が婿入りするのか、それとも藤岡春香になるのかっていうのも・・・」
ハルカ「はあ・・・、カナ・・・」
 ハルカもテーブルに突っ伏し、心の中で呆れ果てた。
カナ 「あれ、あれ?」
 なぜ二人が突っ伏しているか分からず、あたふたとするカナ。

チアキ「藤岡が兄になる・・・でもハルカ姉さまの婿になる・・・」
 そしてそっとリビングの様子を覗き見ていて、嬉しいのか悔しいのか、かなり複雑な気分になるチアキであった。


                                       おしまい



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