ちりとてちんでエロパロ 第四席at EROPARO
ちりとてちんでエロパロ 第四席 - 暇つぶし2ch513:名無しさん@ピンキー
08/08/07 00:04:45 F8zqGCob
まいご三兄弟放送までの保守というこで。
内弟子修行時代の若狭と草々で小ネタ投下しときます。バカネタです。


「…やさしく、してください」
どこか舌足らずな甘い声がピンクの唇から零れる。
「そうそう、にいさん……」
細い肩を頼りなげに震わせ、小さな手をきゅっと胸の前で組み、
潤んだ大きな黒い瞳がひしと草々を見上げる。

ハタチの女の子と二人きりの密室でこのセリフ、このシチュエーション。
古い歌謡曲で言うとこの、あなたに女の子の一番大切なものをあげるわ的
ベタな展開が始まりそうな状況に、くらあっと理性が吹っ飛びかけたが
ここは上方落語の名門、徒然亭草若宅の稽古部屋。
相手の女の子というのはアホの末っ子弟子、徒然亭若狭。

なんやかんやで弟子入り前から同じ屋根の下で暮らしているが、
そんな色仕掛けが出来るような娘でないことは草々がよく知っている。
「…………誰に習った?」
「はい、師匠から」
今までの雰囲気はどこへやら、草々の問いにけろっと答える若狭。
「師匠から?」
「はい、兄さんらに稽古つけてもらう時はこうせえって」
「…それ、みんなにもやったんか?」
「小草若兄さんはまだですけど、草原兄さんと四草兄さんに」
(それでか)

ここ最近、元から若狭にデレデレな小草若はともかく
他の兄弟弟子までミョーに、この妹弟子に甘くなっていたのだ。
こと妹の面倒見るのを億劫がってたはずの四草にいたっては
ここんとこ、買い物につきあったり芝居見物に連れてったりと
すっかり甲斐々々しく若狭の世話焼きに転じていた。

(さすがです師匠……!)
カラクリの解けた草々は、師匠・草若の深謀遠慮に感じいっていた。
あの女タラシの四草さえも、こんなお子さま若狭に落とさせて
なおかつしっかり兄弟子修行をさせてしまうとは。

(師匠!男・青木一、一生あなたについて行きます!)
改めて師への尊敬を深める草々であった。

「あのー、わたしのお稽古は?」


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