ちりとてちんでエロパロ 第四席at EROPAROちりとてちんでエロパロ 第四席 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト451:夫婦胸算用 5 08/07/07 02:52:58 BckcNEeC (それにしても、お咲さんの言うてた通りや) 十日ぶりの逢瀬をたっぷりと味わい、妻を腕に納めた草々は 出立前の居酒屋での忠告を思い出していた。 『ええっ?十日も若狭ちゃん一人にすんの?危ないわ、草々くん』 何気なく伝えたスケジュールに居酒屋「寝床」の女将、咲は すっ頓狂な声を上げたのだ。 『若狭も子どもやないし、大丈夫やて』 呑気に返す草々に咲は甘いな!と気色ばむ。 『最近、若狭ちゃん目当てにこの店来る若い子おるんよ?』 『なんやて?』 そんな話は初耳だ。 『草々くんと結婚してることはみんな知ってるけど』 若狭ちゃん若くて可愛いし、と腰に手を当て滔々と続ける咲。 『それに、女の私から見てもなんや綺麗になってるしな』 確かに、結婚当初は子ども子どもしていた妻は年を経るごとに 美しくなっている。夫としては実に喜ばしいのだが。 『一人寝の人妻に近づく男、おるかもしれへんよ?』 正直、油断していたのだ。 なにしろ若狭との結婚を宣言した当時。 『ようもあんなカワイイ喜代美ちゃんを!』 まともに悔しがってくれたのは小草若くらいなもので。 『はあ、若狭と…ね』 『草々お前、ああゆうんが好みやったんか…』 三国志の柳眉と尊建にはなんとも微妙な顔をされ。 『もうちょっと考えたほうがええんとちゃうか?』 草原兄さんには心配され。もう一人の弟弟子、四草に至っては 『…アレが女に見える草々兄さんを尊敬します』 『せんでええわ!』 新妻をけちょんけちょんにけなされてすっかり拗ねていた草々は (嫁は色気や無い、気立てや) と、若狭に色気は無いものと決め込んでいたのだ。 それがどうだ。 今宵の滴るような色香の妻ときたら。 散々色気が無いとバカにした四草でさえ、この若狭を見たら むしゃぶりつきたくなるに違いない。最も見せる気は毛頭無いが。 女として開花した妻に目をつける男が出ても不思議では無いのだ。 (無理して早く帰ってきて正解や) 「次の高座は確か来週やったな」 咲から聞き出した「若狭目当ての若い子」の面々を思い浮かべる。 心当たりはある。いずれも、妻と同期の若い落語家たちだ。 (…見せつけておくか) 妻の楽屋を訪れるであろう後輩どもへ。 妙な気を起こさせないようにしっかりと。 そんな夫の胸の内など露知らず、久し振りの腕の中で くふんと甘えた声を出し、若狭は幸せな眠りにつくのだった。 完 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch