【あかほん・濱中】氏家ト全 25時間目【妹・生徒会】at EROPARO
【あかほん・濱中】氏家ト全 25時間目【妹・生徒会】 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
08/05/08 01:04:22 KB305Arv
前スレ
【あかほん・濱中】氏家ト全 24時間目【妹・生徒会】
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過去スレ
【あかほん・濱中】氏家ト全 23時間目【妹・生徒会】
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【あかほん】【濱中】氏家ト全総合 22時間目【妹】
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【あかほん】【濱中】氏家ト全総合 21時間目【妹】
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【あかほん】【濱中】氏家ト全総合 20時間目【妹】
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【あかほん】【濱中】氏家ト全総合 19時間目【妹】
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【濱中アイ】氏家ト全総合 18時間目【妹は思春期】
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【濱中アイ】氏家ト全総合 17時間目【妹は思春期】
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【濱中アイ】氏家ト全総合 16時間目【妹は思春期】
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【濱中アイ】氏家ト全総合 15時間目【妹は思春期】
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【濱中アイ】氏家ト全総合 14時間目【妹は思春期】
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【濱中アイ】氏家ト全総合 13時間目【妹は思春期】
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【濱中アイ】氏家ト全総合 12時間目【妹は思春期】
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3:名無しさん@ピンキー
08/05/08 01:05:02 KB305Arv
【濱中アイ】氏家ト全総合 11時間目【妹は思春期】
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【濱中アイ】氏家ト全総合 10時間目【妹は思春期】
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【濱中アイ】氏家ト全総合 9時間目【妹は思春期】
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【妹】氏家ト全総合 8時間目【濱中アイ】
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【濱中アイ】氏家ト全総合 7時間目【妹は思春期】
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【濱中アイ】氏家ト全総合 6時間目【思春期】
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【女子大生】氏家ト全総合 5時間目【思春期】
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【家庭教師】氏家ト全総合 4時間目【思春期】
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【カテキョ】氏家ト全総合 3時間目【妹】
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【濱中】氏家ト全総合 2時間目【妹】
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家 庭 教 師 濱 中 ア イ
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4:名無しさん@ピンキー
08/05/08 01:05:54 KB305Arv
古田氏作のSS保管庫(旧保管庫、更新停止)
URLリンク(yellow.ribbon.to)
SS保管庫wiki (新保管庫、編集中)
URLリンク(wiki.livedoor.jp)

現在、有志によって保管庫のサルベージ作業が行われています
お暇がある方はwiki編集にご協力ください

5:名無しさん@ピンキー
08/05/08 01:06:24 KB305Arv
【お願い】
作品の投下は以下のようにしてくれると助かります。
(1).投下します宣言
(2).本編投下
(3).ここまでです宣言

また、作品のタイトルは上記の(1)、(3)のどちらでも良いのですが、
1行独占で書いてくれると助かります。本文に紛れると見落としてしまうことがあるので。
↓こんな感じ
タイトル:「?????」
名前欄はこれまで通り作家さんのコテでよいです。

6:名無しさん@ピンキー
08/05/08 01:07:18 KB305Arv
☆☆☆☆☆☆ 次スレへの引継ぎについて ☆☆☆☆☆☆

容量が 450KB を超えたら残り容量に注意しながら投下しましょう。
480KB を超えたら次スレが立つまで投下は控えてください。

次スレが立ったら、ログの確保が済むまで落さないようにマッタリ保守で。
更新が済んだら、一気に埋めるかDAT落ちまで放置しましょう。(ただし、埋めの段階で
作品を投下すると保管庫に記録されないかもしれないので注意。)

また、通常時も放置は墜落に繋がりますので、適度な保守もお願いいたします。

7:名無しさん@ピンキー
08/05/08 01:08:07 KB305Arv
【氏家ト全作品】
・女子大生家庭教師濱中アイ(週刊少年マガジン連載、完結。単行本全6巻)
・妹は思春期(週刊ヤングマガジン連載、完結。単行本全10巻)
・アイドルのあかほん(週刊少年マガジン連載、完結。単行本全1巻)
・妹はひまわり組(別冊ヤングマガジン連載、完結。妹は思春期の二巻から収録)

・生徒会役員共(月刊マガジンスペシャル連載中)
・ハナとプチ(シリウス読み切り)

8:名無しさん@ピンキー
08/05/08 06:41:03 gLCpjX+0
乙ぱい

9:名無しさん@ピンキー
08/05/08 08:23:32 exumbA6x
がいっぱーい

10:名無しさん@ピンキー
08/05/08 09:22:10 UCNaEcj3
>>1
ところで、ウチの近所でマガスペ売ってる所がないんだが

11:名無しさん@ピンキー
08/05/08 09:29:14 exumbA6x
マガスペなんてオメにかかったことすらない

12:名無しさん@ピンキー
08/05/08 16:48:04 MV5ys/CZ
前スレジョニー氏にGJ
結果的にGW唯一の投下になったわけですな
ありがたさと、そして一抹の寂しさと‥‥

これからも期待してます!

13:名無しさん@ピンキー
08/05/09 01:08:40 zPzzbW6/
即死回避

↓続け者共

14:名無しさん@ピンキー
08/05/09 02:29:01 tsUoikG2
保守します。

15:名無しさん@ピンキー
08/05/09 06:36:24 REu8wFHS
マターリフワーリハァハァ保守(*´Д`)

16:名無しさん@ピンキー
08/05/09 08:22:38 IvXrwoL5
やっぱり痴女がいい

17:名無しさん@ピンキー
08/05/09 14:29:36 gSCVS3xs
やっぱり痴女アヤナがいい

18:名無しさん@ピンキー
08/05/09 14:32:52 W4VuCiWU
やっぱり痴女はケイ

19:名無しさん@ピンキー
08/05/09 18:15:49 zPzzbW6/
…つまり皆痴女、と?

20:名無しさん@ピンキー
08/05/10 01:21:31 6Da+sPUA
シリトリでもすっか

21:名無しさん@ピンキー
08/05/10 18:10:52 /i8thkco
リンコ

22:名無しさん@ピンキー
08/05/10 20:25:02 IyTvcNdj
こたつの中で繋がっている誰か

23:名無しさん@ピンキー
08/05/11 07:51:08 0oStYPJz
感じるミサキ



ところで現役職人は何人?

24:名無しさん@ピンキー
08/05/11 08:26:38 m+Pfu3wN
看護婦天野ミサキ

25:名無しさん@ピンキー
08/05/11 20:52:00 UMdzZKg+
3年ぶりに着たけど相変わらずの盛況っぷり

26:名無しさん@ピンキー
08/05/12 07:20:55 fo4DEeXW
いや、かなり過疎化したんだが‥‥黄金時代は一ヶ月でスレを使いきったし

27:名無しさん@ピンキー
08/05/12 20:13:01 B5sXq4ce
何か月も空いちゃいましたけど、そろそろ続き書かないと・・・。

28:名無しさん@ピンキー
08/05/12 21:45:23 rayCi2cb
だれっすか!?
続きwktkで待ってますよ


29:名無しさん@ピンキー
08/05/13 10:14:26 1+N4CXZ7
今現役な職人さん挙手

30:郭@携帯
08/05/13 12:38:25 qOIfQfzr
ノシ

31:Dm@携帯
08/05/13 14:22:25 N96esOVE
機会とネタがまた書きたいと思います

32:名無しさん@ピンキー
08/05/13 16:53:30 nM3XFDM2
看護婦は患者の欲望を解消するのも役目

33:名無しさん@ピンキー
08/05/14 02:28:26 9/BlQaiJ
保守

34:名無しさん@ピンキー
08/05/15 07:13:31 dMva8+TZ
郭氏復帰をマタリ待つ

35:Y-275
08/05/15 13:10:41 8aXaAQyb
住人、職人の皆さんご無沙汰しています。
アキモノが遅々として書き上がらないY-275です。
そちらとは別に濱中モノでネタが浮かび書き上げたので投下します。
やや推敲が足りず淡泊かもしれません。
タイトルは

『IF TWINS1 アイ編』

です

36:Y-275
08/05/15 13:12:01 8aXaAQyb

『こんにちはー、マサヒコ君。』

『アイ先生いらっしゃい』

今日はアイの授業の日。
家に帰ってきたマサヒコはアイが来るまでの間、学校での宿題に取り組んでおり、アイが来た際先に返事だけしてからアイの方に振り向いた。

が、振り向いた瞬間固まってしまう。

『…………!!』

マサヒコの目に飛び込んできたのは2人のアイの姿だった。


………………………………

37:Y-275
08/05/15 13:13:48 8aXaAQyb

『というわけでね、今日は田舎から遊びに来てる妹も一緒なのよ。』

『アイ先生って双子だったんですね…』

未だに緊張の解けないマサヒコ。

アイに双子の妹として紹介されたもう一人のアイ先生はまさしくうりふたつで、その顔には眼鏡がかかっている。
いつのまにかアイがしなくなった髪留めをちょこんと前髪につけておりはた目には、

(妹というより昔のアイ先生が一緒に来た感じかも…)

といった感想のほうが的を得ている感があった。

そのうちに今まで無言で通していた妹の方が口を開く。

『はじめまして、いつも姉がお世話になっています。妹の濱中マイです。』

凛とした雰囲気さえ醸し出しながらマイは挨拶をした。

………………………………

38:Y-275
08/05/15 13:15:30 8aXaAQyb

さて、以外や以外イレギュラーな要素があってもその日の授業は脱線する事なく終了。

この日差し入れのおやつを持ってきたマサヒコ母に薦められ濱中姉妹は晩御飯をマサヒコ家でたべていく事になった。

『いやー、今日はマイの前だから緊張しちゃったよー。』

(もう緊張は解けたみたいですね。)

アイの普段通りの食欲を目の当たりにし、心の中でひとりごちるマサヒコ。

(それにもまして…)

マサヒコは目の前で繰り広げられるマイの食欲にも呆気に取られる。

アイだけでも結構な物なのだが、それが本日は2倍なのである瞬く間に食器上のおかずは無くなっていく。
『…っておい!』

目の前の食欲に圧倒されているうちにおかずはほぼ無くなってしまっていた。

マサヒコも男の子しかも食べ盛りのである。

瞬く間に目減りしていく晩御飯にさすがに危機感を抱いた。

『はぁ…母さんご飯のおかわり頂戴。』

もはや目の前のおかずは諦め、ご飯だけでもお腹いっぱい満たそう。
と決めたマサヒコ。

『ごめんねー。さっきのマイちゃんのおかわり分でちょうどご飯終わっちゃったのよ。』

おいおい、そりゃ無いぜ。とマサヒコは心のなかで呟いた。

………………………………

39:Y-275
08/05/15 13:16:47 8aXaAQyb

『おら~マサヒコ起きんか~い』

母親の声で目を醒ます。

気がつくとベッドの上で、見慣れた自分の部屋にはマイはおろか、アイもいはしなかった。

『夢か…』

その状況を認識し、やっとマサヒコは夢の中の出来事であったことに気づいた。
『それにしても…』

夢の中の状況を思い出す。
夢の中では双子という設定だったが、明らかに二人のアイがいた。

『アイ先生の食欲見てるだけでも胸やけ起こしそうなほどお腹いっぱいになるけど、二人だと迫力が違うな。』

思わず一人呟いてしまう。
夢の中でも、夢から醒めてもツッコミ役のマサヒコの立場は変わら無いようである。

『ま、別に嫌な訳じゃ無いけどさ。』

そうもう一言呟いてからマサヒコは朝の準備を始めた。

40:Y-275
08/05/15 13:18:22 8aXaAQyb
以上です。

続いて

『IF TWINS2 リョーコ編』
です。

41:Y-275
08/05/15 13:19:43 8aXaAQyb

『どうせあんたヒマでしょ?2時にアタシん家に来なさい!』

おまえは涼○ハルヒか!!

というツッコミをマサヒコが入れたかどうかまでは分からないが、突然の呼出しにももはや慣れてしまっているマサヒコは中村宅へとたどり着き、玄関のベルを押した。

数瞬後顔をだしたリョーコに眼鏡はなく、やや違和感を感じながらも、中村宅へと上がり込んだ。

『よっ!マサヒコ!!よく来たね!!』

部屋のリビングには封印したはずのタバコを口にくわえ、悪戯が成功した時のようなにたにた笑いを浮かべ右手をあげるリョーコの姿があった。

………………………………

42:Y-275
08/05/15 13:21:21 8aXaAQyb

『はぁ、つまり中村先生も実は双子だったと…』

『『も』ってなによ。他に双子なやつなんかいつものメンツにいたっけ?』

(そういえばあれは夢の中の出来事だったんだっけか。)

言ってしまった後に失言に気づいたマサヒコ。

『まぁ、良いわ。そんな事よりどう?そっくりでしょう?』

華麗にスルーしつつ会話を進めるリョーコ。

リョーコにしてみれば、冒頭のマサヒコの驚き顔を見るのが狙いだったらしく、その後のマサヒコのリアクション等どうでもよかったらしい。

(そっくりって言ってもなぁ…)

確かに外見だけならば違いは眼鏡だけである。

しかしながら、あまのじゃくな性格さえなければ、リョーコは美女である。

目の前のもう一人のリョーコは先ほどからなにも言わずただ二人のやり取りを眺めている。

(ぶっちゃけ静かなら中村先生も…)

嘘偽りなくマサヒコの本音だった。

『改めて紹介するわ。妹のキョーコよ。』

『はじめまして、いつも姉がお世話になります。中村キョーコです。』

なんだか妙な既視感を感じながら差し出された右手に握手をするマサヒコ。

(やっぱり中身は別人だなぁ)

そんな事を感じながらマサヒコが握手をしている最中リョーコが口を開く。

『んじゃ、互いに自己紹介も済んだみたいだし今日の本題行こうか。』

一瞬リョーコが何を言ったかマサヒコは理解できずにいた。

43:Y-275
08/05/15 13:22:50 8aXaAQyb

顔をリョーコから戻し再びキョーコに移すとキョーコの目は悪巧みを思い付いた時のリョーコの目になっていた。気づけば距離感も近づいている。

『いやさぁ、最近キョーコ男関係ご無沙汰で色々溜まってるみたいなのよ。相手してやってマサ。』

『という訳でよろしくねマサヒコ君。』

『いや、そもそも俺童t…』

『大丈夫、お姉さんが全部教えてあげるわ!』

じりじりとベッドへと押されていくマサヒコ。

その視界には服を脱ぐリョーコの姿が映った。

『あたしもセイジ以外とはご無沙汰だしね。大丈夫、お姉さんが全部教えてあげるわ。』

ベッドに押し倒されながら、マサヒコの意識は途絶えていった。

………………………………

44:Y-275
08/05/15 13:24:08 8aXaAQyb

『夢か…』

まだ辺りは真っ暗な時間マサヒコは飛び起きた。

案の定マサヒコは中村宅にいる訳でもなく、キョーコはおろか、リョーコさえいなかった。

(それにしても…)

マサヒコはまたひとりごちる。

『夢の中とはいえ、一瞬でも馬鹿な事を考えた自分の記憶をぶっ飛ばしたくなるな。フロイト先生も大爆笑な夢を見ちまったもんだ…』

なんだか、今回のマサヒコは多分に涼○ハルヒに毒されているが、こんな夢をみた後では仕方が無いことなのだろうか…

45:Y-275
08/05/15 13:25:29 8aXaAQyb
リョーコ編以上です。

続いて

『IF TWINS3 アヤナ編』

です

46:Y-275
08/05/15 13:40:29 8aXaAQyb

『今度は若田部か…』

『??今度は??』

『ちょっとそれどういう意味よ小久保君』


………………………………

期末テストを消化し暑い暑い言いながらも登校しつづけた1学期も終わり、世間は夏休み。

いつもの集合に向かおうと駅に向かうその矢先二人のアヤナと出会った訳である。
さすがに3度目ともなるとすっかり慣れてしまっているマサヒコと初めての事なので少し強めのリアクションをとったアヤナとのやり取りが冒頭の物である。

今回は今までとはちょっと違っている。

というのも…

(今回はどっちがどっちかわかりやすいなぁ。)

普段接しているアヤナは普段通りである恰好も昨年の夏に見かけた物とそこまで相違無いのである。

そしてもう一人の方のアヤナは体育の時のような後ろで髪の毛を束ねた状態。
所謂ポニーテールというやつで、服装こそアヤナとは大差ないものの、凛とした顔立ちながら、目尻はアヤナほど鋭くなく、どこか冷めた印象すら覚えるほどのものだった。

『納得いく説明をしてもらいたい物ね。』

アヤナがマサヒコをまくし立てる。

その問いには答えずにマサヒコが尋ねる。

『若田部の双子の姉妹か?』

『なんかはぐらかされた感があるけどまぁ、良いわ。そうよ、私の姉のアヤネよ。』

『…若田部アヤネ。よろしくマサヒコ。』

突然下の名前で呼ばれた事に面食らいつつも、差し出された親愛の印である握手に律儀に答えるマサヒコ。

47:Y-275
08/05/15 13:42:19 8aXaAQyb

『ち、ちょっと、姉さん!!初対面なのに下の名前で呼ぶなんて失礼よ。』

『…問題無い。アメリカでは常にファーストネームで呼ぶ。これ常識。アヤナこそ固い。』

『ちょっと面は喰らったけど、そう呼ぶならそう呼ぶで構わないぞ。よろしくな、アヤネ。』

今度は若田部姉妹が面を喰らう番だった。

『さて、そろそろ行かないとあの理不尽大王に何言われるかわかんねーぞ?今日はアヤネも来るのか?』

『…行く』

『そっか、行こうぜ。』

3人は改めて集合場所に向かった。

………………………………

48:Y-275
08/05/15 13:43:33 8aXaAQyb

『遅いわねー、早く無ければ良いってもんじゃ無いわよ。』

集合場所に着いたのはマサヒコ達が一番最後だった。
『というか、来て早々下ネタはどうかと…』

いつものやり取りをしてる横では

『アヤナちゃんが二人いるよー』

『若田部さんって双子だったのね…』

同い年二人が食いついていた。

『若田部アヤネ。よろしく。』

マサヒコに対してしたそれのように二人に対して手を差し出すアヤネ。

そのもう一方の当事者はというと…

『な、なによ、わ、私なんか一度も呼び捨てにした事なんか無いわ…そ、それに付き合いは私のほうが長いのになんで初対面の姉さんを呼び捨てなのよ…』

等々顔を真っ赤にしながら呟いている。

『うっひゃーぁ!アヤナちゃんはツンデレだけど、アヤネちゃんはクーデレだぁ!』

『いや、リンちゃん、ツンデレ、クーデレって…』

『…??クーデレ??』

『な、なによ、的山さんまで。いきなり下の名前で呼び捨て??わ、私だってそれぐらい…』

3人の会話の遥か後方に置いていかれながらアヤナはなおも呟き続けていた。

………………………………

49:Y-275
08/05/15 13:44:50 8aXaAQyb

『で、マサ姉妹丼の味はどんなもんだった?言ってご覧なさい?』

(ちょっ、決まってる!!決まってる!!)

一方マサヒコ、リョーコはというと、集合一発目のボケとツッコミから、あらぬ話しをリョーコがでっちあげ、マサヒコを玩具にしていた。

今はマサヒコから二人に関して聞き出そうとチョークスリーパーをかけている。
その刹那。

『っま、マサヒコ!!…』

響き渡る大音声のアヤナボイス。

突然の事に驚いた全く向こうの会話に参加などしていなかったマサヒコ、リョーコ、そして、妹の突然の大声に何事かを感じたアヤネの3人。

2人より復帰の早かったマサヒコはこれを期にリョーコから脱出。

驚いて固まっていたリョーコから抜け出すのに、力を込めている体制から抜け出すのと同じぐらいの力加減で抜け出してしまった為、マサヒコはよろめく。そして掴んだ…

アヤネの胸を。

『きゃああ~~!!』

今度はアヤネの大音声ボイスが響き渡る。

その直後にはパシーンという渇いた音が響き渡った。

………………………………

50:Y-275
08/05/15 13:46:24 8aXaAQyb

『…っ、痛……くない』

思わず頬に手を当てながら体を起こすマサヒコ。

いつもの如く気づけば自分の部屋だった。

『双子であるからには本質は一緒か…』

アヤナとアヤネには容姿や性格といった大きな違いがあった。

しかしながら、マサヒコからのセクハラ(?)に対するリアクションは同一人物のそれだった。

『中村先生の時で学んだはずだったんだけど…』

ここまでひとりごちてマサヒコは思う。

所謂夢の中の出来事で自分が過去の教訓を生かし行動できる可能性は皆無であるそれならば…

そこまで考えマサヒコは再びベッドに潜る。

(せめて、現実の若田部にはひっぱたかれないように行動しないとな。)

そんな事を考えながらマサヒコは眠りに落ちていった。

51:Y-275
08/05/15 13:48:24 8aXaAQyb
アヤナ編以上です。

続いて

『IF TWINS番外編 妹は思春期』

です。

52:Y-275
08/05/15 13:49:37 8aXaAQyb

『ねぇ、もし…』

ここは城島家。翌日は土曜日と休みなことも手伝い、しかしながらシンジにしてみれば大学最初のレポート提出を控え翌日の休日を無駄にしないためにも、リビングで各々過ごしている。
時刻は深夜2時少し前といったところである。

………………………………

『ねえ、もし、お兄ちゃんが双子の女の子から同時に愛されたらどうする。』

カナミはこの時間やっている某ローカル局のアニメに最近はまり混んでいる。

一度は聞くのをためらったが、しかしながら意を決しシンジに投げかけた質問である。

『んな事言われてもなぁ…一人さえ経験が無いのに…』

シンジはぼやくように言う。

シンジは大学へと入学したものの未だ彼女いない歴=年齢な今日である。

『そっか、お兄ちゃん童貞だもんね。』

エロボケというよりさらりと酷いことを言うカナミ。

『じゃあさ、身近な人がもし双子だったら?これなら想像しやすいんじゃない?』

そういわれてシンジは軽く想像してみる

………………………………

53:Y-275
08/05/15 13:51:08 8aXaAQyb

もしナツミが双子だったら…
(華麗なるツープラトンだろうなぁ…)

もし小宮山先生が双子だったら…
(迷惑は2倍だろうな…)

もしカズヤが双子だったら

(はぁ、想像もしたくない。実際の犯罪ぐらい起こしそうだ…)

もしマナカが、ショーコが、金城が、双子だったら…

(カナミ回りで想像するのはよしておこう。いつもの2倍は苦労するだろうな。)

もしアキが双子だったら…

(ツッコミ役が増えるのは歓迎かな。ただアキちゃんだとカナミ達のおもちゃが増えるだけのような…)


そこまで考えてじゃあ、カナミはと思う。


本編中一度も登場しなかった両親がアレなため、兄妹二人暮し。ここにもう一人増えること。

それは素晴らしいことのように思う。

カナミはお兄ちゃんっ子である。

おそらくその由縁は寂しさから来ているのでは無いか?

とシンジは思う。

それに血は繋がってなくとも友人達にまるで姉妹のように振る舞うカナミは実際姉妹がいたとしても、互いを思いやれる良い姉妹になるのではないだろうか。

そんな事を考えているうちにシンジの心の中は次第に暖かいもので満たされていった。

『でも、お兄ちゃん。』

『ん?』

シンジの思考を遮るようにカナミが話しかける。

『もし、お兄ちゃんが双子だったら私のアナルガバガバになっちゃうよ。二人のお兄ちゃんに毎晩代わる代わるアナルを求められるってのは…あ、でも、そうか、遺伝学的にはお兄ちゃんが双子なら、私も双子になるのか!!毎晩スワッピングだね!!』

妹よ、俺がいつおまえのアナルを求めた。
シンジの頭の中にはその事が渦巻き、今までの思考は木っ端みじんに粉砕された。

『だぁー!!この話題禁止!!禁止!!今の現状のままが俺は一番良い!!』

なかばやけ気味にシンジが叫ぶ。

やっぱりカナミは一人だけでいいや。

二人もいるとなんかすごいことになる。

これは予感ではなく、確信である。

そんな事をシンジは思いながら城島家の夜は更けていった。

54:Y-275
08/05/15 13:55:03 8aXaAQyb
番外編以上です。

ここまで投下して気づいたんですが、一つ事の文章量は携帯なのでそこまで多くなく、一レスで収まるっぽいです。

なんか迷惑かけてすみません。

今まで細切れに投下してましたが、まとめていきます。

『IF TWINS4 ミサキ編』
です。

55:Y-275
08/05/15 13:57:49 8aXaAQyb
たびたびすいません。

収まりませんでした。

今まで通りで投下します。

56:Y-275
08/05/15 13:58:43 8aXaAQyb

『よぉ、マサヒコ!!今日は俺も参加させてもらうぜ。』

そう声をかけてきたのは、ミサキの双子の兄であるマサキ。

『珍しいな、マサキがうちらに加わるなんて。』

マサヒコも当然知らない人物ではない。

マサヒコとミサキが疎遠になっていた期間も同じサッカークラブのメンバーとして同じ釜の飯を食った気心の知れたミサキと同じ、いやそれ以上の幼なじみなのである。

………………………………

57:Y-275
08/05/15 13:59:57 8aXaAQyb

マサキは、髪の色はミサキと同じで明るく、顔立ちもかなりミサキにそっくりである。
髪型はそこはやはり男の子、マサヒコより若干短めのミディアムヘア。
性格はサバサバしており、男女関係なく仲がよい、ミサキとは違ったタイプのクラスの人気者である。

もちろん、そんな人気者の彼がこうしてやって来たのには訳がある。

それは

【妹の恋愛をアシストすること。】

妹の思いを知ってか、知らずかそのフラグをことごとく倒しつづけるマサヒコ。
そんな二人の関係が進展して欲しいと一番思っているのは間近で二人を見てきたマサキに他ならないのである。

………………………………

58:Y-275
08/05/15 14:01:12 8aXaAQyb

『~でさー、~がさー』

『ほんとかよ、俺そんな事全く知らなかったぞ!?』

マサヒコとマサキは笑い合うようにいろんな話しをしている。

ミサキは二人の話しに耳を傾けながらも絶妙なタイミングで会話を挟んでくる。
三人の昔から変わらない一番互いに心地のよい距離感である。

『ところでさ、俺、同じクラスの鳥谷と付き合いだしたんだよね。』

『え!?本当お兄ちゃん?』

突然の話しに思わず反応するミサキ。
マサヒコも口こそ挟まなかったが驚きは隠しきれない。

『本当だよ、本当!!二人に嘘言ってどうするんだよ。』

マサミサコンビとマサキが互いの事を案外知らなかったりするのはマサキが未だにサッカー部さらには部長として、家庭教師があるからと放課後すぐに学校から帰ってしまう二人とは下校時刻がまるで違うが故である。

しかしながら、こうして3人で揃って改めて話しをしてみると、出てくる話しにそれぞれ驚いたり、笑ったりしながらも、そこに溝は一切無いのである。

………………………………

59:Y-275
08/05/15 14:02:47 8aXaAQyb

マサキの彼女出来ました宣言から話題は一気に恋愛の話しで盛り上がる。誰と誰が付き合ってるだの、あの二人が別れただの。

そんな会話の流れの中、マサキが切り出す。

『そういやさぁ、ミサキにも好きな奴がいるみたいでさぁ、最近妙に色気づいて、ファッション雑誌なんて読み耽ってるんだぜ。どうよ、マサヒコ?』

『いや、どうって…』

言い淀むマサヒコ。
別に心当たりが無い訳ではない。

ミサキはここ最近確実に変わってきている。

再び親交を持つようになりだした中学一年時に比べ、スカートの丈は短くなった気がするし、よくポーチを持って身嗜みを整えに行く姿も見かける。

何よりも幼い頃からいつも決まっていた髪の長さを少しずつミサキが伸ばしている事にもマサヒコは気づいているのだ。

なんだか、やましいことを考えてしまったようでマサヒコは突如として黙り込んでしまった。

『…』

会話が一行に続かない空気のなかで、マサキはトイレに行く事を宣言して部屋を出ていった。

………………………………

60:Y-275
08/05/15 14:06:52 8aXaAQyb

『『…………』』

二人きりになった部屋の中にも沈黙という空気が流れた。

そんな空気のなか、ミサキが口を開く。

『お兄ちゃんあんな事言ってたけど、マサ君はどう思う?』

嫌が応にも先ほどミサキを異性として意識がさせられた直後のこの質問にはかなりの破壊力があった。

一度異性として意識してしまえば、ミサキはかなり魅力的な女の子である。
幼なじみフィルターは正しく風前の灯だった。

『ねぇ、マサちゃん?』

なおも何も発しないマサヒコに痺れを切らしたのか、なおもミサキは問いかける。呼称を幼い頃のものへと変化させて。

さすがのマサヒコも観念したのかぶっきらぼうに

『綺麗になったと思う…』
一言だけ返す。正確にはそれだけ返すのが精一杯だった。

『マサちゃん…』

瞳を潤ませながらミサキは次の行動に移ろうと体を持ち上げる。

しかしそれは出来なかった。


ミサキは3人での話しが始まった当初よりずっと正座をしていた。痺れに痺れた足は、事ここに至って限界を迎えたのである。

そして、ミサキは尻餅を着くように後ろに座り込んだ。

61:Y-275
08/05/15 14:08:04 8aXaAQyb
ミサキを支えようと立ち上がったマサヒコだが、

『…………』

本日何度目かの沈黙とともに固まってしまう。
そして、響くのは

『きゃああ~!!』

ミサキの悲鳴。

ミサキの今日の服装は先ほどマサヒコが心のなかで指摘したように丈の短くなったスカート。
つまり、ミサキの今の態勢ではスカートの中は丸見えである。

そして、その光景を目の当たりにした途端に固まったマサヒコ。

ミサキがその理由に気づくのに時間はいらなかった。

バタン


突然の扉の開く音。

油のきれた自転車のタイヤのような音を発しながらマサヒコが振り向いた先にいたのは、ミサキが怒ったときよろしく、オーラを纏ったマサキだった。

『マ・サ・ヒ・コ~!』

そんなマサキから逃げようと後ずさるマサヒコの背後からもオーラの気配。そちらをみれば、こちらは本家本元オーラを身に纏ったミサキが佇んでいた。

『ちょっ、不可K』

『『問答無用ー!!』』

二人の声が重なり大津波となり自らに襲い来るのを、マサヒコは確かに感じた

………………………………

62:Y-275
08/05/15 14:09:13 8aXaAQyb

『はぁ、また夢か…』

もはや何度目なのかわからない。目を開けた先の光景にマサヒコは安堵する。

『しかし、マサキって…』
夢の内容を思い出し苦笑するマサヒコ。

夢の中とは言え、かなりのご都合主義がまかり通った世界だった。とマサヒコは思う。

(それもこれも、今までみた夢もすべて…)

そう思いながらマサヒコは時計を確認する。

翌日の用事のため起床するにはまだまだ早過ぎる時間である。

『まさか、あいつがなぁ…』

そうひとりごち、今の自分の環境が見させた一連の夢であったと自らを納得させ、マサヒコは再び眠りについた。

63:Y-275
08/05/15 14:10:35 8aXaAQyb
ミサキ編以上です。

続いては

『IF TWINS最終話 リンコ編』

です

64:Y-275
08/05/15 14:11:45 8aXaAQyb

『『マサヒコ君、早く~!!』』

かねてからの約束であった遊園地でのデート。
朝早く起きた甲斐もあって、まだ昼前ではあるがかなりの乗り物に乗ることが出来た。

しかしながら、マサヒコの身体には確実に疲れが貯まり、いくつか撃破したところでマサヒコはギブアップを宣言。ベンチに座り込んだ。

そんなマサヒコを呼ぶ二人の少女。

的山リンコ、的山レンコの双子の姉妹はまだまだ乗り足りないよっ!!と言わんばかりに顔を輝かせていた。

………………………………

65:Y-275
08/05/15 14:12:41 8aXaAQyb

そのどこかほんわかとした天然の空気からは想像できないが、リンコは中学の3年間を自身に双子の姉妹がいることを隠し通しながら過ごした。

最も、本人いわく

『ほぇ?聞かれなかったから。』

だそうで、

彼女の恩師いわく、

『ま、私は知ってたけどねー。』

だそうである。

事の顛末は2年前に遡る。

アイリョーコのかてきょコンビ+海外留学者を除く教え子グループの一角の報告から全ては始まった。

………………………………

66:Y-275
08/05/15 14:13:44 8aXaAQyb

『新入生代表抱負の時さ、リンちゃんそっくりで的山レンコって人が登壇したのね。私、びっくりしちゃった。』

聖光女学院に進んだ天野ミサキからもたらされた情報は思いもよらないものだった。

『それ、私のお姉ちゃんだよ~』

リョーコを除いた全員が固まったのは言うまでもなかった。

………………………………

日はどっぷりと暮れ、3人は夜7時のパレードを今か今かと待ち侘びていた。
3人が住むのはここから離れた他県の町。
終電の時間を考えるとパレードを見たらすぐに電車に飛び乗らなけばならない。
しかしながら、3人は高校生。季節柄春休みであることと、両家の親よりせっかくだから楽しんで来い。特にマサヒコ、二人を退屈させるんじゃないよ?との言葉と宿泊施設の手配という厚意により、3人に時間制限など無いのであった。

………………………………

67:Y-275
08/05/15 14:15:05 8aXaAQyb

事実は小説より奇なりとはよく言ったもので、的山双子姉妹が一行に加わり、馴染むのに時間はかからなかった。

特に学校しかもクラスまで同じマサヒコと的山姉妹がプライベートで遊びに行くようになるまでに時間はかからず。

そして迎えた一月ほど前。
バレンタインデー。

マサヒコはレンコに呼び出されていた。

『どうしたレンコ?』

二人を区別するために下の名前で呼ぶようになったマサヒコ。最初は照れが先行したが、このころには既に慣れてしまっていた。

『マサヒコ君の事が好き。』

手編みのマフラーとともに紡がれたレンコの言葉。

静寂が辺りを包んだが、それも一瞬の事だった。

『ちょっと待ってよ!!』

リンコを知る二人、いや、知っている全ての人間がこの子にこんな声が出せたのか?と驚いてしまうほどの凛とした声が辺りには響いた。

『レンちゃん、告白は2人一緒って約束したじゃん。』

強い意志をたたえしかしながらどこか悲しそうなた瞳を輝かせながらリンコは言葉を紡ぐ。手にした手袋とともに。


その後しばらく姉妹は軽い言い合いを繰り広げた。

マサヒコは2人同時に告白されたという状況に頭が真っ白になりただ眺めているだけ。

68:Y-275
08/05/15 14:16:26 8aXaAQyb

『じゃあ、2人一緒に付き合えば良いんだよ!!』

唐突にリンコの天然爆弾が炸裂。

『『…っ!?』』

思わず固まる2人。

おいおい、言ってることわかってるのか?そうマサヒコは言おうとした。

しかしながら先に言葉を発したのはレンコ。

『そうだよ!!なんでそんな簡単な事に気づかなかったんだろ!!ナイスだよリンちゃん!!』

えへへと笑うリンコと目を合わすレンコ。

やがて2人の声がマサヒコの元へ。

『『マサヒコ君、私たちと付き合ってよ!!』』

マサヒコの前には理性の壁が立ち塞がった。
中学時代のようにいつまでもこの関係でみんな一緒にいたいという気持ちもあった。

しかしながら、その頃よりマサヒコの精神も2人への思いも成熟しすぎていた。
マサヒコは世間から後ろ指を刺されるであろう事も覚悟の上で二人を受け入れ、その手で抱き寄せた。

………………………………

69:Y-275
08/05/15 14:18:52 8aXaAQyb

『『アッ…ンム』』

行為の最初のキスは3人一緒。
それはいつのまにか決まった暗黙のルールだった。

やがてマサヒコの手は二人の乳房へ。

『『アッ…ンッ』』

双子だけあって二人の性感体は全く一緒。

数少ない行為の中でもマサヒコはそのことを熟知していた。

二人も4月1日を跨ぎ高校3年生になっていた。

中学3年時には恥毛も生えてなかった(らしい)、さらにはこれでもかというくらいのお子ちゃま体型だった2人も大人の女性へと発展途上の最中。
お世辞にも大きいとは言えないものの女性であることを確かに主張するその膨らみにマサヒコは優しく、しかしながら確実に触れていく。



時間とともに受け攻めの構図は際立っていく。

…クチュ…クチュ

『ん、アァア…』

響くのはマサヒコとリンコの口撫の音。それからレンコの快楽の声。

リョーコ仕込みのテクを披露しマサヒコを攻めるリンコと、マサヒコの愛撫を受け止める役の普段は快活、しかしながら少しドジで、ベッドの上では大人しいレンコ。

70:Y-275
08/05/15 14:19:47 8aXaAQyb
そんな事もあり、いつも先に準備が出来上がるのはレンコの方。
マサヒコは正確に狙いを定め挿入していく。

ズチュ…ズチュ

部屋に生々しく響く水音。

『…んっ、っぁ、マっ、まさ…あぁぁ』

レンコの嬌声。

なんでかはマサヒコも知らないがベッドの上では2人はマサヒコを呼び捨てにする。

きっと2人なりのこだわりなのだろうと思う。

『んっ、……っつ、は……ぁぁぁあ』

一段と大きな声。嬉々としてマサヒコに吸い付くレンコの膣。

いつも先に達するのはレンコでマサヒコは巻き込まれる。

マサヒコはコンドーム越しに精を吐き出す。
その時もう一度レンコは絶頂に震える。

行為が終わるとマサヒコは一度レンコにキスをする。
それを合図に安心した様子で目を閉じるレンコ。

マサヒコはコンドームをつけなおし、すっかり出来上がったリンコに狙いを定め挿入する。

一見義務的に行われているような気もする3人の行為だが、それぞれに信頼があるからこそ営まれる行為なのは明白だった。

………………………………

71:Y-275
08/05/15 14:21:08 8aXaAQyb

全てが済んだ後で3人は一緒に眠る。

進んでいる道程が人から指差されるものであろうと、茨の道であろうとリンコとレンコはマサヒコの腕を枕に、二人の柔らかさと温もりで安堵しながらマサヒコも

ただ、幸せそうに寝息をたてる。

それが3人の幸せの形。

72:Y-275
08/05/15 14:27:08 8aXaAQyb
以上全編投下終了です。

なんか、どたばたした投下を長々とすいませんでした。

多少エロ風味はありますが、どちらかというと小ネタとして書き始めたので小ネタを読むような軽い感覚で読んでいただければ光栄です。

それにはいたずらにレス数が多い気もしますが。

アキモノは書き進められ次第投下します。

エロのみを書くのはすごく難しいです。


その他に関してはまたネタが浮かんだ時にまとめて書き上げて投下します。

それでは失礼します。

73:名無しさん@ピンキー
08/05/15 17:48:31 dMva8+TZ
乙乙
大量の新着あってびっくりしたw


保管庫wiki、編集に協力しようとしたけどよくわからん…どうすりゃいいのか

74:名無しさん@ピンキー
08/05/16 14:30:28 xyrIlPbt
うむむ

75:名無しさん@ピンキー
08/05/16 14:42:39 osnoRvL4
双子ママンはまだですか?

76:名無しさん@ピンキー
08/05/16 21:47:04 l+zwbPbu
カナミとエーコは姉妹みたいなもんだった

77:名無しさん@ピンキー
08/05/17 17:02:56 JHxzgklO
ウィキどうやったらええのん

78:名無しさん@ピンキー
08/05/17 19:50:25 W49j+goS
>>77
とりあえず、画面左上(氏家ト全エロパロまとめwiki)と書かれている下にある
「編集 履歴 添付 設定 +新規ページ作成」
とあるうちの「+新規ページ作成」を選べばいいようです。

雛型とするページはいらないでしょうから放置。ページ名はタイトル通りに(
たとえば上記Y-275様の作品であれば「IF TWINS」でしょうか)すればいいでしょう。


次にページをリンクさせる。

・「濱中作者別まとめ 」に「Y-275」さんの項目を立てる。
・「濱中カップリング別まとめ」に「多数」の項目を立てる 。

どうやって書くかはそれぞれのページを開いてから
「編集 履歴 添付 設定 +新規ページ作成」
のうちの「編集」をクリックします。

その後どのようにやるかは、別のページを見て真似る。

たとえば「妹作者別まとめ」のページを開き、やはり「編集」をクリックする。
これでどのように自分がさっき作った作品のページと、まとめをリンクさせるかが
わかるでしょう。
(記号の半角全角の違いで失敗することがあるのでコピーして書き換える
ほうが正確)


79:名無しさん@ピンキー
08/05/17 21:58:41 Zv6B62g9
Wiki編集、トマソン氏の「アキの苦手克服」シリーズでやってみたが
これでよいかのう?

どちらかというと、作者別ページに表を追加してから内容を編集した
ほうが楽そうですな。

80:名無しさん@ピンキー
08/05/17 22:33:07 9ptzLopM
アヤナとミサキの百合マダー

81:名無しさん@ピンキー
08/05/18 00:13:29 7fbe4D71
>>79
GJ

82:名無しさん@ピンキー
08/05/18 01:09:12 Jm8BLrcr
Wiki編集
トマソン氏とアカボシ氏の分は終わった……と思う


慣れてしまえばひたすらコピペなんで難しくはない。時間が取れる人は手伝って欲しい


漏れの場合、手順はこんな感じ

1)作者別まとめページを開き編集モードに入り、目当てのパロ作者さんのところに行を追加、
タイトル、キャラを入力し保存

2)作者別まとめページを開くと、今入れたところにタイトルが出ている。
その右に?マークがついているのでそれをクリックすると編集できる。タイトルのよみがなを
入れ、古田監督の保管庫より内容をコピペ

3)カップリング別まとめページに移動。編集に入り、目当てのカップリングの
ところに行を追加。タイトル、作者名、キャラを入力。タイトルには一意性が必要なので注意。

これで一作品おしまい。慣れてくれば複数のSSを一気に出来ると思う

続き物の場合は最後に次の話へのリンクを貼ると親切だろう。 
本文中に [[タイトル]] でリンクになる
(たとえばトマソン氏の「アキの苦手克服イントロ編」の最後を見てもらえればわかる)

あと、タイトルと本文はあまり長すぎるとはじかれる。
アカボシ氏 「素人投稿ビデオ 女子高生マナ● ~処女喪失中出し180分~」はタイトルを
省略せざるを得なかったし、トマソン氏「暴走」は前後編に分けざるを得なかったが、これは
Wikii職人の税金と思うしかあるまい


何しろ作品数も職人数もすごいので、古田保管庫を眺めていると気が遠くなる。
改めて、時間が取れる人は手伝って欲しい。

83:郭@携帯
08/05/18 17:50:16 S1KnPuwE
ども、郭です。
アヤナ帰国SSも脱稿し、ネット再開したは良いのですが
海外ドメインの関係とかで書き込み制限を受けてまだ投下できません。
解除次第速やかに投下しますんで暫しお待ちを。


84:名無しさん@ピンキー
08/05/18 22:56:56 Krl9uzgB
Wiki編集
妹の部を後ろからはじめて
# 宣銅烈氏
# 拓弥氏
# 天邪鬼氏

の分は終了しまスタ。

85:傍観者
08/05/19 01:29:57 FLPS32zk
WIKIの編集お疲れ様です。

3か月も前の続きなのでお忘れかもしれませんが、書いた分を投下します。

前回は前スレ445です。

86:傍観者
08/05/19 01:33:30 FLPS32zk

「え、それは・・・、どうだろ」
 これまで正常位でしか交わったことのないマサヒコはうろたえる。
「ねぇ、いいでしょう?」
 淫らな眼差しでマサヒコを見下ろすミサキ。彼女の手が肉茎に添えられる。
「あ、ああ」
 マサヒコは唾を飲む。
「じゃあ、行くよ」
 ミサキがゆっくりと腰を下ろし、自らの股間の割れ目にマサヒコを触れさせる。当然彼
女自身もこのような体位は初めてなのだから、緊張している。自分で自分を貫くようなも
のだからなおさらだ。陰唇をつい閉ざしてしまい、うまく入らない。
「ミサキ、本当に大丈夫か?」
「大丈夫、大丈夫。ゆっくり、ゆっくりとやれば・・・」
 自分で主導してみて改めてセックスの難しさを実感するミサキ。それでもマサヒコの昂
りを感じると股間はますます濡れてくる。
「はぁ、はぁ、アン!」
濡れてくれば、1ミリずつでもマサヒコが入ってくるような気がする。ゆっくりとあせら
ずに彼女は体位を調整していく。
「ん、んんぁああっ!!」
 ミサキが嬌声を上げる。亀頭の先1センチほどがミサキの割れ目を押し開いて入った。
ようやく入り口が開いたのだ。後はミサキの体にマサヒコの肉銛を埋め込んでいくだけで
ある。
 ここまでですでにミサキは汗だくである。しかし、それでもミサキは焦らない。膣でマ
サヒコの一物の形を確かめるようにゆっくりと体を下ろす。さっき口と舌で感じた微細な
起伏、浮き出た血管の脈動までゴム越しに感じ取れるようにゆっくりと味わって。
「ア、アン。すごい。マサちゃんが私の中で震えてる!マサちゃんが私の中で感じてるん
だね!」
「ああ、凄い!良いよミサキ!」
 マサヒコの方はこれまでと全く違う性交の感触に驚いていた。突く性交とは全く逆の埋
め込まれる性交。柔らかく、不規則に締めつけてくる膣の感触。知らず知らずのうちに茎
がどんどん飲み込まれていく感触。先程のフェラチオと同様に、自分の方では次にどのよ
うな快感が襲ってくるか分からないという、受動側の喜びと快感に感じ入っていた。
「う、あ、ハァンッ!!」
 ミサキが小さくのけ反り、ひときわ大きな声を上げる。遂にミサキがマサヒコの上に完
全に乗りかかった。つまりマサヒコの分身を完全に飲み込んだのだ。少女は口の端から少
し涎を垂らしながら呆けたような笑みをマサヒコに向ける。
「じゃ、じゃあ、ゆっくりと動かすよ」



87:傍観者
08/05/19 01:34:43 FLPS32zk

 まるで、男が処女を相手にするようなことをマサヒコに告げるミサキ。
「ああ、無理しないでくれよ」
 微笑み返しながら健気な相手を気遣うマサヒコ。
「ん、あ、ああっ!」
「う、んぐっ!」
 ミサキは出来る限りの力でマサヒコを締めつけながら体を再び持ち上げる。マサヒコは、
締め付けられ、引っ張られた上、体勢の変化により予想外に性器を曲げられ少し顔をしか
めた。痛いわけではないが完全に不意を突かれ、いつ暴発するか分からない不安が頭をよ
ぎった。
 ゆっくりと体を上げ続け、マサヒコの物は完全に抜けてしまう。一呼吸置いてまた体を
下ろす。先程と違い、完全に蕩け切ったミサキの外性器はマサヒコを何の抵抗もなくスム
ーズに包みこむ。
 そして、
「あぁん!」
 ミサキが急に体を下ろす。
「うわっ」
 流石にちょっと痛みを感じたマサヒコ。その表情を見てミサキが涙目になる。
「ご、ゴメンネ、マサちゃん。ちょっとペース上げようと思ったら変にひねっちゃった?」
「いや、大丈夫。続けてくれよ」
 過度に心配するミサキをなだめるマサヒコ。マサヒコもこの新しい状況を楽しんでいる。
はじめのうちは下手でもしょうがない。けど、熱心なミサキのことだからすぐにコツを掴
むだろう。
「じゃあ、続けるよ」
 ミサキがまた体を上げる。ミサキ自身、大いに感じてしまっているので呼吸にあえぎ声
が混じる。今度はおおよそ亀頭が全部飲まれている状態で止まった。
 そして降りる。今回は上るときと同じくらいのスピードでゆっくりと飲み込んでいく。
マサヒコの陰茎の表面に、皮膜越しで膣の入口が這い進んでくる感触が伝わり、マサヒコ
の全身を痺れさせる。
 そして降りきったところでまた上る。
「あ、あぁ」
 ミサキは絶えず小さく喘ぐ。マサヒコの方も時折目をつむって快楽に耐えている。



88:傍観者
08/05/19 01:35:51 FLPS32zk

 また下がる、また上る。数往復したところで慣れてきたのかペースが上げてきた。
「ウン、アン、アン!」
「うっ、あ、すごっ」
 動きが激しくなるとともに、二人の声が大きくなる。ミサキの体から溢れてきた潤滑油
がマサヒコの股間まで濡らしてきた。
 スピードは上がり続けミサキの体が可能な限界の速さに達した。髪を振り乱し、狂った
ような笑みでよがる。自分の体の中で動く、いや動かしているマサヒコのペニスがたまら
ない。強く咥え込んでマサヒコを喜ばすだけでなく、自分で痒いところに手を届かすよう
に膣を抉りこすることができる。セックスと道具を使ったマスターベーションが組み合わ
さったような感触だ。
 ミサキの動きは激しいが、もてなされるマサヒコの方にとっては忙しなくしつこいが優
しく包まれている感じだ。慣れたミサキは先程のように変に肉棒をひねったりはしない。
動きは激しくとも膣壁は柔らかく快楽をじっくりと絞り出そうとしてくる。一度発射した
あとなのに先ほど以上の性欲が湧いてくる、自分で一切動かなくとも快楽が押し寄せてく
る、そんな初めての経験にマサヒコは夢心地になっていった。
 激しく乱れながらも、ミサキはマサヒコの変化を感じていた。マサヒコの昂りが大きく
なる。あと少しでマサヒコに奉仕するという当初の目的が達せられるのだ。もはや自分も
限界寸前だが、そのことで理性を微かに取り戻し、懸命に上下運動を続ける。
 そしてその時が来た。
「ううっ!ふぅ」
 達したマサヒコが声を上げる。彼の亀頭が一瞬爆発的に大きくなったように感じられ、
コンドームを突きあげるような衝撃を体で感じたミサキ。それで理性の糸が切れた彼女は
その直後にイッた。
「アアッ、アアッ、マサちゃーん!!」
 絶叫。首を大きく後ろに逸らしたきり、これまでの激しい動きが嘘のように、ミサキが
硬直する。それも数秒、急に脱力しマサヒコの物を入れたまま彼の胸に倒れ込んだ。二人
ともこれまでにないほどに息を荒げていた。
 2、3分ほどそのまま無言で身を寄せ合っていただろうか。ようやく落ち着いてきたマ
サヒコが声をかける。
「ミサキ」
「うん・・・」
「今日は凄かったな」
「ありがとう」
 見つめ合う二人。マサヒコはミサキの頭を包むように抱えると彼女の唇に自分の唇を添
わせ、重ねた。二人はそのまま何度も唇を塞ぎ合い舌を絡めた。
 徐々に動きが激しくなる中、マサヒコが一度唇を放して告げた。
「ミサキ。今日はまだ大丈夫かな」
「え?」
 ミサキは訳が分からず問い返そうとした、が、すぐにその意味を感じ取ることができた。
 行為を終えた後もずっと挿入されたままだったマサヒコの性器がまた固さを取り戻して
きていたのだ。自分の体もそれに呼応して再び熱くなる。
「うん、もっと、もっと楽しもう」
 やや疲労を滲ませながらも甘ったるい声でミサキは答える。
「よし、じゃあ」
 マサヒコはミサキを抱いたまま上体を持ち上げた。ミサキを貫いたまま膝を崩して座る
形になる。
「今度は俺がミサキを楽しませるよ」
「えっ?」



89:傍観者
08/05/19 01:36:39 FLPS32zk
今夜は以上です。次で終わらせると思います。

90:名無しさん@ピンキー
08/05/19 07:28:13 gs1i2vfq
おお、よくぞ戻ってこられました。
乙です。

91:名無しさん@ピンキー
08/05/19 13:28:33 gcWjNyCy
傍観者氏乙!
これからも期待してます!

そして郭氏も復帰をお待ちしています
次が確か記念の100投下目だと思います

92:名無しさん@ピンキー
08/05/19 23:34:04 aWZh5IBF
傍観者氏、GJ!


Wiki編集のほうは妹の作者別、下のほうから。
# クロム氏
# 412氏
# 542氏
# そら氏
# マリリスト氏

を今日済ませた…と思う。
多分Wikiを作ってくれた新監督だと思うが、同タイミングでペピトーン氏の作品を
入力してくれている人がいてチョト嬉しかった。

監督!コテをつけてくだせえ ( ・∀・)ノシ


93:名無しさん@ピンキー
08/05/20 02:08:57 QEg5SySN
そうか、投下数上位者は莫大な数のSSだから大変なんだな


ところで生徒会、次号で重大発表ってなんぞ?

94:名無しさん@ピンキー
08/05/20 04:06:33 IIOTUm4y
「次号で最終回!」じゃね?

95:名無しさん@ピンキー
08/05/20 12:33:51 dTJK4sps
まさかの本誌復帰フラグ?

96:名無しさん@ピンキー
08/05/20 17:21:42 KbK9K9OF
『次号から4コマじゃなくなります。』


だったりして

97:名無しさん@ピンキー
08/05/20 20:36:32 O/DOAXZq
 
Wiki編集、妹の作者別の下のほうから。
# ライズ氏
# 102氏
# 弱味☆氏
# 雷電氏

が終了。濱中のほうもぼちぼち進めてくれている人がいてチョトうれしい。


98:名無しさん@ピンキー
08/05/21 01:08:32 HIHxKY4F
前スレに統計があったと思うが、確か作品数上位数人で500近いSS全体の六割を占めてるんだよな
もう本にできるんじゃないか…

99:Y-275
08/05/21 13:55:30 fLc3QZHL
住人の皆様、職人の皆様お疲れ様です。

特にWiki編集してくださっている皆様にはホントに感謝してます。
時々投下はしているものの、基本読む側として参加してるので。
携帯からだと古田氏保管庫の文章コピーができなくてどうしようもないので。

前回は小ネタの投下でしたが、以前書きかけで放置していた前スレ>56の続き、
『ゴスロリアキ』の続き、というか本番編が出来ましたので投下します。

スルー対象ワードは
『キャラおかしい』
『凌辱ゲーっぽい』
『中だし』

です。

あと、時間が経ってしまったので文章体が変わって違和感を感じるかも知れませんがスルーしてください。

では、投下。

100:Y-275
08/05/21 13:56:49 fLc3QZHL

『んっ…ちゅっ』

思春期男子としてAV鑑賞をし、その趣味、嗜好はやや過激なものに寄ってはいるものの、シンジも初めてということはあり、まずはキスから二人は始めていく。
一度唇を離した後、再度キスをしながら、シンジの手はアキの胸へ。

『んっ…ふっ…ん』

徐々にキスは深いものになっていく。

しかしながら、やや苦しそうなキスに対するリアクションは返って来るものの、胸への愛撫に対するリアクションはいっこうに得られない。

そのリアクションの無さはその手に強弱をつけようと、乳首を探し当て、指で摘んでみてもいっこうに変わらない。

そうこうしてるうちにシンジは初めての焦り、キスの後いきなり胸に触れてしまった後悔、普段カナミ達が口にしている「巨乳は感度が悪い」という説への疑念等から一旦手を止め、唇も離し、問いかける。

『あ、あのさ…アキちゃん…、さっきから胸に触れてみてるんだけど、なにか感じない?』

『…い、いや、何て言うか、むず痒さというか、こそばゆい感じはするんですけど…』

そこまで、答えてアキも黙り込む。

101:Y-275
08/05/21 13:58:03 fLc3QZHL
シンジが自らの胸に愛撫を施しているのも知っている。しかしながらそれが快感へと繋がっていないのも事実なのだった。

アキにとってシンジは憎からず思っている相手。事の顛末はドタバタとはしていたものの、その心は受け入れていない訳ではない。

『そ、その、私初めてで緊張してるだけだと思うんですよ。しばらくたてば慣れてくるとは思うんで気にしないでください…』

そう言ってアキの方からキスをしてくる。

………………………………

102:Y-275
08/05/21 13:59:21 fLc3QZHL

その後、シンジは試行錯誤しながらアキを攻めていった。

胸に触れた手は先程のように強弱をつけてみたり、乳首に触れて見たり。

キスをしていた口はいつしか首筋、うなじ、耳たぶと時には甘噛みで歯を立てながら。

前を開き、直接胸に触れてみたりもしているのだが…

(なんていうか全体的にリアクションが薄いんだよなぁ…)

そのいずれもアキにとっては快感に結び付くものとは言い難いものだった。

(なんとかしてあげたいなぁ…)

シンジ自身は豊満なアキの胸に自らの手が触れているという状況にかなり興奮は覚えている。
しかしながら、目の前のアキの薄いリアクションに、自らのテク不足やら、申し訳なさを感じている。
今までも散々試行錯誤を繰り返しては来たが、更なる思考の回転をさせながら、行為を続けていく。

何度目かになるか、身体へのキスを終え、シンジが顔を上げる。

103:Y-275
08/05/21 14:01:02 fLc3QZHL

その視界には、普段から見慣れた明るい髪色短髪のアキの表情と、普段はけして見ることのないアキの女性としてのきめ細かな素肌、豊満な胸に色づく淡い色をした乳輪。そして、これまた実物を生で見るのは初めてなゴスロリ衣装…

そこまでを視界に入れて、シンジの思考は飛躍する。
ゴスロリ衣装、そして感度の悪い女の子…

(確か、どこかで)

シンジの頭の中に、その昔プレイしたエロゲーの事が頭をよぎったのはその直後だった。


思考が固まると同時にシンジはアキに、今までの向き合った体制から仰向けになることを要求。

そして、アキの頭を少し高い位置に固定させ、手つきをねちっこいものへと変化させていった。

そうこうしているうちにアキの目の色に若干の変化が現れたことを見てとるとシンジは声をかける。

104:Y-275
08/05/21 14:02:34 fLc3QZHL

『アキちゃん、見えてるでしょ?』

『?』

一瞬シンジが何を言ったのかわからずにアキは怪訝な顔をする。

『俺の手の中で形を変えて柔らかい。指の間からも肉がはみ出てるだろ?』


『……っ!!』

突然の事にアキはおどろきを感じたが、態勢的に視界に入り込んでくる光景と、それを意識させるような(それがねらい)シンジの言葉に頬を赤らめながら自らの乳房を凝視する。
その反応が良いものと感じたのか、シンジは更なる言葉を被せる。

『こんなに好き勝手に揉まれて、俺に見られて、恥ずかしくない?』

確かに…とアキは思った。今まで知識としての性行為は知っていた。しかしながら、自身がそれに及び、自らの身体に愛撫をされ、それを男性に眺められるという行為。それがアキの羞恥心を刺激していく。

『俺はアキちゃんの胸を揉んで、眺めて、すごく興奮してる。すごくやらしい光景だよ。』

シンジが一声かけるたびにアキの思考は蕩かされ、思考に靄がかかる。アキの吐息は熱っぽくなっていく。

105:Y-275
08/05/21 14:05:10 fLc3QZHL


(結構、良い感じかな…でも、もう一押し…)

アキの変化にシンジもとっくに気づいている。
全て真実は言っているものの変態的な事を口走る自分にひきながらも、いよいよ、仕上げと言わんばかりにアキの耳元まで自らの顔を近づけ呟くように言う。

『アキちゃんのこの姿をいつでも思い出して興奮できそうだ。』

『…っ、んあぁ…』

待ちに待ったアキの口から漏れた快楽に負けた声。
一つ安堵を覚えながら、シンジはこの瞬間を待っていたと言わんばかりにアキの乳首を摘む。
刹那…

『んっ、あっ…フッ、ん……あぁあぁぁ!!』

少しずつ羞恥に蕩かされていたアキは一度口に出した快楽の声で堰を切ったように快楽の声を漏らす。

シンジの賭けは成功し、アキの快感を引き出すのに成功した。

………………………………

106:Y-275
08/05/21 14:07:01 fLc3QZHL

シンジのプレイしたエロゲーというのは、なかなか感じない女の子に自らの胸を揉まれる姿を見せつけ、言葉を投げ掛けることにより羞恥心から性感を引き出していくというシチュエーションのものだった。

大きな違いは、相手が幼女で未発達だった為に、主人公の使った方法がこれだったというぐらいであろうか。

一度、快楽さえ引き出してしまえば、後は簡単だった。
若干自分のサディスティックな黒い欲望を満たされ、危ない興奮をシンジは覚えつつ、思う存分アキを愛でていく。

『んっ、あぁ、あっ…』

『アキちゃんはいやらしいね。さっきまで不感症を気取っておきながら、今じゃ内股に触れただけではしたない声をあげて。』

シンジは内股を股間に向かって撫であげながら言う。

『いやンッ…だ…だっフッて、て…』

もはや蕩かされているアキの頭は言葉を紡ぐことさえ難しい。

『ほんとは普段からカナミ達に胸とか揉まれたりする度に濡れちゃってたんでしょ?』

『…っ!!い、いや、そんアッん、な事…無い…』

シンジは撫であげている際、股間に近づく度に熱を感じていた。
部屋にはすでに独特の臭気が漂っており、シンジは既にわかっている。

だが、敢えてシンジは口にする。さらに準備を進めるために、自身の欲望を満たすために、更なる快感を引き出す為に、股間に手を触れさせながら。

107:Y-275
08/05/21 14:08:36 fLc3QZHL

『そんな事言ったって、ここはもうびしょびしょだし完全に口を開けてるよ。いやらしく蠢いてる気がするのは俺の勘違いかな?』

『んっ…ぁつ……ふぁっ…ん………あぁっ!!』

『ねぇ、どう?自分の身体だよ?よくわかるんじゃない?』

この攻めを続けてみてシンジには分かったことがある。
それは『アキに口にさせること』である。

ただ、恥ずかしがる事を言うだけでも効果は十分だった。しかしながら、口にしようとした時の方が確実にアキのリアクションは良いのである。

『んっ…ふぁっん…わか……ッ、ンる』

『やっぱ、淫乱だな。さっきから恥ずかしい事を口にして興奮してるんだもん。』

満足したサディスティックな笑みをたたえながらシンジが言う。
その言葉で満足したのか、シンジはアキの膣に指を突き立て、掻き混ぜていく。

『んっ…あぁぁぁァァアーっ!!』

アキは一際大きな声で叫ぶ。
先程の感度が低かった頃のリアクション等忘れたように、ただ、獣欲に溺れたように。

………………………………

108:Y-275
08/05/21 14:11:09 fLc3QZHL

『そろそろ、挿れるよ。』

そう呟くシンジ。既に準備はOKだと判断したのか、既に自らの性器をアキの膣に押し当てながら。

(かなり、べただけど、やっぱり、お約束かな。)

『ねぇ、アキちゃん?』

『んっふ…は…ん……?』

アキはいざ、事に及ぶ直前に口を開いたシンジに首を傾ける。

『なにか、言わなくちゃいけないことがあるんじゃないかな?』

『…?』

なおも首を傾けるアキ。

『お願いしないとね。』

『…っ!?』

シンジが先程から口にしていることにアキはようやく思い当たった。
怖ず怖ずと口を開く。

『…ど、どんな、風に…?』

膣から再び温かくネットリしたものが溢れ出してきたのを感じながらシンジが続ける。

『『淫乱なアキのオマンコにシンジさんの猛り起ったオチンポを下さい。』って言ってご覧?言えないなら今日はここまでかな。』

やっぱり。とアキは思う。
そんな事を口走らなかったとしても、この行為が終わるということは無い…とアキは思う。
しかしながら、先程からサディスティックなまでのシンジの責めに感じまくって、もはや、戻れないところまでアキは獣欲も剥き出しに追い詰められ、蕩かされた脳はそれを口走るのを否定はしない。
それでも強い羞恥心は邪魔をする。

109:Y-275
08/05/21 14:13:49 fLc3QZHL

『…ぃ、淫乱なアキのオマ…にシンジさんの猛り起った……んぽを………い。』

蚊の泣くような声とはまさにこのことを言うのであろうか。
恥ずかしさから小さな声で、直接性器を指す言葉は口に出来ず、最後もほぼ、音としては出て行かない。


そんなアキにシンジは再度要求する。

『言ってご覧?』

『…っ!!』

『言ってご覧??』

なおも口にはしないアキにシンジは3度目の要求。

しばしの沈黙の後、アキはついに言葉にする。

『っ…淫乱な、アキの、オ、オマンコにシンジさんの猛り起ったオチ、オチンポを下さい。』

『よく、出来ました。』

言葉とともにシンジは挿入していく。

アキの具合は、しつこいまでの言葉攻めと愛撫の賜物か、非常に良く、最初からシンジのペニスをなめ回すように絡み付いてくる。

(…っ、や、やばい、気持ちいいっ!!)

シンジはその気持ち良さにうち震えながらも、挿入を繰り返していく。

ズチョ、ズチョ、ズッチョ……

部屋に響く淫らな音、そして…

『ん、ふあ……っ、ん、ああぁん!!ふっん、あ、あ』

響き渡るアキの声。

口許に右手を、左手でシーツを掴みながら喘ぐ。体質なのかアキは最初から感じまくっていた。

110:Y-275
08/05/21 14:15:32 fLc3QZHL

『あっ、お、ンッフ、兄さ…ん』

シンジを呼ぶ。
そんなアキの様子に痛みからの声ではない事を確信するシンジ。そして、呟く。あの快感を引き出した時のように耳元で。

『初めてなのに、感じまくってるなんて…ほとほと呆れるくらいアキちゃんは淫乱だね。』

そうして、シンジは自らのペニスを次のピストンの為に引き抜いていく。

圧倒的な快感の中、呟かれた言葉に、アキは『自らが犯されて感じている変態である』という錯覚を感じていた。そして、それを認めたくない理性と、認めて楽になりたい獣欲がアキを追い詰めていく。

『あぁああぁぁ~!!…………んぁっ。』

シンジの次の一突きとともに、盛大な声をあげ、シーツを強く掴みながら、達するアキ。

『う、あ!!』

ドピュッ!!

アキの絶頂に巻き込まれるようにシンジもアキの中で果てた。

シンジが引き抜いた後には、白と赤の斑模様のどろりとした液体が垂れ流れていた…

………………………………

111:Y-275
08/05/21 14:17:05 fLc3QZHL

『いや~、コス"プレ"を実際アキちゃんに実演してもらったけど、凄かったね…』

『しかし、シンジさんがドSというか、アキさんがドMというか…いや、どちらにしても参考にはなりましたが…』

『なんか、ひいちゃったね。』

いつから聞き耳をたてていたのかは知る由もないが、マナカナコンビが隣の部屋で好き好きに感想を述べていた。

『後はアキさんから感想を聞けば完璧ですね。』

『え、でも、言ってくれなさそうじゃない?』

『そういうときは言ってあげれば良いんですよ。』

『あ、なるほど。』

マナカの言葉にカナミが得心ついたように答える。

二人の顔には笑顔が貼りついていた。
まるで新しい玩具を手に入れた幼女のような。

112:Y-275
08/05/21 14:20:42 fLc3QZHL
以上です。

機種変して字数制限が無くなり少しは投下しやすくなりましたが、まだまだドタバタした投下ですいません。

今後は前回投下後言った通りネタが浮かび次第、書き上げて投下しようと思います。
個人的にはマサミサとマサアヤを書いてみたかったりしますが…

長々と駄文乱文失礼しました。

113:ジョニー
08/05/21 14:41:49 uj+60WFQ
乙!!いや、リアルタイムGJです!!
久しぶりに大好きなアキが来ましたよ
これからも待ってます。頑張ってください!!
個人的にはマサアヤ期待です。

114:名無しさん@ピンキー
08/05/21 20:32:06 FYkFMFkK
アキオとマナカの百合マダー

115:名無しさん@ピンキー
08/05/21 23:49:12 ZgbETYhl
>>114 では酔った勢いで初投稿。
あの日、そうあの日マナカは家に帰った後も身体の火照りが冷めていない事を
自覚した。小説のネタに、と言うのは半分は本当の事だったのだが、では残り
半分は?と問われれば答に詰まるのである。あのラブホでの一時をマナカは
夢見心地に反芻しつつどうやったら次の機会が作れるだろうか思案していた。
自らの敏感な所に強弱をつけながら指を前後させ、震えるような快感を感じつつも
一方で冷静な思考を行うマナカであった。
 以下続く、ってご免なさい、嘘です。

116:名無しさん@ピンキー
08/05/22 00:35:35 +p15OuVo
Y-275氏、GJ!
エロエロですな。


Wiki編集、相変わらず妹の作者別の下のほうから。
# 上原@氏
# 674氏
# 760氏
# 682氏
# 770氏
と終了。

もうすぐナット氏、白帯侍氏、郭氏と大量作家が続くぜハァハァ



ところでキャラの欄はヒロイン一人がいいか、カナミ×シンジなどと
カップルで書くほうがいいか、どっちが良いのかのう?
いまのとこ、微妙に混在しているんだが。

たとえば
タイトル   作者   キャラ
ABCD   ○×氏  カナミ

か、

タイトル   作者   キャラ
ABCD   ○×氏  カナミ×シンジ

か、こんな感じだな。どっちかというと後者のほうが分かりやすいんだが、
妹カップリング別まとめのほうは、カップリング別といいながらヒロイン別に
なってるし。

どっちでも良いっちゃ良いんだが、せめて統一したほうがよかろうとオモう訳だ。

117:名無しさん@ピンキー
08/05/22 01:44:40 K+EdqlaL
乙!
いや、後者がやりやすいというならそれでいいんジャマイカ
しかしとうとう郭氏がくるか‥‥投下数が一番多い職人さんだから大変な量だろうな(←他人事)


非エロ微エロもここじゃ無問題でえらい量あるけど、、氏家本人にネタとしてこっそり教えてやりたいくらいだw

118:名無しさん@ピンキー
08/05/22 14:09:35 u12tHBE8
>>116
妹をちょくちょく編集してます者です
後者の方がわかりやすいので、そっちがいいと思いますが
よく読まないとわからない作品もあるので
とりあえず文章だけでも写してます
修正は簡単にできるので、あまり神経質にならなくてもいいかと思います。

後、ここでwikiに関してのレスでスレを消費するのもどうかと思いましたので
雑談所を作りました
URLリンク(wiki.livedoor.jp)
作品保管、がんばりましょう。

119:名無しさん@ピンキー
08/05/22 23:24:19 1NxGsfKZ
>118
乙であります。
ではWiki関連の話はそちらで。

次にここに書くのが、保管終了の報告だといいのう…。

120:名無しさん@ピンキー
08/05/23 11:38:21 kWzBIIBK
新参者ですが、生徒会のエロパロはまだ少ないですか?
生徒会は絵が綺麗なので好きです

121:名無しさん@ピンキー
08/05/23 23:45:44 RkSdw596

Wiki編集、今日は勢いに任せてガソガソ進め、
一応、妹パートは古田保管庫からのコピーは一通り済んだはず。

Wikiの都合でタイトル長にも本文の長さにも制限があり、多少古田保管庫とは違う構成に
なっている。

・本文を分割したもの
新参者氏:「No title(シンジ×カナミ)」
トマソン氏:「暴走」
ヤギヒロシ氏:「教師たちの黄昏」
郭氏;「もう一つのサマータイム・ブルース」「攻守交代」「2×2+2あまり2」
「No Title妹1:郭泰源」「約束」「あだゆめ」「恋わずらい」
白帯侍氏;「深まる想い」

・題名が長すぎて省略したもの
アカボシ氏:「素人投稿ビデオ 女子高生マナ● ~処女喪失中出し180分~」
「妹は見た!卒業2時間スペシャル~禁オナと陵辱と真の勝者!陰謀渦巻く城島家~」
弱味☆氏:
『シンジよ、手紙とは改行後の下がった1文字目を逆から読むものだ』

容量ではなく、内容をみて分割したもの
雷電氏:「No title4」

古田氏保管庫に内容がないもの
RAGNA氏「勇気の一歩」

まあこんな感じなのだが、職人の皆様、本意ではない内容になってしまったという方は
どうぞ編集してください。誰でもいじれるのですから。
事情でいじれないという場合のみ、Wikiの雑談所にでも書いてもらえれば、当方で善処します。


122:名無しさん@ピンキー
08/05/23 23:47:24 RkSdw596
 
あとは、古田保管庫の更新停止からの作品だが……誰かがまとめてくれた
トマソン氏の分は入れたが、ほかはこれから。当方のログは22時間目から
はある。
古田保管庫の更新停止は2006年末から、
22時間目は2006年12/25 からなのでかなり微妙。

お願い:21時間目のログを持っている方、最後の作品が保管庫に入って
いるかどうか、チェックしてクレクレ。



123:名無しさん@ピンキー
08/05/24 07:20:50 T+PaKG4J
GJという他ない!

古田氏倉庫停止後もペースは落ち着いたとはいえ、傍観者などの新人さんは参入されたし、
何より郭氏やペピトーン氏や518氏などのベテラン勢がパワフルな投下を続けてたから未収録SSはたくさんあるんだよな…

124:名無しさん@ピンキー
08/05/24 14:43:25 +hYdF4tc
結局あの後シンジは大学に受かったり、童貞は卒業できたのか?

125:名無しさん@ピンキー
08/05/24 17:48:39 ieSjxzZy
それは氏家のみぞ知る・・・
あかほん最終回みたいな感じで
ちょろっと出て来てくれたらわかるかもね

126:名無しさん@ピンキー
08/05/24 20:29:20 bv/wwppu
シンジの鈍感さと朴念仁ぶりにキレた女性陣が、最終回、
思い残すことなく終えようと、勢揃いでシンジを拉致してリンカーン
シンジは18年間守ってきた童貞を散らしますた


なんてことを想像してしまいますた( ゚∀゚)

127:名無しさん@ピンキー
08/05/24 20:37:51 T+PaKG4J
濱中アフターは結構あるけど思春期アフターはそんなにないしね
濱中と思春期は終わった時期が違うから当たり前っちゃ当たり前なんだが

128:名無しさん@ピンキー
08/05/24 23:00:49 qI58Bx/r
>>124
普通にアキと付き合うんじゃね?

129:名無しさん@ピンキー
08/05/25 11:23:19 7ssg0W8X
本格的な思春期アフター期待

130:Y-275
08/05/25 13:22:54 7lX7klr8
住人の皆さん、管理人の皆さん、wiki編集をしてくださってる皆さんこんにちは。

連投気味で、アフター物では無いですが、妹は思春期ネタ投下します。

スルー対象ワードは

『直接的なエロ無し。』

『終わりが強引』

です。

本編240からです。

タイトルは

『ガムの代わりに』

です。

131:Y-275
08/05/25 13:24:36 7lX7klr8

『…ちゃ…ん、お兄ちゃん』

今日は兄妹揃って出掛け、無事家に帰って来たカナミとシンジは家でくつろいでいた。
その最中、シンジはいつの間にか寝入ってしまっていたらしく、気付けばカナミがシンジを揺すりながら声をかけていた。

『もう家帰って来たから部屋行って寝なよ。それとも一緒に寝る?それだと近親相姦になっちゃうけど…』

『そのつもりはない!!』

カナミのボケに義務的にツッコミを入れつつ、シンジが顔をあげ、時計を見ると時刻はまだ8時前だった。

『いや、9時からやるドラマが見たいんだよ。』

この日は日曜日。
日曜夜9時のドラマといえば、カナミも楽しみにしている。
勿論一緒に見ているので、カナミもそれは承知だ。

『ビデオに撮っておいて寝ても良いと思うんだけど…』

カナミのいうことは最もである。

『いや、明日見ないうちに学校でネタバレされるのは困るんだよな…』

シンジは苦笑いを浮かべる。

132:Y-275
08/05/25 13:25:39 7lX7klr8

『見てるAVのフィニッシュを先に告げられると萎えるのと一緒だね。』

『いや、ちげーよ!!っつーか、それ昔お前にやられた記憶あるぞ!!』

ようやくシンジの眠気も覚めてきたのか普段の兄妹のやりとりが繰り広げられる。
そんなやりとりを楽しむかのように笑った後、カナミが続ける。

『んー、じゃあ、何か噛む?昼間みたいに?』

………………………………

133:Y-275
08/05/25 13:26:39 7lX7klr8

それは昼間兄妹で出掛けた時のこと。
電車内で強烈な眠気に襲われたシンジはその場でうつらうつらとしだしてしまった。

『寝ちゃダメだよ、次の駅で降りるんだから。』

そんなシンジを見兼ねたのかカナミが声をかける。
それに応え、また睡魔に打ち勝つ為、シンジはカナミに尋ねる。

『ガムか何かねえ?噛めば目がさえるかも。』

『んー…ガムは持って無いねぇ…』

残念ながらカナミはガム等の持ち合わせは無かった。
だが、代わりにと言わんばかりに、シンジに対し自らの耳を指差す。

『いや、耳はいいよ…』


結局の所変わらない普段通りのやりとりの後、何か噛むものをと探した結果ポケットに一粒だけ残っていたガムを見つけ、それを噛み、なんとかシンジやり過ごした。

………………………………

134:Y-275
08/05/25 13:27:41 7lX7klr8

『いや、もう、そんな都合良くガム残ってないよ。それに昼間出掛けたからお金もそんな残ってないし。』

『あー、そうだね。あたしもあまりお金残ってないし…じゃあ、やっぱり…』

そういってカナミはシンジの寝転がってるソファーに近寄って耳を指差す。

『…つまり、耳でも噛むか?ってことか?というか、昼間もやったよなそのネタ?』

『ん、そだね。でも、今この場で眠気を醒ますために噛むものなんてあと乳首ぐらいしかないよ。』

カナミがシンジのほうに向き直り普段の調子で言う。
だが、しかし、
この時のシンジは寝転んだ体制。
そのぴったり側まで顔を近づけているカナミ。
その距離だと、嫌でも、カナミが声を発する度、呼吸をする度にシンジの顔にカナミの息が当たり、シンジはむず痒さを感じる。
至近距離で顔を見つめているカナミを妙に意識してしまい、そんな自分を抑えるのに必死で、シンジは黙り込んでしまう。

『別に減るものじゃないんだし、お兄ちゃんがそうしたいなら良いよ?』

そんなシンジを見て、カナミが声をかける。
初期の頃のブラコンモードを彷彿とさせる冗談とも本気とも取れる表情で。
シンジには、そんなカナミの表情はなんだか期待しているように見えなくもない。

135:Y-275
08/05/25 13:28:38 7lX7klr8

『いや、でも…』

シンジはそれだけ言うとまた黙り込む。

耳を噛むという行為自体がなんかエロい。しかし、直に体を重ねる訳ではない。

なのだから禁忌を侵してしまったということにはならないのではないか?なら、セーフか?
そんな考えが頭に浮かび、何らか理由を付けて断ろうにも、なかなか出来ないでいる。
それに間近にあるカナミの顔やら薫りやらなんやらで思考も回らなくなってくる。
ぶっちゃけ、このまま流されてしまっても良いんじゃないかという考えさえ頭をまわりだしてくる。

『でも何?っていうか、お兄ちゃんさっきから黙り込んだり、どうしたの?ほんとは我慢してるだけ?』

押しまくるカナミ。
時間の経過とともにシンジの思考はどんどんと回らなくなっていく。

………………………………

136:Y-275
08/05/25 13:30:09 7lX7klr8

カナミの一言を最後にしばらくの沈黙が部屋におりていた。
その間もシンジは色々と考えていたが、シンジの頭の中に断る理由は思いつかなかった。
しかしながら、最後に引っ掛かる理性が頑なにシンジを引き止めていた。
沈黙を破り、先に言葉を発したのはカナミだった。

『お兄ちゃん、寝転がってないで、ソファーに座り直して?』

カナミの突然の言葉にシンジは疑問の表情を浮かべた。
その表情を見て、カナミが続ける。

『どっちにしろ、そのままだと寝ちゃうと思うよ?』

そこまで言われて、確かになと一言呟くとシンジはソファーに座り直す。

それまでシンジの前で、一連の動作をただ見つめていたカナミだったが、シンジが座り直したのを確認するとゆっくりと腰を降ろした…

137:Y-275
08/05/25 13:33:04 7lX7klr8

シンジの膝のうえに。


突如自分の胸に預けられた妹の温かさ、柔らかさにシンジは驚く。
吸い込んだ空気は目いっぱいシンジにカナミの薫りを運んでくる。

『ちょっ、カナミどうした?』

『いや、この方が耳を噛みやすいと思って。』

やられたとシンジは思った。
なんの疑問も持たずにカナミの言うことに従ったが、さっきの体勢よりもこの体制の方が遥かに耳を噛みやすい。
圧倒的に状況がカナミ有利に進められていく。

室内には再び沈黙が降りる。

時間が経つにつれシンジが不利になっていくのは明らかで、
終いには、シンジの理性はカナミに白旗をあげざるを得なくなった。
それにこの体勢で色々と耐え続けるのはシンジにとって酷だった。
カナミの提案を逡巡した時点で強行策に出られた際の敗北は決まっていたのかもしれない。

………………………………

138:Y-275
08/05/25 13:34:16 7lX7klr8

シンジは覚悟を決めて(?)カナミの好意に甘えていく。
シンジの手はカナミの下腹部へとまわり、背後からカナミを抱きすくめる。
カナミは当初、驚いたようなリアクションをしたものの、シンジに全身を委ねる。
自分の全てを恋人に委ねるように。
一度息を吐くと、シンジは思い切り息を吸い込み、自身の理性を骨抜きにしたカナミの薫りを思い切り吸い込む。
その薫りを自身の中に飲み下すと、一気にカナミの耳を口に含んだ。

最初は食むように恐る恐るといった感じで一度カナミの耳のすべてを口にする。

『…っ、なんかくすぐったい。』

そんなカナミの言葉に反応を示さずにシンジは何かを探るようにゆっくりと甘噛みを開始した。

『っん…ふっ…あう…くすぐったい…』

シンジはやはりカナミの言葉に反応を示さない。
沈黙を保ちながら、シンジの口の動きは激しさをましていく。当初よりも早いペースで歯を当て、その後を唇で啄む。時には強く、時には弱く。

139:Y-275
08/05/25 13:35:20 7lX7klr8

『…ん、あ、ふん…あ、あっ!!』

カナミの方は激しさを増すにつれ敏感に反応を返す。
その声はシンジの興奮を高めさせるには十分なもので、シンジは徐々に舌までも使いながらカナミの耳を責め立てていく。

『っ!!…ひゃあ。し、舌は…っんふ…ダメだよ…あっふ…。感じ過ぎちゃう、あっ、ん』

シンジはただ黙々と、誘ってきたカナミが悪いと言わんばかりに執拗な責めを展開していく。
その度に

『…んっ…ふっ…あっ…ぅん…』

とカナミは甘い声をあげる。
もはや場は無限に繰り返していくかのような様相をていしていた。

『あっ、ふぁっ、あっ…あん、ふ…あぁ…あっ、あっ!!』

間もなくカナミの声はもはや嬌声と呼んで差し支えの無いものへと変化する。
やっとそこで、シンジは自らの理性を引き戻す事に成功した。

『わ、わりぃ、カナミ』

『…ん、…ふ…ん、だいじょうぶだけど、もう、ちょっと、このままで。』

力が入らないのか、それだけ呟くと身体をシンジに預けたままで、カナミは荒い息を吐いていた。

………………………………

140:Y-275
08/05/25 13:36:15 7lX7klr8

息を整えた後、どこか切なそうに瞳を潤ませながら

『絶対、私の部屋に近寄っちゃダメだからね!!』

そんな言葉とともにカナミが部屋へと引き下がっていった。

一人残されたシンジは楽しみにしていたドラマを試聴したものの、ドラマの内容は頭に一切入らない。
頭の中は先程の行為でいっぱいでそれどころでは無かった。

『はぁ、俺も寝ようかな…』

シンジは独りごちてから部屋へと引き下がる。

ベッドに入っても、さっきの一連の行為が頭をよぎり、一人悶々とした夜をシンジは過ごした。

141:Y-275
08/05/25 13:41:58 7lX7klr8

以上です。

以前、書きかけていた物に手を加えた物ですが…

最近は仕事から帰ると得にやることも無いので色々書いてます。

これの続き話やら以前言ったものやら…
ただ、書いてくうちにどうしても、自分がやったことのあるゲームの良かった所を切り貼りした感じにしかなら無いんですよね…
特にアヤナとか…
また見直し、加筆、修正して、書き上がったら投下します。

それでは、長々と駄文乱文失礼致しました。
失礼します。

142:名無しさん@ピンキー
08/05/25 15:52:15 bt0clV+f
Y-275様お疲れ様です。誘導される兄貴が情けない。最後の一線もこうやって
超えてしまうのでしょうか。

しかし、まあ、なんでこの妹はブラコンに育っちゃったんですかね。

143:名無しさん@ピンキー
08/05/25 16:11:48 7ssg0W8X
乙です
最近新しい職人さんが元気で嬉しいです

144:名無しさん@ピンキー
08/05/25 19:24:47 SrxUTgKS
シンジはなんだかんだ言って、けっこう(・∀・)イイお兄ちゃんだからなぁ・・・
それに、読んでると忘れそうになるけど実はイケメンだしね。

145:名無しさん@ピンキー
08/05/25 22:31:52 Li7hVb3S
皆さんお疲れ様です。
新しい保管庫、本当にありがとうございます。

あかほんのヒロキ×カルナで、一応続きものの扱いです。
スルー対象ワードは「エロなし」「新婚さん」、
タイトルは『ヒロキとカルナのコスチュームプレイ・その2.5(番外編)』でお願いします。

146:ピンキリ ◆UsBfe3iKus
08/05/25 22:33:47 Li7hVb3S
「フン、フン……♪」
 とあるマンションとある部屋のとあるキッチン、
そこで一人の若奥様が鼻歌を口ずさみながら、クツクツといい感じに煮えているシチューをかきまわしていた。
「ヒロキさん、まだかな」
 彼女は元アイドル。
人気ユニットだったトリプルブッキングのメンバーの一人。
名前はカルナ、如月――いや、井戸田カルナ。

 カルナはこの年の春、大学を卒業した。
在学中に業界から引退し、トリプルブッキングのマネージャーである井戸田ヒロキと同棲を始めたのだが、
無事卒業を迎えて、晴れてヒロキと正式に結ばれたというわけだ。
人気アイドルとそのマネージャーの恋ということでマスコミも一時騒いだが、
今ではもうそれを追いかける人間もほとんどいない。
この業界の時の移ろいは早く、既にカルナは「過去の人」扱い。
ただ、カルナとヒロキにとってはその方がありがたい。
昔は昔、今は今。
カルナにとってアイドルはもう過ぎ去った時の中、
現在の彼女は、井戸田カルナという一人の幸せな新妻なのだから。
「ただいまー」
「あ……」
 カルナはコンロの火を止めると、
スリッパをパタパタと音たたせて玄関へと向かった。
愛する夫を出迎えるために。
「おかえりなさい、ヒロキさん」
「ただいま、カルナちゃん」
 苗字ではなく名で呼ぶのも慣れた。
まだ、「あなた」という呼称はいささか照れくさいので使っていないが、
もう少し時が経って夫婦というものに慣れてきたら、そう呼ぶことになるのかもしれない。
一方、ヒロキも未だカルナをちゃんづけで呼ぶ。
これもいずれ、変わることであろう。
「良かった、早く帰れたんですね」
「う、うん」
 カルナが引退、TBが解散したとはいえ、メンバーの飯田シホと有銘ユーリはアイドルを続けている。
そして、ヒロキは引き続きシホのマネージャーとしてレイ・プリンセス事務所で働く身。
TB時代以上に売れっ子になったシホのため、連日遅くまで仕事にその身を打ち込んでいる。
カルナにしてみれば、二人だけの時間が短くなるのが残念ではあったが、
アイドルとそのマネージャーの仕事の大変さも知っているので、我慢出来ないという程ではなかった。
何より一所懸命に働くヒロキはとても男として頼もしいと思っている。
何事にも手を抜けないそんなヒロキを、カルナは好きになったのだから。

147:ピンキリ ◆UsBfe3iKus
08/05/25 22:37:41 Li7hVb3S
「今日はシチューを作ってみたんですけど、おいしく出来たと思います」
「えーとその、ちょっと話が」
「あ、ネクタイ外しますね」
「あ? え、うん」
 カルナはヒロキの首元へと腕を伸ばした。
ネクタイを解くのも、今ではスムーズに出来るようになった。
「ヒロキさん……」
「ん、ん?」
「何だか、疲れてます?」
「え?」
 ヒロキはほとんどの場合笑顔で帰ってくる。
そうでないのは相当に疲れている時で、一か月に何回かそういうことがある。
「また、シホが問題を起こしたんですか?」
「あ、え、いや、そうじゃなくて」
「あんまり根を詰めないで下さいね……ヒロキさん」
「え」
「身体だけは大事にして下さい」
「はあ」
「ヒロキさんに何かあったら、私は……」
「カ、カルナちゃん?」
「ヒロキさん……ん、んっ……」
「え、あ、ん……んっ」
 ネクタイを解いたところで、カルナはスリッパのまま玄関に降り、くいっと爪先立ちになった。
ヒロキの肩をきゅっと抱きしめ、そしてさらにヒロキの唇に自分の唇を重ねる。
「ん……か、カルナちゃ……?」
「は、ぁ……これで、元気……ちょっと出ました?」
 帰宅早々、新妻のおかえりなさいのキス。
普通の旦那なら、これを喜ばないはずがない。
疲労も一気に回復、下半身を滾らせてそのままベッドインとなってもおかしくないところだ。
「え、えーとね、カルナちゃん、その、あのね」
「え?」
 が、ヒロキはポリポリと頬を指でかいて、目をキョロキョロさせるのみ。
まるで、居心地が悪いかのように。
「どうかしたんですか?」
「あー、その、ね……」
 苦笑めいた表情のヒロキ。
そんな夫を見て、カルナが首を傾げたその瞬間。
「おーおーおー、熱いねーっ」
「ふーん、カルナちゃんってこうやってお兄ちゃんをいっつもお出迎えしてるんだね」
 ヒロキの背後から、二つの女性の声。
それは、カルナが良くしっている人間のものだった。
「え、え、え?」
「いや、はははは。その……こういうこと」
 ヒロキは身体をすっと横にずらした。
カルナの視界に、声の主の姿が飛び込んでくる。

148:ピンキリ ◆UsBfe3iKus
08/05/25 22:41:25 Li7hVb3S
「シ、シホ? ユーリ?」
「はーい、今超絶テクに売れっ子のアイドル、飯田シホだよーん」
「シホちゃん、テクはいらないね、テクは」
「ヒ、ヒロキさん、こ、これは?」
「いや、だからね……」
 驚きでわなわなと身体を震わせるカルナに、ヒロキは説明を始めた。
 ……本日最後の仕事は、来週にあるシホのグラビア撮影の打ち合わせ。
正確には打ち合わせの打ち合わせで、ヒロキとシホの二人だけで済むような簡単のものだった。
三十分もあれば終わるのだが、使おうと思っていた会議室が社長のレイコ関係の別の会議で急遽使用不可に。
それなら別の部屋で、と移動してみたらそっちは今度映画に出る小池マイの打ち合わせ、
ならばならば事務室で、とドアを開ければそこは会計関係で戦場と化しており、三瀬エリコが必死の形相でパソコンとにらめっこ。
それならトイレでしよっか、というシホのボケをスルーして、ヒロキは事務所の外へ。
顔が売れまくっているシホだから、マクド○ルドやファミレスになんぞ行けはしない。
ラブホならファンに囲まれないよ、というシホの再びのボケをスルーして、ヒロキが選んだ場所とは……。
「ここだった、と」
「……」
「ゴ、ゴメン。連絡しようと思ったんだけど、バタバタしてて」
「ユーリは……」
「え?」
「なら、ユーリは何でいるんですか?」
「それは、えーと」
「はーい、単にくっついてきただけだよー」
 ヒロキとシホが事務所を出たその時、ユーリと彼女のマネージャーの小田が戻ってきた。
小田はそのままエリコの手伝いに入り、流れでユーリの自宅への送りはヒロキの役目になったという次第。
「で、聞いたら今日はユーリちゃん、両親が旅行中で家にいないっていうから」
「お兄ちゃんについていったら、カルナちゃんの手料理が食べられるなーって思って」
「ふっふっふ、実は私もカルナがどんな料理を作ってるか確かめてみたくて……スッポン鍋とかマムシの血が入ったジュースとか」
 ニコニコのシホとユーリを前にして、カルナはへなへなと床に座りこんだ。
予想外の訪問、そこまでは別にいい。
事務所の部屋が埋まって打ち合わせが出来なくなったこと、そこでここを選んだこと、
ユーリをヒロキが送らねばならなかったこと、そういった諸々はまぁ頭の中で咀嚼して飲み下せる。
問題があるとすれば。
「見たのね……?」
「んー? 何の話かなー、カルナ?」
「えへへへへへ」
 ヒロキへのお帰りなさいのキス。
そしてその前の、甘えんぼのような台詞。
「いやあ、いいもん見れたいいもん見れた」
「凄いね、本当にカルナちゃんはお兄ちゃんのことを愛してるんだね」
「デジカメ持ってたらなー、バッチリ撮って週刊誌にでも」
「あ、私ケータイのカメラで撮ったよ」
「ナイスだユーリ!」

149:ピンキリ ◆UsBfe3iKus
08/05/25 22:42:34 Li7hVb3S
 ガクリ、とカルナは首を前に折った。
眼鏡がズルッと鼻の先に落ちかかる。
「う、うううう」
 とんでもないところを見られた、というショックがカルナの背中をチクチクと突き刺す。
ヒロキにしか見せたことのない妻としての「井戸田カルナ」を、
よりにもよってシホとユーリの二人にばっちり収められてしまった。
通常の二倍、いや三倍の、絶望にすら似た恥ずかしさだ。
「悪い、カルナちゃん……俺がちゃんと電話一本入れてれば」
「ヒロキさぁん……ううう」
 ほとんど涙目のカルナ。
そんな妻にヒロキが出来ることと言えば。
「ゴメン、本当にゴメン」
 謝ることだけだった、ひたすらに。

「この分だと二人の愛の結晶を拝むのも近いうちかねー」
「男の子かな、女の子かな?」
「うううう……は、恥ずかしい……」
「ゴメン、カルナちゃん」
 キッチンのシチューは、ゆっくりと冷めつつあった――



  F    I    N

150:ピンキリ ◆UsBfe3iKus
08/05/25 22:44:07 Li7hVb3S
以上です。
エロありのアヤナ話がなかなかまとまらなくて、こっちが先になりました。
言い訳ですが、持ち帰る程に仕事が忙しくて、エロは書くのに気力が必要で……。

頑張ります。

151:名無しさん@ピンキー
08/05/25 23:31:50 BYkzBWDX
妹&濱中の時代が長かったから、あかほん以後の作品のパロには違和感が湧くなぁ・・・

152:名無しさん@ピンキー
08/05/26 01:50:26 Av26GnuT
カルナがすっかりデレデレの新妻に(*´Д`*)/ヽァ/ヽァ
グジョーブ( ゚∀゚)b

153:名無しさん@ピンキー
08/05/26 02:02:52 sbL6l5of
>>151
何となくわかる気がする
あかほんが続いてればねぇ‥‥

154:宣銅烈 ◆DuoCt8/SKk
08/05/26 03:39:49 DSSaJjX3
なんかネットサーフしていたらここのことを思い出したので投下します。

NGワード「まだエロ無し」「亜麻色の髪の乙女」
タイトル「ワタシダケノ、センパイ。①」

155:宣銅烈 ◆DuoCt8/SKk
08/05/26 03:42:38 DSSaJjX3
「ヒロ君! しょんなところにネギは……ああんっ」
 調教師の手によって、女は獣へと姿を変える。アイドルとして舞台で輝く姿からは、決して連想することが出来ない。
「お前が貧乳なのが悪いんだああああッ!」
 調教師・井戸田は小中高アイドルの中核を担うシホのアナルを、執拗に攻めていく。

―RRRRRR……

「電話か、カナミは風呂にでも入ってるのか?」

シンジは読んでいた官能小説を机の二重底にしまうと、一階へと降りていった。
住人を只管呼び続ける電話。彼の意図に反し、風呂場からはシャワーの音が聞こえる。カナミは気づいていないのだろう。
シンジは、しょうがないと思い、電話を取った。

「もしもし、城島ですが…」
「はぁっ…… はぁっ……」
電話の向こうから突如、女性と思われる息遣いが聞こえ出す。
その声は荒々しく、緊張している時に出す声とは全く違うものだ。
「はぁっ…… 先輩……」
彼女の声からは、相手にとても強い性的な感情を感じる。
どこかで聞いたことのある口調には艶があり、それでいて幼さを残していた。
「先輩…… す、すっすすすす…好きですッ!!」
「なッ……!」
警戒していた先から、唐突の告白。
異性との友情的交流を持っていながら、童貞を貫いてきた彼にとって、あまりにも突然過ぎた。
そしてシンジの中に、一つの大きな疑問が残る。
「えと…、キミ誰?」
「えっ……!?」
そう、電話の相手は一切名乗っていない。
シンジにとって、声だけで名前を判断できるのは、せいぜい妹・カナミの友達か、親友である新井カズヤ。
もしくはAV女優だけだ。
「あっ!そういえば名前言うの忘れてました。
 私の名前はですね…… か」
確信の部分を言う直前、電話は切れてしまった。
電話の着信履歴には『080-XXX-XXXX』と記録されており、その番号へと電話をしてみたが、結局繋がることはなかった。

「なんだったんだ……」
「お兄ちゃん、誰からの電話ー?」
「分からん……、ってカナミ!」
後ろを振り向くと、バスタオル一枚のカナミがアイスキャンディーを銜えていた。
成熟途中の身体に滴がついた張りのある肌、濡れた髪が、エロティックに映る。
「お前、服着ろと……」
「? だって最近暑いし、きょーだいじゃない」
カナミは自分が服を着ていないということに、何の疑問も持っていなかった。
普段は下ネタばっか言うくせに、たまーに普通の女子高生になるんだから恐ろしい。

156:宣銅烈 ◆DuoCt8/SKk
08/05/26 03:44:37 DSSaJjX3
カナミがバラエティー番組を観賞している頃、シンジの心には渦が巻いていた。
電話の相手は一体誰なのか―そのことが彼の頭からこびり付いて離れない。

―「か」がつく名前といえば、カナミか?
 何を考えているんだオレは。 カナミは妹じゃないか、風呂にも入っていたし。
 相手は女だった。よってカズヤでもない。
 カナミの友達で『か』がつくコはいなかったか。
 ……一人ずつ思い浮かべても思いつかない。
 !! そういえば金城ちゃんの名前は『カオル』ではなかったかな。
 電話の声はキョドキョドしていたし、異性が苦手だという金城ちゃんという可能性もあるのではないか。

ふとシンジは、 4 年 前 にカナミのグループと一緒に海へ遊びに行ったことを思い出した。
他の皆に比べれば背が高い、一見してスポーツタイプのような娘だったが、男と話をしようとすると恥じらいを見せる。
そんなギャップを持っていた。
「カナミ、金城ちゃんの電話番号とか知ってるか?」
「そりゃ勿論知ってるけど、金城ちゃんに興味あるの~?」
聞くとカナミは含みをもった笑いを見せながら、携帯電話を開いて弄りだした。
「コレだよ」
カナミが見せた『姦』の欄には、『金城カオル』と記されていた。
シンジは突っ込むことすら忘れ、番号を確認をした。

「でもお兄ちゃんが金城ちゃんのことがスキだったなんて何か意外だな~」
「金城ちゃんは意外とテレ屋さんだから大事にしてあげてね」
「避妊だけは忘れちゃダメだよ」
外野から何か聞こえるが、決して気にしない。
突っ込んだら負けだ、と言い聞かせながら番号を見ると、『080-YYYY-YYYY』となっており、先程の人物『か』とは一致しなかった。
「番号メールしよっか?」
「いや、いい……」

金城ではなかった―、シンジはそのことに何故か『安堵』し、部屋へと戻っていった。

157:宣銅烈 ◆DuoCt8/SKk
08/05/26 03:46:35 DSSaJjX3
日は開け、場所は小笠原学園……ではなく、小笠原『高校』に移る。
昇降口に感じた視線は一年の階を越えると感じられなくなった。
それでも何らかの違和感を、シンジは感じる。
そんなシンジを余所に、教室ではカズヤと今岡が騒いでいる。

今岡は鞭でカズヤの尻を叩き続けているが、勿論『いつも通り』である。
カズヤは涙を流しながらも恍惚の表情を浮かべているが、勿論『いつも通り』である。

「城島君聞いてよ! このバカ、鏡でスカートの中を覗こうとしてやがんの」
「ミニにタコが出来る、を表現したかったんだよ~」

カズヤの虚しい言い訳が今岡の逆鱗に触れ、攻撃は加速を増しているが、勿論『いつも通り』である。

―カズヤじゃ、相談は無理だよな…。

当たり前のことシンジは思う。
今岡や彼女の友人のケイには話せることではない。
「『か』で切れた電話」のこと、「視線を感じる」こと。

男友達でカズヤ以外に話せる奴といえば……

…………
……
いない。
そう、いないのだ。

軽いハーレム状態だと思っていたシンジは、死角をつかれた。
そう、自分にはカズヤ以外に男の友達はいなかった、という真実を。

158:宣銅烈 ◆DuoCt8/SKk
08/05/26 03:47:40 DSSaJjX3
昼休み―。
階段を降り、図書室へとシンジは足を運んだ。

『視線』に怯えながら。

ドアを閉め、視線が途切れたことにほっと息を呑んでいたが
「ドアは静かに閉めて下さい」と図書委員に注意され、頭を下げる。

てれ隠しに周りを見渡すと、その中に一人見知った顔を見つける。

「シンジさん、こんにちは」

聡明な顔立ちの少女・黒田マナカが読書を嗜みながら、シンジに向かって頭を下げる。
立ち場に困ったシンジは、適当な本を選びマナカの向かい側に座る。

「……」

彼女は目線を一瞬向けたが、すぐに本へと戻す。
どんな本を読んでいるのか、九分の使命感と一分の興味で、本のタイトルを見る。

『俺の尻をなめろ』

『~きれいにきれいにね~』

ポップ体で書かれたその表紙には、パーマヘアーをした貴族風の美形男子が、性的に絡まっている図が描かれている。

―そういえばこういう娘だったなあ……
 マナカちゃんって

高き智を持っているからこそ、性に興味を持ち、そしてこのようなベーエル的なものにも手を出しているのだろう。
シンジは心の底で改めてマナカに拍手を送り、そのまま図書室を後にした。

159:宣銅烈 ◆DuoCt8/SKk
08/05/26 03:49:08 DSSaJjX3
「今日はマナカちゃんの家で勉強してくるから遅くなるね」
帰路につき、シンジはカナミからのメールを確認する。
昼休みに感じた視線は、下校時には全く感じられなくなっていた。

ケータイの天気予報は『雨』となっていた。
そういえば先程から雲がゴロゴロと鳴り出している気がする。
「ヤベッ、洗濯物!」
頭に一滴の雫を感じ、シンジは家に向かって走り出す。
さっきまでの悩みはどうしたか、今は何日分か溜めて洗っていた下着だけが気がかりだった。


「間に合った……」
外は既に大雨になっていた。
洗濯物で幾らか濡れたものはあったが、乾燥機に突っ込めば、何とかなるものばかりだ。
タオルを手に取り、髪を拭く。

カナミから電話はあったかな、と電話を覘くと『メッセージ一件』の文字。
もしかして……シンジは蓄積された不安で重くなった指で、ボタンを押す。
『メッセージ、イッケン、デス』
『ハァッハァッ…… センパイ。 ハァッ… 昨日は ハァッ… すみま ハァッハァッ… せんでした』
『昨日』という単語。挙動不審な音。
間違いなく昨日の『か』で途切れた女の声だ。
声の主の暴走は止まない。

『今から、気持ち伝えるために、先輩の、家、行きますね……』

「なッ!」
声の主は一体何を考えているのだ。外は夕立。洪水なみに降り注ぐ雨は、傘すらも無効としてしまう。
それに「家に来る」だと。 ふざけてる……

『待ってて、下サイネ。ワタシダケノ、センパイ……』

そこまで言うと電話は切れた。
ここまで来ると一種のホラー体験に近いものも感じてしまう。

「ははっ、まさか…」
自分でも声が上ずっているのが分かる。
強がりを言ってみたが、余計に不安を煽ってしまう結果となった。

―ピンポーン

「!!!」
一瞬心臓の動きが止まった。
チャイムの音が鳴ったのだ。
扉の向こうに、確かにいる。
誰かが、いる。

―ピンポーン

足がガクガクと震えるのを必死に堪え、シンジは進む。


そして入口の扉を、開けた。

160:宣銅烈 ◆DuoCt8/SKk
08/05/26 03:51:51 DSSaJjX3
とりあえず最初の投下はここまでです。

最近、裁判官たる人間がストーカーで逮捕されたらしいですね。
いや、別にだからこれを描いたとかじゃないんですけどね。

絡み描きたいなあ

161:名無しさん@ピンキー
08/05/26 20:07:23 lLLSIcKd
なんすかこの投下ラッシュwww
この勢いは久しぶりだぁ 本当職人さん乙&GJです!!
郭氏も復帰待ってますよ
いや~、まじうれしい。

これで、生徒会のお知らせがマガジン移項とかだったら、本当この勢い続きそうでwktkがたまらん

162:名無しさん@ピンキー
08/05/27 01:55:49 g0j6Dxhf
おかえりなさい宣氏!
ビッグサプライズとはこのことか

163:名無しさん@ピンキー
08/05/27 12:03:45 3q58yjTi
久々の復活、本当にうれしい!

164:名無しさん@ピンキー
08/05/27 15:42:46 JnIf+01P
おおお宣銅烈氏!懐かしいお名前!
乙&GJ!


Y-275氏も乙!
ガンバレ!

165:Y-275
08/05/28 00:08:04 Sr29XLzR
住人の皆様、職人の皆様、wiki編集してくださってる皆様お疲れ様です。
wikiの方が続々と編集されていく様子は圧巻です。

前回の続きモノが出来たので投下します。

そういえば、はからずも3投下続いた週末はすごく感動しました。
自分が氏家スレを見はじめた頃から活躍されてるお二方にリリーフ、ストッパーを勤めていただいたのですから。
なんて言い方すると失礼ですが、頑張ろうと思えました。

長々すいません。

では、投下です。

166:Y-275
08/05/28 00:09:29 Sr29XLzR

ドタンッ!!

カナミはリビングを後にし、自らの部屋のドアを慌ただしく閉めた。
ドアの開閉へのこだわりに構っているヒマなどカナミには無かった。
シンジとの行為によってもたらされた感覚。

その先を早く得たいという思いで頭はいっぱいだった。

………………………………

167:Y-275
08/05/28 00:10:30 Sr29XLzR

部屋に入ってすぐにカナミはスカートとショーツを脱ぎ捨てる。

あと一歩で堰を切って溢れ出る直前の快楽を引きずり出すのに小細工をして一から持ち上げていく必要は無く、

『あっ、あっ、……ふぁ、あっ!!』

直接的な刺激こそがカナミの望むものだった。

『あぁ、耳…ふぁ…、あぁ、ひぁ……』

カナミはベッドの上で背中を丸めるように横向きに寝転がり、左手を右耳に、右手を自らの性器にあて、快感に悶えていく。

カナミの右手が自らの淫唇からクリトリスを捜し当て、皮越しに撫であげると、淫唇はすぐに口を開く。

自らの中に溜め込んだ液体を吐き出し、カナミの手と内股を濡らしていく。

168:Y-275
08/05/28 00:12:32 Sr29XLzR
普段のカナミであれば、自身の所有する道具を横に準備してオナニーにふける。

隣のシンジの部屋から聴こえてくる音声に興奮して、息詰まった時のストレス解消に、不意にムラムラした。
なんてのがカナミがオナニーをする時の大半の理由である。
そういった場合は開始前の思考は案外冷静な状態なので道具を準備しておく事が出来る。
使う使わないはその日によっての差異は出てきてしまうが。

今回、中途半端に昂ぶらされた揚げ句。というシチュエーションは初めてで、道具を用意するという考え自体が浮かば無かった。


それでも、充分過ぎる快感がカナミを襲う。
手だけで絶頂に達した事も数知れない自らのテク、先程の行為で発見した自らの新しい弱点~シチュエーションがもたらした一時的なものかもしれないが~を責めることで淫唇はどんどんと愛液を吐き出していく。

169:Y-275
08/05/28 00:13:51 Sr29XLzR

『あっ、あっ!!あ……』

カナミは指を自らの膣に挿入していく。
中は熱く、カナミの指をズッポリとくわえ込む。

『ふぁっ、あっ、すごっ…わた、し、中っ、あ』

2本の指で想う様掻き混ぜていくカナミ。

グジュ、グジュ、ジュポ

部屋には水音が響く。

カナミの意識はどんどんと快楽の前に薄れていき、鮮明にシンジを描き出していく。

『あっ、うぁ、……、お、に…あ、わ、た…ひぁぁ』

シンジを兄としてではなく、男として好きになってしまった…
そんな事をいつカナミが自覚したのかはさだかではない。
しかし、オナニーのときは必ずシンジを想像しながら事に及ぶ。
最初は何か別のものから開始していく事もある。
それでも気付けば必ず相手役はシンジに変わる。
時には犯されながら、時には愛されて、たまに自分から奉仕しているときもある。

170:Y-275
08/05/28 00:15:06 Sr29XLzR

今日は直接シンジに自らの身体に快感をもたらされた直後である。
そのビジョンは鮮明で、今目の前にシンジがいて、オナニーを見せ付けているという錯覚にカナミは陥る。

『お兄、ちゃん、…あっ…見…あっ、あっ』


シンジに聞かせているが如く、声を荒げていくカナミ。

あいた親指でクリトリスを責めたてる。
親指のみで器用に皮を剥き、擦る。

『はぁっ、あぁ、あ!!』

カナミは声で限界に向かっている事を表現する。
気付けば左耳を枕に強く押し付け、強く上下させている。
ビクンッ!!と時折身体を跳ねさせるカナミ。

『あっ、あん、ひぁっ、感じすぎ…やばっ…』

今、目の前にいるシンジ(カナミの想像が見せた幻覚)は絶頂に達した時のカナミの艶声を聞いて、どんな行動を取るだろうか?
力付くでカナミを押さえ付け、犯してくるだろうか?

171:Y-275
08/05/28 00:16:10 Sr29XLzR



いや、犯されたい。
カナミは強く思う。

シンジに自分のイッた姿を見せ付けたい。
強く思う。

その思いは強い衝動としてカナミの背筋を駆け抜ける。

『ひぁっ、あっ、も………う、駄、イ、あっ、ク…ああぁぁぁ!!』

ピシャ、

白く濁った愛液を一度に大量に吐き出しながらカナミはイッた。


………………………………

172:Y-275
08/05/28 00:17:17 Sr29XLzR

絶頂の余韻から覚め、カナミはキッチンで水を飲んでいた。
シンジは既に部屋へと引き下がってしまったのか誰もいない。
ぼうっとした頭で電気さえつけずに蛇口に手を伸ばす。


シンジとの行為。その余韻を受けてのオナニーはカナミの中で燻っていた感情に火をつけていた。
時にはボケとしてごまかしながらも、今までけして消えることの無かった感情。
カナミは一人呟く。


『やっぱり、お兄ちゃんは誰にも渡さない。』

兄妹だから…しかし、それだけで割り切れるようなものでは無い。
それで割り切るには
全ての好意も、
シンジに行ってきたアプローチも、
シンジに身を任せ行われた耳への口撫も、

その全てが無駄になってしまう。


気付けばカナミは包丁を取り出し握っていた。

『誰かの手に渡るくらいなら、いっそ…』


光を放つもののないキッチン。
刃物に移ったカナミの表情に一切の迷いの色は見られなかった。


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