【あかほん・濱中】氏家ト全 25時間目【妹・生徒会】at EROPARO
【あかほん・濱中】氏家ト全 25時間目【妹・生徒会】 - 暇つぶし2ch100:Y-275
08/05/21 13:56:49 fLc3QZHL

『んっ…ちゅっ』

思春期男子としてAV鑑賞をし、その趣味、嗜好はやや過激なものに寄ってはいるものの、シンジも初めてということはあり、まずはキスから二人は始めていく。
一度唇を離した後、再度キスをしながら、シンジの手はアキの胸へ。

『んっ…ふっ…ん』

徐々にキスは深いものになっていく。

しかしながら、やや苦しそうなキスに対するリアクションは返って来るものの、胸への愛撫に対するリアクションはいっこうに得られない。

そのリアクションの無さはその手に強弱をつけようと、乳首を探し当て、指で摘んでみてもいっこうに変わらない。

そうこうしてるうちにシンジは初めての焦り、キスの後いきなり胸に触れてしまった後悔、普段カナミ達が口にしている「巨乳は感度が悪い」という説への疑念等から一旦手を止め、唇も離し、問いかける。

『あ、あのさ…アキちゃん…、さっきから胸に触れてみてるんだけど、なにか感じない?』

『…い、いや、何て言うか、むず痒さというか、こそばゆい感じはするんですけど…』

そこまで、答えてアキも黙り込む。

101:Y-275
08/05/21 13:58:03 fLc3QZHL
シンジが自らの胸に愛撫を施しているのも知っている。しかしながらそれが快感へと繋がっていないのも事実なのだった。

アキにとってシンジは憎からず思っている相手。事の顛末はドタバタとはしていたものの、その心は受け入れていない訳ではない。

『そ、その、私初めてで緊張してるだけだと思うんですよ。しばらくたてば慣れてくるとは思うんで気にしないでください…』

そう言ってアキの方からキスをしてくる。

………………………………

102:Y-275
08/05/21 13:59:21 fLc3QZHL

その後、シンジは試行錯誤しながらアキを攻めていった。

胸に触れた手は先程のように強弱をつけてみたり、乳首に触れて見たり。

キスをしていた口はいつしか首筋、うなじ、耳たぶと時には甘噛みで歯を立てながら。

前を開き、直接胸に触れてみたりもしているのだが…

(なんていうか全体的にリアクションが薄いんだよなぁ…)

そのいずれもアキにとっては快感に結び付くものとは言い難いものだった。

(なんとかしてあげたいなぁ…)

シンジ自身は豊満なアキの胸に自らの手が触れているという状況にかなり興奮は覚えている。
しかしながら、目の前のアキの薄いリアクションに、自らのテク不足やら、申し訳なさを感じている。
今までも散々試行錯誤を繰り返しては来たが、更なる思考の回転をさせながら、行為を続けていく。

何度目かになるか、身体へのキスを終え、シンジが顔を上げる。

103:Y-275
08/05/21 14:01:02 fLc3QZHL

その視界には、普段から見慣れた明るい髪色短髪のアキの表情と、普段はけして見ることのないアキの女性としてのきめ細かな素肌、豊満な胸に色づく淡い色をした乳輪。そして、これまた実物を生で見るのは初めてなゴスロリ衣装…

そこまでを視界に入れて、シンジの思考は飛躍する。
ゴスロリ衣装、そして感度の悪い女の子…

(確か、どこかで)

シンジの頭の中に、その昔プレイしたエロゲーの事が頭をよぎったのはその直後だった。


思考が固まると同時にシンジはアキに、今までの向き合った体制から仰向けになることを要求。

そして、アキの頭を少し高い位置に固定させ、手つきをねちっこいものへと変化させていった。

そうこうしているうちにアキの目の色に若干の変化が現れたことを見てとるとシンジは声をかける。

104:Y-275
08/05/21 14:02:34 fLc3QZHL

『アキちゃん、見えてるでしょ?』

『?』

一瞬シンジが何を言ったのかわからずにアキは怪訝な顔をする。

『俺の手の中で形を変えて柔らかい。指の間からも肉がはみ出てるだろ?』


『……っ!!』

突然の事にアキはおどろきを感じたが、態勢的に視界に入り込んでくる光景と、それを意識させるような(それがねらい)シンジの言葉に頬を赤らめながら自らの乳房を凝視する。
その反応が良いものと感じたのか、シンジは更なる言葉を被せる。

『こんなに好き勝手に揉まれて、俺に見られて、恥ずかしくない?』

確かに…とアキは思った。今まで知識としての性行為は知っていた。しかしながら、自身がそれに及び、自らの身体に愛撫をされ、それを男性に眺められるという行為。それがアキの羞恥心を刺激していく。

『俺はアキちゃんの胸を揉んで、眺めて、すごく興奮してる。すごくやらしい光景だよ。』

シンジが一声かけるたびにアキの思考は蕩かされ、思考に靄がかかる。アキの吐息は熱っぽくなっていく。

105:Y-275
08/05/21 14:05:10 fLc3QZHL


(結構、良い感じかな…でも、もう一押し…)

アキの変化にシンジもとっくに気づいている。
全て真実は言っているものの変態的な事を口走る自分にひきながらも、いよいよ、仕上げと言わんばかりにアキの耳元まで自らの顔を近づけ呟くように言う。

『アキちゃんのこの姿をいつでも思い出して興奮できそうだ。』

『…っ、んあぁ…』

待ちに待ったアキの口から漏れた快楽に負けた声。
一つ安堵を覚えながら、シンジはこの瞬間を待っていたと言わんばかりにアキの乳首を摘む。
刹那…

『んっ、あっ…フッ、ん……あぁあぁぁ!!』

少しずつ羞恥に蕩かされていたアキは一度口に出した快楽の声で堰を切ったように快楽の声を漏らす。

シンジの賭けは成功し、アキの快感を引き出すのに成功した。

………………………………

106:Y-275
08/05/21 14:07:01 fLc3QZHL

シンジのプレイしたエロゲーというのは、なかなか感じない女の子に自らの胸を揉まれる姿を見せつけ、言葉を投げ掛けることにより羞恥心から性感を引き出していくというシチュエーションのものだった。

大きな違いは、相手が幼女で未発達だった為に、主人公の使った方法がこれだったというぐらいであろうか。

一度、快楽さえ引き出してしまえば、後は簡単だった。
若干自分のサディスティックな黒い欲望を満たされ、危ない興奮をシンジは覚えつつ、思う存分アキを愛でていく。

『んっ、あぁ、あっ…』

『アキちゃんはいやらしいね。さっきまで不感症を気取っておきながら、今じゃ内股に触れただけではしたない声をあげて。』

シンジは内股を股間に向かって撫であげながら言う。

『いやンッ…だ…だっフッて、て…』

もはや蕩かされているアキの頭は言葉を紡ぐことさえ難しい。

『ほんとは普段からカナミ達に胸とか揉まれたりする度に濡れちゃってたんでしょ?』

『…っ!!い、いや、そんアッん、な事…無い…』

シンジは撫であげている際、股間に近づく度に熱を感じていた。
部屋にはすでに独特の臭気が漂っており、シンジは既にわかっている。

だが、敢えてシンジは口にする。さらに準備を進めるために、自身の欲望を満たすために、更なる快感を引き出す為に、股間に手を触れさせながら。

107:Y-275
08/05/21 14:08:36 fLc3QZHL

『そんな事言ったって、ここはもうびしょびしょだし完全に口を開けてるよ。いやらしく蠢いてる気がするのは俺の勘違いかな?』

『んっ…ぁつ……ふぁっ…ん………あぁっ!!』

『ねぇ、どう?自分の身体だよ?よくわかるんじゃない?』

この攻めを続けてみてシンジには分かったことがある。
それは『アキに口にさせること』である。

ただ、恥ずかしがる事を言うだけでも効果は十分だった。しかしながら、口にしようとした時の方が確実にアキのリアクションは良いのである。

『んっ…ふぁっん…わか……ッ、ンる』

『やっぱ、淫乱だな。さっきから恥ずかしい事を口にして興奮してるんだもん。』

満足したサディスティックな笑みをたたえながらシンジが言う。
その言葉で満足したのか、シンジはアキの膣に指を突き立て、掻き混ぜていく。

『んっ…あぁぁぁァァアーっ!!』

アキは一際大きな声で叫ぶ。
先程の感度が低かった頃のリアクション等忘れたように、ただ、獣欲に溺れたように。

………………………………

108:Y-275
08/05/21 14:11:09 fLc3QZHL

『そろそろ、挿れるよ。』

そう呟くシンジ。既に準備はOKだと判断したのか、既に自らの性器をアキの膣に押し当てながら。

(かなり、べただけど、やっぱり、お約束かな。)

『ねぇ、アキちゃん?』

『んっふ…は…ん……?』

アキはいざ、事に及ぶ直前に口を開いたシンジに首を傾ける。

『なにか、言わなくちゃいけないことがあるんじゃないかな?』

『…?』

なおも首を傾けるアキ。

『お願いしないとね。』

『…っ!?』

シンジが先程から口にしていることにアキはようやく思い当たった。
怖ず怖ずと口を開く。

『…ど、どんな、風に…?』

膣から再び温かくネットリしたものが溢れ出してきたのを感じながらシンジが続ける。

『『淫乱なアキのオマンコにシンジさんの猛り起ったオチンポを下さい。』って言ってご覧?言えないなら今日はここまでかな。』

やっぱり。とアキは思う。
そんな事を口走らなかったとしても、この行為が終わるということは無い…とアキは思う。
しかしながら、先程からサディスティックなまでのシンジの責めに感じまくって、もはや、戻れないところまでアキは獣欲も剥き出しに追い詰められ、蕩かされた脳はそれを口走るのを否定はしない。
それでも強い羞恥心は邪魔をする。

109:Y-275
08/05/21 14:13:49 fLc3QZHL

『…ぃ、淫乱なアキのオマ…にシンジさんの猛り起った……んぽを………い。』

蚊の泣くような声とはまさにこのことを言うのであろうか。
恥ずかしさから小さな声で、直接性器を指す言葉は口に出来ず、最後もほぼ、音としては出て行かない。


そんなアキにシンジは再度要求する。

『言ってご覧?』

『…っ!!』

『言ってご覧??』

なおも口にはしないアキにシンジは3度目の要求。

しばしの沈黙の後、アキはついに言葉にする。

『っ…淫乱な、アキの、オ、オマンコにシンジさんの猛り起ったオチ、オチンポを下さい。』

『よく、出来ました。』

言葉とともにシンジは挿入していく。

アキの具合は、しつこいまでの言葉攻めと愛撫の賜物か、非常に良く、最初からシンジのペニスをなめ回すように絡み付いてくる。

(…っ、や、やばい、気持ちいいっ!!)

シンジはその気持ち良さにうち震えながらも、挿入を繰り返していく。

ズチョ、ズチョ、ズッチョ……

部屋に響く淫らな音、そして…

『ん、ふあ……っ、ん、ああぁん!!ふっん、あ、あ』

響き渡るアキの声。

口許に右手を、左手でシーツを掴みながら喘ぐ。体質なのかアキは最初から感じまくっていた。

110:Y-275
08/05/21 14:15:32 fLc3QZHL

『あっ、お、ンッフ、兄さ…ん』

シンジを呼ぶ。
そんなアキの様子に痛みからの声ではない事を確信するシンジ。そして、呟く。あの快感を引き出した時のように耳元で。

『初めてなのに、感じまくってるなんて…ほとほと呆れるくらいアキちゃんは淫乱だね。』

そうして、シンジは自らのペニスを次のピストンの為に引き抜いていく。

圧倒的な快感の中、呟かれた言葉に、アキは『自らが犯されて感じている変態である』という錯覚を感じていた。そして、それを認めたくない理性と、認めて楽になりたい獣欲がアキを追い詰めていく。

『あぁああぁぁ~!!…………んぁっ。』

シンジの次の一突きとともに、盛大な声をあげ、シーツを強く掴みながら、達するアキ。

『う、あ!!』

ドピュッ!!

アキの絶頂に巻き込まれるようにシンジもアキの中で果てた。

シンジが引き抜いた後には、白と赤の斑模様のどろりとした液体が垂れ流れていた…

………………………………

111:Y-275
08/05/21 14:17:05 fLc3QZHL

『いや~、コス"プレ"を実際アキちゃんに実演してもらったけど、凄かったね…』

『しかし、シンジさんがドSというか、アキさんがドMというか…いや、どちらにしても参考にはなりましたが…』

『なんか、ひいちゃったね。』

いつから聞き耳をたてていたのかは知る由もないが、マナカナコンビが隣の部屋で好き好きに感想を述べていた。

『後はアキさんから感想を聞けば完璧ですね。』

『え、でも、言ってくれなさそうじゃない?』

『そういうときは言ってあげれば良いんですよ。』

『あ、なるほど。』

マナカの言葉にカナミが得心ついたように答える。

二人の顔には笑顔が貼りついていた。
まるで新しい玩具を手に入れた幼女のような。

112:Y-275
08/05/21 14:20:42 fLc3QZHL
以上です。

機種変して字数制限が無くなり少しは投下しやすくなりましたが、まだまだドタバタした投下ですいません。

今後は前回投下後言った通りネタが浮かび次第、書き上げて投下しようと思います。
個人的にはマサミサとマサアヤを書いてみたかったりしますが…

長々と駄文乱文失礼しました。

113:ジョニー
08/05/21 14:41:49 uj+60WFQ
乙!!いや、リアルタイムGJです!!
久しぶりに大好きなアキが来ましたよ
これからも待ってます。頑張ってください!!
個人的にはマサアヤ期待です。

114:名無しさん@ピンキー
08/05/21 20:32:06 FYkFMFkK
アキオとマナカの百合マダー

115:名無しさん@ピンキー
08/05/21 23:49:12 ZgbETYhl
>>114 では酔った勢いで初投稿。
あの日、そうあの日マナカは家に帰った後も身体の火照りが冷めていない事を
自覚した。小説のネタに、と言うのは半分は本当の事だったのだが、では残り
半分は?と問われれば答に詰まるのである。あのラブホでの一時をマナカは
夢見心地に反芻しつつどうやったら次の機会が作れるだろうか思案していた。
自らの敏感な所に強弱をつけながら指を前後させ、震えるような快感を感じつつも
一方で冷静な思考を行うマナカであった。
 以下続く、ってご免なさい、嘘です。

116:名無しさん@ピンキー
08/05/22 00:35:35 +p15OuVo
Y-275氏、GJ!
エロエロですな。


Wiki編集、相変わらず妹の作者別の下のほうから。
# 上原@氏
# 674氏
# 760氏
# 682氏
# 770氏
と終了。

もうすぐナット氏、白帯侍氏、郭氏と大量作家が続くぜハァハァ



ところでキャラの欄はヒロイン一人がいいか、カナミ×シンジなどと
カップルで書くほうがいいか、どっちが良いのかのう?
いまのとこ、微妙に混在しているんだが。

たとえば
タイトル   作者   キャラ
ABCD   ○×氏  カナミ

か、

タイトル   作者   キャラ
ABCD   ○×氏  カナミ×シンジ

か、こんな感じだな。どっちかというと後者のほうが分かりやすいんだが、
妹カップリング別まとめのほうは、カップリング別といいながらヒロイン別に
なってるし。

どっちでも良いっちゃ良いんだが、せめて統一したほうがよかろうとオモう訳だ。

117:名無しさん@ピンキー
08/05/22 01:44:40 K+EdqlaL
乙!
いや、後者がやりやすいというならそれでいいんジャマイカ
しかしとうとう郭氏がくるか‥‥投下数が一番多い職人さんだから大変な量だろうな(←他人事)


非エロ微エロもここじゃ無問題でえらい量あるけど、、氏家本人にネタとしてこっそり教えてやりたいくらいだw

118:名無しさん@ピンキー
08/05/22 14:09:35 u12tHBE8
>>116
妹をちょくちょく編集してます者です
後者の方がわかりやすいので、そっちがいいと思いますが
よく読まないとわからない作品もあるので
とりあえず文章だけでも写してます
修正は簡単にできるので、あまり神経質にならなくてもいいかと思います。

後、ここでwikiに関してのレスでスレを消費するのもどうかと思いましたので
雑談所を作りました
URLリンク(wiki.livedoor.jp)
作品保管、がんばりましょう。

119:名無しさん@ピンキー
08/05/22 23:24:19 1NxGsfKZ
>118
乙であります。
ではWiki関連の話はそちらで。

次にここに書くのが、保管終了の報告だといいのう…。

120:名無しさん@ピンキー
08/05/23 11:38:21 kWzBIIBK
新参者ですが、生徒会のエロパロはまだ少ないですか?
生徒会は絵が綺麗なので好きです

121:名無しさん@ピンキー
08/05/23 23:45:44 RkSdw596

Wiki編集、今日は勢いに任せてガソガソ進め、
一応、妹パートは古田保管庫からのコピーは一通り済んだはず。

Wikiの都合でタイトル長にも本文の長さにも制限があり、多少古田保管庫とは違う構成に
なっている。

・本文を分割したもの
新参者氏:「No title(シンジ×カナミ)」
トマソン氏:「暴走」
ヤギヒロシ氏:「教師たちの黄昏」
郭氏;「もう一つのサマータイム・ブルース」「攻守交代」「2×2+2あまり2」
「No Title妹1:郭泰源」「約束」「あだゆめ」「恋わずらい」
白帯侍氏;「深まる想い」

・題名が長すぎて省略したもの
アカボシ氏:「素人投稿ビデオ 女子高生マナ● ~処女喪失中出し180分~」
「妹は見た!卒業2時間スペシャル~禁オナと陵辱と真の勝者!陰謀渦巻く城島家~」
弱味☆氏:
『シンジよ、手紙とは改行後の下がった1文字目を逆から読むものだ』

容量ではなく、内容をみて分割したもの
雷電氏:「No title4」

古田氏保管庫に内容がないもの
RAGNA氏「勇気の一歩」

まあこんな感じなのだが、職人の皆様、本意ではない内容になってしまったという方は
どうぞ編集してください。誰でもいじれるのですから。
事情でいじれないという場合のみ、Wikiの雑談所にでも書いてもらえれば、当方で善処します。


122:名無しさん@ピンキー
08/05/23 23:47:24 RkSdw596
 
あとは、古田保管庫の更新停止からの作品だが……誰かがまとめてくれた
トマソン氏の分は入れたが、ほかはこれから。当方のログは22時間目から
はある。
古田保管庫の更新停止は2006年末から、
22時間目は2006年12/25 からなのでかなり微妙。

お願い:21時間目のログを持っている方、最後の作品が保管庫に入って
いるかどうか、チェックしてクレクレ。



123:名無しさん@ピンキー
08/05/24 07:20:50 T+PaKG4J
GJという他ない!

古田氏倉庫停止後もペースは落ち着いたとはいえ、傍観者などの新人さんは参入されたし、
何より郭氏やペピトーン氏や518氏などのベテラン勢がパワフルな投下を続けてたから未収録SSはたくさんあるんだよな…

124:名無しさん@ピンキー
08/05/24 14:43:25 +hYdF4tc
結局あの後シンジは大学に受かったり、童貞は卒業できたのか?

125:名無しさん@ピンキー
08/05/24 17:48:39 ieSjxzZy
それは氏家のみぞ知る・・・
あかほん最終回みたいな感じで
ちょろっと出て来てくれたらわかるかもね

126:名無しさん@ピンキー
08/05/24 20:29:20 bv/wwppu
シンジの鈍感さと朴念仁ぶりにキレた女性陣が、最終回、
思い残すことなく終えようと、勢揃いでシンジを拉致してリンカーン
シンジは18年間守ってきた童貞を散らしますた


なんてことを想像してしまいますた( ゚∀゚)

127:名無しさん@ピンキー
08/05/24 20:37:51 T+PaKG4J
濱中アフターは結構あるけど思春期アフターはそんなにないしね
濱中と思春期は終わった時期が違うから当たり前っちゃ当たり前なんだが

128:名無しさん@ピンキー
08/05/24 23:00:49 qI58Bx/r
>>124
普通にアキと付き合うんじゃね?

129:名無しさん@ピンキー
08/05/25 11:23:19 7ssg0W8X
本格的な思春期アフター期待

130:Y-275
08/05/25 13:22:54 7lX7klr8
住人の皆さん、管理人の皆さん、wiki編集をしてくださってる皆さんこんにちは。

連投気味で、アフター物では無いですが、妹は思春期ネタ投下します。

スルー対象ワードは

『直接的なエロ無し。』

『終わりが強引』

です。

本編240からです。

タイトルは

『ガムの代わりに』

です。

131:Y-275
08/05/25 13:24:36 7lX7klr8

『…ちゃ…ん、お兄ちゃん』

今日は兄妹揃って出掛け、無事家に帰って来たカナミとシンジは家でくつろいでいた。
その最中、シンジはいつの間にか寝入ってしまっていたらしく、気付けばカナミがシンジを揺すりながら声をかけていた。

『もう家帰って来たから部屋行って寝なよ。それとも一緒に寝る?それだと近親相姦になっちゃうけど…』

『そのつもりはない!!』

カナミのボケに義務的にツッコミを入れつつ、シンジが顔をあげ、時計を見ると時刻はまだ8時前だった。

『いや、9時からやるドラマが見たいんだよ。』

この日は日曜日。
日曜夜9時のドラマといえば、カナミも楽しみにしている。
勿論一緒に見ているので、カナミもそれは承知だ。

『ビデオに撮っておいて寝ても良いと思うんだけど…』

カナミのいうことは最もである。

『いや、明日見ないうちに学校でネタバレされるのは困るんだよな…』

シンジは苦笑いを浮かべる。

132:Y-275
08/05/25 13:25:39 7lX7klr8

『見てるAVのフィニッシュを先に告げられると萎えるのと一緒だね。』

『いや、ちげーよ!!っつーか、それ昔お前にやられた記憶あるぞ!!』

ようやくシンジの眠気も覚めてきたのか普段の兄妹のやりとりが繰り広げられる。
そんなやりとりを楽しむかのように笑った後、カナミが続ける。

『んー、じゃあ、何か噛む?昼間みたいに?』

………………………………

133:Y-275
08/05/25 13:26:39 7lX7klr8

それは昼間兄妹で出掛けた時のこと。
電車内で強烈な眠気に襲われたシンジはその場でうつらうつらとしだしてしまった。

『寝ちゃダメだよ、次の駅で降りるんだから。』

そんなシンジを見兼ねたのかカナミが声をかける。
それに応え、また睡魔に打ち勝つ為、シンジはカナミに尋ねる。

『ガムか何かねえ?噛めば目がさえるかも。』

『んー…ガムは持って無いねぇ…』

残念ながらカナミはガム等の持ち合わせは無かった。
だが、代わりにと言わんばかりに、シンジに対し自らの耳を指差す。

『いや、耳はいいよ…』


結局の所変わらない普段通りのやりとりの後、何か噛むものをと探した結果ポケットに一粒だけ残っていたガムを見つけ、それを噛み、なんとかシンジやり過ごした。

………………………………

134:Y-275
08/05/25 13:27:41 7lX7klr8

『いや、もう、そんな都合良くガム残ってないよ。それに昼間出掛けたからお金もそんな残ってないし。』

『あー、そうだね。あたしもあまりお金残ってないし…じゃあ、やっぱり…』

そういってカナミはシンジの寝転がってるソファーに近寄って耳を指差す。

『…つまり、耳でも噛むか?ってことか?というか、昼間もやったよなそのネタ?』

『ん、そだね。でも、今この場で眠気を醒ますために噛むものなんてあと乳首ぐらいしかないよ。』

カナミがシンジのほうに向き直り普段の調子で言う。
だが、しかし、
この時のシンジは寝転んだ体制。
そのぴったり側まで顔を近づけているカナミ。
その距離だと、嫌でも、カナミが声を発する度、呼吸をする度にシンジの顔にカナミの息が当たり、シンジはむず痒さを感じる。
至近距離で顔を見つめているカナミを妙に意識してしまい、そんな自分を抑えるのに必死で、シンジは黙り込んでしまう。

『別に減るものじゃないんだし、お兄ちゃんがそうしたいなら良いよ?』

そんなシンジを見て、カナミが声をかける。
初期の頃のブラコンモードを彷彿とさせる冗談とも本気とも取れる表情で。
シンジには、そんなカナミの表情はなんだか期待しているように見えなくもない。

135:Y-275
08/05/25 13:28:38 7lX7klr8

『いや、でも…』

シンジはそれだけ言うとまた黙り込む。

耳を噛むという行為自体がなんかエロい。しかし、直に体を重ねる訳ではない。

なのだから禁忌を侵してしまったということにはならないのではないか?なら、セーフか?
そんな考えが頭に浮かび、何らか理由を付けて断ろうにも、なかなか出来ないでいる。
それに間近にあるカナミの顔やら薫りやらなんやらで思考も回らなくなってくる。
ぶっちゃけ、このまま流されてしまっても良いんじゃないかという考えさえ頭をまわりだしてくる。

『でも何?っていうか、お兄ちゃんさっきから黙り込んだり、どうしたの?ほんとは我慢してるだけ?』

押しまくるカナミ。
時間の経過とともにシンジの思考はどんどんと回らなくなっていく。

………………………………

136:Y-275
08/05/25 13:30:09 7lX7klr8

カナミの一言を最後にしばらくの沈黙が部屋におりていた。
その間もシンジは色々と考えていたが、シンジの頭の中に断る理由は思いつかなかった。
しかしながら、最後に引っ掛かる理性が頑なにシンジを引き止めていた。
沈黙を破り、先に言葉を発したのはカナミだった。

『お兄ちゃん、寝転がってないで、ソファーに座り直して?』

カナミの突然の言葉にシンジは疑問の表情を浮かべた。
その表情を見て、カナミが続ける。

『どっちにしろ、そのままだと寝ちゃうと思うよ?』

そこまで言われて、確かになと一言呟くとシンジはソファーに座り直す。

それまでシンジの前で、一連の動作をただ見つめていたカナミだったが、シンジが座り直したのを確認するとゆっくりと腰を降ろした…

137:Y-275
08/05/25 13:33:04 7lX7klr8

シンジの膝のうえに。


突如自分の胸に預けられた妹の温かさ、柔らかさにシンジは驚く。
吸い込んだ空気は目いっぱいシンジにカナミの薫りを運んでくる。

『ちょっ、カナミどうした?』

『いや、この方が耳を噛みやすいと思って。』

やられたとシンジは思った。
なんの疑問も持たずにカナミの言うことに従ったが、さっきの体勢よりもこの体制の方が遥かに耳を噛みやすい。
圧倒的に状況がカナミ有利に進められていく。

室内には再び沈黙が降りる。

時間が経つにつれシンジが不利になっていくのは明らかで、
終いには、シンジの理性はカナミに白旗をあげざるを得なくなった。
それにこの体勢で色々と耐え続けるのはシンジにとって酷だった。
カナミの提案を逡巡した時点で強行策に出られた際の敗北は決まっていたのかもしれない。

………………………………

138:Y-275
08/05/25 13:34:16 7lX7klr8

シンジは覚悟を決めて(?)カナミの好意に甘えていく。
シンジの手はカナミの下腹部へとまわり、背後からカナミを抱きすくめる。
カナミは当初、驚いたようなリアクションをしたものの、シンジに全身を委ねる。
自分の全てを恋人に委ねるように。
一度息を吐くと、シンジは思い切り息を吸い込み、自身の理性を骨抜きにしたカナミの薫りを思い切り吸い込む。
その薫りを自身の中に飲み下すと、一気にカナミの耳を口に含んだ。

最初は食むように恐る恐るといった感じで一度カナミの耳のすべてを口にする。

『…っ、なんかくすぐったい。』

そんなカナミの言葉に反応を示さずにシンジは何かを探るようにゆっくりと甘噛みを開始した。

『っん…ふっ…あう…くすぐったい…』

シンジはやはりカナミの言葉に反応を示さない。
沈黙を保ちながら、シンジの口の動きは激しさをましていく。当初よりも早いペースで歯を当て、その後を唇で啄む。時には強く、時には弱く。

139:Y-275
08/05/25 13:35:20 7lX7klr8

『…ん、あ、ふん…あ、あっ!!』

カナミの方は激しさを増すにつれ敏感に反応を返す。
その声はシンジの興奮を高めさせるには十分なもので、シンジは徐々に舌までも使いながらカナミの耳を責め立てていく。

『っ!!…ひゃあ。し、舌は…っんふ…ダメだよ…あっふ…。感じ過ぎちゃう、あっ、ん』

シンジはただ黙々と、誘ってきたカナミが悪いと言わんばかりに執拗な責めを展開していく。
その度に

『…んっ…ふっ…あっ…ぅん…』

とカナミは甘い声をあげる。
もはや場は無限に繰り返していくかのような様相をていしていた。

『あっ、ふぁっ、あっ…あん、ふ…あぁ…あっ、あっ!!』

間もなくカナミの声はもはや嬌声と呼んで差し支えの無いものへと変化する。
やっとそこで、シンジは自らの理性を引き戻す事に成功した。

『わ、わりぃ、カナミ』

『…ん、…ふ…ん、だいじょうぶだけど、もう、ちょっと、このままで。』

力が入らないのか、それだけ呟くと身体をシンジに預けたままで、カナミは荒い息を吐いていた。

………………………………

140:Y-275
08/05/25 13:36:15 7lX7klr8

息を整えた後、どこか切なそうに瞳を潤ませながら

『絶対、私の部屋に近寄っちゃダメだからね!!』

そんな言葉とともにカナミが部屋へと引き下がっていった。

一人残されたシンジは楽しみにしていたドラマを試聴したものの、ドラマの内容は頭に一切入らない。
頭の中は先程の行為でいっぱいでそれどころでは無かった。

『はぁ、俺も寝ようかな…』

シンジは独りごちてから部屋へと引き下がる。

ベッドに入っても、さっきの一連の行為が頭をよぎり、一人悶々とした夜をシンジは過ごした。

141:Y-275
08/05/25 13:41:58 7lX7klr8

以上です。

以前、書きかけていた物に手を加えた物ですが…

最近は仕事から帰ると得にやることも無いので色々書いてます。

これの続き話やら以前言ったものやら…
ただ、書いてくうちにどうしても、自分がやったことのあるゲームの良かった所を切り貼りした感じにしかなら無いんですよね…
特にアヤナとか…
また見直し、加筆、修正して、書き上がったら投下します。

それでは、長々と駄文乱文失礼致しました。
失礼します。

142:名無しさん@ピンキー
08/05/25 15:52:15 bt0clV+f
Y-275様お疲れ様です。誘導される兄貴が情けない。最後の一線もこうやって
超えてしまうのでしょうか。

しかし、まあ、なんでこの妹はブラコンに育っちゃったんですかね。

143:名無しさん@ピンキー
08/05/25 16:11:48 7ssg0W8X
乙です
最近新しい職人さんが元気で嬉しいです

144:名無しさん@ピンキー
08/05/25 19:24:47 SrxUTgKS
シンジはなんだかんだ言って、けっこう(・∀・)イイお兄ちゃんだからなぁ・・・
それに、読んでると忘れそうになるけど実はイケメンだしね。

145:名無しさん@ピンキー
08/05/25 22:31:52 Li7hVb3S
皆さんお疲れ様です。
新しい保管庫、本当にありがとうございます。

あかほんのヒロキ×カルナで、一応続きものの扱いです。
スルー対象ワードは「エロなし」「新婚さん」、
タイトルは『ヒロキとカルナのコスチュームプレイ・その2.5(番外編)』でお願いします。

146:ピンキリ ◆UsBfe3iKus
08/05/25 22:33:47 Li7hVb3S
「フン、フン……♪」
 とあるマンションとある部屋のとあるキッチン、
そこで一人の若奥様が鼻歌を口ずさみながら、クツクツといい感じに煮えているシチューをかきまわしていた。
「ヒロキさん、まだかな」
 彼女は元アイドル。
人気ユニットだったトリプルブッキングのメンバーの一人。
名前はカルナ、如月――いや、井戸田カルナ。

 カルナはこの年の春、大学を卒業した。
在学中に業界から引退し、トリプルブッキングのマネージャーである井戸田ヒロキと同棲を始めたのだが、
無事卒業を迎えて、晴れてヒロキと正式に結ばれたというわけだ。
人気アイドルとそのマネージャーの恋ということでマスコミも一時騒いだが、
今ではもうそれを追いかける人間もほとんどいない。
この業界の時の移ろいは早く、既にカルナは「過去の人」扱い。
ただ、カルナとヒロキにとってはその方がありがたい。
昔は昔、今は今。
カルナにとってアイドルはもう過ぎ去った時の中、
現在の彼女は、井戸田カルナという一人の幸せな新妻なのだから。
「ただいまー」
「あ……」
 カルナはコンロの火を止めると、
スリッパをパタパタと音たたせて玄関へと向かった。
愛する夫を出迎えるために。
「おかえりなさい、ヒロキさん」
「ただいま、カルナちゃん」
 苗字ではなく名で呼ぶのも慣れた。
まだ、「あなた」という呼称はいささか照れくさいので使っていないが、
もう少し時が経って夫婦というものに慣れてきたら、そう呼ぶことになるのかもしれない。
一方、ヒロキも未だカルナをちゃんづけで呼ぶ。
これもいずれ、変わることであろう。
「良かった、早く帰れたんですね」
「う、うん」
 カルナが引退、TBが解散したとはいえ、メンバーの飯田シホと有銘ユーリはアイドルを続けている。
そして、ヒロキは引き続きシホのマネージャーとしてレイ・プリンセス事務所で働く身。
TB時代以上に売れっ子になったシホのため、連日遅くまで仕事にその身を打ち込んでいる。
カルナにしてみれば、二人だけの時間が短くなるのが残念ではあったが、
アイドルとそのマネージャーの仕事の大変さも知っているので、我慢出来ないという程ではなかった。
何より一所懸命に働くヒロキはとても男として頼もしいと思っている。
何事にも手を抜けないそんなヒロキを、カルナは好きになったのだから。

147:ピンキリ ◆UsBfe3iKus
08/05/25 22:37:41 Li7hVb3S
「今日はシチューを作ってみたんですけど、おいしく出来たと思います」
「えーとその、ちょっと話が」
「あ、ネクタイ外しますね」
「あ? え、うん」
 カルナはヒロキの首元へと腕を伸ばした。
ネクタイを解くのも、今ではスムーズに出来るようになった。
「ヒロキさん……」
「ん、ん?」
「何だか、疲れてます?」
「え?」
 ヒロキはほとんどの場合笑顔で帰ってくる。
そうでないのは相当に疲れている時で、一か月に何回かそういうことがある。
「また、シホが問題を起こしたんですか?」
「あ、え、いや、そうじゃなくて」
「あんまり根を詰めないで下さいね……ヒロキさん」
「え」
「身体だけは大事にして下さい」
「はあ」
「ヒロキさんに何かあったら、私は……」
「カ、カルナちゃん?」
「ヒロキさん……ん、んっ……」
「え、あ、ん……んっ」
 ネクタイを解いたところで、カルナはスリッパのまま玄関に降り、くいっと爪先立ちになった。
ヒロキの肩をきゅっと抱きしめ、そしてさらにヒロキの唇に自分の唇を重ねる。
「ん……か、カルナちゃ……?」
「は、ぁ……これで、元気……ちょっと出ました?」
 帰宅早々、新妻のおかえりなさいのキス。
普通の旦那なら、これを喜ばないはずがない。
疲労も一気に回復、下半身を滾らせてそのままベッドインとなってもおかしくないところだ。
「え、えーとね、カルナちゃん、その、あのね」
「え?」
 が、ヒロキはポリポリと頬を指でかいて、目をキョロキョロさせるのみ。
まるで、居心地が悪いかのように。
「どうかしたんですか?」
「あー、その、ね……」
 苦笑めいた表情のヒロキ。
そんな夫を見て、カルナが首を傾げたその瞬間。
「おーおーおー、熱いねーっ」
「ふーん、カルナちゃんってこうやってお兄ちゃんをいっつもお出迎えしてるんだね」
 ヒロキの背後から、二つの女性の声。
それは、カルナが良くしっている人間のものだった。
「え、え、え?」
「いや、はははは。その……こういうこと」
 ヒロキは身体をすっと横にずらした。
カルナの視界に、声の主の姿が飛び込んでくる。

148:ピンキリ ◆UsBfe3iKus
08/05/25 22:41:25 Li7hVb3S
「シ、シホ? ユーリ?」
「はーい、今超絶テクに売れっ子のアイドル、飯田シホだよーん」
「シホちゃん、テクはいらないね、テクは」
「ヒ、ヒロキさん、こ、これは?」
「いや、だからね……」
 驚きでわなわなと身体を震わせるカルナに、ヒロキは説明を始めた。
 ……本日最後の仕事は、来週にあるシホのグラビア撮影の打ち合わせ。
正確には打ち合わせの打ち合わせで、ヒロキとシホの二人だけで済むような簡単のものだった。
三十分もあれば終わるのだが、使おうと思っていた会議室が社長のレイコ関係の別の会議で急遽使用不可に。
それなら別の部屋で、と移動してみたらそっちは今度映画に出る小池マイの打ち合わせ、
ならばならば事務室で、とドアを開ければそこは会計関係で戦場と化しており、三瀬エリコが必死の形相でパソコンとにらめっこ。
それならトイレでしよっか、というシホのボケをスルーして、ヒロキは事務所の外へ。
顔が売れまくっているシホだから、マクド○ルドやファミレスになんぞ行けはしない。
ラブホならファンに囲まれないよ、というシホの再びのボケをスルーして、ヒロキが選んだ場所とは……。
「ここだった、と」
「……」
「ゴ、ゴメン。連絡しようと思ったんだけど、バタバタしてて」
「ユーリは……」
「え?」
「なら、ユーリは何でいるんですか?」
「それは、えーと」
「はーい、単にくっついてきただけだよー」
 ヒロキとシホが事務所を出たその時、ユーリと彼女のマネージャーの小田が戻ってきた。
小田はそのままエリコの手伝いに入り、流れでユーリの自宅への送りはヒロキの役目になったという次第。
「で、聞いたら今日はユーリちゃん、両親が旅行中で家にいないっていうから」
「お兄ちゃんについていったら、カルナちゃんの手料理が食べられるなーって思って」
「ふっふっふ、実は私もカルナがどんな料理を作ってるか確かめてみたくて……スッポン鍋とかマムシの血が入ったジュースとか」
 ニコニコのシホとユーリを前にして、カルナはへなへなと床に座りこんだ。
予想外の訪問、そこまでは別にいい。
事務所の部屋が埋まって打ち合わせが出来なくなったこと、そこでここを選んだこと、
ユーリをヒロキが送らねばならなかったこと、そういった諸々はまぁ頭の中で咀嚼して飲み下せる。
問題があるとすれば。
「見たのね……?」
「んー? 何の話かなー、カルナ?」
「えへへへへへ」
 ヒロキへのお帰りなさいのキス。
そしてその前の、甘えんぼのような台詞。
「いやあ、いいもん見れたいいもん見れた」
「凄いね、本当にカルナちゃんはお兄ちゃんのことを愛してるんだね」
「デジカメ持ってたらなー、バッチリ撮って週刊誌にでも」
「あ、私ケータイのカメラで撮ったよ」
「ナイスだユーリ!」

149:ピンキリ ◆UsBfe3iKus
08/05/25 22:42:34 Li7hVb3S
 ガクリ、とカルナは首を前に折った。
眼鏡がズルッと鼻の先に落ちかかる。
「う、うううう」
 とんでもないところを見られた、というショックがカルナの背中をチクチクと突き刺す。
ヒロキにしか見せたことのない妻としての「井戸田カルナ」を、
よりにもよってシホとユーリの二人にばっちり収められてしまった。
通常の二倍、いや三倍の、絶望にすら似た恥ずかしさだ。
「悪い、カルナちゃん……俺がちゃんと電話一本入れてれば」
「ヒロキさぁん……ううう」
 ほとんど涙目のカルナ。
そんな妻にヒロキが出来ることと言えば。
「ゴメン、本当にゴメン」
 謝ることだけだった、ひたすらに。

「この分だと二人の愛の結晶を拝むのも近いうちかねー」
「男の子かな、女の子かな?」
「うううう……は、恥ずかしい……」
「ゴメン、カルナちゃん」
 キッチンのシチューは、ゆっくりと冷めつつあった――



  F    I    N

150:ピンキリ ◆UsBfe3iKus
08/05/25 22:44:07 Li7hVb3S
以上です。
エロありのアヤナ話がなかなかまとまらなくて、こっちが先になりました。
言い訳ですが、持ち帰る程に仕事が忙しくて、エロは書くのに気力が必要で……。

頑張ります。

151:名無しさん@ピンキー
08/05/25 23:31:50 BYkzBWDX
妹&濱中の時代が長かったから、あかほん以後の作品のパロには違和感が湧くなぁ・・・

152:名無しさん@ピンキー
08/05/26 01:50:26 Av26GnuT
カルナがすっかりデレデレの新妻に(*´Д`*)/ヽァ/ヽァ
グジョーブ( ゚∀゚)b

153:名無しさん@ピンキー
08/05/26 02:02:52 sbL6l5of
>>151
何となくわかる気がする
あかほんが続いてればねぇ‥‥

154:宣銅烈 ◆DuoCt8/SKk
08/05/26 03:39:49 DSSaJjX3
なんかネットサーフしていたらここのことを思い出したので投下します。

NGワード「まだエロ無し」「亜麻色の髪の乙女」
タイトル「ワタシダケノ、センパイ。①」

155:宣銅烈 ◆DuoCt8/SKk
08/05/26 03:42:38 DSSaJjX3
「ヒロ君! しょんなところにネギは……ああんっ」
 調教師の手によって、女は獣へと姿を変える。アイドルとして舞台で輝く姿からは、決して連想することが出来ない。
「お前が貧乳なのが悪いんだああああッ!」
 調教師・井戸田は小中高アイドルの中核を担うシホのアナルを、執拗に攻めていく。

―RRRRRR……

「電話か、カナミは風呂にでも入ってるのか?」

シンジは読んでいた官能小説を机の二重底にしまうと、一階へと降りていった。
住人を只管呼び続ける電話。彼の意図に反し、風呂場からはシャワーの音が聞こえる。カナミは気づいていないのだろう。
シンジは、しょうがないと思い、電話を取った。

「もしもし、城島ですが…」
「はぁっ…… はぁっ……」
電話の向こうから突如、女性と思われる息遣いが聞こえ出す。
その声は荒々しく、緊張している時に出す声とは全く違うものだ。
「はぁっ…… 先輩……」
彼女の声からは、相手にとても強い性的な感情を感じる。
どこかで聞いたことのある口調には艶があり、それでいて幼さを残していた。
「先輩…… す、すっすすすす…好きですッ!!」
「なッ……!」
警戒していた先から、唐突の告白。
異性との友情的交流を持っていながら、童貞を貫いてきた彼にとって、あまりにも突然過ぎた。
そしてシンジの中に、一つの大きな疑問が残る。
「えと…、キミ誰?」
「えっ……!?」
そう、電話の相手は一切名乗っていない。
シンジにとって、声だけで名前を判断できるのは、せいぜい妹・カナミの友達か、親友である新井カズヤ。
もしくはAV女優だけだ。
「あっ!そういえば名前言うの忘れてました。
 私の名前はですね…… か」
確信の部分を言う直前、電話は切れてしまった。
電話の着信履歴には『080-XXX-XXXX』と記録されており、その番号へと電話をしてみたが、結局繋がることはなかった。

「なんだったんだ……」
「お兄ちゃん、誰からの電話ー?」
「分からん……、ってカナミ!」
後ろを振り向くと、バスタオル一枚のカナミがアイスキャンディーを銜えていた。
成熟途中の身体に滴がついた張りのある肌、濡れた髪が、エロティックに映る。
「お前、服着ろと……」
「? だって最近暑いし、きょーだいじゃない」
カナミは自分が服を着ていないということに、何の疑問も持っていなかった。
普段は下ネタばっか言うくせに、たまーに普通の女子高生になるんだから恐ろしい。

156:宣銅烈 ◆DuoCt8/SKk
08/05/26 03:44:37 DSSaJjX3
カナミがバラエティー番組を観賞している頃、シンジの心には渦が巻いていた。
電話の相手は一体誰なのか―そのことが彼の頭からこびり付いて離れない。

―「か」がつく名前といえば、カナミか?
 何を考えているんだオレは。 カナミは妹じゃないか、風呂にも入っていたし。
 相手は女だった。よってカズヤでもない。
 カナミの友達で『か』がつくコはいなかったか。
 ……一人ずつ思い浮かべても思いつかない。
 !! そういえば金城ちゃんの名前は『カオル』ではなかったかな。
 電話の声はキョドキョドしていたし、異性が苦手だという金城ちゃんという可能性もあるのではないか。

ふとシンジは、 4 年 前 にカナミのグループと一緒に海へ遊びに行ったことを思い出した。
他の皆に比べれば背が高い、一見してスポーツタイプのような娘だったが、男と話をしようとすると恥じらいを見せる。
そんなギャップを持っていた。
「カナミ、金城ちゃんの電話番号とか知ってるか?」
「そりゃ勿論知ってるけど、金城ちゃんに興味あるの~?」
聞くとカナミは含みをもった笑いを見せながら、携帯電話を開いて弄りだした。
「コレだよ」
カナミが見せた『姦』の欄には、『金城カオル』と記されていた。
シンジは突っ込むことすら忘れ、番号を確認をした。

「でもお兄ちゃんが金城ちゃんのことがスキだったなんて何か意外だな~」
「金城ちゃんは意外とテレ屋さんだから大事にしてあげてね」
「避妊だけは忘れちゃダメだよ」
外野から何か聞こえるが、決して気にしない。
突っ込んだら負けだ、と言い聞かせながら番号を見ると、『080-YYYY-YYYY』となっており、先程の人物『か』とは一致しなかった。
「番号メールしよっか?」
「いや、いい……」

金城ではなかった―、シンジはそのことに何故か『安堵』し、部屋へと戻っていった。

157:宣銅烈 ◆DuoCt8/SKk
08/05/26 03:46:35 DSSaJjX3
日は開け、場所は小笠原学園……ではなく、小笠原『高校』に移る。
昇降口に感じた視線は一年の階を越えると感じられなくなった。
それでも何らかの違和感を、シンジは感じる。
そんなシンジを余所に、教室ではカズヤと今岡が騒いでいる。

今岡は鞭でカズヤの尻を叩き続けているが、勿論『いつも通り』である。
カズヤは涙を流しながらも恍惚の表情を浮かべているが、勿論『いつも通り』である。

「城島君聞いてよ! このバカ、鏡でスカートの中を覗こうとしてやがんの」
「ミニにタコが出来る、を表現したかったんだよ~」

カズヤの虚しい言い訳が今岡の逆鱗に触れ、攻撃は加速を増しているが、勿論『いつも通り』である。

―カズヤじゃ、相談は無理だよな…。

当たり前のことシンジは思う。
今岡や彼女の友人のケイには話せることではない。
「『か』で切れた電話」のこと、「視線を感じる」こと。

男友達でカズヤ以外に話せる奴といえば……

…………
……
いない。
そう、いないのだ。

軽いハーレム状態だと思っていたシンジは、死角をつかれた。
そう、自分にはカズヤ以外に男の友達はいなかった、という真実を。

158:宣銅烈 ◆DuoCt8/SKk
08/05/26 03:47:40 DSSaJjX3
昼休み―。
階段を降り、図書室へとシンジは足を運んだ。

『視線』に怯えながら。

ドアを閉め、視線が途切れたことにほっと息を呑んでいたが
「ドアは静かに閉めて下さい」と図書委員に注意され、頭を下げる。

てれ隠しに周りを見渡すと、その中に一人見知った顔を見つける。

「シンジさん、こんにちは」

聡明な顔立ちの少女・黒田マナカが読書を嗜みながら、シンジに向かって頭を下げる。
立ち場に困ったシンジは、適当な本を選びマナカの向かい側に座る。

「……」

彼女は目線を一瞬向けたが、すぐに本へと戻す。
どんな本を読んでいるのか、九分の使命感と一分の興味で、本のタイトルを見る。

『俺の尻をなめろ』

『~きれいにきれいにね~』

ポップ体で書かれたその表紙には、パーマヘアーをした貴族風の美形男子が、性的に絡まっている図が描かれている。

―そういえばこういう娘だったなあ……
 マナカちゃんって

高き智を持っているからこそ、性に興味を持ち、そしてこのようなベーエル的なものにも手を出しているのだろう。
シンジは心の底で改めてマナカに拍手を送り、そのまま図書室を後にした。

159:宣銅烈 ◆DuoCt8/SKk
08/05/26 03:49:08 DSSaJjX3
「今日はマナカちゃんの家で勉強してくるから遅くなるね」
帰路につき、シンジはカナミからのメールを確認する。
昼休みに感じた視線は、下校時には全く感じられなくなっていた。

ケータイの天気予報は『雨』となっていた。
そういえば先程から雲がゴロゴロと鳴り出している気がする。
「ヤベッ、洗濯物!」
頭に一滴の雫を感じ、シンジは家に向かって走り出す。
さっきまでの悩みはどうしたか、今は何日分か溜めて洗っていた下着だけが気がかりだった。


「間に合った……」
外は既に大雨になっていた。
洗濯物で幾らか濡れたものはあったが、乾燥機に突っ込めば、何とかなるものばかりだ。
タオルを手に取り、髪を拭く。

カナミから電話はあったかな、と電話を覘くと『メッセージ一件』の文字。
もしかして……シンジは蓄積された不安で重くなった指で、ボタンを押す。
『メッセージ、イッケン、デス』
『ハァッハァッ…… センパイ。 ハァッ… 昨日は ハァッ… すみま ハァッハァッ… せんでした』
『昨日』という単語。挙動不審な音。
間違いなく昨日の『か』で途切れた女の声だ。
声の主の暴走は止まない。

『今から、気持ち伝えるために、先輩の、家、行きますね……』

「なッ!」
声の主は一体何を考えているのだ。外は夕立。洪水なみに降り注ぐ雨は、傘すらも無効としてしまう。
それに「家に来る」だと。 ふざけてる……

『待ってて、下サイネ。ワタシダケノ、センパイ……』

そこまで言うと電話は切れた。
ここまで来ると一種のホラー体験に近いものも感じてしまう。

「ははっ、まさか…」
自分でも声が上ずっているのが分かる。
強がりを言ってみたが、余計に不安を煽ってしまう結果となった。

―ピンポーン

「!!!」
一瞬心臓の動きが止まった。
チャイムの音が鳴ったのだ。
扉の向こうに、確かにいる。
誰かが、いる。

―ピンポーン

足がガクガクと震えるのを必死に堪え、シンジは進む。


そして入口の扉を、開けた。

160:宣銅烈 ◆DuoCt8/SKk
08/05/26 03:51:51 DSSaJjX3
とりあえず最初の投下はここまでです。

最近、裁判官たる人間がストーカーで逮捕されたらしいですね。
いや、別にだからこれを描いたとかじゃないんですけどね。

絡み描きたいなあ

161:名無しさん@ピンキー
08/05/26 20:07:23 lLLSIcKd
なんすかこの投下ラッシュwww
この勢いは久しぶりだぁ 本当職人さん乙&GJです!!
郭氏も復帰待ってますよ
いや~、まじうれしい。

これで、生徒会のお知らせがマガジン移項とかだったら、本当この勢い続きそうでwktkがたまらん

162:名無しさん@ピンキー
08/05/27 01:55:49 g0j6Dxhf
おかえりなさい宣氏!
ビッグサプライズとはこのことか

163:名無しさん@ピンキー
08/05/27 12:03:45 3q58yjTi
久々の復活、本当にうれしい!

164:名無しさん@ピンキー
08/05/27 15:42:46 JnIf+01P
おおお宣銅烈氏!懐かしいお名前!
乙&GJ!


Y-275氏も乙!
ガンバレ!

165:Y-275
08/05/28 00:08:04 Sr29XLzR
住人の皆様、職人の皆様、wiki編集してくださってる皆様お疲れ様です。
wikiの方が続々と編集されていく様子は圧巻です。

前回の続きモノが出来たので投下します。

そういえば、はからずも3投下続いた週末はすごく感動しました。
自分が氏家スレを見はじめた頃から活躍されてるお二方にリリーフ、ストッパーを勤めていただいたのですから。
なんて言い方すると失礼ですが、頑張ろうと思えました。

長々すいません。

では、投下です。

166:Y-275
08/05/28 00:09:29 Sr29XLzR

ドタンッ!!

カナミはリビングを後にし、自らの部屋のドアを慌ただしく閉めた。
ドアの開閉へのこだわりに構っているヒマなどカナミには無かった。
シンジとの行為によってもたらされた感覚。

その先を早く得たいという思いで頭はいっぱいだった。

………………………………

167:Y-275
08/05/28 00:10:30 Sr29XLzR

部屋に入ってすぐにカナミはスカートとショーツを脱ぎ捨てる。

あと一歩で堰を切って溢れ出る直前の快楽を引きずり出すのに小細工をして一から持ち上げていく必要は無く、

『あっ、あっ、……ふぁ、あっ!!』

直接的な刺激こそがカナミの望むものだった。

『あぁ、耳…ふぁ…、あぁ、ひぁ……』

カナミはベッドの上で背中を丸めるように横向きに寝転がり、左手を右耳に、右手を自らの性器にあて、快感に悶えていく。

カナミの右手が自らの淫唇からクリトリスを捜し当て、皮越しに撫であげると、淫唇はすぐに口を開く。

自らの中に溜め込んだ液体を吐き出し、カナミの手と内股を濡らしていく。

168:Y-275
08/05/28 00:12:32 Sr29XLzR
普段のカナミであれば、自身の所有する道具を横に準備してオナニーにふける。

隣のシンジの部屋から聴こえてくる音声に興奮して、息詰まった時のストレス解消に、不意にムラムラした。
なんてのがカナミがオナニーをする時の大半の理由である。
そういった場合は開始前の思考は案外冷静な状態なので道具を準備しておく事が出来る。
使う使わないはその日によっての差異は出てきてしまうが。

今回、中途半端に昂ぶらされた揚げ句。というシチュエーションは初めてで、道具を用意するという考え自体が浮かば無かった。


それでも、充分過ぎる快感がカナミを襲う。
手だけで絶頂に達した事も数知れない自らのテク、先程の行為で発見した自らの新しい弱点~シチュエーションがもたらした一時的なものかもしれないが~を責めることで淫唇はどんどんと愛液を吐き出していく。

169:Y-275
08/05/28 00:13:51 Sr29XLzR

『あっ、あっ!!あ……』

カナミは指を自らの膣に挿入していく。
中は熱く、カナミの指をズッポリとくわえ込む。

『ふぁっ、あっ、すごっ…わた、し、中っ、あ』

2本の指で想う様掻き混ぜていくカナミ。

グジュ、グジュ、ジュポ

部屋には水音が響く。

カナミの意識はどんどんと快楽の前に薄れていき、鮮明にシンジを描き出していく。

『あっ、うぁ、……、お、に…あ、わ、た…ひぁぁ』

シンジを兄としてではなく、男として好きになってしまった…
そんな事をいつカナミが自覚したのかはさだかではない。
しかし、オナニーのときは必ずシンジを想像しながら事に及ぶ。
最初は何か別のものから開始していく事もある。
それでも気付けば必ず相手役はシンジに変わる。
時には犯されながら、時には愛されて、たまに自分から奉仕しているときもある。

170:Y-275
08/05/28 00:15:06 Sr29XLzR

今日は直接シンジに自らの身体に快感をもたらされた直後である。
そのビジョンは鮮明で、今目の前にシンジがいて、オナニーを見せ付けているという錯覚にカナミは陥る。

『お兄、ちゃん、…あっ…見…あっ、あっ』


シンジに聞かせているが如く、声を荒げていくカナミ。

あいた親指でクリトリスを責めたてる。
親指のみで器用に皮を剥き、擦る。

『はぁっ、あぁ、あ!!』

カナミは声で限界に向かっている事を表現する。
気付けば左耳を枕に強く押し付け、強く上下させている。
ビクンッ!!と時折身体を跳ねさせるカナミ。

『あっ、あん、ひぁっ、感じすぎ…やばっ…』

今、目の前にいるシンジ(カナミの想像が見せた幻覚)は絶頂に達した時のカナミの艶声を聞いて、どんな行動を取るだろうか?
力付くでカナミを押さえ付け、犯してくるだろうか?

171:Y-275
08/05/28 00:16:10 Sr29XLzR



いや、犯されたい。
カナミは強く思う。

シンジに自分のイッた姿を見せ付けたい。
強く思う。

その思いは強い衝動としてカナミの背筋を駆け抜ける。

『ひぁっ、あっ、も………う、駄、イ、あっ、ク…ああぁぁぁ!!』

ピシャ、

白く濁った愛液を一度に大量に吐き出しながらカナミはイッた。


………………………………

172:Y-275
08/05/28 00:17:17 Sr29XLzR

絶頂の余韻から覚め、カナミはキッチンで水を飲んでいた。
シンジは既に部屋へと引き下がってしまったのか誰もいない。
ぼうっとした頭で電気さえつけずに蛇口に手を伸ばす。


シンジとの行為。その余韻を受けてのオナニーはカナミの中で燻っていた感情に火をつけていた。
時にはボケとしてごまかしながらも、今までけして消えることの無かった感情。
カナミは一人呟く。


『やっぱり、お兄ちゃんは誰にも渡さない。』

兄妹だから…しかし、それだけで割り切れるようなものでは無い。
それで割り切るには
全ての好意も、
シンジに行ってきたアプローチも、
シンジに身を任せ行われた耳への口撫も、

その全てが無駄になってしまう。


気付けばカナミは包丁を取り出し握っていた。

『誰かの手に渡るくらいなら、いっそ…』


光を放つもののないキッチン。
刃物に移ったカナミの表情に一切の迷いの色は見られなかった。

173:Y-275
08/05/28 00:21:40 Sr29XLzR

以上です。
以前から病んでるカナミは書いてみたかったので…

ただ、正直あまり自信はないです。

得物はシチュエーションと個人的な意見で包丁にさせていただきました。

タイトルは
『カナミ1人エッチ~黒風味~』
で。

以上駄文乱文失礼しました。
失礼します。

174:名無しさん@ピンキー
08/05/28 15:44:00 tfwvNja6
乙乙
筆がノッてますな

175:名無しさん@ピンキー
08/05/29 12:07:59 mdbsuvr0
新たなエース候補

176:名無しさん@ピンキー
08/05/29 21:00:20 NJZths2y
やっぱ俺は思春期のキャラが一番好きだぁ

177:名無しさん@ピンキー
08/05/30 01:26:56 C+mIsGht
思春期は氏家の初連載で言わば氏家エッセンスが一番凝縮されたマンガだからな…
古株の郭氏から若手のY-275氏までSSを書き続けてくれるのは嬉しい
最終回アフターもぜひ拝みたいところ

178:名無しさん@ピンキー
08/05/31 10:56:57 EYi0YBvi
がんばれ

179:名無しさん@ピンキー
08/06/01 21:55:27 p2T48apT
人減ったな…

ノシ <オーイ

180:名無しさん@ピンキー
08/06/01 22:18:42 FQvUKnOY
ノシ

181:名無しさん@ピンキー
08/06/01 22:32:18 23DEH0Dr
ノシ

182:名無しさん@ピンキー
08/06/01 23:39:52 AOJAxLe3
←この辺にずっとスズ

183:名無しさん@ピンキー
08/06/02 00:42:21 Jf3n1jkt
ノシ

184:名無しさん@ピンキー
08/06/02 08:20:29 JCW5DNeQ
ノシノシノシノシノシ

185:名無しさん@ピンキー
08/06/02 17:48:47 GoYuSt5H
まあ、職人がへりゃあ、そりゃあ住人も減るのも仕方ない
そして、なんといっても作者が今書いてる作品が、月1だもの仕方ないよ
今は、週1の作品が始まるまで、我慢のとき
といっても、まだ何人かの職人さんがこのスレには残っているんだもんなんだかんだで凄いよ

186:名無しさん@ピンキー
08/06/03 19:58:27 BNNTlMiD
郭氏には足を向けて寝れませんな

187:名無しさん@ピンキー
08/06/03 23:03:08 N3LR07+j
生徒会単行本化まだかなー

188:名無しさん@ピンキー
08/06/04 17:42:40 yAOoDqrl
次号の重大発表が気になるね

新保管庫の方も次々に更新されてるな
顔射感激超GJ!

189:名無しさん@ピンキー
08/06/05 23:21:11 eo6+W+Ik
おまいらの好きなキャラは誰だ

190:名無しさん@ピンキー
08/06/05 23:33:17 wz1PqmPD
そんなの決まっている!!
氏家が描くキャラすべてだああああ!!!!


すまん、嘘・・・・・個人的にマリアだけは好きになれん・・・

191:名無しさん@ピンキー
08/06/06 00:16:27 pDS83OBy
本誌移転か打ち切りか・・・
あかほんの黒歴史があるから、後者の可能性も否定できんw

192:名無しさん@ピンキー
08/06/06 00:50:44 p0v2C2Qo
単行本発売、本誌移転、アニメ化、抱きまくら発売。

だったりして。
っつか、それだとエロゲだな笑

あ、個人的にはミサキチやらカナミやらが好きです。

でも、アヤナとマナカはもっと好きです

193:名無しさん@ピンキー
08/06/06 01:23:43 INAbhJIP
う~ん、重大発表、単行本かなと思う・・・・
まあ、アニメの可能性も無きにしも非ず
ウミショーアニメ化、スミレ、シバトラがドラマ化する時代だしな・・・

打ち切りはないんじゃないか? 打ち切りだと、あんな載せ方しないだろう
妹、濱中は連載期間が長かったから、結構大きく取り上げられてたけど、生徒会はないだろ・・・
そして、打ち切りとかだったら、ガチで氏家氏が心配だ。
俺は漫画家の中で、マジで一番氏家神が好き、すっと漫画を書いていて欲しい

194:名無しさん@ピンキー
08/06/07 07:41:20 wjpBKUwS
さすがに連載終了はないだろう

195:名無しさん@ピンキー
08/06/07 22:14:08 SZcFYCPe
まあ普通に考えて単行本だよね、やっと一冊分くらい貯まったし
ページ数ちょっと薄目かもしれないが 

196:名無しさん@ピンキー
08/06/08 00:07:15 emXatL6a
Wiki保管庫は、濱中パート、妹パートは終了…のはず。

特に職人の皆様、時間があったらチェックしてください。
URLは
>>4 に。

#カップリング別のところにみかん箱を用意し、未完のものをいくつか入れてあります。
作者さん別のところになかったら、こちらかも知れません。


197:名無しさん@ピンキー
08/06/08 19:25:40 ixX2rur5
超乙
ありがとうほんとありがとう

198:名無しさん@ピンキー
08/06/08 19:34:14 omy3Qqcq
>>196
本当にお疲れ様です。見てるだけで編集しないのが申し訳ない。

199:名無しさん@ピンキー
08/06/08 21:32:38 PFTl54oh
wiki編集多分完了・・・かな?
編集された方々お疲れ様でした
特に名無しのwiki職人様お疲れ様でした
何か間違い等あれば、まだwikiに編集制限はつけてないので、ご自分で編集するか
wikiの意見・要望等のコメント欄にお願いします。

200:名無しさん@ピンキー
08/06/09 02:20:07 5tMpp5Oq
乙です。

こういう方々のお陰でこのスレは栄えている。

201:Y-275
08/06/09 11:52:40 aapHQS2X
ホントに乙です。
有り難いです

202:名無しさん@ピンキー
08/06/09 17:12:31 64fhUMY7
カナミはシンジが彼女作ったらヤンデレになる気がする

203:名無しさん@ピンキー
08/06/09 18:08:07 2TPo/beQ
編集人さんたちウルトラGJ!

204:名無しさん@ピンキー
08/06/10 16:49:49 QtJJf3U/
おまえら、どの氏家マンガの男キャラになりたいよ

205:名無しさん@ピンキー
08/06/10 17:18:28 971g3Rnx
プチ

206:名無しさん@ピンキー
08/06/10 22:46:52 MoO6YkJf
とりあえず、あ~、え~と、なんだっけ?あのメガネの途中で消滅した先生、坪井先生だっけ?
まあ、それ以外の人だったら、誰でもいい!! 
もちろん園長先生、カズヤ、マサパパ、セイジ、リョーコの中学の先生大歓迎!!
何だかんだいって、氏家の男キャラは大体おいしいですw

207:Y-275
08/06/11 12:15:34 IrZnP4dI
住人、職人、wiki編集に携わってくださった皆さんこんにちは。
まったく、空気読んでませんが投下します。
以前言ったマサアヤです。まずは前半のエロに入る前までです。
アフターっぽい展開からは持ってけ無かったので、#113 恋文から繋げてみました。

スルー対象ワードは

『どこかのエロゲのシナリオっぽい。』
です。

タイトルはまんま、

『恋文引用アヤナルート』
で。

208:Y-275
08/06/11 12:16:20 IrZnP4dI
『なんか、気に喰わないわねぇ…』

クラスメイトの戸川ユキからの呼び出しに応じた帰り、マサヒコとともに3Aの教室に戻るさなか、アヤナは呟く。

『何がだ?』

『っ!!…何でもないわよ!!』

マサヒコの問いに、一つ拒絶を返すとマサヒコから顔を逸らし、アヤナは足を早めていく。

苦笑を一つ浮かべるとマサヒコはアヤナの後を着いていった。

………………………………

209:Y-275
08/06/11 12:17:21 IrZnP4dI

3Aの教室に戻ると、いつものメンバーはそこに残っていた。

家庭教師の為に迎えに来たはずのリョーコとアイを交え、話題に花を咲かせていく。
内容は先程の事の顛末からラブレターについてまで。

『いや、家庭教師の授業は?』

マサヒコの言葉も虚しくその日授業が行われる事は無かった。

リョーコいわく

『ラブレターを通して正しい手紙の書き方を学ぶ国語の授業だったんだから、授業ならしたわよ!!』

だそうであるが…


唐突に帰り間際アヤナが口を開く。

『あ、そうだ、小久保君は話があるからこの後残って。』

『…若田部?』

またしても飛び上がるミサキ。

『か、勘違いしないでよね、今日の事で男の人の意見を聞きたい。ただ、それだけなんだからね!!』

(また?)

(ツンデレ?)


カテキョコンビは思い思い心の中で呟いた。

………………………………

210:Y-275
08/06/11 12:18:21 IrZnP4dI

なんだかんだ言いつつも残りのメンバーは帰っていった。

マサヒコはまだ帰りの準備をしていなかったため、自分の机に座っている。

『小久保君、今日はありがとう。』

そんな事を言いながらアヤナがマサヒコの前の席に腰を下ろした。

『その、ね。みんながいる前でこんな事言うのは恥ずかしいから…』

アヤナが頬を赤らめ、照れ臭そうに言う。
そんな表情に、

(こいつもこんな表情するんだな)

等と思い、マサヒコの口許は少し緩む。

『ものすごい、マヌケ面してるわよ。』

そんなマサヒコの表情をばさっと切り捨てるアヤナ。

『それに』

アヤナが続ける。

『付き合ってるフリをすれば良いってわかった時のあの安堵の表情はどういう意味かしら?』

アヤナに指摘され、幾分か引き締まったマサヒコの頬をアヤナが抓る。

『納得のいく答えが欲しいものね?』

そこまで言ってアヤナはマサヒコの頬から手を離し、腕組みをする。
抓られた頬が痛むのか頬を撫でながらマサヒコは思案する。

211:Y-275
08/06/11 12:19:25 IrZnP4dI

(いや、どうって…)

普段からしょっちゅうマサヒコに危害を加えるアヤナ。
そのアヤナのキャラがどこと無く今日は違う気がするマサヒコ。
そんなアヤナを見ていると普段の分も込めて、ちょっとした仕返し的な答えを返してまた違うアヤナも見てみたい。
そんな悪戯心にも似た思いが湧き出してくる。

『もし、マジに付き合えってあの時に言ってたとして、』

マサヒコは頭で考えながら口で発するという器用な行為を行う。

『言ってたとして?』

アヤナが先を促す。

『みんながいる前で返事をしたら若田部はどう思った?』

『こ、答えになってないわよ、それ。』

マサヒコは極力顔の表情を変えないように気を遣いながらアヤナを見据える。
アヤナはマサヒコと目を合わせておく事が出来ず顔を背ける。
横を向いていてもアヤナの頬が赤くなっているのがマサヒコにはわかった。
質問に対して質問で返す。ただ、それだけではあまり打撃は見込めない。行為も合わせて初めて掴んだ勝利といえよう。
マサヒコが会話の流れを掴んだのは明白だった。
マサヒコとしてはちょっとした悪戯が成功したような達成感とこの先のアヤナの答えとリアクションを期待する気持ちが生まれる。

212:Y-275
08/06/11 12:20:57 IrZnP4dI
『じゃあ、マジだったとしたら、答えはどっちだったのよ?』

顔を若干マサヒコの方に戻しつつアヤナが再び問い掛ける。

『若田部はどっち?』

『…っ!!』

質問に質問で返され、さらに質問で返す。
もちろん先程のようにアヤナを見据えながら。

そんなマサヒコに見つめられながらアヤナは再度同じリアクションをする。
再び顔を真っ赤にしてそっぽを向いた。

『どうした?』

白々しくも先を促すマサヒコ。
アヤナは暫くそっぽを向いたまま黙り込む。

数秒の後、アヤナが口を開く。

『わ、わたしは…』

顔をマサヒコの方に向き直す。
相変わらず顔は真っ赤なままで。

『す…す、す』

『す?』

『す、すごく、嫌いじゃ無いわ!!』

何かが弾けたように大きな声で言うアヤナ。

その声にビビりながらもマサヒコはアヤナの言葉を反芻する。

(すごく嫌いじゃ無い…すごく嫌いじゃ無い…それってつまり…)

マサヒコは今更ながらやり過ぎた事を後悔する。

213:Y-275
08/06/11 12:22:07 IrZnP4dI
ここでアヤナが冗談とでも言ってくれるなり、さっきの会話の途中で気づいて会話を打ち切ればこんな事にはならなかったかも知れない。
いや、むしろアヤナに一杯盛られたのかも。
等と思い、視線をアヤナに向ける。

『何よ?返事は?』

一度ギロリと睨むとまた質問を投げ掛けてくる。
睨んだ後の瞳が不安からか揺れているのがわかる。

幾ら鈍いマサヒコとは言え、それの意味するところが分から無くは無い。
しかしながら、マサヒコは自分自身の心が分からずに黙り込む。

アヤナは他のクラスメイトと比べて親しい3人の一角である。
初詣で祈願した通りいつまでも一緒にいたいと思う人間の一人である。

だが、それは友達として?
それとも恋人として?

マサヒコはアヤナの方に視線を向ける。

アヤナは顔を真っ赤にしながらマサヒコを見つめ続けている。
不安からか揺れていた瞳が今では泣きそうで潤んでいる。

凛とした顔立ちをしたアヤナがそんな表情をすると正直くるものがある。
マサヒコはドキリとしてしまう。
アヤナの表情は美しかった。

214:Y-275
08/06/11 12:23:25 IrZnP4dI

アヤナはあまり、うまく本心を口にすることが出来ない。
でも、そんな性格も可愛らしくて良いじゃ無いか。
マサヒコはそう思う。

相手の姿に見惚れ、相手の性格を許容した上で、相手と一緒にいたいと思う。

これが人を好きになるということなのかとマサヒコは思う。

それならば、マサヒコの答えは一つだった。

『俺も若田部のことが好きだ。』

『ちょっ、『も』って何よ、『も』って、私はただ、すごく嫌いじゃ無いだけよ!!』

さっき、人に好きか嫌いかを聞いておいて、自分はそれかよ。等と思い、マサヒコは苦笑する。
意地っ張りで本心をうまく言葉に出来ない。アヤナの中で引っ掛かるものがあるのだろう。
そんなところがやっぱりマサヒコの心を揺さぶる。
それでもマサヒコはアヤナの本心を聴きたかった。

『2択で答えてほしい。好きか嫌いか。どちらかで。』

『ちょっ、そういう言い方は卑怯じゃ無い?』

アヤナの顔は火が出そうなくらい真っ赤である。
それでも、マサヒコは目を逸らさない。

215:Y-275
08/06/11 12:24:21 IrZnP4dI

『ふぅ…あなたには、敵わないわ。』

観念したのか、緊張の限界なのかアヤナは一つ息を吐き出す。

『…一度しか言わないわよ。』

挑むような視線をマサヒコに向ける。

『私は…』

それでもやはり引っ掛かるのか10秒ぐらい逡巡と決意と不安と…色んな表情を面にだしたのち…

『…わ、私は、マサヒコの事が好き。』

『…ありがとう。アヤナ。』

思わぬおまけ付きでもたらされた答えに対し冷静に、マサヒコもおまけを付けて答えた。

………………………………

216:Y-275
08/06/11 12:25:21 IrZnP4dI

それから、暫く、2人は色んな話をした。

『私こんな性格だから、マサヒコに迷惑をかけてしまうかもしれない。』

こんな性格…ツンツンした性格のことなのだろう。

『それでも構わないよ。』

マサヒコは答える。

『それに、本心じゃない事を口走るとしょっちゅう態度に出るしなぁ…』

『え、そうなの?』

『そうだよ。』

苦笑するマサヒコと顔を真っ赤にするアヤナ。

『ちょ、ちゃんとフォローしなさいよ!!』

どうやら今後はフォローする義務が生まれたらしい。
やはりマサヒコは苦笑する。
どちらにしろ、答えは決まっている。
マサヒコはその答えを口にする。

『望むところだな。出来ることならずっと側でその役目をやらせてほしい。』

実際マサヒコにはそう思えた。
アヤナはそう思えるだけの相手だった。

217:Y-275
08/06/11 12:26:25 IrZnP4dI

アヤナの答えを待つためにマサヒコはアヤナの唇を見つめる。

『……………』

暫くの沈黙。

『また、セクハラかしら?何を考えてるんだか。』

『ちげーよ。』


アヤナの言い方に特に刺々しさは見当たらない。
アヤナはとっくにマサヒコの視線に気づいていた。
元々、先程からの会話にはさほど大きな意味は無い。
そもそも互いの気持ちを確かめた時点でわかっていた事だったから。
ただ、それでもこうしていたのは、より親密になりたい。そんな思いからだった。
その口実としては充分過ぎるマサヒコの行動だった。

『唇を見つめて何を考えてたの?』

アヤナの目はなおも穏やかだった。
誘ってるんだな。とマサヒコは直感的に思う。

『キスがしたいとは考えてたかな。』

マサヒコは答える。

『その先は考えなかった?』

『ちょっ、アヤナ!?』

言った本人も言われた方も顔は真っ赤である。
一つ息を吐き出すと、ふふっ。アヤナが小さく笑う。

218:Y-275
08/06/11 12:27:33 IrZnP4dI


『意地悪な事を言ったわね。』

自然とアヤナの手がマサヒコの手に触れる。

『何度も殴ってしまった事は悪かったわ。』

強くマサヒコの手を握りながらアヤナが言う。

『嫌な思いをさせたと思う。だから、今までの事を償わせて…』

キスをする前にアヤナとしては今までの事を謝っておきたかった。
より親密な関係に進むには何だか申し訳なかった気がしたし、何よりもこの先の行為を自分も望んでいる事をわかってほしかった。

アヤナがマサヒコの唇に自らの唇を近づけていく。
しかし、マサヒコは一度アヤナの唇に自らの指を押し付ける。
アヤナの唇が動く前にマサヒコが言う。

『償いとかそういうものじゃ無いさ。好きだから…』

『マサ…』

マサヒコはアヤナの言葉を遮るようにキスをした。

219:Y-275
08/06/11 12:29:46 IrZnP4dI
句切が良いのと、自分の創作の仕方の問題等で今日はここまでです。
本番編のような後半のような話はまた近日中に。

220:名無しさん@ピンキー
08/06/11 21:21:58 62qGnxQX
>>219
うめぇ。エロなしでも本一冊行けそうな感じです。

221:名無しさん@ピンキー
08/06/11 22:14:15 E11lkwP2

コンスタントに投下してくれてありがたい限り

222:名無しさん@ピンキー
08/06/12 17:50:22 vXP75LAV
新しい職人さんが元気なのは嬉しい、スレも活気づく
しかしバブル期の賑わいを思うと、四大週刊少年誌のひとつで連載を持つことの意味の大きさがわかるな…

223:名無しさん@ピンキー
08/06/13 07:56:21 1nK8oAKn
ガッシュの作者とサンデー編集部の事件を思うと、氏家とマガジンはどうだったんだろうと考えてしまうな
濱中終了→即あかほん→即終了→新作マガスペの流れとか穿った見方をしてしまいそうだ

224:Y-275
08/06/14 11:42:33 qYOnrNzE
こんにちは、続き投下します。

225:Y-275
08/06/14 11:43:50 qYOnrNzE
『ん…ふぁ、あ』


マサヒコは前を開けた状態のアヤナの上半身に手を這わせながら首筋にキスをしている。

アヤナは机の上に座り、マサヒコに身を委ねる。

『ふぁっ…』

マサヒコの手は脇腹へ。

『あっ、ん』

背中へ。

『ふ…ん、あ』

色んな所へと移動し、行く先々でアヤナは好反応を見せる。

『アヤナ…気持ちいい?』

マサヒコが尋ねる。

『…ふぁ、うん…』

顔を赤くしながらアヤナが答える。

マサヒコは思う。
アヤナはよく耳の感度が良すぎると言う。
しかしながら、どうもアヤナが弱いのは耳だけではないらしい。
見るからに早熟なアヤナの身体は感度が発達しているようだ。

『アヤナの可愛い声もっと聴きたい。』

一度手を止め、マサヒコが言う。

『なっ、か、可愛いって…』

もとより赤かった顔はより赤くなりアヤナはそっぽを向く。

『すこしでも良い。もっと、よりアヤナを知るために、気持ちいい所を教えてほしい。』

マサヒコの顔はアヤナの耳へと近づいていく。

226:Y-275
08/06/14 11:45:11 qYOnrNzE

『そ、そんなことを言われても…どことか、特定の場所じゃなくて、その、触れられる所、全部…気持ちいぃ…』

恥ずかしいのだろうか、最後の方はほとんど音声として出て行かなかった。

『そんなに敏感なんだ?』

マサヒコは素直に浮かんだ疑問を口にする。

『そんなんじゃ無いわよ!!きっと…』

一転、顔をマサヒコの方へ向けるアヤナ。

『きっと?…』

『きっと、マサヒコだから…そ、そうよ!!マサヒコだからよ。』

もはや、恥ずかしさが臨界点を遥かに振り切ったらしい。
俄かに声を大きくし、開き直るように繰り返す。
しかし、その言葉に今度はマサヒコの顔が赤くなる。
嬉しいような、照れ臭いような、そんな気持ちを確かに感じる。

『…ありがとう、アヤナ。』

わざとぶっきらぼうに答え、耳に唇を付ける。
腰に当てたままだった手の平はアヤナの豊満な乳房へ。

『ふあっ、ひゃっ!!』

最初は下からその重さを確かめるように揺らす。
揺らす動きから、揉む動きへ。

227:Y-275
08/06/14 11:45:59 qYOnrNzE
唇は相変わらず耳へと押し付けたままぴちゃぴちゃと音をたてながら、ねぶっていく。

『あっ、あっ…それ、すごっ…っあ』

アヤナの声は嬌声へと変化していく。
その声に自然とマサヒコは昂ぶっていく。
手の動きはマサヒコの昂ぶりを現すように激しいものになっていく。
あいた手を伸ばし、愛撫している方とは逆のアヤナの乳首を摘む。

『あああぁぁっ…それ、あっ…』

アヤナは一つ大きな声を出す。

『気持ちいい?』

マサヒコが尋ねる。

『ふ、んっ、うん…あっ』

アヤナの答えを聞いて、マサヒコは満足する。
とともにもっと気持ち良くなってほしい。そう思った。

『もっと、気持ち良くなってよ。』

『…あっ、ん、いや、わ、わた…んっ、しだけなんて…あ』

アヤナの口からは否定の言葉。

『わたしだけなんて、あっふぁ…ん、嫌ぁっ、ま、マサヒコもんぁっ!!』

言ってアヤナの手はマサヒコの股間へ、快感の前に力が入らない上に、初めてでかなり怪しい動きながらマサヒコのズボンのチャックを下ろし、マサヒコのペニスを取り出していく。

228:Y-275
08/06/14 11:47:03 qYOnrNzE

『ア、アヤナ?』

『マ、マサヒコも気持ち良く…』

『ぐぁっ…』

思わず手を止めたマサヒコに一声かけてマサヒコのペニスを扱きだす。
今度はマサヒコが与えられる快感にのけ反る。
構わずにアヤナは瞳を潤ませながらマサヒコのペニスを扱いていく。

『一人だけなんて、嫌よ。』

やっと息が整ってきたのか幾分普段の調子に近い感じでアヤナが呟く。
今まで成すがままにされていたマサヒコも普段の調子に戻ったアヤナの声で我を取り戻したのか愛撫を再開していく。

『ふあっ、あっ』

『く、あっ』

マサヒコの再開された愛撫にアヤナはビクリとし、手がぎこちないものになる。
そのリズムを乱された変拍子はマサヒコにとってまた違う快感として与えられていく。

『あっ、あふ、二人で、あっ』

『ア、ヤナ』

アヤナが望んだ形になっていることは明らかだった。
二人とも呼吸を荒くしながら互いを愛撫していく。

だが、しかしどのような時であろうとも、永遠に続けられるような行為など無い。

『く、あっ、アヤナ、俺、もう…』

『ふぁっ、あっ、私も……あぁぁ、一緒に!!、あぁぁぁぁ…』

マサヒコの射精を合図に二人は絶頂に達した。

………………………………

229:Y-275
08/06/14 11:48:07 qYOnrNzE

『…あ、あふっ、このまま、き、て、マサ…』

マサヒコが射精する際、マサヒコが快感のあまり腰を退いたので幸いにもアヤナの制服に精液がかかることは無かった。

しかしながら飛び散った精液はアヤナのふくらはぎからソックスを汚した為、マサヒコはアヤナの脚をテイッシュで拭いていた。
絶頂の余韻で震える声でアヤナが言ったのはその時だった。

『アヤナ、良いのか?』

アヤナの言葉を受け、マサヒコが尋ねる。

『…ん、最初から、決めてたから…来て…』

アヤナの答えにマサヒコは一つ頷き、アヤナのショーツに手をかけ、下ろしていく。
絶頂に達する程の快感を与えられて、アヤナの淫唇は愛液を吐き出し、内股を濡らしている。

(これなら…)

初めての性交にマサヒコは充分であるのかまだ、足りないのかの判断はつかない。
しかしながら、一度、達したとはいえ、マサヒコのペニスはまだ硬さを失わないままである。
その上でアヤナに懇願され、濡れた淫唇を見せ付けられマサヒコの興奮は最高潮だった。

230:Y-275
08/06/14 11:49:08 qYOnrNzE

一つ息を吐き、アヤナの淫唇に自らのペニスを突き立てていく。

『っああぁぁぁ…』

アヤナの今までとは違う叫びをマサヒコは耳にし、マサヒコは思わず腰を止めてしまう。

『っあっ、だい、丈夫、男が思うよりも、女は痛みに、慣れてるから…』

嘘であるとマサヒコは思う。
女性の方が遥かに痛みに耐えられるように出来てるとは言え、初めてのこの痛みは別物だと思う。
なによりも痛みに顔を歪め、目尻に涙を溜めたアヤナの姿を見てもそう思う。

アヤナのそんな姿に少しでも痛みを和らげたくて、マサヒコは腰を止めたままアヤナにキスをしていく。

『んっ、ちゅ、ん、マ、サ…』

そんなマサヒコの優しさにアヤナは胸を焦がす。
痛みは確かに感じながらも、胸に流れ込んでくる暖かさに、自然にアヤナに込められた力が抜けていく。

(これなら、大丈夫か、な?)

そんなアヤナの膣内の変化を勿論、マサヒコも感じていて、キスをしながらも腰を押し進める。

『…っあ、あぁぁ!!』

マサヒコのペニスが処女膜を破り、再奥まで届くとアヤナはキスをやめ、顎を反らす。

マサヒコはそんなアヤナを見、幾分か力が抜けていても痛みを確かに感じている事を理解する。
理解し、痛みを和らげようと再びアヤナの乳房と耳へと愛撫を開始する。

231:Y-275
08/06/14 11:50:03 qYOnrNzE

『ふあっ、あっ、それ、もっと…』

痛みに若干顔はしかめたままだがアヤナの声には確かに甘いものが混ざる。
マサヒコはその姿に幾分かの安堵を感じながら、ゆっくりと腰を動かしていく。
きつさは幾分か力が抜けた時から和らいではいるものの、それでも充分にマサヒコを締め付けてくるアヤナの膣の感触にマサヒコは腰を震わせる。
快感の昂ぶりにマサヒコの手は次第に激しくなる。
それに併せてマサヒコの腰の動きも大きくなっていく。

『ふあっ、あっ、あっ、あっ、マサヒコ…』

アヤナの声からはどんどんと痛みのニュアンスが消えて、甘い快感に身を震わせている。

パン、パン、ズチュ、ズチュ…

気付けばアヤナの膣は愛液を多く吐き出し、強く打ち付けるマサヒコとアヤナの腰の音とともに水音が教室を支配する。

『ふぁっ、あっ……音、凄い、あっ、あっ、あっ…』

アヤナが呟く。
音がアヤナを刺激しているのか膣内の動きはマサヒコを自らの膣内より深くに導き入れるように変化していく。

232:Y-275
08/06/14 11:50:58 qYOnrNzE

『くっ、ああぁ』

マサヒコは快感に思わず呻いてしまう。

『あっ、んっ、マサヒコも……気持ちいい?んっあ、嬉しい…』

アヤナは満足したように微笑む。

再び、二人は快感の虜となり互いを求めていく。

しかしながら先程も言った通り永遠に続く行為などない。

沸き上がってきた射精感にマサヒコが身体を震わせる。

『アヤナ、もう…』

『うんっふ、いい、よ、イッて…ふぁ、あっ、な、か、に…私の…初めて、はっ、あっ、中、あっ…』

アヤナの言葉とともにアヤナの膣はマサヒコのペニスを舐めあげるように蠢く。
その快感に腰を震わせながら、マサヒコは果てた。

………………………………

233:Y-275
08/06/14 11:51:53 qYOnrNzE

『なによ、マサちゃん、やっぱ、巨乳の方が…』

それから数ヶ月。リンコの唐突な思い付きによりアヤナ亭に集まって皆で送別会をしていた。

シャンパンに手をかけたミサキは半ば自棄酒のようになり、呟きながら、煽っている。

『あらあら、この後は修羅場かしら?』

こちらも酒臭い息を吐きながらリョーコは話をしているマサヒコとアヤナの元へ。

『あぁ~、マサヒコくんらぁ~』

突如マサヒコにしな垂れかかるアイ。

『小久保くーん、これ、美味しいよ~!!』

リンコさえもマサヒコのもとへと。

『全く。』

アヤナは一つ息を吐き、呟く。

『どうした?』

回りの3人に苦笑しながらも恋人の呟きに反応するマサヒコ。

『いや、渡米する期間のことが少し、憂鬱になっただけよ。』

アヤナが答える。

『ああ』

なんて呟きながら、再び周りの3人に苦笑するマサヒコ。

『良い、浮気なんて以っての外なんだからね!!なんせ…』

そこでアヤナは一つ息を吐き出し、大きな声で言う。

『私はマサヒコの事、すごく嫌いじゃ無いんだからっ!!』

やれやれとマサヒコはさらに苦笑を重ねる。
下の名前で呼び合いながら、未だにアヤナの中でマサヒコにストレートに好きだというのは引っ掛かるらしい。

『わかってるさ』

『なら、良いのよ。』

周りの人間を無視しながら二人は会話を続けていく。

会えない期間というのが、2人にもたらす変化など二人には分からない。
しかしながら再会した時の喜びの大きさは凄まじいものであろうと二人はわかっている。
送別会即お別れといった訳では無いが、それでも2人は再会の時に思いを馳せずにはいられなかった。

234:Y-275
08/06/14 11:55:17 qYOnrNzE
以上です。
なんとなくまとめ方が強引過ぎた気がしますが。どうかスルーしてやってください。
そのうちこれみたいに本編から引っ張ったマサミサを投下したいなと思ってます。
駄文乱文失礼致しました。
それでは失礼します。

235:名無しさん@ピンキー
08/06/14 22:30:37 EXLYfeeV
おつ!
がんばれー!

236:名無しさん@ピンキー
08/06/15 22:14:48 BREAo3bS
GJ!

前スレ落ちたのか


237:名無しさん@ピンキー
08/06/16 22:32:02 iZzYcVko
なんで過疎

238:名無しさん@ピンキー
08/06/17 10:42:12 GHhNY7Rj
郭氏の復活はまだですか

239:名無しさん@ピンキー
08/06/17 23:38:18 7AEx56AQ
氏家作品そのものが週刊誌から撤退してるからなぁ…
思春期&濱中の時代が良すぎたということだろう

240:名無しさん@ピンキー
08/06/18 20:30:20 tqG0rFpO
良すぎたかは、まだ今後どうなるか分からんから、言えんけど
やっぱり週刊誌が無いのは、寂しいな・・・

ところで、重大発表のマガスペはいつ発売だっけ?

241:名無しさん@ピンキー
08/06/18 20:52:14 dAKTkWgP
公式には明後日。
明日には売ってるらしいが…

242:名無しさん@ピンキー
08/06/18 21:37:47 0RQOt6Od
wkwk

243:名無しさん@ピンキー
08/06/18 21:54:33 pgPugkUl
アニメ化?はたまた打ち切り?

244:名無しさん@ピンキー
08/06/18 23:10:00 tqG0rFpO
>>241そうかい、あり

お前等分かっているとは思うが、ネタバレは無しだぞ
いい報告だと、いいたくなるのは分かるが、金曜日の0時からだぞ
絶対にネタバレするなよ、絶対に

245:名無しさん@ピンキー
08/06/19 00:39:16 iPNl4AYD
前フリ?

246:名無しさん@ピンキー
08/06/19 10:11:54 wUtZDpUL
前バリ?

247:名無しさん@ピンキー
08/06/19 11:39:02 ToPaPzCh
前ギ?

248:名無しさん@ピンキー
08/06/19 12:38:36 1BELsBun
前リツセン?

249:名無しさん@ピンキー
08/06/19 23:50:20 zc38erqz
さて、もうすぐ>>244いった時間過ぎるな、報告よろしく
wktk

250:名無しさん@ピンキー
08/06/19 23:53:29 U8Kn5zhb
週マガに移籍らしい
ソースはマガジンスレ

251:名無しさん@ピンキー
08/06/19 23:59:03 zc38erqz
マジかwwきたあああああああ
氏家神もやっと復活だな
まじ嬉しい

252:名無しさん@ピンキー
08/06/20 00:00:51 U8Kn5zhb
スマヌフライングした
吊ってきます

253:名無しさん@ピンキー
08/06/20 00:16:37 7l3IyyK5
>>252
卿には名誉ある自害を許す

254:名無しさん@ピンキー
08/06/20 00:44:21 /E5OWnAD
いや、彼の者には生き恥を晒してもらおう。書き手として己が妄想を衆目に晒すという生き恥をな!!さあ!妄想を文章にする作業に移るんだ!!

255:名無しさん@ピンキー
08/06/20 01:31:47 5OE0ClDx
嬉しいが不安で複雑だな
氏家にとっても週少マガジンにとっても良い方向に転びますように…

256:名無しさん@ピンキー
08/06/20 01:40:22 DQ06b1kZ
どこが不安なんだ?
もう失敗したら後が無いかもとかか?

257:名無しさん@ピンキー
08/06/20 09:43:31 EHrKGpJ7
あかほんのようになりませんように

258:名無しさん@ピンキー
08/06/21 09:24:05 YP30wDMG
投下待ち

259:名無しさん@ピンキー
08/06/21 12:06:45 Va3DdR3C
週刊に移転するのが本当ならめでたい。ここももっとにぎわうでしょう。

260:名無しさん@ピンキー
08/06/21 18:12:24 6JAvdEtQ
>>259本当だったよ さっき確認した
そして、氏家神の最後のページ掲載米が確か「週間マガジンに移転します。」
相変わらずたんたんとしていて面白いwww
いったい喜んでいるのか分からないwwww

261:名無しさん@ピンキー
08/06/21 22:44:07 99JvcRdd
・シホちゃんのおしっこ
・ミナオちゃん
・ドSケイ×ドMシンジ
・ヒカリ先輩
・アリア× タカトシ
マダー


















特にヒカリ先輩

262:名無しさん@ピンキー
08/06/22 08:56:55 zdmpHvgQ
あかほん連載から終了までの経緯、どうも編集部主導で氏家はババ引いた感じがあるからなあ
真実がわからんから今回も大丈夫かという不安はある

あかほん、もったいないと思うんだぜ

263:名無しさん@ピンキー
08/06/23 20:21:07 9kXlaT0q




264:名無しさん@ピンキー
08/06/24 01:05:03 SBg3fTeR
アイディアはあるのに書く時間がなくてもどかしいぜ
生徒会役員共が週マガで始まったら全盛期復活するかな?

265:名無しさん@ピンキー
08/06/24 16:05:22 0IRgOSsN
今、現役の職人は何人なんだろう

266:名無しさん@ピンキー
08/06/24 21:50:49 jZqiXBnt
>>265
一作目投下しようとして、途中のまま何か月も放置してる人間ならここに一人。

267:名無しさん@ピンキー
08/06/24 22:21:21 cOGJHdqM
>>266
まだ未完の作品をかなりゆっくり書いているのがここにも1人いますよ

268:名無しさん@ピンキー
08/06/25 08:16:36 PHNyX2G5
頑張れ応援するぜ
しかし考えると初期から安定したペースで最多投下の郭氏って凄いな…

269:名無しさん@ピンキー
08/06/25 19:33:05 /Y2rRYbf
今日はミサキチの誕生日
ついでに俺も誕生日

270:名無しさん@ピンキー
08/06/25 22:03:06 zf0/IPJH
>269
おめ!

271:傍観者
08/06/25 23:05:20 I6tj23Lc
やっと終わった。
>>88
の続きです。

272:傍観者
08/06/25 23:09:03 I6tj23Lc

 これまでにない不自然な体勢に疑問の声を上げるミサキ。
「じゃあ、いくぞ」
「はぁん!」
 マサヒコは座ったまま尻をわずかに浮かせるように体を揺する。自分の体重が膣に全て
かかるかのような衝撃に不意をつかれ、ミサキは大声を上げた。
「どう?」
「ああ、イイ・・・、凄くイイよ」
 問われてマサヒコに抱きついたまま、ねだるような答え方をする。
「じゃあ、どんどんいくぞ」
「ハァッ!アン!アアッ!」
 ズン、ズン、ズン、と激しく下から叩きつけられるマサヒコの肉棒。上下の移動距離は
正常位や騎乗位より少ないとはいえ、一回一回の往復が全身に重く響くような感覚だ。思
わず飛び上がってしまいそうな体をマサヒコにしがみついて抑える。
 再び快楽におぼれていくミサキ。だが、かろうじてリョーコの教えを思い出す。受動的
なだけではだめなのだ。気付いて脚腰に力を入れる。揺すられるだけでなく、自らも少し
動こうとした。マサヒコの揺れに自分の揺れを合わせる。膣の締め付けに強弱をつける。
「うぁ」
 マサヒコからも少し声が漏れた。一人ずつの動きは小さいとはいえ、二人が徐々に息を
合わせていくと、その振動はベッドを揺らすほどになる。ペニスの膣での動きの幅も大き
くなる。それはつまり、二人の刺激される性感帯が広くなることであり、肉の悦びも当然
大きくなる。
「うっ、うっ、くぅ」
 三度目の勃起で性器がひどく充血しているような、攣ったような感覚を持ち始めたマサ
ヒコ。それでも快感は勃起を強いてくる。二人で協力して行為をしているという感触。こ
んなに疲れていても互いが感じる快楽はこれまでで一番だろう。
「アッ!アッ!アッ!アッ!アッ!アッ!アッ!アッ!アッ!アッ!」
 ミサキの声がかすれてきても止まらない。本能と義務感が混ざった状態でマサヒコ自身
を締め上げ、絞り込む。
「ハァ・・・、ハァ・・・、ハァ・・・!」
 マサヒコの体のゆすり方もどんどん激しくなる。二人の動きを合わせると、マサヒコの
肉棒が完全に抜けないのが不思議なくらいだ。それでもマサヒコはもっとミサキの奥に自
分を突き込もうとするかのように自らを勢いよく、深々と埋め込もうとしていく。




273:傍観者
08/06/25 23:09:34 I6tj23Lc


 そして、ミサキはマサヒコの頭を自分の薄い胸で締め壊さんばかりに強く抱きしめ、マ
サヒコはミサキの細い腰は砕かんばかりに指を食いこませ、
「ヒィ、ア、ァ、ァ・・・ッ・・・・・・」
「ウァッッ!!」
 二人同時に苦しく、絞り出すような声をあげてイッた。
 達して一呼吸すると、ミサキの体から力が完全に抜ける。それをマサヒコは倒れないよ
うに背中に腕を回し、支える。腕は糸の切れた人形のように垂れ下がり、マサヒコの腕に
持たれるように後ろに軽く反りかえったミサキの姿。口からよだれを垂らし、その端正だ
った顔には、性の快楽を味わいつくした女特有の、呆けてたるんだ、淫らでどこか幸せそ
うな笑顔が浮かんでいた。
 しばらくそのままの体勢でいたが、
 (感じる・・・。)
 ミサキはまだマサヒコから脈動が伝わってくるのを感じた。自分の体力はもう限界だろ
う。しかしマサヒコが本当の本当に限界にいくまではまだ頑張らなくてはならないのでは
ないか。
「マサちゃん・・・」
 力ない腕をなんとか持ち上げ、恋人の頭を掻き抱きながらミサキは声をかけた。
「どうした、ミサキ?」
 そのままの体勢で顔を上に向け、ミサキの顔を見つめるマサヒコ。
「マサちゃんは・・・、自分の全部を出し切れる?」
「どういうことだ?」
「まだ、マサちゃんはセックスできるよね」
「・・・、もう無理じゃないかな」
 三連発は若くてもさすがに堪える。出るものも無いのではないか。
「違う、そうじゃないの。もう本当に倒れてそのまま気絶してしまうくらい、本当の全体
力よ」
「それは・・・、確かにまだできるかもな」
 今のマサヒコは惰性というか余力というか、そういうので軽く勃起したままの状態でミ
サキの中に収まっている。
「私はマサちゃんのおかげで、自分のほとんど全てをセックスで出し切れたと思う。全部
出して、全部マサちゃんに受け止めてもらって凄い幸せだよ。だからマサちゃんにも全部
を私にぶつけてほしいの」



274:傍観者
08/06/25 23:10:06 I6tj23Lc

 恋人を慈しむミサキの声と表情。憔悴しながらも穏やかに優しいその微笑は慈母のよう
に温かくマサヒコの心を包む。その気になってきたのか疲れたペニスにまた力が加わって
くる。だが、マサヒコはとまどったように。
「でも、大丈夫か?もう疲れきってるんだろ?」
 と告げた。これ以上の行為はミサキにとっては苦痛かもしれない。そうまでして自分の
欲望のありったけを吐き出すことに意味はあるのだろうか。
「私はマサちゃんの恋人だよ」
 軽くふくれっ面を作り、おどけたように答えるミサキ。
「だから大丈夫。マサちゃんの全部を受け止めるよ。だからお願い。私にマサちゃんの全
部をちょうだい」
「ミサキ・・・」
 マサヒコはミサキの覚悟の強さに、下手に心配などをした自分を恥じた。そして、挿入
したまま、ミサキの体をゆっくりとベッドに横たえる。ミサキの弛緩した四肢はそのまま
ベッドに広がった。
「じゃあ、ミサキ。俺の全部を、全力を、受け止めてください」
「はい、マサちゃん・・・」
 マサヒコも覚悟を決めた。本当に動けなくなるまでミサキへ性欲をぶつけようと。

 勃起したものを一度ミサキの入口近くまで引き出し、そして奥深くまで突き込む。疲れ
きったミサキからはこれまでのような締め付けは感じられない。ゴムの皮膜ごしに柔らか
な膣肉を感じる程度だ。そしてマサヒコの性器も疲れと慣れにより快感が麻痺してきてい
る。それでもマサヒコは続ける。

 シュッ、パッ、シュッ、パッ、シュッ、パッ、シュッ、パッ、シュッ、パッ、シュッ、
パッ、シュッ、パッ、シュッ、パッ、シュッ、パッ、シュッ、パッ、シュッ、パッ、シュ
ッ、パッ、シュッ、パッ、シュッ、パッ、シュッ、パッ、シュッ、パッ、シュッ、パッ


 今までにないほど速く、やみくもに、淡々と前後運動を続ける。ミサキを悦ばそうとす
るのでなく、ただ自分が絶頂に達しようとするだけの動き。激しい運動による疲れが浮か
び、その表情は苦行僧のようにも見える。
 前後運動をするたびに、ぅぅ、ぁぁ、本当に微かな喘ぎを漏らしていたミサキ。しかし、
その声がやや大きくなる。そして、ミサキの中に潜り込んだマサヒコの一部が徐々に締め
付けを感じるようになった。



275:傍観者
08/06/25 23:10:40 I6tj23Lc

 マサヒコの激しい動きは、自分が達する前に疲れきったミサキを無理矢理に三度目の絶
頂に導こうとしていた。もはや体力を使い果たしたミサキからさらに体力を搾り取ろうと
する所業。これではミサキに快感より恐怖と不安を与えかねない。そう思ったマサヒコは
行為をやめようかとも思った。
 だが、ミサキの表情は疲れ、苦悶しながらも拒絶するようには見えなかった。マサヒコ
を全て受け止めると決めた覚悟はどうなっても揺るがないようだ。それを見てマサヒコは
彼女の希望に応えるべく動きを継続する。
「ウー、ハー、ハー、ハー、ハー、ハー」
 ミサキの喘ぎがさらに激しくなる。弛緩していた腕にピクリと力が入った。
「ん、ううっ!!」
 ついにマサヒコが放出した。もはやごく薄い汁さえ出たかどうか分からない4回目の射
精。色濃い疲れの中にも性の満足感がある。動きを止め、全力疾走したあとのような荒い
息を放つマサヒコ。
(まだ・・・、動けるな)
 幸か不幸かマサヒコにはまだ余力がある。男のシンボルに再び力を込め、ミサキへの突
貫作業を再開する。
 激しいマサヒコの動きにより、またまた絶頂に追いやられようとするミサキ。さっき以
上にマサヒコがイクのは遅い。疲れた体をよじらせて喘ぎ、悶える。
「アーッ、アーッ、アアアッ!!!」
 ミサキ3度目の絶頂。その声は掠れた悲鳴のようにしか聞こえない。
 再び弛緩したミサキの体に淡々と突き込み続けるマサヒコ。かれの5回目の射精にはま
だ時間がかかりそうだ。




276:傍観者
08/06/25 23:11:06 I6tj23Lc

 どれだけの時間が流れただろうか。マサヒコはまだ腰を振り続けている。しかし、かな
り勢いは衰えている。
 大分意識が朦朧としてきた。今夜放出するのは次で7回目だったか8回目だったか。こ
の間にミサキを4回目の絶頂に追いやったのは確かだ。今のミサキの意識はどのような状
態なのか。完全に気を失っているか、それとも起きてはいるがぼーっとしているのか。あ
まりにも少ない反応からは読み取れない。
(次で・・・、本当に最後だ!)
 マサヒコは自分の体力の限界が近いのを確信していた。
(あと少し、あと少しで!)
 頭の中にこれまでのミサキの様々な痴態がフラッシュバックされる。それらが頭を巡る
たび、ここまで来るのに大変だったが、なんと幸せだったのかと実感する。
 そして、
「ううっ!!」
 最後の射精。一気に力が抜けていく。最後の最後、疲労困憊の中マサヒコはこれまでの
性行為にはなかったほど充実した気持ちだった。例えて言えば、普段が100メートルを全
力疾走した気分だとすると、今のはこれまでに歩いたことも無い長距離を完走し倒れ込ん
だような気分といったところか。
 ずっとミサキの中に入りっぱなしだった。自分の一物を抜く。そしてミサキと自分を最
後の一線で隔てていたコンドーム(よくここまで破けなかったものだ)を外し、捻ってご
み箱へほうる。
 そこまでが動ける限界だった。ミサキの横に汗だくの体を横たえた。
「ミサキ、終わったよ」
 起きているかどうかも分からない恋人に声をかける。
「うん、良かったよ」
 ミサキがごく小さい声で返答した。そして彼女はマサヒコの方に向き直り、彼にもたれ
かかる。マサヒコも彼女を包むように腕を回し、二人はそのまま深い眠りに落ちた(なお、
こういうことまで踏まえたうえでミサキ、及び裏で指示をだしたリョーコは金曜日を選ん
だのである)。



277:傍観者
08/06/25 23:11:32 I6tj23Lc
 同じ夜。

『ハァン、ア、行ク、死ぬ!アン、死んじゃう!イッちゃう!マサちゃ、アン!私イッち
ゃう!イク!イクから!』
『ああ、ミサキ』

 リョーコは前回ミサキが撮影したビデオを見ながらほくそ笑んでいた。演技無しの生々
しいセックス。出演者は二人とも若く、見目麗しい。しかも両方とも親しい知人である。
これほど興奮するエロビはそうそうあるまい。おかげでビールとつまみのサラミがとても
うまい。自分も体が疼いてくる。後でどうにか発散しないと治まらないだろう。
「これは本当に永久保存版ね。あ、念のため複製しておかないと」
 これからもずっとお世話になる大切なビデオだ。マサヒコにばれて捨てられたりしては
たまらない。
「けど、ミサキはうまくやってるかしらね~ぇ。ビデオテープは・・・、まあ多分今回は
足りないでしょう」
 今回もミサキには特訓の成果を確認しなくては、と口実をつけてビデオカメラを持たせ
ている。おそらく、動き・体位にバリェーションに富み、時間も長いという第1作以上の
傑作が出来上がるはずだ。
「頑張りなさいよ。ミサキ、マサ。性の世界は奥が深いのよ。仲良く奥のそのまた奥まで
踏み入りなさい」
 最後に真面目に(?)気遣いを見せながら、リョーコはビデオを最初まで巻き戻した。



278:傍観者
08/06/25 23:12:03 I6tj23Lc
おまけ

ミサキとリョーコの特訓風景。

「まず、基本中の基本の性戯、フェラチオからよ。何をやるかはさすがに分かってるわね」
「・・・、はい」
「じゃあ、はいこれバナナ」
「・・・(ゴクリ)」
「これを舌でじっくりと舐めて溶かしていく」
「はい・・・、んっ、あふっ、んん、これれいいんれふか?」
「ダメダメ!力が強すぎてバナナが折れちゃったじゃない。舐めてマサヒコを気持ちよく
するの。力任せじゃダメよ」
「ふぁ~~い」



「今日は騎乗位の練習をしてみましょう」
「あの、どんなものなんですか?」
「まず、マサヒコが寝る」
「はい」
「で、アンタがマサの上に跨って」
「え?」
「マサの物の上に腰を下して自分の中に入れる」
「ええっ?!」
「あとは上にいるアンタが動いてマサを悦ばすの」
「そ、そんなのどうやって練習するんですか?!」
「はいこれ」
「?!な、な、な、なんですそれは!!」
「ディルドよ。張形って言った方が分かりやすいかしら。この二つ折にした敷布団をマサ
に見立てて、その上でこれを使って・・・」
「イヤです!そんなものを入れるなんて、ダメ、できない・・・」
「あー、嫌か。そうよね。やっぱもっとリアリティがないと。うーん、百合っぽいのは苦
手だけど、私がペニパンを履くから・・・」
「嫌、イヤ!もっと嫌!!」
「??よくわかんない娘ね。じゃあ、ディルドの代わりにこの極太サラミ(直径約5セン
チ)を使えば形も質感もリアルでいいんじゃない?」
「ちが、違うの!わ、わわ、私はマサちゃんに貞操を捧げたんです!だからマサちゃん以
外の物には体を許しません、たとえ練習でも!」
「テイソウ、なにそれ?春秋時代の中国にあった国の名前(鄭と宋)かしら?」
「ななな、何言ってるんですか?!ふざけないでください!!!」
「ヤメテ、闘気出さないで闘気。いや、ホントに分かんない。教えて」
「じゃあ辞書でも引きなさい!!」
「う、はい・・・。(ガサゴソ、ペラペラ)うーん、どれのこと?」
「丁壮、体相、低層、廷争、逓送・・・、え、無い?なんで?!」



「はい、そのくらいの高さで締め付ける!」
「ん、んんん!」
「あー、なんというか腰と腹には力が入ってるけど膣に力が十分に入ってない感じね」
「分かるんですか?その、今は実際にはなにも入れてないんですけど」
「私くらいになると、他の場所の筋肉の張り具合である程度分かるのよ。本当は膣圧計と
かで本格的にやりたいんだけどアンタは嫌みたいだし・・・」
「はあ・・・」


279:傍観者
08/06/25 23:13:30 I6tj23Lc
以上です。書くのは時間かかりますが、投下すると短いですね。残念だ。

次はマサ×リンで書けたらいいな(シチュがいまいち思い浮かびませんが)

280:名無しさん@ピンキー
08/06/26 07:16:50 23kyCfec
乙です。久々に投下があってうれしいです。

281:Y-275
08/06/26 07:38:00 nYvzdNJd
傍観者氏、乙でございます。
っつか、昨日はミサキの誕生日だったんすね。
マサの7月1日は覚えてましたが苦笑
自分も後で、投下します。

282:名無しさん@ピンキー
08/06/26 10:19:30 SbwR5Dv/
乙です
これからも期待してます


ベテラン陣がそろそろ復帰しそうな勝手な悪寒

283:Y-275
08/06/26 23:11:59 nYvzdNJd
住人、職人の皆さん今晩は。
投下します。

カップリングはマサミサです。

スルー対象ワードは

『絡みがマンネリ気味』

『キス描写被りすぎ。』

『本編やや改変気味』

です。

それでは、

284:Y-275
08/06/26 23:15:26 nYvzdNJd

「おこた出したんだ。」

部屋に入って来てマサヒコの部屋の変化に気付き声を上げるアイ

「ええ、もう寒くなってきましたからね。」

「…でも、それだと一人余っちゃうね。」

その時、マサヒコの頭には朝見た占いの『あなたも親切で返せば気になる人との急接近があるかも』という言葉が浮かんだ。

「それなら俺がミサキと一緒に入りますよ。」

そうマサヒコが答える。

「それなら私がそっち行くよ」

「いや、良いですよ。ミサキと一緒に使います。」

「いいから、いいから。」

「いや、ホントに結構です。」

マサヒコの言う言葉も我関せず。アイはマサヒコの上に座った。

………………………………

それから数分後、リョーコ、リン、ミサキがやって来た。
その場にはやる気満々でマサヒコの上に座るアイとやる気なく成すがままのマサヒコがいた。

「この時期はやっぱりそれね。」

「出演料教師!!」

「姦淫!!」

部屋に入って来た3人のそれぞれのコメントだった。

………………………………

それから数分後、アイはマサヒコの横に座り直し勉強が始まった。
受験も近いということで滞りなく黙々と続いていく授業。
と、そこで、唐突にリョーコから先程の事に対する問いが投げ掛けられる。

「ところで何でさっきアイはマサの上に座ってたの?」

「普通にこたつに入ると一人あまると思ったんですよ。」

285:Y-275
08/06/26 23:19:11 nYvzdNJd
「そうそう。それで、マサヒコ君最初はミサキちゃんと入るって言ってたんですけど、それならって私がそっちいったんですよ。」

「ふーん」

何で横じゃなくて上なのか?
リョーコとしてはそれはそれで面白かったし流石はアイ!!なんて思いスルーした。

だが、しかし、今のやりとりの中でどうしても不可解な点が一点ある。リョーコはそこにツッコミをいれる。

「…マサ」

リョーコが口を開く

「なんで、ミサキちゃんなの?別にアイでも、問題なかったわよね?」

「あ、そういえば、マサヒコ君最初私がそっち行くって言ったら頑なに断ってたっけ。」

「そこまでして、ミサキちゃんと入りたかった理由はなんなのかしらねぇ?」

リョーコはしてやったりといった顔でマサヒコを見る。

「他意は無いですよ。ただ、今朝見た占いでそうすると吉ってやってたんで。」

マサヒコのうまいこと追求の手をかわす答えを聞いてリョーコはちっと軽く舌打ちをしてしかめっ面をする。

「マサ君も見たんだ。私も見たよ。」

その言葉を聞いてミサキが声を上げる。心なしか顔が赤いのはきっと一連のやり取りのせいだろう。

「私もみたよ~。二人とも今日一位だもんね。」

「私も見ました。あれだよね?今日は異性に優しくすると運気アップなんだよね?」

こと占いの話となると女性陣の会話に花が咲く。
先程までの受験生の空気がどこへやら。といった感じである。

「そうなんですよ。優しくされて親切で返すと気になる人との急接近もあるみたいな…」

「ちょい待ち。マサ。」

先程から面白くない感じのリョーコだったが今の会話を聞いて息を吹き返した。

286:Y-275
08/06/26 23:20:32 nYvzdNJd
「それでミサキちゃんにこだわったわけね。マサの気になる人ってミサキちゃんの事だべ!?」

「なっ!?」

マサヒコがひきつった顔を浮かべる。

「なんで、ミサキちゃんにこだわるか何か腑に落ちなかったのよね。今の占いの内容を聞いてわかったわ。」

マサヒコは口をパクパクさせながら何も言えずにいる。
さらにリョーコは畳み掛ける。顔に張り付いてるのは得意の小悪魔スマイル。

「これは、もう告白したも同然ね♪で、ミサ…ありゃ、こっちも駄目か。」

ミサキはミサキでマサヒコ同様真っ赤な顔で口をパクパクさせている。
そんな二人を見て苦笑する二人+?印を浮かべる一人。

「じゃあ、今日はリンの家でやりましょうかね。」

「そうですね。今日はマサヒコ君勉強難しそうだし、また後日埋め合わせる事にしましょうかね。」

「えー。まだおやつも出てないのにですか?」

「まぁ、良いじゃない。たまには。この場は若い二人に任せておけば大丈夫よ♪」

楽しそうに言うとさっさと荷物を持って立ち上がるリョーコ。
いつの間に片付けたのかアイとリンコもそれに連なる。

「それじゃあね。経過報告と避妊は忘れないようにね♪」

「それじゃあね、マサヒコ君、ミサキちゃん。うまくやってね。」

「バイバ~イ」

マサヒコとミサキが固まってから三人が出ていくまではあっという間の出来事だった。

………………………………

しばらくの沈黙が降りた二人の部屋で、先に口を開いたのはマサヒコだった。

「全く、あの3人も何を言い出すんだか。アイ先生なんか授業ほうり出しちゃってるし。」

「あ、あはは、そうだね。」

しかし、会話は繋がらない。
すると今度はミサキから問い掛ける。

「ねぇ、さっきの話ってさ…」


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