09/06/29 21:00:37 JCf1N9N4
「それじゃあ、まずエッチの基本は愛撫。コレが下手だとまず先には進めないから」
「エッチの…基本は……愛撫。っと」
義姉の説明を聞きながら、麗はメモをとっている。メガネをかけていないから表情はよくわからないが、多分物凄く真剣な表情をしているのだろう。
「ちょっと麗、そんなに力まないの。そんなに力んでちゃ上手く愛撫出来ないわよ。もっとリラックスして、ね?」
「う…うん、わかった」
「さてと、じゃあまずは基本中の基本キスから教えるね。まぁ最初は相手の唇に軽く触れる程度ね」
そう言われると、麗の顔が俺の顔にゆっくり近づいきた。
「ぉ、おい!!止めろ麗!今なら引き返せる。早まる、ぅ」
「ぅ、ん」
俺の静止する言葉を遮る様に、麗の柔らかい唇が俺の唇に覆い被さった。その瞬間、まるで頭の先から爪先まで電流が突き抜けて行くような、そんな感覚におそわれた。
「わたしのファーストキスはどうだった、お兄ちゃん?」
そう問いかける麗に対して俺は何も応えれなかった。鼻孔から脳髄をこれでもかと刺激する女性特有の甘い香りとキスの感覚のせいで俺は半ば放心状態だった。
だが、そんな状態の俺を呼び覚ます刺激が今度は口に与えられた。