09/06/28 18:15:44 kjRnX0VH
>>781続き
「で、これからどうするつもり何だ?」
理由はわかったが、これからどうするつもりなのか予想出来なかった。
「実はね、今日はお客さんに来てもらってるの」
駄目だ全然話がかみ合わない。完全に自分の世界に入ってしまったのだろうか?
「お姉ちゃん、もう良いよ。こっち来てちょうだい」
おいおい、今何と言いましたか貴女は。今確かにお姉ちゃんって言ったよな。お姉ちゃんって誰だよ、麗の知り合いか?いくら義妹の知り合いだからと言ってもこんな姿は絶対見せれない。
などと考えていたが、とうとう「お姉ちゃん」が部屋に入ってきた。
「全く、麗が仕事の道具貸してほしいって言うから何かと思えば、あんたにこんな趣味があったとはね、全く姉妹揃ってまともな趣味じゃないね」
今この女なんって言った、考えるより先に「姉妹だと?麗に姉が居るなんてそんな事聞いた事ないぞ」と言葉がこぼれた。
すると、その一応、姉が少し驚いた様子で
「嘘、麗私の事全然教えて無いの!?」
と言ったのに対し麗が答えた。
「う…うん、お父さんには教えてたけど、お兄ちゃんに教えるの忘れてた」
なんと、義理とは言え我が妹にこんなぬけた所があったとは、学校ではそれなりに真面目なやつなだけに少し驚きだ。
「ふぅ、全く仕方ないわ。じゃあとりあえず自己紹介ね。私は麗の血の繋がった姉の美紀です。因みに職業は、SMクラブのオーナー兼女王様、よろしくね義弟(おとうと)くん」
なんという事でしょう、私にいきなり歳の離れた義姉が出来てしまいました。1日の始まりに俺は何度驚かされるのだろうか。
そして義姉を呼んで、我が義妹は何をするつもりなのだろうか、全く予想出来なくなってしまった。