★★★ 戦場のヴァルキュリアでエロパロ ★★★at EROPARO
★★★ 戦場のヴァルキュリアでエロパロ ★★★ - 暇つぶし2ch400:名無しさん@ピンキー
08/06/14 21:56:58 h9sxFjsV
   /´ ::;;`ヽ GJ!チャーハンをやるぞ!
   ! ノ从 リ))
   |lゝ゚ ヮ゚ノ|.    。・゚・⌒)  
 ⊂に(_)(__)o━ヽニニフ)) 
   从)__||_|ii
   リ(_Y_i从
    |__/_ノ
    しl_ノ

401:名無しさん@ピンキー
08/06/14 22:25:01 pbXgRXuc
     _    i i  
   ,/´ ::;;`ヽ.  l|_|l  
   ! ノ从 リ))  l|iji|l
   |lゝ゚ - ゚ノ|.  丗   GJ!槍で突いてやるぞ!  え?私は貫かれる方だ?
  ⊂に(_)(__)^i⊃|  
   从)__||_|ii   ¶
   リ(_Y_i从.  ¶
    |__/_ノ..   ¶ 
    しl_ノ    ¶

402:名無しさん@ピンキー
08/06/14 22:27:34 pbXgRXuc
     _    i i  
   ,/´ ::;;`ヽ.  l|_|l  
   ! ノ从 リ))  l|iji|l
   |lゝ゚ - ゚ノ|.  丗   GJ!槍で突いてやるぞ!  え?私は貫かれる方だ?
  ⊂に(_)(__)^i⊃|  
   从)__||_|ii   ¶
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    しl_ノ    ¶

403:368
08/06/14 22:47:27 uuNp0LbY
ラストまで一気にイきます。
・・・・・・文章力ねぇなぁと思われるかもしれませんが、ホントすみません。
少しでも楽しんでいただけたら幸いにございます。
ではm(__)m

404:368
08/06/14 22:48:43 uuNp0LbY
13.月下の契り・上

征暦1940年3月6日 a.m.0:00
ガリア公国 平和記念都市ワルキューレ郊外 

「セルベ・・・・・リア・・・・僕になにか・・・・・した?」
「先ほどの水の中に少し媚薬を混ぜさせてもらった。 変に誠実なおまえは、普通に頼んだらアリシアに操を立てて・・・・きっと断っただろうからな・・・」
まずい、とウェルキンは焦っていた
下半身が熱い
このままここに留まれば、理性が弾けてセルベリアを襲ってしまうことは、自身が一番よくわかっていた
急いでセルベリアの元を離れようとする、が
「ウェルキン・・・・私にはそんなに魅力がないか・・・・?」
逃走する前に抱きつかれ、身動きがとれなくなってしまう
それどころかセルベリアの豊満な胸が彼の胸板で押し潰れるような状況に陥り、欲望を加速させる結果を招いてしまっただけだった
だがそれでも理性を総動員してウェルキンは言う
「セルベリア・・・・いけない・・・・僕にはアリシんぐ!?」
しかし最期まで言わせてくれない
セルベリアはその言葉を口で封じ、舌を入れてくる
深く、深く交わろうと唇を押し付けてくる
一分ほど続いたキスはセルベリアが離れたことで終わった
そして呆然とするウェルキンの手をとり、豊満な胸に押し付ける
「ウェルキン・・・・・私を・・・・好きにしていいんだぞ・・・?」

・・・・プチン、と
何かが頭の中で切れるのをウェルキンは感じた  
もう限界だった
彼女を抱きしめ、そのまま草むらに押し倒した

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「んぁ・・・はっ・・・・・あぁ・・・・胸ばかり・・・・い・・・あぁ・・・・」
衣服をはだけさせ、その形のいい大きな胸を堪能する
速度を変えながら手でこねるように揉む
「はぁ・・・はぁ・・・・・あぁ・・・・ひぁ!!」
胸の頂を口に含み、吸い上げ、舌で転がす
「あぁ・・・!! ひゃっ・・・・ダメだウェルキン・・・・!! ダッ、あぁぁ・・・・!!」
普段表情の硬いセルベリアが、あのセルベリアが、女の表情で喘いでいる
その状況に後押しされ自分の半身はもう挿入れたくて仕方なというほど起立していた
下の方に手を伸ばすと、胸を責められ喘ぐ彼女のショーツはもうかなり濡れていた
「ウェルキン・・・・」
「・・・・あぁ・・・・・」
ショーツを脱がせて自身をあてがう
そのままゆっくり彼女の中に自身を進めていく

405:368
08/06/14 22:50:59 uuNp0LbY
14.月下の契り・下

征暦1940年3月6日 a.m.0:05
ガリア公国 平和記念都市ワルキューレ郊外

「あぁぁぁぁぁ・・・・・・!!」
彼が入ってくる。 噂には聞いていたが・・・やはり痛い・・・・
「セルベ・・・リア・・・やっぱり・・・初めてなのか・・・?」
「はぁ、はぁ・・・・すまぬ・・・・・・・・」
しばらく彼は動かないでいてくれた。 理性がなくなりそうな中でもウェルキンは優しかった。
「・・・・・・動いて・・・・いい・・・?」
「あぁ。・・・・・・んあ・・・あ・・・・は・・・・あぁ・・・・」
彼がゆっくり動き出す。 少し痛いが・・・・刺激がどんどん快楽になってくる。
「あっ、・・・・はっ、・・・・んっ」
彼をもっと味わおうと自らも腰を合わせ、中を収縮させる
「!!? うぁ、あ、あ!せ、セルベリアぁ!」
急な刺激のせいか彼の行き来する速度が上がる
がんがんと腰を振り、膣内の壁を擦り、最奥の子宮口をついてくる
「はぁっ・・!ウェルキ、ちょ、待て、待、あっ、やっ・・・あぁぁ・・!!」
「セルベリアっ・・・セルベリアっ・・・・」
射精すためだけの動物的な入出が繰り返され、自分も彼も快楽に酔いしれる
「ウェルキ、ん!あっ!は、激しっ・・・!」
「セルベリア・・・・もう・・・・・・!」
彼がさらに大きく、熱く脈動しだした
だが、まだ理性が残っているのか、それともアリシアへの罪悪感のせいか、中は避けようと彼が離れようとする
させまいと足を腰に絡ませて引き寄せ、逆に一番奥に彼を固定ししがみつく
「ちょ!?セル・・・ベリアっ、出るか・・ら・・!・・足・・どけ、・・まずっ・・・!!」
そして彼がついに限界をむかえた
さすがのガリアの英雄もこの状況を覆すことは不可能だったようだ
「くっ、あぁぁぁ!!」
「あ、ああああ・・・・ああああああああああああああああああっ!!」
熱い彼が自分の中に流れ込んでくるのがわかる 
初めてのその快楽の絶頂に私はただただ感じ入るしかなかった



406:368
08/06/14 22:51:39 uuNp0LbY
終章. 生き残った意味 

征暦1940年3月6日 a.m.9:00
ガリア公国 平和記念都市ワルキューレ 中央広場


「では、大佐はもう帝国にはお戻られにならないのですね・・・」
「あぁ。 私が絶対の忠誠を誓っていたのは帝国ではなく、マクシミリアン様だ。 殿下の亡き今、帝国に戻るつもりはない」
「そうですか・・・・」
「それに・・・・」
「はい?」
「また・・・・・守りたいものが見つかった」
「・・・・・わかりました。 今回の大佐のことは帝国には伏せておきます」
「すまぬな。 ・・・・あぁ、そうだ。不法侵入のことはコーデリア陛下が弁護してくれるそうだ。 胸を張って帝国に戻るがいい」
「はっ! 最後の最後まで・・・本当にありがとうございます!」
「礼を言うのは私の方だ。 ・・・・・帝国とガリアの交流が盛んになったらブルールにくるといい。 手料理を振舞ってやる」
「そのときはぜひ!・・・・4年前には申しそびれましたが・・・・・大佐、今までありがとうございました!」
「あぁ。 アルベール、お前達も達者でな」
「はっ! 第五大隊! セルベリア・ブレス大佐に対し、敬礼!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

殿下がお亡くなりになったのを知っておよそ半年の月日が流れた
殿下のいない世界なんて認めない、と最初は駄々をこね、絶望した
先の戦場でも、助けてくれる人は誰もいないと絶望した
そんな私をアリシアたちは二度にわたり救ってくれた 
そう。この私を『家族』の一員として救ってくれたのだ

「お姉ちゃーん、ママが『そろそろウェルキンが起きたから来てください』だって~」
「そ、そうか。 ウェルキンめ、やっと起きたか。ではすぐに行くぞ、イサラ」
「うん!」

ならば私も『家族』の一員として、この子を、アリシアを、そしてウェルキンを守ろう
この幸せが、あの騒がしいブルールでの毎日が、少しでも長く続くよう絶えず努力し続けよう


「お姉ちゃーん、もっとはやくー・・・・・アイタっ!」
「こら、走るときは前を見ろと言っているだろう・・・・・まったく・・・・世話の焼ける子だ・・・」

そうだ。 たぶん。 きっと。 これが。 私が。 生き残った。 意味なんだ。


(おまけ)

「・・・・・セルベリア、昨晩のことで聞きたいことが・・・・」
「なんの話だ? さっきも言ったが、お前は昨日広場で爆睡していて、それを私がここまで運んでやったのだぞ? まずは礼を言わんか」
「え? あれ? ・・・・あ、うん、ありがとう・・・じゃなくて、昨日平原で・・・」
「お前がどんな夢を見たのかは知らんが、少なくとも私とお前は何もしてない!」
「ゆ、夢? でも、夢にしては妙に現実的な・・・」
「うるさい! 貴様はずっと寝ていたのだ! そして私もそのまま寝た! それだけだ!」
「でも中に・・・」
「ええい貴様! その口をいい加減閉じんかぁ!!」
「んなっ!? ちょっ!? セルベリア、待っ! 槍は洒落にならっ、わっ、待っ、うわぁ!?」

「ねぇママ、なんでお姉ちゃん顔真っ赤なの?」
「う~ん。 ママにもよくわかんないよ・・・・」


407:368
08/06/14 22:57:46 uuNp0LbY
批評は様々だと思われますが、なんとか書ききれました。
長きにわたりお付き合いいただき、本当にありがとうございました!
ここまで書けたのも、皆さんの声のおかげです。
なにか思いついたら、また書きたく思います。
本当にありがとうございました。


408:名無しさん@ピンキー
08/06/14 23:15:42 uhi8BZmt
     _    i i  
   ,/´ ::;;`ヽ.  l|_|l  
   ! ノ从 リ))  l|iji|l
   |lゝ" ヮ゚ノ|  丗   GJ! 最高の槍だったぞ。 私はいつでもお前を待っている!
  ⊂に(_)(__)^i⊃|  
   从)__||_|ii   ¶
   リ(_Y_i从.  ¶
    |__/_ノ..   ¶ 
    しl_ノ    ¶

409:名無しさん@ピンキー
08/06/14 23:46:17 h9sxFjsV
長編乙!セルベリアちゃんかわいいよセルベリアちゃん

410:名無しさん@ピンキー
08/06/15 00:20:31 +RHN5Yj9
         _
       ,/´ ::;;`ヽ GJ!!
       ! ノ从 リ)) 
       |lゝ゚ ヮ ゚ノ  
  /\ ̄ ̄⊂⊃ b ̄旦 ̄ ̄\
/◇◆\_________\
\\◇/◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆\
  \(ニニニニニニニニニニニニニ)



411:名無しさん@ピンキー
08/06/15 00:23:23 4YZIP7IA
エロかった。
素直にそう思う。

412:名無しさん@ピンキー
08/06/15 00:23:28 MpccZdjt
セルベリアちゃんは軍に身体を弄繰り回されたと聞いたんだが

413:名無しさん@ピンキー
08/06/15 00:28:39 aa0GzX4A
幼少期は実験施設で愛玩具にされ、天パに拾われてロロ雑巾にされて、ダモンに捕まって爆発までの三時間弄ばれて・・・
シルバニアちゃんカワイソス

414:名無しさん@ピンキー
08/06/15 00:32:55 MpccZdjt
ヴァルキュリア人の唯一の生き残りなんだし子供はできるかとか
増やそうとかそういう実験も繰り返されてきたと思うんだがそこんところどうよ

415:名無しさん@ピンキー
08/06/15 00:45:09 aa0GzX4A
正直生理始まって間もない子供に受精させても母子ともに危険なことになる可能性が高い。
つーかセルベリアも先祖帰り的に遺伝的特徴が濃かっただけで、純血のヴァルキュリア人ってわけじゃないし、
その子供がヴァルキュリア人としての血が濃いとは限らない。

416:368
08/06/15 01:00:45 PLuRKxir
>>412-414
ふむ。
セルベリア純潔説はあまり評判がよろしくなかったかな・・・・。
そこまで気が回らなかったです。
ごめんなさいm(__)m

417:名無しさん@ピンキー
08/06/15 01:03:51 DqYQZQXM
>>416
こんなレスきにするなw
純潔のほうがいいにきまってる

418:名無しさん@ピンキー
08/06/15 01:34:48 +RHN5Yj9
セルベリアは処女

419:名無しさん@ピンキー
08/06/15 12:05:34 PRJVUYJA
本スレとかでもたまに
「マクシミリアンはセルベリアと子作りに励んでヴァルキュリア小隊を作ったほうが勝てたんじゃね?」
という意見が出てたけど、セルベリアにしたって実験施設で無理矢理覚醒した
天然モノとは言いがたいヴァルキュリアだし、産まれてくる子供が確実にヴァルキュリアになるとは限らんし。
なにより、年子で産んでいっても小隊作れるまでの人数揃えてそれが成長するまで待ってたら
軽く20ン年ぐらいかかるしな。マクシミリアンもそんなに待てんだろうから
大型戦車とか人工ヴァルキュリア装置とかに頼ったんだろうきっと。

とりあえずGJ。
俺はセルベリア純潔でも気にしないよ、むしろそのほうがいいw

後日談はやはり、三ヵ月後にセルベリアの妊娠が発覚して相手がウェルキンだと暴露して
激昂したアリシアと子供を守ろうとするセルベリアの二人のヴァルキュリアによる
後に「火の七日間」と呼ばれるブルール一帯を焦土と化した激戦が繰り広げられる展開でつね?www

420:幻想崇拝者
08/06/15 12:44:06 PLuRKxir
ども。
連載をしていたものです。
another episodeの1、2を「がりあ大戦2」
URLリンク(valkyria.gionsyouja.com)
に投稿しました。
最近更新がなくて不安ですが、もしうpされたらこちらでまとめて閲覧できるようになることと思われます
もしよろしければどうぞm(__)m


421:名無しさん@ピンキー
08/06/15 14:40:48 +RHN5Yj9
     _    
   ,/´ ::;;`ヽGJ 
   ! ノ从 リ)) ∩
   |lゝ゚ - ゚ノ|./ノ 忠勇なる兵士達!
  ⊂に(_)(__)  
   从)__||_|ii
   リ(_Y_i从
    |__/_ノ 
    しl_ノ 


422:名無しさん@ピンキー
08/06/16 01:31:20 PgMXKUCb
     _    
   ,/´ ::;;`ヽGJ 
   ! ノ从 リ)) ∩
   |lゝ゚ - ゚ノ|./ノ   
  ⊂に(_)(__)゛  めろんっ
   从)__||_|ii
   リ(_Y_i从
    |__/_ノ 
    しl_ノ 


423:幻想崇拝者
08/06/16 23:05:07 6DvIG0s2
がりあ大戦2、今日も更新なし


       


424:名無しさん@ピンキー
08/06/16 23:46:47 2memxpXC
戦ヴァルのキャラで三国志大戦をつくってほしい

425:名無しさん@ピンキー
08/06/17 00:32:18 510xJyuL
>>424
あきらめろ
キャラの数が足らなさ過ぎるから

426:名無しさん@ピンキー
08/06/17 00:32:51 qQ4/IK7i
     _    
   ,/´ ::;;`ヽage 
   ! ノ从 リ)) ∩
   |lゝ゚ - ゚ノ|./ノ   
  ⊂に(_)(__)゛  めろんっ
   从)__||_|ii
   リ(_Y_i从
    |__/_ノ 
    しl_ノ 


427:名無しさん@ピンキー
08/06/17 00:51:50 rKtzxFJb
>>425
サブキャラも全部武将にしてしまえ。コスト1くらいで

428:幻想崇拝者
08/06/17 22:38:17 f0w7q/Xw
ん~。
もう少しセルベリア様を書きたいなぁ・・・。
ただ愛憎劇だとちょっと重いしなぁ・・・。
考え中・・・・・。


429:名無しさん@ピンキー
08/06/17 23:37:24 EfTc5Fv9
>>428
我々はいつでもどこでも、貴方様を御待ちしております。

430:名無しさん@ピンキー
08/06/18 00:26:20 ArKcxzdQ
もしセルベリアちゃんに続編があるとしたら、今度はセルベリアちゃんがベタ惚れされる予感

431:名無しさん@ピンキー
08/06/18 02:39:58 m0+4iwc4
ウェルキンとアリシアとの三角関係、らぶらぶバイオレンスコメディーだな。

432:名無しさん@ピンキー
08/06/18 15:19:56 Phdct3QW
ウェルキンが涙目で「逃げろ、巻き込まれるぞ!」と、敵味方関係なく叫ぶ光景が先に思い浮かぶんだが。


433:名無しさん@ピンキー
08/06/18 19:14:45 bMQx4mzI
空気を読まず投入。
需要があるかわからんが、ターリス×アリシアの百合ものを一つ。

434:ターリス×アリシアの百合もの注意!
08/06/18 19:16:54 bMQx4mzI
「ねぇウェルキン、それって褒めてるの?」
「もちろんだよ!アリシア。何てったってガリアナナイロゴミムシは、僕は世界で最も綺麗な虫の
一つと思って云々…」

 今日も始まったウェルキンとアリシアの掛け合いを、第七小隊の皆は暖かい表情で見守るの
だった。ごく少数の…孤独好きとか、ウェルキンへの密かな思いを寄せている者とか、アリシア
に熱情的に求愛している者とかを除いて。

 そして、その中にアリシアへの切ない思いを寄せている可憐な少女、そう、ターリス・ワイアット
の姿もあった。

<あぁ、アリシアお姉さま…。>

 女子校という特異な環境で育ってきたターリスにとって、いきなり投入された戦場はあまりにも
過酷な環境だった。
 初めて経験する罵声におびえ、汗くさい男の世界に放り出された戸惑い、宿舎に戻っては泣く
だけの繰り返しだったターリスを、優しく励まし続けたのはアリシアだった。
 初めは、あこがれの先輩という意識であった。しかし、親身になってターリスの面倒を見続け、
絶望的な状況でも明るく皆を勇気づけるアリシアの姿は、いつしか尊敬する先輩から、恋に似た
感情を抱く崇拝の対象となっていた。


435:ターリス×アリシアの百合もの注意!
08/06/18 19:19:22 bMQx4mzI
 今では、アリシアの声、顔立ち、仕草、性格、もうすべてが愛おしい。
 しかし、どんなに思いを寄せても伝えても、アリシアには冗談としか受け取って貰えないのだ。
 シャワー室で、野営地で、食事の時と様々な場所で、ターリスはアリシアにアプローチをかけ
るのだが、アリシアは「甘えたがりの妹分」以上の意識を持ってはくれない。

 女であるからこそアリシアに接近できるのだが、女であることが大いなる足枷となり、その先へ
の世界へと進ませてくれないのだ。

<もうっ、あんな締まりのない顔をした虫オタクのどこがいいのかしら?>

 小隊長としてのウェルキンの能力には一目置いているし、あまり男臭さを感じない雰囲気も、
今まで見てきた男の中では抵抗感も少ない。しかし今のウェルキンは、ターリスにとっては憎む
べき恋敵である。

 いちゃいちゃする二人(当人たちはまるで意識していないのが憎らしい)を見ているのが辛くなっ
て、ターリスは一人小隊の輪の中から離れた。

<アリシアお姉さま…>

 この日、何度か目になる心の声とともに、先ほどのアリシアの頬を膨らしながらも、どこか嬉し
そうな顔を思い出す。ターリスには見せてくれないアリシアの一面である。


436:ターリス×アリシアの百合もの注意!
08/06/18 19:21:16 bMQx4mzI
<アリシアお姉さま、綺麗だったな…>

 第七小隊の休暇日を思い出す。ランドグリース公爵家のプライベートビーチ、そこでのアリシア
の水着姿が目に焼き付いて、ターリスは日を追うごとアリシアを自分のものにしたい、アリシアを
思うがまま蹂躙したいという、どこか男じみた欲望に似た感情を高ぶらせるのだった。

 付近に誰もいないことを確認したターリスはいつもの日課をこなすことにする。

 …いつ死が訪れるか判らない戦時下、一つのコマとして命令に従い、しかし生にしがみつき足掻
かなければいけない戦場のルール、そのような異常な日常がターリスの精神を刹那的に変容させ
ていた。

「…ふぅっ!」

 たくり上げた上着の裾から、まだ成熟しているとは言い難い乳房を揉みしだく。
 …ターリスの体に触れているのはアリシア手と思いながら。

「あぁっ…ん、お、姉さま…が、いけないのよ、あんな、か、顔しちゃって、嬉しそうに…ぅん、はぁ」


437:ターリス×アリシアの百合もの注意!
08/06/18 19:23:23 bMQx4mzI
 背徳な行為をアリシアのせいにしながら、ターリスは一人遊びに没頭していく。ズボンのボタンを
外し、その手はすでに潤んでいる秘所へと伸びていく。

「こんなに濡らしちゃって…い、いけないお姉さま…うぅ、ああぁん」

 いつの間にか自分の体でありながら、アリシアと同一化している体を弄び、クリトリスを摘む。
 バージンの体でもクリトリスは激しい快感をもたらすのだ。すっかり充血して堅くなったクリトリス
を擦りながら、右手一つで濡れそぼった秘所の肉襞を器用に開く、中指を秘口にねじ込みながら
溢れる蜜を掻きいだす。

「ふぅ、ふうぅっ、はっ、はっ、あぁあああっ!ア、アリシアお姉さまぁっ!」

 乳房を揉む左手も、秘所をまさぐる右手もその速度を上げていく。ジュブッ、ジュブッっと密やかな
水音が周囲の林に静かに吸い込まれていく。

「あっ、いいの、そこいいのっ!…いくっ、いくのっ?アリシアお姉さまっ、いくっ、いくぅ、あぁぁぁっ!」

 いつの間にか口端からは涎を垂らし、目は遠いところを見据えながら、ターリスは絶頂の快感に
打ち震えた。涙が頬を伝う、この涙は絶頂の余韻なのか、それともアリシアを毎夜汚している罪悪
感からなのか、涙を流したターリスにもそれは判らなかった。

「はぁ、はぁ、はぁ、…アリシアお姉さまぁ…、寂しいです…」

 火照った体が静まってくるにつれ、ターリスの心は寂寥感に蝕まれる。愛しいアリシア、異常な
日常、刹那的な快楽に身をゆだねて毎日を過ごすことで、ターリスの理性は明らかに綻び始め
ていた。

「…もう、こんな毎日は嫌、アリシアお姉さまを私のものにしたい…!」

 虚無に満たされていた目に、輝きが点る。それは理性の光でも、慈しみの光でも無かった。
 ただ、アリシアを蹂躙したい、自分のものにしたいという欲望にまみれた獣の光だった。


438:433
08/06/18 19:49:30 bMQx4mzI
後半ちょい修正中。
できあがったらまた投入するよ。

439:名無しさん@ピンキー
08/06/18 20:38:26 wSNpJcz8
あまり百合物は好きでは無いが

何故かこれは素直に受け入れられた。

何が言いたいかって?

ジー ジェー

グッジョブ!

440:幻想崇拝者
08/06/18 20:56:27 BxDKZ3wI
GJ!!
百合百合いいねぇ・・・。

441:ターリス×アリシアの百合もの注意!
08/06/18 21:17:26 bMQx4mzI
「ターリス、なに?話しって」

 ターリスは第七小隊宿舎にて、アリシアとの二人っきりの空間を作り上げた。今日は久しぶりの
休暇である。もちろんいつ非常呼集がかかるか判らないのは戦時下の常ではあるのだが。

「…アリシアお姉さま、好きですっ!」

 渾身の勇気と、精一杯の理性を保った状態での告白、当然の事ながらアリシアにはそれが伝わ
らない。

「嬉しいよ、ターリスみたいな女の子に好かれるなんて、私ずっとひとりぼっちだったからイサラと
一緒で妹が出来たみたいで…」

 アリシアの明るい答えを遮りながらターリスは言葉を続ける。

「私を好きでいてくれます…?」

 アリシアにはターリスの変化が判らない。

「もちろんだよ、この戦いが終わってからだって、ターリスはずっと私の友達…ううん、妹だよっ、
ウェルキンが言ってたの、第七小隊は家族だって、あのねウェルキンがお父さんで私がお母さん、
それでね、うふふふ、ラルゴはおじいちゃんだって」

「…私は妹ですか?」

「そうね、甘えんぼさんだから子供でもいいかな?うふふ、ロージーもね、ウェルキンに言わせれば
私たちの子供だって…うふふふっ」

 笑いながら、くるりと回るアリシア、ターリスの目が狂気に支配されていく様をアリシアは見ていな
かった。

「…そんなの嫌ぁっ!」

 ターリスは両手を組んだ状態でアリシアの後頭部を殴った。訓練所で教わる基本的な攻撃動作、
支援兵といえど、猟兵となるほどの訓練と実戦を積み重ねていたターリスの一撃にアリシアはあま
りに無防備だった。

442:ターリス×アリシアの百合もの注意!
08/06/18 21:20:05 bMQx4mzI
 ドサッ!
 崩れ落ち、床に横たわっているアリシアに、ターリスは先ほど見せた爆発するような激情からは
想像も付かないほど冷ややかな口調で語りかけた。

「アリシアお姉さま…かわいがってあげるから、私を好きでいてね…」


 クチュ…チュプ…フゥ…クチュ…クチュ…
「…はぁ、はぁ、アリシアお姉さま…」

「うぅぅ…」

 アリシアはフワフワ揺られているような感覚と心地よさ、密やかな息づかいとともに自分の名前を
呼ぶものの声に、徐々に意識を取り戻していた。

「…?」
<…両手が動かない…頭の上で結ばれている…の?…あっ足の付け根に何かを感じる…> 
ジュプッ、ジュプッ、密やかな水音とともに、秘所に快感が走る。

「ぁあぁっ、あん」

 無意識にくねらせた腰が押さえつけられた。

「アリシアお姉さま、目が覚めました?」

 ターリスの声?頭がズキズキして目が開けられない…。

「綺麗…こんなに濡らしちゃって…、こんなに真っ赤になって…、喜んで貰えて私嬉しいです」
「…!ターリス!?うあぁっ…」

 ぼんやりしていた視界が次第に焦点を結び始める。そしてそこには、生まれたままの姿にされている自分と、ベッドに結びつけられ自由の利かない両腕、そして自分の秘所に口を寄せているターリスの姿が目に入る。

「ターリス…!なにしてるのっ…やめて…!」

443:ターリス×アリシアの百合もの注意!
08/06/18 21:22:25 bMQx4mzI
 叫んだつもりだったが、実際に出たのは蚊の鳴くような弱々しい声、身をよじって振り払おうとするのだが、どうも体に力が入らない。
「なにって、お姉さまを喜ばせるためにやっているんですよ。思う存分感じてくださいね、アリシアお姉さま…ぁん」
 そういいながらターリスはアリシアのクリトリスを吸い上げる。ちゅぶっ!
「あぁン…!」

 どうなっているの?なんなの?アリシアの頭はパニックを起こしていたが、靄がかかったように
うまく考えられない、体も気怠く力が入らない。

「足を閉じようとしちゃ、だめですよ。キス出来ないじゃないですか…、ふふっアリシアお姉さまのここ、
充血してかわいい…」
 再びターリスはクリトリスを吸い上げる。ちゅっ、ちゅぶっ!

「ぁああああっ…」

 力が入らないまま背中を仰け反らせる。

「あぁ…あぁぁぁっ…やめて、ターリス」
「どうして?こんなに腰をくねらせて私のキスを求めている癖に、どうしてやめてなんて言うんですか?」

 ターリスが恨みがましい口調で言うと、アリシアの充血しきったクリトリスを指で摘んで捻った。

「ヒィッ!ひぁぁぁぁっ!」

 仰け反った体がビクビク震える、秘所から何かが漏れ出すのを感じるとともに体の力が抜けていく。
<い、いっちゃったの?おかしいよ、女の子同士なのになんでこんな事が…?>
 休む間もなく再びクリトリスが摘み上げられる。

「ヒィ!ぁひぃ…ぁぁぁぁ…」

 再び絶頂が体を駆けめぐり、弛緩する。その直後秘所から暖かいものがあふれ出る感覚にアリシア
は戦慄いた。

「ぁあ、漏れちゃう…止まらない…みないでぇ…」

 ジョボボボボボォ……。
 秘所を弄られ連続して絶頂を迎えたことで、体が弛緩した結果、小水が漏れている。恥ずかしさの
あまり顔を覆いたかったが、腕は自由にならず、顔も涙と涎でくしゃくしゃにしたアリシアがターリスに
懇願する。

「みないでぇ…みないでぇ…」

444:ターリス×アリシアの百合もの注意!
08/06/18 21:23:58 bMQx4mzI
「だめよ、アリシアお姉さまのこんなに綺麗な姿…あぁ、素敵…綺麗…」

 ウットリした声を漏らしながら、ターリスは再びアリシアの秘所に顔を寄せる。充血しきったクリト
リスを口で吸いながら、舌で転がす。そして右手は秘所の入り口をかき回す。
 クチュ、クチュ、ジュプッ…

「ひぃ…ひぃ…、ひぃん…あぁぁ、んぁぁ…ゆ、ゆるして…やめて…」

 ターリスが顔を上げる。

「お姉さま…泣き顔も綺麗…」

 ターリスはアリシアに覆い被さりながら、右手親指と人差し指でアリシアの充血して勃起している
クリトリスを抓り、中指で秘口の入り口から蜜を掻き出す。乳房を重ね合わせ、涙と涎でぐちょぐちょ
のアリシアの顔をゆっくりと舐め回した。

「お姉さま…キスして…」

 ターリスが体をゆっくりと揺らしながら(まさにアリシアを犯しているように)アリシアの開きっぱなし
の口に舌を差し込み舐め回す。

「ンンンン…ウムン…ンンー…」

 抵抗して口を閉じようとするのだが、その度にクリトリスを摘み上げられ、結局喘ぎ声とともに口を
だらしなく開いてしまう。ターリスの左手はアリシアの形良い乳房を掬い上げるように揉みしだく。
 ターリスは緩やかに体を揺らすと、再びアリシアの口に舌を刺し入れた。

「ぁむ、うむう…ンンン……ピチャ…クチャ…」

 絶え間なく続くターリスの責めに、ついにアリシアは陥落した。
 ターリスの舌に自らも舌を絡ませ始める。腰もターリスの動きにあわせて緩やかにくねりだす。
 アリシアは、もはやただ快楽を貪ろうとする雌に墜ちた。

445:ターリス×アリシアの百合もの注意!
08/06/18 21:25:55 bMQx4mzI
 ターリスの揺れは速度を上げる、それはすなわち乳房と秘所への責めも、激しくなると言うことだ。
 ユサッユサッ、びちゅっ、くちゅっ、くちゅっ…
「ぁあああ、ウムン…あぁ…あふう…いぃ…」
 再びアリシアの目の焦点が合わなくなってくる。アリシアの腰も小刻みに震えだす。ターリスは
自らの秘所をアリシアの秘所に激しく擦りつけ体を震わす。アリシアの形良い乳房は、ターリスの
小振りな乳房でつぶされ、変形する。

「ぅわぁ…いぃ、いい、あああぁっ、ああーっ!」

 再びアリシアは絶頂に達した。それと同時にターリスも達する。

「一緒にっ、一緒にっ!あぁぁぁぁぁぁーっ!」

 互いの叫びの後は、静寂が訪れる。


「お姉さま、処女をいただいてもいいですか?」

ぼんやりした意識の中にターリスの言葉が染みいってくる。
<処女…私の処女…だめ、ウェルキンに!>

「いやぁ、それだけは許してぇ、ウェルキンにあげたいのぉ、お願いターリス、何でもするから…
お願い、許してぇ」

怒ったターリスに無理矢理処女を奪われるかもしれない恐怖を感じながらも、アリシアは泣きな
がら懇願した。しかしターリスは思いの外冷静だった。

「…わかりました、それじゃ代わりにアリシアお姉さま、口で、私をイかせてください」

ターリスはアリシアに跨り秘所を顔に近づけてきた。

「ここです、アリシアお姉さま…」

年齢にしてはまだ薄いとも思える柔らかな陰毛が、処女とは思えぬ位広がっている肉襞に、愛液
でびっちり貼り付いている姿には不思議と嫌悪感は抱かなかった。
<ターリスのあそこ、真っ赤に充血している…かわいそう>
アリシアは自然とターリスの秘所に舌を這わせていた。

「ふぅんっ、ア、アリシアお姉さまが、わ、私のあそこを、あっ、な、嘗めてるっ!のっ!」

クチュ、クチュ、ジュルル…クチュ…。いやらしい水音が響く。ターリスはわなわなと体を震わす。

446:ターリス×アリシアの百合もの注意!
08/06/18 21:29:00 bMQx4mzI
「や、やだ、こんなに早くきちゃう、きちゃうよ、やぁ、いい、すごくイイ、すごく…イイッ!いく、いくっ
イクッイックゥゥゥッ!」

 ターリスは両手で力一杯アリシアの顔を股間に押しつけると、ガクガクと腰をくゆらせ、わずかな
時間で絶頂に達し崩れ落ちた。
 そのまましばらくの荒い呼吸音が部屋を満たし、それがだんだんと収まってきた頃、唐突にター
リスが口を開いた。

「アリシアお姉さま…小隊長のこと好きなんですね」
「うん、好き…ううん、ウェルキンのこと愛しているわ」

 アリシア自身も不思議に思うくらい自然に言葉が出てきた。

「そう…ですか、判りました。ふふっ、アリシアお姉さま、さっき必死だったもの」
「…ターリスにも見つかるよ、そう思える相手、きっと必ず」

<私にとってはそれはお姉さまなんだけれどなぁ、でもいいや>

「ありがとう、お姉さま、それとごめんなさい、こんな事して。言い訳にしかならないけれど、いつ死ぬ
かもしれない日々は怖かったんです。アリシアお姉さまだけが私の心の平穏でした、でもこんな事
しちゃったらもうお終いですね。嫌いになっちゃいましたよね…」

「ターリス、あなたは確かに許せないことをしたと思う。でも人間なんだもの、怖くってどうしようも
なくってあんな事やっちゃったんだよね。いいよ、許してあげる、最初に言ったでしょ、私たちは
家族だって」

「…え?」


447:ターリス×アリシアの百合もの注意!
08/06/18 21:31:53 bMQx4mzI
「でも、2回目はないからねっ!で、この手ほどいてくれる?今日はそれでお終い、ね」
「…え?」

「ほら、早くほどいて、10数えるウチにほどかないとお仕置きしちゃうぞっ、ひとーつ、ふたーつ…」
「あっ、ほどきます、すぐほどきます」

 あわててアリシアの腕をほどくターリス、アリシアは腕と頭をさすりながら、もう痛かったんだから、
と笑った。

「もう、こういう事は出来ないかもしれないけれど、怖くてどうしようもなくなった時は相談して、ね、
私のかわいい妹、ターリス」

 アリシアはターリスに笑顔を向けた。

「…えぐっ、ぅぐっ、ご、ご、ごめんなさい、ごめんなさい、アリシアお姉さま…」

 ターリスからは憑き物が落ちたかのように素直な心からの謝罪の言葉が溢れ出た。

「ターリス、もう泣かないの。ね、これからも一緒に戦って、平和を取り戻すの。それまでは…
いいえ、そう、平和になっても第七小隊はずっと家族よ」
「はい、アリシアお姉さま、前よりもっと好きになりましたっ」

「うっ、で、でももうこういう事は無しよ、ね?」
「はいっ!」

「もう、現金なんだから…ふふふっ」
「うふふふふっ」

<平和な世のために頑張ろう、生きよう、この人となら…ううん、第七小隊のみんなとならきっと
やれる。がんばれる!>
 宿舎に明るい笑顔が戻った。休暇ももう終わり、明日からはまた地獄の日々が始まる。しかし
ターレスはもう刹那的に生きることはないと思った。なぜなら平和な世の中を作るという大きな
目標が見つかったのだから。

<<了>>

448:幻想崇拝者
08/06/18 21:48:30 BxDKZ3wI
GJ!!!!!!!!!!!


449:名無しさん@ピンキー
08/06/19 13:20:03 vPWpE8B7
G J ! ! ! ! !

450:名無しさん@ピンキー
08/06/20 21:30:13 VT22hRLB
doughnut化現象

451:幻想崇拝者
08/06/21 00:13:35 go+w35aV
活性化を願ってもういっちょ投下してみましょう。

『another episode 3 ~セルベリア様vsアリシアたん~』

今回はうpの速度が落ちてしまうかもしれませんが、またがんばってみたいと思います。
少しでも楽しんでもらえたら幸いですm(__)m。
投下。


452:幻想崇拝者
08/06/21 00:16:35 go+w35aV
『another episode 3 ~セルベリア様vsアリシアたん~』


序章. 苦悩気味なセルベリア様

征暦1940年3月7日 a.m.9:00
ガリア公国 平和記念都市ワルキューレ 中央広場

連邦を奇襲を見事撃破したガリア・帝国連合軍は、しばしその余韻に浸り、互いの交流を深めていた。
その宴も終わりに近づき、あちらこちらで片付けが始まっていた。
今は皆それぞれ、もうじき来る別れを惜しんだり、故郷の友人にと、お土産を購入したり、未だに酒を片手に愚痴を言っていたりしている。
そんな中、いつもはキリっとしている、ある黒衣の女性が頭を抱えて俯きながら椅子に腰掛けていた。


「(・・・・ううううううううううううううう!!・・・・私はいったいなんということを・・・!
  薬まで使ってウェルキンを陥落し、あまつさえ・・・・あまつさえ!中出しを強要させるなど・・・!)」

と、笑えてしまうほど羞恥と悔恨を顔に浮かべ、ふるふる首を振るセルベリア。
『その時』の情景を思い出したのか、その頬がさらに朱に染まっていく。

「(・・・・い、今にして思えば、なんて、なんて恥ずか、いや、愚かな・・・・・・!
  ・・・・・だが・・・・・・ウェルキンが泥酔していて、記憶があまり定かでなくなってたのは幸いだ・・・。
  と、とにかく、あの夜のことは誰にも、・・・特にアリシアには知られることのないようにせねば・・・・・よし、まずはアリ」
「あ、セルベリアさん、どうしたんですかこんなところで?」

ビクゥッ!!っと、はたから見ても驚き過ぎなセルベリア。

「ア、アリシアか・・・・、驚かせるな・・・」
「あの~、普通に呼びかけただけですが・・・?」
「・・・・・・そうだな。いや、すまん。・・・・なにか用か?」
「あ、はい。 一昨日の夜のことで・・・・・どうしたんですかセルベリアさん?・・・・具合でも悪いんですか?」
「い、いや、そんなことはない! ・・・・・いや、疲れているのかもしれん。少し休むことにする・・・」
「あ、はい。お大事に~」
「すまぬ・・・・」


「(ん~~~・・・・?・・ウェルキンを運んでくれてありがとうってお礼を言いたかっただけなんだけど・・・・・・どうしたのかな?)」


453:幻想崇拝者
08/06/21 00:18:59 go+w35aV
もしよろしければ、またのお付き合いをm(__)m

454:名無しさん@ピンキー
08/06/21 00:44:39 dA+yQCEq
wktkしてまってるよ!

455:名無しさん@ピンキー
08/06/21 20:38:28 XCiI+9pX
股のお付き合いだなんて…///

456:名無しさん@ピンキー
08/06/21 22:20:32 RxW7LU/X
神だ!
神の降臨だ!



457:名無しさん@ピンキー
08/06/22 01:09:55 JQY1swXx
age

458:名無しさん@ピンキー
08/06/22 12:16:51 ul56VmPr


















らいと

459:幻想崇拝者
08/06/22 17:44:05 1GZDKtZx
第一話を投下。
another episode 2 で出てきた人が出てきますが、そこのところはすみません。
少しでも楽しんでもらえれば幸いです。
ではm(__)m

『another episode 3 ~セルベリア様vsアリシアたん~』

1. 特別な存在

征暦1940年3月7日 a.m.10:00
ガリア公国 平和記念都市ワルキューレ 宿泊施設


アリシアと別れた後、セルベリアはアリシアに言ったとおり宿泊施設で休むことにした。
「(まずい・・・・・アリシアと対面しただけであそこまでうろたえるとは・・・・我ながら情けない限りだ。・・・・・さて、どうするか・・・・)」
と、思い悩んでいるとコンコン、とドアをノックされた。
「セルベリア、大丈夫?」
・・・・・ウェルキンだった。
「セルベリアが具合が悪そうってアリシアに聞いてね。 心配になってしまってね」
「(人の気も知らんでこの男は・・・・)いや、心配には及ばん。そんな大袈裟なものではない。 貴様は無駄に心配性だな」
と、皮肉りながらも表情は穏やかになっていくのが自分でもわかった。
ウェルキンが頭に馬鹿が付くぐらい優しいことはよく知ってる。
そう、よく知ってる。
あの夜の時だって・・・・・
「セルベリア、ほんとに平気? 顔が真っ赤だよ?」
「・・・・・・!!い、いや大丈夫だ!問題ない!」
ぶんぶん、と想像(妄想)を振り払う。
自分でもかなり重症だと思う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ウェルキン、・・・・・・感謝する・・・・」
「どうしたんだい? 急に」
「いや、いろいろとな。・・・・・本当に・・・・・感謝する」
ウェルキンは戸惑うばかりだ。まぁ、いきなりこんなことを言われれば当然だろう。
今まで一人の人間として心配されたことなどなかった故、自然に出てしまった言葉だった。
帝国に所属していた時は『力』でしかなかったからな・・・。
「なにか礼がしたいな・・・・・」
「せ、セルベリア? ほんとにどうしたんだい? 心配するのは当たり前のことだよ?」
「それは・・・・家族・・・・・だからか?」
「う、うん」
自分でも感情が高ぶっているのがわかるが止められない。
二人きりの個室というのもまずかったかもしれない。
突然のウェルキンの訪問でアリシアのこともすっかり頭から抜けていた。
「私は・・・・・もっとお前と・・・・深い関係に・・・」
「せ、セルベリア?」
ウェルキンに手を伸ばそうとして



460:幻想崇拝者
08/06/22 17:44:25 1GZDKtZx
「大佐ーーーっ!!大佐はおりませんかーー!!」

・・・・・・さえぎられた。 現帝国第五大隊隊長、アルベール少佐の声だ。
「何事か!騒々しい!!」
なるべく平静を保って声を出そうとして失敗した。
ウェルキンも私の突然の豹変に驚いた様子だった。
おのれ・・・邪魔をされたという感が拭いきれん

「申し訳ありません! それが、大佐のことで口論になった息子のジェスと元義勇軍のターリス殿を筆頭に、ガリアと帝国の間で取っ組み合いが始まってしまって・・・」
「なんだと・・・・・・?」
「セルベリア、この人の息子のジェス君って第五大隊の小隊長だよね。 ケンカとかする子なのかい?」
「いや、そんな荒れた気性の子ではないはずだが・・・」
「大佐、とりあえず現場に来てはもらえませんか?」
「セルベリア、行こう。僕も一緒にいくよ。」
「・・・・・・仕方がない・・・。中央広場だな」



そうして三人はセルベリアの個室を出て、急いで現場に向かった。
だから気づかなかった。
開かれたドアの後ろにいた・・・・・アリシアに。


461:名無しさん@ピンキー
08/06/22 17:52:35 MRdrUDXV
>>460
GJ、そして修羅場?

462:ガリア特務兵
08/06/22 20:52:57 4gdsEr9p
保管庫管理人です。
ようやく保管庫のリニューアルが完了したのでお知らせします。
相当時間かかってしまい本当に申し訳ありませんでした。

新サイト「がりあ大戦2」
URLリンク(gallianwars2.tobiiro.jp)
一般向けのSSはここでアップいたします。

成人向けのSSは「裏がりあ大戦2」としてもうひとつサイトのほうでアップしていきます。

「裏がりあ大戦2」
URLリンク(w3.abcoroti.com)

リンク、ブックマークをしていらっしゃる方はお手数ですが変更を御願いいたします。
今後速やかに残りの投稿小説のアップ作業、画像掲示板の設置などを行う予定です。

今後ともよろしく御願いいたします。

463:幻想崇拝者
08/06/22 21:04:16 1GZDKtZx
>462
乙!!

464:ガリア特務兵
08/06/22 21:11:43 4gdsEr9p
>>463
いつも作品投下ありがとうございます。
残りの作品も至急アップ致しますのでお待ちください。

ん~設置したばっかだけど裏のほうの鯖重いな・・・少し様子見してみるか・・・。

465:セトラ
08/06/23 08:09:22 wKXYjRb2
よりよい活性化を願ってヘタレを投下!性格改変モノです……駄目な方はスルーでひとつお願いします。
―戦場の外道―
序章
空は雲ひとつない天気。北国のガリアではあるが、春は案外暖かい。
とはいえ、裸で外にいる者などいないな……普通は。
小川を臨む歩道から幾らも離れていない草むらから服の擦れる音がかすかに聞こえる。
それをかき消すかのように草むらから出てくる男性。今しがた着替えたのか、身なりをただし身体を伸ばす。
「う~ん、いい天気だっ」
そういうと、後ろの草むらに声をかける。
「そうそう、そこに置いた塗り薬塗っておくといいよ。傷みが和らぐからね」
「あああっ……。はっ……い」
若い女性の声がかすかに漏れる。
草むらをよく見れば、まだ歳いかない女の娘が裸に一枚服をかけられたという状況で横になっていた。
乱れたブロンド、綺麗な肌が薄ピンクに色づいて、荒い息づかいが何があったかを物語っている。
というか、股から白と赤の液体が混じり合ったモノが漏れている時点でいうまでもないだろう。
「どうやら大丈夫そうだね、じゃいくね」
「はぁ……えっ?」
意識もはっきりしないなかで声があがる。
とはいえ男はそんなことも気にせず鞄を肩にかけると、その場を後にする。
「元気でね、気をつけていくんだよ」
「そ、そんなっ―」
既に彼女の声は聞こえないのか、マイペースで鼻歌をさせながら道を行く男。
何気なくポケットから手帳を取り出すと、メモを書いていく。
「美しいブロンドでアルトジカみたいな美しい脚だったな、それに初物だったし、掘り出しだったかな」
この男、ウェルキン・ギュンター、22歳、首都ランドグリーズの自然科学を専攻する大学生だ。
「う~んBかな」
友人からは自然オタクといわれ、のんびり屋で穏やかなヤツと評価される。
天然がかってもいるが、ここぞという時はやる男といわれている。
「いや、初物も考慮してB+だな」
だがそのところは……。
「遅くなっちゃったなぁ、イサラ怒ってるかなぁ」
外道である。

国境の街ブルール郊外に差しかかったところで、僕は川にヒカリマスが上ってきていることに気がついた。
「そんな季節かぁ」
とスケッチしていると、いきなり拘束されてしまった……あれっ?。
なんでこうなったのだろうかと考えるが、自警団の男二人に掴まれているという現実が突きつけられるだけだ。
ただスケッチしているだけで何故かスパイ容疑で拘束されてしまったのだ。
とはいえ、面白い発見もある。目の前を歩く女性だ。
アリシアという女性はまず間違いなくAクラスだ。ブルールにこんな可愛い女性自警団がいるなんて聞いたこともなかった。
3年で結構変化があるねぇ、うんうん。そう考えつつも弁解を続ける。
「ヒカリマスをスケッチしてただけなんだよ」
「いえ、これだって新種の暗号かもしれない、じっくり調べさせて貰います」
「はぁ……」
暗号って、君……。
「これなんか暗号にも見えなくないかしら。今日の日付のところにある、『美しいブロンド&アルトジカの脚 初○ B+』って何?」
「観察・体験記録だよ」
「体験? う~ん、やっぱり暗号でしょう」
その日一日を普通に書いてあるだけなのに、行きずり女性は名前を書くほどでもないというだけだし、至って普通の記録帳なんだけどな。
「だからあっー」
そんなとき丁度よく助けが入ることとなる。
「兄さん!」
橋の側に声をあげた女性をみつける。
「イサラ!元気だったかい?」
イサラ、僕の可愛い妹。ああ、3年ぶりだとより可愛くなってるなぁ。兄さんは嬉しいなぁ。
身体の方の成長は奥ゆかしくなってるし、うんうん。
「兄さん、一体どうしたんですか?」
これはアリシアを説得するのを手伝ってもらおうか。

466:セトラ
08/06/23 08:12:03 wKXYjRb2
い~や、めんどくさいことになったよ。あの後はれて無罪放免になったんだけど、その後がね。忘れていたよ、なんでイサラを向かえに来たのか。今戦争中だったんだよね。首都に疎開する予定だったんだっけ?
威力偵察っていうヤツ?帝国の偵察兵たちが襲ってきたんだよ。あっさり倒れる自警団に、民間人。死ぬのは生物にとって当然とはいえ、観察対象になる可愛い娘たちまで殺されるのは困ったモノだよねぇ、許すマジ帝国兵。
ってことで、さっくり撃退したんだけどね。戦えるかってアリシアが聞いてきたんで、銃を受け取ってさっくりヘッドショットを決めてみせると、頼もしそうなモノを見る瞳にかわるし、いいカモだったかな帝国兵。
アリシアの笑顔もいいけど、間違いに驚く顔、間違いに拗ねる顔、厳しい顔、憂いに満ちた顔、うんどれもいいなあ。もっともっといろんな表情を見せて欲しいなあ。
残念だけど、ゆっくり時間をかけてと思いつつ街でアリシアと別れて実家に戻ってきた。
出迎えてくれたのは、マーサ・リッポネンというお腹を大きくした婦人。
ギュンター家で長く使用人をしてくれている女性だ。母を共に早くになくした僕やイサラにとって母親代わりにもなってくれている。そして僕にとっては……。
「こんどこそ初めての旦那さんの子供かい?」
そっと耳寄せて呟く。
「さぁどうでしょうね、ご主人様」
一瞬困ったような表情を見せるも、とろけたような瞳で応える。二人っきりの時だけの呼び名を使うマーサ。そう初めての人であり、おそらく初めて子供を産んでくれた女性でもある。
中だしするたびに、旦那さんにも抱かれていたから確実なことは言えないが、回数では段違いに僕の方が多いのでおそらくというわけだ。
そのお腹の中には5人目の子供がいるはずだ。3年ぶりに故郷に帰ったのだから、旦那さんのともいえるが、たまに大学寮に掃除などをしに来てくれていたのだ、わからない話だ。
久しぶりの世話話を咲かせようとしたところをアリシアが訪れた。ほら、焦る必要はなさそうだね。
なんて思っていたが、話はどんどん厄介になってきた。ブルールの街が帝国兵によって落とされてしまったのだ。
「はぁ……」
ため息をつきたくなるのもわかる話だろう。
「うん、ウェルキン大丈夫?」
「兄さん、大丈夫ですか?」
「ああ、大丈夫さ」
まっ、遅かれ早かれ疎開するはずだったんだ、致し方ない。予定外なのは、この乗っているモノもそうだ。お世辞にも言えない乗り心地、その振動に、音がうるさく、イカしたボディ(死語?)。
戦車までだして本格的に攻めてきた帝国軍に諦めて脱出にあたって、僕とイサラの親父たちの遺産でもある戦車を繰り出して切り抜けたのだ。
今はイサラの運転する戦車のうえで周りの物珍しい視線をうけつつ、これまでのことを考えため息をついてしまう。
あと、たぶん僕の何番目かの子供が生まれた、戦車のなかで……強く育ってね!まっ、アリシアと一緒に行動できるんだ、これもよしとするか。

首都ランドグリーズについてすぐに義勇軍に編入された、皆兵制のガリアでは仕方がない。
首都は自然が少ないから困ったモノだが、もう一つの観察対象が多いから住み難いということはない。
今は、非常時だが、だからこそ多くの人々が集まっており、新たな発見もあって楽しみだ。それに、大学生であり士官候補生だったことや、ブルールの一件、それに戦車を手土産とあってか、義勇軍第3中隊の第7小隊長と少尉を命じられた。
めんどくさいとも思ったが、一兵士よりはましかなぁくらいに思っていたが、聞けば自分で隊を編制できるらしいのだ、これは隊長を充分に満喫させて貰おう。
隊の名簿を見ると、自分の好奇心が刺激されて嬉しくなる。目の前に座る直属の上官エレノア・バーロット中隊長もその美しさ、眼鏡がよく似合うが、取った姿も見てみたい。
もちろん、僕の副官として軍曹アリシア・メルキオットがついたこともいうこともなしだ。そろそろ熟れてきたイサラをはじめ、これは楽しくなりそうだ。

467:セトラ
08/06/23 08:12:36 wKXYjRb2
ヤ・オ・イ同然ってかエロなし短か!非道い終わりかたですが、沈静化してきたらまた投稿します。その時次第です、一応誰か隊員を相手にするつもりです。というか誰でもいける展開にしたつもりです、誰がいいかな?

468:名無しさん@ピンキー
08/06/23 09:04:05 iic2vz+G
皆纏めて

GJ!

469:幻想崇拝者
08/06/23 19:02:11 4LignATs
>>467
吹いたw
GJ!!

470:名無しさん@ピンキー
08/06/23 20:56:16 dX4MOTRn
た・け・し自重w

471:名無しさん@ピンキー
08/06/23 22:06:41 DCNgxo2w
>>467
GJだ。
よし、ここは一つ>>467のために犠牲になる隊員を皆で選んでいくのはどうだろうw
どうせならまだスレに出てきてないキャラがいーなー。
フロージアとかどうだろう?彼女、男好きだからすんなり展開に進めそう。
オードリィも隊長好きだから話が早そうだ。
後は定番のユーノとかかな?

年上オッケィなウェルキンってことで、キャスリンというのも捨てがたいのだがw

472:名無しさん@ピンキー
08/06/23 22:41:38 dX4MOTRn
某ガンダムの奇跡を起こす男の中の人は六本木の居酒屋でバイトしてるんだZE

473:名無しさん@ピンキー
08/06/23 22:44:53 dX4MOTRn
ごめん>>470>>472誤爆w

474:ガリア特務兵
08/06/23 22:54:10 dX4MOTRn
恐怖の大王の攻撃は左の皿を奪っていくんですよ。

\_____ ___________________________/
         ∨
           ___                _
       / ____ヽ           /  ̄   ̄ \
       |  | /, -、, -、l           /、          ヽ きみ頭だいじょうぶ?
       | _| -|○ | ○||         |・ |―-、       |
   , ―-、 (6  _ー っ-´、}         q -´ 二 ヽ      |
   | -⊂) \ ヽ_  ̄ ̄ノノ          ノ_ ー  |     |
    | ̄ ̄|/ (_ ∪ ̄ / 、 \        \. ̄`  |      /
    ヽ  ` ,.|     ̄  |  |         O===== |
      `- ´ |       | _|        /          |

475:ガリア特務兵
08/06/23 23:03:06 dX4MOTRn
>>471うわっまた誤爆だ!恥ずかしい。ごめんなさいw

業務連絡です。
 「裏がりあ大戦2」ですが利用していたサーバーが重いのと、CSS読み込みの失敗が相次いだこと、
またリンクしていた広告(普通のヴァルキュリアバナー)に対しクレームがついた為、ABCオロチサーバーの解約を致しました。
新しいリンク先はこちらになります。ご迷惑をおかけして誠にすみません。

「裏がりあ大戦2」 新アドレス
URLリンク(uragallianwars2.h.fc2.com)

 後お願いなのですが、当スレッドにて作品を投下された作家様で当サイトに作品を掲載してもいいよという方がいらっしゃいましたら、
このスレか上記サイト掲示板までご連絡ください。
こちらにてHTML化を施し掲載させていただきます。

では誤爆、変更すいませんでした。これからもよろしく御願いします。

476:幻想崇拝者
08/06/23 23:20:43 4LignATs
<<475
乙。
そうですよね~。
ウェルキンとイサラのやつとか素晴らしい作品を載せないのはとてももったいない。



477:名無しさん@ピンキー
08/06/24 00:07:25 PvX5u+GW
>>7-8は後世に残すべき名作

478:ガリア特務兵
08/06/24 01:15:43 XMM+uYNz
なんかこの音楽に洗脳されていくようだ・・・

479:名無しさん@ピンキー
08/06/24 08:43:38 pehKWqVU
>>471
スージー!スージー!


>>475
毎度GJです!


480:名無しさん@ピンキー
08/06/24 23:14:45 W5mSvcGX
>>460
ヤバイ、昼ドラ的展開の予感w

481:名無しさん@ピンキー
08/06/24 23:41:19 VjVhE4LT
けど不倫ものはちょっとな~

482:名無しさん@ピンキー
08/06/24 23:53:30 wQHJR34R
     _    i i  
   ,/´ ::;;`ヽ.  l|_|l  
   ! ノ从 リ))  l|iji|l
   |lゝ゚ - ゚ノ|.  丗   セルベリアです
  ⊂に(_)(__)^i⊃|  
   从)__||_|ii   ¶
   リ(_Y_i从.  ¶
    |__/_ノ..   ¶ 
    しl_ノ    ¶


483:名無しさん@ピンキー
08/06/25 00:20:53 1LPfDdes
>>475
趣向が特殊な「ターリス×アリシアの百合もの注意!」をうpした者です。
需要は少ないかもしれませんが保管していただければ幸いです。

我ながら改行がむちゃくちゃですのでどのように改行を打ち直して貰っても
構いません。

それではまた特殊性癖ものうpできればと思っていますw

484:ガリア特務兵
08/06/25 03:13:31 J98fWyZE
>>483
いつも作品投下ありがとうございます。

「ターリス×アリシアの百合もの注意!」をアップいたしましたのでご確認下さい。
HNございませんでしたのでこちらのほうで「無名の支援兵」と仮名をつけさせていただきました。
また作品の改行を施しました。名前の変更、作品の修正等ございましたら当サイト掲示板までご連絡ください。

 これからも作品の執筆応援しています。それでは。

485:名無しさん@ピンキー
08/06/25 04:06:37 Afkv9YMG
>>467
超GJ!
続きを超期待だw

486:483
08/06/25 22:55:32 1LPfDdes
>>484
うpありがとうございました。
また保管庫保守もお疲れさまです。

で、つづいてジェーン×オスカーもの書こうと思っていたら…
PS3のうpデートに失敗して動かなくなったぁよぉ。・゚・(ノ∀`)・゚・。

まだ16章までしか進んでいないのに…オワタ\(^o^)/

487:名無しさん@ピンキー
08/06/26 13:34:35 33/h4Rq9
>>486
(´・ω・`)カワイソス

そして力になれない……


まだ保証が効くなら…

488:名無しさん@ピンキー
08/06/27 00:11:41 k+8vr5jP
>>370
続きを全裸で待ってるんですがまだですか・・・

489:名無しさん@ピンキー
08/06/28 00:20:38 ogYBKJHY
     _    i i  
   ,/´ ::;;`ヽ.  l|_|l  
   ! ノ从 リ))  l|iji|l
   |lゝ゚ - ゚ノ|.  丗   夜かぁ
  ⊂に(_)(__)^i⊃|  
   从)__||_|ii   ¶
   リ(_Y_i从.  ¶
    |__/_ノ..   ¶ 
    しl_ノ    ¶


490:名無しさん@ピンキー
08/06/29 23:16:38 JPJCUpmf
         _
       ,/´ ::;;`ヽ
       ! ノ从 リ)) 
       |lゝ- p-ノ ギュー
  /\ ̄ ̄⊂⊃⊂⊃旦 ̄ ̄\
/◇◆\_________\
\\◇/◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆\
  \(ニニニニニニニニニニニニニ)


491:名無しさん@ピンキー
08/07/01 08:57:08 37+H4iy7
>>セルベリア

492:名無しさん@ピンキー
08/07/02 08:43:47 4BZciYPr
セルベリア
セルベリア

493:名無しさん@ピンキー
08/07/03 00:08:52 tSEzv1MK
セルベリアちゃんの学術名はセルベリア・セルベリア・セルベリア

494:名無しさん@ピンキー
08/07/03 08:48:33 1z1GOrns
セルベリア・セルベリア・セルベリア


マウンテンゴリラの
ゴリラゴリラゴリラ
みたいやね

495:名無しさん@ピンキー
08/07/05 02:50:23 ypqOA/ZS
他にもセルベリア・セルベリア・ヴァルキュリアや
セルベリア・セルベリア・マクシミリアン等がいます

496:名無しさん@ピンキー
08/07/05 10:48:42 Y2JgqyQ1
先生方はどこに行かれた

497:名無しさん@ピンキー
08/07/05 14:15:53 EQ9iu/hB
イーディー隊に志願しに行ってるんじゃね?

498:名無しさん@ピンキー
08/07/05 16:10:01 FW9drgGi
イサラ絵を描いていたらなぜかセルベリア生存ルートのシナリオが浮かんだ。今後あげてみるかね。

499:名無しさん@ピンキー
08/07/06 12:42:12 dpQ22//f
ぜひ

500:名無しさん@ピンキー
08/07/06 22:31:33 Qbvt6+zK
500ゲトー
セルベリア様なにかエロイSSのご褒(ry

501:名無しさん@ピンキー
08/07/07 00:07:00 xmMHzY2X
     _    i i  
   ,/´ ::;;`ヽ.  l|_|l  
   ! ノ从 リ))  l|iji|l
   |lゝ゚ - ゚ノ|.  丗   この槍で掘ってやろう
  ⊂に(_)(__)^i⊃|  
   从)__||_|ii   ¶
   リ(_Y_i从.  ¶
    |__/_ノ..   ¶ 
    しl_ノ    ¶

502:名無しさん@ピンキー
08/07/07 00:40:12 0LJWFasi
>>500じゃないけど掘ってください!

503:名無しさん@ピンキー
08/07/07 02:09:06 dT2sZkhe
\  >>502よし、わかった。 /
 \ 沢山穴を開けてやろう/
      _                          
    ,/´ ::;;`ヽ                         ( ゚ω゚; ) ))
    ! ノ从 リ)))                       (((=====)
    |ldゝ゚ ヮ゚ノ_  \从/      _ _  _     __ (⌒(⌒ ) ))
   ((( つ二(_(三(∴)  > ‐― ‐ _― _☆((/\ ̄ ̄し' ̄ ̄ ̄\ ))
    从)__||_|ii  /W'ヽ                ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄
    リ(_Y_i从             ドガガガガガガ!!!!!   | |
     /__人_ヽ                           | |
     (_./  ヽ_)                         / \


504:名無しさん@ピンキー
08/07/07 08:58:33 eKm504Pj
>>503
ワラタ

505:名無しさん@ピンキー
08/07/08 21:03:25 eaQQWFtY
あげ

506:名無しさん@ピンキー
08/07/10 01:19:56 v8UAwaB6
         _ ネタはまだか
       ,/´ ::;;\
       !      ! ムギュー・・・
  /\ ̄⊂⊃ノ从 リ)⊃旦 ̄\
/◇◆\_________\
\\◇/◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆\
  \(ニニニニニニニニニニニニニ)

         _ 
       ,/´ ::;;\
       !      ! ・・・
  /\ ̄⊂⊃ノ从 リ)⊃旦 ̄\
/◇◆\_________\
\\◇/◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆\
  \(ニニニニニニニニニニニニニ)


507:ガリア特務兵
08/07/10 01:33:27 GZpSOZtV
>>506
すまんな~「ガリア大戦」を書いてるものなんだけど、簡単なプロットとっくの昔にできてはいるんだが最近忙しい日が続いて、それを書く時間が中々とれんのよ。
とりあえずイサラ、マリーナ、イーディールートのプロットは出来てるから気長に待っていてくれると助かる。


508:名無しさん@ピンキー
08/07/10 08:59:36 ca84tgYC
首を長ーーーーーーーーくして舞ってる



ドンタコス

509:名無しさん@ピンキー
08/07/10 11:50:00 lm41IEPG
>>507
全裸待機しときます

510:名無しさん@ピンキー
08/07/10 15:07:30 RjPRF3xE
O R D E R
  全裸待機
「オーダー発令!総員全裸になって踏み止まるんだ!」

511:名無しさん@ピンキー
08/07/11 00:11:32 OiXvJFoV
途中で止まってるのが気になってしょうがないww

512:ガリア特務兵
08/07/11 00:23:25 laY5NS02
カレー和尚様の絵を見ていたらエロではないが一本妄想が浮かんだ。9割9分完成。HTML化を施し、サイトに挙げる。
勢いで書いてしまったから文章めちゃくちゃだが読んでくれると嬉しい。
(本編を書けなんていうのはNGなんだからねっ!)

513:名無しさん@ピンキー
08/07/11 01:12:04 BkiqD0YO
むしろ本編無視の妄想系大歓迎
誰か学園のヴァルキュリアかいてくれw

514:名無しさん@ピンキー
08/07/11 01:33:11 I9qwjoBI
キーンコーンカーンコーン

アリシア 「はーい、皆さん席についてくださーい」
ロージー 「あん?なんで委員長が教壇に? 先公はどーしたんだよ?」
アリシア 「ウェルキン先生は校庭で珍しい虫を見つけたとかで、まだ戻ってきてませーん」
生徒一同 (またか……)
アリシア 「仕方がないので私が代役します。じゃあ教科書63ページを…」



…ダメだ、こんなのしか思い浮かばんw

515:名無しさん@ピンキー
08/07/11 01:57:05 BkiqD0YO
とりあえず設定から考えてみようか
セルベリアちゃんが生徒会長なのは確定なんだがw
イサラは飛び級、ロージーはバンドばっかりやってて落第しまくり

516:ガリア特務兵
08/07/11 02:41:13 laY5NS02
>>512
とりあえずアップしました~。エロ期待してた方ごめんなさい><
カレー和尚様のセルベリア絵を見てたら妄想が止まんなかったんよ。

517:ガリア特務兵
08/07/11 03:10:42 laY5NS02
>>514-515
ヴァルキュリアは軍隊ものだから学園系っていうのは比較的書きやすいね~。

校長ダモン
教頭グレゴール
体育教師イェーガー、数学教師ヌッティ、理科教師ワヴィ、英語教師セオルド、家庭科担当ウォルター
購買部のおばちゃんヨーコ、用務員コビィ
生徒会長コーデリア
生徒会長の座を狙うマクシミリアン
学園のマドンナ セルベリア
2-A担任 エレノア、2-B担任 ラルゴ

518:ガリア特務兵
08/07/11 03:11:19 laY5NS02
2-A生徒
委員長 ウェルキン
副委員長 アリシア
副委員長の座を虎視眈々と狙う化学部所属で書記のユーノ
軽音楽部所属のロージー
同じく軽音楽部所属ツンデレ担当イーディ(ジャイアン乙・笑)
エアーライフル部所属クーデレ担当マリーナ
ウェルキンスキーなオードリィ
イーディーとのどつき漫才担当ドMのホーマー
チアー部所属フロージア
クラス公認のカップル若干尻にひかれ気味のカロス、恋人のリィン
ムードメーカのテッド
オタクのケビン
後は
一つ下の後輩で極度のブラコン イサラ
イサラと同じクラスでアリシアお姉様~なターリス
同じく後輩でイサラに想いを寄せるクライス
先輩で茶道部部長キャスリン
先輩で新聞部部長エレット
先輩で華道部部長ジェーン

学校飼育動物 ハンス

519:ガリア特務兵
08/07/11 03:12:56 laY5NS02
とりあえずはこんな感じか。まぁ書きやすいっちゃー書きやすいやね~。

520:名無しさん@ピンキー
08/07/11 09:55:58 BkiqD0YO
だいたい校長か教頭はどっちかが人格者なんだがなんかひどいなw

521:名無しさん@ピンキー
08/07/11 11:59:36 TOZeIGXB
放課後の教室
サリナスとカロスが戦車の無駄話をしていると、教室の外の廊下に人の気配。サリナスはその人影を見ずに告げる
「カロス、嫁の一年生がお迎えに来てるぞ。」
「うちに傘忘れたでしょ。もってきたよ。」
「ご、ごめん。ありがとう。そこにおいてて。」
教室の入り口にある傘立てを指差すカロス
「うん…またあとで。」
うつむいたまま教室を出るリィン。
サリナスがカロスの脇腹を小突きながら小声で言う
「ばーか、一緒に帰りたいって言ってんのと同じなんだよ。気づいてやれよ。」
「あぁっ。そうか。リ、リィン。一緒に帰ろう。」
リィンを追いかけるカロス
「戦車と同じぐらい嫁もケアしてやれよ。」
女よりも戦車。というサリナスくんの明日はどっちだ

こんな感じか

522:名無しさん@ピンキー
08/07/11 14:21:57 6lQVg2r9
生徒会長の座を狙う風紀委員マクシミリアン の方が感じ出てね?

あと、とりあえずカロスをボコッていいすっか?

523:名無しさん@ピンキー
08/07/12 00:18:58 fqH+710P
>>516
部下とセルベリアのやりとりに泣いた

524:名無しさん@ピンキー
08/07/12 02:40:27 lQ4AoR4J
ヴァルキュリアの同人誌っておまいら見たことあるか?
俺まだ一度もお目にかかってないのだが・・・

525:名無しさん@ピンキー
08/07/12 04:40:49 3+9EiVC2
そりゃお祭り前だもんまだ出ないわな

526:名無しさん@ピンキー
08/07/12 10:00:31 K7V/9Tja
>>524
URLリンク(i-bbs.sijex.net)

527:名無しさん@ピンキー
08/07/14 21:07:27 lUiMf1UD
めろん

528:名無しさん@ピンキー
08/07/14 21:50:57 dUcDUC7+
やっと書き込めた
同人誌だけど、春のコミック1で出してるとこあったぞ

529:名無しさん@ピンキー
08/07/14 23:01:13 88+AluuL
>>528
kwsk!
誰のエロだった?
ヒントくれ

530:名無しさん@ピンキー
08/07/15 00:15:15 +nIH2EZn
>>529
表紙しかみてないがたしかセルベリアじゃなかった?
発売間もないころに出したイラスト集だったんじゃなかったっけ?

531:名無しさん@ピンキー
08/07/16 00:24:10 qIQXDqa4
>>526とは別もの?

532:名無しさん@ピンキー
08/07/16 01:39:47 UOptQftk
別物だよ
セルベリアので8ページぐらいのコピー誌
マンガとイラストが半々だった

533:名無しさん@ピンキー
08/07/16 02:30:01 qIQXDqa4
検索してみたけど全然みつからない。
続報求む

534:名無しさん@ピンキー
08/07/16 09:05:59 oKvU+LZq
せるべりあ揚げ

535:名無しさん@ピンキー
08/07/16 20:10:27 5UI/62Yn
うまそうだな


536:名無しさん@ピンキー
08/07/16 22:14:27 //i8B5TA
きっとまた青い何かだと思うぞ?

537:486
08/07/16 23:06:32 RoJveESq
前に予告していたジェーン×オスカーものを途中まで投下。
PS3無料で直ってきたけれど、セーブデータが皆飛んでた。
17章まで進んでいたのに…

今、やっと11章でイサラしんじゃったとこ。鬱。

そんなわけで、フルコンプしてない状況でのSSなんで、おかしなとこ合ったら指摘してね。

538:名無しさん@ピンキー
08/07/16 23:08:25 RoJveESq
「帝国人と戦り合うなら絶対突撃兵ッス!」
ハンネスが赤ら顔で唾を飛ばす。だいぶ酔いが回っているようだ。
「そうだよ、何であんたは狙撃兵なんかに志願したんだい?」
ジェーンが俺に流し目お送りながら、優雅にビールに口付ける。
「帝国人が嫌いなんだろ、やつらのリアルな悲鳴を聞くには突撃兵が一番だと思うがねぇ」
くくく、とジェーンが含み笑いをしたあと付け加える。
「そういやオスカー、この前の戦闘では帝国人にこっぴどくやられたんだって?傷はもういい
のかい?」
その含み笑いは何だよ!オスカーは心の中で毒づいた。ジェーンは絶対わかってて言って
いる。俺が帝国兵と鉢合わせして、体がすくんで動けないまま撃たれたってこと!

オスカー、ジェーン、ハンネス、第7小隊でも特に帝国人嫌いで通っている。その分気も合うし、
今夜のように皆で飲み合うことも珍しくない。
いつもだったら、帝国人の悪口と各の手柄話でいい感じに飲めるんだが、今日はどうも風向き
がよろしくない。ジンジャーエールの苦みがいつも以上に喉に残る。食欲もいまいちわかない。
決してこの前の戦闘で受けた傷が痛むせいではなさそうだ。

「あのときは…市街戦で場所確保しようと走り回っていたら、奴らと鉢合わせしちまって…俺の
銃じゃ相手に狙いを付ける前に撃たれちまったんだよ…」
尻すぼみになる言い訳、ジェーンがにやにや笑ってる。このサディストめ!
「気合いが足りないッス!」
酔いが回ってテーブルに突っ伏していたハンネスが一声吠えて、また突っ伏す。
「突撃兵にはアンタより年下なアイシャなんてのもいるんだ。弟を守る気概を見せるってんなら、
突撃兵ほどいい兵科はないと思うけれどね」
「それはそうだろうけれど…」
「アンタがずっとかばってた弟…エミールだっけ、アンタが心配で参戦したって言うじゃないか」
そうなのだ、俺が大けがを負ったばっかりに、弟エミールが義勇軍に志願してきたのだ。
これも、今日の飯が不味い理由の一つ、さてどう説得してエミールを除隊させたらいいものか…。
こめかみを押さえてうめく俺に、ジェーンがそっと耳打ちしてきた。

-ワタシヲダイテミナイカイ?-


539:名無しさん@ピンキー
08/07/16 23:10:22 RoJveESq
…ワタシヲ?わたしを…ってジェーンを、抱く?
「えっ!?そ、それってどういう…」
「しっ、声が高いよ、ハンネスはせっかく寝入っているんだから…ふん起きた様子はないね」
ハンネスはすでに鼾をかいて寝入っているようだった。
「で、どうだい、その反応じゃまだ女を知らないんだろ?度胸付けるためにも女の体知っていた
方がいいんじゃないかい?もっとも知ったところで次の戦闘であっさり死んじまうかもしれない…」
ジェーンが一呼吸おく、死、怖い、帝国兵は憎いが、先日の銃弾で体を貫かれる感触…よくと
どめを刺されなかったものだ、あの帝国人にだけは感謝してもいい気がする。
「ま、つまりは今日を生きてることを喜び、今を楽しもうってことさ、傷はもういいんだろ」
ジェーンの目に射すくめられる、切れ長の目に整った顔立ち、年上だがかなりの美人だ、猫科
の猛獣を思わせる引き締まった躰、正直今まで何度かおかずにしたこともある。それに今日だ
けは別にしても話して楽しいとも思う。そんなジェーンから誘われている?
「ここの204号室、今日借りているんだ」
ジェーンが耳元で囁く。
「いいかいアンタだから誘ってるんだ。わたしだって誰でもって訳じゃない。ハンネスは気のいい
奴だし戦友や飲み仲間としては最高だけれど、抱かれるのは正直ごめんだね、タイプじゃない」
心臓がバクバクいっている。ジェーンの顔をまともに見ることが出来ない。くそっなんで俺はこん
なにも小心者なのか!?
何も答えがない俺に対し、ジェーンが意外なほど心細さを声に表してきた。
「それとも…わたしみたいな年上じゃアンタのタイプじゃないのかい…?」
「そっ、そんなことはないっ!おっ俺はジェームガムガガ…」
ジェーンに口を押さえられる。ハンネスの様子をうかがっているようだ。
「大声だすなって…ふん、大丈夫なようだね」
ジェーンが口を押さえたまま顔を寄せてくる。切れ長の目が俺を見据える。
「o.k.ってことでいいんだね?」
口を塞がれたままコクコクを頷く。
「ふふっ、恥をかかせてくれなくて礼を言うよ、ありがと…。さて、じゃこの場はお開きにしようか、
ハンネス、ハンネスッ、起きな、帰るよ」
「んにゃ…帝国人はぶっ飛ばしてやるッ…ス…」
ジェーンに揺さぶられたハンネスは一声吠えた後、ジェーンに担ぎ上げられる。
だらしなくジェーンに担がれるハンネスに嫉妬に似た感情が芽生える。
「わたしはハンネスを送っていくから…、ふふ、オスカー、そんな顔しない、今夜はアンタだけの
ものになるよ、アンタもいったん宿舎に帰って外泊届けをだしてきな」
「!!」
表情に出ていた?自分が耳まで赤くなっていくのが判る。ジェーンは満足げな笑みを浮かべ、
ハンネスを連れて出ていった。


540:名無しさん@ピンキー
08/07/16 23:11:48 RoJveESq
エミールに今日は外泊することを伝え、今日飲んだパブに向かう。2階は宿屋になっている作り
だ。ジェーンが言っていたのは、ここの204だったよな…。
ひょっとしてからかわれたのではないかという思いを振りほどきノックする。
「お、俺だ、オスカーだ。ジェーン、いるのかい」
部屋の中で動く気配を感じる。かちゃりと鍵の外れる音がしてジェーンが顔を出した。
「よく来てくれたね、歓迎するよ、さ、入って」
部屋の中からタンクトップにショートパンツ姿のジェーンが迎え入れてくれた。
薄暗闇の中に浮かび上がるジェーンの伸びやかな肢体は、今まで思い描いていた想像上の
どの躰より美しかった。豹を思わせる猛々しさとともに、無駄肉のない均整のとれた姿には得
も言われぬ色気が漂っている。
俺は雰囲気に飲まれているのか?いやそうじゃない、本当に綺麗なんだジェーンは。
「じろじろ見ないでくれよ、あまり女っぽくない体だろ?」
「そ、そんなことはないさ。綺麗だと思う。…俺自身、女の薄着姿を見るのは初めて何だけれど…」
もっと気の利いたことがいえないのか?自分自身の不甲斐なさにため息が出る思いだ。
「ふふっ、うれしいね、そういうことを言ってくれちゃって」
突然抱き寄せられ、キスをされる。頭が真っ白のになる。
「ふふふ、オスカー…わたしはアンタのこと好きだよ」
再び、キス。今度は先ほどの唇が触れ合うだけのキスではなく、ジェーンの舌が口腔内に侵入
する。
「ウン…ン…ン、クチュ、クチュ、ン…ン」
爆発するような快感、キスだけでこんなに気持ちがいいものか。口の中を嬲られる快感に酔い
しれる。
おずおずと自らの舌も差し入れる。
「クチュ、クチュ、ン…ンァ、ウン…ン」
しばらく互い舌を絡め合い、互いの唾液を交換し合う。
口を離すと貪り合っていた唾液が糸を引いた。
ジェーンの顔をじっと見つめると、今まで見たことの無いような熱っぽい表情がそこにあった。
「さ、オスカー…、ベッドで感じ合おうよ…」
押し倒されるかのようにベッドに倒れ込んだ。

541:名無しさん@ピンキー
08/07/16 23:13:50 RoJveESq
あっという間にシャツがたくし上げられ、胸にジェーンの舌が這いまわる。
「うわっ、ジェ、ジェーン!うぅ…あぁっ!」
「イイ声を出してくれるねぇ、そそられるよ、オスカー」
俺の上に馬乗りになったジェーンがタンクトップを脱ぎ捨てる。
決して大きくはないものの、形良いバストが目の前に現れる。
「…!」
ジェーンの手が俺の股間をまさぐっている。
「ふふふ、カチカチにしてるじゃないか、苦しいんだろ、今楽にしてやるよ」
「待てっ!自分で…脱ぐからっ!」
「判ってないねオスカー、アンタが恥ずかしがっている姿を見るのがいいんだよ」
言うが早いか、あっという間にズボンが脱がされる。
「へぇ…、立派なものを持っているじゃないか」
ジェーンの手が屹立した俺自身を扱き始める。思っていたよりもずっと柔らかい感触の手と緩急
を付けた動きにだらしなく為すがままになってしまう。体に力が入らないのに腰だけが熱に浮か
されたようにモゾモゾ動く。
「あああぁ、ジェーン、ジェーン!」
肉食獣めいたほほえみを浮かべたジェーンが耳元で囁く。
「苦しいのかい?イキたくなったかい?でもそれならわたしも気持ちよくしてくれよ」


乱雑に脱ぎ捨てられた互いの服が散らばっている。
ベッドの上には全裸になった、俺が仰向けに寝そべっている。ジェーンは俺の頭の上に跨ってい
る。もちろん何も着ていない。しゃがみ込んだ尻が横に張り出して、見た目より遙かに肉付きの
良い尻肉を強調している。
「アン…オスカー…初めての癖に上手じゃないか、わたしもなんだか…ン、ふぅ…」
甘い吐息を吐きながらジェーンが俺の顔の上でぐねぐね腰をくねらせる。密着した俺とジェーンの
秘裂が、クチュクチュと濡れ音を響かせた。
ジェーンは俺の舌使いを褒めてくれるが、実際にはジェーンが俺の上で好き勝手に腰を振って、
自分の快感ポイントを舐めさせているだけ。気持ちよくなれるのも当然だ。
ジェーンの陰毛が妙に卑猥だ。それに秘裂から絶えずわき出てくる液で口の周りがべちょべちょ
だ。そして目を上げるとそこには淫猥な秘裂と、向こう側には乳房と勃起した乳首、さらにその奥
には俺自身をほおばるジェーンの顔が見える。
「ン…ン、ウン…ン」
俺自身を扱きながら、ジェーンが亀頭を舐めたり吸ったり舌を差し込んだり…、その度にこちらは
情けない声を出して、舌使いを止めてしまう。
「ふふ、これくらいの刺激で、動きが止まってしまうようじゃまだまだだね」
「そ、そんなこと言ったって、き今日が初めてなんだ、仕方ないじゃないか、それより、もう…我慢
の…限界…ン」
「もう限界かい、どうする?このままイキたいかい?それともわたしの中で…ふふ、先にだした方
が良さそうだね、さぁいくよ、ほうら、こうしたら気持ちよくなってくるだろう?いつイッテもいいぞ」
俺を銜えたジェーンの顔が大きく上下に揺れ始める。
「あぅっ!あぁ…ジェ、ジェーン!」
もう余裕なんかひとつもない血の気の薄い唇から唾液まみれの亀頭がひりだされてくる様子を
ジェーンの尻の下から眺めるのはこれ以上ない悦びだ。亀頭裏に押しつけられたジェーンの舌
がゆらゆらと揺れるたびに、快楽の電流が背筋を駆け上ってくる。
「うぅ!うぅ!イクっ!!」
瞬間、ジェーンは口を離す。ビュビュッドビュッビュッ、白い粘液が俺自身の腹から胸にばらまか
れる。
「ふう、ふう、ふぅ…」
荒い息を繰り返す俺をジェーンはただ微笑んで眺めていた。


542:名無しさん@ピンキー
08/07/16 23:19:19 RoJveESq
とりあえず今日はここまで。
この後はオスカーはサディステックジェーンに搾り取られ、エミールが参戦して
急所攻撃でジェーンが責められまくるって展開でどうですか?

543:名無しさん@ピンキー
08/07/16 23:55:48 eS4lCUbF
ぐじょーぶ!

544:名無しさん@ピンキー
08/07/17 21:01:46 N4qFH7eE
>>543
サンクス!じゃ538-541の続き、投下。


545:名無しさん@ピンキー
08/07/17 21:03:36 N4qFH7eE
絶頂の余韻も醒めぬまま、再び互いの性器を愛撫する俺たち。俺も達したばかりだから流石に
愛撫にも余裕が出てきた。

「オスカー、出したばっかりなのに、さっきより硬いくらいだよ、まだまだ今夜は楽しめそうだねぇ」
甘扱きに俺自身をなで回しながらジェーンが笑う。
「アン…ン、オスカーのせいでとっても欲しくなってきちまったよ」
勃起から顔を上げたジェーンが、躰を反転させて俺と対面する。口端に滲む涎を指で拭い淫蕩
な笑みを浮かべる。

「覚悟はいいかい?いくよ…」
亀頭先端でジェーンは秘裂を左右に押し開き、ゆっくりと腰を下ろしていく。ジェーンの躰が起き
ているから、自分自身がジェーンの体内に突き刺さっていくところが丸見えだ。

「アフゥ…ン、アァ…、オスカーのものでわたしのが裂けちゃいそうだよ…」
自分の中に奥深く突き刺さっている俺自身を見ながらジェーンはため息をついた。
「うわぁっ!ジェーン、ジェーンがすごく熱い!溶けちまいそうだぁ!」
俺自身にねっとり絡み付いてくる肉壁の感触は、たとえようもない快感だった。
「あふう…あぁ」
もう甘いため息をつくことしか出来ない。

待ちかねたジェーンの腰が早速動き始める。
「ううっ!あぁっ!だめだっジェーン、イッテしまうっ!」
絡み付く肉壁が、俺自身をどうしようもなく刺激する。わずか2,3回の摩擦にあっという間に出し
たくなってしまう。
「ふふ、すまないね、あんまり気持ちよかったものだから、つい、ふふ」

くくく、と笑うとジェーンは、腰の動きを緩やかなものに変える。しばらくすると射精衝動も我慢出
来そうなレベルに落ち着いた。

546:名無しさん@ピンキー
08/07/17 21:05:30 N4qFH7eE
「ジェーン…、ジェーンの中、気持ちいいよ…、初めてだ、こんな感触」
緩やかな上下動を繰り返している腰をしっかり握りしめ、肉壁の感触に酔いしれる。
「オスカーのコレもすごく気持ちいいよ…。アウゥ…もう、我慢出来ないっ」

ジェーンが俺の首にしがみついて、猛然と尻を振りはじめた。
ずり上がる尻に肉壁をまとわりつかせた俺自身がひりだされ、付け根にたたきつけられる淫裂に、
俺自身の先端がジェーンの奥を叩き続ける。
快感は底上がりに高まっていったが、それはジェーンも同じようだった。

「アァ…、アア、オスカー…、わたしもとっても感じているよ。アァ…初めての癖にわたしをこんなに
…アァッ!」
ジェーンは尻をぐりぐり回転させて、勃起付け根に押しつけるように動いている。

「アァ…ン、クリトリスが…気持ちいいっ!それにペニスが…オスカーのペニスが奥までぶっすり
突き刺さってるよ!」
卑猥な言葉を連呼して、ジェーンも快感を高めているようだ。
深々と結合したあたりから、ぐちゅぐちゅと濡れ音が響く。
「アァァァァン、もうわたしぃ、ヒィ…ン、イッちゃいそうだよ、ヒァァッ!」
ジェーンの腰が動きを早め、濡れ音もますます激しさを増していく。

「あぁぁ、そんなに腰を動かしちゃだめだ…あぁ…で、出るぅ!」
耐えきれず俺は射精してしまった。精子の飛び出る勢いに、快感で腰が大きく痙攣する。
「アヒィ!オスカーッ!わ、わたしもイクゥゥゥッ!」
痙攣に併せて、ジェーンも達したようだった。俺の首に抱きつき肉襞をヒクヒクさせながら腰を押し
つけている。

547:名無しさん@ピンキー
08/07/17 21:07:18 N4qFH7eE
コレがセックス…。
互いに荒い息を吐き出しながら、絶頂の余韻に浸る。
初めての経験でジェーンを達せさせたことに満足感を覚えながら、意識は急速に闇に沈もうとし
ていく。   

「…これでまたヤれるね…」
ハッとして目を開けると、ジェーンが再び獲物を前にした肉食獣のような光を、目にたたえながら
囁いている。

「ジェ、ジェーン!おれ、もう…」
「…オスカー夜はまだ長いよ、がんばりな!」
ワサワサと玉袋を触りながら、俺の胸に舌を這わす。
「うわぁっ、ジェーン!あうっ、あぐぅ…」
滑らかな舌使いに、早くも痺れたように甘いため息を漏らしてしまう。
「乳首舐められるの、結構気に入ったようだね。じゃ、こっちのほうも…ン」
そういうとジェーンは後ろにずり下がり、股間に顔を埋めていく。だらしなく垂れ下がっている玉袋
に舌を押しつけて表面をじっとり舐め回し始める。

「あ?あふぅ…うぅ…」
くすぐったいような快感が背筋を駆けのぼり、ペニスが再び勃起を始める。
「さぁ、準備は出来たようだよ、おいで、オスカー…」

その後は一方的な蹂躙だった。いつも爆発する直前でジェーンが押さえてイキたくてもイケない。
そんな俺の様子をジェーンは楽しんでいる様子だった。
何度か目の暴発が押さえられた時だろうか、戸口からノックとともに声が聞こえた。

「兄さん、いるの?」
エ、エミール!?
「おや、アンタの弟…エミールだっけ?ここの場所教えたのかい?」
ジェーンが舌舐めづりをしながら、戸口へと歩いていく。扉が開いてシルエットが浮かび上がる。
確かにエミールだ!

「あっ?ジェ、ジェーンさん?は、裸!?ご、ごめんなさい、ここに、兄さんが泊まっていると聞い
たもので…ごめんなさい!」

ジェーンの裸体を間近で見て、激しく動揺しているエミール。
「いいんだよ、オスカーは中にいるよ、あんたも入りな」

影絵の様に浮かび上がるジェーンのシルエットから聞こえてくるその声は、あくまで静かでありな
がらも、新たな獲物を手にした肉食獣の咆吼のように聞こえた。

548:名無しさん@ピンキー
08/07/17 21:08:57 N4qFH7eE
今日はとりあえずここまで。
次はちょっと間隔が開くかもしれんが、待っててくれる人がいたら嬉しいです。

549:名無しさん@ピンキー
08/07/18 01:11:54 OOVsjpRj
おれはいつでもここで待ってる

550:名無しさん@ピンキー
08/07/18 13:57:44 HKYzkl6l
ちょ、おまwww3Pとかヤバいでしょ・・・


いいぞもっとやれ

551:名無しさん@ピンキー
08/07/19 02:22:10 KJLVCmVu
>>,549、550 サンクス
意外と早く出来たんで投下、>>545-547の続きです

552:名無しさん@ピンキー
08/07/19 02:23:39 KJLVCmVu
「に、兄さん?」
「…エミール…」
身を起こす元気もなく、だらしなくベッドに身を横たえる俺を見てエミールが驚く。
当たり前だ、こんな姿、肉親…特にエミールには見せたくなかった。

「アンタの兄さん…オスカーの快気祝いさ、男と女の楽しみをしていたんだ。心配する事じゃな
いよ、けど…」
ジェーンが続ける。
「オスカーはもう疲れたみたいなんだ、快気祝いで無理させ過ぎちゃったかねぇ、それより、エ
ミール…わたしの相手をしてくれないかい?」

「え、それってどういう…?」
「野暮なことはいいっこ無しだよ、男と女の楽しみさ、…それにしてもアンタたちそっくりだねぇ、
そそられるよ」
「あ、あの、ぼく…」
「さぁ、女に恥をかかすもんじゃないよ」
そういいながらジェーンは、あっという間にエミールの着ている服のボタンを外していく。

「ジェ、ジェーンさん!に、兄さんっ」
「エ、エミールは体が弱いんだ、無理はさせないでくれ!」
「了解、無理はさせないよ」
くくく、と喉で笑いながらジェーンが承諾する。

「ははは、もうカチカチじゃないか、大きさもオスカーと同じだなんだねぇ、ふふふ」
エミールは…え?思いの外落ち着いている?
「ジェーンさん…わかりました」
ジェーンの顎を軽く引き寄せるエミール、次の瞬間。
「むくっん…ん、んん」
いきなりのディープキス、ジェーンも意表をつかれた様に目を見開いていたが、すぐさまとろ
けた女の顔に変わる。くちゅ、くちゅという互いの唾液を交換する水音が響く。


553:名無しさん@ピンキー
08/07/19 02:25:20 KJLVCmVu
「情熱的だね、エミール?経験はあるのかい?」
「初めてでは…ないです、病院にいたときに、色々…」

初めてじゃない?病院で!?エミールどういうことだ?
「おい、えみー…」
言いかけた口をジェーンの口で塞がれる。
「むちゅ、くちゅ、んん…オスカー、弟は立派に男になってるよ。喜んであげなよ」
ジェーンが俺にのし掛かり四つん這いになって、エミールを誘う。

「さぁ、おいで…」
背中越しに振り向いたジェーンの顔、恥ずかしい格好を自覚しているのか。頬が赤い。
が、ねっとり霞がかかった瞳は欲情にしっとり濡れ、猛烈な色気を放射している。
おもむろにジェーンに近づいたエミールが、ジェーンにのし掛かり…首筋に舌を這わせる。
「はうぅ…うう、ひゃっ」
そのまま右手はジェーンの形良いバストを揉みしだき、左手は茂みの向こうの淫裂をまさぐる。

「あふぅっ!エ、エミールっなんでこんなに…むぐぅ、くちゅ、ちゅば、ちゅぶ…」
ジェーンの抗議を再びキスで封じ、激しく愛撫を行う。いやらしい水音が部屋に響く。

「んんっ、ぷはぁ、エミール、ひっ、そこぉっ、あぁぁっ!」
ジェーンは完全にエミールの愛撫に翻弄されている様だった。声に余裕が無くなり、顔を仰け
反らせながらわなないている。

「ひっ、あひぁ、エミールっ、欲しい、ペニス欲しいっ!」
すかさずエミールはジェーンの尻を抱え込み、ぴきぴき音を立てそうに勃起しているものを力
一杯叩き込んだ。

「あはぁぁぁっ、エ、ミ…ル、ひぃ、あひぃぃっ!す、すごいっ奥まで刺さってるっ、あぐうぅっ!」
ジェーンの背中が大きく仰け反り、顎の先が天井を向いた。
そのままエミールは激しく腰を動かす、あの病弱なイメージしかなかったエミールのどこにこ
んな猛々しさがあったのだろう。


554:名無しさん@ピンキー
08/07/19 02:26:30 KJLVCmVu
「エ…ミル、イイよぉ、ペニスが…奥を…叩いて、あぁぁぁっ、ふはぁっ!」
「ジェーンさん、ここがいいんですね、こ、こ、がっ」
高まる一方のジェーンの喘ぎ声に対して、エミールはジェーンを抱え上げ、強弱を付けながら
リズミカルに腰を振る。

「ヒィッ、あひぃぃっ、そこっだめっ、やめて、いぃぃぃっ!」
完全にジェーンを抱きかかえ乳房を揉みしだきながら、左手で茂みを掻き分け淫裂の上にある
クリトリスを激しくさすっている。
淫裂からは、白く泡だった体液がとめどめなく溢れ出でて、二人が繋がっているところから飛び
散っている。
ジェーンの顔はとろけきり、だらしなく開いた口からは舌が突き出され、涎を垂れ流している。
「ヒィィィィィン、アァァァァ、いく、いぐぅ、いぐぅぅぅっ!」

ついに耐えきれなくなったジェーンが大きく仰け反りながら痙攣し、しばらくビクビクとした余韻を
残して崩れ落ちる。
「兄さん、大丈夫ですね」
不意にエミールから声がかけられる。大丈夫?なにが?

「さぁ兄さん、下からジェーンさんを貫いてください」
確かに俺自身は、こんな激しいセックスを見せつけられてガチガチになっているが。
「えっ?エミール、おまえ…」
エミールが力つきたジェーンを後ろから抱き上げ俺の上へ持ってくる。
淫裂からは泡だった白い体液が糸を引いて垂れている。

「さぁ、兄さん」
エミールの言葉に促される様に俺自身を握りジェーンの淫裂へと突き刺していく。
「あうぁぁ…、うわぁ…、こわ…れる…」
ジェーンが言葉にならない悲鳴を上げる。
2度放出しているとはいえ、ジェーンにされるがままだった蹂躙と、目の前で行われた激しいセッ
クスの興奮で、俺はジェーンの腰を押さえて激しく腰を振りはじめた。


555:名無しさん@ピンキー
08/07/19 02:28:26 KJLVCmVu
「あぁぁっ!あぁっ!はぁぁ…また、いぐぅ…ひぁん!」
もはやジェーンは目の焦点が合っていない。
俺たちの交わりを見ていたエミールがゆっくりとジェーンの背後に回る。
「十分ほぐれているね。ぼくは後ろを…」
後ろをってエミールお前、ジェーンのアナルを?一瞬、みしみしという音が聞こえた様な気がした。

「いぎぃっ!」
「きついよ、初めてだったかな?」
ジェーンの悲鳴とともに膣が激しく収縮する。
「く、締まる」
我慢し続けていたせいで、あっという間に射精衝動に襲われる。それを必死に耐えながらエミー
ルとリズムを合わせてジェーンを抉る。

「あひぁ、ひぃ、ひぃ…あひぃっ!こわ…れるぅ、らめぇ、ヒィィィィィン!」
ジェーンの顔が涙と涎にまみれ、ガクンガクン揺れ続けている。
「に、い、さん、そろそろいい?」
「エ、ミール、俺はもうイキ…そう、だっ!」
俺もエミールも猛然と腰を使い始める。
ぶちゅる、ぶちゅる、という水音と、肉を打ち鳴らすぱんぱんという音が響き渡る。
「ひぃ、ひぃ、たす…けて…またイク…イクゥ、イクイクイクッ!」
「くぉぉぉぉっ!」
「うぉぉぉぉっ!」
目の前が真っ白になり激しく射精する。どうやら3人とも同時に達し、3人各様激しく痙攣している。

そして、ドサリとジェーンが崩れ落ちる。
エミールは俺の隣にごろりと転がり荒い息をしている。
「はぁ、はぁ、エミール、お前、どうして?」
荒い息のままエミールに問いかけるが、いろいろな疑問が渦巻いて次の言葉が出てこない。
「はぁ、はぁ、兄さん、ぼくも一人前の男、だろう?」
エミールがニコリと笑う。
「病院で色々経験したんだ、体の弱いのも克服したんだ、もう一人前の男なんだ、絶対次の戦闘
では役立ってみせるよ、ふふっ」

556:名無しさん@ピンキー
08/07/19 02:29:28 KJLVCmVu
「………」
もうエミールにはかける言葉も出てこない。
「は…ははは…ははははは」
不意におかしくなって笑いが出てきた
「兄さん?」
わかったよエミール、お前は俺を遙かに超えて男になっていたんだな。
もう、義勇軍への参加をとめやしない。存分に活躍を願うだけさ。
「エミール、明日から頑張ろうぜ!」
「兄さん…!」
エミールの顔が笑顔へと変わっていく。
そうだ、俺はこの笑顔を守りたくて義勇軍に参加したんだ。

ジェーンは完全に気を失っている様だ。このままにしておくことも出来ない。
「エミール、今日はこのまま帰ってくれ、俺はジェーンと…この人と朝を迎えたいと思う」
「うん、わかったよ兄さん」

エミールを帰すと、ジェーンの体を丹念に拭いてベッドに寝かせた。
「ふふふ、オスカー…残ってくれたんだ」
不意にジェーンが声をかける、うわっと情けない声を上げてしまう。くそっ小心者の俺の心めっ!
「起こしちゃったか、済まない」
「朝までいてくれるんだろ、乱入者にいい様にヤられちまって恥ずかしいとこ沢山見せたけれど、
アンタと寝て良かったよ」
くくく、と自嘲気味に笑うジェーン。
なんと言っていいかわからず、目を合わすことも出来なかったけれど、問いかけだけには答え
られる。
「もちろん朝までお世話になるよ」

ジェーンが俺の腕に抱きついてきた。
「一緒に隣で寝ておくれよ」
わかった、といいながらジェーンの髪を撫でる。

「さて、明日からまた帝国の奴らをぶっ潰すよ、死んだりしたら承知しないからね」
「あぁ、男になったんだ。死ぬもんか。ジェーンだって死んだりしたら承知しないぞ」
くくく、と笑うジェーン。
俺もははは、と笑ってみる。

髪を撫でているうちに、ジェーンの寝息が聞こえてきた。
この戦いが終わったら…ジェーンは花屋を再開するんだっけ。
俺は…年の差ありすぎるかな、ジェーンの隣にいるには。

先のことは、なにもわからない。とにかく生き抜くだけだ。生き抜いてさえしまえば、いくらでも
考える時間はあるだろうさ。
隣の規則正しい寝息に引きづられるように、俺の瞼も閉じていった。

<<了>>

557:名無しさん@ピンキー
08/07/19 12:56:58 6mxkgoSw
GJ!

558:名無しさん@ピンキー
08/07/21 03:42:18 /rHHmkeb
おぉベイラート兄弟×ジェーンとは。意外な組み合わせGJです。
俺的にはジェーンはウェル菌って意外とウマ合うと思うわ。花と自然つながりで話題膨らみそう。

戦後、花屋を再開するジェーンと、それを手伝いながら教鞭をとるウェルキン。
「お帰りなさいウェルキン」とエプロン姿のジェーンさんに微笑みながら迎えられた日には悶絶もんだなw

559:名無しさん@ピンキー
08/07/23 02:21:54 fywzJDEf
誰もいない…

560:名無しさん@ピンキー
08/07/23 11:08:11 c/tII+WV
   ,/´ ::;;`ヽ@ 
   ! ノ从 リ)) ∩
   |lゝ゚ - ゚ノ|./ノ   
  ⊂に(_)(__)゛  ぽよん
   从)__||_|ii
   リ(_Y_i从
    |__/_ノ 
    しl_ノ 



561:名無しさん@ピンキー
08/07/23 21:09:29 VZbaZ7L1
いつのまにか神が降臨していた!

562:名無しさん@ピンキー
08/07/23 21:31:02 W3QGyzSx
セルベリア陵辱物 嫌いな人は回避よろ

★最強のヴァルキュリア★

「敗れたか・・・セルベリアよ」
「はっ、申しわけありません。この償いは必ず・・・」
「ふっ、もうよい・・・次の手は考えてある、敵にも1人のヴァルキュリアがいるのならこちらは10人のヴァルキュリアを用意すればいいだけのこと」
「ヴァルキュリアを・・・??」
帝国のヴァルキュリア研究所で実用レベルまでになったのはセルベリアひとり、研究は続けられたがセルベリアに続く者は生まれなかった。
マクシミリアンにとって唯一のヴァルキュリアであることがセルベリアにとっても誇りとなっていた。
「いますぐでなくても良いのだ、10年、20年先に多くのヴァルキュリアを産み出せれば」
いつにないマクシミリアンの熱い視線がセルベリアの肉体にそそがれる。
「セルベリアよ、余のために新たなヴァルキュリアを産んでくれぬか?」
「で、殿下!!!??」

実験室で生まれた父も母もわからぬ身、一生を日陰のままマクシミリアンのために尽くすことを至上の喜びと考えていたセルベリアには望外の言葉であった。
「殿下のためならば何人でも!!この身が朽ち果てようとも!!」
セルベリアの秘所は潤と濡れ、身体は熱く火照りはじめていた。
「うむ、余はうれしいぞ。さっそくだが帝国の未来のため働いてもらおう」
マクシミリアンはセルベリアの手をとると寝室に導く。

セルベリアにとって神にも等しい存在、マクシミリアンがセルベリアをやさしく寝台に押し倒す。
「はじめよ」
マクシミリアンの言葉と同時にバタバタと白衣の男たちが寝室に入り込み、セルベリアの身体をベルトで寝台に固定し始める。
「殿下・・・??」
「最強のヴァルキュリアを作り出すためには、父親となる者も最強でなければならぬ」
呆然自失のセルベリアを男たちは手際よく裸体にし、両脚を大きく左右に広げる。
「兵士たちの中から身体頑健、素質優秀な者を選抜し、その精子を遺伝子操作した物を用意した」
手に巨大な注射器を持った医師がセルベリアの生殖器にそれをあてがう。
「休む間もなく、妊娠出産を繰り返すことになろうが、頼むぞセルベリアよ」
「い、いやあああああーーーーーー!!殿下!!殿下!!」
セルベリアの体内に濃縮された白濁液が激しく注ぎ込まれた。


563:名無しさん@ピンキー
08/07/24 00:59:28 zA/S3sdt
これで終わり?

564:名無しさん@ピンキー
08/07/24 22:16:37 2alLxJT3
ベイラート兄弟×ジェーンものを書いた者です。
感想くれた人サンクス!

一応、キャラクターの相性に沿うように(オスカーとジェーン)書き上げたつもりですが、
エミールの乱入でそんな設定も吹き飛んでしまいましたね…。

保管庫には、句読点や改行部分を直したうえでで投稿します。
保管庫の中の人、その際にはよろしくお願いします。

次作は、ウブだと思ってエミールにちょっかい出してきたフロージアが、ベッドの上で
ひぃひい泣かせられるンとかを妄想したりしています。

…お前、どこまでエミールを手練れにするつもりなんだよ…。

565:名無しさん@ピンキー
08/07/24 23:15:41 ehoijvE6
保管庫の中の人です。
最近更新なくてすいません。
最近アリソンシリーズを読みふけってまして、執筆が遅れております。
サイトの画面構成比も直さないとなぁ・・・

>>564
了解しました。>>564は以前百合物を書かれた方ですよね?
作品投下ありがとうございます。

エミール無双すぎw実は病弱なふりをしているだけなんじゃ(それなんてコードギアス?w)

566:名無しさん@ピンキー
08/07/26 23:31:26 uBrx3HJ1
>>133の小説って携帯からじゃ見れませんかね?

567:名無しさん@ピンキー
08/07/28 21:52:33 3ragMsn/
アリソンシリーズを
アリシアソースとよんだ俺は死んだほうがいい

568:無名の支援兵
08/07/29 00:52:42 Q8I6mK1y
ジェーン×ベイラート兄弟の投稿完了しました。
ターリス×アリシア百合ものをうpした際に付けていただいた「無名の支援兵」
のHNいただきました。
今後はコレで投稿していこうかと思っています。

それにしても第7小隊は魅力的な女性が多いにもかかわらず、絡ませられる
男が少ないよぅ。
サリナスは戦車萌えで女好きの癖に、イケ面であるなんて不公平!
なんで書きたくないですw ED様とかと相性はいいんですがね…。
カロスとリィンは…これもまたカロス(´・ω・`)ウラヤマシス

ゲームの方はトラブルでやり直し中、さっきようやく15章終わったけれど
セルベリアちゃんあまりに(´・ω・`)カワイソス…鬱


個人的には >>513-521の学園ものの流れ、激しく好きw



569:名無しさん@ピンキー
08/07/30 00:34:31 wa5DOgBz
(´・ω・`)セルベリアカワイソス


(´・ω・)セルソス

570:名無しさん@ピンキー
08/08/01 09:51:56 0SHLHHx3
ホシュベリア

571:名無しさん@ピンキー
08/08/05 20:19:23 5ovJVF+n
保守age

572:名無しさん@ピンキー
08/08/06 01:42:39 qvEwrKhZ


573:名無しさん@ピンキー
08/08/08 22:57:04 wtb62GXE
>>568
投稿ありがとうございます。
「裏がりあ大戦2」にUP致しました。時間がかかってしまい申し訳ありませんでした。

重かったサーバーを変更致しました。
ブックマークをしている方はお手数ですが変更をお願いいたします。
度々の変更申し訳ありません。
【裏がりあ大戦2 新URL】
URLリンク(uragw2.r.ribbon.to)

学園のヴァルキュリアは即興ネタでしたが、書いてみても面白いかもしれないですね。

574:名無しさん@ピンキー
08/08/10 18:16:55 vhip1FEW
保守

575:名無しさん@ピンキー
08/08/10 19:55:48 hKDN4x8h
ベイラート兄弟に続いて…ホーマーのマゾヒストが活かせる物はないだろうか?

576:名無しさん@ピンキー
08/08/10 20:08:04 MBwMXAKw
>>575
「じゃ、エーデルワイス号で轢いてみようか。大丈夫、履帯はゴム製のに交換しておいたから」

577:名無しさん@ピンキー
08/08/11 02:17:26 oC1jSRBh
タンクデサント要員に任命する

578:名無しさん@ピンキー
08/08/12 20:58:23 /0tN/Eiz
ほし

579:GTO NA AT白
08/08/17 03:38:54 UzUiSfxI
イーディとセルベリアとマリーナで十分だわ

580:名無しさん@ピンキー
08/08/21 00:22:21 7idDL4D9
捕虜になったホーマーがセルベリアちゃんに拷問されておっきしたイチモツが意外とでかくて
セルベリアちゃんが欲情しちゃう話キボン

581:名無しさん@ピンキー
08/08/22 15:10:55 N7nGh55v
セルベリア復活祭

582:名無し支援兵
08/08/23 16:51:33 sQ9BXiTC
      //
    /  / パカ
    /   /
   / ∩∞∞∞
   / .|( ・ω・ )  セルベリアよ
  // |   ヽ/
  " ̄ ̄ ̄"∪

  ∞∞∞
  ( ・ω・ )
  /(====)\  貴様はヴァルキュリアの「最期の炎」を燃やし
  ~/⌒_)~
  U´ '、(, )))

     ∞∞∞
     ( ・ω・ )
    /    \   ガリア軍を「消滅」させるのだ
  ((⊂  )===ノ\つ))
     (_⌒ヽ
      ヽ ヘ }
 ε≡Ξ ノノ `J


      ∞∞∞
 ((⊂ ヽ ( ・ω・ ) / ⊃))
   | L |   '⌒V /   貴様の命が
    ヽ,_,/   ヽ_./    余に栄光をもたらすであろう
  __,,/=====i
 (  _     |
  \\_  ̄`'\ \
   ヽ )     > )
   (_/´    / /
         ( ヽ
         ヽ_)

の直後あたりの話し。

583:名無し支援兵
08/08/23 16:54:12 sQ9BXiTC
※注意

●マクシミリアン美化
●純愛

なので、水没王子が嫌いな人は読み飛ばしてください。


584:名無しさん@ピンキー
08/08/23 16:58:56 sQ9BXiTC
カツカツカツカツ
ブーツの音が響き渡る。

ギルランダイオ要塞の中、要塞司令官室へと続く長い廊下を、銀髪の女性士官が歩いて
いた。ガリア侵攻部隊マクシミリアン準皇太子直属、3巨頭であるドライ・シュテルンの中
の一人、セルベリア・ブレス大佐その人である。
ヴァルキュリア人としての崇拝とその実力に裏打ちされた抜群の戦功、美しくも凛々しい姿
に憧憬の念を抱く将兵も数多く、総司令官マクシミリアンと共に高いカリスマ性を秘めている。
しかし今の彼女は、顔は青ざめ、凛とした覇気も影を潜めていた。

帝国軍がこの要塞を占領してからは、ガリアの紋章は言うに及ばず、華美でありながら
実用性に欠ける一切の装飾は剥ぎ取られ、無機質な軍事要塞の体を成している。
ギルランダイオ要塞は、ガリアと帝国の国境付近の山隘路に、ガリア軍が対帝国用として
築いた堅固な要塞であったが、帝国の電撃作戦の元、活躍の機会も与えられないまま
占領された。しかし、その帝国もナジアル平原の決戦でガリア軍に敗れた今では、帝国
のガリア侵攻作戦の最後の拠点と言うところまで追いつめられている様に見えるのは
皮肉な結果である。


585:名無しさん@ピンキー
08/08/23 17:00:23 sQ9BXiTC
その要塞司令官室の重厚な扉の前で、セルベリアは立ち止まる。
セルベリアは幾度かの逡巡の後、ようやく意を決し扉をノックをする。
「誰か?」
ガリア侵攻部隊総司令官マクシミリアンの誰何の声に、セルベリアが応じる。
「セルベリアにございます。…殿下、今よろしいでしょうか?」
「入れ」

司令官室の中でマクシミリアンはガリア全土の地図が描かれた、作戦立案テーブルの
前の椅子に腰を下ろしていた。

「どうした?セルベリアよ、臆したか」
開口一番にマクシミリアンが声をかける。臆する?どういうことか。

この日マクシミリアンはセルベリアにこの要塞もろともガリア軍を消滅させよと命令を
出していた。無論セルベリアの命を引き替えにして…

「いいえ!殿下にお救いいただいたこの命、殿下の大望のためならば…殿下の為に
使えるのであれば、喜んで差し出しましょう!」

セルベリアは死することには怯えていない。ヴァルキュリア実験施設での実験動物の
日々から見いだし、人間として生きる喜びを与えてくれたマクシミリアンである。
下された命令自体には何ら躊躇いはない。
しかし…


586:名無しさん@ピンキー
08/08/23 17:01:23 sQ9BXiTC
「…殿下…マクシミリアン様、ずっとお慕い申しておりました…。今宵だけ…、ただ一度
だけでよいのです。…私に一夜のお情けを…お情けを賜りたく…」

「余は情けなどかけぬ」
セルベリアの言葉を遮る、冷然とした物言いだった。

「!!」

(やはり…当然のことであったか…)
セルベリアは、発してしまった言葉への後悔の念に押し潰されそうだった。
「殿下、も、申し訳ございませんでした」
(私はなんという愚かで浅ましい真似をしてしまったのか…)


587:名無しさん@ピンキー
08/08/23 17:02:36 sQ9BXiTC
セルベリアの謝罪も胸中の慚愧も気にする風でもなく、マクシミリアンは続ける。

「余はすでに、幾多の屍、血涙の大河を乗り越えてきたのだ。その者共にも、そしてここで
死する貴様にもかける情けも詫びる言葉もあるはずがなかろう」
「…はっ」
「余はこれからもこの血塗られた道を昂然と歩き続ける。そしてガリアを、帝国を、ヨーロッパ
全土を手に入れる!…これこそが余のために死した者共への餞となるであろう」

(そうだった、それでこそ私が愛したただ一人の尊い御方、マクシミリアン様だ。私はなにを
やっていたのだ?…マクシミリアン様、ヨーロッパをその手中にお入れください)
セルベリアにとって、もはや思い残すことはない。この場は退出してマクシミリアンの命を
実行するのみだ。すなわちガリア軍を引きつけヴァルキュリアの命の炎を燃やし…マクシ
ミリアンの覇道のための礎となる。

「はっ、それでこそ殿下…マクシミリアン様です。私は直ちに殿下の命を全うすべく準備に
取りかかり…」
退出のための言葉を紡ぎ出すセルベリアは、再びマクシミリアンの言葉に遮られた。

「なればこそ余は命ずる」
「はっ!」

続く言葉は予想出来た。

588:名無しさん@ピンキー
08/08/23 17:03:54 sQ9BXiTC
(私はマクシミリアン様のために生き、そして死ねることを誇りに思おう)
セルベリアは覚悟を決めていた。決意は最早微塵も揺らぐことなど無いはずであった。
しかし次にマクシミリアンから発せられた言葉は、今のセルベリアにとって到底理解
出来るものではなかった。

「セルベリアよ、今宵の伽を申し付ける」
「…え?」

あまりにも意外なマクシミリアンの命令は、セルベリアの思考を凍りつかせた。
マクシミリアンが続ける。
「どうした、余の命ずるところを全うせよ」
セルベリアは動くことが出来ない、思考だけでなく世界が凍りついたかの様だ。
その凍りついた時間の中を、その凍りついた視界の中を、マクシミリアンがゆっくりと
近づいてくる。

マクシミリアンは、セルベリアの前で立ち止まる。
「余を恨むか?余を呪うか?セルベリアよ、貴様にはその権利がある。」

瞬間、世界が氷解した。暖かい思いで胸が一杯になる。

「いいえ、いいえ、いいえっ殿下!マクシミリアン様っ!私はすべての運命に感謝する
気持ちでいっぱいです。殿下に出会えたのだから、そして今日こうして愛する貴方様と
思いを遂げることが出来るのだから…」

激しく頭を振りながら、セルベリアはマクシミリアンにもたれかかった。


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