08/06/08 15:17:55 3/22JY4H
二人に標準が合わされる・・・・・・240・・・・・230・・・・・220・・・・210・・・・二人がこちらに気づいた様子はない・・・・
「今だ!! 撃ち殺せぇ!!」
ジャン・ダウンゼントの砲撃命令が下り、操縦士が発射ボタンを押す
が、その発射の瞬間、ニブルヘイムに『蒼き閃光』による衝撃とそれとはまた別の衝撃が同時に走った
閃光は味方の連邦軍を200にわたって薙ぎ払いはしたものの、アリシアやセルベリアにはかすらせることしかできなかった
「ば、ばかな!!? いったいなにが・・・!」
モニターで戦場を見渡すと、こちらに砲身をむけて白い白煙をそこから昇らせている戦車が・・・・・いた
ウェルキン・ギュンターの乗るエーデルワイス号だった
ウェルキンがニブルヘイムの動向に気づき、砲弾で衝撃をあたえ、標準を微妙にずらしたのだ
「ウェ、ウェ、ウェルキン・ギュンターアアアアああああああああああああああああああ!!!」
ニブルヘイム車内に怨念に満ちた怒号があがる
蒼き閃光で薙ぎ払われ、敵がいなくなった空間を二人が駆ける
戦場の女神たちが、彼にとっての死神が、二つのラジエーターを破壊し、ニブルヘイムを爆破せんと、槍を構え眼前にせまる
「ヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
「ハァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
「くそぉ!!! くそぉ!!! ちくしょぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!」
二人が同時にラジエーターを貫く。 その数瞬後、ニブルヘイムが爆発したのをウェルキンは見た
元国交使節団団長、ジャン・ダウンゼントの最期であった