調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインpart23at EROPARO
調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインpart23 - 暇つぶし2ch150:121
08/05/06 14:03:52 OImag73k
悪堕ち作品情報まとめWiki作ってみたー
URLリンク(wiki.livedoor.jp)
とりあえず形だけ作って少し作品情報を登録してみたけど
こうしたほうが便利 等の改善点があったら
言って貰えると助かります

>>122 >>124 >>126
さっそく作品情報を登録させて貰いました
>>123
ぜひ編集協力お願いします
一人だと知ってる作品数も限界があるんで
みんなの情報を共有・補完できれば良いなぁ

あと登録したい作品情報があるけどWikiの更新が分からない場合は
スレに該当作品の情報書いてくれるとWikiに転載します


あらすじを書き過ぎるとネタバレになってマズイかなぁ・・・( ̄∩ ̄)むぅ

151:121
08/05/06 15:28:44 OImag73k
あと簡単に作品情報の登録方法を書いておきます

1.作品情報の登録
 Wikiタイトルの下にある【新規ページ作成】を押下して、
 1作品に対して1ページで情報を登録します

 ・ひな形を選択する … どんな情報を入力すればいいか面倒がないように
               【テンプレ ゲーム 商業作品】等のひな形を作っておきました
               ひな形とするページを選択して【読込】します。
 ・ページ名 …  作品のタイトルをページ名にします
 ・よみがな …  ページ名のよみがなを入力します
 ・内容   …   ここに作品の情報を書きます
 ・タグ   …   魔法少女、悪コス、二次創作なら元の作品名等を入力します

2.カテゴリへの登録
 新規ページを登録したら左のメニューバーAから作品のカテゴリ(ゲーム商業作品 等)を選択して
 新規に登録したページへのリンクを記述します
 リンクの書き方は既存のリンク部分を参考にしてもらえば分かるかと・・・

152:名無しさん@ピンキー
08/05/06 20:40:22 sbvzLzHy
>>129>>147
古同人ショップでしか手に入らないと思います
ただ、魔狩十織氏の商業デビュー前の作品で(確か)店売りもしなかったので
数はそれほど出回っていないかも

153:名無しさん@ピンキー
08/05/07 00:24:14 LmNYrglK
エロパロ版のSS、過去スレからしか読めないな
2chエロパロ板SS保管庫のようにわけてほしい

154:名無しさん@ピンキー
08/05/07 00:26:25 pgYqXEDV
>>153
意味不明

155:名無しさん@ピンキー
08/05/07 01:13:41 Swp29z89
久しぶりにこのスレに来たので>>1のSS保管庫を見たら
悪墜ちしたヒロインに逆レイプ(及びレズ)といふ作品があって
読んでみると非常に素晴らしい内容ですた
ここを通して作者様に熱くお礼を申し上げます
ありがとうございました。ご馳走様でした

156:名無しさん@ピンキー
08/05/07 04:58:45 bX+9zkIs
古い作品が言及されるってあまりないよな。

それはそうと、

ねんがんの いのいのしのほんを てにいれたぞ!

157:名無しさん@ピンキー
08/05/07 06:09:41 s9d6ZN/P
>>156
ころしてでも うばいとる

158:名無しさん@ピンキー
08/05/07 06:20:36 bX+9zkIs
>>157
な なにをするきさまー!

いっのいのにしてやんよ!

159:名無しさん@ピンキー
08/05/07 08:43:12 HDClPNqo
いのいの氏の本だったら昨日池袋のとら行った時まだ大量に積まれてたぞ

160:名無しさん@ピンキー
08/05/07 11:04:58 IOmowDun
>159 よう!俺w

161:名無しさん@ピンキー
08/05/07 17:59:16 uBKCxghx
>>159
天神のとらのあなの方は二冊残ってたぜ

162:名無しさん@ピンキー
08/05/07 18:58:00 +jJjIXPr
地方在住だから通販で頼んだ
後悔はしていない

163:名無しさん@ピンキー
08/05/07 19:59:18 j+OyCYXP
てか通販の方が注文不可になってる

164:名無しさん@ピンキー
08/05/07 22:37:34 LmNYrglK
>>154
「もうちょっと細かくわけてくれや」という意味なんだろう

165:名無しさん@ピンキー
08/05/07 23:03:51 pgYqXEDV
酷い自演を見た

166:名無しさん@ピンキー
08/05/07 23:18:27 QO/UbPZs
ああ、なんてことだ
ID:LmNYrglKはもう自分の名前もわからないんだね

167:名無しさん@ピンキー
08/05/08 01:42:50 ZmDpolCl
こう考えるんだ
>>153から>>164の間に洗脳されて洗脳される前の自分を咎めているのだと!

168:名無しさん@ピンキー
08/05/08 19:40:35 6G7sMUjJ
でなきゃ誰かの偽装とか

169:名無しさん@ピンキー
08/05/08 20:07:31 LUREKCao
誰もまとめWikiに言及しないのは何故?

170:名無しさん@ピンキー
08/05/08 20:45:18 pRdgHT86
今日、休みなんでMC保管庫の作品を一気読みしてきたんだが
178氏の書く 堕落ヒロインの、想い人に対する妄執は並々ならぬものがあるな。

拘束された身体で、滅茶苦茶に暴れまわりながら
「『アレ』は私のモノだぁぁっ!」と絶叫する堕落ヒロイン。
実に良い。ヤンデレ。心躍る。


>>169
作られたばっかりだし
まだ語れることも少ないんだと思う。>まとめwikiに言及しない
これからに期待していると良いと思うぞ。

171:名無しさん@ピンキー
08/05/08 21:59:13 riMjH6oX
wiki使わんでも保管庫とかあるしねぇ。

172:名無しさん@ピンキー
08/05/08 23:38:44 g/Pf3BOV
よく考えたら178氏はいろんな作品書いてるんだな
洗脳とかのシチュ必ず入れてそれでいて作品ごとに書き分けるってすげぇな

173:名無しさん@ピンキー
08/05/08 23:43:13 96kWx+tI
俺にとっての、悪堕ちとのファーストコンタクトは
小学生の時に読んだ、藤子・F・不二雄のSF短編の一つ。

ラストで主人公が、吸血鬼となってしまったヒロインに、血を吸われて、吸血鬼にされてしまうんだが
吸血鬼になった後、「なんであんなに怖がっていたのかわからない」とか
「夜がこんなに素晴らしい物とは知らなかった」とかの悪堕ちワードを言うのよ。

その作品では、別に吸血鬼=邪悪ではないんだが、今から思えば
あの作品が、俺にとっての悪堕ち嗜好の目覚め。

174:名無しさん@ピンキー
08/05/08 23:49:08 96kWx+tI
>>172
献血氏の作品もかなり好きだけどな。
なんというか、献血作品を一言で表すなら

『 共 に 堕 ち る 悦 び 』 ?

175:名無しさん@ピンキー
08/05/08 23:55:20 g/Pf3BOV
>>174
わかってるさブラザー
俺も献血氏の作品は好きだぜ
>>173
藤子・F・不二雄は何年も前にマンガで俺らの先を行ってたのか…

176:名無しさん@ピンキー
08/05/09 00:10:46 krTERi8M
最近のマンガやアニメ作品での悪堕ち展開だと
「神無月の巫女」あたりが好きだな。

あの作品や178氏、献血氏などのSSを見てると
悪堕ちと、百合とヤンデレって相性が良いよなとか思う。

177:名無しさん@ピンキー
08/05/09 05:31:45 WD1zUYit
俺が悪堕ちキャラで初めてときめいたのは弓塚さんちのさつきちゃん

178:名無しさん@ピンキー
08/05/09 05:52:15 iKiK7EL+
リメイクでやっとルートが出来そうな日陰ヒロインか
血を吸わずに陽光の下を歩く吸血鬼が多い中、ちゃんとその辺に突っ込んでて良かったなぁ
最近の吸血鬼は平気でシャワー浴びたりしていかんね

179:名無しさん@ピンキー
08/05/09 07:38:23 5OqvfEPS
堕ちた女が男を襲うのよりも、
堕ちた女が新たな女を仲間にするために襲うほうが、ぐっとこないか?

180:名無しさん@ピンキー
08/05/09 08:30:36 su67PpD9
こっちの方が俺的にはぐっとくるな。

堕ちた女が、次の女性を堕とすんだよ!
そして原犯者(男)は後ろで堕ちた女たちを見ながらほくそ笑むんだよ!
これ、俺的最高!

181:名無しさん@ピンキー
08/05/09 09:53:55 5OqvfEPS
原犯者は男じゃなくていい

182:名無しさん@ピンキー
08/05/09 12:41:33 UT4mbdLk
やはり逆に男が襲われるのがイイッ!

183:名無しさん@ピンキー
08/05/09 12:53:56 KRFmmPM9
>悪堕ちと、百合とヤンデレって相性が良いよな
同性同士の恋愛ってのが、世間一般ではタブーだからな。
禁忌だからこそ、その想いを秘めて生きていかなければならず
それゆえに暗い情念の炎が燃え上がる。
ゆえにヒロインを愛するヒロインはヤンデレと化し
悪への誘惑に簡単に堕ちる事となる、と。
確かに相性がいいわ。理にかなった悪堕ちだ。

184:名無しさん@ピンキー
08/05/09 15:54:12 eCTrhKSy
>>178
> リメイクでやっとルートが出来そうな日陰ヒロインか
リメイクはフルボイスになってほしい
声優はもちろんメルブラの声優で

185:名無しさん@ピンキー
08/05/09 17:02:51 dirNlMB2
ニケか

186:名無しさん@ピンキー
08/05/09 17:35:22 02WDQAfE
>原犯者は男じゃなくていい
男でも女でもいいが、「この御方こそ悪の華ッ!」ってのがいいな。
その点で言うと、FFのゴルベーザや、神羅万象のアスタロトは素晴らしい。

187:名無しさん@ピンキー
08/05/09 18:03:28 D2BQGaxG
DIO様に比べれば雑魚ばかり

188:名無しさん@ピンキー
08/05/09 18:09:35 02WDQAfE
>>187
第3部のDIO様は、「まさしくこの御方こそ邪悪!」だったよな。
第1部の、単に吐き気を催すぐらいの悪から
よくぞあそこまでご立派に成長あそばせたものだ。

年月は人も、人を辞めたものをも変えていくのか。

189:名無しさん@ピンキー
08/05/09 18:25:47 T5EQIFtX
花京院が女(承太郎の恋人なら尚可)なら肉の芽のシーンでチンポ擦り切れるくらい抜ける

190:名無しさん@ピンキー
08/05/09 18:39:22 02WDQAfE
悪堕ちと吸血鬼も相性が良いなホント。
相思相愛かと思うぐらいに馴染んでいる。

「フハハハハッ 馴染む、実に馴染むぞぉぉぉぉ!」

191:名無しさん@ピンキー
08/05/09 18:59:33 KQfBrpkm
吸血されて腰砕けになって顔を紅くしてハァハァ言ってるおにゃのこの姿を
想像すると俺はもう前屈みになる。

192:名無しさん@ピンキー
08/05/09 19:10:10 L5Br5Jvx
久しぶりにドラえもん見たらドラミが吸血鬼化してて吹いた

193:名無しさん@ピンキー
08/05/09 20:10:16 4P7RV/IM
>>189
…世の中には…ジョジョ第三部のやおい本というものもあってなぁ…

194:名無しさん@ピンキー
08/05/09 21:01:26 dirNlMB2
>>192
ロボットが血を吸ってどうするんだwww
潤滑油?

195:名無しさん@ピンキー
08/05/09 22:21:35 NtEueR2R
少林サッカーの拳法饅頭娘。
メイクしたら自信つけて店長のオバンに反抗してたけど
悪堕ちとはちょっと違うかな?

196:名無しさん@ピンキー
08/05/09 22:22:47 L5Br5Jvx
>>194
チラ見しただけだからようわからんが
なんかウイルスを植えつけてロボットすべてを操ろうて感じらしい
22世紀のロボは全部感染しているらしく、最期に残ったドラえもんを襲ってた

197:名無しさん@ピンキー
08/05/09 22:29:32 gQxiPIGZ
>>196前の映画といい、ドラは堕ちたなw
世も末。

そして、私たちの時代が・・・

198:名無しさん@ピンキー
08/05/10 00:01:17 5DpTgWFd
とりあえず漏れが萌えるのは
悪堕ちヒロインと女の子の百合だッッ!
犯された女の子の吸血鬼化は良い、淫魔化は更に良いッッッ!!

199:名無しさん@ピンキー
08/05/10 00:05:59 CwkkPUUq
最近の吸血鬼ものって
メイクが怪物系だったり(黒目が大きくなるのも個人的にきつい)
噛まれてもそのまま死んじゃったりで
このスレ的にはあまりよろしくないのが多い気がする
今日のドラえもんでのびた達が観てたやつのように
ストレートなのが増えてほしいな

200:名無しさん@ピンキー
08/05/10 00:14:14 qooFcfGZ
悪堕to百合に一票!!

201:名無しさん@ピンキー
08/05/10 00:43:50 kLIZCdVr
>>199
最近のは、よろしくないというよりか
「ヘルシング」から「彼岸島」。ちょいと古いのになれば
「僕の血を吸わないで」と、単に千差万別なだけな気がする。

ところでふと思ったんだが
吸血鬼に血を吸われた女性が、極度の性的快感を感じるといった描写が
様々な吸血鬼作品で見受けられるんだが、あれってどういう理屈なんだろうか?

吸血鬼の犬歯から、麻薬物質か何かが分泌されて
咬傷の痛みを緩和&性的快楽でも与えたりでもしているのだろうか。

202:名無しさん@ピンキー
08/05/10 00:54:05 g0N0Oc03
吸血行為が性交の隠喩だから
というはさておき作品によって理屈は異なるな
普通に苦しみまくるパターンもあるし

203:名無しさん@ピンキー
08/05/10 02:14:02 eU0gGqm1
貧血になると脳に酸素がいかなくなるわけで、
窒息のときと同じで脳内麻薬でイケると思う。

204:名無しさん@ピンキー
08/05/10 02:35:23 2IIjk5nN
>>203
貧血で意識を失ったことがあるが、全身が重くて崩れ落ちるだけだったよ!

205:名無しさん@ピンキー
08/05/10 03:07:54 /WdEXVKF
ヤンデレは悪堕ちと相性がいいと言うよりは、ある意味において形を変えた悪堕ちだと思うんだよなぁ。
堕ちる対象が“世の悪”か、それとも“(愛ゆえの)独占欲という名の悪”かの違いだけだと思う。

……こんな事を言ってるとこのスレ方々からもヤンデレ愛好者からも怒られそうだなぁw

206:名無しさん@ピンキー
08/05/10 03:14:45 yU6uxvfV
>>198が俺の悪堕ちの萌えと全く同じで嬉しくなりました

207:名無しさん@ピンキー
08/05/10 07:54:17 r2rlgFOk
スレリンク(lesbian板:103番)-

208:名無しさん@ピンキー
08/05/10 09:07:30 QY3hNime
正義のヒロインの悪堕ちは大抵幹部クラス待遇である
たまには戦闘員以下の性奴隷扱いとかあってもいいんじゃね?

それにしても某カオティックな所のゲームは完成するのかなあ…

209:名無しさん@ピンキー
08/05/10 11:02:58 EsPQqmUJ
>たまには戦闘員以下の性奴隷扱いとかあってもいいんじゃね?
これはいくらでもあるだろう
ただの戦闘員扱いはあんま無いかもしれないけど

210:名無しさん@ピンキー
08/05/10 12:07:27 9T02htL/
>>201
考えるな、感じるんだ

211:名無しさん@ピンキー
08/05/10 13:22:47 lYCIfe1d
性奴隷扱いだと、別に洗脳する必然性はないからなぁ。普通に拘束・監禁のパターンになる。
で、正義のヒロインって大抵が、一騎当千のツワモノ達だから、[ 悪堕ち ⇒ 即幹部待遇 ] ってのは頷ける。

ただの戦闘員扱いだと、洗脳された正義のヒロインの親友 or クラスメイト一同でそれなりに見る。



212:名無しさん@ピンキー
08/05/10 13:45:53 OlVXA659
正義のヒロインが悪堕ちしたら、
やっぱ一般人をやらないと!(殺の方でも犯の方でも!)

犯の方なら、戦闘員増員工作としてだし、
殺の方なら純粋に悪の手下としてだよなぁ…


ゲームでも小説でも、今のところ出てないが、
 ・最初の内に軽く悪堕ち → 悪の手下として働かせる段階で正義の力を失わせる
 ・性的調教は正義への戻しを抑えるだけで、完全に堕ちるまではいかない
  (正義側へ戻る可能性は、どれだけ調教しているかによって左右される)
 ・完堕ちするまでは正義側に戻る可能性があるが、働かせないと完全には悪堕ちしない
というのはどうだろうか?

たとえば「汚染度」と「調教深度」があり、「汚染度」によって「調教深度」の限界が決まる。
「汚染度」は悪の手下として働かせることで進むが、その都度、正義側の仲間に連れて行かれる
可能性がある(正義側に戻る可能性がある)
※正義側の仲間はシナリオが進むにつれて増えていくので、全員悪堕ちということは無い
シナリオが進むにつれ、調教と作戦のバランスがシビアになっていく辺り、ゲームとして面白い気がするが…

>>209
大抵、ヒロインを性奴隷化する場合、モンスタープラント化されることが多いな。
悪の組織としても、単なる性人形を養う余裕は無いってことだ。
ただの戦闘員扱いにするには力がありすぎるしな。

213:名無しさん@ピンキー
08/05/10 14:10:18 lYCIfe1d
>>205
自分を取り巻く世界が、自分の愛を認めないというのなら
そんな世界など壊れてしまえ、っていうのがヤンデレの論理だからな。

でも、ヤンデレから悪堕ちしたヒロインって
自分が愛する主人公(orヒロイン)の説得に基本弱いな。

214:名無しさん@ピンキー
08/05/10 16:32:50 8rSffzDQ
>犯された女の子の吸血鬼化は良い、淫魔化は更に良いッッッ!!
俺も 同じ夢を願う者の一人だ同志。
悪堕ち前、悪堕ち後で女の子の外観が変わると なお良い。


悪堕ち前:白や明るい色調を主体としたコスチューム。ほんの少しのお色気はあるが基本的に清楚。
       瞳は希望といったもので輝き、凛々しい笑顔を浮かべている。

悪堕ち中:徐々に衣服や肌の色が、暗い色調に変わっていく。
       段階的に角や翼が生えてくる。変貌していく己の姿に、ヒロインは嫌悪・恐怖し、激しく泣き叫ぶ。

悪堕ち後:黒や冷たい色調を主体としたコスチューム。露出度が悪堕ち前より上がり、色々な意味でキワどい。
       瞳は虚ろ、もしくは蛇のような虹彩ができており酷薄な笑みを浮かべている。

215:名無しさん@ピンキー
08/05/10 17:57:08 OWrVlhvq
そういえば、何で悪堕ちヒロインはことごとく露出度が上がるんだろう?
主への貢献度第一になったら、見た目を度外視して真っ黒な全身鎧とか身に付けてもおかしくないと思うんだが。


216:名無しさん@ピンキー
08/05/10 18:03:02 IIcCdUkX
>>215
まだ狭い世界しか知らないんだな
そういう悪堕ちも沢山あるよ

ただここはエロパロ板だからエロ特化が目立つだけで

217:名無しさん@ピンキー
08/05/10 18:10:19 xMelEEHh
    |┃三           /! _ ト、
    |┃ ≡       ,r‐ '/l[[!ト、!:::\
    |┃      ___ !l::::::!:.!:l,!:::!::::::::l _       
    |┃≡  /____ l !!:::::l:.l:::!::::!::::::::!| ,二二、  <真っ黒な全身鎧と聞いて飛んできました!
    |┃ヽ___//::::::!| 'l|ト、ヽ:::::/:::::::;' !  !:::::::::::::   
____.|ミニニヽ:::::::::::l ,'   )ヽニVニイ!r'´!  !::::::::::::::::::  
    |┃:::::::::::ヽヽ:::::::! !ィr(:::ヽ::::::! !:::ノ:ヾ!:::!  !::::::::::::::::::::
    |┃:.:.:.:.:.:::::!|::〈/:.ヽミト、r‐'┴―‐く:∧ l::::::::::::::::::::  ガラッ
    |┃:.:.:.:.:.:.:.:l|::/:ヽ:.:.:.:.:フ::::::::::ll___/:.:.:ヽ ヽ::::::::::::

218:名無しさん@ピンキー
08/05/10 18:15:43 DT5XoW2T
俺は敵キャラと仲良くなる(敵意が無くなる)キャッキャウフフが1番好きなんだぁ~
だから記憶操作とか喪失とか大好き
飛べイサミの漫画版7巻とか、同性だけど電童とか
良いんだ、どうせマイナーさ…

まぁ奴隷とか洗脳がこのスレのメインだから微妙にスレ違いでごめんなさい
もちろんそっちも好きですよ

219:名無しさん@ピンキー
08/05/10 19:10:54 7DTIq7w6
あなたの愛で強くなる!!ってまちどおすいいなあ。

220:名無しさん@ピンキー
08/05/10 19:49:33 G+nqj23E
>>218
北斗がヒロインだったら間違いなく電童はカオスなことになっていただろうな
さらにスバルも…現実が甘くないことは百も承知の上だけど

221:名無しさん@ピンキー
08/05/10 20:29:04 molUiATl
>>217
   / ̄ ̄\      |┃┃
 /   _ノ  \  三 |┃┃
 |     ━┓━┓  . |┃┃て
. |     (__人__)    |┃┃ て
  |     ` ⌒´ノ  ...|┃┃( 
.  |         }  三 |┃┃
.  ヽ        }     .|┃┃ピシャッ!
   ヽ     ノ三   .|┃┃
   /    く  \  .|┃┃
   |     \   三....|┃┃
    |    |ヽ、二⌒) .|┃┃

222:名無しさん@ピンキー
08/05/10 20:37:23 41zdAQC0
>>220
スバルは最初少女だったけれど、嫁の意向でわぁいにされた
という噂があるね

223:名無しさん@ピンキー
08/05/10 20:55:01 7YNTaCQM
URLリンク(db.dip.jp)
こんなの有った

224:名無しさん@ピンキー
08/05/10 22:37:38 AgSzW/ae
某ソウルキャリバー悪堕ち絵のっけてるサイトのSS挿絵が素晴らしすぎる

225:名無しさん@ピンキー
08/05/10 22:38:08 AlGV9Euo
kwsk

226:名無しさん@ピンキー
08/05/10 22:54:47 V2JEuugh
>>222
デマじゃなかったか?
何故かその話がどこかから出始めたのが種放送以後というあたり胡散臭さプンプンだ

227:名無しさん@ピンキー
08/05/10 23:02:25 /CMf0z5b
>>217
民家から出てくんな&お前じゃねぇ 座ってろ

228:名無しさん@ピンキー
08/05/10 23:35:59 Ah/5WpTo
>226
嘘は言ってないんだよ、>222の書き方ならば
スバルに少女案があったことも実際に少女としてのデザインが起こされたのも事実だし
脚本として参加していた嫁が男にしようと意見を出したのもそう
でもそれがただの我侭ではなく監督以下納得ずくだというだけで
ちなみに現行の少年スバルのデザインの発展して舞乙に出てくるインドさんになった

229:名無しさん@ピンキー
08/05/11 00:23:46 7HWQYOjg
小さい頃、絵本で読んだ、怠惰な生活を送ってる主人公がだんだん化け物になっちゃう話。
普通なら教訓とする話なんだろうけど、俺は逆に化け物になりたいと思った。
なんだろ、悪落ちとは違うな、チラ裏でごめん。

230:名無しさん@ピンキー
08/05/11 00:28:40 kDAlgBSV
>>227
氏家から出てくんなに見えた漏れはDQN地名のさくら市民

231:名無しさん@ピンキー
08/05/11 01:01:32 9L0TWTTY
>>224
詳細

232:名無しさん@ピンキー
08/05/11 01:04:04 tWcEo1kD
>>231
ヒント:イヴィルキャリバーでぐぐれ

233:名無しさん@ピンキー
08/05/11 01:22:39 9L0TWTTY
>>232
わたし、言う、ありがとう

234:名無しさん@ピンキー
08/05/11 04:44:24 Sj1Z9UF/
>小さい頃、絵本で読んだ、怠惰な生活を送ってる主人公がだんだん化け物になっちゃう話。
>普通なら教訓とする話なんだろうけど、俺は逆に化け物になりたいと思った。
あぁ。別に大した理由も無いのに、ふとした切っ掛けで
人間やめたいなとか、別の存在になりたいとか思うことあるよな。
破滅の白い粉とか、石仮面の人とか。

235:名無しさん@ピンキー
08/05/11 08:01:22 MpOPSV0D
>>224
thx
通常のギャラリーにも悪堕ち色が多数点在してるね
追伸:SSの作者名に敬称つけてググると他ジャンルの悪堕ちSSやイラストが出てくるお

236:名無しさん@ピンキー
08/05/11 10:38:58 GjM7eMIT
>>229
ドリアン・グレイの肖像かな?


237:名無しさん@ピンキー
08/05/11 10:47:37 bwzD+djh
アレを絵本にする出版社は流石にない気がする

238:名無しさん@ピンキー
08/05/11 12:58:14 rHu3HI8H
>>229
中島敦の山月記もテーマだけ取れば似たような話だな

話は変わるが「羊たちの沈黙」の続編「ハンニバル」の原作小説って映画と違って
クラリス捜査官がレクターに洗脳されて彼のパートナーに成り下がるバッドエンドなのな
小説自体はエロくないが作者のエロさは伝わってきた

239:名無しさん@ピンキー
08/05/11 13:01:16 bwzD+djh
バッドか?
互いの傷を癒しあって幸せそうなんでハッピーエンドだと思ってたが
あぁ、もう駄目かもしれない、色々と

240:名無しさん@ピンキー
08/05/11 13:44:41 VKVXd/Ut
思ったより直接的な描写がなかったのが残念>ハンニバル
あれでは抜けない

241:名無しさん@ピンキー
08/05/11 15:54:42 OJszGSZ+
>>229
「めんどくさいサイの子になっちゃいなさい」 か?
歯磨きいやだとか頭洗いたくないとかで、トロルの家やら渡り歩いて

242:名無しさん@ピンキー
08/05/11 18:09:03 HeeSeMsp
人間やめてなんになるぅ~
ボィ~ン

243:名無しさん@ピンキー
08/05/11 20:54:33 ZINXU6g/
流れぶった切ってあれだが、世にはツンデレかるた等という物があるそうだ
だが定型句の充実ぶりなら悪堕ちだって負けちゃいねえと思うんだなあ

あ 貴方はもう私のモノよ…
い いつまで強情を張っていられるか、楽しみね
う 生まれ変わった気分はどうかしら
え えっ、どうしてあなたが奴らと一緒に?
お 仰せのままに、ご主人様…

ううむ、「え」がスマートさに欠ける

244:名無しさん@ピンキー
08/05/11 21:07:04 L0Z65A4f
>>230
なんだ、近所じゃないか。
洗脳してもここら辺で暴れさせるなよ、迷惑だから。

245:名無しさん@ピンキー
08/05/11 21:42:01 WzpzZXAO
栃木県民ハケーンw

それはそうと、たまたま朝見たはたらキッズマイハム組とか言うアニメで擬似洗脳が合った件

246:名無しさん@ピンキー
08/05/11 21:46:02 eumHyB/Q
悪堕ちブーム…
ラノベやギャルゲもこぞって悪堕ち
悪堕ち演技が人気の声優さんが誕生
今男に人気な女は悪堕ちとか女性週刊誌に間違った解説が載る

来たらいいのになあ

247:名無しさん@ピンキー
08/05/11 22:26:20 sZ3biKg9
>>238
>ハンニバル
前作の映画でクラリス捜査官を演じたジョディ・フォスターにほれ込んだ原作者が、あの続編をああいう結末で書いたけど
役者にはキモがられて逃げられ、映画スタッフにも首を傾げられて変更されたという、いわくつきの話だな。

>山月記
山月記というか、原典の人虎伝の方がかな。
山月記は、一応生活に困窮してたし、傲慢な(以下略)やらがあるから、怠惰というのとはちょっと違う気がする。

実は「ねないこだれだ?」も、悪い子が怪物にされる話だなw
しかし、どちらかというと、洗脳話というより、変身憚か、これらは。

248:名無しさん@ピンキー
08/05/12 01:26:33 +9+sBkhv
>>243
え 永遠の忠誠を、マスターに…
でどうかな?

249:名無しさん@ピンキー
08/05/12 01:27:42 +9+sBkhv
sage忘れてしまいました…申し訳ありません、何なりとお仕置下さい

250:名無しさん@ピンキー
08/05/12 04:42:49 n9aMg+cc
>>238
俺は映画は知らないが原作は知ってるんで、あの原作で映画化するのは怖いと思ってたが、ラスト違うのか。

251:名無しさん@ピンキー
08/05/12 04:57:04 IbT18A0q
酷い雑談の流れになったもんだ('A`)

252:名無しさん@ピンキー
08/05/12 07:54:28 hS0KEsn6
流れが拡散してるのは確かだが、まあ住所晒して馴れ合うとかでもない限り好きにやったらいいんでないかい

253:名無しさん@ピンキー
08/05/12 08:14:07 ujaaL7xA
脱線するのもここの伝統だし
まぁ大目に見るが吉

254:名無しさん@ピンキー
08/05/12 09:10:23 4VwFAb5W
ハンニバルライジングはレクターが妹の復讐で反転して、その真実を知って更に反転するという二重悪堕ちだぜ
二重悪堕ちな小説とか読んでみたいな

255:名無しさん@ピンキー
08/05/12 12:36:51 ofOYWfaB
自分のキモ馴れ合いを伝統とか抜かす屑は誌ね、カス

256:名無しさん@ピンキー
08/05/12 13:07:12 LMO8mBQS
二重悪墜ちとは珍しい。
もっとkwsk。

257:名無しさん@ピンキー
08/05/12 13:12:51 21gCkvLS
いいからいい情報あるならwikiにかけ

258:名無しさん@ピンキー
08/05/12 16:01:59 Oc2IdzF7
MACXE'Sさんちの新作同人誌手に入れてみた。
良くも悪くもベタだった。
ヒロイン編が楽しみだ。

259:名無しさん@ピンキー
08/05/12 18:04:43 6XGapLWr
クレクレと教えてクンがうざいな

260:名無しさん@ピンキー
08/05/12 19:07:02 lmK+bzfo
なんか今一空気が悪いな
まさかゴルゴムの仕業か?

261:名無しさん@ピンキー
08/05/12 19:14:26 hS0KEsn6
え 偉そうだけど自宅警備員>>259

262:名無しさん@ピンキー
08/05/12 19:48:33 Z3eqR2Kc
オマエモナ

263:名無しさん@ピンキー
08/05/12 19:52:55 wlx1dT5H
>>260
いいえ
クライシス帝国です

264:名無しさん@ピンキー
08/05/12 20:15:52 um98YUAz
>>261-262
「え」と来て「お」か、美しい流れだ。
か、か、
か 彼女自身が望んだのよ…

265:名無しさん@ピンキー
08/05/12 20:18:10 td9dV9y5
>>260
デストロンだろ

266:名無しさん@ピンキー
08/05/12 20:53:20 jxg+TlqF
>>260
手のひらくらいの大きさのバッタがフォッグの仕業とか言ってるけど
グランショッカーの仕業じゃないのか?

267:名無しさん@ピンキー
08/05/12 20:59:32 aQg1vkn5
>>260
グロンギによるゲゲルの一種かもしれん

268:名無しさん@ピンキー
08/05/12 22:25:10 i01595Yz
>>260
それも私だ

269:名無しさん@ピンキー
08/05/12 22:34:19 j3OQAylt
こうなったらこの私がこのスレを支配するしかあるまい・・・!!
さあ、我が強力洗脳光線を浴びて私の下僕となるのだ!
そしてこのスレの繁栄の為に働くがいい!!

270:名無しさん@ピンキー
08/05/12 23:10:58 lnHVJ5XL
>>269
嫌じゃ!やめてくれー!

271:名無しさん@ピンキー
08/05/13 00:04:41 paQ7hQTl
DLsiteで今2位になってる船隊洗脳モノの漫画の話はスルーしてるのか?
ものすごい売れてるけどあれは戦隊属性か洗脳属性どっちが多いんだろうか…
話はいいんだが絵ががっかりすぎなのに売れ過ぎだろw


272:名無しさん@ピンキー
08/05/13 00:31:42 cluUlAcc
このジャンル好きな人多いんだろ
海外のフォーラムでも紹介されてて吹いた

273:名無しさん@ピンキー
08/05/13 01:00:34 A/S/OO8d
>>271
買ったけど値段地雷だった希ガス
絶望的に悪くはないんだが・・・半額だったら納得かなあ

274:名無しさん@ピンキー
08/05/13 01:55:43 p/Uxeqpu
好みによる
自分は結構気に入ったんだが

275:名無しさん@ピンキー
08/05/13 06:23:48 uIB/Cec3
あそこの値段はみんなそんなもんじゃね?
2位のやつ買ったらきゃろんのプリキュア5が出たからそれまで買っちまったよ・・・
まぁ結果はどっちも満足だったんでいいけど

276:名無しさん@ピンキー
08/05/13 18:12:04 xHvGR6qd
MACXE'Sにはイラスト、投稿小説どちらもお世話になってるからね
お布施の意味も込めて買いましたよ

277:名無しさん@ピンキー
08/05/13 23:02:23 +tnIOe8g
明日発売のマガジンでフェアリーテイルに該当あり。
妖怪のお医者さん の方も以前 吸血鬼にかまれてた二口女の話だが
こちらは微妙な感じ

278:名無しさん@ピンキー
08/05/13 23:04:33 XszpDM0K
今週号のマガジンのフェアリーテイル
過程は悪くないけど結果が‥

279:名無しさん@ピンキー
08/05/13 23:12:12 /azw97kn
>>276
今後の展開は売上しだいと言ってたからおれも布施で買ったよ
まずまず売れてるみたいだし早くヒロインのほうを堕としてほしいもんだ

280:名無しさん@ピンキー
08/05/13 23:40:01 11jL2KrY
アレを地雷と言ったらもっと酷いのがあるなw

281:名無しさん@ピンキー
08/05/13 23:44:44 0GsnoOXQ
誰も書き込まないけど、12日発売のコミックアンリアル「儀典・魔王受精」が該当
まぁ、悪コスは最後の1ページのみで絵もちょっと…って感じだけど
内容としては、清純な姫→淫らに→魔王

282:名無しさん@ピンキー
08/05/14 16:34:15 lTCxooZd
全く知らないな
kwsk

283:名無しさん@ピンキー
08/05/14 18:39:13 4RaPK/Gl
全20ページのうち、悪堕ちはほんと最後のページだけなんで
あんまり期待しないほうがいいかも…魔生物入れられて、魔王になっただけだし
一応KTCのHPで少しサンプルは見れるので絵柄等はそれを参照してください
自分としては、これよりも同じアンリアルの「僕と悪魔ちゃん」「Princess Force」
が今月で悪堕ちを少し匂わる終わり方なので次号期待したいところ
まぁ、この会社は二次元~の本も出しているので安心できないけど…

284:名無しさん@ピンキー
08/05/14 23:06:46 FejO+F8H
>>275
きゃうんの絵は相変わらずか?
あの絵さえもうちょっとあれなら、喜んで購入できるのだがなあ。

285:名無しさん@ピンキー
08/05/15 00:02:13 lFOEgu59
内容的には悪くないが確かに絵が微妙・・・

286:名無しさん@ピンキー
08/05/15 00:15:30 cSyLJAzB
吸血鬼堕ちサイコー

287:名無しさん@ピンキー
08/05/15 00:52:05 8ByYnf3w
魔王になる、っていいよな。

ところで今週のFAIRY TAIL(マガジン)に操りアリ。
コスも変わってる。

288:名無しさん@ピンキー
08/05/15 01:18:27 8ByYnf3w
ありゃ、>>277-278で既出だった。
スマソ。

289:名無しさん@ピンキー
08/05/15 01:19:23 r/7KTJ+v
>>284
十数年前から知ってるが、当時から全く進歩して無いからなぁ
あれだけ描いてるのに
ある意味スゴイ

・・・そしてネタも当時から全然かわってない
ここは評価できる

290:名無しさん@ピンキー
08/05/15 10:18:59 ghlZPHsf
アンリアルってコンビニでは売ってないんだな・・・orz

291:名無しさん@ピンキー
08/05/15 17:38:08 Icxx1pcB
この―快感が、私を変えていくのだろうか。
指先から肩が熱く茹ったように火照る。見れば、薄らと斑の文様が浮かび上がってきていた。
これは、悪魔たる証を証明する骸骨のシグナル。
なぜ、こんなものが―。
しかし、思考とは裏腹に、文様の侵食は広がっていく。肩へ。乳房へ。腹へ。
「ひ、ぐっ」
ついには尻まで悪魔の印が刻まれようとした時だろうか。
ずぼおっ。
擬音が部屋の中に生まれた。
「し、尻尾……?」
手探りで後ろの割れ目を触る。すると切れ目の始まるちょうど上―尾骨から黒く細長いものが確認できた。
恐る恐るそれを顔の前まで持ってきて両手で握った。
どくん、どくん。
さながら動悸のように、まがまがしくもはっきりと動いている。
これ、私の尻尾……?
状況が把握できず、ただ混乱する頭。
「―いっ!! あっ、ああっ」
けれど更に、考える脳を邪魔するかのように、文様の侵食が再開された。
弓のようにしなる肉体。
腕がぴんと張り、付随して指先もこれでもかというほどに広げられた。
どさっ、とベッドに倒れこむ。
いつもは太陽の匂いを多分に含んだ柔らかいシーツも、今は体温を上げる一つの要因になっていて、それすら彼女を恐怖させた。
意味が、わからない。
思考が止まる。
快感がせりあがって来て、体の中を乱反射する。
ぱり、ぱり。ぱり、ぱり。
「いやぁ!!」
刹那に体を丸めた。
そうしなければ、背中から生まれるものが皮膚を突き破り、血が爛れることを本能的に理解したからだ。
しかし、それを許したくはない。でも。
「いや、何なの! 何なのよ!! これは!!」
ばりっ、ばりっ、ばりっ。
「あ―ああっ」
浮き上がってきた。水中に沈んだものが顔を出すように、ゆっくりと。
そして、生まれた。
人間であることを否定する、黒曜の翼が。
わ、私―。

292:名無しさん@ピンキー
08/05/15 17:41:08 Icxx1pcB
神の投下はまだなのか……と、思っていたら、こんな電波が受信されました。
職人様、投下待ってます。

293:献血の紅
08/05/15 19:50:29 614o9vhG
どうもこんばんは、献血です。
今回はアクエリアンエイジオルタナティブの悪堕ちSSを投下します

投下成功できるかなぁ…

294:再開は既に
08/05/15 19:51:08 614o9vhG
都内某所…

そこで一人の少女と、侵略宇宙人集団『イレイザー』の天使達が対峙していた…


「くっ…アイツら、私を捕獲するつもりね…」
狐色の長髪をした少しだけ冷たそうな少女が一人、名を『新堂 天音』という。
彼女は今、三人の天使に囲まれてしまい絶体絶命だった。

「怪我をしたくなければ投降してください」
彼女を囲む天使達の後ろで投降を求める天使がいた。
その天使はブルーとホワイトを基調とした戦闘的なスーツで、
蒼いショートヘアーには総参謀長を示す帽子を被っている。
彼女の名は『メタトロン』という。
少女に投降を要求する彼女の表情は真剣そのもの、しかし攻撃の意思は無い。

「ちっ…」
天音は舌打ちをする
(よくある初心者狩りって奴? こっちには仲間は一人しかいないってのに…)
そう、天音は駆け出しのMB(マインドブレイカー)だった。
以前はMBとしての力は前からあったものの、その力に無自覚だったが、
五日前に起こった『ある事件』がきっかけでMBとして『戦い』に介入したのだ。
しかし、できた仲間はたった一人、オルタレーションは一枚も無いという有様だった。
(でも、まだ仲間はいるんだ…) そう、彼女には一人だけだが仲間がいる、彼女はそれに賭けた。



「投降なんて…しない!……」 天音は抵抗の意思を示す、しかしなんとか平常心を保つ、
「三日前からしつこく追い回すような奴なんかに…」 天音はポケットから一枚の白いカードを取り出した!
「誰が!投降するもんかぁー!!」 そして、白いカードを力一杯に飛ばした!!
そのカードはメタトロンの方向、しかし、カードはメタトロンの顔面を逸らして飛んでいく。
そして、メタトロンの後ろに飛んで行った白いカードから彼女の仲間『和泉はるか』がブレイクされ、
メタトロンの背後に強烈な一撃が飛ぶ   はずだった……

メタトロンは左手から黒いカードを『召喚』し、 「ブレイク…エンジェル・リング!!」 そのカードを『発動』させた。

エンジェル・リングとは敵のE.G.Oのエナジーを全て消す効果を持つオルタレーションである。
そのオルタレーションによって天音の全エナジーが消えてなくなってしまった。
そして、天音の全エナジーがなくなった今、白いカードははるかをブレイクする役目を果たせずに地面にふわりと落ちていった。

「そ…んな…」 エナジーを失った天音は突如倒れてしまった。
「!?」 メタトロンは突如のハプニングに衝撃する。
しかし、メタトロンは冷静に味方の天使に指示する、
「ここにいる天使達に告ぎます!『新堂天音』を捕獲し、至急本拠地に撤収してください! 緊急用ワープを使います!」
「「「了解」」」 メタトロンの命令を受けた三人の天使達は天音を抱えて、ワープ準備を整える、
それを確認したメタトロンはワープを発動させる 「ワープ目標、コードE-J-Z8 カウント、3、2、1、ゼロ!」
「ワープ!!」 その声でメタトロンと三人の天使、そして天音はどこかへ消えていった。

295:再開は既に
08/05/15 19:51:40 614o9vhG
どこかにあるイレイザー地球攻撃部隊アジト、その参謀室でメタトロンは総司令官と通信で会話していた。
「そうか、では彼女にはE.G.Oのエナジーにだいぶ侵食されていたという訳か」 メタトロンの報告を聞いた総司令『ラユュー』は推測する
「はい、おそらくは…でも、すぐにあの子を天使にします  これで貴方との交渉は成立して、私は本当に貴方達の味方になりますよ」
通信機越しに総司令と会話するメタトロン、しかしその喋り方は地上のときとは違い、どこか子供らしさを残している。
「わかった、例の機材は既にそちらに発送済みだから好きにするといい 私はこれから知り合いとお茶をするつもりだ、
 なるべく早めに終わらせてこちらに戻る、 まだ契約は完了していないのにすまんな」
ラユューは頭を掻きながらメタトロンに謝罪する
「いえ、この任務は私から受けたんですから誤る必要なんて無いです 
 そんなことよりもその知り合いの方とゆっくりしていってください。 お友達は大事にしなくちゃいけませんよ」
謝罪を気にせずにメタトロンは微笑んだ。
「了解した、では通信を切るぞ」 プツン! かくして参謀と指令の通信会話は終了した。

「さて、待っててね天音…」 参謀室を背伸びしながら出たメタトロンはある部屋に向かった。


天音は天涯孤独だった。 母親が彼女を産んですぐに他界、天音が小学生になった時父は失踪し、彼女は天涯孤独となった。
だが、一人だった彼女を救ったのは一人の同い年の明るくて優しい女の子だった。 
その少女の名は『恵乃 久美(えの くみ)』、下半身不随で車椅子生活を余儀なくされている少女。
母の他界後、父親に虐待されていた天音にとって久美の優しさは新鮮なものだった。
久美が与えてくれる優しさを貰い、天音は久美に自分の中の優しさを与えていった。
事件が起こったのはそれから天音が17となった頃、突如久美が失踪したのである。 彼女が失踪した場所には大きな光が点ったという。
その日彼女はMBに覚醒した。
MBとして覚醒した彼女は久美をさらったのはイレイザーと知る。 そして、あの時の光はイレイザーのUFO(に近いモノ)だったのだ。
久美を見つけるために、彼女は戦う決意を決めた。
そして最初の仲間ができた翌日、天音はメタトロンに追われることになるのだった。

だが、目的が果たされること無く天音はイレイザーの手に落ちたのだった。


296:再開は既に
08/05/15 19:52:00 614o9vhG
そして現在、イレイザー地球攻撃部隊アジトの人体実験室、
その薄暗い部屋には人間一人が入る位のカプセルがいくつもある、黄色い特殊な液に満たされたそのカプセルの一つに天音は生まれたままの状態でいた。
天音の両腕にはそれぞれチューブが付けられていて、そのチューブはカプセルの底に続いていた。
実験室のドアが開く、続けて実験室に光がつく、「ん…あ…」 その光につられて天音の目が覚めた。
黄色い液に満ちたカプセルの中覚醒した天音の目に映ったのは 「天音…」 
白いワンピースとダークブルーのスカートを着ている黒いショートヘアーの少女だった。
(久美ちゃん!?) 錯覚!?と天音は衝撃を受けた。
そんなことなどお構い無しに久美は天音が入っているカプセルを頬ずりする。
「天音…ようやく久しぶりに『会えた』ね…」 カプセルを頬で撫でる久美は小さな呟きを漏らした。
しかし、天音にはその意味が解からない、(会えた!? どういう意味なの? そもそもなんでこんなことになってるの?)

『再開』の悦びで頬を真っ赤に染める久美はカプセルを見上げた。 久美の瞳には戸惑いの表情を浮かべる天音がいた。

「あ、もう喋っていいよ その液体は体に悪い影響なしでお話できるからね」 久美はつい慌てて説明した。
「あ、ホントだ… で、でも久美ちゃん…なんであなたがここに? それに『会えた』って…」
カプセル内で喋れることを確認した天音は久美に質問を飛ばす。
「ゴメンね天音… それは今から話すけど、一つだけ言わせて、私があなたに『会えた』のは三日前からだったんだよ…」
(三日前って… 私がメタトロンに追われ始めた日…なんで…)
久美の意味深な言葉に天音は更に困惑する…。
「やっぱり解からないよね… でも、今から教えてあげる…」 久美は過去を述べるために目を閉じた。

私には予知能力があった。 少しだけ『今のその先』がわかる力、イレイザーはそれに目を付けて私を『連れさらった』の。
イレイザーのラフューさんは私を天使に改造するって言っていた。 でも、そんな事、わかってたんだ…
でも、私を改造した後は地球を攻撃すると聞いて私は天音の事を思い出した。
あなたを傷つけたくない だから私はラフューさんと取引をしたの。
私を天使にする替わりに、私の大事な人も天使にして欲しいってね。
ラフューさん、驚いてた。 でも、その要求を呑んでくれたの。
そして『改造』が始まった。 天音を傷つけたくないっていう思いは本当だった。
でも、改造されていくうちに体が心地よい気分になったの。 そして思った、天音にもこの感覚をあげたいって。
そして私は天使に生まれ変わった。 背中に翼が生えた上に、病で動けなくなった足も自由に動けるようになったの。
すごく嬉しかった。 人間じゃ決して味わえなかった喜びだった。
私は天音を私の同胞、天使にするためにあなたを探した。
でも、改造時の副作用で地上、いや、イレイザーの施設以外では『恵乃久美』の人格が出せなくなっていた。
それで、その副作用で生まれたもう一つの人格に頼らざるを得なかった。

「まさか…その人格って…」 「そう、その人格が天音を追っていた『メタトロン』なの」 「!?」
天音は戦慄した。 (そんな…私をしつこく追いまわしたメタトロンが久美だったなんて…)


297:再開は既に
08/05/15 19:52:30 614o9vhG
回想と告白を終えた久美は突如呼吸を整える、
久美の背中から鳥のように繊細な白い翼が生えた。
そして黒い髪はヨーグルトとブルーベリーのソースが混ざったような美しい薄紫色に染まっていく。
そして、白のワンピースと暗い青のスカートは天音にとって見覚えのある戦闘服に変貌した。
その姿こそ天音が対峙していた総参謀長『メタトロン』だった。

「ごめんね、でもああするしかなかったの 要求もあなたを追っていたのも
 だって、イレイザーが地球を侵略したらあなたにも危害が及ぶ、さっきも言ってたように私はあなたを傷つけたくなかった
 だから選んだの 天音を天使にするって…」 メタトロンの姿から先程の『人間』の姿に『擬態』した久美は、天音に向かってそう謝罪した。
久美の言葉には罪悪感があったが、その裏には欲望が見え隠れしている。
「でも、私は…」 全てを知った天音の心は葛藤と悲しみに満ちている。
(やっぱり天音の精神はE.G.Oによって汚染されてる……)
久美にとってそれはまずいことだった。
先程天使の検査でわかった事だが、天音が使っていたはるかのカードは、
使っていくたびに使用者の精神がE.G.Oのエナジーに侵食され、最後にはE.G.Oの人形にされてしまうのである。
(そんなことさせない! 天音をあいつらに渡すわけには行かない!)
久美は覚悟を決めた。

「天音…あなたは何がしたかったのかな…」 「!?」
言ってしまった…、久美はそう思った。
これは賭けである。 勝手にいなくなってこんなことを言うのは余りにも短絡であろう、
だが、そんなことは久美自身が判っている。 そんなことをいう資格がないことも…
その言葉の罪悪感に久美は嘘の無い涙を一粒流した。
久美の涙をガラス越しで見たとき、天音は自分の目的を思い出した。
(そうだ、私の目的は久美ちゃんを見つけること… 私には久美ちゃんしかいないんだ…)
そして天音は口を開いた。
「久美ちゃん…ごめんね…私何を考えてたんだろ…いつの間にか天使が憎くなってたよ…ごめんね……」
「あまね…」 
「でも、私はあなたがいないとダメなんだよ…私が天使になったら久美ちゃんと一緒にいられるよね?」
父親に生まれたことを否定され、虐待され続け捨てられて、心を閉ざした私に久美ちゃんは私にいろんなものをくれた。
あれから何年経ったんだろう… 私は久美ちゃんに何も返していない、まだ私は久美ちゃんに何もあげてない……
いや、久美ちゃんの全てが欲しい、そして久美ちゃんに私の全てをあげたい!
だから私はどんなことをしても、久美ちゃんを探すと決めたんだ。
私には久美ちゃんしかいないから……


298:再開は既に
08/05/15 19:53:00 614o9vhG
「私、なるよ…あなたみたいに……」 その言葉を放った瞬間、天音は涙が流れるような感覚に襲われた。
「天音…ごめんね…ごめん…うああっ!!」 天音の決意を決めた言葉を聞いたとき、久美は泣き出した。
泣き叫ぶ久美の頬に優しく手を伸ばそうとする
「泣かないでよ久美ちゃん、それに謝らなくて、いいんだよ…」
だが、カプセルは無常にもその手を遮る、しかし、優しい言葉は久美の耳に届いていた。
「ごめんね…」 「だから言わなくていいって」 天音は嬉しそうに苦笑した。
「あ、ありがとう…」 「大丈夫だよ、私には何の未練もないから」
その言葉に久美は少しだけ、だけど天音に知られないように安堵感を漏らした。
(よかった、これで天音と私はずっと一緒にいられるんだ……
 私も何の未練なんて残ってないよ天音…)

そして手術室、そこにはメタトロンの姿になった久美とカプセルに入ったままの天音がいた。
「じゃあ、いい? 今からあなたを私と同じように変えてあげるね」
そして、新堂天音の改造が始まる、ラフューが言っていた『機材』を天音が入っているカプセルに装着することで準備は終了するのである。
その機材はカプセルの底に取り付けるような物である。 いわゆる『ゲタ』形式だ。
ただ、機材のほうは戦車みたいな形で久美の身長とほぼ同じ大きさのため、
天音の入っているカプセルを見るには上を見なければならない。
ちなみにこの機材を運んだのは言うまでも無く他の天使である。
まあ、それはさておいて…
「うん、いいよ」 天音の顔は、『世界が救われた光景を見た英雄』が浮かべるような笑顔だった。

「わかった、じゃあ改造開始!」 久美は機材の機動スイッチを押した。

グイイイイン! 天音が入っているカプセルの底のハッチが開き、そこから青白い液体とアームとチューブが出てきた。
アームは天音が落ちないように体を支え、
チューブは天音の肉体を内側から変えるために先端を注射のように変えて、彼女の腕に『浸入』した。
「うっ…」 かすかな痛みが天音の体によぎった。
しかし、そんなことなどお構い無しに、チューブはナノマシンが入った液体を天音の体内に注ぎ込んだ。
それは彼女を内側から作り変えるということである。
眠っているように目を瞑っている天音は、ナノマシンが自分の遺伝子を書き変えている事を快感で知らされる、
痛かったのは一瞬だけ、それからは心地よい感覚が休むことなく伝わってくる。
(なんだか…あったかい……今までこんな感覚にあうことなんてなかった…)
その温もりはまるで母親に包まれるようなもの、しかし、天音自身は母親に甘えることすらできなかったためそれが何なのかはわからなかった。
(かわいそうな天音…生まれた途端にお母さんが亡くなってわからないんだよね…)
久美自身も母親を生まれてすぐに亡くしたのでその気持ちはわかっている、だから彼女を受け入れることができたのだ。
(でも、大丈夫だから……私があなたのお母さんになるから、だから天音は私のお母さんになってね……)
久美の願いが届いたかのように、天音の内側の改造が終了した。


299:再開は既に
08/05/15 19:53:21 614o9vhG
改造が成功した後、天音と久美は参謀室にいた。
改造の後なので天音の体は、病院で入院患者が着るような服に着替えられて、参謀長用のベッドで寝かされ、眠っている。
「んん…」 心地よく眠っている天音は、背中にむず痒い快感を覚えた。
ググゥ… むず痒いところからプルプルと白い突起が生えてきた。
そう、それこそ天使の翼である。 翼は天音の意思とは裏腹に、生まれたばかりの子供のようにバサバサと動いている。
「んはぁ……ん…」 そして、天音は目を覚ました。
しかし、その瞳の色は黒ではなく、ビー玉のように澄んだスカイブルー。

気持ちいい夢を見たのか、天音の目覚めは健やかだった。
「久美ちゃんおはよ…」 寝ぼけているのか本気なのかはわからないが、天音は目を擦りながら挨拶した。
背中の翼もおはようと言うかのようにバサッと動いた。
「あまね…天音ェ!!」 久美は勢い良く力一杯抱きしめた。
「痛いよ…でも、久美ちゃんの体あったかいや…」 抱きしめながら泣く久美を怒ることなく天音は久美の後ろ髪を優しく撫でた。

二人は本当の再会を果たしたのだった。




300:再開は既に
08/05/15 19:53:58 614o9vhG
それから二人は五日間の空白を取り戻すかのようにいろんな事を話したり、愛し合った。
そしてそれから二時間後、
「ねえ、久美ちゃん…私が持ってた白いカードあるかな?」 天音の口から発された言葉、その言葉に久美はピクリとなる。
「そんなに警戒しなくていいよ、あの子には『最高のお礼』をしたいからね」 天音が久美に見せた笑顔の裏には復讐心が見え隠れしていた。
久美はそれを知って白いカードを渡した。 「ありがと、でも見なくていいよ…」 天音は今から起こることを見せたくなかった。
しかし、久美は反対した。「いや、私もその子にお礼がしたいからね」と……

「ブレイク…和泉はるか」

右手に掲げられた白いカードから光が放たれ、無垢な蒼色のメイド服を着た一人の少女が現れた。
「こ、ここは一体…」 はるかは見たこともない場所に戸惑う。
「ここはイレイザー地球攻撃部隊アジトよ、はるか…」 「!?」
主の声を聞いたはるかはその声の方を振り向いた。しかし、その主は天使となっていたのだ。驚かないほうがどうかしている。
「探していた親友が教えてくれたの、あなたが私にマインドコントロールしてた事をね!」 はるかの主、天音の顔は怒りに満ちていた。
「そんなこと知りま…うあっ!!」 言葉は続かなかった。
「知らない、なんて言わせないよ… 言い訳なんて言わせない」
天音はカードを持つ右手を握り締める、裏切られた怒りが彼女を支配する
はるかはもう一人の天使、久美に向かって叫んだ。
「ううっ! あなたが…ご主人様を…天使なんかに変えたんですね…?」 しかし、その言葉は『ご主人様』の怒りに油を注ぐ結果となった。
ギギィッ!! バチィッ! 「あっ、ああああっっ!!」 はるかはまるで体を縄で縛られるかのように身動きが取れなくなった。
「私にマインドコントロールするような奴にそんな事いう資格あるの?
 ある訳無いよ! それ以上久美ちゃんを侮辱するならホントにゆるさないよ!」
天音の怒りは、はるかの体にどす黒い憎しみの電流を走らせた。
「あっ!あぐあぁぁぁっ!!」
「久美ちゃん見てて、こんなヤツ奴隷にしてやるから! イレイザーの奴隷にね!!」
天音は親友に宣言する、その宣言ははるかにとっては死刑宣告と同じようなものだった。
「あの時言ったよね?私の目的は親友を見つける事だって、そしてその目的は果たされたよ、ありがと」
しかし、その優しいお礼とは裏腹に天音は、はるかに侮蔑の憎しみの視線を放つ、
その視線と共に白いカードを通してどす黒い電撃がはるかを襲った。
「だからもうアンタはいらないの、私と久美ちゃんを殺し合わせようと仕組むようなアンタなんかイレイザーの奴隷がお似合いよ!!」
天音は白いカードをはるかの方向に向けてかざした。
すると、はるかの首に鎖の付いた鉄の首輪がはるかの首に付いた。
「名前を棄てて生まれ変わりなさい!」 天音がかざした白いカードにはるかを苦しめた黒い電流が集まり始める。
「ああああああああああああああああああああ!!」 はるかの口に苦悦の咆哮が走る。
はるかの全身から膨大な量の電撃が走ったのだ。 はるかは人生の中で最大の苦痛を味わった。

内臓が破裂しそうになる、喉が焼けそうになる、筋肉が張り裂けそうになる、
目が飛び出しそうになる、脳が焼けそうになる、心が砕けそうになる、そして死にそうになる…
しかし、意識は既に死んでいて、はるか自身死んでいるのか生きているのかの区別をつけられない。
バリイイイイイイイイイイイイイイイイイィィィィ!! はるかの体内に走った黒い電流が最大パワーで爆発した。
「あ、あがあああああああああ! がっ!!」 そして、『和泉はるか』は『果てた』。
しかし、黒い電撃ははるかの体内に『何かを起こした』が、彼女の皮膚や衣服には何の影響はなかった…。

突如はるかは生き返るかのように目覚めた。 しかし、その瞳は死んだような黒で、人形のように虚ろだった。
そして、変化は始まる、
澄んだ空のような水色のメイド服とスカートは突如、虚ろな黒に変色した、
人々に安らぎを与える長い黒髪は絶望の黒に染まる、
そして決定的に背中から白い翼が生える、しかし、その翼はメタトロン達よりも一回り小さい。

天使の翼、どす黒い長髪、黒い虚ろな瞳、そして、深く黒いメイド服に白いストライプが肩にかけられ、
メイド服と同じように黒いスカートも真っ白なフリルが入った。

その姿こそ正に奴隷である。 姿の変わった彼女の記憶は失われ、彼女自身自分の名前すら忘れてしまっていた。
彼女の記憶には、もうE.G.Oの記憶も天音に『かかっていた』精神侵食の事も既にない……。

301:再開は既に
08/05/15 19:54:42 614o9vhG
「見て、久美ちゃん…これが天使になったMBの私が手に入れた力だよ」
天音は相手の精神どころか肉体までも『ブレイク』ができるようになっていた。
天音がはるかに行った行為は、はるかの精神と肉体を『書き換え』て、奴隷の心を持ったメイド天使に変えたのである。
「素敵だね、とっても素敵だよ天音…」 「ありがとう、まあ力といっても天使にしか変えられないけどね」
その会話は以前と同じようなささやかな会話。 違うと言えばその横に虚ろな目をして座っているメイド服の天使がいるだけ。

ピーッ!ピーッ! 壁にかけられた通信端末から参謀長を呼ぶコール音が鳴り響く。
「総参謀、総司令が帰ってきました 至急、司令室に来てください
 後、例のマインドブレイカーも同伴せよとの事です」
コール音の後、天使からの通信。 その通信を聞いた久美は、メタトロンの姿に『変わった』。
「了解しました 少しだけ準備したら司令室に向かいます」
久美の先程の明るくて優しい声から、今まで戦ったことのある女性の声に変わった。 メタトロンだ。
「天音さん、総司令からの命令なので私に付いていてください」

「あ、うん!」 天音はメタトロンの声に懐かしい感覚を覚えた。
ただ、以前のように苛立ちは沸かなかった。 寧ろ今は自分と久美の娘のようにさえ思える。
「わかったよ、でもね『さん』はいらないよ」 天音は以前の敵の手をギュッと繋いだ。

それから久美と天音は晴れてイレイザー地球攻撃部隊に入隊することになった。
久美は総司令官から『クミ』という新しい名前をもらい、彼女の中にいる総参謀長メタトロンの補佐を勤めることになった。
彼女の肩書きは『参謀長補佐官』 そのまんまである……。
一方、天音はMBであることと天使になって得た能力を買われ、『地球攻撃部隊前線隊長』に任命された。
また、彼女の能力を生かすために地球攻撃部隊とは別の部隊が組まれることになる、
天使転生部隊 通称『天生隊』。 MBや他惑星のヒトを捕獲、天使に変える部隊。 彼女は天生隊の隊長に任命された。
ただ、機材と人材が地球のイレイザーのアジトに送られるのには少々時間がかかるそうだ。
どちらにしろ天音は忙しい日々が待っているだろう。 しかし、彼女にとっては嬉しいことである。
そして、天音も総司令官に新しい名前を授かった。 今の彼女は『アマネ』……。



302:再開は既に
08/05/15 19:55:30 614o9vhG
新しい名前を頂いた私は、ある町でメタトロン(姿はクミだが…)とレストランで食事をしていた。
ここは地球、私たちは背中の翼をしまってオーダーを待っていた。
といっても私はジュース、彼女にはパフェ。 中も外も地球人がワイワイ騒いでいる。
「メタトロン、遠慮しないで食べて!」 メタトロンはなかなかスプーンを掴まないでもじもじしている。
「あ、あの…」 かわいい、あの時のままではこんな顔はしなかっただろう。
「いいのいいの! オゴッたげるから」 ニィ! 私は笑顔で勧めた。 「じゃあ、お言葉に甘えて…」 メタトロンは赤面してスプーンを掴んだ。


昨日、クミの人格部分の手術があった。 クミの中の二つの人格が時と場所関係なく切り替えられるための手術…
手術は成功して、もうイレイザーの施設にいなくてもクミはいろんな世界を見ることができるようになった。
簡単に言うと、クミの人格とメタトロンの人格が自由にどこでも切り替えることができるようになった、という事
私はそれが嬉しいのでクミに頼んで、メタトロンに今まで傷つけた謝罪を含めて、お祝いのデートをすることにした。
クミも賛成して一日だけメタトロンの人格を前に出してくれた。

夜、公園のベンチで私とメタトロンは話しをしている。
「今日はありがとうございました とても楽しかったです」 メタトロンは頬を真っ赤に染めて恥ずかしげに感謝する
(かわいいなぁ…)私は彼女の頭をなでる そんな私にメタトロンは質問言をボソリと呟く。
「アマネ、何故敵だった私にこんなことをしてくれるんですか?」 私は複雑な気持ちのメタトロンに優しく答えた。
「確かにあなたと私は敵だった でも、それって昔の話でしょ? それにクミちゃんの一部を憎むなんてできないよ」
「私はクミ補佐官の体の一部だから優しく…するんですか?」
私はちょっと言い方を間違えたかな? と一瞬だけ思った。
「私ね思うんだ、メタトロンって私とクミちゃんの子供みたいに思えるんだ
 私も彼女も生まれてまもなくお母さんを亡くしたの だからたくさん優しくしたい…」
勝手だと思うけどそれは本当の気持ちだよ。
「最近さ、アマネ変わったよね?」 突然メタトロンの喋り方が変わった。 これは明らかにクミの喋り方、そうか、『交代』したんだ…
「天使になる前はこんなに明るく喋ることも笑うこともしなかったのに
 今では私みたいに優しいよね」
言われてみればそうかもしれない
考えてみれば、なんだか身も心も軽い感じがする。
「それって多分、天使になったときに全部吹っ切れたのかも…」
私はクミちゃんに感謝の意を込めて微笑んだ。
「さてと、そろそろ任務の時間だね、行こっか?クミちゃん、メタトロン!」 

今日は任務の日でもあったりする。 人間を減らすのも案外悪くないかもしれない…。




303:再開は既に
08/05/15 19:57:38 614o9vhG
翌日、某所で一人の少女の遺体が見つかった。
その少女は、黒いメイド服を着ており、首に鎖の付いた鉄製の首輪が掛けられていたという。
そして、背中には白い翼が生えていたという。
死因は過労である。 後に指紋検査等でずっと行方不明になっていた『和泉はるか』だった事が判明する。
そしてもう一つ、その遺体が見つかった所で高校生の少女が失踪する事件が起きた。
この失踪事件は『恵乃久美』と『新堂天音』に続いて三人目である。
この二つの事件は関係性を調べられる事になる。

だが、一部除いた人類はこれが『宇宙の存在』によって起こされたとは思っても見なかった。



304:献血の紅
08/05/15 19:58:20 614o9vhG
以上で投下終了です。
このSSを書く前に、自分の持ってるAAAのカードを見てたらメタトロンの設定が面白そうだったのでちょっとだけメタトロンの設定を変えました。
天音と久美はオリキャラです。 
天音はなのはでいう所のフェイト、久美はなのは見たいな感じで書きました。
天音に関しては普通の天使にしようとしましたが天使の力を得たMBになりました。 MB堕としたらオイシイ事になるしねぇ…
後、精神侵食に関してはあえて曖昧にしました。 はるか奴隷化の口実が欲しかっただけの設定なんですあれ…

そういえば最近AAAしてない…orz

305:献血の紅
08/05/15 20:01:22 614o9vhG
余談ですが、なんでオルタナティブなのかというと
実は俺、アクエリはオルタナティブしかしてないんです…
本家はやってないです…

306:名無しさん@ピンキー
08/05/15 22:29:14 bt14fWLl
>>305
自分はアクエリはやったが、オルタはやってないなぁ。
地元に設置店舗が無いもので。

SSの感想としては、ヒロインとヒロインの関係や設定が、良く練られていたと思う。GJ。
少し「悪堕ち」感が薄いような気がしたけど、元々のゲームがああだし仕方ないか。

しかし、今から思えば、洗脳・調教の宝庫だなアクエリ。
敵の戦士を、洗脳マシーンにかけて、人材を『現地調達』するイレイザーとか
ギアスで捕虜を洗脳コントロールして、駒にするEGOにマインドブレイカー。
幼馴染や親友を同族にして、己の『花嫁』にしようとするダークロアとか
いくらでも悪堕ちネタが浮かんでくる。



307:名無しさん@ピンキー
08/05/15 22:54:03 NBYdB1gk
>>305


アクエリはもうちょっと評価されてもいいと思う

308:名無しさん@ピンキー
08/05/15 23:10:47 X7SbLwAZ
アクエリと聞いて、創世のアクエリオンを思い浮かべた俺参上

309:名無しさん@ピンキー
08/05/15 23:23:17 i3Q65iEK
>>305
預言者エノク ⇒ 『 恵乃久美 』 か。
またメタトロンの洗脳ボイス聞きに、ゲーセン行こうかねぇ。

310:名無しさん@ピンキー
08/05/16 00:15:28 KB0cYx3I
>>305
惜しいなあ……これで、奴隷となったはるかのセリフが聞ければ完璧だったのに。

311:名無しさん@ピンキー
08/05/16 00:38:13 HJpkkGxU
>>291
無駄におっきさせて俺をもてあそぶなんて…
お前が…お前が291…。

312:名無しさん@ピンキー
08/05/16 00:52:31 hggjocyi
>>305
乙でした
言われてみればアクエリは悪堕ちネタとして工夫すれば
使えそうなのがあったなぁと気づかされました

313:名無しさん@ピンキー
08/05/16 06:48:18 sq6ZUy4V
>>291
その文章力・・・・作品にしてみる気はないかね?

314:名無しさん@ピンキー
08/05/16 12:53:53 i0zv4ne4
>>291
PCの前で全裸正座して待ってる俺は、報われるよね?

315:名無しさん@ピンキー
08/05/16 12:57:33 xJe/hEfz
>>291
おまえが新たなる神、いや魔神となるのだ!

316:名無しさん@ピンキー
08/05/16 14:30:59 eWKdM4l/
>>291
魔神が生まれた日と聞いて

317:名無しさん@ピンキー
08/05/16 15:05:02 yKZdUuhL
1レスだけでこれほど反応してもらえる>>291の人気に嫉妬


318:名無しさん@ピンキー
08/05/16 19:18:34 Y2lHrtM+
おまいら、今ドラえもんでドラミちゃんが吸血鬼にされてたよ!

319:名無しさん@ピンキー
08/05/16 19:26:31 GyOnLiEF
うp!!

320:名無しさん@ピンキー
08/05/16 19:32:20 xrHkjCed
そういや先週から引っ張ってたんだっけな、そのうちこのスレにそういう話が来るかなーと思ってたがようやくか

321:名無しさん@ピンキー
08/05/16 19:52:41 OpB8jCZU
>1レスだけでこれほど反応してもらえる>>291の人気に嫉妬
何か、ヒントを得た
今から291と317をメインにした悪堕ちSSの作成に取り掛かる

322:名無しさん@ピンキー
08/05/16 20:21:50 sq6ZUy4V
ヒントというより、文章自体がうまいから反応したんじゃないのか?
まぁ、それはさておき、SS待ってるぜ

323:名無しさん@ピンキー
08/05/16 20:26:33 cPU48czh
絵もうpしてクレヨン

324:名無しさん@ピンキー
08/05/16 21:09:33 KcHamYHL
エノクといったらライト&ダーク

325:貴女の人気に嫉妬
08/05/16 21:32:24 OpB8jCZU
そして・・・唐突に本編は始まる。
___________________________________________________________________________________

>>317ちゃん、その姿は・・・・・・」

「ふふふっ 生まれ変わった私の姿はどう?>>291

そう言って、豊かな胸を誇らしげに逸らせながら、317は蟲惑的に首を傾げ、291を睥睨した。


「良いでしょう?この綺麗な光沢の翼と尻尾。「」様につけていただいたのよ?」

蛇の様にしなり、先端から透明な毒の雫を垂らす漆黒の尾。
宵闇のマントを思わせる、異形の鳥の羽をひるがえしながら
317が尊称を込めて言ったその名を、しかし、291は聞き取ることができない。

否、正確には認識することができなかったと言うべきか。

なぜならその名は、一般の人間には発音不可能にして
その精神の在り様を理解することなど到底不可能な、忌まれし者達の総称だったからだ。

「それにこの尻尾・・・とても便利なのよぉ? ・・・こんな風にねえっ!」

 ビュンッ!

326:貴女の人気に嫉妬
08/05/16 21:33:54 OpB8jCZU
「あっ!?」

風切り音をあげてしなる、鞭のような尻尾の先端が掠り、291が短い悲鳴を上げた。
痛みに顔をしかめる391の内腿に、うっすらと赤い線が走り、ほどなくして、赤い血がつぅっと滲み出る。

317に生えた爬虫類を思わせる尾は、その先端が鋭利な刃物のように尖り
槍の穂先よりも鋭い切れ味を持っていた。

「や、やめて317ちゃんっ!? どうして私と貴女が戦わなければならないのっ!」

「この期におよんでも、イイ娘ちゃんぶった態度は変わらないのねぇ219
 でも・・・私の尻尾に傷つけられて、いつまでソレが続くかしら?」

「それはどうい・・・・・・うっ?!」

その疑問の言葉を、しかし291は最後まで言い終える事はできなかった。
疑問を言葉にする前に、己の内側から唐突に、灼熱の如く熱くネッとりとした
情動の溶岩(マグマ)が、291の全身の血管を凄まじい勢いで駆け巡るかのように吹き上がったからだ。

「ううっ、うあっ、うあああああああアああああっ!」

ガクガクと膝を震わせてうずくまる291の内腿を、赤い血に混じって、透明な液体がしとどに濡らしていく。

それはスカートの奥に秘められた亀裂から、泉のように溢れ出し
パンティの布地さえも抑えきれぬ量を持って、溢れ出してきた彼女自身の愛液だ。

「本当に便利だわぁ。この尻尾」

男性器を思わせるような、ハート型に尖った己の尾。その先端からしたたる透明な雫を
蛇のような舌使いでチロチロと舐めながら291を見下ろす317。

その顔にニヤニヤとした、嘲笑の笑みを張り付けたまま、彼女は勝ち誇る者 特有の余裕を見せ付ける。

327:貴女の人気に嫉妬
08/05/16 21:38:55 OpB8jCZU
「器用に物を掴むことができるし、気に入らない相手の心臓を串刺しにしてやる事だってできる。
 男のモノみたいに女を犯して、何日でも可愛がって、綺麗な悲鳴を奏でる事もできるの」

無邪気な子供のようにクスクスと笑いながら、にこやかに邪悪な言動を紡ぎあげていく317。
そこには、かつて291が慕った、実の姉さえも思わせる優しさ、慈愛。その面影は、微塵さえも残っていない。

「そして・・・この先から出る淫毒は、どんな聖女だろうと、はしたない嬌声を上げてよがり狂う雌犬に変

えちゃう、物凄ぉい ビ・ヤ・ク♪」

「はぁ・・・はぁっ、317ちゃん・・・なん、で・・・?」

苦しげな息と共に吐かれる291の、ただの純粋な疑問から出たその言葉。

 ピクリッ

「・・・『何で』・・・? ・・・ねぇ? 今、『何で』って言ったかしら291?」

その何気ない一言に、317は、思いがけぬ反応を示すのであった。

328:名無しさん@ピンキー
08/05/17 00:17:04 3hU4/g3q
「何でだなんて・・・決まっているわっ!貴女が憎いからよ 291っ!たったの1レスのSSで
 何人もの人間に絶大な賞賛を送られたアンタがっ!」

「さ、317ちゃ・・・っ」

蒼白な面で目を見開く291に、圧し掛からんばかりの勢いと熱気を孕ませて 317がにじりよる。

二人の距離は10cmと離れておらず。双眼を激情の炎に燃えあがらせ仁王立つ
317の鬼気迫る様に、291の肌は、チリチリと焼け付かんばかりの戦慄を覚える。

「私がっ、今まで何度も何度も推敲を重ね、書き上げたSS達、けどその評価は、幾ばく

 もない、明日を生きられるかどうかぐらいしかない、ほんの僅かなモノだった!
 でも、貴女はたったの1レスで、多くの人間の心を掴んでいった・・・何故っ!?」

「そ、それは・・・、たまたま掲示板の雰囲気がそんな空気で・・・」

「そんな貴女を、私はとてもに羨ましく、恨めしく思ったわ・・・。そして何よりも・・・」

317はつかつかと291に歩みよると、汗ばんだ服越しに219のつつましい、だが可憐に膨らんだ
双丘の一つを乱暴に鷲掴み、その先端を捻りあげる。

「くひいいいいぃっ!?」

「そして、何よりも一番やるせないのは・・・」

291の耳たぶに、熱い吐息と共にしゃぶりつき、その胸を荒々しく揉みしだきながら

「私が心奪われ! 愛してしまった人間が! どうして同じ女なのかという事よ!」

そう叫んだ317は、己の欲情のおもむくままに291のスカートを捲くりあげ
ぐちょぐちょに濡れそぼった割れ目の合間に、荒々しく指を突っ込んだ。

「ふぐううゔうウうぅうんっ!?」

329:貴女の人気に嫉妬
08/05/17 01:10:12 3hU4/g3q
「同じ女の子よ? 好きだって言える訳がないじゃない・・・」

思い詰めた表情で317は呟く。妄執と強迫観念に囚われたその表情は
青白く変色した肌と相まって、幽鬼のそれを思わせる。

「きっと気持ち悪がられてっ、遠ざかっていって・・・っ、たった独りになって私はっ
 それでもこの想いに悶々として生きていかなければならなくなるに決まっている・・・っ!」

「ふ、ふあァ・・・317ちゃ・・・や、め・・・んぐっ!」

水音を立てながら掻き回される自分の半身の感触を、291は近くの様に、遠くの様に感じていた。
淫毒によってもたらされるこの多幸・浮遊感は、まるで酩酊しているかのような感覚を覚える。

「そして、その一方で貴女は、掲示板で知り合った、ちょっとオタクだけど、心優しくて
 平凡な男と結婚して、子供を生んで、幸せな家庭を作って、幸せに老いていくの・・・。
 それも私の知らないところで・・・・・・そんなの絶対に許せないっ!耐えられない!」

徐々に頭の中が白く霞んでいく中。それでも大切な 『 友 達 』 を説得しようと
言葉を紡ごうとする291の唇をしかし、317の唇が貪りつくように重なり吸い、強引に塞いでしまう。

「むぐぅっ!んぐっ・・・うぅぅうぅ~・・・っ!」

「はぁっ、はぁっ・・・そんな事を次の日も、その次の日も。ベッドの上で一晩中。考えて考えて考えて考えて・・・・・・」

うわ言とも、独り言ともつかぬ口調で喋り続ける317。しかし、その指は獰猛な肉食魚の群れのように
291の肉体を貪ることを止めず、休む間もなく求め、責め続ける。

「考えて考えて・・・そして、疲れちゃった・・・。SSを書くこと、同性への愛で悩むこと、その全てに・・・」

330:391
08/05/17 01:14:41 3hU4/g3q
ここまで一息に書いてみたが、結末をどうするか考え中。
とりあえず一度寝て、出直すことにするわ。

331:名無しさん@ピンキー
08/05/17 01:35:04 VpSBAjfP
鬼才現る!!
GJ!!!

332:名無しさん@ピンキー
08/05/17 01:45:23 n2p9cWA5
GJ!
とりあえずこう言っておこう。
「317の人気に嫉妬」

333:名無しさん@ピンキー
08/05/17 01:59:48 lwiOPKCM
あぁ…これで>>332も……

334:名無しさん@ピンキー
08/05/17 02:07:36 baeeIU9S
言っちゃ悪いが、投下に何時間掛ける気だ。

335:名無しさん@ピンキー
08/05/17 02:21:44 V63nzz4Q
『言っちゃ悪いが』って言葉ほど、無意味なものはないなw

336:名無しさん@ピンキー
08/05/17 02:57:53 ePhBAUwy
悪いと思うなら言わない。
これ世界の常識?

337:名無しさん@ピンキー
08/05/17 02:58:44 PMzvEmca
ワッフルワッフル

338:名無しさん@ピンキー
08/05/17 03:03:56 RWWgynt6
だが書き終えてから投下の方が良いのも事実だ
スレの流れが常に遅いとは限らんしな

339:名無しさん@ピンキー
08/05/17 03:28:20 a6RVYi5G
コレだけは言える

SS職人サイコーーーと・・・

340:名無しさん@ピンキー
08/05/17 03:35:14 baeeIU9S
FBに画像一枚あげたんだが、誰か詳細知ってたら教えてくれ。

>>336
まぁ2chの常識だな。
すっかり忘れていたぜ。

341:291
08/05/17 07:23:48 n7h4LO8L
まさか、自分がSSになるとは……覗いてみてよかった、GJ!

>>322
うれしいけど止めてくれ。別にうまくもなんともない

342:名無しさん@ピンキー
08/05/17 07:35:16 orvZlSe9
>>340
闘姫陵辱4に載ってた
秋葉わたるの銀河特警エリナだな
wikiにも追加しといた

343:名無しさん@ピンキー
08/05/17 10:20:15 4upjkow1
スムーズな投下>時間のかかる投下、であり
時間のかかる投下>>>(越えられない壁)>>>投下なし、なんだよな。
感謝の気持ちは表しつつ指摘すべきはちゃんと指摘する、でいいんじゃなかろうか

344:名無しさん@ピンキー
08/05/17 12:02:17 Y7hdNLvL
正義の変身ヒロインでは無いけど
女トレジャーハンター陵辱調教も面白そうな気がする

罠と言う罠を突破し全ての謎を解読し後はお宝と御対面だが実はお宝の正体は女性がハメたら淫乱化する呪いアイテムで
仲間の裏切りで女トレジャーハンターに呪いアイテムが付けられ心は拒否しても呪い効果で身体は快楽を求め始め
更に徹底的に犯され時間が立つ程に徐々に逆らう心までも侵食され・・・・
って感じに

345:名無しさん@ピンキー
08/05/17 12:19:40 PMzvEmca
そして次々とミイラ取りをミイラに変えていくわけですね、分かります。

346:名無しさん@ピンキー
08/05/17 12:49:19 V63nzz4Q
わかります厨うぜえ
おもしろくねえよ

347:名無しさん@ピンキー
08/05/17 13:37:32 BnrXHzMC
リラックスリラックス。

それはさておき、仲間のトレジャーハンターは真面目で女と信頼しあっていて、
呪物の装着は女の過失。淫乱化する女にうろたえ、気をしっかりするよう訴える周囲。
信頼に応えようと頑張るけれど我慢できずに泣きながらセックスを求める女。
そしてセックスするうちに男たちが呪いか欲望かでニヤニヤと獰猛になっていき、
男たちの様子に困惑する女を乱暴に犯して調教して奴隷にしていく……

みたいなのでもアリだと思うんだ。
あ、悪の奴隷になってないからダメか。

348:名無しさん@ピンキー
08/05/17 17:27:26 Qm83rpje
>>330
GJ
もう悪落ちSSなら、何でもアリな気がしてきた。

349:名無しさん@ピンキー
08/05/17 18:55:45 uaImvcxQ
コレクターユイの同人誌で篠崎愛が操れれて悪コスでユイをやっちゃう同人新があったと思うんだが。
タイトル知らないか?続編はあるのか?


350:名無しさん@ピンキー
08/05/17 19:24:49 K7RIL1ur
コレクターユイとか懐かしいな
というかここエロパロだぜ

351:名無しさん@ピンキー
08/05/17 20:01:52 4okC9JqP
ユイ+同人誌=みずよーかん
が浮かんだ。アソコはプリキュアとかもやってるね。

352:340
08/05/17 21:08:42 0YQRqSXh
>>342
thx。
闘姫4か。随分と古いブツだな。

353:178 Soul Eater
08/05/17 22:26:39 63hu3Yox
こんばんわ。前スレであった『白魔法が使えなくなったリディア』をネタにしたものを
投下します。猟血でなくて申し訳ありません。
ちなみに、ローザSSの『すれちがい』とは関連性はありません。

『Soul Eater』


「………」
とある広場で、一人の緑色の髪の少女が炎の塊の前でじっと身を固めて精神を集中している。
額から汗をだらだらと流し、瞳をキュッと閉じ何かを唱えるその姿は、まだ十にも満たない年齢の少女とは思えない鬼気迫るものがあった。

しかし、

「きゃっ!」
目の前で炎がボンッ!と弾けたかと思うと、少女はその衝撃で後方へ吹き飛んでしまい、ゴロン!と地面を一回転した。
「だめだなぁリディア。そんな未熟な精神じゃまだまだ俺を使役することは出来ないよ」
メラメラと燃える炎の化身イフリートは、リディアと呼んだ少女にダメだしをするとくるっと振り返ってその場から去っていった。
「俺を使いこなすにはもうちょっと精神力を鍛えないとな。あばよ」
リディアはほっぺをぷぅ、と膨らませながらイフリートの去り際の台詞を聞いていた。
「イフリートの、いじわる」
リディアの自慢の髪の毛が所々でチリチリと焦げている。

(絶対にわざとやったんだ。私が未熟だからバカにされたんだ)

だからと言って、リディアはイフリートを責める気にはならなかった。
全ては自分に力がないから。イフリートを御するだけの力を持っていないからしっぺ返しをくらったんだ。
(もっと…、自分に力をつけなきゃ)
誰もいなくなった広場でリディアは一人、精神集中の修行を始めていた。


リディアはいわゆる『召還士』である。
召還士とは異世界に存在する生物=幻獣を呼び寄せ、自分の手足として使役する力を持った人間の事を指す。
リディアはその召還士を多数輩出したミストの村の出身だが、とあることで村を焼き払われ自身の母親をも失ってしまった。
その原因を作った人間、バロンの暗黒騎士セシルに命を助けられたリディアは、最初はセシルのことを怨んでいたものの
自分に親身になって接してくるセシルにいつしか心を開き、彼の旅の手助けをするようになった。
しかしファブールからミシディアへ向う船旅の途中、セシル一行は海上で幻獣リバイアサンと遭遇し、あわれ船は真っ二つになり沈没。
その際リディアは偶然リバイアサンの体に引っかかり、そのままリバイアサンの故郷=幻獣界へと来てしまったのだ。
幻獣界の住民は何百年ぶりにやってきた人間=リディアに最初は奇異の目を向けていたものの、屈託のない彼女の性格と並外れた
召還士としての素質を感じ、すぐに打ち解けていった。
リディアとしては、すぐにでも人間界に戻ってセシルたちの手助けをしたいと思っていたが、ファブールでの戦いで己の非力さを
痛感し、幻獣界の王でもあったリバイアサンにしばしの逗留と修行の許可を申し出ていた。
リバイアサンも自分の不注意でリディアを幻獣界に連れてきた負い目があるので、快くその件を承諾してくれた。
そして現在、リディアは自身の魔力をより高め、より多くの魔法を習得し、より多くの幻獣を召還できるよう修行を続けていたのだ。
魔法のほうは、元々の素質の高さと幻獣たちが親身になって教えてくれたおかげで、白魔法、黒魔法ともに中級ぐらいの魔法を習得する
ことができた。
本来、黒魔法と白魔法は相反するものであり、これを両方とも高いレベルで習得することが出来る自体、リディアの素質の非凡さを
表しているものだった。
が、召還魔法となるとただ魔力が高いだけではいけない。
幻獣を制御するには、幻獣の強大な力に心が当てられてもそれに飲み込まれない精神力が不可欠である。
それが出来ないと、さっきのイフリートのように幻獣は勝手に行動してしまう。
のみならず、最悪の時は未熟な召還で暴走した幻獣に命を奪われることさえあるのだ。
だからこそ、召還士は魔力以上に己の精神力を鍛えることを重要視する。リディアも同年代の人間に比べれば図抜けた精神力を
もってはいたが、『その程度』の精神力ではチョコボ程度しか召還できないのもまた事実であった。

354:Soul Eater
08/05/17 22:27:44 63hu3Yox
自己の精神を平静に保ち、集中して増幅させようと気を落ち着けていたリディアの下半身に、突然何かが触れる感触がした。
「ひゃあっ!」
閉じていた瞳をぱっと開き、リディアは感じた違和感の下に視線を移した。そこには
「へっへー。まだまだ修行が足らないな、リディア」
リディアの肩ぐらいしか身長のない幻獣の子どもが、リディアのお尻を触った手をひらひらさせながらケラケラと笑っていた。
もちろん、子どもといっても年齢はリディアよりはるかに高い。
「~~~~~~っ!なにするのよ!」
サッとお尻を両手で抑え、恥ずかしさからリディアは顔を真っ赤にして幻獣の子どもを睨みつけた。
「ワハハ、怒った怒った~~~」
いたずら好きそうな幻獣の子どもは怒るリディアを尻目にしばらくはしゃいでいたが、突然顔をキッと引き締めると
リディアへ向けて忠告をしてきた。
「リディア、根を詰めるのもいいけれど少しは休んだ方がいいと思うぜ。
リディアはまだまだ子どもなんだから、あんまり無茶すると倒れちゃうよ」
「それは…、わかっている。けれど…」
こうしている間にも、セシルたちがどんな苦労をしているのか。
そう考えるだけでリディアは胸の奥がぎゅっと締め付けられるような感覚に苛まれ、今すぐにでもセシルたちの下へ赴きたい気持ちに
駆られてしまう。
が、今の自分が一緒になったとしても足手まといにしかならない。とにかく一日でも早く数々の魔法、召還術を身につけて
充分に手助けが出来るようにならなければならない。
「あ~ぁ、私の体がもっと大きかったらな…」
まだまだ幼いリディアは、どんなに魔力及び精神力を鍛えたとしてもおのずから限界が発生してしまう。
せめて今より10歳ほど年齢が高ければ、内に込められる魔力も精神力も今の倍以上になるだろうが、こればかりは後10年経たないと
どうにもならない。
「仕方がないじゃないか。人間はいきなり歳をとることなんて出来ないんだから。気長にいこうよ、気長に」
幻獣の子どもはあくまでも気楽そうに話し掛けてくる。時間の概念も寿命も人間とは異なる幻獣だから、一体何年単位での
話を振っているのかは想像が出来ないが。
「なあリディア、俺が大きくなったら俺もリディアの力になってやるよ。それまでに俺を使えるくらいの精神力を身につけろよ」
「なに生意気言ってるのよ。あんたなんかすぐにでも使役できるようになってあげるわよ」
「期待しないで待っているよ。じゃあな」

355:Soul Eater
08/05/17 22:28:45 63hu3Yox
「…はぁ」
リバイアサンから借りている自室に戻った時、リディアは軽いため息をついた。
「なんで、私の体は小さいんだろ」
あの子の前ではつい強がってしまったが、今の自分にはあの子をきちんと使役できるかどうかも分からない。
「はやく…、大人になりたいな」
大人になれば精神力も上がり、より多くの魔法や召還術を実につけることが出来るようになるだろう。
そうすれば、あのローザを攫っていったゴルベーザとだって戦えるようになるはずだ。
ただ問題は、リディアが大人になるまで待っているほど世の時の流れは甘くないということだ。
早くセシルたちのもとに赴かないと力になることは出来ない。しかし、早く赴くと自分が力になることが出来ない。
いっそ体が小さいままでもいい。今すぐにでも強大な幻獣が扱えるくらいの強い精神力が欲しい。
「そんな方法、ないのかな……」
もちろんそんなものあるはずがない。精神力は自己鍛錬によってのみ高まるもので、それ以外の方法で伸ばす術はない。
リディアもそれは承知しており、半ば妄想に近いレベルの願望だった。
が、その時、

『力が、欲しいか』

部屋のどこかから、聞いたことのない声が響いてきた。
「?!誰?」
ギョッとしたリディアは薄暗い部屋の中をキョロキョロと視線を移した。
すると、部屋の片隅にゆらゆらと揺れる影のようなものが立っていた。
それは、全体が赤紫に光る煙のような存在で、かろうじて一部が人間の上半身のような形状をしている。
薄ぼんやりと光る体は、どことなくこの世のものではない存在を感じさせた。
「あなたは…、誰?」
リディアはその超然とした姿に多少の恐れは抱きながらも、侵入者へ声をかけた。
『我が名はゼムスマインド。精神力が存在の力を持ち具現化した存在だ』
発光体=ゼムスマインドは、体を揺らめかせながらリディアの頭の中へ直接声を届けてきた。
『私は精神を司る存在。もし私を使役することが出来れば、お前の精神力は比類なき高みに昇ることが出来るだろう』
「精神を…司る…?」
大抵の幻獣は何かしらの力が具現化した存在である。氷を司るシヴァ、炎を司るイフリート、大地を司るタイタンといった按配だ。
たまに高次の存在が幻獣として位置付けられるのもあるが、そんなものは本当に極稀である。
だが、精神を司る幻獣などとは聞いたことがない。そもそも、その精神とは何の精神を指すのであろうか。
あるいは、誰の精神を意味するのであろうか。
だが、まだ幼いリディアにはその辺を疑問に思うほどの思考力は持っていなかった。
リディアが思ったのは、ゼムスマインドという存在が自分にもたらす益の部分に関することだった。
(精神を高めることが出来る幻獣がいるなんて…。
じゃあもし、この幻獣を使役できることができたらイフリートたちもできるようになるのかしら…?)
『然り。しかも、イフリートどころではない。
お前がその気になれば幻獣王、いや幻獣神ですら従わせることの出来るところまで高めることが出来るようになる』
「えええぇっ?!」
ゼムスマインドの声に、リディアは大きい目をさらに大きく開けて驚いた。
幻獣王と言えば、自分を幻獣界に連れてきたリバイアサンだ。
それのみならず、見たこともない幻獣の神すら自分の召還獣にすることができる!
(そうすれば…、セシルに充分に恩返しすることが出来る!)
まだ見ぬ幻獣神を召還し、ゴルベーザが空の彼方に吹き飛んでいく姿を想像してリディアは目をキラキラと輝かせた。


356:Soul Eater
08/05/17 22:29:43 63hu3Yox
『どうだ?私を使役して見ぬか?』
ゼムスマインドが暗く光る瞳をリディアへ向け、自分との契約を持ちかけてきた。
リディアとしては断る理由がない。
「もち……!」
喜び勇んで契約を結ぼうとしたリディアだが、いざその時というところでピタッと口を閉じてしまった。
「………」
リディアの顔が、見る見るうちに暗く沈んでいく。
『?
どうしたのだ』
ゼムスマインドはリディアの突然の変化に体を光らせながら怪訝な表情(?)をを浮かべた。
「契約したいけど…、私、多分あなたを使役しきれない…」
それはそうだ。リディアが幻獣を使役しきれないのは、元々ある精神力がまだまだ未熟なためだからなのだ。
精神力を高めるゼムスマインドと契約したいのは山々だが、ゼムスマインドを使役できるほどの精神力を現在の
リディアが持っているとは到底考えられない。
「まだチョコボしか召還できない私が、あなたを使いこなせるはずないもの…」
涙声になりそうなリディアだったが、それをなだめるかのようにゼムスマインドは話し掛けてきた。
『心配はいらぬ。お前の未熟な精神力を高めるために私の存在がある。
私と契約したその瞬間に、私の力をお前に与えよう。そうすれば、お前は私と契約が完了するころには
私を使えるだけの精神力をその内に有することとなるだろう』
「えっ?!」
ゼムスマインドの言葉は、リディアにとって闇に光明が射すようなものだった。
ゼムスマインドと契約するだけで、自らの未熟な精神力と関係無しにこの幻獣を扱いきれるだけの精神力を手に入れることが出来る。
そして、そうすれば他の幻獣を御する精神力もこの体に持つことが出来るようになるのだ。
「本当?ほんとに?!」
『然り』
このあまりにうますぎる話に、リディアも疑問を持つべきだった。
何の努力もせず、ただ契約するだけで強大な力が手に入る。そんなことはありはしないというのに。
だが、今のリディアには叶わぬ夢をかなえてくれる存在が目の前に現れたことに対する喜びしかなかった。
もう小さいからってバカにされることもなくなる。きっと幻獣達も大きくなった自分の精神力に舌を巻くことだろう。
(これで、今すぐにセシルたちの力になることが出来る!)
『さあ、私を受け入れるか否か』
ゼムスマインドの問いに対するリディアの答えは一つしかなかった。
「する!私、あなたと契約する!あなたの力を、私に貸して!!」
リディアは満面の笑みを浮かべてゼムスマインドの提案を受け入れた。

『心、得た』

リディアの答えを聞いたゼムスマインドの顔に当たる部分が、一瞬酷く歪んだ気がした。


357:Soul Eater
08/05/17 22:30:43 63hu3Yox
その直後、ゆらゆらとリディアの前でゆらめいていたゼムスマインドが突然ブワッとリディアを包み込むように広がり
リディアへと覆い被さってきた。
「きゃっ!」
あまりに突然のことで全く体を動かすことが出来なかったリディアは、たちまちのうちにゼムスマインドに全身を包まれてしまった。
「ゼ、ゼムスマインドさん!なにをするの?!」
『私は、お前に力を貸すという契約を履行する。そのため、私をお前の中へ注ぎ込む』
ゼムスマインドの体が、リディアの体の穴という穴から中に潜り込まんと試みている。
『私の精神とお前の精神が融合すれば、お前は比類なき精神力をその手にすることが出来る』
「せ、精神を融合……?!」
この言葉にリディアはぞっとした。他者の精神と自分の精神がごちゃまぜになったら、はたして残る精神は一体誰の物なのだろうか。
「やめて!ゼムスマインドさんやめて!恐い、私恐いよ!!」
『恐れることはない。あくまでも人格はリディア、お前のものだ。私はお前の力を手助けする存在に過ぎない』
ゼムスマインドは、リディアの恐怖心を和らげるかのように優しい声で諭してきている。
だからといって、それでリディアの恐れがなくなるわけではない。
「でも、でも……」
『…まあいい。もうすぐそんな気持ちもなくなる』
怯えるリディアに業を煮やしたのか、ゼムスマインドはその体をリディアの中へと埋め始めた。
ずぶずぶと、まるでリディアの中に吸い込まれていくかのようにゼムスマインドの体が次第に収縮していく。
「や、やめっムグゥッ!!」
悲鳴を上げるリディアの口へも、それを塞ぐかのようにゼムスマインドの体が強引に潜り込んでいく。
耳をずるずる這いずる感触。鼻腔を押し広げるような感触。喉が咽るほど飲み込んでいく感触。
未発達の乳腺が強引に広がる感触。全身の汗腺が弄られる感触。
まだ自分すら触れたことのない下腹部に異物が潜り込む感触。本来出て行くものしかないはずの臀部から何かが入り込む感触。
「むぐーっ、むぐーーっ!!!」
今まで体験したこともないおぞましい感触が全身いたるところで発生し、リディアは目をいっぱいに開いてくぐもった
悲鳴をあげつづけた。
(ち、ちがう!これって絶対幻獣との契約じゃない!!)
ゼムスマインドが体の中に入り込むにつれ、全身の痛覚や触覚といったものが麻痺し、頭の中がボーっと霞んできている。
今まで幻獣との契約を行おうとしたときは、自分の精神力では抑え切れない幻獣の精神力がリディアに襲い掛かり
それによって自分の心が弾かれたような感覚が残っていたものだ。
が、このゼムスマインドはまるで自分の精神力を包み込み、心ごと覆い潰そうとしているような感覚を受ける。
このまま続けていったら、自分が本当にどうにかなってしまいそうな恐れを感じさせてしまう。

だが、もう後に引くことは出来ない。
すでにゼムスマインドの体のほとんどはリディアの胎内へと収まり、残った残滓のようなものがリディアの周りを包み込んでいる。
そして、その最後の残りがちゅるっという音を立ててリディアの口から中へと飲み込まれていった。
「あふっ……」
ゼムスマインドの全てを受け入れたリディアは、軽く喉を鳴らした後、かくんと首を折ってベッドに突っ伏した。
時折ビクッ、ビクッと体を振るわせるが完全に意識は失っており、光が消えた瞳は何もない天井をずっと見つめていた。


358:Soul Eater
08/05/17 22:31:43 63hu3Yox



白々と夜が明け始め、窓から差し込む朝日が目に入ったのかリディアはぱちりと目を開いた。
「………?」
(あれ?何で着替えもしないでベッドに入っているんだっけ?)
頭の奥がボーっとして昨日起こったことがよく思い出せない。なにか、とても恐ろしいことが起こったような気がするのだが…
「まあいいや。朝ごはん食べよ」
とりあえず、思い出せないならたいしたことはないのだろうとリディアは部屋の扉を開けて階段を下へと下りていった。

……………

その時、朝日に照らされたリディアの影が一瞬だけだが赤紫に点滅しながらゆらぁりと揺れた。


「………」
朝ごはんを食べてから、いつものように修行のため外に出たリディアだが、何か言い様のない違和感が体の中を走っていた。
「…なんか、たりない……」
リディアの心は今、猛烈な飢餓感に襲われていた。
いや、お腹の中は満杯だ。もうこれ以上は食べられない。
だが、たりない。
体の中の何かが足りない。それを満たしたい。満たされたい。満ち足りたい…
しかし、それがなんなのかがリディアには分からず、それが苛立ちとなって体の中を蝕んでいる。
苛立ちは焦りに繋がり、集中力も途切れがちになってしまう。当然、修行など出来やしない。
「ああもう!なんなの一体!」
自分でも原因がわからない苛立ちに、ついついリディアは大声を上げてしまった。
「あらあら、どうしたのリディアったら大声を上げちゃって」
リディアの後ろから透き通るような声が響いてきた。
くるっと振り返ったリディアの後ろにいたのは、冷気を操る幻獣のシヴァだ。
「シヴァ……」
「そんなに気持ちを苛立たせては何も出来ないわよ。私のように常に気分を落ち着けて……」
つらつらと説教を垂れるシヴァの声が途中で止まった。いや、言葉を失ってしまった。
「………」
リディアのシヴァを見る目が尋常でない輝きを放っている。
シヴァの体から放たれる幻獣としての力、それを感じたリディアの心にありえない考えが浮かんでいた。
(なんで…?私、シヴァの力が分かる。いままで、こんなこと感じたこともなかったのに)
これが、精神力が上回ったという感じなのだろうか。今のリディアになら、シヴァの全てを取り込み、蹂躙できる。
そんな気すらしてきた。
そういえば昨日、誰かが自分に力を貸してくれるとか言った気がしてきた。それが誰かは思い出せないが。
(どうしよう…。私、シヴァが欲しい。シヴァの全てを取り込みたい!シヴァを私の物にしたい!)
リディアの息が次第に興奮から荒くなっていき、顔が真っ赤に紅潮しだしている。
「リ、リディア……?」
様子がおかしいリディアに恐怖を感じたのか、シヴァはじりっとリディアとの間合いを離そうとした。
だが、それよりも早くリディアの手がシヴァの右腕をがっちりと掴んだ。
「ちょ、リディ…」
「シヴァ…、私、シヴァと契約したいの。シヴァを、私の物にしたいの」
シヴァを掴むリディアの手が赤紫色の輝きを放ち始める。その光は、シヴァの腕へと伝播していき、腕から全身に広がっていった。


359:Soul Eater
08/05/17 22:32:46 63hu3Yox
「ああああああっ!!リ、リディア!!」
「ああっ!シヴァの、シヴァの力が私に入ってくる!す、すごいよぉ!!」
リディアの腕を伝って、シヴァの幻獣としての存在の力がリディアに吸い取られていく。シヴァの『意思』そのものが、
リディアの心へ飲み込まれ、混ざり、塗りこめられようとしていた。
「リ リディ …ア ァ…」
やがて、シヴァは全身を赤紫に輝かせると、かくんと意識を失った。
「あぁ…、私の中にシヴァの全てを感じる…。これが幻獣との契約なのね」
もちろん、こんなものが契約なわけがない。召還術は召還士と幻獣、双方の合意の下に行われるものであり
一方通行の、ましてや幻獣の精神を奪い取っての使役など絶対にありえない。
が、リディアの体の中に渦巻く『なにか』が『これが正式な契約だ』とリディアに訴えかけ、納得させていた。
「これであなたは私のもの。私の意のままに従う召還獣になったのよ。ね、シヴァ」
リディアの声に、シヴァは一言も発せずただこくんと首を振った。
「やったぁ!私、ついにチョコボ以外の召還獣を手に入れた……。あれ?」
その時、リディアはさっきより自分の目線が高くなっていることに気がついた。
「…?」
それで、改めてよく自分を見てみると、僅かではあるが自分の体が大きくなっていることに気がついた。
背はほんの少し伸び、胸もちょっとだけ大きくなっている。
「これって…、私大きくなっている?!」
シヴァの精神を取り込んだからだろうか。リディアは明らかに成長をしていた。
おそらく大きくなった精神力に、体があわせるように大きくなったのだろう。
「……すごい!」
このことに、リディアは違和感を感じるどころか体全体に喜びを表していた。
これなら、もっともっと多くの幻獣の精神を取り込んだらさらに凄い幻獣を呼び出すことが出来るし、体もどんどん大きくなる。
もう小さいからってお味噌扱いされずにすむし、セシルも自分のことを保護する対象ではなく女として見てくれるかもしれない。

「こうなったら、もっともっとたくさんの幻獣を手に入れなきゃ!」

そして、幻獣が持つ強大な力をどんどん吸い取って、私のものにしていくの。そして、私は生まれ変わるの。
そうすることで、きっとあの人も喜んでくれるはず…

「シヴァ、イフリートを呼んできてちょうだい」

昨日、散々自分のことを小馬鹿にしたイフリート。
でも、昨日までの私とは違うわ。シヴァを手足のように使役している私を見て、きっとイフリートは驚くに違いない。
そして、その驚きの中でイフリートも吸い尽くしてやるんだ。
イフリートの力を吸い取れば、私の精神と体はもっともっと大きくなれる。
リディアの命令にシヴァは軽く首を動かすと、たちまちのうちにその体を細雪と化して消え去った。


360:Soul Eater
08/05/17 22:33:42 63hu3Yox

「すげえなリディア、あのシヴァを召還獣にするなんて」

その時、リディアの後ろで聞いたことのある声が聞こえた。
シヴァを使役しているところを見られたのか、昨日会った幻獣の子どもがリディアを感心したといった風情で眺めていた。
「昨日までとはまるで違うじゃないか。いや人間って凄いもんだよ。ちょっと見直したよ」
「………」
ぺらぺらと、まるで自分が褒められたかのように明るい声で騒ぐ幻獣の子どもを、リディアは何も言わずじっと見ていた。
「こうなったら、俺ももっともっと力を蓄えて、早くリディアの力になれるようにならないと」
「………」
(力?力になりたい?私の力になりたいの?)
その言葉に、リディアの瞳が妖しく輝いた。
「ねえ、そんなに『私の力』になりたいの?」
「あったりまえだろ?」
リディアの言葉に、幻獣の子どもはさも当然という風に頷いた。リディアがどういう意味で『私の力』と言ったかの語彙も確かめずに。
「そう……」
それを聞いてリディアはクスリと微笑むと、その手を幻獣の子どもの前に突き出した。
「そんなに『私の力』になりたいなら…、今すぐにしてあげる」
「えっ…?」
リディアが何を言っているのか理解できず、あっけにとられている幻獣の子どもの額に、リディアの掌がピタリと添えられた。
「ふふふ…」
その瞬間、リディアの腕が不気味な赤紫の光を灯す。
「えっ、あ………!
ああああああああっ!!!!!」
リディアの腕の光は、たちまちのうちに幻獣の子どもの額を通じて全身に行き渡っていき、それが広がるにつれ子どもの悲鳴も
大きくなっていた。
「リ、リディアァァ…、なに、をぉ……」
「あなた、『私の力』になりたいんでしょ。だから、私の力にしてあげるの。
その体も、心も、命も一滴の残らず私の力に変えてあげる」
全身が赤紫の光に覆われた幻獣の子どもの体は、次第に輪郭を無くし光そのものになってきている。
「リ、ディ、アァ……」
そして最後にリディアの名前を叫んだ後、その体は完全にリディアの中へ吸収されてしまった。
「うふふ。ちっぽけな力だけれどないよりはマシよね」
リディアに、幻獣の子どもの存在すら吸収してしまったことに対する後ろめたさはない。
今はただ、より多くの力を得たい。吸いたい。奪いたい。
ありとあらゆるものを取り込んで、一刻も早く捧げたい。


セシルの邪魔をする悪者を退治するため、セシルの役に立てる力をこの体に宿す。
あの方の邪魔になる存在を喰らいつくし、あの方の役に立てる力をこの体に宿す…

そのために必要な能力を、この手に入れることが出来た。
そのために必要な身体を、この手に入れることが出来た…


「うふふ…、待ちきれないな」
リディアは歳相応の無邪気な微笑みを浮かべながら、シヴァとイフリートの到着を待ち続けた。
その瞳を、赤黒く不気味に光り輝かせながら。


361:Soul Eater
08/05/17 22:34:44 63hu3Yox



「それでは幻獣王様、王妃様。いつまでもお元気で…」
幻獣王の部屋で、リディアは幻獣王リバイアサンと王妃アスラに恭しく頭を下げた。
幻獣王の前に現れたリディアは、もう数日前の子ども子どもしたリディアではなかった。
その身の丈は大人の女性のものとなり、扇情的な衣服を身に着けた全身からは匂い立つような色香を放っている。
人間がこれほど短期間にこんなにも成長することはありえず、いくら人間の世事に疎い幻獣王たちでも疑問を抱かずに入られなかった。
だが、それを口にする前にリディアの体から放たれた赤紫色の光が頭を刺し貫き、その瞬間そのことに関する疑問は
頭の中からさっぱりと消えてなくなっていた。
「幻獣界も少し寂しくなってしまうが…、それがお前の意思ならば止むを得んじゃろう」
「しっかりと頑張りなさい、リディア」
幻獣王も王妃も、どこか呆けた顔で席を立つリディアに激励の言葉を贈りつけていた。


幻獣王の部屋から出たあと、リディアはクスリと微笑んだ。
「フフッ、幻獣王様も王妃様もあっけないものね」
リディアの体の周りにゆらゆらと赤紫色に光るガス状のものが蠢いている。
「さすがに二人いっぺんに吸い尽くすことは出来ないけれど…、ちょっと心を吸うくらいなら同時に出来るわね」
リディアは王と王妃の『自分を見て疑問に思う心』をガス状の『手』で吸い取り、
二人に今の自分の姿が当たり前だと思うように操作していた。
本来なら、時間をかけてでも王も王妃も吸い尽くしたかったのだが、下僕の召還獣が地下世界にいるセシルを見つけたと
報告してきたので状況が変わった。
とにかく早くセシルに会いたい。あって、すっかり女に成長した自分の姿を見てもらうのだ。
(きっと、セシルも私の姿に見惚れるに違いないわ。その時に…)

この『手』でセシルの全てを吸い尽くしてやるんだ。
セシルが持つローザへの想いも、何もかも吸い尽くし私だけのセシルにするの。
王と王妃は、あとでセシルたちと一緒にゆっくり吸ってやればいい。
そうするだけの『力』が、私にはある。

リディアは、自分の周りをたゆたう『手』を愛しげにスリスリと擦った。
このリディアの意のままに動く『手』は、触れたものの精神を蝕み吸収することが出来る。
幻獣の精神を吸い取り続けたリディアが、より効率よく他者の精神を吸い取るために作り出したものだ。
何故こんなことが出来るのか、最初はよくわからなかった。
ただ、『こんなことができる』と心の中で何かが訴えかけていた。
リディアはその心の声に従い、多数の幻獣の精神を吸い続けてきた。
吸えば吸うほどその体に宿す力は大きくなり、心の中の声を聞かずとも、様々なことが出来るようになっていった。
いや、聞かないというよりも心の中の『何か』とリディアの心が一つになっていったというほうが正しいか。
そして、その結果リディアの体はセシルたちと同じくらいまで成長を果たし、多くの幻獣を下僕とすることができた。
ただ、他者の精神を喰らい続けた代償なのか、いつしか白魔法を扱うことができないようになっていた。が、
「そんなの関係ないわ」
他者を癒す。他者を労る。そんな白魔法など使えなくてもいい。
燃やし尽くし、焦がし尽くし、冷やし尽くす。そんな黒魔法が自分にはあっているし、なにより体に馴染む。
「あぁ…、早くセシルと一緒になりたい。セシルを、私のものにしたい…。そうすれば…」
そうすれば…

「ゼムス様もたいそうお喜びになるに違いないわ」

その時リディアの口から飛び出た言葉は、リディアが今まで口にしたこともない名前だった。


362:Soul Eater
08/05/17 22:38:19 63hu3Yox
が、リディアはそのことに何の疑念も抱いていなかった。
確かに以前のリディアはゼムスという存在は知らない。
しかし、ゼムスの思念体であるゼムスマインドがリディアの意思に潜り込み、溶け合い、混ざり合った時に
リディアの心にゼムスという絶対存在が焼き付けられてしまった。
今のリディアはリディアであると同時にゼムスマインドでもある。ただの意思の塊でしかなかったゼムスマインドは
リディアという肉体を得たことで直接的に他者に干渉できる能力を手に入れていた。
「セシルも、ローザも、ヤンも、みんなみんな取り込んで下僕にしてあげる。ゼムス様が青い星を奪い取るための尖兵として
使役される悦びをその体に染み渡らせてあげるわ…」
リディアは周囲に赤黒く光る『手』を纏わり憑かせながら、表面だけは以前と変わらない笑顔を浮かべて
幻界から人間界へと抜ける道をコツコツと一人歩いていった。

「待っててね、私のセシル…」




以上です。本当はもう少し早くできるはずでしたが、流り風邪に罹ってしまい
体調がえらいことになってなってました。
猟血はこれから取り掛かりますので、しばしお待ちください。
では、体調には気をつけて…


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