寝取り・寝取られ総合スレ8at EROPARO
寝取り・寝取られ総合スレ8 - 暇つぶし2ch250:名無しさん@ピンキー
08/05/13 23:45:40 HYYENk0h
これは超期待

251:名無しさん@ピンキー
08/05/14 00:05:52 /MGRLQkQ
郁也がDQN臭いのがちょっと気になる

252:名無しさん@ピンキー
08/05/14 11:26:22 P2Yn0NpJ
>>251
寝取られ男は普通じゃない奴のがいい

253:名無しさん@ピンキー
08/05/14 16:03:35 1aw8NO9Y
梓の人物像が見えてこない…orz
想像力ねーな、俺

254:名無しさん@ピンキー
08/05/14 20:10:33 YrLKux2f
>>253
お前は優しいやつだな

255:名無しさん@ピンキー
08/05/14 23:37:49 P5c6bL/1
>>232
前作も読んできました。
もうなんて言っていいかわからないほど良い…!
鬱になりそうな話の展開に目が離せません。

256: ◆ZtIYUppedA
08/05/15 19:57:30 h6NLATe+
>>221-231の続きです。

前回、2回に分けるとか抜かしてましたが
油断してたら馬鹿みたいな行数になった為、再度2回に分けます。

257: ◆ZtIYUppedA
08/05/15 19:58:19 h6NLATe+
-*-*-
Estranged その2
-*-*-

サクヤは覗き穴の向こうで宿屋の制服の白いブラウスを脱ぎ、
紺色の短めのグレイのスカートを脱いで純白のシルクの下着姿となっていた。
軽く片腕を持ち上げて胸元だけを隠すようにしている。
前髪に軽くウエーブの掛かった漆黒の髪をもう片方の手で直しながら
特に焦る様子もなく、アイスベルクの前でベッドのシーツを直している。

この前を除けば初めてと言っていいサクヤの露になった体を見て思わず奥歯を噛み締めた。
綺麗な体だった。何かを語りかけるような表情豊かな目が印象的な顔立ちに
小麦色に焼けた肌、すらりとした肢体。剥き出しになった白くなめらかな腹。
華奢な身体つきの割りに成長途中である気配が濃厚な胸。
隠そうとする片腕の押し付けるような圧力によって
寧ろ押し上げられているようにすら見えている
体中が今成長途中にあるが故の危うい魅力に満ちていた。

そういえば、と思い出す。
結婚前にと言って俺は一度だけサクヤとキスをした事があった。
ぎゅうと抱きしめた時、サクヤの胸が俺の腹部にあたり、つい「結婚後が楽しみだな」
と呟いてしまいサクヤにいやらしい、と軽く機嫌を損ねられた事。

もう一度サクヤを見る。
下卑た感想だと思いつつも覗き穴から見えるサクヤの後姿を見て思う。
肩に垂れかかる漆黒の艶やかな髪。
身長百六十センチと少しの手足の長いスレンダーな肢体。

「その下着にも慣れたか。」
アイスベルクの低い声が聞こえて思わずそちらの方へ目をやる。
サクヤもベッドを直す手を止めてアイスベルクの方へと向き直った。


258: ◆ZtIYUppedA
08/05/15 19:58:45 h6NLATe+

「俺が買ってやったのさ。」
思わず覗き穴から目を離し、ははは。と笑いながら小さく声を出した隣のハルトの方を向いた。
「な、何をで御座いましょうか。」
そのハルトも片手に酒瓶を抱え、ちらちらと覗き穴を覗きながら忙しく酒瓶をそのまま口に運んでいる。

「下着さ。安物しか持っていないようだったからな。
 俺達の相手をするからには身に付ける物にも気を使えと言って街でシルクのを買ってきてやった。」
最初は受け取らなかったがこれも仕事のうちだと言って渡してやったのさ。
そう言ってまた酒瓶を口に運ぶ。

ハルトの言葉に俺は下を向いた。
その言葉に衝撃を受けていた。
少なくとも、それが偽りであろうとも
サクヤの行為は勇者様達への市民として出来る協力だと、俺はそう考えていた。
サクヤの行為は形を変えたある種の税であろうと思おうとしていた。
街に、王国に住まう者として、勇者様に出来るせめてもの協力。
それは俺だけではない。サクヤもそうであったと思う。
それが、まるきり娼婦の扱いではないか。
物を与え、その代りに体を抱く。
そんな物にサクヤが喜ぶとでも?
そんなものを受けとり、そして身に付けねばならないその行為をサクヤが喜ぶとでも思っているのか。

「ほら、見てみろ。」
とんとんとハルトに肩を叩かれ、俺は覗き穴に目をまた戻した。


259: ◆ZtIYUppedA
08/05/15 19:59:18 h6NLATe+

覗き穴の向こうでは椅子に座ったアイスベルクの前に下着姿のサクヤが跪いていた。
アイスベルクは覗き穴のある壁に平行に椅子を置いて座っており、
こちらからはアイスベルクとサクヤの様子を横から眺めるような形で見えている。
サクヤは酒瓶を両手に持ち、アイスベルクの持つグラスに赤いワインを注いでいた。
もう胸は隠してはおらず、その所為で日に焼けていない真っ白い鎖骨からシルクの白い下着、
そしてなめらかな腹部に到るまでの全てをアイスベルクの目に晒している。

「今日もモンスターどもが何処かへ隠れた所為で5体程度だ。話にならん。」
ワインを一度口に運び、喉を鳴らすと、アイスベルクは吐き捨てるように目の前に立っているサクヤに向って口を開いた

「勇者様、素晴らしい戦果です。それだけこの街を平和にして頂いて、皆、喜びます。」
サクヤが微笑みながらくいと首を持ち上げてアイスベルクの顔を見上げそう答えたその瞬間、
アイスベルクが片足でサクヤの足を蹴った。

「あっ!」
姿勢を崩しながらもサクヤは両手で持っていた酒瓶を片手に持ち替え、片手と両膝を床についてバランスを取った。
酒瓶の中身が床に毀れる。
思わずカっとなり片手を握り締めた。
頭を仰け反らせた瞬間、壁が見えて自分が今隣の部屋にいることを思い出す。

「ふざけるな。馬鹿が。」
「も、申し訳ありません。」
聞いている俺にもわからない、サクヤにも判らないであろうアイスベルクの怒りだが
サクヤはアイスベルクの膝元に跪くと従順に頭を下げていた。

「たった5体で戦果と言えるか。たったの5体で。 雀を追っ払った程度でしかない。
 そんな事はお前も判ってるだろう。
 西にある山脈に巣があるようなんだがいくら狩っても未だに姿を見せん。
 それを掃討しなければモンスターは減らん。」

「それでも、勇者様がいらっしゃる事で、街の人達は安心しています。」
サクヤは床に毀れたワインを拭うと再度膝をそろえて座り、
アイスベルクの顔を見上げながら訴えかけるようにそう言うと薄く笑うようにしてアイスベルクは口を開いた。
「はっ。どうだかな。血塗れになって敵を倒し、怪我を圧してモンスターと向かい合う。
それで一日の戦果が5体だ。いつになったらこの街から出られるのかも判らん。」
笑いながらグラスを煽る。


260: ◆ZtIYUppedA
08/05/15 19:59:48 h6NLATe+

「今まではこうじゃなかった。3人で1週間そこそこもあればモンスターの巣はあらかた掃討できた。
それが此処に来てもう4週間、巣の一つも見つからん。
単発で何匹が狩った所でモンスターなど減る訳がない。
それどころか一人で街の外に行けばハルトのように組織的に襲われ、今日のように準備をして行けば空振りだ。
ここは今までの街とは違う。」

俺ははっと覗き穴から顔を逸らした。
そうだ。噂で聞く限り勇者様の街の滞在期間は長くて1週間といった所だった。
俺はこの規模の街なら3日程度で平和にして下さるはずだと市民達が噂していた事を思い出した。
モンスター狩りは上手くいっていないのか。
壁から目を離し、横にいるハルトの顔を見る。
ハルトもこちらを見ていた。ふん。と鼻を鳴らす。

「あいつの考えすぎだ。モンスターは地域によって特性があるんだ。
攻撃的な奴ら、頭の良い奴ら。狡猾な奴ら。掃討に半年掛かった例もある。
3日で終わることなんざ殆どない。大抵は1ヶ月は掛かる。もっと掛かる事も多い。
噂が一人歩きしているのさ。市民達は俺達に過剰な期待をするからな。」
渋面を作ってハルトは俺に言った。

「それで、この街は…」
「まあ多少は数も多い。それに中々巣が見つからないのも確かだ。手強い方だ。
だが今までで初めてというレベルじゃないな。
ゆっくりと狩っていればそのうち必ず見つけ出せる。退治してみせる。心配するな。
あいつは腕は良いんだが冷静に見えて実際の所攻撃的で辛抱の効かない性質だからな。
こういう展開が苦手なんだ。苛々してるのさ。」
そういって酒を煽るとそんな事よりほら、そろそろだぞと俺の肩を叩く。

そろそろだぞ。か。
壁に目を移すと覗き穴の向こうではアイスベルクの膝元に跪いていたサクヤがゆっくりと立ち上がり、
アイスベルクに近寄っていく所だった。


261: ◆ZtIYUppedA
08/05/15 20:00:19 h6NLATe+

が、もうこの光景には耐えられそうに無かった。
アイスベルクがサクヤの足を蹴った時にはカッとなり、思わず立ち上がりそうになった。
それだけじゃない。サクヤが下着姿で他の男の膝元にいて、何かを話している。
剥き出しになった腹部をアイスベルクに見せながら話をしている。
決して他人に見せないその格好で。
それだけで耐えられそうに無いのに、この先を見ることなど出来るのか?
もう何度も壁を叩きそうになり、その度に耐えているのに。

そこまで考えて、俺は気が付いた。
今まで俺は自室にいてサクヤが階上に行く事だけでも絶えられない苦痛だと思っていた。
今になってみて、それすら現実感を失った妄想でしかなかったのだという事が判る。
今目の前で俺が見ているこの光景は自室で考えていた想像よりもなお数倍も悪かった。
俺は今まで、目を逸らしていただけだったのだ。
サクヤが他の誰かに抱かれているという事に現実感を感じないように
俺は自室で唯一人、逃げていただけだ。

これが現実だった。
この覗き穴の向こう側が。
今まで、勇者様に求められ、サクヤを差し出してから今まで。
俺が目を瞑っていただけで、その現実はこの覗き穴の向こうでずっと起こっていた。
俺が国家に対する忠誠と、勇者様への協力と、払うべき税を払う善良な市民という衣を被って差し出したものが覗き穴の向こうにあった。
サクヤが。
俺と同じように感じ、生きている、しかも俺の唱えた善良な市民の義務というその言葉を信じている、いや信じざるを得なかった俺の許嫁が。

俺は正しかったのか?
ただ、サクヤを騙しているだけではないのか。
絶対に守るべき自分の許嫁を。


262: ◆ZtIYUppedA
08/05/15 20:00:40 h6NLATe+

ハルトを見た。覗き穴に目をあて、酒瓶を抱え込んだ姿のままだらしなく顔を歪ませている。

これが罰か。
何が悪かったのか、そもそも何か悪い行為があったのかすら判らないが、
今のこの状況が俺に与えられた罰なのだろう。
それともモンスターという不可思議な存在を倒す為に市民に与えられた義務か。
モンスターが跋扈するこの王国で何かの役に立てる訳ではなく、無論勇者に敵う訳もなく、
誰にも救われないこの状況でサクヤを要求され、
そしてただ国家に対する忠誠などと形の無い理由で自分の許嫁を差し出した俺への。
義務か、もしくは罰。

覗き穴に目を近づけた。
そこには俺の代りに義務を果たし、罰を受けているサクヤがいた。
俺が選択し、俺が払い、受けるべきだった義務と罰を。
下着姿で勇者様を足元から見上げ、何かを話している。
その両手は勇者様の足元に置かれ、しっかりと握り締められている。
今まで、今日以前にも何度も繰り返されただろう行為。
そして俺は自分に与えられるべき罰をサクヤに渡して、何も出来ずに此処で身勝手な怒りに震えている。

その罰が目の前にあった。
ハルトから貰ったこれは俺へのねぎらいではなく、せめてもの俺への罰だ。
目の前の光景は自室で丸まって、不幸な顔をしていた俺への罰で、
そして俺はせめて彼女が俺の代わりに何を支払い、何を受けているのかを見届けなくてはいけなかった。

263: ◆ZtIYUppedA
08/05/15 20:01:07 h6NLATe+
@@

覗き穴に目を戻すと、アイスベルクが目の前で跪いているサクヤの顎を指先に引っ掛け、
その顔を眺めながらグラスを口に運んでいる所だった。
サクヤは従順にアイスベルクの言うなりに顔を上げ、
アイスベルクが顎に引っ掛けていた指を外してからもアイスベルクを見上げ続けていた。
そしてアイスベルクがワインを飲み終え、グラスをテーブルの上に置くのを待っていたように口を開いた。
「あ、あの、初めても、宜しいですか?」

「お、始まるぞ。見てみろ。ほら。」
ハルトが横で声を弾ませる。

「早くしろ。」
椅子に座った格好のままアイスベルクが冷たい声でサクヤにそう告げると
サクヤは「はい」と答え、アイスベルクの前に膝を進ませた。

サクヤはアイスベルクの足元に再度跪くと長い睫を一度しばたたかせ、
アイスベルクの着ているゆったりとした形のズボンを脱がせ始めた。
アイスベルクはさも当然といった顔つきでサクヤの手の動きに合わせて腰を浮かせている。
サクヤはアイスベルクの動きに合わせる様にズボンを緩め、そして引き下ろすようにしていた。
何度か経験しているのだろう。それはなんだか手馴れつつある手つきにも思えた。

「昨日の事を覚えてるか?。サクヤ。」
「勇者様…そういう事は仰らないで下さい…」
アイスベルクの言葉にサクヤがズボンを脱がせる手を止めないままいやいやと首を振り
「おい、俺は覚えてるかと言ったんだ。」
アイスベルクは今度は頭を小突くように手を振った。
サクヤの光沢のある髪が翻ると、さらさらと垂れ落ちてきた。


264: ◆ZtIYUppedA
08/05/15 20:01:43 h6NLATe+

「もう…勇者様」
サクヤは顔を俯けたまま溜息をついていた。
「覚えているのか、サクヤ。」
「はい、勇者様。サクヤは覚えております。」
覚悟を決めたようにアイスベルクを見上げる。
その目つきは戸惑いと幾分かの媚が含まれていた。
俺の見たことの無い、恐らく女が自分を抱く男にだけ浮かべる媚。

そして、アイスベルクを見上げながらサクヤははっきりとこう言った。
「サクヤを、明日もお呼び下さいますか。と言いました。」

「そうだ、昨日お前は俺にそう言ったな。俺に呼ばれる前にこの部屋に来たのも今日が初めてだ。」
「…昨日、お約束致しましたから。」
「俺がモンスターを倒し、お前がその俺の血の滾りを抑える為にか?」
「…は、はい。それが私のお仕事ですから。」
アイスベルクが又サクヤの顎を指先に引っ掛け、くいと顎を上向かせた。
「…仕事か。覚えているか?
 昨日は俺が明日街の外に行くと言う前にお前はそう言ったんだぞ。明日も呼ぶのか、と。」

アイスベルクがそう言うとサクヤはぐっと顔を俯かせた。
「そ、それは最近は、毎日ですから昨日もそう思って…。」

今日もお呼び下さるのかと、そう確認したのです。と小さく呟くサクヤの言葉に
まあいい。と鼻で笑い、アイスベルクはサクヤに行為を続けるように指先を動かした。
「は、恥ずかしい……そう云う風におっしゃって私をお苛めにならないで下さいっ。」
サクヤがゆっくりとアイスベルクの足を持ち上げ、既に踝まで下げていたズボンを足から抜いていく。

265: ◆ZtIYUppedA
08/05/15 20:02:42 h6NLATe+

そして。
サクヤがアイスベルクの両足からズボンを取り去った後にその時が来た。
一度立ち上がり、アイスベルクのズボンをゆっくりと綺麗に畳むと、
サクヤは再度アイスベルクの膝元、今度は先程よりもアイスベルクに近い位置に
白いシルクの下着姿をゆっくりと下ろして跪いた。

「勇者様、お清めして宜しいですか?」
「ああ。」
アイスベルクの返答を待ってから、
サクヤは椅子の上で反り返るような格好のアイスベルクの股座に顔を寄せていった。

そこまで見てから俺は一度だけ目を閉じて、それから又覗き穴の向こうに目を向けた。

「ん…」
アイスベルクの筋肉の発達した足に阻まれてサクヤの顔は見えなかったが、
サクヤはゆっくりと足の間に顔を沈み込ませていった。

「判るか?一度口の中に入れて大きくなるまで舌だけで綺麗にさせるんだ。
上手いもんだぜ。最初は歯を立てたりしていたけどな。」
「ど、どうして・・・」
俺の言葉にハルトがぐびりと音を立てて酒を煽りながら言った。
「一日モンスターどもと追いかけっこしてりゃぁ汗まみれになるし足に疲れが溜まる。
ああやってまず汗を拭わせると腰から疲れが抜けるって訳だ。
まるで極上の風呂に浸かるみたいな感じだぞ。」
そう言いながらハルトは覗き穴に忙しなく目をやっている。

サクヤは30秒ほどアイスベルクの股座の上で顔をじっと留めていた。
時折床に置いた両手がぴくりと震えるように動いていた。

暫くした後、沈み込ませた時と同じ速度でゆっくりと顔を持ち上げていく。
すると今度は先ほどまではこちらから見えなかった長大な一物がサクヤの口から吐き出されてきたのが見えた。
アイスベルクの股から突き出したそれにぬらぬらとサクヤの唾液がまとわり付いているのが此処からでも見える。

「んっ…」
少し体全体を持ち上げるようにしてアイスベルクの一物の先端の所まで吐き出した後、
サクヤは先端のみを咥えたまま暫くじっとしていた。
顔を持ち上げていた為、今度はゆっくりと舌を動かしているように動くサクヤの喉と
呼吸が苦しいのか、上気したような顔が見えた 。

266: ◆ZtIYUppedA
08/05/15 20:03:25 h6NLATe+

もう一度ぎゅっと目を瞑る。
サクヤ。

10秒ほどそうしてからぽんっと音を立てるようにしてサクヤはアイスベルクの一物から口を離した。
口を離した勢いでアイスベルクの一物がゆっくりと揺れて動く。
先ほどのは雁首に舌を這わせていたのか。その部分が濡れ光っている。
はあ、とサクヤが吐き出した息が白く室内に煙った。

サクヤと婚約する前の話だが、俺は数人の女は知っていた。
半分娼婦のような酒場の女だったが、
しかし口でそれを咥えるなど一度もそのような事をしてもらった事は無かった。
無論宿屋と酒場をやっているのだ。その様な行為があることは知っていたが。
目の前の光景を見ながらサクヤのその行為が
どのような快感をアイスベルクに与えているのかを全く想像できなかった。

「汗臭いか?」
アイスベルクのものから口を離し、一度ゆっくりと息を吐いたサクヤにアイスベルクは声を掛けた。
溜まった唾だろうか、ごくりと喉を鳴らして飲み込んだ後、サクヤはアイスベルクを見上げ
「勇者様が街を守って下さった、そのお味が致します。」
そう答えていた。

「そうか、今日は一日中歩き回っただけのようなものだ。大分汗をかいた。綺麗にしろ。」
アイスベルクの言葉に頷きも首を振りもせずサクヤははい、と答えると当たり前のように立ち上がり、
部屋の入り口近くに既に用意しておいたものであろう、幾枚かのタオルと水差しを手に取った。

タオルに水差しの水を垂らし、今度はアイスベルクの上半身をはだけさせながらその肌を拭っていく。
上半身、更には跪いて両脚とアイスベルクの全身をタオルを幾度か取り替えながら時間を掛けて拭い終えると、
サクヤは立ち上がった。
タオルを置き、一度呼吸を整えるように息を吐く。
そしてアイスベルクに身を寄せて「失礼致します。」と言ってからサクヤは
手元に置いておいた水差しを傾けて口に含むとそのままアイスベルクの顔に覆い被さり、唇を合わせていった。
サクヤの喉がこくこくと動く。

もう一度、目を閉じた。
サクヤがアイスベルクの股座に顔を沈ませたその時よりもショックを受けている自分を認めた。


267: ◆ZtIYUppedA
08/05/15 20:03:54 h6NLATe+

俺は一度だけ、サクヤとキスをしていた。
俺が自室で売り上げの計算をしていて、サクヤが一人、後ろで本を読みながら何か歌を歌っていた。
細かな計算に倦んだ俺がぐぐうっと伸びをしてサクヤと目が合って。
お互い言葉は交わさなかった。
サクヤは本を置いて歌を止め、悪戯っぽく笑った後俺の方に来て、
俺はサクヤにキスしても良いかとも聞かず、
伸び上がってきたサクヤを抱きとめていつの間にかキスをして、
それから2人で何がおかしかったのかも判らずに、ずっと笑った。

サクヤは数秒間そうした後、アイスベルクから唇を離して水差しを床に置いてアイスベルクの膝元に跪いた。
アイスベルクが何度か口を動かすとべっと水をサクヤの跪いている脇の床に吐き出し、
それをサクヤが跪いてタオルで拭っていく。
サクヤは全て拭い終わると、跪いた格好のまま一度肩に掛かったシルクの下着の紐を直すようなしぐさを見せた。

「勇者様、こちらの方もお清めさせて頂いても宜しいですか?」
「ああ。続けろ。」
アイスベルクの頷きに合わせ、サクヤはためらいも無く膝を進めると、股間に顔を寄せていった。
今度は口の中に入れるのではなく、顔をアイスベルクの一物のある位置よりもずっと下に沈めて
ゆっくりと顔を動かしていく。

「ああやって袋の部分から全体を舌でこじる様に舐めてくるんだ。クソ、俺の時より熱心に見えるな。
ああ、クソ俺の時はあんなに下まで舐めて来ないぞ。」
ハルトが横で呟く。

此処からは椅子に座っているアイスベルクの足に隠れてしまい、サクヤの顔までは見えない。
それでも随分と下の方までサクヤが顔を潜らせている事は判った。
アイスベルクはサクヤの動きに合わせて微妙に腰の位置を変え続け、
じっくりと時間を掛けてサクヤにそれをさせている様に思えた。
暫くの間、10分以上の時間をかけてそうした後にサクヤはようやく顔を上げた。


268: ◆ZtIYUppedA
08/05/15 20:05:00 h6NLATe+

「これで綺麗になったか?」
ほう、と息を吐くサクヤを椅子の上から見下ろしながらアイスベルクが口を開いた。
「ん…」
息を整えるように吐き出した後、サクヤはアイスベルクの顔を見上げながらコクンと喉を鳴らして口の中のものを飲み込み、そして恥じ入るように顔を俯けてアイスベルクの問いに答えた。
「い、意地悪を仰らないで下さい、勇者様…」
「何が意地悪だ。」
「勇者様に汚れている所など御座いません。何度も、お伝えしていますのに。」
くくっと喉を鳴らしてアイスベルクが笑う。
「そうか、それは悪かった。じゃあ言葉を変えようか。
お前の仕事の一つである、体を拭う仕事はこれで終わりか?」

サクヤは今度も又、本当に恥ずかしそうに顔を染めた。
俯いたままいやいやと2,3回首を振るとそれから諦めたように顔を上げ、今度はしっかりとアイスベルクの顔を見上げた。
「ま、まだ、終わっておりません。
ゆ、勇者様、ご存知なのにいつもいつもその様な事ばかり仰らないで下さい。」
そう言ってからサクヤはアイスベルクの返答を待つ事無く、今度は素早く顔を上げ、
力強く隆起しているアイスベルクの物に唇を被せた。
そのままゆっくりと唇を被せ、そして飲み込んでゆく。
ゆっくりとアイスベルクの太腿に近づく位まで顔を沈めると、
今度はまた同じ速度でゆっくりと顔を持ち上げていく。

されたことは無くとも、想像は出来た。
先程の口に含むだけの行為ではない、その動き。
サクヤは口とその唇を使ってアイスベルクに対し、性交を模した行為をしているのだ。
無論、このような行為もその意味もアイスベルクやハルトに教え込まれたものに違いなかった。

数回同じような動きを繰り返すと、サクヤは首の動きを速めた。
膝立ちの姿勢で両肘から先を椅子に座ったアイスベルクの両腿の上に乗せて体のバランスを取り、
顔だけを下に向けてアイスベルクのものを口に含み、くっくっと首をうねる様に動かしては上下させる行為を繰り返す。
赤く染まった目元は閉じられていた。

269: ◆ZtIYUppedA
08/05/15 20:05:53 h6NLATe+

暫くしてアイスベルクが椅子の背もたれから体を起こし、
懸命に顔を上下させているサクヤの頭越しに背中に手を回した。
そのまま指で背中の辺りを何度か擦る様に動かすと下着が外れ、
はちきれんばかりの真っ白な美乳がぷるんと勢い良く飛び出す。
「んうっっ」
抗議するかのようにくぐもった声を上げ、それでも顔の動きを止めないサクヤに対して
隆々とした筋肉の張った腕を伸ばし、アイスベルクが露になった胸乳を手のひらで掬うように持ち上げた。
何度か揺するように手を動かした後に先端に指を伸ばしたその瞬間、
アイスベルクの股間で顔を振り続けていたサクヤの首が一瞬、カクンと反り返った。
ぽんと口から一物が飛び出す。
「んあっ……やぁ…そこ…」

いやいやと首を振り、アイスベルクを見上げるサクヤにアイスベルクが冷ややかな声を掛ける。
「どうしたサクヤ。」
「…そこをそうされると、出来なくなってしまいます。」
訴えかけるようにそう言ってからサクヤが唇を開き、またアイスベルクの一物に被せようとしたその瞬間、
又サクヤの体がぶるっと震えた。
「あっ…ああっ…あんっ!」
目を閉じたまま首を上に持ち上げ、抑えきれない様に高い声を上げる。
意図していなかった声なのであろう。真っ白な喉を晒したまま慌てて唇を噛む。
椅子の隙間からアイスベルクの両手がサクヤの乳房を弄んでいる動きが見えた。
その指が先端を弄うような動きをした瞬間、サクヤの体がまたぶるっと震えた。
「どうした?お前の仕事はおしまいか?」
「やぁ…ま、まだいつものお時間は致していません…。勇者様、手を…そんなっ…あっ!ああっ!!」
サクヤが首を前に傾けて一物に唇を被せ、深く顔を沈めようとすると
その度にアイスベルクは乳房の先端を指で弄んでいた。
サクヤはその都度カクンと体を仰け反らせながらも懸命に首を上下に振ろうとしている。

「サクヤは胸が弱いんだ。見てみろ。ほら。」
目の前の淫らな光景にハルトは興奮しきっていた。
ひっきりなしに酒瓶を傾けている。

「っんあっ……勇者様、手を…出来ませんから…もう、あっあっだめっ…ああっ…んっ…」
サクヤは度々中断してはアイスベルクに喘ぐように懇願し、
返答がないのを見ると諦めては又唇を開いてアイスベルクの一物に被せていっていた。
もはやサクヤが首を上下に動かしているその間、
ひっきりなしにアイスベルクの指がサクヤの乳房の先端を弄ぶようになっていた。

270: ◆ZtIYUppedA
08/05/15 20:06:24 h6NLATe+

そのような行為を暫く続けた後、アイスベルクはその悪戯を十分楽しんだのだろう。
片手でサクヤの額を突付き、自分の方に顔を上向かせようとした。

サクヤは一度目のアイスベルクのその行為の時にはアイスベルクの意図に気が付かず、
再度アイスベルクの一物に唇を寄せて行こうとし、
2度目にそうされてようやく気が付いたようにアイスベルクを見上げた。

「もういい。」
アイスベルクを見上げながらその言葉にぼうと暫く考えるようにした後、
サクヤは膝立ちでアイスベルクの両腿に腕を置いて体重を支えて一物に被さるようにしていたその格好から
ぺたんと床に座り込んだ。
上気した顔を一度頷かせ、息を整えるように吐くとそれからもう一度アイスベルクを見上げた。
「勇者様、宜しいのですか?」

経験の無い俺にもサクヤが何を言っているのか判った。
サクヤはなにかをしなくて良いのか?と聞いているのだ。
恐らくその行為の先にあるであろう事を、サクヤは経験しているのだろう。
それをしなくていいのか?とサクヤはアイスベルクに聞いているのだ。


271: ◆ZtIYUppedA
08/05/15 20:07:00 h6NLATe+

アイスベルクはそれには答えず立ち上がると、一歩前に進んで跪いているサクヤの目の前に立った。
「あ…」
顔先に再度隆起した一物を突きつけられた形のサクヤが俯く。
アイスベルクが手を持ち上げ、サクヤの頭に手を置いた。

「まずはここまででいい。お前のおかげで今日の戦闘の汚れは落とせたようだからな。」
その言葉にサクヤが自分の仕事を果たせたように思ったのか、心持ち嬉しそうに俯いた。

「さっき、お前は仕事と言ったな。じゃあサクヤ、お前の仕事をしろ。今度はどうするんだ?」

サクヤは俯いたままアイスベルクの言葉に一度びくりと体を振るわせた。
こちらからは俯いた顔の表情は窺えなかった。
幾度か首を振った後、暫くして覚悟を決めたように顔を上げたサクヤは
「その…」
と一度口ごもるようにそう言うと、アイスベルクの顔を見た。
何も返答がないのを見るとサクヤはアイスベルクの股間に唇を寄せていった。
言葉では言えないから行為で示す。そのような動きだった。
サクヤは力強く隆起したアイスベルクの一物の裏側の一番下の部分に唇を合わせるようにすると、
そこから舌を上に向けて這わせるように首を動かした。

「それがお前の仕事か?」
サクヤが一度縦に首を振った。
「…サクヤに勇者様の血の滾りをお納めさせて下さい。」
覚悟を決めるように一度唇を股間から外しそう言うと、サクヤはアイスベルクを見上げた。

「勇者様…ベッドに…」
サクヤはそれだけを言うと真っ赤に首筋を染めて
今度はアイスベルクから視線を逸らす為のように、ゆっくりと俯いた。

「それでいい。」
「きゃっ」
アイスベルクは膝を曲げて一度屈み込み、
ひょいとサクヤを持ち上げるとそのままベッドの方へと顔を向けた。




272: ◆ZtIYUppedA
08/05/15 20:15:50 h6NLATe+
---

感想ありがとうございます。
残りはおそらく明後日かそこらに。
では。


273:名無しさん@ピンキー
08/05/15 20:58:38 sM4tpFJc
あああっ続きが来た!
サクヤの慣れてきてる様子がなんともいえない。
後半楽しみなような怖いような…。
待ってます。

274:名無しさん@ピンキー
08/05/15 22:15:31 k9A+wFUT
ふぅ、たまんねぇ
続き楽しみにしてます

275:名無しさん@ピンキー
08/05/15 22:27:49 vTb2jw6v
いいなあ。このNTRは最高だ。
オレの性癖にがっぷりよつだよ。

残りの投下も期待して待っています。

276:名無しさん@ピンキー
08/05/16 02:08:22 dcAozkOS
昨日オナってしまったので明日見ようと思う

277:名無しさん@ピンキー
08/05/16 07:01:59 QaQTNXIv
ここまででも最高です、続きを期待してますよ!

本編以外の方も何かありそうな予感…

278:名無しさん@ピンキー
08/05/16 14:03:08 UChZ0QGI
すげぇ文才あるなぁ プロの人かな・・ 期待期待

279:名無しさん@ピンキー
08/05/16 19:27:45 fgQLxiQU
凄いビッグウェーブが来たもんだな。続き期待して待ってるわ。

280: ◆ZtIYUppedA
08/05/16 21:38:36 KOsYfEMf
>>221-231
>>257-271
の続きです。
>>257-271からは一気に投下する予定だったので
合わせて読んで頂くとあれです。あれ。

281: ◆ZtIYUppedA
08/05/16 21:40:07 KOsYfEMf

-*-*-
Estranged その3
-*-*-

アイスベルクはサクヤを横抱きに抱えたままベッドへと上がっていった。
そしてサクヤを自分の腹の上に座らせるように下ろしながら仰向けに寝そべり、
腕を動かしてサクヤの下半身を覆っていた唯一の下着を取り去るとベッドの向こうへと投げ捨てた。
「あっ・・・やっ…」
サクヤは完全な全裸にされた格好でぺたんとアイスベルクの腹の上に座り込んだ。
両足を開き、両腿でアイスベルクの腹をまたぐ様にしてぺたんと座り、
何も身に付けていない下半身をじかにアイスベルクの腹に触れさせていた。
片手で胸を隠し、片腕を仰向けに寝転んでいるアイスベルクの胸に真っ直ぐ突く様にして体のバランスをとっている。

しばらくもぞもぞとその体勢でいた後、
サクヤは覚悟を決めたように一度ぎゅっと目を瞑るとアイスベルクの顔に視線を移し、
それから跨いでいる両腿を動かすようにするとアイスベルクの腹の上だったその位置から徐々に下の方へと座る位置を動かしていった。

それを見た一瞬、俺は思わず壁に手を叩きつけそうになり慌てて手を握った。
サクヤがアイスベルクが挿入しやすいように自らの位置を変えている、そのように見えたのだ。
そして恐らくそれは正解だった。
アイスベルクにそう動けと教え込まれ、そう動く事が当たり前なのだと思っているであろうその動き。
何も言われずともサクヤは自分がそう動くべきだという事を判っているようだった。

282: ◆ZtIYUppedA
08/05/16 21:40:37 KOsYfEMf

アイスベルクの顔を見つめながら徐々に下のほうへと座る位置をずらして行き、
サクヤはある位置で動きを止めた。
胸を隠していた片手を外し、アイスベルクの胸に突いてバランスをとっていた手も外すと
抱きつくように自分の上半身を倒し、アイスベルクの上半身に被せていく。
ぴったりとサクヤとアイスベルクの上半身がくっつく。
その瞬間、アイスベルクがサクヤの肩に両手を置き、ぐっと自分の下腹部の方へとサクヤの体全体を沈めるような動きをさせ、同時に突き上げるように腰を動かした。
「あっ!ああっ!……んっ!…あんっ!」
アイスベルクの行ったわずかなその動きだけであっさりとサクヤは貫かれていた。
貫かれたその瞬間、カクンと顎を突き上げるように仰け反らせると
サクヤは伸ばすように高い声をあげ、暫く喉を震わせるようにしてからがっくりと首を折った。
根元まで完全に貫かれているのだろう。
サクヤとアイスベルクの腰の部分はしっかりとくっついていた。

ベッドの上に上がってからアイスベルクがサクヤを貫くそれまでの動作の間、二人は一言も発しておらず
その事によってサクヤとアイスベルクは幾度もこのような方法で行為を行っているのだと云う事を俺は確信した。
サクヤはこのようにするように、このようにされるようにアイスベルクに何度も教え込まれたのだ。

サクヤを貫いたにも拘らず、アイスベルクはすぐに腰を動かし始めるような様子は見せなかった。
サクヤはアイスベルクにしがみ付く様な格好のまま、衝撃を耐えるように目を強く瞑っていた。
漏れ出る声を抑え込むように歯を食いしばり、
それでもサクヤは2度、3度と声を出す寸前の状態まで口を開き、そしてそれを耐えるように手を握り締めていた。
暫くそうした後、サクヤはゆっくりと握り締めた手を開き、それから顔を持ち上げた。
一度息を吐き、乱れた髪を一度かき上げ
上半身をアイスベルクとぴったりとくっつけさせた格好のまま顔だけを動かし、アイスベルクに唇を合わせていく。

サクヤの喉がこくこくと動き、暫くしてアイスベルクが何かを飲み込むように喉を鳴らした。
サクヤはそれから暫くゆっくりと喉を動かしながらアイスベルクと唇を合わせ続けると
顔をあげて少し上気した顔で息を整えた。
そして3度ほど息を吐くとまたアイスベルクの顔に自分の唇を合わせていく。
サクヤは両足を開きアイスベルクの腰を跨ぐ格好で貫かれ、上半身を預けた格好で
アイスベルクと何度も唇を合わせ続けた。


283: ◆ZtIYUppedA
08/05/16 21:41:11 KOsYfEMf

ベッドに上がって以降、サクヤの動きが変わったように俺は感じていた。
サクヤの言っていた通り相手の体を拭う為の行為からアイスベルクの血の滾りを抑える為の行為に変わったからなのか。
先程のアイスベルクが挿入しやすいように動かすような腹の上での動きだけではない。
今、サクヤは自ら相手の口へ深く舌を差しこむようにしながら
何度もアイスベルクの上で顔をゆっくりと動かしていた。
二人の腰はぴったりとくっついたまま全く動いてはいなかったが、二人が繋がったままでいる事は間違いなく、
その証拠にサクヤは先程から全身を上気させ、汗を滲ませておりその白い肌はてかるように光っていた。

30分程もそうやってサクヤはアイスベルクに貫かれたまま唇だけを従順に合わせ続けている。
俺はぼうと覗き穴に目を当て続けていた。時間が永遠に続くように感じられた。
下から貫かれているサクヤの表情はサクヤ自身の髪と
唇を合わせているアイスベルクの顔に隠れて見えなかった。
俺は一度だけしたサクヤとのキスの時、あの時のうっとりとした顔を思い出し、
そしてサクヤが今、その表情をしていない事だけをただ願っていた。

アイスベルクはようやくサクヤの唇を使ったその奉仕を十分に楽しんだと判断したのか、若しくは飽いたのだろう。
ゆっくりと片腕を動かしぴったりとくっついている二人の上半身の間に手を差し込むと
サクヤの乳房を弄い始めた。
サクヤの胸元にアイスベルクの手が潜り込んだその瞬間、サクヤの顔がまたカクンと跳ね上がった。

「あんっ…勇者様…」
ぴったりとくっついていた上半身を少し起こすようにしてサクヤが小さく喘ぐように声を上げる。
繋がった瞬間を除けば、これがベッドに上がった後、初めてサクヤが上げた声だった。
サクヤが上半身を軽く上げた所為で自由に手を動かせるようになったアイスベルクが
サクヤの乳房を揉み回し始める。
サクヤはアイスベルクの顔に自らの顔を寄せようとする度に乳房を弄われ、
その度に首を振ったり、あるいはがっくりと首を折り、
その結果アイスベルクの喉物や胸元に顔をこすり付けるようにしながら
漏れ出てしまそうになる小さく喘ぐその声を抑えようとしていた。
アイスベルクは手の動きを止めず、サクヤのその様子を薄く笑うような顔で暫く眺めるとゆっくりと口を開いた。


284: ◆ZtIYUppedA
08/05/16 21:41:39 KOsYfEMf

「どうした?何をしているんだ?サクヤ。」
「キスです。勇者様にキスを…あ、ああっ・・・やっ…出来ないですから、勇者様…手、手を」
アイスベルクに顔を付き合わせるように覆い被さったまま、サクヤは自分の乳房を弄っているアイスベルクの手の上に自分の手を守るように置いた。
「乳首が尖りきってるぞ。そら。」
「いや・・・…あ、ああっ!」
乳房の先端を摘むように弄うアイスベルクの指に違うと言うようにサクヤは何度か首を振った。
ざっくりと乱れた髪が揺れる。
暫くして乳房を弄う手は外してはもらえないと悟ったのだろう、
サクヤは覚悟を決めたように自分の手を下ろすと又アイスベルクに顔を寄せていった。
相手の口へ舌を差しこんでは舌を吸わせる様にしてついばむようなそれを繰り返す。
アイスベルクの指に乳房の先端を弄われる度に反応して首を持ち上げてしまうものの、
従順にも又すぐにアイスベルクに唇を合わせていく。

アイスベルクは暫くサクヤの乳房への悪戯を楽しむようにそれを続けた後、
乳房から手を離して両手を下ろすと、サクヤの尻に手を伸ばした。
勇者達の中では細身とはいえ、アイスベルクの体も十分に逞しい筋肉で覆われている。

「動かすぞ。」
それだけを告げるように言うとサクヤの下に仰向けになったまま、
アイスベルクはサクヤの白い尻全体を両手でひょいと持ち上げる様に抱え、それからゆっくりと回すように動かし始めた
瞬間、びくんとサクヤの体全体が痙攣するように仰け反った。
サクヤの口が抑え切れないようにゆっくりと開くと、サクヤは耐え切れないように声を上げた。
「やっ…ああーーっ!あっ!あんっ!ああっ!!あんっ!やあっ!」


285: ◆ZtIYUppedA
08/05/16 21:42:06 KOsYfEMf

隣でハルトがごくりと唾を飲み込む音をさせた。
「入れてからこっち、あいつずっと動かしてなかったからな。こりゃたまらねえぞ。」
呟くように言った。
俺はその瞬間のサクヤの表情の悩ましさに目を奪われており、ハルトの言葉を理解するのが数瞬遅れた。
「え?」
「見てみろ。サクヤの反応を。」

ハルトの言葉に合わせて覗き穴に目を戻す。
サクヤ。
アイスベルクに抱かれているサクヤの顔を。

サクヤは、俺が見たことの無い顔をしていた。戸惑いのような表情もそこには確かにあった、
しかし俺とキスをしたときのうっとりとした顔と似た、しかしそれとも違う表情がそこにあった。
30分に渡ってその膣に男の物を挿入され続け、間違いなく快感を感じているサクヤの顔。
男に全てを掌握され、少なくとも今この瞬間だけは全てをその男に見せざるを得ない女の顔を
サクヤはアイスベルクに見せていた。

「ああっ勇者様、いや!」
アイスベルクは自らは寝そべったまま軽々と両手でサクヤの尻を抱え上げ、
自分の一物を中心として悠々と動かし始めていた。
サクヤは尻を掴まれ、両手をアイスベルクの胸に突いて自らの体を支える格好のまま、狼狽の声をあげた。
アイスベルクに動かされているサクヤの尻だけがあまりにも露骨に動いていて、
その動きが自らが動かしているように感じられてあまりにも恥ずかしいのだろう。
サクヤは既に上気していたその肌に加え首筋までも真っ赤に染めてアイスベルクに懇願した。

「あんっ!ゆ、勇者様!ああ、いやああ…こ、困ります。あんっ!は、恥ずかしいっ…恥ずかしいですっ」
「ここか?サクヤ。ここか?たまらないだろ?はっ。そら。」
アイスベルクは悠々とその両腕でサクヤを思い通りに動かしている。
両腕でがっちりと押さえられ、動かされているサクヤの尻の動きに合わせて
白く、汗に濡れた上半身も同じ動きで動き、乳房がバウンドするように弾む。

「あ、あん、んん!駄目っ!ダメです!」
「そら、サクヤのがトロトロになって絡み付いてきてるぞ。
 ははは。今日はイかせてやる。」
「あん、あっ!あんっ!ああっ!」


286: ◆ZtIYUppedA
08/05/16 21:42:29 KOsYfEMf

最初のうち、アイスベルクは本格的なピストン運動ではなく、
しかしゆっくりとしたタイミングで同じ円形の軌跡を描かせながらサクヤを動かし続けた。
「あんっ!あっ!ああっ・・・酷い・・・恥ずかしい・・・勇者様・・・あんっ!」
「どうだ?サクヤ。言ってみろ。」
「勇者様っ!んっ!あんっ!わ、私、んっ!じ、自分で動けと言うなら動きますからっ!ああ…もう…酷いっ…あっ…あっ!」
サクヤは戸惑うようにその動きに否定の声を上げていたが、
アイスベルクは構わず全く同じ動きを繰り返し続けた。
そしてサクヤは徐々に、明らかに徐々に恥じらいだけではない反応を示し始めていた。

「ああっ…勇者様…恥ずかしいんです…あっあっ…それです…いやっ…あんっ!」
アイスベルクはサクヤの懇願には答えず、一切動きを変えずに
両腕で抱えたサクヤの尻を動かし続けた。

そして数十回もアイスベルクがサクヤの腰を回した後、
ある引き付けたその瞬間にサクヤの中でその何かが明らかに変わったのだろう。
びくんと体全体を震わせるとがっくりと首を前に俯かせ、こらえ切れない様な声をあげた。
「ゆ、勇者様っ!あっ!」

「どうした?」
「あっあっあっあっあっだめっ!」
がっくりと首を折るとぎゅっと目を瞑って、サクヤは抑えられないかのようにその声を漏らしている。
ぎゅんとアイスベルクの胸に突っ張ったサクヤの腕が伸び、
上半身が軽く反ってそれにより抱えられた腰が突き出されるようにくっと前へ動いた。
それを見てアイスベルクはくつと笑った。
ゆっくりと動かしていた円の軌跡に加え、今度はゆっくりとスピードは変えずに時折前後の動きを混ぜる。


287: ◆ZtIYUppedA
08/05/16 21:42:55 KOsYfEMf

「あっあっあっ・・・あっ!それもあっ…いやぁ・・・」
何度目かの前後の動きをしたある瞬間、
更にサクヤがバランスをとる為にアイスベルクの胸に突いていた手がカクンと肘の所で折れた。
俯き、目を瞑ったままぎゅっと手を握り締め、サクヤはアイスベルクの上半身に覆いかぶさっていく。
今度は肘から先全体をアイスベルクの胸に突く形となり、
アイスベルクに両腕で掴まれ、動かされている尻がサクヤのうつ伏せた上半身よりも高い位置で揺さぶられるようになったその格好でサクヤは絞るように声を出した。

「あっ!それだめっ!!駄目ですああっ!あんっ!!あっ!ああっ!!」
サクヤのその様子を見てアイスベルクがしっかりとサクヤの尻を両手で抱えたままゆっくりと円の起動を止め、
今度は前後の動きに変えた。
「ここか?ここだろ?」
そう言いながらアイスベルクは両腕を前後に動かし続けた。
「あっ!!ああっ!!!やっ!あんっ!!」
「そら、締まって来てるぞ。そら。」
「あっ!!ああっ!!!あっああっ…勇者様っだめっダメですっ!」
「そら、イけ、そら。」
「ああっ!いやっ!やあーーーっ!あっ!…ああっ!いやっ!…ンっやんっ!!!
 あっあっあんっあっあんっ!だめえっ!!」

何度かの前後の動きの最後に甲高い声を上げると、
サクヤはアイスベルクの胸に置いて自分の体を支えていた両肘の力を抜き、
汗でぬるぬるとぬめっている体を突っ伏すように下ろしてアイスベルクにしがみ付いた。
それを見てアイスベルクが持ち上げていたサクヤの尻を下ろす。
サクヤがアイスベルクにしがみ付いたままくっくっと幾度か体を震わせた。


288: ◆ZtIYUppedA
08/05/16 21:43:29 KOsYfEMf

アイスベルクは満足げな笑みを浮かべながら
しがみ付いているサクヤの震えが止まるのを待つか、余韻を楽しむようにサクヤの尻を自らの腰に押し付けていた。
しばらくして尻を抱えていた手を顔の上に持ち上げサクヤの髪を掴むと汗に濡れたサクヤの顔をくいと上向かせた。
「いやあ・・・」
サクヤが顔を俯ける。

「まだうねってるぞ。サクヤの中が。」
くつくつと笑いながら言う。

「いやっいやあ…」
「イッたな?サクヤ。イク時はイクと言えと言っただろう。」
「…ん、そんな…んう…あっ!…は、はい。勇者様…も、申し訳ありません。」
「どうして言わなかった?」
サクヤは首を幾度か振った。
そしてアイスベルクの上で未だ貫かれているそのまま、
今度は髪を掴まれた訳ではなく、自分の意思でアイスベルクの方を見上げた。
ゆっくりとした動作で上半身を少しだけ持ち上げ、肩で息を吐く。
荒い息を収めようと幾度かアイスベルクの体の上でサクヤは唾を飲むような仕草をした。
その後ゆっくりと息を吐いてからサクヤは答えた。
「そ、その初めてで判らなくて…」
「何がだ?」
「その、イクというのが…」
はっとアイスベルクは薄く鼻で笑った。
「判ったのかそれで?」

アイスベルクの言葉に暫く目を伏せるようにしてサクヤは答えなかった。
どう答えていいのか判らなかったのだろう。
アイスベルクはその様子のサクヤを見下ろしてくつともう一度笑うと再度先程のように両腕を下ろし、
サクヤの尻を掴んだ。
「きゃっっ!あっ!やあっ!勇者様っ!?んっ!あんっ!いやっ!」
そのままぐいぐいと先程と同じようにサクヤの尻を回す。
「サクヤ、俺の言葉が聞こえなかったのか?」


289: ◆ZtIYUppedA
08/05/16 21:44:04 KOsYfEMf

「ああっ…んっ!ダメです、そんな、まだ…あっ!いや、あ、あっ!あんっ!」
「おい、どうなんだ?」
「あっあっ!それ、んっ!ダメ、んっ!は、恥ずかしいっ!あっ!いや、あっ!」
「どうなんだ?サクヤ?」
「わか、判りました、あっ!」
サクヤがそう答えると、アイスベルクはサクヤの尻の動きを緩めた。
しかし先程とは違い、完全に止めるのではなくゆっくりとうねるように回す動きは継続させ続けていた。
その動きにサクヤが戸惑ったように体を捩じらせる。

「ちゃんと言うんだ。サクヤ。」
「その…これを…あっ…止めて下さりませんか・・・ああっ!!勇者様っ!わっ判りました!
サクヤは、その、イ、イク事を判りましたからっ、んっ!あんっ!」

サクヤはそこまで言うと、睨みつけるようにアイスベルクの顔に視線を移した。
そして懇願するように声を上げる。
「その、勇者、様…その…手を、あっ!あっあっあっもうっ!んっ!」
「どうした?」
「その、止めて頂かないと又…あっ!やあっ!!」


290: ◆ZtIYUppedA
08/05/16 21:44:27 KOsYfEMf

サクヤの言葉を途中まで聞くと、アイスベルクは回すようにしていたサクヤの尻の動きを止め直線的に自分の下腹部に叩き付けた。アイスベルクの一物が一気に根元までサクヤの中に叩き込まれ、それと同時にパシンという濡れた音が響く。
その瞬間、くっとサクヤの顎が軽く持ち上がった。
暫く声が出ないかのように口を開いた後にサクヤは上を見上げるように顎を上げ、
アイスベルクに懇願するかのように声を出した。
「ああ…いやあ、ゆ、勇者様、…お願いです、あの、判りましたからっ…ちゃんと、言いますから!ああ…」
サクヤの言葉を最後まで聞かぬまま、アイスベルクが再度サクヤの尻を持ち上げ、
今度は直線的な上下の動きでサクヤの尻を動かし始めた。
ぴしゃ。と濡れた音が響き、サクヤの尻の下からぬとぬとと濡れた一物が出入りし、
アイスベルクの腹に打ち付けられる度にその濡れた音が響く。
「そんな…待ってください、ああ…っダメ、イク、もう、サクヤはイキそうっ…なんです。
こ、これで、勇者様っもう、もうこれで…止め、っ!あっあんっ!」
何度目かのその動きの後、サクヤの全身がしなるようにぐぐうっと反った。
「ああ、もう、勇者様、サクヤは言いました、だから、あんっ!やっ!あっあっあっあっあっ!」
「イけ、そら、サクヤ、イけ、俺も出してやる。」
アイスベルクがサクヤの尻を両手で持ち上げたままさらに激しく上下運動を続ける。
「ああ、又、もう、あっ!だめ、イキます…勇者様っ!あああ、イク、ん、ああ!だめ。ああっ!」
「いいぞ、イけ。そら。そら!」
サクヤが2度、激しく上体を震わせ、ベッドが軋んだ音を立てた。
「イク、あああ、イキます。もうダメっ!イクッんっ!あっあっあんっ!やっ!!!ああっ!!」

最後にサクヤは仰け反るように何度も体を振るわせ、アイスベルクの上に突っ伏した。
アイスベルクはサクヤを受け止めるように一度動きを止めた後、
叩きつけるようにサクヤの尻を自分の下腹部に打ち付け
幾度か腰を捩るようにしながらその体を数回振るわせた。


291: ◆ZtIYUppedA
08/05/16 21:44:50 KOsYfEMf

@@

覗き穴からはもう、何も見えていなかった。
いや、おかしいのは俺の目の方か。
いつの間にか視線は覗き穴を逸れていて、俺は壁をじっと見詰めていた。
呆然と視線だけがずれてぺたんと俺は座り込み、目の前の壁をじっと見詰めていた。

ぽんと、肩が叩かれ振り返った。

「どうだった?ご主人?」
そのハルトの視線に何らかの違和感を感じ、
胡乱な頭でそれが何かを理解できずにその顔をじっと俺は見返していた。
何が違う?
ハルトは笑っていなかった。
そこに笑顔があり、ハルトが抱えている酒瓶もその格好も今までと同じだったが、ハルトは笑ってはいなかった。

今、真剣に顔を見返してみると
ハルトは貼り付けたような笑顔を浮かべていた。
唇が開かれ、豪快に歯が見えていて垂れた様な目
一見豪快な笑い方に見えて…
でも断じて笑顔ではない何か作られた表情を浮かべながら窺うようにハルトが俺を見ていた。

しばらくハルトの顔を眺めていた。

気が付いている。
急にそう思って、その瞬間背筋がぞっとそそけ立った。

「どうした。ん?ご主人?」
漆黒に塗り潰された感情の無い目だった。
人を見る商売をやっていると偶に見かける戦場から返ってきたばかりの元兵士や
何かから逃げている男特有の一種独特の顔つき。
大地に根を張っていない男の目。


292: ◆ZtIYUppedA
08/05/16 21:45:23 KOsYfEMf

笑っていない。

何故??
何故だ?。
どうして??
ハルトは俺とサクヤの関係に気が付いている。
いや、ハルトだけではないのかも知れない。
もしや、最初から知っていて?
ハルトの顔面に張り付いた笑顔が仮面のように軋むと、笑い声のような高い声がその口から迸った。
穴のように見えるハルトの漆黒の目が顔面の中心からどんどんと広がっていくように感じて顔を逸らした。

「うははは。どうした?ご主人、興 奮 し て しまったのか?
恥ずかしがる事は無い。若いんだから当たり前だろう?」
ハルトの声が虚ろに耳の中に響く。
視野が急速に窄まり、ハルトの漆黒の目に吸い込まれるように視線が引き寄せられる。
前後、高低の区別が付かない、姿勢の制御が出来ないような身の竦む感触。

笑っていない。これは笑顔じゃない。

駄目だ。気が付いている。気が付かれている。
そんな馬鹿な。
いつからだ?いつから、知っていてこの男達は?
知った上で、俺からサクヤを?
もしかして、最初から知っていた上で俺からサクヤを?

「はは、そんなじょ、ご冗談を。さ、私はこれで失礼致します。」
肩に掛かっていたハルトの手を振り落とし、立ち上がった瞬間によろめいた。
壁に手を着く。
よろめきながら歩きドアを開いた瞬間、後ろからハルトに声を掛けられた。


293: ◆ZtIYUppedA
08/05/16 21:45:44 KOsYfEMf

「ご主人、我々はご主人に感謝している。」
振り向かず、体だけを止めた。
後ろからの声は続いた。

「聞け、ご主人。どこの市民も我々を熱狂的に歓迎してはくれるが、ただそれだけだ。
我々はモンスターを殺す事だけを求められ、そして人間に似た何かを殺して廻っている。
毎日毎日な。この王国からモンスターがいなくなるまで、それは続く。
我々は勇者と呼ばれ、それがいつまでもいつまでもいつまでも続いていく。
ご主人。
我々が勇者と呼ばれ、何でも好きなようにでき、何でも得られるとお思いだろう。」

後ろでくつくつと、聞いた事の無い音で何かが笑った。
喉ではない、肺の中から出てきているような笑い声。

「大抵の市民は熱烈に我々を求めはするものの我々に何かを与えようとはしない。
一切、一切与えようとはしない。精々がモンスターを狩る為にどうしても必要な何か。その位だ。
それ以上は一切無い。我々が必要な物は、欲しい物は絶対に与えてはくれん。
ご主人にはわからんだろうがな。」

くつくつ、くつくつと。30過ぎの男が立てる笑い声ではない
子供の立てる抑え切れない笑い声のようにも聞こえる何か。

「我々は獣ではない。我々は勇者と云う名の獣ではない。
我々は人間だ。ご主人らと同じ、何ら変わりのないな。
我々は自らが得たいもののみを要求し、自らは何も手放さず失おうとしないようなものを人間とは見做さない。
そのようなものこそ獣と見做す。 」


294: ◆ZtIYUppedA
08/05/16 21:46:05 KOsYfEMf

「我々は獣の為には働かん。
我々は人間で、我々が信頼する人間、感謝する人間、救いたい人間は、我々と同じ人間なのだからな。
わかるか?ご主人
得たいものを得る為に失うものを許容できるご主人のような、
立派に市民の務めを果たしている人間の為のみに我々は働いているのだ。
我々を勇者等と呼び、自らは何も手放さない人間の為にでは断じてない。
うんざりしている。そういうのにはな。 」

「我々Mutは守るべき市民であり、街であり、国家の為に働く。
判 る か?ご主人
それの為に人間に似たモンスターという名の生き物を殺戮するのだ。
我 々 の 為 に 失 う 事 を 選 択 し た ご 主 人 。
我々は、そのような行為を嬉しく思い、信頼し、ご主人のような市民の為に町を守る。
ご 主 人 が い る か ら 、我 々 は こ の 街 の 為 に 力 を 尽 く す 気 に な れ る の だ よ。」

ハルトの奇怪な笑い声が追いかけてくる。

「…ああ、ご主人。
は や く 階 下 に 下 り た 方 が 良 い な。
サクヤが部屋を出る前に。
いつものように、いつものようにご主人が待っていてあげなくては可哀相だからな。」
まあ、あの様子ではまだまだ時間はあるかもしれん。
アイスベルクはサクヤの今日の反応にいたく満足しているように見えるからな。

後ろからのその言葉には答えずにドアを閉じ、階段に向けて2、3歩歩いた後、
足が萎えたように膝を折り、俺は床にへたり込んだ。



295: ◆ZtIYUppedA
08/05/16 21:46:44 KOsYfEMf

@@

悪意、悪意が。

法とは、税とは市民の義務だ。
国を守るための、我々の住まう王国の権威を保つ為の、
ひいては我々が安全を得るための我々が自ら守るべき義務だ。
為政者に望まれない使われ方をする事もあるとはいえ、
それそのものに悪意などあろう筈が無い。
市民はそれを支払い、それを守り、そして平和な生活を保つ。

俺は子供じゃない。既に独立独歩の人間で、
犯罪、死、陰謀、政治、そんなものとも無縁の人間だ。
法に救われる事はあっても法に虐げられる事など、有りうべくもなかった。
それそのものに悪意があった場合など、想像する事もなかった。

だから税の為に、法の為に、国の為に差し出したのだ。
悪意の為に、何かの不満に対する腹いせの為に使われるために差し出した訳では断じてなかった。

なあ、市民がモンスターに襲われないように国はMutを作ったのだろう?
初めてそれを聞いた時、街に勇者様が来てくれると聞いた時、俺はそれこそ法だと思った。
国は俺を守り、剣は持てずとも俺は俺のやり方で国を守ろうと。

法の下に街は勇者が守ってくれる。
じゃあ、法の下でモンスターに襲われているサクヤは?

初めて朝まで帰ってこなかったサクヤに
過ちを犯し、剣を持たず、正義も法も持たない俺が、何を?

誰にも裁かれない俺に、誰が罰を。







296:名無しさん@ピンキー
08/05/16 21:50:02 ES0nZKJq
素晴らしい

297: ◆ZtIYUppedA
08/05/16 21:50:35 KOsYfEMf
---

感想ありがとうございます。
では。



以下宣伝。
前回の剣等の保管庫です。よろしければ。
URLリンク(uni.lolipop.jp)


298:名無しさん@ピンキー
08/05/16 22:18:19 k+ZPI65G
>>297
超GJ。
エロいNTRSSを読んでいたのに最後にちと考えさせられた。

しかしエロSSには変わり無い。
さて・・・

299:名無しさん@ピンキー
08/05/16 23:36:45 KbR5DDs8
ああ、やっぱり知っていたんですね…。
前半で既に主人公にムカついていたのでこの結末は可哀相だけど仕方ない。
護ってもらえなかったサクヤはもっと可哀相だ。

保管庫読んできます。

300:名無しさん@ピンキー
08/05/16 23:44:57 lmCevopB
欝。
単純なエロではない、読ませるエロSSでした・・・

301:名無しさん@ピンキー
08/05/17 00:07:14 B+z+W++W
GJ
かなり楽しんだわ


>ラインハルト
自己正当化の御託を云々並べ立てる位なら、その契約関係の説明を何故主人にだけ行い公明正大にやらなかった?
説明することで反発受けるのを恐れたからだろう
彼らの関係を知って尚この行為を続け、あまつさえ見せつけ絶望を与えたのは何故だ
自らの嗜虐心を満たすためだろう
守るためのなんの吐かしても、いくら虚飾で飾り立てようとも、結局自らの欲望を満たす獣の行いじゃないか

要は勇者一行死ね

302:名無しさん@ピンキー
08/05/17 01:32:46 33mcFcLy
しかしねだってみるもんだなあ・・・

303:名無しさん@ピンキー
08/05/17 02:09:44 RtYpjQ5w
エロも鬱も素晴らしすぎる
ありがとう

304:名無しさん@ピンキー
08/05/17 02:36:53 FA+Xyg68
うにさんか。
そら上手いわけだわ。
流石だ。

305:名無しさん@ピンキー
08/05/17 03:28:42 7I40ZvrB
そろそろ叩きに入ろうか。
うにさん、絶賛ばかりだけど、どのレスが自演ですか?

306:名無しさん@ピンキー
08/05/17 05:02:29 J8A3F8eQ
GJ―――っ!!!
そして勇者一味死ね―!
氏ねじゃなくて死ね!!
寝取り側に殺意涌いたの久しぶりだ

307:名無しさん@ピンキー
08/05/17 05:04:10 VIly6x7G
勇者なんて人の家の箪笥漁る生き物だしな

308:名無しさん@ピンキー
08/05/17 06:20:23 TI9Po3WK
GJ!!
さて…今の所はサクヤの肉体は堕ちてるようだけど
心はまだとみていいのかな?

309:名無しさん@ピンキー
08/05/17 08:05:27 GD6Bsg3L
>>305
全部。

310:名無しさん@ピンキー
08/05/17 08:26:11 MI1quOgU
GJ! 何ていうかうまくいえんわ シチュといいキャラといい内容といいストライクゾーンど真ん中だ

311:名無しさん@ピンキー
08/05/17 09:56:47 TFl2jpLu
>>308
これでお仕舞いだよ

312:名無しさん@ピンキー
08/05/18 01:26:05 cJQBH+X+
今回は仕舞いだろうけど
全編完結とは書いてないから
希望はあるかも。

主人は怪物に挑めるか否か。

313:名無しさん@ピンキー
08/05/18 01:29:27 HJ3+ihpb
無理だろう。
完全に心が折られてる。
サクヤの方も心を明け渡すのは時間の問題だと思われ。

314:名無しさん@ピンキー
08/05/18 01:32:18 xEyL7QYx
本当にたまには逆襲の展開を見てみたいなぁ
今ならまだサクヤがビッチと思う奴は少ないだろうしいっそのこと逆襲してみてはどうだろうか、と提案してみる

315:名無しさん@ピンキー
08/05/18 02:38:13 EOyrzJQg
逆襲の展開を見たいんならこのスレにいてはいけない気はする

316:名無しさん@ピンキー
08/05/18 03:03:29 cJQBH+X+
逆襲失敗なら、みたいな。

317:名無しさん@ピンキー
08/05/18 03:13:56 T/phvYob
つまり
勇者に立ち向かう→あっさり返り討ち→サクヤが主人公を庇って目の前で犯られる→サクヤ堕ちる
の王道というわけだな

318:名無しさん@ピンキー
08/05/18 03:40:12 TxJ5ND3/
勇者から寝取られた女を寝取るのもいいもんだ。

319:名無しさん@ピンキー
08/05/18 03:43:22 uUiAwXXi
宿屋の主人やサクヤにとっては「勇者もまたモンスターだ」というお話だからなあ。

320: ◆Ho5YUcdhoc
08/05/18 04:48:49 pYsNp0r6
このタイミングで投下してもいい物か…とか思ったり

前回、梓のキャラが分かり辛いというコメントを頂いたので、
主人公との関係という形で追加してみました。
14レスぐらいです、宜しくお願いします

321: ◆Ho5YUcdhoc
08/05/18 04:49:33 pYsNp0r6
1-1.

『今日は寒いからお鍋しよっか。ふふ、独りの時は寂しくて出来なかったの』
3年前、初めて雪の降った日。
梓は薄切り肉や野菜をカゴに放り込んで笑った。
おそらく郁也は返事をしていない。ただぼんやりと梓を眺めていた。
さらさらと揺れる黒髪が、しゃんと伸びた背が、引き締まった脚が眩しかった。
店員も客も、皆が振り返って彼女を見ているのがわかる。
それは単に彼女が美人であるというだけではなく、その凛とした佇まいに格好良さを感じているからに違いない。
郁也は表情にこそ出さなかったが、梓の隣を歩くのを誇らしく思っていた。

       ※

梓は社会人の規範となりうる女性だ。
郁也の勉強を片手間に教えられる教養と、倫理にもとる行為を敢然と戒める正義感、
そして深い慈しみの心を備えていた。

梓と初めて会った日を、郁也は今でも夢に見る。
親を知らず、預けられた親戚の家さえ追われ、路地裏で寝起きしていた頃、
場に不似合いな美女が突然に声を掛けてきた。
『郁也くんね?探したわ』
心に踏み込んでくるようなその笑顔を郁也は怖れ、威嚇した。
彼女―梓の豊かな胸を鷲掴みにしたのだ。
そうされた女性は激昂するか、悲鳴をあげるか、いずれにせよそれ以上関わってこない。
郁也は他人に干渉される事を怖れた。
類稀な美貌を惜しみつつ、嘲るように梓の胸を揉みしだいた。
しかし、すぐに違和感に気付く。

322: ◆Ho5YUcdhoc
08/05/18 04:50:14 pYsNp0r6
公衆の面前で胸を揉まれ、しかし梓には微塵の動揺もなかった。
さらにその胸には硬い下着の感触すらない。
彼女はやわらかな生の乳房をされるがままにしていたのだ。
まるで母性に執着する少年の心を見抜いたかのように。

『柔らかいでしょ』
梓は郁也の手にそっと自分の掌を重ねる。
郁也は無意識に退こうとしたが、梓に強い力で抱きとめられた。
肺を満たす甘い香りと、暖かな柔肉の感触。
しばらくそうしているうち、危うくまどろみかけたのを覚えている。

『……ねえ、私の家に来ない?きみ、独りでしょ』
優しい声。
顔を上げて見た梓の表情は、母親のようで、姉のようで、
そして、郁也よりもずっと幼い子供のようでもあった。

         ※

梓は全てが完璧な女性というわけではない。
郁也は彼女と暮らすうち、それを知る事になった。

彼女は何時間寝ても朝に弱い。郁也が食事を作って呼んでも、ネグリジェを肩までずり下げ、寝癖のついた髪でしばらくぼうっと座りこんでいる。
歌が下手で、郁也がうなされた後に歌ってくれる子守唄はどこかテンポがずれていた。
ただ彼女はいつでも一生懸命で、郁也を最大限の愛をもって育ててくれた。
それは郁也自身が、ぶっきらぼうにではあるが、彼女と“会話をしている”という現状をもって実感することができる。
梓と出会わなければ、郁也は永遠に自分の世界に閉じこもっていただろう。
人に興味を持つ事も、自分を気にかけることもなく。

―なぜ梓は郁也に慈悲を与えようと思ったのか?
それだけが疑問だったが、聞く勇気はなかった。

323: ◆Ho5YUcdhoc
08/05/18 04:51:04 pYsNp0r6

懐かしい夢から覚め、薄暗い部屋へと意識が戻る。
「梓…さん」
郁也は身を起こし、隣に眠る女性を見下ろす。
赤子のような無垢な寝顔がすぅすぅと寝息を立てている。
上下する豊かな乳房はネグリジェの生地をめいっぱいに押し上げていた。
「んん…」
彼女は寝返りを打ち、毛のひとつもないすべすべとした足を組みかえる。
薄桃に色づきながらも雪より眩い脚。

 ぞくっとした。
梓はあまりに無防備だ、その艶めかしさは年頃の少年に見せるものではない。
「はっ…はぁ…っ!!」
郁也はこめかみに流れる汗を感じながら、そっとネグリジェの腰の部分を摘んだ。
いつも以上に興奮しすぎている。
梓が如何わしい仕事をしているなどどいう下らない噂のためか。
それともただ、思春期のとめどない滾りが今この瞬間に溢れただけなのか。
さら…と絹の生地が音を立てる。
梓の傷ひとつない綺麗な膝頭が覗く。
もう少しで腿が見える。さらに上げれば、彼女の下着までが顕わになる。
下着。彼女が留守の間、こっそりと箪笥を漁って自慰に使った事がある。
華美なものは少なかったが、清楚な梓のイメージにぴったりだった。

そしてその下着をとれば、美しい彼女の秘部が覗くのだ。
(梓さんの…あそこ……?)
郁也は小さな息の塊を吐き出した。心臓が軋む。
毛は薄いのだろうか、それを掻き分けた先にあるという女の部分はどんな風だろう。
邪な妄想が頭をぐるぐると巡りはじめる。

324: ◆Ho5YUcdhoc
08/05/18 04:51:40 pYsNp0r6
しかし、彼はふとネグリジェを捲る手を止めた。
「…ッ駄目だ…!!」
彼は興奮に震えながら手を離す。飢えた獣のような自分に吐き気を覚えた。

惚れているのは確かだ。
思うままに嬲りたいと思ったのは一度や二度ではない。
夢の中では梓と自分の身体を鎖で結わえつけ、いつまでともなく貫いた。
しかし、それはあくまで妄想だ。
梓は引き締まりながらも女の魅力に満ちた身体の持ち主、である以前に、
他愛のない話をしながらコーヒーを飲み、のんびりとした時間を共有する相手だ。
それを壊すことはしたくない。

「……郁也、くん…?」
かけられた声にはっと我に返ると、梓がとろんとした瞳で郁也を見あげていた。
しばらく目線が固まり、やがてくすくすと笑い出す。
「もう、またヘンな寝癖…とか言うんでしょ」
頭を撫でつけながらはにかむ顔は、寒気がするほど色っぽい。
郁也もすぐに笑い返す。
そのまま夜にならず、ずっと同じ時間が続くことを夢想する。

しかし数時間の後、梓はいつもと変わらぬ笑みで家を去った。
昨日も一昨日も、彼女がずっとそうであったように。

325: ◆Ho5YUcdhoc
08/05/18 04:52:18 pYsNp0r6
1-2.

「予約が一杯って…そんな、俺のほうが早かっただろ!」
特殊浴場のロビーで郁也は黒服に突っかかった。
あらかじめ取っておいた梓の予約が、他の予約で埋められたというのだ。
「うるせぇ、安い金しか払わねぇガキがグダグダ抜かすな!!」
黒服はロビーの壁へと郁也を突き飛ばす。
郁也はその暴虐性と、その世界に梓がいるという不信感に目を剥いた。
しかし、なおも食い下がる。
自分の最愛の女性が身体を売っているかもしれないのだ。
今さら確かめずに帰れるわけがない。
「てめえ、いい加減に…」
「何の騒ぎ?邪魔だなぁ」
郁也を締め上げる黒服の後ろから、静かな声が響く。

声の主は郁也と変わらない歳の少年だった。
線の細い少年。病的なほどに白い肌をしている。
「菅波様!…失礼しました。どうぞ」
黒服は突如表情を変え、その少年に部屋を示す。
それも覗き見部屋ではない、梓の待つ実際のプレイルームへ、だ。
(こいつが、梓さんの相手だと…!?)
郁也は目を疑った。

326: ◆Ho5YUcdhoc
08/05/18 04:53:21 pYsNp0r6
自分と変わらぬ歳、苦労を知らなさそうなただの子供が、
なぜそのような高待遇を受けられるのか。
「おいガキ、誰睨んでやがんだ!!」
黒服が突然、郁也の頬を張った。少年を凝視していたからだろう。
「がっ!!」
よろめく郁也を少年の目が追いかける。
「…彼は?」
「は、アズサ嬢の覗き見コースを執拗に要望しておりまして、
他のお得意の予約で埋まっているので無理だと申したのですが…」
男の蔑むような説明に、郁也は唇を噛んで俯く。
少年はふーんと呟いた後、意外な提案を発した。

「じゃあ、覗きなんてせずに直に見るか」
郁也は、最初その意味がわからなかった。
「だから、俺がアズサとヤるのを近くで見せてやるってんだよ。
構わねぇよな?」
少年は微笑みながらも苛立たしげに続け、黒服にも了承を得た。
「はい、菅波様のご要望という事でしたら」
黒服は先ほどと態度を一変させて静かに頷く。
「あ…!」
郁也は少年の意図を理解し、次にそれはまずいと悟った。
そうすると梓と直に鉢合わせすることになる。

「あ…有難いけどさ、その、直接対面するのは困るんだ!」
郁也は慌てふためいて言った。
少年は郁也を訝しげに眺めたが、すぐに破顔する。

327: ◆Ho5YUcdhoc
08/05/18 04:54:05 pYsNp0r6
「ははははは!そうか、お前もアズサに惚れてるクチかよ!
確かにすげぇ別嬪だしな。…けど、あれも女だぜ?」
少年はまるで屈託のない表情で郁也の肩を叩く。
そこには何の悪意もない。
しかしその言葉は郁也の頭をがんと打った。
 ―あれも女だぜ?

「あ、あんた、その、梓さんと…したのか?」
「ん…?ああ。」
少年の答えは呆気なく、それが特異な事ではないと雄弁に物語る。
「お前みたいな初心に言っても嫌味っぽいしな。って、お前じゃあれだな、名前は?
俺は菅波光太郎、これでヤクザの跡取りだ。親父はもう捕まってるけどな」
光太郎と名乗った少年は手を差し出した。
まるでヤクザ関係には見えないが、嘘にしては不自然すぎる。
「…郁也だ。」
郁也と光太郎、2人の少年は手を握り合う。
(むかつくけど、社交的で意外といいやつ……)
郁也は一瞬気を許しかけ、相手の目を見て凍りついた。

光太郎の黒い瞳孔は、郁也を“捉えて”はいるが“見て”いない。
この握手は先に和睦を求めたという、彼の親交上の優位を刷り込む「儀式」だ。
「…塩梅良くやろうぜ、郁也君。」
光太郎は凄みのある笑みを浮かべて歩き出した。梓の待つ部屋へ。
その肌は幽鬼のように青白く、細い身体は骸のようだった。

328: ◆Ho5YUcdhoc
08/05/18 04:54:32 pYsNp0r6
1-3.

光太郎がホテルの部屋に入ってから30分は経っただろうか。
「入っていいぞ」
許しを得て郁也が入った個室には、隠微な光景が展開されていた。
蜂蜜色の灯りで照らされた八畳に浴室がひとつ、寝台がひとつ。
その寝台の上に、尻を抱えるような格好で一人の女性が這いつくばっていた。

漆のような黒髪は花の髪飾りで留められ、シーツの上に細い束を流している。
桃色の着物を纏ってはいるが、帯は完全にほどかれて背にかかり、
着物は腰に絡みつくのみで、女性の肩と下半身の白肌は晒されるままになっている。

郁也は突き出された臀部の下、わずかに覗く朱色の秘裂に目を奪われた。
初めて目にしたそこは、本やビデオで見たどんなものより鮮やかだ。
よほど丹念に嬲られたのだろう、慎ましい割れ目からは透明な筋が零れ、
太腿をつたってシーツに染みを作っている。

安産を思わせる大きな臀部、むっちりと肉が乗りながらも形良く引き締まった腿。
そして今こちらを向かんとしている美しい顔…。
見覚えがあった。今朝も見つめ、唾を呑んだ。

寝台に這って尻を突き出すその女性は、紛れもなく梓だ。

329: ◆Ho5YUcdhoc
08/05/18 04:55:09 pYsNp0r6
「だ、だれ…?」
梓の声で疑問が投げられる。
その目は確かに硬直した郁也を向いているが、認識してはいないようだ。
「ゲストだ。アズサのセックスを見たくて見たくてしょうがないってさ」
光太郎が壁に寄りかかり、酒をくらいながら言った。
未成年ながら飲酒が実に様になっている。
光太郎は郁也に向けて言った。
「安心しな、見えちゃいない。色つきのコンタクトを入れてあるんだ。
全く見えない訳でもないらしいが、せいぜい輪郭が分かる程度だろ」
部屋の主たる彼は酒瓶を無造作に置いて寝台に上る。

「アズサはな、目隠ししてのプレイがお気に入りなんだ。
素の状態だと中々濡れてくれないんだが、視界を遮ってやると、ほら」
光太郎はそう言い、二本指を梓の肉のあわいへと沈み込ませた。
中で指を蠢かすと、すぐに梓から鼻にかかった吐息が漏れ始める。
「ああ、ああ、っあ…」
思わず腰を落としかける梓に、光太郎が押さえておけと一喝すると、
彼女はさらに脚をひらき、片手で尻肉を掴んで持ち上げた。
ぬるみに覆われた花弁がよりはっきりと目に映る。
光太郎の指がその割れ目に出入りし、それに合わせてくちゃくちゃと音がする。

「今日はまたずいぶんと機嫌がいいな、もう中がヌルヌルだ。
彼氏におはようのキスでもされたのか?」
「そんな、か、彼氏なんて…、いない……っ…!」
光太郎にいやらしく囁かれ、梓は赤面して首を振る。

郁也は心にちくりと走る痛みを感じた。

330: ◆Ho5YUcdhoc
08/05/18 04:55:48 pYsNp0r6
「あ、あ、あ、あっ…!」
光太郎の指で蜜壷をこねるようにかき回され、梓は小さく断続的に声を上げた。
とろっとろっと指を通じて透明な雫が溢れ出ていく。
「今日は本当に調子いいじゃねぇか。よし、まずはこのままイかせてやる」
光太郎はそう宣言すると這ったままの梓の背に覆いかぶさり、ゆさゆさと揺れる乳房を掴む。
「相変わらず柔らかくていい胸だ。女とやるときはコレ位なくちゃ物足りねぇ」
光太郎は背後から梓の乳房を揉みしだきながら語った。
3年も前に一度だけ、それを味わった郁也は何度か手を握って、開く。
しかし、あの感触が思い出せない。

「見てろ。今に憧れのアズサも、ただの女でしかないってのが分かるからな。
シゴきたけりゃ別にいいぜ?どうせ壁の向こうじゃ覗き野郎が抜き放題さ」
光太郎が郁也を振り返って言った。

彼は梓に背後から抱きつき、柔らかな乳房を手のひらの中で自在に変形させ、
白いうなじに吸い付き、また露の溢れる秘唇を弄くり回した。
それら全てに梓の身体は敏感な反応を示す。
仕方のない事かもしれない、と郁也は思った。
光太郎は明らかに女の扱いに慣れている。
肌への舌の這わせ方、乳房を揉みあげて乳首へと到る手筋、
反応の隙をついて陰核を撫でたり肛門を突いたりしながら、
小憎らしいほど丹念に、大胆に女の泣き所を責め抜く余裕振り。

視界を閉ざされた光のない世界で徹底的に急所を嬲られてはたまらないだろう。
そう頭では理解していた。
しかしその一方で、ぶつけようのない憤りが郁也の膝を笑わせる。

331: ◆Ho5YUcdhoc
08/05/18 04:56:43 pYsNp0r6
「くっ…!う、ううっ、あ、あ、ううっ!!」
梓は必死に耐えていた。
腰を突き出したままの格好で上下させ、足の指を曲げては伸ばし、
尻肉を拡げていない支えの手でシーツを握りしめて。
「いやに耐えるな、覗かれてるのはいつもの事だろ。
まだ間近で見られるのが恥ずかしい…なんていう気か?」
光太郎は梓の身体を抱き寄せながら囁いた。
表情は冷静だが内心気に触ったのか、室内に響く音のトーンが早くなる。

ぬちゃっにちゃぬちゃっぬちゃっくちゃっ…

つられる様に梓の息遣いも早まっていき、室内が異様な熱気に包まれる。
(……くそっ!!!)
郁也はその情景に怒りながら、それでも情けなくズボンを押し上げる逸物を取り出した。
感情とは無関係に、扱かなければ耐えられない自分が恨めしい。
ぬちゃぬちゃとなる水音を聞きながら、今までの人生でもっとも雄雄しく猛った逸物を扱く。

「見ろよ」
光太郎の声のする方を見ると、彼は梓の秘裂から指を抜き去った。
「清楚なアズサ嬢も、性的な興奮でこんなに濡れるんだぜ」
彼は笑いながら梓の秘部を指で開く。
「い、いや…!!」
梓は這ったまま、シーツに顔を埋めた。
その慎ましかった割れ目は今や華の様に咲き、甘酸っぱい香を漂わせている。
郁也はひくつく女の器官に目が釘漬けになった。
 ―あれも女なんだぜ?
光太郎の言葉が頭に響く。

332: ◆Ho5YUcdhoc
08/05/18 04:57:27 pYsNp0r6
光太郎の指は小豆のような大きさに膨れた肉芽を捉える。
梓がひっと声を上げた。
「ほら、お前に憧れてる純粋なファンだ。本性を見せてやれ」
光太郎は慣れた手つきで肉芽を上下に擦り、円を描くようにして包皮を剥いていく。
「くっ!」
剥かれた肉芽を撫でられた瞬間、梓は健気にも歯を喰いしばった。
しかし本格的に秘部へ指が這いまわると、あ、あ、あ、あと意思とは無関係に叫ぶような嬌声を上げ始める。
支えの足はぶるぶると震え、秘裂はもちろん小さなアヌスまでがひくつくのが見える。
自分の憧れだった女性が極まっていく様を、郁也は愚息を慰めながら見つめた。

郁也くん。
甘えるような響きで自分を呼ぶ、美しい女性が脳裏に浮かんで、消える。

光太郎は常に何かしら梓へと辱めの言葉を呟いていたが、彼女の限界が近いと見るや
口をつぐんで陰核と膣の入り口をこりこりと責め立てた。

秘裂からぽたぽたと雫が零れるのが見え、声がやんだ瞬間、梓は身体を大きく震わせる。
「あ、あーーーーっ!!!……」
溜め息のように長い叫びの後、彼女の身体はぐったりと力を失った。
秘部は充血し、若草の茂みは露にまみれ、太腿はてらてらと艶にまみれている。
梓ははぁはぁと荒い息を立てて余韻に浸っていた。
頬を布団に預けたまま、その視線は虚空をみつめている。
コンタクトがなくとも、今のその瞳には何も映ってはいないだろう。

梓は紛れもなく本気で女を濡らし、今際の時を迎えたのだ。

333: ◆Ho5YUcdhoc
08/05/18 04:57:59 pYsNp0r6
1-4.

「やっと逝ったか」
光太郎は指を抜き取って笑い、呆けたように座り込んだ郁也を覗き込んだ。
「おら、これがお前の憧れた女の本性さ。堪能しな」
粘液に濡れ光る指を、郁也の顔に塗りたくる。
郁也はそれを遠い意識で感じながら、噎せ返るような女の匂いだけはしっかりと知覚していた。
思考が停止している。
胸のむかつきや煮えくり返りそうな憤りは常にあるが、それが誰に向けてのものかが解らない。
自分と梓を蔑む光太郎に?何も出来ない自分自身に?それともまさか、結局光太郎の命に寄り添った梓に?

郁也は、いつのまにか白い精を噴出していた愚息を再び扱き始めた。
射精後の鈍い痛みが響く。
ぼやけた視界では、光太郎が服を脱ぎ去って細い身体を晒していた。
身体は貧相だが、股間の物は郁也より二周りは太く、長い。

「いや…逝ったばっかりはやめて…」
「ふん、風俗嬢が何甘えた事言ってやがる。教育し直されてぇか」
言い争うような声に続き、空気の漏れるような妙な音が聞こえる。
2人が同時に吐いた息から、それが挿入の瞬間だとわかった。

334: ◆Ho5YUcdhoc
08/05/18 05:00:14 pYsNp0r6
「ううっ…!くそ、相変わらず気持ちいいな。挿れただけで出ちまいそうだっ…」
光太郎がそれまでの冷静さから一変してうめく。
後背位で奥深くまで挿入した格好のまま、梓の腰を掴んで何かに耐えていた。
挿入された梓の方もああと鳴いたあと、首をゆっくりと左右に振りながら肉壁の強烈な密着感を噛みしめているようだった。
2人は繋がったまま、腰を擦りつける様にしながらうめいていた。
見た目には何ということはないが、そこに梓と光太郎にしかわからない凄まじい快感がある。郁也はそれを2人の表情から感じ取っていた。
「動くぞ、梓。動くぞ!!」
光太郎が細い身体を梓の肉感的な肢体から引き剥がしていく。
ぬちゃり…と音でもしそうなほどの汗と熱気が満ちていた。

ピストンが始まり、梓は吐息に混じって明らかな喘ぎを漏らしはじめた。
視界が利かず、大勢に見られ、男の手であらかじめ秘所を暖められての剛直の抽迭。

 ずりゅっ…ずりゅっ……
2人の結合部から絶望的なほど生々しい肉の音がする。
挿入時よりさらに大きさを増した光太郎の怒張が抜け出るたび、白い飛沫が撒き散らされる。それはあの梓の体液だ。
何度も何度も夢想した梓との性交、その様が目の前に広がっている。
それなのに、何と虚しいことだろう。

『郁也くん、眠れないの?…ふふ、唄ってあげるからもう一度お休み。
……へ、下手だけど我慢してね。あ、あー…・・』

優しくて、綺麗で、暖かくて、柔らかくて、いい匂いの梓さん。
肌の色は同じだけど、声は同じだけど、『あれ』は違う女性だ。
鍛えられた白い腿に腰を打ちつけられて震えたりしない。
たゆむ乳房を後ろから揉まれて身を捩ったりしない。
首を振ってよがったりしない。焦らされて腰をうねらせたりしない。

  奥まで突かれながら、子供みたいに泣いたり…しない。

                ― 続 ―


335:名無しさん@ピンキー
08/05/18 13:12:28 Q1k4+g6M
寝取られといえば年上だよなあ。年下や幼馴染は見てられない

336:名無しさん@ピンキー
08/05/18 14:11:54 Da5ACDx6
つまらんし長い。空気嫁と言わざるを得ない

337:名無しさん@ピンキー
08/05/18 16:45:25 H8RRARNZ
年上の寝取られとか最高だな
それが立派な女性であればあるほど鬱度が増すぜ
GJ!

338:名無しさん@ピンキー
08/05/18 17:54:04 +vYrN00Z
残念だがつまらない。

厳しい批評も必要。これから頑張って成長してくれ。

339:名無しさん@ピンキー
08/05/18 18:27:13 Xm6afAAT
>>336
空気嫁

340:名無しさん@ピンキー
08/05/18 19:07:43 CKUuuzI4
>>338
成長を促す批評のつもりなら、「どこがどうだから(個人的に)つまらない」と言ってあげないと無意味。



341:名無しさん@ピンキー
08/05/18 19:10:36 9QkkTxj8
>>338
批評と言うならどこが悪いか具体的に指摘してやれよ。
じゃなきゃ成長できないだろw

342:名無しさん@ピンキー
08/05/18 19:16:49 SXLCshc/
>>334
GJ
光太郎が壊れそうな感じがいい
続き期待してます

343:名無しさん@ピンキー
08/05/18 21:33:14 v35jniCz
>>107
ミハルの方見たかったな・・・

344: ◆Ho5YUcdhoc
08/05/18 23:09:18 pYsNp0r6
空気を読まずすみませんでした。
続きを期待してくださる方には申し訳ありませんが、
読み直して自分が未熟だと感じたため、一旦ここで打ち切って失礼したいと思います。
各種ご意見有難うございましたノ

345:名無しさん@ピンキー
08/05/18 23:18:14 uf+Qpbxr
そりゃ、せっかく書いたのに、つまらんとか言われたらやる気なくすよなw


346:名無しさん@ピンキー
08/05/18 23:25:18 8EorknAp
>>344
いちいち気にすんなよ・・・
長文書ける人間は貴重なんだからさ・・・

ただ一つ言えるとすると「こんな親しい人が寝取られた。悔しい、でもry」っていう何かが必要なんだよなあ。

347:名無しさん@ピンキー
08/05/19 00:31:04 TGm/qych
>>344
まずは描いて完結しなされ。地力は十分ある。自信を持って。

平生とのギャップにやるせなさを覚えるのも、勃起を抑えられないのも十分好みだ。
足らないとすれば激しさかも知れない。
行為の激しさやそれを見るコトによる感情の激しさ……
何にせよ、色々読んで色々描かねば上達もないので、続き待ってるよ。

348:名無しさん@ピンキー
08/05/19 01:01:17 vhv0kbhW
今のこのスレで続けろというのはちと酷ではないかい?
時期的にどうしても前の剣と比べられるし、心無いレスも多い。
>>344は文章力はある程度完成されてるようだし、成長というより書くって事をまったり楽しんで欲しいよ

349:名無しさん@ピンキー
08/05/19 01:13:43 6fKJcN+B
あの文章が完成されてるとかネタすぎ。どう見ても言葉聞き齧った厨二だろ。

350:名無しさん@ピンキー
08/05/19 02:59:58 l+ixyUpp
別に厨二でも良いじゃないか
だって小説を書いてくれるんだから

351:名無しさん@ピンキー
08/05/19 03:01:05 l+ixyUpp
追記
書いてくれる人は書かない人より万倍偉い

352:名無しさん@ピンキー
08/05/19 05:18:05 dLJ2qugn
ていうか文章は悪くないが、今のところ寝取り物って感じがしない
坊々には金取ってやらせてやってるだけで、郁也には学費まで払ってるんだから
梓は郁也に尽くしてるだけだろ

353:名無しさん@ピンキー
08/05/19 07:25:38 RZ+1fQ6A
うん、文章はうまいと思う。読みやすいし。
ただ設定がいまいちなのかな?
NTRって相思相愛(恋人とか婚約者、人妻)で寝取られってことだと思ってるから
片想い(憧れ)の相手がやってるのを見てるだけってのはちょっと違うような…
あとヤクザの息子じゃなくて親父の方がよかったかも。
一気に嘘くさくなってしまった。

354:名無しさん@ピンキー
08/05/19 09:37:18 OEgYYn1B
シチュが合わないって好みの問題じゃないか

355:名無しさん@ピンキー
08/05/19 10:01:28 zYgUok1I
ここに投稿する某人に影響され過ぎじゃないかと最近思う

356:名無しさん@ピンキー
08/05/19 11:36:15 5sp4rgfa
巨乳小学生スレにもいつのまにか回想系NTRSSがきてるな

357:名無しさん@ピンキー
08/05/19 11:49:56 zToOL8jH
>>343
最近かきやー氏のファンになった身として激しく同意しとこう
ってことで再UP希望!だれかくださいください

358:名無しさん@ピンキー
08/05/19 12:19:23 AlGjI9mK
>>357
URLリンク(www9.uploader.jp)
p:ntr

また何か書いてくれないかなあ

359:名無しさん@ピンキー
08/05/19 12:26:07 zToOL8jH
>>358
おまwww迅速すぎwww
これで有意義な休暇をすごせるぜ。ありがとなんだぜ。

次は「寝取られて」の4がUPされることを祈ろう

360:名無しさん@ピンキー
08/05/19 13:59:45 m4RgCXzk
>>358
まずは原作から勉強してきます。

361:名無しさん@ピンキー
08/05/19 15:56:11 GggK2d2h
このスレに限らずだが、文章を書いて公開する上で最初に必要なのは、
技量でも才能でもなく、批判されても柳に風と受け流す余裕だな。
どれだけ上手い文章でも批判にいちいちオタついて余計な流れを付け加えたら醒めるし、
下手な文章でも投げっぱなしで批判に対してもスルーしてくれてたら
別に読み飛ばしてお終いなので何の害悪もない。


まぁ、たまーに巨大な文章を批判をものともせず次々連投しまくって
スレの半分以上を埋めるヤツもいるんで、さすがにそこまでになると
ちょっと冷静になれと言いたくなる時はあるけどなw


362:名無しさん@ピンキー
08/05/19 16:31:00 DZC7Mfu0
なんか読んでみると凄っく一生懸命書いた風味なのに心無い事言われてて可哀相なので俺なりのアドバイス。
上から目線のつもりも否定するつもりもありません。
が余計な事だったら申し訳ありません。>>344さん

1.行頭
どんなに細かく書いても基本的に読み手は書き手が思ったよりヒロインのイメージを湧かせてくれない傾向があります。
又イメージが湧いていない状況でストーリーを進めると話を読んで貰えない傾向があります。
この書き手だから読んでやるか、みたいな一種の安定感があれば別みたいですが、
そうでない場合行頭にある程度のインパクトを入れる必要があります。
方法には幾つかあって、書く人それぞれが選択すればよいと思うのですが、
今回の場合、冒頭のお鍋シーンが短すぎる為にこれではイメージ湧きにくいかもしれません。
お鍋シーンで行頭を飾るのであれば恐らくここは会話シーンを入れないとダメです。
ぼんやりと眺めていた描写も良いのですが、
出来れば会話させて血を入れてあげたほうが読みやすいものとなります。
ちょっとコミカルな感じでも優しさ溢れる梓さんのイメージでも
どれでも良いですので2~3回の会話程度のやり取りを入れるのはどうでしょう。
代案としては今回の話の場合、「梓は全てが完璧な女性というわけではない」から「自分を気にかけることもなく。」
の部分を冒頭に持ってくればその役割を果たすような気がします。
そうする事でこの話に出てくる梓さんはこういう人なんだぜ?⇒
へえ、そういう人なんだ。それでそれで?⇒実は彼女と出会った時にはこんな話があるんだよ
⇒うんうん。なるほど。という読む人との会話が成り立つようになります。
それだけで大分イメージ違うくなるのではないでしょうか。


363:名無しさん@ピンキー
08/05/19 16:31:59 DZC7Mfu0
2.餌は大量に
「懐かしい夢から覚め、薄暗い部屋へと意識が戻る。」
から1-1のラストまでが素晴らしいにも関わらず1-1の前半が短い気がします。
3年前の描写は肝になる部分の筈ですので40行じゃ少ないです。
1-1は8割型3年前の描写とし、それを1息で読ませないようにすると良いと思います。
しつこくしつこく3年前の梓さんの描写に振りましょう。
3年前はこう思った、こういう感じだった、俺はこんなだったんだぜ。等々。
エピソードは2つ3つ考えて使って良いです。
寝取られ話だけでなく、他のシチュエーションの話を書くにしろこの部分は核です。
ここをしっかり書いておけば後で梓さんがいくら悶えても
いくらきつい言葉を言っても読み手は、そして書く自分もここを思い出します。
ここは梓さんはこういう人なんです。文句ある?といえるだけの話の土台にさせる重要な部分です。
そして「懐かしい夢から覚め、薄暗い部屋へと意識が戻る。」から1-1のラストまでに
3年間でどう変わったかの描写を入れた方がいいです。
2人の関係がどう変わって、どういう気持ちがそこにあるのか、視点だけでなく
それぞれの動作にも入れた方が良いです。
恐らく郁也君は梓さんの事を恩人だとも思っている筈。そういう描写。
相反しての性的な欲求。そして目を醒ました梓さんの反応。
ここで3年前との対比を入れる。(3年前とは違う梓さんとの親しさみたいな)という感じです。
そこら辺を入れるだけで大分違うはず。
上記をきっちりと書くと主人公と郁也君の関係が読み手の中ではっきりとします。
大体この位で400行~くらい費やすと(つまり今回の全体の量を1-1の部分で使う)
読み手の満足感が高いと思います。
1-2以降がストーリーも進み、楽しい部分なのは重々承知ですが
1-1をそうやって書くことによって盛り上がります。
上記以外にも色々方法論はあると思いますがスタンダードな方法としてはこんな感じでしょうか。

最後に、今回全体通して郁也君と梓さんの会話が0です。
片方が片方に呼びかけるシーンはあるものの何気に一言も会話が成り立ってません。
これが恐らく致命傷。
寝取られは僕と君との関連性が書かれないと寝取られにならず、
僕と君との関連性はいかに細かく地の文で書いても会話文には適いません。
序章の部分もそうですが、印象的な会話を1つ2つ入れるだけで全然違うものになります。
会話文ばかりだと軽くなる上に意味判らなくなりますが0は問題だと思います。

キャラクターや舞台に関する不満はあえて聞く必要はないと思います。
好みの問題で書き手が読み手に寧ろこういうものを好きになってもらうように
書けば良いだけの話だと思います。
十分に魅力的で、突き進めてもいいのでは。
ここでなり他の所で書くなり書き換えるなり
自分の納得できる形で続き投下してみてはどうでしょうか。

以上、>>344さん以外には見えないレスの筈。

364:名無しさん@ピンキー
08/05/19 17:29:56 R+dXqxPM
>362
おまいさん、いい読者だな、おそらく書き手でもあるんだろうけど

こういう人がいるおかげで、寄生するだけの俺たち一般読者もよりハァハァ出来るってもんだ
まあ完全に他力本願なんだが…

365:名無しさん@ピンキー
08/05/19 17:45:31 xAxCgK2E
嫉妬スレのウナギイヌみたいだなw

366:名無しさん@ピンキー
08/05/19 18:25:30 m4RgCXzk
素人に自分から見たらプロみたいに見える。

367:名無しさん@ピンキー
08/05/19 18:33:01 HyJyaoqS
>>362-363
何も見えないが、一度は自分も受けてみたいレスだと思った。

368:名無しさん@ピンキー
08/05/19 19:11:41 TdXNuk3A
プロってか編集者みたいだな
すげえレベルの高い添削だ

369:名無しさん@ピンキー
08/05/19 19:33:33 bKjFQdPB
オメガドライブキングダムでちょっと寝取られっぽいのがありそう

370:名無しさん@ピンキー
08/05/19 20:22:47 ADrVw2pS
>>362
味噌ラーメンが、他のラーメンより少しだけ高いのはなぜか?まで読んだ


371:名無しさん@ピンキー
08/05/19 21:43:16 Gj9DgvqO
え? 今日道端でカリントウ拾って食べたら犬の糞だった、って書いてるんじゃないの?

372:名無しさん@ピンキー
08/05/19 22:44:29 kqjWaKDy
はて?
ワシには何も見えんがのう。

373:名無しさん@ピンキー
08/05/19 23:04:34 vhv0kbhW
>>371
ウンコ食ってるんだからカレーの話すんな

374:名無しさん@ピンキー
08/05/19 23:07:14 AlGjI9mK
文章云々以前に、

・書き手は寡黙であるべき。迂闊な発言が荒れる原因になる
・前書きは要らない。誘い受けと思われたら荒れる原因になる
・超大作や複数の作品の連投は回避したほうがいい。一人の職人がスレを大量消費してしまうと荒れる原因になる

書き手はこれだけは気をつけたほうがいい
このスレがいつまでも平和でありますように

375:名無しさん@ピンキー
08/05/19 23:29:21 ADrVw2pS
>>374
つぶつぶオレンジは、良く振ってから飲まないとダメ まで読んだ。


376:名無しさん@ピンキー
08/05/19 23:46:31 t6GxQHpj
謙虚さが足りないのが増えた。
読んでいただき、批評していただく、この当然の気持ちを忘れずにね。

377:名無しさん@ピンキー
08/05/20 00:02:18 vhv0kbhW
ハァ?

378:名無しさん@ピンキー
08/05/20 00:02:56 0dIyY+qb
>>376
そんな当然のこと忘れる奴なんて少ないし、そんな奴のssなんて大抵つまらないだろ
批評せずに書き手にとって毒にしかならないこと言う奴の方が増えたと思うがな

379:名無しさん@ピンキー
08/05/20 00:39:29 yuCbHn8L
荒らしが住み着いてから変な雰囲気になってるな。
てか、そろそろ自重しようぜ。

380:名無しさん@ピンキー
08/05/20 01:58:11 6EcobVPw
また過疎るな

381:名無しさん@ピンキー
08/05/20 12:08:32 FT0RsiBb
スレが荒らしに寝取られた(*´Д`)ハァハァ

382:名無しさん@ピンキー
08/05/20 19:02:56 HjcP/RuY
>>381
そう考えると、この状況悪くない気がしてきた。(*´Д`)ハァハァ


383:名無しさん@ピンキー
08/05/20 19:15:07 SRhei/W0
荒れる荒れないより>>374さんの書いてある事を守るのが大事だと思うよ。
もし作品に対してのコメントに返信したいならブログでも作ってそっちで馴れ合うべきだと思う。
続きます→文句言われたので放置します。
みたいなのが過去スレ読んでもあったので。


384:ごめんなさい
08/05/20 22:45:22 4foLz3Q3

「ユウ、聞いてる?」
「ふぇぇ……あ、何……てっちゃん?。」
「学校についたら英語の宿題写さしてって話し。」

「うん。わかっふぁぁ……」
「たく、なにその気の抜けた返事」

今、ボクは幼馴染みのてっちゃんと朝の満員電車の中にいる。
ボクとてっちゃんはちょうど背中合わせでギュウギュウ状態で身動きができない。

そして、ボクの目の前には、康平君がいる。


ボクとてっちゃんは幼馴染……でもそれは二日前まで……昨日からは恋人同士。
告白したのはボクから。てっちゃんはとてもあっさりといいよといってくれた。

康平君は高校から知り合ったクラスメイトの一人。ときどき駅で一緒になったりする。
でも登校中には一番会いたくない人。

康平君はてっちゃんとボクが背中合わせで見えないときは必ずキスをしてくる。
最初ボクは拒んだけど、いまは無理だとわかり受け入れている。
これをてっちゃんが知ったらきっと嫌われる。 軽蔑される。

てっちゃんが話し掛けてくる少し前まで康平君のちんぽを握りながらキスをしていた。
今もてっちゃんに返事を返す前に康平君に唇をふさがれた。

本当は嫌なのに同性同士のキスなんて……
どうして女の子のてっちゃんじゃなくて、ボクにしてくるの?


降りる駅のひとつ前で康平君は精液をボクの手に出す。
ボクも康平君の手によって精液を康平君の手にだしてしまう。

それから、強制されたわけじゃないのにいつものように、手についた精液を舐めとり口に含みながら、
またキスをする。お互いの精液と唾液を混ぜ合わせ飲ませあうためのキス。
精液をだして小さくなったちんぽ同士をすりあわせながら、舌をからめた大人のキスを。


今ボクの後ろには大好きなてっちゃんがいる。
何も知らないてっちゃん。
ごめんなさい。

[ ぉ わ り ぃ ]


385:名無しさん@ピンキー
08/05/20 22:56:51 I4b4qNXf
…は?

386:名無しさん@ピンキー
08/05/20 23:25:20 Syms04ED
こてっちゃ~ん

387:名無しさん@ピンキー
08/05/20 23:27:09 SL/hqNo8
く…ま、まあ落ち着け…。ボクっ娘好きはうろたえない……!

388:名無しさん@ピンキー
08/05/20 23:38:11 5H8GdFsW
高校生のボクっ男いいねぇ

389:名無しさん@ピンキー
08/05/21 00:37:56 Ns6dmC9k
腐女子は失せてくれぞなもし

390:名無しさん@ピンキー
08/05/21 01:07:03 Ksjm0OBA
腐女子はちんぽなんて書かないと思うが‥

391:名無しさん@ピンキー
08/05/21 01:07:30 5Uw27Dld
完璧にネタだろw

392:名無しさん@ピンキー
08/05/21 11:23:51 1ajFNMe7
ネタでもこういうのは勘弁な

393:名無しさん@ピンキー
08/05/21 14:24:25 6Yg6PZb9
読むだけの癖に偉そうな読み手も勘弁な

394:名無しさん@ピンキー
08/05/21 18:26:00 7eb/iyrU
ライトなBLも許容範囲の人にはなかなか。

395:名無しさん@ピンキー
08/05/21 20:05:58 Ns6dmC9k
いや、801板でやるか、ひっそりと自分の脳内に格納したまま取り出さないでくれよ。

396:名無しさん@ピンキー
08/05/21 21:20:56 uGy7MhGz
スルーしろよこれくらい・・・たかが1レスのネタレス程度で馬鹿じゃねーの?


397:名無しさん@ピンキー
08/05/21 22:55:15 nywzMEN3
URLリンク(eegg.dip.jp)

398:名無しさん@ピンキー
08/05/22 00:33:22 vl52UzoX
>>396
言いつつスルー出来なかった馬鹿発見しますた

399:名無しさん@ピンキー
08/05/22 01:54:13 Xj846bk0
ちと質問で悪いんだが。
星界の紋章シリーズのNTRものを知らないだろうか。
ヒロインのお姫様が、セックスがどういう意味を持つか知らず、男たちと肌を重ねていくというシリーズなんだが、
どこで見たか思い出せないんだ。
かなり出来がよくて、めちゃくちゃ興奮したのだが、保存していたものがHDとともに失われてしまったんだ。
誰か知ってたら教えてほしい。たのむよ……。

400:名無しさん@ピンキー
08/05/22 02:27:37 LylgsAW0
>>399
あるかはどーか知らんが「やまた電脳工房」「とんび」で

401:名無しさん@ピンキー
08/05/22 04:28:22 Ur8mvqd2
>>399
スレリンク(eroparo板:535番)

402:名無しさん@ピンキー
08/05/22 05:14:20 IeulLVXw
>>398
しますたって久々に見たわw

403:名無しさん@ピンキー
08/05/22 05:38:17 WMlzoLq5
よく八頭身モナーが、こちらを指差しながら言ってたな。

404:名無しさん@ピンキー
08/05/22 10:33:13 4cqRSWNp
801キモオタと自演認定厨がいなくなればこのスレは平和になるね。

405:399
08/05/22 13:35:53 5bT1uj/H
おお、これだこれ。
みんな、ありがとう。まじありがとう。
世の中捨てたもんじゃねえなあ……。

406:名無しさん@ピンキー
08/05/22 20:11:34 HfivnhJG
俺達は今、寝取り男が大事な大事なスレを好き勝手にしている現場を目の前で見せ付けられてる・・・(*´Д`)ハァハァ

407:名無しさん@ピンキー
08/05/23 00:24:47 xX2okjGQ
>>406
たくまし過ぎるwwwww

俺もそういう柔らかい思考で見ていくよ

408:名無しさん@ピンキー
08/05/23 00:48:20 NJEyvuvp
>>406
変態すぎるwww

しかしここは変態の集まり問題なしwww

409:名無しさん@ピンキー
08/05/23 01:04:21 Jp+lEAX0
変態のあつまりなら娘姉妹スレにかなうレベルはそうそうないけどなw

410:1002
08/05/23 02:28:10 5jFhoUYO
おれが神落ちしてやる

411:名無しさん@ピンキー
08/05/23 09:43:33 Frp1reFs
おまえ等の様な致命的変態共と、同じ空気を吸っていると考えるだけで苛立ちが止まりません。



嘘です。昂奮しっぱなしです

412:名無しさん@ピンキー
08/05/23 22:56:09 9VtJt85q
NTR属性に出会わなかったら俺は今でも純愛シチュで抜くことができたのに!
おれの性癖がNTRに寝取られてしまった!くやしい!

413:名無しさん@ピンキー
08/05/24 22:30:47 8HiJJ9rX
スレリンク(eroparo板:205番)-220
既出?

414:名無しさん@ピンキー
08/05/26 02:12:48 VdQ4vgcn
ブルードラゴンがリアル寝取られな件は誰も突っ込まないのか…?

415:名無しさん@ピンキー
08/05/26 02:22:27 EWMXOyxp
知らないから説明ヨロ

416:名無しさん@ピンキー
08/05/26 10:31:06 iib2k3bR
>>414
作品スレでやってくれ。
ここはエロパロ板だ

417:名無しさん@ピンキー
08/05/27 07:10:22 LPHvObg4
ゾラに恋人がいましたとか
クルックに指輪を二人で贈ってどっちが受け取って貰えるかと思ったら二人
とも受け取って貰えたとか

男友達が入れ込んでただけで、他の二人にそんな気はなかった気がするが

418:名無しさん@ピンキー
08/05/27 16:47:08 lBiKtcQm
これは女が女から寝とるのもよろしいのかな
それともそれは修羅場向きかな

419:名無しさん@ピンキー
08/05/27 18:57:33 NRzLwjvM
ホワイトアルバム理奈エンド風か?


さすがにスレチかと

420:名無しさん@ピンキー
08/05/27 20:32:46 3LfL24rd
>>418
ここは修羅場スレの逆だからな

421:名無しさん@ピンキー
08/05/27 21:18:23 JUBqhnYY
まずはちょいと投下して見てよ。
話はそれからだ。

422:名無しさん@ピンキー
08/05/27 21:43:57 WqyQ/3s8
>>414
クルックがアンドロボフに寝取られたというアレか

423:名無しさん@ピンキー
08/05/27 23:59:58 KhFoDl3e
主人公にはアニメオリジナルヒロインが用意されただけではなく
ゲーム版のヒロインにはアニメオリジナルの男キャラが用意され
一期のラスボスはゲーム版から設定変更させられた仲間キャラ
まさに原作有りアニメの金字塔ですね!!

424:名無しさん@ピンキー
08/05/28 10:26:11 Floi1eN+
分かったからいい加減作品スレで語ってね。


425:名無しさん@ピンキー
08/05/28 13:15:55 UGCMewAR
こうやってまた過疎スレ化が始まる、と

426:名無しさん@ピンキー
08/05/28 13:51:11 /hoO/Goz
ちょっと質問です。
NTR要素を含む複合シチュのSSを他スレに投下した場合、
こちらのスレに投下報告させて貰ったほうがいいでしょうか?

427:名無しさん@ピンキー
08/05/28 14:38:27 H7UKz6ni
黙ってても誰かが報告するから気にするな。
ここの住人はこらえ性のないやつが多いのでそのうちURLが貼られるだろ。

428:名無しさん@ピンキー
08/05/28 14:54:18 /hoO/Goz
そうなんです、なんか人の手を煩わせてるみたいで申し訳なかったんですが…。

ではお言葉に甘える形になりますが、気にしないようにしますね。

429:名無しさん@ピンキー
08/05/28 15:22:42 +fNxtBJz
気にしなくてもいいが、気にしたっていいんだぜ。どっちでも自由に選べばいい。
君もここの住人なんだから。

430:名無しさん@ピンキー
08/05/28 18:34:07 mUno4hiN
>>428
その前にどこにそれを投下したの?


431:名無しさん@ピンキー
08/05/28 18:59:02 /hoO/Goz
巨乳小学生スレと公衆便所スレです。
どちらもどなたかがこちらに紹介して下さり、ちょっと申し訳なく。
次回もNTR要素が入る予定なので、どうしたものかと思った次第です。

432:名無しさん@ピンキー
08/05/28 19:41:48 MFlOcPR4
すまね、質問
昔の話だが、DDDってサイトでアスペルギルスって作家がいたんだ。
誰か知らないか?
あの人の小説で読みたいのがあったんだが、行方不明でわからねぇ

433:名無しさん@ピンキー
08/05/28 20:24:16 ww4G85Io
自分のHPで厳重なロックを掛けながらやってたはずだが、閉鎖したとか風のうわさで聞いた
寝とられ作家だったっけ?

434:名無しさん@ピンキー
08/05/28 21:02:31 tso8jNzM
ほらよ
URLリンク(web.archive.org)

435:名無しさん@ピンキー
08/05/28 21:04:54 tso8jNzM
こっちの方が新しいか。
URLリンク(web.archive.org)

436:名無しさん@ピンキー
08/05/28 21:12:12 rRFDTELr
アーカイブしかないのね

437:名無しさん@ピンキー
08/05/28 21:13:19 tso8jNzM
そう。
タイトルだけ眺めて悲涙するのみ。

438:名無しさん@ピンキー
08/05/28 22:50:06 MFlOcPR4
いや、助かった。モヤモヤが解消されたよ。
トンクス

あと、これも発見したがパスがわからんがなorz
URLリンク(blue.ribbon.to)

439:名無しさん@ピンキー
08/05/29 00:36:24 nyUbTm3v
アーカイブのやつって、その引っ越し先なんよ。

440:名無しさん@ピンキー
08/05/29 00:41:30 /0KQwrHo
でも今だったら叩かれるであろう古臭いサイトだなw


441:名無しさん@ピンキー
08/05/29 01:40:47 1kRZBki9
エロ小説サイトはテキストこそが本体であってサイト構成なぞは枝葉末節花拳繍腿であろう。


442:名無しさん@ピンキー
08/05/29 02:10:35 0TqtuJ4/
>>441
どんな仕掛け(右クリック禁止のスクリプトとか)があってもローカルに落としてテキストファイルにしたのちにビュワーで読むからなあ。

443:名無しさん@ピンキー
08/05/29 02:48:42 mGPFzIe4
なんか読んでもらうことより、謎解きが本文になってるようなサイトだな
こういうのことわざでなんていうんだっけ

444:名無しさん@ピンキー
08/05/29 04:08:17 p/jucQN3
本末転倒

445:名無しさん@ピンキー
08/05/29 15:18:49 OjXfBSow
庇貸して母屋盗られる

446:名無しさん@ピンキー
08/05/29 16:27:57 Y1Y1HZLI
NTR

447:名無しさん@ピンキー
08/05/29 18:46:02 8KgXINjC
寝とらせから
寝とられへ

448:名無しさん@ピンキー
08/05/30 00:34:33 7VE8thiy
>>432
久しぶりのその名を思い出して、保存してたのを読み返したよ

449:名無しさん@ピンキー
08/05/30 00:46:57 VHeh4/Ha
>>448
うpもせずに自慢とな?



…お願いしますうpしてください

450:名無しさん@ピンキー
08/05/30 00:52:39 7VE8thiy
SS、382本もあるんだぞ…
しかも寝取られじゃないものの方が多いのに…

451:名無しさん@ピンキー
08/05/30 02:26:47 VHeh4/Ha
そんなにあるとは…すまんかった…
てかそんだけ書けるのってすげぇな


452:名無しさん@ピンキー
08/05/30 11:04:23 GJyoEN72
うpしてくれたらここで382本書くよ。

453:名無しさん@ピンキー
08/05/30 17:48:47 ziuoBMlL
怒気を孕んだ看守の怒鳴り声が響いた。蒼白になったKが直立不動の体勢で正面を見据える。
脂ぎった耳障りな叫びが再度、Kの鼓膜をぶん殴った。響く。響く。精神に響く怒号。
貫く。貫く。心の貫く罵声。頭蓋骨を揺さぶる恐怖とストレス─Kのこめかみに小さな汗が数滴ばかり浮かんだ。
「貴様アァァっ!」
看守がKの頬を打った。よろけたKの襟首を掴んでその場に引き倒す。脇腹を蹴飛ばした。怯えたKの視線が宙を彷徨いはじめる。
囚人に加える暴行によって、分泌する過剰なアドレナリン─興奮状態の看守は怒鳴り散らしながらKの横面に唾を飛ばした。
それはねっとりとした重苦しい臭い唾だった。
「この虫けらのクズがァッ、懲罰房にぶちこまれてえのかォッ!!」

妻は夫の元から去り、ペットの太郎と逃げた。残された夫はただひとり、寂しく天井を仰ぐ。自分を嘲笑っているのかような裸電球の鈍い光。
よりによってチンパンジーなんかに妻を寝取られた男の悲しき涙雨。冷たい空っ風がスダレ頭を撫でていく。
今年で四十七歳の誕生日を迎える看守はどうにもならぬ鬱憤を囚人達にぶつける。この男に、そして囚人達に未来はあるのか!
さあさあ皆の衆、寝取り寝取られ、憎み憎まれて殺し合うがいい。人間なんてみんな激安だ!一円男に一円女!人はみな平等に何の価値もない!
吐き気がするほどロマンチック!純愛?そんなもんあるわけねえだろがァァッ!ヒャッホー!水だ!水だ!

                  『妻をチンパンジーに寝取られたある看守の物語』
                           向後ご期待!(嘘)                  



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