【ひぐらし】07th総合part18【うみねこ】at EROPARO
【ひぐらし】07th総合part18【うみねこ】 - 暇つぶし2ch920:名無しさん@ピンキー
08/06/09 22:26:37 rWFGKWXe
う~む。この感じだとSSは次スレに投下するべきですかね?
埋め職人さんが来るやも知れんですし。


921:名無しさん@ピンキー
08/06/09 22:33:23 L4BoTpah
できるなら今したら?80スレor80kbも使うのか?
保管庫もあるんだし、このスレから使えばいいだろ。

922:名無しさん@ピンキー
08/06/09 22:34:01 L4BoTpah
80スレ→80レス

923:名無しさん@ピンキー
08/06/09 22:52:56 KZOg/Pbw
L4か……紅茶用意しとくよ。

924:名無しさん@ピンキー
08/06/09 22:56:05 pzeAJhY8
>>920
大丈夫じゃね?

925: ◆KARsW3gC4M
08/06/09 22:57:01 rWFGKWXe
では埋め代わりに[れなぱん!]の続きを投下します。
前回、感想を下さった方々やwikiにまとめて下さった方、ありがとうございます。
次レスから投下しますので、良ければ読んでやってください。


926: ◆KARsW3gC4M
08/06/09 22:58:17 rWFGKWXe
[れなぱん!9]

「おはようございます!」
「あら。レナちゃん、おはよう。ごめんなさいね?圭一ったらまだ寝てるのよ」
夏休みも終わって、もう九月の中旬に差掛かった今日。
私はいつもと同じ様に圭一くんを迎えに来ている。
以前は待ち合わせをして登校していたけど、今はこんな感じで毎朝、圭一くんの家から一緒に行くようになったのだ。
「じゃあレナちゃん、今日もよろしく頼むわ。圭一を起こしてやって頂戴な」
「はい!分かりました」
私は早速、圭一くんのお部屋に御邪魔する。
今や日課となった『お寝坊さん』な圭一くんを起こしに・・・。
ちなみに時間は朝の七時、そして学校は九時から始まる。
何で、そんな早くから圭一くんを迎えに来ているのかって?
それはすぐに分かるから・・・・・・ねっ?
襖をゆっくりと開けて、真っ暗な部屋の中にコソコソと侵入する。
これも毎度の事だが、爆睡している圭一くんは、私に気付かず惰眠を貪っている。
「・・・圭一くん」
枕元に座って小さな声で呼び掛けてみる。
・・・うん。寝てるね。
だから、私は『毎朝の日課』を開始する。
「はうぅう~。圭一くんはお寝坊さんなんだよ。だよ」



927: ◆KARsW3gC4M
08/06/09 22:59:06 rWFGKWXe
そんな事を呟きながら、私はお布団の中に入り込む。圭一くんの足元から・・・。
そして身体を潜り込ませて『早起き』な、あの子を探す。
そう。朝から元気いっぱいなおちんちんに、ご挨拶するのが日課なのだ。
寝間着のズボンにテントを作って私と遊びたがっている『かぁぃぃ圭一くん.Jr』・・・・・・かぁぃぃよう☆
いそいそと寝間着と下着をちょっぴりずらして、ピョコンと出て来たおちんちんを、手で優しく撫でてあげる。
「はうぅ・・・。お・は・よ・う☆レナの事待ってたの?」
親指でおちんちんの先を円を描く様にグリグリってすると、おちんちんがピクンピクンてして頷いてくれる。
そっか・・・。私と遊びたくて早起きしたんだね。
圭一くんもこの子みたいに、早起きしてくれたらな~・・・とか思いつつ、頑張った御褒美に湿らせた唇でキスしてあげる。
「ちゅっ!ちゅっ!・・・っちゅうぅぅ!」
続いて、裏筋に舌を這わせる。舌の表面を使って下から上に何度も何度も・・・。
「ぴちゃ・・・くちゅ・・・くちゅ」
横笛を吹く様に横から、おちんちんの頭の下を舌でクリクリしてあげると、圭一くんが身体を捩らせて逃げようとする。



928: ◆KARsW3gC4M
08/06/09 23:00:04 rWFGKWXe
めっ。逃げちゃ駄目だよ・・・。
私は左手を圭一くんの腰に回して、自分の方に引き寄せて動けない様にする。
右側が終わったら、次は左側・・・。さっきと同じ様に舌先でクリクリとしてあげる。
「ん・・・?んっ・・・はぁ・・・う・・・」
お布団の外から聞こえ始める圭一くんの鳴き声。かぁぃぃかぁぃぃ圭一くんの寝ぼけた声。
「ちゅく・・・ちゅく・・・。あむ・・・」
そんな声をバックコーラスにして、タマタマを口に含む。
「ちゅぱ・・・ちゅぱ・・・・・・。ちゅっ・・・んう」
飴玉を舐める様に、舌の上で転がして、唇で甘噛みする。
するとおちんちんが私の額をピシピシって叩いてくる。
相変わらず『悪いおちんちん』なんだよ。・・・だよ。
御仕置に舌でタマタマを弾いた後、強く吸い付いて舐め回す。
「ん・・・ちゅうううっっ・・・。くちゅくちゅ!」
先程と同じ様に反対側も舐め舐めしつつ、手の平でおちんちんの頭を優しく握る。
だって、こうしないとおちんちんが『暴れん坊』になってしまうのだ。
やんちゃなおちんちんをソフトタッチ・・・いやフェザータッチに近いかな?
ともかく触るか触らないか位で、優しく撫でて揉み揉みする。



929: ◆KARsW3gC4M
08/06/09 23:01:02 rWFGKWXe
「ちゅぽんっ!ちゅっ!ちゅっ!ちゅぷ・・・ちゅ!」
指の腹でおちんちんの頭の下をスリスリして、中指で先っちょをグリグリって円を描く様に愛撫する。
タマタマの方は、強く『吸って』『擦って』美味しいミルクがいっぱい出る様に、口内で蕩けさせる。
「っはあ・・・。はう・・・」
タマタマから口を離して、唇からこぼれた涎を舌で舐めとる。はしたない・・・。
でも圭一くんは『こういうレナ』も大好きなんだって言ってた。
『女の子なレナ』と『女なレナ』二つのギャップが良いんだって。
それはさておき、そろそろ・・・。
「くす・・・♪」
あれあれぇ?これは何かな圭一くん・・・もうHなお露が出ちゃってるよ。
「ぴちゃぴちゃ・・・ぴちゃ」
私はおちんちんの先に舌の這わせて、Hなお露を舐め取る。
舌の表面でネットリと愛撫してあげたり、舌先でチロチロってしてあげる。
「あは・・・また出て来たんだよ。だよ☆」
三回・・・四回と同じ事を繰り返して、私は焦らすのを止める。
これ以上は意地悪過ぎるから・・・。それに圭一くんのかぁぃぃ鳴き声が聞きたくなった。
「あむ・・・んふぅっ・・・んっ・・・くちゅ」



930: ◆KARsW3gC4M
08/06/09 23:02:58 rWFGKWXe
唇を窄ませて、おちんちんの頭をゆっくりゆっくり口内に含んでいく。
暖くて柔らかい『上のお口』の中でおちんちんを弄ぶ。
「くちゅっ・・・くちゅっ・・・んう・・・」
親指と人差し指で輪っかを作って、おちんちんの根元を揉み揉みしてあげながら、手の平でタマタマを撫でてあげる。
おちんちんの頭の周りを舌で舐めあげるのも忘れない。
あえて唾液は少なめにしてザラザラな舌の感触を与えてあげる。
「ちゅっく・・・んふぅ。ちゅぷっ!ふうっ・・・」
裏筋に強く舌を押し付けて、ゆっくり口を離して一気に根元まで飲み込む。
「ちゅっ!ちゅっ!ちゅぱっ!ちゅぽっ!」
そして強く吸い付いて、顔を上下させると圭一くんが鳴いて腰をガクガクさせて身を捩る。
「くうぅっ!・・・うあっ!!あっ!あっ!」
私は右手をおちんちんから自分のスカートの中に潜り込ませて慰め始める。
「んふぅっ・・・ちゅばっ!ちゅっば!ちゅっば!んうぅ!」
下着の脇から指を入れてクリトリスをこねくり回す。
圭一くんの鳴き声で興奮しちゃって我慢出来なくて・・・。本当はおちんちんが欲しいけど・・・。



931: ◆KARsW3gC4M
08/06/09 23:03:47 rWFGKWXe
だって圭一くんのお母さんに
『程々にしときなさい』
って言われてるし・・・。
今からHしちゃったら学校に遅れてしまう。
だから、ほてった身体を自分で慰めて耐えているのだ。・・・朝は。
学校が終わるまでソワソワしちゃって辛いけど、頑張って我慢した後って『キモチイイ』んだよ?
「じゅっぱ!あふっ・・・じゅっぱ!んあ・・・ちゅぴっ」
ほんのり熱くなっている秘部を指先でなぞりながら、舌に力を入れておちんちんの頭を小刻みに弾く。
「ふぅ・・・あ・・・。ちゅっぷ!ちゅぷっ!!ぴちゃっ!」
口内でおちんちんが跳ね始めて、限界が近い事を悟る。
「じゅっぱ!じゅっぱ!じゅっぱ!んっ!んんっ・・・!ん・・・う」
舌を使って上顎におちんちんを圧迫して激しくしゃぶってあげると、圭一くんが腰を私の方に押し付けて射精し始める。
「んっ・・・んっ。んふぅ・・・」
おちんちんの先を舌先でチロチロしてあげつつ、下着から指を離してタマタマを手で揉み揉みする。
空いている片手で、おちんちんの根元を扱いてミルクを絞り取って、最後の一滴まで残さない様に吸い上げてから私はおちんちんから口を離す。



932: ◆KARsW3gC4M
08/06/09 23:05:04 rWFGKWXe
口内でミルクと唾液を絡ませ『一番絞り』の味を堪能する。
熱くて苦くて青臭い・・・。けど私の大好きな『圭一くんの味』
「・・・・・・ゴックン」
それが終わったらミルクを飲み込んで、またおちんちんを口内に含む。
そう『御掃除』をしてあげるのだ。
敏感になったおちんちんを舌でねぶって、ネットリと時間を掛けて涎とミルクを舐め取っていく。
「あ・・・ああ・・・レ、レナ・・・や、やめ・・・」
あ・・・圭一くんが起きた。
私は口を離してお布団を圭一くんの足元に退けて、女の子座りする。
「おはよう圭一くん♪」
「お、おはよう」
頬を赤く染めて圭一くんが挨拶を返してくれる。
「ん~・・・」
私は目を閉じて顔を圭一くんの方に動かして、御褒美を頂戴とねだる。
「レナ・・・。ありがとう。気持ち良かったぞ」
起き上がった圭一くんが、私の頬に手を添えて優しく口付けてくれる。
唇が触れ合うだけの軽いキスだけど、これで充分だ。
「はうぅう~っ☆」
甘い甘い『日課』が終わって、私はおちんちんをティッシュで拭く。
おちんちんの頭が真っ赤になってるのを見て思う・・・ちょっと激しくし過ぎた。



933: ◆KARsW3gC4M
08/06/09 23:06:05 rWFGKWXe
ノロノロと制服に着替える圭一くんを急かして仕度をさせた後、朝御飯を食べさせて私達は外に出る。
「よし・・・行こうぜレナ」
「うん!」
二人で手を握って、魅ぃちゃんとの待ち合わせ場所に向かう。
他愛も無い話をしたり、圭一くんにからかわれたり・・・そんないつもと同じ光景。
「レナ、今日の弁当ってオカズは何だ?」
「ふふ・・・お昼まで内緒なんだよ。だよ」
「楽しみにしとくよ。レナが作る弁当は本当に美味いからなぁ・・・期待してるぜ」
そう言われて私はニッコリ笑いながら口を開く。
「ありがとう☆圭一くんや皆が美味しいって言って食べてくれるから、レナ張り切って作ってるんだよ。だよ」
「ああ。レナに色々して貰って感謝してるよ。こちらこそありがとうな」
圭一くんが頭を優しく撫でてくれる。私にとって数ある至福の時の一つだ。
御褒美を貰えて嬉しくて、私は顔を真っ赤にして呟く。
「はうぅ・・・。彼女として当たり前の事をしているだけだよ」
そうこうする内に、待ち合わせ場所の水車小屋の前に到着する。
まだ魅ぃちゃんは来ていない様だ。
私は腕時計を見る。
・・・もうすぐ来るかな?



934: ◆KARsW3gC4M
08/06/09 23:07:18 rWFGKWXe
「ったく・・・魅音の奴、毎度の事ながら時間ギリギリまで来ないな」
「そんな事言っちゃ駄目・・・。女の子は何かと準備が大変なの」
「ふ~ん・・・。って事はレナも準備に時間掛かったりするのか?」
「うん。圭一くんを迎えに行く一時間半前くらいに起きなきゃいけない位、時間掛かるよ」
お弁当の支度兼、朝食の準備に・・・ちょっとだけおめかしして、それからお父さんと一緒に家を出て・・・。
と、具体的に言えばこんな感じである。
圭一くんが私の事を、かぁぃぃかぁぃぃって言ってくれるのが嬉しいから、おめかしに一番時間が掛かっているのは内緒だ。
「い、一時間半前・・・!?よく起きれるなぁ。俺には無理だ絶対に」
大袈裟に圭一くんが言うので、私はおかしくなる。
「あはは♪大丈夫だよ。レナに出来るんだから、圭一くんも早起きしてみたらどうかな。かな?」
「おいおい・・・。そんなに早起きしても何もする事が無いって・・・」
「あるよ~。寂しがり屋なレナと遊んでくれるとか」
「う~ん・・・。これ?」
ニヤリと笑って圭一くんが人差し指と中指の間に親指を握って、私に聞いてくる。



935: ◆KARsW3gC4M
08/06/09 23:08:44 rWFGKWXe
「・・・スケベ」
まあ『それ』も良いけど、例えばお布団の中で戯れ合うとか有るじゃないか。
あ、でもお布団の中のイチャイチャしてたら・・・あはは。
「へぇ・・・。朝から濃い話をしてるねぇ。おじさんは御邪魔かなぁ?くっくっく・・・」
そんな声が聞こえて、私達はびっくりする。いつの間にか来ていた魅ぃちゃんが、私達をニヤニヤしながら見ている。
「お、おおはよう!魅ぃちゃん!」
「み、魅音!いつの間に・・・!?」
慌てる私達を見て、笑みを浮かべて魅ぃちゃんが口を開く。
「う~ん。レナが圭ちゃんに早起きしてみなよ。って言った辺りかな・・・もしかして二人共気付かなかった?」
うん。気付かなかった・・・。
「いやぁ~。あのネンネなレナが朝っぱらからエロ話をしてるとはねぇ。圭ちゃん~。
レナに何を吹き込んだのさ?ちょっとおじさんに教えてよ」
「何言ってんだ魅音。こう見えてもレナはお前が思っているより、やらし・・・」
すぱぱーーんっ!!!!
圭一くんが全てを言い切る前に、私は二人にれなぱんを叩き込んで黙らせる。
「あはははは!!朝からHなのはいけないと思うな!」



936: ◆KARsW3gC4M
08/06/09 23:10:33 rWFGKWXe
照れ隠しと言うか、余計な追求が来る前に黙らせたと言うか・・・。
地面に倒れた二人を見下ろしながら私は溜息を洩らす。決して図星を突かれて逆ギレしている訳では・・・無い筈。
.
「よし・・・。ここなら見つからないだろ」
体育の時間になって、皆でゾンビ鬼をする事になった。
私と圭一くんは一緒に『ある場所』に身を隠す事にした。
「うん。ここなら大丈夫だね」
体育倉庫でも教室でも無く『資料室』の中。
営林署の建物を間借りしていると言っても、一応そういう部屋はあるのだ。
授業で使う大小様々な物を保管してある場所・・・。
「はうぅ・・・狭いね」
棚と段ボール、それに壁に挟まれた半畳位の隙間に、私達は身を隠しているのである。
向かい合って体育座りをしているので、身体が動かせない。
「う~ん。確かにこれはキツいよな・・・そうだレナ。俺の膝の上に来いよ」
「でも圭一くん、それだと見つかった時に逃げれないよ」
「心配すんなって・・・。ここなら見つからねぇよ。大丈夫だから・・・なっ?」
「う、うん。じゃあ・・・」
私は立ち上がって、胡座をかく圭一くんの胸に背中を預けて抱っこして貰う。



937: ◆KARsW3gC4M
08/06/09 23:11:58 rWFGKWXe
「えへへ☆圭一くんに抱っこされて、レナ嬉しいんだよ。だよ」
背中で感じる圭一くんの胸の鼓動。お腹に回された腕や首筋に当たる吐息・・・。
ちょっぴりHな気分になってくる。
「俺もレナを抱っこしていると幸せだよ。落ち着くし、暖くて柔らかいし」
「・・・もう。駄目だよう。今は授業中だよ」
私の胸を触り始める圭一くん。二人きりになると、やっぱり甘えん坊さんになっちゃうんだね。
悪い気分では無い。どうせ隠れている間は暇だし、圭一くんとバレ無い様に戯れ合おう。
「んっ・・・ん」
体操服の下から圭一くんが両手を滑り込ませてくる。
壊れ物を触る様に優しく優しく、手の平で弄ばれる
「ぁ・・・ん・・・」
ピクッと私の身体が反応して、早くも声に甘さが加わり始める。
「んぅ・・・んんっ」
だって圭一くんは段々『上手』になっていくんだもん・・・。
『レナと一緒に』Hな本で、いっぱいお勉強したからかな?
「はぁ・・・あっ・・・」
「気持ち良い?」
「う、うん。・・・んっ!」
強弱を付けて揉み揉み・・・ってした後、圭一くんが指をブラジャーの下端に差し入れる。
「この柔らかさ、本当に堪らねぇな」



938: ◆KARsW3gC4M
08/06/09 23:13:05 rWFGKWXe
続いてブラジャーをグイッと上に押し上げられて直に揉まれる。
「あっ・・・ん・・・あはぁ・・・」
圭一くんの手の平の中で乳首が熱を帯びてジンジンと疼く・・・。「お・・・。レナの乳首、硬くなってきた」
「やっ・・・。んうっ・・・はあぁ・・・」
羞恥で私は体温が高くなるのを感じる。
「あっ・・・んくっ・・・あっ!」
続いて乳首を手の平で転がされ、ピクッと身体が跳ねてしまう。
「ほら、静かにしないと見つかっちまうぞ」
そう言いながら、首筋に舌を這わせてくる。
「んぅっ・・・!だ、だって・・・だってぇ・・・気持ち良いんだもん。あくっ!」
親指の腹で乳首をグリグリと転がされ、圭一くんが首筋に吸い付く・・・。甘い刺激に私の身体の力が抜けていく。
「ああ・・・そっか。むしろ見られたいとか?くっくっく・・・」
圭一くんが私に意地悪な事を聞いてくる。
「あっ!や、やだよう!そんなのやだっ!あぅっ!」
ちょっと強めにギュッと胸を握られ、私は甘えた声で鳴いてしまう。
「嘘つけ・・・。露出モノのエロ本を興味津々に読んでた癖に」
「はあぁ・・・んっ!ち、違うもん!レナ、そんなの興味無いんだよ。だよ!」



939: ◆KARsW3gC4M
08/06/09 23:14:22 rWFGKWXe
確かに・・・圭一くんが持っていた『そういう行為』の本を見ていたのは事実だ。
「んあっっ!あっ・・・・・・あっ!」
圭一くんの右手がブルマの中に入ってくる・・・。数回中指で秘部をなぞった後、膣肉を掻き分けて指が挿入された。
「指一本でキツキツ・・・。レナ、興奮してるんだ?」
「はあぁ・・・!あんっ!け、けぇいちくんが・・・あっ!レナに意地悪な事っ!言うからだよ・・・だよぉ!」
甘えきった声と、蕩けた顔で圭一くんの愛撫に悦ぶ姿・・・。Hな本で見た女の人と同じ『表情』
本当は圭一くんの言う通り『興味津々』なのだ。圭一くんと色々な『愛し方』をしてみたいから。
「あっ!はぁ・・・うぅんっっ!!んっ!んっ!」
左手の指で乳首を摘まれ、右手の指で膣内を掻き回される。
朝から燻っていた欲求が高まっていく・・・。
身を隠している事・・・授業中だという事が気にならなくなる甘い気持ち良さ。
私は身体を震わせて、圭一くんに溶かされていく。
「今度、見て貰おうか?魅音や沙都子・・・皆にレナのHな部分をさ。なあ?」
意地悪な、私を更に『発情』させる言葉・・・。



940: ◆KARsW3gC4M
08/06/09 23:15:35 rWFGKWXe
「ら、らめぇ!そんなのやだよう!あはぁ♪そ、そこ良い!んあうっ!堪らないよう!!」
挿入した中指を小刻みに動かして膣壁を擦られる。柔らかい膣肉を、もっと柔らかくほぐそうと優しく、それでいて力強く愛撫してくれる。
「へへ・・・。普段は『はうぅ』とか『かぁぃぃよう』って言っているレナが、こんなにスケベな子だって知ったら
皆びっくりするだろうなぁ~?」
「ふあぁ・・・!けぇいちくんがレナを変態さんにっ!はぁ!あっ!しちゃ・・・ったんだよ!だよぉ!」
媚びた声で圭一くんと受け答えしながら、私は自分の中をゾクゾクとした快感が駆け巡るのを感じた。
元々『好き者』なのかも知れない・・・。
今だって『淫乱』と言われて興奮して、圭一くんの指を美味しそうに咥え込んでいるではないか。
「あんっ!ああっ!!クリちゃん、クリクリしちゃらめぇっ☆レナ・・・バカになっちゃうよおぉ!!んあぁっ!!!」
中指で膣内を愛撫しながら、親指でクリトリスを転がされる。
腰をガクガクさせ、そして嬉しそうにフリフリさせて、もっとしてっておねだりする。
「おっと・・・。誰か来たぞ」



941: ◆KARsW3gC4M
08/06/09 23:16:49 rWFGKWXe
「圭一さんとレナさんは、何処に隠れてますのかしら~!?」
廊下から聞こえる沙都子ちゃんの声・・・。
私は口を両手で押さえて声を押し殺す。
だって圭一くんがレナをイジメるのを止めないんだもん。Hな鳴き声を聞かれちゃう・・・。
「ほらほら・・・静かにしないと見つかっちまうぞ」
そう耳元で圭一くんが囁く。
「んっ・・・んっ!やぁ・・・」
私は真っ赤な顔でいやいやと首を振る。羞恥と快楽が入り交じって、頭がパンクしてしまいそうになる。
「梨花ぁ!あとはこの部屋だけですわ!」

梨花ちゃんと沙都子ちゃんだ・・・。
二人の足音と声が聞こえて、私達の居る資料室の戸を開けようとしている。
「んぅ!・・・んっ!くふぅ!」
「・・・みぃ。沙都子、ここは鍵が掛かっているのですよ?二人は多分居ないのです」
戸を揺さぶる音が止まって、沙都子ちゃんの声が聞こえる。
「じゃあ・・・御手洗いに隠れてますのかしら?むき~!圭一さんったら小癪な真似を!」
二人がドタバタと駆けていく音がして、やがて聞こえ無くなる。
「はは・・・。俺も流石に便所には隠れねぇよ」
「ふぅっ!ふぅっ!んくっ!んうぅ!」



942: ◆KARsW3gC4M
08/06/09 23:18:42 rWFGKWXe
圭一くんがクリトリスを、グリグリと摘んで揉みほぐしながら呟く。
カラーン♪カラーン♪
「体育の時間、終わったな・・・。俺達の勝ちだぜ」
「はあ・・・はぁ・・・。う、うん」
私は荒くなった呼吸を整えて頷く。
.
「ねぇ・・・。レナ・・・・・・レナ!」
「んぅ・・・?魅ぃちゃん?」
「ほら、レナの番だよ。早く引いた引いた!」
あの後、お弁当を食べて残りの授業を消化して、皆で部活をしている。
中途半端に高められた欲求がずっと燻っていて・・・・・・私は何をしても集中出来ない・・・。
魅ぃちゃんの手からトランプを一枚引いて、隣の羽入ちゃんにトランプを引かせる。
手札が揃ったら切って・・・とジジ抜きをしているのだ。
部活の『駆け引き』なんか出来る訳無い。
太股を擦り合わせて、乱れ気味な呼吸で息も絶え絶えに部活が終わるのを願っている。
「ん~。レナ、何か身体の調子でも悪いの?顔真っ赤だし、呼吸も荒いし・・・」
魅ぃちゃんがそう言うと、皆が心配そうに私を見てくる。・・・ただ一人を除いて。
「だ、大丈夫・・・。大丈夫だから・・・んっ・・・ふぁ・・・つ、続きしよう?」



943:名無しさん@ピンキー
08/06/09 23:19:18 6hAutvre
す、すげーぜ
れなぱんの続きが来とるww

944: ◆KARsW3gC4M
08/06/09 23:20:08 rWFGKWXe
私は皆に『大丈夫』と言って、続きを促す。
「んうぅ・・・はうぅ・・・。はぁ・・・あ」
私のスカートの中に手を潜り込ませ、下着の上から悪戯する『悪い子』が居るのだ。
こんな事するのは誰か分かってるよね?
そう。圭一くんだ。
体育の時間が終わってからもスキを見ては、私に悪戯してくるのだ。
皆でお弁当を食べている時も、お勉強をしている時も・・・。
『めっ!』てしようとしたけど、結局されるがままで・・・。
私はずっと『発情』しっ放しなのだ。
真っ赤で蕩けきった顔と甘えた声で『女の匂い』を漂わさせる『レナ』・・・。
バレちゃう・・・皆にバレちゃうよぅ・・・。
ゾクゾクとした快感に身体を震わせて、私は揃った手札を切る。
そうこうする内に、長い長い部活が終わる・・・。
ビリになった私は罰ゲームを次の日に回して貰い、皆が帰るのを待つ。
「はあっ!はあ・・・!んぅっ・・・!けぇいちくぅん・・・」
皆が居なくなってから、私はふらつく足取りで圭一くんの元に向かう。
もう限界・・・。狂っちゃう・・・。
圭一くんの足元に膝まついて、震える手でカチャカチャとベルトを外す。



945: ◆KARsW3gC4M
08/06/09 23:21:40 rWFGKWXe
「け、けぇいちくんは酷いんだよ。だよ。んぅ・・・。ずっとレナの事・・・イジメて・・・Hな事をして
はあ・・・はあ。意地悪したんだよ」
息も絶え絶えに圭一くんに抗議・・・いや甘える。
早く、頑張って我慢した御褒美が欲しくてはしたなく自分から求めてしまう。
「レナが毎朝、俺にしている事をしただけだよ。うん。違いねぇ」
ニヤリと笑い、満足気に口を開く圭一くん。
憎めないかぁぃぃ悪戯っ子な顔で続ける。
「レナが、こういうの興味ありそうだったからさぁ・・・。くっくっく。おまんこヌレヌレにしてたし・・・」
『結構、良かったんだろ?』
圭一くんの言葉責めに私は身体を震わせる。発情しきった身体が反応してお腹の中が切なくて・・・疼いて、ほてって・・・堪らない。
「んぅ・・・ん・・・解ってる癖に・・・はふ・・・」
圭一くんのズボンを下着ごと脱がせて、元気いっぱいに上を向いたおちんちんに口付けする。
「ちゅっ!んふぅっ・・・ちゅっ!」
唇で甘噛みして、何度も口付けする。
「ちゅぴっ・・・ちゅく・・・ちゅく・・・はう」
時折、吐息を洩らしながら唾液たっぷりな舌で下から上に舐めあげる。



946: ◆KARsW3gC4M
08/06/09 23:22:53 rWFGKWXe
「ん・・・。良いぞレナ」
そう言って圭一くんが頭を撫でてくれる。
「んふふ☆んむ・・・圭一くんに誉められちゃった・・・ぴちゃ」
おちんちんの根元を握って、唇を滑らせる。
上下左右に余す所無く、涎で湿らせた唇を這わせて・・・キスマークができそうな位強く吸い付く。
私のかぁぃぃ『圭一くん』へのマーキングと言った所だ。
「んう?んっ・・・ふぅ」
私は上目使いで圭一くんを見ながら、おちんちんを咥える。
唇を窄ませて、優しく吸って柔らかい舌でねぶる。
「んっちゅ!ちゅ!ちゅっぱ!ちゅっぱ!」
いやらしい音を出しながら夢中で愛撫する。
大好きな圭一くんへの御奉仕・・・。圭一くんが悦ぶ姿が見たくて、私は『求愛行動』に精を出す。
「あふ・・・。けぇひちくん・・・ひもちいい?」
おちんちんを咥えたまま、上目使いで圭一くんに聞いてみる。
「ふぅ・・・。レナが頑張ってしてくれるから、はぁ・・・。すっごく気持ち良い・・・」
「んふ♪ちゅっぱ!ちゅっぱ!じゅるっ!」
私達は甘い世界に没頭していく・・・。
だから気付かなかった。
教室の戸の隙間から中を伺う視線・・・。
そう。予想外な『お客さん』が居る事に。


続く



947: ◆KARsW3gC4M
08/06/09 23:23:38 rWFGKWXe
以上です。
続きが完成したら、また来ます。
では

ノシ

948:名無しさん@ピンキー
08/06/09 23:40:13 F9CpMkQK
甘々圭レナいいなぁ

949:名無しさん@ピンキー
08/06/09 23:58:46 1VRED0y+
長ぇぇぇぇ

何時まで続くのかな?

950:名無しさん@ピンキー
08/06/10 00:10:49 zOuVFlHY
GJ!!!最後の気になる人物はやっぱり・・・・・にぱぁ☆

951:名無しさん@ピンキー
08/06/10 00:24:23 UFHWHrJ2
れなぱんがきたよーー
作者さん相変わらずGJ!
今から読むよ

952:名無しさん@ピンキー
08/06/10 00:46:59 4ipIkcVD
GJ!
展開が変わるね。まだまだ沢山投下して欲しいぜ

953:名無しさん@ピンキー
08/06/10 02:05:03 J6sFSQQn
(・ε・)アルェーおじさんも混ぜてくれないかな?

954:名無しさん@ピンキー
08/06/10 07:08:37 l1zIrn4d
>>947
GJ!!甘いの堪らねぇw

955:名無しさん@ピンキー
08/06/10 15:57:45 C9UGDOd5
羽入て実際はダホマ以上の婆さ(ゲフン、ゲフン

956:名無しさん@ピンキー
08/06/10 18:06:55 n2S6kKVp
あともう一作は投下出来るかな

957:名無しさん@ピンキー
08/06/10 18:17:05 oMX3v8sv
>>955
でも、ダホマと羽入のどちらかを選べと言われたら…?

958:名無しさん@ピンキー
08/06/10 19:46:43 7ZneQrmQ
「あぅあぅ☆ お魎よりもボクの方が良いに決まってるのです。
ボクは人妻であり幼女でありしかも巫女装束姿。その手のマニアも大興奮なのです☆」
……凄い自信ね。でもお魎はダホマとかババデレとか呼ばれて結構親しまれてるわよ。
「梨花は解ってないのです。そんなのは所詮ネタなのです。
だれがお魎でヌくというのですか。ヌくなら断然ボクですよ。オヤシロパワーで精液倍増倍増あぅー☆」

本当は羽入×お魎でもやってみたかったんだが、雛見沢訛りができずになんだかわけの解らんものへorz
なんの脈絡もなく富竹×雲雀13で掘らせて埋めた方が良かったかもしれん。

959:名無しさん@ピンキー
08/06/10 22:42:25 DqsQMKwM
鬼畜悟史の続きが出来たので投下します。

今回はエロなしの展開です
そんなんでもよろしければ見てやってください

次から投下します

960:鬼畜悟史~罪滅し~
08/06/10 22:43:31 DqsQMKwM
「そんな! あの悟史君が……? そんなの有り得ません……!」
「監督。私だって信じたくはありません。けど、事実なんです!」

 村唯一の医療施設で、私たちは言い合っていた。
 魅音たちの隙を突いての脱走。
 私はその後、診療所めがけて夜の雛見沢を疾走した。
 夜ということもあり、怪訝な表情で私を出迎えた監督だったが、私の必死な顔を見てすぐさま相談に乗ってくれた。
 だが、私の突拍子のない話は、監督をすぐに納得させることはできなかった。
 当たり前だろう。特に監督は悟史君を治療してきた経歴もあり、悟史君をよく知っている。
 その悟史君が、人を陥れるようなことをするなんて、私が監督の立場なら信じられない。
 普段は冷静な監督が髪をしきりに掻き分け、眼鏡を曇らせるのを私は初めて見る。
 監督は一度大きく息を吐いた後、眼鏡を右の中指でクイッと押し上げて位置を修正する。
 これは監督が落ち着くときにする動作。私の情報を裏打ちするように、彼の表情はいつもと変わらなくなった。
 私よりも長く生きているだけあって、不備の自体にもある程度慣れているようだ。

「では、質問します。あなたが悟史君の様子がおかしいと感じたのはいつぐらいからですか?」
「悟史君が編入してから三日後ぐらいだったと思います」

 沙都子に言われるまで悟史君に何の疑問も持っていなかった。私を撫でてくれた在りし日の彼と全く変わらなかったように感じた。
 でも、編入してきた日から悟史君の計画は始まっていたのだ。
 まずは私を。次に魅音を堕とす。
 こうすることで雛見沢での不祥事を園崎家の権力でもみ消すことを考えていたのだ。なんて冷静で計画的な犯行。
 私ですら思わず舌を巻いてしまう。
 しかもその計画はたった二日で成し遂げられ、次からはその計画の幅を大きく広げることに成功している。

961:鬼畜悟史~罪滅し~
08/06/10 22:45:02 DqsQMKwM
「次の質問ですが、彼が症候群を再発させているとどうして考えましたか?」
「最初は予感のようなものでした。もしかしたら、彼は何らかの病気を抱えているのかもしれないと。
確信したのは沙都子に教えられた後です。悟史君の放つ鋭い眼光に捉えられたとき、彼が悟史君の姿をしている
別人ではないかと思いました。そしてそのときに症候群を発症してるんだと気付いたんです」

 監督には今まで起こった全てを話した。
 恥ずかしくもあったが、今はそんな面子を気にしている場合ではない。
 最初に騙されて抱き合ったことから魅音に辱められたことまで。
 唯一の味方とも言える監督は、それら全ての話を聞いても黙っていてくれた。
 静かに私の話に耳を傾け、全てを話した後でも軽蔑したりせず「そうですか……」と呟いてくれた。
 それがどんなに嬉しかった事か。
 信じてくれるなんて最初は期待していなかった。
 一か八かの大勝負。私はその賭けに勝ったのだ。
 だけど、流石に悟史君が症候群を再発させているかもしれないという可能性については、彼は疑った。
 それは彼の医者としての仕事が完璧ではなかったという事にも繋がるのだから。

「監督。今は最悪のケースを前提として動かなければなりません」
「……ええ、そうですね。詩音さんがここまで話してくれたんです。その決意を無駄にはさせません」

 監督はばつが悪そうに頭を掻いた後、椅子から立ち上がると近くの白い棚に近づき、何かを探す。
 彼の目は真剣そのもので、彼が私の相談に真面目に乗っていることを覗わせた。
 やがて監督は一つのケースを握り締め、私のところまで戻ってきて、椅子に腰掛ける。
 見た目にも大きく頑丈そうなケースを監督が開くと、そこには大きな注射器が収められていた。

962:鬼畜悟史~罪滅し~
08/06/10 22:46:19 DqsQMKwM
「最新版のH103という薬物です。雛見沢症候群のL5クラスの患者を、L3クラスまで症状を抑えることが出来ます」
「これを使えば、悟史君を治せるんですか……?」

 それなら早くこれを悟史君に打てばいいんだ。それならこの悪夢は幕を下ろす。
 だけど監督は私のそんな淡い希望を、ゆっくりと残念そうに顔を横に振って掻き消した。

「……いいえ。残念なことに、これは症状を抑える薬であって、症状を治療する薬ではないのです」
「それでも、悟史君は元通りに生活できるんですよね?」
「はい。一日二本の注射さえ忘れなければ普通の人となんら代わりの無い生活を送ることが出来ます」
「良かった…………」

 あの昭和57年の関係を再び取り戻せるのなら、私は何だってしてみせる。
 悟史君が好きだということもあるが、あと一つ、今の私にとって重要な大きな支えがあった。
 それは沙都子との誓い。
 悟史君の言いなりになっていた私を、目覚めさせてくれた沙都子。
 でも、沙都子はあくまでか弱い女の子だった。
 悟史君の策略にはまり、一人では決して抜け出せない沼の中に沈もうとしている。
 私が沙都子に手を差し伸べるんだ。絶対に私が沙都子の目を覚まさせる。
 あの時沙都子がしてくれたように、きっと。
 だが、それは悟史君という核を取り除いた後だ。
 環境を変えなければ、沙都子は決して元通りに戻れないだろう。


963:鬼畜悟史~罪滅し~
08/06/10 22:47:48 DqsQMKwM
「一番の問題は、これを誰が注射するかです。詩音さんの話から推測すると、悟史君はL5クラスに近いようです。
今の彼に近づけば何をされるのか分かりません。それは詩音さん、あなたであっても例外ではないのは既にお分かりですね?」
 
 監督はすでに私が悟史君に注射すると決意していることを汲み取っているようだ。
 よく私という人間を理解してくれている。
 それにこの出来事はあくまで私たちだけの問題だ。
 富竹さんもいないし、元より番犬を呼べるような大事でもない。
 そんな環境で監督はただの非力な医者だった。
 警察への訴えも考えはしたが、証拠も無いこの状況下で果たして助けてくれるだろうか? ……無理に違いない。
 それに、下手をすれば死んでしまうかもしれない今回の出来事に、監督をこれ以上踏み込ませるわけにもいかない。
 結局は私たちの内の誰かが悟史君を止めなければならないのだ。そして今動けるのは私だけ。
 もしかしたら警察は動いてくれるかもしれない。でもそれは『何か』が起こった後だ。それでは遅すぎる。

「分かっています。それでも私は彼を救いたいんです」

 監督は真っ直ぐ私の目を捉えている。私の覚悟を理解した彼の最後の詰問。
 彼の真剣な眼差しは言葉よりも確実に私の心に直接訴えかけてくる。
 悟史君に注射を刺すことを失敗するのは、すなわち私という人間の生命の危機。
 もし生かされても、その先にあるのは悟史君の手による私という精神の危険。
 そこまで理解しながら彼は私に問う。
 本当に、いいんですね?
 それでも私の意志が揺らぐことなどない。
 私の存在は彼を救うためのもの。
 すでに穢れたこの身体で彼を助けられるのならなんでもしよう。
 心に灯された勇気という炎が激しく燃え盛る。
 そして勇気を覆っていた恐れは、激しい業火に照らされて消え失せた。
 監督は私の心を確かめたあと、私にあの薬物を渡す。
 中に入っている透明な液体が小刻みに揺れていた。

964:鬼畜悟史~罪滅し~
08/06/10 22:48:33 DqsQMKwM
「くれぐれも取り扱いには注意してください。間違えても自分に使ったりしないように」

 監督の言葉に重々しい印象。万が一にでも、自分に注射でもしようものなら死に至るのではないかと想像する。
 きっとこれは症候群を発症した者にだけ効果を発揮する薬物。
 そして監督の血の滲む様な努力が完成に導いた貴重なもの。
 絶対にこの一本を無駄にするわけにはいかない。
 掌の注射器をしっかりと握り締める。
 監督はしばらく私の様子を見ていたが、突然何かに気づいたようだ。

「でも、これからどこに泊まるつもりですか? 恐らく詩音さんの自宅はもちろん、雛見沢で安心できる場所なんてないでしょう」
「ぁ…………!」

 そういえば寝る場所なんて考えてもいなかった。抜け出すことで精一杯で、そこまで頭が回らなかったのだ。
 頭を両手で抱えながら寝れる場所を考えている私を見て、監督は微笑みかけてくれる。

「そんなことだろうと思いましたよ。診療所には空きスペースなどいくらでもあります。とりあえず、今日はここにお泊り下さい」

 全く持って頭が上がらない。監督にはお世話になりすぎている。
 でも今日ばかりは監督の言うことを素直に聞いたほうが言いようだ。
 近くのベッドに寝転がると、それまで押さえていた眠気や疲れがどっと押し寄せてきた。
 もう、今日はいいよね?
 自然と目蓋が重くなっていき、目が閉じられる頃には、私は意識を手放していたのだった―。

965:鬼畜悟史~罪滅し~
08/06/10 22:49:59 DqsQMKwM
 翌日の昼間、監督の白い車の中に私と監督の姿はあった。
 がたがたと舗装されていない道を抜け、興宮の町が見えてくる。
 いつも通りの興宮の風景。仕事に向かう人や買い物をする人が多く行きかい、車が道路に並んでいる。

「詩音さん。見えてきましたよ」
「ありがとうございました。もうここら辺りで下ろしてくれて結構です」
 
 信号機で止まった車から飛び出て、バタン、と扉を閉める。
 監督は不安げに私を見て何か言いたげだったが、「頑張ってくださいね」と一言告げて車で走り去っていった。
 ポツンと一人興宮に残された私。そこからしばらく自分の家の方向に歩き、家の前の公園で一休みする。
 これは吉とでるか凶とでるか。
 私が何をしに興宮へ来たかというと、簡単に言えば服を取りに来たのだ。
 もちろん私服などではなく、魅音と全く一緒の服だ。
 私が考えた作戦は魅音と入れ替わり、悟史君が隙を見せた瞬間に治療薬を注入するという、シンプルだが意外と難しい作戦だ。
 まずレナさんと魅音の二人が邪魔である。
 レナさんはたまに鋭いことがあるし、魅音は変装の邪魔になる上、沙都子や梨花ちゃまもいる。
 そう簡単にいくとは思えないが、私はこの作戦に全てを賭けることにした。
 これ以外に思いつかなかったし、私でも悟史君に近づける唯一の作戦だったからだ。
 そして最初の問題点が『アレ』だ。
 今、私は自分の家の玄関がよく見える公園から家を監視しているのだが、私の家の玄関の前に人がいるのだ。
 白い服に、白い帽子、清楚に切り揃えられた髪。それは間違いなく私服姿のレナさんだった。
 彼女はきょろきょろと辺りを伺い、何かを探している。探し物は恐らく私だろう。
 私が脱走したので、自分の家に帰っているかもしれないと悟史君が見張りを付けた、といったところか。
 でも、家に入らないと服を手に入れることができない。

966:鬼畜悟史~罪滅し~
08/06/10 22:51:24 DqsQMKwM
 
 虎穴に入らずんば虎児を得ず、か―。

 私はポケットに忍ばせていたスタンガンを握り締め、レナさんに気づかれないように家に近づいていく。
 そして私の部屋の階の壁に張り付き、見つからないようにそっと家の前を伺った。
 レナさんの様子は先ほどまでと違わず、きょろきょろと辺りを伺っている。
 恐らく私の接近には気づいていないはず。
 だが――。

「ねぇ……。そこに居るの誰なのかな、かな?」
「ッ!?」
「隠れてないで出てきなよ。聞いてる~?」

 明らかに私に当てた言葉。声にも何か怒りのような感情が含まれていた。
 どうする園崎詩音……?
 今ここで逃げ出すのか? そんなことしても何の解決にもならないってわかってるじゃないか。
 気づかれているのなら選択肢は一つ。

 先手必勝!

 私は壁から躍り出て、レナさんがいる場所まで一直線に走る。勝負は一瞬で決まるだろう。
 まさか飛び出てくるとは予想していなかったのか、彼女は突然出てきた私に驚き、
 私は体勢を整えるレナさん目掛けてスタンガンを構える。
 電流が鮮やかに迸るのと同時に繰り出されるレナさんの右ストレート。
 その一瞬だけスローモーションになる世界。
 風を切り裂くレナさんのパンチは私の左頬をかすめ、私のスタンガンは彼女の腹部を完全に捕らえる。
 スタンガンの音が鳴り響き、レナさんの悲鳴を遮断した。
 がくりと力なく倒れこむレナさん。スタンガンを当てられたお腹を抑えながら私を見据えている。

「詩ぃ……ちゃん……」
「スタンガンのパワーは抑えてあるので、すぐに立てるようになると思いますよ。……縛らせてもらいますけどね」


967:鬼畜悟史~罪滅し~
08/06/10 22:52:34 DqsQMKwM
 家の中からビニールの紐を取り出し、いまだに身体の痺れが取れないレナさんの両手両足を縛りつける。
 これで動くことはできない。誰かに見つからないように、レナさんを自分の家の中に放り入れる。
 さて、魅音の服は…………。がさごそと私のたんすを漁り、発見。
 これで用は済んだ。次の計画に入らなければ。
 レナさんを家の中に放り入れ、そのまま立ち去ろうとすると彼女の低い声が耳に入った。

「罰なんだよ……」
「え…………?」
「これは悟史君を裏切った私たちのけじめ。私たちには悟史君の願望をかなえる義務がある」
「悟史君を……裏切った……?」

 レナさんの言っている意味が分からない。
 彼女が悟史君を裏切ったことなどあっただろうか?
 うつぶせに伏せたままのレナさんの言葉には何故か達観したような含みがあった。
 彼女は誰に言っているのかも分からないほど小さな声で言葉を続けていく。

968:鬼畜悟史~罪滅し~
08/06/10 22:54:23 DqsQMKwM
「あの時私たちにも何か出来た筈なのに結局何もしなかった。……引っ越してきてすぐだったから、なんて甘やかすつもりもないよ」
「………………」
「だからね? 悟史君がもし帰ってきたなら悟史君の望むことをなんでも叶えてあげようって思った」

 それは昭和57年の悟史君の失踪を指して言っているのか―。
 私は彼女の告白にただただ耳を傾ける事しか出来ない。

「この前教室で悟史君たちに襲われたとき、途中で悟ったんだよ。
『抵抗するのはやめよう。私たちは悟史君を見殺そうとした。結果的には死んでいなかったけど見殺しにしようとした。
ならこれは当然の報いなんだ。彼の憎しみは素直に受け止めて、彼の言うとおりに行動しよう』ってね」
「レナさん……」
「そしたら、なんだか全てがどうでも良くなっちゃった。頭を空っぽにしてたら、その中に快感が流れ込んできて、
私はその快感に無我夢中になった。後は悟史君の従うがままだったんだよ。あははははは……」

 自嘲気味に笑い出すレナさん。
 知らなかった。
 レナさんはレナさんなりに悟史君を救えなかったことに悲しんでいたのだ。
 そしてその罪に対するけじめまで自分で行っていた。
 レナさんは敵ではない。それが明確に分かってしまった。
 私は家の中にあったはさみを取ってきて、それをレナさんの紐に近づける。
 レナさんの紐をはさみで切って開放しようとすると彼女は微笑みながらそれを拒んだ。

「そんなことをしたら駄目だよ。私は出来る限り悟史君の力になろうと思ってる。
その紐を切ったなら私は詩ぃちゃんに立ちはだからなければならない。だから……ね? このままにしておいてくれないかな、かな?」

 彼女の思いを知ってしまったからこそ、この縄を切ってしまうことができない。
 レナさんは悟史君の罪滅しをしたい一方でもうこんなことに加担したくないのだ。
 私は結局、縄を切らないことにした。
 レナさんから離れ、玄関で靴を履く。玄関の扉に手をかけ、扉を開け放つ。
 扉を閉めて出て行くときにちらりと垣間見えたレナさんの顔は安堵していて、レナさんの罪悪感を利用している
 悟史君を早く元に戻そう、そう強く思いながら扉を閉めたのだった。


969:名無しさん@ピンキー
08/06/10 22:55:42 DqsQMKwM
今回はここまでです
続きが出来たらまたきます

970:名無しさん@ピンキー
08/06/10 23:01:43 lU9PKdIu
おっつー
最後までガンバ!

971:名無しさん@ピンキー
08/06/10 23:18:17 n2S6kKVp
スレを頭から読むと
色んなカップリングがありすぎて
人間関係わけわからなくなってくるぜ!
だがそこがいいんだけどさ、このスレ。

972:名無しさん@ピンキー
08/06/11 00:49:04 I1b/4ZaS
自重したのかと思ってたよ

973:名無しさん@ピンキー
08/06/11 10:04:57 7Lm0ge/t
最後まで読まなきゃどうなるか分からないんだから最後まで頑張ってほしい
これは他のエロパロだって同じ事だから
確かに悟史がキャラ崩壊してたけど隅々まで読むと原作の解釈も入っていて面白い


974:名無しさん@ピンキー
08/06/11 10:16:15 I1b/4ZaS
悟史だけじゃないだろ
隅々まで読むと荒らさが目立って余計悪い

975:名無しさん@ピンキー
08/06/11 10:27:47 XbjeMnbf
巣に帰れ
【自演】 匿名会議 part22 【禁止】
スレリンク(nanmin板)

976:名無しさん@ピンキー
08/06/11 11:11:08 I1b/4ZaS
良い評価しか書き込むなってか?
馴れ合い焼酎の掲示板じゃねーんだぞ

977:名無しさん@ピンキー
08/06/11 12:11:36 jdMEEPp1
もちろん気になった点や改善すべき点を書くのは構わないけど、
ここに来れるくらい大人なら、もうちょっと言葉を選ぶべきだと思うんだ。
それだけで指摘や批評もただの悪意ある悪口になる。

978:名無しさん@ピンキー
08/06/11 14:14:03 CuNAagxt
っつーか二次創作にそんな目くじら立てんなよ
気に入らなきゃほっとけばいいし気に入ったら褒める
そんなことも出来ねぇーのか?

979:名無しさん@ピンキー
08/06/11 14:14:47 iN3hpmaG
鬼畜系は完全にパロディなんだ、と割り切って読んだほうがいいだろうね
俺は割り切れないから読まないけど

980:名無しさん@ピンキー
08/06/11 15:16:28 I1b/4ZaS
>>978
気に入らない意見をスルーできない奴に言われたくはないな

>>977
ここに来て作品を書くくらいの大人ならもうちょい推敲して読める作品を書くべきだろ

例えばここが無料でシェフが料理作ってくれるレストランで、気に入った料理があるなら褒めて、気に入らない料理があったらスルーすればいいってことだろ
でも一口は食べないと本当に旨いのかどうかはわからんし、流石に粗末なパンや泥水スープ出されたら文句の一つでも言いたくなるだろ?

981:名無しさん@ピンキー
08/06/11 15:25:31 TtuAiGQV
粗末なパンや泥水スープは一目でどんなもんか分かる件
大体無料なら後者はともかく前者は問題ないだろ

982:名無しさん@ピンキー
08/06/11 15:27:22 zBHHChC1
とりあえずこの話題次スレには持ち越さないでくれ

983:名無しさん@ピンキー
08/06/11 15:58:58 XbjeMnbf
           ,, -─- 、._
        .-"´         \.
        :/   _ノ    ヽ、_ ヽ.:
        :/   o゚((●)) ((●))゚oヽ:
      :|       (__人__)    |:  プギャー!!!
      :l        )  (      l:
      :` 、       `ー'     /:
       :, -‐ (_).        /
       :l_j_j_j と)丶─‐┬.''´
          :ヽ   :i |:
             :/  :⊂ノ|:

984:名無しさん@ピンキー
08/06/11 16:40:32 fltZr5qf
最近スレ埋めの次期に流れが不穏になるな…

985:名無しさん@ピンキー
08/06/11 18:08:10 uWRe2ZTr
キャラを崩壊させずにエロパロを書く方法があるなら是非教えて欲しい

それはともかく鬼畜の人GJ

986:名無しさん@ピンキー
08/06/11 18:23:11 Xr1QokUt
つ雛見沢症候群
つ罰ゲーム

987:名無しさん@ピンキー
08/06/11 19:17:23 I1b/4ZaS
>>985
保管庫行けよ

988:名無しさん@ピンキー
08/06/11 20:31:56 /yXMaRIa
>>980
悪意ある悪口と指摘や批評の区別がつかないうちはこういうところ(ていうかどんな場所でも)
行動を何も起こすべきではないと思うぞ

それ+思考基準が根本的に間違ってる

989:名無しさん@ピンキー
08/06/11 20:54:36 xp9bJy1x
あと10レス近くか、すぐ埋まってくれるさ

990:名無しさん@ピンキー
08/06/11 21:04:43 nOptHp8o
埋め

991:名無しさん@ピンキー
08/06/11 21:06:39 W3gotvAS
( ^ω^)

992:名無しさん@ピンキー
08/06/11 21:07:43 zBHHChC1


993:名無しさん@ピンキー
08/06/11 21:08:53 nOptHp8o
梅ついでに
れなぱん続き気になるから早く描いて下さい
鬼畜もちゃんと見てるから最後まで描いてね


994:名無しさん@ピンキー
08/06/11 21:11:38 xp9bJy1x
圭一は実は男

995:名無しさん@ピンキー
08/06/11 21:20:26 XbjeMnbf
あんあん

996:名無しさん@ピンキー
08/06/11 21:25:16 jvcjXLta
埋め

997:名無しさん@ピンキー
08/06/11 22:03:13 uvHP6bQj
次スレ

【ひぐらし】07th総合part19【うみねこ】
スレリンク(eroparo板)


998:名無しさん@ピンキー
08/06/11 22:07:25 nMkUWRkd
とりあえずID:I1b/4ZaSがキティってのは嫌って程わかった

999:名無しさん@ピンキー
08/06/11 22:09:06 XbjeMnbf
           .,__    ., \
           ‐-;-.,_ "''=;- .,_\ \\
             "‐ニ‐-> "`"'-' \
      ______二)          ヽ
         ̄"'''─-、             ヽ
__   ____-─        ハ,,ハ    ヽ,
   ̄ ̄ ̄ ̄    三        ( ゚ω゚) お断りします
                    /   /     |
  ―=              ⊂ /   /っ     |
        ―        ( ヽノ        |
    _____        ノ>ノ       !
 ̄ ̄ ̄ ̄     ̄ ̄ ̄ ̄ヾ、 レレ         /
               ヾ./_     _   //
              、ー`、-、ヾ、、,  、, /i/
               // ./// /
               /  / / /

1000:名無しさん@ピンキー
08/06/11 22:09:40 XbjeMnbf
( ゚ω゚)

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