【ひぐらし】07th総合part18【うみねこ】at EROPARO
【ひぐらし】07th総合part18【うみねこ】 - 暇つぶし2ch350:鬼畜悟史~異端者~
08/05/06 01:58:20 PnXr2IZN
胸を舐めていた詩音が今度はレナの胸を手で揉み始める。
「どうですかレナさん?気持ちいいんじゃないですか?」
「あ、はぁぁ……。詩ぃちゃん。そこ、胸が気持ちいいの……」
「ふふふ。私、素直な女の子って好きですよ」
「あ~も~ずるい~!詩音ばっかりいいところ責めて!私は顔だけなんだよ~!」
目を開いて、閉じて。もう一回同じ動作を繰り返して、思った。

━━あれ?なんかおかしくね?

先ほどまであんなに嫌がっていたレナは、いつの間にか周りと話したりしてるし。もうちょっと嫌がらないか普通?
それともこんなもんなのか……?
困惑する俺の目の前でその行為は徐々にエスカレートしていく。
魅音が顔を舐めることを止め、詩音に弄られていないほうの乳房に手を伸ばす。
「あ!あぁ……ん……はぅぅ……」
硬く尖った乳首を、魅音は軽く捻るとレナは甲高い声で反応を示す。
それが面白かったのか、魅音は一層乳首に専念したようだ。そして、そこはやはり双子。詩音も同じように突起を指先で転がす。
「はふぅ!はぁ……はぁ……はうん!」
ああ……レナの胸がぐにゃぐにゃと姿を変えていく……。
それはなんて……羨ましい光景だろうか。
双子の口に挟まれた両乳首はそのまま大きな音を立てて吸い上げられる。
ジュブジュボジュブジュボ!
一定のリズムで吸い上げられ、レナは身体を大きく仰け反らせた。
「あっはぁぁぁ!ああ!いいよぉ、気持ちいいよぉ!」
現実離れした光景は、俺のオットセイの盛り上がりで現実だと思い知らされる。
「レナ。こっちがもうぐしょぐしょだよ」
レナの居る床の上には既に小さな水溜りが出来上がっている。それはレナの愛液のみならず、唾液も混じっているだろう。
ぴちゃり。悟史はレナのつま先から舌を這わせ、レナの脚をその汚らわしい舌で上へ上へと移動させた。
レナの秘部を舐めながら目指す舌とは対照的に、悟史が濡らした唾液はレナの脚から落下していく。
それが水溜りに跳ね、極小の波紋を立てた。粘つく音はレナの身体中から広がり、教室内に木霊する。

それを聞いて興奮する俺は何なんだ?今日学校に来る前、俺はレナを守る事を決めた。
なのにレナの喘ぐ声を聞いて勃起している俺は一体何なんだ!?俺は偽善者なのか……?
でもレナだってレナだ。最初はあんなに抵抗してたのに、今じゃあんあん喘いで。そうさ、俺が悪いんじゃない。俺じゃないんだ……。


351:鬼畜悟史~異端者~
08/05/06 01:59:59 PnXr2IZN
悟史の舌はついにレナの秘裂に辿り着く。
「ふやぁぁぁ!!」
明らかに今までより高い声。悟史はレナのアソコを大きく指で押し広げ、ご親切な事に俺に見せ付けてくる。
レナのソコ、ヒクヒク動いてる……。綺麗なピンク色のそこは男を拒むように蠢いていた。
そしてその中にくちゅりと指を一本差し込む悟史に反応し、一瞬、身を震わせるレナ。そして緩慢な動きで悟史は指を動かした。
「ひぅぅ!あぁ!はぅぅ!あっ!あっ!ああっ!」
テンポを乱し、ランダムに快楽を与える指。部活メンバーを堕としてきたテクは伊達ではないようだ。
ああもう。俺のペニスはギチギチに硬く反り返っている。
だれかこの生殺し状態から開放してくれ!
レナのあんなに気持ちよさそうな顔を見て、我慢できる男なんて居ない筈だ。
でも叫びたくても、そんなこと恥ずかしくて言えやしない。
ずっと執拗に舌を動かしていた他のメンバー達は休憩しているようだ。
でもそんな彼女たちだって丸裸。今の俺にとってはまさに地獄だった。
沙都子は悟史とレナの行為を羨ましそうに見つめていたが、火照った身体を押さえきれなくなったのか自慰を始める。
「ッ!にーにー!気持ちいいですわ!おっぱいが疼くんですのぉ!」
あの沙都子があんなことを言うなんて信じられない。けどその身体はすでに女そのものだった。
「みんなどうかしてる!どうしたんだよみんな!?」
その光景に耐えられず、思わず叫んでしまった。みんなが一斉にこちらを振り返る。
でも、その目はとろんとしていて俺の目を直視してはいなかった。
「お前ら洗脳されてんのか!?どうなんだよ!何とか言ってくれよ!」
みんな答えない。俺一人だけが隔離された世界に存在するかのような錯覚。
もはや俺は異端だった。世界に対応できずに慌てふためき、この世界を否定する。
でも、こんな現実は否定したかった。
「お前ら全員悟史が好きだってわけじゃないんだろ?ならなんで悟史の言いなりになるんだ!?」
俺の叫びは彼女たちに届かない。むしろ彼女たちは俺を蔑むような視線を送りつけてきた。
━何故、この愚か者は分からないんだろう。悟史君は私たちのご主人様なんだよ。
そんな言葉を俺は聞いた気がした。

352:鬼畜悟史~異端者~
08/05/06 02:01:21 PnXr2IZN
「じゃあさ、圭一にも判らせてあげようよ」
悟史の声。レナは俺に近付いてきて、俺のズボンのチャックをゆっくりと下げた。
「レナ、止めろ!こんなのは止めるんだ!」
「はぅぅ、圭一君のオットセイさんおっきいのかな?かな?」
もうレナには俺の声は届いていないようだった。レナは俺のズボンから反り立つペニスを取り出す。
「わ!圭一君のオットセイ、ビクビクしてる!レナがすぐに鎮めてあげるからね……」
レナはちろちろと俺のペニスを舌で舐めあげたあと、そのかぁいいお口一杯にペニスを頬張る。
恐らくはそういう類の本を少し見た程度であろう。レナの舌使いはとてもたどたどしかった。
好きな女の子にフェラチオされるというシチュエーションに俺のペニスは更に興奮したが、こんな状況でしたくはなかった。
もっと愛し合う状況でしてほしかった。このフェラチオには、好きだからやってあげる、というものが無い。

じゅぷ、じゅぷ、じゅぷ……。

それでもレナは必死に頭を動かし俺を気持ちよくさせようとスピードをあげた。
「…………ッ!」
普段、清楚な彼女が俺のペニスをいやらしくしゃぶっているという事を再認識すると、欲情が高まってくる。
この頭を俺が上下させたい衝動が高まるが、俺の手は拘束されていて、何も出来ない。
「はむぅ……んん……んはぁ……んむぅ」
「くっ!出るぞレナ!」
「ふむぅ!んんんんんん!」
俺の精液はそのままレナの口の中で発射され、レナの口をべとべとに汚す。
ごく……ごく……ごく……。
そのままレナは細い喉を鳴らし、全てを飲み込んでしまった。
「ふふっ。圭一君のせーえき、おいしかったよ♪」
もう、何が何だか判らなかった。判るのはこの世界がおかしいという事だけ。

353:鬼畜悟史~異端者~
08/05/06 02:03:05 PnXr2IZN
俺の目の前にいるレナの身体がガクンと揺れ、レナの後ろからずちゅ、という音が聞こえてきた。
「はぁぁぁぁ♪悟史君のオットセイ大きいよぉ♪」
「じゃあレナ。いくよ?」
レナの後ろにいた悟史がゆっくりとレナの中を突き進んでいく。そして全部入りきったのか、再び引き抜き、突き入れる。
……って、おいおい!レナは処女じゃないのか!?なんでちっとも痛がらないんだよ?これじゃあ本当の痴女じゃないか……!
そんな俺の心配をよそに結合部からは卑猥な水音が響く。
「あぁぁ!はぁあん!おっきぃ!悟史君のオットセイ、最高だよぉ♪」
「じゃあもっと激しく行くよ?」
悟史は今までの腰の動きの倍はあるスピードでレナのお尻に腰をぶつける!
「あああ、ああ、あああああ、あん、あ、あああん、あっ、あっ、あっ、あっ、あああっ!!!」
パンパンパンパンパン!! レナの胸が俺の目の前で激しく揺れ、レナの口から涎が飛び散る。
グチョグチョグチョグチョ!! レナのマンコから愛液が零れ落ちる。
「ああん、あん、あん、あん、ああああぁん!」
レナの吐息が俺の顔に吹き付けられる。レナの唾が俺の顔に撒き散らされる。
「出すぞレナぁ!受け止めろおおおおおお!
「はぁん!あああっ!ああっ!あああっ!ッあああああああああ!!!」
ドピュドピュドピュ!!
レナは身体を大きく仰け反らせ、数秒痙攣する。
「あはぁ……♪悟史君のせーえき、暖かいよ……♪」

こんな現実なんて嫌だ。でもこれ以上否定してどうなる。
否定しても傷しか付かない。全てを受け入れたならここは天国のはずなんだ。

世界が壊れているのなら……俺モ壊レテシマエ。

だから、自分でトドメをさすように。俺はあと少しで壊れそうなガラスの心を、自ら金槌で叩き壊したんだ。

354:鬼畜悟史~異端者~
08/05/06 02:04:18 PnXr2IZN
今回はここで終わりです。ありがとうございました。

355:名無しさん@ピンキー
08/05/06 02:41:14 TdlcNuJ6
レナと圭一発症か

356:名無しさん@ピンキー
08/05/06 07:46:43 tjFqkEdY
これはなんでもできちゃうバット☆サトシボルグ登場フラグか?
今つらいだろうなぁ…。圭一ガンバ☆

357:名無しさん@ピンキー
08/05/06 12:12:24 i9HbKtUl
圭一ドンマイ!

358:名無しさん@ピンキー
08/05/06 13:46:07 wMY4fY0X
圭一……ま、しょうがないさ

359:名無しさん@ピンキー
08/05/06 14:13:24 TdlcNuJ6
まあ詩音の忠告無視して、エッチなレナ見たさに縛られてるわけでもないのに何もしなかった圭一も自業自得かもね

360:名無しさん@ピンキー
08/05/06 14:16:39 +82hyBaF
「椅子に縄跳びの紐で縛り付けられ身動きが出来ない俺。情けないぜ……」
縛られたって描写ちゃんとあっから
エロシーンしか読まないんじゃ気がつかないのは仕方ないがw

361:名無しさん@ピンキー
08/05/06 14:54:28 YMQYLs2u
おもしろかったが、確かに圭一どんまいだなw

362:名無しさん@ピンキー
08/05/06 14:55:03 yJzXjjh6
ここぞとゆうときに捕まるk1燃え

363:名無しさん@ピンキー
08/05/06 18:38:09 Wu+SB8mz
リアルに圭一可哀想やの、あっさりレナ堕ちてるし
これからの圭一がどうなるか気になるところ
てか、出番はあるのかみたいな

364:名無しさん@ピンキー
08/05/06 19:40:22 2tdf0wQS
>>354
GJ!わざわざ圭一の眼前でレナを落とす
まさに鬼畜な悟史がナイスだw

365:名無しさん@ピンキー
08/05/06 21:15:56 TdlcNuJ6
でもなんか壊れたってだけで堕ちた気がしないな

366:名無しさん@ピンキー
08/05/06 21:45:42 wMY4fY0X
これから圭一も悟史の手先になるのか……

367:名無しさん@ピンキー
08/05/06 21:48:01 wMY4fY0X
今見たら、保管庫にtipsがあった

368:名無しさん@ピンキー
08/05/06 22:10:14 d51gF+fS
鬼畜悟史GJです!
レナと圭一もクリアっぽいし、残るは梨花ちゃまか・・・。
沙都子をうまく使えばOKかな?
ところで、羽入は実体化しなかった、もしくは消えたあとってことでいいのかな?
居たら居たで、ラスボスのさらに後のボスみたいで面白いかもね。

369:名無しさん@ピンキー
08/05/06 22:58:04 LBlcYtvq
それでも、K1ならK1ならきっとなんとか……
TIPS見たけど、出来る気がしない。止めて欲しいような欲しくないような……
ラストはどんな結末になるのか期待。

370:名無しさん@ピンキー
08/05/06 23:16:44 aXGDxnId
だめだこいつら、早く何とかしないと……!
でもこれはこれでいいかも。悟史がんばれ。

371:名無しさん@ピンキー
08/05/07 00:14:27 1rdkWzyN
保管庫にヤンデレレナという作品を見つけたんだけど
かなりエロ怖くていいな!
これの続きはまだこないの?
先がかなり気になるんだけど


372:名無しさん@ピンキー
08/05/07 00:24:43 P5ot7T5O
>>327

373:名無しさん@ピンキー
08/05/07 00:26:17 5zvKgnX3
TIPS見たけど強引すぎてレナが壊れたようにしか見えない
もっと凄いNTR期待してたのに

374:名無しさん@ピンキー
08/05/07 06:06:24 Etw5LlKn
これってNTRになるんかな?
レナが圭一のことをどう想っていたかわかってないからそうは思えないんだが

375:名無しさん@ピンキー
08/05/07 06:17:45 rJ7jhNHm
エロパロだとレナの非処女率妙に高くね?w

376:名無しさん@ピンキー
08/05/07 08:46:06 RWbgNn0J
>>375
あったかもしれない世界、それがエロパロ

377:名無しさん@ピンキー
08/05/07 09:11:29 LY1tqZH2
そもそもレナが非処女なのに萌える
正統派メインヒロインが非処女、これこそ萌えの王道だろ
いまや時代は非処女を求めているんだ

378:名無しさん@ピンキー
08/05/07 13:16:27 5zvKgnX3
ひぐらしはメインヒロインとヒロインが非処女な可能性がある凄い作品
レナは転校前
園崎はダム戦争の時現場監督らに
沙都子は叔父
梨花ちゃんは村の老人の慰みもの

379:名無しさん@ピンキー
08/05/07 15:57:52 ToEEmuEE
>>378
改めて竜ちゃん趣味悪いなw

380:名無しさん@ピンキー
08/05/07 18:25:49 Etw5LlKn
>>378
ホントにシチュエーションに事欠かない作品だなw
むしろまだ出てないジャンルはあるのか?

381:名無しさん@ピンキー
08/05/07 19:07:48 npMEMjqZ
え、非処女なのはレナだけでしょ?K1がソッコーで奪ったから

382:名無しさん@ピンキー
08/05/07 19:11:47 5zvKgnX3
鬼祟で圭一が発症したのはレナ沙都子の処女奪った時に粘膜感染したからです

383:名無しさん@ピンキー
08/05/07 19:20:18 VmO3HAZo
なるほど、重度の症状がみられたことにも納得だ。

384:名無しさん@ピンキー
08/05/07 19:28:02 NbdP0byY
というか圭一は、転校前日に校舎裏で羽入と梨花ちゃんの餌食になります
だから二人は毎回転校フラグを怠りません

385:名無しさん@ピンキー
08/05/07 21:01:29 ZB7jTpZ9
羽入×梨花×沙都子×悟史投下します。羽入の夫の描写、捏造分多々あり。
ほのぼの(バカっぽさ):シリアス=9:1くらい。深く考えないで下さい。
ABC全て一部を除いて関連性はありません。

386:秘密_C・1/9
08/05/07 21:02:06 ZB7jTpZ9
 ― 秘密_C ―

 北条悟史は困惑していた。
 どこかへと逃避するかのように、ぼんやりと頭上を仰ぎ見る。自宅の見慣れた天井の木目が視界を占領し、吊るされた
蛍光灯のチリチリした明かりが目に染みる。霞がかったように思考が働かない。
 彼が一年余の眠りから目覚め、自身の努力とリハビリ、監督の懸命な治療と研究が功を奏し、晴れて診療所を退院した
のはつい最近のこと。
 退院する前日、監督や仲間たちと一緒に、この自宅の大掃除をしたのを思い出す。病み上がりでまだまだ体力の乏しい
自分は、大した役に立てなかったのが口惜しかった。
 と言っても、長い間使われていなかった割には目立った汚れも埃も無く、大がかりな作業ではなかったのだけれど。
 仲間たちに聞いた話によると、沙都子が家事に勉学に罠作りに(……?)と、するべき事は少なくない中、貴重な休日を
使って頻繁に掃除と手入れをしていたらしい。
 ……彼女はとてもしっかり者になった。本当に。
 妹と同様に定期的な注射と検診は欠かせないものの、悟史は自分でも驚くほどに穏やかな気持ちで、ずっとずっと望ん
でいた平凡な日常を過ごしている。
 ―否、過ごしていた。つい数分前まで。
「あうあう……悟史、どうしたのですか? よくないのですか?」
「……く、ああぁっ!」
 少女の声と『感覚』に、悟史は苦悶の声と共に現実に引き戻される。
 悟史の目の前にいる少女の名は古手羽入。つい最近転校してきたという、沙都子の友人である古手梨花の親戚だ。
 兄と共に自宅に戻った沙都子に会うために、梨花と羽入は頻繁に遊びに来る。そのまま泊まっていくのも珍しくない。
 今日、いや、もう昨日か―も、親友たちと他愛の無いやり取りをして、あの頃からは想像もつかないような眩しい
笑顔を浮かべる妹の姿を、悟史は微笑ましく見守っていたものだった。
 ―ああ、そういえばまだ昨日なんだなあ。何だか十年くらい前のことみたいに感じるんだけど。
 悟史はほとほと困り果てて、白いパジャマをまとった少女に目をやる。その姿は妹と同年代の少女にしか見えない。
淡い藤色の緩く波のかかった髪、左側に鋭い傷跡の入った艶やかな漆黒の二本の角。ん? ……角? え、角??
 悟史は一瞬疑問と怪訝を表情に浮かべ、そんなものは些事だ、どうでもいいとそれを何処かに追いやる。
 そう。些事だ。
 別に彼が人並み外れて細かい事を気にしない性格なのではない。他の何物も霞んでしまうような―そう、平凡な日常
とは程遠い状況に、現在進行形で苛まれているからだった。今の悟史なら、例えば庭に隕石が墜落しても、些事だと認識
するかもしれない。彼は頭痛さえ感じながら、この現実と向かい合う。
 あり得ないよな、どう考えても。
 ……妹の同級生に自分の肉棒を両手で握られて、その口に先端を咥えられているなんて。
 きゅうっと閉じた唇が膨らんだ先端を吸い上げて、小さな生暖かい舌がそれを突くように舐め続ける。悟史は歯を食い
縛って、身体の震えと先端から溢れそうなそれを抑える。
「あぅあぅ。悟史は我慢強すぎなのです……これはどうですか?」
 羽入は先ほどまで唇で吸いついていた先端を指で弄りながら、舌先を尖らせてその根元に当て、くすぐるような軽さで
裏筋に沿って這い上がらせる。
「……うあっ!?」
 ピリッと電気が走るような快感に、思わず身を引いた悟史の背後で、ごづっと重い音がした。続けて背中に鈍い痛みを
感じる。そこで初めて彼はすぐ背後にある壁の存在に気がついた。
 精神的にも肉体的にも、あらゆる意味で逃げ場がない。
 だが、彼の強靭な理性と常識と精神が、このまま流されてはいけないと激しく訴えていた。
「ええと、羽入……ちゃん……っ!?」
 布団を包んだシーツを引き裂かんばかりに、ぐっと握りしめて、悟史は意を決して口を開く。
「駄目だよ……っ、こういう、ことは……! 簡単に、しちゃ、だめ……っあぁ!」
 再び羽入は唇を締めて、そそり立った悟史のものをぎゅっと吸い上げた。
 そうして悟史の言葉を遮った彼女は、ちらりと悟史の方を見上げた視線で「何がですか?」と問いかける。
「む、むぅ……だ、って……ぼ、僕と君は……知り合った、ばかりで……」

387:秘密_C・2/9
08/05/07 21:02:57 ZB7jTpZ9
 羽入が唇を離した。唾液と先走りの混ざった粘着質な液体が、桜色の唇と先端の間に光る糸の橋をかけた。
「あう。人と人との絆を作るのは時間の長さも重要ですが、それだけじゃないのですよ?」
 含蓄があるようなないような答えを返し、羽入は再び、今度は舌を強く押しつけて裏筋を舐め上げる。空いた手で袋に
なった部分を転がす。至福の苦しみが浮かんだ悟史の額から一筋、汗が流れ落ちた。
「それに僕は……ずっと、ずうっと前から、悟史のことを知っているのです」
 ―彼女が何を言っているのか、わからない……

 そして古手梨花も困惑していた。
 隣で寝ていたはずの、身体は少女実年齢は熟女な相方―梨花も人様のことは言えない―が、いつの間にかいないと
気が付いて起き出してみれば何ということ。その相方は、彼女の百年の親友―あるいはそれ以上の存在ともいえる少女
の兄の部屋に忍び込んで、あろうことか貞操を奪っている。
 襖の隙間、零れる光の向こうで繰り広げられる想像を絶する淫行に、百年の魔女も愕然とするしかない。
「は、羽入、あああいつ……なっ、何やってんのよ……!?」
 喉から絞り出したような、掠れた声で梨花は相手に届かない問いを零す。
 裸足の爪先に、襖から伸びる細い光の筋が触れていることに気が付いて、梨花は咄嗟に、びくりと足を引っ込める。
 触れた場所から全身に如何わしい空気が染み込んでくるような、或いは光が彼らに自分の存在を教えるような気がして。
 ……そんなこと、あるわけがない。
 梨花は頭を振る。
 クールになれ古手梨花。クールになるんだってちょっと待てこのセリフ死亡フラグじゃないか今のなし! なしなし!
 梨花は激しく頭を振る。
 振り乱された長い黒髪は、もはやぐしゃぐしゃだ。
 て言うか取り乱す必要もない。見なかったことにすればいいのだ。そうだ、それが一番いいじゃないか。無理して止め
に入っても、明日から二人と顔を合わせづらくなるだけ。ワインの飲みすぎで悪い夢でも見たのだ。
 よし、そうだ。それでいこう。
 長年培った経験の賜物かどうかは知らないが、梨花は良い意味でクールといって差し支えないと思われる結論を出す。
 そうと決まれば話は早い、沙都子の部屋に戻って布団を被って全て忘れて眠ってしまおう。
 梨花はそっと踵を廻らす。だが彼女を百年余弄び続けた『運命』というものが、そんなに親切なわけがなかった。
「ふぁ……梨花ぁ、羽入さん……こんな夜中に、どこに行ったんですの? あぁ、梨花。こんなところに……」
 寝ぼけた声に振り向けば、果たしてそこには、襖の隙間から漏れる明かりに、夜闇に慣れた目を細めた沙都子の姿。
 二の句が継げないでいる梨花の前で、彼女の視線は当然の如く、眩しさの源たる兄の部屋へ。
「まあ! にーにーったら、病み上がりのくせに夜更かしなんて! 何を考えているんでございますの?!」
 眦を吊り上げて魔の襖に手をかける沙都子を、慌てて引き止める梨花。
「あぁっ! だめだめだめ、ダメよ沙都子ぉっ!」
 思わず発してしまった彼女の声は、二つの効果をもたらした。
 ひとつ、部屋の中にいる二人に、彼女たちの存在を知らしめ。
 ふたつ。沙都子の好奇心は、よりいっそう部屋の内部へと向けられて。
 結果、全員の思考が真っ白に飛ぶほど、常識を逸脱した状況が訪れる。
 沙都子の手によってがらりと襖が開け放たれて、梨花と沙都子は、ズボンと下着を下ろして壁に追い詰められた悟史と、
彼の足に跨り、彼の立派に成長した倅を口と手で弄ぶ羽入とご対面。
 ……宇宙空間が辺りを満たす。そんな錯覚。

「ああああんたはいったい何やってんのよおおおおぉぉぉッ!!」
 ―羽入さんが……羽入さんが、にーにーの、その、にーにーの……あのその、お、おち(ピー)を?

 永遠じみた一瞬の間を置き、今度こそ絶叫する梨花と完全に石化する沙都子。ちびっこ二人の反応は実に好対照だった。
「……あぅ。見てわかりませんですか?」
「わかってても訊きたいのよッ! ってかだからこそ訊きたいのかしら!?」

388:秘密_C・3/9
08/05/07 21:03:33 ZB7jTpZ9
 頭からアホ毛を大量に生やして硬直する北条兄妹。その傍らで、半ばやけくそで喚く梨花。あうあうといつものように
気弱そうにしているようで、どこか余裕な羽入神。
「いつからオヤシロ様は縁結びの神様☆から色情魔★にランクダウンしたのかしらねぇ! 人を食う鬼だって言われるの
めちゃくちゃ嫌がってたのはどこの誰よあんた、立派に喰ってるじゃないのよ、ええ!?」
 一体どこでそんなはしたない言葉を覚えてくるのか。完全に頭に血を登らせて猛烈な早口で捲し立てる梨花に、羽入は
申し訳なさそうな顔で口を開く。
「梨花……」
「何よッ!?」
「悟史と沙都子が見ていますのです……」
 はっ。
 我に返った梨花の視線の先には、眼を点にして古手コンビを見守る北条兄妹。
 梨花は乱れた黒髪を手際よく手櫛で整え、コホンとひとつ咳払い。にぱー★と愛らしく、微妙に誤魔化しきれない黒さ
を含みつつ微笑む。
「は、羽入。おいたはメッなのです。い……いけない迷子な子猫さんが困って、にゃーにゃーなのですよ? みー」
 今更。梨花ちゃま今更、取り繕う。
「…………無理しなくてもいいですわ、梨花」
 親友の豹変に、沙都子の驚きは少なかった。不思議そうな顔をする梨花に、彼女はジト目で呆れたように溜め息をつく。
「当たり前でしてよ。何年一緒にいると思っているんですの」
 そう口にした直後、何年ってほどではないですわね?と自分の言葉に自分で首をかしげる。
 ―いいえ。何年も、何十年も、一緒なのよ。
 梨花は零れかけた言葉を呑みこみ、気を取り直して羽入の方を顧みる。
「羽入も。いい加減ソレ離しなさいよ、この好色神」
 新たな二つ名で相方を呼ぶ。彼女はこの期に及んで、まだ悟史の分身を触り続けているようだ。
 続けている、と断言しないのは、頬を赤らめた悟史がシーツで己の下半身を羽入の両腕ごと覆い隠しているからである。
シーツが中で行われている様子を隠してもぞもぞと動くさまが、ひどく淫猥だった。
 二人の幼女の視線が、いくら見えないとはいえ―上記の通り、ある意味、だからこそ―その部分に一点集中している
のをひしひしと感じ、悟史は持てる限りの理性を総動員させて、羽入の指の動きがもたらす快楽に抗う。
「や、やめるんだっ、羽入ちゃん……! こういうことは、その、本当にっ、大切な人と……しないと……」
 顔が上気してしまうのは、もうどうしようもない。ただ可能な限り、荒くなる息を殺し、喘ぎそうになる声を呑みこみ、
快感に歪みかける表情を引き締める。妹とその親友に、こんな状況で快楽を感じる人間だと思われたくなかった。
「僕は悟史のことが好きですよ? 大切に思っていますのです」
 だが羽入は予想の斜め上を行く返答で、いっぱいいっぱいの悟史を更に困らせる。
「さっきも言ったのです。ずっとずっと、見ていましたのですから」
 梨花の方を見やる羽入の目が告げる。知っているでしょう?と。
 梨花は万感を込めて瞼を伏せるけれど、悟史はそんな事を知る由もない。何がどうしてこうなっているのか把握できない
まま、絶え間なく続く羽入の攻めにひたすら耐える。
「にーにー……苦しいんですの? 羽入さん、にーにーを苦しめるのはやめて下さいまし!」
 いくら純真な沙都子といえど、羽入と悟史が今している行為が何なのか全く理解できないわけではない。それでもそんな
兄の必死な様子を見かねて、気丈に口を出す。
「あう、違うのですよ、沙都子。悟史は……とっても気持ちいいのです」
 対して羽入は、場違いなほど満面の笑顔を浮かべて恥ずかしい事実を口にした。
「羽入ちゃ……や、やめ……」
「ななっ、何をおっしゃいますの羽入さん! ふ、不潔ですわぁー!?」
 よく似た面影を持つ表情を羞恥で朱に染めながら、悟史と沙都子は口々に抗議する。
「でも僕は悟史に悦んでもらえて、とても嬉しいのですよ?」
 羽入の声と表情があまりに明るくて、兄妹たちも梨花も反論の言葉を忘れてしまう。
「辛い、悲しい、嫌な事、色んなものを忘れられるくらい、気持ちよくなるのです。気持ちよくて、あったかくなるのです」
 ―何も恥ずかしくも、汚らわしくもないのですよ。

389:秘密_C・4/9
08/05/07 21:04:03 ZB7jTpZ9
 微笑んだ羽入は、とても少女とは思えないほど艶然としていて、幼い響きを持つ声もまた、有無を言わさぬ柔らかい重み
をもって思考の奥まで潜り込む。
 そうなのかも、しれない。そんな考えが三人の頭をよぎって、徐々に染み込んでいく。
 不意に、悟史の下半身と羽入の手元を覆い隠したシーツが激しく揺れる。羽入の手が、大きく上下に動いているのだ。
「っく……! う、あ……羽入、ちゃ……!」
 制止を懇願する悟史の途切れ途切れの声。
 羽入の熱っぽく潤んだ眼。
 焦点のぼやけ始めた兄の面差し、同級生の―女の、顔。
 それら全てが、思考を溶かす霧のようなものを醸し出し、辺りを支配していくような気がする。
 沙都子は二人の姿を交互に見つめて息を呑む。身体のどこかで何かがチリチリと音を立てている。火で炙られているよう
に、心のどこかが赤く焼け始める。兄の様子は依然として苦しそうなのだけど、気持ち良さそうに、見えなくも、ない。
 こくん、と沙都子の細い喉が小さく鳴った。
「もう、わかったから! そういうことは誰にも見つからない場所でやって頂戴よ! あんた、私はまだしも、沙都子を
幾つだと思ってるのよ!?」
 大切な親友が何かに目覚めるのを阻止するかのようなタイミングで、今まで場の雰囲気に呑まれていた梨花が我に返る。
「忘れるのよ……じゃない。忘れるのですよ、沙都子。何も見なかったことにして、寝ちゃいましょうなのです!」
 あぅあぅと言い淀む羽入を尻目に梨花は沙都子の手を取るが、彼女の小さな腕は彫像のようにびくともしない。
「……沙都子?」
 不安そうな梨花の声と視線を感じながら、沙都子もまた戸惑っている。
 梨花の言う通り、今すぐこの異常な光景に背を向けて、兄の部屋を立ち去ってしまいたい。そうした方が兄にとっても
いいのだろう。でも、いや、しかし……
「ごめんなさいなのです。僕のにんしきがあまかったのです」
 迷い続ける沙都子の傍らで、梨花に叱責された羽入が肩をすくめる。
「やっぱり、いくら悟史のためとはいえ、こういうことは、僕以外の誰にも出来ないことなのでしょうし……」
「そっ……それは聞き捨てなりませんわ!」
 悟史のため。誰にも出来ない。という沙都子の琴線に触れる言葉が、燻っていた彼女の心に火をつけた。
 羽入は純粋に謝罪したつもりだったのだろうが、逆効果。
「こら沙都子落ち着くのよ、あなたはこんなこと、知らなくていいのです! 羽入も余計なこと言わない!」
 慌てるあまり白黒入り混じった梨花の発言もまた逆効果だった。子供扱いされる事を嫌う沙都子はますます意地になる。
「馬鹿にしないで下さいましっ。に、にーにーのために私が出来ないことなんて、何もありませんのでございますわぁ!」
 他人に出来て自分に出来ない事などあるものか、と顔を真っ赤にしながら高々と宣言し、兄に向かって突進する沙都子。
 今までずっと、自分の分の苦しみを背負ってきた兄。自分が弱くて堪え性が無かったばかりに負担を強いてしまった兄。
 ようやく帰ってきてくれた愛する兄のためになることならば、自分は何だって出来る。その一念が彼女を突き動かす。
「―ってそういう問題じゃないからあぁ!?」
 悟史の真っ当な指摘は妹に届かなかった。
 沙都子は勢いよくシーツをめくり上げ、羽入の手から、兄の、その……いわゆるオットセイ☆を奪い取る。
 幼い掌の中にあるソレの、生々しい体温の熱、どくどくと脈打つ感触、浮かび上がる血管の淀んだ青色、そして初めて
目の当たりにする造形。
 …………これは……これが、にーにーの……
 真っ白に硬直する沙都子の脳天に、ずどん、とキノコ雲が立ち上る。その不吉な形状はブロッコリーを彷彿とした。いや、
カリフラワーかもしれないが。全くもって本当にどうでもいい。
「沙都子、いけない。こんなことは、駄目なんだよ……! 早く離れるんだ、いい子だから」
 ……ああまた兄が心配そうにしている、と沙都子は頭を振って硬直と混乱を振り払い、怖気づいた自分を叱咤する。
 落ち着くんだ、うろたえている場合ではない。兄のためならば何でも出来るとさっき考えたばかりではないか。
「……だって、にーにーは、その……悦んでいて、気持ちいいのでございましょう? 私にだって、お手伝いはできまし
てよ。馬鹿で忍耐を知らずに、にーにーに迷惑をかけてばかりだった、昔の私とは違うんですの!」

390:秘密_C・5/9
08/05/07 21:04:36 ZB7jTpZ9
「さ、沙都子が、気にすることはないんだってばっ……!」
 他にも色々と―それはもう色々と言いたいことはあったが、悟史の口から咄嗟に出たのはその一言だった。
「僕は……迷惑とか、負担とか……そんなこと、全然、思ってないから……!」
「嘘ですわっ」
 一刀の下に切り捨てられて、悟史はぐっと言葉を詰まらせる。ずきりと心臓を掴まれたような痛みが走る。
 断言した沙都子に気圧された―わけでは、なかった。本心の中に見え隠れする、偽りに。
「たとえ本当に、にーにーがそう思って下さっていたとしても……この私自身が納得しないんですの」
 確か、羽入さんは、こんな風に……
 悟史の葛藤を知ってか知らずか。沙都子はぎこちない手つきで、握りしめた手を上下に動かし始める。
 どくんと別の生き物のように跳ね、熱く膨れた頭の部分に掌が触れ、その根元のくびれた場所でずるりと何かが滑る。
先端から滲み出る液体が指に絡む。その度に少女の手が戸惑いに震えるが、彼女は屹立したそれを離そうとはしない。
 固く立ち上がって敏感になったものを、小さく柔らかな指と掌が撫でるように這いずり回る。おっかなびっくり、と
いった動きが、くすぐるような、もどかしい、じれったい、微量の電流が走るみたいな快感を生み出す。
「私、大人になるんですもの……絶対、にーにーを満足させてみせますわ……!」
 だからどこで満足なんて語彙を仕入れてくるのか。この少女たちを小一時間問い詰めるべきなのだろうか。悟史はむず
痒さに似た快楽から逃避するように、愚にもつかぬことを考える。
 そうして逃避する兄の態度が気に入らない沙都子は、攻めを強めようとするが、当然、性の経験などありはしない彼女
には、快楽を引き出そうとする以前に何をどう弄り、どう動かすのか皆目見当もつかない。馴染みのない肉棒の熱や体液
の感触に対する恐れと焦りも手伝って、手の動きが余計にぎこちなくなっていく。
「ふ、ふわああぁ……」
 沙都子の瞳に涙が浮かぶ。躍起になって分身を弄り続けながら、ぐすぐすと泣き声を零し始める妹を慰めるべく、悟史
は思わず現状を忘れ、半ば脊椎反射の如く彼女の頭に手を伸ばす。
 が、するりと猫を思わせる動作で沙都子の隣に滑り込む梨花の身体に遮られ、悟史は手を止める。
「……みぃ。沙都子、ボクも協力しますのです」
 この異常な状況もどうかと思ってはいたが、梨花もまた、沙都子の涙を見るのは何より嫌だった。
 彼女は気だるげな短い溜め息をつくと、自らの艶やかな黒髪を一房手にして、あろうことか、じっと耐え忍ぶように
小さく脈打ちながら震える悟史のものに巻きつける。
 兄妹は呼吸も忘れてその様子に目を奪われた。
「わかるですか? 沙都子。いつも触っているボクの髪なのです。少しは怖くなくなるはずです」
 沙都子の手が、更に小さな梨花の手に掴まれて、改めて黒髪に包まれた悟史の分身へと導かれる。
 お風呂上りにバスタオルで互いの髪を拭き合ったり、朝の身支度の際に櫛で整えたりと、共に生活する中で幾度となく
触れた親友の髪。微かな風にもさらさらと流れるように揺れる真っ直ぐで綺麗な髪の毛を見て、沙都子はふわふわと癖の
ある自らのそれと比べては羨ましく思ったものだった。
 その、梨花の、梨花の美しい黒髪が……
 沙都子は茫然とした、どこか恍惚とした表情で、それを握る手にそっと力を込める。
 生まれて初めて経験する兄の熱と、憧れつつも馴染んだ親友の毛髪の滑らかさが混じり合った、背徳的な手触りだった。
 梨花は、ゾクゾクとした高揚が己の背筋を駆けあがっていくのを感じていた。毛髪に神経が走っているわけでもないのに、
自分の身体に沙都子と悟史の体温が伝わってきていると錯覚してしまう。
 梨花のサラサラした髪と、同じく梨花とそして沙都子の柔らかな幼い掌が重なり合って、屹立した悟史のものを扱く。
「り、梨花ちゃ……君まで、何を……!」
 悟史はもはや抵抗する気力体力どころか、制止を呼びかける言葉さえ満足に出てこない。
 二人の手が動く度に、自身の表面に絹糸のような毛髪が擦り込まれ、傘状の先端を擦り、皮の隙間に潜り込んでと、特に
敏感な部分を的確に責め立てられて、骨まで砕けるような快感が与えられ、その代償に全身の力を奪い取られ―そして、
下腹部に溜まった劣情が刺激される。
「や……やめっ……!」
 悟史は固く目を瞑り、煩悩を追い出さんとばかりに激しく頭を左右に振る。あるいは後頭部を壁に擦りつけた。
 全てを投げ打ってでも守り抜こうとした幼い妹と、妹をずっと癒してくれたその親友の少女に、ソレをぶちまけるなんて
ことは間違ってもあってはならない。

391:秘密_C・6/9
08/05/07 21:05:02 ZB7jTpZ9
 あってはならないと、思っているのに……!
 こんなのはおかしい、絶対に駄目だ、沙都子は大切な妹で、梨花は妹の友でクラスメイト、二人とも年端も行かぬ少女で
―悟史は擦り切れて崩れ落ちそうな理性を限界まで奮い立たせ、膨れ上がって溢れそうな劣情に様々な言葉で蓋をする。
「平気ですのよ? にーにー。にーにーに関わることで、わたくしが嫌いなものなんて、ありませんの」
「……仕方ないわね。付き合ってあげるわ」
 二人の言は悟史の耳に届かない。
 悟史の意志さえも押しのけるように、先端から溢れて滴り落ちる先走り液が、懸命に擦り上げる沙都子の小さな指や、
巻きつけられた梨花の黒髪を容赦なく汚していく。
 女性の命とも称される髪が、男性の象徴そのものたる存在を包み、その分泌物に塗れている。
 悟史だから―沙都子を守るために百年休まずに戦い続けた悟史だから、梨花の許しを得られるのだ。もしこれが……
彼女の大切な少女の手が触れていて、彼女の自慢の髪を汚しているのが他の男のモノだったなら、祭具殿から鎌を持ち出し
て、根元から切り落としてやりたい衝動に駆られていただろう。梨花にはその自信があった。
 沙都子の柔らかな掌が髪の束ごと竿を揉みこむ。梨花の指先が先走りを含んで固まった髪の毛を先端に擦りつける。
 じゅくじゅくと淫猥で粘着質な音が室内に響いていた。
「うあ、あ、あぁ……!」
 激しい快感と苦悶に追い詰められて、悟史の口から悲痛な声が漏れる。少女の掌が、指が、髪が、悟史の男性に絡みつ
いて握り締めて擦り上げて、理性と倫理と忍耐をボロボロに溶かしていく。
 駄目だこんなの、おかしい、ああどうして、駄目だって、駄目だって言ってるのに―
「―ッ……!!」
 我慢に我慢を重ねた果てに、声にならない叫びをあげて、悟史は決壊する。
 二人の手の中で彼の分身がビクンと大きく脈打つ。大きく後方に反った背中と後頭部が、衝撃と共にまともに壁とぶつ
かるが、痛みを認識する余裕はなかった。
 それでも悟史は僅かに残った気力と理性を掻き集め、蓋が弾け飛ぶように先端から飛び出した白濁から沙都子と梨花を
守るために、己の先端へと手を伸ばす。
 最初に感じたのは熱さだった。遅れて、ゼリー状に固まった塊のぬるっとした不快な粘りが掌に飛び散る。
 それでも、彼の手指をすり抜けた飛沫が、二人の無垢な頬を汚してしまう。
「あ……何てこと……!」
 悟史は慌てて彼女らの顔を汚すものを拭きとろうと手を伸ばそうとするが、今現在最も白濁に汚れている自分の手で
それを実行したら惨事が広がるだけだ。そもそもまだ放出が終わっていないため動くことが出来ない。
「あぅあぅ。とっても気持ちよかったという証拠なのです。二人とも、よく頑張ったのですよ」
 羽入が沙都子の頬についた白濁を指で掬い取り、赤い舌で舐めとって微笑んだ。無邪気とも妖艶ともいえる顔だった。
「ふわぁ……熱いの……にーにーの、凄いですの……あぁ、梨花ぁ、羽入さ……私、やり遂げましたの、ね……」
 支離滅裂なうわ言を零しながら、精液の熱さと匂い、達成感と未知の感覚に溺れる沙都子の意識が闇に沈む。
 糸が切れた人形のようにくたくたと脱力する沙都子の体を、梨花がしっかりと抱きとめた。
「沙都子は梨花に任せて大丈夫なのです。あう……悟史はまだ、物足りなさそうなのですね」
 愉しそうな羽入の言葉に、カッと悟史の頭に血流が昇っていく。
 彼女の言うとおり。不本意の内に発射され、目の前にいる二人にかかってはいけないと、これ以上ないほどの快楽に
抗い、抑えていた欲望の塊がまだ下腹部に残っているような感覚はしていた。
「言ったはずですよ。恥ずかしがることなどないのです。僕が……今すぐ、楽にしてあげるのです」
 何も言うことができずに俯く悟史に対する羽入は、あくまで優しい。
 ズボンを脱いで、パジャマの上着だけになった彼女は、いつの間にか再び悟史の上に跨っている。
 硬さを残した悟史の分身と羽入の入り口が触れ合い、くちゅっと粘性のある音を立てた。
 ―まさか。
 この期に及んで止めようとする悟史が口を開く前に、その手を振り切って、羽入は慣れた動作で竿を掴み、それにあて
がうようにして腰を落とす。
 華奢な指先が肉棒を擦り、充分に潤った柔らかく熱い羽入のそこが、悟史の先端をぬぷりと包み込む。
 それを受けて高度を増すモノを、彼女は一気に咥えこんだ。

392:秘密_C・7/9
08/05/07 21:05:25 ZB7jTpZ9
 ずぷずぷと音を立てながら、先端から亀頭、肉棒の半ばから根元と、熱く滑った胎内が悟史を包み込んでいく。
 やがて全てを呑み込んだ羽入が、ふぅと小さく息を整えて、ゆらゆらと緩慢な動作で体を揺らし始めた。
「う……あ……あぁああぁっ!?」
 羽入の落ち着きとは正反対に、悟史はきつく目を瞑って喉から悲鳴じみた喘ぎを絞り出す。
 彼女の様子は、ゆっくりしているように、見えるだけ。その実、彼女の内部は悟史のものをみっちりと強く締め付けな
がら、ざわざわとうねり蠢いて激しく擦り上げてくる。
 見た目の静かさと内部の激しさのギャップ、何より想像を絶する感触に、羽入の中に収められている肉の塊が更に硬く
膨らんでいき、それと共に羽入の心身もまた昂ぶっていく。
「あぅ……ああうっ、悟史……いい、いいのですよ……っ、一緒に……一緒にっ、行きましょう、なのです……」
 両手を床について、彼女は前後左右に腰を動かし始める。膣壁自体の蠢きに根元から揺らされる刺激が加わり、悟史の
分身も精神もドロドロに溶かされて、それでいて、どくどくと痛いほど大きく脈を打つ。
「う……うわ、あぁあ……!」
 悟史の腰に跨っている状態から素早く膝立つ上下運動を何度も繰り返し、波打つ襞で熱く屹立した悟史のものを扱く。
 妹とさして変わらない年齢に見える少女の尋常ならざる腰と膣の動きに、悟史の精神は急速に何処かへ向かって引き上
げられていく。精神が、思考が、魂までもが、真っ白く溶けるのを通り越して引き裂かれて千切れるのではないかという
錯覚さえ起きる。その錯覚を認識できたかどうかすら怪しい。
「あうあう、あぅ……そう、そうなのです、悟史、あぅ、あぁあっ……もっと、もっと大きく、もっと硬くして、なの、
ですぅっ……!」
 ぐちゅっ! ずちゅっ、ぐじゅ……羽入が動く度に、結合部からおびただしい量の蜜と先走りが混じった液体が溢れ、
部屋中に響き渡るほどの派手な水音が立っていた。
 焼けつくような柔らかな襞が敏感になった自身を握り締めてきて、溶けて混ざり合ってしまいそうな蜜がぬるぬると
絡みつき、全てを絞り取られそうな妖しい蠢きが絶えず悟史を責め立てる。
 気持ちいいのか恐ろしいのか泣きたいのか、もう自分を支配する感覚が何なのかすらわからない。
「あぅあぅ……いいのですよ、悟史……このまま、いっぱいいっぱい、出していいのです……」
 何がどういいんだそんなわけがないと、反応する余裕も正常な思考も、もはや彼には残っていなかった。
「あ、あ……もう、っ……出る……!」
 びくん、と目の前の少女の中に咥えこまれた分身が大きく震えるのを感じた。先端から迸る欲望の流れが、ぎゅうぅっ
と一際強く締めつけてきた羽入の胎内に、文字通り絞り取られる。
「あぁぁうっ! は、あ……でて、出ているのです……僕の、僕の中に……熱いのが、いっぱいっ……あぁあっ! すごい
……すごいのです、あぁ、僕の中に……!」
 膣壁がひくひくと心臓の鼓動に合わせるように収縮を繰り返し、脈打つ肉棒にまた刺激を与える。
 一息つくことも、余韻に浸ることもせず、羽入は再び取り憑かれたように猛然と腰を動かし始めた。
「あ……そんな、っ……もう……うあぁっ!」
「あ。あぅ、あぁ……あは、ああぁ……僕、僕は……あの人以外の、を……中に……あの人じゃない人と、している、の
です、ね……あぅ、ぁ……」
 羽入は夢中で悟史を貪っている。
 快楽を貪る姿は、まるで本能のままに行動する獣みたいだ。
「あぁっ……あの人がっ、あの人が、悪いのです……あぅ、あうぅ……言ったのに……」
 ぽろぽろ、ぽろぽろと、激しい水音に紛れて消え入りそうな声が零れ出す。
 ぐじゅぐじゅと蜜と先走り液、更に先ほど膣内に流し込まれた精液が、泡立つほどにかき混ぜられて、羽入の秘部から
太腿へと伝い、悟史の体に落ちていく。
 情欲に濡れた眼差しが、遠く虚空を覗き込んでいた。
「また……会えるって、必ず、会いに、あぅ、来てくれるって……僕を、あぅあ、あ……見つけて、くれるって、あぁ、
い、言った、のに……」
 踊るように跳ねる羽入の体。白い肌に光る汗が飛び散って、淡い藤色の髪が流れ、傷の付いた漆黒の角が艶めく。
 貪っている。本能を、情欲を、快楽を……人のぬくもりを。
 獣みたいに。とても、とてもきれいな、獣みたいに―
「ぼ、僕を、こんな……こんなに、待たせて……っ、あっ、ああぁ、あぅっ……僕を、こんなに……寂しくさせて……! 
あぅ……あ、ああぁっ!」

393:秘密_C・8/9
08/05/07 21:05:53 ZB7jTpZ9
 ―寂しい。
 その一念で、娘の面影を持つ少女のために繰り返した、昭和58年の初夏。
 似通った日々、同じような時間を、何度も通り過ぎても結局は救えなかった人がいて、幾度同じことがあっても、一度
も逃げ出したりはしなかった人がいた。
 少しでも、それを癒し労うことが出来るなら、そうしたい。
 仲間たちの中でも、生涯を共にしたいと誓い合った人がいる彼女は、人の温かさとその心地よさを誰よりも知っていた。
 そうでなければ、縁結びの神様になんてなれはしない。
 でも、それを教えてくれた人は、もう傍にいなくて。
 その温かさ、心地よさを知っていればいるほど、求めれば求めるほどに、手を伸ばしても届かない現実に愕然とする。
上れば上るほどに、落ちる時の高さと痛みは増すのだ。
 長い百年を耐え抜いた人に温かさを与えようとしながら、羽入は自らが失った温もりを思い出して押し潰される。
 あの頃を知る者は、彼女以外に誰一人として存在しない。彼女のささやかな幸せを刻んだ日々は、今ではあまりにも遠
すぎて、秘密にすらなれない古ぼけた記憶。
 身体に残る温かさも心に残る思い出も、掌に掬った砂が指の隙間から零れ落ちていくように、時が進むにつれて無情に
も流されて、その喪失と恐怖は身を切り刻み心を引き裂いてゆく。
 どんな事があっても、家族と呼べる人のために戦い続ける強さは、いったいどこで手にいれられるのだろう。
 ……触れることで分けてもらえるなら、そうしたい。
 百年の絶望を抜け出しても尚、羽入の千年の孤独はまだ続いていく。
 己の決断と責任を忘れたわけじゃない。彼女はわかっている。でも、それでも願ってしまう。
 待っているから。諦めないから。もう一度会いに来て、連れて行って、独りにしないで。
 ―僕を……
 悟史は羽入の、無音の声を聞いたような気がした。
 そして、こんなことが前にもあったような気もして、彼は彼女をそっと抱き寄せる。
 羽入の事情は知らない―知るわけもないけれど、もしも、誰かに届けたい思いや受け取りたい願いがあるなら。
 あるなら、
 ……大丈夫。
 きっと大丈夫だから。
 自分でも自分の言っている意味がよくわからないまま、悟史は彼女に囁いた。
 悟史の上に跨った羽入が大きく体を震わせる。
「ああっ、あぁ……僕は……僕、は……あ、ああ、あああぁぁぁ―!」
 羽入は悲鳴をあげて背中を反らし、遙か彼方へと意識を飛ばす。
 絶頂を迎えた声は、慟哭に似ていた。
 そのまま気絶してしまい、ぐったりと倒れ込んでくる羽入の柔らかな体を、悟史は連続した射精に体力を削り取られ、
肩で息をしながらも優しく抱きとめる。
 歴戦の妖婦のように自分を激しく責め立てていた女とは思えない程、小さくて軽い体だった。
 タオルで体を拭き、着ているものを整えてあげて、勿論自分の服装も整えて、足元に敷いてある自分の布団に沙都子と
並べて寝かせてあげる。
 先ほどまでの乱れぶりがまるで嘘のような安らかな面差しだ。隣の沙都子もまた無垢な寝顔を見せていた。
 ……むぅ。そういえば僕はどこで寝よう。
 急激に冷え込んだ空気に、悟史はくしゃみを一つ。
「……ありがとうなのですよ。悟史」
「え?」
 不意に口を開いた梨花の意外なセリフに、悟史は驚いて彼女の方を顧みる。
「羽入に付き合ってくれて。ありがとうなのです」
 梨花は、布団に横たわって静かな寝息を立てる親友と相棒を、限りなく温かな眼差しで見守っていた。何事にも淡白な
彼女にしては珍しい表情だと悟史は思う。
「でも、悟史はお人好しなのです。度が過ぎるとおバカさんなのです。みー」

394:秘密_C・9/9
08/05/07 21:06:45 ZB7jTpZ9
 茶化した口調だけど、微塵も笑っていない梨花の表情を見て、おかしいよね、と前置きして、悟史は今言っておいた方が
いいように思えた、とある事を話し始めた。
 去年の綿流しの祭りの数日後から、一年間眠り続けていた自分。
 意識は全く無かったし、夢を見ていた記憶も無いはずなのに、本当は、もっともっと長い間眠り続けていて、その間に
沢山の人たちの沢山の声や言葉を聞いた。それが誰だったのかもどんな内容だったのかもわからないけれど、沙都子や仲間
たちを始めとする、近しい人々だった……そんな気がする。
 妹や仲間たち、故郷を大切に思う気持ちは紛れもなく本心で、偽りはない。でも、全く恨んだことがないかと問われれば、
答えは否だ。間違いなく。
 けれど、その眠り続けた長い時間に通り過ぎていった、様々な声や言葉があまりに悲しく痛々しくて、一生懸命で。
 だから次第に……「もう大丈夫」と、聞こえる声に次第に返すようになっていった。
 もういい。もうそんなに、苦しまなくてもいいから。
 少なくとも自分は、もう気にしないから、と。
 そうして彼は戻ってきた。このひぐらしの鳴き止んだ季節の雛見沢に。
「やっぱり、貴方はお人好しよ」
 悟史の話を一通り聞いた後、ふいっと梨花は顔をそむける。
 むぅ……と黙りこくる悟史。
「……でもボクは、あなたが嫌いではないのです」
 小さな小さな、梨花の呟き。
 つくづく他人に甘い男だ。そんな話を聞いたら、またひとつ愚かな魔女の心が軽くなってしまうではないか。
 悟史に義務付けられたのは、末期発症の果てに入江診療所の地下に沈む運命。
 百年以上にも渡る時の繰り返しの中で、悪戯に沢山の人を見捨てたと思っていた。
 それでも貴方は……その眠りを、無駄じゃなかったのだと言ってくれるのね。
 見あげた梨花の視線の先には窓があって、少しだけ滲んだ月が、静かに闇夜の中に浮かんでいた。
 もう運命を賽に例える魔女ではないけれど、でも、願ってる。
 悟史が心安らげる誰かと巡り合えるように。
 ひょっとしたら、もう巡り合っているかもしれないその人と心穏やかに生きていけるように。
 そう、彼の行く先にどうか6の目を。





「―……って……強引にちょっといい話っぽく纏めてお終いと思ったら大間違いよ! このエロリ神ーッッ!」
「あ、やめるのです梨花、あ、あ、辛いのはイヤイヤなのです梨花ぁぁあああうあうあ゛ーー!?」



(了)

395:名無しさん@ピンキー
08/05/07 21:07:05 ZB7jTpZ9
『秘密』はこれで終了です。
では改めて、拙作にお付き合い下さった方、保管庫に載せて下さった方、
誠にありがとうございました。

396:名無しさん@ピンキー
08/05/07 21:11:32 wRF/Ze0L
>>395
お願いです
結婚してください

397:名無しさん@ピンキー
08/05/07 21:18:56 ToEEmuEE
>>395


398:名無しさん@ピンキー
08/05/07 21:21:49 aDNUZbfE
>>395
秘密の人乙。今回も良かった
秘密ではない次回作も待って良いですか

399:名無しさん@ピンキー
08/05/07 21:22:23 BxLcqEUV
>>395
超GJ!
そして超乙!
あんた大好き!

400:名無しさん@ピンキー
08/05/07 21:23:37 BxLcqEUV
sage忘れた…orz
ごめんなさい

401:名無しさん@ピンキー
08/05/07 23:15:39 Etw5LlKn
>>395
GJ!
その文章力の高さにあこがれる

402:名無しさん@ピンキー
08/05/08 01:23:08 OkA0+Owa
>>395のシリーズと鬼畜悟史シリーズは治療中の悟史の夢でした

403:名無しさん@ピンキー
08/05/08 09:50:58 tknLPOxD
>>402
お前、前にも同じようなこと言ってなかったか?

>>

404:名無しさん@ピンキー
08/05/08 09:51:39 tknLPOxD
>>402
お前、前にも同じようなこと言ってなかったか?

>>395
GJ!凄く良かった!

405:名無しさん@ピンキー
08/05/08 14:36:19 otdXgkK/
なんというエロリ神

406:名無しさん@ピンキー
08/05/08 14:44:44 WoX6udie
秘密の方ありがとうございました。
羽入と悟史という組み合わせに心踊ったぜ。

羽入がエロいのって公式なのか?


407:名無しさん@ピンキー
08/05/08 14:51:29 /cPQ5n2W
>>406
あんなロリキャラなのに子持ちの未亡人なんだぜ。
エロくないわけないだろ?

408:名無しさん@ピンキー
08/05/08 16:17:34 Bl1n+E32
>>407
どんどん幼児退化してるから、悲しい事に将来はエロが無くなる

409:名無しさん@ピンキー
08/05/08 17:03:22 a/uF9++c
>>408
おまえは園じぇるを知らない…。

410:名無しさん@ピンキー
08/05/08 19:46:54 jyScpM7y
保管庫が更新されてる
圭梨クリスマスやヤンデレ羽入の人乙!

411:名無しさん@ピンキー
08/05/08 20:03:06 u5scVhE8
なぜわざわざ行頭を…?

412:名無しさん@ピンキー
08/05/08 20:20:31 qMjsn77M
ホントだ! ヤンデレ羽入の続きキテル――(゚∀゚)――!!!
一途な恋とか…たまらんぜ(*´Д`)  作者さん続き期待してますよー

413:名無しさん@ピンキー
08/05/08 21:41:01 OJ9xatRu
ヤンデレ羽入のかわいさは異常
こわかわいい。実に良い

414:名無しさん@ピンキー
08/05/08 22:42:15 5upRilBe
なんつーか健気な感じがするな。
病んでるのにどこか可愛い >ヤンデレ羽入

415:名無しさん@ピンキー
08/05/09 07:48:51 T6cG+QWB
ヤンデレ羽入いいね。①って付いているから続くみたいだね、楽しみ。

416: ◆Ut1TI4HSDI
08/05/09 19:27:37 AJE/Za7u
保管庫の拙作への計らいにビックリしたので、御礼にエロ無しですがTIPSを1本直接入庫します。
前後の本編はまた後日。ノシ

417:名無しさん@ピンキー
08/05/09 21:14:39 yhamr92b
>>416
乙。本編楽しみにしてるぜ。

418:名無しさん@ピンキー
08/05/09 23:39:43 Xvv8iBk3
>>416
今すぐ保管庫往ってくる

419:名無しさん@ピンキー
08/05/10 00:03:25 K9BOYcJg
よっぽど特殊なシチュエーションでない限り
保管庫に直接投稿じゃなくて
スレに投下してほしい気もする
保管庫の更新履歴見落とすこともあるし…

420:名無しさん@ピンキー
08/05/10 00:10:19 +Q3tWtZU
>>419
本人がちゃんと報告してくれているからいいじゃないか

>>416
GJなんだぜ

421:名無しさん@ピンキー
08/05/10 00:33:36 JYKWNJ9I
>>416GJ
読んできた
非エロだと思ったけどちゃんと最後は少しエロかったよ
これは本編が楽しみだ!

422:名無しさん@ピンキー
08/05/10 09:52:22 hBpQg8hp
スレなんかに投下しないで直接向こうに投下すべき。
このスレにはキチガイが大勢居るしね。

423:名無しさん@ピンキー
08/05/10 11:33:23 VjietAXS
見落とすのが心配なら、ちょくちょく保管庫のぞけばいいじゃない

424:名無しさん@ピンキー
08/05/10 18:39:41 H8GKgPnG
ヤンデレ羽入可愛いい…!
しぐさが恋する乙女そのものじゃん(*´Д`) 作者様乙です

425:名無しさん@ピンキー
08/05/10 19:19:47 DASiTHAG
これはデレデレ羽入だろw
妄想壁があるとかたまらんね

426:名無しさん@ピンキー
08/05/10 22:40:49 SeAoN54X
黒くなっても「あうあう」と言っている所が羽入らしい

427:名無しさん@ピンキー
08/05/11 00:02:02 m/ceEjeA
やらないか?
   _____
  /     \
  /       丶
 f ィ=゙ ゙̄丶i ̄""||
 i |   リ  ||
 レ-iィニ==ァ r==>i
 |ヘリ f旬゙  /f旬∥
 |((゙  ̄′ i` ̄∥
 丶丶    i  |
  i |   ^ r′ /
  ||丶 `-==ァ /
_/∥ \

428:名無しさん@ピンキー
08/05/11 12:01:52 PSTHF1Yy
それオヤシロさまちゃう。雄犯尻さまや。

429:名無しさん@ピンキー
08/05/11 13:12:03 dUW5RYAK
なんかビビっとくるようなネタないかなー。
SSなんて書けないから妄想するだけだけど。

430:名無しさん@ピンキー
08/05/11 16:49:42 7zPvWwMv
圭一がショタになりみんなで圭一を取り合うのなんてどうだ?

もしくは詩音が病気で悟史が看病しているのだがムラムラして…ゲフン、ゲフン

431:名無しさん@ピンキー
08/05/11 17:37:57 134s5tjM
逆にL5悟史が詩音を襲うところが見てみたい
有りそうで今まであんまり見たことない
後このスレでは入江や小此木の話ってあんま見ないね

432:名無しさん@ピンキー
08/05/11 18:59:39 eEqn0Xwj
女装入江とたかのんの話があったが途中で終わってたような
小此木は確かにあんま見ないな

433:名無しさん@ピンキー
08/05/11 19:08:09 9Dq63euo
おっさん連中で普通にエロ書くと生々しいからひいちゃうんじゃね? 書いてる方も

434:名無しさん@ピンキー
08/05/11 20:02:34 GCYmTsKm
>>430
>>431
それぞれ保管庫に一つずつあったな

悟史系ちょっと前まであんまりなかったんだがかなり増えたな
嬉しいことだ

435:名無しさん@ピンキー
08/05/11 20:04:12 GCYmTsKm
連投スマン
>>430は逆のシチュだったわ

436:名無しさん@ピンキー
08/05/11 21:41:28 maaRqT0G
確かに悟史物一気に増えたな
しかもバリエーション豊富。

小此木か。
ドS美人上司に振り回される中間管理職
野村×小此木とか考えてみたが書くの難しそうだな…
というかそれ以前に需要がなさそうだ

437:名無しさん@ピンキー
08/05/12 02:47:29 NyV6Y49h
熊ちゃんこと熊谷勝也の活躍が無いな。
彼はまさに「(真ん中の)足が武器」を地で行く刑事だと思うんだ。

438:名無しさん@ピンキー
08/05/12 06:17:54 BwtsjNrG
小此木は魅音との組み合わせとか見た事あるけどここではあまり見ないな
鷹野さんともよさそう
イリーは沙都子、詩音、鷹野さん、知恵先生辺りがいけそうだがあまり見ない
カップリングはエロだと個人的に純愛じゃない以外どれも生々しいところあるから大人組みでもいけそう

439:名無しさん@ピンキー
08/05/12 12:13:43 dRwliDq0
小此木とか入江、あと大石や葛西って
エロのあるなしにかかわらず
セリフ回しや心情を書くのが難しいんだよな
良いキャラだとは思うんだけど

440:名無しさん@ピンキー
08/05/12 12:27:44 9tDO3HC0
そうかそうか

441:名無しさん@ピンキー
08/05/12 20:39:41 g0K+7puA
沙都子「梨花ぁ~!こんな夜中にどこ行くんですの!?」
梨花「お出かけなのです♪沙都子にはお留守番を頼みますですよ。」

~興宮の外れ~
梨花「私を買うなんて…妻子持ちの癖にいい度胸してるわね」
赤坂「そりゃよかったな、売春いくらだ」

こんなSS書いてください。お願いします。

442:名無しさん@ピンキー
08/05/12 20:43:11 VQ/kwYAA
>>441
ちょwwwwwロリ坂wwwww

443:名無しさん@ピンキー
08/05/12 20:44:50 g0jj0xR/
>>441
(*´Д`*)ハァハァ


444:名無しさん@ピンキー
08/05/12 21:51:55 Lcl0HnPs
>>441
そして未成年淫行買春で熊ちゃんに逮捕され、警視庁は尻尾切りで懲戒免職
赤坂はめでたく給料ゼロとなり、刑務所で小此木と再会しましたとさ、めでたしめでたし
~完~

445:名無しさん@ピンキー
08/05/12 22:58:33 3RhGbBS6
>>441
このスレで給料いくらだネタみたの初めてな気がするw
てか赤坂www

446:名無しさん@ピンキー
08/05/12 23:53:09 NUDow2ah
>>444
なんか赤坂と小此木ってムショの中では仲良さそうだよなw
格闘技とか筋トレについて語り合ってそう

447:名無しさん@ピンキー
08/05/13 00:46:58 fCcNq+UA
不覚にも……不覚にも、ワロタ……



くやしい…………


448:名無しさん@ピンキー
08/05/13 03:33:53 p1AwcoeO
>>446
事は重大であった。現役の警察官、しかも警視庁のエリートが未成年の女児への淫行で現行犯逮捕されたのである。
しかも女児が小学生の頃から性交渉に及んでいたというのである。
「お互い合意のもとです」などと被疑者は弁明したが、妻子が居る身であることもあり、それ以前の話であった。
逮捕した警察官は、「私はあなたのこと、尊敬していたのに…」と号泣し、ショックで警察を辞めてしまったという。
警察庁は必死に隠蔽に務めたが、結局マスコミへリークされる最悪の展開となり、世間の激しい批判を浴びて、被疑者の直属上司をはじめ、公安関係者の大量処分に踏み切る事となる。
犯人の名前から「A事件」と命名されたこの事件は、警察の威信を大きく傷つけ、世間の性犯罪への関心を高まらせ、数年後に発生するより悲惨な「M事件」の推移において少なからぬ影響を与える事となった。

「よう、あんた…あの時の空手野郎じゃねえか」
「……!」
「俺だよ、元山狗の小此木だ」
「……」
「しっかし、あんた…ナニやらかしてんだ? 確か、警察官だろうよ?」
「私は…私は別に…悪意があったわけじゃ…彼女が望むから…」
「まさか、あの空手野郎が女王感染者に手ぇ出してお縄とは、とんと予想も出来んかったわ。傑作だなこいつぁ、へっへっへ」
「…私は…私は…」
「んで、あんた…今の給料いくらだ?」
「!!」
「へっへっへっ…くっくっく、ひゃっはははっ、あの時の台詞、返させてもらったぜ」
「ぐっ…」
「まぁこれから仲良くしようや。多分、俺の方が先にココ出る事になると思うけどな、へっへっへっ!」
「アッー!」
「おい、俺にゃそんな趣味はねえぞ!ムショん中で出来るかんなこと!」

449:名無しさん@ピンキー
08/05/13 09:01:32 ElkmSjWe
>M事件
M青年がとある寒村で少女7人とハーレムを作って日々乱交していた事件ですね わかります

450:名無しさん@ピンキー
08/05/13 10:19:51 DyvaL0YX
三四事件略してM事件ですね。わかります

451:名無しさん@ピンキー
08/05/13 10:42:07 duBGNQR4
目明しやるといつも思うんだが
詩音ってば実際に悟史と結ばれたらマジで腹上死してもおかしくないなwww

452:名無しさん@ピンキー
08/05/13 12:25:11 +Oa5uQJR
>>451
悟史にまたがって乳揺れさせながら腰を激しく振る詩音が
脳内再生された

453:名無しさん@ピンキー
08/05/13 17:13:13 /WP2n5g2
北条悟史スケジュール表
平日
AM6:30 起床
AM7:00 身支度中やってきた詩音と結合
AM8:20 通学
授業の合間の休み時間毎にトイレで手コキ
PM1:00 お弁当位
PM3:00 授業終了、家までやってきた詩音と3回戦目

休日
AM6:00 起きると既に詩音が悟史の上に、気だるさを感じつつも射精
AM8:00 出かけようと詩音に誘われるも興宮のラブホテル
PM1:00 やっとのことで解放されお昼をとるが口移しの昼食だった
PM1:20 キスで興奮した詩音と今日6回目の射精
PM5:00 結局詩音の家に泊まることに 8回目の射精

454:名無しさん@ピンキー
08/05/13 17:25:55 Z00OVSrP
すごいハードスケジュールだなw
この詩音と今連載されてる鬼畜悟史が絡んだらどうなるんだろうw


455:名無しさん@ピンキー
08/05/13 17:33:43 GtRC+Bqq
>>453
やりすぎだw
性欲をもてあましすぎだろ悟史w

456:名無しさん@ピンキー
08/05/13 21:11:03 t+PFmqto
いや、むしろ持て余してるのは
詩音の方かと…

457:名無しさん@ピンキー
08/05/13 21:26:52 duBGNQR4
搾り取られて空っぽに…いやむしろ枯れるな悟史は

458: ◆KARsW3gC4M
08/05/13 21:35:00 S7wRAh4K
皆さん、御久し振りです。
[れなぱん!]の続きが完成しましたので投下します。
前回感想を下さった方々ありがとうございます。
又、wikiで今までの作品をまとめて下さった方ありがとうございます。
では今回は短か目ですが、よろしければ読んでやってください。
次レスから投下します。

459: ◆KARsW3gC4M
08/05/13 21:36:38 S7wRAh4K
[れなぱん!7]

薄暗くなってきた教室の中に鉛筆とホッチキスの音のみが響く。
今日は夏休み最後の登校日。
再来週から学校が再開するから、夏休みの課題の進行状況のチェックがあったのだ。
結局魅ぃちゃんはテキスト以外、何にも手を付けてなくて知恵先生に大目玉を食らっていた。
他の皆は、ある程度終わっているのに魅ぃちゃんだけがほぼ手付かずの状態だった。
と言う訳だ。
流石に受験生がこれでは先が思いやられる。
そんな訳で、本来ならクラス委員長である彼女がする仕事を、私と圭一くんの二人で代行しているのだ。
来期に圭一くんはクラス委員長になる。そして私は補佐役に抜擢された。知恵先生に頼まれたら断れない。
ちなみに魅ぃちゃんは、先生の家に引き摺られて連れて行かれた。
課題が終わるまでマンツーマンで『指導』してくれるそうだ。
だから私達はクラス委員長になった時の練習を兼ねて作業を黙々としている。
.
「だあぁ~~っっ!!ようやく終わったぞコンチクショウ!」
と、圭一くんが机に勢い良く突っ伏して叫ぶ。
「あはは・・・うん。ようやく終わったね。レナ疲れちゃった・・・」



460: ◆KARsW3gC4M
08/05/13 21:37:42 S7wRAh4K
私は椅子に座ったまま、腕を上げて伸びをする。
後は片付けをして教室と下駄箱の鍵を閉めるだけ、鍵は近い内に先生に手渡す手筈になっている。
「そういや、レナの親父さん。今日帰って来るんだっけか?」
「うん。もう帰っている頃かな。かな?」
そう。私のお父さんは数日前から出張に行っていたのだ。
ついでに言えば、圭一くんの御両親も・・・。
何という名前だったか?コミ・・・コミ?何とかマーケットに出展するとかで留守にしている。
伯父様は画伯だそうだから、多分、風景画とか油絵とかの個展なのだろう。
ともかく、私は圭一くんの『世話』を頼まれたので自主的に『泊まり込み』していたのだ。
『朝はおはよう』から『夜はおやすみなさい』まで一緒に過ごして新婚気分を味わったのだった。
但し、Hな事は何もしていない。
だって私が『女の子の日』だったから・・・。
「レナ手作りの飯が食えなくなるのか・・・。はあ・・・。残念だぜ」
「エヘヘ☆言ってくれたら、いつでも作りに行ってあげるから、そんな顔しちゃ駄目だよ。だよ」
圭一くんの鼻を人差し指で軽くつついて『めっ!』てしながら、私は心の中でガッツポーズする。



461: ◆KARsW3gC4M
08/05/13 21:39:07 S7wRAh4K
圭一くんが私の事を必要としてくれている。という事に・・・。
少なくとも『押しかけ女房』が迷惑に思われてはいない。
ただ『奥さん』としてしてあげる事をしてあげられなかったのが残念。
圭一くんだって男の子だから、やっぱり彼女と一緒に何日も過ごしたら・・・したくなるだろう。
良く我慢してくれたと思う。
お口でしてあげようかとも考えたけど、そんな事したら私も欲しくなっちゃうから・・・。
約一週間、一人Hも禁止させて耐えさせたのだ。
今なら誰も居ない。私達二人だけ・・・。
それに女の子の日も今日の朝終わったのだ、お互いの御褒美に・・・・・・うん。
「おう!楽しみにしとくよ!むしろ毎日頼みたいくらいだぜ!
毎朝、制服にエプロン姿のレナに起こされたら・・・くうぅぅ!良いぜ!堪らねぇ!」
「はうぅうっ!!そ、それって・・・・・・レナが、け、圭一くんのお嫁さんに・・・。はうぅ☆良いね!良いね!」
私は顔を真っ赤にして、脳内で都合の良い未来予想図を瞬時に構築し始める。
・・・はうぅ♪
「はは!それはまあ五年ばかし待っててくれよ!」
「うんうん!待つよう!絶対待つよう!圭一くんのプロポーズ。楽しみにしてるね♪」



462: ◆KARsW3gC4M
08/05/13 21:41:27 S7wRAh4K
そんな甘い会話をしながら鞄に筆記用具を入れて、私は圭一くんの横に行き腰を屈める。
そして耳に手を当てて小さな声で囁いてみる。
「そうそう、あのね・・・。レナ、女の子の日終わったよ」
と、優しく、甘えん坊さんな声で私は教えてあげる。
「おお~・・・って事は・・・出来るって事だよな」
嬉しそうな顔で圭一くんが問い掛けてくる。
「出来るよ・・・。でもお外にピュッてしてくれるなら・・・だけど
良いかな。かな?」
「ああ!それに俺、レナに言われた通り我慢したんだぜ!」
と、圭一くんが誇らしげに言う。
「うん。頑張ったね。だから御褒美をあげるんだよ。だよ」
私は圭一くんの頬を両手で優しく擦り、膝の上に足を組んで横向きに座る。
「圭一くん・・・。言ってたよね?お家以外の所でもしてみたいって」
「おお・・・まさか・・・うん。外でさせてくれるとか?」
「う~ん。でも、もう時間も遅いから・・・今日はここで・・・
・・・ねっ?」
「いや・・・むしろ」
と圭一くんが言った後、私の耳元に口を近付けて囁く。
「・・・・・・とかでしてみたいんだよ」
「はう・・・・・・。けど大丈夫かな。かな?」
「大丈夫だって!なっ!行こうぜ?」



463: ◆KARsW3gC4M
08/05/13 21:42:46 S7wRAh4K
圭一くんが私を膝から降ろして立ち上がって手を差し出す。
「うん!」
差し出された手を取って指を絡ませた。
荷物を持って、薄暗い廊下を足速に私達は進んで行く。
久し振りにHをするから圭一くん・・・ソワソワしてる。
ああ、それは私もだけど。
「さて・・・鍵は開いて・・・・・・無いよな」
とある部屋の戸をニ、三度揺すって圭一くんが呟く。
「はう。じゃあ違う場所でする?」
「くっくっく・・・!大丈夫だ。ここをこうして・・・」

そう言って圭一くんが戸を縦に動かし始める。
「よっ・・・と」
カチャリと軽い金属音がした後、圭一くんが戸を横に滑らせると不思議な事に戸が開く。
「圭一くん・・・何でそんな事知ってるんだろ。だろ?なんか泥棒さんみたい・・・」
「何言ってんだよ。魅音が言ってたんだ。ここの鍵は、こうしたら簡単に開く!
ってさ」
「あはは・・・。確かに魅ぃちゃんなら知ってそう」
あまり詮索はしない方が良いだろう。
私は部屋の中に入って、辺りを見回す。
一つの簡素なパイプベッドが置いてあって、小さな棚には薬品の瓶が整頓されている。
そう。ここは保健室。



464: ◆KARsW3gC4M
08/05/13 21:44:12 S7wRAh4K
本来なら怪我や体調不良を治療する部屋・・・。誰だって一度は御世話になっているだろう。
「レナ・・・」
戸を閉めた後、圭一くんが私の身体を後ろから抱き締めて首筋に顔を埋めた。
そして鼻を鳴らして私の身体の匂いを嗅いでくるのだ。
「ん・・・。駄目だよう圭一くん。今日はレナいっぱい汗かいちゃったから・・・クンクンしちゃ駄目・・・。んん・・・」
「良いじゃねぇか・・・。スキンシップだよ。ス・キ・ン・シ・ッ・プ」
「ふぁ・・・あ・・・」
圭一くんが首筋に強く吸い付く、何度も何度も・・・。
一通りキスマークを付けて満足したのか、圭一くんが唇を離す
「ん・・・・・・。圭一くん、がっついちゃ嫌だよう。ちゃんとチュウからしてくれないとHはお預けなんだよ。だよ」
「ああ・・・ゴメン。じゃあ・・・ん」
私は身体を動かして圭一くんの唇に口付けた。ちょっとだけ背伸びをして両腕で抱き締める。
すると圭一くんがギュッと抱き締めてくれる。
「ふ・・・っんう・・・・・・んっ」
こうやって濃厚なキスをするのも一週間振りだ。その間も軽いキスくらいはしたけど・・・。


465: ◆KARsW3gC4M
08/05/13 21:45:29 S7wRAh4K
Hなキスをしたら、私は圭一くんが欲しくなっちゃう・・・。
だから我慢した。
「んう・・・ん・・・くちゅ」
でも、それも終わった。
圭一くん以上に私の方が限界・・・。
「ふ・・・くちゅ・・・・・・ちゅ・・・あ」
自分から舌を絡ませて、圭一くんを貪る。唾液を啜って口内で味わった後、喉を鳴らして咀嚼した。
たった一週間、圭一くんと交われなかっただけで・・・私は欲求不満になってしまった。
一緒に過ごしていても、寂しくて物足りなくて・・・・・・思わず自分で慰めてしまいそうになったくらい。
だから、圭一くんが私のお尻に触れただけで身体がピクッと反応してしまった。
「んっ・・・ふう・・・ふう・・・んむ・・・んう・・・あむ♪」
私は口内に目一杯舌を差し入れて、圭一くんに吸って欲しいとねだる。すると軽く舌を吸って愛撫してくれた。
下着の端からモゾモゾと圭一くんの手が入って来て、お尻を揉みほぐす。
そうだ。私も何かしてあげないと・・・。
私は片手を首から離して、オットセイ☆をズボンの上から優しく揉み揉みしてあげる。
「っうぅ・・・ちゅっ・・・ちゅる」



466: ◆KARsW3gC4M
08/05/13 21:46:58 S7wRAh4K
圭一くんの舌を軽く何度も吸い、自分の口内に導き入れる。
私は口に広がる甘い甘い圭一くんの味に酔って・・・『盛り』がついてしまう。
お腹の奥が熱く痺れてくる。切ない・・・愛して貰いたい・・・・・・。
「・・・ん。圭一くん。あっち・・・行こう?」
私は唇を離し、圭一くんの胸元に顔を埋めてベッドを指差す。
「だな・・・・・・」
私達は上履きを脱いで、いそいそとシーツの中に入り込み戯れ合う。
「・・・クスクス。・・・もう・・・。時間無いから・・・ねっ?」
セーラー服を脱がせようとする手をスカートの中に誘導する。
下着の上から秘部を指で擦られる・・・。
ピクリ
と身体が反応する。
「ふ・・・う・・・」
圭一くんの中指が上下にゆっくり動かされて、私は小さな声で喘ぐ。
「は・・・あう・・・っん」
仰向けに寝転がっている私の上に圭一くんが覆い被さって、口付けをしてくれる。
「っん・・・んむぅ・・・は・・・んん」
段々頭がボーッとしてきた。私は口内を蹂躙する圭一くんの舌を吸って必死に愛情表現・・・ううん求愛行動をする。
そう。今の私は『盛りのついた発情期のレナ』なのだ。



467: ◆KARsW3gC4M
08/05/13 21:47:58 S7wRAh4K
「お・・・。濡れてきた・・・」
しばらくして私の唇から口を離した後、下着の上部から中に手を入れて、直に秘部に指を這わせて愛撫し始めた。
「は・・・あ・・・あふ・・・」
背筋がゾクゾクする優しい刺激に、私は早くも甘い声が出てしまう。
微かに震える手で圭一くんのズボンをまさぐって、オットセイ☆を愛撫してあげる。
「ふぅ・・・凄いよう・・・オットセイ☆・・・いつもより硬い・・・はあ・・・んくっ」
圭一くん辛そう・・・。いっぱいHなミルクが溜まっちゃって我慢出来ないよね?
久し振りに『女のレナ』を見ちゃったから・・・・・・早くピュッピュッてしたいよね?
そんな事を考えながら、私は生唾を飲み込んだ。
理由は分かってるよね?
こんなに元気一杯なオットセイを触ってしまったら『期待』してしまう。
私は圭一くんに優しく抱かれるのも好きだけど、野獣みたいに荒々しく抱かれるのも好き。
どっちも気持ち良くて、身体がフワフワに蕩けて大好き。
オットセイが欲しくて身体の奥が熱く疼く。
身体が『圭一くんの味』を覚えてしまったから、私は毎日いけない事ばかり考えてしまっている。
でも、悪い事では無いから良いよね?



468: ◆KARsW3gC4M
08/05/13 21:49:34 S7wRAh4K
だってこれは『二人がもっと仲良しになれるおまじない』なのだから。
.
「っ・・・あ・・・はあ・・・はあ・・・。けぇ、いちくぅん・・・」
私は秘部をまさぐっている圭一くんを呼び止める。
「ん?何・・・だよ。んん・・・」
圭一くんの後頭部に空いている片手を回して、グッと自分の方へ引き寄せて耳元で囁く。
「ふう・・・ふっ・・・ん。レナのおまんこ・・・もう欲しくなっちゃったんだよ。だよ。
・・・・・・圭一くんのおちんちん。・・・入れて・・・ねっ?」
私的にはオットセイ☆より、おちんちんって言う方がHだと思う。
ちょっと子供っぽい言い方だから恥ずかしいけど、こういう風に言った方が圭一くんは喜んでくれるのだ。
「お、おち・・・・・・んっ!・・・でも、もう少し濡らさないとさ・・・・・・痛いぞ?多分」
「大丈夫・・・こうしたら良いんだよ。だよ」
私は身体を起こして、圭一くんをその場に座らせる。
そして、圭一くんのズボンのボタンとベルトを外した後、四つん這いになって顔を下半身に埋める。
「ふふ♪」
チャックを歯で挟んでゆっくりと下げて、下着の上から舌を這わせた。



469: ◆KARsW3gC4M
08/05/13 21:50:51 S7wRAh4K
舌で裏筋を下から上にネットリと唾液を絡ませ、続いて下着を口で咥えて下げる。
「はうぅ~☆久し振りだね。だね。まずはご挨拶からだよ」
おちんちんの先っちょに啄む様に何度もキスをしながら、左手を添える。
「ちゅっ!ちゅっ!・・・・んう・・・」
後は舌をジワジワと這わせて・・・・・・といつもなら続くけど、今日は時間が無い。
「くちゅ・・・・・・ん・・・」
唾液をおちんちんに垂らした後、優しく優しく口内で愛撫してあげる。
「う・・・はあ・・・気持ち良い・・・」
久し振りのおしゃぶりに圭一くんが吐息を洩らす。気持ち良いんだ?
でもイカせてあげない。今回のおしゃぶりは、あくまでもHの準備なのだ。
「ちゅぱっ!ちゅっ!んぅ・・・んぐっ!」
けど、ちょっぴりサービスしてあげた。おちんちんの根元を少し手で締めて、吸い付く。
おちんちんの頭を唇に引っ掛け、舌でチロチロと小刻みに舐めて口内に飲み込む。
「ちゅばっ!ちゅばっ!んふう・・・」
「はっ・・・あ!くぅっ!」
いやらしい音を出しながら、鼻息荒く私は圭一くんに奉仕する。ねぇ、圭一くん・・・もう良いよね?準備は出来たよね?
「っはあ・・・はあ・・・?」



470: ◆KARsW3gC4M
08/05/13 21:52:06 S7wRAh4K
急に愛撫を止めた私を、圭一くんが不思議そうに見ているのを視界の端に捉えつつ、その場に寝転がる。
「圭一くん」
お尻を浮かして下着を膝まで脱いで、両手で膝裏を持つ。
分かりやすく言うなら、赤ちゃんのオムツを着けている時みたいな格好だ。
「・・・良いよ。来て・・・」
「レナ・・・」
圭一くんが私の膝小僧を持って腰を前に進める。ゆっくり・・・ゆっくりと。
「あっ・・・あう・・・」
太くて硬いおちんちんが私の膣肉を掻き分けて入って来る、気持ち良くて身体がビクッと反応して、甘い吐息が出てしまう。
「あふ・・・う・・・んっ・・・あは♪・・・圭一くん、気持ち良い?」
「あ、ああ。久々だから・・・はぁ・・・凄く良い・・・ぞ」
根元までおちんちんを挿入して、圭一くんが身体を少し震わせているのを見て、私は悪戯心を出してしまう。
「んあ・・・じゃあ・・・はあ・・・これなんて・・・どうかな。かな」
そう言ってお腹に力を入れて膣でおちんちんを締め上げる。
「うあっ!・・・ちょ!」
「はうぅ・・・圭一くん・・・あ・・・早くぅ」
両足で圭一くんの腰を引き寄せて、私は腰を小刻みにクイックイッと動かしてみたりする。



471: ◆KARsW3gC4M
08/05/13 21:53:32 S7wRAh4K
「あ・・・また大きくなった・・・よ。あふ・・・す、凄い」
私は両手を広げて圭一くんに語りかける。
「レナ・・・圭一くんとH出来なくて・・・ん・・・寂しかったんだよ」
「近くに居ても・・・触れ合えなくて・・・辛かったんだよ」
圭一くんが動けない様にガッチリと組み付いて、私は両手を使って圭一くんを抱き締める。
「だから、そんな寂しかった事を忘れちゃうくらい・・・んくっ・・・激しくして欲しい・・・な」
「俺も寂しかったぞ。だから一週間分・・・頑張るよ」
それを聞いて、拘束を外して圭一くんに身を委ねる。
「っあ!」
私の腰を持って圭一くんがおちんちんを子宮に打ち付けた。膣肉を一気に押し拡げて、また引いて・・・そんな強烈な快感に私は身悶えする。
「あっ!あっ!」
シーツを握り締めて、膣内を暴れ回るおちんちんを必死に締め上げる。
いや・・・もう自然に力が入って締め上げていると言った方が正しい。
男好きに・・・圭一くんの虜になってしまった身体が勝手にしてしまうのだ。
圭一くんが以前言っていた。
『中のヒダが絡み付いてウネウネって動いて気持ち良い』って。



472: ◆KARsW3gC4M
08/05/13 21:55:20 S7wRAh4K
『男の悦ばせ方』を身体が本能で知っているのだろう。
「んあっ!い、良いよう!おちんちん気持ち良いよう!あんっ!!」
私の幼さの残った甘えた声が、圭一くんは大好きみたい。だから私を鳴かせたくて頑張ってくれる。
「ひうっ!あっ!!んう~っ!!んっ!」
「ふぅっ!・・・ふう・・・!」
反り返ったおちんちんが容赦無く、私の性感帯を刺激する。膣壁の上側・・・何て言ったか、確かGスポットだったか?
そこに押し付けてグリグリと刺激される。
「んあっ!!ら、らめぇ!オシッコ出ちゃう!ひぁあっ!!あっ!!」
おちんちんの頭で擦り付けられるのだ。そんな弱い部分を。
指で愛撫されるだけでも、凄い気持ち良い所をおちんちんでされたら堪らない。
ゾクゾクとした快感の乱打に私の未熟な身体がビクッと跳ねる。
「っ・・・あっ!!あんっ!あんっ!!」
熱を帯びて真っ赤になった結合部が、私からも見える。
スケベな下のお口がヒクヒクしながら、圭一くんのおちんちんにしゃぶりついている。
「っはあ・・・!おいレナ、見えるか!美味しそうにしゃぶりついてるぞ・・・くぅっ!」
「あうっ!やぁ・・・!!」



473: ◆KARsW3gC4M
08/05/13 21:56:49 S7wRAh4K
そんな私の視線に気付いた圭一くんが、両手で足首を持って私の身体を少し倒して攻め立てる。
「ほら・・・これで見やすくなっただろ?うぅ・・・すげぇ・・・まだ締め付けれるのかよ・・・!はあ・・・!」
「あっ!あくっ!んうぅ!」
私は酸素を求めて口を開けて喘ぐ。気持ち良くて呼吸が追い付かない。
おちんちんを膣奥に打ち付けられる度に味わう、圭一くんの味に酔って身体を震わせて鳴く。
「あっ!あっ!ああっ!!」
我慢していた欲求が一気に高まる。でも絶頂を迎える程では無くて、その一歩手前・・・。
「くうぅ!ご、ごめん!もうっ!無理!」
圭一くんがおちんちんを引き抜いて秘部に擦り付ける。
「はあっ・・・はあ!はっ・・・はあ!」
勢い良く射精をして私の身体と制服に熱いミルクがかかる。
ちょっといつもより『早い』
だから私は中途半端な所でイケず終いになってしまう。
「んく・・・。はう・・・我慢出来なかったんだ・・・」
私はゆっくり身体を起こして、圭一くんを見据えてポツリと呟く。
「ご、ごめん・・・」
落ち込む圭一くんを尻目に私はティッシュで後片付けに入る。



474: ◆KARsW3gC4M
08/05/13 21:58:20 S7wRAh4K
圭一くんを責めるのは間違っていると自分でも分かっている。
ずっと我慢して、頑張ったけど・・・耐え切れなかったのだから。
仕方無いではないか。圭一くんだって、私とイキたかっただろうけど無理だったんだから。
でも・・・少しだけ私は不機嫌になってしまったのだ。
そんな自分勝手な理由で圭一くんに冷たい態度を取ってしまう。
「帰ろっか・・・?また明日、頑張ってくれたら良いよ」
「う、うん」
そんな自分が嫌になってしまう。目の前に置かれた餌が貰え無くて拗ねている自分が嫌い。
圭一くん・・・ごめんね。
.
「・・はあ・・・・・・」
帰り道は二人共喋れ無くて辛かった。
分かっている。原因は私にある。普段なら『仕方無い』で笑って済ませれる事なのに、今日は違った。
お互い悶々と一週間を過ごして、ようやく愛し合えたのに私だけ・・・。
『圭一くんだけずるい』
と思ってしまった事に自己嫌悪して、イライラして・・・冷たい態度を取ってしまって・・・圭一くんを傷付けてしまっただろうか?
いや傷付けてしまった。
『また明日』
と言って別れて、家でお父さんと過ごしていても、どこか上の空だった。



475: ◆KARsW3gC4M
08/05/13 21:59:16 S7wRAh4K
お父さんが話してくれる出張先の話しより、
明日、どんな顔をして圭一くんに会えば良いのか・・・それだけを考えていた。
圭一くんは優しいから・・・私が謝れば許してくれるだろう。
でも、私の気が済まない。
大切な人を傷付けてしまった自分への怒り。罪滅ぼしをしたい。
機械的に食事やお風呂を済ませて、私は自室で落ち込む。
「はあ・・・」
もう溜息しか出ない。
もしかしたら嫌われてしまったかも知れない。
圭一くんも
『自分勝手な女だ!』
って思っている事だろう。
ベッドの上で壁にもたれ掛かって、ボーッとしながら窓の外を見る。
やっぱり謝ろう。明日なんて言ってたら駄目・・・迷惑だろうけど今から行こう。
夜の十一時過ぎになってしまったけど、先伸ばしには出来ない。
どうせ私は『自分勝手な女』なのだ。何とでも言えば良い。
既に眠っているお父さんを起こさない様にコッソリと玄関を開ける。
寝間着にサンダルという格好だけど、そんなの関係無い。
月明りで照らされた道を足速に進んで行く。
そして圭一くんの家の前に着いた私はチラッと上を見上げる。
二階の圭一くんの部屋以外は真っ暗・・・。



476: ◆KARsW3gC4M
08/05/13 22:00:04 S7wRAh4K
当たり前だ・・・圭一くんの御両親はまだ帰って来ていないのだから。
私は深呼吸をして心を落ち着ける。
ただボーッと立っているだけで、圭一くんが気付いてくれる訳が無い。
足元の小石を拾って、二階の窓に軽く投げる。一回・・・二回、三回目を投げようとして窓が開かれる。
圭一くんが私の姿を見て玄関まで来てくれた。
「圭一くん・・・」
「どうしたんだよレナ、こんな時間に」
「・・・レナ、圭一くんに酷い事しちゃったから・・・ごめんね」
と、私は顔を伏せてポツリと呟く。
「・・・ああ、別に怒ってなんか無いからさ。その・・・気にするなって」
そう言って圭一くんが微笑みながら頭を撫でてくれる。
「でも・・・レナ・・・」
「もう良いって・・・。俺はレナの笑ってる顔が好きなんだ。
なっ?お願いだよ、そんな顔するなって」
私を抱き締めて、背中を擦ってくれながら優しい言葉を掛けてくれて・・・感きわまって泣いてしまいそうになる。
圭一くんは私の笑顔が好きだって言ってくれた。泣いたら駄目だ私。
でも今だけは良い・・・よね?
私は雛見沢に戻って来た時に決めた。
『絶対泣かない。負けない』って・・・。



477: ◆KARsW3gC4M
08/05/13 22:01:11 S7wRAh4K
弱い所なんて見せたく無い・・・。だから、そう決めたのだ。
けど、圭一くんの前でなら良いよね?弱い部分を見せても。
「ぐすっ・・・」
私は圭一くんの胸元に顔を埋めて背中に手を回す。
.
「よしっ!ほら、もう遅いしさ。家まで送って行くよ」
あの後、圭一くんは泣きじゃくる私をあやしてくれた。
暖くて、力強かった・・・。
こんなに泣いたのは、何年振りだろう?
頭がボーッとして身体が痺れた様な感覚。力が入らないとも言うかも知れない。
「・・・」
圭一くんに返事をするのをためらってしまう。
せっかく仲直りできたのに、もう帰るだなんて嫌。
もっと触れ合いたい。甘えて、甘やかされて・・・又、甘えさせてあげたい。
圭一くんと一緒に居たい。
だから、その言葉が自然と出てしまった。
「・・・・・・だ」
「ん、何て?」
圭一くんが私の髪を横に掻き上げて、顔を覗きこむ。
「・・・嫌だ・・・・・・帰りたくない・・・」
私は圭一くんの寝間着をギュッと握って口を開く。
「・・・圭一くんと居たい・・・。我儘だって分かっているけど・・・一緒に居たいな」



続く。


478: ◆KARsW3gC4M
08/05/13 22:01:58 S7wRAh4K
今回は以上です。
続きが完成したら、また来ます。

では

ノシ

479:名無しさん@ピンキー
08/05/13 22:10:48 DyvaL0YX
続き激しく期待

480:名無しさん@ピンキー
08/05/13 22:26:20 OeavoLFg
激しく乙
おっきしまくったぜ

481:名無しさん@ピンキー
08/05/13 22:43:01 T+CXyKqi
長編乙です。
久しぶりに圭一メインの話見た気がする

482:名無しさん@ピンキー
08/05/13 22:55:06 07A/798V
れなぱん!待ってたよGJ
むははえろすえろす

483:名無しさん@ピンキー
08/05/13 23:00:30 t+PFmqto
これは激GJ!!としか言いようがない
流石期待を裏切らないなー 相変わらずエロくて甘い
続きまってます

484:名無しさん@ピンキー
08/05/14 01:51:23 UTjVLve/


485:名無しさん@ピンキー
08/05/14 01:53:51 UTjVLve/
間違えたw
れなぱんきたー!
GJ!続き早く描いてください

486:名無しさん@ピンキー
08/05/14 15:03:47 x7+pHUtl
ウホッ!”れなぱんの人が来てるー!待ってたぜw

487:名無しさん@ピンキー
08/05/14 16:27:46 fG2qlcKX
L5発症して掻きむしるのが喉じゃなかったら………。
そう、例えば陰部とか……。

488:名無しさん@ピンキー
08/05/14 16:31:36 JkTjcfdv
れなぱん超GJ!

489:名無しさん@ピンキー
08/05/14 16:32:17 J53QJT+Q
いんきんだがやw

490:名無しさん@ピンキー
08/05/14 16:47:41 XVZydKpm
足の付け根や脇にもリンパ腺はあるから
ありえない話でもない…かも?

491:名無しさん@ピンキー
08/05/15 00:35:09 nwLKyHyl
いつの間にか「れなぱん」がきてる
やっぱり作者さんは神だ!
GJGJGJ 続き楽しみにしてます

















492:名無しさん@ピンキー
08/05/15 01:51:49 biCUiOR8
れなぱんや圭魅圭詩の人は連載ちゃんと完結してくれるからいいな
保管庫見てるとやたらいいところで未完の話が多くて泣ける
もういっそあらすじだけでもいいから教えてくれと

493:名無しさん@ピンキー
08/05/15 19:43:36 en5p0Fdo
こっちは保管庫の梨花沙都のバッドエンド率の高さに泣けるよ……

494:名無しさん@ピンキー
08/05/15 19:45:48 epQP7BBv
やっと鬼畜悟史の続きが出来たので投下します

今回は 悟史×梨花 です

毎回のことですが、鬼畜とかそういった類の言葉が嫌いな方はご注意ください
では次から投下します

495:鬼畜悟史~古手の巫女~
08/05/15 19:47:25 epQP7BBv

それにしてもレナのヤツ、堕ちるの早かったな。
今日の乱交パーティーとも言える部活から帰宅する際に思った。
少し触るとすぐに身体をビクビクさせて、本当に淫乱だった。
今となっては判断できないが、もしかしたらレナは日常が物足りなくて真新しい刺激が欲しかったのかもしれない。
それならすぐに女の悦びに目覚めたところにも合点がいく。
まあいいや。これ以上憶測しても仕方ないし、最後のターゲットに引き金を引く事を今は考えよう。
古手梨花。オヤシロさまの生まれ変わりだと称される彼女は、不思議な能力を兼ね持つらしい。
その能力は判らないが、注意するに越した事は無い。だが、すでに梨花の準備は出来ている。
たかが小娘が今の僕にどの程度抵抗できるか、これは見物だな。

496:鬼畜悟史~古手の巫女~
08/05/15 19:48:51 epQP7BBv

一度目なら、今度こそはと私も思う。
避けられなかった惨劇に。

二度目なら、またもかと私は呆れる。
避けられなかった惨劇に。

三度目なら、呆れを越えて苦痛となる。
七度目を数えるとそろそろ喜劇になる。

Frederica Bernkastel

鬼畜悟史~古手の巫女~


497:鬼畜悟史~古手の巫女~
08/05/15 19:50:47 epQP7BBv
「今日も熱いわね、羽入」
「そうですね~、熱いですね~」
 あれ? こいつって熱いとか寒いとかの感覚持ってたの? あ、そうか。私が熱いなら羽入も熱いわけか。感覚が私とリンク
してるのだから当然だ。
「そういえばもう19時よ。沙都子はどうしたのかしら?」
「どこかで道草食ってるに違いないのです、あぅあぅ!」
 遅いなぁ沙都子。そろそろ帰ってきてもいいと思うんだけど。最近の沙都子は部活の日に帰ってくる時間が遅い。
 そこに玄関の戸が開く音。やっと帰ってきたか。
 階段を下りて見るとそこに立っていたのは沙都子だった。いや、沙都子以外が立ってたら異常なんだけどね。
「沙都子、おかえりなさいなのですよ。もうご飯が冷めてしまいそうだったのです」
「…………ただいまですわ」
「……?」
 ここ数日の沙都子には元気が無いような気がする。私の気のせいだろうか。テレビを見ながらご飯を食べても、沙都子の口数が少ない。
 明るい性格を示すような金髪も、今日に限ってその輝きを失っているように思えた。
「何か、嫌なことでもあったのですか?」
ご飯を食べていた沙都子の箸が止まる。そして、私の身体を熱っぽい瞳で見つめる。
じろじろと私の身体を査定するような視線に、私は多少たじろぐ。
「梨花。梨花も私と気持ち良いことしませんか?」
「気持ち良いこと……?」
沙都子がゆっくりと、私目掛けてにじり寄って来る。その顔は何かに興奮するかのように赤みを帯びていた。じりじりと
壁側に追い詰められていく私。一体何だって言うのよ……?
沙都子の細い手が逃亡を企てる私の手を掴む。
そしてそのまま私の手を引き、磁石のようにぴったり身体を合わせると、沙都子の唇が私の唇を奪い取った。
「むむ!? ふむむむむ! んんん!」
咄嗟の出来事に私は驚き、混乱する。沙都子が私とキスするなんて、絶対に有り得ない。
気が動転した私は、反射的に沙都子を突き飛ばしてしまった。
畳みに倒れた沙都子は、そのまま起き上がろうとしない。ひょっとして、やりすぎた……?
そんな私の杞憂とは裏腹に、静かに沙都子の身体が起き上がる。ほっ、と私が安堵の溜息をついたその時
沙都子のまさかの行動にぎょっとした。

498:鬼畜悟史~古手の巫女~
08/05/15 19:52:02 epQP7BBv
沙都子は私の目の前で、私より大きな胸を服の上から弄りだしたのだ。荒々しく自分を慰める沙都子を、私は呆然と見つめていた。
「はぁぁ……!ん……あ、……ッあ!」
無邪気さを溢れさせ、意思の強さも併せ持った彼女が一体何故?
沙都子の外出時には私がいつも付き添ったし、そんなことを教えた記憶も無い。最近は、悟史の家で泊まる事もあったが悟史はそんな事を

実の妹に教えるような人物ではないはずだ。……筈だよね? ……あれ?
何か大事な事を圭一から伝えられた気がする。あれは、何だった?

『悟史の様子が最近おかしいんだ。もしかしたら症候群が再発してるのかもしれない』
『本当ですか圭一?』
『本当かどうかは分からない。でも様子がおかしいんだ。だから気をつけてくれないか?』

「…………!」
思い出した。あれはつい先日の話じゃないか。圭一の指し示す『おかしい』というのはまさか……。
快楽に身を震わせる沙都子の服を脱がし、あどけなさの残る下着を取る。いまだ何も生えていない状態のソコからは、蜜がはみ出ていた。
そして私は、近くにあった適度な大きさの胡瓜を手に取り、そのまま沙都子のナカに最後まで挿入した。
「あはぁああぁぁ……!!」
沙都子は大きく身体を動かし、明確に痛みとは違う感覚で喘いだ。
これで決まりだ。悟史は、沙都子の処女を奪ったんだ。

何故あの悟史が? 頭の中で矛盾が旋回し、私の頭を掻き乱す。
彼ほど純情で妹想いの人物はいない筈だ。来る日も来る日も妹の誕生日の為に力仕事でお金を貯め、高価なぬいぐるみを購入した。
その後、妹に届けられたぬいぐるみは沙都子の部屋に置いてある…………?
え……嘘……あれ……?
―人形なんて、この部屋の何所にも存在してはいなかったのだ。
有り得ない。 あの人形は沙都子に渡すために大金を支払ってまで手に入れたのに、それが沙都子の手元に無いなんて。
じゃあ、あの人形は今どこに……?
分からない。でもするべきことは一つ。
背後で喘ぐ沙都子を横目で見てから、私は家とは昼とは違う漆黒の闇に駆け出していった。


499:鬼畜悟史~古手の巫女~
08/05/15 19:54:26 epQP7BBv
「ふ~ん。……で?僕にどうしろと?」
「沙都子にこれ以上手を出さないでくださいです。いくら悟史とはいえ、こんなこと許されないのですよ……!」
悟史に張り付いた冷ややかな笑みは微動だにもしない。こんなのが悟史だと言うのか!?
悟史の家に訪れた私は単刀直入に悟史に用件を告げた。最初は驚いた様子だったが、悟史の表情はすぐに狼のそれに変わる。
隙でも出そうものなら、私にもその牙を立てるだろう。
「あなたはこんなことをする人間じゃなかったはずなのです。一体どうして……!?」
「勝手に決め付けないで欲しいな。僕がやったって言う証拠がどこにあるんだい?」
悪びれる風もなく、あくまで無実を訴える悟史。今すぐこいつを殴り飛ばしてやりたい衝動に駆られる。
「ふざけないでなのです!沙都子にこれ以上手を出すなら酷い目に遭いますですよ!」
「わ~怖い怖い。巫女の警告ほど怖いものもないね。あはははは!」
私の前でおどける道化師。
やはり素直には聞き入れてくれなかったか。これ以上の会話は無駄だろうし、今日はもう立ち去ろうか。
踵を返す私の背中に悟史の呼び声が降りかかる。―かかった!
悟史からすれば私は唯一の目撃者のはず。悟史が目撃者を放っておくわけが無い。
「何ですか悟史? 僕は不出来な兄と違って沙都子の世話で忙しいのです。つまらない用だったら即座に帰りますですよ」
「ごめんごめん。あのさ、これ梨花ちゃんじゃないかなって思ってさ」
悟史の手には5枚くらいの写真。その中身を確かめようと私はその写真を見た。
「え…………!?」
「形勢逆転……かな?これみたら梨花ちゃんを信仰してるお年寄りの方々は何を思うだろうね?」
そこに写っていたのは私だった。正確には、全裸で自慰に励む私。しかもその枚数は5枚もあり
その全てが私のプライベートな写真だった。
醜く嘲笑う悟史の姿が私の目の前にある。一体どこでこんな物を……!?
「さぁ梨花ちゃん、拒否権は無いよ。僕の言う事を聞かなければこれを村中に広める」
「……あなたが人のことを言えるのですか?」
「そう思うなら写真でも取ってくればいいさ、僕みたいにね。この時点では、君のはただの言いがかりでしかない。
証拠が有るほうと無いほう、どちらが信用されるかなんて目に見えてるし、幸い僕は『優しく正直な』少年でしかないんだよ」
明らかな劣勢。だが、悟史の言う事を聞いてどうするというのか。どうせロクでもない頼みの筈だ。私をハメ撮りでもして
一生自分に縛り付ける魂胆は目に見えている。
しかし、ここで悟史から提案されたのは少し意外なことだった。

500:鬼畜悟史~古手の巫女~
08/05/15 19:56:42 epQP7BBv
「一週間の間、僕が望んだときに君は自慰をすればいい。そうすればその間もその後も
沙都子には何もしない。……どうだい? そんなに悪くないだろう?」
「何を基準に悪くないと言ってるのか、僕には分かりかねますですよ」
私のバージンを奪い取られると覚悟していただけに、この提案には驚いてしまった。この提案は沙都子と縁を切らせるには
破格の条件かもしれない。
「僕を、襲ったりはしないのですか……?」
「そうしたいのは山々だけど、僕もそこまで非情な人間じゃあないよ」
人の情報をタネにして脅すやつのどこが非情ではないというのか、と心の中でツッコミをいれてみたりする。
「分かりましたのです。その条件をのみますから、沙都子には一切の手出しをしないと誓えますか?」
「ああ、絶対に手を出さないよ」
その後、契りを交わしたあとに、私は悟史の家を後にした。
明日から一週間が勝負だ。沙都子の為にも耐えなければならない。

だが、私の決意を飲み込むように私の周囲は深い闇が覆っていたのだった―。


501:鬼畜悟史~古手の巫女~
08/05/15 19:58:24 epQP7BBv
初日、今日は学校がある日だ。子供たちの元気に騒ぐ声が聞こえてくる。
その中にあるはずの沙都子の姿は何所にも無く、僅かな違和感を感じた。彼女は今、教室で外を眺めている。まるで魂だけが
抜け落ちているのではないかと思うくらい、その瞳は虚ろだった。
そして。その沙都子のすぐ後ろで自慰を強要されている自分ほど惨めな人間はここにはいない。
「あ……ッ! ……! ぁ…………!」
一応、情けという事で悟史の身体によって私の痴態は隠されていたが、一人のカバーのみで全方位からの視線を隠せるわけも無い。
秘所を掻き乱す際に生じる水音と声は抑えきれず、こんな公共の場で行為に耽る背徳感が、私の感度を更に鋭利にさせていた。
誰かに見つかるんじゃないか?
誰かにこのいやらしい音を聞かれているんじゃないか?
沙都子は気づいているんじゃないのか?
様々な危惧が私の不安を募らせていく。同時に、どんどん絶頂への階段を上り詰めていく。
イ……ク…………!
「ぁ……………っ!!」
脳内が一瞬真っ白になり、視点が虚空を泳ぐ。
「よかったよ。次もその調子で頼むよ」
悟史の嫌味な声が私の耳に届く。私は無言で頷き、着衣の乱れを正す。

部活の時も自慰をやらせられた。カードゲームで椅子に座っている時など、皆の顔色を伺いながら指を動かす。
沙都子は早退。他の皆が楽しそうに部活に勤しんでいる光景と、今の私が置かれた状況を対比してしまう。
世界は自分を中心にして回ってはいないのだ。私一人だけの不幸。
ぐしょぐしょに濡れて、すっかり下着は機能を失ってしまった。
イったらみんなに気付かれる。私の指は緩慢な動きを続ける他無かった。
早く部活が終わらないのか。ああ、いつもより時間の経過が遅く感じる。誰か時を進めてくれ……!
こんなことをあと6日も続けなければならないのか。
既に、私の心は折れる寸前だった。
そしてなんとか私がイってしまう寸前で部活が終わり、これで今日は終わった。

502:鬼畜悟史~古手の巫女~
08/05/15 20:00:08 epQP7BBv
二日目。授業中や鬼ごっこ中、はたまた給食の時間まで、悟史の悪魔の指令が私を突き動かす。
「悟史……こんな場所でもやらなくてはいけないんですか……?」
そして、私が今居るのは男子トイレの個室。勿論、悟史は同室だ。
「こんなところ来た事ないだろ?それに誰か入ってこない限りは、悲鳴を上げても聞こえないはずだよ」
仕方無しに私は身に付けていた服を全部床に散らかす。ぺったんこの胸が寂しい……。
まずは隆起も無い胸を漁る。当然だが乳首が中心だ。
「ぁ……はぁ……ぁぁ……!」
悟史のやらしい視線を痛いほど感じる。荒い息遣いが私の耳にあたり、それが僅かに私を追い詰めた。
「あぁ……あはぁぁ…………!」
内股を両脚でさすりながら空いた手を股まで持っていき、まだ毛も生えていない秘裂を上下にさする。
片手で乳首を、片手で秘裂を。気づかぬ間に責める手は次第に加速していく。あと少し……! もう少し……!
その時、個室の外から男の子二人の声。私は絶頂に上り詰める前に、動かしていた手に歯止めを掛けた。
どうやら男の子たちは自分と同級生の子らしい。彼らは学校の中では珍しい乱暴者で、二人の会話が耳に行き渡る。

「授業めんどくさいよな~」
「そうだよな。まったく知恵のうるさいことと言ったら……」
「竜宮さんは優しいのにあいつは怒ってばかり……。あ、そういやさ、お前って誰か嫌いなヤツいる?」
「俺は古手だな。あの猫被った表情の化けの皮を剥いでやりたいね」
「あ~、古手かぁ。実を言えば俺も。あいつを犯して、よがる顔を見てみたいね。きっと淫乱だと思うぜ」

小学生の癖に性の知識は持ちえているらしい。彼らは当の本人がすぐ後ろにいることも知らずに
次から次へと私に対する侮辱の言葉を吐き散らしていく。
怒りと羞恥に身を染める私の肩に悟史の手がかかる。
しばらく行為を中断していた私に悟史が自慰を促してきたのだ。
こんなところで万が一気付かれたりしたら……私は痴女のレッテルを貼られてしまうだろう。
そんなことにならないように、私は必死に声を噛み殺しながら行為を続けていった。
「…………ぁ、……ぁ……ぅ……」
正直言って、物足りない。先程までは自分の好きなペースでやっていたのに、それを一時中断した上
さっきよりも力を抑えなければならないのだ。
早くイきたい……! 早くここから出て行って……!
そんな想いが通じたのか。彼らは何か話しながら、やっと出て行った。
それと同時に私の手のスピードを最高速まで上げ、Gスポットを何度もさする。
「やぁん! はぁぁん! あん!!」
指を動かすたびに生じる音と声が更なる快感を与え、絶頂に上り詰めていく。そして―
「ふぁぁぁぁぁ!! あっ……ああ……あっ……!」
私の意志とは無関係に跳ね回る肢体。
力なく床にへたり込んだ私を見た悟史は満足そうにズボンの下から股間を盛り上げていたのだった。

503:鬼畜悟史~古手の巫女~
08/05/15 20:02:07 epQP7BBv

三日目も同じようなことを悟史は指示してきた。
校舎裏で。帰り道の草むらで。図書館で。
日に日にエスカレートしていく内容に私の限度も耐え切れなくなっていた。

四日目。いつものように学校で散々やられた後、悟史の家にくるように言われた。
悟史の家に行って見るとそこには先客の姿が。
「はろろ~ん、梨花ちゃま。今日は悟史君に用ですか?」
そこに居たのは詩音だった。今日は制服のまま来ているらしい。腰くらいまで伸びた緑の髪を
風で揺らしている。だが、私が羨ましいのはそこじゃなくて……。
「梨花ちゃま? 私の身体に何かついていますか?」
付いていますとも、その巨大なメロンが! そしてバランスのよい肉が! 私の身体にも分け与えて欲しいぐらいね!
「僕もいつかは詩ぃみたいにボインボインでムチムチのパーフェクトボディーになるのですよ~。ほれほれ~!」
「ちょ、梨花ちゃま!? いきなり胸を揉まないでくださ……ぁん……」
この程度で感じるとは笑止! このままもみ倒してあげるわ、おいで巨乳女!
僕の手では収まりきれないその巨乳をもぎ取って入江に付けてもらうのです!
それにしても本当に憎らしいな、この胸。食い込んだ指にあわせて胸が踊ってやがる!
服の上からでも分かる変幻自在ぶりに驚いていると、背後から声がかかってきた。
「楽しそうだね梨花ちゃんに詩音。とりあえず……家の中に入ろうか……」
「「はい…………」」

「じゃあ二人とも脱いで」
おいおい。家の中とはいえ詩音の前で脱げって言うのか。いくら同性だからといっても抵抗が……。
しかし、詩音を見るともう全部脱ぎ終わっている。
え、何よこの差は。もしかして自慢か? 自慢してんのか!? そんなにそのプロポーションに自信あんのか?
私だって詩音ぐらいの年になったら、男を魅了できるくらいの身体になるんだから!
「梨花ちゃま? やっぱり私の身体に何か付いてるんですか?」
こいつわざとだろう……! 百年の魔女を虐めてそんなに嬉しいか拷問狂め!
「なんでもないのですよ、にぱ~☆」
今は負けてるけど覚えとけよこの野郎、なんて独り言を呟きながら私も服を脱いでいく。
私が全部脱ぎ終わったのを見届けた悟史は、私と詩音に指示する。
「梨花ちゃんはいつも通り自慰して。詩音は僕とセックスしようか」

504:鬼畜悟史~古手の巫女~
08/05/15 20:04:36 epQP7BBv

絶対命令だから仕方ない。いつも通り私は胸に手を伸ばす……が。
くちゅ くちゅ くちゅ
悟史と詩音のディープなキスの音がうるさくて集中できない。見せつけてんのか!?
これは自慰を終わらせてとっとと帰らなければ、やってられない……!
両乳首を両手ですりあげ、こねくり回す。
「はぁぁ……! ふぁ……ひぐぅ……!」
うう……、やっぱり物足りない……。
だってほら、隣では乳首を吸ったり、舐めたり、一人ではできないことをやってるんだから。
早く帰らないとやってられないわ……。
そう考えた私は昨日のように手を秘部にかざし、そのまま一気に指を動かす。
「あぁ、んはぁ、はんっ、あぁ、あっ……!」
このまま最後まで……!
「はぁぁ、あん、ああん……あぁぁぁぁ!」
やっと絶頂に上り詰めた。やった……これで……!
「ああんっ! あん、ペニス、はふぅ、ふあぁ、イイ、よぉ!!」
お隣さんは性交の真っ最中だが……なんだあのグロテスクなモノは……!?
そりゃあ、私だって100年生きてるから何度か見てきたけど、あれは『異常』だ。
あんなモノで貫かれたらひとたまりもないだろう。
そそくさと帰ろうとする私を、悟史が呼び止める。
「何で帰ろうとしてるのかな? 僕はイったら終わりなんていってないけど」
はぁ…………。

505:鬼畜悟史~古手の巫女~
08/05/15 20:06:20 epQP7BBv
5日目。今日も悟史の家に呼ばれた。
昨日は散々、詩音とのセックスを見せ付けられた挙句家に帰ったのは23時も過ぎた時だった。
で、今日は。レナが悟史のお相手だった。
私が自慰に耽っている時に、レナは悟史のオットセイを口でフェラしていた。
「ん……む、ぴちゅ……はむぅ……ふぅん……」
レナはそのかぁいい口でどう考えてもかぁいいとは呼べないオットセイを口いっぱいに頬張る。
そして、反響する卑猥な音を私はオカズにしていた。
最近毎日の自慰に飽きを感じてしまった私は、友達の痴態を興奮の材料にしていたのだった。
(レナの顔……かぁいい……。悟史のペニス……大きい……)
「あふぅ……イイ……レナの顔……はうぅぅん……!」

6日目。身体が鉛のように重い。
今度は魅音が悟史の家に来る。……悟史は何人誑かしてるんだ?
今日は69ですかそうですか。どう考えても悟史は私に見せ付けている。
「ああっ! 悟史ぃ! 咥えられないよぉ! ぃあああっ!」
私も自慰を開始するのだが、心の底から満足できなかった。
毎日の自慰で、身体が刺激に飢えてしまう体質になっていたのだ。
いくら頑張っても気が晴れることはないのに、隣では満足そうに魅音が腰を振っている。
ごくり、と私は気づかぬ間に喉を鳴らしていた。もちろんそれは、悟史のペニスに。
(大きい……魅音、かなり気持ちよさそう……あれが……ここに入るの?)
私は悟史のペニスを渇望していた。今、自分が頑張っても到底たどり着けない領域まで連れて行ってくれる剛直で貫いて欲しかった。
決して満たされぬ穴を埋めて欲しかった。
そして気付けば。悟史のペニスで激しく突かれる妄想で自分を慰めていた。
(悟史ぃ! 悟史のペニス大きくて、イイ、イイのぉ!!)
そして達してしまった後になって、嫌悪感が私を襲う。いや、正確には嫌悪感ではなく、誘惑に負けてしまった
自分が情けなかったのだ。

506:鬼畜悟史~古手の巫女~
08/05/15 20:07:47 epQP7BBv

ついに最終日。今日は誰も来なかった。
「今日で最終日だからね」
今までのように自慰に励む。でも、全く満足出来なかった。
駄目、もう駄目……! 嫌悪感なんて感覚は昨日無くした。
私の女の部分が悟史のアレを求めて疼いている。ヒクヒクといやらしく蠢かせているそこはすでに
私の愛液で溢れていた。
「ねぇ、悟史ぃ……。そのペニスを……ここに入れてはくれないですか……?」
自らの手で秘裂を押し広げ、ペニスを心待ちにする様子を悟史に見せ付ける。
「ここが疼いて仕方無いのです。だから……」
「駄目だね」
ピシャリと言い切られる。
「梨花ちゃんみたいな淫乱女は、こっちから願い下げだよ。それに僕には『彼女たち』がいる。
彼女たちがいれば梨花ちゃんみたいなのは要らないね。でももし……どうしてもと言うのなら……」
「言うのなら……?」
分かってる。何を言うか分かってる。だから貴方のその口から早く言葉を紡いで欲しい。
「僕のコレにご奉仕していただこうか」
ズボンのチャックを下ろし、そこから彼の分身を取り出す。
私にとって最早愛おしいソレは全体を硬直させ、苦しそうにピクピクと震わせていた。
今、楽にしてあげるんだから……。
「あむぅ、んん……んふぅ……あふ……はふ……ん……」
出来る限り口を大きく開けて、歯が当たらないようにご奉仕する。
精一杯ピストンさせ、頭を上下させるたびに悟史のペニスに唾液が纏わり付いた。
しかしそれでも、悟史はピクリともしない。まるで不動明王のように構えている。
―こいつ……出来る……!
そう考えた私は後ろに伸ばした髪を掴み、悟史のペニスに括り付け、そのままシゴく。
さすがにこの行動は想定外だったのか唇が曲がる悟史。
「くぅ…………!」
「みぃ~☆ 早くその汚らしいのを出してしまうのですよ~!」
直後、彼のペニスが一段と大きくなったかと思うと、すぐに白濁を噴出し、私の顔を汚す。
ふふ、おいしい……。


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