君に届けでエロパロat EROPARO
君に届けでエロパロ - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
08/04/13 15:36:42 nv9kcXoC
職人さん大募集です!

3:名無しさん@ピンキー
08/04/13 17:37:57 nv9kcXoC


触れたくちびるは涙の味がした。
すこし強く押し付けるとビクリ、と小さく反応して、はぁ、と息を吸うのがわかった。

二人きりの部屋には窓から差し込む西日が眩しく感じて、彼女が着ている白いワンピースが鮮やかなオレンジ色に染まっているのがチラリと目に入る。


「――か、ぜはや、く…」


最後まで言い終わらないうちに再び唇を塞ぐと、驚いた彼女が2、3回まばたきをする音が聞こえた。
これだけ近くに寄れば、そんな微かな音も聞こえるらしい。


どうしようもなく、愛しかった。


キスしたい、と思ったときにはもうすでに身体が動いていた。
テーブルの上に広げた教科書とノートに目を落としていた彼女の頬に触れると、
「どうしたの、」というように彼女が目を上げた。

目が合う。カチリ、とそれがなにかのスイッチのように強く腕を引いた。
グラリ、とゆっくり揺らいだ彼女の身体を抱きとめる。
一瞬、彼女の長い髪からシャンプーの香りと思われる甘い匂いが鼻をくすぐった。




4:名無しさん@ピンキー
08/04/13 17:56:22 nv9kcXoC

されるがままに俺の胸に顔を埋めたままの彼女は、びっくりしているのか、
どうしたらいいのかわからないのか、なにも言わずに抱きしめられたまま。


「……あのさ」

「…うん…」

抱きしめていた腕を少し緩めて、彼女の顔を覗き込むと、
紅潮した頬が視界に入った。それからうっすらと涙が溜まった瞳が見えて、
一瞬ドキリと胸が高鳴るのを感じた。じっと見つめてくる目線がくすぐったくて思わず目を伏せる。

鼻先が触れそうになるまで顔を近づけて、

「……キス…してもいい?」


返事を聞かないうちに唇に触れていた。はじめてにしては上手くできたんじゃないか、
と自画自賛していると、彼女の目に溜まっていた涙がポロリと頬を流れた。

「――ん…、ごめ…な、さ」

唇で涙を拭うと、びくんと瞳を閉じる。なんかもう、可愛すぎてどうしよう。


「…いや、だった?」

「ち、ちがうの!あの…き、緊張…して…」


ごめんなさい…と俯いてしまった彼女の頬に漆黒の長い髪がかすめる。

しばらく気まずい沈黙が続いて、どうしようか、先走ってしまったかな、と
先ほどの自分の行動を半ば後悔し始めたところで、彼女がふいに顔を上げた。


「――でも、うれしかった……」


恥ずかしそうにはにかんだ笑顔が、夕陽に照らされて眩しく輝いていた。




5:名無しさん@ピンキー
08/04/13 18:26:29 nv9kcXoC


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *


「―勉強、あんまり進まなかったね。ごめん、せっかく黒沼がノート持ってきてくれたのに」

「あっ、いいよ!あの、また、今度で…」


ぶんぶん、と片手を振る彼女を尻目に、なんとなく目を合わせられなくて、
不自然に目が泳いでしまっているのが自分でもわかる。

お互いに、意識していた。まだ、心臓の鼓動が治まらないくらいに。

はじめて触れたくちびるの感触。シャンプーの甘い香り。涙の味。


すっかり習慣になった恋人繋ぎも、ちょっとだけぎこちなくなるほどに。


「――さわこ」


めったに呼んだことのなかった名前呼びも、今ならすんなり口にできた。

さりげなく強く手のひらを握る。3回目のバレンタインデーに貰った手編みの手袋に、深々と降ってくる雪が融けていく。


「――しょうた、くん」


二人きりの時だけ、呼んでくれる、特別な呼び方。


好きだよ、と小さく呟いた。聞こえていないかもしれない。

すっかり暗くなった夜空から粉雪が降り積もる。

「愛を捧げよ」

あのおみくじを引いた日も、確かこんな雪が降っていた。
あれから僕たちの距離は少しだけ縮まって、彼女は僕によく笑いかけてくれるようになった。


これからも、このさきも、となりで笑ってくれるなら。


ふいに彼女と目が合った。ふわり、と彼女が微笑む。

僕も小さく笑い返して、もう一度、夜空を仰いだ。


星空は、あの日と同じように僕らの上に降り注いでいた。







6:名無しさん@ピンキー
08/04/13 18:27:54 nv9kcXoC
とりあえず投下してみました…。
ちょっと関係が進展した二人。もっと甘酸っぱさを出したいorz

7:名無しさん@ピンキー
08/04/13 19:40:43 gb4v2iDj
                        ,.,.,.,.,.,.,.,..,.,.
                      ,;f:::::::::::::::::::::::::::T
                      i:::/' "  ̄ ̄ ヾ:::i
                       |/  ,,,,_  ,,,,,,_ ヾ|
      /`l    ,.-┐         | = (三)=(三)= |            「\     /`i
   r‐、 {  {  l  /         {   :::(__..::   |          ヽ ヽ   j ノ   _
   ヽ. \ヽ. ヽ } ./      _,. . -´ !   トェェェェェイ   |`--、         l  }、_/ /  / ノ
 r-、 \ ヽ}、 V {__.. -― ´     ',  | ,r-r- 、|  /    ` -,   ___| ′' ヘ./ /
 \ `ー-′  __   !            \ ヽ| | |ノ /       ` ̄´    }  ‐ 、  く. -‐ フ
   ` 丁 - ´ {  ーヽ=⌒) ,ィ´ ̄`ヽ   `-`ー'ー'''´ ::::::/ヽ      /⌒ ー┴‐ 、   , --‐ ´
     ヽ   廴_, --='-‐'      i        :::::i  `ヘ、  ー―- 、   `¨´ {
      `¨¨´               ノ        :::::(     `  ̄ ̄ ̄`  ̄` ー ´
                      /   ,-‐‐-、  ::::ヽ
                   /   /    ヽ   :::\ ー僕も小さく笑い返して、もう一度、夜空を仰いだ。
                   ノ:::::ブ´         `ーく ::::::ヽ
                  {_::/             \::_:}

8:名無しさん@ピンキー
08/04/13 22:29:06 h8r+Y6gt
GJ!
キュンキュンするね

9:名無しさん@ピンキー
08/04/14 19:43:39 HoaEt3+a
きゃ~!爽子が可愛い♪
3回目のバレンタインって言うことは、高3のお話かしら?
もしかしてファーストキス?
本誌の二人ならそれもありえるかも・・

10:名無しさん@ピンキー
08/04/20 01:24:07 huUM198v
gj!!
書こうとしたけどいざ本番ってなると
どうしてもキャラ崩壊
この二人はピュアすぎるからなぁ

11:名無しさん@ピンキー
08/04/20 10:43:08 75f+HGyL
期待あげ

確かにピュアなままでのエロは難しいよね



12:名無しさん@ピンキー
08/04/27 10:32:14 3e5eaatg
前に立ったときと同じ展開w

職人様待ってます

13:名無しさん@ピンキー
08/04/29 22:13:01 LWBWSpOA
神待ちあげ

14:名無しさん@ピンキー
08/05/01 07:27:57 ww2/T4xW
私は龍と千鶴のが見たい…萌え

15:名無しさん@ピンキー
08/05/02 09:03:58 P9BbN3X+
私も龍と千鶴で。

16:名無しさん@ピンキー
08/05/02 22:39:08 cvEQZQTo
さわこ達は婚前交渉は無いかもわからんね…

17:名無しさん@ピンキー
08/05/02 23:22:33 X8n1qpTR
普通にエロい風早が我慢できるかはわかりませんが(笑)

18:名無しさん@ピンキー
08/05/02 23:27:37 LJ9dmoWz
爽子って貧乳ってより美乳じゃね?

19:名無しさん@ピンキー
08/05/03 03:51:56 3spNlR5r
美乳かはしらんが微乳ではある
隠れ巨乳な爽子なんて、おばあちゃんは見たくありませんよ

20:名無しさん@ピンキー
08/05/08 08:08:58 sux7jpXw
さっちゃんと赤星君がみたいなあ

21:名無しさん@ピンキー
08/05/13 04:31:16 s2bn2oAh
発売日wktk(`・ω・´)
誰か職人さん来んかのう…

22:名無しさん@ピンキー
08/05/14 23:26:57 1PQJZor+
前の時書きかけでも良いのあったのにね
職人さん頑張って!

23:名無しさん@ピンキー
08/05/18 16:43:30 5FnUbVNW

エロなしギャグ系ですが投下します。
このくらいのスケベ度なら風早でも許される範疇かなと思い書きました。
苦手っぽいと思われる方は
NGワード「風早くんの憂鬱」でお願いします。

24:風早くんの憂鬱 1
08/05/18 16:44:15 5FnUbVNW

「翔太!これ、特別に貸してやるからな、特別だぞ、トクベツ!」
帰りがけの路地で急に呼び止められ、誰だと思って振り返った先には担任のピンがいた。
返事をする間も与えられず、特別を連呼して無理やり渡されたのは、くしゃくしゃの紙袋だった。
「じゃな!あんま頑張りすぎるなよ!」
意味不明な言葉を残し、風神のような勢いで走り去っていく担任の背中は、いつもどうり俺様モード全開だ。
「むちゃくちゃだな、ピンのヤツ」
風早はそう呟いてから、渡された紙袋の中身を取り出そうとして、――
「――!!!!」
出しかけて、慌てて再び紙袋に仕舞い込んだ。
『…………あのヤロウ!!』


家に帰ってからも、その中身は袋から出されようとしなかった。
その一方で、彼は自分の部屋で枕を敵に見立てて闘っていたのだ。――彼自身の煩悩という敵と。
ひとしきり枕との戦闘を終えると、今度は眉尻を下げて悩み始めた。
「アイツは悪魔かよ」
そう呟いた相手は、2人居る。
一人は言わずもがなのピンその人だが、もう一人は。
まっすぐな黒髪と、真っ白な白い肌。真面目で努力家で、その割りに泣き虫で。
あまり見せないその笑顔がやたらと可愛くて、独り占めしたくなる。
瞳の色は漆黒で、それを縁取る睫毛が長くて――。
「くそっ」
誰に見られるわけでもないのに、布団に突っ伏して赤くなった顔を隠す。
そう、彼女は悪魔だ。俺の気持ちをかき乱す、可愛いアクマなんだ。
そう思って少し開き直ると、風早は袋から中身を出した。


袋からは、あられもない姿の少女がカバーを彩るDVDが出てきた。
さっきまで風早が思い描いていたアクマを彷彿とさせる容姿のその少女。
さほど似ているというわけではないが、黒い髪と白い肌というだけで、風早の心拍数を上げる効果がある。
そしてそのカバーガールはとかく印象的な瞳を持っていた。
『……黒沼みたいに、綺麗な目だ』
その瞳に惹かれるように風早は中身を取り出して、DVDプレーヤーにディスクを収めてしまった。


25:風早くんの憂鬱 2
08/05/18 16:45:25 5FnUbVNW

俗に言う、セクシービデオと呼ばれる類のその内容は、単に少女がポースを取ったりしている内容で、特にキワドイ訳ではなかった。
特に大胆なポーズをとるわけではなく、常に恥ずかしがって頬を染めているだけなのだが、そんな内容だからこそ、風早のキモチを揺れ動かしていく。
「くっそっ…………んだよ、これ!」
そうは言うものの、再生を止められるわけはなかった。
頬を染めながらも魅せるその印象的な瞳は、彼を捕らえて離さなかった。
まるで、爽子が自分を見つめてくれているような、そんな錯覚すら覚える。
その艶やかな唇は、まるで自分を誘ってくれているのかと思えた。
聴こえるはずのない声が、風早の鼓膜を振るわせる。
『…………風早くん……』
その空耳と同時に、画面向こうの少女の笑顔が風早の理性も狂わせた。
「……爽子……」
今はまだ口に出来ない彼女の名前を呼んで、風早は自分の布団に潜り込んだ。

その日、彼は夕食の時間になっても部屋から出てくることは無かったという。



翌日、したり顔のピンが風早に近づいてきて囁いた。
「抜きすぎは身体に毒だぞー、このエロガキ!あ、あれは返さなくてもいいかならー!俺は巨乳が好きなんだ、巨乳が」
だったら何であんなもの買ったんだよ、と反論できない自分を歯がゆく思いながらも、風早は少し安堵していた。
ピンに返却するとなると、あの映像はピンの部屋においておかれることになる。
爽子本人のものではないにしても、気分的に落ち着かなくなることを風早は知っている。
しかし、そんな彼も、ピンがこれを風早をからかう為に購入したことを、そしてこれをネタにまたパシリをやらされることになるとは、まだ知る由もなかった――。




26:風早くんの憂鬱
08/05/18 16:47:16 5FnUbVNW

少しおふざけが過ぎました。
ついカッとなってやった。今は反省している。

次回はエロシーン書けるようにがんばるよ。

27:名無しさん@ピンキー
08/05/18 17:45:57 Q1oMuYlp
GJ!!。゚+.(・∀・)゚+.゚
楽しめたよw
風早かわいいよ風早

28:名無しさん@ピンキー
08/05/19 19:52:32 4cP+hDW8
風早かわいい~!
普通にエロビデオだと思ってました!

29:名無しさん@ピンキー
08/05/20 00:24:25 tGpavNnp
風早くんはいつも私に何かをくれる
それは言葉だったり行動だったり
全部が私にとって嬉しいことで
私も何か返さなくちゃと思う
何が欲しい?って聞いたら変かな?

「欲しいものなんて、一つしかないよ」

思い切って聞いてみると、彼は少し照れながらそう言った

「黒沼の…爽子の全部が欲しい」

少し驚いたけど…意味はわかる
答えなんてとっくに決まってるのに
恥ずかしくて…何て言ったら良いかわからない

「心だけじゃ…抱きしめるだけじゃ足りないんだ」
「…爽子」

彼のきれいな声が震えている
彼のきれいな目が泳いでいる
いつもと違う、完璧じゃない彼が
愛おしいと思った
…いつも以上に

「風早くん…」

私の声も、震えていた

「爽子…?」

彼の手が私の頬に優しく触れる

無意識のうちに、うなずいてしまったみたい

ぼーっとしてる間に
風早くんは私を抱き上げた



以上。

30:名無しさん@ピンキー
08/05/20 21:02:25 h+36pZ8Z
龍×千鶴書きたいんだけど、ここにいる住人的に
あの二人は既にカップリング済み?
それともカップリングになる経緯も書いた方がいいの?

誘い受けっぽくてイヤだけど、前スレ読めなくて困ってるので、
どうなのか聞かせてクレイ

31:名無しさん@ピンキー
08/05/21 22:28:34 FsuCyHZ8
>>24
風早かわええw
やっぱエロって言ってもこの程度が微笑ましくて似合ってるんだよなぁw
あの二人だと結婚するまでキス以上の行為に及ぶのが想像できません( ´ω`)

>>30
個人的にはもう「付き合っちゃえよ」カップルなので問題ナッシングです
自由に素敵に書いておくんなまし

32:名無しさん@ピンキー
08/05/22 02:19:40 kOBVfCWS
>>30
個人的には付き合う経緯も読みたいです!甘酸っぱいのすきだから。
もちろん、すでにくっついてる設定でもウエルカムっす

33:sage
08/05/30 00:01:20 S76I6HG3
ピンとあやねってどう?

34:名無しさん@ピンキー
08/05/30 01:47:11 TkZK89xZ
バカだアホだと騒ぎながら、挿入してやっと素直になる二人。
「俺はガキは嫌いなんだよ!」
「あたしだって、あんたなんか冗談でもゴメンだからっ」
……(想像にお任せ)
「うぐっ」
「ひゃっ」



ひぃっ、萌ゆる。


35:名無しさん@ピンキー
08/05/31 11:55:20 pbV+UZ5W
>>34
ちょw想像にお任せの部分がハードル高いwww

36:名無しさん@ピンキー
08/06/02 02:43:00 KfLWV63T
>>30
どちらでも大歓迎
あの二人は付き合ってる雰囲気を出してる幼なじみだからどっちでもいけると思ってる

37:名無しさん@ピンキー
08/06/10 21:44:35 xvLP/1Hq
爽子を想像してもんもんとする風早
ニヤニヤ

38:名無しさん@ピンキー
08/06/13 02:37:58 pqctWqu9
職人待ちage
龍×千鶴萌え

39:名無しさん@ピンキー
08/06/22 01:55:26 1OmHRdmg
期待age
小ネタ(?)を思いついたので思い切って投下してみる


大学生くらいの年齢の風爽で、どちらかの自宅デートの最中にやのちんから爽子の携帯に電話が。
二人きりの時間を邪魔されてこっそりむくれる風早(ww
風早の顔色が急変したことを彼の表情を見ただけですぐに察知して、
一瞬、どうしようか悩むも、結局電話に出てしまう爽子ww↓

爽「あ、もしもし…あやねちゃん?どうしたの?」

風(……矢野の襲来ってなんでいっつもこんなに間が悪いんだ…?)

爽「…えっ?…うん…うん…そっかぁ…」
風(……………)
爽「うーん…でも、きっと大丈夫だよ。…うん…あ、真田くんは、そのこと知ってるのかな?」
風(……………………)
爽「そうそう。真田くんの前だと、ちづちゃん強がったりしないもんね!…うん…うん…」
風(…………………………)


――以下、延々30分間ずっと爽子を独占するやのちんww


爽「――うん、じゃあ、またね!…はーい……(電話切って)
か、風早くん!ごめんね!わたしどのくらい電話……えぇっ!?30分も…!?」

風「……あぁ、大丈夫大丈夫。俺そういうの全然、これっぽっちも気にしないから」
爽「よ、よかったぁ…!ごめんね、ありがとう…!!」
風「ところでさ、黒沼」
爽「?」

風「……――俺のこと、愛してる?」


一応、男のプライドとして平静を取り付くろうとするも、
内心では今すぐ泣き叫びたくなってる若干涙目な風早くんでしたww

40:名無しさん@ピンキー
08/06/22 02:11:42 1OmHRdmg
書き込んでから言うのは反則かもしれんが
…ゴメン…エロパロでもなんでもなかっ…た…orz


エロパロを書くには原作がピュアすぎて変に手をつけたくない気持ちもあるけど、
一方で、思春期特有の好きだからこそ意中相手に対して焦って空回ってしまう風早や龍を見てみたい自分もイル…

みんなはどうなんだろう?出来れば意見を聞かせてほしいです。
やっぱり、この作品でエロパロって厳しいのかなぁ…;;;

41:名無しさん@ピンキー
08/06/23 21:15:22 oNQUH5EA
ぴゅあなのは原作で楽しむとして、ここではそれ以上を期待してるんだよね
せっかく書いたんだからもっとカモーンヽ(・∀・。)ノ

42:名無しさん@ピンキー
08/06/24 22:19:17 3BuIt9TK
爽子「風早くん、あ、あの、テコキしてもいいかな?」

43:名無しさん@ピンキー
08/07/14 00:55:02 W2O8U/Uc
h

44:名無しさん@ピンキー
08/07/26 12:25:52 JcvVN3K4
誰か、龍と千鶴のつくって欲しいな…

45:名無しさん@ピンキー
08/08/04 01:30:46 1x7xT7R7
風早と爽子の初めて話とか書いてみたい

46:名無しさん@ピンキー
08/08/06 00:04:38 egbYKmVp
>>45
でわ、おねがいします

47:名無しさん@ピンキー
08/08/08 05:50:52 mo9XcbTq
保守!

48:名無しさん@ピンキー
08/08/13 03:08:50 woKKtrNJ
wktk保守

49:名無しさん@ピンキー
08/08/15 22:03:10 fgPUpnAX
期待age

職人さん待ってます

50:名無しさん@ピンキー
08/08/30 00:31:43 gD92+pTz
ほしゅ

51:名無しさん@ピンキー
08/09/08 00:47:53 23qJaQFL
保守

52:名無しさん@ピンキー
08/09/14 03:06:31 9CzE/Pvw
ちょ、今月号風早どうしたんだよコレ・・・
今後は嵐のような風早。。。略して嵐早の始まりだなコレ・・・

53:名無しさん@ピンキー
08/09/14 15:36:18 fU79VouI
嵐早てwww
確かに「平等…?」の時の黒風早は萌えたよね~。

54:名無しさん@ピンキー
08/09/14 22:26:32 FsNNLDkH
黒風で誰か作品プリーズ

55:名無しさん@ピンキー
08/09/15 23:18:25 ayPAGLNA
同じく黒風バージョン読みたい。
職人さん待ってます

56:名無しさん@ピンキー
08/09/16 23:35:34 F7qQNv4Y
さわやかだと思われているのでやり難いムッツリ風早
でも意外と手が早そうな気がする

57:名無しさん@ピンキー
08/09/18 03:01:47 IAj8kwj0
寸止め、ぬるめ、べた甘な風早×爽子
黒風じゃなくてすみません…


58:名無しさん@ピンキー
08/09/18 03:02:41 IAj8kwj0
「いやだったら言って」
そう言って触れてくる手は微かに震えていた。

「風早く…」
最後まで言えなかったのは口唇を塞がれてしまったから。
触れるだけのキスを何度も繰り返して、抱きしめられれば何もいえなくなってしまう。




風早くんがすき
そう自覚して、ちづちゃんとあやねちゃんにいっぱいいっぱい協力してもらってようやく付き合うことになったとき、夢かと思った
普通に友達としての付き合いだけでも私には夢みたいに嬉しいことだったのに。それ以上は私には過ぎるくらいで、高望みすぎると思ってた。
だけど、
風早くんは私を見てくれた
好きだと言ってくれて
優しく、抱きしめてくれた

「さわこ」
そう優しく名前を呼んでくれる
名前を呼ばれる
爽子、そう呼ぶのは限られた人たち。お父さんとお母さん、それからちづちゃんとあやねちゃん。最近はトモちゃんとえっこちゃんも照れくさそうにそう呼んでくれるけれど
でも、風早くんに呼ばれるのは特別
他の人たちとは違う
名前を呼ばれるだけで嬉しくてすごく、どきどきする



59:名無しさん@ピンキー
08/09/18 03:03:18 IAj8kwj0
「…触ってもいい?」

じっと顔を覗き込まれてそう問われれば、なんて返したらいいのかわからなくて。顔を真っ赤にして小さく頷くだけで、それが爽子の精一杯で。
それから手を伸ばされて触れてくる手は今までとは明らかに違う。
躊躇いがちに伸ばされた手は前開きワンピースのボタンを上から1つずつ、ゆっくり外されていく。
恥ずかしくて、どうすればいいかわからなくてぎゅっと目を瞑る。
ワンピースの下からは一緒に買い物に行ったときにあやねが選んでくれた可愛い、レースのついたキャミソールとブラジャーが覗いていた。風早に見られているのかと思うと恥ずかしくてたまらなかった。
「可愛い…」
そう呟いて、それからそっとワンピースの中へと手を進めてきた。
薄い布越しに触れてくる手のひらの熱が伝わってきて、恥ずかしさがどんどん混み上がってくる。
「か、かぜはやくん…っ」
「翔太」
「えっ…?」
「翔太って呼んで。…こういうときくらいはさ」
言い終わるのとキャミソールの下に手が入ってくるのは同時だった。
途端にびくりと爽子の身体が震えた。
「っ!」
首筋にキスを落とされて、チリッと小さな痛みが走ったけれどそれよりもお腹のあたりを這い回る手が気になって仕方なかった。
そろり、そろりと探るような手はお腹から背中に回る。
触れる手は大きかった。
爽子よりずっと大きな手。
一瞬だけ、戸惑ったように止まってそれから背中のホックが外された。
「…脱がせてもいい?」
今更のような質問だったけれど、言葉で答えるのはどうにも恥ずかしくて。やっぱり爽子は黙って小さく頷くことしかできなかった。
ワンピースはもう全てのボタンが外されていたからほんの少し肩から滑らすだけで脱げしまう。
「腕、少し上げて?」
言われたとおりに腕を少し上げつと肩紐がずれて、あっという間にブラジャーが外された。
「あっ!」
「さわこ…」
キャミソールの下で大きな手がゆっくりと動く。
少しずつ、けれど確実に。キャミソールは気付けば首のすぐ下の辺りまで捲られていた。

60:名無しさん@ピンキー
08/09/18 03:03:58 IAj8kwj0
「きれいだ」
爽子には聞こえるか聞こえないかという程度の小さな声で呟いて、そっと胸に手を伸ばした。控えめだけど、形のいい膨らみは確かに女の子の持つもので自分にはない柔らかな感触が気持ちいい。
「んっ、あっ」
声が出るのが恥ずかしいのか、両手で声を塞ぐ。
それでも小さく「あ」とか「ん」だとか声が漏れて、その細く高い声は風早をより興奮させる。耳に爽子の声が届くたびにびりびりと電流が通り抜けるような錯覚。
その声をもっと、もっと聞きたくて胸の突起を口に含んだ。
瞬間、爽子の肩が大きく揺れる。耳まで真っ赤だ。
舌で突起を舐め上げて、押しつぶしたり、軽く歯を立てる。
「やっ、ぁ…っ」
ふるふると小さく首を振って、震えた手はなにかを我慢するかのように胸元にあった風早の頭を抱き締める。
感じているんだとわかって、そのことがなんだか、ひどく嬉しい。
胸への愛撫はそのままに下半身へと手を伸ばす。
布越し触れればそこは既に湿り気を帯びていた。
ごくっと思わず生唾を飲み込む。
無理もない。
こんなことをするのは生まれて初めてで、相手は生まれて初めて好きになった女の子なのだ。興奮しない方がおかしいだろう。
もっと触れたい
もっと、もっと
直接触れて、熱を感じたい
身体を乗り上げるようにして、爽子の耳元に口唇を寄せる。
首筋に強く口付けて、それから耳朶を甘噛みしてから舐める。
漏れ聞こえる声は一層大きくなっていく。快感が、理性を崩していっているのがよくわかった。

「あっ…しょ…たくん…」

掠れた、小さな声で。
けれど、確かに。
名前を呼ばれた。初めて、名前を呼ばれた。
どうしよう、すごく嬉しい
こんなときに、こんな状態で。
こんなの、反則だ。名前で呼んで欲しいと言ったのは自分なのに、そんな風に思ってしまった。今まで、どんなに名前で呼んで欲しいと言っても恥ずかしそうにするだけで名前で呼んでくれることなんてなかったのに。

61:名無しさん@ピンキー
08/09/18 03:05:41 IAj8kwj0
爽子からすれば、名前でほとんど無意識だった。
気持ちよくて、恥ずかしくて、どうすればいいのかわからなくて、ほとんど無意識に口から出てしまった。
本当はもっと、ずっと前から呼んでみたかったけれど呼べなかったのに。名前で呼ぶのがとても自然に思えて、そうしたらとても自然に。
「すごい、嬉しい」
「え…?あっ、やぁっ!」
下着越しに円を描くように撫でてから、直接触れた。薄い茂みをかきわけるように触れたその場所は熱く、濡れそぼっていた。中指で滑らせるように上下させると、それだけで淫猥な水音が聞こえる。
「やっ、だめ…っ」
「なんで?ここ、すごく濡れてるのに」
熱い粘膜が指先に絡んで、濡らしていく。
そっと動かせば、粘膜はどんどんと増えて更に指は濡れていく。
けれど、反応していく身体に反比例するように爽子はいやいやと首を振った。目元からはぽろぽろと涙が零れて頬を濡らしていた。
「さ、爽子っ?」
「ふ、ぅ…」
驚いて、慌てて見やる。
「爽子?痛かった?嫌だった?」
俯いて涙を流す爽子の頭をそっと撫でながら聞いてみても、爽子はただぽろぽろと涙を零して首を振る。
「こ、こわい…」
こわいのだと。
触れられるのが嫌なのではなく。
優しく施される愛撫が痛いのではなく。
「風早くんが、怖いわけじゃない…の。だけど、こ、こわい…」
涙を流してごめんなさいと謝りながら、気持ちいいことがこわい。
そう言った。
この期に及んでこんなことを言って、嫌われたらどうしよう。嫌われたくない。
そう言った。
「な…んだ~、よかったーーーー」
「か、ぜはやくん?」
「よかった、嫌がっての無理強いしちゃったのかと思った…」
「え?」
「嫌われたらどうしようって思った」
「そ、そんなことあるはずないっ」
「うん、知ってるけど。だけど不安になる。爽子が、どんどん可愛くなるから不安になる」
「風早くん」
「無理しなくていいから。爽子がこわくないって思えるまで俺、待つから」

62:名無しさん@ピンキー
08/09/18 03:06:46 IAj8kwj0
言うなり、回れ右をした。
「これ以上そのカッコでいられたら我慢できなくなるから!」
「え…?あっ!」
照れているような風早の言葉で今、自分がどんな格好をしているのか思い出して慌てて身支度を整えた。さっきまではもっとすごいことをしていたというのに、恥ずかしくて顔から火が出そうだ。
身支度を整えた後もどうしたらいいのかわからなくて、どんな顔をしたらいいのかわからなくて二人揃って黙り込んでしまう。
なんて言ったらいいのかわからない。けど一緒にいたい。
それはたぶん、二人とも同じで。
俯いたまま、どちらからともなく手を繋ぐ。
伝わる温もりに安心する。
触れたい、抱き合いたいと思うのは事実で、それはお互い様なのだけど無理をしたいわけじゃないから。

だから今は、まだ。

63:名無しさん@ピンキー
08/09/18 03:08:55 IAj8kwj0
以上ですー。
今月号の展開にwktkして書きかけで放置してたのを一気に書き上げてしまった。
本当は最後まで書きたかったけどエロが思った以上に難しかった…orz
2ヶ月は長い…

64:名無しさん@ピンキー
08/09/18 18:09:50 2jGcgaWj
ぐっじょぶ!きゅんきゅんしましたーごちそうさまです!

63さんが素敵な風爽話を上げてくれた流れに乗って
ちょっと自分も頑張って書いてみようかと思います
出来上がり次第、上げにきますー

65:名無しさん@ピンキー
08/09/18 19:58:55 9uyRmSCf
>>63
GJGJ!!!!風早がちょっとかわいそうだけど、萌えた!
二人とも可愛いな
>>64
待ってます

66:63
08/09/18 20:50:19 IAj8kwj0
訂正箇所発見

>>61の1行目
○ 名前を呼んだのは
× 名前で
なんで気付かなかったんだ私orz

GJありがとうございます。
>>64さんが投下されるのwktkしながら待ってます!

67:名無しさん@ピンキー
08/09/18 22:42:19 uNWH5V1w
>>63  GJ かなり良かったです!!

68:名無しさん@ピンキー
08/09/19 00:41:01 Ic+/Pyn9
64です。途中まで書いたのでとりあえず投下してみます
最終的にどのくらいのエロさになるかは自分でもわかりません…;すいません!

大学生の風早と爽子の初体験話です。



69:名無しさん@ピンキー
08/09/19 00:41:50 Ic+/Pyn9


肩に掛けていた鞄の中から、携帯のバイブ音が発信を知らせた時、
二人は休日のデートを終えて帰宅している途中だった。

「あっ…私だ」

爽子が慌てて携帯を覗くと、それは母からのメールで、
昨日から父と二人で結婚記念日のお祝いとして行っていた温泉旅行が
一日延びるという知らせの内容だった。
明日の夕方には戻るから、それまで留守番を頼むとも書かれている。


「お父さんたち…明日帰ってくることにしたみたい」

「定山渓に旅行中だったっけ?」

「うん…お留守番、お願いねって」


そう言って微笑んだ爽子の顔を見て、翔太が表情を曇らせた。
不思議に思った爽子が、翔太くん? と呼びかける。

「…一人で…大丈夫?」

心配そうに問いかけてくる翔太に、爽子は笑って片手をぶんぶん振った。


「平気だよ!もう大学生なんだし…火の元と戸締りさえ気をつけていれば…」

「……そっか」


まだ納得していなさそうな顔をしていた翔太だったが、
先に歩き始めた爽子に続いて足を歩めた。


70:名無しさん@ピンキー
08/09/19 00:43:41 Ic+/Pyn9

しばらく爽子の家に続く道を並んで歩いていたが、
ふと翔太が足を止めて、口を開いた。

「爽子」

急に名前を呼ばれて、爽子が振り向く。
翔太はなにかを言いよどむように口をぱくぱくしていた。

「あのさ……」

「え?」

心なしか赤らんだ頬を片手で隠すようにするのは、昔からの彼の癖だった。


「今日、父さんと母さん、親戚の法事でいないんだ。弟は、野球の試合で旭川に遠征してるし…」


まだ翔太がなにを言いたいのか読めない爽子は、ぽかんとした表情で翔太を見つめている。


「――今晩、うちに泊まっていかない?」


決定的な一言が翔太の口から告げられた。

一瞬、二人の間に妙な静けさが漂う。
爽子の返事を待つ翔太の顔は、耳まで赤かった。


「……え、っと………」


明らかに戸惑いの色が隠せない爽子は、目を泳がせながら言葉を捜している。

ええと、それは、要するに。


「…ふ、ふたりきり……?」


知らない間に口から出ていたらしい。
言ってしまったあとに、なんともいえない恥ずかしさで顔が赤くなる。

71:名無しさん@ピンキー
08/09/19 00:45:17 Ic+/Pyn9
「…嫌…なら、いいんだけど」

翔太が俯きながら呟く。前髪で隠れてよく見えないが、
その瞳はどこかいじけているように見える。

「い、嫌じゃないよ!」

慌てて否定したが、素直に翔太の誘いに頷けないのは理由があった。


だって、それって……。


想像して、また赤くなる。

どこかぎこちなかったキスをやっとスムーズに交わせるようになったのは、最近のことだ。
彼の指先が頬に触れた時、びくつかなくなったのはかなりの進歩だし、そうなるまでに軽く1年はかかった。

――そんな調子の二人だから、それからのことは、まだずっと先のことだと爽子は思っていた。




「爽子が嫌だっていうなら、無理強いはしない。だけど……―」



――俺は、もうキスだけじゃ足りない。



消え入りそうな声で呟いた翔太の台詞は、爽子の決心を固めるのに十分の効果があった。


72:名無しさん@ピンキー
08/09/19 00:47:37 Ic+/Pyn9




「お、おじゃまします…」


しんとした家の中に、爽子の遠慮がちな声が静かに響いた。
居間に続く廊下を翔太のあとに続いて歩く。冬間の床は、室内でもかなり冷たい。
靴下越しに感じるひやりとした感覚に、少しびくりとした。


「やっぱ、だいぶ寒いな。今ストーブつけるから、適当に座ってて」

翔太が居間の電気を点けて、カーテンを閉める。
爽子は言われた通りに、カーテンが引かれた窓を背に置かれたソファの隅っこに腰を下ろした。

部屋の真ん中にある背の低いテーブルの上には、ゲーム機が置かれている。確か、PHPといっただろうか。
前に一度、風早家に訪れた時に、翔太と弟がこれで対戦ゲームをしていたのをふと思い出した。

あれは高校3年の冬休みの出来事だったように記憶している。あれからもう2年も時が過ぎていた。
何年も前のことなのに、何故かつい最近のことのように思い、なんだか感慨深くなった。


「夕飯はどうしようか?」


物思いに耽っていた爽子を、翔太がふいに現実に引き戻した。
見上げた彼の顔は、高校時代と比べるとだいぶ大人びている。

そんなことをぼんやり考えながら、爽子が返事を返した。


「わたし、なにか作るよ。冷蔵庫の中、見せてもらってもいいかな?」



73:名無しさん@ピンキー
08/09/19 00:49:03 Ic+/Pyn9

慣れた手付きで調理する爽子の姿を見ていた翔太は、思わず数年後の新婚生活を夢見て、顔を赤らめる。
この流れでこの妄想は危険すぎると気付いた彼が、大急ぎで思考をストップさせた頃には、
爽子お手製のグラタンがオーブンの中で焼き上がっていた。

冷蔵庫の中の余り物で作ったにしては、上出来な仕上がりだ。


美味しそうにグラタンを頬張る翔太を見て、爽子は嬉しそうに顔をほころばせた。


――新婚さんって、こんな感じなのかな。


いつのまにかそんな想像をしていた自分が恥ずかしくなって、
慌ててそれをごまかすように、持っていたスプーンでグラタンの皿を突っついた。



夕食を食べ終えた頃には、時計の針は夜の8時を指していた。

満腹になった二人はソファに並んで座り、テレビを眺めていたが、
ふと思い立った翔太が立ち上がる。

「風呂、入るよね? お湯溜めてくる」

爽子が返事をする前に、翔太は風呂場に向かって行ってしまった。

翔太の何気ない一言で、今晩はここに泊まるのだということが、
急に現実味を帯びてきたのを感じた。爽子の胸が、どくん、と高鳴った。


74:名無しさん@ピンキー
08/09/19 00:50:52 Ic+/Pyn9
しばらくして、ジーンズの裾を少し湿らせた翔太が戻ってきた。
腕に捲くったパーカーの袖を戻しながら、わざと爽子の顔を見ないように言う。

「もうあと15分くらいで溜まるから、先に入って」


うん、と返した声が少し裏返っていた気がする。
なんとなく爽子も翔太の顔が見れなくて、不自然に自分のつま先を見つめていた。


それからの15分はあっという間だった。
バスルームに続く洗面所の引き戸を閉めて、着ていた服を脱いで丁寧に畳み、バスルームに入る。

上手く回らない思考回路をそのままに、爽子はシャワーの蛇口をひねった。

濡らした髪に、シャンプーを絡ませて泡立てる。
シャンプーの泡を流し終えて、ボディシャンプーで体を洗おうと左腕に泡を滑らせた時に、
そのボディシャンプーの香りが、翔太に抱きしめられた時に鼻をくすぐる香りだと気が付いた。

抱きしめられた時のドキドキが一瞬でよみがえって、爽子の思考をぐちゃぐちゃに掻き乱す。

頭の中の混乱を断ち切るように、急いで体を洗い流し、バスルームの戸を開いた。


事前に教えてもらっていたバスタオルが入った引き出しから、
ふかふかのバスタオルを一枚拝借し、体の水滴を拭き取る。
ほとんど拭き取ってから、そういえば、と爽子があることに気付いた。


75:名無しさん@ピンキー
08/09/19 00:52:02 Ic+/Pyn9


遠慮がちに洗面所の引き戸が開かれて、小さな声が翔太の名を呼んだ。


「……あの、翔太くん……」

もう上がったのかと翔太がソファに座ったまま振り向いて、顔を強張らせた。

バスタオルに身を包んだだけの姿で、爽子が顔を覗かせていた。
長い黒髪を上にまとめた首筋から流れる一筋の水滴が、妙に色っぽく翔太の目に映る。


「…ごめんなさい、わたし…着替えとかなにも持ってきてないの…」

「えっ……え? 着替え?」


「うん…翔太くんのお古でもなんでもいいので…なにか、貸してもらえないかな…?」



76:名無しさん@ピンキー
08/09/19 00:53:30 Ic+/Pyn9

爽子の頼みにとりあえず頷き、二階の自分の部屋に戻った翔太は、
まず落ち着きを取り戻すためにその場にうずくまった。

体中の血が煮えたぎったように、熱い。頭に血が昇って、思考が上手くまとまらない。

目を閉じて深呼吸をしようにも、瞼の裏に先ほどの爽子の姿がしっかりと焼き付いていて、
翔太は思わず「あぁあぁ…」と喉の奥から搾り出したような唸り声を上げた。

少し落ち着いた頭で、確か箪笥の奥に小さくなったパジャマがしまわれていたはずだと思い出す。

確かめてみると、確かに引き出しの奥に、青色がベースになったギンガムチェック柄のパジャマ上下があった。
それをひっぱり出して、広げてサイズを確かめる。
爽子には少し大きいかもしれないが、とりあえず持っていってみることにした。


階段を下りて、洗面所から顔を覗かせたままだった爽子に持ってきたパジャマを手渡す。


「少し大きいかもしれないけど…無いよりマシだから」

まともに爽子の目を見れない。不自然に目が泳いでいた。


「…あ、ありがとう…」

「早く着ないと、風邪引くよ」


こんな時にも、そんな気の利いた台詞が口から出る自分の冷静さに少し驚いた。



77:名無しさん@ピンキー
08/09/19 00:56:59 Ic+/Pyn9

とりあえずキリのいい所はここまでです。
中途半端でごめんなさい;
続きはただいま急ピッチで書いてますので、しばしお待ちを…!

78:名無しさん@ピンキー
08/09/19 00:59:21 B9L5tEat
ちょう萌えました!GJ!!
初めての雰囲気がすごい伝わります。
続き、楽しみに待っています!!

79:名無しさん@ピンキー
08/09/19 01:13:53 Ic+/Pyn9
>>78さん、ありがとうございます!
続きは出来れば今週中に投下したいと思っていますが、
どのくらいの長さになるか検討がつきません…;
えらく長い話になってしまったらごめんなさいorz

80:名無しさん@ピンキー
08/09/19 11:28:24 zUa1HDJN
うわあ!お二人とも乙です!
スレが立って落ちること二回・・・
二年ぐらいロムったかいがあったw
(自分は書けないので)

81:名無しさん@ピンキー
08/09/19 20:57:02 Ic+/Pyn9

再び爽子が洗面所から姿を現した時、翔太は彼女に
自分が昔着ていたパジャマを手渡してしまったことを死ぬほど後悔した。


目に映った爽子の姿は、翔太の平常心を脅かすのには十分の威力があった。

全体的に大きすぎるサイズのパジャマは、明らかに彼女の体系にミスマッチだ。
首元は襟が大きすぎて、真っ白い肌の鎖骨は丸見え、危うく胸元が見えてしまいそうになる。
肩のラインはパジャマの縫い目に合っていないし、両袖からは申し訳程度にちょこんと指先が覗いている。
腰元のあたりまで隠れるパジャマの上の下には、ぶかぶかのズボンを穿いていた。


………やばい。すげー、かわいい。


自分のお下がりを着ているというところが、ポイントが高かった。


どれくらい見つめていたのだろうか。
翔太の熱視線に気付いた爽子が、どうしたのだろうと小首を傾げる。
そんな些細な仕草でさえ、翔太の胸をときめかせた。

爽子がいそいそとソファに腰掛ける代わりに、翔太が風呂に入るために立ち上がった。
先ほど、爽子の着替えを取りに行った時に、自分の着替えも一緒に持ってきていた。
いつもの寝巻きスタイルであるTシャツと中学時代のジャージの下を抱えて、洗面所に向かった。


82:名無しさん@ピンキー
08/09/19 20:58:08 Ic+/Pyn9

翔太が風呂に入っている間、爽子はだんだんと心拍数が上がってきていることに気付いていたが、
そのことをなるべく意識しないように勤めることに必死だった。

だけどそう思えば思う度に、この後の展開が気になり始めて、もうどうにも赤面してしまう。

もっとちゃんと、体を念入りに洗ってくればよかった。
一度は風呂に入ったのだから汗臭くはないだろうが、異様に自分の匂いが気になった。

確かめるように片腕に鼻先を近づければ、ボディシャンプーのほのかな香りが鼻をくすぐった。


そうだ。この匂いは、翔太くんの匂い。


どうやら墓穴を掘ってしまったらしい。真っ赤に火照った顔が、更に熱くなった。



風呂に上がって爽子の元に戻ってみれば、びっくりするくらい赤面している爽子がこちらを振り返った。
自分が居ない間になにかあったのだろうか。そう不思議に思うほど、爽子の様子は尋常じゃなかった。


83:名無しさん@ピンキー
08/09/19 21:30:28 Ic+/Pyn9

風呂に上がって爽子の元に戻ってみれば、びっくりするくらい赤面している爽子がこちらを振り返った。
自分が居ない間になにかあったのだろうか。そう不思議に思うほど、爽子の様子は尋常じゃなかった。


「……あ、もう10時になるんだ……そろそろ寝ようか」


なるべく意識しないように言ったつもりだったが、思ったより大きな声で口から出ていた。

爽子がびくり、と肩を震わせた。すぐに頷いて、立ち上がる。

二人とも黙って、お互いを見つめていた。
どくどくと波打つ心臓の音が相手に聞こえてやいないだろうかと、やきもきしながら。


翔太の自室に入り、とりあえず二人ならんでベッドに腰掛けた。

なにをどうすればいいのかわからなくて、お互いに無言のまま、時間だけが過ぎていく。



84:名無しさん@ピンキー
08/09/19 21:31:44 Ic+/Pyn9

しばらく気まずい沈黙が続き、我慢できなくなった翔太が小さく呟いた。


「………やっぱり、やめようか……?」


えっ、と、面食らったような顔をして、俯いていた爽子が翔太の顔を見上げる。

ひどく不安そうな顔で、翔太は爽子をじっと見つめていた。

ひょっとしたら、こんな表情をした彼は初めて見たかもしれない。


「…しょ、…翔太くんの…したいようにして…いいよ…」


まさかそんな答えが返ってくるとは思わなかった。

どんどん消極的な考えが浮かんできていた思考回路が、ぴたりと動きを止めた。

じっと自分の瞳を見つめてくる爽子の瞳は、驚くほど綺麗に澄んでいた。


85:名無しさん@ピンキー
08/09/19 22:18:57 Ic+/Pyn9



「――爽子、」


いつもキスする前にしているように、彼女の右頬に優しく触れる。
触れてくる翔太の指先が、小刻みに震えていた。

どちらからともなく瞼を閉じる。ゆっくりと触れた唇は柔らかかった。
何度か触れるだけのキスを交わして、翔太が少しずつ体重を傾けた。

いつのまにか、押し倒される体制になっていたことに気付く。

見上げた翔太の顔が、まるで知らない男の人のように思えた。
真剣な眼差しで自分を見下ろしてくる翔太の瞳に、爽子はすっかり捕らえられていた。


「……すき」


突然、ぽつり、と爽子が呟いた。
その声は小さくて、もう少しで聞き逃してしまいそうだった。


86:名無しさん@ピンキー
08/09/19 22:20:08 Ic+/Pyn9


気持ちが溢れて、どうにかなってしまいそう。

胸がいっぱいになって、苦しくて、息がつまる。

こんなに、愛しい。

目の前にいる彼のことが、愛しくて、愛しくて、仕方がない。


この気持ちは、一体なんだろう。



いつのまにか視界が潤んできて、彼の顔がぼやけて見える。

ぼろぼろと涙が溢れて爽子の頬を伝っていく。


「どうしたの? どこか痛い?」


驚いた翔太が慌てて問いかけると、爽子はふるふると首を横に振った。

翔太の指先が爽子の涙を優しく拭う。
それでも止まらない涙は、じんわりと翔太の指を湿らせた。


87:名無しさん@ピンキー
08/09/19 22:21:07 Ic+/Pyn9



「ちがうの…ごめんなさい…そうじゃなくて…」


触れられた翔太の右手を思わずぎゅっと握り締めて、爽子はそのまま彼の胸に顔をうずめた。


「…わたし…翔太くんのこと…すごく、すきだよ…」


今更、なんて当たり前のことを言っているんだろうと自分でも思った。

だけど、知らないうちに言葉が溢れ出ていた。

この状況でこんなこと言ったら、きっと笑われるに違いない。


恥ずかしくて、翔太の顔を見れない。
呆れられたかな、と心配になってきた時、ふいに翔太の両腕が背中にまわった。

そのままぎゅっと強く抱きしめられて、爽子はまたあのボディシャンプーの香りを感じた。


88:名無しさん@ピンキー
08/09/19 22:21:58 Ic+/Pyn9



「……もー…そういうこと言うの、反則だろぉ……」


赤い顔をした翔太が、半分笑いながら、爽子の顔を覗き込んだ。

笑った顔はまだ少し幼さが残っていて、高校生の時から何も変わらない。


「俺だって、同じだよ」


額にかかるまだ湿った前髪を掻き分けて、そのままキスを落とした。
爽子の肌は驚くほど白い。唇が触れた時に、シャンプーのいい香りが鼻をくすぐった。


「この気持ちは、きっと一生変わらないと思う」


爽子が少し恥ずかしそうにふわりと笑った。もう涙は流していなかった。


抱きしめ合ったまま、二人はベッドに横になる。

なんとなく気恥ずかしくて、二人でふふふと笑いあった。

お互いの体温が心地良くて、暖かいまどろみの中に居るような気がした。

最高に幸せな気分を感じながら、二人はいつのまにか深い眠りについていた。


89:名無しさん@ピンキー
08/09/19 22:39:41 Ic+/Pyn9

先に目を覚ましたのは爽子だった。

ぼんやりとする視界の中で、最初に目に入ったのは翔太の顔だった。

まるで子供みたいに幼げな寝顔だ。微かに規則正しい寝息が聞こえてくる。


前髪が少しかかった瞼のふちから伸びた睫毛はしっかり閉じられている。
こんなに至近距離で翔太の顔を見たのは初めてだった。

意外と睫毛が長いんだな。新たな発見に、爽子は嬉しくなる。

瞼にかかった前髪を気付かれないようにそっと払う。
触れた前髪は思ったよりサラサラしていた。
その感触が気持ちよくて、爽子はしばらく意味もなく指先で前髪を弄んでいた。


触れる指先の気配に気付いたのか、翔太がゆっくり瞼を開けた。
「んー…」と眠たげな声をあげて、それから「爽子、」と名前を呼ぶ。


90:名無しさん@ピンキー
08/09/19 22:40:23 Ic+/Pyn9



「なにしてんの…?」

「起こしちゃってごめんね…あんまり気持ちよかったものだから、つい…」


とりあえず口ではそう謝っておいて、でも心の中ではちょっぴり残念に思う。

もう少し、あの感触を楽しんでいたかった。


「え?なにが?」となんのことだかわかっていない翔太が不思議そうに呟いた。

なんでもないの、と心なしか嬉しそうに爽子が返す。
まるで、いたずらを見つかってしまった子供のように小さくはにかんでいる。


「…あぁ、忘れてた」


ふいに、翔太が爽子の唇にふわっと自分のそれを重ねた。

急にふいをつかれた爽子は驚いて目を丸くする。



「――おはよう、爽子」



カーテンの隙間から、朝日の光が差し込んでいた。


91:名無しさん@ピンキー
08/09/19 22:45:05 Ic+/Pyn9

以上です。長々と続けちゃってすいませんでした…!;
それと、83の上二行がかぶっちゃってました…投下ミスです。すいません…

最初はがっつりエロを書こう!と意気込んでいたはずが、
いつのまにやら脱線して、本番も無しでアッサリ朝を迎える展開に…orz

自分で自分にガッカリです(苦笑)
でもこの二人のエロは本当に難しい…!


最後まで付き合ってくれた方、ありがとうございました~。
またネタが下りてきたら投下してみようかと思います。

92:名無しさん@ピンキー
08/09/19 23:03:00 B9L5tEat
GJです、お疲れ様でした!
投下二回ともリアルタイムに遭遇できてわくわくどきどきが止まりませんでした。
そのまま寝ちゃうとかこの二人ならありえる…!とすごい萌えました。

本当にこの二人のエロ難しいですよね!?
63なのですが、未遂ネタの続きをその内に投下できるように私も頑張りますので
64さんに再びネタが下りてくることを楽しみにお待ちしております!

93:名無しさん@ピンキー
08/09/19 23:26:51 4FCokVqN
おはようのちゅーにキュンっ

94:名無しさん@ピンキー
08/09/19 23:29:57 YsWqf71L
>>63さん、>>91さん乙でした!!

楽しかった!!きゅんきゅんした!!
また期待してますwww

95:名無しさん@ピンキー
08/09/19 23:45:45 z6yFCnP0
お二人とも、GJです!!!
楽しませて頂きました!!

96:名無しさん@ピンキー
08/09/20 16:39:22 b0ruxmvG
乙です!
次は是非とも最後まで・・・・

97:名無しさん@ピンキー
08/09/20 21:38:56 9906VyTs
風早おあずけ。。。かわいそす


98:名無しさん@ピンキー
08/09/21 18:16:21 Rle04sBA
龍ちづとか誰か書いてくださいっ!

99:名無しさん@ピンキー
08/09/21 21:55:52 Rle04sBA
もう書いちゃいますね;

駄文ですが・・・どうぞ
あまりエロくないです


「...千鶴?」
部屋に戻ってくると千鶴は寝ていた。


今さっきちづるは家に
「ゲームするぞー!!!」
と言いながら急に押しかけてきたのだ。
来たとき、
俺は見かけでは迷惑そうな顔をつくりながらも
心の中では少し嬉しかった。
前みたいに徹目当てではなく、俺に会うために来たのだから。


一通り盛り上がったところで俺は親父に呼ばれて下へ行った。
そして戻ってきたら千鶴がベッドで寝ていたのだ。


「...よく寝るやつ。」
少し笑うとちづるが動いた。
起こしたかと思ったが、また規則正しい寝息を立て始めた。


久しぶりにまじまじと千鶴を見る。
...いつこんなに女らしくなったのか?

背が高いといわれてるが俺と比べるとやっぱり小さくて細くて。
小6までは千鶴の方がまだ高かった。

けど中1のある日、いつのまにか千鶴を見下ろしてることに気付いたんだ。


千鶴の寝息を聞いてると、
急に理性が崩れてきた。

熱いものが胸の中ではじける。


100:名無しさん@ピンキー
08/09/21 22:24:23 Q2Tlsvnf
100

101:名無しさん@ピンキー
08/09/23 08:33:37 45V0x81p
え~と・・・
終わり?続くの?
終わりなら、そう書いてほしいんだけど・・・


102:名無しさん@ピンキー
08/09/24 19:35:33 q4nHdyDq

俺が千鶴の枕元に手を置くとベットがぎしりと音を立てた。


俺は顔を千鶴の顔に近づける。
もうこれ以上の我慢はできない。
千鶴の寝息が伝わってきた。
無防備なこいつをめちゃくちゃにしてしまいたい。


だけど。
・・・やっぱりまだだめだ。
こんな形でしても虚しくなるだけだ。

そう思いベッドから離れた。
相変わらず千鶴は良く眠っている。
起こさないようにそっと部屋を出た。

「いつまで耐えれるかな...」
呟きは低く消えていった。

終わり

103:名無しさん@ピンキー
08/09/25 22:52:01 FaWBiI+p
ほす

104:名無しさん@ピンキー
08/09/27 23:24:50 gUdkDyBK
保守します

105:名無しさん@ピンキー
08/09/30 15:14:09 B+6N62bQ
自分も頑張ってかいてみてんですけど
他の職人さんとどーしてもカブっちゃうは、文才ないわで
へこむを通りこして笑いが止まりません

はー
がんばってみまーす

106:名無しさん@ピンキー
08/09/30 20:26:38 ntnIM4hL

頑張って下さい。
楽しみにしてます^^

107:名無しさん@ピンキー
08/10/01 14:05:16 hVPGp2GK
>>105 です
できあがったんですけど・・・
なんかショボイくせにやけに長くなってしまいました
きわどい表現が苦手なのでソフトな感じにしたつもり・・・なんですけど
わかりずらいかも・・・?雰囲気的に察していただければ、これ幸です・・・^^
ひまつぶしにでもしてください

投下しまーす どーん

108:名無しさん@ピンキー
08/10/01 14:07:00 hVPGp2GK
「どうぞ、あがって」

玄関のドアを開けて出迎えた風早が言った

「あっ・・・はい。お邪魔します・・・」

「どした?」

いつもより緊張した面持ちの爽子に風早が聞く
爽子は手をぶんぶん振って

「ごめんねっ・・・あの・・・なんか・・・緊張して」

「ははっ。いーよ。誰もいないから緊張することないって」

風早は笑顔でそう言い、爽子を部屋まで案内してくれた
その言葉で爽子はよりいっそう緊張する


風早と爽子が付き合いだして数ヶ月が経とうとしていた
今日は来週に迫ったクリスマスを前に、2人で計画を立てようと風早が提案して、爽子を家に誘ったのだった
爽子が風早の家に遊びに来たのは初めてだった
部屋に案内され小さなテーブルの前に座る爽子
必要なもの意外置いていないというシンプルな部屋がいかにも風早らしい部屋だった
爽子は辺りを見廻し、ドキドキしながらも嬉しい気持ちになっていた

-----風早くんの部屋だぁ・・・

部屋を見渡している爽子に風早が言う

「あんま見ないで。部屋汚いから」

「そ、そんなことないよっ。全然キレイだよ」

「そーだ黒沼。来週のクリスマスこんな所どうかな?すげー面白そうだよ」

風早が、ジョーからもらったという雑誌のページをめくりながら爽子の横に座る
「こことかどーかな?」と言いながら風早は楽しそうに話しかけるが、爽子は至近距離に風早が座ったことで先ほどの緊張がよみがえってきていた
しばらくして風早も、心ここにあらずの爽子の様子に気づく


109:名無しさん@ピンキー
08/10/01 14:08:28 hVPGp2GK

「黒沼?どーかした?」

ハッとする爽子
今まで雑誌の一点だけをボーっと見ていたのだ

「あっごごごめんなさい。えっとどどどこだっけ?」

少し不安げな顔の風早

「あんまり気乗りしない?」

そう爽子に言ったと同時に風早の携帯が鳴った
着信画面には『吉田』の名前
風早が電話に出ると、電話口にはちづではなく、あやねが出たのだった

『あー風早?今日爽子そっち行ってんでしょ?』

「うん。来てるけど・・・何?」

『・・・あのさぁ。爽子に余計なこと言っちゃったからさ、気まずくなってないかなーと思って』

その後もいろいろと畳掛けるように弁解するあやね
意味が分からず少しイラつく風早

「で、何言ったんだよ?」

爽子に、今度風早の家に遊びに行くことを聞いたあやねが
爽子もとうとう大人の世界を知るんだとか、風早もきっとそのつもりだとか
冗談でそのような類のことを言ったようだ
その後、あやねは爽子の性格からして、冗談と捉えられなくて本気で悩んでんじゃないかと思って電話したようだ・・・
爽子は、まさにその通りの様子だった

『爽子さ。どーしたらいーかわかんなくなっちゃってると思うんだよ。ごめん風早。自分で言うのも何だと思うけど爽子の誤解といてやってよ。』

風早が爽子へ視線をむける
不安そうに見つめる爽子

風早自体そういう事をまったく考えたりしないわけじゃないけど、今日は特にそういう意味合いで誘った訳じゃないから、実際自分の知らないところでそういう話が出ていることに少し困惑した
それと同時に、そういう事で悩んで緊張している爽子を可愛いと思い照れた



110:名無しさん@ピンキー
08/10/01 14:09:19 hVPGp2GK

「・・・ん。わかった。サンキュ」

そう言い、携帯を切る

「・・・ちづちゃん?」

変わらず不安そうな顔の爽子が聞く

「ん。矢野からだった」

『矢野』という名前に爽子が微かに反応する
意を決して風早が切りだす

「あのさっ。・・・矢野が・・・何か・・・言ってたんでしょ?」

「えっ・・・」
爽子の頬が赤らむ、そしてそのまま俯むく
つられて風早も赤くなる

「別に・・・そーいうんじゃないから、今日は。なんつーか普通に・・・さ」


「普通に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・笑って。黒沼」


風早が照れながら笑顔をみせる
爽子は、何度も好きだと思ったその笑顔にまた胸を熱くする




111:名無しさん@ピンキー
08/10/01 14:10:54 hVPGp2GK


----------あやねちゃん。私・・・


『えっえぇぇぇぇぇ!?あああああやねちゃん!?おお大人の世界って!そんな!まさか!!』

『まーあるかもしんないってことよ』

『・・・!?』

赤くなって声の出ない爽子

『でも風早のことだから爽子がイイって言うまでしないと思うけどさ・・・』
『爽子がイイって思ったその時はちゃんと爽子から言ってあげないと、風早わかんないと思うよ』

『・・・・・・風早だって男の子なんだから』


あやねとの会話を思い出す爽子
---------自分がどう思ってるか、考えてるかは言わなきゃ伝わらないよね


爽子はずっと思っていたことを口にしてみた

「風早くん。私の名前呼んでみてくれないかな?」

「くろぬま?」

爽子が小さく首を振る
頬は赤くなったままだが、風早を見つめるその瞳は真剣だった



112:名無しさん@ピンキー
08/10/01 14:12:24 hVPGp2GK

「下の名前で呼んでほしいの」

風早が俯く
頬がみるみる赤くなっていく
そして小さく唸った

「ずりー・・・」

改めて顔を上げ、爽子を見つめ直す

「爽子」

風早が爽子の名前を呼ぶ
爽子から笑顔がこぼれる

「ずっと・・・そう呼んで欲しかったの」

今日初めて見せた笑顔だった
風早もやっと爽子の笑顔が見れてホッとする

「俺だって・・・ずっとそう呼びたかった!」

少しスネたふうに風早が言う
そして、またいつもの笑顔をむける
そんな姿にまた爽子は胸が熱くなる
自分の中で、気持ちが固まっていくのがわかった
新たに生まれた感情も、相手がすきなのだから当たり前のことだと・・・



113:名無しさん@ピンキー
08/10/01 14:14:59 hVPGp2GK

「風早くん。・・・私、大丈夫だよ」

「え?」

何のことか解らず、風早が聞き返す

「嫌だったら・・・今日ここに来れなかったと思う」

「爽子?」

「あ、あやねちゃんが言ってたこと・・・私、嫌じゃない」

爽子が話している意味を、ようやく風早は理解した
風早は、爽子をやさしく見つめる
見つめた先には、頬を赤らめ声を震わせながら一生懸命気持ちを伝えようとしている爽子がいる
爽子も目をそらさず、まっすぐ潤んだ瞳をむける

「私、風早くんがすきだから・・・私、風早くんのこともっと・・・」

愛しくてたまらなくなった風早は、爽子を引き寄せ抱きしめていた

「爽子・・・」


抱きしめた腕の力を緩め、右手で爽子の髪を撫でた
爽子の馨りが、風早の鼻をくすぐる
ゆっくりと爽子の体を離し、そしてゆっくりと唇を重ねた
触れるだけのやさしいキスと甘く溶けそうなキス
それを繰り返していたら、いつのまにか爽子の視界には風早と部屋の天井だけになっていた
もちろん、こんな体勢でお互い見つめあうのは初めてだった
少しの沈黙のあと、風早がもういちど爽子に確認する



114:名無しさん@ピンキー
08/10/01 14:16:25 hVPGp2GK

「・・・無理してない?ほんとに・・・・・・嫌じゃないの?」

その問いかけに爽子は小さく頷く
風早はやさしく微笑み、爽子の唇から頬に、そして首筋にキスをしていった
耳元でやさしく名前を囁かれ、胸がぎゅっとしめつけられた
この恋愛特有の胸の痛みは、なかなか慣れるものじゃないけど・・・でも、嫌いではない

普段触れられる事のない身体の部分を触れられ、キスされていく
ひとつひとつの動作に胸がしめつけられ熱くなってゆくのがわかる
初めて見られる自分の身体、本能的に出てしまう声、今の自分はどんな顔をしているのか
相手にはどんな風に見えるのか、映るのか、感じるのか
全てが恥ずかしくて、気になって・・・そんな気持ちが爽子をいっぱいいっぱいにしていた

いつの間にか、着ていたものはすべてなくなり、2人の身体は1枚の毛布に包まれていた
お互いの体温を感じるせいか、冬の寒さは感じない
風早の指先が爽子の曲線部を伝い熱い部分へ触れてゆく
指先でやさしく撫でていくと温かいものを感じる
爽子の身体が反応するのがわかる
ふと風早が爽子の顔に視線を戻すと、爽子が目をぎゅっと固く瞑っていた
右手は毛布の端を握り締めている
その姿を見て、我慢しているのではないかと思い風早が声をかける



115:名無しさん@ピンキー
08/10/01 14:17:18 hVPGp2GK

「爽子?・・・ごめん痛かった?・・・嫌・・・だった?」

爽子が首を振る

「・・・痛くないよ」

「やっぱ・・・やめとく?」

爽子が大きく首を振る

「ちがうの。嫌じゃないの・・・・・・でもやっぱり恥ずかしいし、胸のドキドキもおさまらなくて・・・」

「ごめんね。おかしいよね・・・自分が大丈夫って言ったのに・・・」

風早は毛布を握り締めていた爽子の手をとり自分の胸に当てた
爽子は、ハッとした
手のひらから、風早の鼓動が伝わってきた
自分と同じくらい・・・いや、自分よりも遥かに速い鼓動だった

「俺もさっきからこんな感じで死にそーなんだけど・・・」

そう言いながら顔を真っ赤し、顔を横にそらした
爽子は照れている風早の横顔を見ながら
------自分だけじゃないんだ・・・と思っていた
風早が爽子に視線を戻し、爽子の手を握り締めた

「・・・・・・一緒だよ」

風早のそのひと言で、爽子は心が解きほぐされたような気がした



116:名無しさん@ピンキー
08/10/01 14:20:41 hVPGp2GK

再び2人はキスをする
さっきよりも穏やかな空気が流れた
お互い何かが変わったかのようだ・・・
爽子は素直に身を任せ、恥ずかしいと思っていた声も素直にだせた
胸元にキスをされた時、小さな痛みが走ったように思えた
なんだろうと、自分の指で触れてみて確認しても傷らしき痕にはたどり着かない
爽子が胸元に気をとられていると、それを忘れてしまうほどの熱いものを感じた
それと同時に今までに感じたことのない快感の波が押しよせた
風早が爽子のなかに入ってきたのだった
未だに訪れる恥かしさと、それさえ、その理性さえ吹き飛ぶ快感の波が交互に押しよせる
その波に身を委ねると、いつしか海の奥底へと沈んでいってしまうのではないのかとさえ思えた
溺れてしまわぬよう、風早の背中に手をかける
風早も爽子の甘い声を聞き、一緒に溺れてしまいそうになる
心で何度も何度も互いの名前を呼び続けていた
自分にとっての、とくべつな存在を確認するかのように--------


過度の緊張から解放された2人は、いつのまにか眠ってしまったようだ
爽子が先に目を覚ます
自分の横で風早が寝ている
先ほど見た「男の子」の表情とは懸け離れた無垢な寝顔だった
今さっきまでの自分たちは本当に自分たちだったのだろうか・・・
嬉しさはあるものの、夢だったのではないかと信じきれない気持ちもあった
爽子は風早を起こさないようにそっと上半身を起こした
さっき感じた痛みの先を見る

「あれ?赤くなってる・・・」

胸元の肌がインクを一滴たらしたように赤く染まっていた

「ひとりじめ」

下から声がした
風早が頬杖をつき、上目遣いに爽子を見ていた

「ひとりじめ?あれっっ?お、起きてたの?」

「うん。今起きた」



117:名無しさん@ピンキー
08/10/01 14:21:58 hVPGp2GK

風早も上体を起こし、爽子の隣に並んで座る
爽子をじーっと見つめる
「えっ?えっ?」というように、爽子がどぎまぎしていると

「これ」

風早が爽子の胸元のキスマークを指し

「ひとりじめ・・・の、しるし」

と、言った
爽子は、自分が風早の彼女であることと、
さっきの自分たちは決して夢ではなかったんだということを再確認した
嬉しさがこみ上げてきて、自然と笑顔になった
そんな爽子を見て、風早も笑顔になる

「俺も、ずっと思ってたことあるんだけど」

「うん?」

「俺のこと、名前で呼んで」

「翔太くん!」

風早の名前を呼んだ爽子には、いつもの戸惑いの感じは見られなかった
そう言われるのを待っていたかのようだった

「俺もずっと、そう呼んで欲しかったんだよ」

「私も・・・そう呼びたかった」

2人は寄り添って笑いあった
いつしか手を繋いでいた
風早が繋がれた2人の手を見つめキスをした
--------離れることがないように と、願いを込めて


以上でーす。何卒よろしくお願いしまふ

118:名無しさん@ピンキー
08/10/01 22:04:27 zRFM5+Oz
>>105さん
GJ!GJ!
有り得そうな展開にきゅんきゅんしました。
素敵な作品ありがとうございます。

119:名無しさん@ピンキー
08/10/01 22:45:05 wo3Tmh8o
GJ!!
きゅんきゅんした!
名前呼び、なかなかできないのが二人っぽいと思いました。

120:名無しさん@ピンキー
08/10/02 15:14:39 cuqq+b2+
>>105 っす。
あざーす。
君届にとって「きゅんきゅんした」は
最高の誉め言葉だと思っているので(自分は)
とってもうれしーです。
読んでくださってありがとうございます。

しかし、難しかったっす^^;

121:名無しさん@ピンキー
08/10/02 15:20:21 f88qm4FY
ひとりじめ
っていうの上手いですね!
心理描写にキャラ読みも素晴らしく、できそうで自分には書けないな、こんなの。

しかし、前のお泊りの初体験版も読みたかったです。またお願いします~





122:名無しさん@ピンキー
08/10/07 10:40:26 YGr4qh2h


123:名無しさん@ピンキー
08/10/08 23:24:11 rqZ7VOQp
ほしゅがてら何か投下したいと思います。駄文なのはご愛嬌w


///


夜の学校の薄気味悪さもさることながら、やはり一歩外に出ると、その凍てつく様な寒さの方が遥かに深刻だった。
『寒みぃ!』…くそ、ピンの雑用のおかげですっかり遅くなっちまった…
しかもこんな日に限って、黒沼から貰った手袋は忘れてしまっていた。
今日は厄日だな‥
だって…
『‥黒沼と一緒に、帰りたかったなー…』黒沼は最初、待ってると言ってくれたんだけど、俺自身、用事がいつ終わるのかも分からなかったし、多分相当遅くなるのが目に見えていたので、黒沼には先に帰って貰ったのだ。
そうだ‥自分で断っておいて、何勝手な事思ってんだろ‥
俺はため息吐き、歩き出した。
ふと、夜空を見上げてみた。冷たい夜の空からは、ちらちらと雪が降り注いでいる。
地面にはうっすらと雪が積もっていた。
それらはどれも幻想的で、まるで自分が知らない世界に迷い込んだように感じられた。






その世界に‥






『………あ』







彼女はいた。



『か、風早君』


///


後半に続く

124:名無しさん@ピンキー
08/10/13 23:43:07 pbqG8neV
今続いてる途中かな?

先月黒風早に悶えた者です。
勢いで書いてしまったので、投下しようとおもいます。w
ただ、文章をかくのがはじめてなので、駄文注意と、
エロがだいぷ濃い目なので、苦手なかたはご非難ください。

あと一番重要なのが、風早がドス黒いので;;
本編のほんわかした爽やかな雰囲気を壊されたくない方は見られないようにお願いしておきます。
きゅんきゅんはないです泣

タイミング見計らって投下します~

125:名無しさん@ピンキー
08/10/14 00:27:33 3+c2bZ4C
>>124さん
超楽しみにしてますwww


126:名無しさん@ピンキー
08/10/14 05:48:53 lPtGAenh
よし。
じゃぁ早速朝っぱらからいきます!
今アク禁巻き添えくらってるので、携帯から失礼。
キャラ崩壊してるのは、ほんとごめんなさいです;
NGは黒風、でw
それではどうぞー↓

127:名無しさん@ピンキー
08/10/14 05:56:45 lPtGAenh
てすてす
てすてす

128:黒風
08/10/14 05:58:57 lPtGAenh
俺だけのものにしたい。


大人しそうだけれど。本当は芯が強くて、眩しいぐらいに真っ直ぐな君。
あまり見せない花のような笑顔はとても愛らしくて。
思わず思い切り抱きしめたくなるんだ。

気がつけばいつも、君のことばかり。
影に。声に。
自分の感覚の全てが馬鹿らしいくらい「彼女」の存在に敏感に反応する。
いつからだろう。こんな気持ちを抱いたのは。

暗闇で瞳を閉じる。
浮かんでくるのは、もちろん彼女で。
「爽子・・・」
名前をそっと囁いてみる。

129:黒風
08/10/14 06:00:39 lPtGAenh
----------------------------------------

「は、ずかしいよ・・・っ・・・」
目を瞑ったまま、うつむく下着姿の彼女。
両手を交差させ、赤い顔をしながら胸元を隠そうと必死な様子だ。
「爽子・・・俺のこと好き?」
子供じみている。
思わず失笑するが、聞かずにはいられない。

「ねぇ俺のこと、好き?」
彼女の答えを待ちきれず、首筋に唇をすべらせる。
「っ・・あっ・・」
小さくか細い声が直接俺を刺激する。

「もっと、聞かせて。その可愛い声・・・」
自分でも驚くような掠れた声が出る。


本当は。
触れたくて、たまらなかった。
彼女の細い足を見るたびに。綺麗なうなじを見るたびに。
透き通るような真っ白な躰を自分の思いのままにしてみたかった。


「爽子。手、どけて・・・」再び耳元で囁く。

「・・もうちょっと待っ・・あぁっ」
我慢できず、彼女の手を無理やりほどいてしまった。
可愛らしいレースに包まれた下着が現れる。

130:黒風
08/10/14 06:02:19 lPtGAenh

下着姿の彼女。
涙をためて、真っ赤な顔をしている。
たまらない。
今すぐにでも、自分の熱を埋め込みたい衝動に駆られる。
「これ、外してもいい?」わざとフリルを弄りながら、尋ねてみた。

彼女の胸の、その頂を想像するだけで、頭が変になるくらい興奮している自分がいる。
見たい。
顔をうずめて、思いのまま彼女を味わいたい。

彼女は戸惑いながらもおずおずと答えを返してくれる。
「ぅ・・・ぅん、でも自分で外すから・・・っ!?」
「だーめ。俺が外すの。」

彼女の手をそっと制し、少し意地悪に微笑んでみた。
本当は余裕なんかない。けど、彼女の全部、俺が触れたいんだ。
フロントホックに触れた手が震えるのがわかる。

瞬間
ぽろん、とはずみながらこぼれおちた彼女の胸
想像していたより意外に大きくて少し驚く。
真っ白で暖かく、柔らかい。

ぎりぎりに保っていた理性の糸が、少しずつ切れてゆく。

131:黒風
08/10/14 06:04:53 lPtGAenh
優しくなんかできそうもない。

怖がらせたくなんてないのに・・・
その想いに反比例するかのように、体は言うことを聞いてくれない。
胸を思い切り揉みしだきながら、乱暴なキスをする。
「っふん・・・あっ・・かぜはやく・・・ふぁっ」
お互いの唾液が混ざり合う音がする。
このまま本当に食べてしまいたい。興奮がどんどん高まっていく。
堪らず、桜色をした胸の頂上を口に含んだ。

「っひゃんっ!」
「気持ちいいの?爽子・・?」そう囁きながら、舌で弄り続ける。
「っふぁぁっ・・わ、わかんないけど、なんかっ・・・」
「へ、変なの・・・っっ」

頬を紅潮させ、あられもない姿で快感に浸る顔。
きっと、誰も見たことがない爽子の表情。
もっと、もっと、見てみたい。

「もっと変になってよ・・・。」
耳たぶをわざといやらしく舌でなぶりながら、手を下の方へ移動させる。
下着の上から、そっと、触れてみる。

132:黒風
08/10/14 06:06:17 lPtGAenh

くちゅ、という水音と共に
「っきゃっ!!!」という可愛らしい悲鳴が聞こえてきた。
「ここはどう・・・?」息がだんだん荒くなる。

「っやああっぁん!!!だ、だめ、やっ、やだっ。」
「何がやだ?・・爽子、好きだよ・・・可愛い。」

涙目の爽子。
ごめん。止めてやれない。
理性の糸が完全に、ぷつんと切れる音がした。

爽子の吐息にあわせて、中心部分を上から擦ってみる。
「・・っひゃん!!な・・・なんか、変っ!!!」
「か、かぜはやっくっ、やめ・・ふっぁああんっ!」

「爽子。すごい気持ちよさそうな顔してる。」
「ほら・・・。そんな顔見てるだけで、やばいよ、コレ。」
そう言って、スリットをなぞる様に、ゆっくりと腰を押し付ける。

「っっ。いやぁぁあぁっ・・・っふぇぇっ。」

ソレが、よほど嫌だったのか。顔を真っ赤にして、泣き出してしまった。

「どうして泣くの?・・・恥ずかしかった?」
こくん、と頷く彼女。涙と汗で、顔がぐしゃぐしゃだ。

「可愛い・・・。もっと、爽子が恥ずかしがることしたくなる。」

首筋で囁きながら、下着の外からそっと手を差し入れる。
「っふやぁぁっ、そこはだめぇぇぇ・・・。」

133:黒風
08/10/14 06:10:18 lPtGAenh

悲鳴のような彼女の声。 薄い茂みを掻き分けながら、たどり着いたその場所。

「ここ、ね。」
ぴんっと、蕾を優しく弾く。

「っぁんっ・・・。」同時に体が跳ねた。

ひとつひとつの反応が、嬉しくて、可愛くて仕方がない。

「あぁ。びしょびしょにしちゃったね。」
笑いながら蜜を手に絡ませ、しっとりと筋にそって塗りつけた。

「ゃぁあ、言わないで・・・。」
「嫌・・?俺のこと好きだから、ここ、こんなに熱くしてるんでしょう?」
指を溝に食い込ませ、するすると上下にスライドさせる。


「ちが・・・っ!」


その言葉にピクンと反応する自分がいた。

「違う?何が違うの?」
「俺のこと好きじゃないんだ・・・?」

「ち、っちがっ!か、ぜはゃ・・くんっ。あぁっ。」
ゆっくりと指を中に進入させ、軽くかき混ぜる。

「好きでもない男に、こんな事されて、喜んで濡らしちゃうなんて、爽子はやらしいね。」
冷たく微笑んで、細い足から最後の下着をすっと抜き取とる。

「そんなえっちな子には、お仕置きだよ。」
「!!?っ!!きゃぁぁぁぁぁぁ!!!」
足を両手で大きく広げ、その中心に思い切り吸い付いた。
舌を中に差し入れ、蜜を吸い出しては執拗に舐めまわす。

134:黒風
08/10/14 06:12:01 lPtGAenh
「あぁぁ、ぁんっ!!ゃ、やめてぇぇぇぇ、も、もう、だ、だめぇぇぇぇっ!!!。」
絶叫に近い叫び声を上げ、
腰をビクビクと震えさせ、両手を頭に回し、押し付けてきた。

そろそろ限界が近いのだろうか。
小刻みに動していた舌を一旦止めてみた。


「・・・俺のこと、好きだよな・・・?」


「はぁはぁ・・・」
爽子は、涙をためた瞳で、肩で息をしながらこちらを見ている。
今まで自分が何をされていたのか、まるでわかっていない様子だ。

「俺のこと、好きって言って・・・」
泣きそうな声が出てしまう。

135:黒風
08/10/14 06:13:47 lPtGAenh
「爽子・・・」
濡れそぼった秘所を両手で開き、その中心に、そっとキスを落とす。

「っ!!・・・ひぃん!」
焦らすように、ゆっくり、確かめるように指を動かして。

「うっ、っぁ、か、ぜはゃくん・すっ・・きっ!!」
「・・ん?何・・・?聞こえないよ・・・。」

だんだん速度を速めながら、中の壁を丁寧に擦ってゆく。
「あっ、あっっ、すきなの、すきぃ・・ずっと、すきなの・・・っ。」
「いい子。」

突起にある薄い皮を静かに剥いた。

瞬間、爽子の体が弓なりになる。

「ほら、爽子の一番可愛いとこ、見ててあげる。」

剥き出しの蕾を甘噛みし、指を突き上げてめちゃくちゃに擦る。

「あぁっぁっ!!!!すきぃいいいっぃっ・・・・・あぁぁっぁぁぁ。」

「俺も。」

「ああぁぁっぁっあぁぁぁぁぁぁ・・・!!!」

爽子の声を聞きながら、その瞬間の顔を見ながら、
俺は、自分の欲望を吐き出した。

136:黒風
08/10/14 06:16:35 lPtGAenh
「ふぅ・・・」
完全に自己嫌悪だ。
終わったあとにはいつも、罪悪感と虚しさが襲ってくる。
真っ白で無垢な爽子をまた自分の妄想で汚してしまった。

「ごめんな黒沼・・・。」

好きだと思う気持ちが大きくなるにつれ、自分の中の黒い欲望がどんどん膨らんでいく。

最近はもう、どうしようもないところまで来ていた。
誰にも、誰にも触れさせたくない。
鍵をかけて閉じ込めておきたい。


「風早くん。」

笑いかけてくれるその笑顔も。声も。全部全部。何もかも。
俺だけのものにしたい。

137:黒風
08/10/14 06:19:16 lPtGAenh

初めから予感はあったんだと思う。


君が好きだ。

本当に、君が好きなんだ。

だからお願い。
俺のこと、好きって言って。


「爽子・・・」


暗闇の中、彼女の笑顔を脳裏に浮かべながら。
布団をきつくだきしめたまま、俺はいつの間にか深い眠りに落ちていた。

138:名無しさん@ピンキー
08/10/14 06:29:10 lPtGAenh
お粗末さまでした!/(^o^)\アチャパー!
ほんとなんかエロ全開で申し訳ありませんでした;;

来月まで長いよう

139:名無しさん@ピンキー
08/10/14 21:41:52 i9ekHjte
黒風きたわーー
次回作も期待してます


140:名無しさん@ピンキー
08/10/14 22:01:20 3+c2bZ4C
乙でしたー!!かなり楽しめた!!黒風嫌いじゃないなー!!

また楽しみにしてます!

141:名無しさん@ピンキー
08/10/14 22:02:49 3+c2bZ4C
あげちゃった…すいません。。

142:名無しさん@ピンキー
08/10/15 13:34:53 WDUw6QJQ
GJ!
黒風いいね~
また、楽しみにしてます

143:名無しさん@ピンキー
08/10/16 14:50:03 q/6ONJyz
>>105です
風爽の初ちゅー話があるんすけど
この前の「ひとりじめ」話ができたから投下するのをやめました
けどなんとなくヒマなので投下してみます

ぜんぜんまったくエロくなくてすみません・・・
どうしたらエロくなるんだか・・・勉強不足っす^^;

風早視点で書いてみました
爽子がすきなんだなーってのが伝わればいいんだけど

144:名無しさん@ピンキー
08/10/16 14:50:49 q/6ONJyz
「こっち」と手を引き、連れて行く

これで2度目だ。最初は体育祭の時

黒沼が龍と2人で話しているのをみて、気になって、どーにもガマンができなかった時

龍のことがすきなのかもしれないと思ったら、いてもたってもいられなくなった・・・

今日もあの時とたいして変わらない

ほんっっとに自分は進歩のないヤツだと思う

短気で、自分勝手で、独占欲が強くて・・・ほんとに、いつか嫌われないか心配だ

せっかく想いが届いたのに・・・やっとの思いで付き合うことになったのに・・・




145:名無しさん@ピンキー
08/10/16 14:51:41 q/6ONJyz


学祭の少し前、俺と黒沼は付き合うことになった。彼氏・彼女として

黒沼も同じ気持ちでいてくれてたことが、すごく嬉しかった

何があっても大切にしていこうと思った

これから2人が、彼氏・彼女になるということに『信じられない』という黒沼に、何度も『本当だよ』と言った

自分にも夢ではない事を、言い聞かせていたのかもしれない


付き合ってから初めての学校のイベント

できれば一緒に楽しみたかったけれど、お互い忙しく、今はすでに後夜祭の時間だ

後夜祭になっても、なかなか2人になれるチャンスがない

どうにかして2人になりたかった

ほとんどの生徒が校庭に集まっていた

これからキャンプファイヤーが行われるからだ

カウントダウンが始まり、みんなの視線が一点に集中する

火があがる瞬間、歓声がおこる

それと同時に俺は黒沼の手を引き、みんなの視線とは逆の方向に走り出していた




146:名無しさん@ピンキー
08/10/16 14:52:53 q/6ONJyz


校舎裏まできて足を止めた

そして気づいてしまった・・・『一緒にイベントを楽しみたかった』のに、

イベントの場から連れ出してしまったことに

確かに2人にはなれたけど・・・自分の勝手さが嫌になってくる

まわりが見えなくなるとすぐコレだ・・・


「ごめん黒沼。せっかく・・・」


黒沼は首を横に振った


「ううん。びっくりしたけど・・・大丈夫だよ」


黒沼は気を遣って言ってくれてるわけじゃなく、いつも素直な気持ちを伝えてくる

そういうところも、すごくすきだ

黒沼の後方に人影が見えたような気がした

「ピンだ!」そう認識した時には、また黒沼の手を引き建物の影に隠れていた

2人になれたからには、邪魔はされたくない

まして、あのピンなら尚更だ

ピンが校庭の方角に引き返していくのを確認し、視線を戻すとかなりの至近距離に黒沼の顔があった

手を引いたときに、身体が密着するぐらいまで引き寄せてしまったようだ




147:名無しさん@ピンキー
08/10/16 14:53:59 q/6ONJyz


「ごっごめんっっ。見つかりたくなかったから・・・」


そして2人で、黙ってしまった

きもち身体を離したものの、それ以上は離さなかった。離れたくなかったから。

黒沼は壁と俺の身体に挟まれるような形でいる

距離が近くて戸惑っているのか、黒沼は俯いていた

視線に気がついたのか、チラっと上目でこっちをみた


「今日、忙しかったもんね・・・風早くんと一緒にまわれなくて残念だったな・・・」


そう言いながら残念そうな顔をする

ほんとに、こういうところもカワイイと思う

ひとつひとつの言動が、こんなにも自分の心をわし掴みにする

「ずるいなー」心の中で何度思ったことか・・・




148:名無しさん@ピンキー
08/10/16 14:55:23 q/6ONJyz


「俺もそー思ってた・・・だから、がまんできなくて・・・気がついたら手引いてた」


黒沼は、何て返したらいいのか分からないらしく顔を赤くして俯いていた


「休みの日も準備とかで学校きてたし・・・付き合ってるのに、それらしーことできないし・・・」


「・・・うん」


「つーか、俺なに言ってんだろ」


自分でふっといて赤面する。なんか愚痴ってるみたいでかっこ悪い・・・

頭では納得したつもりだったが、そうでは無かったようだ

学校でも、休みの日でもできるだけ傍にいたいんだ

もう、付き合う前みたいに携帯をもってずっと悩んで躊躇したり、遠慮したりすることもないんだ


「電話っ。とか・・・するから・・・これからさ。あとメールもするし・・・」


「うん。私もする・・・家でも・・・声きけるんだね」


「休みの日も・・・会いたいんだけど・・・。どっか行こーよ」


「うん。行きたい・・・あっ・・・ちづちゃんたち・・・」


「ダメ」


黒沼が喋り終わらないうちに言っていた


「ダメ。2人きりがいいって言ってんの」




149:名無しさん@ピンキー
08/10/16 14:56:08 q/6ONJyz


黒沼は気がつくと吉田と矢野といる

相手が女友達でも、やきもちは何度妬いたか分からない

まして三浦だった時は・・・・

あー。ほんっと独占欲が強くて嫌になる


「いや、たまには、みんなでってのもイイけど・・・できれば2人きりで会いたいし」


「・・・うん。2人でどこか行こう」


これから先も独占欲が強くて嫌われないだろうかと思っていたら、「ごめん」と口に出していた


「・・・?すごく嬉しいよ?楽しみにしてる」


笑顔で応えてくれた

嬉しいって楽しみって言ってくれたことにすごく安心した

さっき反省したばかりなのに、また『この笑顔をひとりじめしたい』という思いが湧きあがってきた




150:名無しさん@ピンキー
08/10/16 14:56:59 q/6ONJyz


「先に吉田たちと、どっか行ったりしないでよ?」


「うん」


「ほんとに?」


「うん」


黒沼を下から覗き込むような姿勢になる

黒沼の前髪が自分の顔にかかり、自分の前髪が黒沼の顔にかかる

キスをした

そっとやさしく重ねるだけのキス

黒沼の身体が、ビクッと反応するのがわかった


「予約・・・したから」


黒沼は何が起きたか分からない顔をしていたが、途端に顔を赤くして両手で顔を覆うようにし


「・・・うん」


と、頷いた

その仕種の可愛さと、自分のさっきの行為を思い出して

顔から蒸気が上がっていくのが分かった気がした


「まじ。ごめん。自分からしといて恥かしくなってきた・・・」




151:名無しさん@ピンキー
08/10/16 14:57:55 q/6ONJyz


暫く、恥かしさと格闘した

恥かしさもあるけど、やっぱ嬉しくもあり、幸せな気持ちで心が満たされていく

黙り続けている俺のシャツに、黒沼が手をかけて言った


「・・・・風早くん。きっと・・・これから楽しいことばかりだね」


「楽しくて、嬉しいことがたくさんあるんだよね」と続けた


「私、風早くんが傍に居てくれるだけで、すごく・・・嬉しい」


心臓が潰れそうになった

また心の中で「ずりー」と連呼した


「ぜったい!・・・・・・」


「幸せにするから!!」と続けそうになったが、

さすがにプロポーズみたいで恥かしいので口に出すのをやめてしまった

何を言われるのか分からず、黒沼が俺の言葉の続きを待っている

その時、ふと、ある言葉を思い出した




152:名無しさん@ピンキー
08/10/16 14:58:47 q/6ONJyz


「・・・・・・・ぜったい楽しいことばかりだよ。・・・・・・・・・ちゃんと・・・・・・捧げるから・・・」


「・・・捧げる?」


「うん。覚えてる?初詣の時のおみくじに・・・その・・・書いてあったんだ」


「・・・・・・あ!風早くんの!」


黒沼は思い出したようで、すごく嬉しそうな顔をした

『愛を捧げよ、倖せあり』

おみくじには、そう書いてあった

あの時の楽しくて、もどかしかった思い出が頭をよぎる


「また・・・行こーな。」


黒沼が笑顔で頷く

またその笑顔が可愛かったので、結局、口にしてしまった


「倖せにするから」


153:名無しさん@ピンキー
08/10/16 15:04:18 q/6ONJyz
以上でーす

自分の中で風早はどんどん犬化してゆく・・・
爽子にちゅーして、マーキングしてるみたいwww

駄文ですみませんでした・・・

>>123さんの続き、楽しみにしてます^^

154:名無しさん@ピンキー
08/10/16 20:42:42 p1Mv4SdH
百ry

155:名無しさん@ピンキー
08/10/17 01:34:51 E5BtsFHi
乙です!!
最近職人さんいっぱいで嬉しいなー!

次回発売まで長すぎる…

156:名無しさん@ピンキー
08/10/17 10:43:39 QKuH1MOS
そうなんだよねー
来月まで長いから、妄想しちゃうんだよねー

157:名無しさん@ピンキー
08/10/17 20:56:50 1SDsDkKS
初ちゅう話キュンキュンした!乙でした~

158:名無しさん@ピンキー
08/10/18 21:18:27 ALh0aXkc
>>138
ありがとう!ほんとありがとう!

159:名無しさん@ピンキー
08/10/21 02:33:19 DkiDgOnO
ほしゅついでに駄文投下します。
初書きなので、他の方とかぶってたり、変だったりする。
ちなみに携帯からなので読みにくいかも。。。

暇潰しにどーぞーってことで。

ではすたーと!

160:名無しさん@ピンキー
08/10/21 02:35:25 DkiDgOnO
『しょ、しょーたくん…?』
まだ状況が読めない爽子の顔はあからさまに動揺していた。
何故なら今、爽子は自分のベッドに押し倒されていたからだ。

期末試験が近いということで、翔太と二人きりで勉強していたはずだった。さっきまで普通に勉強をしていて、一息いれようと思い、お茶を入れる為に部屋から出ようと立ち上がった瞬間、翔太に腕を掴まれベッドに押しつけられのだ。

『ど、したの…?』
と聞くが翔太は何も答えない。
何か気に障る事でもしたのかと、不安になったその時、翔太が口を開いた。
『なんでそんな無防備なの?』
切なそうな声で尋ねられ、爽子は困惑してしまった。
『えっ、な、なにがかな??』
『誰もいない家に誘うなんて俺、我慢できないじゃん…』

一瞬なんの事かわからなかったが、言葉の意味がわかって、一気に顔が赤くなるのがわかった。


161:名無しさん@ピンキー
08/10/21 02:39:04 DkiDgOnO
付き合って3ヶ月。抱き締めあったり、キスをしたり。
爽子もようやくそういった行為が普通にこなせるようになってきた。
ただ、恋愛に疎いのは相変わらずだったので、今日翔太を家に呼んだのも、特に何も考えないで提案しただけだった。
ただ、一緒に勉強して、役に立てたらいいなぐらいにしか思っていなかったのだ。
『もう、無理。我慢の限界…』
そう呟くと、翔太は無理矢理唇を重ねてきた。
『んっ…!!』
いつもの優しいキスとは違い少し荒々しいキスだった。長い事、口を塞がれ、爽子は息苦しくなり、反射的に口を少し開けた瞬間、柔らかく暖かい何かが口のなかに入ってきた。
『!!!』
それが翔太の舌だとわかるのにそう時間はかからなかった。
ゆっくりと爽子の舌に優しく絡んでくる。そして爽子も少しづつ遠慮がちに舌を絡ませていた。

162:名無しさん@ピンキー
08/10/21 02:41:57 DkiDgOnO
『はぁ……』
唇を離すとお互い甘いため息が漏れた。
『嫌だった?』
息苦しさのせいか、恥ずかしさのせいか、爽子の顔は真っ赤だったが、ぼーっとしながらも首をふるふると横にふる姿が堪らなく愛しくて可愛かった。
『すきだよ…』
そう言いって翔太は爽子の髪に額に、頬にキスをしつつ、淡いピンク色のブラウスのボタンを少し乱暴に外し脱がせてしまう。そのまますべすべとした肌に手を這わせていく。
びくっと爽子の体が一瞬反応するが、お構いなしにお腹の辺りから徐々に上へ指先を進めるとレースに触れた。それを包みこむように優しく愛撫する。
『っ…やっ』
微かに抵抗する声が聞こえてきたがそのままブラジャーを少しずらし直に触る。
びくんと爽子の体が震えたが唇からは押さえきれない声が漏れていた。

163:名無しさん@ピンキー
08/10/21 02:43:59 DkiDgOnO
もっと触れたい。そう思い、ブラジャーを外し、ピンと固くなったものを優しく舐めあげる。
『あっ…!!』

快感からか体を捩って逃げようとする爽子の腕を逃がさないように頭の上に片手で 押さえ付ける。 そしてスカートの中にもう一方の手を侵入させた。
柔らかくて白い、すべすべとした肌を味わう様に、ゆっくりと手を進める。下着越しにそっとなでると、すでにしめっているのがわかった。
我慢できず、直接下着の脇から指先を滑らし直に触る。そこはかなり熱く、湿り気を帯びていた。
『凄い濡れてる…』
ゆっくりとさすりながら、暖かい感触を楽しむ。

164:名無しさん@ピンキー
08/10/21 02:45:37 DkiDgOnO
『やだ…あ、んっ…』
『嫌じゃないでしょ?こんなになってるのに』
そういいながら、上の方にある固いものをさする。かなり濡れているのでするすると指が通る。
『あぁっ…はぁ…っ!…しょ…ぅたく…ん…』
気持ちいいのか声が絶え間なく漏れるようになってきている。
『かわいい…ここがいいの?』
爽子の反応が感じているものだとわかり、擦る手を更に早くする。ぐちゅ、ぐちゅと卑猥な音が聞えて更に興奮する。
『あ、ぁぁ…っ、ダメっ、変!ゃだぁ…』
と爽子が声を上げた瞬間、びくびくっと体が震えた。
『ふっ…ぅ…』
『もしかしていっちゃった…?』
優しく声をかけると恥ずかしそうに手で顔を隠してしまった。
『すげーかわいいー……』

強く爽子を抱きしめた。愛しくて愛しくてたまらなかった。

165:名無しさん@ピンキー
08/10/21 02:48:11 DkiDgOnO
『もっと気持ち良くしてあげるからね…』
最後に身にまとっていた下着を取っていく。
『ゃっ…』
と、小さく声を上げて抵抗するが簡単に脱がせる事ができた。
『良く見せてよ…爽子の全部ちゃんと見たい。』
折れそうなほど細い足を強引に広げ顔を寄せた。
『やだやだっ…!!!』
よほど恥ずかしいのか今までで一番の抵抗を受ける。だが、足をしっかりと押さえ付けていたので足が閉じられる事はなかった。
『すごいエッチだよ…びちょびちょになってる…』
軽く息を吹きかけると、びくっと爽子の体が跳ねる。達したばかりだからなのか、先程より敏感に反応してくれる事が嬉しくてつい、意地悪をしたくなる。

166:名無しさん@ピンキー
08/10/21 02:49:58 DkiDgOnO
『ねぇ、どうして欲しい?』
濡れている秘所を優しくなぞりながら問い掛けてみる。
『ぇっ…!なっ、どうしてって…そ、そんな…』
『言わなきゃ続きしないよ…』
もっと誰も見たことのない爽子が見たい。そう思いつつピンと固くなっている部分を避けるようになでまわす。
『んっ、ぁっ…』
『ほら、このままでいいの?ちゃんと言ってくれないと俺、どうしたらいいのかわからないよ?』
やりすぎかな?と思うが止める事はできなかった。
『ゃ…っ!!あぁ……!きもち……て……くだ……さい……』
だんだんと息が荒くなっているのがわかる。触れるか触れないかの位置で指をゆっくりと動かしていく
『何?ちゃんと言ってごらん?』
『き、きもちよくして下さい……』
恥ずかしいのだろう。消える様な小さな声だったが聞き逃す事はなかった。

167:名無しさん@ピンキー
08/10/21 02:51:19 DkiDgOnO
『良くできました。』
にっ、と笑い固くなった部分に口づける。
『あぁぁぁ…!!』
びくびくと体を震えさせながら感じる爽子が愛しくてたまらない。さらにゆっくりと指を出し入れする。動かす度にぐちゅぐちゅと卑猥な音がもれ、高ぶらせていく。
『やぁっ…!!また、まただめぇ!!!』
『我慢しなくていいよ…エッチなとこいっぱいみせて…』
出し入れする指の速度を早め、赤く固く突き出した物を甘噛みする。
『つっ……きもち…ぃの……しょーたく…だめぇ…あぁぁぁぁっ!!!!』

2度も達した爽子はぐったりしてしまっていたが、自分が我慢の限界に達してしまった。

『すきだよ…』

あられもない姿で横たわっている爽子にゆっくりと自分の体を重ねていく。

168:名無しさん@ピンキー
08/10/21 02:53:25 DkiDgOnO
『い、痛っ!!!』
『ごめん、もうやめるとか無理…ずっとこうしたかった…』
涙をためながら訴える爽子に、申し訳ないなと思いつつ、体を止める事はなかった。なかはキツく、全部入るかなと内心思っていたが『はぁ…っ…!!!』
爽子が深いため息を付いた瞬間、奥深くまで入る事ができた。
『やっと一つになれた…』
ゆっくりと、少しづつ腰を動かしていく。
『あっ…あぁ…』
苦しげに声をあげる爽子だったが、だんだんと慣れてきたのか先程とは違う反応を見せはじめた。
『まだ痛い?』
顔を覗き込みながら問い掛けてみる。

169:名無しさん@ピンキー
08/10/21 02:55:09 DkiDgOnO
『ちょっと痛いけど、私、しょうた君と一つになれて嬉しい…』
(ちょ、それは反則…)
優しく微笑む爽子に、どきっとして思わず手を顔にあてて顔をそらしてしまう。
『うん…ずっと一緒だから……』
ゆっくりと腰の動きを再開させつつ、優しくキスを送る。
『ぁ…っ…すき……』
『俺も…すき…だよ…』
幸せをお互いに感じながら二人は快楽に溺れていった。

170:名無しさん@ピンキー
08/10/21 02:57:08 DkiDgOnO
『ごめんね…なんか、その…』
口ごもりながら、事が終わり今は自分の腕の中にすっぽりと収まっている爽子に声をかける。
『えっ?!何がかなぁ??』
無邪気に尋ねかえす爽子に、自分の欲望をむき出しにぶっけてしまった事を今更後悔していた。
『いや、なんつーか無理矢理…あんな事とかこんな事、しちゃったりしてさ…』
恥ずかしすぎて上手く顔が見れない。思わず枕に顔を埋めた。
『えっ…ううん…また、知らなかったしょーたくんを知れて嬉しかった…私だけの特別なしょーたくん…』
一瞬、ビックリした様子を見せた爽子だが、素直に自分の気持ちを伝える。もちろん、顔は真っ赤だったが…
『そっかー……俺も俺しか知らない爽子を知れて良かったかも…俺だけの特別な爽子…』
ちらっと顔を見ながら呟くと茹でタコの様な爽子がいた。
目があってそのままクスクスと笑いながら優しいキスを繰り返す。
お互いの特別に酔いしれ幸せを噛み締める二人なのだった。

おわり。

171:名無しさん@ピンキー
08/10/21 02:58:54 DkiDgOnO
以上です!!無駄に長くてすんません。
失礼しました。

172:名無しさん@ピンキー
08/10/21 09:14:06 Io6mQTu6
萌 え た GJ!

173:名無しさん@ピンキー
08/10/21 21:29:31 EFlviMVJ
イイ(・∀・)!!ありがとうございます。

174:名無しさん@ピンキー
08/10/22 21:34:20 TlgMmsLn
あら いいですねー。
次回作も期待してます


175:名無しさん@ピンキー
08/10/23 23:29:15 LwvwZ/f9

以前お泊り話(未遂)を投下した68です。

職人さんたちが素敵なお話を投下してくださるので、
かなり楽しませてもらってます!いつもごちそうさまです…!

またふっとネタが下りてきたので、書いてみます。

皆さんきゅんきゅんな最中の話を載せてくださってるので、
私は事後のドギマギ二人を書いてみようと思います~。

(たぶんまったくエロさは無いかと思いますが…;)

176:名無しさん@ピンキー
08/10/23 23:48:39 LwvwZ/f9


カーテンの隙間から微かに覗かせる朝日が、一筋の線になってベッドに伸びている。

部屋の中に微かな明かりが差し込んでいるのを感じて、翔太が目を覚ました。


最初に視界に入ってきたのは、安らかな顔で眠る爽子の寝顔だった。

小さく寝息が聞こえる。瞼にかかった前髪を手ではらってやると、
しっかりと閉じられた瞼のふちから伸びた睫毛が、微かに震えた。

少しずつ覚醒していく頭で、昨晩の出来事を反芻した。

明かりを消した部屋の中で、見えたのはカーテンの隙間から映った満月の光。
その光が爽子の肌をぼんやりと照らして、ひどく色っぽく感じる。

初めて触れた女の子の肌は、マシュマロのように柔らかくて、
乱暴に扱うとすぐに傷つけてしまいそうだった。
それと同時に鼻をくすぐるのは花のような甘い香り。

だんだんと、脳内がくらくらしてくるのを感じた。

熟したリンゴのように顔を真っ赤に火照らした爽子とキスを交わすと、
理性の糸がプツンと途切れてしまったのを思い出す。

あとは本能のままに彼女の体に触れて、感じて、交わった。



177:名無しさん@ピンキー
08/10/24 00:12:39 NfD/KOQv


腕の中からは、まだゆっくりとした寝息が聞こえてくる。


そっと覗いた爽子の顔には、頬に微かに涙のあとが残っていた。

たくさん、泣かせてしまった。

きっと、我慢できないくらいの痛みだったのだろう。

男の自分には到底分からないが、きっと自分の想像以上に激痛が走ったに違いない。

だけど、腕の中の愛しい彼女は、涙を流しながらも微笑んで、「だいじょうぶ」と言ってくれた。

それよりもずっと、自分とこうしていられる幸せの方が大きいから、と。



「……しょうたくん…おはよう……」


気付けば、腕の中の爽子が上目遣いでこちらを見上げていた。

その表情は反則だ、と思いながらも、平静を装ったつもりで返事を返した。


「…いま、何時くらいかなぁ…?」

「さっき時計みたら、7時ちょい過ぎてた」


まだ眠かったら寝ててもいいよ、と問うと、
ううん、と首を振って、爽子が上半身を起こした。


「…あの、…シャワー…あびてきてもいいかな?」


布団の中から両足を出して床に下ろし、立ち上がろうと爽子が腰を上げると、


「……きゃ、」


ぺたん、と尻餅をつくように座り込んでしまった。


「えっ…どした?」


驚いた翔太が慌てて声を掛けると、振り返った爽子は微かに頬を染めながら小さく呟いた。


「あ…足に、ちからが入らなくなっちゃって…」




178:名無しさん@ピンキー
08/10/24 00:45:17 NfD/KOQv


かああ、と瞬く間に爽子の顔が真っ赤に染まっていく。

つられるように翔太も赤くなった顔を片手で隠し、思わず「ごめん…」と呟く。


「あ、ううん…翔太くんのせいじゃないよ!」

「いや、でも…なんか色々、無理させちゃったし…」


ふと気付いたように翔太が布団の中から片手を伸ばして、
床に投げ捨ててあった自分のジーパンを引っ掴むと、それを素早く穿いてベットから這い起きた。


「しっかりつかまってて」


そのままヒョイと爽子の体を軽々と抱き上げて、爽子は慌てて両腕を翔太の首にまわした。


「あああああのっ…しょ、翔太くん……!」

「動いちゃダメだって。落ちちゃうよ?」

「そうじゃなくてっ…あの、服…!」


抱き上げられたまま、翔太の肩越しに無造作に脱ぎ捨てられたワンピースを指差した。


「あ、そっか…ゴメン」


先ほどのジーパンと同様に、無造作に脱ぎ捨てられた彼女のワンピースを拾って、
前開きになっている為にボタンが全て外されたままのそれを、ふわっと彼女の細い両肩に掛けてやった。


「あ…ありがとう…」




179:名無しさん@ピンキー
08/10/24 00:59:23 NfD/KOQv


慌てて掛けられたワンピースに袖を通しながら、ふと感じた視線に目をやると、
翔太が愛おしそうにこちらを見つめている。


「ど、どうしたの?」

「んーん…かわいいな、と思って」


そんな恥ずかしいことをさらりと言わないでほしい。
さっきから顔の火照りが静まらないというのに、更に顔が熱くなるのを感じた。


「ううぅ…あんまり、みないで……」

「ははっ…なんで?」

「は、はずかしい…から…」


うーーっと喉の奥から搾り出したような唸り声を上げながら、
爽子は翔太の胸に顔を隠してしまった。


「……いまさら?」


にやり、といたずらっぽく笑い、
顔を覗かれれば、もう何も言えなくなってしまう。



「そうだ、シャワー、俺も一緒に入ってもいい?」


畳み掛けるように耳元で囁かれて、爽子は勘弁してくださいとばかりに、
さっきよりも強く翔太の胸に顔を押し付けた。


「…しょ、翔太くんの…いじわる……!」




180:名無しさん@ピンキー
08/10/24 01:03:50 NfD/KOQv

以上です。…しかし、我ながらなんて中身のない…orz

すいませんすいません、風早に「一緒に入ってもいい?」って言わせたかったんです!
そして爽子に「翔太くんのいじわる」って言わせたかったんです…!

見事に書いた自分だけが楽しい文章を投下してしまいました…うぅ、すいませんっした!orz

…でも、楽しかったです(笑)

181:名無しさん@ピンキー
08/10/24 11:25:55 ZQe3v05T
GJ!GJ!!
いいね!いいね!!いいね!!!

すごーく楽しめました(^-^)

自分も言わせたい言葉を軸に、話を肉付けしてくので
その気持ち分かります。

また、楽しみにしてます!!

182:名無しさん@ピンキー
08/10/24 16:23:32 ZQe3v05T
途中だったのを急いで書き上げてみました
急いだので誤字があるかもしれませんが・・・

襲う風早です

183:名無しさん@ピンキー
08/10/24 16:24:19 ZQe3v05T
気がつくと天と地が逆になっていた

さっきまで、玄関の前で俯いて翔太が出てくるのを待っていたが、
今は、翔太の部屋のベッドの上で押し倒された体制になって、天井が見えるかたちになっていた

こうなるのに、まるで早送りをしたかのようだった


玄関の扉が開いたと思ったら、無言で手を引かれ、靴も脱ぎ捨てるようなかたちになった


「えっ?翔太くん?どうしたの?」


爽子の問いにも返さず、無言で部屋まで連れて行く

部屋に入った途端、ぎゅっときつく抱き締められた

そのまま押されるように後退していったら、
膝の裏がベッドの縁に当たり、そのまま2人ともベッドの上に倒れた

未だ無言のまま、翔太は爽子の上に覆いかぶさるような姿でいる


「ごめん。今日いいかな?」

「え?」


今、やっと翔太が言葉を発したが、爽子は言葉の意味が何のことだかまだ分からなかった

翔太が上体を起こし、馬乗りのような状態になる




184:名無しさん@ピンキー
08/10/24 16:25:01 ZQe3v05T


「まじでごめん。もうどーにも我慢できなくなって・・・待ってる間にすごくしたくなってきちゃって」


そう言うとキスをしてきた

いつもより少し乱暴なキスだった

指先がするりとスカートの中に忍び込んできた

その瞬間、爽子は翔太が何をしたいのかわかった

でも、『今日はできない』それを伝えなきゃ・・・と、思い爽子は翔太の身体を引き離した


「ご、ごめん!今日は・・・無理なの」

「え?どうして?」

「ごめん・・・なっちゃったの・・・」


その言葉の意味は翔太にもすぐ分かった・・・
どうやら生理になってしまったらしい

身体から何かが力なく抜けていくのがわかった

「まじかよ・・・」翔太は心の中でそう呟やき、
自分のこの性欲をどう処理するべきか悩んだ

先週は、龍やちづ達と出掛けたためできず、
来週は、爽子の家の用事があるとかで会えない予定だったからだ

再来週まで、待てる自信があるわけないのだ

もう既に爽子の身体に触れてしまっている

もう引き返せない




185:名無しさん@ピンキー
08/10/24 16:25:49 ZQe3v05T


「待てない。このままじゃ、学校で襲っちゃうよ」


爽子は「えっ?」というような表情だった

無論、翔太は冗談でなく本気だった

最悪の場合そういう所でもしてしまいそうだ


「・・・なったばかり?お腹痛い?」

「・・・うん。さっき家でる時になったばかりだから・・・お腹もそんなに痛くないよ」


爽子はいつもと違う翔太の様子に戸惑いながらも素直に答えた

その爽子の言葉を聞き、翔太は「ほんとにごめん」と思いながらも
欲望に負けてしまう自分を抑えられずにいた


「ごめん爽子。許して・・・」


翔太はそう言い、さっきスカートの中に入れた手をさらに奥へ進ませる


「ま、待って!翔太くんっ!!」

爽子は翔太の腕を掴み、奥へ進ませるのを阻止しようとしたが、
力ずくでは勝てる訳がなかった

その手は、爽子の下着までのびて行き、それを掴み脱がしてゆく


「待って!やだっ!・・・よ、汚れちゃうよっ」


爽子は、恥かしそうな顔をし、シーツが汚れるからと、
まだ翔太の腕を掴み抵抗している

そんな姿がよりいっそう、欲情させる





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