淫魔・サキュバスとHなことをする小説at EROPARO
淫魔・サキュバスとHなことをする小説 - 暇つぶし2ch250:名無しさん@ピンキー
08/07/30 23:40:48 Ql3r3wzX
>>249
おい、続きはまだか

251:248
08/07/31 00:41:55 k8wRCAGw
>>249
未熟さをネチネチ責められるシチュは嫌いじゃないが、本当に入れるとは…w
続きをのんびり待ってるよ。

252:名無しさん@ピンキー
08/07/31 02:08:02 bpqFzKFn
どこの風俗面接だよwwww

253:名無しさん@ピンキー
08/08/02 02:42:49 hs5v9RM4
>>249
いろいろと笑ったw

254:名無しさん@ピンキー
08/08/03 19:29:33 0nrrvDSl
冒険者の履歴書www

255:名無しさん@ピンキー
08/08/04 11:49:22 lq5G2iBs
なんか変わった話だなと思いつつ、少し上のレスを読んでみた。
納得して、大いに笑たw

履歴書www

256:名無しさん@ピンキー
08/08/04 13:24:14 ORgBM8e3
>>148
これすごく面白かった
GJ

257:名無しさん@ピンキー
08/08/07 02:06:15 zSFK3/YJ
保守

258:名無しさん@ピンキー
08/08/10 00:29:59 2Iz+1opn
定期age

259:名無しさん@ピンキー
08/08/10 23:17:52 bpWPsKEL
みんなは淫魔が女を犯してその女が淫魔になっちゃうって設定好き?好きならちょっと書きたいんだけど。

260:名無しさん@ピンキー
08/08/10 23:42:41 LbVIt1Zj
>>259
個人的に大好物。
もしこの後だめだと言われたら、ぜひ悪堕ちスレにでも投下してください。超お願いします。
スレリンク(eroparo板)

261:名無しさん@ピンキー
08/08/10 23:43:23 I2ANlGjs
二次創作で淫魔が出る場合、ここか、その二次創作のスレかどっちを選べばいいかな

262:名無しさん@ピンキー
08/08/10 23:47:01 I2ANlGjs
>>259
って色々考え込んでる内に神候補がw
オレもいいですよ、大歓迎ですたい。
まあ、そこに主人公が居て助ける筈だったのに、助けられなくて淫魔化した女に搾られるってのはもっと好物ですがw

263:名無しさん@ピンキー
08/08/11 00:03:27 LbVIt1Zj
>>261
基本的にどっちもいいかと思います。
あえていえば、比重がどっちに傾けているか、かな。
淫魔色が濃く出てくるのなら、ぜひこっちスレに。

264:名無しさん@ピンキー
08/08/11 00:05:52 Evy4w51h
>>261
基本的には該当二次スレがいいと思う。ただ荒れそうな要素入れるなら適当に空気読んで注意書きするとか他スレ行くとか構わず投下するとか。

265:名無しさん@ピンキー
08/08/11 07:23:52 KEv8ltd+
>>260
>>262
おk。とりあえず出来た分だけ出すぜ。ジャンルは中世ファンタジーじみた物です。

266:プライドの高い女
08/08/11 07:31:26 KEv8ltd+
ドサッ!

「うぅ…また負けたぁ…」
私は大の字になって後ろに倒れた。
「おい、もう止めようぜ。これで何試合したと思ってんだよ。」
そう言ってコイツは剣を鞘に入れようとする。
「うるさい!私が勝つまで何回でもやるのよ!」
「はぁ…お前何でそんなに俺に勝ちたいんだよ…。」
「アンタに成績でも魅力でも負けて…その上剣の腕でも負けてるなんて私のプライドが許さないのよ!」
「お前のプライドなんてしらねーよ。しかも何だよ魅力って…」
コイツは半分呆れた目で私を見る。それを見た私は無償に腹が立った。
「と、とにかく!私は全てにおいてアンタに負けてるのが嫌なの!分かったならさっさと準備しなさい!」
「あー分かった分かった。今日はもう遅いから明日また相手してやるよ。だから今日は帰ろーぜ?お前も疲れたろ。」
私は辺りを見渡した。確かにもう日が暮れていて、私のお腹の虫もすごい音で鳴いていた。
「う~…。絶対よ!絶対明日にここに来なさいよ!来ないと絶対許さないんだから!」
「ハイハイ。…ったく、『絶対』を三回も使うほどくやしのかお前は」
「う…うるさい!明日は絶対負けないからね!!」
私がそう言うと、ソイツは少し笑って帰っていった。


267:プライドの高い女
08/08/11 07:46:09 KEv8ltd+
「あ~イライラするー!」
私は家に帰ると、やり場のない怒りをベットの枕にぶつけていた。
どうしてアイツに勝てないのだろう?なぜ何もかもアイツに負けているのだろう?考えれば考えるほど怒りが沸き上がり、そう考えてるうちに、どうして私はアイツに勝ちたいと思っているのだろう、と疑問が浮かんできた。
「ハァ…」
思えばアイツがこの町にくるまでは私が何でも一番だった。
学校の成績はもちろん、剣の腕前は男泣かせと言われるほどで、告白は毎日のようにされていた。
もう私に敵う人間なんてこの町にはいないと思っていた時に、ある家族がこの町にやって来た。
それがアイツの家族だったのだ。
奴は私の記録をことごとく破り去り、一気に人気者に上っていった。
それが気に食わなかった私は、アイツに挑戦状を叩き付けて、ものの見事に負けてしまってた。
「はぁ…」
私は二度目の溜息をついた。どうしても勝ちたい…。
あんな新参のボケェーっとした奴に全部負けたままなんて嫌だ。
そうじゃないと私には何も残らなくなってしまう。それだけは絶対に…

「そんなにあの人間に勝ちたい?」

私は予想もしない声に一瞬ビクッとなった。
そしてその瞬間、目に入ってきた物に驚きを隠せなかった。



268:プライドの高い女
08/08/11 07:49:25 KEv8ltd+
「ひ…人が浮いてる!?」
そう、そのままの意味で人が浮いていた。
黒い目、紫色の髪、きわどい服に豊かな乳房、そして背中に付いてる黒い翼、それは人というより「悪魔」を連想させる姿だった。

「ねぇ、あなたは何でそんなにあの人間に勝ちたいの?」
悪魔は私にの元へと迎いながら私に問い始めた。
「あ…あなたには関係ないでしょ?…。」
私は弱々しくもその悪魔に抵抗の言葉の放った。
すると悪魔はクスクスと笑い、
「それが関係ない訳じゃないのよねぇ…。」
と言い出した。
「ど、どういう事?」
私は訳が分からくてその悪魔に言った。すると悪魔は私にこう言ったのだ。

「私が貴女の願い、叶えてあげてもいいのよ?」


269:プライドの高い女
08/08/11 07:53:16 KEv8ltd+
「え?」
そう悪魔が言った時、私の思考が止まった。
…夢を叶える?私の?なんで?
「私が、あなたの願い、叶えて、ア・ゲ・ル。」
悪魔はいやらしくもう一度、その言葉を言った。
私は色々疑問が出てきたのだが、『夢を叶える』という彼女(悪魔)の言葉だけが強く印象に残ってしまい、ついこんな事を口走ってしまった。
「ど…どうやって!?」
すると彼女はニヤリと笑い、私に近付いてきた。

「あなたにはまだあの人間に負けてないものがある。でもこれを実行するにはあなたの身体をワタシに貸してくれないといけない。だからもしあなたが私に全てを委ねるというのならば、絶対にあの人間に勝たせてアゲル。」
彼女はそう言うと私の前に座り、私に答えを求める様に見つめてきた。
身体を委ねる…。
私にはその言葉の深い意味が理解出来ず、またどういうことをするのかも分からなかった。
しかしまだ私にもアイツに勝てるものがある。それを教えてくれるならば私はそれが悪魔でも構わないと思ってしまった。
そして私は決意してこう言った。
「か…身体を委ねます…。」

「ウフフ…。」
彼女はそう言うと私に抱き付き、
「ち、ちょっと何す「いいから黙ってなさい…」
私の唇を奪った。


270:名無しさん@ピンキー
08/08/11 08:00:53 KEv8ltd+
今日はここまでです。
なんか…ゴメン。焦らしちやって。
携帯からだとこれが精一杯なんだ(′・ω・`)
続きが出来次第また書くね。

271:名無しさん@ピンキー
08/08/11 09:42:10 hCmX7L4M
ここから女がサキュバスに身体をのっとられて、
エロエロな展開になるわけですね。
GJ 続き期待

272:名無しさん@ピンキー
08/08/11 23:28:46 Evy4w51h
乙。携帯でもsageられるはずだ。

273:名無しさん@ピンキー
08/08/12 09:46:25 RZECAtGp
乙さま

274:名無しさん@ピンキー
08/08/12 18:36:23 enK9niFP
クールで凛々しく人情にも熱い女騎士。
そんな彼女は元気な弟や良き賢君の主、彼女を支える多くの市民などに囲まれ幸せな日々を送っていた。
そんな忙しくも充実した日々のとある日、主から行方不明者が多数出ている坑道への調査隊へ参加して欲しいと命が下る。
常々より市民から不安の声を聞いて苦々しく思っていた、彼女は渡りに船とばかりに快く引き受け調査へ向かうことになる。
士気も質も高い調査隊の中彼女は実力を買われ、先陣を切る班へ編入されることになる。
そして普段は一般の人々も多く出入りしており、威勢の良い掛け声や怒鳴り声も飛び交う坑道へと、
今は閉鎖されている坑道へと足を踏み入れていく。
常なら明るく平和的な坑道もどんよりと薄暗くそれ自体が魔物の様。
そんな中背後から突如として響く悲鳴。
咄嗟にそこへ首を向けた彼女が見た物とは……?。
そこで彼女が出会ってしまった最悪の悪魔とは――

翌日、一人を除き調査隊が全滅したとの報告が主の下へ届いた。
主は驚いた、彼女は王国の中でもトップクラスの実力者であり、中には弟子入りを志願する若い者まで居るほどの強さだ。
その白く可憐な手から生まれる剣筋は舞にも似て剣姫とも呼ばれている。
そんな彼女が敗れる相手とは一体――?
彼女の様態を気にかけながらも思案に耽る主とは別に、医務室で療養していた彼女を見舞っている弟。
そっと手を握り心配そうに見守っている中、ついに彼女が小さく呻き声を上げおずおずと目を開ける。
パッと今までとは一転、笑顔になる弟。そして細い手で緩やかに起き上がり、頭を振り意思がはっきりしてきた彼女。
その紅き瞳にも光が灯り、表情が元の優しく冷静な彼女へ戻っていく。
しかし――普段道理に受け答えしながらも、その見つめる視線は淫欲に濁り、姉が無事であった事に喜ぶ弟を嘗め回すように。
そんな彼女の微笑みは獲物を目の前にした淫魔の笑みであった……。



>>住民達
正義感溢れるクールでカッコいいお姉様騎士→何らかの人外の生物に襲われる→美貌と美しい豊かな身体と剣を武器にし、
人を倒し犯す事を何よりの悦びとする淫魔へ→感染者が広がっていき王国が淫魔に乗っ取られる→ウマーくね?

275:名無しさん@ピンキー
08/08/13 17:35:49 +2hdB6mt
迪ォ蜿医→迢舌b縺薙%縺ァ縺奇シォ縺ェ繧薙□繧阪≧縺具シ�

276:名無しさん@ピンキー
08/08/13 17:55:06 +2hdB6mt
猫又と狐もここでおKなんだろうか?

277:名無しさん@ピンキー
08/08/13 18:07:17 y9TZmnVd
>>276
妖怪スレ向きの気がする

278:名無しさん@ピンキー
08/08/13 18:37:20 gGwWMCOj
>>276
というより専用スレがあるだろ

279:名無しさん@ピンキー
08/08/13 19:00:17 +2hdB6mt
狐は微妙だが猫又はWIKIで調べると夢魔の一種になってるんだ
妖怪スレにも此処にも該当するんよ
なら始まったばかりのこのスレのが敷居が低いかなぁとか思ったりして

280:名無しさん@ピンキー
08/08/13 19:21:06 gGwWMCOj
いやいや、オレが専用スレって言ったのは動物娘スレの事だよ
以前あそこに猫やら狐やらって居たような気がする

って言っても無理にここから移動させることは無いかもな
まあ、明確なルールなんて無いしいいんじゃないか?

281:名無しさん@ピンキー
08/08/13 19:24:48 cJgCye7S
とりあえず、人間とのセックスが深く生存とかかわる生物ならなんでもOKでは。
別にセックスで殺す必要はないが、精気を吸い取るとかの設定が付いていれば、
猫又だろうがフランケンシュタインだろうが淫魔の一種。

282:名無しさん@ピンキー
08/08/15 19:11:32 69Us7pKG
ここってサイトの紹介もOKだっけ?
URLリンク(villainessharlem.dojin.com)
淫魔らしいかどうかってなると微妙だけど
そこの一番新しい奴は相手も淫魔だからこのスレ向けかな

283:名無しさん@ピンキー
08/08/15 23:09:09 fJEbGxLh
>>282
はじめて見るサイトだけど、全体的には共感するものがあったな。
俺的には、このスレに該当かどうか判断しかねた。


284:名無しさん@ピンキー
08/08/18 23:31:21 Z6lg5W9d
ここのタイトルに淫魔って書いてあるが、ここは人外系全般OKと解釈してもいいんだろうか?


285:名無しさん@ピンキー
08/08/18 23:46:35 /fXmIM1k
いいわけねーだろカス死ね

286:名無しさん@ピンキー
08/08/18 23:57:26 nazwjVqb
生きる!

287:名無しさん@ピンキー
08/08/19 20:19:44 PLfx7UE0
俺の中では、こういうサキュバスかな。

男は、夢を見ていた。
好きな女性と裸で一緒に、泉で水浴びをしている夢だ。
見事な肢体を惜しげも無く晒す彼女。
腰まで水に浸かりながら、水を手ですくって掛け合う。
水は温かく、体にまとわりつく。
ぬる、、ぬる、、。
体に甘い感触が走る。
男は、夢の中で快感を感じていた。
ベッドの上の男は、意識が無いまま体をくねらせている。
男の下半身の上には、女が跨っている。
いや、女ではない。
もし人間の女なら、男はすぐに気がつくはずだ。
この女は、サキュバスなのだ。
男にいやらしい淫夢を見せて、男の精を奪いに来たのだ。
サキュバスは、男の服を少しはだけさせる。
男は淫夢に溺れて、目を覚ます様子は無い。
サキュバスは、ゆっくりと男の下半身に顔を埋めて行く。
じゅる。じゅる。じゅるじゅるじゅる。
妙に汁気のある音が、部屋に響く。
男は、悶え始める。
「あ、、。あぁぁ、、。」
男は、サキュバスの魔力で目を覚ます事はない。
ぬめぬめとしたサキュバスの口と舌が、男を犯して行く。
サキュバスの目が、男の悶える様子に細められる。
快感に苦しむ男の精は、サキュバスにとって至上の味なのだ。
じゅるじゅるじゅるっ!
サキュバスの首動きが激しくなる。
男の下半身を中心に、サキュバスの首はくねり、前後に激しく動く。
汁気の音が、次第に大きくなる。
じゅるじゅるじゅるじゅるっ!!
「あっ!!ああっ!」
男が大きく声をあげる。男の手が宙を動く。
男は、快感のあまり覚醒しようとしている。
じゅるっ!じゅる、、。
顔を上げたサキュバスの唇は、濡れて光っている。
「ふふふ。ご馳走様。」
サキュバスは、小さく言い残すと、羽根を広げて、重さがないように飛びあがった。
男の手が、サキュバスが直前までいた空間を払う。
スー、、。サキュバスは消えて見えなくなる。
「あ・・あぁ・・。」
男は、目を覚ます。
ベットリと濡れた不快感に、男は起きあがるのだった。

288:名無しさん@ピンキー
08/08/19 21:28:34 5WwptzA8
>>284

>>20

289:名無しさん@ピンキー
08/08/20 03:11:06 k/Y05Ff2
首動き?バリ島のダンスみたいなことか?

290:名無しさん@ピンキー
08/08/20 22:24:20 kp8k+1aS
>>289
読んでくれてありがとう。誤字だった。
スレの流れに対して、文章で主張してみたかった。

291:名無しさん@ピンキー
08/08/21 00:08:58 e4ihiZOQ
何かよくわからん
もっと文章で表現してください

292:名無しさん@ピンキー
08/08/21 19:28:39 gmy/qjU8
夢で云々みたいな、サキュバスならではの要素がほしい…って感じ?

某TSサイトでいいのが最近上がってた

293:名無しさん@ピンキー
08/08/21 19:43:54 lhglEpv9
URLリンク(hokanko.usamimi.info)

エロパロの某スレに淫魔の話があった

294:名無しさん@ピンキー
08/08/21 23:00:55 OX22oeiG
>>293
むっ!

>>292
確かに「らしさ」を盛り込んで、普通の人外スレとの差別化をして欲しいとは思ってる。
でも、夢は必須という訳じゃないんだよね。たぶん。

自分のRPGのモンスターのサキュバスのイメージだと、こんな感じ。

薄暗いダンジョンの中、ランプの向こうに人の姿が見えた。
剣を鞘から抜いて、ゆっくりと近づいて行く。
暗闇に真っ白い人の姿が浮いて見える。
長い髪の毛を持つその姿は、、、女だ。
女は、美しい体を惜しげも無くさらしている。
サキュバスだ!サキュバスに間違いない。
サキュバスは、整った唇を半開きに開けて、舌をチロチロと動かして見せる。
その姿は、美しい人間の女にしか見えない。
しかし、こんなダンジョンの奥深くで、裸の人間の女が生きていられるはずが無いのだ。「ヤアーッ!」
サキュバスの目を見ないように懐に飛び込んで、一気に剣を振り下ろす。
ザクッ!!
肉を切り落とした手応えを感じる。ヤッタ!!
目を開けると、美しい白い手だけがその場所に落ちている。
「しまった!本体はどこだ!」
「ここよ。」
すぐ後から、ぞくっとするような女の声がした。
聞くだけで射精してしまいそうな、いやらしい女の声。
「あっ!」
股間に起こる感触に、体が折れる。
その折れる体を、女の腕が抱きとめる。
「敵は最後まで見ないと、ここでは生きられないわよ。」
女の唇が、耳を嬲る。
「ああっ!!」
体から力抜けて行く。
後から抱きつかれた女の腕を振り払う事ができない。
「よくも腕を切り落としてくれたわね。この代償は高いわよ。」
女が耳をしゃぶりながら言う。
もう抵抗ができなかった。力が残っていないのだ。
ズ、、ズズ、、。切り落としたはずのサキュバスの手が、ゆっくりと近づいて来る。
指を器用に動かして、這って来るのだ。
「くっ!魔物め!」
口では強がっていても、もう足が立っていられない。
そこまで力を抜かれてしまっていた。

295:名無しさん@ピンキー
08/08/21 23:02:04 OX22oeiG
女の腕に抱きかかえられるように床に座り込む。
「もう立っていられないの?。でも、まだ終わりじゃないわよ。」
ズズ、、ズ、、。女の腕が、股間の辺りにやって来た。
「あっ!!」
切り離した女の手、いやサキュバスの手が、股間を鷲掴みにする。
「少なくともこの腕を治す分は、吸わせてもらうわよ。」
「ああああっ!!」
サキュバスの手が、股間をいやらしく揉み解す。
「やめろぉ。」
口ではそう言っても、体は快感に反応してしまっている。
「体はこんなに反応しているわよ。」
サキュバスは、そう言いながら、抱いている方の手で器用に鎧を外しにかかる。
腰のベルト外されて、サキュバスは、足の指を器用に使い、ズボンを下げて行く。
「ふふふ。もうこんなに。」
サキュバスの笑われて、頭に血が昇るが、どうする事もできない。
切り離したサキュバスの手の指が、ゆっくりと折り曲げられて行く。
「あああっ!」
この世にあらざる快感が襲う。
「ああっ!!ああっ!!」
サキュバスの腕の中で、ただ小さく悶えるしかない。
「イクッ!!」
サキュバスの指が、器用に動いて先端を撫でまわす。
「あぁっ!やめて!やめて下さい!」
サキュバスに泣いて哀願するが、サキュバスは当然止めようとはしない。
「まだ腕を治すには足らないわよ。もっと、快感に泣き喚きなさい!」
「ああっ!!イイッ!!イクウッ!!イッチャウウウッ!!」
男の髪の毛が、徐々に白く変って行く。
サキュバスの指は、いやらしく蠢き続ける。
「あっ!気持ちいい!!イイッ!!ピギィッ!!」
男の口の端からは、涎が垂れている。
サキュバスが指を解いても、まだ男は悶え続けている。
サキュバスは、自分の切り離された腕を広い、切断面に押し付けた。
サキュバスは、繋がった腕を試すように回すと、涙を流しながら悶え続けている男を、見下して言う。
「吸い殻には、もう用は無いわね。」
繋がった手で長い自分の髪の毛を掻きあげると、背中の翼を広げてスーッとダンジョンの暗闇に消えて行く。

男は動けない体のまま、ダンジョンに残された。
その男の体を狙う魔物は、ダンジョンには、まだいくらでもいるのだ。


誤字チェックはしたけど、あったらごめん。

296:名無しさん@ピンキー
08/08/22 04:57:53 oxyTa5Jl
>サキュバスは、自分の切り離された腕を広い、切断面に押し付けた。
拾いが広いになってるね            ↑
しかしこれはなかなか…ビクッ

297:名無しさん@ピンキー
08/08/22 22:54:40 zEkZMiU3
純情な乙女を偽ったサキュバスに吸い尽くされたい

「お願い…やめて…」みたいな事言いつつ淫らな魔力で襲わせて干からびるまで繋がり続けるみたいな

298:名無しさん@ピンキー
08/08/22 22:57:04 zEkZMiU3
よくわからんと思うけどつまり男が上位でやってるつもりでも結局は嵌められて食べられてるって感じ

299:名無しさん@ピンキー
08/08/22 23:59:06 gkyDFkDK
>>296
_ト ̄|○ 3回見直したんだけどな。

>>297
例えば、3行以上でお願いしたい。

300:名無しさん@ピンキー
08/08/23 03:12:58 NehPWrg+
『丘の上。月の見える草原で、愛しい貴方を待っています』
 僕は何度も読み返したその文面の手紙を握り締め、指定された場所で周りを見渡した。
「来てくれたんですね……」
 そこに待っていたのは手紙の主で、学園の誰もが憧れる生徒会長。
 彼女はいつもの柔和な微笑みで、僕を出迎えてくれた。
「ど、どうして冴えない僕なんかに、こんな手紙を……?」
 問いかけた僕に、彼女は近づいて来た。月光に、闇のような黒い髪が輝いている。
「私の目を見て答えて―私を、愛してくれる?」
 彼女の瞳が、薄く紅の光を帯びていた。だけど、僕はその違和感に気付けない。
「うん……愛して、あげるよ……」
 何か、頭にモヤがかかったような気分。何をしているのか、何を言っているのかも分からない。
 一つだけ確かなことは、
 目の前の『女』が、
 愛しくて、愛しくて、
 汚したくて堪らない―という事だけだった。

301:名無しさん@ピンキー
08/08/23 03:13:55 NehPWrg+
「―きゃ、きゃあっ!」
 女をそのまま、草原に押し倒す。その悲鳴は、とてつもなく甘美に響いていた。
 そして、制服を手で引きちぎる―ひ弱な僕が何故、こんな力を出せるのだろう。
 でも、それもどうでもいい。露になった控えめな胸。
「や、やめてっ! 私はそういうつもりじゃ―」
 うるさい。破った制服の一部を丸めて、女の口に詰め込む。
 まだ少し騒いでいるが、それでもだいぶ収まっている。
 僕はその胸にしゃぶりつき、桃色の突起がちぎれそうな程に噛み付いた。
「ひ、ひふぁいっ!」
 左右に何度か同じ事をしている内に、僕のペニスは高ぶっていた。
 涙ぐんだ目の前の女の瞳が、嗜虐心をくすぐる。
 そして、下着を引き剥がす。ほのかに香る黒のパンティーは、わずかに湿っている。
「湿ってるじゃないか。それにこんな下着を履いて、期待してきてたんだろう?」
 女は僕の言葉に首を横に振るが、そんな事はどうでもいい。
 彼女の膣に、かるく指を入れる。そこは十分すぎるほどに濡れていた。
 ―やっぱり期待していたんじゃないか、この女。

302:名無しさん@ピンキー
08/08/23 03:14:31 NehPWrg+
 僕は迷うことなく、滾る男性器を、膣へ一気に突き入れた。
「んーーっ!」
 苦しそうに呻き、背筋を張る女。しかし、女性器はしっかりと奥まで受け止めている。
「ふ、ははっ! まさかアンタがこんな淫乱だったなんてなぁ!!」
 腰を振る、振る、振る。淫らな水音が響く。それが何よりの証拠だろう。
 女は首で必死にそれを否定しているが、既に肌は赤く高潮している。
「ああ、最高だ。この女は、僕の……いや、俺のものだ―」
 私物には、マーキングをしなくてはいけない。
 興奮が絶頂に達した俺は、膣の奥の奥―子宮口までペニスを突きいれる。
 そして女は再び背筋をそらし―俺は、滾る精液を全て放出していた。
「う、ううっ……」
 うめくような声で泣き始める女。その光景に、再び俺の欲望が掻き立てられる。
「これで終わりじゃないぜ……ひひっ」
 そして再び、俺は激しく腰を振りたてる。
 ただひたすらに、己の心を満たす為だけに。

303:名無しさん@ピンキー
08/08/23 03:16:09 NehPWrg+
「ひ……ひ、ひっ。ま……まだまだ……」
 ―あれから、何度射精したのだろう。
 数えることすら面倒だった。ただひたすらに、俺は女に射精をし続けていた。
 どくんっ!
「かは……っ」
 再びの射精。だが、ほとんど精子など出ていない。
 ―しかし、そんな事は俺の知る由もなかった。
「……ご馳走様。貴方の精、悪くは無かったわよ」
 女が何か、喋っている。そして、遠ざかる足音。
 待てよ、まだ、俺は満たされちゃいない。
 まだ、まだ俺は―。

 ……月明かりの下、カサカサに干からびたミイラのような男の姿が見えた。
 その意味を理解する前に、俺の意識は夜の空に消えていった。




 >>299
 >>297じゃないけど。
 15分くらいで書いた。何か色々とスマン。

304:名無しさん@ピンキー
08/08/23 11:45:02 Xs7Zw0Q1
>>303
オツカレー。俺の想像してたのとちょっと違ってた。
多分10行位でサクッ済ませるんだろうなーと思ってたよw。

305:名無しさん@ピンキー
08/08/23 12:07:16 NehPWrg+
>>304
うん、だからもう、何か色々と申し訳ない。
即興書きはやる分には面白いけど、こういう所に挙げる作品としてはアウトすぎるね。
今回のは特になんか色気も何もないし。
次からは自重。書くにしてもちゃんとやってみたいかな……。

っていうか10行じゃ何もできないと思うよ!

306:名無しさん@ピンキー
08/08/23 15:19:55 uq8sWOeA
>>305
だが内容自体は良いものだったと思うぜ
少なくとも俺は興奮したぞ!

307:名無しさん@ピンキー
08/08/23 16:15:37 Xs7Zw0Q1
>>305
アウトなんて事は、全然無いと思ったけどなぁ。
まさか本当にSSが貼られるなんて思ってもみなかった。

308:名無しさん@ピンキー
08/08/23 16:59:09 NehPWrg+
そうコメントして貰えると嬉しいもんです。
ただ、一言。
次は賢者タイムに書くのはやめておく事にしますね!
濡れ場の描写的な意味で。

309:名無しさん@ピンキー
08/08/23 17:22:28 fG0xkDKu
賢者タイムわらたw
でも15分でこれだけ書けるなんて凄いな
たぶんBFまとめに最近投稿してる人ですよね?
時間も文体もコメントも似てるし
違ったらアレだけど合ってたらこっちもたまには濃いお話を一発お願いしたいです
スレ違いですけど、あっちの淫魔BFも好きですよ
頑張ってください

310:名無しさん@ピンキー
08/08/23 19:41:19 1db8Y4Ks
SEXで殺されるとか衰弱させられるパターンの他に、半永久的に続行可能な
状態にされて、半永久的に身も心も快楽の虜にされるパターンも欲しいなあと。

311:名無しさん@ピンキー
08/08/23 20:18:08 y7VVkjwR
>>309
まぁ色々とあった訳ですし、そういう事はあまり書かない方が良いのでは。
神様が降りて来てトランスできたら、頑張ってみますけれども。
まぁ稚拙な者ですし、あまり期待はせんといてください。
>>310
淫魔の魔力(など)で不死化、死にたくても死ねない~ってなシチュだと幾つかありますよね。
純愛関係なのだけど、やっぱり淫魔(と人間)なので一方的に絞られる。
むりやり契約とか結ばされて、まるで家畜のように扱われ、蔑まれ絞られながらも悦んでしまう。
ある特定の時刻になると現れる淫魔に毎日吸われ、ついに逃げ出したものの捕まってしまい……。
他にも、精液で淫魔が生きながらえるなら、逆に愛液を舐めないと死んでしまう肉体に改造されるとか。
ぱっと考えただけでも、色々でてくるもんですね。淫魔さんはホンマ万能やで。

312:名無しさん@ピンキー
08/08/24 04:00:43 EMzOKp1Y
俺は純愛ものが好きだなぁ
バカップル作品はよく見るけど、そうじゃない奴が見てみたい
種族の違いとか絡めたちょっと切ない感じの・・・
プロの作品探せって話ですね、分かります

313:名無しさん@ピンキー
08/08/24 05:20:06 qe9kfMEN
肉体は滅びても魂は束縛とかでもいいんじゃない?

314:名無しさん@ピンキー
08/08/24 05:27:15 mhX8hn6I
肉体滅びたらサキュバスにとって無意味になっちゃうんじゃ

315:名無しさん@ピンキー
08/08/24 07:43:23 v8MXxsMb
肉体滅びて魂は一緒にとか、それってバッドエンドじゃね?
純愛なら心なしか。
>>314じゃないけど淫魔が主体なんだし。

316:名無しさん@ピンキー
08/08/24 09:11:24 /7euCBiH
ここはひとつ、太陽の光を浴びると復活するが夜になると淫魔がすべてを吸い尽くして
元の木阿弥と言うプロメテウス状態とか。
あるいは、捧げる精を確保するため他の人間を襲うという吸血鬼映画状態とか

317:名無しさん@ピンキー
08/08/24 10:12:47 v8MXxsMb
『夜、月の見える丘の上で会いましょう。返事はその時にするわ』
 生徒皆が憧れる生徒会長。黒いロングヘアを翻し、凛とした雰囲気でそう告げてくる。
 その光景を何度も脳内で再生しながら、僕、早瀬心太は急ぎ走っていた。
 思えば、どれだけの努力があっただろう。特に染める気のなかった黒髪を、わざと校則で禁じられている色に染めて、注目してもらったりもした。
 他にも、生徒会に加入してなんとか一緒に帰ろうとしたり。あわよくば、会長の家まで訪ねちゃおうとしたり。休みの日も、偶然を装って出会ったり―。
 ……あれ? なんか、僕ってストーカーみたいな気がしてきたぞ。でももう、今更、引き下がる事なんてできないんだ。
 これまでの努力が今夜、結果を結ぶか否か。それだけが僕の今の心配だった。
「せ、せんぱい! 香凛せんぱーい!!」
 人影が一つしかない、夜の丘。そこは静かで、まるで秘密の世界のようにも思えた。
 竜胆香凛。名前の通り、凛とした雰囲気とうまく合わさった長身。どこを取ってもモデルに劣らないような綺麗な全身。
 ……いや、別に裸を拝んだ訳じゃあないけどね?
 月明かりの下、会長の長い黒髪が光る姿は、僕には女神のように感じられた。
「ああ、早瀬君。ようやく来たか」
 静かにそう告げてくる会長の姿は、どこか憂鬱気に映る。
「……さて、確かキミは私に、愛の告白をしたのだったな?」
 真顔でそう、改めて言われる。耳の先まで真っ赤になるのを自分で実感する。
「あ、は、はい」
 やっとそう僕が答えると、会長はすこし間を置き、溜息をついた。

318:名無しさん@ピンキー
08/08/24 10:13:23 v8MXxsMb
「単刀直入に言おう。私は、人間ではない」
 あまりに突拍子の無い言葉に、僕は首をかしげてしまう。
 それを見た会長は、笑うでもなく、真剣な表情で言葉を続けた。
「私は『淫魔』なのだよ。聞いた事くらいはあるだろう?
 ―有り体に言えば、まぁ、何だ。エ、エッチな悪魔だ」
 少しばかり恥じらいを見せる姿も新鮮だ……って、会長が、淫魔?
 しかし、冗談をあまり言わない性格なのは理解していた。突然すぎる話だけども―。
 その僕の心情が顔に出ていたのだろうか。会長は少しばかり悲しそうな顔をする。
「……いや、別に信じてもらえなくても構わない。ただ―」
 瞬間、彼女の背中から、黒い翼のような、もやもやした何かが出現した。それが、おそらく会長が『淫魔』であるという証明なのだとすぐに理解していた。
「きっとキミのその気持ちも、一種の気の迷いのようなものだ。だから、私はキミの記憶を少しだけいじらせてもらう。私の事など、二度と好きにならないようにね」
 そこまで言われ、流石の僕も冷や汗がでてきていた。並々ならぬ雰囲気。そして、会長の言葉は、ナイフのように鋭かったからだ。
 冷ややかな口調になっていた会長の瞳が、紅に光る。それは一体、何なのか―。
「……終わったよ。これでキミは明日からまた、普通の学生だ」
 誰かがそんな事を、頭の上で言っていた。ああ、草原に倒れているんだ。
「おやすみ。また明日、会おう」
 ―おやすみ。
 僕は誰とも知らぬ相手に、そう答えていた。

319:名無しさん@ピンキー
08/08/24 10:13:54 v8MXxsMb
 夜中の草原で、一人で倒れている。あわや、行方不明として大騒ぎになる所だった。
 そんな情けない出来事から何日か過ぎた、昼休みの事。
 いつものように仲間内で集まって笑いながら、購買で買ったパンを食べる。
 それが当たり前の光景で―どこか、不思議な違和感を感じていた。
「なー、心太。お前そういえば、アレはどうなったんだ?」
 同じくパンをほお張っていた友人が、不意にそう問いかけてきた。アレとは何だろう。
「ああ、俺も気になってたんだ。ま、あの生徒会長だ。どうせふられたんだろ?」
 なるほど。僕が生徒会長に、告白をしたことか―そう、僕は彼女に告白をしたんだ。
 告白をした僕は、彼女と夜の丘で出会った。そして―。
「……ありがとう、二人とも。今度、ジュースの一本くらいおごるよ!」
 そして、僕は一気に教室を飛び出した。
 ―残された二人は『はぁ?』と言った感じの表情をしていた。

320:名無しさん@ピンキー
08/08/24 10:14:25 v8MXxsMb
『今日の夜。あの日と同じ、月の見える丘の上で待っています―貴方の心太より』
 この間と同じシチュエーション。
 違う事があるとすれば、待っていたのは会長ではなく僕だという事。
 そして―、
「キミ、まさか記憶が戻ったのか?」
 目の前の生徒会長が、非情に不機嫌な事である。少しばかり慌てつつも、静かに頷く。
 会長はそれを見て、大きな溜息をついた。
「魔法が効き難い体質なのか、単純に思い込みの激しいバカなのか。
 ―次はもっと強力にかけさせてもらう。何かが起こっても、私は責任を取らない」
 そして、この間と同じように、黒い翼が姿を現す。それを見て、僕は語りかけた。
「香凛先輩。そうやって近づいてくる人を拒絶して、何になるんですか?
 僕の記憶を消して、次に言い寄ってくる人の記憶も消して……そんなの、悲しすぎると思いませんか?」
 その言葉が、会長の何かに触れたのだろう。やや怒り気味の表情になり、
「キミに私の何が分かる? この忌まわしい体を持つ辛さは分からないだろう?」
 そう捲くし立ててきた。僕は首を縦に振る事しかできない。
「例え人を好きになったとしても、その人と結ばれる事なんてできない。私はなるべく誰にも関わらず、一人で生きるしかない」
「でも! それは、違うと思います。現に香凛先輩は、皆から慕われている。それなのに、孤独に生きるだなんて―」
 僕の言葉を最後まで聞かず、会長は鼻で軽く笑い飛ばした。
「そこまで言うなら、教えてあげるよ。私の言いたい事を。生と死の狭間で―ね」
 そして、喜びとも悲しみともつかない、淫靡な表情でそう口にした。

321:名無しさん@ピンキー
08/08/24 10:14:56 v8MXxsMb
 直後、草原の上に、僕は押し倒されていた。目の前に迫るのは、秀麗な会長の顔。
 それを確認した時には、馬乗りになった会長に唇を奪われていた。
 ファーストキス。その余韻に浸る暇もなく、甘い舌が侵入してくる。
 唾液と唇。舌と舌。色々なものが交じり合って立てる淫らな音は、僕を興奮の高みへと押し上げ続けていた。それでも会長は僕から顔を離さず、ねっとりとキスを続けてくる。
「気持ちよくて堪らない―って表情だね? でも、こんなのは優しい方さ……」
 ようやく会長が離れる。光る口元を舌で舐めとりながら、初めての深いキスに朦朧としていた僕のズボンを、下ろしにかかっていた。
「か、香凛先輩。何を―」
 期待と不安。次にされる事は、予測ができていた。
 口先ばかりの制止など気にも留めず、そそり立ったペニスが姿を現す。皮の被ったそれを、清楚な唇が飲み込んでゆく。
「あ、ああ……」
 その光景に、僕は目を離すことができなかった。憧れの会長が、汚い部分を咥える。しかも、舌か唇かそれ以外かよく分からないけれど、皮が剥かれて行く。
 次いで襲い来る敏感な部分への刺激に、僕は腰を突き上げてしまっていた。
「んっ!」
 会長はそのせいで一瞬だけ呻いたが、すぐに動きを再開した。本や動画で見て知っていた初めてのフェラチオは、オナニーなどとか比べ物にならない気持ちよさだった。
 剥きあげられ、敏感な亀頭が熱い粘膜にやわらかく刺激される。カリ首に唇を押し付けるような動きをしつつ、何度も何度も会長が顔を上下させてくる。
「で、出ますっ!」
 早すぎる。自分でも情けないと思っていた。でも、我慢などできるはずもなかった。

322:名無しさん@ピンキー
08/08/24 10:15:27 v8MXxsMb
「―さて、と。それじゃそろそろ、本当の淫魔の恐ろしさを教えてあげよう」
 二度の射精の余韻に浸る僕の前で、会長は制服のスカートの下から、薄手の黒い布を脱ぎ捨てた。下着なのだと、おぼろげに理解する。
「ほら、見なさい?」
 会長は僕の顔をまたぎ、指で軽く膣口を開いて見せ付けてきた。湿ったピンク色の内壁が、呼吸をするかのように蠢いている。どこか気色悪いそれは―とても、淫らだった。
 そして、未だに勃起しているペニスへと会長が跨る。先端が触れない程度に近づき、
「この膣こそ、私が淫魔である証。普通の恋愛など、できない証。ここに挿入すると、どんな人でも何度も射精して、狂ってしまうのよ。
 あまりの気持ちよさに―ね」
 言いながら、会長はゆるゆると腰を落としてくる。
 まだ入り口だと言うのに、既に僕のペニスは悲鳴をあげていた。
「じらすのも可哀想よね。だから一気に―終わらせてあげる」
 それを見て、会長は笑っていた。
 無慈悲に叩きつけられるような、奥深くへの挿入。
 僕は、声にならない悲鳴をあげていた。

323:名無しさん@ピンキー
08/08/24 10:15:58 v8MXxsMb
 あれから、どれくらいの時間が経ったのだろう。
 会長は顔を上気させながら、腰を振りたてている。僕はその強烈な快楽に、脳を焼かれているような、苦痛に近い天国を味わっていた。
「……な、なんでキミはイかないのよっ……!」
 だけど―僕はまだ、挿入してから一度も射精をしていなかった。
 焦ったような会長の言葉に、僕はもう壊れかけていた頭を回して答える。
「か、会長の事が好きだから……僕が射精しなければ、人間と淫魔だって付き合える……なんて風には思ったりできませんか……?」
 限界なんて、とっくの昔に超えていた。僕を支えているのは、ただ一念。
 ―生徒会長、竜胆香凛が好きだから、射精をしてはいけない。
 もう磨り減りきったその意志だけが、僕の心を繋ぎとめていた。
 ふいに、会長の腰の動きが止まった。焦点がやや定まらない瞳で見上げる。
「キミは……バカだね。そんな事の為に……」
 泣いていた。笑顔で、泣いていた。
 僕は起き上がろうとしたけれど、体に力が入らない。
 宙を切る手を、小さな手が握り締め、引き上げてくれる。
「ありがとう、心太君―」
 そして、静かなキス。優しい言葉に、僕の限界はあっさりと崩れ落ちていた。

324:名無しさん@ピンキー
08/08/24 10:16:29 v8MXxsMb
「―キミのような強い意志があれば、わざわざ私を選ぶ事もないんじゃないか?」
 月明かりの下、三度の射精で疲労困憊した僕は今、驚く事に会長の膝枕を受けていた。
 柔らかな太ももの感触と、仄かな良い匂い。そして、眼前には恥ずかしそうに微笑む会長。まるで桃源郷のような状況である。
「そうかもしれませんね。でも、僕は会長が―いや、香凛が好きなんです」
 目を見開く香凛。眉を顰めたり、顔を真っ赤にしたり、怒ったような表情になったり。
「い、いきなり名前で呼ぶだなんて、キミは失礼だ。だ、だから私も今度からはキミの事を、心太と呼ぶ事にする。いいね!?」
「えぇ~、どうしようかなぁ~」
 僕たちは顔を見合わせて、笑っていた。
 ―確かに、淫魔である香凛と一緒に居るのは、大変かもしれない。
 でも、僕は今、間違いなく幸せだった。
 全てを見ていたお月様に誓う。
 僕は、僕だけじゃなくて、香凛も必ず幸せにしてみせると。

325:名無しさん@ピンキー
08/08/24 10:20:03 v8MXxsMb
1回ageちまってた。スマン……。
>>300辺りのリベンジ&純愛風味ver。
誤字脱字があったらゴメンね。

淫魔の定義、って難しいですね。
作者(俺)が淫魔として認めうる能力(今回で言うなら、命令支配する瞳と膣)があれば淫魔なのか。
それとも、翼に羽の定番じゃないとダメなのか。

後者じゃないと受け入れられない方には申し訳ないです。
まぁ、楽しんでいただければ嬉しく思います。

326:名無しさん@ピンキー
08/08/24 16:19:30 UZ0Nyu6+
GJ!

…主人公の名前を「ところてん」と読んでしまったのは俺だけだろうかorz

327:名無しさん@ピンキー
08/08/24 17:28:38 rzO2zmO4
>>326
ちゅるちゅると吸われてしまう身には、とても似合っている名前ですねw

328:名無しさん@ピンキー
08/08/24 17:29:59 v8MXxsMb
な、名前の意図は『心が太い(折れない)』って意味だったのに!
名づけたのも俺だが、確かにトコロテンだと>>326で気付いた
心太カワイソス

329:名無しさん@ピンキー
08/08/24 17:47:42 EMzOKp1Y
ここまで読んだらトコロテンで感動が半分以上吹き飛んだw
純愛っぽくてめっちゃ良かったです

330:名無しさん@ピンキー
08/08/24 18:42:21 Cj2vsCDb
ところてん噴いたwwwwGJ

331:名無しさん@ピンキー
08/08/24 18:50:35 7Ut9gSpF
他スレで悪いんだが、そういえば最近とある魔術スレで淫魔系の話が出てた
案外面白い進行しているから、本編を知らなくても楽しめると思うぜ

332:名無しさん@ピンキー
08/08/25 03:40:15 jhbKHy62
スレの上のほうでちょこっと話題になってるけど、スレ住民にとって淫魔ってどんなイメージ?
参考までに聞いてみたい

エロくて羽が生えてて尻尾がある、みたいな

333:名無しさん@ピンキー
08/08/25 03:59:18 1SSBomzs
とりあえず、スペルマごっくんと中出しで元気になる

334:名無しさん@ピンキー
08/08/25 04:19:31 vf6vxALF
いかがわしいことをしてこっちのレベルを下げてくる

335:名無しさん@ピンキー
08/08/25 08:01:06 vG1rCTgx
トコロテン大好き

336:名無しさん@ピンキー
08/08/25 10:23:32 Az2eU5gJ
ふたなり淫魔の攻撃でトコロテン

337:名無しさん@ピンキー
08/08/25 12:09:26 xoTBMZiI
角、翼、尻尾が生えてて女の子と、ところてんが大好き。

338:名無しさん@ピンキー
08/08/25 12:21:37 OedeaJUH
何で人外スレあるのにこんなスレ立ってんの?人が分散するじゃん

339:名無しさん@ピンキー
08/08/25 17:36:48 1SSBomzs
そんなありきたりな厨発言じゃ釣れないぜ?

340:名無しさん@ピンキー
08/08/25 20:17:41 vG1rCTgx
ネタ振った俺も悪いが心太君ネタにされすぎワロタ

341:名無しさん@ピンキー
08/08/25 21:24:05 D6JPFjvc
>>332
人間のせーしが主食の可愛いor美人の女魔。

>>336
俺もそっちの連想しかしない上に大好物なシチュだから困るんだぜ。

342:名無しさん@ピンキー
08/08/25 22:51:11 j0Ak3wND
ふたなりは流石に人を選ぶと思う。
書くのであれば必ずNGワードか、他スレで書いてこっちに告知するかしたほうがいい。

343:名無しさん@ピンキー
08/08/25 23:14:28 /BY7JKON
サキュバスって夢魔と言うくらいだから、実体を持たず、犠牲者の夢の中にだけ登場するのが
古典的なタイプと思っていた。

344:名無しさん@ピンキー
08/08/25 23:34:35 xoTBMZiI
女の子を犯すか他の淫魔と百合展開になるようなのが好きだな。
犯された女の子が淫魔になるシチュもあったら尚更。

345:名無しさん@ピンキー
08/08/26 01:58:22 CfqaAcZD
ありがちなシチュだけど

気弱な女の子(人間)が友達(実はサキュバス)に恋愛相談

悩みを解決するため友達が犯す→淫魔化 

大胆になった女の子好きな子にアタックするが、勢い余って吸い尽くす

みたいなの誰か書いてください><

346:名無しさん@ピンキー
08/08/26 07:25:21 b3xUsIvT
おまえらそこまで考えたんなら自分で書いてみなよw

347:名無しさん@ピンキー
08/08/26 09:11:40 7PIsaP3S
>>344-345
イメージ色々だね

>>345
それありがちなの!?(゚д゚)

348:名無しさん@ピンキー
08/08/26 09:30:27 1QGN3ogt
男が淫魔化させられるとかな。

女淫魔が愛する者に与えられる最大の物はやはり快楽。
しかし、人間の体では耐え切れないため、快楽を堪能させてやれるのはほんのわずかな
時間。それを超えると強すぎる快楽に肉体が耐えられず、快楽が快楽という形の苦痛と
なり、果ては衰弱や死亡を引き起こす。

そこで、淫魔との性交に耐えられるよう男も淫魔化。それも、女を襲う男淫魔とは別種の、
快楽を感じるための機能が人間はおろか通常の淫魔(男、女問わず)でさえ遥かに
超越してる上、どんなに激しい性交でも苦痛や悪寒を感じず、快楽や喜びだけが
生じるようになり、常に肉体も精神も最もSEXを楽しむのに適した状態がキープ
され、全身が性感帯化した上、性器も複数出現し、いくら搾り取られても平気。
唯一の欠点は全身の性感帯化と引き換えに体を自由に動かすのが困難になるため、
攻めに回れず受けオンリーになってしまう事…と、いう肉体に。

そして、淫魔化男を喜ばすために仲魔の女淫魔達を集め、大勢で群がり、
文字通り未来永劫の快楽を与え続けると……

349:名無しさん@ピンキー
08/08/26 09:55:23 TZt0GZGS
くりすさん続き書かないのかな

350:名無しさん@ピンキー
08/08/26 11:10:10 oBLRNB5D
サキュバスが男から精子を絞り取ろうとするんだけど
実はその男はハイパー絶倫で、逆にサキュバスがヒィヒィ言わされちゃうっていうのが好みです

351:名無しさん@ピンキー
08/08/26 11:48:47 b3omvW5h
>>350
珍しく同志発見

352:名無しさん@ピンキー
08/08/26 13:04:51 EBllLU2w
>>346
毎度そのシチュになるから困るwww

353:名無しさん@ピンキー
08/08/26 13:14:33 bNRrsLSC
サキュバスがひいひい言わされるってすげえな。
まさに淫魔ハンター。

354:名無しさん@ピンキー
08/08/26 13:21:15 PUzNjSTm
淫魔って野生動物なら速攻で絶滅するよな、エサが偏り過ぎてる。



355:名無しさん@ピンキー
08/08/26 13:30:17 EBllLU2w
絶滅しないように頑張ってんじゃね?

356:名無しさん@ピンキー
08/08/26 13:44:23 TZt0GZGS
>>354
そこはオスを”飼う”ようなシステムがあると妄想

人間牧場っていうとTOS思い出すが

357:名無しさん@ピンキー
08/08/26 13:54:49 PUzNjSTm
今気付いたオス増やすのってメス増やすより効率悪いな!生産者は大変だ。

358:名無しさん@ピンキー
08/08/26 14:38:31 lkb+JNjL
逆レイプ系SSだと淫魔の世界に連れ込まれた人間の男は強制的に性の尽きない体に
されて延々食料にされ続けるのを見るな。(限界の有無、快楽が苦痛化するか、快楽を
延々堪能させてもらえるかはそれぞれの設定で異なるけど)

359:サキュバス・カンパニー 精液牧場 1
08/08/26 16:14:30 B8aVPf2e
その建物は街郊外の青々とした田畑が散在し、
所々に小さな森林が見える、山の裾野が近い場所にあった。

建物を外から見ると、3F建ての小さな工場に見えた。
社名の表示や、建物の存在意義を示す看板は存在しないため、
その建物の中身が何なのかは分からなかった。

辺りは広大な平地が広がる田畑の中に
ぽつぽつと民家が存在するだけの地域で、
特に建物の事を気にする近隣住民もいなかった。

透き通る青を宿した大空の下、
田舎道を走る一台の紅い車があった。
車内には女の姿が見える。

車窓からは両側にひたすら美しく輝く田畑が続いている。
女はハンドルを握り、サングラスを通してその光景を眺めている。

この街には不似合いな女だった。
年頃は20代後半。
髪は薄い茶色。
高くすらっとした身体に黒いパンツスーツを完璧に身にまとい、
手足はハンドルとアクセルに向かって長く伸びていた。
この街の住人ではなく、
都会でキャリアウーマンとして日々仕事をこなしていそうな、
そんな印象だった。

前方に建物が見えて来た。
女は月に一度、この建物を訪れる。

360:サキュバス・カンパニー 精液牧場 2
08/08/26 16:16:12 B8aVPf2e
女は建物の前の土がむき出しになった広場に車を止めた。
ドアを開けて降りると、サングラスを外し建物を見上げる。
まつげが長く、切れ長の大きな瞳は髪の色と同じく茶色を帯び、
何か人間と異なる不可思議で妖しい印象を醸し出していた。

建物に向かって歩き、正面のドアを開けて中に入る。
右側には受付があり、一人の女がカウンターに置いた本を読んでいた。
女は本から目を上げ、ドアを閉める女を見て微笑んで言った。
「こんにちは、葉山さん」

葉山はカウンターに歩いていき、無表情で言った。
「食事に来たの」
受付の女は笑みを浮かべて言う。
「ここを訪れる人は皆さん、食事の御用です」

受付の女は30歳前くらいだろうか。
一見すると中小企業にいる、
少々歳をとった綺麗な事務職員といった風情だが、
女の浮かべる笑みはどこか妖しい雰囲気を持っていた。

361:サキュバス・カンパニー 精液牧場 3
08/08/26 16:17:16 B8aVPf2e
「お仕事はお休みですか?」
事務員が横にあるパソコンのキーボードを叩きながら尋ねる。
「休みを取ったの。買収が大詰めの時期になってるから、
 今休むのは都合が悪いのだけれど」
ディスプレイに表示された画面を見ながら受付の女がまた妖しく微笑む。
「生理的な欲求には逆らえませんからね、私たちは」
葉山はじろりと受付女性に目をやったが、すぐに目をそらした。

受付の女はカードキーを差し出した。
「3Fの203番です。ご希望通りのご用意がなされています」
「ありがとう」
葉山はそっけなく応えるとカードキーを受け取り
廊下をエレベーターに向かって歩き出した。
後ろから受付女性の声が追ってくる。
「ゆっくりお楽しみ下さい」
葉山は振り返らず、エレベーターのボタンを押した。

362:サキュバス・カンパニー 精液牧場 4
08/08/26 16:18:08 B8aVPf2e
エレベーターが3階で止まり、葉山は薄暗い廊下に降りた。
廊下の両側には同じ様なドアがずっと奥まで並んでいた。

1階や建物周辺の明るく健康的な雰囲気とは異なり、
この階は禍々しい妖気が漂っていた。
廊下の広さの割に、天井に電灯は数個しか付いておらず、
弱々しく最低限視界が見える程度の光しか廊下に与えていなかった。

この階を特別異様な雰囲気にしているのは
低いうめき声だった。
それは廊下の両側の各ドアから響き出し、
廊下全体に充満していた。
右側の奥のドアから突然、ひときわ高い悲鳴が聞こえた。
そして突然ぷつりと悲鳴が消えた。
廊下に響く声は全て男性のものだった。

低いうめき声もあれば、甲高い異様な悲鳴もあり、
それらはしばらく続くと突然消え去り、
また別の部屋から響きだしてきた
うめき声や悲鳴がそれにとって替わった。


363:サキュバス・カンパニー 精液牧場 5
08/08/26 16:18:53 B8aVPf2e
葉山は203号室に向かって歩き出した。
左側の奥の部屋だった。

暗い廊下を歩いていると、ちょうど右側の部屋208号室から
若い男性の泣き叫ぶ哀れな声が聞こえて来た。
「や、やめてくれ・・!も、もう、ゆ、許してくれ!!」
そして男の声は突然悲鳴の様な喘ぎ声に変わった。
「あ、あ、ああぁぁッ!!うわぁぁぁッッ!!!」

葉山はそれに対して特に何も反応せず、廊下を進んで行く。
左側の部屋のドアが開いた。
中から40代の美しい女性が現れた。
女は葉山に気付くと軽く頭を下げた。
葉山も軽く頭を下げて応じる。

女は美味なフランス料理を食した後の様に
満足そうな恍惚とした瞳を浮かべ、
手の甲で唇をぬぐった。

すれ違い様に、葉山は部屋の中を覗いた。
暗い部屋の中の光景がドアから差し込む光で少しだけ見えた。
ベッドの上に裸の男がうつ伏せになって倒れ込み、
ベッドの真横の床では同じく裸の男が絨毯に仰向けになっていた。
男は驚愕した様に大きく両眼を見開いていた。

364:サキュバス・カンパニー 精液牧場 6
08/08/26 16:19:28 B8aVPf2e
仰向けになった男の横には、ここの職員の女性が2人佇み、
男を冷たい視線で見下ろしていた。
「これはダメね」
「ええ、死んでしまってるわ」
片方の女が顔を上げて言った。
「宮城さん、吸い過ぎですよ。殺してしまっては困ります」

宮城と呼ばれた女は照れた様に笑みを浮かべ、
「ごめんなさい。弁済はするわ。久しぶりだったから、荒っぽくいたぶり過ぎたかしら」

両手で口を抑えておかしそうに笑い、葉山に視線を送る。
宮城はそれに無表情で返し歩き続け、203号室のドアの前に立った。
簡素な作りのドアを見つめる。

周囲からは男達の痛々しい悲鳴や、事切れる寸前の様な喘ぎ声や溜息が聞こえる。


365:サキュバス・カンパニー 精液牧場 7
08/08/26 16:20:06 B8aVPf2e
自分の生物としての性は受け止めているつもりだ。
幼少の頃から自分の種族が人間という別種族に対し、
ある種の優位に立つ攻撃性や能力を持ち、
彼らの生命によってのみ存続出来るのだという事実に
衝撃を受けつつも受け止めようと努力して来た。
しかし葉山の中には彼ら人間に対する罪悪感の様な物が消える事は無かった。
外見的には彼ら人間と寸分違わぬ容姿を持つのに、
己の生命を支える方法は大きく違った。

葉山達の種族の生命を存続させる栄養摂取の方法、
それは人間ーそれも男性に限定されるーの生態エネルギーだった。
そしてそれは性交渉によってのみ摂取された。
性交渉時に彼らが吐き出す精液こそが、
葉山達種族のエネルギー源だった。

葉山がドアのノブに手をかける。
葉山の中には確かに罪悪感があった。
しかし、ここの建物に来る度に、ここで男達の悲鳴を聞く度に、
彼らの生命エネルギーの匂いをかぐ度に、
葉山が心に感じるのは、この上無い喜び・うれしさだった。

366:サキュバス・カンパニー 精液牧場 8
08/08/26 16:21:55 B8aVPf2e
ドアの中は、さっき覗いた部屋と同じ様な作りで
そこそこ高級なホテルの部屋の様に思えた。
しかしホテルと異なるのは、敷かれた絨毯の上にあるのがベッドだけ、
他に一切の調度品は無く、
つまり男性との性交渉、男性を犯す事にのみ用途が限定された部屋だった。

部屋の隅では20前後の男と、高校生くらいの男が裸で座り、小刻みに震えていた。
2人は怯えきった表情で部屋に入って来た葉山を見上げていた。
葉山は2人を見下ろすと、ドアを後ろ手に閉めた。
自動的にドアのロックがかかる。

部屋から出ると時は、部屋の壁に備え付けられた電話で
管理室に連絡し、ロックを開けて貰う仕組みだった。
獲物がー男達がー逃げ出すのを防止するためのシステムだった。

「あ、あなたも・・・、今までにここを訪れた女性達と同じ目的なのですか・・?」
高校生くらいの男が震えながら言った。
女性的な可愛らしい目鼻立ちの男だった。

もう1人は何か運動をしているのか、がっしりとした体つきで、
怯えた目で葉山を黙って見上げていた。

367:サキュバス・カンパニー 精液牧場 9
08/08/26 16:23:01 B8aVPf2e
葉山はジャケットを脱いで、壁のフックにかけた。
そして白いブラウスのボタンをひとつひとつ外して行く。

高校生くらいの男は言った。
「・・・ここに連れてこられてから、ここを訪れる女性達に・・・、
 その・・・何度も・・・、襲われました。あなたも・・・同じ目的なのですか?」
身体のがっしりした方の男が怯えた声を絞り出した。
「俺はここに昨日連れて来られた。でも、ここでどういう目に遭わされるかは
 コイツから全部聞いた」

葉山は男達には何も応えず、ブラウスを壁に掛けて、
今度はスカートを脱ぎ始めた。
葉山の白い下着が露になる。

「僕は、・・・こんなことは間違ってると思うんです。
 思い直して下さい・・・。あなたも人間の感情を持ってるんでしょう?」
「俺は大学ではラグビーをやってるんだ。いくら何でも女1人には負けん。
 もしヘンなことをしてみろ、ボコボコにしてやるぞ!!」

368:サキュバス・カンパニー 精液牧場 10
08/08/26 16:23:47 B8aVPf2e
葉山は背中を向けたまま、脱いだスカートを丁寧に折り畳んでいる。
「なぁ!聞いてんのかよ!!」
大学生の男が叫ぶ。

「あなた達、名前は?」
突然葉山が言葉を発した。
感情を交えないひんやりとした声だった。
2人はびくりとなって、顔を見合わせた。

20歳前後の男は黙ったままなので、
高校生くらいの男が応えた。
「・・・僕は磯崎信也、彼は川上栄一さんです」

葉山は返事をせず、背中を向けたままブラを取り始めた。
2人は恐怖を感じつつも葉山の白い背中に視線を捉えられる。
葉山はブラを絨毯に落とすとショーツを脱いだ。
豊かな肉付きの尻が露になった。
2人はごくりとつばを飲み込んだ。

葉山はゆっくり2人を振り返ると言った。
「はじめましょうか」

170cm以上はありそうな高い身長に長い手足、
余分な肉はついていないのに
乳房は豊かに丸みを帯びて盛り上がり、
陰毛は黒々と股の間を駆け登っていた。

葉山は2人に向かって1歩を踏み出した。

369:サキュバス・カンパニー 精液牧場 11
08/08/26 16:24:27 B8aVPf2e
「サキュバス・カンパニー」。
それがこの会社の名前だった。

現在地球上に住む人類の5パーセントが葉山と同じ種族、
人類が伝承等で「サキュバス」と呼ぶ種族だった。

彼らはその栄養摂取の方法の特性上、
食品の入手に困難を持っていた。
無節操に男性の男を捉え補食するサキュバスもいたが、
それは人類に自分たち種族の存在を露見することに繋がりかねないし、
もしそうなれば彼らは熱烈な敵意を持って
自分たちサキュバスを排除しかねない。

ある時、世界中のサキュバスが集まり、
自分たちの食品確保の方法について話し合った。

そして各国の目立たぬ場所に「サキュバス・カンパニー」が設けられ、
自国のサキュバス達の食品供給を一手に引き受け始めたのだ。

組織に所属する職員である女性サキュバス達が様々な方法で男性を確保、
郊外の建物に拘束して飼育し、
会員である一般サキュバスは小額の会員費用で彼らを食することが許された。

しかし頻繁に男性を狩っては人間達の疑いを招きかねないので、
捉えた男性達は殺さない程度に、落命ギリギリまでエネルギーを吸い取り、
必要な者には治療を施して、
体力が回復した頃にまた食品として供され
何度も再利用がなされた。

万が一、男性を殺傷してしまった会員には新たな男性を捉えるための
手数料が要求された。

370:サキュバス・カンパニー 精液牧場 12
08/08/26 16:26:06 B8aVPf2e
葉山の裸体が2人に近づいてくる。


  <つづく>


371:サキュバス・カンパニー 精液牧場 作者
08/08/26 16:32:58 B8aVPf2e
と言う訳で、
読んで頂いた方、ありがとうございました!

372:名無しさん@ピンキー
08/08/26 17:48:11 B6WhO+b3
ちょ
ここで終わり!?
なんという焦らし拷問
死んでしまうぞ!

373:名無しさん@ピンキー
08/08/26 21:24:57 GMoqcGyj
>>350
「お母さん、お母さんって淫魔だよね?」
色気づいてきた娘が、ある日唐突に聞いてきた。
「何よ、今さら」
「で、お父さんは人間だよね?」
……これはもしや、この娘が生まれた時から恐れていた時がきたの?
「そ、そうよ…」
「淫魔って人間の男の人とえっちなことをするのが食事なんだよね。
 ご飯食べるだけで赤ちゃん…あたしができちゃったりするの?」

ああ、魔王様。とうとうこの日が来たのですね。魔性の身として
最も恥ずかしい告白を愛しいわが子にしなければならぬ日が。

「普通はそんなことは無いわ。私もただご飯を食べるつもりでお父さんを襲ったの。
でも、お父さんの精気は底無しだった。吸っても吸っても終わらないの。
ついに私が限界に達してもお父さんは精気を押し付け続け…私の中で何かが壊れたわ。
そして、あなたを身ごもったの。ありえない妊娠ってことで、あの時は魔界中が上を下への大騒ぎ。
思い出すのも恥ずかしいわ」
あ、娘が頭を抱えてる。お腹を抱えて笑われるよりは良いかな?

「食べ過ぎて壊れて生まれたって、つまり…あたしって食あたりの産物?」

374:名無しさん@ピンキー
08/08/26 21:44:19 DvmCUPXp
食中毒で妊娠かよw 産まれた娘もふびんだなあ

375:名無しさん@ピンキー
08/08/26 22:06:25 cANa9mHo
>>371
GJ。だがなんという寸止め…
サキュバスの互助組織ってのは面白いですね。
続きが楽しみです。


ところで、サイト紹介はOKなんだよね?
URLリンク(noma991.h.fc2.com)
SS倉庫の一番上と3番目。
ここ最近の淫魔談義にだいぶ合ってると思う。
知ってる人もいるだろうけど、このスレも一人歩きし始めてるようだし。

376:名無しさん@ピンキー
08/08/26 23:13:38 p3MxwGdY
職人祭りじゃぁぁ

377:名無しさん@ピンキー
08/08/26 23:26:00 7GBGpacA
もまえらはロッテのおもちゃ読んでる?

378:名無しさん@ピンキー
08/08/27 01:45:18 KGgn6OCQ
ロッテのおもちゃ良いね。単行本しか追ってないけど。
なんかこうムズムズする感じが良い。

379:名無しさん@ピンキー
08/08/27 03:44:28 SNISCdpM
 お腹の大きな妊婦が歩いている。
 雪の降りつもる街のはずれ、行く当ても無く歩いている。
 コートも羽織らず、歩いている。
 凍える風に吹かれるまま振り返った妊婦は、いまだ少女と女の狭間にたゆたう様な、未
熟で儚い美しさに満ちていた。
 妊婦はお腹を庇うように蹲り、血の気の無い白醒めた唇を開いた。

「パパの子だよ……ねぇ、どうして?……どうして忘れてしまったの?」

 妊婦は蹲ったまま、眠るように息絶えた。
 幻想的な悲劇はここまで。
 街のはずれの森から、野生化した犬の姿が現れる。
一匹、二匹、三匹、………沢山。犬。犬。犬。犬。犬。犬。
 噛み合い吠え合い群れながら、犬達は糧とするべく妊婦の身体を引き摺りだした。
 死母の少女がもう何も映さない瞳でこちらを見据え、引き摺られながら、
 パパの子だよ……ねぇ、どうして?……どうして忘れてしまったの?
 言葉にはならず、唇の動きだけでそう言った。



 実際は娘が言った言葉だけが事実で、他は後から人伝に聞いた話からの妄想である。

 父親には覚えが無かった。
 確かに自慢の愛娘であったが、色欲を孕んだ愛では無く、全く無償の愛であった。


 娘を初めに貪ったのは犬ではなかった。
 インクバスだったのだ。
 インクバスは夢魔の一種で、“孕ませる対象が最も魅力的と感じる異性の姿”を模して
現れる。
 娘は父親に情欲を抱いていた。
 神父から夢魔の話を聞きその事を悟った父親は、シャベルを持って墓地を訪れた。

 掘り返した娘の遺体は、多少の肉片を残し大部分は骨となっていた。
 埋葬した時には犬に腹を裂かれ子宮を胎児毎食らわれ、そればかりか腕も足もほとんど
食われていたのだ。すべてが骨にならなかったのが不思議なくらいだ。

 父親は蛆の沸いた娘の遺体を優しく抱いた。何度も何度も、残った肉片に擦り付け、骨
を愛撫し、慟哭し咽び泣きながら娘を抱いた。
 一滴残らず精を絞り尽くし、父親は舌を噛み切った。
 娘と朽ちられるならば本望であった……が、それが叶わぬ事を死に際に悟った。


「おじさん、良い趣味してるねぇ。ははははは」

 娘の遺体が喋り、顎がカタカタ鳴った。笑っているように見える。
 舌の切れ端の詰まった喉と、口中に溢れかえる自らの血に溺れながら、父親は神父の言
葉を思い出した。


 夢魔には女性型も居て、サキュバスと呼ばれる。“精を吸う対象が最も魅力的だと思う
姿”をして、男の前に現れる。


 薄れ行く意識の中で父親は、自分そっくりの“何か”が、娘の遺体に似た“何か”に向
け、ダンスに誘う様に、手を差し延べていたのを見た。

380:名無しさん@ピンキー
08/08/27 03:48:23 SNISCdpM
ホラ~

381:名無しさん@ピンキー
08/08/27 05:02:07 tFtNld6Y
3回くらい読み直してやっと理解したような気がする
1レスSSも面白そうだな……

382:名無しさん@ピンキー
08/08/28 00:11:38 jF/wGSSG
世界中に謎のウィルスが蔓延し、
女性がすべてサキュバス化して数年が過ぎた。
世界中の男性達は次々にサキュバスに襲われて
生命エネルギーを抜かれ、その際の強烈すぎる快楽から
ミイラ化して植物人間になるか生命を落としていった。
生き残った男性達は地下シェルターに隠れ住み、
サキュバス達から身を隠して細々とその生を繋いでいる。

ある日私は同じシェルターに身を隠す若者エミールと
銃器屋から奪ったライフルをそれぞれ手に持ち、
シェルターから出て近くの廃墟となったスーパーへ
食料を探しに向かった。

私は缶詰コーナーに向かい、
エミールは生活用品コーナーへ向かった。
しばらく生活出来そうな量の食料品が手に入ったと思った私は
約束通り無線でエミールに連絡した。
「エミール、そっちはどうだ?そろそろ帰るか?」
応答が無い。

嫌な予感がした。
私はライフルを握り直すと、生活用品コーナーへ向かった。

ゆっくり歩を運ぶ私の耳に奇妙な音が聞こえる。
じゅる、じゅる、じゅる・・・。
その音の背後に別の音が聞こえる。
今にも消え入りそうな男の声だ。
私はライフルを構えると、生活用品コーナーへの角を曲がった。

絶句した。
3人の裸のサキュバスが、
衣類をはぎ取り素っ裸にしたエミールに
群がっていたのだ。
1人はエミールの股の上に乗ってゆっくり腰を振り、
2人目はエミールの口に吸い付き、
最後の一人はエミールの乳首を舐めながら
腰の下に手を差し込んで肛門に指を入れて動かしている。

「た、助けて・・・たすけ・・・」
エミールはビクビクと身体を震わせるだけですでに虫の声だ。



・・・こんな感じはどうでしょ?

383:名無しさん@ピンキー
08/08/28 00:40:59 c/w0BcvO
いいじゃないか。スケベバイオ乙

384:名無しさん@ピンキー
08/08/28 01:10:13 jF/wGSSG
エミールの息づかいと溜息が徐々に弱々しくなる。
私は震える手をなんとか制御し、
ライフルの照準をエミールの上で陶酔しきった表情で
腰を振り続けるサキュバスに合わせる。

エミールとは、まだウィルスが地球全土に
広がっていなかった頃、各国政府によって設立された
対サキュバス班(Counter Succubus Unit)の同僚だった。
その班も激しい闘いの中で、殆どの男性が
サキュバスによって快楽死させられ、
既に壊滅してしまった。

サキュバス達は厳しい生存競争を勝ち抜くため、
男を犯し殺す度に、
いかに効率的に男の性エネルギーと精子を得るかを
技術的に身につけていった。
彼女達は男性の最も弱い性感帯をいかに攻め、
彼らを絶頂に導くかを体得していた。

彼女達の繰り出す性技は通常の性行を
超えた快楽をもたらすものだったのだ。

腹上のサキュバスはただ腰を振るだけでは飽き足らなくまったのか、
エミールの足に片手を回し、
もう片方の手をエミールの首に回し、
エミールの身体を出来るだけ自分に引き寄せつつ、
トランポリンで跳ねるかの如く
激しい上下動を繰り返し始めた。
エミールがうめき声を上げる。

385:名無しさん@ピンキー
08/08/28 02:20:17 1DiEf3EJ
まさか書きながら投下してるのか

386:名無しさん@ピンキー
08/08/28 04:35:41 4r4nPk4w
>>375
そこはbf関連作者のサイトだからな

387:名無しさん@ピンキー
08/08/28 08:09:06 wU+pEkBc
>>386
この人もうbfスレとは縁切りしてるし、このニ作品に限ればこのスレにストライクだし
俺は問題ないと思うが。
というか俺は>>303がその人じゃないかと思ってたんだが、違ったんだな。

388:名無しさん@ピンキー
08/08/28 13:49:24 cgp1esrx
ノリで書いただけだし違うんだぜ

389:sage
08/08/28 18:08:56 yFFBIkX/
少しネタ思いついたから書こうかと思うんだが
やっぱりスレ的っていうか淫魔って言う定義的には、基本自身が攻めて搾り取るのが正しい流れなのかねぇ?
精力が生命源だけど、行為が嫌だから泣く泣く…って流れはやっぱ需要あんまないだろうか?

390:名無しさん@ピンキー
08/08/28 18:10:15 yFFBIkX/
すまない、馬鹿したorz

391:名無しさん@ピンキー
08/08/28 20:29:14 HEmiRA0U
>>390
>>300 >>317 >>359 >>379
受け絞り、純愛風味、食事、ホラー調
未完結?なのも入れたらまだあるけど、今のレス300番台を軽く眺めても色々あるんだしいいんじゃないの
グロとかスカルとかの方向性で逸脱してなけりゃ大歓迎だ!

392:名無しさん@ピンキー
08/08/29 03:21:57 J6QuiIYe
ロリのサキュバスって皆どうよ?あり?俺はエロい体つきしたお姉さんサキュバスのが好きだが

393:名無しさん@ピンキー
08/08/29 05:58:44 uRBU0JUk
>>392
サキュバスは大人なお姉さんじゃなきゃ嫌だw

394:名無しさん@ピンキー
08/08/29 09:23:00 Na77dd/n
>>393
同意。
でもエロ漫画とかでは割とあるよな<ロリ淫魔

395:名無しさん@ピンキー
08/08/29 10:20:41 yZ0nhc1U
結構需要少ないんだな
俺は大好物です

396:390
08/08/29 10:35:35 YrvCpjqZ
>>392~394
やばい、今書いてるのが割りと近いんだw
スレチではないと思うけど、少数派だと投下しにくいなぁ…姉妹スレに落とした方がいいのかな?

397:名無しさん@ピンキー
08/08/29 10:48:22 bmRtcZ2c
淫魔の子は淫魔
子供のころからそうなんだからいてもいいじゃない
そこから大人っぽくなるのに何年かかるかわからないが

398:名無しさん@ピンキー
08/08/29 11:18:15 Na77dd/n
>>396
スレチじゃなけりゃここでいいと思う

399:名無しさん@ピンキー
08/08/29 13:55:35 Bem97vzh
ロリなサキュバス…その昔、ヴァンパイアセイヴァーとかいう格闘ゲームが…

400:名無しさん@ピンキー
08/08/29 14:49:19 nVABNwzw
普段はツルペタロリだが獲物から精液を搾ると
爆乳ムチムチの大人サキュバスに急成長というのはどうかな。

膣も最初は人間でも有り得るレベルの名器だけど
成長するにつれて人外レベルの搾精マンコに変化していく感じで。

401:名無しさん@ピンキー
08/08/29 17:22:52 G6eJGTKA
見るものにとってもっとも美しい姿で現れるって公式設定もあるから、ロリもありじゃね?

402:名無しさん@ピンキー
08/08/29 19:35:36 INqiISbj
ロリっ娘淫魔に思いっきり上に立たれてやられるのも大好きな俺もいるんだぜ!

淫魔である限りどんなんでもいいと思うよ

403:名無しさん@ピンキー
08/08/29 20:11:12 gfP0UnEl
ムチムチおねーさん淫魔に見初められて犯された上に
間に生まれた娘ロリ淫魔にも犯されるとか。

404:名無しさん@ピンキー
08/08/29 20:37:59 V194lfaN
淫魔は単に交わった相手の精を吸い上げて殺すだけでなく、逆に淫魔側がこれで終わりと
判断するまでいつまでも延々精を尽きさせない能力があっても面白いな。
ヤり殺すも、際限無い快楽の旅路に誘うも自由自在

405:名無しさん@ピンキー
08/08/29 21:02:58 rtBGb6FZ
>>403

>>350>>373ときて

「今夜、あたしはお母さんを超える! お父さん、あなたを絞り尽くすことで!!」
「ああ、志が高いのは良いが、もう少しおっぱいが大きくなってからにしなさいね」

となるわけですか。


406:名無しさん@ピンキー
08/08/30 01:02:36 BjppjASO
中学時代はオナ禁したら5日目辺りにはサキュバスに犯される夢を見て夢精していた俺。あの頃に戻りたい…

407:名無しさん@ピンキー
08/08/30 03:20:42 bkUhUUHE
吸い取った量に応じて数日間だけ大人になれるロリ娘ってのがどこかであった

408:名無しさん@ピンキー
08/08/30 19:47:35 l5mlYDTq
 その日、祐(18歳、大学生)は何か気掛かりな夢に目を覚ました。寝苦しい夜だった。
「あああ、暑い…牛乳、牛乳…」
 彼の言う牛乳とは、冷蔵庫で半分シャリシャリに凍らせた、夏限定彼限定の大好物だ。
「(ゴクッゴクッ)ぷはっ、やっぱゲリピー覚悟のキンッキンのガン冷え牛乳は最高だな
!さて寝るか」
 牛乳が腹の中から身体を冷やし、祐は心地よくタオルケットにくるまった。



 30分後、祐はまたしても目を覚ました。

《ボフゥ!》
「うぐはぁぁぁああ!」
 い、息が…!息が出来ない……!
 突如、祐のみぞおちに何かが突っ込んで来たのだ。
「ううう、ありがとうございますぅ!私のためにコップにこぉんなにザーメン溜めて置い
てくれるなんて…ど変態で性欲絶倫で彼女も居ない喪男なのは明らかですけど、その心意
気に感激ですぅ!」
「ふぐぅ!や、やめ、肺が押し潰され……!フヒュゥ……!」
「最近誰のところに行っても、ビョーキ気にしたりゲイだったり寝る前にオナニーしてカ
スカスだったりで、とってもお腹減ってたんですぅ…嗚呼、性情報の氾濫が憎い!あれで
すよね、NHKの爆笑!オンエアバトルみたいにオナネタになった人のもとにザーメンが
届くようなシステムがあれば、私喜んで2ちゃんでもPINK板でも顔晒しマン晒しなん
でもアリアリの女神やっちゃうのになぁ~、はぁ……あれ、なんで口角から泡吹てるです
か?カニさんのマネ?」
「……(ガクッ)」
「きゃあ!し、しっかりしてくださいぃ!」


牛乳を精液と間違えちゃうおっちょこちょいサキュバスとの性活が始まった。

409:名無しさん@ピンキー
08/08/31 14:17:25 T4DX4NKq
面白いお話ですが…摂取しても牛乳と気づかない貴様にサキュバスを名乗る
資格はない!

410:名無しさん@ピンキー
08/08/31 15:19:03 3cIbiioT
でも西洋の妖精伝承が強く残る地方では
淫魔除けに枕元や玄関先にミルクを入れた皿を
置いておくとそれを舐めて去っていくという。
このミルクに皿というのは元々はキリスト教以前の
習慣で家の精へのご褒美や妖精のイタズラ除けでもあるんだけど・・・

411:名無しさん@ピンキー
08/09/01 16:53:53 k59CqRL1
うわマジレス厨だ
キモ

412:名無しさん@ピンキー
08/09/01 21:08:36 5qMBCrvG
俺の半端SSを弁護してくれた人にキモいとか言わないであげて…
ていうかまだ置いてあった牛乳を見ただけだったりするんよ。
飲んで気付いて逆レイプに行こうかと…

413:名無しさん@ピンキー
08/09/01 23:33:49 cIsRkDfl
>>412
スルースルー
面白かったよ。無問題。
その様子だと続きがあるみたいだな
wktkしながら待ってるよ!

414:名無しさん@ピンキー
08/09/02 21:55:30 qz4yzxTN
サキュバスのいないこの世に絶☆望

415:名無しさん@ピンキー
08/09/03 04:43:19 xwOvwUfQ
黒魔術やりゃ出てくるんちゃうん?

416:名無しさん@ピンキー
08/09/03 18:02:26 QVcNTtz1
                   ,'⌒,ー、           _ ,,..  X
                 〈∨⌒ /\__,,..  -‐ '' " _,,. ‐''´
          〈\   _,,r'" 〉 // //     . ‐''"
           ,ゝ `く/ /  〉 /  ∧_,. r ''"
- - - -_,,.. ‐''" _,.〉 / /  . {'⌒) ∠二二> -  - - - - - -
  _,.. ‐''"  _,,,.. -{(⌒)、  r'`ー''‐‐^‐'ヾ{} +
 '-‐ '' "  _,,. ‐''"`ー‐ヘj^‐'   ;;    ‐ -‐   _- ちょっくらとらのあな行って
 - ‐_+      ;'"  ,;'' ,''   ,;゙ ‐-  ー_- ‐            魔道書買ってくる
______,''___,;;"_;;__,,___________
///////////////////////

417:名無しさん@ピンキー
08/09/03 18:59:32 lsoW2M/X
意外とメタルのライブとかにいそう
パンギャやってそう

418:名無しさん@ピンキー
08/09/03 20:07:39 hZtLwx3u
魔道書買ってもダメ、まずはカトリックに改宗しなきゃ!そしたら、修行中に現われるから。

419:名無しさん@ピンキー
08/09/04 08:11:52 I0lf+JjJ
牛乳と精液を間違える淫魔って、某スレでえらい叩かれて去った人の小説にもあったな。


420:名無しさん@ピンキー
08/09/04 18:25:43 dJqpg05s
誰もとらのあなにはツッコミ無しかw

421:名無しさん@ピンキー
08/09/04 21:19:13 i9Cpu5aI
>>419
>>375

ニャモかわいいよニャモ。

422:名無しさん@ピンキー
08/09/05 00:39:41 ug7zkOrS
>>419
でも間違えるドジっ娘な淫魔って可愛いよね

人を吸い殺す一面とのギャップが更にいい

423:名無しさん@ピンキー
08/09/05 01:28:50 eJGpnE4C
>>422
その淫魔にギャップは残念だがないぞ、俺が読んだSSの中で最弱の淫魔だ・・・・・



424:名無しさん@ピンキー
08/09/05 02:14:36 ug7zkOrS
じゃあ牛乳置かれてるの見て「私とするのそんなに嫌?」って凹む淫魔とかは?


425:名無しさん@ピンキー
08/09/05 08:27:49 db2vriDe
>>423
淫魔なのに人間にボロ負けするギャップは俺的に大変よろしゅうございました。

たいがいの住人のイメージとはかけ離れてるだろうけど
俺はああいうほのぼのしたのも好きだな。

426:名無しさん@ピンキー
08/09/05 08:57:23 RNErpGYU
逆転はもう嫌だ

427:名無しさん@ピンキー
08/09/05 13:09:02 OPAzzCGp
逆転裁判

428:名無しさん@ピンキー
08/09/05 16:35:49 pUdngcgp
>>424
俺が引き取る

429:名無しさん@ピンキー
08/09/05 20:55:13 eJGpnE4C
司法が許さん

430:名無しさん@ピンキー
08/09/06 04:03:40 Zt9n3v3G
バーローwwwww

431:名無しさん@ピンキー
08/09/06 17:22:27 XIjqlyV1
何だこの流れw

432:名無しさん@ピンキー
08/09/06 23:46:49 8UTIGxSA
まぁよくあることだ

433:名無しさん@ピンキー
08/09/07 00:03:34 H2cFbH81
職人光臨の黒魔術の儀式

434:名無しさん@ピンキー
08/09/07 00:31:29 j97vrx+U
よし俺が死んだら淫魔に必ず転生するから、そしたらみんなの前に現れる!
ちょっとそのための準備するから、だからみんなおれの口座にお金・・・・・サギとかじゃないんだ!ほんとに!


435:名無しさん@ピンキー
08/09/07 14:26:34 H2cFbH81
>>434
じゃあ口座番号うp

436:名無しさん@ピンキー
08/09/07 16:46:00 wHOkRAkk
1111だ

437:名無しさん@ピンキー
08/09/07 17:23:45 H2cFbH81
 淫魔とかサキュバスとか言えば、俺のような健全な男子にはもう、ある意味で憧れの存在だろう。もちろん、性的な意味で。
 なんかもう、フェロモンムンムンなお姉さんが、夜半、ベッドに忍び込んできて。
『うふっ、あなたのその精液……搾り取ってあげるぅ……』
 なんて言われた日にゃあ、もう、死んでもいいから、俺の童貞でも魂でも何でも食ってくれって感じ。いや、マジで。
 ベッドで横になりながら、そんな綺麗なおねーさんにアレやコレやされちゃったりしてる妄想で俺が身悶えしていると、
 カラカラカラ―。
 窓が開く音がして、俺は全身が凍りつくような思いをした。
 何しろ、ここは自室。俺の自室は二階にあるのだ。わざわざこんな所から入るなんて、煙突が見つからないサンタくらいのものじゃないだろうか。
 ―いや、そんな事はどうでもいいんだ。うん。
「誰だぁぁぁぁぁ!」
 布団を跳ね飛ばし、出きる限りの恐ろしい剣幕で、小声で叫ぶ。なんてったって、大声で叫んだら近所迷惑だからな!
 だが、
「え、あ、うそ、起きてるなんて……」
  窓から侵入しようとしていたのは、唐草模様の風呂敷背負った男ではなく、高校生位の見た目の……物凄い美少女だった。
「見られちゃった……きゅう」
 が、俺の様子に驚いたようで、失神した彼女は力なく後ろへと倒れてゆく。
「お、おい。死ぬって!」
 なんとかギリギリで、彼女の手を掴む事に成功した。肩を次いで持ち上げると、柔らかな胸が押し付けられてくる。全身も華奢で、思わず抱きしめてしまいたくなる。
 が、俺も男の子。ここで我慢せねば、一生消えないレッテルを貼られてしまうだろう。主に犯罪関係で。でも不可抗力な部分は、仕方ないよね!
「せ……き……しぼ……」
 何事か呟いているが、まぁ、寝言みたいなもんだろう。
 軽くスルーして、ベッドに彼女を俺は寝かせた。

438:名無しさん@ピンキー
08/09/07 17:24:37 H2cFbH81
「……さて、どうしたもんだろう?」
 とりあえず、横になっている彼女を見る。服装は……なんというか、キワドイ。
 ビリビリに切り裂かれたような、黒の全身タイツのような着衣。その上から、白いパーカーを羽織っている。なんというか、素っ裸よりエロい気がする。
 容姿もスゴイ。学園のマドンナ~とか普段から持て囃されてるような奴らと比べたら、月とスッポン。ツインテールの紅の髪色は、染めてるのとは違う違和感のない色合い。
 大柄ではないが、胸はその衣服の下から主張する程のサイズ。大きすぎる訳でもなく、なんというか、俺の理想そのものである。
 肌も白く、可愛らしい顔立ちは、どこかのモデルと言っても通ってしまうだろう。
 ―って、俺は何を冷静に分析してるんだっ!
「あのー、もしもーし」
 相変わらず失神……いや、なんか熟睡している彼女に声をかける。だが、
「うるすぁーい!」
 顔面にパンチ一発をお見舞いされて、屈み込んで俺は呻いていた。鼻血こそ出ていないが、痛い。
 ―えーと、どう考えても怪しい人ですよね? 放り出しても、怒られませんよね?
 ある種の覚悟を固めて、俺は静かに寝息を立てている彼女の近寄った。無防備なその美貌が目の前にあり、健全な男子である俺は思わず生唾を飲んでしまう。
「あー、イカンイカン! こんな妖しい人とは関わらないに限るの!」
 その、欲望じみた感情を振り切り、俺は彼女を抱き上げた。そこで、違和感。
 ―軽すぎ、じゃないか?
 どう考えても、四十キロ以上はあるはずなのに、なんか風船でも抱いているような感覚。人間とは思えない。その不可解な気分に俺が首をひねっていると、
「あ……れ? こ、ここは……?」
 少女が、目を覚ました。俺に抱きかかえられたまま。彼女は自分の状況を順番に把握し、とりあえず笑顔で敵意が無い事を示した俺に視線が映ると、
「な、な、な、なぁーー!」
 ゴス、といい音を立てて俺の顔面に拳がめり込んでいた。完全なクリーンヒット。
 ―ああ、なんなんだこれは……。
 ブラックアウトする世界の中で、俺はこの訳の解らない状況に毒を吐いていた。

439:名無しさん@ピンキー
08/09/07 17:27:08 H2cFbH81
 目が覚めると俺は、ベッドの四隅に全身を縛られていた。
 ……って、何で縛られてるんじゃい!
「あ、目が覚めた?」
 声のする方に顔を向けてみれば、やや吊り眼の、先ほどの少女が居た。ご丁寧にスナック菓子を貪りながら、フローリングに寝転がっている。くつろすぎだろ、オイ。
「えー、この状況について説明してもらいたい。三行くらいで」
「私はサキュバス。
 キミから精気を絞ろうと思ったら、気付かれた。
 だから、ちょっとお仕置きしようと思って縛った」
「簡潔にありがとう。―って、サキュバスだぁ!?」
 サキュバスといえば、なんかセクシーなボンテージ系の衣装を纏って、翼と尻尾を生やした妖艶なお姉さんである。というか、俺の中での定義がそれだった。
 なのに―。
「……何よ、そんなジロジロ見て。このお菓子は分けてあげないわよ?」
「いや、要らない。っていうか、元から俺の奴だ」
 このふてぶてしい少女は、確かに可愛らしい美少女だけれど、俺のイメージとはかけ離れている。っていうか、これがサキュバスなんて認める理由が無い。
 少女はその俺の視線の意味に気づいたようで、ふふん、と笑った。
「ああ、疑ってるって事? それじゃ、証拠を見せてあげるわよ―」
 そう彼女が言った瞬間、パーカーを突き破って一対の黒翼が背中から現れた。それは、俺が思い描いていたサキュバス、というか悪魔の象徴的なもので―。
「あ~っ、また服破っちゃった! 全く、アンタが疑い深いからよ!?」
「えええ!?」
 その人外との出会いの感慨に浸る暇もなく、このドジ少女の逆ギレが、俺にぶつけられたのであった。

440:名無しさん@ピンキー
08/09/07 17:27:51 H2cFbH81
 で、数分後。ようやく少女も落ち着いたようである。
「―そろそろ、この縛ってるのを解いてほしいんだけど」
 相変わらず、ベッドの上に大の字になって俺は縛られていた。そんな俺に向かって、少女はニヤニヤとしながら近寄ってくる。思わず、ぞくりとしてしまった。
「これでいいのよ? だって、抵抗されたら……ねぇ?」
 そして細い指先を押し付けながら、首元から下腹部へと蛇行しながら下りてゆく。歯がゆい感覚を与え続けるその先にあるのは、言うまでも無く俺の息子。
 少女は下りる勢いそのまま、パンツの中まで手を忍び込ませ、ひんやりとした手でまだ立ってすらいないナニをぐにぐにと揉み扱き始めた。
「あら、声だしてもいいのよ? 我慢しちゃうなんて、可愛いわねー」
 予測の範疇……いや、予想外の展開に、思わず声を上げてしまうところであった。女性に触れられた事など無い最も敏感な部分に、憧れのサキュバス……らしき少女が触れているのだ。
 サキュバス……でも、俺のイメージとは違うよなぁ……。
「ちょ、ちょっと! なんで愛撫してるのに萎えはじめてんのよ!!」
 どうやら息子も俺の心に同調してパワーを失っていったらしく、少女が狼狽している。俺は溜息をついてから、少女に向かってこう答えた。
「だって……お前、俺のサキュバスってイメージと違うんだもん……。なんかもっとこう、妖艶で、色気を振りまいてるような美女を想像したのに……」
 もう彼女がサキュバスかどうかなんてのは二の次。俺にとって『美味しい状況』であるのだから、流されるべき! だとは思うのだけれど、それでも拘りはある。
 だが、それが彼女には気に入らないようであった。こめかみを震わせ、無理な笑いをしている。
「へぇ……それじゃ、私がサキュバスだって理由、味合わせてあげるわよ……」
 言うが早いか、少女は破れたパーカーを脱ぎ捨て、妙な色気のあるタイツ服の股間だけを横にずらした。毛のないそこにあるものは、本や動画でしか見た事の無いアレである。
「お、おおお……」
 思わず、情けない声で感動をしてしまった。
「ふふん、もっと近くで見てもいいのよ……? って、縛ったままだったわね」
 俺の言葉に気をよくしたのか、少女は得意げに、見下すような笑みを浮かべる。そしてベッドに縛られたままの俺の顔面に跨ってきた。
 生唾を飲んでしまう。目の前にはいわゆるオマンコという奴があるわけで、しかもそれを魅せているのは自称サキュバスな美少女な訳で、匂いもなんだか良い香りで―。
「ひゃんっ!」
 脳が命令するよりも早く、体は動いていた。動ける僅かな余裕を利用して、顔を彼女の秘部に近づける。貪るように吸い付くと、彼女は可愛らしい声をあげて悶えた。
 だがすぐに元の小悪魔的表情に戻り、ニヤニヤとした笑顔になる。
「もー、そんなに吸いたいなら―」
「むぐっ!」
 ぐり、と。少女は俺の顔面に、ゆっくり腰を下ろしてきたのだ。鼻も口も、彼女の愛液まみれになり、それでも俺は舌の動きをやめられなかった。
 鼻を突く言い知れない香りを嗅いでいると、頭がぼんやりとしてくる。呼吸をする度に、脳を犯されているような、浮遊感にも似たそんな感覚。
 目線を挙げれば、紅潮した様子で、嗜虐的な表情の彼女が居た。
「ほら、もっと吸いなさい? 犬みたいにね、あははっ♪」
 俺は言われるがままに、初めて見る女性の秘部に、食いつくようにして愛撫を続けた。

441:名無しさん@ピンキー
08/09/07 17:28:22 H2cFbH81
 数分だろうか、数十分だろうか。しばらくして、彼女は俺の顔から腰を離した。
「あら、ベットベトねー。ふふっ、可愛いわよ? なんてねー」
 確かに俺の顔は、主に彼女の分泌液でぬるぬるの、ぬめぬめ。開放されたとは言え、まだ頭の中はあの甘いような麻薬のような、不思議な香りが残っている。
 それをどうにかしようと深呼吸をしていると、
「あら、もう準備万端じゃない。これなら、こっちをぬらす必要もないわよね?」
 俺に向けて形のいいお尻を向けながら、少女がそう問いかけてきた。準備万端というのはおそらく俺のペニスの事で、それが何の準備なのかといえば……思い当たるのは一つ。
 彼女は立ち上がり、未だ身動きの取れない、直立した男性器に跨った。豊満な胸も、その突起も隠す様子すらなく、じっと俺の瞳を見つめてくる。
 まるで『これから犯す』と宣言している、ような感じを俺は受けていた。
「挿れるわ……よっ!」
 ずぶり、と粘着質な音を立てて、凶悪な一物が少女の膣に侵入する。だが、
「う……あ―」
 どぷり。
「え?」
 どぷ、どぷ。そんな擬音が聞えそうな音を立てながら、俺の腰は痙攣をしていた。
 僅かな沈黙。次いで、少女がにこやかな笑顔で口を開く。
「こっの……○○○○!!」
「ひ、酷い! 確かにそうだけど、男の子にそれは酷い! ナイフより凶器だ!」
 俺はもう涙目になりながら、必死に抗議していた。恥ずかしながら童貞である俺が、女体の神秘に抗う事ができるはずもなかったのだ。
 しかも、自称とはいえサキュバスですよ! 耐えられるもんなんですか!?
「アンタはまだ三擦り半もいってないでしょーが! そんなの関係ないわよ!」
「こ、心を読むな! ええい、もう一発勝負だ! 畜生!」
 そう、たとえ○○○○と言われようとも、まだ俺の息子は萎えてはいない。ならば、まだここから汚名を挽回するチャンスもある……!
「それを言うなら名誉挽回でしょ」
「だから心を読むなって!」
 この他愛も無いやり取りに、少女は溜息をついた。

442:名無しさん@ピンキー
08/09/07 17:29:05 H2cFbH81
「……じゃ、行くわよ?」
 けだるそうに、少女が再び、腰を下ろしてきた。最初の感想は、熱く、ぬるりとしたものだった。だが、すぐに内側の……おそらく襞が、ペニスに噛み付いてくる。
「お、おおう……」
 妙な喘ぎ声を上げてしまったが、先ほどの……思い出したくもない射精がなければ、またすぐに出してしまっていた事だろう。いわゆるオナニーほどの強烈さはないが、まるで俺の弱点を解りきっているかのように責め立ててくる。
 ぎゅっと締め上げて、先端に襞が絡みつく。裏筋にもぴったりと何かが張り付き、もしも腰を動かそうものなら、どうなるかは眼に見えていた。だが、
「それじゃ、動くわよ」
 無常にも、少女は体を静かに上下させはじめる。カリ首や裏筋が擦れて、なんとかその刺激から気をそらそうと視線を上げると―。
 ゆっさ、ゆっさ。おお、これは眼の保養……って、イカンイカン!
 体格の割に巨乳なのは、やはり自称サキュバスだからなのか。うーむ、しかしこれはいいものだ……。窓から刺す月光に照らされた白肌は、神秘的に美しい。この胸は芸術品。
「……なぁにジロジロ見てんのよ。このスケベ」
「ス、スケベだと!? ……いや、正解だから別にいいや」
 じとー、っと見られるが俺は気に介さない。だって男の子はスケベですから。多分。
「そんなに余裕があるならぁ……サキュバスの恐ろしさ、思い知らせてあげる♪」
 心底楽しそうな表情で、彼女は腰を動かすペースを速めた!
 水音と、肌と肌がぶつかる音。だがそんなのも耳に届かないくらい、俺は一気に追い詰められてゆく。
 裏筋を嘗め回すように蠢く器官と、ピストンをさせられる度にカリ首が柔らかな壁にぶつかって、引っかかって、強烈すぎる刺激が脳天直撃。
 強烈さに何度も何度も俺が腰を突き上げるような動作をすると、彼女は微笑んで、俺の耳元に唇を寄せた。
「ほら、出して……」
「……!」
 今までにない優しい声色でそう呟かれ、ついに俺の堤防は崩れ落ちた。

443:名無しさん@ピンキー
08/09/07 17:29:36 H2cFbH81
 びゅーっ、びゅっ、びゅっ、びゅーーーーっ!!!!
 体を伝わってそう音が聞えるほどの射精。俺は背をのけぞらせ、腰を浮かせ、呼吸不足になりながら痙攣寸前の状態で、ただひたすらに精を吹き上げる。
 あ、やばい。これは、やばい。なんていうか、やばい。
 絶対に、おかしい量が出てる。なんとか結合部に視線をやると、膣に収まりきらなかった精液が溢れ、下腹部を汚し始めていた。自分でしていた時の量など全く話にならない。
 びゅっ、びゅーっ!!!
 それでも、射精は止まらない。喋ろうとしたが、口がうまく回らない。射精中のペニスに、何かが絡み付いてきた。長い舌のような、ぬめるそれがペニスに絡みつき、更に射精を促そうと扱き上げてくる。
 びゅっ……びゅー……。
「……ま、この位で勘弁してあげるわ」
 だが、その射精地獄はすぐに終わりを迎えた。少女が俺を解放したからだ。とは言っても、相変わらず縛られており、意識は半ば朦朧としている。体もどこか重たい。
 サキュバスって、精気を吸うって言うけど……アレ、本当だったんだな……。
 呆然とする俺を、ベッドに立って見下す少女。あれだけ膣出ししたというのに、最初にこぼれた分以外の精液はまったく流れ出る様子がない。
「どう? 私がサキュバスだって事、理解した?」
 その問いかけに、俺は頷くしかなかった。
「……しかし、よくこれだけ出せたわねー。それに精の質も悪くないし……ス、スケベだし。ア、アンタ、私のペットにならない?」
 なにやら顔を桃色にしながら、少女がそう問いかけてきた。俺は即座に、
「お……お断りします……」
 そう答えた瞬間、足刀が俺の顔面にめりこんでいた。
 ―ああ、気絶するんだろうな……せめて、この拘束は外してほしかったのに……。
 再び暗転する意識の中、そんなしょーもない事を考えていた。

 ……その後、何故かこの少女が家に住み着いたり、学校に来たりするのだが、そんなエロゲ的展開はまた別のお話―。

444:名無しさん@ピンキー
08/09/07 17:30:55 H2cFbH81
>>300辺りの人間です。
すいません、ギャグ調って書いたことがなかったので、書いてみたらエロ10%位になっちゃいました。
濃厚エロ作品が多いだけに、ほんと申し訳ない。

一応は見直したので大丈夫だとは思いますが、誤字脱字あったらゴメンね。

445:名無しさん@ピンキー
08/09/07 18:50:21 fWePuN5+
GJ
ところで、名誉は挽回するものじゃなくて‥回復するものだよね?

446:名無しさん@ピンキー
08/09/07 19:02:51 4viEpymK
>>444
GJ
もっと書け…いやお書きになって下さい

>>445
名誉挽回って言うじゃマイカ

447:名無しさん@ピンキー
08/09/07 19:28:45 8G3z5xdD
>>444
GJ
もっと書(ry…
面白かった
シリーズで是非

448:名無しさん@ピンキー
08/09/07 20:10:57 H2cFbH81
>>445
汚名挽回
名誉返上
類似品にご注意ください

449:名無しさん@ピンキー
08/09/08 08:04:28 y1FpJZ+m
テンポいいなぁ、GJ
続きあるなら俺も読んでみたい

ところで、赤ツインテでツン気味な女の子
某アリスのナリカを思い浮べたのは俺だけかな・・・

450:名無しさん@ピンキー
08/09/08 15:53:38 9mytfaY0
即興なだけに、思ったより好評なのは嬉しいもんだ
>>449
当たり

451:名無しさん@ピンキー
08/09/08 17:40:14 Ov4/yZgg
>汚名挽回
ジェリド・・・

452:名無しさん@ピンキー
08/09/08 19:45:09 mtG1CFuZ
長編だな

453:名無しさん@ピンキー
08/09/08 20:24:49 y1FpJZ+m
>>450
当たりとかw

454:名無しさん@ピンキー
08/09/09 04:22:48 xLFd9ZuA
>>453
実際そんなもんなんじゃないですかね?
キャラのイメージを掴まないと、どうしようもないので。
俺の場合はゲームのキャラなどで『あ、これ気に入ったかも』みたいな容姿を利用する事が多かったり。
そういう事をしない場合のが多いんですけど、即興の場合は特に……以下略。

455:名無しさん@ピンキー
08/09/09 05:24:41 YRxNGC9T
ここで少し話題になったロッテのおもちゃ買ってみた。

良いね。

456:名無しさん@ピンキー
08/09/10 00:02:21 FXR8lctS
>>445
インベイジョンは終わったんだ…

457:名無しさん@ピンキー
08/09/10 16:36:16 jS+PZkIJ
ベンジョンソンも終わったんだ…

458:名無しさん@ピンキー
08/09/10 19:40:51 hJ2Ovo7B
SS作者召喚の儀式を

459:名無しさん@ピンキー
08/09/11 22:12:04 kUnJ8ylY
そのためには生贄が必要かと

460:名無しさん@ピンキー
08/09/12 01:41:44 QNceJRUE
ならば俺が

461:名無しさん@ピンキー
08/09/12 01:59:05 AW3lgF5N
いやいや俺が俺が

462:名無しさん@ピンキー
08/09/12 04:47:38 H2F9MjJC
じゃあ俺も!

463:名無しさん@ピンキー
08/09/12 06:46:44 AW3lgF5N
どうぞどうぞ

464:名無しさん@ピンキー
08/09/12 18:12:03 QmbIPjEB
ええー?!


465:名無しさん@ピンキー
08/09/12 21:44:34 R6hGYC8b
おいおい、よく考えろよ・・・

生贄が一人とは 限 ら な い ぜ ?

466:名無しさん@ピンキー
08/09/12 23:58:09 /9JAg6dY
最近プレイしていたゲームで生贄の生首で魔方陣作って邪神呼び出すってのがあったけど
このスレ的には生贄の精液で魔方陣作って淫魔召喚って感じかな

467:名無しさん@ピンキー
08/09/13 01:12:52 RrG8PMHl
精液にさそわれて、かごとつっかい棒の罠に引っかかる淫魔を想像した

468:名無しさん@ピンキー
08/09/13 01:39:21 wCXnDUGf
>>467
しかもよく見たら精液じゃなくて牛乳だったりして

469:名無しさん@ピンキー
08/09/13 16:15:22 cx1zo0PB
「だ、騙されたー!?やだぁ、ここ開けてよー!」
な淫魔か…
優しく手懐けるもよし、
閉じ込めていたずらするもよし。


470:名無しさん@ピンキー
08/09/14 18:55:09 AZ3Trwou
悪魔って…

471:名無しさん@ピンキー
08/09/14 19:42:23 IThGieIh
悪魔を犯して平気なの?

472:名無しさん@ピンキー
08/09/15 16:18:55 9eZ0adcE
犯すことが願いじゃないなら、魂も持っていかれないだろ

473:名無しさん@ピンキー
08/09/18 08:17:57 EUM3uNzF
保守

474:名無しさん@ピンキー
08/09/18 20:32:08 3mSsFAJR
お腹すいたよぉ…白くて濃いのちょうだい…

475:名無しさん@ピンキー
08/09/19 02:00:29 8GeoCslm
つカルピス原液

好きなだけ飲むがいい

476:名無しさん@ピンキー
08/09/19 05:36:21 ejSPpCh3
キャプチュー

477:名無しさん@ピンキー
08/09/19 07:42:06 mtbBSZe7
淫魔保母「じゃあ私が牛乳で……たっくんが乳酸菌だとしようっ」
たっくん「え……?」

ギューーーー グチュグチュ……

淫魔保母「こうしてわたしたち、どんどんカルピスになっていくの」
たっくん「はぅ……き、きもちいい」

グチュグチュ……どぴゅっ

478:名無しさん@ピンキー
08/09/19 14:19:07 ogulXsqR
>>477
カルピスのCMは狙ってるなぁと思ってたけど、
その発想は無かったわ。サイコー

479:名無しさん@ピンキー
08/09/19 16:58:11 amObqZbz
るふるんるふるんゆきうさぎ

480:名無しさん@ピンキー
08/09/20 19:54:01 pt0L4/4o
  

481:名無しさん@ピンキー
08/09/23 10:34:35 ONXqUhkJ
>>437の続きもどき書いてます
が、即興書きから設定少し練ったので、キャラの雰囲気とか少しかわってるかも
まぁ(期待してる人がいるかは別にして)期待はずれでも勘弁してください

祝日記念で本当は午前中に書ききるつもりだったんですけどねー
所用でそれがままならなく……無念

482:名無しさん@ピンキー
08/09/23 16:07:09 nPqHzQWQ
 さて、聞いて欲しいことがある。それは、簡潔に言うとこうだ。
『淫魔が我が家に住み着いた。しかも毎日、俺の精子を搾り取ってくる』
 ……おい、何でそんな人を憐れんだ目で見てるんだ。残念ながら、俺は正気だ。
 まぁ、いいさ。それより聞いてくれ。
 その淫魔。夜中に不法侵入をしかけてきたかと思ったら、人のことを拘束して、無理やり童貞を……。いや、それは気持ちよかったから別にいいんだが。そらもー滅茶苦茶に気持ちよくて、馬鹿馬鹿しくてもうオナニーなんてしてられない……って違う!
 とにかく、その淫魔。俺の童貞を食ったばかりか、そのまま我が家に住み着いて、更に俺を『下僕』呼ばわりし始めたのだ!
 申し遅れたが、俺の名前は平正 直助。人呼んでスケベ。まぁそう読めるから仕方ないし、実際にそうだから俺も否定はしていない。
 で、だ。下僕? にされた俺も詳しくは知らないが、どうやらその淫魔である彼女。ミオ……ミオ、えーと。ミオ……名前はなんて言ったっけ―?
「ミオ=ソーティスって言ってるでしょうが! このド低脳!」
 がっつーん、と目に星が散りそうな勢いで、俺の脳天に踵ストライク。
 そ、そう。なんか勝手にこんな風に心を読んで、蹴っ飛ばしたりブン殴ったりして来るこの暴力女……ではなく可愛らしいお嬢さんは、ミオ=ソーティスと言って、淫魔の世界の次代女王候補らしい。
 で、実際の女王を決める修行の為に、人間界での拠点と上質な精が必要なそうだ。これもよく分からないが、要するに、俺の……ほら、何ていうか……精液? が必要らしい。
「頬を赤らめるな、キモいっ!」
 ずびしっ、とまた鋭い蹴りが脇腹に。人間ってスゴイネ。だんだん慣れてきたヨ。
 ……まぁ淫魔の世界なんて眉唾ものだけど、俺はそれに下僕として協力して、毎日彼女の精液を捧げたりする日々を送っているのだが―。

483:名無しさん@ピンキー
08/09/23 16:07:56 nPqHzQWQ
「うっ……! はぁ、はぁ……い、いくよ……ミオたん……!」
「『たん』とか言うな!」 
 自室のベッドに腰をかけた俺を見上げながら、ミオが睨み付けて来る。その眼前には、唾液にぬめる俺の息子。まだ日も上がったばかりの時刻だと言うのに、俺はこの強気そうな紅髪の少女の奉仕を受けて、その顔を盛大に汚したいという欲望に駆られていた。
「……ちょ、ちょっとした冗談だって。ミオ、そろそろ……」
 ねちっこく延々と、既に二十分はフェラチオをされている。そろそろ俺のナニも、ふやけきって蕩けてしまうのではないだろうか。そんな心配をしてしまうくらい、俺はミオの手腕で焦らされ続けていた。
 だが、懇願する俺を見て、彼女は不敵に笑う。こういう顔をする時は、大抵ロクでもないと、既に体感して理解している。内心で溜息。
「ふっふーん……どうしようかな。このまま生殺しでもいいんだけどねー。溜めに溜めて貰った方が、私としては嬉しいしー?」
 言いながら、玉袋を手でやわやわと揉み扱いて来る。ペニスには全く触れる様子もない。おそらく軽くシェイクされればそれだけで射精できるというのに、限界まで張り詰めた男性器に刺激を加えるような様子は見えなかった。
 ―気持ちいい、気持ちいいのだが、もどかしい。
 思わずなんか支離滅裂な一句を詠んでしまうほど、俺の状況は切迫しつつある。だって自他共に認めるスケベでエロスな俺が、こんな美少女に生殺しですよ!?
「そんな、ひどい……」
「誰もそんなイエスノー的なループ会話なんてしないわよ。っていうか、もっとしゃきっとしなさいよ。と言うよりもナヨナヨするな、キモい」
「そんな、ひどい……」
 もう1回泣き真似をしてみたが、この鬼に通じる訳もなし。
「へー、鬼、ね。そう。じゃあ私は鬼だから―」
 ……あ、しまった。どうやら今の心を読んでいたらしい。
 ミオの怒りの笑いに、俺のペニスは思わず縮こまってしまっていた。ミオはにこにこと笑みを浮かべながら、すっと立ち上がり離れていってしまう。そして、部屋を出る直前、
「焦らすくらい、普通よね。私、鬼なんだし。あ、そうそう。勝手に抜いたら―殺すわよ?」
「……サー、イェッサー」
 有無を言わさぬその言葉に、俺は下半身丸出しのまま、思わず敬礼してしまっていた。

484:名無しさん@ピンキー
08/09/23 16:08:27 nPqHzQWQ
 数時間後。俺は普段通り、一人の学生としての生活に戻っていた。昼休み、机に突っ伏しながら様々なことに頭をめぐらせる。
 もう俺も高校三年生であり、まだ始まったばかりとは言え、そろそろ進路も考えなくてはならない。ならない時期のだが―。
「ええいっ、こんなモヤモヤした気分で考えられるかっ!」
 瞬間、談笑していたクラスメート達の視線が自分に集中した事に気づくが、後の祭り。
 心の叫びが口から出てしまった俺の事を見て、唖然としている。
「あ、はは……ま、気にしないでくれ……」
 苦笑いと共に、俺は逃げ出すように教室を後にした。そのままの足で、屋上へと向かう。
「あー……い~い風だ」
 屋上から見上げる空は快晴で、春と夏の狭間の肌触りの良い風が吹いていた。
 今の時期、ここは皆が昼食をとったり談笑したりで賑わうスポットで、俺も心安らぐ空間としてお気に入り……って、誰も居やしねぇ!
 騒がしさと心地よさが混同しているはずの屋上。誰一人として居ないその空間には違和感があった。それに何よりも、風+女の子=定番のアクシデントが成り立たない。
「……あー。直助?」
 四つん這いになって全身で落ち込みを表現する程、深い悲しみに包まれた俺。横からふと聞きなれた声が届き向き直ると、そこにはミオの姿があった。
 しかも何故か、ここの制服である白と緑を基調にしたセーラー服。スカートとツインテールの髪を風になびかせながら、怒られた子供のような、どこか落ち着かない雰囲気。
 そんな様子で立つ彼女は、なんというか、素っ裸とは違う妙な色気があると言うか……俺のエロスハートを刺激するものがあっ―。
「ごーーーるぁ! そのエロ思考から、少しは離れんかーい!!」
 アーッ! 
 俺は綺麗に右回し蹴りを顔側面に受ける瞬間、紺色のスカートから覗いた白のパンティを見逃さなかっ……た……。

485:名無しさん@ピンキー
08/09/23 16:08:59 nPqHzQWQ
「―で、何の用だよ。そんな格好までしてさ」
 奇跡的にたいしたダメージもなく、仕切りなおして彼女と会話する。『……直助。アンタって、不死身?』とか聞かれたが、ただエロの為ならタフになれる一介の男の子なのである。
 俺の問いかけにしばらく沈黙をして、ばつが悪そうな表情を見せてから、ミオは静かに口を開いた。
「えーっと……ほら。私、ちょっと、短気だからさ。朝も、さっきもあんな事しちゃったし……」
 本当にちょっとなのか? という所は突っ込まないで置くべきなのだろう。そんな俺の考えを知ってか知らずか、彼女は言葉を続ける。
「だから、ね。そのお詫びっていうか、何ていうか……その……」
 そこまで言うと、頬をやや赤く染めて、俯き気味に指先を所在なさそうに弄りだす。普段の強気な様子からは考えられない可愛らしさがあった。
「うん。で?」
「―ここまで言ったら分かりなさいよ、このスケベ! バカ! スケベ!!」
「え、ええ? なんで怒られるっていうか、スケベって2回言う必要は!?」
 顔を真っ赤にして怒涛のようにまくし立てるミオの勢いに、いつ拳やら足刀やらが飛んできてもおかしくないと身構えていたが、それはいつまでたっても訪れなかった。
 少し落ち着いてくると、ミオが泣きそうな雰囲気になっていることは俺にも察せられた。ついさっきまで怒っていたのに、一体、どういう事なのだろう?
「あー、ミオ。何かよく分からんけど、俺が悪かった。すまん」
 理由とかそういうのは分からなくても、女の子を泣かせる……ってのはダメだと思う。だから自然と、俺の口からはその言葉が出ていた。しかし、
「……アンタが謝ることじゃないでしょ、バカ」
 ミオはすぐに雰囲気を取り戻し、ふたたび罵倒されてしまう。が、その語調は先ほどまでと違って優しいものだった。そして、彼女は大きく深呼吸をする。
「ほら、はやく済ませちゃいましょ。せっかく、人除けしてるんだし」
「いや、だから何を―」
 その答えが来るよりも早く、ミオの唇がの眼前に迫っていた。


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