ニコニコRPGでエロパロat EROPARO
ニコニコRPGでエロパロ - 暇つぶし2ch756:名無しさん@ピンキー
08/05/11 22:36:35 3Is24uKE
>>ぶっちゃけお絵かき掲示板ログの763、789番がトドメでした

同士よーーーーーーー!!
俺もあれ見て密かに萌えてた口なんだよ!
板じゃコメできないからここでコメするぜ!
あの二人お似合いだよwwwニヤニヤしたwww

757:名無しさん@ピンキー
08/05/11 22:42:09 AqmOmZzb
ながれ氏の人気に嫉妬せざるを得ない!

758:名無しさん@ピンキー
08/05/11 22:42:28 D0sPPUuC
>>753
遊戯がバサカソウルを毎回失敗しまくって精神的にまいってるところで
魔理沙が救いの手をさしのべる・・・とか?
てか、正直まりさは海馬と組ませても
おもしろいかもしれないっておもっちゃってますwww

759:名無しさん@ピンキー
08/05/11 22:45:35 3Is24uKE
なにげにあの人は海馬言葉、王様こなた、そして今回の王様理沙と
フラグ立てまくってる気がするwww


760:名無しさん@ピンキー
08/05/11 22:47:51 3Is24uKE
↑ながれ氏のことね。
とはいえ753はもともと王様理沙を考えてたのか
俺はあれでやられた。
厳密にいうとネタはながれ氏じゃないんだけど、やっぱ絵の力は偉大だ。

761:753
08/05/11 22:58:09 Cv39e1cq
>>756
王様理沙を考えてた人が少しでもいてくれて嬉しいぜ…っ!

一緒にゲームする王様と魔理沙を見て嫉妬するこなたとか、
ハートマンに叱られる魔理沙を助ける王様とか、
こなたと仲良くしてるのを見て何故か胸が苦しくなる魔理沙とか、
王様とのコンビを巡って争うこなたと魔理沙とか、

妄想が止まらないんDA☆ZE!!
どこかに居るであろう同士達よ、こんな俺の気持ちをわかってくれるかい?

762:名無しさん@ピンキー
08/05/11 23:04:42 bNVgf0qA
>>753
あんたの妄想に洗脳されたwww
王様理沙いいじゃないか!!!
こなたとの絡みは是非に見てみたいZE☆

763:578
08/05/11 23:07:03 lN/pzvfF
続きを書かずになにやってんだと言われるかもしれないが、一言だけ言わせて欲しい

753のおかげで書きたい小説が一気に8個に増えたんだぜ……どうすればいいんだ……orz
過労死しそうだ……

764:名無しさん@ピンキー
08/05/11 23:16:49 /qg1iwOs
>>751
>>395曰く『もうしばらく待ってくれ』との事です

765:753
08/05/11 23:20:05 Cv39e1cq
>>763
        ∧ ∧.  _::::。・._、_ ゚ ・      
       /:彡ミ゛ヽ;)(m,_)‐-(<_,` )-、 *     『書きたくなったら書きたくなったときに書きたいSSを書く』
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::iー-、     .i ゚ +    それがSS職人暗黙のルールじゃないのか、兄弟。
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l  ゝ ,n _i  l      さぁ、早く執筆作業に戻るんだ。
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄E_ )__ノ       おっと、もう既にSS投下準備中か、こいつぁ失礼。

766:578
08/05/11 23:32:34 lN/pzvfF
>>765
おk。ありがとうこの悪魔め
頑張るよ

767:名無しさん@ピンキー
08/05/11 23:32:55 m2A5IE2D
>>753
いいな、王様理沙。なんか受信したっぽい。
ちょっと妄想できるか潜ってみる。

768:名無しさん@ピンキー
08/05/12 00:37:21 u9HvT2+n
絵板での魔理沙はながれ氏の4コマネタの王様理沙と
あとTS氏の社長とのツーショット絵も中々好評だったよな
SS来そうな流れに魔理沙好きの俺はちょっとwktkしておく

769:名無しさん@ピンキー
08/05/12 01:04:31 ku8g2uLd
社長言葉ハルヒの三角関係の次は王様こなた魔理沙か・・・
許せる!

770:名無しさん@ピンキー
08/05/12 01:08:36 SY3m9jxV
決闘者達はモテ過ぎだと言わざるを得ない!

771:578
08/05/12 01:08:40 Eu9VdJQI
絵版にあげられた脇巫女のせいで今度は女性陣にけしかけられてピコ麻呂に色仕掛けを仕掛ける
琴姫を思いついてしまった……

とりあえず、寝よう。

772:名無しさん@ピンキー
08/05/12 01:23:31 SClilTJz
>>770

ピコ麻呂→やや中年でキャラ薄
ハートマン→生粋の軍人。浮ついた恋愛事に興味無し!
ストーム1→妻子持ちだしそもそも老人
ボブ→妻子持ち
KBC→厨房
谷口→典型的モテナイ女好き
阿部さん、古泉→ガチホモ
スパイダーマ、ゴッドマン→ネタキャラ面強すぎて恋愛が想像できない
富竹→比較的マシだがややキャラが薄い
リョウ→ネタ面強い+格ゲーなのでキャラが曖昧

他の連中がろくでもないのばかりだと言わざるを得ない!

773:名無しさん@ピンキー
08/05/12 01:33:58 R94lRPlh
新作で休憩タイムができたな
今までは舞台がEDF基地かタイガーモス号ばかりだったけど、これでまた書くシーンが増えたな

774:名無しさん@ピンキー
08/05/12 01:34:29 1CPvGqmW
エロだけじゃなくて、キャラ同士の交流でもいんじゃね?
ストーム1となのはとか

775:名無しさん@ピンキー
08/05/12 08:50:42 9L6T4JPF
>>744
ボブは天国に…いや、なんでもない
 
 
>>758
AIBOが邪魔な気がするんだがw

776:名無しさん@ピンキー
08/05/12 08:56:35 i14Ii6nw
>>774
おじいちゃんと孫コンビか
お絵かきBBSの学校エリアの待機絵がよかったなぁ
でも高校生くらいが孫としてちょうどいい年齢かな

777:767
08/05/12 13:09:04 Cs0ysIdm
そんなわけで妄想してみた。王様理沙。
エロは無い。
自分の電波と合うことを祈りつつ、投下。

778:王様×魔理沙-1
08/05/12 13:10:23 Cs0ysIdm
 王の継承儀式は終わったと、声が響いた。静かに消えて行く黄金を見ながら、
お前が王なんじゃないかという古泉の言葉に、遊戯は惑いをみせつつ、先に進んだ。

 回廊は深く続いている。こういう場所は罠の山と相場が決まっている。
先程の「試練」とやらの例も在り、何が起こるか分からない。
警戒心を持って魔理沙が先へと歩んでいると、あの、と背後から声が掛かった。
振り向くと、遊戯が居た。

 「どうした? チョココロネでも食いたいのか?」
 「いや違う。さっき、助けてくれただろう?
あの、さっきの仮面が、現れた時。俺が、宙に浮き上げられて……」

 ああ。と、遊戯の言葉に魔理沙は瞬いた。にやにや、と人の悪い笑みを浮かべる。

 「『お、ぉうわ!?』って、すげぇ悲鳴だよな。
『デュエリスト』とやらが形無しだぜ。
 ここから戻ったら、瀬人やこなたに教えてやろうかな」

 「そ、それは勘弁して欲しいんだぜ! 魔理沙!
―いや、その、言いたい事は、そうじゃなくて―」

 ああ、と、魔理沙は頷いた。

 「安心しろよ。言いふらしたりしない。冗談だ。
それに、さっきの雷は言った通り、お前を攻撃しようとしたんじゃなくて、
お前に力を継承しようとしたものかも知れない。
 だとすりゃ、私のやったことは余計なお世話だ。礼には及ばないぜ」

 そう告げ、遊戯に背を向けると、それでも! と、声が掛かった。

 「その……助けてくれて、嬉しかった。ありがとう、魔理沙」
 はっきりと、目を見て、告げられた。ぱちり、と瞬きをする。
ぽりぽり、と人差し指で頬を掻いて、ああ。と、我ながら間の抜けた声が洩れた。

779:王様×魔理沙-2
08/05/12 13:11:22 Cs0ysIdm
 そういえば、コイツの事、余り良くは知らないんだよな、
と石畳を歩きながら、魔理沙はひとり、思う。
 自分とは違う世界の奴で、「AIBO」とか言うのを奪われて、
瀬人とかいうヤツはライバルで、こなた達とよくカードゲームをしている。

 単なるカードゲームの筈なのに、何やら酷くテンションが高くやかましいし、
モンスターが現れたりするので、ひょっとしたらあれはスペルカードみたいな、
何らかの「魔法」なのかもしれない。

 この間、「ニコニコ」に言った際に、「AIBO」は取り戻せたようで、
時々遊戯は独り言を言ったり、背が伸びたり縮んだりしている。
 バーサーカーソウルが好きで、よく魔力を切らしている。

 ……知っているのは、こんなところだ。ああ、それとそうだ。王かもしれないのだった、コイツは。
 ちらり、と後ろを見る。遊戯は気付かず、前を歩いている。

 ピラミッドは王の墓だとされている。コイツが王なのだとすれば、
自分達はその墓を荒らしているようなものなんじゃないだろうかと、ふと思う。
<汝、窃盗の―>という、先程の声が、甦った。
 唐突に、腕を、引かれた。

 「な、なんだよ! 遊戯!?」
 「危ないんだぜ! トラップだ。そこ、通ると矢が出る仕掛けになってる」
 言われて、目線を通ろうとしていた足元へと移動させる。
確かに、そこには小さく複数の穴が開いており、その奥には矢のような物が僅かに見えていた。

 「この道は駄目だ。皆で、別の道を探そう」
 遊戯の言葉に、何故か、かっとなった。ぱっと引かれていた腕を振り払うと、
箒を呼び出す。迂回する必要なんて、無いぜ! と告げる。

 「床がスイッチなんだろ? 私が空に浮いて、皆を運べば良い。
それで万事、問題無し! 違うか?」
 どこか勝ち誇ったようにそう告げると、遊戯はやや迷いの色を目に滲ませながらも、
頷いた。



 箒に乗れる人数は限られている。なら、まず俺が行くぜ! と、遊戯が声を上げた。
特に逆らう理由も無く、箒に跨り、目線で促す。遊戯が後ろに着く。

 「おい、もっと詰めろよ。箒って言うのは掃く方に重量があると上手く飛べないんだぜ?
それに、きちんと掴まれよ。距離が短いとはいえ、危ないぜ?」
 そう唇を尖らせると、遊戯はあ、ああと躊躇いながらも、身を寄せ、
魔理沙の腰に手をやった。ふわり、と魔理沙は、浮遊する。
 わ。と、遊戯の唇から、驚きのような、喜びのような、声が洩れた。

 トラップである床を飛び越え、矢が仕掛けられていない場所を見つける。
着地しようと高度を下げる。重力に従い、少しずつ降りる。
やがて二人の両足が地に着いたところで

 「「え?」」
 と、二人同時に、声を上げた。

780:王様×魔理沙-3
08/05/12 13:12:22 Cs0ysIdm
 「霧雨さん! 武藤君ー!」
 言葉の叫びが、何故か、「上」から聞こえた。

 床が抜けたのだと気付いた。慌てて魔力を集中させるが、何故か、上手く行かなかった。
魔力の練りが悪い。まるで、薄い膜が張っているかのような感覚だ。
それでも必死に魔力を練り上げ箒を飛ばす。落ち行く遊戯をフルスピードで追い、
ぱっと、手を、掴んだ。

 「魔理沙……!」
 「遊戯っ!」

 上に向かう力は無かった。落下スピードを緩め、途中にあった、横穴へと滑り込み、
着地する。
 二人して息を吐くと、遊戯はちらりと下を覗き込んだ。底には無数の槍が見えた。
念の入ったことだ、と一人ごちる。寿命が縮んだよ、と呟く相棒に、全くだ。
魔理沙がいて助かったと心の内で返す。礼を言おうと、魔理沙の方を振り向くと、
彼女は帽子を目深に被り、俯いていた。

 「すまねぇ……私の、せいだ……」
 「? 何がだ? 寧ろ、魔理沙が居なかったら、俺達は……」
 「私が『飛んでいこう』と言わなければ、こんな事にはならなかった!!」

 珍しく、さばさばしている魔理沙にしては荒い語気に、遊戯は思わず怯んだ。
どうしたんだ? と、首を傾げてみせる。
 「別に、そんな言わなくても、箒で、直ぐに上に……」
 「魔法で上には行けない。何らかの力で、阻害されてる」
 搾り出すかのような、声だった。
 「……自分の足で、歩いていくしか、ない……」
 苦渋に満ちた、魔理沙の声が、通路に響いた。



 ふたり分の足音がピラミッド内に響いていた。
先行く遊戯の後ろを、やはり、帽子を目深に被ったままの、魔理沙が続く。
陽気な彼女にしては、黙ったままで、その沈黙が、重い。
相棒、ともう一人の自分に、声を掛ける。

 (魔理沙のヤツ、どうしちまったんだ? らしくないぜ!?)
 (んー…責任を感じてるんじゃないかな? 彼女、割と真面目っぽいし)
 (責任? 魔理沙は此処を早く抜け出すために、協力しようとしたんじゃないのか?
それの何処に責任があるんだ?)

 はぁ……と、わざとらしい溜息が、もう一人の自分から聞こえてきた。
 (もう一人の僕ってさ、ゲームにおける心理戦には強いのに、
心の機微に本っ当に疎いよね。まぁ、いいやキミのそういう所は今に始まった
ことじゃないし……。
 とにかく、そう思うなら、そう言ってあげなよ。僕は潜ってるから。じゃあねッ!)
 (ちょ、待っ! 相棒! AIBOOOOOOOOOOOOOOOOO!)

 ふっと、消えた意識に思わずパズルに触れる。相棒の意識は完全に沈んでいる。
こうなったら、もう、ちょっとやそっとでは出てきてくれないだろう。
 ふぅ、と溜息を吐いていると、なぁ。と、魔理沙の声が掛かった。

 「なぁ、盗人って、悪いって、思うか―?」
 言葉に、振り返る。魔理沙は目線を反らして、気まずそうに立っていた。

 「話が、良く分からないんだぜ? ただ悪いと言うなら、
俺らが宝箱からアイテムを取る行為だって、立派な盗人だし、
時と場合によるんじゃないのか?」

781:王様×魔理沙-4
08/05/12 13:13:15 Cs0ysIdm
 夢を見たんだ、と魔理沙は言った。
 「あの、さっきの王の、闘いの前にさ。……三人とも、倒れたろ?
そんとき、罪を罰するって言われたんだ。窃盗の、罪を、さ……」

 別に! 盗もうと思っているわけじゃねぇ!
と、魔理沙にしては珍しく慌てた語調で声が掛かった。
 「ただ、本とか、知識とかが、私には必要で……。ひつよう、なんだ……」

 沈黙が落ちた。間が置かれ、上手く言えないがと遊戯は前置きしてから、言う。

 「俺は相棒と違って、あまり、物事の善悪というものは、良く分からない。
必要だと己が思い、手にしたものの重みが分かっているなら、それで良いと思うぜ?」
 それに、と、遊戯が言った。

 「得た知識を生かすには、生かすだけの知恵と技術、己の努力とが必要だ。
魔理沙が自分なりに使いこなせているというのなら、それはもう、魔理沙のものだ。
魔理沙が自分の知恵と、技術と、努力とで学び取ったものだ。
それでもまだ、罪悪感とかを感じるのなら、その力で、誰かを助けてやれば良い。
それで誰かを悲しませた分は、チャラだ。そうだろ?」

 言って、腰に手を当て、にんまりと不敵に笑んで見せた。
―すると唐突に、両腕が、伸びて来た。
 「ま、魔理沙!?」

 カラン、と魔理沙が手にしていた箒が転がる。
普段魔理沙が被っている魔女の帽子が、音も無く落ちた。
遊戯の尻が地面に着き、魔理沙の両腕が遊戯の背に回る。
強い抱擁に、魔理沙の僅かなふくらみが、遊戯の胸に当たる。
 金髪に染み込んだ、薬草だろうか? 不思議な香りが、鼻孔をくすぐり、
遊戯の胸を高鳴らせた。

 ―がとう、と、声がした。

 「ありがとう。ありがとうな、遊戯―」
 耳元で囁かれた言葉に、遊戯は眼を見開いた後、
ふわりと笑むと、ぽん、ぽん。と、なだめるように、勝気な少女の背を撫ぜた。

782:王様×魔理沙-5
08/05/12 13:14:04 Cs0ysIdm
 さぁ、行こうと遊戯から手を差し出され、
二人は何の疑問も持たずに、手を繋いだまま、ピラミッドの回廊を進んでいた。
 私は普通の魔法使いだからさ、と、魔理沙は苦笑いしながら、話す。

 「魔法を使えなかったら、単なる人間なんだ。
空を飛ぶって言うのは、魔女にとっては、基本中の基本だからさ、
それがこの……ピラミッドの力で封じられちまって、あの、夢見てさ、
何だかちょっとオカシクなっちまった。恥ずかしいな。悪い」

 気にすること、無いんだぜ! と、遊戯が手を引きながら、答える。
 「魔理沙は、魔理沙だ! それに、空を飛べるだけでも俺は凄いと思うんだぜ?
さっき、一緒に箒に乗せて貰った時、凄いと思った。
きっと空を飛んだら、もっと心地好いんだろうな」

 勿論だぜ! と、魔理沙が返す。
 「箒で空を飛ぶのは最高なんだ! 青空の日は鳥達と風を渡り、
夜は星や、街明かりを眺めて飛ぶんだ。頬に当たる風が心地好くて、
最高に、楽しいんだぜ!
 そうだ! 此処を出たらさ、遊戯、私の箒に乗せてやるよ!」

 「本当か!? 約束なんだぜ! 魔理沙!」
 「ああ、その代わり私にも、遊戯がやっているゲームを教えてくれよ」

 勿論なんだぜ! と、賑やかな二人の声が、回廊に響く。
 賑々しいさまに、意識の底からもう一人の遊戯はゆっくりと起き上がり、
内に篭ったまま、苦笑した。

 同じくらいの背丈の二人が、手を取り合い、談笑しながらゆったりと歩いている。

 (あの、フラグクラッシャーのもうひとりの僕が、なぁ……)

783:王様×魔理沙-6
08/05/12 13:14:57 Cs0ysIdm
 このことを、自分達の世界に居る、彼へと想いを寄せる少女……自分の、
想い人……が知ったら、どう思うだろうか?
それを考えると、どこか複雑な気持ちな気持ちになった。
 ちらり、と魔理沙ともうひとりの自分を、覗き見る。

 二人の顔は、穏やかだ。まるで、長年来の親友のような、戦友のような、
恋人同士のような、兄妹のような、顔をしている。
 まぁ、良いか。と、遊戯は、思った。

 (フラグクラッシャーが二人揃うと、寧ろフラグが立つモノなのかな?
とにかく、今は二人の邪魔を、しないでおこう……)

 二人の間に目覚めたものが、友愛なのか、恋愛なのかは、分からない。
ただ、二人が手を繋ぎ、回廊を力強く進むそのさまは、
何やらとても、良いことに思えた。


      =END=

784:名無しさん@ピンキー
08/05/12 16:55:19 eqRA5sL0
おおおおおおお
何だかハートフルないいお話なんだぜ。
GJGJ。

785:名無しさん@ピンキー
08/05/12 17:02:04 ku8g2uLd
GJ!!
王こなが好きだったがDAZEDAZEコンビも中々いいなwww

786:名無しさん@ピンキー
08/05/12 18:08:08 RxEwyDMJ
GJだぜ!
このスレ、特に王様系のSSではAIBOがかなりいい味出してるよな、毎度毎度
なんかこうなると古城パーティのノリで残りの古泉言葉も読んでみたくなっちまったんだぜ

787:名無しさん@ピンキー
08/05/12 22:42:04 u9HvT2+n
イイハナシダナ-
いつも強気なおなごがふと見せる弱気…魔理沙に禿萌えたぜ

788:ハルヒ×海馬
08/05/12 23:07:36 clzgj0lN
>>778
いい話だ…強気な女の子の弱い部分ってギャップで萌えるんですよね。

そして皆さんこんばんわ………なんというか……完成してしまいました……
自分でも驚くぐらいささっと文がすすみました……文章力は相変わらず低いですが。
それでは投下します。

789:ハルヒ×海馬
08/05/12 23:09:15 clzgj0lN
肩を掴まれ、引き寄せられる。
目の前に、昨日と同じモデルのように整った容貌。

3度目のキス

先ほどの荒々しい口付けとは違う、ゆっくりと唇同士が触れ合い、重ねられる
「んっ………んぅ!?」
頭が両側から掴まれ固定される。そして口内に侵入してくる異物感にハルヒは目を見開いた。
(これ………舌!?)
最初は唇を舐められる様に口付けられていたが、海馬の舌が唇をこじ開け、ハルヒの口内に侵入してきた
「んっ……んむぅ……」
口いっぱいに広がる未知の感覚にハルヒは震えた。
海馬の舌がハルヒの口内をかき回すように犯し、蹂躙していく。歯、歯茎、頬の裏、全てを味わいつくすかの様に執拗な口内攻め
「んむ……んー…!…ふ……」
やがて、ハルヒの舌に海馬の舌が絡み始める。思わず海馬の肩を押し、突き放そうとするが、力を込める寸前、海馬はイスから立ち上がり、身長さを利用してハルヒが逃げられないように上から口内を攻める
「ふん……!?んん……ぅ……」
クチュクチュ……チュッ……クチャ……
まるで首筋に牙を立て血を吸う吸血鬼のように。
部屋内に響く淫艶な水音。ハルヒの膝が折れ、床に膝立ちで座り込む。腕は体の横で力なく垂れ、息苦しさと興奮で白いのどには赤みがかかっている。
「んっ……ぷはっ……」
1分にも1時間にも感じたキスから開放されるハルヒ。2人の唇の間には唾液の糸が光って、ぷつりと切れる。

力の抜けたハルヒの体が後ろ向きに傾いた。海馬は慌てて腕を回しその細い体を抱き寄せると、自分のマントを脱いで床に敷き、その上にハルヒを横たわらせる。
「い……意外と…やさしっ……ん…!」
やっと開放され、荒い息をつきながら減らず口を叩こうとするハルヒだが、言葉を言い終える前に、再び口内に海馬の舌が。
「むぅ~………ふっ……」


790:ハルヒ×海馬
08/05/12 23:10:48 clzgj0lN


昨日とは逆にハルヒに馬乗りになる海馬。
(も…もう……やめて……おかしくなる……)
ハルヒは自分の手足が、いや、体全体がビクビクと痙攣していることを自覚した。
初めての、大人のキス。
口内を犯される感触。それが気持ちいのか気持ち悪いのか、くすぐったいのか歯がゆいかもわからない。ただ、体の心が熱くなって頭の中がボーっとしてくることしか感じられない。
「ん!…んぅっ……ん―………!!」

チュッ……プチュ……
ゆっくりと、2人の唇が離れていく。海馬は自分の口元についた唾液を袖でふき取ると、ハルヒを見つめた。
ハルヒは、自分を見下ろす海馬を、いや、たまたま視線の先にある彼を見ているのか、それとも何も見ていないのか。ボーっとした顔をしており、口の端からはお互いの唾液の液体が頬を伝って流れ落ちている。
海馬はその液体を指で掬い上げると、その指をハルヒの口のなかへと入れる。
ハルヒはボーっとした顔のまま、無意識かそれとも意識化か、その液体を舐めとり、そのまま海馬の細い指をしゃぶり始めた
「ふぅん……口が性感帯の様だな……キスだけで軽く達したか、この淫売め」
「………ふるひゃい。」
ガブッ
「…………減らず口が叩けるうちは、容赦せんぞ……」
「……っ!!」
指を引き抜くと、代わりにまた舌を。そして手はハルヒの胸部へと。
「んっ、く……ふぁ……」
制服の上から固まりに触れてみる。

(柔らかい……)

服の生地の上からでも分かる柔らかさ。力を込めギュッと指を埋めると、込めた分と同じ力と心地よい弾力で跳ね返してくる。
両手を使い乳房を中央に寄せて上げてから離してみると、プルンと擬音がつきそうな乳揺れが。
思わず目を見張る海馬。唇を離して、顔をハルヒの胸の前へ。
海馬は手に伝わる感触と目の前の光景に魅了されていた。
手に余るその大きさ、言葉がいるせいで目立たないが、ハルヒも十分巨乳の領域にはいっている。
それを鷲掴みにして揉む、揉む、揉む。
「はぁ……ん、…やっ……」
飽きることのない感触に、頭の上から聞こえてくるハルヒの甘い喘ぎ声。


791:ハルヒ×海馬
08/05/12 23:12:32 clzgj0lN

『もっとこいつを鳴かせたい』

そう思ったが早いか、海馬はハルヒの上着を一気にまくり上げた。
目の前には純白のブラジャー。外し方が分からない。俺のロードの邪魔をするな。同じようにたくし上げる。
プルン、とプリンのように魅惑的な揺れとともに現れた、少し汗ばんだ、白く大きな恥丘。
仰向けになっても形は崩れておらず、たわわに実った果実の先端には綺麗なピンク色をした小さな乳首が

ゴクリ。

海馬ですら思わず生唾を飲んでしまうほどの美乳がそこにはあった。
数瞬の躊躇の後、海馬はそれに手を伸ばした。
「あっ………」
制服の上からとは違うしっとりとした、手に吸い付くような柔らかさ。大きなマシュマロのように手の内で淫艶に形を変えていく。
「んぁ…ん……中々…上手じゃないの……」
ハルヒの声も耳に入らない。ただ一心不乱にその柔らかさを楽しむ。
ふと、手のひらにかたいものが当たる感触に気づいた。乳首がぷっくりと充血している。
海馬はニヤリと笑うと、両手の人差し指と中指で乳首を掴むと、クイッと摘み上げる。
「やぁっ!…んっ……どこ触ってんのよ……アンタ…」
ここまできてどこを触ると言うのもないのだが、ハルヒの敏感な反応を見て取った海馬は、今度は親指と人差し指で乳首をつねってみた。
「ひゃ!?…っく……!ちょっと海馬君……女の子にはやさし……あぁん!!」
続いて上に引っ張るように。柔らかな乳房がそれに従って浮き上がる。そしてそのまま横向きに引っ張る。
引っ張るのをやめると、今度はボタンを押すように乳首を乳肉の中へ埋め込み、指で挟んでコリコリと。
「ここも弱いのか……全身が性感帯のようではないか……どうしようもない淫売だな?涼宮よ……」
「うるひゃっ……いぃ!!あ、んぅ…手、一旦離し…てぇっ、うぅっ、ぅああっ………!!」
「聞こえんな。気持ちよすぎて声もでんのか?」
「ちがっ、あ!やっ…だめぇ……」
海馬の手の動きに合わせて腰をくねらせるハルヒ。手で口を押さえ、声を出さないように我慢しているようだ。
海馬の言葉に対する文句も、喘ぎ声と相まってひどく色っぽく聞こえる。
もっとこの声を………
乳首を摘み上げると、そのまま前後に揺らして見る。すると、白桃のような乳房がプルンプルンとこれまでになく揺れる。
その光景に、再び生唾を飲み込む海馬。彼は下半身に血が急速に集まってくるのを感じた。
もはや理性では止める事のできない本能。彼は情動に身を任せ、ハルヒの胸の谷間に顔を突っ込んだ。


792:ハルヒ×海馬
08/05/12 23:14:10 clzgj0lN


(こ……これはっ……!!)

いわゆるパフパフ。顔全体を包むしっとりとした柔らかさ、そして鼻腔をくすぐる女性独特の香りと、わずかに汗の匂い。
これほど幸福な感触がこの世にあったとは……
両手で胸を寄せては離し、寄せては離し。思いっきり寄せて、顔に乳肉を押し付ける。
息苦しささえも、快感と錯覚されてしまう。
胸の谷間に顔を埋め鼻息荒くパフパフに夢中になる海馬を、ハルヒは微笑を浮かべ見つめていた。
「いかにもクールで大人っぽい海馬君が……実はおっぱい大好きスケベだったなんてね~」
憎まれ口を叩きながら、腕を海馬の後頭部に回し優しく抱きしめる。口とは対照的に、その仕草にはある種の愛しさがこめられているように見えた。
「まさかあ・の・海馬君がね~……これはみん、あぅっ!?な……何、ぅん……してんのよアンタァ……!?」
「ふぅん……ならば貴様はキスと胸を触られただけでこんなにも感じる売春婦のような女だな。」
海馬はパフパフをやめていた。代わりに、乳首を口に含み、片手はハルヒのスカートの中へと突っ込まれていた。
ちゅぶ、チュッ……ぢゅく……
「ふぁ!あっぁあ!?やっ………吸っちゃ……あん、あんぅ……!!」
「いや、それとも雌犬か?ひどく淫らな体をしているしな……」
「ふざけ…ふぁ…ないっで……あぁ!いや!やだぁ……!!そこぉ……!」
ハルヒの羞恥心をわざと大きな音をたてて乳首にしゃぶりつく海馬。
頬がすぼまるほど吸ったかと思うと、口内で舌で乳首をコロコロと転がし、時には歯を立てる。涎まみれになった乳首から口を離すと、今度はもう片方に。
手はパンツの湿った感触を確かめながら、五指をパンツの中へ滑り込ませる。
「ふぅん……中もずいぶんと濡れているな?涼宮……」
「っ!!………」(カァ~~……)
「っくく………」
ハルヒの反応に満足した海馬は体勢を入れ替え、ハルヒの股の間に体を滑り込ませると、太腿を掴んで足を開かせると、スカートを捲り上げた。

「こ、これは……ブルーストライプ・ホワイトパンツ………!!」
「……アンタも好きね……」





793:ハルヒ×海馬
08/05/12 23:15:20 clzgj0lN

海馬の手がパンツにかかり、一気にずりおろされる。
「……っっ…!!」
「ふぅん……いやらしい匂いがぷんぷんするわ……」
薄い恥毛に包まれ、愛液によりテラテラと光るハルヒの性器を見つめながら、海馬は毒を吐いた。他人に初めて性器を見られる恥かしさから、何もいえないハルヒ。目を閉じ、顔を背ける。
グチュ……
「っあ……!!」
海馬の手がハルヒのヴァギナに触れた。反射的に閉じようとする足を肘で押さえる。
そして手を数回前後させ、中指をゆっくりと、ゆっくりとハルヒの割れ目の中へと埋めていく。
「ふやあああぁぁ………!!いやっ…あぁ~ぅ……指……はいってぇ……」
「きついな……涼宮よ、指が痛いほどに締め付けているぞ……それにこの、音!貴様の性器から響いているぞ!」
「あひぃ、ひっ!やっだ……あっあぁ、いわっ…いわな……いでぇ……!指動いてぇ……!?ふあ…あぁっ!……」
中指が根元まで埋まると、ゆっくりと引き抜く。それを何度も何度も繰りかえす。
やがてゆっくりだった指使いは徐々に徐々に早くなり、指も2本……3本と……。
それに続いてグチュグチュと淫らな水音とともに、海馬の腕の動きに合わせて、ポタポタと床に愛液の雫が。
「だめ!ホントやぁっ……!かいばっ、くん……はげしっ……ふやぁ!?きもち……いっ……!?あたま、ふわふわするぅ……!!」
「イクのか!?涼宮……。存分に、イクがいい……っ!」
「あひぃ、っあう!あふっ、も…とんじゃう……あたま、とぶ……いぁっ、あ、あああぁぁ――――……………!!」
凄まじい悲鳴とともに、ハルヒは背を仰け反らせ、体中を痙攣させながら絶頂を迎えた。



794:ハルヒ×海馬
08/05/12 23:16:12 clzgj0lN


「ふぅん……俺はまだ満足していないぞ、涼宮……」
蕩けた表情で絶頂の余韻を味わうハルヒに海馬はそう言いながら、カチャカチャとベルトをとり、ズボンのジッパーを開いた。
「あ………すご…おっき……」
ハルヒの目に映るのは、海馬の長身に見合った長大な逸物。
これが自分の中に……と想像すると、達したばかりだというのに、また体が疼いてくるのを感じた。
海馬は己のペニスをハルヒの性器に数回こすりつけ、割れ目に宛がうと、そこで動きを止めた。
「何やってんの……?早く…いれなさいよ……」
「人に物を頼むときは、それ相応の態度を取るべきなのではないか?」
いつまでたっても挿入されないハルヒの不満に、海馬はニヤリと笑って答えた。海馬の糸を察したハルヒは、耳まで真っ赤になった。
「アンタねぇ……デリカシーってもんを…」
「なんなら、ここでやめてもいいんだぞ……?」
「うっ……分かったわよ……」
「何を、誰のどこに入れて欲しいんだ?」
「わ、私の性器に…「言い方を変えろ。痴女らしくいやらしい言葉にな」
「うぅっ………わ、私の…オマンコに…」
「誰の、何を入れて欲しいんだ?語尾は敬語だ。」
「海馬君の……ち、チンポを……入れてください………」
「ふぅん……いいだろう……」



795:ハルヒ×海馬
08/05/12 23:17:21 clzgj0lN

メリメリメリ………
「くっ……あぁ……ああああぁぁ………!!?」
「くぅ…きついな……」
押し込まれる異物感の大きさに、ハルヒは悲鳴をあげた。海馬も締め付けの強さに余裕の表情を無くす。
「あぉ…おおっ……おっき……スゴ…イィ……」
「動くぞ……」
「え!?まだ…っっ!!ふぁっ!あああんっ……はうぅぅ……!」
ハルヒのことを顧ずに腰を動かし始める海馬。彼も余裕がないのかもしれない。
部屋中に広がるハルヒの嬌声、パンパンと肉同士がぶつかり合う音。
一突きするたびに膣内に入りきらない愛液が溢れ出てくる。それはハルヒの尻たぶを伝い、小さな水溜りをつくっていく
「ひぃっ!?……く、はぁ……あうぅっ…!?んぁぁぁ……んむ……んっ…」
勢いよく最奥まで突くと、ゆっくりと抜ける寸前までペニスを引くと、ふたたび最奥まで突く。
その激しい輸送と雁首が膣壁をゴリゴリと削るたびに、ハルヒは連続してかるい絶頂を迎えていた。
腕は海馬の背中に回され強く抱きしめ、ハルヒ自ら海馬の唇を奪い、舌を積極的に絡めあう。
「涼宮……もう…限界だ……」
「わ、たしも……ふぁ、あ、…も…いっちゃ……う…」
2人とも、限界が近づいていた。一旦ペニスを引き抜こうとする海馬の腰を、ハルヒは足を絡ませてそれを止めた。
「涼宮…!?」
「中に……出して…!海馬君の………!!」
「くっ……どうなっても知らんぞ……!」
ラストスパートとばかりに腰の動きが激しくなる。同様にハルヒの喘ぎ声も。
「くる!くるぅ……!きちゃ…うぅぅ…!!イク……いっちゃ、あっ…あぁ…あああぁぁ――――………!!」
「うぐっ……すずみ、……は…」


「ハルヒっ――…………!!」




796:ハルヒ×海馬
08/05/12 23:19:56 clzgj0lN


「しらなかったわ……セックスがこんなスゴイものだったなんて………」
ハルヒは服装を整えると、腰を抑えながらそう言った。
「ふぅん、この俺がわざわざ性欲処理をしてやったのだ。ありがたく思うんだな。」
「そっちこそ!この私とできたんだから、感謝しなさいよ!?…それにしてもアンタ、本当に初めてだったの?なんかすごく……上手だったような……」
「ふぅん。この俺に苦手分野などない」
「ふぅ~ん………」
海馬もすでに着替えを終え、操縦席に付いている。もっとも自慢のマントは色々な汁のついたせいでベトベトなので、着ずに畳んであるが。
「それにしてもティッシュも何もないなんて……ねぇ、アンタのマントで拭いていい?」
「ふざけるな!用が済んだならさっさと出て行け!」
「何よ!怒ることないじゃない!……言われなくても出て行くわよ……。また付き合ってもらうから、覚悟しときなさいよ!?」
「SI☆RU☆KA」
拳を振り上げる海馬に追われながら、捨て台詞を残してブリッジから出て行くハルヒ。
その姿を見送り、扉が閉まるのを確認した海馬は、

「………………はぁぁぁぁ~~~~……………」
大きな大きなため息をついた。
(まさかあのような女に初めてを奪われてしまうとは……鬼畜ゲームをやっていたおかげでなんとか舐められずにすんだが……ブルーアイズよ、お前のために一生貞操を貫くという誓いを破ってしまった……許してくれ……)
彼はデュエルディスクを手に取ると3枚の嫁を取り出し、申し訳なさそうな表情で見つめた………

(この浮気者!)
(信じられない!)
(凡骨!)
カードから、そう聞こえた気がした。


「………お腹熱い……」
ブリッジから出たハルヒは、トイレを目指しフラフラと歩いていた。
ブリッジには、ティッシュがなかった。そのため彼女はベトベトのパンツを履いて、気を抜けば性器から精液がこぼれそうな状態で部屋を出たのだった。
「スッキリしたんだけど………」
絶頂の瞬間、海馬が自分の下の名前を呼んだ気がした。空耳だったのだろうか?しかし、それがやけに心に引っかかる。本人に聞いても、まず答えてはくれないだろうし。
「なんなんだろ……この気持ち……」
ハルヒは上空に広がる青空を眺め、1人つぶやいた。



797:ハルヒ×海馬
08/05/12 23:22:19 clzgj0lN


歩くハルヒの後姿を、通路の角から見つめる1人の影があった。
海馬とハルヒの2人は気づかなかったが、前日に2人が開けた穴は、ブリッジの扉にもついていた。直径2,3センチの穴だが、中の様子を伺うには十分すぎる大きさだ。つまり……
「海馬君………」
通路の角で、つぶやく少女。そう、彼女はその穴から見てしまったのだ……

「海馬君………海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君海馬君……………」

少女の手には、真昼の太陽の日差しを受け、鈍く輝く刃の光りがあった……



つづく?


798:ハルヒ×海馬
08/05/12 23:31:07 clzgj0lN
以上です。後半になるにつれて尻つぼみになってすみません……
エロパロ版のはずなのに……なんでだろう自分が空気読めてないヤツみたいな気がしてきた……
すみませんホントすみません!!場違いですみません!!

エロ書くのってスピード上がるんですけど……頭が変になりそうですね……
次はピコ琴を書いて見たいとおもいます。

799:名無しさん@ピンキー
08/05/12 23:38:43 Cs0ysIdm
GJ!
「ニコニコRPG」でのエロパロらしい、良い作品だと思ったよ!
次回も楽しみにしています。

>>784>>787
投下してからあまりの誤字脱字の多さに orz となっていたところ、
優しいレスに大泣きした。

ハルヒ←古泉 前提での 古泉&言葉 は書けそうなので書いてしまうかも知れません。

800:名無しさん@ピンキー
08/05/12 23:39:54 R94lRPlh
空気読めてないことなんてないぞ
エロパロなんだからこれでいいはずだ

それはともかくGJなんだぜ

801:名無しさん@ピンキー
08/05/12 23:53:32 RxEwyDMJ
>>798
GJ!!というかもうありがとう!
ツンデレエロいいな。3人の嫁に萌えた。

>>799
古泉→ハルヒという設定がまず大好物な俺歓喜。是非おねがいします

802:名無しさん@ピンキー
08/05/13 00:53:02 sbsubQty
やはり着々とNiceBoatフラグが立っていると言わざるを得ないww

……いいぞもっとやれ

803:名無しさん@ピンキー
08/05/13 01:48:19 dJQb6jY8
>>788
GJ!!
もう続きを楽しみに待ち焦がれていたんだよw
つづくだと…?つづきがあるなら楽しみにしてるぜ!

804:名無しさん@ピンキー
08/05/13 01:52:11 I9kv3l6e
この流れなら言える
俺は!ハルヒ社長言葉の3Pが読みたい!!

805:名無しさん@ピンキー
08/05/13 01:57:02 yBd/BfCH
俺はこなた王様言葉の3Pが読みたい!

806:名無しさん@ピンキー
08/05/13 02:41:28 AOOYUFVY
じゃあ俺はこなた王様魔理沙を!
もしくは言葉&嫁3人による社長フルボt

807:名無しさん@ピンキー
08/05/13 03:02:42 Z/1zmWWS
何、3Pが流行ってんの?

じゃあ俺はマリアリミクをな、なにをするきさm

808:名無しさん@ピンキー
08/05/13 03:12:54 I9kv3l6e
>>807
岩男に消されたか…

809:名無しさん@ピンキー
08/05/13 08:46:59 cu13gvQB
なら俺は阿部古泉ピコを希望するぜ…ん?うわなにをするやめ(ry

810:名無しさん@ピンキー
08/05/13 09:29:59 hZSSe2Ns
>>797
Niceboatフラグと見せかけて3Pフラグですね、わかります

811:名無しさん@ピンキー
08/05/13 09:57:07 QLYOHUaE
誰かが操られるとかもいいと思うんだ

812:名無しさん@ピンキー
08/05/13 10:10:49 Sl9VblMV
銀様戦のあと一人だけ生き残ったリョウが銀様をレ~イプって感じのやつも読みたいw

813:名無しさん@ピンキー
08/05/13 10:25:06 B1MMumuP
>>809
3連結だ!!

814:名無しさん@ピンキー
08/05/13 10:58:48 BEe5BIG4
あれだな、Sっ気のある奴とツンツンしてる女の子の絡みっていいもんだな。
是非女性陣に言葉責めをして欲しい。

815:名無しさん@ピンキー
08/05/13 11:33:47 Y+lxhLwf
こ、ことのは責め…?

816:名無しさん@ピンキー
08/05/13 13:21:21 LeZC2K3r
百合大乱交ですね
わかります

817:名無しさん@ピンキー
08/05/13 13:56:06 E/qev2k8
ワキミコトヒメ×マリサ×アリス×ミク×ハルヒ×こなた×言葉×なのは
ですね。わかります。

818:名無しさん@ピンキー
08/05/13 15:34:49 Sl9VblMV
Foo子が闇サトシを偵察に行った時に捕まってしまう的なのは?

819:名無しさん@ピンキー
08/05/13 15:51:10 nWQdhCk1
闇サトシ×魔理沙とかいう電波を受信した

820:名無しさん@ピンキー
08/05/13 16:15:17 LeZC2K3r
WIKIで投稿されたSSでミクが社長に改造してくれって頼む所があったが、やっぱ社長の事だから色々な所いじくりまわしたんだろうか

821:名無しさん@ピンキー
08/05/13 16:27:06 sbsubQty
とーとつに何故か谷口×魔理沙という妄想が浮かんだ俺ガイル

悪友としてそれなりに気が合う二人
いつものごとくナンパしては失敗する谷口に「近場で手を打つか」と半ば諦め混じりで迫られ、
それを冗談と取った魔理沙が軽く応じてしまい
二人ともうっかり引くに引けない状態になり……(ry

822:名無しさん@ピンキー
08/05/13 18:01:56 jufCNvtP
>>798
GJ!!ツンエロとはまたいいものを読ませてもらったぜ…!
正座で待ってた甲斐があった。涎出るくらいエロかった!
ピコ琴も土下座しながら待ってますwktk

>>821
お前、頭いいな


こっそりと前も言ったけど、妙な電波受信した。
①人気投票で予想外(笑)の順位の低さにorzなハルヒ
②同チームの阿部さんに相談
③阿部「じゃあ同じくらい人気のなかった琴姫とガチレズにでもなればいい」
④本気にするハルヒ

っていう展開のハルヒ×琴姫を想像した俺は頭がパーン


823:名無しさん@ピンキー
08/05/13 18:15:39 E/qev2k8
>>821-822
お前ら頭いいな

824:686
08/05/13 19:20:34 FHJYaIE1
>>776
ちょっとそのネタ頑張ってみます

825:名無しさん@ピンキー
08/05/13 19:22:37 7aO+Syco
>>821-822
お前ら頭いいなぁオイ


①寝込みにいろいろするために、谷口とKBCが睡眠薬を作製。が誤って媚薬が完成。
②「まーこれはこれでいいんじゃねーの!?」なノリでロックミクや桂馬でこの媚薬をテストしようとする。
③が「許せんっ!!」「少年少女の貞操が危ない!!」登場、媚薬入りの袋が宙を舞う。袋はそのまま雲の中へ真っ逆さま。
④と思いきや、運命のイタズラ(by )により袋は絶賛デュエル中の王様&魔理沙の所へ。
⑤魔理沙、興味本位で薬を拾う。王様はカードに夢中なんで魔理沙の様子変化に気づかない。
⑥いつまで経ってもデュエルに戻ってこないんで魔理沙に声をかける王様。
⑦薬の効果がバッチリ現れた魔理沙が王様を押しt(以下自主規制ノキワミ、アーッ!)。
⑧翌日、つやつや腰痛魔理沙とやつれ王様が居たそうな。


こんな電波を受信した、電波人間でスマソ。

826:名無しさん@ピンキー
08/05/13 19:28:26 exeP6Qxi
>>798
今更だがGJ!!本気で続きが気になるぜ!!ドラクエのパフパフがどんなものか漸く分かった俺って…
それにしても社長は巨乳キャラ、王様は貧乳キャラにフラグ立つのなw

827:名無しさん@ピンキー
08/05/13 19:39:06 Z/1zmWWS
何だこの妄想大会

いいぞもっとやれ

828:名無しさん@ピンキー
08/05/13 19:54:15 yGUzT7/V
ふと浮かんだ妄想を文にしてみた。


 ミステリアスパートナー達を撃破し、合流を果たしたピコ麻呂一行。
 紫とFoo子が“鍵”を入手して来る迄のつかの間の休息時間を、メンバー達は思い思いに過ごしていた。
 ハートマン、リョウ、なのはは自主トレーニングに励み、谷口とKBCはそれに半ば無理矢理付き合わされ、
 ロックマンとミクは何処と無く良いふいんき(←何故か変換できない)で、富竹はその様子をデジカメで撮影し、
 琴姫と言葉は皆の体調管理や回復に勤め、ピコ麻呂、アリス、古泉、海馬等は、逃亡したミステリアスパートナーの情報を交換していた。
 そして、正義のヒーロー二人組は相変わらず五月蠅かった。

 そんな中、折角の休息時間なのだからと、遊興に耽る面子もいた。
 阿部、魔理沙、遊戯、こなたの四人である。

「俺のターン。ドロー!」
 何故か学ランを脱いでいる遊戯が、これまた何故か上半身裸の阿部の前にある山から牌を一つ引き、手牌に加える。
(よし、最高のツモだZE!)
「点棒を千支払い効果発動! 手牌を全て倒し、オープンリーチだ!」
 遊戯はそう宣言し、手牌を全て他家の三人に晒して見せた。
「おぉう!? 撥、プンリー、ドラ暗刻で跳満確定で、その上高め三暗付きの三面張とは……おそろしい子!」
 何処かで聞いた様な台詞を呟きながら、こなたが手に汗を滲ませる。ちなみに彼女は何も脱いでいない。
「よかったのかい? ホイホイオープンしちまって。俺は初牌でも構わず喰っちまう男なんだぜ。…チーだ」
 遊戯のオープンリーチに反応し、下家の阿部がリーチ宣言牌の九萬を喰い、手牌の七萬と八萬と一緒に横に晒す。
 入れ替わりに阿部の手牌から出された牌は、これまた初牌の南。
「その南、カンだぜ!!」
 すると、すかさず魔理沙(彼女は帽子を脱いでいる)がその南に手を伸ばし、手牌の南暗刻と共に横に晒した。
「おっと、モロ乗りだな。これで私もダブ南ドラ4で跳満確定…麻雀はパワーだぜ!」
「魔理沙……おそろ(ry」

 そう、彼等が現在興じているのは、所謂脱衣麻雀と言うヤツである。


続きを書くかは未定。

829:578
08/05/13 20:01:15 qTKzAhga
このスレ住人の妄想ぶっ飛んでるぜ   いいぞもっとやれ

ハルヒ×社長を書いた者です。
GJのコメントと読心術の使えるヤツらの多さに驚いています。
昨日投稿し忘れたオマケを投下します。
タイトルは「王様的フラグ」

830:578
08/05/13 20:03:58 qTKzAhga


タイガーモス号甲板

「ふ~ん…そんなことがあったんだぁ……」
「ああ…海馬のヤツ、もう大人の階段を上ってしまったのかな……?」
「………………………………」
「………………………………」
「遊戯君………」
「ん…?なんだい泉さん……」
「上ってみる……?大人への階段……」
「……………え?」
「別にいいよぉ~?私は…………」
「………………………………」
「………………………………」
「…………いっ……!」

「泉さry」

「いたいけな少女のアホ毛を守る男!スパイダーマッ!」
「少女の貞操が危ない!」
「戦争の最中にファッ●とはいい度胸だな小僧!」

「なっ!?お前達一体どこから!?」
「黙れウジ虫が!おいお前ら、この軟弱野郎をひん剥いてトイレにでも突っ込んでおけ!!」
「「サー、イエッサー!!」」
「お、ぉうわ!?ちょ、HA☆NA☆SEEEEEEEEEEE!!!!!」


「う~む……相変わらず空気の読めないヒーロー達だねぇ~…………ってこのままじゃ遊戯君にアッー!フラグが!!ちょっと待ってーー……!!」


831:名無しさん@ピンキー
08/05/13 20:31:34 Sl9VblMV
>>828
変換できないのは ふいんきでは無くふんいきだからだと思うZE☆

832:名無しさん@ピンキー
08/05/13 20:42:52 E/qev2k8
>>831
それはツッコんだら負けなんだZE☆

833:名無しさん@ピンキー
08/05/13 20:49:50 7aO+Syco
>>828
麻雀とはまた俺の大好物な物を……。
さぁ、執筆作業に戻ってくれたまえ。

834:名無しさん@ピンキー
08/05/13 20:50:28 Z/1zmWWS
麻雀は盲点だったな…
続き楽しみにしてるZE

835:名無しさん@ピンキー
08/05/13 20:56:42 qTKzAhga
女性人が脱ぐより先にアッーになりそうだな。

836:名無しさん@ピンキー
08/05/13 20:58:15 7pvevRsQ
脱衣麻雀にwktkせざるを得ない

>>830
社長はおいしい思いしたってのに(まぁnice(ryフラグが立ってるが)王様は相変わらずだなw

837:名無しさん@ピンキー
08/05/13 22:02:25 EbQpPjti
なんつうか今のトコ

こなた(遊び道具)→ ←(ゲーム仲間)王様
魔理沙 →(友人)←王様
ハルヒ(良いオモチャ)→ ←(痴女め!)海馬
言葉→(何となく気になる)←海馬

みたいな相関図イメージを抱いた。なんとなく。
……あれ? これってシュミレーションゲームだっけ?

838:名無しさん@ピンキー
08/05/13 22:39:04 nyp29Fl2
魔理沙のドラ爆みてとある麻雀動画思い出した。

839:名無しさん@ピンキー
08/05/13 22:41:22 Fl3asoIy
王様はほのぼのなのに社長はドロドロなのかw

840:名無しさん@ピンキー
08/05/13 23:09:35 tYcB8mdp
>>837
お前は俺かwwww

841:名無しさん@ピンキー
08/05/13 23:27:32 9Xvz8jir
>>838ひょっとして哲y(ry
それにしても麻雀はGJGJ

842:名無しさん@ピンキー
08/05/14 00:37:42 aD5mvfYk
王様とかこなたとか社長とかハルヒとかの流れに逆らって、最近、絵板の上海人形シリーズが大好きな俺がSS投下します。
イメージ的には絵板のシャンハイネタそのままなところもありますが、もう少し他のキャラも絡んでます。リョウアリとか。あと国文とか。むろんエロなしです。

「あれ? 誰か上海人形見なかった?」
 不意の呼びかけに、声の主以外の3人が一斉に振り向く。そこにはキョロキョロと周囲を見渡すアリスの姿があった。
「あの小さい人形か? 俺は見てないと言わざるを得ない」
「上海さんって、いつもアリスさんと一緒にいましたよね? いないんですか?」
 リョウとミク、それにロックの脳裏にすぐに小さな人形の姿が浮かぶ。
 西洋の人形のような、金髪の長い髪と可愛い洋服、それに見る者を和ませるシンプルだがほのぼのとした表情の人形。
 それは上海人形という、アリスといつも共にある、彼女のパートナーとでも言うべき存在。
 アンティークドールというよりはぬいぐるみといった方がいいのではないかと思えるほどの可愛らしさを秘めたマスコットであった。
「ええ。ちょっと目を離したすきに……あなたたちの誰かと一緒に遊んでいるのかと思ったんだけど」
「んぐ……ごっくん。こっちには来なかったです」
 パンをE缶で飲み込みながら、ロックも答える。
 ちなみにロックが食べているパンは、ダメージの大きいロックが食べやすいようにとミクが小さくちぎってあげたものだったりする。
「最近使ってもらえなかったから、グレて家出したんじゃないのか?」
「し、失礼ね! そんなこと……ないと思うけど……」
 冗談とも本気とも分からないリョウの言葉に、アリスは一瞬声を大きくしながらも次第に声のトーンが下がる。
 確かに新技……七色の万国人形を覚えてからというもの、上海人形を攻撃に使う回数は激減していた。最近の戦闘ではまったく活躍させなかったことも多い。
 とはいっても、それはアリスを責められるというものでもない。
 7つの特殊な力を持った人形を次々と操り、敵に様々な状態異常を負わせる新技は、単に攻撃力が高いというだけではなく、敵の攻撃を妨害し味方へのダメージを減らす、まさに攻防一体の攻撃である。
 仲間が傷つくのを少しでも防ぐために、上海人形よりも万国人形を優先して使うのは無理もないことであった。
(でも……まさか本当に……最近かまってあげられなかったから寂しくなって……とか……)
 いったん悪い方向に想像してしまうと、人はなかなかその思考を振り払えない。それは魔法使いであっても例外ではないようである。
 ……もっとも、彼女の知り合いのパワー系弾幕少女はそんなものとは無縁そうであるが。
「私、ちょっと探してくるわ」
 アリスは振り返り、やってきた道へと足を進めようとする。
 DIOを倒してやってきたこの部屋はここで行き止まりであり、この先は空間が安定していないニコニコ空間である。
 上海がこの部屋にいないのなら、空間の穴に落ちてしまったという最悪の想像をしない限りは、今来た道を戻って行ったという可能性が高い。
「あ、それなら僕も行きます」
 ロックが立ち上がろうとする。が、アリスは手を前に突き出して遠慮の意を示した。

843:古城エリアエピソード~上海人形の冒険~
08/05/14 00:40:10 aD5mvfYk
「あなたは休んでなさい。あなたの怪我はまだ治ってないんだから、ミクにしっかり治してもらうこと」
 でも……と反論しようとするロックの体には、大小いくつもの怪我があった。殴られてヒビが入った腹部やナイフが突き刺さった傷痕がまだ痛々しく残っている。
 古城の主ことミステリアスパートナー・DIOとの戦いで時を止められるという反則じみた攻撃の中、彼一人が止められた時の中で仲間を守りながら奮戦したのだ。
 戦闘が終わってから、アリスたちは気がつかないうちに自分たちがどれだけ彼に守ってもらっていたかということを、そのボロボロの姿を見て思い知った。
 泣きそうになりながらも、傷だらけのロックの体を優しく抱きしめるミクの姿は今もアリスとリョウの記憶に新しい。
「大丈夫よ。ボスを倒したことで敵の気配もほとんどないから危険は少ないわ。だからミク、ここに残ってロックのことお願いね」
「あ、はいっ。わかりました」
 ミクはロックの隣で素直に頷く。心優しい彼女は上海を心配する気持ちももちろん強かったが、それと同じくらい、ロックの世話を自分がまかされたのが嬉しかった。
「それじゃ行くわよ、リョウ」
「待て、なんで俺が」
 いきなり話を振られ、リョウは少し驚いたような反応を見せる。
「なんでって、まさかあんたこの古城に女の子を一人で歩かせる気? まだ敵が残っていたらどうするのよ。男だったらそこのロックみたいに女の子を守る甲斐性見せなさい」
「お前、さっき敵の気配ほとんどないと言っていたぞ」
「そ、それはこれこれはこれよ! か、勘違いしないでね。消去法であなたが残ったから一緒に行ってもらうだけだからね。別にあなたでよかったとか思ってないから」
「どことなく海馬の奴に似ていたと思わざるを得ない!」
 なぜか怒ったようにリョウの胴着を引っ張るアリスを、ロックとミクは何かを理解したような微笑ましい目で見ていたのだが、当の2人は気がつかない。
「まぁ確かに人形を探すなら人手があった方がいいな。そんなに引っ張らなくてもちゃんと一緒に行くから、あまり怒るな」
「べ、別に怒ってなんか……じ、じゃあ行ってくるわね」
「はい。見つかるといいですね」
「リョウさんもアリスさんも、ゆっくりしてきてください」
 こうして、アリスとリョウは来た道を引き返して行った。


 
 ―その頃。
「シャンハーイ」
 上海人形はのんびりと古城を散歩(空を飛んでいるから散飛?)していた。
「シャンハーイ?」
 ちなみに、彼女は別にリョウが予想したように構ってもらえなくて家出したわけでは全くない。
 単にヒマだった彼女は、ちょっと好奇心で城の中を見て回りたくなり、遊びに出かけただけである。もちろん、主人のアリスに対して恨みとか嫉妬とかそういったことは全く感じていない。
 もっとも、現状をまったく把握しようとしないその能天気さゆえに、彼女の主が今どれだけ心配しているのかも気が付いていないのだが。
 主人の苦悩もどこ吹く風と、上海は壁に描かれた絵や半分錆びついた鎧の飾りなどを物珍しそうに眺めながら飛びまわる。
「シャンハーイ♪」
 その上海の手には、丸くて小さく可愛らしいぷよぷよ……ではなく、いつの間にか上海と友達になっていただんごが抱かれていた。
 いつも地面から見上げる世界ではなく、空から眺める新鮮な視点の世界。だんごはそのつぶらな瞳で流れゆく景色を追っていた。
 一体と一個の探検は始まったばかりである。

844:828
08/05/14 00:41:39 b7cPv1we
なんか予想外に好評なんで続きを少し書いてみた。
尚、何処に牌やら卓やらあったんだと言うツッコミは受け付けない。


 ここで読者諸氏の為にこの脱衣麻雀のルールと現状を説明しておこう。

・先付け、喰い断アリの半荘二回戦。赤、花牌、割れ目、トビ無し。
・オープンリーチは振っても二翻。人和は役満。ダブル役満等は純粋な複合形のみ可。
・他家に振り込んだ場合、その人は着衣を一枚脱ぐ。また、対局終了時ラスの人は、トップの命令を一つ聞かねばならない。
・現在は一回戦目の南一局一本場で、親はこなた。風と点数は↓

東家:こなた…40100
南家:魔理沙…13900
西家:遊戯 …27600
北家:阿部 …15400


 南を大明カン(←漢字少ない機種の携帯でサーセン)した魔理沙は、嶺上牌を引き、六筒を手出しで切り出す。
 それから二巡後の十一巡後、牌をツモったこなたが、にんまりと笑みを浮かべた。
「んふふー…カン!」
 笑顔で暗カンを宣言し倒した牌は四萬。安目だが、遊戯の三種の当たり牌の内の一つである。
「うっ…!」
 当然、遊戯の表情が歪む。
 オープンリーチ前に見えていた当たり牌は、自分が使っている物も合わせて5牌。そしてこれで残りは僅かに3牌。
 相手に待ちが知られている故に振り込みは期待できず、また、ツモ和了の目も激減した。
(…だが、まだチャンスはあるぜ!)

「さ~て、何が出るかな、何が出るかな~…!!」
 某有名TV番組でおなじみのメロディーを口ずさみながら嶺上牌を引いたこなただったが、その牌を確認した途端、血の気もザッと引いた。
 引いた牌は二萬。よりにもよって、遊戯の倍萬確定の当たり牌である。
(うわ~…こりゃ回すしか無いね…)
 この時こなたは好形のイーシャンテンだったのだが、こうなっては仕方無い。
 雀頭の北に手を伸ばし─止める。
(むむむ……チャンタ指向の阿部さんに、初牌の風牌は打てないし、染め手を張ってるっぽい魔理りん(←こなた命名)にも危ないな…)
 そうこなたは判断すると、北から手を離し、他家全員の現物である四索をターツから切り出した。

(ほう、見事に止めたのう)
 後ろで見ていたストーム1が感心して小さく頷く。

─事実、この時魔理沙が既に、混一対々ダブ南ドラ4のテンパイ、五筒と北のシャボ待ちだったのだが、これで内2枚が完全に握り潰された事になった。


続きは早ければ明日中にでも。

845:古城エリアエピソード~上海人形の冒険~
08/05/14 00:42:16 aD5mvfYk
 ―そんな上海が進む道の反対側を、1組の男女が歩いていた。
「チクショウ……なぜ俺の人形劇はウケなかったんだ」
「当たり前です。あんな、人形が単純なダンスをするだけの劇で誰が喜ぶんですか」
「ぐはっ」
 精神的ダメージを負った国崎を横目に、射命丸ははぁ、と小さくため息をつく。
 国崎往人と射命丸文。
 コンビでロックたち侵入者に挑んだのはいいが、あっさり返り討ちにされたコンビである。
「あなたみたいな能力、幻想郷では珍しくもなんともありませんよ。見たでしょうアリスさんの人形の使い方」
「お、俺だってだなぁ。この世界に来るまではこの芸で生計を立ててたんだぞ」
 古ぼけた人形を握りしめながら反論する国崎。しかし自分の能力のふがいなさに心当たりがありすぎるせいか、人形を持つ手が小刻みに震えていたりする。
「はぁ……私はどうして、こんなスクープとは無縁そうな人と組んでいるんでしょうか」
「だったら、別にさっきの連中についていってもいいだろ? 無理して俺についてこなくても」
「べ、別に無理はしてません! そ、そもそも最初に国崎さんが私を捕まえて『お前が、俺の一族がずっと探していた、羽の生えた少女か?』なんて言ってきたんじゃないですか」
 射命丸の脳裏によみがえる、この目つきの悪い青年との出会い。
 幻想郷を飛び回って取材をしていたはずが、どこでどう迷ったのか入り込んでしまったこの世界で、最初に出会った人間に肩を掴まれ、意味不明の質問をされたインパクトは強烈だった。
「そりゃそうだが……俺だって嫌がる奴を無理やり連れまわす気はない。お前が行きたいってんなら、もっと自由に好きな所に行ってもいいんだぞ。お前の翼と足なら簡単だろ?」
 射命丸の黒い翼にのばしかけた手をメカップルは萌ゆる…ww

じゃあ俺も梅がてら…
桂馬でおでんネタっす。


とある戦闘終了後。
「海馬さん、早くおでん食べてください…」
「そんな低俗な食べ物をオレの前に持ってくるな!オレはいらん」
「でもこれだとMPがすぐ回復するし効率がいいしんですよ?」
「くだらん……そうだな。貴様がその豊満な胸にはさんでオレの口に献上するとでもいうのなら
話しは別だ」
冷笑を浮かべる海馬。それに対し、一気に顔中を赤らめる言葉。
(ふうん。ここまで言えばくだらん節介もせんだろう。まったくなぜ一番肝心な回復アイテムが
おでんなのだ)
ぶつくさと心の中で文句を垂れる海馬に艶のある声が聞こえてくる。
「……わかりました」
「ふうん…うん?何ッ!?」
「胸に…はさんだら食べてくださるんですね…」
「何だと!!」
のけぞりながら驚く海馬。相変わらず頬を赤に染めたまま言葉はブレザーのボタンを外し、
白いシャツのボタンを遠慮がちに外し始めた。
「ええいやめろ!そんなはしたないマネなどするな!!喰えばいいんだろう喰えば!」
瞬時に言葉からおでんを奪い、海馬はおもいきりおでんをほおばった。
ほおばったまま全速力で前進し、はるか前方にいる仲間達のもとへとと合流する。

(…言い出したのは海馬さんの方なのにあんなに慌てて…。怖いのか優しいのか…よくわからない人だな…)



エロゲ出身者と正当派少年漫画出身者の差を書きたかった。
終わりです。


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