ニコニコRPGでエロパロat EROPARO
ニコニコRPGでエロパロ - 暇つぶし2ch390:名無しさん@ピンキー
08/04/28 00:45:57 f9MHGo1H
ハルヒって(≡ω≡.)の事なんて呼んでるっけ?
ちょっと短いの思い付いたからさ

391:名無しさん@ピンキー
08/04/28 00:53:16 AHO76iBf
>>390
年上にはさんかちゃん付けだったはず
こなたちゃんでいいと思うが

392:名無しさん@ピンキー
08/04/28 01:09:36 /VWo7AP8
>>390
RPG本編では見られない気がするな。上の>>84では「こなたちゃん」と呼んでるみたいだが。
原作では一個上のみくるを「みくるちゃん」と呼んでるし、やっぱり俺も「こなたちゃん」あるいは「こなちゃん」だと思う。

しかし>>383は笑った。言葉にうろたえるWiki絵板の社長イメージが最近強かったが、本来はこんなキャラだよな社長w

393:280
08/04/28 01:10:43 TS7sTblc
>>391
遊戯と同じで「泉さん」は?

>>280のところで思いっきり自身が間違っているワケだがorz

394:名無しさん@ピンキー
08/04/28 01:11:14 /rFqQgGD
>>362氏の初心な王様を見ていたら
相棒に深刻な顔して恋愛相談する王様を想像してしまったwww


395:362
08/04/28 01:14:45 AHO76iBf
>>393
みくるはマスコット的な印象があるからちゃん付けだと思っている(ハルヒ自身もマスコットと言ってるし)
こなたも属性は違うがマスコット的な感じがするからちゃん付けだと思うんだ
>>394
…いいなそれ
近いうちに書いてみようと思う

396:名無しさん@ピンキー
08/04/28 01:16:20 jG6ZtUWb
>>392
おうよ。しかし変態だな社長。今更だけど

397:名無しさん@ピンキー
08/04/28 01:35:55 zSVwzPhP
先輩のことは基本は苗字+さんだったはず。鶴谷さんとか。
ということで、

「泉さん! あなたは何か不思議属性持ってたりしないの?」
「ん~強いて言えばつるぺた属性? ていうかこなたとかこなちゃんでいいよ~
 なんだかキミとは縁がありそうなニオイがするからねぇ」
「そう? 確かにあたしもあなたとは生き別れの姉妹のような気がするわ。じゃあ、こなちゃんで決定ね!」
「はいよーはるにゃん」

こんな感じはどうだろうか。

398:名無しさん@ピンキー
08/04/28 02:38:57 UI0/tXVr
はるにゃん…可愛いなオイ

399:名無しさん@ピンキー
08/04/28 02:39:54 AHO76iBf
ハルにゃんて昔VIPで活動してたハルすたスレ思い出すな

400:名無しさん@ピンキー
08/04/28 03:57:34 f9MHGo1H
>>25
実際にあって吹いたw
URLリンク(m.nicovideo.jp)

401:名無しさん@ピンキー
08/04/28 03:58:57 f9MHGo1H
>>400
>>25>>295

402:名無しさん@ピンキー
08/04/28 13:29:03 f9MHGo1H
>>391-395、>>397
ありがとう
>>397が気に入ったんで過去に>>397な事があったとゆう設定で書いてみます。

403:名無しさん@ピンキー
08/04/28 17:25:13 AHO76iBf
なんとなく浮かんでなんとなく書いたネタを投下する
題して『ニコ☆すた』
どっかで見たなんて言いっこなしだぜ↓

404:名無しさん@ピンキー
08/04/28 17:25:53 AHO76iBf
ここはラピュタに向かうタイガーモス号。
その食堂に、ハルヒ、こなた、言葉が三人で暇を持て余していた。
言葉は食事当番なのだが、まだ晩御飯には程遠い時間。
こなたは、先ほどまで富竹と写真を撮っていたのだが、フィルムがなくなったとかで何処かへ行ってしまっていた。
そしてハルヒは、元々最初から何もすることがない。

忙しい連中はともかく、あまり役目の無い暇な男性陣は今この場にはいない。
谷口はKBCを伴って艦内の散策に出かけていた。『覗きの絶景スポット…』などと言っていたからろくな事ではないだろうが。
古泉もいつの間にか阿部と共に何処かへ消えていた。

ミクとロックはどこぞでイチャついているし、結局現在暇な者はこの三人だけであった。

「暇ねぇ…」
「そうですね…」

ハルヒが呻き、言葉が適当に相槌を打つ。
ちなみにこなたは現在チョココロネ(アイテム袋からガメた物)にパクついている。

そこでふと、こなたがチョココロネを見つめて言う。

「ねぇハルにゃん、チョココロネって何処から食べる?」
「え、チョココロネ?んー、頭からかしら」

ハルヒが適当に答える。
その答えに疑問を持ったこなたが更に聞く。

「チョココロネの頭ってどっち?」
「小さいほうじゃないかしら。なんとなくだけど」

ふーん、と適当に頷いて再びこなたはチョココロネを一口食べる。
そしてその一口を飲み込みまた言う。

「私は大きいほうだと思うけどな」
「何故ですか?」

言葉がこなたに応える。
その疑問に応じてこなたは更に続ける。

「芋虫みたいだから」
「い、芋虫…」

こなたの飛びぬけた発想に言葉が引きつった苦笑いを浮かべる。
おそらくあまり芋虫が得意ではないのだろう。というか得意な人のほうが少ないと思うが。

405:名無しさん@ピンキー
08/04/28 17:26:19 AHO76iBf
そんな言葉を気にした様子も無く、こなたはチョココロネを更に一口。

「……あ」

こなたがチョココロネを齧って押し出されたチョコが、反対側からドロリと垂れて来た。
それを舐め取り何とか事なきを得る。
安心したところでもう一口。

ドロリ。

「……あぁ」

そしてもう一度舐め取るこなた。
そんなこなたを見ていた言葉が、こなたにおずおずと話しかける。

「あ、あの…細いほうをちぎってチョコにつけて食べるという方法もあると思いますよ」
「…おお、なるほど」
「流石桂さん、頭良いわね」

言葉の提案に、ハルヒが賞賛の言葉を投げかける。
それを聞いた言葉は、照れくさそうに言う。

「い、いえ…それが正しい食べ方だと、昔聞いたことがあって。私が考えたわけじゃないですよ」

謙遜ではなく、おそらく本心で言ってるのだろう。
言葉はそうゆう人物なのである。それをわかっている二人も特に言及はしない。

「あ」
「はい?」
「桂さんはチョココロネ、どっちが頭だと思う?」
「ふぇ…!」

さっきの芋虫の話を思い出した言葉が軽い呻き声を上げる。
こうして、今タイガーモス号の午後は平和に過ぎていく。

406:名無しさん@ピンキー
08/04/28 17:27:22 AHO76iBf
以上
ん、まぁあれだ。何時もは反省していないとか言ってるけど今回ぐらいは反省するべきかもな




だがやっぱり反省していないしする気もない

407:名無しさん@ピンキー
08/04/28 17:42:32 jG6ZtUWb
GJ
女性陣の他愛のない会話は読んでて癒されるよ

408:名無しさん@ピンキー
08/04/28 20:05:21 G9zsDpHR
微笑ましいよこういう会話って。
ちなみに俺はチョココロネはパン生地から食べるZE☆

409:名無しさん@ピンキー
08/04/28 20:18:49 jG6ZtUWb
チョコがはみ出さないように大口あけてデカい方から食いついてたなw
ここ10年くらいチョココロネ食べた覚えがないや。懐かしいなぁ。

410:名無しさん@ピンキー
08/04/28 21:44:41 J0zmL2gU
第一話ですね。わかります。
・・・って言うかハルヒがつかさポジですかwww

411:名無しさん@ピンキー
08/04/28 21:45:40 J0zmL2gU
ところでここってドシリアスとかも有りなの?

412:名無しさん@ピンキー
08/04/28 21:46:58 AHO76iBf
どうしても言葉をみwikiポジションにしたかっただけだ、気にするな
シリアス歓迎なんだぜ

413:280
08/04/28 21:47:13 TS7sTblc
太い方から食べるのがフツーで、こなたの食べ方がレアだと思っている自分・・・

ところで、>>280の構築がそこそこ出来そうなんだが、
海馬の使用カードがそれほど分からない・・・何方かご存知?
特に、VSイシズ戦で出たカード(デッキ破壊系)が多く知りたい。

414:名無しさん@ピンキー
08/04/28 21:56:22 J0zmL2gU
シリアスに闇サトシ戦でも書いてみようかなぁと思ってたりしてたんで。
気力が続いたらいずれ投下してみるよ。

>>412
ハルヒならみくる、らきすたならみwikiさんになるのはまぁ当然かねぇ。

>>413
URLリンク(www.nicovideo.jp)
確認するとよろし。
俺も太い方かな、食べるなら。

415:名無しさん@ピンキー
08/04/28 21:56:51 3LteOIIi
チョココロネを舐めるこなたを見ていやらしい想像をしてしまい赤面する高校生グループとか…
綺麗にチョコだけ舐め取られたチョココロネを見て、割って「中に誰もいませんよ」って勝手に言葉様化するとか…

416:名無しさん@ピンキー
08/04/28 21:58:39 G9zsDpHR
>>413
とりあえずエネミーコントローラーは忘れないでくれ。

417:名無しさん@ピンキー
08/04/28 22:01:25 TlZFOXWv
スキマツアーズ師弟編書いてるが詰まった
どうしよう。何かネタをくれないか

418:名無しさん@ピンキー
08/04/28 22:04:07 AHO76iBf
まずどうゆう所で詰まってるのかを言ってくれ

419:名無しさん@ピンキー
08/04/28 22:33:49 G9zsDpHR
忘れ物を取りにいった所、ハルヒ達が暗黒長門との戦いの真っ最中で驚いたら、師匠に
「時空空間の先ではいつ何時何が起こるか分からないから常に気を付けなさいって言ったでしょ」と叱られる。
ていうネタはどうだ?

420:名無しさん@ピンキー
08/04/28 22:37:00 AHO76iBf
谷口はとんでもないところに遭遇することに定評がある
後は…わかるな?

421:名無しさん@ピンキー
08/04/28 23:00:58 TlZFOXWv
>>418
谷口弟子入りの経緯だな。勧誘されたのか自分から売り込んだのか
>>419
把握。そのネタもらったw
>>420
紫んが谷口のとんでもないところに遭遇する話は思いついたんだが…

422:名無しさん@ピンキー
08/04/28 23:02:55 H9yz8sLM
>>421
勧誘された、のほうが話の流れとしては自然に出来る気がするが…
貧困な想像力しかなくてな。ただ谷口も一般人を自負してるわけだからそう思っただけで

423:名無しさん@ピンキー
08/04/28 23:52:18 DHOKjAsd
暗黒長門で思い出したがハルヒと小泉はピコ麻呂と一緒に
魔王倒しに別の世界に行っちゃって今
SOS団には長門とみくるとキョンしかいないんだよな

…あれ?キョンやばくね?

424:名無しさん@ピンキー
08/04/28 23:57:30 H9yz8sLM
元総理はニコニコにはいません。
そしてどうやばいのだ?振り向かない的な意味か?

425:名無しさん@ピンキー
08/04/29 00:14:04 PQ6kCKiE
俺の脳内だとキョンは女体化してKAITOとパピヨンと共に裏ニコニコRPGで活躍中

という妄想が最近の俺の日課

426:名無しさん@ピンキー
08/04/29 00:15:45 bmfc0ziE
裏パッチの話はやめといたほうが良いぜ

427:名無しさん@ピンキー
08/04/29 06:55:03 NTCx6Es7
>>423
つまりハルヒが異世界にいる今がチャンスとばかりに、二人(+α)がキョンに猛アタックをかけるんですね。わかります。

428:名無しさん@ピンキー
08/04/29 08:00:20 hlMMwvEh
スレチだが、キョンの本命ってみくるでいいんだっけ?

429:名無しさん@ピンキー
08/04/29 09:18:32 3pfoDFQ0
ハルヒといえば、ハルヒは確かフタエノキワミ覚えられるんだよな。
そしてwikiのお絵描きBBSのイラストをみて思いつた。
ハルヒはノーパンスタイr(ry

430:名無しさん@ピンキー
08/04/29 12:02:36 ttXIFghp
言葉は軽い男性不信だから女に走るのアリじゃないかと思うようになってきたw 
夜中ハルヒに襲われてそのまま流されるとかさw
こなた攻めもアリやねw

431:名無しさん@ピンキー
08/04/29 14:49:44 ZJyXjyCp
今簡単に闇サトシ戦の冒頭書いてたが・・・。
難しいなSSって。
台詞回しとか、状況説明とかいろいろと難しすぎる・・・。
ちょっとずつ書いていく事にするよ。

432:名無しさん@ピンキー
08/04/29 18:00:55 bmfc0ziE
SSはパワー…じゃなくて慣れだぜ!

433:名無しさん@ピンキー
08/04/29 23:28:36 bmfc0ziE
せっかく色々な作品のキャラがいるんだし、中身入れ替わりネタとかやってみたら面白いんじゃないだろうか

434:名無しさん@ピンキー
08/04/29 23:33:23 b5xGnY8w
>>433
そのネタ、イエスだね!

435:名無しさん@ピンキー
08/04/29 23:33:59 t5CT/Mpv
文章だといまいちピンとこないような…
見てみたいような…

436:名無しさん@ピンキー
08/04/29 23:48:46 68P84K4e
谷口とKBCのエロコンビが女の子になったら大変なことにw

437:名無しさん@ピンキー
08/04/29 23:51:41 S7mq9dIS
神男と蜘蛛男が入れ替わったりしてもきっと大した変化はないんだろうな
ロボット二人が入れ替わっても周りの人間気づかなそうww

438:名無しさん@ピンキー
08/04/29 23:54:47 refuWrZw
こなたとハルヒが入れ替わったら(ry

439:名無しさん@ピンキー
08/04/29 23:57:18 QREswuDG
>>434
こんなところで勇に会えるとは思わなかった

ところで最近wikiの方でこのスレの話題を出してる人がチラホラいるが、やめた方がいいのでは?
興味本位で立ち寄る人がいるかもしれない。仮にもR指定の板だし、子供や厨が来るとアレだろう。

あんまり言いたくないけど、ニコニコは年齢層が低いから…

440:名無しさん@ピンキー
08/04/30 00:04:15 C6UM0ez+
まだ18禁作品がほとんどないのが唯一の救いだな

ダーマと神男が入れ替わったら↓
「入れ替わってもめげない男、ゴッドマ!」

441:名無しさん@ピンキー
08/04/30 00:06:02 P8h+vGZU
エロなしの海馬×こなたを書いてみた。
題名は「痛恨のミス」

ピチューン
「あぅ~、負けたぁ~。」
ここはEDF基地日本支部の一室。ここでは今まさに海馬VSこなたのゲーム対決がおこなわれていた。
「フハハハハ!!貴様の負けだこなた!!」
「うぅ~」
普段のこなたなら負けてもそれほど悔しくはない。しかし、今は別である。こなたはかなり悔しかった。なぜなら・・・
「フフフ、こなた・・・約束は守ってもらうぞ」
「・・・分かってるよ」
そう、彼らは負けた方が罰ゲームをおこなうことにしたのだ。ちなみに罰ゲームは「相手の命令に従う」という分かりやすいものだった。
これを提案したのは海馬で、さっきから負けが続いたので、背水の陣で挑んだのである。プライドの高い彼にとっては負けるわけにはいかないのである。
「で、どんな命令なの?」
「こなた、貴様なら大体の予想はつくだろう。」
「やっぱり・・・というよりも、それしかないよね。」
「その通りだ。だが、このカードを使うのは予想つくまい。」
そういって海馬はあるカードを取り出した。それは・・・
「エネミ一・・コントローラー・・?」
「こなた、貴様にこのカードの効果を簡単に説明してやろう。このカードは相手の
モンスターを操ることができるカードだ。」
「操る・・・まさか!!」
相手を操るということは、抵抗出来ないのは当たり前で、自分の意志では行動出来なくなってしまう。
そんなカードを使われてしまったら一体どんなことをさせられてしまうのか・・・それを考えるだけで、こなたは赤面してしまう。
「では、さっさと始めるか。」
「えっ!ココロの準備がまだ・・・」
「問答無用DA!いくぞ!!ライフを1000払い・・・」
海馬は999のダメージを受けた
海馬「ティウンティウンティウン」
「か、海馬ー!!ナンテ/(=ω=)\コナタイ!!」
こなたは大至急カバンの中に偶然はいっていたメロンパンを海馬の口に押し込んだ。
「大丈夫かい?」
「ハッ!俺は一体なにを・・・」
「ライフ1000払って自滅していた。」
「なっ・・・ふぅん。」
そして海馬は少し間をおいてからしゃべった。
「こなた、今日のところは見逃してやろう。だが、次は必ず行ってもらうぞ!」
「じゃあ、もうそろそろ自分の部屋に戻っていいかな?」
「好きにするがよい。」
「じゃあお言葉に甘えて。」
こなたは扉のほうへ行き、扉を開き、廊下へ出ていった。
その後、海馬は一人部屋で落ちこんでいたという。

以上。反省も反省する気もない。

442:名無しさん@ピンキー
08/04/30 00:08:50 Qd5HicUK
それを言うなら反省してないしする気もないだと言わざるを得ない by本家の人

それはともかくGJ
これじゃあ海馬エネコン使えないなww

443:名無しさん@ピンキー
08/04/30 00:14:44 sqNaZeeb
>>441
社長がはじめてかわいいと思った。乙

444:名無しさん@ピンキー
08/04/30 00:16:43 TmxO8qQV
社長wwwww
何を命令したかったのか非常に気になるトコロなんだがw

445:名無しさん@ピンキー
08/04/30 01:51:55 m5i7sk+f
ロックミクが書けたので途中まで投下しますがED後設定なのと
本編に登場していないKAITOがよく出るのと
KAITO×女性ロボットな部分があるので
苦手な方はNGワード「KYTO」でお願いします

446:KYTO
08/04/30 01:53:54 m5i7sk+f
「あと少しだ。早くミクさんに合いたいな。」
あの戦いの日々から2ヶ月たったある日、ロックはロボットの町を走っていた。 
今日は二週間振りに愛しのミクと会うことになっているのだ。
あの戦いの日々が終わった後は皆自分の世界に帰っていった。
もちろんロックとミクも例外ではなく、ロックはライト博士の家に、ミクはロボットの町に帰っていったのだ。
帰った後も恋人同士の二人はお互い連絡も取り合っていたし、暇をみつけては会って出かけたりしていた。
俗に言うデートである。
しかし最近は、ロックが忙しくなった為、ロックはミクとの時間を作れなかった。
ワイリーが暴れだしたせいだ。
そこでロックはさっさとワイリーを倒しミクと会う約束を交わした。
そして今日は待ちに待ったミクとのデートの日なのだ。
今日、ロックはいつものボディーパーツを全てはずし、グレイのジャッケットを着て髑髏の首飾りを着けていた。
自分の恋人はとても綺麗で可愛いので、自分も釣り合うように格好を付けたかったのだ。
もっとも、自分にはセンスがなかったのでクラッシュマンやクイックマンに相談して決めたのだが。


しばらく走ってるとミクと待ち合わせしていたト音記号のモニュメントが見えた。
その近くにミクも見えた。彼女は、いつもの服装ではなくピンクのスカートを穿き、花の髪飾りで長いツインテールをまと
めていた。
(ミクさん、すごく可愛い。)
久しぶりに会う恋人はとても可愛らしく見えた。
すると、ミクもこっちに気がついたようで、笑顔を向け伸ばした右手を振って「ロックマーーーン!!」と声をかけてきた。
ロックも嬉しくなり、「ミクさーーーん!!。」と声をかけながらミクに向かって走っていった。
そして、久々の再開が嬉しくてミクもロックに向かって走って行き、二人の距離がだんだんと近づいく。
そして、ロックは愛しい恋人を抱きしめようと、後少しの距離まで近づいたその時


447:KYTO
08/04/30 01:56:24 m5i7sk+f
「遅い!!」
という声と共に長身の男が二人の間に割り込んできた。
その男は髪が青く、白いコートを着て、髪と同じ色をしたマフラーを首に巻きつけていた。
この男にロックは見覚えがあった。
「KAITOお兄様!、私の後をつけて来たんですか!」
ミクが怒りを込めてKAITOとよばれた男に大声で怒鳴った。
怒ったミクはあまり見た事がないので、ロックには結構新鮮だった。
「その通りだよ。可愛い妹を心配するのは兄として当然だろう。」
ストーカー的な行為なのにサラッと言ってのけた。
そしてKAITOはで怒りをあらわにしているミクを無視して、ロックを睨みつけた。
「それにしても遅いじゃないか、ロック君。ミクを待たすとは何を考えているんだ。」
そう言ってKAITOは、眉間にしわを寄せて怒りの形相をした。
「た、確かにミクさんを待たせた事は謝ります。でも、まだ待ち合わせした時間より20分も前ですよ。」
「ミクは30分前に来たんだよ。10分もミクを待たせたんだぞ。そんな奴に大切な妹との交際を認める訳にはいかないな 。もし、ミクの事を思っているなら24時間前には待ち合わせ場所にちゃんと居るはずだろう。」
「何言ってるんですかお兄様。ロックマンは20分も前に来たんですよ、全然遅くないじゃないですか。それに10分なん て待ったうちに入りません。後、24時間前には待つとか馬鹿なこと言わないで下さい。」
ミクはまたKAITOに怒鳴りだしたが、今はロック君と話をしてる、と言い全然取り合ってくれなかった。
そして、ロックはまたか、と心の中でうんざりした。彼が邪魔をしに来たのはこれが一度や二度ではない。
ミクとのデートの時には決まっていきなり現れるのだ。
思えば、あの戦いの時もミクは弟と妹の事は話したが、兄の事は一切話さなかった。
きっと自分たち二人の障害になると思っって言いたくなかったのだろう。
実際に邪魔ばかりするし、その通りだ。
「ところで今日は何処に行くつもりだったのかな、ミク?」
悩むロックにはお構いなしにKAITOはこれからの予定をミクに聞いた。
「・・・・えっと、・・・・まずはショッピングに行こうかと。」


448:KYTO
08/04/30 02:01:34 m5i7sk+f
話題を振られミクはあっさりと答えてしまった。そしてKAITOはなにか企んでいるような顔をしていた。
その顔を見てロックは”絶対についてくる気だ”と確信し、頭が痛くなった。
しかしKAITOの企みはロックの斜め上をいっていた。
「いいよ、ショッピングなんか。それよりアイス食べに行こうよ。今日は半額だからさ。」
そう言ってミクと手を握り、ロックを置いて勝手に歩き始めた。
そして、置いていかれたロックは激しい怒りに駆られた。
(久しぶりのデートに急に割り込んできて、人の恋人を引っ張ってどっかに行くなんていくら家族だからって非常識にも程がある!)
ロックはチャージショットで奴の頭をブチ抜きたいとすら思った。
しかし、今腕にロックバスターはない、それにミクとの未来を考えているロックに彼女の兄であるKAITOに手を出すことは出来なかった。
いくら邪魔だからって、自分が実の兄に怪我を負わせばミクだって悲しむだろうし、自分にも不信感を募らせるだろう。
そしてやはり自分とミクの将来に悪い影響を与える事も確実だ。
そう考えるとロックは”待ってくださいよぉ”と言い、二人の後を追いかけた。
たとえ邪魔をされても自分は一時でも長くミクと一緒に居たいのだ。


結局、ミクとロックの間にKAITOを挟んだ3人はアイスクリームショップへと足を進めていた。
ミクは手を振りほどいてロックと走って逃げようかと考えたが、きっと追いつかれると思い諦めた。
兄は馬鹿だが運動神経だけはいいのだから。
「俺はロック君が凄い事は認めるよ。ミクから耳にタコが出来るくらい君の活躍を聞かされているからね。でもそれだけじゃ君達の仲を認める訳にはいかないのだよ。分かるかい、強さだけじゃ駄目なんだよ。ミクにふさわしくないんだよ。」
「・・・そうですか?そんな事ないと思いますよ。」
ロックは強く言っても逆上させるだけだと判断し、KAITOの言葉を否定することしかしなかった。


449:KYTO
08/04/30 02:07:06 m5i7sk+f
「そんな事ない?おかしな事を言うね君。大有りだろう。もう一回言ってあげよう、君は「やめて!!」」
耐え切れなくてミクが大声を上げた。
「馬鹿なこといわないでお兄様!それにロックマン凄いのは強さだけじゃない!優しくて、格好よくて、勇気もあって、まだまだ数え切れないくらい凄いところがいっぱいあるんです!
ふさわしいとかふさわしくないとかどうだっていいんです!だって私がロックマンを求めているんだから!」
ミクは自分の思いを大声で言った。
通行していたロボットがミクに視線を向けたがミクは気にしなかった。
そしてロックはミクの言葉を聞いて嬉しくなった。
ミクさんがこんなに自分を思い、求めていてくれることを知り凄く嬉しかった。
例えこのデートが邪魔をされ続け、失敗に終わったとしてもこの言葉を聞いただけでここに来た価値があったと思えるほどに。
しかしKAITOは
「えっ、何か言った?」
自分が聞きたくない台詞がミクの口から発せられると予想して聴覚を停止状態にしていた。
まさに卑怯!
「そんなことより、早く行こうよ。半額だから人がいっぱい来るだろ、混む前に食べたいんだよ。」
そう言って、KAITOはミクの手を引っ張って行き、ロックは後にいて行った。そして先ほどのふさわしくないだのそれを否定するだの会話を繰り返していた。


450:KYTO
08/04/30 02:13:53 m5i7sk+f
ロックはデートを半分諦めていたが、ミクはまだ全く諦めていなかった。何故なら秘策があるからだ。
自分やロックじゃどうにもできない、ならば助けを呼ぶまでだ。
ミクの携帯にはKAITOの暴走を止めることが出来るロボットのメルアドと電話番号があるのだから。
もちろん呼ぶロボットは決まっている。
妹と弟のリンでもレンでもない、この双子じゃ”大人の話に首を突っ込むな”とでも言われて一蹴されるのがオチだろう。
それなら姉のMEIKOならどうだろう、MEIKOは一家で一番権力を持っているしKAITOもMEIKOには頭が上がらない。
うってつけのロボットである。
だが残念なことに、今日はMEIKOに仕事があるので、呼んでもここにこれないだろう。
それなら誰を呼ぶか、そんなのミクは最初から決めている。
そのロボットは兄に最も近く、100%兄の暴走を止められるロボットだ。
幸いにも、KAITOはロックの方を向いて異世界のロボット同士では幸せには過ごせないなどと言っている。
自分の事は棚に上げて何を言ってるんだか、ミクは呆れていた。
だがこっちを見ていない今がチャンスだ。ミクは高速でメールを打って助けをあるロボットに送った。




しばらく歩いているとアイスクリームショップが見えてきた。
しかし、さすがにロックはKAITOに嫌味を言われ続けてさすがに堪忍袋の尾が切れそうだった。
ミクに謝って顔面に痛いのを一発入れようと思っていたときに前方から大声がした。
「KAITOさん!ミクさんから話は全部聞きましたよ!妹さんのデートを邪魔してなにやってんですか!」
ミクはやっと来たかと安堵の溜息を吐いた。
ロックは前方のKAITOに声を上げたロボットを見た。
自分はそのロボットに会った事がある。
服はあの時と違って黒いワンピースみたいな服を着ていたが、腰まである青い髪、そして何よりも目立つ緑の横一本線のヘ
ッドギアを着けている。
そう彼女は
「ラピュタでメカ御飯を売っていたロボット!!」

451:名無しさん@ピンキー
08/04/30 02:22:37 sqNaZeeb
メルトきたあああああああ
GJ!
しかしカイトの相手からして作者、さてはボカロスレの前スレ見てたなww

452:KYTO
08/04/30 02:23:22 m5i7sk+f
以上です

ロックミクで話を書きたかったんでやりました。
KAITOやメカ千早などよけいな要素をいれてすみません
ED後設定なのでいろいろオリジナルをいれました
続きはロックミクをメインにおまけでKAITOやメカ千早をやろうと思いますが(エロなしで)
NG登録関係なしにこういうオリジナル的な物を書くなという人がいれば続きを書くのはやめます



453:KYTO
08/04/30 02:27:39 m5i7sk+f
>>451
そのとおり
後メカ千早が気に入ったので

454:名無しさん@ピンキー
08/04/30 07:19:34 4otPtPT9
>まさに卑怯!
なにげにうろたんだーネタが入っているw

455:名無しさん@ピンキー
08/04/30 09:45:52 EKgy7HoX
乙!
やはりメカップルは癒されるなぁ…

456:名無しさん@ピンキー
08/04/30 11:49:04 EHlIONEu
>>441
爆笑したwww

457:名無しさん@ピンキー
08/04/30 14:03:36 AwdS9R5+
>>441
アホの子すぎるwww
社長はこなたをどこへ行かせたかったんだ?

458:名無しさん@ピンキー
08/04/30 16:41:02 Vb8091CN
>>457
行って→ おこなって だろ?

459:名無しさん@ピンキー
08/04/30 20:08:18 p/JWvP9L
しかし社長がこなたに、身体の自由を奪ってまでさせたかったことか。想像つかんなぁ。
もし性的なことだとしたら社長は生涯ロリコンの烙印を押されるぞ。
たぶんこなたの頭の中ではエロゲで学んだ鬼畜・背徳・凌辱的シチュが繰り広げられてたんだろうけどw

460:名無しさん@ピンキー
08/04/30 20:11:56 TmxO8qQV
これで社長が望むものが「キス」だったらちょっとかわいいな。高校生的な意味で

461:名無しさん@ピンキー
08/04/30 20:20:58 Qd5HicUK
その前にこなたはロリなのか?
らきすた作中でも討論されたことだが

462:名無しさん@ピンキー
08/04/30 20:40:03 O2CadyQ8
>>461
定義次第としか…と思うんだが
外見か年齢か

463:名無しさん@ピンキー
08/04/30 20:50:57 Qd5HicUK
彼女はロリなのか?最終鬼畜少女A
なんかこんな謎単語が浮かんでしまった

それはともかく、どこが好きになるかによると思うけどな
こなたのロリ要素が好きになったならロリ。ロリじゃない部分が好きになったなら違う、という

464:名無しさん@ピンキー
08/04/30 21:37:47 qGPdUMqI
新作ネタでシチュエーションを考えてみた

○○の技でこなたの感情が高ぶって富竹に襲いかかると(性的な意味で

465:名無しさん@ピンキー
08/05/01 00:26:12 UFhXA2of
>>441のネタを勝手に貸していただく。ちょっとだけエロネタが入っているので好きじゃない人は注意。



こなた「それで結局、海馬は私になにをさせるつもりだったのさ?
     やっぱり定番で、『ふぅん、庶民の口でこの俺のゲームスティックをきれいにするがいい』とか言いながら無理やり口に??
     それとも、『ふはははは、さあ自分で広げておねだりしてみるんだな』『くやしいっ…! でも…体が勝手に…!』的な羞恥プレイ?
     まっ、まさか…『よし四つん這いになったな。ではこっちをいただくとしよう』『ちょっ、そこは違……!』とか、違うほうの攻め?」
海馬「俺は変態か! だれがそんな犯罪行為をさせるか!(※これまでもいろいろと犯罪行為を行ってます)というか変態か貴様は!」
こなた「あれ? 違うの? じゃあ……うわ、女の子にこれ以上言わせるなんて鬼畜だね海馬」
海馬「何を勘違いしているかは知らんが、俺はそこらへんの俗物連中のような性的な行為など強制させる気はない!」
こなた「何を勘違いしてるか知ってるんじゃん」
海馬「う、うるさい! 俺はただ貴様にカードの整理を押しつけようと思っただけだ!」
こなた「んぅ? カード?」
海馬「そうだ。MPが尽きてくるといつもトランクで殴っていたからな。中に入っていたカードの順番が滅茶苦茶になってしまっている。
    ちょうどいいから、カードをモンスター、魔法、罠ときちんと分け、モンスターは種族順、魔法と罠は50音順に整理させようと思ってな」
こなた「うわ、大変そうだね。でも、だったら別に身体の自由を奪わなくてもさぁ」
海馬「ふぅん。トランク一杯のカードの整理を甘く見るな。大抵の凡骨は途中で面倒がって投げ出すのがオチだ。だから逃げないようにと思ってな」
こなた「ふーん……まぁ、それだったら言ってくれれば手伝ってもいいよ。そのかわり遊戯や海馬と戦えるくらいの私専用デッキを作って貸してくれれば」
海馬「ふぅん、まぁそのくらいならいいだろう。もっともゲームならともかくデュエルで俺に勝てるとは思わんことだな」
こなた「じゃ、私はもう寝るね。ところで本当に、ちょっとだけでも私にエロゲみたいなプレイをしようとか思わなかったの?」
海馬「思うか!」
こなた「うーん、そこまでハッキリ言われるとちょっとフクザツだね…まいいや。おやすみー」


海馬「……泉に、か……。
    ……ブラックマジシャンガールの衣装を着せ、『さぁ行くぞ! カイバーマンでブラックマジシャンガールにダイレクトアタック!』」
    …………はっ!? 今俺は何を……うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ―――!!」
遊戯(なんだ? 海馬のやつ今日はずいぶんと元気だな)


書いていてなんだが、こなたはここまでエロにオープンじゃねぇよな。でも許せッ!

466:名無しさん@ピンキー
08/05/01 00:33:46 TDo/HwND
許せる!
社長も高校生らしいところがあるじゃないかw
でもっていざ本番となるとこなたにリードしてもらわなきゃ出来ないとかだと更にいいと思うよ

467:名無しさん@ピンキー
08/05/01 00:44:09 99QyhD0Z
ここはタイガーモス号の個室。
その中に奇声を発しながらキーボードを叩いている少年が一人。
「しねぇぇぇぇぇぇ!EDFしねぇぇぇぇぇぇ!エロサイト観覧不可設定してんじゃねえしねぇぇぇぇぇ!!!俺はおまんこがみてぇんだよおおおおおおおお!!!・・・・はぁはぁ」
一通り叫んで息が切れてしまう。
そんなとき

「あ、俺のスーパーキノコが無いぞ!?」

「はぁはぁはぁぁ・・・ん?なんだ、隣が騒がしいぞ」
自分がうるさいと思われている自覚もなく、聞き耳を立てる必要がないのでそのまま聞いてみる

「ハハハハ、フッハハハハ、フハハハ」
「誰だ!」
「すり替えておいたのさ!」
「貴様ぁ」
「キノコ狩りの男、スパイダーマッ!!」
ちゃんちゃちゃーんちゃちゃら♪ ちゃらっちゃ(ry
「ヤッフー」
誰かが何かを殴った音がする。
「返せこの野郎!焼き殺すぞ」
「許せ!」
「逃がすか!」
突如、壁をぶち破って火の玉がクラッシャーの部屋に入り込んでくる。
「ホアアアアアアアアアアアア!!」
その穴からは窓から逃げようとするスパイダーマと、それを追いかけるマリオの姿が。

「し、死ぬかと思った・・・」
そっと胸をなで下ろすクラッシャーの足下を、何かが移動するのがチラッと見えた。
「WHAT's?」
ビクッと身構えながらそちらを見るとキノコが滑るように移動している。
「なんだスーパーキノコじゃないか・・・待てよ」
「えへへへへへへへ、あーおっかしほほほ、あっひゃっひゃ!」
なにやら良からぬ事を思いついたようです。

468:名無しさん@ピンキー
08/05/01 00:45:45 99QyhD0Z
ところ変わって調理室にいるクラッシャー。
「スーパーキノコでマリオは二倍に巨大化出来る。巨大化するってことは服が破けて素っ裸になるって事なんだよー!!!」
そして沸騰して湯気が立つ鍋の中にスーパーキノコを入れてしまう。
「念には念を押して豊胸効果のある芋と牛乳を大量に入れて、あとはかき混ぜるだけ。やっけくそーやっけくそー、やっけくそーやっけくそ♪」
ろくにきざまれていない材料達が目分量で放り込まれてゆく。
「しかし誰を実験材料にしよう・・・」
とそのとき、調理室のドアが開き少女が一人入ってくる。
ごん太いツインテールを下げた初音ミクである。
「あれ、クラッシャー君いたんですか?恥ずかしいところを見られましたね・・・小腹が空いたからネギを食べようと思ってきたのに」
「ほわあああああああああああああ」
グッドタイミングすぎていつも通り奇声を上げるが、当然ミクは退いている。
「うわぁ・・・どうしたんですか?」
「良いところに来た。俺の自信作のキノコシチューを食べてくれよ」
ホットミルクに芋がそのまま入っているような物が皿に盛られる。
「いやぁ、私はネギで十分ですから」
「遠慮するなよ、小腹が空いているんだろ?」
「面倒くせぇ、飯前でもとっとと食えぇ!!!」
我慢という言葉を知らない彼にはまどろっこしかったようで、嫌がるミクの口に皿を押しつけて無理矢理シチューを飲ませる。
「ひえぇ!!がぶっごふっ・・・ゲホゲホ」
「えへへへへ、大分こぼしたけど半分は飲んだだろう」
「酷すぎます、何をするんですかぁ」
涙目になりながらハンカチで口元を拭くミク。

「全く、ロボットじゃなかったら窒息死していますよ」

「・・・・いやああああああああああああああああああ!!」
突然叫び出すクラッシャー。
「ロボットに巨大化薬飲ませたって燃料になるだけじゃねーか!!あqwsでfrtgyふじこlpイエアアアアアアアア天皇閣下万歳!!!!!」
クラッシャーは、彼の十八番である台詞と技を放ちながらドアをぶち破って出て行ってしまった。
あとには口元べとべとのミクと散乱した材料と器具が残るだけである。
「なんだったんだろう・・・あれ、胸元がきつい?」

終わり

469:名無しさん@ピンキー
08/05/01 00:47:22 99QyhD0Z
エロでもなく純情でもなくオチも微妙なの投下させていただきました
お目汚し失礼

470:名無しさん@ピンキー
08/05/01 00:50:52 sQyl4z6i
クラッシャー自重しろwwww
笑わせてもらったGJ
だが投下の前に何か一言言ったほうがいいぜ

471:名無しさん@ピンキー
08/05/01 00:56:24 TDo/HwND
やっぱりクラッシャーはこれくらい五月蝿いほうがらしいな。GJ

472:名無しさん@ピンキー
08/05/01 01:14:42 99QyhD0Z
>>470
以後気を付けます

>>471
クラッシャーの五月蠅さは書いていて気持ちいいです
エロから脱線するぐらいに・・・

473:名無しさん@ピンキー
08/05/01 02:23:41 SrVcH231
誰もが思いつきそうなネタ投下。
エロなし、会話のみ、オチ微妙。ぶっちゃけただの原作改変。
先に謝っておく。すまん。



(1)海馬瀬人
「速攻魔法発動!バーサーカーソウル!
  (略)
 まず一枚目…
 ドロー!魔法カード!
 ………」

「勝てない…オレに勝つ手段は…ない……」(ガク)
「立て!!遊戯!!貴様はここで終わる決闘者ではない!!」
「海馬!!」
「受けとれぇぇい、遊戯!!」(シュバァ)
「これは…チョココロネ!!」
「貴様がそのチョココロネを食うか食わないかは貴様次第だ…遊戯…
 そのチョココロネがオレの仕掛けた罠だとしたら命取りになる可能性もある…
 他人の力など足枷になることを貴様に知らしめるための罠…ククク…」
「フッ…」(パクッ)
「!」
「海馬…オレは貴様を信じる!!そして…奴らを倒すぜ!!」


  最初に戻る
rア(2)に進む



(2)泉こなた
「遊戯君はさ、チョココロネって何処から食べる?」
「え?…いや、気にしたこともないな。泉さんはどうなんだ?」
「私はしっぽから食べるんだけどね。そうするとチョコが垂れちゃうんだよね」
「チョココロネって細いほうがしっぽなのか?」
「芋虫みたいだから、大きい方が頭かな~って思ってるんだけど」
「…。頭がどっちかはともかく、チョコが垂れるなら反対側から食べればいいんじゃないか?」
「そこ突っ込んだら負け。そうだ、遊戯君今ちょっと食べてみてよ。ちょうどMPもないみたいだし。ハイ」
「あ、ああ」(パクッ)
「う~ん…遊戯君はそっち派かぁ…」
「食べ方によって何か違うのか?」
「どーだろ?あ、次遊戯君のターンだよ。終わったらさ、今度は逆から食べてみてよ。
 んで何か違ったら教えて~」
「ああ、わかったぜ」

「速攻魔法発動!バーサーカー(ry」


  最初に戻る
  (1)に戻る
rア戦闘結果を見る

474:名無しさん@ピンキー
08/05/01 02:24:09 SrVcH231
戦闘結果
『敵をフルボッコした!
 2000の経験値を獲得
 400円手に入れた

 海馬はレベル40になった
 こなたはレベル41になった
 遊戯は糖尿病になった』


「すまない…AIBO…」
「なぁに、それぇ」

おしまい


勢いだけで書いた。今は反省している。

チョココロネを食うのを拒絶する王様に言葉がコロネを挟んで食わせようとしたらチョコが溢れてベタベタに。
それを見て暴走した王様がコロネを言葉ごと食う話も書いたが、
エロ第一号になる度胸がないことと、王様・言葉のイメージとは何か違う気がして没に。
後はいかに効率よく王様にチョココロネを食わせるか作戦会議をしているうちにだんだん親しくなっていく社長とこなたとか。
こっちはエロい展開にはならなそうだが。(主に社長のせいで)

475:名無しさん@ピンキー
08/05/01 02:40:41 cs9bsBK1
>>474
ワラタwwwwww
お主にはチョココロネマスターの称号を授けようぞ!

エロはちょっと考えてるのがあるけど時間が…
連休中に頑張ってみようかと思ってる

476:名無しさん@ピンキー
08/05/01 07:03:50 dCSx6TC7
谷口×紫の師弟ネタです。
エロく無くてすまん。前に書くと宣言していた人とは違うよ。
此処が何処で今が何時だとか知らないが、まあRPGの後とでも思ってくれ。

477:名無しさん@ピンキー
08/05/01 07:04:28 dCSx6TC7
「師匠~。もう駄目ッスよ~……オレには青狸レベルのど○でもドアは無理ですって」
へとへとの体を引き摺りながら、谷口は目の前の美女に縋り付いて嘆く。
もう、幾度となく繰り返されたやりとりだ。
谷口に、少女趣味満開の服を引き延ばされることが不快なのか、それとも
さり気なくさわさわとまさぐられるふくらはぎがむず痒いのか、紫は素っ気なく谷口を剥がす。
否、堂々と蹴り飛ばした。
「何度も言わせないで、もういっそ食べるわよ性的で無い意味で」
凄みを籠めて脅されても、谷口は半ば本気の涙目で、蹴られた顎を撫でながら愚痴を吐き続ける。
「確かに、師匠のスキマ能力が凄いのは解りますけどね! オレは普通の人間なんですから、無理ッス!」
黙って真面目にいれば、少しは見られた顔をしているのに、と彼女は心の底で嘆いた。
長い睫毛を伏せると、忌々しげに笑う、月の巨乳女が瞼の裏に浮かぶ。
「あのウサギに“師匠”なんて呼ばせてるのが、少し羨ましかったから目を掛けたんだけど……」
目を開いてちらりと足下を見るも、谷口は伏せたままである。
スカートの中を覗こうとしているようにも見えるが、気のせいだと思いたい。
「うっひょう! 薄紫のレース、ガーター付き!! 師匠最高です!!」
「 お だ ま り 」
顔面を少女臭のする足で踏みつけ、そのまま腰をかがめるようにして、紫は彼に囁きかけた。
「いいこと? スキマ空間は無敵よ、スキマをマスターすれば、脇巫女の入浴シーンも、幽々子の着替えも見放題よ?」
「にゅ、入浴シーン!!?? 着替え!!????? 師匠!! マジッスか!!」
少女臭をもろともせず、谷口はぐっと紫の足首を掴んで、興奮した面持ちを見せる。
あら、初めからこうすれば良かったんだわ、と、紫は不敵な笑みを浮かべた。
「そうよ。見放題覗き放題、上手く使えば相手に知られることなく、何だって出来るわ、さ、やりなさい」
「うーーーーーーーーーーっす!! スキマ最高!!!!」
飛び跳ねるように起き上がり、谷口は今までにない最高の集中を見せる。
「そうよ……良いわ、凄く良い。開きたい扉を、その先に求める物をイメージして……」
紫のワード的な意味の言葉に合わせるように、彼はゆっくりと手をあげる。
見えない扉の、戸口に手を掛け、一気にかき開き、その先へと飛び込んだ。

478:名無しさん@ピンキー
08/05/01 07:04:50 dCSx6TC7

初めは、何も感じなかった。
沢山の目に見られているような感覚がしたが、それもつかの間で、次の瞬間には
マシュマロを限りなく大きくして、弾力を高めた二つの塊に顔を突っ込んでいた。
「おうふっ!! こ、これは…………っ!!」
薄く、桃色に色付いた滑らかな肌、張りのあるスイカのような、完全な球体。
仄かにシャボン玉のような石鹸の香りが漂う先には、ぴいんと立った薔薇色の突起が、二個。
谷口の中での、おっぱいランキング最上位が塗り変わった瞬間だった。
「ご、ゴチになりやすううううううううう!!!」
叫ぶが速いが、その双球を、谷口は容赦なく揉みし抱いた。
触る度に手に吸い付くような肌の感触、指の間からぷっくりとはみ出す程の圧倒的質量。
勢いを付けて持ち上げ、力を抜くと、マグニチュード8以上の揺れが観測できる。
「ふおおおおお!! て、天皇陛下バンザーーーーーーイ!!」
歓喜の涙を迸らせながら、滾る想いの丈を突起に注ごうとした矢先、頭上から声が響く。
「……………………谷口? 私の胸はそんなに楽しいかしら?」
「へ、へあああああっっ!!」
目の前には、恐ろしいぐらいに笑顔の紫の顔があった。
谷口は、まず彼女を見て、自分の手が掴んでいるおっぱいに視線を落とし、再び紫を見る。
「し、師匠の、おっぱい、で、した、か」
「私の服と、素肌のスキマに移動したみたいねえ、御陰で服が台無しよ」
よく見ると、彼女の服は、谷口が強制的に中に入ったせいか、びりびりに破けている。
最早、手袋とパンツ、ガーターベルトに靴下のみと言っても過言ではないマニアックな格好だ。
紫は、少し頬を赤らめながら、硬直する彼の頭を撫でた。
「よくやったわ、貴方、思っていたところに行けたんでしょう? 今日ぐらいは褒めてあげても良いわ」
思わぬ優しい言葉に、谷口は頬を弛める。
「師匠……オレ、オレ、やりました!!」
涙と鼻血をぼろぼろと零す谷口に、紫は優しく微笑み、ご褒美をあげなきゃねぇと彼の耳たぶを噛んだ。
彼女片方の手が、スキマの中に消え、代わりに谷口の股間に細い指先が触れる。
「ねえ、谷口……」
甘い声が、響く。
「このままキンタマにスペカかまされるのと、チンコに一生消えない結界はられるのと、どっちが良い?」

479:名無しさん@ピンキー
08/05/01 07:10:00 dCSx6TC7
これで終わり。
時間があれば社長×言葉とかも書きたい。でもこの二人でエロとか無理に近いので悩む。
言葉のおっぱいと紫のおっぱいだと、どっちが強力なんだろうね。
少なくとも 言葉・紫>>>>みくる>>>(越えられないスキマ)>>>その他 だとは思うが。

480:名無しさん@ピンキー
08/05/01 10:51:07 TDo/HwND
>>474
王様言葉&社長こなた好きなんで是非とも読みたかったんだぜ

>>479
GJ!谷口紫いいなぁ
オチ読んでピチューンの効果音が脳内再生された。

481:名無しさん@ピンキー
08/05/01 11:34:35 UUyBTKoo
言葉は恋人もいるし一途だし、軽度の男性恐怖症もあるから誰と絡ませてもほとんど無理なんだよな。
アイテム混乱ネタならいくらでもいけるとは思うけど。

>>478
ドSゆかりんに惚れた。w
GJ!!!

482:名無しさん@ピンキー
08/05/01 12:40:31 omb2FqIX
>>478
GJだ!このコンビはやっぱりいいなwww
どんどん書いてくれ!

スキマツアーズ書くとか言ったくせに、時間取れない俺涙目www
気長に書いていこうかね



483:名無しさん@ピンキー
08/05/01 14:50:40 sQyl4z6i
なんという凸凹師弟www
GJ、面白かったぜ

さて、俺も早く新作書かねば…

484:名無しさん@ピンキー
08/05/01 15:36:30 cO2iezSs
>>481
アリスの百合ネタも虹設定だしネタとしてならいいんじゃね?

あと亀レスだが入れ替わりネタだけなら
言葉を社長で吹き替えしてみたって動画があったな

485:名無しさん@ピンキー
08/05/01 15:39:45 sQyl4z6i
とりあえず言葉に誠を忘れさせる良い口実…もとい案が出てきたからちょっと書いてくる

486:名無しさん@ピンキー
08/05/01 16:26:00 sQyl4z6i
>>485できたから投下するよー
ちょっと展開的に強引だがきにしないでもらえるとありがたい
それでは、題して『死者と生物』↓

487:名無しさん@ピンキー
08/05/01 16:26:25 sQyl4z6i
「誠君…」

ここはタイガーモス号の見晴台。
そこで言葉は、一人寂しくある写真を眺めていた。
その写真い写っているのは、この旅に出る理由となった、今は亡き想い人である。
彼女はメンタル面は強いが、それでも愛しい人の死は悲しいのである。

そこへ…。

「ここで何をしている桂」
「か、海馬さん?」

突然現れた海馬の存在に慌てた言葉は、急いで写真を隠そうとする。
だがここは風の強い見晴台、慌てたせいで写真が彼女の手から離れて強風に舞う。

「あ…!」

紙状である写真はすぐに風に流され、あわや空の藻屑に…はならなかった。

「ふぅん」

海馬が、落ちる前にその写真を指二本で掴み取る。
そして、ちらっと写真の人物を見て言葉にそれを返し言う。

「…ふぅん、あの時の凡骨か、貴様の男か?」
「ま、誠君を変な呼び方で呼ばないでください…」

操縦役の海馬が何故ここにいるとか、写真を拾ってくれたとか他にも言うことはあるのだが、彼女にとっては誠の事を凡骨呼ばわりされた事のほうが重要だったようだ。
ちなみに前者の理由はというと…。


操縦室…。

「くそ、外の空気を吸ってくるからって俺に運転を任せるとは…。素人の俺にこんな事できるか…!」
『あーこちらエンジン、いきなり揺れが酷くなったけど何かあったのかー?』
「SHI☆RU☆KA!」

閑話休題。


「ふぅん…あんな軟弱男、凡骨で十分だ」
「やめてください!それ以上誠君を悪く言うなら許しませんよ」

488:名無しさん@ピンキー
08/05/01 16:26:53 sQyl4z6i
怖がりながらも、強い意志の篭った眼で海馬を睨む言葉。
だが海馬は、それにまったく動じず続ける。

「随分と奴をかっているのだな。やはり奴は凡骨だな」
「…どうゆう事ですか」

凡骨呼ばわりをやめない海馬。
そんな海馬の言葉に、言葉は疑問をぶつける。

「そんなに自身を想ってくれている人物が居るくせに、先に逝ってしまう。愚か以外の何者でもないわ。
守りたい者がいるなら意地でも生き残ってみせる物だ。途中で逝って丸投げしてしまうなど愚の骨頂だ」
「……」

悔しいが、言葉には反論できなかった。
海馬の言葉にはそれほどの重みがあった。
おそらく彼にも守るべき人物がいるからだろう。…おそらく、以前に偶然みかけた、ロケットに入っていた写真の人物。

「貴様もだ」
「え?」

「自分の大事な者が自分の事でずっと苦しんでいればどう思うか…言わなくてもわかるだろう」
「……あ」

死んだ者は生き返らない。この世の曲げることのできない真実である。
死人と生者はすむ場所が決定的に違う。既に違う生き物なのである。…いや、生き物ですらない。
故に死んでしまった者に強く縛られて生きるのは、死者に失礼である。

「貴様がどう思おうが勝手だが、何時までもその凡骨の事を気にしているのは関心できんな。その男が大事なら忘れろ。それが奴の為だ」
「……」

そう言うと、海馬は見晴台から去っていった。一体何をしに来たのだろうか?
残された言葉は、海馬に返してもらった写真をジッと見つめる。
そこに居るのは、今は亡き想い人。写真の中だけの存在…。

「誠君…」

言葉はしばらく俯いていた後、何かを決心したように顔を上げる。
そして、何を思ったのか写真を何回も引き裂き、やがてそれを空の闇へと舞い散らした。

「誠君、私貴方の敵討ちが終わったら…きっと貴方の事を忘れます。それまでは…もう少しだけ私を見守っててください」

その言葉を聞いているのは、闇に消えていく敗れた写真のみであった。
言葉の顔に寂しさは、もう無い。


その頃…。

「ふぅん…俺も甘くなった物だ。人に説教をかますとはな」
「海馬、何をぶつぶつ言ってるんだ?」

操縦に戻った海馬は、慣れない操縦にへとへとになった遊戯の文句を受け流しながら、黙々と操縦を続けていた。
時折、言葉の顔を思い出しながら。

489:名無しさん@ピンキー
08/05/01 16:28:06 sQyl4z6i
以上
何か説教臭いかな?
え、設定違い?ナニソレオイシイノ
文句は常時受け付けるが反省していないしする気もない

490:名無しさん@ピンキー
08/05/01 16:32:45 XtQL0h0l
なるほどキャラ違い
俺は不快ではなかったが違和感は拭い去れなかったな
何はともあれ乙です

491:名無しさん@ピンキー
08/05/01 22:00:53 KOb8Q+e8
>>489
乙です!
社長の説教のくだりがなかよかった
モクバの存在があるから説得力ある
言葉の誠への想いの重さを考えると、まだ時間がかかるだろうけど

どうでもいいが凡骨って言葉が出てくる度に城之内の顔がチラついて集中できんww

492:名無しさん@ピンキー
08/05/01 22:19:53 Wa3RnJ/F
>>489
おつ~。
とりあえず感想は、説教までは有り、そっから先の言葉の行動はまず無いかなぁと思う。
相手が悲しんでしまうならむしろその人のことを想いながらも強く生きようとする・・・。
・・・って感じだと思う。

忘れるってのはこれから先のためとはいえ少なからずネガティブな感情だが、言葉はどちらかと言うとポジティブな人間だし。
メンタル面の強さが筋金入りだからなぁ。(それでもバキバキに砕くのがスクイズクオリティ)

ところで凡骨って社長なりの誉め言葉だったような気がするのだが・・・。

493:名無しさん@ピンキー
08/05/01 22:27:55 sQyl4z6i
やっぱり不評か…やっぱ俺しんみりしたのは苦手だわ\(^o^)/
ていうか凡骨って褒め言葉だったのか…ちょっとマスパ喰らって出直してくる

494:名無しさん@ピンキー
08/05/01 22:33:04 iO0Isgi0
神のような形相をした添い寝ロボットで妄想を膨らませている俺は欲求不満らしい

495:名無しさん@ピンキー
08/05/01 22:39:10 Wa3RnJ/F
ところで、闇サトシ戦をシリアスに書いてみるって言ってた者なんだが。
序盤だけ書けた。

ちょっと感想を聞きたいので投下してみて良い?

496:名無しさん@ピンキー
08/05/01 22:42:13 sQyl4z6i
私は一向に構わん!

497:名無しさん@ピンキー
08/05/01 22:44:06 Wa3RnJ/F
遊戯は、黒い不気味なオーラを上げる少年を正面に見据えながら、腕に取り付けているデュエルディスクを展開させた。
こいつ・・・。見た目は普通の少年となんら代わりはないが・・・。
だが、その身にまとうオーラは、千年アイテムの闇に取り付かれたものにそっくりだ。
サトシの姿に自分自身と、そして友であり、千年リングの闇に取り付かれたバクラの姿を重ね合わせる。

遊戯だけではない。
その尋常でない気配に、麻理沙は愛用のミニ八卦路を取り出し、言葉は愛刀古青江に手を掛け、古泉もまた自分の超能力をいつでも発動できるように構えていた。

「ふっふっふ、慌てんなよ、これはゲーム、ゲームなんだからよぉ、楽しくいこうぜぇ。」
サトシの声と同時に、5人の周りに黒い靄が掛かりだす。
「これは・・・」
「いったい・・・なにが」
不気味な雰囲気にたじろく古泉と言葉の声に、サトシは嗜虐的な笑いを見せる。
「言っただろ・・・闇のゲームだってなぁ。俺に勝てなければ・・・てめぇら全員、生きて帰れねぇぜ。」
闇のゲーム・・・という単語に、遊戯の顔が強張る。
・・・闇のゲームだと、こいつ・・・やはり。

「闇のゲームがどうとか関係ないぜ!!!要は魔王の手下なんだろ?だったら吹っ飛ばすまでだぜ!!!」
闇のゲームの雰囲気にもまったくたじろく気配のない魔理沙に、サトシは真顔になって言った。
「だから言っただろ、慌てんなって・・・まだ闇のゲームのルールも説明してねぇ。」
「何?」
「つっても難しいルールは全然ないけどなぁ!!! 来い!!!ピカチュー!!!」
サトシは腰につけた紅白のボールを思い切りよく投げる。
「何だ!?」
4人が身構えると同時に、ボールが開き、一筋の光が地面に降り立った。
それは地面にたどり着くと同時に一つの形を成した。
油断なく身構えていた面々だが、その姿を見た瞬間、それは怪訝な顔に変わる。

「ピカチュー!!!」
そこにいたのは、凶暴な獣でもなく、屈強な怪物でもなく、どちらかというと愛くるしいと表現した方が良い、小さな生物だった。
まるほっぺに縞々の尻尾。かわいらしい耳をつけた、女子高生にでも人気が出そうな姿である。
「ちっちゃいな・・・。」
「カワイイです。」
麻理沙と言葉はおもわずその姿に緊張していた態度を弛緩させてしまう。
サトシはその姿を見てニヤつきながら言った。
「ルールは簡単だ。俺様の出すモンスターを全部倒しな。全部倒せばお前らの勝ちだ。」
サトシの言葉に、緊張を解いていた面々は再び身構える。
いままでも姿が戦闘向きに見えない強力な敵とも戦ってきた。目の前の敵がどんな姿をしていても、油断は出来ない。
「そんな面倒くさいことしなくても、もっと簡単に終わらせる方法があるぜ」
「あぁん?」
麻理沙の言葉に怪訝な顔をするサトシ。
麻理沙はいつの間にか両手を構え、手の中心に八卦路を構えていた。
「両方とも一緒に吹きとびな!!!」
麻理沙が叫ぶと同時に八卦路から強力なエネルギーが放たれた!!!

それは地面をえぐり、空間を焼きながらピカチューとサトシを飲み込んでいき、そして・・・。

ズドォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
けたたましい音ともに、ピラミッド内壁に直撃した。
ピラミッド全体が大きく揺れ、天井からパラパラと天井の破片が落ちてくる。
「くっ・・・ずいぶんといきなりだな。」
いきなりの麻理沙の大技、マスタースパークの炸裂に遊戯はおもわず言葉を漏らす。
「弾幕はパワーだぜ。」
麻理沙は笑顔でそう言った。
「今ので、倒せたんでしょうか・・・。」
「直撃なら、おそらく・・・。」
少なくともあの威力をまともに受けて無事な相手はいないだろう。
言葉も小泉もそう思っていた。
しかし・・・、

498:名無しさん@ピンキー
08/05/01 22:46:32 Wa3RnJ/F
>>496の許しをいただいたので投下してみた。
すまん、まだこれだけ。w
展開は全部考えてるのだが、細かい言い回しとか状況描写だけで時間を食う食う。orz


499:名無しさん@ピンキー
08/05/01 22:54:16 sQyl4z6i

とりあえずいくつか言わせてもらうと

地の文の所々に一人称形式が混じってる
シリアスでは(それ以外でもだけど)ビックリマークを連続して使わないほうが良い
安っぽい表現になりやすいので擬音はなるべく使わないほうが良い、使うとしても短いほうが良い

てな所かな

話自体は良いと思うぜ
お互い頑張ろうじゃないか

500:名無しさん@ピンキー
08/05/01 23:02:05 Wa3RnJ/F
>>499
擬音はやっぱり駄目か、威力を見せるって難しいな。
ラノベでも引っ張り出して研究してみるべきかな。
アドバイスありがとう。
お互い頑張ろうZE!!

501:名無しさん@ピンキー
08/05/01 23:03:10 6Ds487Mt
とりあえず乙
遊戯たちのドジリスとピカチューの対決が楽しみだぜ。

502:名無しさん@ピンキー
08/05/01 23:10:33 Wa3RnJ/F
>>501
ありがとう、次はピカチュー戦書き終わったら投下するよ。

503:名無しさん@ピンキー
08/05/01 23:27:12 6Ds487Mt
>>502
ゆっくりがんばってね!!!

504:名無しさん@ピンキー
08/05/02 00:50:44 JmdDnWOm
水銀DIOとロックミク待ちすぎて正座したあしが痺れてきたぜー

505:名無しさん@ピンキー
08/05/02 01:30:49 f/xXvO04
>>504
男は度胸!なんでも自分で書いてみるのさ

506:名無しさん@ピンキー
08/05/02 01:59:11 RFnESQo8
ロックミクは散々でてると思うが。

507:名無しさん@ピンキー
08/05/02 02:44:56 xvM8zqQB
>>502
「魔理沙」全部誤字してるぞ
それくらい添削するべきでは?

508:名無しさん@ピンキー
08/05/02 04:57:00 RFnESQo8
>>507
素で気付いてなかった。
直します・・・。

509:名無しさん@ピンキー
08/05/02 14:15:38 aLtOq9m/
>>504
申し訳ない…
ところで、wiki(※公式)で社長の項目を見てみると意外と優しいって設定があった
ネタに使えそう

510:名無しさん@ピンキー
08/05/02 15:11:57 ahBOHMYV
凸凹師弟書いた者ですが、じゃあ、DIO水銀燈でひとつ。
ざっと書いたから期待はするな、エロは無し。


511:名無しさん@ピンキー
08/05/02 15:12:46 ahBOHMYV
それは、DIOのほんの気紛れだった。
この、己の意志で動き、喋り、笑う美しい人形を少しだけ気に入ったから、館へ連れ帰った。
彼女は非常に気紛れだったので、エジプトの気候に飽きたなら、勝手に出て行くだろう。
それでもまあ良い、どうせミステリアスパートナーとしてのお呼びがかかれば、否が応でもあの空間へ呼び出される。
だから、それまでの短い間の、戯れのつもりだった。

しかし、今、彼女は、表情には出さず皮肉を込めた発言を繰り返しながらも、DIOの館に留まっていた。
理由は恐らく、彼の部下の一人にあった。
「DIO、貴方、そこそこ腕の立つ部下を持っているのねぇ、マエストロ……までとは行かなくても、良い出来だわぁ」
黒い翼を羽ばたかせ、彼の座る椅子の端にすっと止まりながら、水銀燈はくつくつと笑う。
彼女が言っているのは、DIOの部下である、テレンスのことである。
人形に人の魂を閉じ込めて飼うことを趣味にしているテレンスにとって
元から『人形』として魂を吹き込まれた薔薇乙女は、まさに理想の『少女』だったらしい。
御陰で、器用な彼の指先は、ここの所もっぱら水銀燈の髪や爪の手入れ及び、彼女の小物を作ることにのみ費やされていた。
「今日の服も美しいではないか、テレンスめ、最近執事の仕事も放り出しすぎだ」
非難するDIOの瞳は、言葉とは裏腹に、優しく細められ水銀燈を見詰めている。
「うふふふふ……似合っているでしょう? 仏蘭西の、有名なデザイナーのコートを、私のサイズに仕立てたんですって」
機嫌良く羽根を振るわせると、裾の長いコートがひらりと翻り、隙間からちらりといつもの黒いドレスが見えた。


512:名無しさん@ピンキー
08/05/02 15:14:21 ahBOHMYV
彼女が着るのは決まって、コートやケープなどばかりで、身に纏うドレスは一切脱ごうとしていない。
一度テレンスが脱がそうとしたが、全力で抵抗され、半身を黒い羽根で覆われ死にかけていたな、とDIOは思い出す。
『お父様が作ってくれたのよ! 嫌! 貴方なんかの汚い手で脱がされたくないわ!』
自分自身の体を抱えるようにして、必死で抵抗していた彼女の口から漏れた『お父様』という単語。
話だけは聞いていた、アリスゲームの主、水銀燈の制作者であり、唯一愛する男――。
猫なら、咽でも鳴らしそうな様子の彼女の首筋に、DIOは手を伸ばした。
その首筋から血を吸うことは出来ない、囓っても、陶器のような感触があるだけだろう。
それに、今更彼女を吸血鬼にする意味は無い。元より千年の時を生きられる躰をしているのだから。
「似合うな、本当に、お前は黒が似合う」
「あらぁ、褒めても何も出ないわよ、私はお父様のためにアリスになるのだから、何でも似合って当然なの」
また、お父様か。と、DIOは少しだけ彼女が羨ましくなった。
「お前は、そのお父様とかいう奴が、よっぽど好きと見える」
冷たい、氷のようなDIOの指先を、水銀燈は珍しく素直に受け入れた。
「ええ、大好きよ、だあいすき……お父様は私の全て、私のたった一人のお父様」
夢見るように、水銀燈は続ける。だが、何処か悲しそうだとDIOは思った。
自分自身に対する感傷か、と、瞼を閉じる。優しい声は歌のように降りてくる。
「お父様から頂いた物は、髪の毛一筋たりとも渡さない。失いたくないの、何も、欠けたくない、不完全なんて、いや」
水銀燈の小さな手が、彼女の腹をぐっと押さえるのが気配で分かった。
失いたくないと言いながら、それが叶わないと解っているのだろうか、彼女も、自分も。
DIOは鬱々とした気分になりながら、赤い瞳を開く。
失ってしまった物は、幻想の中にはっきりと爪痕を遺し、忘れ去ることは出来ないほどに色付いていく。

「テレンスに―――」
不意に、DIOの口から自然に言葉が突いて出た。
「テレンスに、一着ドレスを作らせよう。お前のためのものだ、着なくても良い。持っているだけで良いから、受け取ってくれないか」
水銀燈は、解らないという顔をしながら、持っているだけなら、と頷く。
「デザインは古くさいかもしれないが、お前の好きな色で作ろう。きっと似合う、売ったりするなよ」
DIOの頭に浮かんでいたのは、幼い頃、父親に命じられ泣く泣く売った、彼の母親が着ていた美しいドレスだった。
フリルの数も、布地の柔らかさも、全て鮮明に覚えている。
永遠の時を生きて猶、彼の心にまとわりついて離れない、一つ欠けた部分。
それをDIOは、同じく永遠の時の中を、父の影を求めて彷徨う水銀燈に、託したかったのかもしれない。
「私がそんな風に見えて? 売るわけ無いわぁ、大体売るって何処にかしら。貴方、珠に変なこと言うのね、子供みたい」
おこちゃまねぇ、と苦笑しながら、水銀燈は、彼の黄金に靡く髪を梳く。
DIOの黄金の髪に、彼女の銀色の髪は良く映えた。
「いいわぁ、特別よ。私がアリスになったら、お父様に許可を貰って、貴方のドレスを着てあげる」
だから、駄々を捏ねるのは止めなさい、DIO。
宥めるような声と共に、額がこつんと重ねられる。
小さな小さな手に頭を撫でられながら、彼は、僅かに欠けていた物が満たされるのを感じた。

おわり

513:名無しさん@ピンキー
08/05/02 16:54:27 O9hW2wGH
さっと書いてこれか…凄いなGJ

514:名無しさん@ピンキー
08/05/02 18:29:03 cXwBkGKK
すげぇ・・・としか言いようが無いww
GJ!

515:名無しさん@ピンキー
08/05/02 18:46:17 U6iUqMrc
ありがとう。萌えたぜ!!

516:名無しさん@ピンキー
08/05/02 20:36:50 mo6+4AUa
すごい・・・
俺もこんなSS書けるようになりてぇ。

517:名無しさん@ピンキー
08/05/02 21:44:41 UiaEyK9v
GJ!
そういえば一巻での母親のドレスのくだりは
DIO様が作中で見せた唯一の愛かもしれないんだな。

518:名無しさん@ピンキー
08/05/02 23:49:54 O9hW2wGH
ニコニコRPG版の北高の日常ってどんなだろうな
あんだけ作品が入り混じってるんだから、おそらく本編に出なかった作品のキャラもいるんだろうな…

519:名無しさん@ピンキー
08/05/03 00:02:32 zY1CRebW
>>518
北高生徒とと陵桜学園生徒と言葉の学校の生徒とコッペパンを要求して銃を発泡するやつのいる学校の生徒は間違いなくいるな


520:名無しさん@ピンキー
08/05/03 00:10:51 AXeYNr1m
クラナドのキャラが悩む所だな
例の店の存在から多分居るんだろうけど、Foo子がニコニコの住人だし
それともFoo子はバイト?

521:名無しさん@ピンキー
08/05/03 01:16:18 8v5/mITa
エロ全く関係なくなるが個人的にはEDFも気になるな
軍曹や政府の密偵や老兵はともかく、陰陽師を擁する地球防衛軍ってどんなだw

522:名無しさん@ピンキー
08/05/03 01:24:36 AXeYNr1m
むしろ陰陽師のほうが優遇されてると思うけどな
相手妖怪軍団だし

523:名無しさん@ピンキー
08/05/03 03:25:12 VIXCt6xf
制服自由設定だとしたらハルヒが異様にミニスカになるな。

あとノーパンの時の押さえ方がおしっこ我慢してる風だと言われてからそうにしか見えなくなったんだが実際行きたくなったら絶対言わないよな。ハルヒって。

524:名無しさん@ピンキー
08/05/03 04:09:44 uBiicqU4
涼宮ハルヒの失禁か

525:名無しさん@ピンキー
08/05/03 04:11:22 AXeYNr1m
話がどう飛躍したのか(主にハルヒとこなたの仕業)、女性陣が我慢大会をおっぱじめるんですねわかります

526:名無しさん@ピンキー
08/05/03 07:51:28 iFlZUwx/
スパイダーマと言葉は同じ境遇なんだよな
大切な人を殺された者同士でちょっと頑張ってみる

527:名無しさん@ピンキー
08/05/03 09:45:28 +4ptU35t
>>519
フルメタ関連のネタはもうちょっと欲しかったな

528:名無しさん@ピンキー
08/05/03 10:16:56 ILH4iDQp
>>525
SSとか絵とか描きたくなるじゃまいかw

529:名無しさん@ピンキー
08/05/03 11:06:13 VIXCt6xf
全員パンツ履いてるのに前押さえになるんですね、解ります。

一番長く我慢できそうなのは言葉か。ハルヒも魔理沙も漏らした経験はあるみたいだし。特に魔理沙(笑)

530:名無しさん@ピンキー
08/05/03 11:18:29 ILH4iDQp
ミクだと思う。メカだし。

531:名無しさん@ピンキー
08/05/03 11:29:49 d7pUuIIu
まず我慢する必要がないからなw

532:名無しさん@ピンキー
08/05/03 11:40:27 +4ptU35t
ちょっと書いてみようかな

533:名無しさん@ピンキー
08/05/03 11:42:06 VIXCt6xf
>>532
期待してるぜ!

534:名無しさん@ピンキー
08/05/03 11:45:28 ILH4iDQp
>>531
ピコ麻呂と阿部さんが使用中とかw

535:名無しさん@ピンキー
08/05/03 14:18:45 +LCfWqww
>>526
おお!期待してる!!

wikiの文字掲示板に投稿されてるロックミクがえらく萌えるのだがなんかあそこに感想書くの恥ずかしくて出来ない

536:名無しさん@ピンキー
08/05/03 15:43:56 ZQbRj2v7
>>529
最後の2文kwsk

537:名無しさん@ピンキー
08/05/03 16:17:16 VIXCt6xf
霧雨魔理沙の憂欝か。
ハルヒは最終回普通に我慢しててキョン置いて部屋でてったもんな。

538:名無しさん@ピンキー
08/05/03 20:52:37 5LGuOIK8
今来た
ゲーム関係で遊戯こなたも社長こなたも良いと思っていたが、
>>73で社長ハルヒに目覚めてしまったと言わざるをえない!

539:名無しさん@ピンキー
08/05/03 21:50:08 clZgsHwB
>>538
まさにツンデレカップルだと言わざるを得ない。

540:名無しさん@ピンキー
08/05/03 23:18:26 1gmBT8uq
>>509
アニメの社長ならわかるが原作の社長は一切優しくないぞ!

541:名無しさん@ピンキー
08/05/03 23:25:37 E9+xbs6/
デスT編でチビっ子には不気味なくらい笑顔だったし
海馬サマって慕われてたから子供には優しかったんじゃね?
刃向かう奴には容赦ないけど

542:名無しさん@ピンキー
08/05/04 00:36:37 49npJUFx
↑多分マイクラされたおかげではあるがな。
年下に優しいのは同意。

543:名無しさん@ピンキー
08/05/04 06:01:27 3jy4Vv3o
でっていう×青眼
いや、言ってみただけ

544:名無しさん@ピンキー
08/05/04 10:56:00 7trRKbAl
>>543
奇才あらわる

545:名無しさん@ピンキー
08/05/04 12:52:46 F+m7yAGy
>>543
期待してる

546:名無しさん@ピンキー
08/05/04 12:53:49 QdbBbE+1
マリオが社長に殺されかねんww

547:>>467ネタ こなたと遊戯
08/05/04 15:02:13 ELUfMzbH
>>467-468さんのネタを勝手に拝借させて頂きます
シチューもどきが残っていると仮定して、遊戯×こなたです
エロはない。まずかったら言って下さい


 ―クラッシャーがドアをぶち壊し、シチュー(?)に汚れた体を引きずってミクが出て行った後の厨房。
 消え落ちた電灯のスイッチを精一杯腕を伸ばして入れたのは、実年齢には不釣合いなほど小柄な少女だった。

「あれ? 誰か使ったのかな?」

 背中まで伸ばした青い髪を揺らしながら入ってきたのは泉こなた。
 現役の女子高生だが、れっきとしたEDFの一員である。

「使ったんならちゃんと片してくれないと困るなぁ」

 料理は片付けするまでが料理です、と呟きながら汚れた床を見る。
 薄い色ではあるが白く濁った液体の上に、皮をむいただけの丸のままと思われる芋が転がっていた。
 誰かが料理をして零したのだろう。近くには盛り付けに使ったと思われる皿もひっくり返っている。

 ガス台を見れば同じものが鍋に入っている。
 まだそう時間は経っていないようで、蓋を開けるともうもうと白い蒸気が立ち上っていった。
 暖められた牛乳の臭いが鼻に突き、こなたは顔をしかめる。

「うわー…なんだコレ…。桂さんが作ろうとして失敗したのかな?」

 おたまで中をかき混ぜてみると、丸のままの大きなキノコも見つかった。
 そのあまりの創作料理っぷりに、さすがのこなたも苦笑する。
 大きな鍋に牛乳、というとシチューしかないだろう。入れる具が少々奇抜過ぎではあるが。

「丁度良いや。これで遊戯くん達に差し入れ作ろーっと」

 かくして、クラッシャーの作ったシチューもどきは、
 こなたの手によって、ちゃんとしたシチューに生まれ変わったのだが…。

 こなたはまだ、自分がトンでもない物を作ってしまった事に気付いてはいなかった。


 ―場所は変わってタイガーモス号・ブリッジ。
 操縦室から出てきた武藤遊戯はげんなりとした顔つきだった。

「ちょっとぐらいいーじゃないのよ! アンタこれまでずっと操縦してきたじゃない!」
「お前のような小娘が使いこなせる訳がないだろう! 操縦の邪魔だ!」

 扉越しに聞こえてきた声は、涼宮ハルヒと海馬瀬人のものだった。
 遊戯と海馬は、元々タイガーモス号の操縦という重大な任務を任されているので、
 彼らがブリッジにいる事は何ら問題でもないのだが。
 問題はハルヒだ。
 彼女は特に何の任務もついていない。ハルヒは暇を嫌い、面白そうな事には首を突っ込む性分らしい。
 飛行船の操縦、という普段あまりお目にかかることの無いチャンスに、彼女は目を付けたのだろう。
 突然乱入してきては、海馬と操縦席の争奪戦を繰り返している。

 遊戯の腹がぐうと鳴る。
 彼らはタイガーモス号の操縦を任された。
 故に席を簡単に離れる事ができず、まだ夕食を食べていない。
 この機に何か食べ物を調達してこようと、遊戯は厨房へ向かった。

548:547
08/05/04 15:04:46 ELUfMzbH
ひとまず時間切れでここまで
続きは大丈夫だったら帰ってきてからでも
遊戯にハルヒの事をなんて呼ばせていいのか困る
他の方のSS同様「ハルヒ」で良いのかな?

549:名無しさん@ピンキー
08/05/04 15:08:38 QdbBbE+1
続き待ってる。
「泉さん」「桂さん」だから「涼宮さん」の可能性も。どっちでもいいと思うけど。

550:467=468
08/05/04 16:35:35 3jy4Vv3o
>>544-545
言っておくけど
爬虫類は大好きだけど獣姦とかケモノには興味ないんだからね!
これから書くけど知らないよ

>>547
まさか続きを書いていただけるとは・・・
自分は巨大娘とか急成長が好きなんで、こなたは丁度いいキャラだったんだけど
そこまで持っていくシチュが思いつかなかったので断念
変な性癖持ってない人が書くとどうなるか楽しみです

551:名無しさん@ピンキー
08/05/04 17:52:31 KjDaKZCp
>>547
団長と社長のツンデレ絡みは思ったよりいいな
新しい可能性が出来たと言わざるを得ない

552:>>467ネタ こなたと遊戯2
08/05/05 01:20:49 ci2IhMU8
>>547です。続き投下


 遊戯が厨房へ近付くと、部屋には光が点っていた。
 夕食はとっくに終わっていると聞いていたので、人がいるはずがないのだが。

「…泉さん?」

 部屋の中を覗くと、こなたが鍋の前に陣取っていた。
 こなたは遊戯の声に気が付くと、身に着けていた三角巾を取って振り返る。

「あれぇ、遊戯くん。ブリッジの方は良いの?」
「ああ。涼宮さんが来てくれたから、代わってもらった」

 実を言うと彼女が代わろうとしていたのは遊戯のレーダーを見張る役ではなく、
 海馬のタイガーモス号の操縦なのだが。
 なのに遊戯が部屋を出たのは、腹が空いたという理由もあったが、
 あの部屋に操縦者と見張り以外の人は必要ないと判断したからだ。

 席はその為のふたつしかないし、部屋は狭いのだから。
 海馬は何があっても操縦席を立つことはないだろうし、
 彼女も海馬が譲るまで諦めないだろう。
 女の子をいつまでも立たせておくというのも気が引けたが、
 何よりあの喧々囂々とした空間から早く非難したいというのが本音だった。

「あらら~社長と涼宮さんかぁ…。ツンデレが二人とは、なかなか面白いイベントだねぇ」
「ツンデレ?」

 きらりん、と効果音でも聞こえてきそうなほど目を輝かせるこなたに、
 遊戯は彼女の言った聞き慣れない単語に首を傾げる。
 そういえば、初めてピコ麻呂達と同行する事になった時、魔理沙も同じ事を言った気がする。

「ところで、何を作っているんだ?」

 遊戯はこなたの前にある大きな鍋を指差す。

「ん、これはシチューだよ? 食べる? 丁度遊戯くん達に持っていこうかと思ってたんだ」
「そうか、さっきから腹が減っていたんだ! ありがたいぜ!」

 言うが早いが、こなたは少し深めな皿にシチューを盛っていた。
 ずっと空腹でいた遊戯に気遣ってか、具が多めに盛ってあるのが本当にありがたい。

553:>>467ネタ こなたと遊戯3
08/05/05 01:25:34 ci2IhMU8
「自分で言うのもなんだけど、これは流行るおいしさだね。
 キノコと芋が意外と合って絶妙なハーモニーを作り出す…」
「ありがとう、泉さ…」

 皿を受け取ろうとした遊戯の手がぴたりと止まる。
 そのまま皿を持ったまま手を引こうとしない遊戯をこなたは不思議な顔をして見つめる。

「どったの? 嫌いなものでもあった?」
「いや…そうじゃなくて…」

 遊戯はこなたを頭からつま先までまじまじと見つめると、

「泉さんって、何センチだったっけ?」
「ええっ…!? いきなりスリーサイズを聞かれるとは思わなかったなぁ…。
 遊戯くん、残念だけどそのイベントはもうちょっと先d」
「あっ! ち、違ッ!!」

 少し眉を寄せて難しい顔をするこなたに、遊戯は顔を真っ赤にして力一杯否定した。
 遊戯にその気はまったく無かったのだが、確かに今の言動は誤解を招いても仕方がないと言わざるを得ない!

 遊戯はこなたの頭、アホ毛の部分を見つめる。
 少し顎を上げて見上げないとその存在を確認することができない。

「…泉さんって、こんなに背が高かったっけ?」

 前は自分の目線にアホ毛がなかっただろうか。こんなに顎を上げなくても良かった気がする。
 遊戯の言葉でこなたも初めて自分の異変に気付いたらしく、
 自分の体と周りをきょろきょろと見比べた。

「…ホントだ。なんか少し周りがちっちゃくなった気がする」
「今はオレと同じくらいに見えるぜ!」
「ホント!? もしかしてこれは…成長イベント!」

 わなわなと手を振るわせるこなたに、遊戯が「少し羨ましい」と思ったかどうかは定かではない。

「どーりでさっきから肩が重いと思ったんだよね。これも成長痛かねぇ…」

 どっこいしょ、とまるで中年女性のような掛け声を上げ、こなたは右肩を揉む。
 その時、「ん?」とこなたの目の色が変わり、ぐわしっと自身の胸を鷲掴むと二度三度揉みしだく。

554:>>467ネタ こなたと遊戯4
08/05/05 01:28:59 ci2IhMU8
「…!!!」
「わあ! 胸が! 胸がおっきくなってるよ~!!」

 今まであり得なかった事件と感触に、こなたの頬が興奮からピンク色に染まっていた。
 こなたが「どースか、コレ!?」と遊戯を振り返ると、
 その一部始終を見ていた彼の顔も、俯いてはいるが真っ赤に熟れている。

「…泉さん、その…さっきよりも、さらに大きくなってないか…?」

 遊戯が見ると、こなたの目が自分のひとつ頭分ぐらい上にある。
 完全に見下ろされる立場となり、遊戯は少し落ち込むが…ある部分が目に入ってハッとする。

「おお、本当だ。もしかしてこれは成長じゃなくて進化イベントかも!?」
「泉さん! そ、そんな事を言っている場合じゃないんだぜ!!」

 遊戯が必死で何かを伝えようとしているが、上手く呂律が回っていない。
 こなたが首を傾げると、不意に肩に重圧が掛かる。
 背だけでなく、どうやら胸も現在進行形で大きくなっているようだ。

「うーんッ…! 胸が重い~っ」
「う…うわああああああああああああ!!!」


「遊戯、どうした!? 魔王が攻めて来たのか!?」
「どうした、まるで天国にイッちまったような声出して」
「どうかしましたか、武藤さん!?」
「遊戯があぶない!!」
「仲間の悲鳴を聞きつけて駆けつける男、スパイダーマッ!」
「ホワアアアアアア!?」

「おい、どうし…のぅわッッ!!?」

 バタバタと遊戯の絶叫を聞きつけて厨房に入ってきた男陣だったが、
 中の光景を見て唖然とする。

 どういった理由かは知らないが、
 大きくなったこなた(服は元のままなので所々肌が見え隠れしている)が
 抱きつくような形で尻餅をつく遊戯に縋りついていたのだから。

「「「「「「「ご…ごゆっくりぃ~!!」」」」」」」

「あっ…違ッ! 泉さんが勝手に!!」

 縋るような遊戯の叫びも虚しく、厨房はまた二人だけとなってしまう。

 二人の傍らに転がっている皿からはシチューが零れ、
 赤と白の毒々しい色をしたキノコの切れ端が、他の具に混じっていた。


「ふぅん。昨日何かあったようだな」
「こなちゃんが急に大きくなったらしいわよ。
 そんな面白い事件を逃すだなんて…一生の不覚だわっ!」

 一晩したらこなたの身長も胸も元通りになっていたとさ。

555:552
08/05/05 01:34:00 ci2IhMU8
おわりです
ありがちなオチだと言わざるを得ない!

>>550
勝手にお借りして申し訳ないです
変な性癖ってww
自分、同板の某擬人化スレの住人ですがw

556:名無しさん@ピンキー
08/05/05 07:04:00 NksY35gU
>>552
GJ! 貧乳も良いが巨乳化もご褒美と言わざるを得ない!

ところで、前から気になっていたのだが、エロ無しorあっても微エロ程度なら
ここじゃなくてwiki関連の方に投下する方が良いのか?
エロパロ板が好きだからこっちに投下したんだが(スキマ師弟やDIO銀)
自分の書くものにエロがないから悩んでいる
その場のスレ的なノリで書いているので、こっちの方がやりやすいんだが、いいの?

557:名無しさん@ピンキー
08/05/05 07:39:05 BxBGCMXV
>>556
俺は一向に構わん!
まあ、どっちもチェックしてるけどね。

558:名無しさん@ピンキー
08/05/05 11:56:03 gJxCHgT2
>>556
せっかくこっちがあるからこっちに投下して欲しいんだぜ

559:名無しさん@ピンキー
08/05/05 15:53:26 ZKlvHO6Y
ここらへんで阿部が男前な魔理沙に興味を抱いて
「魔理沙の貞操が危ない!」っていう新展開が・・・。


560:名無しさん@ピンキー
08/05/05 16:45:38 9Nwnh6np
>>559
阿部さんは原作でもRPGでも男前なので女の子キャラと絡ませたいのは良く分かるけど
(絵板のなのはさんが阿部さんにすがり付いてる絵は可愛くてよかった)
阿部さんはガチすぎるほどにガチなガチホモだからな…
いくら男勝りとはいえ、魔理沙の貞操を狙うのはどうしても想像できない

561:名無しさん@ピンキー
08/05/05 17:58:06 L+PMcsgo
>>556
一つ言えることはここはエロパロ板であると同時に文章創作板でもある。
エロがないと駄目ってわけでもない。

562:名無しさん@ピンキー
08/05/05 21:00:20 Rz8zMCbw
むしろR-18モノが未だに無いという

563:名無しさん@ピンキー
08/05/05 21:05:51 BB8xhuTX
せいぜいR-15くらいだよな

求むエロ職人
もちろん非エロも歓迎だがな!

564:名無しさん@ピンキー
08/05/05 21:40:40 dFFEYFRd
>>559
逆に考えるんだ。
女性に慣れて女性にも勝てるように
なるために魔理沙達に襲われると考えるんだ。

565:名無しさん@ピンキー
08/05/05 22:24:47 IGCx/otd
阿部さんだとありえなさ過ぎて逆に創作意欲が湧くかも。w

566:名無しさん@ピンキー
08/05/05 22:59:30 VZD4ekUK
阿部さんのヘテロネタというと他スレで見たこの名作を思い出す


>「私、阿部さんのことが好きなんです!阿部さんにだったら何されても良い…お腹の中に何を出されても、阿部さんのだったら喜んで受け止めます!
>…阿部さんが、男性にしか食指が動かなくても、いつか…。私、そう思ったからいつもこの公園に…!」
>
>少女の訴えを遮るように、男はベンチから立ち上がった。そして少女を見下ろすと言った。
>
>「お嬢ちゃん、そいつは違う」
>
>よく響くバリトンが少女の耳を震わす。今にも泣き出しそうな少女とは対照的に、男の表情はいつものそれと変わらない。
>
>「俺みたいな質の奴は、お嬢ちゃんの世界にとって珍獣みたいなものさ。物珍しさに引かれて興味をそそられただけだ。それは、恋じゃない、錯覚だ」
>
>少女の目が驚愕に見開かれた。黒目がちな曇りのない瞳が男を映す。

567:名無しさん@ピンキー
08/05/05 23:37:47 BB8xhuTX
ニコニコRPGノベライズ化作品て需要あるかな?

ていうか仮に投下するならwikiの掲示板のがいいか

568:名無しさん@ピンキー
08/05/05 23:40:05 zb1fgT3L
>>567
私は一向に構わん!!

569:名無しさん@ピンキー
08/05/06 00:14:38 C8V5WFAx
>>566
そのスレ知ってるわwww

570:名無しさん@ピンキー
08/05/06 02:06:28 q203bRi7
とりあえずサンプルがてら書いた第一話目を投下してみようと思う
続けるかどうかは反応しだいで決める
それでは、題して『似非SS版ニコニコRPG 第一話レッツゴー陰陽師』↓

571:名無しさん@ピンキー
08/05/06 02:08:12 q203bRi7
あらゆる困難が科学で解決するこの平成の時代で
人々の閉ざされた心の闇に入り込む魑魅魍魎が存在していた。

科学の力ではどうしようもできない
その奇怪な輩に立ち向かう神妙不可思議にして胡散臭い男が一人。

その名は、矢部野ピコ麻呂
そう、人は彼を陰陽師と呼ぶ。



現在の人類の繁栄を象徴するような巨大なビル郡。
その少し離れた場所に建つのはそれを支える人々が住む住居郡。
そしてその中心に陣取るは、その人々を癒す憩いの公園。

誰から見ても何処にでも在る平和な街中の風景である。

ただし、そこを歩き回る者達を除いては、の話だが。


「ケェエエエエ!」

街中に生き物の発するものとは思えない奇声が響く。
体表は黄色く染められおり、腹はまるで一回り小さい生き物を丸呑みしたように肥大している。
更に手足は骨が浮き出るほどに痩せ細っており、少し力を入れれば折れてしまいそうである。

人型でありながら、どう見ても人に見えないその化け物。
そう、これこそが魑魅魍魎、妖怪である。
妖怪の中でも一際弱いその存在は―それでも一般人よりは強いのだが―少しその手の物に詳しい者達の間では『餓鬼』と呼ばれている。

その餓鬼が、群れを成して前方にいる人間達に腕を振り上げ、襲い掛かる。
骨が浮き出るほど細い腕だが、まともに受ければ唯ではすまない。
増してや相手は群れである。その集中攻撃を受ければどうなるかは言うまでもない。

だがそんな妖怪達を見ても、人間達は避けようともしない。
避ける気が無いのだろうか。それとも避ける必要がないのか。
そのどちらでも構わないと言わんばかりに、群れの一体がその腕を人間の一人に振り下ろす。

あわや、その人間は餓鬼の攻撃に頭部をやられてしまい…と思いきや。
「悪霊退散!」

餓鬼の一撃が届くその直前、人間の一人が腕をゆっくりと上げ襲い掛かる餓鬼へと向ける。
そして呪文のような物を唱えると、その手のひらから光が生まれ、襲い掛かる餓鬼へ直撃した。

「ケェエエエ!」

光に貫かれた餓鬼は、一際大きな奇声を上げると、一度だけ痙攣しやがて動かなくなった。
おそらく断末魔だったのだろう。光を受け絶命した餓鬼の体は、虚空に溶けるように消えていく。

「成仏しろよ」

消えていった餓鬼に対しそう呟くと、その人間、陰陽師のピコ麻呂は残りの餓鬼に応戦している仲間達の姿を探す。

見ると、十数メートルほど離れた場所で、仲間の巫女である琴姫が五体の餓鬼に囲まれていた。
そして今まさに、餓鬼達は琴姫に襲いかかろうとしているところだった。

572:名無しさん@ピンキー
08/05/06 02:09:54 q203bRi7
あの数に一斉に襲い掛かられては、戦いなれている者でも命の保障はできない。
ピコ麻呂は急いで琴姫の下に向かおうとする。
だが、この距離ではどう考えても間に合いそうになかった。

餓鬼達の腕が琴姫に迫る。
それを見てピコ麻呂は目をつぶった。
しかし…。

「ケェアアアアアア!」
「グェエエ!」
「キィイイイイ!」

琴姫に襲い掛かろうとしていた餓鬼の悲鳴が響く。
ピコ麻呂はその声に閉じていた眼を開ける。
その眼に映った光景は、無残に餓鬼達に甚振られる仲間の姿では無く、彼女を中心に倒れる餓鬼達の姿であった。

その光景を見て、やっとピコ麻呂は思い出した。
彼女の特技は破邪の舞。厄除けの踊りを改良したもので、広範囲に渡って邪な者にのみ害を及ぼす舞である。
そんな技を使う彼女が、囲まれたくらいでやられることは無い。
仲間への理解力が欠けていることを自覚したピコ麻呂は、その事を心の内で恥じた。

「ピコ麻呂様」
「こちらの餓鬼も殲滅完了しました」

そこでふと背後から声をかけられた。
彼らもまた、ピコ麻呂の仲間である坊主達である。
どうやら二人に任せた餓鬼の殲滅が完了したらしい。
その証拠に、彼らの背後を見ると、二人に殴り倒されたのであろう餓鬼が横たわっている。

ピコ麻呂は小さく心の中で祈りを捧げ、琴姫のほうへ視線を戻す。
見ると、丁度琴姫も殲滅が終わったらしく、こちらへ駆けてきていた。

573:名無しさん@ピンキー
08/05/06 02:11:12 q203bRi7
「ピコ麻呂様、こちらも終わりました」
「うむ、これでこの辺りの魑魅魍魎は粗方片付いたか…」

ピコ麻呂が言うと、坊主二人もそれに頷いて応じる。
念のためにもう一度辺りを見回して、何も居ないことを確認すると、ピコ麻呂は仲間達に次の場所へ向かうよう促そうとした。
だが、そこで彼の懐にある連絡機器が自己主張を始めた。

「む?」

この機器が鳴ると言う事は、本部から何か連絡があるということである。
ピコ麻呂は、機器を取り出し会話を始めるボタンを押す。
そこから聞こえてきた声は、彼もよく知る旧知の仲である仲間の物であった。

『私はムスカ大佐だ。現在本部が襲撃を受けている!
現在私が臨時に指揮を取っている。君達はすぐに帰還してくれたまえ!』

だがその内容は、お世辞にも安堵できる物ではなかった。
普段から冷静である彼、ムスカの慌てている声に、ピコ麻呂も事態が只事で無いことを悟る。

「なんだと!わかった、すぐに戻ろう」
「ふむ、君達の検討を祈る」

ムスカの社交辞令のような言葉を聞いて、ピコ麻呂機器を切った。
事態は悪い方向へ進んでいる。それを止めるために彼は急いで基地に戻らなくてはならない。
ピコ麻呂は、話を聞いていた仲間へ目を配ると、基地の方向へと走り出していった。

「急ぎましょう、何か嫌な予感がします」

琴姫がそう告げるのが聞こえたのかそうでないのか、ピコ麻呂の足は仲間の危機を救うために少しずつその速度を上げていった。



時は200X年、世界には邪悪が蔓延りつつあった。
世に蔓延る魑魅魍魎、悪鬼怪物。
そしてそれらを率いる魔王。
魔王は、次元を斬り開くと言われる伝説の魔剣『グランドソード』を使い
まさに世界を滅ぼさんとしていた。
そんな中、陰陽師矢部野ピコ麻呂は仲間の巫女や坊主に軍隊、そして政府の密命を受けていると語る男
ムスカ大佐と共に、日々悪霊達と戦い続けていた。

574:567
08/05/06 02:13:23 q203bRi7
というわけで以上
今回は反応しだいで反省します、存分に

575:名無しさん@ピンキー
08/05/06 09:29:48 C8V5WFAx
>>574
GJ!
続きもよろしく頼むよ。

576:名無しさん@ピンキー
08/05/06 14:04:27 nGrjo/Bf
>>574
いいねぇ
ぜひ続けて書いてもらいたい

577:名無しさん@ピンキー
08/05/06 21:11:32 zblOl/7y
>>574
いいですねぇ。
次書く時はにやりとする小ネタもいれてほしい


578:名無しさん@ピンキー
08/05/06 22:01:45 aEekpVPJ
いままで小説を書いたことないオレが、愛と勢いだけで遊戯×こなたを妄想して書いてみた
のを投下してみる。
無駄に長いし途中だし山場もない駄作だと言わざるを得ない!!

579:名無しさん@ピンキー
08/05/06 22:04:38 aEekpVPJ
空高く、雲を突き抜け進む飛行船、タイガーモス号
時刻はすでに夜。迫りくるムスカとの戦いのためには、十分な休息が必要なはずだが……

「ケチケチするんじゃないわよ!ちょっとくらい……この……やらせなさいよ!」
「ええい、邪魔をするな!これは凡骨に操れるものではないわ!」
「何よ!アンタは十分触ったでしょ!?交代よ。こ・う・た・い!」
「くっ…言うことが聞けぬなら、大人しくさせてくれる!!エネミーコントローry「うりゃーー!!」
「ぐぉっ!?き…Kiss☆Summer!!」
「二人ともいい加減にやめないか!!」

タイガーモス号操舵室
ここでは激しい戦いが繰り広げられていた。
夕食後、暇だからと自分に操縦をさせろと言う涼宮ハルヒと、それを阻止しようとする海馬瀬人との取っ組み合いがリアルタイムで進行中
「海馬、高度も安定してるし、操縦をオートに切り替えて俺は一旦席を外すぜ。」
「勝手にしろ遊戯!!オレはこの女に格の違いというものを思い知らせてやる!!」
「…ふぅ……」
2人の争いを傍観していた武藤遊戯は、ため息をついて操縦席から立ち上がり、そそくさと操舵室から撤退した。

「さて……どうしようか……まさか何も残ってないとは思わなかったぜ……」
操舵室からでた遊戯。最初に向かったのは厨房だった。
理由は簡単、まだ夕食を食べていないからだ。
しかし厨房で遊戯を待っていたのは、黒焦げになった食材らしきものの残骸と、申し訳なさそうに謝る言葉だった。
説明によると、厨房には20人分以上の食料が準備されていたが、調理中の爆発のせいで芋以外の食材が吹き飛び、残った芋で作った料理も、全て食べてしまったとのことだ。
「ピコ麻呂にパンでももらいに行くか……?だがこれからムスカとの決戦……アイテムは節約しないとな……」
すきっ腹を抱え廊下を歩く遊戯、ピコ麻呂のところへ行くかどうか悩みながら、1つの扉の前を通り過ぎたとき……

ガッ、ガタン、「おぅわ!?」

「……ん?」

いましがた通り過ぎた扉の中から、物音と人の声が聞こえた

580:名無しさん@ピンキー
08/05/06 22:06:00 aEekpVPJ
眉根を寄せて、扉を見つめる遊戯、扉に打ち付けてあるプレートには『貨物庫』の文字が
「こんな時間に、誰かいるのか……?」
不審に思いながら扉を開け、中へと入ってみる。
広さは10畳ぐらいだろうか。入り口と奥の壁までの間に、人1人が通れるぐらいの通路以外の空間には、木箱が敷きつめられている。
電灯がついているが、木箱がつくりだす影によって、部屋全体を静かで不気味な雰囲気が覆っている。
遊戯は1度天井に届くまで重ねられた木箱を見上げ、そして次に通路の真ん中に放り出されているものに目が行った。
「これは……パンの食べカス……?と、布袋……」
屈み込んで、布袋の中も覗いてみる。布袋の中にも、同様にパンくずらしきものが。
布袋から顔を上げてみる。すると、パンくずが通路の奥にも落ちているのが見えた。
そしてパンくずと一緒に、木箱と壁の隙間にあるものが見えた。

青い、髪の毛

遊戯は思わず微笑んだ。
立ち上がると、通路の奥に向かってゆっくりと、わざとゆっくりと歩いていく。
「体隠して…尻尾隠さずってヤツだぜ……」
そして木箱に手を添えると、壁と木箱との隙間を覗き込む。

「よぉ。泉さん。」
「あはは~、見つかっちゃったね~」

そこに隠れていたのは、青い髪を長く伸ばしたロry…小柄な女の子、泉こなた。
腕には、チョココロネが数個抱えられている。

「泉さん、そのパン……」
「いやいや、これはねその~なんていうかぁ……」
パンを隠そうと腕を後ろに回そうとするこなた。
しかし隙間が狭すぎるせいで、腕を曲げ伸ばしすることすら難しそうだ。
その様子に、遊戯はクスリと笑ってしまった。
同時に、隠れているのが泉さんで良かった、という思いも。

「え~い!バレちゃぁしょーがねぇ!さぁ、ピコ麻呂だろうがハートマンだろうが好きなところに…」
「何を勘違いしているんだ……別にオレは、ピコ麻呂に言いつけるつもりはないぜ」
「つきだして……ひょ?」

遊戯は腕を伸ばし、こなたの腕の中からパンを1個取り出し、キョトンとしているこなたに向かって一言

「どうせなら、一緒に食べないか?」


581:名無しさん@ピンキー
08/05/06 22:57:53 ZNFAVPgg
…書いてる途中?それとも投下ここまで?

582:名無しさん@ピンキー
08/05/06 23:00:39 ZNFAVPgg
ごめん、sage忘れた!

583:名無しさん@ピンキー
08/05/06 23:04:31 aEekpVPJ
>>581
すみません、まだ書いてる途中なんで今日の深夜にまた投稿してみたいと
思います。

584:名無しさん@ピンキー
08/05/06 23:06:00 9QtZy7Sf
好きだぞこういうほのぼの系。
続き待ってるぜ!

585:名無しさん@ピンキー
08/05/06 23:20:57 KABLE1xK
社長とハルヒも気になるんだぜ…

586:名無しさん@ピンキー
08/05/06 23:22:54 ZNFAVPgg
>>583
おk
走り込みしながら続き待ってる!

587:名無しさん@ピンキー
08/05/06 23:27:37 YoW4AORZ
じゃあ俺はビリーやりながら待つとするか。ワンモアセッ

588:名無しさん@ピンキー
08/05/06 23:45:32 4oGxG7mh
うっ………ふぅ。

さぁ、続きを待とうか。

589:名無しさん@ピンキー
08/05/06 23:50:57 aEekpVPJ
>>588
ビリー終わったのかwww

590:名無しさん@ピンキー
08/05/07 00:49:37 ddPncocR
>>588
三枚目か四枚目かw

591:578
08/05/07 01:07:06 IUWv/SeY
まだまだ途中までしか書けてません・・・
しかもWikiの絵版のネタをそのまま使うという暴挙をしてしまった・・・
吊ってくる・・・といわざるを得ない!!

592:578
08/05/07 01:08:46 IUWv/SeY
「木箱にEDFって書いてあるでしょ?だからたぶん、EDFの本部が物資を置きっ放しにしたまんま私達に船を渡しちゃったんだと思うんだよ~」
「なるほど……でもそれなら隠れる必要はなかったんじゃないのか?別にアイテムを盗んだわけじゃないだろうし」
「いや~……そこは良心がうずくと言うか~……」

貨物室の中、床に座って駄弁る遊戯とこなた
床には木箱から取り出した幾種類ものパンが転がっている。そして2人の手にも、食べかけのパンが。
他人のものを勝手に食べることに罪を感じるが、背に腹は変えられない。遊戯はこなたと「パン泥棒」を共犯することにしたのである。

「今気づいたんだけど…これはまさかのフラグだよ~。薄暗い倉庫で秘密を共有する若い男女……これはなかなかの萌えるね~。いやでも!弱みを握って脅迫する鬼畜の王道も捨てがたい!!」
こなたが食べているチョココロネから口を離していきなり言い出した。しかも少し興奮しているようだ。
「『人のものを盗むなんて悪い子だ…お仕置きが必要だな……』『そんな…あっ、そこはっ、許してぇ!』『そんなこと言っても体は正直だぜぇ?』『く…くやしい…でも…ビクビク』……なんてルートもなかなか…」
「翻弄するエルフの剣士を生贄に、ブラックマジシャン・ガールを召喚。砦を守る翼竜を攻撃。ターンエンドだ。」
「あ?あれぇ?いつの間に……」
妄想の世界から帰還し、慌てるこなた。対して、余裕の表情の遊戯
ただパンを食べてるだけでは暇だから、とこなたの提案でデュエルを始めた2人。と言っても、実力の差が圧倒的だが……
「ムムム……エロゲのシチュ話で集中力を乱そうとしたのに…逆に私がはまってしまうとわ……さすがは真のデュエリスト……」
「ほら、泉さんのターンだZE☆」
「ん~…じゃぁグレムリンとルイーズを生贄にして、レッドアイズ・ブラックドラゴンを召喚~!いけ!こなたファイアー!!
「甘いぜ泉さん!リバースマジック!!聖なるバリアーミラーフォースー!攻撃はレッドアイズ自身に跳ね返る!そしてオレのターン!「Σ(´д`;)!?まだエンド宣言してなry」ブラマジガールの攻撃!これで泉さんのライフは0だぜ!!」
「あぁ!私の嫁が~/(=ω=)\」
「これでオレの10戦全勝だな。」
得意げな遊戯。素人相手に勝っても自慢できるものでもないが……
反対にこなたはかなりくやしそうな様子。まさかここまで惨敗するとは思っていなかったようだ。

「いや~しかし本物のデュエリストとデュエルできるなんて夢のようだよ~」
ゲーム中ずっと丸めていた上半身を伸ばすこなた。そしてその姿勢のまま後ろ向きに倒れる。
遊戯は、自分とこなたのカードを集めている。
「オレもこっちの世界に来てから相手が海馬しかいなかったからな。新鮮で楽しかったぜ。ありが……」
遊戯の手からカードが1枚滑り落ちた。そしてそのまま数秒間動きが止まった。
視線の先のモノが原因だ。
床に寝そべっているこなた。膝は、立たせている。
つまり、スカートの中のものがよく見える。というかすごく見える。
こなたは気づいていないようだ。
「……………………」
視線をずらし、口元に手を添える。
武藤遊戯、彼はゲームと友情が大の好物で、女性やそういうものは、2の次として考えてきた。特に裏の人格は。
そのため、その方向の免疫が弱い。その上、谷口のようにばれない様に凝視してから、何事もなかったような態度を取る器用さもない。
思わず、言葉が滑り出てしまった。
「…もう少し足を閉じたほうが良いぜ、泉さん。」


593:578
08/05/07 01:09:53 IUWv/SeY
「!!」
その一言に勢いよく上半身を起こすこなた。
大きな瞳が、遊戯を見つめている。口元はきつく結ばれ、心なしか頬が赤い。
さきほどまでヘラヘラした顔を見ていたせいか、ひどくギャップが感じられる。
言葉は、ない
(言わないほうがよかったか…?)
気まずい沈黙に、遊戯は内心で後悔した。
デュエルは計算できるのに、女心は分からない。それを実感した。
沈黙が、重い
明るい性格の彼女が、こんなことで怒るはずがない。だのに、なぜ何も言わないんだろう?
場の空気が痛い。誤魔化す様に、落としたカードを拾いデッキをシャッフルし始める。
そんな遊戯を見ながら、こなたが口を開いた。

「じゃぁ…遊戯君のも見せてよ……」

遊戯はこなたから気を逸らそうとするあまり、かえって耳の奥深く、頭の芯までその言葉は響いた。
「………え?」
反射的に、聞き返してしまった。しかも、これが自分の声かと疑いたくなるほど、間の抜けた声で。
カードがばらばらと床に散らばる
こなたはまだ、遊戯を見つめていた。そして、同じ台詞をもう1度。
「だから、遊戯君のも……見せてよ……」
遊戯は己の耳を疑った。そして自分の目と触覚を、次の瞬間に疑うこととなった。

こなたの手が、自分の膝に触れている。

「い………」
頭が、熱い
思考が働かない。ただ、口と手だけが動こうとしていた。
手を、相手の肩の高さに
口を、相手の名前の形に
「い………」

「泉さry」
「なぁ~んてね~☆」

「…………………はい?」


594:名無しさん@ピンキー
08/05/07 01:28:23 xsYsv/4c
wwwwwwwww
紳士な王様いいよいいよー
続きをwktkして待たざるを得ない!!

595:578
08/05/07 01:54:46 IUWv/SeY
今日はこれで最後にします。が、まだ続きます…正直しつこいと言わざるを得ない!!
明日中に最後を投下します。
全部書いてから投下汁!!とか言わないでくださいぃ・・・
>>585
考えてますんで、遊戯編が終わったら書いてみようと思います。


こなたの雰囲気が一瞬で変わった。最初と同じ、ヘラヘラとしたものへと戻った
「いや~やっぱりこんなシチュなかなかないからね~。1回やってみたかったんだよ~
でもいきなりパンツルートは恥かしかったよ~。いっつも回りに嫁…じゃなくて女の子ばっかりだったからね~。」
手を顎に添えて、満足そうにウンウンと頷くこなた。口ではそういいながらも、パンツを見られた羞恥心はないらしい。
一方遊戯は、岩石の巨兵と化していた


「ゴメンね~。まさかそんなにショック受けちゃうとわ……」
「いや…気にしないでくれ……」
石化が解けた遊戯だが、かなりのショックを受けている。というより、この程度のことでショックを受けてしまう自分のメンタル面の弱さに自己嫌悪しているようだ。
顔を手にうずめ、ため息を連発している。
(むむぅ……まさかここまで本気にしちゃうとは……嫁以上だね……)
沈み込む遊戯をなだめながら、こなたは反省していた。
父親の影響で、こなたは男女の関係についての造詣が深い。……多少歪んでいるが。
そのため自分の話とテンションに他人(主に嫁)がついて来れないことはよくあるが、ここまで誤解を与えてしまったのは初めてだった。
(遊戯君の前じゃ、自重しよ……)
髪の毛は派手でシルバーもジャラジャラつけて、見た目は少し軽い男。
だけど内面は、たぶん誰よりも純粋。
外見と内面のギャップ萌え。こなたは遊戯をそう位置づけることにした


596:名無しさん@ピンキー
08/05/07 01:59:57 STq6VTaU
>>595
まさかのこなた×遊戯!とwktkした俺の責任を取れ!
GJ過ぎて他に何を言ったら良いのか解らん…
社長ハルヒも楽しみにしてるぜ!

597:名無しさん@ピンキー
08/05/07 02:15:20 xsYsv/4c
基本遊戯王界の男は恋愛に関しちゃ純だね。
GJ。明日を楽しみに待つよ。社長ハルヒも期待してます。

598:578
08/05/07 19:33:07 ehpkPqqN
続きが完成したので、予告どおり投下します。

599:578
08/05/07 19:38:06 ehpkPqqN
「もうこんな時間か……泉さん、そろそろ部屋に戻ろうか」
「うん、そだねー」
1時間かけてショックから回復し、冷静を取り戻した遊戯が時計を見ると、時間は日付がもうすぐ変わろうとする時間だった。
いつムスカのnice boat。号と鉢合わせするか分からない。睡眠不足で本来の力が出せなくては皆に迷惑をかけてしまう。もっとも遊戯の場合は、ハルヒとの争いを止めなかった時点ですでに海馬に迷惑をかけているが……
「あ、ちょっと待ってねー」
「どうしたんだ?」
こなたが、木箱の壁をぴょんぴょんと駆け上がっていく。上に何かあるのだろうか?
運動神経がよく、明るい性格、いつもころころ変わる表情、ふざけているが、時には真面目な顔も。遊戯は自分にカードを預けた1人の親友と、こなたが重なって見えた気がした。
ぴたっと、登りのこなたの動きが止まった。そして振り返って遊戯を見下ろす。
「あ、パンツはもう見ちゃダメだよー」
「っっ!!見ないから、さっさとしてくれ!!」
「むふふ♪まだまだ若いのぉ~」
「くっ………!!」
くやしそうに拳を握る遊戯を尻目に、こなたは上機嫌に木箱に手を突っ込みパンを数個取り出すと、ヒラリと通路に飛び降りた。お土産に持って帰るらしい。
(これじゃぁ私が鬼畜ゲーの男役みたいだね~。このままからかいつくして……って言うのもなかなかおもしろいかも……)
遊戯の背中を見つめながら、邪な考えを抱くこなた
そして、自分の精神的な幼さに頭を抱える遊戯

(これから、どうしよっかな……)
(これから…どうすればいいんだ……)
考えていることは、同じだった



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