ニコニコRPGでエロパロat EROPARO
ニコニコRPGでエロパロ - 暇つぶし2ch166:名無しさん@ピンキー
08/04/20 17:16:49 2kiJY1VM
広大にどこまでも広がる宇宙空間を模したような異空間。
此処は異世界『ニコニコ』、悪意ある何者かにより崩壊を起こした世界である。
そこにポツンと浮かぶ半透明の床を蹴りながら言葉はゼットソーを目の前の敵に振り下ろす。

「死んじゃえ…!」

言葉の言葉と共に繰り出された攻撃をまともに受けた浮浪者風の男は断末魔を上げる間もなく首から血を噴出し事切れた。
言葉は額に浮き出た汗を拭いながら息を整える。病弱な彼女はこのようにすぐに息が切れてしまうのである。
それでも、今は亡き大切な人のためである。弱音は決して吐かない。

その時だった。

「アアアアアアアアアアアェイ"!」
「!」

言葉の背後から大きな剣を構えた中年男が奇声を上げながら襲い掛かってきた。
咄嗟に避けようと試みる言葉だが、素早くても所詮彼女は病弱の身、先ほど敵を仕留めた時に既に息が上がってしまっている為体がついていかない。
体力に優れる仲間ならともかく、体が弱い自分があの連撃を食らえば唯では済まない。迫る恐怖に言葉は目を閉じる。
しかし…。

「粉砕!玉砕!大喝采!」

突如声と共に発せられた大爆発によりその斬撃は阻止された。
言葉に気が行っていたEXひろしはその爆発をまともに受け、奇声としかとれない断末魔と共にどこかへ昇天していった。

「イ"ェアアアアアアアアアアアアァァァァァ……!」

やがて奇声は聞こえなくなり、戦闘が終了した事を生き残った者達に伝える。
床にへたっていた言葉はハッと気づき、立ち上がる。いつの間にかドキドキ言っていた鼓動も元に戻っている。
背を向けていた為姿は見えなかったが、あの圧倒的な爆発と独特の掛け声は言葉に自分を助けてくれた人の名を鮮明に教えてくれていた。

「あの…海馬さん。助けてくれてありがとうございます」
「ふぅん、何のことだ?俺は貴様がやられれば雑魚の殲滅が遅れるだけだと判断したまでだ。妙な勘違いをするな、片腹痛いわ」

言葉は、この年はそれほど離れていないのにどうも圧倒されてしまう海馬が少し苦手だった。
そして今回もこれである。お礼を言っても逆に怒られてしまった。

それでも、言葉は結果的には助けてくれた海馬に何かお礼がしたかった。
しかしあの気難しい海馬である、どうお礼をすれば…。
周りを見ると『海馬君、ナイスフラグ!』だの『あれがツンデレですか…』だのと残りのメンバーが思い思いに話し込んでいる。
言っていることはよくわからない。参考にはならなさそうだ…。

言葉は彼の好きな物を考えてみる。
たしか…よくあの青白い龍のカードを凄く大事そうにしていた。
あのカードは確かに強力だが、その分MP消費が激しい為すぐにMPがなくなってしまう。
そこで言葉は思いついた。これなら良い口実もあるし…。
善は急げ、さっそく言葉は思いついた作戦を実行することにした。


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