【みなみけ】桜場コハル Part6【今日の5の2】 at EROPARO
【みなみけ】桜場コハル Part6【今日の5の2】 - 暇つぶし2ch100:この野郎
08/04/10 00:42:52 43ZOYF2O
「本当に良かったよ。……私はお前が死んだんじゃないかと思って……」
「くどいぞチアキ、私はこうして生きている。ほら、心臓だって動いてるだろ?」
カナはチアキの頭をグッと胸へ抱きよせ、耳をピッタリと押しつける。
トクットクッ……と言う一定のリズムでなる心音。しかし少しだけテンポが速い気がする。

「カナ……ちょっとドキドキしてるのか?」
「あっ、当たり前だ!こ……こんな抱き合っているんだから!普段絶対しないだろ!?」
「でもさっきはキスしようとしたじゃないか」
「そ、それとコレは別って言うか……なんて言うか…………んんっ?!!!」
突然カナの唇にそっと触れる柔らかい感触。チアキの唇。
唇が離れると、千秋とカナは顔を真っ赤にして座り、そして何故か見つめあう。

「お、お……おまえっ!いきなり何するんだ!」
「何って……カナがしたがってたからしてやったんだろ。わ、私だって恥ずかしいんだ……」
「うぅ~……それはそうだけど……」
……しばらく続く沈黙。もはや見つめあうと言うか睨み合っている感じ。
そしてカナが口を開く。

「ま……まぁ、なんだ。……チアキの唇って柔らかいんだな。……わ、……私のはどうだった?」
とにかく適当な話題を出す予定が、何やら恥ずかしい空気になりカナは天井を見上げている。
「カナの唇はクッキーの粉が付いてて甘かった……かな」
「なっ、それはクッキーの感想じゃないか!……ちょっと待ってろ!」

そう言ってカナは口元をごしごしと擦り、鏡を見て頷くとチアキの肩に手を乗せ、ゆっくりと顔を近づけてゆく。
思わず手元にある10キロの鉄アレイを掴むチアキ。……しかし今度はそれをそっと離し、目をつむる。
まともなキスなんて初めての二人。それでも自然と口が開き、舌を絡め始める。
体が熱くなり、一人では立っていられず、お互いを支え合うように抱きあいながらキスを続ける二人。
しばらくすると、先に千秋が力尽きたのか、膝をついてカナの唇から戦線離脱。

「……どうだ?」
「どうって……そんなの分からないに決まってるだろ…………バカ野郎」
「……それじゃあ……もう一回してみるか?」
そう言うと、千秋は顔を赤くしたままカナをキッと睨みつけ、そのままカナを押し倒し上にのしかかり、
カナは慌ててチアキをなだめる様に謝り始めた。

「わっ、悪かったよ!調子に乗って悪かったって!」
「……今日だけだからな」
「へ……?」
予想外の展開に、思わず力ない返事をしてしまうカナ、
「だから、……今日だけはお前の言う事、聞いてやるよ。……そ、その代りハルカ姉さまには絶対に内緒だからな!」
「チ……チアキ様?どうなさったんで…………んーっ!……んんーっ!!」



次の日、カナの頭の腫れはスッカリひいたが、代わりに唇が腫れていた。

101:この野郎
08/04/10 00:43:21 43ZOYF2O
猛烈にageてしまってスマンかったorz

102:名無しさん@ピンキー
08/04/10 00:50:07 eXwp4g7v
>>100の続き
「先生、チアキは…」

103:名無しさん@ピンキー
08/04/10 01:35:54 BnAPVnrY
nice boat的な流れのみなみけも自分はキライじゃないし
SS書いてくれた人はホントGJって感じですが
この流れでこれほど最高なものを書くこの野郎氏はマジで神です!!!!
お疲れ様です!!!!
カナチア好きの俺にはマジで最高の作品であります!!!!!

マコ×トウマかカナ×チアでもっと見たいっす!!!!!


104:名無しさん@ピンキー
08/04/10 05:26:39 3i1EqCRO
ハルカとマコが見たい・・・

105:名無しさん@ピンキー
08/04/10 11:07:06 +VvM6qrV
>>42
GJGJおつです!

んで、その昨晩の出来事もおねがいします

106:名無しさん@ピンキー
08/04/10 13:54:33 DbtwznPx
>>42
そもそも場所はどこなんだ?
春香や千秋のいるみなみけで夏奈の部屋にお泊まり?

107:名無しさん@ピンキー
08/04/10 20:18:52 DpEZubaw
>>77
率直すぎて吹いたwww俺も正直>>68はないわ。てかここエロパロだよな?

108:名無しさん@ピンキー
08/04/10 22:30:52 eXwp4g7v
女装マコトと男装トウマが躊躇いセックスする電波を受信してしまった…

109:名無しさん@ピンキー
08/04/10 22:40:44 K9b3Htzz
>>108
SSと挿絵希望ですorz

110:ぶつ切り
08/04/10 23:00:27 eXwp4g7v
「がっ…かはっがぁ」
藤岡が苦悶したので私は驚いて、口から藤岡のモノを解き放つ。藤岡は慌てて自分の股間を押さえた。
「な、何故噛んだ!!!」
涙をいっぱい浮かべて訴える。
「何故って、飴を食うようにって言ったのはお前だろ!」
そう、私は普段、飴はばりぼりと噛み砕く。
それにしても、藤岡はやたら痛がっているが、そんなに強く噛んだわけじゃないんだが…
「い、痛かったか?そんなに痛かったのか?」
上目遣いに、藤岡を気遣う。
「…くっ」
物凄い形相で睨みつけられた。怒ってるのか?
「と、とにかく!何か薬を塗らなくては!」
そう言い放つや否や私は立ち上がり、薬用箱を探した。その中から効きそうな薬を取り出す。

111:ぶつ切り
08/04/10 23:01:06 eXwp4g7v
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。

あはははは、南に噛まれちゃった噛まれちゃった噛まれちゃった。

うがぁぁぁぁああああぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!!!



思考が定まらない。
はっきりと認識できるのは、未だ股間を襲い続ける激痛のみ。
頭がクラクラする。

痛みのあまり、物凄い形相をしたんじゃないかな。でも、流石にこれは耐えられない。

あ、南が薬をもってきてくれt…




キ ン カ ン

112:名無しさん@ピンキー
08/04/10 23:01:39 eXwp4g7v
電波を受信している場合じゃありませんね、わかります。

113:名無しさん@ピンキー
08/04/10 23:02:46 ldIdb26o
藤岡死亡フラグww

114:名無しさん@ピンキー
08/04/10 23:12:58 mcO+1PdY
そして新たな快楽に目覚める藤岡

115:名無しさん@ピンキー
08/04/10 23:27:09 W8wbV8ar
ちょwwwwちんぽに薬なんて塗っちゃらめぇぇぇえwwwwwwwwwww

116:名無しさん@ピンキー
08/04/11 04:08:44 iRytvyVC
キンカンwwwww萌えと笑いが止まんねーwwwwww
ぶつ切り氏とこの野郎氏と系氏になら抱かれてもいい

117:名無しさん@ピンキー
08/04/11 13:03:52 0ZXmAU4V
お昼前に2レスだけ投下を…マコ×ハルカの続きです。

前回は前スレだったので、ちょっとあらすじ……
マコちゃんがハルカの前に座って、キスをしたら我慢できなくなって、
スカートを捲りあげておねだりを終えた所からです。

118:この野郎
08/04/11 13:04:22 0ZXmAU4V
私はマコの大きくなったソレに手を伸ばし、軽く握った。
「あ……うっ、……んんぁっ…………」
口から洩れるエッチな喘ぎ声に、こっちまで興奮しつつも、私はゆっくりと手を動かしてみる。
マコは捲り上げたスカートのスソをギュッと握り、少し震えている。

「気持ちいいの?」
「ふぁっ……ん…………気持ち……いいです……っ」
マコはそう言うと、立っているのが辛くなったのか、片手をしゃがんでいる私の肩に置いて掴まり、
ジッとこっちを見つめる。気持ちいいと言いながらもどこか不満げな視線。
すると、今度は肩に置いた手を私の唇へ運び、人差し指で唇を触り始めた。

『手と口で気持ち良くしてくれるって言ったのに……』
口で言われなくてもマコの不満が表情から見てとれる。
(――そんな顔されたら……またイジワルしたくなっちゃう。)

私は少し微笑むと、手を動かしたまま、その指を咥えて舐めてみる。
「ぁ……んっ、…………あっ、あっ……」
気持ちよさそうに喘ぐマコ……しかし首は横に振って、そうじゃないと言いたげにしている。
それでも気付かないふりをして指を咥えていると、
マコはその指を私の口から抜き、擦っている手までソコから引き離してしまった。
(――あれ……?もしかして怒らせちゃったかな……?)
一瞬頭を過るそんな不安。……しかし、すぐに取り越し苦労だと気づく。

マコは恥ずかしそうに黙ったまま、自分の大きくなったソレを私の口元へ近付ける。
やがてソレは私の唇に触れ、マコは体をピクッと反応させる。それでも私はまだ口を開かない。
適当に首をかしげて、不思議そうな顔をしてみせる。
さすがにコレだけでは気持ち良くなれないのか、マコはようやく口を開いた。

「ハルカさん……口でしてくれるって言ったのに…………」
想像どおりの不満を告げるマコに、私は思わず吹き出してしまう。
すると、マコは顔を真っ赤にして珍しく怒り始めた。
「な、何で笑うんですか?!そんなの……ひどいですよぉ……」
「あはっ、……ごめんね、だってマコったら本当に顔に出やすいんだもん……ふふっ……」
「えぇぇー!……じゃあ分かっててイジワルしてたんですか?」
「前にも言ったでしょ?マコの事可愛くて大好きだからイジワルしたくなっちゃう……って、ね?」
「うぅー……それはそうだけど…………」
私の期待通りの困った表情で答えるマコ。本当はもっとイジメたい所だけど……
これ以上は可哀そうだし、今度は私がマコの期待に答えてあげることにした。




119:この野郎
08/04/11 13:05:17 0ZXmAU4V
「あー……んっ……じゅぷっ……んんっ、くちゅっくちゅっ……」
マコの不意を突くように一気に根元まで頬張り、口の中でソレを舐めまわす。
思わず腰を引いて離れようとするマコ。もちろん逃がさずに私は咥えたまま追いかける。
「ハ……ハルカさん……っ!」
「んんー……ちゅぷっ、ちゅぷ……っ」
「ダメ……ハルカさん、ダメですっ……ぅ……」
「ちゅぱっ……んっ、ぷはぁ……ダメなの?して欲しいの?どっち?……止めようか?」

咥えていたソレを手で擦りながらマコに問いかける。
唾液のたっぷり付いたソレからは、グチュグチュと卑猥な音が聞こえ、マコは少し呼吸を荒くして気持ちよさそう……。
「んんっ、やだっ……して欲しいけど……でも気持ち良すぎて……ハァッ……もう……」
「もう?……なに?」
「ハルカさんと……んぁっ、キス……したくなっちゃって……ふぁぁんっ!」

以前にも言ったとおり、マコは何故かイク前になると必ず私にキスを求める。
つまり、『キスがしたくなる』と言う言葉が、マコ的には『イキそう』と言う意味らしい。
「まだちょっとしか口でしてないのに……我慢できないの?」
「だって……でも、ずっと我慢してたから……ふぁっ……ん、今日も家に来てハルカさん見た時からずっと……はぁっ、
 おちんちん大きくなって、こうして欲しいって思ってて……それで……んんっ!」

私は少し驚いた。『カナ達がいなくなってキスをしたから我慢できなくなった』……と言うと思っていたのに、
まさか家に来て、私の顔を見た時からこんな事を考えていたなんて……
(――もしかしてマコって痴女?……ん?男だから痴女じゃない?ん??あれ?)
少し混乱してしまう……でもまぁ小学生にこんな事して、自分だって人の事は言えない……
私はソレを握ったまま、立ち上がってマコの顔を近づけた。

「キス……したい?」
「はぃ、……んっ……ハルカさんとキス……」
「でもさっきまでこの口でマコのおちんちん咥えてたんだよ?それでもいいの?」
「それでも……ハァッ……早くキスして気持ち良くなりたい……ですっ……んんぁっ、あっ……」

そろそろマコも限界と言った感じ……私は飛び散らない様に、マコのソレの先を手で押さえ、
マコの喘ぎ声の洩れる口の中に、舌を入れようとした。……と、その時、
玄関が開く音が聞こえ、足音と話声がが近づいてくる。どうやらカナ達が買い物から帰ってきたようだ。
私は慌ててマコを元の位置に戻させ、何事も無かったかのように二人を迎える。
……しかし、イク寸前で止められたマコは、ほっぺたを膨らませて、この日一番不満げな顔でこっちを見ていた。

120:名無しさん@ピンキー
08/04/11 13:55:34 6QnTrldw
相変わらずGJです!!寸止めマコちゃんカワイソス

俺はこの野郎氏の最初のハル×マコを見たときから
ずっと焦らされてますよw


121:名無しさん@ピンキー
08/04/11 17:39:58 hDFIcCzt
ぐへへへ…

122:名無しさん@ピンキー
08/04/11 23:44:36 uz6xSUep
GJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJj
ハルマコ大好物です^^

123:名無しさん@ピンキー
08/04/11 23:54:18 hDFIcCzt
明日になったら投下始めます。ふひひひw

124:ぶつ切り
08/04/12 00:05:09 mggIj7dp
それはそれは不思議な光景だったものだよ。
何が不思議かって…

家に帰ると、居間で藤岡が仰向けに寝転がっていた。それだけなら別に何でもない。藤岡なら何をしようと勝手だ。
しかし、現状は解しがたい。
藤岡は、上半身はワイシャツを着ている。
しかし、下半身はカナのバスタオルで覆われていて、股間部、つまり藤岡のペニスがあるであろう箇所に、氷袋が置かれていた。

蔭嚢は温めると効率よく機能するんだったっけ…。
詳しくはわからないが、冷やすのはあまりよろしくないと判断して、氷袋をどかしてやった。

「う…ぅ」
「ッ!バカ!急に声を出すな!」
び、びっくりした~。
私は藤岡の様子を窺う。眠っている…

125:ぶつ切り
08/04/12 00:06:58 mggIj7dp
さて、この下半身を覆うバスタオルは何を意味するのか。肌掛けのつもりなのだろうか?

………

「いっか。」
私は、藤岡が疲れないように膝枕をしてあげたが、暫くして私が疲れてしまったので、私の枕を貸してあげた。
「…かわいい」
藤岡の寝顔は、いつものかっこいいそれとは異なり、とても微笑ましいものだった。これが母性本能なのか?
私は、おでこをなでなでしてあげた。
「んむにゅ…んにゃ……う~ん。…すぅ~」
「藤岡…」
「…み、なみ」
「!!!」
こ、こいつめ…。私が目の前にいると言うのに躊躇いなくほかの女を…!
ふ、ふふふ。ならば、その口、塞いでやる!



チュ

126:ぶつ切り
08/04/12 00:09:42 mggIj7dp
夢を見た気がした。
それは、南の姿をした悪魔が俺のモノを奪い去るという、とても残酷なものであった。

股間がヒリヒリする。
俺はいつから眠ってしまったんだ?いや違う、俺は…


目を開けた。俺はどれくらいの時間、こうしていたのだろうか。大分痛みは引いているが…

「おはよう。」
声のする方を見やると、チアキちゃんが隣で俺と同じように仰向けになっていた。
「お、おはよう。チアキちゃん。」
チアキちゃんは、その小さい手で俺の手を握っていた。
「ずっと、藤岡の寝顔を見ていたよ。」
俺は、そっと握り返した。
「あ…」
チアキちゃんの頬がほんのりと染まっていく。
「あ、あんまり調子に乗るなよ!」
そっぽを向いてしまった。

127:ぶつ切り
08/04/12 00:10:57 mggIj7dp
おかしいな。
俺、南の彼氏なのに、南のことが好きなのに、チアキちゃんが可愛くて、愛おしくて仕方がない。
「チアキちゃん」
俺は上体を上げて、その林檎を指でなぞってやった。チアキちゃんは驚いてこちらを向いた。
まだ未発達で幼くて、本当に「可愛い」お姫様を、俺は飽くことなく見つめる。
寝起きの俺にとっては、とてもよろしくない存在である。
「チアキちゃん」
再び、名を呼ぶ。すると、チアキちゃんは起きあがって、俺の胸に倒れ込んだ。
俺はしっかりと受け止める。
「藤岡。やはり私は…!」
チアキちゃんは、その小さな唇で俺の唇を奪った。
俺は、拒めなかった。

128:ぶつ切り
08/04/12 00:12:20 mggIj7dp
「ご、ごめん。…なさい」
唇を離して、チアキちゃんから発せられた第一声がそれだった。
「ど、どうして?」
そう尋ねると、チアキちゃんはとても困った顔をしたので、それ以上追及はしない。
「み、南、どこ行ったんだろ。」
無理矢理話題を振る。しかし、チアキちゃんは眉間に皺をよせて、
「そんなに気になるのか?」
なんて言ってきたもんだから、俺は慌てて取り繕おうとした。すると今度は、クスクスと笑いだした。
「冗談だよ。」
「冗談て…」
チアキちゃんは続けた。
「私が帰った時は、お前しかいなかったよ。全くカナめ、ほぼ家族とはいえ、客人は客人だぞ。藤岡をおいてどこに…」
そうだ、何故南はここにいないのか。

129:この野郎
08/04/12 02:06:57 MqBplZu/
マッコマコにされたんで3レス投下します。
ようやくマコちゃんのターン。

130:この野郎
08/04/12 02:07:28 MqBplZu/
「ただいまー。いやぁ、お腹すかせて待ってると思って、急いで帰ってきたよ」
「何言ってんだ。お前が早く食べたかっただけだろう。このバカ野郎」
賑やかに話しながら入ってくるカナを、マコは恨めしそうにみている。
それはそうだ、もしカナが急いで帰って来なかったのなら、きっと最後まで出来たはずなのだから。

「さぁ、早くご飯食べようよー!」
カナにせかされ、私と千秋は立ち上がる。……しかしマコは立たない……
いや、立たないと言うか、立てない……と言うか、勃ってるから立てないと言うか……とにかく立てない様だ。
「マコはちょっと調子悪そうだから、そこで待っててね」
「あっ……はぃ。ごめんなさい」
申し訳なさそうに謝るマコの頭を3度ほど撫で、私は二人の待つ台所へ向かった。

夕食の準備も済み、みんなで仲良くすき焼きを食べ始める。相変わらずカナと千秋は、どれが誰の肉だと賑やかに争っていた。
そんな中マコは、食事もあまり進まずモジモジして落ち着きがない。
しばらくすると、突然マコが立ち上がり、少し前かがみになったまま廊下へ向かい始めた。

「んー? マコちゃんどこ行くんだ?」
千秋の問いかけに、一瞬固まるマコ。
「その……ちょっとトイレに……」
「ふーん。早くしないと、このバカが肉全部食っちゃうぞ」
興味なさそうに千秋が返事したのを見て、マコはホッとした表情を浮かべて、再びトイレへ向かって足を進める。
しかし、私がその様子を見落とす訳が無かった。

「マコ?」
私の声にビクッと反応し、恐る恐ると言った感じで、ゆっくりとこっちを向くマコ。明らかに様子がおかしい。
「一人でイッっちゃダメだよ?」
私の言った事を理解したのか、マコはこの言葉を聞くと黙って頷き、気まずそうに視線を床に落とす。
やはりマコはトイレに行って、一人で性欲を処理するつもりだった様だ。
ちょっと悪い事をしたと思うけれど、私だってマコのイク姿を見たい。
だからマコはもう少しだけ我慢……そうすれば、私が自分でするよりも何倍も気持ち良くしてあげるから……

しかし、私のこの発言をカナは不思議そうな顔で聞いている。
「はぁ? おいハルカ、トイレは一人で行くのはあたりまえろ?」
確かにその通りだ。
「フフッ、そうね。私ったらなに言ってるのかしら。じゃあマコ、行ってらっしゃい」
笑顔でマコにそう言った私に対し、マコはひきつった笑顔で返事をしトイレに向かった。

「おっ、早かったな。スッキリしたかー?」
早々にトイレから戻りカナにそう言われると、マコは軽くうなずき席へ戻る。
前かがみで戻ってきた姿を見る限り、スッキリしていないのは明白だ。
結局この後も、我慢していて食が進まないのか、マコはほとんど夕食に手をつけなかった。
さすがに、これ以上我慢させるのはかわいそうと思い、私はマコにある提案をする事にした。



131:この野郎
08/04/12 02:07:51 MqBplZu/
「ねぇ、マコ。今日泊っていかない? ほら、明日は日曜日で休みだし」
突然の提案に、驚いているのかマコはなかなか返事をしない。
「おい、マコちゃん。ハルカ姉さまの誘いを断るつもりじゃ無いだろうな?」
返事をしないマコにイライラし始めたのか、千秋が攻め立て始めた。
カナはと言うと、お腹がいっぱいになったのか、眠たそうにあくびをしている。

「えっと……じゃあ、お願いします」
「うん、じゃあお家に電話するから電話番号教えてくれる?」
私はそう言ってマコを連れ部屋を出て、電話の元へ向かった。

部屋を出て二人の目が届かなくなると、マコは私に飛びつくように抱きついてきた。
普段のマコからは考えられないような大胆な行動。よっぽど我慢が出来ないらしい。
私は抱きつくマコを少し離し、目を見て問いかける。
「おトイレ行った時、一人でえっちな事しなかった?」
もちろんしていない事は分かっていた。でも、マコの反応を見てみたかった。

「はい。……ちゃんと言われた通り、えっちな事しなかったです。……だからっ、ご褒美……んっ……」
マコの唇にソッとキスをする。もちろんコレがマコの欲しいご褒美じゃない事くらいは分かっている。
顔は赤くしているが、やはり不満げなマコ。でも、今はこれ以上はしない。
「寝る時まで我慢出来たら、もっと凄いご褒美あげるから……今はコレで、あと少しだけ我慢して、ね?」

何やらマコは少し考えている様子……。
「……もっと凄い事って……なんですか?」
いつもならすぐに頷いて終わりなのだが、
どうやらマコはさっきまでの出来事もあり、少々用心深くなっているようだ。

私はマコの耳元に口を近づけ、ヒソヒソと言葉を発する。
「えっちな事…………じゃなくて、……本当にエッチしてみよっか。……マコは私の事も気持ち良くしてくれる……?」
「……!……は、はぃ!!」
マコはこの言葉を聞き、目をまん丸にすると、大きく返事をしてうなずいた。

とりあえず私はマコの家へ電話し、お泊りの許可を取る。
無事許可を取って部屋へ戻ると、まだ9時だと言うのにカナはすでに眠りこけていた。……しかしコレは好都合。
「こら、カナ! 寝るなら自分の部屋で寝なさい」
「ほぇ……あー、悪い悪い……ふあ~ぁ、……それじゃあ諸君、オヤスミなさい」
大きなあくびをしながらヨタヨタと部屋へ戻っていくカナ。

「さて、片付けが終わったら、お風呂入って、たまには私たちも早く寝ましょうか」
「そうですね。夜更かしは体に良くありませんから」
私のこの提案に、普段から言う事をよく聞いてくれる千秋は、あっさり賛成してくれた。

片づけとお風呂を終え、居間に客布団を敷き、マコの布団も準備完了。……と言ってもこれは飾り。
千秋が部屋に入るのを見送って、私はマコを部屋に連れて入った。



132:この野郎
08/04/12 02:08:17 MqBplZu/
「うん! そのワンピース私のお古なんだけど、良く似合ってるよ」
お風呂上がり、私はパジャマ代わりに、マコにワンピースを着せていた。
「そんな……オレには父親譲りの男気が……って言うか、オレは男です!」
「はいはい。マコは可愛い可愛い男の子だもんねーッ」
少し小馬鹿にした言い方で私がそう言うと、マコはふくれっ面を浮かべている。
私はその犯罪的に可愛い生き物を連れ、ベッドの中へ入った。

ベッドの中に入ると、マコはすぐに抱きつき私の胸へ顔をうずめ、ピッタリひっついて離れない。
太もものあたりに下着から出たマコの硬いモノが当たる。私はそれを太ももで挟み、ゆっくりと擦ってみた。
「……ふぁ……んっ、ぁっ……」
思った以上に大きな反応……ずいぶん我慢させちゃったから……
私は徐々に擦るスピード・力を強めていく。すると、マコもそれに比例して喘ぎ声を強めていく。

「んっ、ん……あっ、ふ……ぅっ、んんっ……ハルカさん……気持ちいい……っ」
顔を近づけて喘ぎ続けるマコ。気づくと、マコの吐息がかかるほどに、近くまで顔が寄せられていた。
開きっ放しの口からは喘ぎ声が絶えず発せられ、私はマコにうるうるした目で見つめられている。
その姿に思わず私までドキドキしてしまい、つい足に入れる力加減を忘れてしまっていた。

「ハルカさんっ!……ハルカさん……もう、オレ…………んんっ!」
「……っ!」
突然唇を押しつけられ、マコの激しいキス。……それは射精の合図。
キスと同時に、ふとももに挟んでいるモノがビクビクッと大きく反応し、熱い液を大量に出している。

マコのキスが終わり布団をめくると、私のパジャマは精液でドロドロになっていた。
「ご……ごめんなさい。……あの、我慢できなくて……その…………」
必死に謝り続けるマコ……しかし体の方は、まだ物足りないと言わんばかりに、大きいままビクビク痙攣している。

「いいのよ。マコは今日いっぱい我慢したんだから。これくらい許してあげる」
私はそう言ってベッドから降り、ドロドロになったパジャマを上下とも脱ぎ捨て、下着だけの姿になった。
……と言っても、寝る時はブラジャーは外しているため、下に穿いているだけ。

その姿のまま再びベッドへ戻り、マコを抱きしめる。
「気持ち良かった?」
「はい。……でも、一緒に気持ち良くって言ってたのにオレだけ……ごめんなさい」
「うーん……じゃあ、マコも同じように、手と足と口で私の事気持ち良くしてくれる?」
私はそう言ってマコの膝辺りに、股を擦りつける。普段と違って自分がおねだりしている不思議な気分……
するとマコは布団に潜り、私の残された下着に手をかけた。

「マコ?……何してるの?」
「……えっと、これ取らないと見えないから……同じように口で出来ないし……」
マコの手でゆっくりと下着が降ろされていく……普段しているエッチな事をされると言う、変な気持ち。
気がつくと、私の体はガチガチに緊張してしまっていた……。



133:名無しさん@ピンキー
08/04/12 03:40:41 mggIj7dp
>>132
高ぶる…高ぶるぞ!

134:名無しさん@ピンキー
08/04/12 09:11:40 Xe3NqSWL
僕はこの野郎氏のSSを読むために生まれてきたのかもしれないGJGJGJ!

135:名無しさん@ピンキー
08/04/12 12:43:10 Dzj91yY1
マッコマコに萌えのめされました

ハルカ姉様とろけ過ぎだなあ

136:名無しさん@ピンキー
08/04/13 01:14:47 4Ch9ehzV
イイヨーイイヨー

137:名無しさん@ピンキー
08/04/13 02:16:38 iOHKhjrq
コメ㌧クスです

>>123
半裸で待ってたオレに謝れ!ww

138:名無しさん@ピンキー
08/04/13 02:30:40 pdubBuPS
マコちゃんもいいけどアツコもね!
そろそろ保坂が動き出す頃合いだと予想

139:名無しさん@ピンキー
08/04/13 02:43:11 SeCRpCeX
マジパロ&原作への勝手な解釈ありです。
興味ない人はスルーをお願い。

140:思い出1
08/04/13 02:43:47 SeCRpCeX
「じゃあ、帰るのは明日の夜になるから。夕飯のことは大丈夫よね。ご飯とお
味噌汁は作らなきゃいけないけど・・・。チアキもカナを手伝ってあげてね」
「大丈夫です、ハルカ姉さま。安心して行って来てください」
 ハルカ姉さまがバレー部の助っ人として、遠征試合にでることが決まったの
は一昨日のことだ。なんでも選手の一人が急な怪我になったらしい。どうして
も落とせない試合だからということで、速水先輩に電話でずっと説得されてい
たのだ。
「大丈夫だよ、ハルカ。私がちゃんと面倒見るから」
「なんだよ、急に保護者面するなよ」
「まあ、喧嘩しちゃだめよ」

* * *

141:思い出2
08/04/13 02:44:23 SeCRpCeX
 ハルカ姉さまが用意しておいてくれたおかずを温め、炊いたご飯とお味噌汁
を用意して夕飯を作った。結局味噌汁も全部私が作ることになったが。
 夕食後、いつものドラマを見終わると、カナは買ってきた漫画雑誌を読み始
めた。私はちょっと迷っていた。カナにどうしても聞いてみたいことがある。
それもカナだけがいるときに聞いてみたい質問が。
 もちろんハルカ姉さまがいないときはあるけれど、いつもはそれは短い時間
であるし、いつも迷っているうちに聞きそびれてしまう。今日はそれを聞く絶
好の機会なのだが・・・。どうしても言い出してはつまずくことを繰り返していた。

「おい、カナ」
「ん、なんだよ?」
「カナって・・・いや、いいや」
「なんだよ、さっきから。言いたいことがあるならはっきり言えよ」
漫画雑誌から顔を上げて、私を見てから、改めて聞きなおした。よっぽど普通じゃ
ない表情になっていたのだろうか?
「どうしちゃったんだ、チアキ? 心配事? 言ってみなさいよ」
「一度聞いてみたかったんだけど・・・カナって・・・お父さんやお母さんののこと覚え
てるのか?」



142:思い出3
08/04/13 02:44:49 SeCRpCeX
一瞬言葉に詰まり、しばらく考えてからカナは真面目に答えた。
「うーん、私もまだ物心が付くか付かないかの頃だったからねえ。覚えてることと
いえば・・・あんたに話したことなかったっけ?」
「ちゃんと聞いたことはないよ」
「自分でも顔とか覚えているつもりなんだけど、ほら、おばあちゃん家にアルバム
があったでしょ。あとからあれでみた写真の姿を、元から覚えているように錯覚し
ているだけかもしれない」
 いつもは絶対に出ない話題。あの事故のことについてもカナは喋ってくれた。
「その時のこともほとんど覚えていないよ。何もわかってなかったし。ただ、ずっ
とハルカが泣いていたことだけは覚えている。自分が悲しいというより、そのせい
で私も悲しかったな」
 カナもこれについては話したくないみたいだ。なんだか必死で言葉を引き出そうと
しているみたいに見えた。
「ハルカもチアキがお父さんたちのことを知らないのはかわいそうだと言っていた
ことがあったよ」
 そうなんだ・・・。ハルカ姉さまとカナはそんなことを話していたことがあったん
だ・・・。
 なんだろう。ちょっと悔しかった。嫉妬してるのだろうか。なんだか私だけが仲
間はずれみたいな気がした。


143:思い出4
08/04/13 02:45:12 SeCRpCeX
「だから、ごめん。私もあんまり喋れることはないよ。チアキには悪いんだけど」
「別に・・・・別に謝ることはないよ」
「チアキも遠慮しないでハルカに聞けば良いのに」
「それは・・・」
「チアキはやさしいからな」
カナが急に涙ぐんだ。別にそんなつもりじゃ・・・。
「わ、私は別に」
私もなんだか涙がでてきた。カナが私の肩を抱きよせて、カナの胸に顔があたるよ
うな感じになる。
「でもチアキも良かったね。こんないい姉達にめぐまれて」
「お前も数に入っているのか?」
私も泣きながら言う。
 ひとしきりそんな状態が続いたろうか。しばらくしてカナが言った。
「あ、もうこんな時間。ハルカにはちゃんと寝かせるように言われてるんだけどね、
もうちょっと起きていていいよ」
「急に理解ある姉を演じても遅いんだよ、この野郎。それにいつも私はちゃんと寝
てるじゃないか」
「まあまあ、ちょっとゲームでもやろうよ」
カナが笑った。私もなんだか嬉しくなってコントローラーを手に取った。

おしまい

144:名無しさん@ピンキー
08/04/13 02:55:58 iOHKhjrq
乙野郎。
オレの鼻水かえせw

145:名無しさん@ピンキー
08/04/13 03:08:40 G946HXGs
>>138


146:名無しさん@ピンキー
08/04/13 19:31:07 4rD5q9nP
>>128
藤岡&姉妹の思春期っぽさが出ててGJ
>>132
アンタ作品の幅太いッ!金メダルマコハルキメッ!
>>143
目から汗がでるよ。GJ



147:黒い人
08/04/14 01:05:29 RUpSRrRL
前スレ664の続き。
6レスほど投下します。

148:黒い人
08/04/14 01:06:17 RUpSRrRL
翌日、授業の間も休み時間中も給食の時間中も、どこか落ち着かないようにそわそわしていたマコトの様子を見て、内田は確信した。
(マコトくん……今日ハルカちゃんに告白するつもりなんだ……)
そして案の定と言うべきか、放課後になるや否やマコトは内田を呼び出し、こう告げた。
「オレの腹は決まったよ、今日ハルカさんに告白する!
 勿論、昨日内田に教えてもらったようにする! オレの全てをぶつけるよ!」
まるで戦場に赴く兵士の高揚にも似た、ハイなテンションのマコトを見て、
「そうなんだ……」
内田はそう呟くのが精一杯だった。
「それにしてもへんなこと相談しちゃって、内田には悪かったと思ってるよ」
「ううん、そんなことないよ」
四日連続の二人の帰り道。
もしかすると今日で最後になるのかもしれない―そう思うと内田にとっては不思議と寂しく感じた。
「告白、上手くいくといいね」
「うん! 当たって砕けてくるよ!」
「……砕けちゃったらだめじゃない?」
「あっ、そうか! じゃあ当たって砕けない!」
相変わらずのやり取りに、内田は我ながら少し可笑しくなってしまった。
そして、笑いを堪えてどうしても気になることがあって、そのまま尋ねてみた。


149:黒い人
08/04/14 01:06:38 RUpSRrRL
「告白は……『マコちゃん』になってするの?」
すると、マコトはきっぱりと、
「いや、女装はしない。『マコちゃん』ならハルカさんは凄く優しくしてくれるし、
 カナなんか女装してないと家に上がらせてくれないかもしれないけど、今回はそれじゃ意味がないんだ。
 なぜなら、ハルカさんのことが好きなのは『マコちゃん』じゃなくて『マコト』だからさ!」
「そうだよね……」
(マコトくん……本気でハルカちゃんのこと好きなんだね……)
また小さく胸が疼く。
いかに内田がまだ無知で未熟な少女とはいえ、徐々にその感情の正体に気がついていく。
(本当なら、ここはもっと笑顔でマコトくんを送り出してあげなきゃいけないのに……
 どうしてだろう、こんなにヘンな気持ちになるなんて……)
「じゃあ行ってくるよ!!」
手を振って、意気揚々と南家の方向へ駆けていくマコトを見送る顔はどことなく寂しげ。
(そうか……わたし、マコトくんのこと、いつのまにか好きになっていたんだ)
しかし、それはもはや遅すぎた自覚だった。
マコトの気持ちは別のところにあり、しかもこれからそれを相手に告げようとしているというタイミングだ。
これ以上の皮肉な形で、心の中に芽生えた感情を自覚するがあるのだろうか。
「…………」
遠ざかっていくマコトの後姿を内田はただ無言で見送っていた。

150:黒い人
08/04/14 01:07:03 RUpSRrRL
『ピンポーン♪』
「はいはい、今出ますよーっと」
所は変わって南家。突然の来客に対応するため、カナは学校帰りの制服姿もそのままに玄関に向かっていた。
「どちらさまー……って、マコト?」
「…………」
ドアの前で無言で仁王立ちしていたマコト。
その普段のどこか抜けたような陽気さとは裏腹の深刻そうな面持ちに、カナは一瞬ただならぬものを感じたものの、
「お前、どういう了見で、その姿でウチにやってきた?」
胸を張って見下ろすように言い放つ。
「どういう了見って……」
「大方ハルカ目当てだろうが……私は自分の後輩の『マコちゃん』だったら、中に入れてあげないこともないが?」
カナがこういうことを言ってくるのはマコトの予想の範囲内だった。しかし、マコトもここで退くなら、最初から来てはいない。
「頼むよカナ……ちょっとだけでいいから、中に入れてくれないかな? ハルカさん、いるんでしょう?」
「確かにハルカはもう帰ってきてるけど……お前な、今日はチアキがいないからいいけれど、
 もしいたら『マコト』は四の五の言わず追い出されてるんだぞ?」
チアキが運動会の実行委員か何かの仕事で、今日は遅れて帰ってくることもマコトは計算に入れていた。
本人には悪いが、これから自分がしようとしていることを考えると、ハルカを溺愛するチアキはこの場合どうしても邪魔な存在だからだ。
「それはわかってるけどさ……こればっかりはゆずれないんだ!! 頼む、カナ!! 中に入れてくれっ!」
尋常でない勢いで、己の服に掴みかかってねだるマコトに、さしものカナもたじろいだ。
「わ、わかったよ……! でもお前、チアキが戻る前に帰った方がいいぞ?」
「……! ありがとう!!」
あまりの剣幕に戸惑うカナを玄関に残し、マコトは一目散に居間に向かった。
「おじゃまします……って、あれ?」
マコトがそこで見たのは、まるで力尽きたかのようにうつ伏せになって寝転がっているハルカの姿だった。
「ああ、お前は知らないのか。ハルカはな、基本怠け者なんだ。
 今日も帰ってきたと思ったらロクに着替えもせず、そのままバタンキューだよ」
背後から顔を出したカナがそう解説するものの、別にそんな意外な一面を見てしまったからと言え、気持ちが醒めることもない。
「おーい、ハルカ起きろー、お客さんだぞー」
カナが肩を三、四度ゆらすと、「ぅん……」と初心な少年には色っぽく聞こえてしまうような吐息と共に、ハルカが身体を起こした。

151:黒い人
08/04/14 01:08:18 RUpSRrRL
「!!!!」
ハルカの姿を正面から見た時、マコトの身体が固まった。
あろうことかハルカの制服の前は猥雑にはだけ、緩められたタイ、真っ白なシャツの奥に僅かに下着のピンク色が見えている。
更に目を凝らすと、微妙に胸の谷間まで見えて……
「あらら、おいハルカ、前、前……!!」
「ぅ……ん……え? ああっ!!」
カナの声にハッとしたように覚醒したハルカは慌てて胸元を隠した。
「いつ客が来るかわからないんだから、いい加減中途半端に制服脱いだまま寝るのやめろよなー」
カナに咎められ、ハルカは決まりが悪そうに笑いながら、
「あはは……で、君は確か……チアキのクラスメートの……」
「マコトです!!」
即答する。よく考えてみれば、『マコト』としてハルカさんと対峙する機会なんて、いつ以来だろうか。
現にハルカさんは自分の存在を覚えていなかったようだ。それでも、
(ここで退くわけにはいかないよな……ええーい! もう当たって砕けろ……って砕けちゃダメだった……あーもう!!)
マコトはキッと口を結び、真っ直ぐにハルカの顔を見つめた。
(ここは内田の言っていたことを思い出すんだ……!)
「えーっと、チアキは今日は遅くなるみたいだけど……もしよかったら戻るまでお茶でも……」
「ハルカさん!!!」
気遣いの提案を遮り、大声で叫んだマコトにハルカも、傍らで様子を見守っていたカナも驚いたように身体を震わせた。
「聞いて欲しいことがあるんです!! オレは――」

152:名無しさん@ピンキー
08/04/14 01:08:33 9WayoaRW
wktk

153:黒い人
08/04/14 01:08:39 RUpSRrRL
「はぁ……マコトくん、どうなったかな……」
その夜―内田はベットに寝転がり、天井を見つめるとそう一人呟いた。
未だ十年ぽっちの短い人生の中でとはいえ、一世一代の大告白。
内田はその顛末がどうなっているのか気になって仕方なかった。
「やっぱり……難しいのかな……」
正直に言って、内田はマコトの告白が実らないことを少しだけ期待していた。
それは勿論、自分がマコトのことを好きになっていると気づいたから。
が、肝心のマコトの気持ちはどうなのか。例え今回その想いが成就しなかったとしても簡単に諦めてしまえるのだろうか。
そしてその気持ちが自分の方向へ向くことがありうるのだろうか。
否、それは考えられない。
告白へ向かう直前、あの普段のマコトからは想像できない真剣そのものだった様子を見ている内田にはそれは自明だった。
それに、だ。例ええ今回その想いが成就しなかったとして、それから自分はどうするのだろうか?
自分に恥も外聞も捨て、想いを告げるだけの勇気があるのだろうか?
そもそも想い人が失恋した隙を見て……というのはズルいのではないか?
「もう……わからないよ~……」
とにかく、内田の頭の中ではそのようなことばかりがグルグルとゴチャゴチャの螺旋を描いて走り回り、
ただただ寝返りを打ち、枕に顔を埋めて低く唸ることしかできない。
是、まさに恋を知ったばかりの少女にとってあまりに難問。
そして最も大事なこと。
その告白の行方がどうなるかに関わらず、頭を占めるのはあのマコトの真剣さだ。
つまりそれは、マコトの心の中に自分という存在はいないわけで―。
所詮は『頼りになる友達』程度の認識しかないわけで―。
その事実は、少女の心にはあまりにも重すぎた。
「こんなことなら……最初から相談になんか乗るんじゃなかったな……」
全てはボタンの掛け違いか―。
「でも……しばらくの間、マコトくんと一緒に帰ったり、一杯話したりして……」
楽しかった。その時はまだ自分の気持ちに気付いていなかったとはいえ、それだけは確か―。
「…………」
だが、それだけに今の気持ちは切なすぎる。こんな痛み、クスリや医者じゃ治せない。
「……ぅ……ぅぅ……ぅぅぅ……」
その夜、内田は枕を涙に濡らした。

154:黒い人
08/04/14 01:09:06 RUpSRrRL
翌日。
目の下に派手なクマを作りながらも何とか登校した内田を待っていたのは、主のいないマコトの席だった。
周囲は元気の塊のようなマコトでも珍しく風邪でもひいたのだろうと気にとめることもなかったが、内田は違った。
そしてその嫌な予感が的中したと知ったのは、放課後だった。
「おい、内田―」
振り向くとそこにいたのはチアキだった。
「お前、昨日マコトのやつと一緒に帰ってたよな」
「うん、そうだけど……」
「担任の先生が様子を伺いにマコトの家に電話をしたらしい。
 そしたらマコトの母親が言うに、アイツ今日は普通に家を出ていたそうだ。さっき職員室で偶々その話を聞いた」
「え」
内田は背筋に氷柱を挿し込まれたような錯覚を感じた。
「お前、何か知らないか?」
「…………」
無言で固まる内田に、チアキは「ダメだこりゃ」と溜息をつくと、
「カナに聞いたんだけど、アイツ、昨日私がいない間にウチに来てたらしいんだ。
 まったく……バカ野郎は人に心配をかけることにかけては一流だよ。ウチにも一人いるからわか……って、おい内田?」
チアキが言葉を終える前に、内田は弾かれたように教室を飛び出していた。


155:黒い人
08/04/14 01:09:53 RUpSRrRL
以上です。

前回から間が開いてしまいましたが、次は早めに投下できると思います。

それではおやすみなさい。


156:名無しさん@ピンキー
08/04/14 01:13:17 9WayoaRW
なんという引き…
これわ続きをwktkせざるおえない

157:名無しさん@ピンキー
08/04/14 04:42:01 UqMvS8Lz
マコト…一対何があったっていうんだ!?

158:名無しさん@ピンキー
08/04/14 05:18:32 dQiuJV1x
続きが気になりすぎて、筆記試験が手に付かなくなりそうです…
続きを楽しみにしてますぜ!

159:名無しさん@ピンキー
08/04/14 12:25:57 QtCIrLLs
GJJ!!
早く続きをよこしなさいよ!!ww


160:名無しさん@ピンキー
08/04/14 12:47:33 DFyIcmtH
くろおかも大好きだったけどこれもGJ過ぎる。続きが気になり過ぎて手が震えてきた

161:名無しさん@ピンキー
08/04/14 13:06:09 jbeUjflE
最近、原作よりもこの野郎氏のハル×マコが楽しみでしょうがないw

162:名無しさん@ピンキー
08/04/14 19:07:08 SBCjeOFe

ここはやっぱりシリアスというかマジものは嫌われるのでしょうか?
68とか140みたいな。

163:系
08/04/14 19:19:41 eHiMdDJd
感想くれるみなさん、ほんとにありがとう!
やる気沸いてきますよ(`・ω・)

久しぶりに投下…

>>162どうだろう。俺のも結構暗いし…

164:系
08/04/14 19:20:53 eHiMdDJd
『染』

昨日まで降り続いた雨は嘘だったかのように止み、今日は朝からからりとした天気だった。
俺は額の汗を拭い、胸元にばさばさと空気を送り込みながら、コンビニに買い物しに入った夏奈を待っていた。

この前に比べ、夏奈は目に見えて元気になった。
春香さんと千秋ちゃんが帰ってきたそうだ。


汗で背中に張り付くシャツに不快感を覚えながら、うっすらと裾の白む青空を眺めた。

自動ドアが開き、買い物袋を下げた夏奈が現れた。

「待たせてごめんね」
「ううん。何買ったの?」

「…知りたい?」

夏奈が俺の顔を覗き込む。

「え?う、うん…」
「生理用品」
「うぇっ!?ご、ごめんっ!」
「ふふ、嘘だよ」


桜並木の通りを、二人並んで歩く。
桜は疾うに、散っている。

歩調と同じリズムで揺れる夏奈の髪。
時折ぶつかる肩から伝わる暖かさ。
手を伸ばせばすぐ触れられる位置に手があった。

本当に、幸せな時間だった。
こんな時間がいつまでも続いて欲しい。

ユートピアに旅立とうとしていた意識は、不意に掛けられた言葉で現実に引き戻された。

「ねぇ藤岡、公園寄って行かない?」

165:系
08/04/14 19:22:28 eHiMdDJd
公園に着いた俺達は、木陰のベンチに腰を下ろした。
木漏れ日が斑模様をつくる。

「今日は暑いな~」
「そうだね」

直射日光を浴びながら砂場で遊ぶ子ども達を見て、昔は俺もあんなだったかな、などと思う。

「はい、これ」
「冷たっ!」

自分用にプリンを持った夏奈が、俺の頬に缶ジュースを押し当ててきた。

「あ、ありがと」


他愛ない話をぽつぽつと交わす。
冗談話や昨日見たテレビ。
くすくす笑ったり、驚いたり。
ふと見せる表情が、俺の心の中に暖かく染み渡った。

「南」
「ん?」
「俺、今…ほんとに幸せだ」

「…そう」

夏奈は微笑んで、プリンを一口頬張った。


そよ風に運ばれる夏奈の髪の香り。

―突然、頭の中に先日の情事がリフレインした。
夏奈の匂い、喘ぎ、湿った肌の感触。愛蜜の味。

先程と違う意味の汗が頬を伝った。

「藤岡?」

「え…」

夏奈は意識を確認するかのように、目の前で手を振った。

「どうした、プリンなんかじっと見つめて」
「あ、いや…」

くそ、何でこんな時に思い出すんだ…

166:系
08/04/14 19:23:25 eHiMdDJd
「あぁ、プリン食いたいのか?」
「えと、その…」

正直に話す訳にはいかないので、答えに詰まる。
夏奈がまた一口プリンを頬張った。

何か、別の話題を振ろう…

何か…え…?


一瞬、何が起きたのか理解できなかった。

カップはそこにあるのに…唇に甘いプリンの味―

…これ…は…

触れた唇から、夏奈を感じた。
初めて、だった。

「…ん…」

驚きで強張った俺の唇を、柔らかな夏奈の舌がこじ開ける。

「…んぅ…」
「ん…ちゅ…」

絡まり合った舌と舌が、不思議な感触だった。

ドロドロになったプリンと唾液が混ざったものが、俺の口の中に流れ込んでくる。
ごくりと音を鳴らし、嚥下した。

唇は一度離れ、また何度も求め合った。
長く、深く。

167:系
08/04/14 19:24:25 eHiMdDJd
夏奈と交わる度、頭の中がぼんやりと白くなってゆく。

理性が収縮していくのがわかる。

「…はぁ……南…」

最早、感情を押し止めることができない。
欲と本能が俺をつき動かす。

「南…南…!」

「え…ちょ……っ!」


俺は両掌で夏奈の柔らかい胸を包み込み―


瞬間、何か強い力で突き飛ばされ、強かに腰を打った。

「い、痛っ!……南…?」

見上げると、夏奈の冷ややかな視線が俺を射抜く。

先程までの暖かい気持ちが、一瞬で凍り付いた。

「…最低」

「え…?」

気付くと、何人かの小学生くらいの子どもが、唖然とした表情でこちらを見ている。


―やって、しまった…


背を向けて去っていく夏奈を、呆然と眺めていた。


いつの間にか、空は灰色に変わっていた。


季節の変わり目。


天気は不安定だ。

168:系
08/04/14 19:26:41 eHiMdDJd
以上です…

続きは制作中です(´・ω・)

投下はいつになるか…

169:名無しさん@ピンキー
08/04/14 21:48:02 gA8mKZke


つづきもたのむ

170:名無しさん@ピンキー
08/04/15 02:26:38 498i82O4
わっふるわっふるうううううううううううううううううう

171:名無しさん@ピンキー
08/04/15 03:31:47 p852b4oY
>>168
乙J
カナがツンデレすぎるw


>>162
>>68のはちょいとどうかと思うけど、>>140とかは良いんじゃないかな?
ただ、ここはエロパロスレだから、多少は話にエロ・パロ・純愛・萌え等が無いと、反応は微妙じゃないかな?

172:名無しさん@ピンキー
08/04/15 03:53:54 niLFTlB2
>>162
>>171にほぼ同意。
エロパロスレであることはお忘れなく。

シリアスものというかどうかわからないけど、レイプものとかはあり得なくはないんだよねえ?
受け入れられるかどうかは内容に依るだろうけど。

173:名無しさん@ピンキー
08/04/15 03:56:38 HWlLgkBf
ようは、読者を納得させる展開なら無問題なわけだよな
苦手なジャンルがあるって人もいるだろうから、NG出来るような措置はとっておくべきだよな

174:名無しさん@ピンキー
08/04/15 04:27:24 wThil8uU
系さん乙かれさま&GJ!


>>68はねぇ。今のレベルじゃ神コテの集うこのスレで投下しても恥かくだけ
より一層の精進をして出直してくるといいよ。正直文章が拙すぎて読んでるこっちが恥ずかしくなってくるんだ

175:名無しさん@ピンキー
08/04/15 05:29:29 BTLjBeuI
みなみけは、内容が内容だけに、レイプ物は微妙だよね。

176:名無しさん@ピンキー
08/04/15 12:05:08 Ebr3acTw
名作「くろおか」くらいが限界かなぁ。
どなたか「くろまこ」に挑戦してもらいたいとも思うけど。

177:名無しさん@ピンキー
08/04/15 15:00:04 b/Sq3Nsk
フト思ったんだがマコトの時は少年らしい体格なのに
マコちゃんになると途端に体型がチ○ポが付いてるだけの女の子しか見えないんだよね

178:名無しさん@ピンキー
08/04/15 15:43:14 p852b4oY
あのヘアピンを付けると変身するんだよ。
もちろん男の象徴が無くならないのも仕様です。

179:名無しさん@ピンキー
08/04/15 18:54:37 56pHKG1s
あんなに可愛い子が女の子な訳無いじゃないですか

180:黒い人
08/04/15 23:57:22 FkLgkJ8g
>>154
の続きです。

11レス借ります。

181:黒い人
08/04/15 23:58:27 FkLgkJ8g
内田はここ数日の間、マコトと共に歩いた通学路を、息を切らせながら走っていた。
(まさか……マコトくん……)
思い出したように立ち止まり、辺りを見回すもマコトの姿は見えない。内田は焦る。
マコトは学校を休んだ。しかも無断で、となれば思い当たる理由など一つしかない。
きっと告白が上手くいかなかったのではないか。
そしてそのショックで……。
頭の中に過ぎるのは嫌な想像ばかりだ。
(早く探さなくちゃ……)
息を整え、また走り出そうとした時、
「おー、内田じゃないか。そんなに急いでどうしたんだ?」
背後から聞きなれた声がする。同じく学校帰りのカナだった。
「あ、カナちゃん! マコトくん見なかった!?」
内田は直ぐに昨日の状況を知るであろうカナに迫った。
「マコト? いや見てないけど、そう言えばアイツ昨日ウチに来たんだよ。
 それも珍しく女装もせずに」
「その時何かなかった?」
「ん? ああ、そうなんだよ。アイツ、強引にウチにあがってきたと思ったら、
 あろうことかいきなりハルカに告白したんだよ! びっくりしたな、あれには」。
「やっぱり……」
「あれ? 内田、お前知ってたのか? ああ、お前も一枚噛んでいたというわけか」
「で……どうなったの?」
「ああ、見事に砕けたよ。こう言うのもなんだが、清々しいくらいの砕け方だったさ」
―やはり。内田の頭の中に、張り切ったマコトの顔が浮かんだ。
「で、どうしたんだ? まさかハルカに振られたショックでマコトが今日学校に来なかったとか?」
カナにしては鋭すぎる指摘だった。
「まあ大丈夫だと思うぞ。マコトもスッキリしたような顔してたし。
 帰り際に声かけたけど、そんなに気落ちしたような素振りはなかったけどなぁ。
 それに、ハルカも最初はびっくりしてたけど、ちゃんと大人な対応してたし」

182:黒い人
08/04/15 23:58:50 FkLgkJ8g
そんなカナの台詞を聞いて内田は思う。
大丈夫なわけはない。カナにそう見えたのはマコトがその場では虚勢を張っていたからだ。
振られたからとはいえ、ハルカの目の前で落ち込んだりするのは、マコトの男としての意地が許さなかったのだろう。
「まあ内田からもマコトには気を落とすなって言っとい……って、おーい」
カナの台詞を最後まで聞き終えないまま、内田はまた走り出した。
カナはああ言っているが、内田にはマコトの今の気持ちが手に取るようにわかっていた。
失恋の痛みはとてもじゃないがへらへら笑って看過できるようなものではない。
内田にはそれがよーくわかっている。
「……だって、わたしだってそうだったんだから」
そして体育のマラソンでもここまではないというくらいに走りに走り、
町中を探し回った挙句、内田はついにマコトの姿を発見した。
マコトは近所の子供達の憩いの場所となっている小さな公園のベンチに腰を下ろしていた。
俯き加減にじっと地面だけを見つめているその様子は、決してアリを観察しているわけではない。
遠目からでもマコトがどうしようもないくらいの負のオーラを発しているのが内田にはわかった。
「―マコトくん」
「ん? ああ、何だ内田か。どうしたの?」
近づいて声をかけると、マコトはぼーっと気の抜けた面持ちのまま反応した。
「どうしたの? はマコトくんの方だよ。今日学校に来なかったでしょ?」
「ん……朝起きて家を出るところまではいったんだけど、どうしても行く気になれなくてさ」
「それで今日はずーっと公園に?」
「うん……」
「…………」
「…………」

183:黒い人
08/04/15 23:59:43 FkLgkJ8g
二人の間に気まずい沈黙の空気が流れる。
そこで内田は自分からそれを口に出してもいいものなのか、確信が持てなかったが、意を決して、
「カナちゃんから聞いたよ……」
と、だけ言った。マコトもそれだけで全てが通じた。
「そうか。まあ聞いたとおりだよ。見事に振られちゃったよ」
はは、と自嘲じみた笑みを浮かべながらそう言うマコトだが、内田にはその顔が泣いているようにしか見えなかった。
「最初からわかってはいたんだけどなぁ。ハルカさんからしたらオレなんてただの子供だし。
 それでもハルカさん言ってたよ、
『ごめんなさいね。今のマコトくんをそういう風に見ることは出来ないわ。
 でもマコトくんがもう少し大きくなって、それでもまだ私を好きでいてくれるなら……』
 ってさ。優しいよなぁ」
しみじみと語るマコト。
「で、きっとオレ、その時はとんでもない落ち込んだ顔してたんだろうなぁ。
 慌てて『これからもチアキと仲良くしてあげてね。遠慮なくウチに遊びに来てね』だってさ」
ハルカはきっと、マコトを傷つけないようによかれと思ってそのような優しい言葉をかけたのだろうが、
逆にそれがマコトにはキツかったらしい。
「はぁ……」
小さく溜息を吐くと、また地面だけを見つめて黙り込んでしまった。
内田は今ならばこのマコトの気持ちがよーくわかった。
想い人の心の中心に、自分が滑り込む僅かな隙間すら残されていないと知れば、まさに見えるもの全てが憂鬱の色を帯びる。
だからこそ、そんなネガティブな感情に埋め尽くされた世界に『他人』が入り込む隙など無いし、何を言われようが聞こえやしない。
それでも内田は声をかけずにいられなかった。
「なんて……告白したの?」

184:黒い人
08/04/16 00:00:07 fqNkC5Ra
少しだけ時は遡り、一昨日の放課後。
「うん、あのね、わたしは―」
「わたしは?」
「ハルカさんのことが好きなら、ただ『好き』って、それだけ言えばいいと思うな」
「ええーっ!?」
マコトは内田の口から出た言葉がすっかり信じられないという風に、オーバーアクションでのけぞってみせた。
「ちょ、内田さぁ、いくらなんでもそりゃないよ~。
 気の利いたグッドバイブレーションでハイパーブローな告白方法を考えてくれるって言ったじゃないか!?」
「だからね、ずーっと寝ないで考えたんだよ、これでも」
「へ?」
マコトはまた思い出す。そう言えば今日も内田は授業中にウトウトと睡魔の舟を漕ぎ出し、教師に咎められていたではないか。
「考えた結果、一番いいなって思ったのがこれだったんだ」
「……そうなのか。いや、でも、それは、さぁ……」
いくらなんでも単純すぎやしないのだろうか―マコトはそう考えた。
すると内田は、マコトの顔色を窺うようにしながらも、はっきりと言った。
「わたし思ったんだ。こういうことはへんに飾った言葉やシチュエーションにこだわるんじゃなくて、
 気持ちをありのままに伝えたほうがいいんじゃないかな、って」
「うーん、そういうものなのか?」
「うん。それにマコトくん言ってたじゃない。『内田がもし告白される立場だったら、どういうのが一番嬉しいか』って」
「つまり、内田ならそういう風にありのままの告白されるのが一番ってこと?」
まるで自分の性癖を晒してしまったかのような気恥ずかしさに頬を少し染めつつも、内田は小さく頷いた。
するとマコトは顎に手をあて、瞑目したまま何事か考え込むかのように「うーん」と数秒唸り続けると、
突然ガシッっと両手で内田の肩を掴み、その瞳を凝視すると、
「あなたのことが好きです!! オレと付き合ってください!!」
これ以上ないくらい真剣な面持ちでそう言い放った。
「え」
驚いたのは内田の方だ。あまりに突然なことに声も出ない。するとマコトは、
「……うん。確かに何かオレにはこれが一番あってるかも」
(……なんだ。ためしにわたしの言うとおりにやってみただけなのか……。てっきり本当に……)
少しだけガッカリした内田の晴れない気持ちのみを残して、その日の二人のやり取りは終わる。


185:黒い人
08/04/16 00:00:43 FkLgkJ8g
そう……本当にわたしの言った通りにハルカちゃんに告白したんだね」
マコトから告白の一部始終を聞き、内田は一昨日のやり取りを思い出していた。
「でもさ、内田の言うとおりだったよ。へんにごちゃごちゃ考えて告白するより、
 ああやってただ自分の思ったことをまっすぐに伝えたほうがスッキリしたよ。振られちゃったけどさ」
そう言って顔だけを内田のほうに向けて力なく笑って見せたマコト。それは見るからに痛々しそうな笑みだった。
そんなマコトを見て、内田はどうにも堪らなくなっていた。
せき止めていたものが、堤防を突き破って一気に溢れ出ててきそうだった。
「ハルカちゃんに振られちゃったのは残念だったけど……マコトくんならそのうちいい子が見つかるよ」
流石に「忘れてしまえ」とも言えるわけがない。
「そうかなぁ……」
事実、そんな生返事のマコトがいくら何でも昨日の今日で、ハルカのことを諦めて忘れられるわけなどないのは内田にもわかっていた。
「そうだよ。マコトくんはさ、女装しても誰も気付かないくらいだし、きっと基本的に顔はいいんだよ」
「あれはなぁ……」
「だって知ってる? うちのクラスでもマコトくんのこと『カッコイイ』って言ってる子いるんだよ?」
「え、うそだろう?」
「うそじゃないって、本当だよ? もしかしたらこれからマコトくんのことを好きになってくれる子がいるかもしれないよ?」
「まさかぁ……オレなんてチアキに顔すら認識されてないんだぞ?」
そこまで来て、とうとう内田には我慢の限界が来てしまった。
(―あ、わたし、もうダメだ……これ以上……)
そして、とうとうせき止めていたはずの想いが堤防を決壊させ、溢れてきてしまった。
「……そんなことないよ。わたし、マコトくんのことが好きな女の子、一人だけ知ってるよ?」
「内田……なぐさめてくれるのはありがたいけれど、無理しなくていいよ」
「別に無理なんか!」
「オレはさ、結局ハルカさんにただの子供としか見られてなかったわけだ。それもそうだよなぁ。
 ハルカさんのことを好きになったはいいけど、今までずーっとオレは『マコちゃん』として自分の姿を変えでもしないと、
 ハルカさんに会うことすら出来なかったんだから。情けない話だけど、考えが甘かったよ」


186:黒い人
08/04/16 00:01:12 fqNkC5Ra
失恋の痛手を味わったばかりで、多少自虐的になるのは致し方ないところだが、
内田はマコトのそんな言い分に、反論したくて仕方なかった。
だって内田は知っているのだ。マコトの良いところを、いっぱい。
好きな人のためなら女装も厭わないその真っ直ぐさを。いつも明るく元気なその純粋さを。
そして何よりも自分などを『一番信頼できる』とまで言ってくれたその優しさを。
そんなマコトのことを想うに、内田はもう我慢が出来なかった。軽く、涙まで出てきた。
「だからさ、そんなオレのことを好きになるヤツなんかいるわけ……」
「いるもんっ!!」
「へ?」
あまりの剣幕で叫ぶ内田に、マコトは心底驚いた。
「ここにいるもんっ!!」
そして内田のその台詞を聞いて、今度は数秒思考が停止した。
「ここにって……どこに?」
辺りを見回すマコトだが、それらしき女子の姿などどこにも見えない。
例外で一人、目の前には何故か目に涙まで溜めて、小さく身体を震わせながら、どことなく頬を赤らめさせた内田がいるだけ。
「……って、もしかして……えええーーーーーっ!!??」
今度はマコトが叫ぶ番だった。
いくら何でも失礼な反応ではあるが、今はそんなことも気にならなかった。
「……にしたっていくらなんでも……内田が……オレを……なんで……っていうか突然すぎて何がなんだが……」
マコトは混乱している。メダ○ニがよく利いたモンスターだってもうちょっと理性を保っているだろうほどだ。
そんなマコトを見て、内田は決意する。
こんな曖昧な伝え方ではダメだ。自分がマコトにアドバイスしたように、真っ直ぐに気持ちは伝えないと相手には届かない、と。
そして、
「わたしはマコトくんのことが好きなのっっ!!!」
「……えええええええーーーーーーっ!!??」
しかし、返ってきたのはやはり事態を認識しきれぬマコトの叫びであった。

187:黒い人
08/04/16 00:01:56 FkLgkJ8g
「内田、落ち着け!! もしかして昨日食べたアイスが当たったのか?
 それとも今日の体育の時間に鉄棒から落ちて頭を打ったのか?
 ああ……こういう時は素数を数えるといいって前にカナが言ってたぞ?
 ほうら、一緒に……2、4、6……」
「わたしは正気だよ……っ」
即座にそう返され、たじろぐマコト。ちなみに素数を間違えて認識していることには勿論両者とも気付かない。
「わたしは……本気でマコトくんのことが好きなの……っ」
ここまで言われると、マコトには返す言葉がない。もはや内田の言葉を認めるしかない。
「本当なのか……?」
内田はコクコクとリスのように小さく頷いた。
「……なんで?」
これまたデリカシーのない質問だが、
「そんなの……理由なんて言い切れないくらいに」
内田はあっさりと恥ずかしげもなく言った。
「……………」
すると、それっきりマコトはまた黙り込んでしまった。
内田は思った。もしかするとマコトは気を悪くしたのだろうか?
よく考えれば、マコトが失恋したこのタイミングで告白というのは、いくらなんでもずる過ぎるのではないだろうか。
人の弱みに付け込んでしまったみたいで、内田はどうしようもなく怖くなってきた。
もしかすると、マコトが次に口を開いた時に出てくる言葉は拒絶かもしれない。
自分はなんていう時に想いを打ち明けてしまったのだろう。せめてもう少し我慢できなかったものか。
いや、我慢など出来ない。自分の気持ちに気付いた途端、相手が自分以外の人のことしか見ていない事実に気付かされ、
まるでその焦りに突き動かされるように自分の気持ちを吐き出したくなった衝動、それは止めるべくもないのだ。
そんなことを思えば思うほど、内田の瞳からはざーざーと滝のように涙が溢れてくるのであった。
と、マコトはすっと内田にハンカチを手渡した。
「ほら、とりあえずこれで顔を拭きなよ」
言われるがままにハンカチを受け取ると、マコトがぽつぽつと語りだしだ。


188:黒い人
08/04/16 00:02:22 fqNkC5Ra
オレはさ、初めてハルカさんと会った時からもう好きになってたんだ。オレの初恋だよ―」
内田はビクリと身体を震わせた。「今でも好きなんだ。だから内田の気持ちは……」―と続くと思ったからだ。
しかし、マコトの様子は違った。
「それこそ、ハルカさんに会うためだったら女装して『マコちゃん』にでもなったよ。
 この隠し切れぬダンディズム溢れる俺が、だよ?」
色々と矛盾を感じる発言だったが、勿論内田にそれに突っ込む余裕などない。
「それくらいに好きだったんだ―でもさ……」
その時、内田はマコトの顔が自分と同じように少しだけ気恥ずかしさに染まっていることに気付いた。
「おかしいんだよ。最初はたとえ振られたって、この気持ちは覚めることないぞ! って、思ってたのに……。
 今の内田を見ていたらさ、なんか……」
マコトはふるふると首を振り、頭を抱えて苦悩を表現している。
そして内田はそんなマコトの姿を見て、冗談でなく、目の前に光が差したような気がした。
「あーっ!! ほんとうはこんなのいけないって……だめだってわかってるんだけど……、
 さっきの内田の言葉聞いたら……なんかオレ……って、あーっ!! やっぱりオレは薄情モノなのか!?
 お前だってこんな薄情なヤツ、嫌だろう!?」
そんな軽く故障し始めたマコトに、内田は飛びついた。
嫌なんてことはない。正直言って嬉しくて仕方なかった。
「……っ!! オイ! 内田、おま……」
「全然、嫌じゃないよ」
「へ?」
「全然、嫌じゃないよ。むしろ嬉しい―」
マコトは自分のことを拒絶しなかった。それだけで内田は天にも昇りそうな気分だった。
かくして、内田に芽生えた小さな恋心は、潰えてしまうことなく実ったのであった。


189:黒い人
08/04/16 00:03:09 fqNkC5Ra
「う、内田、いい加減離れてくれないか……。
 こんなところもしも学校のヤツに見られたら恥ずかしいし、それにちょっと重い……」
「む。いくらなんでも女の子に重いってひどいんじゃないのかなー? それは減点だよ?」
「あ……」
いつの間にやら、いつもの調子取り戻した風に言う内田にマコトはバツが悪そうに顔をしかめた。
「でも……恥ずかしいってことは意識してくれてるってことだし、ちょっと嬉しいかな……」
「バ、バカっ! 何言って……」
「バカって酷い。また減点ー。そんなこと言うならわたしも何度でも言うよ?」
「え?」
「わたしはマコトくんのことが好きです―」
「――ッ!!」
瞬間、タコのように顔を茹で上がらせるマコト。
が、急にまた真剣な面持ちになったと思うと、
「そうだな。『気持ちは真っ直ぐに伝えなきゃダメ』だもんな―。
 でも、今のオレじゃ内田に対して堂々と好きと言えない」
「え?」
「正直、オレはまだ完全にハルカさんのことを吹っ切れたわけじゃないみたいだ。
 だからそんな中途半端な状態じゃ、内田の気持ちに応えるわけには……」
そう言って、悲しそうな顔をしたマコトだったが、実は内田にはその言葉が嬉しかった。
それが、何よりも自分の気持ちを真剣に捉えてくれている証拠だからだ。
「ううん。別にいいよ。マコトくん、あんなにハルカちゃんのこと、好きだったもんね」
「ん、ごめんな」
(それに、だったらマコトくんが完全にわたしのことを好きになってくれるように、わたしが頑張ればいいだけだから……)
「でも、内田のこともオレは真剣に考えるから、少しだけ待ってくれると……」
「うん」
内田にはそれで十分……なはずだったが。
(でもやっぱり……)
ここにきて、変な悪戯心が湧いてきてしまった。

190:黒い人
08/04/16 00:03:30 fqNkC5Ra
「しかし驚いたな……まさか内田が……ああ、こんなことカナなんかに知られたら絶対オモチャに……」
あらぬ方向を見つめ、ぶつぶつと何事かを嘆いているマコトに、
「マコトくん―」
「え?」
振り向いたその隙に、
「――!!」
内田はマコトの唇に己のそれを触れさせた。
「ーーーーーーーーーーーーーッ!!!! う、内田!! 今、何を……ッ!!」
時間にして数秒にも満たぬフレンチキスだったが、その感触は両者とも確かに唇に残っていた。
そして内田は悪戯っぽい笑みを浮かべ、こう言った。
「マコトくんの初恋はハルカちゃんに取られちゃったけど、ファーストキスはわたしのものになったね♪」
その時のマコトの顔は、もはや完全なタコであった。無論、そう言う内田自身の顔色も似たようなものだったが。
「それじゃ、折角だし一緒に帰ろっ?」
「……あ、ああ」

191:黒い人
08/04/16 00:04:11 FkLgkJ8g
その後、帰途をマコトと共にしながら内田は思った。
よく考えるとマコトの初恋は残念ながら実らなかった。
それに比べて自分は、初恋が成就する可能性をまだしっかりと残している上に、
ファーストキスまで意中の相手に捧げることが出来てしまった。
これは少し不公平なのではなかろうかと。
(マコトくんには少し申し訳ないかな……?)
少しだけそんな罪悪感も浮かんだものの、いつの間にやら自然とマコトと繋いだ手の暖かい感触を思うたび、
結局それもどうでもよくなってしまう、幸せな内田なのであった。

さて、二人の恋模様がどうなっていくのか。
それは誰にもわからないが、内田の幸せそうな顔と、マコトの気恥ずかしそうながらもどことなく満更でもない顔を見れば、
その前途もなかなかに明るいものだと、そう結論付けていいのではなかろうか。

そして、全くの余談ではあるが、善良な一市民としては二人がくれぐれもどこぞの蹴りが得意な黒番長の毒牙などにひっかからず、
すくすくと小さな愛を育むよう祈らずにはいられないのであった。

終わり

192:黒い人
08/04/16 00:05:47 fqNkC5Ra
以上です。

個人的にはエロのない、黒くない話を書くのも楽しかったです。

感想くれた方、ありがとうございました。

193:名無しさん@ピンキー
08/04/16 00:30:42 SI3P/S6d
吉野→シュウイチ×チアキを書こうと思ってたら、どこかでカナ×藤岡に変わりました


卒業式ネタってありすかね?基本的に中身と外見は変わらないだろうけど、中3のカナ……

194:名無しさん@ピンキー
08/04/16 00:34:24 1h5Q6jAZ
>>192
GJ!
この二人は黒岡に目をつけられないことを切実に願うぜw

195:名無しさん@ピンキー
08/04/16 00:37:43 TcIIF5Dk
うう…GJです…
ジーンときてしまった

196:名無しさん@ピンキー
08/04/16 00:41:05 vIU3K/Sf
>>193
G・J!

>>193
さぁ書くのだ

197:名無しさん@ピンキー
08/04/16 00:50:41 8AQ0E7IJ
>>192
GJ!!前回の続きが気になりまくってたんだ!
甘酸っぱいよ、甘酸っぱいよ!!
とにかくマコちゃんが生きてて良かったw


そんな最中、上のレスを見たら、レイプやらマコちゃんの話やらで盛り上がってたから、
マコ×ハルカを放置して、ハルカ・マキ・アツコ×マコの逆レイプものを書いてたオレ。
窓から飛び降りたくなったww

とてもじゃないけど、こんな青春真っ只中のいい話の後に投下できねぇよ!!
ちょっと出直してくるww

198:名無しさん@ピンキー
08/04/16 00:52:50 vIU3K/Sf
>>197
どんまい

199:名無しさん@ピンキー
08/04/16 14:15:25 8AQ0E7IJ
>>192もう一度読みなおしたけど、やっぱり
>>186内田の「ここにいるもんっ!!」 に萌えてしまった。
改めてGJすぐるww

200:この野郎
08/04/17 00:04:04 Jl+WD86t
マコ×ハルカ書いてる途中にも関わらず、マコちゃんを虐めたくてカッとなってやった。
今でも後悔はしていない。

6レス貰います

201:マコちゃん虐め
08/04/17 00:05:39 Jl+WD86t
4月某日、カナに呼び出されて南家にやってきたマコちゃんは、窮地に立たされていた。
呼びだしたカナが、千秋と一緒に藤岡の家に遊びに行っていたとか、そんなちっぽけな事ではない……
この日、南家にはハルカの他、友人のマキとアツコが遊びに来ていて、
せっかく来たのだから……とハルカに言われ、マコちゃんは一緒におやつを御馳走になろうとしていた。

台所へケーキを取りに行ったハルカの背中に見とれ、マコちゃんはほんの少し油断をし、
こともあろうかワンピースを着ているにも関わらず、あぐらをかいて座ってしまっていた。
そして正面に座っていたマキが不思議な事に気づく。
(―あれ? 女の子なのにトランクス??)
気になったマキは、マコちゃんのスカートの中を凝視。ハルカに夢中のマコちゃんはそれに気づかない。
そしてマキついに気づいてしまう。トランクスの隙間から見える男にしか付いていない筈のソレに。

「あ……あんた、男の子だったの?!」
マキの驚きの声。ついさっきまで赤らめていたマコちゃんの顔は、みるみる真っ青になっていく。
「またバカなこと言って。……はい、ケーキ持って来たわよ」
台所から戻ってきたハルカはマキの冗談だと思い、机にケーキを並べ呆れた顔をしている。
アツコも同じくマキを信用していない。
「あーっ! 信じて無いでしょ?! ……なら……これでどう!?」

捲り上げられるスカート……中にはトランクス。そしてマキはそのトランクスもはぎ取ってしまった。
「あっ……あの…………」
自分のソレに集中するハルカとアツコの視線。マコちゃんは上手く言葉を発する事が出来ないでいる。
とりあえずその場に座らされたマコちゃんは、ハルカに事情を聞かれていた。

「えっと……もしかしてカナが何か変な事いって、無理やりこんな格好を……?」
「…………」
泣きそうになりながら、口をつむったまま何も喋らないマコちゃん。
すると、マキが間を割って会話に入った。
「何も言わないし、きっと趣味なんだよ。カナちゃんも知らないんじゃないの?」
「……そうなの?……ねぇ、マコちゃん。黙ってちゃ分からないよ? 怒らないから、……ね?」
ハルカにそう言われ、ようやく顔をあげたマコちゃんの視線は、ハルカのみに向けられている。
何かを決意したような視線。マコちゃんは、ハルカに本当の事を話す決意をした。

「オレ……ハルカさんの事が大好きで……でも男の格好じゃチアキとカナが家に入れてくれなくて……
 それで、カナに言われて女装したらチアキは気づかないし、カナも家に入れてくれて、
 ……悪いとは思ってたんです。けど、オレ……どうしてもハルカさんに会いたかったんです!
 学校でも家でも、ずっとハルカの事ばっかり考えてて……っ!」

202:マコちゃん虐め
08/04/17 00:06:37 Jl+WD86t
「ちょっ……マコちゃん、ストップストップ!」
マキとアツコの前で告白され、恥ずかしさの余り思わず慌ててマコちゃんを止めるハルカ。
「まぁ……ようはあの子たちのせいでマコちゃんは女装してたわけね。……ホントに仕方ないんだから」
「あの……オレ……」
「あ、マコちゃんは気にしなくていいのよ。私が二人を叱っといてあげるからねっ」
こうして正体はバレたものの、怒られたりすることも無く胸の痞えも取れ、
マコちゃんはおやつのケーキを食べて帰る……予定だった。

「ちょっと待ってよ、つまりマコちゃんはハルカ……うぅん、皆を騙してたって事でしょ?」
マキのこの一言で再び事態は急変する。
「そんな事言ったって、マコちゃんはカナとチアキのせいで、仕方無くしてたんだから……」
「ダメだよハルカ、甘やかしちゃ! 男の子なんだから、ちゃんとお仕置きはしなきゃ!
 大丈夫、大丈夫、痛いとかそう言うのじゃないからさっ♪」

何故かいつになく厳しいマキは、ハルカに紐をもって来させ、マコちゃんの手を後ろで縛った。
「あの……これでいったい何を……」
何をされるかを知らされていないマコちゃんは、不安な表情を浮かべる。
「簡単よ。こうするの」
マキはマコちゃんをその場に押し倒して動けなくし、下着をはぎ取ったマコちゃんのスカートを捲りあげ、
そしてマコちゃんの耳元でソッと囁く。
「あなた……いつも私にチビだのなんだのって、文句言ってくれたわよね……
 今日はたっぷり仕返ししてあげるから、覚悟してよね♪」

マキはそう言って不敵な笑みを浮かべ、マコちゃんの股辺りを探りだす。
手を後ろで結ばれているマコちゃんは、何とか内股にして抵抗を試みたものの、
あっさりマキにソレを掴まれ、ハルカとアツコの前に晒されてしまった。

「やっ……やめ……てっ…………」
「なぁに? マコちゃん。そんな事言って、もうこんなに大きくなってるよ」
マキは、手を上下に動かしソコを擦り始める。
「マ、……マキ! マコちゃん嫌がってるじゃない。止めてあげなさい!」
「そ……そうだよ。こんなえっちな事……可愛そうだよ……」
マキのする『お仕置き』に、恥ずかしがって近づかないものの反対する二人。しかしマキは手を止めない。

「んっ……い…………やだっ、……やめ……あっ、んん……!」
「でもさ、これが嫌がってるように見える?」
口では嫌と言いながらも、マコちゃんは顔を赤くして気持ちよさそうに喘ぎ声をあげている。
それを見てハルカは、つられて顔を赤くしながらも、それでも止める様に言い続けた。
「それでも……いやって言ってるんだから……痛かったりしたら大変でしょ……!」
「……じゃあさ、マコちゃん。私じゃなくてハルカがしても嫌?」
「ハルカ……さん?」
マキの問いかけにハルカの方をジッと見るマコちゃん。

「……ハルカさんなら……嫌じゃない…………かも……」
マコちゃんのこの一言で、場の空気が静まり返った。




203:マコちゃん虐め
08/04/17 00:06:59 Jl+WD86t
「え?! えぇ?! ダ、ダメよ、そんなっ……私、こう言うのどうしたらいいか分からないし……」
いきなりの事に慌てるハルカ。それをマキはクスクス笑いながら見ている。
「大丈夫だよ、ハルカがしたらマコちゃんが喜ぶだけで、お仕置きにならなくなっちゃうでしょ?
 でもさ、これでこうするのが痛くて嫌……って訳じゃないって分かったよね?」
「それは……」

ハルカを説き伏せたマキは、手の動きをさらに早くしてゆく。
「あれー? マコちゃん、ハルカが近くに来てからまた大きくなったんじゃない?」
「そ……んなっ、あっ…………事、無い……んっ」
「ハルカの事大好きだもんねー。先っぽからえっちな汁出して……見られてるだけで感じちゃうなんて、本当にえっちなんだね」
「だから……あっ……そっ、そんなんじゃ……ふ……ぁっ…………んぁ、……んっ」
「じゃあさ、証拠見せてよ、証拠」

マキはそう言うと、ハルカを近くに呼び、マコちゃんの顔の近くに座らせた。
「ハルカはさ、何もしなくていいから、ただそこでマコちゃんの顔を見ててあげて」
「ん……まぁ、それくらいなら……」
マコちゃんに好きと言われ、更にあんな事まで言われたハルカは、断る事もせずその場に座った。
正直なところ、自分を見るだけで感じるマコちゃんの事を、少し可愛いとも思い始めていた。

ただ何もせずに、ジッとマコちゃんの顔を見ているハルカ。
マコちゃんは、マキにソレを擦られる快感と、
その卑猥な姿を、大好きなハルカに見られていると言う羞恥心で、顔を真っ赤にしている。

「あっ、ん……ぃやだっ、見られ……ぁ……んっ……」
ハルカの目を見つめながら、喘ぎ続けるマコちゃん。
気がつくと、自分で足を開いてマキの手も受け入れてしまっていた。
「マコちゃん、自分で足開いちゃってるよ? 本当は気持ちいんでしょ?」
「気持ち……ハァッ……あっ……んんっ、良い……れす……」
ついに自分の口から気持ちいいと言ってしまったマコちゃん。
マキは『計画通り』と言わんばかりに不気味な笑顔を浮かべ、ハルカに話しかける。

「ねぇハルカ、マコちゃんが素直に本当の事言えたし、ご褒美あげよっか」
「ご褒美?」
「うん、大好きなハルカからの接吻とかさっ!」
「せ……接吻って、……キス?!」
コクコクと頷くマキを見て、ハルカはマコちゃんに視線を移す。
相変わらずえっちな声で喘いではいるが、マキの提案に嫌とは言わない。
「ほら、マコちゃんもご褒美が欲しいなら、ちゃんとおねだりしなさい」
マキにそう言われ、マコちゃんはハルカにおねだりをする。

「ハルカさん……んっ、キスして下さい。ハァっ…………ご褒美くださぃ…………んっ……んあぁぁぁぁ!!!!」
おねだりの最中に、部屋中に響き渡るほどのマコちゃんの大きな喘ぎ声。マキの握っているソレの先から、白い液体が飛び散る。
マコちゃんは我慢できず、ご褒美をもらう前に果ててしまった。

204:マコちゃん虐め
08/04/17 00:07:31 Jl+WD86t
「あっ、こら! 良いって言うまでイッちゃだめでしょ!! もう……これは、ご褒美どころか、またお仕置きが必要だね」
もちろんマキは、マコちゃんがイクように、わざとハルカにキスをするように持ち掛け、次のお仕置きは計画通り。
「ほら、まだ出てくるよ。 こんなにいっぱい出ちゃうなんて、いったいハルカの顔見てどんな事考えてたんだろうねぇ」

その声でハルカとアツコも、ついマキの手元へ目がいってしまう。
床には飛び散った白い液体。まだマコちゃんのソレがビクッと反応するたびに、先から少しづつ溢れている。
「ハルカさ……見ちゃ……やだっ、…………見ないで……ください」
恥ずかしそうに震わせるマコちゃんの声に、ハルカはハッとして目線を戻す。

「ご、ごめんなさいっ、その……つい……」
「はぁっ、……んっ…………ハァッ……ハァ……ッ」
まだ息づかいは荒いものの、マコちゃんは徐々にではあるが冷静になっていく。

しかし、時間も経ってようやくマコちゃんの呼吸も落ち着いてきた……と思ったその時、再びマコちゃんに異変が起きる。
「ハッ……あっ、……はぅ…………ん……」
落ち着いていた筈のマコちゃんの口から漏れ出す喘ぎ声。
ハルカがマキの方へ目をやると、マキはマコちゃんのソレを再び擦り始めていた。

「ちょっと、マキ?! さっきしたばかりなのに、そんな……」
「いいのよ、ちょっとくらい。お仕置きなんだから。……それよりハルカがこっち見てると、マコちゃんすぐイッちゃうよ?」
確かにマキの言う通り、さっきから喘ぎ声が大きくなっている気がする。
そしてハルカが視線を元に戻すと、マコちゃんの喘ぎ声も少し小さくなった。

(―この子……本当に私に見られるだけで感じちゃうんだ……)
少しポーっとした表情でマコちゃんを見つめるハルカ。
マコちゃんはハルカと目を合わせまいと、目を固く瞑っている。……しかし、
「んっ……あっ! んっ!! だっ……あっ、あっ……んあぁぁっ!!」
突然暴れる様に腰を浮かして、激しく喘ぎ始めるマコちゃん。
じゅぷっ、じゅぷっ……と言う、聞きなれない音。
ハルカは気になってマキの方へ目をやると、マキはマコちゃんの股に顔をうずめていた。

「んっ……んんー……ぢゅぷっ…………」
「マキ……何してるの?」
「ほぇ? じゅぶっ……はにっへ……んっ、……ふぇらふぃお」
口にマコちゃんのソレを頬張ったまま答えるマキ。
「そう言う事じゃなくてっ! ……だ、だからその、何で……フェ、……フェラチオするのよ? お仕置きとか関係ないじゃない……」
ハルカの問いに答える為、マキはいったん口からマコちゃんのソレを放し、
それと同時にマコちゃんは浮かしていた腰を降ろし、肩で息をしている。

「関係あるよ。これは、ハルカの前でマコちゃんを恥ずかしめる……って言うお仕置きだもん」

205:マコちゃん虐め
08/04/17 00:08:01 Jl+WD86t
マキはそう言うと、再び口いっぱいにマコちゃんのソレを咥え、頭をゆっくり上下させる。
再び大声で喘ぎ、腰を動かして逃げようとするマコちゃん。しかしマキはそれを手で押さえ静止。
「だめっ、……またイクっ……我慢できな……んっ、あっ……」
「ほんあにひもひぃ?……ぢゅぶっ…………ぐちゅっ……」

(―そろそろ、いっちゃいそうだなぁ……)
さっきまで浮かしていた腰を落とし、両足に力が入るのを見て、マキはマコちゃんがイキそうなのを察し、
口からソレを抜こうとした。……その時、
「や……やっぱり駄目だよ! マキ、早く放しなさいっ!!」
そう言いながら、ハルカはマキの頭を掴み左右に振る。
「んんーー!!んー!!」
マキは上から頭を押さえつけられて、放そうにも放せない。
そうこうしている内に、その振動で絶頂を迎えるマコちゃん。

「ふぁ……あっ、あ……んああぁぁっ!!!」
体を何度もビクつかせ、それと同時にマキは眉をひそめて固まり、異変を察知したハルカも手を放す。
射精が終わると、口からソレをゆっくりと抜き取り、マキは少し怒ったような表情でマコちゃんに近づき、
鼻をつまんで口を開かせ、上から自分の口に入った精液を垂らして、マコちゃんの口へ注ぎ始める。
慌てて口を閉じるマコちゃん。しかし、少し口に入ってしまったらしい。

「ケホッ……うぅ……なんでこんな…………酷いよぉ……」
「う、うるさいわねぇ……あんたが口に出したりするからでしょ! 自業自得だよっ」
「……そんな事言ったって……グスっ……」
目に涙を浮かべ、今にも泣き出しそうなマコちゃん。
「そんな……な、泣かないでよ。……男の子でしょ?……その、私も悪かっ……」
さすがに悪い事をしたと、謝ろうとしたマキだったが、背中に凍りつく様な視線を感じ、固まる。

「えーっと……あの、ハルカ……様?」
そこには番長の目をしたハルカが仁王立ちしていた。
「マキ、私のマコちゃんになんて事してくれたの……?」
「わ、私の?!」
いつの間にかマコちゃんを私物化していた事に驚くマキ。
どうやらハルカは、マコちゃんを泣かせた事に怒っているらしい。

(―ひぇ~……ハルカってショタとか、そういう趣味あったんだ……って言うか、顔こわっ!)
「アツコ」
脅えるマキをよそに、アツコの名前を呼ぶハルカ。
アツコは何も言われなくとも頷き、マキの首根っこを掴み外へ連れ出した。

206:マコちゃん虐め
08/04/17 00:08:33 Jl+WD86t
「ちょ、ちょっと待ってよ、さっきのはハルカが頭をおさえ……」
「マキ、明日にはハルカの機嫌も治ってるだろうし、今日は帰った方がいいよ……」
「でも……」
何かを言いたそうにするマキを、アツコがなだめる……と言うか、脅す。
「じゃないとハルカに、マキがマコちゃんにしたのと同じ事……うぅん、それ以上の事されちゃうよ?」
「良いわねぇ、それ……」
アツコの言葉に反応して、ハルカは不気味な笑顔を浮かべてマキに近づいてくる……
「ひぃっ……!」
こうしてマキは南家から逃げる様に去って行った。

「マキ帰っちゃったよ」
「うん……」
立ちすくんだまま、アツコに力ない返事をするハルカ。
その視線の先には、手を縛られて顔は精液まみれの、虚ろな目をしたマコちゃんがいた。

「ねぇ、アツコ。……マコちゃんって凄く可愛いよね……こう、悪戯したくなるって言うか……」
「……だよね。この可愛さは異常だよ……それに、スカートの中は……」
捲れたスカートの方を見る二人。中には、今だに大きいままのソレがビクビクしている。

「これでおちんちんが付いてる男の子なんだもん……これはもう、犯罪だよね……」
「うん、……女の私たちより可愛いなんて……これは……」

「お仕置きが必要だよね」
「お仕置きしなくちゃ」

まったくもって、さっきまで言っていた事と正反対の事を言いだすハルカ。
しかし二人の意見は一致。マキを追い出した理由は、自分たちがしたかっただけだったらしい。
二人は制服の上着を脱ぎ、シャツのボタンを外しながらゆっくりとマコちゃんへと近づいてゆく……

「ん……あれ? ハルカさん?」
「大丈夫よ。もうマキは帰ったから」
ハルカはそう言って、マコちゃんの手を縛っていた紐を解く。
「ありがとうござい…………うわぁっ!」
お礼を言って起き上がろうとしたマコちゃん。しかし肩をハルカとアツコの二人が抑え、マコちゃんは再び倒されてしまう。

二人はマコちゃんの押し倒すと、自分たちもマコちゃんの左右に寝転がり、耳元に口を近づけ、一緒に囁く。

『今度は私たちと良い事しよっか……』





マコちゃんの戦いは続く……しかし話は続かない。



207:この野郎
08/04/17 00:11:14 Jl+WD86t
アツコとマコちゃんの絡みって新鮮でwktkしたんだけど、
さっさとマコ×ハルカ書けって天の声が聞こえたので打ち切った

次からは不真面目にマコ×ハルカ書きます

208:名無しさん@ピンキー
08/04/17 00:58:44 qUC/BaSe
いいぞもっとやれーw

209:名無しさん@ピンキー
08/04/17 03:37:47 vFD3g9MG
いつもながらすばらしい この野郎氏GJ!

210:名無しさん@ピンキー
08/04/17 21:21:52 EebeDsnk
思うにこの野郎氏はマコちゃんを好きすぎだと思うんだ

だがそれがいい
ところで、つまんないことを聞くようですまないが、197=この野郎氏でFA?

211:名無しさん@ピンキー
08/04/18 01:15:07 HNvH/1Wl


212:名無しさん@ピンキー
08/04/18 01:56:13 YEP0Ezwr
コメント㌧クス
生きる糧にして頑張ります

>>210
自分のみなみけは、8割がマコちゃん絡みで出来ています。もう手遅れかもしれません
残りの2割は最近になって注目しだしたアツコで出来てます。

自分の中では、ハルカがマコちゃんの虜になったショタなら、
アツコは唯一保坂を口説き落としてセクロスまで持ち込んだ魔女なのです。

213:名無しさん@ピンキー
08/04/18 01:57:38 IWAYnnRW
なんだこの駄作は
けしからん、実にけしからん
マコちゃんいじめの作品をもっと投下して練習することを命ず

214:名無しさん@ピンキー
08/04/18 02:19:49 KlD0N8Sv
千秋「春香姉さま 突然ですが、彼氏ができました」

夏奈「はぁ?おまえまだ小学生だろう」

春香「ええ!?ち・・・千秋・・・?本当なの?同級生なの?」

千秋「はい、本当です 同級生ではありませんがずっと年上です」

夏奈「おいおいちょっとまて千秋 お前騙されてるんじゃないのか?」

春香「年上ねぇ・・・(私にも彼氏いないのに・・・) え、えと、それでどんな人なの?」

千秋「無口ですが真面目な方です そして何より従順なのです」

春香「真面目な人なら応援はするけど・・・会ってみたいし、一度遊びに連れて着てくれないかな」

千秋「はい、実は今日もう連れて来ちゃってます・・・(コトン)」

春香夏奈「ええー?!」

千秋「紹介します、彼氏の山田です」

山田「・・・・・・」



215:名無しさん@ピンキー
08/04/18 02:26:33 YEP0Ezwr
>>214
不覚にも声出してワロタww

216:この野郎
08/04/18 17:06:37 YEP0Ezwr
マコ×ハルカが終わるまでは、マコちゃんに頑張ってもらう
4レス投下します

217:この野郎
08/04/18 17:07:02 YEP0Ezwr
下着を脱がすと、マコは私の右足の太ももを少し押し上げ、ゆっくりと下から上へ、割れ目を指でなぞり始めた。
息をのんで口を閉じ、漏れそうになるエッチな声を必死にこらえる。
しかし、上の口は我慢できても下の口は我慢のしようがなく、時間が経つにつれクチュクチュと卑猥な音を立て、
溢れだすエッチな汁はマコの指を汚して滑りを良くし、そのすべてが私を興奮させていく。

「……っく…………あっ……」
指が割れ目の上部……クリトリスを刺激するたびに、我慢できずに声が漏れる。
マコもその事に気づいたのか、割れ目の下から上をなぞっていた指の動きを止め、上部だけを刺激し始めた。
「ハルカさん、ここが気持ちいいんですか……?」
確かめる様にクリトリスを指でグイグイ押しつけ、問いかけるマコに対し、
私は意識する訳でもないのに、腰が勝手にいやらしく動いてしまう。
「んっ……あぁっ、そんなにしちゃ……ダ……メ…………ッ!」
情けない。普段マコにしている様な事をされ、自分は恥ずかしくて答えられないなんて。

それでもマコは先ほどの返事で確信したのか、延々クリトリスだけを攻め続ける。
指の柔らかい部分で刺激したと思うと、突然爪で軽くカリカリと擦る様に刺激したり……
その度に、私は我慢して口では何も言わないものの、腰の動きと割れ目から溢れる汁で、
『そうされると気持ち良いです』と返事をしてしまう。
ようやくマコのクリトリス攻めが終わった頃には、溢れた汁で、シーツに小さなシミが出来てしまっていた。

何故マコが攻める事を止めたのかは分からないが、とにかく今は呼吸を整える。
一応年上のお姉さんとして、マコより短い時間でイクなんて事は避けたい。
しかし、束の間の休息はあっと言う間に終わり、股に吐息がかかるのを感じ、
視線を落とすと、マコが顔を股の間に埋めようとしていた。

「マコ、そんな……ちょっと待っ…………あんっ!……やっ……」
指よりも柔らかく、生温かいヌルッとした舌が再び割れ目をなぞり、
クリトリスに到達すると、マコは舌で押しつぶすように強く刺激する。
「あんっ、あんっ……ダメッ、ダメッ…………ダメダメッ!!!」
迫りくる強烈な快感に、もう喘ぎ声を抑える事なんて出来ない。
私は必死に首を横に振って、マコの頭をそこから引き離そうと手で押さえつける。

「いや……でしたか……?」
マコにそう言われ、ふと我に帰る。言われてみればそうだ。
舐められて気持ち良かっただけで、嫌な事なんて一つも無かった。……じゃあ何故あんな事を?
答えは一つしかなかった。
「マコに舐められて恥ずかしかったから、つい……全然嫌じゃ無かったよ……凄く気持ち良かった」
私がそう答えると、マコは嬉しそうに笑顔を浮かべ、
「それじゃあ、続きしてもいいですか?」
と問いかけ、私がコクリとうなずくと、再び股へ顔を埋めた。


218:この野郎
08/04/18 17:07:28 YEP0Ezwr
「あん……は……んっ…………気持ち良い……」
一度喘いでしまった私は、さっきまで恥ずかしかった感覚が麻痺したように喘ぎ続けてしまう。
きっと、『恥ずかしい』と言う気持ちより、『気持ち良い』と言う気持ちが勝っている証拠。

気づくと、私の頭の中で『もっと気持ち良くなりたい』と言う感情が一番大きくなっていた。
その為には、どうしてもマコの指……そして舌を、割れ目やクリトリスだけでなく、膣内に挿れて貰いたい……
しかし、なかなか言い出せない。自分の中にまだある、わずかな羞恥心がそれを邪魔をする。

マコの舌が割れ目の真ん中あたりにきた時に、さり気無く腰を落とし、マコの口に割れ目を押し付けてみる。
ほんの少し、舌の先が中へ入り、それだけでも体中が痺れる感覚に襲われた。
もし、もっと奥まで挿れられたら……考えれば考えるほど、中に挿れて欲しくてたまらない。
しかし、そんな思いを知らずかマコは割れ目から口を離し、上ってくると私の体に抱きつき、
赤ちゃんの様に乳房を吸ったり、舐めたりしている。

もちろんその行為も気持ちよく、そんな事をするマコも凄く可愛い……でも、今して欲しいのはそんな事じゃ無く、
もっと激しく下の方を攻めてほしい。
私は体がウズウズして、我慢できずに思わず口を開いてしまう。

「ねぇ、マコ。さっきの続きは? ……もうおしまいなの?」
そう尋ねると、マコは乳首をペロッと舐め、少し固まりこちらを見つめる。
その目は、言葉の意味が分からないと言うより、何か言うのを躊躇している様なそんな感じ。

「ハ、ハルカさんが……ちゃんとおねだり出来たら、その……続きを……」
私はマコのその言葉を聞いて驚いた。
私の思いを知らず胸を?……前言撤回。マコは分かっていて、わざと焦らしていた様だ。
きっと私がいつもしている事を真似たのだろう。
そして初めて逆の立場になって分かるこの気持ち……おねだりなんて恥ずかしくて出来る訳がない。

「えっと……胸が良いなら……このままでもいいんだよ……?」
この返事を聞いて、つまらなさそうな表情を浮かべ、胸元へ沈んでゆくマコ。
表情を見る限り、マコだって続きをしたいに違いない。
私はそう思って、マコが自分からするまで我慢する事にした。

ところが、いくら時間がたっても胸から離れる様子はない。
確かにクリトリス等を攻められる事に比べて、胸は刺激は少ないとはいえ、
こうも長時間胸や乳首を攻め続けられては、さすがに我慢が出来なくなってくる。

「……はぁっ、……んぁ……あ……」
少しずつ体が火照り、胸を触られるだけでも喘ぎ声が漏れてしまう。
触られてもいない割れ目からも、愛液がお尻を伝って、流れる程に溢れているのが分かる。
それでもマコは、おねだりしない私に対し、続きをしてくれなかった。

219:この野郎
08/04/18 17:07:52 YEP0Ezwr
――とてもじゃないけど、マコが自分からするまで我慢できないよ……
そう思った私が、マコが胸に集中しているのを見て、そっと自分の手を割れ目へ伸ばすと、
ソコは想像以上にビショビショに濡れていて、『早く中に挿れて』とせがむ様にビクビクしている。

「…………っっ!」
ずっと我慢していた私の体は、人差し指の第一関節あたりまで挿れただけで、過剰に反応してしまう。
もっと気持ち良く……もっと奥へ……そう思い、指を更に深く挿れようとした……その時、
手首に何か抵抗を受け、指がそれ以上奥へ入らない……恐る恐る目をやると、マコの手がガッチリと私の手首を掴んでいた。
私は慌ててそこから手を離し、いい訳をしようとする。

「あの……えっと、これは…………」
何も浮かんでこない。だいたい、あんな所に指を挿れておいて、どんな良い訳が出来ると言うのか。
触らなくても顔が真っ赤になって熱いのが分かる。
だって、私は胸を攻められていたとは言え、マコがすぐ隣にいて、我慢できずにオナニーをしようとした痴女なんだから。
そう考えると、ますます恥ずかしくなってきた。

「ハルカさん……何してたんですか?」
手を止めてこんな事を聞く行動からして、マコは私が何をしようとしていたかなんて、絶対に分かっている筈。
それでも私の口から、「我慢できずにオナニーしようとしました」と言わせる気なのだろうか?

普段受けてばかりのマコに、こんな一面があるなんて…………って、いつも私がしている様な事か……。
つまり、マコは私を見本にしているんだ。……今日ほどマコに色んな悪戯をした事を後悔した日はない。
なんとかごまかす方法を……

「えっとね……偶然手を降ろしたらソコに当たったって言うか……その、…………んんっ?!!」
ごまかそうと必死に話す口をふさぐ様に、私の唇……口内をマコのキスが襲う。
普段私からキスをする事はあっても、マコから積極的にするなんて事は、イク時くらいなのに……
それだって、キスとは言っても唇を押さえつける程度の物。でもコレは違う。
マコは口の中をねちっこく隅々まで舐めまわすように舌を這わせ、私は頭が真っ白になって行く。

「ハァッ……嘘を言う口には……ハァ……ッ、お仕置きですよ……?」
これも私の真似。そう思うと、顔を真っ赤にして強がるマコが可愛く見えてくる。
マコならこのお仕置きで十分落ちるけど、さすがに私はこれくらいではどうにもならない。
逆にマコはこの行為で、自分で自分の首を絞めたも同然。私はここで一気に主導権を奪い返すことにした。

「ん……はぁっ、…………あんっ……」
あれ……?おかしい。思うように言葉が出ない……。それどころか、手を勝手に股へ伸ばしてしまう。
当然の様にその手はマコに止められ、再びお仕置きと称して私はキスをされてしまった私は、
今度はマコのキスに答える様に、自分からも舌を伸ばし絡め合っていた。

220:この野郎
08/04/18 17:08:37 YEP0Ezwr
――違う……こんなはずじゃ…………
抱き合いキスをしながらも喘ぎ声が漏れ、マコの体に乳首が触れる度激しく感じてしまい、
時折マコの膝がクリトリスにふれる度に、腰を浮かせて大きく反応し……、
私は主導権を握る所か、体中がマコを求めて感じてしまっていた。
そしてマコはキスを終えると、再び私に同じ事を聞いた。

「はぁっ……ハルカさんがちゃんとおねだり出来たら……続きしますよ……?」
どうやらマコは、何としても私の口から言わせたいらしい。
でも、マコにいつもしておいて、こんな事言うのもあれだけど……そんな恥ずかし事言える訳が……
「……挿れて欲しい……マコの…………」

言える訳がない。……そう思っていたのに、口が勝手に動いてしまう。
きっともう体が限界なんだ……それに心では一秒でも早く、マコにエッチな事して欲しいと思っている。

なけなしの羞恥心が、気持ち良くなりたいと言う性欲に蝕まれていく。
いっそ思っている事を全てはき出し、楽になってマコにイカせて貰おうか?
そうだよ、「マコの指と舌で気持ち良くして」って言って、
ほんの少し恥ずかしいのを我慢すれば、気持ち良くなれるんだから。

我慢比べに負けた私は、マコからしてくれるのを待ちきれず、思っている事をおねだりする事にした。

「お腹が……お腹の中が熱いの……マコの指と舌で……私のおまんこの中にいっぱい溜まってる熱いエッチな汁……
 全部掻き出して気持ち良くしてほしい……もう我慢できないの、早く……早く挿れてっ……!
 お願い、早くイキたいっ……熱い……んっ……私のエッチな体、マコにお仕置きして欲しい……!」

えっと……「指と舌で挿れて」って言うだけのつもりだけだったのに、ちょっと言いすぎた……かな。
なんか私だけじゃなくて、マコまで顔真っ赤にしちゃってるし……
マコはポーっとした顔のまましばらく硬直し、私は目を合わせる事も恥ずかしくて死んでしまいそうだった。

「な、なに? さっきのじゃ駄目なの?」
「え……? あっ、ごめんなさい。すぐにします……」

恥ずかしさを隠すために、ちょっときつめの言葉でマコに問いかけると、
マコはいつも通り私の言う事を聞いて、そそくさと股の方へ戻って行く。

結局こうして、予定とは大きく違ってしまったが、私はマコから主導権を奪い返すことに成功した。


221:この野郎
08/04/18 17:12:50 YEP0Ezwr
普段真面目なだけに、ハルカとアツコはエッチの時凄いと思うんだ。

222:名無しさん@ピンキー
08/04/18 22:13:45 UVA7oclG
うっ…これは流石にヤバすぎ…
家の帰ったらリビングまで走ってテーブルにダイブしたくなるくらいヤバい

223:名無しさん@ピンキー
08/04/19 01:51:00 hfDTo4hE
みんな>>68批判するけど俺は好きだ
文章は確かにいいとはいえないが、なんかこう言葉で表せないものを感じる
シリアスマンセー

224:名無しさん@ピンキー
08/04/19 03:46:19 c3cHjRpB
主導権をにぎっててもマコはかわいいなぁ(;´Д`)

225:名無しさん@ピンキー
08/04/19 11:39:46 87FDgGpg
>>223
自分も上で批判した一人だがまったく逆の意見だよ。
シリアスはあっていいと思ってるが、>>68は文章とセンスが悪すぎ、といってるんだ。


ついででは失礼だが、マコハルカ最高! この野郎氏GJ!

226:名無しさん@ピンキー
08/04/20 01:16:41 svVkgdEj
おっきした

227:名無しさん@ピンキー
08/04/20 04:58:44 p0HkFyjh
>>225
そこまであからさまに酷評すること無いだろ・・・
そんなこと言われたら「じゃあお前書いてみろよ」の一言くらい言いたくなる
読み専がそこまで言うとスレが荒れる原因になるからそこんとこよろしく

228:名無しさん@ピンキー
08/04/20 12:13:34 GgXsaZSh
>>227
ならてめぇもレスすんなゴミクズ。
人の評価にいちいちケチつけんのも荒れる原因になるんだからよ。

229:名無しさん@ピンキー
08/04/20 12:29:05 z+zLdmAV
馴れ合いも殺伐とした雰囲気もいらない
南家三姉妹やマコちゃんや保坂の平凡な日常を淡々と描くこと、それだけでいいじゃないか

230:名無しさん@ピンキー
08/04/20 13:29:09 7mHsNzDz
こりゃもうダメだな

231:名無しさん@ピンキー
08/04/20 15:59:23 w5FzWmvb
おかしな事について、みなみけ三姉妹+αに説明させられる羽目になった藤岡の物語はまだかね?

232:名無しさん@ピンキー
08/04/20 16:37:51 xSHd2rTa
文才もないくせに身の丈にあわない投下なんかするなってこった。職人様たちの邪魔になる

233:この野郎
08/04/20 16:52:30 tSSPTKXa
「なぁー藤岡、男女が二人でするおかしな事って何なんだ?」
チアキのこの一言に、南家における暖かいリビングの空気は凍りついた。
口をパクパクして後ずさりするハルカ、『これは面白い事になった』と二ヤケるカナ、
何故か正座して背筋をピンと伸ばすマコちゃん、そして顔面蒼白の藤岡。
チアキは周りの異変に気づき、不思議そうに首をかしげている。

「えっと……おかしな事って言うのは……それはそれは」
「それはそれはおかしな事なんだよ……はダメだからな」
言う前にカナにツッコまれ、どうしたものかと凍りつく藤岡は、一番頼りになると思われるハルカに助けを求める。
「ハルカさ…………あれ? ハルカさん?」
気づくとハルカは、ずっと後ろに下がって、壁から顔を半分だけ覗かせ恥ずかしそうに様子をうかがっていた。

「その様子からすると知っているんだろ? さぁ藤岡、私におかしな事を教えてくれ」
チアキに迫り寄られ、藤岡はダメで元々、カナに助けを求める様に視線を送る。
「フフフッ……ほら、藤岡は知ってるんだろ? 早くチアキに教えてやってくれ」
なんと言う悪い笑顔……藤岡はすぐにあきらめ、標的をマコちゃんに代えた。

「マ、マ……マコちゃんはそんなの困るよね? ねっ?」
「オ、オレは……その、……オレの事は気にせず始めてくださいっ!!」
「えぇぇぇ?!」
予想外の返事に驚く藤岡。
何となくしか分かっていない『おかしな事』が詳しく知れると思い、マコちゃんは興味津々といった様子で見つめている。
しかしカナにはソレがあまり面白くなかった。
マコちゃんはもっと、慌てふためいて困るキャラじゃなくてはツマラナイ……とでも考えているのだろう。
何か困らせる作戦は無いか……カナは考え、そして思いつく。

「じゃあさ、マコちゃんが一番興味あるみたいだし、藤岡がマコちゃんで実演して見せてよ」
「おぉ、そりゃいい。聞くよりも見た方が早いもんな」
その一言に、藤岡よりも早くマコちゃんが振り返った。
「カ、カナ! どう言うつもりだよ! ……だってオレは……」
「なんだ? マコちゃん、このあたしに逆らおうって言うのか? そんな事したら色々バレて困っちゃうんじゃない?」
カナがそう言いながら視線を送った先には、以前顔を半分覗かせて様子をうかがうハルカの姿があった。

「そんな……ひ、卑怯じゃないか!」
「まぁ私も鬼じゃない、ギリギリで止めてやるよ。……さぁ……やるのか? やらないのか?」
「……くっ…………あぁ、もう!!」
結局マコちゃんはカナに逆らえず、言われるままに藤岡の前へ座った。

「……マコちゃん?」
「さぁ、早くしてください!!」

「えっと……千秋ちゃん?」
「うぅ……私の特等席を……だが仕方無い。……藤岡! さっさと終わらせてマコちゃんをそこから退かせろ!」

「南……」
「さぁ、藤岡! 男を見せてみろ!!」

「あの……ハルカさん、そんな所で見てないで止めてもらえませんか?」
「えっ? えっと……マコちゃんが嫌じゃないなら良いんじゃないかな……私は傍観者、気にしないで」

もはやこの部屋に助けは無い……諦めた藤岡はついに決意をした。
「どうしても……どうしても実演しろって言うなら、オレは南としたい!」
「ほぇ?」



この後、カナを筆頭にチアキ・ハルカが途中参加、マコちゃんもさりげなくハルカにチョッカイだして、5Pでワッショイだ!

234:名無しさん@ピンキー
08/04/20 16:58:49 tSSPTKXa
>>231見て、慌てて投下。
なんか言い合いになってるけど、オレはまだこのスレを見てる人が、こんなにいるなんて思うと涙が出てきたよ。
さぁ皆でSS書こうZE!!

235:名無しさん@ピンキー
08/04/20 16:59:13 9YEH1oKE
>>232
なるほど。
つまりお前はこれ以降新たな職人は生まないし、生まれさせないってことだな。
誰しも文才の無い状態で切磋琢磨して書いた作品を投下し、ここはこうした方が良い等のアドバイスや指摘を受けて成長する……
んでお前は、そうゆう機会いらないと言い、無くそうとする訳だ。


236:名無しさん@ピンキー
08/04/20 17:09:25 9YEH1oKE
>>234
遅ればせながらGJ!
つか藤岡、結局ヤったのかw

237:名無しさん@ピンキー
08/04/20 17:30:25 p0HkFyjh
>>228
暴言に走るなよ
>人の評価にケチつける
ケチつけてるんじゃないんだけどね
ただ読んでるだけの香具師に酷評されてムカつかない作者は居ないと思うのだが
批判もいいけど一つ作品作ってみな。いいSS書くのがどれだけ大変か分かる

238:名無しさん@ピンキー
08/04/20 17:42:06 A8UAehxE
負の連鎖はそろそろ止めて欲しいんだけど…

239:名無しさん@ピンキー
08/04/20 18:58:51 DhIGHju8
>>237
そのただ読んでるだけの香具師によって作者が出来上がって行くんだけどね。
酷評かどうかは作者がどう捉えるかだし、“ただ読んでいるだけの香具師”が文句つけても仕方ない。

240:名無しさん@ピンキー
08/04/20 20:19:23 eFQ+ip9g
チアキ「ハルカ姉さま、職人さんがSS置いてった! エロではない、鬱SSを」
ハルカ「そう、良かったわね」
カナ「まだ読んでたの?」
チアキ「ハルカ、今、今職人さんがこのスレに・・・」
カナ「ぷ、職人さんて子供かお前」
チアキ「うるさい」
カナ「どれどれ見せてみろよ。ぷ、なんだこのレベルの低さは」
チアキ「レベルはどうでもいいんだ、投下してくれる姿勢が大切なんだ!」
カナ「ぷぷ」
チアキ「その薄ら笑いをやめろ!」
ハルカ「なんで喧嘩になるのよ・・・」

241:名無しさん@ピンキー
08/04/20 20:42:12 ZDxX4ZZo
>>233
GJです

つづくのか?

242:名無しさん@ピンキー
08/04/20 21:04:48 gwdoZ2tp
>>234
よくそんなに早く人のレスを元にSS書けるな。本当大したもんだ。

243:プレーンヨーグル
08/04/20 21:50:03 dj0By+h3
「過ぎ去りし日の終着点」

時は20XX年……神聖保坂帝国は世界を征服しようと各国へ侵攻を開始した。
征服寸前の日本を救おうと、゙みなみげが立ち上がった………。そして、最終決戦が始まろうとしていた。
「各パイロットは搭乗機で発進してください………みんな、帰ってきてね」
内田がいつも通りクルーを心配して一言付け加える。それぞれが指をグッとして画面越しに誓い合う。
自分を模した形状をしている機体に乗り込み、カナはメイン電源をいれる。
「カナ機、カタパルトデッキへ。………進路クリア、発進、どうぞ!」
響き渡る吉野の声。これを聞くと、勝って帰らなければならないと思ってしまう。
「南カナ、行きまーす!」
試作機であるがゆえにコードがツーテールで剥き出しのカナ機。武器に頼らない徒手空拳で保坂帝国の機体を倒していく。
後続のチアキ機シュウイチ機ともにビームライフルで着々と撃ち落としていく。

゙ピピピピピ゙

「うわああああ!!」
断末魔の叫びを聞いた。誰だろうか?。チアキが絶叫している。シュウイチも無事だ。
「カナ、トウマが……トウマが……」
エースであるトウマが落とされた。いや、それ以上に親友を失ったチアキは我を失って泣き叫んでいる。
そこへ赤色をした高出力ビームが飛んでくる。シュウイチ機はシールドで防ぐが、すぐさまビームリコーダーで斬りかかってきた。
「まさか……マコトなの?」
「そうだ。シュウイチ、お前も倒してやる!」
親友として、敵として、戦わなくてはいけない。シュウイチ機もビームリコーダーを抜いて鍔迫り合いを始めた。
「カナさん、マコトは僕が……チアキをお願いします!」
マコト機は超重装備形態と接近戦形態の2つがある。対してシュウイチ機は特に特徴がない。しかし、シュウイチの腕は確かだ。それを信じるしかない。


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