【絶望先生】久米田康治エロパロ総合 Part15【改蔵】at EROPARO
【絶望先生】久米田康治エロパロ総合 Part15【改蔵】 - 暇つぶし2ch450:勝たせ舟
08/04/15 18:29:22 DxVm1kZf
一回目 王様は望。
 
 「では、3番の人、最近あった絶望的な話をしてください」
 「盛り上がるゲームでなんでそんな…」
 「仕方ないよ。絶望先生だもん」

 3番の晴美が語る。

 「そうですね。この前、とてもいいカップリング見つけたんですよ。
  その少年漫画! 男二人の行動が一々怪しくて、絶対、コレ狙ってる!
  と思って、次の新刊はコレだって決めたんですよ!!」
 「ハイハイ、落ち着いて、息が荒いですよ」
 「そしたら、最新号で…片方が…敵の目を欺くため、男装していた王女様だったんですよーー!
  絶望した! 乙女の心を踏みにじる漫画に絶望し…」
 「ハイ! 次いきましょう」

 二回目 王様は倫

 「1番の人は、王様とキスしてください」

 「マジで?」
 「っていうか『王様と』というのは、ナシなんじゃ…」
 「禁止だよね。っていうか自分で罰ゲーム?」
 「ちょっと、一番私なんですけど…」
と望。
 「アリですよ。王様の命令は絶対ですよ!」
倫は、兄の顎を擡げて、強引に口付けをした。
 「ちょ…」
 「あははは、お兄様かっこ悪い!」

 この行為に、あびる、千里、まとい、霧の4人の殺意が倫に向けられた。
倫はそれを鼻で笑った。
 
 「次いきましょうか。先生」
あびるが静かに言った。絶対に怒っている。

 三回目 王様はあびる

 「じゃあ、1番、2番、3番、4番、5番の人で○○○を持っている人は、
  私と○○○をする。なければ、首吊り」
 
 空気が一瞬止まった。
 「個人が特定できてしまいますよ。禁止です!」
と望。
 「男の人、先生しかいないんだから」
と可符香。
 「よくそんなアレな発言できるね」
と晴美。
 「お前が言うな!」
と千里。
 やはり、あびるは欲求不満のようだ。

451:勝たせ舟
08/04/15 18:30:49 DxVm1kZf
 四回目 王様は晴美

 「5番の人は、猫耳つけて、セクシーポーズ!」
 晴美は常備している猫耳をちゃぶ台の上に置く。
 
 「5番…私です」
と望。

 「いい、先生、いい!」
 あびると千里は、彼のセクシーポーズを凝視した。

  (おかしい。何で私ばかり!)


 「ちょっと、失礼します。用事を思い出しました。すぐに戻ります」
 「私、ちょっと、風に当たってくるね」
望と可蒲香は、そういって部屋を出た。

 

 「いますか? まといさん」
 「ええ」
 望は、廊下にまでついて来たまといに話しかける。
 
 「先生!」
 続いて可符香がついてくる。
 「きましたね」
 「このゲーム。少し変ですね」
 「わかります? 仕込まれているみたいなんです」
 先ほどの倫と晴美。対象を狙ったかのように、望にしている。

 「そこで二人とも協力してほしいのです。
  おそらく、黒幕は藤吉さん。でも、どうして番号がわかるのでしょうか。
  倫も怪しいですし…」
 「それを探れというわけですね。糸色同士!」
 「そうです。それが指令です」


452:勝たせ舟
08/04/15 18:31:37 DxVm1kZf
5回目 王様は千里

 「じゃあ」
 千里はもじもじする。
 「2番は…王様に…『好き!』というのでどうでしょうか?」
 望はこの発言に、にやりと笑う。
 「もっと欲張ればよかったのに…」
 晴美は、千里だけに聞こえる声で言った。


 「好きだよ! 千里ちゃん」

 可蒲香の明るい声が響いた。彼女は2番のくじを見せる。
 これに一番驚いたのは、千里だった。そして倫も晴美も少しばかり驚いていた。
二人の目線が芽留に移った。その芽留も首を横に振った。
その瞬間をまといは見逃さなかった。

 「交換したんですよ。彼女と…」
望は、まといに小声で言った。
 「わかりましたよ。いいですか」
まといが望に耳打ちする。

 「よく聞いてください。やはり仕組まれてます。
  まず、あのケータイ女! 彼女が風浦さんと小節さんの番号を見て、それを藤吉さんに
  教えたんです。
  ウィンクした回数がその数字。倫さんと藤吉さん。そして木津さんの
  三人で情報を交換しあって、先生の番号を知ったんです」
  
 「なるほど。それで、倫がああやったんですね。ってことは、倫は私と…いやいや、
  それはともかく、その4人がグルだったんですか。流石ですね常月さん」
 「暗号解読は得意ですから」
 「あとで、ご褒美あげますよ」
 まといの、望を抱きしめる腕が強くなった。

453:勝たせ舟
08/04/15 18:32:44 DxVm1kZf
 6回目 王様は望

 「では、1番の人、流行っている最新のギャグをやってください」
 「え?」
 仕返しとばかりに、望が選んだのは妹の倫だった。
 「王様の言うことは絶対ですよ」

 「ぅ…。じゃあ、やりますわ。なんでだろ~なんでだろ~!」


 メルメル『古いんだよ!』

 「ぅ…お兄様の馬鹿!!」
 
 倫はそういうと、顔を赤面させて部屋を出て行った。
 「私をからかった罰ですよ」

 「倫ちゃん、帰っちゃったね。じゃあ、私、こっちに移動するよ。
  あびるちゃん。狭いでしょ」
 可符香は、北から倫がいた東に移動した。
 これでは、芽留が可付香の番号を見ることができない。
可付香は、望とアイコンタクトをとった。
 そして、彼女は芽留だけに聞こえる声で囁いた。

 「もう、バレバレだよ」

 芽留は小さな悲鳴をあげて、部屋を出て行ってしまった。

 7回目 王様は晴美

 「ごめんね。千里。もう先生の番号わからないわ」
 「うー。いつまでたっても、私は先生と…もう!!!!」
千里のイライラは募る。
 「これをやるしかない!」
 
 千里の額に第三の目が浮かんだ。

 「気のせいでしょうか? 千里さんの額に…目があるような」
 「あの使い捨て一発ネタが、二次創作で復活!」
 「可符香さん。そういうこといわないの」

 「見える! 見える! 先生は5番! さあ、晴美! 何をいうかわかってるよね!」
 「千里、落ち着いて。千里は何番なの?」
 「コレよ」
 千里は一本だけ指を出す。
 「『1番と5番がキス』…でいいかな?」
 「うん。お願い! ああ、これで先生と…」
千里はうっとりとする。 

 「早くしてくれませんか」
 あびるが冷たく言い放つ。
 
 「うん。じゃあねえ、1番の人は大声で、好きな人を下の名前で叫んでください!」

454:勝たせ舟
08/04/15 18:34:14 DxVm1kZf
 晴美のこの発言に、千里はびっくりした。
 「えっ? キスじゃないの?」
 「1番の人ー! 誰かなー?」
 晴美は意地悪そうにニヤニヤする。

 「一番は、千里だね」
 「ぅ…」
 「王様のいうことは絶対だよ」
 「の…の」
 「ほら、大きな声で!」


 「の! のぞ… 望!!」
 
 千里の声が狭い部屋に響いた。
千里は顔をこれ以上ないぐらいに真っ赤にしてる。
恥ずかしさのあまり下を向く。
 「…千里さん」
 望は、少し照れながら、やさしく千里を見つめるものだから、
千里の恥ずかしさは増幅し、耳の先まで赤くそまった。

 「うっ…うっ。…うなー!!!」
 千里はいきなり立ち上がると、我を忘れて暴れだした。
 「うな! うな! うなーー!!」
 千里は走りながら部屋を出てしまった。

 「あちゃー。やりすぎたかな」
と晴美。
 「ごめんね。先生。ちょっと千里を止めてくるよ」
 「私もいきましょうか」
 「いいよ。あの状態の千里を止められるのは、私しかいないから」
 晴美も続いて、部屋を出て行く。

 王様ゲームに残っているのはあびる、望、可符香の三人しかいない。

 「これではゲームになりませんね。お開きにしましょうか」
 望はそう言って立ち上がろうとしたが、動けない。
ちゃぶ台の下を覗くと、いつの間にかあびるの包帯が、自分の足に絡まっていた。

 「ひぃ」
 
 「いいじゃないですか。続けましょうよ。先生」
あびるがにっこりと笑う。

 そのときだった。宿直室の戸が開いたのは…。

 「あら、糸色先生」
戸を開けたのは、望が密かに恋心を抱いていた新井智恵先生だった。

 

 「王様ゲーム? ふふ。面白そうね。私もご一緒してよろしいでしょうか?」
 「え? まあ、でももうそろそろ終わろうとしていたところでして…」

 まといとあびる、そして台所掃除していた霧が『帰れオーラ』を出しているのにも
かかわらず、智恵はちゃぶ台に腰を下ろす。
 「じゃあ、ちょっとだけ、やりましょうよ」

455:勝たせ舟
08/04/15 18:34:58 DxVm1kZf
8回目 王様は智恵先生

 「じゃあ、2番は…この首輪つけて、王様に向かって『ご主人様!』といいなさい!」
 「智恵先生! それでは女王様ゲームになってしまいます」
 「ご主人様ー!」

 望はやけにうれしそうに、智恵の言うとおりにした。

 (何よ先生、デレデレしちゃって!)
 まといとあびるが嫉妬する。

 「2番、私なんだけど…」
と可符香。


 9回目 王様は望

 「あ、私が王様ですね」
 「先生! 私、2番です」
あびるが、自分のくじを見せる。
 「報告したら、意味ないでしょう」
 (何を期待しているんでしょう。彼女は…)

 「じゃあ、2番の人は、恥ずかしかったことを話してください」
 
 「先生…じらしすぎです」
あびるが、不満そうに言う。
 じらすも何も、こちらには、その気はないというのに…。

 「恥ずかしかったこと…イベリアトゲイモリとアカハライモリのしっぽを
  間違えたことです」
 「そ…そうですか…。では次で終わりにしましょうか」

456:勝たせ舟
08/04/15 18:36:07 DxVm1kZf
10回目 王様は可符香

 「先生、私2番です」
 「あびるさん。今回の王様は風浦さんです」
 
 「先生は何番ですか?」
 「言うわけないでしょ」
望はそう言って小さく指を1本立てた。
 
 (1番ですか)
 
 可符香は、にやっと笑う。

 「じゃあ、誰かと誰かが口付けというのはどうでしょうか?
  1番さんと…」

 (私と?)
 望は驚いた。


 可符香は、ここで考えた。
 (先生と誰にしようか)
 
 (あびるちゃんが2番。となると智恵先生が3番)
 あびるを選んだ場合。先生は包帯から解放され、
あびるに襲われる可能性は少なくなる。彼女の機嫌もそれなりに
戻るだろう。

 3番の智恵先生を選んだら、先生はとても喜ぶだろう。
でも、他の生徒、特にあびるの反感を買うだろう。

 選択肢の中には『王様』というのもありだ。
つまり、自分とだ。

 
 「先生とキスかあ」
可符香は呟く。
 「ちょっと、いいかもね。ああ、でもどうしようか」

 自分、先生が、そしてみんなが幸せになるには、どうすればいいだろうか。

 可符香はあれこれ考えて、ようやく結論を出した。
2番、3番、そして王様。
この三つの中から、一つを選び声に出す。

 「キスしてもらうのは、1番と…」
可符香の声が部屋に響いた。


 END

457:勝たせ舟 あとがき
08/04/15 18:45:09 DxVm1kZf
 以上で、『勝たせ舟』終わりです。
はい。終わりです。まだ途中じゃない? 
と思う人がいるかもしれませんが、終わりです。

 アニメでは、さまざまな演出をしていた絶望先生なので、
パロディのほうも、新要素を取り入れて、リドル・ストーリーに
してみました。
 リドル・ストーリーとは何かという人はググってみてください。

相変わらず、エロくなくて、馬鹿やってます。

 遅くなりましたが、前回の久藤×藤吉の感想くれた方、
ありがとうございます。これを糧にがんばります。

458:甘き夢みし
08/04/15 19:22:06 VXBRoksF
>>423

期待には応えたいとおもいますww

459:名無しさん@ピンキー
08/04/15 19:23:05 GNe8daho
ああ、あったなそんな設定的な面白さがありました。GJ

460:名無しさん@ピンキー
08/04/15 19:24:32 jLXTX/L9
>>459GJ!!
素直におもしろかった。リドル・ストーリーとは新しい試みで新鮮w

461:名無しさん@ピンキー
08/04/15 19:41:51 Ovxbe51P
>>414
投下マダー?

投下は一日一つまで。なんて決まりはないから、大丈夫でしょ。

462:名無しさん@ピンキー
08/04/15 21:12:56 bQlav5I/
>>414ですが 先ほど帰宅したので投下します。
一応>>233-236の続きっぽいものをなんとか書いてみました…
同じく望×可符香でエロです。

463:望×可符香
08/04/15 21:23:37 bQlav5I/
保健室に入ると、四つ並んだベッドの一番奥、窓際のベッドだけがカーテンで遮られていた。

外は薄暗く、すでにいくつかの電燈に明かりが灯っていた。
ほとんどの生徒は下校し、教職員の人数も減っているせいで
校内は昼間の賑やかさが嘘のような静けさだった。

「陽が落ちるのが早くなりましたね」

望は色を無くした室内を見回してからつぶやいた。
そして誰からの侵入も許さないかのように、カーテンで隙間無く
閉じられたその空間に歩み寄り、そこを開いた。
すると、窓から薄い明かりが差し込んで 自分の膝を軽く抱くような姿勢になって
寝転んでいる可符香を照らし出した。

「待ちくたびれちゃいましたよ」

ごろりと寝返りを打ち、いつもと変わらぬトーンで可符香は言う。
何故か彼女の瞳は少し潤んでいた。

「いや、すみません。なかなか仕事が片付かなくて」

あれはその日最後の授業中の出来事で、あの後 結局可符香は教室に戻らずに
保健室に篭もっていた。
その時 望は女子生徒達から抗議攻めに遭っていたが、なんとかはぐらかした。


464:望×可符香
08/04/15 21:29:25 bQlav5I/
「それじゃあ…先生」

望は上目遣いで見上げる可符香に視線を落とすと、
スカートから伸びる白い脚が目に入った。
制服の上からでもわかる胸の膨らみは 今はそれほど無かった。ブラは外しているんだろう。

「ええ……では…」
「今日は先生の好きにしてくださいね」
「はあ…わ、わかりました」

行為のときは、いつも何かを企んでいるような笑顔でリードしていた可符香が
長距離走でもした後のような表情で誘う姿は初めて見たので、望は少々戸惑った。
しかし同時に、望の身体はどくどくと脈打ち始めている。
ぎこちなく可符香の上に覆い被さり、右手で彼女の額を押さえ付け、唇を重ねた。

抉じ開けられた唇から、望の舌が入ってきた。
「…っん…」

口の中を舐め回してくる望に応えるように、可符香も舌を絡ませる。
互いの唾液が混ざり合い、やがて可符香の口端から滴り落ちた。
唇を離しては、また重ねる。その行為を続けながら、望がゆっくりと可符香の身体の
中心へ手を這わせると、彼女の下腹部がビクンと震えた。


465:望×可符香
08/04/15 21:35:12 bQlav5I/
「あっ…」

スカートの中に手を入れ、下着をずるずると引き下げて脱がし、秘部をそっと擦ってみた。
すると ぬるりと指に纏わりつく感触があった。
しかしそこは、この短い間では充分過ぎるほど濡れていることに望は気付いた。
そして先程の可符香の潤んだ瞳、妙に疲れたような弱々しい表情を思い出し、恐る恐る訊く。

「あの……もしかして私が来るまで…一人で、してました?」

自慰行為を指していることを、可符香はすぐに理解した。

「…だって…どうしても我慢出来なかったんです…」

可符香は恥ずかしそうに身を捩り、悪戯がバレた子供のように目を伏せる。
この場所で自らの手で行い、一人身悶えする可符香を望は想像した。
すぐに堪らなくなってしまい、再び彼女と唇を深く重ね合わせていた。
そして耳、首筋、鎖骨に唇を這わせていき、制服を捲り上げて、柔らかな乳房を露にする。
貪るように片方の乳房を舐め回し、吸いあげた。

「…ああっ…ん、はぁ…ッ!」

もう片方の乳房は、掌を最大限に使って揉み解すと、その柔らかなふくらみは
望の指の動きに合わせて簡単に形状を変えていく。
その行為が終わる頃には、乳房に赤い指の跡が残ってしまっていた。

466:望×可符香
08/04/15 21:43:18 bQlav5I/
胸から下へ移動する手は、可符香の秘部へ向かった。
愛液で濡れるそこに、ゆっくりと人差し指を第二関節まで押し込めていく。

「あっ…ぁ…ん!…ああッ!やっ…」

ぐちゅぐちゅと粘着質な水音が響き、可符香は快感の悲鳴を上げた。

「一人でするよりずっと気持ちいいでしょう」

僅かに口角の上がった望は可符香の耳元で囁いた。

「ぁんっ…!あ、あぁ…っ!…はぁッ…」

望はわざと指の根元まで入れずに焦らして、声を上げる可符香をじっと眺めていた。
今まではされてばかりで、なかなか思い通りに行えなかったからか
喜びが込み上げてきたのかもしれない。
指を抜くと、とろとろと愛液が溢れ出てきた。可符香は小刻みに身体を震わせている。
望は袴の腰紐を緩め、主張しきった自分の肉棒を取り出した。

「入れますよ…大丈夫ですか」
「…は、……い…っ」

望は可符香の両膝を掴み、脚を開かせた。
硬くなったその先端を彼女の入り口にあてがい、器用に沈め始めた。
可符香は声にならない声をあげ、望にしがみついてくる。

467:望×可符香
08/04/15 21:47:50 bQlav5I/
望は肉壁の締め付けで途中で果ててしまいそうになったが、その熱を必死に抑えた。

「ん、ぁ…せん、せ…ッ!だめぇっ!あ、あぁっ」
「もう…少しですから…我慢、してください…」
「はあっ、あ…ぁッ…あんっ」

二人は汗で額や首筋に髪をはりつかせ、呼吸も荒くしながら
やっと完全に繋がることができた。

「…ん、あっあっ、せ…先生…っ!」

しかし可符香は、あまりの刺激に耐えられず腰を上下に動かし始めた。
可符香の腰に手を回し、彼女の動きに合わせて望は気持ち良さそうに声を荒げた。
結合部から粘液がこぼれ、望によって持ち上げられた可符香の腰に向かって流れ出ていく。

「き、もちいい…ですかっ…?あっ…先生……ッ」

可符香は無理矢理笑顔を作ろうとしたが、それは出来なかった。性感には敵わない。

「いいですよ…このまま…いきましょう、か」

途切れ途切れに会話し、望は可符香の胸に顔を埋めた。
可符香は身体に溢れる快感を逃がすかのように 首を上下左右に忙しなく動かしている。
互いの性器を擦り合わせ さらに求め合い―


「あ、あっもう、無理です…ッ…あんっ、あ、あぁぁッ!」

涙を流す可符香の叫びで、望は限界を悟り、一気に引き抜いた。

468:望×可符香
08/04/15 21:52:02 bQlav5I/
しばらく二人は達したときの体勢のまま、呼吸が落ち着くまで抱き合っていた。

気付かなかったが、二人とも腕や脚に着衣が引っ掛かっているだけの姿だった。
望は足首の辺りで袴が皺寄せ合い、上の着物は女性が羽織るショールのように
肘だけで保たれていた。
可符香の制服、腹、乳房、首、顔にまで精液がべっとりと付着しているし、
シーツは汗や混合液でバケツをひっくり返したように濡れている。
そんな状況に望はやや顔を引きつらせて つぶやく。
「なんか…変態みたいですね…」 ぼんやりとした意識の中で、可符香と目を合わせた。
すると、可符香はふふ、と笑って、もぞもぞと擦り寄ってきた。


影もなんの含みもない笑顔に見えたのは、いつのまにか出ていた明るい月の光の
せいではない。と思う。

おわり。

469:名無しさん@ピンキー
08/04/15 23:18:56 GJRn4WDF
GJ

470:名無しさん@ピンキー
08/04/15 23:36:44 KPTMOrXK
>>464
めずらしく貪欲なカフカが良い!GJ

471:名無しさん@ピンキー
08/04/15 23:43:24 4GzjLYML
>>464
待ってたぜ、GJ!

カフカかわいいよ

472:名無しさん@ピンキー
08/04/16 01:07:32 5sBJ7qbm
>>441>>459
ハルチリ好きにはたまりません!

473:名無しさん@ピンキー
08/04/16 01:17:20 007HNERG
>459

遅くなったけど、GJ。
前回の話といい、キャラへの愛情を感じる作品だね。

474:名無しさん@ピンキー
08/04/16 01:17:56 aw5pZK+h
白い可符香かわいいよ白可符香

475:名無しさん@ピンキー
08/04/16 03:01:57 Us1vuzoF
>459 GJ!
>470 GJ!
鬼畜物とか暗い話系とかが好きじゃなくて読めない俺にとっては、
ギャグ系とか純粋なエロ系とかは大歓迎。

476:名無しさん@ピンキー
08/04/16 09:30:13 Jb+kVYCj
>>477のレスを読んで鬼畜で鬱で救いようのないエロなし話を書きたくなった

477:名無しさん@ピンキー
08/04/16 12:05:43 9+kf5kph
>>478
なんてサディスト

478:名無しさん@ピンキー
08/04/16 12:48:21 gPI6kD7Z
>>478
鬼畜で欝で救いようのない「エロなし」話・・・・・・それで興奮できたら、末期テスト余裕で合格だな!

479:名無しさん@ピンキー
08/04/16 16:47:37 aw5pZK+h
それってもうエロパロじゃないですよね…

480:名無しさん@ピンキー
08/04/16 16:58:22 aJkitt3T
だから学級崩壊スレ作ろうぜ

481:名無しさん@ピンキー
08/04/16 17:37:48 BTbZl5PR
エロ無しなグダグダな小ネタ投下します。一旧とまといと霧の話です。

482:いっKYうさん
08/04/16 17:41:00 BTbZl5PR
騒ぎの果てに愛する先生の姿を見失ってしまったまといは、仕方なく宿直室の卓にて先生の帰りを待っていました。
部屋の隅には恋敵の霧もいて、二人は視線も言葉も交すことなく、離れて座っていました。時計の音だけがコチコチと鳴り、かえって静けさを伝えていました。
「旧友、いる?」
と、そこに表れたのは、DVDのケースを右手に持った一旧です。
「いないよ」
と、霧はそっけなく答えました。すると一旧は「そうか、じゃあここで待たせてもらおうかな」と言って、宿直室に上がり込み、テレビの前でごろんと横になりました。
そして一旧はそこらに散らかしてあった望の読みかけの本を手に取ると、二、三ページ捲り、ぽいと投げ出してしまいました。また別の本を手に取ると同じことをします。
なんて図々しい奴なんだ……と、まといも霧も自分のことは棚あげして驚愕の視線を一旧に送ります。が、一旧は全く気がつかないのほほんとした様子で、テレビのスイッチをひねりました。
しばらく誰も喋ろうとせず、今度はテレビから流れる音が、この部屋の静けさを伝えています。
霧は居心地が悪くなって、もぞもぞと動きました。
(それにしても遅いな、せんせー……。一旧さんが来てから、もう何十分経ったんだろう)
霧はそう思い、時計を見やります。
(ま、まだ五分しか経ってない……!)
時間旅行に成功し、霧は青い顔をしました。
同様の動揺は、まといにもありました。
二人っきりでいた時は、張り詰めた緊張感があったのですが、一旧が来て二人とも気がゆるんでしまったのです。
恋をすると距離感の分からぬまとい、引きこもりの霧と、それぞれにコミュニケーションに難を抱えた二人でしたが、
自分以上にKYな一旧の振る舞いに気を抜かれ、ふと冷静になり、「変人と恋敵と同じ部屋にいる、しかも無言」という状況に「気まずさ」を感じ始めていたのでした。
(どうしよう……。何か話しかけた方がいいのかな……)
まといは気まずさに少し迷い、勇気を出して変人に話しかけました。
「少し前までは寒かったけど、最近は暖かくなってきましたね」
「え?ああ、そうだね。うん」
「……」
「……」
「……」
(会話がっ続かない……!)
まといは無言だったさっきより気まずくなった気がして、涙目で頭を抱えました。

483:いっKYうさん
08/04/16 17:42:25 BTbZl5PR
一方で、まといの行動は、霧に勇気を与えました。子供好きとしてかねて興味のあった話題を一旧にぶつけます。
「……せんせーは、子供の頃、どんな子だったんですか?」
まといはハッと顔を上げ、霧を見ました。これぞ『共通の話題』です。霧もまといに、唇だけ動かして笑みを送りました。
ポットに入っていたお茶を勝手にすすりながら、一旧は答えます。
「うーん……あまり目立たない子供だったよ」
実は全然覚えていなかったのでした。
「そう……ですか……」
「うん」
「……」
「……」
「……」
霧は勝負でもないのに、負けたような気持ちになりました。
「あの……」まといがおずおずと話しかけます。「女性関係とかは、どうだったんですか?」
「去年の四万六千日に」
「いや一旧さんのではなくて」
「旧友の?えーと」
一旧は両手の人指し指を額にあて、しばし目を閉じました。比較的近い事柄だったので、思い出すことが出来ました。
「中等部、高等部の頃から、女の子にはよく好かれていたよ。誘いを断れない性格だから、いろんな女の子を泣かせては、ダメ集団的自衛権をくらっていて……」
まといも霧も身を乗り出して聞いています。
「……今でこそ枯れたような様だけど、当時は彼も若かったしね。とにかくムードに流されやすくて、強引に誘われれば男女のべつまくなし、といった所があった」
まといは思わず膝を叩きました。先生に意思薄弱で押しに弱い性格は未だ残されている、
それならば、一旧の話が正しければ、エロスへの興味が成人男子相応にありさえすれば、あっさり陥落するはずです。
至急、通信教育で精力増強マッサージを身に付けようと決意したまといでした。
一方で霧も同じことに気が付いていて、今夜から毎日、先生には山芋やにらを食べさせようと考えていました。
さて、今この情報を知っているのは、絶望ガールズの中でも二人だけです。
(となると……)
(邪魔なのは……)
まといと霧の瞳がそれぞれぎらりと光りました。
「おや、皆さんお揃いで」
そこに青ざめた顔の糸色望が帰ってきたことで、二人の思考と一旧の話は中断されました。
「先生!」
「せんせいっ」
「おお、旧友!」と一旧が持ってきたDVDを掲げると、望は露骨にげんなりした顔をしました。

484:いっKYうさん
08/04/16 17:43:12 BTbZl5PR
後日、二人の「先生を陥落させる」もくろみは概ね成功しました。
ただ一つ誤算があったとすれば、人並みにエロスに興味を取り戻した糸色望が、今までにフラグが立っていた女生徒を全員食ってしまい、相対的に距離が縮まなかったことです。
(了)

485:名無しさん@ピンキー
08/04/16 17:50:19 ZRDMNtle
エデンの園にページ数を割かなければだめだよな。
今週は。わかってないよ、まったく。

486:甘き夢みし
08/04/16 20:27:47 ZIz0eMK3
誰も居ない…
望霧するなら今のうち…

何かもう続きっていうか二人をベタベタさせたいだけです
…orz

487:夜さり桜。
08/04/16 20:29:52 ZIz0eMK3
夜さりつ方。
紅鏡はとうに沈み、空には金鏡が立ち上る。
簡単に言い換えれば、陽が暮れて月が上がったという事。
今は四月も中旬となっており、桜が咲き乱れる世間。
鈴木商店高校も例外ではなく、校庭に申し訳程度に咲いている。
静まり帰った闇の放課後の中で、二人の影が宿直室に。
かたや、法律で禁止されている酒を片手に持ち、一升瓶をラッパ飲みしている少
女。
かたや、法律で禁止されていない酒なのに付き合い酒でおこちょを空かす男。

「たまには、こういうのも風情がありますね…」
「あはははは。ヒック…、そうらねぇ、せんせぇ…」

窓から遠くに見える桜は、強い風が吹くわけでもなく静かに止まっている。
二人は同じ毛布にくるまり、窓の外を眺めている。
少しずつ傾いていく月だけが、時の移りを示している。

「こうして後何回、桜を見る事が出来るんでしょうかね…?」
「…?」
「…何でもありませんよ」
「なぁに、せんせぇ。ちゃんと話してぇ」
「小森さんとずっと一緒に居たい、と言ったのです…」
「わたしもぉ、せんせぇとずっと一緒に居たいよ」

そう言って朱色を落とした頬を望へ近付ける。
スリスリと頬擦りをし、そのまま望の体に寄りかかる。
胸元にピッタリと収まりその状態で落ち着く霧。
普段の少女からは想像出来ない積極性だが、これも酒の力か。
再び外へ目を向ける二人。
相も変わらず桜は寂れた高校の校庭に佇んでいる。

「小森さん…」
「…?」

胸元から見上げる霧。
上目使いと呼べる状態に。

「桜が何故紅の花を咲かすか、知っていますか?」

488:夜さり桜。
08/04/16 20:32:29 ZIz0eMK3
長い髪がはためくのに気遣う事もなく、頭を横に振る。
それに言葉を続ける望。

「本当は桜の花は白色だったのですが、昔、二人の男女が桜の木の下で永遠の別
れを余儀なくされたのです」

彼の声はとても真剣で。
それは酔った頭でも、醒めて聞こえた。

「二人は嘆き哀しみ、日が変わるまで抱き合い、涙を落としたそうです…。そし
て、別れの際に枯れた涙の代わりに紅の雫を落とした」
「…」
「そうして、その雫を根から吸い桜は紅の花を咲かすようになったそうです」

望の声は普段の話し方と何ら変わりないようにも聞こえ、とても哀しくも聞こえ
た。

「悲しい、お話だね…」

窓から視線を落とし、少女の双眸を見つめる。
前髪の奥に煌めく瞳は、漆黒に渦巻いている。

「貴方も、そう思いますか…」
「うん…」
「永遠の別れ、というのはどんな気分なのでしょうね…」

数日前を思い出す。
何も告げず姿を消した少女を想う気持ち。
二度と味わいたくない。
一生忘れていたい。
そう考えるとまた、胸が痛む。
少女が愛しくて、儚くて。
人は一瞬で消えてしまう。

(今なら、分かる気がしますね…)

489:夜さり桜。
08/04/16 20:33:49 ZIz0eMK3
きっと、あの時のような気持ちになる。
また、胸が痛む。
何か、とても必要な物が足りてない痛み。
自分が正常でないような欠落感。
この隙間を、責めるのか。

(痛い…)

はっきりそう意識すると、望は少女を掻き抱いた。
自らの何かを埋める為に。
霧の体は、産まれた時からくっついていたのだろうか。
思考が底に行き着くと、そう思えた。
望にしては珍しく、苦しみを感じる程に強く抱き締めた。
だが、そんな変化にも理解が至るのか。
霧は甘んじて受け入れている。

「ねぇ、せんせぇ」

望の耳に唇を寄せて、鼓膜に直接囁く。

「…私は、ずっと側に要るよ」

それは、引き金。
ただ、抱き締めていたはずの望が荒々しく霧の唇を奪う。
理性は、意識の果てに消えて。
本能は、霧を求めた。

「んっ、はぁ…」

接吻もそこそこに、望は霧を押し倒す。
無理矢理の行為には慣れていない霧に、抵抗の手段など在りはしない。
ましてや、抵抗する気など在りはしない。
獣の如く男の本能さえも、少女は受け止めるのだ。

「あっ!!!…せんせぇ」

豊かな膨らみには眼もくれず、望は秘部を目指した。
先に到着させておいた右手で秘部をジャージごとこねる。
すぐに顔も目的地へ。
自由な両手を器用に動かし、少女の服をはぎとる。
もはや下着を脱がす時間も惜しいのか、望は霧に吸い付く。

「あああっ…!!!」

前戯が足りてない為に、少女の其処は軽く湿っているだけ。
補うように唾液を塗りたくる望。

「んっ、んっ、んっ、…あはっ、せんせぇ…」

望が舌を寄せる度に可愛らしい声を上げる。
両の手を頭に添えて、自らへと強く押し付け、太股をギューと締め付ける。
霧も隙間を埋めるように望を求めた。
互いが求める、求め合うのだ。
魂の半身とはこの事か。

490:夜さり桜。
08/04/16 20:35:27 ZIz0eMK3
「あっ…、んっ、んっ」

濡れそぼったそれは、既に下着として役目を果たせない。
意味を無くした物体を取り去り、少女の花園があらわに。

「はぁ、小森さん…」
「…んっ。きてぇ、せんせぇ」

痛い程にそそり立つ絶棒を取りだし、あてがう。
其処は十分に女として出来上がっており、望は躊躇なく腰を進めた。

「あっ…、はあぁぁん!!」

霧はこの瞬間が好きだった。
愛しき者と結ばれる感覚は何度繰り返しても飽きない。
最初はゆっくりと時間を掛けて奥まで入れ込む。
互いの存在を確認すれば後は流れるままに。
快楽だけを追い求める。
頭が狂ったのか、歯止めが効かない。
慈しみ、優しさ、気遣い。
全て桜に奪われた。
繁殖より、快楽。
そう考えている猛獣の如く。
望は既に獣でしかなかった。
体の全神経を腰に集中させ振り続ける。

「あっ!、あっ!、あっ!…凄っ……、凄いよぉ、せんせぇ…!」
「小森さん、小森さん…」

いつもの霧ならば三回は達しているであろうという程に激しい行為なのだが、酒
で鈍くなった感覚は何とか望についていっていた。
単調な動きだけでなく、大きくグラインドしてみたり、奥まで入れた後に掻き混
ぜたりと、望は尽きることのない欲望を解放した。
そして、先が見え始める。

「小森さん、もう…」
「はぁ…、あん!あっ、良いよ、せんせぇ…んっ!きてぇ…!」

望が、眼を見つめ口を重ねる。
霧が、舌を絡ませ誘発する。
最後に一撃、深々と奥に突き入れた。
と、同時に回された腕を思い切り引き寄せる。
二人の体は触れていない所が無いように密着し。
その体温を感じながら望は爆ぜた。

荒い呼吸を整える二人。
桜の紅に勝るとも劣らず。
霧の全身は、朱色に染まり熱を持つ。
開いた唇は塞がれる事を求め。
再び交わる事に期待する。
そう感じた望は遠慮無く…。

「ひゃ!?…あんっ!はぁ…、んっ」

腰を動かした。
硬度を取り戻した絶棒を少女の中で暴れさせる。
淫らな音が響く宿直室の窓に映る月。
夜の終りを告げるかのように桜と重なった。

491:夜さり桜。
08/04/16 20:38:32 ZIz0eMK3
以上。
駄作ですいません…

続きはまた評価で決めます

492:名無しさん@ピンキー
08/04/16 20:55:36 0aHWSIEJ
4月中に次スレまで行きそう。アニメが終了したっていうのに最近のスピードはすごい

493:名無しさん@ピンキー
08/04/16 20:57:30 0GAwNmFf
GJ!
望霧好きとしては豊作でたまらんてっとこです

評価云々よりやりたい様にやっちゃえばいいと思いますよ!
続き期待してますよ!

494:名無しさん@ピンキー
08/04/16 21:06:40 MjciBIgX
もうイラネ

495:夜さり桜。
08/04/16 21:09:37 ZIz0eMK3
>>496

…orz
もう終わた

496:名無しさん@ピンキー
08/04/16 21:49:07 5sBJ7qbm
ところでhomeって何?

497:名無しさん@ピンキー
08/04/16 22:01:49 wgXrd16R
さぁ?ps3の地雷臭のするネットワークゲームのことかな?

498:名無しさん@ピンキー
08/04/16 22:19:16 0HUHpKR9
みんなGJ!
このスレは良き職人達に恵まれてるね!

>>497
終わってないよ、期待してる

499:名無しさん@ピンキー
08/04/16 22:19:32 u4xcb+v8
GJGJ 望霧はいつでも待ってるよ
イラネとかいってる奴はどこにでも出てくるから気にすんな

500:名無しさん@ピンキー
08/04/16 23:00:03 aw5pZK+h
ここらであっしは霧望がいらね

501:名無しさん@ピンキー
08/04/16 23:09:58 mn9TYfgI
>>483
こういう先生の居ない所でのやり取りって好きだなー。
しかし一旧さん、女の子しかいない部屋に居座るってどういう根性してんだ…。

>>488
うん、もう、ベタベタさせまくっちゃって下さい。

502:名無しさん@ピンキー
08/04/16 23:18:47 xNwxoL8W
>>497
GJ!
終わってない、むしろ始まった
ネタが切れるまで書き続けてくれ

503:名無しさん@ピンキー
08/04/17 00:07:20 /YPHqqI6
>>497
もっと強くなれ!

504:名無しさん@ピンキー
08/04/17 02:06:09 EiTtV1VG
さのすけ×奈美希望

505:名無しさん@ピンキー
08/04/17 03:13:16 62+WdKAE
エデンの園ネタ希望

506:名無しさん@ピンキー
08/04/17 04:40:21 F/vp9yJN
日本人は旧に対して冷たすぎる
話題がないならたまには保管庫の傑作の話でもしようぜ

507:名無しさん@ピンキー
08/04/17 07:37:42 Bi2SZeEo
旧の話題だけになると他の人が投下しにくくなりますよ
むしろ新を!

508:名無しさん@ピンキー
08/04/17 11:57:47 hQw8q3vX
投下あるのに話題ないなんて失礼

509:名無しさん@ピンキー
08/04/17 13:01:49 iQzQiIcr
同意。
そういう事は3日以上投下されなくて話題が尽きた時とかに言うべき

510:名無しさん@ピンキー
08/04/17 14:28:12 rCyQjpEA
でもまあ保管庫の感想はもっとあってもいいかもね。
たまーにあるけど。

511:名無しさん@ピンキー
08/04/17 15:15:21 F/vp9yJN
すまんかった。

512:名無しさん@ピンキー
08/04/17 18:32:28 vh0AyOA0
千里の下の毛ってやっぱりきっちr

513:名無しさん@ピンキー
08/04/17 20:24:45 HeHLXp/i
百万回

514:名無しさん@ピンキー
08/04/18 09:11:37 fy9JNdTv
>>497 
誘い受けや過度な自虐は荒れるもとなのでやめたほうがいいよ。

515:名無しさん@ピンキー
08/04/18 23:28:54 cnOcjJ3p
今日は少ないね。
しょんぼら

516:名無しさん@ピンキー
08/04/19 01:44:54 R1Uw60GY
アニメの影響か漫画可符香がどんどん黒くなっちゃって
今しょんぼらをすると黒顔になりそうで怖いです

517:名無しさん@ピンキー
08/04/19 05:29:03 NEsorCqy
カフカ、千里、マ太郎がどんどんアレになるにつれて、霧、千里に猟奇を吸収される形でまといあたりが初期より良い子になってる。

518:名無しさん@ピンキー
08/04/19 07:54:03 UF42NB4O
>>519
まといはディープラブ属性が減少して、
代わりにカフカのリアルに危ない事を言い出す属性が流れてきたと思う

519:名無しさん@ピンキー
08/04/19 09:56:06 eo35imfx
惚れた相手をトレースするっつー属性はそのまんまだけどな

520:名無しさん@ピンキー
08/04/19 11:15:38 sn+OSV4f
今日中にSSの投下がないときにはこのスレは保管庫の感想を言い合うスレになります

521:名無しさん@ピンキー
08/04/19 11:21:07 kch1QK8K
>>519
霧に猟奇属性は無い

522:名無しさん@ピンキー
08/04/19 11:53:53 NEsorCqy
>>520
リアルに危ないことというと「休載している作家は掲載されている作家に感謝しろ」あたり?

>>523
読みづらいレスだったかも。すまんね。
仰る通り、千里に猟奇を吸い取られたのはまといだけで、霧は無関係。(さらに臼井君にストーカー属性が付与され、完全に背景キャラかと思いきや、裏の司会役みたいになってきた)

あと読み返していたら日塔奈美も自意識過剰な所は残したまま付き合いの良い子になってる。かわいい。

523:名無しさん@ピンキー
08/04/19 19:07:51 TQlYZiBi
「全座連からビデオが届いてますね…、見てみましょうか」
ザァー、ザァー
「はて…、ビデオの調子が悪いんでしょうか」
「ん…!?これは井戸でしょうか?」
「…井戸から手が?」
「も、もしかして…」
ユラーリ、ユラーリ
「長い髪の女の人が…!!」
「ギャー!絶望したー!」

「せーんせ☆」

「小森さんでしたか…」

524:名無しさん@ピンキー
08/04/19 19:21:44 +fLtv0CB
これで>>522は潰れたか

絶命先生の人もマ太郎は難しいか

まあ何にせよ職人さんを待つか

525:名無しさん@ピンキー
08/04/19 20:01:35 0+Rvafmy
>>525

なんかポケ戦のバーニィのビデオレターを思い出した…

526:名無しさん@ピンキー
08/04/19 22:48:57 nHSCnIT/
>>526
マリアに鬼畜は恐ろしいほど似合わんからな…
というかできない

527:名無しさん@ピンキー
08/04/19 23:07:03 sYyyvB6e
確か絶命は「好みじゃないとやらん」とか言ってたから
マ太郎を襲う=幼女もストライクゾーン ってことか

528:名無しさん@ピンキー
08/04/19 23:20:42 sWyePQwE
てことは加賀さん、真夜んはストライクじゃないのか

529:名無しさん@ピンキー
08/04/19 23:30:56 P4g1AWYd
まといだけもう一回希望

530:名無しさん@ピンキー
08/04/19 23:33:35 1xjXE98I
>>225
不覚ながらワロタw

531:名無しさん@ピンキー
08/04/19 23:49:43 Z9aa0Xkx
>>528つうかマリアの故郷の村での出来事が凄すぎて調教出来ないと思う

532:名無しさん@ピンキー
08/04/20 00:00:45 DpJ986BB
マリア相手に調教失敗でブチキレる絶命先生ですね、わかります。

533:名無しさん@ピンキー
08/04/20 00:20:01 cS3g/dwu
>>532>>525
絶望した

534:名無しさん@ピンキー
08/04/20 00:33:32 0OjPTnvQ
鬼畜絶命先生の人のひらめきに任せるしかないか…

535:名無しさん@ピンキー
08/04/20 00:40:04 XiLQvhbz
実はことのんってオチ

536:名無しさん@ピンキー
08/04/20 00:46:11 DC9xuSNN
>>529
ヒント:芽留

537:名無しさん@ピンキー
08/04/20 03:03:09 0t3pgyNy
めるめるを泣かせたなああぁ!

538:名無しさん@ピンキー
08/04/20 03:06:41 eFQ+ip9g
糞ヒゲハットを登場させるようなパロがでたら、もう二度と読まないからな。

539:その花束に絶望を
08/04/20 03:09:26 W5ut9z0o
お邪魔します。
また1週間ぶりのご無沙汰になる前に来られて良かったです、鬼畜の者です。
次の話完成したので、投下しに来ました。

(注意事項)
・絶命先生が鬼畜です
・今回、おそらくこれまで以上に酷い陵辱シーンがあります

・更に、それに関連して、鬱設定を捏造してあります

以上、了解していただけましたら、そして気が向きましたら、お読みください。
では、どうぞ。

540:その花束に絶望を karte15 (1/10)
08/04/20 03:10:48 W5ut9z0o
額に押し付けられる、硬い感触。
耳をつんざくような、誰かの叫び声。
自由にならない、手足。
そして………。


//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////


「………ん、ア?」
マリアは、狭い空間に大勢の人間がひしめき合うその場所で、眼を覚ました。
寝ぼけ眼で、むくりと上半身を起こす。辺りを見渡すと、入り口の隙間から挿し込む光に仄かに照らされて、見覚え
のあるたくさんの顔がすやすやと寝息を立てて眠っていた。
そこが、いつも通りの寝床であることを、改めて確認して。
「………っ………?」
自分が、何故そんなことを確認したのかを、ほんの一瞬だけ考えた後………そんなことはどうでもいいか、と頭を
切り替えて、立ち上がる。すし詰めになって眠る仲間達の隙間を、八艙飛びのように器用に飛び移って、マリアは
その出入り口へと辿り着いた。
ガラリ、と戸が開いて………空き地の片隅に放置された簡易物置の中に、陽の光が差し込む。
「ンー………今日も、良い天気だナ!!」
大きく伸びをして、無邪気な笑顔でそう言う。明かりとマリアの元気な声とで眼を覚ました何人かが、もぞもぞと
寝床から起き上がり、それぞれに身体を伸ばす。
「オハヨウ、マリア。」
「オハヨウ。」
「うん、オハヨウ!じゃ、マリア行って来るヨ!!」
仲間達との挨拶もそこそこに、マリアは寝起きとは思えない程の手際で簡単な身仕度を整えて、出発の挨拶と共に
物置を後にした。ひらひらと手を振る仲間達に見送られ、健康的な肢体が軽やかに町へと繰り出していった。

まだ、通勤、通学する人間もまばらな街の中を、褐色の肌を持つ少女が裸足で歩いて行くその様は、どこからどう
見ても不自然なものであったが………この辺りの住民にとっては、マリアの居るそんな光景はもう日常のものと
なってしまっていた。
恵まれた国での、祖国では決して味わえなかった楽しい生活。警察や公安、その他のもっと危険な人間に追われる
ことも少なくないが、昔の暮らしを思えばそれも苦にならない。
マリアは鼻歌交じりの上機嫌な様子で、学校へと続く通りを歩き………だが、やがて、そのルートから外れるよう
にして、1本の路地へと入り込んだ。もう数分も歩けば、左手に学校が見えてくるはずなのだが………そう。今日
のマリアの目的は、学校でクラスメイト達と授業を受けることでは、ないのだ。
更に人の気配が希薄になった薄暗い路地を、マリアは裸足のままで歩いて行く。ガラス片や尖った小石を上手に
避けながらしばらく歩き、何度か角を曲がった、その先には………。
「………やぁ、マリアちゃん。」
「オー、おっさん!早いナ!」
スーツを着た、この辺りでは見かけない顔の男が、マリアを待ち構えていた。

541:その花束に絶望を karte15 (2/10)
08/04/20 03:12:40 W5ut9z0o


//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////


命は、それまで何人もの女性を嬲り、穢し、調教してきたその部屋で………息を潜めるように、ギシギシと軋む
椅子に腰掛けていた。煙草の煙が、密室となった部屋の上方に充満していく。
「(関内・マリア・太郎………。)」
頭の中で、これまで自分が手中に収めてきた『花束』の、最後の1本………望のクラスで、命が眼を付けた獲物達
のうちの、最後の1人の名を呟く。
「(流石に………少し、緊張するな。あれほどの相手となると。)」
いつになく冷静沈着に、命は思考を巡らせる。しかしそれは、決して余裕から来るものではなく………慎重に、万全
を期して臨まなければ攻略できない相手を眼の前にしたからこその、いわば強いられた冷静さだった。
「(今までの、『ただの女子高生』の娘達とは、根本が違う。どうにも、掴み所が………付け入る隙が、無い。)」
それが、ここ最近自分の手駒達を使って得た情報から感じた、命にとってのマリアの印象だった。
倫から、クラスでのマリアの様子は聞いていた。表向きは留学生、実際は、望のクラスの男子生徒から出席番号を
買い取りあのクラスに潜り込んだ、本来日本では義務教育すら終了していないはずの歳の、某国の難民少女。幼少
の頃から戦地に居て、あの歳で密入国などと言う荒業をこなした彼女の精神は………基本的には無邪気で、歳相応
に子供っぽいのだが、これまでの相手では比較対象にもならない程に強靭で、しかもどこか達観している。
加えて、ここ数日尾行を任せた人間からの報告によると………それも、何度も煙に撒かれてしまい、情報を集めるの
に手間取ってしまったのだが………どうもマリアは、これまでの少女と同じ調教で屈服するような、ヤワな少女では
ないらしい。つまり………性行為に対する耐性が、既に、ほぼ完璧に出来上がっているのだ。
更に、脅迫する術もほぼ皆無ときている。強制送還のことをちらつかせれば大人しくなるのではないか、と、命も
1度は考えたが………これまでに、彼女とその仲間達にその危機が訪れていないとは考えられない。命が自分の身
を護る為にあらゆる手を打っているのと同じように、相手も、強制送還という最悪の事態に対しては、あらゆる
防護策、逃走経路を用意しているに違いないのである。しかもあの手の集団には、人質というものも効きにくい。
自分の所為で仲間が犠牲となると知れば、人質の方が自ら自分自身を切り捨てるからだ。
一見したところ、八方塞がりなその状況。しかし………その困難が、命の欲望を更に燃え上がらせる。
「(多少乱暴な手を使ってでも、1回で確実に堕とす。さもなくば………こちらが、反撃される。)」
そこまで知ってもなお、命の中にマリアを諦めると言う選択肢は存在しない。かと言って、たった今命が頭の中で
呟いたように、もしも手を出してから失敗しマリアに逃げられたならば、今度は彼等に危険因子だと認識された自分
が何らかの攻撃を受けて、窮地に立たされてしまう可能性だってある。相手はこの国の常識では計れない、集団だ。
それに、マリアの無邪気な顔に似合わぬ驚くほどのしたたかさも、既に命には十分に理解していた。

そうなれば、選択肢は1つ。
マリアを、自分のテリトリーに引き摺り込み………何が何でも、今回限りで勝負を決する。短期決戦だ。

「(たかが娘1人に大袈裟かも知れないが………万が一にも、しくじるわけにはいかない。)」
目的は必ず決すると心に決めながらも、自分の身の安全だけは確実に護る。その狡猾なまでの慎重さは、ときに、
それとは正反対の、驚くほど大胆な行動を取らせる。
「(あの花束を、刈り尽くす為なら………どんな手を使うことも、厭いはしないさ………!)」
心の中でそう決意し、どこか、いつもよりも硬い、しかしいつも通りに邪悪な笑みを浮かべる命の眼の前には。
ハトロン紙で厳重に梱包された、見た目よりも重量のある包みが1つ、置かれていた。

542:その花束に絶望を karte15 (3/10)
08/04/20 03:13:58 W5ut9z0o


//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////


マリアは、本格的な援助を受けずにほぼ自力でこの国で暮らし、高校生と言う身分を維持している。独りきりと
いうわけではないが………あの簡易物置で寝食を共にする同胞達も、それぞれに自分が生きていくことで精一杯、
という人間がほとんどで、他人を気遣っている余裕のある者など、マリアを含めて数えるほどしかいない。
この国の法で保護されない難民の少女が、1人で生きていく。それは、想像以上に過酷なことであり………それを
実現する為に、マリアは今まで何度も、その幼い身体を売って金を稼ぐ、という行為を繰り返してきた。それは、
ときにはいろいろと後ろ暗い事情のある生命保険への加入、といった形のものもあったが………大半が、おそらく
は多くの人間が想像する通り、『売春』と呼ばれる類の行為だった。
この国で、マリアのような、健康的でいて幼い身体を持ち、無邪気で、しかし性に関してはオープンでありその歳
に似合わぬテクニックを有している少女など、いくら探してもそうそう見つかるものではない。それが、そもそも
存在しないはずの人間ともなれば、なおさらだ。
そして。その、天文学的に少ない供給量に対して、需要は腐るほどある。そうなれば、少しでも高い金を払って
優先的にマリアの身体を我が物としようとする人間が現れる。最近になってようやく、マリアの懐にもある程度
の余裕が生まれ、同胞を手助けできる立場になってきた。
「デ、おっさん、今日はドコまで行くんダ?車、乗らナイのカ?」
「………そうだね、今日は………すぐ、近くだから。」
路地で待ち合わせた男の後に付いて、マリアは人目を忍ぶように狭い道を辿っていく。もちろん何も考えずに男の
後を追っているわけではなく、常に、ある程度の警戒は続けている。力ずくでマリアを独占しようと言う輩も、今
まで何人も相手にしてきた。今のマリアなら、並の警官やチンピラに取り囲まれたくらいではピンチに陥っている
とすら言えないだろう。
「ヘェ、この辺にも、そんな趣味の奴居るんだナ。どこのどいつダ?」
「名前は、まだ言えないが………どこにでも、特殊な性癖を持ってる人間と言うのは居るものさ。」
「………マァ、誰だって良いカ。お金くれるなら、マリア、ちゃんと一生懸命お相手するヨ。」
「本当に良い娘だね、マリアちゃんは。」
マリアを先導しているその男は、いわゆる仲介業者のような立ち位置に居る人間であった。そもそもマリアの身体
に秘められた、その筋での商品価値を見出し、この仕事に引き摺り込んだのもその男である。それまでは、街の
路地裏にたむろする男達に二束三文でその身体を明け渡していたマリアも、今やその頃の客では手の届かない場所に
立っているのである。その出世が、喜ぶべきものであるかどうかは………マリア自身が、決めることだ。
「………さて、と。」
やがて、2人がある建物の前で立ち止まる。
「お、着いたカ?」
「ここだよ。中に入れば、今日のお客さんが待ってるからね。」
男はそう言って、古めかしい木のドアを開く。
「代金は、本人から受け取ることになってる。内容次第で、色もつけてくれるそうだよ。」
「そうカ。じゃぁマリア、頑張るヨ!」
これからその身体を売りに行くとは思えない、無邪気な笑顔を浮かべて、マリアは素直にそのドアを潜った。それ
を、確実に見届けた後………男はドアに背を向けて歩き出しながら、ポケットに手を入れる。本来ならば、商品を
相手の下まで送り届けるべきなのだろうが、マリアに限ってはあそこまで行って逃げ出すようなことは無い、と
いうことを、男はよく理解していた。
男は1度息をついて………カチカチ、と取り出した携帯電話のボタンを操作する。それを耳に当て、しばし抑揚に
欠ける呼び出し音に耳を傾けた後。
「………もしもし、私です。」
今回の『依頼人』に、確認の電話を寄越す。
「今、送り届けました………はい、そうです。本当に、例の通りでいいんですよね?」
電話の向こう側に居る相手の声に、何度か頷いて。男はやがて、満足げな笑みを浮かべた。
「はい、有難うございます。後で、確認させて頂きます………はい。それでは、失礼します。」
丁寧な応対の後、電話を切り………電話越しにも関わらず無意識のうちに浮かべてしまっていた、営業スマイルと
いう仮面を外し、息を吐いた。
「………人の良さそうな面して、大したもんだよ、全く………。」
男は、どこか呆れたような声でそう言って………すぐさま、その場を離れ、報酬の入金を確認しに行った。

543:その花束に絶望を karte15 (4/10)
08/04/20 03:14:39 W5ut9z0o


//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////


言われた通りに、案内されたその建物の中の階段を下って………マリアは、そこで待っていた人物の顔を見て、
お、と声を上げた。見知った顔の男が、微笑みながら手を振っている。
「ようこそ、関内・マリア・太郎さん。」
「オー、久しぶりだナ、絶命センセー!!」
ぺたぺたと裸足で石の床を歩き、マリアが命に歩み寄る。その顔は、相変わらず無邪気な様子だったが………その
瞳はどこか普段の彼女とは違っていて、何か、幼い見かけに似合わぬ妖艶な光を宿しているように見える。
それを知ってか知らずか、命は早速その手を引いて、マリアをとある1室へと招き入れた。
「けど、センセーもそういう人だったんだナ。」
「はは………担任の兄弟がこんな変態で、幻滅したかい?」
「そんなこと無いヨ。お金くれたら一生懸命お相手するの、マリアの仕事!!」
「………仕事………仕事、か。大変だな、君も。」
「こうでもしなきゃ、生きてけないんだカラ、しょうがないヨ。」
マリアは屈託の無い笑顔で、そんなことを言ってのける。
「それニ………ときどきは、マリアも楽しませて貰えるしナ。センセーは、上手なのカ?」
「さぁ、ねぇ………自信は無くはないが、君に満足して貰えるかどうか。」
「楽しみにしてるヨ。それじゃ………お金の話、解かってるカ?」
「追加料金のことは、直接聞けと言われたが………まぁ、君に相手をして貰えるなら、金に糸目はつけないよ。」
「最初は、お触りとキスまでだヨ。マリアのごホウシも、エッチも、他のオプションも、ぜーんぶ追加料金ナ。」
「………いい商売をしているな。解かった、それで文句は無いよ。」
命の返答に満足し、マリアが微笑む。その顔から………それまでの、無邪気な子供のような表情が、消える。
妖艶な光を宿す瞳はそのままに、マリアは普段はぱっちりと開いている眼を細めて、上目遣いに命の顔を見上げる。
唇には、何かを企んでいそうな怪しげな笑みを浮かべ………その細い腕を目一杯に伸ばして、命の顔に添える。それ
に誘われるようにして、命は腰を屈め………マリアの口付けを、受け入れた。
長い長い、熱く絡みつくような接吻。その舌遣いも、幼い見た目とのギャップを差し引いてもかなり上等なものだ。
ぷは、と息を吐きながら、命の口内から舌を脱出させて。マリアが、命に怪しく微笑み掛ける。
「それジャ………『お客さん』、まずは何して欲しイ?」
「おや………もう、『センセー』とは呼んでくれないのかい?」
「それも、追加料金だヨ。」
そう言って、マリアはまるで挑発するように、唇から赤く小さな舌を覗かせた。
余りに男を惑わせ手玉に取ることに慣れたその様子に、命は1度小さく肩をすくめてから。
「そうだな、せっかくだ………2つ程、オプションを追加しようか。1つは………呼び方を、元に戻してくれ。」
「解かったヨ、センセー。あと1つ、マリア、何すれば良イ?」
「それじゃぁ………1つ、使いたい物があるんだが、良いかい?」
「オモチャもOKだヨ。ソッチが用意してても、追加料金は貰うけどナ。」
マリアの返答を聞き、苦笑しながら………命は、部屋の隅に置かれた棚へと、歩み寄った。そこに並んぶ薬の瓶に
気付き、マリアがニヤリと笑う。
「媚薬だったら、マリアも好きだヨ。一緒に気持ち良くなるの、好きだカラ。」
「はは、そりゃ凄い………けど、悪いね、今回は薬じゃないんだ。ちょっとした、玩具だよ。」
興味津々な様子で、マリアは命の手元を窺う。命は、棚を開け、そこに並んでいた瓶を無造作に横に退かし………
その奥にこっそりと隠してあった、小包を取り出す。あの、ハトロン紙の小包だ。
命は、それを厳重に封じているテープを、次々と取り払っていく。過剰装飾と言える程のテープが床に散らばった
頃、ようやく入り口の開いた小包の中に、命の手が滑り込み………そして。

544:その花束に絶望を karte15 (5/10)
08/04/20 03:15:23 W5ut9z0o

「………これ、なんだがね。」
命が、その中身を取り出し、それがマリアの眼に触れた瞬間。
「………エ………っ………?」
それまで、全く動じることの無かったマリアが………一瞬、硬直する。

そして、まるで一瞬の隙を逃すまいとするかのように。命は………その銃口をマリアに向けて、引き金を引いた。
パン、と乾いた音が響く。マリアの頬の横を、高速の弾丸が通過し、後方の壁にぶつかって火花とコンクリート片
を散らす。
硝煙の立ち上る銃口に、西部のガンマンの様に息を吹きかけて、命は………マリアに、微笑んだ。
「どうだい、上手いもんだろう。私なりに、練習してみたんだ。」
「ェ………ぁ、ッ………?」
眼の前で突然発砲をされたとなれば、流石のマリアも動揺したようで。命の言葉に答える余裕など無く、まるで、
未だに眼の前で起こった出来事が理解できていないような顔で、マリアは命を見上げた。その顔にはさきほどまで
の男を誘うような表情は残っておらず、ただ、驚きの色だけが浮かんでいる。
絶対的に安定しているかに見えたマリアの精神が、衝撃を受けている。その事実を確認して、命は言葉を続ける。
「君をモノにしようと思ったら、これくらいは必要かと思ってね。とあるルートで、手に入れた。」
「………っ………?」
「残念ながら、今日の契約は破棄だ。君には今から………無条件で、私の命令に従って貰う。」
「………ぁ………あ、ぁ………ッッ?」
「君の身体を私の色に染め上げるのは、少々骨が折れそうだが。まぁ、たっぷり時間を掛けて………。」
………だが。そこまで、マリアに状況を説明したところで………命は、マリアの異変に気付いた。
普段以上に見開かれたその眼は、確かに命の方を向いているが………その瞳の焦点が、合っていない。
「………あ………う、ぁ………!?」
「………おい、ちゃんと話を聞いて………。」
やがてマリアは………命の声に耐えかねたかのように、がば、と両腕で頭を抱えてしまう。命の話を聞いていない
どころか、まるで………命には見えない何かに脅えているようなその様子に、流石の命も訝り始める。

そして。
「う、ッ………!?」
程無くして、マリアは、崩れ落ちるようにして膝をつき………。
「ああああああァァァァァァァァァッッッ!!」
銃声よりも激しく響き渡るような、叫び声を上げた。

545:その花束に絶望を karte15 (6/10)
08/04/20 03:16:02 W5ut9z0o


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マリアは心の奥に、あるトラウマを封じ込めた重い扉を抱えている。
それは、下手をすれば発狂してしまうのではないかという程の、強烈で残酷な記憶であり。数年前、マリアが母国
でその体験をした直後………マリアの精神は己を護る為に、自身の中に別の人格を構築した。
2度と思い出したくない、思い出してはならないトラウマを厳重に封印し。更に、それをこじ開けようとする外界
からの刺激、衝撃をことごとく受け流し、ダメージを無効化するだけのキャパシティを持った、ともすれば最強とも
言える、無敵の人格。それが………今日この国にある、関内・マリア・太郎。彼女の、人格なのである。

本来ならば、この平和ボケしきった国において、その人格の壁が侵されることなど、有り得ないはずだった。警官
や裏社会の人間を相手にしても、一向に揺らぐことは無い人格は、この先もう2度とその扉が開かれることは無い
であろうことを、約束してくれるはずだった。
難民として食うや食わずの生活を送っていた頃のことをあっけらかんとして話すのも、そして………こうして身体
を売ることに、全くと言っていいほど抵抗が無いのも。本来ならば耐え難いはずの、難民時代の記憶、そして性行為
をわざと『なんでもないことだ』と認識することによって、トラウマの扉が受るダメージを無効とし、それがこじ
開けられてしまうことを防ぐ為。
それは言わば………マリア自身が無意識のうちに取った、自己防衛のための精神の働きだった。

だが。今、マリアの眼の前では………この国では有り得ないはずのことが、起きている。
眼の前には、拳銃を構えて自分を脅迫する男。警官やその筋の人間に追われていた際、拳銃を相手にしたことも無い
わけではないが………今回ばかりは、右を見ても左を見ても、逃げ道は無い。
そして、唯一残された、背後の道は………そのまま、心の奥底、トラウマを封じた扉へと、繋がっている。

暗い部屋。性行為。拳銃。脅迫。命令。背の高い男。決して逃げられない、絶望的な状況。
1つ1つでは、決して大きな威力を持たないその様々な要素が………重なり合い、絡み合って、マリアの心の奥底
にある扉に、叩き付けられる。永い間、マリアの為にその扉を封じていた鍵が壊れ、鎖が千切れ飛び、ドア自体が
無残にひしゃげていき………そして。
とうとう………マリアの心が、あの日の出来事を、思い出してしまう。


//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////


記憶の奥底に、パンドラの箱のように厳重に封印されていた、あの日の記憶が甦る。

その日、マリアが生まれ育った集落は………某国の軍隊の、襲撃を受けた。人々が次々と殺され、家々が容赦なく
焼き払われていく。その、まるで津波のように集落と人々を呑み込んでいった無慈悲な破壊は、マリアの住んで
いた家にも、例外なく襲い掛かった。
何の前触れも無く踏み込んできた兵士は、マリアの家族を一瞥するや否や………手にした銃で、マリアの家族を
次々に、問答無用に撃ち殺していった。わけも解からず、叫び声を上げるよりも先に次々と頭や心臓を貫かれて
命を奪われていく、家族の姿に………マリアはまるで、自分が悪い夢の中に居るかのような錯覚を覚えた。
そして、やがて。マリア以外の家族が、端から順に殺され………その銃口が、マリアを捕らえたとき。兵士は1度、
おや、というような顔をして………すぐに、悪魔のような笑みを浮かべ、マリアに歩み寄った。
恐怖と絶望に全身を引き攣らせながらへたり込んでいたマリアの身体を、乱暴に立ち上がらせて。兵士は、値踏み
するようにその身体を上から下まで鑑賞した後………突然、マリアが着ていた衣服を両手で引き裂いた。
普段から布の服1枚で過ごしていたマリアは、その行為に呆気にとられている間に、ほんの数秒で生まれたままの
姿に剥かれ………死体が転がる部屋の真ん中に、乱暴に押し倒された。

546:その花束に絶望を karte15 (7/10)
08/04/20 03:17:41 W5ut9z0o
下卑た笑いを浮かべながら、兵士はいきなりマリアの足首を掴んで強引に太股の間に割り込み、その舌をほとんど
発達していないマリアの秘裂に這わせた。背筋を這い回るような怖気に、マリアがか細い悲鳴を上げて、抵抗する。
がむしゃらに振り回した腕が、マリアには理解できない言葉を発しながら執拗に秘裂を舐め回し、その中に侵入
しようとしていた兵士の頭を、殴りつけてしまう。その瞬間………兵士は人が変わったかのように、やはりマリア
には理解できない言葉で、耳を塞ぎたくなるような声で怒鳴りながら、マリアの腹を殴りつけた。
立ち上がり、土足でマリアの腹を踏みつけながら、兵士は腰のホルスターから拳銃を引き抜き………それを、床に
向けて発砲した。放たれた数発の弾丸は、マリアの頭の隣に着弾し、床を破壊して木屑をばら撒いた。マリアは
余りの恐怖に、悲鳴を上げることすらままならず………その場で、思わず全身の力を失い、失禁してしまった。
広がっていく水溜りを見下ろしながら、兵士は嘲るような笑みを浮かべて、マリアに吐き捨てるように何かを言い
放った。そして、構えた銃をマリアの額に押し付け、マリアが恐怖によって抵抗する気力を完全に削ぎ落とされた
頃………携えていたロープで、マリアの両手首を縛りつけ、片脚を壁の柱に括りつけた。
兵士は手袋を外し、その指を唾液で濡れたマリアの秘裂に挿し込んだ。内部はほとんど濡れておらず、初めて侵入
する異物に、マリアは意識が飛ぶような激痛を覚えた。唾液だけを潤滑液として、兵士は情け容赦なくマリアの
内部を蹂躙する。少しでも深く侵入すれば、たちまち処女幕を突き破ってしまうところだが………おそらく、ろく
でもないことを考えているのだろう、決してそれを傷つけようとはせず、兵士は激しい愛撫だけを続けた。
やがて、マリアの意思に反し、無理矢理に快感の扉をこじ開けられた身体が、兵士の行為に反応し始める。にい、
と厭らしい笑みを浮かべながら、兵士はマリアの中に挿し込んでいた指を引き抜き、そこに微かに絡みついた粘液
をマリアに見せ付けるようにして弄んだ。マリアには、それが一体何なのか理解することが出来なかったが………
ただ、自分の身体の奥から、じんわりと痛みを麻痺させていくような熱が沸き上がってくるのを感じていた。
しかし………その麻酔も、長く続くことは無かった。兵士は散々マリアの身体を好き勝手に弄んだ後………遂に、
自らのズボンに手を掛け、自分のモノをマリアの眼の前に曝け出した。既に最大限に膨らんだそれが、既に愛液
と男の唾液とでドロドロになったマリアの秘裂に、宛がわれる。そして、マリアが兵士の意図を察するよりも先に
………兵士は、マリアの身体に対して余りに大きなそれを、幼い秘裂に突き入れた。
一瞬で、マリアの純潔の証が引き裂かれる。その痛みがマリアの脳に達し、それが叫び声としてマリアの外に発散
されたときには………兵士の先端は、マリアの最も深い部分にまで、届いていた。
それまで考えていたが、爆風に消し飛ばされるように掻き消えて。壮絶な、それこそ気が狂う程の痛みと、自分の
口から発せられる絶叫だけが、マリアの意識を支配する。自由を奪われた身体を懸命に捩らせ、マリアはその地獄
のような痛みから逃げ出そうとするが………両手と片脚を捕らえたロープが、そして兵士の腕が、それを許しは
しなかった。
自分のモノが血に塗れるのも構わず、兵士は野獣のように腰を振り、マリアの中を蹂躙し続けた。モノが往復する
度に傷口が広がり、鋭い痛みが脊髄を突き抜け、悲痛な叫び声を呼ぶ。マリアの秘所が、兵士のいきり立ったモノ
を根元まで受け入れることすら出来ない程、2人の体格には差があり………兵士が深くモノを突き立てる度に、
マリアの下腹部は内側から押し上げられて、ぼこ、ぼことその形を変えていた。
そして………眼の前で、本当に気が触れてしまったかのようなトーンで何事かを喚き続ける兵士に、快楽など微塵
も無い、苦痛だけを伴う陵辱の獲物にされて。マリアの意識が、気の遠くなるような数分間の果てで、考えること
を放棄しそうになった頃。兵士は一瞬、呻くような声を上げて………その動きを、加速させ始めた。

547:その花束に絶望を karte15 (8/10)
08/04/20 03:18:59 W5ut9z0o
マリアの身体が、糸の切れた操り人形のように、兵士がモノを突き入れる衝撃に合わせて揺さぶられる。そのまま、
容赦の無い挿入が繰り返され………遂に、兵士の淀んだ精が、マリアの中に吐き出された。
内側から身体を焼き尽くすような熱が、最深部に叩き付けられる。腰を押し付け、モノを1番置くまで挿し込み
ながら、長い射精を終えて………兵士は、ふぅ、と息を吐きながら、マリアの中に埋まっていたモノを抜いた。
マリアの身体が、ビクビクと痙攣しながら床に横たわる。その秘裂から、白濁液と血の混ざった液体が、どろり、
と流れ出す。傷口に、精液が沁みる。
兵士は、欲望を満たした後の倦怠感の中、まるで汚いものでも見るような眼でマリアを見下ろし………やはり、
マリアには理解の出来ない言葉で、しかしどうやら悪態を吐いているらしいと解かるトーンで何事かを吐き捨て
て、どこかへ去っていった。
床に横たわる数人の人間の中で、唯一まだ機能している1対の瞳が、ぼんやりとその様子を見つめていた。


//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////


そして。
『死んじゃ、駄目だヨ。』
かつてのマリアが、放たれた炎と深い絶望の中で、ゆるやかにその命を終えようとしていた、そのとき。
『逃げなキャ。逃げて、逃げて………どこまで逃げても、生き延びるんだヨ。』
マリアの中に………それまでとは別の人格が、芽吹く。
『大丈夫。辛いことモ、悲しいことモ、苦しいことモ………「マリア」が、ゼーンブ忘れさせてあげル。』
まさに、どん底と言う言葉が相応しいそんな状況にしては、やけに明るい………新たな「マリア」の、その声は。
『さァ、立っテ。お前なら出来るヨ、「マリア」、お前のこと信じてル!!』
その腕のロープが、事の最中にいつの間にか緩んでいたことを、マリアに気付かせた。
『そうだヨ。立って、逃げて………そしたら、あとハ「マリア」の仕事!!』
その声に従うように、マリアは弛緩しきっていた身を起こし………腕のロープを、振りほどく。
『あとハ、「マリア」に任せテ。お前のコト、絶対護ってやる、絶対、逃がしてやるヨ。だから………。』
きつく結ばれた脚のロープを、驚く程の手際で外し………。
『お前ハ………ゆっくり、眠ってていいヨ。』
マリアは、その意識を………「マリア」へと、明け渡した。

そうして。
今日、2年へ組に居る、関内・マリア・太郎の人格は、誕生した。


//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////


こじ開けられた扉から、記憶が、濁流のようにマリアの意識に流れ込んでくる。
今、その身体に呼び戻された………かつて、母国で生まれ育ち、そして見知らぬ兵士に耐え難い苦痛と恥辱を与え
られた、元々のマリアの人格。その眼の前で、銃を構える命の姿は………今のマリアの瞳には、あの日の兵士と
同じ姿にしか、映らなかった。
「や………や、あ、ァ………ッ!?」
冷たい床にへたり込んだまま、マリアはずるずると後退りをする。それまでとは別人のような、まるで見えるもの
全てに恐れおののいているかのようなマリアの様子に………命は、漠然とながら、何が起きているのかを察する。
「………ははぁ、なるほど。今の銃声で………戦場でのトラウマでも、甦ったか。」
それに気付くや否や………命は再びその手で拳銃を構え、躊躇無く引き金を引いた。弾丸は再びマリアの顔の隣を
飛びぬけて、壁に着弾する。その音に、マリアは今度はまるでバネ仕掛けの人形のように、ビクリと解かりやすく
全身を跳ね上げさせた。
「や、止め、テ………怖いッ、怖い、ヨォ………!!?」
突如として復活し、自分の内側から止め処なく湧き上がって来るその恐怖に、困惑しながらも………マリアはただ、
身をすくませ恐る恐る命の様子を窺っていることしか出来ない。
「これは、完全に予想外だが………嬉しい誤算だな。」
「ひ、ィ………ッ………!!」
「これが、さっきまで私を誘っていた娼婦と、同じ人間の顔か………堪らないな、全く。」
さきほどまでの、男を手玉に取るような態度からは一変して、少女らしく歳相応に、あるいはそれ以上に激しく
脅えた反応を示すマリアに………命は、己の中の嗜虐心がめらめらと燃え立ち始めるのを感じていた。

548:その花束に絶望を karte15 (9/10)
08/04/20 03:21:04 W5ut9z0o
「………さきほどの話は、無しだ。約束通り………契約を、全うして貰おうか。」
ここまで来れば既に不要だと判断した拳銃を、手放す。丸腰の命が歩み寄るだけで、マリアは面白いようにガタガタ
とその身を震わせ、ぽろぽろと涙を零しながら、小さく横に首を振った。口が、死に掛けた魚のようにぱくぱくと
動くが、そこから声が発せられることは無い。
「一応こっちは、正式に金を払って契約しているんだ。君に、拒否権は無い………と言っても、もう解からんか。」
「い、嫌、ァ………止めッ、止めてヨ………マリア、い、痛いの、嫌ダ、ァ………!!」
「痛いってことは無いだろう?今まで、その身体で何人もの男を食い物にしてきたんだぞ、君は?」
そう言いながら命はマリアの眼の前にしゃがみ込む。既に壁際まで追い詰められたマリアの脚の間に割り込み、
太股を左右へ押し開くと………下着に覆われず剥き出しになった、マリアの幼い秘裂が、姿を現す。
「止め、ッ………は、放し、テッ………!!」
「止めるも何も、君が誘ったんだろう?」
既に、今のマリアがさきほどまでのマリアとは別人であることを、十分に理解しながら………命は敢えて、マリア
にそう言って詰め寄った。脚の間に身体を入れられ、至近距離で秘裂を観察される………あの日、兵士から受けた
のとよく似たその行為に、マリアの身体がざわざわと総毛立つ。
涙を零しながら見つめるその先で。命は、徐々にその顔をマリアの脚の間に深く埋めてゆき………そして。
「ひ、あァッ!?」
その舌先が、マリアの秘裂に、届いた。
甦る、あの恐怖の時間と………それに相反する、今のマリアが持つ開発され尽くした身体だからこそ感じることの
できる、快感。その2つが混ざり合った感覚に、マリアは一瞬だけ戸惑うが………それでも、マリアの中に長い間
封印されてきた凶悪なトラウマは、そんな些細な快楽など簡単に塗り潰してしまう。
「う、ぇ………ッ………嫌、ァ、アッ………!!」
恐怖が、再び頭の中に流れ込んでくる。記憶が、否応無しに掘り起こされる。
舌を秘裂に這わせ、その中に押し入れて………柔らかい舌が蠢く度に身体が見せる反射的な反応と、それに気付く
余裕すらなく恐怖に震え続けるマリアの様子とを、十分に楽しんで。
「………さて、下準備はこれくらいにして………そろそろ、本番に移らせて貰おう。」
命は………自らのズボンに手を掛け、降ろしたチャックから既にガチガチに固まったモノを取り出して、マリアの
小さな身体に、覆いかぶさるようにして襲い掛かった。2人の距離が、ゼロに等しくなるほど縮まって………その
接近がまた、マリアの中の封印を揺さぶり、記憶を呼び覚ます。
マリアの視界の中で、命の顔に、あの日の兵士の狂ったような表情が張り付く。自分を囲む景色が、かつて平和に
暮らしていた、そして、あの日無残にも焼き払われた生まれ故郷の家に、差し替えられる。完全に、意識をあの
瞬間にタイムスリップさせてしまったマリアは………次の瞬間、何の宣告も無しに自分の中に侵入してきた命の
モノの気配に………本来、今の身体ならば感じないはずの痛みを、感じた。
「あ”、アアアァァァァァァッッッ!!?」
マリアの耳に、あの日と同じ、自分自身の叫び声が響く。断末魔のような声が、地下室に木霊する。
耳をつんざくような悲鳴を上げるマリアの声に、少々顔をしかめながらも………命は、自分の些細な行為に対して
面白いように反応するマリアの身体を、まるで出来の良い玩具か何かのように感じ始めていた。
「い、だッ………や、止め………痛ァッ!?やッ………止めて、ヨォ………!!」
「冗談だろう?こんなに中を蠢かせて、まるで、搾り取るみたいに締め付けておいて………なぁ?」
「あ、あアァッ!!?やッ、だ、駄目ェ………ひぐ、う、ァ………!?」
眼を剥き、細い腕で必死に命を拒もうとするマリアの奥底に、命は2度、3度とモノの先端を叩き付ける。子宮の
入り口まで達するモノの衝撃は、性行為に馴染んだマリアの身体を少しずつ絶頂へと誘い始めていたが………その
刺激も、マリアの脳の中では、ありもしない破瓜の痛みへと変換されてしまう。
「い、だァ………痛い、ヨォ………も、もう、許しッ………う、ェ、ア、あぐゥッ!!?」
「ほら、どうした?この程度で満足できる身体じゃ、ないだろう!?」
「あ、ひァっ………や”めッ………ま、マリア、壊れ、ちゃうヨッ………し、死んじゃ………ぅ、アアァッ!!?」
その言葉通り、マリアの瞳は徐々に焦点を失い始め、その意識が壊れかけていることを示し始める。

549:その花束に絶望を karte15 (10/10)
08/04/20 03:22:02 W5ut9z0o
先ほどまでは、この世のどんな男でも食い物にしていたであろう、少女が………今は、自分のモノにその中を蹂躙
されながら、止めてくれ、許してくれと涙ながらに懇願している。
その状況は、遂に………命の本能を、最高速度にまで加速させた。
命の腕が、マリアの細い腰を、爪が肉に食い込むほどの力で鷲掴みにする。マリアの身体は、壁に背を預けたまま
持ち上げられ………その下に潜り込んだ命の身体の上に、結合したまま、叩き落される。
「い”、ッ………~~~~~~~~~ッッッ!!!???」
体重と落下の衝撃は、結合部の1番奥底に、強烈な衝撃となって襲い掛かる。ゴズン、とマリアの脳内で鈍い音が
響いて………その止めの一撃で、マリアの身体は、とうとう絶頂を迎えてしまった。
「あ”、ア、アアアァァァァァァァァァァァァァァァッッッッッッ!!!!!!」
そして。それと同時に、急激に収縮したマリアの膣が………命のモノも、同時に絶頂へと誘う。
「ぐ、ぁ………っ………!!?」
ただでさえ狭いマリアの内部に、締め上げられて………命のモノが、決壊する。吐き出された精は、マリアの奥底
に容赦なく注ぎ込まれ、受け止め切れなかった分が結合部から溢れ出していく。
「あ、ひぁ………ひっ、は、ア、あづ、イィッ………!!?」
焼けるような熱は、マリアの中で、やはりあの日の兵士が吐き出したものと重なっていた。


//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////


同じ地獄を、2度も体験させられて………既にマリアの精神は、正常とは程遠い物と成り果てていた。
その瞳は、まるで切れてしまった電球のように、光を失ってどろりと濁り。さきほどまで恐怖に震えていた身体も、
完全に力を失い、弛緩しきっている。緩んだ秘裂から溢れた小水が命のズボンを汚し、瞳の端から零れる涙、口の
端から零れる唾液が、ぽたぽたと雫になって床に落ちている。
それは完全に、命も今まで何度か眼にしたことがある………心が壊れた人間の、姿だった。
結合も解かずに、命は眼の前でぐったりとうなだれるマリアの顔を覗きこみ………その唇に、キスをする。
「………素晴らしい。ほんの数分で、ここまで急激に堕ちた人間は、初めて見た。」
「ァ………ッ………ぅ、っ………………。」
「しかし………こうなってしまうと、商品価値は無いか。彼には、申し訳ないことをした。」
眼の前で呟かれる言葉にも、マリアはもう反応しない。その口からは、声や言葉ではない。風の鳴るような微かな
音が発せられるばかりだった。

物言わぬ人形と化したマリアを、その輪郭を、命の指がなぞる。
「ここまで来ると………いっそ、美しくすらあるな………。」
命の中の、特異な嗜好が………新たな段階へと、変貌を遂げる。

………かに、見えた。その、瞬間。



『バタン!!』
「………な、っ………?」



決して開かれるはずのない、地下室の扉が………外側から、勢い良く開かれた。



(続)

550:その花束に絶望を
08/04/20 03:31:39 W5ut9z0o
お粗末様でした。マ太郎編でした。
皆様の仰る通り1番調教が似合わない娘なので、どうするか悩んだ挙句、オリジナル設定という暴挙に出ることになりました。
過去回想のくだりは、書いてて自分で自分が嫌になりました。陰、鬱、陰、鬱。

………ひとまず今回で、生徒14人+看護婦という、開始当時考えていた獲物は全て狩り終わりました。
本当は今回で物語そのものにもケリをつけようと思ってたんですが、余りに長くなりそうなので泣く泣く引っ張ることにしました。
今後は、一連の物語の終結と、気力があればオマケ的にもう1本、ということになると思います。
とにかく、新たな生徒陵辱は無いものと考えてください。期待しないでください。本当に、期待しないでください。

………ということで。
よろしければ、また次回お会いしましょう。
お目汚し、失礼しましたっ。

551:名無しさん@ピンキー
08/04/20 09:06:32 hF6BsGbn
>>552
GJ!
いったいどうなるんだ?


しかしマリアを調教できたなんてすげぇわ
オリジナルが違和感ない

552:名無しさん@ピンキー
08/04/20 09:14:34 9S8av0wO
GJ!
トラウマをひっぱりだすことで陵辱するとは・・・

そして花束コンプ乙です!

553:名無しさん@ピンキー
08/04/20 11:41:48 VEv/kDI9
あれ?
オレの嫁がまだなんだが…

554:名無しさん@ピンキー
08/04/20 11:46:00 p5Px5Xsl
>>555
まだ嫁を持つとは、強者だなww

555:名無しさん@ピンキー
08/04/20 12:57:21 U8xgAzvQ
命倫を待って保守

556:名無しさん@ピンキー
08/04/20 13:25:40 0OjPTnvQ
>>555
倫も含め、ことのん以外全員ヤられたはずだが?

まさか!?
お前の嫁は…

絶望か?

557:名無しさん@ピンキー
08/04/20 13:26:49 0OjPTnvQ
>>552さん
乙です

558:名無しさん@ピンキー
08/04/20 14:45:22 hF6BsGbn
智恵先生じゃね?

559:名無しさん@ピンキー
08/04/20 15:48:41 Pr1hegSI
うーみんだよ

560:名無しさん@ピンキー
08/04/20 16:26:02 MtV/6Jwp
丸井

561:名無しさん@ピンキー
08/04/20 17:23:47 5+Q7oB0V
>>552
うわぁぁぁすご過ぎるっ!そしてコンプおめでとうございます!
ていうか、この先の展開が気になって眠れないっ!!

562:名無しさん@ピンキー
08/04/20 20:21:20 eFQ+ip9g
誰もエデンの園ネタ投下しないなら俺がやっちゃうぞ、バカ野郎。

563:名無しさん@ピンキー
08/04/20 21:00:53 AW31pnTe
やっちゃってやっちゃって

564:名無しさん@ピンキー
08/04/20 21:14:47 0t3pgyNy
じゃあ俺がやるよ

565:名無しさん@ピンキー
08/04/20 22:07:02 97vL31Wp
二人ともやっちゃって

566:名無しさん@ピンキー
08/04/20 22:35:52 iIc1FxZO
どうぞどうぞ


567:名無しさん@ピンキー
08/04/20 22:36:26 0kWtzhKg
>>552
うわー、絶命鬼畜すぎるw

続き楽しみにしてます、GJ!



568:名無しさん@ピンキー
08/04/20 23:06:46 DpJ986BB
>>552
吐き気がするほど外道wwww

いや、貴方がじゃないヨ。貴方が書く絶命先生がダヨ。
さあ、エンディングを待たせてもらおうじゃないか。

569:名無しさん@ピンキー
08/04/21 00:35:03 x6oOKm4o
おお、みんな集まったか。
最終回の予想しようぜ

570:名無しさん@ピンキー
08/04/21 01:19:56 o3oCBsvk
本気でネタが被りそうだから止めましょうよ

571:名無しさん@ピンキー
08/04/21 10:20:34 jMYv3OOv
最低鬼畜医者野郎が逮捕されますように(‐人‐)
そして二度と社会にでてきませんように(‐人‐)

572:名無しさん@ピンキー
08/04/21 10:46:32 AQYHwakJ
最後まで鬼畜先生のターンでもいい

573:名無しさん@ピンキー
08/04/21 12:38:09 D6cyMKdw
>>572が本人様のような気がしてならない

574:名無しさん@ピンキー
08/04/21 13:58:28 uwBZYk/1
本人様だったところで何だって話だが

575:名無しさん@ピンキー
08/04/21 17:16:59 PEzVvmRI
絶命が刺されて一生苦痛を味わい続けますように。

576:名無しさん@ピンキー
08/04/21 18:05:49 7IYjIGE8
>>577
絶命「アッー!!」

577:名無しさん@ピンキー
08/04/21 18:16:23 jMYv3OOv
これからの最低鬼畜医者野郎の末路
死なない程度で痛めつける→ある程度回復させる→また痛めつける→……
の無限ループ。ただでなんて死なせないぞ。

578:名無しさん@ピンキー
08/04/21 18:17:37 yTdGq5cK
むしろ絶命がハーレムで

579:名無しさん@ピンキー
08/04/21 18:56:52 w2Q3tH+n
万世橋マン登場

580:名無しさん@ピンキー
08/04/21 19:06:29 wa4buSIq
>581
俺もそれ3話位からずっと思ってた。

581:名無しさん@ピンキー
08/04/21 19:29:02 i3LydYHY
わざわざ投下しづらい流れにしなくてもいいじゃないの。

582:名無しさん@ピンキー
08/04/21 20:04:17 PQSN9G+p
絶望先生が大好きすぎて
レイプ物や陵辱ものを見る事すら出来ない俺はおかしいだろうか?

583:名無しさん@ピンキー
08/04/21 20:07:12 OfpToEWX
奇遇だな俺もそうだ

584:名無しさん@ピンキー
08/04/21 20:29:53 uwBZYk/1
俺は好きだぜ、凌辱レイプ。
あと小ネタが結構好きだ。

585:名無しさん@ピンキー
08/04/21 20:31:55 Z+KI6VeH
小ネタって最近あんま見ないな

586:名無しさん@ピンキー
08/04/21 20:34:22 TqBvXJbq
鬼畜もGJだが
そろそろ望霧欲しい

587:名無しさん@ピンキー
08/04/21 20:42:40 OQjARGd/
望霧はもういいよ・・・

588:名無しさん@ピンキー
08/04/21 20:43:37 uwBZYk/1
原作のイメージが強すぎて望と誰かが両想いになっていると違和感を覚えてしまうので、小ネタとか保管庫にある「親指姫始め」みたいなラブコメっぽいのとかが好みだったりする。

589:名無しさん@ピンキー
08/04/21 20:54:38 TqBvXJbq
それは一理ある

590:名無しさん@ピンキー
08/04/21 20:58:46 o3oCBsvk
つまりもうくっついちゃった改蔵南国ダーリンでやれってことですね

591:名無しさん@ピンキー
08/04/21 21:22:41 N7s1PvAi
自分は凌辱レイプされた後に望むに慰められてる嫁を妄想
嫁しか考えられないが・・・

592:名無しさん@ピンキー
08/04/21 21:49:09 wyzZQrgR
望×可符香ならなんでもおk

593:名無しさん@ピンキー
08/04/21 22:18:10 BbPWJk3j
久米田マンガの読者ってM男が多いと思ってたけど
意外とそうでもないんだな

594:名無しさん@ピンキー
08/04/21 22:27:44 Z+KI6VeH
究極のM男、臼井君のSSはあんまし需要ないしね

595:名無しさん@ピンキー
08/04/21 22:55:13 7IYjIGE8
北欧×北欧の美少女

596:名無しさん@ピンキー
08/04/21 23:39:35 yTdGq5cK
>>595
可符香漫画スレ
加賀愛漫画スレ
に俺はよくいるがそのスレ見たことある?
S男ばかりだぞ

597:名無しさん@ピンキー
08/04/21 23:46:49 R8nNFLYy
>>497
オヤ?
続きがこねェな
試合放棄かな?

598:名無しさん@ピンキー
08/04/22 00:08:46 jnOZ4L9F
投下しにくい事言う奴がいるからなんだろうが
気にしなくていいのにね、どうせアンチだろうし
いつでもまってるんだぜ

599:名無しさん@ピンキー
08/04/22 00:18:09 e2EARkQY
自分勝手にやってるのか愉快犯か知らないけどやめて欲しいよな

600:名無しさん@ピンキー
08/04/22 01:11:19 xFAfUEI2
>>497
お前が望霧を書かなかったら誰が書くと言うのだ!
がんばれ

601:名無しさん@ピンキー
08/04/22 10:49:56 mOlf1E1m
じゃあ俺が書こうか

602:名無しさん@ピンキー
08/04/22 11:07:49 1/xjihtl
誘い受けですか!

603:名無しさん@ピンキー
08/04/22 11:17:36 uh6xrDYV
>>603
いやいや俺が

604:名無しさん@ピンキー
08/04/22 14:47:27 XqHwTfcF
こわごわ、臼井×あびる投下します(保管なしでお願いします)。
長いのですみません、先に謝っておきます。

605:ライオンはトラより美しい
08/04/22 14:48:31 XqHwTfcF
テストの最終日を無事に終え、各自が帰宅する。
あびるも今日はバイトが休みで、まっすぐ帰宅するつもりだった。
靴を取り出そうと手を伸ばすと、指が紙に触れた。
「……?」
放課後、教室で待っています。
丁寧にそう書かれたメモがあびるの下駄箱に入っていた。


歩いてきた道を引き返し、階段を上がる。
教室にいたのは、臼井だった。席に座り、緊張した顔をしている。
「どこ?」
「こ、ここです」
席を立つと、椅子が音を出した。
「どこ?」
あびるがきょろきょろと顔を動かす。
「こっ、小節さん!」
慌てて出入り口に駆け寄った。
「ここにいます。臼井です」
顔が近づくと、あびるはほんの少し口元に笑みを浮かべた。
「僕のこと見えますか」
あびるの背が高いため、二人の顔はほとんど前にある。
「ええ。あなた、見えない振りのほうがおもしろかったから」
「振り?」
見えない振り、の言葉に臼井が戸惑った。
いつも着替えを覗いていること、入浴を覗いていること、靴を盗んでいたこと。
それらを上げると、勢いよく土下座をした。
「すみません、調子にのってました」
はらはらと臼井の髪が落ちている。あびるも床に膝をついた。
「用事って、そのことだけ?」
「い、いえ」
首を振り、返事する。深呼吸をし、それからまっすぐあびるを見つめた。
「こんな僕ですが、実は、小節さんが好きなんです」
「……」
きょとん、とした顔であびるは臼井を見つめる。真赤になり、汗のにじんだ顔が眼前にあった。
「好きだから、ストーカーしてたんじゃなかったの?」
「そ、そうです。はい。本当に」
しどろもどろに頷く。
「もっと大変なことかと思った」
「はあ。大したことなくてすみません」
頭に手をやり、謝った。
「って……。じゃあ、僕の気持ち知ってたんですか」
あびるが目を細めて笑う。初めて見る顔にときめいた。
「あ」
衝動的に抱きしめる。身動きできないほどに強く抱かれ、声を上げた。
「臼井君」
興奮しているのだろう。汗の匂いがする。あびるは目をつむり、吸い込んだ。

606:ライオンはトラより美しい
08/04/22 14:49:44 XqHwTfcF
「小節さん」
その顔に、キスをねだっていると臼井が勘違いする。唇を静かに重ねた。
「ん……」
ちゅっ、と音が鳴る。初々しいキスだ。唇が離れると、臼井は俯いた。
「すっ、すみません」
同じようにあびるも目線を落とす。学生服のズボンの一部分が、軽く盛り上がっていた。
「……?」
「ひっ」
ただの興味であびるはそこに手を伸ばす。堅い感触に触れ、撫でた。
「こりこりしてる。尻尾みたい」
「くぁ……」
臼井の声が上擦る。積極的に弄られ、すぐに出してしまいそうになった。
意識をほかのことに集中させようとして提案する。
「あのっ。僕も、小節さんに触れていいですか」
「どうぞ」
何のためらいもなくあびるは頷いた。ごくりと唾を飲んで、セーラー服とブラジャー越しの胸を掴む。
乳房の柔らかさが伝わり、そして手の平に尖った乳首を感じた。
「んん……」
耳元にあびるの吐息が触れる。敏感な耳をくすぐられ、その瞬間にズボンの中に射精してしまった。
「う……っ」
下着に濡れた嫌な感じが広がる。
「え?」
声に驚き、あびるが臼井を見た。
「すみません、童貞で早漏で薄毛ですみません」
何度も頭を下げて再び土下座する。あびる優しく微笑んだ。薄い頭を撫でる。
「とりあえず、それ、脱いだら?」
「はっ、はい」
ベルトを外し、ズボンを脱いだ。一方、あびるも同じようにスカートを取り捨てる。
白い肌と包帯が夕日に染まっていた。溜め息を吐き、見惚れた後で咳払いをする。
「小節さんは脱がなくてもいいですよ」
照れながらいうと、あびるは無表情で答えた。
「脱がないと交尾できないでしょう」
交尾という単語に鼻血が垂れた。押さえて止めながら、今から二人で交尾を行なうという事実に身体が火照った。
そんな臼井の目の前で、淡い色のパンティを捨てる。出入り口近くの、誰かの机の上に座り、臼井に手を伸ばした。
「ほら……」
上は着ているのに、下は太股の包帯以外何もつけていない。その様に、すぐ肉棒が硬くなった。
「小節さん」
ひざまずき、顔をあびるの下半身に向ける。淡い秘毛の奥に花弁があった。わずかに匂いを感じる。何度も犬のように嗅いだ。
「ん……」
鼻息に秘部を刺激され、あびるが小さく鳴く。ふと、足でトランクス越しの男根に触れた。
「あっ」
「一緒に、ね」

607:ライオンはトラより美しい
08/04/22 14:50:55 XqHwTfcF
「く、うっ」
器用に足の指を動かし、肉棒をしごく。敏感な先端を親指と人差指で擦ると先走り液がにじんだ。
「可愛い」
小さな声が耳に届き、恥ずかしさでいっぱいになる。臼井も負けじと指で花弁を広げた。
愛液のにじんだ秘唇に舌を進ませる。
「あ、あ……」
可憐な声が漏れた。こじ開けるように舌を差し込む。じゅる、と卑わいな音が教室に響いた。
「はっ、はぁっ。くぁあ……」
陰核を舐め、軽く吸うと身体がのけぞった。体液がとめどなく流れ、臼井は丁寧にそれを喉に通す。
「やだ……」
あびるの頬が赤く染まっていた。その表情に臼井は胸が熱くなる。
「いっ、入れていいですか」
「ええ」
トランクスを脱ぎ、下半身だけ裸になった。あびるの上半身を机に寝かせ、雄々しい肉棒をあてがう。
「あ、く……っ」
十分に潤っている秘唇に、ゆっくりと潜り込む。根本まで入り、溜め息を吐いた。
腰を軽く引くと、肉茎に破瓜の血が着いているのが分かる。
あびるの顔を見ると、痛かったのか、涙が頬を伝っていた。
「小節さん、上手くいかなくてすみません」
「ううん……」
静かな声に熱が混じっている。臼井はあびるの胸に顔を埋め、抱きしめた。
「はぁ、あぁっ」
滑った中を掻き回され、だんだんと痛みが快感に変わる。あびるの肌にも汗が浮かんだ。
「小節さん、小節さんっ」
名を呼びながら、狭隘な中を突く。肌のぶつかる音が教室に響いた。胸元にある臼井の頭に手を伸ばし、抱き返す。
「臼井……くん……っ」
「あっ」
まずいと思った瞬間には終わっていた。中に勢いよく精液を注ぐ。
名を呼ばれただけで果ててしまったのだ。
「わ、わぁっ。すみません!」
慌てて引き抜き、離れると残滓があびるの太股に降りかかる。
「……」
一瞬驚いたものの、指でそれを拭った。嗅ぐと鼻を衝く匂いがする。
困惑顔でこちらを見る臼井に、見せつけるよう指を舐めた。
「苦いのね」
「小節さん……」
離すと唾液が糸を引く。
「また、勃ってる」
指摘されて臼井は顔が真赤になった。あびるが体液まみれの男根を両手で包み、撫でる。
「あの……今度は後ろからいいですか」

608:ライオンはトラより美しい
08/04/22 14:52:25 XqHwTfcF
臼井の提案に頷き、そっと机に手を置いて尻を突き出した。
「こう、かな……?」
自ら花弁を広げると、秘唇から白濁液がこぼれる。見たことのない淫猥さに、臼井はあびるの腰を捕えた。誘われるよう剛直を押し入れる。
「ああぁっ」
頭の中にまで、衝撃が響いた。さきほどよりも更に奥まで届き、気持ち良い。
すぐに果てないよう、唇を噛み締めながら運動を始めた。
「あ、あっ」
あびるが体重を支えきれずに机にもたれ、しがみつく。臼井もあびるの背に抱きついた。
「はぁ、あっ、あ、あぁっ」
肉棒の動きにあわせ、かすれた声が弾む。あびるのお下げが揺れた。
ふと、あることに気づいて動きを止める。不思議そうにあびるが顔をこちらに向けた。臼井は小声で耳打ちする。
「小節さん。僕ら動物みたいですよ」
あびるも視線を床にやった。二人が一つの影絵になっている。そして、いう通り動物に見えた。
「あは……」
再び運動を始め、動く影にあびるは目を輝かせて笑う。
「いい。この交尾、気持ちいい」
元々狭い中が更にきつくなった。それでも歯を食いしばって内奥を貫き続ける。
「あっ、はぁ、あぁあっ」
歓喜の声を上げて、弾けた。肉茎を抜くと、教室の床に二人の体液が落ちる。
「臼井君……」
余韻に浸り、幸せそうにあびるが笑った。顔を近づけた臼井の眼鏡を取り、自らキスをする。
遠くで下校のチャイムが聞こえた。


教室を後にし、二人は玄関にいる。
「今度は、一緒に尻尾を着けてしましょうね」
そういわれ、猫耳と尻尾を着けたあびるを想像した。それだけで止まっていた鼻血が出そうになる。
「は、はい。ぜひ、喜んで」
首を何度も縦に振って頷いた。
「ふふ……」
そんな臼井にあびるも微笑み、手を繋いだ。

609:名無しさん@ピンキー
08/04/22 14:54:10 XqHwTfcF
…以上です。ありがとうございました。
お目汚し失礼します。


610:名無しさん@ピンキー
08/04/22 15:50:44 LtIhcDmX
素晴らしいです、GJ!

611:名無しさん@ピンキー
08/04/22 16:34:57 vAe2djgt
>>610
臼井君、なんという存在感………アニラジ聴いた直後なんで余計に………!!
それにしても、あびるエロいよあびる。攻めあびるは大好物です。

612:名無しさん@ピンキー
08/04/22 17:14:37 9ZLJ4jXV
臼井のくせに!アニメ11話で優遇されたからって!

613:599
08/04/22 17:38:32 LRM3f23m
>>599は相手からの攻撃を誘う寂海王のセリフを真似したものであってアンチではないのですけど…
嫌がらせにしか聞こえなかったようですね…
雰囲気を悪くしてすみませんでした…
本当は続きを楽しみにしているのです
>>497さん、不快にさせてしまって申し訳ございません
それと、これからもがんばってください

>>610
よかったです
GJ

614:名無しさん@ピンキー
08/04/22 18:49:33 1/xjihtl
GJ!
臼井君、顔は結構良いよね。スキンヘッドにした時はなかなかかっこよかった

615:夜さり桜。
08/04/22 19:26:39 1UGjX5oN
激励を受けて復活
やはり春とくれば次は夏
夏のイチャイチャ物語です

※霧の独り遊びがメインです
 ハメ好きはご注意を

616:袖合。
08/04/22 19:40:29 1UGjX5oN
桜は散り、太陽が高く昇る時期。
夏休み直前だ。
絶望教室は期末テストを終えた解放感に満ちていた。
学校に所属する以上避けて通れない壁を乗り越えたのである。
それは、引き篭りの霧も例外ではない。
普段と同じく教室には来ない為、宿直室にての受験だったのだ。
そして、その答案を見て頭を悩ませる望。
本当に基本的な問題しか解けていない。
そう、授業の中で解説される問題には手も足も出てない状況だ。

(ふむ…、どうしましょうか)

決して勉強が出来ない訳ではないのに。
つまり、勿体無いのだ。
数日後からは夏休みだというのに。
通知表を塗り潰しながら、望はある一つの決意をする。

終業式の後のLHRを簡単に済まし、望は愛しい彼女の元へ歩を進める。
宿直室からは美味しそうな昼食の香りが漂う。
部屋を出るときに、昼までには帰ることを伝えていた。
甲斐甲斐しく自分の面倒を見てくれる少女はきちんと準備をしている。
そう確信すると、つい顔が綻んでしまう望。
にやけ面を隠せないまま帰宅する。
開けるべからずの貼り紙に書かれた名前が一つ増えていた。
『きり』の文字の横に、『絶望』。
普段なら失踪してしまう呼び名も、彼女なら許せる。
どうやら随分と贔屓癖が付いてしまった。
そんな事を思いながら一言。

「ただいま」
「おかえりなさい、先生」

可愛らしい毛布を身に纏い、霧が姿を見せた。
季節に合わせて薄い物を羽織っているようで、その顔は涼しげだ。
それに、エアコンが効いているのか、遠くで作動音が聞こえる。
汗を吸った身には少々冷たい室内だが、すぐに慣れる。
荷を下ろし食卓に付けば、間を置かず料理が目の前に。

617:袖合。
08/04/22 19:43:05 1UGjX5oN
「今日はパスタですか」
「うん、食欲無くても食べれるかと思って…」
「気が利きますね、小森さん」

育ちが良く、あまり体が強いわけでも無い望は初夏に在りながら、夏バテ気味だったのだ。
それを考慮しての選択は、本当の親切と呼べるだろう。
望は時間を掛けて皿を空白にしてゆく。
麺と一緒に少女の気遣いも咀嚼しているかのように。
やがて皿は完璧に空となり、それを台所へ移動させる霧。
一息付いて休憩する望。
夫婦の生活と何も代わり映えしない二人の日常だが、今日は少し重大な話がある。

「ところで、小森さん」
「何?先生」

水の流れる音が響く宿直室。
皿を洗いながら、振り向かずに霧が問い返す。
後ろ姿はいつもと変わらない。

「一昨日、通知表を付けました…」
「…!?」

その後ろ姿がびくっと震え、固まった。
望が何を言わんとしているかは分かっているようだ。
話すのも辛い。
聞くのも辛い。
気まずい空気が漂うが、意図的に無視する。

「先生、基本的に非通知なのですが…、今回は通知しなければなりません」
「そ、それって…」
「はい、…追試です」

目に見えて落ち込む霧。
流石に可哀想に思えた望は、音も無く忍び寄り優しく抱き締める。

「せんせぇ…、補習って教室で受けるのかな」
「えぇ、私のクラスの人は大体補習を受けますから…」
「そっか…」

618:袖合。
08/04/22 19:44:23 1UGjX5oN
更に悲願の顔に変化するのを見てとる。
エアコンに奪われた体温を補うように、より霧の体を引き付ける。
頬を寄せて直接、鼓膜に語り掛ける。

「小森さんには私が個人授業しますから、…心配しなくても大丈夫ですよ」
「………うん、ありがとう、先生」

そして、夏休み初日の夕方。
食事も入浴も早々に終えた二人。
何時になく真剣に机へ向かう霧、正面には望の姿が。
教室よりも教師らしい姿が其処には在った。

「さて、小森さん」
「はい」
「本来なら試験の内容は全て復習しなければなりませんが…」
「…」
「時間も有りませんし、幸いなことに小森さんは基本をしっかり理解されています」
「えへへっ」
「…よって、発展問題と苦手であると思われる箇所を復習します」
「分かりました」

筆を取ろうとする霧。
その手に上から優しく手を重ねる望。
不思議そうに見上げてくる少女に身を寄せて囁き掛け、淫らに微笑む。
秘密の約束を契る為に。

「問題を正確に解ければ、ご褒美がありますからね…」

クチュ、ピチャ…闇の宿直室で乱れた水音が響く。
補習を始めてから約3時間が経過している。
しかし、両人に疲れは無い。
始まりと同じように身を寄せて、重ねている。
違うのは部屋の温度の高ぶりと、頬に落とされた朱色。
そして、とろけた瞳。
今までに解いた問題数は既に72問。
その内正解は64問。
二人は述べ64回、口付けを交している。

619:袖合。
08/04/22 19:47:09 1UGjX5oN
「ん、ふぁ…くちゅ」

今も、その最中だ。
そうでなくても身長差のある二人。
椅子に腰掛ける霧が上を向くのは必然だ。
重力に逆らわず唾液を落とす望。
まるで、それが命の水であるかのように飲み干す霧。
時に濃厚に、時に精密に。
深く唇を落とすと、舌だけを残して徐々に離れて行く。
終りの合図は64回の間、変わらない。
銀の糸が二人を強く結ぶ。

「ぷぁ…、せんせぇ…」
「ふふっ、小森さん、次が最後の問題ですからね…」

息も絶々に精一杯な霧だが、対称的に大人の余裕を見せる望。
返事も出来ぬ程骨抜きにされた霧を置いてけぼりに、補習を再開する。
そして、此れが致命傷になったのだ。
説明を終え練習問題を解かせる望。
暫くは茫然と考えていた霧だが、思い出したように計算に取り組み出す。
延々と続く計算式を幾度となく繰り出し、必死に問題を解く。
今までよりも難易度の高い問題は、解答を導くのに10分を必要とした。
少女の目の前で式を見直す望。沈黙と緊張が部屋を制覇する。
その静寂を破壊したのは当然、望。

「小森さん…!」
「…?」
「残念ながら…、符号が逆です」

机に身を落とすペン。
戦慄が体に響き渡る。
まさかの失態だ。

「そ、そんなぁ…」
「考え方は全て適格なのですが、最後の符号の変化がありませんね」
「それじゃあ…」
「えぇ、誠に残念ながら約束は果たせません」

二人が交した秘密の契り。
一つは先程記した通り。
もう一つは、夜の営みだ。
露骨に言えば性交。
つまり、そういうこと。

620:袖合。
08/04/22 19:48:21 1UGjX5oN
「せんせぇ…」
「約束は約束ですから」

やけに頑固な望。
どうにも強い芯を携えているようで、その意思は折れなかった。
故に熱る身体と心を持て余す霧。
並んで横たわる二人だが、望は一足先に夢へと旅立っているようで、安らかな寝顔が目の前に。
それを意識すると、余計に疼いてくるのを感じる少女。
知らず知らずに手は、快楽を求め出した。
最初は恐る恐るに触れるだけだったのだが、少しずつ淫らに変貌を遂げる。

「ふっ…く、ん」

瞳は閉じたまま息を殺し、時折耐え切れなかったように鼻から呼吸を漏らす。
少女の艶やかな呼吸は全てが霞がかったようにぼんやりとしている。
そのくぐもった吐息は部屋の寸法を突如として曖昧にさせ、広くなったり狭くなったりを繰り返している。
そのくせ、少女の呼吸ひとつ、身じろぎひとつさえ明確に感じ取ることが出来るのだ。
そう、望の意識は覚醒していた。
はじめは、ほんのささやかな愛撫だった。
可愛らしいチェックの寝巻きの第二ボタンをそっと開け、おずおずと指先を忍び込ませる。
豊かな膨らみを撫で回し、快楽を見つけ出す。
その手つきはとても手馴れているとは思えない程拙く、そのたどたどしさは未成熟な身体を自ら開拓してゆく少女の禁断の遊びであった。
それは、神聖さと同時に背徳に塗れたいやらしさを誇示していた。
丹念な愛撫に身体も慣れてきたのか。
指先のグラインドも次第に大胆さをましてゆく。
時々、思い出したかのように白き指は膨らみの中心にある小さな突起へと目をつける。
そこに向かう手つきは、恐る恐ると指先をその隆起へと近づけるもので、そっと突くように人先指で触れた。
想像以下の刺激に物足りなさを感じる霧。
この不感は下着のせいだと考え、ブラをたくし上げ、何の恐れもなく自らの乳房をまさぐる。
火照っているはずの手のひらが熱を感じるほど、局所は熱くなっていた。
触れている手のひらが心地よいのか、手を動かすこともなく静止する。
思い出したように触れた乳首は通常のそれと比べれば二倍といってよい程に堅く隆起していた。
くりくりとこね回す感触が面白く膨れ上がった突起を弄ぶ。
しかし、胸に溜まるのは人事を越えた切なさばかりである。
彼女の右腕は下腹部へと伸びていった。
先ほどの手淫により身体の熱が高まっていたのだろう、指先の触れたショーツは僅かな湿り気を帯びている。
慣れない手つきでショーツ越しに、その小さな割れ目に沿って指を這わせる。
クチャクチャと粘液質な水音が鼓膜を叩く。
本来なら聞こえるはずもないそのささやかな音すら、幻聴を望は明確に感じ取っていた。

621:袖合。
08/04/22 19:49:29 1UGjX5oN
「…んっ」

意図せず漏れたと息に彼女の瞳が見開かれる。
口元を押さえ、頬をこれ以上ない程高潮させ横目でそろりとこちらに視線を送った。
当然、僕は動かない。
高まり切った互いの心音が打ち消しあっていた。
ほう、と安堵の溜息をつき彼女は右手の動きを再開した。
先ほどの緊張は、少女の性感を促したのか。
ショーツの染みは目に見えて広がり、指先で押さえればそこからジワリと愛液が漏れ、腿を伝った。
それを契機に彼女の指の動きは加速度的に大胆さを強めていく。
グラインドはより激しく、情熱的に。
放たれる淫水の音も水気を増しピチャピチャと淫靡な音を醸し出している。

「は…あっ、くぅん…」

唇をかみ締めるように閉じてはいるが、口の端から漏れてくる艶声はひときわ甲高く、またその頻度を高めてきている。
望が隣にいることが霧の性感を高ぶらせる一因を担っていることは間違いない。
その証拠に霧は頻繁に望の横顔を覗き込んでは、また自慰にふける。

「せ、せんせぇ……はぁん、糸色先生…」

うわ言のように名前を呟く。
今すぐに、愛おしい少女を掻き抱きたい衝動に駆られるが奥歯をかみ締め耐えることにする。
そんな感情など知り得ない少女は、しどけなく表情を崩し口元には涎の流れた跡さえ残している。
彼女の自慰は間も無く終わりを告げようとしているのか。
高ぶった性への欲求は、より大きな快感へ全力で駆け抜ける。

ショーツを横へずらすと、未成熟で可憐な姿が露に。
霧は完全に閉じきった秘肉を無造作に押し開く。
そこに見えたのはピンク色で桜貝のようなまっさらな孔だった。
ひだはまったくと言っていいほど発達しておらず、左右の均整のとれた美しい形をしている。
肉芽は未発達の性器にふさわしく、未だ包皮に包まれたままだった。
霧の細い指先がその穴へと侵入する。
十分に粘液を帯びていた指先は第一関節まですっぽりと軽々飲み込まれてしまった。


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