08/05/31 01:55:19 0VLq5dZq
陽子はゲホッとむせた。白濁した液が唇から漏れる。
景麒は指を唇にはわせ、液を拭い取るとぐい、とその指を陽子の唇に突っ込んだ。
「味わってくださいよ、いい加減に」
「お前の……なぞ、飲めるか!」
陽子はもう一度咳き込むと、ぐいと唇をぬぐって景麒を睨んだ。
「お前のは、苦い、まずい。最悪だ」
景麒はつまらなそうに臥牀に横たわり、主を見つめた。
「女郎のようですね。男の精の味を語りますか」
陽子は景麒に唾を吐いた。
景麒は涼やかに笑い、己の頬に落ちた唾を拭う。
「お前みたいに女を抱く奴なんてどこの世界にも居ない。自分だけ楽しければ良いんだろうな。
さんざん突いて、濡れてもいないのに私の中に指を突っ込んで。しまいには口の中に発射だからな」
景麒は紅潮した主の顔を見て、皮肉に笑った。
「そういうのが好きなくせに」
「この―馬鹿麒麟めっ!!」
主が己に腰の上に跨る。牝馬のように腰を激しく揺らして。
中心には、私の猛り。
「あっ、主上。良い―」
「あっ―あ?」
(今日もまた、夢精してしまった―)
景麒が敷布を見下ろす。
「……私のは、苦くてまずいのかな?」
自重の笑みを浮かべる景麒。
思わず敷布に残る己の精を舐めてみた。
「んんん―?げ、げげげぇえぇええええ!」
景麒の童貞ロードはまだ続く。
ゴックンおわり