煩悩の十二国記*十二冊目at EROPARO
煩悩の十二国記*十二冊目 - 暇つぶし2ch100:名無しさん@ピンキー
08/05/12 11:09:52 P7oTZjfr
>>91
「まんこの形をしたちんちん」という発想は斬新なアイデアだな
だったら反対に「ちんちんの形をしたまんこ」というのがあってもいいな

陽子はヒーローだから、股間にあるのは
見た目は「まんこ」でも、立派な「ちんちん」であり
姿は女でも、立派な男である(女の姿をした男)

泰麒はヒロインだから、股間にあるのは
見た目は「ちんちん」でも、所詮は「まんこ」であり
姿は男でも、所詮は女である(男の姿をした女)

こんなネタで話が作れそうだな・・・

101:名無しさん@ピンキー
08/05/12 20:33:39 dMDL77BM
>>91
自演ヤメレ カス

102:名無しさん@ピンキー
08/05/12 21:52:26 HT7PtSOH
>>100
レスの内容が幼すぎる。消防かせいぜい厨坊のボクチャンだろ
18禁板だぞ

103:名無しさん@ピンキー
08/05/14 18:44:36 76jRgLUs
ほしゅしゅ

104:名無しさん@ピンキー
08/05/16 21:22:44 bZZQTS9/
ほしゅります

105:名無しさん@ピンキー
08/05/21 20:51:58 7g3to/0u
陽子とセッキのカップリングを希望します。
意外と面白い組み合わせだと思うので

106:名無しさん@ピンキー
08/05/21 23:15:53 /k/XjX8E
>>105
おまいが書くんだ

107:名無しさん@ピンキー
08/05/23 21:55:56 Xn4sSNhw
ほしゅまち

108:名無しさん@ピンキー
08/05/25 22:20:03 HKxFxuzM
獣形の麟タソにアソコをなめてもらいたい

109:景麒
08/05/25 22:47:47 56/r8MTj
   〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ >>108
  ノノ ´_>`从 私が舐めて差し上げよう

110:名無しさん@ピンキー
08/05/25 22:49:10 UdXKp0d4
ワロタw

111:名無しさん@ピンキー
08/05/25 23:00:05 fXMKz3Mo
麟タソじゃなきゃイヤイヤ

112:名無しさん@ピンキー
08/05/28 07:03:58 EnhofYyI


113:景麒
08/05/28 19:55:55 upcrE4bj
   〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ
  ノノ*´_>`从    シュッ
  Σ⊂彡_,,..i'"':
      |\`、: i'、
      \\`_',..-i
        \|_,..-┘

114:名無しさん@ピンキー
08/05/29 21:59:13 h1PxXvR1
テッシュでなくゴックンプリーズ

115:ごっくん
08/05/31 01:55:19 0VLq5dZq
陽子はゲホッとむせた。白濁した液が唇から漏れる。
景麒は指を唇にはわせ、液を拭い取るとぐい、とその指を陽子の唇に突っ込んだ。
「味わってくださいよ、いい加減に」
「お前の……なぞ、飲めるか!」
陽子はもう一度咳き込むと、ぐいと唇をぬぐって景麒を睨んだ。
「お前のは、苦い、まずい。最悪だ」
景麒はつまらなそうに臥牀に横たわり、主を見つめた。
「女郎のようですね。男の精の味を語りますか」
陽子は景麒に唾を吐いた。
景麒は涼やかに笑い、己の頬に落ちた唾を拭う。
「お前みたいに女を抱く奴なんてどこの世界にも居ない。自分だけ楽しければ良いんだろうな。
さんざん突いて、濡れてもいないのに私の中に指を突っ込んで。しまいには口の中に発射だからな」
景麒は紅潮した主の顔を見て、皮肉に笑った。
「そういうのが好きなくせに」
「この―馬鹿麒麟めっ!!」
主が己に腰の上に跨る。牝馬のように腰を激しく揺らして。
中心には、私の猛り。
「あっ、主上。良い―」

「あっ―あ?」
(今日もまた、夢精してしまった―)
景麒が敷布を見下ろす。
「……私のは、苦くてまずいのかな?」
自重の笑みを浮かべる景麒。
思わず敷布に残る己の精を舐めてみた。

「んんん―?げ、げげげぇえぇええええ!」

景麒の童貞ロードはまだ続く。

ゴックンおわり

116:名無しさん@ピンキー
08/05/31 12:07:28 8Lbh6Gvv
>>115
GJ! ワロスw

117:名無しさん@ピンキー
08/05/31 19:33:51 JoffIwFa
>>115 GJGJ!

118:名無しさん@ピンキー
08/06/02 23:38:08 d5P4MGJZ
>>115は女性なんだろな。
男なら、自分の精液、舐めてみるなんて考えないから。

・・・と、書きながら、せっせとエロを投下している、ポニーテール(推定)の
>>115氏の事を考えて、なんか、熱くなってきた自分はどうしよう?あっ

119:名無しさん@ピンキー
08/06/03 22:33:52 JDjuQn51
   〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ >>118
  ノノ ´_>`从 私の出番と聞いてやって参りました

120:名無しさん@ピンキー
08/06/04 23:38:56 ZOh1lASc


   〃⌒`⌒ヽ
   |i i⌒⌒i |
   ||!.{ ゚ ヮ゚ リ
   ハ::ヽy/ス 
   l フっ==l フっ
    ソ::::::::::::l       >>119 私もお手伝いします!
   ノ ハ ヽ ゝ
   `'` ' `'` '`


121:名無しさん@ピンキー
08/06/04 23:55:50 ZOh1lASc

   へヘ
  // ⌒丶   
 (从ハ从)
  )§ ゚∀゚リ.   | | ガッ
 とハ† _ )    | |
   Y /ノ    人 〃⌒ヽ
    / )    <  >ノ人ヽヽ ∩
  _/し' //. V(´Д`从リ / >>119
 (_フ彡     }/ Y  { / 


122:名無しさん@ピンキー
08/06/08 00:24:31 K9iytMB3


123:景麒
08/06/08 21:13:17 kkKFdkUL
   〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ
  ノノ*´_>`从    シュッ
  Σ⊂彡_,,..i'"':
      |\`、: i'、
      \\`_',..-i
        \|_,..-┘

124:名無しさん@ピンキー
08/06/08 22:41:42 ZzqqnnHF
やっぱりキターwww

125:名無しさん@ピンキー
08/06/09 23:47:25 fBKuCBFa
AAも和む。
だが、SSが欲しいんだ。

過去レスあさって、最高は「慕情」(←万人受け)と「北風と太陽」(←通好み)と、
景麒の紫の膝の人(←題名覚えてねえ)だ。

おまえらもこの3つは読んでおけ。


126:名無しさん@ピンキー
08/06/10 00:23:07 Z6n6AINQ
>>125
だから、既存品をすすめる前にお前さんが書いてみろと。

127:名無しさん@ピンキー
08/06/12 01:09:48 wN+8d130
>>125
AA景麒がきてくれなくなるのはやです。

そういうわけでほ。

128:景麒
08/06/12 01:42:56 gwK0Q3Nl
 〃⌒ヽ、
〃ノ人ヽヽ
ノノ ´_>`从
}/  Y ハ シュッといきたいところですが、
 (⊃□⊂) 作品を投下しないのもアレですので…
 |___|_|
  U U













     〃⌒ヽ、
    〃ノ人ヽヽ 代わりに私のおヌードを
    ノノ*´_>`从    ご覧あれ~~!!
 ⊂L/ (ー'ーノヽl⊃
   (  〉 全〈  ) ガバッ
   )__/ , つ ヽ(
    (_/   ヽ)

129:名無しさん@ピンキー
08/06/14 09:53:44 Hquszh9Q
景麒はチンカスを自分で洗うのだろうか?


130:名無しさん@ピンキー
08/06/17 01:07:02 lAIZMTcm
>>129

景麒は、まがりなりともお偉い人なので奚とかにチンカスは洗ってもらって
いると思われ。

って、最後を決めずに作品投下してみます。カップリング、適当に
あてはめてください。それで、書きます。(すいません、他力本願で)

131:陽子(?) x ?? 1
08/06/17 01:08:08 lAIZMTcm
会いたくて、会いたくて、執務中でもため息を吐いてしまう。
すれ違って少し触れただけの腕が、熱を持ったように痛い。
風が、寝室の扉を叩いただけなのに「あの人」がやって来たのかと思って飛び起き、
確かめもせず扉を開けてしまう。

指の先まで、貴方でいっぱいで、気が狂う。


132:陽子(?) x ?? 2
08/06/17 01:09:39 lAIZMTcm
「で、陽子はもう延王と寝たの?」
いつでも直球ストレートの祥瓊が、陽子に問う。
「え、え、ななななな、何言ってるの?」
朝議の後の昼下がり、ひと時の休み時間を気心の知れた女史とお菓子をつまみながら
語らっている最中の出来事である。
祥瓊の口から飛び出したとは思えないあけすけな言葉に、陽子は誰ぞに聞かれていやしないかとあたりを見回した。
「誰も居ないわよ、陽子。だからお止めなさい、その挙動不審な動作は」
「祥瓊はそんな美しい顔をして、とんでも無い事を言う!」
「話を変えないの、陽子。私の顔はどうでも良いのよ。今は貴方の話」
ずい、と祥瓊は陽子の顔に、花のかんばせを近づけた。
「寝たの?寝てないの?」
「……ぃ」
「何よ、まだ寝てないの?じゃあ、接吻は?」
「……ぃゃ」
「えー、聞こえないわぁ」
どん、と陽子はいささか乱暴に祥瓊を押した。
「ひ……人の気もしらないで、そうやって茶化してばかりだ、祥瓊は!」
涙目になった陽子がバシンと乱暴に扉を閉じて出て行った。逃げるように駆けていく足音が、
しばらく室に満ちる―そうして、消えた。
祥瓊はふう、と吐息と小さく吐いた。
「人の気も知らないで、か」
祥瓊は、肩を小さく震わせ、笑った。


133:陽子(?) x ?? 3
08/06/17 01:10:55 lAIZMTcm
「あら、台輔」
寝屋にやってきた、景麒を見て祥瓊はくすりと笑う。
「……私が一人の部屋を『たまたま』あてがわれているのって、こういう時の為なのかしら?」
「たまたまなぞではないと知っているだろうに」
一時さえも無駄には出来ないように、景麒は後ろ手に扉を閉めると祥瓊の寝巻きをするりと脱がした。
祥瓊が景麒に抱きすくめられながら、静かに呟く。
「良い、香り」
「香を久方ぶりにたいてみたからな」
祥瓊ははしたなく高笑いを響かせた。
「香ではないでしょう―獣の匂いが、いたします」
獣か―
つまらなそうに景麒が笑うのを合図にして、祥瓊は小さく、だが強く呟いた。
「早く、早く、私を高みへと導いて下さいまし」

景麒は祥瓊を赤子のように軽々と抱き上げ、膝に乗せた。祥瓊は見せ付けるように脚を大きく拡げ、
景麒を見上げると唇の端をそっと上げた。
赤い舌が祥瓊の唇から蛇のようにちろりと刹那、見え隠れした。
それを合図に景麒の手が祥瓊の太ももに伸び、ゆっくりと撫で回す。
嫌悪感と快感とが、同時に祥瓊を襲った。

太ももを触れながら、景麒は祥瓊の喉元に唇を這わす。
しがみつく祥瓊も、身もだえする景麒も、まるで獣のような力強さ。
祥瓊は目を閉じ、無意識に開いてしまった唇から― 一筋涎を垂らし、のけぞる。
景麒は祥瓊の乳首を口の中に含み、柔らかく転がす。祥瓊の身体が軽く痙攣し始めると
ゆっくりと指を濡れ始めた秘所に這わせた。

愛撫は獰猛だった。動きは暴力的と言ってもよく、祥瓊は自分の中をガリ、と景麒の爪で
引っかかれ、痛みに思わず腰を引いた。
が、景麒は憎憎しいように祥瓊の腰を構わず引き寄せ、今度は強引に臥牀に押し倒して
猛りを突き刺す。
両腕を掴まれ身体は臥牀に押し付けられ、祥瓊は自由を奪われたまま目の前の美しい顔を見上げた。


134:陽子(?) x ?? 4
08/06/17 01:12:41 lAIZMTcm
「―黙りなさい」
何も言わない祥瓊に、景麒は震える声で呟く。祥瓊が軽く笑うと、景麒は己の主の敵を討つように
唇を祥瓊の頬、額、耳、胸元にすべり落とす。
長く激しい口付けの後、景麒の唇は再び祥瓊の柔らかな唇に戻る。
乱暴な愛撫に身体は悲鳴を上げて良いはずなのに、熱い猛りを腰の中心に据えられて、祥瓊は
知らず喘ぎ声を漏らしていた。

と、思いがけない、祥瓊の低い声が室を満たす。

「いけないんです、こんな事は―」

景麒は静かに、顔色を変えずに答える。
「どうして、いけない?君は私を求めてる」

(嘘つき)

「あああああっ」
太い楔を打ち据えられ、祥瓊は一言も言えぬまにすすり泣いた。

身体の芯に火が灯されない内に逃げようと、祥瓊は身体をのたうつ。が、軽々と景麒の腕に絡めとられ、
そうしてまた愛撫の嵐に合う。

無垢も、穢れも、選べない―
誰か、罰してくれればいっそ楽なのに!!

己の身体を壊すような景麒の猛りを感じながら、純愛と淫蕩との狭間に祥瓊は泣いた。

戯れの後、景麒は一つ、ため息をついた。
「祥瓊?」
「何でしょう、台輔。明日はお早いでしょう、寝所に、お戻りに―」
「うむ、知っている。だが、あまりにもそれではお前が」
「私は構いませんよ。昼くらいにまた、陽子―いえ、主上におめもじ出来ます。
元気が無いと、主は心配するので」
きょとんと景麒は首をかしげる。
「あの、聞いても良いか、祥瓊」
「どうぞ、台輔」
「主上が恋したっているのは―」


135:カップリング自由です
08/06/17 01:17:38 lAIZMTcm
過疎ってるから、フリーダムなSSを落としてみた。
祥瓊と景麒がからんでるなら、誰でもラスト、書いてみます。
リクが無ければ、まあ、粛々と・・・

136:名無しさん@ピンキー
08/06/17 18:52:29 iUm00gTx
延王じゃないのか?


個人的には楽俊が好きだ。

137:名無しさん@ピンキー
08/06/17 20:05:58 pN3pU7/8
>>131
グッドジョ━━━(゚∀゚)━━━ブ!!!!!

138:名無しさん@ピンキー
08/06/17 21:32:38 GnSvg8am
おおっ! GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

139:陽子x?? 5
08/06/18 01:39:19 DwpHJAEM
「延王です」
そうか、と小さく景麒が呟いた。
「お気づきではありませんでした?」
自重するかのように景麒は笑った。
「お前が恋い慕っているのも、同じ方なのであろうな」
ふふ、と祥瓊は笑うと窓に顔を向けた。
「夜が明けます。どうぞ、お戻りになられて」
震えた声音に誘われるよう一瞬、景麒の指が祥瓊の方に伸び、そして宙をさまよって、落ちた。
「手荒くしてしまった―すまない」
祥瓊の顔はずうっと窓の方を向き、景麒が部屋を出るまで微動だにしなかった。

まだ蒼い陽の光がうっすらと室内に入り込みはじめた頃になってようやく、祥瓊は
臥牀に体を横たえ、囁いた。

「馬鹿な台輔」

祥瓊は涙に顔を濡らして苦く笑う。
延王を好きなはずはないじゃない。あの人は、兄でしかない。もしくは父親、友人。

陽子が人目を忍んで、誰に鳥を飛ばしているのだと思っているのだ。
陽子が一番辛い時に誰がそばに居て、助けたのだと思っている?
ただでさえ微妙な立場の半人半獣をかばう為、わざと延王を慕っている振りをしている幼い恋心を
どうして分ってあげられないのだ。

「馬鹿な陽子、馬鹿な台輔―馬鹿な祥瓊」

嗚咽は止まらず、祥瓊は枕に顔を押し付けた。

140:陽子x楽俊 6
08/06/18 01:41:58 DwpHJAEM
どれだけ会っても、言葉を交わしても、足りない。
いつも視線は景麒の背中を追って、振り返ってくれるのをただ待っている。
魂がいつも景麒だけを求めて、心がくだけそうに痛い。

それと同じような気持ちを景麒が陽子に対して持っているのはすぐに祥瓊は分った。
だからこそ、抱かれた。

「台輔は、私を抱いてなんかいやしないのに―」

自分を通して陽子を抱いているのを、祥瓊は理解していた。
それでもよい、と思っていた。
抱かれるたびに、自分の嘘が膨らんで、どんどん体を満たしていく。背徳は快感になって、
更に景麒を求めてしまう。

延王を恋い慕う主ならまだしも、鼠ごときに心を奪われていると知ったら、矜持の高い景麒のこと、
どれだけ傷ついてしまうだろう。

無粋な物言い。でも、言った後でそれを後悔するようなお顔。
楽器のように響く声。囁き声が耳をかするだけで腰の奥が熱くなる。
青年のようないでたちとは裏腹に、老人のように暗く煙る瞳。
風に揺れる美しい鬣。
そして自分を深く貫く、堅く張り詰めた猛り―

いつまでこの茶番が続くかは分らない。
でも、祥瓊は景麒の腕の中に抱かれ続ける為にだったら、千の嘘でも吐こうと思う。
陽子が幼い恋心を貫くのであれば、私もねじれたこの恋情を貫いて見せよう。


今はただ、帰りがけに自分を見つめていた台輔の視線だけで―十分。


日が高くなりはじめた。
小さな人の思いを輝きで隠すように、また慶の一日が始まる。

<了>

141:名無しさん@ピンキー
08/06/18 01:59:01 wNU05+S/
乙!!

無能がニブと言うのはわかったw

142:名無しさん@ピンキー
08/06/18 19:52:25 H0nz457+
おおっ! 
続きがあったのか GJ!

143:名無しさん@ピンキー
08/06/18 21:18:22 gYdA53kT
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!


144:名無しさん@ピンキー
08/06/19 00:51:04 iQiZSKb/
GJGJ!!
それぞれの関係性に禿萌た
できれば続きも読みたい!

145:陽x楽 スピンオフ
08/06/20 00:15:03 HNj31YpJ
皆様、コメントありがとうございます。
お詫びに、祥瓊x景麒の裏設定の陽x楽を書きます。

146:陽x楽 スピンオフ1
08/06/20 00:16:19 HNj31YpJ
(女王は皆おなじだな)
(国よりも己の感情が先に立つ)
(まあ、台輔に恋慕して国を傾けるよりは)
(豊かな隣国の王の方が)

官たちのくつくつと漏れる下卑た笑い声。聞こえるようにかわされる噂話。
咎めるのも馬鹿馬鹿しい。
人間というのは思いたいようにしか思えないものなんだと、あきらめた。
でも、自分の想いをごまかしても良いのだろうか。周りをだまし、自分をだまし、そうしてあの人への―

「何よ、まだ寝てないの?じゃあ、接吻は?」

祥瓊の声に、はっと私は我に返る。

私を見つめる必死な祥瓊の顔。美しい顔が引きつって―きっと私も同じ顔をしている。
(嘘つき!国の為って言いながら、ただ臆病なだけじゃない!!)

私は思わず祥瓊を突き飛ばしてしまった。
「ひ……人の気もしらないで、そうやって茶化してばかりだ、祥瓊は!」

走り出してから、ようやく涙が頬をつたった。
涙は自分の恋慕のためか、祥瓊の恋の為か。


147:陽x楽 スピンオフ2
08/06/20 00:17:50 HNj31YpJ
知っている。
気づいていた。

ごめん、祥瓊。
あなたが景麒を見つめる視線。
袖が触れ合っただけなのに、まるで火に触れたように体を震わせて。
あいつは馬鹿だから、本当のあなたの気持ちなんて気づいていやしない。
延王の事をいかに漢らしいか、今度いらっしゃるのはいつなのかと言いながら、気持ちは背後を
「たまたま」通りすぎていく景麒に向いて。
景麒に対する愚痴をいっぱい聞きたがったね。いつだって、話題は不自然に景麒だった。
「あの人」を知っているのは祥瓊だけだから、私もいつも雁の話をしたがった。


首筋についたばら色の痣や、泣き明かした事を物語る祥瓊の瞳の下の青黒いくまが出来始めたのは
いつからだったろう?
景麒の残り香をまとっているのにも気づかずに、わざと無邪気に笑って。
細い体が、どんどん痩せてきて。

私は何も言えず、ただただ景麒が祥瓊に優しければ―と逃げていた。
私の心も、ただ一人の事でいっぱいだったから。


(やるべきことを選んでおけば、やるべきことを放棄しなかったぶんだけ後悔がかるくてすむ)
「うん、楽俊」
(おいらは陽子がどんな国を作るのか見てみたい)
「そうだね、楽俊。でも、でも私は、そばにいる女史の心さえ―救えない」
部屋に駆け戻って後ろ手に扉を閉めると、私はようやく声をあげて泣いた。


148:陽x楽 スピンオフ3
08/06/20 00:18:28 HNj31YpJ

まるで、昨日のことのよう。

玄英宮の砂浜で、私は楽俊の腕の中にいた。
王になろうかなるまいか、迷っている事を言い訳のようにして楽俊に包まれていた。

「ふり向くなよ。今ちょっと障りがあるからな」
ほほに触れるあたたかな指。そして腰にあたる―熱く堅い猛り。

「嫌だ!ふり向くっ」
「ぉおおい、陽子」
今しかない。
今を逃したら、きっと永遠に機会は無い。
ふり向き、私は楽俊の唇に自分の唇を重ねた。
恐る恐る顔を離し目を開けると、そこにはまだ人型でいてくれた楽俊が居た。
「……戻ってしまうかと、思った」
「戻れるわけ、ねえだろ。馬鹿だな」

私は自ら着物を脱いで、生まれたままの姿になる。
「一回で良い」
首をかしげる楽俊に私は叫ぶ。
「一回で良いんだ―それを支えにして、私は己の国を救うから。頑張るから!」
楽俊はあっけにとられたかのように私を見て、そうして笑った。
「二回は無いのか」
楽俊らしくな物言いに、私は吹き出し―その優しさに、涙した。
「多分、無いんだろうね」
私のウエストに腕をかけ、楽俊はすこし強い力で引き寄せた。私の体は柔らかく
しなり、楽俊の体に密着する。
私は思い切って手を楽俊の腹からゆっくりと茂みに伸ばしていき、少しだけ強く猛りを握り締めた。
不明瞭な声で楽俊が何かをつぶやくと、気づかぬ内に私は砂浜に押し倒されていた。


149:陽x楽 スピンオフ4
08/06/20 00:19:07 HNj31YpJ
お互い不慣れに体を触り、唇と手と―身体全体でお互いを確かめ合って、愛くしむ。
乳首を舌で舐められた瞬間、何か腰の方から熱い電流のようなものが流れ、私は思わず漏らしてしまったと思った。
「やだ、私―漏ら」
身をよじる私をしっかりと右腕でおしとどめ、楽俊の指は私の茂みの奥へ入っていく。
「濡れてる。すごく」
濡れるって、本で読んだけど―恥ずかしさに体をくねらせると、ますます楽俊の指は奥深く入っていった。
「あっ、痛」
「痛いか?」
返事をせず、私は楽俊の胸を唇でなぞる。ゆっくりと舌で胸から腹へ、そうして腰へと静かに唇が落ちていくと
いつのまにか私の茂みの下に楽俊の顔があった。
恥ずかしさよりも、誰にも見せたことが無いところを楽俊に晒している事が幸せだった。
(楽俊なら、良い。全部を見てほしい)
ほっそりとした指で自分の秘壁をなぞられ、少しざらりとした舌で舐められると、私はまた漏らしてしまうような
感覚になる。
喉の奥まで猛りを含んでも、それでもまだ楽俊の猛りはおさめきれず、おさめきれないところを私は両手で包み、
ゆっくりと上下させ、軽く握り続けた。
舌で舐めるたびに、また楽俊のは大きくなるようで、私は両手でゆっくりとさすり、舌でぺろぺろと味わい続ける。
「駄目だ―我慢できねえ!」
私の体を引き離し、楽俊が私に向き合うと、私のひざの内側に手をあて両脚が楽俊の肩に乗せられた。
ちらりと見た楽俊のそれは、大きく堅く赤黒く―そこまでしたのが自分なのだ、と誇らしい反面、
少しだけ怖かった。
「楽俊―大きい、よ」
「うん。おいらも、少しびっくりしてる」
「きっと、大丈夫」
楽俊の汗がぽとっ、と私の顔に落ち、それが合図だったように一気に楽俊は私の中へ入ってきた。


150:陽x楽 スピンオフ5
08/06/20 00:19:46 HNj31YpJ
(痛い―!)
でも、駄目。顔を歪ませちゃ駄目。楽俊が止めちゃうもの。

私はせきたてるように手で楽俊の腰を引き寄せる。
「あ」
思わず声が漏れてしまった楽俊が愛おしくて、そして少しこっけいで私はわざと(痛いのに)
下半身をくねらせてみる。
「陽子ぉ」
「何?」
「おいらは、ゆっくり―いっぱい、してえんだ。いっぱい、陽子を知りたい」
「楽俊……」
(私だって、いっぱい、ゆっくり、楽俊を知りたい。足りない。時間が無い)
泣いてしまった私のほほに口付けて、楽俊はまだつながったままで居てくれた。

「忘れねえよ」
「私も―」

波の音と、己の吐息と、そして結合部から漏れる湿った淫音。
香る潮の匂い。楽俊の肌の香り。
ひっそりと目を開けると、精悍な美しい青年の顔。
五感のすべてで楽俊を味わう。
上になり、下になり、何回も何回も交わる。

陽が昇りはじめる、少しまえ、汗みずくの楽俊がつぶやいた。

「おいらは、もう誰とも交わらねえ」
(私も―!!)

でも、言葉はそれ以上、出なかった。


151:陽x楽 スピンオフ6
08/06/20 00:20:44 HNj31YpJ
私はわかっていた。
楽俊もわかっていた。

王になるのは、国を守ること。
そのためには、あらゆる手段を尽くすだろうということ。
この身体が、その手段になるだろうということ。

楽俊がやわらかく笑う。
「夜が明ける」
「うん」
「陽子。どんな国を作るのか、見せてくれよな」

笑った顔が、最後―だった。



祥瓊。
ごめんね、気づいてない振りをして。
景麒は馬鹿だから、また貴方の閨を訪ねるんだろうね。

私は守りたい。
あなたを、景麒を、この国の民を―そして遠い国で、一生懸命生きている愛しい半獣も。

突き飛ばしてごめん。
延王を好きな振りをしてごめん。
でも、私は王なんだよ。
この先どうなるかなんか、わからない。
でも、策を寝るのは私の領分なんだろうね。
それに男の人って、結構単純だし。
私なんて忘れて、ほかの女を抱いているのかもしれない。

また、突っかかってきてね。
そうしたら、泣けるもの。
陽が、昇るね―景麒は、またあなたのところにいるのかな。
また二人でお菓子を食べようね。
いっぱい、景麒の愚痴を言うよ。
だから、あなたは雁の話をして。あの国で、命を燃やしている半獣の離しをしてね。

日が、昇る。
慶の夜が明ける。

<了>

152:名無しさん@ピンキー
08/06/20 00:32:22 HW2JpFl+
リアルタイムで読んだ。こっちが本編だろ。
泣ける。

153:名無しさん@ピンキー
08/06/20 02:01:37 hF+23Esw
陽子が杉本にレイープされる話マダー?
女郎宿に売られてご奉仕もいいよ~

154:名無しさん@ピンキー
08/06/20 13:37:33 1kyQcIU4
JGです みんな切ないよ

155:名無しさん@ピンキー
08/06/20 17:46:30 m32WM7V6
>>151
GJGJGJ!!
楽×陽のリクした者です。嬉しすぎる。これを糧に殺伐とした日を生きていくよ。

景麒と楽俊視点や続編を心よりお待ち申し上げます。

156:名無しさん@ピンキー
08/06/20 20:01:24 ucLsObT5
北北北キタキタキタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

157:名無しさん@ピンキー
08/06/21 00:30:14 JdvQ8C7N
>>154
JGとは新しい。じゅん、ときてグッときたの略か?

まあ、とりあえずネズミが何だか場慣れし過ぎてて。。。

JG!


158:名無しさん@ピンキー
08/06/22 22:06:17 wa4nkMJz
煩悩の~も十二冊目ですか。最後に書込みしてから早12ヶ月経っってしまった。(遠い目)
HPでも作って載せようかと思っていたのですが、そんな気力もなくなったので、
桓×祥をここに載せちゃおうかと・・・。祝十二冊目ってことでw
ぢつは1年前、某SS月×祥を読み、触発されて速攻書いたものなのですが・・・。

さてここで疑問、カンタイの字はそのまま漢字で載せても良いのかなぁ?

159:名無しさん@ピンキー
08/06/22 22:07:50 NoKroAzZ
確か2は対応してなかったっけ?<カンタイの字

160:名無しさん@ピンキー
08/06/22 22:23:52 wa4nkMJz
>>159 ありです。

 まぁ、読めなかったらゴメンナサイで、そのうちコッソリ投下します。

161:名無しさん@ピンキー
08/06/22 22:38:36 U4+xMyMm
>>158にキタイWaku
このスレの住人なら桓魋の名くらい読まなねば

162:名無しさん@ピンキー
08/06/23 00:31:24 8JhSJV1i
テスト 桓魋

163:名無しさん@ピンキー
08/06/23 19:39:32 M6/RfeNK
    |┃三   ∩___∩      _____________
    |┃    | ノ      ヽ    /
    |┃ ≡  /  ●   ● | < お呼びですか >>161-162
____.|ミ\__|    ( _●_)  ミ)  \             
    |┃=__     |∪|    |     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |┃ ≡ )    ヽノ 人 \ ガラッ

164:名無しさん@ピンキー
08/06/23 20:06:02 4m8o1XIW
>>163
とりあえず服を着ろ

165:名無しさん@ピンキー
08/06/23 21:21:23 DOONvPuf
桓&#39755;←こんなふうに見える。記号数字は全部半角で。

166:名無しさん@ピンキー
08/06/23 21:25:03 v9Pbs34Y
窓かりんごにもよるかもな。
自分は窓98だけど見えるよ。

167:名無しさん@ピンキー
08/06/23 21:46:43 92XV2R75
パソに入っている辞書による。無ければ登録汁

168:145
08/06/24 00:06:14 CdSzat10
おお!
祥x桓なら正座して待ちまする!1年以上待ちました!ぜひぜひ!

ちょい前のちょっと、頂けない陽x楽を書いてしまったものですが、
待ちます。
スピンオフもできたのですが、恥ずかしいので・・・蟄居。えへ。
私もおこ4年くらいの新参者なので、158に期待!

169:名無しさん@ピンキー
08/06/26 01:49:45 eJzzUyp/
祥x桓、の神を待つ間に、おつまみ!

170:陽x延 スピンオフII 1
08/06/26 01:50:44 eJzzUyp/
「お、久しいな」
先触れ無しに扉を開けたにもかかわらず、あちらを向いて長椅子に寝そべっている尚隆の背中はぴくりとも動かず、
声音からも全くの緊張は感じられない。
(このように無用心で、命を失わないのが不思議な事だ)
「今日のはなかなかに良い酒だ。お前も飲んでみるか―陽子」
言われて陽子は軽く肩をすくめ、無造作に投げ出されている尚隆の足元に腰をするりと下ろした。
尚隆は酒が半ばほど残っている杯を卓に置くと、片手で陽子の肩を抱く。
「必要がなければ国交さえ持たないこの世界で、俺とお前はずいぶんと仲良しな事だ」
苦笑しながら、陽子は尚隆の膝にすり寄せ、責めるように尚隆を見遣る。
「こんな無用心―」
「回廊がくねくねとつながって迷路のような玄英宮でも、お前は迷わず来る。素晴らしい」
ところどころの曲がり角に隠れている、忍者のような人間たちを思い出し、陽子はあはは、と笑う。
(邪心を持って近づいていたならば、あっと言う間に絶命、か)
が、陽子はむしろ面白そうに言う。
「最近では迷わなくなりました」
「愛、だなあ」
「そうですね、愛ですよ」
判りあった者同士にだけ分かる、軽い冗談。二人はくつくつと笑った。
「しかしお前もようよう雁に来てくれる。慶がそんなにも安寧とは知らなかった」
「私には勿体無いほど良き臣下がおりますので。まあ、上手く、いろいろと」
「いろいろ、か」
尚隆は身を起こし居住まいを正すと、えいやと陽子を抱き上げて膝に乗せた。
顔を寄せ、まじまじと陽子を見つめる。
「痩せた―か」
「いろいろありましたから」
「泰麒の件では、お前も大変だった」
「―その後も」
こん人と内宰によって暗殺されかかった事は聞き及んでいた。そして、それが一回でない事も。
(よりにもよって来訪者の素性を改めて取り次ぐ役目のこん人が―)


171:陽x延 スピンオフII 2
08/06/26 01:51:34 eJzzUyp/
「延王」と、小さいけれどはっきりした声で呼ばれ、尚隆は再び陽子に視線を戻した。
「私は、平気です。鈍感ですし、意外と打たれ強いので」
尚隆はため息をつき、陽子の頭に触れると髪の毛をわしゃわしゃと乱した。
「雲海の水が落ちると心配していたお前に会ったのは、つい昨日の気がする」
「キンゲンを鮮やかに打ち払って、私の目の前にあらわれた延王の姿もまるで昨日のように」
「あの時は―」
「「お互い、若くて」」
同時に言葉を発して、二人は笑った。
「笑うな、陽子。俺なんぞはまだまだ若い。どこぞやに、六百年の治世を誇る国があるし」
尚隆は立ち上がって酒をつぎたすと、杯を陽子の前に差し出した。
「延王。駄目ですよ。酒は―乱れてしまう、私」
「延王と呼ぶな。どうせ二人だけだ。いつものように」
まっすぐな視線に射すくめられ、陽子は酒をこくりと飲み干し、囁いた。
「尚隆」
「―それで良い」
尚隆の指が、陽子の着物の合わせ目に伸びた。


172:陽x延 スピンオフII 3
08/06/26 01:52:37 eJzzUyp/
戯みのあと、陽子は尚隆の指をゆっくりと舐めていた。
面白そうに尚隆は「何をしている?」と尋ねる。
「尚隆の指を味わって、愛しているの。尚隆の猛りが私の中にまだあるんだ、想像しながらしゃぶってるの」
尚隆は陽子の乳首をつまみ、「俺のはそんなに細くはない」と笑った。
尚隆の指が淫唇に落ち、乳首には湿った舌が触れてきた。
陽子は笑いながら身をよじる。「駄目です、尚隆。さっき、したばかりなのに」
「それがどうした」
尚隆の指が茂みを分け入り陽子の中に入ってくる。足をばたつかせて笑っていた陽子だったが
腰の奥底にひそかに残っていた肉欲が激しく渦巻きはじめ、己の中心から熱いものがしたたってくるのを感じ、
笑いはすぐさま甘い叫びへと変わった。
「駄目、と言っているのに」
陽子は両手で尚隆の肩を押しやりながら、顔をしかめる―快感に。
(駄目、飲まれてしまう)
くい、と更に深く尚隆の指が入り蜜壷の中をゆっくりと巧みに掻き回し、陽子はたまらず
唇を噛む。

「お前が愛おしい、陽子」

陽子は己の真上にある尚隆の顔を見た。伸びかけている顎の髭、熱っぽい瞳、ちょっとだけ皮肉そうに口角が
あがっている口元、紅く濡れて甘い囁きを繰り返す唇。
陽子は今、この場で、言うべき言葉を口元にのぼらそうとし―
「愛してるよ、陽子」
二度言われ、陽子は己の言葉を飲み込み、ようやくささやくように一言、呟いた。
「抱いて、尚隆」


173:陽x延 スピンオフII 4
08/06/26 01:53:28 eJzzUyp/
すでに二度、達していた二人はゆっくりと愛し合う。
互いの身体の線を記憶するように、手を這わす。
陽子は尚隆の重みと堅さを、尚隆は陽子のなめらかさと柔らかさを十分に味わうように、ゆっくりと。
指と指をからませ、陽子は尚隆の太くたくましい首筋に舌を這わせた。それは唇へと寄せられる。
舌がからみあい、唾液でお互いの顔が濡れた。
するりと下に移動した尚隆の顔の少し剛い毛が己の太ももに触れる。ちくちくとした刺激に陽子は腰を振って
興奮を表した。
舌で秘壷を刺激しようとするたくらみを巧みにそらし、陽子は尚隆の身体をむりやり引き上げる。
顔と顔を向きあわせ、瞳で尚隆をからめとろうとする。
「ごまかさないで。貴男のこれ」
と、陽子は尚隆の猛りをぎゅう、と握る。
「こんなにも欲しているくせに」
尚隆はあきらめたように笑い、茂みと茂みをすり合わせる。

陽子は尚隆の熱く堅くなっているそれを、自分の陰毛の奥へと導こうとした。その度に、尚隆はそっと身体をずらし
舌で乳首を転がし、指で太ももをゆっくりと撫で回して、焦らし続ける。
「尚隆!」
たまらず、陽子は叫ぶ。
端正な顔がまっすぐに陽子を見つめ、そしてまた唇をふさぐ。指がたくみに己の腰奥まで這う。
「あ、んん。良い―あ―ぁ、やん。ではなくて、はぁ、ん―もう」
ちょっと泣きそうになった陽子の額に接吻を落として、秘所をまさぐりながら尚隆が言う。
「―これは、仕置きだ」
「ん、え、な何―あああっ!?」
ついに涙を流してしまった陽子を見下ろし、尚隆はおもむろに猛りを陽子に突き刺した。
陽子の背中が弓なりに反り返り、高い悲鳴が室を満たす。


174:陽x延 スピンオフII 5
08/06/26 01:54:28 eJzzUyp/
すさまじい勢いで、尚隆は陽子を突きたてた。
抑えていた陽子の声が、解き放たれた獣のように玄英宮に響く。
結合部から漏れる液で、褥は濡れた。
陽子はたまらず尚隆の肩に噛み付き、声を抑えようとする。が、今度は尚隆が我慢できないように更に深く陽子を抱き上げ
奥へ奥へと己を突き刺し、叫ぶ。
陽子はあまりに奥底に刺された楔に、少し恐れるようにすすり泣く。
「尚隆、尚隆。駄目、そんな奥まで。壊れてしまう。痛い」
尚隆も、己の猛りがそんなにも大きくなっているのに驚き、深くため息を吐く。
「痛いか?我慢できないか?」
陽子はこくりと頷こうとし、目を見開いて顔を振った。
「痛い。でも、平気」
「陽子、俺を、包んでくれ。お前なら、きっと包んでくれる」
(駄目、怖い!)
が、陽子は叫びを飲み込み、こくこくと頷いた。
「抱いてくれ―抱け、陽子」
「抱け、というのですか―尚隆?」
陽子はいっそ悲しくなって、痛みに耐えながら尚隆の猛りを己の中に収め続けた。
腰を動かし、舌を尚隆の喉に肩に胸に這わせ、腰の奥の痛みに耐える。
あえぎながら、陽子は言った。
「尚隆、感じて!!―私、今、あなたを抱いている!」

互いの、途切れ途切れの呼吸が激しくなる。

上なのか、下なのか。
褥を濡らしているのは自分か、相手か。

泣いているのは―どちらなのであろう

ぴくん、と尚隆の身体が震え、それにこたえるように陽子の身体がわななく。
「行く―」
獣のような叫びが二つ、響く。
尚隆が精を放った瞬間、陽子もまた淫水を放ち、二人の愛の営みの跡が、
寝台を濡らした。


175:陽x延 スピンオフII 6
08/06/26 01:55:58 eJzzUyp/
(フランス窓が開いている)
尚隆の髪に顔をうずめて陽子はひとりごちた。
(あなたは、海の香りがするよ、尚隆)

産み出し、消し去る海。
波打ち際の激しさと、沖の静謐さ。

「あなたそのものだ、ね。尚隆―」
お互いが放出した愛液で濡れる寝所に寝そべりながら、陽子は柔らかに尚隆をかき抱く。
そうして、眠りに落ちた尚隆を起こさぬように、ゆっくりと尚隆の額に口付ける。
どれだけ、激しいセックスをしても、どこか掴みきれないような尚隆の身体を抱きしめ、
陽子は呟く。

「ごめん」
(ごめんね、尚隆。私は―愚かだから)
声を殺し、陽子は泣いた。
小さく肩を震わせ、頬に涙が伝う。が、規則正しい尚隆の寝息に誘われるように、陽子も
ふわりと寝床に横たわる。

波の音。
情人の、息。
波の音。
あの人の―吐息。


176:陽x延 スピンオフII 7
08/06/26 02:01:21 eJzzUyp/
ゆっくりと瞼を開け、眠りに落ちた陽子をゆるりと尚隆が抱き返す。
「……ほんとに、おまえは阿呆だよなあ」
陽子は安心したように眠り続けていた。涙に頬を汚したまま。
またゆっくりと尚隆は陽子の頬に接吻を落とす。
「俺に惚れれば、よいものを。わざと難しい方向へと向かう―本当に、阿呆だ」

代わり、なら、それでも良いさ。
長い生を堪能して、退屈していたところにお前みたいなびっくり箱だ。
ちょっとからかってやろうと思ったのに、薮蛇だ。
まあ、藪をつついて出てきたのは、蛇ではなく、聡い鼠なのだが。

「俺は『じじい』らしいから、まあ、付き合ってやるよ」
陽子の髪に、ゆっくりと顔をうずめ、尚隆が笑った。
と、その前に眉間に皺を寄せ、青ざめ立っている麒麟がさえぎった。
尚隆は苦笑し、瞼を閉じてその姿を消す。

景麒。
俺は雁の王だからな、雁大事だ。
お前はまあ、勝手に誤解やら、恋慕やら、片付けろ。俺は、知らん。
亡霊みたいに、こっちに来るな。

「……ん、尚隆」
寝言で、ささやかれた己の名前。
これ以上愛しいものは無いかのように、尚隆が柔らかに陽子を抱きしめた。

偽りではない寝息を尚隆が立て始める。

波の音。吐息―

陽子は瞼を一瞬開け―
「もう一回だけ、ごめん。泣かせて、ね」
頬に涙を流すと、延王の寝息に合わせ、眠りに落ちる。

フランス窓から潮の香りがする。
目を瞑ると、いつだってあの時に戻れる。

―その思い出の為なら、何だってする。

「ばいばい、楽俊」

陽子は、潮の香りのする尚隆の腕に再び潜り込んだ。
濡れた尚隆の頬にキスをして、ゆっくりと腕をからませる。

波の音が、二人を包む。

<了>

177:陽x延 スピンオフII
08/06/26 02:08:29 eJzzUyp/
閽人=こんじん。
テスト。

178:陽x延 スピンオフII
08/06/26 02:10:02 eJzzUyp/
あ、書けた。失礼しました。こんじん=閽人、です。
「忍者みたい」なのは、雁の閽人です。忍者、好きなので。

179:名無しさん@ピンキー
08/06/26 02:37:08 /szKjuP+
>>168
蟄居て、>>169以降はお前さんだろう?
投下は感謝だが、しょうけい×かんたいの作者さんを待つ余裕は無かったのかい?どうよ?
長年の職人さんらしいから、ちと苦言。若い職人を育てる気持ちを忘れないように。いやマジで。
てか、景麒側からの話書いてね。お願いしますね。

180:名無しさん@ピンキー
08/06/26 15:15:17 fuKjASX7
GJ! ええ話や

181:名無しさん@ピンキー
08/06/26 22:56:27 IypW+gR7
>>179
作者は投下宣言あってから四日も待ってるよ
それ以上いつ来るかもわからない投下を待てってのはあんまりじゃないか
しかも文句垂れながらリクするとか何考えてんだ

182:名無しさん@ピンキー
08/06/26 23:10:00 dDyfBuZu
>>179
こんなんだから職人さんが逃げてくんだよなあ。。。

183:名無しさん@ピンキー
08/06/27 00:44:12 W6+CUP/T
この職人さん、自分の勘が正しければわりと頻繁にシリアス・ギャグ問わずに
落としてくれている。。。気が。違ったらごめんなさい、でもいつもありがとう。

尚隆編も良い!切ない!でも、流れから言って、実は景麒は祥瓊が好きで
陽子は尚隆に傾いて終わるのかとおもた。
「ばいばい、楽俊」は悲しいなあ。なんか、恋を実らす方法はありそうなものだが。

184:名無しさん@ピンキー
08/06/27 00:47:06 ly9FOyvE
私も常連職人サンだと思ってたよw
そんな訳でまた懲りずに落としてくだちぃ。

185:名無しさん@ピンキー
08/06/27 00:59:05 W6+CUP/T
>>184
同意うれしいかもww
この人、いつもエロ少なくて(良い意味で)、ストーリー重視なんだよなあ。

  /__.))ノヽ
   .|ミ.l _  ._ i.)  
  (^'ミ/.´・ .〈・ リ  
  .しi   r、_) |  
    |  `ニニ' /      俺たちが育てた
   ノ `ー―i´ 


みたいなw
ほかにも、「おお」って見守っている職人さんがいる。だからここを覗くのやめられないw
過疎板だけど、中身は濃いんだよなあ。

186:158
08/06/27 21:03:00 zQ0qHQte
 いえ、あの、そのぉ・・・桓×祥なんですが・・・(´・ω・`;)あるぇ?

 ま、いいやw 投下!

187:桓祥宵濃艶歌
08/06/27 21:06:51 zQ0qHQte
 此処は、内朝にある官邸の房室。
 邸宅の主人は、強い酒を片手に、今日も一日が恙無く終わった、後は寝るだけと
安堵の息を漏らす。
 禁軍左軍将軍。
 今の彼の地位である。
 裕福な商家に生まれ、兄弟達はみな官吏や有望な職に就いていた。が、己が半獣だ
と解かってからは、半ば以上自分の人生を諦めていた。
 それが、麦州候だった浩瀚様に採り立てられ州師将軍職に就いた。
 それだけでも、かなりな幸運だと言えた。
 だが、元冢宰の靖供の企てにより、浩瀚様共々追われる身となり、浩瀚様の罷免に
憤るも、自分へは「まぁ旨くいき過ぎたのだから、これで帳尻は合う」と、変に
納得したものだった。
 だが、行き掛かり上助けた娘の繋がりで、不可能に近かった反乱を成し遂げ、
罰せられるどころか、浩瀚様まで救う事が出来た。
 なんと今では、主上とも近を置ける立場となった。
 人生とは、つくづく分からないものだと思う。
 家族の誰が想像出来ただろうか。半獣の自分が、家族の誰よりも出世するなど
と・・・。
 人の繋がりとは、人生とは時に己を裏切る。粋なものだ。
 また一杯と呷り、飲み干した杯に酒を注ぐ。
「・・・」
 ふと、その手が止まる。
 ゆっくりと徳利を方卓に置き、卓の脚に立て掛けて置いた刀に、手を伸ばす。
「誰だ」
 短く鋭い問い。
 キィ、と扉が少し開く。


188:桓祥宵濃艶歌
08/06/27 21:10:28 zQ0qHQte
「私よ」
 涼やかな声が答える。
「なんだ、脅かすな」
 伸ばした手を元に戻し、杯を口に運ぶ。
 声の主が、布擦れの音だけをさせて静かに入ってくる。
 立ち居振る舞いが優雅だからこその所作である。それには育ちの良さが窺える。
「ご挨拶ね。折角、肴を持参したのに」
 少し拗ねた物言いが、愛らしい。
 彼女は、唯でさえ足音が小さいのだ。
「足を忍ばせるからだ。普通に歩いて来ればいいものを・・・」
 苦笑しながらも促す。
「だって、貴方、いつも先に気付くんだもの」
 ちょっと悪戯心を起こしてみたのよ。と笑う。
「それが、俺の仕事なんでな」
 武人として、将として、当然危険を誰より早く察知する術を、持っていなくては
ならない。
 禁軍左将軍という要職に、半獣である自分が就いた事に対する反発は、未だ根強く
残っている。実力を見せ付け大人しくさせてはいるが、いつ寝首を掻かれても、おか
しくはない。
「そうよね。ごめんなさい」
 全て察して、寛ぎの一時に要らぬ緊張をさせたと、彼女は謝る。
「まぁ、半分は分かっていたから、気にするな。殺風景な部屋が、華やかになる
のは大歓迎だ」
 酒も美味くなる。と大きく笑う。
 気配はすれど、殺気が全く無かった。だから彼女だと分かった。
 見れば、彼女は方卓の上に持って来た包みを取り外し、中にあった箱の蓋を開
ける。取り皿に幾つかの具をよそうと、桓魋の前に箸を添え置いた。
 その時、美味そうな肴の匂いと、祥瓊から微かに立ち昇った香りが、桓魋の鼻
を掠める。
「陽子がね。・・・貴方に差入れだって、いつもすとれす発散に、付き合って貰っ
てるからだって」
「ほぅ」
 珍しい。というより、普通こういう事は余り無いのだが。
「二人にばれたのよ」
 さらりと告げられて、手元の差入れを見やる。


189:桓祥宵濃艶歌
08/06/27 21:13:38 zQ0qHQte
 二人・・・。
 主上と、もう一人は、女御か。とすぐ思い当たる。
「ふむ、まぁ時間の問題だと思っていたが、早かったな」
 彼女は、ふふふと笑う。
「宮中では、特に女官の間ではこういう話は早いのよ」
 ふむ、と唸る。
 祥瓊は、方卓の四つある床几の、桓魋にとっては左隣に座る。
「折角の主上の計らいだ。頂くとしよう」
 酌をしようと、伸ばす祥瓊の手首を、右手で掴み軽く引き寄せる。
 きゃっ、と小さく上げた悲鳴が可愛らしい。
「祥瓊・・」
 見詰める桓魋の視線と、少し顔を赤らめた祥瓊のそれとがぶつかる。
「お前を、だ」
 先程、むくりと湧き上がった欲望を諌める気は更々ない。畏れ多くも差し入れ
られた主上からの肴より、味わいたいものが目の前に在る。
「・・・いいか?」
 桓魋の問いに、何が。とは祥瓊は言わない代わりに「聞かないで・・・」と
小さく答える。
 祥瓊にも、否やを唱えるつもりは無い。
 陽子が気を利かせて、堂々と桓魋と会える理由を作ってくれたのだ。久し振りに
彼と会うのに、まるで期待していないと言ったら嘘になる。
 祥瓊が身を寄せると、桓魋は祥瓊の両の太腿の後ろに左腕を回し、そのまま立ち
上がる。
 軽々と、子供を片手で抱き上げるような気安さで持ち上げられて、見た目は虎嘯
程大柄ではないのに、どこにこんな力があるのかと、毎度の事ながら驚かされる。
 大人しくされるがままに運ばれる先は、見慣れた桓魋の牀榻。
 室内は目に優しい明るさの灯火に照らされている。
 下ろされた先が牀でなく、床の上だったことに、祥瓊は少し戸惑う。
 そのまま祥瓊を放し、桓魋は榻に腰掛ける。
「脱いでくれ」

190:桓祥宵濃艶歌
08/06/27 21:17:51 zQ0qHQte
 その一言に、祥瓊が問い直す。
「脱がせては、くれないの?」
 悪趣味ね。と拗ねて見せる。
 苦笑して、桓魋が答える。
「破いてもいいなら、俺が脱がせるが?」
 つまりは、これでもかなり抑制しているのだと暗に仄めかす。
 やや瞠目して、それは困るわ。と苦笑される。
「もう、仕方ないわね。女の方から脱ぐのは、恥かしいんだから・・・」
 今までの相手なら、自ら脱ぐ事になんの抵抗も示さなかった。
 かつての慶での半獣の扱いは差別的で、半獣の自分の相手など、商売女の花娘
くらいなものだった。加えて桓魋自身、女をそれ程必要だとは思っていなかった。
 だが、もう何度も肌を重ねているのに、祥瓊は未だそういう恥じらいを見せる。
「最後の一枚は、俺が脱がせるさ」
 馬鹿・・・。と呟いて背を向ける。
 正面に向かっては、流石に恥かしいのだろう。
 質素だが、上質の布を使った襦裙。女史らしい相応の装いだが、祥瓊の美しさは
それに勝る。
 公主であった十三の頃を見た事は無いが、その時の可憐さは想像に難くない。
 先の峯王が、蝶よ花よと、着飾らせ持て囃していたのも、分からなくはない。
 数瞬躊躇いを見せるが、ややあって祥瓊は腰紐を解き、上着と共に近くの床几
の背に掛け置く。
 しゅるり、と衣擦れの音をさせて、一枚また一枚と同じ様に襦を脱ぎ掛け、
そして、小衫から覗く白い手が裙を取り払い、床几に置いた。
 とほぼ同時に、祥瓊は後ろから抱き竦められた。
 祥瓊から僅かに湯上り独特の匂いと、衣に焚き染めた香が香る。
「良い匂いだ。俺の為に湯を使って来たんだろう。・・・気付いていたさ」
 だから、これ程欲しいと気持ちが掻き立てられる。
 祥瓊は、回された腕に手を添える。
「貴方って、本当に目聡いわね」
 耳元の囁きに、擽ったそうに祥瓊が肩を竦める。
 この場合鼻が利くと言った方が正しいのだろうか。ちらりとそんな言葉が脳を過るが、
この際、そんな事は取るに足らない。
 微かに湿った祥瓊の髪は、いつもより艶を増している。

191:桓祥宵濃艶歌
08/06/27 21:22:18 zQ0qHQte
「あっ・・ん」
 傾けられ露になった項に、唇を寄せる。しっとりとした肌。
 そして、胸の膨らみに両手を這わせる。
「っ桓魋・・」
 武将たる桓魋の手は、肉刺などとうに潰れ、繰り返し潰れたそれは硬い胼胝に
なり、指の腹や掌はゴツゴツとした分厚い皮で覆われている。
 祥瓊の肌は、白く、軟らかい弾力が手に吸い付くような感触がする。
 初夜の時など、力を入れ過ぎると、容易くこの柔肌へ擦り傷を作ってしまいそうで、
怖かったものだ。手を首に回すと、余りの細さにぎょっとした。片手でいとも簡単に
縊り殺してしまえるではないかと思えた。
 そういえば、この娘を助けたあの時も、手首の細さと軽さに驚いたものだったな。
と思い返す。
 痩せた体は、女史となってからは栄養状態が良好なのも手伝ってか、今は丁度良い
ふくよかさを伴なっている。もう少し肉付きが良くても好い位だ。
「あ・・んっ」
 耳朶を甘噛みし、息を拭き掛けると小さく仰け反る。
 小衫の上からでも分かる、胸の膨らみから飛び出すように勃った乳首に、その周りを
指で円を描き、擦り、爪弾く。
「はぁっ、あん」
 無骨な手で直に捏ね上げては、傷をつけてしまう。敏感なところなのだ。それよりも
薄布一枚隔てた方が、逆に祥瓊の感度が良い事を発見していた。
 案の定、身を捩り仰け反り、しな垂れ掛かって来る。
「あっ、桓魋・・・っ」
 熱を帯びた溜め息の漏れる薄紅の唇を、深く割って味わう。
「っあ、んんっ・・ぅんっ・・」
 桓魋の舌の動きを、祥瓊の舌が慣れた様に追いかける。
 祥瓊の着崩れ肌蹴た小衫が、肩からするりと落ち、臍から上半身の素肌が露に
なる。
 意図的にというか、なるべくして為った艶姿に、桓魋は正面に反転させると、
祥瓊の胸に口付ける。
「あんっ・・・」
 待っていた感覚の一つを与えられ、祥瓊が甘い声を発し大きく仰け反る。

192:桓祥宵濃艶歌
08/06/27 21:27:28 zQ0qHQte
 両の胸を交互に吸われ、舌で突付かれ転がされる。感じ易い乳首を、じっくりと
舐められ弄り回されて、徐々に膝の力が抜けていく。
 多分、桓魋が腰を支えていなかったら、その場に崩れ落ちただろう。
 頭に回された祥瓊の腕が、小刻みに振るえているのを桓魋も気付いている。
 空いた片方の手で、祥瓊の柔らかな尻を撫でる。
 祥瓊が、膝を微かに擦り合わせ始めた事を見て取る。
 一頻り感触を確かめると、小衫の合わせを割る。
 胸への愛撫を止めず、膝の少し上の太腿の内側を撫で上げる。
 必死で閉じている両脚だが、そこが女体の妙というところか、上手い具合に内股
には隙間がある。
「あ、そこっ・・・は・・・ぁ・・は・・んっ」
 茂みの中の、肉襞の割れ目に沿って数度摩ると、染み出した清水が指先を濡らす。
 水と言うにはねっとりとし過ぎたそれは、蜜の様に指に絡まってくる。
「もうしっかり、濡れているな」
「あっ、ああんっ・・・」
 指先に触れる小さな突起を撫でると、祥瓊の身体がビクッと跳ねる。
 その反応の良さに、ふっと笑い、桓魋がその奥の花弁に、クイっと指を差し入れる。
 指を根元まで入れ、掻き回す。
「・・はぁ・・・ああっ・・・あっ・・・んっ」
 中指とはいえ、太い筋張った指は祥瓊の花弁を刺激するに十分だった。
 奥の薄い襞を、内側を擦られ、奥から次々と雫が垂れる。
 祥瓊が、弾む息の下から、途切れ途切れに告げる。
「・・・硬いモノが・・・当たって、っるんだけどっ・・」
 何かしら?
 と、薄っすらと瞼を開け、紫紺の瞳が少し挑戦的に桓魋に問う。
 おや、と惚けた様に答える。
「ああ、やんちゃ坊主でな、落ち着きがないんだ。どうすれば大人しくなるかねぇ?
女史殿」
 全く、と祥瓊が少し苦笑する。
「もう、仕方ない・・わね」
 そう、欲望に正直で仕方の無いヤツなのだ。

193:桓祥宵濃艶歌
08/06/27 21:32:32 zQ0qHQte
 くっくっく、と笑って桓魋が、祥瓊の左膝を持ち上げる。
「えっ・・桓・・魋っ、このまま?」
 何をしようとしているのか察して、驚いた様子の祥瓊を尻目に、問題無い。
と桓魋は腰を押し入れる。
 性急に過ぎるかとは思ったが、己の欲求に抗えなかった。
「はぁあっ・・あっ・・んっ」
 祥瓊も同じだったのだろう、悦びの啼き声を張り上げる。
 それでも祥瓊には、身の内に入ってしまった事より、こんな体勢で繋がる事が
信じられなかった。
「牀がっある・・のにっ・・・」
 と少し拗ねた祥瓊に、不適に笑う桓魋がいた。
「・・まぁ、みてな・・・っ」
「・・・あああっ・・・・あっ・・・」
 ぐいっと、思い切り突かれて、祥瓊が悲鳴を上げる。
「ああっ、はぁっん・・」
 繰り返される律動と衝撃に、自分を支えているのは桓魋のモノだけではないか、
と錯覚してしまいそうだった。
「んっ・あっ・・すごっいぃっ」
 右足一本で立ったまま、串刺し宜しく貫かれ、突き上げられる度に、その反動で
爪先立ちになってしまい、時には小さく宙に浮いてしまう。
 己の体重と、桓魋の突き上げる力の相乗作用で、身体の中の奥、そのまた最奥に
まで当たってしまう。
 これ以上は無いという結合に、祥瓊は溜め息とも喘ぎとも言えない、嬌声を発する。
「桓・・魋っ・・・ああっ」
 いつも己が振り回す鉄の得物に比べたら、女の身体の何と軽いことか。
 細い腰は優美な括れと曲線を見せ、反らせた背中に揺れる紺青の髪が、桓魋の腕を擽る。
 恵州候が好きだと言っていた祥瓊の歌を聴いた事はないが、この艶やかで淫らな啼き声は、
自分以外の誰一人として知る者はいない。
 それで十分だと思う。
「元公主様に、このような霰も無い姿をさせ、申し訳ないが」
 優越感に、人の悪い笑みを刻む。

194:桓祥宵濃艶歌
08/06/27 21:37:26 zQ0qHQte
 申し訳程度に、腰でなんとか引っ掛かった、白い小衫の紐を解き、床几に放る。
 一糸纏わぬ、白く艶かしい全裸体が晒される。
 が、祥瓊には既に、それに構っていられる余裕が無かった。
「はっ・・ああっ、もぅ・・だめっ・・・よっ・・」
 桓魋の肉棍がいつもより深く、苦しい姿勢により狭まった肉壁を、容赦無く擦り上げ
突き上げる。
「だめっ・・桓魋っ・・」
 立っていられない程膝から力が抜け、桓魋の首に噛り付く様に、しがみ付く。
「あっ、ああっ・・んんっ・・・はぁっあああっああ」
 背中が反り返り、両の足の甲がこむら返りの様に、ぎゅっと伸ばされる。
 祥瓊の身体は、完全に床から離れていた。達したと同時に、祥瓊の肉壺が一層
強く締め付け、そしてほぼ同時に桓魋は己をそこへ注ぎ込んだ。
「祥瓊っ」
 祥瓊の内壁は、ヒクリヒクリと桓魋を締め上げ、迸る体液を搾り取り、飲み込んで行く。
 お互いの荒い息が治まりきらぬ内に、桓魋が祥瓊から己を引き抜く。
「ぁ・・んっ・・」
 乱れた息で凭れ掛かる祥瓊の、だらりと弛緩し投げ出された右脚の内側に、白濁した
体液が膝まで流れ落ちる。
 扇情的なその様に、祥瓊の恍惚の貌に、再び情欲が湧き上がる。
 そのまま祥瓊を牀に運び横たえると、乱れた己の被衫を脱ぎ捨てる。
 先程までは、胸元が覗く程度にしか見えなかった、桓魋の身体。
 祥瓊はその露になった雄々しい身体に、視線をゆっくりと移動させ暫し見惚れる。
日に焼けた肌、厚い胸板、逞しく太い腕、見事に割れた腹筋、そして・・・。と、
そこで思わず視線が釘付けになり、祥瓊は熱い吐息を漏らす。

195:桓祥宵濃艶歌
08/06/27 21:42:53 zQ0qHQte
 達したばかりなのに・・・。
 桓魋は、陶酔の表情を浮かべる祥瓊の視線が、己の中心で止まり、その紫紺の
瞳が揺らめくのを見止めた。
 桓魋は薄く苦笑しながら、祥瓊に覆い被さった。
 今宵はどれだけ求めても、求め足り無い。
 そんな予感がした。



「時折り、怖くなる」
 仰向けになり、己の胸に伏せ凭れ掛かった祥瓊の、柔らかな髪を撫で梳きながら桓魋が呟く。
 何が?と祥瓊が気だるそうに、潤んだ紫紺の瞳で上目遣いに聞いてくる。
 一頻り、お互いの身体を貪り合った恋人同士は、日頃中々会って話せない時間を補う様に、
語らいの一時をゆったりと愉しんでいた。
「今の地位にトントン拍子で就いて、おまけに元公主のお前と、こうしてるんだからな」
 怖くもなる。と桓魋は軽く笑う。
「元公主と言っても、大した者じゃないわ。特に私は・・・公主だった事が、恥かしくて
仕方ないわ。今も私は、祖国の民に疎まれているんだもの。そんな元公主なんて・・・」
 知っているくせに、と祥瓊が目を伏せる。
 祥瓊は、高慢さと角の取れた今の自分が、どれだけ美しく気高く見えるのか知らない。
内面から光り輝く魅力が、どれ程のものなのか無自覚でいる。
「俺は、明郭で会ってからのお前しか知らないし、公主であった事実しか知らない」
 過去なぞ知らん、今のお前が好いのだ。と微笑む。
「鹿林園でも皆の羨望の的だった。今も宮中では、高嶺の花なんだぞ」
 鹿林園と聞いて、懐かしそうに祥瓊が目を細める。
「あの頃から私は、今の私になれたんだもの。・・・貴方にも助けて拾って貰って、
本当に感謝してるわ」
 楽俊にも、という言葉は飲み込む。
 こんな時に、別の男の名を出すのは無粋だと分かっているから。

196:桓祥宵濃艶歌
08/06/27 21:47:07 zQ0qHQte
 桓魋は、「貴方にも」という言葉に引っかかる。そして、「ああ」と得心が
いく。主上の言っていた楽俊という鼠の半獣のことだろうと。自分も祥瓊も彼が
いなければ、今の自分は無いだろう。恩人なんだと、懐かしそうに語っていたな。
「雁の御仁にも、世話になったんだろ。主上が仰っていた」
 雁の、との言葉に少し驚く。
 敢えて言わなかったのに、何故。と思ったが、すぐに思い至る。
 言わずとも察してくれるのが、この桓魋という男なのだと。気にならぬ訳は無い
だろうに、本当に懐が深い。
 半獣と生まれた者は、差別され虐げられ蔑まれる。なのに、何故こうも皆優しく
思いやりに満ちているのか。
 人生の恩人とも言える人物が幾人かいるが、その三割が、元々それ程多くない
半獣であるというのは、すごい確率だと言えよう。
「つくづく半獣に縁があるんだな」
 桓魋の少し自嘲めいた言葉。
 即座に祥瓊は、自分を卑下しないでほしいと思い語る。
「陽子が言っていたわ。「個々の能力は高く、人より抜きん出ているのに、
半獣というだけで、差別して貶めるのは愚の骨頂だ」「麒麟の如く転変出来る
のは、その証拠じゃないか、素晴らしい事だ」って」
 自らも身分に重きを置かず、人となりと能力が有れば、家柄や生い立ち等、
一切構わず登用して行こうというのが、現景王赤子だった。御蔭で、出自や
身分を尊ぶ者達に、敵の多いこと。
「そこまで持ち上げられると、むず痒いな」
 一時は女王の短慮に落胆したが、今では忠誠を尽くすに足る御方だと思っている。

197:桓祥宵濃艶歌
08/06/27 21:52:06 zQ0qHQte
「ああ、麒麟と言えば。最近頓に、景台輔に見詰められてるような気がするんだが・・・
何か、仰りたい事でもあるのだろうか」
 そういう事には疎いのね。と可笑しそうにクスクスと祥瓊が笑う。
「見詰めてるんじゃなくて、睨んでらっしゃるのよ、多分」
 は?
 と腑に落ちない様子の桓魋に続ける。
「陽子の仕合の相手を、してほしくないんじゃないかしら」
 主上との仕合に、台輔が反対されているのは知っていたが、今まで特に何を言わ
れた事も無かった。
「・・・いやぁ、それは俺だって、したくてしてる訳じゃないんだが、主命だから、
なぁ」
 実際、賓満憑きの主上と、怪我をさせないよう打ち合うのはしんどいのだ。
「貴方、結構本気で陽子の相手してるでしょ」
「しなきゃ、こっちの身が危ないからな」
 本体の技量や筋力体力が上がれば、賓満が憑依した時、益々手に負えなくなる。
 全くの素人ですら、訓練された兵士にも勝る。主上が徐々に基本を踏まえ、剣技の
腕が上がったなら・・・このまま後数年もすれば、自分でも相手は難しくなるのでは
なかろうか。
「だからよ」
 訳が分からない。
「わざと負けろってことか。それをすると、主上は怒るぞ」
「違うわよ。本気で仕合すれば、鍔競り合いや打ち込みで・・・」
 祥瓊は言いながら、桓魋の手首を掴む。桓魋の掌を本人に向けて、指差す。

198:桓祥宵濃艶歌
08/06/27 21:56:19 zQ0qHQte
「・・・こんな風に、肉刺や胼胝が出来ちゃうでしょ」
「ここまで、なるとは思えないが・・・」
「でも、陽子は女の子なの、女王なの。すべすべで軟らかい手をしていてほしい
じゃない。それが当たり前なのよ」
「・・・まぁな」
「鈴だって言ってるわ。ただでさえ、着飾らせて貰えないんだから・・・。
 氾王の様になれとは言わないわ。なってもらっても困るもの。
 だた、女王なら御璽より重い物なんて、持ったことが無いってのが本当でしょうに、
陽子ったら」
 事実、公主の自分は箸否、扇子より重いものは持ったことはなかったのだ。貴婦人
としての振る舞いを、中々してくれない陽子に、祥瓊以下女官達は皆、苛立ちを隠せない。
 徐々に熱くなる声音に、これはやばい、と桓魋の顔が引き攣る。
「そ、そうだな。俺もなるべく、用事を作って逃げるようにはするよ」
 そうして頂戴。と祥瓊が詰め寄る。
 臣下として、嘘をつく事は感心出来る事ではない、ましてや命に従わない等許さ
れる事ではないが、この件に関してだけは、皆が自分を含め同意見なのだからと、
自分を納得させる。
「臣下の最たる台輔なら、主上の命を無下に出来ない事は御存知だろうに、俺を
睨まなくても、御自分で主上に・・・」
「陽子が聞き入れないから、だから貴方の方からそれとなく断わって貰いたいのよ」
 台輔にも出来ない事を、俺にやれと言うのか・・・。
 桓魋が唸る。
「それにこのままいって万が一、もし陽子にほんの少しでも怪我させたりしたら・・・、
そんな時に、台輔は陽子に近付けないのよ。それは御気の毒だわ」
 ほう、と祥瓊は同情の色濃い溜め息を付いて、己を見詰める桓魋に、「そうでしょう?」
と意味有り気な微笑みを向ける。
「・・・・・・それは、つまり・・・」
 そういうこと、なのか。
 万が一にも、怪我をさせるなどありえないが、衣の裾を多少引っ掛けたり、髪を
数本散らせた事はあった、かもしれない、否あったと思い出す。
 台輔の氷の無表情を思い出して、背筋が寒くなるような感じがした。

199:桓祥宵濃艶歌
08/06/27 21:59:38 zQ0qHQte
 仕合する破目になっても、怪我だけはさせないよう細心の注意を払おう。今一度、
心に誓う。
 そんな事を考えての仕合では、主上は怒るかもしれないが、こればっかりは多数の
者達の平穏の為と、様々な思惑もあり許してもらうしかない。
 それを気取らせる気は毛頭ないが。
 仕事より、そっちの方が気疲れしてきつそうだ。
 まぁ、確かに俺でも嫌だと思うだろう。
 祥瓊が、大の男と打ち合いしている様など、想像したくもないし、見てなど居られ
ないだろう。
 柔らかなこの手が荒れる事もさせたくはない、ましてやこの白い滑らかな肌に怪我など
・・・許せるものではない。
「どうしたの?」
 考え込む桓魋を、祥瓊が覗き込む。
「いや、お前が女史で良かったなと、な」
 掴んだままの祥瓊の手を、ゆっくりと剥がし、引き寄せ、にやりと笑う。
 不穏なものを感じ、祥瓊が小さく暴れる。
「えっ、嘘っ、ちょっと待っ・・さっきまで、あんなに・・・」
 皆まで言わせず、唇を塞ぐ。息を全て吸い取る様に貪る。
「全然、足りない」
 猛る腰を押し付けて、不適に笑う。
「貴方っ、体力が・・有り過ぎるのよっ」
 呼吸が跳ねていくのに抵抗するように、祥瓊が軽く怒ったような声を出す。
「褒め言葉として、受け取っておく」
 桓魋は、祥瓊の白い首筋に、胸に、口付けを落としていく。
 この肌に在って許せるものは、己の唇の朱い跡だけだ。
 二人の身体が絡み合う。
 今宵、幾度目とも知れない交わりが、部屋の湿度を増し、牀榻をしっとりとした
空気で包んでいく。
 長い夜が、更けていく。

200:桓祥宵濃艶歌
08/06/27 22:03:29 zQ0qHQte
 朝議が終わり、内殿で冢宰浩瀚との打合せ話も済み、桓魋は殊の外、機嫌良く
廊屋を歩いていた。
「桓魋」
 と背後から呼び止める声に、ぎくりとする。
「し、主上」
 やや引き攣りながら振り返れば、あちらは機嫌良さそうにこちらに近付く。
 ほっとしたのも束の間、桓魋は陽子の後ろに台輔の姿を認めて、二度ぎくりとする。
 昨夜の祥瓊との会話が蘇る。
 拱手をしながら、まさか、仕合しろと仰るんじゃないでしょうね。と桓魋の顔が引き攣る。
 いやいや、今日はご機嫌麗しく居られる様子、その心配はなさそうだ。
「昨日の差入れは、どうだった?」
 その問いに軽く胸を撫で下ろす。
「はい、大変美味しく、頂戴致しました。主上には御礼の言葉も御座いません」
 二重の意味を込めて微笑む。
「そうか」
 と、陽子まるで気付いていないようだった。
「ああ、暫らく仕合は無しだ。お前が自分の時間を少しでも多く持てるようにしない
とな。今まで気付かず悪かったな、心置きなく仕事に励んでくれ」
 にっこりと微笑みながらの言葉に、桓魋は、ほっと溜め息を漏らす。
 主上に、祥瓊との関係を知られたのは、ある意味良かったのかもしれない。
 仕合をせずともよくなったではないか。
「それは有難き幸せ。職務に邁進致します。それでは」
 もう一度拱手したその時、景台輔が小さく安堵の息を吐くのを目の端に捉えた。
 しかし、この主上とあの台輔が・・・。
 待てよ。と思い至る。
 この御二人が喧嘩でもなさったら・・・、事実未だ云い合いは絶えないのだ。
その皺寄せは多分、いや確実にまた自分に来るのではなかろうか・・・。
 踵を返し、歩き出す桓魋の顔が、複雑に変化したのであった。

201:名無しさん@ピンキー
08/06/27 22:05:09 zQ0qHQte
 終わりです。

 桓魋の力持ちさん♪ウフッ 月渓がテクなら、桓魋は愛と時間と体力があるさ~。
(と言ってもこの祥瓊は月渓には抱かれてない設定です。)
 「気は優しくて力持ち」は、私の理想。

 もうちょっと練り込みたかったのですが・・・、慌てて編集したのに加え、
こんな平凡な展開ですみませぬ。(汗

202:名無しさん@ピンキー
08/06/27 22:05:53 zQ0qHQte
 終わりです。

 桓魋の力持ちさん♪ウフッ 月渓がテクなら、桓魋は愛と時間と体力があるさ~。
(と言ってもこの祥瓊は月渓には抱かれてない設定です。)
 「気は優しくて力持ち」は、私の理想。

 もうちょっと練り込みたかったのですが・・・、慌てて編集したのに加え、
こんな平凡な展開ですみませぬ。(汗

203:名無しさん@ピンキー
08/06/27 22:07:27 zQ0qHQte
 終わりです。

 桓魋の力持ちさん♪ウフッ 月渓がテクなら、桓魋は愛と時間と体力があるさ~。
(と言ってもこの祥瓊は月渓には抱かれてない設定です。)
 「気は優しくて力持ち」は、私の理想。

 もうちょっと練り込みたかったのですが・・・、慌てて編集したのに加え、
こんな平凡な展開ですみませぬ。(汗

204:名無しさん@ピンキー
08/06/27 22:09:44 zQ0qHQte
ギャー;; ごめんなさい。固まったので書き込み何回もしちゃってorz

205:名無しさん@ピンキー
08/06/27 22:09:56 3mOrWQvh
重複しとるでーwww
ともかく乙!もしかして前スレかで景陽投下してくださった方かな?
あなたの描写好きです。また時間があったら投下おながいします。

206:名無しさん@ピンキー
08/06/27 23:09:16 ViB6xw5r
きたわ! GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

207:名無しさん@ピンキー
08/06/27 23:12:32 ViB6xw5r
連投ごめん >>170も投下してあったんだ! 二日間いなかったもので

こちらもGJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

208:名無しさん@ピンキー
08/06/27 23:39:01 W6+CUP/T
>>170
GJ。いつも(?)ありがとうございます。
しらふな自分から、本当に感謝の言葉。ストーリーが切ない。泣く。
筆がお早いようなので、また投下してくれる事を希望。
そして>>187氏もよく落としてくださった。この板にエロのみを求めている訳ではないので
こういうストーリーはうれしい。熊と仲良くなったきっかけとか書いてくださると萌える。

でも>>170氏、「ばいばい、楽俊」は嫌だ。続き、求む。

209:名無しさん@ピンキー
08/06/28 00:57:21 oQSJ9fqF
GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!
ありがとうございましたーーーー

210:名無しさん@ピンキー
08/06/28 06:04:24 15bK2SM7
>>170
久々の陽x延、すごく良かったです。また作品期待してます!

211:名無しさん@ピンキー
08/06/28 09:47:44 xAy6F/FS
>>170
>>186

乙悦であります! GJであります! 感謝感激雨霰であります!

212:名無しさん@ピンキー
08/06/28 21:33:46 dShp1jhP
「え、延王やめて。そんなとこ舐めちゃだめぇ。そこはおしっこするとこなの。きたないよお……」

…と、陽子は泣きながら言ったが・・・












延王は便器を舐め続けた。


213:名無しさん@ピンキー
08/06/28 23:23:27 yoHVdRR2
言っても止めない尚隆にだんだん腹が立ってきた
ブチ切れた陽子は尚隆の頭に思いっきりのケリを入れ
尚隆の頭を便器に叩き込んだ

214:名無しさん@ピンキー
08/06/28 23:28:37 QVDywIWP
続くなwww

215:名無しさん@ピンキー
08/06/28 23:53:54 27+0CEsP
麒麟の性別とその呼び名(復習です)

雄「キ」
雌「リン」














































おかま「キン」
おなべ「リキ」

別に作品投下の予定はありません


216:名無しさん@ピンキー
08/06/29 20:38:24 gIgmkvln
不覚にもわろたww 何だかくやしい

217:蒿里
08/07/04 00:32:44 7z8AuxPZ
驍宗さま李斎のエロはまだですか?

218:名無しさん@ピンキー
08/07/04 02:15:18 74eDAJLX
おいこら出歯亀www

219:1
08/07/04 08:36:14 wb/JBzs/
>>217
とりあえずこれでしのいでくれ
驍李前提の要李でふざけ過ぎたが後悔していない
※要が変だから注意してね。ちなみに戴が復興した妄想設定だよ。

***


「…や、やっぱり駄目だよ」
 僕は目の前に佇む彼女から目を逸らしながらそう答えた。佇むという言い方は
ちょっと間違っているかもしれない。正確に言えば彼女は今、臥牀に仰向けに
なった僕の上に跨り、戸惑う僕の顔色を窺っている。


 突然のことだったんだ。いつもの様に慣れない政務でくたくたになった身体を衾褥に横たえ、
その日にあったことを思い返しながら眠りにつこうとしていた。そう、例えば僕が
こっそりと憧れて止まない李斎のこととかね。
 李斎とは僕がこちらの世界に来てから程なくして出会った。子どもの時からの
付き合いだからもう何年になるのかな。その間色々事情があってずっと離れ離れ
だったんだけど、半年ほど前に再開してね。蓬莱に戻っていた僕を救う為に奔走して
いたらしいんだ、自分の利き腕を失ってまで。僕はそれだけでも彼女に報いる為に
一生懸命国を再興しようって思ったよ。分かるだろう?守るものがある方が人間
(あ、僕は麒麟だったね)強くなれるんだから。
 それでね、再会した時の李斎、びっくりしたなぁ。何に驚いたかというと、まず彼女が
女性の服を着ていたんだ。いやいやいや、当然じゃないかって意見は却下ね、
とりあえず既刊を読んどけ。男装の姿しか知らなかったものだから、細やかな刺繍の入った
絹織物も整えられてほんのり色の付いた指先も凄く新鮮に見えたんだ。
これに関しては本当に中嶋さんGJ!だよ。さすが胎果の女王は違うね。
でもこれが僕の李斎に対する複雑な思いを呼び起こすきっかけになってしまったんだ。

 確かに子供の頃だって僕は李斎のことが大好きだった。彼女が王様だったら、
って思った位だ。でもその時の「好き」と今の「好き」は何だか違うものの様に感じたんだ。
上手く説明できないけれど、多分違う。
 これが恋なのかな、なんて思ったけど、考えてみれば僕は今まで恋なんてしたことが
なかったから分からないし、李斎のことは昔から知っているからそういうものじゃないと思っていた。
 でも例えば何気なく発せられる言葉とか、振り返り際に揺れる長い髪の毛とか、
皮甲の上からでも分かる見事なスタイルとか…、とにかく李斎のことを一人の女性として
意識するようになっていたんだ。


 そして今、当の李斎本人が僕の目の前、いや、僕のお腹の上にいる。どういうことなの?
それはこっちが聞きたいくらいだよ。
 でも僕は知っていた。それは李斎が彼女自身の意思ではなく、主上に命じられて
そうしているだけということを。

220:2
08/07/04 08:37:22 wb/JBzs/

 主上は間違いなく僕の李斎への気持ちに気付いていた。男同士の妙なライバル意識みたいなものかな。
普段は至極まっとうで尊敬出来る自慢の主上なんだけど、李斎のことに関してはなんだか
邪険にされている気もしないでもないんだよね。そうでなくとも自分の恋人が他の男と
仲良くしていたらあんまり良い気持ちはしないよね。あ、主上と李斎はそういうことなんだよ。
深くは追求しないでね。っていうかしたくない。その辺の男心は分かって下さい。
 でも何を思ったのか主上の方から李斎を今夜僕の方に遣したらしいんだよね。
きっと主上のことだから童貞の僕の筆おろしを李斎にさせようって魂胆なんだろうけど、
正直余計なお世話だよ。男として最大の屈辱じゃないか。悔しい。なのに身体が動かない。
 その気になれば、本気で抵抗すれば、李斎ならこんなくだらないことは止めてくれるかもしれない。
でも布越しに触れる彼女の熱に僕の身体は完全に参っていた。
「や、やめよう、李斎。こういうのは…良くないんじゃないかな」
 僕はようやく声を絞り出してその言葉を口にした。正直なところ本音半分嘘半分というところだった。
僕の心と下半身はこれ以上李斎の誘惑に勝てる気がしなかった。
彼女の腰を掴みかけた両手をなんとか衾褥へ押し沈めて、僕は嵐が過ぎ去るのを待った。のだが。
「…私が主上に叱られてしまいます」
 そう言って李斎は恥ずかしそうに俯いた。普段の抑揚の聞いた心地良いアルトとは異なって、
女性特有のしっとりとした色気を含んだ囁きに僕はゴクリと息を飲んだ。
 何かが吹っ飛んだように感じた。チクチクと痛む淡い胸の記憶など、かろうじて精神を
保ち続けていたプライドなど、一気に飛んでいった。とどめは僕の肌を伝わる彼女の指が、
僕の首筋から貧弱な胸板を撫で、それから腹部を伝って、最も触れて欲しくない箇所に添えられたことだった。
 完全に僕の負けだ。言葉では否定しながら身体は正直に反応していた。ただ身体が
密着していただけだった。李斎の指がそこに触れただけだった。それだけなのに僕の
身体はかつてないほど興奮して収まる気配を見せなかった。
 李斎は安堵したように微笑むと、そこに触れた指を次第に大きく動かしていった。
その塊を包み込むように、優しく、ゆっくりと。誰にも触れられたことのない箇所を、
しかも密かに慕っていた女性に触れられる快感は、僕に羞恥心以上の幸福感をもたらした。
李斎の手の動きに釣られるように熱く固くなる僕の分身は、さもそれが僕の本心を
むき出している真の自分の欲望の様に思えた。
 僕はもう何も考える余裕はなかった。終いにはこれが服の上ではなく、直接触れたら
どんな感覚なのだろう、手ではなく彼女のふっくらとした桃色の唇だったら、…と、
よからぬことまで考えるようになってしまった。そんな状態だったから呆然とする頭で
何気なく顔を上げたら、李斎と目が合ってしまった。
 李斎は、きっと僕を安心させるためだろう、小さく笑んで自分の夜着の帯を解き始めた。
僕は一言も発せぬままその様子を見ていた。帯が解かれて開いた襟元から女性特有の
ふっくらとした乳房が姿を見せた。惜しむらくはこの部屋の暗さだ。もう寝ようと思っていたから
灯りなんてつけていない。差し込む月明かりは薄く、僕の方からは逆光になってしまい
李斎の表情すら目を凝らさないと良く分からない。けれど暗闇に浮かび上がったくびれの
通ったシルエットは、下手にそのものを凝視するよりも僕の妄想を掻き立たせ、僕は激しく興奮した。
なくした右腕の影すらどこか扇情的で彼女を抱きしめたい欲求に駆り立てるだけだった。
 僕はとうとう自分の欲望を押さえつけることが出来ずに、彼女の身体に手を伸ばした…


あとは>>217の脳内補完でヨロ!

221:名無しさん@ピンキー
08/07/04 15:18:57 7z8AuxPZ
GJ!!!!!!

まさかの要李!!!
蒿里になりすましてまでマダーしてよかった!!!

222:名無しさん@ピンキー
08/07/04 21:14:58 GrI1rsB3
おおっ 投下乙! でもつづき熱烈ギホン

223:名無しさん@ピンキー
08/07/04 23:16:12 IYAjHwkf
つづき! つづき! つづき! つづき! つづき! つづき! つづき! つづき! つづき!

224:3/要李続き
08/07/07 23:26:47 eVUvkpdc
続き考えてなかったから急いで書いてみました。
↓ドゾー

***

 伸ばした手の先にあったのは李斎のくびれたウエストだった。丁度彼女の腰の辺りに手を置いて、
それから身体のラインを確かめるように若干汗ばんだ手の平を下から上へ移動させた。
 初めて触れる李斎の胸は言葉にしようのないほど柔らかかった。ちょっとでも力を入れると
壊れてしまいそうな気がして、僕は緊張のせいもあっておっかなびっくりしながら掴む弾力を堪能した。
僕の下半身と同じ様に固くなった彼女の乳首をこりこりと摘みながら撫で回すと、その動きに
呼応するように李斎は今までに聞いたことがないくぐもった声を漏らした。
 李斎の喘ぎが増えるにつれて僕の興奮もまた一段と大きくなっていった。すっかり腫れ上がった
股間の一物が痛い。またがまん汁が噴出していた。はやくこの状況を何とかして欲しい。
そう思った僕の思いを察したのか、李斎は僕の手を取ってそのまま甲に向かって口づけ、
それからゆっくりと顔を下ろしてその唇を僕のものと重ね合わせた。
 不思議な感覚だった。初めて体験するキスというものは想像していたよりもずっとあっけなく
終わってしまった。触れた李斎の唇があんなに柔らかいものだったなんて知らなかった。
味がしないことにも驚いた。身体は相変わらず暑くて仕方が無いのだが妙に落ち着いてしまって、
僕は李斎の胸を触りながら繰り返し与えられる彼女からの口づけに身を任せていた。
 やがて李斎の腕が僕の夜着の帯にかけられた。肌蹴た胸板に李斎がまた唇を落としていった。
なんだか良い匂いがする。服を脱がせられている間、僕はぼんやりと李斎の様子を眺めていた。
 僕の体中にキスをした李斎はそれから身体を沈めていって、先ほどからがちがちに固まっている
もう一つの僕の意識に指をあてた。先端から我慢できずに溢れた透明の液体が李斎の指に絡みついた。
僕はそれをどこか申し訳なく思いながら、少しだけ体温の低い彼女の細い指が直接僕のそこに
あてがわれていることにささやかな幸福を感じていた。
 正直なところこの時点まで僕の心には迷いがあった。確かに僕は李斎が好きだ。それは以前のような
子供っぽい無条件の好意ではなく、れっきとした一人の男として彼女が好きだ。だからこそ、こんな形で李斎に
こんなことをさせていいのか分からなかった。だって李斎は主上のことが好きなんだよ。二人は隠している
つもりかもしれないけど僕だってそれくらい分かるよ。なのに主上は李斎になんてことさせるんだ。
李斎も嫌なら嫌だって言えばいいのに。いやいやいやもしかして僕のことも好きだったりするのかな、
なんて馬鹿なことは考えない。僕だけズタボロじゃないか。大人たちの考えることは良く分からない。
「…台輔、お嫌でしたらそうおっしゃってくださいね」
 李斎が僕の男根を擦りながらそう言ったものだから、僕はぎょっとした。何から何まで李斎に
見透かされているのだろうか。辛うじてしぼりだした「そんなことないよ」は李斎の指から与えられる
快感のせいで上手く言葉にできなかった。
 心も身体も限界だった。止めを刺したのが李斎の唇だ。正確に言えば今まで彼女の指が添えられていた
箇所に李斎は徐に舌を伸ばし、いきり立った半身の筋に沿って丹念に嘗め回した後、顔面を覆い被さるように
ビクついた半身を咥え出したんだ。
 ……びっくりした。こんなに気持ちの良いことがこの世にあるのかって思った。
 李斎に咥えられた衝撃でびんびんに張り詰めていた僕の男根は欲望を抑えきれなかった。早い話が
射精してしまった訳だけど、李斎に声を掛ける間も無く達したものだから、飛び出した僕の精液が彼女の
顔やら身体に付着してしまった。おろおろしながら謝る僕に笑顔で宥める李斎は、さすがに年上のお姉さん
といった感じで自分の身に付いた白濁の液を丹念に舐め取っていた。僕は射精時の快感よりもそうやって
僕の精液を処理する李斎の姿を見てどうしようもなく恥ずかしくなり全身火照る程真っ赤にした。
 けれど恥ずかしいやら情けないやら申し訳ないやらですぐにでも李斎の前から姿を消してしまいたい
僕の心とは裏腹に、鬱憤した欲望を放った身体は次の快楽を求めていた。精液を舐め取る李斎の姿が
妙に色っぽかった。僕は自分でも驚くほど勢い良く起き上がり、そのままのスピードで李斎を衾の上に押し倒した。
  

225:4
08/07/07 23:30:46 eVUvkpdc
 突然の僕の行動に李斎は驚いている様子だった。目を見開き口をポカンと開いて目の前の子供の行動を
必死に理解しようとしている様だった。僕は夢中で李斎の唇にキスをして、先ほど李斎が僕にしてくれたように、
思うままに彼女の身体にキスをした。
 李斎以上に僕自身の方が驚いていたのかもしれない。きっと普段だったらこんなことはしない。精々食事に誘ったり
贈り物を贈る程度だ。僕が李斎に対してする行動はそんなものだった。でもいつからかこの肌に触れてみたい、
唇に、胸に、腰に触れて、抱きしめたいと思わなかったと言えばそれは嘘なんだと思う。だって今、こうして僕の
腕の中にいる李斎の身体に触れて、僕は泣き出してしまいそうな程感動していた。キスをして、それからぎゅっと、
小さい子供がお気に入りのぬいぐるみを抱くように李斎の身体にしがみ付いて、この感触が現実のものだと確認した。
 すごいんだ、李斎の身体。胸やお尻だけじゃなくって身体全体が柔らかい。直に抱きしめてみれば皮甲姿からは
想像出来ないほどほっそりした身体だった。隻腕になって思うように運動できなくなってから肉が落ちたとは本人の
口から聞いていたけれど、でもそれは服の上から見れば少し痩せたかな、程度の変化で、こうして至近距離で
触れてみて初めて僕は李斎がかつての李斎ではないことをまざまざと思い知らされた。
 李斎は何も言わずに僕の背に回した左腕で男にしては華奢な僕の身体を抱きしめてくれた。僕は李斎に掛ける
言葉がみつからなかった。もしかしたら李斎は僕が思っていたことを分かっているのかもしれない。言葉の代わりに
僕たちは長く深いキスをした。何度も舌を絡めて、獣同士が傷ついた身体を舐め合う様に。
 そのまま李斎の悲しみも全て、僕に移してくれればいいのに、って思った。多分それは僕の役目ではないんだけど、
でもせめて今だけは、僕のことだけ考えて、僕のことだけ感じてくれれば、もうそれで十分な気がしていた。
 李斎の腕に導かれるようにして僕は再び勃起していた半身を熱く潤った彼女の身体の中へ挿入した。
想像でしか知らなかった李斎の身体がそんなことになっていたなんて、それだけでも驚いたのだけど、李斎の中へ
挿入した感覚の衝撃といったらとんでもないものだった。僕の半身だって熱く火照っていたけれど、李斎の、
というか女の人はみんなそうなのかもしれない、焼けるほどの熱と粘膜でとろとろに溶かされそうな感覚が僕を襲った。ごめん、これ以上言葉にならない。それ以上に何も考えられない。
 僕は夢中で僕の身体を李斎の身体へ打ち付けた。もう迷いはなかった。それよりも早くこのもやもやとした感情を
昇華させたかった。身体が揺れるたびに李斎は小さく大きく喘いだ。それは僕が今まで知る李斎じゃなかった。
眉根に皺を寄せ艶っぽい声で泣き縋るように衾にしがみ付くその姿は、僕の心の奥底でひっそりと望んでいた
彼女の姿そのものだった。
 僕は近付く射精への衝動とは別に、背筋の辺りにぞわぞわとする寒気のようなものを感じていた。それは過去に
一度だけ体験したある出来事への予兆と似ているような気がした。自我を抑えることが出来ずに無意識に本能の
ままに己を解放する、そう、転変のあの感覚。
 僕たち麒麟は生まれながらにして獣の形をしているという。胎果だった僕はその感覚がどういったものか
正直なところはっきりと理解している訳ではないんだけど、なんとなく今が自分自身の本能を解放できる時のような
気がしていた。上手く言えないけど。
 今の僕は必死に李斎を求めている。それはようやく手にしたこの温もりを手放さなくてはならないと分かって
いたからかもしれない。追い込められないと力を発揮できないなんて昔と何にも変わらないな。なんて、僕は
李斎の身体を犯しながら変に冷めてしまった頭でそんなことを考えていた。

226:5
08/07/07 23:31:49 eVUvkpdc
「僕、李斎のこと好きだよ…」
 何度も何度も自分の体力が尽きるまで李斎の身体を堪能した僕は、身体を横たえたまま隣で眠る李斎を
抱きしめながら彼女の耳元でそう囁いた。
「台輔…」
 李斎は少し苦しそうな声で僕のことを呼んだ。どんな顔をしているのかは暗くてよく分からなかった。
「李斎が好きだ」
 李斎は何も言わなかった。その代わりに彼女の身体に倒れこんだ僕を抱き寄せることで返事をしてくれた。
ぼんやりとした意識の中で僕は李斎が好きだと何度も何度も呟いていた。




 目が覚めたら一人だった。李斎は居ない。悪い夢でも見たかと思ったが、乱れた衾と気だるい身体が昨晩の
事実を物語っていた。
 夢じゃなかった。妙な安堵感と喪失感で一杯のまま僕はもう一度衾へ潜り込んだ。頭の中は昨晩の出来事
ばかりを反芻していた。そして、次に李斎に会った時にどんな顔をしようかということも。
 また以前のように仲良く過ごせるだろうか、それ以前にまともに目を見て話せるだろうか。意外と李斎の方は
気にすることなく普段通りに接してくれそうだけど、じゃあ僕はどうしようか。それよりなによりまずはあの主上に
一言言ってやらなきゃ気が済まない。
 そんなことを悶々と考えながら僕はこの密かに想い続けていた淡い恋が終わってしまったことに気付いていた。
勿論李斎のことは好きだ。大好きだ。でもこれ以上以前の様に想い続ける事は出来ない。何となくそんな気がした。
 僕は息を一息、吐いて、うつ伏せになったまま枕に顔を沈めた。縋りついた衾から李斎の香りがした。
僕は少しだけ泣いて、もう一度息を吐いた。
 

おわり

227:名無しさん@ピンキー
08/07/08 17:32:31 zc9Cg8bI
GJ!GJ!GJ!
初恋を昇華するには最高の方法だな

228:尚隆×陽子 凌辱物
08/07/08 19:15:36 F2BXZjh/
キリがいいとこみたいから、書き込んでいい?

229:尚隆×陽子 凌辱物1
08/07/08 19:22:32 F2BXZjh/
勝手知ったると言ってもいいほど、よく通った玄英宮は、まるで知らない宮殿のように陽子と景麒の目には写った。
「よくきたな、陽子、景麒」
宮殿の主人は、今までとなんら変わりはないというのに。


「・・・延王君。延台補のお加減は」
尋ねる景麒の顔色は悪かった。玄英宮の禁門に着く前から、彼は死臭が澱んでいると、不調を訴えていた。
「見舞いにきたのか。景台補はおやさしい。この宮に来るのはさぞつらかっただろうに。」
延王は飄々と嘯き、手を叩いた。
「誰か!六太の部屋に軽食と茶を用意しろ」
なるべく距離をとろうとしているかのように部屋の隅に控えていた女御が、無言で一礼して部屋を出た。
「あいつはもう起きれんのだ。今は正寝の一室を与えて寝かせている。あいつはあんなになっても王のそばにいたいらしい。」
淡々と延王は言った。



230:尚隆×陽子 凌辱物2
08/07/08 19:29:54 F2BXZjh/
延麒が慶に忍んできたのは、去年の今頃だった。
「俺、尚隆が怖い。最近怖くて仕方がない」
そのときはまだ、体調には何も現れていなかった。延麒はただ、何か不穏なものを感じて、脅えていた。
「俺さ、今までの繁栄があっという間に消えてなくなるのなんか簡単な気がするんだ。尚隆なら、それが簡単にできるような気がする」
そして、延麒が慶を辞してすぐ、延には妖魔が現れるようになり、旱魃が全土を覆い、官吏は粛清されつつあるという報が慶に入ってくるようになった。延麒の失道と前後して。
そして今、十二国中に知れ渡っていた延の繁栄は、延麒が言ったとおり、あっという間に消え去りつつある。


延麒が寝ているという部屋は薄暗く、天蓋の幕は降りており、臥牀に誰がいるのかは見えなかった。
延王が言いつけていた茶と軽食はすでに用意がされていて、女官の姿は消えていた。
「慶からの旅路、疲れただろう。茶でも飲んであのガキを見舞ってやってくれ」
そして彼は部屋から出て行った。
この澱んだ空気のなか、食欲のわくはずもなかったが、2人は少し茶を飲んで、臥牀に歩みよった。
延麒の姿を見るのが怖かった。

231:尚隆×陽子 凌辱物2
08/07/08 19:32:18 F2BXZjh/
「・・・六太君」
かつての面影は消え去り、土気色の顔色をした延

232:尚隆×陽子 凌辱物3
08/07/08 19:39:48 F2BXZjh/
「・・・六太君」
かつての面影は消え去り、土気色の顔色をした延麒が、そこには横たわっていた。
「陽子か・・・景麒も」
声はしわがれており、ささいな発声すらも彼の体力を目に見えてそげ落としている。
「・・・私たちは延王にも、君にも何もできないけど、備蓄を国境へ運ばせているよ。難民は慶で保護できると思う。私たちにできる限りのことをする。だから・・・」
だから安心してくれと言う事など、できるわけもなかった。
「・・・陽子、」
「何も言わなくていいよ。休んでいてほしい」
声を出すことすらも大儀そうな延麒に、陽子は黙っているよう促したが、延麒は無理に体を起こした。
「早く、ここから、逃げろ」
途切れ途切れに延麒は訴えた。彼の喉からはひゅうひゅうと空気の音がする。
体を支えきれず倒れた延麒を、景麒が支えると、さらに彼は言い募った。
「尚隆が、何を、するか・・わからない」
「え?」
「早く、ここから、出て行って、頼む」
陽子は思わず天蓋の外を確認したが、延王は部屋から先ほど出て行ったところだ。
「大丈夫だよ。六太君。延王はここにはいない。」
しかし、景麒の顔色もだんだん悪くなってきた。延麒を支えきれなくなり、二人とも臥牀に崩れ落ちた。
「景麒!どうした?」
「主上・・・何か、体が・・・」
そのとき陽子も、自分の体から唐突に力が抜けていくのを感じた。彼女は穢れなど感じず、体調は悪くはなかったはずなのに。
「景麒・・・」
景麒は意識も失ったようだった。おそらく茶に何か盛られていたのだろう、と陽子は推察した。早く、ここから逃げたほうがいい。延麒の言うとおりに。
景麒を抱き起こそうとして、しかし彼女もそのまま意識を失ってしまった。

233:尚隆×陽子 凌辱物4
08/07/08 19:49:40 F2BXZjh/
ごめ、231はコピペ失敗したやつ。


目が覚めたとき、最初に気づいたのは、後ろで両手を拘束されていることだった。
「うっ・・・」
そしてさらに、自分が見覚えのない臥牀にいることと、首にも紐が掛けられ、天蓋の柱の一つにつながれていること、その紐は自分が着けていた帯であることがわかった。帯ははずされ、着衣は乱れている。体に力が入らない。
「なんだ、これは・・・」
たしか薬を盛られて気を失ったのだ、というところまで思い出たとき、天蓋の外から物音が聞こえた。
「景麒?大丈夫か」
両手は使えず、体に力がはいらない。なんとか足で薄い紗の幕をけり、天蓋の外に出ようとした。しかし、首の紐が絞まり、臥牀の端までしか動くことができない。
「くそっ。景麒?そこにいるか?」
なんとか足で幕をめくると、臥牀の横、窓際に景麒がうずくまっていた。
「景麒!」
「・・・」
景麒は猿轡をかまされ、何かを言っているようだがわからなかった。
「お前大丈夫か。体調は」
「・・・」
よく見ると、景麒は、手も足も拘束され、額には赤い文字のようなものが書かれている。そして陽子と同じように首には枷がつけられ、窓の欄干につながれていた。
「景麒、使令出せるか」
景麒は力なく首を振る。
宮殿の主はいないようだった。早くこの枷をはずし、ここから逃げたほうがいい。
しかし、後ろ手に拘束され、体は力が入らず、少し暴れたくらいでは、手枷ははずれなかった。柱と首をつなぐ枷をはずそうと、陽子は臥牀の端に蹲り、言うことを聞かない体で柱側の帯の結び目に歯を立てた。
「景女王。その帯はけっこう高価なもののようだ。そのようなこと、せぬほうがよいぞ」
「っ延王!」
いつの間にか宮殿の主は、部屋に戻ってきていた。

234:尚隆×陽子 凌辱物5
08/07/08 20:07:09 F2BXZjh/
「なぜこのような無体なことを。この枷をお外しください」
「ふん」
延王は腰に吊っていた大刀を床に投げ、天蓋の中に入ってきた。
「陽子、いいことを教えてやろう。失道すると決めた王はな、なんでもできるのだ。どのような無体なことも、理由もなく、唐突に、徹底的にな」
延王は陽子を乱暴に臥牀の中央に突き飛ばした。首が絞まり、陽子はうめく。
そして延王は天蓋の幕を上げた。
「景麒、そのように蹲っていては、お前の主がどうなることか」
楽しそうに宣言し、延王は陽子の服に手を掛けた。
「やめてください!」
「やめぬわ」
帯はすでにはずされており、すぐに胸から腹にかけてが露わになった。
控えめな胸の頂は、片方は延王の口に含まれ、もう片方は手でこねられる。
唯一拘束されていない足は延王にのしかかられ、動かすこともできない。
「いやだっ、いやっ、やめて・・・うっ、あぁっ」
息が荒くなる。不自然なほどに過大な快感がわきあがってきた。こんなのはおかしい。
「気がついたか?」
延王は陽子の果実を口に含んだまま、言った。
「さっき、お前の茶には痺れ薬とな、媚薬を入れておいたのだ」
「なっ、あぁっ、なぜそのような、あっ、お願いです、やめてください、あぅっ」
弱弱しく首を振るが、延王はかまわず愛撫を続けた。窓際に倒れている延麒はピクリとも動かず、景麒は真っ青な顔でのたうっている。
「景麒、あきらめろ。その枷ははずれん」
にやにやと延王は笑い、陽子の下半身に手を掛けた。
媚薬の効果か、すでに下穿きは湿っている。
「ふん、効き目のよいことだ」
指はすぐに蜜壷に飲み込まれた。
「いやっ、やめてっ、あぁっ、いやぁっ」
抗議の声は喘ぎ声に取って代わりつつあった。目じりには涙を浮かべて嫌がる陽子の様子は、延王を余計に煽っている。
「あぁっ、ああ、はぁっ、」
蜜壷と、体の中心を弄くると、面白いほど反応する。すでに体は押さえつけずとも抵抗できないほど、快感に蕩けていた。
「あぁ、おねが、おねがい、やめて、あんっ、お願いっ」
段々嫌がる声が緊迫してきた。
「やめぬ。気をやってしまえ、陽子」
延王は陽子を弄ぶ手をさらに乱暴にした。
「ああぁっ、いやあっああ――っ」
泣きながら陽子は達した。延王から顔を背けた陽子は、真っ青な顔で彼女を見つめる、自らの下僕と目を合わせてしまった。この狂態を見られたかと思うと、恥ずかしくて恥ずかしくて、それだけで心臓が止まりそうだ。
「うっ、ううっ、見ないで・・・」
「そう恥ずかしがるな、陽子。お前の気をやるときの顔は美しいぞ」
延王はそう薄ら笑いながら、自分も服を脱いだ。

235:名無しさん@ピンキー
08/07/09 07:16:31 vRySGfDL
新作イパーイ!
続きwktk!

236:名無しさん@ピンキー
08/07/09 10:26:37 DHI05sTi
景麒、欲情してるのかな?
GJ!GJ!GJ!


237:名無しさん@ピンキー
08/07/09 19:41:47 xCHVK/BL
>>224
つづきサイコーだ!

>>229
延王陽子GJ!

238:名無しさん@ピンキー
08/07/09 21:27:29 al2MNu8f
>>224
>>229
乙であります。GJ!であります。感謝感激雨霰であります

239:名無しさん@ピンキー
08/07/12 00:59:42 wlhBmQWP
定期的に尚隆が壊れる系は出るね。
やっぱり皆、雁が危ういと何とはなしに感じてるんだろか。

壊れていく人間は色気があるので、続き激しく希望。

240:尚隆×陽子 凌辱物5
08/07/13 10:09:47 YdMdPY7M
遅くなりました


延王は陽子をうつ伏せにひっくり返し、浮かせた腰の下に枕を入れた。
獣のように自分を後ろから貫こうというのか。

「いや・・・」
秘所に宝刀をあてがわれる。
「やめて」
延王は何も答えず、無言であふれる蜜を宝刀に塗りたくる。
「いやだ・・・」
「景麒、お前の主が汚される様をよく見ておくといい」
床に這いつくばっている景麒に向かってそう宣言すると、延王はぐっと力をこめた。
「いやぁっあああ―――っ」
しかし、全ては陽子の中に納まった。景麒が見ている前で、熱く、どくどく脈打つ塊に貫かれている自分が情けなく、陽子はむせび泣いた。
「ひっ、ひくっ、うぅ、うっ」
しかし延王が腰を使い始めると、泣き声には快感が混じり始めた。
「ふぅっ、うっ、いや、あぁ」
浅く深く、深く浅く、回転するように、奥を突くように、入り口で焦らすように。
力なく横たわっていたはずの体が延王の動きにあわせて淫らにくねりはじめる。浅ましい自分の体のなんと呪わしいことか。すぐそこには自分の下僕が紫紺の瞳でこちらを見ているというのに。
「・・・名器とは、このような女のことか。すばらしい。もっと早くに失道しても良かったかな・・」
延王がつぶやいた言葉は、すでに快感と屈辱に混乱をきわめている陽子の耳にははいらなかった。二度目の頂点が近づきつつあるのだ。媚薬の効果なのか、延王の手際なのか。
「もうやだっ、あっ、あっ、あぁっ」
心が拒否しても、体は快感に抗えはしない。強引に頂点まで押し昇らされる。
「あぁっ、やっ、ああぁあんっ!」
頂点まで達し、陽子はぐったりと動かなくなった。彼女の犬のような荒い息だけが静かな部屋に響く。
延王は精を解き放つことを何とかこらえていた。陽子の嬌態に煽られつつも懸命に冷静さを保っていたのだ。息を整え、延王は陽子の耳元で言った。
「まだ終わらぬよ、陽子」
「・・・もう、やだあああぁあっ―」
延王は陽子の拒否を無視して、再び楔を打ち込み始めた。荒い息と高い喘ぎ声、腰と腰があたる音とぬかるむ水音が部屋を再び支配する。





241:尚隆×陽子 凌辱物6
08/07/13 10:27:59 YdMdPY7M
延王が3度精を解き放つ間に、何度昇り詰めることを強要されたか。
しかしまだ延王は陽子の体に飽きてはいないようだった。飲み物を飲みに一端はずしたが、彼はすぐに戻って来て、再び陽子の体を自身の杭で臥牀に縫いとめた。
「もうやだ・・・許して・・・」
顔は涙に濡れ、汗と自身の蜜と、精とで体は汚れきっている。すでに喘ぎ声も絶え、ひたすらに整わない息を掠めるようにしながら凌辱に耐えているだけだ。息の合間に許しを請う声など、注意を向けなければ聞こえない。
「俺に許されたいと?」
「お願い・・・もう、許して・・・」
「できんな」
「お願い・・・」
そしてまた延王は動きだした。かすれた声すらも出せない。喘ぎ声が枯れてもなぜ涙は枯れないのだろう。

そして、陽子は意識を手放した。





目がさめたのは、誰かが手枷をはずそうとしてくれていることに気づいたからだ。
重いまぶたを開けると、金色の紗の幕が顔の前にかかっていた。
「・・・景、麒」
「延麒が私の枷をはずしてくれましたので」
景麒もまだ体がつらそうで、首枷をはずしにくそうにしていたが、枷がなくとも指一本動かせそうになかった。
「主上・・・お体は・・・」
体の調子など、聞くまでもないだろうに、と陽子は考えた。動けるようなら、とっくに動いて服の一枚も着ているところだ。ああ、体中から異臭がする。
景麒がそっと彼女の体を抱きしめた。
「主上・・・」
主のあのような姿を目の当たりにしても、自分のことを主上と呼ぶこの麒麟は、どれだけ馬鹿で悲しい生き物なのだろう。
いっそ目など覚めなければ良かったのだ。あのような姿を見られてまで生きていることなどあるものか。
「慶に、帰りましょう。もう、雁は・・・」
雁はこのまま沈んでいくのだろう。延王が自分にしたような仕打ちを、雁の民全員が受けているのだ。


私もこのまま沈んでしまいそうだ、と陽子は顔を歪めた。登極したときから、先達と仰いできた、尊敬する人と一緒に。



242:名無しさん@ピンキー
08/07/13 10:31:53 YdMdPY7M
これで、延×陽はおしまい。
次回の煩悩は
景麒、陽子に欲情する
金波宮の××
延の終焉
の3本です。うふふふふ。

243:名無しさん@ピンキー
08/07/13 11:38:36 hzsAMGCR
おおっ! 待ってましたGJ!

まだまだあるのですねイイコして待ってるw

244:名無しさん@ピンキー
08/07/13 11:55:51 VnlrgrDN
gjgjgj!!!
新作もwktkしながらまってまーす!

245:名無しさん@ピンキー
08/07/13 18:08:55 pWeJV5U7
続きキタ~ グッドジョ━━━(゚∀゚)━━━ブ!!!!!

246:名無しさん@ピンキー
08/07/14 01:31:15 WlAmAxwx
GJ!GJ!そして>>242 本気で次回の煩悩をお待ちしております

247:名無しさん@ピンキー
08/07/14 11:49:48 h16aLeeV
GJであります!!もう最高!!!
次回策も楽しみに待っています!!

248:名無しさん@ピンキー
08/07/14 15:57:12 csGS31Ux
やった!!続き来た!!GJ!GJ!
もう~最高じゃねえか!!!
陽子に欲情してしまう麒麟だなんて、
続き本当期待しちゃう!

249:名無しさん@ピンキー
08/07/14 18:01:59 IUN0Qu6M
欲情しながらも傷を癒してほしいなぁ。ハァハァ。

250:名無しさん@ピンキー
08/07/14 19:45:09 csGS31Ux
>>249
うんうん!
欲情しながらも慰めたりして
ポジティブな方向に行って欲しい
マジ同感するよ!

251:名無しさん@ピンキー
08/07/15 01:28:05 FQjawUkN
>>242氏、乙!ありがと。

一つ言っておくが、同じ人が何回も同じようなコメントをID変えて出していても、
このスレの人たちは気付いているよ。


252:名無しさん@ピンキー
08/07/15 07:21:06 xjMeRPvC
>251
>>249ですが、自分は244と249しか書いてませんよ。念の為。
あんまりそういう事書くとまた雰囲気悪くなるんで勘弁してくだちぃ…。

253:名無しさん@ピンキー
08/07/15 12:04:19 6O4iXBR1
>>251
あの、、それ250は
私が書いたんだ
ちなみに言うと236も私が書いた
もっと言うと十一冊目の下の部分の
韓国人の丕緖の鳥見たい~!
とか言ったのも私です
同じ人じゃないですよ~


254:名無しさん@ピンキー
08/07/15 16:08:28 pAkYp3MK
>>251
わたしは>>222=>>238=>>243であります

255:名無しさん@ピンキー
08/07/15 20:08:52 pPItIxZY
わたしは>>223>>245

256:名無しさん@ピンキー
08/07/16 14:28:43 0yCizxqg
鳥付ければ?

257:名無しさん@ピンキー
08/07/17 01:47:24 Ss6nAd8+
どうでもいいよ

258:名無しさん@ピンキー
08/07/17 14:52:13 51NUdPap
>>257 
私も、そう思う、
どうでもいいから
つづきがほしいな♡

259:名無しさん@ピンキー
08/07/17 16:04:14 8riXeCc3
続きが読めるなら経緯は何でも結構です
ちなみに次回の煩悩をお待ちしておりますと書いた>>246です

260:名無しさん@ピンキー
08/07/17 20:01:51 H7ZE8tB2
ホント何のつもりであんなゲスパーしたんだか。>>251は。
外野がどう言おうが話を展開するのは職人サンなんだから
ワクテカしながら待っておけばいいのに。

という訳で切に切に続きをキボンヌです。

261:名無しさん@ピンキー
08/07/17 21:17:36 qoTxvDhK
まあ、スレは過疎スレなんですけどね

262:名無しさん@ピンキー
08/07/20 00:13:10 lUPbF8iO


263:景麒
08/07/20 00:58:30 vs2Juqsl
   〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ
  ノノ*´_>`从    シュッ
  Σ⊂彡_,,..i'"':
      |\`、: i'、
      \\`_',..-i
        \|_,..-┘

264:名無しさん@ピンキー
08/07/20 01:47:17 i2rYv6Gt
童貞カワイソス

265:名無しさん@ピンキー
08/07/24 18:02:07 SFIoxHzL
ほほ

266:景麒
08/07/24 22:13:33 gGBl4Nss
   〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ
  ノノ*´_>`从    シュッ
  Σ⊂彡_,,..i'"':
      |\`、: i'、
      \\`_',..-i
        \|_,..-┘

267:名無しさん@ピンキー
08/07/25 18:38:48 A5CJlt3Y
ほっ

268:名無しさん@ピンキー
08/07/29 09:59:56 wA4ojFjD
しゅ


269:名無しさん@ピンキー
08/08/01 22:12:53 YdIbJdDM
新作待ちほしゅ

270:名無しさん@ピンキー
08/08/01 23:48:49 fO0WX2N/
「玲瓏」を辞書でひくと↓と出る

れい‐ろう【玲瓏】
①金属や玉などが美しいさえた音をたてるさま。また、音声の澄んで響くさま。「―として響く鈴の音」「―たる美声」
②玉などが透き通り曇りのないさま。
③うるわしく照りかがやくさま。「八面―たる富士の山」

まあ、③だろうと思っていたが「麒麟の鳴き声は(美しく)正確な音階を取る」から
①の意味の可能性も含まれているとすると

宗麟のアヘ声というのは、さぞかし美しくてエロイ声に違いないw
か細く透き通った「ぁぁぁぁぁ~ん」ハァハァ

271:名無しさん@ピンキー
08/08/02 18:12:46 cXPCaQSy
玲瓏なアヘ声w ハァハァ

272:景麒
08/08/03 14:19:38 JebnnKnK
   〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ >>270-271
  ノノ ´_>`从 お呼びでしょうか?

273:名無しさん@ピンキー
08/08/03 14:47:05 bYwV943L
>>272
ム・・ではなく不能のアヘ声なんぞ聞きたくありません


274:名無しさん@ピンキー
08/08/05 20:23:47 6i7Bbu5N


275:景麒
08/08/06 22:18:28 CTsqhGpd
   〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ
  ノノ*´_>`从    シュッ
  Σ⊂彡_,,..i'"':
      |\`、: i'、
      \\`_',..-i
        \|_,..-┘

276:名無しさん@ピンキー
08/08/09 12:24:57 CWCfGlVp
珠晶 ドS
梨耀 ドS
佳花 ドS
氾麟梨雪 S
李斎 S
舒覚 S
禎衛 S
沍姆 S
采麟揺籃 M
宗麟昭彰 M
蘭玉 M
祥瓊 M
鈴 M
驪媚 ドM
蓉可 ドM
陽子 S&M
呉藍滌 S&M

女&おかま 限定


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch