調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインpart22at EROPARO
調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインpart22 - 暇つぶし2ch250:名無しさん@ピンキー
08/04/07 01:00:17 l2KHXS0e
FFTといえばやはりアルマだと思うんだ

251:名無しさん@ピンキー
08/04/07 03:47:17 kwQRyqX3
>>235
スパイvsスパイを思い出した俺は歳がバレるな

252:名無しさん@ピンキー
08/04/07 11:00:52 MRSSw7Jg
バンゲリングベイってのが
あってだな。

253:名無しさん@ピンキー
08/04/07 20:21:35 XSGHbfMF
俺も含めて、お前らみんなオッサンばっかだな

254:名無しさん@ピンキー
08/04/07 21:15:55 x/yEB6y6
ソルディバンの怪人募集掲示板に、どっかで読んだのとほぼ同じ内容の投稿がある

255:名無しさん@ピンキー
08/04/07 23:25:58 PAJbbzeY
おやおや

256:名無しさん@ピンキー
08/04/08 00:04:42 ysin0Mov
>>254
それの元ネタってカルト宗教に潜入するやつじゃない?
俺も気づいたけど、書いた本人ならいいけど、盗作なら……。

257:名無しさん@ピンキー
08/04/08 00:08:52 /qyS9xLo
よくわからんが多分そのネタは採用されてない。
つーか、基本的にまんまは使われて無いみたい。

258:名無しさん@ピンキー
08/04/08 00:10:34 vEjcxwSe
むしろ盗作でも全然構わんと思う俺がいる。
まあ、まんまは使っていないだろうけど。

259:名無しさん@ピンキー
08/04/08 00:55:41 L2Aq3Fu1
まあ、雑誌のとかでもそうだが
元々企画側が用意してたのに近いのを「採用されました!」って言うだけだから

260:名無しさん@ピンキー
08/04/08 01:02:49 Ifw8eYVv
いちいち選んでから書いて&描いてたんじゃ間に合わんだろうしな。

261:名無しさん@ピンキー
08/04/08 02:36:07 v3j3L5Jd
悪堕ちしたヒロインと~~してみるかしりーずの続きマダー?

262:名無しさん@ピンキー
08/04/08 03:52:51 erjOOgRR
俺も次は母親が堕とされる回なんだろうなと期待してる
やはりここは全裸待機すべきか?

263:名無しさん@ピンキー
08/04/08 05:48:29 FCpxZQST
>>256
その元作品ってどこかで読める?

264:名無しさん@ピンキー
08/04/08 12:17:08 2SNftULA
>>263
抹茶×御影×潜入操作

265:名無しさん@ピンキー
08/04/08 19:23:03 FCpxZQST
>>264
ありがとん、読んできた
じわじわおかしくなっていくのかと思ったら
機械による脳いじりとは予想外だった

266:名無しさん@ピンキー
08/04/08 19:53:28 Fflrsveg
新興宗教潜入系はじわじわくるタイプの奴が好きだな
妖しい日課からじわじわと・・・

267:名無しさん@ピンキー
08/04/08 22:24:27 TGmizOn2
日常生活全てを異常な環境に出来るからな >カルト宗教
行動制限は思想改造のひとつ


…というか、そもそも宗教施設って軽い重いは別として
全て思考改造が根底にあるからねぇ


268:献血の紅
08/04/08 23:01:54 29GXQqAM
皆さんお久しぶりです 献血です
前々スレで予告していたQMAサツキ悪堕ちSS
ようやく完成したのでさっそく投下させていただきます

269:Birthdaypresent
08/04/08 23:02:34 29GXQqAM
悪魔になったミランダの策にはまり、悪魔化したアロエは次に悪魔にさせる人間に同クラスのユウを選んだのだった。
その翌日アロエは、人間の姿に擬態してユウに近づき、自分の愛液で作った悪魔の飴をユウに与えた。その飴は媚薬効果を持っており、しかも口にしたものを悪魔に変える効果を持っているのである。
それに気づくことなく夜の自宅内でそれを口に入れてしまったユウ。
 その飴は夜に効果が発動しユウは突如として激しい性衝動に襲われ自慰にふけっていく…
 悪魔の飴の効果は何度でも射精できるようになる上に、
一回目の射精で耳が尖り、二回目で牙が伸び、瞳がルビーのような紅色に、
というように射精していくたびにどんどん悪魔の姿に変わっていくという恐ろしいものだった。
 ユウはしばらくしてようやく気づいたが時すでに遅し、
彼の姿は悪魔の飴の効果と9回にも及ぶ射精によってユウは尖った耳、鋭い牙、紅色の瞳、青い肌、蝙蝠状の翼、一対の角、長い舌、そして黒く長い尻尾を持った悪魔になっていた。
 人格だけが人間の状態だったが悪魔姿のアロエが自室に侵入、
無理やり犯されてしまい十回目の射精を迎えてしまった。
そして、その射精によってユウは狡猾で残忍な性格の少年悪魔と化してしまった。
 彼の姉サツキは、ちょっとした事情で不覚にもそのことに気づかなかった…
否、気づくとことができなかったのだ。

その日の翌日はサツキの誕生日だった…


270:Birthdaypresent
08/04/08 23:03:09 29GXQqAM

 その日、サツキがユウの前にいられなかったのは理由が会った。
それは彼女の肉体が何者かに盗まれたという事件が起きたと聞いて、その現場に急いでいたためである(まあ、幽霊なんだが…)。 そのためにユウを置いていったのであった(ちなみに彼が例の飴を口に入れたのはその後である)。
 サツキは落ち込む、ユウはある事件で幽霊となった自分を元に戻すために日々奮闘しているのである。
元に戻すには己の肉体が必要なのは当然の事、その肉体が紛失したら弟はどういう表情をするのかは一目瞭然だ。
 どうしよう…… 彼女は沈黙する、そしてそのまま弟の家に帰っていった。



271:Birthdaypresent
08/04/08 23:03:31 29GXQqAM
 ユウの部屋の扉にとんでもないものが貼られていた。
それはなんと幽霊よけのお札だった。 
この世界ではいわゆる魔除けのお札というのはよくある話だが、ユウが自室にこんなものをつける事は今までなかったのである。
 ?を浮べて首をかしげるわけにもいかないのでサツキは窓の向こうにいるはずのユウを呼んでみた。
「ユウーー! いるんでしょ?」
すると、ドアから返事が返ってきた。

「いるよー!」

ちょっと幼い声だった。

しかし、サツキは安心はしなかった
ユウがこんな行動をしでかした理由を聞かなければならない。
 普段こんなことはやってないのに… なんでこんなことするの!?
そんな思いを秘めてサツキはドアの向こうのユウに問いかけた。

「ごめーん、今大事な事があってボク以外入っちゃだめなんだ
ごめんねお姉ちゃん」

「大事な事?」

「明日にはできるから安心してね」

それ以降は彼の声は… 聞こえなくなった。
サツキは何故か近くにいるのにドアの向こうにいる弟が遠く離れていった感覚があった。
何か不思議な感じを残し彼女はドアの向こうの会話にすらなってない会話をやめた。 これ以上はユウも答えないだろうと思ったからだ…



272:Birthdaypresent
08/04/08 23:03:58 29GXQqAM
その翌日ユウの家、サツキはリビングで眠っていた。
といっても彼女は幽霊の状態だったのでリビングでふわふわと眠っていたのだが…
相変わらずユウは夕飯も食べずにずっと自室に篭っていた。
目を覚ましたサツキはとりあえず二度寝をすることにした。

その瞬間、ユウの大声(?)が響いた。
「できた!!」
自室のドアをどんと開いてパジャマ服のユウは喜びの顔をあげた。

そしてその響きはサツキの睡魔を地平線の彼方までさらっていった。
…つまり、サツキは目を完全に覚ましたのだった。

「お姉ちゃん、できたよ! 大成功だ!!」
  あまりにもついていけない展開  

「ユウ、そんなにはしゃがないの!」
「ごめん、ついはしゃいじゃった」
「ふぅ…」
 あの子がこんなにはしゃぐなんて久しぶりな気がする…
サツキはそう思いながら喜びの理由を聞く事にした。…といってもすでに解っているのだが…

「もしかして昨日言ってた『大事な事』」
「うん! 今日はお姉ちゃんの大事な誕生日でしょ? 昨日からお姉ちゃんの誕生日プレゼント作ってたんだ 部屋に来てよ」
ユウは高いテンションのまま部屋に戻った。
サツキはそのままユウについていった。
ただ、サツキはその一瞬だけユウが不気味な笑いをしていた事に気づかなかった。



273:Birthdaypresent
08/04/08 23:04:28 29GXQqAM
 先日貼られていたお払いの札はさっき外されていた為か、サツキはユウの部屋にはいる事はできたのだった。
部屋にはプレゼントのつもりであろうモノが布を被っていた。
「それでユウのプレゼントって何? 見てみたいな…」
サツキはちょっとした好奇心で言ってみた。
「うん、いいよ!」

ユウはその布を取り払った。
そして、サツキは戦慄した。

 それは自分の裸の肉体、水色の長髪の美しい体。
しかし、その姿は以前のものと違っていたのだ。
邪悪に尖った耳、薄紫の肌、頭には猛牛のような形の角と小さな蝙蝠の翼、腰には小さな漆黒の竜の翼、そして尻の辺りには蛇のような黒い尻尾、
その姿はもはや人間でない、悪魔だ。

サツキの戦慄は止まらない いや、止まれなかった。
「私の…体が…」
彼女がショックを受けるのも無理はない、なにしろ自分の肉体が盗まれた上に悪魔の姿に改造されていたのだから…。
「気に入ってくれた?」 しかしユウの声は未だにいつもの状態だった。
今はその言葉に何か悪意が感じられる。
「ユウっ! 今すぐ戻しなさいっ!!」 怒りを爆発したサツキはユウの真正面に回り叫んだ
しかし、今は霊魂でしかないサツキの叫びがむなしく響くだけ…。
「ふふっ… そんなの……無理だよっ!」 その瞬間ユウの蒼い瞳が紅く変わり、サツキを見つめた。
紅い瞳 それが霊魂のサツキの見た最後の光景だった。



274:Birthdaypresent
08/04/08 23:04:51 29GXQqAM
…一分後、

しばらくしてサツキは目を覚ました
そして自分の体を見回し、
「ひっ!」 そして気づいた。
自分の姿が先程見た悪魔と同じ事を…
「まだ、か…」 いつの間にか服を脱いでいたユウは呟く、その呟きはまるで実験が失敗したかのようなものだった。
しかし、ユウの姿は以前の姿ではなく、悪魔の姿に『戻っていた』。
ユウの言うとおり今のサツキはまだ人格は人間のままで、しかも悪魔化した時にできた尻尾と翼はまるで飾りのように動かないでいた。
「やれやれ…やっぱりこうしないと駄目か…」
ユウはサツキに近づき、地面に垂れた尻尾を掴んだ。
「ひゃっ!…」
するとサツキの体がビクンと跳ね上がった。
「やっぱりこうしないと完全にはならないか…」
するとユウは尻尾でサツキの尻尾の根の辺りを締め付け、尻尾の先を甘噛みしながら長い舌でなめた。
そして、腰の翼を紅い爪で優しく触れる。
「ひっ… ああ…アアアアアっ!!」
サツキはただ尻尾と翼から伝わる快感に襲われるだけだった。

「ふふっ…感じてるんだね 
 我慢しないでどんどん感じればいいよ
 久しぶりで新しい肉体の感触を味わってね♪」
ユウはそう言うとさらに愛撫を激しくする
「ひっ…ふうっ…ああっ!」
サツキのアソコから大量の愛液が溢れる。
「ひぃぃっ!…いっ…いくゥ!!」
そしてサツキは絶頂した
が、ユウはその愛撫をやめることなく続けた。



275:Birthdaypresent
08/04/08 23:06:03 29GXQqAM
尻尾と翼から伝わる快感にサツキはただ翻弄されるばかりだった。
しかも自分の体を悪魔にされてしまった絶望感に思考が支配されていたそんな心の隙間に体の中にある心の瘴気は見逃すはずもなく、サツキの心は次第に堕ちていった…
―このままいっその事、全部悪魔になってしまえば…―
そんな思考が心を完全に支配するのにそう時間はかからなかった。

それからすでに一時間たっていたが、それでもユウはサツキに対する愛撫を止めなかった。
サツキは既に悪魔の快感に支配されてしまっていた。
「アッ! …アアア……アーッ!!
 ハヒィ…ハッ……イグウウウウゥッ!!……」
もう数えるのも面倒なくらいにサツキは淫らな絶頂を続けた。
だらしなく開き涎を出している口からは鋭い二本牙が除き、
先端が蛇のように二つに分かれていている長い舌を出していた。
更に目は夜のように真っ黒になっていて、そこから月のように金色の瞳がある、
「もうそろそろ出来上がるころかな?
 マジックペットや他の動物の細胞を組み合わせた甲斐はあったんだ」
そう、サツキの姿がユウやアロエ等と違うのには理由があった。
先日ユウが時間をかけたのはマジックペット含む動物の細胞を
既に悪魔化したサツキの細胞と融合させたのだ。
こんな技術は賢者でも難しいとされているが、悪魔なら話は別である、なにしろ悪魔の魔力でいろいろな部分をフォローしたのだから…。
ユウは止めといわんばかりに仕上げを行った。
サツキを完全に堕とすために…

そしてサツキに最後の絶頂が訪れた。




276:Birthdaypresent
08/04/08 23:06:37 29GXQqAM
10分後…
ユウの私室でぐったりと倒れているサツキの体は
大量の汗と股間から滴る大量の液が溢れていた。
そしてサツキは覚醒した。
「んん…ふ…ふああぁ…」
目を覚ましたサツキは艶めかしい声をあげながら起きる、
尻尾をブルブル震わせ、翼を揺らして未だに快感を感じようとしている
「気分はどう?お姉ちゃん」 ユウは試しにサツキに問いかける。
「はい、最高です…ご主人様…
 ……先程は怒鳴って本当にごめんなさい…」
サツキは涙目になってユウの手を頬で擦り付けた。まるで子犬のように…
―ご主人様?…ああそういうことか……
ユウは察した。どうやら悪魔の心とマジックペットの心が混同したらしい…
だが、ユウはそれもいいだろうと微笑んだ。 人間ではあまり思いつかない笑みを浮かべて…
許しを請うサツキを叱ることなくユウは優しくなでた。
これでも以前は自分の姉だからだろう…。
「いいよ…気にしてないからね……
 そんなことよりもボクね少しだけ人間に興味を持ったから、
 ボクの生体実験を手伝ってほしいんだ、人間を使った実験を」
そう、ユウはアロエの計画よりも面白いことに気づいたのである。



277:Birthdaypresent
08/04/08 23:07:02 29GXQqAM

それから三ヵ月後
マジックアカデミーでは最近生徒失踪事件が多発していた。
失踪する生徒の数は一ヶ月間に一人くらいであったが、

重大な事件事件と察知したアカデミーの教師たちは他の人の手を借りて、
失踪した生徒を探すためアカデミーを一時閉鎖することになった。
しかし、肝心の犯人はおろか失踪した生徒も見つからず事件は迷宮入りになっていった…。




278:Birthdaypresent
08/04/08 23:07:41 29GXQqAM
そんなある日、元の人間の姿に『擬態』しているサツキが、
両手に人間が入ってるであろう袋を抱えて『ご主人様』の部屋に帰ってきた。
そう、彼女こそ生徒失踪事件の犯人だったのだ。
その犯人は、既に悪魔の姿に戻っていた。
「ご主人様、また素体を持ってきました
 これでまた新しい実験ができますよ♪」
サツキはご主人様の喜ぶ顔を想像しているのかにっこりしている。
「ありがと  でもお姉ちゃん、誰にも見られなかった?」
『ご主人様』ユウは少し微笑んで問いかけた。
「はい!ご主人様が一生懸命作ってくれた体のおかげで
 誰にも見つかりませんでした!」
まるでお姉さんとは思えない子犬のような笑顔で答えた。
どうやら彼女は、自分の能力を使って人をさらったのだろう。
「じゃあ安心だね、ありがとう」
ユウはサツキに前とは違う『笑顔』を見せた。
今の彼女の幸福は主人の笑顔だけだった。
そのためならどんな命令でも聞くであろう彼女に罪悪感を感じないのは悪魔だからだろう。


「ご主人様、以前の子で行った実験は成功しましたか?」
ユウは新しい実験を始める。
「ああ、あの実験だね
 お姉ちゃんが素材を探してくれたおかげで成功したよ」
ユウは話しながら尻尾も使って準備を始める
「そういえば昨日素材探しの最中にミランダさんに会ったんですけど、
 生徒を悪魔にできなくなってしまうからあんまり生徒を誘拐するなって言ってましたよ」
サツキはミランダの顔を思い出してふてくされた態度をとった。
彼女はミランダのことを快く思ってないらしい。
そもそもサツキ自信も悪魔ではあるが、彼女曰く「なんか気に入らない」とのこと。
それはさておき、準備を済ませたユウは答える
「ふぅん、でも関係ないよ
 せっかく賢者よりいい力もらったのに使わないなんてもったいないじゃない?
 人間を使ってもっと楽しみたいよ」
ユウの言葉は悪魔じみた知的探究心に満ちていた。
まあ、悪魔なんだが…
さらった人間を手術台に置いて実験が始まる
「さあ、実験開始だよ」
そして手術は始まった…。



279:Birthdaypresent
08/04/08 23:08:06 29GXQqAM
―ご主人様は今素晴らしい事を行っている
 私はご主人様にすばらしい体を作ってくれた
 それに感謝して今、私はご主人様のために尽くしている。
 ご主人様が充実していると私も充実する
 私はご主人様に従える幸せな悪魔。
 それ以上でもそれ以下でもないの
 でも、あの子は嫌がってる
 変な子、これは素晴らしいことなのに…
 大丈夫、ご主人様は一度も失敗したことないんだから安心してね
 あなたもきっといい気分になるからご主人様に委ねればいいよ
 そう、全てを………

【完】

280:献血の紅
08/04/08 23:09:22 29GXQqAM
というわけで終了です。
今回はあまりにもモチベが酷く、あまり進まなかったためにグダグダになってる見苦しい部分があります
しかもキッチリと描写を練れたのかは心配です
ただユウの悪魔化についてはサツキを堕とすためには必要と感じたため入れました。気分を害した方すみません。
それと誤字脱字についてはご勘弁願います。

追記
俺もQMAは3から始めたのですが、3の時はセリオスでした。
ユウでプレイしたのは4からです(このころはすごいハマってました)。
4まではユウかわいいよ状態でしたが、5のアニメ絵のユウに絶望しましたorz
そのせいか現在はガンダムvsガンダムにハマり中です(あ、無駄話してすみません)

281:名無しさん@ピンキー
08/04/08 23:17:10 /9eNiyel
なんだか大物の直後で気後れするけど、脳内ご主人様(15歳♀)がやれと命令するので投下しちゃうんだぜ

282:名無しさん@ピンキー
08/04/08 23:18:29 /9eNiyel
はぁ?何言ってんのこいつ?
第一印象はそんな感じだった。
だって、考えてもみてよ!
紫のビキニなんてイカれた格好で突然現れて、開口一番

「あなた、素質があるわ。どうかしら、私達の仲間にならない?」

ですよ!?
このおネエちゃん頭湧いてるのかなぁ…助けてお兄ちゃん!
とか思ってたら、こっちのことなんかお構いなしに

「貴方には才能があるの。強力な淫魔となれるすばらしい才能が…」

なんて言いだすし。
いや、淫魔って何よ淫魔って!?
この平和な日本で悪魔の一味ぃ?ぶははははははは!
と吹き出さなかった私の自制心を褒めていただきたい。

「え…淫魔って…?」
「人間の精を吸って生きる魔の存在。高貴なる闇の一族よ。」

あーはははは-っ!高貴だって!闇の一族だってーっ!
って大笑いしなかった私の自制心を以下略。
反応に困って愛想笑いしてたら、何を勘違いしたのか…まあ、チャームがどうのこうの言ってたから魅了されてると思ってたんだろうね。
あの女いきなりキスしようとしてきたですよ。

「え…な、なに?やだっ!」
「ふふ、おびえる事はないのよ。さあ、心を開放して…私に身をゆだn」
「ぎゃー気持ち悪い!触らないで!私お兄ちゃんに操を立ててるんですッ!」


283:名無しさん@ピンキー
08/04/08 23:20:48 /9eNiyel
ショックを受けたような顔だった。
しょんぼりして俯いちゃった姿があんまり哀れで、つい逃げずに立ち直るの待っててあげちゃった。
それが運命の分かれ道になるとも知らずにね。

「そう…で、でもね?淫魔って言っても悪いことばっかりじゃないのよ!?」
「はぁ…」
「たとえば、ほら、あなたの好きなお兄さん!お兄さんとも結婚できるわ!」
「へ、へー…って、んなっ!?なんで…ッ」

なんで知ってんのこいつ!?
私、今口滑らせた!?
まずい、実にまずいわ!
せっかく血を吐くような思いで諦めたのに…物影から見つめるだけで満足してたのに!
こんな不審者にチクられてお兄ちゃんと気まずくなったら泣くに泣けないじゃない!
かくなる上はこのコスプレ女ブッ殺して…
と、思わずカッとなりかけたんだけど
よくよく聞いてみると、なんだかとっても魅力的な話に思えてきたの。

「子供だって問題なく作れるわ!淫魔の遺伝子は一代や二代の近親交配でダメになるほどやわじゃないもの。」
「子供…お兄ちゃんと私の…」

「法律も人間に比べれば全然ゆるいわ。親子だろうが兄弟だろが既婚者だろうが、愛さえあればオールオッケー!邪魔する相手なんて誰ひとりいないわ。」
「誰にも…邪魔されない…」

「あなたがサキュバスになって、あなたのお兄さんをインキュバスにしちゃえばね?子沢山の幸せ夫婦な家族計画が送れるんじゃないかなぁって…わ、悪い話じゃないでしょう?ね?ね?」
「お兄ちゃんと…幸せ家族計画…」

動揺しててもさすがは悪魔だね。
小一時間の内に、私の欲望をほとんど言い当てて見せるなんて。
気づけばどんどんその人の、いやその淫魔の話に引き込まれてた。
まるで催眠術か何かみたいに…
そして、冷静に考えれば疑わしいことこの上ない申し出を、すっかり乗り気になった私は二つ返事でOKしてしまいましたとさ。


284:名無しさん@ピンキー
08/04/08 23:22:50 /9eNiyel
「その話乗った!」
「本当!?ああ、ありがとう!今期のノルマギリギリだったのよぉ!」
「うわぁ、凄く個人的な理由ですね!それで、具体的にはどうしたらいいのかしら?」

その後はとんとん拍子。
近くの喫茶店で打合せをして、毒々しい丸薬を二粒もらったの。
高純度の淫気の結晶、とか言う不思議アイテム。
飲んでエッチなことを考えると体内で昇華して、淫魔になれるんだとか。
一つは私の分。
そしてもう一つはもちろん…

「これからお兄ちゃんに飲ませる分だよっ!」
「うれしそうに何語ってんだよお前は!?」

淫魔効果って凄い!
自慢のバストはそのままに、ちょっと気になってたウエストと二の腕がキュッとしまって、下手な化粧で荒れ気味だったお肌もツルツルすべすべ!
おまけに、吐く息や体臭には男を発情させるフェロモンが含まれるんだとか。

「ほらほら、無理しないで?もうガチガチじゃない…」
「ま、まて…落ち着け!何があったのか知らないけどとにかく…」

ふっふっふ、さあ盛るがいい!欲情するがいい!
ああ、なんか凄い快感!
淫魔最高!

「俺たちは兄弟なんだ!こういう風に愛し合っちゃいけないんだよ…!」
「うん、そうだね…」
「俺だってお前のことは…でも、ダメなんだよ。俺たちはいつか別々の家庭を作っていかないくちゃいけないんだ!諦めなきゃいけないんだよ。お互いに…」
「分かってる…ちゃんと分かってるよ、私」


285:名無しさん@ピンキー
08/04/08 23:24:56 /9eNiyel
あ、お兄ちゃんが泣きそうな顔してる。
良かったぁ、薄々脈はありそうだと思ってたけど、ただの願望だったらどうしようって内心ビクビクだったから。
これで心置きなくプロポーズできるよ。

「…分かってるなら早く降りろ。父さんと母さんには黙っててやるから。」
「だから一度は諦めたんだよ?でもね…」
「それが間違いにならない文化もあるってことよ。」

あ、覗きに来た。
ノリノリだなぁ…ポーズまで決めて。

「うわっ、壁から人が!?」
「隙あり」

ごめんねお兄ちゃん。
えい、飲んじゃえ飲んじゃえ。

「ん、んぐっ!?ぐっ、何だ!?何を飲ませた!?」
「それは淫気の結晶…あなたの妹を我が闇の眷属に変じせしめt」
「まあ要するに、ああいう体になる薬だよ。」

先輩に当たるサキュバスを指差す。
羽がパタパタ、尻尾がピコピコ、おまけに下半身からお汁がダラダラ。
嫌な顔になるのも分かるけど耐えてお兄ちゃん!
二人で幸せになるためなの!
ほら、早くエッチなこと考えて!
ってコラ、いつまでも先輩の方見てんじゃないわよ。

「どう、お兄ちゃん?効いた?ねえ効いた?」
「うげっ…ぁ…に、げろ…早く…」
「やた、成功!」
「だ、ダメだ…この、ままじゃ…俺…俺は…」


286:名無しさん@ピンキー
08/04/08 23:26:56 /9eNiyel
私の目の前で、お兄ちゃんの体が変化していく。
私とおそろいの黒い翼、黒い尻尾。
すっかり元気になってた息子さんもさらに…で、デカッ!あ、あんなの入るかな…?

「ぐぅぅ…逃げて…逃げてくれ…たのむ…」
「あら、どうしてかしら?」
「このままじゃ…俺は、こいつを…最愛の妹を傷つけて…うぁ…」
「あら、妹を抱くのは嫌?気持ち悪い?」

…てめぇ
ふ、ふんだ!大丈夫だもんね!
お兄ちゃんは私のこと気持ち悪いなんて言わないもんね!

「ち、違う!俺はただ…」
「何が違うの?抱きたいなら抱けばいいじゃない。彼女もそれを望んでいるわ。」
「そうだよー。ほれほれ、ヤっちゃえヤっちゃえ!そんで責任もとっちゃえ!」
「それが、できないから…っく!苦しんでるんじゃないか!」

むふ、そろそろかな?
私のターン、魔法の言葉!

「お兄ちゃん、あのね…淫魔になれば兄妹でも結婚できるの…」
「な、に…?」
「正確には人間の婚姻制度に当たる制限がないのよ。好きあった者同士なら誰でもつがいになれるわ。もちろん、あなたと…その娘もね。」
「…」
「私お兄ちゃんと結婚したいなー。…淫魔になれば結婚できるのになー。」

食らえ、おねだり攻撃!
ごろにゃーん、ふみーふみー、うにゃうにゃ…性格悪いなぁ私。
淫魔化の副作用かしら?
それはともかく、お兄ちゃんの抵抗は目に見えて弱くなった。

「ふふ、素直におなりなさいな。兄妹ともども…いいえ、夫婦ともども私の門弟として指導してあげるわ。」
「ねえねえ、お兄ちゃん…なっちゃおうよ、淫魔に!私と赤ちゃん作ろ?」
「!!!!」


287:名無しさん@ピンキー
08/04/08 23:28:57 /9eNiyel
覚悟を決めた、って事だと思う。
胡坐をかいてぴたりと動きを止めたお兄ちゃんの体がどんどん変化していく。
肌の細かいキズがぬぐったみたいに消えていって、そこから秋の森林みたいな香りが…かおりがぁ?
ふにゃ…?
あー…あー迂闊だったぁ…サキュバスが男相手のフェロモン出すんだから…
インキュバスは…うへへぇ

「ふふ、効いてきたみたいね。」
「あへぁ…なんか…なんかもう…」
「正直言ってね、あなたのこと見くびってたわ。淫魔にしてしまいさえすれば格の違いで簡単に屈服させられると思っていたのに…あなたはまるっきり私の制御を受け付けなかった。本当に凄い素質だわ…」

あれぇー?なに言ってるのかよく分かんにゃい…
へへ、お兄ちゃん…おにいちゃんいい匂いぃ…ふへへへへへへ
脳みそとろとろになっちゃいそーだよぅ…

「でもね、私達にも私達なりの秩序と言うものがあるのよ。最初から強すぎる個体は危険なの。だから…」
「おにーちゃん変身終わった?終わったよね!じゃあしよ!すぐしよぉ!」
「あなたの望みと、お兄さんを利用させてもらうことにしたわ。身ごもった子供に力をつぎ込んで、弱ったところを支配してあげる…」

お兄ちゃんが目をギーラギラさせてるぅ~
アハハハハッ怖ぁ~い!犯されちゃうよぅ
犯されて妊娠させられちゃうよぅ!
…はぁ、はやくっ!はやくっ!待ちきれないの!

「素敵でしょう?家族そろって私の奴隷になれるのよ…あなたも、その男も、生まれてくる子供も、末永く可愛がってあg」
「うるせぇよ。」

ボゲッ
ありゃ~?なぁーに今の音?
ねーおにいちゃん、いまのなぁに?
なんでもないの?
そうなんだ、じゃあ、しよ!ね!こづくりしよ!
え、その前に…?

「黙って聞いてりゃ俺の女を奴隷にするだぁ?いい気になってんじゃねえぞババァが!
てめえの方こそ俺の肉便器にしてやるぜ!ゲハハハハハハハ!」


288:名無しさん@ピンキー
08/04/08 23:31:07 /9eNiyel
「ぐっ、お前ッ!?ま、まさか…お前も…その娘と近しい血を持つお前にも素質が…」
「ガタガタうるせぇ!ロストバージンが痛くないようにてめえで濡らしてやるぜ!殴られたくなかったら、さっさと股開きやがれ!」
「きゃっ、ちょっと!あんたの旦那浮気しようとしてるわよ!?と、止めなさいよぉ!」

うわぁ…おにーちゃんが悪い人だぁ…
へへ、でもね…私も思ってたんだ
この女邪魔だなーって
ふむっ…よぉし、体離したらちょっと目が覚めてきたぞっ!
二人で気合入れて黙らせちゃおうね、お兄ちゃん!

「ねえ、お兄ちゃん」
「んー?ああ、ちょっと待っててくれ。外野をどかしてからじっくり愛し合おうな!」
「うん、それでね。いい方法があるの!」

あの時、勧誘を受けてる時に感じた不思議な気分、同じ能力を得た今ならはっきりわかる。
あれは、私の心を操ってたんだって。
淫魔のあいつが人間の私に使ってさえ完全には心を支配できなかった魅了の術。
じゃあ逆に、サキュバスになった私と、インキュバスになったお兄ちゃんが一緒に使えば?
結果は火を見るより明らかだよね!
キヒヒヒヒッ

「へえ、魅了か。面白そうじゃないか。」
「でしょ?このピーピーうるさい女、私達の奴隷にしちゃおうよ!」
「ヒッ!?な、なに、考えてるのよぉ…あんたたちッ!」
「それで、どうやるの?」
「うん、まずねー、こうやって相手の目をこっちに向けてー」
「いやぁぁぁ!誰か!誰か助けてぇ!こいつら悪魔よぉぉぉッ!」



289:名無しさん@ピンキー
08/04/08 23:33:15 /9eNiyel
………
ふむ、思ったより何てことなかったかな
うっとうしいデバガメ女は今、ベッドの下でちょこんと正座してる。
お父さんとお母さんは事前に私の催眠で眠らせてあるし、後は…へへへっ
心おきなく…

「おにーちゃん…えっちしよ」

あひゃははははは!おにいちゃん、めがまっかっか~!
あ、あたしもぉ?あたしもクルクルパーになっちゃってるぅ?
うひゃはははははははは
らってぇ!きもちいーんだもん!おにいちゃんにさわってるだけでキモチイイんだもん!

「ふぁっ…!すごい…な、サキュバスの淫気ってやつは…はぁ、はぁ…!いくらでもヤれそうだ…!」
「ひうぅぅ…お兄ちゃんの…インキュバスのも凄いよぉ…一発でデキちゃいそうだよぉ」
「ああ、そのつもりだ!今日からはあなたって呼べよ!お前は俺の女だからなぁ!」

ああ、わたし今夜ニンシンしちゃうんだ…おにいちゃんと夫婦になっちゃうんだぁ!
幸せだなぁ…えへへへへへへひゃひゃひゃひゃひゃ
きもちいいっ!きもちいいよぅ!幸せだよぉぉ!
あのバカ女に感謝しなきゃァ!アーハハははハハはハハハはハハハッ

「…」

交わりあう二人の悪魔を、哀れな奴隷はいつまでも見守っていた


290:名無しさん@ピンキー
08/04/08 23:35:46 /9eNiyel
と言うわけで、悪の奴隷にされるヒロインは淫魔のお姉さんの方というオチでした

291:名無しさん@ピンキー
08/04/09 00:58:26 DoKVJRVo
テンポ良いアホ話だなwwwwww

292:名無しさん@ピンキー
08/04/09 04:40:37 qRNvv1KC
>>280
GJ!
サツキはもちろん良かったですが黒くなったユウも最高でした!

5の絵劣化には禿同。
4に戻してくれ…

293:名無しさん@ピンキー
08/04/09 11:54:33 o6b29KHo
>254>256>264
抹茶とは別にどっかのスレでそういうのあったよね
報告ベースで話進むやつ
そのものズバリの内容

本人さまかな??

294:256
08/04/09 12:17:25 qQkVYfIK
256です。
俺が指摘したのはこれです。
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)

295:名無しさん@ピンキー
08/04/09 18:24:43 FjLB1UuR
GJ
投下ラッシュとは、嬉しいものだ。
ただ、前の人が投下した場合、何レスか間隔をあけてから投下したほうが良いかも。
マナーみたいなものだけど。
ともあれ、280も290も乙

296:名無しさん@ピンキー
08/04/09 20:51:13 hqoTWS+y
>>290
GJ
なんだかエロギャグ漫画っぽいノリのいい小説でした。

297:名無しさん@ピンキー
08/04/09 21:06:08 n13DNBYY
>290
乙! テンポ良くて面白かったです!
バカになっちゃった状態の二人がどれだけ壊れたセックスするのか見たかったw

298:名無しさん@ピンキー
08/04/10 09:21:32 jvRz+QuQ


299:名無しさん@ピンキー
08/04/10 09:54:44 jIdQpw6b
ID:/9eNiyelのSS読んで、以前似たような設定のいいSSがあったのを思い出せないでいるのがもどかしい。

淫魔が女子高生のところにやってきて、その少女を手下の淫魔にするつもりが、
その少女の方が淫魔適正が高くて淫魔化した後、逆に親淫魔が吸収だかされちゃうって設定だった。
そのあとその女子高生の彼氏と妹で3Pして、その妹も淫魔にしちゃうっていう話だったけど・・・
どこに載ってた何てSSだかどうしても思い出せない。

300:名無しさん@ピンキー
08/04/10 12:33:06 LFPIx8He
>>299
モンスター娘百覧の「アナザー百覧」の投稿小説、みずき氏の「淫魔転生」じゃない?
内容が好きだったから覚えてる。スレ違いだけどみずき氏の作品をもっと読んでみたかったな

301:299
08/04/11 00:36:17 G0qNpupN
>300 うん、それ! いや~解ってすっきりしたよ、ありが㌧。

302:名無しさん@ピンキー
08/04/11 00:55:57 12sEuzuo
やったー、見送られた

303:名無しさん@ピンキー
08/04/11 10:36:58 gsrglJWA
悪かは微妙だけどロボ蔵・禁断の人形遊びってエロアプリは
ネット上で無料でプレイ可能な操り系ゲームとしては何気に究極系に入ると思う

母親以外の攻略条件が難解でモタモタして手間取ると強制的にイベントが起こりゲームが終わってしまうのと
主人公の妹が無条件で無いのが不満要素だけど。
対象が操った時にSEX可能になるまで進めれば後は抱いてれば経験値なんて稼ぎ放題だし

304:名無しさん@ピンキー
08/04/11 15:59:22 KD+zgkWn
今月のガンガンはよかった。うんよかった。

305:名無しさん@ピンキー
08/04/11 17:05:13 n7p5pT3W
>>304

kwsk

306:にょろ
08/04/11 17:10:59 XJi5Eh+R
SS投下します。
微妙ですが…

307:にょろ
08/04/11 17:11:30 XJi5Eh+R
「ったく…なんだってのよこの森は…」

右を向いても左を向いても木ばかりで、ちっとも先が見えてこない。
「な~にが初心者用ダンジョンみたいなもん、よ」

嘘つき。

近くの街でかつてハンターだったと言うオジサンの言葉を鵜呑みにしたばかりに、かれこれ3時間、この森で迷っている。


ガサッ
物音に振り返ると、剣をこちらに向けた女が立っていた。
「…何者?」
鋭い眼光と言葉を私に向ける。
「あなたと同じよ。ホラ」
首から銀の十字架のネックレスを見せる。
「……すまない」
すぐさま女は刀を下ろす。
銀の十字架は対吸血鬼ハンターにしか装着の許されないもの。
女の首にはそれが見えたのだ。

「いいのよ、気にしないで。…それよりあなた、出口知らない?」
「私も探してるが…もう何日歩き回っているか…」

まだ二十前ほどにしか見えない女の服には少し汚れがついていた。
おおかた私と同じように騙されて来たのだろう。

「ねぇ、よかったら一緒に出口、探さない?」
「…そうだな…」
三人よればなんとやら、まぁ一人足りないが迷いまくっていた私にとっては百人力にも等しかった。
「私はセレス。よろしくね!」
「……私はマリア。よろしく」

308:にょろ
08/04/11 17:12:19 XJi5Eh+R

マリアの後についていくように歩く。
若そうなのにしっかりしてるわ…。


とはいえやはりそう簡単に出口は見つからない。
日も暮れかけ、空にはハッキリと月が現れる。
「…嫌な色…」
マリアの言葉に空を見る。
まるで血のような紅。

「なんだか怖いわね…」
「……あぁ。…もうしばらく歩いてみるか」

それからしばらく経ち、私たちは遠くにおぼろながら松明がチラチラ燃えているのを見つけた。

「街かしら?」
「…行こう」

309:にょろ
08/04/11 17:13:01 XJi5Eh+R
行き着いた先は一軒の家だった。
石造りの質素な家。
中には明かりが灯っておりおいしそうな匂いが漂ってくる。

「…すまない」
マリアがドアを叩くと、ゆっくりと開く。
「…誰でしょう?」
大人しそうな少女がおずおずと尋ねた。
首には銀の十字架、どうやら同業者らしい。

旅のいきさつを話すと、中に迎え入れてくれた。
「急いでスープを作りますね」
少女の名はクレアと言うらしい。
父親がこの近くで狼狩りを行うため嫌々吸血鬼ハンターにならされたそうだ。

「どうぞ」

赤く血のようなスープを出される。
「街で買ったばかりのトマトを煮たんです。お口に合いますか?」

ごくん。
空きっ腹にスープが入る。
こんなおいしいスープ飲んだことがない。

「すっごい美味しい!」ガツガツと食べ終わると、温かさのせいか急に眠くなった。

310:にょろ
08/04/11 17:13:50 XJi5Eh+R


「…んんっ…あっ……」
マリアの…声?

「…します…から……してぇ」

何…言ってるの?

ぼんやりと目を開けた刹那、頭が警鐘を叩き鳴らす。

「お願いしますぅ…もっと吸ってぇ!!」

マリアが惚けた顔で地べたに座りビクビクと体を震わせていた。
体に優しく手を回し、首元に舌を這わせていたのは………クレア!

311:にょろ
08/04/11 17:17:34 XJi5Eh+R
「はっ……ぁぁぁあいやぁっ!!…ダメぇっ」

体がガクンガクンとのけぞる。
今まで感じたことのない気持ちよさ。
マリアからの愛撫もだけど、
クレアからはどんな人間にも与えることのできない快感を受ける。

「あひぃっ…いやぁ!!こわれちゃうぅぅ!」

「私に永遠の隷属を誓いなさい、セレス」
「だ…誰……が」


最後の一欠片の理性が反発する。


「隷属を誓いなさい」
甘美な声の響き。

……私は……
……私は…

……吸血鬼になっちゃうの…
何も考えたくない……
クレア様が幸せをくださる……


「なりますぅっ!!クレア様のものになりますっ!!」

体の隅までクレア様のモノになり、
私は果てた。



次に目が覚めたら…
私は永遠にクレア様のモノ…


end



はじめまして。
未熟者ですが書かせていただきました。
エロ分少な目ですがそこはみなさまのお好きなようにということで…

312:名無しさん@ピンキー
08/04/11 17:28:28 QDS4y9Z0
銀にも十字架にも耐性がある吸血鬼なんて無敵じゃないか!
…と思ったけど、吸血鬼の弱点って実は大部分が後付なんだよな。
ひょっとして、冒頭で名前の出てくるおじさんも、日光への耐性を獲得した吸血鬼の手先だったりして?

何はともあれGJ

313:名無しさん@ピンキー
08/04/11 20:00:10 X4eN8ZN2
GJ乙
展開が予想外だった

314:名無しさん@ピンキー
08/04/11 20:27:49 KD+zgkWn
>>305

敵に連れ去られた仲間を助けに、その子のパートナーが迎えに来るんだけど、
その子は既に敵に道徳観を操作されてて・・・

315:名無しさん@ピンキー
08/04/11 21:09:17 /r+kmOiF
昔教育テレビの海外ドラマで、ある兄弟(姉+弟)が吸血鬼に追いかけられて、
無事祖父(か誰か)に助けてもらったが、実はその兄弟も吸血鬼一族だった、て話があった

316:名無しさん@ピンキー
08/04/11 21:46:40 7VYmWqSF
俺も見たことあるわ。どれもこれもラストがバッドエンドな雰囲気だったのを覚えている。
あと確か姉弟を追っかけていた(入れ歯の)吸血鬼が二人の祖父だったようなキガス

317:名無しさん@ピンキー
08/04/11 22:06:08 dw1UIPbL
ラストで楽しかったねとか言いながら姉弟は吸血鬼らしく棺桶で眠るんだっけ。
そんな感じの話を覚えてる。
あのシリーズは題材と雰囲気好きだったな。
>>316も言ってるがどれもこれもラストで実はまだ…って感じで終わって妄想可能エンドだった覚えが。

318:名無しさん@ピンキー
08/04/11 22:20:57 12sEuzuo
>>315
あれは、普通にハッピーエンドじゃなかろうか?

319:名無しさん@ピンキー
08/04/11 22:30:42 u1gxaXjo
全員堕ちたらみんな幸せそうなのにバッドエンドあつかい!
ふしぎ!

320:名無しさん@ピンキー
08/04/11 22:33:28 7VYmWqSF
うん。
あのシリーズの中ではあのエピソードはハッピーエンド。
ただ、……そしてまた、新たな犠牲者が……てな感じのが多かった。あとそれ以外に悪堕ちなエピソードがあったかどうかは覚えてない。


何て題のドラマだっけ?

321:名無しさん@ピンキー
08/04/11 23:18:40 /r+kmOiF
ちょww結構見てるwwwグースパンブスとかじゃなかったっけ?

322:名無しさん@ピンキー
08/04/11 23:20:15 sFf/vIEw
グースバンブス懐かしいなwwwwww

よく覚えてないが最後に飼い犬がゾンビかなんかになってた話を覚えてる

323:名無しさん@ピンキー
08/04/11 23:22:28 /r+kmOiF
ggってみたらそれっぽいのみつけました。
ミステリー・グースバンプス 第20話『吸血鬼の息』 ←これっぽい
URL URLリンク(www.tora-2.com)


324:名無しさん@ピンキー
08/04/12 00:51:44 wQHvndqu
前もこのスレで言ったけど
海外ドラマだとシーバー家のハロウィン話?が俺のトラウマ
周りの人がどんどん宇宙人になってくみたいな話だった

325:名無しさん@ピンキー
08/04/12 00:56:55 pksTZ1QL
で実は自分も宇宙人だったと...〆 (・∀・)

326:闇に仕えし光の巫女
08/04/12 01:33:44 fs0t72jw
ラングリッサーの小説続編です
楽しみに待って下さった方々、大変遅くなって申し訳ありません
諸事情で寝込んでましたが、イラスト保管所に投稿された素敵イラストに触発されて前編だけでも完成させました
これだけ時間かけて完成してませんが、よろしければどうぞ


ボーゼルの手によって、闇の巫女に堕ちたダークプリンセス・ラーナ。
リアナが光の巫女となるより早く、彼女は諸国の君主を焚き付け、各地で戦争を勃発させた。
さらにボーゼル配下の魔物も跋扈し始めたことで、四方八方で戦いが起こる。
光の神殿は防衛に追われ、リアナを迎えに行く余裕などなかった。
村に釘付けになったリアナ、そしてその光の力を狙い、村を包囲した一団があった…

「我々はレイガルド帝国の者だ!光の巫女よ、出て来い。さもなくば村を焼く」
隊長らしき粗暴そうな男の大声に、村人は震え上がった。
「て、帝国軍がついにここまで…」
「あっという間に大陸の半分以上を占領したという強国が、リアナを…」
帝国がどのような意図で光の巫女を狙っているかは分からないが、渡さねば確実に村は滅ぼされる。
「だが女神の祝福を受けた光の巫女を渡せば、帝国に大陸統一の大義名分を与えるようなもの…」
「強引な武力制圧を繰り返す血なまぐさい奴らに、リアナを渡してたまるか!」
恐れながらも、村人たちが武器を手に取ろうとしたとき、当のリアナが彼らの前に飛び出した。
「やめてください!帝国に逆らえば、多くの犠牲者が出ます。
私のために、村のみんなの血を流すなんて耐えられない…私一人で済むなら行きます」
ざわめく村人たちだったが、実際のところ戦っても勝ち目はないし、リアナを逃がすのも容易ではない。
降伏するしか道はなかった。

村の門から外に出ると、兵隊長とその配下たちが待ち構えていた。
「お前が巫女か?」
「はい、リアナです…。私があなた達と共に行けば、村に手出しはしないのですね?」
「おう、もちろんだ。お前にも手は出さねえ。皇帝陛下から厳命されてるんでね」
「…分かりました」
帝国兵が慎重に彼女を取り囲み、逃げないように腕を縄で縛った。
それを横目に見るや、隊長はにやりと笑った、
「けっ!簡単に終わりすぎてつまらんぜ。やはり任務は血を見ねえとな。
お前ら、慰みに村人でも皆殺しにしてやれ。
ただし建物には手を出すなよ。『村には』手を出さない約束だからなぁ」
たちまち柄の悪そうな兵士たちが武器を手に、門の中へ駆け込む。
「ひ、ひどい!なんてことを…っ」
叫んでもがくリアナを見ようともせず、隊長自ら剣を抜いて村に切り込もうとしたその時である。

「待ちなさいっ!」
不意に空から舞い降りた影に、今にも殺戮を始めようとした兵士達は慌てて空を見上げた。
その瞬間視界に広がったのは、巨大な鷹、そしてその上に乗った人間。
あっという間に彼らはなぎ倒され、爪にかかり、また飛んでくる手槍に打ち倒された。
「きゃあっ!」
手で目を覆ったリアナの耳に鳥の羽ばたく音が聞こえ、続いて明るい少女の声が響く。
「ごめんね、驚かせちゃって!ケガはない?」
恐る恐る目を開いたリアナの目の前に、巨鳥が舞い降りようとしている。
周囲を見回してみると、帝国兵の一団は散々に打ちのめされ、散り散りに逃げ出していた。
そして鳥の背からは、先ほどの声の主であろう少女がひらりと飛び降りた。
ショートボブカットの銀髪が印象的な彼女は、見たところリアナと同い年くらいだ。
だがその身軽ながら隙のない身のこなしは、彼女がただ者でないことを示している。
「あ、ありがとうございます。何とお礼を申したらいいか…」
丁寧にお辞儀するリアナに、少女は明るくにこやかに答える。
「別にいいの!帝国軍に困ってるのはあたしも一緒だから。
あっと、あたしの名前はシェリー。よろしくね」
「リアナです…本当にありがとうございます、シェリーさん」
「シェリーでいいわ。話し方も普通でいいの。堅苦しいのはキライだしね。ところで…」
シェリーはじっとリアナを見た。
「光の巫女リアナって、あなたのこと?
ちょっと一緒に来てほしいんだけど、いいかな。手助けしてほしいって人がいるのよ」

327:闇に仕えし光の巫女・2
08/04/12 01:35:05 fs0t72jw
数時間前のこと、リアナの村から離れた城、カルザスにて――
「シェリー様…やはり城から抜け出そうとしておられましたか」
兵隊長キースが扉を開けたのは、シェリーが今にも部屋を出ようとしていた瞬間だった。
「もう、キースったら!何でこんなタイミングで呼びに来るのよ。せっかく腕試しに行こうとしてたのに」
「帝国軍が活発に動いている中で城を飛び出されては困ります。
…それより、父王様がお呼びです。急ぎ、謁見の間にいらっしゃるようにと」
「謁見の間?…どうしたのかしら」
わがままな姫ではあるが、帝国軍が迫っている今は勝手なことをしている時ではないと分かっている。

「…おお、来たかシェリー」
病に弱った王の前には、来客と思しきふたりの人間が立っていた。
ひとりは、黒いマントに身を包み目元を兜で隠した男。
もうひとりは、黒マントとレオタードスーツに身を包み、年に似合わない冷たい目をした少女。
「ボーゼルと申したな。これがわしの娘、シェリーだ」
「お初にお目にかかる、シェリー王女。私は魔道士のボーゼルと申す者…」
ボーゼルと名乗った男は丁寧に、そして幾分馬鹿にしたように一礼した。
「で、あたしを呼んだのはどうして、お父様?」
「…それについては、彼から直接聞くとよい。ボーゼルよ、説明してくれるかな」
「承知した。シェリー姫は、『光の巫女』についてご存知かな」
それを聞いてほんの一瞬、ボーゼルの傍らに立つ少女の眉間が歪んだが、気づいた者はいなかった。
「見回りで光の大神殿に行くこともあるから、聞いたことはあるけど…確か、リアナって子?」
「分かるなら話が早い。その光の巫女を、私の指定するところへ連れてきてもらいたいのだ」

ボーゼルが話したのは次のようなことだった。
彼は古代魔法文明の遺物について研究しているが、帝国軍が跋扈していることで落ち着いて研究もできない。
さらに帝国は古代の魔法武器を発掘し、大陸の覇権を揺るぎないものにしようとしている。
そんな中、彼の研究していた遺跡から封印された古代の魔剣が発見された。
本来なら封印を解くにはある巫女の祈りが必要なのだが、帝国軍がその噂を聞きつければ、力づくでその封印を破るだろう。
悪用されるくらいなら一足先に封印を解いたほうがいい。
対帝国の切り札として使うか、帝国の知らぬ場所に封印し直すかは巫女に任せるとして――

シェリーにとってはあまり興味のない話だったが、父は強く心を動かされたらしい。
帝国に反目する国のまとめ役であるカルザスだが、帝国の総力をまともに受け止められるだけの力はない。
病もあって弱気になっている王としては、強大な力はぜひとも欲しいところだろう。
シェリーにはそれがよく分かった。
「つまりそのリアナって子を迎えに行けばいいんでしょ?」
「行ってくれるか、シェリー…キースは城の守りに残しておきたいし、他に頼める者もおらんのでな。
それに巫女はお前と年も近いと聞く。無骨者が迎えに行くより、同年代の娘が行く方が安心するだろう」
「でもあたし、リアナの顔分からないわよ」
それを聞いてボーゼルは意味ありげな笑みを浮かべた。
「心配はいらぬ。私の横にいるこの娘…彼女と瓜二つの少女だ。村の場所も分かっている。
だが急いだ方がよかろう…帝国軍が光の巫女を強奪しに向かっているとの噂もあるのでな」


328:闇に仕えし光の巫女・3
08/04/12 01:37:20 fs0t72jw
「あの…シェリー…?」
鷹の上で、爽やかに頬をくすぐる風の中、リアナに呼びかけられてシェリーは我に返った。
連れて来た兵士は村の護衛に残し、リアナの承諾を得、彼女達は今まっすぐにボーゼルの指示した島へと向かっているところだった。
「あ、ごめんボーっとしてたわ。どうしたの、リアナ?」
「その…本当なの?私にそっくりの、女の子がいたって」
まだ遠慮しているのか、ゆっくりと自信なさげに話すリアナ。
それに対してシェリーは屈託ない笑顔とはきはきした口調で返答する。
「うん、本当にそっくりだったわ。ちょっとあっちの方が大人っぽかったけどね。
あと、一緒にいた男の人、カッコよかったけど…なんかうさん臭かったな」
だが、女性の話に気を取られていたリアナは後半部分を聞き逃していた。
「やっぱり…きっと姉さんだわ。少し前に闇のモノにさらわれ行方不明になった…
無事かしら…姉さん」
不安そうなリアナの肩を、シェリーはぽんっと明るく叩いた。
「生きてたんなら無事なのは間違いないじゃない。きっと優しく迎えてくれて、何があったか教えてくれるわよ」
「そうね…ありがとう、シェリー」

これから向かう場所の名前をふたりは知らなかった。
もし知っていれば、そこに招いたボーゼルの正体について何か感づいたかもしれない。
その島の名はヴェルゼリア。かつて闇と混沌の神が降臨した、今なお邪気の残る禁断の地。
島の奥に位置する洞窟寺院跡にはただならぬ気配が漂う祭壇と、ふたつの魔法陣…
そこで奇妙な儀式の準備をするボーゼルと、苛立たしげに歩き回る少女=ダークプリンセスの姿があった。

「どうしたのだ、ダークプリンセスよ。お前らしくもない。
魔剣復活の儀式が終われば、望んでいた力が手に入るのだぞ?」
「…どうしても光の巫女を使わねばならないのですか、ボーゼル様」
ダークプリンセスは憎しみに満ちた赤い瞳で、じっとボーゼルを見つめた。
闇の中でもうっすらと濁った光を帯びたその目には、人間らしからぬ狂気が宿っている。
「光と闇の巫女が揃わねば、魔剣の封印を解くのに無駄な時間を費やさねばならぬ…人間の肉体が滅びるほどの時間だ。
そうなれば、お前の望みもかなわず終わるのだぞ?」
悔しげに唇を噛みながらダークプリンセスはうつむいた。
「しかし、光の巫女と…あの忌々しいリアナと協力するなど、私には…」
「『協力』ではない、『利用』だ。お前の妹は道具に過ぎん」
「はい…」
うなずいたものの、彼女の心情はその鮮血色の眼が雄弁に語っている。このままでは憎悪に任せてリアナを殺しかねない。
「ダークプリンセスよ、もっと私の近くに来るがいい」
「は?はい、ボーゼル様。しかし何を…」
リアナへの敵意と、唐突な命令への戸惑いを浮かべながら、彼女はボーゼルの眼前に立った。
その額に、ボーゼルの指が軽く当てられ…黒い電光がばちりと走った。
「はうっ!?あっ…、あうっ、はあっ!」
ダークプリンセスが小声で悲鳴を上げた。感電したかのように、体のあちこちがぴくぴくと細かく揺れている。
「お前は何者だ?ダークプリンセスよ」
「あぁ、わ、私はぁっ…闇の巫女っ…」
ぶるぶると体を震わせながら、ダークプリンセスは視線を中空に泳がせている。
口は半ば開き、顔には軽い苦痛と怯えの表情が浮かんでいる。
「お前の主は誰だ?」
「ボ、くぁっ…、ボーゼル、さまぁ…です…ボーゼル様の命令は、あぅっ…絶対…」
「お前の主は、何を望んでいる?」
「光の巫女と、ぉっ…私で、魔剣の封印を、っっ…解くことぉ…です」
「そのために、お前はどうする必要がある?」
「はぁぁ…、リアナと封印を、解きます…従順に…ボーゼル様の、命ずるままに…ぃっ」
最後の言葉を口にした瞬間、彼女の震えはぴたりと止まった。
少し呼吸は荒いが、表情は静かで、先ほどまでの憎しみや怯えが嘘のようだ。
そう、まるで先ほどまでとは別人のように冷たい。
「ふぅっ…取り乱して失礼いたしました。ボーゼル様、我が唯一の主様…。
このダークプリンセス、いかなる命令であろうと遂行いたします」
氷のように冷酷な赤い瞳、仮面のような美しく冷たい顔。それを見て、ボーゼルはにやりと笑った。


329:闇に仕えし光の巫女・4(前半終)
08/04/12 01:42:44 fs0t72jw
「ここで待てって言われてたけど…なんかイヤな感じの島ね」
「恐ろしい力を感じるわ…私、この島は怖い…」
洞窟遺跡の入り口前で、シェリーとリアナは不安そうに辺りを見回していた。
今にも化け物が出てくるのではないだろうかという禍々しい空気が、遺跡の中からも島中からも漂ってくるのだ。
そこに遺跡の中から、コツ、コツ、コツ…と乾いた足音が響いてくる。
油断なく構えるシェリーと、怯えてその後ろに隠れるリアナ。しかし姿を現したのは、一人の少女だった。
「ラーナ姉さん!!」
リアナが叫んで飛び出した。一方、シェリーはふたりの姿を見て驚いていた。
改めて同時に見ると、驚くほどふたりは似通っている。顔立ちも背丈も体型も。
だが、その漂わせる空気はまるで別物だ。
リアナが純粋な少女らしさを全身から漂わせているのに対し、ラーナからは人間らしさが感じられない。

抱きつこうとするリアナ。だがラーナは冷ややかに手でリアナを制した。
「姉さん…!?」
…そしてラーナに関して言えば、以前見た時とも雰囲気が違う。
ぎらついた敵意むき出しの眼だったはずが、今は恐ろしく無感情だ。
「リアナを運んできてくれたこと、ボーゼル様に代わって礼を言うわ」
淡々と人形のように、シェリーに向かってラーナは言った。
「運んで、って…リアナをモノみたいに言って、それでも彼女のお姉さんなの?」
むっとした顔で反論するシェリーだが、ラーナはそれに耳も貸さずリアナの手を取り遺跡の中へと導く。
「来なさい、リアナ」
「ね、姉さん…?」
静かだが有無を言わせない力が、ラーナの手にはこもっている。
リアナは怖かった。島が、遺跡が、何より別人のような姉が。
だが逆らえない。恐怖や悲しみ、苦労に耐えたことのない彼女は逆らう術を知らなかった。
逆に直情的なシェリーは彼女らの後を追おうと駆け出す。
「…導かれざる人間が入れば、魔物が容赦なく襲う。死ぬ気?」
ラーナの低い声に、思わずシェリーの足がすくんだ。
「ここで待ってるわ…リアナの身に何かあったら、許さないわよ!」
必死に振り絞った声など聞こえないかのように、ラーナはリアナを伴って遺跡の奥に姿を消した。


「偉大なる闇よ!全てを包む闇よ。今、お前の時代が来た…」
祭壇の前でボーゼルは満足そうにつぶやいた。そして背後の気配に、笑みを隠そうともせず振り向く。
「戻ったか、ダークプリンセス」
「はい、ボーゼル様。光の巫女もここに」
満足そうなふたりと逆に、リアナは異様な気配に震えが止まらなかった。
「ダーク…プリンセス…!?」
なぜ姉が奇妙な称号で呼ばれているのか、それに対する疑問だけでない。
闇の力に満ちたこの遺跡は何なのか。そして禍々しくも美しいこの男は何者なのか。
なぜ姉は闇の力を持つ男を主と呼び、そして自らも闇の力を身に宿しているのか――
わからない。頭が痛い。吐き気がする。意識が遠のきそうになる。
疑念と恐怖、そして遺跡の邪気にあてられ、リアナの思考はぐるぐると渦巻いていた。
「さあ、少しの間魔法陣の中でじっとしていてもらうぞ。お前達の力が必要なのでな」
ボーゼルの魔力ある声が、リアナの耳に入ってくる。
ゆらゆらと揺れる視界の中に、祭壇の左右に設けられた魔法陣が映る。
そこに立たなければいけない。美しい声がそう言っている…。


330:闇に仕えし光の巫女・5(前半終)
08/04/12 01:44:47 fs0t72jw
だが、光の巫女に任じられたリアナの心は、強い意志でその声に抵抗した。
「ああっ…駄目!闇の者の声に、屈してはいけない…」
魔力の支配から逃げることは諦める。ただ、心を売らず、動こうとしない。それだけに集中する。
闇の魔力に抵抗する最も有効な手段を、リアナは無意識のうちに身に着けていたのだ。
ボーゼル一人ではこの抵抗を崩すことはできない。そう、一人なら。
「ダークプリンセス」
ボーゼルの声を聞くや、ダークプリンセス=ラーナがリアナの顔をくっと右手の指で持つ。彼女の眼を覗き込みやすいように。
「私の眼を見なさい、リアナ」
「あ…ね…姉さん…」
慕っていた姉の声。
無意識の心の盾は、無意識の安心感によって取り除かれる。
そして宝石のように澄んで美しく、吸い込まれそうなルビー色の瞳。
冷ややかで落ち着いていて、何の迷いもなくて。
姉の声と眼によって心の障壁を溶かされたリアナの耳に、再度ボーゼルの甘い声が響く。
「さあ、光の巫女、闇の巫女よ。今からお前達は巫女の像となる…。魔法陣の上に立ち、両手を掲げ、そのまま立ち尽くすのだ」
その命令は、すんなりとリアナの頭の中に吸い込まれていった。
そう、私は巫女の像になる。魔法陣の上に立ち、両手を掲げなければ…。

全くぶれのない足取りで魔法陣へと歩むラーナと、うつろな眼とおぼつかない足取りでゆっくり魔法陣の中に入るリアナ。
だが魔法陣の中に入ると、二人は同時に背筋を伸ばし、すっと両腕を天に掲げた。
眼は開かれたまま、しかし何も見ようとしていない。
全く身じろぎをせず、まるで本当の像になったかのように。
その意識は、たったひとつのことに集約されている。
私は、巫女の像。両腕を掲げ立ち尽くす、そのために存在する。


中途半端なところですみません
(前半終)って2回も書いてしまうし…orz
待たせてしまってすみませんが、闇に仕えるのは後編をお待ちください

331:名無しさん@ピンキー
08/04/12 02:20:29 pksTZ1QL
なんという寸止めwwwGJ

332:名無しさん@ピンキー
08/04/12 03:23:43 OT7xjmIs
脳内ご主人様(15歳♀)が明るい悪堕ち物を考えろと要求するので、
元からアレな女の子が調教をきっかけに寝返っちゃえばいいんじゃね?という発想でやってみた
スレの趣旨から外れてたらゴメン

333:名無しさん@ピンキー
08/04/12 03:25:37 OT7xjmIs
「…というわけで、ついに捕らえたぞベタホワイト!」
「どういうわけですか!?」

などと悠長に突っ込んでる場合じゃありませんでした
私は彩色戦隊ベタレンジャーの白担当、ベタホワイト
警備上の理由で本名は明かせませんけど、みんなからはシロちゃんって呼ばれてます
桃色じゃないところがミソですよ
何を隠そう私のエネルギー源は、このハートを真っ白に焼き尽くす愛の力なんですからね
そして今、愛しの旦那さまが私の目の前に!
もう心臓バクバクです

「お前を私に従属させ基地の情報を吐かせれば…ベタレンジャーは滅ぼしたも同然よ!」

ああカワイイなぁもう!
敵の前で今後の予定をベラベラ喋っちゃうなんて
そんなうっかりさんなところもひっくるめて大好きですよ、地獄博士(仮)さん
正式名称も決まってないうちに出て来ちゃう行動力も素敵です
現幹部の出番まだ6話ほど残ってますけど

「さあ、覚悟はいいかね?お嬢さん…」
「覚悟?」
「そう、正義を捨てて私の忠実な奴隷となる覚悟だよ。」
「わ、私をどうするつもりですか!?」

うあー緊張して舌が回らない!
既にあなたの恋の奴隷である私をこれ以上どうするんですか!?
見かけによらない超絶テクニックで体の芯まで虜にするつもりですか!?
ジュルリ
あら、失礼


334:名無しさん@ピンキー
08/04/12 03:27:22 OT7xjmIs
「くくく、このアクセサリーを身につけてもらうのだよ。」
「わあ、かわいいチョーカー。」
「首輪だよ!つければ精神を支配され、私の命令に対してイエスとしか答えられなくなる洗脳装置だぞ!凄いだろう!フハハハハハ!」
「なんて…」

なんて素敵な大人のおもちゃなの!
このほとばしる愛が限界を超えてさらに燃え上がるなんて!
思わず私も感嘆符が多くなっちゃいます!
でもこの拘束のしかただと首輪は付けにくいですね!
ちょっと首を浮かせて…と

「ふむ、観念したか?なかなか潔いではないか、気に入ったぞ。それカチッとな…」
「あ…くぅ…」

うぁ…
こ、これは予想以上に…
あぅ…体が…痺れて…あうぅ…
うああ、声が!声がぁぁぁ!
頭の中で声がするよぉぉぉ!
ああああああああっ!
すごい!これすごい!
盗聴器なんかよりずっといいぃ!!!

「うあぁぁああぁあああん!」
「気に入ってもらえたかね?」
「…ス…」
「んん!?聞こえんなあ!もっと大きな声で言ってみろ。」
「イエス、マスター」


335:名無しさん@ピンキー
08/04/12 03:29:10 OT7xjmIs
はふぅ
気持ちよかったぁ
…で、洗脳はまだですか?

「よしよし、無事成功したようだな。」
「イエス、マスター」

いや、してませんってば!
なんか体の自由だけ利かないし
何とかしてこのことを伝えないと…
このまま調子に乗っていたら彼は赤っ恥まちがいなし
将来の妻としては見過ごせません!
ええと…とりあえず、かろうじて動かせるまぶたを使って

「…ッ!…ッ!」
「ん、なんだ?」

とどいて私のモールス信号!
せ・ん・の・う・で・き・て・ま…あっ間違えた!
待って待って今のなし!
ああ、首も動かない!
きゃー!きゃー!

「フン、まだ精神が完全に屈服していないのか…」

通じた…?
やったぁ、これも愛の力ですね!
相思相愛ってステキ
きゃはっ

「…その強がりがいつまで持つか、見ものだな。」
「……」
「ついてこい。私の部屋でたっぷり拷問してやろう!ククククク…」
「イエス、マスター」

わーい、お部屋に招待されちゃいました
私達の愛の巣はどんなお部屋かしら~
…ぐは
さすが男性の一人暮らしですねえ
珍しいもの見せてもらいました


336:名無しさん@ピンキー
08/04/12 03:31:07 OT7xjmIs
「ここで、これから自分が何をされるか、わかるかね?」
「イエス、マスター」

そのえっちぃ表情から言って、私の期待通りと見てよさそうですね
大丈夫、こんなこともあろうかとスーツの下は常に勝負下着です!
ただ、周りにゴミが散乱してるのはちょっと…
ほらあそこ、なんか動いてますよ

「そうか、わかるか!ははは、大人しそうな見た目の割に随分と乱れているのだな?」
「……」
「聞けば、捕らえたときは一人で仲間達から離れて行動していたというではないか。よもや最初からこうなることを期待していたのではあるまいな?」

すごい!大正解!まさに以心伝心!
私たちきっと理想のおしどり夫婦になれますねっ!
諦めなくて本当に良かった…この世に許されない恋なんてないんだ!
邪魔な女幹部はバイク事故に見せかけて始末しておきましたから、これからは夫婦水入らずですよ!
…でも、お願いですから、その前に掃除しましょう?
さすがに黒くて硬い生き物と川の字になるのは願い下げです

「だが、ただ犯したくらいではお前の心は折れまい…?」
「……」
「そこで…更なる屈辱を与えてやる。まずはこの部屋を掃除しろ。私に汚され、支配されるための場を自らの手で整えるのだ!」
「イエス、マスター」

ああ良かった!
それじゃあパパッと終わらせちゃいますから、外で待っててください
散乱した本とCDを片付けて、はたきをかけて…掃除機ガー…仕上げに水拭き…できたっ!
あ、ついでにシャワーも浴びてきちゃいますねー
…それとベッドの下の雑誌は燃やしておきましたから!
まったくもう、今度からは基地だけじゃなくて部屋の中にもカメラ仕掛けなきゃ
あはは…あー震えてきた


337:名無しさん@ピンキー
08/04/12 03:32:52 OT7xjmIs
「どれ、見せてみろ」
「イエス、マスター」
「ふふ、いい子だ。その美しい肌にたっぷりと屈辱を刻んでやる…コトがすむ頃にはそれすらも悦びに変わっているだろうがな!」

はだか見られちゃった…
でも、これからあんな事やこんな事もするんです
この程度で恥ずかしがって…
恥ずかしがって…
うぅぅ…やっぱり恥ずかしい

「ん?なんだ、もう濡れているではないか。そんな指示は出していないが?」
「……」
「肌もこんなに上気させて…もしかすると、お前は私に抱かれるのが嬉しいのかな?」

う、嬉しぃ…です…
ポッ
はぁ…こ、言葉攻めって…はぁ、はぁ…すごく…興奮しますね…
私…マゾだったんでしょうか…?
わ、わんわん!わんわん!
ほら見て旦那さま、顔だけメス犬のポーズ
わんっ…わんっ…わぉぉん…は、はなぢ出そう…

「ははは、随分と首輪が効いているようだな!そろそろ止めを刺してやるとしようか…股を開け。」
「イエス、マスター」
「ようし、ではそのまま私の上にまたがれ。そして、自ら受け入れるがいい。お前の永遠の主を…」
「イエス、マスター」

ふえぇ…処女の女の子捕まえて騎乗位を強要するなんてぇ…
でもでもっ!
そんな強引なところもステキで痛ァッ!?
あ、あっ…これ…ちょっと…真剣に辛いかも…
痛いよぉ…う、動かさないでぇぇ

「痛いか!苦しいか!ならば私に忠誠を誓え!そうすればお前の体に命じてやろう。痛みを忘れろ、とな…」
「イエス、マスター」
「誓うのだな?もはや人間には戻れんぞ?…よし、契約の証として新たな名を与える。今日からお前の名前はシロだ!メス犬にふさわしい名だろう?フハハハハハ!」




338:名無しさん@ピンキー
08/04/12 03:34:38 OT7xjmIs
えぅ…ジンジンする…
痛…あれ?
急に痛くなくなってきました
いえ、むしろ…これは…

「ハァッ…フゥ…」
「痛みだけを麻痺させた。どうだ?もう既に快感が襲ってきているのではないかな?」
「フ…ッ…ァァァァァ…」
「なにも我慢することなどない。欲望を解き放て!好きなように感じて泣き叫ぶがいい!はーっはっはっは!」
「イエ…ス…マス…タ…ううぁああああああ!いいっ!気持ちいいっ!」

さすが私の旦那さま!
初夜から気持ちよくしてくれるなんて最高です!
抱かれてるだけでも幸せなのに、こんなに気持ちよくしてくれるなんて!
旦那さま!旦那さまぁ!旦那さまは最高の男性ですっ!
一生ついていきますぅぅぅ!

「気持ちいい…すごく気持ちいいです!腰が勝手に動いちゃいますぅ!」
「ハハハそうかそうか!好きなだけ楽しむといい。快楽に溺れた分だけ心の支配は強まるがな!」

いやだから精神の方には全然影響がないんですってば!
でも気持ちいい!
旦那さまも気持ちよくしてあげます!
お腹の中のザラザラした所で、いっぱいこすってあげますっ!
あふぁぁぁ…きぃ、きもち…いいですか?
ねえ、きもちぃれすかぁぁぁ!?
わたしはきもちぃよくて死んじゃいそうれすぅ…

「あ゛っ…ひぃぃ…もう…ダメ…来ちゃいます…あたま…真っ白に…あぁあああああ!」
「ぐっ…な、なんだ、もうイッたのか?だらしのないメス犬め!。」


339:名無しさん@ピンキー
08/04/12 03:36:17 OT7xjmIs
はひぃ、ごめ…なさ…
ごめんなさいぃ…
でも、ダメなんです!
きもちよくて!
すぐにトんじゃうんですぅ!
こしふるのとまらないよぉぉぉ!
グリグリまわしながらおまたパンパンすると…っ!
お、おくまでズンズンとどくのぉ…

「ううっ!こ、この!」
「ひゅー…ひゅー…ぎッ?きひぃっ!?」
「がっつきおって、この淫乱めが!子宮口を直接責めてくれるわ!」

あぎゃっ!?
がああああっ!?
しゅごいのぉ!
これ!これ!しゅごしゅぎるぅぅ!
あかちゃんぶくろトケちゃうぅぅ!!!

「うひぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「出すぞ!受け取れ!私の精を受けいれろ!」

…?
…あー?
でちゃったぁ
ドクドクって…
おなかのなかにでちゃった…
えへへへっ、女の幸せゲットです

「…好き…」
「ふぅ、腰が…ん?」
「好きです、だんなさま…ずっと…ずっと、みてました…」
「…なんだと?」
「んぅ~…」

ぎゅってしちゃいます
あったかい

「妙だな、そんな精神操作はしていないのだが。」


340:名無しさん@ピンキー
08/04/12 03:38:15 OT7xjmIs
後日

「これだけ効果があれば、現段階でも十分実践投入できる。フハハハハハ!楽しみにしておくがいいシロよ!お前の仲間達もすぐに我が配下としてくれるわ!」
「……」

なんですって?
冗談じゃありません!
私と旦那さまのエンゲージリングを薄利多売?
他の四人+3クール目から配属予定の六人目にも与えるですって!?
ふざけんじゃないわよ!
色とバイザーしか違わない低予算コンパチヒーローの分際で!

「だが、その前に…だ。面白い余興を思いついたぞ。シロ、この戦闘服を着て昔の仲間に顔を見せてやれ。」
「イエス、マスター」

うわ、エロッ!
こんないかにも食い込みそうな衣装で戦ったらポロリしちゃいますよぅ
だいたい真昼間の街中でハイレグなんて痴女みたいじゃないですか
しかも股間にディルドーついてるし

「私によく尽くす褒美だ。従来の能力に加えて、胎内に溜めた私の精液をお前の力に変換するブースト機構を備えている。淫乱にはぴったりの武具だろう?」
「イエス、マスター」

あ、それは確かに私にぴったり
さすが旦那さま、私の事ちゃんとわかってくれてます
お腹いっぱい頂いた純白の愛で、クソ憎たらしいドロボウ猫を駆除しろってことですね!
フハハハハハハ!覚悟なさいベタレンジャー!
私の旦那さまをたぶらかした罪は死をもって償ってもらうわ!

「さあ行けい、魔狼戦士シロよ!なんなら倒してしまってもかまわんぞ!」
「イエス、マスター」

でも、いい加減気づいてください
もっとあなたの事が知りたい
もっと私のことを知って欲しい
あなたとちゃんとお話がしたいんです
ねえ、旦那さま
こんな首輪が無くたって、私の心はあなたの物ですからね
…よし、らぶらぶパワー満タン!
がんばるぞーっ


341:名無しさん@ピンキー
08/04/12 03:39:52 OT7xjmIs
以上です
投稿始めてから、前の人からあんまりレス開いてないことに気づいた…

342:名無しさん@ピンキー
08/04/12 03:49:47 irgum4+b
なんと素敵な投稿ラッシュ

343:名無しさん@ピンキー
08/04/12 04:41:21 b0I1E/M/
急に投稿ラッシュが来たw

>>330
寸止めwwwGJ

>>341
ちょwwwまた吹いたじゃないかwww
シロのビッチぶりに萌えた。
文章が面白くて読みやすかったので、今度はぜひ真堕ちの話を読ませてください!
あむぁい氏のような明るくて軽快なエロを思い出させる。


344:名無しさん@ピンキー
08/04/12 07:01:38 NDdkeK/A
やべえ、シロさん策士過ぎるwwwwwwww

345:名無しさん@ピンキー
08/04/12 09:47:56 OZGbVJvA
なにこのビッチwwww
既に堕ち済みじゃねえかwww

346:名無しさん@ピンキー
08/04/12 10:13:38 hxZvrdCB
>>341
GJ
テンポ良くて楽しかったぞ
余談だが低予算コンパチヒーローと聞いて
バンプレストのザ・グレイトバトルシリーズを思い出した

347:名無しさん@ピンキー
08/04/12 16:47:41 ucBuBGr2
不覚にも(ry
最近斬新なパターンが多いなw

348:名無しさん@ピンキー
08/04/12 17:11:16 hxZvrdCB
だな、
サツキの奴といい、淫魔のといい、シロといい

349:名無しさん@ピンキー
08/04/12 18:12:09 lTR5V/3f
>>341
ちょっと待て。こいつもしかして正義の味方の癖に悪の組織の
拠点に盗聴器仕掛けて個人で楽しんでたのか。
更に事故に見せかけて単独で幹部撃墜………

どっちが悪の幹部だオイ

350:名無しさん@ピンキー
08/04/13 13:43:42 DpIR3lF8
男と女のラブゲームですな

351:名無しさん@ピンキー
08/04/13 14:03:23 m4bYDGPD
あ、ありのまま起こったことを話すぜ!
俺は正統派悪堕ちSSを書こうとしていたら、脳内ご主人様(15歳♀)が登場人物の片方をショタにしていた!
なんだか変り種ばっかり投稿してますが、いつもの食卓のちょっとしたアクセントにどうぞ。

352:名無しさん@ピンキー
08/04/13 14:04:55 m4bYDGPD
トキワ村北部の森における怪現象および、その原因と見られる不審人物の調査。
備考:不審人物は『魔王』と名乗っている。
これがあたしの受けた依頼の全貌だった。
大方どこぞの貧乏魔法使いが材料費をケチって密漁にいそしんでいるんだろうと踏んで、最低限の対魔術装備しか持ってきていない。
メンテにお金かかるしね。
しかし…

「あ!す、すいません…」
「迷子…じゃないわよね?」

でっかい角付きカブト、トゲだらけの鎧、そして真紅のマント…を纏った子供だ。
格好はアレだけど、結構かわいい。
ゴメン嘘
正確に言うとモロ好み。
ええと、周りに人は…いないわね。
…こ、こんな不気味な森の中だし…はぁはぁ…な、な、何が起きても…ハッ!?

「と、とにかく村まで行くわよ!何やらかしたのか知らないけど、村人が不安がってるわ。」
「…いや、そういうわけにはいかない。」
「なんでよ?」
「僕は誓ったんだ!最強の魔物を集め、究極の魔王軍を編成して、魔界一の魔物マスターになるって!」

え?魔物マスターって何?
理解不能だけど仕事は仕事だ。
適当にあしらって力づくで捕まえちゃえ。
んでもって、身寄りが無かったらあたしのアパートに連れ込…げふんげふん

「そのために、まずは光の力の色濃いこの森の動植物を調査して、次の錬兵所で有効な属性の魔物を…」
「あーはいはいそーですかー」
「姿を見られた以上、本来ならば貴女を始末しなくてはならない。でも…」
「ふーんすごいねー」
「むやみに人をを殺したくないんです。だからどうかこの事は内密に…ってうおーい!念属性キター!お姉さんちょっとそこどいて!」
「ほーそりゃおでれーたー」
「ちょ…どいて!どいてってば!危ないからどいてぇーっ!」
「んーわかったわかっ…おえぇぇぇ!?」




353:名無しさん@ピンキー
08/04/13 14:06:29 m4bYDGPD
ちょ、ちょっと!
自分の演説が終わったとたんに不意打ちしてきやがりましたよこいつ!
信じらんねー!
…なんて取り乱してる場合じゃなかった。
この状況、実は結構絶望的だったりするのよね。

「がぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
「あああ…人に当たっちゃった!ごめんなさいお姉さん大丈夫?」

ぶぎゃぎゃぎゃぎゃ!
こ、これは酷い!
自慢じゃないけどあたしは魔法が下手だ。
魔法剣の所持資格のために魔剣士課程は取ったけど、術の類は教習所以来一度も使っていない。
ぶっちゃけローブの着付けができる剣士と言っても過言ではない。
そんなあたしにこの脳みそ直撃するタイプのやつはちょっときついきついきついってば!

「あぎゃががががが!こ、このガキーッ!殺してやるッ!うっぎゃあああああーッ!」
「あわわわわ!ご、ごめんなさーい!」
「あやまってすむ問題じゃ…げががががあああああああああああ!?!?!?」

あぁぁ頭が頭が頭がぁっ!頭がわれるうううううううう!!!!
ぎゃあああああああああああああーッ!!
こんなヒロインらしからぬ大絶叫が最後の言葉なんてイヤァーッ!!!!!

「……」
「し、失神した…?はあ…どうしよ…目当ての魔物には逃げられるし…」

……………はっ!?
あ、あたしは…?
私は…
ああ!私はなんと言う無礼を!

「も、申し訳ございませんーッ!」
「うわわっ!?お、おはよう…ございます?」


354:名無しさん@ピンキー
08/04/13 14:08:24 m4bYDGPD
魔王様に向かっての数々の暴言…
不遜!短慮!愚劣!
ええい、このバカ女め!貴様は不敬罪で即刻処刑だ!
血反吐ぶちまけろ!

「魔王様!なにとぞ…これにてお許しを!」
「わっ!?ま、まって!待ってよ!」

今まさに割腹せんとしていた私の腕を魔王様が止める。
ああ、なんと言う慈悲深さ!
殺してやるとまでほざいた愚かなメスブタに今一度チャンスを下さるというのですね!
これほど器の大きいお方には出会った事がない!
さすが魔王様!

「あー…やっぱり魔物用のはキツかったかぁ…はぁ…」
「魔王様ッ、どうなされました!?」
「ひっ!?あ、ああ…いやね。村の人たちには悪いことをしたなーってさ…」

村人…?
そうだ!恐れ多くも魔王様の妨害を謀った愚かな人間ども!
思い出したら急に腹が立ってきた。

「魔王様、私にお任せください。」
「うん、お姉さんが報告に戻らないと心配するよね。悪いけど僕の事はうまく言っておいて。」
「はっ、仰せのままに!」
「それと、帰ったら今後は魔王と名のつくものに近寄らない事。封魔球に入らなければ半年くらいで術は解けるから…ってもういない!?」

おのれ、思い上がった人間どもめが!
魔王様の忠実な下僕たるこの私が思い知らせてやる!
魔王様は『うまく言っておいてくれ』とおっしゃった。
ふっ、王者にふさわしい洒落た言い回しではないか。
さすが魔王様!

「聞けい!愚かな人間どもよ!この森はすでに我が君、魔王様の領地である!貴様ら害虫は即刻立ち去れいッ!」
「いきなりなんだぁ!?」
「昨日来た姉ちゃんもグルだったのか!?」
「フン、私だけではないわ!いずれはこの世界全てが魔王様にひれ伏すことになるのだ!ウェーッハッハッハ!」
「な、なんだってーっ!?」
「もうおしまいだ…」


355:名無しさん@ピンキー
08/04/13 14:10:15 m4bYDGPD
ああ、ご覧ください魔王様!
この恐怖にゆがんだ人間どもの表情!
私は魔王様の配下として恥ずかしくない宣戦布告をいたしました!

「「な、何やってるんですか!?」」
「うわぁ!何処からともなくボーイソプラノの叫びがッ!?」
「聞いたら死ぬ系の儚げな声だぞ!」
「魔王じゃ、魔王のしわざじゃ~」
「あ、魔王様。やりました!人間どもは完全にビビってます!この村が魔王様の手に落ちるのも時間の問題ですよーっ!」
「「誰がそんなことをしろと言いましたか!もういいから戻ってきて!騒ぎが大きくならないうちに早く!」」

雷に打たれたような衝撃だった
なんと言う失態!
魔王様は最初からこんなチンケな村など歯牙にもかけていなかったのだ!
そうとも知らず怒りに身を任せて魔王様の遠大なる野望を漏らしてしまうとは!
一生の不覚!

「あああ、なんて事を…」
「申し訳ございませんーッ!」

額を擦り付けて土下座する。
やってしまった…
魔王様のお役に立つはずが逆に邪魔をしてしまうとは…
罰が必要だ。
二度とこんな事ができないような厳しい罰が。

「魔王様、この愚かな下僕めに罰をお与えくださいッ!のた打ち回るくらいキツイのを!できれば下半身希望!」
「あ、いや…済んだ事は仕方がないよ…うん。だからその…お尻しまって…?それよりこれからどうするつもりですか?たぶん、明日には手配書が回ってると思うんですけど…」
「どう…と、申されますと?」

何を言っているのだろう?
生涯の主を得た私に、他に行くべき所などあるはずが…ハッ



356:名無しさん@ピンキー
08/04/13 14:11:46 m4bYDGPD
「もちろん、この命尽きるまで魔王様にお仕えする所存にございます。」

そうだ
魔王様は今一度あらためて、私自身の口から隷属の誓いを欲せられたのだ。
確かに、こうして口に出すと忠誠心がモリモリと沸いてくる。
ふしぎ!
さすが魔王様!

「そう…そうだね…原因は間違いなく僕だしね…責任はとらなきゃ…ついてきて…」
「ははッ!ありがたき幸せ!」

そして私は魔王城に連れて行かれた。
広大な迷宮の奥にリビング・ダイニング・キッチンを備えた四畳半の寝室がある。
一通り案内されて私は感心した。
威圧感を与えるダンジョンの最深部にご自分の控える小さな隠し部屋…古き良き伝統にのっとった様式美の完成形!
さすが魔王様!

「ごめんなさい。部屋が一つしかないんです…布団は予備のを出しますから、しばらく我慢して。」
「は、喜んで!」

寝室を共にする、それは即ち全幅の信頼を寄せると言うこと。
あれほどの失態を犯した私にここまで目をかけてくださるとは!
なんと言う懐の広さだろう!
…いや、待て!
驕るな私。
魔王様ともあろうお方が何のお考えも無く無防備をさらすはずがない。
私を箱詰めにせず、寝室にまで招く理由…それは…!
そうか、わかった!

「今日はもう寝よう。お休みなさい。」
「はい、お休みなさいませ。」

照明が消される。
同時に、私は服を脱ぎ捨てて隣の布団へGO
そうだ、簡単なことではないか。
魔王様は夜伽を望まれていたのだ。
そして、今日配下に加わったばかりの私がどれほど尽くすかを試すため、あえて私から誘うのを待っているというわけか。
さすが魔王様!




357:名無しさん@ピンキー
08/04/13 14:13:19 m4bYDGPD
「魔王様、その薄い毛布では寒いのではありませんか?」
「大丈夫だよ、寒いのは慣れてるから。掛け布団はそっちで使って。」
「布団ならばもっと暖かいものがもう一つございます。」
「ん?野営セットを持って来たの?」
「いいえ。この、魔王様専用の肉布団でございますわ。」

ふ、決まった!
未熟者ではございますが、忠誠心だけは誰にも負けぬつもりです。
あなた様が望まれるのならば売女の真似事とていたしましょう。
っていうかむしろしたい!
きっと知らぬ間に私の体は魔王様の邪気に魅了されていたのだろう。
そうに違いない。
さすが魔王様!

「え、ちょ!待ってよ、お姉さん!」
「はぁっ!はぁっ!ああ、なんて滑らかなお肌…柔らかい唇…」
「うわっ!?わっ!?ま、まって!僕こんな…ひゃぅ…ぃあぁん!」
「ああ!可愛らしいお声…私は、私はもう…ッ!」

ああ魔王様!
なんとお美しいのでしょう!
幼さの中にも確かな逞しさを備えた理想の肉体!
愛らしさの中にも凛とした張りを持つ甘い声!
閨を共にしているだけで私はもう気が狂ってしまいそうです!
これが…
これが本物の魅了の術なのですね!
以前冴えない淫魔から受けたものなど比べ物にならない!
さすが魔王様!

「はぁぁ!魔王様!素敵です…素敵すぎますぅ!」
「だ、めぇ…お姉さん…やめてぇ…」
「あーもう!可愛すぎるぞコンチクショーッ!」
「ゃぁ…そこ…汚いからぁ…」
「何を申されますか!偉大なる魔王様に汚い部分など!ふん!ふーッ!ふーッ!」
「やああ!嗅がないで!だめぇぇ…」

かぐわしい体臭…まるで若葉のよう…
魔に堕ちた私の身さえ蕩けさせる誘惑の香り…
もう辛抱たまらん!


358:名無しさん@ピンキー
08/04/13 14:14:49 m4bYDGPD
「魔王様ぁ…こんなにそそり立たせて…溜まっていらしたのですか?」
「あぐっ…う、うん…じゃなくて!お姉さん!もう…もう…!」
「まあ、もったいない。ハムッ」

ビュクビュクと、私の胸(ふふん、Fカップだぞ人間どもめ!)の間で魔王様が跳ねる。
脈打つ熱い管の中を上り、大量の子種が私の口の中になだれこんできた。
これぞ甘露!
ほろ苦くもさわやかな春の香り!
同じ精液でも、相手によってこうまで味が変わるものなのか!
さすが魔王様!

「あう…ご、ごめんなさい…」
「はい?」
「その、口に…だから、ごめんなさい…」
「え…?あ、ああ!魔王様は何も悪くありませぬ!全ては私めの失態にございます…」

なんとお優しいのだろう。
このお方は、自分の精が私の胎に入らなかったことを気にしておられるのだ。
とっさに口で受けた私が悪いというのに!
にもかかわらず、私ときたら自分の快楽にかまけて…従者として恥ずかしい!
しかし、魔王様の睾丸はそのくらいで空になったりはしなかった。
半勃ちにまで回復していた肉棒に汗まみれの体をこすりつけ、再び凶悪な肉の槍に変える。
ドクドクと脈打つものをいよいよ…

「あふぅ…か、硬いぃ…」
「んやぁぁ」
「ああ!魔王様!魔王様!最高です!気持ちよすぎますぅッ!」
「うぁ…あ、あ、あぁーん!」
「魔王様ぁ!な、中に!この卑しい下僕めにお情けをぉッ!」
「や…だめ…お姉さん、妊娠しちゃ…あぅぅッ!?」

妊娠
その言葉が頭に響く。
私が、一介の下僕に過ぎぬ私が魔王様の仔を孕む。
偉大なる魔王の血を受け継ぐ闇の御子を。
なんと素晴らしいのだろう!
しかしなぜ私のような新参者に?
ああもうそんな事はどうでもいい!
きっとこれは運命だ、私は魔王様の御子を産むべくこの世に生を受けたのだ。
そうに決まっている!
私の運命さえも支配してしまうなんて…
さすが魔王様!


359:名無しさん@ピンキー
08/04/13 14:16:32 m4bYDGPD
「光栄です!幸せの極みでございます!魔王様ぁ!」
「う…お、お姉さんがわるいんだ!」
「ふぇ!?」
「お姉さんがそんなにイヤらしいから僕までおかしくなったんだ!責任とってよぉ!」

魔王様の体が唐突に跳ね上がり、私を押し倒す。
突如猛り狂った魔王様の勢いに、私はなすすべも無く四つん這いにされ、そのまま後ろから貫かれた。

「ひへあああああーっ!?」
「動くなッ!」
「は、はいぃ!」

イかされた。
限界まで昂ぶり、欲求不満に震える体は、ひと突きで屈服してしまった。
もちろん、それで終わるはずもない。
たった一言で総身を支配する甘美な命令に従い、嵐のような責めに身をゆだねる。

「うわああああッ!お姉さん!出すよっ!?」
「…~~~~ッ!!」

もう出てます!
などと返事をする余裕などない。
硬くそそり立った肉棒で胎内をメチャクチャに蹂躙され、目の前に火花が散る。
自分が心の底から征服されていくのがわかった。
これが真の忠誠…魔王様はこれを私に教えるために…?
私などのために…い、いけない!感激のあまり涙が…
いくら感謝してもし足りない。
さすが魔王様!

「また、出るぅ…全然とまらないよぉ…うはああ…」
「ひぃ…あひぃぃ…ま、魔王様ぁ…わ…わたし、また!またイく!魔王様の精子でイかされちゃいますぅぅぅ!」

今までに受けたどの精よりも激しい勢いで子種が膣内を駆けめぐる。
肉壁を焼き、私の内側にメスの烙印を押しながら一直線に最奥へ…
魔王様の子を宿すために存在するわたしの子宮へ…
至福!
この上もない至福!
瞬く間に悶え狂うほどの悦びが脳髄を埋め尽くした。
具体的に言うとベッドにダイブしてバタ足したくなる的な。


360:名無しさん@ピンキー
08/04/13 14:18:05 m4bYDGPD
「あ…中…出しちゃった…」
「はふぅ…ありがとう、ございました…魔王様…」

3度の射精を受け、2度の絶頂を経て、既に極まったと思っていた私の忠誠はさらに強固になった。
もはや、このお方に逆らおうなどという意思は微塵も湧いてこない。
というよりも、魔王様に仕えていない自分の姿が想像できない
これこそが魔王様の狙いだったのだ。
性交による肉体の篭絡を通じて、無防備になった精神をも掌握する。
私が魔王様に歯向かう事は未来永劫ないだろう。
さすが魔王様!

「魔王様…あなた様に出会えて…私は幸せでございます…」
「お姉さん…」
「一生お仕えします…あなた様と共に魔界…そして行く行くは人間界をも…」
「…うん、そうだね。目標は大きくもたなきゃ。一緒にがんばろう、世界最高の魔物マスターをめざして!」
「毎晩ご奉仕いたしますわ…私の心身に忠誠を…魔王様のご威光を刻み込んでくださいませ…」
「…え゛?」


361:名無しさん@ピンキー
08/04/13 14:20:28 m4bYDGPD
運命の出会いから半年あまりが過ぎた。

心身ともに魔王様の側近として進化した私は、今や配下の魔物たちのまとめ役だ。
魔王様のライバルを名乗る不届きな輩は完膚なきまでに叩きのめしてやった。
ついでに、魔物をそそのかして魔界に弓引かんとする勇者サカキの一味も成敗した。
魔王様が言うには、私を魔物に当てはめると格闘属性と念属性を併せ持つ攻撃力偏重の固体ということになるらしい。
自慢の体術と魔法剣を駆使して有象無象の魔物を跪かせ、魔王様の名声を勝ち取る。
それは魔王様の魔界における地位の向上を意味する。
なんと素晴らしいのだろう!
やはり私は魔王様に仕えるべくして生まれてきたのだ。
そして称えるべきは、あの偶然の出会いでそれを見抜き、私を下僕に加えた慧眼。
さすが魔王様!

「魔王様、八つ目のバッジを献上いたします。」
「うん、ご苦労様。」

最後の錬兵所を平らげ、魔王様はいよいよ、魔皇帝とその直属の四天王に挑まれる。
私もこれからが正念場だ。
同じく魔王様に使える魔物たちと共に魔皇帝の軍勢に挑み、我が君による帝位簒奪をなすため、よりいっそう精進せねばなるまい。

「巻き込んでしまってごめんなさい。でも、おかげで凄く助かりました!」
「もったいなきお言葉…私は魔王様のためならば命さえも惜しくはありませぬ。」
「ありがとう、二人で一緒に頂点を目指そう!それで…戦いが終わったらその時は、僕と…もごもご…」

また魔王様が小声で何か呟いている。
きっと、まだ下僕達には明かせない作戦上の最高機密なのだろう。
最強の魔物使いである魔皇帝をたおすため、魔王様はどれほど邪悪で狡猾な作戦を立てるのか。
そして、それを実行するにあたり、私はどれほどお役に立てるのか。
血が滾ってたまらない。
しかし、それとは別にひとつ懸案事項があった。

「参りましょう魔王様。栄光を掴むために!」
「う、うん。そうだね!まずは前へ…前進あるのみだ!」
「その意気です。さすが魔王様!」

最近生理が来なくなった。
魔王様のお力かと思い聞いてみたが、どうやら違うようだ。
となれば、やはりアレだろう。
私のお腹の中には…

「あの、魔王様…」
「ん、なに?」
「…いえ、なんでもありません…」
「…?そう。」

毎晩あれだけ激しく求め合えば当然かもしれない。
まあ何はともあれ、まずは地盤を固めねばなるまい。
魔王様の野望を実現し、確固たる地位と富を築く。
第一の側近たる私の腕の見せ所だ。
そしてその後は…
三人のこと、ゆっくり話し合おうね?
あたしの魔王様


362:名無しさん@ピンキー
08/04/13 14:22:17 m4bYDGPD
書いてから気づいた。
最後の最後で洗脳が解けてるって、このスレ的にバッドエンドなんじゃないかと(・ω・;)
まあ、堕ちてはいないけど落とされてるんで、勘弁してください。

363:名無しさん@ピンキー
08/04/13 14:46:18 s6tagGTq
15♀の人、乙!

前のこともあるから最初からニヤニヤしてたら案の定だったぜwww

話としては面白かったけど、
「こんなおもろい話でヌケるかー―い!!」
ってなる所が難点だ
あと、この設定なら連鎖堕ちとかドロドロした展開もできただろうからそれが少し残念


しかし、書くペースがかなり早いのと話の展開とキャラの立て方の上手さに関心した
なにはともあれ乙カレー!

364:名無しさん@ピンキー
08/04/13 15:29:50 VnbzjVBu
GJですwwwwwというかどっちが魔王だかwwwwww
かく言う私の脳内には24♀が棲んでいます。

365:名無しさん@ピンキー
08/04/13 17:26:28 N97CWm6u
何という投稿の速さ
しかもテンション早いしおもろい

366:名無しさん@ピンキー
08/04/13 18:34:03 oRseZVRl
俺の脳内には35842歳の♀が棲んでます。

367:名無しさん@ピンキー
08/04/13 19:00:58 G0LDDeqe
15歳♀氏GJ
気軽にすんなりと読めた作品だった。
てか書くのはえw

368:名無しさん@ピンキー
08/04/13 23:39:37 O9zMdCjJ
>>326
多士済々な絵板で私などに過分なお言葉を賜り恐縮です。
そして、続編ありがとうございました。
姉妹堕ちまであと一歩と、後編が待ち遠しい終わり方ですが、お体には十分お気をつけて。

しかし最近皆様のパワーが凄くて、スレについていくのがたいへんです…


369:名無しさん@ピンキー
08/04/13 23:52:50 nIyrFUWy
吸血鬼堕ち大好き!

370:名無しさん@ピンキー
08/04/14 00:08:08 8Pz6GH3O
悪堕ちのパターンはいろいろあって面白いね
怪しげなマシーンに入れたり、
ダークチップや魔水晶を埋め込まれたり、
魔王・邪神からダークパワーを受けて変身したり、
定番の吸血堕ちしたり
俺は全部大好き



371:名無しさん@ピンキー
08/04/14 01:13:24 wXmpphd3
今回の舞方氏の作品は悪堕ち・・・なんだろうか。

372:名無しさん@ピンキー
08/04/14 02:09:35 1WxdCRbL
>>371
今回のは、快楽堕ちを含んだ異形化になるんじゃないかな?

373:名無しさん@ピンキー
08/04/14 04:08:17 WM3JBOnk
掲示板のローザの絵で何かが目覚めた
暇な時に妄想膨らませてみよう
あの絵はまじやべぇ

374:名無しさん@ピンキー
08/04/14 08:54:33 NJGYIE/J
>>373

稀に見るクオリティの高さでビックリしたよな



オレに文の才能があればSS書きたいのだが…

375:名無しさん@ピンキー
08/04/14 11:23:19 0XoDggo9
もと白魔ってことは、リジェネで体力回復させながら延々逆レイプとかしたりするんだろうか

376:名無しさん@ピンキー
08/04/14 13:26:55 QGaBrNEB
あの絵、俺の目の錯覚かもしれないんだけど、萌え絵としては微妙に頭が大きいんでなんか
不恰好に見えるというか、あまりにも普通の日本人体型で違和感があるんだよな。
6頭身位?

絵の描けない俺みたいな奴が言うことじゃないと思うんだけどさ、
微妙だと完全デフォルメよりもかえって違和感が出る感じ。

377:名無しさん@ピンキー
08/04/14 17:48:43 ut0HjJRG
ラングはシェリーとか悪落ち(つうか洗脳)して欲しかった…。

俺だけじゃないよね?

378:名無しさん@ピンキー
08/04/14 18:21:10 VJwfhKWC
「や、やだ…まだ死にたくない。」
一人の魔術師、それもまだ少女といっていい年頃のかわいらしい娘が倒れていた。
「お主が命を奪おうとした人間に命乞いをうするのか?」
彼女を打ち倒した老人が振り向き、目を細め、言葉を投げかける。
「お願い、助けて……」
少女は手を伸ばし、老人の足を掴み、そして意識を失った。
「良かろう。だが手段は選ばぬぞ。」
哀れみか嘲笑なのか。
どちらとも付かぬ言葉を吐きながら
老人は少女の身体を拾い上げ、魔方陣の中へ引きずっていき、呪文をつぶやく。
すると光が少女を包み、衣服を分解し、代わりにその背に蝙蝠の翼を生やす。

しばらくして、少女は目を覚ました。
自分の置かれている状況に気が付いたのか、
後ずさり、自らの胸と秘所を手で覆う。
「はぁん!!」
今まで味わったことのない感覚に少女であったものは嬌声を上げ、
そして老人がいるにも関わらず、自慰に耽る。
「死にたくなければその性への欲求を支配することじゃな。」
老人はそう言い残し、この場を立ち去った。
しかしその言葉が聞こえているのか聞こえてないのか、
先ほどまで少女であった魔物は自慰を続けていた…

379:名無しさん@ピンキー
08/04/14 18:22:26 VJwfhKWC
とあるスレの流れ的に作って見たが
貼ろうと思った時には既に流れが変わってたのでコッチに貼った。

適当な文だが反省はしていない。

380:名無しさん@ピンキー
08/04/14 18:32:39 eZls/Xh/
じゃあ言うが反省しろ。

381:名無しさん@ピンキー
08/04/14 18:39:34 0XoDggo9
>>379
で、逆襲に来た魔物っ娘が返り討ちにあった上に性衝動をどんどん増幅されてエロの使い魔にされちゃうわけですね、わかります

382:名無しさん@ピンキー
08/04/14 19:20:40 yC8zvtzb
今週のゴーオンジャー
特撮モノで、一般人をさらって戦闘員にするってのは久しぶりに見たな
あれでもうちょっと戦闘員のデザインが良くて
戦闘員化後に洗脳済みなら・・・こう・・・なぁ・・・

383:名無しさん@ピンキー
08/04/14 21:15:00 lzQsaEV2
なんで>>377さんを無視するの
同意

384:名無しさん@ピンキー
08/04/14 21:30:58 +8LuLFQI
電脳空間上でウィルス退治のエキスパートな女の子が堕ちるのがたまらん。
しかし少佐では萌えない俺ガイル。

385:名無しさん@ピンキー
08/04/14 21:38:19 V8qEjYLV
でラナ・ニールセン化するわけか

386:名無しさん@ピンキー
08/04/14 21:44:15 ilkfAkl8
>>382
でも時間が経つと意識も変わっちまうって言ってなかったっけ?
後からじわじわ来る方が個人的には好きだなあ
それよりなにより堕ちへ向かう前フリとしてジャンクワールドじゃ変身できないって設定が妄想を刺激された
まあ残念な事に生身のまま戦って一般人を見事に救出してましたけどさ

387:名無しさん@ピンキー
08/04/14 23:04:41 0XoDggo9
嫌々二重生活を送っていたのが、いつの間にか戦闘員やるのが楽しくて仕方なくなっちゃうとか、萌えるよな。
この喜びをみんなにも伝えたいとか言って、ネズミ算式に増えていくとか。

それはさておき、脳内ご主人様(15歳♀)が、あんたのSSはシリアス分が足りないのよ!とおっしゃるので、自家発電してみた。
調子に乗って主人公を壊しまくったら男のキャラが弱くなって反省。

388:名無しさん@ピンキー
08/04/14 23:06:13 0XoDggo9
『ミカちゃん。』
『なあに、ケンちゃん?』
『ボク大きくなったら魔法使いになる!』
『じゃあねーあたしはお姫様になる。』
『うん、魔法の馬車で迎えに行くよ!』
『魔法の馬車?』
『うん。ミカちゃん、大きくなったらボクのお嫁さんに…』

「もう終わりにしましょう、健太郎。」
「美夏!…本気なのか?」

魔法使いになりたい。
子供じみた夢想と笑い飛ばしていたその言葉を、幼なじみの健太郎は実現しつつあった。
人間の意思を機械的に強化し、世界のあり方さえ捻じ曲げる量子言霊。
常識では有り得ないオーバーテクノロジーを生み出したこの男は、今や紛れもなく世界最大の火種だ。

「本気よ。あなたの研究は危険すぎるの。ただ存在するだけで人の心を脅かすほどにね…」
「しかし、これは必要なことだ!一刻も早く新しい生き方を見つけ出さなければ人類は…」
「そのために、一体どれだけの人を不幸にしたの!?必要な犠牲だった、では済まされないわ!!」

震える手で掴んだ凶器を、しっかりと健太郎の額に向ける。
どうしてこうなってしまったんだろう?
家族、友人、同僚…大切な人を守りたい気持ちに偽りはない。
なのに、私の一番大切な人は、こうして私自身に武器を向けられている。

「ねえ、もう一度だけ言うわ健太郎…私と一緒に来て。あなたが研究を中断してくれさえすれば…」
「残った資料を元手に君の飼い主が大もうけできる、か?」
「…ッ!」
「君だって気づいているんだろう?連中の本当の狙いは…」
「それでも!あなたにこんなことを続けて欲しくないのよ!」

おびただしい数の死体。
そして人間の魂を燃料に動く機械。
誰の魂で?
分かりきっている。
その魂はみんな…あのズタズタに刻まれた人間の中身だった物だ。
あんな悪魔の所業を許すわけには…
いや、それは違う。
そんな正義感はただの建前。
私は、健太郎が…最愛の人が汚れていく事に耐えられないだけ。
この人がどこか遠くへ行ってしまうのが怖いだけだ。
ならばいっそ…!
引き金に指をかける。
この距離ならはずさない自信があった。
弾は二発で足りるだろう。
健太郎と、私に一発づつ
あなたが汚れてしまう前に…


389:名無しさん@ピンキー
08/04/14 23:07:50 0XoDggo9
「健太郎、最後だから言うね…私…」
「美夏。」
「…なによ?」
「俺はこの技術を生み出した者としての義務がある。まだ法規制もできていない今、君のお仲間みたいなハイエナどもに魔法を渡すわけには行かないんだよ。」
「…」
「だから、美夏。寂しいけど、お別れだ。」
「なッ!?」

全く予備動作が無かった。
バネ仕掛けのように跳ね上がった右手から青白い光が放たれる。
一直線に伸びたそれは私の額を照らし…

「きゃあああああああ!?」
「忘却の魔法だ。もう俺の事は忘れてくれ…もうこんな事には関わるな。」

消えていく
消えていく
消えていく
消えていく
健太郎の顔が、健太郎の声が、健太郎の言葉が、健太郎の記憶が

「あ…あぐ…ぁ…」
「美夏、君とすごした時間…すごく楽しかったよ。」

いや!
やめて!
それに触らないで!
私の健太郎に触らないで!

「やめ…や、めてぇ…」
「もうお休み。目が覚めたら…全て終わっているから。」

やだやだやだ!
思い出がなくなっちゃう!
私と健太郎の思い出が!
大好きな健太郎との思い出が!

『大きくなったらボクのお嫁さんに…』

やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!
それだけは!それだけはゆるして!
わたしの宝物なの!
おねがいだから!
もうしないから!
ケンちゃん!ケンちゃん!ケンちゃん!
それこわしちゃやだぁぁぁぁぁ!


390:名無しさん@ピンキー
08/04/14 23:09:26 0XoDggo9
「いやああああああーーーーーーッ!」
「ぐぁッ!?」
「はッ…はーッ…はーッ…」

どうしよう、ケンちゃんに嫌われちゃった…

「つッ…み、美夏!大丈夫か?」
「う…うぇ…ぐす…うぇぇぇぇぇ…」
「どうした!?どこか打…何やってるんだ!!」

もうダメ
ケンちゃんにきらわれちゃった
死にたい

「も…イヤ…死…だ……が…」

ちょうどてのなかにピストルがあった
つかいかたは知ってる
あたまにあてて、ひきがねを

「やめろバカッ!」
「きゃ!?」

ぶたれた
やっぱりきらわれちゃったんだ
もう生きていけない…

「何やってるんだよ…」
「だって…ケンちゃん、ミカのこと…き、嫌いに…うわぁぁぁん」
「嫌いになんかなってない!俺は美夏を嫌ったりしないよ。だから…そんな物下ろせ。」

え?
嫌われてない?
ケンちゃん、ミカのことキライじゃないの?

「本当…?」
「ああ、誓って。」
「じゃあ…約束…」

約束、まもってくれる?
私のこと、お嫁さんにしてくれる?
ねえ、健太郎

「約束?」
「うん…あのね、ミカのこと…ミカのこと…」


391:名無しさん@ピンキー
08/04/14 23:11:13 0XoDggo9
お嫁さんにしてください
そんなこと言えない。
言えるはずが無い。
だって私は、健太郎に銃を…
彼を…殺そうと…
ぅぅぁぁぁぁああああああああ!!!!!!!

「あ…あー…あー…」
「お、おい!しっかりしろ!美夏!たのむよ、おい!」

どうしようどうしようどうしようどうしよう!
すてられちゃう!
ケンちゃんにすてられちゃう!
そんなのヤだぁ…
やだ…
やだ…そうだ!

「あ、あのねケンちゃん!ミカね!」
「ああ…なんだ?」
「ケンちゃんのペットになりたいの!」

ペットだって家族だもん
お嫁さんが無理ならペットになればいいんだ!
ペットだって死ぬまでいっしょにいられるもんね!
あはははははっ、頭いいなあ私。
ねっ健太郎?

「何を言ってるんだ美香!おい、しっかりしろよ!」
「…ダメ?」
「ダメも何もペットってお前…」
「…そう。やっぱり私…捨てられちゃうんだ…健太郎に嫌われて…捨て…ぅぇ…」

ピストルはとられちゃった
そうだ床があるじゃない
いっぱいぶつければそのうち死ねるよね
すごくいたいけど
ケンちゃんにすてられるよりは…

「ま、待った待った!分かったよ!ペットにでも何でもしてやるから!」
「ほんと?」
「ああ、本当だ。」
「ほんとにほんと?ミカのこと死ぬまで飼ってくれる?」
「う…わ、分かった!ミカの気が済むまで俺が飼い主だ。だからもう止めてくれ…」
「わぁい!ケンちゃん大好き!」

やったやった!
何でも言ってみるものね!
健太郎が手を引いて立たせてくれた。
ああ、あったかい手。
もう何があっても離さない…絶対に


392:名無しさん@ピンキー
08/04/14 23:13:00 0XoDggo9
「健太郎。」
「…!正気に戻ったのか!?」
「首輪つけて。」
「…は?」
「首輪。」

実験動物用の大きな首輪を取り出して、首に巻いてくれた。
これが健太郎と私の絆。
お嫁さんにはなれないけど、私は十分だよ。
だって、これでもう殺しあったりしなくてすむもの。

「ねえ、健太郎。」
「なんだ?」
「呼んでみただけー」
「な、なんだよそれ!」
「えへへ、健太郎!けーんたろぉっ!あっはははっ。」
「…すまない、美夏。おれがあんな物を使わなければ…」
「んー?なんで謝るの?」
「自分では気づいてないかも知れないけど、お前は今おかしくなってるんだよ。俺のせいで…」

おかしくないわよ!
むしろ前がおかしかったの!
健太郎に銃を向けるなんて…ああもう、さっきまでの私をひっぱたいてやりたい!
よりによって健太郎を殺そうとするなんて!
気でも違ってたんじゃないかしら。

「謝るのは私のほうよ。ごめんね健太郎、あんな物向けたりして…驚いたでしょう?」
「いや、もういいんだ…君の言うとおりかもしれない。魔法は俺の手には余る技術なのかも…」
「そうそう魔法!すごいよねえ健太郎って。本当に魔法使いになっちゃうんだもん!」
「え?あ、ああ…うん…まあな。」
「ね、覚えてる?ちっちゃいころさ、健太郎ってば私のこと魔法の馬車で…」

むかえに来る。
私をお嫁さんにするために。
でも、お嫁さんにはなれない。
なれない


393:名無しさん@ピンキー
08/04/14 23:14:32 0XoDggo9
「魔法の馬車?あー…ええと、いつの話だっけ?」
「…お…よめ…あたし…およめさ…ぁぅ…ぁ…」
「あー、思い出せそうで思い出せない!…美夏?おい、美夏ッ!」
「およめ、さん…イヤ…だめ…ダメ…」

あたしはペットでいい
でも
ケンちゃんに本当のお嫁さんができたら…?
きっとあたしは捨てられちゃう
およめさんとペットの違いって何?
どうすればいいの?
どうすればケンちゃんはミカで満足してくれるの?
一緒にくらして
いっぱいおはなしして
それから、それから…

「えっち」
「…え?」
「えっち、したい…」

そうだ
お嫁さんはえっちして赤ちゃん作れるんだ
じゃあ、あたしもそうすればいい
ケンちゃんがお嫁さんをもらわなくていいように
ミカがしちゃえばいいんだ!

「ケンちゃん…チューしよ!」
「美夏…」
「むー…ちゅっ!えへへへー」
「ごめん…ごめんな美夏…俺ちゃんと責任とるからな。」
「んん?」
「ちゃんと美夏のこと元に戻すよ。そしたらこの研究は止める。」
「えー、もったいない!」

健太郎が弱気になってる
こういう時リードしてあげるのも女のたしなみよね!

「ケンちゃん?しよ!」
「…ああ。」

健太郎が抱っこしてくれた
あったかい

「…脱がせるよ。」
「うん、ケンちゃんも脱がしたげるね」

ああ、裸にされてる…
大好きな健太郎に抱かれるために…
私も健太郎を裸にしてあげる
わあ、お肌キレイ
でも私だってお肌は自信あるもん
スリスリしちゃえ


394:名無しさん@ピンキー
08/04/14 23:16:23 0XoDggo9
「ん、んっ…ケンひゃぁん…むちゅ…じゅぶ…」

チューされちゃった
へへ、おいしい
ケンちゃんおいしい

「美夏…こっちに。」
「うん」
「かわいいよ…」
「ケンちゃんも」
「…」
「…」
「…」
「ねえ」

ああ、最後の決心がつかないのね
まったく情けない男!
これは一生私が面倒見てあげるしかないわね!
結婚なんかしてる場合じゃないわよ、健太郎?

「繋がりたい。」
「…ああ。」
「ケンちゃん…」
「…」
「…入れて?」
「ああ、分かったよ!」

ヤケクソ?
いきなり大声出すからビックリしちゃったわ。
健太郎の手が私の足にかかる。
健太郎の目が私の中を覗き込んでる。
健太郎が私を欲しがってくれてる。
ああ、幸せ
見られてるだけでこんなに幸せなのに、一つになったら…
私どうなっちゃうんだろう?
狂っちゃうのかな?
楽しみぃ

「入れるよ、美夏。」
「うん…ッ!」

きた!
ケンちゃんが!
あああケンちゃんがあああああ!
ひろげられてるよぉぉぉぉぉ!
おなかがぁぁぁぁ!ミカのおなかがああああ!
ケンちゃんのモノにされちゃったよおおお!
うああああああ!
イタい!イタい!おまたイタいぃぃッ!


395:名無しさん@ピンキー
08/04/14 23:18:07 0XoDggo9
「あぎぃ!?い、イタい…」
「美夏、これがセックスだ。お前が思ってるようないい物じゃ…」
「う、れし…」
「…美夏…!」

ああああああ!しってるよコレぇ!
ショジョマクっていうんでしょ?
いまブチブチいってるの!
ケンちゃんがやぶいてるの!
やった!
ケンちゃんにうばわれた!
ミカのはじめて!ケンちゃんにうばわれたぁ!
うれしいぃぃぃ!
うあああああーーーー!!!しあわせだよおおおおおお!!!!!!

「ケン、ちゃん…ケンちゃん…あぐ…あっ…ケンちゃん…」
「最後まで…するか?」
「う、うんっ!もっとして!イタいのいっぱいして!」
「わかった。もう少しだけな。」
「あッ、あッ、あッ、あ…ああああ!」

イタぁ~いぃぃ!
イタいのってこんなにうれしいことだったんだぁ!
こまるよぅ…
ミカ…イタいの大好きになっちゃうよぉぉぉぉ!
あぎゃ!
う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!
そこ!きず!
イタいとこぉぉぉぉ!
うわああああ!!もっとおおおおおおおおお!!!
もっとブチブチしてッ!!!
こ、殺してぇええええええええええっ!
ケンちゃん!ミカのことコロして!コロして!コロしてぇぇぇぇっ!
ケヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ




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