ちりとてちんでエロパロ 第三席at EROPARO
ちりとてちんでエロパロ 第三席 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
08/03/17 00:47:04 xoIduZS9
あ~前スレへの誘導おかしいですね。初スレ立てなのですみません。
これで大丈夫かな?

前スレ ちりとてちんでエロパロ 第二席
スレリンク(eroparo板)

3:名無しさん@ピンキー
08/03/17 01:14:39 Xz2znnh+
そ~こ~ぬ~け~に>>1乙やがな

前スレへの誘導は>>1が正解でんな

4:名無しさん@ピンキー
08/03/17 01:28:22 xoIduZS9
>>3
うわ~すみません!
前スレに、こっちへの誘導も訂正入れてくださってほんまお手数かけました。
以後精進します。

5:名無しさん@ピンキー
08/03/17 02:33:56 Xz2znnh+
いえいえ、こちらこそスレ立てていただいて、ありがとうございます

(・∀・)ノ~~~~~~○
楽しいスレになりますよ~に

(・∀・)ノ~~~~~~○
沢山投下されますよ~に

6:名無しさん@ピンキー
08/03/17 06:37:42 yX93vbsz
仁徳でっせ、>>1乙さん!!

7:名無しさん@ピンキー
08/03/17 07:03:22 7Lm1KLMv
1 底抜けに乙!

前スレさんの嘘山君挙動不審翌朝変!と
小草若若狭秘密の恋編希望です。

8:名無しさん@ピンキー
08/03/17 11:37:31 7kYi0pV/
>>1乙!
今日からこのスレが俺のふるさとや!

小草若も帰り、新生・徒然亭の誓いも新たに、やっと心の荷が下りた草々師匠。
何より若狭も帰ってきて、この晩は大いに燃えた草々師匠。

9:名無しさん@ピンキー
08/03/17 12:39:24 8Uya1XdL
嗚呼~>>1にも~乙が~ある~ 乙があ~る~

>>8
草々師匠、sage進行でお願いします。


10:名無しさん@ピンキー
08/03/18 14:13:15 w93Lphwo
そーこぬけに、>>1乙やがなあ!

11:名無しさん@ピンキー
08/03/19 01:42:23 J0Gw1kbM
( ゚∋゚) イチオツヤ ブス


吉田仁志×和田清海をキボン

12:名無しさん@ピンキー
08/03/19 01:46:22 PLz5tFwz
草々×糸子
正典×清海
鞍馬×若狭
木曾山×若狭
松江×友春


13:名無しさん@ピンキー
08/03/19 04:23:57 1wAdyceH
需要ないかもですが、小草若×喜代美投下します。ちょこっとエロあり。長。
若狭高座大失敗~小草若復活のあたりです。 
小草若に少しだけ幸せになってもらいたい一心なので、
草々ファンの方にとっては不快かと。

14:小草若×喜代美 1(W)
08/03/19 04:24:58 1wAdyceH
こんな、こんなはずやなかった。
A子の企画したイベントをなんとか盛り上げたくて。
「おかげで大成功や!」て、お父ちゃんや秀臣さん達にも喜んでもらえて。
そして何より、小草若兄さんが戻って来てくれるんやないかって。
それが、こんな。

途中までは上手くいっとったはず。
でも小次郎おじちゃんが入ってきて、みんなの目が自分からそれて。
そしたら、、みんなをもう一度こちらに向けさせる力なんて、自分にはなかった…。
私、何を勘違いしとったんやろう?
自分がひとをひきつける力をもっとると、いつの間に過信しとったんやろう?
小次郎おじちゃんのせいだけやない。
いつも舞台が整えてあって、お客さんはみんな落語を聞くために来てくれとりなる人。
そして前座の自分の後には、頼りになる兄さん達。
完全に整えられた舞台で、みんなの力を借りて出来とったことやったのに。
なにを、思い違いしとったんやろう?
自分の力で小草若兄さんを呼び戻そうやなんて。
所詮B子やのに。できるはずあらへんかったのに。
自分に背を向ける人たち。がやがやと関係のない話が飛び交う室内。
怖い。怖い。やっぱり私には無理やったんや。
もうあかん。
すべてから目をそらすように、耳を押さえてかがみこむ。
いやや。いやや。嫌や。

たすけて…


すっと横切った黒い影。高座にあがるのは細い長身の姿。
それは、姿は全然違うのに、場所も全然違うのに、あの時の師匠そのもので。

「そ~こ~ぬ~け~にっ!お待たせしましたがな~!!!」

どこまでも明るく、朗々と響きわたる声。皆がいっせいに振り返る。
その場の誰をも惹きつけるその力。その華。
ああ、これがほんまの小草若兄さんなんや…。
持ちねたの数なんて関係ない。ほんまもんの落語家。根っからの噺家。
その日小草若兄さんがかけたのは、兄さんの明るい魅力で一杯の、兄さんだけの「はてなの茶碗」。
子供もおばあちゃんも若い人も、みんなとてもとても楽しげに笑っとって。
気づけば、自分も泣きながら笑っとって。
――ああ、小草若兄さんのふるさとは、落語やったんや。

15:小草若×喜代美 2(W)
08/03/19 04:26:01 1wAdyceH
「いや~、小草若さんのおかげでほんま、助かりましたわ!!!」
「やっぱりさすが違うのう~!」
「最高のイベントやったって感想も一杯もらいましたんですわ。
また小草若さん呼んで下さいてリクエストもぎょうさんあって往生しとるところですわ」
「ホンマ良かったで~え~」
イベント終了後の打ち上げで、たくさんの人が小草若兄さんを囲んで褒め称えていた。
無理やり引っ張ってこられた小草若兄さんの顔は、影になってよく見えない。

「お疲れさん、B子!」
「ひゃっ!!!」
端の方の席で、ぼうっとそちらの人垣に目をやっていた自分の額に、急に冷たいものが押し付けられる。
「順ちゃん…」
冷たいウーロン茶の入ったグラスを手渡しながら、順ちゃんがすっと隣に座る。
「なにぼ~っとしとるん?」
「うん…」
「小草若さんのこと?」
「…私ってえ、傲慢やなあって思て」
少し眉をひそめて、順ちゃんが首をかしげる。
「傲慢?」
「自分の創作落語で、小草若兄さんに徒然亭に戻ってきてもらおうやなんて思て。
もともと、私が兄さんを傷つけてたことも兄さんが出て行ってしまいなった理由のひとつやのに…。
それやのに結局、、またこんな形で迷惑かけてしもて、なんの役にも立てんかって…。
小草若兄さんにあわせる顔なんて、、」
一息に言ってうなだれる。何の答えもないのが気になって、ちらと順ちゃんのほうを見上げると、
順ちゃんは、いつもの優しく呆れた顔でこちらを見ていた。
「まったくあんたは…。ま、ええか」
頭をひとつふって、順ちゃんは続ける。どこか遠くを見るような眼差しで。
「大切なひとのためやったら、なんぼでも力を出せる人がおる。小草若さんは…きっとそんな人なんやろね。」
「え…?」
「B子。人間、一生に一度は腹をくくらんとあかん時がある。」
「???順ちゃん?」
「その時は…きっと苦しいけど、考えて考えて考えぬき。絶対後悔せんように。」
「???…うん。」
「それじゃ、私帰る。春平と順平が待っとるし」

友春さんと連れ立って帰る順ちゃんを見送って打ち上げ会場に戻ると、やっぱりまだ小草若兄さんは
たくさんの人に囲まれたままだった。
誰かと話をするのも何となくおっくうで、飲めないビールを飲んでみる。苦い…それにくらくらする。
順ちゃん、何がいいたかったんやろう?
なにがあっても天災、のときも、なんでそんなこと言うんかその時は全然わからへんかったし…。

16:小草若×喜代美 3(W)
08/03/19 04:26:59 1wAdyceH
「B子」
ぽん、と肩をたたかれる。振り返ると、そこには少しはにかんだ表情をしたA子がいた。
「A子…」
「今日はほんまに…ありがとう。」
まぶしい笑顔に、思わずうなだれる。
「そんな…私結局なんの役にもたてんでぇ、、A子がせっかく私を頼ってくれたのに、全然答えられんかって…」
驚いたようにA子の目が見開かれる。
「そんな…そんなことない!B子が落語やってくれて、ほんま嬉しかった!」
「そやかて、、小草若兄さんがおってくれならんかったら、きっと、きっと何もかもだめになっとった…
私、やっぱり何にもできん。兄さんに迷惑かけてばっかりで」
「B子…」
いたたまれなくなって、またビールを一口飲んだ。不味…それになんかぼんやりしてきて。
隣にA子が座る気配がする。
「B子はあのときおらんかったね。魚屋食堂にゲスト・徒然亭若狭のシールを私が貼りに行った時。」
「え?う、うん」
「あの時小草若さんな、『もう落語家やない。別の仕事探す』って言うとんなった。」
「…」
「そんな気持ちやった小草若さんが、あんなすごい落語をするやなんて、どれほどの力と勇気がいったやろね。
私、、東京で失敗して、一回手の中から失われたもんにまた向かっていくって何て難しいんやろうってわかった。
気持ちが、だめになってしまうと人間って弱いね。でも…力を与えてくれる何かがあったら、いくらでも頑張れる」
「A子…」
「小草若さんにその力を与えたんは、、きっと、きっと…」
A子の言葉がそこで切れた。見上げると、A子はこちらをじっと見つめていた。不思議な目をして。
「その先は、B子が考えんとあかんね。」
そう言って、A子はすっと立ち上がる。去り際に、A子は少しはにかむようにして笑った。
「私も、人の気持ちがちょっとは分かるようになったんよ」

17:小草若×喜代美 4(W)
08/03/19 04:27:57 1wAdyceH
A子の言葉が頭の中でぐるぐると回り続ける。
小草若兄さんに力を与えたもの。
私があかんから。私が頼りないから。
ビールのせいかぼうっとして、頭がいつもよりなおいっそう働かない。
小草若兄さん。
明るくて、優しくて。私が悲しいとき、打ちひしがれているとき、いつも傍にいてくれた。
「どないしたんや喜代美ちゃん? 可愛い顔が台無しやで」
茶化しながら自分の顔を覗き込む、気遣うような優しい笑顔を思い出す。
小草若兄さんのマンションに行っていいかと尋ねた時もそうだった。
一瞬、ひどく複雑な顔をして。
「来たらええがな。なんぼでもおったらええがな!」
あの時の笑顔。今思えば、無理に絞りだしたようなやりきれない笑顔。
一体、どんな気持ちでそう言ってくれたんだろう?
たった一人だけ「喜代美ちゃん」と私を呼び続けてくれたひと。
いつも私を支えてくれたひと。
草々兄さんと結婚してからもそうだった。
結婚当時、テレビの仕事が殺到して戸惑っていた時。
草々兄さんはそれを横目に見て不機嫌な顔をし、どうするべきかとても相談できなくて。
あの時の私を励ましてくれたのも、小草若兄さんだった…。
好意に甘えきって、頼り切っていた。小草若兄さんの気持ちも考えずに。
優しい兄さん。いつも支えてくれるひとだと。そばにいてくれるのが、当たり前のように。
(だからあの時、あんなショックやったんや…)
あの時――初めて小草若兄さんが自分を「若狭」と呼んだ時。
体の一部が、もぎ取られたような気がした。
なんでそんな気持ちになるのか分からず、衝撃をおし隠して「はい、なんですか?」と
にっこりと笑顔を取り繕ったけれど。
それ以来、小草若兄さんが「喜代美ちゃん」と呼んでくれることは無かった。
いつまでもそれに慣れることはできなくて、「若狭」と呼ばれるたびに心がきりきりと悲鳴をあげた。
(いつも傍にいて。離れて行かないで…)
なんて勝手な感情。吐き気がするほどいやな女。草々兄さんと結婚しているくせに。

18:小草若×喜代美 5(W)
08/03/19 04:28:48 1wAdyceH
ビールがすっかりまわったのか、ぼんやりと霞がかる頭。
少し酔いを醒まそうと、そっと打ち上げの席を立つ。
外はすっかり暗くなって、涼しい夜気が火照った頬に心地よかった。
どこからか、小さく三味線の音が聞こえる。珍しいなと思いつつ、いつか自分が三味線を弾いた
とんでもない「辻占茶屋」を思い出し、思わずくすりと笑う。もうあれは、、10年よりももっと前のこと。
酔いも手伝って、久しぶりに辻占をやってみようかなんて、いたずら心が顔をだした。

実家で小草若兄さんと交わした言葉が、なぜか頭から離れてくれない。どうしてだろう?
「大阪に戻ってもええで。そのかわり…草々と別れてくれ」
そのとき自分の体を駆け巡った奇妙な感情は何だろう?それは出来ない、と即答できなかったのは何故?
「嘘や嘘や、いけず言うただけや」の言葉に、心が痛んだのは何故だろう?
「ごめんな…喜代美ちゃん」
その言葉に、体がぞくりと震えたのは何故だろう?


『ホンマハスイトルンヤロ?』


心臓が、跳ね上がった。
ほんまは好いとるんやろ?…思わずその声のほうへ振り返る。
そこには、ほろ酔い加減のサラリーマンたちが、入店を断られたらしい居酒屋の中を覗き込んでいた。
(「ほんまは空いとるんやろ?」か…)
たかが辻占なのに、心臓が早鐘のように打っていて。
我ながらアホみたいやなと思いながらも、その結果が心から離れない。
(もうひとつ、もうひとつだけ)
小草若兄さんの心の中には、今、誰が住んでいるんだろう?
目を閉じて、じっと答えを待つ。
けれど、夜の空気はしんと静まり返るばかりで。
馬鹿馬鹿しいと目を開けようとしたそのとき、その声が背中から響いた。


『ワカサ…、、キヨミチャン』


ああ、この声は…。
振り返ると、そこには小草若兄さん。
前よりもすこし頬がそげ細くなった、でも紛うことなく小草若兄さん。いつも傍にいてくれたひと。
そして今日も、自分のすべてを傾けて、私を支えてくれたひと…。
「喜代美ちゃんが困ったときは、いつでも俺が底抜けに力になるで、な?」
いつか、ずっとずっと昔に小草若兄さんが言ってくれたのを思い出す。
その言葉に嘘偽りはなかったのだと、ずっとずっと見守ってくれていたのだと気づく。
そして自分の気持ちが、酔いで霞がかった意識の間から鮮やかに浮かび上がってきて。

わたしは このひとが すきだ…



19:小草若×喜代美 6(S・S)
08/03/19 04:29:36 1wAdyceH
「なあ、、、もう小草若がもどって来ることは、ないんやろうか?」
寝床にて。草々がぽつりとつぶやく。
あの四草が激昂して、はじめて分かった。自分がいかに小草若を追い詰めていたか。
草原と四草の視線が、草々へと向けられる。
「正直、俺にはわからん。30年以上も付き合いがあったのに、なんも小草若のことわかれへんかった
俺やからな。」
ゆっくりと杯を空けながら草原が答える。すこし間があって、口を開いたのは四草。
「…あるいは偶然が重なったら、小草若兄さんは帰ってくるかもしれません。自分の意思で。落語家として。」
「ほんまか!!!」
「若狭と、そしてあといくつか偶然がそろえば、もしかしたら。でも…」
四草は思う。
木曽山がとんだウソツキだったという偶然。
小草若が見つかったという彼の言葉を草々が信じず、すぐに小浜へ行かなかったという偶然。
そしてあといくつかの偶然が重なれば、小草若兄さんは戻ってくるかもしれない。
でももしそんな奇跡が起こったら、その時には…。
果たしてその奇跡が起こるのが良いことなのか。冷静な計算をはじき出せない。
「でも?でも、何やていうんや?」
珍しく少し言いよどんだ後、四草は半ば確信めいた直感を口にのせた。
「その偶然がもし起こったら…若狭は、、、草々兄さんの所にはもう、戻ってけえへんでしょう」
草々の手から、ことん、と杯が落ちた。


20:小草若×喜代美 7(K)
08/03/19 04:30:27 1wAdyceH
たくさんの人間に囲まれていい加減辟易しているところに、喜代美が外へ出て行くのが見えた。
あわてて周囲の人々に挨拶をして、小草若はその場を何とか抜け出す。
外に出るとそう遠くない所に、喜代美が酔いを醒ますように目を閉じて立っていた。
すこしためらった後、声をかける。
「若狭…、、喜代美ちゃん」
はじかれたように振りかえる喜代美。
どこか放心したような表情で小草若の顔をしばらく見つめ、そして。
「小草若兄さん、、今日はほんまにありがとうございました」
申し訳なさそうにそう呟いて、喜代美はすこしうつむく。
「兄さんがおってくれならんかったら、もうどねしょうもなかったです。
私、兄さんに戻ってきてもらえるような創作落語しよう思っとったのに、結局兄さんに助けてもろて。
いつも、いつも私は兄さんに助けてもらって、迷惑かけてばっかりですね…」
小さく震える肩。今にも消え入りそうな声。
違う、違う。そうやない――
「ずっとずっとそうやったですね。小草若兄さんにいっつも甘えて、たくさん支えてもらって。
そやのに私は、兄さんをたくさん傷つけて…。そんなことにも全然気づかんで…」
今にもこぼれ落ちそうに、大きな目に涙が盛り上がる。
「違う!そうやない、そうやないんや」
「え…?」
驚いたように見開かれる喜代美の目。
(言うべきやない、黙れ!)
理性は止める。この子はもう他の男のもんなんやと。けれど、抑え続けてきた思いが悲鳴を上げる。
「俺をずっと支えてくれてたんは、、喜代美ちゃんがおったから俺は…!
今日かて喜代美ちゃんがおってくれたから、喜代美ちゃんが力をくれたから!」
そう。もう二度と高座に上がることができなかったはずの自分に力をくれたのは、この少女の面影を残した妹弟子。
ずっとそうだった。いつも自分に力をくれた愛くるしい笑顔。
でも、その微笑みはもう草々のもので。あきらめようとしてもあきらめきれない思いを振り切るために
“若狭”と呼ぶようになっても、到底消せる思いではなくて。
「俺は」
(言うな)
「俺は、喜代美ちゃんが…好きや」


21:小草若×喜代美 8(W)
08/03/19 04:31:17 1wAdyceH
血を吐くような苦しげな顔で、小草若兄さんは言った。
私を好きやと。
その言葉に、どれほどの想いが、苦悩がこめられていたか。

「大切なひとのためやったら、なんぼでも力を出せる人がおる。小草若さんは…きっとそんな人なんやろね。」
「B子。人間、一生に一度は腹をくくらんとあかん時がある。」
「その時は…きっと苦しいけど、考えて考えて考えぬき。絶対後悔せんように。」

順ちゃんの言葉の意味が、今、やっとわかった気がした。
草々兄さんの妻、そして木曽山くんのおかみさんとしての自分。
とてもとても大切なもの、今まで積み上げてきた限りなく愛しい時間。
失ってしまうと思うだけで、身を切られるような思いがする。
草々兄さんにどんな思いをさせるかと思うと、苦しくて苦しくて。まるで息が止まりそうに。
けれど、自分にとっての一生に一度は、きっと今この時。

「私も、私も小草若兄さんが、好きです」

後悔はしない。この先どれほどつらくても。悲しくても。
後悔は出来ない。大切な人たちを傷つけてしまう選択をしたのは、自分なのだから。

ほわりと暖かいものにつつまれる。小草若兄さんの腕。
信じられないといったようなぼうっとした表情で、兄さんは確かめるように私の頬に、髪に唇を落とす。
そして、ゆっくりと私の唇に口づける。小草若兄さんの唇は、少し乾いていて、そしてほんの少し震えていた。


22:小草若×喜代美 9(K)
08/03/19 04:32:10 1wAdyceH
その日、初めて2人で夜を過ごした。
この腕に抱き寄せた喜代美の体は、小さくて、本当にはかなくて。
長い長い口づけを交わす。10年間の思いを吐き出すように。
耳に、首筋に唇を落とすと、ひくんと喜代美の体が反応を返す。
「小草若、兄さん…」
潤んだような瞳でこちらを見上げる顔は、たまらないほど扇情的で。
「ベッド、行こか…」
抱き上げてささやくと、喜代美は驚いたように目をまん丸にする。
「小草若兄さん、細いのに力あるんですね。私、重いのに」
ついさっきの蟲惑的な表情とは逆の、あんまりの色気の無さに思わず苦笑する。
「全然重うなんかない。大体、底抜けに好きな女の子を重いと思う男なんて、おらへん…」
咽元に口づけると、あっとのけぞる首筋のその白さ。
それはまぎれもなく女の顔で。少女と女がめまぐるしいほどに入れ替わる。狂おしいほどに魅力的。
丸い肩。少し吸い上げただけで紅く跡のつく肌。静脈が浮き出るほどに白い、形のよい胸。そして
ほのかな桃色に彩られた先端。すべてが愛しくて、ひとつひとつに丹念に口づける。
そのたびに切なげに小さな息をもらして、喜代美は体をくねらせる。
そっと太ももの奥の茂みに指を滑らせると、喜代美の体が大きくはねる。
「やあ…んっ!」
その声を押し殺すかのように口を手で覆おうとする喜代美の手を、小草若は押さえ込む。
「もっと声、きかせて。知らんかった喜代美ちゃん、全部見せて」
「そん、な、恥ずかし…い、やああ、兄、さん…っ」
ゆっくりと指を抜き差しすると、すでに十分潤っているそこがどんどん蜜であふれて。
奥に隠された突起に指を滑らせ、扱きあげる。反射的に逃れようとする腰をとらえ、蜜を舌ですくい取る。
「あうっ…ん、兄さ、んっ、、やああっ!」
ひときわ高く鳴いて、喜代美の体がくたりと力をなくす。
切なげにひそめられた眉、固く閉じた目、ほの赤く上気する肌、甘い声。
(ごめんな、優しくは出来そうにない…)
一息に奥まで突き上げると、喜代美の中が小草若自身を包み込み、動かすとすぐに果ててしまいそうなほどに締め上げる。
そのあたたかさに、思わずめまいがしそうになる。いつまでもここにいたいような心地よさ。
少しずつ抜き差しをはじめると、その動きにあわせて喜代美が断続的なあえぎ声をあげる。
その声に煽られるように、小草若の動きも次第に激しくなる。もっと深くつながろうと、喜代美の脚を抱え上げる。
「や、、にい…さ、ん、、ああっんんっ!やああっ!」
頭の奥が白くなるような感覚とともに、限界が近いことを知る。
「喜代美ちゃん、、もう、いくで…っ」
「っああ!!こ、そうじゃく、に、さん…っ!」
激しく腰を打ちつけ、喜代美の中に精を放つ。魂を抜き取られるような快楽。
すべての精を放った後も、しばらくじっとそのままで、喜代美を抱きしめていた。
焦点のあわない表情でこちらを見上げてかすかに微笑みかける喜代美を、ただ限りなく愛しく思いながら。



23:小草若×喜代美 10(S)
08/03/19 04:33:07 1wAdyceH
四草は思う。
かつて自分に徒然亭を再び取り戻してくれた妹弟子の顔を。
自分のものにしたいと、焦がれたこともあったけれど。
(あの2人は、魂の形がとてもよう似とるから)
だからこそ、惹かれあうのだろう。
アホで、コンプレックスの塊で、けれど他人のためにこそ力をだせる、そんな2人。
自分が彼女を幸せにすることはかなわないけれど。
(願わくば、あのアホな2人が幸せであるように)
そんなことを考えてから、柄でもないとひとつ頭をふり。
そして、ぐでぐでになるまで飲んで酔いつぶれた草々のために烏龍茶をそそいでやった。

24:名無しさん@ピンキー
08/03/19 04:34:04 1wAdyceH
以上です。お粗末様でした。
実は日曜の夜に書いたのですが、月曜日の爽やかで感動的な徒然亭帰還を見て、
こんな話を書いている自分をちょっと頃してやりたくなりました。
自分の単調なギシアン鬱…でもこれが限界。職人さんの復活お待ちしてます。

25:名無しさん@ピンキー
08/03/19 06:39:45 J0Gw1kbM
朝からGJです!
本当に小草若兄さんには幸せになって欲しい
だから嬉しいです
有り難うございました

26:名無しさん@ピンキー
08/03/19 09:39:29 2Sf6Eb5/
超GJ!
皆の心情が丁寧に描かれてるから十分に納得のいく展開だと思ったよ。
本編とは別のパラレルワールドとして全然おK。
もう小草若が恋愛で幸せを掴む展開はないだろうし、ホント幸せにしてやってほしい…

27:名無しさん@ピンキー
08/03/19 11:14:11 yuifY0HI
GJでした!
四草兄さんが切なすぐる。

28:名無しさん@ピンキー
08/03/19 12:05:23 PLz5tFwz
小草若はA子と恋愛関係になって結婚するんだから十分幸せじゃん。

29:名無しさん@ピンキー
08/03/19 14:20:03 by1+EWWk
GJでした!
草々にいさん、辛いなあ…。
でも、パラレルワールドとしてあっておかしくない展開だった。
個人的には順ちゃんが順ちゃんらしくてツボでした。

30:名無しさん@ピンキー
08/03/19 17:24:22 m6yKGiIC
常設小屋を建てる条件で怪しげな集まりに連れてこられて全裸に為る事を強要される若狭。

31:24
08/03/20 06:07:34 Md/QmRzl
GJしてくださった方、ありがとうございます。
長くてエロ少ないのに読んで頂けてありがたいです。
本編はフィナーレに向けて盛り上がっている中、
「もしあの時こうだったら…」と妄想がふくらんてしまう今日この頃。
ちりとてちんの登場人物は改めて魅力的だと只今底抜けに再確認中。

前スレ729の続編(のことでいいんですかね?)小草若若狭秘密の恋編を
希望して下さった方が! 
続編書くことが出来たら投下…できたらいいなと思います。

32:名無しさん@ピンキー
08/03/20 06:24:12 SmfG2lSj
昨日の放送で、若狭が四草の意見に感心した時、
草々が湯呑みを乱暴に置いたのは嫉妬?

33:名無しさん@ピンキー
08/03/20 08:54:29 oVtaH+2t
小草々初高座頃までの草々若狭夫妻のアツアツっぷりが、
この頃少しさめてきたというか落ち着いてきたように見える。
恐竜にも倦怠期があるのか?
と思ってたけど、今朝の放送の縁側のシーンは仲睦まじくて
よかったよ。

34:名無しさん@ピンキー
08/03/20 09:33:25 pM6vV+eF
今朝の縁側のいちゃラブっぷりは最強だった
小草々のハイハイゴチソウサマ的な呆れっぷりがまた笑えた


35:名無しさん@ピンキー
08/03/20 09:35:53 oVtaH+2t
>>34
何しろ毎晩・・・・

36:名無しさん@ピンキー
08/03/20 13:48:41 IbQnaLjG
小草々を間に挟んでいちゃつく草々若狭可愛いなー。
事ある毎にあんな風に弟子の前でいちゃいちゃしてんのか。
あんなん毎日見せ付けられてたらたまらんな。

37:名無しさん@ピンキー
08/03/20 14:40:29 qVr64mrZ
小草々って、草々夫妻の外出時には若狭の下着頭からかぶったり舐めたりしてオナニーしてるよね。男が一度は通る道だしね。

下着に悪戯している小草々が、忘れ物を取りに帰った若狭にみつかって…ってな妄想をしてしまう。

怒られつつも泣きながら今までの想いを告白してしまう小草々。若狭は……

38:名無しさん@ピンキー
08/03/20 16:38:14 gBp+uDKU
まあ、普通に引くな。

39:名無しさん@ピンキー
08/03/20 17:44:35 Poa+pSn+
>>24
遅レスすまんけどGJ!
小草若→喜代美と四草→若狭が好きなので、全部入ってて嬉しかった。
喜代美が小草若にシフトするのは、ある面で自然だと思うし。
んで、アホ2人が大好きな四草がいい味・・・
つーか、出番少ないのにいい所持ってってるのが、また何ともらしくていいw

40:名無しさん@ピンキー
08/03/20 19:09:08 pM6vV+eF
草々若狭のいちゃいちゃ燃えるなぁ
弟子がいようがおかまいなしのラブっぷりに朝からニヤニヤだった

どこまでお互いにデレデレなんだあの夫婦

41:名無しさん@ピンキー
08/03/20 19:13:43 6hn7rfgZ
あの狭い工房にA子と二人っきりで
ムラムラ来ないのか、オトーチャンよ?

42:名無しさん@ピンキー
08/03/20 19:32:28 SmfG2lSj
>>37
小草々が若狭の下着かぶっているところに草々が帰ってきたら流血の惨事に

43:名無しさん@ピンキー
08/03/20 19:46:50 UyouWiZb
>>41 あの悪人顔だから,するんだろな。

44:名無しさん@ピンキー
08/03/21 06:44:05 XGVXLWWg
>>37

若狭の下着に悪戯しているのは当然だし、恐らく若狭の飲物の中に精液
やら尿やらを混入して、それを飲む若狭を見て密かに勃起してると想う
よ。飲物の中に射精している姿を若狭に目撃される小草々…声をかける
ことが出来ず、かといって余りの変態に草々にも相談することができず
独り思い悩む若狭…。

45:名無しさん@ピンキー
08/03/21 08:44:59 BgHveZrY
>>44
sageは大文字じゃ意味ないぞ

46:名無しさん@ピンキー
08/03/21 09:41:54 JzfninKk
ちりとてちんって続編やるんだよね、確か。
草々と若狭に子供できてるんだろうなぁ。
子供が出来て幸せそうな若狭に、まだ過去の想いを捨てきれない小草若が…ってなのもいいね。

47:名無しさん@ピンキー
08/03/21 10:18:56 kLB8ezPF
>>46
へぇ、そうなんだ。
いきなり子供がいた、とかじゃなくて若狭の妊娠発覚!
必要以上に慌てる周囲の面々ってなエピソードが欲しいな。

48:名無しさん@ピンキー
08/03/21 10:44:45 fX7dJjDQ
まず「誰の子や」ってなるかもしれんなw

49:名無しさん@ピンキー
08/03/21 14:19:30 JzfninKk
↑それ面白いね。
生まれてきたコがどことなく小草若に似てるのを、抱きながら怪訝な顔で見つめる草々…とか。

50:名無しさん@ピンキー
08/03/21 14:37:55 IqhWEfSr
>49
その展開は、朝ドラじゃなくて昼ドラだろw

51:名無しさん@ピンキー
08/03/21 14:49:42 jv+D/KCh
ちりとてちんは朝ドラなのに
かなりの昼ドラテイストだよ

52:名無しさん@ピンキー
08/03/21 15:29:02 BgHveZrY
盛り上がってる時に悪いが…
今のところ続編はありません、って公式サイトでプロデューサーが書いてたぞ


53:名無しさん@ピンキー
08/03/21 19:30:13 X+qqsV7K
草々×小草若お願いします。

54:名無しさん@ピンキー
08/03/21 20:34:04 AvHDBiNi
>>48
会長がんばり杉で若狭の上で腹上死→生まれて来たのはそん時の子→遺産相続で天狗芸能の株式を大量取得→若狭とその一門ウマー
なんてどう?


55:名無しさん@ピンキー
08/03/21 21:07:46 eX/06IpI
>>45
大文字じゃなくて、全角だろ。

56:名無しさん@ピンキー
08/03/21 21:20:24 2f2DIqFV
>24
亀だけど、小草若若狭、ありがとう!
こんなエンドもありかもね。ただその後の4弟子の関係は気まずそうw

弟子時代の、四草x若狭、みたいなぁ。
今の小草若も四草も、まだ独身なんだよね。40近いのに。

57:名無しさん@ピンキー
08/03/21 23:06:22 PQErKmzc
>>46
>>47
バカじゃねーのw
続編なんかないし
若狭の妊娠エピは来週にするだろ…

ここって意外とライトユーザーが多いんだと知ってがっかりだわ

58:名無しさん@ピンキー
08/03/21 23:33:05 XGVXLWWg
↑「ちりとてちんのヘビーユーザー」を自慢してるアフォがいますねww
恥ずかしすぎるww

59:名無しさん@ピンキー
08/03/21 23:41:10 I12NvZMn
まあまあ。
そりゃ続編については今のとこ否定されてるってことで確定だけど、
ここはエロパロ板だから、若狭妊娠をネタに妄想するってことで良しかと。

「妊娠発覚する若狭に、徒然亭一同&柳眉と鼻毛は色めき立つ。
   『一 体 誰 の 子 な の か …?』
ノンキに大喜びする草々を尻目に、どうする身に覚えのありまくる一同!?
やがて十月十日。生まれてきた子供は誰の面影を宿すのか? 待て次号!」

みたいなw
…正直すんませんでした。

60:名無しさん@ピンキー
08/03/21 23:58:47 4ebKeOKU
>>52>>57
プロデュ―サーもヒロインの役者も、大分前に
「今のところ続編は無い」って断言してるしね。

niftyの来週のネタバレ写真、微笑む若狭の頭を撫でる草々の手、
若狭を嬉しそうに見上げる草々。幸せそうで嬉しくなった。

61:名無しさん@ピンキー
08/03/22 00:36:00 edBDePSO
>>59
愛妻家の草原兄さんは除かれますよね。
その代わり焦りまくる一同に鞍馬会長を含めてください。

62:名無しさん@ピンキー
08/03/22 03:37:12 scvInQhN
こんな感じ~?

(若狭と俺の子。ほんまにほんまの家族ができるんや…)
感動に打ち震える草々。
いつも家族を求め続けた自分にとってこれほどの幸せがあろうか?

(喜代美ちゃんが妊娠…もしかして俺の子やろか?)
数ヶ月前の罪深い行為を思い出す小草若。
自分を小浜まで迎えに来た喜代美と過ごしたあの日の…?

(喜代美が妊娠…あの時の…?)
バレンタインので貰った催淫剤入りのチョコを喜代美に食べさせ、
乱れ狂う喜代美をそのまま犯した記憶を呼び覚ます四草。
確か避妊はしたはず。けれど算段も、狂うことは、ある。

(若狭に子供が…私とのあの時の子やろうか…?)
「古典落語の会にまた出てくれ」との名目で若狭を呼び出した日、
真っ白いうなじに引かれるように口づけて、そのまま…。
柳眉は、苦悩する。計算は、あう。

(俺の子や。まちがいなく俺の子や。)
鼻毛、もとい尊健は確信する。
柳眉の落語会にでたんやったら、俺との創作落語の会にも出てくれ!
半ば脅すようにして頼み込んだあの日。
「創作落語のほかにも色々教えたる!」と、無理やり関係を迫ったあの日の?

(そうか、若狭に子ができたか)
常置小屋を建てたいと、一途に願い出る若狭にそっと耳打ちした。
「そんなに助けてほしいんやったら、出すもん出さんかい。なぁ若狭?」
苦痛に耐える若狭の顔を思い出す鞍馬会長。


前スレからいろいろ設定拝借。ご容赦!

63:名無しさん@ピンキー
08/03/22 04:19:16 scvInQhN
あー小草若の「数ヶ月前」は時系列あわんね。訂正。
あれって5月5日だから、四草のチョコレートもいつまで保存しとったねん!てことにw
やっぱりテキトーなこと書くもんじゃないですねぇ。

ついでだから忘れてた小草々の分。

(おかみさんが妊娠…もしかして)
師匠とおかみさんの連夜の営みに疲れ果て、昼間はぼーっとしがちになった小草々。
だんだん夢遊病の兆候が現れてきたことを指摘される今日この頃。
(おかみさんを無理に犯したん夢や思うとったけど、実はほんまやったんやないやろか?)
おかみさんは普段どおりに接してくれとるけど、なぜかふとした弾みに固い表情を見せる。
あまりに生々しすぎる手触り、快楽の記憶。あれは。
(夢や、ない…)


なんつってw

64:名無しさん@ピンキー
08/03/22 05:51:53 lF/bu9sw
ソースもないのに続編とか言い出すのもハァ?だけど
>>28みたいな事を得意気に書く人間もいるからな…

65:名無しさん@ピンキー
08/03/22 08:04:23 edBDePSO
>>63
いい、時系列合わなかろうが細かい事はいい。
自分も大体そんな感じの妄想したからw

66:名無しさん@ピンキー
08/03/22 08:31:59 tkA+CsaA
>>63
前スレでバレンタイン四草×若狭書いたものですが…
ちょwおまwwそれなんて昼ドラwww
素敵に設定いかしてくれてありがとう!


四草×内弟子修行中の若狭書きたいんだけど、今更需要あるのかな?

67:名無しさん@ピンキー
08/03/22 08:39:10 AG0evxNb
エロパロで妄想する分にはいいけど本編の方で本当に若狭が妊娠したら
草々と若狭ったらやっぱり…って感じでなんか生々しくてヤダw

68:名無しさん@ピンキー
08/03/22 08:47:58 q/2mvBPk
>>66
4x若狭 ぜひ。平米師匠も絡めて欲しすw

>>63
妄想GJ! 
小草々、夢遊病ですか。可哀想だけど、子供が産まれたら、
お世話係としても活躍しそうだね。子供に実は自分がパパだと吹き込んだりしてw


69:名無しさん@ピンキー
08/03/22 09:02:46 iA/RY0DP
>>66
待ってます
エロいのよろしく

70:名無しさん@ピンキー
08/03/22 11:08:38 wgPCP1TT
>>66
誘い受け自重

71:名無しさん@ピンキー
08/03/22 11:33:35 tkA+CsaA
誘い受でスイマセン^^^^

四草×内弟子修行中の若狭(→草々)、書き上げてしまったので投稿します。
携帯厨なので無駄に長い+あんまりエロくない気がしますがご了承下さい。
そして四草兄さんの若狭を誘い出す手口が前スレバレンタインと同じ…orz



72:四草×内弟子修行中の若狭 叶わぬ恋 その1
08/03/22 11:35:03 tkA+CsaA
今日はお昼から四草兄さんに稽古をつけてもらった。
しぶしぶだけどしっかり教えてもらえたのでなんとか覚えられた。
兄さんが帰ったあと、庭掃除をしながら噺を何度も反復していたら電話が鳴る音がした。

「はい徒然亭です」
『居間に財布忘れた』
「し、四草兄さん?」
『ついでにバナナ買ってこい』
「あ、あの、ちょ…」

一方的に電話を切られた。

「これも修行の内…なんかなあ」
「そぉやぞ」
「し、師匠!」
「まあ気ぃつけてな、色々」
「はぁ…」

仕方なく私は兄さんの家まで財布(と平兵衛の餌であろうバナナ)を届ける事にした。


73:四草×内弟子修行中の若狭 叶わぬ恋 その2
08/03/22 11:37:58 tkA+CsaA
***

「…で、はいこれ財布とバナナです」
「まあ座れ、茶ぁぐらい淹れたる」
「あ、私手伝います」
「マアスワレワカサ!スワレワカサ!」
「平兵衛~!久しぶりやねぇ」

四草兄さんと並んでキッチンに立つ(…と言っても私は見てるだけ)。
兄さんの手はすごく綺麗で、男なのに一つ一つの動作が色っぽい。

「兄さんって色っぽいですねぇ」
「……は?」
「女の私よりもなんや色っぽぉて羨ましいです」

すると兄さんはにやりと笑って私の耳元に顔を近付けた。

「そらな…処女に色気も糞もあらへんやろ」
「っ……!?」
「なんなら俺がお前の色気、引き出したろか」
「え!?ちょっと兄さ…っわあ!」

何がなんだか分からないうちにフローリングに押し倒されて、手をタオルで縛られた。
兄さんは私に跨がって、冷たい目で私を見下ろしている。
その目が何だかとても怖くて仕方がなかった。

74:四草×内弟子修行中の若狭 叶わぬ恋 その3
08/03/22 11:39:10 tkA+CsaA
「に、兄さん何のつもりですか!やめて下さい!!」
「だまれ」
「ダマレワカサ!ダマレワカサ!」
「いや!怖い…怖い!」
「だまれ」

トレーナーを胸までぐいと捲りあげられて、冷たい空気に肌が粟立つ。
経験はなくともこの先されるであろう行為はなんとなく分かっていて、頭の中が恐怖と戸惑いでいっぱいになった。

「胸はデカいな」
「い、や…」
「白いブラか…まあアリやな」
「兄さん…いや…!」

兄さんの整った鼻が臍から胸の方へ肌を滑ってくる。
そして左胸をペロリと舐めて、ブラの上から甘噛みされた。
右胸は痛いぐらいに揉みしだかれている。
体の震えが止まらない。

「いややあ…こんなん、ホンマにいや…」
「……」
「兄さん…助けて草々兄さん…」

草々兄さんの名を出した瞬間、今まで薄ら笑いを浮かべていた四草兄さんの顔が一瞬で凍り付いた。
そしてみるみるうちに怒りの表情に変わっていく。

75:四草×内弟子修行中の若狭 叶わぬ恋 その4
08/03/22 11:41:44 tkA+CsaA
「…そんなに好きか!?草々兄さんが!!」
「ひ…!」
「あんな落語だけの恐竜頭のどこがええねん!
あんな女も博打もしらんようなやつおもろないやろが!!」
「に、いさ…ん?」
「黙れブス!」

そのまま頬をはたかれて、身体を目茶苦茶にまさぐられた。
ショーツの中に兄さんの綺麗な手が入ってきて、自分でも触ったことのないような場所に指を挿れられる。

「い…った、ァ!」
「黙れ!お前なんか…!」
「痛い…!いや!痛い兄さん!!」

激しく指を抜き差しされて、ビリビリ身体が痺れた。
初めては痛いって聞いてたけど、これはちょっと痛すぎる。
私の目からはボロボロ涙が溢れてて、ぼやける視界の中に草々兄さんの笑顔が浮かぶ。そして同時に師匠の「色恋は禁止やで」という声が聞こえてきた。
所詮、叶わない子供の恋だったんだ。
そこからは殆ど放心状態でされるがままになっていた私に気付いた四草兄さんがすっと立ち上がった。
そしてシンクから何かを持ってきて、再び私の上に跨がる。

76:四草×内弟子修行中の若狭 叶わぬ恋 その5
08/03/22 11:43:08 tkA+CsaA
「子供出来たらかなんからな…これ挿れたるわ」
「……?」
「ま、意味分からんでえぇ」

そのまま下腹部を、兄さんの指とは比べ物にならない圧迫感が襲った。
痛くて痛くて思わず身体がのけ反る。
メリメリという音が聞こえてくるようだ。

「い……った…ぁ…い!」
「うまそうに咥えこむなあ」
「なに…?いた、い痛い…!」
「バナナ、そんな美味いか喜代美」
「…!」

考えられない。
私の下腹部にはバナナが挿さっていて、兄さんの手で抜き差しされている。
グチャグチャといやらしい音と平兵衛の羽の音が小さな部屋に響いている。
兄さんは、訳が分からなくて泣きじゃくる私の額にキスをして、何故かとても傷ついた顔をしていた。

「い…いやァ……あ、あぁ、い…ンああ!」
「お前なんか…死んでしまえばえぇのに…」
「あっ、あん…ぁ!兄さ…し、ぃそ…兄さん…っあ」
「死んでまえ、お前なんか」
「ひ…あァっ!」

それきり私は意識を手放した。


77:四草×内弟子修行中の若狭 叶わぬ恋 その6
08/03/22 11:43:47 tkA+CsaA
そして目が覚めたら草若邸の内弟子部屋にいた。
身体は痛みがあるものの、汗などは綺麗に拭かれていた。
おぼつかない足取りで立ち上がり壁に耳を当てると草々兄さんの寝息が聞こえて、涙が溢れてきた。

「兄さん…っ」

(もう私は、後戻りが出来ないんだ)




78:名無しさん@ピンキー
08/03/22 11:47:22 tkA+CsaA
以上です。
思ったより長くなかったかな?
そして平兵衛がちょっとうっとおしい感じにw

欲望のまま書き進めたら、四草がただの変態レイプ犯にorz
読んでくださった方、ありがとうございました~

79:名無しさん@ピンキー
08/03/22 14:06:30 edBDePSO
若狭もまた動揺していた。

結婚して10年。
新婚当時こそ経済的な事情もあって避妊はしていたけど、
何とか生活も安定してきて、何時の頃からか子供を望んでいた。
だけど今まで何の兆候も無かったのだ。
それがどうして今・・・・・・?
そう思うと、妊娠の喜びに翳りが差す。
草々と自分が待ち望んだ、血を分けた家族なのだ。そう、そのはず。
そうでなくてはいけないのに・・・・。

処置してしまおうか、でも自分の胎内で新しい命は成長していく。
そして夫の本当に嬉しそうな表情を見ていると、そんな事は出来ないと思う。
幸か不幸か、夫の恐竜頭では自分の不貞なぞ思いもよらないだろう。
例え遺伝上の父親が誰であれ、自分の子供なのだ。
大丈夫、某野球選手の都市伝説みたいに、
肌の色が違う子供が生まれる事は無いだろう・・・・


>>63さんから妄想してみましたw


80:名無しさん@ピンキー
08/03/22 14:42:04 1/7aRnZf
>>79 ちょww
もし若狭が黒い子を産んだら
伝説になるやろ

81:名無しさん@ピンキー
08/03/22 22:44:29 scvInQhN
>>78
GJ!久しぶりの四×若狭ktkr
四草、やってることはほんまメチャクチャwながら、ちょっとしんみりした。
前スレの名作『アンバランスなkissをして』でも思ったけど、
やっぱ途中で自分以外の男の名前出されるのはキツいよなぁ…
感情表現下手な四草だけに、キレるとこうなっちゃうのか。あなおそろしやw

>>79
GJ! 63の妄想ネタからナイスな若狭心情編妄想して頂けてなんか嬉しい。
某野球選手の都市伝説ワロタ!確かに日本男子ばかりなんでそれはないw
ていうか、この話の展開だと草々兄さん男性不妊症設定?
しかも夫の恐竜頭って…ひでえよ若狭w

82:名無しさん@ピンキー
08/03/23 00:05:46 VNHthp7l
>>81
>ていうか、この話の展開だと草々兄さん男性不妊症設定?

ドラマ板本スレで、若狭が迎えに来た廃屋で高熱を出した際
種無しになった説があったww

いや、別にどちらに原因がある不妊と言うわけでなくても
たまたま出来なかったという事もあるわけで。

83:名無しさん@ピンキー
08/03/23 01:12:10 Fy7PMYzW
>>81
入れる所を間違えてるか、コウノトリ説orキャベツ説を未だに信じてる可能性も有りそうな気が…

84:名無しさん@ピンキー
08/03/23 02:34:02 UIwaaEIh
回数を重ねすぎると出来ない説も

85:名無しさん@ピンキー
08/03/23 05:35:31 UbvGAw7B
マジレスすると、健康な男女がタイミングよく合体しても、受精する確率は20~30%と言われてる。
また妊娠成立しても15~20%は流産。
現実なんてそんなもの。

86:名無しさん@ピンキー
08/03/23 10:13:12 UIwaaEIh
純粋に排卵日とかに無頓着なだけな気がしてきた

87:名無しさん@ピンキー
08/03/23 10:22:49 ZX9zr03j
「人間て哺乳類やろ?排卵なんかあるかいな!」
「エエッ、恐竜って卵で産まれるんですか?」

88:名無しさん@ピンキー
08/03/23 15:23:00 vvfcLliR
「若狭、楽しみやな。早よ生まれてこんかな・・・・・卵!」
「草々兄さん、卵が生まれたら、私、頑張って温めますさけ。」
「無理すなよ。卵が孵るまで家のことは俺もやる。」
「なんか俺、あの二人から卵生まれてきそうな気ぃしてきたわ。」
「卵が生まれるかどうか、賭けますか?」
「生まれるか、アホ!」

89:名無しさん@ピンキー
08/03/23 21:22:48 Fy7PMYzW
>>88
師匠…地獄から帰って来て、恐竜夫妻に性教育の稽古つけてやって下さい。

90:名無しさん@ピンキー
08/03/23 21:28:58 Zzb9cXXi
>>88
なんだか目に見えるようです

91:名無しさん@ピンキー
08/03/23 22:02:07 0Y3D+EDN
青木夫妻の仁義なき離婚戦争

92:名無しさん@ピンキー
08/03/23 22:03:12 JIsGWFdc
失礼。

93:名無しさん@ピンキー
08/03/24 00:20:17 gs4ImrCI
四×若狭内弟子時代、いいなあやっぱり好きだ。
ということで一気書きしてしまいました。
長めエロなし。ほんますんません。
そんなんで良かったら読んだって下さい。

94:「世界はそれを恋と呼ぶんだぜ」 1
08/03/24 00:22:57 gs4ImrCI
女は勝手に寄ってくるもの。
つまり自分は、邪魔になった女を追い払うだけでよかった。
「もう用はあらへん。帰れ」
「カエレブス」
平兵衛とのこの連携で、大抵の女は泣きながら退散する。
多少粘っても、冷たく一瞥くれて部屋からたたき出せばそれで終わり。
女など、一時だけ体があればそれで上等。あいつらの心など必要ない。

…そのはずだった。
勝手が違う。
どう考えても勝手が違う。
田舎くさい子供じみた妹弟子を思い出して、四草は不機嫌になる。
アホで鈍うてどん臭うて色気ゼロで、不器用なことこの上なく。
すぐ落ち込むくよくよ陰気な子で、その上妄想癖まであるときた。
そのうえあいつは…草々兄さんを好いとる。

草々兄さんはといえば、あいつのことなんぞ気にかけとる気配もなく、
あいつと同姓同名のまあまあええ女にすっかり入れこんどる。
そやのにあいつときたら、草々兄さんに怒鳴られても睨まれても、
草々兄さんの背中ををいっちょまえに切なげな目で追いかけとる。
あんまりにも冷たくあしらわれとるから、「泣くな、喜代美」と肩に手をおいたが、
例外なくころりと女が落ちるはずの手管が、この鈍い子供にはまったく使えん。
「へ?呼び捨て?」とそんなところにだけ反応しよった。
自分達を徒然亭に必死で呼び戻したんも、草々兄さんのためやときた。
自分にとっては奇跡が起きたような天恵だったが、そうと聞いてはなぜか面白くなかった。

つまりこの自分が、生まれて初めて女のために心を砕いている。
そのことが四草を限りなく不機嫌にさせていた。

……算段、しまひょか?

算段の四草モード発動。

片付けをしとるあいつの後ろから声をかける。
「…おい」
「うっひゃぁぁ!、、、って四草兄さんやないですか。もう!おどかさんといて下さい!」
「…お前、ほんま色気無いな。なんやその絶叫」
「いいいいい色気なんてええんですっ!ほっといてください!それより四草兄さん、何の用ですか?」
「…そんなんやから、草々兄さんとられてまうんやぞ。」
途端、喜代美の顔がすうっと曇る。
「そんなん、最初から草々兄さんは私のことなんて全然好いとりならんし、それに、内弟子修行中やから…」
「お前に致命的に足らんのは、色気や」
あっけに取られたような喜代美に、さらに畳み掛ける。
「色気、あったら大抵の男は落ちる」
ぱくぱくと金魚のように口を動かす喜代美。声でてへんぞ。ほんま色気皆無やな。
「それさえあったら、お前もあの子から草々兄さん取り戻すことかて出来るかもしれんな。まあ俺には関係ないけど」
喜代美の表情が、すうっと迷うように揺れる。
そして、とどめの一押し。
「色気、ほしいんやったら、俺がなんとかしたろか?」

95:「世界はそれを恋と呼ぶんだぜ」 2
08/03/24 00:25:09 gs4ImrCI
四草兄さんの言葉に釣られるまま、四草兄さんの部屋へ来てしまった。
草々兄さんの気持ちをA子から取り戻せるかもしれんって恋愛マスターの四草兄さんに聞かされたら、
思わず心が動いてしまったけど。
辺りを見回す。飾り気ひとつ無い質素な部屋。紛れもないおとこのひとの部屋。
気づいて、改めてドキドキしてしまう。よかったんやろか、こんな所来て…?
「なに緊張しとるねん」
私の気持ちを見透かすように四草兄さんが薄く笑う。
慌てて立ち上がった弾みで、机の上に置いてあったマグカップを手で払い落としてしまう。
「何やっとるねん…ほんま鈍くさいな」
「ドンクサイ」
ばたばたと羽音がして、九官鳥の平兵衛が繰り返す。なんだか微妙に落ち込んでしまう…。
「さて…。何から始めるかな?」
唇の端を吊り上げて、にいっと四草兄さんが笑う。な、なんやいやな予感…。
「まずはあれや。そのいっつも色気のうくくっとる髪。ほどけ」
「は?」
聞き返す間もなく、四草兄さんの手がすうっと伸びて、髪をくくったゴムを引き抜いた。
「そう。それでこの髪をちょっと顔にかけて、、ちょっと唇にかかるくらいに」
ぼんやりしてる間に四草兄さんの手はてきぱきと動いて、髪に触れ整えていく。
間近に見る四草兄さんの顔は、まつげが長くて、すがめた眼差しが…色っぽかった。
「…何をぼやっとしとるねん。で、ちょっと上向いて唇を開いて…鏡見てみ」
言われるままに差し出された鏡を見ると、なんや普段と違う自分の顔。
なんや、キスをねだって誘っとるみたい…。
「…まあまあやな。」
いつの間にか後ろに回ってきていた四草兄さんが、私の肩越しに鏡を覗き込む。
ふわりとグリーン系の香りと、あと何かが混じった香り。四草兄さんの、におい…。
四草兄さんの息が首筋にかかって、ぞくりとしてしまう。
「あとは目やな。うるませろ」
「はあ?そんなん潤ませようおもて潤むもんやないやないですか」
「簡単や。切ないこと考えたらええ。」
切ないこと…、、
草々兄さんがA子に見せるはにかむような笑顔。A子だけを追う眼差し。
A子を抱きしめる、草々兄さんの後姿…。
「…ちょっとはうるんだやないか」
鏡を見ると、しっとりと濡れた目。


96:「世界はそれを恋と呼ぶんだぜ」 3
08/03/24 00:26:05 gs4ImrCI
「…お前、何考えた?」
凍てつくような冷たい声に振り返る。
さっきと同じ無表情なのに、なぜか四草兄さんの感情が凍てついているのがわかる。
「し、四草にいさん…?」
「答えろ。草々兄さんのことか?」
ぐい、と二の腕をつかまれる。大きな手。抗えないほど強い力。
「い、痛い!四草兄さん!」
「答えろ」
「そ、そんなんやないです!今までのつらかったこと思い出しただけです!」
気がついたらそう答えていた。怖かった。男の人の手。男の人の力。
急に四草兄さんが男の人やっていうことが、身に迫って感じられて。
「へぇ…」
つかまれていた腕が解放される。相変わらず四草兄さんの雰囲気はどこか怖いままだったけれど。
「まあええ。表情はそんなもんや。あとは、体やな」
「はあっ!?」
私の困惑もどこ吹く風の淡々とした声で、四草兄さんは続ける。
「お前、そのだぼっとした服なんとかならんのか?」
「何とかて…そんなこと言われても、ずっとこんなんやし…」
言いながら、自分の服を見下ろす。ゆったりとしたジーンズにパーカー型トレーナー。
内弟子中の雑用をこなすには、やっぱり動きやすい格好が一番やし…
「脱げ」
「はあぁぁぁっ!?」
耳を疑う。ぬげ、って、、えええええええ!!?
「どうせトレーナーの下、何か着とるやろ?」
「それは…Tシャツ、着てますけど。でも…」
「それやったら夏や思うたらええだけや。トレーナーやったら全体の雰囲気がわからん。色気の算段のしようがないやないか」
それは、、確かに夏や思うたら普通の格好やけど、でも、、なぜか無性に恥ずかしい気がした。
「まあお前が別に草々兄さんと今のままでええ言うんやったら、俺は全然かまへんけどな」
ちくり、と心が痛む。草々兄さんとA子が抱き合っている姿が目の裏に浮かぶ。
えいやっとトレーナーを脱ぐ。ひやっとした冷気に、思わず体がすくむ。
えりぐりの大きく開いた、体にそった薄いTシャツ一枚になった私を、四草兄さんが冷たい眼差しで検分するように見ている。
自分がマネキンにでもなったかのような感覚。見られているという恥ずかしさで、いたたまれないような気持ちでいっぱいになる。


97:「世界はそれを恋と呼ぶんだぜ」 4
08/03/24 00:27:49 gs4ImrCI
「…けっこう胸あるな。色気だそ思うたら、乳放り出すくらいの気持ちで生かせ。」
淡々とした四草兄さんの口調は変わらない。けれど内容は完全にセクハラで。
「っ!!!四草兄さん!なんちゅうこと言わはるんで…、、ってきゃああああああ!」
いつの間にか、抗議しかけた私のすぐそばまで四草兄さんは来ていて。おもむろにぐっと私の胸を両側から寄せてあげた!
「ななななな、何するんですか四草兄さんっ!!」
ざざざ、と音を立てて後ずさった私を、四草兄さんは涼しい顔で見返す。
「何って、谷間作ろうとしたんやないか。色気でるように。」
ああそっか、色気出すための工夫の1つやったんですね…って、そんなわけありますか!!!
頭の中で猛烈な勢いで危険信号が点滅する。はやく、はやくここから出んと…。
「かかか帰りますっ!!!」
後も見ずトレーナーをつかんで部屋を飛び出そうとして、どんっと何かにぶち当たった。
あいたた…と見上げると、それはいつの間にか玄関近くまで来ていた四草兄さんで。
「もう遅い」
強い力で抱きしめられていた。厚い胸板、固い筋肉質の腕。男の人の、体。
息が出来なくなりそうになって見上げると、そこには四草兄さんの顔があった。
長いまつげ。整った鼻筋。そして…どこまでも冷たく澄んだ、氷のような目。
吸い寄せられるように、動けない。
その顔がすうっと見る間に近づいて、、唇に何かが当たる感触。
ふぁーすときす…と思う間もなく、舌で唇がこじ開けられる。続いてぬるりとした感触。
四草兄さんの舌は、私の舌をさんざんもてあそび、口の中を蹂躙する。
苦しくて息ができなくて、でもなんだかぼんやりしてきて、不思議な感触に陶然とする。
しばらくして唇が離れたとき、体中の力が抜けて、ぺたんと座り込んでしまった。
「目が潤んで、ええ感じの表情になっとるな。鏡見てみい」
言われるままに、ぼんやりと部屋にある等身大のスタンドミラーをを見る。
そこには、初めて見る自分の姿が映っていた。
ぼんやりと虚ろな目は潤みきって、半開きの唇にはほどけた髪がかかり、
ぺたんと前についた腕で胸は両側から寄せられて、Tシャツの胸を大きく盛り上げていた。
いやらし…
淡々とした四草兄さんの声が聞こえる。
「そんな顔されたら、大抵の男は落ちる」
座りこんだままの私のそばにすっと身をかがめる四草兄さん。
そして、そのまま覆いかぶさるように床に押し倒された。

「そんな顔で誘うからやぞ」



98:「世界はそれを恋と呼ぶんだぜ」 5
08/03/24 00:28:51 gs4ImrCI
もうアカン。ぎゅうっと目をつぶる。いくら経験ない言うたかて、この先どうなるかくらいはわかる。
初めてやのに。なんで、なんでこんなことに。
なんでひょいひょい男の人の部屋に来たりしたんやろう。自分のアホさに腹が立つ。
でも兄さんやから、兄さんやのに、なんで、四草にいさん…?
草々兄さん…
涙がぽろぽろとあふれて止まらない。
ひっく、ひっくと自分のしゃくりあげる声と、平兵衛の羽音だけが部屋に響く。
けれど、しばらくたっても、四草兄さんは全然動かない。
「ぎゅううっっと目えつぶるな。ほんま色気ないな」
「イロケナイ」
先ほどと変わらない淡々とした四草兄さんの声に、おそるおそる目をあける。
「あの、しいそう、兄さん…?」
兄さんは、私に覆いかぶさった体勢のまま、私を見下ろしていた。
その顔はいつもの無表情…のように見えたけれど、少しだけ、ほんの少しだけ違って見えた。
すこし呆れたような、少し悲しげなような、少し苛立ったような、少し途方にくれたような…
それは、初めて見るとても不思議な表情だった。
「せっかくエエ線行っとったのに、今ので台無しや。まだまだ子供やな」
「え…?」
「その程度では、まだまだやな。もっと色気出るように精進しとけ。ただし」
四草兄さんは薄く笑う。
「色気は好きな男の前だけでだせ。せやないと、さっきみたいな目にあうぞ」
「兄さん…」
「まあそのうち俺の前だけで色気出すようにさせたるからな。覚えとけ」
そう言ってちらりと流し目をくれた四草兄さんの、その色気の凄まじいこと。
へなへなと力が抜けそうになったけれど、何とか立ち上がってトレーナをつかみ、
四草兄さんに一礼して、よろよろと師匠の家へ帰ったのだった。

99:「世界はそれを恋と呼ぶんだぜ」 6
08/03/24 00:36:17 gs4ImrCI
その晩、兄さんの夢を見た。
草々兄さんではなく、四草兄さんの。
四草兄さんの不思議な表情と、最後の言葉と、そしてあの目が頭から離れなくて。
稽古場で今日も四草兄さんに会うはず。会ったらどんな顔をすればええんやろ?
そんなことばかり考えて、朝帰りした草々兄さんの姿に胸を焦がす暇もないくらいで。
「おはようさん」
四草兄さんの声を聞いただけで、胸がドキドキする。なかなか顔が上げられない。
「おはようございます、四草兄さん」
そこには、無表情ないつもの四草兄さんがいて。
人の悪い笑みをわずかに浮かべて、こちらを見るものだから。
私はなぜか動揺して、足元にあったバケツの水を見事にひっくり返したのだった。


自分に会うなり目が泳ぎ、見るからに動転して挙句の果てにバケツの水をひっくり返して
「ひゃぁぁぁ!!」と色気ない声をあげる喜代美を見て、色気のいの字もあらへん、と四草は思う。
(まだまだ子供や。けど…)
昨日、自分の部屋での喜代美の姿を思い出す。
誘うように軽く開かれた唇、濡れた瞳は四草だけを映してぬめる。
あんな顔をされたら……。いや、もともと喜代美を頂くつもりで部屋に連れ込んだのだが。
けれど、目をぎゅっとつぶってすすり泣く喜代美の姿を見ていると。
(算段の四草ともあろうものが)
アホで純情なあいつを算段にかけて部屋に連れてくるなど、赤子の手をひねるより簡単。
体を頂く算段は実に容易い。ならば心をも頂こう。
(覚えとけ。今度は自分からあの顔させたるからな)

四草は、心を手に入れたいと思ったこの初めての感情の名前を、まだ知らない。

『世界はそれを恋と呼ぶんだぜ』



100:名無しさん@ピンキー
08/03/24 00:43:12 gs4ImrCI
以上です。ほんまお粗末でした~。

>>88
なんか微妙にありそうでワロタ
会話上手いですね~ほんま目に浮かぶw

101:名無しさん@ピンキー
08/03/24 00:47:48 xZnWyA/Z
なんか不器用な感じがよかったです

102:名無しさん@ピンキー
08/03/24 00:56:19 Wm0UE0S8
>>93 おお!GJです
これが本編ならどんなに嬉しいか…
続きwktkして宜しいですかな?

103:名無しさん@ピンキー
08/03/24 07:57:42 ezgNihrL
>>100
おお~、すごくらしくて好きです。
四草は最終段階までは手を出せないだろうなー、というイメージなので、
ものすごく想像通りでした。続きよろです~。

104:名無しさん@ピンキー
08/03/24 11:58:04 /X1bht9r
>>100
すごくいいですねー!
それぞれのキャラがよく出てるし、テンポがいい!
特に「もう遅い」がツボでした
続き待ってます!

105:名無しさん@ピンキー
08/03/24 16:19:53 oAOfk+W/
>>100
乙です!オチが上手いですね!

話し変わって、今日の放送で今度は草若宅の2階に住んでいる青木夫妻。
弟子入りから6年近く経過しているから小草々はもう内弟子部屋を出てるだろうし
誰はばかることなくセクロスできる環境でご懐妊?

106:名無しさん@ピンキー
08/03/24 16:41:33 kUVRL9xs
ていうか今日の若狭の服がスッケスケではあはあした(´Д`*)
えろすぐるw

107:名無しさん@ピンキー
08/03/24 18:53:07 vFIhAc3s
今更だけど若狭は人妻になってからの方がエロいね
四草に抱き締められたり小草若に旦那と別れてくれ言われたり

108:名無しさん@ピンキー
08/03/24 19:08:21 IJa/symO
でも、あんまりエロく感じなかったw>四草抱きしめ
個人的には、その後の頭撫で撫でと視線の方がエロく感じた。

あのとき弟子たちの前には亡き師匠が居たなーと
思い出したら哀しくなってきたんだぜ・・・(つД`)
地獄で師匠は志保さんといちゃこらしてるといい。

109:名無しさん@ピンキー
08/03/24 23:01:10 k8wXqcud
草々は早漏

早漏にいさーん!
若狭ー!

110:名無しさん@ピンキー
08/03/24 23:53:49 yDdDlFij
>>100
遅くなったがGJ!GJ!
やっぱり四草×若狭良いわ、面白かったです。
まだ子供子供してる若狭に四草が本気でのめり込むのが好きだ。
若狭の色気が覚醒した所も読みたい!

111:名無しさん@ピンキー
08/03/25 02:12:23 a012ih3/
流れを読まずに小草若×若狭を投下します。

草々が無精子症で、小草若と草々が同じ血液型という設定です。
エロありですのでよろしくお願いします~。

112:小草若×若狭 不信のとき 1
08/03/25 02:13:58 a012ih3/
小草若はとあるホテルのロビーにいた。
というのも、可愛い妹弟子の若狭に突然呼び出されたからである。
平日の昼下がりとあってあまり人気のないロビーに、約束の時間ちょうどに若狭は現われた。

「小草若兄さんすいません、突然呼び出したりして…」
「おはようさん、別にかまへんがな~
で?どないしたんや?」

向かい合わせに座る若狭の顔を覗き込むと、普段からは想像出来ないような暗い表情をしていた。
何かよっぽどのことがあったのだろうと察した小草若は、かつて彼女に恋心を抱いていた若かりし頃のように、優しく問い掛けた。

「若狭?どないした?
俺でよかったらなぁんでも聞いたるし、力になるから。
時間は気にせんでえぇし」
「あ…あの…」
「ん?」

俯いていた若狭はゆっくり顔をあげ、潤む瞳を左右させながら躊躇しつつも話始めた。
そしてその内容は驚くべきものだった。


113:小草若×若狭 不信のとき 2
08/03/25 02:15:18 a012ih3/
「私、ずうっと子供が欲しかったんです…
でも結婚してから今まで、子宝に恵まれませんでした。
それで、もしかしたら何か悪いとこあるんかも思うて…草々兄さんと一緒に病院行ったんです。」
「え…あぁ…ふ、不妊とかそんなんの検査か?」
「はい…」
「そぉかあ…、それで?
結果はどないやってんな」
「私は何ともないぃ言われたんですけど…」
「?」
「兄さんは…草々兄さんは…
無精子症、なんです」
「……えぇっ!?」

あの見るからに健康な男が無精子症だなんて信じがたいことだった。
なんでも例の破門事件の際に高熱を出したことが原因かもしれないらしい。

「それ…草々は知ってんのか」
「いえ、結果聞きに行ったんは私だけですさけぇ」
「そうか…」

小草若は戸惑いを隠しきれなかった。
何故ならその件は自分が起こした暴力沙汰のせいであり、そのせいで最愛の妹弟子を苦しめてしまったからだ。
力になるとは言ったもののどうすることも出来ない、そう思って頭を抱えた瞬間、若狭の口から思わぬ言葉が出た。

114:名無しさん@ピンキー
08/03/25 02:17:02 a012ih3/
「あのぉ、小草若兄さんと草々兄さん、血液型一緒でしたよね」
「え…あ、うん」
「小草若兄さんさえよければなんですけど…」
「…なんや?」


「私を、抱いてくれませんか…」


小草若は予想外の言葉に驚き、ゆっくり若狭を見た。
その若狭の顔は今までとは違い、凛とした大人の女性のものだった。

「若狭はそれで、えぇねんな?」
「はい」
「後悔せんか?」
「はい」
「……分かった」


小草若がこんなにも大変なことを承諾したのは若狭の強い意志と己の責任感もあったが、何より彼女を抱きたいと思ったからだった。
いつの間にか大人の色気を纏うようになった彼女を、純粋に抱きたいと思ったのだ。

「部屋はとってありますさけぇ、今からでもえぇですか」
「…かまへん」

そうして小草若は、初めて心から愛した妹弟子を抱くことになった。


++++++++++++

115:小草若×若狭 不信のとき 4
08/03/25 02:19:41 a012ih3/
先にシャワーを浴びた小草若は、ベッドに腰掛けて目を閉じた。
当たり前だが、後ろめたさがない訳ではない…しかし他に方法がないのだから仕方がない。
そう言い聞かせて、安物のワインを飲み干した。

「兄さん、お待たせしてすいません」

声の方へ振り向くと、小草若は思わず息を飲んだ。
上気した肌をガウンに包み、少し湿った髪をおろした若狭は恐ろしいほど色っぽかったからだ。
若狭は小草若の隣りに腰掛け、震える手を握り締めた。

「小草若兄さん…お願いします」
「……喜代美ちゃん」

堪らず小草若は若狭…否、喜代美を押し倒した。
啄むようなキスを繰り返し、そして深く口付けた。
時折漏れるくぐもった声、乱れる髪や白い肌、全てに目眩を覚えた。

「あかん…優しく出来へんかもしれへん」
「構いませんから…小草若兄さんの、好きにして下さ…い」
「ゴメンやで…好きや、喜代美ちゃん」
「あ…兄さ…んぅ…」

116:小草若×若狭 不信のとき 5
08/03/25 02:20:34 a012ih3/
手のひらで覆うのがやっとの胸を片方揉みしだき、もう片方は舌を這わせる。
それだけで喜代美は身体を震わせて悦楽の表情をみせた。
自分とは違う肉付きの良いふくよかな身体は柔らかくてとても気持ちがいい。
身体中にキスをしながら空いた手で下半身を撫でてやると、すでにそこは湿り気を帯びていた。

「嬉しいなあ…もう感じてくれてんねや…」
「あっ…いやや、そんなこと言わんでぇ…」
「せやかて、ココこんなにしてるんは気持ちえぇからやろ?」
「それは…ぁ…ひゃぅ!」

少しキツめに突起を擦り上げると喜代美は腰を浮かせた。
口ではいやと言いつつも、いつの間にか小草若の指に腰を押し付ける動きをしていた。
今度は中へと指を入れてやると、きゅうきゅうと締め付けてきた。

「あっあ…ん!こそ、じゃく兄さん…」
「喜代美ちゃん…もう、」
「来て、早く…挿れて下さい…!」

喜代美がそう言い終わらないうちに、小草若は己の熱を喜代美の中へとねじ込んだ。

117:小草若×若狭 不信のとき 6
08/03/25 02:21:15 a012ih3/
「ん、んあっ!!」
「喜代美ちゃん…力抜い、て…!」
「あっ、は…ぁ!無、理です…んっ」
「動くで…?」
「は、い…っあ!」

小草若は性急に腰を動かし始め、喜代美も自ら腰を振る。
部屋には肉のぶつかる音と二人の吐息、そしてぐちゃぐちゃと粘着質な音が響いていた。
互いに限界が近くなり、更に激しく出し入れをする。

「あっ、にい、さん…も、アカン…っ」
「えぇで…俺ももう…」
「あ、ああ、あ…あぁあ…ん!!」
「…っく!」

思いっきり喜代美の奥を突いた瞬間、二人は同時に果てた。
小草若は喜代美の奥へ熱を放ち、喜代美はその熱を感じながら意識を手放した。



喜代美の懐妊が分かったのは、それから2ヶ月ほど後の話だった。

118:名無しさん@ピンキー
08/03/25 02:24:53 a012ih3/
お付き合いありがとうございました!

す、すいません、途中で題名なし+ageてしまいました…
申し訳ない…orz


あまりに草々無精子症説が広がっていたので色々捏造してみましたw
草々×若狭派の方々には申し訳ない。
ちなみに題名は某ドラマから拝借ww


119:名無しさん@ピンキー
08/03/25 05:26:29 3GTLP3jP
>>112-117
GJ!
私にとって、いろいろな意味(長さとかシチュエーションとか)でGJ!な話ですら


120:名無しさん@ピンキー
08/03/25 12:25:21 M5TUTHV+
GJです!
同じ事を草原、四草、小草々にも頼む若狭をキボン

121:名無しさん@ピンキー
08/03/25 13:01:51 61nTlkKk
>>118
大人なエロさGJ!
今日の本編の妊娠騒ぎにそんな裏があったと思うと
背徳感&「良かったな!」と喜ぶ小草若の笑顔が
全く別の意味に思えてきていい感じに興奮した!

122:名無しさん@ピンキー
08/03/25 16:28:12 Ta/lrrhL
GJです
なんだかんだとちゃんと草若のDNAを受け継いだんですな

123:名無しさん@ピンキー
08/03/25 17:22:03 x7DS1l+l
若狭が吐き気を催した時、「熊、何入れたんや?!」と
熊五郎を呼び捨てにする草々に萌えた

若狭、愛されてるね

124:名無しさん@ピンキー
08/03/25 19:17:27 IM1hKxmQ
妊娠と聞いて、若狭のお腹を見つめながらじりじりとにじり寄り、
若狭の両手を取り「ありがとう」と言う草々に感動。
まぁその後の「落太郎」「落子」に笑ったがw
若狭の幸せの象徴でもあるし、草々の落語を子守唄にして育てるのかな。

125:名無しさん@ピンキー
08/03/25 21:28:43 OkyijKyP
草々オムツ変えたりお風呂入れたりしそうw

126:名無しさん@ピンキー
08/03/25 21:33:53 tB+lVTKc
寝床で若狭のとなりに四草兄さんがいたから
何かおっ始まるのかと一瞬ドキドキしてから、冷静に戻ったw

127:名無しさん@ピンキー
08/03/25 21:41:44 /NsDqsR8
自分は、子供が出来たと聞いた時の四草の表情に、心当たりあるのかとww

128:名無しさん@ピンキー
08/03/25 22:12:27 M5TUTHV+
>>126
> 寝床で若狭のとなりに四草兄さんがいたから

字面で見たらスゲーエロい

129:名無しさん@ピンキー
08/03/26 01:16:50 rZ7Cpgjk
>>111です。
皆さん感想ありがとうございました~!
気力があれば鼻毛あたりも書いてみたいなあと思っています。
よろしければお付き合いお願いします。

130:名無しさん@ピンキー
08/03/26 01:41:04 q57ZLp5D
鼻毛と清海、鼻毛と順ちゃんあたりもお願いしますうー

131:名無しさん@ピンキー
08/03/26 01:48:46 ghdu8cGp
>>127
めっちゃきょとんとしてたねwどういう心情なのかな?
 A.タイミング的に心当たりがある
 B.草々兄さん無精子症情報入手済み→誰の子やねん
 C.あの恐竜頭入れる場所知っとったんかい
 
>>129
鼻毛兄さん昨日の本編でええ味やったので、自分の中で株価↑↑!
wktkしつつお待ちしておりますです。

132:名無しさん@ピンキー
08/03/26 02:34:59 eCy98C8j
>131
つD.妊娠なんて都市伝説

133:名無しさん@ピンキー
08/03/26 07:57:16 9Xm9lF3u
>131
つE.生まれてくる子が女の子だったら光源氏計画の算段発動

134:名無しさん@ピンキー
08/03/27 02:05:32 qkR9XSXp
妊娠中もやんわりセックスしまくる草々夫婦。
おかげで年子が5、6人できました。
草々家族が増えて嬉しい\(^o^)/
これからも作るぞ!
若狭常に妊娠中、授乳中でヘトヘトになり体を壊して死んでしまう。

135:名無しさん@ピンキー
08/03/27 09:27:03 WnYk8Uen
妊娠、出産回数が多い程
子宮は負担が少ない

毎月の月経の方が子宮には負担大

とマジレス、カッコワルイ

136:名無しさん@ピンキー
08/03/27 09:45:05 3P4TN7AW
今まで出来なかったのに、2人目はあっさり出来そうな青木夫妻

137:名無しさん@ピンキー
08/03/27 14:13:55 5AoZSAu3
>>134は妊娠中にセクースすると次の種が仕込まれると思ってるんだろうか

138:名無しさん@ピンキー
08/03/28 00:27:35 dPZzcuz8
颯太に犯される妊婦の若狭

颯太:ドラえもんが生き返らしてくれると思った

139:名無しさん@ピンキー
08/03/28 02:45:32 RstcUkVi
それはさすがに不謹慎

140:名無しさん@ピンキー
08/03/28 08:12:05 RDsUrcmG
>>138
お前最悪だな

141:名無しさん@ピンキー
08/03/28 09:27:43 mCdWatVu
>>138 本村氏に謝れ

142:名無しさん@ピンキー
08/03/28 10:43:51 6bvDTz7+
若狭の妊娠は四草の算段

143:名無しさん@ピンキー
08/03/29 02:28:21 YErf4QqM
微妙に流れ読んでない感じで投下します。

四×若狭 常打ち小屋完成間近のある夏の日。
けっこうな長文で、ぬるいエロ有ですが合意なし
つまりレイプ系です。
あと四草はほぼ算段なしで、かなりダメダメです。
そんなんでもよろしければ、見たって下さい

144:祭りの後 1
08/03/29 02:29:20 YErf4QqM
遠くから響く花火の音。華やかなざわめき。
(ああ、今日は夏祭りやったな)
別にもう、何の感慨もないけれど。
祭りはあまり好きではなかった。
太鼓の音、楽しげにさざめく人々。
徒然亭を失い心まで凍てついていた頃、それらは自分に、失ってしまった幸せな日々を
思い出させたから。
もう二度と高座など関係の無い自分に、あの高揚感を思い出させたから。
けれど、それはもう昔の話。
どんくさい少女という姿をとって舞い降りた奇跡が、自分に徒然亭をもう一度与えてくれたのは
もう15年も昔のこと。
師匠はすでになくなり、たくさんの危機もあったけれど、落語は四草の中で確固たる物として
息づき、もう二度とこの手を離れることはない。いや、もう離しはしない。
あのどんくさい少女―妹弟子の若狭は、今は兄弟子の草々の妻となり、人気落語家として、
そしておかみさんとして徒然亭を支えている。
おどおどとしてどんくさく不器用だった若狭は、今もその名残はあるけれど、落ち着きと貫禄を
備えるようになった。
あの頃…。
四草は、ほんのわずかの苦い思いとともに心の中だけで苦笑する。
あのどんくさい少女を自分のものにしたいと思ったこともあった。
自分に奇跡を起こした女。アホで不器用で、一途で強くて。
けれど、それももう昔の話。そう、遠い遠い昔の。


145:祭りの後 2
08/03/29 02:30:26 YErf4QqM
「あ、四草兄さん。今から帰りなるんですか?」
稽古場をでて帰ろうとした時、縁側から声がかけられた。
「若狭」
そこには浴衣を着て、少しめかしこんだ若狭が立っていた。
ニコニコ笑いながら、こちらに走り寄ってくる。
「どないしたんや、その格好?」
「いえ、祭囃子きいとったらなんや落ち着かんようなってえ。ずうっと常打ち小屋のことで
落ち着かんかったさけ、お祭りに行く機会もなかったなあ思て。ちょうど浴衣着とったでぇ、
折角やからお祭り行ってみよかなぁ思て。」
子供みたいにころころとはしゃいで笑う。こういうところは昔から全然かわらんな。
「草々兄さんは?」
「草々兄さんは今日地方で高座があって、小草々くんもそれについていっとるんです。
一人でお祭りいうんも、なんや寂しいなぁておもとったとこで。」
「そうか」
そう言って帰ろうとすると、若狭はてこてこと四草についてくる。
「…なんや?」
「四草兄さん帰らはるんやったら、途中までお祭り、一緒に行きませんか?兄さんも
ちょうど浴衣やし」
「夏の落語家やったら普通のことやないか。」
「あきませんか?」
無邪気ににこにこと笑う。旦那が留守の時に、他の男と祭りに行くことになるという事に
全く気づいてないのだろう。というより、兄弟子が男やという発想が無いのか。
いや、と四草は自嘲する。そんなことを考える自分のほうがおかしいのだろう。
久しぶりに祭りをのぞくのもそう悪くはない。そんな風に思うのも、常打ち小屋の完成が
間近となり、こんな自分も少し浮かれているということなのかもしれない。
「どうせ帰り道やからな。」
そう答えると、若狭は花が咲いたように、それは嬉しそうに笑った。


146:祭りの後 3
08/03/29 02:31:25 YErf4QqM
宵闇。露店の光と提灯が若狭の顔を照らし出す。
「四草兄さん!あれ!あれしましょう!!」
四草の袖をちょんちょんと引っ張り、若狭は無邪気な笑顔で見上げる。
その手はすでにたこ焼きやらリンゴ飴やらヨーヨーやらでいっぱいで、頭にはお面まで着けて
心から祭りを楽しんでいる風情だった。子供か、お前は。
「ほら!あれです!私得意なんですよ」
若狭が指差すのは射的の露店だった。
「見てて下さいね、四草兄さん!あの右から二番目のクマ、当てますさけ!」
言って5発の玉で狙うけれど、もとよりどんくさい若狭に仕留められようはずもなく。
がっくりとうなだれる若狭を見ていると、ほんの少し気まぐれがおこった。
「銃貸せ」
「へ?四草兄さん、射的やらはるんですか!?」
無言で玉を購入し狙いをつけた四草を見、あまりに意外だったのか若狭はきょとんとする。
昔から、負ける賭けはしたことがない。一発目は若狭の狙ったクマを、二発目はその隣のハコを。
「すごいすごい!!!四草兄さんほんま上手ですね!!!」
大喜びする若狭。その顔は本当に…昔と変わらなくて。眩暈がする。15年前であるかのような錯覚。
「次は、次はどれ狙わはるんですか!?」
「どれでも」
「大きいもんでも?」
「2~3発かかるかもしれんけどな」
「それやったら、それやったら、、あの人形、どないですか!?」
無言で狙いをつける。残り3発。3発目で少し後にずらす。4発目でもうすこし。そして。
「わぁぁ!すごい!!すごいです兄さん!!!」
喜びで顔を輝かせて、若狭が四草の腕に飛びつく。と、慌てて手をはなす。
「すすすすいません四草兄さん!!つい興奮してもて…」
恐縮したようにぺこぺこと頭を下げる。なぜか、ちくりと心が痛んだ。
「それにしても、四草兄さんほんますごいですね!!一発も玉、外れなしやなんて」
いつの間にか。周りに少しずつ人垣が出来始めていた。若狭はそれにも気づいていない様子で、
嬉しそうに話していたけれど。
(―おいあれ、徒然亭若狭ちゃうんか?テレビによう出とった)
(ほんまや。若狭ちゃんやないか!一緒におる男は―旦那とちゃうな、見たことあるけど。あれは確か―)
(徒然亭四草や!ここ最近よう出とる)
(ほんまほんま?若狭ちゃん?四草さんもおるんやって!!)
「…おい、そろそろ帰るぞ」
「へ?もうですか?」
きょとん、とした顔で見上げる若狭。目顔で周りを指し示すと、はっとしたように若狭の顔がこわばる。
「…そうですね。空模様もなんや怪しなってきたし、帰りましょう」


147:祭りの後 4
08/03/29 02:32:19 YErf4QqM
すみません、兄さん。私が興奮して騒いだでぇ、人が集まってきてしもて…」
人通りの多い道を急ぎ足で抜け出た後、若狭が申し訳なさそうにつぶやく。
「かまへん。潮時や。」
「けど…あ。」
ぽつり、と雨が若狭の頬に落ちる。と、見る間に雨は本降りになった。

師匠の家に帰り着いたときには、すでに雨にいいように濡れ、すっかり濡れ鼠だった。
濡れた肌に浴衣がはり付いて、髪からはぽたぽたと水滴が落ちる。
「すみません。兄さんほんまは家に帰りなるとこやったのに」
申し訳なさげな顔をしながら若狭は四草にタオルを差し出す。
「あ、それよりも着替え、とってきますね」
そう身をひるがえした若狭はまだずいぶんと濡れていたものだから、思わず声をかける。
「お前も早よ拭け」
「はい」
振り返って、若狭はにっこりと笑う。15年前そのままの笑顔で。
濡れた髪は顔に乱れかかり、浴衣はぺったりと肌にはりついて透けていて。

気づいたときには、若狭の腕をつかんで引き寄せて

「四草兄さん!?どないしなったん…っ」

若狭の声を封じるように、口づけていた。

「ちょっ、四草兄さん、やめ」

腕の中でもがく若狭を力ずくで抱きしめる。柔らかい小さい体。まるい感触。
(あの時と、同じ―)
いつか草々兄さんが出て行ってしまい、落ち込む若狭を抱きしめた時と変わらぬ感触。
あの時は<売れっ子の妹弟子を慰めて兄さんを探しに行かせて仕事を頂く>という
算段のつもりだったけれど。
(ただ若狭を抱きしめたかっただけ、か)
今になって気づく。抱きしめる必要性などどこにもなかったのだから。
別れる気のうても別れる言うたったらええと助言した自分に、どこかに本当にそうなれば
いいという期待が――あった。
(浅ましい、アホな男や)
そう。算段もなく、ただ好きな女に好きやと言い続けたアホな小草若兄さんよりもずっと。
(底抜けの、アホや)
自分は、ずっと、この女を。


148:祭りの後 5
08/03/29 02:33:30 YErf4QqM
もがく小さい体を畳におさえこみ、濡れた浴衣をはだける。
こぼれだす白い胸。あっと小さく声をあげ隠そうとする若狭の腕を、四草は片手でねじ伏せる。
手のひらにあまる柔らかな乳房をもみしだき、もう片方の先端を口に含むと、若狭の口から声が漏れる。
「くっ…兄さん、こんなん、あかん…」
切れ切れの声で懇願する若狭。目に涙を浮かべて。
その姿にさらに煽られるばかりの自分の浅ましさに、四草は罪悪感を覚える。
けれど、その感覚もどこか遠いことのようで。ただ若狭の体をむさぼる。
白い胸。カーブを描く腰のライン。吸い付くような肌。大きく割れた浴衣の裾からあらわになる脚。

止めろ、と頭のどこかで声が聞こえる。
なぜわざわざ他人の女を。しかも他ならぬ妹弟子を。
どうして負ける賭けに手を出す?
女など、他に掃いて捨てるほど手に入るのに。

結い上げていた若狭の髪はすっかり崩れ、畳の上に乱れ広がる。浴衣は乱れに乱れ、
かろうじて体にまとわりつくばかりで、裸よりもかえって淫猥な影を落とす。
雨で濡れて冷え切っていた肌はほの赤く火照り、いつのまにか声にも甘い響きが混じる。
秘所に指を伸ばし、ゆっくりと這わせる。そこはもう潤み滴っていたけれど、
ひっと細い悲鳴を上げ、若狭は腰を引き逃れようとする。
「や、やめ…兄さん、ひああっ!」
かまわず指をうずめようとする四草の手をおしとどめるように手で押し返そうとする。
けれどその力は悲しいほどに弱弱しく、その手ははかないほどに華奢で。
健気やな、と四草はぼんやりと思う。人妻の矜持か、草々兄さんへの操か。
逃れようとする腰をとらえ、秘所に顔を埋める。滴り落ちる蜜をこそげるように舌でなめとると、
若狭の背が大きくしなる。舌を挿しこみ、とめどなくあふれかえる蜜を吸い上げるたび、
身を震わせて小さく悲鳴をあげる。割れ目にそって指を滑らせ、蜜をたっぷりからませた指を
奥まで差し入れ、ゆっくりと抜き差しはじめると、ひくひくと内壁が震えまとわりつく。
「くっ、あ、に…さん、だめぇ…」
すでに体は蕩けきって、表情には官能の色が濃いのに、言葉は四草を拒む。
「…何でや?」
「そんな、ん、私は…草々兄さんの…あああっ!!!」
草々の名前が出た瞬間、秘所の隠れた突起を強く扱きあげる。
「聞こえへん」
「し…そう、兄さん、、何で、なんで、いやぁぁぁぁ!」
若狭の脚の間に体を強引に割り込ませ、奥まで一気に貫ぬく。硬直する若狭の体。
間髪いれず腰を引き、また最奥まで。若狭の内側が、四草自身をきつくきつく締め上げる。
「くぅ…っ」
あまりのきつさに思わず息をもらす。若狭の両脚を持ち上げ、さらに奥まで突き入れる。
「あああっ!!!」
内部をこするように激しく抜き差しする。そのたびに若狭の口からはあられもない嬌声が漏れ、
中は吸い付くように四草自身にまとわりつき、四草を限界へと導く。
「やあぁぁぁっ!!!」
一際激しく腰をたたきつけた瞬間、若狭の体が、中がびくびくと震え。
それと同時に、四草は若狭の一番深いところに、己のすべての精を注ぎ込む。
頭の芯が痺れるような感覚――。


149:祭りの後 6
08/03/29 02:34:27 YErf4QqM
もう既に祭りのざわめきも消えた闇の中。
若狭の白い体だけが、闇の中にぼんやりと浮かび上がる。
「…なんで、ですか?」
力なく横たわる若狭の口から、そんな言葉が漏れる。
答える言葉もない。
まだ荒い息をつきながら、若狭は続ける。
「な…んでぇ、そんな、悲しそうな顔、しはる…ん?」
かなしそうな、顔…。
「四草にいさん、泣きそうな顔、してはる…」
この、自分が? 泣きたいのは自分のほうやろうに。
若狭の言葉の意味がわからず、呆然としている自分に気づく。
一筋、二筋。頬に何かが流れ落ちる。
涙…?
「兄さん…」
気遣わしげにこちらを見上げる若狭。そんな、そんな目で。
「見るな…」
顔をそらす。けれど、涙はもう一筋、さらに頬をすべり落ちる。
(ああ、若狭に泣いとる所を見られるのは、これで二度目やな―)
なぜ涙がこぼれるのか、わからない。
ただ、自分の思いに気づいてしまった今、心に大きな穴があいたようで。
人には弱みを見せまいと、いつもポーカーフェイスを保ってきたのに。
この女の前では、どうしてそれが崩れてしまうのだろう?
ふわり、とあたたかいものが四草の身を包み込む。
「四草兄さん…泣かんでぇ…」
いつまでも、いつまでも若狭は、四草の体を抱きしめていた。
ぽつり、と若狭はつぶやく。


「いつか、兄さんとこうなるんやないかって…どっかで思うてたような…気ぃがします」


二ヶ月ほど後。
秋。常打ち小屋の完成が間近にせまったある日。
「若狭ちゃん、子供ができたんや」
感極まって若狭の手を握る草々兄さん。
大きな目をさらに見開いて驚きつつも、晴れやかな笑顔で祝福する小草若兄さん。
良かったなと、穏やかな笑みをみせる草原兄さん。
四草は、半ば確信する。若狭に宿った子は――



150:名無しさん@ピンキー
08/03/29 02:35:58 YErf4QqM
以上です。お粗末さまでした。

若狭妊娠→四草の子供だったバージョンで書きたかったんですが、
予想以上に難航…。四草は華麗に算段にかけるのがお似合いだけど、
自分の出生のことがあるから、よっぽどでないと人妻に手は出さないぽ…
考えれば考えるほどドツボに…orz
読んでいただけた人がいたら、それだけで感謝です。

今日最終回と思うと、本当に寂しいなぁ…

151:名無しさん@ピンキー
08/03/29 02:41:51 Ra/ukPrI
うわぁ、リアル投下に遭遇!

GJです!やっぱり四草×若狭は萌えるなあ

152:名無しさん@ピンキー
08/03/29 06:33:26 5RK81Stx
>>150
最終回前の投下、待ってましたぁ!!
GJ!!!!
「聞こえへん」、底抜けにしびれましたがなぁ!

四草かわいいよ四草


153:名無しさん@ピンキー
08/03/29 09:28:59 u8vw9Tx2
>>150
やっぱり四草×若狭好きだ・・・(ほろり)。
んで・・・若狭も四草好きなんじゃん。
抱きしめた時、怒ってなかったもんなぁ。
またよろしゅう~。

154:名無しさん@ピンキー
08/03/29 14:35:00 wcLofa6J
ちりとて終わっちゃったからこのスレも疎かるのかな。。。
ちょっとせつない。。。


155:名無しさん@ピンキー
08/03/29 16:41:45 YAFmln1Z
GJです!

終わってもまだ四草×若狭好きです。
暫くはまだまだイケる気がします。



156:名無しさん@ピンキー
08/03/29 20:13:05 +WkrHNj1
なんか今さら四草×若狭が再燃してきた・・・。


157:名無しさん@ピンキー
08/03/29 20:33:24 Ra/ukPrI
四草の悪食にはビックリ

158:名無しさん@ピンキー
08/03/29 20:40:35 D/9HMPya
でも、初期の水商売風のおねえちゃんと、
太って年取ったけどやっぱり水商売崩れっぽいおばちゃんで、
テイストは似てるような気がしたw
だから若狭みたいなタイプが新鮮だったのだよ

159:名無しさん@ピンキー
08/03/30 01:43:37 48GPK3m/
公式の草若邸図面見てフイタww
一部屋分空けてない…隣り合ってるよ

160:150
08/03/30 03:36:29 DXv/E6MW
読んで下さった方、ありがとうございます。
ほんま自分、45の男を泣かせるなよ…orzとかいろいろアレな話なんで、
感想頂けてめっちゃ嬉しいです。

本編は終わってしまいましたが、自分の中ではまだまだ…。
職人さん方の降臨、お待ちしております!!!
四×若狭熱はなぜか高まる一方。しかも、

1.新草若はまだA子呼び&結婚していない→ 若狭に未練たらたら。
                    同じ「キヨミ」の名に惹かれてる
2.>>159さんの図面ネタより→小草々想像以上に眠れない日々w
3.DVD完全版発売→内弟子時代アゲイン

とか、依然妄想中。自分やばい…w

161:名無しさん@ピンキー
08/03/30 06:41:57 gNVh7tzA
若狭の痴漢ネタ読みたいな。
バスか電車で痴漢されまくるの。

162:名無しさん@ピンキー
08/03/30 09:06:44 UAMtbdKy
妊婦ってエロいよな

163:名無しさん@ピンキー
08/03/30 09:07:20 r1L59+VT
>>159
小草々くん・・・・
我々の想像以上の眠れぬ夜を乗り越えたのかも知れぬww

164:名無しさん@ピンキー
08/03/30 09:23:16 zW0CYj5E
>>160
お疲れちゃん

165:名無しさん@ピンキー
08/03/31 00:24:29 /YSQMPUW
四草と若狭はお互い興味も接点もないんじゃない?
四草が執着してるのは平兵衛、師匠、小草若なわけだし。
初期設定では4兄弟のひとりは女性だったんだから、
四草がらみのカプで一番妥当なのは四草×女小草若でしょ実は。

166:名無しさん@ピンキー
08/03/31 00:47:47 VqjH9ARQ
何を特殊な想像ばっかりしてんねん

167:名無しさん@ピンキー
08/03/31 03:07:53 G22ls+21
小草若(女体化)と四草いいな。

居候させてもらうかわりに四草に身体を差し出す小草若。
小「最近生理ないねん…もしかしたら…」
四「ガキでも出来たんやったら堕ろせ。」
と言いながら本当は嬉しくて密かにガッツポーズをする四草。

ある日、突然、小草若の腕を引っ張り草若のもとに。
四「小草若姉さんを僕にください。」
草「どうぞどうぞ。」

168:名無しさん@ピンキー
08/03/31 04:08:00 KUgFOMbh
茂山氏の女装しか思い浮かばんよ…orz
自分の想像力では補完できんかった。
あんたらスゲーよ。
性別変わったら確かに薔薇ではないが、この板でアリ?
自分の感覚的には薔薇ぽだが。

169:名無しさん@ピンキー
08/03/31 04:19:33 Tf/dgF7Z
無理…

170:名無しさん@ピンキー
08/03/31 04:58:49 GhOIKXV4i
自分は女体化もわりと大丈夫だが…小草若は無理。

171:名無しさん@ピンキー
08/03/31 05:53:19 A/kPkQ54
一生懸命、スレンダーな女小草若を想像してみたが…
女体化妄想は四草のが簡単にできた。

172:名無しさん@ピンキー
08/03/31 06:34:49 VqjH9ARQ
いっそのこと両方おにゃのこにして百合は如何?

173:名無しさん@ピンキー
08/03/31 07:34:23 PdW3iknY
「小草若」っつー名前の時点で男が浮かぶから無理。

174:名無しさん@ピンキー
08/03/31 09:46:47 p6OKw6vR
女体化は自分もムリぽ。
はてなの茶碗の稽古を小草若に頼まれた草原兄さんの如く、
想像しただけで「(・∀・)ムリ」となってまう。



175:名無しさん@ピンキー
08/03/31 09:58:48 I8765ELk
同じく、このドラマで女体化はちょっと・・・。



176:名無しさん@ピンキー
08/03/31 10:35:51 GhOIKXV4i
へーべー師匠はどうだ?
黒髪の美女に化けて四草や草若師匠に性的な恩返しをするカラス…
女体化と言うより擬人化に近いか。

177:名無しさん@ピンキー
08/03/31 11:15:27 Hr+TFDaf
イイ!小草若より平兵衛師匠のほうが女顔だわ

178:名無しさん@ピンキー
08/03/31 11:22:29 G22ls+21
いっそ四兄弟全員女体化して若狭が男体化したらおもしろいかも。
草原=太めな藤山直美タイプ
草々=長身の和田アキ子タイプ
小草若=華奢な久本タイプ
四草=セクシーな叶恭子タイプ
若狭=徳井優

179:名無しさん@ピンキー
08/03/31 12:08:55 VqjH9ARQi
徳井優…
せめて生田トーマにしてくれ

180:名無しさん@ピンキー
08/03/31 12:28:25 2BQZ2vds
わっかんねぇwww
つか、変な方向に向かってるぞ、このスレwww

181:名無しさん@ピンキー
08/03/31 12:46:54 Rk3Ck6k6
>>176
九か(ry

>>177
平兵衛師匠のどのへんが女顔なのか説明してもらおうかw

そしてスピンオフ正式決定おめ!

182:名無しさん@ピンキー
08/03/31 13:36:07 M3vZvZMg
高校を卒業したばかりの僕が大阪で下宿したのは
自堕落な生活を送っている未亡人の師匠と、ぶっきらぼうで素朴な二番弟子一子が暮らす家
高飛車だが実は純粋な売れっ子タレントの仁子は師匠の実子だが仲たがいしている
師匠のもとを離れ、スーパーで働いている優子姐さん、男に貢がせながらも九官鳥と孤独に暮らす忍姐さん…
一門の結束を固めるために僕は奔走する!

こうですか?わかりません><

183:名無しさん@ピンキー
08/03/31 14:01:20 tfSZvAwh
>>182
おもしろ~い。
置屋さんの設定なら「(・∀・)アリ」だと思う。

184:名無しさん@ピンキー
08/03/31 14:06:22 qFZDlpTU
若狭はちょんまげ結ってんのか

185:名無しさん@ピンキー
08/03/31 14:17:42 GhOIKXV4i
>>182
そして後半には、虚言癖のあるメガネっ娘が弟子入りして来るんですね。

186:名無しさん@ピンキー
08/03/31 15:41:17 I8765ELk
普通に兄弟子と若狭の絡みが読みたい。

187:名無しさん@ピンキー
08/03/31 15:45:31 +vkKODiV
でもなあー、正直言って九官鳥の(性的な)恩返しはすごく読んでみたいw

188:名無しさん@ピンキー
08/03/31 15:46:45 LRc0iZrl
つやっつやの黒髪なんだろうな(*´д`)

189:名無しさん@ピンキー
08/03/31 15:48:10 +vkKODiV
んだけど、四草の場合ある日部屋帰ったら妖艶な九官鳥女がいても
「帰れブス」で物語終わりそう……ね


190:名無しさん@ピンキー
08/03/31 15:51:27 LRc0iZrl
いや、その妖艶な魔力で絡め取られてしまうんだきっと

191:名無しさん@ピンキー
08/03/31 15:53:56 G22ls+21
優子まさこ
一美かずこ
仁絵ひとえ
忍しのぶ
美喜よしき
勇子ゆうこ
正子しょうこ
清きよし
順じゅん
友海ともみ

192:名無しさん@ピンキー
08/03/31 15:54:24 G22ls+21
優子まさこ
一美かずこ
仁絵ひとえ
忍しのぶ
美喜よしき
勇子ゆうこ
正子しょうこ
清春きよはる
順じゅん
友海ともみ

193:名無しさん@ピンキー
08/03/31 16:14:21 +vkKODiV
連投ごめん
でも、需要あるなら全然九官鳥女書けるわ。

194:名無しさん@ピンキー
08/03/31 16:44:45 ry+VFd1Z
>>193
あれだけカラスのこと溺愛してるんだから、帰れブスはないでしょう

ところでここ数レス話題の女体化や人間化の話を書くなら、数字板の避難所の
イロモノスレのほうが適切だと思う

とりあえずノーマルも女体化も人間化もなんでもOK、待ってます

195:名無しさん@ピンキー
08/03/31 16:45:26 VqjH9ARQ
投下ヨロ

196:名無しさん@ピンキー
08/03/31 17:46:12 +vkKODiV
>>194
つまり、投下するとしたらここはあんまりふさわしくないってことですか?


197:名無しさん@ピンキー
08/03/31 18:07:37 VqjH9ARQ
内容について投下前にワンレスあれば
別にここでも構わないんじゃね
嫌ならスルーすればいいことだし
わざわざアッチに行かなくてもなあ

198:名無しさん@ピンキー
08/03/31 18:19:13 kbxLWJBI
正直、女体化は腐くさいので勘弁してくれと思う・・・
原作キャラをやおらせるための言い訳にしか思えん。
そういったSSを投下する場所が他所にあるなら、そっちでやってほしい。

199:名無しさん@ピンキー
08/03/31 18:30:29 G22ls+21
アッチってどこや?
答えろブス

200:名無しさん@ピンキー
08/03/31 18:33:06 M3vZvZMg
そういうことばっか言うから書き手が減るんじゃないのか

201:名無しさん@ピンキー
08/03/31 18:48:26 331B07ud
サゲない奴は荒らしだから
ほかしとこ

202:名無しさん@ピンキー
08/03/31 21:02:37 PqJHvDJ6
ほやさけ四草×喜代美はエロいぃいうことやでぇ

203:名無しさん@ピンキー
08/04/01 00:29:51 PkUXJGT5
四草にメスが近付くとヘーベーがティンカーベルみたいに嫉妬して嫌がらせするんだよ。


204:名無しさん@ピンキー
08/04/01 02:22:47 SW6FZn5B
だから四草の「ガンバレ、ワカサ」の後に「ツカエヘン」言ってたのか>平兵衛

205:名無しさん@ピンキー
08/04/01 03:32:25 AUH60SGW
ちょw平兵衛ww
あの長生きっぷりからして、もうただのカラスではないような気はしてたけどww
もうすでに猫又みたいになってるのかもね。
「カエレブス」とか言って今まで散々女追い出してきてそうだし…。

206:名無しさん@ピンキー
08/04/01 14:24:02 y6s/QDdH
>>205 九官鳥です

207:名無しさん@ピンキー
08/04/01 15:03:21 U+nHoRF0
もう獣姦でいいよ

208:名無しさん@ピンキー
08/04/01 17:55:30 64pcQZTL
そんな投げやりなw

209:名無しさん@ピンキー
08/04/01 18:42:14 PkUXJGT5
平米の発情期に性処理の世話をしてやる四草

210:名無しさん@ピンキー
08/04/01 23:02:06 CBXw3MHb
四草×擬人化女カラス……
モエス。

211:名無しさん@ピンキー
08/04/02 02:57:46 65jCQVWW
>>209
そういえば猫とかだと、発情期の処理は飼い主がやるんだよな…
鳥の場合は知らんが。

212:名無しさん@ピンキー
08/04/02 09:16:16 w5Z33/Ox
前の方で四草×九官鳥女書けるよーなんて抜かしてた者です。
やっぱ女体化ネタは荒れる原因になっちゃうんですかね。
反応してくれた人には申し訳ないけど、今回は自重ってことで様子見しますー
ごめんね。

213:名無しさん@ピンキー
08/04/02 10:14:22 9Q5cftkI
じゃあ数字板ちりスレの避難所へ是非ともお願いいたします!

214:名無しさん@ピンキー
08/04/02 15:34:11 oRRMHTfR
書いてくれ
避難所なら避難所でいいから

215:名無しさん@ピンキー
08/04/02 17:25:19 0BPkP7Uq
>>211
それは大嘘。都市伝説の類。
もし、そんなことしてる飼い主がいたら、飼う資格のないDQN。

216:名無しさん@ピンキー
08/04/03 00:57:07 E0q8G9ep
男性の登場人物の女体化はキモいが、
(女小草若×四草とか)
平米が実はメスで人間になって…とかなら自分は萌える。
平米の性別って、四草が平米って男性名をつけただけで
実は不詳だと思うし。

ぜひ書いて欲しい!
もし非難所に書いたら、誘導してくれると嬉しい。

217:名無しさん@ピンキー
08/04/03 02:10:16 5R0r/8zJ
女体化は無理と良いながら小草若だけはおkって小草若ヲタってどんだけ~

218:名無しさん@ピンキー
08/04/03 02:35:01 Bnaw/CfZ
>>217
誰もそんな事言うてへんがな

自分は相手が女キャラだったら、女体化もギリいける。

219:名無しさん@ピンキー
08/04/03 03:13:06 jshlIJcj
女体化ではありませんが、平兵衛視点の四草→若狭なんてもん思いついたんで投下します。
エロなし。片思いものです。カラスの。

220:平兵衛視点の四草→若狭1
08/04/03 03:13:43 jshlIJcj
私がご主人に拾われたのは3年前。
傷を負って迷いこんでしまった人間の家に彼はいた。
その家のシショウと呼ばれる人間と賭けをした彼は、本と顔を突き合わせておっかなびっくり、だけどひたむきに私を介抱し続けて。
傷が癒えた時、彼は私を欲しいと言ってくれた。
それから私はご主人のものになった。
ご主人は人間の中でも美しい姿をしている。烏の羽みたいに黒々と濡れた瞳と、鷲のように逞しい四肢と。
それに魅きつけられてか、ご主人の住む部屋には常に人間のメスが群がってきた。
所詮鳥の身の私は籠の中からご主人の肌に触れるメスどもを見ていることしか出来ないけど。
ご主人にとってはそれらは餌と一緒で。用が済めば例外無くオガクズみたいに捨てて、籠の中の私を愛撫してくれた。
そう、ご主人の女はこの私ただひとり。たとえ九官鳥であっても、ご主人が戻ってくるのは私の籠の傍らなのだから。
いつもそうだったのだから。
あの日までは。


221:平兵衛視点の四草→若狭2
08/04/03 03:14:15 jshlIJcj
あの日。
私が迷いこんだ庭にご主人が通うこともなくなってから3度の夏がきた、あの日。
突然、ご主人の部屋にきた人間ふたりの前で、私は思わずご主人が毎日唱えていたウタをうたってしまった。
ご主人があまりにも苦しそうだったから。
そして、あの日からご主人はこの部屋を出て再びあの家へ行くようになった。
また3年前と同じように微笑むご主人を見て私は嬉しかった。
なにもかも3年前と同じ。に、思えた。
でも、私は気付いてしまった。ご主人の微笑に3年前とは違うものが含まれるようになったのを。

いつものようにあの家から部屋に戻ってきたご主人は、私の籠の前でウタをうたう。
それは滑稽なものだったり、恐ろしいものだったり、時には胸の締め付けられるようなものもあった。
ご主人の美しい喉からうたわれるそれらを、私は出来るだけ真似てうたってみる。
私の喉はご主人と違って嗄れていてちっとも美しくならないのだけど、ご主人はとても喜んでくれた。
「ほんまに覚えが早いな平兵衛は。小草若兄さんとはおお違いや」
そう言いながらしてくれる愛撫がたまらなく好きだったのに。


222:平兵衛視点の四草→若狭3
08/04/03 03:14:47 jshlIJcj
このごろのご主人は私がうたっても籠の前でぼんやりしている事が多くなった。
そんな時はきまってあるコトバを呟いている。
き よ み
そのコトバをご主人はまるで甘い露を味わうようにゆっくりと舌の上でころがしていて。
私はそれを聞くたびに苦しくなった。
ご主人の中に、私の他に特別な女がいる。

そのコトバの正体はすぐに知れた。ご主人に連れられてあの家に行った時、いつかの、部屋に来た女がいた。
女といってもまだほんのヒナのような小娘で。ご主人が連れ込んでくる人間のメスとは比べ物にならないくらい乳臭いのに。
ご主人はひたと見つめて。あの甘い露を含んだコトバで呼び掛けていた。
いつかこの女がご主人の部屋に来る。私は籠の中からそれを見てるしか出来ない。
嫌。嫌。嫌。

でも、それは拍子抜けするくらい、私の杞憂で終わった。
待てど暮らせどちっとも来ないのだ。
どうやらあの小娘はご主人以外の男に夢中になってるらしい。
「…どこがええんや、あないな暑苦しい落語バカの」
悔しそうに呟くご主人は少し気の毒だったけど、私は安堵していた。

223:平兵衛視点の四草→若狭4
08/04/03 03:15:16 jshlIJcj
風に冬の匂いが混じるようになったある日。
その日のご主人はいつもと違っていた。
部屋に着くなり上着も脱がず、私の籠の前に恐ろしいくらいの勢いで飛び付いて来たのだ。
「いいか平兵衛、いまから俺の言うことをよーく覚えるんやぞ」
その瞳はいつに無く真摯なもので。ふいに拾われて介抱してくれた日々を思い出していた。
私に出来ることなら。
あなたの美しい声を、嗄れた喉で拙く繰り返す事しか出来ないけれど、それがあなたの助けになるなら。
だけど、ご主人の唇から紡がれるその声に、私の羽は冷たく固まっていくのを止められなかった。
「がんばれ わかさ がんばれ わかさ がんばれ わかさ…」
わ か さ
聞き慣れないコトバだった。でも、そのコトバの温度は違えようもない。
き よ み
ご主人が大切に唇に乗せる、あの娘の名と同じ温み。
「がんばれ わかさ わかさ わかさ…」
いつの間にか、ご主人は私の籠に額を押しつけ、抱き締めていた。

224:平兵衛視点の四草→若狭5
08/04/03 03:15:54 jshlIJcj
長くて綺麗な指が、籠のつるをゆるりと撫でる。何度も。何度も。
それは、私の羽根を撫でるのとも、ましてや身体を重ねる女たちとも全く違う。
愛おしく 撫でる
文字通りのその行為の先に、あの娘がいた。
ご主人の指先は焦がれるように娘の姿態を描いていく。
柔らかな頬からふっくらとした唇。細い首筋を伝って、豊かな膨らみとその先端。
くびれを掌で包み、その下に秘められた箇所へわけいって。
かたく瞼を閉じ、籠に押しつけた額にはうっすらと汗を浮かべ、熱い吐息を乗せる唇で娘の名を恋う彼は
喩えようもなく無様で美しかった。



明くる日、ご主人に連れられて娘の前に来た私は、散々に叩き込まれたセリフを鳴く。
「ガンバレワカサガンバレワカサ…」
だけど、そうは問屋が卸すもんか。算段の平兵衛の名にかけてこの恋は実らせやしない。
「ムダムダ オマエツカエヘン カエレブス」



以上です。実はちりとて真剣に見始めたの、草々実家へ帰るの巻からなんで季節があいまいです。
そこらへんは流していただくと底抜けに有り難いです。

225:名無しさん@ピンキー
08/04/03 03:48:58 g/vxLsnx
おお~、新しい!
GJ!!楽しく読ませて頂きました!

226:名無しさん@ピンキー
08/04/03 08:42:56 /tsApEZL
美しいね!
四草は悶々としてるのが似合うよ

227:名無しさん@ピンキー
08/04/03 09:36:35 5S4HToCQ
おもしろい!
そしてこんな乙女なのに「平兵衛」なんて名前をつけられてるカラスがいとおしい。
平兵衛可愛いよ平兵衛。

228:名無しさん@ピンキー
08/04/03 10:36:32 Y6gguFZd
四草×平兵衛(♀)よりも、
平兵衛(♀)→四草×若狭とか、
四草×若狭←平兵衛(♂)とかのほうが好きかも。

どれも四草×若狭前提やけど・・・。


229:名無しさん@ピンキー
08/04/03 11:14:38 ixEJy5ds
>>219
おおお!GJ!GJ!
おもしろかった!ありがとう!
切ないのう、㎡師匠…。

>>227
きゅ(ry

230:名無しさん@ピンキー
08/04/03 11:28:58 UtJFy24b
GJ!面白かったです!
乙女な平兵衛タソに萌えました

平兵衛(擬人化とかでなく鳥のままで)×若狭とか読んでみたいと思ってた自分を頃してやりたい

231:名無しさん@ピンキー
08/04/03 14:51:30 ETU0iK9Y
>>219
超GJです!!!
綺麗で切なくてとても新鮮。
現実とおとぎ話のはざまのような空気感がとても魅力的!
若狭を無様に美しく恋う四草…ってなんとも絵的ではないですか。
すごく良かったです。

クサい言葉連発の感想でほんますみません。言葉選びが上手く出来ない…

232:名無しさん@ピンキー
08/04/03 15:35:19 B82FV2rE
GJ!
他に言葉が出ない

233:名無しさん@ピンキー
08/04/03 23:42:31 zlrP8h4M
>>219
底抜けにGJ!
ものっすごく美しいのに、どこか官能的。
「頑張れ若狭」を仕込むのには、ものすごい愛情があると思うので。

234:名無しさん@ピンキー
08/04/04 02:13:29 GBxfeIEe
そーこーぬーけーにっ!おもろおましたがなぁ!!

235:名無しさん@ピンキー
08/04/04 15:27:02 qUjRJHEc
保存しますた

236:名無しさん@ピンキー
08/04/04 21:17:14 jvwzKNBU
今さらこのスレの存在知ったorz
まとめサイトとかないよね……あああ過去ログ読みたいorz

237:名無しさん@ピンキー
08/04/04 22:47:16 UqdedYfm
>>236
まとめサイトは知らないけど、ミラーで読める気がする。
多分読めるんじゃないかな?
第一席の中盤あたりから職人さんが多数居てかなり盛況だったね。

URLリンク(www.geocities.jp)

238:名無しさん@ピンキー
08/04/05 01:27:23 K3EB7Yso
携帯からだと過去ログが
読み放題なんだけどね

239:名無しさん@ピンキー
08/04/05 01:48:11 wnuH/MMJ
空気読まずぶったぎり投下失礼します。
それぞれのちりとて見れない悔しさからムシャクシャして書きなぐりました。
エロなし。落ちなし。五兄妹のgdgdギャグ。です。


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