ガンダム00(ダブルオー)エロ小説総合スレ3at EROPARO
ガンダム00(ダブルオー)エロ小説総合スレ3 - 暇つぶし2ch92:ロックオン×フェルト 1/8
08/03/18 09:58:54 UK8sni00
「よお。やっぱりここにいたかぁ、フェルト」
「……ロックオン……どうして」

デュナメスの格納コンテナに足を向けたロックオンは、自分の愛機の足元に、先程から密
かに探していたピンクのふわふわした頭が見えかくれしているのを見つけて、我知らず微
笑むと彼女--フェルトに声をかけた。
チェックボード代わりの携帯端末と真剣な表情でにらめっこしていたフェルトの方はとい
えば、いきなり背後から声をかけられて弾かれたように顔をあげた。モニタの数値に熱中
するあまりロックオンの気配にまったく気づいていなかったらしい。
しかし、急に声をかけられて驚いたというだけでは済まない、フェルトのどことなく慌て
たようなばつの悪い表情が、ロックオンは気にかかる。

「どうしてって、そりゃこっちの台詞だ。今は非番だろ? なんで整備手伝わされてんだ?」

輸送艦プトレマイオスの戦況オペレータとして配属されているフェルトだが、元々はメカ
ニック志望である。通常、4機のガンダムの機体整備は総合整備士のイアンとハロたちが
行うのだが、緊急時にはフェルトが整備に借り出されることも珍しいことではない。
だが、次のミッション予定もなく通常の機体メンテナンスは終了している今の状況で、非
番のフェルトに手伝わせてまで火急な作業があるとも思えなかった。

「まったく、イアンのおやっさんも人使い荒いんじゃないのか?」

他人事ながらぼやくロックオンに、フェルトは首を横にふった。

「ううん、イアンに頼まれたわけじゃない……私が勝手にやってるだけ」
「やっぱりそういうことか……ま、フェルトはほんと機械いじりが好きだからなぁ」
「うん……ここにいると落ち着くし」

ロックオンは、やっぱりな―と、溜め息まじりの苦笑を浮かべる。
目の前の少女が、どうやら人付き合いが苦手な性質らしいのはロックオンもよく知るとこ
ろだった。うまく感情を表せず内にこもりがちな彼女にとって、クリスやリヒテンダール
あたりが賑やかにやってるブリッジよりも、機械相手に黙々と作業できるコンテナルーム
の方が居心地がいいのだろう。

「にしても、休みの時までそんな根詰めて作業することないだろ」
「うん……でも、機体の調整確認は、自分の目でもしておきたかったから」
「だからって、ガンダム4機全部面倒見ようと思ったら、オフの時間がいくらあっても足
りんだろ。休めるときに休むのは、何もパイロットだけの鉄則ってわけじゃないぜ」

フェルトの様子では、今までも非番のたびにこうやって密かに機体の整備作業を手伝って
いたのだろう。それが彼女の趣味でもあるといってしまえばそれまでである。
しかし、生来の生真面目さゆえに彼女には多少融通のきかない面があることにも気づいて
いるロックオンとしては、その熱心さが彼女の負担になりはしないかと心配になる。
現に、周囲の気配にも気づかず作業に没頭していた先程の様子からして、その懸念は杞憂
ではなさそうだ。
ロックオンはさりげない手つきで、フェルトの手からそっと整備用の端末を取り上げた。
その角で、彼女の頭をコツンと軽く小突く。

「ほら。元々フェルトの仕事じゃないんだから、こんなもんはおやっさんとハロにまかし
ときゃいいんだよ」

―大体俺としちゃ、休みのたびにコンテナにこもられちゃかなわんしなぁ。

と、もう一つの本音がロックオンの頭に浮かぶ。



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