【DS】世界樹の迷宮でエロパロ B6Fat EROPARO【DS】世界樹の迷宮でエロパロ B6F - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト400:名無しさん@ピンキー 08/04/21 01:45:54 jNcYZRSH ありがと。それでは投下。 1. 視線だけを、いつも感じていた。樹海で鞭を振るうとき。その日の成果を、酒場で分かち合うとき。男からの視線は、ただ自分に 注がれていた。 それが他の男達のように、劣情に満ちたものだったなら、ダークハンターの神経をこれほど騒がせることはなかっただろう。 そもそもダークハンター達が扇情的な服装を好むのは、獲物を誘い込む巣を張る蜘蛛が、毒々しい体色をしていることと無関係では なかった。 職種としての義務と彼女個人の趣向、分かちがたくなった二つは、一人の女の中で混然と溶け合っており、自分の服装が一部の 人間にとって奇異に映ることなど、何ほどかのこともなかった。 その男の視線に出会うまでは。 だから、樹海の中、PTを組んでしばらく経ち、初めて男のほうから声をかけてきたとき、ダークハンターの胸に湧いたのは戸惑いを 含んだ苛立ちだった。「いまさらなんなのよ」そういう気分だったのかも知れない。 自然、横着な対応になった。 「なに? 何の用? 私からアンタに話すことなんてないよ」 男は、ゆっくりと首を振った。金色の髪が一緒に揺れる。ダークハンターは一瞬それに見とれかけ、自分の心を大慌てで張り飛ばした。 気分を害した様子もなく、男――金髪のアルケミスト――は無頓着に言葉を続けた。 「自分を偽って生きるのは、辛くはないか」 唖然とした。無礼であるとか、そういう問題ですらなかった。 「あんた、どうしようもない馬鹿なの? それとも礼儀って言葉を知らずに育ってしまった、可哀想な子供なの?」 アルケミストは構わず続けた。言いたいことだけを言う、そんな様子だった。 「お前は強い。だがその強さは」 そっと、男の手が彼女の特徴的な髪に触れる。思いのほか優しい手つきだった。 振り払うことは思いつかなかった。男の瞳は、獲物を射すくめる蜘蛛の複眼に似ていた。 「柔らかな肉を覆う、鎧の強さだ」 そこまでを告げると、男は不意に踵を返し、場を去った。 「なんなのよ」 残されたダークハンターはわなわなと震えた。 「なんなのよ、アイツ」 止まらない震えが屈辱から来ているのか、それとも別の何かなのか、彼女には最後までわからなかった。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch