08/03/22 10:50:17 qiVcAG0z
最近パラ子師匠に性欲をもてあまして困る、本当に困る
142:名無しさん@ピンキー
08/03/22 15:14:42 s+lrzSr5
ブシ子は貧乳
それが俺のジャスティス
ガンナーはもちろん貧乳だしメディ子も貧乳
むしろみんな貧乳
143:名無しさん@ピンキー
08/03/22 17:22:09 O6N8IdYJ
>>141
お前は俺か。
144:名無しさん@ピンキー
08/03/22 20:21:02 qGvf/y0Z
低Lvパラ子を属性ガードのためだけに深層に連れ込んでムラムラきたメンバーがレイープ
デコドク子でも可
いや可どころかむしろ優
145:名無しさん@ピンキー
08/03/22 22:02:48 htGLVHhd
>>123を元に書いてみたら>>89とまるかぶりすることにパラ子を拉致した後で気づいた。
146:名無しさん@ピンキー
08/03/22 22:59:26 qGvf/y0Z
どうせ誕生日でも孤独に一人でゲームしてるんだろ。
なんという今の俺…('A`)
147:名無しさん@ピンキー
08/03/22 23:01:32 qGvf/y0Z
その上誤爆とかもうね\(^o^)/
148:名無しさん@ピンキー
08/03/23 21:46:27 9Mw9sjFf
お前らまずは>>139にGJを送れ
149:名無しさん@ピンキー
08/03/23 23:47:24 IHOnB2Nc
一週間ぶりに来れたと思ったら豪華で困るぜ。
GJだよ>>139! 一年積み重ねて書けるSSだよなご馳走様!
ラッシュでちょっち心配だった保管庫も現在進行稼動中みたいだし、
俺も再び筆を執るべきか……! あれ、重いな、あれ。
150:名無しさん@ピンキー
08/03/23 23:56:37 IHOnB2Nc
スマン連投になるが管理人さんにも言いたいことあったんだ、
乙!
って。
151:名無しさん@ピンキー
08/03/24 22:03:03 kuAt6cmh
保管庫管理人さん乙です!
いつのまにか自分のしょーもない作品が掲載されていてい嬉しかったです。
この嬉しさを糧に、次も頑張ります。
(やっぱ陵辱かな・・・。どうも世界樹と陵辱は相性がいい・・・)
152:名無しさん@ピンキー
08/03/25 01:42:10 XoE0p0hb
パーティが五人なせいで女の子が一人脳内カップリングから外れてしまうジレンマ
153:名無しさん@ピンキー
08/03/25 01:47:33 1KvaCQjV
初心なメディ子を二人がかりで堕とすダク姉と金髪ドク子
一人あぶれるなら3Pにすればいいって死んだじいちゃんが言ってた
154:名無しさん@ピンキー
08/03/25 01:51:33 ZAONXWIs
>>152
あぶれた一人はひまわりかシリカとくっつければいいじゃない。
155:名無しさん@ピンキー
08/03/25 06:04:02 UevkwdiV
双子を一組入れると言う手もある
156:名無しさん@ピンキー
08/03/25 09:06:41 XcTnPQX9
俺はカップリングジレンマ解消のために世界樹1の時から
一軍を6人構成にして、持ち回りで使ってるから問題ないぜ。
パーティを五人(ってか奇数)構成にするのは、冒険時の緊急を要する
多数決の時に票が割れなくて良いってのがあるんだろうけど。
157:名無しさん@ピンキー
08/03/25 09:56:55 U5NMciTf
ギルドをまたぐカップルはどうよ?
もともと仲がよくてライバルでもあり
全滅の危機に陥ったときに助け合うようなギルドの関係で
ギルドをまたいで惹かれあってしまう二人とか
ギルド同士の交流は必ずあると思うんだ
158:名無しさん@ピンキー
08/03/25 11:00:38 TVIeImY/
>>157
ウチのオッサンパラは、
エスバットのアーテリンデさんとの激闘を通じて恋心を育成し、
捜索イベント後にはついにイイ仲になりましたが何か?
159:名無しさん@ピンキー
08/03/25 16:17:23 4OQv0GIW
10階に家出したマグス少女が一人で帰れるようにと
TP満タン分、TPをべろちゅー転化で分け与えた我がギルドのデコマグスは
それ以来その少女と親しくお付き合いしていますが
160:139
08/03/25 19:44:47 V7/t2o6z
>>140
亀レス失敬
>いつぞやの女装ショタパラのギルドのお話ですか
ああ、そうやって覚えてくれてる(確認してくれてる?)人いるの凄い嬉しい。
ありがとう、ありがとう。
>さあ、次は隠れ巨乳なブシ娘さんに、夜の雷耀突きをだな……
実はそれが一番最初に書いたエロパロだったりw
最初だったから酉つけてなかったけど、まとめサイトの9ページあたりにこっそり納められてます。
>……ただ、ぶっちゃけ、牛股師範を連想しかねない例の描写はもう勘弁だ!w
せ、拙者はさような事は(ry
そしてまとめサイトの管理人さま、いつもお疲れ様です。
大変ありがたく使わせてもらってます、色んな意味で。
161:名無しさん@ピンキー
08/03/25 20:41:57 Ro/YYdfS
「五人パーティで一人余ったらどうするか?」
我がギルドではこうなる。
ネタバレなし。
ギルドリーダーでもあるソードマンのことを密かに想うサラシブシ子。
しかし幼い頃から男同然に育てられ、恋愛とは縁遠い人生を送ってきた彼女は
その気持ちを伝えられずにいる。
162:名無しさん@ピンキー
08/03/25 20:43:47 Ro/YYdfS
夜。長鳴鶏の宿。
眠ろうとベッドに入るものの迷宮の中でずっと見つめ続けていた
ソードマンの広い背中を思い出し、ブシ子はなかなか寝付けないでいた。
「邪念を払わねば」そう自分に言い聞かせ、刀を取り外へ素振りに行くことにした。
時刻はすでに深夜を過ぎて廊下に人の気配はない。
階段を降り、外へ出るためにはソードマンの部屋の前を通らなければいけない。
(さすがにもう眠っただろうな)起こさないよう気を払い、足音を忍ばせ
その部屋の前を通り過ぎようとしたとき、しかしブシ子の耳に人の声が届いた。
「う……あ……、好き……、好き……」女の押し殺したような声。
聞き覚えのある、静かな声。ブシ子は自分の血の気が引いていく音を聞いた。
(きっとなにかの聞き間違いだ)そう自分に言い聞かせようとするものの、
しかしそれを確かめずにはいられなかった。
そっと部屋のドアノブを回し、微かにドアを開けてわずかな隙間を作る。
部屋から漏れる蝋燭の心もとない明かりが廊下とブシ子の顔に細長い光の筋を落とす。
そしてよりはっきりと聞こえる声。衣擦れの音。ベッドの軋み。そして鈴の音。
「好き……、好き……、もっと……」
暗いベッドの上で、二人分の裸体が絡み合っていた。一人はソードマン。もう一人は……、
まるで死体か人形のように真っ白な肌。幼い少女のように未成熟な肉体には汗が浮かんでいる。
(カスメ子……!)ゴーレムの一撃を受けたかのような衝撃がブシ子の心に走るのを感じた。
幼馴染であり親友でもあるはずのカスメ子が、ソードマンの腕の中にいる。
偶然にも二人は同時に同じ人物を想っていたのだ。
小さくか細い白い身体が、暗闇の中でソードマンの筋骨逞しい肉体を必死に受け止め喘いでいた。
ブシ子の頬を後悔と悲しみと嫉妬の涙が伝って落ちる。
しかし、その目は絡まりあう二人から引き離せないでいた。
もっと早く想いを伝えていれば、きっとこんな苦しみは味わうことはなかっただろう。
もっと早く想いを伝えていれば、今、あそこにいるのは自分だったかもしれない。
ドアの微かな隙間から、ソードマンのいつもの広く頼もしい背中が見える。
ソードマンの初めて見る、太く逞しい男性器がカスメ子の幼い中に入っていくのが見える。
カスメ子の細い両手の指先がまるでしがみつくようにシーツを握り締めた。「うあ……」
もっと早く想いを伝えていれば、きっと、あれは自分だった。
ソードマンをこの身体に受け入れて、きっと幸せだったろう。あれが、もしも自分だったならば。
163:名無しさん@ピンキー
08/03/25 20:44:52 Ro/YYdfS
ブシ子の身体の奥底が、苛烈に熱くなっていく。
いつもソードマンが戦場で斧を振り下ろすように、力強くカスメ子の中へと打ち下ろした。
汗がぱっと舞ってシーツに無数の染みを落とす。
長い付き合いの中でも見たことのない、カスメ子の恍惚の表情がソードマンの背中越しに見えた。
真っ白なはずの肌はほのかに赤く染まっていて、
ささやかな乳房がソードマンの屈強な指で潰され、弄ばれて自在に形を変えている。
「うあっ……」ブシ子の指はまったく無意識のうちに袴の下の自らの秘所に伸びていた。
熱く濡れるそこは餓鬼のように指をくわえて飲み込んでいく。
ソードマンがカスメ子に打ち下ろすたびに、ブシ子の妄想の中でもソードマンが
痛烈にブシ子の奥へと犯し入ってくる。脳を焼くような感覚に、立つこともできず呼吸さえ不自由だ。
カスメ子がもらす押し殺した声が耳に届くたびにブシ子は自らが犯される幻さえ見ていた。
自らを犯す指と腰がベッドの上の二人の動きと同調していた。
次第にベッドの中で絡み合う二人の動きが激しくなっていく。
カスメ子の青い目はもう何も捉えてはおらず、自らの内側の快楽だけを見ている。
「ああぁ……っ」
やがて昂ぶった妄想と快感がブシ子の脳裏で白い閃光となってはじけ飛ぶのと同時に、
カスメ子が二度、三度痙攣し、ベッドの上の二人の間でも白い飛沫が弾け飛んだ。
肉体も精神もしびれきっていて、意識は混濁していた。
鈴の音が聞こえる。足音。扉の軋む音。光。
廊下の床に細く伸びていた蝋燭の明かりが太く広がり、汗と涙と愛液にまみれたブシ子の姿を照らし出している。
茶色の瞳は焦点が定まらず、いつもの赤い唇は艶々と濡れている。さらしは乱れて緩み意味を成していない。
ブシ子がゆっくりと顔を上げると、そこにはソードマンが立っていて見下ろしていた。
なにか言おうとするも、絶え絶えの息ではなにも言葉にならない。
「さて」ソードマンが手を伸ばした。扉の閉じられる音。
鈴の音が聞こえた。
164:名無しさん@ピンキー
08/03/25 21:09:42 puJlXbSo
気の強そうなさらしブシ子と金髪パラ子を泣かせたくて仕方がない。
165:名無しさん@ピンキー
08/03/25 23:41:28 ZDZye73t
>>152
ガン子→ダク男→メディ子→ガン男
カップリング作ってるわけじゃないのに入る隙のないうちのパラ子
技能優先でパーティ入りしたばっかりにこんなことに…
166:名無しさん@ピンキー
08/03/25 23:51:26 E6DrA/ku
>>165
パラ子→ガン子→ダク男→メディ子→ガン男
167:名無しさん@ピンキー
08/03/26 00:40:31 NJV7CCST
>>161
つまり余りモノなんてもったいない事はせずに3pで処理するわけですね。わかります。
168:名無しさん@ピンキー
08/03/26 00:41:45 5r1zDKba
うちのギルドでは厳しくも優しいリーダーのメガネガン子を、
男女問わずメンバー全員が狙ってるという脳内設定。
169:名無しさん@ピンキー
08/03/26 00:43:26 IyzshyIU
>>167
そこに微妙な嫉妬や競争心とか負い目が加わるとなお美味しいですよ。
170:名無しさん@ピンキー
08/03/26 01:42:44 0cjQAvcp
引退により、ガンナのグラフィックを眼鏡タイプに変えてからというもの、
男性メンバーのフォースが溜まりがやけに早くなりました。
うちの男性陣は何を考えているのでしょう・・・。
171:名無しさん@ピンキー
08/03/26 18:30:27 AXTyRca1
ショタパラ⇔メディ姉 赤ソドマ⇔赤アルケミ
我関せずのレンジャ姉
火力不足ながらも、ゆっくりと冒険を進める一行は、
「人間関係メンドイんでパス」なレンジャ姉のおかげもあり、
上手く2-2-1(ほのぼのーイケイケー中立)でまとまっていた。
だが、第3層の魔界の邪竜に敗れ去った一行に暗い影がさす。
「俺たちには火力が足りない! 相手に殴られる前に、
十分に縛って殴れば、相手は死ぬのだ」
シグルイ理論を持ち出され、
パラの代わりにPTに加入するダクハン男
自分たちの無力さに、禁断とされるボスマラソン(1~2層だけですが)
を始めてしまい、金額もLVもダダ上がりの快感を知ってしまう一行。
LVは上がるものの、迷宮探索は停滞する一行。
そんな中、一人残されたパラは。
「わかった。火力が足りないというのなら、強くなってやる!」
今まで他の防護スキルの充実のため、敢えてとらなかったスマイトを覚え、
一行が休む二週間の間、ひたすら一人で迷宮低層階を放浪するショタパラ。
彼の面差しに、かつての優しげな頼りなさはもうない。
だが新規加入でレアドロップの源であるダクハンは、残されたメディ姉を狙っていた!
果たしてショタパラは恋人を守れるのか。
冒険の方向性を見失った赤ソドマとパラの間に、再び友情は芽生えるのか。
とかボスマラ始めたときにスイッチが入った。
172:名無しさん@ピンキー
08/03/26 19:35:40 T0hDDy7y
金髪メディと金髪ダクハンは同一人物だと思っているのは俺だけじゃ無いはず!
173:名無しさん@ピンキー
08/03/26 19:37:30 KQrJZODc
>>172
中学、高校の同級生ですけど何か?
174:名無しさん@ピンキー
08/03/26 19:38:26 L/VNoErU
>>172
その発想はなかったが、さっそく今の今から採用させていただきたく存じます。
175:名無しさん@ピンキー
08/03/26 19:46:49 /6nV7N+W
>>172
いつもにこやかで落ち着いた印象のメディ姉だが、実は元ダークハンター。
うっかり怒らせてしまったショタパラが包帯で縛られてお仕置きされる。
といった妄想を1発売当時にした事は、墓場まで持っていくつもりだ。
176:名無しさん@ピンキー
08/03/26 20:04:01 UvPb+VP5
>>175
だったらこれから墓場で昔の妄想ぶつけ合おうじゃないか
177:名無しさん@ピンキー
08/03/26 22:22:48 rDkHMqNq
>175
まてまて逆もありだろう。即ちメディックからダークハンターへ転職。
うっかり怒らせたショタパラを医学知識を生かして鞭だけに頼らない淫靡な拷問兼お仕置きをされるとか。
人体の限界がわかってるからより過激に!
178:名無しさん@ピンキー
08/03/26 22:24:27 7dfalUI4
>>175-176
妄想をぶつけ合って、成仏しなはれ。
179:名無しさん@ピンキー
08/03/26 22:40:56 /6nV7N+W
>>177
性格きっつい印象のダクハン姉御だが、実は元メディック。
ある日、大怪我をしたショタパラに手際よく応急処置を施す。
後日、一命を取り留めたパラに、「ダクハンさんってホントは凄く優しい人なんですね!」
とか言われて顔真っ赤にしながら照れ隠しに怒鳴りつける金髪ダクハンの姿が見えたのは、みんなには内緒。
180:名無しさん@ピンキー
08/03/27 05:26:49 c9Cx4iwd
エロは薄いが、うちの金髪アルケミと紫カスメの話を投下させてもらう
181:スレナガンの日記
08/03/27 05:27:46 c9Cx4iwd
あの人と出会ったのはいつの日か……。
ゆっくりと思い返してみれば、ソレは簡単に思い出せる。
初めての出会いは迷宮。まだ私が、あのギルドに居た頃の話。
迷宮を探索中に、あの人のギルドと遭遇したんだっけ……。
「お前、全身傷だらけじゃないか!!」
金髪から覗く何処か冷たい瞳とは裏腹に、彼は開口一番に私を気遣ってくれた。
嬉しかった。人に優しくされる事が、こんなに暖かいなんて知らなかった。
でも、私は彼の差し出したクスリを受け取らなかった。
私は死と隣り合わせでないといけないから。
そんな私を見た彼は、私のギルドのメンバーに苛立った様子で声をかけた。
「あんた等、仲間が傷ついているって言うのに何ヘラヘラしてやがる!!」
「いいんだよ。コイツはこの状態じゃないと役に立たないからな」
「―!! まさか、あの禁術を……」
「ああ、そうだ。便利だぜ? コイツが念じたら一発でモンスターはコロリだ」
「貴様……」
高笑いをするギルドのメンバー。
苛立った様子の彼。
今思えば、私はこの時彼を好きになっていたのかもしれない。
次にあの人と会ったのは、街の商店。
前に会った時から一週間くらい後の事だ。
私はいつもの様にメンバーに犯され、フラフラになりながらも命じられたアイテムを買いに出されていた。
「久しぶりだな」
店に入ったところで、金髪のあの人が篭手をカチャカチャと鳴らしながら声をかけてきた。
私は思わず踵を返した。こんな姿を彼に見られたくない。
でも、アイテムを買わずに帰ることは出来ない。
「……お前」
私の様子に気付いたらしい彼は、私にも聞こえるくらいの音を立てて歯噛みをした。
人の感情が見える私でも、ココまで強烈な殺意は見た事がない。
「俺はスレナガンのユウ。アルケミストだ。お前の名は?」
「―ぅ、ぃ」
「……? お前の名前だよ。あと、ギルド名」
「―ぅ、ぃ」
私は彼から顔を背けた。私は喋れないのだ。呪言を除く言葉を、私は喋る事が出来ない。
ユウはスグに私の事を察したらしい。
「そう……か。悪かった、無理な事を言って」
「―」
首を振る。そうではない、貴方は悪くない。
ユウは悲しそうに目を伏せ、精液に汚れた私の顔を撫でてくれた。
「あいつ等、か。お前にココまで酷い事をするのは」
「……」
私は答えられなかった。
あのギルドしか、私が戻れる場所はないのだ。
どんなに痛くても、どんなに苦しくても、アソコしか、私は―。
182:スレナガンの日記
08/03/27 05:28:25 c9Cx4iwd
「泣くな。俺がきっと、お前を助けてやるから……」
ユウはそう言って、私の変わりに買い物を済ませてくれた。
送ってくれるというユウの申し出を、私は断った。
私が彼と宿に帰れば、メンバーが私に酷い事をするのが分かっていたから。
メンバーの許に帰るというのに、その日の私の心は少しだけ軽くなっていた。
三回目、そして運命の日。
ユウは、彼のギルドのメンバーと共に迷宮で待ち構えていた。
「その子をこちらに渡せ。黙って従えば、命だけは助けてやる」
「貴様、何を言ってやがる?」
「従わなければ、今日、迷宮でまた一つのギルドが消滅するだけだ」
私のギルドのメンバーが武器を構える。
「おもしれェ、やってやるぜ。良く見れば、そちらには可愛らしい女が居るじゃないか」
「俺の仲間に汚い視線を送るな―。その目を焼き尽くしてやる」
「出来るものならやってみやがれ!!」
その後は一瞬の出来事だった。
私をいつも痛めつけている人達は、瞬く間にユウとその仲間によって倒されてしまった。
「ユウ、コイツまだ生きてるけど……?」
「レオナの好きにしていい。俺だと、苦しめずに灰にしてしまう」
「そう? それじゃあ、好きにさせてもらうわね」
レオナと呼ばれたダークハンターに後を任せ、ユウは私の前にやってきた。
「さて、お前の帰る場所は無くなってしまった」
「……」
「その上、お前は俺にさらわれて、スレナガンの一員として生きなければならない」
「……」
「どうだろう? 覚悟は決まったか?」
彼の問いに、私は涙を流しながら頷いた。
「ユーリ、どうかしたか?」
宿に帰り着き、ベッドに倒れこんだユウが私を見ながら訊ねてきた。
私は首を横に振り、なんでもないと答える。
私がスレナガンに迎え入れられたあの日から半年が経とうとしている。
彼は相変わらずの様子で、レオナをはじめメンバーは私にとても良くしてくれる。
迷宮の探索は佳境に入ってきて冒険は辛い事ばかりになってきたが、私は幸せだった。
私は彼のベッドに飛び込み、ユウにキスをした。
この半年で、私は彼に何度となく抱かれている。
ソレは以前の苦痛ばかりのソレではなく、互いに求める、暖かく気持ちいいものだ。
183:スレナガンの日記
08/03/27 05:29:05 c9Cx4iwd
「ん、む……」
「ん、ん、ん……」
互いの唇を貪り合う間に、ユウがゆっくりと私のローブを脱がせていく。
ひんやりとした篭手の感触にはもう慣れ、コレを感じる度に、今から彼と結ばれるのだと再認識するようになった。
ユウは篭手を滅多に外さない。(私は気にしないが)酷い火傷の手を見せたくないだけではなく、術式が暴発しやすい体質の彼なりのリミッターなのだという。
本音を言えば、ゴツゴツした篭手よりも素手で触れて欲しい。
しかし、篭手を外さないのが私を傷つけない為であると知っている以上、そんな事は言えない。
ユウの篭手を除き、全裸になった私達は汗と埃にまみれていることなどお構い無しに、互いの体を舐めあっていく。
「ん、ぁ」
「最近は良く声が出るな」
「……」
「恥かしがらないで良いだろ。ユーリの声が聞けるのは嬉しいし、ソレがこんな声なら尚更……な」
そういうものなのだろうか?
私にはまだ上手く理解できないが……。
一通り互いの体に舌を這わせると、ユウが私の腰を抱いた。
「悪い、今日はいつも以上にきつかったせいか我慢できそうにない」
見れば、彼のペニスはガチガチにそそり立っていた。
「んっ」
「ああ、ゆっくりな」
ユウのペニスが私の中に入ってくる。
その感触は心地良いはずなのに、カースメーカーとしての性なのか、私はソレを痛みとして知覚してしまう。
ソレが表情に出てしまうのだろう。ユウはその都度私の身を案じてくれる。
「んん……」
痛くない。大丈夫。続けて。
言葉にもならない詰まった声で私は言う。
「ああ、わかった。ゆっくりするから」
痛くない、痛くない。
クチュクチュと水音を立てる自分の下半身にそう言い聞かせる。
痛くない、次第に、気持ち良くなって来るから……。
次第にイメージが体に伝わっていき、それらを快感に感じてゆく。
当初など、最後まで苦痛に感じていた事に比べれば、快感を感じるようになるまでは格段に早くなっている。
「んぁ、はっ……ああ!!」
恥かしい声が漏れるが、ユウはソレを聞いて嬉しそうな表情を浮かべる。
私が気持ち良くなっている事が伝わり、次第に腰の動きが激しくなってゆく。
枯れ木のように細い私の体を、着やせするらしい立派な体が抱きしめてくれている。
「ユーリ―!!」
「ん、んぅぅ!!」
彼の絶頂を感じ、私はとっさに彼の腰に足を回した。
驚いた様子のユウの表情が、膣内に広がる暖かな感覚に溶け広がってゆく。
184:スレナガンの日記
08/03/27 05:29:52 c9Cx4iwd
「ユーリ、何で……?」
「……」
頭が痺れるような幸せな感覚に浸りながら、私はただ彼に笑みを浮かべるのだった。
あの後、私達はもう3度ほど行為に耽った。
今日はその全てを中に出して貰い、私は終始幸せな表情を浮かべていたと思う。
ぐったりと横たわり、腕枕をしてくれるユウを見つめ、私はそっと呟いた。
「ぁぃぁ、ぉ……」
「なんだよ急にアリガトだなんて、変なヤツだな」
彼の言葉を最後まで聞くことなく、私はゆっくりと深い眠りに沈んでゆくのだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・
お粗末!!
185:名無しさん@ピンキー
08/03/27 07:59:48 HQV7JCQc
ご馳走様。
しかし、ウチのペインカスメみたいに根っからのドMでそのポジションに
ついている者もいる事を忘れないで頂きたい。
うっかりカスメの機嫌を損ねようものなら、一発で呪殺されるもんだから、
他のパーティメンバーは戦々恐々DEATH。
186:名無しさん@ピンキー
08/03/27 12:34:18 mzKRAhyh
初めてお前抱いた夜ほら 俺の方が震えてたね
というフレーズが浮かんだ
カスメを前に、彼女の持つ脆さと妖しさに
色々とこみ上げてくるものがある
だから俺は彼女にそっとキスをする
187:名無しさん@ピンキー
08/03/27 17:05:03 dSZKIM0j
ごめん、カスメ(♀)がダクハン(♀)に
性的な意味でいじられる構図がよぎった
188:名無しさん@ピンキー
08/03/27 21:45:55 BLjfqhIh
緊縛ダークハンター氏はもう戻ってこないんだろか…
ダク子との本番が読みTEEEEE
189:名無しさん@ピンキー
08/03/27 22:27:47 ZOA4FzMu
>>188
俺も俺も
2発売でひょっこり戻ってくるのを期待してたんだがな…
190:骨鳥ノ檻 1/17
08/03/28 17:41:14 SAsWmXkN
流れをぶった切って申し訳ないが、>>89-98の続きを投下します。
眼鏡メディ×緑カスメ(女)、残虐表現、死姦あり。第3階層の微妙なネタバレあり。
ものすごい勢いで蛇足のような気がするので
言っておく。毛色違いすぎてすいません。
君はこれを読んでも良いし、存在自体を記憶から消し去っても構わない。
―――――――――――――――
カースメーカーが目を覚ますと、そこは白い部屋だった。
じゃらり、と足枷の音をたて、彼女は気だるげに半身を起こす。
目に映るのはここ数日間を過ごしている、窓の無い部屋。
窓は無く、必要最小限の家具しかない上、唯一の出入り口にはいつもかぎがかかっているらしい。
ご丁寧にも足枷の鎖は、部屋の中を歩く分には問題が無いが
出口までは届かないという絶妙な長さである。
何もすることが無く、カースメーカーは天井を見上げた。
混じりけの無い白一色。
自分をここへ閉じ込めた、赤毛のメディックの言葉を思い出す。
『知ってます?実は病人に白色って、ご法度なんですよ。
空虚さって言うんですかね、何も無い。つまり死を連想して不安になり、最悪自殺しかけないそうです。
……で、今の場合はそれを逆手に取りまして。
あなたにとって、僕を死よりも選ぶようになったかを知る、目安にしようかと』
あのメディックは、カースメーカーを愛していると言った。
そのやり方は余りにも歪で狂ってはいたけれど、それでもその思いは一途なのだろう。
何せ彼女が死なないように、壊そうとしているのだから。
カースメーカーが興味の無い彼女自身の命を守るために、性交の快楽を持って繋ぎ止めようとする。
倫理的、人道的に、まず思いつきもしないような愚策だが、メディックはそれを実行した。
191:骨鳥ノ檻 2/17
08/03/28 17:42:29 SAsWmXkN
それは普通の女ならば恥辱と絶望の余り命を絶つような事だったが、
カースメーカーは、それにも何の興味も感慨もわかなかった。
皮肉なことに、狂的なまでの無関心さによってカースメーカーは正気を保っていた。
色の無い部屋にも。犯され痴態に悶える自身にも。
与えられる快楽にも。犯すメディックにも。
本質的なところで何一つとして関心が無い。
ただ人間としてのテンプレートに従い、関心があるように振舞っていただけ。
……多分昔はそうではなかったと思うが、良く覚えていないし
それこそどうでもいいことだ。
カースメーカーは、人事以上の無関心さでこれまでを振り返った。
ж
初めは催淫剤によって無理やり発情させられ、滅茶苦茶に犯された。
この部屋には時計も無い。
正確な時間はわからないが、少なく見積もっても
半日は犯され続けたのではないだろうか。
そこまでの体力が無ければ、前衛は勤まらないのだろう。
その後も度々小休止をはさみながら、正気の沙汰とは思えない方法で犯された。
わざわざエトリアの裏道から取り寄せたという、生きたウーズを入れられたときには、流石に失神した。
メディック曰く、品種改良の結果特殊な神経毒を持ったもので、
運動系列の神経を麻痺させる代わりに、感覚神経系を一時的に過剰強化する効果……
平たく言えば、身体が動かせない代わりに刺激を感じやすくなる……毒、だそうだ。
人工的な品種改良により短命なウーズが息絶えるまで、何度も達した。
膣内をウーズが埋め尽くし、産道を逆流しながら過敏になった性感帯を陵辱する。
その感覚に喘ぎ、しかし神経が麻痺しているため
何かにすがることも出来ず、快楽に意識を失い。
192:骨鳥ノ檻 3/17
08/03/28 17:43:12 SAsWmXkN
しかしそれは安息とはならず、快楽で失った意識をそれ以上の快感で呼び戻され、
胎内を氾濫する感覚にもてあそばれ続ける。
いつ発狂してもおかしくない状態だった。だが、カースメーカーは正気を失わなかった。
いや…或いは初めから狂っていたのかもしれない。
如何して存在し得よう、意思を持ちながらも意志を持たない、彼女のような存在が。
快楽も生命も悲哀も、そう、絶望すら『どうでもいい』の一言で片付けてしまう。
それは……
ж
「おはようございます」
「……おはよう」
件のメディックが、扉の鍵を開けて入ってきた。
その手には、紙製の袋と木製の棒。棒には複数の穴が空いており、中は空洞のようだ。
袋から取り出したガラス瓶の中の液体を、メディックは棒に塗り始めた。
軽い粘性を持つそれから漂う香りは甘く、おそらくは何かの蜜だろう。
「外は夜なんですけどね、あなたは起きたばかりのようですから。身体の調子はいかがですか?」
「だるい。吐き気がする。ついでに寒い」
カースメーカーは申し訳程度に毛布で裸身を隠しているだけで、後は何も身につけていない。
いつも着ているローブは、初め目が覚めたときには既に無かった。
"まだ抱くのか"と、彼女は目線だけで問うた。
メディックは、微笑みながら言った。
「すいません…でも、まだいけるでしょう?」
「……」
「あなたが死んでは、本末転倒です。
衰弱死なんかしないように、あなたの体力を計算してやってますから」
193:骨鳥ノ檻 4/17
08/03/28 17:44:26 SAsWmXkN
「…そうか」
「愛しています。この世の誰よりも」
「…どうでもいい」
口調自体はほのぼのとしているが、その内容はおよそ常軌を逸している。
偏執的に強姦した相手に対し、それを愛というメディックと、
理不尽な陵辱すら、関心の対象とはならないカースメーカー。
「それで。もうそろそろ体力を回復したほうがいいと思いまして…」
何の前触れも無く。
メディックがカースメーカーを押し倒し、その秘部に持っていた棒をねじ込んだ。
カースメーカーの赤い目が、痛みに見開かれる。
前戯も薬も無く、そこは濡れていない。
ぎちぎちと肉を割り裂きながら、それは半ばまで埋まった。
「か、はっ……?」
「ハマオってありますよね。あれを再現してみたんですけど…どうにも効き目が弱くて。
なるべく吸収の過程を少なくし、大量に投与でもしないと効果が出ないんですよ」
「っづ、ぅ…何、を…、いぁっ!?」
「あまり濡らさないでくださいね。流れると困りますから」
カースメーカーの足を担ぐように持ち、メディックは突き立てた棒の空洞に
ゆっくりと瓶の中身を注いだ。
とぽとぽと、それはカースメーカの体内へと流れていく。
「だいぶ前、彼女が投げた研究でしたが…人生、先がどうなるかわからない物ですね」
「…っあ、が、ならば…注射、にでも…っ、すれば…いい、だろう。
つっ…わざわざ、まわりっ…くどい、っは、ぁ」
「それだと、あなたの苦しむ顔があまり、見れないじゃありませんか。
僕はあなたの表情ならば、どんな物でも余すところ無く
見たいと思っているんですよ」
死に顔以外はね、とメディックは付け足した。
彼女、というのはおそらくギルドのアルケミストのことだろう。
勉学熱心で、赤毛のソードマンとコンビを組んでいた。
本業の錬金術のみならず、あらゆる分野へとその好奇心を発揮していた
彼女には、カースメーカーも呪言の原理の説明をしたことがある。
194:名無しさん@ピンキー
08/03/28 18:06:31 e1nBC/US
支援
195:名無しさん@ピンキー
08/03/29 20:44:52 IlCbBQqa
続きマダー?
196:名無しさん@ピンキー
08/03/29 21:29:47 t1r1z+lr
そう急かしてやりなさんな。
投稿の感じからすると、途中で何らかのマシントラブルがあったか、
急用が入ったんだろうな、って感じだし。
ただ、このままスレスト状態がつづくと、
投稿準備中の他の職人さんが近づきにくいだろうから、
雑談でスレの空気を和らげたりするのはアリかもしれない。
197:名無しさん@ピンキー
08/03/29 23:31:57 QtQxyvM5
>>194-196
可能性が高いのは何らかの連続投稿規制か、鯖側のアクセス規制に巻き込まれたかだと思う
どっちも一度食らったらその板にはしばらく書き込めない
198:名無しさん@ピンキー
08/03/30 00:28:11 nUzg3H42
一行目に改行を入れてんじゃね?
199:名無しさん@ピンキー
08/03/30 07:07:37 NSPuHEke
そういや今日はせかきゅーオンリーイベントだったな。
人様の妄想を多量に摂取できる絶好の機会……と、
言いたいとこだが地方民だし。そもそも仕事だし。
ンな訳だから、いける人は俺の分までたっぷり食ってきてくれよー。
200:名無しさん@ピンキー
08/03/30 12:42:40 bRWZLs/q
>>199
・・・・・・・・・・・・マジで忘れてたorz
201:投稿不可になってた:骨鳥ノ檻
08/03/30 13:00:11 M3ELRQIs
すまん、諸事情で投稿できなかった。
以下続き。
202:投稿不可になってた:骨鳥ノ檻 5/17
08/03/30 13:00:51 M3ELRQIs
やがて、瓶の中が空になった。
ж
「ふむ、最後まで入りましたね」
カースメーカーは荒い息をついて、答えない。
その額には汗が浮き、吐く息は熱い。
本人の意志を押しのけ、快楽に慣れた身体は、あんな刺激にさえ反応し欲情していた。
それを見計らって、メディックが口を開く。
「僕が、欲しいですか?」
潤んだ瞳でカースメーカーが顔を上げる。
足の間からどちらとも知れぬ蜜をあふれさせながら、メディックの顔をじっと見る。
ヨモギ色の髪は、汗で額に張り付いていた。
髪と補色の鮮血色の目は潤んでいたが、弱々しいながらもまだ理性の色が見える。
「あなたは一回も自分から僕を求めてはくれませんでした。
全て、僕が与えるだけ。そこにあなたの意志はありませんでした。
お願いです。ひとこと、欲しいといってください」
余りにも身勝手で、独善で、一途な要望。
しかし情欲の炎がともったカースメーカーにとっては、天の声にも聞こえただろう。
たった一言。それでこの疼きが消えるのか。
「ね?」
上目遣いにメディックが見つめてきた。
203:骨鳥ノ檻 6/17
08/03/30 13:01:46 M3ELRQIs
その自身も熱く存在を主張し、準備は整っている。
「……」
なおも黙秘を続けるカースメーカーをじらすように、メディックは愛撫を始めた。
彼女は首筋が弱い。特に丁度頚動脈の上にあたる部位が敏感で、
彼に舐め上げられる度身を捩り、声にならない喘ぎを上げた。
秘部もいじる。ごく浅く指を入れ、かき回す。外から触れるだけでわかるほど、そこは濡れていた。
丁寧に、丁寧に。決して達しないよう加減をしながら、メディックはカースメーカーに嘯く。
「一言、たった一言です。僕が欲しい、と。愛している、と。それだけで良いんですよ、ねえ『――』」
春を告げる鳥の名。
彼女の本名。
公国に来てからは通り名で通していたから、暫く呼ばれることの無かった自分の名。
髪色が緑であることからそう名付けられたのだろう、
カースメーカーという薄暗い職には似つかしくない名だった。
それを、メディックは呼んだ。
拡散しかけていたカースメーカーの理性が戻った。
不意に、思い出す。
(あれは…確か、まだ私がエトリアにいたときか……)
少女、と言っても差し支えない年のころ、彼女は今のギルドに入った。
204:骨鳥ノ檻 7/17
08/03/30 13:02:40 M3ELRQIs
ж
人の好奇の視線や畏怖が煩わしかった。
例えるなら、路傍の小石一つ一つに噂されているようなもの。
いちいち相手にしていては限が無いし、何よりどうでも良い。
――カースメーカーだ
――見てはいけない、呪で眼を潰されるよ
――なんか悪いことが起きそうだねえ、店じまいすっか
言葉だけでなく、石もぶつけられた。
額を液体が流れる感触がしたから切れたのであろうが、それもどうでもよかった。
石をぶつけた者も、こちらが表情を変えないのを見て薄気味が悪くなったらしい、
捨て台詞を吐いて逃げていった。
――この、化け物が!
化け物、とはなんだろう。
確かに髪も眼も、人間としては珍しい色だ。すそがぼろぼろになったローブ姿も、異様には違いない。
しかし、手足はきちんと4本あり、尾が生えているわけでもない。
母親は冒険者で、樹海に挑む中自分を孕んだらしい。
物心ついたときから父親は居なかったが、母親は間違いなく人間だった。
ならばその子供も、人間だろう。
そんなことをそれとはなしに考えながら裏道を歩いていると、冒険者の私刑に出くわした。
酒場帰りらしい酒くさい空気の中、衛生士の味方は誰もいなかった。
自分を回復するのが遅かった、と重騎士風の男がわめき、衛生士らしき青年に切りかかっていく。
衛生士も杖を振り応戦するが、多勢に無勢、あっという間に追い詰められていった。
そこを、カースメーカーは横切った。たちまち因縁をつけられる。
曰く、通行料をよこせ。男達の下卑た視線は、ローブに隠れた足の間や顔に集中していたから、
代価は金銭ではないだろう。
酔った暴漢に犯されるような趣味は無かったから、迷わず呪言をかけた。
対象は、その場にいるもの全て。
場合によってはショックで心臓が止まるかもしれないが、どうでもよかった。
男達の恐怖による絶叫を尻目に通り過ぎようとすると、呼び止められた。
205:骨鳥ノ檻 8/17
08/03/30 13:03:27 M3ELRQIs
一人だけ、衛生士の青年には運良くテラーがかからなかったらしく、微笑みながら礼をいわれた。
『ありがとうございます。正直、危ないところでした』
『…私が通るのにも邪魔だっただけだ』
『よろしければお名前を聞かせてもらえませんか』
『……』
『あ、失礼しました、僕は――といいます。古い、花の名前から取られたらしいんですよ』
『直訳すれば、竜の内臓か……薬師にはちょうどいい名だろう』
『あはは、そうかもしれません』
『――』
『それがあなたの名前ですか。綺麗な名ですね』
答えたのはほんの気まぐれだった。
そこで分かれてそれきり。道端で出会ったとしても互いにもう忘れている。
そうなると思っていた予感は外れ、後日名を頼りに探してきた青年にギルドに誘われた。
断る理由も無かったからなんとなく入り、なんとなく探索についていった。
そして、今にいたる。
なんとなく。気まぐれ。どうでもいい。
初めからそうだったのだから、これからもそうだろう。
カースメーカーは、自身の上にのしかかっているメディックの前髪を掴み上げて、言う。
「どうでもいい」
206:骨鳥ノ檻 9/17
08/03/30 13:03:58 M3ELRQIs
ж
気がつくとメディックは、カースメーカーに馬乗りになって首を絞めていた。
ぎりぎりと指が血管に食い込み、気道を圧迫している。
酸素が足りていないのだろう、土気色になり始めた顔には死相が浮き始めていた。
男と女。前衛と後衛。健康体と衰弱体。
あらゆる要素が重なり、メディックの暴力を強化する。
「どうして、ですか」
やがて、ぽつり、とメディックが呟く。
「どうして、僕を愛してくれないんですか。僕を求めてくれないんですか。
どうして、どうして…どうしてどうしてどうしてどうしてどうして」
メディックが叫んだ。
「どうしてあなたは笑っているんですか!」
カースメーカーは笑っていた。
おそらく意識はもう無いであろうに、その顔はメディックが一度もみたことの無い笑顔を作っていた。
それを綺麗だ、と思いつつもメディックの腕から力は抜けず、
骨が砕ける嫌な音と共に、カースメーカーの喉が潰れた。
瞳孔が開き、脈が止まる。今はまだ温かいが、体温も消えていく。
メディックは声にならない悲鳴を吐いた。
涙は、出なかった。
207:骨鳥ノ檻 10/17
08/03/30 13:04:39 M3ELRQIs
ж
やがて、メディックは愛撫を再開した。
彼女が死んだ…否、自分が殺したことを認めたくないように、まるで生者に対するように慈しみ深く。
乳房を揉み解し、先端を舐めあげむしゃぶりつく。
彼女は微動だにしない。
足を割り開き、花弁を指でこねくり回す。
それは微動だにしない。
膣に怒張を入れ、壊れるほどに激しく抱いても。
致死量に至るほどの催淫剤を口移しで与えても。
カースメーカーだったそれは、微動だにしない。
それは既にただの肉隗であり、死体が何かをなすことはありえない。
熟練の医師なら蘇らせることも可能だろうが、彼はリザレクションは使えなかった。
前衛が多いほうが後衛を守れる、と、守りよりも攻撃を取った結果だ。
精神はさておき、死後硬直を始めた死体からの肉体的な快楽により、メディックは幾度も達した。
そして、一人呟く。まるでカースメーカーがまだ生きているように。
「起きてくださいよ」
返事は無い。
「気を悪くしたなら謝りますから」
返事は無い。
「何か、言ってください」
返事は無い。
「ねえ、聞こえて・・・いる、でしょう?」
返事は無い。
「うなずく、だけでいいですから…なにか、反応してください」
返事は無かった。
すがるように掴んだ手が、だらりと垂れ下がったのを見て、
メディックは否応無しに現実と対面させられた。
大半はそっぽを向かれたり、無言だったりだったが、それでも彼女は人の話を無視することは無かった。
どうでもいい、と無表情に言う様さえ自分は愛していたのに、これにはそれが無い。
そして、彼女をこうしたのは自分だということに理解が及ぶと、
メディックは発作的に自身の首をナイフで掻き切っていた。
ゆっくりと赤い液体が流れ出ていくのを感じながら、メディックは目を閉じる。
狙ったわけではないが、それは彼女の首の痣と丁度同じ位置であり、
そう思ったのを最後にメディックの意識は闇に沈んだ。
もう目覚めないことを祈りながら、彼女の最後の笑みを思い浮かべて。
208:骨鳥ノ檻 11/17
08/03/30 13:07:44 M3ELRQIs
ж
【君はここで読むことをやめることも出来るし、続きを見ることもできる。
それは必ずしも君が望んだ結末ではないかもしれない】
続きを
つ【読む】
【読まない】
ж
209:骨鳥ノ檻 12/17
08/03/30 13:08:30 M3ELRQIs
*
カースメーカーが目を覚ますと、そこは白い部屋だった。
横に据え付けられた窓の景色は、久々に見る夕焼けだった。
ゆっくりと半身を起こすと、足の鎖ははずされ、首には包帯が巻かれているのがわかった。
「おはようございます」
「…おはよう」
薬泉院の眼鏡が入ってきた。
「…ここは、薬泉院か」
「ええ、そうです。そこの彼があなたを運んで来てくれたのですよ」
ベッドの横、床に座り込むようにしてメディックが眠っていた。
その腕は、カースメーカーの腕を握りつぶす勢いで掴んでいる。
・・・多分、痣が出来るだろうが、どうでもいい。
「彼も酷い怪我でしたが、あなたのほうを治療するように、と頑として譲らないんですよ。
仕方がないので無理やり眠ってもらいました。」
「…そうか」
彼の首筋には、丁度注射器を刺したような跡が残っていた。
後頭部には殴られたような跡も。
医師は何も言わなかった。
カースメーカーも深くは聴かなかった。
…知らなくてもわかることもある。
「二人とも要入院です。何かありましたら、そこのボタンを押してください。すぐに駆けつけますから」
「…わかった」
医師が出て行った。
なんとなく手持ち無沙汰になり、カースメーカーは彼の頭を撫でてみた。
「この大馬鹿野郎が」
どこか儚さを感じさせる声で、彼女は言う。
210:骨鳥ノ檻 12/17
08/03/30 13:10:10 M3ELRQIs
その顔がどこか微笑んで見えるのは、きっと日の錯覚だろう。
「私に、お前が全てをかけるほどの価値があると思うか?」
「ええもちろん」
答えが返ってきた。
むくり、とメディックが起き上がり、嬉しそうにカースメーカーを見つめる。
カースメーカーも見つめ返し、言った。
「起きていたのなら離してくれ。腕が痛い」
「と、言うか起きてたんですけどね、ずっと」
悪びれもせず、メディックが言う。
その喉にも包帯が巻かれていた。
こちらはまだ傷が完全に塞がっていないようで、血が滲んでいる。
「ふふふ、おそろいですよ~」
「…何をした」
「ちょっとナイフでざっくりと。あなたが居ない世に用はありませんから」
「…首を締めた本人の台詞か」
「と、言うかあなた。あのタイミングであの笑顔って反則ですよ。
もう一度見たくてここに駆け込んだじゃないですか」
「…少し、昔を思い出してな」
彼女は、どこか懐かしむような目をした。
「幼少の頃、母親に首を締められてな。
ついうっかりその母親を呪殺したのが、私がカースメーカーになったきっかけだ」
「子供の頃はドジっ子だったんですね~。
僕もついうっかり気に入らない先輩の食事に劇薬を混ぜてしまったりもしましたよ」
一般常識的に、かなりアレな会話をしているが、本人達が幸せならそれで良いだろう。
「愛していますよ」
「そうか」
「あなたは?」
「…どうでもいい」
*
211:骨鳥ノ檻 14/17
08/03/30 13:10:42 M3ELRQIs
そっけない言葉ながら、つかまれた腕を解こうとはせず、カースメーカーは目を瞑る。
どうでもいい。
その言葉にも偽りは無かった。
(…お前を好ましく思っていることも、どうでもいい)
彼が顔を近づけてくる気配がした。
互いの吐息が感じられる。
そのままゆっくりと唇を合わせようとし。
たがいの唇の距離が零になった瞬間、ドアが開いた。
入り口で固まっている頬に傷のある男に向かって、二人同時に言う。
「間が悪いなリーダー」「間が悪いですよリーダー」
「俺のせいかよ!」
手首のスナップを聞かせたツッコミをしつつ、緑髪のレンジャーは頭を抱えた。
ぶつぶつと、「二人揃って休養ってそういうことか」とか
212:骨鳥ノ檻 15/17
08/03/30 13:11:32 M3ELRQIs
「一人身に対するあてつけかよコンチクショウ」と言う声が聞こえてくる。
とりあえず無視することにした。
「とりあえず私が死ぬ前にお前が死ねば問題ないだろう。だったら、私が死にそうになったらお前を殺す」
「妙案です。でしたら僕は、あなたが死なないように、違法合法外法問わずに回復して差し上げますよ」
「二人揃ってヤンデレかよ!」
リーダーがツッコんだ。
「俺やダエグやヒジリが雪だるま相手に死にそうになってるときに、お前らはよぉ。
しばきたおすぞ、おい」
「ペイントレードするが」
「ヘヴィスト連打しますよ」
「…ゴメンナサイ」
213:骨鳥ノ檻 16/17
08/03/30 13:12:18 M3ELRQIs
ж
ゆるゆると、彼はカースメーカーの身体を舐め上げた。
青黒い首筋の痣のところで、耐え切れないといった風に彼女が喘ぐ。
「ここ、弱いんですね」
「…っい、まあ、な」
その付近を執拗に攻める。
と、同時に身体をずらし、彼女の中にメディックは自身を入れ始めた。
「っは、ぁ…」
「いい、ですよ。とても…」
呟きながらも、さして抵抗の無いまま入れた自身を動かそうとする。
不意に、視界がぶれた。
彼女に引き倒され、体位の上下が逆転していた。
「お前、にばかり、ヤられるのは、癪だ」
「おやおや…」
仰向けになったメディックの上にまたがる格好で、カースメーカーは動く。
ぐちゅ、ぐちゅ、と接合部から湿った音が響いた。
「っく、ぁ、は…ふ、…っ、ぁ、ああ」
「っ…愛して、ます」
「そ、うか…っく…ぁ」
214:骨鳥ノ檻 17/17もとい18
08/03/30 13:13:22 M3ELRQIs
ж
「と、言うわけで明日はいよいよ14階だ。心して掛かろう。
あとそこいちゃつくな」
「……」
「腕組んで抱きしめているだけですよ」
「それがいちゃついてるっつーの!頼む、こちらの精神衛生上非常に悪いから。
目の前でいちゃつかれると、ダブルショットで撃ち殺したくなる」
「…要するに僻みか」
「うっせー!世の中のバカップルなんぞ皆死ね!」
「聞き捨てならないよ、リーダー」
「そうだそうだ」
「ちょっ、何ダエグさん火炎の術式起動しようとしてるんですか。
ヒジリも何追撃しようとしてるんですかよ、おい」
「世界の愛のつがいたちに謝れ!」
「愛は国を救うんだぜ!」
「いみわかんねぇよ…ぐほぁ」
「…沈んだな」
「そうですねー」
「ところで離してくれないか。いい加減熱い」
「いやですよ。離したらあなた、どこかへ行っちゃいそうで」
「……」
「どうしました?」
「……どこにも行かないさ」
「え?」
「…どうでもいい」
215:骨鳥ノ檻 18/18
08/03/30 13:13:58 M3ELRQIs
ж
それは酷く歪で狂ってはいたけれど、それゆえに何処までも澄み切った、
一途でバカップルのメディックと、ヤンデレまがいなカースメーカーの、御話。
――――――――――――――――――
初めはカースメーカーが首絞められたところで終わるはずが、なぜかハッピーエンド風味に。
というか、完璧にこれ蛇足の話だと思う。
とりあえず緑髪カスメは俺の嫁。
あと、固有名出してすまん。ダエグ:金ケミ男(女使用)、ヒジリ:赤ソド男、だ。
エロパロ用に作ったキャラだって言うのに、パーティ全員の名前と境遇を真剣に考えた俺はきっと終わってる。
スレ汚し&投稿遅延、失礼しました。
216:名無しさん@ピンキー
08/03/30 13:18:30 UzKLaz7Q
いい話だ…なのに何故か余り者+名無しリーダーに目が行ってしまうww
取り敢えずGJなんだぜ!
217:名無しさん@ピンキー
08/03/30 14:54:18 kuLCoa6d
投下お疲れ様、そしてGJ
しかし、口癖が『どうでもいい』だと、青ダークハンターに
感じの似てる某主人公を思い出すから困る。会社が同じ的な意味で。
218:名無しさん@ピンキー
08/03/30 16:54:19 bRWZLs/q
投稿GJ!
同じく「どうでもいい」で某ヘッドホンが思い浮かぶ。
219:名無しさん@ピンキー
08/03/30 18:58:40 NSPuHEke
続きを待ってましたぜ
いい話なんだかイヤな話しなんだかw
とにかく心に残る事だけは間違いない
>エロパロ用に作ったキャラだって言うのに、
>パーティ全員の名前と境遇を真剣に考えた俺はきっと終わってる。
ところで、このスレの職人さんは『エロ用の設定キャラ』って
普段使いのキャラとは別に作る事が多いんでしょうか?
自分はいつも冒険してるキャラたちを絡ませて、ヤらせてんですけどね。
俺は俺で終わってますね、ええ。
220:名無しさん@ピンキー
08/03/30 19:22:20 zaEu1l8j
普段のキャラだな。
やはり年季が違う分、バックグラウンドというか人生というか厚みが違う。
221:クラブ活動~覆面は語る
08/03/31 00:12:06 hYDiaHo2
フェチズム的表現がメインです。
理解のある方以外は、このレスをスルーする事をお勧めします。
ここ、エトリアでは、数多くの冒険者達が日々樹海の謎に挑んでいる。
彼らの殆どはギルドに属し、ギルド同士の交流も見られる。
また、ギルドとは別の、同好の士の集まりも存在する。
例えば、コーヒー党の集まりや、酒好きな連中、同じ小説のファンなど。
これから話すクラブもまた、その一つだ。
覆面をかぶったメンバーが、薄暗い一室に集まっている。
今日は、彼等の活動をちょっと覗いてみることにしよう。
議長「お久しぶりです、皆さん。本日はお集まりいただきありがとうございます。
前回発表されたテーマ『戦闘後の女性の蒸れた匂い』、収穫はありましたでしょうか。」
A「はい。」
議長「どうぞ。」
A「先日、当方ギルドメンバーの女性パラディンが、冒険後、共同浴場に向かうというので
後をつけ、更衣室にて鎧を外す様を、覗き穴からじっくりと観賞してまいりました。」
おお、というどよめきが部屋を包む。
A「白銀に輝く鎧の下から現れたのは、ただの服ではなく、ましてや下着でもなく、
黒一色のボディスーツでした。 身体を包んでいるにも関わらず、体形を包み隠さず晒す・・・
・・・この時点で、既に興奮していましたが、何とか自分を抑えられました。」
議長「それから、どうしましたか?」
A「彼女がボディースーツを脱ぎ、外見の堅牢さからは想像し難い可愛らしい下着を外し、
一糸まとわぬ姿になって、浴場に消えるまで待ちました。」
他の会員達がざわめいた。「可愛らしい下着か」「熊さんパンツか?」「いやフリルかもしれん」
A「その後、私は入り口に『清掃中』の札をかけてから更衣室に忍び込み、
彼女のボディースーツを手に取りました。見た目よりも重く、分厚かったです。」
Aが続ける。覆面の下の目に、恍惚の色が灯り始めた。
A「脱ぐ際に外された、背中の留め具・・・その穴から全体を裏返しました。
これで、彼女の肌が触れていた部分が表面にきたわけです。
ところどころ、スーツが汗を吸って湿っていたので、
まずは一番湿っている脇部分から、自分の顔を押し当てました。
戦闘の緊張から流れ出る汗、彼女の白い肌から流れ出る分泌物、
整えられた脇から流れ出る不協和音、それが今この瞬間私のモノに。」
すう、と一息つき、Aは再び口を動かした。
A「何度も深呼吸を繰り返し、脇の匂いに満足した私は、
愚息をボディースーツの反対側の脇で包み、スーツの股間部分で鼻と口を包みました。
何時間にも渡る着用で移りこんだ性器臭、染み付いた汗の匂い、
アクセントのような、ほんのりと漂う尿の香り・・・ 私は激しく呼吸しながら愚息を擦り続けました。」
光景を自らに投影させたであろう他のメンバーから、溜息のようなものが漏れ始めた。
議長「それで、フィニッシュはやはりスーツに?」
A「いえ、こういった趣味は痕跡を残してはいけないでしょう。
スーツに愚息を絡めたまま床の上に果てました。きちんと掃除を行い、
全てを元に戻し、彼女が風呂から出る前に、浴場を後にしました。
・・・私の報告は以上です。」
「変態紳士だ・・・」「本人に見つかるスリルがたまりませんな」「むしろ浴場に特攻も悪くは」
メンバーからの様々な感想が、部屋に静かに響く。
議長「Aさん、お疲れ様でした。」
議長「では、今回もまた皆さんの普段隠している性癖を話し、ストレスを解消していこうと思います。
新メンバーのNさん、あなたの話をお聞かせ願えますでしょうか。」
N「そうですね・・・」
君達はこのクラブの見学を続けてもいいし、
他の場所に向かうのも自由だ。
222:名無しさん@ピンキー
08/03/31 00:39:48 IKVD+30d
どこの関西囲炉裏の会だよw
223:名無しさん@ピンキー
08/03/31 01:03:35 Npd2bIlD
普段、強がって耐えている金髪パラ子をいじめて泣かせたい。
224:名無しさん@ピンキー
08/03/31 14:40:56 TI1FN2Ut
>>219
エロパロ用にキャラ作る。
俺の場合NPCネタメインだから、普段自分が使ってるPCとNPCがくんずほぐれつって
何だか恐れ多いとか恥ずかしいとか、そういうチキンな心理
225:名無しさん@ピンキー
08/03/31 20:17:13 6oUxc97t
>>219
俺も使用キャラ派だよ。
ただし、名前そのまんまだと、もし俺のキャラの名前知ってる
友達に見られたら死にたくなるから、書き上げたあとに別の名前で全置換してる。
99.9%見てないとは思うけど、一応ね……w
226:名無しさん@ピンキー
08/03/31 20:25:30 0wQkYyht
……それは、危険だな。
置換忘れがあったら死ぬるw
227:名無しさん@ピンキー
08/04/01 11:53:56 YA4ZN2rT
バレるってことは完全に同類だからなw
ニヤニヤして友情深めとけばいいんじゃ
228:名無しさん@ピンキー
08/04/01 21:07:52 84qk7TYW
キャラ名使ってバレた俺が通ります
いやまじです、ええ
229:名無しさん@ピンキー
08/04/01 22:19:18 FOAZTAVr
それは災難でしたな…その後にいろんな意味で友情が深まってそうだけど。
俺は妄想マスタリ10振、文才マスタリ0だからどうということはないぜ!…投下できないから。
230:名無しさん@ピンキー
08/04/01 23:00:40 +KPAlrUo
>>229
さあ、BOSSマラソンでレベルアップ&CUSTOMだ!
231:名無しさん@ピンキー
08/04/02 02:28:13 xH9nM+6/
>>229
大丈夫、最初は誰でも初めてだ
思いきって、新しいドアをひらこうぜ!
ところで、ここって書き手の人と読む専門の人の比率、どれぐらいなんだろね
前々からちょっと気になってたんだけど
232:名無しさん@ピンキー
08/04/02 02:28:24 c9K4Hjel
>>228
乙
233:名無しさん@ピンキー
08/04/02 07:53:18 r2twtFdI
ここを読んでることはバレても大したダメージは無いが
書いてることはバレたらやばい
234:名無しさん@ピンキー
08/04/02 12:10:26 Z8+F7vX4
2/17に保管庫直投稿だったBF5・319氏の
『戴冠』の現時点での閲覧数が2066人
(これが2月以降の住民の想定できる最大数)
3/11に同じく保管庫直投稿だった>>42(B5F:500)氏の
『紫雲に霞むはかつての残夢』の現時点での閲覧数が721人
これらの作品はスレオンリーで普段は保管庫見に行かない人でも、
(ネタバレが回避できるなら)読みに行ったはず。
そして3/23に保管庫の新作一括更新があって、
それぞれの閲覧数はこの一週間で300~500と言う所。
こっちは逆に、スレッドで一度読んだら保管庫に読みに行かない人も多いだろうから、
住民の実数値よりは少なくなるはず。
この辺りから考えて、
もちろん同じ作品を二度三度と読んでいる人もいるだろうから、
現時点でスレッド常駐してるROMメンバーの数は500~600人と言うところか。
そしてII発売の前後で一気に増えた投稿者の数は、
2月以降だけを数えるなら(たぶん)17名
ってなワケで、読み手に対する書き手の割合は3%前後じゃなかろうか。
世界樹は妄想を刺激する類のゲームだから、
他のエロパロスレに比べれば書き手の比率は結構高いはず。
結局何が言いたいかと言うと、
それでも需要に対して供給が追いついてないと思うので、
>>229氏には是非頑張っていただきたい。
初投稿者に何より必要なのは文才よりも度胸だ。
でも、「ほかんこ」と書いて第一に「保管娘」と変換される
俺みたいになるんじゃないぞ!
235:名無しさん@ピンキー
08/04/02 12:15:09 V7Ag5QQ9
次は管が姦になる番だな
236:名無しさん@ピンキー
08/04/02 23:04:50 zAdzN8qA
いつの間にか俺に死亡フラグが立ってるじゃないか/(^O^)\
Ⅱプレイ中なのに|で貴婦人+姫君が樹海の戦士で来たキャラ逆レイプという非常に残念な電波を最近受け取った。
オレハモウダメダ……orz
>>230
常に休養連打なんで><
>>231
カギが高くて買えないんだ…さらにこの扉は特定の職業にしか開く事は出来ないんだ。
>>234
保管子になったぜ!
237:名無しさん@ピンキー
08/04/02 23:36:34 ExIb7l3b
>>236
>オレハモウダメダ……orz
バカだな、むしろここから始まりじゃないか(終りの恥麻里的な意味で)
と、言うか貴婦人モノは普通に面白そうだ。
あえて誤変換は残した
238:名無しさん@ピンキー
08/04/04 01:19:45 URS7gGAP
なんかふと電波受信
カースメーカーSpirits
カースメーカー1号
「敵は固いな、タキ。…いや、そうでもないか。
今夜は俺とお前でダブルペイントレードだからな」
カースメーカー2号
「オ・レ・ニ・ア・ム・リ・タ」
「なあ、信じてみないか。死地の心胆や夢幻陣形がなくても、
ペイントレードはあるってことを」
239:名無しさん@ピンキー
08/04/04 01:29:47 QR1Q9m5z
>>238
「ほほぉ……いい呪言だな。キサマの作戦目的とIDは!?」
「呪殺 カースメーカー2号」
240:名無しさん@ピンキー
08/04/04 02:52:02 JoJKjc0h
>>238
>>239
頼む……俺をカースメーカーにしてくれ!!
241:名無しさん@ピンキー
08/04/04 03:32:28 yxjVmeqD
「確かにHPを温存している間は死ににくいかもしれない、だけどよ、HPを減らさなきゃ火力は出ないだろうがよ!」
242:名無しさん@ピンキー
08/04/04 03:32:51 jkAI0Hf/
何この熱い流れwwwwwwww
243:名無しさん@ピンキー
08/04/04 18:46:29 6WP+qDcm
「また・・・ペイントレードするために生き返ったんだな」
「そいつは十分すぎるほど闘った
『カースメーカー』を名乗る事もねえ
岬ユリ子はもう ただのバードだ」
「だが俺は呪術師である前にペイントレーダーとして生まれた
パーティの為に生まれた
この傷‥‥この痛みはその為のものだ」
244:名無しさん@ピンキー
08/04/04 19:51:45 yxjVmeqD
「このHP・・・どこまで減ろうとも討ちつづけてやる・・・・
ペイン トレード」
245:名無しさん@ピンキー
08/04/04 20:05:00 UAO2efam
「よおしバド子!! 帰ったらバッチリ話してやる!!
いたぜ兎がな!! 話のとおりバカがつくくらいお人よしの兎だ!!
だがな
そいつはスゲェタフなヤツだ……
ダメージ床に飛び込んだって
絶対に死にはしねえ!!」
246:名無しさん@ピンキー
08/04/04 23:36:29 1vIOCX+Z
ガンナー
「やっつけるけどいいよね?答えは聞いてない!」
247:名無しさん@ピンキー
08/04/04 23:50:22 yt1HMG8Z
ブシドー「俺の必殺!パート2」(ツバメ返し)
248:名無しさん@ピンキー
08/04/05 00:35:21 pLjBo0Qa
必殺技を体得するためにFOEを崖の上から落とすんですね。わかります。
249:名無しさん@ピンキー
08/04/05 00:51:15 4IX9B41j
話ぶった切って悪いが
おさげカス子とイチャイチャ
↓
上からイビルアイ登場
↓
「このロリコンが!!」
って夢を今日マジでみた
もう俺の頭はダメかもわからんね
250:名無しさん@ピンキー
08/04/05 01:56:04 iiI26ue9
今はカスメ祭りか!?
絵板の影響で、白カス男×♀金鳥たんのカプにものすごく萌えてしまった・・・。
今すぐにとまではいかないが、そのうちいずれらぶえろ投下してやるぜ!
251:名無しさん@ピンキー
08/04/05 01:58:41 H3wwBQ86
(<、,,> ":::::::::::::::::::::::::::: 、
~〈/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::)
〃:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<、 ど ロ こ
~そ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,) も リ の
、_ ,, /::::::::::::::::::::::::、,ゝ===く:::::::,:::::ヽ め コ
`V::::::::::::::::::::、_γ `ヾ,_ < ! ン
l::::::::::::::::::::::く( r,J三;ヾ )> く,
~v,ん:::::::::::::::´:::::::=; {三●;= } ,=ニ `/l/!/⌒Y
l:::::::::::::::::::::::::::::ゝ≡三=イ ´::::゙:::::::::::::::::::::::::::::::
、m,.. ,ゞ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
´ " ~ ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
252:名無しさん@ピンキー
08/04/05 03:19:18 hsSc0WR4
>>250
なm(ry
253:名無しさん@ピンキー
08/04/05 04:15:29 GJqN2Qui
なめたけ!
254:名無しさん@ピンキー
08/04/06 20:02:51 HcdMzm40
なんか前スレで垂れ流した俺の妄想が他の人の作品と
一緒に保管されてるんだけどその人に迷惑じゃないだろうか?
255:名無しさん@ピンキー
08/04/07 02:05:06 7XPl1mKk
うちのソド子は戦いの傷をメディ子にやらしく治される
脇腹を打撲なんかしたら胸を攻められ放題
そのまま下までいっちゃう
ここまで書いて思ったけど百合ってありですよね
あとシトトの娘さんにフェラさせたい
256:名無しさん@ピンキー
08/04/07 02:19:59 7XPl1mKk
四階層到達して興奮しながら書き込んだらなんとも解りづらいことになってた
要するにショタパラかわいい
257:名無しさん@ピンキー
08/04/07 02:21:37 O1lGhLeG
あいつやバードのせいで、外見を選ぶときに男女男女の順で並んでることに気づかなかった俺
258:名無しさん@ピンキー
08/04/07 03:29:08 46SZ825c
世界樹の迷宮2のキャラクターの名前が決まらず
プレイできないままついに1ヶ月が過ぎた。
259:名無しさん@ピンキー
08/04/07 03:32:30 dbLghtqS
俺のパーティみたいに酷いことにならないようにするんだぜ>名前
260:名無しさん@ピンキー
08/04/07 03:39:41 BXCKaQir
うっかりメディ子の名前をチョコラータにしてしまったばっかりに、金に余裕が出来るまで名前変更出来ずに後悔し続けた俺が通りますよ
261:名無しさん@ピンキー
08/04/07 03:48:44 7qyPQpqJ
性別も決まらないんだ。
外見で選ぶと見事に女だらけだ。
262:名無しさん@ピンキー
08/04/07 03:55:04 dbLghtqS
アルケミストだけは男
263:名無しさん@ピンキー
08/04/07 03:58:44 7qyPQpqJ
メガネアルケミストも他にタイプのないガリ勉系ツンデレっぽくて迷う。
264:名無しさん@ピンキー
08/04/07 06:08:54 gTJnKmsu
ドクトルは若男一択だろ常考……
265:名無しさん@ピンキー
08/04/07 10:23:19 kvCP6Feq
>>260
三個か?
甘いの三個欲しいのか?
このいやしんぼめ!
最近、ずっと規制でPCから投稿出来ない。
困ったなー。
266:名無しさん@ピンキー
08/04/07 12:24:02 U+jZHoQb
何らかのこだわりがあって「どうしてもスレに投稿したい」のでなければ、
保管庫の方へ直投稿して、報告すればいいんじゃなかろうか。
267:名無しさん@ピンキー
08/04/07 12:54:05 YukA0pj7
>>258
wikiにリンクがある名前メーカー使えば良いよ。
愛着湧かないってんなら、あくまで参考にする程度にすればいいし。
268:名無しさん@ピンキー
08/04/07 19:09:58 BXCKaQir
世界樹始めからマジおすすめ
ブブガガメで大火力だフゥーハハハー!!
269:名無しさん@ピンキー
08/04/07 20:21:00 obOyYjE8
ゲームやアニメから名前を引っ張ってきても
なんだかんだで同名の別人のように自分の中でキャラが確立されていくのを感じるぜ。
270:258
08/04/07 20:30:49 w0Gt/Xot
>>267
どこにあるのかわからんかったがようやく見つけたのでさがしてくる
271:うるる ◆mUGNZ0/0kY
08/04/08 00:16:11 HXcr1dr6
>>266のアドバイスどおり、今回は保管庫に直接投下させてもらうことにしました。
トップから連続で並ぶことになっちゃってごめんね。
シトト交易所のひまちゃんもの。
前半は強姦系なので、そういうの嫌いな人はご注意を。
Seventh Heaven
URLリンク(w3.abcoroti.com)
272:名無しさん@ピンキー
08/04/08 01:33:34 jq+KLe8K
お、お父さんは何をやってたんだ、お父さんは!
そもそも、子供をそんな夜中の果てまで働かせてるからこんな事になるんじゃないか!
……しかし、怪我の功名という奴で、
偶発的に生まれたこの催淫剤が今後シトト交易所の
人気商品の一つになるわけですね、わかります
273:名無しさん@ピンキー
08/04/08 02:04:00 LSM/R5JG
名前、自分はROプレイヤーだったから鯖の名前をいじってつけたな…
妄想は膨らむのに文に落とせない。
頭の中ではロリメディとダク子がいちゃいちゃしまくってるのにorz
274:名無しさん@ピンキー
08/04/08 02:56:39 V+T7QrD3
血反吐を撒き散らしながら書いている真っ最中な俺が来ましたよ……
さあ、君もそのいちゃいちゃっぷりを世間に晒そうぜ
275:名無しさん@ピンキー
08/04/08 08:12:35 3FSqHRLw
さあ勇気を持ってキーボードを叩きたまえ!
276:嘆き悲しむは氷の姫 0/3
08/04/08 20:27:05 Kz9EEIz9
俺も皆に触発されて書いてみた。
正直、出来はひどいしエロも少ない。文章も幼稚でしかも短い。
けど俺なりに頑張ってみた。よければ読んでくれ。
内容はSQ2のとある方のお話。想像も結構多め。
一部、すごく後半のネタバレがあるが、基本は第3階層のネタバレなのでそこだけ気をつけてくれ。
277:嘆き悲しむは氷の姫 1/3
08/04/08 20:28:15 Kz9EEIz9
私の名前はアーテリンデ。エスバットというギルドのマスターをしている。
私のギルドはドクトルマグスである私と『彼女』、ガンナーであるライシュッツと『彼』の4人のギルド。ギルドとしては珍しいドクトルマグスとガンナーが2人づつのギルドだった。そうあの時までは………
第3階層15階、雪と氷に覆われた部屋、私たちは奴に出会った。
奴は巨大な翼と鋭い牙を持つ、巨大な飛竜だった。その時の私たちは国内でも1,2を争うほど強いギルドだったが、奴には勝てなかった。皆が死を覚悟したとき、『彼女』が奴を引きつけ皆を救ったのだった。『彼女』の命と引き換えに………
その後からだ。ギルドがバラバラになったのは。
『彼』は『彼女』の仇を討つ事だけを考えるようになり、私たちとズレが生じていった。そして『彼』は私の静止も聞かず、飛竜を探しに樹海に行ったきり帰ってこなかった。
『彼女』の方もおかしかった。『彼女』の遺体を葬ってやろうと回収に行ったが、雪と氷に覆われた部屋には残されていなかったのだ。
………………………それから長くたった頃、私と爺や(ライシュッツのことよ)は雪と氷に覆われた部屋の先で、変わり果てた『彼女』と出会った。
…………………これはその時の事、そしてそれからの事…………………
278:嘆き悲しむは氷の姫 2/3
08/04/08 20:29:16 Kz9EEIz9
それは人の姿をしてはいなかった。上半身だけは『彼女』だったがその瞳は赤く染まり、下半身は無数の触手が蠢き、とても人とは呼べなかった。
「お、お姉さま………」
私は『彼女』を姉の様に慕っていたが、その姿に絶望を隠せなかった。
(なんで、どうして、なんで、どうして………)
思考はそこで止まっていた。体も動かすことはできなかった。
「お嬢様!しっかりしてください!」
爺やの声も耳には届かず、彼はそんな私をかばって戦い続けた。
ようやく意識がハッキリしたのは、彼が視界の端を触手に薙ぎ払われ、飛んでいった時だった。顔を上げると目の前に『彼女』の触手が迫っていた。その時私は動く事も出来ず、ただ触手にからめ捕られていった。
今ならわかる。私は怯えていたのだ。現実から目を背け、悪夢が覚めるのを、震えながら待っていたのだ。
「うぁぁ、やめぇ、てぇ」
触手が体を蹂躙する。服のすき間から入り込み、体をもてあそんでいた。動けない私は、それを拒む事も出来ずにいた。
「やだっ、やだぁぁ、やめてぇ、おねぇ、さまぁ」
体を締めつけ、手足を縛り、口の中へ、膣の中へと、何本もの触手が進入する。乳首も弄りながら、私を快感と羞恥心で支配する。
「あっ、あっ、あっ、うぁぁ、うぁぁぁ!」
頭の中が段々と真っ白になってゆく。膣の奥、口の奥、何度も突かれるたび、体が飛び跳ねる。痺れが感覚を麻痺させる。意識が何度も飛びかける。体が限界を訴える。それから何度もおかしくなりそうになり、我慢を続ける肉体を着実に壊していった。そして
「うあああああああああああああ!あああああああああ!」
深く突き上げられた瞬間、世界が真っ白になった。その時の感じた思いは、快感だけだった…………………
消えてゆく視界の中で見たものは『彼女』の顔。それは幻か真実か………
…………………私には『彼女』が泣いているように見えた…………………
279:嘆き悲しむは氷の姫 3/3
08/04/08 20:29:57 Kz9EEIz9
町に戻った私に爺やは、『彼女』を倒そうといった。しかし私の考えは違った。それは『彼女』の涙を見たからかもしれない。
「彼女を守ろう。仲間だもの」
この提案に爺やはしぶしぶ賛成してくれた。
私はこう思う。『彼女』は本当に泣いていたのだと。
あの触手は攻撃ではなく、私たちを抱きしめようとしたのだと。
だから私は『彼女』に、まだ人の心が残っていると信じたい。
なら私は『彼女』を守る。私たちを倒し『彼女』も倒してくれる人が現れるその時まで。
………そして君たちに出会った。
炎の魔神を倒し、ここまで来た君たちなら、『彼女』を倒し救ってくれるだろう。
だから私は願いを込めて、君たちに刃を向けよう。
私たちを倒せ。そして………『彼女』を救ってくれ。
280:名無しさん@ピンキー
08/04/08 20:32:39 Kz9EEIz9
以上です。
やっぱりひどい出来だとは思うけど、もし読んでくれる人がいたら感想をくれ。
駄目なところも改善していくので書いてくれ。
281:名無しさん@ピンキー
08/04/08 20:43:42 CHMSfoVy
>>280
よし、なかなかいいぞ
GJ!!!!!!!!!!!!!!
アドバイスって言ったら……んー……ヘタレ物書きからはないよ
しいていうならサゲ忘れ注意
282:名無しさん@ピンキー
08/04/08 20:50:58 UwvncW/7
俺もヘタレだけど
数回読み返して誤字の確認な
283:名無しさん@ピンキー
08/04/08 20:55:47 yaqj7+fq
あてりん健気だよあてりん
注意点といったら一行あたりの文字数くらいかね
40文字くらいなら大抵の環境で快適に読めるはず
あと出来がいくら酷く思えても「今の自分の全力だ」と自信を持って言ってくれ
「駄作と自称するくらいなら最初から投稿するな」って怒られちゃうぞ
284:名無しさん@ピンキー
08/04/08 21:06:42 SzWRP8jU
>>280
GJ
良い出来だ
285:名無しさん@ピンキー
08/04/09 00:47:46 pgrDlMMV
感想どうも!
今回の事をふまえてもっと良いものが作れればいいと思います。
読んでいただき本当にありがとう!
286:名無しさん@ピンキー
08/04/09 01:03:01 rG7nlCk2
>サゲ忘れ注意
をさっそく忘れる>>285萌え
助手のドジっこレベルに匹敵か!?
287:名無しさん@ピンキー
08/04/09 03:08:19 n/OBTDqf
アテリンの真意がよく伝わってきた。
GJ!
288:名無しさん@ピンキー
08/04/09 18:03:46 hZXbuihX
>>276
GJ!!アーテリンデもいいな・・・・・・
>>保管庫直投稿様
GJ!話の展開が面白かった
289:名無しさん@ピンキー
08/04/11 00:35:01 ERooMIjL
GJ
アテリンかわいいよアテリン。
そんな真意も知らず野郎共のパーティでツッこんでごめんよ
290:名無しさん@ピンキー
08/04/11 00:47:01 5W0sBlxn
>>289
処女のあてりんにツっこんで膣内を血の降る部屋に仕立て上げたというんですねわかります。
291:名無しさん@ピンキー
08/04/11 18:56:30 MaA8kVF9
>>286
もうサゲは忘れない!
ちょっと意見が欲しいんだが…
今作ってる作品が長めになりそうなんだ。
>>292 ○○
>>293 □□
>>294 △△ 番号は適当な。
とかいう感じで目次的な物をつけたほうが良いと思う?
考えを聞かせて欲しい!
ちなみに作品は、まだまだ公開出来そうにない。
292:名無しさん@ピンキー
08/04/11 18:58:52 MaA8kVF9
おかしい…
sageができない…
俺はバカかもしれないと本気で思う、今日この頃
293:名無しさん@ピンキー
08/04/11 19:00:32 MaA8kVF9
今度は出来た…
俺はバカだと自覚した、今日この頃
294:名無しさん@ピンキー
08/04/11 19:03:33 AXbsat15
専ブラおすすめ
295:名無しさん@ピンキー
08/04/11 19:05:21 lXER9Oxn
>>291-292
デフォルトでsageが入る専ブラ使ったらいいんじゃまいか。
一スレまるまる使うような長編じゃなきゃ目次がなくても追いかけられるから
なくても問題ないんじゃね。
296:名無しさん@ピンキー
08/04/12 03:14:17 JA2k+OJq
>>290
ハーレムパーティの俺はだからお目にかかれなかったのか血の降る部屋
代わりにジイ様ハッピーショット連発だったぜ
あれで脳内キャラがかたまった
297:名無しさん@ピンキー
08/04/13 00:25:12 EQ0Mlu9S
何度も言われてるとは思うけど、世界樹2のパスワードはないのね。
なんか不安だ…
そんなことよりガンナーかわいいよガンナー
298:名無しさん@ピンキー
08/04/13 00:28:14 owQkOakQ
無愛想なガン子がかわいい
清楚なパラ子がかわいい
意外とうぶそうなドリルダクハンがかわいい
やさしくされるとあっという間にデレそうな晒しブシ子がかわいい
誰か助けてくれ。
299:名無しさん@ピンキー
08/04/13 00:32:38 92UmGM4I
わかった、彼女らは俺が預かっておいてやる
300:名無しさん@ピンキー
08/04/13 00:43:59 cpjgg8EB
カドゥケウスみたいにWiiで出るんじゃね!?
301:名無しさん@ピンキー
08/04/13 00:48:00 /gaxwTAu
ドク子さんは攻撃(自分からイタズラしかける)は得意だけど、防御は弱そうなイメージがあるのは俺だけ?
302:名無しさん@ピンキー
08/04/13 00:48:49 OeVYbEaV
>>301
しかも実はマゾ豚、そういうことだな?
303:名無しさん@ピンキー
08/04/13 00:50:36 EQ0Mlu9S
なんで赤ドク子アホな子のイメージがあるんだろう
304:名無しさん@ピンキー
08/04/13 00:54:51 UuyAUE2Y
八重歯・ピンクリボン・くるくるカール
305:名無しさん@ピンキー
08/04/13 02:32:17 Kvhy3hjG
ドク子は硬いと思う
VIT的に
306:名無しさん@ピンキー
08/04/13 08:00:10 q2X7q255
相関図が作れるツールを手に入れたので試しに
うちのギルドの人物相関図を作ってみたら
えらいドロドロした人間関係であることをはじめて知った
307:名無しさん@ピンキー
08/04/13 14:41:40 8UiLYeVD
>>301
いや、けど、ドク子さんは固いぞ。
308:名無しさん@ピンキー
08/04/13 20:31:35 q8vKvrBu
>>306
そのツールの詳細をよろしく
309:名無しさん@ピンキー
08/04/13 21:01:52 Zja4Ku2W
>>308
これ。ただし英語
URLリンク(www.yworks.com)
310:名無しさん@ピンキー
08/04/13 22:05:32 64lLLIFU
>>309
URLリンク(genzu.net)
日本語のこれと一緒かな?
311:名無しさん@ピンキー
08/04/13 22:50:47 rErmJBz8
>310
(・∀・)イイ!!
うちのショタパラとデコソド子の間は〈し放題-させ放題〉だそうだ。
素晴らしい。
312:名無しさん@ピンキー
08/04/13 22:58:14 RCztUtrw
うちのメディ子とパラ男は見せ合いっこする仲だったのか……
313:名無しさん@ピンキー
08/04/13 23:20:32 9+7R0/sf
……メディ男とカス男が見せあいっこしてるらしい
314:名無しさん@ピンキー
08/04/13 23:25:18 XzVIzuGb
微妙か正義と悪か店と客の関係しかないんだが
315:名無しさん@ピンキー
08/04/14 00:35:45 wOVeeou/
毒爺×少年メガンナというお稚児趣味な関係になった
そして同じ毒爺にレン姉は執事として仕えているらしい
なんだウチのギルド……
316:名無しさん@ピンキー
08/04/14 00:35:53 mfmPjj0U
二人前衛なのに青ソド男と黒パラ子が対立していたとわショックだ
後衛を思うあまり、お互いの考え方の違いを受け入れられないって事にしておこう
317:名無しさん@ピンキー
08/04/14 00:39:17 7TU59lLX
脳内受けキャラが見事に受けになりまくっててある意味噴いたw
そしてライシュッツとあてりんとかフロさんとクロガネとか結構当たってる辺りがすげぇw
しかし姉弟設定の師匠とショタパラが肉体関係ってのはどういう…
318:名無しさん@ピンキー
08/04/14 02:02:56 fYgEzi96
未だ未開封の2の予定メンバー入れたら眼鏡メディが悲惨でした……
319:名無しさん@ピンキー
08/04/14 02:22:52 idmxt0sX
>>317
ショタパラ×師匠の近親相姦ネタで筆を執れという神のお告げに他ならない
320:名無しさん@ピンキー
08/04/14 02:58:51 7TU59lLX
>>319
そうしたいのは山々だが妄想マスタリーと吸収マスタリーに全振りでな…
生憎筆マスタリーに振るSPが無いんだ…
因みに色々やってみたらショタパラの肉体関係に加えて赤ソド男と元恋人、お金目当てな褐ダクとカラダ目当てな師匠、きんちょとも肉体関係、ブシ男と両思い、ガン太とSM(師匠S)etc...
ネタじゃなくてガチでなってしまった辺りうちの師匠/(^O^)\
ここまで来てしまったら筆を執るとかそういう問題じゃないわww
321:名無しさん@ピンキー
08/04/14 10:31:53 x3LiSEFM
全員♀パーティなので百合ん百合んな結果になった俺が通りますよ。
ってーか、ペットと「肉体関係」てw
322:名無しさん@ピンキー
08/04/14 20:18:44 ex2DZ9Hn
>>321
昨夜の角煮を見てきたあとだと
まぁそれもありじゃあないかと俺は思う。
323:名無しさん@ピンキー
08/04/14 21:22:12 E+YQDD8f
>>322
獣姦ってレベルじゃねーぞ!
324:名無しさん@ピンキー
08/04/14 21:59:42 OF6FWu6v
Ⅰで執政院組+ロリピコでやったら酷い事になった・・・
特に長と眼鏡
325:名無しさん@ピンキー
08/04/15 22:14:32 Mq9/eGGO
メインのPTも第2PTもなぜか♂どうしで元恋人とか肉体関係ばっかりで鬱になった
あれか男も女どっちでもいける名前にしたからか
326:名無しさん@ピンキー
08/04/16 00:13:33 zB/Ui8xI
♂♂♂♂の中一人頑張る♀のメディ子
あるとき
混 混
♂ ♂
混 混
♂ ♂ ♀
こんな状態になりピンチになったのだが…
何故か無性にハァハァしてきたよ
327:名無しさん@ピンキー
08/04/16 00:23:27 cHMvTz1E
どうせなら
混 混
♂ ♂
混 混 麻痺
♂ ♂ ♀
328:名無しさん@ピンキー
08/04/16 01:13:19 ZG0Lp+6I
いやいや、
混 混
♂ ♂
混 混 眠
♂ ♂ ♀
も…
Mな俺としてはむしろ♀に混乱してほしいがな!
現実的に考えると
混 混
♂ ♂
混 混 恐
♂ ♂ ♀
だろうか。
329:名無しさん@ピンキー
08/04/16 01:14:51 uDOZzhjX
混 混
♂ ♂
混 混
♂ ♂ ♀
混 混
♂ ♂
混 混 石
♂ ♂ ♀
萎 萎
♂ ♂
萎 萎 石
♂ ♂ ♀
330:名無しさん@ピンキー
08/04/16 01:17:04 97tGbJIi
混 混
♂ ♂
混 混 全縛
♂ ♂ ♀
リフレッシュかけようにも、
言葉で助けを求めようにもモガモガとしか言葉にできず、
逃げようにも足を縛られ、
抵抗しようにも手を縛られてなすがまま。
331:名無しさん@ピンキー
08/04/16 01:18:17 xtMmr/Py
石じゃwwwwwwww
うちのメンバーは全員女なので百合百合してる。
332:名無しさん@ピンキー
08/04/16 01:21:32 cHMvTz1E
>>329
シュールwww
333:名無しさん@ピンキー
08/04/16 11:05:22 2C6p1glr
>>329
「石化したメディックの胸にパテ盛って魔改造出来る」と考えるんだ。
334:名無しさん@ピンキー
08/04/16 12:09:15 8RL+O+6Q
>>333
ひんぬーメディにパテ盛りたおして、巨乳にする。
で、石化解除後に修羅の形相のメディからヘヴィな一撃を貰う。と言う事ですね。わかります
335:名無しさん@ピンキー
08/04/16 12:53:31 2BXUCmRA
>>334
もちろんそのメディはヘビィストライクもSTRブーストも取ってない筈なのですね。
336:名無しさん@ピンキー
08/04/16 15:12:31 fm9cNeH3
どうせ全滅したらセーブしたとこまで戻るからLv1の新人ガン子やらパラ子やら連れ込んで思いっきりレイプしまくってもおk
こうですね。わかります。
フル勃起してきた
337:名無しさん@ピンキー
08/04/16 15:16:41 8ewwVCHa
>>336
/ / i \ \\ :.
:. ,'./ i ヽ:. ヽ:.:.. ヽ.ヽ
,'/ / .ハ ヽ ヽ:.:.:.:. ヽ::.. ヽヽ :.
:. |i .i i .i / ヽ ト 、 \、:.:.:. ',:.',:.:.lヽ} な…
|i .i l :N_, -弋 \弌弋ナ:}:.:} なんなんですかー?
:. |i∧ ', :{ ,ィjモト \ イjミトイイV :. ここどこですか、何であたし連れてこられたんですか、
.| :メヽ.', `ozZ} izN。ハ::{ 何で、かか…鍵を閉めるんですか?
:. | :ヾ_! ゝ "゙゙ ' `゙ ハ.:', :
| :.:_イ .:.ヽ. (二フ , イ :.:.:!:.ヽ
:. / rィイ | :.:.ヽ: >r/`<ノ .:.::.}ヽ、\:.
/ ∧l;l ! :.:.:.://{二 ̄ .} ..:..::リ//ハ.:\
:. / .{. ',ヾ、ヽi .:.:.{ /(^` |.:.:.:.//: : :.}: . ヽ.:.
/ / ) ヽ ヾ、ヽ:.ハ ヤ{ ∧/.-‐'": : |:.:. i ',
./ .,イ .:..} : :\ヾレ'ハ ∧__ノノハヾ、 : : : l:.:.: .ハ ',:.
{ /| .:.:ハ : : :i Y {ヾ`Yヽニン'ノ}: : } : : : :/:.:.:/ }:.}:.
V | .:.:/:.:|_,ィ' ̄ ヽ三{ `ー-ノ : イ : : :/:.:i.:{ リ:.
ヽ:.:{、.:.V : : ヘ : : {: : :/:.::∧|
ヽ! )人 : : :人 : : : / \! :.
" ヽ : : : : :/イ{ :.ノ: : : :.\ :.
:. \__///: :\______/: : : : : : : ヽ
/ //: : :|;|: : : : : : i: : : __: : : : ',
:. / 、 {;{ |;| . : i/. : : : : : :|
338:名無しさん@ピンキー
08/04/16 15:26:46 8ewwVCHa
磁軸の柱で奥地まで連れて行って、
「抵抗したければすればいい。ここから一人で帰れるなら」という外道プレイですね。
わかります。
339:名無しさん@ピンキー
08/04/16 15:47:29 ZG0Lp+6I
パラ子さんは全力逃走があるから大丈夫だよ!
他はシラネwww
340:名無しさん@ピンキー
08/04/16 16:30:45 FZH8G9xm
レベル低かったらそれすらもないだろw
341:名無しさん@ピンキー
08/04/16 17:36:37 9vwAI3HK
え?全力逃走って前提スキルあったか?
342:名無しさん@ピンキー
08/04/16 17:41:21 ZG0Lp+6I
LV1でも3取れる筈。
もうエロパロ関係ねぇwww
神が舞い降りたりしないかな。
343:名無しさん@ピンキー
08/04/16 21:33:48 YWeVRGY5
白猿から全力逃走で走るパラ子。
緋色の樹海を掻き分けて逃げるが、なんども追い着かれそうになる。
そのたびに掴まれた装備を剥がされ、または逃れるために自ら外し、一枚一枚重厚な鎧を失っていく。
ついに追い詰められたとき、服も引き裂かれ、残されたのは下着のみ。
白猿の顔がニタリと醜く歪む。
体毛とは対象的な、真っ赤に膨れ上がった獣の肉棒が彼女の眼前にそびえ立つ…
みたいな感じな電波を発信しといた。
344:名無しさん@ピンキー
08/04/16 21:53:28 Xve63xwL
パラ子「ここまでか・・・無念だ・・・」
パラ子はアドリアネの糸を使った
345:名無しさん@ピンキー
08/04/16 22:01:11 htFASYgl
不思議な力によってかき消しますね
346:名無しさん@ピンキー
08/04/16 22:11:57 tNEnXdQD
空気を読まずに質問
ここって素人の落書きの投下はおk?
パラ子触手責めに挑戦したんだけど、鉛筆ラフの時点で死にたくなったから白黒なんだ
カラー完成品以外は不可ならこのまま消える
347:名無しさん@ピンキー
08/04/16 22:17:31 YWeVRGY5
>>346
角煮で…角煮で待ってる…!
348:名無しさん@ピンキー
08/04/16 22:54:35 tNEnXdQD
あそこにもあんのかよ世界樹スレw
神だらけの角煮の名前がでてきて酔いがさめた
ちょっとペイントツールのライセンス買って出直してくる
349:名無しさん@ピンキー
08/04/16 23:16:58 YWeVRGY5
君は納得が行くまで絵を描き込んでもいいし、臆せずに角煮やエロダURLリンク(www3.uploader.jp)に投下してもよい。
安西先生…パラ子の触手絵見たいです…
350:名無しさん@ピンキー
08/04/17 02:59:53 IMnQwBEs
夜の繋がりにくさは異常
>>349
一生に一度の恥さらしだ
上げといたよ
351:名無しさん@ピンキー
08/04/17 03:03:16 d8zNCZWC
夜だからというわけでなく、2ch全体が接続障害だったそうだ。
ちょっくら見に行ってくる。
352:名無しさん@ピンキー
08/04/17 03:12:59 3E8KKRq3
普通にうまいじゃねぇかよチクショウ。GJ。
俺は絵の練習を始めても良いし、妬みながら寝てもよい。
353:名無しさん@ピンキー
08/04/17 17:14:35 iwhNYtBc
できちゃった引退
354:名無しさん@ピンキー
08/04/17 19:38:11 PymFXovv
エロじゃないけど時事ネタ的なものを一つ。筆者の実体験を世界樹的に大幅脚色してラノベっぽく。
あのころ俺は若かった。
『ハイ・ラガードの春』
ビッグルーキー編
ギルド・ファンタジカは数多くの問題を抱えている。その一つが、新人に対する厳しさだ。まあこの場合、問題というよりは体質だが。
「これより、本日付けでファンタジカに所属することとなった新人さんの歓迎会を開催いたします。
司会は私、メディックのクレアが務めさせていただきます」
『どんどんぱふぱふー!』
高まる緊張をなんとか抑えようと、ブシドーの少女は密かに『人』の字を書いて飲み込んだ。が、あまり効果は無かった。
(最初。そう、最初が肝心なんだ。ここで密かに有能ぶりを見せておけば、必ずや任務遂行の際、お声をかけて頂ける)
「では一人目の方、どうぞ!」
「ハ、ハイッ!」
この返事はいらなかったかな、などと軽く後悔したかったが、その時間も無い。
舞台袖から出てきた少女の見たものは、期待にキラキラと輝く無数の瞳だった。
(う――)
思わず、息を飲む。
「どうぞこちらへ」
進行役の衛生士に促され、少女は舞台の中央へと歩みを進める。途中、危うく足がもつれそうになった。
(うう――)
上下の歯がカチカチと音を鳴らしている。観客の一人が発した「ピュゥ♪」などという口笛にも、いちいち心臓が跳ねてしまう。
「まずは自己紹介からお願いします」
時は来た。
「……ゴホン」
軽くせき払い。
「わ、」
意を決し、踏み出す!
「私の名は――」
『エエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!』
「ひっ!?」
瞬間、壮絶なブーイングが巻き起こった。
(えっ? えっ?)
頭が真っ白になる。自分はまだ、名乗ってすらいないというのに。
(私、なんかやっちゃった?)
怒り心頭の理由は、程なく明らかとなった。
「私! 私って!」
「武士道なのに『私』って!」
「それって……メチャクチャ普通じゃん!」
(え、え~~~~~~……)
明らかとなったが、理解はできなかった。
「他にいくらでもあんだろうが! 『拙者』とか『某』とかさあ! なんなら『我』でもいいよ!」
「あんた異国の剣士なんだろ? 異文化コミュニケーションなんだろ?」
「は……?」
意味不明な罵声に困惑する。自分は今、さぞ間抜けな顔をしていることだろう。
「見ろよ、あの間抜け面を。知性の欠片もねえ」
実際に言われてしまった。泣きそうになる。
「だめね。見込みないわこの子」
「……す、すみません……」
「おいおいそこは『面目無いでござる』だろ? よく知らんけど」
「あーあ。なーんか興冷めだわ」
(なに、この偏見……都会(?)って怖い……)
涙目でガタガタ震えていると、少女にとって更に絶望的な一言が浴びせられた。
355:名無しさん@ピンキー
08/04/17 19:42:13 PymFXovv
「ま、いいや。はい次、隠し芸いってみよー」
「えぇ!?」
「定番だろうがよ歓迎会の。ぁかっくしげい! ぁかっくしげい!」
一人が手拍子を始めると、瞬く間にそれは観客全員に広がった。
『ハイかっくしげい! そーれかっくしげい!』
少女の目には、それがまるで狂信者の集団のように映った。
「う、あ、うああ」
「ほら、頑張って。名誉挽回のチャンスよ」
司会者の笑顔とガッツポーズが、今は何よりもつらい。
「早くやれよオラー! なんかブシドー的なやつー!」
容赦なくヤジが飛ぶ。これ以上は限界だった。
(な、何か……あ)
視界の端に掃除用具を発見。もはや何も考えずに、その中のほうきを一本手に取る。そして。
「……め」
『め?』
「めええええええええええええええええええん!」
果たして追いつめられたブシドーが行ったブシドー的な隠し芸とは、上段に構えたほうきを、真っ直ぐに振り下ろす。ただそれだけだった。
「めーん! なーんてっ! ……なーん、て……」
『…………………………………………………………………………。』
シーン。またはシラーでも可。
「――チッ」
誰かの舌打ち。慌てて進行役が飛び出してくる。
「は、はーいお疲れ様でしたー! じゃあ次、次いきますね!
そこの椅子にかけてて。今の面白かったわ。うん、とっても面白かった!(小声)」
「……」
燃え尽きた頭にはもはやおべっかすら届かない。幽鬼のような足取りでギャラリーの視界からフェードアウト。
舞台横の簡素なパイプ椅子に腰をおろし、少女はそのままがっくりとうなだれた。と、
「はい! では二人目の方、どうぞ!」
(………………え……二人目?)
できたら一生地面だけを見つめていたかったが、それでも少女は顔を上げざるを得なかった。
(私の他に……誰かいたの?)
舞台裏でスタンバッてる時には、まったくその気配を感じなかったのだ。妙な寒気が奔る。
「ブシドーの次はカースメーカー! フレッシュなニューウェーブ、いいですね~!」
空気の後始末に四苦八苦するメディックに一瞥もくれることなく、その『二人目』が舞台袖より現れた。そのまま、足音も無く中央まで進み出る。
その異様な雰囲気に、一瞬誰もが口を閉ざした。
黒いフードを目深に被り、わずかに除く目もとには大きなクマが浮かんでいる。血色は極めて悪く、はっきり言って死人のようだ。
なにより奇抜だったのが、太い鎖で自らを拘束していることである。それが単なるファッションでないことは、誰の目にも明らかであった。
「じ、自己紹介……してもらえます?」
そのオーラに気押された感じで、おずおずとメディックが告げる。
が、その二人目の新人――呪い師の少女の口が開く気配は、一向になかった。
普通なら罵詈雑言の嵐だろう。が、ギャラリーは完全な沈黙を保ち、彼女の動向を慎重に窺っている。要はビビっていた。
356:名無しさん@ピンキー
08/04/17 19:44:08 PymFXovv
「あ。あのー……」
無限とも思える時間が過ぎ――そろそろ司会者の体力がゼロになろうとした、その時。
驚くべきことが起こった。
――メイです。よろしくお願いします。
「え……」
ペコリ、とお辞儀する少女に注がれるのは、どれも一様に驚愕の眼差しだ。
少女は徹頭徹尾、言葉を発していない。だが、確かに今、『声』が聞こえたのだ。
「い、今……」
「あ、ああ。俺にも聞こえた」
「これって……まさか」
ギャラリーの一人が、恐る恐る質問した。
「……もしかして今の、『念話』ってやつ?」
そこで初めて、呪い師メイは反応らしい反応を見せた。今まで中空に漂わせていた視線をその男に向け
――こくり。
と頷いたのだ。
『……す』
すうぅ、とギャラリーが一斉に息を吸い込む。そして――爆発。
『スッゲエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!』
ドラマなんかで言えば、無音状態から盛大にBGMが流れ出す場面だろう。
「すげえ! 君すげえよ!」
「あたし、こんなの初めて!」
「まさか自己紹介と隠し芸をいっぺんにやるとはなあ」
「この子、伸びるわ。間違いない」
「これは……いわゆる一つの大物新人ってやつじゃないですかぁ!?」
「C(カース)・M(メーカー)・M(メイ)! C・M・M!」
興奮冷めやらぬ会場。そんな中、ただ一人だけ取り残され、呆然とする者がいた。
「なに……これ」
その日より、ブシドー少女(本名名乗れず)の苦難の日々が始まった。
357:名無しさん@ピンキー
08/04/17 19:46:14 PymFXovv
とある夕食時の風景。
ギルドの面々が和やかに食事と談笑を楽しむ中、一人の少女だけが、お盆を持ってせっせと動き回っていた。
「……って、あ!」
そのお盆を、乗せた皿ごとひっくり返す。美味そうなパスタは、一瞬で無残な生ゴミへと変わった。
「なーにやってんだよ!」
「すみません! すみません!」
待ってましたとばかりに、他の者達もなじりに参加する。
「ったくどんくせえ、何年やってんだてめえ!」
「え、まだ一週間……」
「あ?」
「いえ……」
「能力が低くって、クエにも連れてけやしねえ。じゃあせめて雑用で成果挙げてみろってんだ」
「そ、それは……ろくな装備を与えてくれないからじゃ……今だって、なぜか一人だけ割烹着(防御力0)だし……」
「ああ?」
「いえ……なんでもありません……」
今にも泣き出しそうな顔でうつむき、薄汚れた割烹着の前垂れをキュッと握りしめる。その仕草すら、基本Sなギルドの連中には逆効果だった。
「ほんとこいつだめだな」
「つーか名前なんだっけこいつ」
「知らね」
「もうそれでいいじゃん」
以後、ブシドー少女の呼び名は『シラネ』で統一された。
(ひどい……あんまりだ……)
「または『新人の面白くない方』、略してシロ」
統一されたそばから、新たな呼び名が誕生した。
(もう……いやだ……)
「おいシロ! さっさと料理運んでこいや!」
「は、はい!」
「躾がなってねえなあ。シロって呼んでんだから、返事は当然『わん』だろうが!」
「わ、わん……」
「ハイ、くるっと回って」
「わん!」
「へへ……それでいいんだよ。……あっちの方もばっちり躾けてやるからな、シロ……へへへへ」
この少し調子に乗ってしまった三軍の名も無き男は、ジェンダーフリーを重んじる女性陣により吊し上げ(文字通り)を喰らうこととなる。
358:名無しさん@ピンキー
08/04/17 19:47:59 dU8T+SwC
おい! そのブシ子はさらしブシ子ですか? それとも着物ブシ子ですか?
359:名無しさん@ピンキー
08/04/17 19:49:23 PymFXovv
「え、辞める?」
部屋に入るなりそう切り出した少女に対し、クレアは条件反射で聞き返した。帳簿に走らせていたペンを一旦休ませ、振り返る。
「どうして? まだ入ってひと月も経ってないわよ」
そう疑問符を浮かべるメディックは、今は眼鏡を着用している。さりげない変化だが、彼女の穏やかな魅力を引き立てていた。
「実は……かくかくしかじかで」
古いよっ! と思ったクレアであったが、そこは流石ファンタジカの良心。口には決して出さなかった。その後も、少女の思いのたけを何も言わずに聞いてあげる。
どうやら『溜めこんでいるモノの処理』が、色んな意味で彼女の得意分野らしい。などと言ったら、確実に激怒するだろうが。
「――と、いうわけなんです……」
ひとしきり少女に喋らせてから、クレアはゆっくりと頷いた。そうして母が子に、あるいは姉が妹に言い聞かせるように、優しく語り始める。
「……うちのギルドって、最初はみんなちょっと冷たいように感じるけど、本当はすごく喜んでるの。
後輩って、無意味に可愛がりたくなるものよ。ちょっとやり過ぎかもしれないけどね」
そう言って苦笑する。ただの笑顔なら、誰でも出来るだろう。この場面で、この絶妙な苦笑い具合を出せるのが、パーティーの癒し系としての真骨頂なのだ。
「クレアさん……」
「頑張りましょう。ね?」
固く握りしめていた拳を、柔らかい掌で包まれる。込めていた力は、安らぎと共に解けていった。
「は……はい!」
この人に相談してよかった。少女は心からそう思った。が。
「うんうん、良かった。――えっと」
ここで衛生士の頬に、一筋の汗が流れる。
「あー、えっと」
「?」
「えーっと……」
そして、とても苦しそうな笑み――字、同じくして苦笑に非ず――を浮かべ
「……シロちゃん? あ、シラネちゃんだったかしら」
「うあああああああああああああああああああああああああああああん」
涙を盛大にまき散らし、シロあるいはシラネは脱兎の如く駆け出していった。
夢うつつの狭間を漂いながら、少女は懐かしい記憶を見ていた。
それは父との、地獄のような修練の日々。血反吐を吐いて倒れ伏そうとも、父の一喝で立ちあがる。
苦しいと思ったことは幾度となくあった。が、それでも辞めたいと思ったことは、ただの一度も無かった。そう、これまでの人生において、ただの一度も。
(でも、それももう過去の話……)
ついに自分は折れてしまった。現実の厳しさから逃れたいがために、その一言を口にしてしまったのだ。
――まあ、トドメを刺したのは例のメディックだが、この際そんなことは関係なかった。
(ああ、なんかもう……)
何もかも、どうでもよかった。
360:名無しさん@ピンキー
08/04/17 19:50:31 PymFXovv
>>358
ご想像にお任せします。お好きな方でどうぞ
361:名無しさん@ピンキー
08/04/17 19:54:29 PymFXovv
「起きろ」
「……え、あれ、アーサーさん……?」
あからさまに泣きはらしたと分かる赤い目で、シラネはぼんやりとそのパラディンを見つめた。窓から入る日の光と鳥のさえずりで、今が早朝だということを理解する。
半歩遅れて、彼がギルドの大先輩だということも理解する。
「――しし、失礼しました! おはようございます!」
布団を蹴飛ばし、なぜかベッドの上に正座。あまつさえ敬礼までする少女。
服装はよれよれの割烹着。両目は可哀想なぐらい充血している。
アーサーはため息を吐いてから、告げた。
「クエストだ。行くぞ」
「へ……? なんですかそれ……」
クエスト。その言葉の意味も忘れるほど、少女は衰頽していた。そしてやはり半歩遅れで、「ええええええ!」と理解する。
「あ、あの、ご指名頂けたことは大変嬉しいのですが……私、きっと足手まといになります。その、割烹着(防御力0)ですし」
「その格好のまま連れて行く訳がないだろう……」
呆れたように言って、アーサーは部屋の入り口に置いてあった荷物を、シラネの元まで運んできた。
「こ、これ……」
それは現行における、最高品質の防具だった。
「新調した。サイズは合っているはずだ」
知らず、視界がぼやけていく。
(私……見捨てられてなかった)
込み上げるものを抑えきれず、少女は目の腫れを上書きする勢いで泣いた。泣いて、感謝した。
「ありがとうございます……!」
「礼ならクレアに言うんだ。一晩掛かりの帳簿を書き換えてまで、予算の一部をこれに当ててくれたのだからな」
「はい!」
「三分で支度しろ。皆すでに待機している。――君の同期もな」
微笑を残して去る聖騎士の背中に、シラネは再度感謝を述べた。そして。
――行こう。
あの歓迎会以来の『声』が、心に届いた。
「う、うん!」
これが記念すべき、新人二人の初コミュニケーションである。
「ん? どうした、お前たち」
部屋の外には数人の男――よくシラネに絡んでいた連中だ――が複雑な表情で立っていた。彼らもクエスト参加者である。
「いいのかよ、アーサー。あいつ、メチャクチャどんくさいぜ?」
「てか、そもそも今回のクエじゃ……」
「まあ、いざって時は体張って守ってやらんでもないが……って、馬鹿! 俺はただ、クレアの仕事を増やしたくないだけなんだからね!」
デレる男たちに、アーサーは神妙な面持ちで答えた。
「いや。恐らくその心配はない」
362:名無しさん@ピンキー
08/04/17 19:58:25 PymFXovv
裂帛の気合とともに繰り出した一刀が、角鹿の頭部から尾部までを一気に両断する。
分たれ、崩れ伏す亡き骸には目もくれず、背後より接近してきていた大型の猿に対し横薙ぎの一閃で応酬。
いざ殴りかからんと腕を振り上げていた猿は、その体勢を維持したまま上下に分断された。
一つ、また一つと、樹海に鮮血の花が咲いていく。
落ち着いた眼差しで、シラネは周囲を見渡した。
(次は……カニ? カマキリ? それともカボチャ? あ、ドラゴンもいる――でも)
今回のクエスト。それは、大量出現したFOEの討伐である。
どれぐらい大量かというと――まあ、通常エンカウントで奴らが現れるぐらいの勢いだと認識してもらえればいい。
もはやフィールド・オブ・エネミーの定義から外れている気もするが。
(でも……全部倒せる)
箸の握り方より先に刀の扱いを学ばされた。遊び相手は裏山の獣王だった。寝る前はいつも、朝になるまで竜の巣で馴染みの幼竜と戦い続けた。
――やがてその竜が成竜となる頃、彼女自身も、父から免許皆伝の書状を賜った。
襲撃が止んだ。明らかにモンスターたちが、彼女を恐れ始めていた。
頬を伝う汗を拭い、疲労に満ちた呼気を体内から吐き出す。
「ハッ……ハッ……」
鈍ったな、と自責する。以前の自分なら、この程度の運動で息を切らせることなどなかった。
横に一度。縦に一度。二度の血振いで、刀身にこびり付いた肉片を散らす。構えは青眼へ。目を閉じ、息吹く。
途端、明らかに少女のものではない――どころか、人間のものですらない。まるで地響きのような轟音が、シラネから発せられた。
静かに目を開き、告げる。
「来い!」
パーティーは皆、ぽっかーんと可愛らしくデフォルメされた顔で、この光景を見守るしかなかった。
カースメーカーの少女――鉄の無表情でお馴染みのメイですら、眼前で繰り広げられる惨劇に、目を白黒させている。
「な……なんっだ、ありゃあ……」
「えっと……新人のメッチャ怖い方……だったっけ?」
「シラネちゃん……随分とその、強かったのね……」
脂汗を浮かべるメンバーに、聖騎士アーサーが冷静な解説を入れる。
「うむ。どうやら彼女はブシドー――否、戦闘者としての全技術を極限まで鍛え抜いているらしい。あの怪物の群れを、まとめて相手できるほどにな」
「あ、ありえねえ……」
「チ―トだチート……」
「以前から彼女の立ち振る舞いを見ていて、ただ者でないと感じてはいたが……まさかこれほどとはな」
その台詞に、クレアがぴくりと反応した。
「……ふーん。アーサーってば、そんな注意深く観察してたんだ……? ふーん。視姦とか、してたんだ」
「え! あ、いや、別にそういうわけでは……し、しか!?」
夫婦漫才を差し置いて、戦闘は続く。
363:名無しさん@ピンキー
08/04/17 20:00:38 dU8T+SwC
さらしブシ子でいただきます。
364:名無しさん@ピンキー
08/04/17 20:00:48 PymFXovv
通常、単独でここまでの物量を相手取ることなど出来はしない。
いかに異常な攻撃力を持とうと、肉体的強度は所詮人のそれだ。FOE級の一撃を受ければ、それで終わる。
だが、戦闘は一向に終わらない。何故か?
敵の攻撃が、全く当たらないのだ。
(絶対に……絶対に……! この防具は傷つけさせない!)
せっかく買ってもらったんだから! その一心で攻撃をかわす。ただそれだけのことで、シラネの回避率は今やえらいことになっていた。
しかし、それでも限界は来る。
鋭利なカマキリの鎌が、ほんのちょっぴり篭手をかすった。
「あっ――」
刹那、シラネの中で何かが弾けた。
「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」
その絶叫に呼応して、刀身に紅蓮の炎が宿る。
「ちょ、おま!」とでも言いたかったのだろうか、カマキリが悲痛な叫び声を上げた。
鬼神の形相で歩み寄るブシドーに対し、いじらしく両鎌を上げて降参の意思を示す。
「――消えろ」
樹海の天蓋を突き破るほどの火柱に飲まれ、カマキリは跡形も無く焼失した。
「ハァー……! ハァー……!」
次はどいつだ? 正気の色を失った瞳がそう語っている。
そんな武士道もとい狂戦士の元に、アーサーが駆け寄ってきた。
「既定の討伐数に達した! もういい! よせ!」
どれも出会えば青ざめるような化け物たちが、これを機にと一目散に走り去っていく。
中には自分の体を引きちぎり、わざわざレアドロップを献上する者までいた。
「すみません……自分でも途中からなにがなんだか……」
「いや、良くやってくれた」
息を整えながら、シラネが刀を鞘に納めようとしたその時。遥か遠くにいるパーティーから、思わぬ無茶ブリが飛んできた。
『そこで決めの台詞!』
「えぇ!?」
先ほどまでの鬼神ぶりが嘘のように、少女はうろたえた。
疲労と混乱で頭がグルグルする。彼女は今、あの忌まわしい新人歓迎会を思い出していた。
『なんかブシドー的なやつー!』
完全にデジャブだ。もうやるしかない。
「……わ」
『わ?』
「我に……断てぬものなし……」
『…………………………………………………………………………。』