08/03/02 12:13:04 H9wPQiOs
いろいろなところで遠慮してるっぽい人がいたので立てた。
俺も今からちょいと書いてくるぜ!
3:名無しさん@ピンキー
08/03/02 23:23:46 xPDTTtsh
前途多難だとは思うが影ながら応援させてもらう。
めっちゃ好みなんだ、ゾンビ娘。
4:名無しさん@ピンキー
08/03/02 23:31:01 7RUyALA8
吸血鬼娘はアンデッドですか?
5:名無しさん@ピンキー
08/03/02 23:35:15 MOyiJlZF
吸血鬼娘は、悪魔娘スレかもしれん
スレリンク(ascii2d板)
でも、どっちも捕捉している俺にはウェルカムだぜ
6:名無しさん@ピンキー
08/03/02 23:35:22 mgn43WY9
>>4
1度死や仮死になった上で吸血鬼化してればアンデッド?
生まれながらの吸血鬼だと非アンデッドなのか?よくわからん。
7:名無しさん@ピンキー
08/03/02 23:44:07 H9wPQiOs
投下先に迷ったらこっちに投下してくれやー。
遠慮がちになって投下なくなるのが一番悲しいからねw
と俺、ちょいと行き詰った。
明日になるかもしんないorz
8:名無しさん@ピンキー
08/03/03 01:55:56 hCaJ3Q7w
これはなんて「あらゐよしひこ」を称えるスレw
弾はないけど頑張ってくれ。
9:名無しさん@ピンキー
08/03/03 04:59:39 Ksic013t
ただでさえ人外スレってたくさんあるのに……
投下前に注意書きさえ入れれば、どこに投下しようが問題無いと思うんだが
10:名無しさん@ピンキー
08/03/03 13:11:34 RGr9O23W
どうしてもゾンビ娘さんは弾が増えないなあ
目元が生理的に受け付けない場合が多い
体がどうなっていようと無問題なのだがねえ
11:名無しさん@ピンキー
08/03/03 22:23:33 81clKvaI
ゾンビ娘に萌えたきゃ
あろひろしに頼むことだな
12: ◆MonkXG0ppY
08/03/04 03:31:20 fiFXaNpp
一本投下いたします。
注意すべき属性は一つ下のメール欄に埋め込んでおきますので
気になる方はチェックしてトリップをNGワードにいれ弾いてくださいませ。
13:少年とモンクのおねーさん ◆MonkXG0ppY
08/03/04 03:33:58 fiFXaNpp
とある王宮。
その尖塔の小さな部屋に偉そうな中年の男と純真そうな少年がいた。
「…というわけだ。
わが国が秘密裏に保管していた危険な魔法兵器が盗まれてしまった。
それを取り戻して貰いたい。」
「はい、わかりましたッ!」
少年―王宮に仕える魔術師が答える。
「盗んだ相手は恐ろしい力を持つ魔術師と思われる。
そこで、こういうことに手馴れた優秀な冒険者を雇っておいた。」
ちりん、ちりん。
中年の男が鐘を鳴らすとドアが開く。
「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!
わたしリンリン、すっごいモンク。よっろしくねー。」
白いチャイナドレスを着た亜麻色の髪のポニーテールの娘が現れた。
「ね?」
「…彼女は高レベルの冒険者だ。
あまたの困難からおまえを守ってくれるだろう。」
「は、はい。」
「じゃ、いこっか。」
「え、うわあああっ…」
リンリンが、少年の手を取り窓から飛び出す。
ここから二人の冒険が始まった!
14:少年とモンクのおねーさん ◆MonkXG0ppY
08/03/04 03:34:39 fiFXaNpp
それから数ヶ月―
ホニャララの洞窟、地下10階
数多くいた強力なゴーレムも
二人の前に次々と潰されていった。
「残すは最後の一体、でも何か様子が…」
「危ない!」
リンリンが少年にのしかかったのと同時に轟音。
むぎゅ、と顔の上に胸を乗せられた少年は思考が少し止まっていた。
(リンリンさんのおっぱい、気持ちいい…って何考えてるんだ僕!)
「大丈夫?」
「それはこっちのセリフです。
リンリンさん、ホントに人間ですか?」
「失礼だなー。どっからどう見ても普通の人間じゃない。
あー、服がボロボロになっちゃった。」
「僕のローブ使います?」
「ううん、そんな服着たら動きが悪くなっちゃうから。
んん?」
煙が晴れてくると同時に、巨大な扉が見えてきた。
「とっつげーき。」
リンリンが扉に向かって突き進む!
00a、「らじゃー!」
00b、「ちょ、ちょっとまってよ。」
15:少年とモンクのおねーさん ◆MonkXG0ppY
08/03/04 03:35:11 fiFXaNpp
00a
「らじゃー!」
リンリンを止めることはできないと思った少年は
彼女の好きなようにやらせることにした。
ドン!
扉が開かれる。
その奥には多くのポイズンジャイアントと、
祭壇らしき場所にいるローブを着た青白い肌の少女。
リンリンは祭壇の少女に向かって一直線に駆ける!
「てやー!」
「くっ。」
少女はバリヤーで凌ぐがリンリンの攻撃は止まらない。
00c、「援護するよ!」
00d、「雑魚は任せて!」
16:少年とモンクのおねーさん ◆MonkXG0ppY
08/03/04 03:35:39 fiFXaNpp
00c
「援護するよ!」
リンリンの攻撃を防ぐ少女のバリヤーは超強力。
だが少年は力を振り絞りただ一度だけそれを打ち消す!
そして、リンリンの拳が少女を貫く。
「何……がはっ。」
少女の身体が塵となり、消えてゆく。
「だい、しょう、りー。」
パンッとハイタッチ。
すると同時に少年が倒れこむ。
「ど、どうしたの?呪いでもかけられちゃた?」
「魔法の力使いすぎただけです、
すこし眠るので後、よろしく…。」
「うぃ、おねーさんにまかしんしゃい!」
そうして、少年と娘の冒険は無事終了した。
end(スレ的にはbad)
17:少年とモンクのおねーさん ◆MonkXG0ppY
08/03/04 03:36:44 fiFXaNpp
00d
「雑魚は任せて!」
そう言った少年はまだ命令されていないポイズンジャイアントを
一つ一つ行動不能にしていく。
そしてリンリンもまた少女を追い詰めていた。
「とどめー!」
「こいつにのしかかりなさい!」
リンリンが少女を叩きつけるのと
同時にポイズンジャイアントが飛び掛って来る。
「ふんっ…」
巨人の巨体を支えるリンリン。
しかし続々と行動可能な巨人がのしかかり…
ズドン。
リンリンは巨人の中に埋もれてしまった。
「リンリンさん、リンリンさーんッ!」
少年の悲痛な叫びは部屋を響かすだけであった。
ズドン!
ズドン!
少年は衝撃波の魔法でポイズンジャイアントを掘り進んでいた。
そうしていると…
ズブリ…
ポイズンジャイアントの肉から手が伸びる。
18:少年とモンクのおねーさん ◆MonkXG0ppY
08/03/04 03:37:19 fiFXaNpp
少年はすぐさま駆け寄り引っ張り出す。
「リンリンさん、無事だったん…」
「そいつを捕まえなさい。」
少年の喜びの声は、少女の声と
その命令通りに動いたリンリンに止められる。
「一時間も呼吸ができないような状態じゃ
どんな人間も生きてるはずないでしょ?」
リンリンに抱きしめられる格好になっている少年に
リンリンの後ろから現れた少女は冷酷に言い放つ。
「そ、そんな…
リンリンさんは誰よりも強くて無敵なん……だ…」
だがリンリンが呼吸が止め、熱を発していないことに気づき
目に涙を浮かべる少年。
「へえ、そのゾンビのこと好きだったんだ。」
「違う…そんなのじゃない……」
「そのままその子に口付けしてあげなさい。」
「やめ…」
少年の言葉はリンリンの冷たい唇に阻まれる。
「嫌なら反抗したらどう?
ソレはもう意思のないものよ。」
動かない少年。
それを見て少女は近寄って来る。
「ブレイク。」
その一言で少年の着衣は塵となる。
「口ではああ言っていてもやっぱり反応しているのね。」
「ん、んん…」
少年は何かを言おうとするが声にすることができない。
19:少年とモンクのおねーさん ◆MonkXG0ppY
08/03/04 03:37:46 fiFXaNpp
「ブレイク。」
今度はリンリンの服が塵となり、
バランスの良い傷一つない鍛え抜かれた肉体があらわになる。
しかしポイズンジャイアントに染められた毒が身体を斑に染めていた。
「その子を犯してあげなさい。」
「んー、んんーんー。」
少年は表情を変えもがき出す。
しかし圧倒的な身体能力の差を覆すことはできず
少年はリンリンにのしかかられる格好となり、
そして挿入させられる。
ズブリ…
最初の挿入と同時に秘所から血が流れる。
「へえ、その娘はじめてだったんだ。
よかったわね。」
「ごめんなさい、ごめんなさい…」
少年の言葉にも、破瓜の苦痛にも
影響を受けることなくリンリンのゾンビは少年を犯し続ける。
そしてしばらくすると、少年は動くのを止めた。
end
20:少年とモンクのおねーさん ◆MonkXG0ppY
08/03/04 03:38:31 fiFXaNpp
以上、
00bの派生系は明日か明後日の夜には投下したいと思います。
21:少年とモンクのおねーさん ◆MonkXG0ppY
08/03/05 23:59:59 45yIqgze
それでは続き投下します。
前の選択肢と違うものがありますので
次の書き込みのメル欄にネタバレ含む属性を含んでおきます。
22:少年とモンクのおねーさん ◆MonkXG0ppY
08/03/06 00:01:55 45yIqgze
00b派生
「ちょ、ちょっとまってよ。」
突っ込もうとするリンリンを引き止める少年。
「んー、せっかくいい感じだったのにー。」
リンリンがむすっとした表情を見せる。
「でもここの扉は明らかに雰囲気が違います。
少し魔法で調べさせてくれまませんか。」
「しょうがないなー。
サクっと調べてるんだよ?」
少年が透視の魔法を使い扉の奥を覗く。
そこにはローブを着た青白い肌の少女が祭壇に、
それを取り囲むようにポイズンジャイアントがいるのが見えた。
「…という感じです。」
「おーけー、じゃ命令する暇も与えないでボスの女の子を倒しましょー。
では改めて、とっつげーき!」
ドン!
扉が開かれる。
その奥には多くのポイズンジャイアントと、
祭壇らしき場所にいるローブを着た青白い肌の少女。
リンリンは祭壇の少女に向かって一直線に駆ける!
「てやー!」
23:少年とモンクのおねーさん ◆MonkXG0ppY
08/03/06 00:04:36 45yIqgze
すかっ。
とび蹴りは少女の身体を通り抜け、
そして地面から伸びる巨大な石の手にリンリンが掴まれる。
リンリンが上を見るとそこには少女の姿、
そしてリンリンに降り注ぐ火の玉の嵐!
「リンリンさーん!」
叫びとともに大きな爆発が何度も巻き起こる。
それとともに背後から少年に伸びる手。
「動かないでね。
いや、動けないわねと言ったほうがいいかな。」
煙と粉塵が舞い上がる中、
青白い肌の少女が少年の肩を叩く。
「く、そ……」
だが少年は振り向くこともできない。
「あと彼女のことは諦めたほうがいいよ。
さっきのは一流の冒険者でなければ骨も残ら…」
「その子を放しなさーい!」
煙の中からリンリンが駆けてくる。
「訂正、彼女は一流以上の冒険者だわ。」
少女も魔法の準備に入る。
リンリンの拳は少女を吹き飛ばし壁に打ち付ける。
少女の魔法は黒いオーラとなりリンリンに絡みつき転倒させる。
「リンリンさんっ!」
少年は叫ぶが身体は動かない。
そして、少年に向かってくる少女。
リンリンは少年の横で倒れ、呼吸するのをやめていた。
00e、「あ、あああ…あ…」
00f、「酷いよ…」
24:少年とモンクのおねーさん ◆MonkXG0ppY
08/03/06 00:05:58 3RIhQvAA
00e
「あ、あああ…あ…」
少年は、何も考えることができなくなっていた。
「壊れちゃった?
でもその方が都合がいいかな。」
少女も無傷ではなく、左半身がほとんど吹っ飛んで消滅していた。
「使わせられた魔力分、返してもらうよ。」
少女は少年を押し倒し、服を無造作に剥ぎ、跨る。
そしてだらりとしている少年のイチモツに
自らの秘所をあてがう。
「何をしても無駄だからね。
もうエナジードレインは始まっているのだから。」
「ああ…あぁ…」
萎えたイチモツから魔法的に締められる少年。
「反応がない相手はつまらないな。」
肉体を再生させていく少女。
そして、その代償として命を削られた少年は快感の中命を散らせた。
end
25:少年とモンクのおねーさん ◆MonkXG0ppY
08/03/06 00:09:28 3RIhQvAA
00f
「酷いよ…」
つぶやく少年。
「酷い?
じゃああなたは私を襲うのは酷くないって言うの。」
少女の反論。
「それは…禁断の魔法兵器をおまえが盗んだからじゃないか!」
声を荒げる少年。
「あなたたち、何も聞かされてないんだね?」
「何がだよっ!」
「これは、私が作って封印していたものなのよ?」
「何だって、嘘だ……」
「嘘じゃないよ。
嘘発見の魔法くらい使えるでしょ、試して見たら?」
少女はそう言うと、少年を戒める魔法を解除する。
そして、魔法を使う少年。
26:少年とモンクのおねーさん ◆MonkXG0ppY
08/03/06 00:18:31 3RIhQvAA
「そして、私はその兵器を再び封印しにここで儀式をしていたの。
立った今あなたたちにぶち壊しにされたけどね。」
その言葉で、少年は国に騙されたことに気づく。
「そ、そんな、だったら僕たちは一体。
リンリンさん、リンリンさん……」
崩れ落ちる少年。
「あそこの王様たちに騙されたんでしょうけど、
もう少し人を疑うことを覚えましょうね。」
少女の言葉にも動かない少年。
「そこでずっと泣いてられても困るんだけど。
…仕方が無いか。」
少女はリンリンに歩み寄り、そして口付けを交わす。
「一体…何をするんですかっ!」
「彼女に生命力を与えてあげたのよ。
こんな状況でしてあげるのだからありがたく思いなさい。」
事を終え、少女は儀式に戻っていく。
そしてしばらく。
「敵はどうなったの!
っと目標発見、かくごー!」
リンリンが飛び上がり、一声上げる。
「落ち着いてくださいリンリンさん。
僕たちが騙されていたみたいなんですって冷たっ。」
驚く少年。
「リッチの私が生命力あげたんだからぬくいはずないでしょ?」
「ほえ、一体どういうこと?」
「えーと、実は…」
いろいろと説明し、この場所去っていく少年とリンリン。
しかし彼らの冒険はまだ始まったばかりだ!
end
27:名無しさん@ピンキー
08/03/06 00:19:43 3RIhQvAA
と以上でございます。
できればこのスレが生き残ることを祈って…
28:名無しさん@ピンキー
08/03/06 04:38:16 vJoyaqL5
>>27乙
さあデュラハン娘命の俺のためのスレですよ
29:名無しさん@ピンキー
08/03/06 07:35:47 MFzDQRiP
>>28
デュラハンは妖精説を信ずる儂は少し複雑だが…意外とイケる?
30:名無しさん@ピンキー
08/03/06 19:18:45 MFzDQRiP
戦場の一角、円を描くように立った多くの兵士の中心で一組の男女の騎士が剣を交わしていた。
男の騎士は帝国、女騎士は王国の紋章をそれぞれ鎧につけていた。
つい三年程前までは友好的な関係を結んでいた平原の王国と山岳の帝国は、二年前に急死した先王に変わって即位した先王の弟の統治になってから急速に関係が悪化、半年後には王国側からの宣戦布告が出された。
そして今――
「せいっ!!」
男の騎士の鋭い一閃。
30分近く続く戦いの疲れから動きの鈍った女騎士はそれを捌けず、振りぬかれた剣は彼女の首を空へと放り上げた。まるで、男の想いをも一緒に投げ捨てるかのように。
二人の騎士は四年前に出会い、深く愛し合った。婚約も交わしており、戦争さえなければ幸せな家庭を築いている筈だった。
しかし神は非情にも二人を戦場で出会わせた。
それぞれに部隊を率いる身分であったが、無用の流血の回避、そして許されぬ恋の清算の為に一騎打ちを取り決めた。
配下の兵が女騎士の部隊を捕虜として捕らえる最中、男は涙を流して恋人の首を抱いていた。
その姿はDIOの首を抱えるジョナサンのようで――
「ね。ねえ…鎧が痛いよぅ…」
「うおわっ!?」
突然腕の中から聞こえた声に、思わず首を取り落とす男。
「みぎゃっ!!」
顔面から大地へダイブして可愛い悲鳴をあげる生首。その声に周りにいた数名兵士達も反応する。
特に王国兵は死んだ筈の指揮官の声なので困惑した。
続いてガシャガシャという鎧の音。首のない女騎士の体が動きだす。
今度はほぼ全ての兵士が気付き、パニックが起こる。
騎士が咄嗟に彼女の首を拾いあげると
「バカ、痛いじゃない!!恋人の首を落とすなんて最低!!」
元気に文句を言ってくる。
結局、男はひたすら困惑するだけであった。
兵士達を落ち着かせ、二人地面に座り話を聞く。
曰く、『愛の力で復活したのよ!!』との事。なんだそれってツッコむと『うるさいうるさいうるさい!!あんたの意見は許可しないィィィィィ!!』
作者がシャナとジョジョが好きな事が追加で分かった。
首は繋がってないものの、やはり彼女は素敵だ。部下が見ているがこの喜びを伝える為に口付けを―
冷やっこい。触れた唇が冷たい事に底知れぬ恐怖を感じる。まるでケツの穴にツララを略
それに気付きもせず、自分の頭を弄びながら「……暖かい」とか言いつつ赤面――もしてない!!
31:サゲもトリも忘れたorz ◆AbBeLqrOiY
08/03/06 19:21:55 MFzDQRiP
「おい、ありのまま今起こった事を話すぜ…お前の体、冷たいし、血の気もない…」
最初の真面目なふいんき(何故かry)がギャグに流れている。
「ん…じゃあ、やっぱり私死んでるんだ。なら尚更良いや」
あっさりとした答え。
「だって、私は王様に『死ぬまで』忠誠を誓ったのよ?これでずっと貴方の所にいられるわ。
それとも、貴方の愛は私が死んでるってだけで壊れちゃう物なの?」
嬉しい事言ってくれるじゃないの。
「いや、そんな事はない。ただ―そうだな、問題になりそうなのはHする時に風邪引くんじゃって事が心配だな」
冗談めかして言う。まあ、さっきから地の文が冗談めいてるが。
「アハハ、それじゃ今すぐ風邪引く?」
「それは御免被るな、ハハ…」
明るい会話に、男の部下の一人が報告に来た。
「隊長、捕虜を収容する準備が整いましたが……この女…」
ボコ。失礼な部下を拳骨で窘める。
「失礼、このレディはどうするんですか?」
まあ、確かに。生ける死者への対処なんて前例がない。
「私が娶る。異論は?」
「異論は部下一同何もないですが、案じる事は。敵国の者を娶って良いのですか?それにゾンビは」
ゴツッ。先よりも強く殴る。
「失礼、生ける死者は邪神の使いとされています。立場的にもマズいのでは?我々は祝福しますが…」
尤もな意見を言い、冷静に対策を考えてもらおうとする。
「フハハハ、私達の恋路には障害が多い…その方が燃える!!」
「そうよ、私達の愛は死をも超えたの!!」
バカップル臭い発言にこんな風(→orz)になる部下。
自分にBeC∞Lと言い聞かせる。
「冷静になってください、彼女を娶るのは結構ですが、それを叶える手段を考えないと正義気取りの厨クサい宗教人に処刑されますよ?」
「うーん…生きてるふりして捕虜になるのじゃ駄目かしら?」
「その首をどうにかできれば。それに女性の捕虜の扱いは酷いですから、愚かな兵士にズコバコされたり…ああ、それで体温にも気付かれて処刑ですね」
「私の領地の屋敷に連れていくのは?」
「彼女だけ行かせたら戦場から抜ける前に見つかってその場で敵として処刑。隊長が連れてくのも敵前逃亡で処刑」
最終的に小煩い部下の鎧(規格品)を剥ぎ取り、それを彼女に着せて騙す事にした。
細部(主に胸部)に違和感があるそうだが、大体のサイズが一緒で助かった。
こうして二人は戦争の終結まで過ごした。
32: ◆AbBeLqrOiY
08/03/06 19:23:40 MFzDQRiP
やあ、皆。ここまでが本編だ。エロ無しでテキトーに完結させてすまんね。
さて、これでキャラクターを作った。
名前無き首なし女騎士様のエッチはこれから始まります。
帝国軍の凱旋も終わった。
馬車に揺られてようやく二人は男の領地の城に帰った。いや、女は帰ったんじゃないけど。
女は現在、首都で仕立てたきらびやかなドレスを着ている。傍から見て彼女の格好に不自然な点はピンと張ったヴェールくらいしか見受けられない。よーするに、首がとれないよう押さえ付けてるわけだ。
「これで、思いっ切り風邪が引けるね」
「かなり昔のジョークを持ち出してきたな。どんだけ前の話だ?」
特に設定はない。そんなこんなで城に着く。
不在の間も城を管理していた執事メイドの類に妻を紹介して周る。色々と隠しつつ。
そんなこんなで夜になる。
さてさて、女の体はかなりご都合主義で一般人との違いが呼吸してない事と体温がない事、そして首が取れてる事しか無いのである。
食事は口からして、排泄は体がするのはなんとも奇妙な話であるが気にしてはいけない。
戦場ではとても時間がとれず、二人は今宵初めて体を重ねる。
ベッドの上で口付けを交わす二人。
その間手持ちぶさたな女の体は放って置かれてるのがなんともシュールであるが、熱烈なベーゼは二人を昂ぶらせていく。
長く唇を重ねていたが、ようやく男が口を離す。
「ぷは、はあ…窒息するかと思った…」
「クス、貴方はまだまだ呼吸しなきゃいけないものね。どう、イッペンシンデミル?」
「いや、それは流石に…」
殺しあったなんて嘘のように仲がいい。
彼女の頭を枕に置き、体を抱きよせる。柔らかくヒンヤリした死体…いや、肢体が心地よい。そっと、優しく胸を愛撫する。
「んっ…いいよ……」
離れた場所から声がする。その可愛い鳴き声をもっと聞きたいとばかりに愛撫を続ける。
すぐに声が甘いものになり、女の下半身からは蜜が溢れだした。
33: ◆AbBeLqrOiY
08/03/06 19:24:24 MFzDQRiP
「指、挿れるね」
男の言葉に頷く……ようなアクション。首がないから頷けない。
ツプと沈み込む指を、膣壁がキツく締め付ける。
「ああ…冷たい…」
「あっ、あっ!!あなたぁ、熱いよぅ!!」
体に、片や冷気を、片や熱気を感じる。溢れる蜜がその量を増す。
更に行為はエスカレートする。
「ちょ、バカバカ、どこ見てんのよ!?」
女の脚を大きく開き、その股間、更に秘部までを指で開いて凝視。恥ずかしいにも程があるってものだ。
そんな事を意に介さずに
「綺麗だ――うん、本当に綺麗。お前にも見せてやるよ」
言って、彼女の頭を彼女自身の股間へと運ぶ。
「や、やだぁ…もう…あなたのせいで、私、こんないやらしく…」
満更でもない様子。
十分に濡れている事を確認し、本番への移行を問う。
彼女は顔を真っ赤にして……いるような、恥ずかしげな顔で一言、良いよと呟いた。
34: ◆AbBeLqrOiY
08/03/06 19:25:27 MFzDQRiP
「じゃあ、挿入れるね」
「優しくしてよね」
男は自らの分身をあてがうと、一気に挿し貫いた。
彼女の体はそれをすんなり受け入れ、ズッ、ズッとピストン運動が繰り返される。
肉棒が奥に届く度、嬌声が上がる。
「うあっ、んあぁっ!!いい、いいのぉ!!中にいっぱい感じるのぉ!!」
昂ぶり続ける二人。それと共に腰の動きも加速していく。
そして――
「来る、来るよぉ!!何か来ちゃう!!来る、くる、くりゅぅぅぅぅぅ!!」
「私も…もう、限…界……だ………」
びゅっ、びゅるるるるるるるるるるる!!
二人は同時に果てた。
「今、分かった事がある」
「何?」
二人は裸でベッドの上、他愛のないおしゃべりをしている。
「自分の体がカッカして、案外平気だ」
いつぞやの冗談への回答。
「ああ、そうなんだ……へーちょ」
返事をして――くしゃみ。呼吸しないのに何故かくしゃみはする。
「あ、あれー、どしたのかなへくしょっ!!」
「おい、まさかこの展開は……」
そう、結局そのまさかで――風邪に苦しむアンデットなどという世にも珍しいものを見る事になった。
了
35: ◆AbBeLqrOiY
08/03/06 19:28:50 MFzDQRiP
以上、デュラハン(?)の話でした。
ゴメンよ、最初の流れからエロに繋んなかった。
>>29に書いた通りデュラハン妖精説派なんで、敢えてデュラハンという呼称は使わなかった。まあそこは好きに妄想してくれ。
36:名無しさん@ピンキー
08/03/06 21:05:25 CsdFfOs6
ごっつい甲冑を身にまとう女性の首無し騎士
その討伐を命ぜられるショタ司祭
しかしその首無し騎士は姿格好は無骨そのもので振るう剣は一軍にすら匹敵するほどの冴えを見せるが、
その振る舞いは優しき乙女そのもの。
首がないために言葉を交わす事はできないが、優しく思いやりに満ちてわたわたとパントマイムをする様はいっそコミカル。
勇み足が祟って川に落ちたショタ司祭を助けようとして甲冑の重さで溺れて逆に助けられるドジっ娘ですらある。
本当に彼女は退治されるべき悪なのか…?
疑念に揺れるショタ司祭のもとに、悪魔と通じたという断罪が教団より下される。
才能があり徳もあるショタ司祭を陥れ抹殺するための教団上層部の陰謀だったのだ。
送り込まれる異端浄化執行武装神官団!
絶対絶命のショタ司祭!
この世に正義はないのか?弱さが悪で優しさはただ理不尽の前に踏みにじられるだけなのか?
神すら呪うショタ司祭!
しかしその時、首無し騎士がショタ司祭を背に庇い、立ち上がった!
幾重にも取り囲む剣の林にただ一振りの剣が凛然と立ち向かう!
ってなSSを
投下しないから
37:名無しさん@ピンキー
08/03/07 00:01:09 3P6s/edI
超がんばれ
38:名無しさん@ピンキー
08/03/07 01:29:10 I86GUFOl
>>30-35
GJッ!
まあデュラハン・ヴァンパイアあたりはフレキシブルに
39:名無しさん@ピンキー
08/03/07 01:34:57 I86GUFOl
追記、デュラっ子はツンデレよね
テレ隠しに頭投げっスよね
そのままちぅされて怒るのは鉄板だよねええええええ
40:名無しさん@ピンキー
08/03/08 04:53:06 dRVwpdua
ゾンビとか以外になんかあるんかね
41:名無しさん@ピンキー
08/03/10 20:01:08 MvijQGic
ゾンビ以外というと
・ゴースト
実体がないのがネックだけど幽霊とのエロは比較的オーソドックスな部類
・ミイラ
干からびてたら厳しいが湿度を与えればどうにか
・グール
ゾンビと似てるけどわりかし損壊が少ないようなそうでもないような
・レイス
ゴースト同様だが危険度高
・ヴァンパイア
王道中の王道
・リッチ
知名度でヴァンパイアには及ばないがアンデッドの王様的存在ではある
・デュラハン
アンデッドかどうかには異論もあるが、流れを見る限り標準的な部類
・バンシー
これも妖精っぽいけどイケそうな気もする
とりあえず思いつく限りではこれくらい?
結構色々いるよね
番外
・スケルトン
どうしろと…
42:名無しさん@ピンキー
08/03/10 20:31:25 Clf+dSXg
ワイトとかその気になりゃ、かなり増やせるけどなー
正直似たり寄ったり
43:名無しさん@ピンキー
08/03/10 23:06:48 EYs/78dR
SWのルールブックでアンデッドの頁を紐解いてみた。
アッシュ
死体を焼いた灰のアンデッド
…どうしろと?
44:名無しさん@ピンキー
08/03/11 00:36:47 WN42xVV8
灰があそこの中に入ってくレズ展開考えてた男がここに…
45:名無しさん@ピンキー
08/03/11 03:43:38 0AufoT2H
ゾンビと同じかもだけど、実はキョンシーもアンデッドな。うっふぅ、うっふぅ
46:名無しさん@ピンキー
08/03/12 23:00:21 s7gEwCqV
ゼン・ランドー乙
47:名無しさん@ピンキー
08/03/13 12:24:46 1z3KtCVy
サキュバスや猫又もアンデットだぜ
設定上エロくならざるを得ないからエロパロにぴったり
48:名無しさん@ピンキー
08/03/17 07:17:07 Iaxb/HpN
デスタムーア第三形態はアンデッド扱いらしくAIがゾンビ斬りを使うんだぜ…
49:名無しさん@ピンキー
08/03/27 02:10:40 /JBjNxnT
援護したくともかけないのが辛いな。
お姫様や巫女さんをゾンビにする妄想はできてるのにw
50:名無しさん@ピンキー
08/03/30 19:51:15 7KCErFAI
自分も探してみたけどなかなか思いつかなかった
ファンタジーもののTRPGのルールブックあたりにネタになりそうなのが多いね
上でも探している人がいるけど、ソードワールドっていうTRPGからだと目新しい
アンデッドは3つくらいあった
1、ブアウゾンビ
魔法によって作られたゾンビ
ゲーム的には知能とすばやさは生前の半分、その他はそのまま
腐らない・生前の技能が使える・道具が使えるなど便利に使役できる
2、アンデッドナイト
デュラハンと同じで生前に悪事を働いた騎士がモンスターになったもの
視線を合わせるだけで相手をアンデッド(ワイト)にできる
3、フレッシュゴーレム
アンデッドじゃないけど、人間の体を使ったゴーレム
たぶん死体を使って作ると思われる
>>41番外
・スケルトン
ねくろまっていうライトノベルみたいに外見スケルトン生前は美人でという
設定で人間に戻すまでの話をやってみるとかw
ねくろま:ヒロインがスケルトン(挿絵も当然白骨死体)の小説
51:名無しさん@ピンキー
08/03/30 19:53:15 HuCMyjD6
フランケンシュタイン(の怪物≒人造人間)も入るのでは?
死体から作ったモンスターの一種だしさ
52:名無しさん@ピンキー
08/03/30 21:39:56 nUzg3H42
ネクロマンサーの父親に呼び出しを受けた主人公がフレッシュゴーレムを操って、
正義の冒険者グループを迎え討てと命令される。
無理だと拒絶する主人公だが、自分の代わりに戦わされるという
全身を包帯で包まれたマミーの少女の傷ついた姿を見て自らが戦う決意をする。
「逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ(ry」
次回「僧侶襲来」
53:名無しさん@ピンキー
08/03/31 00:48:08 pddZbOE1
スケルトンでもレズはできるよ。
相手の穴に自分の骨をいれ(ry
54:名無しさん@ピンキー
08/03/31 10:21:00 7p6Zs3fT
手コキや足コキがあるなら骨コキなんてのがあっても…
パイズリならぬ肋骨ズリとか
55:名無しさん@ピンキー
08/04/01 17:19:18 8zf3FZJ4
軟骨に期待
56:アンデット・ハズバント(1)
08/04/02 04:30:12 euNFCw74
「やぁ、久しぶり」
命日に墓参り行くと、夫が甦っていた。骨だけで。
自分の名が刻んである墓の前に胡座をかいて、誰かの供え物らしいタバコを旨そうに吹かしている。
だけど、ちゃんと火葬したから、吸う端から骨の隙間を通過して煙が逃げていた。あれでは旨くないだろう。
眼窩やら鼻孔から煙の立ち上ぼる姿は、ちょっと面白い。
「あなた、生き返っちゃったの?」
「ああ、そうらしい」
お墓の開いた納骨部と、砕けた骨壺を見るかぎり、どうやら本当らしい。
「死んで、生き返ると、戸籍ってどうなるんだろうな」
「なんかソレ、国語の教科書で読んだことあるわ。死んで、生き返った花嫁は、両親の元に帰されたような」
「ふーん」
いったんタバコを吹かす。味、わかんないでしょうに。
「じゃあ、もう一回、プロポーズしなきゃな」
「ええ?」
「なんだよ、嫌なのかよ」
「違うわ、嫌じゃないけど」骨にまで愛されるなんて。
なんだか罪作りな女みたいだわ、なんて思っていると、夫はタバコの箱の銀紙を破いて、何か細工しだした。
わっか状のものを二つ造って、片方を自分の薬指に、片方を私の薬指にはめる。
「取りあえず、婚約指輪」
「チャチねぇ」
「今度、ちゃんと買ってやるよ」
恥ずかしそうに、頭蓋骨の、頬のあたりだった部分を掻く。チョークを擦りあわせるような音がした。
「じゃあ、帰りましょう」
「ちょっと待った」
「なに?」
「俺、服着てないだろ?このまま歩くの恥ずかしいよ」
「…しょうがないわね」
私は持って来たバッグに細長い骨をみんな詰め、供え物のお花の包み紙に夫の頭蓋骨を包んで持って帰ることにした。
二度目の新婚生活は、骨を折らないように持ち帰ることからはじまった。
57:名無しさん@ピンキー
08/04/07 08:28:05 BKXS9yXt
>>52
そーりょw
ありえんw
58:名無しさん@ピンキー
08/04/13 22:42:50 Hr6WyxPo
好きなんだけど~♪
59:名無しさん@ピンキー
08/04/18 18:58:32 r2k4+W0w
普通の死体とか猟奇とかは無いわーという感じなのに、
それが元気に動いているとなると、何故こんなに愛おしくなるのだろう。
60:名無しさん@ピンキー
08/04/21 06:47:00 GXbHV6Z+
投稿しまs
雨が降る夜は嫌いだ。
とうの昔に失くした筈の、いろんな感覚が蘇る。
瞳を失った眼窩で分厚い雲で覆われた夜空を睨み、私……脳味噌も風化した為、自身の名前さえも忘れたスケルトンは、ためいきの代わりに歯をカチカチと打ち鳴らした。
それは、私が死にたてだったあの頃。
青白い皮膚と冷たい死肉、腐りかけの臓腑が体内で揺れ、固まりかけた血が死斑を浮き上がらせていた頃の話……。
「う゛~、あ゛~」
死後七日目、私は棺桶から這いずり出た。
その時点でも、相当にあやふやな記憶力しかなかったけれども、自身の死は悟っていた。
死んだのになぜ動けるのだろう? とも思ったが、動けるし曖昧ながらも思考する事ができる以上、いつまでも狭っ苦しい棺桶に横たわっているのはゴメンだ。
どうにか蓋を壊し、土を掻き分けて地表に出たときの爽快感は、正しく生き返るような気分だった(死体が何を言うかと思うだろうが)を骨だけになった今でも覚えている。
目の前にいたのは、マスターだった。
……いや、何と言えばいいのだろうか? 卵から孵った雛が最初に見た物を親鳥と思うように、棺桶から還った私はその人物こそが自らに今一度この腐った命を与えた者だと理解したのである。
とにもかくにも、月のない夜中の墓場、私はマスターに出会ったのだ。
61:名無しさん@ピンキー
08/04/21 07:09:49 GXbHV6Z+
さて、マスターの事を詳しく記しておこう。
幾つかの名前と容姿を持ち、さまざまな状況でそれらを使い分けていた為、詳しい素性は知らない。
ただ、優れた魔術師である事と、人間を辞めるための方法を探していた……と、思うが、なにぶん脳味噌が風化して久しいもので、正確に何を目標としていたのかは解らない。
まぁ、私のようなゾンビやらスケルトンではなく、ヴァンパイアとかリッチといったハイレベルなアンデットを目指したんじゃないだろうか、多分。
あぁ、ひとつ……思い出した。
最初に会った時や、研究室に閉じこもっている時、マスターは年端も行かぬ少女の姿をとっていた。
死んだ身では特に思う所も無かったが、世間一般の基準から言えば怖気がするほどの美しさだ……ものすごく陰気だったけれども。
ホロホロと、彼女(本当に女性かどうかは解らないが、便宜上こう呼ぶ)や色んなアンデットと過ごした日々の思い出が蘇ってくる。
「ゾン次郎、昨日のアンプル持ってきて」
腐りかけた死体を使役する者に相応しい、素晴らしく陰気な声で主は私の先輩ゾンビに指示を出した。
ゾン次郎と呼ばれたゾンビは、マスターの実験助手を務める為に、様々なカスタマイズが加えられた特別な個体だった。
具体的には触手とか、触手とか、触手とか……あぁ、あと触手が付いていた。
というよりも、もはや触手の塊だった。
イメージとしては、現在進行形でウナギに体を啄ばまれている水死体とか、そんな感じだ。
62:名無しさん@ピンキー
08/04/21 07:29:09 GXbHV6Z+
そんなゾン次郎先輩がにょろーんと触手を伸ばして持ってきたのは、粉の入った小瓶だ。
キッチンにあれば塩胡椒と間違いそうな色合いだが、死体を死体とも思わない腐れ外道のマスターが胡椒なんぞを実験に使う訳もない。
胡椒っぽい粉の入ったビンを受け取り、マスターは此方へと向き直る。
「さぁ、○○○、こっちにおいで」
手招きしながら名を呼ばれた。
死体ながらに嫌だなぁ、とも思ったけれど、所詮はゾンビである……主人の命令に逆らう事などできはしない。
歩み寄った私に、マスターは小瓶の中身をパパッと振りかける。
何と言うか……腐った私が言うのもなんだが、キノコと納豆の臭いを足して2で割ったような感じの発酵臭だ。
「さて、○○○……トウチュウカソウと言う物は知っている?」
トーチューカソー? 腐った頭ながらも主人の問いに答えようと必死で考える自分がいじらしい。
そんな私を馬鹿にするように鼻を鳴らし、主人は小瓶を眺めながら続けた。
「東方に伝わる物で虫と植物の特性を持った存在らしくてね、知人から種を譲り受けたのだよ」
あぁ、なるほど。
それを振りかけたと言うわけですか、この死体めに。
「とりあえずそのまま育ててはみたのだが……思ったよりつまらなくてな、私なりに手を加えてキミに振りかけてみた」
63:名無しさん@ピンキー
08/04/21 07:52:15 GXbHV6Z+
へぇ、それはそれは。
どう言ったリアクションが正しいんだろうか? 感謝するのも何だしなぁ。
ボンヤリとそんなことを考えていたとき、背中で何かが蠢く様な感覚が。
「む、早くも効果が現れたね……ゾン次郎、被験体を連れて来て……昨日、攫って来たイキの良い奴」
をぉお? 何だか、ブチブチと。
マスター、私どうなってるんでしょうか?
なんだか、背中が痒いんですが……カユ、ウマ? なんです、それ。
「トリフィドと精通直前の少年から採取した精巣を合成してみたわけだけど、いや、なかなかどうして……我ながら素晴らしい出来だよ」
あ、かゆいかゆい。
しかも、死んだっきりなかった性欲が、こう……ムラムラと。
性欲を持て余します、マスター。
「うん、もう少し待ちなさい……いま、ゾン次郎が良い物を持ってきて……あ、来た来た」
ニョロニョログチュグチュ、と急いでる時にゾン次郎先輩がだす効果音を伴って、触手の塊がマスターのラボへとと現れた。
マスターの言う良い物とは、生きた人間の女の子だった。
猿轡を咬まされているので口を開くことはできないが、先輩の触手に絡めとられて、物凄く嫌そうな顔をしている。
「さぁ、○○○! このオナゴに思う存分『種』を撒き散らしなさい」
た、種ぇ……。
曖昧な頭でマスターの命を受け、理解するよりも早く身体が動いた。
64:名無しさん@ピンキー
08/04/21 07:54:17 GXbHV6Z+
眠い、続き任せた。
65:名無しさん@ピンキー
08/04/21 12:03:18 eGvM8lyU
おいw
66: ◆AbBeLqrOiY
08/04/21 18:12:08 EXMYOnvW
くだらない物落とすよ。
ネタだから叩いちゃ嫌だからね。
私は映画を見ている。
彼の趣味のホラー物だ。うう…正直、苦手なのに…
スクリーンの上で、男が恋人に指輪を上げて…そしたら、急に雲が晴れて満月が出るカットが入って…
あ、あ!!男の方が悶えて…きゃー!!狼男!!怖い怖い怖い~!!
思わず隣に座る彼の腕にしがみついちゃう。
映画の女の人が叫んでいる。恐る恐るスクリーンを見ると
『Ahhhhhhhhhhh!!Ahhhh!Ah!!』
咄嗟に目を閉じる。WARNINGスプラッタ注意の警告が瞼の裏に見える、見えるぞ!?
今、絶対に私の顔真っ青だ。
駄目、限界。
「怖いよぅ…もう出ようよぉ」
「ええ?面白いじゃん」
どこがだよぅ…本当に駄目なんだってば…
「ゴメン、私やっぱホラーは駄目。先に出るね」
私は席を立つ。
「あ、おい待てよ…ったく。サーセン、これどうぞ」
彼は手にしてたポップコーンのカップを隣席の人に押しつけ、私について来てくれた。完璧に私のわがままなのに、やっぱり優しいなぁ…
二人で帰路につく。
映画の事について謝ると、彼は逆に、苦手な物見せた俺が悪いって…この優しい所に痺れる!!憧れるぅ!!
二人で談笑しながら、外人墓地の前を通った。
67: ◆AbBeLqrOiY
08/04/21 18:12:36 EXMYOnvW
カップルが墓地の前を通ってすぐの事。
ボコッと音を立て、墓の土の下から何かが突き出した。
それは、意外!!腕!!
腕に続き、穴を広げながら肩、頭、胸と…全身が姿を現す。
それはボロボロの衣服を纏い、すっかり変色した膚をした亡者。
立て続けにそこかしこで土が掘り返され、棺の蓋が開き、亡者どもが溢れ出す。
そして、彼らは何かに導かれるように夜の街へと歩き出した。
私達が寂れた工場地帯を歩いている時、前に幾つもの人影が現れた。
何だろう?思いながら歩いていく。すると、彼らは道一杯に横に散開し…
気付くと後ろにも大勢の人がいて、私達は囲まれる形になる。
ボロボロの服、そして不気味な色の膚。そこからゾンビという結論を導くのにさしたる時間は必要なく、私は意識を失うのを感じ…
68: ◆AbBeLqrOiY
08/04/21 18:15:06 EXMYOnvW
ここはどこ?真っ白だ。
物や人は何もなく、それどころか地面もない。なんだか浮いてるような不思議な感じ。すると、いきなり背後から声がかかった。
何もなかったはずの場所に、浅黒い肌の男がいた。やけに派手な真っ赤な服を着ている。
男は言った。
『迷える魂よ…本来、貴女はここで死ぬべき人ではありません。死の運命(さだめ)を捩じ曲げようとする輩に作られた生ける屍に驚き、ショック死したのです。
取り敢えず仮死って事にしたので、これから貴女の肉体と魂は再びリンクします。
しかしながら、悪しき死人使いの呪いによって一時的にでも死んだ貴女の体は操られてます。それでは』
長い長い解説台詞を一方的に吐いて、男はフェードアウトして消えた。そして私も…
69: ◆AbBeLqrOiY
08/04/21 18:17:47 EXMYOnvW
目が覚めると、私はゾンビ達の隊列の先頭にいた。
身体が勝手にリズムにノって、ステップを踏んでる。
みんな一般的なゾンビ像とは違う、イヤに俊敏な動きで踊っている。
何処からか音楽も聞こえる。今はなんだか間奏って感じだ。
その他は歓声も歌声もなく、衣擦れと、靴がコンクリートの地面を叩く音が響く。
ああ、なんだか楽しくなってきた。今ならムーンウォークもサラッと出来ちゃいそう。
踊っていると、ダンスの中で彼に背を向けている時、いきなり私が背後を振り向いて口を開き、歌声を発した。
『'Cause This Is Thriller,Thriller Night!!』
<了>
ネタで非エロでごめんなさい!!
70:名無しさん@ピンキー
08/04/21 21:08:22 eqNgp1Rn
途中からわかってたけどスリラーじゃんw
あのPVはよかったなぁ
71: ◆ZOMBIE/iV2
08/04/30 06:37:59 75yEfm6y
保守代わりにサクっとど外道ファンタジー
属性は姉妹レズ精神異常?ちょっぴり切断とか。
何か苦手な人はトリップで弾いてにゃん。
人物設定
姉―妹思いの戦士
妹―姉思いの魔術師
邪悪な魔法使い―見た目は子供
72: ◆ZOMBIE/iV2
08/04/30 06:38:35 75yEfm6y
とある荒野。
そこに、姉妹の冒険者と一人の子供がいた。
「た、頼む。私はどうなってもいい。
妹だけは見逃してくれ!」
私は武器を投げ捨て、ひざをつき懇願した。
私たち姉妹は中堅上の冒険者と自負していた。
しかしこの力の差すら見えない邪悪な魔法使いを相手には
ただ遊び相手としてただ生かしてもらっているような状態であった。
「いいよ。じゃあこの瞬間からお前は完全にボクのものだね。」
魔法使いは即座に返事を、そして同時に指を弾く。
すろと真空波が私を襲い、魔法の鎧ごと真っ二つに切り裂かれた。
73: ◆ZOMBIE/iV2
08/04/30 06:39:20 75yEfm6y
姉さんはこちらを振り向こうとしたが、
それもできず、身体の左右がずるりと崩れた。
それを見た私もまたひざをついた。
「さて、と。」
魔法使いが姉さんの死体に近づくと、
私たちを相手にしても使うことのなかった呪文を含む魔法を唱えだした。
私程度では理解できぬ魔法であったが、
禁忌である死霊術が含まれているのが辛うじて分かった。
魔法使いの詠唱は、すぐに終わった。
すると二つに分かれた姉さんの身体が再び一つになり、
「ねえ…さん?」
「真っ二つにして再生させたんだ。
脱がせるの面倒な格好してたでしょ?」
魔法使いは、すばらしいアイデアと主張するかのように笑顔でそう返した。
「じゃあ、はじめようか。」
ぺたんと座り込み、呆けた顔をしている姉さんは魔法使いに命じられると
恍惚とした表情を浮かべ、こくんと首を縦に振った。
すると、ガントレットがついたままの左手で、
鎧と下着でかつて守られていた秘所をかぱあと広げた。
そしてもう片方の、やはりガントレットがついたままの右手の指で
自らを激しく慰めはじめた。
74: ◆ZOMBIE/iV2
08/04/30 06:40:23 75yEfm6y
「こんなことをしても痛まない魔法のガントレット、
そしてガントレットでも傷つかない頑丈な身体でよかったねー。」
魔法使いは意識があるのかないのか分からない姉さんにそう告げると、
くるりとこちらに向かってきた。
「姉さんに、何をしたの?」
「楽しむのに邪魔な命とか、飽きとかを奪ったの。
でもその変わりにいろいろなものをプレゼントしたよ。
そうそう、ボクはもうキミの相手はしないけれど、
おねーさんの邪魔をすると襲われちゃうかもしれないよー。」
魔法使いは私とすれ違いざまにそう答えると、姿を消した。
私は力を入れることもできず、ただ姉さんの行為を眺めていた。
魔法使いが去ってしばらく、
姉さんの行為によってその秘所からはだらしなく、
とどめることを知らないかのようにどろりとした液体を流し続けていた。
「ありがとう、そしてごめんなさい。
その魔法、いつか解析して元の姉さんに戻してみせるから!」
私はすくっと立ち上がり、
姉さんを蔦絡めの魔法で無理やり行為を止めた。
続けざまに、私と姉さんを神殿に運ぶ瞬間移動の魔法の詠唱に、
入ることさえできなかった。
75: ◆ZOMBIE/iV2
08/04/30 06:41:06 75yEfm6y
きもち、いい。
きもち、いいのとめられた。
じゃま、できなくする。
「この感触は…ドレイン……やめて、姉さ…。」
じゃま、うごかなくなった。
でも、おもいだした。
このこ、だいすき。
きもち、いいの、
ちょっと、がまん。
いらないもの、やぶく。
ぬるぬるして、ぎゅっとする。
ぺろぺろと、なめなめする。
めをさました。
「きもち、いい?」
「いい、きもち、いい。」
よかった。
ずっと、ふたり、きもちいい。
76: ◆ZOMBIE/iV2
08/04/30 06:42:09 75yEfm6y
ある沼のほとり。
そこに学者の娘と一人の子供がいる。
「…というのが大昔にあってこの沼地ができたんだ。
そして二人がいる限り干上がることはないんだよー。」
「真面目に考えるなら神話などの類が歪められたってとこか?
でも、誰に聞いたか知らないが子供が昼間からそういうことを言うんじゃない!」
言いながら、私は子供の両のほっぺをつねる。
「いたたたたー。
もう、そんなこと言うならボクとおねーさんで証明してみせるよ。」
「え?」
おわり
77: ◆ZOMBIE/iV2
08/04/30 06:42:59 75yEfm6y
以上でございまーす。
アンデッドなだけにスレは不滅と信じてる!
78:名無しさん@ピンキー
08/05/01 13:50:34 UirFvuqg
GJ!!読みやすかった!!
そして哀れな学者さんの追加で沼は湖になるのですね。
79:名無しさん@ピンキー
08/05/06 21:48:06 UO6myKfU
>>77
腐られても困るがなw
てな訳で保守剤注入~
ほんとネクロ過疎スレマンサーも楽じゃないね、とくらぁ
80:名無しさん@ピンキー
08/05/14 01:21:49 Aye0o6Oe
息の根止まりそう?
81: ◆ZOMBIE/ifo
08/06/01 02:27:40 BIHbtLbV
今から軽い目の一つ投下しまーす。
82:射手の子がアンデッドにされちゃって ◆ZOMBIE/ifo
08/06/01 02:28:43 BIHbtLbV
外を見下ろす窓のみが存在する出口すらない小部屋。
その中に、射手であった娘が屍となって転がされていた。
「広場に来た者全てその弓で射殺せ。」
邪悪な魔法使いがそう命じると、射手の娘は生ける屍となって起き上がり、
自らを殺した者に使役される存在となった。
そして、その邪悪な魔法使いが命を落とし、
娘に射殺していった者たちの幾人かが骨すら残らぬような年月が過ぎてなお
彼女の肉体と弓矢は朽ちることを許されなかった。
足音。
新たな侵入者。
杖を持った少年は転がる死体や人骨を気にもせずすたすたと歩く。
そして彼が死体の脇を通ろうとしたとき、少年の額を狙った矢が飛んでくる。
バチン!!
その矢は少年を守るバリヤーに弾かれる。
そして少年は矢が飛んできた方向へ腕を伸ばし…
ドン!
爆発が巻き起こり、射手の娘は建物ごと吹き飛ばされた。
「こんちゃー。」
突如少年が倒れた娘の前に現れ、明るい声をかける。
しかし娘は体勢を立て直し、飛ばされてしまった弓に駆け寄ろうとする。
「させないよ。」
少年が杖をかざすと、弓は空中に浮かびあがる。
そして、少年が強く念じると同時に弓は完全に消失する。
それと同時に射手の娘はぺたんとへたり込んだ。
83:射手の子がアンデッドにされちゃって ◆ZOMBIE/ifo
08/06/01 02:29:09 BIHbtLbV
へたり込んだ娘にてくてくと近づく少年。
「さーて、おねーさんは機能停止したのかなー?」
ふに。
むにゅむにゅ。
少年は、娘のおっぱいをもみ始める。
「小ぶりだし堅い。でもいい形だ…ん」
「ぅん…あの、止めてくれませんか。」
射手の娘が、その冷たい手で少年の腕を掴む。
「ごめんごめん、無防備なおっぱいが合ったから思わず。
ところでおねーさんこれからどうするの?」
「私を、浄化してくれませんか?」
「えー、かわいいのに勿体無ーい。」
「お願いします。
命令に逆らえなかったとはいえ、人を殺しすぎました。」
「じゃあ、楽しいエッチをしようか。」
「え、ええええ。」
「いっくよー。」
「あの、きゃっ。」
少年は娘を押し倒すと、両の手でおっぱいを、
舌で生殖器を愛ではじめた。
「はっ、ぅうん…」
長い年月味わうことのなかった感覚に、射手の娘は恍惚となる。
84:射手の子がアンデッドにされちゃって ◆ZOMBIE/ifo
08/06/01 02:32:32 BIHbtLbV
ちゅる、ちゅぱぱ。
「おねーさんの冷たいゼリー、いい感じだよ。
さあそろそろ本番といこっか。」
「ひ、やぁ…」
少年は、器用に足で自分のズボンを下ろすと、
その小さな、けれど立派なものを一気に挿入する。
「はじめてだったんだ、じゃ存分に楽しんでもらおっか。」
少年は、射手の娘をやさしく、そしてときに激しく抱きしめる。
「はぁ、はぁ…もう、十分ですか。」
「まだまだっ、もっと続けたくなるくらいじゃないと
楽しんだっていえないよ!」
少年の攻めはまだまだ続く。
射手の娘は死者であるため気を失うことができない。
何度も、何度も大量の液体を放出することになっても。
そして、少年は突然行為を止める。
射手の娘は驚きの表情を浮かべる。
「うん、『まだ続けたい』て言う顔だ。
これでお互い楽しめたみたいだね。」
「えっ、そんなこと…
でも、これで私を浄化してくれるんですよね。」
「そんなあ、おねーさんまだまだ未練残した顔をしてるのに
成仏なんかすることないじゃん。」
「そんなこと…」
「楽しかったでしょ?」
「うう、嘘つき…。」
「はは、それ魔法使いには褒め言葉だよー。
それじゃ行こっか。」
「え、どこに?」
「生を謳歌するにはこんな遺跡より街に行くほうがいいでしょ?」
そういうと、くるっと背を向けて歩き出す少年。
そして、それを追いかける娘が一人。
おわり
85:射手の子がアンデッドにされちゃって ◆ZOMBIE/ifo
08/06/01 02:33:09 BIHbtLbV
以上でございまーす。
底辺で動いてるのはある意味とてもこのスレらしいのかな?w
86:蛮族さんをゾンビにしてみたら ◆ZOMBIE/ifo
08/06/03 03:42:41 /TlWheJn
誰もいない
連投するなら今のうち…
今回は
腐敗あり、エロ少ねええええええええ
という感じなので苦手な人はNGに放り込んでくださいなー
87:蛮族さんをゾンビにしてみたら ◆ZOMBIE/ifo
08/06/03 03:45:57 /TlWheJn
妖術師の青年。
彼は、見聞を広めるべく旅をしていた。
「おいおい、冗談だろ?」
彼が次に立ち寄るつもりだった蛮族の村。
そこで暴れ狂うドラゴンゾンビ、横たわる人々の屍、
傷つきながらも一人戦う蛮族の娘を彼は見た。
娘は、手斧で竜の前足を叩き切る。
しかし直後、竜は腐敗のブレスを彼女に浴びせる。
「くそ。」
妖術師の青年は走り、
妖術で竜の手前に爆発を起こし、
蛮族の娘を拾い抱え、
そして距離を置いた岩陰に潜んだ。
「おい、しっかりしろ。」
「降ろしてくれ。
奴を、奴を倒さねば…」
蛮族の娘は青年の袖を引っ張るが、その手はすぐに下がる。
彼女が受けた多くの傷と、竜のブレスによる腐敗は完全に致命傷だった。
「すまない、皆の敵、討てそうにない…」
その言葉と、少しの涙とともに蛮族の娘は死んだ。
「やらんわけには、いかんわな。
行儀ようはできんけど勘弁してや。」
そう言うと青年は、蛮族の娘の屍に妖術をかける。
すると娘はゾンビとなり、ゆらりと立ち上がる。
「竜の正面は、任せた。」
ゾンビとなった蛮族の娘がこくりと頷くと、
青年は竜の背後に回り込むべく走り出す。
88:蛮族さんをゾンビにしてみたら ◆ZOMBIE/ifo
08/06/03 03:47:01 /TlWheJn
「あの子、相当なやり手だったんだな。」
妖術師の青年は蛮族の娘と竜の戦いに思わずつぶやく。
そして、力をためて作り出した強力な魔法の矢で竜の足を二本吹き飛ばす。
竜が体勢を崩しているその隙に、蛮族の娘が残された最後の足をきり飛ばした。
「あとは、動けなくなるまで打ち込むまでよ。」
青年は、衝撃波を竜の胴体に叩き込み続ける。
しかしただでは倒れぬドラゴンゾンビ。
生きている竜では不可能な背後にいる青年目掛け首を伸ばし、
腐敗のブレスを吐かんとする。
しかしその伸び切った首は、蛮族の娘に両断される。
そしてしばらく、ドラゴンゾンビは粉々に砕かれ、完全に停止した。
「すまねえな、この程度のことしかできんで。」
妖術師の青年は、蛮族の娘に近づき、そうつぶやいた。
「いや、皆の敵討てた。感謝する。」
「そう言ってくれると嬉し、ってえええええー。」
自らが、知恵なきゾンビにした蛮族の娘から
返事が来たことに仰天した青年は思わず大きく声を出した。
「異邦の呪師よ、勝利の悦びを交わしてくれまいか。」
蛮族の娘は笑みを浮かべ、
竜のブレスでボロボロになった腰巻をほどく。
「えええええ、ああ………
ふー、いいぜ。」
目をつむり、驚きを収めた青年も笑みを浮かべ答えた。
89:蛮族さんをゾンビにしてみたら ◆ZOMBIE/ifo
08/06/03 03:49:12 /TlWheJn
妖術師の青年の上に、蛮族の娘がまたがる。
「はじめようか。」
「おう。」
青年のイチモツは、娘の秘所に根元まで吸い込まれていく。
そして青年のそれに、まだ人の温かみを残しているが腐敗している肉と、
ぬるりとした液体がからみつく。
「痛くはないか?」
「ん、痛みはまったくない。」
青年の問いに感じながら答える娘。
「そいつは、ひょっとすると…」
「いや、今はただ、悦びだけを感じ合おう。」
「ん、ああ、そうだな。」
首を振り、笑う娘に青年も笑みで返す。
そして、娘の上下運動は加速してゆく。
「いくぜ。」
青年は娘を抱き寄せ、そうつぶやき、精を放った。
二人は行為を終え、村人たちの埋葬をし始める。
その中で妖術師の青年は、蛮族の娘に事情を話した。
「…というわけだ。あれを倒すとはいえすまんことをしたな。」
「いや、おまえには感謝している。
おかげで奴が倒れるのを見ることができた。
ところで、おまえの旅に、私を連れて行ってくれまいか。」
「ああ、いいぜ。
あんたの故郷になってやるよ」
青年は、そう言って娘を強く抱き寄せる。
「感謝、する…」
そして娘も、青年を強く抱きしめた。
おわり
90:蛮族さんをゾンビにしてみたら ◆ZOMBIE/ifo
08/06/03 03:50:05 /TlWheJn
以上でございまーす。
2chブラウザが使えない環境だとつらいぜ…
91:名無しさん@ピンキー
08/06/04 21:43:11 PHfDtDCT
GJ!
こんなニッチなジャンルでよくもまあ…
92:名無しさん@ピンキー
08/06/04 22:52:20 UDxTtPx2
GJ
もうだれもいないと思ってたけど久しぶりに見にきてよかった。
93:アンデッドクライ ノーライフグリーフ 1
08/06/05 02:00:26 j+ocdTap
誰もいないようなので、賞に出す予定の現在書いている一次創作から設定流用して小ネタ書かせていただきますね。
「もう、父さんちゃんと話を聞いてよ!」
ちっとも話を聞いてくれない父さんに向かって、私は言葉を吐きかける。
「なんだアム、父さんは今忙しいと言うのに……」
娘の前で猿みたいに腰を振っておきながらどこが忙しいと言うのか理解に苦しむがそれはそれ、父さんもいっぱしの男だし母さんに先立たれて色々と溜まっているのだろうと無理やりに納得する。
もっともそれを生身の女の人にやるようなら私は父さんのことを二度と父とは言わないが。
ゾンビ相手に、自宅でやる分には文句はないし。出来れば私の前では控えて欲しいのだけれども。
「もうっ、子供なんだから。お気に入りのゾンビを手に入れたからって夢中になりすぎよ」
「そうは言うがなアム、ほら特注で作らせたこのゾンビは母さんにそっくりだろう? ついつい滾ってしまうのだよ」
父さんは笑いながらそのゾンビの膣にお○んちんを突き入れる、私のよりも小さな桃色の入り口が父さんの大きなお○んちんを舐めるように銜え込みてらてらと濡れ光る様はなかなかに官能的だ。
「あっきれた、いくら母さんの顔しててもゾンビはゾンビじゃない。ただの肉人形よ」
けれど母さんの顔をしたゾンビはピクリともその表情を変化させない。当たり前だ、だってこれはそう言うものなのだ。
「もういいわ、けど程々にね。ゾンビとのセックスに夢中なんてのはジュニアハイスクールで卒業って時代なんだから」
「ああ、分かっている分かっている」
本当に分かっているのか怪しいものだ。
父さんは「ああ」「ああ」と頷きながら、樫の安楽椅子の上でスパートをかける様に激しく抱え上げたゾンビを突き上げる。
口の端から涎を垂らし、じゅぷじゅぷと水音を立てて必死に射精しようとする姿は我が父ながらみっともなくて恥ずかしくなる。
まぁしょうがないか、アルヴァンさんとこのドラ息子みたいに真昼間から往来の真ん中でパコパコやってるようなのと較べれば全然マシだし。
けどやっぱり男と言う生き物は、もうちょっと周囲への気遣いをするべきだと思うのだ。
「それじゃあ私もヘブンスのところで新しいゾンビ買ってくるからね!」
「あっ、ああ!」
やっぱり聞いちゃいなかったか。
父さんは体をビクリと震わせると、母さんの顔をした死体の首を絞めながら何度も何度も白濁した液体を撒き散らした。
薬品処理で血色がいいように見せている白い肌を粘ついた液体が汚していく、自分の玩具をどうしようが勝手だけど絨毯にこぼすなよこの糞親父。
と、しまったついつい物騒なことを考えてしまった。このままこの部屋にいると目の前の唯一の肉親を肉塊にしてしまいたくなってしまいそうなので、私はとっとと部屋から出て行くことにする。
「それじゃあ行って来るね」
「―ああ、行っておいで」
どさりと音がした、見れば父さんのゾンビが頭から床に落ちたようだった。おかしな方向に曲がった首筋には父さんが付けた指の跡、焦点の合わないな蒼の瞳は空ろに虚空を見つめ、私と同じ金色の長い髪を床に流しながらソレは全裸で床に転がっている。
その姿を見るとほんの少しだけ胸が痛んだ、ゾンビとは言え母さんの姿をしているものが死体然とした姿で横たわっているせいだろう。
私は、母さんの死んだ日のことを思い出していた。
94:アンデッドクライ ノーライフグリーフ 1
08/06/05 02:00:54 j+ocdTap
『ねえ父さん、どうしておかあさんは動かないの?』
そう問いかける幼い私に向かって、ツバのない黒の葬儀帽を深く被った父さんはこう言ったっけ。
『母さんはね、死んでしまったんだよ』
『死んでしまったの?』
『そう、死んでしまったんだ。だから母さんの心はもう二度と帰ってこないんだ』
父さんがそう言うと、死体屋の男たちが母さんの遺体を取り囲む。
男たちは口々にまるで東方の呪術師みたいに訳の分からない言葉を呟きながら、母さんに真っ白な粉を振りかけていった。
『父さん、あの人たちは何をしているの?』
『あれはね……』
父さんが何かを言おうとしたところで、母さんがむくりと棺から起き上がった。
『父さん! 母さんが起きた! 神様がお母さんをお助けくださったのよ!』
そうはしゃぐ私の肩に父さんの腕が食い込んだ。
『アム、あれは母さんじゃない』
『何言ってるの父さん! 母さんよ、母さんが生き返ったのよ!』
『違う、違うんだよ。アム……』
悲しそうに父さんは言い、死体屋の代表らしき男に父さんは言葉を向けた。
『終わったかね?』
『はい、経過は順調です。この分なら慰労金もかなりの額が期待出来るでしょう』
『そうかね、それは良かった。蓄えが少々心細いところだったんだ、これから娘と二人で暮らしていかなければならないからね。少しでも高く売れたほうがいい』
二人の会話を呆然と聞いていた幼い私は、慌ててその会話に割り込もうとする。
『父さんなんてこと言ってるの! そんな酷いこと言ったら母さんだって悲しむよ』
『そんなことは絶対にない』
言い切った父さんの手が肩に食い込む、まるで万力のような力に私は顔を顰めると起き上がった母さんが硝子球そのものの眼でこちらを見ていた。
『母さんは、死んでしまったんだ。そうだろう?』
父さんの問いに、母さんは応えた。
『はい、この肉体の持ち主の死亡は確認されています。そうでなくてはアンデッドプログラムは定着できません』
『ほらな、だからこいつはただの……』
『母さん!』
95:アンデッドクライ ノーライフグリーフ 1
08/06/05 02:02:13 j+ocdTap
「母さん!」
私は叫び、そして夢から覚めた。
右を見て、左を見て、そして寝ぼけた頭で夢であることを理解し、そして私は両手で顔を多い天を仰ぐ。
「―ばっかみたい」
本当に馬鹿丸出しだ、いくら肉親の死とそのゾンビ化を見たからってこの年まで引きずるなんて、ジュニアスクールの子達に餓鬼だと笑われてしまってもしょうがないかもしれない。
「あの程度のこと引きずるなんて……」
「お待っとさん、ご注文の品出来たよん」
突然背後から声を掛けられて、私はびくりと体を震わせる。
そこには血と脳漿と薬品に染まったツナギを着たヘブンスが立っていた。
「そ、そうありがと。手間かけさせちゃったかな?」
「気にしない気にしない、アムちゃんうちのお得意様だし」
黒い髪を髑髏マークのバンダナで纏めた好青年は歪な並びの歯を剥き出してニカっと笑う、その笑顔があまりにも魅力的でほんの少しだけ胸がときめいた。
ああもったいない、これで鮫みたいな歯の並びと重度の死体愛好者ってことさえなんとかなれば生身の女の子の一人や二人くらいはひっかけることが出来るだろうに。
「んで出来るだけ表情豊かなゾンビをご注文とのことだったけど?」
「ええ、前のが終わっちゃったから身の回りの世話をさせる奴が欲しくてね。それならこう言う風なのの方が面白いと思ったから」
今時時代遅れの奴隷市場になど行かなくても、そのへんの死体屋でゾンビはいくらでも手に入る。
絶対に逆らわず、人が生まれてくる限りいくらでも補充が利き、しかもゾンビパウダーと呼ばれる白い粉をかけるだけで簡単に作り出せる労働力。
それを手に入れてから、私たちの暮らしは劇的に様変わりしたと言っていい。
そして今私の目の前には、私たちのご先祖さま達が築き上げてきた技術の粋によって作られた商品が横たえられている。
作ったのはヘブンス、あまりにもあまりなネーミングのこの店“ネクロフィリア”に若き狂人である。
そう狂人だ、死体屋などやっている人間はだいたい狂人と相場が決まっているものなのだ、私の偏見から言えば。
さて、今回の商品だが私は一目見て満足した。
針のようにまっすぐな長い金髪と、薄いぷっくりとした桃色の唇、あの父親から生まれてきたとは到底信じられない目鼻立ちの整った童顔ぎみの顔、身長は低くて胸は可も無く不可もなく、体重は―要努力。
つまりはそこに転がっていたのは「私」だった。
唯一違うのは、目の前の「私」の股間には女の子部分の上から凶悪な肉の槍が生えていると言うこと。
「しっかし君もいい趣味してるね、アンドロギュノスで自分と同じ姿にしてくれって」
そう言われてもピンとこない、だから私はヘブンスに言ってやった。
「そんなにおかしいかな? 自分自身を滅茶苦茶にしてやりたいってのは、誰でも思うことだと思うけど」
けれど痛いのは嫌だから実行には移せない、たとえ双子の姉妹だったとしても結果は同じだ。一緒に生きてきた半身を切り落とすことなど出来ない。
だがゾンビなら?
確かに色々と手を加えるとお金はかかるけど、政府の補助のおかげでそうそう目玉が飛び出るような値段になるものでもない。
そしてヘブンスの職人芸のおかげで顔かたちは私と全く変わらない、今は眼を閉じているから分からないが恐らく色素が薄かったせいで紅とも橙とも付かない色の瞳も完璧に再現されているのだろう。
それを刳り貫き、体中に傷を刻むことを考えただけで体の芯が熱くなってしまうのは―やはり私があの男の娘だからか。
「いいわ、考えただけで楽しそう……」
そう言った私の言葉に答えたのは、彼の引き攣った笑いだけ。
「ところで銘は何にする? なんだったら好きな箇所に刺青をサービスで入れさせて貰うよ」
「そうね、それじゃあ……」
私は以前から考えていた名前をヘブンスに告げ、そして彼女を持ち帰った。
いや彼と言うべきなのかもしれない、少なくともあの時の私には彼は年端もいかない男の子のように思えたのだ。
「呪われ子」と名付けた、私の顔をしたそのゾンビは……
96:アンデッドクライ ノーライフグリーフ 1
08/06/05 02:13:38 j+ocdTap
とりあえず今回は以上です。
続きが書け次第投下させて戴きます。
全部で30kb程度の短編の予定、仕事が忙しいので何時になるかは分かりませんがちゃんと完結させるつもりです。
一応話的にはゾンビを労働力として使っている世界で、ゾンビとの性交は性欲処理の手段として奨励されている感じ。
ゾンビには心が無く、ゾンビパウダーを振り掛けると生前のほぼ知識を残したまま人形として所有者の言うことを聞く、と言う設定になっています。
あらすじとしてはやさぐれぎみの主人公の女の子が心を持ったままゾンビになってしまった男の子と出会うと言う話になるでしょうか?
それでは駄作投下させていただいて失礼致しました。
97:名無しさん@ピンキー
08/06/07 06:58:29 79c9cnvZ
これが駄作だなんてとんでもない!
あなたは間違いなくこのスレのパイオニア
98:アンデッドクライ ノーライフグリーフ 2
08/06/09 23:07:41 eyx62ovL
「うー、あーもう、ほんとなんだって言うのよ!」
私は今絶賛自室のベットの上で唸っている、天井は高く背中に当たる感触は柔らかい。
無造作に皺を作っているベットは生地から作りから最高級の代物で、一般人として生活してきた私には落ち着かない。
なんでかつては一日の食事すら事欠いていた私がこんな良い生活が出来るのかと言えば、父さんが興した事業が好調だから。だからあの馬鹿親父はこれまでの埋め合わせとばかりに思い出したように色々なものを買っては私の部屋に置いていくのだ。
私が欲しがるものは、全てくだらないと一蹴するくせに。
「あの、大丈夫ですか?」
ああ、余計なことを考えて現実逃避している場合じゃない。
今一番大切なのは、こいつは一体なんなんだ? ってことだ。
「答えなさい、貴方は一体何者なの!」
びしぃ、と私の顔をしたアンノウンに指先を突きつける。
そいつは困った顔であたりをきょろきょろと見渡すと、まるで親に叱られた子供みたいに上目遣いで。
「あの、分かりません」
と言った。
「分かりませんって何よ、分かりませんって!」
「ごっ、ごめんなさい」
私の剣幕に怯えているのだろうか? そいつは顔をかばうような仕草で身を縮ませる。
「目が覚めたら此処にいたんだよぅ」
「此処にいたんだよぅ、じゃないでしょう!」
私はずいっとそいつに向かって一歩踏み込んだ、橙色の瞳が潤み今にも泣き出しそうになる。
「貴方はゾンビなのよね!? 本当にもう死んでるのよね?」
「え、あ、あの……その…………」
ああっ、もうはっきりしなさい。
「だったらゾンビはゾンビらしく死んでなさいよ!」
言ってから自分でも随分無理なことを言っている気がしたが、もはや止まれない。
「ひうっ、ごめんなさい。ごめんなさい」
そうやってしゃくりあげながら私に向かって必死で頭を下げるこいつを見ていたら、もう止まれるはずが無い。
「ごめん、なさい、ぼくなんかが生きてて……ごめん、なさい、ごめんなさい」
そいつはぽろぽろと涙をこぼしながら嗚咽交じりにしゃ
99:アンデッドクライ ノーライフグリーフ 2
08/06/09 23:08:39 eyx62ovL
そいつはぽろぽろと涙をこぼしながら嗚咽交じりにしゃくりあげる、涙で汚れたぐしゃぐしゃの顔を見ていると心の底に火が着いたみたい。
こいつを滅茶苦茶にしてやりたい。
引き裂き、壊し、磨り潰し、何十人の男たちからレイプされたみたいにズタボロにしてやりたい。
私と同じ顔をしているくせに、私よりずっと可愛い貌(カオ)で泣き崩れるこいつを虐めてやりたい。
私はにこやかな笑みで自分自身の最低最悪の嗜好を押し隠すと、出来るだけにこやかなこいつに向かって笑いかけた。
「いいよ、許したげる」
「―え?」
「私が貴方を受け入れてあげるってこと」
そう言って私はこいつにキスをした。
「ふぐっ!?」
暴れるこいつを優しく抱きとめて、落ち着くようにゆっくりと背中を撫でてやる。こじ入れるように舌を突き入れ、歯茎をしゃぶり、戸惑ったように踊る相手の舌を絡め取る。
ぬちゃぬちゃと言う水音、血と消毒液と私の好物の葡萄の味がする口内を力の限りに蹂躙し、
「私の“モノ”にしてあげる、死んでもまだ心が残っているって言うのなら、その心ごと奪ってあげるだけの話よ」
「あ、ふぁぁ……あがっ!?」
そしてその舌を噛み千切った。
「ひぎっ、ぎっ、いっはひ、らりを、らりをひたん、れすふぁ!?」
驚いたように声をあげるその姿にチクリと罪悪感が刺激されたけれど、私の滾りはますます高まっていく。
「やっぱり、本当にゾンビなんだ」
予想通り血は殆ど流れなかった、変わりにどろりとした紅色の粘液がスライムのようにその傷口からあふれ出る。
そしてその粘液はほんの僅かな時間で店で売っている傷薬のように固まって、千切れた舌に出来た大きな傷口を塞いでしまった。
「だったら、遠慮しなくても大丈夫だよね?」
怯える彼に向かって私は出来る限り残酷そうに微笑むと、口の中に残っていた舌を吐き出した。
「たっぷりと、私の“モノ”って証を刻んであげるから」
着せていた服を引きちぎり、まだ膨らみかけの乳房に刻まれた刺青を舐め上げる。
そこにはヘブンスが入れた刺青がある。
“ヴィティス”
もし私が死産だったら付けられる筈だった名前。
父の働いていた農園で、私が生まれた時一番最初に腐った葡萄の名前。
それは私から見れば本当にくだらない風習で、今もやっているような家があるなら鼻で笑ってしまうけど、でもこの子にはその名前が相応しいとあの時の私は思ったのだ。
「これから、貴方はヴィティスよ」
「――!?」
「こんにちは愛しくて憎らしい、もう一人の私」
そして私はもう一度“ヴィティス”に向かってキスをした。
彼の唇は鉄臭い血の味しかしなかった。
100:アンデッドクライ ノーライフグリーフ 2
08/06/09 23:09:24 eyx62ovL
「で、こんなになるまでやったってかい?」
呆れ顔のヘブンスを前に私はぽりぽりと頭を掻いた。
私の目の前にはあのヘブンスですらあきれるような惨状になっているヴィティスが転がっている。
「うん、確かにちょっと、やりすぎたかも……」
出来るだけ可愛らしく言ったつもりだけど、帰ってきたのはヘブンスの冷たい視線だけだった。
「ちょっとって、君ねぇ……」
「あ、あはは、あははは」
私の笑い声に反応しているのかびくんびくんとヴィティスは痙攣する、笑い声にあわせてびくんびくんすると言うシュールな光景を見ていると再びふつふつと罪悪感が頭をもたげてきた。
うん、やっぱりやりすぎだった。特に達磨にしたのは失敗だ、此処まで運んでくるのは大変だったし。
「そう責めてやるなヘブンス、加減が出来ないのはアムレンシス嬢くらいの年頃の子にはよくあることさね」
そう言って嘴を突っ込んできたのは絶世の美女。
「あ、こんにちはヴェラさん。お邪魔してます」
「おう、まぁ陰気なとこだがゆっくりしていきなさい」
かっかと笑うこの人の正体はヘブンスの師匠で名前をヴェラと言うらしい。
聞いた話だとフリーの整体士で死体を弄るのが三度の飯より好きだとか。
噂だとゾンビを弄れないと発狂するからゾンビを弄れない日は自分の体を弄っているとか、でもそれも所詮噂だろう。いくら改造が好きだからって麻酔をかけず激痛に耐えながら自分の体を弄り回すような人間が居る訳が……
そこまで考えた時、ヴェラさんの白いシャツの裾から覗く縫い痕が眼に入り、私は何も考えられなくなってしまった。
「さてとそれでこの子が話題のヴィティスくんかな?」
ねっとりとした粘つくような視線でヴェラさんはヴィティスを見た、その熱の籠り方は半端ではなくて、傍にいた私ですら思わずぞくりとしてしまったほど。
ヴィティスなら一溜りもないだろうと思ったけど、生憎と両目ともに私が潰してしまったからヴィティスは状況が理解できない。
理解できないなりになんとなく感じ入るものがあるのか、ヴィティスは診察台の上で体のなかで動かせる部分を必死で動かして懸命に抵抗する。
「なるほど、確かにこれは……」
そう言いながらヴェラさんはヴィティスの体をなぞって行く、ヴェラさんの白い指が生々しい傷だらけの白い肌をなぞるたび、舌を失ったヴィティスが苦痛とも官能とも判断つかないうめき声をあげた。
「ぐぅ、ふぐぅっぅぅ!?」
「なるほど、痛覚は感じていないようだ。しかし妙だな、そうなると何故触覚は生きている?」
「麻酔ですかね?」
101:アンデッドクライ ノーライフグリーフ 2
08/06/09 23:09:53 eyx62ovL
「いやそうなると痒みや快楽を感じると言う点が不可解だ、形こそ違うものの“痛覚”を介して感じる感覚だからな。むしろ一定以上の痛覚の受容を脳がカットしていると考えたほうが納得できる」
ヴェラさんは確かめるように指をヴィティスの女の子の部分に突き込んだ、そのまま具合を見るように縦横に動かす。
「ふくぁぁぁぁ!?」
攻めとも意識しない無遠慮で無造作な動きに耐えられなかったのか、ヴィティスが声をあげて潮を吹いた。と言うか昨日責めすぎたせいで穴と言う穴がゆるくなっているのかもしれない。
女の子部分の上についている醜悪な形のペニスも栓さえ詰めてないなければだらしなく精液を吐き出していただろう。
「ふむ、感度は良好。これはまったくもって興味深い症例だ。ゾクゾクしてしまうよ、ボクがネクロマンシーの歴史に新たな一ページを刻めるのかもしれないと思うとね」
そう言うヴェラさんの足は小刻みに震え、そしてその太ももはしとどに濡れていた。
視線を辿れば血と脂で汚れたタイトなスカートに眼で見て分かるほどの沁みが浮き出ており、その胸にぶらさがった形の良い二つの塊は白衣の上から見ても一目で分かるほど隆起している。
そして何より怖いのはその眼だ、私も人の事は言えないが相当狂った眼をしていた。
例えるなら何度もオルガを味わった後にさらにその先が待っていたみたいな、全然手入れされていないボサボサの髪が作る影の奥で瞳孔は潤みきり充血しきった瞳を許しながら、ヴェラさんはヴィティスの体をまさぐっている。
「ねぇ、アムレンシス嬢」
ヴェラさんはあえぎ声のような声で私に言う。
その顔を突きつけて、まるで玩具を前にした子供みたいに。
「この子を、うちで買い戻させてくれないか?金ならいくらでも出すし、代わりのゾンビはボクが腕によりかけてこさえよう、だからな?いいよね、いい、だろう?」
「ちょ、師匠」
まだヘブンスは幾分冷静だったようだ、ヴェラさんの困ったような声を上げ―そして汚れたコンクリートの床の上に倒れ付した。
「煩い! お前は黙っていろ」
ヴェラさんが手にしていたペンチでヘブンスの頭を殴り飛ばしたのだと気づいたのは、ヘブンスの割れた額から赤いものが床に流れ出したのを見て。
命に別状がないと分かったのは、ヘブンスが苦い顔で笑いながらうめき声を上げるのを見て。
視界の端に見えた事実に少しだけほっとしたけど、でも私の視線はヴェラさんから少しも離せなかった。
「な? お願いだ、お願いだよぅ」
そう言いながらヴェラさんは信じられない力で私の両肩を掴み、そして……
「お断りします」
私ははっきりと、そう言い切った。
102:アンデッドクライ ノーライフグリーフ 2
08/06/09 23:11:24 eyx62ovL
第二話以上でございます。
全然エロくなくてすいません、次こそ、次こそはなんとか……
103:名無しさん@ピンキー
08/06/11 07:14:44 /qATOO5j
おお…GJ!
しかしアンデッドネタに目覚めてしまうとは複雑な気持ちだなwwww
ここで好きになっても商業とかでは開拓されてないっぽいジャンルだからなぁ
ライフエラーぐらいしか思いつかないし
104:名無しさん@ピンキー
08/06/12 19:09:56 tyWlnhTB
カスタムゾンビちゃんとか
105:名無しさん@ピンキー
08/06/15 21:04:13 qg8Eq/ZL
リインカネーションあげ
106:アンデッドクライ ノーライフグリーフ 3
08/06/22 03:40:21 jGwAFrHS
ガタガタと馬車が揺れる。
最近は随分と蒸気機関で動く車が普及したって聞くけれど、こんな田舎ではまだまだゾンビ馬が引く荷馬車が現役だ。
窓から見えるのは一面の葡萄畑と、そこであわただしく働く多数の人影。
勿論殆どがゾンビなのは言うまでも無く、一目見て生きていると分かるのは折りたたみの椅子の上でふんぞり返って鼾をかいている豚のような男だけ。
どこまでも続き変わらない景色を眺めながら、私は相当不機嫌だった。
「あ、あの……」
「なに?」
問いかけてきたヴィティスに向かって振り向くとヴィティスは「ひっ」と寸詰まりの悲鳴を上げた。
失礼にも程があると思い、懐からナイフを取り出した。
「ごっごめんなさい、ごめんなさい」
ただ取り出しただけだと言うのにこの怯えよう、その姿があまりにも滑稽で私は少しだけ溜飲を下げた。
「いいわ、何言おうとしたの?」
「えっ、でも、くだらないことだし……」
「言いなさい!」
「はっ、はい、ええと、その良かったんですか?」
「何が?」
とりあえず嵌めただけの仮留めの右眼で、ヴィティスはこちらの機嫌を伺うように上目遣い。
「ぼくのせいなんですよね? あの人と喧嘩になったのって」
その言葉に少し驚いた。四肢をもがれ両目を抉られても、ヴィティスはちゃんと状況を理解している。
「ええ、そうよあなたを渡す渡さないで色々と無茶を聞いてくれる死体屋に出入りできなくなったの」
「ごめんなさい、ごめんなさい。ぼくなんかのために」
身を竦ませ何度も何度も謝るヴィティス、馬鹿みたいだ。あの状況を冷静に判断できる頭があるのなら私が何に苛立っているのか分かろうと言うものだろうに。
そう言うところは所詮ゾンビなのだろう。
「なに? 私の決定にいちゃもんつける気なの?」
「い、いえ、けしてそんなことは……」
「だったら……」
私はずいっと馬車の反対側の席に座っているヴィティスに向かって身を乗り出した。
「私の言葉に従いなさい」
不安そうな顔でヴィティスは私のことを見つめる、間に合わせでサイズの合わない黒瞳が迷うようにあちこちに泳ぐ。
無理やり繋げただけのつぎはぎだらけの体、私にそっくりなその姿を見つめながら。
私は、ヴィティスが来てから何度目になるか分からない舌なめずりをした。
「はっ、はい!」
調教に成果だろう、具体的な命令を与えられたヴィティスは眼を輝かせる。
だがその顔はすぐに絶望に沈んだ。
「命令よ。これから私を滅茶苦茶にしなさい」
107:アンデッドクライ ノーライフグリーフ 3
08/06/22 03:42:13 jGwAFrHS
「え、う、あ……」
困ってる困ってる。
あたふたと慌てるヴィティスの姿に満足感を覚える、その白い肌に傷を刻むのもいいがこうやって嬲るのもまた良いものだ。
「どうしたの? 私の命令が聞けない?」
そう言ったところでようやく覚悟を決めたのかヴィティスはのろのろと動き出した。
「い、いい? いいんですか?」
「二度言わせる気?」
そして私は着ていた服をはだけさせた、父さんがプレゼントに買って来た白いワンピースが馬車の床に落ち乾いた泥と枯れ葉で汚れる。
ああ、この服は二度と着れないと思って私は笑った。
父さんは気づいているだろうか? 娘がこうやって毎度毎度服を汚して帰ってくるのは意地の悪い当てこすりだと言うことに。
「あっ、ふ」
わざとらしいほど鼻に掛かった声。
考えごとをしている最中に触れてきたごわごわした手の感触に、私は思わず身震いしてしまう。
「やれば……出来るんじゃないの」
腕も足もそして眼も、気が変わったらいつでもと言うことでヴェラさんがサービスで付けてくれた三級品。
だけどそれがいい、溜まらない。
自慢ではないが私はそこそこ容姿は整っているほうだ、肌は白いし腰だっていい感じに括れている―まぁ胸とおしりはは標準的だから将来に期待だけれども。
そんな私の体に無理やり接いだ浅黒い丸太のような腕、それが私の体を蹂躙している。
ああ、認めざるを得ない。
私は確かにいじめっ子だが同時にマゾの資質があるってことを。
そうでなければこのような自己否定で暗い情動を覚えたりはしないだろう。
自分の顔をした醜い人形に滅茶苦茶にされると言うシチュエーションでこんなにも滾ったりはしないだろう。
108:アンデッドクライ ノーライフグリーフ 3
08/06/22 03:43:01 jGwAFrHS
「さっさとやりなさいよ、この愚図」
そう言ってヴィティスの顎をヒールの先で蹴り上げる、尖った靴は白い肌に痣を作ったがゾンビがこの程度で参るはずが無い。
なんたって腐って骨が見えるほどぐちゃぐちゃになってもまだ動ける化け物なんだから。
「ん、んんっ、駄目よ、全然駄目」
不器用な動きでバナナみたいな不細工な手がたいして大きくも無い私の胸をまさぐる、ぐにぐにとこねくり回し宝石でも扱うように恐々と先端の突起を抓む。
それだけでも体中が瘧のように振るえ出し、ショーツは愚か座った椅子まで濡らしてしまいそうになるがコイツの前でそんな無様な姿は晒せない。
「そんなんじゃ全然気持ちよくなんかないわ、もっと強―痛っ」
確かに強しろとは言ったがいくらなんでも強すぎる、私の乳房に食い込み握りつぶさんばかりに締め上げる指の力に抗議の声を上げようとして背筋が凍った。
「かっ、かふっ、かかかか、かふっ」
何するのよ、そんな風に言える雰囲気じゃ全然なかった。
ヴィティスは口から泡を吹きながら、真っ赤に血走った瞳を左右別々の方向に狂ったよう彷徨わせていた。
「ヴィ―ティス?」
狂ったように彷徨っていた瞳がゆっくりと私を焦点に捉える。
私と変わらないはずなのにやたらと大きく見えるヴィティスの体がゆっくりとのしかかってくる。
「な、なにっ!?」
怯えた私の声がおかしいのかヴィティスは笑い、そして言った。
「ねえさん」
沼の底に沈んだ水晶みたいな笑顔のまま、ヴィティスは私をめちゃくちゃにした。
109:アンデッドクライ ノーライフグリーフ 3
08/06/22 03:43:35 jGwAFrHS
―その三時間のことをアムはほとんど覚えていない。まるで嵐のようなまぐわいはすごく短かったようでもありすごく長かったようでもある。
―アムが正気に戻った時には馬車は家に着いていて、力尽きて倒れてしまったヴィティスを引きずりレイプされた後とは到底思えない力強さで部屋へと戻ったと言うだけ。
―思いのほかけろっとしているのはアムは心のどこかでこうなることを望んでいたからかもしれない、これがもし他のどこの馬の骨とも知らない男が相手なら薄汚いチ○ポコを切り落とし膾にしてゾンビにしたあと骨になるまで働かせてもまだ足りないところだが。
―自分自身で自分自身を穢すと言うある意味自殺じみた自己否定に、惹かれるものがあったからこそ……
―もしあの時馬車のなかの光景を見ている人物がいたならば蒼い顔をしてこう言っただろう。
―「このキ○ガイめ」と
初めに感じたのは消毒用エタノールの匂いと唇から流れ込む血の味だった。続いて感じる強烈な腐敗臭と腐った食べ物を口に入れたときのようなえぐみに耐え切れずアムは嘔吐と共に吐き出そうとする。
だがヴィティスは許してくれなかった。
「ほら姉さん、もっと奥まで銜えて……」
おどおどしていた少年の面影は何処へ行ったのか、ヴィティスはその少女の顔に恍惚とした表情を浮かべながら両手で固定したアムの顔に腰を突きこんだ。
当然吐き出そうとしていたアムの意思などは無視。
ずるりと咽喉の奥まで槍の様な畸形を突きいれ、這い上がった来た胃液を力技で押し返す。
「あっ、ねえさ、ねえさっ」
ヴィティスはぶるりと体を震わせると何度も何度も粘ついた液体を吐き出した。
アムの胃に向かって叩きつけられるその液体は精液と言うにはあまりにも粘つきすぎていた。
灰色のスライムたちはアムの胃液と交じりその胃を存分に蹂躙し、
「うっ、おぅっぇえぇぇぇえ」
生まれ故郷に戻るかの如く、天に向かって突き立つ肉に絡みつく。
ドチャリドチャリと音を立てて床に散らばるその姿は、まるで腐りすぎたゾンビから肉が剥がれ落ちる様にも似ていた。
「まだだ、まだまだぜんぜんたりないんだ、ねえさん」
腐り腐り腐り果て、常人ならば悪臭で一秒たりとも踏みとどまれない死の楽園のなかで。
全裸の少女の姿をした不死の王様がこれから来る宴を待ちわびて笑っていた。
110:アンデッドクライ ノーライフグリーフ 3
08/06/22 03:45:10 jGwAFrHS
以上三話でございました。
エロと言うより―グロ?
すいません。
そして些か分の量に対して設定詰め込みすぎか、駄目だな俺。
第四話は七月までにはなんとか……
111:名無しさん@ピンキー
08/06/28 01:30:39 +Gfar7+M
もう誰もいないのかな……
112:名無しさん@ピンキー
08/06/28 22:41:41 yFZg8Wuu
いるよ!
113:名無しさん@ピンキー
08/07/05 16:01:03 nyEMd66e
成田良悟スレにデュラハン物のエロがあった
アンデッドっていうより、妖精か何かの位置づけみたいな感じだったけど
114:名無しさん@ピンキー
08/07/18 10:03:09 /4ZuJ90z
リッチかノーライフキングで何か希望。
115:名無しさん@ピンキー
08/07/30 23:38:41 hIC+yMiI
ヴァンパイアも捨てがたい……というわけで保守
116:名無しさん@ピンキー
08/08/03 01:51:12 vYII+Uig
デュラハンは挿れる穴が多くていいよね
117:名無しさん@ピンキー
08/08/17 18:53:07 VPbGFe8w
>>110
ちょっと遅レスだけど、凄い読ませる文章だな
こんなニッチなスレにこんな神がいるとは…
118:名無しさん@ピンキー
08/08/21 10:33:48 XkzHMa/m
悪魔城ドラキュラのレギオンの女だけバージョンってのはありかな
119:名無しさん@ピンキー
08/08/22 05:37:51 hoJEz+62
キョンシーに萌えるのだが
120:名無しさん@ピンキー
08/08/23 23:43:37 pKZy1+zy
女の子の集合体ってのは大好きだ…
しかし、文章書いてもまったくエロくないんだよねぇw
121:聖なる少女が堕ちる夜1
08/09/07 02:11:07 VDOSI1wB
それは一瞬の出来事だった。
彼女の警告を無視して不用意に接近した弟が、首だけになったヴァンプに
左手を噛まれた。
「―ひ、ヒィィイィ!?」
ヴァンプに噛まれる。その意味をイヤというほど熟知している弟が、哀れ
げな悲鳴をあげた。
恐慌をきたして、噛み付いたヴァンプをなんとか振り払おうとする。
「―神よ!」
その腕めがけて、アイディーリアは咄嗟に法術を迸らせた。
「―ゴアアアアアッ!?」
窮鼠となって最後の抵抗をみせたヴァンプが、聖なる光に灼き尽くされて
塵となって消える。
その瞬間、彼女は最も信じたくないものをみてしまった。
弟の腕もまた、彼女の光によって灰になったのだ。
魔だけを滅ぼす光によって。
慌てて駈け寄り、気絶した弟に向かって首に下げた十字架を当てる。
ジュウ、と肉の焼ける音とともに、弟の肌に十字の火傷跡がついた。
「そ、そんな……ッ、しっかりして、バード!」
―聖十字反応陽性。
その事実が告げる冷酷な現実を受け止めきれず、アイディーリアは最愛の
弟の肩を揺すり続けた。
だが、弟は目を覚まさない。すでに魔法の眠りに入ってしまっているのだ。
このまま夜を迎えれば、弟は永劫の夜を生きるあの忌むべき生き物。その
眷属へと変わり果ててしまう。
アイディーリアの細身の身体に冷たい恐怖が忍び寄る。
まだ、身体は温かいのに。
幼いころからずっとふたりで生きてきた、彼女にとってのかけがえのない
存在なのに。
それが―滅ぼすべき魔へと変わってしまう。
その事実を、アイディーリアはどうしても受け入れることができなかった。
122:聖なる少女が堕ちる夜2
08/09/07 02:16:18 VDOSI1wB
―文献では、成功率は0.1%を切ると書かれていた。
それでも、もう、これしか方法は残っていない。
ディスペル・マジック。
ヴァンプによる不死化は、呪法学的には強力な呪いの一種とされている。
つまり、理論上、法術による解呪が不可能ではないのだ。
たとえ2000年を超える人の世の歴史のなかで、それに成功した者が片
指の数にも満たないとしても。
アイディーリアは残された方法に縋り、躊躇いなく呪法を唱えた。
『魔を払う者たち<クルセイダーズ>』のなかにあって、20年に一人の
才能と謳われる天才少女クルセイダーの渾身の解呪が最愛の弟に向けられる。
だが、結果は
―失敗。
「―ッくぅ」
弾かれた時の手ごたえから、この呪いは、現代最高峰の神術の使い手であ
る彼女の手にすら楽に余る代物であるということがはっきりとわかった。
そうでなければ、ヴァンプがこれほど人から恐れられるわけがない。
一度噛まれたら助からない。噛まれた者は瞬時に神の輪廻の輪から外され、
魂の消滅とともに、永劫の闇をさすらう不死の怪物と化す。
―弟をそんな目に合わせるなど、できるはずがなかった。
「ぜったい助けてみせるんだから……ッ!」
アイディーリアは渾身の力を振り絞って二回目の解呪を唱えるべく、精神
を研ぎ澄ませた。
まだ、朝の日は昇り始めたばかりだ。
タイムリミットは日没。それまでに一度でも成功させればいい。
奇跡が必要なら、起こせばいいのだ。
たとえそれがどれほど無謀な賭けであろうとも、彼女にそれ以外の選択肢
はなかった。
つづく
123:名無しさん@ピンキー
08/09/10 01:29:26 Nr/VAoLC
>>121-122
続きにwktkして待ってる
124:名無しさん@ピンキー
08/09/11 19:18:18 a7te4pgn
保守をかねて、ちょいとレギオンの描写に挑戦
…でも、エロくないw
罅割れた内壁を幾つも破砕し、潜り抜けながらダンピールの少年は先を急いでいた。
先の戦闘でインプの群れから助けだした、金髪のまだ幼いと言ってよい少女は
意外にもまだまだ元気のようで、気丈にも自分の後を駆けて来る。
大粒の蒼い瞳の際立つ顔の造作は、仄暗い中でもはっきり判るほど見目が良かった。
聞けば、欧州では高名な神秘の力を秘めた血統だそうで、禍々しい儀式の生贄に
するため誘拐されたらしい。
だとすれば、多少足手纏いになろうと容易く奪回されるわけにはいくまい。
しかし、既にこの魔城を中心に呪術圏(スペルバウンド)は拡大しつつあった。
もはや、ただひとり外に逃したところで危険であることに変わりはない。
それなら自分の手の届く所にいてくれたほうがまだ守り易いというものである。
どれくらいの距離を駆け抜けたであろうか…。
唐突に、眼前に広大な空間が開け、その中空に何かが存在している。
あたかも偽りの満月のような威容であるが、程無く正体が判明する。
…其れは、巨大な肉の塊としか形容しようが無かった。
おぞましいことに、その表面は骸のような少女たちの艶かしい肉体にびっしりと覆われていた。
すらりとしたしなやかな四肢、まだあどけなさの残る顔、そして初々しい乳房や陰裂の数々が、
互いに絡み合い睦み合うが如き様は、あまりに冒涜的で目が眩むような美すら感じさせた。
立ち昇る濃密な妖気と死臭が、いままでに相手にしてきた小鬼や生ける死者、そして
インプたちとはまったく格が違う、恐るべき敵であることを少年に告げていた。
125:名無しさん@ピンキー
08/09/11 19:20:13 a7te4pgn
「……れぎおん」
不意に金髪の少女の口から言葉が漏れ出た。
ぼやけかけた記憶をしばし弄り、吸血鬼狩りの血を引く少年がその意味を見出す。
其は一にして全、恐るべき巨大な数量にて、全てを虐げ賤しめるという悪霊の軍団の名である。
少年が手にした得物をきつく握り締め、そのまま高々と跳躍し、浮かぶ醜悪な肉塊を打ち据えた。
(…その武器、破邪の鞭は、少年の血統にしか使えなかった)
「はぁんっ、あんっ、あっ、んぁっ、ああーーーっ、あぁーーーっ!!」
緋色の疵が縞模様のように駆け巡り、肉の生贄たちが煩悶とも嬌声ともつかぬ悩ましい声で喘いだ。
少年が後退りもう一打加えると、今度は明らかに性的な快美感の極まった淫靡な合唱が鳴り響いていく。
半死人の娘たちの肢体の幾つかが衝撃で剥がれ床に落ちるが、何の痛痒も感じないのか、そのまま
ゾンビのように、じわじわと二人の傍ににじり寄ってくる。
さらに球体の中央に亀裂が入り、其処からじわじわと広がっていく、それも陰門のように淫猥な形状の…。
同時に経血のような赤黒い体液が滲み出て、見る見るおぞましい肉塊の表層を覆い尽くし彩っていく。
「!!」
突然、亀裂から熱い液体が迸り、つい今しがた少年達が位置していた石畳を溶解した。
白煙が濛々と立ち昇り、其処一面に発情した少女たちの生々しい性臭が広がっていった。
視覚や聴覚、そして嗅覚に訴える夥しい性的な刺激。
そのひとつひとつが牡の本能を掻き乱し、侵食し、惑乱させる罠だった。
126:名無しさん@ピンキー
08/09/11 19:21:30 a7te4pgn
さらに球体の淫裂が完全に開き切り、其処から人間の腸管を思わせる様な触手が何本も吐き出される。
金髪の少女のまだ幼い体を横抱きにしたダンピールの少年は、これも苦心しながらも凌ぎ切った。
だが、すぐ足元にゾンビ同然の裸身の少女たちが赤黒い粘液に塗れ、自らも半ば溶けながら、
ぴちゃぴちゃとおぞましい水音を立てながら這い寄って来る。
徐々に逃げ場が狭まっていく…、もし、この少女たちや触手の忌まわしい抱擁を受ければ、
忽ち精気を抜かれ、少年たちもまた生ける屍に成り果てるであろう。
その時、何を思ったのか金髪の少女がドレスの胸元に手をかけ、そのまま一気に脱ぎ捨てた。
薄闇の中に、純白のドロワーズひとつになった少女の、初々しい裸の胸が浮かび上がる。
まだまだ薄く固い膨らみ、その頂には淡い桃色の粒が恥ずかしそうに息付いていた。
そのまま長い金髪を翻し、少女は愛らしい裸身を汚穢なる妖物たちに見せ付けるように躍り出た。
「おぉおおおおお…」
羨望と怨嗟が陰惨な呻きとなる…、仄かに煌く裸身は屍少女たちの生の希求をも呼び覚ました。
少女は、そのまま薄紅色に頬を染めながら駆け出し、触手や屍娘たちを惹きつける囮の役を
自らに課した。
その隙に態勢を立て直した少年が懐中から聖水の小瓶を取り出し、得物である破邪の鞭に振りかけ、
さらに武器の有効距離を延長する鎖やロッドを素早く装着すると、再び巨大な死霊塊に挑みかかる。
「ぎぃええええぇ!!!」
鞭の先端が一閃し、肉の弾け裂ける凄惨な音とともに、今度は明らかな苦鳴が響き渡った。
手応えを感じ取った若きダンピールはそのまま破邪の鞭を振るい続け、魔界の偽りの月は徐々に
娘たちの柔肉をこそぎ取られ、痩せ細り、やがて四方から触手を生やした醜悪な肉塊が中からまろび出る。
その中央部には、巨大な単眼が存在していた。
即座に本体と看破した少年が、胸から聖別された投擲用のダガーを取り出し、腕を翻した。
狙い違わず邪眼を射抜かれたレギオンの本体は、呆気無く地に墜ち、腐汁に塗れながら溶けていった。
…戦いの後には、無数の屍少女たちが無残に晒されていた。
仮初めの生命の糸が未だ断ち切れていないのか、陸揚げされた魚のようにまだぴくぴくと蠢いている。
一人として手足が満足な娘はいない…、骨を溶かされ、紐のように絡まって結び付いていたらしい。
折り悪く火を熾す道具を所持してない。
哀れだが、もはや此処で乾き、朽ち果てるのを待つしかない。
ダンピールの少年は犠牲となった少女たちの運命を悼み、しばし瞑目していたが不意に上着の脇を
ちょんと摘まれて驚いて振り返った。
其処には拾ったドレスで胸を覆い、まだはぁはぁと息を弾ませている裸の美少女の姿があった。
追い縋る悪霊たちの手を掻い潜りながら見せた、まるで軽業師でも連想させるような身のこなしを
思い起こしたダンピールの少年は、少し眩しそうに蛮勇を貫き抜いた少女を見下ろした。
一方の少女の深い蒼の瞳には、戦い抜いた誇りと仄かな恥じらいが浮かんでいた。
127:名無しさん@ピンキー
08/09/12 00:15:42 zhwExH3y
GJです。完全に戦闘シーンだけどそれがいい
あとこんな画像を発掘
URLリンク(up2.pandoravote.net)
128:名無しさん@ピンキー
08/09/30 00:52:38 ng2vOeZC
話の続きを待ちつつ保守
129:名無しさん@ピンキー
08/09/30 19:23:33 IweT3tQm
だれか幼女ゾンビに血出るまで逆レイプされる話書いてくれんかのう・・・
とバイオハザード2見ながら思った
130:名無しさん@ピンキー
08/09/30 22:37:41 qHTRvcOn
つまりシェリーがゾンビになって襲ってくる展開がいいと。
B級ホラーだなw
131:名無しさん@ピンキー
08/10/05 22:53:00 fOZWmOPs
>>122
お姉ちゃんの必死の試みが何故かエロく感じる…
132:名無しさん@ピンキー
08/10/06 08:04:57 fDuM3eQR
【腐臭】女ゾンビに逆レイプされるスレ【腐汁】
スレ立てられなかった(´・ω・`)
誰か書いて。
133:名無しさん@ピンキー
08/10/17 21:32:40 EBkcjdsH
>>122
続きマダっすかね?
134:名無しさん@ピンキー
08/10/21 22:38:19 2trnb04u
SFCのヘラクレスの栄光にゾンビ娘がいたような気がする
135:名無しさん@ピンキー
08/11/08 16:41:13 pmNq9ybF
おおおお
136:名無しさん@ピンキー
08/11/25 02:27:10 tJMVDMJ+
保守
未完の作品の続きが気になる……
137:名無しさん@ピンキー
08/11/29 04:10:05 iKTsqWMr
保守代わりにさくっと外道なファンタジー
属性は融合吸収変異そんな感じで
苦手な人はIDで弾いてねー。
138:騎兵さんたちをアンデッドにしてみました
08/11/29 04:10:55 iKTsqWMr
聖なる槍の騎兵隊。
女のみが所属することを許される大陸最強と謳われていた騎馬軍団があった。
しかし、たった今。
彼女たちは100倍のスケルトン軍団の数を前に奮戦のち、壊滅した。
「見事だけどあと一歩足りないって感じかなー。」
ほんの少し前まで戦場であった、今はいくらかのスケルトンがただ棒立ちしている荒れた平原を歩き回る一人の子供。
この人物こそがこのスケルトン軍団を騎兵隊にけしかけた張本人の邪悪な魔法使いである。
そして魔法使いが騎兵隊の戦果を確認すべく歩き回っていると
倒れている騎兵の一人が長槍を拾い上げ、周囲のスケルトンを薙ぎ払い立ち上がる。
「おや、まだ生きている子がいたんだ。」
「てやああああああっ!」
驚きの表情をおどけて見せる魔法使い目掛け、その騎兵は突撃を仕掛ける。
「筋はいいみたいだね。」
そして突撃を阻むように立ちはだかるスケルトン3体も突き倒し、魔法使いに接近する。
「けど経験不足ってところかなー。」
突撃の勢いが弱まったところを別のスケルトン数体が飛び掛り、騎兵を取り押さえる。
「どうして…どうしてこんなことを!」
取り押さえられた騎兵、まだ少女と言えるような幼さの残るツインテールのかわいらしい娘が叫ぶ。
「ひ・ま・つ・ぶ・し。」
「そんなことで…」
魔法使いの回答に、娘は絶句する。
「さてと、戦闘が終わったから次は創作の時間だね。」
魔法使いが指で空に陣を描くと、取り押さえられた娘を除く騎兵隊の女たちとその乗騎たちが一箇所に集められる。
「どうやら生き残りはキミだけみたいだね。」
「嘘…」
「嘘じゃないよー。生きていたらこの術には巻き込まれないよー。」
魔法使いが、陽気な声を発すると屍となった騎兵たちとその乗騎たちが溶け出し融合し一つの肉塊となる。
そしてその肉塊からは騎兵たちやその乗騎の身体の一部がデタラメに浮かび上がる。
その浮かび上がったものはいずれも黒ずんだ桃色で、うめき声を発したり澱んだ体液を垂れ流し続けている。
「これで、できあがりっと。
ああ、声を上げてるけど死んだことと混ぜられたことで
意志や精神はばっらばらになってるから会話は成り立たないよー。」
「よくもみんなを…許さない、許さないんだからっ!」
娘が魔法使いを睨みつけ、叫ぶ。
「あとこれは、生きたものを取り込むこともできてね。
しかもこの中にいたものたちの精神の残骸に精神を砕かれることになるから完全な仲間入りなんだ。
さて、と。」
魔法使いがここまで言ったところでスケルトンたちが騎兵の娘を立ち上がらせる。
娘はもがき続けるも拘束から逃れることはできない。
そして娘はスケルトンたちに押し込まれ肉塊の中に吸い込まれていく。
「しかし、こうなってなお恐怖せず人のために怒ることができる。強い心も持ってる。」
まるで他人事のように言う魔法使い。
「やっぱりそんな子のためにはやっぱり一肌脱がないとねー。」
魔法使いは満身の笑みを浮かべた。
139:騎兵さんたちをアンデッドにしてみました
08/11/29 04:11:37 iKTsqWMr
肉塊の中。
騎兵の娘は夢を見るかのように人の記憶の断片を吸収していく。
それが一通り終わり、娘の意識が目覚めていくのと同時に肉塊の頂に
騎兵の娘が人であったときの形のまま、しかし黒ずんだ桃色となって浮かび上がってくる。
「ひゃっ。」
娘が完全に目を覚ますとき、人の身では感じることのできぬ快感に襲われる。
そして自身の小さな育つことのなくなった胸や、毛のない、また生えることのなくなった秘所から澱んだ体液を噴出させる。
それと同時に、肉塊にあった他のそれらからも澱んだ体液が噴出する。
「おはよー。」
肉塊の上で寝転んでいた魔法使いが娘の耳にささやく。
「生まれ変わった気分はどうかな。」
「最悪という言葉でも…ぜんぜん足りな…ぁい…」
娘であったものが憎しみを込めて、しかし快楽に中断されつつも返す。
「みんなの快感を常に楽しめるようにしたのにまだ足りないんだ…
じゃあ、他の子をいっぱい取り込んでいってもっともっと気持ちよくなってもらおうかな。まずは最初に君たちが駐屯してた街へ行こっか
。」
「なっ…」
頂に娘を浮かべた肉塊は同意の意志はなくとも、
魔法使いの命に逆らえず這いずりながら街へ進みだす。
「わかったらわかりました、だよー。」
「わか、わかり…ました…」
娘は憎しみの表情を浮かべるも言われたままのことを答える。
そしてしばらく。
守備部隊のいなくなった街は瞬く間に蹂躙された。
無垢なる幼き少女。
純潔を守る穢れなき女僧侶。
そんな人たちもまた街で肉塊の中に吸収され、澱んだ淫らな液体を垂れ流し、
頂の娘に快楽を与える器官となっていた。
「ごめんなさい、ごめんなさい…」
そして吸収したものの記憶と、その肉体を得てしまった騎兵の娘は謝罪の言葉をただ連呼している。
「これだけ吸ってもまだ楽しくなれないんだ…
じゃあ、もっともっといろんなところから吸収してくるのがいいね。」
魔法使いは、街の人たちを吸収し小さな城ほどにまで膨れ上がった肉塊から飛び降り邪悪な命令を下す。
「…わかりました。」
「理解がよろしい。
それじゃおねーさんの未来に幸運を祈って、ばいばーい。」
別れの言葉とともに魔法使いは姿を消す。
そして肉塊は次の犠牲者を求め進みだす。
だがしかし、同時に自らを仕留めるような強きものが大勢いるであろう王都に向かい。
それから数日。
肉塊は魔法使いの命のままに隊商など街道を行くものを取り込みながら進んでいた。
「おっとっとっとっと、忘れてたことがあるからもう一言だけ言いにきたよ。
どんなに苦しくっても生き延びることを第一にして。
生きているってのはそれだけで素晴らしいことなんだからね!」
「わかりました。」
「それじゃ、今度こそさよならー。」
魔法使いは姿をあらわしたかと思うと、娘に更に命を与え姿を消す。
かつて騎兵であった娘は祈る。
吸収した人たちの知識や経験を乗り越え討ち果たすものが現れることを。
自身の心が魔物のそれと同じになってしまう前に討ち果たされることを。
そして肉塊は街道を外れ、森の闇の中へと消えて行った。
おわり
140:騎兵さんたちをアンデッドにしてみました
08/11/29 04:12:57 iKTsqWMr
以上でございまーす。
しかし、エロくするのって難しいっすねw
141:名無しさん@ピンキー
08/12/18 18:41:19 Qj/vdSq7
hosyu
142:名無しさん@ピンキー
08/12/18 19:00:24 yvm/MkRv
姦染シリーズのエロゾンビたちは守備範囲内ですか?
143:名無しさん@ピンキー
08/12/18 22:46:14 5RFA0swq
守備範囲内ですよ
144:名無しさん@ピンキー
08/12/28 13:42:03 EcE5Z7ZB
なので描いてくれw
145:筒枯らしアンデット1
09/01/13 23:43:15 N5JrDv2D
迷宮…それは、未知のモンスターが蠢く暗黒世界…
そのモンスター達の中でも特に恐れられて語られて居るモンスター…正確には、アンデットらしいが…
そのアンデットに襲われると、精液を吸い付くされ、陰茎と睾丸が干涸びてしまうと言うらしい…奇妙な事に、性器だけがミイラ化し、二度と射精と快楽を味わえなくなると言う…
見た目はうら若い少女と言った姿だが…その姿から立ち上ぼる色気と芳香は、見た者や匂いを嗅いだ者の理性を吹き飛ばすらしい…
146:筒枯らしアンデット2
09/01/13 23:58:33 N5JrDv2D
…その少女と性交すると、この世とは思えない快楽が襲い、一生分と言える程の精液が、陰茎から射精されるそうな…
だが、引き換えに性器は干涸びミイラ化する…
余りの快楽により気絶し、目が覚めると精液を吸い上げていた少女の姿は無く、己の体は無事だが、性器の感覚のおかしさに目をやると、
瑞々しく雄々しくいきり起って居たサーモンピンクの亀頭は、薄茶色に小さく固く萎びて、陰茎は小枝の様になり、鶉の卵程あった睾丸が小指の先程の大きさになり、葉っぱの様になった陰嚢と共にミイラ化していたと言う…
男は、絶叫を上げ再び暗黒世界へと墜ちて行った…
147:筒枯らしアンデット3
09/01/14 00:20:05 WpHvlhSc
その後テレポートの巻き物で、帰還し、方々手を尽くしたが、強烈な古代魔法の呪いがかけられてるらしくどんな魔法や秘術も受け付けなかったらしい…
伝説によると、そのアンデットを倒さない限り呪いつまりミイラ化した性器は戻らないらしい…
倒す為には、妖力が通じない屈強な女戦士が必要らしく、この私に辿り着いたって訳…
男が提示する報酬に釣られて行く事になったのだが、その少女と対をなす、「美少年の姿をした乳房及び女泉枯らしアンデット」の存在をまだ知らなかった…
次回…あれば投稿します。
148:名無しさん@ピンキー
09/01/15 13:03:40 2dbtrJ40
>>147 楽しみにしてます
149:名無しさん@ピンキー
09/01/19 07:37:09 l+UoqKKX
エロとゾンビといえば
姦染シリーズがドンピシャだな
腐ったゾンビはキツかったので
新鮮な女ゾンビたちとハーレムとかマジ最高
同志はいないか?
150:名無しさん@ピンキー
09/01/19 22:29:38 0zPcd1LZ
腐敗化するのではなく体質変化なら
151:名無しさん@ピンキー
09/01/23 22:31:27 uuPyIkK/
ゾンビと言うと、普通は食欲を満たす為に食うんだけど、姦染ゾンビって奴は肉体が生きてるけど、能が死んでてセックスしか考えられずひたすら生者を犯し尽くして性エネルギーを絞り尽くす事で活動してるって奴かい?
152:名無しさん@ピンキー
09/01/23 22:33:04 uuPyIkK/
〇:脳
X:能
誤変換訂正・・
153:名無しさん@ピンキー
09/01/25 07:28:52 QQl0HgFP
>>151
姦染のゾンビはシークレットファイル(初回版のオマケ)によると
ウィルスで大脳が破壊されて
三大欲求が抑えられなくなり
なおかつ性欲に特化した生きる屍になる
腹が減ったら普通に人間やそこらへんにある食べ物も食べる
食べ終わったらずっと寝るゾンビもいる
「三大欲求に忠実な生きる屍」かな
ノロノロだが知能は多少残っていて武器を持ったり会話も出来たりする
ただし泥酔や麻薬中毒みたいな状態に近いので意思の疎通はほぼ無理
なお大脳が破壊されていくため発症後数時間で死ぬ
(最新作の3では新型ウィルスによりその弱点は克服されている)
性エネルギーを栄養にしているかは不明だが
女性ゾンビはやたら精液を好むので
フェラや膣出しで精液を搾り取って飲んだりする
154:名無しさん@ピンキー
09/01/25 08:24:13 LE7VN9cr
ゾンビたんに精子ぶっかけたい
155:生ける屍の彼女
09/01/25 20:50:37 2/769ALb
僕はこっぴどくフラれた
不釣り合いなのは解ってるが、彼が沢山居たらしいし、あいつは町一番の酒場「シーピクシー」の売れっ子ダンサーのシリス、そして、僕は古本屋でバイトしている痩せこけた魔法使いルイン・・
生来脆弱で体力の無いし、地味な僕なんか、相手にする筈も無いが、でもあんな大勢の前で恥をかかすなんて・・
恥ずかしくて、悔しくてシリスが憎く思い始めてたある日・・
シリスが、酒場の喧嘩に巻き込まれて死んだと言う、葬式に出てシリスが町の共同墓地に埋められるのを見てて、ある事を思い出し試して見る事に、それは以前古代魔法である「ネクロマンシー」と言うスクロールをとある冒険で、入手したのだが
一緒にパーティー組んでた仲間と分け合い得た物だった・・恐ろしいので家の倉庫にしまったままだっけ、よし、あいつに使ってやろう!
あの魔法は、死者を蘇生させるのだが、意思や知性の無い使役用のアンデットつまり、ゾンビにしてしまうと
早速シリスの死体入手に取り掛かるため夜中を待って、シリスが眠る墓を掘り起こし何事も無く死体を入手出来た、家に運び込み裸にして調べたが、死んで埋められて二日目なので、比較的綺麗なままだ
冬の寒さが虫や腐敗から守ってくれた様で腐臭も無くて、土の匂だけちょっと犯したくなるが我慢して身体を綺麗に洗浄し、腐敗を数ヶ月も防ぐ効果のある魔法陣を取り敢えず作りそこに横えた
改めて見ると、死んでてもシリスは綺麗だなあ、ダンサー特有の鍛えぬかれた脚腰と、少し割れた腹筋・・褐色の肌とふくよかな乳房・・白い足裏と手の平と露出高い衣装(ビキニ系)のおかげで乳房と股間が三角に白いのが扇情的だ、
乳首や性器も奴の下らない彼氏共とやりまくりの割にはピンクで、綺麗だ早くゾンビとして使役してやりたいよ!
だが、色々準備が居るよ・・待ってろよ!シリス!