ヤンデレの小説を書こう!Part14at EROPARO
ヤンデレの小説を書こう!Part14 - 暇つぶし2ch300:名無しさん@ピンキー
08/03/20 16:58:35 1p2oQEjk
まあ、阿修羅さんにしても潮時だったことだし、幕を引くのに丁度いい機会なんじゃない?

301:名無しさん@ピンキー
08/03/20 17:12:43 kpgUeTsC
ゆのかわいいよゆの

302:名無しさん@ピンキー
08/03/20 17:37:12 XQaO7gSy
ゆのがかわいいと思った俺は異端ですか

303:名無しさん@ピンキー
08/03/20 17:57:44 Szh87agw
このスレに限っては正当

304:名無しさん@ピンキー
08/03/20 17:59:38 mmu04+Pl
>>302
由乃が可愛くない人はあんまりこのスレには来ないと思うが


305:名無しさん@ピンキー
08/03/20 18:30:20 QHGbxfNC
空鍋→由乃→ナイスボート のステップでヤンデレがメジャーになった感

306:名無しさん@ピンキー
08/03/20 19:28:12 gv73oaMF
>>305
Nice boat

なんかうろ覚え綴りだから絶対間違ってると思う突っ込め誰かっ



さて、スレ住人のみなさんどんなヤンデレが好きか聞いてみる
俺は嫌われたくないからと尽くしてくれる子とかが好きだ

307:名無しさん@ピンキー
08/03/20 19:30:35 cbpyfK1G
由乃ってメジャーか?
空鍋とNice boat.はニコニコ動画のせいで有名になってしまったが

308:名無しさん@ピンキー
08/03/20 19:32:45 Szh87agw
>>306
俺もそういうのが好きだなあ
>>307
>由乃ってメジャーか?
このスレの住人に聞いても正当な答えとはいえないだろw

309:名無しさん@ピンキー
08/03/20 19:37:09 zNAwzwNw
前からそれなりに知名度はあったような
まぁどっちかと言うと最近のヤンデレブームというか
そういうので有名になったと思うが

310:名無しさん@ピンキー
08/03/20 20:16:29 Gxf96Gx6
そんな空気の中あえて言おう

ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ、と

311:名無しさん@ピンキー
08/03/20 20:21:04 cbpyfK1G
俺は未来日記一巻しか読んでないからわからん

312:名無しさん@ピンキー
08/03/20 20:23:37 Gxf96Gx6
>>311
最近のヤンデレってどっかサイコデレと混じってる感あるじゃん
でも未来日記は実にヤンデレらしいっていうか、ヤンデレキャラの教科書って感じ

313:名無しさん@ピンキー
08/03/20 20:24:03 mmu04+Pl
>>311
一巻の時点でかなりレベルの高いヤンデレだったような

314:名無しさん@ピンキー
08/03/20 20:27:17 rw88VOBP
俺はどんなことがあっても、ひたすら側にいてくれるヤンデレが好きだ
ヤンデレの基本じゃんと思われるかもしれないが、邪魔者の排除や監禁なんてなくてもいい
それだけあれば、俺には十分だ

315:名無しさん@ピンキー
08/03/20 20:29:35 pgHy65xQ
>>314
同意。他に魅力的な女が現れた~って場合でも、排除しようって考えるよりは
「やっぱりわたしじゃダメなんだ」と過剰な自己嫌悪に陥るような病み方が好き。
まあそういうのってヤンデレとは言わないのかもしれないが……どうなんだろう?

316:名無しさん@ピンキー
08/03/20 20:44:09 LDiiyDFn
人間の数だけ病み方が違っても良いと思うんだ

317:幼馴染
08/03/20 21:05:03 IONC9RsG
 ―暑いな……。

 俺は事に至る前に設定した暖房の温度に汗をかきながら、眼下にいる女に
抽迭を繰り返していた。ベッドのシーツは俺と彼女の汗と淫らな液体で、所々
にしみを作っている。
 うっすらと日焼けした彼女―最近付き合いだした俺の彼女・玲菜も全身を
うっすらと紅く染め、俺が突き上げるたびに快楽の声を放ち、霧のような汗を
飛び散らせている。
「あぁん……! 浩一郎っ……! す、すっごく熱いよぉ! あ、あたし……、も、
もう……んはっ!」
 玲菜が俺の背中に爪をつきたてる。そろそろ玲菜は達するらしい。

 ……後で背中に引っかき傷ができていないか、鏡で確認しないとな。
 俺はそんな事を頭の隅で考えつつ、まずは玲菜を達しさせて俺もフィニッシ
ュを決めようと、両肩に抱えた玲菜の脚をさらに高く広げるように持ち上げる。
 俺と玲菜の結合部分から、白っぽい泡のような液体が ぬらぬらと艶かしく
光を放っているのがよく見える。
 脚を広げた事により、いくらか締め付けが緩くなった玲菜のそこに、俺は力
いっぱいいきり立った俺自身を突き上げる。
「……っっ! んぁああっ! 浩一郎! あ……たし……イ、イくぅっっ!」

 玲菜の身体が小刻みに痙攣し、一瞬硬直した後、全身から力が抜けて行く
のがわかる。達したのだ。
 では、今度は俺の番だ。ぐったりとした玲菜の上に押しかぶさり、玲菜の奥
深くまで、何度も何度も俺自身を力任せに打ち付ける。
 かすれた玲菜の小さな喘ぎを、湿った肌同士がぶつかり合う音が打ち消し
てゆく。淫らな水音と、互いの肌が奏で合う音が部屋の中を満たしていた。
 玲菜の秘所の奥深くにある 少しざらついた天井を、熱く滾った俺自身の先
端で突き上げる度に、半分朦朧としながら玲菜自身も腰を動かし、小さな悲
鳴に近い歓喜の声をあげる。
「……玲菜。俺もイくぞ!」

 ガクガクと玲菜の体を揺さぶりながら、俺は最後の抽迭を急がせる。
 湿ったリズムの速度と音量がぐんぐん上がり、ついに俺も頂点迄上り詰めた。
 一瞬、頭の中がスパークし、俺は痺れるような感覚で玲菜の中に熱い性欲
を解き放つ。
 精を解き放った瞬間、玲菜の脚に力が篭り、背中に回した腕と絡めた足で
俺を締め付けてきた。玲菜の秘所は、結合部をより深く咥えこみ、離そうとし
ない。まるで俺の全てを喰らい尽くそうとする、別の生き物のようだ。
 俺はそんな性に淫らで貪欲さを示す玲菜の反応が気に入っている。体の相
性がいいのだろう。

 一滴残らず射精した後、俺は一息つくと玲菜の上からゆっくり横に寝転がる。
 そして、まずは手探りで暖房のリモコンの電源を切る。
 きちんとベッドメイクされていたシーツはもうぐしゃぐしゃだ。汗と俺達の液で
乱れており、マットの下に織り込んだ部分までベッドの上にずり上がっている。
  俺はそのマットから外れたシーツの端を無造作につかむと、汗まみれにな
った顔を拭った。
 しわになったシーツは、今まで俺達がセックスをしていた証の淫らな匂いが
染みついていた。

318:幼馴染
08/03/20 21:06:23 IONC9RsG
 しばらく脱力していた玲菜が、のろのろと上半身を起こし、ベッドスタンドに置
かれたバージンスリムという煙草に手を伸ばす。
 細い煙草を咥えると、整った爪先でライターから煙草に点火する。
「玲菜、お前煙草吸うんだっけ?」
 玲菜は煙草を吸う、というよりは吹かしつつ、悪戯っぽく笑う。
「えへっ……。この間見た映画の真似。なんだか大人っぽい雰囲気でしょ?」
 俺は無言で玲菜から煙草を奪い取り、灰皿の上で火を消した。
「玲菜には似合わないよ。少なくとも俺は、愛し合った後に女が煙草を吸うの
はあんまり好きじゃない」
 ……ちょっと格好付けすぎたか? 一瞬俺は思ったが、玲菜の方はしゅんと
して、俺を上目遣いに見上げている。
「……ごめん。浩一郎が嫌ならやめるよ。もう煙草なんか吸わない。美味しく
なかったしね」

 一見、今風の割り切った女性のように見えるが、そんなしおらしさが玲那に
はある。付き合い始めて半年、俺はそんな玲菜に惹かれ続けている。
「浩一郎? あたしの事、嫌いになる?」
 玲菜が再び俺に抱きついてきた。
 普段なら、ここで第二ラウンド開始なのだが、残念ながら今日はスキンの残
りがもうない。

 それに、今日俺はこれからちょっとした用事があるんだ。

「嫌いになんかならないさ。でも今日はこれでおしまい。スキンも在庫切れ。
 残念だけど、続きはまた今度な。それと、夕方からちょっとした用事があるん
だよ。悪いけど、シャワー浴びたら今日は帰ってくれないか?」
 『帰れ』という言葉に玲菜がぴくんと反応する。
「用事って何? まさか女じゃないでしょうね!?」

 割と鋭いなと苦笑するが、そんな色気のある話じゃない。
「一応、来るのは女だけどさ。ただの従妹だよ。今度うちの大学に入学するん
で、同じマンションに部屋を借りるから、面倒見てやらなきゃいけないんだ。
 そのうち、玲菜にも紹介するよ」
 玲菜は不審そうに俺を見つめるが、諦めたように裸のままベッドから降りる。
「ちゃんと紹介してよ? 美人なの、その子って?」
「さぁなぁ……。俺ももう何年も会ってないし。色白の日本人形みたいな記憶
はあるが、女は年月で変わるからな。さぁ、急いだ、急いだ!」
 俺は裸のまま振り向いている玲菜の尻を軽く叩いた。玲菜はやや不機嫌そ
うに肩をすくめ、浴室へと消えて行く。

 とりあえず従妹が駅に着くのは17:45予定。
 それまでにこの乱れたシーツだけでも洗濯機に放り込んでおかないとな。
 自分も起き上がると、まだ己自身にスキンがへばりついているのに気づき、
無造作にそれを外すと ティッシュに包んでゴミ箱に投げ込んだ。
 そして、淫欲で汚れたシーツを換えるべく、ベッドからやや乱暴に剥ぎ取った。

319:幼馴染
08/03/20 21:07:15 IONC9RsG
 ―上京してくる従妹。確か、名前は藤堂美佳。
 子供の頃は、何度か彼女のお屋敷で遊んだ記憶がある。
 俺の家は藤堂の分家だが、彼女は藤堂本家の一人娘だ。確か最初は兄貴
もいて、一緒に遊んだ記憶はあるが、俺達がまだ幼い頃に不慮の事故か病
で亡くなっている。当時、悲しくてわんわん泣いた記憶はあるが、何故死んだ
のかについては記憶が曖昧で覚えてはいない。
 つまり美佳は唯一残された、藤堂本家を継ぐ娘なのだが、その大事な跡取
りをよく四年も娘一人で上京させる事を許したな……とやや不思議ではある。
 その位、藤堂家は由緒ある古い家柄なのだ。

 まぁ、俺には関係ないさ。分家の親父達の言いつけで、しばらく兄貴として
お嬢様が都会に慣れるまでのお守りをするだけだ。

 俺は新しいシーツでベッドマットを包みながら、これからやってくる従妹につ
いて反芻していた。

 玲菜は相変わらず不満そうにブツブツ言いながら、ストッキングが伝線した
だのとグズグズしている。作業を続けながら、ご機嫌取りの会話をし、なんと
か部屋の玄関まで追い立てる事に成功した。
「夜、きっと電話してね。浩一郎。忘れたら、直接ここに来ちゃうからね!」
「わかった、わかったって。謝るからさ、玲菜」
「じゃ、約束のキスして!」
 部屋の玄関口でとんでもない要求をしてくる。外国じゃあるまいし、そんな所
をご近所に見られたらどうするんだ!? 俺はやや狼狽した。
 しかし、要求に応じてやらないと素直に帰ってくれそうにもない。俺は軽く辺
りを見回すと、玲菜を抱き寄せて唇を重ねた。その途端、玲菜は俺の頭に腕
を絡ませ、ねっとりと舌を絡ませてきた。
 これじゃ挨拶代わりのフレンチ・キスどころかディープ・キスだ。
 しばらくの間俺の口内をむしゃぶった玲菜は、やっと納得してエレベーター
に乗り込んだ。玲菜を見送った後、口の周りについた彼女のルージュに気づ
き、慌ててシャツの袖で拭う。
 ―やれやれ。女の嫉妬は可愛いだけでもないんだな……。

 俺は紅く染まった自分の袖口を見下ろしつつ苦笑すると、性の臭いが篭っ
た部屋の換気作業と掃除機をかける為に部屋に戻った。
 少し急がないと、お嬢様をお待たせしてしまう事になる。


「……間もなく、○○線が当駅に到着いたします」

 無機質な駅のアナウンスが流れてくる。さて、会ったら呼び名はどうしよう?
美佳ちゃん、でいいのかな。年下にさん付けも変だしな。
 俺はそんなどうでもいい事を考えながら、ホームに入ってくる新幹線を見つ
めていた。
 確か6番線のグリーン車から降りてくるはずだ。
「6番線、6番線……っと。この辺か」
 下を見ながら歩いていると、新幹線の扉が開く。さぁ、数年ぶりの再会だ。
 十年以上前の写真を握り締め、俺は降りてくる乗客の顔を眺めていた。

「浩ちゃん! 浩ちゃんでしょう!?」
 突然、鈴を転がすように澄んだ声が、昔懐かしい呼び名で俺に呼びかける。
 声の主の方を振り向いて、俺は一瞬硬直する。

 昔から日本人形みたいな顔立ちだったと記憶していたが、陶磁器のように
真っ白な肌、艶やかで真っ直ぐと伸びた長い黒髪、黒曜石の瞳が赤い唇を際
立たせている。紛れもない美少女が、俺に向かって駆け寄ってきた。

320:幼馴染
08/03/20 21:08:15 IONC9RsG
 群青色のツーピースに白い手袋をしていた彼女は、俺のそばまで駆け寄る
と、真っ白な手袋を惜しげもなく投げ捨て、俺に抱きついてきた。
「ああ、浩ちゃんだ! すごく会いたかった! 私の事、覚えてますか?」
 俺の首に飛びついた彼女は、背丈が足りないせいか脚が宙に浮いている。
 それでも不思議と体重を感じなかった。こんなに再会を喜ばれるとも思って
いなかった俺は当惑し、間抜けなセリフしか出てこなかった。
「えっと……。美佳ちゃん……? 大きくなったねぇ」
 少女は俺に抱きついたまま、顔を俺に近づける。
「嫌。浩ちゃんったら、そんな他人行儀な呼び方して! 私の事は美佳って呼
んでくれてたでしょう?」
 今にも紅い唇が触れ合いそうな距離だ。俺は益々どぎまぎした。

「そ、そうだっけ……?じ、じゃあ。美佳。よく来たね。迷わなかったか?」
 美佳は相変わらず唇が触れ合いそうな距離でくすりと笑う。甘い吐息が俺
の顔にかかっているのに気がつかないのだろうか?
「嫌やわ。浩ちゃんったら。美佳はもう大人です! 浩ちゃんのお嫁さんにだっ
てなれるんよ?」

 ―へっ!? いきなり冗談か? 俺はとりあえず聞き逃しておく事にした。
 すると、美佳は俺のとぼけぶりに 形のよい眉を片方吊り上げた。
「……忘れちゃったの? 大人になったら、美佳をお嫁さんにしてくれるって。
 浩ちゃん、美佳と約束したでしょう? 私、ずっと楽しみにしてたんよ!?」

 そんな昔の事を持ち出されてもなぁ……。きっと久しぶりの再会で、はしゃい
だ美佳が、俺をからかっているだけだろう。たまに方言っぽい発音が混じって
いるのも、きっとはしゃいで気がついていないんだろうな。
 いきなり先手を取られっぱなしだが、いつまでも抱き合っているのも気まず
い。俺は美佳を降ろすと、投げ捨てた手袋を拾ってやり、彼女に渡した。
「さ、さぁ。じゃ、いつまでもここにいるのもなんだし、美香の部屋に行こうか。
 荷物は他にあるのかい?」
 小さな(多分)ブランド物のバッグと、ちょっと少女趣味な小ぶりのトランクケ
ース。美佳の所持品はそれだけだった。
 降ろされた美佳は、ちょっと物足りなさそうだったが、荷物は他にはない、と
答えると、今度は俺の腕に彼女の腕を絡ませてきた。

 いきなり腕を組んでくる美佳の大胆さに、俺はまたも居心地が悪くなって、
思わず周囲を見回してしまう。
「おいおい。美佳はもう大人なんだろ? 従妹同士で腕組むか? 普通?」
「誰も従妹とかなんて知らないでしょ。浩ちゃんたら相変わらず照れ屋さんな
のねぇ。でもね、美佳は浩ちゃんとずっとこうして歩きたかったの! ダメ?」
 黒い瞳が、俺を吸い込みそうに見つめる。まだ、あどけなさを残す瞳に、俺
はなんだか拒む理由がない気がしてきたので、美佳の思うようにさせる事に
した。
 美佳は嬉しそうに俺の片腕に体を押し付け、ぴったりと寄り添う。
 俺は残った方の手で、小ぶりなトランクケースを持ってやる事にした。
「ふふ……。こうしてたら、私と浩ちゃんって、恋人同士に見えるかな? 見え
るよね? 早速、最初の夢が叶っちゃったぁ~」
 美佳は嬉しそうに、俺の腕に頬ずりをしながら小声で囁く。
 俺は相槌を打つように笑いながら、美佳を連れてタクシー乗り場に急いだ。


321:名無しさん@ピンキー
08/03/20 21:10:11 IONC9RsG
 先にタクシーから降りた美佳は、俺達のマンションを嬉しそうに見上げた。
「浩ちゃんのお部屋は406号室だよね? 美佳は506号だから……浩ちゃ
んのお部屋の真上になるのかな?」
 まだ住人不在のマンションには、明かりが灯っていない。
 暗い部屋の窓を、美佳は指差しながら探していた。

 確か506号室は私立の医大に通う学生が先月まで借りていたのだが、い
つの間にか空室になり、美佳が借りる事になったのだ。
 藤堂家の力が動いたのか、他だの偶然か。それもどうでもいい事だった。
「美佳、オートロックの使い方とかは読んできたのか?」
「ううん。浩ちゃんが教えてくれるだろうと思って。暗証番号だけはメモしてきた」
 美佳は笑いながらバッグの中に入れていたメモを手渡してくる。

 やれやれ……。大変なお守りを任されちゃったなぁ。
 メモを見ながら、美佳の郵便受けをまずチェックする。実家から手紙やら届
いているかもしれない。
「いいか、美佳。郵便受けはこうやってロック解除するんだぞ?」
「はぁ~い!」
 俺はなんとなく家庭教師気分で、美佳の郵便受けの扉を開いた。

 DMが数通と、茶色い袋に入った封筒が1通。
 DMは屑篭に捨てると、茶色い封筒を美香に手渡した。
 美佳は封筒を受け取って、差出人を見ると、興味なさそうに破ろうとする。
 俺は差出人の名前がちらりと見えて、慌ててその手を引きとめた。
「ちょっと待った! 美佳! それ……T大の通知じゃないのか!?」
 思わず美佳から封筒をひったくる。
「いいんだってば。浩ちゃん! そんなの受けてみただけなんだから。
 私は浩ちゃんと同じ大学に行きたいの!」
 美佳が迷惑そうに封筒を取り返そうとする。俺は悪い事だと自覚しつつ、そ
の封筒を勝手に開けてしまった。

 ―藤堂美佳。右の者、T大理Ⅲに合格とする。2***年*月*日……―

 ……T大合格!? それも理Ⅲ!? 俺の通ってるのは平凡な私大だぞ!?
「返してっ! 浩ちゃんのバカッ! 実家にばれないようにって、ここの住所書
いておいたんよ!」
 呆然としている俺から便箋を奪い取ると、美佳は急いで破り捨てた。
「お、おい! 勿体無い事するなって! 親に黙って大学決めたのか?」
 修復不能なほど紙を細かくちぎった後、美佳は真っ直ぐと俺を見つめて言う。
「だから言ったでしょ! 私は浩ちゃんと一緒にいたいの! そこは義理で受
けただけなんだってば! 行く気なんか最初からなかったんだもん!」
「……」
 T大といえば、誰しも憧れる難門なのに、平然と合格を蹴る美佳。
 離れていた年月の間に、美佳に何があったのだろう?
「もういいでしょ。浩ちゃん、寒いよ!早く中に入ろ? ドア開けてよぉ~」
「あ、ああ……」
 いわれて見れば、受かったのは美佳であって俺じゃない。美佳の意思が決
まっているなら、俺には何も言う権利はない。
 しかし、なんだか美佳に対する敗北感が陰鬱に俺を襲っていた……。
 俺はのろのろとオートロックを開け、エレベーター呼び出しボタンを押した。



322:名無しさん@ピンキー
08/03/20 21:11:54 IONC9RsG
 なんだかいつもよりエレベーターの動きが遅い気がした。
 やっと5回に着くと、506号室の前で立ち止まる。
「美佳、鍵は?」
「え~と……。ちょっと待って。あ、これこれ」
 やはりブランド品らしいキーケースごと俺に手渡す。
「鍵くらい、自分で開けろよ。美佳」
「だって~。なんだか緊張するんだもん。じゃぁ、浩ちゃん、一緒に開けよ?」
 ……はぁ? 俺は意味がわからず、美佳を見つめた。
「ほら~! ウェディング・ケーキの執刀みたいにやろうよ! これもやってみ
たかったんだぁ~。美佳」
 美佳はキーケースから部屋の鍵をえり分けると、俺に握らせ、その手の上
に、自分の小さな手を添えた。
 なんだか馬鹿馬鹿しい茶番を演じているようで、俺はさっさと事を済ませてし
まいたかった。
「じゃ~ん! これから美佳と浩ちゃんのお城の門を開けま~す!」
 はしゃいでいる美佳に、ややげんなりしながら部屋の扉をあける。
「……当たり前だけど、真っ暗だね……。浩ちゃん、電気のスィッチはどこ?」
「へいへい……。お前も早く覚えろよ? 毎回呼ばれるんじゃかなわないぞ?」
 すっかり主導権を握られている。俺はめんどくさそうに、俺の部屋のスィッチ
と同じ位置をまさぐった。

 しかし、さすがに今日上京したばかりの少女をホテルに置いてくる訳にも行
かないだろう。
「今夜だけだぞ? それと、俺の部屋には何も食うもんなんかないからな!」
 美佳は嬉しそうに笑うと、またも俺に抱きついてきた。
「心配しないで! どっちにしろ、今夜は浩ちゃんのお部屋で再会のパーティ
ーするつもりだったから、ケータリングの手配はしてあるの!」
 ……やられた! こいつは高級ホテルなんて泊まり慣れてるお嬢様だった
んだ!
「さ、浩ちゃん。お部屋に連れてって。男の人のお部屋なんてはじめて!」
 俺は美佳に引っ張られながら、部屋はきちんと片付けていたかを気にしつ
つ、俺の部屋へと足取りも重く歩き出した。

 俺の部屋の前には、既に某有名ホテルのケータリングサービスが待ち構え
ていた。
「藤堂様ですね。ケータリングサービスをお持ちいたしました。お手数ですが、
 お部屋に通していただけますでしょうか? セッティングさせていただきます」
 いかにもホテルマンらしいサービス営業口調だ。
「浩ちゃん。はよ、お部屋開けてあげて!」
 俺はむすっとしながら、自室の鍵を開ける。
 サービスマン達は素早く部屋に侵入すると、手際よくテーブルセッティングを
開始した。
「お待ちの間に、コーヒーなどはいかがでしょうか?藤堂様」
「そうやね……。私はロシアン・ミルクティーでいいわ。浩ちゃんは?」
「……ビール!」
 不機嫌そうに言ってみると、高級なグラスに盛られたビールが差し出された
のには閉口した。


323:名無しさん@ピンキー
08/03/20 21:12:52 IONC9RsG
「ワインくらいしか用意してないと思ったのに……」
 精一杯の我儘だったのだが、美佳は事もなく笑う。
「いやねぇ……、浩ちゃん。彼らだってプロなんよ? 芋焼酎だってあるわよねぇ?」
「い、いえ……。さすがにそこまで今回は……。次回からはご用意させていた
だきます! 藤堂様!」
 このホテルも、藤堂の名前は知れ渡っているという事か。

「では、失礼いたします。藤堂様、またのご用命をお待ちしております!」
 手馴れた手つきで美佳が請求書にサインをし、サービスマン達は去って行った。
「浩ちゃん。これでやっと二人きりになれたね。あ、鴨のロースト切り分ける?」
 いそいそと小皿に盛り付けてくれている美佳を、俺はやはり不思議そうに見
つめていた。

 そこに、いきなり俺の携帯が鳴り響く。
 着信通知を見る迄もない。この着メロは、いつも俺からの電話を待ちきれず
に電話してくる怜奈だった。


「なぁに? 浩ちゃん。それ、何のメロディやの?」
 ナプキンの上に小皿を置いた美佳が、俺の胸ポケットで鳴っている携帯音
に訝しそうに首をかしげる。
「ん? ああ、携帯が鳴ってるみたいだ。……ちょっとごめん、美佳」
 俺はなんだか美佳の傍で携帯に出る事に対して、なぜか俺の中で危険信
号が働くのを感じた。
「へぇぇ……。最近の携帯はいろんな音楽が出るんやねぇ」
 背後で美佳が不思議そうに言う。美佳は一体いつの携帯を使っているんだ?
 旧家の育ちだから、新機種などは興味ないのかもしれない。いや、そもそも
携帯など持ち歩いていないのか。何しろ旧家のお嬢様だ、直接電話になんか
出る事も少ないだろう。
 実家では送り迎えのSPが付き添って息が詰まると報告してきていた、毎年
何度か来ていた他愛のない挨拶葉書にも、写メール画像はおろか、携帯番
号やメルアドさえ書いてなかった事を思い出す。

 だが今はそれ所じゃなかった。
 胸ポケットを押さえたまま、洗面所へと場所を移して携帯を取り出す。
 電話の向うで玲菜の不機嫌そうな顔が浮かんでくるようだった。
「もしもし!? 浩一郎? なんですぐ出てくれないのよ! 電話するって言っ
たじゃない!」
 ……やっぱりな。留守電機能をセットしておくほうがいいかもしれない。
「あ、ああ、ごめん。ちょっと電波状態が悪くてさ。こっちから電話するって言っ
ただろう?」
 一瞬、玲菜が黙り込む。しかし、そのまま黙ったままでいないのが玲菜だ。
「だって、いくら待ってもかかってこないんだもん! 従妹さんとは会えたわけ?
 あんまり可愛い子なんで、あたしの事なんて忘れてたんじゃないの?」
 ―そう来たか。
「ああ、さっき駅まで迎えに行って、部屋に送り届けたよ。なんでそういう話に
なるんだ? ちゃんと紹介するって言っただろ。変な邪推はよしてくれよ……」
 俺を挑発しては怒らせ、すぐに玲菜が謝っては、甘い会話に持ち込む。
 これがいつもの玲菜と俺の電話のやり取りだった。
 だが、今日は少し事情が違う。あまり長電話をしていると、美佳が見に来そ
うな気がしていた。
 うぬぼれかも知れないが、今日の美佳の態度を見た限りでは、いきなり玲
菜の存在を知らせるのはまずい、と俺は感じている。


324:名無しさん@ピンキー
08/03/20 21:14:33 IONC9RsG
 玲菜が俺のご機嫌取りを始める前に、俺はシャワーのコックを捻って水音
が玲菜に聞こえるようにすると、手短に玲菜に言った。
「ごめん、本当にごめん。今日はもう疲れてるんでまた明日な。風呂の中だか
らもう切るぞ。明日、いつものところでまたな」
「え……?ちょ、ちょっとぉ! 浩一ろ……」
 プツッ。ツー……ツー……。

 一方的に携帯をオフにした。明日にでも謝ってご機嫌を取ろうと決めた。
  明日は大量にスキンを買い込んで、玲菜を満足させてやればいい。
 口やかましく我儘な事も多いが、玲菜の体は正直だ。

 俺はそのまま携帯の電源を切ると、胸ポケットにしまって洗面所から出よう
としてぎょっとした。洗面所の入り口に、美佳が立っていたのだ。
「な、なんだよ、美佳……! びっくりするじゃないか!」
 美佳は手に自分のタオルを握り締めて伏目がちに俺を見上げた。
「だって……。食事の用意ができてるのにシャワーの音がしたんやもん……。
 浩ちゃん、シャワー浴びるんなら、タオル使うかなぁ、って思って……」
 瞬きをすれば、音が出るんじゃないかと思える程 黒くて長い睫毛が美佳の
瞳を隠している。一瞬、泣いているのかと思って、なぜか俺の胸が痛んだ。
「ああ、ごめん。電話してたら風呂場の汚れが目に付いてさ。話ながらシャワ
ーで洗い流してたんだ。風呂は美佳の後でいいんだ。今日はお客様だもんな。
さぁ、食事にしようか」
 我ながら驚くほどさらりと嘘が口から出る。そして俺は美佳の背中に手を当
てて、ケータリングの食卓へと促そうとした。が、美佳は顔を紅く染めたまま動
こうとしない。

「……美佳? どうした?」
「浩ちゃんより先にお風呂入るなんて、恥ずかしい……。男の人を差し置いて
なんて、私、入った事ないんよ。浩ちゃん……」
 抱きついてきた時の大胆さの微塵もない。古風な家で育った少女は皆こうな
んだろうか? そりゃ、お嬢様は専用風呂をお持ちだろうから、後から他人が
使う事もないだろう。
 俺は美佳の謙虚なのか天然なのかも不明な言葉に、奇妙な新鮮さを感じた。
「そ、そっか……。恥ずかしいか。じゃ、いっそ一緒に入るか? 美佳?」
 つい冗談めいた言葉を発してしまう。その言葉で美佳がもっと紅くなるのが、
なんだかとても可愛らしかった。白い肌を耳まで紅く染めて俯いている。
「……」
「じょ、冗談だって! さあ、せっかくのご馳走が冷めちゃうから食べようぜ?」
 頬を染めて無言のままの美佳の肩を抱くと、美佳はピクリと震えながら頷き、
益々顔を上気させながら、俺と一緒に食卓に戻った。

―つづく

325:名無しさん@ピンキー
08/03/20 21:35:33 rw88VOBP
>>324
GJ!
話は非常に面白そう
 
だけど、投下前に投下宣言と投下後に投下終了を告げた方がいいよ

326:名無しさん@ピンキー
08/03/20 21:44:55 qWtkzPtP
>>325
志村ー、ぐぐれ、ぐぐれー!
したらばのヤンデレスレからの転載だぞ

327:名無しさん@ピンキー
08/03/20 21:57:45 cbpyfK1G
>>326
それってどこすか?

328:名無しさん@ピンキー
08/03/20 22:01:05 Gxf96Gx6
なんだよ他人の褌かよ
ってか最近多いな転載房

329:名無しさん@ピンキー
08/03/20 22:01:54 zNAwzwNw
てかしたらばにヤンデレスレとかあったのか

330:名無しさん@ピンキー
08/03/20 22:06:36 qWtkzPtP
>>327
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
今携帯なんでURLおかしいかも(´・ω・`)

331:Pinks ◆PinkSk5pfw
08/03/20 22:19:38 j1V9ivVq
すいません、そのSS書いた本人ですが……。
あそこはあくまで下書きスレで、エロパロに投下する段階では全くありません。

それにまだまだ終了のめども立っていません。
どういうつもりか知りませんが、無断転載はお断りします。


332:名無しさん@ピンキー
08/03/20 22:32:50 ZU0f1mlK
(´_ゝ`)

333:名無しさん@ピンキー
08/03/20 23:16:37 An0gVjzW
>>330
つーか、ここにURL出していいもんじゃないだろ・・・


334:名無しさん@ピンキー
08/03/21 00:14:06 fXMvFcdx
>>331氏…
晒されたお気持ちは察してあまりありますが…

すごい連載なんです!
消さないでいただけないでしょうか。
GJなんです!

335:名無しさん@ピンキー
08/03/21 00:53:11 C+CzHub8
ID:IONC9RsGを著作権侵害で告訴すればいいと思うわけだが
勝手に自分の作品を著作者の許可なしに貼り付けているわけだし
被害届を提出すればいい。今の時代、簡単に見つけられるから、
逮捕してもらえばいい

336:Pinks ◆PinkSk5pfw
08/03/21 01:24:15 /+K4WVHH
え~とですね……。
告訴するほどの立派な作品ではありませんし、平日昼間に仕事を休んでまで、
趣味で書いてることで家裁に行く暇もありません。
それに、本当にこれってまだ、ただの下書きレベルのものなのです。
知り合いレベルに見てもらって、誤字とかを直したり僻地でのんびりやってたのですよ。

プロットは最後まで決まっているのですが、なかなか進展せずにずるずるときてしまい、
ともかく書き上げてから修正しようと思っていたものです。
ただ、かなり欝展開になるので、投下するつもりはありませんでした。

こちらが驚いてここに伺ったのは、今日もダラダラと自分のスレに投下するかと開いたら、
晒されてますよという書き込みを見て吃驚したからです。

あんな中途半端なもののコピペやURLを晒して、何がしたいのか、不思議でなりません。

ただ、他に書き込みに来てくれている現役の職人さんにまで、迷惑が及ばない事を祈っています。

長文にて失礼しました。
スレ住人の皆様にも、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

337:名無しさん@ピンキー
08/03/21 01:34:47 My4xHj1C
>>336
悪いのは荒らしとこちらのスレの住人の不注意な行動です
こちらこそ本当に申し訳ありませんでした

338:名無しさん@ピンキー
08/03/21 02:01:19 7PH7kIAE
>>294
よう、俺w

俺もこないだ友人に薦められて読んだばかりww

中々楽しめたよ
楓には及ばんがなw

339:名無しさん@ピンキー
08/03/21 05:48:06 hscLdnKA
>>331
きめぇんだよ
小説家気取りの先生さんよ

340:名無しさん@ピンキー
08/03/21 06:29:50 e2Cdi4WG
>>339
転載房乙。
もうすんなよ。お前がネ申になれるわけじゃないんだ。

341:名無しさん@ピンキー
08/03/21 08:24:12 CJeuTJJe
>>339
黙れカス
ばれなきゃあのまま続ける気でいたんだろクズが
密かにあそこの更新を楽しみにしてたのを台無しにしやがって氏ねよ

342:名無しさん@ピンキー
08/03/21 09:07:04 Gn3YQp4q
>>331
もしこのスレを見ていらしたらすみません。
自分もリンクからあなたのスレを見に行きました。
全て読ませていただいてしまいました。
…あまりの素晴らしさに感動しました。

お願いします。引越しと削除は思いとどまってください。
できればあのまま連載を続けていただきたいです。

343:名無しさん@ピンキー
08/03/21 09:25:08 jUxAgTUN
荒れそうだからこの話題終了な

344:名無しさん@ピンキー
08/03/21 10:44:18 JkfdVpAI
ヤンデレの元祖は改蔵の羽美ちゃんだと思うわけですよ
あれはただの不思議さんだとは自分でもわかってはいるが


345:名無しさん@ピンキー
08/03/21 10:56:06 EH6HI3oB
少なくとも元祖ではないとオモ

346:名無しさん@ピンキー
08/03/21 10:58:51 E+Kqwl1y
元祖とか言うと神話からになっちゃうだろうしな

347:名無しさん@ピンキー
08/03/21 11:20:26 VDzHzOSa
元祖とか言うても、ヤンデレじみた逸話は大昔からあるしな

348:名無しさん@ピンキー
08/03/21 11:50:35 dCrJ/O/y
例えば、……何かあったっけ?

349:名無しさん@ピンキー
08/03/21 11:51:00 ZYPk2+6v
荒れそうじゃなくて荒れてんだよ!
だいたいなんで即レス付けたんだ?
>>326
>>330
お前いつもこことそのサイト見てるからだろ
携帯でまでチェックしてるほどかのサイトに固執してたんだろ

>>339の転載厨=>>326 >>330
>きめぇんだよ 
>小説家気取りの先生さんよ 
馬鹿じゃね?醜い負け犬根性丸出しで吠えてんじゃねーよ
その二言でお前のチンケな劣等感がもろに見えてるんだよ!

少なくとも俺はずっと楽しみにしてたんだ!
ここに投下してない職人になら何しても問題ないみたいな発言はやめろ
すっげ腹立つ






350:名無しさん@ピンキー
08/03/21 11:55:17 VDzHzOSa
↓↓↓以下何事もなかったかのように再開↓↓↓

351:名無しさん@ピンキー
08/03/21 12:03:24 fXMvFcdx
何事もなかった事にはできないでしょ…さすがにやりすぎだよ
今回の件は

352:名無しさん@ピンキー
08/03/21 12:11:07 xJvvMSca
嫉妬スレが崩壊した理由は住人がバカすぎて、
荒らしの自作自演を見抜けなかったことにある

さて、ヤンデレスレ住人はバカではないことを証明できるか

353:名無しさん@ピンキー
08/03/21 12:23:33 ZYPk2+6v
以下荒らしの釣りと自演
>>317-324
>>326 
>>330 
>>332
>>339
>>352

他所のスレ住人をバカ呼ばわりとはお前何様だ?
下手糞な釣りはやめとけ


354:名無しさん@ピンキー
08/03/21 12:28:53 E+Kqwl1y
神話のヤンデレで有名なのって誰だ?
ヘラとか?

355:名無しさん@ピンキー
08/03/21 12:33:01 /fT/TFIB
ギリシャ神話はヤンデレ多いって聞いたことあるけどなあ。
昨日からの流れ見て驚いたんだが、未来日記ってあんまり知られてないのか?
ここの住人なら当然抑えてると思ってたんだが。
まあ個人的には由乃はあんまり萌えなかったが
普通にかわいい女の子に見えてしまって

356:名無しさん@ピンキー
08/03/21 12:44:18 mhN7SY9O
俺も知らんかった
まぁ俺はあまり漫画とか小説はチェックしてなかったからあれだけど

357:名無しさん@ピンキー
08/03/21 12:50:04 jhVYtIDj
>>347 >>350以外全て単発IDな件について









必死だな

358:名無しさん@ピンキー
08/03/21 12:57:58 gLS6D3GR
擁護で騒ぐのもいい加減にやめろ
>>336氏が自作自演でここを荒らしている、
という結論にもって行きたい荒らしの目論見にまんまとはまってるのがわからないのか?
過去ログよく読み返してみろ

なんでこんな事ぐらいにも気がつかないんだ
その程度もわからない厨なら、氏のファンなどとおこがましい事をほざくな


359:名無しさん@ピンキー
08/03/21 13:06:01 jjrKLG/8
いい加減長文でスレ消費すんのやめたら?
さっさと忘れろよ

360:名無しさん@ピンキー
08/03/21 13:19:05 /fT/TFIB
>>356
ん~。
ヤンデレ大全ぐらいしかまとめてくれているところって無いからしかたないかなあ。
もうちょっと系統立ててまとめられればいいんだけどねえ。
といっても定義するだけで議論になるぐらいだから難しいかもしれんが


361:名無しさん@ピンキー
08/03/21 13:23:18 LwSJqL/8
じゃお前が責任もってレス削除依頼出してこいよ。
ID変えてる暇があるんだからさ。

362:名無しさん@ピンキー
08/03/21 13:38:36 VDzHzOSa
無様

363:名無しさん@ピンキー
08/03/21 13:45:40 LwSJqL/8
>>362
携帯厨に言われたかねえな
一人芝居乙。

364:名無しさん@ピンキー
08/03/21 13:52:13 xJvvMSca
何か嫉妬スレみたいに自作自演で荒れてきたな
荒らしは粘着で頭がおかしいからスルーしていても、
住人を装った荒らしがすぐに話を振り返るから

完全にスルーしてヤンデレ話をすればいい



365:名無しさん@ピンキー
08/03/21 14:02:57 LwSJqL/8
誤爆で自慢してやがるのもお前だろ

366:名無しさん@ピンキー
08/03/21 14:15:08 fXMvFcdx
>>364
素直な質問なんだけど、自作自演ってどのレス?
アンカーつけて説明してくれない?

367:名無しさん@ピンキー
08/03/21 14:18:23 ci1TlVYZ
単発IDで擁護したり叩いている奴は自作自演の荒らし
正直に言うと、本当に手口とかは幼稚すぎる。


368:名無しさん@ピンキー
08/03/21 14:19:23 w+LrACgH
「あなたがいないとダメなの!」って感じに男に依存 するのもヤンデレなのか?


369:名無しさん@ピンキー
08/03/21 14:22:48 fV2Zze0E
>>367
だからなんで違うIDが答えるんだよ
具体的にアンカーつけてどれが擁護でどれが叩きなのかそこまでやれよ
ID変えてる暇があるんだから(ry

370:名無しさん@ピンキー
08/03/21 14:25:36 fV2Zze0E
>>353はちゃんとアンカーつけて荒らし指定してるじゃないか
それと携帯厨のID:VDzHzOSaな

どうみても追い詰められて話をそらそうとしてるようにしか見えない


371:名無しさん@ピンキー
08/03/21 14:28:39 fV2Zze0E
>>364
>自作自演で荒れてきた
自作自演も荒らしてるもお前だろ
PCからのID:VDzHzOSa

372:名無しさん@ピンキー
08/03/21 14:32:53 xLEVKPVk
ヤンデレに愛されて眠れないCD聞いたが
ありゃヤンデレっていうか猟奇娘だよな

373:名無しさん@ピンキー
08/03/21 14:34:15 w+LrACgH
>>372
kwsk

374:名無しさん@ピンキー
08/03/21 14:35:56 LpcOAw1A
>>372
禿同
ヤンデレ大全といい、あのCDといい、どうしてこう分かってないのか
いや、商業主義的に考えてインパクトが無い、と普通のヤンデレ案では却下されたのかもしれないが

375:名無しさん@ピンキー
08/03/21 14:36:00 EOKPgj40
>>372
その辺わかってない人多いよな

376:名無しさん@ピンキー
08/03/21 14:41:33 W2UwLP4F
取り敢えず刺せばヤンデレ、取り敢えず流血沙汰を起こせばヤンデレ、取り敢えず病んでりゃヤンデレ
こんな風に勘違いしてる奴が増えてきたとは思う

別に「カリフォルニア巻きは寿司じゃない」みたいなことは言わないが
「米を使えばみんな寿司」みたいな風潮は勘弁して欲しい

377:名無しさん@ピンキー
08/03/21 14:42:05 EH6HI3oB
裏でネチネチと謀略をめぐらすより
刃物持ち出したりした方が受けがいいのかね

378:名無しさん@ピンキー
08/03/21 14:44:38 OGG09y47
刃物なんて出すなんてキチガイすぎるw
更に愛しい彼よりも泥棒猫を惨殺しなきゃダメだろw

379:名無しさん@ピンキー
08/03/21 14:45:17 jjrKLG/8
結局インパクトなんだろうな
「わかりやすい、目に見えやすい」ってことが重要なんじゃね

380:名無しさん@ピンキー
08/03/21 14:46:14 w+LrACgH
その辺はやっぱメディアのアレだろう。地味で分かりづらいものより派手で分かりやすいものの方が人多く惹き付けるから
でもそれが氾濫すると辟易する。

381:名無しさん@ピンキー
08/03/21 14:51:18 OGG09y47
せめて、ヤンデレヒロインが病んで行く描写の過程をちゃんとしてから
ヤンデレ化→主人公にアプローチ→HAPPYEND

空鍋ヒロインと鋸ヒロインには軽い工程だなw

382:名無しさん@ピンキー
08/03/21 14:51:22 xLEVKPVk
妹→凄み入れるとこで笑ったが全体的に良
幼なじみ→五寸釘笑ったwww
同級生→静かに狂ってるある意味一番病んでる

個人的にはこんな感想

383:名無しさん@ピンキー
08/03/21 14:59:32 LpcOAw1A
だから三パートになんかせず、46分通しで一人のヒロインを描けばよかったんだよ、アレは

大体登場キャラは病んではいるけどデレがねえよ
あるとしても自分に対するデレだ、ありゃあ

384:名無しさん@ピンキー
08/03/21 15:02:55 WzoRcdTx
前スレだったか前々スレだったか忘れたが、日本書紀にヤンデレがいるとかいないとか議論されてた

385:名無しさん@ピンキー
08/03/21 15:08:25 7pCmFfvk
>ヤンデレ化→主人公にアプローチ→HAPPYEND 

軽い・・・軽すぎる
ライトポップなヤンデラーなんか真のヤンデラーじゃない!
とことん泥沼化しヤンデレヒロイン一人にとってのハッピーエンド、周囲にはバッドエンド
これぞ真のヤンデレ道だ!

386:名無しさん@ピンキー
08/03/21 15:09:28 My4xHj1C
>>372
俺は嫉妬深い女の子って感じで聞いてたけどな

387:名無しさん@ピンキー
08/03/21 15:11:01 jjrKLG/8
>>385
待て、HAPPYENDが誰にとってのものかを考えてみるんだ

388:名無しさん@ピンキー
08/03/21 15:15:15 7pCmFfvk
世界観が破綻してもヤンデレ娘にとって幸福と思える環境
HAPPYENDはヤンデレ娘のためにあるんだー
精神病院の一室に閉じ込められても、男を独占していると思い込めればそれで幸せなヤンデレ娘に萌え

サイコっぽいヤンデレ娘に惹かれるものこそ真のヤンデラーだと俺は力説する!(鼻血

389:名無しさん@ピンキー
08/03/21 15:18:11 EOKPgj40
>>387
愛する彼の為のものに決まっておろう

390:名無しさん@ピンキー
08/03/21 15:23:04 jjrKLG/8
>>389
だとしたら
「愛する彼は私と一緒にいれば幸せになれる」
「あの女の所へ行けば不幸になる」
とか言って
主人公もそれに染まっていく…のはどうなんだ?
ちょっと混乱してきた

391:名無しさん@ピンキー
08/03/21 15:56:32 EOKPgj40
>>390
彼の幸せはヤンデレ娘の認める幸せしか存在しないから
それもまたHAPPYENDかもしれないってことじゃないかね

392:名無しさん@ピンキー
08/03/21 16:03:30 Q9cc5D5p
自演雑談の撒き餌バレバレワロスw
うんこSS早く投下しろクズ





































うんこw

393:名無しさん@ピンキー
08/03/21 16:05:06 Q9cc5D5p
うんこSSまだああああああああああ!?











まちきれないのおおおおおおおおおおおおおwwwwww












うんこおおおおおおおおwwww













うんこっこw

394:名無しさん@ピンキー
08/03/21 16:08:52 xLEVKPVk
春だなぁ

395:名無しさん@ピンキー
08/03/21 16:09:55 qM136tbo
やはりヤンデレ道は奥が深いですな・・

396:名無しさん@ピンキー
08/03/21 16:09:59 Q9cc5D5p
自己顕示欲だけは旺盛な小説家気取りのうんこの行動は見てて笑えるおw











早くご自慢の必死こいて書いたうんこ駄文投下するおw











自演の2、3レスしかつかないけどうんこw








うんっこおおおおおおおおおwwww









うんこっこw

397:名無しさん@ピンキー
08/03/21 16:12:45 jjrKLG/8
>>391
なるほど、thx

まだまだ俺は修行が足りんな…
しゃっほー第一話から見直してくるわ

398:名無しさん@ピンキー
08/03/21 16:21:13 JkfdVpAI
というかヤンデレは自分の幸せ=頭の中の彼の幸せだと思う

399:名無しさん@ピンキー
08/03/21 16:25:33 W2UwLP4F
>>398
それだな
少しずれてる幸福論だから世間には悲劇だとか言われちゃうわけですね

400:名無しさん@ピンキー
08/03/21 16:35:14 jjrKLG/8
>>398
一気に解決した
よし、これで妄想し放題だぜヒャッハァ!

401:名無しさん@ピンキー
08/03/21 16:39:25 EOKPgj40
>>399
世界が自己完結してるヤンデレがそれじゃないかね
自己完結してるヤンデレとしてないヤンデレってなんだよってことになるが

ちなみに俺は両方好きです

402:名無しさん@ピンキー
08/03/21 17:17:14 NagY7J3v
ヤンデレは自分さえ幸せならいいって思考のことだと思うんだ
想う相手はあくまで自分が幸せになるための手段なんだよ。

403:名無しさん@ピンキー
08/03/21 17:21:22 LpcOAw1A
>>402
それはヤンデレってよりメンヘラじゃね?
ヤンデレはあくまで相手本位だと思うぜ?

404:名無しさん@ピンキー
08/03/21 17:26:38 StDaKrYX
自分は相手本位だと思い込んでる自分本位というのもあり?
そのズレっぷりが悲劇に転じるところもまた良いと思うのだが。

405:名無しさん@ピンキー
08/03/21 17:29:06 hFVXOicj
よし書けすぐ書け

406:名無しさん@ピンキー
08/03/21 17:29:50 My4xHj1C
>>402>>404
それは嫉妬深いだけ
スクイズでいうと、世界と言葉様の違いみたいなもん

407:名無しさん@ピンキー
08/03/21 17:42:08 cgk1mK/W
>>368 その程度じゃ、まだヤンデレじゃないよ。それが、監禁へと移るとヤンデレじゃない?
ま、ヤンデレのボーダーラインは人それぞれだから、なんとも言えないけど。

408:名無しさん@ピンキー
08/03/21 18:26:48 2XDMBNaZ
あああ、なんか定義の話になるとわけわかんなくなるわ
とりあえずヨッピーはヤンデレかメンヘルかを教えてくれ

409:ヤンデレの扉 ◆ZUUeTAYj76
08/03/21 18:32:49 uy+ZxvCh
この病院には「暗黙の了解」があった
『404号室に入る患者とは関ってはならない』
けれど私は、その4階の端にぽつりとある個室が気になっていた
まるで他の患者から隔離されているその病室
入るのは毎回女性で、大体1ヶ月周期で入れ替わる患者
なぜ気になるのか自分でよく分からない
だからこそ、会いたかった、あって話をしてみたかった

―チャンスは意外と早く訪れた

その日、私は夜勤だった
突然の搬送、近くで大規模な玉突き事故があったようだ
スタッフは皆その対処におわれ、私もそうするハズだった
私が向かったのは404号室
ダレも居ない4階、きっとチャンスは今しかない
鍵を空け、私は404号室に入った

「いらっしゃい、なにも無いけれど、ゆっくりしていって」

直後、暗闇の中から声をかけられた
儚げな少女の声、暗くて姿は見えない
でも間違いない、この病室の主だ

410:ヤンデレの扉 ◆ZUUeTAYj76
08/03/21 18:33:34 uy+ZxvCh
「私に、会いに来たのでしょ? 違う?」
「あなたと、一度でいいからお話したくて」
「だったら、そんな所に立ってないで、座ってください」

私は暗闇にぼんやり浮かぶパイプ椅子に座った

「なにか悩みがあるのね、たとえば、恋……とか」

……!

「うふふ、図星ね。彼と上手く言ってないみたいね」
「そうだけど、どうして、どうして分かるの?」
「だってあなた、そっくりなんですもの、私に」

そして私は話した、自分のこと、彼のこと、二人の関係
彼との付き合いが上手くいっていないこと
どうすればいいのか分からなくなっていることを
彼女はそれを全て聴いてくれた
そして私に語りかける、当然のことを言うように

「好きにすればいいのよ
 彼の幸せのために貴女の幸せのために
 二人の幸せのためなら彼だって喜んでくれるわ
 だって貴女達は愛し合っているのでしょう?
 愛し合う二人が幸せになるのは当然のことじゃない、ねぇ? 
 幸せになるために思い浮かぶことの全てをしてあげるの
 少し手荒な手段をとっても彼なら許してくれるわ、
 だって貴女を愛しているから。貴女も、彼を愛しているから。
 今は拒絶していても、きっと将来感謝されるわ
 貴女に愛されてよかったって、幸せだって
 うふふ、私の彼もよく泣きながら……あ、惚気てごめんなさいね」

411:ヤンデレの扉 ◆ZUUeTAYj76
08/03/21 18:35:49 uy+ZxvCh
すぅっ、と心のモヤが晴れていくのを感じた
きっと私は迷っていたのだ、
今ならきっと何だって出来る、彼のために
それを感じたのか、彼女は満足そうに頷き言った

「さあ、早く行動に移したほうがいいわよ、邪魔が入る前に、ね
 そうそう、お礼を言うの、忘れていたわ」
 
お礼を言わなければならないのは私のほうなのに

「開けてくれて、ありがとう」
「……あ」

気づいたとき、彼女は病室から消えていた


彼女がどうなったのかは分からない、きっと恋人と幸せにしているのだろう
あれから、私は病院を辞めて彼に会いに行った
彼は酷く驚いていたけれど会いにきてくれたのを喜んでいたんだと思う

「これからはずっと一緒に居られるからね」

そういうと、彼は泣きながら何度も謝った
ああそっか、自分のせいで仕事をやめたと勘違いしているんだ
自分を責めないで、私は自分の意思で仕事を辞めたんだから

さあ、一緒に幸せになりましょう

412:名無しさん@ピンキー
08/03/21 18:52:42 K9GmB92b
>>411
うわぁ病みが感染した……!
GJ!

413:名無しさん@ピンキー
08/03/21 18:57:09 K9GmB92b
連レスになるが、
>>408
よっぴーは
・重度の依存
・私が彼を一番幸せにできる
・レオの幸せ第一(=自分のそばにいなくちゃ駄目
……だったよな。
俺はヤンデレだと思うんだが……

414:名無しさん@ピンキー
08/03/21 19:20:55 DLZ3gaPY
>>411
普通に( ;∀;)イイハナシダナー
と思ったけど、やっぱりどこか怖いなw

415:名無しさん@ピンキー
08/03/21 19:38:53 xLEVKPVk
>>411
GJ!
次はこの女が404号室の患者になるのか

416:名無しさん@ピンキー
08/03/21 19:39:05 2XDMBNaZ
>>411
GJ、こうして素敵な女性が増えていくんですね!!
>>413
だけど惚れる前の段階でトラウマで病んでるから
そこらへんの解釈がわけわかんなくなった

417:名無しさん@ピンキー
08/03/21 20:09:21 EOKPgj40
>>411
ヤンデレっ娘世にはばかる!
GJっした!
>>416
ヤンでからデレるのか、デレてからヤむのかってことじゃなくて
飛びっきり強烈なヤンとデレが同時進行するのがヤンデレだと思う俺
なのでよっぴーはヤンデレだと思います


418:名無しさん@ピンキー
08/03/21 20:21:10 PFWXziNM
病みの扉~叩~い~て~
ここから今飛び出そう

419:名無しさん@ピンキー
08/03/21 20:44:35 aOtlMoFe
>>413
よっぴーwwww

楽しいゲームだと思って楽しんでた俺を最後に突き落としてくれたやつか。
あれから俺はおかしくなった。

420:名無しさん@ピンキー
08/03/21 20:47:14 PN9mLsIE
>>384
>日本書紀にヤンデレ
前スレ以前の亊はよく知らないけど、百襲姫の事かな?
荻原規子著 白鳥異伝に出て来る百襲姫がスゲー病んでる。


421:名無しさん@ピンキー
08/03/21 21:11:39 Qbljri6A
ギリシア神話とか日本書紀の話題が出てて気になってググったら、北欧神話、ギルガメッシュ叙事詩なんかにもヤンデレがいたw

422:名無しさん@ピンキー
08/03/21 22:47:33 7PH7kIAE
甘えん坊なヤンデレが見てみたいです

423:名無しさん@ピンキー
08/03/21 23:16:08 0TKOBkKj
>>422
「えへへ~監禁しちゃうのであります~」
「浮気したらお尻ペンペンだよ~…剣山で~」
「必殺カレーで幸せになろうね~…あの世で~」


異論反論は覚悟の上だ。
ただ後悔はしてる。

424:名無しさん@ピンキー
08/03/21 23:22:07 CpX9mH9E
あれ?あのキャラの声で聞こえてくるのは俺だけだろうか

425:名無しさん@ピンキー
08/03/21 23:27:23 EH6HI3oB
りゅうおうたん保管庫を見てた俺には
自然とあのキャラの声で聞こえてきたよ。


426:名無しさん@ピンキー
08/03/21 23:29:26 YMWzdsoS
>>423
何か違うwww

427:名無しさん@ピンキー
08/03/21 23:41:02 iRUUH8T1
>>423
甘え……てんのかコレ?

428:名無しさん@ピンキー
08/03/22 00:20:58 cuknJhSh
台本形式で悪いがこんな感じじゃね?
女:えへへ~(すりすり
男:あー……女。離せ。
女:やだよぅ、離したらどこかに行っちゃうでしょ?(すりすり
男:戻ってくるって。な? だからせめて手錠を外せ。

429:名無しさん@ピンキー
08/03/22 00:21:05 LrNpDTcP
お茶会の人が降臨されなくてとても寂しい。
更紗タソの続きが気になるよ…。

430:名無しさん@ピンキー
08/03/22 00:42:07 PLgZfThC
俺はヤンデレ家族の人とかちかち山の人が待ち遠しい

431:名無しさん@ピンキー
08/03/22 01:40:43 LH1OM7WJ
俺はことのはぐるまをずっと待ってる
華ルートが気になって仕方ない

432:名無しさん@ピンキー
08/03/22 01:58:15 wVGM9x27
>>423
To Heart2のこのみ?

>>422
 俺に彼女ができてから急に学校を休んでいた美弥が突然飯を作るから家に来ないか、とメールを送ってきた。
 幼馴染のコイツは小さい頃からいつも俺に甘えてきて、よく彼女ではないのかと周囲から言われ続けていたが、実は違う。
 俺はコイツのことを妹くらいにしか思ってないし、どうしてもそうとしか認識できない。
 たぶん、俺はコイツに慣れすぎたんだと思う。
「てへへ、こうして二人っきりでご飯食べるの久しぶりだよね♪」
 そう言って俺にすり寄って来る美弥。
 ほんの一瞬、俺は躊躇ったが、俺は美弥を振りほどく。
「……なあ、美弥。俺も彼女がいる身分になったわけなんだが……その、もっと自重してくれないか?」
「…………え?」
 男が操をたてるっていうのもアレだと思うが、ケジメはつけないといけない。
 俺に依存しっぱなしの美弥とも、そろそろケリをつけようと思う。
 このまま、コイツが俺に甘え続けるわけにもいかないのだから。
「俺さ、お前の気持ちに応えてやりたくて、お前を女として見ようとした時もあったんだ。
でもな、やっぱり俺はお前の事が友人以上には想えないんだ……だから、」
「もう、いいよ」
 俺が言い終えるのを待たずに、美弥は言葉を遮った。
「………シュウ君。ボクもね、もう決心はついているんだ」
 悲しみを覆い隠すように、美弥は笑っている。
 それが痛々しくて、申し訳なかった。
「学校を休んでいたのもね、心の整理のためだったんだ。あははは、ボクでも乙女らしいところってあったんだね」
「……美弥」
「さ、ご飯食べようよ♪今日は腕によりをかけたんだから!」
 この時、美弥の目が虚ろだったことに、俺はもっと早く気づけば良かった。



「ねえねえ、シュウ君。ボクの料理どうだった?」
「ああ、美味かったよ。でも、妙に味が濃かったかな」
「えへへ、分かる?実は今日作ったの、特別な料理なんだ♪」
「特別?それってどういう……………っ!?」
「あは、薬が効いてきたみたいだね♪」
 一瞬、コイツが何を言っているのか分からなかった。
 否、信じられなかったんだ。いつも俺の後ろで能天気に笑っていたコイツがこんな事をするなんて……。
「お、前……どういう、つもり、だっ!?」
 満足に動かない体で俺は這い蹲るように、美弥を睨みつける。
「だって、シュウ君が悪いんだよ?ボクがこんなに、シュウ君のことが好きって昔からアピールしてるのに、あの女と付き合うなんてさ」
 そう言って美弥は俺の服を脱がし始めた。
「どうしたら良いか分からなかったよ。誰に相談しても諦めろって言うし……」
 ズボンにまで手を掛けて来た美弥に、俺は必死で抵抗する。
 だが、俺の抵抗も虚しく、ズボンは徐々に脱がされていく。
「でもね、ボクはどうしてもシュウ君のことが好きなんだ。
好きで好きで、もうシュウ君無しじゃ生きていけないんじゃないかってくらい」
 ついにトランクス姿になった俺を美弥はうっとりと眺めている。
 俺の意識は段々と朦朧としていき、い識することさえ、鈍ってきた。
「だからね、ボクがシュウ君にいっっっっぱい甘えて、もっと好きだって教え込んであげるよ」
 もう、ミヤがなにをいっているのかも、わからなくなってきた。
「時間はたっぷりあるよ。だから――――ずっと、甘えさせてね?」


自分も微妙か……orz

433:名無しさん@ピンキー
08/03/22 02:13:18 NHBOf4UT
うんこw






















」うんこおおっっっっっw

434:名無しさん@ピンキー
08/03/22 02:19:36 DrWuKc+V
>>428
>>432
どちらも結構萌えるんだが

435:名無しさん@ピンキー
08/03/22 06:13:53 zfdUJPCP
>>432そこまで書けたなら、全部書いてくれって。
こんな甘いヤンデレ見せられたら、堪らんのですよ。

436:名無しさん@ピンキー
08/03/22 06:29:58 G8fkVcW7
今度発売されるコードギアスのゲームの学園編に恋愛ギアス(だっけ?)を使う主人公が登場する。
使用した相手に好意を持たせるギアスなのだが、どうやらギアスを使いすぎるとBADに直行ぽい……
もしや黒化するのでは?と予想してみる。

437:名無しさん@ピンキー
08/03/22 06:57:19 YqHCsKx7
まあ、二次のヤンデレはよく見かけるよな。
あれはあれで面白い

438:名無しさん@ピンキー
08/03/22 07:35:01 me5llFN+
君の知っている全部の二次創作のヤンデレをkwsk教えてもらおうか

439:名無しさん@ピンキー
08/03/22 09:24:30 YqHCsKx7
>>438 ハルヒ 長門 らきすた D.C GIFT SHFFLE! ゼロの使い魔 火魅子伝 CLANNAD かな。
まあ、コアなのもあるが

440:名無しさん@ピンキー
08/03/22 10:01:10 mSCqw5ZC
ハルヒのヤンデレは見たことあるな
二次創作も悪くないなと思ったよ

441:名無しさん@ピンキー
08/03/22 11:13:42 Z62TI4Jk
>>428
あんた最高

442:名無しさん@ピンキー
08/03/22 11:26:19 7vI8MAFK
人気な作品はSSの数が多すぎて読む気、探す気が起きないんだよな
よろしければ作品名をplz

443:名無しさん@ピンキー
08/03/22 11:58:49 YqHCsKx7
>>442 そうしたいが作者じゃないのでここでやっちゃまずいだろ。
たぶん、それぞれの作品に『ヤンデレ』ってつければいけるんじゃないか?

444:名無しさん@ピンキー
08/03/22 16:22:48 UzjpbA2F
前ここで貼られてた東方のSSがいいヤミっぷりだった

445:名無しさん@ピンキー
08/03/22 20:02:06 /JWGshb7
ヒロインが病むのはやっぱ主人公のせいかね?
誠みたいのは論外だが、これっぽっちも原因がない主人公ってのもいないよな

446:名無しさん@ピンキー
08/03/22 20:35:06 FIPTFBYv
>>445
いきなり病む、なんてことはないだろうからねぇ。最初っからクライマックスはただのメンヘラと間違われそうだし。
原因としてなんらかの形で主人公(というか彼氏のほうか)が原因として関わる形が普通じゃないかな。



447:名無しさん@ピンキー
08/03/22 20:46:57 PLgZfThC
>>445
未来日記のユッキーみたいに、まったく無関係といえるものが無いわけじゃない
でも大半は主人公のせいだけどな

448:名無しさん@ピンキー
08/03/22 21:15:13 frT+J6Ji
主人公は普通に接していても
女のほうにヤンデレ因子みたいなのがあって
ほんの少しの勘違いからってのはありそうだが

だがそうなると主人公は本当に悲惨だ

449:名無しさん@ピンキー
08/03/22 21:23:32 /JWGshb7
>>446
だよなぁ。ただ余りにも理不尽な理由でヒロインが病むと
「主人公悪くないだろw」と思ってしまうw


>>447
そうなのかw
未来日記読んだこと無いから興味出たw㌧クス

450:名無しさん@ピンキー
08/03/22 21:50:31 PLgZfThC
>>448
悲惨じゃなくて幸運だろJK

451:名無しさん@ピンキー
08/03/22 22:22:36 LH1OM7WJ
話題変えてすまんが、ヤンデレの恋人が轢き逃げで殺されたとして、次の内どれが一番病み度が高いと思う?
1、轢き逃げ犯を人間の精神では想像出来ないぐらい残酷に殺し尽くす
2、轢き逃げ犯の周りにいる人間一人一人を轢き逃げ犯の目の前で残酷に殺す
3、殺して下さいと懇願するほどに拷問しつくす
4、恋人の後を追い、来世で幸せになる
5、復讐する気力も死ぬ気力も失い、抜け殻のように壊れていく

452:名無しさん@ピンキー
08/03/22 22:31:02 PLgZfThC
>>451
6、彼氏の幻覚を見て、その幻覚の彼氏と暮らす

453:名無しさん@ピンキー
08/03/22 22:33:18 GizpjVrL
2→3→1→4
で、( ;∀;)イイハナシダナー

454:名無しさん@ピンキー
08/03/22 22:35:15 eYZgFUu5
轢き逃げだからなあ・・・
過失であって故意でないのが難しいところだな

彼氏が強盗殺人や通り魔にあったのなら>>453と同じでFAなんだが

455:名無しさん@ピンキー
08/03/23 00:13:11 sl7Uu8FJ
>>454
彼氏が強姦殺人~にみえた俺はある意味病んでるのかもしれない

456:名無しさん@ピンキー
08/03/23 00:31:12 A1FWuYRH
俺は5かなぁ…または4

ヤンデレは、主人公さえ生きていれば無敵かもしれない。
他の女に寝取られたぐらいなら「彼の気の迷い」と断定して、いくらでも奪い返すことができる。でも、生死はなぁ…

復讐心を燃やすのにはエネルギーがいるし、支えを失ったヤンデレがそこまで強くなれるとは思えない
完全崩壊。こういう脆さもあるからこその、ヤンデレだと思うんだがいかに。

457:名無しさん@ピンキー
08/03/23 00:32:06 XaENO2HJ
その辺は好みだろ

458:名無しさん@ピンキー
08/03/23 00:33:12 ZE6PRlQg
>>275に触発されてポケモン擬人化でヤンデレss書いてるんだが……
長編になりそうな上に、しばらく病みそうにない
なんか書いてるうちにスレチな気がしてきたんだが、果たして投下していいものだろうか

459:名無しさん@ピンキー
08/03/23 01:09:21 8skwDCGH
私は一向に構わん!
というかむしろお前の様な奴を待っていた!!

と言いたい所だが二時創作の上擬人化となると難しいわな そりゃ
俺としては是非とも投下して欲しいが
ちなみにポケモンは何?

460:名無しさん@ピンキー
08/03/23 01:13:21 ZE6PRlQg
>>459
>>275のとおりにメインはチコリータで。まあアニメ見てないからアニメのとは性格が異なるでしょうが
舞台はポケモン金なのですが、やったのがかなり昔なので、攻略サイトを見ながら書いていますが曖昧だと思います

461:名無しさん@ピンキー
08/03/23 01:14:43 XaENO2HJ
ポケモンは二次創作になるんじゃないのか?

462:名無しさん@ピンキー
08/03/23 01:37:23 ZA9D1YWx
気にするな。
自らの魂の限り書き尽くすんだ……!

お願いします。

463:名無しさん@ピンキー
08/03/23 02:01:58 8skwDCGH
二次創作といってもポケモンはストーリーあって無きが如しだから取っ付きやすいと思うんだがなぁ

464:名無しさん@ピンキー
08/03/23 02:05:09 KucUlQAK
とりあえず投下してみるといいよ

465:名無しさん@ピンキー
08/03/23 02:13:01 ZE6PRlQg
それではお言葉に甘えて
とりあえずプロローグ的部分だけ投下します
まだ一章の途中くらいまでしか書いてませんが

466:ぽけもん 黒  旅立ちの朝 ◆wzYAo8XQT.
08/03/23 02:14:26 ZE6PRlQg
 ポケットには収まりきらないような怪物、縮めてポケモン―
 僕達が住んでいるこの世界には、そう呼ばれる、人間とも、その他の動物とも一線を画した独自の生物群が存在している。
 容姿は種族によって異なるのだが、人間と、植物や動物とのハイブリッドのような見た目をしているものが多い。
 ポケモンは種によっては、動物や植物、はたまた人間と交わり種を残す、という特殊な芸当が出来るものもいる。
 そしてそんな容姿どおり、彼らは、人間に使えないような特殊な能力と、植物や動物には無いような、人間に近い高等な頭脳を備えている。
 我々人間は、そんな彼らと時に協力し、時に相愛し、そして時に対立しながら生きていた。

 今日は十五の誕生日。
 僕達の国には、ポケモンと人間の相互理解のために、十五になるとパートナーとなるポケモンをつれて、国内を旅する、ということが法律で定められている
 この旅は、パートナーとの友好度や戦術、出会ったポケモンの数やパートナーとなる契約をしたポケモンの数、それらのポケモンの生態などの研究等々の個人の資質と、人間とポケモンの人格を測る、国による試験も兼ねている。
 将来ポケモンの研究をしたい僕にとっては、研究員の資格を得るために、厳しい試練をクリアしてポケモンマスターを目指すというシビアな旅なのだった。
 というわけで、夢の実現を果たすための第一歩、パートナー候補のポケモンとパートナー契約を結ぶべく、あのポケモン研究の権威である大木戸博士の助教授を勤めていたこともあった、宇津木博士の勤める上都ポケモン研究所に来ていた。

467:ぽけもん 黒  旅立ちの朝 ◆wzYAo8XQT.
08/03/23 02:14:49 ZE6PRlQg
「はあ……」
 白を基調をした明るい色合いの研究所の前で、僕はため息をついた。
 実は落ち着かなくて、ついつい説明会の三時間も前に来てしまったのだ。我ながら、度胸がない自分が恥ずかしい。
「はあ……」
 さすがに三時間前じゃ研究所内に入ることも出来ない。もう一つため息をつくと、その辺で暇を潰そうと、研究所をあとにしようとする。
「はあ……」
 と、研究所に背を向けた僕の耳に、僕のものではないため息と思われる声が聞こえてきた。
 右を見れば、大きな赤い目を持つ、女の子がいた。
 髪は萌黄のような黄緑色をしていて、深緑の玉で縁取られた黄緑のワンピースを着ている。
 そしてこれまた黄緑のポシェットを脇に提げていた。
 ここまでなら、ちょっと変わった可愛い子だなー、で通っただろう。
 しかし、彼女の頭頂部からは、深緑のような深い緑色をした大きな葉っぱが生えていた。
 ポケモンだ。
 見た目から考えて、おそらく草タイプに分類されるであろうポケモンの美少女が、悩ましげな表情を浮かべて、研究所を見ていたのだ。
 もしかして、彼女も旅の参加者なのだろうか。
 若干幼い印象を受けなくも無いものの、十五に見えないことも無い。
 しかし参加者ならば普通まだ集まってもいないだろう。なにせ三時間も前だし。
 まあ、ここで出会ったのも何かの縁だ、どうせこれから暇だし、話しかけてみるか。
「あのー、もしかして参加者の方ですか?」
「ひゃ! あ、あの、どちらさまですか?」
 驚かれてしまった。僕はそんなに怪しい風貌をしているのだろうか。ここ数日、緊張のあまり満足に寝れなかったからかなり血色は悪いだろうけど。
「い、いやー、こんなところにいるから、もしかして参加者の仲間かなーと思ってさ。僕は参加者のゴールド。人間だよ」
「まだ説明会まで三時間もありますよ? 一体何を考えているんですか?」
 と、少女から冷たい口調で厳しい台詞と、アホを見るような視線を受けた。
 まったくの正論なんだけどさ……。
「は、ははは、落ち着かなくてさ。じゃあ君は個人的用事なのかな?」
 僕は苛立ちが表面にでるのをなんとか押さえ、苦笑いをしながら、彼女に尋ねた。
「いえ、私も参加者なので」
 彼女は平然とそう答えた。

468:ぽけもん 黒  旅立ちの朝 ◆wzYAo8XQT.
08/03/23 02:15:17 ZE6PRlQg
 ……おい。
 人を馬鹿にしといて、自分も参加者かよ。
「じゃあ、どうして三時間も前に来たのさ?」
「そんなの、私の勝手です。いちいちうるさい人ですね」
 彼女は顔をしかめ、煩わしそうに答えた。
 ……あれぇ? 僕うるさかったかなあ。うーん、そんなにうるさくした覚えはないんだけれども。
「もしかして、緊張のあまり早く来すぎた、なんてことはないよね?」
「そ、そんな訳ないです! どこかのバカと一緒にしないで下さい!」
 まさかと思いつつもカマをかけて見たら、ものすごく分かりやすいリアクションをしてくれた。
「ぷ、くくく」
 僕はそんな彼女の様子がおかしくなって、思わず笑い出してしまった。
「な、そんなにおかしいですか! あなただって同じなくせに!」
「いやあ、僕のほかにこんな人がいるなんて思っても見なかったからさ」
「一緒にしないで下さい!」
 同じだと言ったり、一緒にするなと言ったり忙しい子だ。
 しかし、こうしてみると、彼女のふくれっつらも、厳しい言葉も可愛らしく思えるから不思議だ。
 彼女はしばらく僕を睨んでいたが―もしかしてこれがにらみつける? 僕の防御力を下げているのか?―、突然プイっとそっぽを向き、そのままズンズンと大股で歩き出した。
「どこに行くのさ」
「ついてこないで下さい! 警察に訴えますよ!」
 う……随分と嫌われたものだなあ。もしかして僕はポケモンが不快になるような何かを出しているのだろうか―いやいやそんなはずは無い。ポケモンの友人も結構いるし。
 となると、やはり寝不足のせいかな。
 原因をそうと決め付けた僕は―け、決して現実と向き合うことを逃げたわけじゃない―、ちょうど研究所の傍にある公園にベンチがあるのを見つけ、時間までそこで横になることにした。
 ポカポカとした朝の日差しとさわやかな春の風が気持ちいい。
 寝不足の僕がそんなコンボを喰らって無事でいられるわけがなかった。
 僕はそのまま眠りに落ちていってしまった。


「う、うーん……」
 眩い日差しに照らされて僕は眼を覚ました。
 目を開けると、太陽がかなり高く見える。
 上体を起こし、寝ぼけ眼をこすりながらポケギアを開く。
 表示されていた時間は、説明会の開始時間を三十分も過ぎていた。
 頭の中にかかっていた霞が、一瞬で蹴散らされた。
 ベンチから飛び降り、ダッシュで研究所に向かう。
 入り口には研究員と思しき、白衣を着た男が一人立っていた。
「す、すいません! 説明会って」
「ああ、もう始まってるよ。早くポケギア出して」
 研究員は参加する予定だった人数がそろってないことから、僕が遅刻していることを分かっていて立っていたのだろう、呆れたような視線を僕に向ける。研究員は態度だけでも「余計な手間増やさせやがって」という言葉が聞こえてきそうな様子だ。

469:ぽけもん 黒  旅立ちの朝 ◆wzYAo8XQT.
08/03/23 02:15:42 ZE6PRlQg
 僕はさっきから手に握り締めっぱなしのポケギアを研究員に渡すと、男はそのポケギアを機械にかざした。
 ピッ、と電子音が鳴る。
「はい、これでOK。会場は壁に貼ってある順路図のとおりに進んでいけば分かるから、急いでね」
「はい! すいませんでした!」
 僕は研究員から返してもらったポケギアを握り締め、研究所に入った。
 壁には分かりやすいように矢印の印刷された紙が貼ってある。
 僕が走ってその矢印のとおりに進むと、程なく会場の前の角についた。
 角を曲がった先、つまり会場と思われる場所から人の話し声が漏れ聞こえてくる。
 まずいな……。当然だけど完全に遅刻じゃないか……。
 立ち止まって少し呼吸を整える。
「はあ……」
 ため息を一つつき、覚悟を決める。
「はあ……」
 と、僕のものじゃないため息がどこかから聞こえてきた。
 冷静になって見てみれば、角の陰から黄緑の物体が覗いて見れる。
 そして、深緑の葉っぱがピョコンと陰から飛び出した。
 ……見、見なかったことにしよう。
 それだけで陰にいるのが誰だか分かってしまったけど、彼女と話している時間はない。それに遅刻しといて、その上廊下で話しているとかどれだけ非常識なんだ。
 ……こんな日に遅刻しただけで十分非常識であることはよく理解している。
 こんな時間にこんなところにいるってことは、やはりなんらかの事情で遅刻してしまい、そしてそのことが後ろめたくて会場に入るに入れず途方にくれている、といったところだろう。
 まるで僕みた―いや、こんなこと、知るだけで彼女は怒るだろうな。
 僕は胸を張って大股に歩き、角を曲がり彼女の前を通り過ぎた。
 横目に、目を見開き、口をポカーンと空けている彼女が見えたが、視線も向けずにスルーした。
 目を合わせれば、確実に会話か口論が始まる、という確信があったからだ。
 僕はそのまま一息に会場の扉の前まで来ると、ゆっくりと扉を引いた。
「すいません! 遅刻しました!」
 人の頭を見なくていいように、深々と頭を下げる。
 会場は一瞬間静寂に包まれ、そしてその後笑いが巻き起こった。
 見えないが、痛いほどの視線が降り注がれているのがよく分かる。
「あー、いいから空いている席に座りなさい」
 困惑したような声が僕に向けられた。
 宇津木博士のものだろう。
 顔を上げると、会場には五十人くらいの人間と、同数のポケモンがいた。
 ほとんどはもう前に向き直っているが、中に数人、ニヤニヤしならがこちらを見ている者もいる。

470:ぽけもん 黒  旅立ちの朝 ◆wzYAo8XQT.
08/03/23 02:16:19 ZE6PRlQg
 会場内を見回すと、空いている席は前のほうにしかない。
 僕は小さくなりながら、人々の脇をとおり、その空いた席に着いた。
 と、僕に続くように席に着いた者がもう一人。
 見れば、例の彼女だった。
 僕に便乗して、目立たないようにしたわけか。
 僕は恨みがましい視線を向けてやるが、彼女は微妙に視線を正面から反らして、顔が見えないようにしている。
 心の中でまたため息をつくと、机に置かれた資料を開いた。
 宇津木博士の説明はその資料に準拠したものであり、その資料を見れば遅れてきても困るような点は無いようだった。
 しばらく続けられた説明の後、宇津木博士は机の上に置かれた封筒の中を見るように指示した。
「これが、人間とポケモンとのパートナー契約書です。先ほど説明したとおり、必ずこの会場内で一人一人がパートナー契約を結ばなくてはなりません。
ご存知のとおり、整備された街道から僅かに外れただけでも野生のポケモンが出没します。もしそれが凶暴なものであったら、無力な人間だけではどうすることもできないからです。
逆に街では人間と共にいるということが警察の保護を受けられるということになり、ポケモン自身の身を守ることになります。というわけで、これから自由時間としますので、パートナーとなる人を決めてください」
 その言葉で、静かだった会場内がワッと騒がしくなった。
 ……パートナー契約ってどうやったらいいんだ?
 もしかしたら、いやもしかしなくても最初の方に説明があったのかもしれない。
 資料の目次を見て、それと思しきページを見る。
 えーと、役所が発行している人間とポケモンで契約書を交換して、その後その契約書を役所に届け出るらしい。……ここ研究所だよな。
 と当惑していたら、早くも契約を結んだと思しきペアが宇津木博士に契約書を渡していた。なるほど、今回に限り、博士のほうで手続きしてくれるのか。
 そうこうしているうちに、もう半分近い人たちが契約を済ませたか契約に入ったかしている。これはまずい。
 とりあえず、序盤のジムの都合上、炎タイプか電気タイプ等の属性のポケモンと契約したい。一番まずいのが草だな。飛行にも虫にも弱点とかいいとこなしだ。序盤はまだ慣れないのに弱点続きは避けたい。それに草タイプは全体的に弱い、という研究報告もある。
 となればうかうかしれられない。一人でいるポケモンを見つけると、早速話しかけてみる。
「あのー、契約まだですよね? 僕とけいや……」
「ごめん、こんな大事な日に遅刻してくるような非常識な奴とは契約できない」
 冷ややかな視線を向けられ、一蹴されてしまった。
 う……やはりかなり悪印象のようだ。
 しかし気にしてもいられない。すぐに別のポケモンに声をかける。
「あのー」
「すいません……」
 声をかけただけなのに、頭を下げられ、そしてそのまま歩き去られてしまった。
 そりゃあポケモンにとってもパートナー選びは大切だ。人によって長さは異なるが、しばらく旅を共にすることになる相手だ。もし僕がポケモンだったとしても、こんな日に遅刻してくるような常識の欠如した奴とは契約したいだなんて思わない。
 そうと分かっていてもこれは凹む。どうして寝過ごしてなんかしまったんだ、と悔やまずにはいられない。

471:ぽけもん 黒  旅立ちの朝 ◆wzYAo8XQT.
08/03/23 02:17:01 ZE6PRlQg
 そうこうしているうちに、ほとんどの人が宇津木博士の前に出来た列に加わっているか、契約を終えて会場から出てるかしてしまっていた。
 残っているのは……
 と、会場内を見回したところで、あの彼女と目が会った。
 彼女もコッソリ入ったとはいえ、大体の人が遅刻してきたことに気づいているだろうし、それに見るからに草ポケモンだから倦厭されているのだろう。
 ジムリーダーは定期的に入れ替わるっていうけど、草にとって相性の悪いタイプが最初に二つ続くなんて、今年旅立つことになる草ポケモンはかなり理不尽な思いをしているに違いない。
 しかし同情はしても彼女と組む気にはなれない。
 彼女も考えていることは同じらしく、すぐに視線を逸らした。
 しかし妙なことに、彼女は自分から人に声をかけている様子がない。
 おかしいとは思ったものの、僕も視線を逸らして人を探す。が、もう全員が契約を結んでしまったようだ。
 なんてこった……。じゃあ彼女と契約を結ぶほかないじゃないか。
 しかし僕はそんなことはおくびにも出さず、彼女に歩み寄る。
「あ、あのさ、もうみんな契約しちゃったみたいだし、僕と契約しない?」
 だが、僕の言葉を聞いた彼女は露骨に嫌そうな顔をして、会場内を見渡した後、多分誰も他に残りがいないことを確認したのだろう、大きくため息をついて、契約書を差し出してきた。
「早く出しなさいよ……」
 彼女は苛立たしげに僕を睨む。
 それで僕は慌ててその契約書を受け取ると、急いで契約書を取り出した。
「あ、朝も言ったけど、僕はゴールド。ポケモンマスターを目指してるんだ。よろしくね」
 僕はなるべく明るい口調で言いながら契約書を差し出した。
 彼女はそれをぞんざいに奪い取ると、ボソボソと話し出した。
「私はチコ……何その手?」
「あ、握手でもしようかと思って」
「止めてよ」
 厳しい口調で言うと、彼女は僕の手をはらった。
 さ、さすがの僕でもこれだけやられたら平常心ではいられない。……でも、ポケモンマスターを目指す旅となれば、かなり長い旅になることは必至。ならば旅に出る前から関係を悪化させるようなことは出来ない。
 しかしこんなに失礼な態度をとり続けているってことは、彼女―チコは必須課題の“おつかい”だけで旅を終える気なのだろうか。
確かに、必修の課題はこれだけだ。これを終えれば、一応旅を終えることは出来る。……その代わり、ポケモンと人間の双方が関わるような仕事には絶対に就けないが。
彼女はもしかしてかなりの差別主義者で、最初から自分の出身のポケモンコミュニティー内で、人間とは関わらずに生きていくつもりなのかもしれない。となると、早々に野生のポケモンとパートナー契約しなくてはな。
 僕は陰鬱な気持ちに包まれたが、だからといって仏頂面を向けてるなんて無礼だと思い―もっとも、チコはずっと無表情なのだが―、一応の笑みを作っておく。
 チコは僕の顔を一瞥すると、目を伏せた。
 か、顔も見たくないってことか!?
「じゃ、じゃあ宇津木博士のところ行こうよ」
 僕はそれでもくじけず、顔に笑みを貼り付けたまま努めて明るい声で言った。
「……はい」
 それに対して彼女は、もはやダウナーとも言える空気を出している。
 く、くじけないぞ! くじけるもんか!
 僕は心の中で自分を励ましながら、宇津木博士の前の列に並んだ。当然最後尾だ。
 他のコンビはぎこちないながらも、互いに自己紹介をしたり、談笑したりしている。
 それなのに、僕達ときたら……。
 まったくの無言だ。しかも彼女はうつむいていて、表情すら伺えない。
 ……なんだか、少し泣きたくなってきた。
 そんな地味な罰ゲームのような一時を耐え、ようやく僕達の番が回ってきた。

472:ぽけもん 黒  旅立ちの朝 ◆wzYAo8XQT.
08/03/23 02:17:24 ZE6PRlQg
 僕達は博士に契約書を差し出す。
「君達で最後か……えーっと、若葉町在住の若葉ゴールド君と、若葉町在住の香草(かくさ)チコさんだね」
「はい」
「……はい」
 宇津木博士は僕達の名前を読み上げると―香草さんっていうのか。しかしこの町に住んでいるのに一度も会ったこと無いなんて―契約書をスキャナーで取り込んだ。
「はい、これで登録されたよ。後はお互いに契約証明書にあるバーコードをポケギアで読み込んでね。後、これがおつかいで届けるものだから。それと、入り口にいる助手から傷薬を受け取ってね」
 そう言って博士は二通の契約証明書とポケギアくらいの大きさの、茶色い紙で包装された小さな小包を差し出した。
 僕はそれを受け取ると、僕のものだった契約書を香草さんに差し出した。道具類の管理は人間の仕事だから、この小包は当然僕が持つことになる。
 彼女はポシェットからポケギアを取り出すと、契約証明書のバーコードをリードしていた。
 僕もそれにならって、ポケットからポケギアを取り出すと、バーコードをリードした。
 するとポケギアがピピッっと電子音を発し、写真を含む彼女のデータを表示した。
 へー、タイプはやはり草、それも単色だ。特性は深緑。使える技は蔓の鞭に宿木の種、それに体当たりの三つか。……睨みつけるは使えないんだな。確かに僕の防御力が低下したように思ったんだけれども。
「じゃあ行こうか」
 僕はまだポケギアを覗き込んでいる香草さんに声をかける。……人間のデータなんてほとんど見るところ無いんだけれどな。
 彼女は答えることも無かったが、ポケギアをしまって歩き出した。
 やれやれ、とため息をつきたいのをなんとかこらえながら彼女の後に続く。
 そしてそのまま無言で研究所の入り口まで来た。
「はい、傷薬ね。これで仕事終わりだー」
 入り口に立っていた白衣のお兄さんから傷薬を渡された。お兄さんは大きく伸びをしている。
「まだ日も高いし、早く行きましょ」
 見れば彼女はもう研究所から数十メートル進んでいる。
「もう、遅いわね。何もたもたしてるのよ」
 僕が走って追いつくと、彼女は苛立たしげに言ってきた。
「な、なんかさっきとテンション違わない?」
 彼女の声質は先ほどのボソボソした陰気ものとはまったく異なり、大きく明るいものになっている。それに表情もどこか晴れやかだ。
「ああ、室内の蛍光灯の明かりじゃほとんど光合成出来ないんだもん。まあ鈍感な人間には十分みたいだけど」
 なるほど、やはり草ポケモン、日差しが強いと活発になるらしい。
 しかし、なんだか遠まわしに悪口を言われたような。
 まあそんな些細なこと気にしていたら、これからのしばらくの彼女との二人旅を生きていけそうも無い。
「何ぼーっとしてるのよ、急いでよ」
「あ、歩くの早いよ」
 僕は、短時間でかなり減少してしまった僅かな期待と、これからの莫大な不安を胸に、ポケモントレーナーとしての一歩を踏み出した。

473:ぽけもん 黒  旅立ちの朝 ◆wzYAo8XQT.
08/03/23 02:18:26 ZE6PRlQg
今回はここまでです

474:名無しさん@ピンキー
08/03/23 02:34:31 yQWFOz2/
>>473
GJ!
意外とすんなり読めた、というか続きが気になる

475:名無しさん@ピンキー
08/03/23 02:48:30 8skwDCGH
GJ!!
ぽけもんと人間の関係の設定とか上手く処理してあって感心しますた
自分も赤緑と同じ感覚で最初にチコリータ選んでエライ目にあったクチだから他人事におもえんわw
続き期待させていただきます
投下乙でした

476:名無しさん@ピンキー
08/03/23 08:30:32 lbrHanJK
>>473GJ!
凄い斬新で上手な設定だな。不自然さも無いし、ここまで出来る力量と想像力が羨ましい。
 
俺も見た目の可愛さでチコリータ(♀)選んで散々苦労したなぁ。それでも最後まで彼女一匹で全て攻略しきった時は、最高のパートナーになってた気がする。
この二人もこんな関係になるのかね(これにヤンデレ追加したら凄そうだww)wktkして続き待ってる。

477:名無しさん@ピンキー
08/03/23 12:28:28 LVRH+zlS
GJ!

しかし、作者さんは草ポケモンの恐ろしさを知ってるのか・・・?

478: ◆wzYAo8XQT.
08/03/23 12:33:47 ZE6PRlQg
皆さん、GJありがとうございます。安心しました
続き頑張ります

>>477
今でこそ補助や状態異常、宿木の種の陰湿さなど理解できますが、当時も今もポケモンは火力だ! パワーこそ正義だ! とほざいているような単純バカゆえw
ゴールドもそういう路線で行かせたいと思います
全ては病みのための布石としてw

ポケモンの話題はそろそろスレチになりそうなので自重します

479:名無しさん@ピンキー
08/03/23 13:08:05 cdP6otyC
知らず知らずアニメのチコリータに萌えていたあの頃・・・

いやー、続きが楽しみです。頑張ってください。

480:名無しさん@ピンキー
08/03/23 15:10:56 2XHQvgPc
えーと、>>473はヤンデレ小説だよね?ぜんぜんそんな感じがしないのだが……。

481:名無しさん@ピンキー
08/03/23 15:14:01 kpZjxA5G
>>480
>>458
しばらく病みそうにない

482:名無しさん@ピンキー
08/03/23 15:14:21 Yq2eBpsn
ツンデレと思わせといて微妙にヤンデレの下地が見え隠れしてるな。
まさかポケモンに萌える日が来ようとはおもわなんだ。

483:名無しさん@ピンキー
08/03/23 15:31:01 2XHQvgPc
>>481 あ、注意書きあったのね。ごめん。

484:名無しさん@ピンキー
08/03/23 15:41:49 kpZjxA5G
>>483
気にしなさんな。
最初からヤンデレもいいけど、段々と病んでいくのも味がありますぜ…フヒヒ

485:名無しさん@ピンキー
08/03/23 22:15:10 XGyL0owV
二次創作か…ドラクエⅤのビアンカが病んだ『ドラゴンクエストⅤ~ヤンデレの花嫁~』なら良く妄想したな。
文才ないのでSSにはできないが、金髪で勝気な女の子が病んで主人公を振り回すのはイイよ。

486:名無しさん@ピンキー
08/03/23 22:23:47 SHNTP4CN
ビ病ンカさんか…
いいぞ!もっとやれ!

487:名無しさん@ピンキー
08/03/23 22:35:38 zthSgpLc
二次創作でヤンデレといえば月姫や空の境界を忘れちゃいけない、と言ってみる・ω・`
鮮花なんて監禁願望ありありですよ?

488:名無しさん@ピンキー
08/03/24 02:09:30 6zpHIdD6
>>487
kwsk

489:名無しさん@ピンキー
08/03/24 03:54:06 Y7LSUZ8V
>>487
二次創作って?

490:名無しさん@ピンキー
08/03/24 09:03:57 1+6r89IL
二次も何も月姫は素でヤンデレでてくっだろーがよ

491:名無しさん@ピンキー
08/03/24 10:16:01 T2q5968/
二次創作はそっちでやったほうがいいと思う

492:名無しさん@ピンキー
08/03/24 11:26:58 C0DMGSxB
俺は
キャラ改変なし→二次
キャラ改変あり→ここ
でいいと思ってる

493:名無しさん@ピンキー
08/03/24 11:51:21 xRxpWfuW
ポケモンはここにしか投下できないな
他のはいくらでも

494:名無しさん@ピンキー
08/03/24 16:54:28 qM4+RjYB
この線引きが二次創作の難しいとこだなぁ

495:名無しさん@ピンキー
08/03/24 17:27:40 Kd82dR+1
ぱちモン?

496:名無しさん@ピンキー
08/03/24 18:30:58 GemILKQa
ミニリュウとヨーギラスを育てるときの苦労は計り知れないぜ・・・・。

497:名無しさん@ピンキー
08/03/24 19:20:54 zJg2Jgjn
スレチ

498:名無しさん@ピンキー
08/03/24 20:06:55 r+mcos5t
なんかこう人外のヤンデレっ娘に激しく萌えを感じる
特に人間を馬鹿にしてたり下にみる様な態度の人外娘が病むとヤバい

499:名無しさん@ピンキー
08/03/24 20:27:13 hXWoMypE
>>498
スキュラ娘さんとかラミア姐さんとか最高ッスよね

500:名無しさん@ピンキー
08/03/24 21:31:26 qM4+RjYB
>>498
他の泥棒猫共のことは人間の分際で!とか怒って
愛しい彼の場合は特別なんですね!

501:名無しさん@ピンキー
08/03/24 21:55:54 kTzvK7RU
>>497
誤爆したと察してください><
反映されないと思ったらこんなところに投下されれてた。

502:名無しさん@ピンキー
08/03/25 00:13:42 jSbzWyb9
とりあえず、ポケモン金買ってくる

503:名無しさん@ピンキー
08/03/25 00:27:03 JPrS6PFZ
もうやめて!内蔵電池の残量は0よ!!



ソースは俺、5百円無駄にしちまったぜorz

504:名無しさん@ピンキー
08/03/25 01:11:07 nIpgtuwu
>>503
電池が無いなら入れ替えれば良いじゃない。関係無いが金銀版が最高傑作だと思うんだ俺。
ところで人外ヤンデレってどんな娘がいたっけ?
なんか直ぐに思いつかない

505:名無しさん@ピンキー
08/03/25 01:26:00 QS0ZWvIf
>>504
……遊戯王のユベル?(一応人外でヤンデレ)

506:名無しさん@ピンキー
08/03/25 03:00:05 H8cxfP0l
>>504
沙耶(沙耶の唄)とか?
……あれは厳密にはヤンデレとは言わないのかも。数年前の記憶なんで曖昧だ。
つーか、ヤンデレはみんな人g(ry

507:名無しさん@ピンキー
08/03/25 04:10:47 7zKIr5Xq
人外ヤンデレか…
何かこう…そそるものがあるな。
スライム娘とかにヤンデレられたら、私をあなたの体の一部にしてとか言って飲まされたりするのかな…

508:名無しさん@ピンキー
08/03/25 06:28:43 fqJZ2CPc
ヤンデレは基本攻撃的&能動的で、対象の男より優位に立つ傾向がある
しかし、それを逆にしたらどうなるだろうか?

浮気をしたことを男に責められ、許してほしければ誠意を見せろといわれ
足の裏を舐めたり指を詰めたりなど許してもらえるなら何でもする
次第にそれが原因で病んでしまい、男の奴隷になってしまうって話はどうだろう
ヤンデレの魅力ってのは強烈な依存心なんだからさ

509:名無しさん@ピンキー
08/03/25 07:40:58 qU27LlRi
>>508
それはただの鬼畜陵辱物だろ

510:名無しさん@ピンキー
08/03/25 08:34:26 ZMb5cmj7
>>506
何言ってんだよ、アレは純愛だ

世界を犯す純愛だが

511:名無しさん@ピンキー
08/03/25 09:35:17 /TBxY3iy
ドラゴンが王女を浚って幽閉するシチュを逆に(別に王子じゃなくても可)してみれば、
監禁モノの人外ヤンデレのできあがりかと・ω・`

512:名無しさん@ピンキー
08/03/25 09:52:46 G+SCwoq0
>>511
憧れの人間様と結ばれたいと、
いつも心に思ってたドラゴンの少女が、
ちょっとしたきっかけで、とある小国の王子に恋をして、
日に日に想いを募らせていき、とうとう爆発。
王子を自分の根城に拉致監禁してしまう。
脱出を試みようとする王子だが、いつも失敗に終り、
その度にドラゴン娘は涙混じりに自分の王子への愛の深さを語る。
そんな日々に次第に王子の心もやられていく・・・。


・・・・・・うん、俺にできるのはここまでだ。

513:名無しさん@ピンキー
08/03/25 10:45:10 SYIUCLQi
>>512
早く続きを書くんだ

514:名無しさん@ピンキー
08/03/25 11:03:32 RO+J8ydT
いやあえてDQ1のさらわれた王女が実は竜王にヤンデレ状態だったということは・・・
生まれ持った容姿と力からコンプレックスありありな竜王
配下のモンスターたちに囲まれながらも1人さびしい毎日を過ごしていた

ある日竜王は自分の城から対岸を見渡すと、その先には人間の城がありそこにいる王女に一目ぼれしてしまう
そして竜王は悪いことだとしりつつも日に日につのる孤独に耐え切れず王女をさらってしまう
しかしさらってきた王女は竜王の行いに怒ると思っていたが
静かに竜王の行いを受け入れ優しく竜王を受け止める

そして王女は竜王の孤独に触れ合ううちに、自分も持って生まれた立場から孤独な境遇のために
だんだんと同情しつつも自分が竜王を守らなければみたいな状態になり
それがどんどん悪化し竜王は私のもの・・・!みたいな状態になtって
あまりに束縛がひどくなってきたので
困った竜王は王女を幽閉し、門番にドラゴンをたて、自分は城の奥深くに隠れるという電波が舞い降りた

515:名無しさん@ピンキー
08/03/25 12:27:33 Zhz1gjv9
>>512
ところがドラゴンの棲む洞窟の環境は、人間の身体にはあまりにも過酷だった。
ドラゴン娘に惹かれつつある王子だったが、遂には病に倒れてしまう
半狂乱になったヤンデレドラゴン娘は、根城の洞窟を飛び出した。
七の昼と七つの夜を駆け、はるか遠い東の島にある、神々の住む霊峰の頂へ。
そこに生える「仙草」―不老長寿を与える神秘の霊薬を手に入れるために。
しかし神々は悪しきドラゴンの飛来に槍を向ける。
こうして千の神々と一匹の女ドラゴンとの、激しい戦争が始まった。

一方、王子救出の命を受けた女勇者がいた。
しかしドラゴンは留守中で、ベッドでは王子様が苦しそうにうなされているだけだった。
美少年の苦しみ臥せる様は、ある意味エロティックだ。女勇者もコロッと参ってしまう。
そのままお姫さまだっこでお持ち帰りする。

やがてドラゴン娘がボロボロになって帰ってきた。
角は折れ、翼はもがれ、身に何十本もの神の矢が突き刺さっている。
けれども王子がいない。自分の留守中に何が起こったのかを悟ったドラゴンは、怒りの雄叫びを上げた。
流した血の涙は、竜の心を真っ赤に染め上げる。愛らしい少女の姿が、灼熱のドラゴンの身体へと変貌していく。
『ドラゴンは正体をあらわした!』
愛と狂気の竜は、荒れ狂う炎の嵐となって、王子が連れ去られた王城の方へと飛んでいく。

一方、女勇者は王子様をお城へ帰す気にはならず、町の宿屋にお泊りしようとしていた。
はぁはぁ苦しそうな王子さまにハァハァしながら、「昨夜はお楽しみでしたね」するためだ。
しかし王子のベルトに手をかけたところで、巨大なドラゴンが町を襲ってきた。
ドラゴンは女勇者から王子の匂いがすることに気が付いた。ラスボス戦である。

傍迷惑な女同士の最終決戦であった。多くの住民が巻き添えになって死んだ。
ピンチになるとベホマ唱えやがるせこい女勇者だったが、嫉妬に狂った竜の前にはMPもゼロになった。
渾身のドラゴンブレスが、不貞な女勇者を焼き尽くす。だがドラゴン娘の腹にも、ロト6の剣が突き刺さっていた。
神々との戦いの傷で、彼女は既に限界だったのだ。女勇者と戦える身体ではなかったのである。

ひゅうひゅうとか細い息を吐きながら、ドラゴンは王子の元へ這っていった。もう少女に化ける魔力もなく、醜い竜の本性のままだ。
ドラゴンは霊峰から取ってきた仙草を咥えている。これさえ飲み下せば、どんな致命傷もたちどころに治るだろう。
でも、目の前には苦しそうな王子の姿がある。だから、彼女はそっと王子の口に仙草を押し込んだ。
だって、ヤンデレだもん。愛してるんだもん。
もうドラゴン娘の目はかすみ、何も見えない。最後に王子の元気そうな笑顔を見たかったが、それが残念だった。
ふと頬に冷たい感触があった。ひょっとしたら王子が泣いてくれているのかもしれないし、ただの雨なのかもしれない。
それでもドラゴン娘は、幸せそうに、最期の息を吐いた。 ―Fin―

スタッフロールの後は、王城のテラスからドラゴンの死体を見下ろす女王(王子のキモ姉)のニヤリ笑いで〆
何が言いたいかというと、ヤンデレの魅力は依存心でも攻撃性でもない、「(見境なしの)愛」なんだということだ。

516:名無しさん@ピンキー
08/03/25 13:22:12 34nzP/kp
まさかドラゴンに萌える日がこようとは……

517:名無しさん@ピンキー
08/03/25 13:27:12 d+lo1JPh
誰でもいい、ライアンでヤンデレ書いてくれ

518:名無しさん@ピンキー
08/03/25 13:30:53 Zhz1gjv9
それはホイミンがヤンデレなのか
それともライアンがヤンデレなのかw

519:名無しさん@ピンキー
08/03/25 13:44:08 nthKglw7
>>515
さぁ一刻もはやくそれを文章にする作業に取りかかるんだ!

520:名無しさん@ピンキー
08/03/25 18:42:11 wkdCY2iL
俺は色々な小説やエロパロを書いているんだが……
このヤンデレというジャンルは書くよりも読む方が面白いのはなぜだろう?

521:名無しさん@ピンキー
08/03/25 18:48:19 wnhDzvOz

              ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
             /": : : : : : : : \
           /-─-,,,_: : : : : : : : :\
          /     '''-,,,: : : : : : : :i
          /、      /: : : : : : : : i     ________
         r-、 ,,,,,,,,,,、 /: : : : : : : : : :i    /
         L_, ,   、 \: : : : : : : : :i   / 恋したら
         /●) (●>   |: :__,=-、: / <   負けかなと思ってる
        l イ  '-     |:/ tbノノ    \
        l ,`-=-'\     `l ι';/      \  ニート(24・男性)
        ヽトェ-ェェ-:)     -r'          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         ヾ=-'     / /
     ____ヽ::::...   / ::::|
  / ̄ ::::::::::::::l `─''''   :::|


522:名無しさん@ピンキー
08/03/25 18:54:04 wkdCY2iL
確かに大した文章じゃないけど……悪いwまぁ、そういうことだよなww

523:名無しさん@ピンキー
08/03/25 19:53:16 TAMPPMk4
やべぇ>>515にかなり心がじーんときたwwwwというか、学生、ヤンデレ、逆レイプな小説ないかなぁ。

524:名無しさん@ピンキー
08/03/25 20:44:24 5Tr/haTI
>>523
書け、書くんだよ

525:名無しさん@ピンキー
08/03/26 00:34:50 4HDCUk8Y
>>523
書け、臆病者!

526:名無しさん@ピンキー
08/03/26 00:58:06 RbSGD/2G
サイファー自重しろwwww

527:名無しさん@ピンキー
08/03/26 00:59:43 SQrJDxuu
ピクシーだろ?

528:名無しさん@ピンキー
08/03/26 01:15:23 znGUH1xQ
solo wing pixyさんだな

529:名無しさん@ピンキー
08/03/26 01:17:11 zD1lI3Ay
何の話してるのかワカンネ
そんなどうでもいいことより、ヤンデレを!

530:名無しさん@ピンキー
08/03/26 05:21:26 m74JuDyo
>>529エースコンバット
今思えばこういう戦争系のも、かなりいいヤンデレになるよな。
 
数多の死線をくぐり抜けてきた相棒(男&女)男に拾われ、育てたれてずっと一緒に生きてきた女には男が必要不可欠になっていた。
 
しかし男は幼馴染みと婚約した。しかし相棒の女は「私の方がずっと彼の事をわかってる。だって15年間ほとんど一緒に過ごしてきたんだから!」
そして…的な

531:名無しさん@ピンキー
08/03/26 06:46:56 qTAeE7zm
この中でいない君といる誰かを知っている人挙手

532:名無しさん@ピンキー
08/03/26 07:38:13 1fQ0OUCi
……知らない人がいるのか?

533:名無しさん@ピンキー
08/03/26 07:47:07 qTAeE7zm
あ、良かった。知っている人いたわ。

534:名無しさん@ピンキー
08/03/26 08:08:15 fd506/K4
他のルートを半裸で待ってる

535:名無しさん@ピンキー
08/03/26 13:01:35 0mZ8ECep
挙手とスレの無駄だから

536:名無しさん@ピンキー
08/03/26 14:15:02 GwBk2HqC
挙手厨死ね

537:名無しさん@ピンキー
08/03/26 15:41:52 wOESRvro
今、保管庫読んでいるのだが、未完の長編で続きが気になるのが本当に多い
いない君もそうだし、よづりとしまっちゃうメイドさんも凄い気になる

538:名無しさん@ピンキー
08/03/26 20:43:07 IOob4XI+
>>537
激しく同意だが仕方ないよな…
作者さんなりの事情があるんだろう

539:名無しさん@ピンキー
08/03/27 00:53:23 5b+n33UR
ほととぎすまだかな

540:名無しさん@ピンキー
08/03/27 06:02:40 6zFuHBd4
変に急いで出来の悪いのを公開されるのもなんだし、商業誌ならともかく義理はあっても義務はない世界だからなぁ。
俺にそんな未完の対策を忘れさせるだけの名作が書ければいいんだが、読書感想文もまともに書けぬ身だ。すまん。

話は変わるが、現在アパシーミッドナイトコレクションやってるんだが、これの送り犬編Cルートがかなり良い。
普通に良い話な展開もあるんだが、選択肢次第ではかなりヤンデレといういうか、女の情念を強調した展開にもなる。
個人的にお勧め

541:名無しさん@ピンキー
08/03/27 11:16:26 1bSY2eTG
ナリカ可愛いよナリカ

542:名無しさん@ピンキー
08/03/27 11:28:50 LhqqAoXS
>>540
そういうのよく肩透かし食らうから、よければkwsk

543:名無しさん@ピンキー
08/03/27 12:29:53 0lXkI3hj
>>539
3月は忙しいみたいなこと別スレで言ってたから
今月中は難しいかもな

544:名無しさん@ピンキー
08/03/27 15:07:17 qMo5fsyq
それにしても保管庫漁ってみると結構名作が揃っているね(そして未完の多いこと)
まだwikiしか見てない人も漁ってみる事をお勧めするよ
>>537
しまっちゃうメイドさん読み返してみたら腹筋崩壊したw

545:名無しさん@ピンキー
08/03/27 20:23:20 9zbuzsVL
投稿ヤンデレSSってやっぱりこのスレ周辺の保管庫とかwiki
が一番多いのかな?

546:名無しさん@ピンキー
08/03/27 21:46:27 PJggZNxE
妖精の本読んでたら、すっげーの見つけた


リャナン・シィー(アイルランド)
ゲール語で「妖精の恋人」という意味の名をもつ、泉や井戸の周りに現れる妖精。
美しい女性の姿をした妖精で、常に人間の男性からの愛を求めている。
リャナン・シィーは愛した男性以外には見向きもしなくなるので、
惚れられてしまった人間は生涯付きまとわれる。
その愛を拒んでも、対象の男性に一方的に奴隷の様に媚び、傅き、尽くす。
その愛を受け入れてしまうと、生命力を吸い取られていってしまう。
しかし、愛を受け入れた男性に芸術的な才能を授けるとされており、
詩人に夭折した人間が多いのは、このリャナン・シィーを受け入れた為と言われている。

547:名無しさん@ピンキー
08/03/27 21:52:51 q1g0Q9VF
>>546
なんという修羅場トリガー

548:名無しさん@ピンキー
08/03/27 22:03:50 9/th75xt
>>546
ちょっと井戸掘ってくる!

549:名無しさん@ピンキー
08/03/27 22:24:27 9kX309Co
>>546
なんか皮肉な話だな
愛した男に好かれなければ長くその惚れた男と一緒にいれるが、好かれたら殺したくないのに自分のせいで死んでしまう

550:名無しさん@ピンキー
08/03/27 22:25:32 T8VfrP0p
>>548
よせ。やたらめったに穴を掘っても、出てくるのは……

遅かったか。やはりヤンデレモグラ娘に……

551:名無しさん@ピンキー
08/03/27 22:28:35 qShjnu3i
メガテンだと鬼女なんだぜ。
しかも回復魔法とアギ系の魔法を持っているので、天使や女神を作るための
合体材料に何度も何度も仲魔にしては合体を繰り返してた。

552:名無しさん@ピンキー
08/03/27 22:29:34 PJggZNxE
>>549
本によると、モンスターとしては吸血鬼に分類されるらしいです
愛した男を我が身に取り込もうとしてるんでしょう


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