強制女性化小説ない?Part34at EROPARO
強制女性化小説ない?Part34 - 暇つぶし2ch498:名無しさん@ピンキー
08/06/02 18:13:19 YN6Q0CgJ
ここ二週間のToLoveるがやばかった件についてなんだが

499:名無しさん@ピンキー
08/06/02 20:23:00 ZxxFk/NB
>>498
うpしてくれないとわからないんだけどおわかり?

500:名無しさん@ピンキー
08/06/02 20:53:40 T38Hx4uP
あのままの路線で続ければよかったに
糞が

501:名無しさん@ピンキー
08/06/02 20:57:49 v5VziKYN
アンケートで50万くらい>>500と同意見がでたら、
後遺症で変身体質になってしまうかもな

502:名無しさん@ピンキー
08/06/02 21:16:29 MIif/Ka4
変わりっぱなしじゃ鮮度が落ちるから
あのお嬢が落ち込んでなぐさめる為とか
なんやかやで年一ペースで数回やる方が新鮮でいいぞ

503:名無しさん@ピンキー
08/06/02 21:39:57 QA4q4Uj8
毎月第三週だけなるとかなw

504:名無しさん@ピンキー
08/06/02 23:17:53 BS88KWUx
>>500
それは間違ってる。
どっちで行っても糞だ。

505:名無しさん@ピンキー
08/06/02 23:18:47 BS88KWUx
すまん、誤爆した。

506:Zh-nS
08/06/04 20:29:09 4M2rCXQd
久しぶりの書き込みとなります。
前回の書き込みからかなり間が空いてしまいましたが、
6月に入ってようやく、まとまった分を投下できる状態になってきました。
長らくお待たせしてしまい、大変申し訳ありません。


明日の夕方までには続きを投下させて頂く予定ですので、
その旨よろしくお願いします。

507:Zh-nS
08/06/05 18:15:07 mOndSymA
少し、いや大分遅くなりましたが、Part-4の続きを投下させていただきます。
今回は色々あってえちぃシーンは皆無ですが、その点についてはご了承ください。
それでは、どうぞ。

508:AfteR Part-4
08/06/05 18:16:09 mOndSymA

 ご飯に味噌汁、野菜炒めに目玉焼き。
 ちゃぶ台の上に、俺と透矢で作った料理が並ぶ。
「いやぁ、まさかこんな日にみゆの作ったメシを食えるとは思わなかったな」
「別にそんなご大層なもんじゃねぇぞ」
「いいのいいの。みゆが作ってくれたってだけで、価値があるんだからさ」
 その言葉に、思わず胸が熱くなってしまう。
 今朝透矢と出くわしてから、何度となくこんな思いに悩まされてる気がする。
 人の気も知らないでと、思わず目の前の彼を恨みたくなってくる。
 でも、それとは逆に、もっとそんな言葉をかけてもらいたいという気持ちも少なからずあった。
―ホントに、どうしちまったんだろうなぁ俺……。
 そんな具合で一人思案していた俺の耳に、透矢の声が飛び込んでくる。
「みゆ?早くしないと冷めちまうぞ?」
「ん?あ、あぁ……」
「んじゃ、いただきます」
 言うより早く、透矢の箸が野菜炒めの皿へと伸びる。
 ご飯と一緒に野菜炒めを頬張った瞬間、その表情が一際明るくなったのが見て取れた。
「むぅ~……やっぱりみゆの作った料理は最高だよなぁ」
「また大げさなこと言うなよ。そんな事、姉ちゃんに知れても知らないぞ」
「ん?だって雪乃ちゃんに料理教えたのってみゆじゃん」
「……そんな覚え、ないから」
 確かに、姉ちゃんの料理を手伝ったりとか、そういう事はたまにある。
 もちろん教える程上手いとは思ってないし、教えたつもりもないけれど。
 とは言うものの。
 目の前で、ご満悦といった面持ちでメシを掻き込む透矢の姿からは、
彼が心からそう思っているのが伝わってくる。
 もちろん作った者として、そんな反応を見せてくれるのは―やっぱりうれしい。

「どうしたんだよみゆ?何かニヤニヤしちゃってさ」
「別に、なんでもないって」
 だからこそ、こぼれてくる笑みを止められる筈がなかった。


509:AfteR Part-4
08/06/05 18:17:04 mOndSymA

「ところでさ」
「ん?」
 こんな調子で透矢が切り出してきたのは、丁度俺が味噌汁を啜っている時だった。
「女の子でいるのって、やっぱ大変だろ」
「まぁ……大変っちゃ大変、かも」
 お椀に残っていた味噌汁を空けながら、この十日間の事を改めて振り返る。
「服着るの一つとっても色々面倒な事多いし、前に比べて体力落ちちまってるし、それに…」
「麻里紗ちゃんとどう付き合ってくか、だろ」
「……なんで分かった」
「もう何年、みゆの友達やってきたと思ってんだよ?それくらい、顔見りゃ分かるって」
 何年、という言葉じゃ済まないだろう。
 もう物心ついた頃から、俺と姉ちゃんと―そして透矢は一緒にいた気がする。
だからと言うわけじゃないけど、お互い言葉を交わさなくても、大抵の事は分かるって事なのかも知れない。
 とはいえ俺の方はと言えば、この年になってもまだ透矢の考えてる事の半分も分からないけれど。
「……やっぱりさ、今までのようには行かないなって思うところはあるんだよな。
 流石にこのなりで、彼氏として通るわけないし」
「おいおい、他にもあるだろ、他にも。誤魔化そうったって、そうはいかねっから」
「他って言うけどな…一体何があるっての?」
「あたしと満幸の立場が逆になってる気がする、でしょ?」
「あぁ、そう言えば………って?」
 おかしい。
 本来なら聞こえてくる筈のない声がなぜ、こんな所で聞こえてくるのだろう。
訝る俺が振り向いたその先に、信じられないものを目にしたのはそんな時だった。


510:AfteR Part-4
08/06/05 18:17:47 mOndSymA

 半分ほど開かれたふすまの向こう。
 そこから顔だけを出すようにして、麻里紗が部屋の中を覗き込んでいた。
「あ…れ……麻里紗?」
「あ、麻里紗ちゃん来てたんだ」
「桂木くんどうも♪」
 普段と何ら変わらない、可憐な笑顔が透矢へと向けられる。
 が、それも一瞬の事。
 すぐに俺の方に向けられたその顔には、とてもとても不機嫌だとでも言いたげな、
そんな思いが色濃く表れてるように見えた。
「どこで油売ってるのかなぁって思ったら、こんなとこまで行ってたなんて」
「何ていうか…色々あって……」
「まぁそれはどうでもいいんだけど、満幸大事なこと…忘れてない?」
 一段とトーンを落として問い掛けてくる麻里紗。
 その腹がきゅぅと小さく、場違いなまでにかわいらしい音を響かせる。
「大事な……こと?」
「朝ごはんの当番。やっぱり忘れてる」
「あ……!?」
 やっちまった。
 今週は俺が朝飯作るって決め合っていたのに、なんでそんな大事なことを忘れてたんだろう。
 そんな俺の心を知ってか知らずか、麻里紗の皮肉めいた言葉が追い討ちをかけてくる。
「あ、でも忘れてたわけじゃないよね。桂木くんにはちゃんと作ってたわけだし」
「別にそんなつもりじゃ……」
「そうそう、作ってくれって頼んだのは俺の方だし、それにみゆはてつだ…」
 助け舟を出そうとした透矢のその言葉は、麻里紗の一睨みの前には無力に等しかった。
 蛇に睨まれた何とやら、といったところだろうか。
「……ホントに…ごめん」
 こういう時の麻里紗には、言い訳なんて通じる訳もなくて。
だからただ、謝るしかないのだ。
 むくれ顔の麻里紗へと手を合わせつつ、謝り続ける事しばし。
 その間不機嫌そうな表情を崩さなかった麻里紗が、一転して満面の笑み俺に向けてくる。
「じゃ、目玉焼きもう一個追加ね」
「ここで……食べてくの?」
「他にどこで?」
「……分かったから、そうやってにらむのもう止めてって」
 力なく呟きながら、俺は再び台所へと向かう。
 期待に胸を膨らませる麻里紗の視線と、ご愁傷さまとでも言いたげな透矢の視線とを、
その背中に感じながら。


511:AfteR Part-4
08/06/05 18:18:20 mOndSymA

 小さな茶碗と茶色い箸がコトリと、ちゃぶ台の上に置かれる。
「ごちそうさま」
 満ち足りた様子を見せる麻里紗の姿から、先程の不機嫌さは全く窺えない。
「相変わらず沢山食べるよね、麻里紗ちゃんって」
「腹が減っては道草出来ぬ、って言うでしょ」
 それを言うなら腹は減っては戦は出来ぬ、と言いかけたところで俺は思い留まった。
 こういう妙な間違い、今に始まったわけではないのだから―と思い至って。
「ところで満幸……さっきから顔赤いけどどうしたの?」
「ん、そうなの?」
「うん。まるでゆでだこみたいに。桂木君もそう思うよね?」
「そう言われてみれば……熱でもあるのか、みゆ?」
「んな訳ないだろ」
 そう言いながらも、さっきから身体は微妙に熱を帯び続けていて。
 その熱が引く気配は、今のところ感じられずにいた。
 とりあえず熱を帯びた身体を冷ます意味合いも込めて、麦茶を勢いよく飲み干す。
もっとも、この時にはもうぬるくなっていて殆ど意味はなかったけれど。
「またさっきみたいにぶっ倒れるのもアレだし、とりあえず横になったらどうだ?」
「だから平気だって……」
 本当に心配性だなと、軽くうんざりしながら応えるのと時を同じくして、
突然麻里紗が閃いたように声を上げた。
「あぁ……なんか分かっちゃったかも!」
「……はい?」
「分かっちゃったって……何が?」
 呆気に取られる俺と透矢に、麻里紗は得意満面な様子で応えてくる。
「決まってるでしょ、満幸の顔が真っ赤な理由」
「……で、何なのその理由って」
 あまりに得意満面なその様子に一抹の不安を覚えつつも、その゛理由゛を聞かずにはいられなかった。
聞かなければいいと、心の片隅では思いながらも。
「桂木くんが目の前にいるからだよね?」
「……え?」
 この数秒間のうちに、俺の表情は目まぐるしい変化を見せたに違いない。
 突拍子もないその言葉に表情が凍り付いたかと思えば、次の瞬間にはもう、
それを解かす程に紅潮していくのが感じ取れる。
 とにかく、それぐらい俺に衝撃を与えた一言である事は確かだった。
「みゆ、それってホントなん?」
「ば……馬鹿言うなよ!?」
「じゃあ違うの?」
「当たり前だろ!って言うか……なんでそんな結論になるんだよ?」
「だって、満幸ったらさっきから桂木くんのことばっかり見てるじゃん」
 そんな訳……と思っているうちに、麻里紗の次の言葉が耳に入ってくる。
「自分じゃ気付かなかったかもしれないけど、他の人から見たらと~っても分かりやすいんだから」
 にこやかに語り続ける麻里紗を他所に、俺の顔からは再び血の気が引いていくのが感じ取れた。
―そんな……そんなのって………。
 誤解のないように言えば、俺だってその事に気づいていなかった訳ではなかった。
どちらかと言えば―気づかないように努めていたと言った方が正しいかも知れない。
 けれど今の麻里紗の一言は、俺が透矢の事を意識しているという事をハッキリと認識させるものだった。
 それも同性としてではなく、異性として意識しているという事を。


512:AfteR Part-4
08/06/05 18:19:56 mOndSymA
 本当にショックだった。
 元々男だったからなのかも知れないけれど、こんな感情を抱くなんて―ありえないと思っていた。
 そこだけは、いくら女に変わっても揺るぐ事はない、そう信じていた。
現に今だって、麻里紗の事を変わらずに好きでいるのだから。
 けれどそれは大きな間違いだったのかも知れない。
 こんな内面まで変わっていて、しかもそれをこうして他人に指摘されるまで気がつかずにいる。
 その事実を前に、俺の心は完全に恐慌を来たしていた。
 そんな俺の胸中を知る由もなく、麻里紗の何気ない一言が止めを刺す。
「でもちょっと嫉妬しちゃうかも。いくら幼馴染って言ったって、満幸のこと取られちゃうって思うとなぁ」
 グサリと、音を立ててその言葉が心に突き刺さった気がする。
 俺はそんな事、本気で思ってるわけじゃないのに。
 麻里紗が好きだという気持ちに、変わりはないというのに。
 なのにそれを麻里紗に疑われてるような気がして、言いようのない悲しさに囚われてしまう。
「……なんで、そんなこと言うの?」
「ほぇ…?」
 俺の言葉に、一瞬麻里紗が戸惑ったような表情を見せる。
「なぁ…俺ってそんなヤツに見える?」
「ちょっと……満幸落ち着いてってば」
 落ち着いてられる訳がない。
 このままじゃ、本当に誤解されそうな―そんな焦燥感が俺の心を埋め尽くしていた。
 そんな感情に駆られてか、俺の言葉にも一層熱がこもっていく。
「麻里紗の事が一番好きなのに……お前を差し置いて透矢にドキドキするような……
 そんなヤツにみえ…」
 そこまで言いかけて、ふと俺は目の前の二人が目を丸くしているのに気が付いた。
 もうこれまでに何度も感じた嫌な予感が、俺の脳裏を掠める。
「ん?俺にドキドキしてるって……」
「どういうこと?」
 ……まただ。またやっちまった。
 何また自爆してるんだろう、俺って。
 今鏡が目の前にあったなら、多分幽霊よりも蒼ざめた俺の顔が映っているに違いない。


513:AfteR Part-4
08/06/05 18:20:53 mOndSymA

「いや……その…えっと……」
「あれ、冗談のつもりだったんだけど」
 相変わらずにこやかな麻里紗。そして右の方へ視線を移せば、
「ま、でもみゆが言ってるんだからホントの事なんだろうな」
 透矢も透矢で、悪戯っぽい笑みを浮かべているのが見てとれる。
「……いや…だから……違うんだってば………」
 さっきの激しい口調はすっかりなりを潜め、殆ど消え入りそうな声ばかりが口から漏れ出るばかりだ。
「だいじょぶだから。別にあたし、満幸が他の子にドキドキしてたって怒らないよ?」
「ホントに違うって……」
「あたしの事一番好きなんでしょ?それ忘れないでいてくれれば……それでいいんだからね♪」
 言いながら俺の頭を撫でてくる麻里紗。
「俺にドキドキしてくれるのは嬉しいけどさ、俺もう先約済みだしなぁ」
「え、そうなの桂木くん?」
「やだなぁ、雪乃ちゃんの事忘れないでって」
「あ、ごめんね」
「そういう訳だからさ、残念だったなみゆ」
 俺の頭をわしゃわしゃと、からかうような口振りを見せる透矢。 
 もう完全に、二人に遊ばれている状態だ。
 そんな二人を前に、俺はただ頭を抱える事しか出来なかった。
「んじゃ、そろそろ片付けちまおっか。いつまでもお膳出しっぱなしって訳にも行かないし」
「うん。ほら、満幸も手伝ってよね」
 頭を抱える俺を他所に、マイペース振りを見せる二人。
「……馬鹿」
 せめてものお返しにと、恨めしげな視線を二人に投げかけてやろうと目を向けたその時になって初めて、
透矢がどこか複雑な表情を浮かべているのに気がついた。
 普段はあまり垣間見る事のない、悲しさと寂しさが交じり合ったようなその表情に、
再び俺の心が掻き乱されていく。

―なんで……また?
 さっきあれだけショックを受け、その事実を強く否定していたのに。
 心のどこかが、それとは正反対な反応を見せている事に、俺は嫌悪を覚えずにはいられなかった。


514:AfteR Part-4
08/06/05 18:21:26 mOndSymA

 ―[3]―


 けたたましいセミの声と、夏の強い日差し。
 それらが一体となって、庭に出ている俺達に降り注いでくる。
 そんな炎天下の中で、透矢はいつものように竹刀の素振りに励んでいる。
俺も俺で、他にやる事もなくてその様子を見ているけれど。
 ちなみに麻里紗はと言えば、片付けが終わるとすぐに眠ってしまった。
牛になっても知らないぞ、と思ったのはここだけの話だ。
「にしてもホントあっついよなぁ」
 おもむろに竹刀を振る手を止め、額の汗を拭いながら透矢が一人ごちる。
「みゆは暑くないか?」
 その問いかけに答える事もなく、俺はただ。
「……さっきの事、まだ怒ってる?」
「……別に」
 決して怒っている訳ではないけれど。
 やはりさっきの事もあってか、ついつい透矢に対する反応もぶっきらぼうになってしまう。
もちろん、そうしてるのがいいとは欠片も思っていない。
 しばらくの間、俺と透矢の間に気まずい空気が漂っていた。
 そんな空気を破るように、透矢の口が開かれる。
「やっぱ……俺なんかじゃダメだよな」
「えっ……?」
 突然の事に、俺も最初何を言わんとしているのか図りかねてしまった。
「どういう……こと?」
「いや、さっき麻里紗ちゃんに突っ込まれてた時さ、みゆが不愉快そうっていうか……
 そんな風に俺には見えてさ」
 そう語りかけてくる透矢の表情には、さっき垣間見せた複雑な思いが表れているような、
そんな印象を強く受けた。
「そりゃぁ確かに……俺ってやかましいし、すぐ調子に乗りまくるし。
 だからそんな俺に一瞬でもドキドキしてるとか言われたのが嫌だって……そう思ってるんだろ?」
「そうじゃ……ないって」
 また誤解されてる。
 さっきの事もそうだけど、何か今日の俺って誤解させてばかりな気がする。
「確かにやかましくって調子に乗りやすくって、ついでに優柔不断なヤツだけどさ。
 けど、だからってお前の事……ダメなヤツとか嫌だとか、そんな風に思った事なんてないから」
「そっか……ならよかったんだけどさ」
 それを聞いてか、透矢が一安心したかのようににかっと笑って見せる。
 その笑顔がなんとなく眩しげに感じられるのは、多分日差しに照らされただけではないはずだ。
「……なんかよく分かんないんだ。俺の中でも、まだ整理ついてなくって。
 さっきああ言ったけど、麻里紗の言ってた事……間違いじゃないって思うし」
「麻里紗ちゃんの言ってた事って……どれの事よ?」
「おい……今の俺に、それを口に出して言えと?」
 さも当然と言わんばかりに、透矢の首が縦にブンブンと降られる。
 またかと小さく溜息を吐きながら、俺はさっきの恥ずかしい言葉を口にする事になってしまう。
「……俺がさ、透矢にドキドキ…してるとか、そんなこと口走っただろ?」
「あぁ、あれの事か。俺もあの時はホントに驚いちゃったな。
 でもあれって……冗談だって思ってたんだけど?」
「冗談で片付く位なら……今もこんなに思い悩んでないって」
「えっと…んじゃもしかして……」
 ほんの少しだけ、慌てた様子を見せる透矢。
 どうも本当に、さっき言ってた事を冗談だと思っていたらしい。
「そうだって。なんか俺ホントに……透矢にドキドキしてるみたい」

 すんなりと認められることではないとは言えども。
 俺の心の中で、既にそんな思いが燻りつつあるのを自覚せずにはいられなかった。


515:名無しさん@ピンキー
08/06/05 18:21:38 uxazl3kl
正直、微妙。

516:AfteR Part-4
08/06/05 18:26:40 mOndSymA
今回の投下分はこれで終わりです。
長い事執筆に手間取っていましたが、正直まだこれでも大丈夫かどうか。

……とかなんとか言ってるうちに上に感想が来てましたね。
微妙と思われる方がいる以上、次こそはと思わずにはいられません。
今後とも精進させていただく所存です。

それでは、また。

517:名無しさん@ピンキー
08/06/05 18:29:22 Rc1bc2zs


518:名無しさん@ピンキー
08/06/05 18:47:24 7pEdciB4
乙。

俺が長編嫌いな理由がわかった。

519:名無しさん@ピンキー
08/06/07 01:20:01 wOcIKBBw
乙。

長編でもメリハリあればもっと読めるんだがな。
ダラダラと平坦なメロディを聞かされ続けるのは苦痛。
もっと言えば念仏とか説教の類か。
ストーリーテリング下手すぎるよ。

520:Zh-nS
08/06/07 02:32:13 4UkUvM8p
>>519
ストーリーテリングの拙さについては、確かに私自身これまでにも薄々感じてきた事ではありますが、
改めて今回の投下分を見直す限りでは、特にそれが顕著に表れているように思うところです。
度重なる加筆修正が原因かもしれませんし、もしくはそれ以前の問題かもしれません。
せめてもう少しだけでも、メリハリのあるストーリー作りが出来ればいいのですが……。
最後に貴重なご意見、誠にありがとうございます。


これに限らず、他にも皆様から色々と忌憚ない意見を頂ければ幸いです。

521:名無しさん@ピンキー
08/06/07 02:45:14 1pW+Vvuh
>>520
長い物語を作る時は、起承転結を意識して書いた方が良いよ
話の初期状況を伝える為の起
話がどう進むか伝える為の承
話のクライマックスを描く転
話が迎えた結末を描く為の結

これを更に起の起承転結、承の起承転結、転の起承転結、結の起承転結
に分けて何を書くか整理して意識しながら書くと
ダラダラと漫然と続くのを回避できる

522:名無しさん@ピンキー
08/06/07 02:52:19 z6aD5ZAk
起承転結の4部構成のほかに、序破急の3部構成もあるよ。

523:名無しさん@ピンキー
08/06/07 10:49:01 VeVceJwn
というか、完結させてから投稿したらどうだろう

俺はいつまでも待つから

524:名無しさん@ピンキー
08/06/07 13:42:29 1pW+Vvuh
>>523
いや何の反応もない状態でただ書き続けるってモチベーションの維持が難しいぞ
プロの作家じゃないんだし

525:名無しさん@ピンキー
08/06/07 18:48:49 5vvAekWR
やさしい小説の書き方:

サービスシーンを書いていく。
それをつなげる。

526:名無しさん@ピンキー
08/06/07 19:07:18 OjTia+0p
それ易しそうに見えるけど
やってみると結構面倒

527:名無しさん@ピンキー
08/06/07 22:31:35 1gJIdENQ
>>520
>忌憚ない意見を頂ければ幸いです。

というヤツに限って厳しい意見が書かれるとスネてしまう件

528:名無しさん@ピンキー
08/06/07 23:23:07 c7eKkrPI
皆、厳しいね。

529:Zh-nS
08/06/08 00:36:06 HUje0UXU
予想外に反応が多く、私としても非常に驚いております。
どんなに厳しい意見も、作品作りの上ではきっと為になると思っていますし、
それ故、これだけの意見を頂けたという事には心から感謝しております。

>>521>>522
起承転結については、全体の部分と各話の部分についてはこれまでも大体意識はしていましたが、
>起の起承転結、承の起承転結、転の起承転結、結の起承転結
ここまでは流石に気を配れていなかったなと、今になって反省一しきりです。

>>523
最近は出来るだけ早く投下しなければ、といった焦りもあってか、
肝心な「完成させる」という点をおざなりにしていたのかも知れません。
直近の二回の投下分については、それまでと比べてかなりキリの悪いところで切ってしまってたりしますし。
>>524でも言われているように反応のない状態でモチベーションを保つのはなかなか難しいですが、
それでも今後はなるべく完成形を、それが無理でもキリのいい分を投下できれば、と考えております。

>>525
この手法ですが、今他スレ用に書いている作品で実践していたりします。
>>526で言われているように、いざやってみたらかなり骨の折れる手法だなと痛感させられましたが。

>>527
厳しい意見も、それが寄せられるうちが華だと思っておりますし、
むしろ無反応で通されてた方が拗ねてたかも知れません。
反応がない事ほど、私にとって堪える事はありませんから。
今回の場合、このように思っていたよりも多くの意見を頂けて、逆に嬉しかったりします。

530:名無しさん@ピンキー
08/06/08 01:45:18 G5Omr/gp
>>529
結構マゾだね。
でも、その清清しい人間性はすばらしいと思うよ。

531:名無しさん@ピンキー
08/06/08 02:00:58 D76WiXSw
生来のマゾじゃなけりゃ、創作は出来んと思う。

532:名無しさん@ピンキー
08/06/08 06:13:15 1dTUgv25
>>529
あー、そういう全レスとかいらないから。
自分の中で批判をちゃんと消化できてないかまってちゃんかお前。
気にしてるのがミエミエなんで正直やめて欲しいです。
てか作者の気持ちなんて読みたくも無い。
書く意欲があるのならクダまいてないで早く次の作品もってこいや。
ここはお前のHPじゃねえ。

533:名無しさん@ピンキー
08/06/08 06:31:25 gMtbT0Uo
>>532
おまえみたいな奴がいるから作者が消えていくのがわからないのか?

534:名無しさん@ピンキー
08/06/08 06:36:32 oYuwwmM5
書き込む前に
>>7>>8
あたりを読んでみては?

535:名無しさん@ピンキー
08/06/08 06:56:21 RNepop7g
>>532
かまってちゃんはおまえの事だろwwww
バーカ

536:名無しさん@ピンキー
08/06/08 08:18:39 CfJrSzMB
>>532
100年ROMってろ。
ここはお前のBLOGじゃねぇ

537:名無しさん@ピンキー
08/06/08 08:25:24 1dTUgv25
>>533
悪貨は良貨を駆逐するといってな。
質の低い作者さんにはお引取り願いたいのが本音。

538:名無しさん@ピンキー
08/06/08 08:26:55 1dTUgv25
>>536
本音で話せるのが2chだろ。
わあすごいですねつづきたのしみにしています
とかクソくらえだ。クソな作品はクソ。
弱い部分見せるような作者もクソ。
文庫とかBlogでやってろやと思う。

539:名無しさん@ピンキー
08/06/08 09:06:57 FjIfjOvy
>>537-538
世の創作の9割は糞であるが真理
価値のないと思うようなものでも構わず大量に生産しない限り
名作も生まれない

100本作れば90本の駄作が生まれるが10本価値ある作品が生まれる
1000本作れば900本の駄作が生まれるが100本の価値ある作品が生まれる

駄作を作るなと少数精鋭主義を貫いたら、ゲームハードも普及しなかった
受け手が清濁併せ呑む以外に名作に触れる機会はないんだよ

540:名無しさん@ピンキー
08/06/08 09:17:07 1dTUgv25
>>539
おいおい話をすりかえるなよ。
じゃあクソな物を放置しとくのはいいのかってことになるだろ?
腐ったミカンは次から次へと取り除かないといけない。
>>529程度のSS書きならぽこぽこ出てくるだろ。
そんな中スレを私物化してる>>529はただの荒らしでしかない。

541:名無しさん@ピンキー
08/06/08 09:20:47 kx8CH1PC
腐ったミカンはおまえさんに見えるがね

542:名無しさん@ピンキー
08/06/08 09:25:06 1dTUgv25
>>541
読者から自由な意見を奪ってどうするというのかね。

543:名無しさん@ピンキー
08/06/08 09:26:36 fLLXrpvZ
なんかここまで必死なやつ、久々に見たかも。

544:名無しさん@ピンキー
08/06/08 09:28:04 oYuwwmM5
>>1 より抜粋

■暫定ローカルルール
このスレにおいて適用します。
☆レズスキー及びレズスキーネタは、下記の議論スレで。
☆SS投下・妄想ネタ・TSF情報・ポジティブな感想・GJ以外は、全て議論スレへ

■議論はこちらへ。
【ぴんく難民】 強制女性化小説ない? 論議スレ  4th
スレリンク(pinknanmin板)



545:名無しさん@ピンキー
08/06/08 09:31:22 FjIfjOvy
>>540
何にも摩り替えちゃいないだろ
スレにとって邪魔なのはお前にとって駄作に見える、否、9割の人間にとって駄作に見えるSSを書くSS書きじゃなく
自分はSSを書かないくせに、SS書きを自分の主観で排斥しようとするお前だ
たとえそのSS書きの書くSSがどれほど駄作であってもだ

一口に駄作といわれる作品でも
単に初心者で技術がないだけの場合もある
できが最悪だがアイデアは面白く、有能な書き手を刺激するものを持ってる事もある
大多数には価値が無くともスレ住人の一部には熱狂的に支持されるものもある
駄作との決め付けで排斥するのはそれら全ての可能性をなくし
結果書き手を遠ざけるだけだ

気に入らない作品があるならお前がスルーすれば良いだけだ

546:名無しさん@ピンキー
08/06/08 09:35:47 1dTUgv25
>>545
主観じゃないって。
コテのスレ私物化はそのスレの衰退の要因ってのは定説だろうが。
大丈夫か?ここはコテのHPじゃねぇって何回言えばワカるかな。
しっかりしろや、荒らしコテへの苦言はスレのためだぞ。
それに駄作作家は次から次に出てくるんだから差、それに占拠されてもつまらんでしょ。
>大多数には価値が無くともスレ住人の一部には熱狂的に支持されるものもある
じゃ、その迷惑な信者さん引き連れてBlogでも開いたらどうですかと思うね。
大御所(笑)の優しい人たちがリンクしてくれるんじゃない?

547:名無しさん@ピンキー
08/06/08 09:36:49 1dTUgv25
>>544
議論じゃなくて感想を言ってるだけなんですけど・・・
だいたいGJ以外禁止ってなんなの。そっちのスレにもあったけど健全じゃない。

548:名無しさん@ピンキー
08/06/08 10:12:58 2li1DOOu
いいからだまって作家は投下するだけのマシーンであれ
賞賛だけの感想はいらない!全レスなんてもってのほか!!
作家がいなくなった? お前が作れ!
荒らしには構え 荒れてもココはキニスルナw


こうですね。わかります

549:名無しさん@ピンキー
08/06/08 10:30:40 XCWwtSkw
長文駄文で仕切ろうとするやつは何? とりあえずお前だけはいらん。

550:名無しさん@ピンキー
08/06/08 11:52:04 CU2Jb0fK
しぃちゃんまだー?

551:名無しさん@ピンキー
08/06/08 12:30:01 CfJrSzMB
>>1のローカルルールを守れないような
ID:1dTUgv25 は去ってくれ。
作家さん追い出して楽しいのか?

552:名無しさん@ピンキー
08/06/08 12:46:16 6lGiSSq6
>>547
>だいたいGJ以外禁止ってなんなの
じゃあ不満な部分を取り除いたスレを自分で立てて存分にやっとくれ。
そんなとこ誰が行くのか知らんけど。

553:名無しさん@ピンキー
08/06/08 12:48:29 D76WiXSw
まぁ、一言で締めるなら
評論家は要らん。

554:名無しさん@ピンキー
08/06/08 13:11:09 q6CTvvrf
また議論でループする季節がきたのか。

555:名無しさん@ピンキー
08/06/08 13:23:36 fLLXrpvZ
あんな長文駄文を見せるより、その分SSでも書いてくれれば良いのに。
スレに貢献するどころか、必死こいて自分の意見ばかりを押し通そうとして、
結果的にスレを私物化してるようなやつなんか、下手な作者以上にいらないんだけど。

556:名無しさん@ピンキー
08/06/08 13:32:01 FjIfjOvy
SSの評価なんてのは、GJが多い、少ない、ないで十分表現される
どんなSS書いても嫌いな奴は嫌いなんだからそんな事を一々いう必要はない

557:名無しさん@ピンキー
08/06/08 13:38:45 wBvpZxnb
もう止そう。

558:名無しさん@ピンキー
08/06/08 15:46:48 n8w+Nbb3
>>546
とりあえずお前のせいで初心者も大御所も書きにくくなってるぞ。
責任取れ、ルールも守れんガキ。

559:名無しさん@ピンキー
08/06/08 17:06:49 ub5kW0Cd
今ssを投下すれば神になれるぞ
さあお前ら頑張れ

560:名無しさん@ピンキー
08/06/08 21:30:45 lY3kKyZa
壮絶に自演臭がするスレですねw
1人が延々と自演して騒いで、個人的に気に食わない作品を崩そうとする、
いつもの流れになったわけですね、分かります
そんなあなたの欲望を満たすスレッドがあります。どうぞ!

スレリンク(pinknanmin板)

561:名無しさん@ピンキー
08/06/09 00:27:47 91rFqXfT
また、この流れか・・・





作者さん達、次の作品の投稿待ってますよー

562:名無しさん@ピンキー
08/06/09 00:49:01 8wQmH4xy
while (true) {
 作品投下
  ↓
 気に食わなかった荒らしが自演
  ↓
 倦怠期←いまここ
  ↓
 回復期
  ↓
}

563:名無しさん@ピンキー
08/06/09 00:56:44 niyDJUHT
前回のhiroshi氏の一件でも思ったが、今回の件で確信した。
下手な作者よりも、今回の1dTUgv25のように気に食わない作者への批判や自己中な発言しか出来ない馬鹿の方が、
このスレにとっては一番の害悪に他ならないと。


>>529を見る限り、批判とかへの耐性はあるようだから多分大丈夫だと思うが、
今回の一件でまた作者が去ってしまうような事にだけはなって欲しくはないな。

564:名無しさん@ピンキー
08/06/09 01:21:25 BGbejios
>>562
お前が、そのウイルスまがいのコードをbreakしてくれ!

作者さん投下待ってます。

565:名無しさん@ピンキー
08/06/09 01:45:50 FjA0mdT4
>>563
本人が平気でも、気の弱い新人候補生とかは確実に消えたよ

566:名無しさん@ピンキー
08/06/09 01:51:04 FjA0mdT4
実際に投下する前に消えた新人SS書き候補生の中に
自分好みの名作を書く奴が居るかもしれないって想像力働かせれば
SS職人を攻撃して萎縮させるような発言が百害あって一利なしと分るのね


567:名無しさん@ピンキー
08/06/09 02:09:09 m2xfS9et
>>565

新人候補生以外も投稿しにくくなってしまった

とりあえずあんな基地外はこのスレの住人ではないので、新人候補生さん安心して作品を投稿してください。
職人さんも気にせずにバシバシ投稿しちゃってください

568:名無しさん@ピンキー
08/06/09 06:33:30 u8pgFO3n
なんだ
このスレ
なんで揉めてんだ?
ほんと
おまいらは何処のTSスレに逝っても懲りないねぇ

569:名無しさん@ピンキー
08/06/09 07:44:18 niyDJUHT
>>565
あぁ、よくよく考えりゃそうだよな・・・。
ああいう手合いは下手な作者が今後伸びる可能性ばかりか、
これから出て来るであろう作者の存在にまで悪影響及ぼすってか。


本っ当に、そういうのを考えられない馬鹿は消えて欲しい。
そんな馬鹿なんか、このスレにはいらないし。

570:名無しさん@ピンキー
08/06/09 09:12:31 wYOt9bCj
>>559
こうですね、わかります

「お呼びでしょうか、親衛隊旅団指揮官殿」
「堅苦しい挨拶は要らないよ、中尉。君に頼みがあるのだが」
「またきっと無理難題なのでしょうね、オットー」
顔に傷のある将官は、唇を曲げて笑った。
「グラン・サッソで優雅なバカンスを過ごしているご老人に覚えはあるかね」
「親愛なるドゥーチェ閣下がローマ帝国の再建事業を続けられなくなったことは誠に残念ですな」
少将は肩をすくめた。
「そのままじっとしておられた方が肩の荷が下りるのだがね。どうやら総統閣下は今さらになって昔の恩人のことを思い出されたようなのだ。君はイタリア語は堪能だったな」
「ええ、子供の時分をミラノで過ごしましたから」
答えながら、彼はまた厄介な任務を押しつけられることを予感した。彼は、あちこちにこさえた借金で首が回らなくなりつつある彼の祖国と、薬毒が頭に回った伍長閣下にこれ以上の忠誠を捧げる価値があるのか、いささかの疑問を感じつつある一人だった。
「まさか、グライダーでアペニン山脈に降下しろなどと言いませんよね、オットー」
「安心したまえ。君の仕事はそれとは別だ。なに、ちょっとした休暇のようなものだよ」
「詳しくお聞かせ願えますか」
「実は、君に女になってもらいたい」
「・・・は?」

この後メンゲレのうさんくさい手術で少女に脳を移植された中尉が
イタリアに潜入してアイヒ作戦の手引きをするが
実はその身体はユダヤ系のもので証拠隠滅のために殺されそうになって
グスタフ線を越えて逃げるんだけど面倒って言うか誰も読まないので後は誰か書いてくれ


571:名無しさん@ピンキー
08/06/09 11:01:45 PtYnJjaR
>>563
そのさ、確信するのが遅すぎるというか
いい加減「荒らしはスルー」という大原則を学ぼうよw

Hiroshiの時もその前の時もさらにその前の時も
毎回作者やSSに文句をつけて荒らしているのは同一人物だよ。
いつまで同じ手口に釣られて騒いでるんだと。

荒らしがいたら叩き返さず自治もせず
そのレスが最初から存在しなかったかのように
完全にスルーしてくれよw

572:名無しさん@ピンキー
08/06/09 13:36:51 o5jLfIAx
確信できただけまだいい方だろ。
多分この期に及んでまだアレがいつもの荒らしだって事に、
そして荒らしに対してスルーするという鉄則に気づいてないやつも多いだろうから。

多分次も、また同じような事が繰り返されるだろうよ。
スレ住民全員がちゃんとこの事に気づくまではな。
…そうなっては欲しくないもんだが。

573:名無しさん@ピンキー
08/06/09 13:47:56 IwmbOMfR
自分がスルーしてないという事はスルーですね、わかります

574:名無しさん@ピンキー
08/06/09 15:09:20 FjA0mdT4
次スレ立てる際には>>1
『偶に変な奴が沸くけど、どんな立派な評論家よりも、下手でもSS書く方がこのスレでは上です』
って事を入れて、変なのが沸いても消えるまで待つしかないかな

ただ、そいつだけが書いてるとSS職人の投下もできないだろうし
そいつの事は見ずに、ただSSを求めているというメッセージだけを
発信し続けるという対処はどうだろう?

575:名無しさん@ピンキー
08/06/09 15:21:29 niyDJUHT
>>571
ま、そこ突かれるとめっさ痛いんだけどなorz
何分リアルタイムでこんな騒ぎに出くわしたのは今回が初めてだし
(hiroshi氏の件も結構後になって知った口なのよ)。
とりあえず、スルーが鉄則ってのはよーく心に留めとく。

>>574
俺もそれでいいと思う。

576:名無しさん@ピンキー
08/06/09 16:25:55 mtTFtEmg
そして大団円へ

577:名無しさん@ピンキー
08/06/09 16:34:43 mtTFtEmg
連投ごめんなさい。

ここの住人は、多くは無いはずだから
一人一人の心構えって大切だね。



578:名無しさん@ピンキー
08/06/09 23:54:08 YpewMnnN
>>574
スレが荒れないように、あらかじめ

賞賛以外の感想は禁止!

>>1に書いとけばよいのでは?

579:名無しさん@ピンキー
08/06/10 00:37:01 RfmhzSaO
>>578
>>1には
>☆SS投下・妄想ネタ・TSF情報・ポジティブな感想・GJ以外は、全て議論スレへ。
って、既に書いてあるんでスレルール上どっちが反してるかは白黒付いてる
だがそれを認めないのが珠に現れるわけ

だから、他の良識がある住人がどう対処するかが問題になるわけ

580:名無しさん@ピンキー
08/06/10 03:08:52 hyJz+0iL
お、なんだなんだ
全部読んでないけどなんか揉めてる?

暇があれば超久々になんか適当なもの投下して議論を止めてみたいところだがー
まあ止まらないと心が痛いから勇気がいるけどwww

581:名無しさん@ピンキー
08/06/10 09:39:17 xwAp4LhM
このスレに
   _,,....,,_  _人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''>   ゆっくりしていってね!!!  <
ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
 |::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ     __   _____   ______
 |::::ノ   ヽ、ヽr-r'"´  (.__    ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
_,.!イ_  _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7   'r ´          ヽ、ン、
::::::rー''7コ-‐'"´    ;  ', `ヽ/`7 ,'==─-      -─==', i
r-'ァ'"´/  /! ハ  ハ  !  iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ  ,' ,ゝ レリイi (ヒ_]     ヒ_ン ).| .|、i .||
`!  !/レi' (ヒ_]     ヒ_ン レ'i ノ   !Y!""  ,___,   "" 「 !ノ i |
,'  ノ   !'"    ,___,  "' i .レ'    L.',.   ヽ _ン    L」 ノ| .|
 (  ,ハ    ヽ _ン   人!      | ||ヽ、       ,イ| ||イ| /
,.ヘ,)、  )>,、 _____, ,.イ  ハ    レ ル` ー--─ ´ルレ レ´
に通じるものを感じた。

582:名無しさん@ピンキー
08/06/10 10:41:29 Zue9cXIF
うひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
ゆっくり女性化していってね!!!!!!!!!!!

583:名無しさん@ピンキー
08/06/10 14:03:48 CcPreoTM
ゆっくり女性化って痛そうじゃね?

584:名無しさん@ピンキー
08/06/10 14:14:26 ERC2kWk6
ゆっくり変化してTS経過を描いた小説ってわりとなかった?

585:名無しさん@ピンキー
08/06/10 14:52:33 ci3m5dWK
あった

らんおうさんのサイトにあった英文の題名の小説が未だに神すぐる

586:名無しさん@ピンキー
08/06/10 20:35:23 keX9fWnG
「real flash out」だっけ?

587:名無しさん@ピンキー
08/06/10 20:56:38 09i9UVzO
もう随分前だけど、レイプされて殺された娘の恨みを晴らすべく、
マッドサイエンティストな父親が性転換薬を作って犯人3人に飲ませ、
状況把握が出来ない状態で順番に強姦していくって話があった。
タイトル失念でひっじょうに悔しいのだが、その被験者たる犯人の2番目が非常にゆっくりと性転換していき、
自分の体が変わっていくのを呆然としながら見ているってのが有って、あれはやたらとハァハァしたものだ。
で、最初に強姦した女と、作業用に助手として雇った男も最終的に女になって、最後は家族のように暮らしたんだけど、
娘をレイプしたグループのリーダーは生きたダッチワイフ扱いで闇に葬られるって話だったんだけど。

どなたか知りませんですか?

588:名無しさん@ピンキー
08/06/10 21:17:22 cNLlVVHX
保存して持ってるな・・・問題はどこで拾ったのかサッパリ思いだせんことですが。

589:名無しさん@ピンキー
08/06/10 21:43:36 09i9UVzO
くっ! ください! おながいします m(_ _)m

590:名無しさん@ピンキー
08/06/10 23:32:19 ejF2FR+z
どっかでWebArchive通して見た覚えがある。

591:名無しさん@ピンキー
08/06/10 23:38:26 s7tKvcUL
読んだことはあるが思い出せない。

592:名無しさん@ピンキー
08/06/11 00:32:40 JoNicOCp
このスレで「こんな作品知らない?」と言っていた奴がいた記憶はあるが、そのあとが記憶にない。
少しずつ変わっていく自分の体に恐怖する的な作品、確かに最近あまり見ないかも。

593:名無しさん@ピンキー
08/06/11 07:08:15 pMpA7XT1
>>589
URLリンク(www11.axfc.net)
DLぱすtststs

594:名無しさん@ピンキー
08/06/11 07:52:23 9ZT/WbqP
>>593
横から頂いた㌧

595:名無しさん@ピンキー
08/06/11 12:15:21 ah+vllFi
>>593
ゲフッ!(吐血
よっ 横から頂いた……
すげぇ、まじすげぇ
ご馳走様でした

596:585
08/06/11 21:02:26 VFw+PsWT
だから神だって逝っただろ!

597:名無しさん@ピンキー
08/06/11 21:33:12 JB9+5QLR
ゴクリ
ちょっと読ませてもらおうかな

598:名無しさん@ピンキー
08/06/12 02:16:51 pMG7R/qp
>>593
404 not found …orz

599:名無しさん@ピンキー
08/06/12 03:53:33 hisiQJke
404・・・・と思ったけど

>>593(内容>>587)って

唯がなくなって1年過ぎて、3回忌もおわって・・・・

みたいなもの凄い長いタイトルがついてた小説の事だよね?
それだったら持ってるよ

600:593
08/06/12 05:12:19 f/oBa05f
余裕で週末まで保つだろと思ってたのにDOM多いのね・・・

>>599
そう、それ。

601:名無しさん@ピンキー
08/06/12 08:38:43 kM0tHwQ5
たしか、斧って修正エロ画像もダメだよね
エロ小説もダメなのかな?

602:589
08/06/12 10:15:07 RxDCHZLL
>>593
間に合わなかった・・・・orz
けど、どうもありがとう。
やはり誰かが保存してるんだね。

603:名無しさん@ピンキー
08/06/12 15:34:31 etmhxkVg
>>602
今度は取り逃がしてくれるなよ?
URLリンク(www.hsjp.net)

604:名無しさん@ピンキー
08/06/12 15:51:54 Fbc6tNnZ
これってタイトルはThe Real Flush Outでいいんかね?

605:名無しさん@ピンキー
08/06/12 20:24:52 RxDCHZLL
>>603
ありがとう!今度は間に合った!
そうそう、これだよこれ!
改めて読み返したけど、『ネ申』ってこう言う事なんだな。

606:名無しさん@ピンキー
08/06/12 22:30:19 ck20HYlB
>>603
     *      *
  *     +  グッジョブ!
     n ∧_∧ n
 + (ヨ(* ´∀`)E)
      Y     Y    *


607:名無しさん@ピンキー
08/06/13 07:01:43 lUUJEzRY
>604
おk

608:名無しさん@ピンキー
08/06/13 23:30:25 cDojURXs
>>603
横からいただいた
すんげーおもしろいわこれ

609:SS投下します。チラシの裏
08/06/15 13:11:57 GMZ0eiLk
出生率が地球規模で低下して、世界各国で様々な取り組みが成された。
しかし女子が生まれなくなり、種の存続危機を招きかぎない状況は人権を無視しても打開せねば、ならない。

いつからだろうか、僕らの周りから女の子がいなくなったのは。
テレビとかにはアイドルが出てくるけど、お父さんの話だと、昔はたくさんいたらしい。
今日は六年生になって、初めての登校日だ。
先生が来る前に着席していたら、僕の席が突然光り輝いた。
「なんだ!?」
ふとみると、席の所々が光ってる。
先生が「はい、騒ぐな!今自分の席が光ってるのは座れ。光ってないのは廊下に出て並んで全校集会に行け」
級長の柿沢が
「先生、僕の席も光ってるけど誰が並ばせるんですか?」
先生は見回して副級長の多治見が点灯してないことを確認して並ばせる様指示した。
点灯してないのが教室を出て並び出し、先生が廊下に頭を出し並び次第行くよう指示して騒がしい廊下は静かになった。
先生は
「お前たちは成績とか成長の先々を見通した上で女の子になるよう選ばれた。」

610:名無しさん@ピンキー
08/06/15 15:36:35 cmFDYu+A
お、終わり?

611:名無しさん@ピンキー
08/06/15 16:12:48 06FNrfXe
マジで終わりなの?

612:チラシの裏
08/06/16 01:36:47 onT9fW71
それから僕らは先生から今後の説明を受けて迎えに来た男の人にバスに乗らされた。
他のクラスからも選ばれた子がいる。全部で30人位だ。
やがてバスは街から山のトンネルに入り、高い塀に囲まれた門が開いて、そのまま中に入っていった。
白い建物の前でバスが止まり、男が降りるよう命令した。
中で白衣を着た人が待っていて、みんな今着ている服を籠に入れて裸になる様いわれた。
裸になった僕らはベッドに寝かされ、手足を固定された。
僕に近づいて来た人が、「ちょっと痛いけど我慢してね」と注射して、おちんちんを掴んだ。
親指と人差し指と中指で輪っかを作り上下にさすり始めた。

「あっ!はぁはぁ……」
周りを見回すとみんなが僕みたいにされている。上から機械が降りてきて大きな亀虫みたいなのが股間に近づいて、おちんちんを持った人が穴のような所に入れて固定した。
そして僕にマスクを被せ、亀虫マシンが動き出した。
おちんちんが上下に扱かれ、「あっ!」なんか漏らした感覚があってマスクから漂う気持ちよい感覚に包まれて僕らは心地よい眠りについた。
しかし亀虫マシンはまだ不気味な振動をしていた。

613:チラシの裏3
08/06/16 02:12:49 onT9fW71
目覚めた僕は、「あの亀虫、おちんちんに何したんだろう?」と不安になり、拘束を解かれた手で股間を触ってみた。
「よかった、おちんちんは付いてる、ん!?」

きんたまがない!
僕みたいに起きて触っていた子たちが騒ぎ出した。
中にはすすり泣きも聞こえてきた。
「はい、みなさん静かにして下さいね!」
白衣を着た人達が現れ、手を叩いた。
「君たちは女の子になるので睾丸、は必要ありません!オシッコの出る所も変えちゃいました。これからは座ってオシッコしなさいね」
「こうがんって何?」
「あぁ、キンタマよ、これからあなた達には女性ホルモンが投与されるから、男性ホルモンを作る場所は必要ないの」
おちんちんの下に穴が開いている。
白衣を来た人達が薄い服を渡して僕らは着た。
食堂に通され食事して、相部屋で柿沢君と入った。
オシッコがしたくなって備え付けのトイレ部屋に入った。
座り便器が2つ並んでいる。
跨って座っておちんちんを掴んで下に向けたが出ない。
焦っていた。
オシッコしたくてたまらない。
漏らしちゃう!
出てこない!
不意に下の穴から、ブシャアと吹き出した。
柿沢君が隣りの便器に跨って座ってオシッコしたした。
「連れしょんだよ」
「あれって立ってやるんだろ。遠くまで飛ばしたりしてさ……。」
「女の子はそんなことしないだろうが」

614:名無しさん@ピンキー
08/06/16 13:41:08 iji3IYvA
煽りっぽくなるが完成してから投下しろよ

615:名無しさん@ピンキー
08/06/16 14:18:17 UVZw6Dvh
支援所閉鎖?いつまで経っても復旧しないな。

616:名無しさん@ピンキー
08/06/16 21:17:05 6pEaRne9
(・∀・)ニヤニヤ

617:名無しさん@ピンキー
08/06/17 09:06:51 AViHS4lm
ごめん。今行ったらケータイでも見られたよ。

618:名無しさん@ピンキー
08/06/17 20:12:28 Z+SlhhUi
>>613
名前の通りチラシの裏に書いておけよ。

619:名無しさん@ピンキー
08/06/17 20:18:07 eCHXSUqR
嫌な予感がする

620:名無しさん@ピンキー
08/06/17 20:55:31 b85g0Z7q
だが俺にとってはチラシの裏だって必要なもんだ。
というわけで続き、待ってるよ。

621:名無しさん@ピンキー
08/06/18 03:00:49 IGZeB9Fl
>>613
死ねゆとり

622:名無しさん@ピンキー
08/06/18 06:46:51 3YD9eLmt
>>620
チラ裏自演乙

623:名無しさん@ピンキー
08/06/18 08:22:33 G/zERGvR
>>618>>622
>>7

624:名無しさん@ピンキー
08/06/18 09:03:36 G/zERGvR
忘れていたけど>>621>>7

625:名無しさん@ピンキー
08/06/18 17:34:23 iAsPzl1z
チラシの裏3ってことは1~2もあるのか?

626:名無しさん@ピンキー
08/06/18 19:22:46 7kaLxRBv
無い。
おそらく、事前に投稿された無印の二つのレスを示すと思われる

627:名無しさん@ピンキー
08/06/18 22:54:18 G1+7XQSQ
職人を大事にしないスレの末期って、何でどこも同じような雰囲気になるんだろうね...
Part50近くまで行って、たった一匹の基地外荒らしがぶっ潰したあのスレと雰囲気が似てきた。

628:名無しさん@ピンキー
08/06/18 22:55:01 G1+7XQSQ
誤爆スレに誤爆したつもりが本スレになってもうた
忘れてください

629:名無しさん@ピンキー
08/06/18 23:35:13 3Fe2y2aC
でも事実だから仕方がない

630:名無しさん@ピンキー
08/06/19 00:32:37 6TmMjDUN
誤爆じゃなくてわざとなんで
みんな少しは気にしてね♥

631:名無しさん@ピンキー
08/06/19 02:12:27 cl1dreLR
あさおん

632:名無しさん@ピンキー
08/06/19 03:11:33 tJ8zQ0n3
>>627-630
>>7
これで最後にしような?いい加減不毛極まりないし。



こんな事書き込まれるよりも、どんなもんだろうが作品第一だ。
作者諸氏の投下を心から求む。

633:名無しさん@ピンキー
08/06/19 13:02:30 V/xw1mjh
>>632
自分の作品叩かれたくないからって必死だなチラ裏。

634:名無しさん@ピンキー
08/06/19 13:58:41 K6yeOBlU
また自演荒らしが沸いているのか。
まさに>>562の状況だなw
スレリンク(pinknanmin板)

635:名無しさん@ピンキー
08/06/19 16:00:37 G0bgFwVM
>>633
もうちょいうまく自演しろよwwwwww

636:名無しさん@ピンキー
08/06/19 16:24:15 /I/LWkmX
なにこの流れ??

とりあえず荒らしのレスなんて無視して新人さんと職人さん共に作品作り頑張ってください

637:名無しさん@ピンキー
08/06/19 16:25:24 G0uZ/5Mx
嫌な予感は的中した

638:名無しさん@ピンキー
08/06/19 19:49:31 2AwOoDzp
こんなクソスレには投下しない

639:名無しさん@ピンキー
08/06/19 20:14:45 N5CnnOq8
と言うより今まで投下した事が無い

640:名無しさん@ピンキー
08/06/19 20:17:13 B2eZs5P+
>>638
自信がなくて投下できませんのまちがいだろカス。
いいから書けたなら投下しろよ。
面白かったら読んでやるわ。

641:名無しさん@ピンキー
08/06/19 20:28:56 iXdHlR1n
また自演荒らしが沸いているのか。
まさに>>562の状況だなw
スレリンク(pinknanmin板)


642:名無しさん@ピンキー
08/06/19 22:10:46 BQpU8Gln
つうか、自演認定基地外は避難所に行って好きなだけ妄想垂れ流してください。
本スレでやられると迷惑なんでこないで欲しい。

643:名無しさん@ピンキー
08/06/21 17:32:57 lQPa64DN
ここの小説だったと思うけど触手で女性化していく作品のタイトルわかる?

644:名無しさん@ピンキー
08/06/21 23:10:06 MmzoNJuA
>>643
少しは自分で捜してみたの?
>>2の保管庫捜せばすぐ見つかると思うが……。

645:名無しさん@ピンキー
08/06/21 23:39:38 y+X31pU0
触手とTSの組み合わせって案外とポピュラーな部類ゆえ、
保管庫のほかにも色んなところにあるな。

てか、改めて思い出すと俺が初めて書いたTS小説が触手モノだったw

646:名無しさん@ピンキー
08/06/22 00:30:09 3gPgrmZh
てか>>2に載ってるまとめサイトにあるし。
タイトルもそのまんま

上で「The Real Flush Out」あがってたのね。
落としわすれた-ーー!!orz

647:名無しさん@ピンキー
08/06/23 09:31:22 nNKZDnB7
>>646
URLリンク(web.archive.org)

648:名無しさん@ピンキー
08/06/24 00:22:49 JUPlD4we
>>647
読めないんだが。

649:名無しさん@ピンキー
08/06/24 00:30:12 gOU2rvy/
>>648
文字の円コーディングをS JISあたりに変えてみたら?

650:名無しさん@ピンキー
08/06/24 10:45:01 JUPlD4we
>>649
携帯だからよくわからない。
申し訳ないけど携帯で見れる様お願いします。<(_ _)>

651:名無しさん@ピンキー
08/06/24 11:03:51 rikU+p6R
Web Archiveが勝手に保管しているものだから、他の奴がどうこうできるもんじゃないんだ。
作者の人が携帯で読める場所にアップする以外には、うちらじゃどうしようもないよ。
こういうものの無断転載は極力避けたい事だからさ。

PC持ってないんだったらネカフェからアクセスするか、
それも無理なら諦めてくれとしか言えん。

テキストファイルを開ける携帯なら、文章を保存したテキストファイルをメールなり
メモリーカード転送なりで移動させて読み込ませれば……といった裏業も出来るが。
その辺は自分で考えてくれ。

652:名無しさん@ピンキー
08/06/24 12:59:39 e9jtnKXG
>>650
携帯でも、文字コードの設定とか弄ればちゃんと見れるぞ。
ほとんどの携帯にそういう機能はあるはずだから、諦めずに頑張って見ろ。

ただ、見れたとしてもあの作品長いから携帯じゃ途中までしか読み込まれないと思うし、
やっぱり一番いい方法はPCから見ることなんだろうな。

653:名無しさん@ピンキー
08/06/24 16:10:45 CfOD5UsY
fileseekとかブラウザのアプリケーション組み合わせて見ることは出来るんじゃないか?

654:名無しさん@ピンキー
08/06/26 19:39:05 Rwa7G8Hu
君達は親切だな

655:名無しさん@ピンキー
08/06/28 10:39:17 L4TIcY3N
( ゚д゚ )

656:名無しさん@ピンキー
08/06/28 10:46:17 lcSoYP26
>>654
ならば私が鬼畜になろう。

657:名無しさん@ピンキー
08/06/28 23:19:58 hW6c22xF
じゃあ僕は家畜になる!

658:名無しさん@ピンキー
08/06/28 23:31:14 qwqYmsV5
では俺は人畜無害の人材~♪

659:名無しさん@ピンキー
08/06/29 00:36:10 Jt6IYZBY
( ゚д゚)

660:名無しさん@ピンキー
08/06/29 00:42:55 3hGNxkOG
どうぞ、どうぞ

661:名無しさん@ピンキー
08/06/29 13:10:34 ej/Y2ntr
( ゚д゚ ) ( ゚д゚ )

662:名無しさん@ピンキー
08/06/29 14:57:35 4cpSMopO
こっちみんな

663:名無しさん@ピンキー
08/06/29 16:24:49 Yy4qYLD4
おぅおぅ

664:名無しさん@ピンキー
08/06/30 02:47:01 M46yHUmt
激しく今更且つ重箱の隅をつつく話だが
>486の
 次の日の放課後は、呼び出されてすぐに「揉ませろ」と言われ、薫は“仕方
は>487で
 午後の授業を知らせる予鈴が鳴らなければ、どうなっていたかわからなかった。
に繋がってるなら
 次の日の昼休みは、呼び出されてすぐに「揉ませろ」と言われ、薫は“仕方
じゃね?

665:名無しさん@ピンキー
08/06/30 23:51:54 TrwMivrG
>>650
クレクレ君は金輪際来るな!

666:名無しさん@ピンキー
08/07/01 01:39:22 dvGRatX+
( ゚д゚) ( ゚д゚)

667:名無しさん@ピンキー
08/07/01 06:46:25 dP2YBNHD
>>665
……かね……わぎわ……?

668:名無しさん@ピンキー
08/07/01 22:32:23 2nDESGvy
>>650
……きん……りんさい……?

669:名無しさん@ピンキー
08/07/01 23:26:05 xwzY2kPQ
( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ )

670:名無しさん@ピンキー
08/07/02 03:41:13 ZHuxmP+c
>>668
きりんさんが好きです!

671:名無しさん@ピンキー
08/07/02 07:23:47 oVRvylhC
でも、ゾウさんがなくなった子はもっと好きです

672:名無しさん@ピンキー
08/07/02 07:27:21 LExnapFN
( ゚д゚) ( ゚д゚) ( ゚д゚) ( ゚д゚)

673:名無しさん@ピンキー
08/07/02 08:38:57 tsjawygn
鷲のマークの大正製薬でした。

674:名無しさん@ピンキー
08/07/02 13:56:29 tU8XWNi8
>>673
IDがGJ

675:名無しさん@ピンキー
08/07/02 21:06:40 ZHuxmP+c
>>671
じゃぞうさんあげます!
取って下さい!!

676:名無しさん@ピンキー
08/07/02 21:42:37 tsjawygn
                  __
               /   _`ヽ、
              /ト、 ,-__, ー_ i、
                 lイミF fr'三テ fヨ!
              ハ マl} 丶 .ィー;_チ_!
             jリヘ._ト、  //゙,ニ、`i}
             jノLイムjト、 {!_,rヌミヽi!
           / / ヾiヽlリ `「|i |! li |\
          / 、    ヾiヽ`、 ヾ!i |リ! .ヽ
         /    ヽ :i! ヾiヽ\/ノ!ii|  i. ヽ
        ,′/   ', !   lii lヽ./ |lii| 、! , '、
         !      i:    ヾiiヽ  |lii| V  ヽ
        i      ー ' /  l iil、|lii|  !    i
         !     , 、-、-く    ヾヾ洲   ,  ヽ
.        l    \\\\ ___ヾ:ぐ,ィーi′ _ ヽ
       |    、 \\\\─┴==イヱ-'´   ゙i-ー=ー-、
        |   ヽ 丶-\\\\-f、^ヽ、``丶、   ゙、__ )_ヾ \

          蛇蔵法師  (603~699)

677:名無しさん@ピンキー
08/07/03 23:35:56 11yGf+bW
エロSS投下しても違法じゃないですよね?

678:名無しさん@ピンキー
08/07/04 00:40:49 rXSHCqwM
この板の名前を声に出して読んでみたまえ
さすれば答えは自ずとわかるはず。

679:名無しさん@ピンキー
08/07/04 00:54:16 5+W3ufo3
( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ )

680:名無しさん@ピンキー
08/07/04 01:41:51 oC1BeOlf
はいはいこっちみんなこっちみんな

681:名無しさん@ピンキー
08/07/04 09:07:00 ongqD3cm
>>677
カモーン

682:名無しさん@ピンキー
08/07/05 08:29:00 /f61vlKO
( ゚д゚)、ペッ ( ゚д゚)、ペッ ( ゚д゚)、ペッ ( ゚д゚)、ペッ ( ゚д゚)、ペッ ( ゚д゚)、ペッ ( ゚д゚)、ペッ ( ゚д゚)、ペッ

683:名無しさん@ピンキー
08/07/06 07:28:22 loTbveBb
('A`)

684:名無しさん@ピンキー
08/07/08 09:01:32 NwJHrAjl
orz

685:名無しさん@ピンキー
08/07/09 06:24:56 h+NKHgaX
でつ

686:名無しさん@ピンキー
08/07/09 22:13:06 hBWQn1jK
あげ

687:名無しさん@ピンキー
08/07/11 16:39:35 Wt29avsI
このスレも終わりだな。

688:名無しさん@ピンキー
08/07/11 20:29:41 xtkKQcP/
既に終わってるって。
なにを今更w

689:名無しさん@ピンキー
08/07/12 03:36:15 Lo1/DsI1
待て待て、勝手におわるなw
僕オマエやしぃちゃんの続きを読ませろよw

690:名無しさん@ピンキー
08/07/12 03:55:01 3pkM+C43
この流れになった時点で諦めろwwwwww

691:名無しさん@ピンキー
08/07/12 04:05:17 XtxWUcev
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
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♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥

692:名無しさん@ピンキー
08/07/12 09:38:10 bmGT+wU3
>>689
仕方ないでしょ。
荒らしばっかりのこの状況じゃ、誰が投下したって叩かれるばかり。
これじゃ誰も投下しないって。


議論スレでも言われてたが、ここは一旦スレを終わらせるってのも方法としてはアリなんじゃないかと思う。
またほとぼりが冷めたら、新しくスレを立てればいいんだから。

693:名無しさん@ピンキー
08/07/12 10:45:30 G5TaSyMh
(・∀・)ニヤニヤ

694:名無しさん@ピンキー
08/07/12 14:33:59 fp0tA2ZC
>>629
黙れ自治厨、待ってればいつか投下されるんだよ!!俺はそれまで待つそれだけだ


695:名無しさん@ピンキー
08/07/12 21:11:24 3pkM+C43
ユメカラサメナサーイ

696:名無しさん@ピンキー
08/07/12 21:24:22 258ds3j3
>>694
待っていても道は開かれないよ
君に必要なのは、前に進む事だ

つまり、君がSSを投稿する事
これが勝利の鍵だ!

697:名無しさん@ピンキー
08/07/12 21:29:58 yS42/qNr
>>694
戦わなきゃ、戦わなきゃ現実と。

それが嫌なら>>696しかないな。

698:名無しさん@ピンキー
08/07/13 00:58:05 z1K+fl3x
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
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♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥
♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥

699:名無しさん@ピンキー
08/07/13 14:47:43 bsSKnb8U
3がつく日と3の倍数の日は女性化します

700:名無しさん@ピンキー
08/07/14 07:32:51 //cbogi+
('A`)

701:【僕オマエ】作者
08/07/14 12:47:53 QbR/qLav
>>689

あとちょっと。

702:名無しさん@ピンキー
08/07/14 20:26:09 SleZfCzB
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・) wktk
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

703:名無しさん@ピンキー
08/07/14 20:43:09 ejPWceui
久々に良いニュースだ
ワクテカして待っています

704:名無しさん@ピンキー
08/07/14 20:57:59 aBo/9CHY
中嶋~

705:白魔術師団長
08/07/14 21:10:59 hvi/em+E
ネイルは、目覚めると多くの反乱軍の魔術師達に囲まれていたるのに気がついた。

「お目覚めかな?若き白魔術師団長くん」
隙だらけの元同僚を前に、ゲマは勝ち誇ったようにパイプをふかした。

「くッ…結界は…守護兵はどうした…!」

「あんな古めかしい結界など部屋の前に張っていてもむだだよ。私の発見した新たな黒魔術の威力を試す良い機会に過ぎなかったのだからね。そうそう、兵士は…
まあ、後のお楽しみにしてくれ」

2日前に国王が急逝去してから、ネイルは城内の不穏な空気を感じ取っていた。
案の定、国王の遺体から黒魔術の痕跡を見つけた頃にはもう王国黒魔術師団の反乱の火はあがっていた。ネイルを長とする白魔術師団がそれに応戦をしたが、敵方の圧倒的な力にどんどん押され、いまに至る。

ネイルはこの困難な状況から如何にして脱出するかを考えた。
「アクラム!」瞬間移動の呪文を唱えられてもゲマはうすら笑いをやめない。
「なっ…」

「どうだ、ネイル君、この結界のなかでは白魔術は全くの無となるのだ。そして君が白魔術以外まともに使えないことも調査済みだ………ふふ、殺せ?何をもったいないことを。殺しはせん。さぁ、ショータイムだ」

ゲマの言葉と共に魔術師たちがネイルのまわりに魔方陣をつくった

706:白魔術師団長
08/07/14 21:31:59 hvi/em+E
「くぁッ…」

黒い光のなかで、ネイルはゆっくりと自分のからだが変容していくのがわかった。
まず体の各部分、特に肌が異常なほど敏感になっていき、さらに大理石のように白く艶やかなものへと変わった。
体毛が薄くなってほとんど姿を消し、ぞくっという感覚とともに、屈強なはずの自分のからだから筋肉が徐々に消え去り、さらに、骨格もまた小さくか弱いものへと変わっていった。
さらに黒い光は臀部と胸、秘所に集中した。
臀部は丸く、上向きにくいっとあがり、胸は思春期を迎えたばかりの少女のようにうっすらと膨らみ、乳首はピンク色に染まっていった。さらには、彼の「男性」はしぼんで姿を消し、ほとんど毛のないすじが浮かび上がってきた。
黒い光がすっかり消えたとき、彼は立っているのもつらくなり、ベッドに倒れてしまった。



707:白魔術師団長
08/07/14 21:55:04 hvi/em+E
ゲマは高笑いした。「どうだ、その姿、気に入ってくれるといいんだが。」

「その姿…?」ネイルは自分の体を見て、一気に赤面した。そして胸に手を伸ばし、乳首を触ってしまった。
「あぁッッ…」ネイルは痺れてしまった。信じられなかった。ネイルは理解した。自分の体の異変を

「13、14歳ほどの美少女のからだはどうだ?いまからおまえを監禁の塔へ連れて行く。まあ好きなだけ抵抗するがいい!!」

屈強な二人の兵士がネイルを取り押さえようと襲いかかる

ネイルはその華奢で柔らかな体で精一杯抵抗するが兵士達は「それでいっぱいいっぱいなのかな?」「ほーら、腕つかんじゃうよー」と終始ネイルの「少女」をあざけりながら塔へと運んだ

ネイルは自分の非力さを思い知り、自分の少女の香りに興奮してしまった。

ネイルはローブと未発達の胸が擦れるたびに感じてしまった。

708:名無しさん@ピンキー
08/07/14 23:24:32 +3iMr5M9
>>705-707
乙、頑張れ。君の孤軍奮闘にエールを贈る。

709:名無しさん@ピンキー
08/07/15 10:52:19 JC+M6xN8


710:名無しさん@ピンキー
08/07/15 17:21:42 fJzoW4ak
乙です

711:名無しさん@ピンキー
08/07/17 02:46:05 AONUd3Br
ss書いててふと思ったんだ。

ss内で描いている出来事を、その時系列に合わせて
複数の人間の視点で並列して公開できたら
面白いんじゃないかと…。

同じストーリーのssを複数の人間の視点から描いたものを
ここと他スレに同時に投下しても大丈夫だろうか?

712:名無しさん@ピンキー
08/07/17 02:53:45 p0rHfC3M
他スレのを見るとは限らないことを承知の上でなら

713:名無しさん@ピンキー
08/07/17 04:14:08 AONUd3Br
ありがとうございます。
数日中には投下できると思います。

714:名無しさん@ピンキー
08/07/17 07:28:03 1buQUd99
ブギーポップと似たような手法ですな。

715:名無しさん@ピンキー
08/07/17 12:47:37 TEpIG/2O
『なぎさボーイ』『多恵子ガール』みたいなものかな?

……と思った私は確実に頭が古い。

716:名無しさん@ピンキー
08/07/17 22:08:04 EZLL6P2H
( ゚д゚ )

717:名無しさん@ピンキー
08/07/18 23:53:03 bOUpGuqr
713です。
書いていたssのサイズをtxt形式に変換して計ってみたところ
ディスク上のサイズで64Kを超えていました。
投下したら最後の最後で途切れそうなのですが、
気にせず投下した方がいいですかね。

ただ、まだいろいろ調整したいんで、投下にはもう少し掛かるんですが…。

718:名無しさん@ピンキー
08/07/19 00:38:02 8HbcpoTT
キリのいいところで二つに分けて投下する。
前編をこのスレ、後編を次スレとか。
このスレの残った容量は、誰かが短編もしくは
連載中の一遍を投下してくれると信じて待つ。

というのはどうでしょ?

719:717
08/07/19 03:16:28 t1zaz/h8
>>718
そうですね。
そうさせていただきます。

720:名無しさん@ピンキー
08/07/19 08:05:57 F6FL3+Gh
wktk

721:名無しさん@ピンキー
08/07/19 21:04:53 a9EYI1l7
>>713
期待してませんから十分時間かけてください。
1年でも2年でも。

722: ◆g7GufJxh4s
08/07/20 01:28:08 E7LOJNzn
713です。
準備が整いました。
投下します。

723:エルマ
08/07/20 01:31:25 E7LOJNzn
妹が攫われた。
ひと月とすこしの後、俺は準備を整え、山に入った。

昔から子供に聞かせるおとぎ話のひとつに、山の悪魔についての話がある。
曰く、山には城があり、悪魔が棲んでいる。
曰く、親のいうこと聞かないわるい子は悪魔にさらわれる。
曰く、さらわれた子は二度と戻らない。

町では年に一度、人が行方不明になる。
痕跡はなく、二度と戻らず、遺体も出ず、
本人が準備をしていた様子もないので自らの意志による失踪でもないとされた。
人々はおとぎ話に照らし合わせて噂する。
「彼らは攫われた」、「攫ったのは悪魔である」と。

俺は町の治安を維持する仕事をしている。
だからこの「行方不明」は何なのか知っている。
犯人は山中の城に棲むという悪魔だ。

いつのころなのか、大昔に山に悪魔が住み着いた。
悪魔の食糧は人間だ。
悪魔は人を誑かし、弄び、堕とし、心を喰う。
悪魔の力は強大で、町の者は誰も手を出せない。
そこで、昔の人は考えた。
悪魔とある契約を交わすことにしたのだ。
古い文献によると、契約の内容は以下の通り。
1つ、互いに不可侵とする。
1つ、悪魔は外敵から町を守る。
1つ、悪魔は、毎年1人、町から攫ってもよい。
町は契約を結ぶことで、被害を最小限かつ明確にしようとした。
外敵に関しての文言はおまけみたいなものなのだとか。
そして町の住民には契約の内容も存在も、それどころか悪魔の存在も秘密にされた。
混乱を避けるためだ。

だが、それも長い年月を経た昔のこと。
今では、契約の存在は確認できるが、本当に山に悪魔がいるのか、誰も知らない。
ただ、年に1人、人がいなくなり、
そのたびに悪魔の存在がまことしやかに噂されるだけ。


724: ◆g7GufJxh4s
08/07/20 01:33:11 E7LOJNzn
あ…
題名、間違えました。
正しくは『アルマ』です。
すみません。

725:アルマ
08/07/20 01:34:39 E7LOJNzn
親を失った俺達兄妹は、互いにたった一人の家族だった。
俺は早くに剣の腕を認められ、町の警備の仕事を得た。
妹は学問に才能があるらしく、生活は俺が支え、妹は学校へ行かせていた。
決して楽ではなかったが、つらくはなかった。

そのころの俺は妹の成長に尽くすことが生き甲斐で、
そのために生きていると言ってもよかった。

それなのに……攫われた…。
俺は準備を整え、山に入った。


726:アルマ
08/07/20 01:35:40 E7LOJNzn
まともな人間ならば山には入らない。
山に入った人間は、二度と戻らなかったとされているからだ。
だから、城の位置も、城が本当にあるのかも、悪魔が本当にいるのかも、誰も知らない。
山に入ろうとする人間がいないのか、本当に帰ってこないのか、それとも…?

夢を見た。
妹は、悪魔に囚われていて、そして、まだ生きている。
俺に必死に助けを求めていた。
俺も、妹を助けようと必死に手を伸ばすが、その手は決して届くことはなかった。
そんな夢を、何度も見た。
…絶対に妹を助けなくてはいけない。
俺の頭は、いつしかそのことでいっぱいになっていた。

だから、俺は山に入った。
噂やおとぎ話を信じて、誰も戻らない山に。


727:アルマ
08/07/20 01:37:47 E7LOJNzn
妹が消えてから、悪魔の存在を疑い、古い文献を調べ漁った。
そして、ほぼ確信を持つ頃には、
大体の城の位置は予測がついていた。
だが、本当に城など存在するのか不安だった。

しかし、それは在った。

山の頂を二つ越えた向こうに、城が見えた。
決して壮大な城ではないが、風格のある佇まいをしている。
その周囲は緑で彩られ、農園らしき土地が広がっていた。

…本当にあった。
あの城に悪魔がいるのだろうか。

城に近づくと、その土地は意外に広いことが分かった。
農園には野菜や果物が豊かに実り、夕暮れの日光を反射して美しく輝いていた。

「こんなところに立派な農園が…」
町からの人間はここには来ないはずだし、
この農園の主が町に作物を売りに来るということも考えづらい。

そして…
「こんなところに悪魔なんているんだろうか…」
そう思わざるを得ないほど平和な景色だった。


728:エルマ
08/07/20 01:39:51 E7LOJNzn
城の門は開け放たれていた。
門を潜り、建物の扉をたたいた。

すこしの間のあと、扉がゆっくりと開かれ、少女が現れた。
服装からして使用人らしいが…とても美しい。
思わず見とれてしまう。

「…どちら様ですか、ご用件をお伝えください。」
話しかけられてはっとする。
緊張感が足りない自分に少し苛立ちを覚えながら応えた。
「…私は町に住むアレンというものだ。攫われた妹を取り戻しにきた。妹を、エルマを返してくれ。」
簡潔に、本当に簡潔に用件を伝える。

だが、言ってから、不安になった。
本当にここに攫われたのか…?
本当はこの城は全くの無関係であり、先ほどまでの確信は俺の勘違いで、
ただの徒労に終わるのではないのかと。

少しの間の後、その使用人は応えた。
「…承りました。城主に伝えて参ります。中でしばしお待ちください。ご案内いたします。」
…どうやら間違いないらしい。
ということは城主が悪魔…ということか。

俺は別の使用人に応接室のような場所に案内された。
城の内装は控えめだが、質がよく、よく手入れされている。

…今日は城主と剣を交える覚悟で城へ来た。
魔術を行使されることも考え、魔術除けも十分揃えてきたつもりだ。
緊張が高まる。


729:アルマ
08/07/20 01:41:36 E7LOJNzn
しばらくすると、出迎えた使用人が現れた。
「お待たせしました。城主のもとへ案内いたします。」
いよいよだ…。

俺は玉座の間とでもいうべき部屋に案内された。
派手ではないがどこか威厳を感じさせる雰囲気。
その最も奥に、椅子に腰かけた人影がある。
俺は、その人物へ向かい、歩みを進めた。

それは二十歳前後の女性の姿をしていた。
体格は普通の女性と変わりないように見える。
白磁のような肌、端麗な顔立ちに、漆黒の髪を背中まで伸ばしている。
そして、遠くからでも吸い込まれそうな深紅の瞳。
およそ人間離れした雰囲気を醸し出しているが、
昔の文献にあるような、翼も、尻尾も確認できない。

あれが…悪魔なのか?

730:アルマ
08/07/20 01:44:21 E7LOJNzn
女性が口を開く。
「ようこそいらっしゃいました。
私はこの城の城主、クリスティナ・フォン・ルクレール。
どうぞクリスとお呼びください。たいしたおもてなしはできませんが、歓迎いたします。」
美しく、艶やかに、気品を感じさせる声だった。

俺は応える。
「ご歓迎ありがとうございます。
私は町に住むアレン・グラフと申すものです。
本日はある用があり参上しました。
…ひと月ほど前、我が妹エルマが失踪いたしました。
妹はこの城で世話になっているのではないかと考え、参上した次第です。
エルマは私の家族です。もしエルマがこの城にいるならば、
引き取らせて頂きたくお願い申し上げます。」

人攫いとはいえ、仮にも一城の城主だ。
できるだけ、礼儀を尽くして用件を伝える。

「私が、かつて町と交わした契約はご存知ですか。」
すこし低いトーンでクリスが尋ねる。
「…承知しております。」
俺は、淀みなく応えた。

しばしの沈黙の後クリスはこらえきれないといった様子でクスクスと笑い、言った。
「気に入ったわ。
たまに攫われた人間を取り戻しに来る輩はいるけど、ここまで堂々とした人間はいなかった。」
急にクリスの口調が変わる。
「…でも、素直に返してあげたりはしない。」


731:アルマ
08/07/20 01:45:57 E7LOJNzn
…そうか。

それを聞いて俺は剣を抜いた。
彼女の発言から、推測してここにエルマがいるのはほぼ間違いない。
目前の悪魔を倒すため、跳躍し、飛び掛かる。
彼女が降参しないならこのまま倒して妹を探せばいい。
なにせ相手は恐ろしい悪魔だ。
悠長なことをしていては相手が何をしてくるかわからなし、手加減する必要もないだろう。
剣に手を添え、心臓を突きにかかる。
彼女はそれでも、にこにことした表情を崩さない。

…相手は無防備だ。
もう少しで届く…。
このまま倒してしまえるのか、と、そんな考えが頭をよぎった。
こんなにもあっさりと終わってしまうのか、と。

しかし、その直後、景色が吹き飛んだ。


732:アルマ
08/07/20 01:49:00 E7LOJNzn
…どうやら吹き飛ばされたらしい。
俺は見えない圧力で背後の壁に押し付けられ、ぎりぎりと締めあげられていた。
やや遠い所にクリスがいて、
そしてぼやけてよく見えないが、まるで彼女に黒い翼があるかのように見えた。
その姿は文献にあった姿とよく似ている。

…、なんだ…。魔術除け、役に立たないじゃないか…。

「いきなり、飛び掛かってくるなんて…、穏やかじゃないわね。」
先ほどより、凄みの増した声で、悪魔が近付いてくる。

苦しい…息ができない…。
このまま、殺されてしまうのか…?

体に空気が入ってこない。
頭に血が行き届かない。
徐々に、気が遠くなってゆく。

薄れる意識の中、クリスの声が聞こえた。
それは、とても恐ろしい声で…、よく聞こえなかったけど、多分こんなことを言っていた。

「ようこそ、悪魔の城へ…。歓迎してあげる…。」


733:アルマ
08/07/20 02:03:47 E7LOJNzn

気がつくと、別の部屋にいた。
どうやらベッドの上にいるらしい。
とりあえず部屋の様子をうかがう。

拘束されてはいないが武器の類は没収されたようだ。
もう夜なのか、窓からの光はなく、部屋には暗いオレンジ色の明かりがあるだけで、
薄暗かった。
ほかには椅子と机、姿見が見える。
だが、驚くべきことに、ドアがなかった。
確認すると、窓も格子が掛かっている。
…閉じ込められたか。

「お目覚めかしら?」
どこから入ったのか、眼前にクリスが現れた。
「うわぁっ!」
あまりに唐突だったので情けない声をあげてしまう。

「お加減はいかがかしら?
突然倒れられて…どうやらお疲れのご様子。
この城でしばらく体を休めるとよいでしょう。
粗末な部屋ですがどうかおくつろぎください。」

そう言い終わると、おかしくてたまらないといった様子でクスクスと笑い始めた。
当然この女の言うことは嘘だ。
彼女は面白い冗談でも言ったつもりなのだろう。
だが、とても笑えない。

734:アルマ
08/07/20 02:06:58 E7LOJNzn
「こ、ここは?」
「客人のためのお部屋、この城にいらっしゃった方々を"おもてなし"するお部屋ですわ。」
起きたての霞の掛かる頭を必死に回す。

ここは悪魔の城だ。
そして、一説には、その悪魔は淫魔だとも言う。
"おもてなし"と言えば客に快楽を与えて精なり何なりを吸うことを言うのだろう。
となれば、客とはさしずめ罠にかかった哀れな獲物か悪魔への生贄か。
そして俺は出口の見当たらない部屋に監禁されている。

と、クリスがクスクスと笑い始めた。
「そう、あなたは生贄。」
「!」
考えていることがわかるのだろうか。

「私の食事は他者の心。人間が何を考えているのかは大体予想がつくわ。」
クリスはねっとりとした視線をこちらに向ける。
その視線に、いやな汗が噴き出すのを感じた。
俺は…怯えている?

「悪魔に身を捧げるなんて、光栄なことなのよ?」
クリスがゆっくりと近づいてくる。


735:アルマ
08/07/20 02:13:21 E7LOJNzn
この女は悪魔だ。
この女が怪しげな術を使うことを考えると、何をされてもおかしくはない。
いったい俺に何をしようというか?
じっとりとした汗が背中を伝わる。

「ちょっと我慢してね。」
クリスの瞳が輝いたかと思ったら、体の自由が利かなくなっていた。
「か、体が…な、なにをした…?」
クリスはベッドに乗りかかり、にじり寄ってきた。

「あなたは、哀れな獲物…。」
クリスの体がすり寄ってくる。
女性特有のいい匂いがする。

「あなたは、ここで食べられちゃう運命なの…。」
食べるとは何をするのだろうか。
食べられるとどうなってしまうのだろうか。
俺の防衛本能が、これから起こる危機に対して必死に警鐘を鳴らしている。

「服が邪魔ね。?いてあげる。」
クリスが俺の体に手を伸ばす。
クリスの爪が服をなぞると、その部分の布が鋭利に切れてゆく。
きっと、俺の体をも簡単に切り裂くことができるのだろう。
刃物を突き付けられたような緊張感、恐怖。
だが、自らの体の上を走る彼女の細い指を眼で追うことしかできず、
そうこうしている間に全裸にされてしまった。

屈辱と恐怖に体が震えるが、それでも体を動かすことができない。


736:アルマ
08/07/20 02:17:44 E7LOJNzn
だが、ここで屈するわけにはいかない。
俺はエルマを助けに来たのだ。
なんとか逆転する機会を探さなくては…!

「ふふ、素敵な体ね…起たせてあげる。」
クリスはうっとりとした表情で舐めるような視線を投げ、
しなやかな手つきでいとおしそうに性器を撫でた。

「ううっ…や、やめろ…!」
今までの人生で感じたことのない感触に、この悪魔に屈しまいとする意志とは裏腹に、
俺の体は敏感に反応してしまう。
これが淫魔の力なのだろうか。

「いいわね…その恐怖、そしてあくまでも抵抗する意志。
この状況の中、まだ妹のことを助けるつもりでいる。」
嘲るように続ける。
「それを打ち砕いたとき、あなたの魂はどんなに美味なことか…!」

なんとでも言うがいい。
何をしようが思い通りにはさせない…!


737:名無しさん@ピンキー
08/07/20 02:19:33 cAoFkArX
GJなんだがとりあえずアルマなのかエルマなのかはっきりして欲しい
妹は「エルマ」でタイトルは「アルマ」でいいのか?

738: ◆g7GufJxh4s
08/07/20 02:21:53 E7LOJNzn
すみません。
その通りです。
タイトルは「アルマ」、妹は「エルマ」です。

739:アルマ
08/07/20 02:23:39 E7LOJNzn
「…でも残念。今宵あなたを食すのは私ではないわ。」
クリスは手を止めると意味ありげな表情を浮かべながらそう言った。

…どういうことだ?
クリスは淫魔で、今、俺を喰おうとしていたのはクリスではないのか?

クリスは闇に向かって呼びかける。
「…入っていらっしゃい。」
すると、一寸の間をおいて返事が返ってきた。
「…はい。」

聞き覚えのある声だった。
そして、声の主が姿を現す。
クリスの呼びかけに応え、闇から現れたのはとてもよく見知った人物だった。


740:アルマ
08/07/20 02:28:02 E7LOJNzn
そして、会いたくて、会いたくて、夢にまで見た人物。
数週間ぶりだが、見紛うはずがない。
「エルマ!?」
そう、エルマだ、間違いない。

間違いないが…、何かが違う。
雰囲気が変わった、とでもいえばよいのだろうか。
どこかおかしい。
エルマは俯いたままで、表情はよくわからない。

クリスが口を開く。
「感動の再会というやつかしら。それにしては片方があまりにも情けない姿だけど。」
クリスの言葉にはっとする。
驚きでそれどころではなかった思考に、急に恥ずかしさが込み上げてきた。
今、俺は全裸で、しかも励起中だ。

「さあ、エルマ、準備は整えてあげたわ。存分に召し上がれ。」
クリスはエルマに向かってそう言った。

…召し上がる?


741:アルマ
08/07/20 02:33:33 E7LOJNzn
クリスは向き直ると俺の耳元で囁く。
「エルマはね、ここで生まれ変わったのよ。」
いったい、何を言っているんだ…?
エルマは俯いたままだ。

クリスは続ける。
「変えてあげたのよ。悪魔に。」

なぜ、気付かなかったのか。
先ほどの違和感の正体がわかった。
白い衣装に身を包んだエルマには、蝙蝠のような翼と、先が楔形の細長い尻尾、尖った耳、
そして頭には山羊のような角が生えている。

顔こそエルマの顔だが、その姿はまさしく悪魔のものだった。

「うそ…、だろ…?」
まさか…、信じられない…。


742:アルマ
08/07/20 02:35:29 E7LOJNzn
わずかな静寂の後、消え入りそうな声でようやくエルマが口を開いた。
「…あ、あの…、わたし…」
俯いていて、よく見えなかった表情があらわになる。
熱にうなされたような、なにか苦痛に耐えているような表情。

「ほら、おいしそうでしょう。」
クリスが再び俺を撫でる。
「うあ…っ。」
ビクリと、体が反応する。
そして反応したのは俺だけではなかった…エルマも、だ。

「あっ、あぁ、だめ…。」
エルマは囈言のような、嬌声のような声をあげるとふわり、と近付いてきて、
あっという間に俺の唇はエルマの唇でふさがれた。

かぷり、と食むようなキス。
俺は、なにが起こったのかしばらく分からなかった。

「もう、よさそうね…。」
そう言うと、クリスは闇に消えた。


743:アルマ
08/07/20 02:46:23 E7LOJNzn
エルマとのキスは数十秒間続いた。
俺を支配した驚きは一瞬で、
そのあとは、ひたすら頭がぼんやりとする。
エルマの唇の感触と、クリスとはまた違ったエルマの香りに、
まるで意識が霧散してゆくような錯覚を覚える。

妹を抱いている。
そんな異常な事態だというのに、性的に昂る俺の体と精神。
…俺はどうかしてしまったのか…?
そんな風に思った。

…あむ…ちゅ…ちゅ…、ぷは…

唇が離れた時にエルマの瞳が見えた。
それはひどく紅く染まり、クリスのそれと同じ光を放っている。
エルマの手が俺の腿を撫でる。
しなやかな指が触れるたび、ぞくぞくとした感覚が全身を走る。

この女が俺の男の本能を刺激するのか、
悪魔と化した妹との倒錯した交わりに興奮しているのか、
俺の体は昂奮してゆく…。
鼓動が異様に早まり、息が苦しい。

「ごめんなさい…。お兄ちゃん、ごめんなさい。もう、私、駄目みたい。」
エルマは泣きそうな顔で謝罪の言葉を連ねる。

そして懇願した。
「お兄ちゃん、…ちょう…だい。」


744:アルマ
08/07/20 02:52:55 E7LOJNzn
そうして、エルマは仰向けで自由の利かない俺にゆっくりと跨り、腰を下ろし始めた。
だが、感触があったところで、その降下がぴたりと止まる。
エルマが着ている衣で、直接見ることはできないが、
おそらく彼女の性器と直接触れているのだろう…。

俺はというと、驚きと快感と混乱で、声も出ない。
なぜこんなことになってしまったのか…。

まだ迷いがあるのか、エルマはその体制でしばらく動かなかった。
しかし…。

「ごめん、なさい…。」
そう言うと、ついに俺を咥え込んだ。

745:アルマ
08/07/20 02:58:21 E7LOJNzn
「あがぁあああ、なんだ、これ!!」
挿入した直後に射精してしまった。
気持ち良くて射精してしまったのではない。
強制的に絞り出されたのだ。
まるで竜巻の中を舞う瓦礫のように、上に向かって吸い出されてゆく。
そして、終わらない。

エルマが俺の上で、上へ下へ動くたびにびゅうびゅうと吸われているのがわかる。
体から生命力が、あらゆるものが流れ出してゆくようだ。
もはやこれは性交ではなく、捕食。

いつの間にか、俺の眼はおぞましい光景を写していた。
俺の体の上に乗っている者は、おおよそ人の姿をしていなかった。
血の気の感じられない青い肌。
明らかに人間のものではない黒い眼と黄金の瞳。
四肢、身体こそ人間の形をしているが、それは、怪物…悪魔だった。

…これが、エルマだというのか…。
「んあぁ、いい、いいよぅ!」
エルマは、悪魔は歓喜の声を上げる。

「あ、が、う、あがあぁあ………!!」
エルマの歓喜と狂気に満ちた姿を脳裏に焼きつけながら、俺の意識は閉じた。


746:アルマ
08/07/20 03:16:44 E7LOJNzn

「う…。」
どうやら生きているらしい。
窓から射す太陽の光で目が覚める。
猛烈にだるい。
俺は全裸で最後にいた部屋のベッドに寝かされていた。

意識が落ちる前のことを思い出す。
確か、俺は妹を助けに城に来た。
しかし、城主に敗れ、この部屋に囚われた。
そして…、妹は、エルマは悪魔になっていた。

「くそっ…!」
どうすればいいのか。
俺は、エルマを助け出して、いままでどおりの、決して楽ではないけれど、
幸せな日常を取り戻したい。
そして、エルマもそれを望んでいるはずだ。

…だが、あれは何だったのか。
人を喰い、歓喜する悪魔だ。

…そうだ、きっとあれはエルマの本心じゃない。
エルマは「ごめんなさい」と言っていた。
きっと、望んであんな行為をした訳ではないのだ。
エルマを人間に戻して…いや、悪魔だって構わない。
ここから連れ出して、幸せを取り戻すのだ。
…それに、今更クリスに許しを乞うたとしても、
素直に解放してもらえるとは思えない。

どうせここまで来たのだ。
最後までやりとおしてやる。


747:アルマ
08/07/20 03:24:38 E7LOJNzn
俺はけだるい体を起こし、部屋の外を眺める。
城に入る前に見た、美しい農園が広がっていた。
その景色は、あの恐ろしい出来事と無関係の世界に思えた。
その平和な景色に俺は決意を新たにする。

エルマを、きっと、ここから外の世界に連れ出してみせる…!


748:アルマ
08/07/20 03:27:52 E7LOJNzn
「失礼します。」
不意に声がした。

「おはようございます。」
そこには城に来た時に案内してくれた使用人が立っていた。
相変わらずどこから入ってきたのかわからない。

「私はこの城で使用人をしておりますシーラです。わが主よりあなたを客人としてお世話するよう仕りました。」
手には料理の載ったトレイときれいに畳まれた衣服。
「服とお食事をお持ちしました。」
「…。」
その使用人はテキパキと机の上に食事の用意をしてゆく。

「トイレ、浴室は、あちらにございます。必要に応じてお使いください。」
と、シーラの指す壁にドアがあった。
不思議だ。

「それ以外に必要なものがございましたら何なりとお申し付けください。
主の意向に反しない範囲で承ります。」
料理に目をやる。
ここは敵地、悪魔の城だ。
何が起こるか分からない。

「…特に細工はしておりません。どうかご安心ください。」
俺は表情にこそ出したつもりはなかったが警戒心が伝わってしまったらしい。
「では、お食事の終わる頃に再び参ります。」
そういうと、すぅっと消えてしまった。

…きっとこの部屋には魔術の類でもかけられているのだろう。
こんな仕掛けを見るのは初めでだったが、そう納得することにした。

とりあえず、このまま全裸ではいられないので服を着る。
いまさら罠など気にしてはいられない。
食欲など、とても湧かなかったが、料理も食べることにした。
城を脱出するためにも体力をつけておかなければ。

…うまい。

749:アルマ
08/07/20 03:29:00 E7LOJNzn
「失礼します。」
俺が食べ終わり、一息ついたところに先の使用人が現れた。
テキパキと仕事を片付けると、
では…、と消えてしまった。

その日、俺は入浴を済ませると、外ばかり見て過ごした。

…なにもできることなどなかった。


750:アルマ
08/07/20 03:32:30 E7LOJNzn

「こんばんは。」
クリスだ。

「…。」
彼女の目的はなんだろう。
"食事"だろうか。
しかし、武器もない今の状況では、たとえ不意打ちをしたとしても、
とても勝つことはできないだろう。
何もできない以上、様子をうかがうことにした。
逆転の機会を探すために。

「そんなに警戒しないで。どんな様子か見に来ただけだから。」
クスクスと笑う。
そうだった、この女は俺の心を読めるのだ。

「大変だったわね。
あなたはあの夜から3日間も眠っていたわ。
エルマも初めてだったから加減がわからなかったみたい。」

エルマの名を聞いて首筋が熱くなるのを感じる。
冷静にならなければ思うが、我慢しきれなかった。
「お前がエルマを、あんな風にしたのか…!」

クリスは目を細めながら応える。
「そうよ。」


751:アルマ
08/07/20 03:37:19 E7LOJNzn
その笑顔からは狂気しか感じられない。

クリスは続ける。
「私はね、彼女を愛してあげたの。
ふふ、いろいろな快楽を与えてあげたわ。
私の虜にするために。
でも、彼女は抵抗した。堕ちなかった。
普通の人間ならとっくに虜になるような快楽を与え続けても、決して堕ちなかった。
それまでの暮らしがよほど幸せだったのか、捨てることのできない大切なものでもあるのか。
なにがあっても元の生活に戻る気でいたみたい。
そのためには堕ちてはいけない…と。」

また、クスクスと笑う。
「快楽で心を壊してしまうのは簡単。
でも、それではもったいないわ。」

クリスは楽しそうに語る。
「彼女に興味が湧いたのよ。
そうまでして守りたい大切なものを、
自らの手で壊すとき、彼女は何を思い、
どう堕ちるのか。」

それまでの暮らし、生活、幸せを、自らの手で壊させる。
それは、どんなに残酷なことか。

「だから…変えてあげたの、淫魔に。」


752:アルマ
08/07/20 03:41:43 E7LOJNzn
淫魔…。
それが、あの夜のエルマ。
淫魔になったエルマ。

「それでもエルマは堕ちなかった。
淫魔の体になっても心だけは人でありたい、
自分は淫魔ではない、
あなたの妹でありたい、と。
彼女にとって、淫魔としての生は、すなわち人であることを否定すること。
あなたの妹であることを否定すること。
だから、人を喰らいたいという欲求と、必死に闘い続けた。」

悪魔としての欲求に闘い続けたエルマ。
きっとエルマも、元の生活に戻りたいのだ。
楽ではなくとも、幸せだったあの生活に。

「でも、ついに耐えられなかった。
あの夜のあなたがよほどおいしそうだったのね。」
そうだ、あの夜、エルマは…耐えられなかった…。

「ありがとう。あなたのおかげでエルマは人であることをあきらめた。
自分を助けに来たはずの兄を吸ってしまった事実と、
歓喜する自分に、ついに認めざるを得なくなった。
自分は淫魔なんだってね。」

あの時、エルマは闘っていたんだ。
だが、俺が現れて、遂に我慢できなかった。
つまり…俺のせい…だというのか。

「ふふふ、そのあとは早かったわ。
あなたが眠っている間、淫魔の本能と喜びを覚えた。
もうこの城の人間を何人も食べている。
エルマはもうすっかり悪魔になったのよ。」

「そんなこと、信じられない…。」

「直接会えばわかるわ。
そろそろ来るころじゃないかしら。
あなたはエルマの獲物。
邪魔しちゃ怒られるからそろそろ退散するわ。」
そう言うとクリスは、すぅっ、と消えていった。

「俺はエルマの獲物…。」
罪悪感に揺れる俺の心は、知らず、クリスの言葉を繰り返していた。


753:アルマ
08/07/20 03:49:27 E7LOJNzn

しばらくの後、エルマが現れた。
「こんばんは。」

「…エルマ。」
エルマは白い衣装を着ていた。
その体には、あの夜に見た、翼も、尻尾も、角も見当たらない。

「この間は、ごめんなさい。
あのあと、お兄ちゃん目を覚まさなくて…。
本当に心配した。」
ここにいるエルマは、少なくとも見た目は、俺のよく知るエルマだ。

「…ここを出て、帰ろう。」
しかし、エルマは静かに首を横に振った。

「…ごめんなさい。
もうすこし、ここにいなければならないの。」
きっとエルマもこの城に囚われているのだ。
そう思うことにした。

「それよりも…聞いて。」
エルマは語りだす。



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