触手・怪物に犯されるSS 16匹目at EROPARO
触手・怪物に犯されるSS 16匹目 - 暇つぶし2ch485:名無しさん@ピンキー
08/05/08 05:12:49 MCKnFpts
>481
ここに住む変態紳士達 ×
ここに住む変態触手達 ○

486:名無しさん@ピンキー
08/05/08 10:16:04 0VrygrIZ
>>485
お前はスライムや、虫、獣人達を怒らせた

487:名無しさん@ピンキー
08/05/08 14:01:15 PQF8J5W3
ぶっちゃけ触手雑談は他の異種姦SSの投下し辛い空気にしてるように思う

488:名無しさん@ピンキー
08/05/08 17:01:45 2Fe2sq2a
それは妄想以外の何物でもないと思う

489:名無しさん@ピンキー
08/05/08 17:16:32 2Fe2sq2a
この前湖の精にうっかり催淫液をかけてしまった触手です。
そのあと急に痴女化した湖の精に犯されました。
なんとか逃げ出したけどその後聞いた話しじゃその湖では大量に浮いている干乾びた触手と
妙に色っぽい湖の精がいるみたいです。
大変なことをしてしまったかも・・・

490:名無しさん@ピンキー
08/05/08 17:50:15 J4vJi0+d
うるさい

491:名無しさん@ピンキー
08/05/08 19:49:01 9nTxPw+P
最近雑談否定厨が湧いてるな
前のレスでもあったが、作品もなしに雑談否定するなら
ただのスレ停滞へ導く非生産側となり、すなわち触手否定派だぞ
触手が否定されるってんならだまっちゃいないな
雑談否定するなら作品書け。ネタがないなら黙ってろ享楽乞食が

SS書ける人ってのは、スレがどんな空気であろうとも
書いて載せていくものだ。
だってここは元々、SSスレだからな。SSが優先されて当然だ
そしてSSが来れば触手どもは活気付く。これ触手の摂理。
SSがなければ、みんな触手妄想の行き所に迷い、
雑談になるのも至極当然だ。
その至極当然が否定されたら、すなわちスレ停滞するしかない。
つまり雑談否定する奴は、触手嫌い。触手否定だ。

492:名無しさん@ピンキー
08/05/08 20:11:07 Ble4Jv4q
>>491
つまり作品も投下出来ない奴はスレに来るなってわけだな。


493:名無しさん@ピンキー
08/05/08 20:43:55 9nTxPw+P
おまいさんは>>491をまともによんでないな
作品と、あと実のある会話か触手雑談な。
ようは否定しかできないならたしかにこのスレにいる意味はないな。

作品と感想、これがここのスレの主なものだが
これがないとなると、あと意見交換や討論、そして雑談くらいしかなかろ?
それともなにか?作品と感想がないならひたすら保守しか
やっちゃいけないんですか?

それに雑談ったって、みんなちゃんと触手してるじゃんか
触手パワーを維持するためにも
雑談は絶やすべきではございません、断じて。

494:名無しさん@ピンキー
08/05/08 21:01:26 Ble4Jv4q
意見交換や討論って、ただにょろにょろ言ってるだけじゃないか。単なる妄想に中身があるとは到底思えないが。
それに否定するのは悪い事か?
肯定的な意見だけを取り入れて、否定的な意見を切り捨てるのがここの触手のやり方かい?
まぁ、うるさいは否定には入らないか。単なる愚痴だな。

495:名無しさん@ピンキー
08/05/08 21:10:29 QufWWQ7X
正直、今更雑談するなとか言われても困る
作品がハイペースで投下されるスレならまだしも、このスレは投下の合間の雑談でも妄想を膨らませてニョロニョロやってきた訳だし、そんな中でも職人様はSSを投下してくださっているじゃないか

と、いうかそもそも何がそんなに不満なんだ?雑談していてもデメリットは無いと思うんだが

496:名無しさん@ピンキー
08/05/08 21:16:26 9nTxPw+P
>>494
あー、否定的な意見は有意義な意見に入るか、>>493はちょっとアレだったな。

まあそれにしてもだ、単なる妄想の連発がそれほど罪な代物ですかい?
それに常に中身があって有意義なものでなければならないと?
それじゃあ気軽な書き込みが不可能になるわなあ。
あ、もちろん単なる罵倒の場合は逝ってよし。

それから、それほどまで雑談を否定するというなら、
単なる「保守」に変わる、なにか画期的なアイデアでもあるのですかな?
是非お伺い致したい。

・・・っと、これ以上やってると触手からはずれるな。
スルーできない俺猛省。
触手の皆様方はかわらず触手であってくだされ、ワシからの切なるお願いψ('A`)ψ

497:名無しさん@ピンキー
08/05/08 21:23:04 SjgNiR97
もう全部いつもの妄想垂れ流すだけの人の自演に見えてきた

498:名無しさん@ピンキー
08/05/08 21:23:15 Ble4Jv4q
雑談の代わりに、どんなに稚拙でも下手でもいいから、SSという形で書いた方が、盛り上がるんじゃないかと思う。
何と言ってもSSスレなんだし。どうだろう?

499:名無しさん@ピンキー
08/05/08 21:47:39 Y/LyFOuh
「~~な娘がいたニョロ。~~してやったニョロ」というのは正直申し上げて嫌い
捉えようによっては「ShortStory」でスレ趣旨には沿ってるんだろうけど
ここはなりきりスレじゃないと思うんだが?
指定して悪いんだが>>470なんてなりきりスレのまさにそれじゃないか。

雑談否定するなだの騒ぐ前に、本当にそれが雑談なのか自分で見てみろよ

500:名無しさん@ピンキー
08/05/08 21:53:43 rA3Ta8Ho
作品投下直後に雑談(なりきり)の流れに持っていくのもどうかと思うぞ。
実際過去にあったし。空気悪くするだろうから言わなかったけどさ…


501:名無しさん@ピンキー
08/05/08 22:15:09 raB/hHGa
雑談は好きです。でも、SSはもっと好きです。

なりきりはすげえキライ。

502:名無しさん@ピンキー
08/05/09 00:14:48 59J7B6Mx
ここも寂れたな

503:名無しさん@ピンキー
08/05/09 12:18:25 1Yq7IYWE
9nTxPw+Pすごいな
雑談否定=触手嫌いと一人で断定、雑談否定厨となんでも厨をつければ良いと思ってる、逝ってよし、長文連投
ここまで独善的で気持ち悪い奴久々に見た


504:名無しさん@ピンキー
08/05/09 12:34:54 oLiQMGpu
俺も雑談は嫌いではないし、そこからヒントを得る事も無いでもないが
「~~な娘がいたニョロ。~~してやったニョロ」ってノリで少しでも反応があると
2匹目、3匹目のドジョウ狙いが続出するから、しらけるんだよね

505:名無しさん@ピンキー
08/05/09 13:30:05 TZ7YWU5Z
あーもうおまいら両方ともモチツケ
元々そんなに書き込み人口は多くないスレなんだ
自分の嫌いなものをすぐさま排除しようとしてたら、
そのうち保守でも雑談でもスレ維持できなくなるぞ

妥協点でも出して適当に終わらせておけよ
どうせ「浪費」って言ったって連投でもコピペでもなく1日5~6レス程度の雑談で
容量をやたら圧迫してるってわけでもなし実害無いだろ
ゼロでもなく多数でもなく、ほどほどの数ならお互い困らないんじゃねーの?

506:名無しさん@ピンキー
08/05/09 14:31:58 Z2gR7rNQ
保守

507:名無しさん@ピンキー
08/05/09 14:38:06 peyNRpx0
というかなんぼ雑談否定した所で実際書き込み止めさせられるかというと不可能なんだけどな。
愚痴と雑談では雑談のほうがまだマシだと思うが。

508:名無しさん@ピンキー
08/05/09 18:22:27 lcHFq37H
まあ、実際愚痴ったところでどうしようもないから
職人じゃない身としては黙って投下待ち

「~~な娘がいたニョロ。~~してやったニョロ」のシリーズは
毎回つまらねーなと思いつつブラウザであぼんする

509:名無しさん@ピンキー
08/05/09 18:43:23 GsS08Kld
○○ニョロって話もシチュエーション考えたりとか書くネタに困ったときは、なるほどねー。と思うけど、何度も続くと飽きてきちゃうかなー。

510:名無しさん@ピンキー
08/05/09 19:42:24 kyKSfhha
ニョロは基本的に専ブラであぼーんしてるから問題ない
それよりも問題なのがスルーもできずに否定だけしてこのスレの空気を悪くしてる連中だろ
気に入らないならスルーするなり専ブラの便利機能で消すだけなのに
スレを圧迫するほどの雑談じゃないんだし

511:名無しさん@ピンキー
08/05/09 19:46:17 6mYi4ShF
むしろスレを圧迫するほどの愚痴だな
正直つまらないネタより更に質が悪い

512:名無しさん@ピンキー
08/05/09 19:57:39 ZVQSrUUu
スレを圧迫するしないの問題じゃないと思うんだが。

513:名無しさん@ピンキー
08/05/09 20:11:56 epQVUhO9
匿名掲示板のありがちな末路……
どうでもいいと言えばどうでもいいが。

514:名無しさん@ピンキー
08/05/09 21:28:28 cCXx/Xrr
幼女か童女か鬼のようなどでかい怪物に陵辱されるの希望

515:名無しさん@ピンキー
08/05/09 21:44:28 h6uziyfI
御託はいい!SSをくれSSを!

516:名無しさん@ピンキー
08/05/09 22:52:04 Ckp9fRie
こういうのってスレを潰して何がしたいんだろうな

「スレを潰せる俺って凄い。俺は特別な存在なんだ」

ということだろうか?

517:名無しさん@ピンキー
08/05/09 23:51:39 InsmRGBP
SSスレ全滅!
雑談は触手だった!

518:名無しさん@ピンキー
08/05/10 00:06:44 8P9fnbga
私ね、眠くなっちゃった。お兄ちゃん、子守唄歌って。ウフフフフ・・・

519:名無しさん@ピンキー
08/05/10 01:38:50 hgA5pVUR
♪ヤゴヤゴヤーゴの子守唄ー

520:名無しさん@ピンキー
08/05/10 01:56:46 v/4x0wyA
せめてヒルにしてやれよwww

521:名無しさん@ピンキー
08/05/10 06:29:56 TUYQ0j2p
>>520
ヤゴゲルゲというのがいてな

522:名無しさん@ピンキー
08/05/10 12:58:47 XNgxMEKy
>>516
とか言ってるこいつが一番危険。

523:名無しさん@ピンキー
08/05/10 13:28:20 IjwM/KBX
昔々あるところに触手と一緒に住んでいる女の子がいました
この一人と一匹は俗に言うラヴラヴでした
~~~~この先は過激すぎるので省略されました。~~~~

524:名無しさん@ピンキー
08/05/10 19:18:10 I+DFSTV3
しかし、少女と触手…極めて異常な取り合わせに、近隣の住民達はこう考えました。
「少女は触手に脅されて、厭々従っているのでは?」

住民達は、いくら少女が必死で否定しても信じませんでした。
それはそうでしょう。
彼女の横にあるのは、少女の可憐な外見とは正反対の、
ぬめりを帯びてテラテラと桃色にグロテスクな物体です。
無数の突起と、性的なもの(つまりは男性のモノですが)を連想させる触手が
いやらしく蠢いているのですから、彼らの疑いもある意味当然のことでした。
そして毎日のように押しかけてくる、親切にしてはた迷惑な隣人たち。
辟易した少女は、こう考えました。
―私達のラヴラヴな姿を見せつけてあげれば、納得してもらえるんじゃないかしら?


こうですかわかりません。

525:名無しさん@ピンキー
08/05/10 20:21:54 v/4x0wyA
そのラヴラヴな姿が激しすぎて、
村人たちにとっては「どう考えても陵辱風景です本当にありg」
と解釈されてしまい、ますます娘を取り戻そうとする始末。
そして居たたまれなくなり駆け落ちする娘と触手。


こうですかわかりm

526:名無しさん@ピンキー
08/05/10 21:06:49 Qn32OKzG
ラヴラヴな姿の詳細

527:名無しさん@ピンキー
08/05/10 22:03:45 I+DFSTV3
じゃあ面白そうだから書いてみる。

528:霜月
08/05/10 23:08:29 E3ASqlOA
久しぶりにお邪魔します。
アクセス規制に巻き込まれ、しかも全サーバー永久規制とのことだったので、ここでの書き込みはもう諦めようと思っていました。
それがどうやら板ごとの規制になったようなので、早速お邪魔してみました。
流れも読まずに以前の続き(?)で失礼します。
しかも濡れ場があまりないというものですが、すいません。

529:霜月
08/05/10 23:09:04 E3ASqlOA
広大な荒地の真ん中に大きめの水場があった。
他に何があるわけでもないこの場所に、月に一度忽然と街が現れる。
満月の前後の数日間だけ、無数の商人達の天幕でひしめくのだった。
皆ここに各々品物を持ち寄っては、別な品物を仕入れ各地へと散って行く。

この市場に並べられた商品は様々だったが、行き交う者の姿もまた様々だった。
猫の瞳を持つものや蝙蝠の翼を持つもの、斑の毛皮や鱗に覆われたもの。
種々雑多な種族が通り過ぎるが、商人や客達の中にまともな人の姿はない。
しかし彼らの中にヒトは居ない代わりに、商品のひとつとしてヒトが並べられていた。

がっしりとした体格の若者も売られているが、さほど売れているようには見えない。
魔物である彼らからみれば、所詮ヒトは非力で脆弱な生き物なのだ。
雑用をさせる程度ならともかく、労働力としてはあまり期待されていなかった。
その逆に女性の方は違う使い道で需要が高く、常に人気の商品だった。


530:霜月
08/05/10 23:09:46 E3ASqlOA
一頭の老いたコボルトが店を開いていた。
既に毛皮も褪せた灰色になっており、かなりみすぼらしくなっている。
動きも鈍くなっているようだが、その落ち窪んだ目の奥だけはギラギラと光っていた。
彼が扱っている商品は若い娘達であり、全員裸に革帯で後ろ手に縛りあげられていた。
既にもう数人は売れたようで、残りのもう6人ばかりが店先に立たされていた。
そこに驢馬に似た魔物が、好色な笑みを浮かべて近よって来た。

驢馬頭は一人の娘の身体に舐めるような視線を送った。
「おい、爺さん。このメスはいくらだね」
「あぁそいつは600…ただし、まだ調教しとらんぞ」
太い指が嫌がる娘の口を抉じ開け、虫歯がないか確認をした。
「ちょい高めだな。何かあちこち傷もあるみたいだぞ」
「軽い打ち身や擦り傷はあるが、捕まえたばかりのは大抵そんなものだ。
だが乳はでかいし、尻もどっしり安産型…値段の分の価値はある。
それに開通したてで、アソコの締まりは保障するぞ」
老コボルトは娘の股間に手を伸ばし、ぷっくりと膨らんだ大陰唇を拡げて見せた。

「さては爺さん味見したな?(笑)」
「そりゃ商人たるもの、売り物の品質は確かめとかんとな」
「爺さんのガキが仕込んであるってオチはないよな?」
「ないない…薬が効いてるあと10日やそこらは、いくら種つけようとしても孕まんぞ」
「それじゃ買う前に俺も試していいかね?」
「あぁ、いいぞ。ただし前金で50な」
既に驢馬頭の股間は膨らんで、今にも下帯が解けそうになっていた。
そんな鼻息の荒い客に返ってきたのは、商人らしい、したたかな言葉だった。

531:霜月
08/05/10 23:10:31 E3ASqlOA
「金とるのかよ。しかもボッタクリだろ、それ?」
「何も無理に試してくれとは言わん。
お前さんのご立派なモノを突っ込まれたら、どんな新品もガバガバになりそうだ。
それにもし買うことが決まったらその分割り引いてやるぞ」
「このごうつくばりが(笑)…ほらよ」
「…ひぃ、ふぅ、みぃ、よぅ…毎度あり…って、おいおい商売の邪魔だよ。
そんな所でおっ始めないで、そっちの天幕の中でしてくれや」

驢馬頭は娘の赤い髪をつかむと、近くの小さな天幕の中へと引きずり込んだ。
すぐに娘の叫ぶ声とそれに続く嗚咽、そして雄の唸り声が辺りに響いた。
分厚いとはいえ、布切れ一枚でその音が遮れるわけもない。
近くに寄れば中での行為の音までが、グチュグチュとはっきりと聞こえた。
店先に残された娘達は、その痛々しい悲鳴に自分達の行く末を重ねて身をすくませた。

「そこのミノタウロスの旦那、メスは要らんかね?若くて活きの良い、取れたてピチピチ…」
老コボルトは更に大きめの声で客引きを続けたが、天幕から漏れる音は隠しようもない。
しかし行き交う魔物達は、何事もないかのように平然とその傍を通り過ぎていく。
ここはそういう場所であった。

532:霜月
08/05/10 23:15:47 E3ASqlOA
以上です。
オチも何もありませんが、お許しください。
↓某お絵かき掲示板で描いたものですが、このSSの絵になります。

URLリンク(tentacle.sakura.ne.jp)

533:名無しさん@ピンキー
08/05/10 23:53:21 h1RG3r3J
>>528
相変わらず絵も文も描けるなんてうらやましい・・・
GJです


534:名無しさん@ピンキー
08/05/12 10:30:15 TgSA89DX
>>528
貴重な亜人系GJ!!

535:名無しさん@ピンキー
08/05/12 23:12:15 4yJ5xccd
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 牛男!牛男!
 ⊂彡

536:名無しさん@ピンキー
08/05/13 12:54:22 n67CkQ8p
触手もいいがたまには亜人もいいな
この人のSSはファンタジーなのにリアルだよな

537:名無しさん@ピンキー
08/05/15 00:10:56 7Izwg5zt
ああ。senkaスレにも通じるモノがある。

538:名無しさん@ピンキー
08/05/15 06:48:57 WS9NohBt
身体の利点は簡単に倒されるけど物量戦が可能で相手を罠にハメて絡めとり媚薬などで動きを封じるのに長けるだけど

亜人みたいな圧倒的な暴力もなかなかだよね

539:13スレ376
08/05/16 20:12:15 I/TTxE6p
触手は高知能な奴はいても人間ぽい奴は少ないけど、亜人は仮にも半分人のせいか、
SSにもドラマ性があっていいよね。 というか、絵も描けるとか羨まし過ぎる。
>>528GJ。


さて、数日前にラブラブと聞いて飛んできました。九か月ぶりなので誰も覚えてないと思いますが…
徹底的に和姦の人です。

時間が空いたので、初見でも読めるよう少し配慮はしたつもり……ですが、
基本的に続きものなので、気に入ったら保管庫を題名で検索して頂けると幸いです

今回は何はともあれ、おっぱい!おっぱい!

540:実のトモダチ
08/05/16 20:13:38 I/TTxE6p

1.

 寝苦しさの原因は、と問われれば、多くの人が暑さを挙げるだろう。なのに、蒸し暑い午後の
教室は、何故こうも眠気を誘うのか。
 授業終わるよ、と級友に突付き起こされて、恭子の寝ぼけた頭に浮かんできたのは、そんな
どうでもいいことだった。

 顔を起こすと同時にチャイムが鳴って、教諭がさっと手を挙げる。日直の号令が今日の授業の
終わりを告げると、その級友は恭子の方を向いてケタケタと笑った。
 何となく予想はついたが、一応尋ねる。「あー、寝痕ついてる?」
「まあ、それもあるけどさ。やばいのは、涎」

 反射的に、恭子は顔を手の甲で拭った。しかし頬は勿論、口周りにも特に濡れた感じはない。
ジト目で恭子が睨むと、彼女はひらひらと両手を振った。
「引っ掛けじゃないって」
「んじゃ、どこに涎があるのよ」
「胸の辺り、見てみ」

 言われるままに視線を下げて、恭子は思わずうげ、と呻いた。薄い夏服の右胸の辺りに、
かなり大きな染みが出来ている。
「一体どんな寝方したら、そんなとこに涎垂れんのよ」 級友は笑った。「特に胸の下なんてさ。
最近妙に成長著しいコイツが、邪魔になるんでな・い・の・かい?」
「ええい、やめいっ」

 わきわきと伸びてくる友人の手を牽制しつつ、恭子は上からテッシュを当てる。見た感じしっかり
染みてしまっているので、あまり効果はなさそうだが、このままでいるのは恥ずかしい。内側からも
テッシュを当てようと、下から手を差し入れて、彼女は初めて違和感に気がついた。
 内側どころか、下着までべっとり濡れている。汗でも、涎でもないもので。

 え゛?と恭子が固まった隙に、級友の手が膨らみを捉える。そして、彼女のその行動が、恭子の
疑念を決定的なものにした。
「…っ……。い、痛っ!」
 友人の無邪気なセクハラに、恭子はワンテンポ遅れて悲鳴を上げる。その大袈裟な反応に
気圧されて、彼女は「え、あ、ごめん」とあっさり乳房を手放した。それから、自分の両手をじっと
見つめて握り開きなどしながら、そんな力入れて無いけど、とぼそぼそ小声で言い訳をする。

 だが、恭子はそんな級友に構っている余裕など無かった。ごめん、ちょっと、と何やら分からぬ
返事をして、友人の脇をすり抜けると、鞄を引っつかんで教室を出る。机の上には先程の教材が
出っ放しだが、向かう先は手洗いなので問題ない。

 個室に飛び込み、制服の上を下着ごとそっとたくし上げる。ホックを外して、ブラのカップをそっと
ずらすと、そこは恭子の想像通りの事態になっていた。
 乳首から溢れ出た母乳が、膨らみ全体をじっとりと汚している。

 カラカラとペーパーを巻き取りつつ、恭子は胎の中の体調管理責任者に対して絶叫した。
“ミノリィィーーー!!起きろこのばかーー!”



 子宮内に大脳組織を置くミノリの思考活動は、基本的に宿主からは独立している。しかし、
使用している体内環境は同じだし、また脊髄を介して恭子の脳と直結していることもあって、
要するに恭子が眠いときはミノリも眠い。勿論、その影響を低減する事は可能だったし、事実
彼が恭子に寄生した当初はそうしていた。が、共同生活をするようになった今では、ただ
その方が都合がいいからという理由で、ミノリは恭子とサーカディアンリズムを共有している。

 そんなわけで、授業中から恭子と仲良くお昼寝していたミノリだったが、その安らかな眠りは、
脊髄越しに叩きつけられた強力な脳波で中断された。

541:実のトモダチ
08/05/16 20:14:54 I/TTxE6p

 いかにも眠たげな様子で、彼は答えた。”なんだ。どうした”
「どうしたじゃな……」と思わず声に出しかけて、恭子は慌てて口をつぐむ。“……じゃないわよ。
目が覚めたらおっぱいが出てるとか、どうなってんのかこっちが聞きたい!”
“……ふむ、しまったな。これで三回連続寝落ちしたか”
“だーー、そっちじゃない!いつまで寝ぼけてんのよ!”
 要領を得ないミノリを、恭子は下腹の上からデコピンした。実際は彼女が痛いだけなのだが、
そうでもしないと彼女自身が心情的に収まらない。

 ぶつくさ言いつつ、恭子は懸命に手を動かして、服と身体についた母乳を拭き取った。すると
二分程して、ミノリが唐突にフムン、と呟く。
“目、覚めた?”
“うむ。事態は把握した。ああ、すまない、これは完全に私のミスだな。”
“なんかちっとも謝られた気がしないけど” ペーパーを捨てて座り直し、恭子は言った。“まあ
いいや。とにかく、わたしの身体は、一体どうなっちゃってるの?”

 まず最初に、ミノリは現況が恭子の身体にとって特別問題のあるものではないことを説明した。
“…いわゆる高プロラクチン血症だが、下垂体腺腫や甲状腺機能低下によるTRH高値等が原因
ではない。私の脳機能を子宮内で維持するために、君の身体は擬似的な妊娠状態にあるのだが、
その際の黄体維持に用いていたホルモン操作を……”
“あーもういい、もういい” まだ寝ぼけてるやがると思いつつ、恭子は遮った。“よく分からんけど、
ミノリが軽くトチっただけで、病気の類じゃないってことね”

 パタパタと眼前で手を振る彼女に、ミノリは少しムッとしつつも、まあそうだと素直に答えた。
今回は自分に非があるから、これは仕方が無い。
“で、ともかくさ” 右の乳房を軽く押さえて、恭子は言った。“おっぱいがこうして溢れるのだけは、
今すぐ止めて欲しいんだけど ”
“今すぐは無理だ” ミノリは答えた。“すでに乳腺に分泌されてしまった分は、出すしかない。
母乳の生産も、私が性腺と脳に強引に介入すれば即時停止は可能だが、はっきり言って
お勧めは出来ないな。内分泌が予期せぬ形で撹乱される恐れがある”
“それはしないでいい ” 恭子はぴしゃりと言った。ホルモンバランスの失調は、彼女だけの
問題ではない。下手をすれば、月経─この場合は、流産と言うべきか─を誘発すること
にもなりかねないのだ。

“じゃあ、もう少し穏やかな方法はないの?”
“勿論、通常の断乳手順で止まる。ホルモンによる介入もゆっくりとやれば問題ないから、
そんなに時間はかからないだろう ”
“……具体的には?”
“そうだな、ニ三週間もあれば ”

 ミノリの言葉に、恭子はしばし、うーんと唸った。しかし唸ったところで、お乳が止まるもの
でもない。他に方法がないなら、グダグダ悩んでいても詮無き事だ。思い切りの良さが身上の
彼女は、膝一つ、ポンと叩いて、「まあいいか」と呟いた。


 その後、トイレの個室でなんとか母乳の始末をつけようとした恭子だったが、搾乳など当然
初体験の彼女にとって、その作業は困難を極めた。さすがのミノリも、乳搾りの情報までは
持ち合わせておらず、彼女の曖昧な知識を頼りに試行錯誤したのだが、これが如何して
うまく行かない。

 二人でああだこうだ言い合いながら、乳房を苛めている内に、恭子は酷く空しい気持ちに
襲われた。女子トイレの個室で、一人便座に屈み込んで、胸は痛いし、足も辛いし、はっきり
言って最悪である。これでミノリがいなかったら、訳も無く泣き出しそうな気さえする。

542:実のトモダチ
08/05/16 20:15:58 I/TTxE6p

 気丈な彼女もさすがに限界に達していた時、ミノリが唐突に言った。
“……確かに、少し勿体無いな”
“え?”
“この母乳には、乳児の成長を十分に支えられるだけの栄養が詰まっている。全て君の身体
から抜き取ったものだ。それを、こうして無為に捨てている事へ、君は本能的に空しさを感じず
にはいられない”
“何よ突然。心理分析を頼んだ覚えは無いわよ。”
“原因が分かれば、少なくとも対処できる可能性は高くなる。”

 一瞬、激しい怒りを感じて、彼女は声を上げかけた。だが、すんでのところで思いとどまった。
居場所を思い出したというのもあるし、怒鳴るべき言葉が思いつけなかったこともある。ミノリが
実体を持ってそこにいれば、ただ意味の無い唸りと共に殴る事が出来たのだが、胎の中では
どうにもならない。
 脊髄越しに罵りの思考を送りつけることも考えたが、恭子は急に馬鹿らしくなってやめた。
はあ、とため息をついて、『勿体無い』という言葉を意味も無く頭で反芻する。
 すると突然、ある考えがひらめいた。

“ねえ、触手もおっぱいで育つかな”
“いきなり何を言い出すんだ”
“分類上は霊長類みたいなもんだって、前に言ってたじゃない。”
“分類学上は近いと言っただけだ。それに霊長類を含む哺乳類の成体は、基本的に乳糖を…”
“何でもいいけど、あの仔達おっぱい飲んでお腹を壊すってことは無いんでしょ?”
“……確かに、ヒトと同様乳製品を消化できる。”

 その言葉を聞くと、恭子はさっさと胸をしまって立ち上がった。制服の染みは完全には取れ
なかったので、上から冷房避けのサマーセーターを重ねる。ちょっと暑いが、これで少々乳が
漏れようが傍目には分からない。

 身支度を整えて個室を出る頃には、先程までの陰鬱とした気持ちは、綺麗にどこかに行って
しまっていた。触手への授乳がそんなに楽しみなのかと言われると、首を捻りたくもあるのだが、
結局はそういうことなのだろう。少なくとも、便座を抱えて半泣きで下水に捨てているよりは
何倍もマシな行いと思える。
 教室へ戻って教材一式を回収し、帰りのバスへと急ぎながら、恭子はこれじゃ全くミノリの
指摘通りだなと苦笑した。


2.

 そんなこんなで、およそ一時間後。恭子は平日には珍しく、触手の巣穴を訪れていた。明るい
内の訪問は、先日の水遊びの時のように無いわけではないが、こうして制服で立ち寄るのは
初めてだ。
 事前の打ち合わせ無しだったので、うまく行くかは疑問だったが、例によって人気の無い場所
から森に入って犬笛を吹くと、首尾よくトリデスと落ち合えた。

 彼に抱えられて巣穴に入ると、中にいたのはノーナだけだった。デッカは恐らく、狩りに出ている
のだろう。オクトルはデッカについて行ったか、或いは一人で採集に出たのかもしれない。最近、
デッカの狩りの成功率が上がっているので、前者の可能性が高い気がするが、そうなると二体は
朝までここへ戻らないだろう。

 巣穴に入ると、二体の歓迎の抱擁を受けつつ、恭子はさっさと制服を脱いだ。今日は良識派の
二人がいないので、万が一にも汚されないための予防線である。
 裸になると、お許しが出たとばかりに、触手は早速彼女の身体を絡め取った。下半身にはノーナ
が陣取り、腰を持ち上げていそいそと膝を割り始める。トリデスはいつものように、肩甲骨の下に
体を差し込むと、好物の乳房に触手を回す。今日は二体しかいないこともあって、その動きは
普段よりずっとスムーズだ。

 彼らの動きに、恭子は特に抵抗しなかった。ただし、巻かれる際に器用に身体を捩って、右腕の
自由にだけは確保しておく。

543:実のトモダチ
08/05/16 20:17:24 I/TTxE6p

 恭子の身体を固定し終えて、触手達はいつも通りに愛撫を始めたが、程なくトリデスが異変に
気が付いた。少女の身体から嗅ぎ慣れない匂いを感じて、嗅覚に優れた感覚肢を、上半身へと
寄せてくる。

 「おー、早速気付いたな、このおっぱい星人め」
楽しげに言って、恭子は右手でトリデスの口管を捕まえた。先端の花弁を開いて膨らみに
押し付け、右の乳首を銜えさせる。
 すると殆ど反射的に、トリデスは胸をちゅうちゅうと吸い上げた。いつもやっている事ではあるが、
今日に限っては、やっぱりコイツは哺乳類だったのか、と改めて思ってしまう。

 三度ほど強めに吸われた時、痛いような、うずくような感覚が湧き起こった。ついで、花弁が
乳輪のギュっと掴むと、母乳が勢い良く飛び出してくる。
「……んっ」
 思ったより強い反応に驚いて、恭子は小さく声を漏らす。だが、それ以上に吃驚したのは触手の
方のようだった。

 上半身を捉えた触手が、ピクリと引き攣って動きを止める。それからトリデスは徐に頭をもたげる
と、彼女の表情を覗き込んだ。
 普段の唯我独尊ぶりが嘘のような、そのキョドキョドとした仕草に、恭子は思わず吹き出した。
右手でゆっくりとその頭に手を回し、抱き寄せながら彼女は言う。
「おいしい?……あはは、よかった。……ん、いいよ」
 恭子が笑顔で応じていると、触手の吸い上げが再開する。口管の形状もあるだろうが、やはり
ここは動物の本能というべきか、彼女の下手な搾乳に比べてトリデスは何倍もうまかった。

 恭子とトリデスが二人してわいわいやっていると、下半身のノーナもなんだなんだと頭の方へ
やってきた。そして彼女の授乳の様子を見て取ると、トリデスの触手を押し退けるようにして
左胸にかぶり付く。
「んっ……たたっ、奥の方噛んでも意味ないよ、ノーナ」
 乳房を丸ごと飲み込もうとする彼を、恭子は慌てて制止した。右手をその口に突っ込むように
して、膨らみの位置を調節する。
「……そう先っぽの……ん、上手上手」
 トリデスに比べるとややぎこちないながらも、恭子の誘導でノーナも無事に吸い付いた。こちら
は口管と違って歯が生えているので、恭子はちょっと心配したが、そこは彼も心得ているのか、
柔肌に牙を立てるようなことはしなかった。

 膨らみの三分の一程を上手に含ませ、ちゅうちゅうと吸わせていると、一分もしないうちに
こちらもツンとした催乳感が訪れた。乳首の鈍い痛みと共に、左胸からもじわりと母乳が沁み
出してくる。
 舌先で甘い汁を舐め取ると、ノーナは夢中になって吸い上げた。同時に、膨らみを支えている
触手にも力が入る。少し、というか、かなり痛かったりするのだが、不思議と止めさせる気は
興らなかった。酷く曖昧な幸福感が、制止の言葉を喉の手前で絡め取る。

 それが母性かと問われれば、子を産んだこともない恭子には正直なところ分からなかった。
ただ、無性に可笑しいような、それでいて穏やかな情動が、ゆったりと心を支配する。残して
いた右手の自由も、絡み来る触手に一旦預けて、恭子はのんびりと目を閉じた。



 七、八分かけて、二体の触手は恭子の母乳を飲み干した。もっとも、まともに出ていたのは
最初の五分程であって、あとは乳首から沁み出す僅かばかりの乳汁を、二人がしつこく
舐め取っていたという次第である。

 しばらくは好きにさせていた恭子だったが、生まれて初めて体験した授乳後の胸の様子も
気になるので、彼女は一旦、触手を外させることにした。
 もうでないよ、と未練がましい二人を宥め、張り付いた触手をベリベリ剥す。身を起こして
みると、体感的には半分くらいの重さになった気がして、恭子は「おおぅ」、と驚いた。
 両手で下から掬い上げると、ここ数日の妙な張りが、綺麗さっぱり取れている。少し力を込めて
みても、感じる痛みは最近と比べてずっと小さくなっていた。乳輪の周りは、さすがに赤くなっては
いたが、こちらも恐れていたほどではない。

544:実のトモダチ
08/05/16 20:18:16 I/TTxE6p

 自分の身体の事とはいえ、何だか酷く不思議な気がして、恭子は暫く自分でもむにむにと
揉んでみる。と、ふいに下半身の触手が蠢き出した。どうやら胸から追い出されたノーナが、
初期位置に戻って愛撫を再開させたらしい。

 するとトリデスの方も、「もう返してよ」 とばかりに、膨らみに触手を絡めてきた。
「元々キミのじゃないんだけどなー」
 苦笑しつつも、恭子は割にあっさりと明け渡す。今日は放課後に立ち寄った形なので、あまり
ゆっくりは出来ないのだ。門限までには、まだ大分時間が残っているが、ギリギリに帰ってあらぬ
疑いを掛けられるのは是非とも避けたい所である。特に、毎週夜中に脱走している身としては。


 両足の筋肉を揉み解しつつ、ノーナが股座に割り込んでくる。触手で慎重に襞をめくると、
残念ながら余り濡れてはいなかった。彼は一旦両足を大きく開かせて、細い触手がびっしりと
生えた腹の部分を、秘部にぴったりと押し付ける。
「はんっ……ん…ふ……」
 柔らかな肉の群れが、外襞をゆっくりと回りこんだ。それらは一旦、泥濘に頭を入れて湿り気を
補うと、前庭をねっとりと這い回る。そして一部は隠れたままの敏感な豆へと向かっていく。

 トリデスは再び胸を覆うと、授乳後の乳房を労わるように、ゆっくりとしたマッサージを開始した。
そこにちゃっかり生殖肢を巻き込んで、一緒にむにむにと捏ねている所が何とも彼らしい。
が、気持ちいいことには変わりないので、恭子は大人しく身を任せた。性感とは別の意味で、
凝りをほぐされる様なような感覚がある。

 気分的に妙に和んでいるせいか、身体の反応は鈍かった。恭子の分では潤いが足りず、
ノーナは舌を秘所に伸ばす。それでたっぷりと含んだ唾液を移し、ローション代わりに滑らせた。
膣口には、既に何度か細めの触手が頭を入れだが、今のところ準備不足と皆引き下がっている。
 トリデスも途中で気付いたのか、その動きを急に性的なものに変えて来た。腹をしっかりと巻き
込んで温め、膨らみを下から撫でるように揉み上げる。乳首には口管を吸いつかせて、細い舌で
もって弾くように刺激する。

 しかしそれでも、反応が悪い。やっぱりこれは、母性本能なんだろーか、と恭子は少し可笑しく
なったが、そこで例によってミノリが横槍を入れてくる。
“プロラクチンの血漿濃度が高過ぎるせいだな。これには性欲減退の効果がある”
「空気の読めない解説、誠に有難う。で、ちゃちゃを入れてきたって事は、何か提案があるの?」
“ホルモンで性欲が落ちてるからな。時間を掛ければ彼らの愛撫のみで戻すことも可能だろうが、
ここは手っ取り早く、触手の臭腺で活性化させるべきだと、私は思う。”
 胎の中の人工知性は、今日も絶好調だった。恭子は、言葉のオブラートという概念を、きっちり
教え込んでやると決意しつつも、 今は素直に「そうね」と返した。

 触手達は皆、生殖肢の付け根の辺りに、催淫性のフェロモンを出す臭腺がついている。催淫と
いっても、麻薬のような異常な性感を生み出す類のものではないが、それでも自然に身体が
濡れる程度の効果はある。
 ある意味で、便利な媚薬の様なものなのだが、けれど彼らはあまり進んで使おうとはしなかった。
触手たるもの、クスリに頼らず自慢の腕でという哲学があるかは知らないが、ともあれ彼らは
直接愛撫する方が好みのようである。

 だが今回は、ミノリの意図を悟ったように、トリデスが体を下ろしてきた。そして袋状の柔らかい
組織を、恭子の顔面に被せてくる。
 息を吸うと、微かに酸っぱい蒸れた様な臭いが、少女の鼻腔に広がった。例えるなら、さほど
不快でない脇の下といったところか。余り積極的に嗅ぎたいものではないが、二人の頑張りに
応えない身体がちょっと気まずいのも事実であって、恭子は大人しく触手の臭気を吸い込んだ。

 一分もすると、早速お腹にポカポカとした温もりが溜まり出す。媚薬というより、辛子か何かを
食べた感じに近いのだが、身体の方はしっかりと開き始めていた。
「あ……あう!…は…ん…」
 摩擦が無くなり、秘部の触手の動きが格段に良くなってくる。愛液は襞の内一杯に溢れ、
それを細めの触手が掬い上げては、股座全体に塗り拡げていた。別の触手が泥濘を探ると、
そこは先程とは打って変わって、易々と侵入を受け入れる。

545:実のトモダチ
08/05/16 20:19:02 I/TTxE6p

 ノーナの動きが大きくなると、湿った水音がぴちゃぴちゃと響いた。それがやけに大きく
聞こえて、恭子の羞恥心を深く刺激する。フェロモンで強引に高めたせいか、身体に比して
妙に思考がクリアーなのだ。
 こうなると、なまじ中途に愛撫されている方が恥ずかしい。時間もそんなに無いことだし、と
頭を上げて、恭子は触手におねだりをした。
「ノーナ、ね…っ…ん、もう、お願い」

 ご指名付きで懇願されて、ノーナは機嫌よく求めに応じた。膣内を探っていた数本の触手を
一気に引き抜き、空いた隙間を生殖肢で埋めていく。
「はくっ…んんー……」
 小さな呻きが漏れるものの、実際のところ抵抗は少ない。生殖肢は一息に奥まで達し、
まだ少し柔らかい亀頭を、子宮口にみっちりと押し付ける。

 今日はノーナに余裕があるのか、いきなり抽送を始めたりはしなかった。代わりに、彼は恭子の
両脚を触手で一つに纏め上げると、何を思ったか屈伸運動をさせ始める。
「ふぇ? 何を……んあっ!」
 一瞬、意図を図りかねた恭子だったが、疑問の言葉は下腹の圧力で止められた。股関節の
動きとともに、膣道の形もぐにゃりと変わって、中に収めた触手の圧を強く感じさせられたのだ。

 どうやら、ノーナは恭子の身体を使って、生殖肢を『自分で』揉み上げるつもりらしい。単純な
屈伸だけでなく、片足づつバラバラな動きも取り混ぜて、少女の胎を様々な形に変形させる。
「ちょ、刺激足らないなら、わたしが…ぅ…あん!…」
 堪らず恭子が提言するも、ノーナは耳を貸さなかった。自転車を漕ぐように動かして、膣壁で
生殖肢を刷り上げる。或いは、体前屈測定のように彼女身体を折りたたんで、捻る刺激を
胎越しに亀頭へ送り込む。

 ギシュ、ギシュと擦れる肉壁が、両者に絶妙な快感をもたらした。さほど強い刺激ではないが、
胎内に挿し込まれているという感覚が、普通の抽送よりもずっと強い。
「もー、ほんっとに……んっ……妙な事ばっかり、…ぁ…頭回るんだから」
 精一杯、呆れたような声を作って言ってやるが、それでへこたれる触手ではない。二体しか
いない今日は、普段より身体を動かしやすいこともあって、ノーナはあの手この手で彼女の
股を割り開く。

 奇策を弄する彼に対して、今日のトリデスは珍しく大人しい絡みをしていた。恭子の背中を
自分の腹の上に乗せ、そこに群れる無数の触手で抱きとめる。そして自分は背中を海老状に
丸めて、彼女の上半身を包むように覆っていた。頭は無論、少女の膨らみの上である。
 右には口腔、左には口管を押し当てて、両方の乳房を同時に吸い上げる。ノーナの吸い方が
甘かったのか、左からはまだ僅かに乳汁が漏れ出るようで、それを一滴残らず啜り上げようと熱心だ。

 代わりに、性感の授受への意識は薄いようだった。乳房を搾る触手の他は、特に目立った
動きは無い。口には時折、細い触手が飛び込んでくるが、それも意図したものではないようで、
恭子が舌を絡めてみても、応じる気配は感じなかった。
 要するに、それだけ母乳に夢中になっているということで、彼女としてもそれ自体には悪い気は
しない。だが、これから早速断乳する身としては、些か複雑な思いもある。
“かといって、毎日授乳にやってくる訳にもいかんしなー。他人にバレたらもっと厄介だし…”
 同年代の友人はともかく、教師や両親の耳に入れば、そのまま婦人科送りになることは間違い
ない。そうなれば、子宮に巣食う居候についての言い訳は不可能だ。

 幾分かの後ろめたさに押される形で、恭子はトリデスの生殖肢を探った。胸元で不自然に
濡れた触手を見つけると、それを捕まえて自分から銜え込む。

 普段よりやや献身的に奉仕をすることしばし、生殖肢がようやく固さを持ち始めた頃、今度は
ノーナが動きを変えた。
 再び大きく脚を開いて、股座に細い触手群を押し付ける。そして、いまや滾々と湧き出る恭子の
愛液を十分に纏うと、大量の肉糸はその潤いをもって彼女の秘部を駆け抜けた。
「ひぁっ!……あっ…ん…ちゅる…んぶっ…っぁ…」
 様々な下準備の甲斐あって、局所への刺激に今度は体もしっかりと反応した。思わぬ快感の
強さに、恭子は慌てて気を逸らそうと銜えた生殖肢に集中する。

546:実のトモダチ
08/05/16 20:20:07 I/TTxE6p

 「んじゅっ……ちゅる…やあっ!……あっ…っんぁあ!」
が、そんな小手先の誤魔化しなど無駄だとばかりに、触手の束がクリトリスに巻き付いた。
それらは自身の滑りをもって、包皮の内側に繊毛の先を侵入させると、外側の触手で丸ごと
包んで、中の核ごと一緒くたに押し潰す。強い性感に全身の筋肉が引き攣って、彼女は思わず
口から生殖肢を吐き出した。
「あっ…ぅあっ、トリデス、ごめ……っ!はうぅ!」
 触手を銜え直そうとして、慌てて身体を起こしかけるも、胎に出し抜けな突きを受けて倒される。
とうとうノーナが、生殖肢の抽送を開始したのだ。
 
 「んあっ…あ…はっ、はぁ、ふうぅぅんっ!」
触手の出し入れのペースが、今日は序盤から随分と早い。恭子を感じさせようと、色々頑張って
いるうちに、自分も限界に来ていたのだろう。だが、そんなノーナの勢いも、十分な準備を終えた
牝の身体は、全部受け止めて快感へと変えていく。
「んっ…くう……ひゃ、あうぅっ……」
 両手は未だ、トリデスの生殖肢を探っていたが、その自由の大半は性感と突き上げの衝撃に
奪われている。おまけに当のトリデスも、それを舐めさせることには余り関心が無いようだった。
彼は自分で生殖肢をもたげると、それをぺちぺちと恭子の頬に当てた後、再び乳房を包む触手の
群れの中へと差し戻す。

 トリデスは膨らみを咥えた二つの口を器用に寄せると、谷間を作ってそこに生殖肢を挟み込んだ。
要するに胸でしようと言う訳だが、それにしても、母乳を啜りながらパイズリする奴もあるまいて、
と恭子は少し可笑しく思う。もっとも、そう言って触手をからかってやる余裕までは、今の彼女には
無かったけれど。

 と、そのちょっとした隙が、恭子にある事を思い出させた。
「あっ!……と…トリデス、…待っ…やっ!…」
 今日はこの後、直接家に帰るのだ。つまり、水場で軽く流す他は、身体を碌に洗わずに、
母親と対面する事になる。もしこのまま上半身に触手の精をかけられてしまったら、臭いを
誤魔化す手段は無い。週末、ベランダから帰ったときは、ちゃんと両親が起き出す前に、
朝シャンと称してしっかり身体を洗っているのだ。
「ね…っ!…トリデスっ、…今日はそとっ…っ!……に、出しちゃあっん…ダメ…」
 胸の谷間でせっせと触手を滑らす彼に、恭子は必死で話しかけるが、まるでまともな言葉に
ならない。これでオクトル・デッカなら、空気を読んで勢いを緩めるところなのだが、この二人に
そんな気遣いなど期待できるはずもない。

 ふらふらと揺れる上半身をしっかり固定し直すと、トリデスは胸での抽送に本腰を入れた。
全身の触手で両脇から乳房を寄せ上げ、柔らかい肉筒を作り上げると、そこに下から生殖肢を
挿し込んで、本物の性交のように出し入れを始める。その脂肪質の膣壁は、本物の様な肉襞
こそ無いものの、周囲の触手が絶妙な力加減で圧迫し、牡を感じる少女の胎の蠢きまでもが、
緻密に再現されていた。

 「んっ……く、…ね、ホントにかけちゃダメ、中なら上でも、下でもいいから……はむぅぐっ!」
 それでも続ける恭子の口に、胸から飛び出した生殖肢が出し抜けに突っ込んだ。そして必死に
言葉を紡ぐ舌と唇を蹂躙すると、また膨らみの中へ舞い戻る。「もういい、分かった」という触手の
の合図だったのか、単に興奮からすっぽ抜けただけなのか。いまいち判然としないものの、
この段に来てさすがの恭子も諦めた。トリデスだって、別に言うことを聞かない訳じゃないんだし、
と、霞の掛かってきた頭は都合のいい方へ流される。

 「あっ……はうっ!…くっ…やっ…ぁ…」
発話への意志が無くなると、少女の口は自然な喘ぎを漏らし始めた。それが自分の責めに
同調していると悟ったノーナは、ますます攻勢をかけてくる。
「やっ……んあっ…ぇあ!?」
 太股を押さえていた触手がグニョリと蠢くと、挿し込んだ生殖肢はそのままに、彼女の膝を閉じ
合わせたのだ。結果、締まりの強まった恭子の中を、ノーナの触手はペースを上げて蹂躙する。

547:実のトモダチ
08/05/16 20:21:31 I/TTxE6p

 激しくも複雑な触手の責めに、胎の内の快感の熱は急速に膨れ上がっていった。極細の触手
が群がる秘部は、いまや潤沢な蜜で途切れなく淫靡な水音を立てている。僅かに体積を増した
陰核を、お馴染みの繊毛触手が圧搾すると、閉じられた両足がバタバタと暴れた。
「き、きつっ……っ!……かっは、ひゃううぅ!……」
 反射的に体を捩ると、全身の関節が悲鳴を上げる。不自然な姿勢で縛られたせいだろう。
それでも一向に冷めないほど、恭子の性感は高まっていたが、触手達は負担が掛からない様、
改めて体を固定した。二体で300kgを超す肉手が本気で彼女を固めにかかれば、小柄な恭子は
文字通り、指一本動かすことは出来なくなる。

 そこへノーナが、終わりに向けての激しい動きを繰り出した。
「んあっっ……ふぁっっ……あ゛くっ……!」
 突き上げる慣性を逃がす余地がないので、一つ一つの抽送がずっと重い。奥を叩きつけるような
衝撃は、件のホルモン無しでは性感どころではなかっただろう。それでも、女体は触手の絶頂と
合わせるように、彼女を高みへと導いていく。

 だが、興奮はノーナも同じだった。股間に出来た僅かな隙間で、のたくっている触手達の動きは、
およそ統率のとれたものでは無い。技巧をこらして愛撫する余裕など、彼の方にも無くなっている。
 と、出し抜けにその幾本かが、生殖肢の激しい動きに引きずられて、恭子の中に潜り込んだ。
「あ゛んっ……っ…っはあ、うくっ!……なあ゛!?」
 予想外の闖入者に、恭子は驚きの声を上げたが、ノーナの動きは止まらなかった。触手
自身が意図した動きでは無かったものの、これ幸いにと少女の中で複数の触手を蠢かせ、
その中を強引に生殖肢が前後する。絡み合う肉手と一緒に暴れる膣壁が、二人の性感に
最後のダメ押しを突きつけた。

「はぅっ……やっ…だめっ…くるっっ…んぁあああ!!」
 ぎちぎち縛られた身体を震わせ、恭子の中が最後の収縮を開始する。全身が攣ったような
痙攣に続いて、乳房からは止まっていた母乳が再びとっぷりと染み出してきた。思わぬ(?)
幸運にトリデスは夢中になって吸引を再開し、ノーナは反対に恭子の体奥で歓喜の排出を
開始する。
「きゃんっ……ひゃううっっ……!」
 下からは子作りの白濁を注ぎ込まれ、上から子育ての白濁を注ぎ出す少女。一分の隙も無く
抱き合いながら、二体と一人は奇妙な体液交換を行った。普通ならまずあり得ない感覚の中で、
恭子の体は絶頂の海を漂っていく。

 そのさまを、逆ミルク飲み人形みたいだと思ったミノリは、勿論、思うだけで口に出すことは
しなかった。


3.

 それから、およそ三十分後。今は上下の制服を身につけた恭子に対して、二体の触手は依然、
絡み付いたままだった。
「本当に…ん……スカート、気をつけてよー…ふっ……トリデス、ね?」
 その上着は大きく捲りあげられていて、両の胸にはトリデスの口管とノーナの口が張り付いて
いる。スカートもまた同様で、その股間から伸びる太めの触手は、トリデスの生殖肢だった。
要するに、恭子が服を着た他は、先程と殆ど変っていない。

 あの後、一度身仕度を整えて帰りかけた恭子だったが、その際の二人が余りに未練がましく
しているので、最後に少しと妥協したのが敗因だった。ちょっとだけ吸わせてやろうと差し出した
胸を、二体は二回目のお許しと判断したのである。次の瞬間、「待て」と制止の言葉をかける
間もなく、恭子をあっという間に巣穴の宙に吊り上げた。

 そのはしゃぎっぷりに呆れる形で、恭子は苦笑いで携帯を取った。そして、ミノリと二人でそれ
らしい言い訳をでっち上げ、自宅に遅れる旨を連絡し終えた時には、もう制服も脱げないほどに、
雁字搦めにされていたのである。そんなくせに、恭子が電話する最中だけは、彼女が声を我慢
できる程度に触手の動きを自重していた。

548:実のトモダチ
08/05/16 20:23:04 I/TTxE6p

「最近妙に賢いというか……んっく……要領がいいというか……」
“君の教育の賜物だろう。喜んで然るべきなんじゃないか”
「まあ、気遣いとかしてくれる様になったのは嬉しんだけど……あん……どうも、誰かさんの、
したたかさばかり似てくるような気が」
“まあ、元は私の"体"だからな。独自の自我を持ち始めたとはいえ、似ているのは当然だろう”
「そういう意味じゃっ…!…ひゃん……むぅ。まぁいいや」

 ミノリに対して憎まれ口を叩きながらも、恭子は割に上機嫌だった。胎に収まった生殖肢は、
時折蠢いて恭子の発話を邪魔する程度で、激しい抽送をする様子は見られない。それだけ、
乳房に気を取られているということなのだろうか、このゆったりした交わりの方が、恭子好み
でもあったりする。

「にしても……こんだけ気に入られちゃうとなあ。ねえ、ミノリ」
“なんだ”
「胸の方だけど。んぅ…っ…その……少しの間、このままでもいいかな?」
“私は別に構わない。しかし、不如意に母乳が漏れ出る様な事になれば、君が周りの人間に対して
困る事にならないか?”
「うん…」 やや尻すぼみになりながら、恭子は認めた。「そう、なんだよね」

 そこで、ふむ、とミノリは唸る。彼個人としては、恭子が自分の"体"たる触手達の事を思いやって
してくれることに、反対する理由など何も無い。寧ろ、その深い愛情には、はっきり言って感謝する
ばかりだ。なかなか言語化して伝えづらいところではあるが。
 しかし、その結果彼女の立場を悪くしては元も子もない。それは、究極的には自分たちの生命の
安全にも関わることだ。

「せめて学校にいる間だけでも、止め、られるといいんだけど」
“……実は、出来ないことも無い”
「え?」
 その台詞よりも低い声色に驚いて、恭子は思わず彼の寄生する臍の辺りに目をやった。それに
対して、胎の中の人工生命は、努めて事務的な口調で宿主に答える。
“私の細胞機能を使って、君の乳房に一定の"改造"を施せば、君の身体の内分泌からある程度
自由な形で、母乳の生産を制御することは可能だ ”
 それから一拍、呼吸を置いて、勿論これは参考意見だが、と、後から小さく付け加えた。

 これには、さすがの恭子も少しばかり沈黙した。触手と関係を持って半年を優に越えたとはいえ、
それでも彼女は基本的に、一介の女子高生なのだ。あなたの身体を改造しますと言われて、ええ
どうぞと即答できるほど、人生に達観出来てはいない。
 だが、今更と言えば今更な話なのも事実だった。そもそもミノリが人の胎の中から、こうベラベラ
と頭の中に話しかけてこれるのも、彼が子宮やら脊椎やらを大々的に弄り回したお蔭なのだ。
 ただし、それは宿主の合意のもとの行いでは無い。今は蜜月な触手達との関係も、初めから
平坦な道のりでやってきたわけでは無かった。

 少しばかり考え込んで、恭子はふと、トリデスの動きが止まっていることに気が付いた。膣の中で
硬さは保ったままだから、性欲が減退したというわけでもなさそうだ。
「トリデス?」
 疑問に思って呼びかけると、彼は触手全体をうねらせて返事した。しかし、相変わらず生殖肢は
恭子の中で大人しくしたままである。そう言えば、胸に貼り付いた二つの口も、乳房を含んだまま
で吸い上げる動きを止めている。

「あっ……!」
 そこで、ようやく彼女は理解した。彼らは恭子の様子を慮って、触手の動きを自重していたのだ。
 これまでの二人では考えられないことだった。比較的繊細なオクトルやデッカならともかく、
やんちゃ坊主と唯我独尊を触手で体現しているようなノーナ・トリデスが、こんな気遣いを見せた
のは初めてだ。いつの間に、こんな丸い性格になったのか。

549:実のトモダチ
08/05/16 20:25:13 I/TTxE6p

 いや、変わったのは性格じゃない、と恭子は思う。その奔放な性格は、二人とも依然として
変わってはいない。変わったのは、今恭子が抱えている問題が極めてセンシティブなものだと
把握する、その人に対する理解力の方だ。
 そんなものは、彼にとって、絶対に必要なものではなかった。以前のままでも、恭子は彼らと
問題なくやっていたし、その事は彼らも解っている筈だった。大体、たった半年前、研究所の外に
出た途端に飢え死にしかけた彼らには、他に身に付けるべきことがいくらでもあった。
 では、なぜそんなものを身につけたのか。


 つと、顔を上げて、恭子は言った。

「ねえ、ミノリ君。君もやっぱり、おっぱいを飲んでみたいかい?」
“いきなり何を言い出すんだ”
「分類上は霊長類の君にもやっぱり母乳への執着があるんじゃないかと思って」
“分類学上近いだけだと言ってるだろう。それに、母乳への執着というなら霊長類でなく哺乳…”
「あーいい、いい。ただね、ちょっと考えるのも疲れたし、あんたの返事で決めようと思って」
“……それは、飲みたいと言ったら、改造をやるということか?”
 困ったようなミノリの口調に、恭子は実に楽しそうに応じた。「んふふー。内緒っ」

 この時、ミノリに表情があったとしたら、とびきりの渋面を見せてくれたことだろう。こう言う時の
彼女は、大抵もう答えを決めていて、ただ後押しが欲しくて聞いているのだ。
 もちろん、彼は恭子の思考を覗いて、正解を知ることも出来なくは無い。しかし困ったことに、この
六か月来の宿主は、彼が「知っていた答え」と「考えた答え」の差を、一瞬で見抜いてしまうのだ。

 結局、恥を忍んで、胎の内の人造知性体は自らの本心を打ち明けた。
“君の母乳に対する味蕾反応にも興味がある”
「うんうん、飲みたいか。じゃーしゃあないね。ちょっと、胸を弄って貰おうかな」
 そう言って、恭子は宜しくお願いしますと、お腹に向かって頭を下げる。

「互いの生存と幸福のため、協力し合うのがミノリの共生の定義だったからね。しょうがない。
でも、あんまり無茶なことして、乳首から触手が生えるとかは勘弁よ?」

“心配するな ” 満面の笑みで茶化す恭子に、ミノリは真面目くさって言ってやる。“組織の改変
はいつでも現状復帰出来る形で完璧に行う。母乳が分泌している間は多少のサイズアップは
避けられないが、元に戻す時はミリ単位で原型を目指し、大きくなっても小さくなっても乱される
であろう君の我儘な自尊心に最大限の配慮をしよう”
「ほほう、正面から喧嘩売ってくるのは久しぶりじゃんか? 受けてたっ…!っひゃんっ!」
 しかし恭子の応酬は、再開したトリデスの動きに阻まれた。

 無理して中断していた分、彼らが焦れていたのは明らかだった。生殖肢は、先程とは打って
変わってのハイペースで恭子の中を突き上げていき、足らない潤いを補ってやろうとクリトリス
にも触手が伸びる。胸は胸で、貪欲な吸い上げが始まるとともに、沁み出た母乳を一刻も早く
味わおうと伸ばされる舌が、両の乳首をころころと転がした。

 性急な刺激でアップアップし始めた彼女に、ミノリは嫌味なくらいの平調で言う。
“そんなわけで、綿密な計画を練る必要があるから、作業にかかるのは早くても明日からだ。
今日のところは、途中で垂らしたりしないように、しっかりと絞り切ってもらいたまえよ”
「ちょ、人をっ…ふぁ…っ…そんな雑巾みた……やんっ……いうなぁっ……!」

 熟考を始めて押し黙るミノリに、恭子は無駄と知りつつも、そう叫ばずにはいられなかった。





550:13スレ376
08/05/16 20:31:03 I/TTxE6p
以上です。


ラストがちょっとぶつ切りですが、リハビリ作ということで。
久しぶりだったせいか、恭子の口調とか結構忘れてて難儀しました。
しかしたった一人のヒロインの性格は忘れても、四体もいる触手の性格はしっかり覚えているという、この不思議。

551:名無しさん@ピンキー
08/05/16 21:37:42 Y1G7l3Uq
うおおGJ!

552:名無しさん@ピンキー
08/05/16 22:19:07 GcQKMNwm
GJ!
そしておかえりなさい

553:名無しさん@ピンキー
08/05/16 23:16:07 yWeqARCn
これはGJと言わざるを得ない……おっぱい、おっぱい!!
ほのぼの触手母乳和姦とはなんというカオス、しかし萌えるとともに破壊力も抜群
あなたのシリーズは前から大好きなので、次も近いうちに拝見できることを期待

554:名無しさん@ピンキー
08/05/16 23:43:32 s8t7TQtF
GJ!
いやー相変わらずかわいい触手ですねwww
次は新キャラ登場かとか期待してました

555:名無しさん@ピンキー
08/05/17 19:39:48 QE1BAu7c
触手に萌えたのは久しぶりだww
GJ!!

556:名無しさん@ピンキー
08/05/18 00:34:18 NK8zaCQo
なんという触手ユートピア
保管庫のも読んで、恭子たんに育てられたいと強く思いました

557:名無しさん@ピンキー
08/05/18 05:18:29 HSx7lQ70
*     +    巛 ヽ
            〒 !   +    。     +    。     *     。
      +    。  |  |
   *     +   / /   イヤッッホォォォオオォオウ!
       ∧_∧ / /
      (´∀` / / +    。     +    。   *     。
      ,-     f
      / ュヘ    | *     +    。     +   。 + 
     〈_} )   |                        
        /    ! +    。     +    +     * 
       ./  ,ヘ  |
 ガタン ||| j  / |  | |||

触手和姦の大御所が帰って来てたァーーー!!

558:名無しさん@ピンキー
08/05/18 12:50:52 8W3OiZFM
和姦は貴重だよなホント・・・

559:名無しさん@ピンキー
08/05/18 14:30:28 HzXSK/JZ
しかも薬や催眠や洗脳による強制和姦ではなく、
女性がアイデンティティを保ちつつ自ら望んでの和姦だからな。
触手ジャンルにおいてはまさに貴重種!!

強姦であろうが和姦であろうが
女性の性格が保たれるシチュは、わたくし大好きなのでありんす(´∀`)

560:名無しさん@ピンキー
08/05/19 03:04:06 oZUALk84
あんただ……あんたが変えた……
自己を触手と同一視して楽しむ住人たちを
飽くまでも人としての視点から触手を愛でる者に変えた!
流石だ、流石だよ、ああ流石だ!

561:名無しさん@ピンキー
08/05/20 00:46:09 /ZlXaYb6
某スレで書いたものを投下です。虫って怪物にもなるよね・・・?

「きゃあぁぁぁ~~~」
キンイロが敵の弾に触れて消えたため落ちていくレコ。
下は溶岩が流れていて落ちたらオシマイだ。
ああ・・私このまま落ちるんだと、目を瞑っているとポスっと音がする。
「あれ・・?どうして・・」
さっきまでキンイロが戦っていた甲獣がレコを助けた。
そのままレコを乗せて自分のところに引き寄せる。
「助けてくれてありがとう。でもどーして?」
聞いてみても頭(?)を横に振るだけだ。
「でもどうしよう。キンイロがいなくなっちゃったら森に行けないよ・・・」
指を口にあててオロオロしていると触手が腕にからみついた。
「え?なに?」
何やら動くようだ。
「運んでくれるの?」
両腕と足にしっかりと絡まった。
「わーい」
甲獣は飛んでいくが向かう先が違う。
「あれ?ここ違うよー」
キンイロがさっき戦っていたところだ。
触手からなにやら液がにじみ出てきた。
「これなにー?ぬるぬるするー」
手に取って触ったり口の中に入れてみたりする。
「あまーい」
服の間に入ってきて乳をさわさわする。
「ひゃ、くすぐったいよぅ~あははぁ~」
さわさわしているうちに服が破けてきた。
「あれ?どうしてだろう?」
そうこうしているうちに胸の部分が溶けた。
「ひゃ、な、なに?」
胸のふくらみを強調するように触手が巻きつく。そして
「ひゃはあぁぁーん!なにこれー!」
先っぽが割れて勢い良く吸い始めた。
「はあぁん!だめぇ!」
揉むように吸う。口からは涎が出始める。
「そんなに、すっちゃ、いやぁ~ん!」
口にもニュルっと触手が入り込む。
「んぐっ・・」
胸を吸われて口にも入り込まれて感じ始めている。

562:名無しさん@ピンキー
08/05/20 00:46:30 /ZlXaYb6
(きもちいい・・・とけちゃいそう・・)
長いストロークで口の触手が出し入れされて胸の触手も長時間吸う。
(な、なんかきてる・・?)
体の中で何か熱いものが動いている。まるで股のところが疼いているときのようだ。
触手も少しずつ動きが早くなる。
(や・・だめ・・だしちゃだめぇ)
レコが目を根元に向けるとふくらみ始めている。
胸も本気で吸いはじめた。
(だめぇん!そんなにすっちゃとけちゃうぅ~!)
頭がぼーっとする。何も考えられなくなってくる。
(だされる・・おくちのなかにだされちゃうぅ~)
口の中に入っている触手が根元からこちらに向かってどんどん膨らんでくる。
そして、ドバーっと一気に口の中に出る。
同時に胸がさらに吸われる。
「はぁん!だめぇん!いまやったらレコ、イっちゃうよぅ!」
そんなことお構いなしだ。獲物を食うかのように吸う。
「だ、だめぇ~~~」
甲獣の触手から出た精液の量よりも遥かに多い量の乳が乳房から射乳された。
頭の中が何かが来ては弾けてを繰り返す。
「はぁ・・はぁん♪」
顔が白化粧を施されて綺麗な顔が少し汚くなっていた。
「もっと・・・もっとレコにしてぇ」
おねだりをすると甲獣の股辺りからなにやら男の子についているようなものが出てきた。
「あはっ・・それ欲しいのぉ」
徐々に近づいてレコの性器にすりすりする。
「あんっ・・・じらさないでぇ」
確認するとゆっくりと入っていく。
「はぁぁぁん・・・きもちいぃ・・」
胸の触手もまた活動し始める。
「あん、はあぁん!もっとすってぇ・・」
ゆっくりと性器が子宮口で動く。
奥に入ると処女膜にあたってレコが少し違和感を感じる。
「なぁに・・?私のはじめて・・・?」
甲獣がうなずくように頭を振る。何しろ人の貞操を奪うのだ。一応配慮はするがレコは構わない。
「いいよぉ・・・あなたにあ・げ・る」

563:名無しさん@ピンキー
08/05/20 00:47:01 /ZlXaYb6
それじゃ遠慮なくといった形でツンツンとした後思いっきり突くと処女膜が裂けた。
「あぐっ!いたぁい・・」
快感に支配されているとはいえ、処女を奪われる痛みが体に走る。
一瞬顔をゆがめたがすぐに戻っていく。
「あぁ・・・きてるぅ♪」
尻の方にも触手が伸びる。
「あん、そこはちがうのぉ~」
だが、ゆっくりと丁寧に入っていく。
「あふっ!ふあぁぁん!」
前と後ろを攻められて感覚がおかしくなる。
「そん、なに、ヌポヌポ、しないでぇ・・・レコ、こわれちゃうぅん・・・」
甲獣にとってはレコは苗床にしか見えていない。
そのため快楽の生き地獄を味あわせればこんなことも喜んでうけいれるだろうと思ってやっている。
「あっあっ、そこ、いいのぉ♪」
子宮の壁を少し突かれただけでもの凄い快感が迫ってくる。
尻もよ~くほぐされてすんなりと入り込めるくらいになっている。
「あっ、またイっちゃうよぉ・・」
嬌声が響く中、触手の動きも早くなる。レコ自身も激しい動きで感度が更に高まる。
そして、触手が膨らみ始める。
(ああ・・またきちゃう・・・♪)
尻穴と子宮にもの凄い量の精液が出される。
「ふぁああ~~~~~ん!!!」
引き抜かれると出るのを防ぐような塊が子宮口と尻の穴にだされる。
レコはそれが何を示すのかわかるはずもない。
今の彼女は快楽に蕩けきっていて小さく痙攣を繰り返すだけだ。

564:名無しさん@ピンキー
08/05/20 00:47:30 /ZlXaYb6
約一ヶ月後・・・
「遅い・・何をしているんだ?」
少年がカブトムシの姿をした甲獣に乗って火山地帯に向かう。
「いくらなんでも遅すぎる・・何かあったんじゃあ」
レコが少年の元へ向かう目的は甲獣を抑える役を変わることだった。
それなのだが今はどうしているかというと・・・。
「あ、いたいた!」
少年はレコが前居た甲獣のところに向かって飛び乗る。
「よっと。報告じゃあここら辺で消えたらしいけど・・さぁ、話すんだ!」
少年は甲獣の背に手を当てて声を聞く。
「・・・えっ?お前が?見せてみるんだ」
殻が開くとそこを覗いた。すると・・・
「あっ♪らめぇん♪しびれちゃうぅん♪」
レコが袋の液体の中で全裸で触手に前の穴と後ろの穴をズボズボされているのが見える。
お腹が膨らんでいるあたり、大量に精液を注ぎ込まれたようだ。
「お前・・・もしかして・・犯したのか?」
頭の中に声が響いてくる。
「・・・はぁ、お前って言う奴は。いくら殻とかを破壊されたからって自分の体に使ってどうするんだ」
がっくりとうな垂れる。
「・・・また、待つしかないか。この子をここから出せそうにないからな」
少年は甲獣に乗って帰っていく。
「はひぃ♪レコ、おぼれちゃうぅん♪」
目から光が失われて甲獣の母体となってレコはそのまま飼われる。
恐らく・・・・・・永遠に近い時間を快楽で過ごすことになるのだろう。

それから随分と時が流れる。
「うわぁ、大きな甲獣~」
黒い髪をした女の子がアゲハチョウの姿をした甲獣に乗ってやってきた。
もちろん、あの甲獣のところなのだが・・・。
「すごい大きい~下が見えないよ~」
甲獣の大きさが異常なくらいにデカくなっていてこれの上を歩いていくだけで溶岩地帯を乗り越えれるのではと思うくらいだ。
少女があちらこちらを見ていると、中央部分が何やらくぼんでいる。
「なんだろう?ちょっと寄って」
窪みを覗くと全裸の女性が触手できっちり繋がれている。
今は眠っているのだろうか?目を閉じてスゥスゥと声がする。
「誰だろう・・・この甲獣の源なのかな?」
少女は周りを見ると何匹か生まれたばかりの甲獣が目にはいる。
「この人が生んだのかな・・?」
少し怖くなって甲獣のところへ帰ると
「ま、いっか♪いこう!アーゲハ♪」
甲獣の背中に乗り去っていった。
「それにしても、アキっていう人、どこにいるんだろう?」
今回、選ばれた少女は助かったようだ。
甲獣がたいした活動をしていなかったから。
もし、あのままいたら母体にされていたことだろう。
しばらくして甲獣が積極的に活動を開始する。
「ひゃん!?はひぃ!?」
女性が嬌声を上げる。
「うごくのね・・いいよぅ、レコもがんばるからぁ」
レコと呼ばれた女性は触手の動きによってまた、快楽の底へと沈んでいくことになる。

565:名無しさん@ピンキー
08/05/20 00:48:49 /ZlXaYb6
以上です。虫が沢山出てくるゲームなのにあまりネタにならないのが不思議・・・

566:名無しさん@ピンキー
08/05/20 01:11:18 y+vVmBLs
元ネタは何?

567:名無しさん@ピンキー
08/05/20 01:13:41 /ZlXaYb6
>>566
虫姫さまでググってくれればわかるかと

568:名無しさん@ピンキー
08/05/20 07:42:12 ArNbmnjC
妙に優しい甲獣可愛いよG……J。なんだけど、ネタは美味しいんだけど、何となく文章がたどたどしい感じ。
地の文の主語述語が少なすぎたり、"~する。セリフ。~する。セリフ。~した。セリフ。"みたいな説明っぽいルーチン文体が引っ掛かる。
セリフを削って間を開け、地の文をもう少し繋げると読みやすいかも。
ヒヨッコの分際でお堅いこと言ってウザいかもしれんが、お前さんの才能を伸ばしたい故の苦言なんだ。分かってくれ

569:名無しさん@ピンキー
08/05/21 03:04:22 wpSjxiqx
>>568
最後の一行を加えたことで、逆に偉そうに見えるぜw

「誰かのため」は「誰かのせい」に転じるんだ
偉そうに助言するならとことん傲慢に突き詰めなよ

 ウザいことを言うのはお前のためだ、お前のせいでこんなウザいことを言うんだ
 お前がしっかりした文章を書けば、俺はこんなことを言わなくて済んだし
 お前はこんなことを言われなくて済んだんだぜ、お前が悪い、お前の責任なんだ
 分かるな、お前のために言ってるんだ、だから俺は悪くないんだぜ―

そう聞こえるぜ?

570:名無しさん@ピンキー
08/05/21 04:26:00 O+uuQ66A
そう聞こえるのは>>569の幻聴だなw
言葉の表現はともかく、>>568はしっかり読んだ上で、きちんとした評価と助言を行っていると思うぞ
あの最後の一行で、そこまで見当違いの深読みができるのは一種の才能と言えるな
だが自分に向けられた訳でもない言葉で、勝手に被害妄想になるのはどうかと思うぞw

571:名無しさん@ピンキー
08/05/21 05:08:01 wpSjxiqx
>言葉の表現はともかく、>>568はしっかり読んだ上で、きちんとした評価と助言を行っていると思うぞ

そうですねその通りだと思います
しかし誰かが「>>568はちゃんと読んでない! 評価や助言として、不適切だ!!」とでも言ってたのですか?
ひどい人もいたものですね

あと被害妄想になる、って面白い日本語ですね
それと自分に向けられた訳でもない言葉にここまで反応してくれる真面目さも好感が持てます

572:名無しさん@ピンキー
08/05/21 05:26:22 3CF9iocy
>>571
そんな顔真っ赤にしてファビョるなよwww

573:名無しさん@ピンキー
08/05/21 05:40:48 P49McStr
他人をさんざん貶しておいて、自分が否定されると逆ギレするなんて・・・カワイイ (はぁと)

574:名無しさん@ピンキー
08/05/21 06:25:24 O+uuQ66A
被害妄想になるってそんなにおかしな日本語かな?
被害妄想に陥るって方が正しいのだろうけどこんな言い回しの方がよっぽど珍しくないか?

575:名無しさん@ピンキー
08/05/21 06:51:28 3UcwEfc6
日本語としてはおかしいが、一矢報いる為にそんなことしか言えない>>571が哀れ。
急に丁寧口調になるのも気持ち悪い。


576:名無しさん@ピンキー
08/05/21 08:40:45 UXvTVt3C
TSフタナリ触手孕ませSSは何処に投下出来ますでしょうか?

美女型触手モンスターに繁殖のためTSさせられた少年が孕まされる系


577:名無しさん@ピンキー
08/05/21 08:59:12 d8yCGX/9
>>576
個人的にはここでいいと思う
でも最初に属性の注意書きみたいなのは書いといたほうがいいな
と、wktkしながらレスしてみる

578:名無しさん@ピンキー
08/05/21 12:26:57 bUoN59oJ
>>576
ダメな人もいるだろうから、注意書きと名前欄にタイトル(NGにしやすいので)を付ければいいんじゃないかな?

579:名無しさん@ピンキー
08/05/21 12:40:59 s63hnvJb
>>576
要素てんこ盛りでワロタw
ここでいいんじゃない? 楽しみに待ってます


580:名無しさん@ピンキー
08/05/21 13:30:03 v1xvMR1f
>>576
ここでいいじゃん!いいじゃん!スゲーじゃん!

581:名無しさん@ピンキー
08/05/21 18:08:12 RqWyLoIa
直前までの流れを見た上でSSを投下しようとする勇気には敬服せざるをえない。

582:名無しさん@ピンキー
08/05/21 19:43:56 jhUEaUc/
>>576
ものすごい全部乗せっぷりに全俺が震撼した
地雷属性いっこもないから全裸で待機してる

583:名無しさん@ピンキー
08/05/21 19:51:57 NuPoLo6i
>>580
きっと最初から最後までクライマックスな小説が読めるよ

584:名無しさん@ピンキー
08/05/21 20:10:22 94H9Z3Lt
>>582
まるでDoCoMoの905iだな

585:名無しさん@ピンキー
08/05/21 20:56:08 BWjkZhAH
TSもふたなりもこのスレでは前例がある。
躊躇なくやるのだ。

586:名無しさん@ピンキー
08/05/22 02:17:19 tEe6rpRt
なあだれか桃肉屋のサイト保存してない?
いつの間にか閉鎖してたんだね

587:名無しさん@ピンキー
08/05/22 08:12:25 9AYmroVJ
うおっ!それなんて鋼炎のソレイユだよっ!

588:名無しさん@ピンキー
08/05/23 15:31:44 aphoF9F3
実のトモダチ今更ながらGJ
いいなー、触手との共同生活

589:名無しさん@ピンキー
08/05/26 19:51:55 jlxinKKJ
そろそろ全裸待機も疲れた…
投下マダー?

590:名無しさん@ピンキー
08/05/27 01:24:04 9QCtApkm
アク禁に巻き込まれたんじゃね?

591:名無しさん@ピンキー
08/05/27 05:27:29 FBeR1OtX
>>589
俺達触手はみんな裸がデフォルトなのでは?

592:名無しさん@ピンキー
08/05/27 06:29:45 yffaDWOa
>>589は仮性なんだよ・・・

593:名無しさん@ピンキー
08/05/27 20:02:52 vGKf/3JK
>>589は仮性じゃなくて虚弱体質な触手らしいぜ
だから普段は服を着てるんだとよ

594:名無しさん@ピンキー
08/05/27 21:14:48 qGfHPRct
「触手さま用のお召し物…でございますか?」
「はい、見立てていただけますか?」
俺は前代未聞の注文に、一瞬思考が停止した。

絶海の孤島でぽつんと営業する用品店「テーラー虻脳丸」。子供服から宇宙服まであらゆる服を取り揃え、数万光年の彼方からご来店のお客様すら珍しくないこの店でも
夢想だにしなかったお客であり、品物だ。当然フロアに展示なんかしていない。
「少々お待ち下さい」
在庫を検索……あった、それも3種類。店長、どこから仕入れてきてるんですか?
メジャー不要まで鍛えた目測で、お客様の体幹の太さ、高さ、触手の長さ、、太さ、本数を測る。幸い、というべきかお客様は全裸でご来店なさったので、珍しいご体形でも計測に不安はない。
さて、どの品をお勧めすべきか。シンプルな麻の触手袋、退魔コーティングを施した超鋼の鞘鎧、そして…。

「はい、今送ったデータどおりに。特急でお願いします」
裏で待機している針子にサイズ直しを依頼。お待ちいただく間、お客様にソファ…には座れないので、絨毯の上にご案内してお茶を出す。飲めるかな?と一瞬不安になったが、
カップを細い触手で持ち上げて無事召し上がられた。

程なく届けられた衣装箱を提げて、お客様を試着室にご案内する。待つことしばし、試着室のカーテンが開く。
「お気に召していただけましたでしょうか?」
「ええ、とても…でも人間のあなたに、どうして私が雌の触手だと判ったのですか?」
俺は天蚕総レースの触手用ドレスをまとったお客様の多分胸元らしきところに、用意しておいた花を挿してから気取って答える。
「仕立屋でございますから」
本当は、お客様が眼柄を向けているのが婦人服ばかりだったからなんだけどね。

>>589様、またのご利用を心よりお待ちしております。




595:名無しさん@ピンキー
08/05/27 21:18:28 fuzRcrXd
ワロタ
センスいいな

596:注意書き ◆AO.z.DwhC.
08/05/27 21:59:14 MZW8VHf0
ファンタジーものです。
人狼×ロリで和姦。
エロ以外が冗長です。
苦手な方はスルーしてください。

597:少女と狼
08/05/27 22:00:44 MZW8VHf0

しとしととそぼ降る雨。
秋口の冷たい雫をうけながら、少女―ライアは小さくため息をついた。
小さな身体に不似合いな長いローブは、彼女が魔術師であることを示している。
ローブの上から下げられた金色の首飾りには、不死鳥をかたどった赤銅色のプレートが括りつけられていた。
このプレートは、魔術師学校を卒業し、ひとり立ちした魔術師の証である。
不死鳥が咥えている宝石の種類によって、その階級まで分かる優れものだ。
偽造は重罪のため、どう見積もっても年端もいかない少女にしかみえないライアが、れっきとした魔術師であることを証明してくれる唯一のものだ。
「降ってきた……」
「だから、さっきの宿で休んでおけといっただろう」
ぽつりと呟いたライアの言葉に、文字通り噛みつくように答えたのは人狼(ワーウルフ)のショーンだった。
大きな口をぱっくりと開けて、歯を剥きだしにしてライアを威嚇する姿は、どう見ても悪いモンスターが女の子を襲おうとしているようにしか見えない。
「………………」
恐ろしい形相のショーンの、雨でしっとりと濡れた尻尾を撫でてライアは唇を尖らせる。
ワーウルフといえどもどちらかというと狼の血が強いショーンは、二足歩行も可能で言語が理解できる狼、くらいの見た目だ。
つまりは、傍目には完璧にデカい狼に見えてしまうのである。

そんなショーンは、さきほど立ち寄った宿では、口の悪い輩に「狼が人間さまのベッドで寝るなんて生意気だ」などと言われてしまった。
そういった扱いに慣れているショーンにとって、それは流してしまえる程度の暴言だったが、隣を歩くライアにとっては逆鱗に等しかった。
あまり口の達者な方ではないライアは、上手く男に言い返すことができないと悟り、攻撃呪文を唱え始めた。
それをなんとか宥めて、宿を後にした途端、この雨に行き当たったのだ。
背中がムズムズする感覚から雨の到来を予感していたショーンは、毛皮に降りかかる雨をぴるぴると身体を震わせて弾いた。
それが隣のライアにかかってしまい、ショーンは慌てて彼女の顔を前脚で拭う。
「すまないな。俺のせいで、ライアにはいつも迷惑をかける」
自分さえワーウルフでなかったら、こんな山奥を雨の中歩かせたりせず、暖かい宿で食事でもとらせられたものを。
ショーンは奥歯をかみ締めて我が身を呪ったが、ライアはそんなショーンの尖ってふさふさとした耳を小さな手でなぞり、首を振った。
「私、ショーンが迷惑とか思ったことない。ショーンのこと、好きだから」
「…………ありがとう」
少女の言葉に、ショーンは恐ろしい笑顔(当人にとっては最上級の好意の証らしい)を浮かべたが、ライアはそれに引き攣ることなく微かに微笑んで答えた。
「ショーンは、私のこと怖がらない。私のことを見てくれたのはショーンだけだった。私、ショーンのこと好き」
「ああ。俺もだ、ライア」
鋭い爪は、丸く磨いであるといっても柔らかい少女の皮膚ともなれば簡単に傷つけてしまう。
ショーンは細心の注意を払ってライアの頬に前脚を添えて、彼女に柔らかく口づけを落とす。
表情と言葉に乏しいライアは、微かに頬を染めて目を閉じ、ショーンの口づけを受け止めた。


598:少女と狼
08/05/27 22:01:26 MZW8VHf0

ライアとショーンが出会ったのは、ライアが魔術師学校に通い始めるずっと前のことだった。
緑が鬱蒼と生い茂る森の中で二人は生まれ、そして育った。
一人は森のすぐ傍で。一人は森の奥深くで、それぞれに別々に大きくなった。

幼い頃からライアは、その魔術の才能を発揮していた。
しかし、それは当人にとってなんら喜ばしいものではなく、むしろ疎ましくて仕方のないものだった。
感情が昂ぶると制御できなくなるその力は、時に人を傷つけ、時に人の秘密を暴き、時に人の未来を見せた。
そしてそのどれもが、満遍なくライアを傷つけることしかしなかった。
化け物じみた我が子を疎む両親、ライアを遠巻きに噂する村の人々、そして彼女にとって地獄としか言えなかった学校。
特に学校での子供たちの言葉は、ライアの幼い心をひどく傷つけた。
ライアは悪い魔女と呼ばれ、手酷く痛めつけられた。
泣けば泣くほどそれはエスカレートし、次第にはライアが一言口を開くだけで暴力は始まった。
子供たちは怖かったのだ。得体の知れない力をもつライアを、彼らは疎んでいた。
そして、その力が自分たちに向けられることを恐れて、ひたすらライアを甚振った。
彼らの行動が恐怖と畏怖の裏返しだと、ライアは分かっていたが、どうすることもできなかった。
それから、ライアは段々と口数が少なく、喜怒哀楽をめったに表に出さないようになる。
周りの人々はますますライアのことを「魔女」だと罵ったが、すでに彼らは彼女に手を出すことはできなくなっていた。
その時にはライアは自分で自分の力をコントロールする術を覚え、だれも太刀打ちできないほどの力を手に入れていたからだ。
柔らかな栗色の髪と、神秘的な藍色の瞳を持った可愛らしい少女は、その美しさから受けられるはずの恩恵を微塵も受けずに、孤独に大きくなった。

ある日、ライアは森の泉でショーンと出会う。
彼はワーウルフのくせに善良で思慮深く、やさしかった。
ライアの不思議な力を知っても、彼はそれを怖がったり、疎んだりしなかった。
逆に、豊富な知識でライアの不思議な力を「魔力」だと説明し、それを褒めてくれた。
ライアは人からそんな風に接してもらったのは生まれて初めてだった。


二人が出会ってしばらくたったある時、いつもの泉のほとりで二人は肩を寄せ合って話していた。
その頃からあまりかわりのないライアの背は、ショーンに比べてずっと低く、彼の腰より少し上程度だったので、ライアは精一杯ショーンを見上げて問いかける。
「ショーン、とても優しい。私みたいな化け物に」
「化け物は俺のほうだ。なにしろワーウルフだからな」
そう答えたショーンの目は悲しげで、深い緑色の目はキラキラと硬質に輝いていた。
ライアは、自分の失言に気がついて悲しげに顔を歪め、ショーンの腹に頭をこすり付ける。
ワーウルフは、悪質なモンスターではないが縄張り意識が強いため、人間に危害を与えることもある。
それは勿論、彼らの縄張りに不用意に足を踏み入れた人間が悪い。
しかし、恐怖という感情はどうしようもなく、ショーンたちワーウルフは差別の対象にもなっていた。
そんな自分たちの境遇を良く知っているショーンは別段大したことではない、というようにライアの頭をやさしく撫でる。
「ちがう、ショーン化け物じゃない。私の大事な人」
ぱふりと前脚が乗せられた頭をふるふると振って、ライアはショーンの言葉を否定した。
伏せたままの顔からは表情は読み取れないが、腹にこすり付けられた顔から暖かい液体が伝っていることに気付いたショーンは、ライアの頭を髪をかき混ぜるようにして撫でる。
「泣くな。分かってる。俺もライアが大事だ」
「…………本当?」
言語能力が乏しいわけではないライアだが、幼少時の悲惨な体験のせいで彼女はどうにも会話を交わすことが苦手だった。
途切れ途切れになるライアの会話に、根気よく付き合ってきたショーンは、今では一言程度で彼女の内心を大体推し量れるようになっている。
(分かっているのに、どうして何度も聞きたがるかな)
内心で苦笑しながら、ショーンはライアの望む言葉を耳元で囁いた。


599:少女と狼
08/05/27 22:02:15 MZW8VHf0

ショーンはワーウルフの生まれだが、何故か群れには属していなかった。
物心ついたときから、自分の周りには父しかいなかったので、それはそういうものだと思っていた。
父は純血にして誇り高い狼で、孤高の存在として森の住人たちに一目置かれていた。
そんな父が誇らしく、ショーンは父の背中を見るたびに、どうして自分は父にちっとも似ていないのだろう、と不思議だった。
それが無性に切なくて拙い遠吠えで気を紛らわせては、その度にすこし落ち込んだものだ。
物心ついたときから母はおらず、またショーンは父以外の存在は「獲物」と「同類」しか知らなかったので、母という存在すら知らなかった。

ショーンが母の実在を知ったのは、父が亡くなってからだった。
父との会話は身振り手振りと鳴き声で意思疎通していたショーンは、人の言葉を知らなかった。
ある時、親切なワーウルフが彼にその手ほどきをしてくれるまで、彼は自分がワーウルフだという自覚すらなかったのだ。
ともかくも、父の急逝によって駆けつけたワーウルフに言葉を習い、文字を習い、道具の扱い方を習った。
ショーンはそれで、自分の前脚は思ったよりも器用に動くこと、また二足歩行が可能であること、言葉の概念、あらゆることを覚えた。
元より頭は悪くなかったショーンが、ありとあらゆる本を読み漁るようになるまでに時間はかからなかった。
塒には何故か大量の書物や、ワーウルフ用の生活用品まであり、ショーンはそれに首を傾げつつもありがたく利用していた。

ある時、書物の中からひらりと零れ落ちた手紙を見つけ、ショーンはそれで母の存在を知った。
知識としてあったが、まさか自分にもいるとは、とショーンは驚きながらそれに目を通した。
内容としては、ショーンの母はワーウルフであり、狼の父と恋に落ちたため群れを追放され、ショーンを生み、彼女は死んだ、というものだった。
「恋、か……」
ショーンとて、父の存命の頃には和くセクシーな牝狼に、ほんのすこし心を奪われたこともあった。
しかし、それはあくまで彼女を同種だと思っていたからだ。
父と母のように種族を超えてまでも、というような想いではなかった。
現に、自分がワーウルフだと知った直後、彼女への想いは潮が引くように冷めてしまった。
「いつか、俺にもくるのかな……」
ぽつりと呟き、手紙を再び書物に挟み込んだショーンは、気まぐれに森の泉へと立ち寄った。
そこで、まさしく”種族を超える恋”の相手に、出会った。
灰色の美しい毛皮と強靭な肉体を持った孤独なワーウルフは、ついに生涯をともにする相手にめぐり合ったのだ。

狼としても、ワーウルフとしても中途半端で、どちらからも弾かれたショーン。
そんな彼に、同じく弾かれていた少女、ライアは彼に素直になついた。
ライアの事情を聞き、それが寂しさからきたものだ、とショーンには分かっていた。
しかし、ライアへの想いの前についに理性が陥落したショーンは、彼女に想いを打ち明けた。


600:少女と狼
08/05/27 22:03:30 MZW8VHf0


ライアへ愛を告白してから、ショーンは彼女に口づけを落としたり、彼女の白く柔らかい肌を少しだけ味わったりしたが、基本的には紳士だった。
少しでもライアが戸惑ったり、嫌がるようなそぶりを見せれば、彼は決してライアに手を出さなかった。
「ショーン。私、ショーンが好き。だから、ショーンは私のこと好きにしていいよ」
ある日、ショーンの膝の上で寛いでいたライアはそう言って彼を振り返り、にこりと微笑んだ。
その笑顔に、思わずワーウルフの本能が暴走しそうになったショーンは、なんとか理性でブレーキをかけて、彼女の頭を撫でた。
「……ライア、そういうことは……あー、そのだな……」
「私、知ってる。愛し合う人が何するのか」
分かりにくく赤面したショーンの耳元で、ライアはぽそりと囁いた。
その言葉に、ショーンはますます困り果てたように耳をふせ、力なく尻尾を振った。
「私は、ショーンがいい。ショーンは?」
「…………ライアしかいないさ」
言い募るライアに、根負けしたようにショーンは鋭い牙を少しだけ覗かせた獰猛(にみえる)な笑みを浮かべた。
愛しい少女は、ショーンの答えに首筋まで赤く染め上げて、もじもじと身体を揺らしている。
その、林檎のように甘い匂いを放つうなじを長い舌で舐め上げて、ショーンは彼女の耳元で囁く。
「ライア、もしかしたら酷くしてしまうかもしれない。嫌なときは言ってくれ」
「ショーンにされて嫌なこと、ない」
ふるふると首を振ってライアはそういうと、ショーンのふさふさとした毛皮に顔を埋めた。
その答えが嬉しくて、ショーンは思わず彼女を強く抱きしめてしまたい衝動にかられた。
寸前で、自分の力では彼女を壊してしまう、と思いとどまり、ライアの栗色の髪に口づけを落とすことで我慢する。
「ライア、好きだ」
「私もショーン、好き」
拙い愛の囁きのあと、ショーンはライアを優しく柔らかい草むらに押し倒し、彼女の粗末な衣を剥いでいった。
傷一つない美しい白い身体は、陽をうけていっそう輝き、ショーンには泉の女神のようにも見えた。
「ライア……」
「んっ……んぅっ……んむ……あぅっ……」
ゆっくりとライアに覆いかぶさったショーンは、彼女の唇を舌でこじあけ、その口内を蹂躙していく。
いつもの触れるだけのやり方とは違う、荒々しい口づけに、ライアの身体は微かに強張ったが、やがてその力も抜けていった。
積極的に小さな舌を絡めあわそうとするライアを、ますます愛しく思いながら、ショーンは長い口づけを続ける。
「ふぅっ……ん……んんっ……んぁっ……」
水音を響かせながら、ショーンはライアの唇から零れ落ちた唾液をなぞるように首筋に舌を這わせる。
ぴくりと震えたライアは、しかし何もいわずにショーンの頭に手を伸ばして、優しく耳を撫でた。


601:少女と狼
08/05/27 22:04:45 MZW8VHf0

「綺麗だ、ライア」
「ああっ……んっ……ひゃっ……あぁっ……」
慎ましやかな胸の膨らみの上の桃色の果実を味わうように、ショーンは舌でそれを転がし、舐め上げる。
その初めての刺激に、ライアは戸惑ったように高い声を上げた。
白い裸身がショーンを誘うように揺れ、栗色の髪が草むらに散らばる。
「気持ちいいか? 痛かったら言ってくれ」
「んっ……だいじ、ょうぶ……ふっ……ふぁっ……」
ショーンの問い掛けに必死で答えるライアの顔は、うっとりと上気し、知的な藍色の瞳は興奮に潤んでいた。
顔を上げてそんなライアを見つめたショーンは、忙しなくライアの脚を開かせると、そこに顔を埋める。
「ショー、ン……きたな、い……あぁっ!……だ、め……ぁっ」
「ライアは綺麗だ」
少女の桃色の秘裂はひくひくと震え、未知の刺激に怯えているかのようだ。
その様子に更に劣情を煽られ、いっそう熱心にショーンはそこを舐め上げる。
溢れる蜜を啜り、充血して尖った肉の芽を舌でやさしく愛撫して、ライアの官能を高める。
「ひゃぁあっ……ショ、ン……あぁっ……ショー、ン!」
ふるふると頭を振って、必死にショーンの名を呼ぶライアは、内部で蠢く熱に怯えるように脚を突っ張らせた。
そんなライアを宥めるように、ショーンは一旦蜜を啜り上げるのをやめて、力の入った白い太ももを舐め上げる。
長く赤い舌が、少女の細い脚を這い回る様子は、どこか背徳的だった。
「ライア」
少女の名を呼んだショーンは、その長い舌をライアの慎ましやかな秘裂に一気に突き立てた。
柔らかく熱いものが自分の内部に入り込む、その異質な感覚に、ライアは甲高い嬌声をあげた。
「ひゃっ……はぁあっ……ふぁっ……はぁぁあっ!」
ぴちゃぴちゃ、といやらしい水音をさせながらショーンは舌を何度か出し入れする。
膣内の敏感な部分にあたる、ざらざらとした刺激に、ライアは身体をばたつかせた。
幼いライアは、知識として知っている行為と、現在の快感が結びつかず、戸惑いながらもショーンの名を呼び続ける。
「ショー、ンっ!……あぁっ……ショーン!……はぅうっ……」
舌はその間にもライアの内壁をすりあげ、彼女に眩暈を覚えるほどの快感をもたらしていった。
潤む視界の中で、ショーンの灰色尻尾が激しく揺れているのが目に入る。
それを幸せな気持ちで見つめながら、ライアは初めての快楽に溺れた。


602:少女と狼
08/05/27 22:05:26 MZW8VHf0

「ライア、痛かったり、辛かったりしたら言ってくれ」
「んっ……わ、かった……」
ライアの秘裂から口を離したショーンは、真剣な眼差しでそういうと、ズボンを下ろした。
ショーンは基本的に裸で、丈夫な靴と生地の厚いワーウルフ用に加工されたズボン以外には何も身につけない。
ライアはショーンの美しい毛皮が好きだったので、彼の裸身をうっとりと盗み見た。
はじめて見る異性の性器は、とても大きく力強く、なんだか怖いけれど、ショーンのものなら平気だ。
ライアはそんな風に思いながら、衣服を脱ぐショーンを待つ間、愛しい人の姿に見惚れていた。
「……ライア、力を抜いていてくれ」
再びライアに覆いかぶさったショーンは、余裕を無くした声でそう言うと、無言で頷いたライアに口づけを落とした。
同時にぐ、と腰を進め、ショーンとライアの陰部がぐちゃぐちゃと擦れ合う音がする。
次第におし進められたそれは、ライアの未熟な秘裂に少しずつ進入を始めた。
「んぅっ……はっ……あっ……」
舌とは比べ物にならない圧迫感に、ライアは顔を歪めて呻いたが、ショーンを止めたりはしなかった。
たっぷりと唾液で塗らされたおかげで、挿入はそれほどキツくはない。
何より、愛する人と一つになる喜びの前の、多少の苦しみならライアはいくらでも我慢できるつもりだった。
「ふっ……あぁっ……ひゃっ……うぅっ……」
ゆっくりとライアの中に全てを収めたショーンは、微かに眉を顰めるライアの眉間に口づけを落とす。
緩やかに腰を動かし、なるべくライアの負担にならないよう気遣いながら行為を続けるショーンの口元は、隠しきれない喜びで緩んでいた。
「あぁっ! ショーンっ! ひゃぅ……はぁあっ!」
「ライア……ライア……」
次第に早くなる律動に、ライアは戸惑いながらも合わせるように腰を動かす。
圧迫感がいつしか快感へと変わり、ライアの口元からはとめどない嬌声が零れ落ちた。
そんなライアの様子に、ショーンは嬉しそうに彼女の名を呼び、髪に、額に、口づけを落としていく。
「ショーンっ! なんか、へん! おかしくなるっ!」
「大丈夫だ、ライア」
絶頂が近いのか顔を真っ赤に染めてショーンにしがみついたライアを優しくなだめ、ショーンは更に律動をはやめる。
泉のそばではしばらく嬌声と水音、そして荒い吐息だけが響いていた。



603:少女と狼
08/05/27 22:06:18 MZW8VHf0



ライアと出会ってから、すでに五年になる。
しとしととそぼ降る雨の中で、ライアを自分のコートの中に包みこんで抱き上げながらショーンはふとそんなことを考えた。
王都の魔術師学校への入学を勧めると、ライアは一も二も無く頷き、さっそく手続きを終えてしまった。
その時には少し寂しかったのだが、それに同行できると聞いたときには素直に嬉しく、即座に頷いた。
もとより、ライアにとってもショーンにとっても森は居心地のよう場所ではなかったので、二人はすぐに王都に向かった。
魔術師学校でもライアは差別やイジメや偏見にあったが、傍にショーンがいる分逞しくそれを受け止め、必要とあればお返しをするまでに成長した。
百年に一人と言われた逸材である彼女に喧嘩を売るものは次第にいなくなり、学院は二人にとって居心地のよいものに変わっていった。

ライアへのイジメや偏見は、彼女の美しい容姿も関係していたが、一番は彼女の同行者だったショーンだった。
護衛として寮の同じ部屋で寝起きしていた彼らは格好の噂の的で、禁断の愛だのなんだの囁かれていたようだ。
事実なので、二人は否定をしなかった。
しかし、ライアはショーンを詰られることだけは我慢できず、その手の冗談を言った命知らずには武力行使を厭わなかった。
おかげで、二人の生活を脅かす不快なものはほとんどなくなり、ライアは学院で晴れやかな笑顔を取り戻すまでになる。

卒業してからは、もっと簡単だった。
ライアは腕のたつ、良い魔術師へと成長していたし、ショーンはもともと全てにおいて人以上のポテンシャルを持っている。
二人して便利屋のようなことをして、悠々自適に暮らすことにした。
組織に属するほどには、二人は人が好きではなかったので、それがちょうど良かった。
今日も、遠出の一仕事を終えて王都の家へと帰る途中だった。

「ショーンが止めなきゃ、八つ裂きにしてやったのに……」
「やめとけ」
物騒なことを呟く少女の頭をマントの上からはたき、ショーンは苦笑した。
雨はまだ止む気配はない。どうしようか、と辺りを見回したが、どうにも雨宿りに適した樹も見当たらない。
布の下から感じる暖かい体に、ショーンはまあこれもいいか、と思い直して雨で滑る山道を苦も無く進んでいく。
「なあ、ライア」
「………………?」
突然のショーンの問い掛けに、マントの中から顔を覗かせたライアは小首を傾げて彼を見つめた。
「好きだぞ」
自発的にショーンがそんなことを言うのは、長い付き合いでも滅多にない。
ライアは案の定耳まで赤くして、マントをかぶり直すとショーンの胸に顔を埋めた。
「…………私も」
雨音に掻き消えそうな小さな声も、獣の耳ならばたやすく拾える。
ショーンはライアの答えに満足そうに耳をぴくぴくと動かして、山道を駆け出した。


604: ◆AO.z.DwhC.
08/05/27 22:07:14 MZW8VHf0
終わりです。お付き合いありがとうございました。

605:名無しさん@ピンキー
08/05/27 23:05:10 +o5TSAoQ
>>594
>絶海の孤島でぽつんと営業する用品店「テーラー虻脳丸」

あろ先生、お疲れ様です!

606:名無しさん@ピンキー
08/05/27 23:06:18 qGfHPRct
>>604
拍手

607:名無しさん@ピンキー
08/05/28 06:18:33 z1SdL1g5
純愛乙

>>594
ふたばチェンジだな

608:名無しさん@ピンキー
08/05/28 13:20:47 S9zsrVP6
>>604
俺は好きだけど正直微妙。
このスレには合わないんじゃね?

609:名無しさん@ピンキー
08/05/28 19:21:52 rLU0aIaG
合わない?
なんでだ?

610:名無しさん@ピンキー
08/05/28 19:40:59 T6x5SBum
>>594面白いな

>>604GJ!!俺も好きだし良いんじゃね?

611:名無しさん@ピンキー
08/05/28 19:45:18 bIFZqo9V
なんでだろな

612:名無しさん@ピンキー
08/05/28 19:53:31 S9zsrVP6
なんか亜人スレ向きかなーと思ったんだ。
あっちの空気のが向いてる気がする。
職人さんをけなすつもりはないんだが、不愉快にさせたかな。

ほんとにいい話だと思うし、続編とかも読んでみたいからつい書いてしまった。
作品を否定してる訳じゃないんだ。

613:名無しさん@ピンキー
08/05/28 20:26:33 MH9c6FOe
あれ?亜人スレって、
亜人=♀限定じゃなかったか?

亜人=♂なんで、異種であるこちらで問題ないように思ったんだが
俺の勘違いかな?

なんにせよ>>604はGJだ!こういうのは俺も好きだ。

614:名無しさん@ピンキー
08/05/29 21:04:36 sKrX+FOV
あれだけ神楽シリーズのエロいSS書けてた職人さんなのに
商用のエロライトノベルになった途端駄目になっちゃってるな
処女喪失パート含めて勿体付けすぎ尺伸ばしすぎの
ここで公開してたSSの内容をそのまま数百ページに伸ばした感じ

615:名無しさん@ピンキー
08/05/29 21:33:04 peIOX4hl
!!!!!!!
ここからプロになっていった人が居るってのか!!??


616:名無しさん@ピンキー
08/05/29 22:32:49 fEllZyIB
神楽スキーさんか。
色々都合があるんじゃないか?
ここみたいに、好きに書けるわけじゃないだろうし。

617:名無しさん@ピンキー
08/05/29 23:11:42 ryWKBTL9
商用はまず概要があって、ある程度のテンプレに沿って書かなければいけないからな。
アマチュア(良い意味で)特有のほとばしる情熱で勝負してたクリエーターにとっては窮屈な所。
歯車と化すのに嫌気がさして、アマの世界に戻ってる人がいるのも仕方ない。

エロ漫画なんてプロットやネームまで用意されてて、絵だけ描かせるトコもあると聞くし。

618:名無しさん@ピンキー
08/05/29 23:39:05 t9y/it5K
エロ漫画師をダチにもってるのだが、たしかにそんな世界で、
好きに描かせてもらえないのが常らすい(´・ω・`)

619:名無しさん@ピンキー
08/05/30 00:12:28 w0rMCU/5
飛龍乱あたりの大御所クラスでもそーいう愚痴を吐かざるを得ない状況が多々

620:名無しさん@ピンキー
08/05/30 00:20:43 Mj3Wx5C7
>>618
知り合いはプロやめて同人オンリーになったわ

621:名無しさん@ピンキー
08/05/30 02:23:37 kDRpkE8P
好きな事を好き勝手やって金が貰えるか、というと全然そうではなくて
商業でやる以上枷が増えるから、好きな様にやらせて貰えるのは
先ず有り得ないと考えて良い、か。
プロの世界も厳しいのう。

622:名無しさん@ピンキー
08/05/30 06:16:17 bsospKmb
>>618
そういう点ではエロゲの方がまだ自由度があるのか…
難易度は上がるが、自分でブランド立ち上げればプロットに対して
多少の発言力はあるだろうし

623:名無しさん@ピンキー
08/05/30 09:27:44 j3sRIC7o
>>622
自分で出版社立ち上げれば万事解決。

624:名無しさん@ピンキー
08/05/30 10:31:02 vW47RQAf
ひとはそれを同人と呼ぶ

625:名無しさん@ピンキー
08/05/30 11:20:42 o3aedglb
ワロタww

626:名無しさん@ピンキー
08/05/30 20:00:03 HPK2sepb
まあ、同人で金を稼ぐというのも現実に存在してるから
ありっちゃありだが……





激レアケースだ、あくまで

627:名無しさん@ピンキー
08/05/30 20:19:50 OlPR0Zkh
>614
最近のあのレーベル、テンプレ展開ばっかりでつまんないんだよなー。
古いナンバーを漁った方が面白かったりする。

628:名無しさん@ピンキー
08/05/30 23:16:01 qAYyf7oH
担当者は617氏が言うところの「ほとばしる情熱」を見込んで採用するんじゃないのかねえ。
自分が興奮しない文章で他人が興奮するわけないし、ほとばしるリビドーのなくなった
作者なんて抜け殻みたいなもんだろうにね。

629:名無しさん@ピンキー
08/05/30 23:41:03 tj+zBcwV
それはどうかなあ・・・
同人界でクリムゾンが大人気な現状からして、
みんなワンパターンだけど手堅くて大はずれのない、
テンプレ化した抜殻エロが好きなんじゃない?

630:名無しさん@ピンキー
08/05/31 00:07:28 841UHpbr
え、人気あるの、アレ?

631:名無しさん@ピンキー
08/05/31 00:07:40 4PvlOl38
うーん・・・実は俺、「自分で書いたエロ小説じゃないと抜けない病」なんで
あまり一般的な意見にはならないのかも知れん・・・。

632:名無しさん@ピンキー
08/05/31 00:35:30 564lga4h
>>604
こういうの大好き!最高!

>>613
でも獣人と人間って多いよな亜人スレ

633:名無しさん@ピンキー
08/05/31 01:27:51 1WZD3yGX
>>630
人気あるんじゃね?
あんな大量生産の金太郎飴みたいのがあんだけ売れてんだから

634:名無しさん@ピンキー
08/05/31 02:35:15 kUd92J+e
>>630
あるよ。
世の中には特定ジャンルなら盲目的に買う人たちがいるんだ

635:名無しさん@ピンキー
08/05/31 04:18:51 UpM6aVVi
昔は買ってたけど最近は買わなくなったな >栗無損

636:名無しさん@ピンキー
08/05/31 04:26:04 4PvlOl38
クリムゾンは同人初心者が通る道のような気がする。
初めてAVコーナーに足を踏み入れた童貞BOYがどの女優を選べば良いか判らずに
とりあえずテキトーに目に付いたのを手に取っちゃうような感覚?

637:名無しさん@ピンキー
08/05/31 09:02:54 TNAIe+7L
>>630
それなりに売れてなけりゃとっくに消滅しとるがな

638:名無しさん@ピンキー
08/05/31 09:22:49 qH4Dv/0R
どこかで教えてもらったこれを貼っておきますね

■初心者のためのエロゲ一覧

【ロリエロ】『永遠となった留守番』(たっちー)『いつか降る雪』(でこぽん!)
【明るいH】『うちの妹のばあい』(イージーオー)『人生アクロバットゲーム』(kinky)『アノニマス』(mirage)
【純愛】『いたいけな彼女』(ZERO)『好き好き大好き』(13cm)『沙耶の唄』(NitroPlus)
【館もの】『夢幻廻廊』(BlackCyc)
【生命賛歌】『虹を見つけたら教えて。』(アクトレス)『いつか降る雪』(でこポン!)
【淫乱巨乳】『ディープ・ボディ』(AIL)『THE・ガッツ』(オーサリングヘブン)
【調教】『Rosarium』(OPTiM)『奴隷(オベイ)』(GAIA)
【学園エロ】『School Days』(Overflow)『そよ風のハーモニー』(wing)
【文学】『Fate/stay night』(TYPE-MOON)『さよならを教えて』(CRAFTWORK)『終の空』(ケロQ)『いつか、届く、あの空に。』(Lump of Suger)
【SLG】『やきにくくりぷうぴ』(Tablet)『おたく☆まっしぐら』(銀時計)
【麻雀】『おまたせ! 雀バラや♪』(おれんじぺこ)
【ループ物】『3days』(Lass)『巣作りドラゴン』(ソフトハウスキャラ)
【妹モノ】『デュエルセイバー』(戯画)『永遠のアセリア』(Xuse)『カルタグラ』(Innocent Grey)
【匠の指技】『レイプレイ』(ILLUSION)『痴漢は犯罪!』(FULLTIME)
【英語】『銀色』(ねこねこソフト)

639:名無しさん@ピンキー
08/05/31 10:09:41 HdearwFs
【触手】姫巫女

640:名無しさん@ピンキー
08/05/31 11:16:59 dPugc/lK
この絵激しく妄想を掻き立てるんだが
URLリンク(www.nicovideo.jp)


ああ、雄しべに成りたい

641:名無しさん@ピンキー
08/05/31 13:10:21 kUd92J+e
>>638
地雷の中に名作が混じってることに制作者の悪意を感じるなww

642:名無しさん@ピンキー
08/05/31 14:50:48 AkccfOkQ
>>628
>「ほとばしる情熱」を見込んで採用

Webアマの青田買いは、昔はそうだったらしいけど
今はWebで「本人がかってに宣伝しつくした絵師」を、購買層込みのユニットとして
商用に利用する風潮が強いんじゃないかな?
出版社にとって作家を育てるのはユーザーに認知されるという部分も先行投資な訳だが
これだと最初から一定の客層が買ってくれる見込みがあるから非常に効率的といえる。

とうぜん利益効率優先なので、要は話題性があればいいだけ、コミック売れればいいだけの
テンプレ漫画を描かせる方向に容易に転ぶ。
(編集担当がネームまで用意するからコマ割も台詞もどこかで見たようなモノになってしまう)
アマ絵師は絵は描けても漫画描けないというのが殆ど。本人に描かせるよりマシなのかもしれんが。

で、コミック2~3冊出す頃にはユーザーも離れてるから捨てるにも頃合。アマへ逆戻り。
育ててないからスパンも短く、編集と絵師の結びつきも弱いから切れるのも簡単。
雑誌側は弾(固定客)の詰まったマガジン(アマ絵師)に装填し直すという繰り返し。

643:名無しさん@ピンキー
08/05/31 16:06:48 tGWCjVGh
15スレ目の105です。
続きというか、同じ世界の別の話みたいなネタでちょっと投下します。

644:名無しさん@ピンキー
08/05/31 16:07:42 tGWCjVGh
神官騎士エリスは、魔族殲滅の命を受けダンジョンを進んでいた。
細身の体に纏った甲冑に柔らかに波打つ銀髪が映える見事な騎士の出で立ちである。
だが、その表情は険しい。彼女の脳裏にはこのところの魔の勢力の著しい伸張があった。
先般、突発的に発生した迎撃戦では、魔族対抗の切り札の一つであった大魔導士の公女が
倒されてしまうという大敗北まで喫している。同じ戦いでは仲間の騎士も魔の手に落ちたと聞いている。
今回はそんな状況の中で下された任務である。多少なりとも劣勢を挽回するため、
エリスにとってこの先に潜む敵は必ず打ち滅ぼさなくては成らない相手であった。

だが、不埒な侵入者に対してはそれ相応のもてなしがあって当然である。
ダンジョンを進むエリスの周囲に巨大な石像群が立ちはだかっていた。
魔族が作り出した門番であろう。
外見からは想像もできない速さで石像達が一斉にエリスに襲いかかる。
文字通りの巨岩の拳が振り下ろされて彼女に迫った。
だが、次の瞬間それが打ち砕いたのは秀麗な女騎士の身体ではなく、
床に敷き詰められた石版だった。エリスは石像をさらに上回る速さで舞い、
紙一枚ほどもない石像の関節部から剣をつき入れ核を打ち砕いていた。
恐ろしいほどの速さと正確さ、そして石像の弱点を見抜いた洞察力である。
制御を失った石像が次々と床に倒れ崩れ去りその活動を停止した。
しかし相手の方も退けをみせない。倒される数を上回る勢いで数を増して迫りくる。
「一対一の不利は織り込み済みってことね。」
不敵な顔に多少の焦りを浮かべつつも、冷静な思考は既に次の一手に考えを巡らせていた。
その時、唐突に飛び散った破片が前方の視界を掠め飛ぶ。
「なっ!」
殺意を持たない偶然の一撃は、完全にエリスの意識の外にあった。
そしてそれによって引き起こされた間は敵にとって十分過ぎる程の隙となる。
エリスが気を取り直した時には防御の間合い深くに侵攻され、
眼前で巨腕が振り上げられていくのが目に入っていた。
「くぅ、、」
体勢を立て直している暇はなかった。いちかばちか迫り来る拳に向かって斬撃をたたきつける。
瞬間、脳天を揺さぶる衝撃にエリスは思わず目がくらんだ。
風圧に巻かれた髪が舞いあがり、飛び散った剣の破片が白い頬に赤い筋を引く。
拳の重心がエリスの顔を僅かの差で捉えきれないまま、金切音と火花を散らしながら後方へと
過ぎ去っていった。まともに受けては到底歯がたたない一撃を、エリスは角度をつけた剣撃で
巧みに逸らしてみせたのだ。さらに、身を沈めると返す刀でもって石像の膝を打つ。
体勢の崩れた渾身の一撃は空しくダンジョンの壁を打ち抜き、天井を崩壊させた。
降りしきる土砂を巧みにかわして駆け抜け、
エリスは一気に石像たちの後背へと逃れることに成功していた。

645:名無しさん@ピンキー
08/05/31 16:09:01 tGWCjVGh
幾ばくかの間ダンジョンをかけやがてその終着に扉を確認するとエリスはその中へ飛び込んだ。
後ろを確認し石像達の追跡を巻いたことを確認すると彼女は息を吐き出した。
さすがにあれだけの運動をさせられると汗をかく。
乱れた呼吸を整えるため大きく息を吸い込んだ瞬間、深紅の瞳に初めての動揺の色が浮かんだ。
「しまった、、、」
闇の中で無数の影が波打つのが見えたのだ。それは、斬撃がほとんど通用しない、
剣を主体とするエリスにとって最も苦手とする類の相手。
「スライム!」
目を凝らせば部屋を埋め尽くす程の光沢が蠢いている。他に気配はない。
ダンジョンの主は危険な魔導生物を置き土産にして、既にここを放棄した後だったのだ。
「つまり、罠、、か。」
魔術によって残された思念が魔族の影となってあらわれる。
「ご苦労だったな、人間の諸君。我が研究の産物、得と味わってみたまえ。」
影が語り出すと部屋全体を不気味なざわめきが覆った。身の毛のよだつ粘着質の音が
そこかしこから響き、目が霞むほどの生臭い臭気を放つ。敵の勢力は思ったよりも多い。
「く、醜悪な、」
嫌悪感に背筋が震えたが、背中を見せて逃げ出す愚は冒さない。一閃して魔族の影を薙ぎ払うと、
エリスは慎重に後ずさりながら距離をとっていく。
幸いにしてスライムは活性化を始めたばかりで動きは鈍い。隙を見せなければ撤退は可能に見えた。
徐々に間合いを詰められ焦る気持ちを必死で抑えながら慎重に後退していく。
ついには触手の間合いに捉えられるが、剣で払いのけるとあっけなく切り裂かれた。
断片が再生する様子も無い。
「これなら、いける。」
あと、一歩。踵が壁際に届き後ろに伸ばした手が扉の取っ手を掴んだ瞬間、
突如、爆風のような衝撃が襲いエリスは扉ごと部屋の中央へ吹き飛ばされた。
「な、さっきの石像!」
足首に絡まるスライムを間一髪で斬り裂き、テーブルの上へ飛び上がる。
続いて迫った衝撃波を飛び越しざまに避けて石像の頭に着地すると、
そのまま出口へ向かって強引に飛んだ。だが、1体目の背後から2体目の石像が飛び出し拳を放つ。
「くぅ、ジェットス、、!!」
動揺しながらも、身を捻って拳を避け、飛び上がった石像の腹に剣を突き立てる。
しかし、崩れ落ちた2体目の影から更に3体目が現れる。
もう前方に逃げ場は無い。エリスは再び部屋の中へ後退するしかなかった。
着地する足元を狙ってスライムが触手を伸ばしてくる。
「こいつ、小賢しい!」
斬り散らされたスライムの断片が飛び散り、無理な体勢で剣を振るったエリスは尻餅を
つくようにして床に落ちた。その頭上を衝撃波が霞めた。
背中のすぐ後で大爆発が巻き起こり、哀れなテーブルが木片の残骸へと化す。
「うぁッ!」
まともに着地していたら今頃ああなっていたのは自分の方だ。
エリスは自らの悪運の強さに呆れながらも、自らを奮い立たせた。
「焦らなければ、いける。」
彼女は心に平静を取り戻しつつあった。



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