触手・怪物に犯されるSS 16匹目at EROPARO
触手・怪物に犯されるSS 16匹目 - 暇つぶし2ch100:名無しさん@ピンキー
08/03/05 01:26:34 khFe5ZfL
大いに賛同する。後はアレだな。忘れちゃアカンのは衣類の扱い方。
ちり紙みたいにコンマ数秒で破く輩も多いが、やっぱシャツの下に潜り込んで柔肌まさぐったり、ショーツのゴムを引っ張ってずり下ろしたり(ry

101:名無しさん@ピンキー
08/03/05 08:59:55 TasGZg+w
触手や怪物による陵辱なら妊娠の有無も重要な要素になると思う。
単なる陵辱だけなら何とか持ちこたえれるけど妊娠などのある一線を越えた場合は一瞬にして崩れるなんて良くあるし

102:14-149
08/03/06 00:54:58 Wor5Z7/V
連続物書くときって、ちゃんと名前考えたほうがいいのかなぁ…。
とか思いつつ。

これより投下しまーす。

103:14-149
08/03/06 00:55:35 Wor5Z7/V
「く……ぅ…。はぁ……」

薄暗く、氷のように冷え切った床をを踏み、アリッサは地下道を進んでいた。
側壁に寄りかかるようにして覚束ない足どりで歩き続けるその顔には、疲労の色が濃く出ている。
……あの触手達から解放されたのはつい先程の事だ。
彼女の体に飽きたのか、それとも別の理由があったのかは分からない。
が、あの化け物は自らの体液でべとべとになったアリッサを放り出して入ってきた通気口から去っていったのだ。

「どうにか、命は拾えた…けど……。う、ぅ……」

あれから数が減ったとはいえ、徘徊する者達に気づかれないように地下道を進むのは困難を極めた。
疲れきった体に鞭打って、先の見えない通路をただ歩き続ける。
ちょっとした段差に足がもつれ、へたり込んでしまった。
胸が痛む。呼吸も苦しい。
目は霞んでいたし、いつのまにか喉もカラカラになっていた。
腰から下は、まるで彼らに砕かれてしまったようだ。

「ち、く…しょ…ぅ……」

悔しさに歯噛みしても、どうしようもない。
だらしなく足を投げ出して、天井を見上げた。
なんてみっともない姿だろう。
こうして惚けていれば、すぐにでも化け物達に見つかってしまうだろう。
もう、立って歩けるような体力は残っていない。

「……っ。く……っ」

床に寝そべるように倒れ込んで、右腕を前へ伸ばした。爪を立てる。
持てる限りの力で腕を曲げてみた。
…ほんの少しだけ、前へ進んだ。それだけだった。
それだけは、まだ出来た。
左手を伸ばし、また少しだけ前へ進む。そして。

「……案外、諦め…悪いわね。私」

ぽつりと、そう呟いた。



地上に繋がっているはずのエレベーターへたどり着いたのは、たっぷり数十分経ってからだった。
幸い、まだ電源は生きていた。ゆっくりと乗り込んで、何とかボタンを押す。

「……痛っ。ちょっと…キツイかな……」

肩で息をしながら、その場に横たわった。
細い指が赤くなっている。痛い。
頭が、ぼんやりする。体が自分の物でないような感覚。

(ぁ…やば……)

エレベーターが起動した音を聞かず、アリッサの意識は闇に沈んでいった。

104:14-149
08/03/06 00:56:37 Wor5Z7/V
…まぶしい。
目を覚ました時、まず思い浮かんだのがそれだった。
天井から吊り下がっている豪奢なシャンデリア。
派手な装飾の大きな鏡に、中世の騎士を思わせる甲冑。

「…例の研究所、だったはずなんだけど。間違えたのかな」

立つのは少し辛かったが、いつまでも寝転がってもいられない。
転ばないよう壁を伝うようにしながら、彼女はこの部屋を見て回った。
エレベーターの扉は本棚だった。隠し扉ということらしい。
机には散らばった書類の束、そして研究所のものと同じパソコンが設置されている。

「なるほど……所長室、ってことね。それにしても無駄に広くて豪華……。ん?」

ふと、鏡が目に付いた。
下着以下の布を纏っただけの自分の肢体が映し出されている大きな鏡。
急に気恥ずかしさを覚えて、アリッサは目を逸らした。
少し肌寒い気もする。何か着る物を……。
そう思った矢先、部屋の隅にクローゼットが置かれていることに気づいた。
開けてみると、きらびやかなドレスが一杯に詰め込まれていた。

「所長は男性のはずなんだけど……ね。ま、何でもいいわ。お借りします…っと」

地味な装飾の黒いドレスを選んで、アリッサはそれを手早く身に纏った。
長い裾は引き裂いて、動きやすくしておく。靴はクローゼットにあったものを適当に見繕った。
一通りの身支度を終えて鏡の前に立ち、彼女はわずかに微笑む。
この島に来て、ようやく人間らしい喜びを得た気がした。

「さて、それじゃこれからどうするか考えない―― と― ?」

何の前触れも無く、すとん、と腰が抜けた。
まだ疲れているのか…と思って立ち上がろうとして、アリッサはその異変に気づいた。
……体が、ひどく疼く。
あっという間に体が熱くなり、わけの分からないまま、彼女は床に伏せった。

「ぁ―。 ぁ…んっ……ぁ…。は……ぁ」

吐息は甘く、荒いものへ変わってゆく。
熱に冒されたように火照る体。アリッサはその鎮め方を既に理解していた。
しかし、それは――。
考えるより先に体が動いた。
右手は左の乳房に伸び、左手の指をを下腹部へとあてがう。

「あ…ぁん……どう、して……こんな…いきなり…ん、ぁ……」

あまりの状況の速さに、思考が追いつかない。
そして何より、アリッサ自身が一刻も早くこの疼きから解放されたかった。

105:14-149
08/03/06 00:57:24 Wor5Z7/V
「んっ…ぁ……あああぁぁっ!!」

仰向けに寝そべっていたアリッサの腰が持ち上がった。
軽くイッたものの、未だ身体の疼きは収まる気配を見せない。
それどころか、もっと激しくなってきているようにすら感じる。

「ぁ……は…ぅ。ぅ……ぐううっ!?」

その衝撃に秘所を弄っていた手を止め、腹部を抱きしめるようにして身を縮めた。
彼女の『内側』から、何かが彼女を突いたのだ。
全く予期していなかった快感に、アリッサはただ困惑することしかできない。

「な…なに? 何が……!?」

一体どうしたというのか。混乱した頭で考え、一つの仮説に思い至った。
もし、あのイソギンチャクの化け物が自分を解放した理由、それが飽きたわけでも他に用があったわけでもなく、
既に目的を達したからだったとしたら……。

「ぃ、嫌ぁぁぁぁぁぁっ!! ゃ…やめ…てぇぇ……」

彼女は身を捩り、すがるような哀願の声をあげた。
ようやく気づいたのか、とばかりに、胎内に潜んでいたモノは激しく蠢く。
抵抗しようのない内側からの蹂躙にさらされ、幼子のように泣きじゃくるアリッサ。
が、彼女の中で肥大化したソレはゆっくりと外を目指して動き始めた。
ひとつ、ふたつ、みっつ。次々と数を増やしてゆく陵辱の源。
既に出口へと到達したモノは細い触手をチロチロと覗かせていた。

「ぅ……ぅううううっ! うああああぁぁぁぁぁ!」

歪に膨らんだ腹部、そして外へと飛び出した小さな触手クリーチャー。
ボタボタと愛液混じりの小さな悪魔を排出しながら、アリッサは震えていた。
彼女が産んだ子、というわけではあるまい。
苗床として利用されただけのことではあったが、その擬似出産は彼女の心を折るのには十分過ぎる衝撃だった。

「や…ぁ…、もう……ゆるして……。やめて…ください……」

言葉を介する知能を有する者達であったなら、まだ幸せだったかもしれない。
が、外へと飛び出して這いずり回る彼らは本能のままに活動する生き物だった。
当然ながら、床に転がって胸を露わにし、濡れた秘部を見せつけている女を放っておくはずがなかった。
男性器に触手の束を生やしたようなネズミ大のそれらは、思い思いの部位に絡みついた。

「ひっ……。ぃ、いや……! いやあああぁぁぁぁぁぁっ!!」

数匹がかりでマングリ返しにし、先ほど出てきたばかりの肉壷に自らを捻じ込んだ。
張り裂けんばかりに怒張したソレに貫かれ、アリッサの体が軋む。
彼女自身は相手が聞く耳すら持っていないと気づく暇も無く、何度も哀願の言葉を口にして、許しを乞いつづける。

「お願い……もう…やめてぇ……誰か、たすけ…て……だ…れか…」

うわ言のように繰り返すアリッサの姿を、部屋の隅に据え付けられた監視カメラの眼光がじっと見つめていた……。

106:14-149
08/03/06 00:59:45 Wor5Z7/V
以上でーす。短めですいませんorz
もうちょっとキリのいいところでカットできればよかったんですが……。
なかなか難しいです。精進します。ではまたー。

107:名無しさん@ピンキー
08/03/06 12:10:31 5HWMDQhS
ゴチソウサマデシタ

108:名無しさん@ピンキー
08/03/06 19:20:31 8LVndfAN
出産!出産!GJ!出産!
イソギンチャクイイ仕事してんな。

109:名無しさん@ピンキー
08/03/07 15:26:50 Iv5d816M
よお、お仕事ゴクローさん、イソギンヌルヌル君。

110:名無しさん@ピンキー
08/03/07 23:28:48 V9OjFKpX
イェア、GJ!出産分がドバドバ補充されて満杯だぜ!!
しっかしこうも連チャンとはつくづく不運なヒロインだ(笑。

最盛期に比べると常駐してる職人さん減っちゃったのでバイオホラー系はマジ貴重ですー。

111:名無しさん@ピンキー
08/03/08 13:27:46 mMiVnWmK
以外の雑談ネタ:触手溜め

112:名無しさん@ピンキー
08/03/08 16:45:14 1sdXFqzP
数々のスライムを入れた瓶におんにゃの娘をゆっくりと投入…

113:名無しさん@ピンキー
08/03/08 20:29:30 v9leVOs2
>触手溜め
体内に触手を飼い溜めておくのか?
腕に相当する触手を斬り飛ばし勝ち誇っている相手に対し
不意打ちで口から触手を伸ばし攻撃、形勢逆転して後は(ry

…なんでナチュラルに「相手は、こちらより強い」で考えたんだろうか…
M願望があるのかな?俺

114:名無しさん@ピンキー
08/03/08 21:49:14 dzwMzKFh
>>113
違う。
触手が大量に入っている穴や入れ物のこと。
以前のスレで雑談ネタでこれが出たときに何人かの職人が作品化してる。
まとめに行けば見られる。

115:名無しさん@ピンキー
08/03/08 22:34:14 WekqnBOR
女性に対する刑罰の一種だったけ<触手溜め

116:名無しさん@ピンキー
08/03/08 23:43:56 WekqnBOR
確認した
触手を満たした穴に女性犯罪者の下半身を沈めて狂死させる刑罰だった<触手溜め

117:名無しさん@ピンキー
08/03/09 00:03:27 nSgHGlLm
たまに大喜びしちゃう女もいる諸刃の剣

118:名無しさん@ピンキー
08/03/09 00:05:26 4+jvj4/Q
あー、思い出した絵はスレチだけどTANAが昔似たようなの描いてたわ・・・

119:名無しさん@ピンキー
08/03/09 00:06:11 gcehdRF5
あー。当方はてっきり25mプールを無数の触手で埋め尽して
そこに女子生徒を突き落としていくのかとばかり(ry

120:名無しさん@ピンキー
08/03/09 01:35:34 yzz0M9Oc
>>119
読んでみたいw
大人しい子もギャルな子もスポーツ娘もみんなニュルニュルがいいな

121:名無しさん@ピンキー
08/03/09 03:48:53 bf04xs5i
デスパイアとかゆらぎとかソッチ系のバケモンに
是非お願いしたいところだ

122:名無しさん@ピンキー
08/03/09 04:23:39 mdDZJcvN
プールの水が実は全部スライム型デスパイアだった!
入っていた女の子みんなにゅるにゅるん~
とか考えたけど、謀ったな@シャア!!氏のゼフィルスにもろ被りな状況になりそう…

123:名無しさん@ピンキー
08/03/09 09:12:41 g+IqJGbF
いぬかみっ! に出てきた妖怪がそんな感じだった
新設されたレジャープールにスライム妖怪が出没して水着を溶かして攻撃…みたいな

124:名無しさん@ピンキー
08/03/09 10:38:15 euqdSM/d
スイートナイツのプリンセス・ティアみたいに変身すれば性的な方面も含めて身体の感度が何倍にも増幅されるって致命的な弱点を持つ戦士は
実は屋内プールの水は全てスライス型触手だったってタイプと究極的に相性抜群(ヒロイン的には最強最悪の敵)だよね。

敵を見かけ屋内プールに潜入するが見失い。プールサイドに不用意に近付いたばっかりに異変に気付いた時には遅く悲鳴をあげる暇もなく
プールに引きずり込まれ全身が敏感になると言う致命的な弱点も呪いながらイカされ続けるしかないヒロイン。って感じに

125:名無しさん@ピンキー
08/03/09 13:08:10 HeI9MgGm
>>116
しかも公開処刑なw
腰を挟むように蓋をするから、観衆からは上半身しか見えないという、通好みな設定だったw
俺も見てみてえw

126:名無しさん@ピンキー
08/03/09 23:04:48 xK/e5PJ+
>124
ふんっ、甘いわね
残念ながら、このプールの触手はとっくにスライスよ





こうですか?わかりません

127:名無しさん@ピンキー
08/03/09 23:11:00 NBoHfQrG
しかしスライスすればするほど分裂成長し数を増す触手群。
さらにヒロインの武器やヒロイン自体に返り血ばりに降りかかりまとわりつく粘液が
しだいに武器の切れ味を鈍らせ、ヒロインの身体を狂わせていく・・・・・。

128:名無しさん@ピンキー
08/03/09 23:47:02 NY6Sqkm6
ふむ。つまり25mプール満杯の触手風呂で人質の女子生徒たちをホニャララしつつ、
ヒロインに「コイツらを助けたければココに飛び込むのだァ~」的な脅迫をと。

なかなかイイ具合に煮詰まってきたじゃないか。

129:名無しさん@ピンキー
08/03/10 00:29:57 N4pDMBGn
同じ文章を読んでいるとは思えない程多種多用の捉え方がありますね

かくいう俺的にはプーンの中にはしっかり媚薬で満たされていて、中には外から見えにくい透明な触手がウヨウヨと

130:名無しさん@ピンキー
08/03/10 00:54:57 L9O3mw2z
プールの中の触手は
中の人の友達たちの成れの果てで攻撃を躊躇するんだろう(棒

131:名無しさん@ピンキー
08/03/10 02:12:24 VlNp4q3l
>>129
実は透明なうなぎみたいなのがいっぱい泳いでいて、下手にプールに入ると穴という穴に(ry

132:名無しさん@ピンキー
08/03/10 02:49:41 KnEiVjiQ
>>131
触手溜め祭りの中に、そんな設定のがあったよ
ガラス製の壷の中に水と屈折率が同じ触手が放してあって
陵辱される下半身や膣の中まで丸見えになるやつ

133:名無しさん@ピンキー
08/03/10 06:16:03 Z2vw4o70
空中を漂う透明触手

134:名無しさん@ピンキー
08/03/10 10:10:56 2SXQINMA
高度なステルス機能を持つメカ触手なんても面白そうじゃない?

欠点は数こそ大量に導入可能だけど遠隔操作も大変で一度でも斬られたり壊されたら役に立たない

利点は魔族との戦いを熟知して妖気などで敵の気配を感じ取る女性であるばあるほど術中にハマり気配を読み間違う

135:名無しさん@ピンキー
08/03/10 14:29:45 LEzLKd5K
ここいらで触手同士の戦いが読みたい

136:名無しさん@ピンキー
08/03/10 15:02:00 hEAT5ky/
触手同士の繁殖行為を考えた事なら


137:名無しさん@ピンキー
08/03/10 16:56:14 2SXQINMA
そう言えば、触手も生き物である以上は何らかの方法で繁殖するんだよね
細胞分裂か、繁殖かは種族ごとによって違うんだろうけど

138:名無しさん@ピンキー
08/03/10 22:32:31 CCeYxhoQ
え?そりゃもちろん女の子をめちゃくちゃに犯して精子を妊娠したかのようにたらふく中に出して、「もう産みたくないよぉ」もしくは「もっと産ませてぇ」とか(ここらへんは触手の種族によって違うとか)言いながら産ませるのがただしい触手の繁殖法だろう。


139:名無しさん@ピンキー
08/03/10 22:45:56 KnEiVjiQ
女の子の卵子を受精させて繁殖するんだろうか?
それとも子宮や直腸に卵や幼生を植付けて苗床として使うだけ?

個人的には、前者は獣系、後者は触手系っぽい気がするけど・・・

140:名無しさん@ピンキー
08/03/11 01:36:37 +hW3+7oN
前者は有名どころならミノタウロスなんかもろに該当しそうな印象。
他種族のメスで繁殖。

141:名無しさん@ピンキー
08/03/11 05:55:39 uH0c1E15
俺は触手だけど精子を女の子の卵子にぶっかけて産ませてるぜ
最初は嫌がるんだけど、一度出産を経験させると
産みたくてしかたがなくなるらしい

>>134
つミラージュコロイド
つ全波長迷彩
つ光学迷彩

142:名無しさん@ピンキー
08/03/11 07:50:24 HBA294Vr
URLリンク(www8.axfc.net)

143:名無しさん@ピンキー
08/03/11 10:13:17 gXVtVZoM
>>142
keyが分かりません・・・

144:名無しさん@ピンキー
08/03/11 12:16:22 OD2z6nN9
>子宮や直腸に卵や幼生を植付けて苗床として使うだけ?
卵は100ほどでも生き残るのはそれぞれの穴に一匹だけなら
子宮内で300倍に膨張した触手でぽんぽんの妊婦腹&直腸で育った触手がにゅるんと生えてアナル尻尾娘に…

145:名無しさん@ピンキー
08/03/11 12:26:45 2nGHet6F
>>138
はいはいどうせイケメンなら許されるんだろ

イケメン→「もっと産ませてぇ」
ブサメン→「もう産みたくないよぉ」

これだからスイーツ脳は

146:名無しさん@ピンキー
08/03/11 12:59:25 BoqA0PaL
スイーツ脳とは、人の身に触手をイケメンとブサメンに判別することを可能ならしめる
脅威の脳髄である。


147:名無しさん@ピンキー
08/03/11 14:47:04 mFdpI3Rk
触手は何気に怪力が多いよね
捕らえた女性が疲弊したり疲労状態なのもあるんだろうけど身の丈以上のデカい武器を振り回していて並の女性よりは剛腕で力自慢でも
一度、絡め取り絞めあげれば抵抗も出来ずに弱っていき堅く閉じた足を大開脚でアソコは見せ物状態

148:名無しさん@ピンキー
08/03/11 22:39:24 2nGHet6F
自分で>>145と言っておいてなんだが、ブサメンのほうが楽しそうだと思った。

149:名無しさん@ピンキー
08/03/12 00:07:50 TLUJ+K6j
つ 媚薬
魔法少女もエロス大暴走

150:名無しさん@ピンキー
08/03/12 06:48:18 2dDZSqe2
埼玉県春日部市に巫女さんやオタ少女をにゅるにゅるしに行って来ます~
一番の狙いはゆたかちゃんです

151:名無しさん@ピンキー
08/03/12 17:33:16 sPPnNFSq
メッツァー・ハインケルの様な大手のかつ勝利はほぼ確実な人の配下になりたいです

152:名無しさん@ピンキー
08/03/12 22:40:45 MIa+u8fb
>>150
基本ゆたかはみなみの嫁です。二人をラブラブにしつつ尚且つ…がベストだと思います。

153:名無しさん@ピンキー
08/03/13 06:57:02 JQw78gr7
みなみの股間に取り憑いて(本人とは快楽神経融合)ゆたかをズボズボ…
と妄想してるひよりんをズポズポしよう

154:名無しさん@ピンキー
08/03/13 15:21:46 xDhn4F9N
>>153
そして触手責めにダメだししはじめるひよりん

155:名無しさん@ピンキー
08/03/14 06:06:43 3kg2nUvB
妖獣戦記もう一度やりたいなぁ

156:名無しさん@ピンキー
08/03/14 22:53:02 hLh6FvAC
新しいのより古い方のがよかったよDO

157:名無しさん@ピンキー
08/03/15 05:26:56 Hp0PXO6j
保触守

158:名無しさん@ピンキー
08/03/15 08:57:01 kOV8riEn
かつて、退魔の巫女の母娘を襲撃し娘の目の前で母親を再起不能になるまで陵辱して。母親が壊れていく姿を見せ付けながら娘は処女を奪うだけにして解放し

何年かたった後に、退魔の巫女の娘が血の滲む過酷な訓練に耐え抜き、母親の仇討ちをする為の力を身につけ復讐鬼と帰ってきた場合はどんなシチュが良いんだろ?

159:名無しさん@ピンキー
08/03/15 14:06:20 t3uen3DC
>>158
つまり母親は解放しなかったんだな?



数年がかりで仕込んだ母親に仕込ませる。


160:名無しさん@ピンキー
08/03/15 14:28:28 tHsOXmIj
そこに母親に生ませた妹も付け加えてください。

161:名無しさん@ピンキー
08/03/15 14:43:38 nwZXSva/
そしてアルベガス状態に


162:名無しさん@ピンキー
08/03/15 23:40:45 r81iDt7l
光速電神?

163:名無しさん@ピンキー
08/03/16 02:02:47 NzoZLicf
触手にニュルニュルされちゃってセックス恐怖症or依存症になちゃったヒロインが、
トラウマを克服しようと彼氏とベッドインするもフラッシュバックしちゃって…

ってなSSはぶっちゃけスレ違いかね?

164:名無しさん@ピンキー
08/03/16 04:17:07 IOYHxV/O
>>163
その彼氏も実は触手の擬態で、追体験だと思ったものが実は現実だった、とか

165:名無しさん@ピンキー
08/03/16 08:30:28 EOUHrpX6
>>158
その頃にはもう母親もすっかり触手好きになってるだろうから
パワーアップして帰ってきた娘さんを人質芝居で無力かして
数年間の修行が無意味であったことを教えながら
今度は触手の良さも教えてやる

それか>>160のように産まれた弟や妹と闘わせる
産まれたのが人型じゃなかった場合はとどめをさしかけたときに
母親に娘の姉弟であることを告げさせて
躊躇してるところを姉弟近親姦させる


対魔巫女やエクソシストシスターなどの力のある人間に子供を産ませ
その産まれた触手子供とその母親と掛け合わせれば
さらに強い触手子供が産まれるのだろうか

166:名無しさん@ピンキー
08/03/16 12:05:51 34Slvr+1
>>165
検証してみる価値はあるな

167:名無しさん@ピンキー
08/03/17 09:51:19 6oswW92o
母親は、快楽に取り込まれて忠実な僕と化してるなら
魂まで怪物に売り渡し堕ちた証のフタナリ化で娘を陵辱を面白そうだよね。

生きていた母親が単に操られて陵辱するな兎も角
仇討ちをしようとしていた相手に魂まで捧げ虜となり顔色も変えずに平気な顔をして笑いながら自分を犯す。それだけでも精神的に大ダメージを見込めるし

168:名無しさん@ピンキー
08/03/17 15:54:26 JUnqqxeR
自分としては髪で凌辱というのを考えていた。
娘が引き裂かれる前から母の長く美しい黒髪に憧れていて、自分も伸ばしていた。
かつての母と同じ長さになった頃に戦い敗北。
囚われた娘は変貌した母と再会する。
身長の三倍ほどもある髪を持つ母はその髪を操り娘を凌辱する、といった感じ。

169:名無しさん@ピンキー
08/03/17 20:36:31 bM3aOCe8
そこまで混み入ってくると逆にノーマルな触手攻めが新鮮に映るZE!


・・・触手プレイの時点でアブノーマルだろというツッコミは間に合ってます。ハイ。

170:名無しさん@ピンキー
08/03/18 18:04:55 Gs35FMF0
あんまり妄想設定を細かく書いてにょろにょろされると職人が取っ付きにくいぞ。つかそこまで書けるんならSSまでもうちょっとやがな。

171:名無しさん@ピンキー
08/03/18 22:05:10 nrmOE6Aw
小さい口の中に細かいひだひだがいっぱいついてる触手でクリトリスに吸い付かれる的な話が凄く好きです・・・

172:名無しさん@ピンキー
08/03/18 22:12:18 d2bVoo8+
レベルの高い退魔の力を持つ女性にはイカしながらのエナジードレイン責めが有効。

絶頂に導いた時なんて大量に吸収可能だし。急激なエナジーや霊力低下は妊娠防止の子宮の結界も弱めて貫く事も可能だし。
ただエナジーは奪いすぎると廃人に追い込む危険も伴うから注意が必要。霊力なら枯渇させても大丈夫だけど

173:名無しさん@ピンキー
08/03/19 06:00:46 fEYn26C1
鬼畜な俺なら廃人になっても犯すぜ
というかむしろ犯し抜いて廃人にしてただの苗床にする
精神が崩壊しても栄養だけ与えておけば体は死なないんだし

174:名無しさん@ピンキー
08/03/19 08:46:40 6NjOwHGy
滅ぼされた国から
全身、斬られた跡や殴られた跡で傷だらけで甲冑はボロボロな女性騎士が
幼い姫君(9歳)を連れて脱出して

追っ手を振り切り亡命場所まで後少しとなり女性騎士が満身創痍な身体を少しでも休める為に野宿場所として選んだ洞窟がなんと
触手の皆さんの巣でそうとは知らない二人は眠り始める。しかも追っ手を完全に振り切った油断と疲労から女性騎士は不覚にも熟睡してしまう

そんな女性が巣に紛れ込んだらやっぱり餌食にするよね?両方

175:名無しさん@ピンキー
08/03/19 10:31:07 2Rd+2p3h
妖しげな成長促進作用で苗床にしつつ姫を13歳くらいまで仕立てて、
媚薬溜まりに閉じこめて騎士と絡ませるとか。

176:名無しさん@ピンキー
08/03/19 12:21:15 1993oUDk
触手に足りないのは脳か野心か…
国取りに全力で協力するに決まってるじゃないですか。その上で姫に寄生すれば…

177:謀ったな@シャア!!
08/03/19 15:53:18 UC5OcUSJ
国取りか…。触手モンスターに占領されちゃって、あんな事やこんな事が昼夜ぶっ通しで繰り広げられる城だの町だのってのも来るモノがあるな。
巫女さんは残念ながら守備範囲外だ。

話の腰をヘシ折るようで申し訳ないが投下。
あと誰か当方と一緒に日本中の杉の木伐採して回りませんか?

178:謀ったな@シャア!!
08/03/19 15:54:29 UC5OcUSJ
~粉砕天使ナツメ いんたーみっしょん~

ゼフィルス・クィーンとの交戦から五日ほど経過した夜。

通り過ぎていく自動車のテールランプを下界に望みながら国道を飛び越え、イグニートエンジェルことマルーシャ=アレクサンドルヴナ=トルスターヤは十数メートルは離れた商業ビルの屋上に軽々と飛び移った。
ここは東日本を中心に全国展開していた大型スーパー『ミスター・ハート』の店舗跡だ。展開していた、と過去形になっているのは、赤字続きだった本社が昨年とうとう経営破綻し、
駅前商店街を震え上がらせ乗り込んできたこの店舗も、今や全てのシャッターが降り豆電球ひとつ灯っていないからである。
世の中の流れとは実に早いものだ。事実、神に代わって一度はこの地上の全てを掌握したかに見えた人類も、現在では追い上げられる側なのだ。
それも淫らかつ醜悪な怪生物の一群によって。

「ふー、どっこらせっと」

埃まみれのベンチを軽く払うと、横柄に足を投げ出して彼女はそこに腰掛ける。約束の刻限には少々早いが、まあ、相手は自分と違って律儀な女だ。そう待たされはすまい。
周囲には立ち入り禁止を示すロープとカラーコーンが林立し、訪れる者のいなくなった屋上のプレイランドは墓場のように静まり返っている。
子供向けのミニSLにゴーカート。ポップコーン販売機にモグラ叩き。かつての賑わいの名残りも今となっては全てがモノトーン。現実は駆け足で色褪せて、過ぎ去った跡にはただ一握りの思い出だけが残る。まるでどこかの三人のようだ。

「…お」

そんな寂れた世界に一点だけ浮かぶ生気の色。何をする訳でもなく場内の遊具を順に見渡していた彼女の目線は、百円硬貨一枚で動き出すパンダの乗り物、正確にはその上に腰掛けている人物の姿を拾う。
どうやら待たせていたのはこちらの方だったらしい。
軽く微笑んで会釈するとその人影は遊具から立ち上がりマルーシャの方へ向かってくる。
上下一体になった黒のライダースーツ。右手に持ったバイクのキーをチャラチャラ振り回し、ブルネットのショートボブを夜風に遊ばせながら彼女は歩みを進めてきた。

「よ。久々だな、バネッサ」

「ええ、ホントに久しぶりね。マルー」

互いに短い言葉を交わす娘たち。ふたりの付き合いは長い。マルーシャがまだエミリアやユイとチームを組む以前、イゾルデの処に身を寄せていた頃からになる。
彼女はバネッサ=リリーヒル。エンジェルだ。いや、厳密には元エンジェルになる。

「しっかし相変わらず毎度へんぴな場所指定してくるよなァ、オマエも」

コートのポケットから缶チューハイを二本取り出し、片方をバネッサに差し出すマルーシャ。

「オマエも、って言うと?」

「ユイだよ」

「ああ、あの子…」

受け取った缶のタブを起こすバネッサの笑顔には暗い影が射している。
彼女もユイとは旧知の仲だった。エミリアを挟んで何度か共に任務に当たったし、一緒に買い物や食事に出かけたりもした。もっとも、ユイの方はエミリア以外の人間とはあまり喋りたがらなかったが。

「随分派手にやりあったみたいね。あの学校、爆弾でも落っこちたみたいになってたわよ」

「そいつァご本人とエミィに言ってくれ。こちとりゃチョイと急ぎでね、早いとこ本題をお願いしたいんだが」

「ええ、先日送ってもらった交戦記録を元に解析してみたけれど…。どうやら彼女、Sランクへの格上げは間違い無さそうね」

「そうかい。ならいっちょ祝電でも打ってやるべきかね?」

「残念。潜伏先までは掴めなかったわ。帰国してから滞在していたと思われるビジネスホテルも空っぽ。宿帳からも従業員の記憶からも綺麗さっぱり消えてたわ」

「ったく、知恵つけてんなー。昔はオラウータンといい勝負だったクセに」

179:謀ったな@シャア!!
08/03/19 15:55:15 UC5OcUSJ
バネッサは言わば情報屋だ。天使のサポートに当たるこの生業は俗に“キューピッド”と呼ばれる。
彼女も昔はクリスタルを秘めた天使として、二挺拳銃を自在に操り最前線で戦っていたのだが…。とある一戦でその身に注がれたデスパイアの精液が、魔力の低下していた彼女を無惨にも妊娠させてしまったのだ。
手術により化け物の子供を堕ろしたバネッサが再びエンジェルとして銃把を握る日は遂に訪れず、メンタル的な理由もあって彼女は後進にクリスタルを譲り、そして引退した。

自らの限界を悟りつつも負け犬という自己嫌悪に苛まされ、絶望の淵にあった彼女を励まし、この仕事を勧めたのが駆け出しのマルーシャだったのだ。
元来、身のこなしに長け情報通で通っていた彼女には、この“キューピッド”は正に天職と言えた。そんなこんなで、二人の付き合いは少々のブランクを挟みながらも現在に至るまで続いている訳である。

「で。そのユイちゃんの新しいお仲間なんだけど…」

そう言ってバネッサがノートパソコンを開く。ディスプレイに映し出されたのは夜の校庭に溢れかえった巨大な触手の大群。丘の中腹にある防災カメラが、ヤツの出現を地震と勘違いして誤作動し、偶然撮影された一枚だ。
言うまでも無く、茨のデスパイアである。

「ごめんなさい。残念だけど殆ど何も掴めなかったわ」

「…そっか…」

なるほど。残念と言えば残念だが予測通りの回答である。これだけの巨体でありながら、自らその姿を曝すまで尻尾ひとつ掴ませなかった相手だ。一朝一夕で御殿が割れるハズも無い。

「でも、画像から見るだけでも凄まじい相手ね。ホラ、ここなんか影が歪んでるでしょ?こいつから自然に洩れる魔力だけで、ここまで空間が歪曲されてるのよ。
膨大な質量が空間に作用する事は前から知られてるけど、魔力だけでそれを顕現させてしまうなんて。ハッキリ言って相当ヤバイ相手よこれ」

「わり。もう少し噛み砕いて説明して」

「歩く原発みたいなヤツだって事よ。この辺り一体の勢力図を塗り変えてしまうような規模の魔力がコイツの体を循環してるってワケ」

「ったく…どこのゴジラだよそれ」

憎々しげに吐き捨てながら前髪をクリャリと握るマルーシャ。この手の局面で出る彼女のクセだ。
事実不愉快極まる。通常時でこれだけの効能があるなら、その魔力を空間歪曲に集中させればそれこそ光学迷彩の一丁上がりだ。隠れ家を暴くのは容易ならざる行為である。先が思いやられるなんてモンじゃない。

「わーった。バネッサは引き続き情報の収集を続けてくれ。アタシは目ぼしい場所を足で洗ってみるからさ」

「いいの?他のデスパイアも相手しないといけないでしょ。見回りは?」

「んーまァ、平行して続けていくけどね。いざって時の為にエミィがあちこちに“枝”張ってるし」

「分かったわ。でも無理だけはしないでね。………私みたいな思い、貴方にはさせたくないわ」

バネッサは俯き加減になってそう紡いだ。
確かにエンジェルは一般人と違ってデスパイアに犯されても、注ぎ込まれた精子を魔力で分解する事が出来る。
しかしそれは万全の状態の話だ。幾度も絶頂を味わされ力を吸い取られてしまえば、彼女たちと普通の人間を隔てる壁は徐々に薄く低くなっていく。
聞くところに拠れば、バネッサは半月ほど軟禁状態に置かれて孕まされたらしい。取り出されたデスパイアの子供の育ち具合から逆算すれば、彼女の受胎は敗北初日と見て間違いないだろう。
要するに、戦闘中の一回や二回ならともかく、完全敗北を喫し囚われの身になってしまえば人間も天使も結末は一緒であるという事だ。

180:謀ったな@シャア!!
08/03/19 15:56:28 UC5OcUSJ
「ああ。安心してくれ。バケモンどもの出生率向上に貢献するつもりはサラサラ無いからよ、っと」

空になったチューハイの缶を、回収する者など訪れないゴミ箱に放り込む。ガランと音を立ててもうひとつ、今度はバネッサの缶が投げ込まれた。

「あ。そう言やー…」

屋上から跳び去ろうとフェンスの端に足をかけた所でマルーシャは振り返った。

「ほれ。例の原稿。ゼフィルス関連の項目んとこ、結構加えといたから。これでオッケーっしょ?」

「…いつまで経っても最終校正が始まらないと思ってたら…。またマルーが原稿止めてたワケ…」

マルーシャがフリスビーのように放った茶封筒を受け取りながら、バネッサはさも呆れたように呟く。

「うるせーやーい。これでもシベリア超特急なんですよーだ。こちとら二足草鞋でほんと忙しいの。そこんとこ忘れちゃ困るよワトソン君」

「ハイハイ。毎度誠意の無い言い訳ご苦労様」

中に入っていた原稿の枚数だけその場で確かめると、バネッサは封筒を小脇に挟み、非常階段の方へと向かって行く。そんな彼女の背中にもう一言、マルーシャの声が掛かった。

「ついでのついでにマヤの奴は元気してるか?今度、アイツにもこの件で仕事頼もうかと思ってんだけど、なかなか繋がんなくてさー」

湯本真矢。そう、エンジェルを辞めたバネッサに“キューピッド”のイロハを教え込んだ女だ。昔から感知能力に長けた娘で、彼女もまたマルーシャとは古い仲である。まあ、本人いわく「友と書いて下衆と読む」仲らしいが。

「……………」

だが、バネッサはマルーシャの問いに一向に答えない。灼熱天使は即座に良からぬ事態を看て取った。特に促される訳でもなく、数秒の後、バネッサは重い口を開く。

「――彼女、行方不明なの」

それ以上の説明は無用だった。その一言が何もかもを物語っている。

「そうか…。どれぐらいだ?」

「もう、連絡が取れなくなって一月以上経つわ。合鍵使って部屋にも行ってみたけどモヌケの空。帰った形跡は無いわ」

ふー、とマルーシャは大きな溜め息をつく。
彼女の身に何が起こったかなんて分かり切った事は聞かない。彼女もまた自分とは対照的に律儀な女だ。オマケにいい男と熱愛中の身。誰にも知らせずふらりと消えたりなんてのは有り得ない。

「バネッサ…、あんま踏み込み過ぎるんじゃねぇぞ。ホドホドでいいからな」

「難しい注文ね。そもそも今自分が一体どこまで潜ってるのか、この仕事って分かりにくいのよ」

ごもっともだ。現にベテランの真矢がこうしてトチったのだから。
元エンジェルともなれば精力の供給源としては申し分ない。殺されてはいないだろう。もっとも、それが当人にとって幸か不幸かは判断しかねるが。

「なァ、バネッサ。マヤって日本でどこに住んでたんだ?」

「近いわよ。雛菊市から快速で一駅だか二駅ぐらいだったかしら。マンション住まいね。結構良さ気な」

「なるほど…」

そう呟いてマルーシャは暫し考え込む。傍らのバネッサも黙ってその様子に同調していた。

181:謀ったな@シャア!!
08/03/19 15:57:09 UC5OcUSJ
「バネッサ」

「ん?」

マルーシャの視線がバネッサの方に戻る。そして。

「今度、アタシと一緒にそのマンション行ってみようか」

「わかったわ。なるべく繋がるようにしておくから、都合が付いたらまた教えて頂戴」

「ああ、頼む」

アイツほどの女を出し抜いた相手だ。相当頭の回るデスパイアに違いない。
勿論、真矢だってバカじゃない。大物相手となれば相当な事前調査を重ねてから動いたハズである。

(何か、残ってるかもしれない――)

バネッサには判らなかった、「友と書いて下衆と読む」自分だからこそ判る手がかりが。



「……う…うん…」

泥の海の底でまどろんでいた意識は緩やかに浮上し覚醒に至る。湯本真矢の目覚めは今朝も最悪であった。
原因は他でもない、前後の穴に挿し込まれた二本の触手。彼女の意識回復を感知した肉棒はゆっくりと抽送を再開。仕方なく真矢も重い腰つきで下半身をグラインドさせる。

「くぅ…はっ。ひぁ…あ…ぁ…」

「んん…、ん…、はぅ…っ!!」

前後左右あらゆる方角から洩れて来る喘ぎ声は、彼女が意識を失う前から何ひとつ変わっていない。
一体どれくらいの間、自分は犯され続けているのだろう。確か…最初の十日ぐらいまでは数えていた。それ以降はもうあやふやで、体内時計も完全に狂ってしまっている。
目覚めたときに陽が昇っている確立も二分の一だ。

「……んくっ!?」

とりとめの無い思考に没頭していた真矢が歯を食い縛る。彼女の肛門に頭を埋めていた触手がビクビクと脹れ上がり、小刻みに痙攣し始めたのだ。
どうやら“朝食”の時間らしい。

「くぅ…うぅ……。かは…っ」

半ば反射的に収縮した括約筋が、野太い触手を雑巾のように絞り上げる。その瞬間を待っていたかのように触手の先端は噴射口を開き――。

ごぼごぼごぼ……どちゅっ。

「――くあぁっ!」

どろりとした白濁液を彼女の直腸に流し込んだ。収まり切らなかった蛋白質のスープが結合部から溢れ出し、クリーム色の気泡と共に左右の尻肉から滴り落ちていく。
桜色に染まった真矢の肌からどっと脂汗が噴き出した。

「はぁ…、はぁ…、はぁ…。――くそっ」

乱れた呼吸を整えながら、真矢は唯一可能な抵抗である悪態を付く。
時計もカレンダーも無いこの空間で時間の経過を知る術は無い。
ただ、捕まった直後は顎の高さぐらいで切り揃えられていた黒髪が、既に肩に掛かりそうな長さまで伸びている事から、少なくとも自分は一ヶ月以上は凌辱され続けているのだろうと、真矢は推測を立てていた。
脱出の目処は未だ立っていない。

182:謀ったな@シャア!!
08/03/19 16:00:32 UC5OcUSJ
「りょう…、すけぇ…。…亮輔…ぇ。ひうっ!」

隣で犯されながら助けを求めているのは制服姿の少女だ。
彼女だけではない。このまるで植物園のようなドーム内では、数え切れないほどの女達が、たった一体のデスパイアによって辱められている。
どれもこれも皆若い。愉悦と羞恥に咽び泣く喘ぎも、その声に混じる哀願の言葉も千差万別だったが、前後の穴に頭から潜り込み蠢いている触手だけは皆お揃いだった。
正確な数は真矢も数えていないが、百人は軽く超えるだろう。伽藍に反響し続ける恍惚の吐息と啜り泣きは、聴いているだけで精神が蝕まれてしまいそうだった。

(く…っ。バケモノめ…)

捕まってから何ひとつ口にしていないというのに、真矢の身体は空腹を感じることも無く、痩せ細っていく気配も無い。その肌はむしろ以前にも増して艶を増し、色めき立ってさえ見える。他の女達も同様のようだ。
原因は恐らく、朝晩決まって一日二回、お尻から注ぎ込まれる大量の白濁液。何が入っているのか知らないが、真矢たちはこの液体によって生かされている。

「はひっ!?はァ、ひいーーーーー!!」

「ひやあーーーーーっ!やめ、やめてぇーーーーー!!」

一際甲高い悲鳴が割かし近場で上がった。
見ればそこには二人の女性。彼女たちは数本の触手で全身をまさぐられている最中だった。先端はいずれも勃起した男性器のように包皮がめくれ返り、中からは無数の小さな触手が飛び出しイソギンチャクさながらの形状をしている。
どうやら彼女たちは“定期清掃”の時間のようだ。ここに囚われている女性達は皆、垢や脂汗で肌が汚れてくると、あの触手で全身をくまなく舐め尽くされ、老廃物を取り除かれる。
実際真矢も、これまで既に三度あの触手で身体中を掃除され、不覚にも三回とも達してしまった。肌のベタつき具合からして四度目の清掃も恐らく近いだろう。

(結局……、私達は…こいつの玩具ってワケなの…)

触手の描く軌跡を追い続ける二つの穴は、既に快楽を生み出すようになって久しい。後ろの方は挿入時こそ苦痛を伴ったが、それも束の間。二日目の朝には、彼女の肛門は立派な性感帯として開発され尽くしていた。
こうして真矢達は意識がある間中、腰を振らされ、愛液を搾り取られ、欲望のマグマを注ぎ込まれ続ける。
唯一の救いは、自分たちが眠りに落ちている間だけ、触手の運動を止めて貰える点だ。出来る事なら、一度でもいいからコレを抜いて欲しかったが、流石にそこまでのサービス精神は相手も持ち合わせが無いらしい。
長期に渡り合体を持続させられている彼女達の穴は、もはや触手の太さに完全に拡げられ、あたかも専用にあつらえられた差込口のようにフィットしている。
腹の膨れている娘はいない。繁殖が目的ではないようだが、そうなるとこれほどまで大掛かりなコロニーを作り上げる理由も謎だ。
一体何が狙いなのか。

「ひっく…、ひく…。ふえぇぇ………ん…」

隣の娘がまた泣き始めた。無理も無い。
彼女の足首に絡まる純白のショーツは既に少女自身の愛液と生乾きの精液で黄ばみ異臭を漂わせている。そしてそこに散りばめられた赤褐色の斑は、彼女が初体験を奪われてしまった印しに他ならない。
よりにもよって“初めて”の相手が人外の化け物とは…。彼女の痛ましい姿を見る真矢の胸には悲痛な思いが駆け巡る。

捕まってから最初の一週間ほどは、真矢達はその少女も含めた手近な数名でお互いに励まし合っていた。家族の事、友達の事、恋人の事…。「大丈夫だ、もうじきエンジェルが助けに来てくれる」とも誰かが言った。
口にこそしなかったが…、かつて天使であった真矢はむしろそれを願わなかった。敵がこの怪物では、並みのエンジェルが一人や二人現れたところで焼け石に水。いや、飛んで火に入る夏の虫である。

幸いと言うか結局と言うか、天使は未だ現れず、励まし合っていた被害者達も次第に口を利かなくなり、数日もすればむしろお互いの痴態を目にせぬよう、視線を逸らすようになって行った。
真っ先に心を折られてしまったのは隣の少女。いつしか彼女は亮輔なる彼氏の名を叫びながら泣きじゃくるようになり、帰れぬ日常をひたすら欲し嘆き続けるようになった。
他の女達も今や同じ。ひたすら喘ぎながら時折押し寄せる絶頂に背筋を海老反らせ、その身に異形のスペルマを流し込まれ、一休みしてまた腰をグラインドさせる。
ここまで来ればもう、先に捕らえられていた無数の先客達の仲間入りである。
狂ってしまいたい。壊れてしまいたい。それが彼女たちに縋ることの許された唯一の希望…。これまでの人生はもう手の届かないところにある夢のようなものだ。

183:謀ったな@シャア!!
08/03/19 16:00:57 UC5OcUSJ
(久志……)

四方八方から散発的に聴こえて来るオルガスムスの悲鳴。
真矢は左手の薬指を見詰めながら、下半身から込み上げて来る愉悦にひたすら耐える。拘束役の触手から滴る粘液でベトベトになっていたその指には、ガラス越しの朝陽を浴びて銀色に輝く小さな指輪が填められていた。

恋人の大野久志から先日渡されたばかりの婚約指輪である。
真矢の全身は既にバケモノの精液が数え切れないほどの回数吐き掛けられ、中途半端に脱がされた衣類は耐え難いほどの腐臭を放っていたが、左手のそのリングだけは常と変わらぬ清らかな輝きを放っている。

(大丈夫…。私にはこれがある……)

自分が天使だった事を告げた夜も、この身がデスパイアに辱められたものである事を打ち明けた夜も、久志はその腕で自分を抱き止めてくれた。
その温もりが胸の内に残っている限り、シングルベッドの中で交わした互いの体温を覚えている限り、どんなに犯されようとも真矢の心が折れる事は無い。
彼女にはまだ帰るべき場所があるのだ。

「久志――……くぅっ!?」

切なき願いを込め震える唇で恋人の名を紡いだ直後、真矢の膣内で脈打っていた触手が突如膨張し、その身をブルブルと打ち震わせた。
緩慢な腰使いで「の」の字を描いていた真矢の下半身は真下から突き上げられ、背筋はピンと張り詰め反り返る。そして…。

ごびゅっ。ごぽごぽごぽ……ぶしゅっ。

「あ…っ、熱うっ!!」

怒張が爆ぜ、濃く煮つまった汚泥が彼女の内へと流し込まれた。膣内射精と同時に、真矢の顔のすぐ傍で痙攣していた触手からもスペルマが放たれ、薄紅色の頬は吐きかけられたクリームでどろどろになる。
その余りの熱さに真矢は悲鳴を圧し殺す事が出来なかった。

「げほっ、げほっ、…ケホっ。おえぇ…」

鼻から啜ってしまった精液が気管支に流れ込み咽せ返る。何度か吐き出そうと試みたが結局飲み込んでしまった。
下半身では、中出しを終えヒクつく一物を膣壁が優しく締め上げ、胎内に収まりきらなかった余剰物をボタボタと排出しているところである。

(くそ……。くそ……。何が足りないって言うのよ。もう汚してないとこなんて無いのに…!)

彼女の端正な美貌を際立てていた睫毛も、今や涙と白濁液の混合物でベトベトに張り付いている。
衝き上げの瞬間、燃え上がりそうになった快楽の火種を深呼吸で何とか落ち着かせ、女の昂ぶりを抑え込む真矢。前戯無しだったのが幸いしたのか、今回はイかされずに済んだようだ。

(ん……?)

ふと、台風一過で鎮まった彼女の聴覚は、無数の喘ぎ声の合間を縫って聞こえて来る男性の声を拾う。
幻聴か?いや、違う。確かに聴こえる。

(何だ…。誰か言い争ってる…?)

184:謀ったな@シャア!!
08/03/19 16:02:11 UC5OcUSJ


「茨…。貴様、盟約を違える気か?」

漆黒の羽毛を軒並み逆立たせ、怒りも露に問い質しているのはあのレブナンと呼ばれていた大鴉であった。

「ハハ…、人聞きの悪い事を言うなよ。僕は紳士だ。生まれてこの方、友との約束を反故にしたことは一度たりとも無いんだよ?」

触手の塊に鎮座した巨大な真紅の花。その五枚の花弁が結合する中心部から生える人間の上半身。緑褐色の肌は筋肉の隆起と無数の戦傷で覆い尽くされ、見事な逆三角形の背中で燃え盛るのは真紅の長髪。
恐るべき楽園の主は、目の前に吊り下げられた娘の両乳房を、大蜘蛛の如き手の平で揉みしだきながら来訪者に応対していた。哀れな生贄の少女は震えるばかりで抵抗ひとつしない。眼鏡の奥で黒い瞳は恐怖に見開かれ涙を湛えている。

「…戯れるなよ徒花。私は言った筈だぞ。あの天使どもの三人目。灼熱天使には―――」

「あー。言ってた、言ってたとも。灼熱天使には手を出さないで貰おうか。…だろう?それとなんだ、あー…。そうそう。あのマダムがどうたらこうたら…だったね」

怒り狂う鴉の背中がボコリと膨らんだ。まるでその身に巣食う何者かが、皮膚の下で暴れているかのように。
その剣幕を前に、妖花の化け物はようやく作業を中断し、仕方無しといった態でレブナンの方へと向き直った。

「ならば何故だ。何ゆえ伯爵夫人の侵攻を前にして、いつまでも悠長に遊び惚けている?このままでは早晩、あの脂肪の塊は天使どもと衝突するぞ?」

「勿論、それも織り込み済みだ」

「――何?」

噛み合せの悪い鴉の嘴がベキリと鳴った。憤怒の余り見開かれた深紅の瞳は殺意の宝石と化す。

「ふふ。だから約束通り僕は手を出さない。僕は、ね」

「…貴様」

ぶちり、と鴉の羽毛を何かが食い破る音がした。見ればレブナンの身体からは、ヘドロのような不定形の物体が飛び出し、真っ黒なその身を怒りに戦慄かせ蠢いている。

『ほっほっほ。こやつ中々の痴れ者よのお。どうじゃレブナン?ここはひとつ軽く撫でてやるのも奴自身の為ではないかの?ケブロークもそう思うじゃろ?』

『応よ。ハルマーツォのジジイの言う通りだぜ旦那。大体前からムカツイてたんだよコイツ。構う事ァ無ぇ。ケツの穴かっ拡げてデカイの一発ぶち込んでやれ!月面にもう一個クレーターこさえちまえ!』

『あー…、僕としても賛成したいのは山々なんですけど。でもホラ、時間とかあんまり無いじゃないですか。ここで揉めてたらマダムに美味しいトコ全部持ってかれちゃいませんかね?そこんトコちょっと気になるんですけど。どうなんでしょ?』

『んーあー。やっぱメギロの言う通りじゃね?つかさ、早いとこ新しい“コア”にする女とか手に入れないと、俺らいい加減ヤバイっしょ?ごちゃごちゃ言ってるよりさっさと動いた方が良さ気だべ、実際?』

『むう…意見が割れおったわ。最近の若い奴らは慎重よのお。叩き過ぎて石橋が落っこちてしまわねば良いが。はてさてどうしたものかのォ、んー。レブナン?』

一番最初は老人の声。続いて野生的な壮年男性の声。そして若い売り込み風の喋り口と、覇気の無いチンピラ染みたトーン。
ボコボコと膨らんだゲル状物体は四つの顔になり、口々に意見を交し合い始めた。一方のカラス本体は一言も発しない。ただ沈黙の内に、深い海の如き理性と活火山のような激情をせめぎ合わせている。

185:謀ったな@シャア!!
08/03/19 16:03:14 UC5OcUSJ
「……………」

暫しの後、怒りに膨張していた鴉の瞳が緩やかに細まっていった。

「結論は出たかい?マダムはもうすぐそこまで来ているよ?」

なるほど。このフザケた花の狙いは初めからそこだったと言う訳だ。三つ巴の戦いを制する王道はすなわち漁夫の利。自分の手で伯爵夫人を片付ける予定は更々無かったのだ。

こうなるとこちらも動かぬ訳には行かない。天使側が敗れでもすればレブナンの目論みは御破算である。
こんな極東の島国で再開するとは思ってもいなかったあの娘。半ば諦めかけていた灼熱天使を、ローパーの親玉なぞにくれてなるものか。

「覚えておけ。この一件、尾を引くぞ…」

這い出していた謎の物体を皮膚の下に収納すると、一言だけそう言い残し、大鴉はその翼を広げる。
羽音と共にその一点だけ夜が訪れたかのような闇が展開すると、次の瞬間にはレブナンの影は窓枠の外へと消えていた。



「やれやれ。案外カラスも気難しい鳥だね…」

地の底から響くような声の主が消え失せ、女の喘ぎ声だらけに戻った空間で、暴君はワザとらしく溜め息をついて見せた。

「そうかしら?私には恋に一途な紳士に見えたけど?」

それに答えたのは女の声。枯れ果てた油椰子の陰から姿を現したその主は黒髪の娘だ。辻堂ユイである。
サイズの合わないYシャツのボタンを下から止めていく彼女の背後には、虚ろな目で天井を睨みながらヒクヒクと痙攣する若い娘。股間から溢れ出る白濁液は、彼女がこの堕天使に暴行された直後である証だ。

「盗み聞きは感心しないな。食べるか聞くか、せめてどちらかにし給えよ」

「よく言うわ。演説家が」

真っ赤な舌でぺろりと唇を拭い、彼女はせせら笑った。

「彼、随分とまた切羽詰ってるわね」

ユイが顎で指す方角は鴉が出て行った窓である。

「フフ…。君は天使だったそうだが、彼と一戦交えた事は無いのかい?」

「ええ。でも聞くとこに拠れば、あのマルーに脚を開かせたツワモノだとか。是非とも見学させて貰いたかったわ」

「なるほど。ならば後で詫びを入れておくべきかな?どうやら酷く機嫌を損ねてしまったようだ」

「あら。私はてっきりここでカチ合うのかと思ったわ。火事場泥棒で何人か頂いていこうかとしてたのに」

「生憎だね。自分で手入れした庭を踏み散らかすような真似はしないよ。それに、だ。あれは彼の本体じゃない。受話器越しに喧嘩できるほど現代人じゃないのさ。僕は」

「ふーん。ま、私にはどうでもいい事よ」

短い黒髪をさらっと掻き揚げ短く息を付き、足元に散らばる二人分の衣服の中から自分の下着をつまみ上げるユイ。飾り気の無いグレーのスポーツ用ショーツに気だるい仕草で右脚から通していく。

「時に堕天使。君はかつてお仲間だったあのブロンド娘がレブナンに捕り込まれたとすれば、果たして助けるかい?」

「まさか。彼女はもう仲間でもなんでもない。それは相手方が一番良く理解しているはずよ」

指から離れたショーツのゴムがピチッと音を立てる。無茶な体位で強張った肩をほぐしながら、ユイはキッパリと断言した。

「ま、どうしても救いが欲しいって言うのなら、奴ごと丸呑みにしてあげてもいいけどね。フフ…」

186:謀ったな@シャア!!
08/03/19 16:03:37 UC5OcUSJ


その日、藤沢ナツメはアラームよりも先に目を覚ました。低血圧気味で朝が弱い彼女にとって、これは真に珍しい事態である。

「……………?」

妙に冴え渡った意識で自室を見回してみるが、別段変わった事は起きていない。何だろう。確か首筋に殺気のような物を感じた気がしたのだが…。

(てゆーか、なんで家の中で朝から殺気なのよ…)

何はともあれと目覚し時計のタイマーを切り、着替えの為にベットから起き上がろうとしたその時。キンコーン。玄関の呼び鈴が鳴らされた。
すぐさま階下からスリッパの足音が響きチェーンが外され、一足先に朝食の支度を始めていた叔母が応対する。耳を澄ませば印鑑がどうのと。どうやら宅急便のようだ。

「ナツメちゃ~ん、起きてる~?おっきな荷物が来てるわよ~」

閉められた玄関の向こうからエンジン音がするのと同時に、階段の踊り場から声が掛かった。

「えーっと…誰からですかー?」

部屋の入り口から顔を覗かせ訊ねると、叔母は眉間にシワを寄せ差出人の名を読み上げようとする。が…。

「ええと…。エミ…エミリー、エミ…エミール・オーダー…?…とにかく、その、外人さんっぽい名前の人からよ」

ドイツ語の筆記体で殴り書きされたフルネームは叔母にとって暗号同然であった。
送り主がエミリアである事を察したナツメは、首を傾げる叔母からずしりと重いその荷を受け取り、礼を述べ自室へと戻って行く。
間に合わせの包装紙を所々セロハンテープで補強したその包みは、几帳面なエミリアにしては随分と乱雑な装丁である。中身が気になるが伝票には「粗品」としか記されていない。一体なんだろう?
丁寧にテープを剥がそうとしたが、途中ビリっと裂けてしまった。仕方なく紙が破けるのもお構い無しに、ナツメは包みを解いて行く。すると…。

「あれ……?」

面妖な光景に出くわした。包みの中から現れたのは包み。二重包装である。こちらはやけに厳重だ。
持ち上げて底面を調べると、そこにはもう一枚の配達伝票が貼り付けられていた。宛先の住所は覚えがある。エミリアの住んでるマンションだ。差出人の名は…読めない。ロシア語である。
そして品名を記す欄には日本語で「貴殿のバイブル」とだけ…。

「……………」

嫌な予感がする。つまりこれは、エミリアが何某から贈られた荷物を、開封もせずナツメに受け流してきたのだ。
このサイズ。この重量。何かが記憶の端に引っ掛かっているが、ナツメは退かない。退く訳にはいかない。デスパイアと戦うと決めたあの日、そう…退くという選択肢は既に粉砕済みである。
ビリリリリー…ビリッ!分厚い梱包が真一文字に裂け、中から姿を現したその物体は―――。

印刷されて間もない書籍特有のインクの香り。表紙を飾っていたのは深夜ローカルあたりで売れ残りオーラを放っていそうな三流アイドル風の見知らぬ女。
露出度の高い服装はきわどい所まで裂け、水着型に日焼け跡が残る肌は塩ビ製とバレバレな触手が絡み付いている。背後から覆い被さろうとしている着ぐるみはデスパイアか、あるいは古き良き時代の火星人か。
そして黄色いフキダシにはアメコミ調の「OH,HELP ME !」という台詞が、目のチカチカするフォントで踊っている。いやはや。

その名も「対デスパイア用ドキドキ必勝マニュアル新装改訂増補版α」。そしてオビには「初版限定、豪華リバーシブルカバー仕様!!&お役立ちペーパークラフト付き!!」の謳い文句が。

「……………」

ナツメは黙っていた。五秒、十秒、二十秒…。藤沢ナツメは動かない。無為に時間が経過する事いかほどであったろうか。

「うわーーーーーん。ハメられたあーーーーーーーッ!!」

早朝の住宅街に粉砕天使の悲鳴がこだまする。猫が一匹、塀から落ちた。
その日の夕刻、マルーシャからナツメ宛に放たれた大量破壊兵器がもう一冊到来する絶望的運命を、彼女はまだ知らない…。

187:謀ったな@シャア!!
08/03/19 16:05:58 UC5OcUSJ
あの子もこの子も触手責め~。いやーん彼氏がいるのに触手プレーイ!が大好物な寝取られスキーは拙者だけでしょうか?

しかし何だろう、こう…。魔法少女モノとゆーよりも、妖獣戦記とか獣の列島とかそっち系の影響が俺って濃いのでは?と読み返してふと思った。
いっそ「巨大デスパイアが女子校を制圧!超ニュルニュルな保健体育の授業でみんなを…!!」みたいなエピソードもいいかもしれん。人質いっぱいで攻撃できない系のシチュで。…本編夏休み中って設定はどこに?

何の話だかまたワケワカメちゃんになって来たので退散します。
あと誰か当方と一緒に日本中の杉の木をry

188:名無しさん@ピンキー
08/03/19 19:22:55 TI6V77jN
GJー!!

三 (/ ^^)/


189:名無しさん@ピンキー
08/03/19 19:42:01 I6T5XBqz
>>187
杉は雌雄異株で、花粉を出すのは雄花のみである。そこで雄花のみに感染して雌花に変えてしまうウイルスを
……TSスレ向きだな。

190:名無しさん@ピンキー
08/03/19 19:54:44 ymY+1baJ
GJ!定期清掃触手イイ!
NTR苦手だけど触手ならOKだぜ!

よーし!一緒に雄花の杉木伐採の旅に出ようぜ!

191:名無しさん@ピンキー
08/03/19 22:51:58 8S8pks9R
>あのマルーに脚を開かせたツワモノだとか

おらワクワクしてきたぞ!

192:名無しさん@ピンキー
08/03/20 00:14:22 2WnjBVzF
GJ!
早く続きを読みたい

193:妖蛇魔淫伝 第三章
08/03/20 02:11:24 YvZyfjsr
ほとぼりが冷めたと思われますので投下します。

ジャンル:伝奇風
カテゴリー 触手メイン 巫女もの
グロ描写 無し スカトロ描写無し
レイプあり MCあり
同性愛 レズ描写あり
ほのぼの描写 皆無

今回はエロ微少 バトルメインとなっております。

194:妖蛇魔淫伝 第三章
08/03/20 02:12:20 YvZyfjsr
 二羽の黒い怪鳥が、音もなく千巳の山で舞っていた。
 否、正しく言うならそれは個人用降下翼システムと呼ばれる滑空翼をつけた二人の人間であった。
 その先頭のほう、フライトスーツに包まれた胸元は、黒一色の姿に反発するかのように魅力的な曲線を描いて盛り上がっている、というか苦しそうに押し上げているというべきか。
 言うまでもなく女であった。
「神社は避けるのね?」
 吹き付ける合成風にかき消されがちながらも喉頭マイクに伝えられた声は、つややかで若々しいものであった。
 空を舞う二人は、やがてわずかながら照明がつく神社を避け、そこから下っていく曲がりくねった参道の途中に降りた。
 地面が迫ると小型のパラシュートで減速し、ふわりと降り立つ。
 着地しても一息つくこともせずにテキパキと降下翼システムを外し、近くの木立の中に隠すと、二人はそれぞれ装備の確認にかかった。
 女はバッグから短機関銃を取り出すとと、遊底を動かし、初弾を薬室に送り込む。
「それ、持って行くのか?」
 隣で黒一色のフライトスーツを脱いでいた人物が尋ねた。
 フライトスーツの下から安っぽいシャツに包まれた胸板があらわれる。
 平板なだけで厚いとは言えず、手足もひょろりと長く、体つきからみれば夜の山より、都会の大学が似合いそうだった。
 はたしてヘルメットを脱ぐと、出てきたのは黒縁眼鏡をかけた童顔だが真面目そうな青年の顔だ。
「弾に呪を込めてるから、多少は期待できるわ」
「重いだけだよ。きっと役に立たない」
「あの相手に木刀一振りしか持たない方がおかしいの。あなたと一緒にしないで」
 こちらもヘルメットを脱いだ女の目が、青年の右手に移る。
 肩までの栗色の髪が解放されてふわりと広がった。黒一色のフライトスーツを脱ぐそぶりはない。
 あらわれた顔は、ノーメイクにもかかわらず、若く整っていた。
 明るさと闊達さを感じさせる切れ長の目に、引き結ばれた薄めの唇がきまじめさを表していた。
 鼻はこぶりで、首筋は細く白い。背は小柄だが、胸は充分に大きい。でも腰は高い位置で細く尻もさほど大きくはなく、足はスラリとして魅力的だった。
 言うなれば青年が大学生なら、女は広報ポスターの婦人警官という形容がふさわしいだろう。
 二人の鋭すぎる眼光を除けばの話である。
 女の視線によって青年も自らの右手に目を落とした。そこにあるのは、なんの変哲もない木刀。
 モデルとなった日本刀をもしのぐ優美で緩い曲線が夜闇の中で影絵を描いている。
「じゃあ、そのマシンガンが通用するかここで試せばいい」
 青年は無表情のまま奇妙な事を言うと、左手をかすかに動かした。
 何かが激しくはじける音と共に、十数メートル離れた前方の木の枝が、突然折れる。
 そこにいた何か闇いものが、音もたてずにしなやかに地面に降り立たった。

195:妖蛇魔淫伝 第三章
08/03/20 02:13:28 YvZyfjsr
「指弾ですか。なかなかにおもしろいですね」
 唐突に落ち着きと艶やかさ、そしてかすかな悪意を含んだ女の声が降りた影から響いた。
 それは黒い衣装に身を包んだ女である。闇の中に浮かぶような青白い肌は、幻想的でしかし肉欲をかき立てる妖艶さに満ちている。
豊かな胸は黒いタンクトップに、大きな尻は、ぴったりとした黒いパンツに被われているが、、二の腕や太腿の白さのため覆うと言うより劣情を煽るものでしかない。
その体を覆うのは闇より暗いマントで、闇色の長く柔らかな髪に覆われた美貌は、あくまでもたおやかで貞淑さと高貴さを慈しみを感じさせるものである。
……ただし血色に光る双眼とやはり血色をした唇からのぞく鋭い犬歯が無ければであるが。
 その美貌が、闇夜で咲く青白い花のようにほころぶ。微笑んだと言うには禍々しいものがあった。 
「闇姫様に仕える双破(ふたば)と申します。お空で遊んでいらっしゃるのを見てお待ち申し上げておりました。以後お見知り置きを」
 たおやかな吸血姫は、流れるマントを華麗にひらめかせ軽く膝をおり優雅に礼をする。
「……神守止郎(かんもりしろう)、里帰りで、こんな美人に出迎えてもらえるなんてね」
 その童顔に似合わず不敵に笑う青年の横で、フライトスーツの女は短機関銃を素早く構えていた。青年と違いその顔には闘志しかない。
 青年は構えもせず、吸血姫も笑みを浮かべているだけ、にも関わらず立ち上る鬼気が三人をしめつけた。 
 緊張を破ったのは、銃声だった。乾いた破裂音が連続し、火線が黒衣の妖女を縫う。
 だが、その姿が唐突にかき消え、女はとまどった。
「不作法なのですね。貴女は引き裂かれて蠱の苗床がよろしいですか? それとも闇姫様の慰み者がお望みですか?」
 あたり一面に木が茂る中、声だけが響き、女は辺りを見回した。
「上だ!」
 青年のかけ声と共に女の体が後に舞った。
 女の体のあった位置に妖女が砲弾のごとく舞い降り、紅く伸びた爪を突き立てる。
 青年が再び左手を動かすが、吸血姫が紅く伸びた爪を軽く振るうと、綺麗な金属音と共に小さな鋼鉄の球が割れて落ちた。
「さすがは闇の御婦人」
「止郎様は、お戯れがお好きなのでございますね。……そういうお方には是非口づけを差し上げたく存知ますわ」
 笑みはあくまでも柔和なままで、しかし鮮血を吸い続けた唇がさらなる血を求めて淫靡に歪む。
 恐るべき体術で吸血姫は止郎への距離を瞬時につめ、血色の爪が彼をないだ……と思った時、既に止郎の体はふわりと空中に浮き、上段からまさに必殺のタイミングで振り下ろされようとしていた。
 鋭利な金属同士が非常な高速で激突するがごとくの激しい金属音が辺りに響き、その高周波で周囲の生ける者達の耳を灼く。
 止郎の木刀は吸血姫の頭ぎりぎりで彼女の爪によって止められていた。
 にも関わらず、吸血姫の顔には苦痛がある。
 額からヴァンパイヤの命である赤き血潮が滴り落ちた。
「侮っておりましたようで……」
「僕は、すこし跳びすぎたようだ」
 剣士と闇の淑女は、すぐに飛びずさって距離をとった。
 滴り落ちる血を舐め取った吸血姫には、しかし憤怒の色は無かった。
 むしろその顔にあったのは色濃い情欲であり、そして意外な事に真摯な思いだった。
「執行機関以外は雑魚と思っておりましたのに、この地で貴方のような方と出会えたのは僥倖。まずは貴方を殺し、その後に血をすすりて、永遠の命を与えましょう」
 青年は答えず、半身になって木刀を下段に構えた。それが誘いへの声なき答である。

196:妖蛇魔淫伝 第三章
08/03/20 02:14:58 YvZyfjsr
 唐突に吸血姫が虚空に手を伸ばす。
 闇よりなお暗い輝きが走り、やがて形を帯び始める
 それは大鎌だった。暗い輝きがおさまった時、死神がもつような黒く長大な大鎌がその手に収まっていた。
 吸血姫の手の中で重さを微塵も感じさせずに大鎌は振るわれた。
 鎌の刃から闇の粒子が飛び散り、闇をいっそう禍々しいものにかえていく。
「アポーツ……、さすが、バンパイアはひと味違う」
「ダンスと参りましょう」
 その言葉とともに大鎌が無慈悲に首を刈る軌道を描き、人ではあり得ぬスピードで止郎に迫る。
 懐にもぐりこむべく止郎が吸血姫に向かった。だがそれを読んで紅き爪が突き出される。
 もう一度銃声がとどろき、吸血姫の突き出された腕が真っ赤に染まる。だが爪の勢いは止まるどころか、止郎を狙っていた大鎌が、あり得ない角度で方向を変え、銃撃した者を狙った。
 近くの枝から狙っていたフライトスーツの女が小さな悲鳴をあげて、下の枝に飛び移る。
 代わりに断ち切られた短機関銃が落ちて、地面に空しく転がった。
「止郎!」
「気をつけろ。出し惜しみして勝てる相手じゃない。使え! この地は女の味方だ」
 叫び返す止郎に、吸血姫が大鎌を振りかざして迫る。
「そういえば止郎様は、この山がご出身でしたね。……ふふ、この双破が抱いてあげますから、いろいろとご存じのことをしゃべっていただきますわね」
「悪いね。僕は寒がりだから抱っこされるなら暖かい人がいいよ」
 出来の悪い冗談とは裏腹に止郎は弾丸のようにつっこみ、吸血姫の足を狙って剣をふるった。
 豪速の剣を、双破は上に飛んで避ける。しかしそこに指弾が襲った。
 同じようにはじき飛ばそうとした腕はしかし、短機関銃による傷が癒えたばかりで動きがわずかに、本当にささやかな程度に鈍っていた。だがそれは間違いなく止郎の狙いだ。
 こんどこそ銀色の鋼球が食い込み、左腕が爆砕する。
 吸血姫の絶叫が響き渡った時、木の枝に潜んでいたフライトスーツ姿の女の術が発動した。
「風祭流風塵乱舞!」
 木の葉を巻き込んだ風が、吸血姫の骨をきしませながら体を持ち上げ、同時に視界を遮った。
「続いて旋風斬!!」
 かけ声によって無数の小さな竜巻が出現し、風に揺さぶられる吸血姫に殺到した。
 再度絶叫が響き、風が朱に染まる。
「風槍破陣!」
 そして全身を己の血で真っ赤に染めながら、背にこうもりの羽を展開し小竜巻を押しのけて女に飛びかかろうとした吸血姫が、突如動きを止め、口からさらなる血を吐いた。
「なっ……げほっ」
 折れた木の枝が吸血姫の腹から生えていた。
 信じられないものを見る目で己が腹を眺めるその額をさらなる枝が貫く。
 ぐるりと白目を剥いたその顔が力を失って折れるまでに、無数の枝が妖魔の体に針山のごとく突き立ち、たまらずよろめき落ちる直前、とどめとばかりにその左胸をひときわ太い枝がつらぬいた。
 そして吸血姫は、ぼろ布のように地に落ち、動きを止めた。
「さすが、風使いの風祭」
 突き立てた木刀に寄りかかった止郎が小さく拍手をする。
 その眼前に、フライトスーツの女、風祭夏妃(かざまつりなつき)は、ふわりと風の力を借りて降り立った。
「……偶然よ。うまくいきすぎ」
「そうでもない。この地は女の味方だから」
「……どういうこと?」
「言葉通り。ここでは女の霊力や魔力は非常によく働き、反対に男のは、低く抑えられる」
「どうして?」
「神がそう作ったから、とでも考えておけばいい」
「……何よ、それ」
「でも、あのコンボ技、今まではあんなにうまくはいってないだろ?」
 黙然とうなずく夏妃をみて、止郎は背を向けて歩き出す。
「ま、敵も女ならそれは一緒だから、気をつけといて。それじゃ、行こうか」
 夏妃は釈然としないながらも止郎に続いた。
 だが二人とも気付かなかった。心臓を貫いたはずの吸血姫の死体が、塵に戻らなかったことに。

197:妖蛇魔淫伝 第三章
08/03/20 02:19:08 YvZyfjsr
 本殿、そこは神聖であるべき場所のはずだった。
 御神体を奉り、祈りを捧げる場所であったはずだ。
 だが、母はそこで犯されていた。女に。
「ほう、止郎は、分家の一人息子か。……ほほう、破邪剣に優れたので十一の年から他国他流へ修行にだし、大雪山で工藤流念法の教えを受けたか」
 女は母を座らせ背後から犯していた。
 流れるような銀色の髪とやはり色素がないかのような銀色の瞳。顔は不動の意志と自信に裏付けられた攻撃的な美を形作っている。
目は鋭いながらも切れ長で美しく、唇は淫靡に厚く赤い。隠すものの無い体は、透き通るように白いが、乳房はほどよい大きさの釣り鐘型であり、先端はその精神のどす黒さに反し桜色で美しかった。
 体の線もあくまで伸びやかかつ引き締まり、気品に満ちている。
 その気品ある体が、母の円熟した色気を醸し出す体にからみつき、犯していた。
 母の理知と覚悟、落ち着き、慈愛を感じさせていた美貌も、今は無惨に惚けていた。
 強い意志を宿した目は焦点が合わず、慈愛の微笑みを浮かべていた口は、間抜けな人形のようにだらしなく開き、舌まではみ出ている。
 下半身に目を移せば、女二人の陰部がしどけなく開ききっていた。だがそれは同性愛の愛撫ではない。
 女の陰部からは、肉縄が幾本も這い出し、母の体を縛りなめずっていたからだ。
 かろうじて人の性交と言えるのは女自身が母の胸を扇情的にやわやわと揉むことだけだった。
 そして人ならぬ快楽に墜ちた母は、体をけいれんのように震わせ、よだれの垂れた口を金魚のように開閉させていた。快楽が強すぎて声も出ないのだ。
 母を犯していた女が、入ってきた女忍者と涼子をみた。
「ほう、神守の嫡子を連れてきたか。……どうだ? 愛しい母とともに私に抱かれるか?」
 声もなく恐怖に立ちすくむ涼子を、女忍者は無情にも母を犯す女めがけて突き飛ばした。
「闇姫(やみひめ)様、夕蠱がやられました」
 そういうと忍は報告を始めた。闇姫は母を放り出し、触手が闇姫の内部に戻っていく。
「確かに蛇のようなものにたかられていたのだな?」
 上質の布のごとき銀髪を振って全裸で立ち上がった闇姫は、意外に小柄であった。
 だが鋭すぎる眼光は、涼子に考える余裕を与えない。涼子はただうなずくだけであった。
「……贄にされたのだな。胎蠱では千巳にかなわなかったが、ふふ、順調ではある」
「贄、ですか?」 
「千巳の忠実なる代行者になることよ。体中、いや毛穴一本まで犯されて、姿形、性格はそのままに、人であって人でないものに変わる。
それは言うなれば人の形をした触手になると言ってよい。当人の能力はそのまま引き上げられ、さらに神の思うがままに神の力も付与されるがな。
個としての思考も一応は残っているが、それも千巳の遊びの範疇でしかないな。
つまり、千巳に取り込まれ、その意志通りに動く人型の触手にされたということだ」
「では夕蠱も?」
「違和感を感じたのであろう? 人では無くなっておるな。だが、それでよい。
それにしても素晴らしいとは思わんか?」
 闇姫の顔が、野望と暗い喜びに彩られた笑みを刻んだ。その笑みは、邪悪であるからこそ美しかった。
「女も男も幼子も老人も触手で繋がれ、快楽で満ち足り、憎悪は消え、戦もなくなる。
人類種は能力を進化させ、さらに一つの思考網種族となるだろう。、そしてその頂きとなるのは妾だ。
くくく、神守の一族は宝の山にいて、その価値をわかっておらなかった。死ぬに値する馬鹿者ぞろいよ。……死乃」
「ここに」
 呼び声と共に、死霊術師が音もなくあらわれた。

198:妖蛇魔淫伝 第三章
08/03/20 02:21:20 YvZyfjsr
 死霊術師の顔には、虫使いをやられたという怒りがかすかに浮かんでいた。だからといって闇姫の前で取り乱す愚は示さない。愛人たる死者とともに静かに控えた。
「忍とともに本体を探せ。封神の祠をしらみつぶしに探るのだ。奴が封じられていたということは、奴を封じることが出来る場所だ。妾が奴とはじめて出会ったのもそこであったから、本体はきっとその近くにある」
「はっ。しかし闇姫様の守りは? 双破姉妹が見あたりませぬが」
 死乃は与えられた任務に文句こそなさそうだったが、闇姫の守りが気になるようだった。
 止郎達がやってきたためだと涼子は気付いた。絶望に染まった心に一筋だけ希望が湧く。
「双破達は、剣術使いの小僧どもにあたらせておる。くくっ、まだ死んでおるが、もうそろそろはじまるぞ」
「ふふ、あれははまりますな、闇姫様」
 闇姫の笑いに、死乃も笑みを漏らした。それを見て、涼子の希望はたちまちさらなる不安に変わる。
 涼子は従兄弟の止郎を好んでいたが、その術力は評価していなかった。
 幼い頃、共に修行しても、止郎は涼子はおろか小夜璃にも劣る有様だった。涼子が半日で出来たことを、止郎は五日かけておいついていた。
 それをネタにからかうと、止郎は表情を消して、夕食も食べず練習し、道場で寝ていたこともあった。。
 努力家ではあったが、止郎には才能が欠けていた。それを涼子は思い出して、再び絶望して涙を流した。
「死霊術師のお前や妾だからこそ気づけるというものよ。……それと妾の守りはこやつらで良い」
 そういうと闇姫は、母の髪をつかんで引き起こした。
「封神の巫女の力、存分にみせてもらうぞ」
 そういうと闇姫は、憎悪と暗い悦びにわらった。

199:妖蛇魔淫伝 第三章
08/03/20 02:22:47 YvZyfjsr
 影絵のような黒々とした林の中の参道を、剣士と風使いは登っていく。
 星明かりすら木々に遮られ、現代には無くなって久しい真の闇がそこにはあった。
 山門まであとわずかではあるが、闇の中の山道は、たとえ練達の登山家であろうと気をつけて歩まなければならない。ゆえに速度が落ち、そして焦りが心を覆う。それは必然であった。
 ふと、止郎が立ち止まって振り返った。
「どうしたの?」
「つけられてる気がしたが……」
 その言葉に夏妃も後ろをみた。闇に覆われた道と空を隠す木々しか見えない。
 腰につけていた双眼鏡のようなものを目に当てて辺りを見回す。
「ナイトビジョンか、何か見えるか?」
「何も。犬一匹いないとはこのことね」
 視界の全てが全てのものが暗緑色に沈み、明るい緑や動くものはない。
 生命活動があったり、動くところがあれば、必ず熱がうまれる。
 熱は赤外線を発し、それををナイトビジョンは輝度の高いものとして感知する。
 したがって現状では生命の無い無機物と静かに生きる植物しか見えていないことになる。
「それにしても、どうして良い地脈がでる重要拠点が、こんなにもがら空きなのかしら」
 夏妃の疑問は、当然のものだった。
 それなりの地脈、竜脈が現れる場所は、霊的に格が高くなる。
 そこでは魔術や呪術は強く影響する。ゆえにそれなりの守りがあるのが普通である。
 大雪山のごとく、気候が厳しく交通も難所続きであれば、少数の守りも納得がいく。
 だが、千巳の山はそんな僻地ではない。
「決まっている。妖魔の罠という疑惑が払拭できないからだ」
 驚いて振り返る夏妃の目に、背を向けて歩き出す止郎がうつる。
「どういうこと?」
「この山が狙われたのは、今回が初めてじゃない。記録に残るところでは鎌倉時代に一度大攻勢を受けて陥落しかかっている。その他も何回かあるが、それが最大だ」
 あわてて追う夏妃の耳に、止郎の言葉が流れ込む。
「裏元寇と言われている、同時多発の国内霊場への攻撃。相手は遠くは東欧からも引っ張られたユーラシアの妖魔だったから、退魔もなかなかに苦労したという」
「おかげで外来種に詳しかった日蓮にでかい顔をされる羽目になったんだけど」
 日蓮が流刑先の佐渡から呼び戻された理由を夏妃は語っていた。
「この千巳山は他の霊場の多くと違い、孤立無援でありながら独力で侵攻勢力を排除したんだ。月夜(つくよ)姫と清津(きよつ)姫の姉妹巫女でね」
「それってキミの先祖の?」
「ああ。だけど姉の月夜姫はお世辞にも霊力が高いとは言えない人だった。病弱で長くは生きられないと言われていた。反対に妹の清津姫は霊力高く美貌もうたわれ、婿をとって神守を継ぐと思われていた。
そんなところに、裏元寇が起こった」
 暗い山のどこかでフクロウが鳴いていた。

200:妖蛇魔淫伝 第三章
08/03/20 02:26:02 YvZyfjsr
「この山が犠牲者多数で陥落寸前まで行ったとき、千巳に頼ろうという話になった。どちらかの巫女を生け贄に差し出し、力を借りようとした」
「……ひょっとして月夜姫が?」
「そう。非情だが当然の計算。いらないと思われた月夜姫が差し出され、贄となった。ところが彼女は帰ってくるんだ」
「……神様のお気に召さなかった?」
「違う。彼女は確かに贄になった。それによって膨大な魔力と強靱な体を得て帰ってきたんだ。ついでに輝くような美貌になってね」
 もう一度止郎は止まり、あたりを慎重に見回した。
「どうも嫌な雰囲気だ。……それで月夜姫は攻めてくる妖魔達を迎え撃ち、蹴散らしていったのだけど、それに清津姫達が危惧した。
当主の座を奪われると思ったらしい。清津姫は千巳を封印しようと試みると共に、月夜姫が千巳に対して麓の人々皆を贄にする約束をしたとデマを吹き込んだ」
 夏妃もあたりを見回し、もう一度ナイトビジョンで確認した。何もなかった。
「それって酷い話ね」
「ところが酷い話はそれで治まらない」
 再度、止郎は背を向けて参道を登り始める。
「対抗して月夜姫は征伐した妖魔達を魔力で操ると、千巳山を攻めた。そして復讐とばかりに自分を疎んじた人間や軽んじた人間を血祭りに上げたらしい。
千巳すら一度負けかかり、驚いた清津姫は千巳の求めで贄になり、月夜姫は討ち果たされた」
 話のむごさに夏妃は黙り込んだが、しかしすぐ話の矛盾に気付いて口を開いた。
「……それが妖魔の罠という話とどうつながるの?」
「月夜姫の願いは、最初から復讐だった。清津姫も千巳の贄に堕とすつもりだった。だから千巳と示し合わせた上で芝居を打って清津姫を与えた。
その見返りに、月夜姫はさらなる霊力と、妖魔も人も思い通りに操れる力を得て去った。そういう裏伝承が分家筋の俺の家にはある」
「なんて話……」
「そして月夜姫がこの山を去った後、千巳はこの山を女に都合良い環境に変えていった。
籠の中を外界より格段に居心地良くすれば、守らせるのにも有利で、かつ女は外に出ても舞い戻るようになるから」
 夏妃は言いしれぬ悪寒を感じて、自らの体を抱いた。
「……だから神守の男は、出来るだけ早く山を出るんだ。山とは、神の呪いを打ち破る力を鍛え蓄えるためだけの場所。少数の教育役と未熟過ぎるものだけを残して、外に出て行く。さっきの話も女達には秘密の裏口伝だ」
「それゆえに、外に出ざるを得なかった男達が退魔の神守という名を広めた……なのね?」
「ああ」
 しかし黙々と登っていく止郎をみていた夏妃はふと文句を言いたい気分に襲われた。
「でも、その口伝、女達にも教えてあげればいいのに」
「君は、この山では俺より術がうまかったのに、外に行けば俺の方が遙か上になったとしたら、それでも外に行くか? ここではそこそこの修行でかなりの技を使えるのに、外では全然だったら、外に行くか?」
 面白いように術が決まった先ほどのことを思い出して、夏妃は首をふった。
「行かないわね」
「そう、この山の女達は山が自分たちに都合良すぎるということを考えたがらない。
男が言うことは、この山で劣るが故の負け惜しみだと思っている。
それに残念ながら、さっきの話も根拠がそんなに確固たるものではない。
……だけど、女達にこの山のおかしさを説いてまわった男達は、みんな変な死に方をした。
だからさっきの話は男だけの口伝。……君はどちらを信じる?」
「……わからない」
 すこしとまどった声で夏妃は答える。彼女が知らされた伝承とはあまりにも違ったからだ。
「どうせ何が真実か、すぐにわかる。神はもう目覚めたのだからね」   
 それきり、参道に沈黙が落ち、地面を踏みしめる音だけが響いた。

201:妖蛇魔淫伝 第三章
08/03/20 02:27:17 YvZyfjsr
 やがて山門が見え始め、黒々と目前に広がるに至って、二人は歩みを止めた。
 闇に沈む山門に、三人の巫女達がたたずんでいたからだ。
「清恵おばさんに、涼子か。……そちらの銀髪美人は、ひょっとして闇姫さんかい?」
 山門の左側には若さと色気を多分に残し、中年と言うよりは成熟した女性、そう呼ぶのがふさわしい円熟の美人が、巫女装束で長刀を構えていた。顔は全くの無表情で目にも感情の光はない。
 右側には、若い巫女が槍を構えていた、左の女にどこか面影が似通っており、母娘であることがわかったが、やはり同様に無表情で目に感情はなかった。
 もっとも人間的だったのが、山門の真ん中にたたずむ、星くずが振るような銀髪の巫女である。
 その女の目には嘲弄と自信が揺れており、口元には飛び込んできた獲物をどう料理するかを楽しむ薄い笑いが張り付いている。
「……いかにも、神守止郎」
 闇姫はそれだけしか答えなかった。
「あんた達がうちの山で無茶やってくれたんで、始末をつけなければならないんだ。悪いな」
「……ふっ。……たわむれに聞いておくが、妾の邪魔を止める気は無いか? そなたが望めば男としての喜びを存分に与えることぐらいは造作もないが?」
「僕にも女性の好みがあるさ」
「……そなたは殺してから犯し抜いてやろう」
 止郎が走り出すと共に、左右の女達が闇姫をかばうように行く手を遮る。
 突き出される槍をかいくぐって、涼子に迫った止郎を長刀が遅う。舌打ちして身を翻したところに、鋭い槍の突きが何度も襲いかかった。
「止郎!」
 手助けをしようとした夏妃の肩に、冷たく青白い手がかかる。
「邪魔をしてはなりませんわ」
 愕然と振り向く夏妃の首筋に生臭い息が掛かった。
 痛みと共に全身が止めどもなく冷えて知覚を失っていくような感覚に襲われる。
 じゅるりじゅるりと嫌らしい音を立てて血が吸われ、夏妃の脳裏を絶望が占めた。
「そんな、心臓をつらぬいて倒したはず……」
「この双破を滅するには、少しばかり足りませんわ」
 その言葉と共に吸血姫は、首筋につけた唇を離し、力が抜けた夏妃の体を押した。
 槍と長刀をかわして戻ってきた止郎が、夏妃の体を受け止め、山門の真ん中で立ち止まる。
「……嫌な気配は、あんただったか」
「好ましい殿方を追いかけるのはたのしゅうございました」
 血に濡れた唇で双破は優雅に微笑んだ。

202:妖蛇魔淫伝 第三章
08/03/20 02:29:33 YvZyfjsr
「さて、剣術遊びは、そろそろ仕舞いにせんとな」
 闇姫が言うと操られた二人の巫女が、音もなく止郎を囲み、印を結んで、呪詞を唱え始める。
 山門に設置された阿形と吽形の二つの仁王像が割れ、中からわき上がった大量のツタがうねくって止郎をうかがうようにうねった。
 双破が大鎌を振りかざし、闇姫が組んでいた手をほどき、優美な装飾のついた直刀を抜く。
 止郎が夏妃を横たえ、腰を少し落として抜き打ちの構えをとる。
 しばし、静寂の時が過ぎる。血が滲むがごときの緊張が山門を包んだ。
 林のどこかで鳥が奇怪な叫び声をあげ羽ばたく音が続いた。それが死闘の合図だった。
 うなりを上げてツタが止郎に殺到する。同時に飛び上がった双破がツタごと両断せんばかりの勢いで大鎌を振るい、闇姫が呪詞を唱えながら直刀を振るい、闇色のきらめきが止郎に迫った。
 止郎は動かなかった。
ツタの大群が止郎を飲み込もうとした瞬間、鈍い褐色の光が二閃、三閃しただけであった。
 それだけで双破が苦鳴を放って大鎌を取り落とし、闇姫は驚きの表情で直剣を構えなおして一歩退き、そしてツタは止郎を避けるように地面に倒れ 力なく震えていた。
「大雪山工藤流念法」
 斬撃の前と寸分変わらぬ姿でそれだけを止郎はぽつりとつぶやいた。
 止郎の胸にかすかな光がともっていた。止郎の開けたチャクラである。
 止郎は未だ胸で止まっていたが、師匠なら頭頂のチャクラまで開き、聖人のごとく後光が差すであろう。
 また、師匠と違い、その木刀も無銘である。
 だが無銘とはいえ、魔を討ち妖を退けてきた念法と神守の幾多の血と汗の結晶でもある。
 止郎の胸にともる光をみて、闇姫ははじめて笑いを消し、憎しみに顔を歪めた。
「青臭い小僧めが、聖人のまねごとで妾の邪魔をするか!」
「親父とお袋、そして殺された一族の無念、おまえに払ってもらう」
 ゆっくりと晴眼に構えられた木刀から、凄烈な気がほとばしり、闇姫はさらに一歩退いた。
 二人の巫女も、吸血姫も、止郎の体から放たれる凄愴な鬼気に、指一本を動かせなかった。

203:妖蛇魔淫伝 第三章
08/03/20 02:31:56 YvZyfjsr
「かっこいいね、止郎兄さん」
 骨がらみの鬼気を破ったのは、四人目の巫女であった。
 山門へと降りてくる、闇に沈む参道にその巫女はいた。
 止郎の放つ鬼気を全く意に介さず、場違いに手を叩きながら、屈託のないにこやかな笑いを浮かべて、ゆっくりと参道を下り歩み寄る。
 小夜璃であった。
「くく、双破に闇姫、そして神守のお二人、役者がそろってるではないか」
 小夜璃の後ろから、巫女装束をだらしなく着崩す夕蠱が従っていた。
「生きていたのか……と喜びたいが、……処女だけではなく心まで犯されたか」
 構えを八相に変えて、止郎がつぶやいた。後の先をとる状況対応型の構えである。
「生まれ変わったと言って欲しいな、止郎兄さん。私は真の神守の巫女になれたの」
「……すまない。おまえまで邪神の犠牲にしてしまった」
「くくく、剣士殿は我らの悦びをまったくわかっておられない」
 止郎の苦いつぶやきは、すげない嘲笑で断ち切られる
「仕方ないわ。男だもの」
「では、主様によって女に変えて、わかっていただきましょうか」
 唾液をすする音と共に、異様に赤い舌で夕蠱は己が唇をなめ回し、胸肉を自らもみしだいた。
 目が淫猥な期待に輝いて、小夜璃をみる。
「……そうね、それはいいわ」
 小夜璃の目にも暗く淫蕩な光が宿った。
「千巳様に穴という穴を愛していただき、逸物は残して我らが孕むまで絞りましょうぞ」
「ええ、そして出来た子をまた千巳様に捧げ、その子も止郎兄さんに孕ませてもらって……。永遠に千巳様に喜んでいただきましょう。」
 夕蠱が己の胸を弄んでいた腕を降ろす。にも関わらず妖女の豊かな胸は見えない手に弄ばれるようにひしゃげ、蠱惑的に形を変えた。
 悩ましげな吐息を吐き、夕蠱は足を広げる。巫女装束だった胴衣が、緋袴が、次第にほつれ、蛇のごとく妖女の体を這い回りまさぐる。
蛇とも陰茎ともつかなくなったものが、妖女の股間に差し入れられて、妖女の顔はだらしなく融けて呆けた。
「おおおぉぉぉ、主様が……そこの剣士を貫けば、……その剣士には……闇姫を犯させて、あひぃぃ……孕むまで出させましょうぅぅぅぅぅ」
 小夜璃の控えめな胸も、すでにはだけられて、無数の細く白い糸ミミズのようなものが、至るところをいやらしく這いずっていた。
 胸の頂きでは、それらが薄桃色の乳首に巻き付いて縛りあげ、その体を埋めたり出したりしていた。
「はぁぁぁ止郎兄さん、主様はぁぁぁ、こんなにぃぃ……すばらしい……のよ」
 股間から小水がだらしなくも勢い良くほとばしり、濡れ光る愛液が、幾筋も跡をつけて、腿を臑を濡らした。
「あぉぉ、男では珍しくぅぅぅ、主様が、……止郎兄さんを気に入ったのぉぉぉ。……だからぁぁ、止郎兄さんにはぁぁぁ、可愛いおっぱいをぉぉぉぉぉ、……はぁあぅぅ、……つけてあげるうぅぅぅ。
おしりも綺麗にしてあげるしぃぃ、あそこは処女ぉぉぉおおおおおおおお……」
 その絶叫と共に、肉縄があふれた。二人の髪から、股から、地面から、影から、肉蛇が現れ、うごめく肌色の草むらとなる。
「闇姫様、双破」
「お母さん、お姉ちゃん、止郎兄さん」
 夕蠱や小夜璃にからみついた肉縄は、確かに二人の喉を犯し汚してうごめいていた。
 なのに、二人の声は、奇妙なことにいささかもくぐもることなくはっきり聞こえた。
「「ここで贄にしてあげる」」

204:妖蛇魔淫伝 第三章
08/03/20 02:33:00 YvZyfjsr
以上、投下終了です。

誤字脱字失礼します。

205:名無しさん@ピンキー
08/03/20 10:25:46 KsPMJ5pn
なんという、おあずけ感…
夏妃たんのエロを期待しつつ続きをお待ちしております

206:名無しさん@ピンキー
08/03/20 16:59:19 A7kel706
乙です。
なんという寸止め…
この沸き立つリビドーをどこに向ければいいのだ。
続きが楽しみ

207:名無しさん@ピンキー
08/03/22 07:58:40 A7lvUdMh
触手モンスターは体質に合わせて自分にとって有利な地形で戦うのが多いよね
ゲル状やスライムタイプは水辺など

208:名無しさん@ピンキー
08/03/22 08:13:57 9x9CNndx
ここで、敢えて砂漠の真ん中でオアシスに擬態して獲物を誘う、漢なスライムに
ご登場願いたい。

209:名無しさん@ピンキー
08/03/22 09:09:44 JmtNbtlk
どうやって水分維持してるんだww
あれか、ヒアルロン酸とかコラーゲンたっぷりで保湿能力高いのか
……もしそんなのいたら、「美容に良い」ってことで乱獲されてそうだな……

210:名無しさん@ピンキー
08/03/22 12:42:44 Rop75Us9
>>209
あまいな、なにも本当にオアシスが無い訳じゃない
触手がオアシスの上に巣くってるとは考えると無問題さ

211:名無しさん@ピンキー
08/03/22 13:39:28 LV4D9+8f
いずれ女の子にとって触手がオアシスになるのさ

212:名無しさん@ピンキー
08/03/22 16:34:54 RWOTPvbP
女の子のお股周辺がオアシスになるんじゃないの?

213:名無しさん@ピンキー
08/03/22 20:06:00 nJl5NzYj
なるほど。
おにゃのこのオアシスから水分を得て水分維持をしているわけですね。

214:名無しさん@ピンキー
08/03/23 04:50:14 ZO+6pF1T
>>208
スライム「ククク……感謝するぞ。貴様が来るのがもう三時間遅ければ干からびていたところだ……!」

男らし……いや、バカか。

215:名無しさん@ピンキー
08/03/23 08:50:25 vyN5jXdh
>>214
ワロタ。けどシチュとしちゃアリだな

216:名無しさん@ピンキー
08/03/23 09:56:05 xtjyg5pu
これだけの暑さで相手は弱ったスライム系だから楽勝ね。良い汗かく程度にボコボコにしてあげるとの安易に考えた結果

数十分後。服はボロボロで身体はスライムに包まれ浸された状態で、
こんな筈じゃ・・・・砂漠地帯なのに何で・・・・強すぎる
って半泣き状態でイカされ続ける女性

ってパターンになりそうだよね

217:名無しさん@ピンキー
08/03/23 14:28:12 C6frIueX
>>216
んで女の子の愛液吸って生き返るぜーー!! とかやってるけどそれ以上に蒸発する水の方が多くて結果的に自滅するんですね、わかります

218:名無しさん@ピンキー
08/03/23 19:02:43 btQbQP0B
その程度の水分で砂漠生活できるとなると、スライムというより有殻アメーバか?
いや、それは美しくないか。既出だがここは一つ、超高級化粧品の原料になる
スライムと、美を求める女性が食うか食われるかの死闘を…



219:名無しさん@ピンキー
08/03/24 00:06:22 e90ZVDY1
何故だろう?
普通に男がやって来てスライムを捕獲し、製品化されてから女性の手にわたるという最悪のパターンが見えたのは

220:名無しさん@ピンキー
08/03/24 00:46:19 AbKRcSOj
女性がヒューマノイド、男性が触手スライムな種族で
子供がなかなかできないのでお互いが職場で適当に集めた情報からいろいろなプレイを……
というのを思い付いた

221:名無しさん@ピンキー
08/03/24 05:58:47 NkfVQo3Z
>>218
スライムツムリとかか >有殻

222:霜月
08/03/24 07:56:24 VTfDDfJJ
久しぶりにお邪魔します。
某掲示板で描いた絵なのですが、オークに負けた冒険者の末路という設定です。
URLリンク(tentacle.sakura.ne.jp)

これのSSを貼らせて頂きます。

223:霜月
08/03/24 07:58:14 VTfDDfJJ
…カサリ…
右の藪から葉擦れの音が聞こえた。
やっぱり近くに隠れていたようだ。
まぁこれだけ臭いをぷんぷんさせてれば、隠れようもない。
俺はこんぼうを構えると、右へと振り向いた。

「たぁぁっ!!」
突然気合を込めた一撃が横殴りに俺の頭に当たった。
バレたのに気づいて飛び出して来たヒトが、手に持った棒切れで殴りかかってきたのだ。
だが元々殴る為の棒でもないし、その細いっこい腕の力ではたかが知れている。
背丈は俺より頭ひとつ高いが、なんせ横幅は俺の半分もないのだ。
流石にチョイとは痛かったし額が少し切れたが、それだけのことだ。

「…汝の偉大なる力の欠片を、我に分け与えたまえ。不浄なる者共を…」
俺が怯みもしないのを見て、ヒトは手にした変な飾りのついた棒切れを振りかざすと慌てて祈り始めた。
だが祈り終わるまで待ってやるバカはいない。
思い切りこんぼうで弾くと、細い棒はポキリと折れて藪の中へと飛んでいった。
使い物にならなくなった切れ端を握り締めたまま、ヒトは動けなくなっている。
返すこんぼうでこめかみを殴ると、ヒトはその場に倒れこんだ。
あまりに簡単すぎて、俺は拍子抜けした。

224:霜月
08/03/24 07:58:59 VTfDDfJJ
こいつら冒険者はいつも群れで行動する。
鋼で出来た丈夫な鎧を来た連中が前に立ち、俺達を目の仇にして狩り立てる。
やっとケガさせたと思ったら、後ろに隠れてたこいつら神官があっという間に治してしまう。
とてもじゃないが、俺みたいな下っ端オークじゃ束になっても適わない相手だ。
だが今回は珍しく群れではなかった。
森の主とも言われる地竜にズタボロにされて、無事なのはこの神官サマだけになっていたのだ。
そこに俺が偶然通りかかったというわけだ。

仲間の助けがあればこそ強力な術も使う余裕もあるが、たった一人では逃げ惑うのが関の山。
それで俺との追いかけっこが始まったのだった。
取り残された連中は、きっと今頃くたばっていることだろう。
怒り狂った地竜が見逃してくれるはずもない。
あそこからはもう結構離れたはずだが、万が一にでも地竜に見つかったらヤバイ。
巻き添えでとばっちりを食うのは願い下げだ。
俺は気絶したヒトを担ぎ上げると、夕暮れの藪の奥へと入っていった。

ここならば大丈夫だろうと思える場所で、俺は獲物を下ろして品定めを始めた。
目深に被った帽子を毟り取ると、うなじで切りそろえた赤い髪がバサリと広がった。
ツヤも色気もありはしないが、少しガキっぽい顔には似合っていないこともない。
化粧っ気の欠片も無いが、そこそこの美人と言ったところだ。
色が白いだけに長い睫毛と赤い唇が引き立っている。
尤もこんな面覆いのついた帽子を被り続けていれば、いくら出歩こうが日に焼けないのも当然だ。
もう夏も近いというのに、黒い長袖の法衣に薄手の手袋までつけている。
とことん肌の露出をなくそうというその徹底ぶりに俺は呆れた。

225:霜月
08/03/24 07:59:34 VTfDDfJJ
装身具といえば真鍮の首飾りに、青銅の指輪と耳飾り…大した金にはなりそうもない。
そのどれもに特徴的な三日月の紋様が彫り込まれてあった。
腰に下がった鞄を探ると、保存食の他に得体の知れない飲み薬や軟膏が入っていた。
自分で使う気にはなれんが、コボルトの爺ぃに売れば酒代くらいにはなるだろう。
金額的にはパッとしない結果だが、まぁ仕方ない。
その分こいつ自身が高く売れるだろう。

服の胸元をほどくと、サラシを巻いた胸がこんもりと膨らんでいた。
胸の谷間に指をかけてサラシをずらすと、たわわな胸が片方こぼれ落ちる。
たぷたぷと揺れる乳房は、あまりの柔らかさに触った指先が埋まった。
…よしよし、こいつは中々良い乳をしているぞ…
俺は産毛の一本一本を数えられるほど間近から見つめ、頬擦りをしながら匂いを嗅いだ。
服から立ち昇るカビ臭い香の臭いに隠れて、かすかに石鹸の匂いが残っていた。
流石は神官サマ、冒険者と言えどもコマメに身体を洗っているのだろう。
香は魔除けの為だろうが、幽霊や骸骨どもじゃあるまいし俺には全く関係ない。
逆にこの臭いのせいで俺から逃げ切れなくなったのは笑うしかない。

226:霜月
08/03/24 08:00:06 VTfDDfJJ
それにしても一体何ヶ月振りのメスだろう。
半年近く前に、まだ胸も膨らみきらないガキを皆で回したのが最後だったろうか?
あの時はさっさと爺ぃに売っ払って金を分けたから、じっくり眺める時間もなかった。
目が痛くなるほどに白い膨らみの天辺には、大きな乳輪が桃色に染まっている。
しかしその中心には小さな穴があるだけで、乳首がなかった。
試しに穴を抉じ開けてみると、乳首が完全に埋まっているのが分かった。
指先で突付ついても、それはそう簡単に穴から出て来ようとはしない。
つまんで引っ張ったり、グリグリとこね回すと、やっと顔を出した。
渋々硬くなった乳首をパクリと咥えると、俺の舌の上で、右へ左へと逃げ惑う。
最後にチュポンと音を立てて逃げ出した時には、乳首はもう穴には戻れない大きさになっていた。

…良く言うだろ?右の乳を揉まれたら、左の乳も差し出せってな…
反対側のサラシもずらすと、寸分違わぬ見事な乳房がプルリと飛び出した。
しかしこっちの乳首はえらく素直で、軽くつまんだだけでムリムリと押し出されてきた。
左右の乳首を交互に吸っていると、気絶していたメスが身じろぎをした。
どうやらそろそろ目を覚ましそうな雰囲気だ。
俺はメスの法衣を剥くと、ほどいたサラシで両手を縛った。
純白の下帯をほどくと、顔に似合わず意外と毛深いのが分かった。
脱がすのが面倒なので靴はそのままにしたが、それ以外はこれでスッポンポンだ。

膝を大きく開かせると、赤茶色の髭を生やした下のお口もぱっくりと開いた。
気絶した拍子に漏らしたのか、少し小便臭いのはご愛嬌だ。
呼吸に合わせて2枚の肉の羽がヒクヒクと動く。
小さな豆から小便の穴まで丸見えだが、膣の中までは見えない。
というのも薄い朱色の膜が立ちふさがっていたからだ。
膜の真ん中には小指の先ほどの小さな穴が開いていたが、それ以外は完全に塞がれていた。
正真正銘の処女の証拠だ。

227:霜月
08/03/24 08:00:33 VTfDDfJJ
このメスが処女だと言うのは、首飾りを見たときから確信していた。
月の女神に仕えるのは、純潔の乙女と相場が決まっている。
なんでもこいつらの処女を奪えば、10年は寿命が延びるというもっぱらの噂だ。
それが本当かどうかはともかく、処女のままでならかなりの高値で売れる。
だが売る前にちょっとイタズラするくらいなら構わないだろう。

オレみたいな下っ端はメスにありつけること自体が珍しい。
ましてや処女なんてのは、もう2度とないかも知れない。
気が済むまでとことんいじり回してやろうと思った。
意外と弾力のある膜を舌先で舐めていると、俺の猪ッ鼻がちょうど豆に当たった。
ついでに鼻先で擦りあげてやると、小さな包皮がめくれて中身がわずかに顔を出す。
調子に乗ってシコシコとしていると、その刺激のせいかメスが目を覚ました。

「…ん…うぅん… …え?ブタっ!?…い、嫌ぁっ!」
耳を突ん裂く声が辺りに響く。
「…離れてっ…離れなさい、汚らわしいっ!」
「ブヘヘ…勇ましいことだが、股ぐらおっ広げて凄んだ所で格好がつかんな」
「何を…やっ…ムグ…ン…」
俺は落ちていた手袋を丸めるとうるさい口にねじ込み、その上から猿ぐつわを咬ませた。
変な呪文でも使われる前に口は塞いでおいた方がいい。

228:霜月
08/03/24 08:01:07 VTfDDfJJ
「ム~、ム~」
「とりあえず静かにした方がいいぞ。大声を上げたところで、助けなんかは来やしない。
来るとしたらさっきの地竜サマだぞ」
ドスを効かせた俺の言葉に、メスは喉まで出掛かった悲鳴の続きを呑み込んだ。
もっともこんだけ離れりゃ聞こえるわけもないが、そんなことにメスが気づくはずもない。
「どうした?もう叫ばないのか?」
歯を食いしばったメスは睨みながら、引き締まった太ももで俺の顔を挟んで締めつけてきた。
おそらく脚を閉じようとしているのだろうが、すべすべの内ももがかえって頬に気持ちいい。
俺の顔の毛がザリザリと音を立てて、なめらかな肌を擦った。

俺は目の前でプルプルと震える乳房を力一杯鷲づかみにした。
「ブヘヘ、こんないいオッパイを一生使わないなんて勿体無い。
使えるものは使えるうちに使っとかんとな」
俺が揉んだりこね繰り回しても、メスはもう何も言わなかった。
メスは身をよじったり首を振ったりはするのだが、返事どころかうめき声ひとつ上げない。
清楚な顔を恥辱に赤らめ、じっと耐えながら悶える様子が何ともいじらしい。
こうなったらどこまで我慢できるのか、試してみたくなるというものだ。

229:名無しさん@ピンキー
08/03/24 08:01:44 VTfDDfJJ
「それじゃ汚らわしいバケモノが、清らかな神官サマの小便臭い所をナメナメしてキレイにしてやるぞ」
オレはメスの股間に顔を埋めた。
肉びらを舌で掻き分けると、わざと音を立てながらペチャペチャと舐めた。
中々いい味をしていたが、縮れた毛が歯にはさまるのが少し煩わしい。
しかも開発されてないせいか、いくら舐めてもメスの反応は鈍かった。
だが陰核をチロリと舐めた瞬間、華奢な身体がピクンと揺れた。
更に剥けかけた皮の間に舌をこじ入れて、小さな円を描くように舐めまわしてみた。
すぐに皮は完全に剥け、可愛く勃起した肉芽が無防備になった姿を晒した。
俺が舌を動かすと、それ合わせてメスの身体はピクピクと動いた。

「おやおや、やけに感度がいいぞ。さては夜中に時々、こっそり自分でいじってやがるな?
こいつはとんだ聖女様だ…どうだ?自分でするより、してもらった方が気持ちイイだろ?」
俺は口に含んだ肉芽をしゃぶり続けながら、息荒く上下する乳房をこね回した。
この3点攻めはどうやら効いているようで、面白いように白い身体が跳ね回る。

「…ヒン・・・ヒィッ…ヒンッ…」
しゃくり上げるような息遣いが段々大きくなっていく。
それに応えるように、俺は肉芽を前歯で軽く噛んだ。
「…ヒィーーー!!…」
メスが仰け反ると、くいしばる歯の隙間からひきつった息が吸い込まれた。
そしてカクカクと痙攣すると、大量の汁をぶちまけた。
俺の顔にもまともに引っ掛けられたが、別にこちらは困りはしない。
珍しい処女の潮吹きというものを存分に味わい終わった頃には、メスはぐったりとしていた。
あっけないが、どうやら今のでイッたらしい。
…あぁ、やっぱりガマン出来ねえや…
俺は口の端を手の甲で拭って立ち上がった。

230:霜月
08/03/24 08:02:32 VTfDDfJJ
我に返ったメスが、猿ぐつわごしにくぐもった声をあげた。
「…ワウィッ?ワウィヲ…」
「何をって、そりゃナニするに決まってんだろ?
性交、子作り、強姦、種付け…呼び方は何でもいいや。
要はこいつをお前のオマ○コにブチ込んで、さんざ楽しんだ後に子種を注ぎ込んでやろうってこった」
俺はニヤついて答えながら、固く締めていた下帯を緩めた。

「お前ばっかり気持ちよくなるのは不公平ってもんだろ?
今度はお前がこいつを気持ちよくさせてやる番だとは思わんか?」
自由になったムスコがピョコンと背を伸ばした。
太さはヒトの半分程度しかないが、長さは倍以上ある。
しかも先端がねじくれていて、メスの腹の中をしっかりと掻き毟れるようになっている。
どんなアバズレもむせび泣く、自慢のムスコだ。

ビクビクと脈うつ俺のムスコを見て、動きの止まっていたメスが悲鳴をあげた。
「イワーッ!ウェッワイウィ、イワーッ!」
「イヤってか?だが俺に捕まった時点で、お前に選ぶ権利はないぞ。
そういやさっきは俺のことをブタ呼ばわりしてくれたよな。
そのブタに犯られるお前はさしづめメス豚ってところか?ブヘヘ…」

231:霜月
08/03/24 08:05:52 VTfDDfJJ
オレはひざまずくと、往生際悪く閉じようとする膝を割り開いた。
そして丸見えになった処女膜の、そのど真ん中に小さな空いた穴にムスコの先端を差し込んだ。
細くねじれた先端部分はすんなり通ったが、太くなる根元に向かってだんだん抵抗も強くなる。
俺はその感触を楽しみながら、ジワジワと奥へと押し込んでいった。
メスは断末魔の絶叫をあげ、きれいな顔を醜く歪めた。
そしてこれが限界かという所で更にもう一押しすると、弾けるように薄膜が破れた。
まるで茹でた腸詰めに歯を立てた時の様な、プリッとした感触が小気味良い。

中はヌルヌルとして温かったが、それでもキツイ。
生娘がガバガバな筈もないが、ここまでキツイとは思わなかった。
まるで柔らかな手で握りしめられているようだった。
半分程入れただけで一番奥に突き当たる。
引き戻すと粘膜に覆われたヒダヒダが、ムスコの敏感な捻じれた所に絶妙の締まりで擦れ合う。
あまりの気持ち良さに、俺の腰は止めようもなく勝手に動いた。
勃つのがやっとの爺ぃでも、確かにこれなら10年若返ろうというものだ。

ここまでくるとメスも大人しいものだった。
入れるまではそれなりに抵抗して暴れもしたが、もう疲れたか諦めたかしたのだろう。
よく見ると何やらうまく息が出来ずに顔色が変わってきたようなので、慌てて俺は猿ぐつわをほどいた。
濡れた手袋を口から引き出すと、染み込んだよだれがねっとりと糸を引く。
目に涙をためて咳き込むメスが落ち着いたところで、俺は顎を掴んでこちらを向かせた。

232:霜月
08/03/24 08:06:40 VTfDDfJJ
「殺して…いっそ私を殺して…」
「へ?…あぁ、そうか。自殺するような不届き者は神サマの所へ行けないんだったよな?
だが殺しちまうなんて勿体ねぇことを、俺がするわけねぇだろ?ブヘヘ。
ところでなんだが、オークのチ○ポコが何で細長くって捻じれているか知ってるか?」
メスは俺の質問に答えず、あらぬ方へ顔を背けた。
「それじゃ、今からそのワケを教えてやるぞ」
俺はムスコの先端で探りながら腰を落とし、一番奥にある小さなくぼみにあてがった。
そしてぐっと押し込みながら、ぐるりと身体を回した。

「い…痛いっ…やめてっ…早く抜いてぇ…」
「よっと、これでよし…ブヘヘ…今何が起こったか分かるか?
俺のチ○ポコがお前のオマ○コの更に奥…子袋の中にまで入り込んだんだ。
ほぅら、お前の腹の中で動いているの…感じるだろ?」

その締め付けは、膣よりも遥かに凄まじいものだった。
入り口はキツクて、俺の逸物が食い千切られるかと一瞬本気で思った。
しかしその先の子袋は逆に弾力があって柔らかい。
伸び縮みする内壁が、ムスコに優しく絡み付いてくるのだ。
俺はその中味を掻き混ぜる行為に没頭した。

233:霜月
08/03/24 08:07:18 VTfDDfJJ
「くぁ~、こりゃ堪らん。それじゃそろそろイクぞ」
「それだけはやめてっ…。中には出さないでっ」
「もう遅ぇよ…うぐっ…ぐっ… …」
「いやぁっっ!!… …いや… …うぅっ…ひどい、ひどすぎるわ」
「…ふぅ…ぜ~んぶ中に出しちまった…メスなんて久しぶりだから、濃~いのがたっぷり出たな。
こりゃ妊娠確実。きっと秋には可愛い俺たちの仔豚ちゃんが生まれるぞ」
「いやぁ…バケモノの赤ちゃんなんて絶対にいやぁ…」

既に孕んでいるかのように、下腹がぷっくりと少し膨らんで見えるのは気のせいだろうか?
メスは空を見つめてうわ言のように小さく呟いている。
視線を追って見上げれば、沈んだ太陽の上に糸のように細い三日月が光っていた。
「…神よ…この婢女の祈りに、何故に応えては下さらぬのか…何故にかような辱めを…」
「ブヘヘ…おまえはな、見捨てられたんだよ」
俺はメスの首を抱えるように押さえ込むと、その小さな耳に笑いながら囁いた。

「言っとくがお前はもう清き聖女サマじゃねぇ。
今さらいくら祈ったところで、潔癖な神サマにはお前の声は聞こえやしねぇ。
小汚ねぇメス豚がブヒブヒ泣き喚いても、知ったことじゃねぇんだろうさ」
大きく見開いた両目から大粒の涙が零れて落ちた。

234:名無しさん@ピンキー
08/03/24 08:07:49 VTfDDfJJ
俺はゆっくりとムスコを抜き出した。
破れた処女膜の残骸が血まみれになった膣壁にへばりついている。
指で拡げると、真っ赤に染まった洞窟の奥から、とろりと白い液が溢れ出た。
濁った汁は途切れることなく流れ出続ける。
試しにメスの下腹を押すと、ゴボリと音をたてて噴き出してきた。
その量のあまりの多さに、我ながらつい笑ってしまった。

俺は破れ落ちていた神官衣で汚れたムスコを拭い、下帯を締め直した。
ついでにメスの股間も軽く拭った後に、血に染まった布を遠くへ投げ捨てた。
周囲に散らばった戦利品はまとめてズダ袋に詰め込んだ。
メスは縛ったサラシを一旦ほどいて、改めて後ろ手に縛り上げた。

「…助けて…お願いだからもう放して…」
「さぁこっちに来い。サッサとここから動くぞ。
あまりのんびりしてると、血の臭いを嗅ぎつけて腐肉喰らいが集まって来るからな」
メスの戯言は無視して、赤い髪を掴んで無理やり立たせ、引きずるようにして歩き出す。
そしてネグラに向かいながら俺は考えた。
こいつを爺ぃに売っ払うべきか、それともネグラで飼い続けるか…それが問題だ。
まぁそれは、飽きるまで楽しんだ後にでも決めればいいことだ。

235:霜月
08/03/24 08:08:55 VTfDDfJJ


以上です。
気がついたら結構長くなってしまいました。すいません。

236:名無しさん@ピンキー
08/03/24 18:27:43 jR4gF0W+
イエッハー!GOOD!

何気に触手人口比率が高い場所だけに、亜人系の魔物は貴重だぜ。

237:名無しさん@ピンキー
08/03/24 23:29:04 RdByMCgm
良いね良いね
お持ち帰り→細長いチ○ポで尻を掘られる→亜人に売られて輸姦まで妄想した

238:名無しさん@ピンキー
08/03/24 23:53:34 1JxvlFOk
確かに最近無かったなぁ亜人系


239:すらいむ
08/03/24 23:59:19 h1BXvICS
「はあああーーーーっ!!」
凛とした声とともに、魔力を帯びた剣が振り下ろされた。
鋼の如き装甲をものともせず、魔蟲の頭部をズタズタに切り裂く。
余波は円状に広がっていき、周囲の蟲をも吹き飛ばした。
残された魔蟲の胴体はしばらくの間もがいていたが、その動きは次第に
弱弱しくなっていき、ピクリとも動かなくなった。

やがて土埃が収まると、魔蟲のそばに女剣士の姿が確認できた。
淡い金色の髪をポニーテールに縛り、身にまとう軽防具は魔力を帯びた宝石で
装飾されている。
彼女の名はリーシャ、人々を守る剣士ギルドに属する魔法剣士である。
この日も魔物退治の依頼を受け、洞窟に潜む蟲の殲滅を行っていた。

先ほどリーシャが倒した魔蟲こそ、蟲を生み出す女王にあたる蟲だろう。
兵隊格の蟲は生殖能力を持たない。親玉を失った巣は、やがて消滅するはずだ。
これで近隣の村の被害も無くなる―しかし、一つ腑に落ちない点があった。

(おかしいわね。情報では、魔物は蟲だけではなかったはず)

洞窟の奥は、大きな空洞になっていた。リーシャは壁に沿って歩きながら、
おかしなところが無いか入念に調べる。
記憶が正しければ、ギルドの情報ではオーガ(下級の鬼人)や
トロル(下級の獣人)の目撃報告もあったはずだ。
通達された魔物の巣はこの洞窟だけだったのだが、洞窟内には蟲しか
潜んでいなかった。
近隣の村から攫われたはずの村人の姿も見当たらない。

おそらく、ギルドが把握出来ていない巣が付近にあるはずだ。

(……ここで考えていても仕方ないわ、ひとまずギルドへ報告して、
 判断を仰ぐのが良策ね)

わずかな間思考し、そう結論づける。リーシャは洞窟の出口へ向かおうとした。

「―ッ!?」



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