【涼宮ハルヒ】谷川流 the 58章【学校を出よう!】at EROPARO
【涼宮ハルヒ】谷川流 the 58章【学校を出よう!】 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
08/02/13 23:30:37 mOIXJ7Rr
Q批評とか感想とか書きたいんだけど?
A自由に書いてもらってもかまわんが、叩きは幼馴染が照れ隠しで怒るように頼む。

Q煽られたりしたんだけど…
Aそこは閉鎖空間です。 普通の人ならまず気にしません。 あなたも干渉はしないで下さい。

Q見たいキャラのSSが無いんだけど…
A無ければ自分で作ればいいのよ!

Q俺、文才無いんだけど…
A文才なんて関係ない。 必要なのは妄想の力だけ… あなたの思うままに書いて…

Q読んでたら苦手なジャンルだったんだけど…
Aふみぃ… 読み飛ばしてくださぁーい。 作者さんも怪しいジャンルの場合は前もって宣言お願いしまぁす。

Q保管庫のどれがオススメ?
Aそれは自分できめるっさ! 良いも悪いも読まないと分からないにょろ。

Q~ていうシチュ、自分で作れないから手っ取り早く書いてくれ。
Aうん、それ無理。 だっていきなり言われていいのができると思う?

Q投下したSSは基本的に保管庫に転載されるの?
A拒否しない場合は基本的に収納されるのね。  嫌なときは言って欲しいのね。

Q次スレのタイミングは?
A460KBを越えたあたりで一度聞いてくれ。 それは僕にとっても規定事項だ。

Q新刊ネタはいつから書いていい?
A最低でも…………一般の――発売日の…………24時まで――待つ。
A一般の発売日の24時まで待ってもらえますか? 先輩、ゴメンナサイです。

Q1レスあたりに投稿できる容量の最大と目安は?
A容量は4096Bytes・一行字数は全角で最大120字くらい・最大60行です。
Aんふっ。書き手の好みで改行をするのも揃えるもバッチリOKです。

3:名無しさん@ピンキー
08/02/13 23:31:07 mOIXJ7Rr
規制情報色々


627 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/15(火) 21:54:50 ID:x6K+J9Jh
  あ、知らない新規制を発見したので、既出かもだけど報告。

   一行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えるそうです。
   SS文面の区切りが良いからと、最初に改行いれるとマズイみたい。

630 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/15(火) 23:03:23 ID:JkkZ5sEy
  デザインとして最初に改行入れたいときは、スペースを入れておけばいいらしいよ。
   と一応報告。

736 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 07:28:51 ID:sjR/O4I0
   ---
   ↑文頭にこういう単一キャラクタが重複するのもまずいらしい、と風の噂で。

4:名無しさん@ピンキー
08/02/13 23:31:37 mOIXJ7Rr
遅くなってすまん。

5:名無しさん@ピンキー
08/02/13 23:33:27 COE7Z850
>>4


6:名無しさん@ピンキー
08/02/13 23:49:06 OTf0MmD0
>>1
おぉ、立ててくれたのか!乙

7: ◆LeyXT4003g
08/02/13 23:58:31 tZQZaVtP
>>1
乙かれ。やれやれ。

8:名無しさん@ピンキー
08/02/14 00:38:53 2emg/udB
>>1

9:名無しさん@ピンキー
08/02/14 00:51:50 yfMG56Ea
以下、雑談をお楽しみください


10:名無しさん@ピンキー
08/02/14 00:52:54 2emg/udB
前スレの演奏読んだ。感想は容量オーバーで投下できなかった。
ハルヒとキョンの性格が原作どうりでリアルすぎ。
キョンは楽しいのだろうけど疲れがたまってるみたいですね。
下手したら過労で倒れるかブチ切れるか…

11:名無しさん@ピンキー
08/02/14 01:26:17 zlqs7V5h
エロパロ板で1番不要なスレみーっけ

12:名無しさん@ピンキー
08/02/14 01:42:45 dCxb1Tl2
もう新スレか

13:名無しさん@ピンキー
08/02/14 06:00:02 FeiTIXjR
演奏の続きをずっと待っていた、作者GJ!

14:名無しさん@ピンキー
08/02/14 10:20:55 iqlB1YwP
あれ埋め荒らしだろどう見ても…

15:名無しさん@ピンキー
08/02/14 10:40:18 WQGs1Hv1
あれはVIPのコピペなの?あの作品知らなかったけど。

16:55-337
08/02/14 11:59:15 0tcfEZc0
忘れられた頃に古泉×長門→キョンで陰謀。
苦手な方は御注意ください。

17:意味を為さない哀dentity
08/02/14 12:00:37 0tcfEZc0
「―ありがとうございます。大切に食べますよ」
笑顔に付け加えて感謝を述べた折にも、気恥ずかしさを掻き消すようにひたすら喋り続ける涼宮さんや、満足気に、照れ
臭そうに微笑む朝比奈さんや、―無表情を動かさぬ長門さんが誰を見ているのかを、僕は一人遠望の効く地にいるかの
ような心地のままに眺めていました。彼女等が徹夜までして仕上げたという六つのチョコレートケーキの、一体どれが義
理でどれが本命の意を込められているかなんてことは、考慮する必要すらない事でした。これまでの経緯を鑑みれば、誰
にだって行き着ける回答でしょうからね。
長門さんが彼の手元を見つめている様に、僕が苦笑を走らせたのは一瞬の事でしたから、恐らく誰にも悟られてはいない
だろうと思いますが。……悔しかったか、と問われても、僕はノーと言わせて頂く他ありません。ご相伴に預かれるとい
うだけで身に余り過ぎる程の光栄なのですから、其処に詰められた三者の想いの差分は致し方ないでしょう。
与えられるだけでも栄誉なことを、それ以上に望むのは欲が張り過ぎているというものです。

……ああ、哀しかったか、と聞かれるのですか。
そうですね。
其の事につきましては、発言を控えさせて頂くとしましょう。―それが答と受け取られるなら、それも、構いません。

………話を戻しましょうか。
実に涼宮さんらしい遣り方であったと称するべきでしょう、古地図を持ち込んでまで尤もらしさをアピールし、宝捜しを
捻って、手作りチョコレートの受け渡し場所を山頂に指定するという演出には、僕も物の見事にしてやられました。薄々
事の次第を感付いていた僕でさえ企画を実行せしめた彼女達に感嘆していたのですから、どうやら本気で今日という日を
失念していた様子の彼には想像以上に有効な記念日になったようです。
それにしても実際、非常に珍しい且つ貴重な光景だったと言えます。何時も憮然とした表層を貫いている彼が、返す言葉
も見つからず、驚きと感動の余りに声を喪っている姿なんていうのはね。此の度の朝比奈さんの誘拐騒動も一段落を終え
て、彼も気を抜いていた頃合であったでしょうから、その影響もあったのでしょう。
正しく理想的な。
美しい青春の在り方を、体現したような日でした。……これは、本心からの言葉です。あれほど愉快なバレンタインデー
を経験したことはありませんでした。その後日談を含めさせて頂くなら、「僕にとって」―忘れられないバレンタイン
デーであったということを、付け加えます。それがどんな意味を持っているのかは、また、別の話なのですけれどね。そ
れからの話を、少しさせて頂くとしましょう。

解散の後、僕は帰宅してから受け取った三つの箱を開封しました。あしらわれた華やかなラッピングは棄てるには惜しい
もので、丁寧に包装された紙を破らないよう気を遣ってです。御存知の通り、僕は機関所属になって以来独り暮らしなの
ですが、これは余計な補足ですね。箱の中にあるプラスチックケースには、円形と、星形と、ハート形のチョコレートケ
ーキが慎ましく座っていました。それぞれに「チョコレート」「寄贈」「義理」の端正な文字がホワイトチョコレートで
描かれており、優れた出来栄えを主張するような特有の甘い香を纏いながら、チョコレートでコーティングされている。
朝比奈さんのメッセージが「義理」なのは、彼宛てのチョコレートに涼宮さんから無理に書かされた朝比奈さんが、公平
性を考えて僕の方にも同じような文句を書いたものだと見なしました。真実のほどは彼に訊ねてみなければ明言出来そう
にありませんでしたので、判断は保留にしておきましたけどね。
この時の僕には、気を取られる事柄が他にあったのです。
洋菓子店のショーケースに並んでいても遜色のない造形を保たれたケーキ、彼女等三人の手製なら味の方は初めから保障
されているようなもの。彼は何だかんだと普段は悪態を突いていますが、これらのケーキは一口ずつを味わいながら大切
に食べるのだろうことを想像して、僕もフォークを手に取りました。そこで試食の一番手に選んだのが彼女の、―長門
さんの「寄贈」チョコレートケーキであったことは―まあ、取り立ててお話しするのも今更というものですね。

18:意味を為さない哀dentity
08/02/14 12:03:10 0tcfEZc0

掬い上げたチョコレートケーキの欠片を、……今だから言いますが大いに期待に満ちた弾んだ心持で口に含んだ僕は、

正直に言って、全くもって予想だにしなかった味に、盛大に咽る事になりました。


―想像して貰えれば、この際の僕の衝撃が如何なものであったかをお分かり頂けるかと思います。あなたの目の前に、
瑞々しそうな桃が剥かれて身を取り出され、食べ易いサイズに切られて置いてある。あなたはそれを桃であると何の疑い
もなく口内に放り込み、強烈な唐辛子の味に舌を焼かれる訳です。……辛いものである、と初めから認識しある程度覚悟
してから食するのとでは、まるで違うショックであることが分かるでしょう。油断し切っていたところに背後を突かれた
ようなもので、其の時の僕は、この様な解説する余裕もありませんでした。

水でひたすら喉を冷やし、落ち着いてから冷静な眼で食べ比べてみれば、激辛のチョコレートケーキは長門さん製作のも
のだけでした。涼宮さんと朝比奈さんのチョコレートケーキは至って普通の、とは言っても素材を生かした極上の出来で
あったことは特筆させて頂きますが―つまりはスタンダードなチョコレートケーキでした。
お陰で僕は何故長門さんの特製ケーキだけが「こう」であったのかを、一晩を掛けて悩む事になった訳です。単純に嫌悪
の対象を明示する行為、要するに「わたしはあなたが嫌い」という意思表示にこのようなケーキを手掛ける、という考え
方もあるにはあったのですが、それは彼女らしい思考とは世辞にも言い難い。
ああ、別段僕が誰よりも彼女に関して認知している、なんて自惚れているわけではありませんよ。彼が長門さんの微細な
表情の変化を読み取り続けてきたように、僕もまた、彼女を観察しその雰囲気の変遷を見つめ続けてきた。そんな己に、
それなりの自負を抱いているというだけのことです。
刺激物そのもののケーキを、口に含むと交互に水を呷る事で消化しながら、夜が明けるまであらゆる可能性を思索し続け
ていた僕自身、今思えば、意地になっていたのかもしれませんね。
愚かな話です。
涼宮さんの捲くし立てていた一連の台詞を思い出したのは、明け方に差し掛かってから、だったのですから。
―気が付いた時には、それが正答か否かも埒外で、笑ってしまいました。笑うしかなかったのですよ、本当に。余りに
馬鹿馬鹿しい推測の結末も、想いを打ち明けないことを課しながら、振り回されている自分自身のことも。




19:意味を為さない哀dentity
08/02/14 12:03:35 0tcfEZc0


翌日の部室、涼宮さんが朝比奈さん手製三個目のチョコレート争奪戦の開催を決定したことのみ知らされていた僕は、早
々に召集があるだろうことを察知して事前準備の為、早くに部室を訪れました。
涼宮さんも朝比奈さんも彼も、まだ来ていない文芸部室で、長門さんは当たり前のような自然さで、窓際の定位置にて頁
を繰っていました。此方には見向きもせずは何時も通りで、僕はそんな彼女の横顔を見つめ、かつて上司から投げ掛けら
れた台詞を思い返していました。
―人は、浮かれ騒いでいられる内が華ですよ。恋も愛も刹那の祭、そういうものです。
熟達した人の諦観交じりの忠言。青春は今生きる自分達だけのものだから、大切になさいと、彼女は笑っていました。
彼女もそんなアドバイスを下さるほど枯れた年代には遠いと思うのですがね。
エキセントリックな団長の言動も「彼」の付き合いも、見慣れれば微笑ましい夫婦漫才のようなもので。一触即発とまで
はいかなくとも、決して本音を晒して付き合うまでには至れそうになかった各勢力の集いすら、良好な関係を築き上げて
いける自信を持った今。

僕は長門さんの白い相貌に視点を合わせて、ただ、思っていました。
恋も愛も刹那の祭。ならば僕は、神輿担ぎにすら尻込みして乗り切れず、遠巻きに誘いをはぐらかして笑っているしかで
きない、ただの見物客。主役達が楽しげに踊るのを会場の隅にて見届ける傍らで、パレードの舞台裏で駆けずり回ってい
る端役でしかない。そんな端役が、物語の展開に力を握るような少女を好きになったとして、そこに生まれる話は誰かの
眼に触れる意味の、価値のあるものでしょうか?

僕はまだ、そんな言い訳を捜しています。往生際の悪いことは百も承知ですが、こればかりは明断も出来かねます。好意
を寄せている自分が、その不毛さをも承知済みで一喜一憂する。僕なら、退屈な噺になるだろうと分かっていて聞き手に
回ろうとはとても思いません―そこに連なるのは、報われぬ結末と知っているから。
それでも。
それでも変わることは、伝えられることはあるのでしょうか。砕け散って粉になり、砂に紛れて形も見えなくなるだけと
決まっている、こんな想いでもいつかは。
『ホントは唐辛子でも入れようかと思ってたんだけど、しなかったけど、何よっ、その目っ!』
―長門有希。彼女なりのコミュニケートが、異物混入をして反応を見守るという遠回しな遣り方を用いた「冗談」なの
か、「彼」に宛てた物を単に取り違えたのか、それらの推測をひっくるめたそれすら恣意的な彼女の思惑に拠るものなの
か。
最早どうでもいいことでいた。
何にせよ、僕が彼女に投げ掛ける為の言葉は、昨晩から決まっていたのでね。


「長門さん」
呼び掛けに、少女は応じました。す、と浮かんだ瞳は揺らぎのない闇を湛えて、僕を常に射抜くように見ている。夜の深
淵のような双眸に映された僕は、叶う限りの泰然さを装った微笑を浮かべました。
紳士的な振る舞いを絶やさずに、礼儀を持っての心からの、謝礼を。
「昨日は有難うございました。……頂いたチョコレートケーキ、とても、美味しかったですよ」

笑うだけ笑っておけば、こんな日に限って長門さんは「そう」と俯きました。それから間もなく書を捲る手を再開させて
ゆく。僕は涼宮さん達が訪れるまでの間を椅子に腰掛け、長門さんが紙を擦る小さな音に耳を傾けていました。謡うよう
に一定のリズムで鳴る紙響きは、とても優しいものでした。
この見る者によれば些細な事の顛末に、僕の収穫したものといえば、たった一つ。
……そうやって読書をする彼女の口の端に淡い微笑みがあったような。そんな幻覚に現を抜かすか錯覚かをするくらいに、
古泉一樹がおめでたい人間であるらしいということ、―それだけです。



20:名無しさん@ピンキー
08/02/14 13:32:04 4NA9CFkI
原作者の新作読むとやっぱ圧倒的な力の差を感じてしまう。
これはもう如何ともしがたいね……

21:名無しさん@ピンキー
08/02/14 17:26:44 vA2eY6AR
>>20
それ、良く聞くな

22:名無しさん@ピンキー
08/02/14 18:50:37 RXulvFY4
499 名無しさん@ピンキー [sage] 2008/02/10(日) 22:51:00 QOE9FsNi
なんか上でやってたような煽り合いを見てると
「自分は他人よりえらい、分かっている」「俺はお前らとは違うんだ」的な
アホみたいなプライド持ってるんだろうな。本人たち以外から見るとすごく浅はかで滑稽だ
こういうのって次の日冷静になってみると、なんであんなこと書いたんだって後悔してそう

…この流れで誰がSSなんて書けるんだ?


503 名無しさん@ピンキー [sage] 2008/02/10(日) 23:47:55 QOE9FsNi
いや上の見て思っただけだからそんな苛めないでくれ
つーか噛み付きすぎだろ、まあいかにも煽ってるような文で悪いのは十分分かってるけどね
最近このスレ終始イライラしてるような感じがする
マジでどうやったら前みたいに戻るか考えないといけなくね?


509 名無しさん@ピンキー [sage] 2008/02/10(日) 23:59:35 QOE9FsNi
二期が始まって昔の職人が戻ってくる流れが一番良いと思うけど
たぶん来るとしたら新参の人だけのような気がするなあ…
職人さん皆どこにいったんだろう、SS書くくらいだから飽きたなんて無いと思いたい

23:名無しさん@ピンキー
08/02/14 19:42:23 4qdqcqKk
演奏待ってた
ありがとう!!!

あとは○○天国だけだな

24:名無しさん@ピンキー
08/02/14 20:23:31 fN+UzEYO
新参者でも投下してくれりゃいいじゃないか。
古参はもう戻って来ないだろ、この流れじゃ。
というわけで前スレの演奏と>>19乙。

25:名無しさん@ピンキー
08/02/14 20:54:48 ctkTaO45
こういう馬鹿が上から目線で物を言ってのさばってるから戻ってこないんろうな

26:名無しさん@ピンキー
08/02/14 21:22:03 uq6hioBF
前スレ綺麗に埋まったな。
演奏最初から読みたくなったぜ。

>>19
どこもかしこもバレンタインネタでお腹いっぱいだったが、ここでこの組合せを読む事になるとは。
GJ!

27: ◆LeyXT4003g
08/02/14 21:23:26 7jnXbPq1
投下された作品に何の反応もせず雑談に終始するのは、この板で最も害悪な態度の一つだ。
それから、エラソーな匿名の住人の中には書き手も混じってるから、口の利き方には注意したほうがいいぞ。

>>16
悪い。第四パラグラフで飽きた。
古泉にはやはり、ツッコミ役が必要らしいな。
決まり文句として、語り口調を書くなら音読必須と言っておこう。

28:名無しさん@ピンキー
08/02/14 21:35:29 KAToVacq
良作は完全スルー、気にくわないSSを叩くだけだったり、読んでいないSSになぜか感想を書いたりする行為ももっとも害悪な態度の一つだな。

29:19
08/02/14 23:07:44 0tcfEZc0
遅まきながら誤字訂正
>>19の下から16行目は「最早どうでもいいことでした」。

>>27
精進します。

30:名無しさん@ピンキー
08/02/14 23:57:42 Ddm2zXgW
投下させていただきます。

31:名無しさん@ピンキー
08/02/14 23:58:14 Ddm2zXgW
『宝くじなんて物は、当たった時にどうするかを考えている時が一番楽しい時間だ』なんて話を聞いたことがある。
つまる所、一番楽しい時間と言うのは、有り得もしない期待を胸に抱きながら下らない妄想でもしている時間だってことだろうか?
そんな事に貴重な金を消費してしまうと言うのも、いささかの馬鹿馬鹿しさを覚えないでもないが、今の今まで宝くじが存在している以上、そう言ったニーズというのものは確かに存在しているのだろう。
─さて
前置きが長くなったのだが、今まさに、俺はその『有り得もしない期待』って奴を胸に抱いていたりする。
だが、残念ながら……もしも期待通りの結果を得られたとしても大金が得られるような性質のものじゃない。いや、あるいはそれは他の入手法が存在する大金よりも、よっぽど価値があるものかも知れない。
そして、今の俺の状況と、宝くじ購入との相違点がまだ一つある。
そう、誰しも……この国に生まれた男だったら誰しもが、「もしかしたら」と言った気持ちに駆られてしまう経験をもっている。





─2月14日。
今日はそんな日だ。

32:各段階の涼宮ハルヒを検証してみた。
08/02/14 23:58:59 Ddm2zXgW
ツン:デレ=10:0

ほんの少しだけ息を吐いて、手を伸ばす。
若干の祈りを指の先にこめながら、表情はあくまで平静さを崩さないよう心で深呼吸する。
ゆっくりと、出来うる限りの慎重さをこめて上履きに手を伸ばす。
「何をしていらっしゃるんですか?」
「ぅぉっ!?」
振り向くと、いつもと同じように気障ったく微笑む古泉一樹の姿があった。
いつからお前まで神出鬼没スキルを身に付けたんだ?そんなのは何処かの逸れ超能力者くらいで充分だ。
「すみません。貴方を目撃して、声をかけようかと思ったところ、貴方の行動が傍目に見ても、そうですね……少し不審だったもので。それから、僕は貴方よりも幾許か早くこちらの昇降口に到着していましたよ」
俺を不審だと言うなら、あれでも見てみろよ。さっきの言葉が馬鹿らしくなるぞ。
自分の右手を、wawawaと下駄箱をまさぐる谷口の方に向けてやる。これ見よがしにやってみたが、残念ながら作業に夢中で気づかなかったようだ。
「なるほど、これは失礼しました」
そう言って上履きを取り出す古泉。それと同時に、男は顔だとでも言うかのように、綺麗にラッピングされた色とりどりの包みが雪崩れて来た。
「困ったものですね。僕の性質上、彼女達の想いに答えることは出来ないわけですから……」
オイ、性質って何だよ。仕事の性質上ってことだよな……?!
古泉は答えを返さず曖昧に微笑んで、意味ありげに関係の無い言葉を放った。
「そうそう、もし貴方が一つもチョコレートを手に入れる事がなかったとしても、落ち込むことはありませんよ」
「何だそりゃ?モテ男の憫れみか?」
「とんでもない。言葉どおりの意味ですよ」
言葉どおりにとった結果が「憫れみ」なんだがな。
「そうですね……一般にこの国では、普段受身の女性が勇気を出して告白する日とされています」
最近は、女の方からの告白も大分多いって聞くぞ。
「もちろん文化の変遷はあるでしょう。しかし、一般的には飽くまで女性が勇気を出す日なんですよ」
で、それと俺がチョコをもらえない事に何の因果関係があるんだ?
「もし仮にですよ。勇気が足りない女の子が居たとして、彼女が『想い人に他の人からのチョコを貰って欲しくない』と思う事は罪でしょうか?」
……何の話だ、そりゃ?
「僕に言えるのはこれぐらいです。おっと、そろそろ予鈴が鳴る時間じゃないですか?僕は先に行きますよ」
古泉は流麗な会釈をして、そのまま教室の方角へと去っていった。何が言いたいんだろうね、あいつは?
下駄箱での財宝発掘を完全に諦め、下駄箱に履き替えて教室に向かう。
おい、谷口。なに自分の前後左右の下駄箱まで探してる?そこは女子の下駄箱だろ。

33:各段階の涼宮ハルヒを検証してみた。
08/02/14 23:59:40 Ddm2zXgW
「よぉ」
「……おはよう」
窓際の定位置で、校庭を見つめてるハルヒに声をかける。今日はいつにも増して不機嫌顔だ。
「今日は……」
「命日」
まだ、何も言ってないだろ。今日はいい天気だなーとでも、俺が言うつもりだったらどうするつもりだ。
「不謹慎だと思わない?殉教した人間の命日に馬鹿騒ぎをするなんて」
だから、まだ何も言ってないじゃねーか。
「ふーんっだ」
と、俺の意見を完全に無視して、機嫌を殊更悪そうにしてそっぽを向いた。
やれやれだ……

鞄を脇にかけて、椅子に座る。
さて……
「ないわよ」
後ろからガタガタという音ともに声がする。
「何でお前がそんな事知ってるんだよ」
「チェックしておいてあげたのよ。ありがたく思いなさい」
お断りだ。プライバシーの侵害なんざありがたくもなんともない。
「まぁ、もっとも見るまでもなかったけどね。この席からでもあんたの机の虚しい空間がよく見えたわ」
そうかい。悪かったな、チョコレートの一つももらえないようなヤツがお前の前の席で。
「全く、本当に馬鹿馬鹿しいったらありゃしないわ」
そう言っていっそう激しく机を揺らした。

「なぁ、ハルヒ」
「何よ?」
「チョk─

ガッターーーン
机が二つに裂けるかと思えるほどの音が教室に響く。

……いや、何でもない。気にするな」
凄い目で睨まれた。視線に殺傷力があったとしたら、確実に死に至っていただろう。


─結局、その日一日で俺が得たものと言えば、やたらと机をガタガタ揺らして怒りを表現するハルヒからの痛いほど突き刺ささる視線くらいなものだった。

全くもって……
「……やれやれ」だ。

34:各段階の涼宮ハルヒを検証してみた。
08/02/15 00:01:14 Ddm2zXgW
所変わって放課後の部室。
いつものように、朝比奈さんは笑顔でお茶をついでくれ、長門は本を読み、ハルヒは微妙な表情でパソコンを弄っている。
そう、それはあまりにも何時もの光景で、「ちょこれーと」の「ち」の字も出ようとしなかった。
─パタン
長門が本を閉じて、本日の部活動終了。
……ふう
マグカップに隠して小さく溜息をつく。儚い夢だとは分かっていても、残念だな。

帰り支度をすませて、昇降口へと向かう。
下駄箱を開けた瞬間。それは訪れた。
「わっ!!」
朝方、同じような状況で同じようなことを経験した気がする。
「驚いた?」
「……まぁな」
まさにイタズラが成功した子供の表情のハルヒが後ろに立っていた。
「じゃぁ、更に驚いてもらうわ。下駄箱を開けなさい」
なんだそりゃ?
訝しみつつ、下駄箱に手を伸ばす。
丁重な包装の施された三つの包み紙が、そこにあった。
「HappyValentine♪」
ハルヒが楽しそうに言う。
なるほど、そういうことか。3人とも一言も今日のことについて触れなかったのはこのサプライズの為ってわけか。

「お口に合うか分からないけど」
朝比奈さんが、不安そうな表情で言う。
「喜んで頂きます」
朝比奈さんの作ったものなら、口のほうが勝手に合わせてくれますよ。
「……」
「長門も、わざわざすまないな」
「……いい」
いつもと変わらない表情で長門が答える。

そして、今回のサプライズの首謀者にも……
「ハルヒ」
「何よ?」
「ありがとうな」


─ちなみに、後で聞いた話だが……何でも、日付が変わる頃まで学校に居残っていた奴が警備員に捕まったらしい。そいつの名前は『谷なんちゃら』とか言うそうだ。全く、やれやれだな。

35:各段階の涼宮ハルヒを検証してみた。
08/02/15 00:01:52 joiOG6XL
ツン:デレ=8:2

「おっはよー」
「よぉ」
教室に入ると、ほとんど同時にハルヒが声をかけてきた。
「随分と上機嫌だな」
「あ、分かる?」
まぁな。お前の顔ならすっかり見慣れてるさ。
「実はね、阪中とチョコレートを交換する約束をしてるの、友チョコってやつね」
そりゃ良かったな。
「そうなのよ。あたしそういうことってしたことなかったから、なんか張り切っちゃたわ」
考えてもみれば、コイツはその昔「ただの人間には興味ありません」なんてのたまったような奴だ。中学生時代も「普通の女の子」なんてものとは、あまり縁のなさそうな行動をしていたようだし、今回が本当に初めてなんだろうな。
「ん……あ……えー…そ、そうね」
「なんだ?」
「これ、あんたの分よ。団長から団員へ……と、友チョコ?」
なんで、疑問系なんだ。
「うるさいわね。組織の長からのねぎらいの気持ちなんだから、文句言わずにありがたく貰いなさい」
それも、そうだな。
日ごろから多大なる迷惑を被っている身としては、当然の権利として受け取っておこう。
そもそも贈り物をむげにする訳にもいかないしな。

「ハルヒ」
「何よ?」
「大事に食うよ、ありがとう」
結局、素直に礼を言った。
「どういたしまして」
明瞭な化学反応みたいに、俺の言葉に反応してハルヒが笑った。
「お返し期待してるわ。最低3倍ね」
そう言って急いで振り向くと、ハルヒは今しがた教室に入ってきたらしい阪中の方へと駆けて行った。

36:各段階の涼宮ハルヒを検証してみた。
08/02/15 00:02:33 Ddm2zXgW
やれやれ……3倍が、最低ラインってどんな暴利だよ。
席について、改めて包み紙を持った手の重さを確認する。
包装を解こうと思って、やめておいた。

「キ……君に…命……コ渡せ…のね?」
「なっ!?」

─何故だろうね?
何故だか真っ赤な顔をして、阪中を追いかけるハルヒの楽しそうな姿を見たら、食べる前から満たされた気持ちになっちまったのさ。


37:名無しさん@ピンキー
08/02/15 00:05:10 KkVmds6l
>各段階の涼宮ハルヒを検証してみた。
>ツン:デレ=10:0

何段階いくの?とりあえず期待しとこう

38:30
08/02/15 00:05:24 joiOG6XL
さて、こっからが本番なのですが……


すいません。全然間に合いませんでした
ショートショートだし、2日ありゃ書けるだろうとタカくくってたら、どんどん長くなっていき……




「バレンタインに投下してーーーー」
という自己満足の為に、ここまで。

39:30
08/02/15 00:20:42 joiOG6XL
あ、もちろん続きを書くつもりです。
いつ投下できるかは分からんけど……(´・ω・`)


ちなみに、0:10まであります。

40:名無しさん@ピンキー
08/02/15 00:23:47 SMSaxCOB
>>38-39
悪いことは言わないから、SS投下後の発言は控えた方がいい。
ここではそういう作者の自己主張が極端に嫌われ、ことごとく叩かれる。
というか、今から作者総攻撃タイムが始まるだろうけど。

そんなわけでこのレスに対するレスも不要で。

41:名無しさん@ピンキー
08/02/15 00:26:53 m7ruV2GI
とりあえず早く全部書いて投下する作業に戻るんだ。

42:名無しさん@ピンキー
08/02/15 00:29:31 clPiQSou
>>38-39

ツン:デレ=8:2の段階でデレまくってる気もするけど次の段階が楽しみですわ
ゆっくり続き書いてくだされ

43:名無しさん@ピンキー
08/02/15 00:36:33 bENVBHT4
続き期待とだけ言っておく

44:名無しさん@ピンキー
08/02/15 00:45:26 +Jn5rXSi
>>19
乙、もしかして以前も古泉→長門書いてた人かな、と勝手に思い込んでレスするから違ってたら御免
難しい組み合わせを扱いつつも、キャラを大切にしていて良かった
文章がかったるくてまともに読めないので、スッパリ削る事をお薦めする

45:名無しさん@ピンキー
08/02/15 00:46:29 5rAupE0B
>>42
むしろ10:0の時点でデレてるだろw


46:訂正
08/02/15 00:59:43 joiOG6XL
すまん、33と、34の間抜けてた



ツン:デレ=9:1

ほんの少しだけ息を吐いて、手を伸ばす。
若干の祈りを指の先にこめながら、表情はあくまで平静さを崩さないよう心で深呼吸する。
ゆっくりと、出来うる限りの慎重さをこめて上履きに手を伸ばす。
「わっ!!」
ぅぉっ!?
つんのめって、下駄箱と衝突事故を起こしかける。
「何やってんのよ、あんた?」
声の主に対して振り返る。涼宮ハルヒが小首を傾げてこちらを睨んでいた。
「何でもねぇ、朝の日課だ」
「あんた、毎日そんなことしてんの?時間の無駄もいいところね」
そう言ってハルヒは上履きを取り出すと、
「……ふーん、あぁ……そう、そういうこと」
と呟いて、ニヤリと微笑を浮かべる。


「なぁ、ハルヒ」
「何よ?」
「今日は……」
「命日」
命日?
「ある人の命日よ。2011年の2月14日。自ら命を断ったとされてるらしいわ」
それって、とある漫画の登場人物の話じゃないのか?随分と御執心だな。
「なんていうの……あたしにも、ある人物から天啓みたいなものを受けたことがあるから、シンパを感じないこともないのよね」
もっと別の所も、似ているような気もするけどな。
「そろそろ予鈴の鳴る時間でしょ、早く行くわよ。それとも、あの真似でもする?」
ハルヒが右手をけだるそうにあげて、指をさす。

─谷口が、下駄箱に顔を突っ込んでいた。



47: ◆LeyXT4003g
08/02/15 01:10:40 frxXuBEi
>>29
あまり本気でとられても実は困るのだけれど。別にとってないというならそれでいいのですけれど。

おおっぴらにギャグを盛り込めない古泉一人称は、
キョン語り以上に、書くのも読ませるのも難しいと言えます。
それが原作同時進行サイドストーリーで、古泉自身の恋物語なら尚更。よほどの筆力が必要になってきます。
ここまで基本の話。釈迦に説法、孔子に悟道、長門に宇宙論。
で、あなたのSSですが、
1パラグラフを2秒で流し読みするような人を想定しているのなら、あんがい素晴らしいSSだと思うんです。
プロット自体はシンプルだからざっと読んだだけでも解り、それでいて意外性もミステリーも萌えも含んでいる。
そして細部に目をこらせば、ちゃんと古泉が語っています。文字を並べて描いたAAのごとく。
しかし、生真面目に一字一句読み尽くしてからページをめくるタイプの人にとっては、
古泉語りのクドさがダイレクトに効いてしまい、辛い文体かもしれません。
さて、そもそも、古泉の語り口調とはそれほどクドいものでしょうか?
原作を読んでみたりアニメでの喋りを聞いてみると、さほどの読みにくさ聞きにくさは感じません。平明な短文が多い。
なので、これは古泉語りに限りませんが、きちんと頭の中で古泉に口述させ、それを耳で聞き筆記してゆくのが良い方法でしょう。
無論、古泉像がきちんと把握できていることが条件となりますが。
……結局、釈迦に宇宙論の域を出てないような。まあいいや。

>>38
また器用なことをやり出しましたね。
ともかく、焦らずはしゃがず酔いすぎず。
続くようなので、感想はそのときに。
上でも書かれてますが、続くのなら「続く」だけでいいっすよ。

48:名無しさん@ピンキー
08/02/15 01:18:16 KkVmds6l
古泉語りは
一つの事象の二律背反な側面の一方を熱心に語りつつあとでもう一方も示して投げ出したり
レトリックに走ってその表現についてきたキョンをすかして振り落したり
聞き手のキョンをケムに巻くところに個性があるかな。

小難しさは語彙の選択よりは
無駄に抽象性や一般性を好む(あるいはそう演じている)のが原因のことが多いね

49:名無しさん@ピンキー
08/02/15 02:57:23 IWwhCevK
>>20
このコピペを見ると、長らく新刊出てないなぁと思ってしまう。
これはもう如何ともしがたいね……

50:名無しさん@ピンキー
08/02/15 11:27:49 1GReN/oP
ゆとりな俺に
如何ともしがたいをどう読むのか教えてくれ

いかともしがたい?


51:名無しさん@ピンキー
08/02/15 11:36:41 c4uXB9S/
やはり忍者よりナイトの方が頼りにされていたキングベヒーもスとの戦いで
おれは集合時間に遅れてしまったんだがちょうどわきはじめたみたいでなんとか耐えているみたいだった
おれはジュノにいたので急いだところがアワレにも忍者がくずれそうになっているっぽいのがLS会話で叫んでいた
どうやら忍者がたよりないらしく「はやくきて~はやくきて~」と泣き叫んでいるLSメンバーのために俺はとんずらを使って普通ならまだ付かない時間できょうきょ参戦すると
「もうついたのか!」「はやい!」「きた!盾きた!」「メイン盾きた!」「これで勝つる!」と大歓迎状態だった忍者はアワレにも盾の役目を果たせず死んでいた近くですばやくフラッシュを使い盾をした
忍者から裏テルで「勝ったと思うなよ・・・」ときたがLSメンバーがどっちの見方だかは一瞬でわからないみたいだった
「もう勝負ついてるから」というと黙ったので戦士サポ忍の後ろに回り不意だまスフィストを打つと何回かしてたらキングベヒんもスは倒された
「ナイトのおかげだ」「助かった、終わったと思ったよ」と忍者を行き帰らせるのも忘れてメンバーがおれのまわりに集まってきた忘れられてる忍者がかわいそうだった
普通なら裏テルのことで無視する人がぜいいんだろうがおれは無視できなかったみんなとよrこびほめられたかったのでレイズを唱えてやったらそうとう自分の裏テルが恥ずかしかったのかHPに帰って行った


52:名無しさん@ピンキー
08/02/15 13:14:50 d/Ua6Dks
>>50
「如何」の読みは大抵の場合は「いか」でいい。
ただし「如何とも」と送り仮名が付いていて後の言葉が否定(ここでは「しがたい」)の場合は「いかんとも」になる。
ちなみにこの送り仮名は「いかんとも」以外に「どうとも」とも読める。
また「如何」だけなら「いかが」と読む。「いかがわしい」は「如何わしい」。

53:名無しさん@ピンキー
08/02/15 13:38:34 1GReN/oP
>>52
なるとん

54:名無しさん@ピンキー
08/02/15 15:56:33 STpkZS+1
「ググれ」ではなく自慢げにマジレスしちゃう奴がいるあたりがこのスレの精神年齢を如実に語ってると思う。

55:名無しさん@ピンキー
08/02/15 16:23:24 m7ruV2GI
確かに。54みたいな奴とかな。

56:名無しさん@ピンキー
08/02/15 16:28:04 Fu66Adxn
精神年齢の高齢化問題か……

57:名無しさん@ピンキー
08/02/15 17:00:09 Au2/zWVZ
実際こことvipを併合してもほとんど問題ないよな

58:名無しさん@ピンキー
08/02/15 17:03:10 EwPgAdpq
向こうは実質分類があるからなぁ

59:名無しさん@ピンキー
08/02/15 18:18:49 HZhFXCtG
こっちもあるじゃん。分類。

60:名無しさん@ピンキー
08/02/15 18:59:38 TacWT599
なんで他板のスレとどうこうしようって話になるのかが、分からない

61:名無しさん@ピンキー
08/02/16 02:06:00 yl3NpT8o
絶対こんな流れのスレと合体なんていやだろうけどな

62:名無しさん@ピンキー
08/02/16 02:13:11 Pxcv8sDu
>>60
VIP住人が見下ろしてニヤニヤしてんじゃないかな?

63:名無しさん@ピンキー
08/02/16 02:29:15 1pICfK9b
このスレにおける某VIPPERの自賛癖はかなり露骨だからねえ
本人は気取られないようほのめかしてるつもりみたいだけど。
分かった上でここ数スレのログ見返すと典型的すぎて面白い。

64:名無しさん@ピンキー
08/02/16 02:31:36 ZNln33k5
>>19
俺は嫌いじゃないぜ。確かにくどいけども。
>>48
なるほど。難しいな

65:名無しさん@ピンキー
08/02/16 02:34:59 APC43Js/
前にもこんな話の流れになった気が

66:名無しさん@ピンキー
08/02/16 02:42:45 uEOCsghE
やはり古泉より俺の方が頼りにされていた朝比奈さん(みちる)とのお使いイベントで
俺が未来からの指令で空き缶を釘で固定したのをサラリーマンが蹴ってしまっみたいたがなんとか耐えてるみたいだった
俺は花壇にいたので急いで探したが記憶媒体が見つからないっぽいので朝比奈さんに手伝ってもらった
どうやら俺が頼りないらしく「どうしましょう、キョンくん」と泣きそうな顔と声の朝比奈さんのために俺は花壇を掘り返す決意をしかけると
「捜し物はこれか」「あんたも奇特な人間だ」「ふん」と新手の未来人はメモリースティックをくれた
ワンボックスがすばやく朝比奈さんをかどわかした
古泉から裏テルで「状況は把握できています」ときたが何が起きてるんだか一瞬ではわからなかった
「乗ってください」と森さんが言ったので後部座席に乗りカーチェイスすると誘拐犯は倒された
「つまらないな」「これも必然だったのかしら」と犯人が帰らないので森さんが一喝すると帰った忘れられてるワンボックスカーがかわいそうだった
ハルヒならイタ電のことは無視すると思ったんだが無視しなかったので謝ってやったらそうとう自分のイタ電がつまらなかったのかもっと面白いやつを要求された

67:名無しさん@ピンキー
08/02/16 03:09:49 crDCk90a
「ググれ」って言わないといけないきまりはなかったと思うんだが、そこんとこどうなの
半角系板じゃあるまいし。

68:名無しさん@ピンキー
08/02/16 04:35:58 b29pK2kJ
>>66
結局、俺の「嫁」はシャミセンの仮病を信じ込み、巨乳の愛人との関係を疑うこともなく、俺のために素晴らしいプレゼントを用意してくれた。
かわいい奴だぜ。
ずっとこんな感じでいてくれたら良いのに。そうしたら、浮気も楽にできるのに。
いつか愛人には俺のホットカルピス貰って欲しいな。うん

69:名無しさん@ピンキー
08/02/16 04:47:58 ZoZKnEIr
遅レスだが今読んだ
>>19
GJ!楽しく読ませてもらった

>>30
こっちもおもしろかった
続きも待ってる

70:名無しさん@ピンキー
08/02/16 09:11:00 ROqylsH0
投下します
53-187の続きものです
動物の反応や鳴き声にこだわりがある人はスルーしてください

71:モテ男の獣型化
08/02/16 09:11:34 ROqylsH0
モテ男の獣型化




人と人が同じ空間を共有する場合、空気感というのは大切である。
「………喉渇いたわね」
「………………はい、お茶ですね」
例えば仕事や何かの作業をするに措いても緊張感が必要だ。これがないとお喋りやなんやらでだらだらとしてしまいがちである。
「………暇ね」
「………………わたしはお茶入れで忙しいですけど」
しかし、たまには息抜きしないと逆に効率が悪くなってしまうのでお喋りも大切だと思う。
「………最近、古泉君見ないわね」
「………………さあ、なんででしょうかね」
そのお喋りも気の合う奴と冗談なんかを言いながらリラックスするものだ。そしてまた良い緊張感に持って行く。
「………なんかイラつくわ」
「………………生理ですか?」
別にやることがない場合なんかはある種の安心感がないと辛いものだ。喋らなくても平気という空気感だな。
「………お茶がぬるいわ」
「………………………………」
つまり何をするにしても雰囲気というのは大事ということだ。
「………キョン、さっきからぶつぶつ五月蝿いわよ」
「あぁ、すまん」
うっかり口に出てしまってたか。しかしぶつぶつ言いたくなるのもわかってほしい。
映画の撮影が終わったころからだろうか、部室の雰囲気が悪い。原因は言うまでもなくハルヒと朝比奈さんだ。
喧嘩をしているのであろうが、なんかこう……はっきりしない。
二人ともらしくないので、それぞれ二人きりになった時に聞いてみたんだが、
「……別に喧嘩なんかしてないわ。そりゃあたしが悪かったかもしれないけど……映画なんだし……」
「……喧嘩なんかしてませんよ。……でも嘘はいけないことだと思います」
と、全然要領を得ないことを言われた。長門に聞いても、
「涼宮ハルヒの姿の映像データを私の姿と入れ替えた。つまり私のDVDではキスシーンは私とあなたがしている」
会話にすらならなかった。
古泉にも聞きたいがここ最近学校にも来ていない。携帯も圏外なので閉鎖空間に入り浸りなんだろう。
喧嘩の理由がわからないので俺が仲介するのも難しいのだがこの空気の重さはなんとかしたい。
このままでは俺は精神的に、古泉は肉体的にボロボロになってしまう。て言うかなっている。
ならばどうすればいいか。
二人の話を聞く限りハルヒがなにかしらの嘘を言ったらしいから、ハルヒが朝比奈さんに謝ればいいはずだ。
しかしあのハルヒだ。そう簡単に謝らないはず。それにこの張り詰めた空気なら尚更難しい。
だが逆に言えばこの空気を軽くすれば可能性はある。相手は俺にじゃなくて朝比奈さんにだしな。
そこで俺は考える。一気に雰囲気をよくする方法……
「笑いか……」
そう呟いてがらくたが置いてある所を見た。よし、あそこなら見つからずに回収できるな。
俺にとっては呪いのアイテムだが仕方ない。いつまでもギスギスしている二人を見たくないからな。

そして俺はトイレに行くふりをして無事そいつを回収し、



トナカイになった。



―――




72:モテ男の獣型化
08/02/16 09:12:33 ROqylsH0
さて、今俺はトナカイの被り物をして部室の扉の前で佇んでる訳だが、
「何してんだ、俺は……」
いくら笑いが欲しいと言っても、これはどうなんだ。端から見たらアホの子にしか見えん。
冬の惨劇を忘れた訳じゃあるまいに……
だが仕方ない。俺の笑いに関するものってこれぐらいしか思いつかん。
冬の経験からするに笑いはとれないかもしれんが、むしろ白い眼で見られそうな気がヒシヒシとするが今の状態より悪くなることはないはず。
やらなくて後悔するよりってやつだ。今だけは朝倉のやり方に賛同しよう。あくまでも今だけだ。
よし、いつまでもこんな格好で固まってる訳にもいかない。なるようになれだ。

必死に平静を装いつつ部室に入ると、ハルヒは一瞬俺を見てネットサーフィンをやり始めた。
朝比奈さんも一瞬目が合ったが、そのままお茶っ葉の整理を始めた。
長門に至っては本から顔を上げもしない。
なるほど……なかったことにするつもりか。うむ、軽く泣きそうだ。
しかし、ここまで体張ってるのに無視されるのは悔しい。せめて一言でも突っ込んでほしい。
「……何か面白いことないかしら」
ハルヒ、何かおかしいことならここにあるぞっと椅子に座って凝視してみる。
「……………………」
あくまでこっちは見ないつもりか。……こうなったら意地でも突っ込ませてやる。
三分ほど凝視していたのだがハルヒは一度もこっちを見ることも声を発することもなかった。
やはり見るだけじゃ駄目だな。かといって話かけるのは負けた気がする。じゃあ……
「キュイ!キュイ!」
トナカイの鳴き声なんてわからないがとりあえず鳴いてみた。まあなんとなくイメージで。
「……………………」
ほう、まだ無視するか。
「メェ~………………メェ~」
トナカイなのに羊とはこれいかに。
「……………………」
……上等じゃねぇか。
「トナカイ!……トナカイッ!」
「……………………」
これでも無視するのか。あまつさえ机に突っ伏しやがった。ちなみに朝比奈さんもだ。くそっ!まだだ!
「ぶごぉ~ぶ、ぶごぉ~」
「……………………」
やばい、そろそろ本気で泣きそうだ。
「……何?」
長門!やっぱりおまえは俺の味方だよな!
「ぶごっ!……ぶごぉ~、ぶごご!」
「……そう」
普通に喋ればいいのにそのまま鳴いてしまった。でも長門が乗ってくれたのでこのままハルヒ達が反応するまでやってやる。
「ぶ~ごっご…ごご……ぶごっ!」
「……いいの?」
「ぶごっ!」
……ちょっと楽しくなってきた。
「ぶごご~ぶ~ぶごぉ~」
「了解した」
ふはは、なんかおもしろいぞ。
「ぶご!ぶごご!ぶ~ごぉ、んごっ!?……ごはぁ!げふっげふっ!ぜ~ぜ~っごふ!ごほっ!」
「っ!…………」
「!?…………」
しまった。調子乗りすぎて唾が気管に入っちまった。なにやらハルヒと朝比奈さんが震えているがそれどころじゃない。
咳が止まらん。結構ピンチじゃないか?これ。
「こんちは~!遊びに………………ぶっ!ト、トナカイが……しかも涙目に……ぶわはははははは!!」
「……ぶふぅ、ちょ……鶴屋さ……あはははは!」
「ぷっ……ふふふ。あはははは!」
「ぜ~ごほっ。ごふごふ……ふ~……鶴屋さん?」

73:モテ男の獣型化
08/02/16 09:13:51 ROqylsH0
天真爛漫なお嬢様の乱入により一気に笑いがこだました。目的は達成したのだが、なんだろうこのやるせなさは。
まあいい。この空気を逃す手はない。
「ハルヒ、朝比奈さんになにか言うことがあるんじゃないか?」
「あはは!その格好で真面目な顔しないでよ。……まあそうね、みくるちゃん約束破ってごめんね?」
「ふふふ。はい、わたしの方こそ大人げなかったです。ごめんなさい」
ふぅ、一件落着か。鶴屋さんのおかげだな。どうもありがとうございます。
「ヒ~ヒ~。なんの……ことだい?それよりもト、トナ……ぶわはははははは!!」
……そんなに笑わなくても。しかし一体なんの約束だったんだ?
「あんたも説得してきたでしょ。映画のキスシー……ってもうそんなことはいいじゃない!」
そうかい。まあ俺は二人が元通りになってくれたのでそれで満足だ。
「それにしても、あんたやるわね。あんたの思惑にはまったのは癪だけどまあこれで良かったわ。
 そうだ!あんたこれからは動物の格好して場を和ませなさい!」
「なんでだよ。断る」
なんで好き好んで恥ずかしい思いをしなきゃならんのだ。
「ふ~ふ~……やっぱりキョン君は最高だっ!婿に来ないかい?婿に!!」
「ははは、逆玉ですね」
「!?決まりだねっ!さっそく結納するさっ!」
「ええ!?鶴屋さん!?キョン君!?」
慌てている朝比奈さんを見るといつもの日常って感じで安心するなぁ。もちろん冗談ですよ。それ以前に結婚できる年齢じゃないです。
「そうよ、みくるちゃん。冗談に決まってるじゃない。ね、鶴屋さん」
「……え?」
「え?」
「ふぇ?」
鶴屋さん、ハルヒ、朝比奈さんが見つめ合って固まってしまった。
どうしたものかと見ていると長門が俺の膝に座って本を読みだした。そう俺の膝に。
「えーと……長門?何してるんだ?」
「本を読んでいる」
「いや、それはわかってる」
なんだこの状況。唐突にも程があるぞ。ハルヒがまだ見てないうちにできればどいて欲しいんだが。
「あなたがここで読めと言った」
「あー、もしかしてぶごごとか言ってた時か?」
「そう」
長門が言うことは絶対的に信用している。でも最近の長門はお茶目さんだ。一応確認しておこう。
「ちなみに俺は何語を言ってたんだ?」
「……………トナカイ語」
ふむ、この表情は嘘だな。
「嘘はいけないぞ?」
「……ごめんなさい」
上目遣いでそう言われると頭を撫でたくなるのは当然のことと言えよう。う~ん安らぐ。
「キョン~?なにをしているのかしら?」
……さあ、どうする俺?この危機を切り抜けられるすばらしい一言はないだろうか。
「ト、トナカイマッサージ?」
自分の馬鹿さ加減にうんざりする。
「そう、とりあえず殴るわね。……あと、それあたしにもしなさい」
「とりあえずかよ。それになんでおまえを撫でなきゃならんのだ」
「いいから!マッサージなんでしょ!」
「わかったよ。だから殴るのは勘弁してくれ」
「なら早くしなさい!」
なぜか上手く切り抜けられた。びっくりだね。
「わたしにもやっとくれよっ!」
「わ、わたしにもよろしくお願いします!」

結局、この後下校時間までトナカイの格好のままみんなの頭を撫でていた。
どんだけシュールなんだよ。


74:モテ男の獣型化
08/02/16 09:15:12 ROqylsH0
―――



家に帰るとほどなくして古泉から電話がかかってきた。えらく久しぶりだな。生きていたか。
「ええ、おかげさまで。こんなに神人とランデブーしたのは久しぶりですよ。いやはやまたあなたに助けられたようですね。ありがとうございます」
「別に礼なんかいらん。俺があんな雰囲気のなかに居たくなかっただけだ」
「あなたらしいですね。それよりも伝えたいことがありまして……」 
「キョン君遊んで~」
妹が電話中にも関わらず背中にしがみついてきた。こら!登ってくるな!
「はは、相変わらず仲がよろしいですね」
「あーすまん。で、伝えたいことってなんだ?」
「はい。例の様に涼宮さんの心の機微を感じとったのですが、なんというか……あなたが変身した時に感じたものなんですよ」
「つまりなにか?俺がまた変身するとでも?」
「断言はできませんが、おそらくは」
おいおい、マジかよ。いったい何を望んでるんだ。心当たりがな……くもない。畜生!まさに畜生じゃないか!
「何か心当たりが?」
「ああ、今日放課後にな……」
「ふおぉぉぉぉ~」
突然妹がけったいな声を上げた。まったく……電話中だというのに。
「キョン君から耳としっぽが生えてきた~!」
あーもう、わかったから静かにしなさい。それと早く降りろ。いいかげん重いぞ。
「あの……」
「すまんすまん。それでな……」
簡単に今日の放課後のやりとりを古泉に教えてやった。
「なるほど……それはそうと先ほど妹さんが……」
「キョンくんすっご~い!わたしも耳としっぽほし~い!」
ええい!うるさい!俺は妹を黙らせる為、尻尾を妹の口に当てた。……ん?尻尾?
「大変だ古泉。どうやら俺は本当に人ですらなくなったらしい。鏡を見る限り猫だ。猫男だ。妖怪だ。そんな妖怪いたか?
 いや、猫娘がいるんなら男もいていいよな?……な!」
「お、落ち着いて下さい!どの程度変わってしまったのですか?会話できるぐらいですから、そこまで変わってないと思うのですが」
「あ、ああ……すまん。耳と尻尾があるだけだ。それ以外はなにも変わってない。あ!ズボンが破けてやがる!」
「そうですか。その程度ならなんとかできそうですね。しかし猫で良かったですね。話を聞いた限りトナカイになりそうでしたから」
確かにトナカイよりはいいかもしれんが、だからと言って猫で良かったとも思えん。
「その耳と尻尾はアクセサリーということにしましょう。幸い明日、明後日と土日で学校は休みですからね。
 明日の探索で涼宮さんが満足しなかった時に備えて、機関の方で校則を変えておきましょう」
「おいおい。そんなことまで出来るのか?て言うかやり過ぎじゃないか?」
「動物の耳と尻尾のアクセサリーを許可するだけですからさほど問題ではないでしょう」
いや、助かるんだが問題はあると思うぞ。ネコミミオッケーってどこのメルヘン学校だよ。
「まあ、明日で解決するのがベストですね。あなたもその姿で学校には行きたくないでしょう。いくら校則で大丈夫だとしても」
「当然だ。ネコミミつけた男子高校生とか笑えないどころか恐怖でしかないからな」
「それではこれから機関の方で打ち合わせをするので、これで」
「ああ、よろしく頼む」
電話を切ると妹がまた飛び乗ってきた。
「キョン君今度はねっこさ~ん!」
「あ~そうだな。それよりも電話中は静かにしないと駄目だぞ」
「……は~い。じゃあ遊ぼ!」
全然反省してないな。そんなやつにはおしおきだ。わしゃわしゃしてやる。
「きゃ~キョン君やめて~、けどやめちゃやだ~」
何を言ってるんだこいつは。



―――




75:モテ男の獣型化
08/02/16 09:16:57 ROqylsH0
「あんたもわかってきたじゃない。団長の言うことを素直に聞くことはいいことよ。けど探索にそんな格好してくるとは、さすがのあたしも予想外だわ」 
駅前に着くなりハルヒが満面の笑みで言ってきた。
くそっ!このお気楽娘!俺がどんな思いでここまで来たと思ってんだ。そりゃもう道行く人の視線で死ぬかと思った。
そして今現在、絶賛進行中だ。今日一日これを耐えなくちゃならんのか……
「それにしてもこれ良く出来てるわね。尻尾なんてまるで本物だわ。うわ!動いた!」
「彼から昨日の放課後のことを聞きまして、ちょうど僕の知り合いのおもちゃ会社の開発の方が新商品のモニターを探していたので、
 これ幸いと彼にお願いしたんです」
「そうなの?ナイスタイミングね。これあたしもできないの?」
「すいません。まだ試作なのでこれ一つしかないんですよ」
「そう、残念ね。まあいいわ!キョン似合ってるわよ!」
全然うれしくない。それよりここは人通りが多いから早く店に入りたい。
「そうね。今日朝食抜いてきたからキョンよろしくね!それじゃ行きましょう!」
「おい!それは……」
反論する前にハルヒはそそくさと店に入っていった。こんな格好にされたあげく朝食までおごりかよ……

「じゃあ、班分けしましょ!」
ハルヒは遠慮という言葉を宇宙の彼方にぶん投げて、朝食とは思えない程食い散らかし、
追加で頼んだアイスティーを飲みながらいつもの様に爪楊枝を出した。いい身分だな、おい。
「嫌だったらあたしより早く来ることね。ほら、早く引きなさい」
「分かったよ。そう急かすな」
くじの結果、俺、朝比奈さん、長門とハルヒ、古泉のペアに分かれた。
ふむ、両手に花だな。これくらいの幸せはあってもいいだろう。

「昼にまたここに集合よ!キョン、そんな格好してるからって遊ぶんじゃないわよ!」
いきなり不機嫌になったハルヒを見送って、一応二人にこの姿の説明をした。長門はさすがにわかっていたが。
「ごめんなさいキョン君。それわたしの所為でもあるんですよね」
「いやいや、朝比奈さんが責任感じることなんか全然ありませんよ。完全にハルヒの気まぐれですから」
「でも……そうだ!キョン君、長門さん。行きたい所があるんですがいいですか?」
「いいですよ。どうせブラブラするだけなんですから。長門もいいよな?」
「かまわない」
「ありがとうございます。それじゃ付いてきてください」
そう言うと朝比奈さんは人がうじゃうじゃいる繁華街の方へ歩きだした。なるほど……なかなかの試練を与えてくださる。
人の視線に軽くトラウマになりそうだったが、ようやく店に着いた。……て、この店?
「はい!かわいいものがいっぱいです!二人とも早く来てください!」
「……ファンシー」
長門が呟いて店に入って行った。ああ、朝比奈さんこの試練は少々酷です。
「キョンく~ん。はやく~」
軽く妹化している朝比奈さんに引きつった笑みで返しつつ、俺はファンシーなショップへと足を踏み入れた。


76:モテ男の獣型化
08/02/16 09:17:54 ROqylsH0
「キョン君だけに恥ずかしい思いはさせません。わたしもネコミミをつけます!」
朝比奈さんによってこれ以上ない恥ずかしい思いを今現在してる訳だが、
「どうですか?おそろいですよ。みくるにゃんって呼んでください……」
多少照れながらネコミミをしてる朝比奈さんを見れたのだから文句は言うまい。うむ、すばらしい。
「……あなたにそれは似合わない。これがお似合い」
長門が差し出したのはかわいらしい角がついたカチューシャだった。……これ牛か?
「どういう意味ですか!?」
「そのままの意味。直球ど真ん中ストレート」
「わからないですよ!」
「……はっきり言うとホルスタイン。あなたにぴったり」
「なんでそんなこと言うんですか!……もう!」
「まさに牛」
「うわ~ん。キョン君、長門さんがいじめます~」
朝比奈さんが俺に抱きついてゆさゆさとしてきた。うむ、さらにすばらしい。
「朝比奈みくる。それはずるい」
「長門さんがいけないんです!」
「まあまあ、二人とも喧嘩しないで。ん?長門はねずみか?」
「そう。ゆっきーマウスと呼んで。あなたは猫。猫はねずみを捕食する。だから私を食べて」
「長門さん!?」
「もちろんそのままの意味ではない。ちょっとした変化球」
「駄目です!駄目です!」
二人のジャレあいは見てて楽しいな。しかし長門よ、女の子が平気でそんなこと言っちゃ駄目だぞ。
「駄目?ならあなたと同じにする。にゃがとって呼んで」
そう言うと長門は高速言語を呟いて、俺と同じ毛の色のネコミミと尻尾を生やした。
「……おそろい」
「あぁ!長門さんずるい!キョン君とおそろいなのはわたしですよぅ」

この後、朝比奈さんと長門のやりとりがしばらく続き、最終的には朝比奈さんもネコミミと尻尾を買った。
やれやれ、なかなか過酷なミッションだった。
しかし二人がネコミミをしてくれてるのでけっこう気持ち的に楽になった。朝比奈さんに感謝だな。



―――




77:モテ男の獣型化
08/02/16 09:18:32 ROqylsH0
「ちょっと!どーゆーことよ!なんで二人もネコミミをしてるのよ!!あ!尻尾まで!」
集合するなりハルヒに胸倉を掴まれ怒鳴られた。何を興奮してんだ。
「たまたま寄った店に売ってたんだよ。それで二人に薦めたんだ。俺だけこの格好は浮くからって頼んだんだ」
「そんな……キョン君。あの涼宮さ……」
朝比奈さんが割って入ってくるのを目で制してハルヒに向き直る。俺の為にやってくれたことだ。
ハルヒの怒声ぐらいは安いもんだ。
「でも、二人ともかわいいだろ?俺としてはいい仕事したんじゃないか?」
「か、かわいい!?…………午後の予定は変更よ。キョンその店に案内しなさい。今からみんなで行くわよ」
「な!?またあの店に行けと!?それは……いや、わかった。それじゃあ行こうか」
さすがに断ろうかと思ったが古泉の笑みが引きつっていたのでやめた。
ハルヒの機嫌が悪いからって訳じゃないはずだ。一応確かめておこう。
「なあハルヒ。あの店に行くってことはおまえも着けるってことだよな。古泉はどうなんだ?」
「着けるに決まってるでしょ!古泉君だけ仲間はずれにする訳ないじゃない!」
「そうかそうか。ならいいんだ」
すまんな古泉。俺としても心苦しいが、俺を助けると思って我慢してくれ。やっぱり男一人でこの格好は負担が大きい。
「…………」
絶句している古泉の肩を叩いて再度ファンシー空間へと向かった。

「どう?キョン。あたしも猫にしたわ!ハルにゃんと呼びなさい」
ネコミミを着けるなり大声で聞いてきた。もう少しボリュームを落としてくれ。
「他に言うことがあるでしょ!ほら、あたしがネコミミなのよ!」
「ん?ああ、かわいいぞ」
「……ぇ…ぁ……うん……」
急にしおらしくなったな。どうした、ハルヒ?
「…………」
ハルにゃん?
「っ!?……やっぱりハルヒって呼んで」
恥ずかしいなら言わなきゃいいのに。しかし妹も鶴屋さんもハルにゃんだよな。う~む……
「僕はこれにしました」
古泉は狼か。しかしそれはちょっと卑怯じゃないか?なんだその男らしい立派な尻尾は。
「すいません。ですがこれが僕の限界です」
俺は軽く限界突破してるがな。まあ同じ様な格好してくれるだけでもありがたい。
「キョン。ちょっと尻尾着けて」
「あいよ。後ろ向いてろ」
尻尾は安全ピンで止める仕様になっている。む、これは……どうしよう。どうしても触れてしまうぞ。い、いいのか?
「キョ、キョン君!わたしがやります!」
「あ!みくるちゃん!?……もぅ」
朝比奈さんに尻尾を奪われ瞬時に着けられた。助かったが……まあ、うん。助かった。



―――




78:モテ男の獣型化
08/02/16 09:19:12 ROqylsH0
ハルヒと古泉もメルヘンな格好になり、どう考えても頭がお花畑な集団になった俺達は今日は解散ということで駅前に向かっていた。
「どうしたの?あんた顔色悪いわよ」
「そうか?それよりあれはなんだ?」
「ペットボトルね。猫避けのやつじゃない?でもあれ、あんまり意味ないと思わない?ほら、そこの猫も怖がってないわ」
なんだろう。あのやけにきらきらしてるペットボトルに近寄りたくないんだが。て言うかあの猫なんで平気なんだ?
そしてなんで俺は怖がってんだ?
「なに立ち止まってんの?早く行くわよ!」
ハルヒに手をとられて引きずられながらペットボトルのそばを通ったとき、そばの猫がペットボトルを倒した。
俺がいる方向へ。
「うにゃー!!!」
「!?!?………………」
……あまりの恐怖で奇声をあげてしまった。しかもなぜかハルヒに抱きついてしまっている。
さあ、どうするよ。昨日の長門の膝乗せの比じゃないぞ。下手したら入院コースだ。神の一言で切り抜けろ、俺!
「い、いや……すまん。ずっとこんな格好してたら猫的な感覚になってしまって……」
ああん、俺ってばなんでこうも頭悪いんだよ。さっきの猫、むちゃくちゃ余裕だったじゃないか。
「そ……そう。なら仕方ないわね。お、落ち着くまでそのままでいいわ……」
なんとかなっちゃたよ、おい。しかも、やさしさまで配合されてるぞ。逆に怖いな。
「だ、大丈夫だ。すまんな」
ハルヒを離すと同時に朝比奈さんと長門に両脇を固められた。
「あなたは私が守る。怖いときは私に抱きつくべき」
「怖いときは年上に甘えなきゃ駄目です!」
なんか俺、ものすごい駄目な子みたいじゃないか?
「だ、駄目よ!キョンはあたしが面倒みるんだから!……えーと、団長として!」
三人娘がなにやら言い争いを始めたので、こそっと離脱した。
「どうやら猫の本能も多少あるようですね。しかし『うにゃー』って鳴き声も本能でいいんでしょうか」
「知るか。勝手に出ちまったんだ。あーもう厄介だな。ペットボトルが怖いってなんだよ」
「まあまあ。それよりもちょっと問題かもしれませんね。あ、本能のことではないですよ」
古泉が割とマジな声で言ってきた。なにが問題なんだ?
「なんというか、さっきの出来事で涼宮さんが満足し過ぎたのではないかと」
「なんだそりゃ。なんで満足できたのかはわからんが、それなら願ったりじゃないか」
「いえ、『満足し過ぎた』です。つまりあなたの格好がそのままの方がうれしいと無意識に思ってしまったのではないのでしょうか。
 いきなり抱きつくなんて普段のあなたでは考えられませんからね」
「意味わからんぞ。結局、今日の内に戻れないってことか?」
「その可能性があるってだけです。もしかしたら今日中に戻るかもしれませんし」
「だといいがな。この格好で学校は……ふにゃー!!!」
隣にいた車がエンジンをかけやがった。しかし、こんなことでこんなにビビってしまうなんて……
「おやおや、これはびっくりですね」
ま、まさか……俺は古泉に抱きつくというトラウマ確定なことを!?
……ん?それにしては細いような。
「あ、あれ?有希?いつのまにそこに?……て言うかキョン!?」
「あ!?長門さんずるい!」
恐る恐る目を開けると上目遣いの長門と目が合った。助かったんだがハルヒの前で瞬間移動はまずくないか?
「大丈夫。気にしてない様子」
ハルヒを見ると、飛んでいた。これは滞空時間の長い、良い型のドロップキックだな。
長門を巻き込まないようにしないとな。よし、来い!
「ふぎゃ!」
きれいに決まった。



―――




79:モテ男の獣型化
08/02/16 09:20:03 ROqylsH0
翌日は古泉の予測通り元の姿には戻らず完全に引きこもって過ごし、現在月曜の朝五時。
妹が寝ている俺の上で踊り狂っていた。軽い拷問じゃないか。
「だんしんぐ・くい~ん!」
何がクイーンだ。鼻たれ娘め。こんな朝っぱらに兄の上で踊るな。
「む~。キョン君、今日学校早く行くんでしょ~。起こしてあげたのにひどい~」
確かに人目のつかないうちに登校しようとしたが、なんでこいつが知ってるんだ。
「愛のテレパスだよ!えらい?えらい?」
「あ~えらいえらい。ありがとな。わかったから早く退けてくれ」
「えへへ~。ん~」
「何だ?」
「おはようのちゅ~。はやく~」
無言で妹を強制的に退かして窓の外を見た。やれやれ、まだ薄暗いじゃないか。
「や~ん。キョン君のいじめっこ~」
喚いてる妹の頭をくしゃっと撫で、とりあえず登校の準備を始めた。
少々早すぎるかもしれんが、できるだけ人目につきたくないからまあいいだろう。


家を出るころに起きてきたお袋に弁当はいらないことを伝え、今はハイキングコースの真っ只中だ。
さすがにまだ誰も登校しておらず、俺一人で静かに歩いてる訳だが、なんか気持ちいいな。たまにはこういうのもいいかもしれん。
爽快な気分で歩いてると、
「おはよ!早いのね」
一気にトラウマの世界に引きずりこまれた。こいつと二人きりってなんの冗談だ。
「もう!そんなあからさまにテンション落とさないでよ。いくら私でも傷つくでしょ」
朝倉はそう言うと頬を膨らました。それよりもなんだその格好。俺への当てつけか?
「ひどいな~。これでもキョン君の為にやってるのよ。クラスであなただけその格好は辛いでしょ?私も耳と尻尾を着けてたら
 みんなの見方も少しは変わってくるんじゃない?」
確かに朝倉はなぜか人望があるからな。ここは素直に感謝しとくべきなのか。
「そうそう。それよりも、どう?狐にしてみたの。かわいい?」
「ああ、そうだな。かわいいんじゃないか?」
「ふふ、ありがと。この尻尾なんてすごいもふもふよ。触ってみる?」
そう言いながら俺の体をふさふさと尻尾で撫で付けた。なんか動きがイヤラシイんだが。
「あらあら、さすが女狐ですね。誘惑はお手の物ですか」
いきなり喜緑さんが現れた。この人はいつも急だな。
「おはようございます。それにしてもあなたもですか。その丸っこい尻尾は……狸?」
「はい。長門さんがこれが似合ってると助言してくれまして。どうですか?」
「ええ。すごくかわいらしいと思いますよ」
「うふふ。ありがとうございます。あなたに褒められると気分が高揚しますね」
なにやら体をくねらしているが、その姿は髪的にも……いやこれ以上は考えるまい。
「ほんと、喜緑さんにはぴったりね。長門さんもわかってるわね」
「それはどういう意味ですか?それと今の立場をよく考えたほうがいいですよ」
「褒めただけよ。それとも他に意味があるのかしら?」
「あら、そうですか。それはどうもありがとうございます。さすが私のバックアップですね」
なにやらここにいては危険な気がする。刺激しないように離脱しよう。
しかし、狐と狸ね……はは、ぴったりだな。
「どこらへんがですか?」
「説明が欲しいところね」
人の思考を読み取るのはやめて欲しい。



―――




80:モテ男の獣型化
08/02/16 09:20:43 ROqylsH0
登校してきた奴らに最初の方こそ稀有な視線を浴びたが、朝倉のおかげか、はたまた知られざる校則のおかげか今は羨望の眼差しになっている。
ここで羨ましがるあたり、このクラスはハルヒの影響で人として大事な何かが麻痺してるんじゃないかと疑ってしまう。
ちなみにそのハルヒは俺と朝倉を見るなり、
「忘れ物してきた」
と、不機嫌丸出しの表情で教室を飛び出した。まだ時間が早かったとはいえ、一時間目には間に合わないだろう。
なんて思っていたら時間ぎりぎりで教室に飛び込んできた。ハルにゃんで。
「よく間に合ったな。て言うか早すぎだろ」
「坂を下りた所で新川さんの車に乗った古泉君に出会ってね、家まで乗せてくれたのよ。古泉君も耳と尻尾をつけてなかったから
 ついでに古泉君のも取りに行ったわ」
哀れ古泉。しかし車で登校なんて楽しようとした罰だな。

今日は弁当が無い為、ハルヒと一緒に食堂に行き、ネコミミな二人がもくもくとカレーを食べるというある種の異次元空間を作り出し
今は放課後である。
「あぅ……わたしも持ってくれば良かったです。……そうだ」
部室では朝比奈さんだけが耳と尻尾をしてなかったのだが、それが悲しかったのか、
「うふ。これするのも久しぶりです」
うさみみを装着した。うさみみメイド……なかなかコアな格好だな。
「……これを見て」
ふいに長門が言ってきた。なんだそれ。いや、わかるんだが……
「狗尾草。イネ科エノコログサ属。通称、猫じゃらし」
「そうだな。で、それがどうかしたのか?」
「……パタパタ」
文字通りに長門がそれをふりはじめた。……まずいな。すごくウズウズする。
「あー長門。できれば勘弁してもらいたいのだが……」
「……パタパタパタパタ」
「あー……う~………………うにゃ!にゃ、にゃにゃ!ふにゃ!」
……やっちまった。気付いた時には長門に覆いかぶさる状態で、みんなのなんとも言えない視線を受けていた。
「い、いや……その……」
「……パタパタ」
「うにゃ!うにゃにゃ!にゃん!………………うにゃ!」
長門さん。本当に勘弁してください。なんの罰ゲームですか、これ。
「ゆ、有希……それ、あたしにもやらして!」
「駄目。これは私の。……パタパタ」
「うにゃにゃ!」
「む~……!?……キョン!!」
いきなりハルヒに襟をつかまれ、おもいっきり引っ張られた。
「ぐぇ!……何しやがる!!」
「ふふふ……キョン~」
不気味な笑いを浮かべ、俺の喉から顎にかけてこしょこしょと撫でてきた。……こ、これは……
「ふみゃ~、……ごろごろ……」
「ふふふ……ふふ……うふふふ……」
気が付くと俺はハルヒの膝枕で仰向けでくねっていた。古泉の引きつった表情を見る限りなかなかの地獄絵図なのだろう。
「ちょ……ハルヒ、やめ……ふみゃ~」
「す、涼宮さん……わたしもそれやりたいです!」
「……私も」
「無理よ~、みくるちゃん、有希。キョンが離れてくれないもの~。ふふ……こしょこしょ~」
「ハルヒ、おま……目がこわ…………ごろごろ……」
このままだと弄ばれてしまう。いや、もう弄ばれてる。はやく元に戻らなければ!男の尊厳にも関わってくるぞ!
「こしょこしょ~」
「ふみゃ~」


―――



81:モテ男の獣型化
08/02/16 09:21:37 ROqylsH0
それから数日、あの手この手とハルヒに人間のすばらしさを説いていたのだが、その度になぜか朝比奈さんと長門に妨害され、
俺は未だにネコミミで弄ばれている。
「やれやれ、なんとか撒いたな」
この件では唯一の味方と言える古泉と一緒に、ハルヒ達から逃げるように下校していた。さすがのこいつも俺が悶えてるのは、
見るに耐えないらしい。
「そのようですね。……しかし、こんなにも流行るとは以外でしたね」
今北高では、空前のアニマルルックブームだ。どうやら、この学校にはアホの子でいっぱいらしい。
「みんなイカレてるとしか思えんな。それよりもどうやったら俺は人間に戻れるんだ?説得は無理っぽいぞ」
「ええ、まさかの朝比奈さんと長門さんの妨害ですからね。まあ、理由はなんとなくわかりますが」
「言うな。今俺の男としてのプライドは砂上の楼閣なんだ。と言うかほとんど崩壊してる。なにかいい案はないか?俺は限界だぞ……」
「あるにはあるんですが……あなたが大変な思いをすると。それでもよろしいのなら」
これ以上に大変な思いなんてまっぴらごめんだが、元に戻れるとなれば選りすぐりしてる場合じゃない。
しかし、本当に戻れるのか?
「はい。確実と言っていいでしょう。ただ涼宮さんが……そうですね、あなたの言う故障した状況になるでしょう」
なるほど……確かに大変な思いをしそうだな。しかし、故障だと?いったいどんな方法なんだ?
「……………………このような感じで」
「おい、それ本当に確実なのか?失敗したら俺ここに居られないじゃないか」
「いえ、大丈夫です。涼宮さんなら、すぐにでもあなたを元に戻すでしょう」
やけに自信満々だな。まあ、仕方ない。他に方法はないんだ。やるだけやってみよう。

やっと人間に戻れるかとこころなしか安心していると、
「一体いつになったら僕は普通のキョンに会えるんだい?」
後ろから声をかけられた。
「だから、なんでいつも背後から現れるんだ?」
「僕というサプライズを少しでも与えたい乙女心さ。かわいいと思わないかい?」
背後から声をかけるとかわいいか……うん、わからん。
「そしてそれは、裏SOS団こと佐々木団はいつもあなたのそばに!なんて意味もあったりなかったり!?なのです!」
「しかし、俺だって好きで変身してる訳じゃない。猫男なんてどこの都市伝説だよ」
「ふふ……そうだね。でもネコミミのキョンも捨てがたいな」
「おやおや。ここでも需要があったようですね」
「やかましい」
「やっぱり無視ですか。でもいつまでも同じ様にはいかないのですよ!ふふふ……じゃーん!猫じゃらしなのです!
 もう調べはついてるのですよ!これでキョンさんは私に釘付けなのです。それ……ぱたぱた」
そんなこと言われて誰が見るか。……うお!こいつ俺と佐々木の間に割り込みやがった!
「ちょ……橘さん!?な、なにを……」
「うふふふ……ぱたぱた」
「おま……さ、佐々木……やめさせ…………うにゃ!」
「キョ、キョン!?橘さん!やめなさい!と言うかキョンから離れて!」
「うふ……ふふふ……キョンさんが私に……ぱたぱたぱたぱた」
「うにゃ!にゃにゃにゃ!……やめ…………ふにゃ!」
こいつ目がイってやがる!どうにかしないと!
「橘さん?やめなさいと言ってるのよ?この前の反省が出来ていないようね?」
「ぱたぱ……へ?ふぎゃ!い、痛いのです佐々木さん!」
えらくドスのきいた声で佐々木が橘の顔を掴んだ。助かった……おお、ちょっと橘が浮いてる。
「わ、割れます!われ……と……取れるのです!キョンさん、助けて!あなたのツインテールがピンチですよ!」
「……まだわからないようね。キョン、ちょっと橘さんと今後のことについて話があるからこれで失礼するよ」
「そ、そうか。えーと、なんだ。お手柔らかに」
「あぁ、キョンさ~~ん。また会える時を楽しみにしてるのです~~~」
橘は何事か叫びながら佐々木に引き摺られていった。……南無。
「―――ぱた……ぱた―――」
ぬお!思わぬ伏兵!…………うにゃ!
「キョン。忘れ物をしたようだ」
佐々木がすごい勢いで戻ってきた。
「キョンさん!こんなに早く再開できるとは、もはや運命なの……うぁ!割れるのです!割れるのです!!」
「―――ぱた……ぱ……―――痛い…………ごめんなさい―――」
佐々木は空いてる手で九曜を掴むとそのまま二人を引き摺っていった。
これからは佐々木を怒らせないように気をつけよう。




82:モテ男の獣型化
08/02/16 09:23:24 ROqylsH0
―――



一夜明け、うまくハルヒが人に戻してくれるよう祈りつつ、朝比奈さんと長門が妨害しないように一日尽くします券で買収し、
なんやかんやで放課後になり古泉の案を実行した。

「ハルヒ、俺来週から学校来ないから」
「は?どういうこと?」
「いやな、この耳と尻尾ずっと着けてたら取れなくなっちまった。病院行ったら耳と尻尾が完全に皮膚と同化してしまってるってな。
 それで手術ってことになって、来週には海の向こうだ」
「だ、駄目よ!何言っての!?大体なんで海外なのよ!」
「仕方ないだろ。日本じゃ手術できる人がいないんだから」
冷静に考えるとむちゃくちゃだな。普通に考えたら同化するなんてありえないよな。まあ、実際同化してるから全くの嘘ではあるまい。
「僕が頼んだ責任でもありますからね。優秀なスタッフがいる病院を紹介しました。その病院によると、検査など含めて短くて一年、
 長くて三年間ほど滞在しないといけないそうです」
「さ、三年!?そ、そんな……や、やだ。う~やだやだ……」
マジで故障し始めたな。よくわかったな古泉。
「そんなこと言ってもな。ほら、完全に引っ付いてるだろ?引っ張っても…………あれ?」
取れた。
「おや、思ってたより早かったですね」
もう片方の耳も尻尾も取れた。良かったが、なんだこれ。気まずいぞ。
「あ~そのなんだ。冗談だ。すまん。いや、本当ごめんなさい」
「…………」
これはぶっ飛ばされるな。受身の準備をしておこう。
「…………った」
なかなか衝撃がこないな。そんなに力をためてるのか?
「……かった……よかった。よかったよ~、びゃあ~」
違った衝撃がきた。ハルヒは俺にしがみついて小学生のような泣き声をあげた。なんかいつも以上に退行してないか?
「ギョン~びゃあぁぁあ。ギョン~~」
「ハ、ハルヒ、落ち着け。俺が悪かったから。な?」
「涼宮さん。キョン君の冗談ですからね?もう泣かないで。……それとくっつき過ぎです」
「そう。彼が言ったのは冗談。……だから早く離れるべき」


83:モテ男の獣型化
08/02/16 09:24:02 ROqylsH0
朝比奈さんと長門に軽く黒さを感じながらも、なんとかみんなでハルヒを泣き止ました。
泣き止ましたのだが……
「そろそろ離してくれないか?おまえの家こっちじゃないだろ?」
「や!離さない!ずっとキョンといる!」
あれからハルヒは俺にくっついたままだった。靴を履き替える時ですらくっついたままだった。
そして朝比奈さんと長門の視線がやばい。なにがやばいって……なんだろう。とにかく怖い。
「涼宮さん。このままだとキョン君帰れないですよ?キョン君困ってますよ?いいかげん離れませんか?」
「やだもん!ずっといっしょにいるもん!キョン困ってないもん!」
もんって……下手したら妹より退行してるな。
「駄目。あなたが言ってるのは唯のわがまま。早く離れるべき。困ってるのはあきらか」
「じゃあキョンの家に行く!そのままキョンと暮らす!」
「だ、駄目ですよ!!」
「キョンといっしょにご飯食べたり……」
「だ、だから……」
「キョンといっしょにお風呂に入ったり……」
「ふえ!?……」
「キョンといっしょに寝たりするの!」
「………………」
「だからずっとキョンといっしょなの~~~」
「………………………………………………………………………………とぅ」
「ぅぐ…………」
軽く放心状態で見てると、朝比奈さんのかわいらしい両手がハルヒの首筋に落とされ、そのままハルヒは気絶した。
うむ。これはいいモンゴリアンだ。……って違う!
「おい、ハルヒ!?あ、朝比奈さん!?なにを……」
「い、いや……違うんです!これは、あの~その~……」
「朝比奈みくるは正しい。このまま涼宮ハルヒが我に返ったとき、恥ずかしさのあまり大規模の世界改変の恐れがあった」
「そ、そうです!世界平和です!」
微妙に朝比奈さんは意味が違ってる気がするが、本当にこんなことでそんな大変なことになったのか?
「……………そう」
あれ?なんかあやしいぞ。
「そ、それにですね。例え何も起きなくてもこのまま開き直られたら堪らないです。……ずっとキョン君にべたべたと……」
「……ぅ、ぅ……キョン?」
「お?気付いたか。大丈夫かハルヒ?」
朝比奈さんがなにやら呟いている間にハルヒが目を覚ました。
「キョ、キョン~離れちゃやだ~ぎゅってして~」
「………………………………………………………………………………そぅ」
「ぅぐ…………」
今度は長門の手がハルヒの首筋にヒットした。
「……世界を守る為」
「ええ、世界平和です」

真っ赤な夕日をバックに朝比奈さんと長門はスパンとハイタッチをした。




おわり


84:名無しさん@ピンキー
08/02/16 09:24:59 ROqylsH0
以上です
ではでは

85:名無しさん@ピンキー
08/02/16 10:15:36 dJmbztm/
>>84
モテ男シリーズ、相変わらずの暴走っぷりですなあ。状況解決のために墓穴を掘りまくるキョンは
最早様式美。素晴らしいです。今度は何になるのかな? 楽しみにしてます。

86:名無しさん@ピンキー
08/02/16 11:48:46 b4p8B6xJ
引かれてるよね、コレ
反応で分かると思うけど

87:名無しさん@ピンキー
08/02/16 11:51:13 2grMdLo3
みんな壊れすぎwww   次回も楽しみにしています

88:名無しさん@ピンキー
08/02/16 12:35:27 FgT+EFhT
故障ハルヒにクソワラタwww
GJ!次を楽しみにしてる

89:名無しさん@ピンキー
08/02/16 14:03:25 yE/bFgQF
すっかりデレデレだなハルヒw
佐々木団の女性陣の獣耳も見たかった気がするがまあいいやww

90:名無しさん@ピンキー
08/02/16 14:58:24 iikPrl7I
面白かったよ

91: ◆LeyXT4003g
08/02/16 16:39:17 +BFQjqWG
>>70
このシリーズに関しては、前にも書いたとおり反則を犯してしまっているので、
世界観どおり執筆していらっしゃる真面目な書き手さんたちの手前、俺は感想書きません。
なお、予め誤解のないよう言っておきますが、
ハーレム系大好きの俺なので、死ぬほど笑って萌だえまくり、とても俯瞰してストーリーを眺める状況にないだとか、
「変身」するならグレゴール兄さんの苦労を見習って欲しかったが、しかし変身させたのは神ながら人間のハルヒであり、
だったら、人間から見た猫のお約束行動をするのも当然で、これでいいと納得したとか、
シャミセンの飛び入り参加ならびに彼と我が輩との猫談合がなかったのは何故なのかと首傾げたとか、
>>77の最後のパラグラフのラスト一行は、「奪う」という動詞を使っているのだから能動文で書いても伝わるのではと思ったりとか、
>>78の上から12行目は1文で切って改行、13(+1)行目も1文で改行したほうがいいかもと拘わったりとか、
んなことより印刷して個人冊子にする作業にさっさと戻らせてくれだとか、
そうした個人的事情は一切関係ありませんので。

92:名無しさん@ピンキー
08/02/16 17:52:48 zaAyFlfe
やっぱり朝比奈さんの批評にキレがなくなってるな。

それにしても、キョンの朴念仁ぶりはそろそろ犯罪の域に入りそうだな。少なくとも民事裁判になったら勝てないな

93:名無しさん@ピンキー
08/02/16 18:09:18 9DMwV6sA
>>84 GJ!!
なんつーか、ツッコミ所がありすぎて逆に突っ込めないなww
このまま突っ走ってくれ!

94:名無しさん@ピンキー
08/02/16 18:40:41 Wff786CD
やっぱ作品投下した直後に自演でケチ付けておくとGJの量が違うよな
やめられねえぜ

95:名無しさん@ピンキー
08/02/16 19:55:11 b29pK2kJ
>>92
陪審員は結婚詐欺でわざとやっていると思うはず。

96:名無しさん@ピンキー
08/02/16 20:26:16 rmGkH6Zw
モテ男シリーズktkrwwwこのキャラの壊し方とキョンのハーレムっぷりが大好きだwww続き楽しみに待ってます。
でもたまにはSOS団の三人以外がメインなのが見てみたかったり・・・いえなんでもありません。偉そうなこと言ってすいませんでした。

97:名無しさん@ピンキー
08/02/16 20:47:24 8Y0hsdUn
>>94
佐々木スレへお帰りください

98:名無しさん@ピンキー
08/02/16 21:26:18 F+r3GNbQ
>>84
相変わらずいい壊れっぷりだwww
GJ!

99:名無しさん@ピンキー
08/02/16 21:49:59 b29pK2kJ
>>97
????

100:名無しさん@ピンキー
08/02/16 22:14:52 UO2GYBpn
>>84 モテ男シリーズキタ━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━!!!!
作者さんGJ!!今回はキョンだけじゃなく、他の方も変身(?)するなんて……。
はてさて、次は何に変身してしまうのか……キョン、哀れ!!





それにしても、朝倉さんの狐耳、狐尻尾……(*´Д`)ハァハァ

101:名無しさん@ピンキー
08/02/16 22:15:35 bCgb9YGn
それにしても、朝倉さんの狐耳、狐尻尾……(*´Д`)ハァハァ

それにしても、朝倉さんの狐耳、狐尻尾……(*´Д`)ハァハァ

それにしても、朝倉さんの狐耳、狐尻尾……(*´Д`)ハァハァ

それにしても、朝倉さんの狐耳、狐尻尾……(*´Д`)ハァハァ

それにしても、朝倉さんの狐耳、狐尻尾……(*´Д`)ハァハァ

それにしても、朝倉さんの狐耳、狐尻尾……(*´Д`)ハァハァ

それにしても、朝倉さんの狐耳、狐尻尾……(*´Д`)ハァハァ

それにしても、朝倉さんの狐耳、狐尻尾……(*´Д`)ハァハァ

それにしても、朝倉さんの狐耳、狐尻尾……(*´Д`)ハァハァ

それにしても、朝倉さんの狐耳、狐尻尾……(*´Д`)ハァハァ

それにしても、朝倉さんの狐耳、狐尻尾……(*´Д`)ハァハァ

それにしても、朝倉さんの狐耳、狐尻尾……(*´Д`)ハァハァ

それにしても、朝倉さんの狐耳、狐尻尾……(*´Д`)ハァハァ

それにしても、朝倉さんの狐耳、狐尻尾……(*´Д`)ハァハァ

それにしても、朝倉さんの狐耳、狐尻尾……(*´Д`)ハァハァ

102:名無しさん@ピンキー
08/02/17 03:24:37 BE64BrWE
ハルヒがキョンと長門の仲良しなとこを見て焦り、キョンの夢の中に出てきて、これは夢なんだからといい体の関係をもつ、その後何だかんだで長門とヤり
キョンに会ったときに事故を装って抱きつき、ハルヒがキョンの匂いを嗅いだときに、キョンの体から長門の匂いがしてキョンに
ハルヒ「有希の……匂いがする。体中に、ついてる…私の、匂いを、つけたはずなのに…
有希の…匂いがするッ!キョンの体中から、あの女の匂いがするよッ!」って言うのを、デュエルセイバーやった時に想像したwww

反省?何それ美味しいの?

103:名無しさん@ピンキー
08/02/17 04:26:25 89rf20ww
主人公が寝取られるっての大好きだからハルヒみたいに愛想付かされる要素のあるヒロインはめちゃくちゃおいしい。

104:名無しさん@ピンキー
08/02/17 06:08:40 snMwVsM/
愛想つかされることなんか無いだろ。ハルヒをふったら死刑だから

105:名無しさん@ピンキー
08/02/17 14:18:27 4999XtKV
俺は逆にキョンが理不尽なハルヒにキレる話か好きだ。
そういうのでオススメあれば教えてください

106:名無しさん@ピンキー
08/02/17 14:50:25 BSVvr3YH
なんかハルヒがいつもどおりワガママ言ってたら
キョンが「おまえうざいよ」とか言い出して
ハルヒが一瞬ビクッとするも、気を取り直していつじょどおりワガママ言ったら
キョンがまたウザがって
びびったハルヒが冗談でしょって聞いても
キョンが本気だと言って
ハルヒが泣き出す話

をどこかで読んでひどく気に入った。

107:名無しさん@ピンキー
08/02/17 15:02:59 jkca+yMw
>>106
その話kwsk

108:名無しさん@ピンキー
08/02/17 15:09:09 BSVvr3YH
俺もタイトルとか知りたい。

短編だったと思うけど。

109:名無しさん@ピンキー
08/02/17 15:13:01 4999XtKV
vipのほうかなあ?

110:名無しさん@ピンキー
08/02/17 15:13:31 BE64BrWE
違うサイトだったら、それに似た話見たことがある

111:名無しさん@ピンキー
08/02/17 15:15:16 yKCrd0Rp
とにかくあのドキュソ女が相応に悲惨な目に合うと理屈抜きに気持ち良いんだよな~

112:名無しさん@ピンキー
08/02/17 16:05:09 BE64BrWE
キョンに振られて、キョンに好かれようと必死なヤンデレハルヒになったら最高w
ハルヒの携帯にキョンの行動が逐一出てきて、キョンの行くとこ行くとこ現れるハルヒ日記とかwww

113:名無しさん@ピンキー
08/02/17 17:35:07 yKCrd0Rp
そういうのは別に…

痛いハルヒじゃなくて、痛い目をみるハルヒが見たいだけ

114:名無しさん@ピンキー
08/02/17 18:27:55 vr1AZ9kl
佐々木スレはそういうのを多いな。
ハルヒをひどい目にして佐々木と~ってやつ。

115:名無しさん@ピンキー
08/02/17 18:34:25 snMwVsM/
ハルヒが溜息に先祖帰りしない、という確証は無いけどな。
普通はライバルいると自重するものだが、何かでいっちゃうとやばいな。

116:名無しさん@ピンキー
08/02/17 20:49:02 snMwVsM/
>>114
実際はキョンと佐々木は互いに恋愛感情ゼロらしいな。いつか原作スレで言っていたよ。
佐々木スレはデフォが一番酷いらしい。アニメに出ていないから人気無くてスレが消滅したらしいけど。
キョンと佐々木には恋愛感情有った方が読者的には面白いけど、谷川はラブコメにしないらしいから。

117:名無しさん@ピンキー
08/02/17 21:06:24 0Rm60y7t
>>116 スレ残ってるよ

118:名無しさん@ピンキー
08/02/17 21:41:34 O8vh0He0
>>116
佐々木関係のスレはアニメに出てないってことで、文芸サロン板に移動したんだZE
あとキョン→佐々木に恋愛感情は恐らく無いだろうが、佐々木→キョンは分からんかと。
つーか佐々木絡みのネタは殆ど後付け設定だから、陰謀までの内容と矛盾が結構あるわけで。

例えばキョンが女子と一緒の下校をしたことが無い(憂鬱でそういう生活を夢に見たことがあるとの描写有り)とか言ってたが、
実際は分裂の回想で中学時代に佐々木と一緒に下校してたりする。

だもんで、驚愕が出ない理由として、話の整合性が取れなくなったんで急遽書き直しているとかの噂が出るわけだ。

119:名無しさん@ピンキー
08/02/17 22:03:05 M+1aOF93
佐々木スレそんなことあったんだ

120:名無しさん@ピンキー
08/02/17 22:12:15 ZX6kCHTz
>>118
>実際は分裂の回想で中学時代に佐々木と一緒に下校してたりする。
そう名言はされていないんじゃないか? ただ、その可能性は考えられるだけで。
実はキョンと佐々木の家はさほど遠くないという解釈も可能。

121:名無しさん@ピンキー
08/02/17 22:29:20 snMwVsM/
佐々木スレは文芸サロンか

>>120
分裂の回想って原作のことだな。p82
厳密には下校じゃないけど、キョンと佐々木は塾に二人きりで行った。似たようなものだ。
だから、憂鬱の回想と矛盾するんだと思う。

122:名無しさん@ピンキー
08/02/17 22:30:11 BSVvr3YH
>>120
厳密には「肩を並べて歩く」にも下校にあたらないかもしれないが
キョン家→塾はチャリで一緒に行ってるな。

で、憂鬱の「~を夢見ていた」という願望表現からすると
キョンはその行為を「女子と一緒に下校」に類する行為だとは
認識していないということになる

123:名無しさん@ピンキー
08/02/17 22:36:17 ZX6kCHTz
>>121
一緒に下校する(意図的)のと、ついでに乗せていくのは違うんじゃないか?
キョンの考え方になるだろうけど。

>>122
>キョン家→塾はチャリで一緒に行ってるな。
キョンは学校→キョン自宅→塾といっているが、佐々木はキョン自宅→塾としかない。


124:名無しさん@ピンキー
08/02/17 22:45:23 74fZViK7
下校については塾に直行だったから、あまり「女の子を仲良く下校」って意識では無かったのかもよ。
まあ、その辺はどう解釈しても苦しいが、「気になる女の子と仲良く下校」とかね。

「仲良く下校」してるのに楽しくないのはなぜだろう?だから、単純に強調してそう言ってるだけとも。
まあ、ここで話すこっちゃないか

125:名無しさん@ピンキー
08/02/17 22:51:13 xqIylQ1S
なにこのウザい流れ
エロパロでやるようなことか?

126:名無しさん@ピンキー
08/02/17 22:53:51 snMwVsM/
>>122
佐々木は女と見られてないのか?

その論理だと、中学時代、塾のない日に佐々木と図書館で勉強していたとしても
「女の子と二人きりで勉強するという夢に見た光景をハルヒと一緒にやった。何か思ってたのと違う」

佐々木が「社会勉強のため」と称してキョンと二人きりで博物館に行っても「佐々木とは一度もデートしたことない」

佐々木の家にお泊まりしても「まだ女の子の家に泊まったことないなー、あ、七夕のアレは違うか」

書いているだけで頭が痛くなってきた
さすがにチ〇ポは入れてないだろうが

127:名無しさん@ピンキー
08/02/17 22:55:47 SPoJcvxi
原作の考察はSSを書く上で必須事項。雑談より遥かに意味がある。

128:名無しさん@ピンキー
08/02/17 23:38:05 tTPMZFzv
>>126
女性として認識していない、という事はないだろうけれど、異性として意識する対象とはしていなさそうなんだよな。
佐々木は佐々木で本文中でハルヒと同類項の恋愛観をもっている事を明示しているから、「友人」以上の立ち位置に
踏み込む事に歯止めをかけている可能性はある、程度でしかないしな。
少なからずキョンの思考や見解に影響を与えた人物、という事は確実そうだけど。
そのあたりはSS書き手の解釈次第って言うのがこのスレ的には適切なんだろう。


129:名無しさん@ピンキー
08/02/18 00:12:24 Rygkumd3
個人的には佐々木を異性と認識していない、と解釈してる。

130:名無しさん@ピンキー
08/02/18 00:24:48 nmtmaF3N
どっちみち佐々木関係は驚愕出るまでなんとも活躍させにくい。
二次創作においてすでに手遅れな程各キャラの個性が固まりつつあるし。

131:名無しさん@ピンキー
08/02/18 00:33:32 mfN1rMPV
何かおすすめのエロ小説とかある?

132:名無しさん@ピンキー
08/02/18 00:37:17 tAQ9T7jE
>手遅れな程各キャラの個性が固まりつつあるし。
二次創作はそんなものだろう
キャラ像や解釈の一人歩きなんてのはありふれてる。

ただ二次創作と原作はあくまで別物だから
そこの区別や切り替えができれば手遅れってことはないはず

133:名無しさん@ピンキー
08/02/18 00:44:13 nmtmaF3N
ん、確かにそうだ。どうもネタが無くてナーバスになってるわ

134:名無しさん@ピンキー
08/02/18 07:22:47 rC1Kmtle
原作の陰謀までを読んで固まったキョンのイメージが、分裂で見事に破壊された。
憂鬱はもちろん、陰謀の記述ですらキョンの人格を語るのには不適切かもしれない。

135:名無しさん@ピンキー
08/02/18 10:31:08 4bxCwEcX
憂鬱はあれで完結予定だったしな
ハルヒも物語が進むほど空気化して三人制ヒロインの一人になっちゃったし

136:名無しさん@ピンキー
08/02/18 11:41:11 qpZ679f2
いやハルヒだろ、ヒロインは。
消失ハルヒを再登場させるのには無理があるし、ハルヒ(小)は小説であれば規制も無いがアニメ化した現在ではそれも難しいだろうし…。

137:名無しさん@ピンキー
08/02/18 13:55:46 4bxCwEcX
消失はともかく陰謀読んだ後に言われてもな……

ハルヒがヒロインってのは異論は無いが、アニメ(憂鬱)から入った身からすると、思ったより彼女がメインじゃなかったってこと。
もっとハルハルキョンキョンしているかと思ったら、キョンハーレムだった、と言いたかった。

138:名無しさん@ピンキー
08/02/18 14:26:16 nmtmaF3N
>>136
三人制って全部ハルヒかよw

物語のギミック的にもハルヒメインには違いないが、如何せん前面に出てこないからな…

139:名無しさん@ピンキー
08/02/18 18:16:15 rC1Kmtle
分裂が出たことによって、現在だけでなく過去においてもキョンがモテモテだと判った。

140:名無しさん@ピンキー
08/02/18 19:15:02 j2QNJnQW
ゲームと言えばそれまでだが約束にはリボンちゃんというハルヒもいてだねry

141:名無しさん@ピンキー
08/02/18 19:57:54 kAVnMg64
   〃∩ ∧_∧
   ⊂⌒(  ・ω・)  <はいはいワロスワロス
     `ヽっ/⌒/⌒/c
         ⌒ ⌒


142:名無しさん@ピンキー
08/02/19 00:32:27 ZKlT88Dq
>>138
基本設定と構成上やむなしとはいえ、積極的にクライマックスに絡めないからなあ、団長殿は。
そのあたりで他のキャラに水をあけられるのが最大の問題だ。シリーズ完結直前まで続きそうだしな。この状況。

>>140
ゲームは未プレイでよく分からんが、雑誌なんかで出てた小学生ハルヒの事か?
そういや、PS2版は年明けに時間軸を設定されているらしいが、同時期にに原作で発生しているエピソードは無視されてる
のか気になるところではある。まあ、原作と繋がりのないパラレル設定でも何の不思議もない作品だけどさ。

143:名無しさん@ピンキー
08/02/19 00:45:25 UqmI3bM3
>>142
>積極的にクライマックスに絡めないからなあ、団長殿は。
メインが超常現象関係の話でなければそうでもないけど
超常現象がらみだとそうなるな。

この構造的な問題は作者なら当然明確に意識しているはずで
「驚愕」というのは元々その救済手段としての役割を持って構想されたものだと推測している。

αとβに分岐した世界で、最終的に一方が採用されるのなら
もう一方は雪山古泉のいうところの「セーブデータのコピー」状態で
無茶でもなんでもやり放題。
その一方の世界ではハルヒが不思議現象を目撃し、積極的に解決に関わることが可能。
不思議を初めて自覚的に体験することで「涼宮ハルヒの驚愕」
でも、その世界は採用されない方なので、
解決後は今まで通りの「ハルヒのみ不思議に関してのけもの状態」のお約束で話を続けることができる。

>>134
どんなふうに?

144:名無しさん@ピンキー
08/02/19 02:22:39 8LzDtmuY
>>143
団長が超常現象を目撃したら皆が迷惑している中で生き生きしているので、「こいつ駄目だ」となりそう

145:名無しさん@ピンキー
08/02/19 02:34:18 UqmI3bM3
>>144
憂鬱当時のハルヒだったらそうなるだろうな
夜の学校の閉鎖空間の方が面白いからってんで
自分が作ったSOS団も元の世界もどうでもいいという自己中だった

雪山の頃になるともう確実に好奇心なんかよりは団のほうが優先順位が上だから
団のため状況打破のために前向きに動くんじゃないかな。

146:名無しさん@ピンキー
08/02/19 05:01:20 oyUPtLnx
だからつまんなくなったとも言えるんだよな…

147:名無しさん@ピンキー
08/02/19 07:41:13 abajZL0s
理不尽相手にマジギレしたらゲームオーバーってのも中々きついな。

148:名無しさん@ピンキー
08/02/19 09:26:53 wFqkls9s
どっかのゲームはその所が変に原作忠実だな

149:名無しさん@ピンキー
08/02/19 13:17:58 i71AdXOc
なんだかんだ言って、ハルヒメインでは溜息が一番良かった
ハルヒはツンデレよりDQNのほうがキャラが立ってて話が面白い
デレデレハルヒは性に合わん

150:名無しさん@ピンキー
08/02/19 15:14:10 V3jvsnEZ
>>149
溜息はラストの部室でこっそりポニテの為にあると言っても過言ではない。
あのシーン以来俺の最萌えはハルヒのまま不動だw

151:名無しさん@ピンキー
08/02/19 17:10:02 OZaftrLM
物には限度ってものがあり、溜息のハルヒは限度を超えすぎている

ハトとか神社の神主さんにモデルガンを本気でぶっ放して逃亡とか、
目からビーム出せと頭殴り続けるとか、有り得なさすぎる
あんなん全然笑えない
笑えるDQNってあるだろう。爽快感を伴うような
溜息のハルヒは本当にただの最低な糞ガキで面白いとかいう人見ると、素で引く

152:名無しさん@ピンキー
08/02/19 17:13:25 QF+yP/xh
>>151
いや、そこはフィクションだと割り切れ。
もしくはそれを許せるような心の広い大人になれ。

153:名無しさん@ピンキー
08/02/19 17:44:12 i71AdXOc
>>151
ハルヒが面白いって言ってるんじゃなくて、話が面白かったって言ってるんだ

154:名無しさん@ピンキー
08/02/19 18:59:10 852sHVq4
>>151
お前、うる星で、電撃を出さないラムちゃん(中の人が元祖平野)が面白いと思うか?
浮気したあたるはともかく、巻き添えで電撃食った生徒はかわいそうだよな。
電撃だけでなく、料理を作るのに台所壊したり、変な植物持ち込んでバイオハザードになったりとか。
作中人物には迷惑千万だけど、それが面白くもある。
ラムが丸くなって電撃出さないようになったら、話としてまるでつまらんと感じる読者が多いと思うぞ。

涼宮ハルヒ(中の人が平野2世)のDQNも同じような傾向があるんだよ。
「普通の世界」で涼宮ハルヒのあのDQN度はラム以上に問題なのは確かだけど。

155:名無しさん@ピンキー
08/02/19 19:16:28 b2Jh4CtN
>>153
やべ、そんなんありえネェwwww

156:名無しさん@ピンキー
08/02/19 20:15:05 GrQIRgJT
なんだかんだいってもキャラクター小説だからなー。
みくるにムチャクチャしすぎてキョンが激怒したとき、
いーぞもっとやれと思ったのは俺だけではあるまいー。

157:名無しさん@ピンキー
08/02/19 20:15:43 yWR/b6xj
スレの流れからして、次回作は『涼宮ハルヒの珍走』で決まりだな。
DQNの呼び声高いハルヒに、ヤンキョーンやゴトゥーザ様という強者も完備していることだし。

158:名無しさん@ピンキー
08/02/19 20:56:23 mx8Io83A
生徒会長がガチならよかったのに古泉の自作自演だったからなぁ

159:名無しさん@ピンキー
08/02/19 22:07:26 i71AdXOc
え……
会長は機関の自作自演だから表と裏のギャップがあって良いんじゃん

160:名無しさん@ピンキー
08/02/19 23:12:00 ahHNjWQl
>>159
みんなが言いんだけど大人だから我慢していることを俺がハッキリ書いてやるよ。俺ガキだからさ




「お前、頭悪くて読む角度が一般人と違い過ぎてるだけだ
 したり顔で『良いじゃん』とか、アホか。すっこんでろ白痴」

161:名無しさん@ピンキー
08/02/19 23:33:53 vCCysPIG
個人の感想すら叩かれるのか

162:名無しさん@ピンキー
08/02/19 23:48:27 lAm+OoPP
自分だけが言いたいことを、いちいち「みんなが言いんだけど~」とか書くなよ。どんだけチキンなんだよ。
あとガキならこの板に来るなよ。十八禁なんだよ。せめて乳離れしてから来いよ。

163:名無しさん@ピンキー
08/02/20 00:05:12 KPblFg0c
溜息の話がでると必ずといっていいほど、罵りあいになるな。
まあやはりキャラクター小説ってストーリーよりもキャラ重視って人多いから、
主人公格のキャラにムカついちゃうと読みずらいよな。ストーリーらしいストーリーは無いし。

ただ溜息のハルヒは嫌がってる相手に、さらに追い討ちをかけるから、やっぱキツイかも。
ラムちゃんの電撃とかは、完全にギャグ描写で、後を引かないけど、ハルヒのみくるイビりって
みくるが精神的ダメージを受けてるし、けっこうマジに嫌がってるっぽい描写もあるからギャグですまない。



164:名無しさん@ピンキー
08/02/20 00:45:02 Z4AxtIyo
>>163
当事者以外にとってはもはや了解事項になりつつあるが
溜息のいがみあいは元々双方で論点がずれてるからな

最近は溜息を擁護することに存在意義をかけてて
否定意見をみると自分の存在を否定されたかのようなリアクションが目立ちだした

>>150
一人ポニテはおいしいシーンだよな

165:名無しさん@ピンキー
08/02/20 01:03:53 5eEhoCyP
>>164
自分も同意。あのシーンのおかげで「溜息」は読み返すとキツい箇所が多くても許せるし。
仲直り直前のキョンの行動もほほえましいというか、らしいというか、楽しめるからな。

166:名無しさん@ピンキー
08/02/20 01:12:06 T2pWPDTm
>>162
俺は21だけど未だ乳離れできてません><
どうすればいいですか?><

167:名無しさん@ピンキー
08/02/20 01:19:52 a9+gRbrk
すいません。SOS団が柔道するSSって昔ありませんでしたか?
探しているのですが見つかりません。

168:名無しさん@ピンキー
08/02/20 01:36:00 5eEhoCyP
>>167
32-897かな。保管庫のその4にあるやつ。違うんならごめんね。

169:名無しさん@ピンキー
08/02/20 01:40:47 a9+gRbrk
>>168 そうです。見逃してました。ありがとうございました。

170:名無しさん@ピンキー
08/02/20 01:43:11 vrMVfz0n
たまにはキョンが折れないやつも読みたいな
あることはあるが、もっとこう平和的な・・・

171:名無しさん@ピンキー
08/02/20 01:55:36 drFabmO1
こういう時、学校ファンは、SSの数が自力で探せる位に収まってるんで助かるな

172:名無しさん@ピンキー
08/02/20 02:01:24 aM4/s37K
学校のSSは半数が同じ作者によって書かれたものだからな・・・

173:名無しさん@ピンキー
08/02/20 02:17:24 drFabmO1
だから彼のサイトに行くだけで大抵は事足りる
ちくしょうwww学校もアニメ化しないかなwwwシャフトあたりで

174:名無しさん@ピンキー
08/02/20 02:21:02 Z4AxtIyo
>>106分かる人いる?

175:名無しさん@ピンキー
08/02/20 02:37:07 drFabmO1
訂正
>>173
×彼のサイトに
○エロパロ板ガイドのサイトから彼に

176:名無しさん@ピンキー
08/02/20 03:10:40 LBTo88dP
無ければ自分で作ればいいのよ

177:名無しさん@ピンキー
08/02/20 04:29:35 cHJQSogI
>>160の言い様があまりに酷いので>>159を軽く擁護してやろうとしたのだが、
専ブラでIDポップアップしちゃって全ての発言が見えてしまったら、ほっとこうと思った


178:名無しさん@ピンキー
08/02/20 07:29:19 n64QTSJ+
溜息が無いとハルヒシリーズはただの仲良しグループ物語だろ。
団員の微妙な人間関係が垣間見えてて良い、って人は谷川スレ住民にはよくいる。
一々過剰に反応してる奴は何なんだ、荒したいのか。

179:名無しさん@ピンキー
08/02/20 10:23:23 UkAtqvjl
心配しなくてもアニメでは溜息が無かったことになるよ。多分
さらに、分裂を無かったことにして(当然新キャラも無かったことになる)、新たに奔走を書くかもね。

180:名無しさん@ピンキー
08/02/20 13:27:42 FPEOYzDN
それは、ない。

181:名無しさん@ピンキー
08/02/20 17:19:48 gGUB3GWp
>>179
なるよって言うか、もうなってる
その為に一発目にエピソード00持ってきたんだから
作者も無かったことにしたがってるし監督もやるつもりはないって明言しちゃったからには、もう黒歴史


182:名無しさん@ピンキー
08/02/20 17:24:42 FDFpt5fU
>>181
佐々木厨に構うな

183:名無しさん@ピンキー
08/02/20 17:33:00 gGUB3GWp
1レスだけで佐々木厨かどうかなんて分からんっすよ…

184:名無しさん@ピンキー
08/02/20 18:20:49 KPblFg0c
まあインタビューだかで溜息はキャラクターの心理状態がよくないって言ってたからね。
調整不足のまま書いてしまったとも。出来に不満があるのは間違いなさそう。

消失への伏線の為に溜息をわざわざアニメに何話もいれるのも厳しそうだし。
てか第一期の一話で、溜息は最終的にどうなるかのネタバレしちゃってるわな。

185:名無しさん@ピンキー
08/02/20 18:25:07 9TFSk7Uy
ネタバレっていっても、その背景を示されていなければネタバレでもかまわないはず。

186:名無しさん@ピンキー
08/02/20 18:35:24 eJxjHR5K
ぶっちゃけ、映画の内容なんか溜息の本筋とは無関係だな。
超監督が馬鹿だということが実感できるくらい。

187:名無しさん@ピンキー
08/02/20 18:35:42 Eo+dbyFc
どっちにしろアニメになることはないんだからこんな所で何言ってもしょーがあるまい

188:名無しさん@ピンキー
08/02/20 18:48:38 eJxjHR5K
しかし、179は釣りじゃなく真実なのか。溜息がアニメ化されないのは少し残念

189:名無しさん@ピンキー
08/02/20 20:08:26 Eo+dbyFc
釣りではないが真実って言い切れるのもなかなか極端で怖いな
>>179は誰がどう見ても予測にしか見えないと思うのだが


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