牧場物語のエロパロスレ6at EROPARO
牧場物語のエロパロスレ6 - 暇つぶし2ch350:名無しさん@ピンキー
08/03/21 20:03:07 7wTpoviY
しかしRFはゲーム内のキャラ描写が浅く本家のキャラの方が萌える件
妄想で補う余地がある分RFのが創作向きかもな

351:名無しさん@ピンキー
08/03/22 00:48:39 AW8lU/EM
>>345
ラグナくんが入ってないです><
ちゃんとカウントしてあげてください!

352:名無しさん@ピンキー
08/03/22 09:54:21 zBMyl7Eg
>>351
じゃあフルチンで。

353:名無しさん@ピンキー
08/03/22 23:52:00 qEWf/Am1
>>347
俺は全裸で正座して君の挑戦を待っている

354:名無しさん@ピンキー
08/03/24 19:46:32 9h9jS2SJ
いまルーン2で結婚したんだが…女の子全員ラブ度10にしてたから、祝福の言葉が嫌味にしか聞こえねwww

ユエの売春ネタでなんか考えてみるよ

355:名無しさん@ピンキー
08/03/25 21:46:18 3GRnmLv/
そういやユエの服って商人にしちゃ派手だよねなんてゆーかまんまあれ…

356:名無しさん@ピンキー
08/03/26 00:32:11 b01IYmyC
ラブ度が10になってから一定金額以上を持って話しかけるとユエが買える

………なんかリアルだな

357:名無しさん@ピンキー
08/03/26 14:25:38 McmjybBd
馬鹿やろー
ユエはルーンヒロインの中でも黒さが一切ないじゃないか!
男が欲しいオーラ出しまくりの村の女たちとは違うぜ。

百合イベントと当て馬設定した真部が憎い

358:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/03/29 02:11:54 NkcfcCW1
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [704-705]

704 二本挿しリーナ。
705 カエルを素肌にまとわりつかせてご満悦な魔女ちゃま。
マニアックな絵なので嫌悪を感じる人はスルー推奨。

359:名無しさん@ピンキー
08/03/29 13:37:13 PDulHJ6N
リネット少佐は処女だからいいんです
処女じゃない少佐なんて・・・

360:リネット
08/03/29 23:44:42 yalg7vVk
おいラグナ、ケツ出せ

361:名無しさん@ピンキー
08/03/29 23:50:15 V868K3bi
>>358
毎度GJです。これくらいマニアックのうちに入らん。美味しくいただかせてもらいました。

362:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/03/30 23:03:04 UPT4Re/Q
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [706]

ジュリア。

363:名無しさん@ピンキー
08/04/02 12:13:32 U9FCof6H
処女じゃないヒロインって居ると思う?

364:名無しさん@ピンキー
08/04/02 13:34:05 CFVZCFzm
WLのムームー星人

365:名無しさん@ピンキー
08/04/02 18:45:44 ZpzYk3vg
セシリア

366:名無しさん@ピンキー
08/04/02 19:00:06 /htiyNKX
カブ女はカブでオナニー中に破ってるかもな

367:名無しさん@ピンキー
08/04/02 19:56:01 /fz04aBb
ラグナは結婚しても処女ですよ><

368:名無しさん@ピンキー
08/04/03 20:23:07 3BoAfq4w
ウィル×チェルシーって需要あるかな

369:名無しさん@ピンキー
08/04/03 21:43:12 YB4v1Ny2
需要など気にせず自分が書きたいものを書けばいいじゃない

370:名無しさん@ピンキー
08/04/04 01:20:38 4hIzvn96
需要あるかな?って書くの
いつも同じヤツなんじゃねーの…

大抵、投下しないで終るしな

371:名無しさん@ピンキー
08/04/04 17:25:13 jK6GDFJp
いきなり投下ってのも結構気恥ずかしい物なんだろう
まあ、カリカリせずに行こうぜ


それよりlife&loveにも愛を(ry

372:名無しさん@ピンキー
08/04/04 23:36:19 Abubfa1i
予告投下を全裸正座で待ち続けてもう1年が過ぎた…
職人さんには本当に感謝してるけど、
『予告』は自分の心と体の健康のために見なかったことにしてる

レスが5つ以上ついたら書こうとかあるもんなの?

373:名無しさん@ピンキー
08/04/05 08:06:38 5q7OKTzX
ただの釣りです

374:名無しさん@ピンキー
08/04/05 09:41:39 +5h7vl8Z
ここで需要を訊いて作品発表するのは
サイトか同人誌…

待ち続ける俺ら。

375:368
08/04/05 10:44:04 FKDOF6wg
ごめんなさい。
まだ書いている途中なんだけど、
ここで見たことないのでどうなんだろうと思って
要するに、聞いてみたかっただけです。ごめんなさい。

その代わり、出来上がったら絶対に持ってきます
拙い文章力ですが、よろしければ付き合ってやって下さい。

376:名無しさん@ピンキー
08/04/05 12:52:40 ddlg6mop
>>375
そんなこと言うなら「やすら樹って需要あるかな」って俺だって聞きたい
でも結局2ちゃんねる(ここpinkだけど)の書き込みなんてみんなオナニーなんだから
勝手に投下して去っていく潔さが大事なんだと思う

377:名無しさん@ピンキー
08/04/05 13:29:51 +5h7vl8Z
牧場は割りといろいろやってる人が多いから、投下すれば嬉しい人はいると思う
ここで見かけなくても投下があれば読み手も書き手も集まってきて
『需要がある』になるよ

ルンファだけはそれしかプレイしてない人が多いからルンファクしか読まない人も多そうだけど
投下のない他シリーズ目当ての人もブクマして時々チェックしてるんじゃないかな
自分みたいに。楽しみにしてるので頑張ってください。


378:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/04/06 20:48:41 nAWd+AWP
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [707-708]

707 髪をほどいたラン
708 はいてないエリィ

379:名無しさん@ピンキー
08/04/09 21:57:02 z/zb60rs
>>377
需要があるかどうか確認するのが効果があるのは、住民が多く勢いがありすぎてSSの投下によって
他のモノが流れてしまうようなスレの場合なんだが…エロパロ板自体、スレの進行は物凄く遅いため
この板最速のスレ(東方スレ)でさえSSが流れて困ったという話は聴いたことがない。

380:名無しさん@ピンキー
08/04/10 02:07:12 TEu/8gAm
>>378
GJ!
ランがツボった

381:名無しさん@ピンキー
08/04/12 23:06:44 GWSUUWzY
カイル@失恋とナタリーのSSを思いついた。

・・・出来次第投下してもよろしいか?

382:名無しさん@ピンキー
08/04/12 23:19:53 9cibd4Iu
バッチコーイ

383:名無しさん@ピンキー
08/04/13 01:13:54 QgtuZkFU
いやだから最初にカップリングや注意書きさえしてくれれば投下確認いらないよ。
基本的に♂×♀なら確認なしで投下しちゃっていいだろうし。
そんな訳で楽しみにしています。

384:カイル×ジュリア 0/7
08/04/15 03:06:53 Y2P0vZjP
ジュリアをいじめたくなって書いてしまった。
久々の投下、久々のエロありがこんなのでいいのか不安ですが、できたので投下します。

エロは少なめです。
かなりジュリアが辛い目に遭うので、キツいのや泣き叫ぶのがだめな人は後半見ない方がいいかも。
前半は大丈夫っぽいけどつられて読み進めない様に。

385:カイル×ジュリア 1/7
08/04/15 03:09:38 Y2P0vZjP
カイルは今夜も一人、温泉に浸かっている。
他に客はいない。
彼は毎晩日付の変わるころ、大抵寝る前にやってきた。
仕事終わりに温泉に入るなんて、おかしい?何と言われても、これは仕方無かった。
ここで疲れを取ってもう一働き、というのも良いのだろうけど、風呂から上がって再び汗をかく気にはなれなかったのだから。
それにしても、温泉は素晴らしい。
一日働いてすっかり疲れ、寒風に冷えた体が、湯船のへりに寄り掛かって目をつむっていると、文字通り回復していくようだ。
働くのは辛く感じることもあるが、仕事終わりにここに来れば、どんな日でも総括していい日だったと思えてしまう。
こうしてお湯に浸かっている間は、心地良くて何も考えずにいられる。
あるいは、この体を包んでくれている温泉の素晴らしさについて延々と思いを巡らせたり。
あるいは、自分の上がるのを待ちながら、店主の少女は壁の向こうで何をしているのか、と考えたり…。


ジュリアは、雑誌を読みながらのんびりとカイルを待っていた。
彼が上がったら店仕舞いだ。
毎日最後の客であるカイルの為に、こんな時間まで店を開けている。
まあ、ただ鍵を開けて一階にいればいいだけなんだけれど、疲れたカイルのために、毎晩しっかり待ってあげていた。
こうして律義に習慣化しているのは、親切心によるものだと思っている。
そうでなければお風呂屋や自分のイメージのため。
それ以上、他意は無い。多分。


「あ、ジュリアさん、あがりました」
「うん」
カイルの入浴が終わると、ジュリアは立ち上がり、彼を見送る。
「ジュリアさんは寝る前に入らないんですか?」
「わたしは、おみせをあけるまえのいちばんさいしょにはいるのよん、もういっかいはいるときもあるけどねん」
ジュリアがお客にさきがけて入り口の扉に手を掛け、ぐっと、その軽い体重でもって引っ張る。
扉が開くと、外の冷えた空気が入ってきた。
ジュリアの痩せた体には、冷気は少し負担になる。
もっとも、彼女自身は乾燥の方が恐ろしいと常々言っていたが。
「ジュリアさん、寒いですから、ここでいいですよ」
「うん」
せっかくカイルが気に掛けたのに、ジュリアは返事だけして外に出てしまう。
「くらいわね」
「そうですね…」


386:カイル×ジュリア 2/7
08/04/15 03:11:46 Y2P0vZjP
外の通りは、街灯がその周りだけを黄色っぽく浮かび上がらせていて、その外は目を凝らさなければ真っ暗。
通りの向こう、街灯の途切れた先は、急に暗くなって薄気味悪い。
光と一緒に、海からくる風も吸い込まれていくようだ。
その風は抑揚無く音も無く、通りの向こうに流れ込み続けている。
遠く聞こえる波音の他は、何の音も無い。
こんな時間では、街の住人も皆寝ているだろう、どの窓にも明かりは無い。
不思議な感覚だ。
深夜の街に、こうして二人並び立って、暗闇を眺めている。
カイルと。


「それじゃあ、僕はこれで」
寒さに肩をすくめるジュリアを気遣って、カイルが切り出した。
「そうね。くらいから、ころばないようにねん」
「大丈夫ですよ、慣れてますから」
帰り際、カイルは、ジュリアに向き直る。
「ジュリアさん…」
「?」
緊張した面持ちで、ジュリアを見つめる。
「なあに?」
「また…、明日も来ていいですか?」
「あら、まいにちきてくれてるじゃない。もちろんいいわよ、ふけつなカイルはすきじゃないからねん」
「あ…、はい…」
今のは、カイルなりの精一杯の意思表示だった。
自分達の仲は、少なからず特別な関係だ、と彼自身は思っていたので、ジュリアの気持ちを確かめたかった。
だからわざわざあんな聞くまでもないことを口に出して、反応を窺ったのだ。
これでも言葉にできる限界で、言葉少なではあったが、態度とシチュエーションに乗せて、自分の気持ちが分かるように言ったつもりだったのだが…、やはり回りくどかったか、どうやら額面通りに取られてしまったようだ。
「じゃあ、ジュリアさん、おやすみなさい」
カイルは少し落ち込んだ様子で、それでもジュリアには笑顔を作りながら、帰り道へ向けて、一歩後ろに下がった。
「うん、おやすみ…、カイル」
カイルはジュリアに背を向けると、とぼとぼと帰り道を歩いていく。
その背中を、ジュリアはずっと見つめていた。
寒い中真っ直ぐ立って、カイルが角を曲がるまでずっと見つめていた。
それからジュリアは小さくため息をつくと、家の中に入った。
さすがに薄着で長く外に居過ぎたか、体が震えている。
やっぱり、もう一回お風呂に入ろう。








387:カイル×ジュリア 3/7
08/04/15 03:13:39 Y2P0vZjP
脱衣所に入ると、湯気をたっぷり含んだ暖かい空気がジュリアの顔に触れる。
寒いところから来て、この空気に触れるときの幸福感といったらない。
嬉しそうに服を畳むと、風呂場へ踏み入る。
しかし、これからというところで、玄関から何か音が聞こえた気がした。
ジュリアは一気に緊張した。
誰かがドアを開けて入ってきた?
まさか、こんな時間に、一体誰が。
カイルか、それとも、別の…。
夜中でもあったし、気のせい、ということも十分有り得たが、ジュリアは元々慎重で気が小さい方だ。
いつもは外向けの鷹揚さの陰に隠れて、人にはあまり感じさせないが。
とにかく安全を確認しないことには気分良くお風呂に入れなかったので、ジュリアは急いでバスタオルを纏うと、ドアの様子を見に行った。
こういう時、やはり一人暮らしの女の子は心細い。
何も無ければ良いのだが、万が一、万が一何かあった場合、ジュリアには身を守る方法など無いのだから。
体を震わせながら、脱衣所の陰に身をかがめて、その向こうの様子を窺おうとする。
誰も居なければそれでいい。
そうだ、きっと気のせいだったのだろう。
そうしてジュリアが陰から周りの様子を確認しようとしたとき、その目の前に、人の影が現れ、視界を覆った。
ジュリアはそれを見上げるかたちで、現れたものが家に入って来た人間であるとすぐに気付き、そしてそれがカイルであることに気付いた。
カイルもジュリアに気付いた様で、驚いた顔をしている。
悪いところに出くわした、というような反応だ。
ジュリアは、床に尻餅をついてしまった。
「あ……、う……」
ショックのあまり、咄嗟に声が出なかった。
突然の事で驚いた、ということもあったが、何より、裸を思い切り見られてしまったことにショックを受けていた。
もちろん、固く巻かれたバスタオルが、太股から胸元までを隠してはいる。
普通の女の子なら、このくらいのことで、そこまで酷くうろたえはしないだろう。
けれど、ジュリアは、着飾るものの無い自分の姿を見られることに、相当なショックを受けていた。
元々ジュリアは人一倍、自分の色々なものに自信が無かった。


388:カイル×ジュリア 4/7
08/04/15 03:16:07 Y2P0vZjP
唯一自分の目、つまりファッションセンスにだけは絶対の自信があったから、可愛い洋服が似合うように、自分の身体を病的と言ってもいいくらいに磨いた。
でもそれは着飾って初めて生まれる自信でもあり、服が無ければ自分の身体なんかに何の自信も持てなかった。
そして、自分のだめな部分が表出したときの周囲の反応を、ひたすら悲観的に、悪夢の様に想像していった。
だから、ジュリアにとって纏うものの無い自分の体など、総て恥部でしかなかった。
そして、それを見られたことに本気でショックを受けていた。
もちろん、固く巻かれたバスタオルが、太股から胸元までを隠してはいる。
普通の女の子なら、このくらいのことで、そこまで酷くうろたえはしないだろう。
けれど、ジュリアは、着飾るものの無い自分の姿を見られることに、相当なショックを受けていた。
元々ジュリアは人一倍、自分の色々なものに自信が無かった。
唯一自分の目、つまりファッションセンスにだけは絶対の自信があったから、可愛い洋服が似合うように、自分の身体を病的と言ってもいいくらいに磨いた。
でもそれは着飾って初めて生まれる自信でもあり、服が無ければ自分の身体なんかに何の自信も持てなかった。
そして、自分のだめな部分が表出したときの周囲の反応を、ひたすら悲観的に、悪夢の様に想像していった。
だから、ジュリアにとって纏うものの無い自分の体など、総て恥部でしかなかった。
そして、それを見られたことに本気でショックを受けていた。
というのは、しかしジュリア自身の評価だ。
本当は彼女の身体は、白くしなやかで、美術品の様に美しかった。
少なくともカイルは目を奪われていた。
タオルからのぞく脚や、肩や、首筋の美しさに、思考を吹き飛ばされた。
そして自分が手に入れようと欲していたもののあまりの美貌に、改めて度肝を抜かれていたのだった。
そのせいで、彼女の状態に、すぐに気付いてあげられなかった。
「あ……、す、すいません、驚かせちゃって。あの、忘れ物しちゃって……」
カイルは我に返ると、慌てて弁解した。
しかし、落ち着いたカイルは、なんだか複雑な気持ちだった。
ジュリアが自分を見て、恥じらいもせす、ただただ怯えていたからだ。


389:カイル×ジュリア 5/7
08/04/15 03:19:04 Y2P0vZjP
自分の気持ちが実らない可能性を感じて、焦りが強まっていく。
美しい彼女が手に入らないかもしれないことに、自分は耐えられないだろう。
「ううん、だいじょうぶ。ごめんね、びっくりしちゃって」
落ち着き払ったジュリアの反応に、カイルは顔をしかめた。
「き、きがえてくるね……」
そう言って立ち上がり脱衣所に戻ろうとしたジュリアの手首を、カイルが掴んだ。
「えっ……?」
状況を理解できない彼女を、カイルは乱暴に押し倒した。
「きゃ」
カイルは覆い被さるようにして、ジュリアを見つめる。
何が起こっているのか、何が起ころうとしているのかに、ジュリアは思い及んでいなかった。
いつも街の皆に使っているような人の善い言葉は引き出せても、内心では落ち着きは取り戻せていなかったからだ。
「な、なに……」
「ジュリアさん、どうしていつもそういう態度なんですか……」
「え……?」
カイルは、再び怯えたように自分を見るジュリアを悔しそうに睨みながら、低い声で言った。
「僕がこんなに、いつも好きになってもらおうとしてたのに、好きになってくれてると思ったのに……!本当は分かってたんじゃ無いんですか……、ジュリアさんは、いつも何も分からないみたいな振りして……」
「な……、なにいってるの……」
その訴えは、彼にとっては悲痛なものであったが、ジュリアに分かってもらえるようなものではなかった。
「僕は……、僕はこんなに好きなのに……!」
それは、その言葉は、正しい使い方をすれば、すぐにでなくとも、二人を幸せにしてくれる筈の言葉だった。



カイルは、ジュリアの纏うバスタオルに手を伸ばす。
「あ、や!だめ!やめて!」
何をされるか理解したジュリアは必死に抵抗したが、彼女の細い腕では、ほとんど何の抵抗もできない。
バスタオルが拡げられ、ジュリアの裸体が空気に触れる。
その肌は寒さで鳥肌が立ち、薄い胸の先も固く立ち上がっている。
ジュリアは、目に涙を浮かべながら小刻みに体を震わせている。
引きつった顔に、今にも涙が流れていきそうだ。
カイルに掴まれている腕だけが嫌に暖かい。
「ジュリアさん……」


390:カイル×ジュリア 6/7
08/04/15 03:22:44 Y2P0vZjP
カイルは固く閉じたジュリアの秘部に触れようとする。
そこはカイルの指一本でさえかたくなに拒もうとした。
恐らく自分でもこれ以上のことはした事がないだろう。
「やだ……やだ……っ」
嫌がるジュリアの声など聞こえないように、カイルは指に力を入れていく。
割れ目にあてがわれた指は、ゆっくりと、周りの肉ごとめり込むように押し入っていく。
「っ……あ!い……あうっ!」
カイルがジュリアの中を押し拡げようとした途端に、ジュリアに痛みが走った。
とてもカイルの勝手な愛撫に耐えられるような状態ではなかった。
さっと血の気が引いていく。
「い、いやあぁっ!だめ!ゆるしてえっ!」
ジュリアは必死に叫び声を上げて、更に奥へ進もうとするカイルの手を止めようとした。
「いや……、もうやめてよ、カイル……」
泣きそうな声で、カイルに訴える。
「……どうしてそんなに嫌がるんですか?」
「だって、だって……、こんなことして、もし、あかちゃんできちゃったら、わたし……」
「……」
ジュリアが、上手く言葉にできない状態でやっと口に出せたのが、そこまでだった。
カイルはついに最後まで気付けなかったが、ジュリアが本当に恐れていたのは、純潔を奪われることではなく、妊娠。
それによって、ジュリアが今まで辛い思いをして守ってきた自分の体型に、取り返しのつかない変化が現れるかもしれない事。
ジュリアを支える唯一のものが壊される事を恐れていたのだった。
その思いは、カイルには届かなかった。
「そんなの……僕、ちゃんと責任取りますから……」
カイルは大きく膨れ上がった自分のものを取り出すと、ジュリアの秘部に押し込もうとした。
「や……っ、だめよ、こんなの、カイル……ああ、ああっ」
ジュリアは再び痛みに襲われる。
尚もカイルが、みしみしと音を立てながらジュリアの中に入っていく。
「いや、あ!ああっ!あう、ううっ、ああ、ああああぁっ!」
涙が溢れ出した。

391:カイル×ジュリア 7/7
08/04/15 03:24:23 Y2P0vZjP
膜を突き破り、それはジュリアのさらに奥へ達していた。
「あ、う……っ、ジュリアさん……っ」
カイルは快感の中にいた。
力を抜けばすぐに絶頂に達してしまいそうな中で、ゆっくりと腰を動かしていた。
「あぐ、ふ、う……っ」
ジュリアは視界が揺らぐ程の痛みとショックで、涙を流し、呻き声を上げていた。
足の間が熱い。
血が流れ出ているのが分かる。
二人の体が擦れ合い、溢れた血液がジュリアの白い肌を赤く汚した。
逃げる事も、我慢する事もできない痛みの中で、ジュリアは揺さぶられ続けた。
「う、あ……、ジュリアさん……、僕……っ」
「あう、ううっ……」
「くう……っ!」
カイルが絶頂に達し、精液がジュリアの中に吐き出される。
全て入り切らずに溢れ出そうな程の量の精液を腹の中に残され、ジュリアは涙を流しながら床に力無く横たわっていた。
下腹部には擦れた血の跡が、秘部から太股にかけては幾筋も乾いた血液が線をつくっていた。
「はあ、はあ……っ、ジュリアさん……」
「ふ、う……っ、うう……」
ジュリアは、全てが終わって、堪え切れず泣き出してしまった。
裸で、仰向けのまま、両手で顔を覆い、小さく声を上げて。
「……」
カイルはその光景を見て、自分の犯した罪に気付いた。
せめてもの謝罪のように彼女に上着をかけると、逃げる様に出ていった。
家の中にはいつまでもジュリアのすすり泣きが響いていた。



次の日、風呂屋が開けられることはなかった。

392:名無しさん@ピンキー
08/04/15 03:35:30 Y2P0vZjP
おわりです
結局ジュリアと結婚したんですけど、あれを選ぶのはきつかった。
あれは天国という名の地獄だ。
結局結婚式の「はい」に 完全にやられたのでジュリアにしました。
そしたら結婚して数日で「早く赤ちゃん産まれないかなー」みたいなこと言い出したんだけど、あれって正しいのかな?
あれはいまだに納得いかなくて、納得いかなすぎて書いてしまったのでした。


393:名無しさん@ピンキー
08/04/15 08:43:10 syTrgKyO
GJ!
ジュリアは地雷だよ!byマックス兄貴

394:名無しさん@ピンキー
08/04/15 20:33:25 zBF+xkP2
久しぶりの投下GJ!

あんな狭い村で、こんな事件起こしたら
かなり悲惨だなとか思ってしまった。

結婚後の矛盾をネタに話にしたかったということだが、
これじゃ結婚できないだろjk…

395:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/04/15 21:34:03 /h81prSr
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [709-711]

アリエラ狙いだった同士よ。
俺からのはなむけだ。受け取ってくれ。

396:名無しさん@ピンキー
08/04/16 21:22:42 E4DHqLC5
>>395
うおおんありがとう

397:名無しさん@ピンキー
08/04/17 21:51:03 /8IdqlUI
>>395
GJです、ありがたや
アリエラとは脳内で結婚したんだ

398:名無しさん@ピンキー
08/04/27 10:00:33 Xzo3Lgk4
アリエラ一番ぐっと来た子だったのにな…

399:名無しさん@ピンキー
08/04/29 18:02:45 FCZwdPYf


400:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/04/29 23:45:46 YIWYt+iY
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [712]

そういやワンライのときもルミナが嫁候補じゃないって知ってがっかりしたっけ。

401:名無しさん@ピンキー
08/04/30 08:54:08 yyfX5o0P
14歳ですから

402:名無しさん@ピンキー
08/05/01 22:36:20 RfatiCXF
14さいですからー

403:ゆk
08/05/01 22:38:42 Trslgr/X
tあtp:あ//39あ.xmbs.jあp/kbdnk321/ (あ は抜いて)
うちのエッチなホムペヽ(^o^)丿 毎日3回更新してるよぉ(#^.^#)
いっぱい ぬ・い・て

404:名無しさん@ピンキー
08/05/02 18:25:07 jlB8laRt
>>403
Vipにはっておいた

405:名無しさん@ピンキー
08/05/03 02:09:26 dwL611RB
親切すぎだろ

406:名無しさん@ピンキー
08/05/03 10:50:50 skwyVbiQ
職人のみなさんありがとう。
久しぶりに来ていっぱい堪能しました。
GW投下も期待しています。

407:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/05/04 18:54:09 kUhVgEvQ
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [713]

GWだが最大2連休だぜ。

408:名無しさん@ピンキー
08/05/05 21:42:27 w7MvJYrd
リリー希望~

409:名無しさん@ピンキー
08/05/10 11:13:27 CJsIcSdH
保管庫見てたけどロザリンドって全然無いんだな
人気あると認識してたから意外だった

410:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/05/11 20:46:41 Xj83UtgD
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [714]

>>408
はい。

411:名無しさん@ピンキー
08/05/11 22:00:05 w4/BFRU8
なんというサービス精神
横からありがとう

412:名無しさん@ピンキー
08/05/15 16:50:22 peBe4IUL
Hな雰囲気になったり争奪戦になったりフィルに刺されたりする
ガンパレード・ファクトリーはまだですか?

413:名無しさん@ピンキー
08/05/18 02:54:48 Od0fWdyZ
まだルーンファクトリー2をクリアしてないんだ…
っていうか後半のバグがヒド過ぎだろ。

一体何人がエンディングを見れた事やら…

414:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/05/18 22:16:22 sjtt8pV6
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [715]

ナミ。

415:名無しさん@ピンキー
08/05/19 00:29:37 nhk4MzS5
やっぱりナミさんはエロいな

というかWLの他のヒロインが影薄ゲフンゲフン

416:やすら樹 キャシー 1/4
08/05/23 01:00:37 logYX0QQ
それはまだ寒さの残る春先のことだった

「やっほー、リーナいる~?。」
「あら、キャシーいらっしゃい。」
「ねえねえ、もう来てるんでしょ?。」
「ええ、奥にいるわ、こっちよ。」

数日前、リーナからブラウニー牧場で他所の仔馬を預かる話を聞いた

「―うん、お父さんの友達の牧場で厩舎を改築するんですって。」
「へえ~、それでどんな仔なの?。」
「とても綺麗な白毛なんですって、でも小さくて体も弱い仔らしいの・・・。」
「そうなんだ、じゃあ責任重大じゃない。」
「ええ、お父さんも張り切ってるわ、友達の信頼に応えてみせるって。」
「あははは!!、カパラおじさんらしいや。」

そして今朝方に船に運ばれてやって来たその仔に会うために、
アタシはいつもより早く牧場に来たのだった

「ほら、この仔よ。」
「わあ~、綺麗・・・。」
「でしょ?、私も白毛を見たことは余り無いけど、その中でもこの仔ほど
 綺麗な仔は居なかったなあ。」

その仔はまるでおとぎ話に出てくるような純白の牡馬だった、でも・・・

「・・・この仔、いくつなの?。」
「3歳半ですって、それなのに・・・」

リーナが困惑するのも無理は無かった
その仔はとても年相応とは思えないほど小柄だったからだ
子供の背丈ほどしかなく、顔つきも弱々しい

「気の弱い仔みたいでね、外に出してあげてもすぐ怖がって中に戻っちゃうの。」

リーナが悲しげに俯く、しかしアタシには・・・

「ねえ、この仔の面倒はアタシが見ようか?。」
「え?、でも・・・」
「リーナには他の子たちの世話があるじゃない、この仔も無理に他の子と一緒に
 居るよりは一人の方が落ち着けるでしょ?。アタシが付いていてあげるから。」
「・・・そうね、キャシー、お願いしても良い?。」
「勿論!、任せておいて!!。」



 都 合 が 良 か っ た


417:やすら樹 キャシー 2/4
08/05/23 01:02:15 logYX0QQ
「じゃあアタシたちは展望台の方で散歩してるから。」
「うん、私はいつも通り厩舎と鳥小屋のお掃除しているから。」

そう、いつも通り、カパラおじさんとハンナおばさんもお店の方で仕事をしている
だから、アタシとこの仔は二人っきり・・・

展望台には強い風が吹いていた、崖下に打ち付ける波飛沫の音がうるさい
でもそれもアタシには好都合、ちょっと声を出した位じゃ聞こえないだろう

波の音に怯えているのか微かに震えて立ち尽くすその仔のお腹にアタシは手を伸ばした
手に柔らかく萎んだモノが当たる、アタシはそれを優しく揉みしだく
すると見る見るそれは硬く大きく反り返り、徐々に熱を帯びだした

まだ幼い頃、初めて馬の種付けを見た時のことだ
雌馬の中から引き抜かれたそれは、白く濁ったぬめりを纏い
地面に溜まるほど滴らせていた・・・

あの日以来、毎年のようにアタシは好んで馬の交尾を見た
そして当然のようにアタシは雄馬を求めた

だが流石に交尾までは行かない
だってどう考えても体重500kgを超える雄馬の相手なんか出来っこない
だからいつも手で扱いてその先端を舐めるだけ、そして噴出す白濁を飲み干すのだった

でもこの仔なら、この仔となら・・・
実はリーナと別れた時点で既にアタシの体はいやらしく疼いている
スカートを捲り上げ下着を脱ぐ、もう・・・濡れてる
「・・・あ・・・はぁ・・・・・ん・・・。」
指で弄ると、知らず声が漏れてしまった
しょうがないじゃない、ずっと・・・憧れてたんだから
ふと見ると、彼がアタシを見つめていた、震えもいつの間にか止まっていたが
それとは反対に彼のモノは今にも噴出しそうな勢いで熱くビクンビクンと震えている

418:やすら樹 キャシー 3/4
08/05/23 01:03:53 logYX0QQ
「ねえ・・・、来て。」
アタシはベンチに両手を置き、彼に向かってお尻を突き出した、ちょっと寒い
しかし彼はアタシを見つめたまま動かない、やはり通じなかったのだろうか
諦めかけたその時、彼が、来た・・・

カッポカッポと足音が近づいてくる
ど、どうしよう・・・、まさか本当に・・・!?
足音がアタシのすぐ真後ろで止まり、アタシの両手のそばに彼の前脚が添えられた
腰に急に重たいものが圧し掛かって来たと思った、その瞬間・・・!!

「ッッ!!・・・・・あぐぅ・・・・・・・・・あああーーーっ!!!」

彼のモノがアタシを深く貫いていた
息が詰まる、腕も脚もガクガク震えて支えているのがやっとだ

「あはぁ・・・どうしよう、アタシつながっちゃってるぅ・・・、雌馬みたいに
 つながっちゃってるよぉ・・・・・いひぃ!?。」

痛みもあったが、それ以上に願望が叶えられたことと
背徳的な行いをしていることが、アタシに強烈な快楽を与えていた

彼は無我夢中に腰を突き入れてくる、その度にアタシの意識は焼き切れるような
快感に呑み込まれるのだった

「あぅ!?、なにか・・・くる、すごくぅ!!、きもちい・・・・・ぃのがぁ!!!」

もう何も考えられない、気持ち良い、気持ち良い、気持ち良いよぉ!!!!!

「あああああひゃぁぁぁっっっっっ!!!!!、だめえぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!。」

一際大きなアタシの絶叫に合わせて彼が一声咆えるに嘶いた
アタシの中は、彼に満たされていた・・・・・

419:やすら樹 キャシー 4/4
08/05/23 01:05:09 logYX0QQ
「お帰りなさいキャシー、お疲れ様。」
「あ、うん、お疲れリーナ・・・。」
「あら?、この仔随分落ち着いた顔つきになっているわね、スッキリしていると言うか、
 何かあったの?。
「え!?、べ、別に!?、ちょっと一緒に運動してストレス発散しただけだよ!?。」
「ふぅん、でも凄いわキャシー、本当に。」
「あ、あはははは!!、ま、まあ馬のことなら私に任せてよ!!。」
「?、何かしらこの匂い、汗じゃないわよね?、クンクン・・・。」
「そうだリーナ!!、この仔いつまでこっちに居るの!?。」
「ええ、さっきお父さんから聞いたんだけど、資材が事故で足りなくなっちゃったらしいの。」
「そうなの?、ってことは・・・」
「うん、見通しが立たないから当分預かることになったわ。」
「そ、そうなんだ。」
「ねえキャシー、この仔の世話をあなたにお願いしても良い?。」
「え?。」
「ほら、この仔もあなたにとても懐いてるみたいだし、ダメかしら?。」
「・・・・・うん、任せて!!、アタシもこの仔とは相性が良いみたいだし。」
「良かった~♪、じゃあ明日からもよろしくね。」
「ええ、よろしくね。・・・・・ふふ。」

420:名無しさん@ピンキー
08/05/23 01:13:45 IO6V6VIO
これは寧ろ漫画で見たい

421:名無しさん@ピンキー
08/05/24 02:47:40 KK51rQcb
久しぶりの投稿が獣姦か。

クソッ、俺が完全体にさえなれば…

422:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/05/24 15:30:20 ZztHwwPT
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [717]
クレア。

あと716に他の絵師さんの絵があった。

423:名無しさん@ピンキー
08/05/25 13:32:38 7pi/LiT3


424:名無しさん@ピンキー
08/05/25 14:06:50 JIf26isN
>>421
早くなれよ、その完全体とやらに

425:名無しさん@ピンキー
08/05/25 23:45:12 O7ABoxQ0
>>422 GJ

あそこは自作以外拾って来た画像もOKだったのか?
あそこの管理人さんが裸絵の掲示板に普通の絵を貼るとは思えないんだが…
本人だったらスマン。

426:完全体になったオレ
08/05/26 03:39:54 uPcpi5SV
念願のアルスとスー&ムーを書いたぜ。
とくに注釈は必要ないと思う。よろしく。

427:双子が成長するとどうなるか(1/5)
08/05/26 03:40:49 uPcpi5SV


「・・・でも大きくなったら、アルスのお嫁さんになってもいいよ」
「ムーもなるの~。」
「ムーはダメよ、スーがお嫁さんになるんだから」
「ムーもなるの~。スーはあきらめるの~」
「いやよ!」
「だめなの~!」
「いや、ふたりとも・・・」
「がっはっはっ!モテモテだな、アルス」


  *  *  *


あれから10年が経った。
僕らは学校には行かなくなり、それぞれ家の仕事を本格的に手伝うようになった。
こんな小さな村なのに、会おうとしなければ
ほとんど顔を合わせずに済んでしまうとは。

彼女は美しくなった。

雑貨屋やウィズダムに行くとき、ときどき彼女を見かけたが
彼女は見かける度に美しくなるようだった。
とても同年代とは思えない物憂げな瞳。
本を読んでいる時の真剣な表情と、髪をかき上げる仕草。
お風呂上りの色っぽい姿。そして、昔と変わらない笑顔。

そう、僕はムーに恋をしている。現在進行形で。
僕がその気持ちに気付いてからというもの、
なかなか彼女に声を掛けられなくなってしまった。


どぅくしっ


「あいたっ!?」
「まーた、いやらしい目でウチの妹のこと見てたでしょ!?変態!」

不思議と「こっちの」彼女とはコンスタンスに顔を合わせている。
まあ、あんまり家の手伝いとかしてるように見えないし・・・暇人なんだろう。
いわゆるニート。

「なんだ、スーか・・・」
「その対応の差は何なのよ・・・私達双子だってのに・・・」
「違うよ、全然違うよ」
「なんか信用できない言い方ね・・・。
 とにかく!ウチの妹に変なマネしたら許さないからね!このペドやろう!」

スーは吐き捨てるように言うと、すたたたたっと走り去ってしまった。

「ペドやろうって、そんなに年離れてないと思うんだけど・・・」

僕は蹴られた仙骨の辺りをさすりながら、誰もいない空間に向かって呟いた。

428:双子が成長するとどうなるか(2/5)
08/05/26 03:41:18 uPcpi5SV

「父さん、僕ってペドやろうかな・・・」
「どこでそんな言葉覚えたんだ・・・学校じゃないだろうな」

父さんは何年経っても若々しい。
以前、なんでそんなに若いんですか?って訊いたら
「僕はアースマイトだから」としか答えてくれなかった。
しかもアースマイトなのに謙虚にもそれほどでもないと言った。
さすが一級(ry

「またスーちゃんに何か言われたのか?
 気にするなよ、父さんなんか一週間で母さんを妊娠させたんだぞ」
「意味がよく分からないよ父さん」
「そうよ、そんなこと気にしてたらダメよ」

そこに、さらに若く見える母さんがやって来た。
昔は世界一の美人だった母も、今では世界二位となった。僕の中では。

「ねえ、知ってる?この人がプロポーズの時に何て言ったか・・・」
「え?」
「おい・・・」
「『魂そのものよりも・・・僕は君を愛していますっ!』ですって!」
「何それ・・・」
「うっ・・・」
「母さん、イミフでね。笑いを堪えるのに必死で涙まで出てきちゃって・・・」
「アレそういう涙だったの!?」
「『ロザリンド・・・僕だけのお姫様・・・』」
「父さん、恥ずかしくないの?」
「うわああああああああああああああ!」

父さんは窓ガラスを割りながら外に飛び出すと、
そのまま夜の闇へと消えていった。

「マジかよ・・・。明日の水まき、誰がやると思ってるんだ・・・」


  *  *  *


「アルスーっ、聞いたー?」
「んー?」

翌日、僕がしぶしぶ畑に水をやっていると、スーが話し掛けてきた。

「今度、学校で料理勉強会をやるらしいわよ。行く?」
「まぁ人の少ない村だからね・・・できるだけ行事には参加しないと」
「そう!じゃあ今月の25日は空けておくのよ!忘れないでね!」
「言われなくても」

僕らが卒業してからというもの、学校に通う生徒はいなくなってしまった。
それはそれで淋しいことだけど、それからというもの学校は
祭りの日に皆が集まる場所となった。
もう使われなくなるのでは、と不安がっていた父さんも
元日に学校で騒ぐ皆の姿を見て、とても嬉しそうな顔をしていたのを覚えている。

「ちなみに時間は九時だからー!夜の!」
「夜!?お腹すいちゃうよ!!」
「私に文句言わないでよね」

そりゃそうだ。

429:双子が成長するとどうなるか(3/5)
08/05/26 03:44:16 uPcpi5SV

「はぁっはぁっ、・・・っ、はぁっ」
「んっ、ふぅっ・・・んっ!んん!」

どうしてこんな事になってしまったのか。
僕に節操がなかったから、としか言いようがない。

「はぁっはぁっ・・・くっ!」
「やっ・・・あぁっ!」

後ろから乱暴にスーを突き上げながら、僕は今日の顛末を思い出していた。


  *  *  *


料理会が九時からというのはウソだった。

僕がアホ面さげて学校に着いた時には、既に会は終わっており
真っ暗な教室の隅っこに、スーの姿を見とめたのだった。

「あれ・・・僕のシーフードピザは・・・」
「無いわよ」
「えー!?どうして!!」
「ウソをついたの。本当は夜の九時じゃなくて、朝の九時からよ」

(全然違うじゃん・・・なんで気付かなかったんだろ・・・)

「どういうことだよ、スー!!」

自分への怒りも多少あったが、とりあえず今ある怒りをぶつけるため
僕はスーに詰め寄った。

430:双子が成長するとどうなるか(3.5/5)
08/05/26 03:44:55 uPcpi5SV
「食べ物の恨みは恐ろしいぜー。どうやって償ってもらおうか、お姉ちゃんよー?」
「・・・ごめんね」

そう言ったかと思うと、スーは突然 僕に口付けをした。
その瞬間、僕の怒りは忘却の彼方へと消え去り、
頭が真っ白になってしまった。

「そそそそ、そこまでしなくてもいいよ!」
「・・・どうして・・・」
「・・・へ?」
「どうしてムーなの!?私達は双子なのに!!」
「スー・・・?」

彼女は僕に抱きついて来た。

僕はムーが気になりだした頃から、スーの事は見ないようにしてきた。
二人とも好きになってしまったら自分が許せなくなると思ったからだ。
しかし、そんな僕のささやかな計画は無に帰そうとしていた。
服の上から感じる彼女の肉体は、とても暖かく、魅力的だった。
ムーが神秘的な美しさを持っているとすれば、
スーは健康的な美しさを手に入れていた。

駄目だ。断らないと。僕はムーが、ムーの事が好きなんだ・・・。

僕が自分の気持ちをどうやって伝えようかと、悩んでいると
スーは、僕に抱きついたまま顔を上げて言った。

「・・・ムーが好きなら・・・、私のこと嫌いなワケないよね・・・?」
「・・・」

涙が彼女の頬を伝う。
それを見た瞬間、僕は全てを諦めた。

「!!」

今度は僕から彼女に口付けた。心臓が焦げてるんじゃないかと思うほど熱かった。

431:双子が成長するとどうなるか(4/5)
08/05/26 03:45:30 uPcpi5SV

「はぁっ、はぁっ・・・、いたく、ない!?」
「いっ!いたいに・・・きまっ、・・・るで・・・しょ・・・・・・!!」

バックで彼女と繋がりながら、必死で腰を振る。
後ろから見る彼女の体は、いつもより小さく見えた。

僕は彼女の顔をこちらに向け、もう一度キスをした。
彼女はなんとか応えようとするが、口の端からはだらしなく
ヨダレが垂れてしまっていた。

後ろから胸を揉みしだく。想像以上に大きな胸。
僕は力任せに彼女の胸を掴み、弄んだ。

「うううぅぅううう!!あっ、はぁっ!!」

彼女が苦しそうに唸る。分かってる。
彼女を無視して、自分だけ快楽を貪ってるんだって。

僕は彼女の耳元に口を寄せて、尋ねた。

「いいの!?」
「ぇえっ!?」
「・・・僕なんかで・・・っ、いいのっ!?」

とても質問に答えられるような状況じゃないと思ったが、聞かずにはいられなかった。
だが、スーは答えてみせた。大きな声で。

「いいっ!・・・アルスが、いいよぉ!!」

その言葉を聞いた途端、僕は射精した。
また、それに反応するかのように彼女の膣が ぎゅうぎゅうと収縮した。

すっかり力の抜けてしまった僕は、彼女の上に覆いかぶさった。

「・・・こんなに・・・最低な人間なのに・・・」
「・・・本当よね・・・もうちょっと、優しく・・・しなさいよ・・・」
「・・・」
「・・・」


「スーの体がいやらしすぎるんだよな・・・」
「なっ!?」

432:双子が成長するとどうなるか(5/5)
08/05/26 03:46:49 uPcpi5SV

数日後、僕は再び呼び出された。が、その相手は・・・

「ムーね、アルス君のこと好きだったの~」
「・・・」
「アルス君は、ムーのこと好き~?」
「・・・」
「?」

彼女は無邪気な瞳で、僕を見つめてくる。

でも僕はもう迷っていない。
最低の人間でも、最低限ってものはあるのだ。

「ごめんね。僕はスーが好きなんだ」
「・・・」
「だからムーとは付き合えな・・・」
「・・・ふっ・・・ふふっ」
「・・・?」
「うわーっはっはっは!」
「げっ!スー!!何やってんだよ!」
「よくぞ私の正体を見破ったな!!」
「見破ってねえよ。なんか話し方が頭悪そうとは思ったけど・・・」
「次は、こうは行かぬぞ!さらば!」

スーは黒いマントをバタバタと はためかせながら、どこかに飛んで行ってしまった。

「何がしたかったんだアイツ・・・」
「おーい、アルス!アルス!」
「父さん!?どこから呼んでるの!?」
「はじまりの森に隠れてたら、出られなくなっちゃった。魔法で助けてくんね?」
「もう帰ってくんな」





                    ~おわり~



433:名無しさん@ピンキー
08/05/26 06:16:35 +d5voxCq
一番槍GJ!!

434:名無しさん@ピンキー
08/05/26 09:15:51 0Ao4IdC7
不覚にもカイルに萌えた

435:名無しさん@ピンキー
08/05/27 22:36:49 8aXB3m0U
父何やってんだよwww

436:名無しさん@ピンキー
08/05/28 00:39:01 si7x2LS9
しかしロザリンドが嫁ってことは……

レイ頑張れ。超頑張れ。

437:名無しさん@ピンキー
08/05/28 01:29:30 kDt1RlHw
そうなんだよな。つい、自分のセーブの設定で書いちゃったけど
ロザリンド嫁でスー&ムー落とすとかって、レイ狙い撃ちだな。

あと誰も突っ込まなかったけど、公式見たらムーが姉でした・・・。

438:名無しさん@ピンキー
08/05/29 09:43:41 411fNBaj
カイル×ラムリス(だっけ?)で、年下幼女に世話されて愛されてなカイルを妄想したこともある。


俺は若かった。

439:名無しさん@ピンキー
08/05/29 12:53:09 2/TID7Nt
どうして稀にこのスレにブロンティストが沸くのはなぜなんだぜ?

440:名無しさん@ピンキー
08/05/29 18:43:47 PvknVhc9
>>438
ラムリア

441:名無しさん@ピンキー
08/05/30 01:38:30 R6VGOrz4
妄想するだけで何も生み出さないクズどもめ。
俺様が望み通りのカイル×ラムリアを書いてやろう。


「く…っ! 早く家に帰してくれ!
 家族が…家族が待ってるんだ!!」

「うふふ…ダメですわよ、おじさま…
 おじさまは、ずっと私と一緒にいるの…ずうっとよ…
 さ、良い子にしてたご褒美にピザをあげましょうね………んっ」

「ひあああああああああ!?
 すごくアツくて、ぐちゃぐちゃですう!!」

「あらあら、こんなにヨダレを垂らして…
 よっぽど私のピザが気に入ったのね、うりうり」

「くやしいっ!こんな子供なんかに…!!ビクンビクン」


あ、ごめん。ただのグルメ漫画になっちゃったね^^

442:名無しさん@ピンキー
08/05/30 03:26:29 ZmjJenSB
>>441
抜いた。

443:名無しさん@ピンキー
08/05/30 12:35:13 R6VGOrz4
おまえ>>438だろ
きたないさすが>>438きたないよ

444:名無しさん@ピンキー
08/05/30 16:56:56 63906Vub
>>443
うるさい気が散る
一瞬の油断が過疎


リリー希望

445:名無しさん@ピンキー
08/05/30 17:23:59 xExtOqBm
ノイマンのAAといいブロ語といい…お前ら幸せのじょうろでボコるは…

446:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/05/30 21:10:40 FtWrJgFd
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [718-719]

>>416のキャシー。
漫画じゃなくてすまん

447:名無しさん@ピンキー
08/05/31 03:36:44 rRmkvpnv
>>444
悪いが、ルーンファクトリーしかやったことないので無理。

448:名無しさん@ピンキー
08/06/07 00:30:20 M9QTEGmq
ちくしょう!ちくしょう!
今度はWiiで出るのかよ!

URLリンク(www.mmv.co.jp)

449:名無しさん@ピンキー
08/06/07 09:14:54 9XQayatH
Wii買おうかな。普通のぼくものもやりたいし。

450:名無しさん@ピンキー
08/06/07 11:39:01 M9QTEGmq
俺はちょっと・・・
これ以上ゲーム機増やしたくないなあ・・・

しかしファミ通で見た、新しいヒロインも気になる。

451:名無しさん@ピンキー
08/06/07 20:06:06 8HCP7UvF
復活のミストに目を疑ったぜ

452:名無しさん@ピンキー
08/06/09 02:02:36 hdlgcc3T
ミスト様復活がマジなら買わざるを得ない

453:名無しさん@ピンキー
08/06/09 09:38:32 oktBK3GC
別世界でもミスト様から逃れられないラグナ

454:名無しさん@ピンキー
08/06/09 21:32:38 wD9K1qMP
そう見えてラグナから逃げられないミスト。
しかし3Dミスト可愛いな。

455:名無しさん@ピンキー
08/06/10 00:52:31 XuhbzXwC
wiiでもバグは出まくるのだろうか・・・

456:名無しさん@ピンキー
08/06/10 01:18:57 jkO7Ncly
>>454
その発想は無かった。
という訳で黒と見せかけて心底ラグナに惚れてしまったミスト様の甘いのを一つ。

457:名無しさん@ピンキー
08/06/10 06:22:24 igVwqdE9
好き好き大好き

458:名無しさん@ピンキー
08/06/10 07:22:44 /vkDBgBv
新ヒロイン出るのは構わんが1のヒロインも全員続投して欲しいところだなぁ。
冥も通信なしで攻略可能にして欲しいもんだ。

459:名無しさん@ピンキー
08/06/10 09:15:22 zxRaVdIC
いや、1はヒロイン多すぎだから2くらいの数でいい。

だが冥様だけはガチ。

460:名無しさん@ピンキー
08/06/10 20:24:22 R7R4c6Zn
切り捨てられるヒロインは誰なんだろうな…(((゜д゜;)))
フィル、トルテ、ラピス辺りの「普通の子」は危ない気がする。
全員残して+新ヒロインだったら神なんだが。

461:名無しさん@ピンキー
08/06/11 00:32:42 /77tiv9F
いやー、元々多いのに、全員残して+αは無いだろう。
ミストと新ヒロインのみなんじゃないかな。

だがトルテは俺の嫁。

462:名無しさん@ピンキー
08/06/11 06:26:23 Tyl6JUPl
幼セシリーとチュッチュできるならwiiごと買うぜ

463:名無しさん@ピンキー
08/06/11 22:36:05 b9D8qKjN
ロゼッタは確実に出る
ファミ通のスクリーンショットに写ってた

464:名無しさん@ピンキー
08/06/12 00:18:40 99JNqEws
マジか・・・本気でwii買うか悩む・・・

465:名無しさん@ピンキー
08/06/14 02:19:35 549WKfjL
俺は買うね! 悩むことなく買うね!
そしてエロ同人描くね!

466:名無しさん@ピンキー
08/06/14 09:41:25 p01ZCDKG
またホワイトストーン探しが始まる

467:名無しさん@ピンキー
08/06/15 12:15:27 gci0YxnA
タバサさんは俺専属

468:名無しさん@ピンキー
08/06/15 18:22:55 zkrpA5Ks
ミスト様は俺の嫁

469:名無しさん@ピンキー
08/06/15 21:29:40 3MJDrwjG
トルテは俺の奴隷

470:名無しさん@ピンキー
08/06/17 01:23:04 M6sx+gxd
セシリーは永遠に俺の娘

471:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/06/22 19:00:15 0M+/N7PM
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [720]

なぜこのタイミングでと聞かれると自分でもわからんが女医っぽいエリィ。

472:名無しさん@ピンキー
08/06/24 08:21:18 lu+FQCkU
牧物はGBの女主人公が一番可愛いと思っているが、しかしなぜ結婚出来ないんだorz

473:名無しさん@ピンキー
08/06/24 10:40:32 pruf1zB7
サラならGB3で男主人公選べば結婚できるよ
温泉の脱衣シーン凝視はガチ

474:名無しさん@ピンキー
08/06/24 21:40:41 iHEzKTVr
知り合いを探す主人公(ラグナ)
カイル「(´・ω・`)」

475:名無しさん@ピンキー
08/06/24 23:44:16 HezC/L1l
>>473
マジか!
つーかサラって名前だったのか。うわー、GB3やりたくなった。
家のどこかに眠っているGBCを掘り起こす時がきたようだ・・・

476:名無しさん@ピンキー
08/06/28 14:56:27 SpjU5eTz
俺もサラ好きだ…

絵師様
是非サラを書いてくだしあ><

477:名無しさん@ピンキー
08/06/29 16:06:38 dtPVBNIl
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [721]

>>476
こんなもんでどうか。

478:名無しさん@ピンキー
08/06/29 20:10:35 wDmWQAJb
あえて言おう、あなたはエロすぎる

479:475
08/06/30 17:39:28 owHP7DQO
>>477
GJ!!やはりサラは良いですね(*´Д`)
外さない手袋にエロスを感じました。

480:名無しさん@ピンキー
08/07/01 01:12:39 Q5SON04V
そういやサラって結婚可能キャラにもいるよな
他にも。ルーンの嫁キャラとぼくものキャラ名被ってたり

なんでこう名前被り好きなんだろうマベは

481:名無しさん@ピンキー
08/07/01 19:33:59 PHh//tUA
とりあえずルンファクFは

カブ様
ロゼッタ

がDSと同じく嫁候補確定か?

トルテとシャロンはちょっとヤバイ

482:名無しさん@ピンキー
08/07/01 19:50:12 lIJOh/LS
登場確定してる時点で嫁には出来るだろうな。
他のキャラはまだ情報が出てないので何とも。
しかし新ヒロインが既に3人もいるのを考えると旧ヒロイン全員は厳しいかもなぁ。

483:名無しさん@ピンキー
08/07/02 00:50:31 vf7lX92X
図書館は新キャラが受付に決まったらしいので
トルテは絶望的だと思ってる。

まあ、もともと人気なかったよね・・・好きなのに

484:名無しさん@ピンキー
08/07/02 01:11:43 nLwE7+Os
ヒロインの数は多くなくてもいいが本家ぼくもの並に恋愛イベント増やしてくれ。
ルーン2は全部依頼じゃなきゃなお良かったんだが。

485:名無しさん@ピンキー
08/07/08 01:34:03 3NVg7LIu
フロンティアの話だが、ゲーム内の絵は
キャラ紹介絵と全然違うっぽいな。
アネットとか見るとそう思う。

486:名無しさん@ピンキー
08/07/08 07:27:13 Tcw2KfbU
1と2もそれは同じだろ

487:名無しさん@ピンキー
08/07/09 01:11:06 CSbVWS85
あれ?そうか。

でも1と2のゲーム内キャラ絵は上手いけど、
フロンティアはただの劣化に見えるのは俺だけ?

488:名無しさん@ピンキー
08/07/09 22:32:44 ANXrHYie
ロゼッタはフロンティアで年齢が上がったように感じたな。

489:名無しさん@ピンキー
08/07/12 01:52:10 QmXbtUKs
保管庫見れない(´・ω・`)

490:名無しさん@ピンキー
08/07/12 08:24:13 4z/wDN/E
Wiiで新作ktkr

けどWii版の絵は可愛すぎてなぜかエロ妄想が出来ない、萌え妄想ならいくらでもできるのに・・・

491:名無しさん@ピンキー
08/07/12 13:04:27 24UgEkqn
>>489
直リンだと飛べない

492:名無しさん@ピンキー
08/07/14 01:06:49 DSHTew1r
そういやルーンファクトリー2の話なんだが、
いつの間にか着替える服が増えてるの知ってた?

鎧なんかあって吹いたんだが

493:名無しさん@ピンキー
08/07/14 09:29:15 wRrSvyeW
あれは親が買って入れてるんだよ。
二章主人公がさらに成長すると、勝負服(性的な意味で)とかも現れる。

494:名無しさん@ピンキー
08/07/17 01:37:30 i1Ada+/s
画像のみの保管庫ってありませんか?

495:名無しさん@ピンキー
08/07/17 16:15:00 i1Ada+/s
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp)

カノンさぁぁぁぁーーーーーーーああああん

496:名無しさん@ピンキー
08/07/21 15:51:01 1iyAncAI
>>485
遅レスだが同感
アネットつり目とかおさげ以外の短い髪とかでイメージ変わって見える
今までも変わってたけど普通の目→つり目は居なかったし
キャラデザイン絵がラフ過ぎて明確な違いが分かりにくかったと思う
動きのある絵→立ち絵だから余計に劣化してるように思うのかな
他の表情はもっと元絵に近いといいな


497:名無しさん@ピンキー
08/07/22 09:38:55 /+oauCvm
あの、やっぱりエロ要素がないと駄目・・・ですよね?

498:名無しさん@ピンキー
08/07/22 16:37:27 R1aPsQkv
作品?最近活気ないしいいんじゃね?

499:名無しさん@ピンキー
08/07/22 17:15:53 /+oauCvm
>>498

500:透明な水色の恋のお話1 ◆cQJsYa.9gk
08/07/22 17:36:52 /+oauCvm
あ、大丈夫ですか!↑のは気にしないでください。


※エロ要素全くなし
※駄文のくせに長いです
※偽造万歳!

それでは投下


透明な水色の恋のお話 1  (side,Tao)


今日の釣果は上々。
いけすに何匹も魚を放して、うなずく。


いつも通り、のんびりした一日だった。
朝起きて、ゆっくり家を出たら、道端にコスモスが咲いていて。
もう秋なのだなぁと気づいて、空を見上げたら、その高さに吸い込まれそうになって心地よかった。
そろそろ秋刀魚の季節。焼き魚を食べたいと思いつくのは、魚好きの成せる業だろうか。

 
いつものように漁協に仕事に向かって、仕事の前にポンペイさんやオズ親方と他愛も無い話をする。
そして日が昇りきらないうちに海へ出て、釣りをして、釣れた魚を焼いて昼ご飯にしてみたら、朝の思いつきも満たされた。

波を見つめる時、色々なことが胸を流れていく。たとえば、そこらを歩いている猫のことや、明日の天気のこと。
心に留まらないそれらのことを考える時、矛盾しているようだけど、私の中は空っぽになる。
ほとんどの人間がこのような空っぽの時間を持っている世界で、私の場合はそれが人より多いのかもしれない。
空っぽは悪いものではないと思う。小さい欲なら焼き魚で消化できて、大きな欲は持たずにすむ毎日は平和で。
昼寝をして、また釣りをして、夕方までの時間は気ままに過ぎていった。
まったく釣れない日でも、それはそれで平和だと満足できるのに、今日は大漁だったから幸せの日だ。


「今日もいい釣り日和でした」
誰に感謝するでもなくつぶやき、後は竿を磨いて仕事は終了かな、と考え始めた時だった。
先ほどまで取引先の誰かと電話をしていたおじさん……親方が、やや焦った顔で振り向いたので、何事かと思って見ると。

「あー、タオ、悪いがこれからちっとばかし、また釣りに出てくれねぇかな」と言う。
「構いませんが、どうかしたんですか?」
ナイフで傷をつけたような、細く釣り上がった目が、親方は私とそっくりだ。
思わず鏡を見るような心地で合槌を打った。

「いや、それが、得意先から魚の注文が急に入ってなぁ。急ぎみてぇだから、夜通し釣らないと間に合わんかもな。
おれっちも頑張ってみるが、タオ、お前は今日調子がいいみたいだからな。期待してるぜ」

 笑談に一抹のプレッシャーという強制力を絡めるのは親方の得意技だ。
   からからと笑って私の薄い背中を叩く親方に、私は有無を言わさずうなずかされた。












501:透明な水色の恋のお話1 ◆cQJsYa.9gk
08/07/22 17:42:09 /+oauCvm
カラメル川に着いて、餌場を確保した頃にはもう、青白い月が夜空に涼しく照っていた。
 (夜釣りのいいところは、この静けさですね)
「ふぅ……」
しんと冷えた空気についた溜息は、疲労や心労のためではない。水際に腰を落ち着けたが故の、安堵から出たものだった。数刻。魚が餌の匂いを嗅ぎつけてくるのを
ただ静かに待つ。

ゆらゆら。水に揺れる月を眺めると、神経が研ぎ澄まされていくようで、この夜釣りも首尾よく終われそうな気がした。

ところが。予期せぬことが起こった。
がさがさ。
背後の茂みが怪しげな音をたてたので、いつになく私も警戒してしまった。
それでも、獣か何かが移動する時に音を立てただけのことだろうと思っていたのが。
それが私の見当はあまりに違った形で裏切られた。
茂みを勢いよく突き破って、体中に葉っぱと泥をくっつけて現れたのは、「人」だった。
夜の闇と、その人が泥だらけの格好をしているので、このワッフル島の誰かには違いないとは思ったが、誰なのかはよくわからなかった。
その人はあろうことか、目の前の川に、なんのためらいもなくしぶきを上げて飛び込んでいく。

ああ、餌場が荒れてしまう。
まず思いついたのはそれくらいだった。
けれどその人が服のまま水面をバシャバシャと泳ぐので、私は思わず釣り糸を引き上げてその様子にボーっと眺め入ってしまった。
しばらくすると泳ぐのをやめたらしく、水の深いところにでも潜ったのか、まるで姿が見えなくなって、音もしなくなった。
月の影だけがゆらゆらと揺れている。

 (まさか溺れているのでは……)

あまり長いことそのままだったので、さすがに焦って私は立ち上がった。
その瞬間、洪水のような水飛沫をあげて、騒ぎの主が水面を飛び出した。

「ぷはー!! 記録更新~。今日は1分かな」

元気な声をあげてその人は振り返る。逆光で、顔はよく見えなかった。声からすると、私の知っている人ではないようだけど……。
私は呆気にとられたのかもしれない。しばらくその形のままで静止してしまった。
そうしているうちに、私に気づいたその人は気さくにも、「こんばんはー」と挨拶してきた。
私も「こんばんは」と返す。

「あ、もしかして釣りしてました? 邪魔しちゃったんですね」
パシャパシャ。今度は小さなしぶきと波紋を広げて、川を上がってくるその人に、
「いえ、大丈夫ですよ」とあり合わせの言葉を返す私。

「釣りって楽しいですか?」
「ええ、とても。やってみますか?」
「やってみようかな。初めてだけど大丈夫かな」
好奇心が旺盛な人なのだろう。興味のある声音だったので、

「簡単ですよ」
と、予備の釣り竿を一本手渡すと、その人は私の隣に座って、早速竿を振り始めた。

天性の勘があるのかも。綺麗に伸びた糸は、私から見ても上手い具合に水面を割った。
すると少しも経たないうちに、ぴくっとその糸が突っ張った。

「わ、かかっちゃったみたい。どうしよう、どうしたらいいんですか!?」
「落ち着いて下さい。ええとですね……」
天賦の才があると言っても、初めてという言葉は嘘ではなかったようで、
無茶苦茶に竿を振り回そうとするその人を、なだめるように声をかけ、背後に回ると私も一緒に竿を握った。

「え!?」

その瞬間、驚いた声をあげたのはその人ではない。



502:透明な水色の恋のお話1 ◆cQJsYa.9gk
08/07/22 17:42:29 /+oauCvm
私だった。

何故なら、まさかの感触だったのだ。
よく鈍感だと言われるけれど、私自身、自分がここまでとは思っていなかった。
その人は、つまり、女性だった、ということで……。

思えば、声の高さからもわかりそうなものだったけれど。
最初の、彼女の登場があまりに雄々しかったので、先入観が私の思考をさらに鈍らせたみたいだった。

もちろん魚は逃げてしまった。
彼女は先ほどの私の驚愕に対して「どうかしたんですか?」と言って何気なく振り向く。

丁度よく、月の光が彼女の姿を白く照らした
焦げ茶の髪が額に張りついていたけれど、なぜか、不格好だとは思わなかった。
思えなかった、というのが正しいのかもしれない。
長いまつ毛が瞳に影を落としていて、それでもう一度私はその人が女性なのだと確認した。

「その、もう秋口なのに、川に飛び込んだりして、寒くありませんか? 早く着替えないと、風邪をひくと思うのですが……」
「そういえば着替え持って来たんだった。よし、着替えちゃいますね」
「あ、待って下さい!」
もう服の裾を捲くっている彼女を、私は声で制す。

「ここは私かあなたが、そこの茂みに身を隠すところだと思うのです」
「へ?」
その人は一度首をひねると、ちょっとの間の後でようやく、「あぁ」と納得した声をあげた。
彼女もかなり鈍感なのかもしれない。だから私も最初、気づけなかったのかも。まるで少年のような、不思議な人……。

しばらくがさごそと、茂みの向こうで彼女は着替えていたようで、私はその間も釣り糸を垂れていた。
着替え終えたらまた釣りをするのかな、と思っていたら、彼女は「じゃあ帰りますね」と、濡れた服を掴んでお辞儀をする。
私もぺこ、と深く頭を下げる。

「私、ここの近くで牧場やってるアカリっていいます。あなたは?」
「タオといいます」
「タオさんね」
「はい」
「また会えるといいね、タオさん! それじゃ」
「はい。また」

ひらひらと手を振るアカリさんに私もまた軽く手を振り返す。
そういえば、半年ほど前に、ここらに牧場をやりにきた女の子が移住してきたと、ポンペイさんから聞いた覚えがあった。
 (あのコのことだったんですね)
同じ島に住んでいて半年も会わなかったというのも驚きだが、きっと今までは生活する場所が違ったのだろう。
この場所で夜釣りをしたのも初めてだったのだから。

私にとって、この時アカリさんに出会ったことは日常に埋もれていく時間の一つだった。
面白い人と出会ったものだと。もしあんな人と一緒に釣りができたら。釣り友達になれたら。それも楽しいだろうな、とふと考える。
一匹、また一匹と魚が釣れてくる。
ああやっぱり今の私には、満たされていないことなど何一つない。今日も幸せな日で、明日もきっと。
この時はまだ、こんな日がずっと続くのだと、信じていた。


-続く-


503:透明な水色の恋のお話1 ◆cQJsYa.9gk
08/07/22 17:49:38 /+oauCvm
ちょ、長!って自分で言ってもしょうがないんですけどね。
続きは多分明日には出来ると思います。
この話を読んで初恋?の気持ちを少しでも思い出していただけたら
嬉しいです。
それでは失礼しました!

504:名無しさん@ピンキー
08/07/22 21:16:24 R1aPsQkv
大丈夫ですよ!(笑)乙。
やすらぎは作品が少ないから嬉しい。自分もちょっと書いてくるかな

505:名無しさん@ピンキー
08/07/22 23:13:25 ShE5fabP
透明な水色の恋のお話、某サイトさんで読んだ事があるのですが
思いっきり転載ですよね?
勝手に人の書いた文章を自分が書いたようにしているのはおかしいと思います。
ばれないと思っているのかな。

506:名無しさん@ピンキー
08/07/23 00:14:35 Xkdnv1RU
ゆとり

507:名無しさん@ピンキー
08/07/23 01:41:11 dPmo5hfs
どっちにしろ少女小説っぽすぎてスレに合わないな
該当スレに投下しろゆとり

508:名無しさん@ピンキー
08/07/23 02:04:03 bGpyfolx
夏休みか

509:名無しさん@ピンキー
08/07/23 09:14:46 USN8QGQ2
未成年のエロパロ板回覧で補導マダー?

510:名無しさん@ピンキー
08/07/23 17:32:31 iDKBa45d
回覧してどーするw

511:名無しさん@ピンキー
08/07/24 15:35:37 qgap0Bel
ああ…もう夏休みか

512:名無しさん@ピンキー
08/07/24 23:48:20 WMsXGf0t
突然敬語の奴もなんなんだw
女は女の板に行けよ

513:名無しさん@ピンキー
08/07/25 00:20:22 sxemM6G+
>>512
敬語なら女で、
女なら女板なのか?

お前の話は突飛過ぎる。

514:過去462
08/07/25 00:41:25 V/C2Kpy/
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [723]

やすら樹 ミオリ。

515:名無しさん@ピンキー
08/07/25 01:05:27 pi0vb4vl
どうせ熟女に挑戦するなら若いキャラともっと違いを出してくれるといいな
胸や腰の線の適度なくずれ具合とか
細い若い子と細いおばはんではまた体型が違うんだ
と熟女フェチが横入れしてみる

516:過去462
08/07/27 03:40:40 3uv0LG+m
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [724]

バニーエリィ。
ミオリのリベンジではない。
でもいつか>>514の納得できる熟女絵を描きたい。

517:名無しさん@ピンキー
08/07/27 17:06:49 C2OiLd8v
あいかわらずのかわいいぼくものキャラGJです。

熟女を描く方法は知らないなあ・・・
どこかそういう書き分け方を教えているサイトとかないかな?

518:名無しさん@ピンキー
08/07/27 17:07:12 C2OiLd8v
ほす

519:名無しさん@ピンキー
08/07/27 18:25:10 lGPA5SUd
自分のお母ちゃんの似顔絵でも描けばいいんじゃないの?

520:名無しさん@ピンキー
08/07/27 20:55:04 WGITgU/H
熟女裸体の画像なんざ探せばいくらでもネットで拾える時代だけどなぁ
重力に逆らえなくなった身体を見るのは…、少し辛いです…

521:名無しさん@ピンキー
08/07/29 00:35:40 MR2EeJHF
課長島●作なんてどうだ?

522:名無しさん@ピンキー
08/08/01 01:02:23 p2jM8Q3/
あーあ
ゆとりが無断転載したサイト休止しちゃったじゃん

523:名無しさん@ピンキー
08/08/02 00:56:33 FFrRbwPp
そりゃよりによってパクられた先がエロパロなんていやさ
小説うpりたいんだけどここなんで公式にリンクされてんの?決まりなの?

524:名無しさん@ピンキー
08/08/02 00:59:03 oKagi0v9
公式にリンクって?

525:名無しさん@ピンキー
08/08/02 03:04:24 +Cj1mw5W
公式HPのことだろ相互じゃないんだから向こうからは早々飛んでこないと思われ

526:名無しさん@ピンキー
08/08/02 08:05:50 FFrRbwPp
でも貼る必要あんのかよ
今までの様子で大丈夫とは思うけどちょっと遠慮しときます

527:名無しさん@ピンキー
08/08/02 10:16:37 h+t4lApC
そういう奴はハナからうpる気無い罠

528:名無しさん@ピンキー
08/08/02 21:26:58 nSLXtAnu
一瞬このスレ公式サイトからリンクされてるのかと思ったw
×「リンクされてんの?」○「リンクしてんの?」の間違いかビックリしたわ

今度は転載じゃないのうpされるといいなw
過去ログ見たら去年のこの時期も荒れてたんだな

529:名無しさん@ピンキー
08/08/03 01:28:00 /Vx/YW8+
>>523>>526の書き込みを見て、
とてもマトモな文章が書けるとは思えない。
頭弱そうだし。

530:名無しさん@ピンキー
08/08/03 02:12:38 VbGhOILY
※無断転載した張本人です

531:名無しさん@ピンキー
08/08/03 05:33:49 yGzrAHOQ
何故か敬語が混じるから分かりやすいなw
いくら過疎スレでも
同人サイトの作品はここにくる層の需要とはまた違うから
持ってきて貼らないでほしい

532:名無しさん@ピンキー
08/08/03 09:08:48 RjO24Nwn
そもそも未成年だろうから転載以前に来るな

533:名無しさん@ピンキー
08/08/03 23:56:26 SLDccbAu
ルンファクFは久々にライバルが登場しそうなんでwltlしてる。

しかしカb…ミスト様を狙うライバルがイマイチ創造できん…

534:過去462
08/08/04 01:11:51 GDtkazjt
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [725]

クレア。
もうHMキャラが登場する新作は出ないんだろうか・・・

535:名無しさん@ピンキー
08/08/04 09:46:54 gUypK0Vs
それでもクレアならきっとなんとかしてくれる。

536:名無しさん@ピンキー
08/08/04 10:38:56 ptNs0zB0
>>533
ザッハのこと、たまにでいいから思い出してください

537:名無しさん@ピンキー
08/08/04 13:49:22 2/Ee8KL1
ハーベストムーンの金髪ヒロインは特徴なさすぎて特にグッとはこないなー
きみ島きらなかみたいにヒロインも攻略対象だったら違ったかもしれんが

538:名無しさん@ピンキー
08/08/05 01:24:30 3kd7ryLm
特徴ない方が主人公としては使いやすいってのはあるかも
しかし攻略対象だったらどんな性格だったんだろうな

539:名無しさん@ピンキー
08/08/05 14:46:16 aV+xVcYp
カレン、ポプリ、ドクター、根暗、エリィ、グレイが登場したから(一部は2のだけど)
今にHMの全キャラ何かしらの作品でゲストで出そうだな。
どうせならミネラルタウン、花の芽村とか昔の舞台も行き来できる
集大成みたいなのがやりたいもんだな
主人公・ヒロインも今までのから選べて、選択しなかったのは勿論結婚候補で。

540:名無しさん@ピンキー
08/08/05 17:19:33 7o2eJylj
エレンとかニーナがいるから全員共存は難しくないか?

541:過去462
08/08/13 02:39:38 yfbVZi2g
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [726]

コトミ。

542:名無しさん@ピンキー
08/08/13 11:10:58 lybVn1tO
おお、俺の嫁GJです
いつもながらこう、ほっぺたをむぎゅーってしたくなる絵だ

543:名無しさん@ピンキー
08/08/14 18:49:30 xKMVFTOn
ミストミストミストミストミストミストミストミストミストミストミストミストミストミストミストミスト

544:名無しさん@ピンキー
08/08/14 22:17:03 pTp7rKjh
ほす

545:名無しさん@ピンキー
08/08/17 02:39:30 VsIXbF0x
>>543
キ モ チ イ イ

546:名無しさん@ピンキー
08/08/17 14:20:21 gmN6xhts
何で全然関係ないスレで俺はトラウマと向き合わなきゃならないんだ…?

547:名無しさん@ピンキー
08/08/17 19:27:39 RMij3qOh
mother2?

548:名無しさん@ピンキー
08/08/19 15:00:19 KakUAAUp
怖いよママ

549:名無しさん@ピンキー
08/08/19 15:01:18 KakUAAUp
核AAうp…だと…?

550:名無しさん@ピンキー
08/08/24 13:36:38 NDf8J7ni
>>549
かく→描く
AA→アスキーアート
うp→提供する

つまりお前の仕事は、絵を描いてそれをAA化、
二つをセットでこのスレに提供しなきゃいけないってことなんだよー!

551:或る日の食卓(非エロ)
08/08/25 01:24:36 1VXOO22/
いつからだったか、自分が料理を作れるようになったのは。最初のころはそれこそひどいもので、
いくつもの出来損ないを作っては捨てて、また作っては捨てていたりした。
そういえば一度だけ、出荷箱に失敗作を入れてみたことがあって、
雑貨屋の看板娘、ロゼッタが「なんでも入れていいからね」と言ってたのを思い出し、ほんの冗談のつもりで入れてみただけだったのに、
「もう、次からはちゃんと食べれそうなものを入れてよね、ひょっとしたらいい値段で買い取っちゃうかも」
なんてことを言われてしまった。
なんでもない、いつもの軽口だったと思ったし、実際そうだったのだろうけど、その一言がきっかけになって
本格的な料理を作り始めたと知ったら、彼女はなんて思うのだろうか。


どのくらい前だったか、そういったわけで料理を作ろうと決意してから、初めて作ったのがカブの酢漬けだった。
選んだ理由は、命の恩人であり、この家の家主でもある少女、ミストさんの大好物がカブだったからだ。
カブが好きならそれを使った料理も好きだろうと安直に考え、簡単に作れるものだったので調理法もすぐに覚えた。
いくつか作ったもののうちから、最もよくできた一つを取っていの一番に食べてもらおうと、家主の少女の家へと向かった。
いつもの笑顔で快く迎え入れてくれた彼女に、いつもお世話になってますと、カブの酢漬けを渡す。
そして返ってきた答えが、
「ごめんなさい、それ、ちょっとニガテなんです」



いやいやいや、ちょっと待ってください。あれだけ普段からカブカブ言っておいてそれはないでしょう。
さすがにこの疑問をそのままにしておくことができず、直接問いただしてみることにする。


552:或る日の食卓(非エロ)
08/08/25 01:27:14 1VXOO22/
あれ、ミストさんってカブ、嫌いでしたっけ?」
「そんなことないですよぉ。むしろ大好物です」
「でもカブの酢漬けは苦手と」
「うーん、ニガテというよりもあまりそういう食べ方をしないので……」

ああ、そういうことか。
好きなものゆえに自分なりのこだわりがあって、それ以外の食べ方に違和感があるんだろうなと納得する。
ならば今後のため、そのこだわりの一端を聞いておくことにした。

「わかりました。参考までに聞いておきますが、普段どういった風にして食べています?」
「そうですねえ、やっぱり煮たり焼いたりするのが一番おいしいですね」
「ふむ、煮たり焼いたりと」
「ええ、煮たり焼いたりです」
「じゃあ、それ以外には?」
「いえ、それだけですが」
「……」

好意的に解釈すれば、素材の味を一番生かした調理法だといえるかもしれない。

「一応聞いておきますが、カブ以外はどんな食べ方をしていますか?」
「もちろん煮たり焼いたりです」
「やっぱり煮たり焼いたりですか」
「はい、煮たり焼いたりです」

疑問が確信へと変わる。

「ミストさん、もしかして料理があまり得意ではないとか?」

すると目の前の少女は心なしか顔を赤らめ、

「いえ、自分では結構上手だと思っていますけど」

と、のたまった。なんでさ。


553:或る日の食卓(非エロ)
08/08/25 01:27:54 1VXOO22/
「いや、そこは実は苦手ですとか言うべきでしょう、話の流れ的に」
「や、だって煮たり焼いたりするだけであんなにおいしく食べることができるんですよ。
これはもう私に料理の才能があるとしか」

それだと、おいしいものを作る、じゃなくて、何でもおいしく食べる、ということになる思います。

「分かりました。そういうことでしたら次からちゃんとしたものを作ってきます。
いくらなんでも煮たり焼いたりしただけの食事じゃ味気ないでしょう」
「えぇ、そこまでしてもらわなくてもいいですよぉ。ただでさえラグナさんにはいつもお野菜とか頂いてるのに」
「遠慮することはありません、それにこれはどちらかというと僕の矜持の問題でもありますから。お気になさらずとも結構です」
「? はぁ、そこまで言って下さるのでしたらご好意に甘えさせてもらいますけど」

なんとなく勢いで言ってしまったけど、やっぱり食事は見た目も大事だと思うわけであって、男として、女の子が一人で
火を通しただけの食材をつついているだけの食卓をほっとくわけにはいかないだろうなと思ってしまった。
この人なら何を持っていってもおいしいですとか言ってくれそうだけど、どうせ料理を作るなら、自分のためよりも
誰かのために作るほうが気合が入りそうな気がして、まあ、言ってしまえば僕は彼女のために何かしてあげたかっただけなのかもしれない。
そして、そうと決まれば、

「というわけでミストさん、何か好きなものはありますか?」
「好きなものですか、そうですねぇ……。あ、あたし金剛花が大好きなんですよ」

いきなり出鼻をくじかれた。

「まあ、僕の言い方も悪かったですけど、今は料理の話をしてたんですから。食べ物でお願いします、あとできればカブ以外で」
「やだ、そうですよね、あたしったら変なこと言ったりして、ゴメンナサイ」

ていうかミストさん、金剛花が好きだったんだ。そのうち持ってこようか、来年になっちゃうだろうけど。
好きな食べ物ということでしたら……と言って挙げてくれたものは、焼きリンゴ、焼きうどん、コロッケ、シーフードグラタン等等。
うどんやリンゴは分からんでもないですけどコロッケだのグラタンだのはどこで食べたんですか。自分じゃ作れないでしょうに。
とりあえずその中ではコロッケかなぁ、作れそうなの。
確か図書館で売ってるレシピの中にコロッケがあったっけな、なんてことを思いながらその日は帰路につくことにした。

554:或る日の食卓(非エロ)
08/08/25 01:29:54 1VXOO22/
そんなこんなで。

「ごちそうさまでした。今日もおいしかったです」
「どういたしまして」

いまやすっかり習慣となってしまった二人での食事。最初のころは拙かった料理の腕も、そこそこ上達したと自負できるようにはなったと思う。
それにあわせてメニューのレパートリーも増え、レシピに載っているものは大概作れるようになった。
そのうちオリジナルの創作料理にでも手を出してみようかと思案していると、

「でもラグナさんって本当にスゴイですよね。おいしい野菜を育てて、料理までできて、あと武器や装飾品なんかも
ご自分でお作りになってるんですよね。尊敬しちゃいます」
「あー、まあ、なんて言いますか、必要に駆られてやってるうちにできるようになっちゃったんですよね」
「そんなことないです、普通の人はそこまでできませんから。もともとラグナさんは一流のアースマイトになれる素質を持ってたんですよ。
やっぱりあたしの目に狂いはなかったみたいですね」

ここら辺では便利屋のことをアースマイトと呼ぶのだろうか。
ここらで一度、アースマイトの定義について聞いておくべきだろうか否か考えてると、

「そういえばあたし、まだラグナさんにお礼らしいお礼ってしたことないですよね」
「え?」
「や、ここまでお世話になっていながら何もしないのもどうかなぁって」

……正直お礼なんて考えてもいなかった、というかこちらとしては命の恩人であり、住居やら畑やら気前良くポンと貸してくれた
ミストさんに対するせめてもの恩返しのつもりでやってたことなので、今更それの対価を求めるつもりは全くないんですが。

「お礼なんていいですよ、好きでやってることですし。そもそも今僕がこうしてここにいられるのもミストさんがいたからで……」
「ダメです。それだとこっちの気が済みませんから。それにあたしだってラグナさんのために何かしてあげたいと思っていますから」

こうまではっきりと言われるとさすがに断りづらい。せっかくの気持ちをわざわざ邪険に扱うこともないだろうし。


「分かりました。そのお気持ち、しっかりと受け取りました」
「気持ちだけじゃダメですよ。なにかしてほしいことがあればちゃんと言ってください」
「いや、そんな急に言われましても……」

ええと、どうしようかホント。

555:或る日の食卓(非エロ)
08/08/25 01:30:53 1VXOO22/
「でも考えてみればラグナさんって一人で何でもできちゃいますもんね。今更あたしにできることなんて……」

なにやら一人つぶやいているミストさん。いったい何を言い出すんだろうか。
しばしの沈黙の後、あっ、いいこと考えた!見たいな表情をして顔を上げると、

「そういえばラグナさん」
「はい?」
「毎日畑仕事や洞窟探検なんかでいろいろと大変ですよね」
「ええ、まあ……」
「正直ストレスが溜まったり欲求不満になったことってありませんか?」
「いえ、どっちも好きでやってることですし、そういったことはないですね」
「じゃあ一人で寂しくなったり人肌が恋しくなったりとかは?」
「この街では皆さんよくしてくれますから、そういうのもないです」
「じゃあじゃあ、女の子とえっちなことしたいなぁって思ったことは?」
「……」

どえらい直球が飛んできた、どうしよう……。

「ふふ、否定しないところを見るとやっぱりラグナさんでもそういう気持ちになること、あるんですね」

そりゃありますよ。ありますけど、ねぇ……。

「ささ、そういう訳でラグナさん、なにかしてほしいこと、言ってくださいな」

これは……、ひょっとして試されてるとか?

「ミストさん」
「はい、なんでしょう?」
「もしも、もしもですよ」
「はい」
「えっちなことしたいなって言ったら、どうなります?」
「それはもう、可愛い女の子とあーんなことや、こーんなことができたりなんかしますよ」

えーと、それはやっぱり、ていうか可愛い女の子って……

「……」
「どうしました?ラグナさん」
「ミストさん」
「はい」
「えっちなこと、してみたいかなぁ、なんて……」

そう言ってから恐る恐る顔を上げてみると、ミストさんはなんだかほっとしたような表情で、

「ふぅ……、よかったぁ、断られたらホントどうしようかと思いました。こういうこと言うのって、とっても勇気がいるんですよ?」

ああ、そこまでは思い至らなかった。危うく女の子に大変な恥をかかせるところだった。
自分の甲斐性のなさとヘタレさ加減に若干げんなりしながら、

「分かりました。それではお言葉に甘えてご馳走になります」

我ながらもうちょっと上手い言い方もあるだろうと思ったけど、今の自分ではこう返すのが精一杯な訳で。
それでも彼女は嬉しそうに微笑んで。

「はい、美味しくいただいちゃって下さい」

(終)


556:名無しさん@ピンキー
08/08/25 01:47:57 YQkvPIU8
リアルタイムで遭遇できるとは……。
これは続きを脳内保管せざるを得ない。

557:名無しさん@ピンキー
08/08/25 12:34:58 ho68jGn0
なんという綺麗なミスト
GJ

558:名無しさん@ピンキー
08/08/25 13:28:18 fnQ07P04
白ミストだと!?

559:名無しさん@ピンキー
08/08/25 13:49:21 ocXjSIbc
>>555
ロゼッタと結婚三日目の昼下がりのことでした。

560:名無しさん@ピンキー
08/08/25 14:55:26 KNiAa6Mm
エロパロスレなんだからエロ投下してくれよ

561:名無しさん@ピンキー
08/08/26 00:17:52 0sioN4Ff
綺麗なミストGJ
しかし沼に落ちたホンモノのミスト様のほうはどうなったのだろう

562:名無しさん@ピンキー
08/08/26 17:52:04 NwLabXER
>>561
Fにでてきます

>>555
GJ!!

563:名無しさん@ピンキー
08/08/26 22:37:23 AxoUCfG2
>>560
お前が投下しろよこのやろうほもやろう

564:名無しさん@ピンキー
08/08/28 00:14:16 siJ6fYpm
>>551

> いつからだったか、自分が料理を作れるようになったのは。最初のころはそれこそひどいもので、
> いくつもの出来損ないを作っては捨てて、また作っては捨てていたりした。
> そういえば一度だけ、出荷箱に失敗作を入れてみたことがあって、
> 雑貨屋の看板娘、ロゼッタが「なんでも入れていいからね」と言ってたのを思い出し、ほんの冗談のつもりで入れてみただけだったのに、
> 「もう、次からはちゃんと食べれそうなものを入れてよね、ひょっとしたらいい値段で買い取っちゃうかも」
> なんてことを言われてしまった。
> なんでもない、いつもの軽口だったと思ったし、実際そうだったのだろうけど、その一言がきっかけになって
> 本格的な料理を作り始めたと知ったら、彼女はなんて思うのだろうか。


> どのくらい前だったか、そういったわけで料理を作ろうと決意してから、初めて作ったのがカブの酢漬けだった。
> 選んだ理由は、命の恩人であり、この家の家主でもある少女、ミストさんの大好物がカブだったからだ。
> カブが好きならそれを使った料理も好きだろうと安直に考え、簡単に作れるものだったので調理法もすぐに覚えた。
> いくつか作ったもの

565:名無しさん@ピンキー
08/08/28 01:00:22 Q699NAX2
せっかく投下があったのになんだこの流れは

566:564
08/08/28 07:21:03 siJ6fYpm
ごめんなさい、投下の行数参考にしようとしたら間違えて書き込んじゃった
今は投下できないからまた夜来ますー

567:1/9
08/08/28 19:07:21 siJ6fYpm
安らぎ ボアン×アカリ ショタ(?)


「明日お天気が良かったら、一緒にお昼を食べない?」
昨日アカリにそう言われたから、ボアンは午前の仕事を早めに切り上げて
メープル川の向こう、ジェラート鉱山麓の浜辺へ急いだ。
「アカリさん」
ボアンは少し息を切らして名前を呼ぶ。
アカリは浜辺にシートを広げ、かごの中身を確認している所だった。
「あら、いらっしゃい。来てくれてありがとうね」
「いえ、こちらこそごはん用意してもらっちゃって。これ…」
そう言って手土産のコスモスを渡す。アカリは喜んで、後で生けてあげるねと自分の脇に置いた。
「それじゃあ食べちゃおっか」
アカリはかごを前方へ押しやり、ボアンはアカリの隣に座る。
かごの中身を広げ、いただきますと2人で食べはじめた。
焼きたてのパン、コロッケ、くりご飯のおにぎり。どれも美味しかった。
それまで家族の話や島の動物についてなど他愛もない話題ばかりだったが、
デザートのぶどうをもう一房お願いした時、アカリはボアンに手渡しながら
「ところで、ボアン君は恋愛はどうなの」
と聞いてきた。
「え?あ、うわわ」
驚いて手に力が入ってしまい、ぼろぼろとぶどうの粒がこぼれ落ちる。
「あら、ごめーん」
アカリが拾ってかごの蓋の隅に置く。ボアンもぶどうを一旦かごに戻す。
戻したぶどうから一粒もいで自分の口に運びながら恐る恐る尋ねた。
「恋愛、ですか?」
アカリが頷く。
「ボアンくんだって、結婚はできなくても年頃でしょ?だれかイイ人、1人くらいいないの?」
イイ人ねぇとぶどうをはむ。ぶどうは柔らかいから、口の中であっという間に無くなってしまう。
結果、考える時間が取れない。
「いないの?いるでしょ?教えなさいよう」
アカリはうりうりと肘で突いてくる。
いるにはいる。ただ、それを言っていいものか思案していた。
(アカリさん、て…)
春のあの日、プランターで育てていたチューリップを褒めてくれた人。
夏のあの日、窮屈そうねと大輪に育ったひまわりを1株、自身の牧場へ持って帰っちゃった人。
秋のはじめに、一緒にコスモスの種を蒔いてくれた人。
さっきあげた花はその時の花ですよ、と言いたかったが、忘れちゃったか。

568:2/9
08/08/28 19:10:57 siJ6fYpm
「(だって特に反応もなかったしね)そうですね、でも修行中ですから」
「ストイックだなー」
アカリは笑ってぶどうを摘む。ボアンもまたぶどうを摘んだ。
「アカリさんは?浮いた話を聞きませんが」
「私?私はいるよ。ここに」
「ここに、ってからかわないで下さいよ」
そう言ってアカリの方を向いたら、アカリに頭のタオルを取られた。
タオルを巻いていたせいで立っている前髪をアカリが撫でつける。
「やっぱりかわいい。年下趣味はないつもりだったけど…」
前髪を撫でていた手を眉、頬と下げる。アカリの指が唇に触れる。
「私と大人になる気はない?好きな人いないなら」
思わず唾を飲む。指がどいて唇が自由になる。
「アカリさん…?」
茶色の瞳を直視できず、下の小さな紅色の唇を見つめる。
アカリが腰を浮かしてボアンを抱き締めた。途端、鼻孔をくすぐる甘い匂い。
「いいかしら」
再度尋ねられる。柔らかい胸元や腕の感触を感じながら、ボアンはこくりと頷いた。

569:3/9
08/08/28 19:13:58 siJ6fYpm


見上げる空はどこまでも青い。
ボアンは仰向けに寝転がって、なぜ季節によって空の青さが違うのか考えていた。
「ここ、自分でいじったことある?」
アカリがズボンの上から股間を押さえる。ボアンはそれを視界に入れないように
ただ空だけを見つめて「何度か」と答えた。
「じゃあ剥けてるかしら。それだったら痛くないからね」
チャックを開け、手を滑り込ませて直に触られる。
最近冷え込み始めたせいか指先が冷たい。
「あの、やっぱりここじゃ…」
「大丈夫よ。こっちまで滅多に人来ないし、タオくんも今日はメープル川に来る日じゃないから」
そう言われても恥ずかしさは薄まらない。仕方ないからやはり空を見てその場をしのぐのだった。
アカリの手は冷たくてさらさらしてる。アカリがボアンに覆い被さってもう片方の手を頬に添えた時、
この真っ白な指と同じものが、と考えて少し頭がぼうっとした。
「大丈夫」
アカリは笑って口付けをしてくれる。それからでこ同士をくっつけて髪を撫でる。
青空は見えなくなった。
アカリは股間の手を止め、下の衣類を脱ぐ。ボアンも促されて、起き上がってズボンを脱いだ。
「どうしようかな。やり方知らないでしょ」
「やり方?」


570:4/9
08/08/28 19:21:04 siJ6fYpm
ボアンは首を傾げる。アカリはシャツを捲ってピンクの下着を晒した。
「(この島AVとか無いもんね)じゃ、このまま起きてようか」
アカリが寄り添うように座った。
「胸触っていいよ」
アカリはボアンの手を自身の胸にあてがう。下着が小さいのか、少し窮屈そうな胸。
しばらくあてがわれた形のまま動かさなかったボアンだが、
少しずつ揉んでみたり、下着に覆われてない部分を直に触ってみたりした。
アカリはそれがじれったくて下着も捲る。
ぷるっ、と揺れる乳房の先に、唇と同じ、紅い色の丸いぽっち。
ボアンはアカリの顔を確認してから、そのぽっちをつつく。
つついて、つねって、ぽっちは固くなり、アカリの息が荒くなってきた。
「アカリさん」
「うん…」
答えて、アカリはボアンに口付ける。舌が入ってきて怯んだが、
受け入れるとほのかなぶどうの匂いも一緒に入ってきた。
口付けに気を取られつつ胸をいじっていると、股間にくすぐったさを感じる。
アカリが指先でちろちろと刺激していた。
「ん、アカリさん…」
「まだイかないよね?」
唇を離してボアンに跨る。自身の股を指して「ここ触って」と言った。
「ここ?」
ボアンからは見えない部位。不安に思いなが

571:切れた5/9
08/08/28 19:30:24 siJ6fYpm
ボアンからは見えない部位。不安に思いながらソコに触れると、ぬめぬめと湿っていた。
「指、入りそうです」
「入る。入れて大丈夫だよ」
力を入れるとつるりと入った。思ったより柔らかい内部を傷つけないように慎重に探る。
アカリが小さく声を漏らした。
「ここに?」
「うん…。ボアンくんの入れるの。ありがとう、指汚しちゃったね」
指を抜くと、アカリが手を掴んで指を舐めた。
指のぬめりを取って、それからちゅ、と音を立てて指を吸った。
「心の準備はいい?」
「はい、あの…」
なあにとアカリがボアンを見つめる。体の高ぶりもあってか、息が詰まりそうだった。
「あの、好きです。あい…いぃ…」
アカリはふっと微笑んで両手でボアンの顔を包む。
「そのセリフの続き、また数年経ったら聞かせてね?」
おでこに温かい感触。口付けをしてから、アカリはゆっくり腰を落としていく。
アカリの中は、成人しきらないボアンのものでも少しキツかった。
腕をアカリの腰に回してアカリを見上げる。アカリはつらそうな顔をしていた。
「久しぶりだから…動くよ」
ゆるゆると腰を上下に揺らす。そのリズムに合わせて乳房がゆらゆら震える。
頭上から、うん、とか、あっ、とか小さな吐息が降り、目の前を白い胸が揺れる。
ボアンも温かい快感に飲まれそうになって、頭をアカリの胸に押し付ける。
アカリが頭に抱き付く。
「あん、あ…」
「アカリ、さん…」
「なに、イく?」
アカリは腰のリズムを早めて射精を促す。腰を抱く力を強めて我慢しようとしたが
堪えきれずにアカリの中で果てた。

572:6/9
08/08/28 19:35:03 siJ6fYpm
アカリは液が全て注がれるのを待ってからボアンを抜いて、そして抱き締めた。
「疲れてない?」
「ちょっと…」
初めての性行為と射精による倦怠感とで、ボアンはアカリに寄りかかった。
アカリはそんな彼の頭を撫でながらごめんねと呟く。
「え?」
「いーいーの。休んでなさい」
そのままボアンを押し倒し横になる。ボアンはアカリの胸に顔を擦り付けた。
「おっぱい気に入ったの?」
ちょっと笑ってアカリは言う。ボアンはううと唸って
「なんで、これで大人なんですか?」
と尋ねた。
「んっと、本当は赤ちゃん作る行為なんだよね。人間だけ愛情を確かめ合う行為って言ってるけど」
「赤ちゃん?」
ボアンはアカリの腹をなでる。
「僕でも赤ちゃんできますか?」
「うん。まぁ、一回じゃできないよ」
そう言って、アカリはボアンの頭を撫でる。ボアンは眠くなったのか、うとうとと何かを呟く。
後で言っとくよ、とアカリが言うと、安心したのかそのまま眠ってしまった。
アカリは微笑んで、そばにあったコスモスをボアンの耳に差した。

573:7/9
08/08/28 19:40:40 siJ6fYpm


兄弟子と牧場主の婚約を聞いたのは、季節も過ぎて冬になった頃だった。
婚約が決まってからルークが「実はな…」と話し出したもんだから、
ダイもボアンも鳩が豆鉄砲を喰らったようにポカンとするしかなかった。
あの日、ボアンは夕方に目が覚めた。
目覚めるとアカリが衣類を着せてくれていて、自分はそんなに深く寝ていたのかと
我ながら感心したのだ。
ダイへは、アカリが「馬が動物小屋の餌入れを蹴っちゃって、
急だからボアンくんに修理してもらったの」と電話を入れてくれたのでお咎めはなかった。
あれから、会えばそれなりに甘い会話もしたし、
あの言葉通り大人として見てもらえているとばかり思っていた。
やはり年か、甲斐性か。ルークのほうがそりゃ木工の腕は上である。
しかしどう慰めても、失恋の痛みは消えなかった。
「こら!最近腑抜けだぞ。そんなに俺が結婚するのが悲しいか」
顔を上げると、ルークが俺もこの家が名残惜しいとか一人芝居をしていた。
「そうじゃありませんよ」
ボアンは呆れて鼻で笑う。ルークはぴたと止まってこちらを向いた。
「じゃあ何だ?あ、親父と二人きりになるからか。そうだよなー、食事当番も洗濯当番も…」
「違いますー。先輩がアカリさんに迷惑かけないか心配なんです」
「うおう!し、しかし、夫婦とは迷惑を掛け合ってこそ築く愛の形…!」
「先輩は掛けっ放すくせに」
ボアンはよっこらせと斧を持った。だが、ふと思うことがあってルークに尋ねる。

574:ごめんおわり
08/08/28 19:43:52 siJ6fYpm
「先輩、赤ちゃんってどうやって作るか知ってます?」
「赤ちゃん?そりゃコウノトリが連れてくるんだろ」
「違いますよ。それじゃあその赤ちゃんはどこから生まれるんですか」
ルークはうーんと考えてから、ニカっと笑った。
「俺とアカリに似てればどうでもいい」
「そうですよね…」
ボアンはルークの婚約発表を聞いてから、ヒトの妊娠について調べた。
ルークも結婚して、することをすれば一年後には子供が産まれる。
その時産まれる子供が、果たしてルークに似た子なのか。
「でも、遺伝って一つ飛ぶらしいから、親方に似たゴツい子かもしれませんね」
「そんなー。絶対俺似のハンサムな子だって」
…もし自分似の子だったら。青じゃなくて、黄色の髪の子だったら。緑の瞳の子だったら。
そしたら赤ちゃんごとアカリを抱いて逃げてしまおう。
渡海して、海の向こうの町に木工所を開いて暮らそう。
(できるかな…)
「ボアン、聞いてるかぁ?」
「え?まぁ。先輩に似てるといいですね」
「だろ?きっとさー、俺の髪にアカリの眼に、可愛いんだぁ」
ルークはすっかり未来の我が子にトリップしている。ボアンは深呼吸をして心に誓った。
「先輩、結婚祝いを贈らせてください」
「お?じゃあチョコバナナ!」
「チョコバナナは結婚祝いに入りませんよ」
そしてプラリネの森には、いつものように兄弟弟子がじゃれあう声が響く。
小春日和の、よく晴れた冬の日だった。

575:名無しさん@ピンキー
08/08/28 19:45:52 siJ6fYpm
童貞喪失ですが処女作なので、つたない部分は勘弁してください
ありがとうございました

576:名無しさん@ピンキー
08/08/28 22:57:20 on162ZJr
やすらぎキャラでエロって絵柄のせいかあんまりイメージわかないな
せめてクレアたんで…

577:名無しさん@ピンキー
08/08/29 02:06:40 pGtCBRff
>>575
GJ

>>576
だれがお前の趣味なんか聞いたんだ。
クレアが好きならじぶんでかけよばかやろうほもやろう

578:名無しさん@ピンキー
08/08/29 07:57:39 TpL4PnRG
どうもほもやろうという言葉が大好きな小学生がいるようですね

579:名無しさん@ピンキー
08/08/29 22:00:01 FMcTGjul
リビドーが足りない

580:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/08/30 01:09:06 Mr/DDiFl
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [727]
しあわせの詩のサラ。

581:名無しさん@ピンキー
08/08/30 22:26:52 Yz/sbe9n
黒タイツ?ボディースーツ?
とにかくえろす

582:名無しさん@ピンキー
08/09/03 03:20:52 CtEGq6ZI
夏休みが終わったのか過疎だな

583:名無しさん@ピンキー
08/09/03 11:04:40 e90Cl61m
そもそも夏休みで住人増えたら駄目だろw
ガキは来ちゃいけないんだから

無断転載はする、作者騙って盗作する、投下作品に文句つけるで
奴らろくなことしない

584:名無しさん@ピンキー
08/09/03 23:06:19 dgcATvy2
保管庫見れないの俺だけ?

585:名無しさん@ピンキー
08/09/03 23:08:35 tN4ePcLI
うむ、お主だけじゃ

586:名無しさん@ピンキー
08/09/03 23:43:16 dgcATvy2
>>585
了解した
全力で努力してくる

587:名無しさん@ピンキー
08/09/06 12:11:47 rdUR+qwW
でもここってエロ小説サイトで見るような俺の欲望全開!って濃ゆいタイプのは
全然投下されてないから
子供が多いってのも何となく分からなくもない
文体でバレたくないのか、小説書き慣れてなくて照れがあるのか、女が多いのかはわからんけど
なんつうか全体的に淡白だよな

588:名無しさん@ピンキー
08/09/06 12:14:48 rdUR+qwW
途中でエンター押してしまった
まとめると
読んでて淡白で遠慮気味に見えるけどもっとリビドー全開でいいんだぜ!って事ね

589:名無しさん@ピンキー
08/09/06 13:33:22 6Wxhr7yz
濃ゆくない=子供っぽいってのはさすがに極論が過ぎるのではと思うのだが
抑えてるとかではなく普通に淡白というかさわやかなエロが好きなヤツもいるさ。俺とかな

590:名無しさん@ピンキー
08/09/06 20:09:01 +O5p1ZT3
もちろんそれとは逆にタバサさんのお尻をいじくりまわしたい自分のような特殊性癖持ちもいます

591:名無しさん@ピンキー
08/09/07 00:39:53 sBaZOvy/
>>589
まあ淡白は淡白でもたまにはいいんだけど
エロパロスレの意味なくね?って作品もレスもたまにあるし
それの方が比重多くなると流石に無理して投下しなくても、誉めちぎらなくてもって思う

592:名無しさん@ピンキー
08/09/07 01:43:29 DoQ52r8B
>>591
しかし、少しでも18禁要素が入ればココに投下することになる以上仕方ない気が。

593:名無しさん@ピンキー
08/09/07 10:06:41 g5ZwxGr3
こんな過疎スレで貴重な職人追い出すような事は言いたくない
自分は淡泊でも朝チュンでも何でもいいや

でも本番が見たいってのも本音
更に言うなら、以前投稿されたミストリネットラグナのような濃いのが大好きっていうのも本音

594:名無しさん@ピンキー
08/09/07 17:01:20 1jOaRZby
>>588 遠慮してネットリエロ書かないわけじゃなく、最初は気恥ずかしかったり
思うように書けなかったりしてる人もいると思うから
GJしつつ職人さんが段々慣れてくるのを待つのがいいと思う。
投下されても批評レスとか、違う女子リクするだけとかが多いし
次もまた書こうと思いにくいのかもな。
他のスレより対象の女子が多いから分散してしまうのも仕方ないのかな。

595:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/09/08 01:13:26 rxFm9Oj3
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [728]
アリエラにかけた。

ガチにエロいのは俺ももっと読みたいな。


596:名無しさん@ピンキー
08/09/11 13:24:43 EK7lv0op
うう、アリエラ…
いつもGJです

597:名無しさん@ピンキー
08/09/12 20:54:48 6ThQH58B
>>587
色々な意味でこゆすぎる作品でフルボッコ喰らった事ありますw

598:名無しさん@ピンキー
08/09/12 21:30:50 Zirq0MU8
エロ方面にじゃなく暴力方面に過激なのはちょっと苦手だ
レイプ監禁凌辱スカトロ切断とか。でも前書きで注意してくれれば
俺が見ないようにすればいいだけだから投下したらいいと思う。

ここの住人は、相手の男は誰でもいいってのよりカップルに好みがある方が多そうだから
他のスレよりそういうのが少ないかもしれないな

599:名無しさん@ピンキー
08/09/14 06:11:02 X/f8zjYu
なんだか初回特典のカブの種が俺を呼んでる気がした

600:名無しさん@ピンキー
08/09/14 23:23:24 SPG0bwOn
Wii版発売ということで、メロディの人が戻ってきてくれることを切に願う

601:ラグナ×リネット@440
08/09/15 03:29:29 +MIVpVjV
満月の夜はムラムラするので流れを読まずに投下。Wiiは持ってない。
鳥もなくして探すの面倒なので仮鳥でゴメ。
みなさんお月見はしましたか?というだけの話。
個人的には現実逃避だ文句有るか。
しかも久しぶりなので感覚忘れてるし長いような希ガス。
兼リハビリということで多目に見ろ。
次いつ時間が取れるかわかんねーので次は~とか続きは~とかはナシ。
脳が疲れ気味なので読んでしまった人は氷砂糖を下さい。
大体、最初、お月見の場所はギガント山だと思ってた。
俺の頭かわいそう。

↓では次から。今使ってるプロバイダは鯖規制多いので不安。

602:ラグナ×リネット@440
08/09/15 03:31:55 +MIVpVjV
クレメンス山でお月見

すでに戦場の臭いなど忘れてしまった。
帝国軍では機械に囲まれていたはずなのに、それがどんなものだったのか、
ほとんど思い出せない。あの頃は、機械の絶対性を信じていたし、
それさえあればどんな戦いにも勝利できると思っていた。
そんな事はぼんやり覚えているのに、何故そう信じていたのかがわからない。
あの日。
それまで信じていたものが全て音を立てて崩れ落ちた。
絶対だと信じていた兵器は鮮やかな緑色の植物に埋もれてしまった。
そして今。
屈託無くにこにこと話しかけてくる少女の家の部屋に住まわせてもらい、
ルーン集めに利用していた青年も、何事もなかったかのように
笑顔を向けてくる。
ただその分、胸の奥の罪悪感は日に日に大きく重くなって行く。
だからといって、赦しを請うて歩くわけにも行かない。
もともと孤高の軍人だったのだから民間人と簡単に馴れあえるわけがないと、
リネットは自分に言い聞かせて日々を過ごしている。
クレメンス山の山頂に腰をおろしてそんなことをぼんやり考えていた。
爽やかな風が吹き抜ける。地面に手を着くとほんのりと温かい気がした。
周りはすでに薄暗い。



603:名無しさん@ピンキー
08/09/15 03:32:20 OtubRZHC
流石に今更過去の牧場物語2とかハーベストムーンのエロ絵は中々見つからなかった

604:ラグナ×リネット@440
08/09/15 03:33:31 +MIVpVjV
「リネットさん、お待たせ」
いつの間にか、背後に立っていたラグナに声をかけられて、リネットは驚いた。
気配を殺して来たのだろうか、全く気がつかなかった。
帝国が、自分が利用し、記憶を奪った青年が笑顔で声をかけてくる。
「あれ、驚かせちゃいましたか」
ラグナが自分を驚かせるつもりだったのではなく、
自分が物思いに耽っていて、ラグナが来たのに気がつかなかった、
ということに気がつき、リネットは苦々しく思う。
「…私が油断していた…」
思わずそう呟くと、不思議そうな顔でラグナが聞く。
「何か、油断しちゃいけないことでもあるんですか?」
この平和な町で、そんなものはないのだということに
リネットはまだ慣れていない。そんな自分に気づいて、思わず、
「ふふ…いや、違うんだ」
と、笑って首を振った。
「リネットさん、笑うと可愛いですよね、もっと笑えばいいのに」
このラグナという青年は、時々、気障なセリフをさらっと言う。
「何にもしなくてもそんなに美人なんだから、笑顔でいれば、
男連中はみんな夢中になりますよ」
そう言いながらラグナは持ってきた荷物をがさがさと開けている。
てきぱきと持ってきたラグを地面に敷いている。
「リネットさん、地べたになんか座ってないで、ここ座って下さい」
言われるがままにリネットはラグナの隣に腰を下ろす。
ラグナが自分の顔を見ていなくて良かった、とリネットは思う。
もし見ても、薄暗くてはっきりとはわからないだろう。
自分にしてはありえないことだが、顔が熱い。
きっと赤くなっているに違いない。そう思ってリネットは思わず顔を押さえる。
「でも、今日は僕だけにでも見せて下さいね、笑顔」
にっこりと笑ってラグナが何かの包みをリネットに差し出す。
「それは…何だ?」
リネットはまともにラグナの顔を見ることができなくなっている。
必要以上に包みに顔を近づける。


605:ラグナ×リネット@440
08/09/15 03:34:52 +MIVpVjV
「お団子ですよ。お月見にはお団子、なんだそうです」
ラグナが包みを開けると、真っ白な丸い団子が串にさしてあり、
きっと何かの味がついているのだろう、ソースがかけてる。
「月と団子に関係があるのか?それに、このソースは何だ?」
リネットは団子を凝視したまま、早口で矢継ぎ早に質問する。
くす、とラグナが笑う。
「リネットさん、意外と食いしん坊なんですね」
思わず、リネットが顔を上げた。
「ちが…」
思いの外ラグナと顔が近くて言葉を失う。また、顔が熱くなる。
「お月様、見ました?」
ラグナの視線が上へ走る。つられて、リネットも空へ目を走らせた。
漆黒の闇が広がっていると思っていた空は、
無数の星が瞬き、大きくて丸い月が輝いていた。
まるで吸い込まれそうだと、リネットは思わずみとれた。
帝国でも空は同じだったはずなのに、こんな空は見た記憶がない。
空をゆっくり見上げるということ自体したことがない。
訓練の一環で夜の行軍での道標として星の位置を記憶したことはあるが、
こんなに無心で無防備に見たのは生まれて初めてだと思った。
「では、食いしん坊のリネットさんに教えましょう」
とラグナが冗談ぽく説明を始める。
「お月見の時は、
あのまん丸なお月様に見立てたお団子を食べる習慣がある国があるそうです。本当は、他にもいろいろアイテムが必要らしいんですけど。
で、このソースは本当は『たれ』と言うらしいです。
何種類か味があって、甘いのとかもありますよ。
ま、ほとんどはめいさんの受け売りですけど」
そう言って、照れくさそうに鼻の頭をかく。
「ここだと、なんだか、星空に囲まれてるみたいでしょう?
お月見の特等席なんですよ」
惚けたように夜空を眺めていたリネットがふと、真顔に戻る。


606:ラグナ×リネット@440
08/09/15 03:36:37 +MIVpVjV
「では…その…町の他の人間もここに来たかったのではないか…?」
それなのに、自分などがラグナと一緒とは言え、この景色を独り占めして
良いのかと不安と申し訳なさで心が一杯になる。
「みんなが、リネットさんを連れてけって僕に言って来たんですよ。
言われなくてもそうするつもりでしたけど。
こんな夜空見たことないだろうから、って。
それで、リネットさん、まだ町の人たちと打ち解けてないみたいだから
自分たちは今年は遠慮する、って言って」
少し間を置いて、ラグナが聞いた。
「僕と一緒じゃ嫌でした?」
月明かりと星の光に目が慣れてきたせいで、ラグナの表情がよく見える。
いつもの笑顔にほんの少しだけ、意地悪が混じっている。
独りで良かったなどと言ったら、すぐに帰ってしまいそうな気がして、
リネットは必要以上に必死で否定した。
「そんなことはない…町の人にも感謝するし…
ラグナ殿に『お月見』に誘ってもらえて本当に嬉しい…」
自分より年下のはずの青年は「よくできました」とでも言うかの様に笑った。
「やっぱり、リネットさんは可愛い」
そう言って、にこっと笑い、団子の串を一つつまんでリネットの唇に当てる。
「はい、あーん」
あーん、と言っておきながら、団子を一つ、リネットの口に押し込んだ。
そして、串をすっと引き抜く。
口の中に一つ残った団子は甘辛い『たれ』がかけてあった。
初めて食べる団子は思いの外美味しかったが、予想以上に噛むのが大変で、
どのくらいで飲み込めばいいのかと考えながらリネットは口を動かす。
ラグナが口を開く。
「リネットさん、お団子美味しい?」
返事が出来なくて、口を閉じたままリネットが肯く。
「僕にもくれませんか?」
ラグナが悪戯っぽく笑い、瞬間、リネットの唇と自分の唇を重ねた。



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