牧場物語のエロパロスレ6at EROPARO
牧場物語のエロパロスレ6 - 暇つぶし2ch250:名無しさん@ピンキー
08/03/02 21:06:52 h5W4YaLX
>>247
ラムリアの可愛らしさと甘く可愛らしい内容に
同い年の読み専も胸キュンでしたよ。
GJ!

251:名無しさん@ピンキー
08/03/02 22:35:01 zy85MyOw
できればアルスよりもアリアの方が…

252:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/03/02 23:04:12 9GMhbpTn
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [698]
ナタリー。
キラ太発売されて一ヶ月近いというのに何故話題がのぼらないんだろう。

253:名無しさん@ピンキー
08/03/03 00:19:26 96dxQTvZ
まだ一ヶ月も経ってないよ
今みんなアリエラ攻略に忙しいんじゃないかな

254:名無しさん@ピンキー
08/03/03 00:21:16 96dxQTvZ
10日ね。
それはそうとGJ

255:名無しさん@ピンキー
08/03/03 00:25:01 XNv2tZxB
>>252
太ももと尻に萌え。GJ!

キラなかは2/21発売だから、まだ2週間も経ってないぞw

256:名無しさん@ピンキー
08/03/03 15:35:32 8YuySxTr
どうも。いつもマナ・セピリアのSSを投下している者です。
いつもGJを送って下さる読者の皆様に感謝の言葉を述べさせて頂きます。貴殿方のGJが私のSSを作るエネルギーとなっております。
>>247
続編読ませて頂きました。ラムリアの微妙な感情描写が非常に素晴らしいですね。読んでいてワクワクしました。私なんかが言うのもアレですがGJと言わせて頂きます。
続編があるなら期待してますね!

今回はシリーズ屈指の名作と言われる牧場物語2よりツンデレのカレンさんにスポットを当ててみました。今回は非エロな上、後半がちょいグダグダになってしまいましたが…
読んで頂けたら嬉しく思います。




257:素直じゃないあたし
08/03/03 15:36:59 8YuySxTr
今日は冬の感謝祭。花の芽町の女の子が好きな男の子にチョコレートを渡す日である。
葡萄園の一人娘カレンも無論チョコを渡すつもりだ。
渡すつもりの相手はピート、町に引越して来て牧場を一人で切り盛りしている。いつも頑張る彼にいつの間にか惹かれていた。
ただ…カレンには一つ気掛かりな事があった。
それはケーキ屋のエリィである。
エリィと話をしていてピートが通りかかると明らかに様子が変わる。
目で彼を追ったりピートがこちらを向いて声を掛けたりすると下を向いて真っ赤になってしまうのだ。彼女がピートにチョコを渡さないはずがない。

さらに彼女はケーキ屋で働いているだけの事があり料理の腕もかなりのものだ。
カレンにとっては今回の冬の感謝祭の一番の強敵と言えるだろう。

カレンは普段はあまり口を聞かない母親に必死で頭を下げ、血の滲むような練習を重ねチョコレートケーキを完成させた。

いよいよ前日の夜…
「…はぁ明日か…上手く行くかな…」

(…ふふ♪ピートに渡したらどんな顔するかな?うまく渡せたら…告白しちゃおうかな…?)
等と妄想が膨らみ、カレンは夜遅くまで寝付けなかった。

258:名無しさん@ピンキー
08/03/03 15:38:06 8YuySxTr
翌朝…

カレンは昨日の晩に作ったチョコレートケーキを箱にしまうと牧場に向かった。

(ピート…いるかな?…)

牧場に入ってピートの家のドアに目をやると…

(!!)

そこにエリィとピートがいた。

カレンは慌てて物陰に隠れピート達の様子を伺う。

エリィは真っ赤になって綺麗な箱をピートに渡している。よく見るとピートもまんざらでも無い様子。

(……)

エリィが帰り、ピートが家に入ろうとした瞬間を狙ってピートに声を掛けた。

「…やけに嬉しそうね?」
「…カレン!?…見てたのか…」

「…あたしもチョコ持って来たけど…いらないでしょ?」

「…え?」

「…だってエリィのがあるんでしょ?あたしの義理チョコなんか欲しく無いよね」

「……義理?」

「そうよ!義理よ!なんか文句あるの!?」

「…いや…無いけど…」

「…とりあえず折角来たから渡しておくわ。」

「…ありがとう」

「言っておくけど義理だからね!義・理!」

「…そんなに力いっぱい言わなくても分かったよ…」

「変な勘違いされても困るから!じゃあね!」

嵐のように現れ去って行ったカレンを見送った後…肩を落として溜め息をつくピートの姿があった。

259:名無しさん@ピンキー
08/03/03 15:39:08 8YuySxTr
やってしまった…。
カレンは浜辺で膝を抱え落ち込んでいた。
(もう馬鹿馬鹿!あたしの馬鹿…何やってるのよ…)
素直になれない自分が嫌で嫌でどうしようも無かった。
(…ホントはあんな事言うつもり無かったのに。チョコレートケーキあげてピートが喜ぶのが見たかっただけなのに…)
溢れそうになる涙をぐっと堪えた時…

「カレン?」

不意に後ろから声を掛けられた。ピートである。

「何やってるの?風邪引くよ?」

「…別に。あんたには関係ないでしょ。」

カレンは立ち上がって体に付いた砂を払うと帰ろうと歩き出した。

「あ!カレン!」

「…何?何か用事あるの?」

「…あ…いや大した用じゃないんだけど…チョコレートケーキのお礼が言いたくて探してたんだ。」

「…そう」

「とても美味しかったよ。義理なのに気合い入ってるね」

「……」

「春の感謝祭は僕も頑張らないとな~」

「…ただの…」

「…え?」

「……ただの…義理で……あんなに大変なのを…作るワケ無いじゃない…」

「……」


260:名無しさん@ピンキー
08/03/03 15:40:15 8YuySxTr
「…じゃあさっき言ってたのは…?」

「………ごめん…ね…あたし…」
カレンの目からはさっきまで堪えていた涙が一気に溢れてきた。

「……あたし…素直…じゃ…ないから…あんな…事…言っちゃって…ごめん…ね…」

カレンは泣きじゃくりながら必死に想いを伝える。

「…エリィが……チョコ…渡すの……見て…自信が無くなったの……だから…あんな……酷い事……」

「…カレン」

「…ホントは……ピートの事が………好きなのに……全然……言えなくて…」

「…ごめん…ね……ごめんね……」

ピートは泣きじゃくるカレンを優しく抱き締め、囁いた。

「…僕もカレンの事が好きだよ」

「!!」

「だから義理って言われた時…ホントにショックだった…」

「…ピート」

「でも良かった」

「………」

カレンはまた泣き出してしまった。

「もう泣かないでも大丈夫だよ…」

「…違う……よ……これは…嬉し涙……」


261:名無しさん@ピンキー
08/03/03 15:42:10 8YuySxTr
カレンが泣き止んだ後…
二人は浜辺に並んで座って海を眺めながら喋っていた。

「久しぶりにいっぱい泣いちゃった……ところでさ」
「うん?」

「エリィのチョコはどうしたの?」

「まだ食べてないよ」

「…突き返して来てよ」

「ええっ!?」

「何よ?文句あるの?」

「流石に悪い気がするんだけど…」

「ちょっとあんた浮気するつもり!?」

「違うよ!…ちぇっ素直なのは泣いてる時だけか…いつもそんななら可愛いのに…」

「何それ!?普段のあたしは可愛いくないって事!?」

「そんな事言ってないじゃないか…」

「そう聞こえたの!…ふんだ!どうせあたしは可愛くないわよ」

「もう…拗ねるなよ」

「知らない!ピートなんか嫌い!」

「…さっき好きだって言ったのに?」

「…」

「…僕はカレンの素直じゃない所も好きだよ」

「…ホント?」

「…うん」

「ピート♪」
カレンはピートの腕に抱きつき嬉しそうにしている。
「ゲンキンだなあ…」

「あたしとくっつけて嬉しい?」

「うん…でもカレン…その…胸が……当たってるけど…」

「ん~なぁに?」

「いや…別にいいけど」



262:名無しさん@ピンキー
08/03/03 15:43:23 8YuySxTr
「ねぇ…それでいつ青い羽くれるの?」

「青い羽!?いつの間にそんな所まで話が…」

カレンの言う青い羽とはこの地方のいわゆるプロポーズの証である。

「どうなのよ?」

「え~っと…今すぐってワケには行かないな…。もっとお金を貯めて…家を大きくして…そうしたら…」

「そうしたら?」

「そうしたら…必ずカレンを迎えに行くよ。青い羽を持って…」

「ホントね?あたし待ってるから…いつ頃になりそうなの?」

「う~ん…後半年は掛かるかな…」

「えーっ!?そんなにかかるの!?もっと頑張りなさい!!」

「そんな事言ってもな…」

「…ここであたしと喋ってる暇があったらさっさと働いて来なさい!」

「はいはい…」

半年後…無事カレンと結婚したものの常に尻に敷かれるピートの姿があった。


END

263:名無しさん@ピンキー
08/03/03 15:48:43 8YuySxTr
後書き
如何だったでしょうか?
ツンデレというよりなんかSキャラに変貌してしまったカレン…
上手く行かないものですね。まあキャラが自分の思うように行かないのはそのキャラに個性があり生きている証拠と思いたいですorz

264:名無しさん@ピンキー
08/03/03 22:24:59 /ePOVtvb
レイとかリーンのガチ受けの物が見たい

265:名無しさん@ピンキー
08/03/04 20:46:49 T5S63wfD
まずGJしろ。
話はそれからだ。

>>263
GJ。ムーとスーに弄ばれるアルスよろ。

というのは半分冗談で最近の作品投下乙。
楽しみにしてます。
キャラの個性について悩んでるみたいだけど
意見の違いを楽しめるのが大人なので
あまり気にしないでも良いんじゃまいか

266:名無しさん@ピンキー
08/03/05 00:15:21 C2Kfr26+
>>263
GJ!
牧場2はやったことないけどツンデレ可愛いね。

267:名無しさん@ピンキー
08/03/06 19:24:34 qnrAfUxx
~リクエスト~
アリシアとカイルのエロエロ!誰か書いて!!


268:名無しさん@ピンキー
08/03/06 20:02:38 uIaZnnUu
なんかリクばっかだな最近。
作品をアップしてくれてる人に対する敬意はないのか?
>>265も言ってるがまずGJしろ話はそれからだ。

269:名無しさん@ピンキー
08/03/06 22:13:12 F1mnr6Xo
リク厨は未成年

270:名無しさん@ピンキー
08/03/06 23:01:25 4jMzPNvQ
最近作品を投下している者だが…
余りにも酷いので一言。
リクエストしている人達へ。
皆様に読んで貰おうと忙しい時間の合間に書き、投下しているのにそれをスルーされ、自分のリクエストのみを書き殴られると本当にやる気が無くなる。
強制するつもりはないが一言感想なりGJなり書けないのか?
つまらないならつまらないと言ってくれれば私もその作品を面白くするために努力する。
最低限のマナーも守れない厨のリクエストに答えるつもりは全く無い。


271:名無しさん@ピンキー
08/03/06 23:11:35 dFmUKNoI
投下してるのは趣味だし、つまらんかったらスルーされる覚悟ぐらいしてますから。
こんな過疎スレをひっかきまわそうとする前に、もう少しやりがいのある大きなスレに行ってくれ。
露骨な釣りすぎて噛みつく気も起きない。

272:名無しさん@ピンキー
08/03/06 23:14:07 iNdkBMkP
お前ら仲良くな

273:名無しさん@ピンキー
08/03/06 23:20:37 4jMzPNvQ
>>271
すまん、そういうつもりでは無かったんだが…。
こう何回も言われるとな…

274:名無しさん@ピンキー
08/03/07 00:19:31 B9BSI5EY
>>271が言うことは確かに正論だし、そういう考え方もあるのは理解できるが。
でも、職人のやる気をなくさせることを言うのはどうかと思うがな?
最近いろんな作品の投下が増えて盛り上がってきてるのに、これで職人達がみんなやる気なくして去っていったらまた逆戻りだぜ。
少なくても俺は職人達のもっといろんな作品を読みたいと思ってるんだが、他のスレ住人達は違うのか?

275:名無しさん@ピンキー
08/03/07 00:46:47 qJxt3pB0
くだらん議論持ち上げるくらいなら率先して感想とGJ付ければいいじゃん
そんな話より誰々のここが萌えとか贔屓シチュ語りの方が職人の糧になると思うがね

露骨なリクはただの嵐だろ。普通の職人ならそのカプをまず避けたくなる
我慢ならんのなら素直にリクをNGでもしとけ


276:名無しさん@ピンキー
08/03/07 02:49:22 vdkruBN+
勝手な荒らし認定もどうかと思うけどな

277:名無しさん@ピンキー
08/03/07 08:44:02 Yiu7iTz7
マナ「ケンカは駄目ですよ? みんな仲良くね」

278:名無しさん@ピンキー
08/03/07 22:50:53 epxQ3wAh
なりきりスレからいらっしゃったようですね^^

279:名無しさん@ピンキー
08/03/08 04:06:53 hUvYcjzi
酷い流れだな

280:名無しさん@ピンキー
08/03/08 08:56:19 Uv2Sm2bA
この流れにジェイク(2章)が一言↓

281:名無しさん@ピンキー
08/03/08 17:45:00 Chb72qbu
……これだから人間は嫌いだ。

282:名無しさん@ピンキー
08/03/08 17:57:57 3Zh0LCQb
このながれに吹いた。

ルーン2しかやってないけど、の職人様方の愛のこもったSSを拝見して
ほかの牧場もやってみたくなったよ。

283:名無しさん@ピンキー
08/03/08 20:29:36 ZDZP+QFp
ところでデフォの名前が分からん主人公は
テキトーな名前でいいのか?
「C1000タケダ」とか

284:名無しさん@ピンキー
08/03/08 20:39:37 lPWLkfe0
デフォ名ない主人公ってそんなにいたっけ?

285:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/03/08 21:51:08 domRGpsI
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [699]
まだ確定してないが結婚できないアリエラなんてこうしてやるこうしてやる

>>283-284
イノセントライフ以外いなかったと思う。

286:名無しさん@ピンキー
08/03/08 23:04:11 gINUYn0T
イノセントライフなんて検索するまで忘れてたぞ俺

287:名無しさん@ピンキー
08/03/09 07:39:38 TeYvqBMz
牧場物語:正統派
ルーン  :異色
イノセント:黒歴史

288: ◆1EoxyMYUPI
08/03/09 09:22:47 OWLSvxmx
唐突にRF2でターニャ×カイル
1レスお借りします

289:ターニャ×カイル ◆1EoxyMYUPI
08/03/09 09:24:07 OWLSvxmx
ターニャの胸がカイルの剣を飲み込む。
「くぁ……っ」
小さく漏れた声に、ターニャは口元を緩ませると軽く舌を出した。
「ダメよカイル?こんな程度で声を上げちゃあ」
笑いを含んだ艶っぽい声が、そのまま胸の谷間から微かに覗く切っ先へと滑る濡れた舌のざらつきが、カイルの剣をさらに硬くしてゆく。
「で、でもっ……ターニャさん…っ」
カイルの抗議には構わずに、ターニャは豊満な胸を両手で支えてムニムニと揺すり上げ、
硬く立ち上がった剣を圧迫して、苛め、鍛え上げる。
「はぁ……はぁ……っ、そ、れ……く……っ」
そしてそのまま舌先でちろちろと剣の先をくすぐってから、柔らかくも弾力のある唇をぴたりと押し付けて軽く吸った。
「ん、ちゅ……ほーらカイル、呼吸。剣を扱うなら、まず呼吸を乱しちゃダメよ」
「……は、はい……っく、ぅ……すぅー……はぁー……っ、…ぅ、……すー……」
背筋を這い上がる快感にぶるぶると震えながらも、素直に呼吸を正そうとするカイルをとろんと熱の篭った目で眺める。
「ふふ……っん、……っ」
これ見よがしに、柔らかい白い胸が醜い剣を包み込んで、ターニャの手の中でぐにぐにと形を変えて行く。
ぞく……っ。
視界に入るそれがまたいやらしく見えて、もうすっかりと硬いカイルの剣をさらに硬く大きくさせた。
「は、はぁ、はぁ……、ぅ……はぁ、はぁっ」
カイルの呼吸は整うどころか、早くなり、乱れる一方。
ターニャはそれに構わず、むしろ楽しそうに胸からはみ出した切っ先を口に咥えて、
舌でその歪で無骨で逞しい剣の形を探り堪能しながら丹念に唾液を塗り込み、鍛えて行く。

剣、剣。

触れる度にびくびくと脈打つ剣を口内と、上下に揺さぶり押し付け擦りあげる胸で感じ取り、
ターニャは自分の身体に燈る熱を楽しむ。

無骨なその美しさ、逞しさ、硬さ、切れ味、匂い、熱。

胸どころか足の間がヌルヌルするが、それすら心地いい。
惹かれて止まない剣、まだ発展途上の剣。その成長を身体で感じ、若い剣を自分の思う通りに育ててゆく、これこそが剣を錬成する醍醐味。
切っ先から抑え切れなかったエネルギーが漏れ出し、それはターニャの唾液と入り混じり、じゅるじゅると音を立てて吸い上げられる。
東洋の触れれば切れるような鋭い名刀もいいけど。
ターニャの夢はいずれ東洋に移り住んで、その地にのみ伝わる剣を見て、触れて、鍛え上げて、堪能する事だった。
まさかこんな身近で出会えるなんてね。久々にいい剣を見つけたものだわ…。
ターニャが憧れのかの地に移住する日はまだ先のようだ。

290:名無しさん@ピンキー
08/03/09 18:00:01 d8dpC+o5
うは。ターニャものじゃないですか。

GJ!

291:名無しさん@ピンキー
08/03/09 21:06:20 I1BAkCAn
何と言う名刀・・・

292:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/03/09 22:26:25 d42uKKKX
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [701]

saiで遊んでたらできた。

293:名無しさん@ピンキー
08/03/10 00:25:38 XOUZu5Rg
>284-285
そうか。みんなあったのか名前。知らなかったよ。

んじゃあ、書くかはわからないんだけど一応教えてくれないか。
コロステforガールの茶髪でポニーの方のデフォ名ってなんて言うんだ?

294:名無しさん@ピンキー
08/03/10 02:14:10 nAw3OSCW
>>293
コロステforガール公式サイトのスクショ、コーエイ攻略本での女主人公の名前はティナ
外見金髪の方だけど。

まあ金髪はまつやま漫画でクレアと呼ばれてたし、ファンの間でもクレアで定着してるから
金髪クレア、茶髪ティナって解釈してる人そこそこいるようだ

295:名無しさん@ピンキー
08/03/10 14:23:46 XOUZu5Rg
>>294
おおありがとう
多分書けるかどうかは分からないけど

296:名無しさん@ピンキー
08/03/11 00:32:27 hl0KQyRg
レイが女の子にしか見えないのでロザリンドとふたなり設定あたりで絡ましてみようと思う

297:名無しさん@ピンキー
08/03/11 00:47:05 mojarOEx
>>285
毎度GJです
アリエラが嫁にできなさそうなので悲しみを小説にぶつけてくる

298:名無しさん@ピンキー
08/03/11 01:16:44 iS6OBlPc
ところでこのスレの人たち的にロリとショタの絡みはokなのか?

299:名無しさん@ピンキー
08/03/11 02:55:21 uHmSBLLi
俺はその辺は寛容だからアリア×リーンでもゴードン×ドラゴンでもokだぞ

300:名無しさん@ピンキー
08/03/12 00:42:32 GEtvxQ38
>>298
ロリコンかつショタコンの俺的には大歓迎

301:名無しさん@ピンキー
08/03/12 00:48:22 BmV9Lflc
何という守備範囲・・・
幼稚園の先生になることを全力で勧める

302:名無しさん@ピンキー
08/03/13 00:56:22 Mfv1vSBg
>>301
自分の担当が年少組(0歳から2歳ほど)になってさらに範囲が低くなっていくわけか

303: ◆I1fSKW9KNQ
08/03/13 19:52:14 +y1jU268
素敵にエロな職人方にGJを送りつつ 初投下を試みます
>>81を読んで「マックスとアリア!これだ!」とビビビときたんだ
内容はルンファ2でマックスとアリア
エロ要素とかほとんどないです 特にラブラブでもない…けどいいんだろうか
アリアの歳とか 数字関係が特に自信ないのですが 大目に見てくださると嬉しいです
ちょっとばかし長いよ!


304:マックスとアリア(1/5) ◆I1fSKW9KNQ
08/03/13 19:54:24 +y1jU268
 カイルがいなくなってから、僕は今日で八回目の誕生日を迎えた。
 今日の晩餐は、きっといつも以上に立派で華やかなものになるだろう。
 町の皆様のプレゼンツもたっくさんあるはず。
 僕の妻のジュリアと娘のラムリアの愛がたんまり込められたプレゼントも待っているだろうな。今は、風呂屋に用があるとか言って二人とも屋敷にはいないけれど。
 そう。今日秋の月六日は、こんなにも素敵に素晴らしいスッペシャルデイなのに、カイルは戻ってこなかった。 
 無論、僕はあいつが無事でないわけがないわけがないと思っているから決して心配ごとは面に出さない。
 けれど、流石に今年くらいには戻ってくるだろうと思っていた。
 何故ならば! 秋の月六日というのは、カイルの親友―否! 大親友であるこのマックス・レムナンド・ヴィヴィアージュのお誕生日だからだ!
 だがしかし、僕の予想は見事にはずれて、あいつは戻ってくるどころか連絡の一つもよこしてこない。
 自分の部屋にいるのをいいことに、僕は一人珍しく深い深い溜息を吐いた。
「全く、何年経ったと思っているんだ……」
 窓から見える木々はもう赤く、木の葉がひらひらと落ちていく。
 窓際の席に腰かけ、僕はその木々の様子を静かに眺め、物思いに耽る。
 季節の移り変わりは本当にあっという間だ。秋もあっという間に終わってすぐに冬が訪れるだろう。
「カイル、アリアはもう九歳になったぞ。いい加減、戻ってくればいいだろう」
 カイルは、嫁と娘を残して、そのまま何処かへ行ったきり戻ってこないような男ではないと僕は思う。
 僕の妹のロザリンドに気のある素振りを見せておきながらちゃっかり雑貨屋のマナと結婚しちゃうような男だとしても、だ。
 バラの百本や二百本、どうってことない……どうってことないさ。
 僕への誕生日のプレゼントがないということも、まあ、大目に見てあげてもいい。
 けれど、妻や娘を放ったらかしにしているのはいただけない。


305:マックスとアリア(2/5) ◆I1fSKW9KNQ
08/03/13 19:55:29 +y1jU268
 と、急に扉を叩く、軽い音が聞こえた。
 椅子に座ったまま、窓から扉へと視線を変えながら「どうぞ」と声を掛ければ、扉は小さな音を立てながら開かれる。
 そこには僕の親友の娘―アリアが立っていた。
 両手を背中に回して、何やらとってもにこにこしている。
 この子はいつも笑顔を絶やさない子だが、今日は特別可愛らしい笑みを浮かべているな。
 ちょうどそれが、初めて出会ったときのカイルの姿によく似ているように見えて、
「やあ、こんにちは。僕はマックス」
 つい、そんな挨拶をしてしまった。
 まだカイルと左程親しくなかった頃は、そうやって挨拶するごとにちゃんと名乗っていたような気がする。早く名前を覚えてもらいたいからね。
 ところが、いつもと違う僕の挨拶にアリアは面食らったようで、何度も瞬きを繰り返し小さな口をぱくぱくし始めた。
 その様子も初対面のカイルによく似ていて、自分でも知らないうちに気が沈みそうになってしまう。
 おかしいだろう、僕。
 ここは微笑まなければならない場面なのに。
「冗談だよ、アリア。こんにちは」
 僕はこれ以上ないほど優しい笑顔をつくろうとした。
 なんたって僕は完璧な男、マックス・レムナンド・ヴィヴィアージュだ。
 多少のつくり笑顔なら誰にも見破られない自信がある。
 アリアは僕の笑顔を確認すると、小さくはにかんで、
「こんにちは、マックスおじさん」
 ピンクに近い、茶色の髪を揺らしながら軽く頭を下げる。
 僕は椅子から立ち上がり、アリアの傍へ歩み寄ると彼女の視線に合わせて腰を落とした。
「“おじさん”?」
「あ、えーっと、マックス……お兄さん?」
「はてなは余計だな、アリア」
「う……マックスお兄さん」
「よく出来た、偉いぞアリア」
 小さな彼女の頭を撫でようと手を伸ばす。
 そのまま彼女のさらりとした髪に触れると、驚いたのかアリアは両目をきゅっと閉じた。
「さあ、わざわざ僕の部屋へやってきてくれた君のご用は何だい?」
 静かにそっと手を離す。
 アリアが目を開き、琥珀色の瞳が僕を捕らえたのがわかる。
 アリアは待っていましたと言わんばかりに、背中に回しっぱなしだった両手を勢いよくずい、と僕へ差し出してきた。
 手の上には、ラッピングされた箱が乗ってある。
「お誕生日おめでとう! マックスおじさん!」
 テンションがあがったせいか、また呼び名が“おじさん”に戻っているぞ、アリア。
 と、無性に突っ込みたかったが僕は出来る男、マックス・レムナンド・ヴィヴィアージュ。
 ここは空気を読んで、さらっと流すことにしよう。


306:マックスとアリア(3/5) ◆I1fSKW9KNQ
08/03/13 19:56:27 +y1jU268
 箱を受け取り、
「ありがとう! アリア! さっそくだが中を見てもいいかい?」
「うん、もちろん! 頑張ってつくったんだから!」
 えっへんと言わんばかりにアリアは両手を腰にあて、胸をはる。
 その姿が幼く、可愛らしくて、僕は自然を頬が緩んでしまう。―と、いかんいかん。
「そこまで言うならきっと上等なものなんだろう! では、拝見しようか」
 僕は屈みっぱなしだった腰を伸ばす。
 すぐ脇にある机に箱を置き、丁寧にラッピングをはがしていく。
 これもアリアが自分で包装したのだろうか。だとしたら器用なものだ。
 アリアは落ち着かない様子で、僕のすぐ傍らでその手つきを眺めている。
 視線が、少し痛いくらいだな。
 包装をはがし終え、ゆっくり箱を開ければ、そこには僕の大好物―白く輝く、タイのおさしみが入っていた。
「おお! タイのおさしみじゃないか! 誕生日にこんな素敵なものをもらえるなんて、僕は幸せ者だな」
 言いながら、笑顔のアリアへと視線を向ける。
 いやあ、さすがアリアだ、わかっているぜ。
 誕生日にはやっぱタイのおさしみだよな、うん。
「でしょ! ママに教わりながら、一生懸命つくったのよ」
「そうかそうか! 本当にありがとう、アリア」
 またアリアの頭を撫でると、今度は目を瞑らず、彼女は不思議そうに僕を見つめてきた。
 何だ? 僕の顔に何かついているのだろうか。
「どうしたんだ、アリア? 僕がいい男過ぎて見とれてしまったのかい」
 冗談交じりにそう訊ねると、アリアの頬が少しばかり赤くなる。
 それから彼女は慌てて首を振った。
「ち、違う! ただ、その、おじさ―じゃない。マックスお兄さん、何だか元気ないなぁって……」
 不安そうに僕を見上げるアリアに、どう返答をしたらいいのか、少し迷ってしまった。
 子どもというのは、やけに鋭くて参ってしまうな。
「アリア、心配は嬉しいがそれは間違いだ。何故なら、僕はこの通り元気だからさ!」
「でも、何だか無理してる」
 言ってアリアは僕の服の裾を掴んだ。
 そこから伝わる小さな力が僕を揺らす。
 きっと僕の笑顔が崩れてしまったんだろう、アリアの不安そうな顔が余計曇ってしまったから。
 アリアは服の裾から手を離し、目を伏せ、
「パパがいないからなの?」
「え?」
 小さな口から零れた言葉、僕はちゃんと聞きとれていたのに聞き返してしまった。
 アリアは顔をあげる。
 僅かにその琥珀色した瞳が潤んでいた。
「だって、マックスおじさんはパパと仲良しさんだったんでしょ? ママが言ってたわ、あとジュリアさんも」
 ジュリアとマナが……?
 アリアは続ける。


307:マックスとアリア(4/5) ◆I1fSKW9KNQ
08/03/13 19:57:21 +y1jU268
「ママもね、あたしの前では笑ってるし、学校でも笑ってるけど、でも本当は寂しいの。夜にセレッソの木の下で、ママ、泣いてたもん」
 そうやって僕に話すアリアの声が小さく震えていくのがわかる。
 僕はまたアリアに合わせて屈み、一生懸命話す彼女に目を注いだ。
 アリアは「でもね、でもね!」と大きく声をあげ、
「あのね! 頑張るから! あたし……あ、えっと、内緒だから言えないけど、でもパパ見つけるために頑張るから!
 だから、おじさんもそんな顔しないで。私が絶対パパを見つけるわ! パパはきっと無事でいるもの!」
 拳を握りしめ、力強くそう言った。
 やっぱりこの子はカイルの娘さんだな、と思う。
 とても賢くて、とても強くて、ちょっと抜けているけれど、とても優しい、いい子だ。
「アリア」
「うん、なに―ひゃっ!?」
 僕は、少女の名前を呼ぶと同時に小さな体を抱きよせていた。
 抱き締めれば、僕ですっぽり隠れてしまうアリアはやはりまだまだ子どもだと思う。
 だというのに、彼女はあんなにも優しい言葉を僕に掛けてくれる。
 服越しに伝わってくる早い鼓動。
 アリアが小さく声をあげたのを最後に、部屋には窓の外で秋風が木々を震わす音が聞こえるだけになる。
 視界いっぱいにアリアが入るよう顔を寄せれば、彼女は怯えるように両目をきつく閉じた。
 その様子がまた何故か愛おしくて。
 僕は、彼女の柔らかい瞼の上にそっと口付けをした。
「いい子だ、アリアは。本当に……カイルは、いい娘に恵まれたな」
 少しだけ強く、小さな体を抱き締め呟く。
 ゆっくりと顔を離すと、アリアの頬が赤く染まっていた。
 暑くなったのだろうか。
 僕はアリアの体をそっと話し、閉めっぱなしだった窓を開けようと腰を上げる。
 さすがに閉め切っているのは体に悪いだろう。
 がちゃり、と音がして、窓を開けばすぐ秋の冷たい風がカーテンを揺らし、僕の頬を撫でた。
 それが心地よくて、目を閉じ大きく息を吸い、吐いた。
 これで少しは空気の入れ替えもできるだろう!
 振り返りアリアを見ると、アリアは更に顔をトマト並みに真っ赤にし、その場に硬直して立ち尽くしていた。あんぐり口も開きっぱなしだ。
 ……ふむ。
 どうやら子どもには少しばかり刺激が強すぎたようだぜ。
「アリア?」
「あ、あわ!? あの、え、ええっと、あの、その、あ、あ、え、その……おおおおおお邪魔しました!」
 激しくお辞儀をした後、大きな音をたててアリアは扉をあけ、そのまま閉めることも忘れて部屋を出て行ってしまった。
 その後どたんばたんとド派手に人がすっ転んだような音が二回。
 続いて「アリア!?」とセシリアが叫ぶ声と、父上の「だーいじょうぶでーすかー」とやたら呑気な声が聞こえた。
 何が起きたというのだろう。


308:マックスとアリア(5/5) ◆I1fSKW9KNQ
08/03/13 19:58:50 +y1jU268
 それから出て行ったアリアとすれ違うように、開いた扉からひょこっと、ジュリアとラムリアが顔を見せた。
「ただいまー、マックスー。さっきの、アリア? どうしたのかしら、ずいぶんあわててたみたいねん」
「ただいま、お父様」
「やあ! おかえり、ジュリア、ラムリア。アリアはな、僕に誕生日プレゼントを持ってきてくれたんだよ」
「あらぁ、よかったわねん。アリア、いがいとこういうのちゃんとしてくれるのよねー」
 ジュリアとラムリアが僕の部屋へ足を踏み入れる。
 ジュリアが少し寒そうに肩を震わせたのが目に入り、僕は窓をほんの少し開けた状態まで閉めた。
「何をいただいたんですか? お父様」
 ラムリアの首を傾げる様子に、僕は机へ腕を伸ばし、
「じゃーん! タイのおさしみだ!」
「わ、おいしそーね。アリアおりょうりじょうずだもんねー。ラムリアもたべるせんもんじゃなくて、ちゃんとみならわなきゃだめよー?」
 ジュリアが言いながら、ラムリアの頭を優しく撫でる。
 ラムリアは困ったように笑って「はぁい」と答えた。
「あ、でもですね、今日はわたしも頑張るんです! 手作りです! マナ先生から教えていただいたものとか、お母様と一緒に―」
「ラームーリーアー? ないしょっていってたじゃない」
「そうでした! あ、何でもないです、お父様! えっと、今日の晩ご飯楽しみにしててくださいね」
 わたわたと両腕を振りながらラムリアは慌てた様子で言って僕を見、それからジュリアへと目を向ける。
 ジュリアはその視線に気付いて、母親らしい柔らかい笑みを浮かべた。
 こういうとき、結婚する前や新婚の頃からは想像できないくらい、ジュリアは母親らしくなったなと感じさせられる。
 より一層、素敵にもなった。
 僕が言うのだから間違いない。
 ラムリアはジュリアの笑みに瞳を輝かせ、服を揺らしながら慌てた様子で部屋を出て行く。
 こうしていると、ラムリアもアリアに負けないくらい良い娘だと思うな。
 親ばかだと笑われるかもしれないが、そんなこと僕はちっとも気にしないぜ。
 その後ジュリアがラムリアを追うように扉の前まで行き、
「しらないふりしててあげてほしいのねん?」
 僕へ振り返り、念を押すように言ってきた。
 僕はわざとらしく首を傾げ、笑う。
「ん? 何のことかな。晩餐、期待して待っているよ」
 僕の答えにジュリアも同じよう素敵に「まかせといてよねん」と笑って、淡い緑の髪を揺らしながら部屋を出、扉を閉めた。
 僕は閉じられた扉を見つめ、窓の外へと視線を移す。


 なあ、カイル。
 家族っていいものだよな。
 全員が揃えば、馬鹿みたいに心が温かくなる。
 美人な奥さんと、あんな可愛くて優しい娘に、つらそうな顔をさせちゃ男が廃るってもんだぜ。
 だから、早く帰ってこい。
 無論、お土産は忘れずにな。


 おしまい。


拙い文章ですが読んでいただけたら幸いです ありがとうございました


309:名無しさん@ピンキー
08/03/13 20:34:10 U8dYmvYg
GJだ!!
マックスがかわいいな。


310:名無しさん@ピンキー
08/03/14 02:31:24 B3CIih9V
よかった
GJせざるをえないな

311:名無しさん@ピンキー
08/03/14 06:17:14 /ymLbqAV
いい男だ、GJ!!

312:名無しさん@ピンキー
08/03/14 10:50:44 aC3f5Rsd
別にこれエロパロ板じゃなくてもいいんじゃ…

313:名無しさん@ピンキー
08/03/14 17:55:52 uuhr93zG
いいな!マックスかっけえ!
ってカイル薔薇貰ってたんかい!

314:名無しさん@ピンキー
08/03/14 23:11:39 co6mWCWT
GJ!!ってカイルそこまでやって結婚しないって・・・

315:名無しさん@ピンキー
08/03/15 02:42:55 64y5j6ri
えっと僕も投下したいところですが構いませんか?
まあ、ホワイトデー的な感じです(マナとカイル)
初投下だから緊張する…うぅ

316:名無しさん@ピンキー
08/03/15 02:57:52 Gt02agyD
投下はもちろん大歓迎。
だが、一応注意しておくけどここは18歳未満は閲覧・書込み禁止だからな。

317:名無しさん@ピンキー
08/03/15 03:03:57 64y5j6ri
すいません。語調幼くて。(もう22です)
題名は『二人の春は終わらない』です

318:二人の春は終わらない1/4
08/03/15 03:06:07 64y5j6ri
春の感謝祭――バレンタインデー――乙女たちの戦いが終わった。
春の月の末、自宅でテーブルの上にチョコを並べながらカイルは迷っていた。
(チョコ貰ったからにはお返しなきゃなぁ・・・はは)
一応女の子全員から貰った。ちゃんと手作りだ。
毎日好物を配ってラブ度を10にしていれば当然である。
「全員にお返しっていうのも大変だし誰か一人にしよう」
カイルのそんな独り言を盗み聞しているのはもちろんマナである。
(フムフム・・・お返しね・・・絶対貰ってみんなに自慢してやるわ!)
・・・と言っても貰う方法など全くない。
(そうだ!海開きでかわいい水着姿を見せて・・・)
と思って自分の胸を見る。
(こんなぺったんこじゃ誰にも勝てない・・・ダメね)
がっくしと肩を落とす。
そのときとつぜん、
「あれ?マナ?いるの?」
カイルが声をかける
(やばっ、ばれちゃった・・・ここは冷静に)
「えっと、暇だから遊びに来たよ♪」
「おはよう、マナ」
汚れのない笑顔に照れて顔を赤くするするマナ。
「あれ?顔が赤いよ?熱でもあるのかな?」
そう言っておでことおでこをくっつけるカイル。
(そ、そんなことしたら余計・・・)
ばたっ
マナがのぼせて倒れる。
「マ、マナ大丈夫!?」
そこから記憶がない
「う、う~ん。あ、あれ?ここは・・・」
見覚えのある場所だ。
「僕のベッドだよ。マナ、本当に大丈夫?」
たしかにベッドからカイルのやさしい匂いがする。
(ってカイルのベッドで寝てるの、あたし!?ど、どうしよう???)
また顔を赤くする。
「あれ?まだ顔赤いけど本当に大丈夫?」


319:二人の春は終わらない2/4
08/03/15 03:07:03 64y5j6ri
ヤ、ヤバイ。また同じことになっちゃう。
「大丈夫よ、これぐらい。ちょっとめまいがしただけだから」
「じゃあ、気の済むまで寝てってください。僕は仕事してきます」
と言ってクワを抱えて下へ降りようとするカイル。
(これはチャンスかも!)
よし、と気合を入れて
「ちょっ、ちょっと待って」
「へ?」
「もうちょっとだけここにいて」
「・・・いいですけど?」
ベッドの横で椅子に座りマナを見つめるカイル
「あと、えと、カイルってす、好きな人っている?」
ストレートに聞いてみるマナ
「好きな人・・・?みんな大好きですよ。もちろんマナもダグラスさんも」
言うと思ったが、マナはめげずに、
「じゃ、じゃあ気になるって言うか、カワイイって言うか、そんな人いる?」
「いえ、別に」
思わずベッドから落ちそうになる
「もういいわよ!この鈍感男!」
カイルの家を泣きながら飛び出す。全力で家に走って行く。
家に入るとダグラスが、
「ど、どうしたんだ、マナ!?」
出た、心配性。
「何でもないわよ」
「さてはカイルだな。よし、締め上げてくるから待っててくれ」
そんなことされたら、カイルに嫌われてしまう。
「違うわよ!お父さんは黙ってて!」
「・・・すみません」
二階に上がってベッドに倒れこむ。
(何であんなこと言っちゃったんだろう、あたし・・・)
枕を抱きしめる。思わず嗚咽が漏れる。
(カイルが鈍いって分かってたのになぁ・・・)
「そこで泣いてるマナお嬢様はどうしたんですか~」
横目で見るとアリシアだった。
今は話す気になれない。
「ほら、涙を拭いて。私に話しなさい」


320:二人の春は終わらない3/4
08/03/15 03:08:06 64y5j6ri
「ヤダ・・・」
「何言ってんの。天才占い師に相談すれば悩み事なんて簡単よ」
涙でぬれた枕から顔を上げる。
「カイルのことなんだけど・・・」
「それこそ言いなさいよ。私は恋占いは得意よ」
「実は・・・」
今日のことを話す。
「ふ~ん。そんなことがねぇ・・・」
返事が軽い・・・よくよく考えればアリシアもカイルにチョコをあげているんだった。
親友だからといって恋のライバルの相談に乗るなんてアリシアは大人だなと思う。
「彼は誠実だし、優しいし、気も利くし・・・」
アリシアはカイルのいいところを挙げていった。
よく見れば彼女も顔は赤い。
(やっぱり相談しにくいわね・・・)
「ま、まあとにかく彼はいい人だってこと。だから何かしらあると思うわ」
「え・・・ちょっと適当すぎない?」
「待ってれば分かるわよ。期待してなさい!」
(これじゃ、占いじゃなくて相談だわ・・・)
それから3日間マナはボヶーとしていた。
仕事も手につかず、ただ生きる屍のように。
さすがにアリシアは
「いい加減。生き返りなさいよ~。たかが占いなんだから」
などと言ってくれた
(占いした本人がそんなこと言わないでよ・・・)
と、内心ツッコミを入れながら。
三日後、マナは用もなく掲示板を見るとカイルの依頼があった。
「お話があります。あの木の下に来て下さい」
そのとき、マナの心臓は爆発しそうになった。
掲示板の前で小躍りしているのをセシリアに見られてしまったのも気付かなかった。
「どうしてしまったんでしょうか。マナさん」
とアリシアに問いかける。
「さあね。何かあったんじゃない」
そう苦笑いするアリシアの目尻に涙がたまっていることは誰も気付かなかった・・・
マナがセレッソの木の下に行ってみると、カイルは先にいてその木を見ていた。
「あの・・・カイル」
「あ・・・マナ・・・えっと、この前はごめん。変なこと言っちゃって」


321:二人の春は終わらない3/4
08/03/15 03:08:54 64y5j6ri
「い、いやあれはわたしが勝手に怒っただけで・・・」
内心ほくそ笑むマナ。
「それでお詫びも兼ねてこれ・・・」
と言って白い箱を取り出す。
(まさか、これは・・・)
「これ!春の感謝祭のお返しにチョコを僕が作ってみました」
「開けても・・・いい?」
「もちろんです!」
さっそく開けると何と・・・カブの形のチョコが入っていた。
思わず笑ってしまう。
「あはっあははっあはははっ、あたしがサクラカブ好きだからって形までするとは」
「ダ、ダメですか?」
「何言ってんのよ。嬉しいに決まってるじゃない。あそこで一緒に食べよ♪」
マナはベンチを指さす。
「はい!」
さっそくマナは一口食べた。
(あれ??変な味がする・・・何で?)
チョコをよく見るとカブが細かく刻まれたものが入っている。
(・・・チョコレートにカブはないでしょ・・・料理スキル1だからしょうがないわね・・・)
「味はどうですか?」
「もちろんおいしいわよ。な~んかあげるのもったいないなぁ~」
と言って残りを全部食べてしまった。
「ありゃ~。ちょっとぐらい残して下さいよ~」
「ちょっとあげるわよ・・・口移しで」
「?今何て言っ・・・」
マナはカイルにキスをした。
カイルも最初はビックリしていたが、後は彼女を優しく包み込むようにキスをした。
セレッソの花びらが舞う中でディープキスをしている二人はまさに恋人同士だった。
(この時間が永遠に続けばいいのに・・・)
と思うくらいマナは幸せだった。
苦しくなって唇を離すとカイルは、
「マナ・・・僕と結婚してくれないか・・・」
と言って婚約指輪を差し出した。
「うん・・・いいよ」
こうして愛する二人は永遠に結ばれた。
               ~END~


322: ◆9vV3o3MEJE
08/03/16 00:11:35 PHDussH0
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp)

フレン描いてみた
腋毛成分注意

323:322
08/03/16 00:14:49 PHDussH0
URLつながってしまってる……申し訳ない。
これでいけるかな?

URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [702]


324: ◆pf49iEZ.7g
08/03/16 04:38:27 LAc7Owuq
「ナミさん、>>223さんがキャラ濃いってさ」
マークは相変わらずいきなり変な事を言う。
結婚してから早三ヶ月、
これからはパソコンで牧場経営の時代だ、家計簿付けるのが楽になるぞと
タカクラが結婚祝いにこの機械を買ってくれたのはいいが、
ある日機械が壊れた際、サラリーマンに修理してもらった際
イントラネットという装置を付け加えたらしく、夫はそれを使って小説を読むようになった。

あたしも初めは本屋に行かなくても本が読めるようになっていたので
とても喜びながら宮部みゆきの連載を読んだりしていたのだが、
ふとあいつがどんな小説を見ているのかブックマークを見てみた時、
『牧場物語のエロパロ』と書かれたページがあったので
あいつもついにエロ本を読めるようになったかと
しみじみ喜びながらページをめくってみたのだが…
その…村上龍ばりのというか、
あまりにもアダルトメインのお話ばかり見つかったのだ。

325: ◆pf49iEZ.7g
08/03/16 04:39:07 LAc7Owuq
ミネラルタウンという町にやって来た青年の話や、
この忘れ谷を舞台にした話(内部告発か?)、
さらにはファンタジー世界のお話で受難体質の少年が
散々異性に責められる小説ばかりあって。
童顔の少年というだけでも私のタイプなのに、
それが時に優しく、時に激しく責められるとなると
あたしはついついキーボードに鼻血を垂らしていた。
自分にはそんな趣味があったのかと改めて
自己の性癖の恥ずかしさを
悔い改めながら。

後でキーボードの血痕が見つかり
ピートにこうやって茶化されっぱなしになったわけなんだけど…

326: ◆pf49iEZ.7g
08/03/16 04:39:31 LAc7Owuq
「ナミさん、>>228さんがキャラ濃いってさ。」
「わかってる…あたしにもこんな趣味があるとは…」

しかし、どうにもあの小説は忘れられない。
ラグナという少年を責めてる女性を
自分に置き換えてしまうのだ。
いわゆる、感情移入って奴。

「ナミさんがショタコンだなんて、
初めて知ったよー」
そうか。少年好きの事をショタコンというのか。
茶髪で、優男で、けどどこか愛くるしくて。
そういった感情の呼び名を初めて知った。

けど。
「やっぱり変態だったんだねー」
ピートのこの一言がカチンと来た。

327: ◆pf49iEZ.7g
08/03/16 04:40:13 LAc7Owuq
確かにショタコンだから変態なのは反論は出来ないけど、
何故だかこいつには言われたくない。
それにそういう意味ではピートだって…
「…んただって、あんただって!」
思わず、叫んでいた。
「少し触られただけで凄く感じるじゃない!」
ピートが赤面するのに時間が掛かるほど、大きな声で。
「それは、変態じゃあないの?」
大きな声に驚いたピートに、
耳元で追い討ちを言葉でかけてやった。

その手際のよさは、自分でも異常だと思った。
叫んで彼が怯んだ隙にベッドに押し倒し、
ひそかにベッドの下に隠してたファー付きの手錠を彼の両手に付ける。
この間、僅か三秒足らず。
服は脱がせなかったけどまあいいだろう。
これから脱がしつつたっぷり遊べるのだから。

328: ◆pf49iEZ.7g
08/03/16 04:41:00 LAc7Owuq
「ちょ、ちょっと何するのナミさん」
「うるさい、おとなしく…しろ」
無理矢理口づけをしてマークを黙らせる。
こいつの顔がますます赤くなるのを真近に見て、あたしは異常に興奮してるのがわかった。

「ピート!」
「はい!」
両手を上に縛られながらも、コイツは懸命に答えようとする。
怯えてるのに強がろうとするのがますます可愛く見えて、
アタシは二度目のべロチューをしてやった。

「さっきは散々変態呼ばわりしてくれたよね?」
「だ、だってナミさんが…ひゃっ!」
さっ、と羽ペンを取り出し、
マークの腕を掌から二の腕までゆっくりと愛撫してやる。
「アタシが変態なら、じゃあアンタだって…」
羽が動くたび、マークが堪えた声を出す。
早くもなく、遅くもなく。
ただ往復するだけの羽の動きがコイツには当たりだったようだ。
「…!んっ!」
あたしの体の下で、微かにあたしと同じ心臓の音が聞こえる。

脈が早まるだけじゃなく、
ただ感じるだけじゃなく。
その感覚がただうれしい。

329: ◆pf49iEZ.7g
08/03/16 04:43:03 LAc7Owuq
「あんただって、変態じゃん。」
そう言い切った時、背中に何か込み上げるものがあった。
ピートを征服したような、
支配欲というのが満たされたような。

「違う、ナミさん。違うんだ」
微かに喘ぎながら、ピートが声を出した。
「何が違うの?」
今度は喉の下をくすぐりながらピートの言葉を待つ。
こいつを、屈服させたい。こいつを、あたしの虜にしてやる。
あたしじゃなきゃ生きられないような、
そんな体に…

「…きな人、だから」
小さな声ながら、けど確実な答えを。
「好きな人だから、感じるんだ…!」
こいつは、言ってのけた。

330: ◆pf49iEZ.7g
08/03/16 04:44:09 LAc7Owuq
呆然としてるあたしに、ピートは言葉を続ける。
「ナミさんが、好き、だから」
顔をますます赤くして。
「好き、じゃなきゃ、こんなに、ならない、よ」
そういって、繋がれたままの両手で私をぎゅっと引き寄せる。
胸と胸がくっつく感触。ゆっくりと、心臓の音が大きくなる。

「ナミさんだから、こんなにどきどきしてるんだ」

ピートのその一言が、最後の引き金を引いた。

331: ◆pf49iEZ.7g
08/03/16 04:47:04 LAc7Owuq
ご朗読ありがとうございました。
本番は残念ながら作者が経験ナシの為ありません。
次は女性だったラグナの受難編書きたいですね。
…二ヵ月後ぐらいに!(まさに外道!)

332: ◆pf49iEZ.7g
08/03/16 04:50:13 LAc7Owuq
…あ!
作中のレス番が間違えてました!
>>238さんです。ご迷惑おかけしました。

333:名無しさん@ピンキー
08/03/16 06:31:35 IYnEQ3VE
チクショウ、GJだけど寸止めかよ(;´Д`)ズボン履カナキャ

334:名無しさん@ピンキー
08/03/16 08:05:29 nPMqNTS9
主人公がごっちゃになってるのが…

335: ◆pf49iEZ.7g
08/03/16 08:26:17 B4zWwa/I
>>334
あらら…
これじゃ確かに読みづらいですね。
マークとピート、名前治したつもりだったのですが
治しきれてませんでした。校正ミスですね…
すみません、暫く立ってから
校正しなおしと前後編にして
いずれまた投稿し直します。

貴重なご意見、ありがとうございました!

336:名無しさん@ピンキー
08/03/16 15:23:35 6nbq/mXU
>>317
テラGJなんだぜ

337:317
08/03/16 18:34:09 HYsUVxs4
>>336未熟な文章ですが、読んでいただけて嬉しいです

338:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/03/16 23:07:47 Qbc4y/sA
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [703]
裸タオルのままバックから、ってエロいなと思って描いたが
なんかソフトになっちまった。


339:名無しさん@ピンキー
08/03/19 02:17:16 F5iiVCAZ
最初の牧場物語は常に同時攻略だったなぁ

340:名無しさん@ピンキー
08/03/19 03:09:14 HohGJImD
就活で死にかけて久しぶりに癒されにきたらなんというGJの嵐か……
というか俺の書いたやつが影響を与えるとは思わなかったな……
当方、>>81です
就活の合間にでもまた書き始めてみよう

341:名無しさん@ピンキー
08/03/19 11:16:59 bftfvJui
次は エロ 頼む

342:名無しさん@ピンキー
08/03/20 23:11:12 wmW6Ydpp
保守

343:名無しさん@ピンキー
08/03/21 10:28:30 3zvwJpK9
本当のバカップルはカイル&セシリアではなくカイル&ロザリンド

344:名無しさん@ピンキー
08/03/21 12:01:10 SjnFKSqA
結婚会話の優遇されっぷりは異常

345:名無しさん@ピンキー
08/03/21 15:49:40 6Fe5i29x
牧物女主人公(ルンファ含)ブラ検証
ミスト・クレア…ぴったりサイズを普通に着用
ティナ…スポブラ
マナ…つるぺただけど着用

チェルシー…ノーブラ

346:名無しさん@ピンキー
08/03/21 16:23:11 yOIg1MpH
なんでチェルシーだけwww

347:名無しさん@ピンキー
08/03/21 17:43:31 5Tpa0kNz
キミ島って需要低いのかな

348:名無しさん@ピンキー
08/03/21 18:46:49 C0/ecDeU
>>347
そんなことないと思う

349:名無しさん@ピンキー
08/03/21 19:05:00 8f5RPS77
というよりルーンファクトリーがネタにしやすいんだろ。
本家シリーズと比べて明らかにキャラ萌えに重点を置かれた作りになってるし。

350:名無しさん@ピンキー
08/03/21 20:03:07 7wTpoviY
しかしRFはゲーム内のキャラ描写が浅く本家のキャラの方が萌える件
妄想で補う余地がある分RFのが創作向きかもな

351:名無しさん@ピンキー
08/03/22 00:48:39 AW8lU/EM
>>345
ラグナくんが入ってないです><
ちゃんとカウントしてあげてください!

352:名無しさん@ピンキー
08/03/22 09:54:21 zBMyl7Eg
>>351
じゃあフルチンで。

353:名無しさん@ピンキー
08/03/22 23:52:00 qEWf/Am1
>>347
俺は全裸で正座して君の挑戦を待っている

354:名無しさん@ピンキー
08/03/24 19:46:32 9h9jS2SJ
いまルーン2で結婚したんだが…女の子全員ラブ度10にしてたから、祝福の言葉が嫌味にしか聞こえねwww

ユエの売春ネタでなんか考えてみるよ

355:名無しさん@ピンキー
08/03/25 21:46:18 3GRnmLv/
そういやユエの服って商人にしちゃ派手だよねなんてゆーかまんまあれ…

356:名無しさん@ピンキー
08/03/26 00:32:11 b01IYmyC
ラブ度が10になってから一定金額以上を持って話しかけるとユエが買える

………なんかリアルだな

357:名無しさん@ピンキー
08/03/26 14:25:38 McmjybBd
馬鹿やろー
ユエはルーンヒロインの中でも黒さが一切ないじゃないか!
男が欲しいオーラ出しまくりの村の女たちとは違うぜ。

百合イベントと当て馬設定した真部が憎い

358:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/03/29 02:11:54 NkcfcCW1
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [704-705]

704 二本挿しリーナ。
705 カエルを素肌にまとわりつかせてご満悦な魔女ちゃま。
マニアックな絵なので嫌悪を感じる人はスルー推奨。

359:名無しさん@ピンキー
08/03/29 13:37:13 PDulHJ6N
リネット少佐は処女だからいいんです
処女じゃない少佐なんて・・・

360:リネット
08/03/29 23:44:42 yalg7vVk
おいラグナ、ケツ出せ

361:名無しさん@ピンキー
08/03/29 23:50:15 V868K3bi
>>358
毎度GJです。これくらいマニアックのうちに入らん。美味しくいただかせてもらいました。

362:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/03/30 23:03:04 UPT4Re/Q
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [706]

ジュリア。

363:名無しさん@ピンキー
08/04/02 12:13:32 U9FCof6H
処女じゃないヒロインって居ると思う?

364:名無しさん@ピンキー
08/04/02 13:34:05 CFVZCFzm
WLのムームー星人

365:名無しさん@ピンキー
08/04/02 18:45:44 ZpzYk3vg
セシリア

366:名無しさん@ピンキー
08/04/02 19:00:06 /htiyNKX
カブ女はカブでオナニー中に破ってるかもな

367:名無しさん@ピンキー
08/04/02 19:56:01 /fz04aBb
ラグナは結婚しても処女ですよ><

368:名無しさん@ピンキー
08/04/03 20:23:07 3BoAfq4w
ウィル×チェルシーって需要あるかな

369:名無しさん@ピンキー
08/04/03 21:43:12 YB4v1Ny2
需要など気にせず自分が書きたいものを書けばいいじゃない

370:名無しさん@ピンキー
08/04/04 01:20:38 4hIzvn96
需要あるかな?って書くの
いつも同じヤツなんじゃねーの…

大抵、投下しないで終るしな

371:名無しさん@ピンキー
08/04/04 17:25:13 jK6GDFJp
いきなり投下ってのも結構気恥ずかしい物なんだろう
まあ、カリカリせずに行こうぜ


それよりlife&loveにも愛を(ry

372:名無しさん@ピンキー
08/04/04 23:36:19 Abubfa1i
予告投下を全裸正座で待ち続けてもう1年が過ぎた…
職人さんには本当に感謝してるけど、
『予告』は自分の心と体の健康のために見なかったことにしてる

レスが5つ以上ついたら書こうとかあるもんなの?

373:名無しさん@ピンキー
08/04/05 08:06:38 5q7OKTzX
ただの釣りです

374:名無しさん@ピンキー
08/04/05 09:41:39 +5h7vl8Z
ここで需要を訊いて作品発表するのは
サイトか同人誌…

待ち続ける俺ら。

375:368
08/04/05 10:44:04 FKDOF6wg
ごめんなさい。
まだ書いている途中なんだけど、
ここで見たことないのでどうなんだろうと思って
要するに、聞いてみたかっただけです。ごめんなさい。

その代わり、出来上がったら絶対に持ってきます
拙い文章力ですが、よろしければ付き合ってやって下さい。

376:名無しさん@ピンキー
08/04/05 12:52:40 ddlg6mop
>>375
そんなこと言うなら「やすら樹って需要あるかな」って俺だって聞きたい
でも結局2ちゃんねる(ここpinkだけど)の書き込みなんてみんなオナニーなんだから
勝手に投下して去っていく潔さが大事なんだと思う

377:名無しさん@ピンキー
08/04/05 13:29:51 +5h7vl8Z
牧場は割りといろいろやってる人が多いから、投下すれば嬉しい人はいると思う
ここで見かけなくても投下があれば読み手も書き手も集まってきて
『需要がある』になるよ

ルンファだけはそれしかプレイしてない人が多いからルンファクしか読まない人も多そうだけど
投下のない他シリーズ目当ての人もブクマして時々チェックしてるんじゃないかな
自分みたいに。楽しみにしてるので頑張ってください。


378:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/04/06 20:48:41 nAWd+AWP
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [707-708]

707 髪をほどいたラン
708 はいてないエリィ

379:名無しさん@ピンキー
08/04/09 21:57:02 z/zb60rs
>>377
需要があるかどうか確認するのが効果があるのは、住民が多く勢いがありすぎてSSの投下によって
他のモノが流れてしまうようなスレの場合なんだが…エロパロ板自体、スレの進行は物凄く遅いため
この板最速のスレ(東方スレ)でさえSSが流れて困ったという話は聴いたことがない。

380:名無しさん@ピンキー
08/04/10 02:07:12 TEu/8gAm
>>378
GJ!
ランがツボった

381:名無しさん@ピンキー
08/04/12 23:06:44 GWSUUWzY
カイル@失恋とナタリーのSSを思いついた。

・・・出来次第投下してもよろしいか?

382:名無しさん@ピンキー
08/04/12 23:19:53 9cibd4Iu
バッチコーイ

383:名無しさん@ピンキー
08/04/13 01:13:54 QgtuZkFU
いやだから最初にカップリングや注意書きさえしてくれれば投下確認いらないよ。
基本的に♂×♀なら確認なしで投下しちゃっていいだろうし。
そんな訳で楽しみにしています。

384:カイル×ジュリア 0/7
08/04/15 03:06:53 Y2P0vZjP
ジュリアをいじめたくなって書いてしまった。
久々の投下、久々のエロありがこんなのでいいのか不安ですが、できたので投下します。

エロは少なめです。
かなりジュリアが辛い目に遭うので、キツいのや泣き叫ぶのがだめな人は後半見ない方がいいかも。
前半は大丈夫っぽいけどつられて読み進めない様に。

385:カイル×ジュリア 1/7
08/04/15 03:09:38 Y2P0vZjP
カイルは今夜も一人、温泉に浸かっている。
他に客はいない。
彼は毎晩日付の変わるころ、大抵寝る前にやってきた。
仕事終わりに温泉に入るなんて、おかしい?何と言われても、これは仕方無かった。
ここで疲れを取ってもう一働き、というのも良いのだろうけど、風呂から上がって再び汗をかく気にはなれなかったのだから。
それにしても、温泉は素晴らしい。
一日働いてすっかり疲れ、寒風に冷えた体が、湯船のへりに寄り掛かって目をつむっていると、文字通り回復していくようだ。
働くのは辛く感じることもあるが、仕事終わりにここに来れば、どんな日でも総括していい日だったと思えてしまう。
こうしてお湯に浸かっている間は、心地良くて何も考えずにいられる。
あるいは、この体を包んでくれている温泉の素晴らしさについて延々と思いを巡らせたり。
あるいは、自分の上がるのを待ちながら、店主の少女は壁の向こうで何をしているのか、と考えたり…。


ジュリアは、雑誌を読みながらのんびりとカイルを待っていた。
彼が上がったら店仕舞いだ。
毎日最後の客であるカイルの為に、こんな時間まで店を開けている。
まあ、ただ鍵を開けて一階にいればいいだけなんだけれど、疲れたカイルのために、毎晩しっかり待ってあげていた。
こうして律義に習慣化しているのは、親切心によるものだと思っている。
そうでなければお風呂屋や自分のイメージのため。
それ以上、他意は無い。多分。


「あ、ジュリアさん、あがりました」
「うん」
カイルの入浴が終わると、ジュリアは立ち上がり、彼を見送る。
「ジュリアさんは寝る前に入らないんですか?」
「わたしは、おみせをあけるまえのいちばんさいしょにはいるのよん、もういっかいはいるときもあるけどねん」
ジュリアがお客にさきがけて入り口の扉に手を掛け、ぐっと、その軽い体重でもって引っ張る。
扉が開くと、外の冷えた空気が入ってきた。
ジュリアの痩せた体には、冷気は少し負担になる。
もっとも、彼女自身は乾燥の方が恐ろしいと常々言っていたが。
「ジュリアさん、寒いですから、ここでいいですよ」
「うん」
せっかくカイルが気に掛けたのに、ジュリアは返事だけして外に出てしまう。
「くらいわね」
「そうですね…」


386:カイル×ジュリア 2/7
08/04/15 03:11:46 Y2P0vZjP
外の通りは、街灯がその周りだけを黄色っぽく浮かび上がらせていて、その外は目を凝らさなければ真っ暗。
通りの向こう、街灯の途切れた先は、急に暗くなって薄気味悪い。
光と一緒に、海からくる風も吸い込まれていくようだ。
その風は抑揚無く音も無く、通りの向こうに流れ込み続けている。
遠く聞こえる波音の他は、何の音も無い。
こんな時間では、街の住人も皆寝ているだろう、どの窓にも明かりは無い。
不思議な感覚だ。
深夜の街に、こうして二人並び立って、暗闇を眺めている。
カイルと。


「それじゃあ、僕はこれで」
寒さに肩をすくめるジュリアを気遣って、カイルが切り出した。
「そうね。くらいから、ころばないようにねん」
「大丈夫ですよ、慣れてますから」
帰り際、カイルは、ジュリアに向き直る。
「ジュリアさん…」
「?」
緊張した面持ちで、ジュリアを見つめる。
「なあに?」
「また…、明日も来ていいですか?」
「あら、まいにちきてくれてるじゃない。もちろんいいわよ、ふけつなカイルはすきじゃないからねん」
「あ…、はい…」
今のは、カイルなりの精一杯の意思表示だった。
自分達の仲は、少なからず特別な関係だ、と彼自身は思っていたので、ジュリアの気持ちを確かめたかった。
だからわざわざあんな聞くまでもないことを口に出して、反応を窺ったのだ。
これでも言葉にできる限界で、言葉少なではあったが、態度とシチュエーションに乗せて、自分の気持ちが分かるように言ったつもりだったのだが…、やはり回りくどかったか、どうやら額面通りに取られてしまったようだ。
「じゃあ、ジュリアさん、おやすみなさい」
カイルは少し落ち込んだ様子で、それでもジュリアには笑顔を作りながら、帰り道へ向けて、一歩後ろに下がった。
「うん、おやすみ…、カイル」
カイルはジュリアに背を向けると、とぼとぼと帰り道を歩いていく。
その背中を、ジュリアはずっと見つめていた。
寒い中真っ直ぐ立って、カイルが角を曲がるまでずっと見つめていた。
それからジュリアは小さくため息をつくと、家の中に入った。
さすがに薄着で長く外に居過ぎたか、体が震えている。
やっぱり、もう一回お風呂に入ろう。








387:カイル×ジュリア 3/7
08/04/15 03:13:39 Y2P0vZjP
脱衣所に入ると、湯気をたっぷり含んだ暖かい空気がジュリアの顔に触れる。
寒いところから来て、この空気に触れるときの幸福感といったらない。
嬉しそうに服を畳むと、風呂場へ踏み入る。
しかし、これからというところで、玄関から何か音が聞こえた気がした。
ジュリアは一気に緊張した。
誰かがドアを開けて入ってきた?
まさか、こんな時間に、一体誰が。
カイルか、それとも、別の…。
夜中でもあったし、気のせい、ということも十分有り得たが、ジュリアは元々慎重で気が小さい方だ。
いつもは外向けの鷹揚さの陰に隠れて、人にはあまり感じさせないが。
とにかく安全を確認しないことには気分良くお風呂に入れなかったので、ジュリアは急いでバスタオルを纏うと、ドアの様子を見に行った。
こういう時、やはり一人暮らしの女の子は心細い。
何も無ければ良いのだが、万が一、万が一何かあった場合、ジュリアには身を守る方法など無いのだから。
体を震わせながら、脱衣所の陰に身をかがめて、その向こうの様子を窺おうとする。
誰も居なければそれでいい。
そうだ、きっと気のせいだったのだろう。
そうしてジュリアが陰から周りの様子を確認しようとしたとき、その目の前に、人の影が現れ、視界を覆った。
ジュリアはそれを見上げるかたちで、現れたものが家に入って来た人間であるとすぐに気付き、そしてそれがカイルであることに気付いた。
カイルもジュリアに気付いた様で、驚いた顔をしている。
悪いところに出くわした、というような反応だ。
ジュリアは、床に尻餅をついてしまった。
「あ……、う……」
ショックのあまり、咄嗟に声が出なかった。
突然の事で驚いた、ということもあったが、何より、裸を思い切り見られてしまったことにショックを受けていた。
もちろん、固く巻かれたバスタオルが、太股から胸元までを隠してはいる。
普通の女の子なら、このくらいのことで、そこまで酷くうろたえはしないだろう。
けれど、ジュリアは、着飾るものの無い自分の姿を見られることに、相当なショックを受けていた。
元々ジュリアは人一倍、自分の色々なものに自信が無かった。


388:カイル×ジュリア 4/7
08/04/15 03:16:07 Y2P0vZjP
唯一自分の目、つまりファッションセンスにだけは絶対の自信があったから、可愛い洋服が似合うように、自分の身体を病的と言ってもいいくらいに磨いた。
でもそれは着飾って初めて生まれる自信でもあり、服が無ければ自分の身体なんかに何の自信も持てなかった。
そして、自分のだめな部分が表出したときの周囲の反応を、ひたすら悲観的に、悪夢の様に想像していった。
だから、ジュリアにとって纏うものの無い自分の体など、総て恥部でしかなかった。
そして、それを見られたことに本気でショックを受けていた。
もちろん、固く巻かれたバスタオルが、太股から胸元までを隠してはいる。
普通の女の子なら、このくらいのことで、そこまで酷くうろたえはしないだろう。
けれど、ジュリアは、着飾るものの無い自分の姿を見られることに、相当なショックを受けていた。
元々ジュリアは人一倍、自分の色々なものに自信が無かった。
唯一自分の目、つまりファッションセンスにだけは絶対の自信があったから、可愛い洋服が似合うように、自分の身体を病的と言ってもいいくらいに磨いた。
でもそれは着飾って初めて生まれる自信でもあり、服が無ければ自分の身体なんかに何の自信も持てなかった。
そして、自分のだめな部分が表出したときの周囲の反応を、ひたすら悲観的に、悪夢の様に想像していった。
だから、ジュリアにとって纏うものの無い自分の体など、総て恥部でしかなかった。
そして、それを見られたことに本気でショックを受けていた。
というのは、しかしジュリア自身の評価だ。
本当は彼女の身体は、白くしなやかで、美術品の様に美しかった。
少なくともカイルは目を奪われていた。
タオルからのぞく脚や、肩や、首筋の美しさに、思考を吹き飛ばされた。
そして自分が手に入れようと欲していたもののあまりの美貌に、改めて度肝を抜かれていたのだった。
そのせいで、彼女の状態に、すぐに気付いてあげられなかった。
「あ……、す、すいません、驚かせちゃって。あの、忘れ物しちゃって……」
カイルは我に返ると、慌てて弁解した。
しかし、落ち着いたカイルは、なんだか複雑な気持ちだった。
ジュリアが自分を見て、恥じらいもせす、ただただ怯えていたからだ。


389:カイル×ジュリア 5/7
08/04/15 03:19:04 Y2P0vZjP
自分の気持ちが実らない可能性を感じて、焦りが強まっていく。
美しい彼女が手に入らないかもしれないことに、自分は耐えられないだろう。
「ううん、だいじょうぶ。ごめんね、びっくりしちゃって」
落ち着き払ったジュリアの反応に、カイルは顔をしかめた。
「き、きがえてくるね……」
そう言って立ち上がり脱衣所に戻ろうとしたジュリアの手首を、カイルが掴んだ。
「えっ……?」
状況を理解できない彼女を、カイルは乱暴に押し倒した。
「きゃ」
カイルは覆い被さるようにして、ジュリアを見つめる。
何が起こっているのか、何が起ころうとしているのかに、ジュリアは思い及んでいなかった。
いつも街の皆に使っているような人の善い言葉は引き出せても、内心では落ち着きは取り戻せていなかったからだ。
「な、なに……」
「ジュリアさん、どうしていつもそういう態度なんですか……」
「え……?」
カイルは、再び怯えたように自分を見るジュリアを悔しそうに睨みながら、低い声で言った。
「僕がこんなに、いつも好きになってもらおうとしてたのに、好きになってくれてると思ったのに……!本当は分かってたんじゃ無いんですか……、ジュリアさんは、いつも何も分からないみたいな振りして……」
「な……、なにいってるの……」
その訴えは、彼にとっては悲痛なものであったが、ジュリアに分かってもらえるようなものではなかった。
「僕は……、僕はこんなに好きなのに……!」
それは、その言葉は、正しい使い方をすれば、すぐにでなくとも、二人を幸せにしてくれる筈の言葉だった。



カイルは、ジュリアの纏うバスタオルに手を伸ばす。
「あ、や!だめ!やめて!」
何をされるか理解したジュリアは必死に抵抗したが、彼女の細い腕では、ほとんど何の抵抗もできない。
バスタオルが拡げられ、ジュリアの裸体が空気に触れる。
その肌は寒さで鳥肌が立ち、薄い胸の先も固く立ち上がっている。
ジュリアは、目に涙を浮かべながら小刻みに体を震わせている。
引きつった顔に、今にも涙が流れていきそうだ。
カイルに掴まれている腕だけが嫌に暖かい。
「ジュリアさん……」


390:カイル×ジュリア 6/7
08/04/15 03:22:44 Y2P0vZjP
カイルは固く閉じたジュリアの秘部に触れようとする。
そこはカイルの指一本でさえかたくなに拒もうとした。
恐らく自分でもこれ以上のことはした事がないだろう。
「やだ……やだ……っ」
嫌がるジュリアの声など聞こえないように、カイルは指に力を入れていく。
割れ目にあてがわれた指は、ゆっくりと、周りの肉ごとめり込むように押し入っていく。
「っ……あ!い……あうっ!」
カイルがジュリアの中を押し拡げようとした途端に、ジュリアに痛みが走った。
とてもカイルの勝手な愛撫に耐えられるような状態ではなかった。
さっと血の気が引いていく。
「い、いやあぁっ!だめ!ゆるしてえっ!」
ジュリアは必死に叫び声を上げて、更に奥へ進もうとするカイルの手を止めようとした。
「いや……、もうやめてよ、カイル……」
泣きそうな声で、カイルに訴える。
「……どうしてそんなに嫌がるんですか?」
「だって、だって……、こんなことして、もし、あかちゃんできちゃったら、わたし……」
「……」
ジュリアが、上手く言葉にできない状態でやっと口に出せたのが、そこまでだった。
カイルはついに最後まで気付けなかったが、ジュリアが本当に恐れていたのは、純潔を奪われることではなく、妊娠。
それによって、ジュリアが今まで辛い思いをして守ってきた自分の体型に、取り返しのつかない変化が現れるかもしれない事。
ジュリアを支える唯一のものが壊される事を恐れていたのだった。
その思いは、カイルには届かなかった。
「そんなの……僕、ちゃんと責任取りますから……」
カイルは大きく膨れ上がった自分のものを取り出すと、ジュリアの秘部に押し込もうとした。
「や……っ、だめよ、こんなの、カイル……ああ、ああっ」
ジュリアは再び痛みに襲われる。
尚もカイルが、みしみしと音を立てながらジュリアの中に入っていく。
「いや、あ!ああっ!あう、ううっ、ああ、ああああぁっ!」
涙が溢れ出した。

391:カイル×ジュリア 7/7
08/04/15 03:24:23 Y2P0vZjP
膜を突き破り、それはジュリアのさらに奥へ達していた。
「あ、う……っ、ジュリアさん……っ」
カイルは快感の中にいた。
力を抜けばすぐに絶頂に達してしまいそうな中で、ゆっくりと腰を動かしていた。
「あぐ、ふ、う……っ」
ジュリアは視界が揺らぐ程の痛みとショックで、涙を流し、呻き声を上げていた。
足の間が熱い。
血が流れ出ているのが分かる。
二人の体が擦れ合い、溢れた血液がジュリアの白い肌を赤く汚した。
逃げる事も、我慢する事もできない痛みの中で、ジュリアは揺さぶられ続けた。
「う、あ……、ジュリアさん……、僕……っ」
「あう、ううっ……」
「くう……っ!」
カイルが絶頂に達し、精液がジュリアの中に吐き出される。
全て入り切らずに溢れ出そうな程の量の精液を腹の中に残され、ジュリアは涙を流しながら床に力無く横たわっていた。
下腹部には擦れた血の跡が、秘部から太股にかけては幾筋も乾いた血液が線をつくっていた。
「はあ、はあ……っ、ジュリアさん……」
「ふ、う……っ、うう……」
ジュリアは、全てが終わって、堪え切れず泣き出してしまった。
裸で、仰向けのまま、両手で顔を覆い、小さく声を上げて。
「……」
カイルはその光景を見て、自分の犯した罪に気付いた。
せめてもの謝罪のように彼女に上着をかけると、逃げる様に出ていった。
家の中にはいつまでもジュリアのすすり泣きが響いていた。



次の日、風呂屋が開けられることはなかった。

392:名無しさん@ピンキー
08/04/15 03:35:30 Y2P0vZjP
おわりです
結局ジュリアと結婚したんですけど、あれを選ぶのはきつかった。
あれは天国という名の地獄だ。
結局結婚式の「はい」に 完全にやられたのでジュリアにしました。
そしたら結婚して数日で「早く赤ちゃん産まれないかなー」みたいなこと言い出したんだけど、あれって正しいのかな?
あれはいまだに納得いかなくて、納得いかなすぎて書いてしまったのでした。


393:名無しさん@ピンキー
08/04/15 08:43:10 syTrgKyO
GJ!
ジュリアは地雷だよ!byマックス兄貴

394:名無しさん@ピンキー
08/04/15 20:33:25 zBF+xkP2
久しぶりの投下GJ!

あんな狭い村で、こんな事件起こしたら
かなり悲惨だなとか思ってしまった。

結婚後の矛盾をネタに話にしたかったということだが、
これじゃ結婚できないだろjk…

395:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/04/15 21:34:03 /h81prSr
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [709-711]

アリエラ狙いだった同士よ。
俺からのはなむけだ。受け取ってくれ。

396:名無しさん@ピンキー
08/04/16 21:22:42 E4DHqLC5
>>395
うおおんありがとう

397:名無しさん@ピンキー
08/04/17 21:51:03 /8IdqlUI
>>395
GJです、ありがたや
アリエラとは脳内で結婚したんだ

398:名無しさん@ピンキー
08/04/27 10:00:33 Xzo3Lgk4
アリエラ一番ぐっと来た子だったのにな…

399:名無しさん@ピンキー
08/04/29 18:02:45 FCZwdPYf


400:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/04/29 23:45:46 YIWYt+iY
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [712]

そういやワンライのときもルミナが嫁候補じゃないって知ってがっかりしたっけ。

401:名無しさん@ピンキー
08/04/30 08:54:08 yyfX5o0P
14歳ですから

402:名無しさん@ピンキー
08/05/01 22:36:20 RfatiCXF
14さいですからー

403:ゆk
08/05/01 22:38:42 Trslgr/X
tあtp:あ//39あ.xmbs.jあp/kbdnk321/ (あ は抜いて)
うちのエッチなホムペヽ(^o^)丿 毎日3回更新してるよぉ(#^.^#)
いっぱい ぬ・い・て

404:名無しさん@ピンキー
08/05/02 18:25:07 jlB8laRt
>>403
Vipにはっておいた

405:名無しさん@ピンキー
08/05/03 02:09:26 dwL611RB
親切すぎだろ

406:名無しさん@ピンキー
08/05/03 10:50:50 skwyVbiQ
職人のみなさんありがとう。
久しぶりに来ていっぱい堪能しました。
GW投下も期待しています。

407:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/05/04 18:54:09 kUhVgEvQ
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [713]

GWだが最大2連休だぜ。

408:名無しさん@ピンキー
08/05/05 21:42:27 w7MvJYrd
リリー希望~

409:名無しさん@ピンキー
08/05/10 11:13:27 CJsIcSdH
保管庫見てたけどロザリンドって全然無いんだな
人気あると認識してたから意外だった

410:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/05/11 20:46:41 Xj83UtgD
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [714]

>>408
はい。

411:名無しさん@ピンキー
08/05/11 22:00:05 w4/BFRU8
なんというサービス精神
横からありがとう

412:名無しさん@ピンキー
08/05/15 16:50:22 peBe4IUL
Hな雰囲気になったり争奪戦になったりフィルに刺されたりする
ガンパレード・ファクトリーはまだですか?

413:名無しさん@ピンキー
08/05/18 02:54:48 Od0fWdyZ
まだルーンファクトリー2をクリアしてないんだ…
っていうか後半のバグがヒド過ぎだろ。

一体何人がエンディングを見れた事やら…

414:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/05/18 22:16:22 sjtt8pV6
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [715]

ナミ。

415:名無しさん@ピンキー
08/05/19 00:29:37 nhk4MzS5
やっぱりナミさんはエロいな

というかWLの他のヒロインが影薄ゲフンゲフン

416:やすら樹 キャシー 1/4
08/05/23 01:00:37 logYX0QQ
それはまだ寒さの残る春先のことだった

「やっほー、リーナいる~?。」
「あら、キャシーいらっしゃい。」
「ねえねえ、もう来てるんでしょ?。」
「ええ、奥にいるわ、こっちよ。」

数日前、リーナからブラウニー牧場で他所の仔馬を預かる話を聞いた

「―うん、お父さんの友達の牧場で厩舎を改築するんですって。」
「へえ~、それでどんな仔なの?。」
「とても綺麗な白毛なんですって、でも小さくて体も弱い仔らしいの・・・。」
「そうなんだ、じゃあ責任重大じゃない。」
「ええ、お父さんも張り切ってるわ、友達の信頼に応えてみせるって。」
「あははは!!、カパラおじさんらしいや。」

そして今朝方に船に運ばれてやって来たその仔に会うために、
アタシはいつもより早く牧場に来たのだった

「ほら、この仔よ。」
「わあ~、綺麗・・・。」
「でしょ?、私も白毛を見たことは余り無いけど、その中でもこの仔ほど
 綺麗な仔は居なかったなあ。」

その仔はまるでおとぎ話に出てくるような純白の牡馬だった、でも・・・

「・・・この仔、いくつなの?。」
「3歳半ですって、それなのに・・・」

リーナが困惑するのも無理は無かった
その仔はとても年相応とは思えないほど小柄だったからだ
子供の背丈ほどしかなく、顔つきも弱々しい

「気の弱い仔みたいでね、外に出してあげてもすぐ怖がって中に戻っちゃうの。」

リーナが悲しげに俯く、しかしアタシには・・・

「ねえ、この仔の面倒はアタシが見ようか?。」
「え?、でも・・・」
「リーナには他の子たちの世話があるじゃない、この仔も無理に他の子と一緒に
 居るよりは一人の方が落ち着けるでしょ?。アタシが付いていてあげるから。」
「・・・そうね、キャシー、お願いしても良い?。」
「勿論!、任せておいて!!。」



 都 合 が 良 か っ た


417:やすら樹 キャシー 2/4
08/05/23 01:02:15 logYX0QQ
「じゃあアタシたちは展望台の方で散歩してるから。」
「うん、私はいつも通り厩舎と鳥小屋のお掃除しているから。」

そう、いつも通り、カパラおじさんとハンナおばさんもお店の方で仕事をしている
だから、アタシとこの仔は二人っきり・・・

展望台には強い風が吹いていた、崖下に打ち付ける波飛沫の音がうるさい
でもそれもアタシには好都合、ちょっと声を出した位じゃ聞こえないだろう

波の音に怯えているのか微かに震えて立ち尽くすその仔のお腹にアタシは手を伸ばした
手に柔らかく萎んだモノが当たる、アタシはそれを優しく揉みしだく
すると見る見るそれは硬く大きく反り返り、徐々に熱を帯びだした

まだ幼い頃、初めて馬の種付けを見た時のことだ
雌馬の中から引き抜かれたそれは、白く濁ったぬめりを纏い
地面に溜まるほど滴らせていた・・・

あの日以来、毎年のようにアタシは好んで馬の交尾を見た
そして当然のようにアタシは雄馬を求めた

だが流石に交尾までは行かない
だってどう考えても体重500kgを超える雄馬の相手なんか出来っこない
だからいつも手で扱いてその先端を舐めるだけ、そして噴出す白濁を飲み干すのだった

でもこの仔なら、この仔となら・・・
実はリーナと別れた時点で既にアタシの体はいやらしく疼いている
スカートを捲り上げ下着を脱ぐ、もう・・・濡れてる
「・・・あ・・・はぁ・・・・・ん・・・。」
指で弄ると、知らず声が漏れてしまった
しょうがないじゃない、ずっと・・・憧れてたんだから
ふと見ると、彼がアタシを見つめていた、震えもいつの間にか止まっていたが
それとは反対に彼のモノは今にも噴出しそうな勢いで熱くビクンビクンと震えている

418:やすら樹 キャシー 3/4
08/05/23 01:03:53 logYX0QQ
「ねえ・・・、来て。」
アタシはベンチに両手を置き、彼に向かってお尻を突き出した、ちょっと寒い
しかし彼はアタシを見つめたまま動かない、やはり通じなかったのだろうか
諦めかけたその時、彼が、来た・・・

カッポカッポと足音が近づいてくる
ど、どうしよう・・・、まさか本当に・・・!?
足音がアタシのすぐ真後ろで止まり、アタシの両手のそばに彼の前脚が添えられた
腰に急に重たいものが圧し掛かって来たと思った、その瞬間・・・!!

「ッッ!!・・・・・あぐぅ・・・・・・・・・あああーーーっ!!!」

彼のモノがアタシを深く貫いていた
息が詰まる、腕も脚もガクガク震えて支えているのがやっとだ

「あはぁ・・・どうしよう、アタシつながっちゃってるぅ・・・、雌馬みたいに
 つながっちゃってるよぉ・・・・・いひぃ!?。」

痛みもあったが、それ以上に願望が叶えられたことと
背徳的な行いをしていることが、アタシに強烈な快楽を与えていた

彼は無我夢中に腰を突き入れてくる、その度にアタシの意識は焼き切れるような
快感に呑み込まれるのだった

「あぅ!?、なにか・・・くる、すごくぅ!!、きもちい・・・・・ぃのがぁ!!!」

もう何も考えられない、気持ち良い、気持ち良い、気持ち良いよぉ!!!!!

「あああああひゃぁぁぁっっっっっ!!!!!、だめえぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!。」

一際大きなアタシの絶叫に合わせて彼が一声咆えるに嘶いた
アタシの中は、彼に満たされていた・・・・・

419:やすら樹 キャシー 4/4
08/05/23 01:05:09 logYX0QQ
「お帰りなさいキャシー、お疲れ様。」
「あ、うん、お疲れリーナ・・・。」
「あら?、この仔随分落ち着いた顔つきになっているわね、スッキリしていると言うか、
 何かあったの?。
「え!?、べ、別に!?、ちょっと一緒に運動してストレス発散しただけだよ!?。」
「ふぅん、でも凄いわキャシー、本当に。」
「あ、あはははは!!、ま、まあ馬のことなら私に任せてよ!!。」
「?、何かしらこの匂い、汗じゃないわよね?、クンクン・・・。」
「そうだリーナ!!、この仔いつまでこっちに居るの!?。」
「ええ、さっきお父さんから聞いたんだけど、資材が事故で足りなくなっちゃったらしいの。」
「そうなの?、ってことは・・・」
「うん、見通しが立たないから当分預かることになったわ。」
「そ、そうなんだ。」
「ねえキャシー、この仔の世話をあなたにお願いしても良い?。」
「え?。」
「ほら、この仔もあなたにとても懐いてるみたいだし、ダメかしら?。」
「・・・・・うん、任せて!!、アタシもこの仔とは相性が良いみたいだし。」
「良かった~♪、じゃあ明日からもよろしくね。」
「ええ、よろしくね。・・・・・ふふ。」

420:名無しさん@ピンキー
08/05/23 01:13:45 IO6V6VIO
これは寧ろ漫画で見たい

421:名無しさん@ピンキー
08/05/24 02:47:40 KK51rQcb
久しぶりの投稿が獣姦か。

クソッ、俺が完全体にさえなれば…

422:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/05/24 15:30:20 ZztHwwPT
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [717]
クレア。

あと716に他の絵師さんの絵があった。

423:名無しさん@ピンキー
08/05/25 13:32:38 7pi/LiT3


424:名無しさん@ピンキー
08/05/25 14:06:50 JIf26isN
>>421
早くなれよ、その完全体とやらに

425:名無しさん@ピンキー
08/05/25 23:45:12 O7ABoxQ0
>>422 GJ

あそこは自作以外拾って来た画像もOKだったのか?
あそこの管理人さんが裸絵の掲示板に普通の絵を貼るとは思えないんだが…
本人だったらスマン。

426:完全体になったオレ
08/05/26 03:39:54 uPcpi5SV
念願のアルスとスー&ムーを書いたぜ。
とくに注釈は必要ないと思う。よろしく。

427:双子が成長するとどうなるか(1/5)
08/05/26 03:40:49 uPcpi5SV


「・・・でも大きくなったら、アルスのお嫁さんになってもいいよ」
「ムーもなるの~。」
「ムーはダメよ、スーがお嫁さんになるんだから」
「ムーもなるの~。スーはあきらめるの~」
「いやよ!」
「だめなの~!」
「いや、ふたりとも・・・」
「がっはっはっ!モテモテだな、アルス」


  *  *  *


あれから10年が経った。
僕らは学校には行かなくなり、それぞれ家の仕事を本格的に手伝うようになった。
こんな小さな村なのに、会おうとしなければ
ほとんど顔を合わせずに済んでしまうとは。

彼女は美しくなった。

雑貨屋やウィズダムに行くとき、ときどき彼女を見かけたが
彼女は見かける度に美しくなるようだった。
とても同年代とは思えない物憂げな瞳。
本を読んでいる時の真剣な表情と、髪をかき上げる仕草。
お風呂上りの色っぽい姿。そして、昔と変わらない笑顔。

そう、僕はムーに恋をしている。現在進行形で。
僕がその気持ちに気付いてからというもの、
なかなか彼女に声を掛けられなくなってしまった。


どぅくしっ


「あいたっ!?」
「まーた、いやらしい目でウチの妹のこと見てたでしょ!?変態!」

不思議と「こっちの」彼女とはコンスタンスに顔を合わせている。
まあ、あんまり家の手伝いとかしてるように見えないし・・・暇人なんだろう。
いわゆるニート。

「なんだ、スーか・・・」
「その対応の差は何なのよ・・・私達双子だってのに・・・」
「違うよ、全然違うよ」
「なんか信用できない言い方ね・・・。
 とにかく!ウチの妹に変なマネしたら許さないからね!このペドやろう!」

スーは吐き捨てるように言うと、すたたたたっと走り去ってしまった。

「ペドやろうって、そんなに年離れてないと思うんだけど・・・」

僕は蹴られた仙骨の辺りをさすりながら、誰もいない空間に向かって呟いた。

428:双子が成長するとどうなるか(2/5)
08/05/26 03:41:18 uPcpi5SV

「父さん、僕ってペドやろうかな・・・」
「どこでそんな言葉覚えたんだ・・・学校じゃないだろうな」

父さんは何年経っても若々しい。
以前、なんでそんなに若いんですか?って訊いたら
「僕はアースマイトだから」としか答えてくれなかった。
しかもアースマイトなのに謙虚にもそれほどでもないと言った。
さすが一級(ry

「またスーちゃんに何か言われたのか?
 気にするなよ、父さんなんか一週間で母さんを妊娠させたんだぞ」
「意味がよく分からないよ父さん」
「そうよ、そんなこと気にしてたらダメよ」

そこに、さらに若く見える母さんがやって来た。
昔は世界一の美人だった母も、今では世界二位となった。僕の中では。

「ねえ、知ってる?この人がプロポーズの時に何て言ったか・・・」
「え?」
「おい・・・」
「『魂そのものよりも・・・僕は君を愛していますっ!』ですって!」
「何それ・・・」
「うっ・・・」
「母さん、イミフでね。笑いを堪えるのに必死で涙まで出てきちゃって・・・」
「アレそういう涙だったの!?」
「『ロザリンド・・・僕だけのお姫様・・・』」
「父さん、恥ずかしくないの?」
「うわああああああああああああああ!」

父さんは窓ガラスを割りながら外に飛び出すと、
そのまま夜の闇へと消えていった。

「マジかよ・・・。明日の水まき、誰がやると思ってるんだ・・・」


  *  *  *


「アルスーっ、聞いたー?」
「んー?」

翌日、僕がしぶしぶ畑に水をやっていると、スーが話し掛けてきた。

「今度、学校で料理勉強会をやるらしいわよ。行く?」
「まぁ人の少ない村だからね・・・できるだけ行事には参加しないと」
「そう!じゃあ今月の25日は空けておくのよ!忘れないでね!」
「言われなくても」

僕らが卒業してからというもの、学校に通う生徒はいなくなってしまった。
それはそれで淋しいことだけど、それからというもの学校は
祭りの日に皆が集まる場所となった。
もう使われなくなるのでは、と不安がっていた父さんも
元日に学校で騒ぐ皆の姿を見て、とても嬉しそうな顔をしていたのを覚えている。

「ちなみに時間は九時だからー!夜の!」
「夜!?お腹すいちゃうよ!!」
「私に文句言わないでよね」

そりゃそうだ。

429:双子が成長するとどうなるか(3/5)
08/05/26 03:44:16 uPcpi5SV

「はぁっはぁっ、・・・っ、はぁっ」
「んっ、ふぅっ・・・んっ!んん!」

どうしてこんな事になってしまったのか。
僕に節操がなかったから、としか言いようがない。

「はぁっはぁっ・・・くっ!」
「やっ・・・あぁっ!」

後ろから乱暴にスーを突き上げながら、僕は今日の顛末を思い出していた。


  *  *  *


料理会が九時からというのはウソだった。

僕がアホ面さげて学校に着いた時には、既に会は終わっており
真っ暗な教室の隅っこに、スーの姿を見とめたのだった。

「あれ・・・僕のシーフードピザは・・・」
「無いわよ」
「えー!?どうして!!」
「ウソをついたの。本当は夜の九時じゃなくて、朝の九時からよ」

(全然違うじゃん・・・なんで気付かなかったんだろ・・・)

「どういうことだよ、スー!!」

自分への怒りも多少あったが、とりあえず今ある怒りをぶつけるため
僕はスーに詰め寄った。

430:双子が成長するとどうなるか(3.5/5)
08/05/26 03:44:55 uPcpi5SV
「食べ物の恨みは恐ろしいぜー。どうやって償ってもらおうか、お姉ちゃんよー?」
「・・・ごめんね」

そう言ったかと思うと、スーは突然 僕に口付けをした。
その瞬間、僕の怒りは忘却の彼方へと消え去り、
頭が真っ白になってしまった。

「そそそそ、そこまでしなくてもいいよ!」
「・・・どうして・・・」
「・・・へ?」
「どうしてムーなの!?私達は双子なのに!!」
「スー・・・?」

彼女は僕に抱きついて来た。

僕はムーが気になりだした頃から、スーの事は見ないようにしてきた。
二人とも好きになってしまったら自分が許せなくなると思ったからだ。
しかし、そんな僕のささやかな計画は無に帰そうとしていた。
服の上から感じる彼女の肉体は、とても暖かく、魅力的だった。
ムーが神秘的な美しさを持っているとすれば、
スーは健康的な美しさを手に入れていた。

駄目だ。断らないと。僕はムーが、ムーの事が好きなんだ・・・。

僕が自分の気持ちをどうやって伝えようかと、悩んでいると
スーは、僕に抱きついたまま顔を上げて言った。

「・・・ムーが好きなら・・・、私のこと嫌いなワケないよね・・・?」
「・・・」

涙が彼女の頬を伝う。
それを見た瞬間、僕は全てを諦めた。

「!!」

今度は僕から彼女に口付けた。心臓が焦げてるんじゃないかと思うほど熱かった。

431:双子が成長するとどうなるか(4/5)
08/05/26 03:45:30 uPcpi5SV

「はぁっ、はぁっ・・・、いたく、ない!?」
「いっ!いたいに・・・きまっ、・・・るで・・・しょ・・・・・・!!」

バックで彼女と繋がりながら、必死で腰を振る。
後ろから見る彼女の体は、いつもより小さく見えた。

僕は彼女の顔をこちらに向け、もう一度キスをした。
彼女はなんとか応えようとするが、口の端からはだらしなく
ヨダレが垂れてしまっていた。

後ろから胸を揉みしだく。想像以上に大きな胸。
僕は力任せに彼女の胸を掴み、弄んだ。

「うううぅぅううう!!あっ、はぁっ!!」

彼女が苦しそうに唸る。分かってる。
彼女を無視して、自分だけ快楽を貪ってるんだって。

僕は彼女の耳元に口を寄せて、尋ねた。

「いいの!?」
「ぇえっ!?」
「・・・僕なんかで・・・っ、いいのっ!?」

とても質問に答えられるような状況じゃないと思ったが、聞かずにはいられなかった。
だが、スーは答えてみせた。大きな声で。

「いいっ!・・・アルスが、いいよぉ!!」

その言葉を聞いた途端、僕は射精した。
また、それに反応するかのように彼女の膣が ぎゅうぎゅうと収縮した。

すっかり力の抜けてしまった僕は、彼女の上に覆いかぶさった。

「・・・こんなに・・・最低な人間なのに・・・」
「・・・本当よね・・・もうちょっと、優しく・・・しなさいよ・・・」
「・・・」
「・・・」


「スーの体がいやらしすぎるんだよな・・・」
「なっ!?」

432:双子が成長するとどうなるか(5/5)
08/05/26 03:46:49 uPcpi5SV

数日後、僕は再び呼び出された。が、その相手は・・・

「ムーね、アルス君のこと好きだったの~」
「・・・」
「アルス君は、ムーのこと好き~?」
「・・・」
「?」

彼女は無邪気な瞳で、僕を見つめてくる。

でも僕はもう迷っていない。
最低の人間でも、最低限ってものはあるのだ。

「ごめんね。僕はスーが好きなんだ」
「・・・」
「だからムーとは付き合えな・・・」
「・・・ふっ・・・ふふっ」
「・・・?」
「うわーっはっはっは!」
「げっ!スー!!何やってんだよ!」
「よくぞ私の正体を見破ったな!!」
「見破ってねえよ。なんか話し方が頭悪そうとは思ったけど・・・」
「次は、こうは行かぬぞ!さらば!」

スーは黒いマントをバタバタと はためかせながら、どこかに飛んで行ってしまった。

「何がしたかったんだアイツ・・・」
「おーい、アルス!アルス!」
「父さん!?どこから呼んでるの!?」
「はじまりの森に隠れてたら、出られなくなっちゃった。魔法で助けてくんね?」
「もう帰ってくんな」





                    ~おわり~



433:名無しさん@ピンキー
08/05/26 06:16:35 +d5voxCq
一番槍GJ!!

434:名無しさん@ピンキー
08/05/26 09:15:51 0Ao4IdC7
不覚にもカイルに萌えた

435:名無しさん@ピンキー
08/05/27 22:36:49 8aXB3m0U
父何やってんだよwww

436:名無しさん@ピンキー
08/05/28 00:39:01 si7x2LS9
しかしロザリンドが嫁ってことは……

レイ頑張れ。超頑張れ。

437:名無しさん@ピンキー
08/05/28 01:29:30 kDt1RlHw
そうなんだよな。つい、自分のセーブの設定で書いちゃったけど
ロザリンド嫁でスー&ムー落とすとかって、レイ狙い撃ちだな。

あと誰も突っ込まなかったけど、公式見たらムーが姉でした・・・。

438:名無しさん@ピンキー
08/05/29 09:43:41 411fNBaj
カイル×ラムリス(だっけ?)で、年下幼女に世話されて愛されてなカイルを妄想したこともある。


俺は若かった。

439:名無しさん@ピンキー
08/05/29 12:53:09 2/TID7Nt
どうして稀にこのスレにブロンティストが沸くのはなぜなんだぜ?

440:名無しさん@ピンキー
08/05/29 18:43:47 PvknVhc9
>>438
ラムリア

441:名無しさん@ピンキー
08/05/30 01:38:30 R6VGOrz4
妄想するだけで何も生み出さないクズどもめ。
俺様が望み通りのカイル×ラムリアを書いてやろう。


「く…っ! 早く家に帰してくれ!
 家族が…家族が待ってるんだ!!」

「うふふ…ダメですわよ、おじさま…
 おじさまは、ずっと私と一緒にいるの…ずうっとよ…
 さ、良い子にしてたご褒美にピザをあげましょうね………んっ」

「ひあああああああああ!?
 すごくアツくて、ぐちゃぐちゃですう!!」

「あらあら、こんなにヨダレを垂らして…
 よっぽど私のピザが気に入ったのね、うりうり」

「くやしいっ!こんな子供なんかに…!!ビクンビクン」


あ、ごめん。ただのグルメ漫画になっちゃったね^^

442:名無しさん@ピンキー
08/05/30 03:26:29 ZmjJenSB
>>441
抜いた。

443:名無しさん@ピンキー
08/05/30 12:35:13 R6VGOrz4
おまえ>>438だろ
きたないさすが>>438きたないよ

444:名無しさん@ピンキー
08/05/30 16:56:56 63906Vub
>>443
うるさい気が散る
一瞬の油断が過疎


リリー希望

445:名無しさん@ピンキー
08/05/30 17:23:59 xExtOqBm
ノイマンのAAといいブロ語といい…お前ら幸せのじょうろでボコるは…

446:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/05/30 21:10:40 FtWrJgFd
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [718-719]

>>416のキャシー。
漫画じゃなくてすまん

447:名無しさん@ピンキー
08/05/31 03:36:44 rRmkvpnv
>>444
悪いが、ルーンファクトリーしかやったことないので無理。

448:名無しさん@ピンキー
08/06/07 00:30:20 M9QTEGmq
ちくしょう!ちくしょう!
今度はWiiで出るのかよ!

URLリンク(www.mmv.co.jp)

449:名無しさん@ピンキー
08/06/07 09:14:54 9XQayatH
Wii買おうかな。普通のぼくものもやりたいし。

450:名無しさん@ピンキー
08/06/07 11:39:01 M9QTEGmq
俺はちょっと・・・
これ以上ゲーム機増やしたくないなあ・・・

しかしファミ通で見た、新しいヒロインも気になる。

451:名無しさん@ピンキー
08/06/07 20:06:06 8HCP7UvF
復活のミストに目を疑ったぜ

452:名無しさん@ピンキー
08/06/09 02:02:36 hdlgcc3T
ミスト様復活がマジなら買わざるを得ない

453:名無しさん@ピンキー
08/06/09 09:38:32 oktBK3GC
別世界でもミスト様から逃れられないラグナ

454:名無しさん@ピンキー
08/06/09 21:32:38 wD9K1qMP
そう見えてラグナから逃げられないミスト。
しかし3Dミスト可愛いな。

455:名無しさん@ピンキー
08/06/10 00:52:31 XuhbzXwC
wiiでもバグは出まくるのだろうか・・・

456:名無しさん@ピンキー
08/06/10 01:18:57 jkO7Ncly
>>454
その発想は無かった。
という訳で黒と見せかけて心底ラグナに惚れてしまったミスト様の甘いのを一つ。

457:名無しさん@ピンキー
08/06/10 06:22:24 igVwqdE9
好き好き大好き

458:名無しさん@ピンキー
08/06/10 07:22:44 /vkDBgBv
新ヒロイン出るのは構わんが1のヒロインも全員続投して欲しいところだなぁ。
冥も通信なしで攻略可能にして欲しいもんだ。

459:名無しさん@ピンキー
08/06/10 09:15:22 zxRaVdIC
いや、1はヒロイン多すぎだから2くらいの数でいい。

だが冥様だけはガチ。

460:名無しさん@ピンキー
08/06/10 20:24:22 R7R4c6Zn
切り捨てられるヒロインは誰なんだろうな…(((゜д゜;)))
フィル、トルテ、ラピス辺りの「普通の子」は危ない気がする。
全員残して+新ヒロインだったら神なんだが。

461:名無しさん@ピンキー
08/06/11 00:32:42 /77tiv9F
いやー、元々多いのに、全員残して+αは無いだろう。
ミストと新ヒロインのみなんじゃないかな。

だがトルテは俺の嫁。

462:名無しさん@ピンキー
08/06/11 06:26:23 Tyl6JUPl
幼セシリーとチュッチュできるならwiiごと買うぜ

463:名無しさん@ピンキー
08/06/11 22:36:05 b9D8qKjN
ロゼッタは確実に出る
ファミ通のスクリーンショットに写ってた

464:名無しさん@ピンキー
08/06/12 00:18:40 99JNqEws
マジか・・・本気でwii買うか悩む・・・

465:名無しさん@ピンキー
08/06/14 02:19:35 549WKfjL
俺は買うね! 悩むことなく買うね!
そしてエロ同人描くね!

466:名無しさん@ピンキー
08/06/14 09:41:25 p01ZCDKG
またホワイトストーン探しが始まる

467:名無しさん@ピンキー
08/06/15 12:15:27 gci0YxnA
タバサさんは俺専属

468:名無しさん@ピンキー
08/06/15 18:22:55 zkrpA5Ks
ミスト様は俺の嫁

469:名無しさん@ピンキー
08/06/15 21:29:40 3MJDrwjG
トルテは俺の奴隷

470:名無しさん@ピンキー
08/06/17 01:23:04 M6sx+gxd
セシリーは永遠に俺の娘

471:過去462 ◆MlASmWsLOk
08/06/22 19:00:15 0M+/N7PM
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [720]

なぜこのタイミングでと聞かれると自分でもわからんが女医っぽいエリィ。

472:名無しさん@ピンキー
08/06/24 08:21:18 lu+FQCkU
牧物はGBの女主人公が一番可愛いと思っているが、しかしなぜ結婚出来ないんだorz

473:名無しさん@ピンキー
08/06/24 10:40:32 pruf1zB7
サラならGB3で男主人公選べば結婚できるよ
温泉の脱衣シーン凝視はガチ

474:名無しさん@ピンキー
08/06/24 21:40:41 iHEzKTVr
知り合いを探す主人公(ラグナ)
カイル「(´・ω・`)」

475:名無しさん@ピンキー
08/06/24 23:44:16 HezC/L1l
>>473
マジか!
つーかサラって名前だったのか。うわー、GB3やりたくなった。
家のどこかに眠っているGBCを掘り起こす時がきたようだ・・・

476:名無しさん@ピンキー
08/06/28 14:56:27 SpjU5eTz
俺もサラ好きだ…

絵師様
是非サラを書いてくだしあ><

477:名無しさん@ピンキー
08/06/29 16:06:38 dtPVBNIl
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp) [721]

>>476
こんなもんでどうか。

478:名無しさん@ピンキー
08/06/29 20:10:35 wDmWQAJb
あえて言おう、あなたはエロすぎる

479:475
08/06/30 17:39:28 owHP7DQO
>>477
GJ!!やはりサラは良いですね(*´Д`)
外さない手袋にエロスを感じました。

480:名無しさん@ピンキー
08/07/01 01:12:39 Q5SON04V
そういやサラって結婚可能キャラにもいるよな
他にも。ルーンの嫁キャラとぼくものキャラ名被ってたり

なんでこう名前被り好きなんだろうマベは

481:名無しさん@ピンキー
08/07/01 19:33:59 PHh//tUA
とりあえずルンファクFは

カブ様
ロゼッタ

がDSと同じく嫁候補確定か?

トルテとシャロンはちょっとヤバイ

482:名無しさん@ピンキー
08/07/01 19:50:12 lIJOh/LS
登場確定してる時点で嫁には出来るだろうな。
他のキャラはまだ情報が出てないので何とも。
しかし新ヒロインが既に3人もいるのを考えると旧ヒロイン全員は厳しいかもなぁ。

483:名無しさん@ピンキー
08/07/02 00:50:31 vf7lX92X
図書館は新キャラが受付に決まったらしいので
トルテは絶望的だと思ってる。

まあ、もともと人気なかったよね・・・好きなのに

484:名無しさん@ピンキー
08/07/02 01:11:43 nLwE7+Os
ヒロインの数は多くなくてもいいが本家ぼくもの並に恋愛イベント増やしてくれ。
ルーン2は全部依頼じゃなきゃなお良かったんだが。

485:名無しさん@ピンキー
08/07/08 01:34:03 3NVg7LIu
フロンティアの話だが、ゲーム内の絵は
キャラ紹介絵と全然違うっぽいな。
アネットとか見るとそう思う。

486:名無しさん@ピンキー
08/07/08 07:27:13 Tcw2KfbU
1と2もそれは同じだろ

487:名無しさん@ピンキー
08/07/09 01:11:06 CSbVWS85
あれ?そうか。

でも1と2のゲーム内キャラ絵は上手いけど、
フロンティアはただの劣化に見えるのは俺だけ?

488:名無しさん@ピンキー
08/07/09 22:32:44 ANXrHYie
ロゼッタはフロンティアで年齢が上がったように感じたな。

489:名無しさん@ピンキー
08/07/12 01:52:10 QmXbtUKs
保管庫見れない(´・ω・`)

490:名無しさん@ピンキー
08/07/12 08:24:13 4z/wDN/E
Wiiで新作ktkr

けどWii版の絵は可愛すぎてなぜかエロ妄想が出来ない、萌え妄想ならいくらでもできるのに・・・

491:名無しさん@ピンキー
08/07/12 13:04:27 24UgEkqn
>>489
直リンだと飛べない

492:名無しさん@ピンキー
08/07/14 01:06:49 DSHTew1r
そういやルーンファクトリー2の話なんだが、
いつの間にか着替える服が増えてるの知ってた?

鎧なんかあって吹いたんだが

493:名無しさん@ピンキー
08/07/14 09:29:15 wRrSvyeW
あれは親が買って入れてるんだよ。
二章主人公がさらに成長すると、勝負服(性的な意味で)とかも現れる。

494:名無しさん@ピンキー
08/07/17 01:37:30 i1Ada+/s
画像のみの保管庫ってありませんか?

495:名無しさん@ピンキー
08/07/17 16:15:00 i1Ada+/s
URLリンク(boku002.hp.infoseek.co.jp)

カノンさぁぁぁぁーーーーーーーああああん

496:名無しさん@ピンキー
08/07/21 15:51:01 1iyAncAI
>>485
遅レスだが同感
アネットつり目とかおさげ以外の短い髪とかでイメージ変わって見える
今までも変わってたけど普通の目→つり目は居なかったし
キャラデザイン絵がラフ過ぎて明確な違いが分かりにくかったと思う
動きのある絵→立ち絵だから余計に劣化してるように思うのかな
他の表情はもっと元絵に近いといいな


497:名無しさん@ピンキー
08/07/22 09:38:55 /+oauCvm
あの、やっぱりエロ要素がないと駄目・・・ですよね?

498:名無しさん@ピンキー
08/07/22 16:37:27 R1aPsQkv
作品?最近活気ないしいいんじゃね?

499:名無しさん@ピンキー
08/07/22 17:15:53 /+oauCvm
>>498

500:透明な水色の恋のお話1 ◆cQJsYa.9gk
08/07/22 17:36:52 /+oauCvm
あ、大丈夫ですか!↑のは気にしないでください。


※エロ要素全くなし
※駄文のくせに長いです
※偽造万歳!

それでは投下


透明な水色の恋のお話 1  (side,Tao)


今日の釣果は上々。
いけすに何匹も魚を放して、うなずく。


いつも通り、のんびりした一日だった。
朝起きて、ゆっくり家を出たら、道端にコスモスが咲いていて。
もう秋なのだなぁと気づいて、空を見上げたら、その高さに吸い込まれそうになって心地よかった。
そろそろ秋刀魚の季節。焼き魚を食べたいと思いつくのは、魚好きの成せる業だろうか。

 
いつものように漁協に仕事に向かって、仕事の前にポンペイさんやオズ親方と他愛も無い話をする。
そして日が昇りきらないうちに海へ出て、釣りをして、釣れた魚を焼いて昼ご飯にしてみたら、朝の思いつきも満たされた。

波を見つめる時、色々なことが胸を流れていく。たとえば、そこらを歩いている猫のことや、明日の天気のこと。
心に留まらないそれらのことを考える時、矛盾しているようだけど、私の中は空っぽになる。
ほとんどの人間がこのような空っぽの時間を持っている世界で、私の場合はそれが人より多いのかもしれない。
空っぽは悪いものではないと思う。小さい欲なら焼き魚で消化できて、大きな欲は持たずにすむ毎日は平和で。
昼寝をして、また釣りをして、夕方までの時間は気ままに過ぎていった。
まったく釣れない日でも、それはそれで平和だと満足できるのに、今日は大漁だったから幸せの日だ。


「今日もいい釣り日和でした」
誰に感謝するでもなくつぶやき、後は竿を磨いて仕事は終了かな、と考え始めた時だった。
先ほどまで取引先の誰かと電話をしていたおじさん……親方が、やや焦った顔で振り向いたので、何事かと思って見ると。

「あー、タオ、悪いがこれからちっとばかし、また釣りに出てくれねぇかな」と言う。
「構いませんが、どうかしたんですか?」
ナイフで傷をつけたような、細く釣り上がった目が、親方は私とそっくりだ。
思わず鏡を見るような心地で合槌を打った。

「いや、それが、得意先から魚の注文が急に入ってなぁ。急ぎみてぇだから、夜通し釣らないと間に合わんかもな。
おれっちも頑張ってみるが、タオ、お前は今日調子がいいみたいだからな。期待してるぜ」

 笑談に一抹のプレッシャーという強制力を絡めるのは親方の得意技だ。
   からからと笑って私の薄い背中を叩く親方に、私は有無を言わさずうなずかされた。













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