寝取り・寝取られ総合スレ7at EROPARO
寝取り・寝取られ総合スレ7 - 暇つぶし2ch150:名無しさん@ピンキー
08/03/01 02:44:40 KTLirJ8S
なんで其の作品を言わないの?言いたくないの?教えたくないの?死にたいの?

151:名無しさん@ピンキー
08/03/01 03:02:17 c++8s8Wy
>>150
落ち着けwww

152:名無しさん@ピンキー
08/03/01 05:28:59 u6SRIrn2
脳内で寝取り側に感情移入する訓練をしてるんですよー。
純粋に寝取られが好きな人の気持ちはまだ分からない。

153:名無しさん@ピンキー
08/03/01 11:59:32 e4lG8BUD
ホラー映画と同じようなもんだと思う。

154:名無しさん@ピンキー
08/03/01 12:34:26 Y383yoXz
処女厨な俺としては真琴の処女が奪われた時点で
それ以降のネトラレ話は安心してみてられる

155:名無しさん@ピンキー
08/03/01 18:58:18 6MOfniQW
真琴っておれの幼馴染の名前と字は違うけど一緒だから、なんだか複雑だわ












まあそいつは男なんだけどね。

156:名無しさん@ピンキー
08/03/01 21:27:46 4kVfBfAE
>>149
作品名を答えてくれないと、下半身丸出しの哀れな小男が野に放たれてしまうぞ。

157:名無しさん@ピンキー
08/03/01 21:28:32 Zi/3qaBS
昨日発売のホットミルクの巻頭カラーの幼馴染ラブラブバレンタインもの、
ヒロインの名前が真琴だった。
性格は男勝り。
なんてタイミングだと思ったさ・・・w
男っつーか主人公の名前は当然違うが。

寝取り男から真琴取り返してラブラブになった後日談だと思えばなんとなく救われた気分にw

158:名無しさん@ピンキー
08/03/01 21:30:17 ng/wMcA5
誠死ね

159:名無しさん@ピンキー
08/03/01 21:56:14 DUhxSZC0
元鞘とか寝取り返しとかはともかく、制裁エンドが読みたいなら不倫板とか行けば?
結構読んでスカっとする話があるよ。
救われない話の後日談だと脳内で変換すればいい。

160:名無しさん@ピンキー
08/03/02 00:19:20 ncwyr49J
>>142
いいね、GJ!
実際に行為を目撃するのでなく相手の男から聞き出して、行為自体は想像メインってのが面白い。
読者の脳内で、思い思いのNTRシーンが炸裂してることだろうw

俺的には野外プレイは済み、器具や後ろはまだとみた。



161:名無しさん@ピンキー
08/03/02 23:52:25 mhslQy/G
俺は寝取られる側の立場で想像するほうが好き。
好きな子だったり、もしくは自分の彼女が別の男と寝るとか最高だ。
合意じゃないなら、より興奮する。

更に後日その記録のビデオとかを男に見せられて、悔しくてしかたがないのに
その男は自分よりずっと立場が上で、能力的に見てもまったく敵わない相手だったりすると本当に絶望できる。

「○○ちゃんのマンコキツキツだったよwww」
「ビデオ見て勃起してんの?じゃあそれやるよwww」
「オマエまだ○○ちゃんとヤってなかったんだなwwwもう飽きたから返すわwwwお古だけどwww」
「このビデオ撮った日さぁ、オマエとのデートドタキャンした日なんだぜwwww」


こんなシチュには目眩は起こるし、胸糞悪くてゲロ吐きそうになるほど気分悪くなる。
泣きそうになりながら、それでもめちゃくちゃに心拍数が上がってる胸を押さえつつ
過呼吸じゃないかというくらい息切れしながらも続きを読む。

もちろん限定な寝取られも好きだ。

自分とのHでは中出しやアナルはおろか、フェラすらしてくれないのに
別の男に散々開発されちゃうとか。


そんな寝取られ状況の小説を読んだ日にゃ、軽い鬱になって何もする気が起こらなくて。
飯も食いたくなくて、それでもその小説を読むと勃起してくる自分が情けなくて。

けど、読み終わった後のその喪失感を感じたいんだ。
結局自虐嗜好があるって事だと思う。

162:名無しさん@ピンキー
08/03/03 00:42:49 aAdG1sQu
>>161って>>149でしょ?
いくらなんでも小説見て吐く人なんてそうそう居ないし。
だから教えて欲しいんだが、なんの小説を見て吐いたんだ?

163:名無しさん@ピンキー
08/03/03 01:00:52 SeI9KZjB
真琴の初体験シーンとか、本番シーンを読みたいぜ
男からでなく、女から語られるとダメージうp

もしかして、あえて周りから攻めているのか!?

164:名無しさん@ピンキー
08/03/03 01:22:37 2oAPuNcE
主人公が幼馴染を寝取られて
興奮してるのが良くわかるな

165:名無しさん@ピンキー
08/03/03 14:03:17 hA29A/zD
続き期待

166:名無しさん@ピンキー
08/03/03 17:08:38 2GnfOQvE
>>162
別人ですよ。

>>150 >>156 >>162
○っけ氏の作品です。


あと、○語スレッドに寝取られ?っぽいSSが投下されてたよ。


167:名無しさん@ピンキー
08/03/03 18:52:36 QVEjqc+2
淫語スレのあれはビッチ化だな。寝取られはラスト手前まで。

168:名無しさん@ピンキー
08/03/03 20:03:54 z4YhLdt1
トラップマンションか、、、

169:名無しさん@ピンキー
08/03/03 20:57:07 pTRLCsSc
じゃんぐるぽっけじゃんぐるぽっけじゃんぐるぽっけ!
いっぴきめとびだした!
ぼんぼこぼんぼんこぼぼん
きょこんなごーりらーにねとられたー

びっくりぎょうてんおおさわぎ!

と頭の悪い歌詞が浮かんできたので土下寝

170:名無しさん@ピンキー
08/03/04 00:05:47 a0fpgQwW
っけさんのところのは確かに良かったな・・・
トラップマンションは俺も一番好きだ。

171:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY
08/03/04 21:11:03 azJM3PUV
42.
放課後の帰り道で、真琴が俺に追いついてくるなり、言った。
「ねえ、今度の週末空いてる? 土曜とか、暇?」
「…え?」
「どっか行かない?」
真琴は俺に向って笑いかけた。
「…どっか?」
「もう!ボーッとすんなってばぁ。幼馴染の私が、デートに誘って
あげてるんでしょっ」

そして土曜日。俺と真琴は、駅前で待ち合わせた。
真琴のおふくろは、俺が真琴とデートするのを知っていたようで、
俺が玄関を出てきた時に外にいて、「真琴をよろしくね~」と笑って見せた。
…おばさんも、知らないんだな。俺はそう思いながらも、頭を下げた。
駅前に、真琴は先に来て待っていた。
可愛かった。真っ白なワンピースに身を包んだ真琴は、誰よりも綺麗で、可愛かった。
俺たちはその日、昔のように、必死になって遊んだ。
遊園地に行き、ジェットコースターに、コーヒーカップに、色んなの乗り物に。
笑って、はしゃぎあって、夕方まで二人で遊び続けた。

「ねえ、あれ乗ろう!あれ、帰る前に」
真琴が俺の手を引っ張って、観覧車を指差した。
「やっぱり、デートの締めは、観覧車でしょ?」と笑う。
「…そーだな」
俺たちはしばらく列に並んだ後、二人で観覧車に乗り込んだ。
ゆっくりと、ゴンドラが上昇していく。
暮れ始めた冬の街が見える。光に彩られた街の反対側には海が見えた。
ゴンドラがてっぺんに近づくに従い、俺たちの言葉は少なくなった。
「…ねえ」
やがて、真琴が、口を開いた。

172:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY
08/03/04 21:11:41 azJM3PUV
43.
「ん?」
俺は聞いた。真琴が何を話そうとしているか、分かっていた。
今日、こうして俺をデートに誘った理由も。そのはしゃぎっぷりのワケも。
「…知ってるんだよね」
「何を」
「…私と…風岡さんのこと」
俺は、黙って、真琴を見つめた。真琴も、俺を真正面から見つめていた。
「ごめんね」
真琴の目から、みるみるうちに涙が溢れた。
「ごめんね、ヤスタケ」
「…なんで、お前が、謝るんだよ」
俺の声は掠れていた。俺たち幼馴染は、今、二度と戻れない分れ道に立っている。
「だって…」
「…知ってたよ、前から」
「うん…龍…風岡さんから聞いたの」
「ヤツが言ったのか」
「…うん。先週…」
「どこで?」
「………風岡さんの、アパートで…」
胸が詰まった。真琴が風岡から事実を聞かされた時の状況が脳裏に浮かんだ。
おそらく、風岡の部屋で、ふたりは裸で抱き合っていたのだろう。
真琴の表情には、壮絶な覚悟が感じられた。
俺に決して嘘をつくまい、と決めているようだった。
ならば、俺も、何も飾らずに真琴に向かい合わなくちゃいけない。
「…俺さ、もう分かってると思うけど」
「うん…」
「真琴が好きだった、ずっとずっと前から」
「うん」
真琴の目から、また涙がぽろぽろと零れ落ちた。

173:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY
08/03/04 21:12:27 azJM3PUV
43.
「いや…。好きだった、じゃなくて、今も俺は…真琴が好きだ」
俺は懸命に話した。結果がどうなろうと、俺は、ここで自分が抱えつづけてきた
思いの全てを話さなくてはならなかった。
「いつか、きっと告白して…きっと、カップルになれるだろうなって、思ってた」
「うん…うん…」
真琴の顔は涙で、ぐしゃぐしゃになっていた。
「真琴」
俺は、すべての覚悟を決めて、呼びかけた。
「俺と付き合ってくれ。アイツと、もう別れて欲しい」
ひっく、ひっく、と真琴は、しばらくしゃくりあげていたが、
やがて涙を拭きもしないまま、再び、俺をまっすぐに見つめてきた。
「…ヤスタケ」
「うん」
「私もね、ずっと、ヤスタケのことが好きだったよ」
「…うん」
「でもね、でも…」
真琴の顔が苦しそうに、歪んだ。
「私、いまは龍介さんが好き」

ゴンドラはいつしか、てっぺんを過ぎて、再び下降し始めていた。
最後通告とも言える真琴の言葉は、覚悟していたとはいえ衝撃だった。
「…私ね」
真琴の目から、まだ涙は零れていた。けれど、迷いのない目が俺を見つめていた。
「龍介さん、っていうね。そう呼んでるから。家庭教師をしてもらってるうちに、
龍介さんに、どんどん惹かれていったの」
「…」
「勉強以外にもね、色々なことを知っていて。話してて楽しくて。将来のことも
しっかり考えてる、大人…だって感じた」
「だから、いきなりキスされた時も…泣いちゃったけど、イヤじゃなかった」
「ヤスタケのことを考えて、その晩は眠れなかったけど。はじめてはヤスタケと、
って、ずっと…思ってたから」
「本気だって、何度も言われて。だんだん…私、龍介さんを許して…ううん。
どんどん好きになっていった」
「だから、処女をあげた時も、嬉しかったよ」

174:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY
08/03/04 21:13:46 azJM3PUV
短くてすみません、本日、ここまでで!
しかし…勝手に収束していく…
エロなしで終わったら、怒られるだろうなあ…(汗

175:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY
08/03/04 21:17:23 azJM3PUV
それから、編集のせいで、ノンブルの付け方が
滅茶苦茶になってます…見逃してください…では、また。

176:名無しさん@ピンキー
08/03/04 21:25:22 a1Gc5PQl
GJ。
切ないねぇ。
ただ、こっから強引に寝取りもしくは寝取られのエロにもっていくとなると雰囲気がなぁw
もう二転三転させる必要があると思うが、何も言わずにおとなしく期待して待ってます。

177:名無しさん@ピンキー
08/03/04 21:44:37 Wrxz9p57
>>174
怒られるとか怒られないとか気にせず、好きに書いてみれ。

178:名無しさん@ピンキー
08/03/04 21:47:18 Wrxz9p57
送信してしまった。
でも欲を言えば、主人公にも光を与えて欲しい。いい奴だから。

179:名無しさん@ピンキー
08/03/04 23:12:36 E9DF5zBI
しかし不幸な神みたいに
まちがった光は駄目な。
「○○を奪われたが、断然、こっちがいい!」
というような。


…むう、聞き流してくれ。

180:名無しさん@ピンキー
08/03/05 00:16:51 ihLfxABs
>>174
絶対にマイクつけさせてるだろうなあ。
で、ヤスタケの反応を後から真琴とふたりで楽しむ師匠の姿が見えました。

181:名無しさん@ピンキー
08/03/05 00:58:54 YLT50PkU
さすがにそこまでは・・・文章から垣間見える真琴の性格から考えても、ねえ。
「幼馴染と自分のどっちをとるか考えろ」と迫ってはいるだろうけどね。

いずれにせよ、◆z8bwk5sDeYの邪魔をしないようにしようぜ。

182:名無しさん@ピンキー
08/03/05 03:26:43 rSOe/avw
金田一スレ久々に行ったら寝取られSSが2~3投下されてた
和姦NTRものがいい感じ

同人含めて美雪は寝取られまくりだな

183:名無しさん@ピンキー
08/03/05 09:40:05 tvsfnTtf
◆z8bwk5sDeY、GJ!
これも躾の一環なんだろうなと考えるとたまんねぇ



184:名無しさん@ピンキー
08/03/05 18:59:24 J5Y/3ca+
主人公の想いが寝取り男の策略を超えることを望む。

185:名無しさん@ピンキー
08/03/05 21:01:32 I0/zQiJ3
寝取られて別れた女の子が数年後AVに出てるのを見たり、ソープランドで再会したりするSSってないですか?

別れる時には寝取り男を信じきっており、その後も騙され続けて身体を売らされる、みたいな話。

186:名無しさん@ピンキー
08/03/05 21:12:41 BXRuvAI3
>>185
>寝取られて別れた女の子が数年後AVに出てるのを見たり

寝取られて別れた女の子が数年後AVPに出てるのを見たり
に見えた俺ヤバス

187:名無しさん@ピンキー
08/03/05 21:24:51 h9FJjRN3
>>186
true tearsスレに、集団レイプ犯に捕まったヒロインがプレデターに出会う話、ってのが投下されていた。

188:名無しさん@ピンキー
08/03/05 21:33:51 fvzYCHdB
>>187
もうむちゃくちゃ・・・w

189:名無しさん@ピンキー
08/03/05 22:30:14 YLT50PkU
下手にハードエロ路線に走るよりよほど情感があるわ。
個人的にとても気に入ってる話を思い出させて切ないなあ。

こういうネタを見ると恋愛もいいもんだよなと思ってしまう30前半のおっさんでした。

190:名無しさん@ピンキー
08/03/05 23:10:41 LE2K0GCg
僕みたいなマゾは寝取り男と彼女がその後も幸せに暮らしてくれた方がいいんだが…

191:名無しさん@ピンキー
08/03/06 09:35:48 DNQuhbIH
躾とか言ってる時点で普通の恋愛じゃないからなぁ

192:名無しさん@ピンキー
08/03/06 10:02:55 z6lgb44u
ROCO氏がロリスレに投下してたSSの弟視点をこのスレでやってくれないかなあ


193:名無しさん@ピンキー
08/03/06 10:16:37 LRLvIHsN
>将来のこともしっかり考えてる、大人…だって感じた
15歳の少女を食った男が先の事を考えてるのか?w

194:名無しさん@ピンキー
08/03/06 11:37:11 GCXq3GtQ
>>193の疑問はただの偏見だと思うよ

195:名無しさん@ピンキー
08/03/06 11:47:57 DNQuhbIH
15歳の少女から見たら、将来のことをちゃんと
考えてる大人に見えたってことでしょ
突っ込むべきとこじゃないよな

196:名無しさん@ピンキー
08/03/06 11:50:39 YBrF6+eU
恋は盲目っていうだろーがw
15歳の少女が男を見る目なくても仕方ねーだろw

197:名無しさん@ピンキー
08/03/06 12:42:02 fnxhCz24
>将来のこともしっかり考えてる

そらー調教のプランとかスケジュールとか、
しっかり考えてるさハアハア

198:名無しさん@ピンキー
08/03/06 12:59:16 xDw2xJS/
でも龍介ってこの手のSSによく出てくる、女を便器としか思ってない男とはちょっと違うよね。
あくまで遊びでのつもりだけど、真琴次第では・・・な感じがする。
ただの俺の思い込みでこの後怒涛の性奴調教が待ってるかもしれないがなw
今のところ、話がどう展開してもおかしくないだけに目が離せないな。

199:名無しさん@ピンキー
08/03/06 13:01:12 LhoZaCNx
こりゃあやり捨てするにせよ両親に会って娘さんを下さい報告するにせよ
家庭教師の未来についての説明は避けて通れないな

200:名無しさん@ピンキー
08/03/06 20:12:32 TJ9CJq6w
主人公が逆転のトライ決める可能性があるとすれば。
その材料は空手とエロ写メってところか。

201:名無しさん@ピンキー
08/03/06 20:55:06 DNQuhbIH
あと今のデートが主人公との決別を強要してるはずだから
ここでの受け答えで変わると思うね

202:名無しさん@ピンキー
08/03/06 22:01:26 xDw2xJS/
作者も途中の構成を迷ってる感じだったしね。
主人公と同じく、正しく今正念場を迎えてるわけか。

203:名無しさん@ピンキー
08/03/06 22:16:12 EWPapTtV
URLリンク(rainbow2.sakuratan.com)

真琴はこういう感じだな。

204:名無しさん@ピンキー
08/03/06 22:46:47 qULlx4Su
>>203
採用

205:名無しさん@ピンキー
08/03/06 23:19:04 Jn7xViyI
>>203
今俺にダメージがきた

206:名無しさん@ピンキー
08/03/06 23:34:29 xDw2xJS/
ひんぬー時代のほしのあきを思い浮かべた俺にはなんともないぜ・・・!

207:名無しさん@ピンキー
08/03/07 01:01:51 ntjt4AkE
>>203
どういう意味?

208:名無しさん@ピンキー
08/03/07 01:49:53 KKx1E+o1
もっと純愛シーンを盛り込んで真琴が奪われたショックを味わいたかった。
小説でいうと
全体の50%が純愛で。
30%が、寝取られているんじゃないかという真琴の怪しい行動。
真相10%
後日談10%



209:名無しさん@ピンキー
08/03/07 01:50:09 VLNlMUeI
>>207
> >>203
> どういう意味?
ショートカット、ボーイッシュ、ボクっ子までは簡単。
画面の向こうにいる男に対して少しかがみ加減なのは近しい関係のあらわれ。
つまり幼馴染。
吐いた息が白くなるほど寒い中、恋人でもない男と他愛も無いことでじゃれ合えるのは幼馴染でも最上級の関係。
つまり「真琴」なのです。

210:名無しさん@ピンキー
08/03/07 04:03:05 3RYaXSct
理由付けがんばりすぎだ馬鹿w

211:名無しさん@ピンキー
08/03/07 07:03:26 90o4oaF/
>>203
カーリングか

212:名無しさん@ピンキー
08/03/07 10:39:05 ojGVF9Zl
>>208
彼女でもないのに純愛ってねーよw

213:名無しさん@ピンキー
08/03/07 11:09:55 uZkHcmY6
>>174

普通に純愛貫くにせよやり捨て程度だったにせよ一区切り付いた感じですな
エロがあった方が良いけど追加したら話が不自然過ぎるとお悩みの職人さんに一つのアイディアを提供
どんどん過激になって真琴とやってる所を先生はビデオでしっかり撮影してPCに保存してましたが
キンタマウイルスに感染してオープンな動画に。
これならどんなコスプレでも獣姦、触手…なんでも主人公が鑑賞する形に出来てエロが無限に追加できます。




214:名無しさん@ピンキー
08/03/07 20:24:01 iZOvA/eD
彼女が社会的に終わってまうがな

215:名無しさん@ピンキー
08/03/09 10:03:19 ZwC1CLxW
とりあえず寝取り男のこの先の行動に期待。

216:名無しさん@ピンキー
08/03/09 15:15:06 Jl0rUUZy
真琴がリアルのホスト中毒者よろしく身をやつしていくのとか良いなぁ


217:名無しさん@ピンキー
08/03/09 20:32:12 SM2BlCVI
どうしても寝取られたヒロインの不幸を願ってやまないのだな君らはwwww

218:名無しさん@ピンキー
08/03/09 21:58:05 uT0qi0ZC
ヒロインの破滅より主人公の幸福かな、俺はw
現時点では主人公が幸せになるのって真琴寝取り返しが一番だからな。
ビッチ化した時点で真琴の破滅を願うようになるww

219:名無しさん@ピンキー
08/03/09 23:26:11 N9MHni8F
慰めてくれる新ヒロイン登場→新ヒロインも寝取られる

でお願いw

220:名無しさん@ピンキー
08/03/09 23:50:15 eIpa6RJw
誰もお前の要望など聞いとらん。


・・すまん、言い過ぎた。
過去に怒涛のキボンレスに職人が応えようとしてgdgdになったSSをいくつも見てるんでつい、な。

221:名無しさん@ピンキー
08/03/10 00:48:08 GohXjJ7X
下手に予想レスつけるのもgdgdになる素だよな
今後とるかも知れない可能性の芽をブチブチと摘みとっているわけだし

222:名無しさん@ピンキー
08/03/10 00:49:24 5sypguvC
俺たちは黙って全裸待機が基本だぜ

223:名無しさん@ピンキー
08/03/10 01:02:57 eW6MEmwr
まわりがどう言おうがあくまで職人氏が描きたいものを描いてくれればそれでいいよな。
だからと言って俺たちが言いたい放題ではいかん、と。
しかし今週末は更新なかったな。仕事で忙しいのであればいいけど。

224:名無しさん@ピンキー
08/03/10 04:24:31 7TgzCbGr
こういう風な小説書ける人らは心底尊敬するな。
所でNTR話の舞台って現実限定なんかな。
ファンタジー系の話でNTRは萎えるなんて事ないよな?

225:名無しさん@ピンキー
08/03/10 05:39:36 oBzZTN8x
>>224
OKでしょ、俺も挑戦してみたいし。SF世界とかさ

226:名無しさん@ピンキー
08/03/10 06:43:06 Z2vw4o70
ROのエロ同人でNTRあったな

227:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY
08/03/10 14:01:51 wEC9XJKm
37.
ゴンドラをどうやって降りたかを、俺は覚えてない。
「処女をあげた」。
分かっていたとはいえ、真琴の口から直接聞かされた衝撃は大きかった。
純潔を奪われる瞬間、真琴はどんな表情をしていたのだろう。
どんな格好で、どんな声を出したのだろう。
女にされた後、真琴は、ヤツと抱き合ってどんな会話を交わしたのだろうか…。

俺が我に返ったのは、遊園地を出た広場に、風岡の姿を見つけた時だった。
「…!」
俺は、思わず、真琴を凝視した。
真琴は俺と視線を合わせなかった。俯いたままで、黙っていた。
…そうか。そういうことか。
「お帰り、楽しんだかい?」
風岡は俺たちに近づいて来ると言った。
俺は押し黙ったままでいた。真琴も、風岡と目を合わせていなかった。
「…ちゃんと、ヤスタケ君に話はした?」
風岡は、それでも微笑を浮かべて、今度ははっきり真琴に問い掛けた。
「…」
真琴がきっ、と目を上げた。
そこに一瞬、俺がよく知っている、気丈で凛とした真琴が、いたような気がした。
けれど、風岡と目を合わせると、あっという間にその目の光は喪われていった。
「…ん?」
風岡は相変わらず、微笑している。
「…し、た…」
真琴が小さい声で答えた。
「なに?」
風岡が間髪いれず、真琴を追い詰める。
「…ヤスタケ…くん、に、話をしました」
少し声を大きくして、真琴は、言った。
俺に「クン」付けなどしたことのなかった真琴が、風岡の前で俺をそう呼んだ。
「なにを?」
「…わたしたち…のこと」
俺は胸が引き裂かれるような思いで、しかし、二人の会話から耳を逸らすことが
出来なかった。やめろ、と叫ぶことも出来なかった。
「わたしたちのことって?」
「…」
真琴が一瞬、俺を見た。すがるような、怯えた子猫のような目だった。
でも、真琴はすぐに、風岡に向き直って言った。
「言いました。私が…龍介さんの女だって、ちゃんと、言いました」

228:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY
08/03/10 14:02:44 wEC9XJKm
38.
暮れ始めた冬の空気が、じょじょに冷たさを増していた。
けれど、俺は、身体の奥から燃え上がる嫉妬と、敗北の感情に打ちのめされていた。
身体が熱い。燃えるようだ。
「そう。ちゃんと言えたんだね。もうバージンじゃないこともちゃんと伝えた?」
風岡は、まるで俺などいないように、真琴に重ねて問いを続ける。
「…はい。伝え…ました」
真琴の声が潤んで来ていた。俺は驚いて、真琴の顔を見る。
俺が見たことのない真琴が、そこにいた。
自分を支配する圧倒的な存在を、認めてしまっているか弱い少女がそこにいた。
「まあ上出来かな」
風岡は満足そうに言うと、初めて俺のほうを振り向いた。
「真琴に、キミをデートに誘わせたんだ。いつまでも中途半端なのも良くないし」
「…」
「キミも、真琴から直接聞けば、分かってくれるかなって。真琴には、ちゃーんと
自分の気持ちを正直に伝えろ、って言ってあっただけで、俺は何も指示してない」
俺は、何も言えずにいた。屈辱で顔が赤く染まるのを感じた。
「…まだ納得してないかなぁ…」
風岡はふふっ、と笑った。
「…まあ、寒いしさ、こっちに来ないか」
風岡は、歩き始めた。広場の片隅にある、コインロッカーが設置してある建物の方へ。
「真琴も来なさい」
風岡が少し強い声で言うと、真琴は、初めて、動き出した。
俺の横を足早に通り過ぎ、風岡の方へ向おうとする。
そのとき、風岡が、真琴に顎をしゃくって見せた。まるで犬にでも指示するように。
真琴はぴくりとして、足を緩めた。そして、俺の隣をゆっくりと歩き出した。
けれど、決して、俺のほうを見ようとはしなかった。
閉園時間を30分以上が過ぎたコインロッカーの建屋には、もう人が疎らだった。
風岡は、その廊下を、奥へ奥へと、進んでいく。
やがて、他に人影のないロッカーの並ぶ一角へ入り、足を止めて振り返った。
「ここで、ハッキリさせておこうか」

229:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY
08/03/10 14:03:23 wEC9XJKm
39.
「…なんのことだ」
俺は声を振り絞った。
「真琴、こっち」
風岡が命じると、真琴はするっと俺の横をすり抜け、風岡の方へ歩いていく。
「お前が悪いんだぞ、真琴」
風岡は、子供を叱るように言った。真琴は俺に背を向けたままで、立っている。
「思わせぶりな態度を取りつづけるから、彼を辛くさせるんだよ」
「…」
「お前のダメなところは、八方美人なとこだって、教えただろ?」
「…ごめん…なさい」
「俺に謝っても仕方がない。ヤスタケ君に謝らないと」
「……」
真琴はそう言われて、しばらく、動かなかった。
「ほら」
風岡が促した。やがて真琴は、意を決したように、こちらを振り向いた。
真琴が俺を見つめて、立っている。その後ろに、風岡が立っている。
いったい、俺は何をしてるんだ。なぜ、こんなことになったんだ。
俺は混乱していた。喉の渇きを強く感じた。
「ヤスタケ…く、ん」
「…真琴…」
「ごめんなさい…真琴は、八方、美人で…」
「…」
「ずっと、ヤスタケく、んに…思わせぶりな…態度を、取って…反省しています…」
騙されるな。これは、すべて風岡のシナリオだ。騙されるな。
真琴の目に、涙が浮かんでいた。
「…真琴!」
俺は叫んでいた。
「やめろよ、そんなの、お前の本心じゃない!」
「…」
「そんな関係が恋愛のわけないよ!…戻って来いよ、真琴!」
風岡が、真琴の背後で、口を歪めて笑うのを俺は見た。
「ちがう…の」
真琴の声がした。その声が、妙に色っぽく潤んでいて、俺はぎょっとした。
声だけじゃない。真琴の目も潤み始めていた。顔がピンク色に上気してきている。
それだけじゃない。真琴は、いつしか、全身を小刻みにブルブル震わせていた。
「わた、し…もう、昔の、私じゃ、ない…」
真琴の息が上がり始めている。何かがおかしい。
俺は風岡を見た。ヤツは、まだ薄笑いを浮かべたままだ。
ヴィーン…
かすかに、モーターのような音が、どこかから聞こえた。
「…は、うんっ!…」
次の瞬間、真琴の口から叫びが漏れた。こらえきれない…そんな叫び。
「…?!」
「…や、やぁあ…っ、龍…介さ…」
真琴が、全身をビクビク痙攣させながら、両手でスカートの上から、股間を、抑えた。
「…真琴?!」
「…ク、イク…っ!…」
真琴は、確かに、そう口走った。それから、腰が砕けるように床に座り込んだ。


230:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY
08/03/10 14:04:22 wEC9XJKm
40.
呆然と真琴を見つめるしかない俺の姿は、風岡からはさぞ間抜けに見えただろう。
「ほら」
崩れた真琴の両脇に手を入れて、風岡は強引に、真琴を抱き起こす。
「……」
真琴はされるがままに、必死で立ち上がった。はぁはぁ、と荒い息を衝いている。
「…驚かせたね、ヤスタケ君、ごめんごめん」
風岡は言った。
「…ヤスタケ君に見せてあげな」
「…や、いやぁ…!」
真琴は、かぶりを振って、風岡にすがりついた。
俺に背を向ける真琴は、風岡に「守ってください」というように、風岡の両腕を掴み、

その胸に顔を埋めていた。
風岡は、真琴のその耳に、口をつけて、何事かを囁いた。
目は俺のほうを見たまま、真琴の耳朶に、まるで魔法をかけるかのように言葉を
吹き込んでいる。
やがて、真琴が、こくん、と頷いた。
真琴はまた俺のほうを振り返って、しっかり、自分の足で立った。
「ヤスタケ…くん…」
「…」
「わたし、龍介さんが大好き…嫌われるのは、絶対イヤ…なんだ」
真琴は、そう言いながら、少し身を屈めた。
「龍介さんがね…こうしないと、私たち…絶対、救われないって…」
その両手でワンピースのスカートの裾を…摘んだ。
「私たち…相思相愛…だったんだよね…バカみたいだ」
真琴はまた泣いていた。
けれど、熱に浮かされたように、そのスカートを徐々に上にたくし上げていく。
「…な、なにを…真…琴?」
真琴の白い、形の良い足が、丸見えになっていく。
白のパンプスを履いた足。くびれた足首。
いつも、水泳に一緒に行ったときに見ていた膝小僧。
そして、まだ幼さを残した太腿…
「こんな私が、男勝りで…気が強くて、しっかり者だなんて…笑っちゃうよね…」
真琴は、もう、ためらおうとしなかった。
「…龍介さんがいないと…何も出来ない、ダメなただの女の子なのに…」
俺が写真でしか見たことのない部分まで、真琴は一気にスカートをたくし上げた。
真琴の股間が、赤く見えた。レース生地、だ。
真っ赤な、けれど、透けたレースの下着を、真琴は履いていた。
15歳の少女には、とうてい似つかわしくない、淫らな、下着だった。
まだ生え始めたばかりの黒い繁みが、レース越しにはっきりと見えていた。
異様なのは、下着だけではなかった。
真琴の陰毛の上に、医療用のテープが貼られていた。
そのテープの間には、ピンク色の丸いものが留められている。
そして、真琴の股間からは、電気のラインのようなものがぶら下がって、揺れていた。
それくらいの知識は、俺にもあった。
真琴は、今日一日ずっと…風岡に、淫らな器具を装着されていた。
「…ヤスタケぇ……ごめん……」
真琴は、その時、確かに“俺”を呼んだ。そして、ぽろぽろと涙を零した。

231:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY
08/03/10 14:06:00 wEC9XJKm
ブツ切れですみません!とりあえず、ここまでで!

いやあ、しかし…どうオチを付けるつもりなんでしょうか…w


232:名無しさん@ピンキー
08/03/10 14:52:57 rkBiSJAs
もう死ねよ風岡マジで。ヤスタケ頑張れ!

233:名無しさん@ピンキー
08/03/10 15:35:11 5J8ZE4Cr
久々に寝取られ小説を読んでいるという実感がある
アフターが重要になる良い小説を

234:名無しさん@ピンキー
08/03/10 15:36:30 2jlTbLpz
相変わらずいい仕事振りだぜ職人。
続きを楽しみにしてる。

話が面白いと、待つことも楽しいわ。こう、焦らされてる様でw

235:名無しさん@ピンキー
08/03/10 15:52:26 hTsJwHIp
寝取られ感というよりバカップルのPLAYにつき合わされてる感じだな。
やっぱり前言ったが、ヤタスケはおめでとうと祝福した上で変態PLAYに巻き込むのなら
警察と真琴の父親にチクると家庭教師と真琴に釘を刺しておくべきだった。

236:名無しさん@ピンキー
08/03/10 19:18:21 d0kRcp4k
最高ですね。そのまま救いのない方向でお願いします。

237:名無しさん@ピンキー
08/03/10 21:37:02 NHF5oKWc
俺がヤスタケだったら、もうこの時点でぶん殴ってるなw
寝取られ主人公の宿命として、突っ立ってテリーマン役に徹さねばならんが・・・w

238:名無しさん@ピンキー
08/03/10 21:38:16 izkD2pcs
知っているのかテリーマン!!

主人公の捲土重来に期待。

239:名無しさん@ピンキー
08/03/10 21:57:35 7pCCAOVn
素晴らしい・・・このままこっちが欝になるほど素晴らしい
是非最後まで読んでその辛さにのた打ち回りたいものだ

240:名無しさん@ピンキー
08/03/10 22:44:02 NA8xCKov
風岡より真琴をぶん殴って、こんな女好きだった自分にさよならしてもらいたい
ところだがヤスタケには無理なんだろうなw

241:名無しさん@ピンキー
08/03/10 22:55:21 UjjvGj0E
さすがは師匠だ。
ヤスタケの前で風岡が真琴を調教しますが無害です。
ヤスタケは勃起していますが無害です。

参加なんかはさせません、見せるだけです。

ああ、希望としては真琴の家に風岡婿入り、ヤスタケは実家にも寄りつけないというのがいいなあ。

242:名無しさん@ピンキー
08/03/10 23:42:33 icGWkIXI
職人氏、乙です。

しかし何て言ったらいいんだろうなあ・・・GJなんだけど期待はずれでもある。
路線じゃなくてね、この前まで「もしかして職人の原体験がベースじゃね?」
っていうくらい現実感があったから違和感が激しいのよ。
2ヶ月そこらでそこまでするJCいるか?と。
これまでがあるだけに今日のような展開は後にとっておいて欲しかったというのが正直な感想です。


でもGJでした。仕事の会議を抜け出してヌキますた。

243:名無しさん@ピンキー
08/03/10 23:46:31 7TgzCbGr
>>242
仕事しろよwww

所で風岡はいつダンプに撥ねられるんですか?

244:名無しさん@ピンキー
08/03/10 23:53:47 N6Gvk3om
>>243
先生……次は、誰を寝取れば……

245:242
08/03/11 00:18:57 aCawMk3w
>>243
出席者同士で口論になって会議どころじゃなかったんだよw

246:名無しさん@ピンキー
08/03/11 00:21:52 1ZVUL2IR
風岡にいつ捨てられるのかと思うとwktkが止まりません
てか、一番の原因は娘の家庭教師に男を連れてきた真琴父だけどなw

247:名無しさん@ピンキー
08/03/11 00:36:21 QLlfnGQ/
しっかし「一番悪いのは風岡だ」つー類のレスが付かん当り風岡は読者的には当て馬程度な役割なんだなあw
氏ねとか車に撥ねられろとか阿部に掘られろとかはあるみたいだがな。

248:名無しさん@ピンキー
08/03/11 00:53:22 bVrSmZw4
風岡に悪いとこはないからな。
ヤスタケが勝手に嫉妬して突っかかってるだけだし
今のところは。

249:名無しさん@ピンキー
08/03/11 00:59:41 aCawMk3w
落ち着いて改めて読み返してみると龍介が不気味だ。
調教というより洗脳という表現が合うような真琴の振る舞いだもんな。
マジで着地点どうする気よ?>職人

250:名無しさん@ピンキー
08/03/11 01:04:14 fDWR8ewG
いや、頼んでも無いのにハメ撮り画像見せられたり
野外プレイにつき合わされたり散々だろw
主人公にしてみたら、二人で勝手にやってろって感じだ。

251:名無しさん@ピンキー
08/03/11 01:08:21 ZlpSTpOi
でもヤスタケには「横からかっさらわれた感」があるからもう最後まで付き合うしかないんですよ。

252:名無しさん@ピンキー
08/03/11 01:17:29 M2OBcAve
素晴らしい構図だな。
俺はこの寝取りに感動して軽く泣いた。
ビューティフルだ。

253:名無しさん@ピンキー
08/03/11 01:25:19 IQInQz8o
>>250
ヤスタケはハメ撮り画像で思いっきり抜いてる。
ここら辺がばれたら、真琴は二度と帰ってこなさそうだw


254:名無しさん@ピンキー
08/03/11 01:40:07 716wkCbE
そのあたりは職人におまかせするしかないね。

255:名無しさん@ピンキー
08/03/11 06:34:51 YMAAdUzv
蝶BADENDでおながいします。

256:名無しさん@ピンキー
08/03/11 07:31:58 WfL/mnwS
蝶逆襲ENDでおながいします。

257:名無しさん@ピンキー
08/03/11 07:47:26 gXOJYBvV
>>231
乙。どんなラストであれ職人の書きたいように悔いのないように書いてほしいな
こういう良作を見ると自分も何か書いてみたくなってくるな

258:名無しさん@ピンキー
08/03/11 08:20:00 OgFNQAxO
これだけ長くて良い書き物は寝取られ部分の切り抜きだけの幕切れには
なって欲しくない。結末とその後を書いて完結して欲しいのは要望


259:名無しさん@ピンキー
08/03/11 14:42:59 K8KII0EB
真琴が風岡に堕とされた過程が読みたい!!
そこが読めれば、この後の展開がどうなろうと大満足です。

260:名無しさん@ピンキー
08/03/11 16:50:15 aCawMk3w
>>259はNTRが好きなのかと問い詰めたい

261:名無しさん@ピンキー
08/03/11 17:14:44 QLlfnGQ/
>>260
『知らない内に自分の手の届かない所まで
自分の好きな娘が調教されちゃいました』
ってシチュエーションもNTRの1要素と思うし、
俺は解らないでもないぞ。

262:名無しさん@ピンキー
08/03/11 17:53:30 T0Bqenxl
ヤジロベイもどきへたれ杉

263:名無しさん@ピンキー
08/03/11 18:04:22 NYjU7DLr
ヤスタケがトテモ自故中なすとーかーや労に見えたのは俺だけか?


264:名無しさん@ピンキー
08/03/11 18:05:15 HiUAyHiu
半ば強引に犯す最中で言葉巧みに思考誘導したんだろうな~。

不意打ちでファーストキス奪って「空手実力者なのに抵抗しなかったのは俺のことが好きだからじゃない?」
と錯覚させて
処女喪失のショックで頭が真っ白になってる最中に「もうヤスタケ君のところへは戻れないよ。君もわかってるんでしょ?」
と決め付ける。
そういう風にして気丈な彼女の精神をグズグズに溶かして自分に身も心も依存させたんだろうなぁーニヤニヤ

265:名無しさん@ピンキー
08/03/11 18:32:21 dpiBLePJ
今一かなぁと思えたお話も最初に主人公と真琴の日常パートからしっかり描いた後に
>>264の描写を描いての寝取られ作品なら神作品になっていたのだろうな。

266:名無しさん@ピンキー
08/03/11 19:21:51 sRlGVNKn
真サンタ、マダー?

267:名無しさん@ピンキー
08/03/11 19:30:51 AetYWGeM
本来結ばれるはずであった二人が寝取り野郎のせいでズタズタになるのは確かにくる。
けど、それを乗り越える描写もスカっとしてて大好き。
この掲示板的には寝取られ後の寝取りということになるだろうが。
踏ん張りどころだなw作者もヤスタケも。

268:名無しさん@ピンキー
08/03/11 19:36:42 QLlfnGQ/
>>267
紆余曲折を経て元鞘ってのも絆が強まった感があっていいな。

結局破局してしまうにせよ、取られた男が精神的に成長してくれたら
それはそれで救いになるとも思うな。

269:名無しさん@ピンキー
08/03/11 20:29:05 OgFNQAxO
元鞘嫌いの人もたまにこのスレで見かけるけど、寝取られあっての元鞘は大好き

270:名無しさん@ピンキー
08/03/11 21:26:22 yFjgeci7
そうは言うけどこのスレで元鞘ネタなんてあったっけ?

271:名無しさん@ピンキー
08/03/11 21:32:04 QLlfnGQ/
>>270
ここに来て日の浅い俺は見た事は無いな。
しかし有ったら有ったでそれも面白いと思う。

272:名無しさん@ピンキー
08/03/11 21:37:02 Kb7vPQzA
でもその辺書き込んでくと、嫉妬・三角関係スレと区別つかなくなってくるんじゃ…
まあ、内容がカブってるスレなんて他にもいっぱいありますけどね

273:名無しさん@ピンキー
08/03/11 21:55:40 AetYWGeM
寝取られのエロをピックアップしてたり、主人公がヘタレだったりする話ばかりだからな。
今回の話みたいに頑張ってる主人公や、比較的きっちり状況や心情が描写されてる話は見たことないし。
丁寧に描写されてる分、寝取られで救いようのない結末には逆に違和感を感じるかもね。
こっから元鞘な話にもってくには主人公のもう一段階の覚醒が必要だけどw

274:名無しさん@ピンキー
08/03/11 23:15:14 SY5epOlx
何気に真面目に語り合ってていいスレだな
これもいい作品が投下されたおかげか

275:名無しさん@ピンキー
08/03/12 00:22:47 xu13699R
こっち絶望の底に落としてくれるような展開を期待してるぜ!

276:名無しさん@ピンキー
08/03/12 00:25:25 PJg7k9eU
絶望の底どころか解脱してしまいたいね!

277:名無しさん@ピンキー
08/03/12 08:00:01 SH3IT+Tw
風岡はどうでもいい存在だな。寝取り小説でもないしね
主人公からみれば憎悪しかないんだろうけど

278:名無しさん@ピンキー
08/03/12 09:15:35 WEtpjd6e
作者も混じってヨイショしてるからなw

279:名無しさん@ピンキー
08/03/12 12:53:36 fX+zyfyj
>>278
自分好みの展開にならなくて口惜しい脳~ですかw

280:名無しさん@ピンキー
08/03/12 13:20:29 0w8tl+PE
突然風岡に捨てられ、真琴が泣きながら主人公の所へ
そのまま昔話で盛り上がりエッチして付き合うことに。

その後、風岡が真琴の前に現れ主人公に内緒でエッチする。
風岡がメールや電話、ビデオなどで主人公に報告。

真琴は普段通り主人公と接する。
真琴は主人公にばれていると思わない。

その後も主人公の目の前で真琴の携帯にメールが入る。
風岡は主人公とのデートの日を中心に真琴にメールを送る。
主人公に嘘を言って風岡のところへ行く真琴。
しばらくして風岡からメールが入る。
メールに画像が添付されている。風岡とのキスシーン。

主人公は真琴との恋人の関係が壊れたくないがうえに、
真琴と風岡とのエッチを黙認する。

真琴は風岡とのエッチした次の日は、いつもかわらず普段通り明るく
接するのだった。主人公に申しわけないそぶりはひとつもみせずに。



281:名無しさん@ピンキー
08/03/12 13:33:55 0w8tl+PE
真琴はデートの日、よく遅刻するようになった。
10分~30分。長くて1時間とか。
それは、全て風岡とやっているからだ。

全て写メールなどで風岡から報告がくる。

その後、なにくわぬ顔で真琴が遅れてごめんとやってくる。
そのなにくわむ顔をした10分前までお前はあいつのちんぽをしゃぶっていたんだろ。
それを喉まででかかったが、やはり真琴と別れたくない気持ちが強すぎて
声に出す事はできない。

真琴が俺が怒っているのかと心配になり、
ごめんねと顔を近づけキスをする。

かすかだが精子のニオイと味がしたようなきがした。


というオチになってくれたら俺好み。



282:名無しさん@ピンキー
08/03/12 13:37:19 Gl4PmKGK
>>280
そこまで妄想できんならSS書いてくれ

283:名無しさん@ピンキー
08/03/12 13:57:39 sbApfXcK
嫌がらせじゃないんなら、投下中の作品のそういう長文妄想やめようぜ。
作者が書きにくくなりそう。


284:名無しさん@ピンキー
08/03/12 19:41:44 cmtFAfV8
アンチも涌くようになったら本物

285:名無しさん@ピンキー
08/03/12 21:56:41 K+OyyWWu
このスレで困難乗り越えて元鞘の清々しい後味の小説は読んだことないわけよ。
寝取り寝取られなんでどうしても憎悪が伴うから。
でも、雨の中傘を差さずに踊る人間がいてもいいと思うんだ。
つまり今回に限っては寝取り返しを読みたいわけさ。

286:名無しさん@ピンキー
08/03/12 22:03:09 45F/eiVB
自分で書けばいいじゃない

287:名無しさん@ピンキー
08/03/12 22:58:27 bBpvudmT
長文妄想の人もSSの才能有りまくりだよ
オリジナル作品を読ませて欲しいよ

288:名無しさん@ピンキー
08/03/12 23:04:14 HwifRk7b
大きなヤマ場を迎えてるから後でね。
仮に>>280が良SSを投下したとしても今のタイミングでは嵐扱いされかねないよ。

289:名無しさん@ピンキー
08/03/13 01:07:48 MuUWd/ti
なんでだよwそんな自分勝手なルール作るなよ

290:名無しさん@ピンキー
08/03/13 03:57:35 CRsiESmy
展開の予想や改変やめれ、なら分かるんだが
オリジナルの投下も後にしろっておかしいだろw

291:名無しさん@ピンキー
08/03/13 04:08:09 JtfXMf9F
まあおまいらケンカなんて下らん事してないで仲良く職人の投下を待とうぜ。

雰囲気悪いと投下する方も気が引けるだろうぜ。

292:名無しさん@ピンキー
08/03/13 07:43:04 zQS/goTp
とりあえず幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeYは投下した後
日の終わりにでももう一度なんでもいいから同じIDでレス書き込め。

293:名無しさん@ピンキー
08/03/13 07:48:07 JtfXMf9F
>>292
それって何の意味があるんだ。
逃亡防止とかか?

294:名無しさん@ピンキー
08/03/13 07:53:42 9XCgGpL1
>>292
自演を疑ってるみたいだけど、それって意味あんの?
感想なんて人それぞれでしょ?

295:名無しさん@ピンキー
08/03/13 09:52:47 N8FdlrcU
>>280-281
マグロの一本釣りというサイトにそんなシチュエーションのっSが掲載されていた。
そこを紹介したかったのだが、もうつぶれていたようだ。


296:名無しさん@ピンキー
08/03/13 12:39:47 J2XZkI7X
『自演乙』荒らしが出てくるようになったら本物

297:名無しさん@ピンキー
08/03/13 12:57:09 omjIqp8M
>>295
またずいぶん懐かしい
あのスレどうなったんだろう

298:名無しさん@ピンキー
08/03/14 00:13:52 pGHGbAF/
>>295
アーカイブ探すからURLくれ

299:名無しさん@ピンキー
08/03/14 00:24:40 nhql+krm
295じゃないけど…

つ URLリンク(members2.jcom.home.ne.jp)
保存する前に消えちゃったんだよなぁ
割とすぐに消えたからWebArchiveではHitしなかった


彼女or片想いの娘が犯られてしまうゲームを製作スル?
スレリンク(erocg板)

>786 名前:777 投稿日:2005/11/10(木) 00:15:45 Mn3UTOTt
>なんか混乱させてしまったようで申し訳ないです。
>自分としてはゲームにすることは考えてないですが、
>誰かがやってくれるならこれをプロットにするなり、
>改変するなりしてもかまいません。
>
>でもゲームにするのを考えてないのなら、
>エロパロのほうに投下すべきでしたね。
>板違いすみません。

作者は↑のように言ってるんだけど、再配布は駄目なんかね?
そもそも保存してる人がいるかも怪しいけど

300:名無しさん@ピンキー
08/03/14 00:30:30 qZIrvzKL
なつかしいなー、あれは絵もあってなかなかいい作品だった。
以前サルベージしようとしたけどうまくいかなかったんだよな・・・

301:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY
08/03/14 11:30:28 8zSj0HnY
41.
「…風岡!」
俺は夢中で叫んでいた。
「もうやめろ、真琴に、これ以上…!俺は絶対、許さない」
風岡は、やれやれ、という表情をしてみせた。
「ここまでハッキリさせたのに、キミも分からないヤツだなぁ…」
真琴を泣かせるヤツは俺の、敵だった。ずっと、ずっと昔から。
「真琴、スカート下ろしていいよ」
風岡の許しを得て、真琴がのろのろとした動作で、スカートを元に戻す。
下を向いたままで、その肩は震え続けていた。
「…分かったよ」
風岡は言った。
「…僕を許せないなら、真琴のご両親に、全部話すといい」
予想外の発言だった。真琴の身体がぴくりと動いた。
「僕はそれで終わりだな。4月からの就職の内定は取り消し。大学も退学処分…。
「……」
「まあ真琴も親に大目玉を食らうだろうし、かなりデメリットを背負うだろうけどね…。
いずれにせよ、僕の将来は全部キミが握ってる」
真琴の背負うデメリット。その言葉は、俺を確実にたじろがせた。
「なのに、なぜ僕がキミに、ここまでしてみせると思う?」
まずい。また、風岡のペースに巻き込まれていく。そんな自分を感じた。
「僕が、真琴のことを本気で好きだからだよ」
嘘だ。俺は唇を噛んだ。
けれど、風岡のその言葉に、真琴は弾かれたように顔を上げた。
その表情には、明らかに、喜びの感情が浮かんでいる。
「僕としてはさ…ヤスタケくんが怖いんだよなぁ」
「…怖い?」
「うん。俺よりも真琴との付き合いは長いし、今でも真琴を想ってる。
いつ、真琴を奪われるか、分かったもんじゃない」
「…」
「そりゃあ、僕は真琴を信用してるけどね」
「僕も春からは就職だし…生活の基盤もできる。真琴との将来だって、数年後には…と、
真剣に考えてるんだ」
「でも、キミの真琴への強い執着を見ているとさ…真琴が、心変わりしてしまう可能性も
十分に」
「…そんなことないっ」
風岡の言葉を途中で鋭く遮ったのは…真琴だった。
「龍介さん…そんなことない」

302:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY
08/03/14 11:33:19 8zSj0HnY
42.
真琴は、風岡をじっと見詰めていた。
「私、心変わりなんて…しない」
だめだ。俺は暗い絶望を覚えながら、そんな真琴に目を向ける。
風岡は、巧みな誘導で、風岡と真琴の恋愛に俺が横槍を入れている構図を
完成させようとしていた。
「…ヤスタケ、く、ん」
真琴が顔を上げて、こちらを見つめてくる。
「…私に、幻滅したよね…ごめんなさい…」
「真琴」
「でも、隆介さんの…言うとおり、だと思う」
「…」
「わたしたち、ずうっと幼馴染で…内心、ずっと好き同士だったよね…」
「真琴」
「でも、もうダメなんだよ。幼馴染以上になっちゃ…ダメなんだ」
「やめろよ…真琴」
「おねがい…私と、龍介さんを…そっとしておいて。それに…」
真琴は、小さいけれど、意思の通った声で言った。
「龍介さんは、大事な時期だから…」
「…真琴」
何でこんなことに。俺は混乱した。どうすればいいのか判断できない。
しかし、俺の選択肢が、極限まで狭められたことは分かった。
この状況で、俺が真琴との繋がりを保ちつづけるためには、真琴の純粋な
幼馴染に徹し、ふたりの恋愛を認めてやるしか、ない。
「…後悔…しないのかよ…ほんとに」
俺が力なく問いかけると、真琴は、やや間を置いて、そして、頷いてみせた。
二人を認めてしまった。俺と真琴はただの幼馴染であり、俺は決して真琴に
ちょっかいを出したりしない。そういう関係が、いま、成立したのだ。
「いやぁ、安心したよ、ありがとう」
風岡がそう言いながら、大げさなジェスチャーで俺に歩み寄ってきた。
「まあ、僕も少しやり過ぎたけれどさ…キミさえ分かってくれたら。
真琴のことは、全部俺に任せてくれていいから」
まるで親友に対するように、風岡は俺の肩を抱きかかえる。
そして、真琴には見えない角度で、にやりと俺に笑いかけた。
「…っ」
「まあ、悪いようにはしないからさ…これから、楽しみにしてなよ」
真琴に聞こえないほどの小声で、ヤツは俺の耳元に囁く。
そして、仲直りと言わんばかりに、俺の手をぎゅうっ、と握ってきた…。

303:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY
08/03/14 11:36:30 8zSj0HnY
43.
俺と真琴は、帰りの電車の中にいた。
風岡とは、遊園地の最寄の駅で、別れた。
俺たちは、座席に隣り合って、ずっと黙り込んでいた。
都心から俺たちの住む衛星市の駅へ向う電車は、一日の行楽を終えて帰宅する
家族連れや、楽しそうなカップルでやや混み合っていたが、大きなベッドタウンの
駅を過ぎて、車内の人影は疎らになっていた。
(…結局、俺は風岡の仕組んだ舞台で、ヤツの思うように踊らされたのか)
敗北感と、この一日の疲れが、どっと押し寄せてきていた。
真琴の横顔を盗み見る。
俺と同じ様に疲れた表情ではあったけれど、その瞳には、全ての秘密を幼馴染と
共有し、認めてもらったという安心感のようなものが漂っていた。
「…ヤスタケ、くん」
やがて、真琴が、ぽつりと口を開いた。
「…二人きりのときは、ヤスタケ、でいいよ」
俺は言ったが、真琴は、少しだけ笑って、かぶりを振った。
その笑顔は弱気で、俺の知っている真琴の弾けるような笑顔でないことが哀しかった。

刷り込まれた風岡への“忠誠”。
それが、今の真琴のすべての行動の規範なのだろう。
「…ありがとう」
真琴は、それだけを続けた。
「…お前の、恋愛だし…。俺は、誰にも、何も言わない」
俺はそう言うしかなかった。けれど幼馴染としての忠告くらいは許されるだろう。
そう思って、言葉を続けた。
「でも、今日みたいな…あんな…何でも言いなりになるようなのは…良くない」
「…………うん」
「それに…ひ、避妊、とか…ちゃんと、してるのか?…」
俺の言葉に、真琴は少し驚いた表情になって、俺を見あげた。
その顔は、羞恥のせいで真っ赤に染まっている。
この表情を、俺のために、見たかったな…とふと思う。
「だってよ…お前だって…もう、あ、赤ちゃん、産める身体なんだろ…」
そんなことを言いたくはなかったのに。
なんでこんな分かったようなことを、大人ぶった台詞を俺は吐いてるんだ。
真琴の生理の周期すら知らないくせに。
けれど、俺は風岡に許された範囲で真琴との繋がりを持ち続けるしかないのだ。
「………そう…そうだよね」
真琴は、しばらく考えたあと、それだけを言った。
でも、その言葉は、真琴が避妊をせずに風岡に抱かれている、ということを如実に教えている。
「…ありがと、ヤスタケ、くん」
俺と真琴の関係は、「ただの幼馴染」として明確に定義された。

真琴とは家の前で、手を振って別れた。
俺は自分の部屋へ入りドアを閉めると、ズボンの右ポケットに手を差し込んだ。
その中にあるものを、取り出す。
俺は、無言で、手の中にあるものを見つめた。
あのロッカールームで、風岡が俺と握手する振りをして、握らせたもの。
それは、黒く細長い、USBメモリだった。

304:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY
08/03/14 11:41:09 8zSj0HnY
44.
真琴を奪われる。
それは避けられないと知った瞬間から、俺の精神は、変調をきたしていたのだろうか。
もう真琴を恋人として奪い返すことは出来ない、と絶望した時から。
心の片隅に、黒く点った炎。俺はその炎から、目が逸らせなかったのだ。
真琴を思いやる気持ちを誇りにしていたはずの、俺が。
あのロッカールームで、動揺の真っ只中にいる俺に、風岡は、これを握らせた。
その時、俺の心の中をよぎったものは……邪な期待と、黒い欲求だった。
風岡が、内緒で俺に渡すからには、データ内容の察しはすぐに付いた。
このUSBを証拠に、もう一度、風岡を糾弾することも、俺には出来たはずだった。
「真琴、これを見ろ!お前は遊ばれてるんだぞ!」…と。
だが、それをしなかった。いや、たとえ、したところで。
…風岡は勝算なく、危ない橋を渡ろうとはしないはずだった。
思えば、俺は以前から、風岡に与えられた真琴の写真を、俺の汚れた欲望の
処理のために、使ってきているのだ。何度も、何度も。
風岡に抱かれる真琴の姿を見ながら、俺は、自慰を繰り返している。
そんな俺に、風岡を責める資格があるのか。
それに、そのことを逆に風岡から指摘されてしまえば。
俺の携帯には、風岡から時折送られてくる真琴の痴態が、もう十枚以上は
格納されていた。
つまり、俺はすでに、風岡と結託して、真琴を、凌辱しているも同じではないか。
その事実を、真琴に知られたら。
幼馴染でさえ、俺たちは、いられなくなるかも知れない。
(…真琴は、どうせ俺の手には戻ってこないんだ。)
そんな思考が、よぎった。
風岡の目が、狡猾に笑っていた。俺に悪魔の取り引きを持ち掛けて来ていた。
真琴を諦めろ、その代償に、真琴がどういう女か、俺が見せてやる、と。
俺は、その誘惑に勝てなかった。
ヤツが握らせたUSBをそのまま、俺は受け取っていたのだ…。
「なにが、避妊くらいしろ、だ…偽善者め」
俺は自分でも気付かぬうちに、ぽつりと、そう呟いていた。
一人の部屋に戻った時から、いや、真琴と別れた瞬間から。
俺の陰茎は、すでに、痛いほどに勃起していたというのに。
俺は部屋の電気を付けずに、パソコンを起動した。
モニターの白色の光が、やがて、俺の影を部屋の壁に黒く浮かび上がらせた。
そして俺は、手にしたUSBメモリを、接続口に差し込んだ。

305:幼馴染ネトラレ ◆z8bwk5sDeY
08/03/14 11:43:27 8zSj0HnY
どうもです。
いや。もっと書き出す事前に構成をちゃんと練っておくべきだった、と後悔する日々…今回はきつかった。
エロなしでスミマセン。
皆さんからの書き込みを見せて頂いて「うわ~そうすりゃよかったよな~」と身悶えするも
もはや引っ込みはつかず、このまま突っ走るしかありませんがwww

いつも短い更新でスミマセン。とりあえず、ここまでで。

306:名無しさん@ピンキー
08/03/14 12:56:53 ocM3yTxN
おお、続きが来てる!
いつもながらGJですなあ、風岡の誘導が巧みというか…
勝手に巻き込まれた挙句
>おねがい…私と、龍介さんを…そっとしておいて
とか言われてるしww
ハメ撮りもらったら普通抜くし、罪悪感感じてる主人公が純粋で泣けるw


307:名無しさん@ピンキー
08/03/14 12:58:41 kLsmOh3u
GJJJ。
ヤスタケも落としたか……風岡の一人勝ちだな、こりゃあ。

308:名無しさん@ピンキー
08/03/14 13:01:07 6mTBDxVs
全てが決着の様相を見せたし、そろそろエピローグかな
こうなった以上、ヤスタケがどれだけ黒くなるかに期待
まあ、そうはいっても主人公も悪い奴ではないだけに今後に注目しておく

309:名無しさん@ピンキー
08/03/14 13:02:48 IG7750Up
いつもどおりの終わりになるかな?
黒いのも見てみたいがw

310:名無しさん@ピンキー
08/03/14 14:03:21 expGf9Fh
青さん乙

311:名無しさん@ピンキー
08/03/14 15:58:06 E6E4Uiz+
主人公も新しい恋でもすればいいのに…と、思う時があるけど
そう簡単にはいかないもんだよね、続きに期待してます。

312:名無しさん@ピンキー
08/03/14 17:31:15 abCh4i6n
俺が作者なら、風岡と真琴には地獄に行ってもらって、ヤスタケを幸せにするのに…
風岡、本当に死ねよ。
正直、ヤスタケを思うと、読むのがつらい。

なのに、全部読んでしまう。
誰か、俺を止めてくれ…

313:名無しさん@ピンキー
08/03/14 17:39:26 pur6LYSa
そろそろ他の男との性交を強要しそうだな


314:名無しさん@ピンキー
08/03/14 17:47:14 TVGMRtmZ
幼馴染寝取られなんか大好きだけど、嗜好とは別にイラつく展開だなこれは^^;

とりあえず作者GJです

315:名無しさん@ピンキー
08/03/14 18:15:42 jwyu2HaQ
煽りじゃなく、ここで終わったほうが良くない?
ここから先続けるなら職人の実力だけじゃなく精神力も試されるよ。

316:名無しさん@ピンキー
08/03/14 18:23:31 /C9rJGL3
むしろ俺らの精神の方が試される感じが

317:名無しさん@ピンキー
08/03/14 18:27:09 pur6LYSa
NTRとしては完結してるから、これ以上は調教モノだよな
調教モノも大好物だけど

318:名無しさん@ピンキー
08/03/14 19:06:51 B6JhUdrG
>>317
調教スレで昔そういうことを言い出すのがいて、ROCO氏の作品が未完
で終わったことがあった

319:名無しさん@ピンキー
08/03/14 19:18:28 jwyu2HaQ
>>318
住人が職人にいろんな要望をつきつけてSSを潰してしまった典型だったな。
しかも潰したSSがスレにそぐわんだの何だので延々議論してて呆れてものも言えんかった。
あの時、手が付けられない荒れ様を収めるためにROCO氏を呼んだのは実は俺なんだが、
自分たちで収拾をつけられなかった不甲斐なさを今でも悔やむわ。

320:名無しさん@ピンキー
08/03/14 19:21:00 ZnzHC9lN
前スレのサンタも無理やり終わらせた感があったけどね。

321:名無しさん@ピンキー
08/03/14 20:57:46 kLsmOh3u
正直どっちも譲り合うしかないと思う。

読者側は望まないor俺の提案の方がいいのいけるぜ!展開になったとしても、
よほどスレの主旨から外れない限り注文するのを控える。そういうの読みたければ自分で書け精神で。
職人もあれこれ言われたとしても、自分の書きたいものを書く。
小出しで掲示板に書いていく以上、何か言われるのは避けられないだろうし。

読みにくい且つ偉そうな文すまん。つーわけで以降ROMる。

322:名無しさん@ピンキー
08/03/14 21:08:55 6mTBDxVs
>>317
それ以外の展開も普通にあるのに、その断言はおかしい


323:名無しさん@ピンキー
08/03/14 21:48:07 XbwTfAjH
ね~?
真琴ローター入ったまま帰ったの?

324:名無しさん@ピンキー
08/03/14 21:51:22 1zHYlEeJ
      ,一-、 
     / ̄ l |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
    ■■-っ < んなーこたーない 
    ´∀`/    \_______ 
   __/|Y/\. 
 Ё|__ | /  | 
     | У..  |

325:名無しさん@ピンキー
08/03/14 21:57:05 jwyu2HaQ
>>321
まあおちつけ。今更言ったところで昔から変わらんよ、ここは。
多少妄想要望があったとしても焦って首を突っ込まんことよ。

とは言ったが、USBメモリの中身を想像することだけはしないほうがいいかもね。
職人への礼儀と、自分たちの楽しみを残しておくために。

>>323
もはやどっちでもいいような流れでないかい?

326:名無しさん@ピンキー
08/03/14 22:04:24 pur6LYSa
>>322
言葉が過ぎた、すまね

327:名無しさん@ピンキー
08/03/14 22:54:32 CkFp5T/o
お前らNTRスレ住人なのに何でこんなに寝取られでダメージ受けてんの?

328:名無しさん@ピンキー
08/03/14 23:07:43 JJGiJYx5
>(…真琴は、どうせ俺の手には戻ってこないんだ。)

これこそが寝取られ。
キター!続編キター!!

心の思うままに書き進めてください。お願いします。

329:名無しさん@ピンキー
08/03/14 23:57:52 2PUKvY+h
GJと言うほかありませんな
これだよ・・・この喪失感・・・

330:名無しさん@ピンキー
08/03/15 00:09:41 t9+044EN
ああ、駄目だ・・・今回は全部を読めない
良い意味で若干描写を読み飛ばした
心が軋む・・・読んでいて辛い・・・目を背けたい
じっくり読むのは明日の楽しみにとっておこう
この感覚こそがNTRですよ

331:名無しさん@ピンキー
08/03/15 00:42:00 LOwWrnfa
思い人を病気や事故以外で自分の元から失うのが寝取られ…
故に切なくなれればいい小説の証だな。しかし、物語の結末としては別だけどね

332:名無しさん@ピンキー
08/03/15 00:52:31 q1rjH0ZV
>>327寝取られでダメージ受けるからこそ、このスレにいるんだよ。


333:名無しさん@ピンキー
08/03/15 01:55:41 XjVnGJ5q
>>332
俺はダメージは受けたくない派だけどね。
NTR好きな人はやっぱりそのダメージを楽しんでるんだろうなぁ。
俺はただ好きなやつがいるとかで最初拒んでたのが…ってのが好きなだけだから本当はここにいるべきじゃないんだろうけどね

334:名無しさん@ピンキー
08/03/15 02:46:16 VnCFEJS/
いや、これはその、あれだ。
女の子が「キャッ」とか言いながら手で顔を覆ってるフリをして、
実は指の隙間から見ている、みたいな。


うーん。
個人的にはNTRは完結してから読んだほうが精神衛生上良いのかもしれん。
でも見ちゃうんだよな。このスレ。


335:名無しさん@ピンキー
08/03/15 05:23:35 Hp0PXO6j
GJ―――っ!!

336:名無しさん@ピンキー
08/03/15 06:00:42 PQFKMUWa
俺はこの作品を読んで
寝取られる過程が大好きなんだと確認できた。

337:名無しさん@ピンキー
08/03/15 06:47:55 phLya+oV
ふつーのスレは細切れ投下は怒られがちだけど

モンモンとするのが好きなここの住人的にはむしろおk

338:名無しさん@ピンキー
08/03/15 08:49:21 c8kJxK86
寝取られ小説を、寝取り男側に感情移入して「寝取り小説」として楽しみたい俺は、早く完結して欲しい派なんだよね。
スレの雰囲気で、けっこう良さそうな寝取られ小説なんだなぁと推測はしているけど、本編は読まないようにしている。
完結が楽しみ。

339:名無しさん@ピンキー
08/03/15 09:20:14 FexnL+8J
寝取り男といえば、風岡のキャラはある意味リアリティあるな
人の幸せを邪魔したり、ぶち壊してニヤニヤする屑は実在する
別に現状に不満があるわけでも相手が憎いわけでもないのもリアル
まぁ、実際はそんなの嫌われたりスポイルされるわけで、同年代の女には
そういう性根が透けるため相手にされず、バイト先の少女で歪んだ欲望を
晴らしてるというところかw
避妊せずヤってるのは伏線だと思うので、どうオチが付くか楽しみ

340:名無しさん@ピンキー
08/03/15 15:11:34 SNoYqyjb
そういえばサンデーの水泳漫画で兄弟間NTRがあったような

341:名無しさん@ピンキー
08/03/15 17:14:00 f8SNNkHr
いつの話だ

342:名無しさん@ピンキー
08/03/15 21:07:02 r6b8UlHS
>299
サンクス

343:名無しさん@ピンキー
08/03/16 02:03:02 Z/jkLwGy
ちょっと前のモーニングで厳密にはNTRではないがNTRと言えなくも無いやつがあったな。
あーいるいる、こういうオツムも股もゆるい女ってorz
って感じだった

344:所有物
08/03/16 04:22:21 rcKdL2JV
「俺としてはお前の心と身体がほしいわけじゃないんだ、お前の身体だけが目的だからな。
だからあいつのことは好きなままでいいんだよ。まあ、あまりの気持ちよさに身体だけじゃなく
心も俺の物になっちまっても俺はかまわんが。」
「ふさげないで、たとえ何度脅迫であなたと寝たとしても、
心が変わるなんてことない!」
「そうかな。意外とエッチの相性で堕ちる女は結構いるぜ」
「もしそんな女がいればそいつはエッチで好きな人が変わるただの頭のゆるいバカ女よ!」」
「言うね。じゃあ、もしお前が心まで俺のモノ『所有物』になったら好きにさせてもらうぜ。」

「……くっ、人をモノ呼ばわりしないで……」
ヒロインは寝男を睨みつける。並みの人間なら目をそらすだろう。

「所有物になるまえなら、あいつにばれるような変な注文はしないからな。」
「約束よ彼にはばれないようにするって」
「ああ、約束だ。だがお前も守れよ、あいつにばれない心配がなければ、俺のいう命令には必ず従うとな。」
「わかったわ」
「これからが楽しみだぜ。その凛とした表情が堕落するのがな。
いつでも呼び出せば来る。便利な性欲処理便器になるのがな。」


僕の元には寝男が送りつけてきたビデオテープ12巻ある。
そして、今ヒロインはいない。

僕はこの1巻の冒頭だけをみて、次に11巻目をセットする。

そこには、あいつとヒロインが正常位でエッチしているシーンだった。

「あひぃ、んはんああああぁあ、気持ちいイですぅん」
「くくく、いい声出すようになったよな、最初の頃なんか感じてることがばれないようにって、
声なんて一言も発しなかったのによ。それが今じゃこのおんぼろアパートの全部屋の住民に聞こえるぐらいの
声だからな。」
「だあぁあってえぇえ、こ、声を出した方が気持ちいいんだもん。
我慢んすることなんてできなぁぃぃいいいぃよおおぉ。
そ、それにね、私のクチ我慢ができないんだもん。
喘ぎ声や卑猥なセリフ、もっともっと喋りたいの、叫びたいのおぉぉ~」

「ほら、キスしてやるから口を大きく開けて舌を伸ばせ、唾液を飲ましてやる。」
「ふぁああい…」

寝男の唾液が次々とヒロインの口の中へ入っていく。

「ほら俺の唾液でうがいをして味わって飲み込めよ。」

寝男のいわれたとおりヒロインはグチュグチュもごもごと口の中で唾液を味わい飲み干した。
「よしえらいぞ。ほらお待ちかねのキスタイムだ。ほしいだろご褒美。」
「ふぁい、あい、ごほうびぃヒロインにくだひゃい。」

寝男は正常のまま上からヒロインに覆い被さりキスをする。
ヒロインは両手を寝男の背中にまわして力いっぱい抱きつく。

じゅぶぶうぶぶぶぶ
ぶじゅうううぅぅぅぅうぅ

僕たちがしていたキスとはまるで違う。
ヒロインの唇をむしゃぶりつくあらあらしいキスが5分以上も続く。
途中何度もヒロインは喉をごくごくとならす。
多分、寝男の唾液をたくさん飲まされているのだろう。

345:所有物
08/03/16 04:23:01 rcKdL2JV
「よし次はフェラチオだ。俺が興奮する卑猥なのを頼むぜ」

僕はこのビデオの日付を見た。23日の午前中に撮られたものらしい。
この日は忘れもしない、この日の夜に僕は彼女と初エッチをした。
もちろんヒロインも処女だと思っていた。
人によって血がでるでないというのは知識で知っていたために血が出なかった彼女もそうなのかと。
なのに、このビデオに写る女性と僕の彼女のヒロインが同一人物であるなんて信じられない。

恍惚した表情でだらしなく舌をのばし唾液をちんぽにいっぱい垂らしつけているヒロイン。

その6時間後に、僕の部屋で普段不器用でなれない食事をヒロインが作ってくれに来たのだ。
そして、キスからはじまり僕達は初エッチをした。
そのとき、ヒロインはまったく声をあげなかった。
処女の痛みを僕に悟られまいと我慢しているかと思っていたけど、
寝男のちんぽは太くて長く僕の2倍はある。
このビデオを見た後ではただ単に気持ちよくなかっただけなのかもしれない。
僕の初めてのエッチはヘタでただ痛くないようにとできるだけ優しくゆっくり挿入して
このビデオのように激しいエッチはしなかったからだ。

ビデオ画面には、いつも強気で不器用なヒロインが、寝男のちんぽをじゅぼじゅぼと両頬をへこませ、
卑猥な音を立てながら激しく頭を上下に動かしている。

「くくくっ大分よくなってきたな、お前は料理はヘタだけど、フェラにかんしては上出来だ。
料理もフェラみたくはやくうまくなれよ。」
ヒロインは舌を亀頭から下にさがっていきお尻の穴まで舐めあげている。

「そうだな、フェラは俺のところで練習してうまくなったから、料理は彼氏で練習しろ。
料理は彼氏に食べさせ、彼氏が心からおいしいという感想を貰えたら俺にも作っていいぞ。
それまで俺はお前の料理は食べないからな。」

「わ、わかりました、かならず料理うまくなって主人公においしいって言わせて見せます。」

はは、そうかだからヒロインは僕に料理を……
ヒロインが料理を作ってくれたとき僕はとてもうれしかった。
彼女を傷つけまいとあの日嘘でおいしいといった。
その二日後ヒロインがまた料理を作りに来てくれたのだが、そのときすごく機嫌が悪かった。
なぜ機嫌が悪かったのか今まではわからなかったがこれも今はわかる。
あの料理を寝男に食べさせ怒られたのであろう。
ヒロインはまた感想を聞いてきた。
その日も僕は嘘でおいしいといったら、彼女は本当のことをいってっと、
すごい見たことない不自然な笑顔で包丁を握り締めていた。
僕がその視線に耐え切れず目線をはずしたことで彼女には料理がおいしくなかったことがわかり、
そのままその日はエッチをせずに彼女は帰っていった。


346:所有物
08/03/16 04:23:52 rcKdL2JV
ビデオの方はまだフェラをしていたあれから15分たっている。

「くく、一発目はクチにだすぞ飲み込め。」

じゅぶぶうっぶうぶっぶうぶぶっぶぶぶうっぶぶぶっぶぶぶっぶ
じゅぶぶぶぶううううううううぅぅぅぅ

ヒロインは精液を搾り出すようにちんぽを夢中で吸い上げている。
精液を出し終わり寝男がちんぽを抜く。

ヒロインは精液を一度手のひらに
出してそれをズジュズズズウズズと飲み干した。

唇の周りついている精液を唇満面に塗る。

「はぁ、すごく濃くて熱くて美味しいザーメン汁いっぱいいっぱい飲みました。
これで、またいつものように歯も磨かず口もゆすがないで主人公とキスしてきます。」

「それにしても彼氏はかわいそうだよな、ファーストキスは俺の精子の味つきニオイつきの唇だったんだもんな」
「はい、それからも寝男さんに言われたように主人公とキスする条件として私の唇に寝男さんの
精子が塗られていないかぎりキスはさせませんでした。」
「いつものように忘れずに俺の精子を首から下げているロケットペンダントに入れておけよ。
キスするときに唇についている精子が乾いてたら約束反故だからな。」
「はい大丈夫です、いつもキスする雰囲気とかになったら、見えないところで唇に塗ってますから」

ヒロインは大きくクチをあけて、ばぶっとちんぽを再びくわえ込む。

「へいひぃ、ひれいにしぼりだひまふぅ」

じゅるるるうるるるるるるるるるる

また一つわかったなぜあの日はキスが駄目で、なぜあの日はよかったのか。
彼女は機嫌ではなくて寝男との約束だったのか。

それに彼女と付き合った記念に僕はペアのロケットペンダントを買ってプレゼントしたんだ。
彼女はこんなの恥ずかしいと絶対つけないからな。と言っていたが、
デートの日は必ずつけてきてくれた。
その僕がプレゼントしたロケットペンダントに精子がはいってなかったから、
ヒロインは僕とキスしなかったんだ。

以前僕が彼女にロケットの中見せてと頼んだときは絶対に見させてくれなかった、
僕の写真が入っていると教えてくれただけで。
僕はヒロインの写真を入れているよと見せても、ヒロインは顔を真っ赤にして頑なに拒んだ。
そんなに照れることはないのにってあのときは思っていた。
でも、そのときはもうあのロケットには僕の写真が寝男の精液まみれにでもなっているんだろう。

僕がプレゼントしたあのロケットも、それにヒロインの唇も寝男の精子まみれだったのか。

それにこのビデオが送られてきたってことは、ヒロインは寝男の所有物になったって意味か。
その所有物になった告白がこの11巻目のこの続きか12巻目にあるのかもしれない。



347:所有物
08/03/16 04:26:24 rcKdL2JV
僕はこのビデオのことが、現実として信じられないでいる。
なぜならヒロインは今も僕と付き合っている。
これから13時に駅前で待ち合わせになっている。

時間は11時、僕はビデオを止めて風呂に入り
準備を済ませデートの待ち合わせ場所につく、
時間は約束の時間20分前だ。

彼女は時間に遅れてくることが最近はある。ビデオが届く前ならそんなことは一度もなかった。
ビデオで寝男が言っていた、所有物になるまえは僕にばれないようにしてやるみたいなことを。
ヒロインがあいつのモノになった今はもう、ヒロインはあいつのいいなりでヒロインの時間はすべて寝男中心になっているのかもしれない。

約束の時間から40分が過ぎた。
さすがに僕はヒロインの携帯に電話をかける。
「はぁはぁはぁ、しゅ、主人公?」
「ヒロイン今どこかな?」
「い、いま、は、はしって……い、いるところよ…もうすぐ…んはぁ…ん…つ、着くから…ご、ごめんね…」

ヒロインの声がとぎれとぎれに聞こえてくるこれはきっと走っているからなのだろう。
まさか寝男とやっている最中な訳ないよな。そう思いたいがそれは都合がよすぎだろう。
多分寝男とやっているに違いない。

「じゃあ、切るからね……主人公…」
「あ、待ってヒロイン」

プツ…ツーツー

そして、ヒロインが来たのはそれから1時間後だった。携帯に電話をしてもつながらなかった。
ヒロインは遅れた理由は昨日は友達の家でお泊りだった為に寝過ごしてしまったとの事。
さらに遅れたのは友達の内に財布を忘れていったん取りに戻って遅れてしまったと苦しい言い訳だった。

「本当にごめんなさい。」
「友達って誰かな? 」

いつもの僕はそんなことは聞かない。
けどあのビデオを見たらはっきりいって疑ってしまう。僕は彼女の表情の変化を見逃さない。

「友達は友達だよ…ほら、えっっと…幸子よ。幸子の家で泊まってたの。」
「じゃあさ、遅れてきたお詫びにさここで僕にキスしてよ。」

僕はいじわるをいってみた。

「いいよ……1時間以上も待たせたからね」

!?
今までの彼女だったら、「バッカじゃないの、こんな公衆の面前でできるわけないじゃない!」
と怒鳴ること間違いなしだった。
それにキスができるということは彼女は今日あの寝男の精子がロケットに入っている。

「ごめん、やっぱりここじゃ恥ずかしいから。」
僕はやっぱりキスをあきらめ、それからいつもどおりデートをした。
帰りに、昨日から両親が父の実家にいっているらしく家には自分一人だけだから、
遊びに来ないかな、と誘われた。

348:所有物
08/03/16 04:35:22 rcKdL2JV
僕はもちろんうなづき晩御飯の買出しに付き合った。
晩御飯はなぜか僕があまり好きじゃない辛いものばかりの料理だった。
それも今となってはわかること。深く追求しない。
ヒロインに僕が辛いものが苦手なことをもう一度いっておくと、
ごめんね。お父さんが辛いものが好きでちょっと練習してたの。
次は違うものを作るから。

「僕は辛いものは苦手だけど、おいしかったよ。辛いものが好きな人なら喜ぶんじゃないかなきっと。」
そういってあげたらヒロインはものすごく喜んでくれた。
きっとヒロインはあいつに食べさせるんだろうな。
けど、僕はあまりうれしくなかった。

僕は勢いよく席を立ち喜んでいるヒロインに強引にキスをする。

パン!

しかし、わずかに触れた所で突き飛ばされ平手うちをされた。
「強引にキスするなんて信じられない! 」

ヒロインは泣いていた。
あの強気なヒロインが寝男の約束をやぶってしまっただけで泣くなんて。

「悪いけど帰って……」
「ごめんヒロイン、そんなつもりじゃ」
「いいから帰って!!」

僕は何度も謝ったけど許してもらえず家に帰る。
家に帰ったら携帯で彼女にもう一度謝ろうと思い、ポケットに手をいれるがそこには携帯がない。
あれ、もしかして彼女の家に置いてきた?
きまづいが、ここは実際会ってもう一度謝れば許してくれるかもしれない。
時間もあれからだいぶ立つし少しは彼女も落ち着いてくれたかもしれない。

僕は彼女の家につきチャイムを押す。
しかし、何度押しても出ない。
電気はついているけど。
僕はドアを少し引いてみた。

ガチャ扉が開いた。
そこにはさっきまでなかった見慣れない靴があった。

(所有物 エピソード10 終わり)

ピッ…
「……わたし、ヒロインはあなたのモノになります……身体だけじゃなく心もあなたのモノになります。
おちんぽでお口にご褒美ください。クチマンコで気持ちよくなってください…
おちんちんでアナルを激しくお尻の穴がめくれあがり卑猥なケツになるまで激しくついてください、
ぶっといペニスで熟女に負けないイヤラシイオマンコに改造してください。
愛します。寝男さんの全てを……ヒロインを寝男さんの所有物として扱ってください。」

ピッ……
「主人公いっとくけど、私はお前に告白されてしかたなく付き合うんだからな。
みんなに聞かれても絶対私から告白したなんて言うなよ。
お前が泣いて土下座までしてみせたからってそういう設定だからな。
あっ、おい、待て先に行くな! 約束だぞ! 何笑ってんだ!
いったら殴るぞ! グーで! 拳で! パンチで! 顔面だぞ!」


━終わりです。



349:名無しさん@ピンキー
08/03/16 04:52:55 vPNeKUSm
面白かったけど、名前は何とかして欲しいな。


350:名無しさん@ピンキー
08/03/16 04:59:20 Z/jkLwGy
エロイな、GJ!!

351:名無しさん@ピンキー
08/03/16 04:59:57 GEbecBGM
>>所有物
サクっと読める短編乙。序盤を実用的に使用させていただきました。
「男の知らん内に彼女が間男に……」というNTRとしての重要な要素がしっかり押さえられてて良いな。

ただ声を大にして言いたいのは、登場人物に(せめて主人公とヒロインには)名前を付けて欲しかったという事だな。
ここまで登場人物が記号的だと感情移入がこう……な。

352:名無しさん@ピンキー
08/03/16 05:02:46 Z/jkLwGy
エロイな、GJ!!
ただ、俺の理解力が足りないのか、最後の「主人公いっとく~」
のセリフが誰がどんな時に言ってるのかよくわからない。
誰か教えて

353:名無しさん@ピンキー
08/03/16 05:14:04 GEbecBGM
>>352
ラストでヒロインの部屋に戻った主人公が、寝男とすっかり調教されてしまったヒロインに
云々かんぬん、みたいな流れかなと俺は解釈した。

354:名無しさん@ピンキー
08/03/16 05:43:05 vPNeKUSm
俺は、主人公がヒロインに呼び出され、寝男が(隠れて)ビデオ撮影している前で主人公を詰ってるんじゃないかと思った。
ビデオのことが主人公にばれてると思った彼女は、もう開きなってる感じで。
主人公の笑いは諦観の笑いなんだろうけど、その薄ら笑いを見て怒ったヒロインが帰ろうとしている主人公をさらに脅す、みたいな。
その前の奴隷宣言はビデオ12巻目だろうから、そのあとに追加されたんじゃないかな?

355:名無しさん@ピンキー
08/03/16 05:45:31 SWaa/mZY
心はまだ調教し終わってない段階で彼氏に彼女を戻し
態とセックスをさせ寝取り男じゃないと満足できない現実に
うちひしがれる彼女、っていうのが好きだったりします

>>351
電話越しのとかまさにって部分が押さえてあるね

356:名無しさん@ピンキー
08/03/16 10:59:22 IkzosjzA
エンディングだけってのを思いついてしまった
途中経過が思いつかない

357:344=280
08/03/16 11:17:09 rcKdL2JV
>>349
>>351
名前はつけるべきでしたね。
これは長文妄想を元に書き始めでみたものだったから。

>>352
主人公いっとくのくだりは、
彼女と主人公が恋人同士になる告白が終わった後のシーンでの放課後のセリフです。
ここは最後に読者に告白シーンを思い出してもらうというやつだったのですが、
肝心のそのパートがカットしていたのでわかりにくかったですね。

この話しは長編ものに挑戦してみようと思っていたもの。
そして、これがエピソード10にあたるもので、
エピソード1~4が彼女と付き合うまでの過程
5~9が彼女と付き合ってからの話し(寝男登場はここから)
という流れにしようと思って書いてたら日常パートの純愛編が
難しくて最後の寝取られだけ書くことに至りました。

長編はものは難しいです。
自分も純愛パート日常パートが欲しい派なんですが。


358:名無しさん@ピンキー
08/03/16 13:05:58 g87BvaMD
彼女と寝男の初セックスが気になるぜ
個人的に一度目のセックスがNTRのクライマックスだと思ってるんだ。

一回セックスしたらもう元鞘には戻らないしな

359:名無しさん@ピンキー
08/03/16 14:47:50 pXjME6O9
>>357
流石に告白シーンをカットしてるのに、そのシーンを思い出してもらうと
いうのは無理がある。やりたいことは分かっただけに構成が惜しい

>>358
>一回セックスしたらもう元鞘には戻らないしな
んなーこたーない

360:名無しさん@ピンキー
08/03/16 15:08:45 SWaa/mZY
元鞘だと思ったら寝取り男の手の平の上でした
(彼女の心は寝取り男のモノでした)という世にも奇妙な物語的
終わり方もオツですよね

361:名無しさん@ピンキー
08/03/16 16:02:15 g87BvaMD
主人公に捧げる筈だった処女を強引に奪われた挙げ句

「俺のために大事にとっておいてくれたんだね。嬉しいよ」

と耳元で囁かれて取り返しがつかなくなってしまったことへの後悔と絶望、
そして背徳の快感に悶えるのがいいね

362:名無しさん@ピンキー
08/03/16 17:43:08 R89Ti+0H
>>357
GJw
できれば完成版も読みたいw
やっぱ堕ちる過程が重要なのだよw


363:名無しさん@ピンキー
08/03/16 18:43:59 DAeh+sPg
全10章は長すぎでしょw
この最後の章だけですごい引き締まってるので後は想像させた方がいいのでは?
とても面白かったですー

364:名無しさん@ピンキー
08/03/16 20:13:23 cfcwacgP
いや、気持ちはわかる。
おれも書き始めてから、日常パートがかったるくて、エロパートしか書いてない。
しかも書き始めたら興奮して、すぐ抜いて賢者モードになるから全然進まない。
日常パートを根気よく書ける職人さんを尊敬する。

365:名無しさん@ピンキー
08/03/16 21:09:11 GEbecBGM
あれ、>>364に俺がいる。

俺はそれ以前に話の筋は思い浮かんでも、それでSS書こうとした時形にできないんだよなあ。

366:変わる関係、移ろう日々
08/03/16 21:30:10 6abDKmw2
 始まりは、ある寒い冬の日。
 ピピピッ。
 目覚ましの音が聞こえる。
 浦林宗治(うらばやしむねはる)は左手で目覚ましを探し当てて、うるさく鳴り響く音を止める。
 カーテンを開けて光を取り入れると光が部屋を満たすしていく。
「ううっ…」
 太陽の光が宗治の意識を覚醒させていく。
 目をこすりながらゆっくりと起き上がると大きくあくびをした。
「ふ…ぁあ」
 こうして宗治の一日が始まる。


 宗治は部屋を出ると、すぐ左にある扉に立つ。
 そこには「ミサオの部屋 まずはノックして!」と書かれているプレートが掲げられていた。
 まだどこかぼんやりとした頭でドアをノックする宗治。
 いつものことだが返事はない。
 溜息をついて宗治はドアを開ける。
「ミサオ、入るよ」
 ランプの明かりがぼんやりと部屋を照らしていた。
 ベッドには人一人分の膨らみがある。
「朝だよ、ミサオ」
 とりあえず声を掛けるがベッドにいる膨らみは反応を見せない。
 いつものことなので宗治はそれを無視して窓際に歩み寄り、カーテンを開ける。
 部屋の中に光が満ち溢れていく。
 宗治は部屋を見回し、投げ捨てられていた目覚ましをまず回収する。
 そして、目覚ましを持ったまま、ベッドに近づき耳元で音を鳴らす。
 ジリリリリッと宗治の部屋にあった目覚ましよりもはるかに耳障りな音を立てる。
 その音に、ベッドの膨らみは若干の反応を示すが、再び動きを止める。
「ミサオ、ほら、起きて」
 目覚ましがうるさくなる中で、宗治は布団を剥いだ。
「寒いよ…ハルくん…」
 そんな声と共にパジャマを着た少女が丸まった状態で現れる。
 宗治の「妹」の浦林操(うらばやしみさお)だ。
 全体的にほっそりとしている体形で、特に胸に栄養がいっていないように宗治には思えた。
 ただし彼女にそのことを言うと怒るのだが。
「早く起きないと遅刻するよ」
 髪は短く切っておりどこかやんちゃな少年のような印象を宗治は彼女に持っていた。
 今でもそれは変わらないはずだが、時として操が女の子であると感じてドキリとすることがある。
「ん~、わかったよ……ハルくん、いつもありがと」
 そういって寝ぼけた声で宗治に抱きつく操。

367:変わる関係、移ろう日々
08/03/16 21:32:28 6abDKmw2
 パジャマ越しに感じる操の体は細くても柔らかかった。
 女の子の甘い匂いが宗治の鼻腔を刺激する。
 昔は全く気にしなかったのに、いつから操はこんなに変わってしまったのだろう。 
「ほら、早く起きて!」
 理性を奮い起こし操の体を離して操を振り払う。
「ちゃんと起きなよ」
 以前、二度寝したことがあったから一応そう言ってから部屋を出ていく。

 
 部屋を出てダイニングに向かうと宗治の母の洋子が朝食の準備をして、父の健吾は新聞を読んでいた。
「お早う」
 宗治の挨拶に両親が挨拶を返す。
「お早う、宗治」
「お早う、ハルくん」
 洋子はまだ若く、30になっていないはずだ。
 友達を家につれていくと「浦林の母さんって若いな」と羨ましがられることが何度もあった。
 正確に言うと洋子は宗治の義母である。
 洋子は父子二人で暮らしていた宗治の父と結婚したのだ。
「お早う…父さん…母さん」
 眠そうな表情の操がやってくる。
「お早う、操」
「お早う、ミサちゃん」
 操は洋子が16の時に産んだ娘で、宗治とは血の繋がりはない。
 それでも家族4人で仲良く暮らしている。
 

「「いってきまーす」」
 宗治と操が声を揃えて玄関を出る。
「いってらっしゃい」
 洋子の声を背に二人して並んで中学校へ行く。
「いつも朝ボクのこと起こしてくれてありがとうね、ハルくん」
 操が笑顔を浮かべて感謝の言葉を言う。
「まあ、僕が兄だからね」
 その言葉に操が頬を膨らませ、不満そうな顔をする。
「ハルくんは同い年だからなぁ…お兄さんって感じしないな」
 二人はたまたま同じ日に生まれていたので、当然年も同じであった。
 一応宗治が兄ということになっているが、良くも悪くも周りから兄扱いされた覚えがない。

368:変わる関係、移ろう日々
08/03/16 21:34:14 6abDKmw2
「朝起きらんないのに、何言ってんだか」
 宗治が軽く文句を言う。
「むっ」
 その言葉に操がにらんでくる。
 しばらくにらみ合うが、やがて。
「ぷっ」
「あははは」
 どちらからともなく笑いだす。
 そんなやり取りをしながら二人で歩く。
 途中で宗治と同じ制服を着た少年と合流する。
「お早う、坂上」
「お早うセーくん」
 宗治と操の幼馴染の坂上成一(さかがみせいいいち)も手を軽く上げて挨拶を返す。
「よお、ハル、ミサオ」
 成一は宗治と操の幼馴染で小学生の頃から3人でよく遊んだりした。
 中学もこうして一緒に通っている。
 先日のドラマが死ぬほどつまらなかったなど、たわいない雑談をしながら3人で学校へ向かう。
 いつも通りの一日。
 この日々が崩れるなど宗治には知る由もなかった。


 それは学校が終わり帰宅しているときのこと。
 宗治は水泳部に所属しているが、夏場以外は筋トレなどの体力づくりを中心にすることになっている。
 だが、さほど部員は熱心ではないので、冬場はプールサイドや用具室で適当に集まってなんとなく解散ということが多かった。
 操は女子のグループと帰っているので、宗治は家が同じ方向の成一と二人で歩いていた。
 たわいのない話を話していた時。
「なあハル」
 成一が改まった様子になって宗治に話しかけてきた。
「なんだよ」
 成一の様子に不信を思いながら、宗治は応じる。
「その、さ。ミサオって彼氏とかいないよな」
「はぁ?」
 思わず気の抜けた声を出す宗治。
 宗治の返事に成一はムッとした表情を見せる。
「こっちは真剣に聞いてるんだぞ」
「いないんじゃないかな、お前だってミサオといるんだからわかるだろ」
 操から彼氏がどうとかいう話は聞いたことがなかったので宗治はそう答えた。
 しかし、本当にそうなのだろうか?
 家族としていつも一緒にいるが、実は宗治に隠れて付き合っている男がいるかもしれない。
 宗治はそんな不安を押し隠して平静を装う。
 彼氏はいないという言葉にほっとした表情を見せる成一。 
 その様子になぜか、宗治の胸がざわつく。

369:変わる関係、移ろう日々
08/03/16 21:36:03 6abDKmw2
「その、さ」
 成一が言いにくそうな様子で切り出す。
「なんだよ」
 宗治は成一にいらつきながらも続きを促す。
 成一は意を決したのか、ゆっくりと宗治に目を合わせて言葉を発した。
「俺、ミサオが好きなんだ」
「ふぅん…」
 成一の言葉に対して出せた言葉はそれだけだった。
 しかし、宗治の心の中は激しく乱れていた。
「おい、それだけかよ!」
 一見、熱のないように見える宗治の返答に成一が顔を赤くしながら抗議する。
「俺は親友でミサオの家族のお前だから言ったんだぞ!」
「やっ、そんなこと言われてもね…」
 宗治は何と返すべきか言葉が浮かばない。
 応援するよ、という言葉がどうしても出ない。
「ミサオには言ったの?」
 言ったはずはないと思いながらも微かな不安を打ち消すためにあえて宗治は聞いた。
「い、言ってねぇよ!」
 成一の返答にほっとする宗治。
「ミサオには俺から言うから、ハルは絶対に言うなよ!」
 だったらなぜ黙っていないのだろう。
 そんなことを思ったが、宗治は頷いた。
 その後も成一は手伝ってくれよ、どうすればいいかな、などと話しかけてきたが、宗治は上の空であいまいな返事をすることしかできなかった。


 家に帰りを机に座るが、宗治の心は千々に乱れ、宿題に手をつけることができなかった。
 操と成一。
 二人が恋人として付き合ったいく様を想像すると心がざわつく。
 操を取られたくないという思いで一杯になる。
(僕は、ミサオのこと…)
 自分の元にずっと留めておきたい。
 そんな想いが宗治の胸に溢れる。
 (小学校の途中から操と風呂に入らなくなったな。)
 唐突にそんなことが意識に上がる。
 操の裸を思い描こうとして失敗する。
 宗治の記憶に残る操の裸は小学生までだからだ。
 そのころは「何でミサオにはチンチンついてないんだろう?」というくらいにしか思わなかった裸。
 どうして、もっと良く見なかったのだろうか。
 後悔が宗治の胸を突く。
 今は操の裸はどうなっているのか。

370:変わる関係、移ろう日々
08/03/16 21:37:07 6abDKmw2
 つい邪まな思いを抱いてしまう。。
 本人は「胸が小さいんだよね」と言っていた。
 確かに冬場に厚着をすれば胸の膨らみなど分からないが薄着だと、そこは女性を主張する程度には存在が分かる。
 今の操の胸は触ったら柔らかそうだと思える程には。
 触ったらどうなるだろう。
 考えると宗治の股間が熱くなる。
 そのことに後ろめたさを感じながら妄想を続けようとする。
(ミサオの裸…)
 しかし、そこで妄想は打ち切られる。
 とんとん、とドアをノックする音が宗治の意識を現実に呼び戻したからだ。
「ハルくん、ボクだけど入るよ」
 言いながらドアを開けて入ってくる操。
 今まで考えていた相手が目の前にやってきてどきりとした。
「な、何だよ」
 目の前の相手の裸を妄想していた罪悪感からどもってしまう。
(ミサオは僕の妹じゃないか)
「ん~?どうかしたの?」
 宗治の態度を不審に思ったのか操が聞いてきた。
「いや、何でもない」
「そぉ?あ、これ借りてたマンガ。ありがとね。面白かったよ」
 無邪気な笑みを宗治に向けてマンガを手渡す。
「あ、うん」
 宗治はそれをうけとる。
 宗治が邪な思いを抱いていること知ったら操はどうするだろう?
 もう、この笑顔を向けてくれないのではないか。
 そんなことを宗治は思った。
「また面白いのあったら貸してね」
 操はそう言うと部屋を出ていった。
「ミサオ…」
 先ほどの操の笑顔。
 あれがやがて他の男のものとなってしまうのだろうか。
 鬱々とした感情を抱いたまま宗治は宿題に取り掛かった。


 気が散ってしまい宿題が進まず、何とか終わらせた時には11時を過ぎていた。
「はぁ…終わった」
 ひとまず、やることを終えると喉が渇いたので、何か飲み物を飲もうと部屋を出る。
「…ん?」

371:変わる関係、移ろう日々
08/03/16 21:39:02 6abDKmw2
 操の部屋から明かりがもれていた。
 いつも操は10時ごろまでには寝ているのに、どうしたのだろう。
 なんとなく気になってしまう。
(確か、僕もミサオからマンガ借りてたよな…)
 それを返すことを口実に部屋の中に入ろう。
 操は別に勝手に宗治が部屋に入ったりしても怒ったりはしない。
 その代わり、操自身も勝手に宗治の部屋に入って本を借りたりする。
(だから、マンガを返すふりをして部屋に入ろう)
 早速、借りたマンガを手に持って操の部屋をノックする。
「ミサオ、入るよ」
 形だけのもので返事を待たずに扉を開ける。
「えっ、あっ」
 操の焦ったような声が聞こえるが無視して入る。
 机に向って何かしていたようだ。
 操は細長い棒のような物を持っていた。
「何してんの?」
「えっと…ハルくん」
 しばらく悩んだ後、真剣な表情で宗治を見つめる操。
 その眼差しに宗治はどきりとする。
「このことセーくんには言わないでおいてくれるかな?」
「へっ?」
 思わず間抜けな声を出す。
「だーかーらー、ボクがマフラー作ってること」
 そう言われて操が編み物をしていることに気がついた。
 言われてみればマフラーらしきものがだいぶ出来上がっているように思えた。
「なんで、成一に…黙ってなきゃ、いけないんだよ?」
 聞くまでもないことだが、思わず宗治は聞いてしまう。
 操が顔を赤くしながら下を向く。
 そのことが答えだった。
 それでも宗治は返事を待った。
 やがて操が語りだす。
「…好きなんだ。セーくんのこと」
 その言葉が宗治は奈落に突き落とす。
「そう…なんだ」
 宗治は何とか声を絞り出す。
 宗治の想いを知る由もない操は語り続ける。
「うん…だからね、手編みのマフラーをさ、セーくんにプレゼントしようと思ってるんだ。その時に告白しようと思ってるんだ」

372:変わる関係、移ろう日々
08/03/16 21:40:03 6abDKmw2
 そう言って操は今まで宗治が見たこともないような可愛らしい笑顔を浮かべた。
 恥じらいと喜びを含んだ眼差し。
 宗治でない人間に向けられた表情。
 宗治の良く知る相手に向けられたもの。
 その笑顔が宗治の心を奈落へと落としていく。
「一か月かけてここまでできたんだ。本当は誰にも内緒にしようと思ってたんだけど…ハルくんなら、いいか」
 内緒にしておいてね。
 操にそう言われて、宗治はただ頷くことしかできなかった。
「良かった…ところでハルくんは何しに来たの?」
「僕、は…ミサオに借りた本を返しに…」
 なるべく自然に言葉を出そうとして失敗する。
 その態度に操は心配そうな表情になる。
「どうしたの?具合でも悪い?」
「…何でもない」
「マンガなんて…そんなこと気にしなくてもいいのにさ…こんな時間にわざわざ来なくても」
「いや…さ。なるべく早めに返そうと…」
 そう言って操に借りていたマンガを返す。
「別にそんなに気にしなくてもいいよ。でもマフラーのことはさ、言っちゃだめだよ」
「ああ…うん…お休み、ミサオ」
 力のない声で答える宗治。
「おやすみ、ハルくん」
 だが、宗治は踏みとどまる。
「…どうしたの、ハルくん?」
「その…さ。告白、うまくいくと、いいね」
 何とか操から瞳を逸らさずに、応援の言葉を口にする。
 成一の時には言えなかった言葉。
 その言葉を口に出すのは痛みの伴うものだったが、それでも宗治は言った。
 これからは操と成一が恋人となっていくのを見守る立場になるのだから。
 宗治の言葉に操は嬉しそうな表情を見せる。
「うん、ありがとう。ハルくんのそういうとこ、ボク大好きだよ」
 大好き。
 笑顔と共に紡がれた言葉は宗治が望んでいた言葉だが、宗治の望んだ想いは込められていない。
 今度こそ宗治は部屋から出て行った。
 胸に重苦しいものを抱えながら。


以上です。

373:名無しさん@ピンキー
08/03/16 21:50:01 vPNeKUSm
これは、寝取られというよりも寝取り向きの展開だなぁ。

374:名無しさん@ピンキー
08/03/16 21:50:59 pXjME6O9
2時間ドラマの寝取られ物を10分に凝縮して伝えたような作品だった
まさに寝取られの原型って感じだ。短い中にしっかり伝わるものがあった

375:名無しさん@ピンキー
08/03/16 22:54:19 GEbecBGM
>>6abDKmw2
SS乙よりまず先に言わせていただく。ボクっ娘万歳。

個人的には寝取りというより「仲良し3人組の関係が終わる時」
みたいな印象だけど、主人公の心理的には確かにこれもNTRの範疇かも知れない。

376:名無しさん@ピンキー
08/03/16 23:15:31 rTmRp+d9
3人組といえば、幼馴染ネトラレのほうは「奇妙な関係の3人組が出来上がる時」という感じだね。

377:名無しさん@ピンキー
08/03/16 23:21:31 Z/jkLwGy
>>373
同感だな。
付き合ったあと調子に乗っていきなり押し倒したりして傷つけたのでもうまかせておけん!みたいな。

378:名無しさん@ピンキー
08/03/16 23:23:57 GEbecBGM
>>376
確かに歪とか奇妙とかそんな風だよな。
しかし……個人的には風岡はとっとと酷い目に遭って欲しいトコだ。

口下手な俺は口の立つ奴が言葉を悪事に利用してるのを見ると我慢がならん。
そういう所では風岡は悪役(間男)には適してるなあとか勝手に思ってたり。

379:名無しさん@ピンキー
08/03/17 00:45:23 zdNkcPM+
風岡を酷い目に…

ハメ撮り画像をnyに放流して
vipper釣って突撃させたら酷い目には遭うかな

…真琴はさらに酷い事になりそうだけど

380:名無しさん@ピンキー
08/03/17 01:02:43 Sf3LskvM
これとか結構ツボなんだけど、いつなったら続きくるんだろうな…
URLリンク(www.netlaputa.ne.jp)

381:名無しさん@ピンキー
08/03/17 01:04:04 Sf3LskvM
ミス。↑にあるサイトの漫画ね。

382:名無しさん@ピンキー
08/03/17 02:36:21 6RXdzFJ3
ここのスレとしては寝取り・寝取られの過程にある愛憎劇と、
その先のエロ描写だとやっぱり後者のほうが需要ある?

383:名無しさん@ピンキー
08/03/17 02:39:08 F1vM7zAP
>>382
俺の意見がスレの総意じゃあないけど、俺は寝取りスレに来てるからには前者も読みたいな。

実際に上げてみてから反応うかがってみるのが一番かも。

384:名無しさん@ピンキー
08/03/17 02:42:37 6RXdzFJ3
>>383
素早いレスありがとうございます。
では書いたものを投下させて頂きます。

やはり前の人が投下してから1日は開けたほうが良いのですよね。

385:名無しさん@ピンキー
08/03/17 02:45:18 SYge/mD+
俺個人は主人公やヒロインの心理描写濃くしてくれれば結構興奮する。

逆にエロ描写にあまり力入れられると、場合によってはヒロインが段々とビッチに見えてきて萎える。

386:名無しさん@ピンキー
08/03/17 02:48:23 CtmEBExD
要ははどちらかの質が問題。
どちらかがしっかり書けてればもう片方はある程度適当でもOK。
一番いけないのは中途半端になること。
もちろん両方よければ神。
あ、これは俺個人の意見なのでそこのところヨロ。

387:名無しさん@ピンキー
08/03/17 08:18:35 6UYdvXai
俺はエロ描写重視かなぁ
過程は結構好みが分かれるんで、
エロ描写だけなら過程は自分の好きなように脳内補完できるし

388:名無しさん@ピンキー
08/03/17 09:18:16 3m1nHchN
>>382
愛憎劇やその先のエロ描写よりも、更にその先の結末とエピローグを長く
書いてくれてある方がいいなあ。エロ描写が終わって即フェードアウトでは
寂し過ぎて物足りないやら、作品としてもったいないやら

389:名無しさん@ピンキー
08/03/17 12:28:33 4hmVy57K
でも、ここはエロパロ板だよ?エロ抜きだったら他の板に行けばいいじゃん。
作品名は言わないけど前もエロ抜きでだらだらやって、微妙だから反応薄くて
放り投げた作品とかあったじゃん。
そんな風にならないためにも、あまりだらだら長いのは勘弁して欲しいなぁ。

390:名無しさん@ピンキー
08/03/17 14:05:00 tbfeWn+v
俺は長い話が好きだな。
どうしても純愛風寝とられは
エロ少なめになるんで不満をいう人もいたけど
打ち切り的完結にせず
(打ち切り放りなげよりいいけど)
きちんと書かれていたら
神作品だったのにな、
あの作品は。

391:名無しさん@ピンキー
08/03/17 15:03:23 3m1nHchN
>>389
エロがいらないなんていってないし、ある方が良いに決まってる。そうじゃなくて
愛憎劇やエロ描写があった後、尚且つ、その先の結末とエピローグが長く欲しいんだよ


392:名無しさん@ピンキー
08/03/17 15:12:27 Hs8plLPC
結末とエピローグが長いということは寝取り男とか寝取られ男や女の末路を知りたいってことでいいのかな
やりすぎると結末やエピローグのほうが長くなりそうだな

393:名無しさん@ピンキー
08/03/17 15:33:25 4hmVy57K
>>391
やってもいいけど興味ない人多くて反応薄くなるから、それでも最後まで書けるのなら
お願いしたいんだけどねー
俺も結末とエピローグ長い方が好き派。

394:名無しさん@ピンキー
08/03/17 15:46:52 F1vM7zAP
ハイハイハイ俺もストーリー重視ノシ シチュエーションがあるからエロもよりエロくなると思うぞ!

まあエロパロ板にあるからにはエロを求めて来る人も多いんだろう。なんかお互い妥協できる案があったら良いんだけどな。
「エロ部分をこっち投下して完全版をどっかにうpる」とか。

395:名無しさん@ピンキー
08/03/17 16:39:25 Hpx4vqts
 僕は最低の人間だと思う。
「あっ・・はぁっ・・・んっんっ、・・ご主人・・様・・」
「はぁはぁ、イクよ・・・中に・・!」
 目の前にいるローサは一瞬表情を曇らせたがすぐに喜びの笑顔を作る。
「は・・い・・、あんっ・・ぁぁ・・お好き・・な、ように・・はぁぁん・・してくだ・・さい」
「う、うん・・はっはっ・・・ぐっ!」
 僕はローサの、僕のメイドの中に全てを吐き出した。

 彼女に幼馴染みがいると知りながら、その人と子供の頃に交わした
結婚の約束を今も胸の奥に大切にしまっていることも知りながら。
 他にも僕を受け入れてくれるメイドがいながら、僕はローサを求め続けた。
「僕を・・・嫌いになってもいいんだよ」
 いや、むしろ嫌われたい、その方が気が楽だ、非情になれる。
 しかしローサは僕に優しくキスをして抱き締める。
「お慕いしておりますご主人様、お気持ちも存じてます」
「・・・ゴメンよ」

 ローサの懐妊と彼女の幼馴染みが僕の執事としてやってきたのはほぼ同時だった。
 ゴメンよ、君のその指輪はローサには渡させられない。

―end

396: ◆ZtIYUppedA
08/03/17 18:23:17 KF7Gjesq
現代ものではないのですがもし宜しければ。

397: ◆ZtIYUppedA
08/03/17 18:24:34 KF7Gjesq
-*-*-

-*-*-

まだ尖っては、いない。
まだ充分ではない。
剣に水を掛け、手を前後に動かす度に金臭い匂いと共にシュイっという鋭い音が部屋の中に響き渡る。
放っておいて久しいこの鈍らの剣と共に、自分の心を奮い立たせようとする。

勝てるか?勝てるわけが無いだろう。お前はただの宿屋を経営している若造だ。
相手を誰だと思っている?あの怪物どもを片手で屠るような奴らだ。
黙っておけ。黙って我慢をしていれば、そのうち出て行く。
それまでのほんの少しの我慢だ。そう、あと3日もすれば。
3日もすればあの怪物を倒して、町中の感謝の声と共に出て行くさ。あの勇者達は。
頭の中で声が響く。

頭の中の声を振り払うように前後に動かす手を早めたその瞬間、後ろから声を掛けられた。
後ろを振り向く。
いつの間にか部屋のドアが開かれていて、そこにサクヤが立っていた。

「サクヤか・・・どうした?」
できる限り明るい声を掛けてやる。
黒眼が印象的なエキゾチックな顔立ち、前髪に軽くウエーブがかかったセミロングの髪、
小麦色に焼けた肌、すらりとした肢体。
サクヤは19歳と言う年齢の割りには情熱的とも言える大人びたイメージを持っている美少女だった。
俺より5歳も若いが、その大人びたイメージのせいでそれほど年齢差があるようには周囲には見られない。

398: ◆ZtIYUppedA
08/03/17 18:25:31 KF7Gjesq

彼女は、この宿屋の従業員の一人でありおれの許嫁でもあった。
結婚をするつもりだった。結婚の予定もあった。
そう、3週間前までは今日この日、結婚式を挙げる予定だった。

「…冬真さん、いってきます。」
そういってサクヤが俯く。
近寄っていってぽんとその頭を撫でてやる。

「そうか、失礼の無いようにな。」
俺の言葉に、ぎゅっと唇を噛み締めたままサクヤが頷く。
動こうとしないサクヤの肩を押して部屋の外に押し出すとようやくサクヤは俺に背を向けた。
のろのろと2階への階段の方へ足を進めている。
このまま行かせるのか。

「耐えろ。」
思わず漏れた俺の言葉にサクヤの肩がびくっと震えた。
どちらかと言えば俺の前では天真爛漫な態度の方が多かった、
子供のようにふざけるのが好きだったサクヤがこんなに怯えている。

「すぐに終わる。こんな事はすぐに終わるんだ。そうしたら結婚しよう。」

サクヤの震えが止まる。

「はい、冬真さん。帰りにまた寄りますから。」
俺に背を向けながらそう言って、サクヤは今度はしっかりとした足取りで階段を上っていった。



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