天元突破グレンラガンでエロパロ6at EROPARO
天元突破グレンラガンでエロパロ6 - 暇つぶし2ch482:名無しさん@ピンキー
08/02/23 17:21:47 xi+F5LVO
俺の経験則からすると、ある程度主人公がモテないとSSが活発化しないんだけどな。
男性作家はタダで書くんだから、書くだけで気持ちよくないと意欲が湧かない。
→主人公に自己投影してモテる話を書くのは気持ち良い。
→グレンラガンは男性SS作家の意欲を刺激しない。
ここのSS作家さんも女性が多いようだしな……

483:名無しさん@ピンキー
08/02/23 17:40:21 mERiTHEr
>>482
逆にカミナを中心に据えたら書きやすいんじゃないか?
けどヨーコのSSですらカミヨコがそんなに多くないから微妙なとこだけど・・・

484:名無しさん@ピンキー
08/02/23 17:46:35 xi+F5LVO
>>483
「主人公はシモン」って認識が出来てしまってると無理だろう。
シモンに自己投影とまで行かなくても感情移入した男の人にはカミヨコって面白くないだろうし。

485:名無しさん@ピンキー
08/02/23 17:52:17 jakCSgEg
でも最終回後のシモンなら女にモテモテだと思う。

強い、優しい、影を背負ってるって感じで。
ちょっと過去の話をするだけで女の同情を貰えるぜ……最低SSになるけどな。



……駄目だ。やっぱりモテるシモンは想像できない。

486:名無しさん@ピンキー
08/02/23 17:53:20 iZLBJNMp
シモンに感情移入して原典の彼に忠実に書こうとすればするほど「ニア以外の女と」ってのは難易度が高くなるような気がする

487:名無しさん@ピンキー
08/02/23 17:56:28 1xu9zJhm
>>482
なるほど…

つか小説見てマツレイ?に異常に萌えたんだが
あの身長差が問題だな…書きづらい…
推定2,30cmはありそうだ笑

他のカプだとだいたいはキスしながら合体するけど
胸あたりだなこれだと


「おか…レイテ、いいか?」「ああ、チビたちは寝たみたいだね。」
「んっ…はぁ」
「おかあちゃん…?」
バッ…
「っなな…なんだい?トイレかい?」
「オレが行く…」
そう言ってマッケンが笑いかけたのでレイテは今回はあきらめることにした。
「最初につくりすぎちまったみたいだね…」

最初から夫婦だと恋人同士のときとかエロの想像がし辛いなあ


488:名無しさん@ピンキー
08/02/23 17:57:59 iZLBJNMp
萌えを語りながら期待に応えた>>487の漢気に敬礼

489:名無しさん@ピンキー
08/02/23 17:58:20 1xu9zJhm
自分がいつの間にか487になってた…

なんかスマン

490:名無しさん@ピンキー
08/02/23 18:33:56 jakCSgEg
>>482
なんか、読めば読むほど納得した。
ナデシコのアキトや型月とか、色んな女にモテてたり複数の女の間をフラフラした奴のSSって確かに多いよな。


491:名無しさん@ピンキー
08/02/23 23:15:20 mERiTHEr
>>484
かと言って同人でシモヨコが人気ってわけでもないな
ヨーコはあくまで単体人気ってとこか?

492:名無しさん@ピンキー
08/02/23 23:31:55 PN/L6c1v
ヨーコは獣人に嫌々犯されるとかが萌えるな
カミヨコも結構好きなはずなんだが、なぜか立たない

493:名無しさん@ピンキー
08/02/23 23:39:28 mERiTHEr
カミヨコはシモンにトラウマ植え付ける目的になっちゃってるのが痛いかも・・・

494:名無しさん@ピンキー
08/02/24 00:12:49 VS2zBGd2
エロマンガとかエロ同人って自己投影しやすい普通な、個性が薄いタイプや
オリキャラっつうかモブ的なのが相手役なことが多いよね
ヨーコだったら獣人や名も無き大グレン団のメンバーや一部シモンとか・・・
そういうのはあくまで女の子が主役だから、
カミナみたいな個性が強すぎて肝心の女の子が霞んじゃうようなタイプはダメなんだろうな

まあそれも男性向けエロ同人に限る話なんだけど、
それでもキャラ同士の絡み萌えを多分に含む傾向があるエロパロスレでさえカミヨコ少ないね
>>493のいう要因もあるんだろう

495:名無しさん@ピンキー
08/02/24 01:08:18 LOVxQ8C0
単にアニキとヨーコの絡みが8話までしかないってのもあるんじゃないか
カミナが生きてるifとかパラレルとかも見てみたいけどな

496:名無しさん@ピンキー
08/02/24 01:11:42 5+eG/ZU7
10倍返し発言のせいで、余計に「キスまでの関係」であることが
強調されちゃってるのがネックかな

497:名無しさん@ピンキー
08/02/24 10:03:06 Ay/S/Po2
>>482
ニアに自己投影してる女性作家には書きやすいって事か?
ここのシモニアとか少女漫画的ヒロインとの同一視は感じるし。

498:名無しさん@ピンキー
08/02/24 10:25:38 9ddXA5tm
どうでもいいだろ。
ますます投下しずらい雰囲気作ってどうするんだよ。

499:名無しさん@ピンキー
08/02/24 10:46:55 +zh9pV2n
書き手の性別とかどうでもいいよ

500:名無しさん@ピンキー
08/02/24 11:27:28 Ay/S/Po2
悪かった。
俺自身は別に悪い事でも何でもないと思うが、
自己投影って妙にネガティブイメージな単語だったな。

501:名無しさん@ピンキー
08/02/24 11:34:05 5+eG/ZU7
あまり気にすんな
またーり投下を待とうぜ

502:名無しさん@ピンキー
08/02/24 12:53:25 /4Fo2bOD
>>487
慌てるレイテさん想像して萌えた

503:名無しさん@ピンキー
08/02/24 13:08:08 dAMmdMMO
487だが
レイテさんとマッケンはどっちも機械いじりが好きそうだから


みんなが寝た頃(大グレン団の人達はみんな子供っぽいから寝るのが早そう)
に二人で修理しててまあコーヒーとか入れつつ

やりそうな気がする
レイテさんの小説がなんでないんだ…

あ…もちろんリーロンは空気読んでるから外に出てる笑

504:名無しさん@ピンキー
08/02/24 17:26:48 1QW5qHcj
子供っぽいから寝るの早そうって、なんだかそれ可愛いよw
マツレイは想像だけするけど文才がないorz

505:名無しさん@ピンキー
08/02/24 22:42:23 ld4LPA9C
キタン×ヨーコってのも、ありそうであんまり無いな

506:名無しさん@ピンキー
08/02/24 22:50:06 Man7rMUY
キタンがどーにも可愛らしいからな
男一匹じゃヒロインだし

507:名無しさん@ピンキー
08/02/24 23:00:07 ZFzrWIZM
現代パラレルでキタヨコが見てみたい、と言ってみる
むしろキタン(生徒)×ヨマコ(教師)とかさ

508:名無しさん@ピンキー
08/02/24 23:45:14 D161iyEi
キタンものなら姉妹相手も読んでみたい
というか奴ら本当に血繋がってるのか
小説では『実の妹、姉妹』連呼してたけど
誰一人似てねぇw

509:名無しさん@ピンキー
08/02/25 02:04:11 VN5lKTo8
>>508
テッペリン陥落時のキタンへのキヤルののしかかり具合とか
キノンの平手打ちとかはどうにも兄弟姉妹っぽくね?

つまり血縁、髪や目の色如きは超越したソウルのシスターなんだよ!!

510:名無しさん@ピンキー
08/02/25 12:36:15 a2DOqaPN
腹違いとかw

511:名無しさん@ピンキー
08/02/25 21:20:06 Uzf4bHel
原作IFで、無事生存して戦後ヨーコを嫁にし
子供をいっぱい作って幸せそうにウハウハしてるキタンとかを想像してみた

512:名無しさん@ピンキー
08/02/25 21:25:51 6g69KvwT
>>511
専業主夫なキタンが頭に浮かんだ、何故か。
稼ぎ頭はヨーコ

513:名無しさん@ピンキー
08/02/25 22:10:49 OVYBse8e
>>511でほわほわキュンとして>>512で思わずキタンに漢泣き
でもそんなキタヨコがみたい
むしろそーゆー方向のキタヨコでいって頂きたい
夜の主導権もヨーコで是非

514:名無しさん@ピンキー
08/02/25 22:23:35 OihhhOZN
>>512
∀のラストみたいに赤ん坊おんぶして両手のバケツに洗濯物山盛りと

515:名無しさん@ピンキー
08/02/26 17:34:16 wnz7wBoO
多元宇宙ネタで一つ思いついた。

駄ニキとシモンのコンビが宝石泥棒していてな、それを神出鬼没の賞金稼ぎ、ヨーコ・リットナーが
追いかけるとか

516:名無しさん@ピンキー
08/02/26 19:52:03 Lbdj4sNK
>>515
駄ニキとシモンの宝石泥棒コンビと、そのライバルの美少女怪盗の
ヨーコ&ニアっていうのはどうだろう
あのキャッツアイみたいな服装のヨーコとニアにいつも出し抜かれて
宝石を横取りされる駄ニキとシモン

517:名無しさん@ピンキー
08/02/26 20:04:12 AP5QdiUZ
>>515
3Pか

518:名無しさん@ピンキー
08/02/26 22:27:56 Kyfu+ODB
>>517
おとなは!
まったくおとなは!

519:名無しさん@ピンキー
08/02/26 23:00:01 0e/NRjLn
そこはヨーコ・ニア×シモンだろう

520:名無しさん@ピンキー
08/02/26 23:52:22 AgXhAScF
>>519
いつものごとく盗みに入った駄ニキとシモン
そこにいたのはお花散らばるベッドに眠る宝石王の一人娘だった!
迫る賞金稼ぎヨーコ!派閥拡大を目論む幹部四天王!宝石にまで手を出すステーキ店店長!

最終的には「奴は大変なものを盗んでいきました。あなたのry」で完

521:名無しさん@ピンキー
08/02/26 23:55:02 1Wz8tRQY
脳内でとっつぁん役が自然と公務王にキャスティングされた件

522:名無しさん@ピンキー
08/02/27 00:21:37 jqQrfis/
シモンが受けか

523:名無しさん@ピンキー
08/02/27 00:34:06 GilVqIDu
どこを読んだらその結論が導かれるのかkwsk

524:名無しさん@ピンキー
08/02/27 03:11:38 K6HvHZqU
すべてを受け止める懐の広い男と解釈した
まさしくその通りだ

525:名無しさん@ピンキー
08/02/27 09:03:48 rT4zn7NY
駄ニキって何?
駄目なアニキのこと?

526:名無しさん@ピンキー
08/02/27 09:23:13 9GjQs+a7
>>525
だな
ダメニキという呼称も聞いたことがある。

527:名無しさん@ピンキー
08/02/27 15:48:52 lcCiaHFi
>>523
単純に表記の問題
キモオタ表記と腐女子表記は逆になる

キモオタ表記
オンナノコ×ちんぽ
腐女子表記
ちんぽ×不思議穴

528:名無しさん@ピンキー
08/02/28 01:49:23 qhuRd/IP
保守

529:名無しさん@ピンキー
08/02/28 11:22:42 VRMp7Nd/
ついに保守レスが書き込まれるようになってしまったのか
保守言うだけでもつまんないから雑談ネタ振りでもしようぜ


シモンとニアは空白の7年間で、1回くらいは総司令室でいたしたことがあるに違いないと信じている

530:名無しさん@ピンキー
08/02/28 12:22:46 2AyuFPFm
>>529
で、司令室のドアを開けようとしたロシウが中から聞こえて来る声に気づいて硬直
「うぁぁぁぁ!何やってんだこの人たちー!
誰かに見られたらどうするんですかー!
下品だ下品だー!」
と、内心超慌てふためいて、そこに更にキタン辺りが通りかかって
「シモンー、失礼するぜー」
「い、今は開けちゃ駄目ですっっ!」
と、必死の形相で止めるところまで想像した

531:名無しさん@ピンキー
08/02/28 14:14:33 hyEbWu5L
>>530
なぜかロシウに萌えてしまったわけだが

532:名無しさん@ピンキー
08/02/28 20:44:15 pEmVBqtO
キタン「あー?何言ってんだ、俺だって急用なんだよ。
    いいか、2階の便所の扉がだな……」
ロシウ「だ、だから今だけは駄目なんです! 出直してきてください!」

533:名無しさん@ピンキー
08/02/28 20:58:00 QS5jEPNE
中から聞こえてくるがさらに大きくなって


534:名無しさん@ピンキー
08/02/28 21:01:56 pEmVBqtO
一瞬の沈黙の後、ひしっとドアに耳を当てるキタン

535:名無しさん@ピンキー
08/02/28 21:05:09 hpYbJifs
「なあロシウ、中から変な声みたいのが」
「ですから! 出直せと! 言っているのに!!」
(そのままキタンにスリーパーホールドをかけつつ引きずって執務室から遠ざかる)

翌日、ロシウと兄が熱烈な抱擁を交わしている(っぽい)姿を目撃したキノンがツンケンした態度な
理由が解らず不思議がる補佐官

536:名無しさん@ピンキー
08/02/28 21:20:24 DKuKgTc1
ウホッと勘違いしてそう

537:名無しさん@ピンキー
08/02/28 22:09:59 4/u0TIM3
そうまでして総司令夫妻を守ったロシウだが、実際は二人は耳かきしてただけ、ってオチも稀にだがよくあるな


ロシウ、あわれなり

538:名無しさん@ピンキー
08/02/28 22:42:24 yW7PoxPG
公の場で耳掃除?
それはそれでハレンチだなw

539:名無しさん@ピンキー
08/02/28 23:08:03 W5PpMK0h
いわれてみればたしかに・・・
17話で電気消えた総司令室に寝転びくつろぐシモン。
あれ見てると上着しいて、机の影とかでこっそりいたしてても
不思議じゃないなと・・・

540:名無しさん@ピンキー
08/02/29 00:47:39 GiTAqJb+
隠れられる場所、机の影くらいしかないもんな
>>539のせいでもう17話を清らかな目で見返すことができないww

541:名無しさん@ピンキー
08/02/29 00:55:47 dRhhzia3
つーか、前に別スレでも出てた話だけど
総司令執務室って360度ガラス張りの鳥かごみたいな部屋だよな
しかもただっ広い中にぽつーんと机と椅子だけあって

あんな落ち着かない部屋で一日中仕事すんのやだよね

542:名無しさん@ピンキー
08/02/29 01:06:38 GiTAqJb+
スペースの無駄使いにも程があるとは思ったw
あの部屋だけで一家族悠々暮らせるよな

543:名無しさん@ピンキー
08/02/29 01:51:57 x7r2S7vz
シモンは狭くて暗い場所の方が集中できるだろうな
穴の中しかり、ラガンのコクピットしかり。あと色々

544:名無しさん@ピンキー
08/02/29 02:03:36 IbYHRrzR
>530からの流れでロシウ萌えしたついでに下の方にいるのであげ
ロシウの相手の女の子ってあんまりピンとこないなー

545:名無しさん@ピンキー
08/02/29 02:06:10 eulAplup
>>544
キノンの事もたまには思い出してあげて下さい

546:名無しさん@ピンキー
08/02/29 02:59:44 GiTAqJb+
>>543
穴の中ときいて「なるほどニアの穴の中か」と妙に納得してしまった俺を誰か殴ってくれ

547:名無しさん@ピンキー
08/02/29 03:28:07 x7r2S7vz
>>546
その妄想……待っていたァ!!

548:名無しさん@ピンキー
08/02/29 03:32:58 dRhhzia3
檜山のものまね自重wwwww

549:名無しさん@ピンキー
08/02/29 03:58:11 CmJcKJdi
柿原乙

550:名無しさん@ピンキー
08/02/29 04:37:31 cB1yj6zY
>530
むしろキノンと一緒に訪れていて、中からの声に中てられてそのまま司令室で見せつけ合いが始まるとか考えた自分はもう駄目だ。

551:名無しさん@ピンキー
08/03/01 01:33:02 KlMQ5a1X
ロシキヤ

552:名無しさん@ピンキー
08/03/01 01:47:48 5B5rhNwy
キノンとロシウって5歳差くらいだな

小4と中3とか学パロはデコイじゃなくて普通にちびロシウでもいけたんじゃないかなあとか思った

553:名無しさん@ピンキー
08/03/01 02:10:48 9PQq3uGn
>>552
その場合、優等生なロシウくんはかなりの読書家で
中学生で図書委員のキノンさんと本の話題を通じて仲良くなるのですね

554:名無しさん@ピンキー
08/03/01 05:23:36 jOHb35ee
ロシウはいつ頃からキノンを呼び捨てにするようになったのだろうか

555:名無しさん@ピンキー
08/03/01 08:50:09 5B5rhNwy
>>553
近くの図書館で同じ本を借りてるってのも有りだな

>>554
やっぱり身長が近くなってからじゃないかなあ
13~15ぐらいだと思う



556:名無しさん@ピンキー
08/03/01 19:56:13 9Cs2LwKq
>>555
耳をすませばw

正式に部下になってからと予想
呼び捨てになる過程の妄想は萌えるけどエロネタにつなげられねえ…

557:名無しさん@ピンキー
08/03/01 21:35:41 jOHb35ee
「ロシウ、お話があります」
「何ですか、キノンさん?」
「その呼び方をやめていただけませんか?」
「…へ?」
「えっと、その、今はあなたの方が立場が上なんですから、敬語を使わなくてもいいじゃないかな、って。」
「で、ですが…」
「お願い、ロシウ」
「……………」
「……………」
「わかり…わかったよ、キノン。これでいいかな?」
「はい、ありがとうございます!」
笑顔で立ち去るキノン
「…何だったんだろう?」
「しかし、言葉使いを改める…か。」
「うん、いい機会かもしれないな。」

ロシウの言葉使いが変わった!!
ロシウの威厳が30上がった!!
キノンとの親密度が10上がった!!
部下からの信頼度が15上がった!!

こんなやり取りを妄想した。エロはまだ無理…だよなあ

558:名無しさん@ピンキー
08/03/01 21:51:46 2ZGB6c4J
ほのぼのさに萌えた

559:名無しさん@ピンキー
08/03/02 03:51:26 YNzO620L
それなりの関係になってから
やってる時にあえてキノンさんと呼んで年下くさくするプレイとか
あるいはキノンがロシウさんと呼んで上司部下プレイ

560:名無しさん@ピンキー
08/03/02 13:54:20 +hT6PV1c
キヨウ姉さんに教えを受けたキノンがロシウをリード、に一票。

561:名無しさん@ピンキー
08/03/02 19:45:16 SzlHGDNL
どっこい、ロシウもシモンに教えを受けていた、に一票

562:名無しさん@ピンキー
08/03/02 19:56:02 m3K/GORe
妹が心配で立ち会おうとするキタン

563:名無しさん@ピンキー
08/03/02 20:01:22 giXoRQWe
実況はダヤッカ。解説にリーロン

564:名無しさん@ピンキー
08/03/02 21:38:53 ykrNYuVP
ニアはお弁当係りで。運動するとおなかがすきます

565:名無しさん@ピンキー
08/03/02 22:18:27 UJdRStoh
実況とかwww

んじゃ審判にギンブレー

566:名無しさん@ピンキー
08/03/02 22:19:22 ik5EiScH
ロシキノはどうも洋服着たまま仕事場でエッチしているような感じがする
ロシウが忙しくてプライベートに時間がとれなくて仕事の休憩時間に
ついムラムラと…に一票

567:名無しさん@ピンキー
08/03/02 23:46:52 C4V6UWbG
つか何の試合だよ!w

568:名無しさん@ピンキー
08/03/03 00:02:30 vNGhHnlt
ダヤッカ(実況)「さて、ロシウ・アダイ、キノン・バチカは両者ともこれが初試合ということですが…
ロシウ・アダイのスペックはいかほどなのでしょうか?
世界記録保持者のシモンは太鼓判を押していたと聞きましたが」
リーロン(解説)「知識はあれど実践向きではないタイプね。
でもこれから伸びる可能性は充分あると思うわ」

<試合開始>

ダヤッカ「おぉーっとロシウ・アダイ、ここでいきなり挿入か!
余裕がないのはわからないでもないが、ここは慎重にいってほしかった!」
リーロン「キノンがちゃんと受け入れられるくらいまで充分な前戯があったとは
思えないわね。これが後々のプレーに響かなければいいんだけど」

ダヤッカ「ああっと、しかしキノン・バチカ辛そうだ!痛い!これは痛いー!
やはり開始10分での挿入は早急すぎたか!」
リーロン「明らかにロシウも困惑しているわね。
彼の性格から動くこともできない、抜くこともできない、そんな状態が続きそう」
ダヤッカ「引くに引けず…といったところでしょうか。これは長期戦になりそうだ。
ああっ、なにやら審判(ギンブレー)が動いた模様です!
これ…は、挿入後は終わるまで一度も引き抜くことは出来ない、
万が一膣から出た場合失格と、そういうことですね」
リーロン「もう後戻りはできないわ。
この状態でキノンをどれだけ優しく扱えるかが大きなポイントね」

ギミダリ、マギン、キタン(応援席)「頑張れー!」「男を見せろロシウー!」
ダヤッカ「応援席から温かいエールが届いております。
育ての親、マギン司祭も固唾を呑んで見守っているぞ!頑張れ、二人とも!」
ニア(お弁当係)「お弁当の準備も万端です!スポーツマンシップにのっとって
正々堂々頑張ってくださいね!」


実況されてるとも知らずに頑張るロシウとキノン

569:名無しさん@ピンキー
08/03/03 00:43:35 /zdjByLT
>>568
どこでしてるんだよwww



570:名無しさん@ピンキー
08/03/03 00:44:27 ZAxmSzVE
糞わろたww

571:名無しさん@ピンキー
08/03/03 00:44:43 6mLZZLcE
なんて使えないエロシーンだ

ワロタけど

572:名無しさん@ピンキー
08/03/03 00:54:02 rH/UJ/Pu
GGGGGGGGGGGGGGGGJJJJJJJJJJJJJJJwwwwwwwww


573:名無しさん@ピンキー
08/03/03 00:55:50 TisYnj1t
>>568
わろた

シモンの世界記録が気になるww

574:名無しさん@ピンキー
08/03/03 01:13:40 Cj/t19Rj
ニアとの一晩でのやりまくり記録とかか?

575:名無しさん@ピンキー
08/03/03 01:25:04 1TkAFpMn
>>568
リーロンが何故だかカッコイイ
ロシキノはあれだよね、なんか両方リードされるのを待ってそうな気がする
なんか初々しくて、想像した俺が溢れちまうよ
グッドジョブ!

576:名無しさん@ピンキー
08/03/03 15:05:01 apjM5BOg
ワロタ
どんな試合だよwww

577: ◆AqM5INjZ9o
08/03/03 19:04:20 1TkAFpMn
&< 走っりだぁしたー想いがー今ではーぁぁあ

(´゜ж゚`)スック!
俺だよ、少し崩れてるけど、ギリギリ俺だよ
エロテロリスト、インリン・オブ・瀬戸内寂超だよう

書く書くと言いつつ、時間かかってスイマセン
内容はダヤキヨの本パロというか、
パロディにもなれなかったんで、単なる本パラです

そんなものはゴメンだぜ!って方は申し訳ありませんが、
何時ものように終了予定ポイントに固着しておくんなまし

超次元アンカ―――>>597

578:『本パロ「同じ可能性を秘めているのよ -1-」』
08/03/03 19:06:59 1TkAFpMn
テッペリン陥落に成功した英雄たちの宴は、その最後の戦いと同じ日数続けられた。

人類を地上へと導いた彼らも、元をただせば寄せ集めの集団であり、
敵からガンメンを奪いここまでやってきたのだから、決して品の良い集団ではない。
戦いの事後処理などはそっちのけで、互いを称える武勇伝に華を咲かせ、
肩を組んで散っていった者たちへ詩を歌う。
中には旅を通して恋愛感情が芽生えた男女が、
キャンプを離れ勤しみ合う声などが聞こえる夜もあったが、
それは彼らが英雄という名の人間である証拠ではないだろうか。

しかし、そんな宴もそれぞれが『現実』へと向き合う頃になれば、
残されたのは無数に転がる酒の瓶と焚き火の跡、
乾いて地面にこびりついた嘔吐物だけであった。

現実は様々な形で目の前に現れた。

無限と思えるほど広い台地、持て余す時間、怯えるものがなくなった自由な世界。
生きる為に一つの敵を見据えて戦い、
目標を成し遂げた次に待っていたのは、生きることへの本質的な課題。
集団で前進することしか知らなかった者たちへの新たな試練。

もはや、大グレン団としての存在意義はなく、
分散しかかった統率の中、誰しもが途方に暮れそうになった時だった。

「ここに新たな都市を作ろう」

その提案を反対する輩などいるはずもなく
新たな目標を前に個は再び集団へと変わっていった。

579:『本パロ「同じ可能性を秘めているのよ -2-」』
08/03/03 19:07:38 1TkAFpMn
--*--

大グレン団による新都市の建設は、自分たちの戦いと宴の後片付けから始まった。

元より『都』といわれた跡地だけあって、地均しといった基礎工事こそ必要ではなかった。
しかし、崩落したテッペリンを中心に、何処から手をつけて良いかも分からない荒れようは、
部分的な修復ではなく、まずは全てを原始へ戻す作業が必要なことを意味していた。
なにより、彼らが目指すのは獣人たちの権力を誇示する都市の再建ではなく、
自分たちが住まう都市を建設することなのだから、この工程が必要なのも頷ける。

そんな作業に人手はどれだけいても事足りるということはなく、
中でもガンメンとパイロットたちは貴重な存在であった。

人手と言えば、螺旋王が敗れたことにより、
獣人たちの中には人間側へ投降するものも少なくはなかったが、
螺旋力をもたない彼らは、現在に至ってはガンメンすら操縦することは出来ない。
ガンメンには操縦する者の螺旋力を動力にする方法と、外部電力で稼動する方法とがあったが、
後者はテッペリンの崩壊によりその供給を完全に停止しているのだ。

獣人たちは様々な獣の姿を模しており、その能力もかなりのばらつきがある。
中には、かつて四天王として人間たちの前に立ちはだかったチミルフのように、
人間の数倍はあるであろう腕っ節の者たちもいたが、
そういう者たちの大抵は血の気が多く、友好的に話すらできなかった。

ならば、獣人たちが搭乗していたガンメンに外部電源を供給できるよう、
テッペリンの修復を先行してはどうか…と、夕食の席でそんな意見を言い出したのはシモンだった。
しかし、獣人たち側からしてみれば人間は未だ盗人であり、自らの平和を崩した敵なのだ。
そんな者たちに兵器ともなり得るものを渡してしまえば、
当然の帰結を迎えるだけだ…と、そう反論したロシウの声に、
新都市の建設が孕む問題の根深さを団員たちは改めて実感した。


「―そいつは俺たち人間側にしても同じことだな」

久しぶりに身体を収めた愛機のコックピット席で、
ダヤッカは昨夜の記憶を探りながら、そうひとりごちた。
その視線の先には毛むくじゃらの身体を左右に振りながら、
人の頭ほどの岩を必死に運ぶ獣人がサブモニターの中にあった。

580:『本パロ「同じ可能性を秘めているのよ -3-」』
08/03/03 19:08:16 1TkAFpMn
事実、戦いが終結してから地上へ出てきた人間たちは、獣人たちを敵視する傾向が強い。
家族を失い、過酷な生活を強いてきたその元凶なのだから、
そうなってしもうのも当然のことなのだろう。
程度こそ違えど、それは大グレン団の面々とて同じことだ。
シモンのように済んだこととして、かつての敵と手をとることを唱えるべき時なのかもしれないが、
自分たちが生きる為に戦ってきた中に『憎しみ』がなかったといえば嘘になる。

「憎しみで戦ってたんじゃない…か、敵わんよ、まったく」

さらに昔の記憶を漁り、そう付け加えたところで、
ダヤッカの視界にメインモニターで右腕をぐるぐると回すキングキタンが確認出来た。
それを合図に操縦桿を握り締めると、ダヤッカイザーの主砲が轟音を上げる。

暫くして粉塵に霞む視界が戻りはじめると、
コックピットのサブモニターにキタンの顔が映り内部音声で通信が入った。

「これでここいらも大方の片がついたんじゃねーかァ?」
「そうだな、あとは運搬のやつらが来るまで、手堅く壊しておくか」

そういって、ダヤッカは傍らからオレンジ色のゴーグルをとり、
電子ライフルを担ぎ上げるとコックピットの外へ出る。
オレンジ色になった視界の端で、同じ出で立ちをしたキタンが見えた。

リーロンをはじめ、レイテやテツカンたちがテッペリンの生産ライン復興に向け、
今も睡眠時間を削っての作業に着手している。
そうはいっても現状としてはその目処も立っておらず、
ガンメン用の弾薬も底をつきはじめているとなれば、使用出来る状況というのも自ずと限られていた。
その点、電子ライフルは人力でクランクを回せば数発分を充電するのに三十分程度でことが足りる。
時間と効果を考えれば実戦ではあまり活用できる代物ではなかったが、
それでも今の状況では十分使いようがあるといえるだろう。

二人がガンメンの上で胡坐をかき、
手にした電子ライフルのクランクを回しはじめて三分が過ぎた時だった。
キタンがぽつりとこぼした。

「なぁ、ダヤッカ…オメェ、これ三十分も続ける自身あるか?」
「答えなきゃならんか、その質問」

大グレン団員の中でもこういった作業が最も不向きと思われるキタンの横で、
ダヤッカも大きな身体で小さなクランクを回すのは不自由なのか、こめかみに青筋を立てながら応えた。
二人のため息が静まり返った現場に響いた。

581:『本パロ「同じ可能性を秘めているのよ -4-」』
08/03/03 19:08:55 1TkAFpMn
数刻の後、運搬用の大型ガンカーに乗ったキヨウとキヤル、それにギミーとダリーがやってきた。
人手が足りないとはいえ、ギミーやダリーが乗っている了見を聞くと、
大人たちが作業に終われる中、放っても置けなかったといったのはキヨウだった。

黒の兄弟の長女であるキヨウは、実に面倒見がよく、
根っからの性格も相まってか、大らかで『良い母親』というのがどこかしっくりとくる。
子供など産んだ覚えはない女に、この言葉が褒め言葉になるのかどうかは微妙なところだ。

ダヤッカはこのキヨウという女性に惚れている。

二人の最初の出会いは、彼らがリットナー村を訪れた時だった。
豊満な胸、輝く金髪、ぽってりと下唇、やさしい瞳、外見の全てがダヤッカを虜にさせた。
そして、それから旅を共にするようになり、女の内面を知るとその想いは増すばかりであった。
男の恋愛感情など、一言でいってしまえば『征服欲』であり、
趣向こそ違えど、惚れた女に何をさせたいか、どうしたいかは決まっている。
普段は物静かで控えめなダヤッカといえども、男なのだからそれは同じだ。

だが、男にはダイグレン艦長という立場がある。
いや、あったというべきだろう。
艦長席で指揮をとるべき人間が、恋愛感情で左右されるべきではないし、
人間関係に変な爪あとを残すわけにもいかない。
自由の旗を掲げる戦艦のメインブリッチでそう自分に言い聞かせてきた男は、
自分を縛る立場から開放された今でも、そのことを言い出せないでいた。

「美味いッ!やっぱよォ、労働の後の飯ってのは格別だなぁ」
「労働といっても、後半は充電クランクを回してただけなんだがな」
バスケットからサンドウィッチを一つ口へ運びながら、
キタンの言葉にそう付け足したダヤッカはダリーを抱え上げ、胡坐をかいた膝の上に座らせた。

「そういえば、ギミーにダリーは夜とか一体どうしてるんだ?」
「どうって、オレたちもずぅっと面倒見れてるわけじゃないしな」

そう男勝りな口調でキヤルが言うと、
ダヤッカは弁当箱から好物であるシロスナワニウサギのから揚げを口へ放り込みながら続けた。

「寂しくはないのか?」
「ダリー、平気だよ・・・ギミーがいるもん」
ダリーがヤクザウサギの人形をぎゅっと抱きしめながら言った。
「ギミーはどうなんだ?」
「平気ーっ、朝まで待てば皆に会えるもん」
ギミーは食べ物を頬張るのに忙しい口で、何時もと変わらぬ元気な声でそう応える。

ダリーの様子にも、ギミーの言葉には嘘はなかった。
決して『寂しい』ということを直接言ってはいないにしろ、この子供たちは寂しさを感じている。
ダヤッカはダリーの頭に手を載せ暫く考えた後、こういった。

「二人とも、今日から俺の部屋に来ないか」

その提案に一同は目を丸くした。

582:『本パロ「同じ可能性を秘めているのよ -5-」』
08/03/03 19:09:32 1TkAFpMn
--*--

新都市の建設は七十日が過ぎても、その毎日を整備に費やしていた。
それでも、人が住まう設備や建物がちらほらと目に付くのだから、大きな進展といえるだろう。
短期間でそんな進展を可能にした理由は二つあった。
一つ目は、リーロンやテツカンたちが進めていたテッペリンの生産プラント復旧作業が完了したこと。
そして二つ目が、獣人たちの脅威から開放されたことで、
新都市へと集まった人々の数は既に数千人にまで膨れ上がったことである。

しかし、この人口増加は新たな問題を生んだいた。
村と呼ばれる小規模な世界で自給自足の生活をしてきた者たちなのだから、
物々交換という概念があればまだ良いが、それすら持ち合わせていない場合が多い。
ジーハ村やリットナー村のように、村にとっての功績を残すことで何かが支給される感覚の者もいれば、
アダイ村のように、日々得ることの出来る資源を平等に分け与える者もいる。
こういった文化の違いにしてもそうだが、価値観が統一されていないのだ。

酷い時はこれが原因で死傷者を出す騒動まで起きており、
当面はテッペリンで物資の管理と供給を行うことになった。
しかし、これには獣人だけではなく、人間側にも不平を言う者が現れた。
テッペリンには大グレン団…それも一部の限られた人間のみが出入りを許されているのだから当然である。

実際、この頃になればテッペリンの内部には大量の食料や物資が確保されていた。
全ての入退室管理はシステムで行われており、大グレン団の面子といえども私欲を働かせることはできなかったが、
それを開示しない以上は人々の不安というのも高まるものである。
それでも人々をテッペリンの内部を開示しなかったのには理由があった。
具体的に言うのであれば、獣人たちがどうやって産まれるか…といえば察しがつくだろうが、
その技術や文化はたとえ片鱗といえども、小さな世界で生きていた者たちにとっては刺激が強すぎるのだ。
しかし、隠されることで欲求が高まるのは人の常で、
大グレン団には新たな仕事が課せられることになった。
テッペリン前でガンメンに乗り、門番をすることである。

門番は物資を守るのと同時に人々からの意見箱としての役割も兼ねており、
集まった意見はシモンやロシウ、他の団員たちの前に提出され審議される。
ある日、物議を醸したひとつの意見があった。

『お前らは必要なのか?』

お前らとは大グレン団のことを指しており、その具体性にかけた問いかけは、
延々と堂々巡りの話し合いを招いてしまったからだ。
こういった時、大グレン団は大きく三つのグループに分かれる。
キタンを筆頭にした血の気が多い者たちと、それを迎え撃つ冷静な頭を持ったロシウたち、
そして両者の間で収集を行うダヤッカやリーロンといった感じだ。
誰でも経験があると思うが、この三角関係で一番苦労が絶えないのは間に立つ者たちである。

持って生まれた向き不向きでそれぞれの役割が変わるのは当然のことなのだが、
毎日のように殴りかからんとするキタンたちを抑えるのは、
流石に損な役割を引き当てたもんだと、ダヤッカの顔から疲労が消えることはなかった。

583:『本パロ「同じ可能性を秘めているのよ -6-」』
08/03/03 19:10:13 1TkAFpMn
その夜もダヤッカが自分の部屋へと向かったのは日が変わってからのことだった。
ギミーとダリーを部屋に招いてからというのも、
二人の寝顔しか見れない日が続いているのも、男の悩みでもあった。
親のいない彼らに少しでも代わりになる思い出を作ってやりたいと言い出したことなのだが、
そんななにかをしてやれた記憶がない。
強いて言うのであれば、先日一緒に朝食を作ったことだろうか。
切って焼く程度の知識で疲労した食事で、どれだけ二人が喜んでくれたかは分からないが、
ダリーははじめて作った料理にえらく興味を持っているようだった。
汗拭きタオルをエプロンのように首から下げ、
小さな身体で食器を運ぶ二人の姿を思い出し、ヤッカの鼻は思わず膨らんだ。

ポケットから電子ロックのカードキーを取り出し、
赤い光を放つセンサーへと翳すと、油圧式の大きな扉が音を立て開く。
廊下の灯りが部屋の中へ一筋に伸びると、障害物の配置を記憶し中へと入る。
背後の扉がまた音を立てると、ダヤッカの視界は完全な暗闇に覆われた。
何度か躓きそうになりながら、ようやく辿り着いた寝室には姿の見えない寝息だけが響いていおり、
ダヤッカは手探りでベッドに腰を下ろすと、何時ものように頭をかいてため息を漏らした。

「なかなか…上手くはいかんもんだな」

ブーツを脱ぎ、解いたガンベルトをベッドテーブルにかけ、
手探りでベッドの空いたスペースへ身を押し込めると、小さな手が自分の指先をぎゅっと掴んできた。
自分の掌の半分にも満たない小さな手をそっと離し、毛布を上からかけてやると、
ダヤッカは自分の腕を枕代わりに、その身体に手を添えた。
その手が二人の呼吸に合わせ上下に動くのを感じながらダヤッカは考える。

自分がこの子供たちに出来ることとはなんなのだろうか、と。

今はまだ小さなこの呼吸も、いずれは自分と同じ世界を見つめ、そしてその先へ進んでいく。
ただ生きることだけに終始していた頃とは違い、
それぞれが自分の道を選ばなければならない世界、以前よりも遥かに広がる多元の可能性。
その様々な可能性から一つを選らばならなければならない時、
何かのために何かを捨てることを強いられることもあるだろう。
それはもうそこまで来ている、いやむしろ始まっているのだ。
戦いだけが全てであった時代とは違い、自身で見極め決断しなければならない世界は、
この子供たちには酷というものだ。
人が決断を強いられた時に用いる材料も、また様々だ。
思い出や経験がそれにあたることもある…ダヤッカはそう考える。
だから、自分たち大人にできること、
それはこの子供たちに様々な経験を与えてやることではないのか、と。

「…俺が父親代わり、か…たいそうな夢だよ、まったく」

ダヤッカは誰に言うわけでもなくそう言うと、
こみ上げる欠伸を噛み殺し、大きく息を吐いて瞳を閉じた。
その身体から意識が離れるのに、時間はかからなかった。

584:『本パロ「同じ可能性を秘めているのよ -7-」』
08/03/03 19:10:52 1TkAFpMn
ブラインドから差し込む日差しに、ダヤッカは新たな朝が訪れたことを知らされた。
片手で目覚まし時計を探しながら、眩しさに目が慣れるまでの少しの間、
今日やること…やろうと思ったことを呼び起こす。

「そうか、今日は…ヨーコがダヤッカイザーに乗ってくれるんだったな」

リットナー村の仲間と鹵獲したダヤッカイザーには、三人ものパイロットデータが登録されている。
最初の頃こそダヤッカが搭乗していたが、ダイグレンの艦長に抜擢されて以来はキヨウが乗り、
そして工事に使われるようになってからは、ヨーコも登録を行ったという順になる。
ガンメンとのインターフェースについてはリーロンから説明を受けたことがあったが、
なんでも個々の螺旋力や能力に応じプログラムの書き換えが行われるとのことだった。
『螺旋力』というのも言葉では理解できても、形として見えないものなのだからイメージが掴み難く、
そんなもので惚れた女との接点ができたものだから、当時のダヤッカにとっては喜んでいいものかも微妙であった。
しかし、キヨウが搭乗すると言い出した時は、主砲の扱いや機体の癖、
自分の考えた技をレクチャーする間に、少しは進展できたつもりだった。

「ヨーコに礼を言わんとな」

そういって手探りでギミーを探すと、その手が柔らかく大きなものに触れるのに気付いた。
何処か懐かしい感触の『それ』を撫でてみたり、突付いてみたり、揉んでみたりしたが、
ダヤッカの顔にはピンとこない疑問符しか浮かんではこなかった。
様々な手法で手掛かりを掴もうとしたダヤッカが、懐かしい感触を片手にしたまま身体を起こし、正体を確認する。
まず視界に入ったのはダリーの横で上下逆さまになって寝るギミーだった。
そして次に飛び込んできたのは、白いシーツにふわふわとした金髪を広げ、
うっすらと開いた唇から寝息をたてるキヨウであった。

「ん?あ、あれ…キヨウ?…さんと、オッパ…ィ」

起こした頭を再びベットに倒し、
まだ自分が夢の中にいるような錯覚を感じながら、掌に力を込める。
すると柔らかい感触が手を伝い脳へと達すると、毛布の中でもう一人の自分が反応するのが分かった。

(あ…あれ、どうなってるんだ?)
「…ンぁっ」
(夢、夢なのか?)

目の前のダリーしか視界に入らない状態で聞こえたその声は、
聞き間違えることのない惚れた女のそれであった。
しかも、今まで聴いたことのないような濡れた声に、
ダヤッカはますます現実から離れていく感覚の中、再び掌に力を込めた。

「っ…ぁぁん」
「キッキキキ…キヨウさんッ!!?」

次の瞬間、ダヤッカは裏返った声を上げながら飛び起きると、
ベッドとは反対の壁まで後ずさりをしていた。
その物音に目を覚ましたキヨウが仰向けの身体を起こし、
目をこすりながら小さな声を上げながら欠伸をする。

「あ…おはよう、ダヤッカさん」

ブラインドから差し込む朝日の中、キヨウはニッコリと微笑んだ。

585:『本パロ「同じ可能性を秘めているのよ -8-」』
08/03/03 19:11:30 1TkAFpMn
その後もキヨウの作ってくれた朝食を四人で囲いながら、
ダヤッカは自分がまだ夢の中にいるかのような気持ちであった。
椅子の上でジャンプをするギミーを座らせ、目玉焼きを口へ運んでやると、
その視界に頬杖をついてこちらを見つめるキヨウが入り込んできた。
頬が紅潮するのを感じながら、水を一口で煽り、平常を装いながらダヤッカが言う。

「で、キタンから聞いて、見るに見かねて…来てくれたと」
「ええ、本当は最初に尋ねるべきだったんでしょうけどね…迷惑だったかしら」
「いっいや、別に迷惑というわけじゃない…です」

顔をテーブルに向けたまま、背筋をぴんと伸ばし、
いつの間にか膝の上で綺麗に並べられた拳をぐっと握り締め、ダヤッカは曖昧な返事を返した。

「帰りが遅いから二人を寝かせとようとしたら、つい自分まで寝ちゃって」

ギミーの口元を拭きながらキヨウが言う。
その横でダリーが大事に抱えたぬいぐるみにウィンナーを食べさせようとすると、
キヨウはぬいぐるみの頭をなでながら料理の評価を聞いた。
すると、ダリーはぬいぐるみを暫く見つめ代わりに応えを返す。

(…何か、話をしないとな…なにか、なにか…)

ダヤッカはそんな三人とは別世界の住人といった様子で、必死に何かを話そうとするも、
出るものと言えば握り締めた拳の中の汗だけであった。
ダイグレンに乗っていた頃は、もう少しましな振る舞いを出来たものの、
戦いが終わってからこっちは、まともに目を見て話すら出来ないのが男の小さな変化であった。
艦長という肩書きから解かれたことで、
キヨウのことをそういった目で意識し始めたのがその原因である。

「あの、キヨウ…さん」
「はい?」
「あ、あのですね…?今日はその、おっ…お暇ですか?」

上擦った声で尋ねたダヤッカに、キヨウは人差し指を唇に当て暫く考える。

「特に予定は…ないけど、どうして?」
「その、なにか料理を教えてくれないか、と…思いまして」
「料理を?」
「えぇ、ギミーとダリーも興味があるみたいで」

後頭部をかきながら顔を俯けたままのダヤッカが言うと、
キヨウは空になった食器を手際よく積み上げながら台所へと踵を返した。
暫くして、台所からカチャカチャと食器を洗う音が響く。
応えを待つダヤッカは顔を伏せたまま、最初は目だけで、
そして恐る恐る顔を持ち上げキヨウの背中を捜すすと、
なかなか返ってこない応えに、もともと突き出た顎を一層突き出した。
結局、応えが来たのは、洗物を全て終えたキヨウがタオルで手を拭きながらこちらを振り返った時だった。

「じゃ、パン…なんてどう?一つ覚えれば色々作れるし」

それを聞いたギミーが再び椅子の上で跳ねだすと、テーブルがその振動でガタガタと揺れた。
ダリーは相変わらずぬいぐるみと睨めっこをしていたが、
キヨウと目が合うと何時もは見せない表情で笑った。
その横でダヤッカは、小躍りしそうな自分を抑えるのに必死であった。

586:『本パロ「同じ可能性を秘めているのよ -9-」』
08/03/03 19:12:12 1TkAFpMn
その日は四人でパンを作った。
ギミーとダリーは大グレン団の皆の顔を形にしているようだったが、
誰か判別がついたものといえばとんがり頭のキタン、
眼鏡をかけたキノンに、爆発頭のジョーガンとバリンボーだけであった。
ただし、ジョーガンとバリンボーについてはどっちがどっちなのかは、
正直生身であっても難しく、パンで判別できるかどうかは疑問である。
そしてキヨウは縦長のダヤッカの顔を模したパンを、そのダヤッカは自分の愛機を捏ね上げた。

それぞれのパンをオーブンの中にいれ、皆で観察をする。
香ばしい匂いに混じって、キタンパンやキノンパンの目に飾ったレーズン、
ダヤッカイザーパンの中に詰めた様々な果物が、甘い匂いでそれぞれの食欲を刺激する。
ジョーガンパンとバリンボーパンは頭の部分に空気が残っていたのだろうか、
焼き始めて数分後には異様に膨れ上がった頭部がポフンッという音を立て、本当の爆発頭になってしまった。

「中身を色々変えれば、色んなパンが出来るのよ…簡単でしょ?」
「というと、肉とかでも良いのか?」
「ん~どうだろう?そのままだとパサパサになっちゃうかな」
「ギミーはカレーが良いー!」
「うーん、なかなか奥が深いん…ッ!?アチッチッチチチッ!」

顎に手を当てオーブンを覗き込んだダヤッカは、
耐熱ガラスに映るキヨウの瞳に気をとられ、額を鉄扉にぶつけてしまった。
額に走る猛烈な痛みにダヤッカが、キッチンを右へ左へと駆け回ると、
すっと白い手が何かを掴んで視界に飛び込んでくる。
その手から水に濡らしたタオルが優しく額に押し当てられると、
急激な温度差にびっくりした身体を縮こませながら、ダヤッカは目だけを下に向ける。

タオルを掴んだまま下から見上げるような視線を向けるキヨウが、
ダヤッカの身体に新たな熱を点すと、男の性が頭を埋め尽くしていった。
背伸びをしながらこちらを見上げる女を上から見下ろしているのだから、健全な男としては当然の発想だ。
そんな性に背中を押されたダヤッカが、身体を前のめりにしかかった時、
心配そうにこちらの様子を伺うギミーとダリーの姿が視界の端を流れた。

「おっ俺がこんがり焼けちまうところだったよ」
踏み止まったダヤッカが冗談交じりにいうと、
ギミーとダリーは笑い声を上げ、それに続きキヨウも笑いながら言った。

「ホント、なんだか意外ね」
首を傾げるダヤッカにキヨウが言葉を選ぶ素振りをする。
「なんていうか、子供っぽいところもあるんだなって思って」

今度は恥ずかしさに頬を染めながら自分の頭をかいたダヤッカに、再びキヨウが笑い声を上げた。
そして、ひとしきり笑い終えたキヨウがギミーとダリー、ダヤッカの顔を順に眺めて言う。

「これからも、ちょくちょくお邪魔させてもらおうかなー」
キヨウは手にしたタオルをダヤッカの額から離し、
まるで熱でも見るように自分の手を押し当てながらギミーとダリーに聞いた。
勿論、二人からの返答は聞くまでもなかった。

「あとは、ダヤッカさん…どうかしら?」
「は、はひ…よろしくお願いしまふ」
こちらの応えも聞くまでもなかった。

587:『本パロ「同じ可能性を秘めているのよ -CM-」』
08/03/03 19:14:10 1TkAFpMn
URLリンク(pict.or.tp)

(´・в゚`) やっちまったぜ!

588:『本パロ「同じ可能性を秘めているのよ -10-」』
08/03/03 19:14:51 1TkAFpMn
--*--

ダヤッカの部屋にキヨウが訪れるようになって三週間が過ぎれば、
お互い『さん』付けではなく、名前で呼び合うようになっていた。
そして、それを起点とするように様々なことが変化していった。

まずは、毎日風呂に入るか、もしくはシャワーを浴びるようになったことだろう。
それまでは、ダヤッカの帰宅後にまとめて三人で一緒の湯船につかっていたのだが、
夜遅く帰ることも多い日が続くと、数日身体を洗っていないと言うのもざらであった。
これに見かねたキヨウが、衛生上よくないと言う理由で言い出したことで、
脱衣場に『お風呂カレンダー』というものが、何時の間にか設置されていた。
カレンダーの使い方はこうである。
ギミーはオレンジ、ダリーはピンク、そしてダヤッカはグリーンのカードに、
それぞれ日替わりで『なぞなぞ』書かれ湯船に沈めてあるので、
それを確認し、答えをカレンダーに書くと言うものである。
勿論、出題者と採点者はキヨウであり、
カレンダーにはそれぞれの回答に○×のマークが毎日のようにつけられていた。

次の変化は更に三週間が過ぎた時のことだ。
ダヤッカの帰りが遅い時だけ寝泊りをしていたキヨウが、
面倒だからと言い出したのが切欠で、部屋に四人用のベッドが用意された。

部屋といってもキッチンとリビング以外に一部屋設けられた簡易なもので、
ベッドが置かれた場所は必然的に寝室となってしまった。
ダヤッカにとっては惚れた女と、一つ屋根の下で同じベットで眠り、
同じ食卓を囲む生活を毎日送れるのだから、これほど嬉しいことはないだろう。
一つ心配事項があるとすれば、この男が惚れた女と距離がここまで縮まってことに対し、
どこまで平然とした生活が送れるかだ。
しかし、初めてキヨウが部屋を訪れた時から約二ヶ月間で培った経験は、
『さん』付けに戻ることもなく、四人での生活を問題なくスタートさせることもできた。

そして一年が過ぎた頃にはギミーやダリーにも変化が出始めた。
ダヤッカとキヨウがスケジュールを合わせておいた、仕事休みの朝のことである。
昨日の疲れを引きずる様に眠り続けるダヤッカとキヨウの耳に、大きな物音が飛び込んできた。
二人は一斉にベッドから跳ね起き、ギミーとダリーの姿かないことに気付くと、
物音のしたキッチンへと足早に向かう。

キッチンに辿り着いた二人の目に飛び込んできたのは、床に落ちて割れてしまった卵と宙を舞うパン粉、
その中でこちらを気まずそうに見つめるギミーとダリーの姿だった。
キヨウが何をしていたのかと問うと、少しでも早く朝食を済ませ、
公園で遊びたかったのだとギミーが言った。

ダヤッカとキヨウは二人から『公園に遊びに行く』と約束させられていたことを思い出すと、
それを忘れ眠り続けた自分自身への背徳感もあってか、頭ごなしに怒る気にもなれなかった。
子供は新しいことに貪欲で、失敗や怒られることから経験を得て成長し続ける存在だ。
そう考えたダヤッカは、誤って火傷していたかもしれない事実は見過ごすこともできず、
軽く握り締めた拳で二人の頭をコツンと叩きながら、『二度としないこと』と口にしておいた。

その日は四人でパンを焼き、公園へと繰り出した。

589:『本パロ「同じ可能性を秘めているのよ -11-」』
08/03/03 19:15:29 1TkAFpMn
ある日のことである。
新都市の基礎工事が完成した祝いで大グレン団の面子はちょっとした酒盛りを行った。
勿論、ダヤッカにキヨウ、ギミーとダリーも揃って出席した。

ダヤッカがキヨウの方に目をやると、ヨーコや姉妹たちと話しをしながら、
時折こちらを見てクスクスと笑っているのが見えた。
思わず視線を逸らし、自分の胸に恥ずべきことがあるかと問うてみる。

(まさか、俺がキヨウを好きなのがバレてて…それで、皆で…)

その時、聞きなれた声がダヤッカの思考を遮った。
「あら、どうしちゃったの真剣な顔しちゃって」
ピッチリとしたスーツに身を固めたリーロンの姿がそこにあった。

「…いや、なんでもないんだ」
ダヤッカは横目でキヨウを見ながら自分の頭をかく。
その様子にリーロンは何かを察したのか手にしていた皿をテーブルに置き、話を聞きだす体制に入る。
「なんだかな…最近、子供ってのはすごいと思い知らされる毎日だよ」
そういってダヤッカはさり気無く話題を変えた。

「へぇ、興味あるわね、何か面白いことでもあったのかしら?」
「面白いかどうかは分からないが、見えてる世界が違うんだなってな」
「世界?違う?」
リーロンは並べられたグラスを手にすると、
テーブルに腰を預けワインの匂いに目を細めながら言った。

「俺たち…いや、俺がかもしれんが『未来』と言われても、明日…長くても十日先のことを思い浮かべるのが精一杯だ」
ダヤッカは会場を走り回るギミーと、バリンボーに肩車をされたダリーを順に見つめながら続ける。
「だが、ギミーやダリーには何年先なのかも分からないことが描けている」
「夢ってやつね?」
「あぁそうだ、夢だ」
「あなたは夢を描けないの?」
「どうだかなぁ…描こうとしても現実に突き当たることが多くてな」
苦笑いを浮かべるダヤッカに、リーロンはワインを呷ってこう応えた。
「一度ペンの使い方を覚えると、初めて絵を描いた頃の味のある絵は描けなくなるの」
言い終えたリーロンの視界に、疑問符を浮かべるダヤッカの顔が移ると、
笑いを含ませながら言葉を続ける。
「子供と大人では夢の描き方も違うと言うことね」
「子供の夢と、大人の夢が違う、か」
「得てからは戻れない、取り戻すことができないこともあるって話よ」
「つまり、夢を描き失敗した経験が邪魔をするってことか?」
「まぁ、おおまかには合ってるわね」
流石に技術職と言うべきか、リーロンの言葉には全てを語らないところがあり、
それが何かの比喩や例え話と様々な形でダヤッカの頭に疑問符を生む。
先ほどと変わらず眉間に皺を作り、疑問符を浮かべるダヤッカにリーロンは結論を言った。

「早い話が、現実に対する縛られ方が子供と大人では違うの――」
リーロンはギミーとダリーを見ながらそういうと、一呼吸おいてダヤッカの方へと向き直る。
「――でもね、描く夢は同じ可能性を秘めているのよ」

ようやく相手の言いたいことが飲み込めたダヤッカは、リーロンの瞳をじっと見つめ、
そしてギミーとダリー、最後にキヨウを見つめこういった。

「俺の夢も描いてみるか」
鼻を鳴らしながらそういったダヤッカは、もう一度三人の顔を眺めていた。

590:『本パロ「同じ可能性を秘めているのよ -12-」』
08/03/03 19:16:06 1TkAFpMn
--*--

それからさらに一年を経た頃には、新政府という名の組織案が大グレン団の前に現れた。
新都市の建設も順調に進む中、それを統治するためロシウが画策した組織図は、
大きく分けて七つの組織に分かれており、それぞれが独立した機関を成していた。
独立といっても各組織には局長と言う座が設けられており、
大グレン団メンバーの中で他薦自薦のもと、それぞれが就任を予定している。
また、シモンには各組織をまとめる形で総司令という席が用意されており、
それを補佐する副指令にはロシウが名乗りを上げていた。

それぞれの機関のうち、法を定め民の自由と権利を保護する法務局には、
意外にもキタンが局長を務めることになった。
そして人民局には粗暴ではあるが、何かと面倒見の良いジョーガンとバリンボーが立候補をし、
技術局にはリーロン以外の適任者はいないというのが皆の意見であった。
候補としてレイテの名も挙がったのだが、これは本人による待ったがかかった。
というのも、レイテは同じ職人気質である大グレン団のマッケンと惹かれあい、
その身体には新しい命を宿しており、今はそれどころではないというのが本音なのであろう。
ひょっとすると、柄ではないというのも少なからずあったのかもしれない。
食料局にはダヤッカが就任することになったのだが、
本人からしてみれば響きの飲み込みやすさとは裏腹に、具体的に何をするのかと疑問符を浮かべていた。

こうして、組織図としては文部局、公安局、情報局、財務局の局長が空白のままではあったが、
一応に線引きだけをするに留まったもう一つの新都市案が動き出した。


そして、新都市の建設が大まかな『完成図』を人々に描かすことが可能なまでに形作られたところで、
ダヤッカのもとに一つの仕事が舞い込んできた。
ガンメンに乗り重機を運ぶことでも、リーロンに新しい発掘品の実験体にされるわけでもない、
今までになかった仕事…食料局局長としての初めての仕事である。
ロシウから渡された分厚い書類の束に書かれた内容を要約すると、
食料となりえる動物の生態調査及び、個体数の調査というものであった。
書類と一緒に渡された地図には、新都市を中心にガンスピナーでも五日以上はかかる範囲がマーキングがされており、
初任から骨の折れる仕事になりそうだとダヤッカは唸り声を上げた。

家に帰りキヨウたちにそのことを報告すると、四人分の荷支度が始まった。
そう、これを機会にちょっとした旅行も兼ねることになったのだ。

「色んな動物がいっぱいいるんだぜ!」
ギミーが自分の洋服をキヨウに渡しながらダリーに言う。
「色んな動物…噛み付くのもいるのかな?」
「大丈夫よ、なにかあったもダヤッカがいるじゃない」
不安にヤクザウサギのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめたダリーに、
キヨウは荷物を詰め込む作業の手を止めずに返した。

(一家団欒…ってのはこういうものなのかもな)

一人遅い夕食を食べていたダヤッカは、三人の様子を眺めながら口元を緩めていた。
下がった眉を更にへたらせた顔は、
口元を隠せば困っているようにしか見えないのは何時ものことであった。

591:『本パロ「同じ可能性を秘めているのよ -13-」』
08/03/03 19:16:41 1TkAFpMn
「ねぇちょっと、聞いてる?」
「あ、あぁ、そうだな…それより、キタンに話だけはしとかないとな」

そういって何時の間にか向かいに座ったキヨウにドキっとさせられたダヤッカは、
微かに耳に残っているキヨウの問いかけに返事をした。

「お兄ちゃん?それなら心配ないわよ」
「ん?どういうことだ?」
「オレはアイツを信用してる…ここに寝泊りするようになった時にそう言われたのよ」

それを聞いたダヤッカはその言葉を何度か頭で反芻しながら、
昔キタンに言われた言葉を思い出し、苦笑いを浮かべた。
その時のキタンの言葉を一部だが抜粋するとこうである。

『テメェとは付き合いも長い、だからどういう男なのかも分かってるつもりだ
 なんも心配もしてねぇし、他の男んところに世話になるよかよっぽどましだと思ってる
 だがよ…万が一の時は、そん時ぁ…な?ダヤッカ、わかるよな?この野郎…』

なんとも妹想いな言葉だが、それを言われたダヤッカは背筋に冷たいものが走る思いでいた。
それもそのはず、ダヤッカが誰にも言えない恋心を抱き始めたのはずっと前からの話で、、
キヨウが寝泊りするようになることに下心がなかったわけではなかったわけではないからだ。

(こっちの気も知らんで言ってくれるよ、まったく…)

そんなことを考えながら、ダヤッカは咳払いをしてからコップの水を飲み干し、食事を終えた。

「やっぱり、ちょっとはエッチなこと考えてたりするの?」

ダヤッカが食べ終えた食器をを片付けながらキヨウは悪戯っぽくそう言う。
変化といえばこのところ、このところキヨウが前以上に色っぽい仕草をするようになった。
相手の気持ちを知ってか知らずか、それともキヨウ自身もこの男に惚れているのか。
どちらにしてもキヨウの目の前には水を噴出し咳き込むダヤッカがいるのだから、
悪戯だとすればその成功率の高さは言うまでもない。

「そっそそ、そんなことあるわけないだろ」
ダヤッカが咽返りながら涙目で言う。
「あら、ちょっと期待してたのに」
「…ばふぅッ!?」
「なーんでもないのよ、こっちの話よ」

キヨウがもう一度悪戯っぽくそういうと、
更に咽返ったダヤッカを置いて食器をキッチンへと持っていく。
その後姿を見ながら呼吸を落ち着けるダヤッカに、荷物を詰め込んだリュックを担いだギミーが言う。
「エッチなことってなにー?」
その横でぬいぐるみを抱えたダリーもこちらを見ているのに気付いたダヤッカは、
その純真な瞳に射抜かれ誤魔化す言葉も出てこなかった。
「ちょっと考えてるの?」
今度はダリーが言った。
キヨウと違って性質が悪いのが子供は言葉の意味を知らないことで、
無邪気な悪魔とはまさにこのことだった。

「おっおい、キヨウッなんとかしてくれ!」

ダヤッカの悲痛な叫びを他所に、キヨウの笑い声がキッチンから響いた。

592:『本パロ「同じ可能性を秘めているのよ -14-」』
08/03/03 19:17:17 1TkAFpMn
--*--

食料局局長最初の仕事という名の旅行は色々なことがあった。
河を見つけキャンプを張り、捕まえた動物でバーベキューもしたし、
様々な動物の写真を撮ったり、洞窟を探検したりもした。

海に出たときは素潜りで海の生き物も調べた。
生息ポイントを調べ、大まかな個体数、
生態を書き示した報告書が増えるのと一緒に写真も山のようになった。
勿論、写っているものは仕事が半分、残りの半分は私的な写真である。
旅行の間、私的な写真の当番をしていたのはもっぱらギミーであった。
だからどうしても低くなるアングルでとらえられた被写体は、
頭半分が切れていたりしたものも多かったが、それはそれで思い出といえるだろう。

四人が新都市へと帰ってきたのは半月が過ぎた頃だった。
工事の進む新都市に到着したガンスピナーが土埃を巻き上げながら着陸すると、
空いたハッチからギミーに手を引かれキヨウが出てきた。
なにやら楽しげに笑い声を上げたかとおもうと、
ギミーが大きな声で歌い出し、それに合わせてキヨウも歌う。
少し遅れてダヤッカが、寝息を立てるダリーを抱いてコックピットから姿を現すと、
ハッチから大きなトランクケースを幾つか取り出し、ガラガラと音を立ててその後に続く。

夫婦でもなければ、血の繋がりもない四人の姿は、
誰の目に見ても家族と写ったのではないだろうか。


それからも様々なことがあった。
テッペリン攻防戦で死んだと思っていたヴィラルが再び自分たちの前に現れたこと。
立ち上げたばかりの新政府に対し暴動が起こることも少なくはなかったし、
獣人たちが反乱を起こすこともあった。
決して嬉しいことばかりではない、本当に様々なことが走るように駆け抜けていった。
同じくダヤッカやキヨウ、ギミーとダリーにも様々なことがあった。
それは決して大それたことではない、
見落としてしまいそうな小さな変化と、些細な幸せの連続であった。

593:『本パロ「同じ可能性を秘めているのよ -15-」』
08/03/03 19:17:52 1TkAFpMn
-*--

そして更に四年という日が流れたある夜、
ダヤッカの帰宅に合わせて遅い夕食を四人で囲んだ後のことだ。

「あの、ダヤッカ・・・さん、キヨウさん」
急に改まった態度で切り出したギミーは次に続く言葉を出せず、隣に立つダリーへ助けを求めた。
しかし、ギミーのそんな要求に気付きつつも、
気の利いた言葉が思いつかず、つい視線を床へと落としてしまう。

「どうしたの?急に『さん』なんてつけちゃって・・・欲しいものでもあるの?」
「あまり高いものは勘弁してくれよ」
空気を察してか、キヨウはソファへ腰をかけつつ、当たり障りのない言葉で二人へ助け舟を出す。
その横で、酒の缶を口元に持ち上げキヨウの言葉に続いたダヤッカは、
子供のおねだりに困る父親のように頭を掻く。
そして、暫く俯いたままのギミーが顔を上げて切り出した。

「俺たち、この家を…その、出ようと思ってるんです…」

あまりにも突然のことに、問い返す言葉も見当たらないダヤッカとキヨウにダリーの言葉が続く。

「その、ね…私たちも、そろそろ自分たちの力で生きていかなくちゃならない…」
「二人にはすごく感謝しています…けど…ッ」
「…だけど、決めたんです――」

交互に言葉を紡ぎながらも、決してぶれることのない二人の意思。
何時からそんな相談をしていたのかをダヤッカとキヨウが知る由もなく、
ただ目を閉じその言葉に耳を傾けた。

「――それで、ダヤッカさんも、キヨウさんも俺たちの幸せだけじゃなくて…そのっ…」
「お二人の幸せも見つけて欲しいんです」

目を閉じ、二人の言葉が終わるのを待っていたダヤッカがゆっくりと目を開けると、
拳をぎゅっと握り締め潤んだ目から涙を零さぬように顔を顰めたギミーと、
その拳に手を添えるダリーの姿があった。

「…そういうことだったの」
そう言ったキヨウは、向かいのソファで俯いたダヤッカに目をやり、
その表情から何かを察すると静かな口調で続ける。
「巣立つ時はいつか来るもの、今がその時なら止めないわよ」
そして、青い瞳で二人を見つめながらこう付け加えた。
「でもね、一つだけ忘れないで」
決して反対はされないと、大よその結末を予想をしていたギミーとダリーは、
その後に続く言葉に、自分たちはまだ子供だということを思い知らされた。

「貴方たちの幸せは、アタシたちの幸せでもあったということを…ね」

涙だけは流さない、ありがとうと感謝の言葉で旅立と決めたはずなのに、
ギミーとダリーにはそれが出来なかった。
こみ上げるシンプルな感情は、言葉にしようとすると涙へと変わってしまうのだ。
そんな二人に、ずっと黙り続けていたダヤッカが後頭部へ手を当て、何時もの口調で言う。

「まぁ、たまには飯でも食いに来るんだぞ」
「…はいっ!」

ギミーとダリーは涙を袖で拭いながらその声に応えた。

594:『本パロ「同じ可能性を秘めているのよ -16-」』
08/03/03 19:18:29 1TkAFpMn
新都市建設も五年が経てば、人間たちの居住地区もかなり整備されており、
政府が貸し出すアパートメントが幾つも存在していた。
ギミーとダリーの二人も、翌日には入居手続きを済ませ、家を出て行った。
その素早い対応は政府が名ばかりではなく、役所として機能しているから可能なことだと、
新政府の一員としてダヤッカは嬉しい反面、物悲しくの感じていた。
数年前に始動したシモンを総司令にした新政府は、様々な分野に機能を拡張しており、
ギミーとダリーも今後は副指令直轄のグラパール隊で生計を立てるとのことだった。

「出て行っちまったな…アイツら」

リビングに飾ってある写真立てを手に取り、ダヤッカがぽつりと言った。
その写真にはオレオレサギの群れを指すキヨウと、
首にかけたタオルで汗を拭くダヤッカの姿が映っている。
四年前、皆でいった『旅行』で撮った一枚…今のギミーが撮ったのであれば、
決して真似のできない下から覗きあげるような写真。

「大きくなったもんだ、本当に」

もう一度ダヤッカが漏らすように言う。
寂しそうな背中に反して、その表情は何時もの『困り顔』とは違い、
どこか誇らしげであり嬉しそうでもあった。
「なんだか、ガランとしちゃったわね」
「ダヤッカ…さん、か」
「なによ?大グレン団の頃はそう呼ばれてたじゃない」
「いや、父親にはなれなかったんだなと、思ってな」
キヨウのあっけらかんとした言葉に釣られ、
寂しげな背中の理由を取り繕うこともなく言った。
キヨウはダヤッカが何を考え、どんな夢を描いてギミーとダリーを引き取ったのか、
その想いを言葉で聞いたことはない。
しかし、五年という月日を共にしていれば、想いなどは自然と伝わるものだ。
知っているからこそ、敢えて合わすような言葉で濁すようなことをキヨウはしなかった。

「どうやったって、本当の父親や母親にはなれないよ」
写真を見つめるダヤッカの後ろに立ち、そっと腰へ手を回す。
「でもね、思い出は作って上げられたと思うの」
そういってキヨウはその背中に自分の頬を押し当てた。
「…何時までも忘れない、子供時代の思い出…アタシはそれで満足よ」
「あぁ…そうだな」
身体を震わせ、上擦った声でダヤッカは応えた。

暫くすると鼻を啜る音と、涙を拭くガサゴソと言う音が聞こえ、
ダヤッカの背中の震えが止まったことを確認したキヨウは、明るい声で話題を変えた。
「さて、アタシたちもこれからのこと考えなきゃね」
「これからのこと?」
ダヤッカは鼻声でそういうと、首だけを回して背中に張り付いたキヨウを見る。

「そう、明日のこと、明後日のこと・・・ずっとずっと先のこと」
言い終えてダヤッカの背中から顔を離し、その顔を見上げながらキヨウが続ける。
「二人が言ってた、アタシたちの幸せについて考えなきゃ、ってね」

595:『本パロ「同じ可能性を秘めているのよ -17-」』
08/03/03 19:19:04 1TkAFpMn
その日の夕ご飯はキヨウが自慢のシチューが作ってくれた。
ギミーとダリーが居た頃は狭かった食卓も、
二人だけになってしまった今は驚くほど広く感じられた。
湯気が消えても半分も減っていないシチューをじっと眺め、
キヨウの向かいに座ったダヤッカは時折、何かを言い出そうとしているようであった。
その様子を不思議に見つめるキヨウは、特に急かすような真似はせず、
自分の食事を済ませただじっと待っていた。

そして、キヨウが先に食後のコーヒーを煎れようと席を立ったときだった。
「キヨウ…少し、良いか」
「ん?」
イスから半分立ち上がった姿勢で、ダヤッカの方へと振り返るキヨウ。
暫くしてダヤッカの目がキヨウの顔を捉えると、
互いに見詰め合ったまま、また暫くの沈黙が流れる。
そして、その目をまたテーブルに落とし、ダヤッカがゆっくりとした口調で言った。

「二人が出て行ったからとか、そういうんじゃないんだが…な」
そこまで言い終えると、再び顔を上げキヨウをじっと見つめる。
しかし、なかなか上手い言葉が見つからないのか、口をもごもごと数回動かした後、
ダヤッカは意を決したようにテーブルの上に置いた拳をぎゅっと握り締めた。

「俺と結婚してくれ」

不器用だが飾りのない率直な言葉。
ダヤッカが数年がかりでいえた言葉であり、想い描き続けたもう一つの夢。
「…アタシの幸せは、ダヤッカと…か」
そんな言葉を前に、何かを考える素振りを見せたキヨウだったが、応えは直ぐに出ていた。
もとより、女自身もその『言葉』をずっと待っていたのだろう。

「スープ、温めなおしましょうか」

それがキヨウの応えであった。
しかし、ダヤッカにしてみればどう判断していいのか分からず、
じっとキヨウの顔を見つめたまま、顎を突き出し野暮なことを口にした。

「あの…えぇーっと、つまりその…」
「これからも大事にしてね」

キヨウはこの時も何かを含めた言葉で返しておいた。
大事なのは言葉の意味ではないからだ。
次の瞬間、ダヤッカはイスを後ろに倒しながらキヨウへと抱きつく。

「ありがとう!」
「これからも、よろしくお願いします」
「あぁッ!俺こそ、頼むよ!!」

やはり締まりのない言葉に少し困った顔したキヨウの手が、
本日二度目となる男泣きを披露してしまったダヤッカの背中に回される。
そして、少し息苦しい程の抱擁に、瞳を閉じて暫くその身体を預けた。

596:『本パロ「同じ可能性を秘めているのよ -18-」』
08/03/03 19:19:50 1TkAFpMn
--*--

新都市の郊外にある住宅街に一軒の家がある。
リットナーの姓で括られたポストの下には、ダヤッカとキヨウの名が並んで書かれたいた。
二人は結婚と同時に、アパートメントから郊外の一軒家へと愛の巣を移したのである。
実はダヤッカとキヨウが結婚をしたのは、告白から更に一年という日を重ねてからであった。
なぜ一年もの期間を空けたかかというと、
恋人としての思い出も作りたいからとキヨウが言い出したからである。

住宅街というだけあって緑も多く、ゆったりとした空間。
庭には小さな花壇が設けられており、赤や黄色の花々が見られるのは『新婚真っ盛り』といった感じだろうか。
家の中はというと、こちらも可愛らしい観葉植物がそこかしこに置かれており、
家具にしてもどちらかというとお洒落なものでまとめられている。
どうやらキヨウの趣味なのだろう。

リビングルームに目を移すと、ソファに腰をかけ持ち帰った仕事の書類に目を通すダヤッカの姿があった。
その横でダヤッカに凭れ掛るようにして、料理本に折り目をつけるキヨウ。
テーブルに置かれたお揃いのティーカップからは、
香ばしい香りのするコーヒーが湯気を立てていた。

誰かの訪問だろうか、リビングに設置されたインターホンが呼び鈴を鳴らすと、
キヨウは飛び上がるように玄関へと小走りに消えていく。
ダヤッカもコーヒーを一口啜ってから立ち上がると、
同じ姿勢で凝り固まった身体を鳴らし、
キヨウの読んでいた本と仕事の書類を一つにまとめてサイドボードの上へ置いた。
そして、サイドボードの上に並べられた写真たてに目をやる。
そこには真っ白いウェディングドレスにを身にまとったキヨウと、
タキシードで固めたダヤッカが並ぶ写真を始め、様々な写真があった。
思わず照れ笑いを浮かべたダヤッカの視界に、もう一枚の写真が飛び込む。
そこには、ギミーの撮ったあの日の写真があった。

「お久しぶりです」
「お邪魔します」

その背後で随分と成長したギミーとダリーの声がした。

597: ◆AqM5INjZ9o
08/03/03 19:21:30 1TkAFpMn
(´゚Ф゚`)やっぱりエロが足りないね、何よりなげぇんだよクソがッ
  ↑ 口の形をすこしエッチにしておいたんで、それでなにとぞ…どーか、よしなに

まぁね、ほら、本編のパロとか無謀なのよ、アーッハッハハハハハ、もうなんだろ、これ!

&< だっからーカッコつけぇないでーきっとフンフーンフフンフフフ

598:名無しさん@ピンキー
08/03/03 20:11:54 goftrbcF
なんつーものをををををを!!GJGJGJGJJJッ!

599:名無しさん@ピンキー
08/03/03 20:13:26 nsg+sQ+9
>>597
ああああああああああ(*´Д`)
テラモエス(*´Д`)
GJ!

600:名無しさん@ピンキー
08/03/03 20:29:28 FpU2gXtl
>>597
テッペリン攻略直後の描写とかね、もう言葉がないからGJというしかないほどGJ!!
GJGJGJ嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼ああああああああああああああああああ

601:名無しさん@ピンキー
08/03/03 20:36:06 rtJZivGo
|ひ;|  ←ダヤッカ、に見える…

602:名無しさん@ピンキー
08/03/03 20:38:12 j/fvil/K
>>597
どぅああぁぁぁぁぁぁッ!!こ、言葉にならない程にGJ!!!
このトキメキ泥棒!
そしてCMと筆者コメで噴いた俺の麦茶を返してくれ!

603:名無しさん@ピンキー
08/03/03 20:45:32 hTEfe4rl
>>597
GJです!そのまんま本編外伝としても普通に違和感なし
凄く面白かった!

604:名無しさん@ピンキー
08/03/03 22:35:20 /zdjByLT
>>597
ダヤッカの硬派でいいひとな感じがしっかり伝わっててGJ

つかよく我慢できたなあ…

605:名無しさん@ピンキー
08/03/04 00:38:26 N7+hbAX4
>>597
ダヤッカの忍耐強さは異常。だが、そこがいい。
写真や将来の伏線も良かった…これを7年間のダヤキヨ補完にします。GJ!!

606:名無しさん@ピンキー
08/03/04 01:11:49 jPU1HfsL
ずっと待ってたダヤキヨ投下が!
でも今は読めないのであとでじっくり読ませていただく…

607:名無しさん@ピンキー
08/03/04 06:16:24 vJRPuT34
ダヤキヨGJでした!
読み応えあるわ、丁寧な文章だわでマジモエス。

ところで、ニア姫とくっついてないアバン艦長話
(ニアおよび全ての仲間と死に別れVer)をつい思いついたんだが、
こっちに投下してもいいもんだろうか。
エロはないがうっすらシモニアなので、不愉快な人もいるかもしれん。

608:名無しさん@ピンキー
08/03/04 07:07:30 rnPJkbtX
それはアバン艦長×ニア姫のスレに投下すると喜ばれると思うよ
ここに落とすとどうしても荒れ易いからなー

609:名無しさん@ピンキー
08/03/04 07:25:56 L4hp3ulE
ニア関連は毛嫌いしてる人もいるからな

610:名無しさん@ピンキー
08/03/04 07:31:13 VNnKLS+1
>>608
結局立てたんだw

>>609
ニア自体が嫌われてるわけではない
本編のネタや男一匹みたいな公式の多次元世界ならOKだろ

611:名無しさん@ピンキー
08/03/04 07:52:03 3EXxeL1f
アバニアスレへの投下を待ちつつ普通のシモニアのエロをこっそり体育座り待ち&

612:名無しさん@ピンキー
08/03/04 07:57:36 vJRPuT34
レストン、向こうに投下してきます…
すまねえ、エロ分はないんだすまねえすまねえ

613:名無しさん@ピンキー
08/03/04 08:25:17 qE5UwlOQ
>>597
朝から泣かせんな糞が



GJ!!!!!

614:名無しさん@ピンキー
08/03/04 09:37:54 8CGktpUF
>>609
お前がニアアンチなんだろ。工作活動すんな

615:名無しさん@ピンキー
08/03/04 10:31:30 3EXxeL1f
>>614
スルー汁

616:名無しさん@ピンキー
08/03/04 12:38:09 VNnKLS+1
艦長スレ初めて覗いたけど結構盛り上がってるんだな
けど仮に劇場版がアバン世界の話だったりしたらあのスレはどうすんだろ?

617:名無しさん@ピンキー
08/03/04 12:55:58 an4yu9n+
話題に出してまた荒れたいのか…?

618:名無しさん@ピンキー
08/03/04 13:19:56 sf1xJemD
>>616
それはそれで盛り上がるようにも思う

分離してお互いのびのびと楽しくやってるんだし
今更蒸し返すのはやめようぜ。
それよりもアンネ出産時に病院に駆け付けてアワアワするダヤッカの話をしよう

619:名無しさん@ピンキー
08/03/04 15:58:30 o0Y2n7TT
>>618
何回か間違って病院に行ってて…
今回は違うのかなってなった時にマジとかしか思い付かない

キヤルが妊婦キヨウの手伝いに行ってるから

「よぉ久しぶりだな…調子はどうだ?」
とかいって一日置き(毎日でもいい)ぐらいでキタンが来てるんじゃないかと妄想
というか大グレン団がいつも最低一人は来るんじゃないかと

マッケンとレイテに出産の事いろいろ聞いたり、本とかを読んでめちゃめちゃ心配してるダヤッカを逆に心配するキヨウとか
考えてみたらなんていい夫婦だ


620:名無しさん@ピンキー
08/03/04 17:46:32 tS14j95i
ダヤッカ「ああああ、頑張れ、キヨウ!頑張れ!!あああぁぁああ」
リーロン「落ち着きなさいな。男はドッシリ構えてなくちゃダメよ」
キタン 「バァカヤロウ!これが落ち着いていられるかぁ!」
アーテンボロー「生まれろ生まれろ生まれろ生まれろー!」
ニア  「大丈夫です!きっとシモンがなんとかしてくれます!」
ロシウ 「……そうだ、いつだって彼はそうだった」
アンチスパイラル「そんなこと、できるはずがない!!」
リーロン「あんたたちも落ち着きなさい」

621:名無しさん@ピンキー
08/03/04 18:10:15 zk7Z3Pgz
なにゆえアンスパまでwww

ダヤッカとかヴィラルとかはいかにもアワアワしそうなタイプだよな
特にヴィラルは気合入れて嫁の出産に付き添ったはいいが、
途中で卒倒して担ぎ出されるシーンがリアルに再現されるのは俺だけか?
というかグレンキャラの男どもは概ねそんなイメージだ…
嫁の出産に最後まで付き添えそうなのはシモンくらいか

622:名無しさん@ピンキー
08/03/04 20:19:55 x5/ph7WC
出産経験のあるお母さんか付き添ったお父さん!
このスレにいらっしゃったらぜひ体験談交えて投下をー

生命のすばらしさにエロ吹っ飛んだらいけませんね

623:名無しさん@ピンキー
08/03/04 20:53:42 k4M4Km6X
もういっそ、孕ませスレに聞きにいったほうがいいんじゃないかw

624:名無しさん@ピンキー
08/03/04 20:57:15 0gwJ7QHU
はっきいりいってあれはやばいぞ。ケツからメロンが出るのを想像しろ。
後の性生活に支障が出るかも、って忠告されるくらいにやばい。

625: ◆AqM5INjZ9o
08/03/04 22:28:22 Reezc0BV
「アチ、アチチチッ」

病院の廊下を歩く一人の男。
その両手には、縁をつまむようにして持たれた二つの紙コップがあった。
何時もの何倍もの時間をかけ目当ての病室へと辿り着くと、
男はドアの前で困った顔をしていた。

(しまったな…どうやって開けたもんか…)

目の前を揺れる湯気に目を細め引き返そうとした時、突然病室の扉が勢いよく開いた。
中から姿を現したのは、最近何かと世話になるレイテと、
その旦那であるマッケンだった。

驚きながらもなんとかコーヒーを零さなかった男が、
安堵のため息を漏らしたのも束の間、レイテから手厳しい言葉がかけられる。

「おいおい…アンタ、ダメだよコーヒーなんて…赤ちゃんに良くないの知らないのかい?」

『先駆者の知識』に目を見開いた男は、
その背後にすっぽりと隠れてしまった短身の旦那を探す。

「勉強不足だな」

マッケンが頭を振りながら渋い声で追い討ちをかけると、
そのさらに後方から、ベッドに横になった男の嫁が言う。

「しっかりしてよ、未来のパパさん」

自分の未熟さを思い知らされた男は、何時もの癖で後頭部に手を伸ばそうとするが、
その手が塞がっていたことを思い出し、思わず苦笑い

626: ◆AqM5INjZ9o
08/03/04 22:47:03 Reezc0BV
思わず苦笑いを浮べた。
そして次の瞬間、何者かに背中を押された男は、
尻を突き出すように前のめりに倒れてしまう。

「なぁーにボケッと突っ立ってんだよ」
「キヨウさん、お花をお持ちしましたよ」

熱いコーヒーを頭から被った男が振り返った先には、ゾーシィとアイラックの姿があった。
二人はそのまま室内に入ると、ベッドの回りに駆け寄り楽しげな会話をはじめた。
男は顔をしかめながらも立ち上がろうとしたが、
さらに大きな衝撃がそれをさせてはくれなかった。

「なにやってんだ?こんなところで?」

抱きかかえた大きな熊のぬいぐるみから、ひょっこり顔を覗かせたキッドが不思議そうに首を傾げた。


たくさんの祝福。
それはきっと、どんな宿命を持った命にも等しく贈られるものだ。

-よし、終われ-


(′゜鼻゜`) 携帯で投稿したら、ミスったよ
妄想分けて頂いた>>618さんに届け!俺のラグジュアリー!

627:名無しさん@ピンキー
08/03/05 09:45:09 x4blNJ/K
>>626
届いたぜ、ほのぼのGJ!

628:618
08/03/05 10:10:07 9TaNYs2Z
まさか本当に書いてもらえるとは思わなかったGJGJGJ!!!
にぎやかでいいなあ、すごく萌えた

629:名無しさん@ピンキー
08/03/05 10:11:15 ZViapFbv
【中国】スター三人、無修正写真流出「セックス?スキャンダル」

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[?思慧]-37P-
URLリンク(page.dreamhosters.com)
URLリンク(page.dreamhosters.com)
URLリンク(page.dreamhosters.com)

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[梁雨恩]-40P-
URLリンク(page.dreamhosters.com)

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[??思]-10P-
URLリンク(page.dreamhosters.com)

630:名無しさん@ピンキー
08/03/05 11:21:44 JHjgMjK3
総司令とその彼女の無修正写真がry

631:名無しさん@ピンキー
08/03/05 11:53:06 QRuuXoIP
>>630
二人ともあんまり気にしなさそうに思えるのは俺だけか

632:名無しさん@ピンキー
08/03/05 12:20:01 kWIOQBqV
>>631
小説によると国民中に二人の仲が知られてるんだっけ?
ニアも地上に出た人間の太陽だとか何だとか・・・

633:名無しさん@ピンキー
08/03/05 19:22:36 UM8vFtN5
シモン総司令にしてもそうだけど、ヨーコが校長に身分ばれてたりで
結構皆有名人なのかな?だとすれば、恋愛一つも大変そうだ

634:名無しさん@ピンキー
08/03/05 19:39:45 Jj3h45wq
シモンのプロポーズが7年もかかったのは政治的な理由があるっぽいしな
小説によると

635:名無しさん@ピンキー
08/03/05 23:02:14 vbB2xQWc
アニメでは微塵もそんな雰囲気は感じさせないんだけどなー
まあ小説は小説、アニメはアニメで別物として考えればいいのか

636:名無しさん@ピンキー
08/03/05 23:13:18 f9RHvOmq
テッペリンの元姫と新政府総司令が結婚、てぱっとみ政略結婚だもんなぁ
まぁどうでもいいか。
関係ないついでに嫉妬するニアのSSはあったけど、
嫉妬するシモンのSSてあったっけ・・・? なんかちょっと妄想の翼羽ばたいた

637:名無しさん@ピンキー
08/03/05 23:23:44 vbB2xQWc
雑談のネタになったことはあるけど、結局「嫉妬するシモンが想像つかん」
みたいな結論になったような気がする

638:名無しさん@ピンキー
08/03/05 23:25:46 LAglTTTn
確かにw

639:名無しさん@ピンキー
08/03/05 23:58:33 f9RHvOmq
>>637
そうだったんか、ありがとう!

子供シモンあたり嫉妬してそうだけどなぁ、こっそり・・・
ニアが他の団員と仲良くしてたり、触れ合ったりすると
微笑ましいけどなんかもやもやする、とか思ってて。
沈んでるシモンをニアが心配して、
「どうかしたの?シモン」「な、なんでもないよ!」
「・・・嘘はいけません。ちゃんと目を見ていってください!(ずずいっ」
てな具合で詰め寄られ、もやもやすることを打ち明ける羽目になるシモン。
ニアはシモンと一緒に悩むが、他の人と仲良くしないわけにもいかず・・・
「今ももやもやしてるのですか?」
「あ・・・なんだかニアと話してると、なくなったかも・・・」
「ほんとうに?よかった!(ぎゅっと手をにぎるニア)」
ニアの体温にあったかくてほっとするなぁとかぽろっとこぼしたのに反応して
「シモン、気分が悪くなったらいつでも言ってください。我慢はいけません。
 それにシモンが元気がないのは嫌だから・・・」
とかいってぎゅっと抱きつかれて、思春期の少年は思わず(ry

ていう妄想の翼だったんだ。聞かれてもないのにながながとすまなかった。

640:名無しさん@ピンキー
08/03/05 23:58:44 XVQ67rit
軽いジェラシーというか独占欲というかで兄貴が死ぬ原因を作ってしまったからな
もはやトラウマになってそんな気持ちが心の端に過ぎっただけで心理的にブロックされてしまうんじゃないか

641:名無しさん@ピンキー
08/03/06 00:21:42 ka5yt9gX
あれだけ周囲から見て鉄壁なカップルだと、そもそもちょっかいかけようとする
チャレンジャーもいないだろうな

642:名無しさん@ピンキー
08/03/06 00:28:37 HkZib2ds
テッペリンの元姫と総司令て政略ってより略奪っぽいとか思っちゃった…
本人らそんなこと微塵も思わせないほのぼのだけどな

643:名無しさん@ピンキー
08/03/06 07:35:32 OECM/Zzo
獣人サイドから見ると、シモンは姫の父の仇だしな。
しかし本人たちはほのぼのだが。

644:名無しさん@ピンキー
08/03/06 09:01:04 MMPnP6/t
だがそこがいい。

645:名無しさん@ピンキー
08/03/06 09:19:47 S7a0QWyH
獣人サイドからみると巨大プロジェクターで特攻止めてるニアも十分大グレン団の一員なので敵なんじゃ

646:名無しさん@ピンキー
08/03/06 10:14:37 O2sGCxXd
でエロパロ的に何が言いたいんだい?

647:名無しさん@ピンキー
08/03/06 10:23:03 TiAm9xM8
裏切り者のニア姫を輪姦する獣人というわけさ

648:名無しさん@ピンキー
08/03/06 11:14:32 QA+GZRPm
>>631
そうかそうか、ハメ撮りか…
ロシウ以外は何のてらいもなく
マイピクチャに放り込んでそうなイメージがあるな。
で、某ツールでいけないファイルを物色するうちに
ウィルスを踏んで(ry

649:名無しさん@ピンキー
08/03/06 11:17:40 lfdXjmt9
>>640
なんかシモンは人間でき過ぎてるぜ…
まあ兄貴のことが根底にあるからとはいえ、世の中を達観してるイメージ

650:名無しさん@ピンキー
08/03/06 12:23:48 HRa+3m3H
>>643
小説ソースになるけどシモンとしてはそういうとこは結構気にしてたっぽいよ?
自分としてはともかく周囲がどう思うかって点で。

651:名無しさん@ピンキー
08/03/06 12:31:22 S7a0QWyH
>>650
>>635

652:名無しさん@ピンキー
08/03/07 12:24:13 QYh9Cgue
久しぶりに保管庫覗きに行ったら、もうこのスレの作品も収録されてたんで驚いた
管理人さんいつもながらありが㌧

昔の作品とか読み返してたらちょっとノスタルジックな気分になっちまったぜ
思えばこのエロパロスレもいろいろな出来事があったなあ…とか
1スレ目からいる人とかどのくらい残ってるのかね

653:名無しさん@ピンキー
08/03/07 12:35:46 rvy24OKY
普通に残ってんぜ
ただ読む専w

654:名無しさん@ピンキー
08/03/07 12:46:46 aSeydvWv
この前からさっぱり書き込みしなくなったわ。
見てはいるけどね。

655:名無しさん@ピンキー
08/03/07 13:28:21 ayVDGbD8
自分もノ
アニメ終わってからどんどん加速したなぁ

656:名無しさん@ピンキー
08/03/07 14:13:18 3PhPcz/X
ノシ
そういえば放送中はまったりしてたのに終了後から一気に加速したなw

657:名無しさん@ピンキー
08/03/07 17:24:10 9XBEo1hG
スレによっては1000いく前に1000KBで天元突破したスレもあったからな・・・

658:名無しさん@ピンキー
08/03/07 17:34:37 bMva2ufM
ちょw 1000KBは天元突破しすぎw
500KBな

659:名無しさん@ピンキー
08/03/07 18:57:24 rGq7iPEb
懐かしいな
グレンは書き手より読み手の方が多い気がする

660:名無しさん@ピンキー
08/03/07 19:52:33 Sg3fvQK9
どこのスレも大低そうだと思うのだが。

661:名無しさん@ピンキー
08/03/07 20:20:58 bMva2ufM
殆どのスレが万年書き手不足で過疎っとるよな

662:名無しさん@ピンキー
08/03/07 21:20:40 +QJZCloV
最初のうち…書き手さんなら何でもありがたい
上り坂…ぼちぼち書き手も集まってきてスレに連日GJが書き込まれる
爛熟期…人気の書き手がある程度固まり好まれる話の傾向も些か偏ってくる
下り坂…自称多数派の人が自分の嫌いな書き手や作品傾向を追い出さんがためスレを荒らしだす
停滞期…書き手が減り、雑談の割合が増える
      読み手はまだ残っているのでたまに投下があると池の鯉のように食いつく
廃墟…定期保守と業者コピペのみで延命されているだけの不毛の地


だいたいどこもこんな感じの一生を辿る
たまに2~4の段階がなく低空飛行のまま淡々と運営されるところもあるが

663:名無しさん@ピンキー
08/03/07 23:03:18 QYh9Cgue
このコピペ前にどっかで見たな
なかなかに的を射ている分析だとは思うが「……だから何だ?」としか言いようがないよなあ
ちょいと荒れようが人が減ろうが続くところは続くし、落ちる所はあっという間に落ちる
投下の合間の雑談ネタ振りがあまり敬遠されないこのスレの雰囲気は、長生きできる要素の一つだよなと勝手に思っている

長々とすまん、誰かエロい話をふってくれ

664:名無しさん@ピンキー
08/03/08 00:08:50 wpXnv1CY
突然だが俺の中で空前のロリニアブームが来ている
綺麗に着飾って何の穢れも知らない幼いニアに忍び寄る
お父様やその他の…うわきさまなにをするやめr

665:名無しさん@ピンキー
08/03/08 00:25:15 wbQF6jw3
未来の旦那のドリルによって粉砕された>>664の代わりに
俺がつるぺったんなようじょニアを…うわきさまなにをするやめr

666:名無しさん@ピンキー
08/03/08 00:27:30 xjynUZkM
まぁ、なんですね
俺はつるぺったんのロージェノムに…おほう、おやめでないかいなにすr不二子

667:名無しさん@ピンキー
08/03/08 00:59:49 i+KuRlqs
このままでは『そして誰もいなくなった』
になってさみしいからそんなもんにしとけよー

668:名無しさん@ピンキー
08/03/08 03:00:00 J3F2vpsC
以前に比べるとちょっとみんなパッションに欠けてる気はするな
もっとこう、内から湧き上がってくる妄想力みたいなものが欲しい

669:名無しさん@ピンキー
08/03/08 03:25:34 bPbgxBkQ
とりあえず>>666を襲ったのは4B鉛筆を構えたすしおでFA?

670:名無しさん@ピンキー
08/03/08 08:43:59 MF9vKCi2
>>6694Bとはやわらかいな

671:名無しさん@ピンキー
08/03/08 09:38:20 0ajxb96S
>>668
行き過ぎるとそれは苦手だから勘弁してっていう人もいるから
雑談ネタでも書き込むのちょっと億劫になる

672:名無しさん@ピンキー
08/03/08 14:18:20 Q5PJNBjd
アッー!ってわけじゃないが、すしジェノムネタしかうかばねえw

673:名無しさん@ピンキー
08/03/08 15:10:25 bPbgxBkQ
すしジェノムはもはやお約束ギャグというか、様式美みたいなもんだな
ただし2ちゃん限定の

674:名無しさん@ピンキー
08/03/08 18:29:53 3dM/4F8n
ニア母とロージェノムの話だったら需要あるかな?
無くても書くけど。

675:名無しさん@ピンキー
08/03/08 18:34:05 kyeav/Qy
【中国】スター三人、無修正写真流出「セックス?スキャンダル」

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[?思慧]-37P-
URLリンク(idol.jpger.info)
URLリンク(idol.jpger.info)
URLリンク(idol.jpger.info)

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[梁雨恩]-40P-
URLリンク(idol.jpger.info)

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[??思]-10P-
URLリンク(idol.jpger.info)

676:名無しさん@ピンキー
08/03/08 18:40:37 4cZjtFed
>>674
全力で正座して待ってる!!!
ニアママも巻き毛だったんかなぁ、とかどうでもいいこと考えながら。

677:名無しさん@ピンキー
08/03/08 18:51:14 dIezNBZU
瞳の中のお花も母親ゆずりなのだろうか

678:名無しさん@ピンキー
08/03/08 19:14:12 tMoJKBgp
ママはニアそっくりだったと妄想してる

679:名無しさん@ピンキー
08/03/08 20:19:41 4cZjtFed
本スレより。
URLリンク(up.img5.net)
このニア姫、ニアママっぽい気がした。

680:名無しさん@ピンキー
08/03/08 20:23:10 wbQF6jw3
ピーチ姫w

681:名無しさん@ピンキー
08/03/08 20:32:57 9YEtSVGq
貼りまくるなw

682:名無しさん@ピンキー
08/03/08 22:38:34 9wc/K7id
ニアは幼い頃に母を捨てられ、自らも捨てられた→ロシウと境遇一緒。
この妄想でロシニアに一歩繋がったw

683:名無しさん@ピンキー
08/03/08 22:51:00 on4z7sza
もうニアロシでもいいよ。


684:螺旋王×ニア母 1
08/03/09 00:03:48 3dM/4F8n
私は王妃などではない。

王の寵愛を受けその子を身籠りながら、私の価値は変わりはしない。

私は人形なのだ。
顔立ちの良さで選ばれて、地下の生活からは夢のようなこの王宮に運ばれてきた。
人形だから今日まで生きてこられたとも言える。
美しい衣装を着けて、美しく顔に化粧をして、美しく笑って、そうして王の寝所に侍る。

こちらが従順であれば王は優しいと言えた。
私が何度も夜伽の相手に選ばれたのも、彼を恐れて泣くことが無かったのが良かったとある獣人に聴かされた。

私と一緒に集められた娘達は同じ夜に一度に王の相手を務めた。
その数は100ほどいたが、その夜のうちに私以外の全てが脱落した。
性技の訓練は受けたが、実際に王の前に差し出された時に感情の脆い面を曝け出すからだ。

王は人間だという。だがその身体は恐ろしく巨大だ。
身体が放つ空気に威圧感がある。
何よりも異常なのがその眼だった。
螺旋を宿した瞳に見つめられれば、どれほど自分の状況を理解し覚悟を決めたつもりでも、怖れずにはいられなかったのだろう。
ついに犯された痛みに一人が泣き出す事で、他の女達も泣き出した。
恐怖が伝播するのはたやすい。皆、声を殺してはいたが、重い空気が褥にたちこめた。

その中で私は一人、微笑み続けていた。
異形の王が恐ろしくなかったと言えば嘘になる。
だが、始めにその太い指を膣に受け入れた時に、思ったより恐怖は感じなかった。
我知らずふふっと笑うと、初めて王が私を見た。

「貴様、名は?」

親から貰った名はあった。だがとうに呼ぶ者はいなかった。
両親が獣に娘を差し出した時から、もう親子の縁は消えていた。
地上に出るのを止めようと追ってきた幼馴染の男は、獣にその場で引き裂かれた。
思えばあの時からもう私の心は死んでいたのかもしれない。

「お好きなようにお呼び下さい、螺旋王。」

王からルナと言う名を賜ったのは、翌日のことだった。
ルナ、月のことだろうか。陽の照る背後で輝く淡い光。
悪くは、無い。
城の中に私のための部屋も設えられた。
ただ考えるのを止めて檻の中で息を潜めるような生活が始まった。

685:螺旋王×ニア母の人
08/03/09 00:05:55 3dM/4F8n
まあこんな感じです。
ちなみにママのヴィジュアルは、黒ニアのもう少し柔らかいイメージです。
エロくなるよう頑張ります。

686:名無しさん@ピンキー
08/03/09 00:10:10 SQKm19Uc
期待!
wktk

687:名無しさん@ピンキー
08/03/09 00:19:39 itLGMeh0
期待して続き待ってるよ

688:名無しさん@ピンキー
08/03/09 01:08:53 yyJLs5Pj
これはいい。充分エロイと思うので、のびのび書いてください!

689:螺旋王×ニア母 2
08/03/09 01:52:01 DlSo7bF8
王の寝所に侍ることは、体力的にきつい仕事ではあった。

何しろあの巨大な身体だ。

まともに圧し掛かられては押し潰されかねない。

勿論王も心得ているのか、そう乱暴なことはしない。

代わりに自分から動かなくてはならないが。

肌に口付けるにも、面積が広い。

そこで私は自分胸を併せて使った。

王の胸の頂きを、両手で持ち上げた乳房で擦り付けるようにして挟み込む。

同時に内腿で王の巨根を挟み、暖めるように包み込む。

舌は舌で忙しく、チロチロと肌の上を這い回る。

王が動き出せばそれに合わせて自分の身体を開いていく。

獣の様に四つん這いにされれば、挿入の前に自ら秘肉を割って、襞の奥まで指使って開いてみせる。

王の巨根は女の細腕ほどもある。

訓練において、似た大きさの器具で受け入れる練習は何度も受けていたが、実物は自分で動くしより大きくもなる。

それに負けないようにするには自分も相手も先に充分に快感を与えて、性器を濡らして滑りを良くしておくより無い。

私の丹念な性技と元々の柔軟な身体の資質のおかげで、私は半年の間の毎夜のような夜伽にも耐えた。

そして半年が過ぎたある日、自分の妊娠を知った。


690:螺旋王×ニア母 3
08/03/09 01:57:26 DlSo7bF8
膨らんだ腹に手を添える。
この子はいつも安らかに眠っている。母親を蹴りもしない。
ただ時々、ノックをするようにコンコンとつつく。
いい子だ。
私はこの子が産まれてくるのを待っていた。
後宮の豪奢な一室で獣に飼われながら。

意外なことに懐妊を告げると王は喜んだ。
あの闇に沈んだ眼で私を見て笑ったのだ。
夫や父親の情愛など微塵も無い笑顔ではあったが。

「よくやったぞ、ルナ。王子か、姫か、いずれにせよ久方振りの御子だ。」

王の声はいつも抑揚が無い。
だが僅かに高揚した響きが私にも分かった。
大きな手でそっと私の下腹部に触れる。
それは退屈していた獅子が、新しい獲物を見つけて興に乗った様を思わせた。

「無事に産むのだ、必ずな。」

有無を言わせぬ気配に私は黙って頭を下げた。
念を押すように、王の手に若干力が篭る。
布越しに伝わる王の体温は、この時もやはり冷ややかだった。
私は出産の失敗は許されないのだと悟った。

691:螺旋王×ニア母 4
08/03/09 01:58:24 DlSo7bF8
それから暫くして、寝食の世話を悉く獣に委ねる事になった。
悪阻が酷く、自分では一歩も外に出れない日が続いた。
最悪な時にはベッドから出るのさえ辛かった。
主に私に付き添ったのは女性の獣人だった。
地下の村にいた雌羊に似た彼女は、慣れた様子で私の世話をしてくれた。

王は頻繁にとはいかないまでも、私の様子を見舞いに来てくれることもあった。
光に満ちた私の自室では、普段険しいそのお顔も幾分表情が柔らいで見えた。

「気分はどうだ、ルナ?」

「はい、ようございます、螺旋王。」

実際悪阻の酷い時期が治まってしまえば、後は特に苦しいことも無かった。

「御子は元気に育っているようだな、何よりだ。」

「はい、ありがとうございます。」

「もうすぐ生まれるか。」

「はい、あとひと月もいたしますれば。」

ふん、と王はなにやら思考に耽った。
こういう時には決して口を挟まず、王の言葉を待たねばならない。
次に王が口にしたのは私にとっては意外なことだった。

「名前を考えておかねばな。どうだ、付けたい名はあるか?」

そうだ、赤子には名前が必要になる。
しかし、王が私に決めよと仰られるのは予想だにしなかった。
この子に私が名前を与えてやれるなどと。

「いえ、今はまだ…私が考えてもよろしいのでしょうか。」

平静を装いながら答える私に王は笑った。
まだ狩の道理の分からぬ仔をあやすように。

「そなたが母であろう、当然だ。」

私が母。この子の母親。それはそうだ。
だが考えてみれば、この子を腹に宿しながら、私はいまいちその実感が持てなかったように思う。

私はずっと人形だった。
王に愛されるための、心を持たない美しい人形だった。
その私が命を産もうとしている。

王の笑った顔を思い出す。
彼の異様な風体ももう恐ろしくは無かった。
それどころか…いや、止めよう。
私は何も考えたくは無い。
これ以上考えるのは、ずっと思考を止めてきた私には恐ろしい。

692:螺旋王×ニア母 5
08/03/09 02:01:13 DlSo7bF8
生まれてきたのは姫だった。

「そなたによく似ておるな。」

瞳が私と同じ花の形なのだと王は言った。
だがよく見ないと自分でもそうとは気付かない私より、この子の方がもっとハッキリしている。

それにまだ柔らかい髪が、虹を溶かし込んだような不思議な色をしている。
私の髪はよく夕空を金に溶かしたようだと言われていたが、この違いは王の血かもしれない。
巻き毛を指に絡ませて何度も梳いてやった。
丸く白い頬を指先で擽ると屈託なく笑う。

可愛い子だ。
今までに見たどんな物より美しい子だ。
私の娘だ。
名前はニアと付けた。

不思議なことに獣では子供に乳を与えることは出来ないらしい。
私は自分の娘に乳を与える役目を任された。

ニア、ニア、私の子。いい子ね、もっとお飲み。
もっと飲んで、早く大きくおなり。
お前は世界一幸せなお姫様なのよ。特別な子供なのよ。

「ルナをニアに取られてしまったな。」

母乳を与えている時に私の部屋を訪れた王はそう言って苦笑した。

「良いか、ニア。その美しい乳房はお前の物だけではないのだよ?」

それに応える様に、ニアが口を付けていた乳首を離す。
そのタイミングの良さに思わず笑ってしまった。
こんな会話を交わしているとまるで普通の親子のような気がした。
ニアが生まれて、私はとても幸せだった。
生まれて初めて、全てが優しく美しく見えた。

一年が経って、ニアはもう私の乳を必要としなくなった。
代わりに私が手で与える柔らかい食事を取る。
一歳になる前に、首が据わって一人で立ち上がるようになっし、日に日に成長していく。
髪の毛はくりくりと渦巻く巻き毛で、やはり私のものに似ている。
何より生まれた時から美しかった顔が、一層可愛らしい表情を沢山見せるようになった。
言葉はまだ喋れないが、一生懸命何かを伝えようとする。
この子を見ていると全てが愛おしくてならない。

693:螺旋王×ニア母 6
08/03/09 02:03:36 DlSo7bF8
ニアが母乳から離れたことで、長い時間でも娘から離れて獣に任せられるようになった。
ある夜、懐妊を告げて以来久しぶりに王の寝所に呼ばれた。
その間他の後宮の女達が絶え間なく王の相手を務めていたことは知っている。
しかしその女達に嫉妬は無かった。
私にはニアがいた。そして王が。
螺旋王ロージェノムが。

横たわった王の上に馬乗りになり、その巨根を受け入れる。
熟れた膣は苦も無く飲み込み、肉襞が包み込む。

怖いものは何も無い、ここにいるのはただ一人の男。

王の手に掴まれると、子を産んだ女の常でいささか肉の付いた腰も折れそうなほど細く見える。
父親ではなく、男の顔をした王を見るのも久しぶりだった。
突き上げられて声が上擦る。
思うの望むままに体勢を変え、その快楽に奉仕する。

私は人形だ。
でも、世界一幸せな人形だ。

何度も絶頂を迎えた果てに、ようやく身体を解放された。
朦朧としながら手探りで王の顔を探し出し、その唇に己の唇を重ねた。
自分から口づけを求めたのは初めてだった。
王の舌に自分の舌を絡ませる。
ふわりと意識が途切れる前に、我知らずのうちにこう呟いたのを覚えている。

「愛しております、ロージェノム。」

無意識だった。そして、心からの言葉だった。

それが、娘との永遠の別れになった。


694:螺旋王×ニア母の人
08/03/09 02:06:34 DlSo7bF8
とりあえずここまで。
テッペリン家ファミリー劇場で、やっぱあまりエロくないですね。
次でラストです。

695:名無しさん@ピンキー
08/03/09 02:09:24 itLGMeh0
もはやエロいとかエロくないとかいう問題ですらなく
続きが気になってたまらんのですがはあぁぁぁん

696:名無しさん@ピンキー
08/03/09 02:17:26 yyJLs5Pj
夜更かししててよかった・・・ニア母の人、ガンバレー!

697:名無しさん@ピンキー
08/03/09 02:36:43 uex2tUWF
ニアママどうなっちまうんだ…
ルナさん美人だよルナさん


しかしどうしてもニアママの話をみてると、前前前スレあたりにあった、ロージェノムとニアママ小ネタ思い出して噴くw
ニアがロージェノムにニアママの思い出をねだったら、ディスプレイいっぱいにやってるシーン出たやつw

698:名無しさん@ピンキー
08/03/09 02:38:56 itLGMeh0
あれは吹いたww
ロージェノムもニアママも楽しそうだったな

699:螺旋王×ニア母 7
08/03/09 03:01:06 DlSo7bF8
息苦しさに目を開ける。そしてすぐに異常に気が付いた。
ここは王の寝所ではない、自分の部屋でもない。

どこだ?

何の音もしない、何も見えない。
とてつもない圧迫感が全身に圧し掛かっている。
空気だけではない、私は窮屈な姿勢で身体を折り曲げられていた。
この空間はひどく狭くて身動きすら取れない。
そしてはたと、娘がいないことに気付き突然不安になった。

「ニア…どこなの!?ニア!!」

自分の叫びがすぐ頭の上で反響して鼓膜をクワンクワンと打った。
頭ごと揺さぶられているようで一層パニックが募る。
必死で手探りでニアを探し出そうとする。
しかし娘の柔らかい肌も髪もどこにも無く、触れるのは冷たく硬い壁ばかり。

何なのだ、これは?

「気が付いたかい?ぎゃあぎゃあ騒ぐんじゃないよ。」

突然女の声がした。距離はすぐ近くなのに、響きがどこか隔たっている。
まるで、この外側があるように。
恐ろしい予感に歯がカチカチと鳴りそうなのを必死で堪える。

「あなたは、誰です?」

「私が誰かなんてどうでもいいさ。あんたも、もうすぐ死ぬんだしね。螺旋王のご命令さ。『捨てて来い』と仰った。」

返ってきた声には笑いが隠しきれていない。
明らかに悪意に満ちていた。でもそんな事はどうでも良かった。

700:螺旋王×ニア母 8
08/03/09 03:02:44 DlSo7bF8
「娘は…どこです?」

「姫なら王の下だよ。可愛いがって頂くのさ、飽きるまでね。」

それを聞いた時に私が叫ばなかったのは、絶望したからではない。
突きつけられた運命は突然で、あまりに残酷だった。
でも、私は知っていた。こうなることは前から分かっていた。
急速に身体から力が抜けていった。それと同時に心も落ち着いた。

「…何を笑ってるんだい?頭がおかしくなっちまったのかい?」

「いいえ。でも言ったところであなたには分からないでしょう。」

「ああ、そうかい!」

ガンっと物凄い力で乱暴に揺さぶられた。

「分かってないのはあんただよ!じゃあお教えしましょうか、ルナ様?
あんたはこれから廃棄される。ここはもう海の中でね、今のあんたは箱の中さ。
こいつごと海の底に沈むんだよ。深く沈めば沈むほど、箱には水圧が掛かってどんどん潰されていく。
水も入ってくる。あんたはどこまで保つかねぇ?」

あはははははと最後に女は狂ったように笑った。

「さっさと捨てちまいな!ったく、糞ムカつく女だよ!」

「はっ、アディーネ様。」

ヒステリックな足音といくつかの足音が遠ざかっていく。
私はそれを静かに聞いていた。

ずくんと乳房が疼く。ニアの生えかけた歯で乳首を噛まれた痛みを思い出す。
でももうあの子に乳をやる事は出来ない。この母は要らないのだ。
王の大きな手が触れた感触はまだこの肌に焼き付いていると言うのに、あの人ももういない。

ああ、そうだ。これが私の人生だ。人形としての、最期なのだ。

恨めしさは無かった。ただ、悲しかった。
死にゆく恐怖は無かった。ただ、娘に会いたかった。


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