08/06/27 00:40:52 WwULXfem
仕事から帰ってくると、家の子たちが何やら神妙な顔をして集まっておりました。
砲子「……どうです? 自分の武装を取り戻した感想は」
白子「貴女の顔を見なくてすむぶん、快適よ」
砲子「口だけは減らないですね……まぁいいです。今回の任務は既に伝えている通り、武装解除に応じず、内蒙古自治区の百霊廟で暴れ回っている武装神姫を撃破することです」
白子「12時ね……ラジオをつけてもいいかしら? 砲子しょ・う・さ・ど・の?」
砲子「ハウリン・リリィですか……ワタシも好きなんですよ」
白子「アメリカは寛大ね。ドイツは降伏したのに、日本向けの厭戦放送を許しているんだから」
砲子「それが自由の国、アメリカですよ……」
犬子「……の、「カントリーロード」でした。ハーイ、日本神姫部隊のみんな、こんにちは! 復員は進んでいるかな? 後はもう、日本へ帰るだけだね。
中国戦線のみんなが無事に帰れるように、ボクも祈ってるよ。
ドイツが降伏してから3日。鳴りつづけていた銃声は町から消えて、ベルリンは静けさを取り戻してる。
……やっぱり平和が一番だよね。
まだ戦闘を続けているドイツ軍の人たちへ。降伏勧告をお願いします。戦争はもう終わったんだ……もう……。
では。中国戦線の、元・日本神姫部隊のみんなが、無事に日本へ帰れる日を祈って。次の曲は、元・502機動対MMS中隊神姫、黒子少尉からのリクエストで……」
白子「く、黒子……あの子、生きてたのね……」
砲子「ワタシはね、白子中尉。正直、アナタたちの戦闘能力を高く評価しているのですよ」
神姫「鹵獲した武装と捕虜の神姫を使うんだ。失敗しても自分たちの腹は痛まないものね」
砲子「それもあります。ですが……暴れている本人、直々のご指名なんですよ。「天使型あーんばるがいいと思うわ」と。でかでかと、衛星からでもわかる大きさで、地面に書き殴ってありましたよ」
白子「ふふ……リペイント・白子……黒いアーンヴァルでしょ?」
砲子「な……っ!? 知っているのですか……!?」
白子「あの子とは前々から決着をつけたかったの。……貴女達が邪魔したのよ……?」
……何なのでしょうこの子たち。育て方間違えたのでしょうか。