【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合27at EROPARO
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合27 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
08/01/24 20:41:23 IBe4qeTg
~シルフィードでも分かる保管庫更新講座~


○新規に保管する場合

 1.ゼロの保管庫を開く。

 2.上のメニューバーの『新規』をクリック。

 3.ページ新規作成メニューが出るので、欄の中にSSの通し番号を入力し、『編集』をクリック。
   (通し番号は、スレ番―レス番という形式。
   たとえば1スレ目の141番から投下されたSSの場合は1-141と入力すればよい)

 4.新規ページ編集画面が出るので、フォームに本スレからSSの本文をコピペする。

 5.コピペ後、フォーム下の『ページの更新』をクリック。
   ちゃんと出来ているか不安なら、まず『プレビュー』クリックし、実際にどのように表示されるか確認すること。

 6.対象SSの作者のページを開く。
   (たとえば261氏のSSを保管したい場合は261氏のページを開く)

 7.ページ上のメニューバーの『編集』をクリック。

 8.対象作者ページの編集フォームが開くので、SSのリストの中に、新規に追加するSSの通し番号とタイトルを入力。
   出来れば通し番号順に並べた方が見やすいと思われる。
   また、この際、通し番号を[[]]で囲むと、確実にリンクされるはず。
   (上の例で言えば、[[1-141]]ゼロの使い魔(タイトル) という風に入力する)

 9.入力後、フォーム下の『ページの更新』をクリック。

 10.更新終了。余裕があればキャラ別orジャンル別も同じように更新すべし。


○既出のSSの修正or続きを追加する場合

 1.ゼロの保管庫を開く。

 2.対象SSのページを開く。

 3.上のメニューバーの『編集』をクリック。

 4.編集フォームとその中に記入されたSSの本文が現れるので、必要な部分を追加or修正する。

 5.フォーム下の『ページの更新』をクリック。

 6.更新終了。


3:名無しさん@ピンキー
08/01/24 20:45:39 I+54ME1i
>>1

3ゲットならテファはドS

4:名無しさん@ピンキー
08/01/24 20:51:10 P2XiZD0I
アホ竜乙

5:名無しさん@ピンキー
08/01/24 20:54:07 zTGF36Fy
乙でございまする

6:名無しさん@ピンキー
08/01/24 21:27:38 HDq6Oabj
>>1
乙。って名前とテンプレがw

7:名無しさん@ピンキー
08/01/24 22:02:40 IBe4qeTg
>>6
テンプレは少しだけ整理しました。
前スレで、過去スレのURLを全部乗せる必要はないんじゃないかと、意見が出ていたので。


8:名無しさん@ピンキー
08/01/24 22:51:09 fVHXmHxK
その後>>1の姿を見たものはいなかった・・・

9:名無しさん@ピンキー
08/01/24 23:31:43 pr+VyRyP
タバサとアンアンしてー

10:名無しさん@ピンキー
08/01/25 00:14:13 YsgpYqej
>>9
タバサかアン様かどっちかにしろw

11:名無しさん@ピンキー
08/01/25 01:24:35 gwNQFAIp
>>7
その意見出したの俺だわw
㌧㌧
そんでもって乙

12:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
08/01/25 01:27:51 N9sDT9nK
てか平日の深夜だぞ
ロードアベレージが4.5から下がらんとかってどんだけだよこのへんたいどもwww

…壷を入れない俺が悪いのか?そうなのか?

さて、風邪でダウンしてて&諸々の都合で遅くなったけど前スレ546の投票結果。
アン様編。いきますよー

あ、エロパートは次回以降だから無用な期待は禁物(何

13:女王様調査中につき ◆mQKcT9WQPM
08/01/25 01:30:57 N9sDT9nK
へったくそな字で書かれたリストを、才人は何とか読む。
最初の二人は、なんとか分かった。
既知の名前だったので、汚くても読めたのである。
しかし。

「…なあシルフィード」
「さあ、さっさと『呪印』に取り憑かれた娘を捜すのねー!」

ごす。

「…いいから人の話聞けよ」
「…最近サイトおねえさまに似てきたのね」

才人の手刀を頭部に食らってうずくまりながら、恨めしそうな目でシルフィードは文句を垂れる。
才人はそんな視線を完璧にスルーして、リストの一番下を指差す。

「この『黒髪の娘』ってシエスタの事じゃないのか?」

今現在、学院に常駐している『黒髪の娘』といえば、シエスタくらいのものだ。
才人の当然の疑問に、シルフィードは首をかくん、とかしげて。

「シルフィはその娘の名前知らないのね」

はて。シルフィードはシエスタに逢った事はなかっただろうか。
才人はその疑問を口にする。

「シルフィード、シエスタの事知らないのか?」
「黒いメイドの事?知ってるのね。
 シルフィが言ってるのは違う黒い髪の子なのね」

…まさか。
才人の中を、嫌な予感がよぎる。
そしてシルフィードは説明を続ける。

「シルフィが見たのは、黒い髪に脚にぴったりしたズボンを履いた子なのね。シエスタじゃないのね」
「何やってんだあのわたあめ姫わぁーッ!」

予感が確信に変わった瞬間、才人は駆け出した。
学院のどこかに潜む、黒髪の街娘…アンリエッタの化けた少女、『アン』を捜して。

14:女王様調査中につき ◆mQKcT9WQPM
08/01/25 01:31:35 N9sDT9nK
アンリエッタは、その日はたまたま、書類整理の雑務しかなかった。
これは好機とばかりにアンリエッタはトリステイン魔法学院へ出向くことにした。
もちろんお忍びで。
雑務処理は代役としては人間より優秀なアルヴィーに任せて、誰にも知らせず秘密裏に。
もちろん、最大の目標である才人にもこの来訪の事は知らせていない。
いきなり出向いて、驚かせようと言う魂胆である。
ついでに、この間タルブに視察に出向いた際に古文書に載っていた『ニョタイモリ』とかいう料理を、才人に試食してもらうためである。
サイト様の故郷の伝統的な料理ですもの、きっと喜んでいただけるはず。
などとその後の妄想まで繰り広げながらアンリエッタの変装した黒髪の街娘、『アン』がトリステイン魔法学院に着く。
門衛とは既に顔見知りなのでもちろん顔パスである。
『アン』はそのまま、『ニョタイモリ』の素材を探しに、厨房に向かった。
しかし。
その道中、図書室前の廊下から伸びる、渡り廊下をアンが横切ろうとした時に、悲劇が起きる。
音も立てずに、小さな黒い影が、アンに背後から飛び掛った。
アンは一切その事に気付かず、そのまま厨房に向かう。
小さな黒い影は、アンの影にそのまま溶け込むように消える。
それを、柱の陰から青い髪の韻竜は見ていた。

「って見てただけかよお前!」
「家政婦は目撃者になるのが仕事だって大いなる意思も言ってるのね!」
「…どこのI原E子だよ…」

間抜けな韻竜と伝説の使い魔のコンビは、わけのわからない掛け合いをしながら、中庭を駆けずり回る。
すると。
厨房裏の倉庫から、大きなバスケットを持って出てくる、トリスタニアではあまり見られない、足にぴったりしたズボンを履いた短い黒髪を短いポニーテールにした少女。
間違いない。

「アン!」

才人の呼びかけに。

「あ!サイト…さ…ん…?」

一瞬悦びに満ちたアンの表情が曇る。
才人が違和感を覚えるその前に。
アンは唐突に、大きなバスケットを置いて逃げ出した。
どうして、と一瞬疑問を抱いた才人だったが、すぐに原因に思い当たる。
それは先刻、傍らできゅいきゅい鳴くアホ竜が吐いた妄言だった。

15:女王様調査中につき ◆mQKcT9WQPM
08/01/25 01:32:03 N9sDT9nK
「わかったのね!倉庫でつまみ食いしてたのがバレて逃げるつもりなのねー!」
「アホかお前わーッ!」

ごす!

「いたいのね二度もぶったのねー!おねえさまにもぶたれたことないのにーっ!きゅいきゅい!」

もう突っ込む気も起きない。
このアホ竜は今や小ネタ製造マシーンとしてしか機能しないのだ、と理解した才人は、慌てて逃げるアンを追いかける。
彼女が逃げているのは、『呪印』の影響。
アホ竜の言葉を借りるなら、『宿主に中から命令して、自分を見つけられないように他人との接触を断つようにしちゃうの!きゅい!』といった所である。

「待って、アン!」

しかし、才人の呼びかけにも、アンは足を止めない。
訳のわからない事を叫んで、逃げるばかりだ。

「こ、来ないで!今すぐそちらに行きたいのはやまやまなんですけど!来ないでくださいまし!」

これも『呪印』の影響だろう。アンは追っ手から逃げ続ける。もう、場所は人通りのない裏庭にさしかかっていた。
どうしたもんか、と才人が頭を捻っていると。

「シルフィにおまかせなのね!」

アホ竜が才人の横をすごいスピードで駆け抜けていく。
才人は、このアホ竜本当にハルケギニア生まれなのか、と疑いたくなった。

「モタモタしてると置いてくぜ!なーのねー!」

両手を後ろに伸ばし、足をバタバタさせながら、どこかで見たような走り方で駆け抜け、シルフィードはあっという間にアンに肉薄する。

「つかまえたー!のねー!」

言うなりシルフィードは地面にばん!と手を衝く。
そして、呪を唱える。

「母なる大地よ、我が呼び声に答えよ」

すると、アンの足元の地面が隆起して、二本の大きな手を形作る。
それはあっという間にアンの両足首を捕まえる。

16:女王様調査中につき ◆mQKcT9WQPM
08/01/25 01:32:27 N9sDT9nK
ごす!

「ぶべ!」

とても女王の扮装とは思えない格好と声で裏庭の芝生とキスした女王は、それきり動かなくなる。
見事に気絶していた。

「みっしょんこんぷりーと!なのね!」
「…ハナっからその魔法使えばいいじゃん…」

呆れながらそう言う才人にシルフィードは。

「逃げる前方に発動させないとだめだからある程度近づかないとダメなのね!
 ていうかコレで終わりじゃないのねサイト!」

言って懐から何やら道具を取り出す。
それは、小さな壷と、大きな筆。

「さあサイト、出番なのね」

そして、気絶したアンを、先ほどの土の腕で仰向けにさせ、さらに二本腕を増やして両手足を拘束する。
シルフィードは筆と壷を才人に手渡した。

「シルフィは魔法に集中してないとダメだから、サイトがイタヅラしてコーフンさせるのね!
 少女の要所を筆でくまなくなぞるのねー!」

才人は、壷と筆を手にしたまま、呆けたように目の前で拘束されたアンを見つめた。

17:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
08/01/25 01:34:11 N9sDT9nK
はい今日の所は以上。
24日誕生日の某家政婦に敬意を表して昨日の内に上げたかったけど無理でしたとさ

絶望した!自分の筆の遅さに絶望した!orz

というわけで今日はもう寝ますノシ

18:名無しさん@ピンキー
08/01/25 01:39:11 gwNQFAIp
>>17
風邪か~お大事に(´・ω・)
シルフィがなんか和むwGJ
まったり待ってますよう

19:名無しさん@ピンキー
08/01/25 01:41:10 TvUrAgAu
久々のリアルタイムだ!!GJ!!
そして>>1乙!!

20:名無しさん@ピンキー
08/01/25 01:43:43 9yvLl5DR
>>17
あほ竜とサイトはいいコンビだなあ。
ボケとツッコミがはっきりしているからなのかもわからんが。

21:名無しさん@ピンキー
08/01/25 09:12:30 x9z1s3bC
>>17
乙です。
家政婦と聞いて戦うメイドさんが初っ端に出てきた俺は末期。orz

22:名無しさん@ピンキー
08/01/25 09:49:58 HUlMcwD+
ロベリア?

23:名無しさん@ピンキー
08/01/25 20:12:38 M9B39L3m
変態アン様キター、GJ

24:名無しさん@ピンキー
08/01/25 21:57:21 +kvl5/Q4
とりあえず場所を考えようぜ

25:名無しさん@ピンキー
08/01/25 22:28:16 l5hRQxkx
ボルボXのアン様も読みたくなってきた

26:名無しさん@ピンキー
08/01/25 22:58:08 M9B39L3m
ボルボ氏はクオリティを維持するのに時間がかかるからなw
まぁ、気長にやってくれればいいよ

変態紳士は大人の対応で待つだけだw

27:205
08/01/25 23:36:29 /znt9kDq
俺だって、たまにはセンチメンタルな気分になることぐらい、ある。

そんな感じでシルフィードの短編を投下します。

28:君へ向かう光
08/01/25 23:40:11 /znt9kDq
―昔、こんな会話をした記憶がある。
 確か、愛しい主がいつものように木陰で本を読んでいるときに、話しかけたのだった。
「ねえねえお姉さまお姉さま!」
 返事はなかった。本を読んでいるときに主が返事をすることは滅多にない。だから、気にせず問い
かけた。
「死んじゃった人間の魂って、どうなると思います?」
 どうしてそんなことを聞いたのかは、よく覚えていない。多分、タバサの友人達の内の誰かと話し
ていて話題になったとか、そんなところだろう。
 その質問に対する答えも、やはり期待していなかった。だから自分なりの見解を捲し立てようと
思っていたのだが、驚いたことに主は本から目を離してこちらを向いた。
 物凄く珍しいことだったので声を出すのも忘れて唖然としてしまった彼女の前で、主は穏やかな微
笑を浮かべて―これもかなり珍しいことだ―そっと、口を開いた。

 最初に聞こえてきたのは、唸りを上げる風の音だった。
 苦労して重い目蓋を開く。寝床にしている狭苦しい洞窟の中だ。ずっと向こうに、入り口がぽっか
りと口を開けていて、白い空が見えた。外は猛吹雪らしく、轟音を孕む風に混じって、氷雪が岩肌
を叩く音が絶え間なく聞こえてくる。
(あのとき)
 先程の夢を思い出しながら、ぼんやりと考える。
(お姉さまは、なんと仰ったんだっけ)
 遠い記憶を呼び起こそうとしても、思い浮かぶのはあのとき主の口元に浮かんでいた穏やかな微
笑だけだ。彼女がなんと言ったのかは、霞の中に隠されている。
 仕方のないことだと思う。いかに韻竜が人間に比べて遥かに高い知能を誇るとは言え、あれから既
に数百年の月日が流れている。
 今思い出そうとした記憶は、夢で見たから「そんなこともあったな」と思えるだけで、本来ならば
埋もれたまま二度と思い出されることのない、ごくごく些細な思い出だろう。
 だが、脳裏に鮮明に焼きつけられて、今でもはっきりと思い出せる記憶もある。
 彼女―この世界に残された最後の韻竜であるシルフィードは、ゆっくりと目を閉じ、疲れきった
意識の中で記憶を辿った。
(これで、使い魔としてのあなたの役目もおしまい)
 今わの際に、主は静かに呟いた。
(自分では使い魔を選ぶことができないとは言え、あなたがたくさん危険な目に遭わされたのはわた
しのせい。そのことは、申し訳なく思ってる)
 そんなことはない、自分は自分の意志であなたについてきたし、後悔なんて少しもしていない。そ
う反論すると、主は年老いた頬の皺を深くして微笑んだ。
(その愛情は、きっと大部分が使い魔のルーンによりもたらされたもの。わたしが死んでルーンが消え
れば、愛情も執着も薄れていくはず。わたしのこなんてすぐに気にならなくなる)
 主への想いをそんな風にして否定されるのはたまらなかったから、シルフィードは必死に反論した。
そんなことはない、使い魔の役目なんて関係ない。わたしはあなたを愛しているし、あなたが死んで
ルーンが消えても、絶対にあなたのことを忘れたりはしない。それを聞いて、主はただ嬉しそうに目
を細めた。
(ありがとう、シルフィード。でももういいの。わたしのことは忘れて、あなたのお家へお帰りなさい)
 それが、主と言葉を交わした最後の記憶である。もっと伝えたいことがあったが、主はそれを聞く
ことなく逝ってしまった。
(違う。わたしは、使い魔だからお姉さまのそばにいたんじゃない。お姉さまを愛していたから、お
姉さまの助けになりたかったから、ずっとそばにいたの)
 シルフィードはそれを証明したかった。自分と愛する主の縁が、たかが死ごときによって断ち切ら
れてしまうのは耐えられなかった。
 だから、主の言葉に反して、彼女の死後もシルフィードは人間の世界を離れなかった。

29:君へ向かう光
08/01/25 23:42:53 /znt9kDq
(1000年……そう、1000年の間、人間の世界に留まって、お姉さまの子孫を見守っていこう。それが
出来たら、きっとお姉さまも、わたしの愛情が偽りのものでなかったと、分かってくださるはず)
 そう決意したシルフィードは、主の娘や孫たちを守護し始めた。その血族の守護竜として、ときに
力を振るい、ときに知恵を貸し、主の血が絶えることのないよう必死に努力してきたのである。
 主同様、その子孫達も生きていく途上で様々な脅威と対峙せねばならない運命にあった。脅威は
様々な形を取っていた。天災などのように自然的なもののこともあれば、他者の悪意によってもたら
されたこともある。だが、大抵は子孫達が、彼らの持つ勇気と気高さによって、自ら悪と対決しようと
する過程で遭遇したものだった。
(お姉さまのご子孫は、やはりお姉さまの血と意志を受け継いでいる)
 シルフィードは喜んで彼らに力を貸した。ときには彼女の助力を以ってしても切り抜けられない場
面も多々あったが、そういったときにも、子孫達は大抵充足した表情でその死を迎えていった。
(ありがとう、シルフィード)
 幾度その言葉を聞き、幾度自分の無力に涙を流したことだろう。それでも、彼女の助けもあって、
主の子孫は着々とこの大地に広がっていった。
 しかし、そんな日々にも終わりは訪れた。魔法に加えて科学という名の力も手にした人類は、過去
以上の欲望を原動力として、瞬く間に世界中にその勢力を広げていった。宿敵であるエルフを始め
として、オーク鬼やトロールなどの外敵をことごとく打ち滅ぼし、火竜山脈のサラマンダーを捕えてその
皮を剥ぎ、翼人の翼をもぎ取りその羽で衣服を作った。
 そうした人間の欲望は、彼らに近いところにいたシルフィードにも向けられた。
 シルフィード自身はそうした人間達などに遅れを取るつもりはなかったが、彼らは非常に数が多
かった。それに加えて、彼女を狙う人間達が、その傍らにいる主の子孫達に危害を加える危険もあった。
(わたしがいることで、お姉さまの子供達を傷つけてしまうかもしれない)
 シルフィードはやむなく人間の世界を離れ、彼らの技術を以ってしても未だ容易には入り込めない
雪山の奥深くに寝床を構えた。成熟期を迎えてますます高まりつつあった魔力を最大限に活用して人
間の世界の様子を見守り、主の子孫達が危機を迎えるたびに翼を広げ、彼らの助けとなったのである。
 そうした生活の中で、シルフィードの力は急激に衰えていった。いかに強大な韻竜といえども、そ
の力は無限ではない。さらに悪いことに、世界中に広がった人類は、森を切り崩し海を埋め立て空を
汚していた。それがために精霊の力が衰えていたこともあって、その加護を受ける韻竜もまた、力を
失っていたのである。彼女同様雪山にねぐらを移していた他の韻竜たちも、次々に力を失って、本来
の寿命を半分も全うしない内に息絶えていった。
 まだ死ぬわけにはいかないという思いがなければ、シルフィードもまた彼らと同じ運命を辿ってい
たことだろう。だが彼女は死ななかった。もはや魔法を使うどころか羽ばたくことすら困難になった
今となってもなお、命の灯火は完全には消えていない。
(1000年。1000年経つまでは)
 もはや、その思いだけがシルフィードの命を繋ぎとめていたのである。
 長い記憶の旅から帰ってきたシルフィードは、不意にあることを確信した。
(今日が、お姉さまが亡くなってからちょうど1000年目なんだわ)
 正確に数えていたわけではない。そもそも、数えることなど不可能だった。最近のシルフィードは
起きていることすら億劫になっていて、夢と現実の間を絶え間なくたゆたう状態だったのである。も
はや、最後に人間の世界を垣間見てからどれだけ経ったのかも覚えていない。
 それでも、確信できた。
(1000年目。今日が1000年目だわ)
 狭苦しく冷え切った洞窟の中、重い首をもたげて、ゆっくりと四肢に力を込める。長い間じっとし
ていたせいか、体の動きはぎこちなく、節々がずきずきと痛んだ。それでも、シルフィードはなんと
か自分の足で立ち上がることが出来た。もしかしたら、この日が近いことを悟って、無意識の内に最
後の力を溜め込んでいたのかもしれない。そんな風にも思う。
(飛べる、かしら)
 シルフィードは洞窟の入り口まで這うようにして歩いた。視界を真っ白に覆う吹雪の向こう側で、
永遠の雪に閉ざされた山々が霞んでいる。
(飛べる、飛べる。わたしはまだ飛べる。最後の力を使えば、なんとか、飛ぶことができる)
 違う。
(飛べなくても、飛ぶんだ!)

30:君へ向かう光
08/01/25 23:44:26 /znt9kDq
(飛べなくても、飛ぶんだ!)
 シルフィードは渾身の力を込めて翼を開いた。後足で地を蹴り、吹雪の中へと身を躍らせる。長い
間閉じられていた翼は思うように動いてくれず、シルフィードの体はまっ逆さまに落下した。だが、
氷の山肌に激突する直前、巨大な体が軽やかに風に乗った。昔に比べると哀れなほど懸命に翼をばた
つかせるシルフィードの胸を、温かい何かが通り抜けていく。
(ああ、今もこの地に残る大いなる意志が、わたしの最後に力を貸してくださっているんだわ!)
 心の中で感謝の祈りを捧げながら、シルフィードは無我夢中で翼を動かした。
 次に地に下りたら、もう二度と空に舞い上がることは出来ないだろう。確信めいた予感がある。
 落ちる瞬間が来る前に、なすべきことをなさなければならない。凍りついた空を突き抜け、山々の
向こう、懐かしい人間の世界へ。
 吹雪が遠く後方に去る頃、下界にちらほらと人家が見え始めていた。その辺りも通り越して、もっ
と遠く、たくさんの人の気配がする方向を目指す。その内、大気に鉄の香りが混じり始めた。苦手な
臭いだったが、シルフィードは躊躇うことなく空を駆ける。
 目指す場所にたどり着いたとき、シルフィードは呆然としてしまった。そこは過去にガリアと呼ば
れた王国があった場所で、今彼女がいるのは、主の墓のちょうど真上のはずである。だが眼下あるの
は何やら鉄で出来た建物だけで、墓所などどこにも見当たらない。
(ああ、お姉さま。お姉さまの痕跡が消えてしまった!)
 シルフィードは高く鳴いた。しかし、すぐにまた気力を振り絞る。
(いえ、まだ。まだ、お姉さまが生きた証が全て消えてしまったと決まったわけじゃない)
 滞空したまま瞳を閉じ、意識を四方へと広げ、分厚い鉄の向こう側、かすかに残る大いなる意思に
問いかける。
(どうかわたしの最後の願いをお聞き届けください。この大地の上に息吹く、シャルロット・エレー
ヌ・オルレアンの命の残滓をお見せください)
 声は届いたはずだった。だが、いつまで経っても何も起こらない。鉄で埋め尽くされた大地に、主
の命の残滓は欠片も感じられなかった。
(まさか)
 シルフィードの全身に悪寒が走った。
(わたしが眠っている間に、お姉さまの血は全て絶えてしまったのでは)
 あり得ない話ではない。シルフィード自身、もうどのぐらい人間の世界に介入していないか覚えて
いないほどなのだ。それ程長い時間の中では、一人の人間の血などあっという間に渇いてしまうかも
しれない。
 絶望が、シルフィードの翼から力を奪う。
 墜落が始まる直前、鉄で埋め尽くされた地平線に光が生まれた。
(あれは……?)
 シルフィードはなんとか翼に力を入れなおし、その光をじっと見詰める。
 最初は小さな光点が一つ見えただけだったが、その近くにまた一つ灯り、また一つ、と増えていく
内に、光は夜空の星のごとく鉄の大地を輝かせた。
 圧倒的な光景を、シルフィードは呆然と見下ろした。
(これは……お姉さまの、命……!)
 主の血は絶えてなどいなかった。むしろ、主の墓すら形を留めていないこの時代にあってもなお、
力強く大地に根を下ろしている。
 やがて、光は少しずつ姿を消していった。
(大いなる意志よ、感謝いたします)
 かすかに答える声が聞こえた。シルフィードは緩やかに翼をはためかせ、かつてガリアと呼ばれた
地を離れた。
 青く晴れ渡った空に抱かれて、今なら、昔のように軽やかに飛べるような気がした。

31:君へ向かう光
08/01/25 23:46:52 /znt9kDq
 穏やかな幸福感に包まれたまま、シルフィードは当てもなく飛び続けた。体の末端から、少しずつ
力が失われていくのが分かる。あとわずかで、この肉体は全ての力を失い、地に堕ちるだろう。恐怖
はない。ただ、やり遂げた、生き抜いたという思いが満ちている。
(お姉さま。これで、わたしの愛情を信じてくださいますわね)
 そのとき、シルフィードの視界に何か大きなものが現れた。
 それは、塔のような形をした、巨大な鉄の塊だった。ずっと向こうまで広がっている大平原の真ん
中、太陽の光を浴びながら、赤々と力強く、真っ直ぐ天を指して佇んでいる。
 命の終わりに突如として現れたその物体に、シルフィードは何故か強く惹きつけられた。
(あれは何かしら。あれは、どこに行くのかしら)
 突然、轟音と共に、塔のような物体が底から火を吹きだした。凄まじい勢いで大地を焦がしながら、
焔が鉄の塊を持ち上げる。目を見張って見守るシルフィードの前で、重々しい鉄の物体が、信じ難い
ほどの力強さで、天に向かって上っていく。
 そのとき、シルフィードは気がついた。
(ああ、あの中にも、お姉さまの命の欠片がある!)
 シルフィードは翼に力を込めた。何も考えず、ただ上昇する鉄の塊を追って、高く高く上っていく。
千切れ雲が後方に流れ去り、空の青が視界を染める。そのとき、青さを増した空に、見えていなかっ
た星が急に現れた。
(ああ、そうだ、そうだったわ)
 嬉しくなった。思い出したのだ。あのとき、主が何と言ったのか。
(お姉さま。お懐かしいお姉さま。シルフィは、今お姉さまに会いに行きます。どうか、昔のように
うるさがらず、温かくお迎えくださいね。1000年に渡るわたしの愛情を、お姉さまが認め、受け入れ
てくださるのなら)
 全身に満ちる幸福感を糧として、最後の竜の体が光を放ちながら天へと上る。
 近くなる星の海を微笑と共に見つめながら、シルフィードは己の体がゆっくりと砕けていくのを感
じた。

 ―昔、こんな会話をした記憶がある。
 確か、愛しい主がいつものように木陰で本を読んでいるときに、話しかけたのだった。
「ねえねえお姉さまお姉さま!」
 返事はなかった。本を読んでいるときに主が返事をすることは滅多にない。だから、気にせず問い
かけた。
「死んじゃった人間の魂って、どうなると思います?」
 どうしてそんなことを聞いたのかは、よく覚えていない。多分、タバサの友人達の内の誰かと話し
ていて話題になったとか、そんなところだろう。
 その質問に対する答えも、やはり期待していなかった。だから自分なりの見解を捲し立てようと
思っていたのだが、驚いたことに主は本から目を離してこちらを向いた。
 物凄く珍しいことだったので声を出すのも忘れて唖然としてしまった彼女の前で、主は穏やかな微
笑を浮かべて―これもかなり珍しいことだ―そっと、口を開いた。
「星になる」
「お星様?」
「そう」
 頷き、主は空に目を向ける。
「きっと、お星様になって、わたしたちを見守っていてくださる。お母様が、そうお話してくれた」
 まるでそこに星があるかのように、主は目を細めている。しかしそのときは昼の空で、彼女には星
など見えなかった。
「きゅいきゅい。お姉さまったら、そんなこと言ったって、昼間は星は消えていますわ」
「消えてない。見えないだけ」
 再び彼女の方を向いた主は、ただただ優しい微笑で語りかけてきた。
「きっといつか、あなたにも分かる日が来る」
「いつかって、いつ?」
「わたしにとっては遠い、あなたにとっては近い未来。わたしもみんなと同じようにするつもりだから」
 言葉の意味は分からなかったが、彼女は何故かとても寂しい気分になった。急に主に甘えたくなっ
たが、主はまた読書に没頭していて、もう声をかけても答えてくれなかった。
 それでも、彼女は何故か嬉しかった。こうして聞いていない風でいて、主が自分の言葉を聞いてい
てくれることはよく分かっていたから。
「ねえねえお姉さまお姉さま!」
 愛しい主のそばで、彼女はいつまでもいつまでも、一人でたくさん喋り続けた。
 ただそれだけの、ささやかな思い出である。

32:205
08/01/25 23:51:00 /znt9kDq
以上。読んでくださってありがとうございました!
ハッピーエンドよりトゥルーエンドの方が好きです。シルフィードはもっと好きです。

しかし、昨日は鼻ちょうちんで今日はこれって、俺は躁うつ病の気でもあるんでしょうか。

33:名無しさん@ピンキー
08/01/25 23:54:51 gwNQFAIp
>>32
(´;ω;`)ウッ
これは悲し涙じゃない、感動の涙だ。
たまに読みたくなる類の話だわ。ジーンと来た。
GJ

34:名無しさん@ピンキー
08/01/26 03:02:12 9BMab4Sc
>>32
GJ!
ちょっとしんみりする、すてきなお話でした。

そして前スレの鼻ちょうちんの話はやっぱり205氏でしたか・・・
そっちもGJ!
笑わしてもらいました

35:名無しさん@ピンキー
08/01/26 04:05:45 3fPFK5Qr
GJ!!
最高な誕生日プレゼントになりました!!

36:名無しさん@ピンキー
08/01/26 06:32:16 zr68sXF+
激しくGJです!!
久々にジーンと来ました

37:名無しさん@ピンキー
08/01/26 22:26:48 Uhz3ljrL
>>32
GJ!!
心の奥に響いてしんみりしたけどいい話でした

38:名無しさん@ピンキー
08/01/27 03:43:55 RkB1pRC2
>>32

 感動しました






39:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
08/01/27 18:29:44 9C/dWU2G
さあ、今週は休みがないのでコレが今週最後のアップになるかもです

>>13の続き、いきますよー

40:女王様調査中につき ◆mQKcT9WQPM
08/01/27 18:30:39 9C/dWU2G
「その壷の中には淫竜特製の興奮剤が入ってるのね!
 ソレをヌリヌリされたらその子も興奮して、『呪印』がガマンできずに出てくるって寸法なのね!」

なるほど、それで壷と筆ってわけか。
いきなりなんで、とか突っ込む前に解説が入って助かった。
でも。

「…なんでお前がこんなもの持ってるんだよ」

しかもどっから出したのか。
シルフィードの服には、どう見てもこのアイテムが入るスペースなんてない。

「ちっちっち。女の子にそんな事聞くなんて野暮のキワミなのね」

…いや野暮とかどうでもいいし。
まあそれはともかく…。
俺は手元の壷と筆を改めて見つめる。
コイツを使って、イタヅラするんだよなあ。アンに。
ん?待てよ興奮剤なんだから普通に素肌にぶちまければ…。

「あ、事前に言っておくけど塗るだけじゃ興奮しないのねそのクスリ。
 ちゃんと筆でこしょこしょしないとダメなのね」

…どんだけ悪趣味なクスリなんだよ…。

「そういう仕様の方が萌えるって作った人が言ってたのね!」

…よくわかってらっしゃるようで…。
俺は仕方なく筆を壷に突っ込む。
すると結構な手ごたえがある。
まるで、でんぷんのりにハケを突っ込んだ時みたいな。
筆を引き抜くと、ぬめぬめの液体が筆にまとわりついてくる。

「さて、と…」

俺はその筆を持ったまま、気絶したアンの脇に跪く。
さてどこから塗ったもんかな。
首筋かな、ここはやっぱ。
なんて考えてると。

ぶちぶちっ!

へ?
いきなり土の腕がアンのブラウスを引っ張ったせいで、ぽよよんとアンのおっぱいが飛び出る。
俺がシルフィードにいきなり何すんねん、と視線を送ると、ヤツは自信満々親指を立てた。

「首筋とかまどろっこしい事はいーから弱点をダイレクトアタックなのね!」

…このアホ竜は。
全く情緒というものが分かっていない。
しかし。
目の前でそんなやわらかそーなお肉をぽよんぽよんされて黙っとれるかっつーの!
そんなわけで。
俺はクスリをたっぷり含ませた筆を、ぽよよんと揺れる右側の白いおだんごに押し付けた。

41:女王様調査中につき ◆mQKcT9WQPM
08/01/27 18:31:15 9C/dWU2G
べちょ。

音を立てて、クスリがアンの真っ白な肌に絡みつく。
筆の当たった所だけが、透明な粘液でぬめぬめと光っている。
そのぬめぬめ具合はなんともエロチックで。
これは…いいものだ…!

「ンっ…!」

気絶しているアンの眉毛がへの字に歪む。
でもアンは起きない。
…そっか、『呪印』の影響で感じにくくなってんだな。
じゃあ、がっつりいかなきゃねー?
俺はそのまま筆を動かして、アンのおっぱいをべとべとにしていく。
わざと乳首だけを避けて、両方のおっぱいをどんどんぬるぬるのべとべとにする。
だってねえ。せめて、このくらいは情緒がないと…。
すると、最初はくったりしていたさきっちょのピンク色の乳首が、だんだん元気に上を向き始めてきた。

「っは…!はぁ…、はぁ…」

眉を歪ませるアンの息が荒くなってきた。
ほっぺたも、だんだん桜色になってきてる。
おー、効いてきた?んじゃトドメいきますかあ?
俺は、一度壷に筆をひたして、大量のクスリを筆に染み込ませて、そして。
アンのびんびんになった乳首の上に、クスリで重さを増した筆を持ってくる。
なぜかさっきより粘度の下がったクスリは、ゆっくりとアンのさきっちょに滴っていく。
そして。

ぴちゃ…。

水滴が、アンの乳首の先のくぼみを、覆い尽くした。

「ひぃっ─────!?」

いきなりびくん!とアンの背筋が仰け反って、目が開いた。
お?ようやくお目覚め?
アンは自分が拘束されてエロいことをされているのを確認して、俺に抗議の視線を向けてきた。
いつもなら『もっといじめて』みたいな視線で見てくるのに。こりゃまだ『呪印』の影響が抜けてないな。

「さ、サイトさまっ?こ、これは一体?」
「ちょっとガマンしてねアン。すぐ済むから」

俺はあからさまな抗議の視線を向けてくるアンを無視して、完全に勃ったさきっちょを、クスリ塗れの筆で、思い切り押しつぶした。
そしてそのままぐりぐりと、アンの乳首をこね回す。

「ひ、──────あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

またアンの背筋が仰け反る。
そしてそれと共に、アンの目に光が宿りはじめる。
いっつも、俺と二人きりでいるときみたいな。
俗に言う、『メス奴隷モード』の時の目だ。
それと同時に。
アンのみぞおちの辺りに、奇妙な文様が浮き出始める。
そう、これが、『呪印』だ。
そして、『呪印』が浮き上がってきた瞬間に、シルフィードが叫んだ。

42:女王様調査中につき ◆mQKcT9WQPM
08/01/27 18:31:39 9C/dWU2G
「今だチャンスだまかせろなのね!
 必殺!外道照身霊波光線!」

わけのわからん必殺技名とともに、シルフィードが目元に指を当てると。

びーっ!

「目からビームてお前どこのアンドロイドだよ!」

俺の容赦ない突っ込みは結局無視される。
シルフィードの目ビームを浴びた『呪印』はアンから離れ、逃げ出す。
それを、シルフィードが追っていってしまったからだ。

「あとはシルフィにおまかせなのねー!待てこらー!逃げると逮捕するぞー!」

シルフィードは訳のわからない台詞を叫びながら、腕と足をバタバタさせて駆けて行ってしまう。
…全く。最初っからお前が捕まえてればこんな事には…。
そして。
俺は、足元で横たわって、荒い息をつく胸元をはだけたアンを、そっと見下ろす。
…さて、問題はっと。
アンは俺の視線に気付いたのか、上半身を起こしながらこっちを見る。
もう、顔が完全に発情しきっていた。

「あ、あの、サイトさま…。な、何があったんです…?」

言葉じゃそう言ってるけど、火照った頬とか潤んだ目とか妙に品を作ってる腰とか。
誘ってるなあ。全力で…。
しょうがない、こうしちゃったの俺だしなあ…。

「とりあえず、二人きりになれるところで説明するよ。いい?」
「あ。は、はい♪」

さあて、とりあえずこの発情した雌犬をなんとかしないとだなあ。

43:女王様調査中につき ◆mQKcT9WQPM
08/01/27 18:32:22 9C/dWU2G
才人は、アンに言われるまま、倉庫の傍に置いてきたバスケットを回収し、そのまま、人のめったに来ない物置にしけこんだ。
才人が事情を説明すると、アンは『助けてくださってありがとうございます!』と嬉しそうに抱きついてきた。
そして。
お礼といってはなんですが、サイトさまの故郷の料理をご賞味ください、と言ってきた。
アンがバスケットを開くと、その中身はたくさんの調味料だった。
まず手始めに、アンは粉砂糖をたっぷりとねばねばでべとべとになった自分の胸にまぶした。

「はい、『ニョタイモリ』です…」

ぺたんとぼろ布を敷いた倉庫の床に腰を下ろし、恥ずかしそうに視線を逸らしながらアンはそう言ってのけた。
違う。これは『女体盛り』などではない。才人はわかっていた。しかし。
そんな無粋な突っ込みをするほど、愚かではなかった。
才人は、問答無用で砂糖塗れでピンクの乳首を勃起させたアンの乳房にかぶりついた。
そう、その柔肉に、痛みを感じるほどに噛み付いたのである。

「やんっ…♪乱暴にしないでください♪」

しかしアンは嬉しそうに微笑み、乳房を襲う痛みを伴う快感に悦びの声を上げる。
乳房に塗り込められた薬が、才人の噛み付きの衝撃を和らげていたのだった。
才人はそのまま、舌で砂糖を舐め取りながら、アンの胸にむしゃぶりつく。

じゅる…ぐちゃ…ぶにゅ…

唾液と砂糖と粘液と肉の交じり合う卑猥極まりない音が、倉庫にこだまする。

「ひぃ!たべられちゃうっ、サイトさまにっ、あぁんっ」

だらしなく唇の端から涎を零し、アンは胸を捕食する才人の頭をがっしりと抱える。
しかし才人はその腕を振りほどき、今度は逆の胸に襲い掛かる。
無残に歯形の残る右胸はすっかり粘液も砂糖も舐め取られていた。
左胸にも同じように噛み付く。そしてその行為は、アンの胸から砂糖がなくなるまで続いた。

「は…はぁ…はぁ…」

両胸に赤い文様を刻まれ、アンはボロ布の上で大の字になって、荒い息をつく。
胸虐だけでアンは何度も軽い絶頂に達していた。薬の影響だろうか。
そんなアンを見下ろしながら、才人は何を思いついたのか、バスケットに近寄っていく。
そして、一本の陶器の瓶を取り出す。
そのラベルにはこう書かれていた。『蜂蜜』。
才人はズボンを脱いで完全に勃起した己を晒すと、まだ小休止中のアンの前に立つ。
そして。
瓶の蓋を開け、中身を屹立した牡にまんべんなくふりかける。
少しひんやりした蜂蜜が表面を滑る感覚。それはたしかに快感だった。
才人はアンに語りかける。

44:女王様調査中につき ◆mQKcT9WQPM
08/01/27 18:32:52 9C/dWU2G
「俺ばっかご馳走になってばっかじゃ悪いからさ。
 はい、アンにも食べさせてあげる」

アンは上半身を起こし、そして目の前に突き出される蜂蜜でどろどろの牡に魅入る。
蕩けた視線が、才人の牡に絡みつく。
そして、涎に塗れた口がぱっくりと開き、蜂蜜塗れの肉棒をぱっくりと咥え込む。
アンの口の中に、蜂蜜の甘さと牡の臭いが充満し、アンの獣を刺激する。
唇を絡ませ、舌を絡ませ、アンは蜂蜜と才人をたっぷり味わう。

ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ…。

「ああ、アン、そんなに、おいしい?」

倉庫の中に、牡と蜂蜜を啜る音と、牡の嬌声が響く。
才人の手がアンの頭をロックし、強制的なグラインドを強要し始める。

「ふぐ?…んっぐ、んぐぅ」

喉の奥を甘い臭いの棒で衝かれ、アンはえづくが、才人は手を止めない。
腰を使い、さらにアンの口を犯す。
その刺激にアンはたまらなくなり、右手を下半身へ持っていく。
もどかしくズボンの留め金を外すと、そこから牝の臭気が溢れ出る。
黒いズボンの下は、既に溢れて糸を引くほど、牝の粘液で塗れていた。
ショーツはすでにぐしょぐしょで、下着の意味を成していない。
その中に指を挿し入れ、アンは自らを高める。

「んっふ、んぐぅ、ふぐぅぅっ…!」

涙目で己の口を犯す男を見上げ、アンは心で訴える。
おいしいです、サイトさまのおちんちん…おいしいですぅ…!
そして、その視界に、足元に置かれた先ほどの蜂蜜の瓶が目に入る。
アンは、才人の行為の邪魔にならぬ様、その瓶をそっと手元に引き寄せる。
そして、右手にたっぷりと蜂蜜を垂らすと。
己の秘所に突っ込み、己の蜜と丹念に混ぜ合わせ始める。

「ああっ、アン、俺もうっ」

間もなく、才人が限界を迎える。
アンの頭を抱え込んで最奥で己を咥えさせ、そこで爆発する。

どくどくどくぅっ!

「ん───────!!」

喉の奥で弾ける熱さと生臭さに、アンも絶頂を迎える。
べとべとのズボンの中で、アンの愛液と潮と、蜂蜜は、白く濁るほど溶け合い、粘度を増していた。

「えほっ、えほっ、えほっ…」

開放されたアンは、喉に絡みついた才人を、吐き出してしまわないように、口許に手を当ててむせこんだ。
才人はそんなアンを気遣う。

「大丈夫?アン」
「あ、はい…。おいしかったです、サイトさま…」

アンは、そんな才人に、涙目で優しい笑顔を向ける。
アンのそんな健気な笑顔と対象的に、才人の視界に、こぼれた唾液と精液がこびりついた口許と、いやらしく乳首を勃起させた乳房が目に入る。
しおれていた才人の牡は、再び元気になった。

45:女王様調査中につき ◆mQKcT9WQPM
08/01/27 18:33:24 9C/dWU2G
「あ、まだ…お元気ですね…」
「あ、あはは」

照れ笑いを浮かべる才人のそこに。
アンは、瓶から蜂蜜を手に取り。そして。
再び、蜂蜜を塗りこみ始めた。

「ちょっ、アン!?」
「サイトさま…もう一度、食べさせてくださいまし…。
 そして…」

アンはそのまま、脱ぎかけだったズボンと、そして、愛液と蜂蜜に塗れたショーツも脱ぎ去る。
そして、大きく牝を割り開く。
そこは、大量の粘液で、白く汚れていた。

「私のも、たべて…」

才人はその言葉に。
そのまま、アンの股間に顔を埋め、両手でアンを割り開き、舌で犯す。
そこはアンの手でこね回され、愛液と潮と蜂蜜が絶妙に混じりあった、蜜壷と化していた。
アンは、再び蜂蜜に塗れた才人を咥える。
そこから臭う蜂蜜と牡の臭いは、先ほどよりもずっと強い臭いでアンの牝を刺激する。

ぬちょお…。

水飴と言っても差し支えないほどに粘度の高い蜜を指で掻き出し、才人は呆れる。

「下で何してるかと思ったら…すごいな、これ…」

アンは、そんな才人に、指で刺激を与え続けながら、口を離して言った。

「アン特製のミックスジュースです…たぁんと召し上がれ…」

淫靡な声で、行為を促す。
才人は半ば呆れ、そして、行為を続ける。

ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅぅ…。

お互いの蜜を嘗め回す音が、倉庫の中で卑猥なオーケストラを奏でる。
そして間もなく、二人は限界を迎える。

「出るッ、また出るよっ、アンっ!」
(イきますっ、私もイっちゃいますぅっ!)

どくどくどくどくっ!ぷしゅぅぅぅっ!

お互いの口許を、お互いの迸りが汚す。

「ふぅ、ふぅ、はぁ…」
「んく…あ、は、はぁ…」

才人は荒い息をつくアンを抱き締め、アンはその腕の中でくったりと身を預ける。
才人は脱力するアンに語りかける。

46:女王様調査中につき ◆mQKcT9WQPM
08/01/27 18:33:46 9C/dWU2G
「おいしかったよ…アン」
「サイトひゃまのも…ほんなに、濃いの…」

アンは言って、才人の腕の中で、ぺろり、と舌を出してみせる。
軽く窪みを作られた舌の上には。
才人の白濁が、水溜りのように溜め込まれていた。
アンのその行為に、才人の喉がゴクリ、と鳴る。
そして。

「あ」
「ははは…立っちゃったよ…」

才人の牡は再び元気を取り戻し。

「じゃあ…」

アンは才人の腕の中から立ち上がり。

「こちらのおくちにも、食べさせて…ください…」

右手でぱっくりと、蜜の溢れる下の口を、開いたのだった。


その頃シルフィードは。

「バケモン、ゲットだぜ!なのねーっ!」

無事、『呪印』を捕まえていたのだった。

「残る『呪印』はあと2匹!
 さーサイト、ガンバガンバなのねーっ!」

その顔には、まるで日頃の鬱憤を晴らすかのごとく、歪んだ笑顔が浮かんでいたのだった。~fin

47:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
08/01/27 18:36:01 9C/dWU2G
以上。残るはタバサにテファ。気長にお待ちくだせい(ぁ

しかしシルフィあんま関係なかったような。
まあ思いつきだけだし無問題(ぁ

んじゃまたねーノシ

48:名無しさん@ピンキー
08/01/27 18:56:45 CpaObU3p


49:名無しさん@ピンキー
08/01/27 18:58:43 YRx5v76z
>>47
具合はそれで丁度良いと思うぞ
…となると、残りもシルフィでオチるわけだな!w

GJです
あんえろいよあん
せんたいさんえろいよせんたいさん

50:名無しさん@ピンキー
08/01/27 19:47:29 Ya+ouaSE
>>47
乙!!
>その壷の中には淫竜特製の興奮剤が入ってるのね!
( ゚д゚)ノ 隊長! 淫ではなく韻だったような気がww

51:名無しさん@ピンキー
08/01/27 20:05:15 Aw/AmlDX
乙っす!
>>50
やっぱりへんたいさんだからIMEまで調教してるんですよ、きっと

52:名無しさん@ピンキー
08/01/27 20:54:08 yRenwCPD
隊長!せんたいさんじゃなくへんたいさん(ry

53:名無しさん@ピンキー
08/01/27 21:37:25 +R+TD0zo
>>47
乙!!
というか外道照身霊波光線ってヨコシマンか

54:名無しさん@ピンキー
08/01/27 21:40:58 Lbms9l9y
>>53
あー、昔、ダイヤモンド・アイという特撮番組があってだな…

55:前スレ675
08/01/27 21:57:21 8VIp5z8d
前スレに埋めとして2KBの改変ネタを置いてきたが、やっぱこっちの方に落としたほうがよかったかな?

56:名無しさん@ピンキー
08/01/28 01:39:51 mTVs6E/K
>>55
うんにゃ、ああいう改変ネタやショートショートは、向こうみたいに容量少ないスペースの方が良い雰囲気出すと思うよ。
職人さん達、いつも乙です。

57:名無しさん@ピンキー
08/01/28 08:00:01 8yN+RiBX
>>54
実物を知らない俺はレインボーマンが元ネタだと根拠もなく思い込んでたw
勉強になるぜ

58:名無しさん@ピンキー
08/01/28 11:21:22 5xuCWPik
角煮甜菜
URLリンク(www.imgup.org)

59:名無しさん@ピンキー
08/01/28 19:51:04 g57UgHz+
>>58
タバサときゅいきゅいが可愛いな

60:名無しさん@ピンキー
08/01/28 21:17:46 MQod/LV3
>>58
これはいい淫竜

61:名無しさん@ピンキー
08/01/28 21:19:49 kDtRBOub
>>60
遂にきゅいきゅいも淫獣仲間の一員に

62:名無しさん@ピンキー
08/01/28 21:23:54 ApxMXcX9
獣姦はよくないぞ

63:名無しさん@ピンキー
08/01/28 21:30:12 7juzlxdN
>>62
知性があるから獣なんかじゃないさ

64:名無しさん@ピンキー
08/01/28 21:31:56 34WhnD+2
竜姦はおk

65:名無しさん@ピンキー
08/01/28 21:41:35 NI/QJNxi
ハーフエルフならぬドラゴンハーフの登場か

66:名無しさん@ピンキー
08/01/28 23:36:11 Isb1jmWk
はは……既に消えてやがるorz

67:名無しさん@ピンキー
08/01/29 00:51:44 ureUA3Kx
>>イン竜
せっかく今まで俺は使用を自重してたのにwww

68:名無しさん@ピンキー
08/01/29 08:51:41 VPpLiEF4
それにしても前スレは13巻の影響で帰還ネタ多くなると思ったが差ほど多くなかったなあ

69:名無しさん@ピンキー
08/01/29 12:47:13 dHZ8EPKO
帰還ネタは14巻しだいでだからな。
教皇に帰されなくて才人本人も「こっち残るわwww」で地球踏まずじまいだったら、
帰ること前提で書いたSSが一気に「なんだかなあ」になっちゃいそう。

70:名無しさん@ピンキー
08/01/29 18:35:19 ICPtUDft
>>69
てか教皇、素直に送り返してたらかなりバカだし、
4の4未達成フラグだよな。

まだこっそり暗殺の方があり得る。
引き戻す方法に当てがあるのなら別だけど。

71:名無しさん@ピンキー
08/01/29 18:58:15 WdqVo2/g
どっかのへんたいが帰還モノ書いてなかったか?

俺はサイト帰らないに100ペリカ
教皇が引き留めてその後ルイズとストロベリィするに違いない


ちょっとガンダールヴぶっ殺してくる

72:名無しさん@ピンキー
08/01/29 21:16:26 ClpPY6FG
自衛隊と米軍の合同部隊による侵略に一票
豊富な土地と資源求めて

73:名無しさん@ピンキー
08/01/29 21:41:50 3aDrI2F0
普通に交易したほうが儲かるが・・・とマジレス

74:名無しさん@ピンキー
08/01/29 22:09:07 O37WuSgN
才人帰還してテファに再召喚、胸にルーンが増えて
記すことさえはばかれる乳神様が降臨してヒャッホウ

に100ペリカ

75:名無しさん@ピンキー
08/01/29 22:13:02 xe+VD+rn
>>73
錬金で濃縮プルトニウムや高純度ヘロインを作らせて大もうけですね!

76:名無しさん@ピンキー
08/01/29 22:25:37 rMi8zzWC
>>74
才人巨乳化&テファと契約で、ダブル胸革命の誕生ってわけか…

オラ、なんだかワクワクしてきちまったぞ。

77:名無しさん@ピンキー
08/01/30 12:25:09 6kfiGM0B
ヤンデレ気味なルイズ作品ってある?

78:名無しさん@ピンキー
08/01/30 12:28:17 Rfm7daLX
>>77
つ原作

79:名無しさん@ピンキー
08/01/30 12:39:19 hiW5xuLe
俺の知る限りでは、205氏のURLリンク(wikiwiki.jp)
かくてる氏のURLリンク(wikiwiki.jp)などがそれかと。

80:名無しさん@ピンキー
08/01/30 18:44:12 6kfiGM0B
>>79
サンクス


>>78
お前それを言ったら……

81:名無しさん@ピンキー
08/01/30 20:20:20 lNPk+24j
>>80
ほかにも19-300とか2-491がヤンデレっぱいかな?


82:名無しさん@ピンキー
08/01/30 20:23:40 lNPk+24j
↑× ヤンデレっぱいかな? ○ ヤンデレっぽいかな?
URLリンク(pochitamakon.blog54.fc2.com)
ここのサイトのSSのカテゴリにヤンデレルイズが一作あった

83:名無しさん@ピンキー
08/01/30 20:58:24 B8i31PhV
さっさと前スレ埋めろカス共

84:名無しさん@ピンキー
08/01/30 22:30:06 sdBGQIhr
……そして前スレがAAで埋まった

85:名無しさん@ピンキー
08/01/30 22:30:29 v3bcq9vf
>>83
カスが埋めてきましたよ

86:名無しさん@ピンキー
08/01/30 22:32:05 zpAlsbgb
乙でした

87:名無しさん@ピンキー
08/01/31 11:30:03 ntHyHuj/
時代の流れと共に見捨てられた鉱山の町。とっくに休校となった静かな校舎。
かすかな蛍の光の合唱の中、一人一人去って行く。あと一人?いや、二人は残っているんだろうか・・・
あと何KB?そろそろかと自分も腰を上げ・・・

という雰囲気が良いんじゃないか。無理にスレを埋めるな!!!

88:名無しさん@ピンキー
08/01/31 11:31:16 ntHyHuj/
時代の流れと共に見捨てられた鉱山の町。とっくに休校となった静かな校舎。
かすかな蛍の光の合唱の中、一人一人去って行く。あと一人?いや、二人は残っているんだろうか・・・
あと何KB?そろそろかと自分も腰を上げ・・・

という雰囲気が良いんじゃないか。無理にスレを埋めるな!!!

89:名無しさん@ピンキー
08/01/31 11:36:23 U34PlIpg
時代の流れと共に見捨てられた鉱山の町。とっくに休校となった静かな校舎。
かすかな蛍の光の合唱の中、一人一人去って行く。あと一人?いや、二人は残っているんだろうか・・・
あと何KB?そろそろかと自分も腰を上げ・・・

という雰囲気が良いんじゃないか。無理にスレを埋めるな!!!

90:名無しさん@ピンキー
08/01/31 11:40:05 ntHyHuj/
猛省・・・。書き込みが反映されなかったから何度か投稿したら・・・OTL

91:名無しさん@ピンキー
08/01/31 11:40:44 H+wxWy1a
お前らが喧嘩してる内にタバサはもらっていきますね

92:名無しさん@ピンキー
08/01/31 14:41:15 aMqfrvwo
残念、お主がもらっていったのはイザベラ様だ。
タバサは今シルフィときゅいきゅいしてるぜ。

93:名無しさん@ピンキー
08/01/31 17:22:01 Tu7ITZ34
ちょっとまて、何勝手にわれらがアイドルイザベラ様をそこいらの馬の骨に渡してやがる
お前なんか初期ルイズにいびり殺されちまえ

94:名無しさん@ピンキー
08/01/31 19:49:53 QfVqUgKV
保管庫なくなるの?
好きだったのに
せつなす

95:名無しさん@ピンキー
08/01/31 20:36:21 xIkVGtfN
諸事情により保管庫がなくなるかもだそうです、詳しくは雑談スレにて確認ください

96:名無しさん@ピンキー
08/01/31 20:57:22 ntHyHuj/
そんな・・・

97:名無しさん@ピンキー
08/01/31 21:00:40 xIkVGtfN
ちょっと レスが消えると思ったらこんなところへ・・・
>>95 見なかったことにしてくれ かなり恥ずかしい

98:名無しさん@ピンキー
08/01/31 21:08:27 To1CIYMd
>>95
それはきついなあ。
ローカルに移すのが大変そうだよ(´・ω・`)

99:名無しさん@ピンキー
08/01/31 22:05:44 J+qbzpHQ
今まで書いた作品群とかなくなっちまうのか!? と焦ったけど、どうもそうでもないようだね。

100:名無しさん@ピンキー
08/01/31 22:07:49 FkuWt6Vy
てす

101:名無しさん@ピンキー
08/01/31 22:18:41 FkuWt6Vy
>>87,90
俺だって埋めるの嫌だったんだぜorz
俺だって埋めネタ来るのずっと待ってたわ、容量計算しながらずっと…
でも新スレで「早く前スレ埋めろよ」と催促(?)されるのもどうかと思うしな…
で、埋めてきた。後悔は消えない。

そういや保管庫で遂に爆発したみたいだな
センター試験で忙しかったから立ち会えなかった(´・ω・`)
厨房てwせめてROMってりゃ何事もなかったのになぁ

さっきから書き込めなかったけど、何だったんだ?鯖移行?

102:名無しさん@ピンキー
08/01/31 22:29:48 WOW+RJ+L
まぁ、仕方がないな。埋めネタ書く人が殆どいないし。

個人的には同じSS張ろうと、AA張ろうとどっちでも構わないな。
勿論ベストは埋めネタを誰かが書いてくれることだが。

103:名無しさん@ピンキー
08/01/31 22:31:43 ntHyHuj/
職人さんによって書き溜められたお宝の山に何事もなければ良いけどねぇ

>>101
あ、ごめん。そんな真剣に書いた訳じゃなくて・・・。
ただ蛍の光書きたかっただけ(ry

104:名無しさん@ピンキー
08/01/31 22:43:46 FkuWt6Vy
>>103
そかー
なんかその一言で救われた気がするわ
前にどっかでフルボッコ喰らって以来のヤケクソ埋めだったからな…
俺にSS書く程の腕があれば、と、よく思う

ていうか、さっきまで書き込めなかったのはAA貼りまくって規制されたんだと思ってた

105:名無しさん@ピンキー
08/01/31 23:00:19 Qkb2j5u2
三日程度ならともかく一週間も残ってたら早く埋めろとは思うけどな。
ローカルルールを盾に取られたら文句なんて言えないし

106:名無しさん@ピンキー
08/02/01 13:28:50 uxiMfc4S
保管庫からこのスレに来たので、残念です。

でもこないだの惨状をみたら…しょうがないのかな(´・ω・`)

107:名無しさん@ピンキー
08/02/01 22:06:11 9AP947os
本気で雑談にビキビキきてる人もいるだろうけど
あーゆーのは相手にして欲しいだけだからな・・・
無視&裏で手回しがいい・・・
いずれにしろ保管庫なくなるのはさみしいなー

108:205
08/02/02 01:33:19 89cMK7mH
物凄く久しぶりに、
URLリンク(wikiwiki.jp) 『不幸せな友人たち』
の、続きを投下します。
設定は9巻発売時ぐらいに分かっていたものに無茶なオリジナルを混ぜているので、
現在公開されたものとはかなり食い違いがあります。その辺りはあらかじめご了承ください。

また、あまりにも久しぶりに投下するので、話の筋を覚えている人はほとんどいないと思います。
ですので、最初に簡単な粗筋を書いておきます。

 才人を中心として、ティファニアや学院の面々も含んだ一行が東方を冒険中、才人がルイズをかばって死亡。
 ルイズは自分のせいで才人が死んだ現実に耐え切れず、自殺しようとする。これを防ぎ、生きるようルイズを説得することは困難である。
 それ故にシエスタは、ティファニアの魔法によってルイズの記憶を奪い、才人が生きているという偽りの記憶を植えつけることを提案する。
 策が上手くいったので、今度は西方に戻る準備を整えるため、ギーシュやコルベールが先行してトリステインに帰還。
 才人の帰還を待ちわびていたアンリエッタは、彼が死んだというギーシュの報告を受けて愕然とする。
 しかし次の瞬間、彼女は優しい微笑を浮かべて、ギーシュに「自分に相談したいこととは何か」と問いかけていた。
 それを聞いたアニエスは、アンリエッタの微笑の裏に何か底知れぬものを感じて、我知らず体を震わせるのだった。

以上。大体こんな感じの話です。
では投下します。

109:不幸せな友人たち
08/02/02 01:35:22 89cMK7mH
 アンリエッタとギーシュは、ルイズの処遇について話し合った。目的はルイズを死ぬまで幸せにし
ておくことである。シエスタの提案どおり、才人の死に関する記憶を奪い、彼が元気に生きていると
思わせておく、というのが計画の根幹だった。
「そのためには、ルイズを徹底的に外界から引き離し、なおかつその状況を彼女が不審に思わないよ
うにしなければなりません」
「そこで私の力が必要になるのですね?」
「はい。具体的には……」
 計画自体は既にほとんど完成されていた。だからこそ、アニエスは余計に不安だった。
(陛下は、この計画を強引に変えさせて、ルイズを取り巻く嘘を壊してしまうつもりなのではないか?)
 先ほどのアンリエッタの微笑から、そんな風に勘ぐってしまう。
 だが、傍らでアニエスが聞いていた限り、アンリエッタは計画に対して非常に協力的だった。不安
が残る箇所を指摘し、その穴を的確に埋めてみせたのである。そうして数刻ほどの時間が過ぎ、空が
白み始めたころ、計画は持ち込まれた当初よりもかなり完成度の高い状態に仕上げられていた。
「女王陛下」
 部屋を辞する直前、ギーシュはアンリエッタの眼前に膝を突き、頭を垂れた。その声は細かく震えていた。
「私たちの力だけでは、ルイズの幸福を保つのは困難だったでしょう。ですが、こうして陛下のご助
力を賜った今、それはもはや不可能な話ではなくなりました」
 アンリエッタは労わるような微笑で応えた。
「お気になさらないでください、ギーシュ殿。私はただ、大切な親友の幸福に、少しでも寄与したい
と思っただけなのですから。あれほど愛していたサイト殿を失ってしまうだなんて、可哀想なルイズ……ギーシュ殿、どうか、生ある限り、彼女の幸福の助けになってあげてくださいましね」
「はっ……」
 ギーシュはさらに深く頭を下げた。その肩が小刻みに震えている。泣いているのかもしれなかった。
彼はやがてそっと目元を拭ったあと、立ち上がってきびきびと一礼した。
「それでは、失礼いたします。夜半突然の来訪の上、このような慌しい出立になるのは非常に無礼で
あると承知しておりますが」
「構いません。すぐに準備を整え、ルイズを迎えに行ってあげてください。あまり遅れて、彼女が不
審がってはいけませんから」
 ギーシュは再度礼を述べて、慌しく部屋を出て行った。彼はそのままトリステイン近郊に停泊して
いるというオストラント号に戻り、ルイズを迎える準備に奔走することになっている。
 アニエスと二人だけになった途端、アンリエッタは長く息を吐き出して、椅子に深く身を沈めた。
顔を伏せ、沈黙する。それから、不意に肩を震わせ、低い笑い声を漏らし始めた。その笑いはじょ
じょに大きくなり、ついには全身を揺さぶるほどの狂笑と化した。
 その笑い声から滲み出る強烈な悪意に背筋を強張らせながら、アニエスは慎重に問うた。
「いかがなさいましたか、陛下」
 アンリエッタは狂おしく笑いながら応えた。
「だって、あんまりおかしいんですもの。アニエス、聞いたでしょう? あの子が今どんな様でいる
のかを。ああ、なんて馬鹿なルイズ。愛しい愛しいサイト殿が目の前で死んだこともきれいさっぱり
忘れ去って、よりにもよって彼と幸福な結婚をしたと信じ込んでいるだなんて。でもそうね、あの子
にはそれがお似合いだわ。だって昔から道化だったんですものね、あの子は。ねえアニエス?」

110:不幸せな友人たち
08/02/02 01:37:28 89cMK7mH
「なんでしょうか、陛下」
「あなたは、私があの子を取り巻く偽りの幸せを、壊すつもりだと考えているのでしょう?」
 実際その通りだったが肯定することも躊躇われ、アニエスはすぐに返事を返せなかった。アンリ
エッタは構わずに、奇妙なほど優しい微笑を浮かべて言った。
「でも、そんなことをするつもりはありません。私は、あの子が一生、サイト殿が生きているという
幻想に抱かれながら生きていく手伝いをするつもりです」
「それは、陛下のルイズに対する友情故でございましょうか?」
 違うと知りつつも、アニエスは問いかけた。案の定、アンリエッタはゆっくりと首を横に振った。
その瞳には、死にかけて痙攣している獲物を面白がって見下ろすような、冷酷な光が宿っていた。
「違うわ。私はねアニエス、表ではあの子の幸福を喜びながら、裏では思う存分あの子を笑ってあげ
るつもりなのよ。私が手に入れられなかったサイト殿の愛情を一身に受けているつもりで、実際には
お節介な友人方がお膳立てした、偽物の幸福の中で無邪気な夢を見ているあの子をね」
 アンリエッタは小さく身震いした。
「ああ、なんて素敵なのかしら! 本来なら、私があの子から哀れまれ、見下される立場だと言うの
に、今やそれは完全に逆転したのだわ。私は確かにサイト殿の愛情を勝ち得ることは出来なかったけ
れど、ただ本当の記憶を持って生きている、あの子が気付かない本物の現実を知っているという点に
おいて、あの子の全てを嘲笑い、見下すことが出来るのだから」
 そうしてまたひとしきり哄笑を上げたあと、アンリエッタは不意に押し黙り、俯いた。
 少しの沈黙の後、彼女の頬を一筋の涙が流れた。
「でも、私がサイト殿の愛情を受けることは、もう二度とない。いいえ、愛情どころか、言葉ですらも」
 ぽつりとした呟きと共に、アンリエッタの頬を滂沱の涙が流れ落ちた。彼女は声を詰まらせながら言った。
「ねえアニエス、あの方の最後の願いを覚えているかしら? あの方は最後にこう言い残したそうね
―『ルイズを幸せに』と。その一瞬、あの方の心を占めていたのはルイズの行く末を案ずる感情だ
けだったでしょうね。きっと、あの方の死を看取ることも出来ず、最後の眼差しの一片すら受けるこ
とができなかった私のことなど、あの方の心には微塵も浮かばなかったことでしょう。私はこんなに
も、この身が引きちぎれるほどに激しく、あの方の愛情だけを求めていたと言うのに」
 震える声は、いつしか悲痛な叫びに変わっていた。
「どうしてあの子だったの? どうして私ではなかったの? 私だって、あの方と一緒にいることさ
え出来れば、あの方の心の片隅にでも存在していることが出来たでしょうに。最後の瞬間まで、あの
方があの子だけに心を奪われたまま死んでゆくことなんて、絶対に許さなかったでしょうに。ああア
ニエス、どうして? 何故なの? 何故私は、こんな遠く離れた場所で、あの方が死んだことも知ら
ずに、帰ることもない彼の帰りを待ち続けていなければならなかったの? どうして、どうして……!」
 その慟哭は、アニエスの胸に陰鬱な痛みをもたらした。
 哀れな恋敵を嘲笑し、己の不幸だけを嘆くアンリエッタのことを、身勝手で無様な女だと軽蔑する
ことは出来ない。
(この方は、ただ他の誰よりも情が深いだけなのだ)
 愛情、優しさ、憎悪、嫉妬。全てが常人の何百倍も強く、また深くもある。アンリエッタはそうい
う女だ。誰よりも女らしい女だ。だからこそ、これほどまでに強くルイズを憎み、愛しい才人の死を
嘆くことが出来る。
(サイト、何故貴様はこの方を残して死んでしまったのだ)
 死人に問いかけても無駄なことだとは知りつつ、アニエスはそう思わずにはいられなかった。
(貴様さえ無事に帰ってきてくれれば、この方の心がこうも深い闇に捕らわれてしまうことはなかっ
ただろうに。貴様がこの方に笑顔を向けてくれさえすればよかったのだ。そうすれば、かつての親友
をこれほどまでに憎悪することもなく、全てが平穏の内に治まったかも知れないというのに)
 だが、その幸福な未来はもはや永遠に幻となってしまった。才人の死は、間違いなくアンリエッタ
の最後の希望を打ち砕いたのだ。
 もう二度と、彼女が他人の愛に期待することはないかもしれない。

111:不幸せな友人たち
08/02/02 01:38:20 89cMK7mH
 その事実はアニエス自身の心にも暗い影を落としたが、打ちひしがれている暇はなかった。今もま
だ、アンリエッタは押し殺された声で泣き続けているのだ。
 どうするべきか、アニエスは少し考えた。まさか自分の慰めなどが彼女の心を癒せるはずもないが、
かと言って彼女をこの部屋でずっと泣かせたままにしておくわけにもいかない。
(せめて寝室までお送りしよう。今日の執務はなんとか取りやめにして……)
 考えながら、アニエスは声をかけた。
「陛下」
 泣き声がぴたりと止んだ。
「陛下?」
 アンリエッタが繰り返す。非常に小さかったが、それでも聞き逃すはずないと思わせる、不気味な
迫力の篭った声だった。アニエスの背筋が震えた。
(……なんだ?)
 心臓が早鐘を打ち始める。椅子に座って俯いたまま、微動だにしないアンリエッタが、平坦な声で
問いかけてきた。
「アニエス。今、あなたは私のことを何と呼びましたか?」
 わけの分からぬまま、アニエスは答えた。
「はっ。陛下、と」
「陛下。陛下……そう、そうだったわね」
 アンリエッタの肩が震え出した。続く声音で、泣いているのではなく笑っているのだと知る。
「私は、このトリステイン王国を治める、アンリエッタ・ド・トリステイン女王陛下だったわね!」
 笑い声はじょじょに高まり、部屋全体に反響するほどになった。そのただ中で、アニエスは不意に
眩暈を感じた。足がふらつき、よろめきそうになる。何か、悪夢の中に突然引きずり込まれたような
不快感があった。
 笑い声が止んだ。
「ありがとう、アニエス」
 アンリエッタがにっこりと微笑む。
「あなたのおかげで、私は自分の望みがはっきりと分かったような気がします」
「はっ。左様で、ございますか」
 どう返事をしたものか、アニエスは迷った。
 今、目の前のアンリエッタはとても透き通った美しい微笑を浮かべている。ここ数ヶ月ほど、彼女
の顔に常に付きまとっていた倦怠と悲嘆の色がすっかり消えうせていた。だが、直前までの嘆き様か
ら一転してこの表情である。どう考えても尋常ではない。
「ねえアニエス。私はね、全て分かったような気がします」
 表情を変えないまま、アンリエッタが穏やかな表情で語り始める。
「私の不幸の源が、一体どこにあるのか」
 アンリエッタは己の胸に手を置いた。
「それは、私が女王陛下だから。想い人と共に在ることどころか、心のままに振舞うことすら許され
ぬ、王という人種だから。かつて『王になどならなければよかった』と私が嘆いたとき、マザリーニ
枢機卿は私に言われました。『そう思わぬ王はおらぬものです』と」
 アンリエッタが薄く目を開く。剣のような鋭さだった。
「『王になどならなければよかった』あの頃の思いは、今もなお変わっていません。それどころか、
今日という悲惨な日を経て、より一層強くなったような気がいたします。だからアニエス、私は」
 アンリエッタは強い声音で宣言した。

112:不幸せな友人たち
08/02/02 01:38:55 89cMK7mH
「私は、王をやめます」
「陛下!?」
 アニエスが目を見張ると、アンリエッタは口元を手で隠して笑った。
「アニエス。まるでこの世の終わりが来るのを知ったような驚きようね」
「同じようなものです。陛下、どうかお考え直しください。陛下なくして、このトリステインは」
 早口に説得しようとするアニエスを、アンリエッタは手の平で遮った。その顔には、澄ました表情
が浮かんでいる。
「落ち着きなさい。何も、今すぐにやめると言っているわけではありません。私なくして、今のトリ
ステインが保たないことは十分に理解しているつもりです」
「では……?」
「つまり、私などいなくてもいい状況を作り出せばいいのです。そのために……アニエス、協力して
くださいますわね?」
 問いかけるアンリエッタの瞳の奥底に、暗い悦びが宿っていた。
(この方は、己の激情をぶつけるべき相手を見つけたのだな)
 アニエスは踵を揃え、背筋を伸ばした。
「分かりました。このアニエス、及ばずながら、陛下のお力になりましょう」
「ええ、お願いしますね、私の隊長殿。まずはね」
 アンリエッタは楽しげな様子で、己の策を語り始める。今この場で考え出したとは思えないほど、
綿密かつ具体的な計画が、歌のようにその唇から流れ出す。
(いや、今この場で考え出したのではない。この方は、今までも同じようなことを取りとめもなく考
えていたに違いない)
 今までそれは、単なる妄想や思いつきの類に過ぎなかった。だが、今や一つの目標のために筋道立
てて並べ立てられ、より洗練され、現実的な計画に仕立て上げられていく。
 その原動力となるものが何なのかがよく分かっているだけに、アニエスは余計悲しかった。
(陛下、憎悪以外の情を全て失くされましたか。ですが、それも致し方ないこと。私は止める術を知
りませぬし、止めようとも思いませぬ。せめてあなたの傍らで、この復讐劇が終わるまでのお供をさ
せていただきましょう)
 アンリエッタの声に相槌を打ちながら、アニエスは心の中で強く決意を固めたのだった。

113:不幸せな友人たち
08/02/02 01:39:42 89cMK7mH
 アンリエッタ・ド・トリステインは、トリステイン王朝最後の王となった。
 とは言え、それは同時代のガリア王であるイザベラや『一代王朝』と呼ばれた帝政ゲルマニア・
ツェルプストー王朝の女帝キュルケにしても同様であるから、そのこと自体は特筆するには値しない。
 違っていたのは、ほぼ全ての国において、革命が武器を手にした民衆の武力闘争によってなされた
のに対し、唯一トリステインのみは無血の革命を成し遂げたことである。そのためにトリステインは
国力を損なうこともなく、この混沌とした時代にあっても、一度として国土を他国に蹂躙されること
はなかった。
 この穏やかな政権の譲渡は、アンリエッタ女王が事前にこういった事態を予測し、有力貴族の勢力
縮小や平民の登用などに心血を注いできた、努力の結果であるといえる。彼女は非常に冷静かつ慎重
に事を運び、誰にも気付かれぬまま、全ての準備を終えた。その政治家としての有能さは、同時代の
学者の一人が、彼女を評価した有名な言葉に表されている。
「トリステインの白百合は、剣でも切れぬ鉄の華」
 鉄の華に例えられるほど、彼女は政治の場において無慈悲であり、なおかつ冷静な人物であったと
いうことだ。
 故に後世の人々は、彼女のことを人間的な情とは縁の薄い、冷徹で意志力の強い人物として思い浮
かべることが多い。
 しかし、近年発見された一冊の手記は、そういったアンリエッタ女王像を覆すものとして注目を浴
びている。終生女王の剣としてその傍にあった、近衛隊長アニエス・シュヴァリエ・ド・ミランが残
したとされるものだ。
 以下が、その内容を一部抜粋したものである。

「―アンリエッタ・ド・トリステインは、非常に感情の激しい女性である。多くの者たちは、それ
を知りはすまい。彼らの中に、あの強烈な感情の発露を見た者は誰一人としていないだろうから。
 彼女は実に冷静に政務を遂行している。そのたゆまぬ努力の向かう先が何であるのか、私は痛いほ
どよく知っている。彼女は、女王である自らの手で、長く続いた王政に終止符を打とうとしているのだ。
 だが、それは多くの者たちが評価しているように、時代の流れを見据えているからでもなければ、
彼女が国や民のことを一番に考える政治家の鑑だからでもない。
 私は今、ここに彼女の真の姿を記しておくことにする。
 アンリエッタ・ド・トリステインは、強い意志力を持った優秀な指導者などではなく、魂の奥底ま
でが激しい情に満たされた、どこまでも女性らしい女性なのだ、と。
 彼女の行動は、全てがそのあまりにも人間的な感情に基づいたものである。王政を終わらせ、平民
達に政権を譲渡しようとしているのは、単にそれが王政に対する一番激烈な復讐になると考えているからだ。
 そう、彼女は王政という制度そのものを憎んでいる。王政が自分自身の運命を翻弄し、生の喜びを
全て奪い去ったと考えているからだ。―常に彼女の傍らにあった身としては、その認識はさほど間
違っていないようにも思う。
 王政の象徴とも言える王自らの手で、王政を終わらせること。高々と翻る白百合の旗を地に引き摺
り下ろし、嘲笑いながら自らの手で泥を塗りたくること。それだけが、彼女の望みなのだ。だからこ
そ、あれほど激しい情を持つ女性が、あれほど冷徹に行動できるのである。
 今、私の耳には王政の終わりを告げる鐘の音が聞こえている。おそらく、女王の目論みは完璧に実
現するだろう。トリステインは、平穏のまま革命を終えることとなる。
 それ自体は女王の功績ではない。たまたま、時代の流れが彼女の望みに合致しただけのことである。
彼女としては、無血だろうが多くの血が流されようが、自分を散々苦しめた王政を破壊することさえ
出来れば、あとはどうでも良いのだ。
 一人の女性として運命に愛されなかった女王が、政治家として時代の流れに愛されたというのは、
実に皮肉なことだ。おそらく、これからもそれは変わらないだろう。彼女が狂おしいことに求め続け
た、たった一つの愛を勝ち得ることは永遠にない。
 我が哀れな主の魂が、死後天上でゼロの使い魔と共にあることを、私は願わずにはいられない」

 ―アンリエッタ・ド・トリステインは、各国歴代の王の中でも、最も優秀な政治家として、歴史
にその名を留めている―


114:205
08/02/02 01:51:00 89cMK7mH
以上。読んでくださってありがとうございました! 次回もよろしくお願いします。

(以下蛇足ですので、興味のない方は読み飛ばしてください)

突然ですが、自分は頭の悪い人間でして、大抵分かりやすい構造になっているライトノベルでも、
一読しただけではそのキャラクターがどういう人間なのかよくつかめないことが多々あります。
ゼロの使い魔についてもそれは同じことで、そのキャラクターがどういう人間なのかを知るためにSSを書いている……
という面もいくらかあります。もちろん単純に書くのが楽しいという理由も大きいですが。
そういう人間が書いてるから、原作とキャラが違ったり萌えなかったり明らかにキャラの行動がおかしかったりするわけです。

で、今回書いたアンリエッタに関しても、一読しただけではどういう人なんだかよく分からなかったキャラクターの一人でした。
優しい人かと思えば身勝手で冷酷だったり、弱いかと思えば意志の強いところを見せたり、
王とは思えない自己中心的な暴挙に及ぶかと思えば臣下のルイズに咎が及ばないように配慮したり。
一体なんなんだこの人は! 何考えてんだか全然わかんねぇ!
……とまあ、そうやって頭悪いなりに考え続けて書いたのが今回の一節で、自分の中でアン様という人はこんな感じです。
自分としてはちょっとはアン様のことを理解できたかなあと思うんですが、
もっと頭がよくて知識もあって読解力のある人たちは「205は全然分かってねえ」と思われるでしょう。
そういう面も含めて感想を聞かせていただけたら幸いです。

以上、蛇足でした!

115:名無しさん@ピンキー
08/02/02 02:01:35 c73nu2Ny
>>108-114
GJ
いいお話だと思うよ。
でも・・現実は・・
URLリンク(www.imgup.org)


116:名無しさん@ピンキー
08/02/02 02:41:31 N+mcR81H
>>114
GJ! アンリエッタ怖ぇ 
でも皮肉な話だけどアンリエッタやサイトの不幸が
トリスティンの平民の地位を向上させ幸せにしたと思うとやり切れないな

117:名無しさん@ピンキー
08/02/02 03:40:08 F+eRYa97
GJです。
なんだか切なくなった。
原作ではみんな幸せになってもらいたいもんだ。

118:名無しさん@ピンキー
08/02/02 08:03:32 DmX4cpbh
>>114
GJです。
キャラ解釈については人それぞれ違って然るべきかと。
実際私もアンリエッタについては、おそらく人と違ったふうに見てると思うので。

何が言いたいかというと、このタイミングで「不幸せな友人たち」の続きは不意打ちだww

119:名無しさん@ピンキー
08/02/02 09:50:36 5RXRbUEC
>>114
ノーヴォル・ヤマグッティが真面目にトリステインの歴史を語っている想像をした

120:名無しさん@ピンキー
08/02/02 10:54:32 Vpv/ItKz
>>114
>狂おしく笑いながら
スレチこの上ないが、鬼隠し編のレナを想起した
完結乙でした。GJです!
このスレにいるからだろうか、まさか最後にアンが狂うとは思わなかったわ
あんまり黒アン様出てこないからねぇ。ずっと雌奴隷の流れだったしw

121:名無しさん@ピンキー
08/02/02 15:33:44 WNBWDF2Y
>>114
保管にあるのも含めて読みました
一言・・・ありがとう。感動した。でも心が辛い・・・
またこれからも作品を読ませて下さい

122:名無しさん@ピンキー
08/02/02 15:56:42 WNBWDF2Y
「幸せな男爵」は別話だと思って読み飛ばしてた・・・。
今読んだが涙が・・・。テファ→アンリエッタ→幸せな~と読むと非常にやばいね。
涙が止まらん・・・。作者さんの意図する読み順で無いかも知れんが。

あああああ・・・これで14巻がアレな展開だったら俺立ち直れないかも

123:名無しさん@ピンキー
08/02/02 18:02:23 yzptg1Gj
>>114
GJ! 面白かったです。
アン様についての解釈は、ほんと分かれてるから人の意見は気にせずよいかと。
複雑で人間的な人だから。情が深いってか感情の量が多い人ってのは俺も思います。

205さんがすぐに判断できないってのは、謙遜されてるように頭が悪いんじゃなくて、
深く考察するタイプの人にはよく見られる傾向だと思います。

124:名無しさん@ピンキー
08/02/02 18:02:57 yzptg1Gj
ageちゃったスマソ

125:名無しさん@ピンキー
08/02/02 21:49:49 dW7h8UUs
保管庫の流れが読めない
雑談掲示板みてきたが荒らしいたぐらいしかわかんね
どこに消滅の可能性と関係性のあるレスがあるんだぜ

126:Lv.見習
08/02/02 21:53:38 tvXrwvSE
なんかここんとこ妙に静かだな。
未来図βの続きが出来たので投下。エロ抜きスマソ。
ほのぼのラブしてるだけで話はほとんど進んでない。ちょっとおつまみ的な。

妄想EDなのでご注意。

前回 URLリンク(wikiwiki.jp)

127:名無しさん@ピンキー
08/02/02 21:55:54 7Q1yPRw4
>>125
wikiwikiの利用方法がだな…

128:Lv.見習
08/02/02 21:56:45 tvXrwvSE
うわっなんかヘンだと思ったら86以降なぜか読み込みが……。
40レスもの間専ブラと共に空間の狭間に迷い込んでたみたいだorz

と、とりあえず投下。

129:未来図β 2
08/02/02 21:58:46 tvXrwvSE
 ゆるく差す陽光。それが床に描き出すシルエットは、再び一つに重なっている。
 朝の優しい静寂の中、二人は穏やかな幸福をかみ締めていた。

 ……しかし、いつの世もそういう時間は長く続かない。

 どすどすどすどす……。
 やおら戸外から聞こえてきた不穏な音に、才人は重ねていた唇を離した。

「……ん? なんか廊下からすごい地響きが……、いや、足音か? これ」
「ひっ……、こ、この足音は!」

 やけに怯えた声色におや? と思った瞬間。
 どん。……ガツン。
 思い切りルイズに突き飛ばされた才人は、ベッドから落ち、床に強かに頭を打ち付けた。

「ぅお、いって……おい、ルイズ! いきなり何すん……」

 バァン。
 才人がばっと身を起こしたのとほぼ同時。弾け飛ぶようにドアが開いた。
 その爆音の主を見て、才人はルイズの突飛な行動の意図を知る。
 やはりというべきか……。彼女はベッドの上で、がちがちに緊張していた。

「エ、エレオノール姉さま。おはようございます」

 ルイズは引きつった顔で、姉のそれ以上に引きつった顔を見る。
 エレオノールは返事もせずにずかずかとベッドに歩み寄り、すぅ、と大きく息を吸った。

「こンのバカ! バカルイズ! 脳天気のちびルイズ! 本当に迷惑ばかりかけて!」

 おはようじゃないわよ! と叫びながら、彼女は強くルイズの頬をつねり、ひっぱった。

「ひぅーっ、ひふぁい、ひふぁいへふ……」

 頬をうにょーん、と引き伸ばされ、ルイズは解読の難しい言葉で喋った。
 ひっぱられるルイズの身体は、水底の草のように頼りなくふらふらと揺れる。

「あ、あの、エレオノールさん。ルイズはさっきやっと気がついたばかりで……」
「何か言ったかしら? この成り上がり! お黙りなさい!」
「……す、すんません」

 見かねて口を挟んだ才人はルイズ以上に凄みの効いた視線と声にびくりと身を竦ませた。

「エレオノール姉さま、もうそのくらいにしてあげて。私はもう大丈夫なのよ」

 後ろから遅れて入ってきたカトレアの声に、エレオノールはフン、と言って手を離した。

「……わかっているの? おちび。カトレアはあなたに治癒をかけ続けて倒れたのよ」
「はい……先程、使い魔から聞きました」

 ルイズは頬をさすりながらも、神妙な面持ちで一番上の姉を見上げる。
「あなたが身勝手な振る舞いをした結果がこれよ」
「はい」

 ルイズは唇をかんで俯き、素直に返事を続ける。
 先程似たようなことをしたばかりの才人はがしがしと頭をかいた。

「ねぇルイズ。今日ばかりはわたしもあなたに言わなくちゃならないわ」

 普段かばってくれるカトレアにそう言われ、びくんとルイズの肩がはねる。

130:未来図β 2
08/02/02 21:59:20 tvXrwvSE
「あなたはね、私たち家族にとっては、虚無の担い手ではないの。わかっているかしら?」
「え……!? だって、わたしには虚無の系統くらいしか」

 思わず反発しかけたルイズの口をカトレアは指でそっと押えた。

「……虚無の系統を使うあなただけにしか出来ない事が時にあるけれど……、あなたはね、
その前にわたしたちのかわいい妹よ。代わりなんていないわ。……だから、あまり無茶を
しないで。倒れたあなたを見たとき、わたし、心配で心臓が止まってしまうかと思ったわ」

「あ……。ご、ごめんなさい……ちいねえさま……!」

 大粒の涙を零しながら、ルイズはカトレアの胸に飛び込んだ。
 それを見たエレオノールは顔を顰め、ふいっと背を向ける。

「……まったく、カトレアはいつもおちびに甘すぎるのよ」

 泣いているルイズは気づいていないが、才人にはそれが聞こえてしまった。
 ルイズと同じで、どうにも素直じゃない長姉。
 ……その拗ねた横顔に、才人は思わず微笑んだ。

 彼女は愛情表現の形が違うだけなのだ。
 似ている割に、ルイズは気がついてないようだけれど。



 パン粥を一掬い。それをルイズの口元にやり、また一掬い。その繰り返し。
 立ち上る湯気の先でルイズは恥ずかしそうに、しかしおとなしく食べていた。
 意識は回復したものの、ルイズの身体は本調子にはまだ程遠い。
 気だるげに腕を動かすのが痛々しくて、才人が自分から強行したのである。
 部屋にはミルクとはちみつの、ほんのり甘い香りが漂う。

 東へ危険な長旅をして、戻って。ルイズが無茶をして倒れて、眠り続けて。
 そんなドタバタの後だからか、こんなのんびりとした時間は久しぶりに思える。
 介抱をするのは苦どころか、むしろ嬉しくさえあった。

 しかし、繰り返し続けて何度目か。
 ルイズはふと思案顔をして、口を開けるのをやめた。

「おいこら……、冷めちまうだろ。食えっつの」

 ぐいぐいと唇に押し付けて、やっとできた隙間からスプーンを押し込み、流し込んだ。
 ルイズは目を白黒させつつ飲み下し、それから、なぜかじっと見上げてきた。
 その視線の意図が解らない才人は困惑し、首をかしげる。

「……? どうしたんだよ。嫌いなのか? パン粥」

 さっきまでぱくぱく食ってたろうに。それに実家のメシなんて、いいじゃねえか。
 平民と違って家族が作ったメシじゃないにしろ、それでも一番慣れた味のはずだろ。
 そう考えながら言うと、彼女はパン粥はわたし好きよ、と言って首をふった。

「じゃあなんで食うのやめてんだよ。……胃の調子でも悪いのか?」
「違うわよ。……ねえサイト、元の世界に帰らなくっていいの? こんな風にのんびり、
わたしの世話焼いてないで、さっさと帰りなさいよ」
「そりゃあ、気にはなるけどさ……、お前、まだだいぶ調子悪いじゃねえか」
「寝ていればじきに治るわよ。アンタがここにいる必要なんてないわ」

 ……お姉さま方が様子を見に来る直前までは、あんなに素直でかわいかったのに。
 ケンカを売るかのような言葉選びに才人はため息をついた。
 以前の才人ならば、こういう物言いをされれば「とっとと帰れってか」と単純な思考で
腹をたてていたかもしれないが……。

131:未来図β 2
08/02/02 21:59:56 tvXrwvSE
 今の彼が思ったのは「そんな顔して、そんな声で、そんな事言うなよな」である。

 そっけない言葉に反し、気遣わしげに歪んだ顔。
 気の強そうな言葉に反し、いつもより幾分はりのない声。
 そんなにも心配してくれるのなら、ついでに言葉ごと心配してほしいものだった。
 こうもひねくれた言い方をされては、ごめんともありがとうとも言えない。

「お前が無理したのは俺のためだろ。……なのに、その無理した分も治らねえ内に放って
いくほど俺は不義理じゃねえよ。別に今すぐじゃなくても帰れるんだろ?」

 何かと気にしすぎては落ち込んでしまう、真面目で優しいご主人さま。
 ……だから、自分が好きでそうしているのだと伝えて、頭にぽんと手を置いた。

「でも、それじゃサイトのご両親が……。アンタが帰るのを心待ちにしてるはずだわ」
「そりゃなあ、行方不明になってずいぶんたっちまったしな、俺。だから、一度向こうに
行ったら、すぐにはこっちに戻れないと思うし、気がかり残したままじゃ行けねえよ」
「…………わかったわよ、そこまで言うなら仕方ないわ」

 不承不承といった風ながら、ルイズはうなずいた。
 才人は冷めかけのパン粥を再び彼女の口に運ぶ。

「さ、わかったんなら食え。早いとこ元気になってくれねえと困る」
「そうね、私が早く回復しなきゃ気兼ねなく帰れないものね」

 怒りもなく、至って真面目に、むしろ微笑んでルイズは言った。
 ……彼女は「困る」理由をさっきまでの会話と繋げて理解したらしい。

「…………。うん、そうそう。俺使い魔だしね。ご主人さまが弱ってると離れらんねえの」

 だから才人は、呆れ半分拗ね半分で、ぶっきらぼうに答えた。

 そりゃ、家族には会いたい。なんせ、もうずいぶん長いこと会ってないのだ。
 ルイズの言うとおり、向こうもまさに一日千秋の思いで帰りを待ってくれているだろう。

 ……けど、早く元気になって欲しいのは「好きな娘が寝込んでると心配だから」だ。
 けして「恩人の身体の具合が気になって帰るに帰れないから」ではない。

 ……たく、だから、こうして自分からお前を看病してんじゃねえかよ。
 今まで散々好きって言ってるんだから、そんくらい気づけっての。
 なのに、このご主人さまは……、未だに鈍感で。

 ……才人は自分の普段の鈍感さを棚に上げて、そんなことを考えた。

132:Lv.見習
08/02/02 22:03:19 tvXrwvSE
以上。
ああ、赤っ恥だけど一回投下って言っちゃったからのっぴきならんかったよ。
なんで読み込みこなかったんだろう?そしてなぜ気づかない俺ニブチン。
とりあえず読み込みなかった分おいしく読んでこようっと……。

白くてどろっとした液体をぐいぐい口に押し付けてムリヤリ飲ますっていいよな。
……ん?モチロン、パン粥の話ですよ?

エロには結びつかないけど二人の姉さんも大好きだ。
特にエレオノール様。なんていいツンデレ。
近くにいたら絶対身がもたないだろうけど……。

133:名無しさん@ピンキー
08/02/02 22:07:22 Rpcbr6f5
>>132
たぶん移転したせいだと思うな
俺はギコナビで板一覧更新しても読み込まずあわあわしてたら
移転板検索してようやく読めるようになった

134:Lv.見習
08/02/02 22:18:14 tvXrwvSE
>>133
そうなのか。教えてくれてありがとう。
俺JaneDoeStyleだけど、怪しんで板一覧更新・板更新・
スレッド再読み込み、とあれこれやってたのになぁ……。
ついでに違う操作なにもしてないのになぜ急によめる。不思議だ。


しかも間違って存在スルーしたのが205さんの不幸せな友人の続きとは。
大変なご無礼を致しました。遅ればせながらGJ!

135:名無しさん@ピンキー
08/02/02 23:13:11 Vpv/ItKz
>>134
俺もJane使ってて、
昨日か一昨日あたりに更新が無くて「(´・ω・`)?」ってなった
う~ん…三姉妹良いね。GJ

136:名無しさん@ピンキー
08/02/03 01:41:29 KWjo/BkT
>>114
狂気の発露の形が切ない。アン様関連で某画像版より甜菜↓
URLリンク(d.pic.to)
URLリンク(r.pic.to)
URLリンク(s.pic.to)

>>132
乙です。ミルクと蜂蜜を混ぜたパン粥って料理を初めて知った。

137:名無しさん@ピンキー
08/02/03 02:10:37 /e4tQviZ
メープルシロップで卵を煮る料理・・・・・・・

138:名無しさん@ピンキー
08/02/03 10:18:20 zMp/IXpE
携帯変えたらメモ帳引用できない機種だった……早くPC灰汁禁解除してくれ……

139:名無しさん@ピンキー
08/02/03 12:30:49 Qdj4od0w
保管庫の管理人って荒らしと変わらんな

140:名無しさん@ピンキー
08/02/03 12:41:17 KWjo/BkT
>>139
そんな荒れそうな話題は雑談用掲示板で語ってくだしあ。

141:名無しさん@ピンキー
08/02/03 12:49:02 zrRtZCXN
>>139
お前って馬鹿だろ。

142:名無しさん@ピンキー
08/02/03 12:50:21 qQzPVbp9
ageて荒れそうな話題を放り込む人には反応しないように。

143:名無しさん@ピンキー
08/02/03 12:50:26 1q2GG9x6
スルーでよろ

144:名無しさん@ピンキー
08/02/03 13:00:41 idFfz8ct
●REC

145:名無しさん@ピンキー
08/02/03 14:14:22 1Mit1xjQ
節分なんだからその辺に豆撒いて水に流そうや

146:名無しさん@ピンキー
08/02/03 16:22:14 Gu8NZjV8
姫様の豆を水で…ゴクリ

147:名無しさん@ピンキー
08/02/03 16:29:42 /nTcoQQG
>>146
そして姫様はサイトの恵方巻を頬張り(ry

148:名無しさん@ピンキー
08/02/03 16:31:45 nblWbneo
あれ、誰も見てないところでイッキ食いするはずなのに

サイト失神?

149:名無しさん@ピンキー
08/02/03 16:58:04 8Aqg9V8k
>>139
せめて自分で考えて怒ろうな。
雑談341の半日後にってwww
昼間で寝てて、見つけてよっぽどうれしかったのかよwwwwwww

150:名無しさん@ピンキー
08/02/03 17:09:30 Qdj4od0w
>>149
雑談板の住民が怒って自滅しようとしているように見える
制限かけて終わりなだけだろ

151:名無しさん@ピンキー
08/02/03 17:13:20 9n/cp6ew
>>150
それで済むならそれがいいな

152:名無しさん@ピンキー
08/02/03 17:18:07 TcdX9Xs+
お前ら少し前のレスぐらい読め
あと>>139=>>150(=管理人に反感持ってて軽い対処を望んでる誰か)

153:名無しさん@ピンキー
08/02/03 17:33:23 Qdj4od0w
アクセス制限すれば終わることを、荒らした奴の生活壊そうと躍起になってるんだよな
それによって消滅の可能性があるとかそういう流れだよな?

これどうみても躍起になってる側が馬鹿なだろ・・・

154:名無しさん@ピンキー
08/02/03 17:41:16 yh75jg1l
>153
「痛くなければ覚えませぬ」



つか、自業自得だわな

155:名無しさん@ピンキー
08/02/03 17:44:54 1Mit1xjQ
ID:Qdj4od0wが言いたいのはなんでこっちまで痛い目みないといけないんだ?ってことじゃね

実際俺も保管庫潰してまでやることじゃないと思うし個人サイトならまだ話は別だけど

156:名無しさん@ピンキー
08/02/03 17:57:33 7CR4S+Ab
荒しをいちいち相手にするのも荒らしだってばっちゃが言ってた。
そんなもんほっとけ。

157:名無しさん@ピンキー
08/02/03 17:58:21 Qdj4od0w
話通じる人もいるようだな
正直どっちが厨房かわからん
しかも色々提案してるのが管理してる側なんだよな
終わりすぎてる

158:名無しさん@ピンキー
08/02/03 18:02:19 m8sBupRc
躍起になってる(って言うのも言い方が悪いけど)人たちの自尊心の問題なんだろうね。
要するに、「通報するぞ」って脅しに対して、荒らしてた奴がビビッて謝罪すりゃ良かったのよ。
実際、前に特定人のSS削除してた奴のときはそういう風に事が収まったし。
でもいつまで経っても何のリアクションもないもんだから、
何とかして相手を凹ませよう、謝らせようと必死になってるわけだ。
そうでなけりゃ、「俺たちはあんな馬鹿な荒らしに負けた」って気分になるから。
現実的にはアクセス制限すりゃ済む話、ってのは全くもってその通りだと思うね。

しかし、ここまで来ちゃったらもうホントに通報するしかないのかもね。
雑談で騒いでる人たちも引っ込みつかなくなってる感があるし。
出来ればもう少し冷静になって、適当なところで妥協してくれるとありがたいんだが。

159:名無しさん@ピンキー
08/02/03 18:05:06 qQzPVbp9
俺たちにできることは何なのさ。
管理人に愚痴こぼしたってしょうがない。
なんか提案出来ることがあるなら雑談掲示板にでも持っていけば?

160:名無しさん@ピンキー
08/02/03 18:25:26 Qb97V433
>>158
何のリアクションも無いならまだいい、それに対して煽り返してるんだぜ?
ぶちきれてやることやっちゃろうじゃないかってなるのもまあ判らんでもない

161:名無しさん@ピンキー
08/02/03 18:26:05 Qdj4od0w
どっちもガキっすね

162:名無しさん@ピンキー
08/02/03 18:29:19 JQBaFH5z
>>161
覗き見必死だなww

163:名無しさん@ピンキー
08/02/03 18:36:22 7CR4S+Ab
>>160
そんな煽り返しに同レベルでつきあっちゃうのもどうよってな話。
・保管庫潰れるリスク犯してまで馬鹿ガキをしめるのと
・アク禁でもかけて後は適当に放置ってのと
どっちがスレ住人全体にとって有益かは分かりそうなものだと思うけどな。

164:名無しさん@ピンキー
08/02/03 18:49:31 TcdX9Xs+
今日の荒れ模様は俺にも一因が無いわけでもないが
いいかげんこの件について話は雑談用掲示板でやれ
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
件の人物への対応もそっちで決めればいい
以下この話題は誘導したあとスルーの方向で

165:名無しさん@ピンキー
08/02/03 18:52:24 6VTutsVD
アク禁かけても
本スレまで来たら一緒の展開だし…

166:名無しさん@ピンキー
08/02/03 18:54:02 6VTutsVD
>>164
リロ忘れた
すまん

167:名無しさん@ピンキー
08/02/03 19:27:57 d1gElD83
>159
>俺たちにできることは何なのさ。

エロいアン様SSを書くことだ!

168:名無しさん@ピンキー
08/02/03 19:31:40 1q2GG9x6
某有名コピペのパロ

「しりとり」

ここはルイズの部屋。暖かい春の午後。する事がない二人は
しりとりなど始めていた。言い出したのはルイズだ。
「私が勝ったら、もう二度と胸の大きな子に鼻の下を伸ばさないこと!!」
・・・だそうである。

窓から差し込む暖かな光の中、淡々と二人のしりとりは進む

サイト「で・・・。でるふ」
ルイズ「ふ・・ふ・・・フーケ」
サイト「・・・・・。け・・・けっけっ・・・」
ルイズ「何よ。はやく言いなさいよバカ犬」
サイト「けっけっけっけけけ・・・」
ルイズ「ふっふ~ん。無いのね?私の勝ちって事は、解ってるでしょうね!
     約束通り!もう二度と他の女の子の胸なんか見・・・」
サイト「けっ・・・結婚・・・・・・・しよう」
ルイズ「ふぇ!?」
サイト「・・・・・続き。お前の番だぞっ」
ルイズ「う・・・う・・・」
ルイズ「浮気しないと誓う?」
サイト「う・・うん」

サイト・ルイズ「あ」

とことん間抜けなサイトであった

169:名無しさん@ピンキー
08/02/03 19:52:46 HZ8AWt0d
恵方巻きの習慣をルイズに教えて食べてるときに声出しちゃいけないんだぞっていってイタズラする妄想が浮かんだ

170:名無しさん@ピンキー
08/02/03 19:56:47 K5C++mDg
いいなそれ…節分ネタ書きたいけど俺には文章力も妄想力も足りない

171:名無しさん@ピンキー
08/02/03 20:04:43 mc9Q+h40
>>170
ならC++で書いてくれ
ちゃんとコンパイルできるか確認してな

172:名無しさん@ピンキー
08/02/03 21:32:48 idFfz8ct
ルイズ→軽度から重度のヤンデレ

シエスタ→上に同じ

アン様→上に同じ

タバサ→クーデレ

ティファ→なんだろ


異論は認める

173:名無しさん@ピンキー
08/02/03 21:34:08 yTO0mTzr
>>168
プラネテスネタかよw
いつみてもいいネタだよな

プラネテス2期やらねーかな?

174:名無しさん@ピンキー
08/02/03 21:50:46 VSamUqa7
>>172
テファ→桃りんご

アニエスさん→アニエスさん

デルフ→困っちゃう

ムスカ→らくたろう

ノボル→ヤマグッティー

節分はネタにできるような世界観じゃねえもんな……

175:名無しさん@ピンキー
08/02/03 21:54:37 xBbgtCcs
歳の数だけ豆を食うというネタがあるじゃないか
姉さま大爆発必至の

176:名無しさん@ピンキー
08/02/03 21:58:51 +2K+k2y/
>>169
悪戯だけじゃ済まなくて、俺の股間の恵方巻きも食わせるつもりなんだろ?w

177:名無しさん@ピンキー
08/02/03 22:02:47 I9Rtv8sw
ルイズ→自分だけに好意が向けられるとデレ

シエスタ→デレから徐々にヤンデレ

アンリエッタ→すぐヤンデレ

タバサ→クーデレ

キュルケ→惚れるか惚れないかのはっきりしたツンデレ

モンモン→ルイズと同じ

アニエス→サイトから本気の好意のときデレる

ティファ→隠れたヤンデレ

イザベラ→デレデレ

ケティ→ツンデレ


異論はもちろん認める

178:名無しさん@ピンキー
08/02/03 22:04:57 qQzPVbp9
>>177
ハイ。ティファニアの略称はテファです。

179:名無しさん@ピンキー
08/02/03 22:44:43 MruCJIX3
テファ「あなたに……力を……」

180:名無しさん@ピンキー
08/02/03 23:01:11 6VTutsVD
サイト「デルフ、売るよ」

181:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
08/02/03 23:14:57 vjKIN4lI
さあみなさんお待ちかね!
誰も待ってないと思うけどゼロ魔エロパロスレのアホ担当が選択肢モノタバサルートをもってきましたよっと

…ていうか時間軸的には繋がってるからタバサルートとか関係ないけど。

182:タバサは俺の○○ ◆mQKcT9WQPM
08/02/03 23:16:39 vjKIN4lI
とりあえず、腰が抜ける前に開放された才人は。
名残惜しそうに見つめるアンをとりあえず浴場に案内して、自分は用事があるから、と学院内にシルフィードを探しに出た。
そしてアホ竜はすぐに見つかる。
というよりも、アホ竜が才人を発見した。

「捜したのねサイトーっ!『呪印』捕まえたのねーっ!きゅいきゅい!
 …って随分顔色悪いのね?」

シルフィードが指摘するとおり、才人の顔色は悪かった。当然である。
発情した牝奴隷が、一度咥え込んだ主人をそうそう離すはずもない。
ちなみに牝奴隷の攻め手が緩むまで本日は5ラウンドを消化した。
才人の顔は軽く青ざめ、心なしか腰が引けていた。

「ああ…そう見えるか…。
 実際しんどいよ、今日は正直もう寝たい気分」

なるべくなら、厨房によって生卵の2、3個も補充したいところではある。
しかし時間は昼を少し過ぎた頃。寝るには少々日が高い。
それに。

「何を言ってるのね!早く『呪印』を取り出さないと、あとの二人がやばいのね!」

そう言いながらシルフィードの広げた小さな紙切れには、二人の少女の名前。
タバサと、ティファニア。
この二人に、残り二匹の『呪印』が取り憑いているのである。
ちなみに『呪印』とは、人に取り憑き、その魔力を食らう、魔法生物である。

「今日中に二人ともなんとかしないと、たいへんな事になるのねー!」

『呪印』が食らうのは魔力。つまり人の心の力である。
心の力を食われたものはどうなるか。心の死んだ人間は…すなわち廃人である。
しかし。

「あとの二人って…イタヅラだけで済まないじゃん…」

げんなりした顔で才人は言う。
『呪印』を宿主から引き剥がす方法は唯一つ。
宿主を興奮させ、体内の活動を活発にさせればいいのである。
つまり、タバサとティファニアにイケナイ悪戯をして興奮させなければならないのであった。
だがそれこそが問題であった。
そもそもこの二人、才人と肉体関係がある。
タバサはここ数ヶ月で既に全身開発済みだし、ティファニアに至っては最近才人との関係が進展してなんだかはりきりつつあるのだ。
そんな状態で悪戯なんかしたら間違いなく、その代償に才人が廃人になることは目に見えていた。
そんな才人に、シルフィードが笑顔で緑色の丸薬を手渡した。

「大丈夫なのね!はいこれ」
「…ナニコレ」
「淫竜特製の精力剤なのね!コレ呑んで元気になるのね!」
「…どっから手に入れてんだよこんなもの…」

しかし背に腹は換えられない。
才人はその丸薬を手に取ると、丸呑みにした。

「すぐは効かないと思うのね。でも移動時間中に回復すると思うから」
「…そうなることを願うよ」

やっぱりゲンナリした顔で、才人は応える。
そして、シルフィードは元気一杯宣言した。

「さー、次はおねえさまの番なのねー!きゅいきゅい!」

183:タバサは俺の○○ ◆mQKcT9WQPM
08/02/03 23:17:37 vjKIN4lI
私は知っている。
この感覚を。
何の感慨も沸いてこない、心のどこかにぽっかり穴が開いているような、この感覚。
そう、確か、シルフィードが言っていた。
『呪印』とかいう魔法生物が、私に取り憑いた時の感覚。
…いつの間に。というより、まだいたの?
私は椅子に掛けたまま、あのときの事を思い出していた。
サイトに、思い切り辱められた。
窓に押し付けられて。
外から見えるように。
思い切り脚を開かされて。
乱暴に、何度も犯された。

…とくん。

その回想に、私の中で何かが震える。
…あれ…?
前の時と違う。
前は、この程度じゃぜんぜん心が震えなかった。
というよりも、サイトに愛撫されている間ですら、身体だけが反応して心が一切動かなかった。
でも。
今は違った。
サイトとのえっちを思い出す。

…とく、とく。

背筋に軽い悪寒が走って、私の中を微弱な官能が走り回る。
…いつも自分でする時みたいに、乱暴な衝動じゃあないけど。
確かに私の心は震えている。
この『呪印』は魔力を、心の力を糧とする。
しかし、宿主の身体の中にいられるのは、宿主の心が震えていないときだけ。
羽虫が火に入れないのと同じような理屈だろうか。
だったら、心を震わせて追い出してしまえばいい。
…あの時、サイトが私にしたみたいに。
きっとサイトは来てくれる。それまで、私は私の勇者が来るまで、心を震わせていればいいんだ。
私は椅子の上でショーツを脱ぐ。
つう、とショーツと私の女の部分の間に、粘液の糸が渡される。
そこは、サイトと逢うまで、ずっと一生使うことはないだろうと思っていた場所。
今は、彼を悦ばせるためだけに存在する、彼のためだけの場所。
そして将来は…彼がよければ、なんだけども…。
うんと、彼の子を…孕むための、場所。
…ちょ、やだ、私何考えてるのかしら…っ!
その想像に、また心が震える。頬が熱くなる。
よ、よし、この調子で…!
そして私は妄想する。
一番、恥ずかしい事を。彼にされて、一番、嫌で、恥ずかしくて、死にそうになることを。
それは、『あの行為』を彼に見られること。
汚いものを吐き出す自分を、彼に見られること。
それを、想像する。

…ちゅく。

指が、自然に股間に伸びていた。
そこは、自分の妄想で、とろとろに融けていた。

184:タバサは俺の○○ ◆mQKcT9WQPM
08/02/03 23:18:31 vjKIN4lI
…やっぱり私、変態さんになっちゃったのかも。
恥ずかしくなるのがキモチイイ。すごく、ゾクゾクする。
こんなの、普通の女の子は考えない。絶対に。
…こんな、淫乱で変態な女の子は、だれも娶ってくれないだろう。
それがたとえ、ガリアの王族でも。
だから私は、心に決めている。
私は彼の物。ずっと一生。
私に刻まれた彼の刻印は、一生消えない。
彼の跡をなぞる様に、指が勝手に動く。
湿った私の中を、指が前後する。

ぐちゅ、ぐちゅ。

だから、サイトには、責任を、とって、もらわなきゃ…。
ゆびで、硬くなった所を押してみる。

ぷちゅ、くちゅっ!

きも、ちいい…っ!
こんな、えっちな、あ、あな…。
えっちな、か、からだに、されちゃったんだから…。

「サイト、さいとぉ…」

声が、かってに…!
でも、よばなきゃ…!
わたしは、考える…。
さいとに、あのひとに、見られてるって…。えっちな、だめな私をいっぱい…。
やだ、みないで…!でも、もっと見て……!

「さいとぉ…!は、はやくぅ…!」

ばたん!

突然扉が乱暴に開いた。
来た。来てくれた。
私の、勇者様…!

「助けに来たのねおねえさまーっ!」

お前は呼んでない。
私は全力で隣の椅子に立てかけてあった杖を、シルフィードの脳天めがけて放り投げた。

185:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
08/02/03 23:19:21 vjKIN4lI
そしてまた『つづく』なのじゃ!
んじゃスマブラXやってくるーノシ

186:名無しさん@ピンキー
08/02/03 23:25:46 9n/cp6ew
>>185
>お前は呼んでない
ワラタwwwなぜかそのセリフだけものっそい冷静www
続き待ってます。GJ!

187:名無しさん@ピンキー
08/02/03 23:28:30 qQzPVbp9
>>185
乙です。
無印時代はカービィ強かったんだけどなあ・・・


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