08/05/27 23:23:07 U/AEC/I0
それから、十数年が経った。
成長したダナエの息子、ペルセウスは冒険の旅の途上で、波が打ち寄せる孤
島の岩壁に乙女が縛り付けられているのを発見した。
「おお、なんという美しい娘なのだ」
ペルセウスはたちまち彼女の虜となった。
彼女の名はアンドロメダ。聞けば、国を荒らす大海獣を鎮めるための生贄と
なっているのだという。
「そうか。それならば、俺が大海獣を倒してやるから─」
ペルセウスは言った。
「─俺の妻になれっ!!!」
……………………。
まあ、その、なんだ。
相手の意思確認という過程をすっ飛ばし、力で女を奪い去ろうとするのは、
血統ということなのだ。
やがてこのペルセウスの孫娘に、性懲りもなくゼウスは欲情する。
自分の曾孫を犯したくて仕方ないという、困った最高神は彼女の婚約者に化
けて彼女に身体を開かせる。
神の力で一夜を三倍に延ばすという荒業まで使って、たっぷりと彼女を犯す
ことになるのだが、それはまた別の話。
おわり