逆転裁判エロパロ第11法廷at EROPARO
逆転裁判エロパロ第11法廷 - 暇つぶし2ch192:成歩堂×真宵 13/14
08/04/09 22:02:22 6zCWIpHw
成歩堂は迷う。
真宵を抱くことにではなく、どんな体勢をとるかということに。

温泉につかりながらは‥‥やったことないな。
立ったままというのも‥‥ちょっと難しそうだ。
真宵ちゃんに床に寝てもらうのも、痛そうで悪いし、なによりぼくの足も痛そうだ。

「ね、なるほどくん」
「なに?」
「その、部屋に戻る?」

真宵がそう問いかけてくる。だが、それはもとより選択肢にない。

「ごめん、もう待てないから」

そう言うと、成歩堂はバスタオルをしき、仰向けに横たわる。
もちろん彼のそれは天を突き、真宵は今更ながらに顔を赤らめた。

「ええと、なるほどくん、まさか‥‥」
「うん、真宵ちゃん、ぼくに跨って」
「むっ、無理だよ! そんなはずかしいかっこ!
 全部見えちゃうし!」
「恥ずかしくないよ。綺麗だよ」
「ばかっ!」

罵声をあびせながら、おずおずと成歩堂に近づいていく。
下から眺める彼女の姿に、成歩堂はあらためて年月を感じ、
思考がすこし落ち着いたところで、あることに思い至った。

「ああ、そうか‥‥その、避妊具を、つけないと」
もちろん手元になどない。けれど、今更止められはしない。
外に出すことで、大丈夫だろうか?

「いらない」

聞いていないように、真宵がおなかのあたりに、腰を下ろす。

「いらないって」
「こども、欲しい」
成歩堂の唇に軽く口付けて、体勢を戻す。

「みぬきちゃんの、弟か、妹」


193:成歩堂×真宵 14/14
08/04/09 22:07:01 6zCWIpHw
成歩堂の片手を支えとして握る。
腰の位置をずらし、ゆっくりと落としながら、おぼつかない手つきで
自分へ誘導し、成歩堂の先端を埋める。

んっ‥‥
ひきしぼった口からわずかに声が漏れる。
お湯とは違う液体ですでに潤ってはいるが、なかなか異物を受け入れようとはしない。
ひざはかくかくと震えながら、真宵の痛みをつよくする。

成歩堂は真宵の腿のあたりを持ち、フォローしようとするが、
なかなかコントロールはとれず、かえって痛みを助長しているかもしれない。
言葉はかけない。その姿を、ただ見つめるだけだ。

それでもやがて、終わりは来る。
全てを埋めたまま、しばらく呼吸を整える真宵。
「入ったよ、なるほどくん」

成歩堂はゆっくりと上半身を起こし、真宵を前面に抱える。
あの頃よりは重くなったであろう彼女を、いたわるようにゆっくりと上下に揺らす。

我慢する顔を見ながら、離さないようにきつく包まれた部位をぐいぐいと
突き上げる。まだ痛みしか感じていないであろう真宵も、必死でそれについていく。
報酬は、自分を求める成歩堂の表情と動きだけで十分だった。

「真宵ちゃん、そろそろ出るよ」
「‥‥うっ、うんっ、いいよ。な、なにかしたほうがいいのかな。
 力をいれて塞ぐとか、えっと、なんか手でふたをするとか」
いってから、とりあえずやってみたのか、しめつけがよりきつくなる。
笑いとそれが同時にやってきて、危うく漏らしてしまうところだった。

「大丈夫だよ、そんなことしなくたって」
「だって、漏れちゃったらだめなんじゃない?」
「‥‥今度それは教えてあげるけど。
 漏れたってかまわないよ」

真宵がちょっと拗ねた目で見つめる。子どもができないほうがいいのかと問う。

「そのときは、もう一度真宵ちゃんに同じことをしてあげるから」
動きを早める。限界は近い。
真宵はもう成歩堂の首にしがみついているだけで精一杯だ。

「なるほどくん、なるほどくん‥‥」
「好きだよ、真宵ちゃん」

真宵の耳にその言葉が届く。
言葉とともに真宵の中に解き放った。
今までにないほどの量の精液が、本来の目的のため真宵の中を駆け上がっていく。


身体を倒し、膝の上に抱いていた真宵もそのまま自分に倒れこませる。
荒く息をつきながら、真宵の向こう側に桜が映りこんだ。

「‥‥真宵ちゃん、今度みぬきの入学式に来てくれないか。
 会わせたい人がいるんだ」
「‥‥?」

見当がつかなかったのだろう。元より頭も回らない。
尋ねようとしたところを、今度は成歩堂が胸に抱きこんだ。
そのまま抵抗せずに、心音を聞こうと真宵は目を閉じる。
わずかな風に散らされた桜は、成歩堂と真宵の身体にも降りかかった。

194:名無しさん@ピンキー
08/04/09 22:08:05 6zCWIpHw
以上です。
書き込みが失敗しまくったせいで、時間がかかってすいません。

195:名無しさん@ピンキー
08/04/09 22:15:05 im3OI6/q
乙であります
途中からリアルタイムで拝読致しましたがいいものですな
真宵の切ない女心とナルホドの後悔が
7年あるいは8年という年月の重さを象徴していて
胸が詰まりそうになりました

兄妹の方も楽しみにしています

196:名無しさん@ピンキー
08/04/10 02:13:41 nLWFFU3N
GJ!!

197:名無しさん@ピンキー
08/04/10 23:27:48 QFQykxre
GJ!また助手として戻ってきてほしい

198:名無しさん@ピンキー
08/04/11 12:30:13 ut5nC6cY
GJ!!!!!!!!!!!!
やっぱりナルホドとマヨイちゃんの関係はいいな


199:名無しさん@ピンキー
08/04/12 08:54:45 +Rh+zDxd
逆転検事、冥たんとマコたんは絶対出てくるよな。
ナルマヨは3-5のミツメイみたいに真打ち登場!って
感じでここぞというとこで出てくれると嬉しい。

以上、カプ厨の独り言。

200:名無しさん@ピンキー
08/04/12 14:26:44 BK/5yljJ
>>199
同意

201:名無しさん@ピンキー
08/04/12 14:28:32 CrEzIQeR
冥タン連れまわしたい…
岩元さんってミツメイな発言してたから期待してる

202:名無しさん@ピンキー
08/04/12 15:33:28 Um6JP03Q
>>201
kwsk

203:名無しさん@ピンキー
08/04/12 18:46:25 ziV72O0x
ミツメイカモン!!

204:名無しさん@ピンキー
08/04/12 19:06:04 Fn9wV6t2
マコさんは証言者や目撃者でだしやすいしね。
ミツメイは検事同士だし、物語的には出方によって難しいかなと思いつつ、
ちょっとした会話でも萌えるからちょこちょこでてほしいな。

弟弟子にツンデレなメイたん。デレがなくてもいいから(w

205:ミツメイ 1
08/04/13 10:56:31 AkKl5mOO
裁判所を出ようかという時に、電子音が鳴った。

「御剣検事の携帯じゃないですか」
帰り支度をしていた職員が言った。

どうせ糸鋸刑事あたりだろうと思いながら見る。

「今日、行く」

そっけない文章。
こちらの都合を聞くでもなく、許可を求めるわけでもない。
まったく、この姉弟子にはかなわない。

なんの用事だろう。
どうせ、回ってきた案件が気に入らないとか、刑事課がたるんでいるとか、そういうことだろう。
もしかして、なにかの資料を貸してくれとかいう用かもしれないが。

私は仕事をきっちり終わらせてから、まっすぐ自宅へ戻った。
夕食を済ませていないが、冥はどうするつもりだろう。
どこかへ連れて行けと言われる可能性もある。

部屋に入って上着を脱いだところで、インターホンが鳴った。
お早いお着きらしい。
オートロックを解除し、部屋のドアを開けると、狩魔冥が立っていた。
今朝、検事局の廊下で見かけたときのままの服装。
表情は、――不機嫌。

どうぞ、と言うより早く入ってくる。
「夕食はまだだろう?」
言うと、首を横に振った。
「用が済んだら、すぐに帰るわ」
「用?」
冥はまっすぐリビングを横切って、寝室のドアに手をかけた。
「開けるわよ」
開けられるのは構わないが、目的がわからない。
冥はドアノブを回すと、私を振り返った。
真剣な顔。
「来て」
なんだ?
私は素直に冥について行く。

どうやら私には、このお嬢様には逆らわない、というプログラムが組み込まれている。
「寝て」
見えない銃を突きつけられているかのような従順さで、私はベッドに仰向けになった。
まさか、首を締められはすまい。
――恐らく、だが。

冥は横になった私の上に馬乗りになる。
本当に、首を絞められるかもしれない。

ちらっと、そう思った。



206:ミツメイ 2
08/04/13 10:57:20 AkKl5mOO
冥は言葉少なに私を見下ろし、シャツのボタンに手をかけた。
ひとつずつ、外していく。
全部外したところで、胸をはだける。
かするように触れた手が冷たい。
体調でも悪いのかとその指先を握ると、冥はその手を振り払った。
「動かないで」
……ム。

しかし、目的が一向にわからない。
なぜ、私は脱がされているのだ?

冥の手が、ベルトをはずした。
静かな部屋に、金具の音と冥の息遣いだけが聞こえる。
「腰、上げて」
言われるままに体を浮かせると、冥がズボンを引き抜いて靴下と一緒にベッドの下に落とす。
枕から頭を上げると、冥は真剣な顔で、私のボクサーパンツを見つめている。
これも、脱がせるつもりなのだろうか。

今度は、生体解剖、という言葉が浮かんだ。
惨殺事件の被害者の写真を思い出した。
いやいや、それはないだろう。
――恐らく。

冥の指が、下着を引き下ろしにかかった。
真剣な顔で、私の衣服を脱がせる。
最後に、腕と肩に絡み付いていたシャツを取り払われ、私は冥の下で全裸になった。


「その、冥。どういうことか、聞いてもいいのだろうか」
この状態で言うには、あまりにも間の抜けたセリフかもしれなかった。
冥は、じっと私の腰を見つめている。
真剣な目で。

なんだろう。
私のコレは、なにかの事件の重要な証拠品なのだろうか。

保管用のビニール袋に入れられたコレを想像すると、ぞっとする。
まさか。まさか、持っていくつもりではないだろうな。
冷やりとした感覚。
冥の指が、触れる。

ちょ、ちょっと待て。

その言葉は、冥の手で柔らかく握られることで封じられた。
珍しい壊れものに触れるように、冥は真顔でそれを扱う。
手のひらに包むように柔々と握ったり、指先でつまんでみたり、そっと擦り上げるようにしてみたり。
…そのようなアレは、困る。
背中に軽い痺れが走り、冥は目を見張って手元を見つめた。

仕方ないではないか。
私とて、健康な男なのだ。

冥はそれを見つめたまま手を離し、自分の服に手をかけた。
今度は、私が目を見張った。
視点を動かさず、私の太腿をまたいだままで冥はブラウスのリボンをほどく。
目の前で冥が下着姿になる。
ためらいもなくその下着にも手をかけ、私の目に二つの桜色の突起と白いふくらみが飛び込む。
膝立ちになって、スカートにも手をかける。

207:ミツメイ 3
08/04/13 10:58:05 AkKl5mOO
――まったく、わけがわからない。

下着を取り去って裸になった冥が、私の胸の両側に手を付いて前かがみになる。
目の前で、胸が揺れる。
触れたら、殴られるだろうか。
冥は片手を下に下ろし、私に添えると、そのまま腰を下ろした。

まさか。

しかし、まだ固さの足りないソレは、冥の乾いたその場所を上滑りするだけだ。
何度か往復し、冥は眉根を寄せて体重をかけてきた。

「ま、待て!」

折れる。

私はあわてて冥の腰を両手でつかんで支えた。
場所も角度も違う。

冥は肩を落として私の脚の上に座り込んだ。
「…どうして、できないの」
私は肘をついて上半身を起こした。
弱々しい拳が、胸を叩いてきた。
「どうして。なぜ?」
冥の表情がゆがむ。

まったく。やれやれ。

「どうするつもりだったんだ?」
足元に丸まったタオルケットを引き寄せて、冥の肩にかけてやる。
「できると思ったのに」
それはつまり、そういうことを?
それにしては、無茶苦茶もいいところではないか。

「なにがあった?」
脚の上に冥を乗せたま、片手で起こした上半身を支え、もう一方の手で冥の髪を撫でた。
しばらく冥は不機嫌そうにうつむいていたが、そのうちぽつぽつと話し出した。
「若いからって、馬鹿にして…」
どうやら、扱った案件のことで検事局の同僚たちから陰口を叩かれたらしい。
若くして検事になり、ろくな人生経験もないのに被告人や被害者に偉そうなことを、ということだろう。
そのくらいのことなら私もずいぶん言われてきたが、冥の場合、父親のこともある。
ベテラン検事たちに文句を言われるな、というほうが難しい。

今、冥がどんな事件を担当しているのかは、さすがに聞けない。
守秘義務というものがある。
それでも今回は、なにをしても気に入らない先輩たちのイヤミがずいぶん堪えたのだろう。


208:ミツメイ 4
08/04/13 10:58:50 AkKl5mOO
「……なるほど」
私は納得した。
「で、今のこれはなんだ?」
冥が、唇をとがらせた。
「だって。…したことなかったから」
それには、さすがに少し呆れた。
とにかく、したことのないことをやってみて人生経験を積もうとしたのだろうか。
手っ取り早いのが、これだったというわけか。
「まったく無茶をするんだな。キミは」
「できると思ったもの。私だって、なにをどうするかくらい知ってるのに」

なにを、どうするか。
それしか知らずに、やってみようと思ったのか。
冥が真剣なだけに、私は思わず笑いそうになった。
「なによ」
「いや。…その相手に私を選んだのはなぜかと思ったのだ」
「……だって」
「私なら、逆らわないと思ったのだろう」
「……」

まったく、まったく、困ったお嬢様だ。

「姉弟子にむかって、生意気よ」
冥の両手が伸びて、私の顔を両側からつねり上げた。
痛いではないか。
私はその両手をつかんで引き離し、そのまま腕を背中に回した。
引っ張られて、私に倒れこむ形になった冥の顎に指をかける。

驚いた顔の冥に、キスした。
顎を挟んだ手に力をこめ、唇を開けさせて進入する。
冥が舌を奥に引っ込めた。
不慣れなことこの上ない。
それでもしばらくされるままになっていた。
唇を離すと、うつむいた。
「なによ」
「したいのだろう?」
「…場所が違う」
なるほど。
そういう、認識なのだな。

私は腰をずらして冥の肩をタオルケットごと抱いた。
どうも、この体勢はきつい。
「そうだな。キミがしようとしたのは、裁判だ」
「なんですって?」
「だから。その前に、あるだろう。警察から事件が送致されてきたり、取り調べたり、起訴状を書いたり。そういう手順が必要なのだ」
この例えは、わかりやすかったらしい。
冥は、納得したように頷いた。
「じゃあ、今のは?」

――そうだな。

私は冥の体を抱きかかえるようにしてベッドに倒した。
「事件発生、だな」
冥が私を見上げて首をかしげた。
「じゃあ、これは?」
冥に覆いかぶさるようにして、もう一度キスをした。
手を、頬から首筋へ滑らせる。

「逮捕」

209:ミツメイ 5
08/04/13 10:59:29 AkKl5mOO
丹念に、冥を取り調べた。
こんなことが必要なの、と言う冥の口をふさぐ。
そのまま下に下りていく。
両手で包んでいた乳房をそっと揉みしだいた。
やわらかく、あたたかい。
心臓が、トクトクと早く打っている。
先端に舌をつけると、ぴくっと震えた。
そのまま、ゆっくりと舐め上げる。手のひらで、肩から腕にかけて撫で下ろす。

指を絡めるように手のひらに這わせると、まだ指先が冷たい。
緊張しているのだということに思い当たる。
胸から顔を離して、つないだままの手を持ってきて指先を口にふくんだ。
冥の指先が私の口の中で暖まる。
冥が空いた手で私の肩先を押して体を起こした。
ベッドに付いて体を支えていた手を取られる。
私たちは向かい合って座る形で、見つめあいながらお互いの指を舐めた。

冥が先に笑った。
「くすぐったい」
自由になった手を背中に回して抱き寄せる。
そっと撫でる。
「…んっ」
冥が声を上げた。
背中を大きく撫で上げ、軽く肩を噛む。
そのまま手を腰に下ろし、前に回して乳房をつかんだ。
乳首の先端に指先を当てる。
そのままこねるように回す。
「ん、ふ…っ」
甘い吐息。

「いま、どこ?」
何度も乳首を吸い上げては離し、ぷるんとした感触を楽しみながら太腿を撫でていると、冥が聞いた。
「…取調べだな」
「長くない?」
「自白がないんだ」
手を内腿に滑り込ませる。
「自白?」
冥が本能的に脚を閉じようとした。
「ウム。尋問に答えろ」
一度は強張った脚から、力が抜ける。
さっきは乾いていたその場所に指を向ける。
縦になぞりながら、音を立てて乳首を吸った。
「なに…?」
「どこがいい?」
被疑者は、尋問の意味がわからないようだった。

今度は、もう少し大きく乳房を吸いたてた。
「どこが気持ちいい?」
ぱっ、と冥の顔が朱に染まる。
「こっちか」
体を横にして背中にも舌を這わせた。
「あんっ」
背中から抱いて肩甲骨のあたりに赤く跡をつける。
その間にも片手で胸を揉み、下にも指を入れる。
「尋問だ。どこがいい?」
くちゅ、という音がした。

指先で乳首をつまみ、脚の間にもぐりこませた指先で敏感な芽に触れる。
「きゃっ…!」
冥の体が反り返った。

210:ミツメイ 6
08/04/13 11:01:49 AkKl5mOO
「ここ?」
力を入れすぎないようにそっと捏ねた。
「あ、あっ、だめ、いやっ」
後ろから抱きしめられた姿勢で、冥は前に回された腕を押し返そうと必死になる。
「自白がないと調書が書けないのだが」
「あ、…もうっ!」
息を乱して冥が泣きだしそうな声を上げた。

私は冥の脚の間に移動し、そこに顔を埋めた。
「い、きゃ…!」
大きく何度も舐め上げる。
「あ、あ、んっ!」
「気持ちいいか?」
冥の腰が撥ねた。
「ん…」
やむをえない。
自白、とみなそう。

すでにたっぷり濡れている。
膝の裏に手を回して開く。
「起訴だ」
バカ、と言われたような気もする。
「できるか?」
冥が頭を上げて、自分の中に進入しようというモノを目で確かめた。
こくっ、と喉が鳴る。
「これ…、大丈夫かしら…」
さきほどとは形状が違う。
「無理か?」
先端を押し当てて滑らせた。
「…できるわよ」

まったく、気の強いお嬢様だ。

場所と角度を定めて、腰を進める。
「やっ…」
反射的に痛みで引こうとする体を抑えつけた。
「できないか?」

今にも泣き出しそうな顔のまま、冥が小さく叫んだ。
「できるわよ!」

この気の強さが、たまらない。

それでも、なるべく痛みを与えないようにゆっくり動いた。
次第に潤いが増し、動きも滑らかになる。
「…っ、あ、んっ…、ん!」
冥の表情が変わる。
私の両肩に乗せられた手が、強くつかんでくる。
熱い壁が私を包み込み、絡みつき、絞り上げる。
「はっ、はっ、あっ」
速度を上げると、冥の体がうねった。
きつい。
思わず、呼吸が乱れる。
「…くっ」
「あ、や、いやっ!やめ…、ああんっ」
逃げようとする腰を抱き寄せて突き上げた。
「ん、ああ!」
冥がぎゅっと抱きついてきた。
締め上げられる。


211:ミツメイ 7
08/04/13 11:02:25 AkKl5mOO
冥がしがみついたまま喉を反らせた。

ギリギリのところで引き抜く。
その先を考えていなかった。
どうにもならず冥の腹の上に出した。
体をひくつかせ、冥が泣き出した。
「あ、いや、すまん」
あわてて、手近なタオルケットを引き寄せてぬぐう。
そんなにイヤだったか。
いきなり体の上に出されたのがショックだったのかもしれない。
冥は腕で顔を覆って、グスっと鼻を鳴らした。
「冥、まだ気持ち悪いか?ちょっと匂いが…」
ふき取った後に顔を近づけてみる。
「洗ってくるか、風呂を入れよう」
起き上がろうとすると、冥が腕をつかんだ。
「いや、行かないで」
そのまま、しがみついてくる。

「違う、ちょっとびっくりしたけど、大丈夫」
ほっとする。
「だから、いいの。そうじゃないの」
なるほど。
私は冥の体に腕を回して抱きしめた。
初めての経験に気持ちがついていかないのだ。
しばらく抱いていると落ち着いたのか、くすっと笑う。
「私、できた?」

顔を見つめ、唇を重ねた。
おずおずと舌を差し出してきた。
それを吸いたてる。
「ん…ふ」
一度離して、また吸う。
繰り返すと、冥の体から力が抜けた。

くうっ。

いきなり、冥の腹が小さく鳴った。
見ると、冥が真っ赤な顔をしていた。

そうか。夕食がまだだったな。

私は膝の上に冥を抱きかかえて、腹に手を置いた。
「がんばって、上手にできたら腹が減ったか」
冥が、また拳で私の胸を叩いた。

用が済んでも、私の方で冥を帰すつもりはなくなっていた。

212:ミツメイ 8
08/04/13 11:03:50 AkKl5mOO
「ああ、その。さっきの話だがな」

バスタブで後ろから冥を抱いてお湯につかりながら、私は言った。
「長く生きてるだけで、法律改定すらろくに把握できていないオヤジの言うことなど、気にすることはない」

パチャ、とお湯の音がした。
「…でも、知らないことがたくさんあるのは本当だわ」
まあ、それはそうだ。
しかし、検事が独身だからと言って離婚訴訟を扱わない、という理由にはならない。

お湯の中で、先ほど汚した冥の腹に手を回した。
「私にわかることなら、教えてやる」

もう一度、冥の腹がくうっと音を立てた。

思わず笑うと、冥が自分の前にある私の腕をつねった。

「弟弟子のくせに、生意気よ」




213:名無しさん@ピンキー
08/04/13 11:04:27 AkKl5mOO
以上

214:名無しさん@ピンキー
08/04/13 12:10:42 S8SJTyUQ
GJ!!
積極的な冥タンもたまにはいいですな~

215:名無しさん@ピンキー
08/04/13 13:39:08 wl3tGMrS
天然不器用さん萌え

216:名無しさん@ピンキー
08/04/13 15:58:32 sgrJvOld
GJ!!!
これはいい逆レイプ(未遂だけど)
やられてる最中の御剣の心理描写にワロタw

217:名無しさん@ピンキー
08/04/13 20:28:23 YKEN5/Le
おいしいな。ミッちゃん。
でも二人ともしごくマジメなのがw

218:sage
08/04/13 20:47:08 x/Q2xVKB
GJ!
最近ミツメイにはまったんですがかなり萌えさせていただきました!

219:名無しさん@ピンキー
08/04/13 23:04:03 sNKl/D17
ミツメイGJ!
冥ちゃんの無茶なわがままを優しく受け入れてあげるみっちゃんに萌えた

220:名無しさん@ピンキー
08/04/14 12:14:07 i0F+FC3K
>成歩堂×真宵
>ミツメイ

GJ!
ナルマヨミツメイと二本続けて読ませてもらいました。
どちらも神SSな上自分が一番、二番に好きなカプで嬉しかった

ナルマヨの切ない感じと二人の関係も
ミツメイの思わず笑ってしまいそうになる関係もどっちも萌えたよ

221:名無しさん@ピンキー
08/04/15 07:41:35 hE2Bwvtb
エチーに関しては真宵のほうが知識ありそう。
冥はこのくらい無知な天然のほうが萌え。

222:名無しさん@ピンキー
08/04/15 09:33:55 jfbOg5ZP
キリオと誰かで絡ませてくれ

223:名無しさん@ピンキー
08/04/15 21:42:05 81aKbIaT
>>221-222
合わせると霧緒が冥に性教育を施すのか

224:名無しさん@ピンキー
08/04/15 21:46:58 v5DLkY3H
>>223
それだ

225:名無しさん@ピンキー
08/04/16 00:44:10 mbqQZ6Bd
>>223
そこに実験体として拘束された御剣を放り込んでみたいw

226:名無しさん@ピンキー
08/04/16 01:50:01 i4sEU+nk
ここの住人は逆検にはどういう方面に期待してる?

227:名無しさん@ピンキー
08/04/16 06:41:31 gXzS5QY+
ゲームの中身と妄想は分けて・・・・

ヒロインが多量にでればミっちゃんとノコさんとなんかしら妄想余地ができると。
他の男キャラでもいいんだけど。
メイたんとマコちゃんはちょろっとでもでればいいなあと。

228:名無しさん@ピンキー
08/04/16 16:07:29 oNOH4oFi
1~3のキャラがそのキャラらしさを出せていれば
細かい部分は許容できるよ

4にはそれがなかった・・
3と4のナルホドは別人過ぎる


229:名無しさん@ピンキー
08/04/16 16:10:11 uNpT25ob
ミツメイ・イトマコ要素があったらいいなあ


230:名無しさん@ピンキー
08/04/16 20:12:23 O9R940Je
 ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ( ・∀・)<ゲームとして面白ければそれでいいな
 ( 建前 )  \_______________
 | | |
__(__)_)______________
 ( _)_)
 | | |
 ( 本音 )  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ( 。A。)<いいから冥を出せ冥をおおおおお!!!!
  ∨ ̄∨   \_______________


いや、実際は両方とも本音なんだけどねw

231:名無しさん@ピンキー
08/04/16 23:22:38 3cWD0fJ2
脚立さえ出てくれればそれでいい

232:名無しさん@ピンキー
08/04/17 06:21:54 xfdz+4ws
大場さん・・・・

このスレではみたくないけど(w

233:名無しさん@ピンキー
08/04/17 12:42:41 OdObODkN
カプ厨もヲタ男も腐女子も一般ゲーマーもみんなが楽しめて満足出来るといい

234:名無しさん@ピンキー
08/04/17 22:21:37 nxIT9y+q
>>221
経験は冥のが早い気がする
で、「どうでした?やっぱり痛い?」みたいに
真宵から質問攻めを食らってそう

まぁ、クイーンオブ耳年増は茜だと思ってますが

235:名無しさん@ピンキー
08/04/18 07:14:33 43c6Lhrh
>>234
その会話ネタで見てみたい
前の立ち聞きネタみたいの

ん?
ということは、成歩堂より御剣のほうが手が早いということだな?

236:名無しさん@ピンキー
08/04/18 19:36:28 Y5CjF4jm
ミツメイは幼い頃からっつうアドバンテージが(w
ナルホドは手が早そうで早くなさそうな気も。
兄妹(恩師の娘)と友達(恩師の妹)、どちらが壁を壊しやすいんだか。

237:名無しさん@ピンキー
08/04/18 21:28:06 jsNT/w7k
冥はミツメイを除くと意外に非処女設定の話が多かったりする。
対して真宵は恋人設定と特殊なシチュ以外では
誰が相手でも初体験な神聖童貞ならぬ神聖処女。

どっちも基本的にはオボコっぽい印象なのにこの違いは何なんだろう?

238:名無しさん@ピンキー
08/04/19 00:00:54 oiwtXT24
ものすごくマイナーだけど大庵×茜とかないかな…。

なんか似たもの同士な気がするのはやっぱり自分だけ??

239:名無しさん@ピンキー
08/04/19 06:10:18 tLhSiz8h
知るか

240:名無しさん@ピンキー
08/04/19 20:16:06 JP2jnbes
>>235
ナルマヨは3-2の「はみちゃんは勘違いしてる」発言を見る限り
少なくともこの時点でまだはっきりした恋愛関係にはないみたいだけど
ミツメイの関係は色々とウヤムヤな感じだから場合によっては
成歩堂達と出会った時点で既に経験済みというパターンもよく見るからな。

241:名無しさん@ピンキー
08/04/20 17:32:11 UtQWmYCt
番外編みたいな感じの逆転裁判が
みたいだ。
NEW逆転NOT裁判 だって。

242:名無しさん@ピンキー
08/04/20 20:50:20 Kc/QFuRe
逆転検事のヒロイン?
URLリンク(news.dengeki.com)

ミツメイ派としては複雑

243:名無しさん@ピンキー
08/04/20 22:53:35 FOUf7zE9
逆検はくのいちと冥と茜とオバチャンが
御剣を巡って血みどろの争いを繰り広げる
スクイズも真っ青なヤンデレギャルゲです

244:名無しさん@ピンキー
08/04/21 00:57:19 MbewCbeK
>>238
海外サイトでその二人のイラスト見たよ
まあ描き手がカプのつもりだったかはわからないけど。

245:名無しさん@ピンキー
08/04/21 12:38:30 eUtqaU8o
>>243
そしてあちこちで「御剣氏ね」と書かれる…
嫌だなw

246:名無しさん@ピンキー
08/04/21 14:08:18 WHLwwBxJ
>>243
新キャラとオバチャンはともかく、冥と茜のガチ修羅場はちょっと見てみたい
二人とも気性が激しいからなかなか面白いことになりそう

247:名無しさん@ピンキー
08/04/21 14:11:44 HUn7euJW
>>246
圧倒的に冥のほうが強そうだ

248:名無しさん@ピンキー
08/04/21 21:19:38 KS6z2iSi
茜はミーハー式に、
メイはツンデ式なんであまりかち合わないかと。
そして御剣はオバチャン相手で気をそらされ、そこへ新キャラ登場と。

249:名無しさん@ピンキー
08/04/21 23:36:42 h2WzGWh/
>>248
セクシーポーズで御剣の気をひこうとするオバチャンを想像した

250:名無しさん@ピンキー
08/04/22 00:42:32 urYGoWWX
新キャラと御剣の仲が気になってしょうがない冥ちゃん

251:名無しさん@ピンキー
08/04/22 09:07:20 z0+I2Uhr
>>247
でも得物は茜の方が強い。
冥の鞭は打たれてもただ単に痛いだけだが
茜は毒劇薬だから致命傷を負わせることが可能。
まあ、オバチャンの放つ身体に悪そうな光線が最強なんだけど。

252:王泥喜×茜 Perceive 1/8
08/04/22 22:53:13 Pq1piDU3
「ん‥‥っ」

開廷時間より大分早い時間、人気の無い地方裁判所に、その場に似つかわしくない吐息が漏れる。
(なんで、こんなことになってるのよ‥‥)
茜は、今の状況をカガク的に分析しようとしてみたが、思考すらも絡めとられてしまって無理だった。


毎日のように刑事事件が発生する昨今、捜査官の宝月茜が序審法廷に証人として出廷する機会は当然頻繁にある。
そして、刑事事件専門の弁護士である王泥喜法介が出廷する機会ももちろん多い。
そんなわけで、同じ事件を扱っていなくても、二人が裁判所で遭遇することは少なくなかった。

そもそものきっかけは、いつのことだったか。

「アカネさん、機密事項は教えてくれなくていいですから、オレに元気をください!」

と言われ、物陰に隠れてこっそり、キスをした。
それ以来、法廷で会う度、開廷前の逢瀬を繰り返してきたのだが‥‥

その日も、いつもの場所で二人は顔を合わせた。

「おはようございます、アカネさん」
「‥‥おはよう」

相変わらずの素っ気ない茜の挨拶を気にするでもなく、王泥喜は微笑んだ。

「久しぶりですね、ここで会うの」
「そうね。しばらく事件も被らなかったし」
「オレ、いないとわかっててもつい法廷で、アカネさんを探しちゃって」
「他のところでも会えるのに?」
「うん‥‥なんででしょうね」

微妙に温度差のある会話。
でも、素直になれない茜の気持ちを見透かすかのように、王泥喜は動じない。
そして、いつものように茜の両肩に手をかけた。

253:王泥喜×茜 Perceive 2/8
08/04/22 22:53:38 Pq1piDU3
ただ、触れるだけのキス。
その後大仕事が控えている二人には、それで充分だった、はずなのに。
突然、王泥喜の手に力がこめられた。
そのまま壁に身体を押し付けられ、貪るような口付けをされる。
舌を絡めてきた時点で、茜はいつもと様子が違うことにようやく気づいた。

「ちょっとアンタ、何やって‥‥っ」

問いただそうとしても、王泥喜は口を開く隙を与えてくれない。
手だけではなく、身体全体で茜を壁に押し付けながら、深い口付けを繰り返す。
あまりの強引さに、一瞬、ここが裁判所だということを忘れるところだった。
少しだけ残った理性で、全身に力を込めて王泥喜を突き放した。
王泥喜自身も、たった今の自分の行為を把握したかのように慌てて距離を離す。

「‥‥何のつもりよ」

「ごめんなさい、オレ、久しぶりにアカネさんに触れたら、つい」
普段はピンと立っている前髪が、彼の気持ちを代弁するかのようにしょげている。
(よく考えると、最近忙しくて法廷の外でも会ってなかったよね‥‥)
そう思うと、ちょっとキツく言い過ぎたかな、と茜は少しだけ反省した。

「これから法廷に出るんだから。さすがにまずいでしょ」

優しく言ってみると、

「そうですね。‥‥それじゃ、またあとで」

などと、余裕のある返事をされた。
頬が熱くなっているのが自分でもわかった。

254:王泥喜×茜 Perceive 3/8
08/04/22 22:54:04 Pq1piDU3
その日の法廷は、茜にとっては最悪だった。
警察の捜査が甘かった部分を弁護士に見事に突っ込まれ、再捜査を命じられたのだ。
担当弁護士は、また運の悪いことに王泥喜だった。

恋人同士とはいえ、仕事は仕事なので、わざと弁護側を有利にするような画策は絶対しなかったし、
お互いにそれは理解していた。
だからこそ今日の捜査の穴は突っ込まれても仕方がなかったのだが、牙琉検事に給与査定のことを
口にされてしまったのは屈辱的だった。

更に‥‥王泥喜に証言時の動揺を見抜かれたのだが、そのとき、全身くまなく凝視された。
‥‥まるで、視姦しているかのように。
‥‥たぶん、朝の出来事のせいで考えすぎているのだろうけど‥‥意識するまいと思えば思うほど、
余計に緊張して、身体が堅くなってしまい、それも茜にとっては屈辱だった。


裁判所は原則飲食禁止(かつてはコーヒーを飲む弁護士や検事がいたらしいが)なので、
好物のかりんとうもなかなか口にすることができず、苛立ちは最高潮だった。
普段は帰りがけに王泥喜とお茶を飲んでいるのだが、今日は機嫌も悪いし、先程判明したことに対して
引き続き捜査が必要なので、王泥喜を待たずに裁判所を出ようと、早足で出口に向かった。
もう少しで出口というところで突然腕を引っ張られて脇道に引き込まれたとき、驚いて
何もできなかった茜は自分の反射神経の衰えを痛感した。
以前なら犯人に対してビンタの一発くらいお見舞いできたというのに。
でもそれは、犯人が誰だかわかっていたからかもしれない。

「‥‥何よ。あたし捜査で忙しいんだけど」
「さっき言ったじゃないですか。『またあとで』って」

犯人である王泥喜は茜の言葉など意に介さず、更に茜を抱き寄せた。

「‥‥!人に見られたらどうするのよ!」

二人の関係に後ろ暗いところはないとはいえ、仕事上、変な勘繰りを入れてくる無粋な輩はどこにでもいる。
ましてや法廷が終了したばかりである今、関係者に見られるのは避けたかった。

「大丈夫です。見られないところ、ありますから」

言うなり王泥喜はすぐ横のドアを開けた。
「被告人第二控え室」と書いてある。先程まで、今日の裁判の控え室として使われていた場所だ。
裁判が終了したので、普段はドアの脇に立っている係官もいない。
後ろ手でドアに鍵をかけると、王泥喜は茜をソファに座らせ、そのまま覆いかぶさった。

255:王泥喜×茜 Perceive 4/8
08/04/22 22:55:05 Pq1piDU3
「アカネさん‥‥」
耳元でささやきながら、耳朶を甘噛みする。
「ひゃうっ」
思わず漏れる声の甘さに、茜は愕然とした。
こんなに強引に事を進められるのは、イヤなはずなのに。どうも今日はおかしい。
きっと‥‥朝の出来事のせいだ。

茜の反応に満足したように、王泥喜は首筋に唇を這わせながら、彼女の服を脱がせにかかった。
白衣をはだけ、スカーフを外して、ベストのボタンをもどかしそうに外す。
どこかおかしいのは、王泥喜も同じだった。
「どうしたのよ‥‥今日、なんかヘンじゃない?」
うっかり変な声が出ないように、必死で抑えながら尋ねる。
ブラウスのボタンを外していた王泥喜の手が、ぴたっと止まった。
茜の首筋から唇を離し、正面から顔をまっすぐ見据えた。
突然のその反応に、茜の背筋に恐れとも期待ともわからない戦慄が走った。

「‥‥さっき、尋問のとき、アカネさんはオレに隠し事、してましたよね?」
「仕方ないじゃない。機密事項なんだし、そんな簡単に手の内を明かすことは‥‥」
「そうじゃなくて」

何の前触れもなく、王泥喜の指がブラウスの膨らみの頂上に触れる。
予想もしていなかった刺激に、茜の身体が跳ねた。

「や‥‥っ!」
「オレが尋問しているとき、アカネさんのここ‥‥硬くなってました」
「‥‥!!」
「オレに見られて興奮してるのかなと思ったら、我慢できなくなっちゃって」

まさか、そんなところを見抜かれていたなんて。
視姦されているように感じたのは、単なる思い違いではなかったようだった。
そして、見抜かれてしまった「それ」は、刺激のために先程よりも硬くなり、
ブラジャーとブラウスの下から自己主張している。
王泥喜は両手で、ブラウスの上から膨らみを揉みしだいた。

「あぁんっ‥‥アンタ、いつもそんな風に証人を見てるの?」

息も絶え絶えになりながら、茜は問いただした。
だとしたら‥‥少し、いやかなり、イヤだ。
快楽に溺れそうになりながらも、必死で言葉を紡ぐ姿に、王泥喜も真剣な表情で答えた。

「まさか。そんなのアカネさんだけですよ」

そのまま茜の返事を待たずに、唇を重ねる。
手の動きを緩めることなく、朝の続きのように舌を絡める。

256:王泥喜×茜 Perceive 5/8
08/04/22 22:55:37 Pq1piDU3
「‥‥ん‥‥ふっ」

ソファに押し付けられて身動きもままならない茜は、足だけでも抵抗しようと試みたが、思うように力が入らない。
それどころか、布越しにやわやわと触られている部分がもっと強い刺激を欲していることに気づいた。
唇が塞がれていて思うように呼吸ができないのも、もどかしさを増幅する要因だった。
つい、刺激を求めて上半身をよじってしまったところを、王泥喜は見逃してくれなかった。

「アカネさん、どうしてほしいんですか?」

唇を離し、少し微笑みながら茜の顔を覗き込む。
その視線は、さっきの尋問のときと同じで、茜は再び、背筋がぞわっとするのを感じた。

「‥‥な、何がよ‥‥あたし別に‥‥」
「オレにウソついても、無駄だってわかっているでしょう?」

確かにその通りだった。
茜の身体のちょっとした変化でも、王泥喜は見抜いてしまうだろう。

「‥‥服の上からじゃなくて、直接、触って」
「‥‥わかりました」

再び、首筋から鎖骨にかけてキスをしながら、ブラウスを脱がせていく。
ブラジャーを外した後、更にパンツにも手がかかった。
自分から言った手前抵抗するわけにもいかず、茜はされるがままになっていた。

「早く脱いでおかないと。これ以上濡れたら、後が大変だし」
「‥‥っ!」

わかっていたことをわざわざ指摘され、茜は王泥喜を睨みつけた。
王泥喜の方は、法廷で有利な証拠が見つかったときのように勝ち誇った表情をしながら、
自分も服を脱いだ。

(‥‥なんか、悔しい)

そうは思うものの、王泥喜の手が自分の望むところに伸びてくるのを見て、
まだ触られていないのに身体の奥がじんじんと熱くなってくるのを茜は感じていた。

「んっ!」

望んでいた刺激が与えられ、跳ね上がりそうになった茜の身体を自分の身体で
押さえながら、王泥喜は片方の手を下に伸ばしてきた。
そのまま、閉じている茜の足の間を強引に割って、指を奥に侵入させる。

「‥‥っく‥‥」

思わず大声を出そうになって、今何処にいるのかを思い出す。
慌てて唇を噛み締めようとするのを、王泥喜が唇で制した。
再び、声が出せない状態で容赦なく上から下から攻めたてられ、茜は自分の理性が
崩壊しつつあるのを感じた。

257:王泥喜×茜 Perceive 6/8
08/04/22 22:56:02 Pq1piDU3
「アカネさん、すごいです‥‥いつもより、ずっと」
「ぃ‥‥いや、言わないで‥‥」

懇願すると、王泥喜の指の動きが更に激しくなり、水音があたりに響き渡った。
茜の唇から離れた王泥喜の唇は下に移動し、相変わらず存在を主張している先端に
あてがわれた。
ざらりとした舌が、桃色をしたそこを舐めあげる。

「あぁぁぁぁっ!」

必死で声を出すまいとしていたのに、もう限界だった。
両手を王泥喜の背中に回し、ただただ与えられる快楽に喘いだ。

「‥‥そろそろ、オレも限界、です‥‥」

一旦茜から離れた王泥喜は、軽くおでこにキスをして再び覆いかぶさると、茜の中に侵入した。

「んんんっ!」

硬く熱いものがどんどん奥へと入っていく感覚に、茜はほんの一握り残っていた理性が
飛んでいくのを感じた。
もう一度、両手を王泥喜の背中に回すと、身体をぴったりと密着させて、そのまま腰を
引き寄せる。
より深く繋がると、王泥喜の口からも喘ぎ声が漏れた。

「う‥‥気持ちいい、です。アカネさん‥‥」
「お願い‥‥もっと、激しく、して‥‥」

朝からの色々な刺激のせいだろうか、茜は普段なら恥ずかしくて絶対に言わないような
ことを口にした。
王泥喜はそれを聞いて一瞬驚いたようだったが、すぐに動き始めた。
茜もそれに合わせるように、腰を動かす。

「‥‥あ、アカネさん、そんなに激しくされると、オレ‥‥」
「‥‥いいの、あたしも、もう‥‥」

背中に回した手に力を籠める。
臨界点は、ほどなくして訪れた。

「あ‥‥あぁぁぁぁーーーっ!」
「アカネさん‥‥‥っ」

強く抱き合ったまま、二人はソファに横向きに倒れこんだ。

258:王泥喜×茜 Perceive 7/8
08/04/22 22:56:29 Pq1piDU3
「‥‥‥‥」

控え室に広がる沈黙。
他の裁判が終わったらしく、廊下には足音や話し声が響いている。

「‥‥すみません、アカネさん」
「‥‥‥‥」

服を着た後、かりんとうすら取り出さず、俯いて目を合わせようともしない茜の様子に
王泥喜は狼狽していた。
こうなってしまうと「みぬく」能力は何の役にも立たない。

「オレ、どうかしてたみたいですね‥‥本当にごめんなさい」
「‥‥‥‥」

茜は相変わらず無言だったが、おもむろに自分の鞄を探ると、何やら取り出した。

「‥‥これ、持っていっていいよ」
「‥‥え」

かりんとうのキーホルダーがついた‥‥鍵。
形状からして、家の鍵で間違いないようだった。
相変わらず目は合わせてくれないが、その表情を見ると、怒っているわけではないようだ。

「これって‥‥合鍵、ですよね?」
「‥‥最近、なかなか会えなかったし。ここでこんなことするくらいなら」

王泥喜の行動は単純すぎて、茜にも普通に見抜かれていたようだった。

「嬉しいです‥‥アカネさん」
「‥‥別に、こういうのはイヤなだけだし」

しかし王泥喜は、気づいてしまった。
「こういうの」と言ったときの茜に、ほんの少しの動揺が走ったことに。

259:王泥喜×茜 Perceive 8/8
08/04/22 22:56:56 Pq1piDU3
「アカネさん‥‥それはウソ、ですね」
「‥‥!」

俯いたままの茜の肩がぴくりと動いた。

「本当は、こんな声が出せないところで無理矢理‥‥が、結構好きなんじゃ‥‥」
「‥‥バカバカバカ!」

突然茜がかりんとうを大量に投げ付けてきた。
その行為自体が肯定しているようなものなので、王泥喜は茜を更にいじめたくなって
しまったが、そろそろタイムリミットだった。

「それじゃ、見つかるといけないから出ましょうか。捜査もしないといけないし」
「‥‥捜査、アンタも手伝いなさいよ」
「オレでよければ。‥‥そうだ」

後は耳元で囁く。

「‥‥さっきの続きは、またあとで」

瞬間、茜の耳がぱっと赤くなった。

「‥‥バカ!続きなんてないから!」

そのままガバッと立ち上がり、控え室から出ていってしまった。

「あー、待ってくださいよアカネさん」

王泥喜も慌てて彼女を追いかけた。




翌日、被告人第二控え室にかりんとうが散乱していたことで王泥喜がこっぴどく
叱られたのは言うまでもない。

260:名無しさん@ピンキー
08/04/22 22:57:47 Pq1piDU3
以上、流れぶったぎり失礼しました。

261:名無しさん@ピンキー
08/04/23 08:41:28 VSIX4w53
GJ!
オドアカ、好きなんで嬉しかったッス!

262:名無しさん@ピンキー
08/04/24 07:51:52 H1W01yPF
これ、同一書き手?続きあるけどwww
URLリンク(www41.atwiki.jp)


263:名無しさん@ピンキー
08/04/24 08:17:39 UJQ23Ebl
>>262
こういう場合は保管庫に入れなくてもいいのかねえ

264:名無しさん@ピンキー
08/04/24 10:35:11 GXpgPRGt
>>262
喫茶店シリーズの続編が凄い展開になってる件
いや思わず読み耽っちゃったよ、続きも楽しみにしてる
って、ここで言ってもいいのか分からんが

265:名無しさん@ピンキー
08/04/25 19:00:41 j9EKgtUI
>>263
続きとはいえスレに投下されたものではないし
作者さんの申し出がない限り保管庫には入れなくていいと思う。

266:名無しさん@ピンキー
08/04/25 23:09:51 9uw6Wbsm
冥可愛いよ冥

267:名無しさん@ピンキー
08/04/30 21:52:20 EHJlSThS
ど、泥沼・・・?
という保守

268:名無しさん@ピンキー
08/04/30 23:00:14 FtXE5iA3
泥沼だな。
でも収束点が見えてきた感もある。

269:名無しさん@ピンキー
08/05/02 08:00:21 djRcqxTM
過疎ってますね。
保守

270:名無しさん@ピンキー
08/05/02 08:04:10 hE2Sk/o4
スレに書いてくれよう・・・

271:名無しさん@ピンキー
08/05/05 22:57:13 uA/0bgQK
保守

272:名無しさん@ピンキー
08/05/08 16:43:38 yNCmagtA
保守

273:名無しさん@ピンキー
08/05/10 07:34:28 y8OAnxIt
メイたんはCカップ

274:名無しさん@ピンキー
08/05/10 09:49:33 wfkCrXwl
メイのサイズは、B81 W58 H84
つまりCカップだとアンダーバストは66
ウエストのくびれは8センチ。

275:名無しさん@ピンキー
08/05/10 13:33:25 IrUzH5P3
どこソース?

276:名無しさん@ピンキー
08/05/10 15:32:58 t/qbYHlZ
攻略本だろ

277:名無しさん@ピンキー
08/05/10 21:05:05 /wenNydB
ちょうど手のひらサイズの適乳だな
何だかんだで男に一番人気の大きさ

278:名無しさん@ピンキー
08/05/11 03:02:45 o7qh5and
適乳・・・こんな言葉あったのか・・・

279:名無しさん@ピンキー
08/05/11 16:09:57 LDv68zm7
哀牙の純愛希望

280:名無しさん@ピンキー
08/05/11 21:20:06 EC6kdNaT
無理。性的な意味で。

281:名無しさん@ピンキー
08/05/11 22:26:10 LDv68zm7
じゃあ邪な愛情でもいい

282:名無しさん@ピンキー
08/05/11 23:02:21 F+0hH+6E
邪の入った純愛がちょうどいい。

283:名無しさん@ピンキー
08/05/11 23:07:50 U11fGmUo
その発言はムジュンしている!

284:名無しさん@ピンキー
08/05/13 19:23:19 SVklbSO6
33歳御剣×26歳冥がみたい

285:名無しさん@ピンキー
08/05/13 19:33:56 Jn7EbE9m
4月にナルマヨ書かれた方、続きのオドロキ×みぬきをいつまでもお待ち
しております!

286:名無しさん@ピンキー
08/05/13 19:51:41 tTpgM3H0
>>284
つ保管庫

287:名無しさん@ピンキー
08/05/13 22:06:17 SVklbSO6
>>286
や、保管庫にあるのは知ってるけどもっと見たいなと思って

288:名無しさん@ピンキー
08/05/14 03:17:45 y8M40NbB
響茜が読みたいぞ

289:名無しさん@ピンキー
08/05/14 21:44:41 /+h8STvu
オバチャンx将兵マダー?

290:名無しさん@ピンキー
08/05/14 22:22:10 xbO0/WMa
そいつら二人とも既婚+子持ちだろ?w

291:名無しさん@ピンキー
08/05/14 22:33:28 HyAbWPY8
すさまじいシーンを思い浮かべてしまった・・・・

292:名無しさん@ピンキー
08/05/15 00:29:06 H4BfheKO
豪と巌徒とオバチャンによる40年前の知られざる
青春ストーリー(黒歴史とも言う)もよろしく

293:名無しさん@ピンキー
08/05/15 00:29:09 5uZNAlb1
>>290
孫持ちです

294:名無しさん@ピンキー
08/05/16 03:06:16 +07B8h5e
普通にナルマヨとミツメイを希望

295:名無しさん@ピンキー
08/05/16 19:58:25 H7udUDWB
URLリンク(nanashikai.blog74.fc2.com)
児童ポルノ法改正に対する反対署名が始まったぞ!
これをコピぺして、色々なところに宣伝してほしい!
おまえたちの力を貸してくれ! ともに悪しき法案を潰そう!

URLリンク(player.pc-saiban.jp)
「つくろう! 逆転裁判」によって作成された児童ポルノ法に関する裁判。
この法案が通れば、俺たちは言論の自由を奪われ、
さらには、漫画、ゲーム、アニメなどの日本の文化も危ない!
こんな未来を誰も望んじゃいない! 理不尽な規制に対し徹底的に抗議しよう!

★主な規制反対派
・日本弁護士連合会
・福島瑞穂(社民党党首)つスレリンク(dqnplus板)
・松浦大悟(参議院議員)
・田中康夫党首(新党日本)
・吉田泉(民主党衆院議員)
・山了吉(社団法人日本雑誌協会倫理委員長)
・山田五郎(元講談社編集者)

URLリンク(mizuhofukushima.blog83.fc2.com)
福島みずほ社民党党首が自らのブログで児童ポルノ法改定の問題点を指摘。
聡明な判断をしてくれる福島みずほをみんなで応援しよう!

URLリンク(ameblo.jp)
松浦大悟参議院議員。児童ポルノ法改正に対し、
「内容が詰められていないのに、規制の動きだけが進んでいる」と指摘。

URLリンク(d.hatena.ne.jp)
シーファーのウソを暴いてくれた吉田泉民主党衆院議員を応援しよう!

296:名無しさん@ピンキー
08/05/18 11:07:07 oZ+piJnA
ナルマヨ派とミツメイ派ってどっちが多いんだろう

297:名無しさん@ピンキー
08/05/18 11:39:14 ZQYXeGi/
その二つはどっちが多いというか、並行できるから。
むしろミツメイ派とミツマヨ派とかそっちのが気になる。

298:名無しさん@ピンキー
08/05/18 11:39:27 wnW03xGT
ミツマヨも捨て難い...

299:名無しさん@ピンキー
08/05/18 12:10:42 uia0RbeU
ナルマヨが本命なんだがミツマヨも好きだー。
でもミツメイとナルメイだと圧倒的にミツメイが多そうだなー。
ヤハメイ好きの自分は圧倒的少数だろうが。

300:名無しさん@ピンキー
08/05/18 12:11:18 uNUh898T
ナルマヨミツメイは好きだけどミツマヨとかは嫌いというか興味ない

301:名無しさん@ピンキー
08/05/18 12:15:46 s5GzqoRZ
>>300
嫌いとかそういう話はやめれ

ナルマヨミツメイも好きだがナルメイミツマヨもありだ

302:名無しさん@ピンキー
08/05/18 16:42:09 +vy2d1aC
名前がまったくあがらないオドロキが不憫だ。

303:名無しさん@ピンキー
08/05/18 19:35:09 9L/nR51V
グーグルの検索結果はこんな感じ
ナルマヨ:3,450 件
ミツメイ:2,610 件
ナルメイ:1,520 件
ミツマヨ:393 件

基本的にナルマヨミツメイカミチヒの王道が好きだけど
それ以外ならナルアヤが好きだ。
あとオバミツは外せないw


>>302
4キャラのカップリングは今のとこ様子見してる。
続編の内容次第だな。

304:名無しさん@ピンキー
08/05/18 21:26:53 xmPK4aBY
キタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━!!

305:名無しさん@ピンキー
08/05/18 22:12:44 6flpm9BV
御剣のトノサマン好きが公式設定になってからミツマヨも結構好きになった
>>303
5の新検事が女でそいつとオドロキが・・・って予想してる

306:名無しさん@ピンキー
08/05/19 17:29:10 vE2ZeR5O
>>303
ミツマヨってそんな少ないんだな
ナルメイはけっこう多いけど

307:名無しさん@ピンキー
08/05/19 18:24:24 4muQ+47H
他の言葉が混ざってるんじゃね?

308:名無しさん@ピンキー
08/05/19 19:17:05 vE2ZeR5O
逆転裁判も検索ワードに入れて検索してみた

逆転裁判 ナルマヨ  2,670件
逆転裁判 ミツメイ 1490件
逆転裁判 ナルアヤ 1,020件
逆転裁判 ナルチヒ 869件
逆転裁判 ナルメイ 865件
逆転裁判 響茜    580件
逆転裁判 カミチヒ   429件
逆転裁判 ナルアカ  405 件
逆転裁判 ミツマヨ 274件

こんなかんじ?
やっぱりまるほどう×女キャラが人気あるな。主役だし

番外だけど
逆転裁判 ナルミツ 8,390 件
逆転裁判 ミツナル 4,140件

おいおいwwwホモ多すぎだろww
男女カプがんがれ

309:名無しさん@ピンキー
08/05/19 20:15:44 oKbpdrz/
>>308
ナルアヤがかなり健闘してるな。
確かに好きっていう人多いもんな。

アッー!の多さにも驚いたw
成歩堂も御剣も痔にならないよう気をつけろwww

310:名無しさん@ピンキー
08/05/19 21:21:25 4wM279j/
個人サイトなんかにはナルミツが多いよね


311:名無しさん@ピンキー
08/05/20 08:00:32 qpMoKjWu
1~3時代のナルマヨミツメイもいいが
4以降設定(26歳33歳)も捨てがたい


312:名無しさん@ピンキー
08/05/20 14:20:17 th50mQoA
ナルマヨ、ミツメイ、カミチヒがやっぱり一番好きかな
こんなのも検索してみたw

オバミツ の検索結果 約 357件
逆転裁判 オバミツ の検索結果 約 338件


313:名無しさん@ピンキー
08/05/20 17:53:57 nlLUZCmE
>>309
アッー!の多さに驚くより早く「流石"恐怖のツッコミ男"……」と考えた俺死ねばいいのに。

意味がわからんならそれでいい

314:名無しさん@ピンキー
08/05/20 22:24:35 gLcwlIXd
成歩堂と冥が好きなので、この二人絡みなら何でもいいと思いつつ
でもやっぱり最後は結局ナルマヨとミツメイに落ち着いてしまう

>>312
オバミツ多っ!w

315:名無しさん@ピンキー
08/05/21 05:57:27 yTxlZiwl
ミツオバじゃなくオバミツってところがポイントだね(w

メイミツ 約23 件 
マヨミツ 約10 
ハミミツ 約127件と思ったら、蜜という意味でのが結構あった(w

316:名無しさん@ピンキー
08/05/21 21:57:27 JGoO/XHN
ハミミツww
読みたいんだけどw

317:名無しさん@ピンキー
08/05/21 22:16:52 rZLNe4jK
メイミツが見たい
たまには御剣のヒーヒー言わせたい冥タン
逆転してそうだけどw

318:名無しさん@ピンキー
08/05/22 01:41:03 +536y6lr
そんなあなたに>>205-212
ミツメイと題されているけれど(w

319:名無しさん@ピンキー
08/05/22 11:31:35 PE74Ug1w
>>318
今、気付いて噴いたwww
確かにそれメイミツだな

320:名無しさん@ピンキー
08/05/22 12:26:42 ArldBzkD
途中で御剣が反撃に出ずに最初から最後まで
冥のペースってシチュはなかなか難しいかもな
でも見てみたい

321:名無しさん@ピンキー
08/05/22 20:18:58 sM4zMMBL
そこでムチですよ。

・・・・でも御剣にはあまりふるってはいないよね。
一回はあったっけ。

322:名無しさん@ピンキー
08/05/22 20:27:09 AEmPiPJO
SMかよw

御剣がDTで冥タン非処女というシチュが見たい

323:名無しさん@ピンキー
08/05/22 20:29:46 b3Gqdpld
「そこじゃないわよバカ!」
で、ビシバシ、だな

324:名無しさん@ピンキー
08/05/22 20:43:55 hOrFUunI
>>322
それで冥が知らずに御剣犯すパターンと
冥が知っててわざと犯すパターンの両方が見たいな

325:名無しさん@ピンキー
08/05/22 20:48:50 sM4zMMBL
「そのようなアレは困る・・・」

新しいトラウマになりそう(w

326:名無しさん@ピンキー
08/05/22 20:56:51 AEmPiPJO
>>324
知っててって酷いなあ
でも実は御剣の初めての女になれて少し嬉しい冥タン
なぜなら冥タンの初めての男はgおtうわなにするやめ


327:名無しさん@ピンキー
08/05/22 20:58:28 4c4QAy75
誰だ、冥タンの初めての男はあqwせdrftgyふじこlp;

328:名無しさん@ピンキー
08/05/22 21:18:10 AEmPiPJO
豪タン

329:名無しさん@ピンキー
08/05/22 21:20:33 WfDdsVZo
近親かよwww
お姉さんの旦那と不倫ってのも有りだな

330:名無しさん@ピンキー
08/05/22 21:57:01 AEmPiPJO
不倫もいいハァハァ

御剣は冥タンの初めての男(本気で惚れた相手)に似てて
まだDTなら私が男にしてあげるわよ的なそんなの妄想してる

331:名無しさん@ピンキー
08/05/22 23:02:32 BEYaePls
むしろ、被疑者を脅迫誘惑してヤりまくりの御剣と、それを知ってヤキモキする冥

332:名無しさん@ピンキー
08/05/23 00:06:53 huMuJXAx
実は姉と父の間に生まれた子が冥でね…

333:名無しさん@ピンキー
08/05/23 02:16:32 /Hw0ZLoL
なんというエロゲー世界
しかし豪×娘は見てみゲホゲホ
さすがに非道徳か

334:名無しさん@ピンキー
08/05/23 04:59:49 iExwKJd1
>>332
だから年が・・・

>>333
厳しいけど、実はお父さんは心配性的なほのぼのも好きだが・・・
妄想は楽しいよね(w

335:名無しさん@ピンキー
08/05/23 07:44:57 9mDqhWxm
「ちゅぱ・・・、ん、いやらしいわね、こんなにおっ勃てて。
入れたい?入れたいって言いなさいよ、どうなのレイジ」

336:名無しさん@ピンキー
08/05/23 19:19:22 WO+cASuz
>>331
男と遊びまくりの冥たんを複雑な思いで見守る御剣でも面白い
ビッチな冥たんと寝取られマゾな御剣に萌え

337:名無しさん@ピンキー
08/05/23 20:11:58 TtqVUCuN
ミツメイかメイミツかどっちでもいいから読みたくなってきた。ナルマヨもみたい
自分で書いてみたいけど文章下手だからな
ここの職人さん尊敬しますよ

338:名無しさん@ピンキー
08/05/23 20:12:48 TtqVUCuN
サゲ忘れスマンorz

339:名無しさん@ピンキー
08/05/23 22:58:46 UpU/Za1P
狩魔一族乱倫すぎるw
でも、あの人達はそういうお耽美でインモラルなエロがよく似合うよな。
妄想膨らませてゴシックホラーテイストなエロゲにしたら面白そう。

340:名無しさん@ピンキー
08/05/24 01:38:40 lVMpNCaU
>>335
エロ冥タンいいw
DT御剣ならきっと嫁入り前の娘がどうのとか
結婚がどうのとか言い出す

御「め、…冥こういう事は、け、結婚する男とするもんだ」
冥「あら?もうこんなになっているのに?今更何を言ってるのよ」
言葉攻め+パイズリしながら先っちょ舐める冥タン

341:名無しさん@ピンキー
08/05/24 03:37:09 /sLtYqqi
>>340
むしろ足でしていただきたいな

342:名無しさん@ピンキー
08/05/24 12:18:04 JE4ruTOD
>>340
冥はパイズリ出来るんだろうか?サイズ的に

343:名無しさん@ピンキー
08/05/24 12:34:09 MtfMz8eM
千尋お姉さま以外無理(w

344:名無しさん@ピンキー
08/05/24 12:45:44 Yh6DN7UJ
御剣「もういい、それはキリオ君にやってもらう」
冥「…!?」

345:名無しさん@ピンキー
08/05/24 13:49:11 JE4ruTOD
>>344
バスト含めた霧緒のスリーサイズは冥とほぼ同じくらいだぞ

346:メイミツ 1
08/05/24 14:51:01 0BMyIiI6
「レイちゃん、昨夜は楽しかったわ。またチューしようね」

狩魔冥が真顔で言ったので、御剣怜侍は飲みかけていた紅茶をひっくり返しそうになった。

「これは、なにかしら。御剣怜侍」
冥が顔の高さに掲げたのは、御剣のケータイだった。
「いや、それは、なにをしているのだ君は」
取り返そうと手を伸ばした御剣をジロリとにらみつけ、冥はメールチェックを続けた。
「今夜もレイちゃんのお胸にスリスリしちゃいたいな♪アタシのお胸にもチュッチュしてね。……御剣怜侍?」
「う、むぅ、それは違うのだ、その」
冥はパタンとケータイを閉じ、御剣に向かって放り投げた。
「つきあう女は選んだほうがいいわよ」
「ち、ちがう!これは、店の女なのだ!」
「あら、マジメそうな顔してずいぶん夜はご盛んなのね?」
「そうではない、これはつきあいの席なのだ!断りきれない上司の誘いで…!」
受け取ったケータイのメールを慌てて削除しながら言い訳する。
「いいわ、別にあなたが玄人の女とどれだけ遊ぼうと、素人の女をとっかえひっかえしようと興味はないから」

御剣の部屋である。
冥は天気の良い休日に退屈して、なにか面白いことはないの、とやってきたのだ。
御剣に届いていた、水商売の女からの営業メールはさほど『面白いこと』ではなさそうだった。

「あ、遊ぶ?とっかえひっかえ?わ、私はそのような男ではない!」
新たな『面白いこと』を探して御剣の部屋を荒らしていた冥が、手を止めた。
「なにをムキになっているのよ?」
ベッドサイドの引き出しを開ける。
きちんと整頓されたそこをかきまわして、冥は腕を組んだ。
「まさか、と思うんだけど御剣怜侍」
御剣が、危険を感じて一歩下がった。
「あなた、女を知らないんじゃないでしょうね?」
「そそそそそそそそののののののののの!!!!!」
冥が腕を組んだまま、大きなため息をつく。
「あきれた。パパったらどういう教育をしてきたのかしら」
「よよよよよよよななななななななな!!!」
「そのようなアレは、ぐらいちゃんと言いなさいよ」
引っ掻き回していた引き出しをパタンと閉める。
「普通、男ならコンドームの一箱や二箱、入ってるわよ、ここ」
「なななななななななにを言うのだ!!!」
顎をがくがくと落とす御剣を見て、冥はふふっと笑った。

面白いことを見つけたようだった。

347:メイミツ 2
08/05/24 14:51:52 0BMyIiI6
冥が御剣の襟首をつかんで、顔を寄せた。
「め、い…」
艶々した唇が近づいてくる。
ふんわりと甘い香り。

ぷにゅ。

唇に、暖かでやわらかいものが押し付けられた。
「ふむっ」
みっともないことに、声を上げたのは御剣のほうだった。
唇を押し当てたまま、冥がクスクスと笑う。
「キスしたこと、ないの?」
「ん、むっ」
「触ったことは?」
御剣の手を取って、自分の胸に押し付ける。
「ふんむっ!!」
こらえきれないように、冥が笑い出した。
「信じられない。怜侍が、……だなんて」
未経験を意味する呼称で呼ばれて、御剣はボッと音を立てるように赤面した。
「キ、君はその、そんなに、ほ、豊富……」
冥は御剣の頬に手を置いて、目を覗き込んだ。
「どうだと思う?試してみる?」

冥が上に乗った。
御剣の首筋から胸へ、隅々までキスを落とす。
目の前にある乳房に、恐る恐る手を伸ばした御剣に、冥がささやいた。
「そっとしてね」
言われたとおり、力を入れすぎないように触れてみる。
少しずつ揉んでみる。
御剣の乳首を指先で弾いていた冥が、強くつねりあげた。
「うっ」
御剣が顔をしかめる。
「ねえ、なにかしら。私のお尻のところに、なにかが当たるんだけど」
御剣に馬乗りになったまま、手を後ろに回す。
「む、そ、それは」
「誰が、大きくしていいと言ったの?」
言葉とは裏腹に、冥は後ろ手で御剣の分身をしごきたてる。
「むぅっ!」
「どうしたのよ、手がおろそかになっているわよ」
言われて御剣がまた冥の胸を揉み、乳首をつまんだ。
「あん、いい」
声を上げて、冥が体をよじった。
そのまま後ろを向かれて、御剣は手の中から逃げた乳房を追うように腕を伸ばした。
目の前に、冥の脚が来た。
「うおっ!」
冥が御剣をくわえ込んだ。
暖かい口内で、先から根元までを舌で嘗め尽くされ、袋まで吸いたてられてあっけなく御剣は限界に達した。
「う、あ、く、うっ!」
冥が強く吸った。
頭の中が真っ白になるほどの快感に、御剣はのけぞった。
「あ、おっ!!」
たまらず、冥の口の中に放出する。
何度か痙攣しながら、御剣は全身の力を持っていかれたように背中を落とした。

348:メイミツ 3
08/05/24 14:52:45 0BMyIiI6
射精後の気だるさが襲ってくる中で、御剣は自分の前にある冥の尻に手を伸ばした。
両手で押し開いてみる。
くちゃっという湿り気のある音がした。
片脚に手をかけて開こうとすると、すっかり飲み下した冥が御剣の横にずり落ち、そこがぱっくりと開いて目の前にさらされた。
うふ、と冥が笑った。
「情けないわね、もう出しちゃったの?」
「…む」
事実なので反論できない。
それでも目の前にあるモノから目と手を話すことが出来ない。
指でいじってみたり、ここだろうと思えるところに差し込んだりする。
「あ、あんっ!」
冥が一度萎えたものを握ったまま、脚を振るわせた。
なにかが、じゅくじゅくと出てくる。
「ああん、そこ、いいっ」
舌先でつついてみると、声が上がった。
いいといわれた場所を重点的に攻めると、ますますあふれ出てきた。
「…う」
舐めまわされながらも、冥の手は御剣をしごき、口にくわえる。
もう一度、勃ちあがるのがわかる。
場所を移動して、冥が御剣の脚の間に入った。
なにをするのかと思って頭を上げると、冥は体をうつむき加減にして、やや下垂した乳房を両手で寄せると、そこに御剣の分身を挟んだ。
「っ!」
体ごと押し付けるように動かされて、御剣はうめいた。
手とも口とも違う感触。
それに、なによりその構図がなまめかしい。
やわらかい胸で包まれて、御剣は呼吸を乱した。
とても、いい。
しばらくそうしてから、冥が体を動かして上に乗った。
いつもそんなものを持ち歩いているのか、いつの間に用意したのか、小袋の端を裂いて取り出し、御剣にかぶせた。
それから御剣の上体も起こさせ、座らせた状態で肩に手を置く。
「今度はガマンしなきゃだめよ。私もよくして」
体を沈める。
もうそれだけで暴発しそうだった。
口の中も、天国かと思うほど強い快楽があったが、膣の中はまた格別だった。
冥が動くたびに擦られ、締め付けられる。
「う、う、あっ」
知識では知っていたが、これがそうなのか。
両手を冥の腰に回して、動きを助ける。
はっ、はっ、という冥の呼吸が徐々に速くなる。
刺激がもどかしくなり、御剣は本能的に冥を押し倒し、自分が上になって激しく腰を振った。
「ん、あん、あ、いいっ、上手よ、レイジ…!!」
体を叩きつけるように打ちこみながら、両手で乳房をつかんだ。
中指の先を乳首に置いて揉みしだく。
「あ、あん、ああ、あ、あ、!」
「く、う!」
快感が駆け上り、御剣は二度目の射精を遂げた。
ぐったりと伏せると、冥は腰を引いて御剣を抜き、力尽きている御剣の代わりにコンドームの始末をした。
それから耳元に顔を寄せて、ささやく。
「どうだった?オトコになった気分は」
「…む」
気持ちよかった、と答えるのにも抵抗があって、御剣は惰性で冥の胸を探った。
冥が、御剣の下唇を自分の唇で挟んだ。
そのまま、もてあそぶようにする。
御剣が舌を出すと、それも挟んだ。
「あなたの初めての女になれて、よかった…」
顔を離して、冥がぽつりと言った。

349:メイミツ 4
08/05/24 14:53:13 0BMyIiI6
御剣は冥の体に両手を回して、自分の上に抱き上げた。
「いや、これで終わっては困る。今度は、君を、その、良くしたい」
冥はサイドボードの上から、新しい小袋を取った。
「まあ、パパがちゃんと教育しなかったんだから、娘として私が代わりにしなきゃならないじゃない?」

しばらくは退屈しなくて済みそうだし、と言って、冥はまた御剣にまたがった。







以上。
流れと勢いで書いた。反省しとく。

350:名無しさん@ピンキー
08/05/24 17:10:34 92UbutZk
GJ!!!メイタンがかっこよいです!!

351:ナルミヌ
08/05/24 17:59:39 P4A+y1Y0
「さぁみぬき、足を大きく開くんだ」

「恥ずかしいよぉ」

「パパのピアノの練習に付き合うって言ったのは、みぬきだぞ」

「そうだけど・・・」

みぬきはベッドの上で下半身だけ裸になり、足を開いていた。
成歩堂がみぬきの足が閉じれないように、足の間に割り入っている。

「じゃあまずはカエルの歌から練習しようかな」

成歩堂の指がみぬきの性器へ伸び、クリを指先で押した。

「ひゃあん」

「よし、ここがドか!」

成歩堂はみぬきの体・・・もとい性器をピアノに見立てるという、
バカげているが卑猥でエロティックなレッスンをおこなっているのだ。
更に指を奥に入れたり、抜いたりしながらみぬきの嬌声に耳を傾けている。

「よ~し、どこに、どの音があるかは分かったから本番いくかな」

「はぅぅ」

成歩堂が腕まくりをして、気合を入れる。
みぬきはきゅっと目を閉じた。今から途方も無い快楽が来ることを予感していた。

352:ナルミヌ
08/05/24 18:04:47 P4A+y1Y0
「か~え~る~の歌が~」

ぴとっ・・・ぴたんっくちゅ

「ひゃん、ひゃあぁん、あぁん」

「聞こえてくるよ~」

「あっ、あ、あ、ああ~」

成歩堂の絶妙なるテクニックによって、一見すると目茶苦茶な指の動きは
的確にみぬきの性感帯を知り尽くし、弄んでいた。
どこをどう弄ればどのような嬌声をあげるか、知っていた。
歌に合った音程の嬌声が出るポインツを愛撫し、卑猥なカエルの歌が流れている。

「あーーーーーーーーーー」

最後の音を引き終わった瞬間、みぬきは達した。
ぷしゃあと潮が噴出し、シーツをしとどに濡らす。

「あっ、いけない子だな。パパのレッスン中にお漏らしするなんて」

「あぅぅ」

「そんな子には、オムツをつけなきゃいけないな」

成歩堂はオムツを取り出し、みぬきに装着をした。
幼いとはいえ女を感じさせる体つきのみぬきが、オムツをする姿は
滑稽であり、そして倒錯的な性欲を煽っていた。

353:名無しさん@ピンキー
08/05/24 22:00:35 uMwdc3IH
メイミツGJ!!
みっちゃんが中坊男子みたいでワロタw
冥たんの処女を奪った相手も気になる

ナルミヌはこれで終わり、なのかな?

354:名無しさん@ピンキー
08/05/25 01:04:17 /T2hgWNX
メイミツGJ!!!!
強気でカコイイ冥たんとへたれなミッちゃんに萌えますた!

355:名無しさん@ピンキー
08/05/25 02:21:51 irBS1tvv
女王様な冥タンも好きだ
ベットのなかでは生娘ってのもいいけどさ

356:名無しさん@ピンキー
08/05/25 17:39:53 CoNV9MLp
メイミツktkr
ヘタレなミツルギが自然で噴いたw

357:名無しさん@ピンキー
08/05/26 20:09:54 qVGSaBQg
意識調査 -美少女アダルトアニメゲームや雑誌の規制は必要?
URLリンク(polls.dailynews.yahoo.co.jp)

回答は6月2日までだ。
「まったく必要ではない」にどんどん入れて、悪しき法案を潰そう!

358:名無しさん@ピンキー
08/05/28 11:04:07 OqHFJkAT
しかし冷静に考えると、7つも年下の妹分(非処女)に
押し倒されて童貞卒業ってかなり情けないなw
矢張とかに知られたら一生ネタにされてからかわれそうだ。

359:名無しさん@ピンキー
08/05/29 22:37:54 7XVi+FNZ
御剣らしい童貞の卒業の仕方だと思うんだけどなw
成歩堂とかは普通だろうけど

360:名無しさん@ピンキー
08/06/01 03:22:10 KT2QsJlE
やっぱりナルホドはちなみで喪失なのかな

361:名無しさん@ピンキー
08/06/01 10:06:19 F/aFfnkx
ちなみと出会ったのは2回つってるからあるとしたらあやめ

362:名無しさん@ピンキー
08/06/03 16:20:04 iavotA8h
でも「トイレなんか行かないやい!」みたいな事言ってたから
やった事ないような気がしなくもない

363:名無しさん@ピンキー
08/06/03 17:16:03 pMo+v3yR
ああ、言ってたねw

364:名無しさん@ピンキー
08/06/03 19:32:07 FSBmef65
成歩堂は御剣と違って人並みのコミュニケーション能力があるから
ちぃちゃんと付き合う前や後にも普通に彼女がいたと思う

しかし、後にも先にもあれっきりで実は童貞だったりしても面白いw

365:名無しさん@ピンキー
08/06/03 19:42:14 CDeYRL36
ちいちゃんのことがトラウマでヤサグレモード。
もしくは千尋さんという姉さまがいらっしゃるので、
自然と理想だけは高くなっちゃいそうな(w

でも御剣そんなコミュニケーション悪いかな(w


366::名無しさん@ピンキー
08/06/03 19:53:10 vTAAM8ob
ちぃちゃんの前にも彼女はいたかもしれないが、最後までいった相手は
いないと思う。
あんなセリフは童貞じゃなきゃ出て来ないんじゃないか?

ちぃちゃんの事で傷ついている成歩堂を千尋がなぐさめて童貞捨てるなんて
話が見てみたいw

367:名無しさん@ピンキー
08/06/03 21:30:21 CDeYRL36
千尋さんって姉さん的なところもありながら
子猫ちゃんだから(w

368:名無しさん@ピンキー
08/06/04 00:19:21 Ni4zy2eL
>>366
それはナルチヒか?
…みたいな
どう考えても3-1のナルホドは童貞だろうなあw

369:名無しさん@ピンキー
08/06/04 00:41:28 WTIi7wz2
矢張に無理矢理連れてかれた合コンの女の子に無理矢理

370:名無しさん@ピンキー
08/06/04 20:45:04 2L4ckA07
>>369
それって上のミツルギと同じ逆レイプw

371:名無しさん@ピンキー
08/06/05 00:06:58 Igf6Ed72
逆に済んでいると考えるなら
ヤッパリ最有力候補はあやめだろうな

カフェテリアから高圧電流の半年間のどこかで
「恋人は、そういう事もした方が良いのでしょうか…」
「じゃあ、試してみる?」みたいな流れで
1回ぐらいは経験あり、とか

場所はナルホドの実家かアパートだろう、
彼にホテルに入る度胸があるか分からないし
何よりあやめがためらいそうだし

勝手な妄想だけど

372:名無しさん@ピンキー
08/06/05 01:04:27 ZVFhmfPs
普通に欲はあってもきっかけが無くて素人童貞とか妄想してた

373:名無しさん@ピンキー
08/06/05 04:54:21 voJ4CMnU
皆、そこまで心配してあげるのか(w

374:名無しさん@ピンキー
08/06/10 19:17:58 HfnDobe6
真宵の初体験は成歩堂でおk?

375:名無しさん@ピンキー
08/06/10 23:01:53 O59Gzfnu
いや、おれだけど

376:名無しさん@ピンキー
08/06/11 00:28:59 393+k0ZY
>>374
初潮を迎えたら里の長老に膜破ってもらうとかのありがちな風習が倉院にもあるかもしれんw

377:名無しさん@ピンキー
08/06/11 01:14:51 1tMxkiPU
倉院の里って完璧な女性優位の場所だぞ。
男の数も少ないって言うし、
そんな権限をもった男がいるのだろうか。

378:名無しさん@ピンキー
08/06/11 01:31:50 9tD8Wc4Q
綾里一族の霊力があるナシは母親だけじゃなくて
父親のほうにも霊力がなきゃダメじゃないだろうか
仮にキミ子と舞子が父親の違う姉妹だとしてキミ子の父親には霊力がなく
舞子の父親には霊力があったとすればキミ子が霊力がないのは頷ける

あやめとちなみの姉妹には父親が霊力なかったので彼女らにも霊力がないが
春美の父親には霊力があったので春美には強い霊力がある
マヨイと千尋の父親も同様

つまり綾里の女は霊力の強い跡継ぎを生まなきゃいけないので
霊感の強い男を選ばなきゃいけないんじゃないか

っていう妄想して、霊力の強い男を見定めるのは至難の業だから
複数の男とやって試さなきゃいけないとか
そんなフシダラなマヨイは嫌だと思いつつ…アマゾネスみたいな社会でも面白い

379:名無しさん@ピンキー
08/06/11 10:48:09 RfMz/5v+
母系社会で貞操や処女性があまり重要視されないだろうから
倉院の里は性的に大らかな気風なんじゃないかと思う。
でも、綾里の女性達は何だかんだでみんな奥手そうな印象。

380:名無しさん@ピンキー
08/06/11 12:26:05 FntTOgq9
あげ

381:名無しさん@ピンキー
08/06/11 20:39:43 kRiBAOO9
霊力を持つのは女のみだっていうし。
男性は外部から来るのが多そうだけど。
語弊があるけど、健康で子供を授けてくれそうであればいいのかもな。
だからこそ因習になじめなくて出て行ってしまう。

382:名無しさん@ピンキー
08/06/11 21:16:32 WsL2+AOQ
長老なんぞは居ないだろうが、御神体と言う名の・・・

383:名無しさん@ピンキー
08/06/12 21:48:12 fGk/fvkj
>>381
だからこそマヨイちゃんにはナルホドみたいな
どんな時も前向きな男と結ばれてほしいって気持ちもある
マヨイちゃんが里を守りつつつつナルホドは弁護士続けて
ずっと倉院の里を守るマヨイちゃんやハミちゃんを守ってほしい

そんな未来を願った時期が俺にもありました

384:名無しさん@ピンキー
08/06/12 22:13:52 K5OW86i0
マヨイ好きなら当然GS美神のおキヌちゃん好きだよな?

385:名無しさん@ピンキー
08/06/12 23:13:11 AwDwb+Fm
>>383
今でも願ってますがなにか?

386:名無しさん@ピンキー
08/06/13 00:00:16 zFzjcVle
>>383
4はパラレル世界の一つで
俺の中ではそれが正史ですがなにか?

387:名無しさん@ピンキー
08/06/13 07:06:52 4hdHa03M
>>384
おキヌちゃんナツカシス
マヨイちゃんに憑依してもらいたいな…

388:名無しさん@ピンキー
08/06/13 16:20:24 vWa+RQDg
>>387
生き返ったので無理です
ちなみに復活後はほぼ別人と言っていいほど性格変わりました

389:名無しさん@ピンキー
08/06/14 09:42:48 c4DEilWD
>>388
俺のトラウマをよくも…

390:名無しさん@ピンキー
08/06/18 16:06:33 53CNu3rf
ここは逆裁のスレなんだが

391:名無しさん@ピンキー
08/06/18 21:20:11 KxpJOwy4
趣味の幅が広がるから嫌いじゃないんだけどね
じゃあなんか話題振ろうぜ

392:名無しさん@ピンキー
08/06/18 22:49:36 LCGexRWO
書き手さんがヒントになるような話題ないかな

真宵と冥と成歩堂

真宵と冥と御剣

とか?

393:名無しさん@ピンキー
08/06/18 23:10:31 4E5WOnZl
3Pいいな
男2女1でもいいけど

394:名無しさん@ピンキー
08/06/19 01:54:04 KSceDSBF
だめだ、「成歩堂が女性陣にいじめられる図」が脳を占領してるw

395:名無しさん@ピンキー
08/06/19 03:58:34 RSq1neLS
綾里姉妹×成歩堂とか

396:名無しさん@ピンキー
08/06/19 14:48:47 hIi3j71L
ハミちゃんが霊媒したチヒロさんに指導されて
マヨイちゃんの処女を奪うナルホドとか?

397:名無しさん@ピンキー
08/06/19 14:50:49 o/ylMquB
新人時代の御剣×千尋がもっと見たいです

398:名無しさん@ピンキー
08/06/19 20:29:29 rqhCObvO
>>397
若さ故のあやまちwww

399:名無しさん@ピンキー
08/06/19 21:42:54 dpoqQzVm
>>397
私はどうかと思いますね!


400:名無しさん@ピンキー
08/06/24 02:01:32 i1pS/jdD
3Pというか、ミツメイのやってる所をナルホドに見せて
御剣「こんな所を成歩堂に見られて感じてるなんて、やっぱり冥は変態だな」
みたいのが読みたい。
最終的にナルホド乱入しても良し

401:名無しさん@ピンキー
08/06/25 14:28:45 ufUL7HCk
ミツマヨがみたいお

402:名無しさん@ピンキー
08/06/25 14:48:01 8rQxq1Os
正統派ミツメイに飢えている俺が通る

403:名無しさん@ピンキー
08/06/25 21:52:38 udVMT5O4
御剣に犯されてるマヨイたんが見たい
ナルマヨが本命だけど御剣の鬼蓄変態プレイに期待してしまう

404:名無しさん@ピンキー
08/06/25 22:37:14 IMX29V4q
トノサマンのレアグッズで誘い出すわけですね、わかります!

405:名無しさん@ピンキー
08/06/26 00:20:02 pNrwkAW/
ミツメイの結婚ネタ、というか人妻冥ネタを希望。
旦那との純愛物でも良し、別の男との不倫物でも良し
裸エプロンやウェディングドレスのオプション付きだとなお良しw

406:名無しさん@ピンキー
08/06/26 10:42:40 qNdNj0OR
>>405
ちょうど六月だしいいね
もうすぐ終わっちゃうけど

407:保管庫収蔵なしで
08/06/26 21:54:34 5AV8zGgX
ゴドー×春美です
とんでもなく長いです。申し訳ない
苦手な方スルーでお願いします

408:名無しさん@ピンキー
08/06/26 21:55:12 5AV8zGgX


神なんていやしいねぇ
反吐が出るほど思い知らされた

けどな

あんたの為ならば
いくらだって祈ってやるさ


あんたの為ならばな




神なんていやしねぇが
この祈りだけは本物だ




409:名無しさん@ピンキー
08/06/26 21:55:59 5AV8zGgX
あの最後の裁きの庭で。
俺の罪が暴かれ拘留されて。
これで全て終わったと安堵した矢先、
あのトンガリ頭の弁護士が乗り込んできやがった。
うっとおしかったのでコーヒーを奢ってやったがその程度では出て行かず。
あげくお得意の屁理屈を並べ立て俺の弁護をすると言い出しやがった。
『俺の罪を暴いたのはあんただぜ?』とからかってやれば、
『それを望んだのはあなただ』と言い放ちやがった。
一瞬作ってしまった隙に土足で踏み込んできた奴は、
ごり押しと突っ込みと無茶苦茶な理屈で俺から『Yes』をもぎ取っていった。
瞬間ガッツポーズを決めた奴に、決して硬くはない堪忍袋の緒が切れる。
その間抜け面めがけて何杯か奢ってやると大騒ぎして異議を唱えてきた。
軽く無視してコーヒーを啜ればわざとらしい溜息をつく。
『本当に乱暴な人だ……あなたは』
乱暴なのはどっちだ、まったく。
気まずさと照れ臭さを仮面で隠して闇を飲み干す。
憮然とする奴のツラにカップを突き付けにやりと笑ってやった。
『よろしく頼むぜ……弁護士サン?』
トンガリ頭は忠犬の如くに頷いて見えない尻尾を振り回す。
……馬鹿犬ほど可愛いってのはあながち嘘じゃねぇな。
後で知ったことだが俺の弁護は奴だけの考えではなかったようだ。
あの綾里の女達が必死で懇願したらしい。
特に小さな方のお嬢ちゃん…春美が強く願ったことだったそうだ。
複雑な気分だ。
被害者一家に救済を望まれる殺人犯。
まだ『あいつを死刑にしてくれ』と言われた方が楽だったかもしれない。
その後の裁判は……何と言うか、奇妙なものだった。
審理は極秘で行われ、関係者には緘口令が敷かれた。
弁護士、検事、裁判長、そして…俺。
たった4人の静まり返った法廷で淡々と審理は進み、終わった。
懲役刑は出たが、執行猶予がついて早々に釈放された。
あまりにあっけないものだった。
だがこれは俺を守ろうとした結果ではない。
警察局・検察局共に思惑が一致したのだ。
『綾里家を失うわけにはいかない』
『そしてその存在を利用していかなければならない』
その為には綾里家絡みの裁判を表に出すわけにはいかない。
そもそも俺が検事をやれたのは綾里家の存在をちらつかせたからだ。
DL6号事件はあったが、いまだに警察・検察内部で綾里家を信奉する者は多い。
何しろ綾里家の力は『本物』だからだ。
その綾里家の次の家元を守った俺は…いわば功労者的な扱いを受けたわけだ。
皮肉なもんだ。
現家元を殺すことで次の家元を助けたというのに。
…分かっている。人の命は天秤に掛けられないが…分かっている。
真宵はこれから子を産み育てていかなければならない。
真宵が生き残らないと綾里家はますます先細って行く。
だから真宵は何があろうと生き残らなければならなかった。
彼女が、それを望まなかったとしても。

俺は真宵を守った。
だが俺は……本当に真宵を守ったのか?

410:名無しさん@ピンキー
08/06/26 21:56:50 5AV8zGgX
釈放後、待ち受けていたのは…あのトンガリ頭とちょんまげ二つだった。
迎えに来た青い弁護士に無理矢理引っ張り込まれた事務所。
そこにいたのがちょんまげ二つというわけだ。
無数の紙飾りで彩られた室内。
紙の鎖に風船、宗教じみた謎の飾りに…短冊を飾ったクリスマスツリー…?
凄惨な光景となった事務所のど真ん中には不釣合いで膨大な料理の数々。
どうやら随分気張って向かいのホテルに注文したらしい。
「向かいにはちょっとしたコネがありまして…ゴドーさんは嫌かもしれませんが」
……あの事件のことだろう。
申し訳なさそうな弁護士をちょんまげ二つが押しのけ俺を席に座らせる。
ちょんまげ達はその隣に腰を下ろしたので、図らずも両手に花となった。
「はい、ゴドーさん!コーヒーだよ!」
「さあさあ飲んでくださいませ。どうぞ遠慮なく!」
ちょんまげ達に力技で薦められ、二人の入れた闇より苦いブツを飲まされた。
吐き出さなかったことを誰か誉めて欲しい。
目の前の青ハリネズミが肩を震わせやがったので、残りは全て奢ってやった。
「お!ゴドーさんの奢り!久し振りだねぇ。良かったねなるほどくん!」
「久し振りですね!良かったですね、なるほどくん!」
「全然良くないよ!」
キャンキャン吠える成歩堂を華麗に無視した二人は俺に料理を突き出してくる。
人類であるならば処理不能な大量の料理。
とにかく一口ずつクリアしていって、残りは全て成歩堂に押し付けた。
奴の顔が刻々とビリジアンに変わっていくが知ったことではない。
その後もお菓子だケーキだと散々騒いで成歩堂をパシらせまくって。
はしゃぎ疲れたお嬢ちゃんたちは二人仲良くソファで眠ってしまった。
仮眠用らしいくたびれた毛布を掛けてやりその顔を覗く。
まったく、寝顔だけは天使だな。
「なんていうか…すみません」
散らかった部屋を極力音を立てないで掃除をする奴が申し訳なさそうな声を出す。
肩をすくめることを返事として俺は一人掛けのソファに腰を下ろした。
「二人ともゴドーさんが帰って来るのが相当嬉しかったらしくて…。
これでも随分と押さえた方なんですよ?
直前まで矢張からトノサマンのバルーン人形借りてくるって聞かなかったんですから」
それはそれは。
もしかしたらこの部屋に鎮座していたかもしれない存在を思う。
…恐らくこの部屋の三分の二はそいつで埋まるな。
「本当にすみません。とにかくあなたが帰って来るのが嬉しかったんですよ。
それだけは分かってやってください」
片付いてない部屋を片付いたとみなしたのか、奴は給湯室に引っ込む。
ガタガタと不器用な音と共に安いアロマが漂った。
「すいません、あまり美味しくはないですが」
千尋の残した物だろうか。
上品な白磁のカップに闇が揺れている。
一口どころか香りだけで安物と分かるそれ。
本当に美味くはないがさっきのよりはマシだった。
口直しにならない口直しで禊をし、割らないよう細心の注意を払ってカップを戻す。
「さっきから気になっていたんだが…」
「はい?」
座る場所を埋められて所在無げに立つ所長に声を掛ける。
「……どういう意味だい?」
「え?」
「どういう意味かって訊いているのさ」

411:名無しさん@ピンキー
08/06/26 21:57:26 5AV8zGgX
「その……『どういう意味』がどういう意味なんでしょう」
「物分りの悪い弁護士くん…カッコつかないぜ」
「いやいやいや!あなたが分かりにく過ぎるんでしょう!」
ビシッ!と突き付けられる指に顎をしゃくって対応する。
しばしにらみ合っていたが、根負けしたのか奴は肩を落とした。
「…で、どういう意味なんですか?」
項垂れて疲れた声で。
真上を向いたトンガリ頭に、さてどうしようかと軽く迷う。
言い難いのはきっと、何かを期待しているからだ。
期待………期待?
期待だって?
「その…『帰ってきた』ってのはどういう意味かと訊いているのさ」
「どういうって……そのままでしょう」
本気で分からないという顔だ。
大丈夫なのか?こののんびり屋の所長さんは。
「だから……」
「あー!良く寝たー!!」
「うわあっ!ビックリした!!」
突然健康なゾンビの如くに起き上がった物体に成歩堂が声を上げる。
俺も叫び声こそ出さなかったが相当驚かされた。
「いきなり起きるなよ!」
「何それ!普通起きるのなんていきなりでしょ?どうやって徐々に起きるのよ!」
「いや、そういう意味じゃなくて…」
じゃあどういう意味だ。
さっきの奴の台詞のような言葉を胸中で呟く。
何だか今までの緊張がすっかり馬鹿馬鹿しくなっていた。
「あああああああっ!!!」
「今度は何だっ!」
再びの奇声。ここに静寂ってモンは存在しないのか?
すっかり崩れたちょんまげがぶんぶんと勢い良く振り回された。
「ゴドーさんは!?」
「……そこにいるだろう」
法廷さながらの人指し指で人を指しやがる。
気に入らないのでカップなしのコーヒーを奢ったら、その叫び声で春美が起きた。
「んー…真宵さま…?」
「あ、おはよー、はみちゃん」
「おはようございます……。
………ま、真宵さまっ!おじさまはっっ!?」
「あそこあそこ」
真宵の傍らで目を覚ました春美は恥ずかしそうにこちらを見た。
「良かった……おはようございます、おじさま。
こんなはしたない姿で申し訳ありません。」
「……おはよう。お寝坊なコネコちゃん」
「指さしたのになんで真宵ちゃんは奢られないんだ…」
ぶつぶつ呟く成歩堂を笑う二人の清やかな声が事務所に響いた。

412:名無しさん@ピンキー
08/06/26 21:58:12 5AV8zGgX
あの『お勤め終了おめでとうパーティー』(真宵が名付けた)の後。
結局…俺はなし崩しにこの事務所のやっかいになるはめにおちいった。
もちろん弁護士としてではない。いうならば単なる事務員だ。
だがあいつらはそう思っていないらしい。
真宵は『影の大所長』、春美は『なるほど法律事務所の大看板』、
成歩堂は『秘書…いや、顧問…相談役……お目付け役…?』だそうだ。
一体俺に何をさせる気なんだ、あいつらは。
出勤初日の緊張は忘れがたい。
あれだけのことをした俺だ。受け入れてもらえるなんて嘘だ。
『帰ってきた』なんて言葉に期待してはいけない。
あの言葉には大した意味なんてない。
単に、本当に単に物理的に『娑婆に戻ってきた』という位の意味しかない。
だから何も期待してはいけない。
これは同情なのだ。
全てを失った、愚かで間抜けでどうしようもない男に対する同情。
お優しい弁護士サマとお嬢ちゃん達が放っておけないとお情けを下さった。
そのお情けにみっともなく縋る惨めな男。
それが俺だ。
あいつらが手を伸ばしてくれたわけじゃない。
俺が必死で縋り付いているだけなのだ。
そう自分に言い聞かせて失望しないように予防線を張り巡らせて。
そうやってガチガチに緊張した状態の俺が見たのは。
『神乃木・ゴドー・荘龍法律事務所』と毛筆で書かれた紙が張ってあるドアだった。
紙はそのままにドアを開けて入れば、ちょんまげ二人が期待の眼で見上げていて。
最高に興奮した様子で飛びついてきた。
「すっごい良い案でしょ!はみちゃんと二人で考えたんだよ!
字もね、はみちゃんが書いてくれたの!上手でしょう!ね?ね?」
「どうでしょうおじさま。わたくし随分と練習したつもりなのですが…」
…愛おしかった。
目の前の存在が何よりも愛おしかった。
あんた達はどうしてそうなんだろうな?
こんな犯罪者を簡単に許してしまえるなんて。
あんた達の大切な身内を殺した奴を許してしまうなんて。
いいのかい?調子に乗っちゃうぜ?
調子に乗って…あんた達を守っちゃうぜ?
「ああ…最高に良い案だぜ。立派な大看板さ」
左手で真宵を、右手で春美を抱き上げて柔らかな頬二つに口付けを落とす。
眼を丸くした二人と、ようやく出勤した所長さんが叫び声を上げるのは同時だった。

413:名無しさん@ピンキー
08/06/26 21:58:54 5AV8zGgX
あれから三ヶ月。
新しい生活リズムにもすっかりと慣れていた。
毎朝一番(とはいえ基本二人だが)に出勤し、掃除をし、郵便とメールのチェック。
寝惚けて出勤するだらしない所長さんにコーヒーを奢り、
容赦なく小突き回し、法廷でサポートし、時に指導をする。
まったく、こいつはよくもこんな状態で一人でやってこれたもんだ。
呆れるほどに素人臭い。
だがさすがは千尋の弟子だ。
恐ろしいスピード、そしてパワーで吸収していく。
今後の奴の姿を思うと身震いしてくる。
きっと伝説となる素晴らしい弁護士に成長するだろう。
その昔、千尋に感じたように。
こいつの向こうに透けて見えるあの日の若い千尋。
二人分の愛情を込めてきっちりと揉んでやった。
「うう……鬼ですか、あなたは」
「この程度で音を上げる弁護士クン……カッコつかねぇぜ?」
「そうだよ、なるほどくん!カッコつかねぇぜ!」
「カッコつきませんわ!なるほどくん!」
「この事務所に僕の味方は存在しないのか…」
笑い声を上げるのも随分久しぶりだ。
笑うことも忘れていたあの頃。
あの震えるような冬の日が終わる時がくるなんて。
この事務所…成歩堂、真宵、春美、そして……千尋。
ここにある全てが俺を凍てつく氷の世界から救ってくれた。
特に俺を温めてくれたのは春美の存在だった。
あれだけのことをした俺を勿体無い位に慕ってくれる。
ヒヨコのように俺についてきてしきりに気を使ってくれる。
以前に里の人間が美味しいと言っていたインスタントコーヒーを、
俺に飲ませる為わざわざ水筒に入れて抱えてきたことがあった。
『皆が美味しいと言っていたので…是非おじさまにと思いまして』
『ありがとうよ、コネコちゃん…』
可愛らしいコネコ柄の水筒からコーヒーを分け合って飲む。
あの日が逆転したようだった。
もう寒くはないのに二人寄り添って座る。
逆転したのはコーヒーだけではない。
俺達の心もだ。
俺達の心の中にはあの日のような悲しみも絶望も存在しなかった。
『お口に合いましたか?』
『ああ……最高のアロマと味わいだったぜ』
『まあ本当ですか?おじさまに喜んで頂けて、わたくしとっても嬉しいです!』
ソファで飛び跳ねるちょんまげを見ていると、
真宵に対するものとは形の違う感情がこみ上げてくる。
決して認めてはいけない感情。
認めてはいけないから俺は目を逸らす。
逸らすしかない。逸らすしかないだろう?
こんな……こんな、こんな思いは……。
感情が噴出してしまわぬよう、俺は必死でコーヒーを呷る。
空になった水筒を悲しそうに見つめる春美を抱きしめてしまわぬよう。
きつく拳を握って己の汚れた手のひらを再確認する。
抱きしめてしまわぬ為に。
最高の愛情を込めて。



俺達がそうして静かに過ごしていたその時に。

綾里キミ子の死刑は執行されていたのだった。


414:名無しさん@ピンキー
08/06/26 21:59:45 5AV8zGgX
母親の死を知らされた時、春美は冷静だった。
どうしていいのか分からずにオロオロと取り乱していたのは
成歩堂や真宵のほうだった。
もちろん俺も。
当然顔や態度には表さなかったが。
そんな俺達を見抜くかのように春美は落ち着いていた。
いつも通りの態度で成歩堂と共に法的な手続きを済ませ、
真宵に付き添われて里に戻り母親の弔いを済ませた。
俺は…俺は、何も出来なかった。
執行猶予の身では派手に動くことは出来ない。
いや、俺は幾らでも春美の為に動きたかったのだが…。
成歩堂と真宵に必死で止められた。
『大丈夫です、僕達に任せておいて下さい』
『大丈夫だよ!あたし達で頑張るから!大船に乗ったつもりでいてね!』
俺の身を案じてのことだったのだろう。
そんなものクソ食らえと言いたい所だったが…そういう訳にはいかない。
もし何らかの悪しき事態が起きて。
再び塀の向こうに行くような羽目になったとしたら。
俺はこいつらを裏切ることになる。
それは充分に分かってはいたが、春美を思うと苛立たしくて仕方がなかった。
汚れた手。自由なき身。
俺に出来ることなどほとんどなかった。
だからこそ出来るだけのことはした。
事務所に来れば最高のカフェ・オ・レで出迎えてやり。
傍らに引き寄せて好きなだけ本を読んでやった。
飽きれば簡単なテーブルマジックを披露してやり。
眠れば起きるまでずっとそばにいた。
出来ることなどないから、出来るだけのことはする。
いい歳した男が情けないことこの上ない。
歯がゆくて仕方がないが手前の身の上を嘆いてる場合じゃない。
今はとにかく春美だ。春美のことだけだ。
そうやって必死で遣り過ごしていたある日。
春美は真っ直ぐに俺を見上げるとこう言ったのだった。


「おじさまのお家にお邪魔してもよろしいでしょうか?」

415:名無しさん@ピンキー
08/06/26 22:00:25 5AV8zGgX
正直驚いた。
春美が俺の家に来るのは初めてではない。
これまでも成歩堂と真宵を二人きりにする為に、
春美が俺の家に泊まったことが何度もあるからだ。
『真宵さまと愛しいなるほどくんを二人きりにしてさしあげたいのです!
お二人は今後の為にももっと愛を深めていかねばならないのですから。
どうかおじさま、協力してくださいませ!』
そう言って俺の家で眠るまで大願成就の祈祷をしていた。
そのわりにはあまり上手くはいっていないようだったが。
『まったく、なるほどくんはオクテで困りますわ。
やはりこういったことは殿方からりいどして頂かないと…』
爪を齧りつつぼやく姿はまるで一昔前のやり手ババアだ。
こいつは本当に真宵の幸せしか考えていないんだな。
方向性は少々修正が必要なようだが。
それでもその姿はいじらしく愛おしい。
それに春美の望む形ではないが、あの二人はそれなりにいい関係のようだ。
俺だって真宵の幸せは春美以上に望んでいる。
だから共に過ごしてくれる成歩堂に感謝してもいた。
そこで『ならば春美の相手は…』と下衆な妄想をした自分にうんざりしたが。
「あの……おじさま?」
おずおずとした声が掛かる。
どうやら驚きすぎて少々思考を飛ばし過ぎたようだ。
「その…ご迷惑ならば…」
俺の沈黙を困惑と受け取ったのだろう。
泣き出しそうな顔を隠すように俯いてしまった。
おっと、いけねぇ。
可愛いコネコちゃんを泣かせるなんて俺のルールじゃねぇ。
ちょんまげを崩さないように気をつけて頭を撫でてやる。
「いいぜ、来な。コネコちゃんならいつだって大歓迎だぜ」
いつもならばはしゃいでしがみついて来る筈だが今日はそれがない。
真宵と成歩堂を二人にさせたい訳でもないらしい。
それ以外の理由で俺の家に一人で来たことなどないのに。
そもそも今日は真宵はこちらに来ていない。
色々あったが結局倉院は真宵を家元に選んだ。
その為に格段と忙しくなった真宵は以前ほどこちらには来れなくなっているのだ。
代わりに春美がその穴を埋めるが如くに来ている。
下手をすると学校が終わり次第毎日のようにやってくる。
俺としては喜ばしいことこの上ないが、倉院や真宵としてはどうなのだろう。
実際成歩堂もそれが気になっているらしい。
金銭的にも色々不安だったのでここまでの定期券を渡してやっていた。
それが良い事なのかどうか分からないが。
「さて、コネコちゃんは今夜は何をご所望だい?あんたの願い……叶えちゃうぜ?」
心配そうな成歩堂を残して歩く帰り道、なるべく穏やかに尋ねてみる。
だが春美は地面を見つめたままだった。
「特に……ありませんわ」
いつもなら味噌ラーメンだカレーライスだとはしゃいで飛び付いて来るのだが。
俺は重い不安を腹に抱えたまま小さな手を引いて歩き続けた。

416:名無しさん@ピンキー
08/06/26 22:01:00 5AV8zGgX
「…ご馳走様でした」
小さな両手が合わせられる。
結局あれからどこにも寄る気になれず、あり合せの夕食となった。
冷蔵庫に残っていた野菜を刻んだスープと半熟に仕上げたオムライス。
どちらも春美の好物だし味も決して悪くないのに半分以上残されてしまった。
料理にはちょいと自信があったんだがな。
喪失しちゃいそうだぜ。
「お口に合わなかったかい?コネコちゃん」
「い、いいえ!!そんなことはありません!ええありませんとも!」
必死にフォローしてもらえるのは有難いが残したのは事実だ。
俺自身も何だか食欲を失い早々に食事を諦めた。
「………」
「………」
沈黙が重い。冷めてく食卓を前にしてなす術もない。
いつもなら食後の一杯を用意するのだがそんな気にもなれない。
二人、言葉もなく目の前の物体を見つめているだけだった。
「………」
「………」
さて、本当にどうしたものか。
脳みそをフル回転させてこの状況の打破を画策する。
音楽でもかけようか?
お気に入りの古い映画でも見ようか?
この間買い溜めておいた絵本を読んでやろうか?
どれも決定的な方法とは思えない。
情けない話だ。
これだけ生きてきて、目の前の女一人笑顔にできないなんて。
「……おじさま」
「…っ!」
突然声を掛けられて飛び上がりそうになる。
もちろんそんな失態は犯してはいないが。
だがコーヒーを口にしていたら確実に噴出していたな。
「…なんだい?コネコちゃん」
精一杯に落ち着き払い格好つけ余裕のある振りをして尋ねる。
だが春美の方が余程落ち着いて見えた。
「おじさま、わたくしどうしたらいいですか?」
残り物を見つめたまま掠れた声で呟く。
春美はさっきから俺と目を合わそうとしない。
不安だった。俺の方こそどうしたらいいんだ?
「一体何がだい?何があんたの可愛いお顔を曇らせちゃってるんだい?
よかったら俺に……教えちゃくれないか」
顔を上げてくれないから、俺の方から身体を近付ける。
前屈みになって出来るだけ身を寄せて聞き逃さないようにする。
手に触れたかったが生憎膝の上に揃えられていて叶わなかった。
「もちろん秘密は全て守るぜ?全てこの俺のハートに閉じ込めておくさ。
だから安心して話してくれよ。守秘義務に関しては折り紙つきだぜ!」
必死の説得だ。我ながら見苦しい。
だが俺はこいつを守りたいんだ。その為には情報が少なすぎる。
頼む、心を開いてくれよコネコちゃん。
説得が功を奏したのかようやく顔を上げてくれる。
ほっとしたのもつかの間、目の前の天使はとんでもない爆弾を落としてくれた。

「どうしましょう…わたくし……お母さまが死んでくださったことが……
嬉しくて仕方がないのです……」

417:名無しさん@ピンキー
08/06/26 22:01:34 5AV8zGgX
信じられなかった。
信じたくなかったのか、信じてはならないと思ったのか。
何だかは分からなかったが信じられなかった。
あの春美が。あれだけ母を思い慕っていたこの子が。
己の母の死を、死刑を喜ぶだと?
ありえねぇ。そんな子じゃねぇ。
だが頭の片隅の常に冷静な部分が嫌な言葉を囁く。
以前成歩堂から聞いた話。
真宵を苛めた鞭のお嬢ちゃんをばっさりと切り捨てたという。
この子の真宵に対する危険すら感じさせる過剰な愛情。
その思いならば実の母親をも切り捨てるだろう。
只でさえ死というものに慣れている子だ。
真宵の為ならば、母親の死体すら冷静に眺めるだろう。
「全てはお母さまの所為なのです。
倉院の里がこうなってしまったのも、
真宵さまがたくさんの悲しい目に合われたのも、
全部お母さまの所為。
お母さまの愚かな願いの所為でたくさんの方が悲しい思いを…。
だからお母さまが死んで下さって、わたくし嬉しくてならないのです」
ばちん、ばちん、と嫌な音がする。
一瞬分からなかったがどうやら春美の口元あたりから聞こえる。
見れば親指の爪を毟るように噛み千切っていた。
「やめねぇか!!」
急いで手を伸ばし口をこじ開ける。
俺には見えないが手も口も赤く染まっているのだろう。
焦って救急箱のある場所まで引っ張っていこうとする。
だが静止の言葉を勘違いしたらしい春美が突然にキレた。
「だって、皆死んでしまいましたわ!お母さまもお姉さまも舞子さまも!
お母さまさえいなければ真宵さまがお命を狙われることはもうありません!
あやめお姉さまは真宵さまを守ってくださった方ですし
こちらにはなるほどくんもおじさまもいらっしゃいます!
お母さまさえいなければ、お母さまさえ死んで下されば
真宵さまの将来も綾里家の未来も安泰です!
倉院の里は真宵さまの元で美しく蘇るでしょう!
それなのになぜ喜んではいけないのですか!?」
……半狂乱だ。
一番心配していたことが現実になってしまった。

418:名無しさん@ピンキー
08/06/26 22:02:11 5AV8zGgX
犯罪者の娘。
それが春美を表す言葉の一つ。
父親を除けばこの子の家族は全て犯罪者だ。
真宵が家元になった今、綾里家の主流は真宵や舞子を推す者達だ。
だが今だしぶとく春美を家元に推したい輩がいるらしい。
担ぎ上げようとする奴等に一番効くのがこの言葉だろう。
『犯罪者の娘を祭り上げるわけにはいかない』
それは当然春美の耳にも入るだろう。
聡いこの子は分かっているはずだ。
自分の力が真宵の立場を危うくすること。
自分の立場が倉院の未来に影を落とすこと。
真宵が葉桜院の住職から聞かされた話では
春美は倉院を出て葉桜院に行くことも考えているようだった。
真宵の傍に居たいのに、里のどこにも居場所がない。
事務所に来るのも只単に里に居られないからだ。
もちろん真宵は春美を妹同然に愛し大切にしている。
だがそれがまたこの子を責めるのだろう。
自分が自分であるが故に愛する者の傍に居られない。
幼い子供が背負うなど不可能な十字架。
今日この時まで我慢に我慢を重ねてきたのだろう。
愛する真宵をこれ以上傷付けない為に。
出口を失ったそれはやがて腐り捻れて母親に向けられた。
実際この子の言う通り、すべてはあの母親の所為なのだから。
押さえすぎた為に制御不能となった感情の暴発。
そして不謹慎にもそれを喜ぶ自分が居た。
それがあんたの本音かい?
俺だけはあんたの汚れた部分を見せてもらえるのかい?
「真宵さま、何てお可哀想に…!
千尋さまも舞子さまも失われて一人ぼっちになってしまわれて!
真宵さまは何一つ悪いことなどしていないのに!
全部全部、お母さまが!お母さまが!お母さまが!!」
大声を上げて止まらない涙を流して。
己の母を罵り断罪する。
そうだ。抱えた闇なんざ全部吐き出しちまいな。
俺が全て飲み込んでやる。
「お母さまどうしてもっと早く死んで下さらなかったの!
もっと早く死んで下されば、真宵さまと舞子さまは今頃…!
もっと早く死んで下されば、わたくしなぞこの世に……っ!」
俺はこいつの闇ならどんな闇でも飲み込んでやれる。
だが最後の台詞だけは許せなかった。
あまりの言葉に頭に血が昇る。
春美の興奮に煽られてまともな考えなど吹っ飛んでしまった。
無理矢理抱え上げた存在を傍らのソファに投げ飛ばす。
その上に素早く圧し掛かり、力一杯押さえつけて小さな唇に噛み付いた。
「んっ!」
「……っ」
見開いた目が徐々に正気を取り戻す。
春美とのはじめての口付けは濁りのない血の味だった。

419:名無しさん@ピンキー
08/06/26 22:02:47 5AV8zGgX
小さな身体が震えている。
角度を変え幾度も交わす口付けに夢中になる。
見ることの出来ない液体の味。
子供特有の甘ったるい匂い。
どんな上等なコーヒーよりも俺を酔わせる。
血を舐め唾液を啜り奥の奥まで堪能してもまだ足りない。
欲しい。もっと欲しい。もっと。
この渇きを癒すまで。もっと。
「んっ!こふっ…けふっ……ぅ」
……おっといけねぇ。
上手く呼吸の出来なかったらしいコネコちゃんが咽る。
すぐ横向きにして回復体位をとってやり背中を撫でた。
「こふっ、ふ…っ」
「大丈夫かい?」
胸をさする俺の手にしがみ付いて身体を折る。
しばし苦しそうな呼吸をしていたが、時間と共に落ち着いていった。
崩れた髪。乱れた裾。肌蹴た胸元。
装束の合わせから覗く白い脚はぽきりと折れてしまいそうな細さだ。
丸い眼は涙を湛えて淡く煌いている。
儚く美しい少女の姿。
自分の中でもたげる何かを捻り潰す為に、涙で汚れた顔を愛撫してやる。
いく筋も跡の残る頬や瑞々しく潤う目尻。
一口で食べてしまえそうな小さな顔を舐めてやる。
まるで子猫の世話をする母猫にでもなったようだ。
泣き虫コネコは腕の中でずっとおとなしくしてくれた。
「すまねぇな、コネコちゃん……どうやらおイタが過ぎたのは俺のようだぜ」
目の毒である髪や衣服の乱れをさりげなく直してやる。
脱力した腕を取り、噛み千切った爪に口付けた。
「だがな、コネコちゃんも随分と悪い子ちゃんだぜ…?
もしあんたが産まれていなかったら、俺は何を希望に生きりゃいいんだ?
俺をコーヒーより深い漆黒の闇に突き落とすなんていけない子だぜ」
血が濃い。相当量流れているようだ。
これはすぐ手当てしなければ。
「待ってな」
春美を座らせて洗面所へと急ぐ。
やたらと充実している救急箱と、掴めるだけのタオルを抱えて戻った。
春美は自分の手を見つめて呆然としている。
恐らく記憶にないのだろう。
どれだけ自失していたのかが分かる光景だった。
「ほら、治療するぜ?」
小さな身体を膝に抱え上げる。
後ろから手を回して痛んだ手を取った。


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