ヤンデレの小説を書こう!Part13at EROPARO
ヤンデレの小説を書こう!Part13 - 暇つぶし2ch813:名無しさん@ピンキー
08/03/05 19:59:30 ZqSWn/p7
大学生活の華と言えば、一般的には恋愛なのだろう。
しかし、俺はこんな愛は欲しくない。

「あんた、それ以上彼に近づいたらルビヤンカ(自宅らしい)に送るわよ。」

このとち狂った発言をしているのが俺のストーカー兼彼女(無理矢理誓わされた)である、
大学の学生会を仕切っていると言われている風鎮羅巣(ふうちん らす)だ。
俺は単に「ラス子」と呼んでいるが、彼女は特技の柔道とサンボと射撃を生かした暗殺技術で、
学生会で恐れられているらしい。
俺に付きまとう前からひとたび内ゲバが起きれば彼女に敵対する連中は
次々と不審死を遂げるか行方不明になったそうだ。
そのためか、今では誰も彼女に逆らわない。
将来の夢は愚民共をインテリである自分が支配し、
邪魔する奴を片っ端から粛清しながら俺と二人の世界を築くことらしい。

「…………別に彼を欲しいわけじゃない。
 …………ただあなたのようなアカは私の神の敵。
 …………神の名においてこれ以上増やすわけにはいかない。
 …………そういうわけで彼は私が貰う。」

こっちはもうひとりのストーカーの辺根出九戸(べね でくと)。
俺は単に「法王」と呼んでいる。
熱心なカトリック系キリスト教徒らしいが、目の下のクマが非常に怖い。
はっきり言って、クリスチャンと言うより、悪魔を思わせる迫力である。
彼女は怪しげな魔術のようなものを使い、ビームを出したり洗脳したりするそうだ。
キュベレイみたいな形に変形も出来るらしい。

今日も大学行ったとき、俺の目の前でふたりは激しく殺しあった。
ポロ二ウムとか周囲に撒き散らされていたが、あの大学今後もちゃんと使えるのだろうか。

何はともあれ、二人が争っている隙をついて何とか家の前まで帰って来れた。
――はあ、今日も疲れた。
どうせしばらくしたらあいつらがやってくるのだからせめて一寝入りしておこう。
そう思い家のドアを開け自室に入る。
すると、窓から視線を感じた。
この所、ずっと感じていたあの二人とは確かに違う気配。
普通の奴には感じ取ることも出来ないごく僅かなものだが、
あの二人にストーキングされ続け、鍛え抜かれた俺には通用しない。
素早く気配の出所である、俺の部屋が見渡せる近くのアパートに侵入すると、中には女が居た。
ラス子から泥棒猫から身を守るためにと渡されたリシン銃仕込みの傘を女の体に押し当てた。

「あんた、俺に一体何のようだ?」




「か、勘違いしないでよねっ!別にアンタのことを好きなわけじゃないんだからね!
 風鎮羅巣と関係が深いからアンタを監視しているだけなんだから!」

公安の人間だそうだ。
……………………また、やっかいなことになりそうだ。



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