08/02/25 01:17:22 dhWGthKy
「なーんか、あたしの変なこと思い出してそうな笑いだったけど」
「違うって」
本当に、幼馴染はカンが良い。なーんて今更な事実にびっくりする。
みーが俺の胸をトンと叩く。お返しに俺はみーの頭を軽くぽんぽんと叩いてやった。
ふざけて叩き合って、笑いあって、ふざけて、また笑って―
「ね、ゆーちゃん」
笑いをこぼすみー。
「んー?」
「こうしていられるのって、いいね」」
「ああ、そうだな」
言って、また沈黙が広がる。でも、やっぱり顔は笑っている。
それを見て、俺も何故か笑いが込み上げてしまった。この前、思ったことを唐突に思い出した。
『本当に幼馴染ってだけだろうか、俺―』
あの日あの時から形容しがたい気持ちが胸にこびり付いていた。俺は一体、何をどうしたいんだろう、って。
俺はみーとどうしたいのか。
突然、気付いた。
こうゆうことなんだ。
「ずっと、続いたらいいのにな、こうゆう事が」
びっくりしたようにみーが俺の顔を見た。俺は言葉を続けた。