ガンダム00(ダブルオー)エロ小説総合スレ2at EROPARO
ガンダム00(ダブルオー)エロ小説総合スレ2 - 暇つぶし2ch571:名無しさん@ピンキー
08/02/18 15:31:00 151USgHa
>>638
ルイスの親が経営してた会社が傾きそうになり、
その会社が一念発起で開発した「青いパワードスーツ」の適合者を探すために、ルイスが旅に出るというのはどうだろう。

しかも見つかった適合者というのが、トリニティ兄弟の次男。
そして何故かアパートに同居。

572:名無しさん@ピンキー
08/02/18 20:26:58 c2rluPwF
今回のスメラギさんは尻で主張していたね
(アレルヤ風)

573:名無しさん@ピンキー
08/02/18 21:17:09 lNj4Q0G9
>>665
それどこのドッコイダー?

574:名無しさん@ピンキー
08/02/18 22:54:37 w85FRpzB
>>623
乙すぎぜ
やっぱこういうマリナのがしっくり来るな・・・

575:名無しさん@ピンキー
08/02/19 03:58:42 F2IDyb1v
URLリンク(file.blind.blog.shinobi.jp)

576:名無しさん@ピンキー
08/02/19 08:23:42 2uWg44mT
ハレルヤのグロかよ




俺も今度やってみよう

577:名無しさん@ピンキー
08/02/19 08:49:09 yJ/1uFCS
>>665
青いパワードスーツと聞いて、こわしや我聞のブルー参号を真っ先に思い浮かべた俺は間違いなく少数派

578:名無しさん@ピンキー
08/02/19 14:00:28 90pHZtjw
ルイスとサジの別れは憎い演出だった
日常の風景として、ずっと描写されてきただけに

579:名無しさん@ピンキー
08/02/19 22:54:19 mxRNEQhp
>>671
さすがです、若様!

580:名無しさん@ピンキー
08/02/19 23:06:32 TxzdSAiq
>>671
思い浮かばなかったがわかるぞ
若様最高だったな

581:名無しさん@ピンキー
08/02/20 09:40:22 5ajTEB7t
ブルースリーか、あったな

582:名無しさん@ピンキー
08/02/20 16:11:09 44wu+dLC
>>623
今更すぎるけど、超超超GJ。
萌え尽きた。

583:名無しさん@ピンキー
08/02/20 22:02:21 mEVIfrVg
刹那は背を伸ばすため、マリナは胸を大きくする為、お忍びでミルクを買いに来てバッタリ。そーいう夢をみた。

584:名無しさん@ピンキー
08/02/20 23:07:51 cwVnAvPL
>>677
そんなふたりがお互いのホルモンを活発化させ成長を促すためにヤル話に繋がるわけだ

成長ホルモンと男性(女性)ホルモンは別物だがw

585:名無しさん@ピンキー
08/02/20 23:19:33 7SozY+UQ
マリナがせっちゃんのミルクを飲めばいいさ

586:名無しさん@ピンキー
08/02/21 01:04:21 tEFPatdb
逆であろう!?

587:涼宮 ハルヒ
08/02/21 01:05:42 kORzdN30
ビルハ

588:涼宮 ハルヒ
08/02/21 01:06:29 kORzdN30
ゼブルン

589:涼宮 ハルヒ
08/02/21 01:07:48 kORzdN30
マリアサマ~

590:涼宮 ハルヒ
08/02/21 01:15:56 kORzdN30
イエス

591:名無しさん@ピンキー
08/02/21 01:32:29 C8s6HJaU
URLリンク(nullpo.vip2ch.com)

592:名無しさん@ピンキー
08/02/21 16:53:52 SInueGQ+
アリーと絹江のカー・セックスまであと2日!

593:名無しさん@ピンキー
08/02/21 17:03:36 lXuhXEIk
         >ーヽィ
        イ从l^ヽ l  だれかおいらを基地まで送っておくれ
        ノ从Д`bレ お土産ももたせてね(はぁと
         /   /⌒ヽ
      _/⌒/⌒/ / |__
     / (つ /_/ /\ |  /\
   /  (_____/  ヽ/   \
  /| ̄ ̄         ̄ ̄|\   /
/  |             |  \/
    |             |/
コーラサワー・みかん

594:名無しさん@ピンキー
08/02/22 00:32:27 UMQfAee4
誰だ18禁にこいつを連れてきたヤツはー!!
何を土産に持って帰らせるつもりだったんだまったくwww
ひとまず回収していきます。お邪魔いたしました。

595:名無しさん@ピンキー
08/02/22 18:15:21 RdNz5SnM
投下します。
注意書き
・続きもので本番は次回です。
・姫様が病んでます。
・でも相手はシーリンです。
・あと刹那がガンダムです。

596:Whose is this Gundam? 1/6
08/02/22 18:17:15 RdNz5SnM
 刹那・F・セイエイはガンダムマイスターであり紛争根絶を体現するガンダムそのものに自身がなることを夢見る少年であるが、このごろある女性関係のためにその決意にも陰りが生まれてしまった。
相手の女性はマリナ・イスマイールというアザディスタン王国の第一王女である。なぜ一介のテロリスト風情がやんごとなきご身分の彼女と関係を持つことになったのかといえば、はて彼自身にもどうしてかは今一わからない。
つまりは成り行きでそうなってしまったのである。
初めの衝撃的な出会いから、彼女の国での武力介入、たびたび深夜に彼女の寝室へ訪れ問答―ほとんど刹那の一方的な問いで、答えを聞く前に立ち去っているというはた迷惑な類のものであるが―を繰り返し、そうしていつの間にか互いを想い合うこととなった。
明日の知れぬ身である彼が現世に何らかの痕跡を残しておきたいと願ったためかもしれない。マリナという女性に自ら殺めてしまった母の面影を重ねていたのかもわからない。
ともかく結果的にはこの儚げなお姫様と晴れて男女の関係を結んでしまい夜な夜な逢引に訪れる次第となった。
 トリニティという怪しげなガンダムを使う怪しげな組織の怪しげなパイロットたちとの会談を終えた後、地球に戻った刹那は生還の報告を兼ねていつものようにマリナの待つ王宮へと向かった。
彼の心境はいかなるものか、生きて戻れたとはいえ彼の知らないガンダムが現れ無差別同然の武力介入を行っているのだ。コックピットの中で「俺がガンダムだ」とぶつぶつ呟いてはいるものの彼の信念が揺らぎ始めたのは確実である。
一刻も早くマリナの胸に抱かれねば次の武力介入の際に戦場の中心でガンダムを叫ぶ事態にもなりかねない。刹那・F・セイエイはまだ年若い少年であり人であることを棄てたガンダムマイスターといえどもやはり誰かの慰めを必要としていたのである。

597:Whose is this Gundam? 2/6
08/02/22 18:19:22 RdNz5SnM
 暗黙の了解で開け放たれた窓から王女の寝室へ侵入した刹那は、彼が訪れたことを彼女に知らせるためやはりこれもまた二人の間で暗黙の取り決めとなっている言葉を発した。
「マリナ・イスマイール」
 この直後彼女からも「刹那・F・セイエイ」と呼ばれることがいつもの合図なのであるが今日はなにやら様子が異なり返ってくるはずの答えが無い。
刹那が寝台に近づいてみるとマリナはゆっくりと起き上がり、充血させた瞳を二三瞬いてからふらふらと倒れこむように刹那へ飛びついてきた。
刹那に受け止められたマリナはぐすぐすと鼻をすすりながら目の前の彼が確かな実体と温かさを持っていることを確認すると、今度は彼の胸を弱弱しく叩いた。
月明かりに照らされて青白く光る腕が震えているのを見て刹那は納得した。彼女は何らかの手段で自分が死地に赴いたのを知ったらしい。叩くのは自分に知らせず絶望的な戦場へ向かった彼を咎めているからだろう。
刹那はマリナを安心させるべく、彼女の両肩を掴んではっきりと言った。
「俺は、生きている。生きているんだ」
 言葉数は少なくとも彼女は理解したようで、刹那の不器用な慰めに安堵して彼の首筋に顔を埋め、彼の存在することをあらためて確かめるように匂いを吸い込んだ。
しかし間も無くマリナははっと声を漏らして刹那を突き飛ばし、瞳をぱっちり見開いてよろよろと後退りながら虚ろな口調で呟いた。
「笑えない冗談だわ」
「どうした?」
「笑えないわよ、刹那・F・セイエイ。ねえ、どういうこと?」
「何がだ?」
「せっかくまた会えたのに、どうして? 私はこんなにも悲しんでいたというのにどうしてなの。笑えない冗談よ。そうよ、笑えないわ。どうして。ねえなぜ。どうしてどうして貴方から知らない女の臭いがするのかしら」

598:Whose is this Gundam? 3/6
08/02/22 18:20:54 RdNz5SnM
 刹那は突然のマリナの変貌に混乱した。顔を青ざめさせて独り言のように「どうして」「誰よ」と繰り返す彼女が恐ろしくて二の句が継げなくなってしまった。
いよいよ激昂したマリナは刹那の襟首に掴みかかり、凄絶な表情の浮かんだ顔を吐息がかかるほど近づけて囁いた。
「誰なの」
 圧迫された血管がどくどくと脈打ち軋んだ首がきりきりと音を鳴らすのが刹那には解った。続けられる問い詰めとぼやけ始めた意識によりトレミーでの出来事が脳裏をかすめて刹那は無意識のうちに自分の唇を舐めた。
「キス、したのね? したんでしょう。言いなさい刹那。ほら、言いなさいよ。そうでなければ私は。ほら、ほら、ほらっ」
「ね、ネーナ・トリニティ」
「その女が私の刹那を辱めたのね」
 途端に拘束を解かれて、尻餅をついた刹那はげほげほとむせた。息を整えながら見上げるとその美しい顔を歪めたマリナが歯軋りを続けていた。
彼女はなにやら呟いたかと思うと刹那に向き直り目元に被さるほつれた前髪を払おうともせずに冷淡な調子で、
「それで、貴方はどうしたの」と言った。
 刹那は必死に弁解した。彼にしては珍しく取り乱して、トレミーでの出来事を逐一マリナに報告した。
ネーナというそばかす娘が突然抱きついてきたこと、いきなりの予期せぬ事態で自分は動けずに接吻を許してしまったこと、だがその直後マリナの顔を思い出して突き飛ばしてやったこと、そういった経緯を口下手なりにも脚色を加えず精いっぱい語った。
マリナは刹那の言ったことをひとしきり咀嚼し終えると一人納得したように首をうんうん上下させて、
「おしおきしなければいけないわ」と言って微笑んだ。


599:Whose is this Gundam? 4/6
08/02/22 18:23:07 RdNz5SnM
 腹の上にぐったりともたれている女の腰部へ両手をまわした刹那はそのなまめかしい具合が恋人の体とはあまりにも異なると感じた。
暗闇でほの白く光る肌は見かけよりもずっと熱く脈打ち刹那の手が触れる瞬間にびくりと強張りまた自ら努めて脱力し受け入れてゆく。
緩んだ肌には王女ほど指が沈まない華奢で繊細な印象を与えるこの女の体は豊満な肉体で荒々しく乱れる王女のそれにくらべてどこか怯えるふうに声を漏らす。
首筋に当たる吐息はぎこちなく未だためらいを棄てきれていないことを思わせて刹那にかすかに残る行為に対する罪悪感を呼び起こした。
そしてまたその背徳により彼の中の獣性が首を擡げて後ろめたい心境とはうらはらに意識はぼやけ体の中心だけがふつふつと高ぶり目の前の女を組み敷き穢し尽くし征服するべく支度を始めた。
「シーリン、続けなさい。次は貴女が刹那を愉しませるのよ」
 よく通る声が聞こえてシーリンと呼ばれた女はやっとのことで脱力した体を再び強張らせ一度ぎゅっと目を瞑り深呼吸してから刹那にしがみ付いたまま答えた。
「はい。姫さま」
 シーリンは寝台に腰掛けさせた刹那の前に跪いて一言「失礼致します」と礼をして目の前の赤黒い男性自身に白く細い指をそっと絡めたがその熱さに驚いて手を引っ込めてしまった。横で監視するマリナの叱責が飛ぶ。
「やりなさい、シーリン」
「はい」
 シーリンは脈打つそれに指を絡めてマリナの指示する通りに撫で擦り時には力を込めて握りまた時には裏筋や頭の窪みを指でなぞり刹那の男性を弄び続け、彼もそのたびごとに呻いてぞくぞくと背筋と男根を震わせた。
マリナはそんな掠れた声と寝台のわずかな軋みが耳に入るにつれてますます眉を顰める。
「ほらシーリン。そうやって指で輪を作って動かしなさい。そう、刹那はそこが弱いわ。あらあら、本当に気持ちよさそう。
それにしてもシーリンに弄られてこんなに感じるなんて、刹那は嘘つきね。嘘つきだわ。こんな嘘つきガンダムさんはいつ浮気するかわかったものではないわね。
シーリン、今度はお口でしてあげなさい。だーめ。そんな目で見たって駄目よ。やりなさい。これは王女としての命令です」

600:Whose is this Gundam? 5/6
08/02/22 18:24:55 RdNz5SnM
 シーリンはとうとう涙を潤ませ始めた顔を男性自身の体温を感ずるほど近寄せて精いっぱいに舌を伸ばした。
初めにぴりっとした心地を舌先に感じて思わず舌を引っ込めたけれど幾度かちろちろ触れ合わせてしまうと思い切りが付いたのか刹那自身の直立する方向に合わせて舌先を動かし始める。
空けたままの口腔が乾いたために唾液が過剰分泌されると液体が伝い潤った舌が筆の役目を果たして刹那にシーリンの痕跡を残し、先ほどから頂点より流れ始めていた液体と混じり合って飽和し男根と彼女の口元とをびちゃびちゃに濡らす。
窓より差し込む月明かりがてらてらと反射してぴちゃぴちゃと調子良く水音を立てるころになると、シーリンはむせ返る匂いと舌に感じる不思議な、けれども心地よい感触に体を火照らせてぽうっとした意識の中でマリナの命ずるままに口を動かしていた。
「貴女は相変わらず口がお上手ですこと。そうそう、歯磨きみたいにくちゅくちゅするの。手も使いなさい。
ええ、上手いわ。貴女才能があるわね。もしかして以前も似たようなことをしていたのかしら? 冗談よ冗談。これは笑える冗談よ。そんな目で見ないで、ちゃんと刹那を見つめてあげなさい。
なら今度は咽喉でごくごくしてみなさい。ああ、噛まないように気を付けるのよ。もし私の刹那を傷物にしたらどうなるか貴方わかっているわよね? 嘘よ嘘。ちょっとくらい血が出てもいいから思いきりしなさい。
あらあら、ガンダムさんはなんてお間抜けな顔をしているのかしらね。いつもの無愛想はどこへやら。私に見られていつもより気持ちいいのね? それともシーリンだからいいのかしら? ねえシーリン、貴女はどう思う? 返事をしなさい」

601:Whose is this Gundam? 6/6
08/02/22 18:28:05 RdNz5SnM
 慌てたシーリンが頬張ったままむぐむぐと声を上げその弾みにこれまで一歩手前で踏ん張っていた刹那の我慢が途切れて遂に決壊した。
シーリンは突然の生暖かい液体の奔流に目を見開いて、絶え間なしに流し込まれるそれで口腔が溢れ返ると鼻で息をすることも忘れ溺れたような心地で口を離した。
咽喉に絡みついた液体に嗚咽しながらぜえぜえと息を付き、そうしている間も刹那自身はびくびくと上下に痙攣しそのたびごとに勢い良く液体を吐き出してシーリンの背けた横顔に白い飛沫を浴びせる。
髪、眼鏡、頬、首筋と次々に穢れを染み付けてゆき、そのむっとした臭いと粘つく感触で彼女の意識をも白濁させる。
眼鏡のつるから垂れた液体が胸元に落ち、つつと肌を伝って桜色の頂点を刺激したときにシーリンはほのかに思考を取り戻し、「あっ」と夢うつつに声を漏らした。
髪を触ってみる。粘ついた感触が指に当たる。眼鏡を拭ってみる。雫がレンズに伸び広がり視界を遮る。顎先でつららのように垂れ下がる液体をすくってみる。
シーリンは「あはっ」と小さく笑い、手に乗せた白濁液をぺろりと舐め上げた。あまりの濃厚さにくらくらした。
「刹那、私以外の女で達するなんて、やはり貴方は嘘つきなのよ。シーリンもあんなにしてしまって、節操なしマイスターよ。
あの時言ってくれた言葉は嘘だったのかしら? 私だけのガンダムになってくれると言ったのは刹那でしょう? だから貴方にだいじにだいじにしていた王女の純潔を捧げたのよ? 
なのに、よその雌猫に唇を寄越してやって、今はシーリンとよろしくお楽しみなのね。嘘つき。浮気者。すけこまし。
貴方の様子を見るに、まだまだお仕置きが足りないみたいね。ここはもっともっとシーリンにがんばってもらって、浮気なんて考えられなくなるくらい気持ちよくさせなければいけないわ。
あらあらまたおっきくしちゃって、ほんと、だめなガンダムさん」
 ここまで続けてマリナはくすくすと含み笑ったかと思うと、今度は冷徹な王女の表情で恍惚によって酩酊するシーリンに向き直り、冷ややかに命じた。
「シーリン。彼を犯しなさい」

602:名無しさん@ピンキー
08/02/22 18:28:33 RdNz5SnM
以上です。

603:名無しさん@ピンキー
08/02/22 20:21:21 AwIHwFH/
なんだ、ただの神か

604:名無しさん@ピンキー
08/02/22 20:40:09 TTlWoELW
マリナこええ!!でもそれがいい!!

605:名無しさん@ピンキー
08/02/22 23:14:23 X0v3Xpzf
マリナヤンデレ率高いなーwwけどGJ

606:名無しさん@ピンキー
08/02/22 23:31:36 ihWoljwT
いいよいいよー!!
マリナ様いいねえ

607:名無しさん@ピンキー
08/02/23 00:24:09 wTQK8ZiZ
せっちゃん弱いぞw

608:青い人
08/02/23 02:19:37 5Ev+Kwc5
 一度書き始めるとネタというものはどんどん出てくるものですね……。
 てなわけでリアルの問題ほったらかして続き投下です。人生\(^o^)/
 
 それではIf20話投下しますよっと

 スレよ、私は帰ってきた!
 

609:フラッグのかっこよさは異常
08/02/23 02:22:22 5Ev+Kwc5
 センサーに引っかかったと思ったらもう別の場所に移動している。
カメラからの視認など論外。フラッグを前に、『ガンダム』はなす術もなかった。
 GNシールドとて完璧ではない。一部分に何度もダメージを与えれば、粒子同士の結合は解けてしまう。
 そうしてできた小さな穴に、フラッグはプラズマソードをねじ込んだ。燐光がスローネドライに迫る。
「まずいぞ」
「わかってる!」
 スラスターを吹かし、急速に上昇させる。しかしフラッグはそれを許さない。
それを上回る加速力を空いた手に乗せ、押さえつける。
GN粒子はすでに上半身を保護していなかった。
『安心して。コックピットに傷はつけないわ。手足と武装だけ削ぎ落とすだけだから』
 だからといって安心はできない。それが真実であるか以前に、パイロットの無事は保証されていないからだ。
おそらくネーナの命はなく、刹那には死が幸福とすら思えるような責め苦が待っているだろう。
 警報が鳴り響く中で、刹那はレーダーが何かを捉えているのに気がついた。
ライブラリ照合が行われ、カテゴライズされる。
《型式番号:GN-002 ガンダムデュナメス》
 一筋の光が、プラズマソードを持つマニピュレーターに舞い降りた。
残光を無意識に追う。天空から一機の巨人がこちらに降下してきていた。
 緑色のガンダム、デュナメスである。
『無事か嬢ちゃん』
「ロックオンか。助かった」
 ディスプレーに映るロックオン・ストラトスは一笑した。
『やっぱり生きてやがったな刹那』
「目的は俺の捜索か?」
 再び光が走った。ソニックブレイドを握ったフラッグの残りの腕が弾ける。
『話は後だ。まずはこいつを片付ける』
「わかった。だが気をつけろ。機体もパイロットもケタ違いだ」
『心配すんなって。ケツを蹴飛ばしてやるぜ』
 しかしデュナメスを認識した後のフラッグはこの戦力差を物ともしない。
『許さない……』
 それだけで人を殺せるような呪詛の言葉を吐き、デュナメスへ駆ける。銃撃をことごとく避け、取り付いた。 
 ネーナが撃ち落とそうとするが、照準が合わない。これではロックオンに当たってしまう。
『武器なんていらない。重力で圧死させてあげる』
『ふざけんな!』
 ビームサーベルに手を伸ばし、横薙ぎに振る。その手首に、かたわの腕が衝突した。
強い衝撃により、一瞬マニピュレーターは握力を失う。
手から離れたビームサーベルは、フラッグに弾かれ落下した。
『化け物め』
『ただの乙女よ』
 融解した腕でカメラアイを殴りつける。カメラはひび割れ、溶けた金属で表面は覆われた。
『これでおわ―』
 瞬間、フラッグが消える。フラッグがいた場所に、ビームサーベルを持ったスローネドライがいた。
『刹那か』
「すまない。追いつくのに時間がかかった」
 刹那は煙を上げているフラッグを見やった。スラスターを切り裂くつもりだったが、かすった程度のようだ。
それでも機動性は大幅に低下したはずだが。
『もう潮時のようね。刹那、また会いましょう』
 フラッグは飛行形態に姿を変え、飛び去った。
 ―もう二度と来るな。
 腕の震えが今になって戻ってきた。まともに操縦桿を握れず、ネーナに代わってもらう。
「ごめんね、代わってもらって。あたし近距離は得意じゃないの」
「いや、いいんだ」
 自分の恐怖を断ち切るチャンスだったのだ。しかし叶わなかった。まだしばらくはこの恐怖に耐えなければならない。
『ところで刹那、お前そっち側に移ったのか?』
「何よ、悪い?」
 刹那の心情を汲み取ったのか、代わりにネーナが応じる。
『いや、好都合だ。俺らもそっちに移籍したいんでね』
 ロックオンの影からひょっこり、フェルト・グレイスが姿を見せた。ネーナは女の感とでもいうべきか、何かを感じ取る。
「このロリコン」
『いやあ返す言葉もない』
 ロックオンの乾いた笑いが両コックピットに反響した。

610:今回は時間が足りずに見直しが不徹底です。そこらへんご了承のほどを
08/02/23 02:25:08 5Ev+Kwc5
 ―話は数時間前に戻る。
「この報告書をそのまま鵜呑みにしろと!?」
 ティエリア・アーデは怒りの形相あらわにスクリーンを指した。
「パイロットの消息など簡単に分かるはずだ!」
「刹那が身を隠したかもしれないぜ」
 ロックオンは肩をすくめた。聞くところによるとこいつは刹那に同調しようとしたらしい。
しかしヴァーチェで間に合うはずもなく、すごすごと帰ってきたわけだ。
「でもそれなら連絡があるはずだ」
 アレルヤ・ハプティズムが口を挟んだ。
「ていうことは、刹那は捕虜になったかくたばったってことか?」
「そうは言ってないけど」
 ため息が出た。相変わらず色んな意味ではっきりしないやつだ。
お前まぎらわしいんだよ。いいかげんどっちか改名しろよ。
「どっちにしても王 留美の報告を待つしかないわね。
ところで刹那の部屋を整理してたらこんなものを見つけちゃったのよね」
 スメラギ・李・ノリエガが何枚かの写真をテーブルに置いていく。
処理はしてあるが、どうみてもヌード写真である。覗き込んだクリスティナ・シエラは悲鳴を上げた。
「ちょっと! 何であたしが写ってるの!?」
「そう。わたしもね」
 トイレ、シャワー、更衣室……。ありとあらゆる場所の写真が卓上に並べられていた。
ロックオンの背筋は凍った。なぜならそれは自身が撮ったものであり、
もしものときの逃げ道(濡れ衣)のために刹那に渡したものだったからだ。
「まったく。刹那も年頃だからな。生きて帰ってきたらおしおきするとして―」
「でもあの刹那がこんなことするかな」
 話題を変えようとした矢先、アレルヤが意見した。よけいなことするな馬鹿野郎。
「たしかに。彼の興味は『ガンダム』に終始している」
 お前も黙ってろこの●●●●。
 その場は疑問が上がっただけで終わったが、いつぶり返すかわからない。
この閉鎖的少人数の環境でバレてしまえば、どうなるかは容易に想像できる。
 だがこのまま引き下がるロックオンではなかった。
 ―泣き寝入りするほどの写真を狙い撃つぜ!
 この男、まるで救い所がない。

611:内容が前回よりないのも時間のせいです。いっそ月一にしようかなorz
08/02/23 02:28:16 5Ev+Kwc5
「ロックオン、やっぱりマズイよ。
いくら抑圧された環境だからって、こういうのはクリーンじゃない」
「お前は興味ないのか? あんな挑発的な格好されて、何も感じないのか?」
 アレルヤの部屋で、ロックオンは熱弁を振るった。彼には仲間(道連れ)が必要だった。
特に貴重なガンダムマイスターを欲した。たとえバレてもマイスターを二人も処分にはできないだろう。
刹那にいらない写真を与えたのも、それが理由であった。
「それは……でも……」
 この優柔不断がロックオンを憤慨させた。ぎゅっと拳を固め、構える。
「お前じゃ話にならねえ!」
 正確に顎をとらえた、いいストレート。アレルヤは吹っ飛び、
壁に激突してうずくまった。やがて、ゆらりと立ち上がる。
 ロックオンが手を差し出す。それを彼は握り締めた。
「いくぜブラザー!」
「おうよ」
 別人格のハレルヤは乗り気だったようだ。


 フェルトはロックオンの部屋にいた。
彼に会いに来たのだが、留守だったので、帰りを待っているのである。
この狭い艦内ではやることはあまりに少ない。すぐに帰ってくるだろうと思っていたのだが、
ことのほか遅いことに、彼女は疑問を浮かべていた。
(だれかと話でもしているのかもしれない)
 口下手の自分にはわからないが、会話というのは楽しいらしい。
たしかに彼と話していると心が温まるのを感じるが、それが楽しいのかは未だに分からなかった。
彼いわく同性との会話は娯楽のひとつだそうだが、クリスティナは一方的にしゃべっているだけで面倒なだけだし、
スメラギとはただの情報交換としか認識できない。
《フェルト、ドウシタ、ドウシタ》
 ころころ転がってきたハロを拾い上げる。
「ロックオンに大事な話があるの」
 嬉しいような、怖いような、どきどきするような……。うまく表現できないけど、そんな感じ。
《ロックオン、アレルヤノトコロ、イッタ》
「そっか」
 残念そうなフェルトにハロは、
《ハロハココニイル》
「うん、ありがとう」 
 彼女は頬を緩ませ、ハロを撫でた。


612:あとがき
08/02/23 02:39:46 5Ev+Kwc5
 今回はフラッグの戦闘に力を注ぎすぎてしまい、
カップリングのからみがないというスレにあるまじき結果になってしまいました。
これもひとえにマリナさまへの愛ということでお許しを。
マリナさまといえば最近保守派(原作準拠)と改革派(ヤンデレ)が確立されてきているようですね。
どちらがいいかは人によりますが、それで喧嘩になるのは避けたいものです。

 もう現世のしがらみはなくなったので次回はもっといいのが投下できそうです。
 お目汚し失礼しました。
 それでは。

613:名無しさん@ピンキー
08/02/23 03:42:58 U4wq0ju9
GJ!!
次回も楽しみにしとる!

614:名無しさん@ピンキー
08/02/23 18:29:37 qs2fD/Z2
やべぇ、髪長い大佐かわえぇwww

615:名無しさん@ピンキー
08/02/23 19:05:25 CmX9pPxs
苦笑しながら「ほっとけない奴だ」とかもうね
間違いなく大佐は姉要素があると見たね
これからはマリナ様と大佐で決まりだな!

616:名無しさん@ピンキー
08/02/23 19:42:19 rSuB5KrL
不謹慎ながら、倒れる絹江にときめいた

617:名無しさん@ピンキー
08/02/23 21:20:56 mKzh8FyD
食事の後スイートルームにチェックインしたに違いないコーラ×カティを
誰か書いてくれ頼む

618:名無しさん@ピンキー
08/02/23 21:48:00 mDzEIbVs
ルイスの細胞がビーム兵器のせいで~って
子供作れるのかな?できても奇形児なのかな?
そのせいでシリアスな展開にならないかと希望してたり

619:名無しさん@ピンキー
08/02/23 22:28:56 eifbhfN5
ていうか、絹江は死んだのか?いや死んだよな。
サジがかわいそうだよ、ルイスの後の絹江死亡?

620:名無しさん@ピンキー
08/02/23 22:37:32 s4uUYaS/
相変わらずグラハムはカッコイイ
だがしかしエロパロ向きでは・・・
ハム×片桐ぐらいしか思い浮かばなry

621:名無しさん@ピンキー
08/02/23 23:07:57 MmT4rPcA
片桐は中の人的に、「フタエノキワミ アッーーーー!」

というのはおいといて。

沙慈、これからどうすんだろ……。
反CB組織でも作っちゃうのか、どこかの軍に入るのか、
姉を殺した犯人と知らずアリーに洗脳されるのか……

622:名無しさん@ピンキー
08/02/23 23:19:27 j17EsEEl
絹江レイープか

サジは気の毒過ぎるな

623:名無しさん@ピンキー
08/02/23 23:21:07 2jxBdU2g
>>715
ルイスの治療のためにGN粒子研究→研究者ルートっぽくね?
反CBかは分からんが

624:名無しさん@ピンキー
08/02/23 23:46:08 ssmU3CFb
>>514-516を主に途中の感情表現を書き直してみた。不要なら目欄をNG

「お前たちの方法では……関係のない人々を殺していては戦争は止められない!」
刹那はエクシアでスローネツヴァイに斬りかかりながら言った。
「これは戦争なんだよぉ!戦争で戦争を止めるのがガンダムマイスターだろ?」
ミハエルはツヴァイのサーベルでエクシアのサーベルを受け止めた。
「ソレスタルビーイングの行動理念は平和を作り出すことだ。その平和は誰のためだ?」
刹那はもう片方の手でサーベルを使わせる。
「知った事かよ!それに本当にそんなことが目的だと思ってんのか?ああ?」
ツヴァイはバスターソードで受け止めた。
「わからないか、それなら教えてやる。平和はお前たちが……いや、俺たちが巻き込んだ人々を含めたすべての人々のためだ。
そしてヴェーダが平和のためでなく、自身のために戦争を行っているのなら俺はヴェーダを破壊する。」
「刹那、そんなのおかしいよ、ヴェーダのために戦うって決めたんでしょ!?アタシ、刹那と戦いたくない!」
ネーナがそう言い、そしてアインが横からランチャーを構えた。
「戦いたくないなら全武装を排除して投降しろ。それに……俺はヴェーダに魂まで売り渡した覚えはない。」
刹那はランチャーの射線上から退避しながら言った。ビームの奔流がエクシアの横を流れ去った。
「ヴェーダが紛争の原因となるのなら俺はそれを排除するまでだ!」
そしてツヴァイに斬りつけた。と同時にツヴァイから放たれたGNファングがエクシアを襲った。
同時に左上方のアインがビームを撃とうとした。
それに対し刹那はシールドで放たれたビームを受け、そのシールドをツヴァイに投げつけた。
一瞬ミハエルが怯み、攻撃の手を緩めた瞬間―左右の手にサーベルを握らせ、左右にあったGNファングを斬りながら腕をクロスさせ、ツヴァイの目前で腕を開いた。
「まずは1体」
コックピットを中心にツヴァイは四散した。
「私が援護をしていたのにも関わらずツヴァイをやるとは……なかなかにやるようだな。」
ヨハンが言った。
「だがチェックメイトだ。ネーナ、撃て。」
「わかったよ。刹那はアタシを嫌いなんならアタシたちの手で殺して永遠に私から離れられなくしてやる。」
ネーナはドライのサーチ能力を全開にし、シールドポッドから大量のミサイルを放った。そして爆発。機体へのダメージはないが弾幕が厚く、何も見えない。
「今だよ、ヨハンにぃ。」
アインとドライが合体し、アインがランチャーを撃った。
「これで終わりだ……何?」

625:名無しさん@ピンキー
08/02/23 23:46:47 ssmU3CFb
そして煙が晴れた。エクシアは左腕を失ってはいたが下方からドライを斬りつけた。
コックピットへの直撃とはいかなかったが、その少し下を袈裟がけに斬られ、ドライはもはや戦闘は不可能である。
そしてエクシアを前方へ動かしアインへの攻撃を続けて行った。
ランダムな、しかしリズムのいい動きにアインは翻弄され続ける。アインはビームを続けて撃つが、そうは当たらない。
と、エクシアの姿が消えた。一瞬戸惑うものの、レーダーで確認すれば下にいることがすぐにわかった。下方にビームを向けて撃った。
エクシアの頭部がなくなった。しかし、エクシアは体を横に倒すようにし、結果、頭部を失っただけだった。
エクシアは頭部と左肩がない状態で右腕を勢い良く突き上げ、アインのコックピットを疑似太陽炉ごと切断した。
そして、アインは爆発、エクシアもそれに巻き込まれ、刹那は気を失った。

そして刹那は誰かに揺さぶられているのを感じた。
「ねえ、刹那、大丈夫!?生きてる!?」
それがネーナであることに気付くのにさほど時間はかからなかった。
ネーナが拳銃を持っていないのを見るとすぐさま拳銃を抜き、ネーナに突きつけた。
なぜすぐに撃たなかったのか、そして今撃たないのか刹那にもわからない。
いや、わかる。わかるのだが……認めたくないのだ。
早いところ撃ってしまおう、そう思いながらも撃てないのでごまかすために尋ねる。
「どうした、俺を殺すんじゃなかったのか?」
決して命乞いなどしてやるものか、刹那はそう思いながら虚勢を張った。
ネーナはそれを呼びかけと考え、こう言った。
「撃つの?なら撃って。ひとりで死ぬのは怖いけど死ぬ時に刹那がいてくれるなら怖くない。」
刹那はこう思っていた。ネーナからは何か危険なものが感じられる。それで自分は彼女を拒絶した。
しかしそういったところに自分はどこか惹かれて始めているのかもしれない、と。
ネーナは独白を続ける。
「昔から私たちがすることは何でも世界を変革させる、正しいことだって教えられてきた。
何をしても正しいからあとのことは考えなくていいって。
でも、さっきので違うってわかった。自分がしたことは自分に跳ね返ってくるって。」
「この世界に神などいない。だが、間違っていたと気づいたなら救いはあるかもしれない。」
刹那は銃をおろしてから言うと、体を起こしネーナにくちづけをした。
「………!?」
ネーナが驚いているのが顔で分かった。ネーナから顔を放し聞く。
「お前は生きているな?ならこれで俺も生きているということだ。」
「今気付いた。俺は……お前が好きだ。……いいか?」
淡々と、しかし力強く言った。
そしてネーナのパイロットスーツに手をかけた。
「うん、いいよ……刹那。でも」
ネーナは刹那のパイロットスーツに手をかけた。
「刹那の方はアタシが脱がすからね。」
そして二人とも裸になり、刹那はネーナの上に乗った。
もう一度二人はキスをし、そして刹那は右手をネーナの胸の上に置いた。
そして左手をネーナの秘所に持っていき、突起をつまんだ。
そしてそこに刺激を与えて濡らした。
「良いか?」
「……うん……。」


626:名無しさん@ピンキー
08/02/23 23:47:25 ssmU3CFb
そして刹那はそこに自身を入れ、ネーナの初めての証が失われた。
「……痛くないか?」
「うん、平気。」
前後に往復運動をしていると快感が高まってきた。
「お願い、刹那……中に……」
「わかった。といっても嫌だといっても……」
そして刹那は中にそれを吐き出した。
目を覚ました時、ネーナはまだ眠っていた。刹那はネーナが風邪をひくかもしれないと思い、そうなったとしても自分が見てやればいいと思いなおし、微笑を浮かべた
そしてまだ眠っているネーナにもう一度くちづけをした。

627:名無しさん@ピンキー
08/02/23 23:50:05 ssmU3CFb
とりあえず言っておきたいことは
絶望した!エクシアでラストシューティングやらせても誰も何も言わないことに絶望した!

628:名無しさん@ピンキー
08/02/24 03:24:52 g0Y6h1Cv
>>714
何気にハムは本編で一回も女性と話したことが無いんだよな

629:名無しさん@ピンキー
08/02/24 07:02:39 fwGaqGnj
残念ながらホモ要員なんだろ

630:名無しさん@ピンキー
08/02/24 07:03:13 EgKRsacR
腐女子ホイホイ

631:名無しさん@ピンキー
08/02/24 13:02:27 IvD2Kss6
>>716
あれは破瓜の血では(ry

いや、箇所的に考えればそれっぽいけどね。

632:名無しさん@ピンキー
08/02/24 17:31:08 QGCIFAt7
破瓜の血であんな大量出血しねーよw
どんなデカチンやねんヒロシは。

まぁレイープ後殺害という可能性もあるが、その割りにはあんまり服が乱れてないな。
まぁこの板で妄想する分にはそんなの関係ねぇ!だがw

633:名無しさん@ピンキー
08/02/24 18:08:16 KBgORG4g
ユニオンに女キャラいなさ杉

634:名無しさん@ピンキー
08/02/24 19:41:31 AMy3rl5A
>>727
ソレスタに居すぎるので相対的に少なく感じるのです
ん?ユニオン?
………一人もいない?

635:名無しさん@ピンキー
08/02/24 19:56:54 WrY2/E1Q
投下します。
注意書き
・前回の続きですが、時系列は前です。
・姫様が病みます。
・エロは一応ありますが、非常に薄いです。

636:Whose is this Gundam? 1/5
08/02/24 19:59:28 WrY2/E1Q
 「自分は国家の最高の従僕にすぎない」とはプロイセンの啓蒙専制君主として知られるフリードリッヒ二世の言葉である。
マリナ・イスマイールという女は王政復古によってその座に即位した時点で既に個人でいることは許されず、国民の偶像であり議会の傀儡であるアザディスタン王国の象徴マリナ・イスマイール第一王女と化さなければならなくなった。
その前提からして彼女には他の国民のような権利は適応されない。彼女の精神、経済、人身、それら自由と選択権の一切が国家に帰属し、また国家への奉仕が唯一の存在意義となった。
とどのつまりマリナ・イスマイールはアザディスタン王国の従僕で、身なりが小奇麗だということのほかに旧時代の奴隷と何ら変わらないのである。
 覚悟はあった。この役目は自分にしか出来ないからアザディスタンを救うと決意したはずだった。しかしマリナとてやはり人の子で、神のように全能ではない。決意の固さに比例して気負いもある。
お飾りとはいえ無知故に失態を演ずるのは苦しかった。カメラに向けて無理に微笑むときは国民を騙しているような気持ちがした。保守派議員の浴びせる冷笑は当然だと感じた。暴動で血が流されるのは悲しかった。
結局は自分が至らないために何も変わらない。貧乏は変わらない。
 側近のシーリンはよく尽くしてくれた。皮肉を言う裏でマリナの失敗を挽回するべく各所を奔走することに加え、疲れた体に鞭打って良い生徒とはいえない深窓の令嬢同然の彼女に政治というものを親切にわかりやすく教えてくれる。
しかしそれがまたマリナにとってやりきれなかった。寝る間も惜しんで自分を補佐する彼女に対し、自分は意気揚々と外遊に出た結果大した援助も得られずにお飾りの役目さえ果たせない。
その上要領も悪く、一刻も早く王女として相応しくならなければいけないというのにはっきり成長したといえる点は胸の詰め物の仕込み方が上手くなったことくらいで、政治に関してはからきしだ。
国民の期待に応えられなくて、シーリンの尽力に何の結果も残せない。そうした現実から来る負い目と無力感が次第次第に募って行き、ゆっくりとした早さでもってマリナの精神を追い詰めていった。

637:Whose is this Gundam? 2/5
08/02/24 20:01:04 WrY2/E1Q
 刹那・F・セイエイという少年と出逢ったのはちょうどその時期で、彼女は異国で見つけた同郷の少年にひと時の安逸を求めたのであった。
マリナ自身軽率な行動だとは思ったが、とにかく誰かと気安い会話をしたくて関係者だと嘘を付いてまで警察から彼の身を引き受けた。
しかし慰めを欲していたマリナの希望とは裏腹に、彼は彼女の国によって滅ぼされた隣国の生まれで、昔も、今も戦っていると語った。お前と悠長に話している間も人は死ぬとさえ言われた。
マリナは彼がガンダムマイスターだと名乗ったことへの驚愕と彼女自身の無力感でその場にくずおれた。今この瞬間も国民が苦しんでいるのに自分はここで何をやっているのだろうと打ちひしがれた。
 そこで終っていれば笑えない冗談で済ませられたかもしれない。が、刹那・F・セイエイ少年は律儀なのか、それとも守秘義務なんか知ったこっちゃないのか、わざわざマリナの乗る航空機の上にガンダムで現れた。
紛争根絶の実現を謳うテロリストの象徴の威容を自慢するかのように見せ付けたことで彼の話に現実味を持たせたのである。
 この驚きはマリナの中で日に日に確信へと変わっていった。ソレスタル・ビーイングによる武力介入のニュースが入るたびにマリナには刹那・F・セイエイと名乗った年端も行かぬ少年の姿が思い出された。
今のまま国内の混乱が悪化して行けばいつかこの国にも彼が来るだろう。彼らの武力介入を恐れる反面、もう少しだけお話ししたい、という考えが心の片隅に浮かび上がった。

638:Whose is this Gundam? 3/5
08/02/24 20:03:15 WrY2/E1Q
 そうしてアザディスタン王国で太陽光エネルギー受信施設の技術援助が進むなか、ついに保守派の軍人たちによるクーデターが勃発する。
保守派の指導者ラフマディ氏の誘拐、市街地での暴動、一人の侍女が起こした暗殺未遂事件と立て続いてマリナの状況が切迫した。ガンダムによる武力介入が行われたとの報告も入り、ラフマディ氏の身柄確保の手立てもなくマリナは悲観に暮れた。
国民の心に怒りの炎を灯してしまったのは自分が無力なせいだ。自分がこの国を戦いに導いてしまったのだと打ちひしがれて涙を流した。窮すれば通ずるというが、このときマリナの心境に変化が現れたのである。
投げやりな気持ちがかすかに生まれてしまったのかもしれない。ガンダム、あの刹那・F・セイエイという少年にこの国を救って欲しい、という身勝手な希望を抱き始めた。あの子は私を知っている。私が今こうして嘆き悲しんでいることも、知っているだろう。
追い詰められたマリナは良くない性質を帯びて来たらしかった。
 はたして刹那はアザディスタン王国を救った。殉教者さながらに自らの危険も省みずマリナを助けてくれた。希望が叶えられてしまったマリナは衆人環視の中思わず飛び出して、彼に向かって名を叫んだ。
彼は「これから次第だ。俺たちがまた来るかどうか」と言ってラフマディ氏を残して去って行った。アザディスタン王国の紛争は未だ続いているけれど、マリナの心は晴れやかであった。彼は私を救ってくれる。彼だけが、私の苦しみを理解してくれる。
ラフマディ氏が王宮内に護送される際に、マリナはそれを眺めながら、もしここであの老いぼれを狙撃するように指示を出したらどうなるのかしらん、とぼんやり考えていた。
 マリナのこうした心情を責めてはいけない。人は悲観の極限まで屈したとき、思いぞ自身を救ってくれた対象についてそれが崇拝に価するものであると確信するのである。
たとえそれが偶然の産物であっても何者かの思惑であっても当事者にとってはどうでも良く、納得できる理由をわずかでも見出せれば満足をはかられ、物思いに耽ったときなどは信ずるか絶望するかどちらかしかないと考えるようになり、
こうした一瞬一瞬の確信が習慣になってしまったらもう手遅れで、当人の精神力が強ければ強いほど心変わりしなくなるものだ。
マリナと同じく刹那・F・セイエイもこうした作用のためにガンダムという存在に喪った神に代わる信仰を抱いたといえるだろう。

639:Whose is this Gundam? 4/5
08/02/24 20:07:37 WrY2/E1Q
 刹那の行動もマリナの常軌を逸した精神状態に拍車をかけた。彼はあろうことか夜な夜なマリナの寝室に訪れるようになったのである。
マリナは刹那に会えない日中、絶えず生まれてくる不安の中にいた。彼は今何をしているのだろうと夢想し、武力介入で命を危険に晒している姿を想像するとわれとわが身を切り裂かれ胸をかきむしる苦痛が襲ってきて、国民のことなど気にも止まらない。
朝まで刹那を待ち惚けて常に寝不足の状態にあったことも手伝い、白昼夢のなかで、無愛想ないつもの彼と違いその年頃の少年らしく明るい元気なはにかみ屋の刹那と戯れる回数も増えた。
神は平等でも紛争の続く世界は歪み、マリナもどうしようもなく歪んで行く。
 マリナは心を決めた。彼を自分だけのものにしたという確かな保障を手に入れるべくその晩に行動に出ることを決意した。
既に日課となった語らいのときに差し出すお茶菓子の中に、王家に伝わる房の秘薬を仕込んだ。ジャンクフードに目が無い刹那は無表情でばくばくと全部平らげた。その後はもう全てマリナの望みどおりだった。
 刹那は無我夢中に彼女を掻き抱いた。気遣いなど忘れた腕で獣のように荒々しくマリナの体をめちゃくちゃにした。そうして寝台へ押し倒した。マリナの腰に馬乗りになり、寝間着の肩紐を引き摺り下ろして彼女の胸を露にした。
ひんやりとした夜風を感じたのはほんの一瞬で、すぐに刹那の吐息に熱せられた。マリナは手を開いて刹那の為すがままになっていた。初め二の腕にそっと触れた刹那の手は肋骨に移り段を一つ一つなぞりつつ上に向けゆっくり這わせられて脇をくすぐった。
肩の線を撫でて、鎖骨のくぼみに指を落としながらふくらみに合わせて手のひらが形作られ、下ろされる手首が突起を擦り弾いた。ぞくぞくとした感覚に身を任せていたマリナはその瞬間寒気交じりの戦慄に襲われてびくりと小さくのけぞった。
直後に刹那はまるで中身を搾り出すかのように彼女の乳房を掴み、ぐいぐいと強弱を付けて押し上げたり、やわやわと指の平でその整った形を崩したりしてもてあそんだ。マリナは目を瞑り、歯を食いしばって声を漏らすまいとした。

640:Whose is this Gundam? 5/5
08/02/24 20:10:09 WrY2/E1Q
彼の動きが止んだ。寝台の軋みで、彼女の脇の下に手を付いたのが解った。スカートを捲くられた。ひやりとした。左足を掴まれて持ち上げられた。汗ばんだ裏側とむりやり開かされた体の中心が冷たかった。
マリナは目を開いた。彼女の右足を跨いで膝立ちになった刹那がマリナを凝視していた。薬がさらに回ったのか、口をだらしなく半開いて端から涎を垂らしていた。マリナの左足を肩に担いだ刹那がずりずりとシーツに皺を作りながら距離を詰めた。
ついに熱い何かが体の芯に宛がわれたのをマリナは感じた。マリナは彼の名を叫んだ。そして何かをささやいた。刹那は虚ろな目をしたまま頷いた。マリナは伸ばした両手でシーツをぎゅっと握った。
刹那がのしかかったのと同時に、鋭い痛みにマリナは引き裂かれた。
 そこから先のことは朦朧としたマリナにはおぼろげな記憶しか残っていない。刹那が彼女を好きにしている間はずっと身を捩じらせていたこと。
呻きの合間に「キスして」とひっきりなしに言い、彼はマリナの顔と体じゅうに噛み付くような、きちがいじみた接吻を浴びせてくれたこと。
そして、お腹の中に何かが広がるような生あったかい感覚。
 二人は夜明け前に目覚めた。ほとんど裸同然に乱れた自分たちの恰好とシーツに点々と染み付いた血痕を見た刹那の狼狽振りといったら戦闘時のそれの比ではなかった。
今にも絶叫しそうな塩梅で、頭を抱えて何やらぶつぶつ呟いたかと思うと、次の瞬間には目を見開いて天を仰ぎ、腕を伸ばして彼の神の名を口にする。
そういった動作を繰り返している刹那にマリナは歩きにくそうにふらふら近づいて、その小さな体をふわりと抱きしめた。
刹那は耳元で囁かれる言葉の一つ一つに「ああ」とだけ気の無い声で頷くと、そのまま窓に向かってとぼとぼ歩き出し、迎えにきたガンダムに乗って王宮から飛び去った。
ヤドカリ型の推進装置から吐き出される緑の光もいつもより元気がなく、右へ左へとよろめいて、今にも墜落しそうな飛び方である。
マリナはそんなガンダムの姿を見送りながら、心底幸せそうに微笑んで、下腹部に手を添えた。鈍く響いた痛みは甘美なものだった。

641:名無しさん@ピンキー
08/02/24 20:11:07 WrY2/E1Q
以上です。

642:名無しさん@ピンキー
08/02/24 20:20:33 AMy3rl5A
まさに病んデレ(怖)

643:名無しさん@ピンキー
08/02/24 20:24:24 xw2bbmDW
>>735
マリナ様((;´Д`)ハァハァ
おつですた

644:名無しさん@ピンキー
08/02/24 20:53:09 3hlTqvaB
GJGJ!
今までヤンデレの意味がよくわからなかったのだけど、
なんとなく分かってきた
刹那も病み気味だなw

645:名無しさん@ピンキー
08/02/24 20:59:13 g0Y6h1Cv
仕込まれたネタの数々に噴いた。

乙です。

646:名無しさん@ピンキー
08/02/24 22:55:13 EgKRsacR
GJ!
けどちょっと改行が気になりました。読みづらかったです。

しかしマリナ姫こえええええ

647:名無しさん@ピンキー
08/02/25 00:49:01 NMkp1zRN
ああ……やはりマリナ様はこうでなきゃな…!
まちがいなくGJ

648:名無しさん@ピンキー
08/02/25 00:53:42 UGpIoXL5
マリナ様テラヤンデレラw
弱弱しい感じのマリナ様も好きだけど
これはこれで良いなぁ

649:名無しさん@ピンキー
08/02/25 03:57:50 nul5z5JW
大佐「ま、まて!そのまま挿れるな!!まさかお前コンドーム使ったことないのか?」
炭酸「はい、無いです!!!」

650:名無しさん@ピンキー
08/02/25 04:02:30 nul5z5JW
大佐「……痛っ…」
炭酸「あれ?まさか大佐初めてじゃないですよね?」
大佐「そ……そんなわけないだろ(汗)」

651:名無しさん@ピンキー
08/02/25 07:44:59 biondZJo
バカスw

652:hawa-do
08/02/25 11:18:03 fyPej+1t
>>728

ヒロインはフラッグですがなにか?


653:名無しさん@ピンキー
08/02/25 15:02:18 Ne4jHWnB
>>735乙!
しかしヤンデレがデフォのようで怖いんだぜ・・・
>>746
そんなことだからユニオン勢のネタがビリー以外ないんだよwwww

654:涼宮 ハルヒ
08/02/25 20:45:28 UeOYa/i+
赤毛のマフィア痛い

655:名無しさん@ピンキー
08/02/26 00:46:23 8WEMeBDD
しかし、ネーナが出てから、このスレ内でネーナ、マリナから手篭めにされまくってるせっちゃんカワイソス

656:名無しさん@ピンキー
08/02/26 02:07:35 q/2eFxWx
誰かサーシェス×絹江orマリナ書いてくれ

657:名無しさん@ピンキー
08/02/26 13:28:45 jZ6dJK1H
>>750
マリナだと刹那が荒れるなw

658:名無しさん@ピンキー
08/02/26 22:28:01 fFOOg0yi
しかし公式ではないヤンデレネタをあんまり連発されると・・・
武力介入できないシリーズに毒されすぎな気がする

659:名無しさん@ピンキー
08/02/26 22:33:25 NqVh0Jc1
高貴な家柄、大人しい性格とヤンデレになりそう、なったら面白そうなキャラではあるけどね
まぁ流行とマッチしてしまったからな―

660:名無しさん@ピンキー
08/02/26 23:18:03 qry7HVUj
ヤンデレが流行・・・?


ギャグはほどほどに・・


661:名無しさん@ピンキー
08/02/27 00:26:39 MTK4LywK
マリナはキャラスレでさえ貧乏姫とかヤンデレで喜んばれてるからなぁ
仮にもヒロインがネタキャラでいいのかとw

662:名無しさん@ピンキー
08/02/27 03:45:59 g9GSOSOB
   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |   ( ●)(●)  ・・・・
. |     (__人__)____  |     ` ⌒/     \
.  |       /( ○)  (○)\
.  ヽ     /  ⌒(n_人__)⌒ \  ウッ!
   ヽ   |、    (  ヨ    |
   /    `ー─-  厂   /
   |   、 _   __,,/,     \  ネーナ
    |    /   ̄   i;;三三ラ´ |
    |    |   |    ・i;j:   |  | ドス

663:名無しさん@ピンキー
08/02/28 21:16:33 d/lftyJW
>>756
やめろw

664:名無しさん@ピンキー
08/02/28 21:22:40 ZepFAq0r
自分もヤンデレマリナ、あんまり連発するのはちょっとあれだ。
ネタとしては別に嫌いではないんだが、
こう、キャラが違うのを何回も見るのはやはり抵抗が。

>>743-744
コーラと大佐には密かに期待してる。

665:名無しさん@ピンキー
08/02/28 23:50:45 2fHUGTj/
介入できないシリーズが発祥か?>ヤンデレ
職人さんはGJなんだが、キャラが変わりすぎてるとな・・・ww

666:名無しさん@ピンキー
08/02/28 23:55:30 0BXEaObk
消極的には、本編で出番が全然ないってのも後押ししてるかと

667:名無しさん@ピンキー
08/02/29 00:32:43 zNb+GFwC
絹江×沙慈の近親相姦まだー

668:名無しさん@ピンキー
08/02/29 02:10:56 GelQ3g6P
>>759

一書き手として言わせてもらうと
多分それが発祥。少なくとも俺はそれを参考にしている。

マリナさまは動かしにくい(というか動かない)し刹那はガンダムだしで
原作どおりだと話としてまるで成り立たないのが本音。
その点ネーナは優秀な子。コーラも優秀な子。ハムは優秀だけど環境に恵まれてない子。

669:名無しさん@ピンキー
08/02/29 02:45:20 KHiQm3JA
キャラ壊してまで、無理やり書く必要あるか、普通に疑問
優秀と思う子だけ書いてりゃいいのに

670:名無しさん@ピンキー
08/02/29 03:18:57 Y/AXDqMi
ギャグとエロはキャラ壊しを許してくれる魔法の調味料だとか何とか

671:名無しさん@ピンキー
08/02/29 15:21:56 raMs7dnB
ここはエロ「パロ」板なんだぜ
みんなもう少し力抜けよ

672:名無しさん@ピンキー
08/02/29 16:28:37 tMyFfY43
文句たれる前にひとつでも多く投下しろって話だわな

673:名無しさん@ピンキー
08/02/29 16:51:06 RlPl8rXN
まぁ刹那「~が壊した」シリーズだって刹那のキャラが常に明るい元気な子で
別キャラになってるのが殆どで見てられない時が多々あったけどね。
実際もう見てないからわからないけど

674:名無しさん@ピンキー
08/02/29 18:03:54 6jEJz5Rq
 空気無視して投下します。
これで一応の完結ですが、長さと構成の都合から前編後編に分けて投下します。
九時頃に後編を投下します。
改行の不備に関しては、携帯からの書き込みですので見逃して下さい。
注意書き
・エロは後編です。
・姫様が黒いです。
・でも相手はシーリンです。


675:Whose is this Gundam? 1/4
08/02/29 18:05:12 6jEJz5Rq
 初夜の翌朝、歩くたびに響く鈍痛でマリナは王女から奴隷に成り下がったと感じた。私たちは対等であるにもかかわらず、私だけが決定的な刻印を受けて、損なわれた。
過程や心持ちはどうあれ、唯物的にはあの結合は刹那がマリナ・イスマイールという女を征服のリストに書き加えただけのことであって、私が刹那・F・セイエイを手に入れたというわけではない。
女性に参政権が無いアザディスタン王国で生まれ育ったマリナだからこそ、こうした男女の肉体的相違を痛感した。何も失っていない刹那はいつでもマリナを棄てることが出来てマリナにはそれを止める手立てがないのだ。
マリナは考えた。彼に棄てられる。一方的に棄てられる。マリナはただ汚され、踏みにじられて、失ったまま、何も得られずに、消えない傷を刻み付けられて打ちひしがれる。刹那を手に入れないかぎり、きっとそうなる。
体を捧げるだけでは駄目だ。与えただけでは、安心できない。刹那をマリナだけのものにしなければいけない。マリナだけを見てマリナのみに執着しマリナ一人を愛する男に仕立て上げなくてはいけない。
もとよりいつか周囲の押し付けがましい祝福の中愛してもいない男の腕に抱かれ望まぬ子を孕まねばならぬ身の上だ。建前はどうあれ、マリナ・イスマイールは彼女自身の肉体も含めて何かを所有することは許されていない。
刹那・F・セイエイを独占するという考えはマリナに捨て去ったはずの所有欲を甦らせた。私がこの世界で手に入れられるのは、私の思うままになるものは、王女としてではなく一人の女として私を愛してくれる刹那だけだ。
どうかして彼の全てを私のものにできないだろうか。その言葉が頭を過ると、甘い痛みのなかにかすかな疼きが走った。
柔らかい針でそっと引掻かれるようなそれはなんだかくすぐったくて、じくじくして、身じろぎせずにはいられない、むず痒い心地がした。マリナははっとして我に返った。
私はなんていけないことを考えていたのだろう。彼を疑い、あまつさえ独占しようだなんて、私の愛はそんな自分本位な想いじゃない。

676:Whose is this Gundam? 2/4
08/02/29 18:06:19 6jEJz5Rq
打算的な想念を打ち消すためにマリナは馴れ初めの頃に抱いていた刹那に対する純な愛情を思い起こして彼の誠実と自分の貞淑を再確認した。
想像力を逞しゅうさせたマリナは空想の中で絶えず刹那・F・セイエイの美点を捜し求めた。しかし同時にマリナ・イスマイールの欠点も浮き彫りになった。
自分は根暗で、押しに弱いし、おまけに貧乏。なによりも年齢だ。八つも年上だ。彼が成人するころにはもうおばさんだ。お肌は水を弾かなくなるし、体形も崩れてくる。ストレスの溜まる立場にいるから、小皺も普通より一層早く目立つだろう。
刹那だって若い娘のほうがいいに決まってる。
 二度目の交合も痛みの内に過ぎて行ったが、マリナはかえって気が楽になった。刹那が約束を守って会いに来てくれたからであった。刹那がつたない接吻と繊細な動作で労わってマリナをふらふらにしたことも安心に一役買っていた。
刹那の不器用な優しさを実感したマリナはあんなにも疑り深くなっていた自分を浅ましく感じた。そして望みが叶えられると思うや否やあらためて彼を想い始めた。
三度四度と逢瀬を重ねるうちに、性愛の味を覚えたマリナは無邪気に戯れる場面と暴力的に求め合う場面をない交ぜた空想を繰り返すようになった。
 マリナは身を任せることによりますます刹那に執着した。
これまでしていた夢想の大半がただ一つの主題―あの甘美な瞬間の途方も無い充足感―に集中し、張り詰めていた気が緩むと自然とそれに関すること以外何も考えられなくなってしまい、シーリンとの談笑の最中で危ない場面も少なくなかった。
マリナにも男に夢中で前後不覚に陥っている自覚はあった。女であることを諦めねばいけない立場で夜な夜な逢引をすることに罪悪感もあった。職務中に破廉恥な空想に耽り失態を犯す羞恥心はもちろんあった。
が、幸福の絶頂におけるある種の盲目状態にあったマリナは日に日にそういった後ろめたさを克服してのけた。
そもそも、もうこんな国のことなんてどうでもいいのではないだろうか。どうして私が不平を叫ぶことしかしないどこの馬の骨だかわからないやつらのために未来の繁栄の肥やしにならなければならないのだろうか。
もう私は充分国に尽くした。だからこれから私は幸せによってあがなわれなくちゃいけない。これまで散々苦しい思いをしてきた私には刹那という応報が必要なんだ。

677:Whose is this Gundam? 3/4
08/02/29 18:07:59 6jEJz5Rq
こうして自らの欲望を一旦正当化してしまうと、マリナは驚くほど冷静に―行為を決意した殺人者がするように―身の回りの状況を分析し、欲望満足の方法を思案し始めた。
 それまで情緒不安定だったマリナの立ち振る舞いは落ち着いたものに戻った。
姫さま御乱心と戦々恐々していた家臣たちは以前と同じ弱弱しい庇護欲をくすぐるマリナの様子に胸を撫で下ろし、マスード・ラフマディ氏などは感激のあまり断食パーティを催してそれに巻き込まれた保守派議員はたまったものではなかった。
シーリンの機嫌も上々であった。あんなに駄目な子だったマリナが俄然やる気を見せて貪欲に知識を吸収し始めたのだから、打てば響く受け答えもあり、ほくほく顔で会心した教え子に帝王学を叩き込んだ。
彼女はマリナが夜の方面のおべんきょうにも熱心に取り組んでいることを知らない。
 愛されるか死ぬかどちらかしかないとマリナは考えた。こちらが愛するだけでは意味が無く、刹那からマリナに執着するように仕組まねばならない。
かつて否定したその想念は、不幸な過去を持つ刹那を現在の過酷な境遇から救ってあげたいという同情心を免罪符として、今やマリナの中で確固たる信念に変質していた。
どうすれば彼の心を掌握できるか。マリナはシーリンに学んだ二つの事柄を反芻した。
人間は力を持って捕らえるより、謙抑な愛を持って虜にするほうが易い。そして、負い目は人間を無抵抗にする。この二つを同時に彼に持たせられたらあるいは篭絡できるかもしれない。
刹那をマリナの愛情と体に溺れさせることは、悔しいが出来そうになかった。彼の意思は強靭だ。信仰を持つ人間は揺らぎにくいし、彼は元来正義感が強いものだから淫蕩に耽って他をうっちゃっておくことなど彼自身が許せないだろう。
よほどの、正気を失うような快楽でもなければ刹那を虜にする事は不可能だ。
マリナはおへその下に手を当てた。負い目は何とかなりそうだけれど、まだまだ時間がかかりそうだ。もっと即効性のある、効果的なものはないかしらん、とマリナは思索を中断して、向かい側に座ってお茶を飲んでいる女性をぼんやり眺めた。

678:Whose is this Gundam? 4/4
08/02/29 18:09:35 6jEJz5Rq
 シーリンはいつもと同じくつんと澄ました居住まいでカップを傾けている。シニックな態度ばかり目立つ彼女だけれど発言を許されない場でアレハンドロ・コーナー大使に進言するといった愚直な一面もある。
マリナの身の安全を一番に考えてくれる彼女には感謝してもしきれないし、彼女がいなければマリナはどうしようもない駄目姫さまのままであったろう。
彼女にあのシーツの血痕が見つかってしまったとき、マリナは月のものだと答えて歩き方がぎこちないのも月経痛のためだと付け加えた。
マリナからしてもお粗末な嘘だと思ったがシーリンはそれで納得してみせた。それに加えて数日おきにシーツが湿っていてもシーリンは何も尋ねようとはしない。
おそらく彼女は何か勘付いている。いや、つとめて勘付くまいとしている。あるときなどマリナが意味深に目配せしてみると、シーリンは決まり悪げに目を逸らした。シーリン流の強がりだろうか。
刹那に抱かれて以来、マリナにはときどきシーリンの仕草が初々しく思えることがあった。佇まい、歩き方、呼吸のリズム、鼻筋、肌の色艶、シーリンのそれら全てがまるで十代の少女のように見え、瑞々しい輝きに満ちた彼女の姿が忌々しさの種になることもあった。
マリナは唇の端を吊り上げた。さとくも見てとったシーリンが苦い微笑みを浮かべて極めてうやうやしい調子で、「どうなされましたか、姫さま」と尋ねた。
マリナは花を手折る瞬間の不思議な心地よさと、初めての朝を迎えたときの刹那の狼狽振りを思い浮かべて、いよいよ笑みを歪めた。
「なんでも。そう、なんでもないのよ。シーリン」
 マリナはややもすると高笑いを上げそうになった。一石二鳥どころではない。

679:名無しさん@ピンキー
08/02/29 18:10:08 6jEJz5Rq
ひとまず以上です。

680:名無しさん@ピンキー
08/02/29 18:35:55 MdzRFqxJ
やっぱマリナ様はこうでなければ!!!!!!!!

681:名無しさん@ピンキー
08/02/29 19:15:47 2HFX3Mwk
GJ!
いいよいいよ~

682:名無しさん@ピンキー
08/02/29 21:04:07 6jEJz5Rq
 後編投下します。

683:Whose is this Gundam? 1/6
08/02/29 21:08:35 6jEJz5Rq
 開け放たれた窓から這入り込む夜の涼気が穢れの染み付いた肌を撫でてシーリン・バフティヤールは身震いした。
つい先ほどまで自らこの粘っこい液体を手のひらで伸ばし顔中に摺り付け乳房に揉み込んでうっとりしていたというのに、
こうして少年を組み伏せていざ局部を触れ合わせる段になってみたら自分はこれから取り返しの付かないことをやろうとしているという思考が脳裏をよぎり、
その途端に夢から醒めた心地で狂騒も陶酔も綺麗さっぱり消え去ってしまい、理性が戻るにつれて行為への恐怖とおぞましさが浮かび上がってくる。
愛もないどころか今夜始めて会った少年を受け入れようとしていた自分に口吸いを命じられる直前と同じ羞恥心を覚え、目の前の一見ぼんやりと腑抜けた面持ちでも血走り眼をぎらつかせている少年に対する嫌悪感も甦ってきた。
しかしいくら正気に戻り踏みとどまったとはいえ事態は既に後戻りの出来ないところまで進んでおり、天蓋の向こうでは頬杖を付きながら椅子に腰掛けた彼女の主が残酷な微笑みを湛えている。
「犯すのよ、シーリン。あなたが、刹那を犯すのよ」
 そう優しい口調で言い聞かせるマリナにシーリンは逆らえない。
王女の命令だからではなくて単純に抵抗しても無駄な状況に追い込まれているからで、
逃げ出そうとするけはいを見せるや否や尻の下で寝そべっている刹那・F・セイエイという名の少年がマリナの命令に応じてその逞しい腕でシーリンを取り押さえるだろう。
狂ったままでいたほうが良かった、とシーリンは思った。行き着く結果は同じにせよ、恍惚のうちに過ぎ去っていくのなら悪夢を見たのと一緒だし、何より苦痛も少ないかもしれない。
今では背筋が冷え冷えして、じゅくじゅくと潤っていたのも渇き始めている。肉の張型が蠢いた。同時に身動ぎした刹那がシーリンを薄ぼんやりと見つめた。
「刹那はもう待ちくたびれちゃったわ。早く入れてあげなさいな、シーリン・バフティヤール」
 厭だ、とは言えない。シーリンは覚悟を決めてそっと指を這わせる。触れたのが自分の指では無い気がする。
人差し指と中指とで固く閉じられたそれをゆっくりと開く。僅かな隙間に入る外気が冷たい。大きく息を吸って、吐く。手探りで熱の塊に指を添える。
「あ、……」

684:Whose is this Gundam? 2/6
08/02/29 21:10:22 6jEJz5Rq
 どくどくと脈打つそれは始めて触ったようでも手に馴染んだようでもあり、少年のあどけない顔立ちとはあまりにも不釣合いで言い知れない不快感を覚える。シーリンはぎゅっと瞼を閉じてから互いを接触させた。
熱い。指で感じるより遥かに熱い。冷え切った頭まで熱せられるほど熱い。今の私は随分はしたない恰好をしているんでしょうね、とシーリンは場違いなことを考えてしまう。
馴染ませるために縦に往復させる。水音はなく、粘膜を引っ張られる感触がするばかり。中途半端な姿勢の足が引きつり始める。ほんの少しだけ体重をかけてみる。
「んっ、……」
 ぐっと、強張りが突っ支い棒になりそうな気がしたけれど、徐々にこのまま沈んで行きそうな感じもする。すんなり終るかもしれないという予感に勇気付いて、少しずつ、少しずつ、かかる力を増やして行き、
「いたっ、ぁ、……」
 突如激痛が走った。包帯で入念に保護されていた傷口に直接触るのと同種のずきりと来る鮮明な痛みに襲われる。シーリンはすぐさま触れたものを離したくなるが、マリナがそれを許さない。
「続けなさい」
「はぁ、……は、はい」
 冷や汗を流しながらシーリンは呼吸を整えて、痛みの波が治まるのを見計らい、重しをかけ直す。息を吐くとともに足の力を抜き、吸うときにはまた体重を支えて激痛から逃れる。
非常にゆっくりとした繰り返しだったけれども、シーリンは押し入られるにつれ自らの身体が次第次第に広げられて行くのが解った。
「くぅ、……あぁ、―」
 もうこれより広がらないというところまで奥まったとき、シーリンは刹那の腹部に両手を付いた。
もういっぱいいっぱいだ。これ以上は裂けてしまう。壊れてしまう。シーリンは縋るようにマリナに見た。マリナは二人の結合部に目を添えると、にっこり笑って首を横に降った。
「まだほんの先っぽじゃない。―そうよね? 刹那」
「いつっ、……」
 埋没したそれが返事をするように蠢いて、シーリンは傷を穿られる痛みに悶えた。刹那は相変わらず惚けた表情をしている。
「まぁ、小刹那くんは正直ですこと」

685:Whose is this Gundam? 3/6
08/02/29 21:12:21 6jEJz5Rq
 痛い。シーリンは涙を流した。弱まるどころか増して行く苦痛と今の自分の境遇がやるせなかった。全ての不遇の元凶であるマリナが刹那と呼ぶ少年が恨めしかった。
何よりもそんな彼の体に顔を寄せて耐え忍ぶ自分が情けなく、シーリンはずれた眼鏡をそのままに刹那へ抱きついてすすり泣いた。
痛い。憎い。悔しい。身体がぎしぎし軋む。ごりごりこそげ落とされる。ぶちぶち引き裂かれる。
この串刺し刑は永遠に続くようにも思え、思考がおぼつかないシーリンはいつの間にか傍に寄ったマリナがくすくすと含み笑いを漏らしていることがわからなかった。
背後から、「手伝ってあげる」とささやかれると同時に何かが背中に触れた次の瞬間僅かにこびり付いていた意識が雲散霧消した。
 声にならない声とはこういうもののことをいうのかしらん、とマリナはびくびくと小刻みに痙攣を続けるシーリンの姿を観察しながら心中で呟いた。つかんで無理やり押し込んだ掌には未だに抵抗を圧殺した感触が残っている。
青ざめた顔は口をぱくぱくとさせて茫然自失に陥り、鳥肌と冷や汗とをぷつぷつと浮かべた白磁の肌は凄まじい激痛の余暇に波打っている。
その光景がマリナには愉快でたまらない。あのお堅いシーリンが男に貫かれてこんなお間抜けな顔をしているなんて信じられない。
目を細めてとっても心地よさそうな刹那の表情もマリナは嬉しくて仕方ない。愛する彼が気持ちよくなってくれる喜びが嫉妬に勝ってこのまま素直に二人の結合を祝いたい気分になる。
「あら? 貴女生娘だったの? なら女になったお祝いを言わせてもらうわ。―おめでとう、シーリン」
 白々しい言葉を吐くとお腹の辺りがぽかぽかとあったまり、じわと粟立つのを感じてマリナは艶っぽい瞳を刹那に向けた。見れば刹那は居心地悪そうにむずむずと腰を微かに動かしている。マリナは身体の位置をずらして刹那の耳元に口を寄せた。
「動きたいの? 刹那。早く気をやってしまいたい?」
 刹那は無言で顔を背けた。いつまでお人形ごっこを続けるつもりかわからないけれど、強がっていられるのも今のうちだろう。
その場の感情に任せた行動の多い彼は思いのほかあっけなく理性を飛ばすことをマリナは知っている。マリナ自身も彼と出合った際に見せたように彼に負けず劣らず向こう見ずが得意なのだから、こうしたときどうするかは拙い自己分析によって熟知していた。

686:Whose is this Gundam? 4/6
08/02/29 21:13:56 6jEJz5Rq
マリナは刹那の頬に小さく口づけると、刹那と向かい合ってのたうっているシーリンの背中に回り、痛々しく広げられたそこの真下にぶら下がる袋を優しく指で包み込んだ。
「気持ちよくなってもいいのよ? ほら、こう。刹那の好きなぐにゅぐにゅをしてあげるから、存分に気持ちよくなさい」
 刹那が呻いて、ぎっちりとくわえ込まれた部分がむず痒そうに縦に揺れて膨らんだ。マリナはもてあそびながらシーリンの肩に顎を乗せた。
「シーリン、シーリン・バフティヤール」
「ひ、……め、……さま?……」
 主の言葉にシーリンが振り向く。不様に涎を垂らした彼女の横顔から先に浴びせた刹那の匂いが鼻を付いた。いつ嗅いでもいい香りで危うく達しそうになるが、刹那の息が荒くなったのが耳について我慢する。
「貧乏なアザディスタン王国の資源は限られています」
「は、……い?……」
「限られた資源は有効活用しなければなりません、って、教えてくれたのはシーリンよね?」
「なに、……を……?」
「だいじに、たいせつに、ほんの少しでも無駄にしては、いけないのよ?」
 マリナがそう言うと、力無くだらりと垂れていた刹那の腕がシーリンの腰を鷲掴み、
「刹那、出してもいいわよ」
「ぇ?……なに、……これ?……ひろがっ、……でてる? えっえ、な、なに? やっやだ。やめっ、いやっ、……はぁひっ、……あぁっ、あぁ、ひぃ、やっ、……いや、いやっいやぁあ!―」
シーリンは目を見開いて金切り声を上げながら自分の胎内の隅々まで注がれる生暖かいそれをなす術も無く受け入れて行く。
抜こうとしても刹那とマリナががっちりと押さえて、暴れても激痛が走るうえに真新しい傷口にそれを塗り込められるので、ただただ悲痛に泣き咽ぶしかなかった。

687:Whose is this Gundam? 5/6
08/02/29 21:18:05 6jEJz5Rq
 ああ、なんて痛ましい姿なのでしょう、とマリナは我知らず歎息を漏らした。
シーリンはもう乙女であった頃の彼女ではない。顔の肌は艶を失い、胡桃色の毛髪はくすみ、こじ開けられた蕾はだらしなく花弁を広げている。
彼女のすばらしく美しい両足は片や寝台の外へ投げ出され、片や男に担ぎ上げられ、刹那が初めてマリナに与えた辱めのときと同様の形で、寝台がぎいぎい軋むのに合わせて上下している。
足の先が引きつり、激しい動作で捲れ上がったシーツが肌の上を滑り、腿は汗と血に欲望の残滓とが点々としたたって、紅と白の淫猥な調和を生み出している。
沢山中に吐き出されたためであろうか、それとも更に血を流したためであろうか。肌を擦る音しか聞こえなかったのが、今ではじゅぷじゅぷと、くちゅくちゅと、ねっとりと粘つく潤いに満ちた音色が部屋中に響いている。
衝動を剥き出した刹那は労わりなど天から頭になく、マリナの心付けを貪るのに夢中で、辱めている女の懇願など一行に解さない。
「ぃた、……もう、やめて、……ひぐっ、……いきできな、……ぉ、おねがい、……いたいのは、もういや、……かはっ、……いたいのいやっ、……ぁうっ、
……ぬいてぇっ!……おねがっ、やめっ、……ひめさまっ、……たす、たすけてくださいまし!……ぇぐっ、……やめてくださいましぃっ!……」
「刹那、シーリンの具合はいかが?」
 刹那は、「ああ」とだけ答えて腰の動きをより激しくさせた。断じて照れ隠しなどではなく単純に受け答えするだけの思考力を失ってしまっているからであった。
少年兵時代に奇跡と神秘と教権に支配された刹那・F・セイエイは絶対的服従に伴う宗教本能ともいえるある種の陶酔の内にいた。
むせ返る女の香りと血の臭い、それとマリナに口移しで飲まされた薬物によって彼はその頃に抱いていた全能感を呼び覚まし、
ソレスタルビーイングの理念も、彼の使命も、トリニティへの憤慨も、全て綺麗さっぱり忘れ去って、目の前の女を貪ることだけを一心不乱に考え続けた。
そうしてあれほど嫌がってもがいていた獲物も幾度と無く陵辱されるうちに白痴のように放心して、時折、注がれるのに合わせてか細い声を上げるだけで、為されるがまま蹂躙される恍惚に浸りきっていたのであった。

688:Whose is this Gundam? 6/6
08/02/29 21:18:58 6jEJz5Rq
 空が瑠璃色に輝くころ、初々しい女体を堪能し尽くし、征服感と虚脱感に充実した荒い息を付いて寝そべる刹那に、マリナがそっと声をかけた。
「気持ちよかった?」
「ああ」
「でも、私のほうがずっといいでしょう?」
「ああ」
「私を愛してる?」
「ああ」
「マリナのほかに水と空気さえあれば生きていけるわよね?」
「ああ」
「刹那・F・イスマイール、いい響きだと思わない?」
「ああ」
「刹那、私を残して死なないで」
「ああ。……」
「貴方は私のガンダムよ」
「がん、……だむ?……」
「ええ。刹那はガンダム」
「おれは、……ガンダム?……」
「そう。私だけの、ガンダム」
「俺がガンダムだ」
 無邪気にほころびる顔を黄色い朝日が照らした。


689:名無しさん@ピンキー
08/02/29 21:23:31 6jEJz5Rq
以上です。
だらだらと続きましたが、これでようやく完結です。
機会がありましたら次回はもう少しほのぼのとした純愛ものを投下するかもしれません。

690:名無しさん@ピンキー
08/02/29 23:17:36 sPZcnvlW
(^ω^;)

691:名無しさん@ピンキー
08/03/01 00:08:13 pBqdzJFk
>>783
マリナ様いいよ((;´Д`)ハァハァ
やんでてもいい。萌える

692:名無しさん@ピンキー
08/03/01 01:37:12 DlgzfPES
ウッ…!

ふぅ…やっぱキャラ改変はするべきじゃないだろ常識的に考えて…

693:名無しさん@ピンキー
08/03/01 01:46:27 wq2wQT/F
グラハムは、いつかの教授とカタギリのスメラギについての会話の時の「あの事件の戦術予報士か…」が伏線で、スメラギと絡んでくれないかと思ってる。
つーかそれくらいしか女キャラと接点ねぇw

694:名無しさん@ピンキー
08/03/01 09:02:14 n5lWdZik
「刹那・F・イスマイール、いい響きだと思わない?」

mou teokureda......

695:名無しさん@ピンキー
08/03/01 09:57:16 Dz8NGOHo
>>787

今度三カ国が同盟組んだから、人革連のソーマ・ピーリスと絡むってのはどうよ?

「このようなうら若き乙女が、MS乗りとはっ!
おとめ座の私は運命的な出会いを感じずには入られない」

696:名無しさん@ピンキー
08/03/01 10:52:39 xHSitIW4
グラハムがガンダムとフラッグ以外に欲情する姿が想像出来ない俺はもう末期。



そうだ、フラッグの精が少女化してグラハムに恩返しに来ればいいんじゃね?

697:名無しさん@ピンキー
08/03/01 13:21:35 0COWzUKT
>>789
そしてピーリス少尉に
「セルゲイ中佐より背の低いヒトに関心はありません」と振られるわけだw

698:名無しさん@ピンキー
08/03/01 13:22:05 d8RzzUvJ
>>790
黒い美脚のおねえさんなんだな!

699:名無しさん@ピンキー
08/03/01 13:53:48 cx2WBFCp
今一度誰か刹フェルを…

700:名無しさん@ピンキー
08/03/01 16:26:35 zyWDS98X
>>789
むしろ大佐コーラハムで三角関係で!

701:名無しさん@ピンキー
08/03/01 17:02:12 MCYXZk7s
>>794
ハム厨図々しい。
女に飢えてるみたいで見苦しいからやめろよ。

702:名無しさん@ピンキー
08/03/01 17:04:30 VFgkJ29H
グラハムいいと思うけど
「抱きしめたいなあガンダム!」で正気に戻される俺

703:名無しさん@ピンキー
08/03/01 19:32:19 VFiDxHzL
今回ハムでなかった苗w

704:名無しさん@ピンキー
08/03/01 19:40:38 DlgzfPES
URLリンク(www.vipper.org)
あーAEUに入ってこの二人を冷やかしたいなー

705:名無しさん@ピンキー
08/03/01 19:46:32 WngMDsPV
>>796
まさに眠り姫だ

706:名無しさん@ピンキー
08/03/01 21:34:57 X4+kq5hf
このアニメを見てると欝になるのは自分だけだろうか?

707:名無しさん@ピンキー
08/03/01 21:49:16 wdgCNB84
刹那の妄想力に脱帽した

708:名無しさん@ピンキー
08/03/01 22:06:10 rZpC2WhX
今晩、刹那は生まれて初めてのオナニーをするんだろうな

709:名無しさん@ピンキー
08/03/01 22:34:46 qLCMQfMe
刹那・・・そんなにマリナの事を・・・
ちなみに俺もマリナが大好きだ

710:名無しさん@ピンキー
08/03/02 00:18:29 0MMBhSaq
>>803
奇遇だな、俺もだ
今日の刹那には礼を言わなければなるまい

711:名無しさん@ピンキー
08/03/02 01:12:08 R3oMaHtK
刹那はアトリエ系のキャラで主人公やっても違和感ないな
癒し、痴女、セレブ、ミーハー
考えるだけでも既に4人

712:名無しさん@ピンキー
08/03/02 01:37:11 +8gK+cDQ
マリナ スメラギ 留美 クリスか?

713:名無しさん@ピンキー
08/03/02 01:49:34 R3oMaHtK
そうかスメラギも居たな
思ったら痴女じゃなくビッチだったか

714:名無しさん@ピンキー
08/03/02 02:06:44 mlFrWNPa
マリナフラグかと思ったが、エクシア再起動前に「違う!」って否定しているし…
どうなるんだろうな?

715:名無しさん@ピンキー
08/03/02 02:24:13 2SGTq9hL
>>802
刹那はマリナを餌にオナニーを覚えたか

716:名無しさん@ピンキー
08/03/02 02:29:16 M5ghO0IZ
このスレじゃマリナの方がヤンデレだが、本編だと刹那の方が行動がヤバいのは気のせいか?
しかし、本来なら母親が出てくるべきシーンでマリナを妄想してしまう辺りが思春期後半っぽいよなあ。

717:名無しさん@ピンキー
08/03/02 02:46:15 +8gK+cDQ
情緒が未熟だから恋愛感情になってないのかもね

確かに機体を見せびらかしたり夜忍び込んで語り合ったり夢に見て本名で呼ばせたりどっちかと言えば刹那のがヤンでるな
デレてるかどうかは知らんが

718:名無しさん@ピンキー
08/03/02 04:21:28 bw56Uy9G
>>810
母親は回想できないんじゃね?
だって殺ry

しかし妄想マリナの色気は異常

719:名無しさん@ピンキー
08/03/02 05:08:49 siV7a6xw
刹那は俺と同じく姉萌えの素養があると見た

720:名無しさん@ピンキー
08/03/02 11:18:28 yNJh69in
そういう年頃なんだYO

721:名無しさん@ピンキー
08/03/02 11:34:33 Gyyzsdzw
刹那が病んでるネタってまだないよな
激しく読みたいが俺の文才じゃむりぽ(^q^)

722:名無しさん@ピンキー
08/03/02 13:15:18 raF64pxU
ここのSSのまとめとかまだ出来てないの?

723:名無しさん@ピンキー
08/03/02 14:52:44 +8gK+cDQ
URLリンク(moepic2.dip.jp)
URLリンク(moepic3.dip.jp)

724:名無しさん@ピンキー
08/03/02 15:01:43 CIV8YVol
羅と尾にじゃん

725:名無しさん@ピンキー
08/03/02 19:19:42 csmis8II
刹那が性欲を自覚するとマリナの貞操は大ピンチ

726:名無しさん@ピンキー
08/03/02 21:55:03 f0eBHhzS
本編のコーラと大佐順調に進んでるな

727:名無しさん@ピンキー
08/03/02 22:34:01 WvOnX/Zt
大佐、名前で呼んだもんな。パトリックって。
キッスだって、「戦果をあげたらもう一度してやる」ということかもしれないし
ていうか今回の結果は、キスをあげてもいいくらいだと思う。

728:名無しさん@ピンキー
08/03/02 22:43:06 9JHOY2pF
>>817の一枚目でものすごい癒された件

729:名無しさん@ピンキー
08/03/02 22:59:32 o1hSgN7f
>>821
第一話でAEUの軍服着たオッサンもパトリックて呼んでたぞ

730:名無しさん@ピンキー
08/03/02 23:31:52 UUVCdaoP
>>817
少尉かわいいよ少尉

731:青い人
08/03/03 01:09:09 cR3a8Q+D
流れが落ち着いたところで投下。

例によって誤字・脱字がある可能性があります。
ご了承ください。

注意
スメラギ・ロックオン・ハレルヤ(?)ご乱心
フェルト好き注意。
ダメになっていくアニキ。
姉さんは死にません。
沙慈はやっぱり不幸。

732:If 21話
08/03/03 01:13:04 cR3a8Q+D
「今回のミッションはこうだ。おやっさんの協力のもと完成したこのマイクロファイバーカメラでターゲットを狙い撃ち、
そこから得たデータをすばやく転送・受信―盗撮映像の完成ってわけだ」
『OK。そんで、俺は見張りってわけだな』
「さすがわかってるじゃねえか」
『成果は山分けだ。もっとも、データに山分けもくそもねえがな』
 フェルトが待っている一方、ロックオンは狙い撃つ(ロックオン用語で盗撮の意)ことに熱心であった。ダクトに身を潜め、
あらゆる場所に細い糸のようなカメラを仕込み、統合していく。あとは獲物が来るのを待つだけであった。
「へへへ。獲物を待ってる間のこの緊張感、たまらないぜ」
 携帯端末に統合したコードを接続し、各所からの映像にほくそえむ。ここは普段使っていない物置で、人はこない。
「ずいぶん楽しそうね」
 振り向く暇などなかった。ロックオンはほとんど反射的に横に飛びのく。端末が粉々に砕けた。
「発砲許可なんて誰が出したんだ?」
 資材の影に隠れ、出入り口を睨む。
「私が今出したのよ」
 たなびく煙の先にいたのはスメラギだった。小銃を握り締め、ロックオンに向けている。
「安心して。麻酔弾だから。ああ、でも間違って致死量入ってるかもね」
「へっ、キツいのは化粧と性格だけにしてほしいね」
 憎まれ口をたたいてはいるが、状況は不利だった。機器は送信システムとモニターがやられている。
まずそれを回収したいが、出てきた瞬間に安らかな眠りが待っているのだ。 さて、どうしたものか。
「逃げろロックオン!」
 何かが倒れる音とともに、その声はロックオンの耳に届いた。見張りに出張っていたハレルヤだ。
「遅すぎんだよ!」 
 言いつつ、端末を引き寄せる。繊維状のカメラは引っ張るだけで回収が可能なのだ。
「そう言うなよ。デュナメスの用意はしといた。いつでも出られるぜ」
 もがくスメラギを馬乗りになってハレルヤは押さえていた。
「なるほど。それでお前は?」
「野暮なこと聞くなよ」
「……そうか。生きろよ」
「たりめえだ」
 それは暗黙の別れであった。もうシリアスなんだかギャグなんだか判別に困るが、彼らは真剣であった。
 ロックオンは走る。とりあえずここから逃げよう。なあに、ガンダムさえあれば飯も寝床も困ることはない。
落ち着いたら腹いせにスメラギの写真を流そう。うん、そうしよう。ざまあみろ行かず後家の年増め。もう表に出られなくしてやるぜ。
「ロックオン!」
 自室に入ると、フェルトが飛びついた。受け止めて頭をなでなで。
「どうしたフェルト。何かあったのか」
 そうだ、こいつがいた。ロックオンはようやくフェルトにまで頭が回るようになった。
こいつを手放すのは惜しい。かといって連れまわすのははたして彼女にいいものだろうか。
何の罪もない少女(ロックオンの辞書には『少女』は6歳から15歳未満と定義されている)
を巻き込むのはいくらロックオンでも後ろ髪を引かれる思いであった。
「あのねロックオン、大事な話があるの」
「急ぐ話なのか?」
 持てるだけの荷物を纏めながら聞いた。あ、前にハレルヤに貸した日本製のエロゲ返してもらってねえや。初回限定版だったのになあ。
「うん……」
「そうか。よし、言ってみろ」
 バッグを肩にかけ、フェルトの目線に合わせてしゃがむ。
「妊娠したみたいなの」

733:連載になると締め切りと未完に怯えるのですね
08/03/03 01:19:24 cR3a8Q+D
「こんなことしてただで済むと思ってるの?」
「ハッ、知るかよ」
 銃口が力の板ばさみでふらつく。男と女という差がありながら、むしろ押されているのはハレルヤの方だった。
「そう。ならもう話すこともないわ」
 麻酔銃が鈍い音を立てて砕けた。それに気を取られたハレルヤは、自分が宙を舞ったことに気づくのに数秒かかる。
「躾って大切よね。末期(ロックオン)には効果はないだろうけど、あなたくらいなら骨の十本くらいでなんとかなりそう」
 資材と衝突したハレルヤは呻きながら立ち上がる。何だコイツ。あんな生活しててどうしてこんなに強いんだ?
「私がどうして『戦術予報士』って呼ばれているか知ってる?」
 右からの拳を手で受け止める。メリメリッと音がして、同時に激痛が走った。骨にヒビが入ったか。
「自分が予想したとおりの状況にするからよ」
 上段回し蹴り。腕の二本のガードですら吹っ飛ばされる。腕へのダメージと打ち付けた背中のダメージが二重になって自身を襲う。
「もっとも、最近は自分の身が安全だからほどほどにしてるけどね。やっぱりたまにはピンチにならないとつまらないわ」
 ハレルヤは感じた。絶対的な強者による支配と搾取を。圧倒的力になす術もなく、蹂躙される恐怖を。
しかしハレルヤは逃げない。義兄弟(ロックオン)には借り(文字通り借りたエロゲ)がある。
自分はできるかぎり時間を稼ぐのだ。そう、今も大急ぎで脱出せんとする彼のために。


「最初はただの生理不順だと思ってたの。こんな生活だから、遅れたりなかったりすることもよくあったから。
でもやっぱり気になって、地球に下りたときに調べてもらったら……」
「ビンゴだったってワケだ」
 フェルトの頷きに、ロックオンは顔に手を当てた。心当たりはある。しかもかなり。
まだ子供だとか、そんな風に考えていたのだ。しかしさすが俺。まさに百発百中。
《フェルト、カイニン! カイニン!》
 ハロがフェルトのまわりで跳ね回る。フェルトは赤くなって俯いた。ロックオンも俯いた。
《ロックオン、ニンチシロ! ニンチシロ!》
「わあってるよ」
 結局、彼女の分まで荷物をまとめ、不思議がるクリスティナに『ちょっと刹那を探してくる』と言い残し、
デュナメスを発進させた。ハレルヤの安否が気にはなったが、まあミス・スメラギも殺しはしないだろうと結論付け、
貸したエロゲを部屋まで行って回収したのであった。
――――――

734:前レスまでが回想です
08/03/03 01:24:26 cR3a8Q+D
「まあ、俺も色々あって、あっちを離反したワケよ」
 トリニティの拠点に収容したデュナメスを見上げ、ロックオンは言った。
覗きや最後の最後まで刹那を利用していたことは、もちろん伏せている。
「そうか」
 よくは分からないが、何か都合の悪いことでも起こったのだろうと、刹那は予測した。
先ほどから興味深そうにスローネを見上げているフェルトについては、
ネーナいわく、『あれは何かを決意した女の顔よ、きっと大事に違いないわ』だそうだ。
刹那に言わせれば普段と同じ無表情なのだが、彼女にはそうは映らないらしい。
それは普段から刹那を見ているからなのだが、本人はやはり気づけなかった。
「ところでさっきのフラッグはなんだ? スペックも黒いカスタム機の数倍はありそうだし、
軽く考えても20Gはかかってるぞあれ」
「悪魔だ」
「?」
「そういうことにしてくれ」
 真剣な刹那の顔を見て、ロックオンはわかったよと肩をすくめた。
「ロックオン・ストラトス」
 顔を上げると、ヨハン・トリニティがデュナメスから降りてくるところだった。
「デュナメスを少し調べてみたんだが、やはりスローネとの互換性は期待できない」
「だろうな」
 ただでさえ個性的な機体ばかりなのだ。そうそう流用はできないだろう。
刹那はすっかり置物とかしたエクシアを見た。心なしか寂しそうだ。
「まあ、それは追々考えるとして……俺たちの待遇はどうなる」
「刹那・F・セイエイの前例もあるが……どうしたものか」
 元々刹那はネーナが拾って、そのまま居ついただけの話。こんな形ではなかったのだ。
「これやるからそこをなんとか頼む」
 ロックオンがヨハンにだけ見えるように何かを渡す。刹那にはそれが何か分かった。
自分も昔同じようことをされたのだ。いらないと言っても押し付けられたそれは、
捨てるわけにもいかず、とりあえずベッドの下に放置しておいたのだが、あれからどうなっただろうか。
 ―フェルトを除く女性クルーの隠し撮り写真。
「……分かってるじゃないか兄弟」
 どうやらヨハンには効果があったらしい。すばやく半ズボンの中に写真をねじ込むと、ロックオンとがっちり握手までした。
「空いている部屋を好きに使ってくれ。二人には後で俺から伝えておく」
 なぜか機体を整備している弟と妹を避けるように、ヨハンは前かがみになって自分の部屋に戻っていった。 
「そんじゃ、早速部屋決めるかね」
 それに続き、ロックオンもフェルトを連れて格納庫を出た。
残された刹那は、整備する機体もなく、手持ち無沙汰である。
 パーツさえあれば、と刹那は思った。自分はロックオンと違っていつでも補給に戻れるのだが、
ネーナに対する裏切りのような気がして、どうも気が進まない。
そういえばあっちはガンダムが二機になってしまったが、大丈夫だろうか。
 

735:名無しさん@ピンキー
08/03/03 01:27:28 cR3a8Q+D
「なぜなんだハレルヤ……僕は何も悪くないのに」
 また独房に入ったアレルヤは独り言をもらした。
覗きと脱走幇助で骨折15ヶ所は、はたして重いのかどうかは分からないが、
アレルヤは明らかにとばっちりである。包帯がミイラのように全身を包み、顔はアン●ンマンのようだ。
慰め程度の痛み止めはとっくに切れ、鈍痛が常時身体に訴えてくる。
『ドンマイ。まあ運が悪かったな』
 元凶のハレルヤは痛みを味わうことなく、精神の片隅でのんきに言った。
『それよりアレルヤ、《初音ミク2307》買ってくれよ』
「そんなお金ないよ」
 ただでさえハレルヤがそういうグッズにつぎ込むので、給料は飛ぶように消えている。
しかも戦艦に置くわけにはいかないので、専用の倉庫を借りているから、維持費もかかるのだ。
アレルヤ自身が使うのは、給料の一割程度であった。
『チッ、使えねえな。商売道具の写真も全部没収されちまったし、どうすっかな』
「もう、転職しようかな」
 人間関係から仕事の内容まで、もうなにもかもがイヤになってしまった。
命がけでやっているのに、自由な金はフリーターといい勝負だ。
保険はきかないし、休みも勤務時間も不定期。もしかしたらフリーターよりひどいかもしれない。
「今なら軍も人手募集してるだろうし……人革連に戻ろうかな」
 このあいだの決意はどこへやら。古巣へ思いをはせていると、扉が開いた。
「治療されているところを見ると、生きてはいるようだな」
 ティエリアはミイラ状態のアレルヤを見下ろして言った。
「一応ね」
「そうでないと困る。マイスターはもう半分しかいないんだからな」
 刹那の失踪、ロックオンの脱走。それに伴う機体の損失。
貴重な太陽炉があっという間に二つもなくなってしまった。
「退職はダメなのかい?」
「死ねば可能だ」
 なるほど、とアレルヤは苦笑する。
「ロックオンと刹那は?」
「見つかっていない。あきらめた方がいいだろう」
 しかし、と付け足したティエリア。
「ガンダムを隠蔽しつつ、CBの目から逃れるとなると、限定されてくる」
「もしかしたら、まだこっちの領域なのかもしれない」
 木を隠すなら森の中。灯台下暗し。
「所在がどこであろうと彼らがマイスターに相応しくないのはたしかだ」
「そんなこと言ってられる状況かい?」
「…………」
 沈黙のティエリアに、アレルヤは小さく笑った。


736:話が進むごとにキャラがおかしくなっていくのは気のせいじゃないです
08/03/03 01:31:24 cR3a8Q+D
 ジャーナリストの絹江・クロスロードは、取材でラグナ・ハーヴェイの元を訪ねていたが、
取り合ってもらえず途方に暮れていた。体当たり取材ではやはり無理があるのだろうか。
しかし正攻法でアポ取りをするのは不可能に近かった。
 そこへ、一台の乗用車がラグナの別荘から出てきた。
これ幸いと、乗用車の前に飛び出る。運転席のそばまで回ると、ウィンドウがおりた。
「何か御用かな?」
 ―うほっ、いいオトコ。
 運転手を見た瞬間、絹江の中に奇妙な稲妻が走った。
「わたし、JNNの特派員なんですが、二、三お聞きしたいことがあるんです。よろしいでしょうか」
 胸のざわめきを抑え、落ち着いてそう並べ立てる。だてに記者はやっていないのだ。
「JNNの記者さんねぇ……構いませんが、私はすこし急いでまして。車中でよろしければ」
 ―フラグキタコレ!
「い、いえ。それは……」
 焦っちゃダメよ絹江。ここは日本流でまず遠慮しつつ、徐々に……。
絹江は自らに言い聞かせた。親の残したコネと名声で入社し、出会いもなくただ忙しい毎日。
弟には彼女が出来たというのに、自分のまわりには萎びた野郎ばかり。
このままでは定年まで仕事一色の寂しい女になってしまう。それだけはなんとしても回避しなければ。
「やめておきますか?」
 ここで間を持たせ、
「ではお言葉に甘えて」
 ―イ~~~ヤッホ――ッ!
 その場で飛び上がろうとする気持ちを封じ、さりげなく助手席に絹江は回った。
「絹江・クロスロードさんですか。いいですね、あなたのような美人の記者さんがいて」
「そんな……」
 もっと言って! もっと言って! リピート! リピート!
 あくまで本音は隠しておしとやかさを前面に出す日本流である。
「それで、私に聞きたいこととは?」
「あなたの家族構成を」
 男―アリー・アル・サーシェスは怪訝な顔をしたが、すぐに戻した。
「妻と息子……最近娘が生まれましたね。あと愛犬が一匹」
 ガッデム! 妻子持ちか! 絹江はカバンをぎゅっと握った。
しかしここで諦める絹江・クロスロードではない。
ジャーナリストで培ったしつこさは、そう簡単に獲物を逃がすことを許さないのだ。
「ご職業は」
「私は流通業社に勤めていましてね。ここには物資の流通確認のための報告に来たんです。
しかし部長の野郎こんな雑用やらせやがって覚えてろよちくしょう」
 絹江の脳内メモリーに、続々とサーシェスのデータが入ってくる。
後半はよく聞こえなかったが、彼はきちんと定職に就いているようだ。将来性マル、と。
「さしさわりなければ、住所と電話番号を教えていただけないでしょうか」
「あの……。何の取材なんですか?」
 いいかげんおかしいと気づいたのか、サーシェスは絹江に質問した。
「もちろんあなたの」
 聞き返す間もなく、サーシェスは唇をふさがれた。
手を離れたハンドルはオートに切り替わり、静かに走行を続けている。
 サーシェスが押し返した。
「やめてください。私には愛する妻と子供が……」
「でも好きなんです。好きになっちゃったんです」
 目線を斜めにずらし、上目づかいで相手(ターゲット)を見る絹江。何しにここまで来たのか彼女はもう覚えていない。
「とにかく話し合いましょう。あなたの好意は嬉しくないわけではありません。お互いが納得する形で決着をつけましょう」
「ええ。わかりました」
 譲歩。これが絹江の求めたものだった。最初から陥落など目指すのは三流だ。
まずは足場を崩し、徐々に侵食していく―恋愛も取材も、駆け引きの根本は同じなのだ。
 彼女は影でほくそ笑む。この面倒事のせいで、
妻に折檻される自分を想像して青くなっているサーシェスがそれを見咎めるのは、不可能に近かった。


737:沙慈のためにわざわざ辞書登録するはめになりました
08/03/03 01:33:29 cR3a8Q+D
「姉さん、また仕事かな」
 帰宅した絹江の弟―沙慈・クロスロードは疲れた身体をソファに沈めた。
恋人のためとはいえ、スペインと日本を往復するのはこたえる。
 沙慈はテーブルに書き置きがあるのに気づいた。家をあけていた姉が書いたものだろうか。
「何かな」

 沙慈へ。
 わたしは恋に生きることに決めました。というわけで、何かとお金がいるので、持っていきます。
学費とか家賃とか、色々問題はあるでしょうが、まあ若いんだから何とかなるわよね。じゃあね。
 美人なあなたのお姉さんより。

 嫌な予感がして、沙慈は携帯端末で兄弟兼用の口座を調べた。
その口座は両親が残した遺産や、バイトの給料、学費など、あらゆることに使っている。
「そんな」
 端末が手から落ちて、コロコロ転がった。
 ――残高は、ゼロだった。
 ふと、家具がいくつかなくなっているのに気づいた。タンスもベッドも冷蔵庫もない。
 明かりが消えた。停電かと思ったが違う。窓の外ではどこもそういう現象は起きていない。
 ……電気を止められたのだ。
 インターホンが鳴り響いた。
「クロスロードさん? 集金にきたんですが」
「うわああああああああああああああああ!!」
 沙慈はその場でうずくまった。
さらに絹江は沙慈を保証人にしていくつかの金融会社から借金をしていたのだが、
沙慈がそれに気づくのはたっぷり利子がついて取り立てがやってきたときであった。
 夜明けは遠い。

738:あとがき
08/03/03 01:38:02 cR3a8Q+D
 以上です。
 キャラが異常です。展開が行き当たりばったりなので異常になるのです。
プロット作ろうかな、いっそ。
 最近作品投下が増加していますね。いい傾向です。
おかげでプレッシャーを感じることなく投下できます。
職人の皆様には謝意と乙をここで言わせてもらいます。
 それでは皆さんおやすみなさい。

739:名無しさん@ピンキー
08/03/03 02:52:57 7HnM8dH5
匙が別方面で不幸になっていくwwwww
GJ!

740:名無しさん@ピンキー
08/03/03 04:47:01 Pz1LPWMB
クリスの動向が気になるな

あと前かがみなヨハン兄ワロタ

741:名無しさん@ピンキー
08/03/03 06:19:56 b1ddw0ZP
そして沙慈がハーレビー家の執事になる『沙慈のごとく』が新たに始まるわけか。

742:名無しさん@ピンキー
08/03/03 06:24:03 Pz1LPWMB
ルイス「私の執事をやらないか?」

743:名無しさん@ピンキー
08/03/03 08:21:58 xDIQTaoc
思いっきりスに濁点がつきそうです。

744:名無しさん@ピンキー
08/03/03 12:11:06 s2yhOAKs
アリーがテラひろしwww
絹江もこれくらいなら返り討ちにできたのにな

745:名無しさん@ピンキー
08/03/03 12:13:03 mBKYPcAH
GJ!
アニキは本当にダメ男だ(ほめ言葉)
サジはカワイソスw

746:名無しさん@ピンキー
08/03/03 13:13:22 xhrYjoya
カオスすぎて吹いたwwwwwww
GJ!

747:名無しさん@ピンキー
08/03/03 13:54:14 hA0XKYwj
ちょww
キャラの性格がぶっ飛び過ぎてカオスし過ぎだろwww
GJ! 続きに期待。

748:名無しさん@ピンキー
08/03/03 15:02:07 h5miMJSE
ヨハンwwwwwこれはひどいwwwww

749:名無しさん@ピンキー
08/03/03 19:29:29 pslb8Zoq
やべえwwおもしろすぎる。。でもこーゆーダブルオーもいい!!!!

750:名無しさん@ピンキー
08/03/03 20:56:04 scF4OHi8
おもしろかったよ(*´∀`)

751:名無しさん@ピンキー
08/03/03 22:32:07 PfsB1Xms
なんでだろう…
失明兄貴とフェルトの介抱ネタとか考えてたのに、某ニコニコに上がってたそげキングMADを見たらそんなもの霧散してしまったww

752:名無しさん@ピンキー
08/03/03 22:33:14 AeGJOcep
明るいガンダム

753:名無しさん@ピンキー
08/03/04 01:57:32 J9vQFz34
>>845
>失明兄貴とフェルトの介抱ネタ
すさまじく読みたいんですが・・・w

754:名無しさん@ピンキー
08/03/04 02:02:45 A3rrRsix
シグルイの依良子といくみたいな?

755:名無しさん@ピンキー
08/03/05 03:47:59 8JpMcuWs
なんというおバカエロ
続きを密かに期待させていただきます

756:名無しさん@ピンキー
08/03/05 09:52:14 QDOuWmTt
>>848
無明狙い撃ちを開眼するのか。

757:名無しさん@ピンキー
08/03/05 16:10:45 Dz4icXxu
上げ

758:名無しさん@ピンキー
08/03/05 18:14:22 nFNWiMSh
>>850
それを体得するにはまずフェルトの乳首を千切った挙句、乳房に焼き鏝を当てねばならぬ

759:名無しさん@ピンキー
08/03/05 19:07:27 xsqxSboz
エロは全くないが思いついたので
元ネタわかるやつとは仲良くできそうだ


野球中
ロックオン「おい刹那、お前にピッチャー任せたが大丈夫だよな?」
刹那「安心しろロックオン…この日のために開発した俺の必殺魔球
“スーパーバイオレンスマグナムボール1号~そしてマリナ(俺の嫁)は今~”があるからな!」
アレルヤ「ひ、必殺…」
ティエリア「魔球…!」

ア・テ((あやしいーー!特にマリナ(俺の嫁)!))

中略(刹那は何故か自分から拒否)

テ「刹那のはあやしいし…仕方ない、俺が投げるしかないか」
ア「そうだねちょっと不安だし…ティエリア野球大丈夫なの?」
テ「ああ…それなりにな!」

ティエリアの球はまぎれもなくそれなりで…
悪くはないが決して良くもない…
何とも面白味のない球であった

760:名無しさん@ピンキー
08/03/05 19:35:30 apr015Hf
としこ宇宙へwwwwwwww

761:名無しさん@ピンキー
08/03/05 19:48:12 xsqxSboz
コーラサワー(敵チームピッチャー)「フフ…次は4番か…真打ち登場だな」
ロックオン「ようし!4番目の人!頼んだぞ!」
ネーナ「はーい、いきまーす!」

コ「なにぃ!?」
(お、女じゃねーか!どういう事だ!?どういうことだ…!?
ま、まさか作戦か!?
実は恐るべき実力を秘めた若侍のごてく…)
ネ「さあ、いつでも来なさいよ!」
コ(くそうわからん…落ち着け!落ち着けオレ!
落ち着いてこの打順の意味を見出すことこそがガンダムとガンキャノンの違いを
ガンタンクを利用して求めることのどうのこうの… !?)

CBチームベンチ
「よし行け!エクシアの山!頑張れ!」
「あーくそ!やばいやばい!」
「うわ、しまったー!」
「やったー!アレルヤの負けー!!」
ミハイル「よっしゃー5番バッターはアレルヤに決定!」
ア「まいったなぁ…まだ心の準備が」
スメラギ「がんばるのよアレルヤ!」

コ(…紙ずもう…紙ずもうかぁ?なぁんだ、フフ…フフフフ…
バカにしてるんだな…?)

その後のコーラサワーの球はそれはもう壮絶なものだった…
彼を良く知る人間すら「あれはコーラサワーじゃねぇッス、カルピスサワーッス!」といささか錯乱ぎみだったという…

762:名無しさん@ピンキー
08/03/05 19:58:43 xsqxSboz
これで終りです
携帯なので投下の時間空きまくりでもうしわけありませんでした

カルピスサワーってあったよね? 無いかな?

763:名無しさん@ピンキー
08/03/05 21:41:12 3YNrimML
>>856
おいーwwwwどこの究極超人Rだよwwww

764:名無しさん@ピンキー
08/03/06 00:44:05 TnCnSSYL
フ「もう大丈夫なのか!?」
録「ありがとうフェルチョッパーくん。安心したまえ、私は無事だ。
  なぜなら私は、狙撃の王様 そ げ キ ン グ だから!
刹「すんげぇー!!おれヒーロー[ガンダム]はじめてみたー!!」


ア「(出血止まってないよ…ロックオン)」


やっぱり介抱ネタはもう無理だった
俺はガンダムになれない…

765:名無しさん@ピンキー
08/03/06 18:41:56 qhAUY/lm
としこ宇宙へなつかしすぐるwww

766:名無しさん@ピンキー
08/03/06 20:28:44 s9XC8HKf
>>856
ハロ「はよせな」

767:名無しさん@ピンキー
08/03/07 03:44:13 32JZjfL4
このスレは外伝もありだよね?

768:名無しさん@ピンキー
08/03/07 13:19:02 O00wmDva
IDに00が出た記念真紀子

769:名無しさん@ピンキー
08/03/07 13:22:43 NcpFop1n
>>861
知らない人がほとんどじゃね?
あれを買う人がそんなに此処にいるとは思えんが
それに外伝を補完するには電撃ホビー辺りも読まないと駄目じゃなかったか?

770:名無しさん@ピンキー
08/03/07 14:59:06 maKCgJJg
>>301
ロクフェル マダー?

771:名無しさん@ピンキー
08/03/07 17:33:46 DfrfqVoj
>>864
地のディノディロスがどうかしたのか?

772:名無しさん@ピンキー
08/03/07 19:22:27 4ai9QHdp
ゼオライマーかww

773:涼宮 ハルヒ
08/03/07 21:35:34 62TvtrHS
まみちゃんアフガニスタンで元気にしてるなかなぁ・・・・・?

774:名無しさん@ピンキー
08/03/08 06:30:45 hbFFFtLV
>>256LOVELESSの江夜だね

瑶二はアレルヤだし、草灯はヨハン

新刊限定版でトリニティのコスプレ描いててワロタw高河さんww

775:名無しさん@ピンキー
08/03/08 19:04:51 7SkEWRF3
エクシアがF91になった件

776:名無しさん@ピンキー
08/03/08 19:06:56 WL3QrY60
ロックオンがザビーネになった件

777:名無しさん@ピンキー
08/03/08 19:39:13 hnaU83p+
今回はデュナメスパワーうpフラグにネーナ仲間フラグの2つだったな

778:名無しさん@ピンキー
08/03/08 19:43:17 WL3QrY60
2体の兄を失って傷心のネーナ×刹那ってのを思いついて書き始めたのはいいけど早くも挫折したorz

本編もこのスレもは刹マリ一色だけど、刹那×フェルトってまだ需要ある?

779:名無しさん@ピンキー
08/03/08 19:48:24 Hz6Jqw66
>>872
なんでもどんとこいだ
是非書いてくれ。楽しみにしてるよ

780:名無しさん@ピンキー
08/03/08 19:52:40 2DmkhCBX
>>872
傷心なのにネーナが攻めかよw

781:名無しさん@ピンキー
08/03/08 21:11:21 u4Cxexwg
>>874
傷心だから体で暖めて欲しいんだろう

782:名無しさん@ピンキー
08/03/08 21:16:14 asIdiNK2
今日の放送見て嫉妬したフェルトがロックオンを襲う話が見たくなった

783:名無しさん@ピンキー
08/03/08 21:18:13 08TkJam/
>>874
刹那が受けなのはもはやヴェーダの決定事項。

784:名無しさん@ピンキー
08/03/08 21:31:45 ZFzk6+jL
刹那に拾われ東京の刹那のマンションに連れてこられたネーナ。
サジと知り合い、お互い最近肉親を亡くした事を知り傷を舐めあうように関係を持つ二人。
しかしひょんなことでネーナがルイスの左手を奪った張本人であると知ったサジは…。

というドロドロな展開を思いついたがどう考えてもバッドエンドにしかならんのでやめようw

785:名無しさん@ピンキー
08/03/08 22:03:46 vPKpI9IF
書いたらGJのかわりにNB(Nice Boat)って書いてやるよ

786:名無しさん@ピンキー
08/03/08 22:07:51 L07Aqbq/
>>878
それ見たい(笑)

787:名無しさん@ピンキー
08/03/08 23:35:00 c8X0/S98
ミハエル「この精子は…」
ヨハン「ガンダム…!ガンダムエクシア!刹那・F・セイエイ」

刹那「エクシア、目標を捕捉!2機のガンダムスローネを俺の女に手を出した変態と断定し武力介入を開始する。エクシア、目標を駆逐する!」


ミハエル「テメーッ!何しやがる!」
ネーナ「刹那…>^_^<」
刹那「お前達は、その機体が…その体がガンダムであるものかぁ~!」





788:名無しさん@ピンキー
08/03/08 23:36:09 c8X0/S98
ヨハン「ミハエル、撤退だ!」
ミハエル「チッ!」


ネーナ「エクシア…助けてくれてありがとう>^_^<」
刹那「違う!俺は、ミッションを遂行しただけだ。ただ…」
ネーナ「ただ…?」
刹那「ただ…俺は、お前とヤリたかっただけだ!」
ネーナ「えっ?!」
刹那「いただくぜ、その身体…」
ネーナ「嫌~~~~!(>_<)」


スメラギ「刹那ったら>^_^<」

789:名無しさん@ピンキー
08/03/09 00:35:03 85f0NtSe
>>878
読みてえ

790:名無しさん@ピンキー
08/03/09 00:42:26 7H6YmHpz
だけどミハエルは生きてそうなんだよなー
爆死したヨハンと違って生死不明だし

791:名無しさん@ピンキー
08/03/09 00:49:49 PZnl10bw
>>884
普通のアニメなら銃で撃たれた奴の方が生きてる率が高いけど、
ガンダムの場合、爆発した方が生還率高い罠。

まあ、監督的にはどっちも死んでそうだ。

792:名無しさん@ピンキー
08/03/09 05:11:49 70in/NbO
ヒロシに無理矢理コックピットから引きずり出され、レイプされるネーナ

を思い付いた。暇で暇でどうしようもなくなったら書いてみる。

793:名無しさん@ピンキー
08/03/09 05:14:21 wztsbc8M
【中国】少林サッカー主演女優などスター三人、無修正写真流出「セックス?スキャンダル」

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[?思慧]-37P-
URLリンク(4.idol-photo.org)
URLリンク(4.idol-photo.org)
URLリンク(4.idol-photo.org)

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[梁雨恩]-40P-
URLリンク(4.idol-photo.org)

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[??思]-10P-
URLリンク(idol.idol-photo.org)

794:名無しさん@ピンキー
08/03/09 05:30:41 bKAGpxnb
>>886
おk、待ってる

795:ろパ ◆WdbK40Opts
08/03/09 15:16:12 9sX+ETuE
スメラギ×ティエリア
今更ネタですが


「ん…っく…」
今自分は、何をしているんだ…。
目を開くと、目隠しがされて薄くシルエットが見えるだけ。
「もう勃起したのね」
どこか嘲るような口調で、女性の声が響く。
まだ半勃ちといった所だが、ペニスリングのせいで痛みが襲っている。
ベッドの上に、開脚させられた状態で寝かされたティエリアの性器をいじりながら、戦術予報士のスメラギは笑みを浮かべていた。
しかし、その笑みには普段マイスター達に向ける優しさや、親しみの籠もったものとは違う。
その笑みに浮かぶのは、弱者をいたぶっているというサディスティックな愉悦。
まだ若く、しなやかな細い手足を
まだ未熟で、ほんのりと赤味を帯びた性器を自分が好きにする。
背徳めいた快感に、スメラギの膣が疼いた。
目隠しにギャグをくわえさせられ、普段のあの冷徹な顔が崩れる様が見れないのは、少し残念だが元からの素材が良い分か、薄く汗ばんだティエリアの姿は十分に官能的だった。



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