ガンダム00(ダブルオー)エロ小説総合スレ2at EROPARO
ガンダム00(ダブルオー)エロ小説総合スレ2 - 暇つぶし2ch450:名無しさん@ピンキー
08/02/11 01:34:10 e0KdaGyR
>>538
民間人虐殺で逆にネーナ株急上昇の私は、病んでるなぁ…


451:399
08/02/11 10:42:19 vN45z47v
490,496-497の続きが出来たので載せます。後半はネーナのトラウマでマリナの誘いを拒む刹那を考えたけれど、エロくならないので止めときます。


「あはははっ♪もう堪んない?」
暗い寝室。今夜も私は、刹那の上で腰を振る。
「ねぇねぇ、本当は刹那も気持ちいいんでしょう?」
見下ろしながら意地悪に問いかけるけれど、刹那は反応しない。
(まったく、可愛くない子)
それまで掴んでいた刹那の腕を離し、両手をそっと刹那の首筋に添える。
このまま首を絞めてしまえば、刹那は私の下で死んでしまうだろう。
私に抱かれ、中に出しながら息絶える刹那。
あのオバサンが知ったら、どんな顔するだろう?考えるだけでクラクラする。
「…うっ」
腿の部分に感触を感じて下を見ると、刹那が私を持ち上げ、自分のものを引き抜こうとしていた。
きっと、いつか私が言った言葉を気にしているのだろう。でも決してそんなことはさせない。
私は体重をかけて、刹那のそれを再び根元まで押し込んだ。
時間切れ。私の中で刹那が熱い物を吐き出した。
何故だかこの瞬間が一番、私の独占欲を満たしてくれる。
しっかりと身体を乗せ、それを奥で受け止める。
刹那を見下ろしても、彼は相変らず死人の様な顔で横を見ている。
そんな顔をすればますます、私は彼を虐めたくなるのに。
「ねぇ、刹那?赤ちゃんができたら、名前は何にする?」
刹那は答えず、辛そうに目をつむる。
私は女の子だったらマリナがいいな。そう言おうと思ったけれど、あまり追いつめすぎて自殺でもされたら困るのでやめておいた。

452:ネーナ×刹那 2/2
08/02/11 10:43:27 vN45z47v
刹那の隣に倒れ込む。
私のことをまるで無視するかのように、刹那は向こうを向いている。
たまには私の胸で黙って眠ってくれれば、少しは優しくしてあげるのに。
そんな事を考えていると、刹那がすっとベッドから起き上がった。
「どうしたの?」
「悪いが今日はこれで失礼する」
「ミッション?…じゃないよね。ああ、あのオバサンのとこ?」
オバサンという言葉に怒ったのか、刹那がキッと私を睨む。
「ごめんごめん♪あれでも刹那の彼女なんだよね」
「…一体、いつまでこんな事を続けるんだ?」
「う~ん。私が飽きるまで?」
本当は赤ちゃんができるまでと言いたかったけれど、追いつめすぎるとよくないので止めておいた。
刹那には私の身に何かあったら、にいにいズがマリナの命を奪うと既に言ってある。だから、刹那が私から逃れるには、自分の命を絶つしかない。
「じゃあ、彼女によろしくね♪次はヨハン兄に教わった美味しいごはんごちそうするから、楽しみにしててね♪」
私の言葉に答えず、黙って刹那は寝室を後にした。
これからあのオバサンの元に行って、彼女に抱かれるのだろう。
多分私に抱かれるのとは違い、もっと嬉しそうに。
その微かな怒りを鎮めるため、私は手に取った煙草に火を灯した。
もう片方の手で自分の性器に指を入れると、そこにはドロリとした刹那の跡がある。
あのオバサンは知らない。自分の愛する人が他の誰かに抱かれていることを。
ただその事実だけが、私の彼女に対する確かな優越感。
心に開いた小さな寂しさを煙草の毒で埋めながら、私は自分の指で自分と刹那の体液をかき混ぜ、しばらく刹那の余韻を感じていた。

453:名無しさん@ピンキー
08/02/11 11:08:18 bb4xw3UP
なんだこの投下ラッシュは…たまげたなぁ


あえて言おう!GJであると!

454:名無しさん@ピンキー
08/02/11 14:03:33 zd/Nsg80
大量じゃ gj

455:543
08/02/11 14:14:32 F3H7+aOH
サーセン
投下しきれてなかったわ


456:543
08/02/11 14:15:12 F3H7+aOH

髪を振り乱して喘ぎ声を上げるソーマ、それを見ていると腰のあたりがぞくっとして、一気に限界が近くなった気がした。
少し強くすると一気に収縮した。

「い…いくっぅ!!」

しかし自分はその締め付けでいけなかった、今動かしたらどうなるのか。
それを思うと結果を考えるより先に腰が動いていた。

「ああっ…だ、だめっ!…とめてっ!あんっ…激し…すぎる!」

ソーマの限界はすぐに訪れてまた膣内が収縮した。
それにあわせて自分も限界が来て叩きつけるように吐き出した。

457:543
08/02/11 14:16:37 F3H7+aOH

「はぁ…はぁ…んっ」

ソーマは肩を上下に動かして息をしている、いまだに下半身の痙攣は止まっていなかった。
そこでアレルヤはもう一人の自分が出てくるのを感じた。

「ははっ!アレルヤも俺に色々言うくせに、自分だってひどいやつじゃねぇか!いったばかりなのに無視して続けるとかよぉ」

そう言ったハレルヤはいまだに痙攣を続けているソーマの中で再び動かし始めた。

終わり

458:名無しさん@ピンキー
08/02/11 18:36:52 zd/Nsg80
お疲れ

459:名無しさん@ピンキー
08/02/11 23:08:10 DNsskkJk
>>545-546
GJ!あまりに期待通りのネナ刹すぎて感動した
しかしマリナの所へ行った後も見たかったんだぜ・・・たとえエロはなくても

460:名無しさん@ピンキー
08/02/12 00:15:17 VBJk0rN/
マリナ「……あの女の匂いがする」

461:名無しさん@ピンキー
08/02/12 00:31:00 Aksc2nvS
ネーナがタバコ吹かして刹那がえぐえぐ泣いてる絵しか浮かばねー

462:名無しさん@ピンキー
08/02/12 01:28:40 21bVqnA6
>>554
嗅いだこと無いでしょ姫様

463:名無しさん@ピンキー
08/02/12 01:55:33 8g3NCaPh
あの女ではなく「私以外の匂いがする」だろ。

464:名無しさん@ピンキー
08/02/12 03:22:32 ZkHSueSe
せっちゃんが肉便器過ぎるwwwww
マリナの反撃に期待

465:名無しさん@ピンキー
08/02/12 04:33:51 21bVqnA6
刹那、肉便器となる。

466:名無しさん@ピンキー
08/02/12 06:31:48 I+XZLBMr
似たような展開のネーナ×刹那が続いてすまんけど、落とします。

次はかぶらないように気をつけるから…すまんね


467:名無しさん@ピンキー
08/02/12 06:32:28 I+XZLBMr
「ね、探検、一緒に行く?」
ブリーフィングルームで、ネーナがきゃぴきゃぴと誘ってくるのを、刹那は思い切り無視した。
「行くぅ?」
そっぽを向いて拒絶しているにも関わらず、ネーナが今度は至近距離にまで近寄って、
しつこく誘う。
ネーナなりに精一杯可愛い表情を浮かべて誘っているのに、刹那は相変わらず無表情で
視線を合わせようともしなかった。

さっきはせっかくキスしてやったのに、まるで汚物のように、みんなの前で振り払われた。
それを大目に見て今回こうやって誘ってやってるのに、何よ、この態度は…。
さすがにネーナがプライドを傷つけられ、かちんときた。
「行くわよ!」
「……!!」
強引に刹那の腕を取って、力任せに引きずり、ブリーフィングルームを出る。
「はなせ…!」
抵抗しようとする刹那だったが、男女としては大した体格差もない上に、
無重力状態のため、そのままずるずると引きずられていってしまった。

廊下に出てしばらく船内を進み、手近な一部屋に刹那を乱暴に引き入れた。
腕を掴んだまま、遠心力を利用して床に引き倒す。刹那がほぼ四つん這いの体勢で床に転がった。
「お前…!何をする…!!」
刹那が、這いつくばったままで、怒りの表情で後ろを振り向き、ネーナを睨みつける。
「んん─?べっつにぃ…♪」
くすっと悪戯っぽく微笑んで、ネーナがふわりと刹那の背中に近寄り、
後ろから首に巻きつけるように腕をまわした。
「な…!」
慌てる刹那を無視して、
「お休みなさぁい!」
そのままぐっと腕に力を入れて、首を締め上げる。
チョークを見事に極められた刹那が、一瞬で意識を手放して失神してしまった。


468:名無しさん@ピンキー
08/02/12 06:32:56 I+XZLBMr
それからどのくらい経ったのだろうか。なにやら、下半身が気持ちいい。
刹那はまだ朦朧とした状態で、ゆっくりと目を開けた。
良く知ったこの快感は、確実にいつも自慰で得ていた、ペニスに与えられるあれだ。
(はあ…気持ちいいな…。夢か…このままじゃ確実に夢精…)
「─!!」
嫌な予感がして、ぼんやりした意識を急速に取り戻して、必死で目を開けた。
目の前には、赤い髪のそばかす少女がいたが、それだけではなかった。
なんと、床に仰向けに寝転がる自分の上に、ネーナ・トリニティが跨っていた。
「………!!!」
慌てて起き上がろうと、ネーナを撥ね退け腰を上げようとしたが、
動いた瞬間に下半身に快感が走った。
今まで全く経験した事のない、熱いモノに自身を包まれている。

「う…!」思わず脱力して、もう一度目の前の少女を見上げる。
くすっとネーナが艶然と微笑み、刹那を見下ろした。
「おはよぉ。良く眠ってたね♪」
なんでお前が俺の上に乗っているんだ!!?
「俺に触るな!!!」
怒鳴って再び跳ね除けようとしたが、少し動いただけでまたしても快感が走り、
それ以上はとても動けなかった。
「触るっていうかぁ…も、入っちゃってるんですケド…」
ネーナがくねくねと腰を動かすと、強い快感がペニスに走った。
「ほらっ!」
ネーナが腰を浮かして、半分まで埋め込まれた刹那の一物を見せ付ける。
「な─!!」
熱い内壁に締め付けられ、ネーナの愛液でぬらぬらと濡れる、勃起した自身が、
しっかりとネーナの中に入っている。

「どう?悪くないでしょ?じゃ、行くよぉ!」
刹那の視線をしっかりと受けながら、ネーナの腰が、静かに上下に動き始める。
「うっ…!うっ…!」
刹那は擦られる刺激で、初めての性行為の快感を知った。
ネーナが刹那の腹辺りに手を置いて体を支え、ゆっくりと大ぶりな上下運動を続けた。
「んんっ…!んんっ…!」
ネーナが気持ち良さそうな顔をして、腰を動かすたびに、小さく声をあげた。



469:名無しさん@ピンキー
08/02/12 06:34:18 I+XZLBMr
「うああ…っ…!よせ…!」
急激な刺激で、どんどん快感が高まり、追い立てられていく。
刹那が堪らずネーナの腰を掴んで、その動きを制止させようとしたが、
逆にネーナの体を支えて、動きを助長させる羽目になってしまった。
ネーナが顔をぱっと紅潮させた。
「あんっ、あんっ、あんっ!!いいよぉっ!!すごぉいっ…!きもちいいよっ!!」
ずんずんずんずん─。
ネーナの腰つきが更に激しくなり、ぐいぐいと締め付けられながら
ペニスが激しく抜き差された。
刹那がネーナの腰から手を離せずに、熱い体内の締め付けを味わった。
ネーナが後ろに体を倒し、角度を変えて腰を打ちつける。
「やぁんんっ!!」
ペニスが一段と敏感な所を抉り、ネーナが一瞬硬直して快感を愉しむ。
汗がぴゅっと飛び散った。

挿入部が丸見えになり、刹那のまだ可愛いそれがネーナの秘裂をぬぷぬぷと上下した。
刹那が寝ている間に、勃たせてやったペニスは少年らしく、幼さを残したままだ。
これじゃああんまり良くないかも…。
そう思っていたが、いざ試してみると、期待以上の働きを見せてくれて、
ネーナは悦びを感じずにいられなかった。
ネーナの声がどんどん切羽詰ったものになっていく。
「あんっ!あんっ!欲しいよぉ…!もっとぉ…、ね、突いてよぉ…!!」
ネーナが髪を振り乱して、刹那の腹の上で飛び跳ねる。
自分の好きな角度で、好きなペースでくねくねと腰を振るネーナ。
「んんっ、あんっあんっ、ねえ…っ!そこ突いてっ!!」
ネーナが一番気持ちいい所に角度を調節して、刹那を促す。
しかし刹那は全く動けず、それどころか早くも達してしまった。
「くっ…!!うあああっ!!!」
大きく叫んで、中に埋め込んだままで出してしまい、そのまま放心して脱力した。

「えっ…?うそぉ…もう、イッちゃったのぉ?」
信じられないという表情で、動きを止めてネーナが刹那を見下ろした。
入ったままの肉棒が、射精に満足して早くも興奮を解いていくのがわかる。
「うう~」
急激に勢いをなくしたペニスに、不満げに唸りながら、ネーナが仕方なく
肉棒を抜き出した。
ネーナの膣内から垂れた精液が、ふとももを粘っこく伝い落ちていくが、
ネーナは中に出された事などまるで気にしていないかのようだった。



470:名無しさん@ピンキー
08/02/12 06:34:54 I+XZLBMr
ネーナが急速に萎えていくペニスを見つめながら、唇を尖らしてすねた。
「ものたりない、ものたりなぁい!!」嫌々と、子供のように頭を振る。
「ねえ、あたしもちゃんとイキたいよぉ…!続き、やってよぉ…!」
欲求不満が募って、ネーナが後ろを向いて刹那に尻を突き出した。
じゅくじゅくに濡れたそこが、刹那の入っていた形そのままでぱっくりと開いている。
「……」
発射して冷静になった刹那は、そのいやらしさに顔をしかめた。
「ねえ、指でいいからぁ…!」
腰を振って催促するネーナが、たまらなく薄汚い存在に思える。
「嫌だ。お前なんかには触りたくもない。薄汚い…。さっさと出て行け」
最大限の軽蔑を込めて、ふんっと鼻を鳴らし、近くに脱ぎ捨てられた自分の下着に手をやる刹那。

ぎらりとネーナの視線が怒りに揺らめいた。
「はあ?何言ってんの?あんた…!」
ネーナの声色と表情がみるみるうちに変わっていく。。
ぞっとするような残酷な視線を浮かべて、刹那の下着を掴む手をぐっと制止した。
「……あたしを怒らせないでって言ったでしょ…?」
「……っ!!」
一瞬の隙を突いて、ネーナが素早く刹那のペニスを握り、力をこめて急速に擦りあげた。

一度達したそれを乱暴に擦られて、快感よりも痛みが襲い、堪らず刹那が苦悶の声をあげた。
「んふふふ」
ネーナが残酷な微笑のまま、肉棒を擦り続ける。
刹那が声を押し殺して苦痛に耐えるのを、心底愉しむかのように、単純な作業を続けた。
「痛いでしょ?謝りなよ…ごめんなさいって。あたしとヤレて嬉しかったですって」
「く…誰…が…ぐあっ!」
ネーナが扱くスピードを更に速めて、拷問のような摩擦を加え続ける。
耐えがたいほどの痛みだったが、それでも刹那は涙を滲ませながらも必死で耐えた。
そのまま数分。
ネーナの手が疲れてきてもなお、一向に折れそうにない刹那に、さすがにネーナが根負けした。



471:名無しさん@ピンキー
08/02/12 06:35:48 I+XZLBMr
「はあ…さすがにエクシアのパイロットってとこか…。しょうがないなあ…
ま、だからこそ気に入ったんだけど…?うん。分かった。イカせてあげる。」
ネーナが独り言のように呟いて、刹那から手を離した。
やっと痛みから解放されて、ほっとする間もなく、ネーナがそれを一気に口に含んだ。
「うぁ…」
温かい口内の粘着質な触感が、苦痛に耐え続けたペニスを柔らかく包み、適度な快感を与える。
そのまま舌を絡ませながら上下に大きく首を振って、ネーナが今度は快感へ誘うフェラをはじめた。
あっという間に刹那が反応し、ネーナの口の中で質量を大きくしていった。
ネーナの舌が、刹那をどんどん追い詰めていき、口の中は刹那の勃起で一杯になった。

刹那がまたしても抵抗さえ出来ずに、低い声を洩らしながらネーナの顔を見た。
視線に気付いて、肉棒で頬を膨らませたまま、ネーナがにやりと笑った。
「ひもひいいれひょ?」─気持ちいいでしょ?
「く…っ」くぐもった声で言われて、不意に敗北感がよぎったが、刹那の肉棒は
その言葉どおり、限界寸前だった。
─もう、出る……!!
射性感が一気に高まり、きつく目を閉じてそう思った瞬間、思いがけずネーナがペニスを解放した。
「ほら、イッちゃいなぁ!!!」
ネーナが射精寸前のペニスを根元から一気に擦り上げた。
「うあああっ!!」
最後の刺激を与えられて、欲を我慢しきれずに、大きく腰を跳ね上げて2度目の精を出してしまった。
派手に飛んだ精液が、空中高くまで昇った後、ぼたぼたっと刹那の顔面から胸にかけて降り注いだ。
生温かい自分の体液をもろに浴びて、刹那は完全に思考停止して、固まってしまった。
「あはははっ!すっごーい!!やっぱいいよねぇ若い男って♪」
呆然とする刹那を、ネーナが馬鹿にしたように笑った。

「おーい。ネーナ、もう帰るぞぉ?」
その時、部屋の外から次兄の声がして、ネーナが名残惜しそうに立ち上がった。
「ざーんねん♪この続きは、また今度ね。次はもっと強くなっててよね。じゃあね♪」
そのまま服をさっさと着て、力なく寝そべったままの刹那にひらひらと手を振って、
あっけらかんと部屋を出ていったのだった。
                              
おわり

472:名無しさん@ピンキー
08/02/12 11:33:46 O5Wf6Evu
スレ違いだけど前回みれなかったから内容教えて。

473:名無しさん@ピンキー
08/02/12 12:40:51 Aksc2nvS
ネーナがルイスの両親殺した
ルイスも左手がなくなって指輪がはめれなくなった
アニメ板行け

474:名無しさん@ピンキー
08/02/12 13:14:14 fFXK5xYc
ヨハンがグラハムに文字通り一本取られただろ。
恋愛パートなんかどうでもいいのさ

475:名無しさん@ピンキー
08/02/12 13:55:10 cViR61Pe
ネーナ、悪役として大活躍
グラハム、ハワード姉さんの為に一矢報いる
刹那、ラストに格好いい登場シーン
以上

476:名無しさん@ピンキー
08/02/12 15:24:42 9E4SN4tR
GJすぎる!

477:名無しさん@ピンキー
08/02/12 17:56:18 1OMbiOtq
>>565
GJ!ものっそGJ!!
久しぶりに捏造なしのキャラを見た気がするよ

478:名無しさん@ピンキー
08/02/12 18:59:55 VzKeEO7w
とりあえずマリナ頑張れと言っておく

479:名無しさん@ピンキー
08/02/12 19:13:35 fgsqw2/1
>>560
GJ!!!刹那よええwwwだがそれがいいwwww

>>571
確かにw

480:名無しさん@ピンキー
08/02/12 19:54:48 5C1b4IWq
これは?携帯だけだけど
URLリンク(courseagain.com)

481:名無しさん@ピンキー
08/02/12 19:57:36 fgsqw2/1
>>574
注意!ループタグを発見! (2)
★ブラクラチェックが終了しました。

※ windowオープンを発見しました。(1)


ほっほー

482:マリナ×刹那 1/3
08/02/12 23:31:44 92ywlyPB
やっつけ仕事ですが545-546の続きです。これでラスト。おつきあいありがとうございました。
マリ刹。相変らずヌルいです…。

「本当に、…いいの?」
「どうして?」
私の問いに、刹那が怪訝そうな顔で答える。
それはそうだ。こちらから迫っておいて「いいの?」だなんて。
いつの頃からだろう。行為の時、刹那が辛そうな顔を見せるようになったのは。
ただでさえ年齢的に負い目を感じている分、些細な変化にすら恐怖を感じてしまう。
刹那は私とするのを嫌がっている?
そう思うのなら誘わなければいいのに、それでも求めてしまう自分は本当に貪欲な人間だと思う。
初めは心さえあればいいと思っていた。
幼く純粋な刹那には、大人の汚れになど染まって欲しくないと思っていた。自分だって経験なんてなかったくせに。
それでも結局私は刹那を求めてしまい、汚してしまった後で、お互い愛し合っているのだからと自分に言い訳をした。

483:マリナ×刹那 2/3
08/02/12 23:32:55 92ywlyPB
「…どうしたんだ?マリナ」
刹那の声に現実に引き戻される。このまま黙ってしまえばかえって気まずい。
「あっ、あの…」
言わなければならないことを、必死で頭の中で整理する。
「わ、私とするのが嫌ならはっきりそう言ってくれていいの。刹那が嫌なら私、我慢できるから…」
「マリナ…」
「嫌よね?こんな歳だし、そのくせ知識も経験もろくに無いし…」
言っていて自分で悲しくなる。このまま刹那がいなくなってしまいそうで。
「マリナ」
強い口調で、けれでもどこか悲しげな瞳をうかべ刹那が私の名を呼ぶ。
「嫌なんかじゃない。俺はマリナじゃなきゃ駄目だ」
そうはっきり言った後で、刹那は私を抱きしめ、私の胸に顔を埋めた。
肩がうっすらと震えている。泣いているのだろうか。
刹那の真意が分からず、どうすることもできずに私はただ刹那を抱きしめた。
胸の中で震えている刹那。それを見て、改めて刹那は私の物だとどこかで喜んでいる自分がいる。
遠慮せずに抱いていいのだと、喜んでいる自分がいる。
刹那のことになると、自分でも嫌になるほど私は浅ましい人間だ。
刹那の髪から、うっすらと煙草の香りがする。
この香りも私を臆病にさせるものの一つだ。
ひょとして刹那は自分以外の誰かと。そう思うと怖くて眠れない日もある。
でも胸の中で震える刹那が、恐怖も不安も、そして理性さえも奪っていく。
私の獣じみた本性が囁く。全てを忘れて、刹那をもっと汚してしまえと。力ずくででも自分の物にしてしまえと。
刹那が泣き止むのを待って、私は彼をベッドにいざなった。

484:マリナ×刹那 3/3
08/02/12 23:34:45 92ywlyPB
一糸まとわず、ベッドの上で刹那に覆い重なる。
私も刹那も、いつでも互いを受け入れられる状態になっている。
前置きなどせずに、今はすぐにでも一つになりたかった。私たちは一緒だと身体で感じたかった。
いつもの様に刹那の上に跨がり、刹那を迎え入れ、両手の指を絡める。
代わり映えのない単純な上下の動作で、私は自分に刹那を刻む。
もっともっと互いを汚しあえるように。もっと互いを深く刻め合えるように。ひたすらそう願いながら。
こんなに願っても、こんなに求めあっていても、どうして私たちは一つになれないのだろう。
その事実が悔しくて、私はさらに腰を深く動かす。
このまま壊れてバラバラになって、混ざりあえればいいのに。
「あぁ…、うっ!」
刹那が私の中で果てる。
それでも構わず、私は腰を振り続けた。獣のような本能が望むままに。

「はぁ、はぁ…」
肩で息しながら、私たちは口づけをかわす。
舌を入れる勇気はないけれど、荒い吐息と吐息が私たちの中で確かに交わる。
でも、それでも私たちは一つになれない。
せめて、どうか夢の中でだけでも。
刹那を胸に抱きながら、眠りに落ちるその瞬間まで私は願っていた。

485:名無しさん@ピンキー
08/02/13 02:06:44 jKXLH6Gx
GJ

しかし刹那はやっぱり「抱かれる」のかw

486:名無しさん@ピンキー
08/02/13 02:52:31 7H+a+rXR
GJ!

>>579
刹那は年上の女性と絡むことが多いから仕方ないw
でもよく考えたら刹那より年下なのってフェルトぐらいしかいないな…そういう意味で前スレの刹フェルはかなり貴重だな
本編での絡みなんざ無いに等しいがあれは良かった

487:名無しさん@ピンキー
08/02/13 03:19:52 jKXLH6Gx
URLリンク(ace.s309.xrea.com)

488:名無しさん@ピンキー
08/02/13 03:26:34 VE3Zx1Zj
せっちゃんは弱いなぁw
せめてマリナ相手にはカッコ良く振舞って欲しいところだがw

489:名無しさん@ピンキー
08/02/13 15:37:54 UTXgH7zv
>>576->>578
GJ! 刹那受身すぎワロタwww
まあ8歳上相手じゃリードしにくいよなあ

490:名無しさん@ピンキー
08/02/13 16:17:45 jKXLH6Gx
アホなエロ漫画よろしく
しっぽりしてつやつやなマリナとネーナ、げっそりな刹那が…

491:名無しさん@ピンキー
08/02/14 09:01:32 ScONrGbP
GJ続きだね。せっちゃんたら弄られ上手だなあ・・

492:名無しさん@ピンキー
08/02/14 19:43:13 83IjmVF6
451の続きです。

スメラギ×ヨハン
後編


スメラギは右手でヨハンの肉棒を握りしめると、そして一気に腰を落とし、ヨハンの剛直を秘所に埋めた。
「あああああああっ!」
「うぐっ…」
スメラギが身体をのけぞらせて官能の叫びをあげる。膣全体がヨハンの肉棒を締めつけた。
「んんん…久しぶりだわぁ…あの五人以外のチンポは…ん、あはっ。どう私のナカは?」
「はっ…こ、こんな事で…」
「あら?ヨハンお兄ちゃんは不感症?じゃ、これでどうかしら?」
 スメラギは液体が入った銃のような注入器を取り出すとヨハンの腕に当て、プシュッと薬品を注入した。
「な、何を注入したっ!?」
「ふふ、もうすぐわかるわよ。良すぎて昇天しないでね?」
「なっ――――うぐっ!?」
 ぐにゃりと目の前のスメラギが歪んだ。否、歪んだのは己の視界だった。蜃気楼のように視界がぼやけ、
 下半身が燃えるように熱くなった。
「あはっ、ビクビクッってナカで大きくなったわ~はぁああ…私の膣壁が押しかえされてるううう」
 スメラギが歓喜の声を上げ、尻をヨハンの下腹部に擦りつけるようにして動き出した。
「あ、ああっ…こ、こんな…ぐううう」
ヨハンは歯を食いしばって押し寄せる快感に耐えた。脳を焼き尽くすような異常な快感。
己の上で踊る豊満な肉体を持つスメラギの膣内にぶちまけたい。ゆっさゆっさと揺れ踊る乳房に
食らいつき、壊れるほど揉みし抱きたい。
「んん…貴方のチンポステキよォ、さっすがねぇ…でも我慢しすぎは身体に毒よ?」
 そういって再び注入器で新たな『毒』を注入するスメラギ。
「あぐっああああああっ!」
快感が大きすぎて、まともに手足が動かせない。
虚ろな目を見開き、歯をカチカチと鳴らすばかりで、快感の波にのまれてしまいそうになる。
「うう!こ、こんな……こんな……」
ヨハンの狂ったような突き上げが、スメラギの膣をかき回す。
「あはは、も、もっともっと鳴いて!な…鳴いて鳴いて…んん…だらしなくイきなさい」
ヨハンの腰がもの凄い勢いでピストン運動を始めた。その凄まじい突きにスメラギは
髪を振り乱しながら叫ぶ。

493:名無しさん@ピンキー
08/02/14 19:49:03 83IjmVF6
「ひっ、そ、それいいの!あはっ!ヨハンのチンポいいっ!もっともっと!いいの!あああああっ!!」
絶叫するスメラギの豊満なバストがゆっさゆっさと揺れる。
ヨハンの動きはもう射精寸前のような速さであった。
「は、はああっ!や、やめて…ううう」
「あは、ヨハンのチンポミルク!いいっ!射精して、私の膣にぶちまけなさい」
スメラギの感極まった声と共にヨハンは股間から背筋へとゾクゾクとすり上がってくる快感に
眉をひそめ、歯を食いしばった。
「――うっ!!」
鈴口を引き裂く勢いで精液が飛びだした。ヨハンは己の脳が粉砕されるほどの絶頂に襲われた。
「あああっ…は…んんんん…さ、最高だわ。ステキよ、ヨハン」

「ん、んん…あはぁ…いい、いいわ!」
 ゆっさゆっさと揺れるスメラギの豊満な乳房。
 その下で屈辱にまみれ、呻き声を上げるヨハン。
「はああ…満たされるうう…ん、んんん…あっ、イク…」
 ぷるると短い痙攣を終え、スメラギはヨハンの頬に両手を添え、
 その唇に吸い付くように濃厚なキスをかました。
「ふふふ…アル中の私でも病みつきになりそうだわ…こんな立派なモノもってるんだもの」
 ぬちゅ…萎えたヨハンのモノを引き抜き、スメラギは言った。
「あ…く……あ、貴方達って…ひ、人は…」
 休まずにさんざん嬲られたヨハンは息も絶え絶えに言葉を紡ぎ出す。
 あれからスメラギがヨハンに投与した数々の薬品はヨハンの内臓に
多大な副作用をもたらしているようだ。
「大丈夫?ふふ…勃起を持続させる薬とか、精力増強剤とか…色々試させてもらっちゃったから
ねぇ…もしかすると死んじゃうかも」
「あ……あ……」
 一方、ネーナの嬲られ方は凄惨なモノだった。
刹那、アレルヤ、ロックオンに代わる代わる犯され、それが終わると
リヒテンダールとラッセが交代で入ってきた。特にリヒテンダールの責めは酷く
口、膣は言うまでもなく尻穴まで犯し、今もなお犯し続けている。
「ああ、いい、いいよ。ネーナちゃんのが僕のチンポ食べてる」
「あ…は…も…やめ……あ」
 床にうつ伏せに倒れているネーナの背中に乗りかかり、もりあがった尻肉をかき分け
 アナルに何度も何度も射精しているのだ。
 体力の限界をとうに超えていたネーナにはもはや抵抗する力もなく、なすがままに
 されている。赤い髪や頬、顔は白濁液にまみれ、猛烈な臭気を放っていた。
「ああっ、出るよ出るよ出るよおお…あああっ、ん…く…ふ」
 びゅるるると尻に射精したリヒテンダールはうっうっと眉を潜め、腰を擦りつけ、ネーナの背に
 倒れかかった。
「…やめ……も…に、にぃに…」
 もっとも悲惨なのはミハエルだった。
「ぎゃああああっ!痛てぇ!痛てえやめろやめてくれええええ」
「あはっ!最高ぅ!いいよフェルト!次はコッチの足なんかどう?」
「ちょっと待って。手を止血してからやる」
 もはや守秘義務など放棄してあらいざらいぶちまけたミハエルに残ったのは
 生きたまま解体されるスナッフビデオの撮影だけだった。
 まずノコギリで――――。

494:名無しさん@ピンキー
08/02/15 02:39:12 ONBXFXzw
ちょ・・・・((((;゚Д゚)))ウワァァァァァァ

495:名無しさん@ピンキー
08/02/15 03:07:54 hTzKDlea
((((;゚Д゚)))ギャァァァァァ

496:名無しさん@ピンキー
08/02/15 03:17:43 kyGFUiCP
結晶水みてーなSSだな
正直引くわ

497:名無しさん@ピンキー
08/02/15 05:32:14 2LvQus4U
グロはちょっとな…

498:名無しさん@ピンキー
08/02/15 07:44:47 OfLObbz+
カタカタカタ……
「ふふふ、いいぞ…いいぞ…あいつらめ…何が血は繋がっていますだ。僕がネットで
叩きだしてやる。」
 暗いヴェーダの中で眼鏡を怪しく光らせながらキーボードを叩き、ブログに妄想エロを書きながら
 ティエリアはぶつぶつと呟いた。
 妄想エロを己の運営しているサイトに載せ、アップし数分するとブログに書き込みがアップされる。
 丁度、今日は更新の時間帯だ。

メガネ:新作掲載デキターヨ

米軍さん:いつも楽しく読ませて貰っています。今回のはなかなかですね。今後はもっと濃厚な
スナッフ描写を希望します。部下はゲイなので他の部隊に自分までゲイと思われているんです。
      自分はゲイじゃない、ロリコンなんだあああっ!と叫びたいです。

ちょー兵:読みながら2回抜いてイキました。上官のS中佐がいつも早漏で先にイッちゃうし、
      オヤジだからすぐ寝るし、最悪。火照った身体を癒すにはメガネさんのエロで
      いつもお世話になってます。

パツキンおっぱい:あん…テスト勉強中なのに…今、目の前に彼氏いるのに…これ読んでるなんて知られたら……あああ…考えただけでもイッちゃう…。
            
よーへい:これで飯三杯イけるぜ、ありがとよ!リクなんだがゲリラのガキが男に
カマ掘られるの書いてくれねぇか?

ヌキエ:会社のパソから見てるんだけど…いつ読んでも最高です。今夜のオカズに困らないです。
     家には弟がいるからなかなか一人になれなくて(泣)

大佐:最近部下が気になり始めてる女上司です。
こんな年で未だ処女でオナニーしてるなんて恥ずかしくて言えません(泣)
部屋には熊さんのぬいぐるみとかたくさんあって大きいテディベアにはコーラって名前付けてます♪

カタカタカタカタ……ティエリアの不気味な笑いと共にヴェーダは今日も更新する。

END


499:名無しさん@ピンキー
08/02/15 07:48:27 OfLObbz+
588~591>>
朝覗いたら、まさかの投下ミス。
これじゃあただのスプラッターSSじゃねぇか…
不快な気持ちにさせてすみません。
592のティエリアの妄想で締めくくりなんです。ホントに申し訳ない。

500:名無しさん@ピンキー
08/02/15 08:29:51 /VLDCnzI
>>593
ティエリア・・・
こっちこいよ。今日は飲もうぜ

501:名無しさん@ピンキー
08/02/15 12:42:02 ONBXFXzw
>>592
米軍さん=
ちょー兵=ソーマ
パツキン=ルイス
よーへい=アリー
ヌキエ=絹江
大佐=カティ
かな?

502:名無しさん@ピンキー
08/02/15 12:55:49 gBSoRIU6
595>>
米軍さん=グラハムの方向で。

503:名無しさん@ピンキー
08/02/15 13:18:54 ONBXFXzw
納得!

504:青い人
08/02/15 18:17:18 Cbggggi5
投下しますよっと。18話を見てこんな展開もありかなと。
 
注意
男性にはいたいたしい場面あり。
キャラの軸がブレているような気がします。
エクシア退場。
マリナさまご乱心。
19話にはいっさい関係ありません。

505:If19話「絆」
08/02/15 18:21:25 Cbggggi5
「やれやれ。マイスター同士での争いとは皮肉だな」
 ヨハンはため息を吐いて機体から眼下に目をやった。
 そこには世界中から恐れられている『ガンダム』が煙を吐き出して横たわっている。
『GNドライブ、完全に沈黙―うはっ、カンペキに壊れてやがる』
「そう喜ぶものでもないだろう。相手は一応同志なんだからな」
 弟を注意しつつも、ヨハンは含み笑いを抑えようとはしなかった。これであちらのマイスターたちへのいい口実ができたというものだ。
それの利用次第では、やつらをこちらの駒にもできる。
『ねえヨハン兄ぃ』
「どうしたネーナ」
 妹からの通信。予想はついていたが一応聞いてみる。
『中のマイスターもらっていい?』
「ふっ、好きにしろ」
 ヨハンはスメラギたちに送る報告書にマイスターのロストを追記した。


 ―ここはどこだ?
 刹那が最初に感じたのは暗闇だった。次に痛みを感じ、過去を振り返る。
 そうだ、俺はあの三機に挑んで、そして……。
「はぁい。刹那お目覚め?」
「残念ながら、な」
 負けたんだ。
「ひどいなあ、せっかく助けてあげたのに。殺してもよかったんだよ?」
「なら今殺せ」
 ネーナの来訪に合わせて照明がついたので、刹那はようやく自分の身辺を理解できた。
 ベッドに四肢を拘束され、衣服をすべて脱がされている。覚醒時に寒さを感じなかったのは、この部屋の空調設備のおかげのようだ。
 部屋には見覚えがあった。自分が普段利用している戦艦の個室に似ている。おそらくここはやつらの拠点なのだろう。
「いやよ。刹那のこと気に入ったんだもん」
「ふざけるな」
 微笑し、近づく少女に刹那は嫌悪感を感じていた。民間人を私情で殺し、不必要な殺戮を行う彼女に対して、
彼はどうしても好意を持てないのだ。
「ふざけてないわ。好きよ、あなたのこと」
 少し筋肉を帯びた腹をさするネーナの頬に、唾液が飛び掛った。
「俺に触れるな!」
 悲鳴はなかった。ただ静かにそれを拭うだけ。
「……言わなかったけ? あたしを怒らせちゃダメだって」
 這わせていた手を股間へと滑らせ、その手中には睾丸が握られた。
 強い握力を加える。
 耳を劈くような悲鳴が部屋中を跳ねまわった。
「ふ~ん。やっぱ痛いんだ。よくわかんないけど――ねっ!」
 さらに加えられる力。暴れていた身体はやがて動きを止めた。
「あらら……気絶しちゃった」
 口元の泡と白目を認め、ようやくネーナは手を離した。


 嫌な予感がする、とマリナ・イスマイールは感じた。気のせいかもしれないし、それが何についてかは定かではながったが、彼女の第六感はそれを知らせている。
(まさか刹那の身に何か……)
 ありえない話ではない。ただでさえ常時戦場を駆けていて、危険が隣り合わせの彼だ。ひょっとしたらどこかで大怪我を……?
(憶測だけではラチがあかないわ)
 マリナは地下へ急いだ。先日来援してきたユニオンのMSがそこにあるのだ。くすねた時の機体はあまりにも低スペックだったので、
がめたパーツやらなんやらで強化してあるため、現在もそう呼べるかは疑問だったが。
(これを機会にもっと親密になれば……あらいやだ、よだれが)
 口を拭いつつ、止めようとするシーリンやSPたちを無力化させ、マリナは薄暗い地下へと走った。
(待ってて刹那、あなたの『女神』が今行くからね)
 

506:名無しさん@ピンキー
08/02/15 18:23:08 Cbggggi5
 刹那は激しい悪寒で目が覚めた。未知への恐怖というべき直感が、彼を震え上がらせる。それは目の前の少女に対してではない。何かもっと強大な、狂気的な……。
「ごめんね。ホントはこんなことするつもりじゃなかったの……。でも刹那もいけないんだよ、あたしを怒らせるから」
 いまだにある鈍い痛みに、刹那は顔をしかめた。あらゆる部分を強化し、衝撃による耐性はあるが、ここばっかりはどうしようもない。
「でも安心してね。ここは壊したりしないから。長い付き合いになるんだもの」
 今度は全体を優しく撫でていく。刹那の意思とは無関係に、そこはピクンと震えた。
 刹那は迷った。ここで拒絶すればまたあの苦痛を味わうことになるだろう。しかしこのまま弱点を掌中に収めさせておくのは避けたかった。
「そんなに怯えないでよ。気持ちよくしてあげるから」
 顔に出ていたらしい。刹那はネーナの言葉に疑問を持ったが、すぐにそれは彼方に消えた。
 真っ赤な、果実を連想させる唇が、刹那の半身を飲み込んでいく。中に潜む舌が、敏感な先端を撫で上げる。
「うっ……」
「んぅーー」
 強く吸引され、徐々に肥大していくそれ。やがてネーナの口には収まりきらなくなった。
「ぷはーっ。元気になったね」
 少女が吐き出したそれは、本人も見たことがないほどに、長く、太く成長している。だが刹那にはこれが何を意味するのか分からない。それを知る環境や人間関係は彼にはなかった。唯一、ロックオンが強引に渡してくる女性クルーの隠し撮り写真が、彼にその片鱗を見せさせた。
「何をする気だ」
「それギャグで言ってんの?」
 ぽかんとしたネーナに、少し愛しさがわいた。刹那にはこの感情が何なのか見当がつかない。
 だが悪くはなかった。
「分からない」
「セックスよ、セックス。ようするに子作りよ」
 刹那の脳裏に受粉を解説するティエリアが浮かんだ。『おしべ』と『めしべ』、たしかハチに花粉を運ばせて……。
「理解した。だがそんなことをして何になる」
 敵との間に子を成してもデメリットしか生まれないのは明らかだ。とくに武力介入がさかんな現状での戦線離脱は痛手である。
 ネーナがふるふる肩を震わせ、やがて地団駄踏んだ。
「……もう! この唐変木! ニブチン! 丸出し!」
「最後はお前のせいだ」
「うるさい!」
 飛び掛り、馬乗りになる。
「好きなのよ! だからあんたとそういうことしたいの! わかった!?」
「分かった」
 『好き』という概念がよく分からなかったが、とりあえずそう返事することにした。よく分からないが、嫌な気はしないからだ。
「それで、あんたは抵抗できずに、あたしに無理やりやられるの!」
「分かった」
 何もせずに目標が達成できるのはいいことだ、と日頃の考え方で刹那は結論づけた。
「まったく……。もっと陵辱で調教なのやりたかったのに!」
「悪かった」
 刹那が否定も文句も言わなくなったのは先ほどの調教の賜物であるがネーナは気づかない。
「ともかく、いれるわよ」
「了解」
 すっかり萎えていた刹那の男を再び口でたたせ、ネーナは服を脱ぎ捨てた。
 膨れた乳房に、そこに鎮座する桜色。強く抱きしめたら折れるんじゃないかとさえ思える腰に、すらりとした脚線。そして中心に控える花園は、何かが反射して光っていた。
「ジロジロ見ないでよ」
「すまない」
 しかし拘束している腕が頭を挟んでいるので、どうしようもなかった。
「すぐ出したら許さないんだから」
「最善を尽くす」
 刹那は自身を飲み込もうとするそこを見ていた。女はそこに毛がないものなのか……でも写真のスメラギやクリスティナはぼうぼうだったような……。
「……部分脱毛?」
「何か言った?」
「いや」
 よく見ると、産毛があった。そういうものかと納得して、刹那はネーナを見上げた。

507:このスペースを何とか活用できないものだろうか。
08/02/15 18:25:36 Cbggggi5
「拘束を解いてくれ」
「今さら逃げる気?」
「俺は逃げない。神に誓って」
「あたしに誓いなさい」
「…………。ネーナ・トリニティに誓う。俺はお前から逃げ出さない」
「変わったプロポーズね、いろんな意味で」
「何のことだ」
「鈍感は女泣かせってことよ」
 腑に落ちない刹那を尻目に、ネーナは拘束具を外していく。解放された刹那は、彼女をベッドに押さえつけた。
「仕返ししようとしても、あたしにこれはないわよ」
 やわやわと半身を揉まれ、刹那は呻く。
「だが『これ』はある」
 さっきまで肉棒をしゃぶっていたそこに唇を押しつける。不躾ではあるが、何とも初々しい口付けであった。
「ヘタクソ」
 今度はネーナが上になり、唇をあてる。舌先で相手の口をノックし、開かせる。できた隙間をくぐらせて、
口内を蹂躙していると、やがて控えめに舌がやってきた。
それとじゃれあい、唾液を分かち合う。
 お互い、顔が赤かった。羞恥なのか、それとも酸欠なのかは分からないが、二人は微笑した。
 互いに何も言わず、次へ移る。
 ぐちゅぐちゅのネーナのそこは刹那には楽園に感じられた。多大な快楽と温もりが彼を包んだからだ。
 上下運動に合わせて、二人から荒い息が出される。その息遣いと水音が、部屋を満たしていた。
 刹那は目の前で揺れ動く乳房に気づき、手を伸ばし、掴んだ。
「やんっ」
 そのやわらかさに驚きつつ、童子のように無邪気に揉み続ける。
「あっ……はぅっ。おっぱい気持ちいい……!」
 指が頂点をかすめるとネーナが悶えたので、そこを重点的にせめていく。
「ああっ! そこいい……んあああ!」
 ビクンビクンと震える。その振動はあますことなく刹那にも伝わり、追い詰められていく。
「もう……」
「はぁん! こっちも……イキそう―んっ!」
 ネーナはスパートをかけ、中のものを激しくすりたてる。一際強い締め付けに刹那の腰が跳ねた。
 傘が開き、びゅくん、と吐き出す。それから後続がドクドクと飛び出し、ネーナの聖域を染め上げていく。
「ふあああああ――っ!」
 それがネーナを絶頂まで追いやった。倒れこんだ彼女は刹那に抱きついた。
「刹那のびゅくびゅくせーしだしてるよぅ。あったかぁい」
 やがて耳元で安らかな寝息が聞こえ、刹那もそれに続くように、目を閉じていく。


 寂しかった。温もりが恋しかった。救われたかった。
 だから神にそれを求めた。神からそれらを得るために、他人の命を奪ってきた。一向に埋まらない虚無感と渇望。
いつのまにかそんな願いは消えて、習慣的な戦いだけが残った。
 目に映ったのは違和感を感じる天井。
 横を向けば、年上の少女が眠っていた。手を伸ばせば届く距離。
 そっと胸に顔を埋め、背中に腕を回す。優しく頭を撫でられた。
 ――あったかい。


508:名無しさん@ピンキー
08/02/15 18:28:00 Cbggggi5
 最近仕事が多いけど、前みたいに嫌とは感じなくなった。だって欲しかったものが手にはいったから。
「こら刹那、今戦闘中なんだから指いれないで」
 だけど悩み事がひとつ。あの日から刹那がすっかり甘えんぼさんなのよね。
まあ、可愛いから許しちゃうんだけど。でもあのカタブツがこうなるなんてオドロキ。
昨日なんて刹那の方から誘ってきたのよ? でもやっぱりあたしが攻めなのよね。
「六時方向に三機」
「分かってるわよ。あんたがクリいじるからでしょ!」
 ああ、もうスーツがびしょびしょ。帰ったら覚悟しなさいよ!
 周囲一帯の沈黙を確認して、いざ愛の巣というところでレーダーが何かを察知した。
「ちょっと何これ。すごい速度……あれ? どうしたの刹那?」
 刹那がガタガタ震えている。空調のせいじゃないし……。
「マリナ・イスマイール……」
「え?」
 何のことか聞こうとするよりはやく『それ』はあたしたちの前に姿を現した。
 それは形状こそフラッグだったけど、形だけだった。
紫を基調とした極彩色のカラーリングに、両翼にでっかくどこかの国のマークがペイントされている。
あれってどこのだっけ。ずいぶん前に見たような気がするんだけど。
『刹那、いるんでしょ?』
 音声通信。刹那の震えがひどくなった。
「誰よ、あんた」
 しかたがないのであたしが応答する。
『いるのは分かっているのよ。あなたは知らないだろうけど、あなたの身体には発信機が仕込んであるわ。
たとえ月や木星にいても追える代物よ。もっとも、電波障害でずいぶん日が経ってしまったけどね』
 刹那が「俺はガンダムだ」と連呼している。おまじないの一種かしら。
「うっさいわよおばさん。もう刹那はあたしとふっか~い関係なの。いかず後家のオバンに付け入る隙間なんてないのよ」
 しばしの沈黙。聞こえるのは刹那の呟きだけ。
『……あなたは私の心に怒りの炎を灯してしまった』
 ここでやっとあたしに反応した。フラッグは飛行形態を解除し、ライフルを構える。
「武力行使? それはガンダム・マイスターの専売特許よ!」
 ハンドガンで撃とうとすると、そこにフラッグの姿はなかった。
「え? どこ――」
 真横からの衝撃。そこに目を向けると真下から。
『刹那の初めてを奪えなかったのは残念だけどしかたないわね。でも刹那、あなたも悪いのよ。
あのときベッドに連れ込む前に行ってしまうから……。
いったい何のために警備をザルにしてるか分かったもんじゃないわ』
 視認できない。あたしの反応速度をはるかに越えている! ていうか何でそんな機動ができるのよ? 普通死ぬわよ!?
「GNシールド全方位展開! 火器もステルスフィールドも一時放棄!」
 さあて、どうしましょうか。
 あたしは怯える子羊を尻目に、操縦桿を握りしめた。
 
 
次回予告
それは紛争も真っ青な泥沼状態。どっちつかずの刹那の態度がそうさせるのか。
草葉の陰から泣いて見守るエクシア。そんな機能はないとか言うな。
テロリストとてプライバシーは必要。危うしロックオン。
次回、『三角関係』
刹那、王となる。

509:名無しさん@ピンキー
08/02/15 18:29:30 eaT5bhsi
乙!
なんか最近まともな姫のSSがないな・・・wwちょっと残念だ

510:あとがき
08/02/15 18:39:56 Cbggggi5
読みやすいように配慮したつもりですが、見にくかったらすみません。
久しぶりに書いて思ったんですが展開(行為)が早漏ぎみかも。

今作は批判的な意見が多いようですが、私は好きです。
(技術の進歩もありますが、やっぱり時代のニーズでガンダムも変わってきますから
昔のを引き合いに出して比べるものではないと思うんですが)

もしかしたら続きを書くかもしれません。それが次回予告のとおりかは
定かではありませんが、とりあえず自分の中ではマリナさまはヤンデレかなと。

それではお目汚し失礼いたしました。

511:名無しさん@ピンキー
08/02/15 18:53:41 DYDj2tha
>>604
GJです
ああやっぱヤンデレは素晴らしい
マリナお姉さんも良いけどネーナもまた

512:名無しさん@ピンキー
08/02/15 19:06:21 yw53xNrz
つかロックオンやティエリアとかの扱いひどいなww

GJ、面白かったよ!

513:名無しさん@ピンキー
08/02/15 19:19:02 mDVY9gpd
GJ

なんとなくエクシアを嫁にもらいたくなった

514:名無しさん@ピンキー
08/02/15 19:23:17 2LvQus4U
ロックオン「昨日女の子を鴨居に縛って犯っちまったぜー」
リヒテン「マジっすか!?」
ティエリア「ば、万死に値する!」
アレルヤ「いけないよロックオン、そんな事…///」
刹那(…何をやったんだ?)
ラッセ「信じるなよお前ら」


こんな中学生エロトークをしてるトレミー男子組が

515:名無しさん@ピンキー
08/02/15 22:06:07 ONBXFXzw
>>604
いいIDだ・・・・

516:名無しさん@ピンキー
08/02/15 23:02:01 so2hRUZm
>>604
お前がガンダムだ…

517:名無しさん@ピンキー
08/02/15 23:06:27 NqMcRgFe
>>604
GJ!
割りと純なネー刹に萌えた
マリナ様ひぇぇぇぇぇぇぇぇぇ

次も期待してますん

518:名無しさん@ピンキー
08/02/16 04:51:55 B71c4csm
今回のSSや武力介入できないシリーズのマリナに捕まったら刹那は何をされるんだろうか…

519:名無しさん@ピンキー
08/02/16 15:28:05 aS+PUqCy
あの介入できないシリーズ、色んなところに飛び火しすぎだなww

520:名無しさん@ピンキー
08/02/16 17:03:44 q4M+wmID
刹那×マリナ投下します。
いつもの弱々しいマリナです。

521:刹那×マリナ 1/8
08/02/16 17:05:19 q4M+wmID
「・・・ん」
 入り込んでくる風にマリナは目を覚ました。
(何・・・?)
身震いして目を開け、夢うつつで部屋を見渡すと、ベランダへ続く窓が開いているのを見つけた。
鍵を閉め忘れて、風で開いてしまったのだろうか。
起き上がり、まぶたをこすりながら窓を閉め直した。
ため息をつき、再びベッドに戻ろうと振り返った、その時。

(・・・!?)
 不意に人の気配を感じ目をこらすと、確かに人影が一つ部屋の中にいる。

「だ、誰!?」
ハッとして両手で身をかばうようにして後ずさるマリナ。
しかし、すぐに背中が壁に突き当たり行き場をなくしてしまった。
 そこへ、人影がゆっくりと近づいてきた。
「・・・・・・!?」
身を縮こませて、ギュッと目を閉じるマリナであったが、

「マリナ・イスマイール・・・」
意に反して、抑揚のない知った声がマリナの耳に届いた。
そろそろと目を開き、よくよく見るとそこにいるのはソレスタル・ビーイングのあの少年ではないか。

「せ、刹那・・・?」

気が動転して、呼び捨てにしていることにも気づかなず、ヘナヘナとその場にへたり込むのだった。

522:刹那×マリナ 2/8
08/02/16 17:06:27 q4M+wmID
「ど、どうして・・・?」
少年の無表情を見上げ、無駄とも思える質問をするマリナ。
「・・・」
予想通りの無言の返答。顔も決してこちらを見ようとしない。
「無事だったのね・・・。あの合同軍事演習・・・」
「・・・」
またもや無言の返答が返ってきたのだった。

(何よ・・・)
この前もだが、真夜中にいきなり部屋に侵入してきて、理由も答えようとしないなんて。
多少ムッとしつつ、壁に手をついて立ち上がろうとする。
すると、さっと刹那が手を差し伸べてきた。
少し驚きながらもそろそろと手をとると、思ったより力強く引っ張り上げられた。
「ありがとう・・・」
「・・・」

再び気まずい沈黙が場を包みそうになり、マリナは取り繕うように刹那に話しかけた。
「あの、何か話したくて、ここに来たの?」
「・・・いや」
と、刹那の顔に何か暗い影が走ったような気がした。
どことなく、落ち込んでいるように見えた。

(刹那・・・)
思わず刹那をさっと抱きしめるのだった。
「な・・・」
突然の抱擁に、初めて戸惑いの声を上げる刹那。

523:刹那×マリナ 3/8
08/02/16 17:07:52 q4M+wmID
「何かあったんなら、甘えてくれてもいいのよ・・・。その、母親は無理でも、姉みたいに・・・」
抱擁しながら、優しく声をかけた。
「・・・」
初めは硬直してた刹那も、徐々に力を抜いてマリナに身を預けてゆく。

「今は辛くても、神はずっと見守ってくださってるから・・・」
そう言って、マリナは刹那の額にキスをした。
これは、孤児院などに慰問に行った際に辛そうにしてる子供によくやってあげるおまじないだった。
落ち込んだ顔をしてる子供もこれをやると可愛く笑ってくれたものであった。
しかし、

年頃の男の子である。たとえ本人が意識しなくとも体は正直なのだった。
(・・・?!)
下腹部に何か硬いものがあたる感触に、マリナはハッとした。
(そ、そんなっ!刹那・・・これって)
当たり前なのだが、まるで予想していなかった反応に今度はマリナが戸惑うことになった。
刹那自身も気まずそうにしていた。

524:刹那×マリナ 4/8
08/02/16 17:09:27 q4M+wmID
(ど、どうしよう・・・)
予期せぬ反応に抱擁したまま身動きが取れなかった。
(私のせいだ・・・。相手の年も考えないで・・・)
ここで身を離すと、まるで刹那を拒絶するようになってしまう。
その思い切りの悪さのせいか、刹那を抱きしめたまま、腰だけは微妙に引いている中途半端な姿勢になっていた。

(何とかしなきゃ・・・)
刹那に罪悪感を持たせないように―――。

その時、離れまいとするように刹那が両手をマリナの背中に回してきたのだった。
「え・・・?せ、刹那?」
お互いの鼓動が伝わる程に体が密着した。
もう誤魔化しようもなく、勃起したものがマリナの体をつっついていた。

「刹那・・・」
吐息がかかるほど顔を近づけ、額と額をつき合わせて、マリナは刹那と見詰め合った。
そして、お互いの年の差や立場などは全て忘れて、そろそろとキスをした。

525:刹那×マリナ 5/8
08/02/16 17:10:15 q4M+wmID
唇を離し、体を密着させたままマリナは手を刹那の股間へと伸ばした。
下腹部をつついている怒張にそっと触れる。
「う・・・」
苦しそうにうめく刹那の顔に憐憫の情を抱きながら、マリナはズボンの中に手を入れて直に肉棒に手を触れた。
(こんなに熱いものなの・・・)
初めて触れる男根の感触に驚き、根元から亀頭、果ては睾丸までクニクニと指で摘まみ、さするマリナ。
「く・・・」
「あ・・・。ごめんなさい、苦しいわよね」
そっと身を離すと、幾分のためらいを覚えながらもそろそろとネグリジェを脱ぎ始めた。
小ぶりな乳房と桃色の乳首、お腹とヘソ、すらりと伸びた足が露になり、最後にパンティが脱ぎ去られて、薄い陰毛まで曝された。
その一糸纏わぬ美しい裸身に目を奪われる刹那。
「ごめんなさい・・・」
羞恥に顔を赤く染めて何故か謝るマリナを、刹那はベッドへ押し倒した。

526:名無しさん@ピンキー
08/02/16 17:10:52 q4M+wmID
そのまま乱暴に唇を吸い、舌を絡ませる間もなく、今度は乳首に舌を這わせた。
「は・・・刹那・・・あっ」
まるで子供のように乳首を吸う刹那の頭に手を添え、声を何とか噛み殺そうとするマリナ。
「はぅ・・・!」
もう片方の乳首も指で弄られると、体をピクピクと震わせて、少しだけ絶頂を迎えた。

「はあ、はあ」
呼吸を乱し、苦しそうにあえぐマリナの唇を再び唇でふさぎ、今度は舌を絡ませるのだった。
「マリナ・・・」
唇を離すと、刹那は決意に満ちた瞳でこちらの目を覗き込んできた。
「好きにして・・・」
口の端から唾液を垂らして、とろんとした目で応じるのだった。

初めての行為であるということは伝えずに・・・。

527:刹那×マリナ 7/8
08/02/16 17:12:41 q4M+wmID
マリナに覆いかぶさるようにして、入り口に先端をあてがった刹那。
顔を近づけ、緋色の視線と蒼色の視線が交錯すると、
一気に挿入した。

破瓜の激痛に、マリナは一瞬頭の中が真っ白になった。
下半身がビリビリと痺れ、涙がポロポロと零れた。
弱弱しく腰をよじり逃れようとするが、若い衝動に取りつかれた刹那から逃れようもなかった。
締まりのキツさに顔をしかめつつも、刹那はマリナの異変に気づかない。

(こ、こんなのっ・・・!い、痛いっ!いやっ・・・助けて・・・!)
朦朧とした意識の中で、悲鳴を上げるマリナ。
突かれる度に感じるのは苦痛のみで、快感などまるでなかった。
思わずしがみつくように刹那の背中に手を回し、肩に顔を押し当てて、必死に苦痛の表情を見せないようにした。
刹那に罪悪感を持たせたくないという思いがあったからかもしれなかった。
「く・・・う・・・」
歯を食いしばり、涙を流しながら終わりの時をひたすら待つのだった。

そして、ようやくその時が訪れた。
「あ・・・ああっ!」
熱い種子が内部に小刻みに放出されて刹那が動きを止めると、マリナは力尽きたように背中から手を離した。

528:刹那×マリナ 8/8
08/02/16 17:14:59 q4M+wmID
「はあ、はあ・・・っ」
荒く息をつく刹那。

「刹那・・・」
その時、ようやく刹那はマリナの涙に気づいた。
「マリナ・・・?」
そっと指で涙をぬぐう。なぜ泣いているのかわからないようだった。
しかし、この状況から導かれる事態に徐々に気づき始めたのか、顔から血の気が引いていく。
「マリナ・・・!」
ペニスを膣から引き抜き、サッと身を離した。
女陰から零れる精液と赤い血液に、愕然とした。

気まずい沈黙が2人を重々しく包む。

「刹那・・・」
「すまない・・・」
マリナと目を合わせないようにして、刹那は衣服を整えた。
「ま、待って!・・・痛ぅっ!」
引き止めようと身を起こそうとするも、下腹部に激痛が走り、悲鳴を上げた。
立ち止まる刹那。両の手を握りしめ、悔恨に身を震わせていた。
「ごめんなさい・・・。私のせいで・・・」
「お前が謝ることじゃない・・・」
「わ、私は大丈夫だから、悔やまないで・・・」
振り返らずに、ベランダへと歩みさる刹那。

「大丈夫だから。続きはまた今度しましょう」
返事は返ってこなかった。
しかし、擦れ違いばかりの2人の間でも今度こそちゃんと届いてるはずだ。
そうマリナは信じるのだった。

おわり。

529:名無しさん@ピンキー
08/02/16 17:18:57 q4M+wmID
破瓜がどんだけ痛いかは、男の俺にゃわからんけど少しはググってやりましたぜ。
でも細かいとこはイメージでやったんで、違ってても突っ込まないでくれー。

530:名無しさん@ピンキー
08/02/16 17:49:07 1YV0Gtz9
>>623
GJ!
やっぱりマリナはこうだよな
武力介入出来ないシリーズのマリナさまは怖すぎるww

とにかく萌えた!

531:名無しさん@ピンキー
08/02/16 18:35:11 4/Ze9gNw
>>623
GJ!

しかしなんだろう。間違っていないはずなのに、
この漠然と感じる違和感は……。
何かもの足りない。


532:名無しさん@ピンキー
08/02/16 18:48:48 cR1BnJmY
サジとルイスが・・・あの数分間は別番組としか思えない
本編では二人とも鬱展開なのでラブラブな二人をキボン

533:名無しさん@ピンキー
08/02/16 19:00:54 KLHuSPQi
悲しい結末になる前にクリス×フェルトをもう一回見たい

534:名無しさん@ピンキー
08/02/16 19:38:22 uF/BwXu1
サジとルイスって別れたわけじゃないだろ?
一旦離れるだけだよな?

535:名無しさん@ピンキー
08/02/16 20:32:29 OYjjyzk0
スメラギさんのお尻に惹きつけられるアレルヤを投下キボン

536:名無しさん@ピンキー
08/02/16 20:41:28 1YV0Gtz9
サジはルイスから離れられない気がする

537:名無しさん@ピンキー
08/02/16 20:49:35 S5PdnyZN
アリーと絹江がカーセックスするSS希望。

538:名無しさん@ピンキー
08/02/16 21:17:51 AKI2HH+1
絹江>アリーに強姦後殺害>沙慈壊れる> 沙慈ガンダムマイスターへ
のプラグが立った。

539:名無しさん@ピンキー
08/02/16 21:28:50 IBnWnco3
そうか!きっとルイスは沙慈を思い出してオナーニするんだ!
関係ないけど包帯バンザイな俺は左手が無いルイスに萌えた

540:名無しさん@ピンキー
08/02/16 23:10:40 e7wGHXxg
前回の時点ではルイスは左手だけでなく両足も喪ったと予想してる人もいたが
今回の話で両足は無事なことが判明してよかった。

でも前回のアレで両親親族軒並み全滅状態なんだよな…。
サジに夢を託す発言の真相は、自分が不具になったからではなくて
親戚縁者全滅で一族の生き残りが自分だけになってしまったため
自分が家を継がなければならなくなり、そのせいで政略結婚の話が持ち上がったため
サジと別れなければならなくなったからとゆーのはどうだろうかw

541:名無しさん@ピンキー
08/02/16 23:14:54 vFssCv5i
その寝取られ路線は需要ありそうだなw

542:名無しさん@ピンキー
08/02/16 23:18:09 HoD1wimq
んで、初めてだけは沙慈としたいと言ってしっぽりと……

543:名無しさん@ピンキー
08/02/16 23:46:56 IBnWnco3
>>634
親戚いないのに政略結婚の話はどこから出てきたんだ
相手側から来たのなら拒否する気がするぜ


544:名無しさん@ピンキー
08/02/16 23:59:01 ftf89YTd
>637

親戚じゃなくても、両親が会社経営してたり、それなりの組織のトップだったり
したら、きっとその組織の連中が……

545:名無しさん@ピンキー
08/02/17 00:02:02 /G4cKwbJ
>>637
例えば、家が会社持っていたとしたら会社の部下とかが薦めてくる可能性もある

546:名無しさん@ピンキー
08/02/17 00:05:53 QmcyNwYx
ルイスは生前の父親に、何かあったら地下に行けと言われていた。
そこには『ハレヴィ一族の一つの成果』があると。

547:名無しさん@ピンキー
08/02/17 00:15:34 K2+G0xV2
>>640
そこには金色の…

548:名無しさん@ピンキー
08/02/17 00:17:14 maYUcRbO
それ武装物だったら…対象に入るぞ

549:名無しさん@ピンキー
08/02/17 00:32:57 5dDOMMhR
ドラクルさんが封印されてるのか。

550:名無しさん@ピンキー
08/02/17 01:56:34 K6ja8WZb
>>623
GJ!!
やっぱりおしとやかなマリナが一番だ

551:名無しさん@ピンキー
08/02/17 05:39:27 5/LhGvFl
刹那、マリナ、フェルト、ネーナの恋愛模様を描くIFストーリー、

『だぶるお~―介入させないラブうぉ~ず♪―』

鋭意製作予定!

552:名無しさん@ピンキー
08/02/17 06:24:38 cCh/gYDX
なんでフェルトがw

本編だとネーナと刹那の恋愛は破綻したっぽいね

553:名無しさん@ピンキー
08/02/17 06:32:31 To+zbxK1
破綻というよりそもそもはじまってすら…

554:名無しさん@ピンキー
08/02/17 10:24:29 cCh/gYDX
そうか…

ティエリア抜きで乱交パーティー始まるよー\(^O^)/
URLリンク(image21.bannch.com)

555:名無しさん@ピンキー
08/02/17 11:00:34 eoahimqz
>>648
マリナさまがいネーナ。

556:名無しさん@ピンキー
08/02/17 14:43:19 PT6AjwAl
>>648
何の雑誌かな?

557:名無しさん@ピンキー
08/02/17 15:57:46 Aui3Tk8m
ネーナに襲い掛かってガンダムを強奪して、そのままネーナを人質にして逃亡する整備員B。

558:名無しさん@ピンキー
08/02/17 20:01:28 PxIVK8y+
>>648
アレルヤはスメラギさんとお酒を口移しするプレーか
絶倫ロックオンはフェルトとクリスで3Pか
ってことは刹那はティエリアとだな

559:名無しさん@ピンキー
08/02/17 20:53:24 NHKZCy4i
>>652
クリス「刹那とティエリアがフォーメーションを使ってます。
    正常位から、騎乗位、あっ松葉崩しまで!」

560:名無しさん@ピンキー
08/02/17 22:00:32 cCh/gYDX
>>629
スメラギさんをオカズにするのに引け目を感じるアレルヤとそれを煽るハレルヤか

561:名無しさん@ピンキー
08/02/17 22:49:49 cR3I9XyV
鬼シーリンとマリナの話が読みたい。

触れられたときは確かに冷たさを感じたのに、指が侵入してきた感覚はほとんどなかった。
それでも、マリナは顎を倒しうめいた。
「ぐちゅぐちゅですよ、マリナさま」
シーリンが耳元で囁く。
「ああ、指が蕩けてしまいそうだわ」
楽しそうな声音に、マリナの心は凍りついた。厳しくも優しかったシーリンが、自分を堕落させることに喜びを感じている。
霞んだ目は、シーリンの肉食獣のような瞳を捕らえた。彼女の従者はうっとりと笑った。
「マリナさまはこちらの方がお好きかしら」
「あっ、ああっ・・・」

・・・自家発電は無理だったので誰か頼む

562:名無しさん@ピンキー
08/02/17 23:09:50 cCh/gYDX
アレルヤに何かが起こったようです
URLリンク(up2.viploader.net)
URLリンク(up2.viploader.net)

563:名無しさん@ピンキー
08/02/17 23:43:32 PxIVK8y+
>>656
やめろwww

564:名無しさん@ピンキー
08/02/18 00:10:34 6zf+BU+W
トリニティ長男×クリスティナを書こうと思ったら既出だった上に内容がかぶってたorz

565:名無しさん@ピンキー
08/02/18 02:15:28 28otyyim
か、書いてたもれええええ

566:名無しさん@ピンキー
08/02/18 02:19:58 A6gC63WD
>>514-517だが来週書き直す
書いておかないと書かないような気がするから書き込んでおく

567:名無しさん@ピンキー
08/02/18 04:15:01 Dc6MSqE5
>>655
俺も読みたい
そうでなくても最近シーマリ百合分がなくて困る

568:名無しさん@ピンキー
08/02/18 09:41:58 jkBpBGh+
クリスはロリショタコンだからフェルトとせっちゃんを毎晩禁則事項です
してるよ。だからせっちゃんはキスされても振り払うだけなんだ。
最終話はクリスのロリショタエンドだ。
あと19話でせっちゃんとティエとロッリコンがアレルヤ抜いて仲良くなったんだが・・・


569:名無しさん@ピンキー
08/02/18 09:46:33 oljpCtCf
最近アレルヤハブられてるよな

570:名無しさん@ピンキー
08/02/18 10:02:06 151USgHa
>>663
過去のしがらみ無くなったしな。

571:名無しさん@ピンキー
08/02/18 15:31:00 151USgHa
>>638
ルイスの親が経営してた会社が傾きそうになり、
その会社が一念発起で開発した「青いパワードスーツ」の適合者を探すために、ルイスが旅に出るというのはどうだろう。

しかも見つかった適合者というのが、トリニティ兄弟の次男。
そして何故かアパートに同居。

572:名無しさん@ピンキー
08/02/18 20:26:58 c2rluPwF
今回のスメラギさんは尻で主張していたね
(アレルヤ風)

573:名無しさん@ピンキー
08/02/18 21:17:09 lNj4Q0G9
>>665
それどこのドッコイダー?

574:名無しさん@ピンキー
08/02/18 22:54:37 w85FRpzB
>>623
乙すぎぜ
やっぱこういうマリナのがしっくり来るな・・・

575:名無しさん@ピンキー
08/02/19 03:58:42 F2IDyb1v
URLリンク(file.blind.blog.shinobi.jp)

576:名無しさん@ピンキー
08/02/19 08:23:42 2uWg44mT
ハレルヤのグロかよ




俺も今度やってみよう

577:名無しさん@ピンキー
08/02/19 08:49:09 yJ/1uFCS
>>665
青いパワードスーツと聞いて、こわしや我聞のブルー参号を真っ先に思い浮かべた俺は間違いなく少数派

578:名無しさん@ピンキー
08/02/19 14:00:28 90pHZtjw
ルイスとサジの別れは憎い演出だった
日常の風景として、ずっと描写されてきただけに

579:名無しさん@ピンキー
08/02/19 22:54:19 mxRNEQhp
>>671
さすがです、若様!

580:名無しさん@ピンキー
08/02/19 23:06:32 TxzdSAiq
>>671
思い浮かばなかったがわかるぞ
若様最高だったな

581:名無しさん@ピンキー
08/02/20 09:40:22 5ajTEB7t
ブルースリーか、あったな

582:名無しさん@ピンキー
08/02/20 16:11:09 44wu+dLC
>>623
今更すぎるけど、超超超GJ。
萌え尽きた。

583:名無しさん@ピンキー
08/02/20 22:02:21 mEVIfrVg
刹那は背を伸ばすため、マリナは胸を大きくする為、お忍びでミルクを買いに来てバッタリ。そーいう夢をみた。

584:名無しさん@ピンキー
08/02/20 23:07:51 cwVnAvPL
>>677
そんなふたりがお互いのホルモンを活発化させ成長を促すためにヤル話に繋がるわけだ

成長ホルモンと男性(女性)ホルモンは別物だがw

585:名無しさん@ピンキー
08/02/20 23:19:33 7SozY+UQ
マリナがせっちゃんのミルクを飲めばいいさ

586:名無しさん@ピンキー
08/02/21 01:04:21 tEFPatdb
逆であろう!?

587:涼宮 ハルヒ
08/02/21 01:05:42 kORzdN30
ビルハ

588:涼宮 ハルヒ
08/02/21 01:06:29 kORzdN30
ゼブルン

589:涼宮 ハルヒ
08/02/21 01:07:48 kORzdN30
マリアサマ~

590:涼宮 ハルヒ
08/02/21 01:15:56 kORzdN30
イエス

591:名無しさん@ピンキー
08/02/21 01:32:29 C8s6HJaU
URLリンク(nullpo.vip2ch.com)

592:名無しさん@ピンキー
08/02/21 16:53:52 SInueGQ+
アリーと絹江のカー・セックスまであと2日!

593:名無しさん@ピンキー
08/02/21 17:03:36 lXuhXEIk
         >ーヽィ
        イ从l^ヽ l  だれかおいらを基地まで送っておくれ
        ノ从Д`bレ お土産ももたせてね(はぁと
         /   /⌒ヽ
      _/⌒/⌒/ / |__
     / (つ /_/ /\ |  /\
   /  (_____/  ヽ/   \
  /| ̄ ̄         ̄ ̄|\   /
/  |             |  \/
    |             |/
コーラサワー・みかん

594:名無しさん@ピンキー
08/02/22 00:32:27 UMQfAee4
誰だ18禁にこいつを連れてきたヤツはー!!
何を土産に持って帰らせるつもりだったんだまったくwww
ひとまず回収していきます。お邪魔いたしました。

595:名無しさん@ピンキー
08/02/22 18:15:21 RdNz5SnM
投下します。
注意書き
・続きもので本番は次回です。
・姫様が病んでます。
・でも相手はシーリンです。
・あと刹那がガンダムです。

596:Whose is this Gundam? 1/6
08/02/22 18:17:15 RdNz5SnM
 刹那・F・セイエイはガンダムマイスターであり紛争根絶を体現するガンダムそのものに自身がなることを夢見る少年であるが、このごろある女性関係のためにその決意にも陰りが生まれてしまった。
相手の女性はマリナ・イスマイールというアザディスタン王国の第一王女である。なぜ一介のテロリスト風情がやんごとなきご身分の彼女と関係を持つことになったのかといえば、はて彼自身にもどうしてかは今一わからない。
つまりは成り行きでそうなってしまったのである。
初めの衝撃的な出会いから、彼女の国での武力介入、たびたび深夜に彼女の寝室へ訪れ問答―ほとんど刹那の一方的な問いで、答えを聞く前に立ち去っているというはた迷惑な類のものであるが―を繰り返し、そうしていつの間にか互いを想い合うこととなった。
明日の知れぬ身である彼が現世に何らかの痕跡を残しておきたいと願ったためかもしれない。マリナという女性に自ら殺めてしまった母の面影を重ねていたのかもわからない。
ともかく結果的にはこの儚げなお姫様と晴れて男女の関係を結んでしまい夜な夜な逢引に訪れる次第となった。
 トリニティという怪しげなガンダムを使う怪しげな組織の怪しげなパイロットたちとの会談を終えた後、地球に戻った刹那は生還の報告を兼ねていつものようにマリナの待つ王宮へと向かった。
彼の心境はいかなるものか、生きて戻れたとはいえ彼の知らないガンダムが現れ無差別同然の武力介入を行っているのだ。コックピットの中で「俺がガンダムだ」とぶつぶつ呟いてはいるものの彼の信念が揺らぎ始めたのは確実である。
一刻も早くマリナの胸に抱かれねば次の武力介入の際に戦場の中心でガンダムを叫ぶ事態にもなりかねない。刹那・F・セイエイはまだ年若い少年であり人であることを棄てたガンダムマイスターといえどもやはり誰かの慰めを必要としていたのである。

597:Whose is this Gundam? 2/6
08/02/22 18:19:22 RdNz5SnM
 暗黙の了解で開け放たれた窓から王女の寝室へ侵入した刹那は、彼が訪れたことを彼女に知らせるためやはりこれもまた二人の間で暗黙の取り決めとなっている言葉を発した。
「マリナ・イスマイール」
 この直後彼女からも「刹那・F・セイエイ」と呼ばれることがいつもの合図なのであるが今日はなにやら様子が異なり返ってくるはずの答えが無い。
刹那が寝台に近づいてみるとマリナはゆっくりと起き上がり、充血させた瞳を二三瞬いてからふらふらと倒れこむように刹那へ飛びついてきた。
刹那に受け止められたマリナはぐすぐすと鼻をすすりながら目の前の彼が確かな実体と温かさを持っていることを確認すると、今度は彼の胸を弱弱しく叩いた。
月明かりに照らされて青白く光る腕が震えているのを見て刹那は納得した。彼女は何らかの手段で自分が死地に赴いたのを知ったらしい。叩くのは自分に知らせず絶望的な戦場へ向かった彼を咎めているからだろう。
刹那はマリナを安心させるべく、彼女の両肩を掴んではっきりと言った。
「俺は、生きている。生きているんだ」
 言葉数は少なくとも彼女は理解したようで、刹那の不器用な慰めに安堵して彼の首筋に顔を埋め、彼の存在することをあらためて確かめるように匂いを吸い込んだ。
しかし間も無くマリナははっと声を漏らして刹那を突き飛ばし、瞳をぱっちり見開いてよろよろと後退りながら虚ろな口調で呟いた。
「笑えない冗談だわ」
「どうした?」
「笑えないわよ、刹那・F・セイエイ。ねえ、どういうこと?」
「何がだ?」
「せっかくまた会えたのに、どうして? 私はこんなにも悲しんでいたというのにどうしてなの。笑えない冗談よ。そうよ、笑えないわ。どうして。ねえなぜ。どうしてどうして貴方から知らない女の臭いがするのかしら」

598:Whose is this Gundam? 3/6
08/02/22 18:20:54 RdNz5SnM
 刹那は突然のマリナの変貌に混乱した。顔を青ざめさせて独り言のように「どうして」「誰よ」と繰り返す彼女が恐ろしくて二の句が継げなくなってしまった。
いよいよ激昂したマリナは刹那の襟首に掴みかかり、凄絶な表情の浮かんだ顔を吐息がかかるほど近づけて囁いた。
「誰なの」
 圧迫された血管がどくどくと脈打ち軋んだ首がきりきりと音を鳴らすのが刹那には解った。続けられる問い詰めとぼやけ始めた意識によりトレミーでの出来事が脳裏をかすめて刹那は無意識のうちに自分の唇を舐めた。
「キス、したのね? したんでしょう。言いなさい刹那。ほら、言いなさいよ。そうでなければ私は。ほら、ほら、ほらっ」
「ね、ネーナ・トリニティ」
「その女が私の刹那を辱めたのね」
 途端に拘束を解かれて、尻餅をついた刹那はげほげほとむせた。息を整えながら見上げるとその美しい顔を歪めたマリナが歯軋りを続けていた。
彼女はなにやら呟いたかと思うと刹那に向き直り目元に被さるほつれた前髪を払おうともせずに冷淡な調子で、
「それで、貴方はどうしたの」と言った。
 刹那は必死に弁解した。彼にしては珍しく取り乱して、トレミーでの出来事を逐一マリナに報告した。
ネーナというそばかす娘が突然抱きついてきたこと、いきなりの予期せぬ事態で自分は動けずに接吻を許してしまったこと、だがその直後マリナの顔を思い出して突き飛ばしてやったこと、そういった経緯を口下手なりにも脚色を加えず精いっぱい語った。
マリナは刹那の言ったことをひとしきり咀嚼し終えると一人納得したように首をうんうん上下させて、
「おしおきしなければいけないわ」と言って微笑んだ。


599:Whose is this Gundam? 4/6
08/02/22 18:23:07 RdNz5SnM
 腹の上にぐったりともたれている女の腰部へ両手をまわした刹那はそのなまめかしい具合が恋人の体とはあまりにも異なると感じた。
暗闇でほの白く光る肌は見かけよりもずっと熱く脈打ち刹那の手が触れる瞬間にびくりと強張りまた自ら努めて脱力し受け入れてゆく。
緩んだ肌には王女ほど指が沈まない華奢で繊細な印象を与えるこの女の体は豊満な肉体で荒々しく乱れる王女のそれにくらべてどこか怯えるふうに声を漏らす。
首筋に当たる吐息はぎこちなく未だためらいを棄てきれていないことを思わせて刹那にかすかに残る行為に対する罪悪感を呼び起こした。
そしてまたその背徳により彼の中の獣性が首を擡げて後ろめたい心境とはうらはらに意識はぼやけ体の中心だけがふつふつと高ぶり目の前の女を組み敷き穢し尽くし征服するべく支度を始めた。
「シーリン、続けなさい。次は貴女が刹那を愉しませるのよ」
 よく通る声が聞こえてシーリンと呼ばれた女はやっとのことで脱力した体を再び強張らせ一度ぎゅっと目を瞑り深呼吸してから刹那にしがみ付いたまま答えた。
「はい。姫さま」
 シーリンは寝台に腰掛けさせた刹那の前に跪いて一言「失礼致します」と礼をして目の前の赤黒い男性自身に白く細い指をそっと絡めたがその熱さに驚いて手を引っ込めてしまった。横で監視するマリナの叱責が飛ぶ。
「やりなさい、シーリン」
「はい」
 シーリンは脈打つそれに指を絡めてマリナの指示する通りに撫で擦り時には力を込めて握りまた時には裏筋や頭の窪みを指でなぞり刹那の男性を弄び続け、彼もそのたびごとに呻いてぞくぞくと背筋と男根を震わせた。
マリナはそんな掠れた声と寝台のわずかな軋みが耳に入るにつれてますます眉を顰める。
「ほらシーリン。そうやって指で輪を作って動かしなさい。そう、刹那はそこが弱いわ。あらあら、本当に気持ちよさそう。
それにしてもシーリンに弄られてこんなに感じるなんて、刹那は嘘つきね。嘘つきだわ。こんな嘘つきガンダムさんはいつ浮気するかわかったものではないわね。
シーリン、今度はお口でしてあげなさい。だーめ。そんな目で見たって駄目よ。やりなさい。これは王女としての命令です」

600:Whose is this Gundam? 5/6
08/02/22 18:24:55 RdNz5SnM
 シーリンはとうとう涙を潤ませ始めた顔を男性自身の体温を感ずるほど近寄せて精いっぱいに舌を伸ばした。
初めにぴりっとした心地を舌先に感じて思わず舌を引っ込めたけれど幾度かちろちろ触れ合わせてしまうと思い切りが付いたのか刹那自身の直立する方向に合わせて舌先を動かし始める。
空けたままの口腔が乾いたために唾液が過剰分泌されると液体が伝い潤った舌が筆の役目を果たして刹那にシーリンの痕跡を残し、先ほどから頂点より流れ始めていた液体と混じり合って飽和し男根と彼女の口元とをびちゃびちゃに濡らす。
窓より差し込む月明かりがてらてらと反射してぴちゃぴちゃと調子良く水音を立てるころになると、シーリンはむせ返る匂いと舌に感じる不思議な、けれども心地よい感触に体を火照らせてぽうっとした意識の中でマリナの命ずるままに口を動かしていた。
「貴女は相変わらず口がお上手ですこと。そうそう、歯磨きみたいにくちゅくちゅするの。手も使いなさい。
ええ、上手いわ。貴女才能があるわね。もしかして以前も似たようなことをしていたのかしら? 冗談よ冗談。これは笑える冗談よ。そんな目で見ないで、ちゃんと刹那を見つめてあげなさい。
なら今度は咽喉でごくごくしてみなさい。ああ、噛まないように気を付けるのよ。もし私の刹那を傷物にしたらどうなるか貴方わかっているわよね? 嘘よ嘘。ちょっとくらい血が出てもいいから思いきりしなさい。
あらあら、ガンダムさんはなんてお間抜けな顔をしているのかしらね。いつもの無愛想はどこへやら。私に見られていつもより気持ちいいのね? それともシーリンだからいいのかしら? ねえシーリン、貴女はどう思う? 返事をしなさい」

601:Whose is this Gundam? 6/6
08/02/22 18:28:05 RdNz5SnM
 慌てたシーリンが頬張ったままむぐむぐと声を上げその弾みにこれまで一歩手前で踏ん張っていた刹那の我慢が途切れて遂に決壊した。
シーリンは突然の生暖かい液体の奔流に目を見開いて、絶え間なしに流し込まれるそれで口腔が溢れ返ると鼻で息をすることも忘れ溺れたような心地で口を離した。
咽喉に絡みついた液体に嗚咽しながらぜえぜえと息を付き、そうしている間も刹那自身はびくびくと上下に痙攣しそのたびごとに勢い良く液体を吐き出してシーリンの背けた横顔に白い飛沫を浴びせる。
髪、眼鏡、頬、首筋と次々に穢れを染み付けてゆき、そのむっとした臭いと粘つく感触で彼女の意識をも白濁させる。
眼鏡のつるから垂れた液体が胸元に落ち、つつと肌を伝って桜色の頂点を刺激したときにシーリンはほのかに思考を取り戻し、「あっ」と夢うつつに声を漏らした。
髪を触ってみる。粘ついた感触が指に当たる。眼鏡を拭ってみる。雫がレンズに伸び広がり視界を遮る。顎先でつららのように垂れ下がる液体をすくってみる。
シーリンは「あはっ」と小さく笑い、手に乗せた白濁液をぺろりと舐め上げた。あまりの濃厚さにくらくらした。
「刹那、私以外の女で達するなんて、やはり貴方は嘘つきなのよ。シーリンもあんなにしてしまって、節操なしマイスターよ。
あの時言ってくれた言葉は嘘だったのかしら? 私だけのガンダムになってくれると言ったのは刹那でしょう? だから貴方にだいじにだいじにしていた王女の純潔を捧げたのよ? 
なのに、よその雌猫に唇を寄越してやって、今はシーリンとよろしくお楽しみなのね。嘘つき。浮気者。すけこまし。
貴方の様子を見るに、まだまだお仕置きが足りないみたいね。ここはもっともっとシーリンにがんばってもらって、浮気なんて考えられなくなるくらい気持ちよくさせなければいけないわ。
あらあらまたおっきくしちゃって、ほんと、だめなガンダムさん」
 ここまで続けてマリナはくすくすと含み笑ったかと思うと、今度は冷徹な王女の表情で恍惚によって酩酊するシーリンに向き直り、冷ややかに命じた。
「シーリン。彼を犯しなさい」

602:名無しさん@ピンキー
08/02/22 18:28:33 RdNz5SnM
以上です。

603:名無しさん@ピンキー
08/02/22 20:21:21 AwIHwFH/
なんだ、ただの神か

604:名無しさん@ピンキー
08/02/22 20:40:09 TTlWoELW
マリナこええ!!でもそれがいい!!

605:名無しさん@ピンキー
08/02/22 23:14:23 X0v3Xpzf
マリナヤンデレ率高いなーwwけどGJ

606:名無しさん@ピンキー
08/02/22 23:31:36 ihWoljwT
いいよいいよー!!
マリナ様いいねえ

607:名無しさん@ピンキー
08/02/23 00:24:09 wTQK8ZiZ
せっちゃん弱いぞw

608:青い人
08/02/23 02:19:37 5Ev+Kwc5
 一度書き始めるとネタというものはどんどん出てくるものですね……。
 てなわけでリアルの問題ほったらかして続き投下です。人生\(^o^)/
 
 それではIf20話投下しますよっと

 スレよ、私は帰ってきた!
 

609:フラッグのかっこよさは異常
08/02/23 02:22:22 5Ev+Kwc5
 センサーに引っかかったと思ったらもう別の場所に移動している。
カメラからの視認など論外。フラッグを前に、『ガンダム』はなす術もなかった。
 GNシールドとて完璧ではない。一部分に何度もダメージを与えれば、粒子同士の結合は解けてしまう。
 そうしてできた小さな穴に、フラッグはプラズマソードをねじ込んだ。燐光がスローネドライに迫る。
「まずいぞ」
「わかってる!」
 スラスターを吹かし、急速に上昇させる。しかしフラッグはそれを許さない。
それを上回る加速力を空いた手に乗せ、押さえつける。
GN粒子はすでに上半身を保護していなかった。
『安心して。コックピットに傷はつけないわ。手足と武装だけ削ぎ落とすだけだから』
 だからといって安心はできない。それが真実であるか以前に、パイロットの無事は保証されていないからだ。
おそらくネーナの命はなく、刹那には死が幸福とすら思えるような責め苦が待っているだろう。
 警報が鳴り響く中で、刹那はレーダーが何かを捉えているのに気がついた。
ライブラリ照合が行われ、カテゴライズされる。
《型式番号:GN-002 ガンダムデュナメス》
 一筋の光が、プラズマソードを持つマニピュレーターに舞い降りた。
残光を無意識に追う。天空から一機の巨人がこちらに降下してきていた。
 緑色のガンダム、デュナメスである。
『無事か嬢ちゃん』
「ロックオンか。助かった」
 ディスプレーに映るロックオン・ストラトスは一笑した。
『やっぱり生きてやがったな刹那』
「目的は俺の捜索か?」
 再び光が走った。ソニックブレイドを握ったフラッグの残りの腕が弾ける。
『話は後だ。まずはこいつを片付ける』
「わかった。だが気をつけろ。機体もパイロットもケタ違いだ」
『心配すんなって。ケツを蹴飛ばしてやるぜ』
 しかしデュナメスを認識した後のフラッグはこの戦力差を物ともしない。
『許さない……』
 それだけで人を殺せるような呪詛の言葉を吐き、デュナメスへ駆ける。銃撃をことごとく避け、取り付いた。 
 ネーナが撃ち落とそうとするが、照準が合わない。これではロックオンに当たってしまう。
『武器なんていらない。重力で圧死させてあげる』
『ふざけんな!』
 ビームサーベルに手を伸ばし、横薙ぎに振る。その手首に、かたわの腕が衝突した。
強い衝撃により、一瞬マニピュレーターは握力を失う。
手から離れたビームサーベルは、フラッグに弾かれ落下した。
『化け物め』
『ただの乙女よ』
 融解した腕でカメラアイを殴りつける。カメラはひび割れ、溶けた金属で表面は覆われた。
『これでおわ―』
 瞬間、フラッグが消える。フラッグがいた場所に、ビームサーベルを持ったスローネドライがいた。
『刹那か』
「すまない。追いつくのに時間がかかった」
 刹那は煙を上げているフラッグを見やった。スラスターを切り裂くつもりだったが、かすった程度のようだ。
それでも機動性は大幅に低下したはずだが。
『もう潮時のようね。刹那、また会いましょう』
 フラッグは飛行形態に姿を変え、飛び去った。
 ―もう二度と来るな。
 腕の震えが今になって戻ってきた。まともに操縦桿を握れず、ネーナに代わってもらう。
「ごめんね、代わってもらって。あたし近距離は得意じゃないの」
「いや、いいんだ」
 自分の恐怖を断ち切るチャンスだったのだ。しかし叶わなかった。まだしばらくはこの恐怖に耐えなければならない。
『ところで刹那、お前そっち側に移ったのか?』
「何よ、悪い?」
 刹那の心情を汲み取ったのか、代わりにネーナが応じる。
『いや、好都合だ。俺らもそっちに移籍したいんでね』
 ロックオンの影からひょっこり、フェルト・グレイスが姿を見せた。ネーナは女の感とでもいうべきか、何かを感じ取る。
「このロリコン」
『いやあ返す言葉もない』
 ロックオンの乾いた笑いが両コックピットに反響した。

610:今回は時間が足りずに見直しが不徹底です。そこらへんご了承のほどを
08/02/23 02:25:08 5Ev+Kwc5
 ―話は数時間前に戻る。
「この報告書をそのまま鵜呑みにしろと!?」
 ティエリア・アーデは怒りの形相あらわにスクリーンを指した。
「パイロットの消息など簡単に分かるはずだ!」
「刹那が身を隠したかもしれないぜ」
 ロックオンは肩をすくめた。聞くところによるとこいつは刹那に同調しようとしたらしい。
しかしヴァーチェで間に合うはずもなく、すごすごと帰ってきたわけだ。
「でもそれなら連絡があるはずだ」
 アレルヤ・ハプティズムが口を挟んだ。
「ていうことは、刹那は捕虜になったかくたばったってことか?」
「そうは言ってないけど」
 ため息が出た。相変わらず色んな意味ではっきりしないやつだ。
お前まぎらわしいんだよ。いいかげんどっちか改名しろよ。
「どっちにしても王 留美の報告を待つしかないわね。
ところで刹那の部屋を整理してたらこんなものを見つけちゃったのよね」
 スメラギ・李・ノリエガが何枚かの写真をテーブルに置いていく。
処理はしてあるが、どうみてもヌード写真である。覗き込んだクリスティナ・シエラは悲鳴を上げた。
「ちょっと! 何であたしが写ってるの!?」
「そう。わたしもね」
 トイレ、シャワー、更衣室……。ありとあらゆる場所の写真が卓上に並べられていた。
ロックオンの背筋は凍った。なぜならそれは自身が撮ったものであり、
もしものときの逃げ道(濡れ衣)のために刹那に渡したものだったからだ。
「まったく。刹那も年頃だからな。生きて帰ってきたらおしおきするとして―」
「でもあの刹那がこんなことするかな」
 話題を変えようとした矢先、アレルヤが意見した。よけいなことするな馬鹿野郎。
「たしかに。彼の興味は『ガンダム』に終始している」
 お前も黙ってろこの●●●●。
 その場は疑問が上がっただけで終わったが、いつぶり返すかわからない。
この閉鎖的少人数の環境でバレてしまえば、どうなるかは容易に想像できる。
 だがこのまま引き下がるロックオンではなかった。
 ―泣き寝入りするほどの写真を狙い撃つぜ!
 この男、まるで救い所がない。

611:内容が前回よりないのも時間のせいです。いっそ月一にしようかなorz
08/02/23 02:28:16 5Ev+Kwc5
「ロックオン、やっぱりマズイよ。
いくら抑圧された環境だからって、こういうのはクリーンじゃない」
「お前は興味ないのか? あんな挑発的な格好されて、何も感じないのか?」
 アレルヤの部屋で、ロックオンは熱弁を振るった。彼には仲間(道連れ)が必要だった。
特に貴重なガンダムマイスターを欲した。たとえバレてもマイスターを二人も処分にはできないだろう。
刹那にいらない写真を与えたのも、それが理由であった。
「それは……でも……」
 この優柔不断がロックオンを憤慨させた。ぎゅっと拳を固め、構える。
「お前じゃ話にならねえ!」
 正確に顎をとらえた、いいストレート。アレルヤは吹っ飛び、
壁に激突してうずくまった。やがて、ゆらりと立ち上がる。
 ロックオンが手を差し出す。それを彼は握り締めた。
「いくぜブラザー!」
「おうよ」
 別人格のハレルヤは乗り気だったようだ。


 フェルトはロックオンの部屋にいた。
彼に会いに来たのだが、留守だったので、帰りを待っているのである。
この狭い艦内ではやることはあまりに少ない。すぐに帰ってくるだろうと思っていたのだが、
ことのほか遅いことに、彼女は疑問を浮かべていた。
(だれかと話でもしているのかもしれない)
 口下手の自分にはわからないが、会話というのは楽しいらしい。
たしかに彼と話していると心が温まるのを感じるが、それが楽しいのかは未だに分からなかった。
彼いわく同性との会話は娯楽のひとつだそうだが、クリスティナは一方的にしゃべっているだけで面倒なだけだし、
スメラギとはただの情報交換としか認識できない。
《フェルト、ドウシタ、ドウシタ》
 ころころ転がってきたハロを拾い上げる。
「ロックオンに大事な話があるの」
 嬉しいような、怖いような、どきどきするような……。うまく表現できないけど、そんな感じ。
《ロックオン、アレルヤノトコロ、イッタ》
「そっか」
 残念そうなフェルトにハロは、
《ハロハココニイル》
「うん、ありがとう」 
 彼女は頬を緩ませ、ハロを撫でた。


612:あとがき
08/02/23 02:39:46 5Ev+Kwc5
 今回はフラッグの戦闘に力を注ぎすぎてしまい、
カップリングのからみがないというスレにあるまじき結果になってしまいました。
これもひとえにマリナさまへの愛ということでお許しを。
マリナさまといえば最近保守派(原作準拠)と改革派(ヤンデレ)が確立されてきているようですね。
どちらがいいかは人によりますが、それで喧嘩になるのは避けたいものです。

 もう現世のしがらみはなくなったので次回はもっといいのが投下できそうです。
 お目汚し失礼しました。
 それでは。

613:名無しさん@ピンキー
08/02/23 03:42:58 U4wq0ju9
GJ!!
次回も楽しみにしとる!

614:名無しさん@ピンキー
08/02/23 18:29:37 qs2fD/Z2
やべぇ、髪長い大佐かわえぇwww

615:名無しさん@ピンキー
08/02/23 19:05:25 CmX9pPxs
苦笑しながら「ほっとけない奴だ」とかもうね
間違いなく大佐は姉要素があると見たね
これからはマリナ様と大佐で決まりだな!

616:名無しさん@ピンキー
08/02/23 19:42:19 rSuB5KrL
不謹慎ながら、倒れる絹江にときめいた

617:名無しさん@ピンキー
08/02/23 21:20:56 mKzh8FyD
食事の後スイートルームにチェックインしたに違いないコーラ×カティを
誰か書いてくれ頼む

618:名無しさん@ピンキー
08/02/23 21:48:00 mDzEIbVs
ルイスの細胞がビーム兵器のせいで~って
子供作れるのかな?できても奇形児なのかな?
そのせいでシリアスな展開にならないかと希望してたり

619:名無しさん@ピンキー
08/02/23 22:28:56 eifbhfN5
ていうか、絹江は死んだのか?いや死んだよな。
サジがかわいそうだよ、ルイスの後の絹江死亡?

620:名無しさん@ピンキー
08/02/23 22:37:32 s4uUYaS/
相変わらずグラハムはカッコイイ
だがしかしエロパロ向きでは・・・
ハム×片桐ぐらいしか思い浮かばなry

621:名無しさん@ピンキー
08/02/23 23:07:57 MmT4rPcA
片桐は中の人的に、「フタエノキワミ アッーーーー!」

というのはおいといて。

沙慈、これからどうすんだろ……。
反CB組織でも作っちゃうのか、どこかの軍に入るのか、
姉を殺した犯人と知らずアリーに洗脳されるのか……

622:名無しさん@ピンキー
08/02/23 23:19:27 j17EsEEl
絹江レイープか

サジは気の毒過ぎるな

623:名無しさん@ピンキー
08/02/23 23:21:07 2jxBdU2g
>>715
ルイスの治療のためにGN粒子研究→研究者ルートっぽくね?
反CBかは分からんが

624:名無しさん@ピンキー
08/02/23 23:46:08 ssmU3CFb
>>514-516を主に途中の感情表現を書き直してみた。不要なら目欄をNG

「お前たちの方法では……関係のない人々を殺していては戦争は止められない!」
刹那はエクシアでスローネツヴァイに斬りかかりながら言った。
「これは戦争なんだよぉ!戦争で戦争を止めるのがガンダムマイスターだろ?」
ミハエルはツヴァイのサーベルでエクシアのサーベルを受け止めた。
「ソレスタルビーイングの行動理念は平和を作り出すことだ。その平和は誰のためだ?」
刹那はもう片方の手でサーベルを使わせる。
「知った事かよ!それに本当にそんなことが目的だと思ってんのか?ああ?」
ツヴァイはバスターソードで受け止めた。
「わからないか、それなら教えてやる。平和はお前たちが……いや、俺たちが巻き込んだ人々を含めたすべての人々のためだ。
そしてヴェーダが平和のためでなく、自身のために戦争を行っているのなら俺はヴェーダを破壊する。」
「刹那、そんなのおかしいよ、ヴェーダのために戦うって決めたんでしょ!?アタシ、刹那と戦いたくない!」
ネーナがそう言い、そしてアインが横からランチャーを構えた。
「戦いたくないなら全武装を排除して投降しろ。それに……俺はヴェーダに魂まで売り渡した覚えはない。」
刹那はランチャーの射線上から退避しながら言った。ビームの奔流がエクシアの横を流れ去った。
「ヴェーダが紛争の原因となるのなら俺はそれを排除するまでだ!」
そしてツヴァイに斬りつけた。と同時にツヴァイから放たれたGNファングがエクシアを襲った。
同時に左上方のアインがビームを撃とうとした。
それに対し刹那はシールドで放たれたビームを受け、そのシールドをツヴァイに投げつけた。
一瞬ミハエルが怯み、攻撃の手を緩めた瞬間―左右の手にサーベルを握らせ、左右にあったGNファングを斬りながら腕をクロスさせ、ツヴァイの目前で腕を開いた。
「まずは1体」
コックピットを中心にツヴァイは四散した。
「私が援護をしていたのにも関わらずツヴァイをやるとは……なかなかにやるようだな。」
ヨハンが言った。
「だがチェックメイトだ。ネーナ、撃て。」
「わかったよ。刹那はアタシを嫌いなんならアタシたちの手で殺して永遠に私から離れられなくしてやる。」
ネーナはドライのサーチ能力を全開にし、シールドポッドから大量のミサイルを放った。そして爆発。機体へのダメージはないが弾幕が厚く、何も見えない。
「今だよ、ヨハンにぃ。」
アインとドライが合体し、アインがランチャーを撃った。
「これで終わりだ……何?」

625:名無しさん@ピンキー
08/02/23 23:46:47 ssmU3CFb
そして煙が晴れた。エクシアは左腕を失ってはいたが下方からドライを斬りつけた。
コックピットへの直撃とはいかなかったが、その少し下を袈裟がけに斬られ、ドライはもはや戦闘は不可能である。
そしてエクシアを前方へ動かしアインへの攻撃を続けて行った。
ランダムな、しかしリズムのいい動きにアインは翻弄され続ける。アインはビームを続けて撃つが、そうは当たらない。
と、エクシアの姿が消えた。一瞬戸惑うものの、レーダーで確認すれば下にいることがすぐにわかった。下方にビームを向けて撃った。
エクシアの頭部がなくなった。しかし、エクシアは体を横に倒すようにし、結果、頭部を失っただけだった。
エクシアは頭部と左肩がない状態で右腕を勢い良く突き上げ、アインのコックピットを疑似太陽炉ごと切断した。
そして、アインは爆発、エクシアもそれに巻き込まれ、刹那は気を失った。

そして刹那は誰かに揺さぶられているのを感じた。
「ねえ、刹那、大丈夫!?生きてる!?」
それがネーナであることに気付くのにさほど時間はかからなかった。
ネーナが拳銃を持っていないのを見るとすぐさま拳銃を抜き、ネーナに突きつけた。
なぜすぐに撃たなかったのか、そして今撃たないのか刹那にもわからない。
いや、わかる。わかるのだが……認めたくないのだ。
早いところ撃ってしまおう、そう思いながらも撃てないのでごまかすために尋ねる。
「どうした、俺を殺すんじゃなかったのか?」
決して命乞いなどしてやるものか、刹那はそう思いながら虚勢を張った。
ネーナはそれを呼びかけと考え、こう言った。
「撃つの?なら撃って。ひとりで死ぬのは怖いけど死ぬ時に刹那がいてくれるなら怖くない。」
刹那はこう思っていた。ネーナからは何か危険なものが感じられる。それで自分は彼女を拒絶した。
しかしそういったところに自分はどこか惹かれて始めているのかもしれない、と。
ネーナは独白を続ける。
「昔から私たちがすることは何でも世界を変革させる、正しいことだって教えられてきた。
何をしても正しいからあとのことは考えなくていいって。
でも、さっきので違うってわかった。自分がしたことは自分に跳ね返ってくるって。」
「この世界に神などいない。だが、間違っていたと気づいたなら救いはあるかもしれない。」
刹那は銃をおろしてから言うと、体を起こしネーナにくちづけをした。
「………!?」
ネーナが驚いているのが顔で分かった。ネーナから顔を放し聞く。
「お前は生きているな?ならこれで俺も生きているということだ。」
「今気付いた。俺は……お前が好きだ。……いいか?」
淡々と、しかし力強く言った。
そしてネーナのパイロットスーツに手をかけた。
「うん、いいよ……刹那。でも」
ネーナは刹那のパイロットスーツに手をかけた。
「刹那の方はアタシが脱がすからね。」
そして二人とも裸になり、刹那はネーナの上に乗った。
もう一度二人はキスをし、そして刹那は右手をネーナの胸の上に置いた。
そして左手をネーナの秘所に持っていき、突起をつまんだ。
そしてそこに刺激を与えて濡らした。
「良いか?」
「……うん……。」


626:名無しさん@ピンキー
08/02/23 23:47:25 ssmU3CFb
そして刹那はそこに自身を入れ、ネーナの初めての証が失われた。
「……痛くないか?」
「うん、平気。」
前後に往復運動をしていると快感が高まってきた。
「お願い、刹那……中に……」
「わかった。といっても嫌だといっても……」
そして刹那は中にそれを吐き出した。
目を覚ました時、ネーナはまだ眠っていた。刹那はネーナが風邪をひくかもしれないと思い、そうなったとしても自分が見てやればいいと思いなおし、微笑を浮かべた
そしてまだ眠っているネーナにもう一度くちづけをした。

627:名無しさん@ピンキー
08/02/23 23:50:05 ssmU3CFb
とりあえず言っておきたいことは
絶望した!エクシアでラストシューティングやらせても誰も何も言わないことに絶望した!

628:名無しさん@ピンキー
08/02/24 03:24:52 g0Y6h1Cv
>>714
何気にハムは本編で一回も女性と話したことが無いんだよな

629:名無しさん@ピンキー
08/02/24 07:02:39 fwGaqGnj
残念ながらホモ要員なんだろ

630:名無しさん@ピンキー
08/02/24 07:03:13 EgKRsacR
腐女子ホイホイ

631:名無しさん@ピンキー
08/02/24 13:02:27 IvD2Kss6
>>716
あれは破瓜の血では(ry

いや、箇所的に考えればそれっぽいけどね。

632:名無しさん@ピンキー
08/02/24 17:31:08 QGCIFAt7
破瓜の血であんな大量出血しねーよw
どんなデカチンやねんヒロシは。

まぁレイープ後殺害という可能性もあるが、その割りにはあんまり服が乱れてないな。
まぁこの板で妄想する分にはそんなの関係ねぇ!だがw

633:名無しさん@ピンキー
08/02/24 18:08:16 KBgORG4g
ユニオンに女キャラいなさ杉

634:名無しさん@ピンキー
08/02/24 19:41:31 AMy3rl5A
>>727
ソレスタに居すぎるので相対的に少なく感じるのです
ん?ユニオン?
………一人もいない?

635:名無しさん@ピンキー
08/02/24 19:56:54 WrY2/E1Q
投下します。
注意書き
・前回の続きですが、時系列は前です。
・姫様が病みます。
・エロは一応ありますが、非常に薄いです。

636:Whose is this Gundam? 1/5
08/02/24 19:59:28 WrY2/E1Q
 「自分は国家の最高の従僕にすぎない」とはプロイセンの啓蒙専制君主として知られるフリードリッヒ二世の言葉である。
マリナ・イスマイールという女は王政復古によってその座に即位した時点で既に個人でいることは許されず、国民の偶像であり議会の傀儡であるアザディスタン王国の象徴マリナ・イスマイール第一王女と化さなければならなくなった。
その前提からして彼女には他の国民のような権利は適応されない。彼女の精神、経済、人身、それら自由と選択権の一切が国家に帰属し、また国家への奉仕が唯一の存在意義となった。
とどのつまりマリナ・イスマイールはアザディスタン王国の従僕で、身なりが小奇麗だということのほかに旧時代の奴隷と何ら変わらないのである。
 覚悟はあった。この役目は自分にしか出来ないからアザディスタンを救うと決意したはずだった。しかしマリナとてやはり人の子で、神のように全能ではない。決意の固さに比例して気負いもある。
お飾りとはいえ無知故に失態を演ずるのは苦しかった。カメラに向けて無理に微笑むときは国民を騙しているような気持ちがした。保守派議員の浴びせる冷笑は当然だと感じた。暴動で血が流されるのは悲しかった。
結局は自分が至らないために何も変わらない。貧乏は変わらない。
 側近のシーリンはよく尽くしてくれた。皮肉を言う裏でマリナの失敗を挽回するべく各所を奔走することに加え、疲れた体に鞭打って良い生徒とはいえない深窓の令嬢同然の彼女に政治というものを親切にわかりやすく教えてくれる。
しかしそれがまたマリナにとってやりきれなかった。寝る間も惜しんで自分を補佐する彼女に対し、自分は意気揚々と外遊に出た結果大した援助も得られずにお飾りの役目さえ果たせない。
その上要領も悪く、一刻も早く王女として相応しくならなければいけないというのにはっきり成長したといえる点は胸の詰め物の仕込み方が上手くなったことくらいで、政治に関してはからきしだ。
国民の期待に応えられなくて、シーリンの尽力に何の結果も残せない。そうした現実から来る負い目と無力感が次第次第に募って行き、ゆっくりとした早さでもってマリナの精神を追い詰めていった。

637:Whose is this Gundam? 2/5
08/02/24 20:01:04 WrY2/E1Q
 刹那・F・セイエイという少年と出逢ったのはちょうどその時期で、彼女は異国で見つけた同郷の少年にひと時の安逸を求めたのであった。
マリナ自身軽率な行動だとは思ったが、とにかく誰かと気安い会話をしたくて関係者だと嘘を付いてまで警察から彼の身を引き受けた。
しかし慰めを欲していたマリナの希望とは裏腹に、彼は彼女の国によって滅ぼされた隣国の生まれで、昔も、今も戦っていると語った。お前と悠長に話している間も人は死ぬとさえ言われた。
マリナは彼がガンダムマイスターだと名乗ったことへの驚愕と彼女自身の無力感でその場にくずおれた。今この瞬間も国民が苦しんでいるのに自分はここで何をやっているのだろうと打ちひしがれた。
 そこで終っていれば笑えない冗談で済ませられたかもしれない。が、刹那・F・セイエイ少年は律儀なのか、それとも守秘義務なんか知ったこっちゃないのか、わざわざマリナの乗る航空機の上にガンダムで現れた。
紛争根絶の実現を謳うテロリストの象徴の威容を自慢するかのように見せ付けたことで彼の話に現実味を持たせたのである。
 この驚きはマリナの中で日に日に確信へと変わっていった。ソレスタル・ビーイングによる武力介入のニュースが入るたびにマリナには刹那・F・セイエイと名乗った年端も行かぬ少年の姿が思い出された。
今のまま国内の混乱が悪化して行けばいつかこの国にも彼が来るだろう。彼らの武力介入を恐れる反面、もう少しだけお話ししたい、という考えが心の片隅に浮かび上がった。

638:Whose is this Gundam? 3/5
08/02/24 20:03:15 WrY2/E1Q
 そうしてアザディスタン王国で太陽光エネルギー受信施設の技術援助が進むなか、ついに保守派の軍人たちによるクーデターが勃発する。
保守派の指導者ラフマディ氏の誘拐、市街地での暴動、一人の侍女が起こした暗殺未遂事件と立て続いてマリナの状況が切迫した。ガンダムによる武力介入が行われたとの報告も入り、ラフマディ氏の身柄確保の手立てもなくマリナは悲観に暮れた。
国民の心に怒りの炎を灯してしまったのは自分が無力なせいだ。自分がこの国を戦いに導いてしまったのだと打ちひしがれて涙を流した。窮すれば通ずるというが、このときマリナの心境に変化が現れたのである。
投げやりな気持ちがかすかに生まれてしまったのかもしれない。ガンダム、あの刹那・F・セイエイという少年にこの国を救って欲しい、という身勝手な希望を抱き始めた。あの子は私を知っている。私が今こうして嘆き悲しんでいることも、知っているだろう。
追い詰められたマリナは良くない性質を帯びて来たらしかった。
 はたして刹那はアザディスタン王国を救った。殉教者さながらに自らの危険も省みずマリナを助けてくれた。希望が叶えられてしまったマリナは衆人環視の中思わず飛び出して、彼に向かって名を叫んだ。
彼は「これから次第だ。俺たちがまた来るかどうか」と言ってラフマディ氏を残して去って行った。アザディスタン王国の紛争は未だ続いているけれど、マリナの心は晴れやかであった。彼は私を救ってくれる。彼だけが、私の苦しみを理解してくれる。
ラフマディ氏が王宮内に護送される際に、マリナはそれを眺めながら、もしここであの老いぼれを狙撃するように指示を出したらどうなるのかしらん、とぼんやり考えていた。
 マリナのこうした心情を責めてはいけない。人は悲観の極限まで屈したとき、思いぞ自身を救ってくれた対象についてそれが崇拝に価するものであると確信するのである。
たとえそれが偶然の産物であっても何者かの思惑であっても当事者にとってはどうでも良く、納得できる理由をわずかでも見出せれば満足をはかられ、物思いに耽ったときなどは信ずるか絶望するかどちらかしかないと考えるようになり、
こうした一瞬一瞬の確信が習慣になってしまったらもう手遅れで、当人の精神力が強ければ強いほど心変わりしなくなるものだ。
マリナと同じく刹那・F・セイエイもこうした作用のためにガンダムという存在に喪った神に代わる信仰を抱いたといえるだろう。

639:Whose is this Gundam? 4/5
08/02/24 20:07:37 WrY2/E1Q
 刹那の行動もマリナの常軌を逸した精神状態に拍車をかけた。彼はあろうことか夜な夜なマリナの寝室に訪れるようになったのである。
マリナは刹那に会えない日中、絶えず生まれてくる不安の中にいた。彼は今何をしているのだろうと夢想し、武力介入で命を危険に晒している姿を想像するとわれとわが身を切り裂かれ胸をかきむしる苦痛が襲ってきて、国民のことなど気にも止まらない。
朝まで刹那を待ち惚けて常に寝不足の状態にあったことも手伝い、白昼夢のなかで、無愛想ないつもの彼と違いその年頃の少年らしく明るい元気なはにかみ屋の刹那と戯れる回数も増えた。
神は平等でも紛争の続く世界は歪み、マリナもどうしようもなく歪んで行く。
 マリナは心を決めた。彼を自分だけのものにしたという確かな保障を手に入れるべくその晩に行動に出ることを決意した。
既に日課となった語らいのときに差し出すお茶菓子の中に、王家に伝わる房の秘薬を仕込んだ。ジャンクフードに目が無い刹那は無表情でばくばくと全部平らげた。その後はもう全てマリナの望みどおりだった。
 刹那は無我夢中に彼女を掻き抱いた。気遣いなど忘れた腕で獣のように荒々しくマリナの体をめちゃくちゃにした。そうして寝台へ押し倒した。マリナの腰に馬乗りになり、寝間着の肩紐を引き摺り下ろして彼女の胸を露にした。
ひんやりとした夜風を感じたのはほんの一瞬で、すぐに刹那の吐息に熱せられた。マリナは手を開いて刹那の為すがままになっていた。初め二の腕にそっと触れた刹那の手は肋骨に移り段を一つ一つなぞりつつ上に向けゆっくり這わせられて脇をくすぐった。
肩の線を撫でて、鎖骨のくぼみに指を落としながらふくらみに合わせて手のひらが形作られ、下ろされる手首が突起を擦り弾いた。ぞくぞくとした感覚に身を任せていたマリナはその瞬間寒気交じりの戦慄に襲われてびくりと小さくのけぞった。
直後に刹那はまるで中身を搾り出すかのように彼女の乳房を掴み、ぐいぐいと強弱を付けて押し上げたり、やわやわと指の平でその整った形を崩したりしてもてあそんだ。マリナは目を瞑り、歯を食いしばって声を漏らすまいとした。

640:Whose is this Gundam? 5/5
08/02/24 20:10:09 WrY2/E1Q
彼の動きが止んだ。寝台の軋みで、彼女の脇の下に手を付いたのが解った。スカートを捲くられた。ひやりとした。左足を掴まれて持ち上げられた。汗ばんだ裏側とむりやり開かされた体の中心が冷たかった。
マリナは目を開いた。彼女の右足を跨いで膝立ちになった刹那がマリナを凝視していた。薬がさらに回ったのか、口をだらしなく半開いて端から涎を垂らしていた。マリナの左足を肩に担いだ刹那がずりずりとシーツに皺を作りながら距離を詰めた。
ついに熱い何かが体の芯に宛がわれたのをマリナは感じた。マリナは彼の名を叫んだ。そして何かをささやいた。刹那は虚ろな目をしたまま頷いた。マリナは伸ばした両手でシーツをぎゅっと握った。
刹那がのしかかったのと同時に、鋭い痛みにマリナは引き裂かれた。
 そこから先のことは朦朧としたマリナにはおぼろげな記憶しか残っていない。刹那が彼女を好きにしている間はずっと身を捩じらせていたこと。
呻きの合間に「キスして」とひっきりなしに言い、彼はマリナの顔と体じゅうに噛み付くような、きちがいじみた接吻を浴びせてくれたこと。
そして、お腹の中に何かが広がるような生あったかい感覚。
 二人は夜明け前に目覚めた。ほとんど裸同然に乱れた自分たちの恰好とシーツに点々と染み付いた血痕を見た刹那の狼狽振りといったら戦闘時のそれの比ではなかった。
今にも絶叫しそうな塩梅で、頭を抱えて何やらぶつぶつ呟いたかと思うと、次の瞬間には目を見開いて天を仰ぎ、腕を伸ばして彼の神の名を口にする。
そういった動作を繰り返している刹那にマリナは歩きにくそうにふらふら近づいて、その小さな体をふわりと抱きしめた。
刹那は耳元で囁かれる言葉の一つ一つに「ああ」とだけ気の無い声で頷くと、そのまま窓に向かってとぼとぼ歩き出し、迎えにきたガンダムに乗って王宮から飛び去った。
ヤドカリ型の推進装置から吐き出される緑の光もいつもより元気がなく、右へ左へとよろめいて、今にも墜落しそうな飛び方である。
マリナはそんなガンダムの姿を見送りながら、心底幸せそうに微笑んで、下腹部に手を添えた。鈍く響いた痛みは甘美なものだった。


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch