【ひぐらし】07th総合part15【うみねこ】at EROPARO
【ひぐらし】07th総合part15【うみねこ】 - 暇つぶし2ch250:名無しさん@ピンキー
08/01/10 17:00:37 skMD5//4
また飽きてきた(笑)とかありえん(笑)とか言ってるカスが湧いてるのか
乞食のカプ厨は氏ねよマジで

251:名無しさん@ピンキー
08/01/10 17:11:42 6unrsa8/
悟史と魅音なら変に意識するでもなく、自然なカップルになりそうな気がする。幼なじみの特権とでもいうのか。

252:名無しさん@ピンキー
08/01/10 18:02:45 V7i/EPXh
だから自分の趣味じゃないカプを否定すんのは止めろと何度言ったら…

あとこのスレにちょくちょく見え隠れする
悟史系の組み合わせを腐女子臭いとか
言い出す奴等はなんなんだぜ消えて欲しいぜ

253:名無しさん@ピンキー
08/01/10 18:09:45 3MLACh8g
KYなカプ厨に何を言っても無駄

254:名無しさん@ピンキー
08/01/10 18:21:22 skMD5//4
>>249
この二人は家の確執とか負い目とかも持ってこれるしな
ドロドロした悲しい作品を作れそうだ


これは良い

255:名無しさん@ピンキー
08/01/10 18:47:03 V4uWdbrN
「○○はいいな」という話をしてる所に「××はありえん」という話を挟みこんでくるのはナンセンス
あるカップリングを肯定したからといって別のカップリングを否定してるわけじゃないんだからよ。その辺混同されちゃ困る

>>254
悟魅は重くて暗い話が書きたくなるな

256:名無しさん@ピンキー
08/01/10 19:25:42 wojNGDLz
むしろ颯爽と運命を打ち破って
未来のある悟魅を実現してみたくなってくる

257:名無しさん@ピンキー
08/01/10 19:35:35 HxTfYROI
とりあえずお前ら黙れ。
ぐちぐちうぜぇ

258:名無しさん@ピンキー
08/01/10 20:03:21 Yq+sLErw
というかわざわざありえんとかいってるやつはカプ厨を装った
ただのあらしじゃないか、えさを与えると喜ぶだけだぞ

259:名無しさん@ピンキー
08/01/10 20:04:21 wBrEfW6p
お前が(ry

260:名無しさん@ピンキー
08/01/10 20:06:43 Q6hbA2Im
>>249
うみねこオススメ

261:名無しさん@ピンキー
08/01/10 20:18:58 D22fGfw4
個人的には悟魅ってまったりしてそうなイメージだ。

「あのさぁ、悟史。明日はどうするの?」
「明日って、なんの話?」
「いや、明日デートするって言ってたじゃん」
「そうだっけ?」
「そうだよー。なんで忘れるかなぁ……」
「むう……、ごめん……」
「ってことは、何も考えてないわけ? ……参ったなぁ。まさか散歩するわけにもいかないし……」
「……それでいいんじゃない?」
「へっ? 散歩して……それだけ? それで終わり?」
「うん。明日は晴れるらしいし。ちょうどいいよ」
「……いや、まぁ。悟史がそれでいいっていうなら、それでもいいけど」
「それじゃ決まりだね。沙都子と一緒にお弁当を作って、それを持っていくよ」
「う~ん、なんか納得いかないなぁ……」

なんとなく会話させてみた。どうでもいいけど魅音って誰と会話しても相手のペースになる気がする。

262:名無しさん@ピンキー
08/01/10 20:28:22 Q6hbA2Im
悟史くん可愛いね、魅ぃちゃん

263:名無しさん@ピンキー
08/01/10 20:31:32 6Alfc/i7
家の確執はあるし詩音はぐいぐい悟史に迫るし
かわいそうに魅音。

264:名無しさん@ピンキー
08/01/10 21:06:51 lp6R8XSi
澪尽しだとかわいそうくないよ

265:名無しさん@ピンキー
08/01/10 21:19:08 wlY52Kdc
むしろ詩音がすくわれん……

266:名無しさん@ピンキー
08/01/10 21:21:16 rstAGRxc
俺は圭悟が読みたいな

267:名無しさん@ピンキー
08/01/10 21:43:55 5B/r5fKC
悟史が園崎姉妹をまとめて貰ってしまえば
万事解決するじゃないか!

268:名無しさん@ピンキー
08/01/10 21:50:51 HxTfYROI
しぃちゃんが許さないと思うな、思うな!
百合の園崎姉妹に悟史くんが
巻き込まれて沙都子ちゃんもしぃちゃんに巻き込まれてレナが尾行して家政婦は見た!
って設定が欲しいかな、かな!

269:名無しさん@ピンキー
08/01/10 21:54:41 kb0A7McB
ここで悟史女性説浮上

270:名無しさん@ピンキー
08/01/10 22:27:41 2M0HHTHN
罰ゲームでメイド服を着せられた悟史はかぁいいモードのレナにお持ち帰りされ
あわや貞操の危機?という所で実は女の子と発覚。
そう、悟史は嫉妬深く陰湿な叔母の目を欺き自分達を守る為性別を偽っていたのだった。
…このままでは秘密が漏れてしまう。
異性と言うこと、そしてその容姿の中性的な繊細さで叔母を魅了し
沙都子に向けられる理不尽の矛先を反らして来たというのに。
このままでは今までの忍耐は水泡に帰し、何より沙都子を守れなくなってしまう…!

口封じの為悟史は静かに牙を向く。そう彼には…いや彼女には牙があった。
叔母をたらしこんだ、沙都子を慰めてきたその指業が舌技が数々の経験が
今、驚き戸惑うレナに襲い掛かる―!

271:名無しさん@ピンキー
08/01/10 23:04:35 7P/KUbTj
わっふるわっふる

272:名無しさん@ピンキー
08/01/10 23:07:01 1r2lQdVu
わっふるわっふるわっふる

273:名無しさん@ピンキー
08/01/10 23:08:51 Ocj12Afs
ひぐらしのなく頃に 口封じ編

274:名無しさん@ピンキー
08/01/10 23:32:50 kb0A7McB
おっはぎおっはぎ

275:名無しさん@ピンキー
08/01/10 23:43:21 YWA3++HJ
はりいりはりいり

276:名無しさん@ピンキー
08/01/10 23:47:10 Q6hbA2Im
「んんんんんんんん!!」
「口に…いれないで……」
epi2お茶会での楼座の物言い、不覚にも萌えたorz

277:名無しさん@ピンキー
08/01/11 01:01:18 9OyJyCVP
どこかで女体化悟史と詩音のエロを見た事あるがよかった

278:名無しさん@ピンキー
08/01/11 01:20:21 AP/ywJmd
戦人がベアトを屈服させた暁には、
ベアトとセットで七姉妹をはべらせてる光景を妄想した。

とりあえず、自分の体も材料にするとか言ってる六女は、女体盛り決定な。

279:名無しさん@ピンキー
08/01/11 01:58:06 c3AjWiJT
57 名無したんはエロカワイイ sage 2008/01/10(木) 17:52:56 ID:kfn0FvfsO
『前原圭一症候群』

概要
前原圭一(以下K)に接触する事で発症する肉体的・精神的疾患。
新種のウイルスという説もあるが詳細は不明。昭和58年現在、感染を防ぐ方法は見つかっていない。

詳細
発症レベルは大きく5段階に分けられ、第3段階、通称『K3』と呼ばれる状態まで進行すると
Kに対して恋愛感情を抱くようになる。
第4段階まで進行するとKに対しての依存傾向が非常に強くなり、
最終段階、『K5』まで進行した場合、Kがいなければ日常生活に支障を来すまでに至る。

昭和58年以降、雛見沢村住人は皆、潜在的にK2の状態にあると考えられる。

-----------------------------
この設定エロパロ的に使いやすそう

280:名無しさん@ピンキー
08/01/11 02:04:52 gt5CWKTF
レナと沙都子が重度っぽいなw
特にレナにとって圭一は自分の居場所みたいなものだからな

281:名無しさん@ピンキー
08/01/11 02:07:12 CUlzb9kK
なるほど……鬼蓄王Kか……

282:名無しさん@ピンキー
08/01/11 02:22:50 PuxP1uZT
>>280
レナは圭一がっていうか部活メンバーと、その皆で過ごす幸せな時間が…じゃね?

283:名無しさん@ピンキー
08/01/11 02:34:54 gt5CWKTF
それもカテゴリの一つじゃね?
かぁいいもの
部活メンバーとの時間
圭一との時間
で分かれてる感じ

284:名無しさん@ピンキー
08/01/11 02:55:19 Hb6ErrAa
どの世界でも圭一に惚れてる魅音も重度っぽいw

285:名無しさん@ピンキー
08/01/11 02:58:19 gt5CWKTF
沙都子K3プラス
魅音K3マイナス位か?
詩音も惚れかけるくらいだからすげぇぜK

286:名無しさん@ピンキー
08/01/11 07:40:27 R8ZrZ8nX
お前が羨ましいぜ!!Kぇぇい!!!

287:名無しさん@ピンキー
08/01/11 08:45:59 c3AjWiJT
多分潜伏期間がある病気なんだろうな
つまりKと出会ったばかりの羽入もその内発症する可能性が高い…かも

288:名無しさん@ピンキー
08/01/11 09:16:45 gt5CWKTF
亀田君はK4だな

289:名無しさん@ピンキー
08/01/11 09:36:42 AiyPWnXN
トミーはK5

290:名無しさん@ピンキー
08/01/11 10:27:49 INWF2fVF
名門ノートルダム大学卒のルディが
「親友とは魂を触れ合わせることができる間柄さ」って言ってた!

291:名無しさん@ピンキー
08/01/11 11:56:32 P25ZDgCL
自他共に認めるロリコンの俺の愚息がベアト様と絵羽伯母さんにしか反応しなかったのも
魔女の仕業なんだろうか?

292:名無しさん@ピンキー
08/01/11 13:52:05 YT0uwPQn
魔女のばあさんの呪いだな

293:名無しさん@ピンキー
08/01/11 14:08:48 9Nfk4HHr
一等自営業乙、仕事しろハゲ

294:名無しさん@ピンキー
08/01/11 14:33:33 QN7E5/v+
>>291
竜騎士の絵じゃ熟女には見えないから
あてにならん


女書いて男の子ですっていうキャラに萌えてる奴が俺って男もいけるかも?っていう勘違いと似てるな

295:名無しさん@ピンキー
08/01/11 21:11:48 jF1XAihJ
URLリンク(koizumiquality.blog78.fc2.com)

296:名無しさん@ピンキー
08/01/11 21:36:11 vDsSHBPh
>>294
熟女じゃなくても、オトナに萌えたってだけで充分オカしい
なっちゃんかぁいいよなっちゃん

297:名無しさん@ピンキー
08/01/11 22:00:10 MIgwJUwV
でも真里亞もなかなかだと思う

298:名無しさん@ピンキー
08/01/11 22:11:33 vDsSHBPh
圭一には萌えを感じ取れなかった
なのに戦人は…可愛くてウズウズするよバトラ
泣き顔だけで比べるなら真里亞よりも可愛いと思うんだ

アヤしい薬盛るならお茶係の紗音が適当だな

299:名無しさん@ピンキー
08/01/12 01:14:23 UQfa2/b+
嘉音に怪しい薬を飲ませてくやしいビクビクさせるんですね

300:名無しさん@ピンキー
08/01/12 01:32:32 XQo+V74V
レナが圭一に振る舞う料理に薬混ぜて既成事実作る
次の日余り物弁当箱に詰めて登校→乱交大会って流れの誰か書いて

301:名無しさん@ピンキー
08/01/12 02:48:33 QMzgo1Cz
ベアト×金蔵

302:名無しさん@ピンキー
08/01/12 06:07:14 JUI48rHG
>>296
ぶっちゃけ大人って程でもない


303:うみねこバレあり
08/01/12 18:31:10 inWTvov3
「………だって、真里亞はいつもママにひどいことばかり。
 ママが男の人を連れてくる時も静かにできなかった。
 ママが男の人とお泊まりしてくる時、寂しくて暴れて部屋を台無しにした。
勝手に探しに行って警察のお世話になってママに恥をかかせた。
 何日も帰ってこなくても、泣いちゃって、近所の人に慰めてもらってママに恥をかかせた。」

304:名無しさん@ピンキー
08/01/12 22:46:42 TyN9gFAn
946 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ[sage] 投稿日:2008/01/08(火) 00:49:49 ID:oUNBwypO
レナ「これで圭一くんが最下位決定だね。さっそく罰ゲームいくよ~?レナ、ずっとご無沙汰だったけれど、
   今日は久しぶりに調子良さそうなの。はぅ、でも、やっぱり恥ずかしいかな・・・」

魅音「クックック、おじさん昨日はモリモリ食べてきたからね。ブリブリ出ると思うよ」


沙都子「レ、レディの私としてはこんなはしたない真似はしたくはありませんのですが、
     普段圭一さんにカボチャを無理やり食べさせられている身としては、私という身から出る
     カボチャも食べていただきませんと気が晴れそうにありませんの!」

梨花「圭一、カワイソかわいそなのデス。ボクも昨日はたまたまキムチ入りシューを
   お腹一杯食べてきましたのですよ。ボクのお腹の中で充分熟成されてるですから
   おいしくいただくのですよ、にぱ~☆」

305:名無しさん@ピンキー
08/01/13 06:03:05 C+zWWs4N
悟史・魅音
圭一・詩音は暗くてエロいカップリング

306:名無しさん@ピンキー
08/01/13 06:08:44 aLgwNnP4
背徳感が燃え上がるって奴か

307:名無しさん@ピンキー
08/01/13 07:25:18 lggjZxtQ
だからなんだ?
カプ論だすと荒れる
原因になるから止めとこうや

308:名無しさん@ピンキー
08/01/13 07:28:54 65Xc+atI
敏感だなぁ

309:名無しさん@ピンキー
08/01/13 12:07:32 OojmKnhC
敏感すぎるのはあらしと一緒の効果しかうまないのだぜ?

310:名無しさん@ピンキー
08/01/13 14:36:12 fBW5vYUy
適度に流せばいいんだぜ?

311:名無しさん@ピンキー
08/01/13 15:52:53 f4d3hdkY


青森家族殺害:猟奇的ストーリーの漫画本を押収
URLリンク(mainichi.jp)

>漫画本は数種類で、人気パソコンゲームを漫画化したミステリー作品は
>殺人場面が多く、登場人物が刃物で首を切ったり、モデルガンで背中を
>撃つシーンもあった。作品はテレビアニメ化もされているが、昨年9月に
>京都府の16歳少女が父を手おので殺害した事件の直後、一部民放局が
>「事件を連想させる」と放送を自粛していた。

ヤンデレブームが生んだ凶悪犯罪という名の弊害
スレリンク(iga板)

312:名無しさん@ピンキー
08/01/13 17:26:42 8Y/71sHP

怖いな

313:名無しさん@ピンキー
08/01/13 17:28:03 WcEZWR3t
俺はお前の方が意図が読めず怖いが

314:名無しさん@ピンキー
08/01/13 17:32:09 I6WuPGJ8
[[sage]]
なにこれ

315:名無しさん@ピンキー
08/01/13 20:26:10 IqlXN55s
>>311はKYで>>314はGJな訳か
ID的な意味で

316:名無しさん@ピンキー
08/01/13 21:04:59 8Y/71sHP

すごい発見じゃないか


317:名無しさん@ピンキー
08/01/14 02:05:37 LBIhEo+N
雛見沢名物『人肉缶詰』

俺はレナ肉がいいな。
クセがなくて肉質もやらかく、したたる肉汁が最高に美味!
沙都子も同様だが、油が多くてコレステロールの多さが気になる。
魅音はスジが多くて噛みにくいのとやや臭みがあるのが難点。
詩音は魅音ほどの臭みはないものの、クセが強く、好き嫌いがあるかもしれぬ。
梨花・・・・・これはオススメしない。生前の乱れた食生活のためか、味・肉質・臭みどれをとっても最悪。

318:名無しさん@ピンキー
08/01/14 05:42:04 nSlsyqph
レナと詩音はたまに激しく喧嘩しそうな感じが良いよな。

「詩ぃちゃん、沙都子ちゃんもう十分、南瓜食べたんじゃないかな……?」
「いいえレナさん。まだ沙都子には食べてもらわないと。私は沙都子の姉ですから
沙都子のことは十分考えていますから……」
「……でも、沙都子ちゃんもう泣いちゃってるんだよ。……沙都子ちゃんの気持ちも
考えないでよくお姉ちゃんが務まるね……詩ぃちゃんは」

「……はぁ? あんた何言ってんですか?」
「本当のことを言ったまでだよレナは。もしかして図星だったのかな?」

その後、紆余曲折あって結びつく二人。

319:名無しさん@ピンキー
08/01/14 06:28:45 oh1BZRhl
ばれないように南瓜まぜた料理沙都子に食べさせて勝利の笑みを見せるレナ
料理バトル勃発

320:名無しさん@ピンキー
08/01/14 14:46:19 dusTsOS2
自分の方が女として魅力があると性技バトル勃発

321:名無しさん@ピンキー
08/01/14 14:55:01 oh1BZRhl
レナが圭一に、詩音が悟史に

322:名無しさん@ピンキー
08/01/14 15:42:25 kd0KZUVY
月は東に、日は西に
          蕪村

323:名無しさん@ピンキー
08/01/14 15:43:55 wCeShdFn
俺がお前で、お前が俺で

324: ◆CRIUZyjmw6
08/01/14 18:50:54 6ZN1izgf
「注意」
クララ☆が出てきます。
クララ☆が分からない方は、ひぐらし過去倉庫の「おおいし☆×圭一」等を参考にして下さい。
ある意味非常にグロいので、心臓の弱い方は絶対に見ないで下さい。
使用予定レス数は5です。


325:初心者お断りの罠 ◆CRIUZyjmw6
08/01/14 18:52:21 6ZN1izgf
「ああああぁぁぁぁ~~~~っ!? ななっ!? なんて事するにゃりか~っ!? meのおズボンがyouの粗相のせいでべたべたになってしまったにゃりよ~っ!!」
「ああっ!? その……申し訳ございません。ですが、お客様が急に私の脚を―」
「んん~っ!? 何にゃりかっ!? 僕が悪いというにゃりかっ!?」
「いえそんな……つもりは……その…………」
 エンジェルモートの一角で、怒声が響く。
 そこではデブで汗をだらだら流した、いかにもステレオタイプ然としたヲタクが気弱そうなウェイトレスに険を向けていた。
「まったく、なんというサービスのレベルが低い店にゃりかっ!! これはもう、きちんと誠心誠意、心を込めてフキフキしてもらわないと許せないにゃりっ!!」
「ええっ!? そ……そんなぁ……」
 客の無茶な要求にウェイトレスは涙目になる。
 それもそうだろう。何しろ汚れている箇所というのが股間なのである。しかもそこは、まるで何かを期待しているかのように……いや、期待しているのだろう、大きくテントを張っていた。
 それがつまりどういうことか分からないほど、彼女も幼くはない。
 思わず羞恥で耳まで真っ赤になる。
「んん~っ!? どうしたにゃりか? 早くフキフキして僕のおズボンをきれいにするにゃり。ぐひひひひひひひ」
 男の顔が欲望に醜く歪む。
 その頭の中は卑猥な感情にまみれていた。
 そもそもが、脚を引っかけて彼女を転ばせ、デザートを台無しにしたのは男の方である。それが分かっていても、立場が弱い故に強く反論できないのが、彼女には悔しかった。

「ああ、これは失礼致しました。今すぐ担当の者と代わりますので、申し訳ございませんがしばらくお待ち下さい」

「せっ……先輩?」
 と、不意に彼らの横から別のウェイトレスが入ってくる。
 助け船の存在に、彼女はふっと緊張が弛むのを感じた。
「ほら、いいから後はまかせて」
 強引に彼女の手を引き、店の奥へと連れて行く。
「あの……でもそれじゃ先輩が……」
 しかしそれでは自分の代わりの人間が生け贄になるだけではないのか? そんな不安が彼女を包む。
「私? ううん、私なら大丈夫よ? ああそっか……新人のあなたは初めてね。ここにはあの手の輩が多いから、そういうのに対処するためのスペシャリストがいるのよ」
「え? スペシャリスト……ですか?」
 疑問符を浮かべる新人の目の前で、先輩ウェイトレスは大きく頷く。
「クララ☆さ~ん、13番テーブルにフキフキをお願いしま~す」
 そして、先輩ウェイトレスは彼女の名を呼んだ。


326:初心者お断りの罠 ◆CRIUZyjmw6
08/01/14 19:04:02 VJ+PK7tl
「クララ☆さ~ん、13番テーブルにフキフキをお願いしま~す」
 エンジェルモートの奥からそんな声が聞こえてくるのを、彼は確かに聞いた。
 あまりにも素早くターゲットが店の奥へと消えていったため、止めることも出来なかったが……確か担当の者と代わると言っていたはず。
 ひょっとしてさっき聞こえてきたクララ☆というのがその担当者のことなのだろうか?
 担当の者だということだから、もしかすると……丁寧なサービス満点のご奉仕が展開される可能性も……??
 お目当てはあの新人の娘だったが、それはそれで楽しめるかも知れない。
 彼の胸の中で、期待が膨らんでいく。
 そうだ。クララ☆という名前もなんとも可憐で甘美な響きではないか。ならばきっと相手をしてくれるのも、美人でむっちむちでボインボインで萌え萌えキュートなお姉様に違いないっ!!
 と、不意に彼の周囲にカーテンが降りてきた。別に光を通さないということはないしその中でも十分明るいのだが、周囲の様子が何も見えなくなる。
「ななっ!? 何にゃりかこれは??」
 急な展開に、彼はあわてふためいた。
 だが、すかさずカーテンの外からウェイトレスの声が聞こえてくる。
「はい。驚かせてしまって申し訳ございません。こちらはその……周囲のお客様に配慮してのことでございます。お客様によっては、ちょっと目の毒になることもありますので」
 ウェイトレスの説明を聞いて、ひとまず彼はそこで納得することにした。
「む……むむぅ、そうにゃりか。分かったにゃり」
 場合によっては目の毒になるサービス?
 それはつまりどのようなサービスなのだろう?
 様々な書籍から入手したあらん限りのエロ知識を振り絞り、彼は妄想を膨らませていく。嗚呼ひょっとしたら今日、自分はこれまでの自分とは違う自分になってしまうのかも知れない。……そう、性的な意味で。
 思わず、ごくりと喉が上下した。
「お待たせしました。クララ☆さん、入りま~す♪」
 来たっ!!
 その瞬間、彼の心臓は生まれてから最高の心拍数を記録し―

「どうもどうも☆ クララ☆です。初めまして。んっふっふ~☆ 今日はよろしくね☆」

 次の瞬間には凍り付いた。
 一気に、顔から血の気も引いていく。
「あ、あ……あ、ああああああああ…………」
 彼の目の前には、まるで定年前のビール樽なお腹をしたオヤジにそのまま乳房が取り付けられたような物体が現れた。
「おやおや、これは大変ですねえ☆ お客様のおズボンにこぉんなにもクリームがべっとりと……」
「ひっ……ひぃっ!?」
 笑顔を浮かべて、彼女(?)―クララ☆が彼に迫ってくる。
 彼はその光景に、悲鳴を上げることしかできない。
 そして、心の底から己の行いを後悔した。


327:初心者お断りの罠 ◆CRIUZyjmw6
08/01/14 19:05:41 VJ+PK7tl
「では、心を込めてご奉仕させて頂きますねえ~☆ んっふっふ~☆」
「いいっ!! もういいにゃりん。自分でふくにゃりっ!!」
「いえいえ、そんなわけにはいきません。当店としても誠意を見せないことにはねえ☆」
 怯える男の制止に止まることなく、クララ☆は彼の隣に座り、そして布巾を彼の股間にあてがった。
「おやおやぁ? お客さんなかなかどうして、立派なものをお持ちじゃないですかあ。んっふっふ~☆」
 笑顔を浮かべながら、クララ☆が男の男性器を包み込むように……しごくように布巾を股間の上で上下する。
 その動きは執拗に、巧みに彼の性感を責め立てていく……。
「う……くぅ」
「おやおや、お客さん。元気ですねえ☆」
「ちが……違う。これは違うにゃりんよ……」
 勃てちゃだめだ、勃てちゃだめだ、勃てちゃだめだ……。
 どれだけ必死に気を紛らわせようと、そんな台詞を心の中で繰り返すが、若さ故の悲しい性か、頭では分かってはいても彼のオットセイ☆がクララ☆の奉仕に反応していく。
「んっふっふ~☆ 仕方ないですねえ☆ 責任を取ってご奉仕をさせて頂きますよおぉぉ~~っ!?」
 ぶちゅぅっ!!
 彼の唇に、クララ☆の唇が重なる。
 その瞬間、彼の意識は遠のいた。
 小声で「ひ、非道いにゃり。初めてだったのに……」とか泣いている。
 のっそりと、クララ☆は彼の上にのし掛かっていく。彼はもう、それに抗う力は無い。気力も残ってはいないっ!! キスのダメージはそれ一発でとてつもない傷を彼の心に負わせた。
 クララ☆は彼のズボンのファスナーを下ろし、オットセイ☆をその中から取り出す。
「にゃ、にゃりいぃぃ~~~っ!?」
 そして、クララ☆はおもむろに彼のオットセイ☆を口に含んだ。
 あまつさえ、たっぷりとした唾液を彼のオットセイ☆に絡め、そして強いバキュームで啜っていく。


328:初心者お断りの罠 ◆CRIUZyjmw6
08/01/14 19:06:55 VJ+PK7tl
「だめぇ……。もう、やめて欲しいにゃりぃん。ああぁっ!? そんなっ!? こんなの初めてええぇぇっ!! ダメにゃり、ダメにゃりいいぃぃ~~っ!?」
 未知の感覚に、彼の背筋が凍る。
 目の前の光景には怖気以外の何も感じないというのに、体からは例えようもないほどの快楽が伝えられてくるのだ。
「んっふっふ☆ 更にこんなのはどうですかああぁぁ~~っ!?」
「にゃりいいぃぃんっ!?」
 クララ☆はエンジェルモートの制服から、その豊かな乳房を取り出し、そして彼のオットセイ☆を優しく包み込んだ。
 あまつさえ、ゆっさゆっさと彼のオットセイ☆を間に挟んだまま擦り上げていく。
 クララ☆の胸の中で、彼のオットセイ☆は爆発寸前なまでに高まっていた。
 だがしかし、まさかここで射精するわけにもいくまい。彼は苦悶の表情を浮かべながら、それだけは避けようと股間に力を入れる。
「おっほぅっ☆ 凄いですねえ☆ 益々固く、大きくなってきましたよおおぉぉぉ~~っ!?」
「はぁっ…………はあぁあっ……くぅっ……」
 歯を食いしばって快楽に耐える男を見上げながら、クララ☆はにんまりと笑みを浮かべる。
「…………では、いよいよクライマックスといきましょうかねぇ? あんまりお待たせしても辛そうですし。私ももう、我慢出来なくなってきましたからねえ」
「にゃ…………にゃりっ!?」


329:初心者お断りの罠 ◆CRIUZyjmw6
08/01/14 19:08:12 VJ+PK7tl
 不意にクララはオットセイ☆から胸を離し、彼の上にのし掛かっていった。
 重みもそうだが、なるべく触れたくないという恐怖感から、男は思うように彼女を押し退けることが出来ない。
「や…………止めるにゃり。一体何をするつもりか分からないけど、お願いだからどいて欲しいにゃりんっ!!」
「んっふっふ~☆」
 しかし、クララ☆は答えない。
 おもむろに彼のオットセイ☆を鷲掴みにし、自分の秘所へとあてがう。
 これから行われる行為に、男の顔が蒼白になる。…………やっぱり悲しいほどにオットセイ☆はギンギンぎらぎらパラダイス☆なのだが。
「にゃっ!? にゃりいいいいぃぃぃ~~~~~んんんっ!!」
 オットセイ☆が生暖かく粘っこい感覚で包まれる。つまりこれは―
「んっふっふ~☆ どうですか? 私の中は?」
「あ…………あ…………ああぁ…………」
 男は信じたくない現実に、涙を流すことしか出来なかった。言葉にならない声を漏らすことしか出来なかった。
「さぁっ!! それでは一気にいきますよおおおぉぉぉ~~っ☆」
 ぶちゅうううぅぅぅ~~~っ!! と濃厚なキスが彼の顔中に降り注ぎ、そしてクララ☆の舌が彼の口腔を侵していく。
 男の上でクララ☆の体が踊り、裸の胸が大きく揺れた。
 結合部からぐちゅぐちゅと淫猥な音が響いてくる。
 男は白い意識の中、されるがままにクララ☆の責めを受け続けた。
 柔らかく潤った肉に抗う術も、もはや無かった。
「はぁっ……んははぁぁぁっ☆ はあああああぁぁぁ~~っ☆ いいですよお客さんっ!! 凄くいいですよおおおぉぉぉ~~っ☆」
 とっくに限界を越えていた彼のオットセイ☆が達するのは時間の問題だった。
「はぁ……あ、ああああ……」
 呆然とした表情を浮かべながら、彼はクララ☆の中へと射精した。


―数時間後―

「ありがとうございました~っ! またのご来店をお待ちしておりま~す☆」
 会計を済ませ、彼はよろよろとふらつきながらエンジェルモートを出た。……結局あれから絞りに搾り取られ、彼は身も心もぼろぼろだった。
「…………やっぱり……悪い事しちゃ……ダメにゃりんね……」
 それは単純にして不変なこの世の鉄則。誰もが子供の頃から教えられる絶対的なルール。
 だが、それを破った代償を彼は今日、痛いほどに学んだ。
 思わず空を見上げる。
 そこには一番星が輝いていて……。
 目からほろりと涙が零れ、彼は大人になった。


―END―


330:初心者お断りの罠 ◆CRIUZyjmw6
08/01/14 19:11:12 VJ+PK7tl
お久しぶりです。
と言っても、まだ自分を覚えてる人なんてどれだけいることか……。orz
またかなり遅くなるかもですが、次はまともなカップリングものを書きたいと思ってます。
年明けから一ヶ月も経ってないのに見苦しいものをお見せして申し訳ありませんでした。


口直しというかお詫びに、現在執筆中のネタの一部を晒します。

 俺はそんな光景を眺めて……背後からゆっくりと彼女に近づいた。
「あ、圭一君? もうちょっと待っててね。すぐに出来るから」
 俺の気配に気づいたのか、振り返らずに、明るい声でレナがそう言ってくる。
 それは―このシチュエーションは、どうにも形容しがたいほどに、彼女を愛おしいと感じさせた。
 そして、その愛おしいと思うと同時に湧き上がってくる表裏一体の感情は……嗚呼、もうダメだ……。とてもこれ以上は我慢できそうにない。
「はぅっ!? けっ……圭一……君?」
 元々、全く下心がなかった訳じゃない。ただもう、欲望を抑えることが出来なくなっただけだ。
 だから俺は、レナを背後から抱きしめた。
「……あ、あのね。圭一君……そんな……とこ…………触っちゃ……だめ……なんだよ。だよ」
 それも、ただ普通に抱きしめるんじゃない。欲情に任せて右手をレナの乳房の上に置き、そして左手をレナの股の間に差し入れる。
「じょ……冗談なら、止めてよ圭一君。レナ……ご飯、作れなく…………なっちゃうよぅ」
 両腿にきゅっと力を込め、そして脇を締めてレナが身悶えする。
 けれど俺はレナの抗議の声に構わず、俺はレナの体を弄ぶ。あまつさえ、固く膨らんだ自分自身をレナのお尻の上に擦り付ける。
「ごめんレナ。……冗談じゃ……ねぇんだよ。俺はレナのこと、本気で……」

―続く?―

331:名無しさん@ピンキー
08/01/14 19:15:03 qk8l3TWj
ひえぇ~……

GJ、これは恐ろしすぎるwww

332:名無しさん@ピンキー
08/01/14 19:20:13 SDOmaYff
('A`)ダバァ

てか敷居が低いよw
超上級者レベルだろwww

333:名無しさん@ピンキー
08/01/14 19:39:02 98RuCn1d
GJ!
オタクかわいそうww 想像したら怖すぎる!
次回作wktk



334:名無しさん@ピンキー
08/01/14 19:39:23 trSuPr8g
おぉぉ、伝説のクララ☆に遭遇できるとは…!
個人的に大好きです!
圭レナも期待してます!

335:名無しさん@ピンキー
08/01/14 19:42:49 nSlsyqph
久々にクララが光臨なされたか。
GJ

336:名無しさん@ピンキー
08/01/14 20:27:58 NED7SFDq
( ゚ω゚)<スレ活性化に一役買ったクララ☆が再び降臨だあ!!
GJ

337:名無しさん@ピンキー
08/01/14 20:32:20 SDOmaYff
( ゚ω゚)

338:名無しさん@ピンキー
08/01/14 21:56:44 o3Jzw6Hp
クララ☆がキター

339:名無しさん@ピンキー
08/01/14 22:11:34 4bZqIR6w
クララ☆最強説

340:名無しさん@ピンキー
08/01/14 23:12:32 zQySm6g0
419 08/01/12 21:57:29 ID:QAVdwx4A
@白梨花×黒梨花
「もう一人のボクはこんな事されて喜ぶ
 いけない子だったのですか?ボクはがっかりなのですよ……」
「ち、ちがっ、これはアンタがこんなこと……!んっ、する…から……!」
「こんな事ってどんな事なのですか?ボクにはさっぱりわからないのですよ?にぱー☆」
「くぅっ…アンタが、変なとこ……い、いじるから……」
「変なトコってどこなのですか?ボクにハッキリ教えて欲しいのです。」
「そ、そっ……そんなこと口に出して言える訳ないじゃないっ!!」

「みぃ~…ではもう一人のボクは口に出して言えないほど
 恥ずかしい場所をいじられて、あんあんはぁはぁ言ってるのですか?
 やっぱりいけない子さんなのです。これはお仕置きが必要なのですよ?にぱー☆」

341:名無しさん@ピンキー
08/01/14 23:17:59 j0k85tke
むしろ(腹)黒梨花×ツンデリカって感じだな

342:名無しさん@ピンキー
08/01/15 01:11:04 lQKV6Dc1
白黒梨花を羽入に置き換えるとこんなにも萌える!不思議!

343:名無しさん@ピンキー
08/01/15 01:12:12 erkl77j+
一年ぶりくらい?クララすげぇwwwww


344:名無しさん@ピンキー
08/01/15 01:16:50 tECyspb+
熟女スキーの俺はマジでクララ☆ネタが大好きなんだぜ
GJでした!

345:妙足遊戯 ◆wseyYrBwtw
08/01/15 01:47:12 xlUumR2V
みんなが悟史をくっつけたがるから
このやろー!そんなに悟魅が良いなら書いてやるー!と意気込んだら
いつの間にかそんなの関係ねぇ!みたいなの書いてた。
サトシオンしか書けない無能でごめんなさい。
で、落ち込んでたらとんでもない一言が目に付いたんで、書きました。
「妙足遊戯」(詩音×悟史、レナ×圭一)

346:妙足遊戯 ◆wseyYrBwtw
08/01/15 01:48:25 xlUumR2V
「えぇ!?圭ちゃん、お姉ぇ置いて来ちゃったんですか!?」
「お、おぅ。だってお前、熱があるのに新幹線に乗せるのはまずいだろ」
圭一くんの一言に私まで呆れ返るしかない。
しかし詩ぃちゃんが落胆している相手はこの馬鹿男ではない。
「…あの馬鹿。東京に一体何しにいってるんだ…」
そう呟いてしまうのも仕方がない。
魅ぃちゃんが東京まで彼を追いかけてから過ぎた時間はもう短くない。
その間に此処雛見沢でもずいぶん色々な出来事があり、
中でも筆頭は詩ぃちゃんと悟史君のあつぅ~い某事件なのだが、
語りだすと長くなりそうなので今回は自重しておく。
とにかく、それぐらい長い時間が経ったにもかかわらず、魅ぃちゃんと圭一くんはまったくと言って良いほど進展がない。
風邪なんていう絶好のお持ち帰りイベントすらスルーとは……。
きっと今夜詩ぃちゃんは悟史君といちゃいちゃする貴重な時間を、魅ぃちゃんの泣き言電話で潰されるのだろう。
詩ぃちゃんはおでこに人差し指を当ててため息を見せてから私のほうへ歩んできた。
「詩ぃちゃんも魅ぃちゃんみたいなお姉さんを持って大変だねぇ~」
「全くです。折角レナさんがハンデをあげてもこれじゃぁ同情の余地がありません」
私が魅ぃちゃんの様に圭一くんを追いかけなかったことを一番驚いたのは彼女だったりする。
詩ぃちゃんは私が圭一くんに対して特別な感情を持っていると思っている。
正直それを否定しようと思わない。圭一くんと一緒にいると、他の誰といるよりも楽しいから。
でも、私は雛見沢が一番過ごし易かった。
お父さんをこの静かな村から出すのも不安だし、かといって一人残してしまうのも不安。
…ううん、もしかしたら追いかけていった見返りが無かった時の可能性を考えるのが怖いのかもしれない。
好きな人の笑顔だけでめいっぱい幸せになれる彼女たちと違って、私は貪欲で計算しすぎるのかもしれない。
だから私はこれを、ひとつのゲームにした。
魅ぃちゃんは圭一くんを東京に追いかける。私は雛見沢で女を研く。
勝ったほうが圭一くんをお持ち帰りできるんだよおぉぅ~~~♪はうぅうぅ~~~!!
勿論これは勝手な一方通行のゲームじゃない。詩ぃちゃんを通して魅ぃちゃんに伝えてある。
え?圭一君?あははは、かぁいいものはお持ち帰られるのに拒否権なんてないんだよぉぅ~☆
詩ぃちゃんはこのゲームを私のハンデだと言うけれど、
魅ぃちゃんが男の子を追いかけるのが一番苦手なのを考えれば、私は全然差をつけた気分にはならなかった。
「この様子じゃ、アレはレナさんにも教えておかないとフェアじゃなさそうですね」
圭一くんと悟史君には聞こえないように詩ぃちゃんが囁く。
「はうぅ~?詩ぃちゃん、何の話かな、かな?」
「実はですね、やっちゃったらしいんです、お姉ぇと圭ちゃん」
「やっちゃ……ややややや!?やっちゃった!?何をやっちゃったのかな!?かな!!?」
「あぁ、ごめんなさい。この言い方じゃ誤解を招きますね。本番の話じゃないですよ。いわゆるBです、B」
「B!?Bって一体何かな!?かな!?」「くっくっく、それはしらばっくれてるつもりですか~?」
ついつい興奮して、オヤジみたいなにやにや顔を向けられてしまった。
聞くところによると、魅ぃちゃんはいつものように男子寮に忍び込んでいたらしい。
そしてついうっかり、お仕事中の圭一くんとジャストミートしてしまい、成り行きにおててで……
はううぅう~~~!!!!!ずっこいよ魅ぃちゃん!!レナも圭一君のオットセイさんと遊んでみたいのに~ぃ!
「きっかけになるのかもと黙ってましたが、そうでもないんならこれはちょっとズルだと思いましたので」
そうだよね。ズルだよね。お付き合いしてもいないのにそんなことするのはズルだもん。レナもズルしたいなぁ…。

347:妙足遊戯 ◆wseyYrBwtw
08/01/15 01:50:11 xlUumR2V
「そういえば、ちびっこグループはどうしたんだ、今日はいないのか?」
「あぁ、今日はみんなで下級生と遊びに行っちゃったよ」
ちぇー。遥々東京からやってきたっていうのに。腹いせに土産のシュークリーム全部食って帰ってやるぜ。
「しかしあの二人。あんなに仲良かったっけ?さっきから随分ヒートアップしてるみたいだな」
「うーん…。あの二人があんなに興奮してるのは僕も始めて見たよ。魅音の話でもしてるのかな」
まぁ、あの二人が共有できる興奮材料なんて魅音ぐらいのもんだろうな。
あーぁ、叩き起こしてでも引っ張ってくるべきだったんだろうか…。

つまらないわ…。すごく…。
沙都子には悪いけど、流石に子供の遊びにはついて行けそうもない。
部活とは違う方向性の体力をごっそり持っていかれてしまった。
沙都子の方はというと、今この時も下級生を追い掛け回して随分楽しそうだ。
「こんなことなら圭一達の迎えに付き合えばよかったかしら」
「あうあう。梨花だって昔はあんな風に遊んでいたのですよ?あうあう」
誰のせいで卒業したと思ってんのよあんたは。
「ねぇ羽入、つまんないから圭一達の様子でも見に行ってみてよ」

348:妙足遊戯 ◆wseyYrBwtw
08/01/15 01:50:56 xlUumR2V
魅音がいないのではいつものように園崎家にお邪魔するわけにもいかないということで、
今日の部活…はないな、同窓会?…は、北条家ですることになった。
「きゃーっこのシュークリーム有名店のやつじゃないですか!?」
土産に予想以上にはしゃぐ詩音がなにやら複雑な店の名前を喋っているが、そんなに良いもんだったのか。
「女の子であの店を知らないなんて雑誌も読まない田舎娘ぐらいです!」
って、お前、レナの笑顔が一瞬歪んだぞ。怖いもの知らずだな…。
「あぁ~!食べて見たかったんですよ~!お姉ぇに言っても店の名前覚えられないとか言われちゃって」
駅の近くにあったから適当に買ってきただけなんだが……、まぁ喜ばれたんなら良いだろう。
踊りだしそうな詩音に悟史がちょっと心配気味に声をかけている。
「しっかし、あの二人は本当に熱いよなぁ…ぐおおぉッ」
レナに軽く耳打ちをすると、俺は決して軽くない頬打ちを喰らってしまった。
「熱いって!何がかな!かな!!」「な、何がって…悟史と詩音の話をだな……」「はぅ!?なんだ、詩ぃちゃんの話か~!」
「お茶がはいりましたよ~って何してるんですかあんた達」
横で申し訳なさそうにするレナをなだめて用意された皿に手をつける。
なるほど、少々甘さが強い感があるものの、
バニラの香りとシューの香ばしさがスパイスになってフォークもつい次を運ぼうとしてしまう。
甘いものが好きな女の子連中にはこれぐらい派手な味が受けるのかもしれない。
「はい、悟史くんっあーん」「あーん」
…って…人前で何をしているんだお前らあああぁああぁ!!!!
「何をって、いつもやってますよ。圭ちゃん見たことありませんでしたっけ」
「ない!!っていうか悟史!お前も男としてのプライドがないのか!?ちょっとは躊躇しろよ!!」
「むぅ…。あはは、つい……」
つい!?ついいぃい!!?言うに事欠いてついいいいいぃいい!!!!!?
「け、圭一くん……。あの、…」
「ん?何だレナ。俺は今この不甲斐無い人生の先輩に萌えの先輩としてだな…」
「羨ましいなら、……レナがやってあげてもいいんだよ、だよ」
なっ……なっ………なんだ!?数日前の魅音の件といい、俺の周辺で何故かまた変なゲームみたいなイベントが乱発してないか!?
いや、きっとこれはレナなりの冗談だ。うん。そうに違いない!よな、よな。
「ほら、圭一くんっあーん」
だめだあああぁ!!きっと俺は後で殺されるんだぜ、鉈とか釘とか包丁とか鋸とか…。
「あうー!!!僕の見てない所で何をしてるのですかーーーー!!!!」
ぎゃあああああああああああああああ!!!!………って、あれ、あ、なんだ…羽入か……。
しかしいつの間に遊びから戻ってきてたんだ。沙都子と梨花ちゃんはまだ遊んでるのか?
「ひ、ひどいのです…みんな…僕が無類のシュークリーム好きと知っているのに…あううううううううううううううううん!!!」
「お、おい!!」「むぅ、行っちゃった」「ちみっこたちのは冷蔵庫に残しておいてあるんですけど…」
ま、まぁいいか。そのうち戻ってくるだろう。ん?
「…圭一くん…酷いよ……魅ぃちゃんはズルしてもいいのに…レナはあーんもだめなんて…」
「は?ズル?一体何の話だ」
「詩ぃちゃんだって酷いよ!そうやってレナのこと嘲笑ってるんだよね!よね!!」
「えぇ!?な、何をどうしたらそういう話になるんですか!?」
まずい。非常にまずい。レナが変な方向にヒートアップしている。
何か非常にまずい気がする。レナが暴走するとかなりすっとんきょんな方向に話を進められそうな予感がする!
「どうせ魅ぃちゃんも詩ぃちゃんもおっぱいが大きいだけ!料理もお裁縫もレナのほうが上手なのに!」
「なっ…!?誰がおっぱい魔人ですって…?いくらレナさんでも言って良いことと悪いことがありますよ……」
売られた喧嘩は買う主義の詩音なんだから、そりゃぁ相手がレナでもきっちり買っちまうんだよな…。

349:妙足遊戯 ◆wseyYrBwtw
08/01/15 01:52:43 xlUumR2V
あーぁ、つまんないわぁ。
それにしても羽入のやつ遅いわねぇ。そろそろ帰ってきても………。
…………………………。
………なんか…今…上空を何かが…あうあう言いながら………。
いいのかしら、地元の神様が遥か彼方に飛んでいっても………。
まぁ、いっか。……いてもいなくても同じようなもんだし……。

「おっぱい以外に何があるのかな?お尻かな?あははは!!太ももならレナだって負けないよ!!」
「へぇ~?私のももはお姉ぇなんかの非になりませんよ~?くっくっく」
詩音が立ち上がって足を曲げつつミニスカートからむっちり感溢れる実物を見せ付ける。
肉付きが良いにも関わらず、きっちり体形管理をしているんだろう。メリハリのあるラインだ…。
落ち着け詩音。頼むお前ら落ち着いてくれ!落ち着いてくれ!!
「し、ししし詩音!?いくらなんでも人前でそういうことをしちゃだめだよ!!」
ぽかーんとしてた悟史もようやく危機感を察知したらしい…、が…人前以外ならしてるってことかそれは…。
「あははは!!レナの目には太っちょいだけにみえちゃうかな、かな!」
対抗してレナも立ち上がり、カモシカの様なすらっとした足を伸ばす。
ごみ山で養われたであろう健康的な脚力が容易に想像できる程の軽やかさ。
お、おうおう…どっちもどっちで、うん、なかなか………ってちがあああぁう!!!
「お前らいい加減にしろよ!!」「「圭(ちゃん)一くんは黙っててッ!!」」
盛り上がりすぎだろお前ら!?ドッキリか!?これは実はドッキリか!?
「くっくっく、レナさん。そこまで言うんなら決着をつけようじゃないですか」
嫌な予感。
「良い考えだね。ちょうど元気な獲物がいるし、でも詩ぃちゃんは慣れてるよね、ずるいんじゃないかな、かな」
獲物って…獲物って何だ…。一体何の獲物だ…。
「確かに、私のほうが圧倒的有利ですね。なら丁度良いですし足で勝負しませんか。私もまだしたことないんですよ」
ちょっと待て、詩音。その手錠はどっから出してきた!?おい!?おいッ!!?

「梨花~。いつまで休んでるんですの~!」
「あ、沙都子。おサボりバレちゃったのです。誤魔化しのにぱー☆」
「あら、羽入さんはもう帰ってしまいましたの?」
「みぃ。…足を擦り剥いたから詩ぃにマキロン付けて貰いにいったのですよ。さぁ!僕もおっかけっこするのです」
「次の鬼さんは山下君ですわよ~!」

350:妙足遊戯 ◆wseyYrBwtw
08/01/15 01:53:24 xlUumR2V
非常に…非っ常に信じられない状況だが、今の状況を整理しよう…。
俺はレナに、悟史は詩音に、手錠とチェーン付きの首輪を装着された。
そして、ズボン越しに、足で股間を弄られている……。
「先にイかせたほうが勝ちなんだよ、だよ」
「触っていいのは足だけです、触らなければ何してもいいですよ」
言って詩音はシャツのボタンを胸元が見えるぎりぎりまで外してチェーンを引っ張る。
あ、あの谷間を…あんな至近距離で…!?ぶ、ぶぶぶぶぶらっブラチラとかするのか!?するのか!?
「し、詩音、止めようよ!」「ごめんね、悟史くん。今日は吸い付いちゃ駄目ですよ~」「むぅ、むうぅ……」
す!?すすすす……!!?
「はぅ~。圭一くんはこっちに集中してくれないと勝負にならないよぅ~」
レナは必死に自分に適した攻撃法を探るが、胸を使う詩音は原始的ながら攻撃力は高い。
まさかレナにはあんな芸当できるはずもないからな。
「諦めろレナ、俺のせがれは多少のことではびくとも……」
「圭一くん!圭一く~ん!」
「ん?何だレナ。俺は今大事な萌え美学の話を始めようとだな…」
レナは食べかけのシュークリームをロックオンしたらしい。
指に濃厚なクリームを塗りたくって見せ付ける…。くりいぃむと、来たか…なかなか、わかってるじゃないか…。
「はぁうぅ~……まっしろで…べたべたしてて…かぁいいなぁ~…。お持ち帰りしていいかな、………かな?」
「さ、さぁ…ま、まぁ…いいんじゃ…ないか…」
「じゃぁレナがお持ち帰りしちゃうねっ…はむぅっ」
くわえやがった!!くわえやがった!?
一体そんなもんどこで覚えてきたんだ!!お父さんは悲しいぞおおぉおおッ!!!!!!
「レナさんもなかなかやるじゃないですか…!」「勝つためには手段は選んじゃいけないんだよ、だよ!」
悟史の方は視界が揺れる谷間に支配されるわ首輪で引っ張られるわで泣きそうな顔をしているが、
俺は断言しよう!くりいぃむの方が破壊力が高いぞ!!お前はまだマシだ!!
指をしゃぶしゃぶなめなめされながらでは、いくら拙い愛撫でもただ事ではなくなる…!
しかも足でされてるおかげで俺の目の前はレナの危ないスリットスカートで焦らされたままだ。
「ふっ、甘く見られては困りますね。私の手はこんなもんじゃないですから」
テレビのやつだろうか、詩音は机の上に転がっていたリモコンを手に取る。
…形状がやけに…太いっていうか…丸い……な…。
「うふふ、こんなに大きいの、はいりますかね?んっ…はんぅ………」
た、谷間に!!?そんなものまで挟めるのか!!?
「やめて詩音!!頼むから!!お願い!!」
何だあの胸は!?そりゃお前、おっぱい魔人って言われても仕方ないぞおい!!
「はううぅう~~!!圭一くん!!圭一くん!!」
「なっ!!!??」
………俺は今、幻を見ているのだろうか………
レナの足が芸術的なまでの軌道を画く。それはまるで流星の中を書ける彗星の如く…!!
そして、
そして………片足で……片足の指の動きだけで……俺のベルトを外し…チャックを振り下ろす!!!

351:妙足遊戯 ◆wseyYrBwtw
08/01/15 01:56:49 xlUumR2V
「あーぁ、熱早く下がっちゃったなぁ」
こんなんなら、私も一緒に雛見沢に行けばよかったな。
よし、圭ちゃんがこっちに戻ってくるまでにエロ本を買っといてあげないと。
あのエロ本、手で破いちゃったの話したら詩音凄い声出して吃驚してたし…。
圭ちゃん笑って済ましてたけど、実はものすごく怒ってたりするのかなぁ。うぅ~。
「な、なんだったらおじさんの生写真あげちゃってもいいんだけどー!?」
……なんて…あははははははははははは…。………もっかい寝よ。

「いやぁ、いくらなんでもレナさんがあんな足技の持ち主だったとは思いませんでしたよ~!完敗です」
「はうぅ~?レナももう夢中でやってたからよく覚えてないんだよ、だよ…そんなに凄かったのかな、かな…」
あ、あぁ…凄かったぞ…すごか…ぐおぉお………。
「し、詩音。首輪はもう外してくれてもいいんじゃないかな…」「拒否します」「むぅ……」
結局勝負はレナの圧勝。詩音ですら吃驚して、出し入れしていたリモコンを落としたぐらいだ。
あの足技はきっと人知の領域ではない。足に寄生虫を飼ってるんだ、きっと。
「レナが勝ったんだから、詩ぃちゃんは罰ゲームだよ、だよ」
「え!?」
レナが"あの"足の指を、まるでスケベオヤジの手のようにわきわきとさせながら詩音に迫る。
「はぅぅ~おっぱい魔人かぁいいよぅ~!!おもちかえりいぃい~~~!!!!」
「え!?ちょっ!?いやです!!ちょっと!!助けてください悟史くん!」
「むぅ……。詩音、それは自業自得って言うんだよ…」
うむ。同情の余地は全くないな。
「いやああああああああああああああぁぁあぁ!!!」

fin
どうでも良い話だけどログ見やすくしてくれた人サンクス。
以後ログ入れるとき参考にします。

352:名無しさん@ピンキー
08/01/15 02:22:25 erkl77j+
ぜひ本番を

353:名無しさん@ピンキー
08/01/15 07:34:21 Vm+E0kfp
サトシオンの方GJです。
リモコンパイズリもたまにはいいよね。

354:名無しさん@ピンキー
08/01/15 12:42:47 MPR5czNH
クララ☆様来たあああああぁぁーーーーー
虜になりつつある自分が恐ろしい…

355:名無しさん@ピンキー
08/01/15 15:13:40 1i3F4J6n
サトシオンしか書けないだと?
全くけしからんな…本当にもう!最高だ!GJだ!

356:名無しさん@ピンキー
08/01/15 15:28:05 erkl77j+
普通に圭レもできそうな感じだけどなぁ

357:名無しさん@ピンキー
08/01/15 22:03:49 Dg4epvas
われわれには悟詩分が足りていない。

358:名無しさん@ピンキー
08/01/15 23:31:44 Vm+E0kfp
サトレナだろ・・・・・・・

359:名無しさん@ピンキー
08/01/15 23:35:09 erkl77j+
沙レより圭沙読みたい

360:名無しさん@ピンキー
08/01/15 23:43:07 cWXITqQf
詩魅とレナ様全員お持ち帰りが足りない・・・
サトレナか・・・サトコレナなら見てみたいな・・・
俺はいつまでも待つぜ・・・

361:名無しさん@ピンキー
08/01/15 23:48:40 s2RggO0r
詩魅のラブラブ仲良姉妹モノってなかなか無いよな
姉ちゃんしてる詩音と甘える妹魅音ハァハァ

362:名無しさん@ピンキー
08/01/15 23:59:13 jxyn94Fv
俺は圭悟がよみてえんだよおおおおおおおおおおおおおおお

363:名無しさん@ピンキー
08/01/16 00:05:56 YNgt1s0k
>>358
それは悟史レナなのか? 沙都子レナなのか?

364:名無しさん@ピンキー
08/01/16 00:12:54 RTRj2mL8
流れを読まずに申し訳ないが最近の圭レナの少なさに
ついムラムラっとして書いた自給自足用圭レナ投下。
一応「レナにヨーグルト」の続きのつもり。

目標が「えろなしでえろい」なのでエロ少な目ですが
お暇でしたらまったりヨーグルト食べながらでもどうぞ

365:名無しさん@ピンキー
08/01/16 00:13:57 RTRj2mL8
レナから確かな返事を貰った事でさっきまでの乱暴な気持ちは消えていた。
寧ろお互いの初めてだったであろう口付けを無理やりにしてしまった事を後悔する気持ちが
今更だが湧き上がってくる。
「・・・なぁレナ・・・ごめんな。」
「・・・なにが?」
「いや・・・レナも初めてだったんだろ、その・・・キスするの。
 それなのに俺、突然強引に――」
と、そう言い掛けた圭一の口にそっとレナの人差し指が当てられる。
驚いた圭一が申し訳なさから俯いたままだった顔を上げたそこには、
少し不機嫌そうな色を浮かべたレナの瞳があった。
「圭一くん。・・・・・・・何の話?」
「・・・へ?いや、だからさっき・・・!」
「・・・レナは圭一君が謝らなくちゃいけないような事、何もされてないよ。
 ・・・圭一くんは、レナの口に付いてたヨーグルト取ってくれただけだもんね?」
「・・・・・・・・ぁ。」
その瞳には、既にさっきまでの気が利かない俺に対しての不機嫌そうな色はどこにもなくて、
変わりに悪戯を仕掛ける直前の様な、どこか楽しそうな色が含まれていた。
それを見て漸く俺はレナの意図を理解する。
「・・・・・・俺ともあろう者がレナに余計な気遣わせちまったな、・・・悪ぃ。」
何となく照れくさくなって、こつんと軽く額を合わせる。
ほんとにね、とレナが可笑しそうに笑うものだから、つられてこっちまで可笑しくなってきて
暫くは額をくっつけあったまま二人してくすくすと笑っていた。

「・・・・レナ・・・。」
「・・・、ん・・・。」
そうしてその笑いが落ち着くのを待って、俺はそっとレナに今度こそ「初めて」のキスをする。
1度目は触れるだけのキスを。
2度目は少しだけ角度を変えて。
3度目にその柔らかい唇を甘噛みすると、少しだけその口が開いた。
レナとしては単に息継ぎの動作なのだろうその動作が、自分から見れば誘っているようにしか
見えなくて・・・思わず生唾を飲み込む。
むくむくと湧き上がってくる乱暴な衝動を軽く深呼吸する事でなんとか抑え付けて、
そっとレナのそこに舌を這わせると、舐め上げられるその感触にレナの体が一瞬震えた。
・・・・さっきの様に、レナが怖がらせる様なことはもうしたくない。
自分が出来る限りのゆっくりさで口内に侵入し、レナの舌を探り当てる。
おずおずとではあるが、レナの方からも俺の動きに応えてくれた。


366:名無しさん@ピンキー
08/01/16 00:14:43 RTRj2mL8
「・・・けぇ・・・ぃち、く・・・はぁっ・・・・」
・・・一方的なキスと、お互いが求め合っているキスとではこんなに違う物なのか。
あまりにも気持ち良過ぎて、何よりレナと気持ちが繋がっている今の状態が幸せすぎて
情けない事に上手く息継ぎが出来ない。
大した時間も経たない内に苦しくなって、ぷは、と唇を離した瞬間思いがけない事が起きた。
レナが俺の首に手を回して、うなじから後頭部へと手を差し入れたのだ。
「・・・・っ!!?」
その柔らかいけれど熱いような冷たいような不思議な温度に、俺の襟足が掻き上げられる感触に
ぞくぞくっと一気に何かが背筋を駆け抜けていき、急激に俺の体温が上がっていく。
と、突然ぐいとレナに引き寄せられる。
未だに熱に翻弄されている様子の俺を間近で見て、レナはうっとりとした・・・恍惚としか言い様のないようなの表情で一度だけ息を漏らした。
俺の耳元に掛かったその息は、思いのほか熱く濡れていて・・・・俺をもうどうしようもない気持ちにさせる。
「ぁ・・・ね、圭一くん・・・。」
「ん・・・何だ・・・・?」
「・・・圭一くんのお口の中、まだ一杯ヨーグルトついてるかな、・・・かな。」
「・・・・・・。」
「・・・ふ、っ・・・!」
今度は何も答えずにレナの唇に噛み付く。
レナの舌の動きはさっきより幾分か大胆になって、まるで本当に俺の口の中にあるヨーグルトを舐め取っているかの様にくちゅりくちゅりと音を立てて隅々まで舐め取り啜っていく。
そうしてまた暫く経ってから口を離す。
だけど・・・まだ、まだ全然足りない。
「・・・、はっ・・・はぁっ・・・!・・・・な、レナ。」
「・・・ん、・・・まだついてる・・・?」
「・・・あぁ、・・・俺は?まだついてるか?」
「・・・あは・・・全然足りない、よぉ・・・ぁふ・・・っ」
・・・ヨーグルト云々は只の口実なのだとお互い分かっている。
だけど今の俺とレナにはそれが必要だったし、今更やめるのも無粋だと思われた。
「けぇいちく・・・、んっ、・・・もっとこっち来て・・・?」
「・・・ん、分かってる・・・。」
深い口付けを一旦やめ、単に触れるだけの軽いキスを繰り返しながらレナの求めるままに体勢を変えていく。
今までレナの顔の両脇で腕立て伏せをする時のようについていた掌を今度は両肘でつく形へ。
そうしてより一層近くなった身体をぎゅっと抱きしめると、レナは嬉しそうに笑った。
その声に誘われる様に、レナの肩口に埋めていた顔をあげ覗き込む。
・・・レナの柔らかく細められた瞳の中には、今のレナと似たような表情を浮かべている自分の顔が映っていて、・・・何故だかはわからないけど、無性に泣きたくなった。
レナも同じ様にその事に気付いたのだろう。熱に浮かされたように潤んでいたその瞳が
一瞬揺れたと思った刹那、今度はレナの方から縋る様に抱き付いてきて、俺を求める。
それに応えて再度口付ける。この気持ちをぶつけ合うために、更に深く、もっと奥へ。


367:名無しさん@ピンキー
08/01/16 00:21:17 RTRj2mL8
最後に俺が一啜りして僅かに口を離した時、お互いの口へと結ばれた糸は
レナによって舐め取られた。
それは俺がしたかったのにという意味を込めて視線をやるが、それを見たレナが楽しそうに、
…本当に幸せそうにクスクス笑うので、嬉しい反面何だかちょっと悔しくなってくる。

…ここでさっきの如く一緒に笑い出すとまた振り出しに戻りそうだしな。
そろそろ俺がリードして始めても良い頃だろう?

「ふふっ、圭一くんかぁいい…って、はうぅっ!?」
未だに笑い続けるレナの首筋から鎖骨にかけてを舌で辿ると、途端にレナの体がびくんと跳ねた。
「…ほらほら。さっきレナがカップごとひっくり返したから口だけじゃなくて身体中
ベトベトじゃねぇか。俺が綺麗にしてやるよ。・・・原因は俺な訳だしな?」
「んっ、圭一くっ…!」
レナの制止の声も聞こえない振りをして、そのまま舌を滑らせ下降していく。
パジャマは着たままであるが、季節は真夏。
当然通気性の良い薄い素材で出来ているし、その上ヨーグルトによって湿ったパジャマは
レナの上半身殆どの部分にぴったりと張り付いてしまっている。
そのパジャマの中にスルリと片手を差し込んで軽くブラジャーを引っ張ると、
汗のせいなのかヨーグルトのせいなのか(両方なのだろうが後者が大部分であろう)
ぬるりとした感触と共に思いのほか楽にずり下げる事が出来た。
そしてそのままブラジャーを下げた手で直接胸を揉みしだき、
同時に口で服の上からその先端に吸いつく。
「っ、は…ふあぁっ!!?う、動かさないで…あぁっ…!!」
俺が軽く甘噛みしたり舌で突くことでそこが濡れた服の生地で擦れるのだろう、恥ずかしさからか今まで声を抑えて吐息しか漏らさなかったその口から甘い声が上がる。

普段のレナからは想像できないその声に酔い、衝動に任せて夢中で愛撫を続けていると
ふと床に肘を着けていた側の手首に軽く何かが触れる感触がした。
今までシーツを硬く握り締めていたレナの手。
その小さな手に俺の手首は握り締められたままレナの口元まで運ばれて…にゅるっ。
「…、うおぉっ!!?」
「…あはっ…、交代。今度は…レナが圭一くんを綺麗にしてあげる番かな、・・・かな。」
そう言い終わるか終わらないかの内にレナは再び俺の指を舐め上げた。
しかもただ舐める訳じゃない。一本一本丁寧にゆっくりと、先端なんかは唾液をたっぷりと
絡ませた舌で爪の中までねっとりと嬲られる。
その途中、俺が指と指の間を舐められることに弱いと気付いたレナは、それはもう
楽しそうな様子でそこを重点的に攻め立てた。
「…はぁっ…はっ…!れ、レナ、もう俺…!」
「ふふっ、圭一くんかぁいい…でもまぁだ。もうちょっと我慢して…?」
急激に真っ白になっていく思考に焦り、レナに交代を促す物のあっさりと流される。
主導権を取り戻すため、勝手にレナの弱い部分への愛撫を再開しようかとも思ったが・・・
レナの俺の手首を掴んでいる手とは反対の手がさっきからずっと俺の首筋や耳の辺りを
触れるか触れないかの加減で撫でていて…。
元々くすぐったがりの俺に、それはこの状況で恐ろしい程の快感に摩り替わっている。
レナは知っててやってるのか無意識なのかは分からないが…兎も角。
大体この体勢が不利なのだ。
組み敷いてる側の俺はレナを潰さない様に、必ずどこかで身体を支える必要があるので
必然的に使える部分は決まってくる。けど、下のレナにはその必要がない。
つまりレナが下から攻める立場にある場合、俺は縛られた状態の束縛プレ…
…やばい、自爆だ。打開策を見つけるつもりが逆に興奮してきてしまった。
取り合えず一度無理やりにでも身体を離して…っ!!


368:名無しさん@ピンキー
08/01/16 00:22:54 RTRj2mL8
中々に纏まらない思考で漸くそこまで考えた時。
にゅる。
…新たな感触と共に、嫌な予感がした。
今まで舌を這わせ、軽く吸うの繰り返しだったレナの愛撫に、また違う動きが加わったのだ。
指を何本か纏めて、出し入れする。
「…れ、…」
「ん、ふっ…ぷはっ…!」
にゅるにゅるっ、くぷっ、にゅくっ
ピストンを加える度、レナの口内に溜まっていた唾液と舐め取った白いヨーグルトが混ざった
どろりとした液体が口の端から滴り落ちる。
その光景はまるで、今俺とレナがしている行為の最後に位置するものそのもので。
…また無意識に喉が鳴る。眼を、逸らすことが出来ない。
だが唐突に、一際強く吸われる感触がしたと思った瞬間、レナは俺の指を口からゆっくりと
引き抜いた。
俺の指は名残惜しいとばかりにレナの口から例のとろりとした蜜で線を引く。
それを見たレナは眼を細め、俺に見せ付けるかの様にまたそれを舐め取った。
そうして未だに固まったままの俺に、妖艶な微笑を向けたまま、唇の動きだけで告げた。
…「交代」、と。


369:名無しさん@ピンキー
08/01/16 00:28:41 RTRj2mL8
以上です。
攻めるレナが書けたので満足しました。続きは各自脳内で。
その時はヨーグルトを舌で転がしながらやると良いと思うんだ…!

前回アドバイスをくれた方、保管庫に入れてくださった方、
そして読んでくださった方有難う御座いました。

370:名無しさん@ピンキー
08/01/16 00:30:50 DCCaeOU9
( *゚ω゚)=3 これはエロい!!!>>369さんGJです!また圭レナ期待しちゃいますよハァハァ

371:369
08/01/16 00:35:03 RTRj2mL8
あと前半部分の「…」が「・・・」になったままでごめんなさいorz
わざわざアドバイス貰ったのに学習できてない自分に絶望した(´・ω・)

372:名無しさん@ピンキー
08/01/16 01:04:11 3+o651pJ
こいつぁエロいっ!!
脳内補完というのが辛いような、妄想を刺激して楽しいような……。
とにかく、レナがかぁいかった。GJ。

373:名無しさん@ピンキー
08/01/16 01:21:45 8nVztTRx
レナかぁいいなぁwGJです!

374:名無しさん@ピンキー
08/01/16 09:10:49 jNWULkD3
>>351 >>369
これでこれからも生きていくことができます。
ありがとう

375:名無しさん@ピンキー
08/01/16 09:16:49 AtxawPlc
>>369 GJ
ヨーグルト食いながら読んだよ
自分で自給自足できる人がうらやましい

376:名無しさん@ピンキー
08/01/16 14:41:17 tf1XfcEF
>>369
GJ!
本番もないのにエロすぎる(´Д`*)

377:名無しさん@ピンキー
08/01/16 17:17:15 j2ywEUAh
うおおおおおおお来いよォオオオォ!!
職人が書いたSSで萌えたいヤツから前へ出ろよォオオオオ、
うをおおおおおおおおおおオオオォオオオォオッ!!!

378:名無しさん@ピンキー
08/01/16 17:32:08 UDBtI+mg
>>377
ワロタw

379:名無しさん@ピンキー
08/01/16 18:07:06 8nVztTRx


380:名無しさん@ピンキー
08/01/16 19:04:16 2LDcN4gX
同人板に書かれてた

381:名無しさん@ピンキー
08/01/16 19:04:37 2LDcN4gX
同人ゲーム板だった…

382:名無しさん@ピンキー
08/01/16 19:42:32 EBNqs+ds
うみねこやればいいと思うよ

383:名無しさん@ピンキー
08/01/16 19:50:34 EBNqs+ds
URLリンク(wiki.fdiary.net)

384:名無しさん@ピンキー
08/01/16 21:19:10 1WIvrgFC
なんか急に思いついたのが
羽入×鷹野
羽入×悟史
葛西×茜

神求ム

385:名無しさん@ピンキー
08/01/16 21:26:17 m6LxmQfp
(;^ω^)

386:名無しさん@ピンキー
08/01/17 07:53:56 PHBujFjk
羽入×悟史
は無理だろ……面識が無いしな

387:名無しさん@ピンキー
08/01/17 08:54:45 io2TLB2z
梨花+羽入×悟史ならイケる気がする

388:名無しさん@ピンキー
08/01/17 09:25:36 Y71Lhlq5
寧ろ悟史と面識の無い圭一と羽入が、意識を取り戻した悟史を囲むみんなの空気を壊さないように
部活メンバー総員でするハズのお見舞いから次第に席を外すようになってですね、お見舞いの時間は二人で一緒にエンジェルモートとかに行くようになって…
しまいにゃ一つのシュークリームを二人で食べる仲にあぅあぅ

389:名無しさん@ピンキー
08/01/17 10:34:47 uGraijgQ
478 :08/01/17 06:37:54.19 ID:R+0j4w6n0
「……悟史くん………!」
二年ぶりに目覚める少年を目にし、詩音はうれしさで頭が真っ白になっていた。
これほどまでに待ち望んだ日が来た現実。あの日、過酷な事実を知ったときの現実…すべてが収束する。
「悟史くん、悟史くん、悟史くん…!聞こえますか?聞こえますかっ?!」
「う………っ…うう……」
悟史の体は本調子でない。そう判断した詩音はとっさに病室を出る。
監督を呼ばなきゃ。ここまで来て悟史くんがまた倒れたりしてはいけない。そう思ったがための行動だった。
――


「驚きました…!!まさか本当に回復してしまうとは…」
その声は、病気の後悔を知る者にしか出せない重みがある。
「悟史くん、お久しぶりです!!」
「う、うん……おはよ、魅音…」
寝ぼけているのか、私と魅音を間違えてしまったようだ。監督に目で合図をする。

「悟史君が意識を取り戻して本当によかった。
悟史君が病気と闘っている間、ずっと『魅音』さんがつきっきりでいてくれたんですよ」

あれ。監督、それ、違いま―「そっか。ありがとうね、魅音。」違うよ、私は詩音だよ…と言おうとすると、

「ええ。毎日病院に来てくれたんですよ。…雨の日も、雪の日も。
……だから、悟史君は魅音さんに精一杯感謝してあげてください」
入江の屈託のない笑顔が、詩音にはとてつもない畏怖の対象に思えた。
そう…その時から既に詩音の運命は決まっていたのだ。

390:名無しさん@ピンキー
08/01/17 11:50:59 HegjI9Nm
>>388
>一つのシュークリームを二人で食べる仲にあぅあぅ
ポッキーゲームみたいなのを想像して勃った

391:名無しさん@ピンキー
08/01/17 13:38:42 FZ/6+o/R
一方病室では悟史レナ魅音沙都子梨花で5Pが始まった

392:名無しさん@ピンキー
08/01/17 14:55:29 KhZ1DgSE
そしてまた一方圭一は大石冨竹赤坂と4Pを繰り広げていた。

393:名無しさん@ピンキー
08/01/17 15:52:45 VaAWxf+N
>>388
いじらしいな。圭一もあぅあぅも

394:名無しさん@ピンキー
08/01/17 16:26:02 nPyXFt9c
羽入は悟史に会うべきだろ

395:名無しさん@ピンキー
08/01/17 20:09:25 j93rV6eg
自分の好みのタイプで作調が決まるのかもな

ちなみに俺の好みのタイプは沙都子のような性格の女で。

396:名無しさん@ピンキー
08/01/17 20:34:44 io2TLB2z
>>389がよくわかんないんだけど
どゆこと?

397:名無しさん@ピンキー
08/01/17 20:39:58 WLSNGlnK
入江×詩音の前フリだろ

398:名無しさん@ピンキー
08/01/17 22:20:57 tWMWxE8L
詩音「はっ!夢か……」
入江「どうしました?」
詩音「悟史君が目覚める夢を見た」
入江「まぁステキ」

399:名無しさん@ピンキー
08/01/17 23:30:13 nPyXFt9c
>>389は悟史が魅音と結ばれるために詩音を利用するとかどうとか

400:名無しさん@ピンキー
08/01/18 00:09:53 Ml2+plbb
そしてちゃっかり詩音もいただくと

401:名無しさん@ピンキー
08/01/18 00:29:45 nzoNa4FK
悟史が当初の予定どおりに綺麗なジャイアンで各能力が低スペックだったらこんなにカプにされることもなかっただろうな……
竜騎士にデザイン変更させた世間(同人)のイメージって本当に偉大だ
サトシスキーとして尊敬に値します

402:名無しさん@ピンキー
08/01/18 02:43:26 9yu8gu4K
              _____
          _,/. . . . . . . . .  ̄ヽ、
         /. . /. . . . . ._._. . . . . . . ..\
        /. . . . .|. . . . \ . .\ . . .\. . ハ
       //. .| . .l . . . . . .ヽ . . ヽ. . . ヽ\!
      /;;;;;;|、. ヽ. .ヽ . . . . . . }. . . .} . . ..',;;;;;\
      /;;;;;;;;|. 丶_,>ヘ . . . . .メー- 、!. .l. . l;;;;;;;;;ヘ シュークリームよりも……け、圭一が欲しいのです…あぅぁぅ
      |;;;;;;;;;ゝ、.´ヘィ==、ヽ,. ./y===、. . |. .|;;;;;;;;;;;;|
      |;;;;;;∧. . .|〈弋_リ  ソ. 弋_リ 〉./. /ヘ ;;;; |
      ヘ;;;;{ .ヽ. .ヘ ー  ,   ー イ././..!. .};;;/
      ヾゝ へ._._>//  ,、 ///∠イ. . .| /イ
          |. ..ヽ、       イ | !. . . l. . .|
          /. . . . . .≧ァ ' _,/ >, . .l. . .!
           /. . r ''"¨/ /! /  /  `丶、. .!
        /. . .r|   l i/ /    , -=、ヘ\ _,ノ
        /. . .イ゙〉

403:名無しさん@ピンキー
08/01/18 04:53:19 xA5FWdNc
化け物

404:名無しさん@ピンキー
08/01/18 07:19:52 obvC+xs8
最近悟史信者が増えてきたな…

405:名無しさん@ピンキー
08/01/18 07:57:23 ORuVuS+W
圭一だけでは六人も女子を扱えません。


406:名無しさん@ピンキー
08/01/18 08:51:56 KAS0i5Jm
纏めては無理だが個別になら

407:名無しさん@ピンキー
08/01/18 09:42:05 ORuVuS+W
一番エロそうな女子はレナ
奥手そうなのは詩音、沙都子

408:名無しさん@ピンキー
08/01/18 13:42:40 xA5FWdNc
詩音>>>梨花>レナ>魅音>>>沙都子
だろ

409:名無しさん@ピンキー
08/01/18 14:09:19 dJKcHDch
>>408
それはエロそうなのか奥手そうなのか

詩音は圭一と悟史でずいぶん態度違うから迷うな
ちょっと気のある相手には大胆だが、本命には奥手

410:名無しさん@ピンキー
08/01/18 14:17:38 xA5FWdNc
悟史にもかなり大胆じゃないか?

411:名無しさん@ピンキー
08/01/18 15:47:36 CwSnANWV
確かに。悟史の手をつかんで自分の胸をもませてたしな。

412:名無しさん@ピンキー
08/01/18 16:44:26 dJKcHDch
そんな場面あったのか
しばらく目明しやってないからな

梨花は床上手のイメージがあるな
百年のループ経験のせいか

413:名無しさん@ピンキー
08/01/18 17:27:37 xA5FWdNc
っていうか耳年増なイメージ
沙都子は無知、魅音はウブ
レナは妄想世界で圭一とあれこれしてる

414:名無しさん@ピンキー
08/01/18 17:29:41 ysmcelI4
羽入は割りと簡単にやらせてくれる

415:名無しさん@ピンキー
08/01/18 17:52:35 d+cnUY9g
>>404
何か問題でもあるのか?

>>411
え、そんなシーンあったっけ?
あったとしたらどこじゃ?

416:名無しさん@ピンキー
08/01/18 19:01:41 xA5FWdNc
保管庫のなんだあれ

417:名無しさん@ピンキー
08/01/18 21:11:51 ZAlW+9et
知恵先生だろ
ああいうタイプはすべからく淫乱

418:名無しさん@ピンキー
08/01/19 01:12:45 XllQE+cz
639 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/16(水) 20:15:52 ID:WmQhPUgC
賽殺し編で梨花は轢かれて死んだはずなのに戻ったら死んでなくて入院してたってどうなってるんだ
戻った後の世界は祭囃子編後の世界とも違う世界なわけ?

641 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/16(水) 20:41:11 ID:WmQhPUgC
じゃ、やっぱ別の世界なんだ、元の世界では頭がつぶれて死んだはずだしな
ということは祭囃子編後の世界ではやっぱり梨花は死んでいて鷹野は梨花が死んでも
誰も発症しないことを聞かされて診療所の病棟のベッドで悶絶してるんだろうかw

419:名無しさん@ピンキー
08/01/19 01:56:42 LaYOqu4j
何故賽殺しの世界が本物だと信じれるのか

420:名無しさん@ピンキー
08/01/19 10:58:57 gOv7q6K1
羽入が見せた夢としたら悪質すぎる

421:名無しさん@ピンキー
08/01/19 14:02:33 LaYOqu4j
頭が潰れて死んだというのは悪魔で羽入からだしな。

422:名無しさん@ピンキー
08/01/19 17:38:10 4QKaSDTl
話は変わるが、どこかのサイトにサトシが目覚めて、
圭一が自分の居場所が無くなるっていうSS探してるんだけど
そのサイトどこだったけ?

423:名無しさん@ピンキー
08/01/19 19:23:05 hN6igeVE
ひなものじゃね

424:名無しさん@ピンキー
08/01/19 22:58:50 4QKaSDTl
>題名が分からない

425:名無しさん@ピンキー
08/01/19 23:53:43 9Iut4Y1C
>>424
あー、そういえば去年の春頃に宣伝していたのがいた気がする。
悟史が帰ってきて、圭一が居場所無いに感じていじけているところに、圭一
が傷付けた幼女とその家族がやってくる……みたいな話だっけか?
それなら確か雛物だ。
生憎、自分も題名は覚えてないのだが。

426:名無しさん@ピンキー
08/01/20 00:43:12 D6cNEFyE
(・3・) 今年もおじさん飛ばすよ

なぜ魅音は大人気なのか?
スレリンク(gameama板)

427:名無しさん@ピンキー
08/01/20 01:05:34 r96x1glb
レナシオでおっきした。自分がMだと知った夜。

428:名無しさん@ピンキー
08/01/20 01:39:00 QaVJ1b1t
レナシオでアクセスカウンターを作品に付けられると知った朝。

429:名無しさん@ピンキー
08/01/20 07:21:59 TXNzXFDg
>>425
そうそう、それ。
だれか、覚えてないかな

430:名無しさん@ピンキー
08/01/20 10:08:42 VTBMGHmh
>>429
見付けた。これだろ?
「ぴーと」作:罪曝し

431:名無しさん@ピンキー
08/01/20 11:18:14 iPoySvu3
正直ここで聞く話じゃない

432:名無しさん@ピンキー
08/01/20 12:08:49 TXNzXFDg
>>430


433:名無しさん@ピンキー
08/01/20 20:38:05 AYyNe8zX
キボンヌリスト

・魅音搾乳SS(圭一の朝はレナ乳からはじまる)
・中学生レナ孕ませSS(*結末はボテ腹)
・梨花のハラワタにドピュドピュ(梨花はかろうじて意識ありの状態で)
・沙都子、キモヲタに輪姦されるSS
・詩音×葛西の純愛SS

434:名無しさん@ピンキー
08/01/20 20:57:25 AYyNe8zX
すまない、訂正。魅音乳だ。別にレナ乳でもおk

435:名無しさん@ピンキー
08/01/20 21:21:21 l7PrTm3o
>>433-434
URLリンク(www2.ranobe.com)

436:名無しさん@ピンキー
08/01/20 21:30:12 /EdhAv7P
はいはい

437:鬼隠シ ◆wseyYrBwtw
08/01/20 22:44:37 jrWX3hKi
お忙しい時期なのか中々投下がないようなのでまた一つよろしいでしょうか。
珍味、甘味とくりゃ次は苦味かー!?ってことでやってみた。
「鬼隠シ」 (サトシオン)※れいーぷ注意
一応何で鬼隠し編で詩音の乳揺れがないんだダラスがという妄想の産物。
なんでわざわざサトシオンでれいーぷなんだと言われそうですが
それはサトシオンしか書けない無能故なのですよ。にぱー☆

438:鬼隠シ ◆wseyYrBwtw
08/01/20 22:46:20 jrWX3hKi
いつ彼女と出会ったのかは知らない。
友達がある日二人に分裂したなんてわけの分からない解釈が一番しっくりくる。
一人は学校に。一人は興宮に。
最初は偶に話が噛み合わないだけだった。
いつからかそれは些細な違和感を育んで分裂した。
もしかしたらただの二重人格なのかもしれない。見た目で見分ける方法はなかった。
口癖、話題、仕草。ほんの一瞬の違いで分裂して、僕の前に現れる。

「私、缶詰だけは苦手なんですよ。…何笑ってるんですか!?真剣なんですよ!?」
興宮に来ることが多くなったのに気づいたのはつい最近だった。
興宮に来れば家から逃げられる。沙都子から逃げられる。魅音に会える。
「ありがとう魅音。魅音がいると買い物が本当に楽で助かるよ」
「悟史くん。…もしかしておじさんが見つけるの狙って公園にいません?」
「…むぅ。そんなことないよ」でも半分ぐらい正解。
どう言えばいいかわからないから、頭を撫でて伝える。
僕が頭を撫でると魅音はとても嬉しそうな顔をする。
それが嬉しいから僕もよく魅音の頭を撫でる。

人の頭を撫でる癖は沙都子のせいですっかり身についた。
我侭を言ったり、駄々をこねたり、泣き止まなかったり、そんな時に便利だったから。
大人との付き合い方しかまともに分からない僕は、
いつの間にか自分より少しでも小さい相手にはそれでしかコミュニケーションを取れなくなっていた。

「さ~とっしくん♪」「…むぅ…」
でも、僕の頭を撫でるのはたった一人だけ。それは些細で、大きな違和感。

439:鬼隠シ ◆wseyYrBwtw
08/01/20 22:47:05 jrWX3hKi
悟史くんの事を知れば知るほどに私の心臓は締め上げられる。
苦しむ彼の手助けなど私には出来ないことは明白だった。
園崎詩音。何も出来ない詩音。私なんて、寺の中で息を潜める事すら出来なかったのだ。
全身に湧き上がる憎悪感は時折不快なデジャブを伴う。
「ねぇ詩音どうしたの?何があったのさ?なんでそんなに悟史のこと聞きたがるの?」
「別に良いじゃないですか。単に娯楽がなくて退屈してるだけです」
これは俗に言う第六感的な覚醒だろうか?
悟史くんに更なる不幸が襲う予感。…私には…何も出来ないのか。
「…わかってるよね?婆っちゃが詩音のこと睨んでるって。私何回言った?」
「……上等じゃないですか。次の綿流しで消えるのは私かもしれませんね」
「なんで…そんなこと言うのさ…」
私に出来ることを教えて欲しい。そのヒントすら私の目の前には姿を見せない。
仮に私が園崎家に間引かれることがあっても、その先に悟史くんの笑顔があるなら構わない。
「………悟史…最近バイトばっかりしてるよ」
「バイト?…悟史くんが?」
悟史くんの家はあまり裕福な環境でもないことは既に聞いていた。
でも悟史くん本人から金に困ったような話は一度も聞いた例がない。
「沙都子のためだよ。綿流しの何日か後が誕生日でね。縫いぐるみを渡したいんだって」
悟史くん…。何考えてるの。そんな余裕なんてないぐらい追い詰められてるくせに…。
「興宮のおもちゃ屋でさ、でっかい熊の縫いぐるみ置いてある店見たことない?」
縫いぐるみって言うのは見た目の割りに結構値の張る物だ。
大きい物になればなるほど、子供の手に負えるような買い物ではなくなる。
今頃から綿流しまでの日数で考えれば…最悪…小遣い稼ぎのレベルじゃ間に合わないだろう。
「お姉ぇ。伝言頼まれてください。明日すぐに伝えて、返事も出来るだけ早く私に連絡してください」

案の定、悟史くんは予約することも思いつかずに、
いつ買われるかという不安でいっぱいだったらしい。
バイトの帰りにわざわざおもちゃ屋まで寄って見に行くというのだから可愛すぎる。
悟史くんの代わりに予約しとこうと試みたが、どうもあの店のじいさんはボケてて話にならない。
できれば避けたかったのだが、私は葛西に借金をすることにした。
私がぬいぐるみを購入しておいて、彼の給料日まで預かっておけば、
もしそれが些細なものであっても、彼の不安に貢献することができる。

440:鬼隠シ ◆wseyYrBwtw
08/01/20 22:47:56 jrWX3hKi
「えっと、これで…足りるかな?」
「給料袋そのまま持ってきたんですか~!?本当、変な所は豪快なんだから」
中身を確認して電卓を取る。
日ごろ小銭を貰わない様にしてたのが仇に成るかと思ったが、ラッキーなことにお釣は丁度用意できた。
「こんな高い物預かってもらってごめんね。大変じゃなかった?」
「あはは、まぁ資金はちょっと借りちゃったんですけどね~」
悟史くんにお釣を渡すと彼は確認もせずにお財布に入れてしまった。
お人よしというか…無用心というか…相変わらず彼らしい。
………綿流しの日の叔母殺しは…やはり彼ではないのだろうか。
魅音からは彼がずっと険悪な顔をしていると聞いていた。
今日の彼の軽やかな笑顔を見ていると、一件で落ち着いてるのは明らかに見える。
「あ、良かったら車でおうちまで送ります。それ自転車じゃ持って帰れませんよ」
「むぅ…そっか…うっかりしてたよ」

葛西の出で立ちを見て悟史くんは一瞬吃驚していたようだった。…無理もない。
「彼は葛西です。私のボディーガードみたいなもんで、縫いぐるみのお金も彼に借りたんですよ」
縫いぐるみの一件の協力者と聞いて安心はしたらしいが、
ボディーガードという部分がよくわからないようだ。
雛見沢に入る直前の山道で葛西は車を止める。
「悟史くん…あの…少し、お話したいことがあるんです」
葛西は大きく咳払いをして車のラジオをつけた。
ここから先、葛西は何も聞かない。何も見ない。
「ん?どうしたの魅音?」
「ちょっと、外でお話できますか?」
車から悟史くんを連れ出して葛西には何も知られないように林の奥へ進む。

私の今までの行動は、明らかに、園崎本家の逆燐に触れるものだ。
今年のオヤシロ様の祟りは既に下された。なのに鬼隠しはまだ、実行された様子がない。
私は本気で、鬼隠しを恐れ始めていた。
園崎の名を穢す者を、例のオヤシロ様が見過ごすものだろうか。
私がもし、鬼隠しにあったら。それは他の鬼隠しとは全く違う。
私の存在そのものが鬼隠しされるのだ。
だから、せめて、……。
「私、魅音じゃないんです」
「…え?」
「魅音の双子の妹の、詩音です。…ずっと魅音のフリしてました」

441:鬼隠シ ◆wseyYrBwtw
08/01/20 22:48:23 jrWX3hKi
「………」
悟史くんは黙り込んでしまった。
まぁ普通の人間ならいきなり双子で~すとか言われても混乱する。
「うち、決まりがあるんです。双子が生まれるのは好ましくないことだって。
だから、私がいるのって不都合で…村の方では私のこと、お年寄りぐらいしか知りません」
「………」
「ただ…、悟史くんには私のこと…知ってもらいたくて…ひゃっ」
悟史くんの暖かい手が私の頭を撫でた。
「しおんって言うんだ…えっと、こんにちわ」
悟史くんの笑顔が眩しい。この笑顔のためだったんなら、もう鬼隠しだって怖くない。
「名前、どう書くの?」「詩を詠むの詩に、音です」「良い名前だね」
「会ったのは、いつ頃?」「あの、不良に絡まれてた時の…」「あぁ…、そっか」
「ずっと、興宮に居たの?」「えっと、会う数日程前から、さっきのマンションに…」
魅音じゃなく、詩音として悟史くんと会話できる。
私が夢にまで見たことが今、目の前で起こっている…。
「前からちょっと変だとは思ってたんだ。でも、まさか双子だなんて考えもしなかったな」
「怒ってますか?…ずっと…騙してたこと」「…そんなの、怒ってないよ」
…良かった。悟史くんに嫌われなくて。本当に良かった。
「よくわからないけど、…おうちの決まりじゃ仕方ないよ。…詩音も…大変だったんだね」
「…でっでも、悟史くんが、いたから全然…………悟史…くん?」
悟史くんの表情がおかしい。
何かに怯えながら無理に笑顔を保とうとしている様な…。
「どうしたんですか、悟史くん」
「…詩音。…詩音は…知ってる?オヤシロ様の祟りのこと」
「お、オヤシロ様…ですか…。オヤシロ様がどうしたんですか悟史くん」
「最近、学校に転入してきた子がいてね…。聞いたんだ…その子に…」
…お姉ぇが確か前にそんな話をしていた。
竜宮レナとかいうちょっと変な子が、つい最近転入してきたと。
「足音が、一つ余計に…聞こえたら…オヤシロ様の祟りに遭う、前兆なんだって…」
オヤシロ様…ちょっと待って。竜宮レナは確か県外から引っ越してきたって…。
こんなど田舎でだけ信仰されているような神様の祟りの話なんて何故できるんだ。
「あ、足音の話なんて始めて聞きました…。最近出来た噂か何かですか?」
「実際に、あるんだって、オヤシロ様に後ろをついてこられたことが」
………これはきっと悟史くんが一生懸命捻り出した冗談か何かだ。
私は笑い飛ばせばいい。
こわ~いっとかきゃーっとか黄色い声でも上げて笑ってあげるべきなんだ。
「ずっとつけられてるんだ…。僕も。」
「………さ、悟史…くんが?」
「足音が、一つ余計に…聞こえて…。ぺたぺた、ひたひた、近づいて、来るんだ。…オヤシロ様が」
………悟史くんがそんなに嘘が上手い人だとは思えない…。
「……僕も、消されるのかな…?」「なっ!?何いってるんですか!?そんな…わけ……」
確かに悟史くんの両親はオヤシロ様の祟りに遭っている。
ダム建設に賛成してたとかいう程度の理由で。
でも悟史くんは別に、オヤシロ様に祟られるようなことは何一つしてないはずじゃないか…?
彼は雛見沢にずっと住んでいる。
私なんかとは違って何かのルールとか決まりを自分で破ろうとする人でもないだろう。
…彼がダム賛成派の子供だから?…そんな、そんな程度の理由でなんて、……ありえない。
「詩音…。もし……もし僕が…消されたら……その時は、…さ…沙都子を………」
「なっ何してるんですか悟史くんッ!!?血が!!」
悟史くんの腕が真っ赤になっていることに気づく。一体いつの間に?

442:鬼隠シ ◆wseyYrBwtw
08/01/20 22:49:41 jrWX3hKi
藪の中で何かが刺さったのか、と一瞬思った。……違う。
悟史くんが自分の手で、爪で、自分の腕を引っ掻いていた。一体、何だこれは…!?
「……沙都子……妹が…一人になっちゃうから……沙都子のこと………」
血が出てるのに、指先まで真っ赤になってるのに、悟史くんは止めてくれない。
「何してるんですか!?痒いんですか!?掻いちゃ駄目!血が!血がぁ…ッ!!」
思わず飛び出して静止させようとしがみ付く。
彼の手が腕から離れるのを見て、私は安堵の息をついたのに………。
その手は、悟史くんの首筋に…。そんなとこから出血したら、どうなる?どうなる!?
「駄目ええぇェッ!!!!!」
悟史くんの首を両手で守る。
彼の爪が手の甲に食い込んで激痛が走ったけれど、そんなことどうだって良い。
この手を離したら悟史くんが…!
「………信じてたのに」
え…?今の声、誰の…………。
「ぃぐああッ!!!……なっ…ぁ…」
信じられない、バットも満足に持ち運び出来ない彼の腕が私を投げ飛ばしたことが。
信じられない、彼の口から罵倒の言葉が飛び出してることが。
信じられない、………彼の暖かい手が…振り飛ばすために…私の頭に触れたことが…。
「みんな僕達を虐めて、沙都子まで…、魅音まで…、……お前までええぇッ!!!!!」
踏みつけられる。蹴り上げられる。殴り飛ばされる。
視界がぐるぐる回って余計に理解力が働かない。
「悟史くんどうしたの!?お願い止めて!止めて!!私が何かしたの!?何で!?何でッ!!」
叫んでも返ってくるのは意味のわからない言葉ばかりで、その全部が胸の奥まで傷つけようとする。
悟史くんの手が触れて、私の心が一瞬安らいだのに、その手は私の髪を引っ張り上げて、突き落とした。


今、こいつは何をしようとした……。
間違いなく僕は絞め殺されるところだった……。
こんなことが有り得るのだろうか?……何をまた甘いことを言ってるんだろう。
あの園崎家なら、高々子供一人二人が相手でも徹底的に苛め抜くことが出来るんだ。
……双子っていうのは多分、本当だろう。そう考えれば色々な部分で辻褄が合う。
打ち明けたのは、僕が不審に思っていることにでも勘付いたからだろうか…。
騙してたことを怒ってないか、なんて…白々しい……ッ!!
………全部僕を、苦しめるための芝居だったのか。
どんな時も笑顔で笑いかけてくれたことも、毎週毎週応援しに来てくれていたことも、
楽しく買い物をしたことも、面白がって僕の頭を撫でてくれたことも、
全部、嘘だったのか。

443:鬼隠シ ◆wseyYrBwtw
08/01/20 22:50:17 jrWX3hKi
気を失った詩音の顔を見入る。冷淡な友人と不思議なぐらい全く同じ顔。
まだ呼吸はしてる……目が覚めたら、また僕を殺そうとするのかな…。
…多分そうだ。こんな姿でもあの園崎魅音の妹なんだ。
僕一人殺すぐらい容易いような教育は受けてるんだろう。
「………詩音。もし、僕に北条の苗字がなかったら…もう一度買い物を手伝ってくれるかな?」
答えが返ってこない事を嘆くべきなのか喜ぶべきなのか、わからない。
「君がいないと、ブロッコリーとカリフラワーを間違えてまた怒られちゃうんだ」
どうすれば良いのか、わらない。
いつもみたいにそっと頭を撫でてみるけど、ちっとも彼女は喜んでくれなかった。
「缶詰コーナーには行かないって約束するよ。だから…」
僕の手には、彼女の真っ赤な血しか残らない。
………。クールになれ…。
どうせもう僕は戻れない。人を一人殴り殺して。今度は少女を殴って蹴って気絶させた。
……そうだ…、今僕は初めて優位な状況にいる。そして、どう足掻いたって、僕は消されるんだ。
傷だらけになった体を正面へ寝返らせて、少し血の滲んだ唇に口をつける。
彼女に拒否権なんてない。復讐だから。
穢れた北条の手で、汚してやる。一生拭い切れない傷を園崎へ植え付けてやる…。
「……さようなら、詩音」
血の染みたセーターを剥ぎ取る。痣と擦り傷だらけになった体に感じる罪悪感。
幸い彼女の立派な胸は大した傷を受けなかったようだ。
欲望のままに掴んで齧り付く。想像してた以上の感触で僕の体は興奮することが出来た。
邪魔な服を捨てながら傷から染み出る血を舐め取とる。
鉄の味が咥内を刺激する。柔らかくて少し苦い体。
こんなに綺麗な肌をした女の子が、人を殺そうとするなんて今でも信じられない。
傷口に舌を這わせると体が一瞬震えたように見えたが目は覚まさないらしい。
弱い気持ちを捻じ伏せ、詩音の足を持ち上げてベルトに手を掛ける。
こんな場所に入るんだろうか。…凄く、痛いんじゃないだろうか。
出来れば今すぐ目を覚まして、僕を殺してくれないだろうか……。

濡れていないその場所は重ねるだけでも感覚を呼ぶ。
先端を銜え込ませるだけでも十分過ぎる程の刺激。彼女の体が無意識のまま強張った。
先走りを促してから、勢いをつけて捻り込む。
詩音の中はただ僕を拒絶しようと躍起になっている。
「う…ッ…くぁ…………ぃ…おん」
想像を絶する痛みと快楽に意識が溺れていく。
打ち所が悪かったのか、詩音は体中をびくつかせて痛みを訴えているのに目を覚ませない様だ。
幾つかの感情の対象を屈服させる震えが、胸の奥の野獣を呼び覚まさせた。
このまま僕を拒絶し続けていればいい。そうしていればすぐに終わらせてあげる。
もう、戻れない。僕の帰る場所はもう、何処にも残ってなんかいないんだ。

444:鬼隠シ ◆wseyYrBwtw
08/01/20 22:50:50 jrWX3hKi
私、眠ってたのか。ここはどこだろ。意識が朦朧とする。
林の中…私…変なところで寝てるな……あははは……。
誰かの吐息ガ聞こえる。私はその主を目に入れて、愕然とするしかなかった。
後頭部と体中の激痛が戻ってくるのと同時に、全く別の、信じられない痛みが私の体に訪れる。
「……ぁ…ぅぁ…さ、さとしくん………んなっ……」
恐る恐る、その場所へ目線を動かすと、私の嫌な予感は……見事に、的中していた。
「…ぁああ!!いやあぁ!!!いやああアァアアッ!!」
見間違いなんかじゃなかった。幻でもなんでもない。間違いなく、彼のものが私の中に…。
「はなしてええぇ!!!痛いの!!いたいのさとしくんッ!!おねがっ…うぅう!!」
泣いても叫んでも喚いても、息を荒げて衝き上げられるだけ。
信じられない、こんなの悟史くんじゃない!!知らない人なんだ!!
「あぁっ…いやあああ…いやああ!!…ぃぁああッ…」
好きだから、それを望んでこなかったわけじゃない。
でも、こんなのは決して望んでなんていない。
もっと幸せで、甘くて、素敵なものが良かった。ずっと、忘れたくなくなるような…。
「ぇぐっ…いや…ぁ…いや…うぅううっ…くぅっ」
痛いって言葉が分からないのかな?嫌だって言葉がわからないのかな?
…違う。その言葉は、悟史くんが今までずっと呟いてきた言葉なんだ。
妹の世話を押し付けられて、大人と子供の間に挟まれて、
なのに、誰もその言葉を聞いてあげなかった…!聞こえてたのに!!
「ぅぐぁあぁぅっ…うぅっ…くっ…ううぅっ…」
ごめんなさい。何も出来なくて。私は何もして上げられなかった。
私に悟史くんを責める権利なんてない。ごめんなさい。
今私が感じてる痛みなんて、今まで悟史くんが感じてきた痛みに比べればなんて軽いんだろう。
動きは激しくなって、衝撃はどんどん鋭さを増す。耐えるよ、悟史くん。だから、だから…。
「…っひぅぐぅう…!!!…ぅ…」
中で…ひくひくして…いっぱい……。
これは、涙だよね。悟史くん、ずっと我慢してたんだもんね。
うん、いいよ。いっぱいだして、いいよ。まだ足りないなら、何回でもいいから。
だから、いっぱい泣いたら、…全部終わったら…、また笑って撫でて欲しいな。
絶対に、絶対に最後まで忘れないから…。

「……さと…くん………だい………す……き………」


445:鬼隠シ ◆wseyYrBwtw
08/01/20 22:51:50 jrWX3hKi
カレンダーを見つめる。今日が、沙都子の誕生日。
何度目になるかわからない今日を、ささやかにワインとショートケーキで祝う。
明日は一人きりになった沙都子を、いつものように迎えに行かなければ。
皮肉だ。沙都子が子供から成長する日が沙都子にとって絶望的な一日だなんて。
ずっと兄に甘えてきた彼女のツケを、彼女は最悪な形で払わなければいけない。
「…梨花……」「…何よ、もう終わった?」
人がお祝いをしてるというのに、この神様は本当に空気の読めない奴だ。
陰気臭い顔のせいで折角のワインも台無しじゃないか。
「この世界は…もう…いらないのです……」
「あら、今回はまた落ち込んでるわねぇ?どうしたのよ、まさか悟史が解剖でもされちゃった~?」
なんて笑えない冗談。こんな冗談言わせやがって。
ケーキはお預けにして、後でキムチでも食べるか。
「詩音が、死にました」
………何を言ってるんだこいつは。意味のわからないことをぬかすんじゃない。
詩音が死んだって?…だって、今日は……まさかそんな…あの詩音が、今日、死んだだと…?
「悟史が、詩音を殺しました。…悟史は…その後山狗が見つけて捕まえて…、いつもと同じなのです…」
「何よそれ!!何なの!?どうして詩音が悟史に殺されなきゃいけないの!?どうして!?」
だって、そりゃ、詩音は嫌なやつだけど…よりにもよって悟史が……!?
羽入の顔はいつになく青い。きっとろくでもない殺し方をされたんだろう。聞きたくもない。
「……そうね、…もうこの世界に用なんてないわ」
万が一生き残れても、悟史が帰ってこなければ沙都子は永遠に苦しむことになる。
でも、もしこれで悟史が帰ってきたら、………悟史はまともでいられるのかしら?
見所と言ったら、詩音がいなくなったらとうとうあの魅音が発症するかしら、なんて所ぐらいね。
「詩音は、きっと最初からいなかったことになりますのです。…あうあうあう」
……明日は沙都子を迎えに行こう。この雛見沢はもう、いらない。

fin
どうでもいい話ですが誤字修正して頂いた方ありがとっす。
おさわり以上って難しいな…。皆さんどれぐらいの表現がお好みなんですかね。
ぶっちゃけもっとエロく書ける人に書き直して貰いたい…orz

446:名無しさん@ピンキー
08/01/20 23:09:41 QaVJ1b1t
GJ
この救いの無さがいい
よくぞ書いてくれた。

447:名無しさん@ピンキー
08/01/20 23:48:29 fho4pd/C
鬱展開が好きなので、鬼隠シは超GJ
エロはそんなになくてもへっちゃら!

448:名無しさん@ピンキー
08/01/21 13:04:16 IGLWlpub
うんうんサトシオンはサトシオンでも色んなサトシオンが書けるんですね
素晴らしいよーGJだよーこれからもかんばって下さいよー

しかしまだ発症してないとはいえあんなに短気な詩ぃが
悟史相手だとこうもしおらしくなるのかw

449:名無しさん@ピンキー
08/01/21 15:26:56 MI6O+IzE
>>445
GJといわざるをえない。サトシオンはひぐらしの王道中の王道だな

450:名無しさん@ピンキー
08/01/21 19:16:39 GElf2YOH
誰かが前に言ってなかったか?
王道とか言うとカプ論で荒れるからやめろと

451:名無しさん@ピンキー
08/01/21 20:02:52 T5yNtGT3
王道は圭一攻めの大石受けだって梨花が言ってた

452:名無しさん@ピンキー
08/01/21 20:30:00 A1QVHHUs
つかひぐらしに王道などない
王道は各々の心の中にのみ存在するんだぜ

453:名無しさん@ピンキー
08/01/21 20:42:42 rHYHmCSV
>>445
この組み合わせでダークなのは想像し辛かったけど良かった


454:名無しさん@ピンキー
08/01/21 23:32:56 pZRv3EYT
>>453
ダークなのはさん吹いた

455:名無しさん@ピンキー
08/01/22 06:57:41 1T6g/Wzk
>>454


456:名無しさん@ピンキー
08/01/22 07:30:36 i/aXPWt8
ssを投下します。
組み合わせは悟史×魅音。
ダーク、シリアス系なので注意してください。

457:j 宙空Ⅱ(悟史×魅音)
08/01/22 07:31:57 i/aXPWt8
j

「おはよう、悟史!」
 学校に登校した私は机に着いていた悟史に声を掛けた。
「おはよう魅音、今日も元気だね……」
「ふっふっふ……おじさんは元気だけが取り柄だからね」
 私に変わらないその優しい笑顔を携えて悟史は言った。柔らかい微笑を見ていると
こっちのほうが元気を貰ってしまう。屈託の無い瞳に見つめられてしまうとなんだか
胸がどきどきして仕方ない。
「あのさ、悟史。ちょっと宿題見せて……くんない?」
「えっ、またかい……魅音……」

 私と悟史はこの雛見沢に生まれ育った、俗に言う幼馴染というやつだ。幼い頃からの
友達であり、一緒に雛見沢を駆け回っていた日々を思い返す。分校にも同級生として
通い共に学んでいる。
 悟史はとても仲間思いの優しい男子でどちらかというとおっとりとした性格をしている。
むうっと言うのが口癖で、何か困った事が起きるといつも眉をひそめている。その表情を見ると
こっちから何か手助けしてあげないという気持ちを起こさせてしまう。悟史は私の親友の一人だ。
いや、それ以上の感情がもう芽生え始めていたのかもしれない。心の中に悟史の居場所が、
ぼんやりとした心地よさを含むその場所が私の中にあったのだから。
 でもそんな優しい悟史の顔が曇り始めてきたのは、いつの頃からだっただろう。ただ
蝉の鳴き声が険しく聞こえ始めていた事だけが頭の中で反芻されていった。


458:j 宙空Ⅱ(悟史×魅音)
08/01/22 07:33:33 i/aXPWt8
 悟史の妹の沙都子の体調が優れない日々が続いた。同調するように悟史も徐々に不調が
襲っていった。
「……ごめん魅音、ちょっと一人にさせてくれないか……」
 そんな言葉が毎日のように繰り返された。優しい笑顔が段々と蝕まれていくような
感覚が私を支配した。
 北条の、悟史の叔母から虐待を受けている。そんな話を聞いたのはそれから少したった頃
だ。妹の沙都子とのそりが合わないらしく、沙都子と悟史に強く当たっているらしい。
それを聞いたときには、いてもたってもいられずに、悟史の叔母の行為を止めさせようと考えた。
しかし、頭に浮かぶだけでそれはできなかった。家柄の都合上、園崎と北条には確執があったから。
 ダム戦争の澱だった。北条家の人間は裏切り者として村の除け者にされていた。私は
園崎の頭首代行を務めている。だから無闇に動こうとすると園崎の信頼を失墜させてしまう。
裏切り者を村の総意の権化が救うことは村の誰も望んでいない。私が悟史の友人であった事に
村の人はいい顔をしなかったほどだ。悟史への想いと家柄に挟まれ、私は無力な存在だった。
 そんな悟史と沙都子の心痛を少しでも和らげようと私は部活を開いた。感じているストレスを
少しでも発散できればいい。当時の私にできた未来の見えない二人への最低限の施しだった。
 そんな二人への施しも実を結び、悟史と沙都子に笑顔を見ることができた。あの優しい
顔をうかがい知ることができただけで私の心に光が燈った。
「ありがとう魅音。沙都子もとても楽しがっていたよ」
「あはは、いいんだって。このぐらい。喜んでもらえて部長名利に尽きるねぇ」
 突然ふわりとした優しい感触が頭の上にあった。
「ふぁ……」
「本当にありがとう、魅音」
 暖かった。心の底から包まれるような温もりを感じる。胸の高鳴りが止まらずに鼓動が
直接聞こえてきた。悟史への想いが一層強くなった瞬間だった。

「ねぇ……お姉。お姉の同級生に男の子がいますよね。名前はなんて言うんですか?」
 突然、詩音の口から悟史のことが出て来て、少し困惑した。
「そう……悟史、君って言うんですね……」
 昭和57年、興宮に住んでいた私の妹の詩音はこれもまた園崎家の都合上、私と離れて
暮らしていた。拘束される生活に嫌気が差したという妹のために私は双子の特性を活かして
詩音と時々入れ替わりを行っていた。
 私が詩音と入れ替わっている時に詩音は悟史と出会ったのだろう。それからというもの
詩音は悟史の事を私に頻繁に尋ねてきた。詩音の様子から見て、悟史に恋を抱いたのだろうと
私は感じ取ってしまった。双子の妹の事だったから薄々思ってはいたのだが。
 詩音は頻繁に入れ替わりを求めるようになり、悟史と会う機会が増えていた。代わりに
私が悟史に会う機会は少なくなっていた。悟史を焦がれる気持ちが溢れ出始めたのも
このときからだった。




459:j 宙空Ⅱ(悟史×魅音)
08/01/22 07:35:49 i/aXPWt8
「魅音、この間は差し入れありがとう。とっても美味しかったよ。どうやって作ったんだい?」
 私にはまったく記憶に無い事を悟史から聞くことが多くなった。魅音として過ごしている
詩音との思い出を聞かされることが多くなったのだ。それを聞くたびに悟史を詩音に取られてる
ような感じがして悲しくなった。でも詩音に対して私が悟史に好意を持っているなんて
口が裂けても言えない。妹を興宮に追いやってしまったのには私にも責任があったから。
悟史への想いと詩音への思いに挟まれた私は身動きが取れなかった。ただ二人の仲を
見つめるだけの孤独な時間が増えていくだけだった。

「お姉、ごめんなさい。私ちょっと、悟史君にひどい事を……」
 悟史が相当精神的にまいっていた頃だと思う。詩音の言葉に心が痛んだ。詩音は悟史を思う
あまりに沙都子に手を出してしまったという。悟史にも相当咎めを食らったことを詩音は
涙ながらに訴えてきた。
「……大丈夫、詩音。私が明日悟史に会って謝って来るから……ねっ、もう泣かないで……」
 詩音のためなのか私の悟史への想いのためなのか、複雑に入り混じった気持ちを持ちつつ
私は泣いていた詩音をなだめていた。迷惑なことをしてくれたという詩音への気持ちが無かった
と言う訳ではない。その一方で悟史に嫌われてしまったのではないかという気持ちが
私を取り巻いていた。

 翌日私は悟史の家に向かった。息を大きく吸い、気持ちを落ち着かせた後に言葉を発した。
「……ごめんください」
「はい……。……魅音……」
 私の顔を見て複雑そうな顔をした悟史が私を出迎えた。

「それで……何の用」
 悟史の言葉に少し棘が含まれていた。心に刺さってくるそれを堪えながら私は言った。
「昨日の事なんだけど、その……謝りたくて……さ」
 身に覚えの無い事を、しかも悟史に謝らなくてはならなかった。詩音のためだったのか、
私のこれ以上嫌われたくないという気持ちがあったからなのだろうか。押し潰されそうな心を
震わせて私は謝罪の言葉を述べた。
「ごめんなさい、悟史。私あの時、気が動転しちゃってて……悟史と沙都子に迷惑を……
本当にごめんなさい」
 しばしの逡巡の後に悟史が答えた。
「正直、魅音がどうしてあんなことをしたのか……理解ができない。もしかして僕らの
事をもっと深くに陥れようとしてやったんじゃないのかと……思ったよ」
「そんな……事、微塵も思っていないよ、悟史。そう思ってしまったんなら、本当にごめん。
謝って済む問題じゃないかもしれないけど……」
 悟史の心痛がくっきりと私に刻み込まれた。私は謝罪を繰り返すしかなかった。
「ねぇ、魅音。もう沙都子も精神的にまずい所まで追い込まれてるんだ……誰も助けてはくれない、
ただみんな見ているだけで……」
 つらつらと悟史は凝り固まった心の内を吐露していった。こんなにも悟史は追い詰められていた
なんて思いもしなかった。いたたまれなかった。
「悟史……あの、こんなこと言われるのは心外かもしれないけど……私は悟史の味方だから。
もう悟史を追い詰めることなんて絶対しない。できることがあるなら私、何でも手伝う」
 気が付いたら私の想いを悟史に吐いていた。悟史とこうやって向かい合う機会はもう
無いだろうと感じていたからなのかもしれない。
「……」
 悟史は押し黙ったままうつむいていた。
「私が言いたかったのは……それだけなの……ごめん、邪魔したね。私帰るね……」
 席を立ち、悟史に背中を向けたときだった。
「待ってよ!」


460:j 宙空Ⅱ(悟史×魅音)
08/01/22 07:36:22 i/aXPWt8
 私の体をぎゅっと悟史が後ろから抱きとめていた。初めて感じる悟史の体温とにおいが私の
体を包んだ。すっと頬が熱くなっていくのが分かった。
「……助けてくれよ……魅音。僕を見捨てないでくれ……」
「悟史……」
 悟史の手をやさしくとって私は悟史と向き合った。悟史の顔がこんなにも近くにあったのは
初めての事だった。
「大丈夫、悟史……私は……」
 高鳴る鼓動を必死に抑えつつ、私は想いを初めて打ち明けた。
「私は悟史の事が……好きだから」
 涙に濡れていた悟史の瞳を見詰める。永遠に思える時間が過ぎた後にどちらからとも無く
唇を重ねた。その柔らかな感触は今でも憶えている。忘れることなんてできない。
「魅音……」
 唇を離した後に私は言葉を紡いだ。
「来て……悟史……」

 悟史の少し硬い指が私の乳房に触れた。アルバイトをしていると聞いたからその苦労を
うかがい知る事ができた。心身ともに疲弊している悟史がたまらなくいとおしかった。
「すごく……柔らかいんだね……女の子の……」
「ん……」
 悟史のその言葉を聞いたとき、私は悟史の初めてになるんだろうと思った。
──詩音とはまだ関係を持っていないんだ……
 そんな考えを持ったときに私の体に電気が走る。
 悟史が私の乳房にむしゃぶりついていたからだった。悟史の舌から感じられる生ぬるい感触に
私は包み込まれる。敏感になった突起からくすぐったさに似た心地よさが襲ってきた。
悟史の濡れた光沢のある舌の、その艶めかしい動きを見て思わず吐息が漏れる。
「んん! さ……とし、そんなに……強く……」
「あ、ああ……ごめんよ、魅音」
 はっと悟史が顔を上げ私から口を離す。私の片側の乳房だけが悟史の唾で濡れて、
その中心で突起が恥ずかしいぐらいに起立していた。
「……今度は悟史のを……」
 体勢を変えて私は悟史のものに目をやった。始めて見る男性の天を向くように隆起している
それを見て私は驚きを隠せなかった。
「これが……悟史の……」
「むうっ……あまり……見ないでくれよ……」
 悟史の困惑を聞きながら私は恐る恐るそれに両手で触れた。触れる瞬間に悟史から小さな声が
漏れる。
──大きい……そしてかたい。これが私の中に……
 そう思うと若干の恐さが湧き出てきたが悟史のものだと思うと、いとおしさが溢れてきた。
脈打つそれの熱さを感じながら、私は悟史に伝えた。
「悟史……来て……悟史のが欲しいの」
「……魅音」



461:j 宙空Ⅱ(悟史×魅音)
08/01/22 07:37:06 i/aXPWt8
 悟史のものが私の入り口にあてがわれた。
「いくよ……魅音」
 悟史が前屈みになってぐっと力を入れた。同時に裂かれるような痛みが込みあがってくる。
「……あっ……く……はぁ……いっ!」
「うう……く、大丈夫……かい……魅音?」
「はぁ……はぁ、だ、大丈夫……だよ、悟史」
 痛みはあったのだが虚勢を張り悟史に伝えた。
「動くよ……魅音」
「う、うん……うぁ」
 悟史がそのまま腰を突き動かしてきた。大きな痛みに体が支配されていくが、悟史の熱さが
感じられて私の心が満ちていった。詩音には手に入れることの無い悟史の初めての熱さを感じた。
妹に対して最低の優越感を覚えてしまった私がいた。
──ごめんね、詩音。でも……
 悟史と繋がって少しの間が経ち悟史から声が漏れた。
「はぁ…うくっ…魅音、もう僕は……!!」
 感じていた悟史の熱さが離れる。同時に別の水気をはらんだ熱い塊を私のふとももに感じた。
「……はぁ……はぁ……悟史……」
 悟史の出した汗と精液のにおいが私の鼻腔を突き抜けて行った。



462:j 宙空Ⅱ(悟史×魅音)
08/01/22 07:37:39 i/aXPWt8
 昭和57年の綿流しの祭りの日が徐々に近づいていった。相変わらず詩音は悟史と会うために
私と入れ替わりを求めてきた。詩音は悟史と過ごした事について引っ切り無しに私に報告してきた。
楽しそうな詩音の声を聞かされる度に私の心は複雑に揺らいだ。悟史との関係を深めていく詩音に
対して私はあの日、悟史に抱かれた日以来、向かい合って話をする機会が無くなっていったのだ。
悟史から聞かされるのも私に化けた詩音との思い出だけだった。さらに綿流しの祭りの会合に
よって、私の時間も割かれてしまった事もそれに拍車を掛けていた。
悟史と詩音の関係の間に決して立ち入ることのできない、透明の壁を感じる日々を
私は過ごしていた。

 そんな憂いを感じていた私に悟史から電話が掛かってくる。久々に悟史と二人で話せる
機会ができ、嬉嬉として受話器を握った。
「魅音、この間はありがとう。また魅音に色々と助けてもらったね」
 また詩音との思い出だった。
「……ううん、いいの」
 先ほどまで感じていた嬉々とした気持ちが冷めていくのを感じた。
「……最近さ魅音に助けてもらうばかりでとても感謝してるよ。色んな所に行って、二人で
遊んだよね……近頃、なんか今までの事が全部思い返されてくるよ……」
「そうなんだ……」
 悟史は私の記憶に無い思い出をたくさん伝えてきた。そこに私との思い出は一切無い。
私はもう感じ取ってしまった。もう悟史の中に自分はいない。詩音しかいないのだと。それぐらい
この悟史との会話は決定的な物だった。
「……魅音? 聞いてる?」
「…………聞こえてるよ。悟史の話した私との思い出……全部……」
 こみ上げる悲しみを忍び、声を震わせないように言った。
「それでさ、魅音。また一つだけお願いがあるんだ」
「……待って悟史」
 私は悟史の言葉を止めた。
「……私の事……好き?」
「……うん、……好きだよ。どうしたんだい魅音? このまえ興宮で何度も聞いてきたのに……」
 そんなことを聞いて私はどうするつもりだったのだろうか。悟史から聞くことのできた
好きという言葉。好きという言葉を、悟史の声を私は聞きたかったのかもしれない。それが
私ではなく詩音に向けられていた物だったとしても。
「あのさ……今ちょっと、急用あってさ、後で掛け直させてくんない? 5分後ぐらいには、
またこっちから掛けるからさ」
「5分だね……できるだけ急いでくれないかな。物を頼みながらこんな事言って申し訳ないけど」



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