08/10/07 00:50:28 e2NKHpg8
>>486
寝れないので・・・w
「コーティ・・・その・・・ぼくは・・・」
「ふぁ・・・どう・・・した?」
深刻そうなフォロンの表情をみて、コーティは・・・
「お互いさま・・・だ」
フォロンの苦悩は、コーティの苦悩だった。
お互い・・・今回が初めて。
「じゃあ・・・証拠・・・あげるね」
「うん・・・私からも・・・」
ある種、荘厳な・・・2人にとっては、十数年前に結んだ契約より
重い契約が交わされようとしている。
-- 悩み多き神曲楽士と悩み多き紅の女王と 3 --
フォロンのサイズは大きい訳ではないが、
いまのコーティの身体は13・14歳・・・
中身が見た目通りではないのはわかりきっている。
問題は中身じゃなくて・・・
「あの・・・コーティ・・・大丈夫?」
「?」
きょとんとしたコーティだが、彼女は察しがいい。
フォロンの嘘が通じないほど・・・だから彼女は笑顔で、
「大丈夫・・・大丈夫だから・・・」
「じゃあ・・・痛くないように・・・するから・・・」
こくん・・・
ただ、笑顔の裏の不安までは隠し通せなかった。
彼女とて・・・未経験な事まではいつもの調子では・・・
「んっ・・・つっ!・・・」
ゆっくりとフォロンはコーティに入っていった。
入っただけでかなりの痛みがあることが、
コーティの表情と声でわかった。
「だい・・・じょう・・・ぶ・・・つぅっ!」
浅いところで突き当たった感覚・・・
全然大丈夫そうじゃない。
まったくこういう時にいつも通りになる。
「コーティ・・・~♪」
耳元で、初めてであった時の歌を歌う。
コーティをつらくさせるのは嫌だ・・・だから。