神曲奏界ポリフォニカシリーズでエロパロ2 at EROPARO
神曲奏界ポリフォニカシリーズでエロパロ2 - 暇つぶし2ch300:名無しさん@ピンキー
08/03/31 10:42:08 wMuPU/1f
じゃあ口でだな

301:名無しさん@ピンキー
08/03/31 17:34:03 cGK+4kyR
>>299
ヤーディオは格闘の時の弱点になるのを避けるためにチンコをオミットしたんだから
三年殺し対策のために当然アナルも塞いでいるよ

302:名無しさん@ピンキー
08/03/31 17:40:28 wMuPU/1f
チンコの形をしたものがあるだけで別に弱点にはならないぞw

303:名無しさん@ピンキー
08/03/31 18:04:28 KJ+Cw4BJ
すまん!ヤーディオについてないという設定はどこにソースがあるんだっけか?
読んでないのはDVD初回限定版の書き下ろしだけのはずなんだが、それか?
(あるいはみのがしているかもしれん。。。。。)


304:名無しさん@ピンキー
08/03/31 19:02:36 cGK+4kyR
>>303
PC版3&4完結編初回版の特典冊子のヤーディオの項目
作者のコメントではっきりと格闘技の弱点になるので性器は省いているという裏設定だと書いてある

305:名無しさん@ピンキー
08/03/31 22:12:07 KJ+Cw4BJ
確認した!いやこれ見逃してたわ。。。。。。サンクス。読み込まないといかんなぁ。

306:名無しさん@ピンキー
08/04/01 17:11:03 KOgjf2Fz
省いてるって事は、付けられるって事かな?

307:名無しさん@ピンキー
08/04/02 02:45:38 DeEhsbLe
「実体化させられる」だろうね
精霊は純粋エネルギー体らしいし…

308:名無しさん@ピンキー
08/04/02 05:21:53 dkN+V6NI
レンバルトの中でせの“純粋エネルギー“が弾けでもしたら……ゴクリ

309:名無しさん@ピンキー
08/04/05 09:50:27 eSZBweVU
角ニとかにはポリフォニカスレ無いのな
ひまつぶしに某ゲームの画像弄ってプリネっぽくしたの貼ってもいいだろうか?
文章しかダメなのかね

310:名無しさん@ピンキー
08/04/05 10:29:38 Ga2OosCb
>>309
ここも過疎ってるし景気づけにいいんじゃね

311:名無しさん@ピンキー
08/04/05 12:28:54 QN+/6FaV
某ゲームねぇ…
前に「うちの妹のばあい」がこのスレで扱われとったが
そのあたりでっか?

312:名無しさん@ピンキー
08/04/05 12:56:54 eSZBweVU
んじゃとりあえず貼ってみる
ダメなら消すわ つURLリンク(homepage2.nifty.com)

>>311
いや、もっとまんまなやつ

313:名無しさん@ピンキー
08/04/05 13:57:50 RXUTJPXl
>>312
なるほどw同じ神無月さんのアレかw

つーかほしいけどそのゲームどこにも売ってないよな

314:名無しさん@ピンキー
08/04/05 15:17:23 ArJ7V+y9
魔王か?
実は最近買ったけどどこで買ったのか忘れちまったw

315:名無しさん@ピンキー
08/04/05 22:00:18 NQQp7uS9
Amazonになら確か売ってる。

316:名無しさん@ピンキー
08/04/07 02:21:52 Y6sXX+y1
保守

317:名無しさん@ピンキー
08/04/11 22:40:33 o7ruTbZj
あげ

318:名無しさん@ピンキー
08/04/13 02:56:12 xjJUCot8
保守と言う名の神曲

319:名無しさん@ピンキー
08/04/17 23:03:41 x/8QM385
コーティカルテがフォロンに調教されるってありかな?

320:名無しさん@ピンキー
08/04/18 02:14:44 cJm8swz1
アリアリ

逆もアリアリ

321:名無しさん@ピンキー
08/04/18 03:12:41 S/3hZlU6
ま~フォロンに合わせて調律してたつもりが、フォロンの方もコーティカルテ用に調律してしまってたからな…
アリでしょう

322:名無しさん@ピンキー
08/04/18 13:00:16 AFc8x96v
我らにもっとフォロンを! ってのには笑ったよな
単体ボウライにそこまで知性あったのかと

323:名無しさん@ピンキー
08/04/18 22:12:14 BVlrridi
>>322
 ∽
(>д<)<後ろからなんてだめぇ!

324:名無しさん@ピンキー
08/04/18 23:44:08 YPPCx5am
確かに

325:名無しさん@ピンキー
08/04/19 03:08:06 EnLMTQ43
>>319
コーティだけが(性的な意味で)感じる神曲を演奏して公開侮辱・・・

なんて言う妄想を・・・

326:名無しさん@ピンキー
08/04/19 19:38:51 4MMssion
それを聞いて赤面するプリネ

327:名無しさん@ピンキー
08/04/20 03:29:07 HojfHVoq
黒フォロンの調教・・・いや、何でもない

328:名無しさん@ピンキー
08/04/22 10:50:21 0AAa/YMb
こんな感じ?

「こ、こら、フォ、フォロン!?な、何を!」


「ん~~恥ずかしがってるコーティって可愛いね♪」


「ひゃ!そ、そんなと、とこをな、舐めるな!?」


「ふふ、可愛い♪」

329:名無しさん@ピンキー
08/04/22 17:49:55 MWBxS1pw
>>328
わっほーわっほー

330:名無しさん@ピンキー
08/04/22 18:41:38 WWQR9qyv
コーティ(大)のおっぱいちゅーちゅーしたい

331:名無しさん@ピンキー
08/04/23 00:14:22 /vEREziw
プリネ×コーティ

と言う神曲が

332:名無しさん@ピンキー
08/04/23 01:09:10 kYvA0vNV
>>328
いいぞwもっとやれw

>>331
3Pしか思い付かない・・・

333:名無しさん@ピンキー
08/04/23 22:33:43 TaVI00sO
>>325-326 こうですか?わかりません。

(まあ、なんてえっちな神曲なのかしら)

プリネがペルセと通りかかったアパートの前で耳にしたのは、フォロンの奏でる神曲であった。
フォロンの部屋に立ち寄ろうとするペルセを慌てて止める。

「プリ…ネ?」
ペルセが怪訝な顔をする。プリネの顔が真っ赤になっていた。

(フォロン先輩が、防音もしないでこんなえっちな神曲を弾くなんて…)

その神曲はコーティだけに効くように調律されていて、
プリネや他の精霊に直接影響を与えるものではなかった。
しかし時には柔らかな丘陵を大きく、時には鋭敏な先端を小刻みにと変化する曲調は、
フォロンが公衆の面前でコーティの全身を愛撫しているに等しかった。

(ペルセにはわからないんだから…早くここを離れないと…)

だがフォロンのコーティに対する攻めを目の当たりにして、
プリネの身体には次なる変化が起こり始めていた。

334:名無しさん@ピンキー
08/04/24 23:49:56 UPvwdNy7
これはGJとしか言いようがない

335:名無しさん@ピンキー
08/04/26 00:43:48 BWk3BQg5
GJ

336:名無しさん@ピンキー
08/04/26 01:45:45 oSJKcN6H
黒プリネがペルセの目の前でフォロンを調律とか楽しそうだなあ…
「クスクス、私も人生で一度ぐらいは自分で好きなモノを姉さんから奪い取りたかったんですよ?
私だってフォロンさん好きだったんですから、姉さんは全く気付いてなかったみたいですけど」

337:名無しさん@ピンキー
08/04/26 04:44:24 b6FvTP4R
>336
大変GJな妄想で是非とも読んでみたいですが、フォロンが対象だと「調律」じゃなくて
「調教」じゃないかな?w

338:名無しさん@ピンキー
08/04/27 23:00:24 Sr5JaTEs
プリネはエロい

339:名無しさん@ピンキー
08/04/30 13:17:55 CZGmlVQt
コーティカルテもエロい

340:名無しさん@ピンキー
08/04/30 16:52:12 z3g/Ox/x
ツゲ所長もエロい

341:名無しさん@ピンキー
08/04/30 21:44:18 sUg46LRL
「嘆きの異邦人」の女2人も極めてエロい。
あの組織入りたい。

342:名無しさん@ピンキー
08/05/03 02:05:15 xofCPuMN
保守

343:名無しさん@ピンキー
08/05/07 21:50:56 Z5mpXZJ3
>>341
裸にスーツの上着は卑怯だ

344:211
08/05/08 11:50:38 62Xrhjv8
呂布奉先かよw

345:名無しさん@ピンキー
08/05/09 03:00:29 JRk0VLMH
おいらはどこの松来未祐だよ!って思ったw

346:名無しさん@ピンキー
08/05/10 18:17:49 whRFehbK
>>345
あの人そんなカッコしてたのかw

347:名無しさん@ピンキー
08/05/16 21:57:56 BAsLc22O
保守

348:名無しさん@ピンキー
08/05/18 10:17:18 IzvtPIov
保守

349:名無しさん@ピンキー
08/05/22 10:04:33 9AYmroVJ
PSPで赤の2本を1つに纏めた物が発売されるらいな
ジャケット絵らしきものを見たんだが相変わらずチビコーティの黒ストッキングはエロいな!



ミニスカゴスロリメイドとかビキニとか大人コーティよりもエロいんじゃないか?

350:名無しさん@ピンキー
08/05/23 03:12:53 ALtg82jz
たしかに黒ストッキングのチビコーティはそそられるなw

351:名無しさん@ピンキー
08/05/23 05:02:23 /HfXlOWJ
あれにアシコキして貰って白く汚れるストッキング……み、見たい!!

352:名無しさん@ピンキー
08/05/23 11:39:53 wlFCCy0q
コーティはもう顔を真っ赤にして
「こ、こんな事をされて、き…気持ち良いのか?…ふ、ふんっ!おまえは本当に変態だなっ」
とか心配しながらも熱心に足コキしてくれそうだな!

353:名無しさん@ピンキー
08/05/23 17:10:55 /HfXlOWJ
それは、萌える

354:名無しさん@ピンキー
08/05/29 13:38:48 vz8Do45e
ほしゅ

355:名無しさん@ピンキー
08/06/02 01:19:51 Puz2Eb7M
干す

356:For Dear
08/06/02 18:25:56 VpO/gvaw
金編です。どっちかというとまぁぶるなどの二頭身キャラ。

357:For Dear
08/06/02 18:27:44 VpO/gvaw
----------------------------
ペルセルテ編
----------------------------

ペルセルテは今、一糸纏わぬ姿であった。
下着も着けていない。
形のよい、ふっくらと膨らんだ彼女の胸も露に、下半身も隠すものが何もない。
心なしか胸の先端の桜色の突起も自己主張しているようだ。
身体全体に赤みがさしているようにも見える。
それも当然。彼女は今、全身を撫でられているみたいな感覚に包まれていた。
彼女の内にある願いがわかっているらしく、その刺激は彼女の望む場所にくる。
「……ん」
時に高く、時に低く、まるでメロディを奏でるかのような水音が部屋に響いている。
ペルセルテは体が浮き上がるみたいな不思議な高揚感を感じていた。
「んっ」
彼女は再度小さく声を漏らす。
優しく髪を撫でるように落ちる液体が、彼女の耳をなぞって彼女の首筋を伝う。
そのまま彼女豊かな膨らみを包み込むように覆った。
また、それは彼女の背筋を伝って滑るように女性らしい臀部をなぞる。
彼女の乙女の場所も例外ではない。
「気持ち、いい……」
シャワーのノズルから吐き出される液体を全身に浴びながらペルセルテは呟いた。
ため息と同時につむがれた言葉はどこか少女らしからぬ艶やかささえ垣間見える。
若干見上げるような感じで上を向いている彼女の表情は虚ろ。心なしか顔も赤い。
最早心此処に在らずといった感じだ。
ただその感触と胸の鼓動に浸っているらしい。
「も、もう一回だけ……」
彼女は恥じるように、消え入りそうな声でそう告げた。
返事はもちろんない。
だが、彼女は返事を待たずにシャンプーの容器に手を這わせた。
ピクッとシャンプーの容器が跳ね、白く濁った液体を吐き出す。
その粘性のある液体が彼女の髪にかかった。
「こんなに……しなくてもいいような気もするけど」
そして、髪に塗り込むようにねっとりと白濁が髪に塗り付けられていく。
「変な臭い……しない?」
塗り付ける手が動く度に、彼女の濡れた胸がぷるんと揺れ、それに呼応して感度の良い臀部の果実もぷるぷると震えた。


358:For Dear
08/06/02 18:29:39 VpO/gvaw
胸についている水滴が見た目のみずみずしさ、張りを更に増している。
髪についた白濁の一部が顔に落ちてくるが、少女に気にする様子はない。
むしろうっとりとした表情ですらある。
ある程度髪に馴染ませた後、彼女は黒光りするシャワーの根元、球体の蛇口を捻る。
「ん、と……」
硬く天を向くシャワーのノズルがビクッと跳ね液体を吐き出した。
彼女はそれをそれを握り、液体を全身に浴び、身を清めていく。


その後、彼女は一連の動作を三回繰り返すことになる。

* * * * * * * * * * * * * * *

夕刻、この部屋の主でもあるユギリ・ペルセルテはベッドの上で大きなため息をついた。
「はぁ……」
理由は簡単、バレンタインのチョコのことである。
フォロンに渡そうとしたのだが、妹のプリネシカや所長のユフィンリーに先を越されてしまったのである。
(フォロンせんぱいぃ)
手足をばたつかせ、恨みったらしく想い人の名前を心の中で罵ってみる。
残念ながら気持ちは晴れそうにない。
当然だ。
遅れをとったのは自分の責任以外の何物でもない。
過ぎてしまったことでもある。悔やんでも仕方がなかった。
実は、彼女がため息をつく理由はもう一つあった。
(フォロン先輩が来たらどうしよ~~~~!)
ペルセルテはわけもわからなく、頭を抱えて左右に顔を振る。
ペルセルテは自分のチョコに自分の部屋に来てくれるよう手紙を書き添えていた。
だが、その後のことは何にも考えていない。
実に彼女らしい、といえばそこまでだが、全く準備がなってないのだ。
いや、一つだけできているとすれば、彼女の身体であろう。
実に四回も身体を洗っている。
それも洗いたかったわけではなく、フォロンとの“その後”を夢想、もとい妄想してたらシャンプーしたか忘れてしまった、とかいう間抜けな理由で、である。
『やったかわからないからもう一回だけシャンプーしておこう』とか言いつつ四回もやってるんだからどうしようもない。


359:For Dear
08/06/02 18:31:27 VpO/gvaw
そして準備は着る服も含んでいる。
今、現在彼女はバスタオルを巻いただけの格好でクローゼットの中の服と睨めっこしてるのだ。
(ん~、この服も好きなんだけど)
ペルセルテは一つ服を取り出した。最近のお気に入りの服である。
若い女の子がよく着るような、肩や胸元などの露出が多いデザインの服だ。
彼女はその服を持ち上げ睨めっこして――
(でも、これでフォロン先輩にエロイ娘だと思われたら嫌だしなぁ)
――そして仕舞う。
(これにしようかな)
そして別の服を取り出し――
(でもちょっと地味かも)
――仕舞う。
以下略。
実に幸せな悩み事である。
誰かがいれば『風邪をひくから早く服を着なよ』と助言したろう。
しかし、今日は生憎一人であった。
妹のプリネシカも何処かへ出かけている。恐らくはフォロンのことを待っているのだろうが。

 ……計画的で良妻になりそうな妹に勝てる気がしない。
そのことが彼女を悩ませていた。
妹に勝っているところといえば、胸か。
(どうしよ?)
ことコーティカルテに関しては『精霊だから』とはね除けることができたが、今回はそうもいかない。
半分精霊とはいえ、人間だし、妹である。
それもよくできた妹だ。
チョコも先に渡されてしまったし……。
「障害が多すぎるわ」
がっくりと項垂れる。
今さらながらにフォロンとのラブラブエンドへの道のりは遠いと再認識するペルセルテだった。

* * * * * * * * * * * * * *



360:For Dear
08/06/02 18:33:58 VpO/gvaw
ピンポーン

突然チャイムが鳴った。
「あ、は~い」
少しの期待を胸に、玄関へ向かう。
もちろんフォロンが来てくれたのだと願って。
恐る恐る扉の覗き窓を覗く。
(フ、フォロン先輩だ――!)
嫌が応にも高鳴る心音。
慌てて扉を開ける。
「フォロン先輩っ、来てくれたんですね」
「う、うん。手紙に書いて……あった……から……」
フォロン先輩がホントに来てくれた。その喜びで胸がいっぱいになる。
(今日は先輩と二人っきり~)
鼻歌まで出そうな勢い。
「あ、あの……ペルセ?」
やっぱり夜に二人っきりといったらアレよね。
「ペルセってば」
どうしよ。私の初めて今日あげちゃうかも。
「ペルセ!」
「もうっ、なんですかぁ? せんぱいっ」
「服、服!」
「え、服がどう……」

ふと自分を見る。
どうもこうもなかった。バスタオル一枚で玄関に出る女性がどこにいるだろう。
「あ、あ、あの……」
言い訳しなきゃ。
「実は、その……お風呂――」
パサリ
「……」
「……」
絶句するフォロン先輩。状況を理解できない私。
バスタオル一枚で玄関に出ましたね。
慌てて、バスタオルを落としてしまいました。
つまり。


「み、見られ……お嫁……せんぱ……だめ……ふぇ」
「ペルセルテっ、ペルセっ!」

あまりの衝撃に私は床に倒れ込み――先輩の呼ぶ声を聞きながら――気を失った。


 次に目覚めたのはベッドの上だった。
「んん」
(どうしたんだっけ……)
未だはっきりしない頭でそんなことを考える。
確か今日はバレンタインだったよね、とそこから思い返していたら寝室の扉が開いた。
「あ、気づいたんだね」
フォロン先輩だ。
彼を見た瞬間、一気に記憶が戻ってきた。
(そうだ、私、先輩を部屋に呼んで……)
同時に自分の姿を見る。


361:For Dear
08/06/02 18:36:13 VpO/gvaw
布団をはね除けた私は寝間着を着ている。
もちろん自分で着た覚えはないから、フォロン先輩が着せてくれたのだろう。
再度顔が熱くなる。
「あ、あのフォロン先輩、見ました……よね?」
まぁ、見てないわけがないのだけど。
むしろ見ないで女性を着替えさせるとか、凄い特技かもしれないしね。
先輩はまずキョトンとした後、思いだしたのか、
「あ」
と言って顔を赤くさせた。
たぶん自分も同じくらい赤いのだろう。
「いや、その、ごめんね」
「やっぱり」
現実そんなに甘くないか。
それでも慌てて先輩はフォローしようとしてくれる。
「あ、でもね。そんなはっきりと見たわけじゃないんだ。君が突然倒れるもんだから、慌ててタオルをかけてさ。
 寝室に運んだ後、寝間着を……」
ここで新しく入った情報によりますと、クローゼットも覗かれてしまったようです。
そりゃ、そうだよね。服を着せないといけないもん。
下着が見られても……見られても……ブラジャーだって……ぐすん。
「だ、大丈夫だよ。ホントに」
どんどん表情が暗くなっていく私を気遣っての言葉だろう。
先輩はホントに優しい。
やっぱりショックだけど。
「お嫁に……行けないです」
せっかくフォロン先輩が来てるのにテンションが上がらない。
――なんか今日は厄日かも。
「そんなことないよ。見たのも一瞬だったしさ、別に普通だったし」
――普通って……、ある意味ショックです。
一生懸命気をつかってくれてるのはわかるのに、言葉が胸にグサリと刺さってくる。
なんていうか、意中の人に『嫌いじゃないよ』とか言われた時の気持ち。
フォロン先輩に悪気がないのはわかってるのに、恨めしく思ってしまう。

私は、貴方にとって何ですか。
私をどう思ってますか。
私の身体って魅力がないですか。

声には出さないけど、そんな疑問が頭を過る。
好きだという気持ちを伝えてない私が一番悪いんだけどね。

「えっと、それで、用事って何だったのかな?」
唐突な先輩の質問でやっと思い出した。
そうだ。先輩を部屋に呼んだんだ。自分の気持ちを伝えるために。
「熱とか……風邪ひいてるなら、また後ででいいんだけど」
「……あっあの!」
「なんだい?」
ちょっと自分でも息が荒い気がする。仕方ないよね、凄い緊張してるもん。
今がチャンス。
「わ、私……」
でも何て言うか考えてなかった。

362:For Dear
08/06/02 18:37:41 VpO/gvaw
上手い言葉なんて考えられないし。
「す、す、す……」
「す?」
ダメだ。心臓がバクバクいってる。
もう無理。

「わ、私、すっごい熱があるんです!!」

「え、熱?」

ちっが~~~~~~~~~~う!!

そうじゃないです。言いたかったことは別にあるんです。
でも怖くて言い出せなくて……。
「それじゃあ、後日また来るよ」
「え、や……」
持ってきた鞄を持ち帰路につこうとする先輩。
か、帰っちゃダメ。
「あっ、でも、熱は計っとこうかな」
先輩はふと立ち止まり、ベッドの側に戻ってくる。
そしてそっと私の後ろ頭に手を回すと、引き寄せて額同士をコツリと当てた。
「え、あっ――」
先輩にとっては、単に熱を計るだけの行為だったのかもしれないけど、私の胸は高鳴る。
その行為は先輩が私の体温を感じることができるのと同様に、私が先輩の体温を感じることができるものだったから。
額に伝わる暖かさに、心まで暖まるようだ。
(お兄さんみたい……)
いもしない兄を感じてしまう。
まるで歳いかぬ少女にされてしまったように、私はフォロン先輩を見上げた。
「ん~、ホントだ。ちょっと熱いね」
「え、うそ」
どうやら先輩の急接近に緊張して、本当に体温が上がってしまったらしい。
確かに、少し頭もぼうっとするような。
でもこんな先輩と一緒にいられるチャンスを逃したくはない。


363:For Dear
08/06/02 18:39:49 VpO/gvaw
「うそって……。ペルセが言ったんじゃなかったっけ?」
苦笑いしながらフォロン先輩はそう言った。
「そ、そうなんですけど。そうじゃなくて……」
「?」
言わなきゃ。私の気持ち。

「私、フォロン先輩のことが好きなんですっ。先輩にお熱なんです」

「……え?」
言っちゃった。
フォロン先輩は驚いた顔でこっちを見ている。
当然だろう、こんなに急に、ベッドの上から告白されるなんて誰が思うだろうか。
しかもこんな言葉で。
でも先輩なら、わかってくれると思う。
わかってほしいと願うのは、我が侭だろうか。
「ん、えっと……参ったなぁ」
数刻後に、頬を掻きながら先輩はそう言った。
「まさかこのタイミングに告白されるなんてね」
「じゃあ」
失敗しちゃったのだろうか。
「ペルセ、目を瞑ってくれないかい」
「はぁ……」
言われた通りにする。
目の前でゴソゴソと動く音と気配だけはわかった。
何をするんだろう。
――チュッ
「あ」
今、額に……。
「これが返事じゃ、ダメかな?」
照れた顔でそうフォロン先輩が聞いてきた。
私の胸に歓喜が広がる。
(それって、オッケーってことよね)
それが私を更に大胆にさせる。
「だ、だめですっ。ここに下さい」
唇を指差し上目遣いに先輩を見つめる。
「うぐ、それは……」
「せんぱい」
「……わかった」
「んっ」
目を瞑って待つと腰をぐいっと引き寄せられた。
唇に柔らかく温かい感触がくる。
軽く二、三度触れた後、舌先で先輩の唇をなぞる。
確か、こうするんだよね?
あんまりこういった経験がないので、内心ドキドキしながら気持ちを伝える。
薄目を開けるとフォロン先輩の顔が目の前にある。
(私、ホントにフォロン先輩とキスしてるんだ)
数回ほどなぞると先輩も舌で応えてくれた。
私たちの舌先が交じりあう。
緊張と自身の経験の無さで、先輩のキスが巧いのか下手なのかはわからない。
けど先輩の性格が伝わってくる丁寧さはわかった。
何より好きな人との口づけは、想像してた以上に気持ちよくて、このまま眠りに落ちてしまいそうだった。
私は口づけを交わしたまま、ベッドにゆっくりと押し倒される。
背中に感じる先輩の腕に男らしさを覚えた。
見た目は細く中性的な感じさえうけるが、抱かれてうける印象は違うみたい。
そして、だんだん慣れてきた私たちは舌の絡みも激しくなっていった。
「ん……ちゅ……んむ」


364:For Dear
08/06/02 18:41:34 VpO/gvaw
「ん……ちゅ……んむ」
身体の奥が熱い。
何かに掻き立てられるようにフォロン先輩にしがみつき、唇を奪う。
「ん……んっ!?」
先輩の指が私の胸に触れた。
ちょっとビックリして身体が跳ねてしまう。
それに反応したのか先輩もビクッとしている。
先輩のことだ。『痛かったのかな』とか心配したに違いない。
私は先輩を安心させようと、さらなる行為へと誘うため、自らの手を先輩の手に重ねた。
口を交えているから言葉じゃなくて、体で伝える。

――気持ちよく、してください。

重ねた手で自分の胸を揉む。
それでも先輩の手の感触がするだけで、いつもと気持ちよさが全然違う。
私は先輩にオンナノコの身体について、自分を使って教えていく。
――女の子の胸ってこんな感触がするんですよ。
――こうやって触るとキモチイイんです。

普段だったら絶対できない大胆なことをしてると、自分でも思う。
でも不思議と止めようと思わなかった。
自分の性癖を暴露してるようで恥ずかしいのに。
次第に先輩の指にも力が入ってきた。
先輩の意思で私の胸に触れている。
「んは……」
鼻から抜けるような甘い声がでてきた。
自分もこんな声が出るんだ。
先輩の指は私の胸全体を柔らかく包み込み、時折先端をかする。
「んっ――!」
その度に私の身体は敏感に反応してしまう。
(先輩だから、だよね)
決して私がエッチなわけではない。と自分に言い訳をしつつ、先輩の愛撫に身を委せた。
先輩はさらにその手を下腹部の方へと移動させた。
いよいよ私のオンナノコの部分に触れてしまう。
緊張で私は無意識に力を入れていた。

くちゅ。

は、はいってきたぁぁぁぁあああ。
私は心の中で大声をあげてしまう。
私の秘処は濡れていた。
先輩の指の感触でわかった。
私だってこれが快楽の証であることぐらいの知識は持ってるつもりだ。
目をそらそうとして、先輩と目があった。
「濡れてるね」
「い、言わないで、ください」
「ごめんごめん」
先輩は冗談混じりに謝るが、私は顔が火照ったように熱い。
恨めしいので先輩を睨み付けた。「あ、いや、ごめんね。そんな涙目で睨まれると思わなくてさ」
「泣いてなんかッ、ないです……」
先輩はひどいです。女の子の気持ちには鈍感なのに、こんなに……私を好きにさせて。
「謝るよ、その分頑張るからさ」
そう言うと先輩は、服を脱いだ。
「え、あ、わぁ」

365:For Dear
08/06/02 18:43:44 VpO/gvaw
先輩の体は一言で言うと綺麗だった。
中性的と言われるらしいが、私から見ればやっぱり男性らしい体つきである。
そしてやっぱり視線はある場所へいってしまう。
「いや、そんなまじまじと見られても」
「さっきの仕返しです」
なんていうか想像よりもおっきい。
こんなの私の彼処に入るのかな。
「えと、じゃあ」
「あ、はい」
先輩の声で我に返った私は、先輩のモノを導く。
「ここ?」
「そ、そうです」
先輩の感触を秘処に感じる。
(あ、あつい)
思ったよりあったかい。
「いくよ」
「は、はいッ」
いよいよだ。
どうしよう。正直にいうと、怖い。
油断してると震えで歯がカチカチいってしまうほどだ。
手足もガチガチに力を入れている。
「ペルセ、力を抜いて」
先輩に声をかけられるが、どうやっても力が抜けない。
(む、無理。こんなの入らないよ)
「えっとこういうときは……」
先輩はそう言うと私の胸にくちづけた。
「ひゃっ」
ぐぐっ
私の力が抜けたのと同時に先輩は自らのモノを入れてきた。
「はっ、はっ、はっ」
苦しい、息がしにくい。
先輩のモノが私の秘処を押しひろげているのがわかる。
「もうすこし」
(えっ、まだなの?)
もう限界だと思ってたのに、まだ先輩のが全部入りきっていないようだ。
先輩は再度私の胸にくちづける。
そして先端を口に含むと舌先でチロチロと弾いた。
「んっ、んぁっ」

ずんっ
「ッ~~~~~~~~!!!!」
声にすらならない。
“初めて”を失った痛みと、先輩のモノを受け入れている圧迫感が尋常ではない。
「かっはっ」
「大丈夫?」
先輩が心配そうな顔で覗いてくる。
大丈夫です。そう言おうと思ったが、声が出てこない。
実際のところ大丈夫ではなかった。
浅く速い息継ぎを繰り返す。というより空気が胸まで入ってこない気がする。
私は助けを求める意味で先輩へと手を伸ばした。
「落ちついて、ゆっくり」
先輩は私の手をとると温かく握りしめ、声をかけてくれる。
もちろん、腰を動かすようなことはしない。
私を気遣ってくれているのだ。


366:For Dear
08/06/02 18:47:03 VpO/gvaw
「はぁ、はぁ、は、は」
段々と私は呼吸を落ち着かせていく。
何より先輩の気遣いが嬉しくて、頑張ろうと思ったから。
「……ぱい」
「え?」
「だ、大丈夫です。動いていいですよ」
「で、でも」
「動きたいですよね?」
先輩にそう聞くと、一瞬戸惑うような表情になる。
どうやら図星らしい。
「いいですよ?」
「ごめん、できるだけいたくないようにするから」
先輩はそう言って自分の腰をゆっくり引いた。
先輩のその……“返し”の部分が内側をなぞっていく。
「んっ」
そしてまた押し入ってくる。
辛くないと言えば嘘になる。
痛みは残っているし、苦しい。
それでも先輩が私だけを見てくれて、私を感じてくれている。
今はそれだけで十分だった。
「ぺ、ペルセ」
「せんぱい」
先輩の動きが段々速くなってきた。
コツコツと身体の奥まで突かれている感覚さえ覚える。
身体がこれ以上ないくらい熱かった。
もう何もまともに考えられない。
「せんぱいぃ」
腕を精一杯彼の方に伸ばし、ねだる。
「だきしめて」
先輩は私を軽く起こすと背中に手を回した。
私たちは抱きしめ合う形になる。
私はというと、先輩の肩にそっと頭を預けた。


367:For Dear
08/06/02 19:21:16 VpO/gvaw
頬に、胸に、秘処に。身体全体で先輩を感じる。
苦しいけど嬉しかった。
私はもっと先輩を感じたくて、首に腕を回す。
先輩の胸板に私のおっぱいが潰れたがそんなの気にしない。
むしろ先輩は気にしてほしいかもしれないけど。
「ペルセ」
「せんぱい」
「もう、いくよっ――」

ビクッと先輩のが私の中で弾けた。
(せんぱい、感じてくれたんだ)
私たちはそのままベッドに二人倒れ込んだ。
「はぁ、はぁ」
二人深い息をする。
終わったんだ。と不意に思った。
「先輩」
「何?」
「ありがとうございます」
何となく感謝したくなる。
そしてこれからのことを妄想、いや、想像して私はふふっと笑った。
「どうしたの?」
不思議そうに先輩が聞いてくる。
「いえ、これからよろしくお願いします」
二つの意味で、そう言う。
「こちらこそ」
「私が気持ちよくなるまで、頑張りましょうね?」
「へ?」

~fin~

368:名無しさん@ピンキー
08/06/02 20:14:33 32LiiT8L
( ´ー`)y━・~~~

369:名無しさん@ピンキー
08/06/02 21:24:56 WoQDoFSV
久しぶりの投下にGJ!

370:名無しさん@ピンキー
08/06/03 02:26:57 WLpUNQ6n
久々乙

371:名無しさん@ピンキー
08/06/03 04:08:49 s/6zUNH1
久々に乙!
というか久々でなくても内容的にかなりのGJ!
女性一人称視点ってなぜだかめっちゃイイっすw

372:名無しさん@ピンキー
08/06/03 10:14:03 9NvLOwHr
恋を覚えたペルセっぽい可愛らしい文体だな
GJ!

373:名無しさん@ピンキー
08/06/07 22:11:42 MYse6N4T


374:名無しさん@ピンキー
08/06/08 07:27:30 aBtNuQXt
【表現規制】表現の自由は誰のモノ【96】
スレリンク(news2板)

375:名無しさん@ピンキー
08/06/14 09:51:58 h/Ro4qe+
ほしゅ

376:名無しさん@ピンキー
08/06/16 22:09:22 Vf8yGZ1Z
ジェラス・クリムゾン…
今度は消えないよね?

377:名無しさん@ピンキー
08/06/20 01:19:43 JrQUIPGF
保守

378:名無しさん@ピンキー
08/06/25 09:46:19 CHjnh/VY
保守

379:名無しさん@ピンキー
08/06/30 16:08:40 ZQWOqEJx
保守
PSP版終了したwww
相変わらず泣ける…(;ω;)
フォロンがクラウザーさんみたいな性格ならどうなんだろ?


380:名無しさん@ピンキー
08/07/01 05:20:36 7qW14oXP
>PSP版
なにか追加とか修正とかってありました?

381:名無しさん@ピンキー
08/07/01 13:25:17 vptuKkFP
>>380
分かりやすい修正は、ペルセの下着姿(入学前)
の画像がブラの肩紐しか写ってなかったぐらい

382:名無しさん@ピンキー
08/07/03 05:03:21 eKZa1Qyt
…そっか、PC版の時は「ペルセ!、下!下!」とか言いながらパッケージでこれって18禁だっけ?
とかあわてて確認したとても良い思いでがあったりしたのですが…w
情報ありがとです♪

383:名無しさん@ピンキー
08/07/03 08:21:22 wNmL8Fd2
>>382
新規OPは無かったが…
0~2と3~4話のOPムービーは入ってて良かったwww

白と黒もPSP版出して欲しい…
白と黒は未プレイ…どうだった?
感想欲しい…

384:名無しさん@ピンキー
08/07/03 08:54:02 YkiXuMcb
>>383
黒はPSP版は出るぞ



それとPC版はどれも中古で1000円以下でコストパフォーマンスが良いからまず買った方が良い

385:名無しさん@ピンキー
08/07/09 06:42:37 lCg1bh03
明日は漫画の発売日

5日後は小説だっけ?

386:名無しさん@ピンキー
08/07/09 10:46:45 Pd0f8SX6
7月15日に赤と黒の新刊が出る。

発売日を分けても良さそうなもんだがな…

387:名無しさん@ピンキー
08/07/09 12:08:46 7QUjbD7C
漫画って12日じゃなかったっけ?

388:名無しさん@ピンキー
08/07/09 13:38:10 ydcm6/fJ
>>387
漫画の発売日は最初10日だったけど微妙に発売日がずれ最近確認した所
11日か12日の発売だと思うよ

389:名無しさん@ピンキー
08/07/14 06:21:57 fQo+Ipr2
文庫新刊読んだー?
ネタバレっていつからおっけい?


390:名無しさん@ピンキー
08/07/14 06:28:47 sJMrXPNB
15日じゃなかったっけ?

391:名無しさん@ピンキー
08/07/14 15:21:06 vxnPOA/n
明日発売だから明日からネタバレおっけーじゃないのか?

392:名無しさん@ピンキー
08/07/14 17:30:50 Ia9odNM4
ラノベ板では発売日の翌日0時から解禁。
日付が7月15日のうちはダメでっせ。

ここエロパロ板だけどな。

393:名無しさん@ピンキー
08/07/14 18:39:49 nBu5LgOR
ペルセっていつのまに神曲楽士になったんだ

394:名無しさん@ピンキー
08/07/17 02:12:26 Ch/KT0mz
今回はそれほど待たずに赤の次巻が読めそうで嬉しい

395:名無しさん@ピンキー
08/07/17 23:04:52 2K0bXCI2
ラノベ板の情報によると赤の続巻の発売は
来月だったけど作者の都合により無期延長状態になった
ま、期待せずに待て

396:名無しさん@ピンキー
08/07/18 04:41:10 Uv2v2sqJ
>>393
一応、下級精霊なら入学直後に召喚出来てたから「超」が付く「天才」と見做されてたらしいぞ
順当にカリキュラムを進めて卒業の少し前に免許が取れたらしい
何処で読んだか覚えてないが、僅かに触れられてた筈

397:名無しさん@ピンキー
08/07/18 13:30:20 E9W/YQzA
>>396
学生時代に免許が取れたのはユフィンリーだけ
ペルセは入学してすぐにギガちゃんを呼び出せたけど気分のムラで神曲が安定しなかったので
フォロンやレンバルト同様卒業してから試験を受けて合格し
今は、新米神曲学士としてツゲ事務所の正社員として働いてるよ
(ジェラス・クリムゾン
P54の最初の方参照)

398:名無しさん@ピンキー
08/07/21 21:33:48 cnb6s1wA
新刊ネタはまだですか?

399:名無しさん@ピンキー
08/07/21 22:45:56 ooa4dLPS
眼鏡とか三つ編みならいらんぞw

400:名無しさん@ピンキー
08/07/22 04:55:33 qY0dfLKz
それより、酒場で飲んだくれてさんざん話していた愚痴という名のノロケ話を
どなたか詳しく書いてくださいw

401:名無しさん@ピンキー
08/07/25 08:16:52 XcV6WcGr
言い出しっぺの法則という(ry

402:名無しさん@ピンキー
08/07/27 14:53:12 34VDvcdO
新刊の塗りが小梅けいとっぽいと思ったのは俺だけ?

403:名無しさん@ピンキー
08/08/01 22:42:11 OYNGVSa9
えろ漫画家はわからん・・

404:名無しさん@ピンキー
08/08/01 23:09:01 WnN85ZY0
>>403
狼と香辛料のコミカライズとかしてるのに、何故エロだと思ったのかね

405:名無しさん@ピンキー
08/08/05 01:15:34 EW9pPpN+
保守

406:名無しさん@ピンキー
08/08/05 02:02:24 fj0EjXgA
>>404
つ花粉注意報



てか小梅けいとはバリバリにエロ畑の人間だろ

407:名無しさん@ピンキー
08/08/09 01:40:40 MAB3hDDA
保守

408:名無しさん@ピンキー
08/08/11 11:31:37 UrBV8qmm
神職人が現れるまで保守なんだぜ

409:名無しさん@ピンキー
08/08/13 08:02:00 sTZ3MTYB
保守

410:名無しさん@ピンキー
08/08/16 09:58:23 SaVYcD6M
保守

411:名無しさん@ピンキー
08/08/18 01:32:06 frz+oiRK
GAマガジンのコーティに萌えた

412:名無しさん@ピンキー
08/08/18 02:45:18 pidgAU8T
抱きマクラ、使ってる?

413:名無しさん@ピンキー
08/08/19 14:17:01 SC3ovwad
もちろん

414:名無しさん@ピンキー
08/08/20 05:46:00 am5/G9tS
URLリンク(moepic2.dip.jp)

415:名無しさん@ピンキー
08/08/21 03:23:40 ZmGDFDhL
>>414
小コーティのわりにはサイズが…?w

416:名無しさん@ピンキー
08/08/21 22:59:14 e/m+P/YX
きっと毎晩こんな感じでw


「こ、こら、フォロン!あ、あ、んん!ん!す、すうな、んん!」

「ちゅ…ちゅ…ん…愛してるよコーティ」


「あ、んん!だ、だから、む、胸ばかり!な、舐めるな!」

417:名無しさん@ピンキー
08/08/23 19:34:28 AfJTgQqH
フォロンが他人に愛してるって言うには恐ろしい程に時間がいると思うな
孤児という身内からの温もりを知らずに育ち、他人に疎まれて生きてきて
あの優しさを保っているのはまさに奇跡ではあるが、自分に向けられる好意の類には完全に麻痺してるっぽい


418:名無しさん@ピンキー
08/08/23 21:57:01 iqlDE52d
>>417
コーティカルテに出会ってすぐに引き離された事も影響してるだろうしな
いきなり引き離された事がトラウマになってるのは確実みたいだし。

419:名無しさん@ピンキー
08/08/24 08:34:26 bnKUjJYJ
あのコーティとの出会いがあった故にフォロンは不遇をかこっていても善性を喪わずに済んだんだろうな
まさに二人は運命の相手なんだろう
しかしそれ故にそれが唯一の支えっぽかったため当初はチビコーティにピンとこなかったんじゃないかな
だから今の二人の関係はゆっくりと手探りで進んでいる、いわばコーティ最大のライバルはフォロンの思い出の中の「あの時の自分」な訳だ

420:名無しさん@ピンキー
08/08/28 22:02:31 Jh3sGB5D
上げ

421:名無しさん@ピンキー
08/08/30 04:22:33 rNxeHtE3
>>416
使用前、使用後はこんな感じ?w
URLリンク(www.getchu.com)

422:名無しさん@ピンキー
08/08/31 12:46:47 rOGb2tPj
数々の生涯を潜り抜けてフォロンと結ばれるペルセだけど、彼女はフォロンを独占しようとせず、
「私とこうなったからってフォロン先輩は、コーティカルテさんと割り切って付き合えるほど
器用なはずも、ましてやコーティカルテさんをないがしろにできるはずありません!!」
と断言して、二人して(正確には渋るフォロンを従えてペルセが)コーティカルテに襲い掛かり、
3P体制を恒常化させるSS希望。

423:名無しさん@ピンキー
08/09/01 01:20:00 2b3bWoqq
>>417-418
そう考えると、世界を救うための布石とはいえ一人の人生と性格を歪めた
学院長も随分と罪作りだ。

しかし、仮にあのまま幼少フォロンの元にコーティがいた場合、逆に
増長してたり、あるいは完全に依存しちゃったりしたのかも。
そう考えると、引き離したのも結果的に良かった……のかな?

424:名無しさん@ピンキー
08/09/01 08:03:14 y7AWri1R
見苦しい部分はコーティが容赦なく鉄拳して自分好みに染め上げるんじゃないか?
そうしたら案外スマートなダングイスみたいになったりしてw

425:名無しさん@ピンキー
08/09/01 21:19:34 bTdrrLPz
とりあえずコーティカルテの後ろをトコトコとついて行く幼少フォロンは見たいかも
ほとんどママン状態のコーティカルテも面白そうだしw

426:名無しさん@ピンキー
08/09/01 22:34:16 E/SO0q5Z
当時のコーティはロリじゃなかったんだもんなw

427:名無しさん@ピンキー
08/09/02 03:57:34 wFbstDWU
記憶改変されてる(してる)だけで
実は1週間くらい疑似親子してたりしてな>幼少フォロンとコーティ(大)


428:名無しさん@ピンキー
08/09/03 02:34:11 qZvgZFPJ
契約が中途半端に終わるくらいだし、ホントに直後に介入されたんじゃないかな。

429:名無しさん@ピンキー
08/09/03 14:47:42 fG9GPOWx
じつは…コーティ(大)はショタ好きで、
ストライクゾーンド真ん中のショタフォロンが現れる。
ショタなうえ神曲も申し分なし!
契約するがレイトス乱入で中断…
建物の中に居ろと言うが…抱っこしたまま戦闘…
ショタパワーで戦うコーティ…
神曲で戦うレイトス…
泣きながらもコーティにしがみつくフォロン…

430:名無しさん@ピンキー
08/09/03 17:08:45 mivyJZJY
>>428
確かキネノベ版だとコーティカルテと契約してる真っ最中にレイトスから攻撃されてしまい戦闘に巻き込まれてしまい
幼少フォロンはその場で気絶してしまったた為
今でもその辺の記憶はかなり曖昧になっている


431:名無しさん@ピンキー
08/09/03 17:54:50 ZR/7NP3o
>>429
それコーティが負ける要素がないんだがww

432:名無しさん@ピンキー
08/09/03 20:23:35 Z59m0smI
泣き出したら神曲を維持できなくなると思うがw

433:名無しさん@ピンキー
08/09/04 02:59:42 9PNYGvEt
ショタフォロンを抱っこしながら、レイトスと戦闘…
最初は神曲を歌っていたフォロンが…恐怖体験で泣き出す。
泣き顔を見て、胸キュンのコーティ(大)
同時にレイトス達を消す覚悟をもつ…
「愛」と言う名のショタパワーでレイトス達を蹴散らすコーティ。
死亡フラグの立つレイトス…
卑怯だが一瞬の隙を突いて、フォロンを強奪しコーティを脅迫する。
血涙流しながら悔しがるコーティ。
エレインがフォロンの記憶を消すが、コーティには殺したように見えて暴走。

まで浮かんだwww

434:名無しさん@ピンキー
08/09/04 20:17:25 ZSbDzXDp
>>433
コーティはただの変態おねいさん・・・

435:名無しさん@ピンキー
08/09/05 23:34:21 Vcj20KLh
>>433
その指定だと学園時代から今にいたるまでの
青年フォロンは完璧に対象外でポイ捨て決定だな…
契約精霊に捨てられるフォロン
ショタ精霊コーティカルテが見捨てた理由はフォロンと再会した時、ショタ対象外年齢だったから契約を解除した



考えるだけで悲しくなるんだが…

436:名無しさん@ピンキー
08/09/06 00:57:54 Z5CXXP4q
>>435
大きくなった男も好きではあるんだよ、多分

437:名無しさん@ピンキー
08/09/06 08:54:35 YdnAr1wH
>>436
それだとショタとは言わない気がする
単なる子ども好き

438:名無しさん@ピンキー
08/09/06 10:13:56 fGWEw+2c
>>435
子供の内にレイトスと同じにすれば…

439:名無しさん@ピンキー
08/09/06 10:36:05 ENc2ksvg
再契約以降はコーティの方がガキっぽくなったから大丈夫でしょ

フォロンだってストライクゾーンからはずれたコーティ(小)と付き合ってるわけだし

440:名無しさん@ピンキー
08/09/06 10:48:12 cMizyeO6
もしちっちゃくなってなかったら
確実にヤッてたorコーティが襲ってたよな

441:名無しさん@ピンキー
08/09/06 20:28:45 YdnAr1wH
その辺は確実だと思うよ
フォロン的には大人コーティはストライクゾーンど真ん中みたいだし
確かストラングルでコーティがフォロンの耳元で呟いた程度で赤面して固まりそうになってたし

442:名無しさん@ピンキー
08/09/06 21:49:12 Z5CXXP4q
幼き日の思い出に刻み込まれた大コーティがストライクゾーンど真ん中なのは当然と言えば当然か

443:名無しさん@ピンキー
08/09/10 10:59:44 U+IrYWBP
ストライクゾーンと言うより、原体験とか刷り込みとかアーキタイプとか、そっちだな。

444:名無しさん@ピンキー
08/09/11 12:30:06 cVUXLxwL
コーティの初体験時の体位は騎乗位だろうか、正常位だろうか。はたまた後背位だろうか。

445:名無しさん@ピンキー
08/09/11 16:54:36 Bi/miZDd
空中合体

446:名無しさん@ピンキー
08/09/11 23:00:27 BNBgRxPB
>>444
コーティから誘ったまたは襲ったなら乗馬位だろうし
向こうからなら正常位じゃないだろうか
相手の理性がぶっ飛んでいれば後背位からと言う事も

447:名無しさん@ピンキー
08/09/12 00:56:23 eDV5SocZ
フォロンに神曲演奏させながらの対面座位に決まってるだろうjk

448:名無しさん@ピンキー
08/09/14 23:04:20 +zKJGhTK
ミゼルドリットが可愛い過ぎるので誰かミゼルドリットで書いて下さい。

449:名無しさん@ピンキー
08/09/15 01:17:35 jnbLUnsY
稀少な人型2枚羽根だからレンバルトと…と思ってたんだけどな

450:名無しさん@ピンキー
08/09/15 20:46:23 uYkEkFRU
>>447
演奏より歌いながらの方が良いかもどう考えても楽器が邪魔だ

451:名無しさん@ピンキー
08/09/15 22:42:23 iqvTT47Q
楽器はコーティの身体で

452:名無しさん@ピンキー
08/09/15 23:53:59 v4ED5Wdc
ミゼルドリットの本体と契約については予想どおりだったな

453:名無しさん@ピンキー
08/09/19 01:13:27 MZIN3+XO
>>449
よく考えたら2枚羽根ミゼルとレンバルトが契約したら、
契約の瞬間を写真に撮られて「こいつはロリコンです」って
写真ばらまかれて大変なことになるから、
こういう形でペルセと契約して良かったのかもな

フォロンとちびコーティ?

454:名無しさん@ピンキー
08/09/19 17:07:22 jIAF5FgO
新刊読んで思ったんだが精霊は言葉責めとか羞恥プレイに弱いのか?

455:名無しさん@ピンキー
08/09/19 18:57:21 D7nZSqSL
剥きだしの嫌悪とか怒りとか憎悪とかが感じ取れなければ
大したダメージはなかろうなー。
それらで楽しもうとする意志が感じられると駄目なんだろw

456:名無しさん@ピンキー
08/09/20 12:17:22 +JOEV9VW
コーティはフォロンの剥き出しのエロスを浴びたら1発だ

457:名無しさん@ピンキー
08/09/20 13:32:08 8YK70v4B
>>454
言葉責めはともかく、羞恥プレイは関係ないんじゃないかな?


458:名無しさん@ピンキー
08/09/20 13:53:48 a0qYolpq
フォロンに耳元で「愛してるよ」と囁かれるだけで
腰砕けになるコーティ

459:名無しさん@ピンキー
08/09/21 01:50:05 nIU847rU
多分、コーティはフォロンに「好き」、「一緒にいたい」と本気で耳もとで囁かれ抱きつかれた日には
確実に腰砕けどころでは済まないかとw


460:名無しさん@ピンキー
08/09/21 02:26:40 qnXBxU9Q
それだけでイクな、コーティはww

461:名無しさん@ピンキー
08/09/21 08:02:50 GqvX4mxQ
物凄くありえるww

462:名無しさん@ピンキー
08/09/21 18:40:53 usswYMqp
つまりカティオムは言葉だけでシェルウートゥをイかせたり
服を脱がせたりというプレイをしてるんですね?わかります

463:名無しさん@ピンキー
08/09/21 20:33:14 qnXBxU9Q
物質化させた服くらい消えとるだろなw

カティオムはシェルの手の指が気に入ってるようだが、
あれは手コキで相当イカされてるという暗喩だろうかww

464:名無しさん@ピンキー
08/09/22 00:51:24 WFXKvXHN
確かカティオムとシェルの関係は
シェルのノロケ夜話しの件と言いカティの
抱きしめたり、キスをするだけでは伝わらない事だって…的な台詞と言い
どう考えても肉体関係有りなんだろw
なんか散々シェルのノロケ話しを聞かされた
コーティが可哀想になってきたよ
早く気づけフォロン!
鈍いにも程がある

465:名無しさん@ピンキー
08/09/22 01:43:48 x+5lb11f
カティとシェルは明らかにやってるなw

466:名無しさん@ピンキー
08/09/22 05:27:46 /qLuEOXY
>>464
逆に考えるんだ
フォロンは放置プレイをしていると考えるんだ

467:名無しさん@ピンキー
08/09/22 23:51:02 xwaqsrPI
フォロン・・・恐ろしい子!

468:名無しさん@ピンキー
08/09/24 11:11:45 27EJtbVx
>>466
コーティがフォロンに放置され、イライラしてきた所を狙って
前からぎゅっと抱きしめてコーティを腰砕けにした所を襲うのかw

469:名無しさん@ピンキー
08/09/25 00:43:58 OmaW8SnU
いや、さらに放置して次の日何事も無かったかのように接するんだな?
それを毎日繰り返して・・・
我慢出来なくなったコーティから襲わせると言うんだな?
そして精神的に粉々になったコーティを本格的に調教・・・



ちょっと俺病院行って来るわ

470:名無しさん@ピンキー
08/09/29 00:25:31 cycAEJli
ちょっとまて!
コーティは精霊で精神体だから
精神的にデカいショックを受けた場合や下手すれば姿や形すら残さず消える(死ぬ)場合すらある
から危険かも知れない
それなら
連日連夜、フォロンに言葉と身体両方から攻め抜かれ
翌日、襲ったフォロンは何故か元気なのに
腰痛をわずらい完璧に戦力ならない状態のコーティ…とか



やばい、脳内がプリネのやおいとホモは違うんです状態だ
ちょっとばかりミゼルに笑われてくる

471:名無しさん@ピンキー
08/09/29 00:45:31 C1lf0cxU
精霊だから腰痛は無いだろ。
疲れも気合で直せそうな・・・

・・・・・・

何回ヤっても大丈夫と言う事か!

472:名無しさん@ピンキー
08/09/29 10:34:01 cycAEJli
そういう事だと思う
…相手が逃げなければの話しだが

473:名無しさん@ピンキー
08/09/30 00:00:54 cycAEJli
sageるの忘れた
ごめん

474:名無しさん@ピンキー
08/09/30 08:17:58 5t7HE8E3
むしろコーティの場合フォロンにそれだけ愛されりゃ腰痛どころか元気100倍で恐ろしいことになるだろ
下手すりゃ燃費も上がって長時間大コーティーでいられるかもしれない。精神が何ぼの奴らだし
とりあえずものスッゴイいい笑顔してそうだけど


475:名無しさん@ピンキー
08/09/30 12:44:21 OKs2Zjud
てか精霊って確かに子供はつくれんが、その気になりゃ精霊雷変換して母乳出せんじゃねえのか?
まあ、需要があるのは俺みたいな相当マニアックな奴だけかもしれんが・・・・

476:名無しさん@ピンキー
08/10/01 13:47:08 bEYpZ7fg
>>とりあえずものスッゴイいい笑顔
ちびコーティのその顔が、どうしてもハルヒの上機嫌顔とカブるw

477:名無しさん@ピンキー
08/10/01 14:33:16 oJq+q6Tp
フォロンが外出中に事件が起こる。
コーティが事務所で転倒し頭を強打、暫くし目を覚ますと記憶喪失にwww

レンバルトと所長が適当な記憶を教える。
事務所に戻ったフォロンは豹変したコーティに驚く。
スタンダードなメイド服を着たコーティが「お帰りなさいませ、ご主人様」でお出迎え!
フォロンの中で何かが外れそうになる…


まで浮かんだwww
病院逝くwww

478:名無しさん@ピンキー
08/10/02 01:50:32 QGI4hAlM
ああ、ついでにエロイ方向に持っていくように性的指導されてるのか

ご奉仕するようフォロンに近付くコーティ
「ご奉仕させて頂きます・・・」
記憶戻そうと必死でそれどころじゃないフォロン
「記憶ってどうやったら戻るの!?せ、精霊だからち、違うのかな!?」
動揺して妙な事を口走りながらメイド服に着替えようとするペルセ
「わ、わらしも!も!」
それを必死で止めようとするプリネ
「ペ、ペルセ!着替えるならせめて更衣室で!」
火に油を注ぐヤーディオ
「ほらほら~早くしないと取られちまうぜ?」
その光景をニヤニヤしながら眺める所長とレンバルト
「「ニヤ(・∀・)ニヤ」」


俺も病院行く必要がありそうだな。

479:名無しさん@ピンキー
08/10/06 11:56:00 hOZSp8l9
>>474
確かにそれだけ愛されていれば普段も大コーティでいられるかも
ペルセが絡んできてもお構いなしでものスッゴイいい笑顔を浮かべてそうだし
フォロンはレンバルトやユフィに冷やかされたり色々とつつかれるかも

480:名無しさん@ピンキー
08/10/06 19:17:02 3DJaXdHM
「・・・しようと思えば出来るんだからな」

 謎を持つ精霊と、その精霊に恋をした少年の話をする中で言われた一言。

「私を抱きたいと思うか?」

 それがただ「抱きしめあう」と言う意味ではない事なのは、
 フォロンにもわかっている。もちろん本当の意味も。

 ベットで寝息を立てる相方の背中をみつめ、一言。

「それは・・・出来ないよ・・・」

 そして、ベット脇の床の上に寝るフォロンは
 自分に言い聞かせてから眠りについた。


-- 悩み多き神曲楽士と悩み多き紅の女王と 1 --


481:名無しさん@ピンキー
08/10/06 19:17:33 3DJaXdHM
 自分にまったく性欲が無い等とは言えないのはわかっている。
 朝、違和感を感じて目覚め、コーティが起こしに来る前に下着を
 履き替える事もある。

 それでも、コーティを抱きたいかと言われれば、
 即座に否定する・・・いやしなければならない。

 およそ人間のような性欲がない精霊に対し、
 人間の持つ性欲をぶつけるのは間違っていると思う。

 さらに「女性」に対して性欲をぶつけるのは「男性」として間違っている、
 とさえ思うからである。

 だが、コーティは「私はかまわない」と、
 そういう意味に取れる言葉をかけてくれた。

 それでも・・・


「・・・ん?」
 鼻をくすぐるような心地よい香りで目が覚める。

 うっすらと目を開けると外はまだ暗いままで、
 寝ぼけた頭で香りの元を考える・・・と、

「フォロン・・・私は・・・いいんだぞ?」

 横向きに寝ていたフォロンの腕の中に、
 コーティがもぐりこんでいた。

 熱っぽそうに顔を赤らめ、みた事は無いが、
 泣き出す直前のように目をうるませ。

「私はおまえを独占したい・・・
 そして、私はおまえに独占されたい・・・
 おまえが好きな方法じゃないと思うが、
 独占し・独占される証拠として・・・」

 ぎゅうっとパジャマの胸元を握られながら、
 じっと見つめられながら、
 コーティの言葉をフォロンは何も言えずに聞いていた。

「コーティ・・・」
「私を抱いてくれ・・・証拠を・・・くれ・・・」

 あの、美しく、誇り高く、圧倒的な力を持つコーティが、
 怒られ、叩かれ、周りが苦笑いする程頭の上がらないコーティが、
 自分の腕の中で小さく震えている。


 そして彼女の契約楽士は、紅の女王を抱きしめ、
 唇に唇を重ねた・・・

482:名無しさん@ピンキー
08/10/06 19:22:36 3DJaXdHM
>>480,481
本編の雰囲気が好きなので壊さないようにと思いながら書いてみました。

まぁ、こうなった時点で壊してるんだが・・・
続きかいてもいい?w

483:名無しさん@ピンキー
08/10/06 20:37:08 UoHs0HeL
GJはまだ言わないけどwktk。
コーティはフォロン想像してオナってるからなぁw
そこまで明かされれば後は一直線かな。

484:名無しさん@ピンキー
08/10/06 22:51:08 3DJaXdHM
>>483
ありがたい
ではいきますw


 コーティの腕がフォロンの首にまわされ、
 フォロンの腕がコーティの背にまわされ、
 2人の間の空気でさえ邪魔と言わんばかりに密着する。

 それ以上に・・・2人の口づけは、
 唇の触れあいから吐息の交換となり、
 舌がからみあい唾液がまざり、
 お互いの心を麻痺させはじめていた。


-- 悩み多き神曲楽士と悩み多き紅の女王と 2 --


 フォロンは唇を離すのがおしいと思った。
 けどそれ以上にコーティが・・・

「ふぉ・・・ろん・・・ふぉろんぅ・・・」

 しがみつき、甘えるような声を出す紅の女王に驚いていた。
 甘えられる事はあったが、それでもこのような声は聞いた事がなかった。

 フォロンの心に・・・コーティを想う気持ちに変化があらわれた。
 ここまで自分を求めてくれるコーティに、想いをとげさせてあげたい。
 そして、もっと甘えさせてあげたい。と。

「ふぉろぉん・・・もっと・・・もっとぉ」

 普段からは想像できない甘え方とおねだりするコーティに、
 フォロンは耳を噛みささやくようにいった。

「コーティを抱くよ・・・だからもっと甘えて・・・声をきかせて」
「ふぉろん・・・抱いて・・・甘え・・・させて・・・」

 そういいながらコーティの首筋にキスをし、控えめにけど女性らしい
 胸を愛撫しはじめる。コーティのおねだり通りに。

「やっ・・・ふぁっ・・・首だめだ・・・胸だめぇっ」
「だめ・・・なの?・・・コーティ?」

 経験の無いフォロンには拒絶と思えるコーティの台詞に、
 フォロンは愛撫を止めてしまう。
 起き上がり顔をみつめるが、視線を受け止めきれないコーティは目をそらして、

「ばかぁ・・・やめ・・・るなぁ・・・」
「いいの?・・・」
「わたしは・・・フォロンじゃなきゃ・・・だめなのだ・・・」

 そういいながら、パジャマを開き、控えめな胸と
 かわいらしいパンティをフォロンに見せる。
 そしてフォロンは・・・コーティの大切な部分が・・・
 しとどに濡れているのがわかった。


485:名無しさん@ピンキー
08/10/06 22:51:45 3DJaXdHM
「だから・・・気にしないで・・・して・・・欲しい・・・」

 コーティはゆっくりとフォロンの手をとり、
 パンティに手をかけさせた。

「うん・・・」

 恥ずかしげに顔を背けるコーティのパンティをゆっくり脱がせていく。


 そして・・・

「ふぉろ・・・んぅぅっ!」

 コーティの悲鳴のような喘ぎ声。
 コーティの手に導かれ、フォロンの手が秘裂上部の肉芽をなぶる。

「こ・・・こっちも・・・ぉ・・・」

 フォロンの頭を導き、胸の先端に口を這わせるようにさせる。

 コーティのために単身楽団を使って神曲を奏でるような気持ちで、
 けど単身楽団ではなく・・・コーティを使ってコーティ自身を奏でる。

「ふぉろぉん・・・すごい・・・独りでする、んぁっ!・・・よりすごぃっ!」
「えっ?・・・」

 コーティの口から信じられない一言がでてきて、フォロンは驚く。

「だって、ひぁぅっ・・・して欲しくて・・・けどしてくれなくて・・・」

 ちょっとだけ、自分は我慢していたのに、
 コーティが独りで慰めていたことに軽く憤りをおぼえた。
 けど、

「ごめんね・・・」

 すぐさま申し訳ない気持ちになり・・・

「わたしこそ、ひぅっ?!・・・うぁっ!あぁぅっ!」

 秘裂に指を埋め、中をかき回した。
 肉芽と胸の先端をきつくなぶってあげる。

「ふぉ・・・ろぉん・・・もぉ・・・もぉ・・・」

 コーティが切なそうな声で、膝をフォロンの股間をこする。

「じゃあ・・・」
「うん・・・ちょぉだい・・・フォロンが・・・ほしぃ・・・」

 それだけで、フォロンは・・・彼の契約精霊が紅の女王が何をほしがって・・・
 子供のように甘えておねだりしているかがわかった。

 そして、自分の服を脱ぎ捨てた。

486:名無しさん@ピンキー
08/10/06 22:56:56 3DJaXdHM
>>484,485
すまない、思ったよりボリュームが・・・
最終回はまた明日にさせてもらいます。

487:名無しさん@ピンキー
08/10/06 23:40:21 hOZSp8l9
うお!
久々に投下されてる
>>486
見た瞬間に顔がにやけたこの雰囲気好きです
続きを楽しみに待ってます

488:名無しさん@ピンキー
08/10/07 00:12:57 Yh6dbOAI
GJコーティに萌えた!!!


489:名無しさん@ピンキー
08/10/07 00:50:28 e2NKHpg8
>>486
寝れないので・・・w


「コーティ・・・その・・・ぼくは・・・」
「ふぁ・・・どう・・・した?」

 深刻そうなフォロンの表情をみて、コーティは・・・

「お互いさま・・・だ」

 フォロンの苦悩は、コーティの苦悩だった。
 お互い・・・今回が初めて。

「じゃあ・・・証拠・・・あげるね」 
「うん・・・私からも・・・」

 ある種、荘厳な・・・2人にとっては、十数年前に結んだ契約より
 重い契約が交わされようとしている。


-- 悩み多き神曲楽士と悩み多き紅の女王と 3 --


 フォロンのサイズは大きい訳ではないが、
 いまのコーティの身体は13・14歳・・・

 中身が見た目通りではないのはわかりきっている。
 問題は中身じゃなくて・・・

「あの・・・コーティ・・・大丈夫?」
「?」

 きょとんとしたコーティだが、彼女は察しがいい。
 フォロンの嘘が通じないほど・・・だから彼女は笑顔で、

「大丈夫・・・大丈夫だから・・・」
「じゃあ・・・痛くないように・・・するから・・・」

 こくん・・・
 ただ、笑顔の裏の不安までは隠し通せなかった。
 彼女とて・・・未経験な事まではいつもの調子では・・・

「んっ・・・つっ!・・・」

 ゆっくりとフォロンはコーティに入っていった。
 入っただけでかなりの痛みがあることが、
 コーティの表情と声でわかった。

「だい・・・じょう・・・ぶ・・・つぅっ!」

 浅いところで突き当たった感覚・・・
 全然大丈夫そうじゃない。
 まったくこういう時にいつも通りになる。

「コーティ・・・~♪」

 耳元で、初めてであった時の歌を歌う。
 コーティをつらくさせるのは嫌だ・・・だから。

490:名無しさん@ピンキー
08/10/07 00:51:28 e2NKHpg8
「そんな・・・あぁっ?!」

 ぶつ・・・ぶ・・・つんっ!
 突き当たったところを突き抜け、

「あっ?!・・・あぁっ?!」

 神曲の影響なのか・・・
 コーティの表情に苦痛はなかった。

「コーティ・・・証拠・・・うけとってもらえた?」
「はぁはぁ・・・あぁ・・・フォロンも・・・うけとってくれた?」
『うん・・・』

 お互いがお互いにうなずき・・・



 ずんっ!とコーティの深いところに・・・いままで誰も入ったことが無い部分にまで
 自分だけが入り込むように。

「んぁっ?!フォロン・・・深い・・・よぉ」
「うん?・・・もっと・・・」

 けど、コーティの表情に苦痛はない、あるのはやっと満たされる喜びを表していた。
 フォロンはもっとコーティに喜んでもらうため、

「コーティ!コーティぃ!」
「ふぉろ・・・んぅっ!こんなっ!すごいなん・・・てぇぇっ?!」

 そして、フォロンは限界を感じ始めた。
 生物の・・・人間同士であれば生殖行為の目的。
 けど、フォロンはこれこそが本当の証拠だとおもい・・・

「コーティぃ!・・・僕はっ!・・・もう・・・あぁっ?!」
「ふぉろんっ!・・・私もぉっ!」

 ぶびゅぅっ!
 フォロンがコーティに注ぐ・・・
 そして、コーティはフォロンを締め付けしぼるようにうごき、

「こー・・・てぃぃ・・・っ!」 
「ふぁっ?!・・・なにぃっ?!・・・こんなぁああああっ!」

 2人は重なり荒い息のまま、夢の中に落ちていった・・・

491:名無しさん@ピンキー
08/10/07 00:52:15 e2NKHpg8
「フォロン・・・起きろ・・・朝だぞ?」

 コーティの声が聞こえる・・・
 けど、いつもと違い腹部への衝撃もなければ、
 せかすような声色でもない・・・
 かわりにほおがつねられる。

 目をあけると横に・・・いつも一緒にいる・・・コーティがいた。

「おはよう、コーティ」
「お早くはない・・・けどいいものみれたから許してやろう」

 いつものような、けどいつもとは違う。
 コーティの行為と声色が。
 そして表情が・・・

「ふふ・・・今朝は・・・フォロンの顔が違うく見えたぞ?」
「・・・コーティこそ・・・その・・・かわいいよ?」

 コーティは顔をあからめ、そして・・・

「わ、わたしは!腹がへったぞっ!
 卵焼きサンドだっ!」

 まったく・・・
 まったくいつも通りな朝。
 けど・・・

「フォロン・・・」
「うん・・・コーティ」

 お互いがお互いを大切に想っているから・・・
 明日、いや今日から・・・

『ちゅっ』

 彼女の契約楽士と、彼の契約精霊は抱き合い唇に唇を重ね、
 いつも通りの日常に・・・


FIN.

492:名無しさん@ピンキー
08/10/07 00:57:08 e2NKHpg8
>>489,490,491
お目汚しかもしれませんでしたが・・・
書き終わりました。

コーティかわいいよ!w

493:名無しさん@ピンキー
08/10/07 06:31:52 fn0Shdwl
>>492
GJ!
コーティ可愛いよコーティ…

494:名無しさん@ピンキー
08/10/07 08:10:45 q5tBj4Mb
>>492
GJ!GJ!!
コーティが可愛い!
きっと、ものスッゴイ良い笑顔なんだろうなコーティ

495:名無しさん@ピンキー
08/10/09 01:47:24 5QsbzfDQ
コーティカルテに萌えーーーーーー!!!!!


496:名無しさん@ピンキー
08/10/11 04:44:30 BA8ulj+D
>>492
7巻まで読みました。
上のは・・・ちょっと先走りすぎましたね・・・
ってな訳で、シェルとカティオムを黒くしてみました。

「うぅ・・・」

「紅い女王」と呼ばれた精霊が居た。
 過去の戦いですさまじい「結果」を残し、
 今なお最強の力を誇る精霊。

 そんな精霊が・・・ベットの上で悩ましい声をだして・・・
 身悶えていた。


--奥手な2人と進んでいる2人と 1 --


 今までにも気持ちが、それと共に身体が欲した事はあった。
 そんな身体になって後悔はしていない。
 ぶつかり合い、ふれあい、人間同士がするであろうスキンシップをすることができるから。

 だが・・・

「フォロンの馬鹿・・・」

 先日の海に浮かぶ島での事件。
 危ないと言えば危なかったが、それ以上に朴念仁っぷりを発揮した彼と、
 激昂した自分をなだめるために彼が取った行動・・・

 彼は気がついていなかった。
 ことそういったスキンシップと言われる行動は、自分から言わない限り彼がしてくれる事がなかった。
 だから・・・あの時の抱擁の感触が・・・彼からしてくれた抱擁が
 どれだけ自分を高ぶらせているか。

「ちょっと・・・話を聞いてみるか・・・」

 他者に頼るなど「紅の女王」としてはみっともないが、
 ある意味「先輩」の意見を聞いてみようと・・・

497:名無しさん@ピンキー
08/10/11 04:45:00 BA8ulj+D
「ぴんぽーん」

 とあるマンションの玄関前に立ち、インターフォンの呼び鈴を押す。
 しかし・・・こんな所に住むとしたら、彼女の神曲楽士はどれだけ仕事をしなければいけないのか・・・
 今のアパートに不満がある訳ではないが、こうも現実を見せつけられるとため息が出てしまう。

「どうぞ、コーティカルテさん」

 分厚い扉が開けられ、シェルウートゥが待ちかねた表情で迎えてくれた。

 馬鹿どもに利用されていた所を止め、紆余曲折の末、
 お互いの気持ちを認め合った結果、2人は一緒に住めるようになった。

「悪いな、押しかけてしまって」
「いえ、気になさらないでください」
「どうぞ」

 そう並んで笑顔で迎えてくれる、カティオムとシェル。
 ちょっとした罪悪感と好奇心を同居させてコーティは「愛の巣」にお邪魔した。



「じゃあ、僕は出かけますんで、ゆっくりしてってください」

 本人は否定するだろうが、「部屋の主」はそういって玄関から出て行った。
 軽い口づけの音を残して・・・

 シェルが玄関から戻ってきて、グラスを2つ並べてくれた。

「すみませんね、こんな良いお酒を・・・」
「いや、こちらからお邪魔したんだ、これくらいはな・・・」

 とてもじゃないが、素面では話せないし、話してくれないだろうと言うことで、
 ユフィンリーから半ば強奪してきた高い精霊酒を持ってきた。
 2つのグラスに注がれる、香り高い酒・・・そして

「それで、相談とはなんでしょう?」
「ぶっ・・・すまん・・・」

 香りと味を確かめるつもりだったのに、真正面から問われて吹き出してしまった。

「あー、うー・・・まぁそのな・・・」

 シェルはちびちびと酒をなめるようにしながら、
 こちらが話す気になるまで待っているようだった。

498:名無しさん@ピンキー
08/10/11 04:47:10 BA8ulj+D
「・・・・・・」
「あのな・・・」
「はい?」
「したのか?・・・」
「ぶっ・・・もっ・・・黙秘します・・・」

 まったく、知らん顔して迎え入れておいて・・・
 カティオムが出かけたのも・・・気を遣われてしまったのかもしれない。

「・・・・・・」
「し・・・しましたよぅ・・・」
「ぶっ・・そ、そうか・・・」

 いや、予想した上でここに来ているのだから、
 素直になるべきなんだろうが・・・

「・・・・・・」
「・・・・・・」
「フォロンさん・・・幼女趣味じゃなくてよかったじゃないですか・・・」
「フォローになってないぞシェル・・・」
「あ、すみません」
「・・・・・・」
「・・・・・・」

 2杯目がグラスに注がれるまで2人の間には酒をなめる音だけが・・・
 そして、コーティはグラスをテーブルにおいて覚悟をきめた。

「あっ・・・あのな・・・私は・・・フォロンが好きだ・・・」
「はい・・・」
「フォロンを独占したい・・・」
「はい・・・」
「フォロンに独占されたい・・・」
「はい・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」

 そして3杯目が飲み干される頃・・・
 コーティは酔っぱらっていた。

 そして、シェルは立ち上がり電話をすると言い出した。

「うん・・・そう・・・そう・・・そっちもよろしくね?」

 相手はカティオムだろう・・・
 が、戻ってきたシェルの目が妖しく光っているのに、
 コーティは気がついていなかった・・・

「カティオムにか・・・あれ?・・・」

 コーティの問いは最後まで話しきれなかった。
 そしてシェルの肉食獣のような顔と楽しそうな声も・・・

「だめですねぇ・・・お2人とも・・・」

499:名無しさん@ピンキー
08/10/11 14:00:19 BA8ulj+D
>>496,497,498
こんどは4までいくかもしれません・・・

500:名無しさん@ピンキー
08/10/12 00:57:44 blWY0V9y
>>499
つづき、いきます。


「失礼します・・・」

 コーティが遊びに行った先のカティオムがアパートに訪ねてきた。
 話を受けたときには2人で来るものだと思っていた。

 と言うことはコーティとシェルウートゥが2人っきりになっている。
 そして、フォロンとカティオムも2人っきり。

 なにか深刻な話なのだろうか?
 出かける際のコーティの表情が固かったのもそのせいなのだろうか?

「本当はいけないんでしょうけど・・・」
「ま、まぁ・・・」

 そう良いながらワインの栓をあけ、お互いにグラスに注ぎ合い、
 精霊をパートナーにもつ「男」2人の話が始まった。


--奥手な2人と進んでいる2人と 2 --


「フォロンさんの事だから気がついていると思いますけど、
 コーティカルテさんは、僕のマンションでシェルと2人っきりで話をしています。」
「うん、てっきりシェルウートゥと2人で来ると思ってた・・・」

 神曲楽士でもない人間と、契約を結んでいない自由精霊。
 普通の「理由」であれば一緒にいるはずのない2人、
 だから2人を結ぶ「理由」は強固で純粋なものだ。

 コーティがシェルウートゥと話をし、
 フォロンがカティオムと話をする。
 似た者同士とはいえ、フォロンに諭せる程の経験があるとは思わないんだが、
 大切な話と言われれば真摯に聞き真摯に答えるしかない。

「お話がしたいのは・・・
 フォロンさんとコーティカルテさんの事です。」
「・・・えっ?!」

 てっきりカティオムとシェルウートゥの事だとばかり考えていたフォロンには、
 自分の耳を疑ってしまった。
 その反応でわかったのであろう、もう一度カティオムは言った。

「お話がしたいのは・・・
 フォロンさんとコーティカルテさんの事です。」
「僕とコーティって・・・どういう事?」

 フォロンの頭の中では想像がつかない。

501:名無しさん@ピンキー
08/10/12 00:58:47 blWY0V9y
「コーティカルテさんも・・・大変ですね・・・」

 カティオムの表情はフォロンを責めるものではなかった。
 それよりも・・・

「それでシェルウートゥとコーティが?」
「えぇ、そうです。」

 自分が鈍くさいとかにぶいと言うのは周りからも散々言われているため、
 自分自身意識はしている・・・しているのだが、一朝一夕には直るはずもない。
 けど、そのことがコーティの負担になっている。
 カティオムにそう言われたようなものだ。

「単刀直入に聞きます。フォロンさんはコーティカルテさんをどう思っているんですか?」
「どうって・・・僕なんかにはもったいない精霊」
「いえ・・・そうでは無くて、彼女を女性と思っていますか?」

 苦笑されながら遮られた。
 そして、次の問いには答えられなかった。

「じゃあ、質問の仕方変えます。フォロンさんは身近な女性とコーティカルテさんを同じと思っているところ、
 違うと思ってるところってありますか?」
「そうだね・・・みんな女の子だから言葉とか行動とか気をつけなきゃいけないと思ってる。
 けどやっぱりコーティは・・・僕の契約する上級精霊な訳で・・・彼女のために神曲を奏でてる。」

 コーティもユフィンリーもペルセルテもプリネシカもシェルウートゥもみんな女の子だ。
 けどコーティは僕を認めてくれて、一緒にいてくれて・・・まだまだ半人前の僕と契約してくれた。

「たぶん・・・コーティカルテさんが悩んで、時にフォロンさんに怒るのは最初の部分ですよ?」
「最初って・・・みんな女の子だからうんぬんのところ?」
「はい・・・精霊だから・・・フォロンさんの神曲だから独占したい・・・だけじゃないと思います。
 ペルセや学院の生徒がフォロンさんに声をかけた時にコーティカルテさんが怒るのは・・・」
「あ・・・」

 確かに神曲楽士としてのフォロンを独占する事は現状でも出来ている。
 「紅の女王」である彼女がにらみを効かせるため、他の精霊達はでてこない。

 そして、ペルセや学院の生徒は精霊ではない。ゆえフォロンの神曲を必要としない。
 なのにコーティはフォロンを独占しようとする。
 神曲楽士ではない「人間」のフォロンを。

502:名無しさん@ピンキー
08/10/12 00:59:20 blWY0V9y
「ぷるるる・・・ぷるるる・・・」

 部屋の電話が鳴る。
 カティオムに詫びて電話にでると、シェルウートゥだった。
 カティオムにかわって部屋に戻ると、フォロンは独りで考え込む。

 神曲楽士ではない人間のフォロンを独占しようとするコーティ。

 その逆の例はみた事がある、仲睦まじい夫婦と契約精霊。
 人間と人間が惹かれあう夫婦と、神曲楽士と精霊が惹かれあう契約楽士と契約精霊。

 だが、コーティは神曲楽士としても人間としても独占しようとする・・・
 その意味は・・・

 電話から戻ってきたカティオムがフォロンに問う。

「コーティカルテさんの気持ち・・・受け止められますか?」
「受け止めきれるかわからないけど・・・」

 自信はない。けどわからなかったコーティの気持ちが少しわかったような気がする。

「そこから先は・・・本人に言ってあげてください。
 いまこっちに向かっていますから。」
「え?それって・・・あれ?・・・」

 フォロンが意味を問う前に意識が薄くなっていく。
 カティオムの苦笑した顔と声も・・・

「すみません。でも僕らに出来るのはここまでです。」

503:名無しさん@ピンキー
08/10/12 01:01:08 blWY0V9y
>>500,501,502
3いきます。やっぱり4までいきそうorz


「あれ?・・・カティオム?」

 意識が戻った時にカティオムは居なかった。
 かわりに・・・

「フォロンの・・・ばかもの・・・」

 代わりにベットで寝言を言うコーティがいた。
 寝言でも辛辣だが、彼女のにそう言わせるのは自分が原因だ。
 そのことがやっと理解できた。

 ふと、テーブルを見ると2つ封書が置いてあった。
 自分とコーティに宛てた手紙で、
 送り主はカティオムとシェルウートゥ。

 自分に宛てた手紙には・・・

「まず、すみません。
 けど、お2人は僕とシェルの目標であって欲しいので。
 僕らが出来た事がお2人には出来ないはずは無いと思っています。
 オミ・カティオム

 コーティカルテとおしゃべりするのは楽しいですが、
 フォロンさんの悪口ばかり聞かされるのはつらいです。
 しっかりしてくださいね?
 シェルウートゥ・メキナ・エイポーン

 PS.そろそろコーティカルテさんも目を覚ましますよ?」

 そこまで読んだらベットから。

「あれ?私はなんで・・・フォロンのベットにいる?」

 フォロンは苦笑いしながら、カティオムとシェルウートゥからの封書を渡した。


--奥手な2人と進んでいる2人と 3 --


「・・・まったくあいつらと来たら・・・」

 読み終わったコーティの表情は言葉とはうらはらに笑顔だった。

「うん・・・ここまでしてくれて・・・」
「方法は別として目的自体には感謝しないとな・・・」

 そう言ってベットに起き上がってコーティは、
 ベット脇に座るフォロンを見つめていた。

「やっと・・・気がついてくれたか?」
「うん・・・カティオムに言われなければ気がついていなかったと思う。」

504:名無しさん@ピンキー
08/10/12 01:02:19 blWY0V9y
 神曲楽士と精霊、ではなく「男性」と「女性」として。

「ごめんね、辛い思いさせちゃって。」
「いや・・・フォロンが・・・そういうのに疎くなった原因は私にもあるからな。」
「?」
「5歳の分別もついてない子供と契約し、その子供の心に私を焼き付けてしまったからな。
 私のために神曲楽士になる。そのために走り続けたおまえにそういう事を学ぶ事は出来なかった。
 ちがうか?」
「はは・・・」

 コーティの言うことは半分正しかった。彼の心にはコーティしかいなかったから。
 けど、周りの女性から見て恋愛の対象にならなかったのも確かだ。

 それっきり2人は口をつぐんだ、
 けど2人は見つめ合い。

「私はフォロンが大好きだ、そして誇りに思うこんな心地よい神曲を独り占めできる精霊として」
「僕もコーティが大好きだ、そして誇りに思うこんな立派な契約精霊と契約したことが」

 人間と精霊、そして男と女として、お互いの気持ちを吐露し確かめ合い、
 2人はゆっくりと重なりあって、口づけを交わしあう。


「ちゅぅ・・・フォロン・・・」
「コーティ・・・ちゅっ・・・」

 身体の形を確かめるように強く抱きしめ合い、
 口づけの音とお互いを呼び合う声だけが響き渡る。

「ふふ・・・」

 少しの間離れた唇からコーティが愉快そうに笑う。

「どうしたの?」

 フォロンはそんなコーティを見つめてきいた。

「あの2人も・・・してるのかも知れないと・・・思ってな」
「あぁ・・・」

 愛し合う2人だけになればするのかも知れない。
 少なくとも聞いていたよりは、獣じみた行動では無いとフォロンは思った。
 とかく快楽としてのSEXのみの話を聞かされたフォロンには、
 禁忌としての意味が強かったからだ。

 だが、考え込むなと言わんばかりに、コーティの腕がフォロンの首にまわされ、
 唇を重ねられた。

「ばかもの・・・私だけを・・・見てくれ・・・」
「あ・・・うん・・・ごめん」

 もっとコーティと繋がりたい。
 フォロンのそういった気持ちが伝わったのか、
 コーティが唇の間から舌を絡ませてくる。

 舌がからみあい、唾液が混ざりあい、
 2人の境界線がどんどん無くなっていくように、
 2人の心は麻痺しはじめていた。

505:名無しさん@ピンキー
08/10/12 01:04:19 blWY0V9y
「っ!・・・ふぉろん・・・の、すごい・・・」

 首に回した手を身体の下にすべらせ、
 コーティの手がフォロンの分身に触れる。
 そこは十分に高ぶっていた。

「コーティだって・・・すごい事になってる・・・」

 フォロンの手もコーティの同じ場所を触れる。
 そこは熱くなって止めどなくあふれていた。

「ば・・・かぁ・・・そんな事言うなぁ・・・んぁぅっ」

 コーティが非難するような声で言う。
 けど、そこに触れるたび、コーティの口から聞いた事の無い甘い声が漏れる。

 コーティの秘部を優しくなでながら、
 フォロンはコーティに求める。

「コーティもして、僕のを・・・」
「してって、ふぁ・・・こんな無理だ、あうっ・・・」
「2人でする事なんだから、くっ・・・ね?」
「じゃあ・・・キスして・・・声、んっ・・・恥ずかしい・・・」

 いつもは尊大な口調のコーティが可愛くあえぐ。
 それだけでフォロンは高ぶってしまう。

 コーティの唇をフォロンの唇で塞ぎながら、
 秘裂を、その上の肉芽をゆっくりと撫でていく。

「っ!・・・ぅぅっ!」

 そのたびにコーティは目をぎゅうっとつむり、
 フォロンの口腔に熱い吐息を送り込んでくる。

 そしてコーティの身体が跳ねるたび、
 フォロンの肉棒はコーティの手で責められつづけていた。

「ぷはっ・・・コーティの手、くぅっ・・・気持ちよすぎて・・・つっ」
「ふぉろ、んぁっ!・・・ん・・・だめぇ・・・わたし・・・だめに・・・なるぅっ!」

 濃密なキスと、お互いの手だけで高ぶっていく2人。

「ふぉろんぅっ!もっとぉ!もっとしてぇっ!」
「こーてぃっ!だめ・・・だっ!もうっ!」
『っ!』

 2人は同時に果て、ゆっくりと重なったまま意識を手放していた。

506:名無しさん@ピンキー
08/10/12 01:05:44 blWY0V9y
>>500-505
残りは明日になります。
前回ほど甘々にならない・・・orz

507:名無しさん@ピンキー
08/10/12 09:27:35 T2c7T2j5
>>506
wktk
前回のは前回のでGJ
先走り過ぎなんて事はないから気にしなくて大丈夫
続きの投下待ってます

508:名無しさん@ピンキー
08/10/12 18:42:08 blWY0V9y
>>506
最後、いきます


「ちゅっ・・・ちゅぅっ」
「んっ・・・?・・・こーてぃ?」

 フォロンの目に映ったのは、
 唇をついばんでくるコーティだった。
 甘えてくるような、ねだってくるような、
 可愛らしいキスをしてくる。

「むぅ・・・もう少し寝てれば良かったのに・・・」

 拗ねるような表情で、けどうれしそうな笑顔。
 フォロンは自分も笑顔なんだろうと思った。


--奥手な2人と進んでいる2人と 4 --


「じゃあ・・・」
「ん?・・・ひゃあっ?!」

 きょとんとしたコーティの背に腕を回し、
 コーティが下になるように身体を入れ替える。

「今度は僕の番だね。」
「え?・・・うん・・・して・・・ふぉろん」

 そう答えるとコーティは腕をフォロンの首に回し、
 フォロンはコーティの唇をついばみはじめた。

「ちゅっ・・・ちゅぅ・・・」
「んぁ・・・ふぉろ・・・ちゅ・・・んぅっ?!・・・ちゅ」

 秘裂にフォロンの指が這わされ、
 コーティは身体をびくりと震わせる。
 そして、コーティもフォロンの肉棒を手でこすりはじめる。

「ちゅる・・・こーてぃ・・・つっ・・・ちゅぅ・・・」
「んぁ・・・ふぉろ・・・んっ・・・ちゅう・・・」

 先ほどとは違ってゆったりとした愛撫で2人は高めあっていく。
 そしてついばむようなキスは、濃厚なキスとなって2人を溶かしあっていく。

「ぷぁ・・・コーティ・・・いい?」
「ふぁ・・・ふぉろぉん・・・してぇ・・・」

 どちらともつかず唇を離した2人が、
 同時にお互いを求め合った。

『ぷっ・・・』

 お互いきょとんとした顔で見つめ合いそして吹き出した。
 こんなところでまで2人の息があってる事がうれしい。
 そしてそれが楽しい。

 コーティの秘裂の奥にある秘穴に、フォロンの肉棒があてがわれ、
 それから2人は、決して離れないように、手を合わせ、指をからめて。

509:名無しさん@ピンキー
08/10/12 18:43:11 blWY0V9y
「うん・・・するよ・・・コーティ」
「うん・・・いいよ・・・フォロン」

 互いに名を呼びあい、フォロンはゆっくりとコーティに入っていく。

「っ!・・・こーてぃの中・・・あつ・・・くぅっ・・・」
「ぅうっ!・・・ふぉろんの・・・入って・・・くるぅ・・・んぁっ!」

 誰も入った事が無いところまで自分だけは入っていこうとフォロンは腰を進め、
 二度と離さないようにとコーティはきつく締め付ける。

 そして、深く繋がったのをお互いに確認して。

『繋がったね・・・』

 満たされた笑顔を向けられ、フォロンは安心する。

「ねぇ・・・ふぉろん?」
「ん?・・・どうしたのコーティ?」
「だっこ・・・して欲しい」

 恥ずかしそうにコーティがねだる。

「んぁぁっ?!」

 ゆっくり抱きかかえ、向かい合ったままフォロンはベットに、
 コーティはフォロンに座るような体制になった。

 ちょうどフォロンとコーティの顔の高さが一緒になる。
 コーティの腕がフォロンの首にまわされ、
 フォロンの目の前でコーティが甘い声を出す。

「ふぉろぉぉん・・・あっ・・・」
「どうしたの?コーティ?」
「だっこ・・・これ、んぅっ・・・フォロンが奥まで入ってくるよぉ・・・」

 溶けた顔のコーティが、溶けた声で、
 フォロンの腰が震えるたびにコーティは響くようにあえぐ。

「僕が奥まで入るのはだめ?」
「だめじゃ・・・んぁぁっ・・・それぇ・・・すごいぃ・・・」

 あまりにも可愛らしく鳴くコーティにちょっとだけ意地悪をしたくなる。
 身体ごと押し上げるように腰で突き上げる。

「すごいって・・・これ?」
「ふぁ?・・・あぁぁっ!・・・それぇ・・・それいいよぅ」

 いつもとはまった違うコーティ。
 涙で顔をくしゃくしゃにし、熱い吐息とあえぎ声を出し、フォロンの首にしがみついてくるコーティ。
 フォロンはそれだけで達してしまいそうになる。

「コーティ・・・もっと声聞かせて・・・可愛い声・・・」
「うん・・・うん・・・ひぁっ!あぅぅ・・・んぅぅっ!」

 腰を突き上げ、きつく締め付けてくるコーティの中をこすりあげる。

「らめ・・・ふぉろ・・・らめ・・・わらし・・・んぅぅぁあああっ!」
「くっ・・・こー・・・てぃ?」
「ひんっ・・・うぁぁ・・・んっ・・・」

510:名無しさん@ピンキー
08/10/12 18:43:51 blWY0V9y
 手で握られたようにきつく締め付けられた後、
 コーティは身体を大きく震わせフォロンにもたれかかった。

「コーティ・・・もしかして独りでイッちゃったの?」
「ひぁ・・・ひぁ・・・だって・・・すごいんだもん・・・」

 申し訳なさそうに小さくうなずいて、
 腕の中のコーティはぐったりしていた。

「コーティ・・・今度は一緒にね?」
「?・・・ひんっ!・・・わらしまらぁっ?!」

 余韻に浸るコーティの中をフォロンが暴れる。

「コーティっ!一緒に・・・一緒にっ!」
「らめ・・・わらしぃっ!・・・こわるぅっ!」

 獣のようにコーティをむさぼるフォロンと、
 フォロンの上で糸が切れた人形のように揺れるコーティ。
 そして2人は・・・

「こーてぃぃっ!う・・・ぁああああっ!」
「ふぉろ・・・ふぉろん・・・ぁああああっ!」

 どぐっ!どくんっ!
 フォロンの精液がコーティの中に吐き出され、
 2人は激しい余韻に浸る。

「こーてぃぃ・・・うぁ・・・ぁ・・・」
「ふぉろん・・・の・・・あついの・・・はいって・・・」

 2人の中を流れる心地よい余韻。

「ふぉろん・・・ちゅぅ」
「こーてぃ・・・ちゅぅ」
『大好き・・・愛してる・・・』

 すべてが終わり、2人は口づけと共に気持ちをもう一度伝えあう。

 コーティを抱きかかえたまま、フォロンは後ろに倒れ込み、
 2人はゆっくりと心地よい眠りに落ちていった。

511:名無しさん@ピンキー
08/10/12 18:45:17 blWY0V9y
「んぅ・・・ふぉろぉん・・・」

 目を覚ましたフォロンの上でコーティは幸せそうに寝ていた。
 手で髪をかき上げて、顔がよく見えるようにする。
 時折寝言で自分の名前を呼んでくれるいとおしい人。

 ゆっくりと目が開かれ、フォロンの顔をみつめる。

「ふぉ・・・ろん・・・?」
「ん・・・おはよう・・・コーティ」
「ん・・・おはよう」

 コーティは満面の笑みで答えてくれた。
 それに答えるようにゆっくりと頭を撫でてあげる。
 可愛らしい彼女を愛でる。

 ふとコーティが顔を赤らめ、フォロンは自分の股間の違和感に気がついた。

 繋がったまま寝てしまっていたのだ。

「いいよ、当分このままで、今日は休みだし・・・ね?」
「うー・・・まさか・・・」
「コーティはいや?」

 意地の悪い質問をしてみる。

「いやじゃないけど・・・その・・・」
「じゃあ・・・」
「ひぁっ?!こっこら、フォロン・・・やめ・・・んっ!」

 身体を引き寄せ、唇に唇を重ねる。
 昨晩だけで足りない。十数年分の気持ちに答えるため、
 十数年分の経験を取り戻すため。

 フォロンはもっとコーティを愛するために。
 コーティはもっとフォロンを愛するために。


FIN

512:名無しさん@ピンキー
08/10/12 18:47:20 blWY0V9y
>>508-511
終わりました。
ある程度本編が読めた後だったので納得いったような・・・

513:名無しさん@ピンキー
08/10/12 20:21:34 P6RE/lbQ
>>512
エクセレント!!
フォロンとコーティは最高だなwww

質問だが…ハーメルンのモデルのバイクってあるの?
小説版のイメージだと…ヤマハのドラッグスター、ホンダのマグナ250みたいだが…

514:名無しさん@ピンキー
08/10/12 20:23:58 b7YRJbkx
アニメ版は、「メガゾーン23」のガーランドがモデルって聞いた。

515:名無しさん@ピンキー
08/10/12 21:40:23 T2c7T2j5
>>512
Gj!!
この後、どうなったのか考えるだけで、ニヤニヤが止まらないw
フォロンとコーティは最高だね

516:名無しさん@ピンキー
08/10/12 21:52:23 blWY0V9y
>>512
かっとなってやった、後悔はしていない、まだまだ続けるつもりだ(何


「そういえばコーティカルテさんって変身しないんですか?」
「変身いうな・・・」


--奥手な2人と進んでいる2人と 番外編 --
  まだまだ奥手な2人と突っ走る2人と


 カティオムのマンションにて、
 コーティとフォロン、シェルウートゥとカティオム、
 「あれ」以来こうして休みの日には遊びに来たり来られたり、
 女性陣は料理したり、男性陣は普段できない掃除やら模様替えやらしたり、
 良いご近所付き合い(?)をしたりしている。

 キッチンに立つ2人(2柱か?)が楽しげに料理している最中、
 シェルがコーティに問うた。

「じゃあ・・・本当の姿に戻ったりしないんですか?」
「戻るのは普通にしてるだろう?おまえだって何度も見てるだろうに・・・」
「いえ・・・仕事中って意味じゃないですよ・・・」

 シェルがため息混じりにそういう。

「じゃあどういう意味・・・って、してないっしてないぞっ!
 ななななにを言い出すのだおまえはっ!」

 慌てふためき、顔を真っ赤にして否定するコーティ。

 あれから何度か愛し合う事はあったが、
 本来の、フォロンに初めてであった時の姿で愛し合った事はない。

「あのシェル?・・・このマンションは僕のじゃないんだからその位で・・・」
「あらカティ・・・はぁい」

 居間からカティオムがフォローする。
 カティオムもある意味ひどい。
 大切な友人の家をぶちこわすようなまねをコーティがする訳もない。

「コーティ?大丈夫?怪我したの?」
「なっなんでもないぞ!怪我もしてないし、大丈夫だ!」

 そしてコーティの大切な人、フォロンも心配げに声をかける。
 あれ以来、鈍いという点はあまり変わらないが、
 コーティの事を大切にコーティの気持ちを良く理解してくれている。

「ほっほら、そろそろ出来るからそっちはテーブルをきれいにな。」
「うん、わかった。カティオムはそっちもって・・・」

 今の顔を見られる訳にいかない。なんとかフォロンをこっちにこさせないようにして、
 コーティはシェルをにらんだ。

「ほら、シェル。とっとと料理もっていけ!」

517:名無しさん@ピンキー
08/10/12 21:53:41 blWY0V9y
 食事も済んで、学園の事や仕事の事、いろんな話をして、
 コーティとフォロンはカティオムのマンションを後にした。

「コーティの料理、どんどん上手になっていくね。」
「そっか、それはうれしいな。おまえに・・・喜んでもらえるのはうれしい。」
「コーティ・・・」

 ゆっくり歩く2人の間になんとも言えない甘い空気が漂う。

 ふと、コーティは目をそらし、顔をあからめて、

「なぁ・・・フォロン。家に帰ったら・・・おまえの神曲が聞きたい。いいか?」
「うん、料理のお礼っていったら変だけど・・・いいよ、コーティ。」
「ありがとう・・・」

 そのときフォロンは気がついていなかった。
 自分の行動が・・・どれほど驚く事になるかを・・・


 アパートに戻り、コーティの望み通りに神曲を奏でた。
 その後、シャワーを浴びすっきりとしたフォロンの目の前に、

「コーティ?」

 普段の少女の姿ではない、本来の大人な姿のコーティが居た。
 タオル一枚で、後ろを向いたまま、こちらを振り返って。

「あの・・・今日はこの姿で・・・して欲しい・・・」
「あの・・・うん、わかった」

 立ったまま、抱きしめあって、唇を重ねあう。
 胸に押しつけられるボリュームのある乳房、腰の柔らかい丸み、
 そんな大人びてはいるけど、ためらうような抱きつき方や震える唇、
 いつものように可愛らしいコーティ。

『ちゅぅ・・・』

 2人は抱きしめあったままベットに倒れ込んだ。


「んぁっ・・・フォロン・・・そんなとこ、ばっか・・・んぅっ!」
「ん?・・・だって普段と違うとこして欲しいでしょ?」
「そう・・・だけど・・・ひゃうっ」

 コーティが非難するフォロンの行動。
 フォロンはコーティの豊かな胸を責め続けていた。

 乳房をもみしだき、乳首に吸い付き、固い乳首をほぐすように指でこねる。

「ふぁぁ・・・ふぉろ・・・ん・・・やっぱり、胸・・・おっきい方が好き?」

 泣きそうな、不安そうな、拗ねたような表情をうかべるコーティ。

「ん?そんな事・・・ないよっ!」
「ちゃんと・・・ひぁぁっ!入ってくるぅ・・・答えてよぉ」

 答えながら、コーティの蜜壺にフォロンの肉棒を埋める。
 いつものようなきつさは無いものの、壁がうごめきフォロンを責める。

 乳房をもみしだき、腰をうちつけながら、不安そうなコーティにフォロンが答える。

518:名無しさん@ピンキー
08/10/12 21:54:27 blWY0V9y
「おっきいとか小さいとかじゃなくて、
 フォロンの胸だから好きなんだよ?」
「うぅ・・・ふぁっ?!」

 向かい合っていたコーティを寝かせ、
 細い腰をつかんで肉棒を再度挿入する。

「な・・・に・・・?うぁぁああっ!」

 獣のような体制で結ばれる2人。
 普段と変わらない腰の細さ、その分お尻のボリュームが強調され。

「普段のコーティも可愛いし、今のコーティも・・・ぺちっ」
「ばかぁ・・・ひぃんっ!」

 ボリュームのあるお尻の軽く平手で叩く。
 痛くない程度に音だけが響くように。

 蜜でぬるついてはいるが、叩くたびにきつくしめつけてくる、
 コーティの蜜壺。

「ふぉろ・・・んっ・・・いやぁ・・・もぉ・・・もぉぉ・・・」
「いいよ・・・僕ももう・・・」
「ふぁぁっ!あっ!胸もぉぉ?!」

 高ぶっていく2人。
 そしてコーティの豊かな胸をもみしだくフォロンの手。
 そして、

「もぉ・・・しないでぇ・・・ゆるしてぇぇ・・・ふぉろぉんぅぅっ!」
「こーてぃぃ・・・いくっ・・・よっ!・・・くぅぅっ!」

 びゅるっ!びゅるるぅっ!
 放たれる精液と受け止めて震えるコーティ。

「こーてぃ・・・」
「ふぉろ・・・ん・・・」

 2人は夢見心地で沈んでいった。

519:名無しさん@ピンキー
08/10/12 22:01:30 blWY0V9y
「で、本当の姿に戻ってみたんですか?」
「ぶっ・・・」

 後日、フォロンのアパートでのご近所付き合いの際、
 シェルに問われたコーティ。

「・・・・・・」
「良かったんですねぇ」

 返事が無いのを肯定ととったシェル。
 思い出して赤面すコーティ。

「じゃあ今度は・・・」
「まだなにかあるのかっ?!」

 シェルの先輩っぷりはまだまだ落ち着きそうもなく、
 コーティが恥ずかしい思いをするのもまだまだ続きそうな・・・


FIN?

520:名無しさん@ピンキー
08/10/13 21:13:50 Cszy9rt/
>>519
後日談ぐっしょぶ!!
です
コーティ可愛い!
けど
プリムローズとは別の意味で…黒い…黒いよ…
シェル…

521:名無しさん@ピンキー
08/10/13 22:12:42 i3wlwqtq
>>520
感想どもです

ユフィンリーも黒くしてみようかなぁ
人間向けの技をコーティに教えるとか・・・w

522:名無しさん@ピンキー
08/10/14 09:38:44 KVVQzHSp
>「おっきいとか小さいとかじゃなくて、
> フォロンの胸だから好きなんだよ?」

フォロンの胸・・・( ゚д゚ )!?

523:名無しさん@ピンキー
08/10/14 12:45:13 fg0LE3zF
>>522
指摘ありがとうございます

フォロンじゃなくてコーティです
なんつー間違いをorz

524:名無しさん@ピンキー
08/10/14 22:52:14 T9c155n3
初々しいコーティに萌えた!!続編を是非

525:名無しさん@ピンキー
08/10/15 23:26:56 2uJBxZox
>>520,522,524
番外編その2です。
書いてておもしろくて、本編並みに長くなってしました・・・orz


「ペルセルテ、遊んでないで仕事しなさい!
 で、コーティカルテは・・・ちょっとこっちへ」

 ある昼下がりのツゲ神曲楽士派遣事務所。

 所長であるツゲ・ユフィンリーの雷がペルセルテに落ち、
 コーティカルテは応接室に呼び出された。

 コーティカルテについてフォロンも応接室に行こうとするが・・・

「フォロンは報告書、コーティカルテだけこっちにいらっしゃい。」

 コーティカルテはフォロンの契約精霊なだけで、所員ではない。
 所員では無い以上、所長として叱る訳では無いだろうし・・・
 応接室に入る前にフォロンを見ていたから、
 フォロンに関わりがあることなんだろうけど・・・自分自身、身に覚えが無い。

 無為に叱られた経験は無いので大丈夫だろうと、
 フォロンは持ち前の集中力で目の前の面倒な報告書を書き始めた。


-- 奥手な2人と進んでいる2人と 番外編 2 --
   ひっかかった2人といたずら好きな上司と同僚と 1


「こんな所でなんだ?ユフィンリー?」

 2人の時は外見相応のしおらしさがあるコーティカルテだが、
 事務所や外ではいつもの様に傍若無人に振る舞っている。

 精霊に上司や部下は居ないし、居たとしてもユフィンリーは上司では無い。
 が、そうではなかった。 扉を閉めるなり小声で、

「コーティカルテ・・・あなた気がついて無いの?」
「?・・・なんの事だ?」
「フォロンよ・・・もしかして体調悪いんじゃないの?」

 その一言にコーティカルテは衝撃を受けたように硬直する。

 寝ている姿に異常は感じられなかった・・・朝の起きる時間も普通だった・・・仕事中にも疲れた様子は無かった。
 それとも精霊の自分にはわからないが、人間同士ではわかる予兆があるのだろうか・・・

「月曜日は寝不足みたいだったし・・・」
「(あっ?!)」

 目線を下にしていて良かった、ユフィンリーに見られてはいないだろう。
 多分、自分の顔は真っ赤になっているだろうと、コーティカルテは思ったから。

 日曜日、正確にはもう月曜日だったが・・・

「本人は軽い筋肉痛って言ってたけど、身体の動きも変だったし、
 休日に無理なトレーニングとかしてないでしょうね?コーティカルテ?」
「(無理は・・・させてないはず・・・確かに頑張ってくれたけど・・・)」

526:名無しさん@ピンキー
08/10/15 23:29:52 2uJBxZox
 もうまったくユフィンリーの声が聞こえていないコーティカルテ。
 あの日は頑張ってくれた。たくさん甘えて、たくさん答えてくれた・・・
 思い出すだけで顔が赤くなってくるほど・・・

「聞いてるの?コーティカルテ?」

 いきなりユフィンリーの顔が視界に入ってくる。
 そこでようやくコーティカルテは現実に戻ってこれた。

「うわぁっ?!」
「なっ?!失礼ねぇ・・・心配で言ってるのにー」

 コーティカルテの反応に対し苛立ちが混じっているのは、
 ユフィンリーが本当に心配しているからだろう。

 が、本当に心配しているのなら、なおさら「本当の理由」を知られたくない。
 日曜日にいっぱいえちぃをしたため、翌日に響きました。などとは・・・

「わ、私から見て・・・大丈夫だと思うぞ?
 日曜日は確かに頑張り過ぎてたから止めたし・・・」
「ならいいんだけど。ただでさえ人手が足りないから、体調崩して休まれても困るからね、
 まぁ、コーティカルテが言うんだから大丈夫よね。心配しすぎたかも・・・」

 ユフィンリーはため息まじりにそういうと、

「話はそれだけか?」
「うん」

 コーティカルテはこの場から逃げたかった。
 普段ならごまかす自信はあったが、こーいうのはごまかせる自信が無い。

「じゃあ戻るぞ?」
「うん」


 逃げるように応接室から出て、フォロンの隣席に座るコーティカルテ。
 フォロンの顔色をうかがうが、確かに疲れているように見える。

 ユフィンリーも戻ってきて、ペルセルテの書いた書類をチェックしていた。
 やはり気になるのか、フォロンの様子をうかがっている。

「怒られた・・・んじゃないよね?」

 ユフィンリーに聞こえないように小さな声で、
 フォロンは書類に向かいながらコーティカルテに聞いた。

「私が怒られる前におまえが怒られるだろう?」
「あはは・・・確かに・・・」
「帰ったら話すから・・・」
「うん・・・」

 日常の中の2人だけの時間。
 が、すぐに破られた。

「フォロン、ちょっと外回り行ってきてもらえる?
 プリネシカもつれて。」
「あ、はい」
「で、定時過ぎるだろうから直帰していいわよ。」
「なっ?!」

527:名無しさん@ピンキー
08/10/15 23:30:22 2uJBxZox
 2人で外回りとなるとコーティカルテはついていけない。
 もう一人ペルセルテと一緒にユフィンリーに抗議の声をあげてみるが。

「仕事なんだからそんな顔してもだめ。」

 あっさり却下されてしまった。


「独りで帰らせちゃってごめんね、コーティ。」
「コーティカルテさん、フォロン先輩お借りしますね。」

 申し訳なさそうなフォロンと、苦笑するプリネシカ。
 2人を乗せた「ハーメルン」のエンジン音は徐々に小さくなっていった。

 ペルセルテも外出し、ユフィンリーとレンバルトは電話したり書類を書いたりしており、
 コーティカルテは暇をもてあましていた。

 暇つぶしにと、カウンター前にあるマガジンラックの雑誌でも読もうとする。
 と一冊の本が目にとまった。

「簡単・お手軽 元気になる料理」
「?・・・!」

 「元気になる」を見た瞬間、コーティカルテは心の中で「これだ!」と叫んだ。
 疲れているであろうフォロンに、元気になる料理を食べてもらおう。
 コーティカルテの頭の中はそれだけになってしまった。

「わ、私はもう帰ろうかなぁ・・・?」

 努めて平静を装い、早退(?)しようとするコーティカルテ。
 明後日の方向を見ながら何気ない振りで言ってみると、

「いいんじゃない?近くだし送ろうか?」

 レンバルトの気を遣った一言にも、

「い、いや!独りでも帰れるし大丈夫だ」

 と、強がって見たり。

「そっか、ならいいんだけど・・・」
「うむ、じゃあ先にあがらせてもらうぞ!」
『お疲れ様でした』

 本を背中に隠し、背を向けないようにして事務所から出て行くコーティカルテ。
 残った2人は黙々と仕事を続けていた。

528:名無しさん@ピンキー
08/10/15 23:34:12 2uJBxZox
「よし!」

 アパートに戻って、買ってきた食材を前に、気合いを入れるコーティカルテ。
 買い物をした商店街のおっちゃん・おばちゃん達に、「普段ありえない人が買い物してる」
 「旦那のために頑張る嫁さんみたい」等々言われては、気合いも入るというもの。

 エプロンをした姿はどことなく可愛らしくもあり、危なっかしくもある。
 それでも、シェルウートゥのおかげで料理が出来るようになってきたのだから、
 気合いが空回りする事はなさそうだ。

 自分のために頑張ってくれて、仕事もあって疲れているフォロンのために、
 コーティカルテは本を片手に戦いに赴いた。


-- 奥手な2人と進んでいる2人と 番外編 2 --
   ひっかかった2人といたずら好きな上司と同僚と 2


 コーティカルテがアパートで頑張っているのも知らずに帰路につくフォロン。
 直帰しますと事務所に電話を入れ、プリネシカをマンションまで送り届ける。

 ユフィンリーに「多分、今日は手ぶらで帰っていいはずよ」と言われるが、
 フォロンにその意味がわかるはずもない。

 コーティカルテに夕飯の希望を聞こうとアパートに電話すると、

「あ、あぁ大丈夫だ、それより何時くらいに帰ってくるのだ?」
「多分30分もかからないと思うけど・・・。それより大丈夫って?」

 慌てているようにも聞こえるコーティカルテの声。

「30分だな?いいから気をつけて帰ってこい。気にしなくていいからな?!」
「う、うん」

 何がなんだからわからない。
 まぁコーティカルテがそこまで言うのだから大丈夫だろうと、
 フォロンは「ハーメルン」のエンジンをかけた。


 30分後、無事にアパートについたフォロンの鼻に、食欲をそそる香りが漂ってきた。
 隣の部屋かな?と気にしていなかったが、いつものようにドアを開け靴を脱ごうとするが・・・

「ただいまー」
「お、おかえりー・・・」

 フォロンは目の前の光景に硬直する。

「な、なんだその反応は・・・」

 エプロン姿で、顔を赤らめ、恥ずかしそうにするコーティカルテ。
 その奥のテーブルには作りたてであろう湯気が上る料理の数々。
 食欲をそそる香りがキッチン中にあふれている。

「えーと・・・」
「いいから早く手を洗って席につけ!」

 目の前の光景を理解するまもなくコーティカルテに言われ、手を洗って席につく。
 目の前に並ぶ料理の数々。

529:名無しさん@ピンキー
08/10/15 23:36:07 2uJBxZox
「えーと・・・これコーティが?」
「・・・他に誰が居るというのだ?ほら・・・」

 拗ねたように頬をふくらませるコーティカルテ。
 エプロンをはずし目の前の席に座って、フォロンに食べてみろと進める。

「じゃあ・・・頂きます。」
「どうぞ、召し上がれ。」

 ちょっとした緊張と期待が交錯する夕食が始まった。


「ど、どうだ?フォロン?」
「うん!おいしいよコーティ」
「そっか・・・よかったぁ」

 いくら味見をして大丈夫と思っていても、食べてくれる人の口に合うかはわからない。
 そして、フォロンの表情と感想はお世辞では無く、本当にそう思っているようだった。

 安心したコーティカルテも、食べ始める。

「ふふ・・・」
「ん?どうしたのコーティ?」

 ふと、フォロンの食べる姿を見て、手を止めほほえむコーティカルテ。

「ん?いや・・・そんなに美味しそうに食べてる姿を見てるとな・・・
 うれしいなって、フォロンに喜んでもらえるのは・・・やっぱりうれしい。」
「そ、そっか。僕もうれしいよ・・・というか幸せかな?
 コーティが作った料理が食べられて・・・あ・・・?」

 お互いに想っている事を伝え合う。照れてはいるがごまかす事無く素直に伝え合う。
 が・・・

「ん?どうした?」
「いや・・・所長が言ってたのってこれだったのかな?って」
「ユフィンリーが?」
「うん、『多分、今日は手ぶらで帰っていいはずよ』って、
 コーティが夕飯作ってるのをわかっているみたいだった。」
「・・・あの小娘・・・わたしをはめおって・・・」

 テーブル上の握り拳をぷるぷる言わせるコーティカルテ。
 甘さの中に軽い苦みがあるテーブルになってしまった。

「どういう事?よくわからないんだけど・・・」
「あのな・・・」

 今日の事をフォロンに説明するコーティカルテ。
 月曜日は筋肉痛だった・フォロンの体調が悪そう等々。
 あと、元気になってもらおうと考えた原因となった本の事も。

「いや・・・所長にそういう事聞かれて無いし、筋肉痛でも無いし・・・
 疲れているように見えたのはやっかいな報告書を書いてたからだと思うし・・・
 そもそもこの本・・・レンバルトが買ってきてたけど違和感を覚えてた位だし・・・」
「あの小娘・・・あの小僧・・・よくも・・・私をはめおって・・・」

 ぷるぷると震えるコーティカルテ。本人が目の前にいたら精霊雷を落としそうな・・・


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