神曲奏界ポリフォニカシリーズでエロパロ2 at EROPARO
神曲奏界ポリフォニカシリーズでエロパロ2 - 暇つぶし2ch219:名無しさん@ピンキー
08/02/29 17:00:57 h9BnD7OP
ベッドに折り重なるように倒れこんで、数十秒もそうしていただろうか、フォロ
ンは我に返ると、まだ力を失わない自分自身に苦笑しながら、「ペルセ? ペル
セ?」とペルセルテに声をかける。

フォロンのものをおさめたまま、精液をおなか一杯に吸収して幸せそうに失神し
ているペルセルテの背中を、優しくなでる。

しばらくして気がついたペルセルテは、「せんぱぁい……きもち、よかった……」
と、うっとりして答えた。
「お願いです。今日は、朝までいっしょにいてください、ね?」

万一のはちあわせを避けるため、早めに目覚ましをセットして、ふたりは仮眠室
で抱き合って眠った。眠りに落ちる直前、フォロンは(もう、コーティカルテさ
んと張り合うのはやめよう……)というペルセルテの小さな声を聞いた。


「………先輩」「………先輩」「んん…??」「……フォロン先輩、朝ですよ」

まぶしそうに目をあけたフォロンは、離れていくペルセルテの顔を見た。唇の感
触、これは…… 「まだ皆さんが出勤するまでには間があります、身支度、整え
てくださいね?」とペルセルテ。お風呂場やソファ周辺もきれいに片付き、きの
うの名残はどこにもない。

と、そこへ血相を変えてコーティカルテが走りこんできた。「フォロン、おいフ
ォロン!!昨夜はどこにいたんだ!私も久しぶりに酔いつぶれてしまったが、フ
ォロン、おまえも昨夜は部屋に帰っていないのだろう!?どこにいたんだ!!」

「……フォロン先輩は、お仕事が遅くなったからここで仮眠を取ったんですよ」
「それだけだというのか!?」「えぇ、そうです。それだけ、ですよ?」言葉と
は裏腹に、暗に「昨夜はそれだけじゃなかったんですよぉ~~??」とでも言い
たげな表情をするペルセルテ。その態度に…「… はっ?」と何かを感じたコー
ティカルテは、「だいたいなぜ貴様がここにいるのだ、金髪娘。フォロンは私の
ものだといつもいつもいつもいつも言っているだろう!」

いつもならここで、「そんなことありません、先輩はみんなのモノですっ!!」
とすぐに言い返してくるのがペルセルテなのだが、なぜか今日はその反論が全く
ない。「……なんだ、張り合いのない……」とコーティカルテが拍子抜けしたよ
うにつぶやくと同時に、ペルセルテの爆弾発言が炸裂した。

「コーティカルテさんのその独占欲は、もう気にしないことにしました。昨夜は
反対にわたしが、フォロン先輩のものになりましたから!!」

(ああああああああ………)頭をかかえたフォロンがそっとコーティカルテのほ
うをうかがうと、そこには案の定「怒髪天を突く」を全身で体現したようなコー
ティカルテ。気のせいか精霊雷までチリチリとまとわりついている。

「それはどういう意味だ!!! おい!フォロン!!!」
「いや、ちょっとその、コーヒーがこぼれて……そんでユフィ先輩、いや所長は
いなかったし……」「わけのわからない言い訳をするなぁーーーーーっっ!!」

………かくして、ツゲ事務所の関係者はむこう1週間、あらためて「クリムゾン・
アニヒレイタ」の名の由来を思い知らされることになったのだった。

            -了-


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