神曲奏界ポリフォニカシリーズでエロパロ2 at EROPARO
神曲奏界ポリフォニカシリーズでエロパロ2 - 暇つぶし2ch50:名無しさん@ピンキー
08/01/05 13:21:14 oDuv4d6J
でもいざとなったらコーティは拒否しそうな気もする。

『コーティ…』

『いや、まてフォロン!まだ心の準備というものがだな♀〆@×…』


51:名無しさん@ピンキー
08/01/05 14:20:19 twH8Ac3b
あるあるw

52:名無しさん@ピンキー
08/01/06 14:35:34 ZaSju1P3
フォロンの自家発電中にニアミスしてしまう姉妹・・・・(・∀・)イイ!!

53:名無しさん@ピンキー
08/01/06 23:25:22 jypwZCnE
『はぁ・・家ではコーティがいるし、なかなか欲求不満が解消できないなぁ・・』

事務所で溜息をつくフォロン。
彼だって健康的な一人の男である。
そっち方面に興味がないワケでもないし、自慰だってする。

ここ最近、就寝の時間帯になると決まってコーティカルテはフォロンのベッドで寝ようとする。
狭い借家ながらも何とか二人分の部屋は確保してあるにもかかわらず、彼女は自分の部屋で寝ようとはしない。
以前までなら週に2~3回程度、彼女が寝静まった頃を見計らってこっそりと自慰に励んでいたが、毎夜居座られてはそんな機会などあるはずもない。
そしてそのまま悶々とした気分を抱えたまま寝不足で出勤することが多くなっていた。

その寝不足が祟ってか、仕事のほうでもちょっとした影響が出ている。
神曲が必要となる現場での仕事は精神を限界まで集中させているので滅多なミスはないが、その他の事務仕事などではミスが増えている。
今日も依頼主に送る見積書の作成で、請求額の桁を誤って一つ多く書いたために法外な額を請求してしまうところだった。
所長であるユフィンリーの判を貰う段階で気づいたので大事には至らなかったが、ユフィンリーにはこってりと説教された。
最近はツゲ神曲楽士派遣事務所の活躍を妬んでか、同業者からの嫌がらせが非常に多い。ちょっとしたミスからあらぬ噂を流されることもあるので、特に所長であるユフィンリーは神経質になっている。
いつもの彼女なら気にしないのだろうが、毎日苦情の電話やメールが数十件にもなれば話は別だ。噂を流す相手も不特定多数、心当たりも多すぎるので放っておくしかない。

そんなピリピリとした雰囲気の中で、「欲求不満が原因で仕事に身が入りません」とは不謹慎極まりない話であるが、当人にとっては重大なのである。

「悪ぃ、フォロン。ちょっと午後から直帰の仕事で事務所空けるから、帰りの戸締りよろしくな」
ぼーっとしている所にレンバルトが声をかけてくる。所長は昨日から出張で留守だし、双子のユギリ姉妹は今日は来ない日である。コーティカルテはというと、来客用の雑誌を途中にしたままソファで寝息を立てている。
「あぁ、うん。気をつけてね」


レンバルトが出て行くと、元々静かだった事務所内はさらにひっそりとする。
耳を澄ませばコーティカルテの寝息まで聞こえてきそうなほどだった。


54:名無しさん@ピンキー
08/01/06 23:39:04 jypwZCnE
>>52の人のネタで出だしを書いてみた。
誰か続き書いてー。



55:名無しさん@ピンキー
08/01/07 18:30:29 MirKYZ+K
ここはお前の日記帳じゃねえんだ。完結させるつもりがないなら最初から書き込むんじゃねぇ。

56:名無しさん@ピンキー
08/01/07 22:59:51 lq0UkCXb
まあまあGJ

57:名無しさん@ピンキー
08/01/08 01:16:01 9cY9ybZ5
まぁ、このスレでリレーっぽいことやられても、参加する人がいないわな

58:名無しさん@ピンキー
08/01/11 21:17:12 jbVv4v6g
まぁぶる2がそろそろ発売?

59:名無しさん@ピンキー
08/01/11 21:40:10 c1kZe61n
もう並んでたよ。個人的には、
ペルセ-妹も引き込んでノリノリだが、気持ちにテクが追い付かない
プリネ-最初は引き気味だが、いざ始めると意外に床上手

なイメージ

60:名無しさん@ピンキー
08/01/12 03:09:44 KTlT7q1y
まぁぶる2……


キャライメージがブッ壊れていくwwwwwwwwww

61:名無しさん@ピンキー
08/01/13 18:36:49 qUF4hEyj
そんなにひどいのか・・・
買うのは様子見てからにするかな

62:名無しさん@ピンキー
08/01/13 20:35:08 OIzOHGI2
白はいつも通りだったが、赤は……。

いや、凄く面白いんだけどね?

63:名無しさん@ピンキー
08/01/13 21:24:10 4w2mNzJN
「ナカイサン」に吹いたwww
ちなみに「やおい」と「ホモ」の違いは普通にわかりませんが・・。

64:名無しさん@ピンキー
08/01/13 21:30:41 ZEGOGDei
「酒は飲んでも飲まれてはいけませんねえ…」ってな話です。

あいつらのプライベートに疑念を持ち始めた俺。

65:名無しさん@ピンキー
08/01/13 22:11:35 OIzOHGI2
プリネシカがイラスト描くの得意な理由って……とか、もうなんていうかカオスなのがww

>>63
ホモ…一般的に男がネタにする男×男。ギャグ色が強い。
「アッー!」とか「やらないか」はこっち。

やおい…どちらかというと女が夢想する男×男。美男子率が高く、相思相愛であることも多い。
腐女子臭がするとよく言われるのがこっち。

だと俺は認識してるんだが……。
……少し違う気もする。


66:名無しさん@ピンキー
08/01/13 22:48:52 a8LtGzvx
プリネがそっちの住人だったって!?
ますます掘れてしまいそうだ

67:名無しさん@ピンキー
08/01/13 23:17:01 A83P+GeS
マナガ × フォロンもどき?

68:名無しさん@ピンキー
08/01/13 23:36:57 k+unw99q
>>66
誤変換なのか、わざとなのかが非常に気になるwwwwwwwwww

69:名無しさん@ピンキー
08/01/13 23:53:59 0Np05lHG
レンバルトって落ち込み上戸なんだなw


70:名無しさん@ピンキー
08/01/14 06:21:57 SHt1wcs3
( ゚д゚ )

71:名無しさん@ピンキー
08/01/14 15:08:31 U628uPgZ
>>70
どうしたん??

72:名無しさん@ピンキー
08/01/15 21:08:14 IM33RVRJ
フォロンとコーティがセクロスすれば、二人にとって何もかもが充実してさらに強大な力を発揮できると思うんだが・・。

73:名無しさん@ピンキー
08/01/15 21:33:27 tUauWMPG
フォロンが逆に衰弱し始めそうだ

74:名無しさん@ピンキー
08/01/15 21:39:24 zLAIleYZ
フォロンを救うために神曲が必要になるのかww

75:名無しさん@ピンキー
08/01/15 22:23:41 LvHTfNVl
だが、神曲を弾くとコーティも(ry
という諸刃の剣

76:名無しさん@ピンキー
08/01/15 23:19:16 tUauWMPG
そして、二人を救う為にプリネも(ry

77:名無しさん@ピンキー
08/01/17 17:10:13 X54XFwHe
『あぁっ…!コーティ、もう駄目っ…出ちゃうよ!』

『んっ、んっ、あ、あ、あんッ…!い、いいのだぞフォロン…?そ、そのまま出し…て!』

『う、うわ…ほ、本当に出ちゃうから、早く、早く足ほどいてっ…!』

『たわけっ!…い、いいから早く出せっ!私の膣内に…おまえの、おまえの精を…んっ、あっ、あん…』

78:名無しさん@ピンキー
08/01/17 20:01:38 bZ839yXS
('A`)

79:名無しさん@ピンキー
08/01/17 21:48:57 JQOxBII8
(゜∀゜)

80:名無しさん@ピンキー
08/01/18 00:19:45 DLO7zHEP
…普通にヤッたら子供出来ないぞ?>人間⇔精霊

81:名無しさん@ピンキー
08/01/18 10:10:36 KgmOHyKf
それでも中出しはまずいと思ってそうなのがフォロン。

82:名無しさん@ピンキー
08/01/19 08:09:41 RB6cW3f5
ありそうだな。

83:名無しさん@ピンキー
08/01/19 10:33:46 JCELDcJO
てか、そういう状態にいたる頃には約束通り精霊と人間との子供の作り方調べてそうだがな・・・

84:名無しさん@ピンキー
08/01/19 11:32:16 c51n9Vju
マナガ×マティアとか見てみたいがどう考えてもサイズオーバーな件

85:名無しさん@ピンキー
08/01/19 11:37:08 AJw/5DRA
精霊だからな頑張れば鉛筆くらいの細さにできるかもしれんよ

86:名無しさん@ピンキー
08/01/19 12:18:55 /fefD1/6
このスレにも保管庫が欲しいと思う今日この頃

87:名無しさん@ピンキー
08/01/19 13:50:50 RhCwx/DQ
鉛筆はさすがに細すぎね?w

88:名無しさん@ピンキー
08/01/19 16:42:18 RB6cW3f5
確かに

89:名無しさん@ピンキー
08/01/19 17:42:54 E6VqQfeJ
>83
そして、プリネを問い詰めるコーティ

90:名無しさん@ピンキー
08/01/19 19:38:53 Lk3lrCeY
とりあえず

URLリンク(wikiwiki.jp)

91:名無しさん@ピンキー
08/01/20 01:46:13 8/aszXZf
保管庫乙です

92:名無しさん@ピンキー
08/01/20 20:52:18 yUY13/0E
未完のSSの方が多いのな

93:名無しさん@ピンキー
08/01/21 10:27:16 q7KE7brP
ユフィンリーって処女なのかな?
なんか処女だと違和感あるけど、非処女でも違和感あるわ…

94:名無しさん@ピンキー
08/01/21 10:59:12 ChSBNhND
勿論処女

95:名無しさん@ピンキー
08/01/21 13:01:31 q7KE7brP
>>94
なんかに載ってた?自分ユフィンリースキーなんで気になる…

96:名無しさん@ピンキー
08/01/21 21:46:05 +Q0eLXt/
何でか知らないが処女説が蔓延してるなあw

97:名無しさん@ピンキー
08/01/21 22:03:12 Q+/le7FF
2ちゃんねらーはレイプと処女が大好きだからな。

98:名無しさん@ピンキー
08/01/21 22:55:40 FQpUwZmY
ま~下手な男は相手にし無さそうだしな…>ユフィ
ユフィが相手にする様な「出来る漢」は居なさそう
敢えて言えばフォロンを可愛がってた臭いけど、手は出して無さそうだしね
後は契約精霊二柱が怪しいくらいだけど…そっちも微妙だよな~

99:名無しさん@ピンキー
08/01/22 09:20:24 LNnLwfAB
あんな下品でがさつな女、男が好きになる訳ないっしょ。

100:名無しさん@ピンキー
08/01/23 14:56:28 r7/DLEmC
>>100ゲト

101:名無しさん@ピンキー
08/01/25 22:53:06 UTzX4gvr
プリネシカをレイプするレンバルト。

102:名無しさん@ピンキー
08/01/25 23:40:51 FGW6ixpa
ボウライにレイプされるレンバルト

103:名無しさん@ピンキー
08/01/25 23:50:28 K68Du0Gw
ミゼルドリッドにレイプされるレンバルト

104:名無しさん@ピンキー
08/01/25 23:53:46 RkRarDah
テーマ曲は仮面ライダーBLACK RXですね?

105:名無しさん@ピンキー
08/01/25 23:55:31 RkRarDah
>>104
誤爆しました。

106:名無しさん@ピンキー
08/01/26 00:05:19 WGKl/RYJ
レンバルトにレイプされるフォロン

107:名無しさん@ピンキー
08/01/26 05:50:03 h2w6rLRU
>>106
BL同人で実際に有りそうだな

108:名無しさん@ピンキー
08/01/26 07:22:37 Rh9xAYBi
どっちかと言えば、フォロンに放置プレイ喰らうレンバルトのイメージが強いが…

109:名無しさん@ピンキー
08/01/26 07:59:52 M3mTJ0qV
案外、男性相手なら攻っぽいからな、フォロンw

110:名無しさん@ピンキー
08/01/26 17:36:52 pxXUldPa
せめてプリネ×フォロンにしようぜ・・・・

111:名無しさん@ピンキー
08/01/26 21:51:37 WF3qQBln
こんなカオスな流れをつくった奴はどこのどいつだ…

112:名無しさん@ピンキー
08/01/26 21:56:12 M3mTJ0qV
オランダ。

113:名無しさん@ピンキー
08/01/26 22:34:28 GYw77iTX
赤の新刊が3月に出るからその時には少しは活性化するかな?

114:名無しさん@ピンキー
08/01/27 05:02:19 V2fAjvha
無理して飲まなくてもいいのに…コーティ…

115:名無しさん@ピンキー
08/01/27 12:06:16 cDrLMKUD
フォロンのか?

116:名無しさん@ピンキー
08/01/28 23:12:46 gI4pLy9f
(と言うか色々な意味で無理しないで・・・・僕が)

117:名無しさん@ピンキー
08/01/29 01:54:51 C0QYycaO
やっぱ少女コーティとじゃ、関係がどんなに進展してもエロい雰囲気にはならんだろうな。
どのようにして艶女コーティの姿を保ちつつ、そういう雰囲気に持っていくかだ。
誰か同人誌書けよ全く!

118:sage
08/01/29 07:39:26 f3zLdAAZ
おぉ、次スレ立ってたのか……
続きを書かねばなるまい

あと保管庫乙

119:名無しさん@ピンキー
08/01/29 22:39:31 QE+NwHhW
いやあ、あの小が足コキするのとか最高じゃね

120:名無しさん@ピンキー
08/01/29 23:17:49 T302UxEe
( ゚д゚ )

121:名無しさん@ピンキー
08/01/29 23:34:20 YzUix/bV
ボウライこっち見ん……いや見てくれ!

122:名無しさん@ピンキー
08/01/30 10:49:25 3UZIR6eh
 ∽
( ゚д゚ )

123:名無しさん@ピンキー
08/01/30 21:34:42 uVyA0tNn
フォロンがいざその気になると、嫌がるコーティ。

124:名無しさん@ピンキー
08/01/30 22:19:16 QNxu4FNo
あるあるw

125:名無しさん@ピンキー
08/01/31 22:33:34 BVQgW+QS
んで嫌がるコーティをフォロンが初々しく先導だな

126:名無しさん@ピンキー
08/02/03 14:07:48 SRxhM0aD
節分ネタ……ないか

127:名無しさん@ピンキー
08/02/03 18:29:12 argMiRiE
フォロンが全員からつぶての嵐とな

128:名無しさん@ピンキー
08/02/04 18:02:54 Y53B2Phu
嫌がるというか、いざとなったらコーティはヘタレそうだなw

129:名無しさん@ピンキー
08/02/07 22:02:49 tTZRvDga
上げ

130:TRUE BLUE
08/02/09 02:09:59 T30cpRQl
ぶるうネタ投下します。

※ギャグ色強めです。

131:TRUE BLUE
08/02/09 02:11:34 T30cpRQl
春夏秋冬いつだろうと、強い陽射しというのはやる気を削ぐ。
カーテンのない部屋など特にそうで、最早動く気持ちすらしない。
そして今日は更に、ドンドンと時々煩い音が鳴り響く。
まったくふざけた場所だと思う。
まぁ、俺の部屋のことなんだがね。

「ルーファ、めし」
「ないです。何日も前から」
傍らに倒れている青髪の少女が律義に答えた。
少女、といっても外見だけで、年齢からいえば相当なものだろう。なんつっても精霊だしな。
むしろ精霊なのに飢餓で倒れている方が意外なわけだ。

慢性的に金欠な俺達は始終こうしてへばっていることが多い。
冷蔵庫が空っぽの日はもっと多いし、金が無い日など数える気すらしないほどだ。
今日もまた例外ではない。
「腹へった……」
「最後にご飯を食べてから二ヶ月。ご飯っぽいものなら八日ほどになりますね」
確か最後に食べたのは雑草だったか、栄養にもなりゃしねぇ。
「仕事をする気力も起きやしねぇな」
「それはいつもでしょう?」
ツッコミいれるとこはいれるのな。
アホ毛もへたれてるくせに。

そうやってぐうたらしていたが、突然ルーファが思い出したように呟き始めた。
「そういえば、今日は週に一回の対決の日……」
「は?」
まったく、呆れたね。
対決、というのは俺とルーファで主人と使用人としての関係ができた時に彼女が提案したものである。
週に一度、俺達が勝負して彼女が勝てば契約を破棄できる。負ければ、また来週。
その日が今日だというのだ。
いくら一週間に一回と決めたとはいえ、体力もないこんな日にやらんでもいいじゃないか。
「クルナ様、覚悟です」
そう言ってルーファはゆっくりと立ち上がった。
そうなれば、空腹とはいえ俺だって精霊雷を喰らいたいわけではない。
窓際に立掛けてある単身楽団を取るために這っていく。
起きる体力も気力も、ない。
「……」
その間彼女が攻撃してくることはなかった。
ルーファやハイディ、その他お友達一名は卑怯というものを嫌っている。
約束は守るし、正々堂々がお好みのようなのである。
まったく、損な性格だよ。


132:TRUE BLUE
08/02/09 02:13:14 T30cpRQl
俺は単身楽団を取ると直ぐ様展開し弾きはじめた。

曲名「フォークで黒板をひっかく音」

ききぎきぃ~~~~~~~~~
「ふにゃぁぁああああ」
ルーファが苦しみ始める。

ドタバタ煩い音も大きくなったような気がするがどうでもいい。

俺は特殊体質だから全然なんともないしな。
ま、これで勝負が終わる。
しかしそれも、長くは続かなかった。
「へにゃ、ふにゅ……あれ?」
腹が減って思うように音が出せない。やはりこんな日にやるべきじゃなかったか。
そう独りごちる間に彼女は耳を塞いでいた手を取る。そして俺に両手を向けた。
「これで、終わりです」
おそらく精霊雷を出すのだろう。
終わったか、と心の中で愚痴った。

「……うぅ」
――突然、ルーファが倒れた。

「は?」
どうやら精霊雷を使えるほど体力がなかったらしい。

「アホか」
暫く倒れた彼女を呆然と見ていた――そして閃いた。



----------------------------------------

「う、ん……」
「よぉ、起きたか」
「え、と、あ、おはようございます」
絶賛昼だがな。
見当違いな挨拶をしてルーファはキョロキョロと辺りを見回す。
そしてどうやら状況を理解したらしい。
「あの、どうしてこんなことになっているんでしょうか?」
質問も当然だろう。
何故なら今ルーファは手足を何かに縛られ、身動きがとりにくくなっているからだ。
縛られている、といっても家にあるものなど限られてるから、人ですら本気をだせば抜け出せるような陳腐なものだが。
「いや、まぁ聞け」
そんなわけで、俺はことの成り行きを語った。



133:TRUE BLUE
08/02/09 02:15:20 T30cpRQl
「……そこでだ、腹が減って仕方がなかった俺は閃いたんだよ。なら食欲を他の欲求で誤魔化そうってな」
「他の?」
「性欲」
暫しの沈黙。どうやら意味を理解為かねたらしい。
しかし真剣な表情にしてみたり、キョトンとしてみたり、表情をよく変えるな。疲れないのかね。
その後ぴったり秒針が一周した後にようやく彼女が口を開く。
「……私、精霊ですよ?」
なんだ、そんなことか。
「俺は精霊と人間で差別はしない主義だ」
「う……、それでは、なんで私なんですか?」
「近くにいたから」
「最悪ですね」

どうやら了解も取れたようだし、始めるか。なんかドタバタ煩くなってきたし。

「私の話を聞いてませんね。……ひゃふっ!?」
俺は彼女の後ろに回り背後から彼女の胸元へと触れる、しかし揉まない。
彼女の豊かなボディラインを隠そうともしない全くもってけしからん服の上から、十本の指で胸元を這うようになぞる。

「く、は……はぅぅ」
擽ったい刺激に戸惑っているのだろう、ルーファが体を捻って指から逃れようとする。
とはいえ、前の指から逃げると俺の体にぶつかるだけなのだ。
逃れられるわけもない。
ん? だが逃げられるのか?
……どうでもいいな。なんか気持ちいいし。
服越しでも伝わる彼女の胸部の果実の感触。何より服の肌触りもよく、地肌に近い感じすらする。

「よ、よくないですよっ。全然」

どうやら声に出ていたらしい。
ルーファがどうにか後ろに振り返って抗議の視線を俺に送ってくる。
――わりぃ。逆効果。
「んぁっ! だめですっ」
俺の指が初めて彼女の胸の形を変える。
むにむに、むにむに。
沈んでゆく指を彼女の胸が包み込み、押し返す。
服の上からでも容易にわかるその柔らかさにしばらくの間空腹を忘れかけた。
「なるほど、これなら……」
本当に空腹を誤魔化せそうだ。
冗談半分で始めたが、やってみるもんだな。
そう一人納得しながらも、ルーファへの責めは止まない。
「ん……んんっ……」
彼女は思わず漏れ出る変な声を止めようと口をつぐんでいた。
だが、感じているのはまるわかりだ。
声を抑えようとして顎が上がってきている。
「おまえ、まさか胸だけで感じてんのか?」
知らぬ間にベタな台詞が口をついていた。
ふるふる、とルーファは頭を横に振る。どうやら否定の意思表示らしい。
声を出さないことからバレバレな気もするがな。
既に涙目だし。

134:TRUE BLUE
08/02/09 02:17:16 T30cpRQl
「あぁ、それは“そんなんじゃ物足らないのでもっとお願いします”ということだな?」
ここは都合よく解釈して、話を進めよう。
声に出して否定しない奴がわるい。

俺は服の裾から手を差し込むともぞもぞと手を這わせる。
「ひっ、んん」
彼女は冬場の手の冷たさにピクリと体を跳ねさせる。
こっちとしては人肌の温もりが手に心地いいんだがな。
俺は彼女の反応が面白くて臍の周りや脇などを指でなぞった。

「ホレホレっ。参ったか」
「ひっ、ひゃっ、まっ、まいっ、まし、たっ、ひぅぅ」

やってることは餓鬼臭いが、彼女が身体をよじる度に胸がぷるんと震えるのが何故か扇情的で俺の快楽中枢を刺激する。
改めて彼女の身体を見ると、実にエロイ。
いつもは精神年齢が純真な子供みたいな言動をしているが、このたわわに実った双球はなんだ?
精霊にこんな胸が必要なのか?
そんな疑問が頭を霞めたりもしたが、空腹と性的欲求の前にはどうでもよいことだ。
俺はただひたすらに彼女のおっぱいめがけて手を侵入させていく。
「くぅぅ……」
俺自身さえ焦らすような遅い手の進行は、彼女の服がもぞもぞと動くその視覚も相まって、彼女を追い詰める。
服の中で他人の手が縦横無尽に這い回る光景は卑猥の極みだろう。
計算通りだがな。
にやり。

「はぁ、はぁ、だめ、だめです……」
うわ言のように呟くルーファ。
そんなんで止めるなら最初からやってねぇよ。
そしていよいよ俺の指先が彼女の魅惑の果実へと触れた。
「ひぅ」
まずは手の平で彼女の胸の形を確かめるかのように撫でる。
下着がなくてもその形を崩さない彼女の胸。
「や、いやぁ」
その触り心地に暫しの間酔いしれる。
「あ、あの、クルナ様?」
「ん? どうした」
返事をしている間も揉むことを止めない。
「お尻に……その」
「触ってほしいのか?」
むにむに。
「ふぁ、違いますっ。当たってるんです。その硬くて熱いのが」
指摘されて見てみれば、なるほど確かに俺の肉棒が彼女の臀部に当たっていた。
余りにジャストフィットしてて気付かなかった。と言っておこう。


135:TRUE BLUE
08/02/09 02:18:48 T30cpRQl
事のついでに俺の肉棒をズボンから取り出すとルーファのスカートを捲り、彼女の股で挟んだ。
「ひゃぁぁぁああ」
太ももと下着越しの秘処の感触が俺のムスコを優しく包み込む。
俺は感情の赴くままに腰を動かしそれを味わう。
「ひぃぃぃ、気持ち悪いです……」
「初めて素股を味わって気持ち良かったら変態だと思うがな」
半強制的に味わわされているのだ。悪寒の方が強いだろう。
半分くらい足を開いた所で足首を固定されているので、ルーファは内股になって膝をガクガクさせながら太ももを擦りあわせる。
本人としては嫌がっているだけだろうが、非常に嗜虐心をそそられる。
また股が擦りあわされることによって生まれる刺激が俺を限界へと誘う。
「やばい、もう出る!」
「ふぇ?」
程なく俺の肉棒から白濁が吐き出された。
それは彼女の太股、下着、スカートの内側までも汚す。
「なんか、ヌルヌルしてます……」

「最近ご無沙汰だったからなぁ」
全然堪えることができなかった。

まぁ、まだいけるだろ。
というわけで未だ白濁を手で掬っては珍妙なものを見たかのようにいじっている彼女を無視して、下着を脱がしにかかる。
「なっ、なにしてるんですか?」
「汚れたから」
「洗濯……しませんよね」
「するわけねぇだろ」
「はぁ」
精神年齢が低いのか天然なのか、人前で下着を脱ぐのに羞恥心はないのか知らんが、どうでもいい。
彼女の協力も得て下着を脱がした。
両足共に拘束していると上手く脱がすことができないので片足だけ外してやる。
そして脱がした後にもう一度拘束した。
ルーファはそんなときも素直に指示に従っている。
いや。いいのかそれで?
そんなこと思いつつも俺の体は次のミッションへと進んでいる。
人生初めて見る精霊の秘処。人間と同じなのだろうか。
「ん? 濡れてる?」
脱がしているときから薄々気づいていたのだが。
俺はその源泉とおぼしき所へ手を伸ばす。
くちゅ。
「え? ……きゃっ!?」
ルーファが突然の刺激に悲鳴に近い声をあげる。
「やっぱり濡れてんじゃねぇか」
「うぅぅ」
快楽の証を指摘されたからか、彼女はうつ向き顔を背けようとする。

136:TRUE BLUE
08/02/09 02:19:59 T30cpRQl
俺はそんな彼女の後ろから耳の裏を舌でなぞる。
「んんっ!」
どう考えても“いじめて”というオーラを周りに放っているようにしか見えない。
無論、俺がそれに乗らない手はなかった。
「ま、そっちも準備万端みたいだし、本番といくか」
「そ、そんな……このまま?」
どうして欲しいんだよ、と内心ツッコミつつ、肉棒の先端を彼女の入口へとあてがう。
拘束したままなので立ちバックの体勢なのは言うまでもない。
「ルーファ、力抜け」
なんとなく彼女に一言かけて、己が分身を彼女に挿れていく。
「くはっ、ぁぁぁああああ」
精霊でも、いや精霊の敏感さ所以か、彼女が一層大きな声をあげる。

ほぼ同時にドタバタとうるさい音が聞こえたが、偶然だろう。

これでもまだ半分くらいかと思いを巡らしつつ、彼女にまた声をかける。
「おい、ルーファ。大丈夫か」
「は、はい……」
声を出すのも少々辛そうだな。
だが、このまま黙っていることは俺にも辛い。
「わりぃ、いくぞ」
「んっ―――!!!」
俺は最後まで肉棒を彼女へと挿れた。
彼女の膣内は侵入者を拒むようにきつく肉棒を締め付ける。
彼女の身体が一層強く震える。
「はっ、はっ、ふぁ」
息も苦しそうに見える。
――さっさと終らせるか。
「んぁっ」
俺は激しい抽送をはじめた。
「ひぁっ、あっ、あっ、やぁっ!」
ルーファの声も甲高くなる。
彼女の膣は未だきつく俺のをしめあげる。
痛みと快感、彼女には今どちらが強いのか傍目にはわからない。
それでも痛さを紛らわせるよう慰めにもならない胸と淫蕾への愛撫もおまけとしてつけとく。
「んむ、あ、あ、あっ、ぁん」
幸い彼女の膣は気持ちよく、俺の肉棒はそろそろラストスパートを迎えそうだった。
早漏なつもりはなかったんだがな。
ぱんぱんという肉と肉とがぶつかりあう音もリズムの良さを増し、締め付けがまたきつくなる。
「なんか、おっきくぅ……」
「知る、かよ……」
彼女のあえぐ声すら性欲に変えて、最後に限界まで抽送の速度を上げた。

「くっ、でるっ!」

「もぅ……だめぇ、ああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」

彼女の中に子種が吐き出される。
彼女の全身が強張り、拘束が外れた。
「はぁ、はぁ……ビクビクッてしてます」
いらん実況をすんな。

彼女は力尽きたようにへたりこみ、俺もそれに覆い被さるように倒れた。
そして彼女の肌の気持ち良さと疲労と空腹で――俺は気を失った。

137:TRUE BLUE
08/02/09 02:21:37 T30cpRQl
* * * * * * * * * * * * * * *

「こらぁ! 起きなさいよ」

んぁ? うるせぇなぁ。朝ぐらい寝かせろ。

「ルーファにあんなことしといて、呑気に寝てるんじゃないっ!!」

目覚めると既に後片付けがされていて、苦笑いしているルーファと変な顔をしているササヤがこっちを見ていた。

「なんだおまえ、いたのか」

「いたのかじゃないわよ。今朝私を押し入れに閉じ込めたのはあんたでしょ?」

部屋がうるさかったのはそのせいか。

「そんなどうでもいいこと、忘れたな」

「むっかーーーー! じゃなくて、今はそれよりも……」

帰るならさっさと帰れ、なんなら窓からでもいいぞ。

「違うわよ。あんた精霊に何してんのよ」

なにって、ナニですが。

「そんなことはわかってんのよ! 今日という今日は許さないんだから」
「あの、ササヤ。私は別に……」
困ったようにルーファが仲裁に入ろうとする。

「ほれみろ」

「くぅ、あなたもあなたよ。眼鏡を外しなさいっ!」

「え、あ……」

ササヤにメガネを取られたルーファは、しばらくオドオドしていたが、急に態度が変わった。

「そうですね。責任とってもらわないと」
「でしょう?」
口調は変わってないのにやけに恐い。
ルーファはスッと立ち上がり此方へやってくる。
「乙女心を弄ぶなんて」
「許せませんね」

いや、おまえら何歳だよ。

「一回思い知らせる必要がありそうですね」
「ホントね」

仕方ないここは単身楽団で……、くそ。此処からでは取りに行けない――!

「クルナ様、覚悟です」

ちょ、おまっ、やめ――!

~終わっとく~

138:TRUE BLUE
08/02/09 02:22:27 T30cpRQl
以上お粗末

139:名無しさん@ピンキー
08/02/09 04:13:04 O7EDR/5q
久々の投稿だなー

>>138
GJ
原作の雰囲気がうまく出てた!

140:名無しさん@ピンキー
08/02/09 17:32:54 pNnEaXle
GJ

141:名無しさん@ピンキー
08/02/10 01:37:36 0OePodBK
GJ

142:名無しさん@ピンキー
08/02/10 16:06:13 0OePodBK
すいません。たいぶ遅くなってしまいました。やっぱり攻めのフォロンは、難しいです。では、reversalクリムゾン続きです。
やがて、口内を攻めるのに満足したフォロンからゆっくりと唇が離される。その間に透明の糸が伝う。それは、二人が絡めあった唾液で……。それが真ん中で重力に引かれ途切れる。

「ぁ……ふぉ…ろん」
まるで繋がりが途切れるのを惜しむ様にコーティカルテが名残惜しそうな声をあげる。
普段、そういった欲望とは、無縁で生きてきたフォロンの中で彼女に対して欲情していく

「コーティ…よくして…あげるね」

彼女の耳元で呟くと返事を待たずに彼女の服のボタンを外し小さな膨らみを露にする。

「な、な、な、フォ、フォロン!そ、そんなん、い、いきなり、っん、ん、んん!」


胸を露にされコーティカルテが抵抗しようとフォロンをポカポカと殴る。しかし、フォロンに口づけされた瞬間ビクっと身体を振るわせ拳を力なく下ろす。

「んん!んっ!ん…んん!」

フォロンに唇を塞がれくぐもったコーティカルテの喘ぎ声が響く。最初は、フォロンからしか舌を絡ませていなかったが少しづつ躊躇いながらコーティカルテからも舌を絡めてくる。


「んっ……ちゅ……んむっ……んん…ん」

「んっ…ちゅ…ん…んく…ん…」



143:名無しさん@ピンキー
08/02/10 16:08:34 0OePodBK
舌が絡み唾液が互いの喉へと流れ込む。粘質な音をたてながら唾液を交換しあう。二人の口元から溢れた液がコーティカルテの頬を伝う。

そして、ゆっくり唇を離すとコーティカルテの小さな膨らみに手を伸ばす。

「っん!?」

一瞬、膨らみに触れられたコーティカルテが身体をビクっと震わせるが今度は、そっとフォロンに寄せ身を任せる。

それを同意ととったフォロンがコーティカルテの胸を愛撫する。
指を動かし柔らかい感触を楽しむように揉みしだく。

「ぁっ…はぁ…っは…あ…フォ…ロン」

軟らかい感触が手のひらを満たし、彼女の汗ばんだ肌が月の光に照らされより淫魔に見せている。

「ん…ちゅ…ちゅ…」
フォロンがコーティカルテの小さな粒についばむようにキスをする。

「あッ…はぁ、ぁ…ああ!…ふぉ、ろん」

揉みしだかれついばまれて彼女の身体がビクビクと震える。
段々と荒くなっていく彼女の吐息を聞き。
フォロンは、コーティカルテに自分を求めさせたい思いに駈られる。

「ん、ちゅ、はぁ、コーティ、感じてる?」

彼女の耳を軽く甘噛し舌で優しく舐めると囁くように問う。

「な!ち、違う!だ、誰が、か、か、感じてなど!」



144:名無しさん@ピンキー
08/02/10 16:11:04 0OePodBK
フォロンは、内心で苦笑いする。胸の小さな粒は突起しショーツの染みは、すでに透けるほどに濡れていて。

ここまで明らかに欲情していても陥落しないコーティカルテに。
フォロンは、彼女から求めてもらうためにコーティカルテをもっと興奮させようと濡れたショーツに手を伸ばす。


「じゃあ感じさせてあげるね♪」


「フォロン?……あ!?んん、んっん、フォ、ロン!…そ、そこは!?」

コーティカルテが自身の一番、敏感な箇所に触れられ身体をぴくぴくと震わせる。

「気持ちいいでしょ?」

普段は、気位の高い彼女が自身の愛撫により快楽に翻弄されている様子に満足感を感じながらフォロンが問いかける。

「あぁ、んぁ、あ、んん、フォ…ロン、そ…そんな、んん!い、いきな、り」

コーティカルテのほうは、フォロンの問いに答える余裕の無いくらいにフォロンの愛撫に翻弄されていた。
シーツを握りしめ身体に汗を浮かべ髪と同じように身体を桜色に染めている。

「もっと……よくしてあげる」

「え?……ふぉ、ふぉろん?、ぁ!んっ!な、何を?ああ、ん!ぁ、んん!」



145:名無しさん@ピンキー
08/02/10 16:13:51 0OePodBK
フォロンは、ぐちゃぐちゃに濡れたショーツずり下げると愛液で濡れたコーティの秘部へと指を差し込む。

「ふぉ、ろん、ぁあ、、あん!…な、中を…あ、んん!、んっ、ん!」

フォロンの指が愛液を滴らさせた秘部にぎゅうぎゅうと締め付けられる。


「ふぉ、っん!ろん…そ、そんなにか、かきま…ぜ…る…な。んん!?ん、んん!ふぉ!ろん!そ…そこは、だ、だめ、ぁ、ん、んん!!」

フォロンの指がコーティカルテの秘部の敏感な部分に触れ背中をエビぞりにする。そんな彼女の様子にそろそろかな?っと思ったフォロンが愛撫を止める。

「な…ふぉ…ろん?」
突然に激しい快楽を取り上げられ泣きそうな声を出すコーティカルテ。

「ねぇ…コーティ気持ち…いいよね?」

普段の彼からは、想像出来ない笑顔で問いかける。

「な!?…ふぉ!フォロン!お、お前わ!」
もともと彼女は、察しの悪いほうでは、無い。フォロンが自分に何をさせたいのかに気づき怒りを表にする。

それに対しフォロンは、余裕の表情で答える。

「じゃあコーティは、止めて…欲しいの♪」

「な!?……そ…そ…それは…だな」



146:名無しさん@ピンキー
08/02/10 16:17:12 0OePodBK
普段の毅然とした様子とは、まるで違う。言いよどんでいる彼女にフォロンは、優越感を覚えながらトドメの一言を言い放つ。

「嫌なら止めるぬコーティ」

そう言って立ち上がろうとするフォロンの腕をコーティカルテが掴む。

「ま…待て」

「どうしたのコーティ?」

「そ…その…お…お前に……して欲しい」


「どうしたのコーティ?はっきり言わないと解らないよ♪」

「っ…くぅ…ふぉろん」

コーティカルテの中でフォロンに愛撫されないという思いと理性が葛藤する。しかし、快楽にうずく身体により理性は、消え去り。
まるで発情期の猫のようにフォロンを求める。

「わ…私は…はぁ…はぁ…ふぉ……ふぉろん……お…お前にき…気持ち…よく…して欲しい」


「よく出来ましたーそれじゃコーティご褒美だよ♪」


フォロンはコーティカルテの秘部を広げると一気に自分の分身を差し込む。


「ああっ!くぅっ!ああああ!!」


コーティカルテが悲鳴を上げる。

フォロンの分身は、ぐちゃぐちゃに濡れた肉壁を掻きわけ、コーティカルテの処女膜を破ると子宮口に達した。
「はぁ、はぁ、ふぉろんの…か…硬く…て…あ…熱い」



147:名無しさん@ピンキー
08/02/10 16:19:16 0OePodBK
コーティカルテが自身の中に侵入したフォロンの分身に歓喜の声を漏らす。

フォロンに表しようの無い征服感に襲われる。この美しい紅の精霊の純潔を初めて奪ったのだと……。

「コーティ…動くよ」

「あっ!…あっ!…ああ!ふぉ、ろん、き、気持…いい!」

フォロンの分身がコーティカルテの秘部をかき回しぐちゃぐちゃと淫らな音が響く。

そして、すっかり発情したコーティカルテのフォロンを求める声がする。

「いい…き…気持ち…いい!ふぉ、ふぉろんお…お前ので…も…もっとわ…私を突いて!」

「っ…くぅ、はぁ、コ…コーティそ…そんなし…締め付け…たら…」

コーティカルテの奥を突く、度にギュウギュウと締め付けられ激しい快感に襲われフォロンが苦し気な声を漏らす。

「ふぉろん?わ、私のな…中…っん!き、気持ち…っ!いいのか?ふぉろん、わ、私も、あっ!…あっ!き、気持ち…いいぞ…んん!」

美しい紅の髪を振り乱すコーティカルテ。

「あぁっ!ああ!あぁっ!あん!あん!」


「あ…んく…コーティ…もう…で…出る!」

「フォロン?いいぞ…わ…私の中にお前のをた…たくさんだして!」



148:名無しさん@ピンキー
08/02/10 16:25:31 0OePodBK
「っ…くぅ…コーティ!」


「ああ、んん、ん、フォロン!」


フォロンがコーティカルテの中にありったけの精を彼女の中に流し込む。彼女の身体が絶頂にブルブルと震えフォロンの精が出る度に全身をビクビクと震わせた。

「あ、はぁ、はぁ、フォロンお…お前の…あ…熱いのが…わ…私の中に…」


「はぁ、はぁ…コ…コーティの中も…あ…暖かかったよ…」

「フォロン」


嬉しそうに呟くと二人は、そっと意識を手放した。




149:名無しさん@ピンキー
08/02/10 16:34:14 0OePodBK
駄文失礼しました。

150:名無しさん@ピンキー
08/02/10 16:36:07 kBPxJ5Sv
GJ!
新たなフォロンの可能性を垣間見た

151:名無しさん@ピンキー
08/02/10 18:13:32 +MqhNxTF

まだまだ世界は広がりそうだ

152:名無しさん@ピンキー
08/02/10 19:19:36 9VE+Ye90
GJ

153:名無しさん@ピンキー
08/02/10 20:29:04 kaii24UI
>>130-138
乙!青は意外に好きだw

>>142-148
コーティテラ萌えす
これはイイ!

154:名無しさん@ピンキー
08/02/10 21:39:26 kBPxJ5Sv
流れをぶった切って悪いが、みんなに聞きたいんだ。


フォロンの夜のオカズは

①もちろんコーティ
②コーティカルテをオカズにするなんてとんでもない!


どっち?

155:名無しさん@ピンキー
08/02/10 21:44:12 +MqhNxTF
③ ・・・ユフィンリー所長にしとこ

156:名無しさん@ピンキー
08/02/10 21:54:07 89ghdLYx
毎晩コーティがフォロンに気付かれないように抜いてるから不要

157:名無しさん@ピンキー
08/02/10 22:27:49 +MqhNxTF
「・・・また夢精してるorz」
「フ、フォロンどうした~?」

158:名無しさん@ピンキー
08/02/10 23:27:22 u3qb/DJu
>157
ん?フォロンが気づかないうちにしてるんだと、夢精してることにも気が付かないんじゃない?w

159:名無しさん@ピンキー
08/02/11 01:16:23 JnYp+mXw
だがある日、とうとうフォロンが気付いてしまった。
迸る快感とともに目覚めたフォロンが見たのは…
・馬乗り
・口
・足

160:名無しさん@ピンキー
08/02/11 01:42:31 MdGfdwOH
馬乗りに一票

161:名無しさん@ピンキー
08/02/11 02:08:18 s+ucTnuT
>>157
フォロンが気付く前にコーティが気付いてるかと

>>159
全部(ォィ

162:名無しさん@ピンキー
08/02/11 03:29:17 dy7B+HPG
フォロンはコーティでオナってるようなそうでないような・・・

163:名無しさん@ピンキー
08/02/11 20:52:23 1jUsB1LI
そんな甲斐性があったらとっくに一線を超えている

164:名無しさん@ピンキー
08/02/12 22:18:24 6kBZl1+O
いや、以外とコーティに気付かれないよう巧みにコーティで自慰してるとか。

165:名無しさん@ピンキー
08/02/12 23:10:35 5fbDYY1N
これは?携帯だけだけど
URLリンク(courseagain.com)

166:名無しさん@ピンキー
08/02/12 23:12:24 mmYnXSQl
個室トイレ以外でそんな隙は無いだろ

167:For Dear
08/02/14 23:44:20 QdI7B7fl
投下します。

○非エロです(Hシーンまでいきません)
○バレンタインネタ

168:For Dear
08/02/14 23:45:32 QdI7B7fl
近年フォロン達の暮らす将都トルバスにおいても、ある行事が流行の兆しを見せていた。

それは、バレンタインデー。

恐らくは何処からか情報を得たお菓子会社の陰謀に端を発するのであろうが、恋する乙女や野獣のような男共には、そんなこと何の意味もない。
『今日こそあの人に……』『俺は何個貰えるだろうか』『ふん、どうせ俺は貰えねぇよ』etc……。街中が妙に浮足だっている。
まさに年に一度の大イベントに発展しつつあるわけなのだ。

そしてそれを耳聡いツゲ神曲楽士事務所の女性陣が知らないはずはなかった。
コーティカルテの読む雑誌がバレンタインデーの特集が組まれているものだったり、
ペルセルテやプリネシカの鞄の中には、出番を待つチョコレートが眠っていたり。
ユフィンリーも机に隠していたりと例外ではない。
むしろ呑気なのは、

「んっ……ん~~~~~~~」
「「「「…………」」」」
ふとフォロンが背伸びをすると、皆の視線が彼に集まった。
「ど、どうしたの?」

気づいていないフォロンだけという――最早お約束の展開なのだ。

「いや、別に」
と、レンバルトは、にやりと笑い自分の仕事に戻る。
彼もまたこの状況を楽しんでいた。
何が面白いのかって、女性陣の心理戦である。
今、彼女達は“誰が最初にフォロンにチョコレートをあげるのか”を競っている。
本来は“フォロンの心に残るようなバレンタインを”なのだが、それにはやはり“最初”であることが有利なのは明白。
そこで四人で最初を争っているのである。
『さっさとあげればいいじゃん』と言われるかもしれないが、そうもいかない理由がある。
まず、ペルセルテとプリネシカ。
彼女らはフォロンの最も近くにいて、手渡しやすい位置にいる。
しかし互いが互いをよく見えるので、鞄に手を伸ばすとすぐにバレてしまう。
だから先程から牽制しあって硬直状態である。
次にユフィンリー。
彼女の場合は定位置で既に他の三人に劣っている。
手渡すには少々遠く、持って行こうとすれば紅蓮の双眼に睨まれる。
何よりコーティカルテの手元でパチパチ音がするのだ。
これでは手を出し難い。
最後に、コーティカルテ。
誰かがチョコレートをあげようものなら精霊雷をぶっ放し兼ねない彼女は、フォロンの背後から殺気で辺りを牽制している。
見ようによっては彼女が一番有利なのだが如何せん、チョコレートを持っていなかった。


169:For Dear
08/02/14 23:47:07 QdI7B7fl
そういった訳で朝から緊張感の張りつめる職場は、席を離れるのも憚るような雰囲気につつまれ、仕事がいつもより五割増しに捗るという副産物すら産んでいた。
しかも午前中三時間、昼食後更に五時間ずっとこの硬直状態なのだから驚きを通り越して呆れるというもの。

更に長針が半周して、久しぶりの変化が訪れた。
「ふぅ……」
パタリ、と読んでいた雑誌をコーティカルテは閉じる。
すっくと立ち上がって己が主に話しかけた。
「フォロン」
「ん? どうしたのコーティ」
他の三人に緊張が走る。
「……少々用事があるので出かけてくる。遅くなるかもしれんから、仕事が終わったら先に帰っていてくれ」
「うん、わかった」
ホッとフォロンの死角でユギリ姉妹が安堵のため息をついたのは言うまでもない。
ライバル、いや敵が一人減るのだ。しかも大本命が。
また彼女が居なければ“フォロンにチョコレートを渡せない”という最悪の事態は避けられそうなのである。
二人のため息も当然だ。
無論、コーティカルテも考えなしに出かけるわけではない。
出かける理由は、彼女にとって今までの状態を維持するのが不利だからだ。
前述の通り、彼女には肝心のチョコがない。
つまり彼女は、作るにしても買うにしても、まずチョコを手にいれなければ勝負にならないのだ。
「行ってらっしゃい。コーティカルテさん」
「あぁ、行ってくる」
見送りの言葉をかけるプリネシカも返すコーティカルテもどこか毒を含んでいるような感じを受ける。
そしてコーティカルテは最後に不敵な笑みを浮かべ、将都の喧騒に消えていった。
(あと三人)
より一層の緊張が走る。

(うぅぅ……)
ところで、ペルセルテには別の件で緊張していた。
(と、トイレ……)
午前中の緊張感故か、昼食の時に水分を取りすぎたのが祟った。
完全に彼女の失策である。
(早く、しないと)
ぎゅっと太股の上で手を握りしめる。
とはいえ、彼女の妹たるプリネシカは微塵も隙を見せない。
むしろ、コーティカルテが居なくなった分、ユフィンリーの警戒すらやってのけている。
(……しかたないな)
ペルセルテはゆっくりと立ち上がる。
鞄は置いたまま。
(できるだけ早く戻ってこよう)
彼女はお手洗いに発ったのだ。


170:For Dear
08/02/14 23:48:31 QdI7B7fl
 ここからはあっと言う間であった。
「フォロン先輩、これなんですけど」
「え?」
地の利を活かしたプリネシカの先制である。
「今日はバレンタインっていって、女の子が男の人にチョコレートをあげる日なんです」
「へぇ、そうなんだ」
初耳であるフォロンは素直に感嘆の声をあげる。
ユフィンリーが頭を抱えているのには気づくわけもない。
「だから、はい」
「僕に? ありがとう」
朴念仁らしい反応をしつつプリネシカのチョコレートの入った包みを受け取る。
「レンバルト先輩も」
「お、サンキュ」

「あ、私も持ってきてるのよ」
半刻遅れてユフィンリーが机の中から箱を取り出す。
「所長命令よ、味わって食べるよーに」
「はい」
「うぃっす」
半分冗談を絡ませ、フォロンとレンバルトにそれぞれチョコレートを渡した。

さらに遅れて。
「あ~~~~~!!」
お手洗いから戻ってきたペルセルテ。
時既に遅し、である。
「そ、そんなぁ~」
がっくりとペルセルテはうなだれる。
「あの……フォロン先輩」
「えっと、君も?」
「はい……あの……これです」
(な、なんでこんなに暗いんだろ?)
一抹の疑問を感じながらもフォロンは彼女からチョコレートを受け取る。

その日、事務所でのペルセルテは終始暗かったとか。

続く。

171:For Dear
08/02/14 23:50:35 QdI7B7fl
投下終了です。

エチシーンまで間に合わなかった……orz
あとお手洗い云々で気を悪くした方、申し訳ない。

172:名無しさん@ピンキー
08/02/15 00:10:53 T5ARaKML
良いんでない
Hシーン無くてもニヤニヤ出来れば良いしw

173:名無しさん@ピンキー
08/02/15 01:13:58 jqKKDFhN
>>171
GJ!
ぜひとも続きをw

174:名無しさん@ピンキー
08/02/15 07:30:20 HiIo1TTe
>>171
良いねぇ
続きが気になるよ。

175:名無しさん@ピンキー
08/02/15 22:29:54 k+X2l/3r
バレタインネタGJ!!

176:名無しさん@ピンキー
08/02/15 23:35:05 iMXxG9Yc
当然コーティが戻ってきてからの話もあるんだろうな。

177:名無しさん@ピンキー
08/02/16 01:59:26 UzCGB5zl
GJ!続きがスッゲー気になった!w
リアル世界のバレンタインのことなんて気にならなくなるくらいに良かったヨ!w

178:名無しさん@ピンキー
08/02/16 16:28:06 1g4A0UXr
学園編来る?

179:名無しさん@ピンキー
08/02/16 18:00:51 b+vMyNlX
>>171
>トイレ云々
ペルセルテの膀胱が満タンだから、その股間の染みが見ものです。

180:名無しさん@ピンキー
08/02/18 17:27:58 lh54EgTs
たしかに我慢してたペルセに萌えたw

181:名無しさん@ピンキー
08/02/18 21:21:02 QcQn14XG
そういえば、まあぶるでコーティカルテって神曲無しで大人の姿になってたよな。って事は、フォロンに神曲を長時間、続けて奏でてもらって力を溜めて大人の姿でってありかな?

182:名無しさん@ピンキー
08/02/18 21:59:24 JHnhEVu7
個人的にはあり。エロパロとしてもそれぐらいないとね。
ただ、大量に貯めておけるかは……

183:名無しさん@ピンキー
08/02/18 22:18:56 QcQn14XG
1~3時間ぐらいならOKかな?

184:名無しさん@ピンキー
08/02/18 22:37:04 7lL+iaYk
常時大人のほうがありがたいんだがなあ。

185:名無しさん@ピンキー
08/02/18 22:43:19 QcQn14XG
確かに

186:名無しさん@ピンキー
08/02/18 23:18:38 B/vwj1K2
小サイズの方が日常以外の"あっち"も萌えてしまう僕は異常ですか?

187:名無しさん@ピンキー
08/02/19 03:02:33 ulVktcu+
あー、力を溜め込んでおいて初めてを…、で一回目。
んでそのまま2回目に突入するも途中でバッテリー切れwを起こして、んでも
そのまま…

「ば、ばか、やめないか!そんな大きなの今の私には無理だ!」

的な展開はどうでしょう?これを見てる親切なSS職人さん?w

188:名無しさん@ピンキー
08/02/19 09:59:36 niup0rb2
大人はケバイからダメ

189:名無しさん@ピンキー
08/02/19 12:58:38 RXlxB5F2
ちっこいほうロリだからダメ

190:名無しさん@ピンキー
08/02/19 19:33:30 HgrrMbLP
>>180
明日は『尿もれの日』だから、それにちなんだバカネタです。
『ガーターベルトはショーツの上』と云う神奈月仕様だから、ツゲ事務所の娘の膀胱は鍛練済みです。

191:名無しさん@ピンキー
08/02/19 22:59:03 W/5/449C
>>190
>ツゲ事務所の娘の膀胱は鍛練済みです。
卑猥な響きに萌えたw

192:For Dear
08/02/20 00:13:41 vv+nndGR
続きを投下します。


>>190-191
自重しろww

193:For Dear
08/02/20 00:15:05 vv+nndGR
------------------------------
ユフィンリー編
------------------------------

「さてと……どうしようかな」
仕事を終え、一人戸締まりをするフォロンは呟いた。
「チョコレートか……」
ユフィンリー、プリネシカ、ペルセルテにもらったチョコレートのことである。
当初持ち帰って食べようかと思っていたのだが、何か彼には嫌な予感がした。
(持ち帰るとチョコレートが跡形もなくなってしまう気がする……)
いつになくフォロンは冴えていたと言えよう。
恐らく家でチョコを食べているところを契約精霊に見られようもんなら、チョコは精霊の腹の中か、もしくは滅却されていたに違いないからだ。
「う~ん」
暫く三つのチョコと睨みあう。

「これにしよう」
決めるのに凡そ三十分かかった。
相変わらず優柔不断な男である。
(最初はやっぱり所長のかな)
手に取ったのはユフィンリーのである。
箱にリボンを巻いた、デザインもシンプルなものだ。
ペルセルテやプリネシカと比べると大人っぽさを感じる。
フォロンはそっと箱を開ける。
「へぇ」
2×4の仕切りの間にそれぞれ形の違った一口サイズのチョコが入っている。
香りもとても上品で、売られていても僕には買えそうにはないなぁ、とフォロンは少し苦笑した。
「ん?」
ふと蓋の部分に紙がついているのが見える。
「なんだろ?」
剥がしてみると、どうやらユフィンリーの手書きらしい。

『7時頃に私の部屋に来て
 ユフィンリー』

「って……もう時間だ!」
戸締まりや最初のチョコを決めるのに時間を使い過ぎたらしい。
いつもなら彼がとっくに家でのんびりしてる時間だ。
慌ててハーメルンに乗って彼女の家へと向かうフォロンであった。

* * * * * * * * * * * * * * *


194:For Dear
08/02/20 00:17:04 vv+nndGR
「あら? 来ないのかと思ってたんだけど」
遅刻してきた彼をユフィンリーは暖かく迎え入れた。
当たり前だが仕事の時よりラフな格好である。
胸元が開いているし、化粧も薄めだ。
ちょっと女性の内側を覗きみるようで、フォロンは内心ドキリとした。
しかしどうやら彼が来ることをあまり期待していなかったらしい。
よくわからないフォロンは尋ねる。
「え? でも“私の部屋に来て”って書いてありましたけど」
「あ、いいのいいの。紅茶でいいわね」
彼女はフォロンをリビングに通すと、紅茶の準備に取り掛かる。
(他の娘たちにも呼ばれてると思ったのに……)
ユフィンリーは紅茶ができるまでそんなことを考える。
(双子ちゃん、チョコレートをあげただけなのかしら)
間もなく、紅茶が出来上がった。
(ま、いっか)
「はい」

「あ、ありがとうございます」
一方のフォロンは上司の呼び出しに少々戸惑っていた。
(なんかミスでもしたかな)
あれこれと最近の仕事を思い返す。
(あれは大丈夫だったし、あれもミスはしたけどカバーできる範囲だったから……)
心当たりが有りすぎるのもどうかと思うが、もう少し勘を働かせてほしい。
見当違いも甚だしい。

フォロンが二口目の紅茶を口に含んだ時、ユフィンリーはいよいよ話を切り出した。
「それで、チョコレート食べてくれた?」
「開けた時に手紙に気付いたので、まだ」
「食べないの?」
「それじゃ」
フォロンは鞄の中からチョコレートを取り出し、一つ口に含む。
上品な外見通り、チョコレートは口の中でゆっくり溶けていく。
甘すぎず、苦すぎず、フォロンにとっては丁度いい甘さ加減であった。
「おいしいです」
「そう? 良かった」
少しの間、沈黙が流れる。
フォロンは話題を見つけようと頭をひねった。

「何処のですか?」

「え……?」
一瞬にして、空気が変わった。
音があったならば、

ちゅどーん。

であったろう。
(し、しまった――。)


195:For Dear
08/02/20 00:18:50 vv+nndGR
フォロンは自分がミスを犯したことに気づいた。
だが、どこだかわからない。
いや、彼は自身の言った『何処のですか』というさりげない一言が引き金を引いたことぐらいはわかる。
その台詞の何がいけないのかがわからないのだ。
「フォロン」
「は、はい」
何がいけなかったのか、それは――

「これね、手作りなの」

『何処のですか』詳しく言えば『何処で買ったチョコレートですか』。
そこには“ユフィンリーの手作り”という可能性が入ってなかった。
それは、フォロンと同様に忙しい身である彼女がまさか従業員のために自ら作るはずがない、という彼の予想から来たものだ。
確かに彼の予想は半分正しい。
いくら面倒見のいい彼女といえど、忙しい合間を縫って手作りチョコを“ただの”従業員にはあげないだろう。
事実、悲しいかな、レンバルトのは買ったやつだったりする。
「えっと……」
つまり、ユフィンリーにとってフォロンが部下とかそういうのではなく、もっと大事な“なにか”なわけである。
ここまであからさまなのだから、フォロンにも気づいてほしいものなのだが。

「え、じゃあ、このリボンとかも自分で?」
ちゅどーん。

何とかムードを変えようと振った話題でまたも地雷を踏んだ。
制服のデザイン決めた時のことを考えればわかりそうなものだが。
「……じ、冗談です」
もはや、同情の余地もない。
ユフィンリーの目が怖い。
彼女は無言のまま立ち上がり、フォロンの目の前に来る。
「所長?」
そしてフォロンの胸ぐらを掴むとそのままベッドまで連れてって押し倒した。
「……この鈍感」
言ってそのまま口付ける。


196:For Dear
08/02/20 00:20:30 vv+nndGR
「んんんんんっ」
唇を触れ合わせるだけではない、大人のキス。
ユフィンリーが誘うようにフォロンの上唇をなぞる。
フォロンが驚いて口を開けたその隙をつかれ舌が入ってきた。
「んん」
頬の内側をユフィンリーの舌が舐める。
他人の舌が入ってくる。その感触、味覚にフォロンは戸惑うばかり。
そして彼女の舌は彼の歯茎をなぞった後、彼の舌と絡み合う。
(何がどうなってるんだ)
初めての経験、それも相手が先輩であり上司のユフィンリーである。
フォロンは頭がぐちゃくちゃであった。
たどたどしく、彼女の舌の動きにされるがままになっている。

「ぷは」
一時、彼女が口を放した。

「あの所長――んむっ」
再び、彼女の唇がフォロンの唇と合わさる。
ユフィンリーの香りが彼の鼻孔をくすぐる。
ちょっと落ち着いたフォロンが初めに思ったこと、それは、彼女の唾液は紅茶の味がした。ということ。
匂いが味が脳内を甘く染めていく。
また、フォロンの体のいたるところに、ユフィンリーの女性らしい柔らかい身体の感触がする。
もちろん、互いの服ごしではある。
だが、それでもフォロンには十分刺激だったし、それだけ彼女の身体つきが女性らしい、ということでもある。
特に彼の胸元に感じる柔らかい感触は、思わず服の中身を幻視してしまうほどだった。
彼は無意識の内に彼女の背に手を回していた。

「ん……ん…………んっ」
彼女はゆっくり、名残惜しむように唇を放す。
彼らの間に橋が架っていた。

「その気になってくれた?」
回された手に気づいて彼女は言う。
「えぇ、まぁ」
嘘はつけまい、というよりバレているだろう、とフォロンは思い正直に言った。

「でもなんで所長が?」
「こういう時くらい名前で呼んで?」
「ユフィンリー……先輩」
「……ま、いいわ」
彼の上から降りたユフィンリーは服のボタンを一つずつ外す。
「気に入ったから……じゃ、ダメ?」
冗談めかしてそう言った彼女は、服を脱いだ。
露になった胸が微かに揺れる。
思わずフォロンはごくりと唾を飲みこんでしまった。
(――って、女性だけ脱がしちゃまずいな)
慌てて自分の服を脱ぎ始める。
数分後、二人とも一糸も纏わぬ姿になった。


197:For Dear
08/02/20 00:21:53 vv+nndGR
フォロンは改めてユフィンリーの姿を見る。
(綺麗だな)
有体だがフォロンはそう思う。
確かに彼女は綺麗だった。
大きいというほどではないが形の良いふくよかな胸。
スラリとしてくびれたウエスト。
柔らかそうな太股、etc……。
実に均整のとれたプロポーションである。
「いや、そんなに見られると、恥ずかしいんだけど」
「え、あ、すいません」
ずいぶんまじまじと見ていたらしい、彼は慌てて謝る。
「謝ることはないわよ」
くすりと微かに笑ったユフィンリーは、フォロンの首に腕を回し、三度目の口付けをした。

「ん……んむ」
三度目でお互い馴れたのだろう。
二人はねっとりと互いの舌を絡めあう。
そしてそのままベッドに倒れ込んだ。
フォロンは彼女の舌を受けとめながら、そっと彼女の背に触れた。
腰の辺りから襟足まで撫でる。
「んっ」
彼女が小さく反応した。
滅多にない彼女の反応に、フォロンはさらに指先で、触れるか触れないかギリギリのところを擽る。
「ん、んん、ん、ん」
口づけをしたまま、ユフィンリーは体をくねらせる。
彼女の身体がフォロンの上でもぞもぞと動く。
その度に彼女の胸がフォロンの胸元で形を変え、フォロンに極上の感触を与える。
それがまた彼の煩悩に拍車をかけた。
だが、それで黙っている彼女ではない。
彼女は口付けを終えるとフォロンの耳元で囁く。
「まったく、仕返し……なんだから」
まず、フォロンは耳元を舌でなぞられる。
耳元で奏でられる唾液が絡められた淫靡な音に、フォロンの分身が固くなる。
そのままユフィンリーの舌が首筋まで下りてくる。
「ひぅ」
フォロンは思わず反応してしまう。
そのまま更に下って、胸元までやってくる。
「意外とたくましいわね」
彼女はそう感想を漏らすと、両手の手の平全体を使って彼の胸板を撫でる。
少し冷たい彼女の指がのる度、フォロンはピクリと反応してしまう。
「男もこうされると気持ちいいんだって?」
ユフィンリーはさらに舌でフォロンの胸の先端を転がす。
フォロンに何とも言えない刺激が襲ってきた。
「く、うぅ」
そして更に腹部を通り、いよいよフォロンのソレに辿りつく。
すでにそれはいきり勃っていた。
ユフィンリーはソレにも同様に舌を這わせる。
「んっ」
先端まで舌で辿るようになぞる。
カリの部分にも舌を這わせた。
「うっ、く」


198:For Dear
08/02/20 00:23:17 vv+nndGR
ついにフォロンの分身を口に含んだ。
彼女の口の暖かさがフォロンの敏感なソレに伝わる。
「せ、せんぱい」
ユフィンリーは上目づかいに彼を見上げ、ゆっくりストロークを開始した。
「うわっ」
フォロンのソレに舌が、口全体が絡み付く。
初体験のフォロンには強すぎる刺激だった。
「先輩っ……で、でますっ」
「んむ!?」
ビクッビクッとフォロンのソレが跳ねる。
ユフィンリーの口内にフォロンの種子が放たれた。
「はぁ…はぁ…」
もの凄い快感にフォロンは息を荒らげる。
「ん……く」
ユフィンリーがコクリと喉を鳴らした。
どうやら彼の白濁を飲み込んだらしい。
「へぇ、これがフォロンの」
「先輩?」
「まだ、いけるわよね?」
彼女は妖艶な笑みを浮かべると、フォロンのソレを見た。
確かに、まだ彼の分身は硬さを失っていない。

彼女はまたフォロンに跨ると、手で彼のを支えながら自分の秘処へと導いた。
「んっ……くぅぅ」
互いを焦らすかのようにゆっくりと彼女の膣に入っていく。
「はぁ、はぁっ」
最後まで入った。
彼女の膣はソレが入った途端、締め付ける。
まるで待ちかねていたようだ。
「いく、わよ」
フォロンに確認しているのだろうか、そう呟いた彼女は、しかし彼の返事を待たずに腰を持ち上げる。
(吸いとられるようだ)
とフォロンは感じた。
くわえ込む時は優しく、一旦入ると搾りとるような締め付けをする。
「あっ、あっ、あ、あ、」
フォロンのが彼女を突くごとにユフィンリーはあえぎ声をあげた。

フォロンは彼女の手助けをするように、胸へと手を伸ばす。
「フォロン……フォロン」
彼女の動きに合わせて胸を揉み込む。


199:For Dear
08/02/20 00:25:02 vv+nndGR
二度目だというのに、彼の限界も近かった。
卑猥な音が部屋に響く。
限界は意外とあっさりと来た。
「せ、せんぱい、もう」
「フォロン、いっしょにぃ」
彼女の動きも速くなる。
「くっ――!」
フォロンのソレが彼女の中で痙攣したかのように震える。
そして彼女の奥に自らの欲望を叩き付けた。

「んぁ、んんんんんっ!!」
ほぼ同時。ユフィンリーも絶頂を迎えた。
彼の上で身体を震わせる。
それでも変な声を出さないように声を押し殺しているのが彼女らしい。
足にも無意識に力が入っていた。
彼女はフォロンの上に倒れるようにそのまま寝転んだ。


「ありがと、フォロン」
「どうしたんです? 急に」
「別に」

その後彼らは繋がりを解き、身体を寄り添って寝ていた。

「でも明日、大変そうね」
「?」
「コーティカルテ」
「あ……」

夜も、もう遅い。

一波乱、いや、もの凄い騒動になりそうだとフォロンは頭を抱えるしかなかった。

「もちろん、費用は給料から天引きしとくから」
ユフィンリーの言葉もどこか遠くに聞こえる。


~完~

200:For Dear
08/02/20 00:26:07 vv+nndGR
ではまた。

201:名無しさん@ピンキー
08/02/20 05:34:51 q/LDGc9I
>>200
良いね、おっきしたよ(・∀・)b

202:名無しさん@ピンキー
08/02/21 21:47:34 UXht3Cd2
上げ

203:名無しさん@ピンキー
08/02/23 09:50:05 gzhegZHU
GJ!
このスレ始まって以来のユフィ先輩のエロキタ━━(゜∀゜)━━!!!!

ユフィ先輩かわいいのぅユフィ先輩

204:名無しさん@ピンキー
08/02/24 14:32:15 XOy5ijaT
>>193
>ユフィンリー編
つー事は金編、銀編、金銀編、紅編なんてのも期待していいんかしら?

205:名無しさん@ピンキー
08/02/25 03:30:39 QGli5ziN
>204
金銀編てなものがあるのなら、紅(小)編と紅(大)編ってのも期待したい今日この頃w

206:名無しさん@ピンキー
08/02/25 22:14:29 mjr82BQJ
辛抱堪らずチビコーティと犯っちゃう話か

207:名無しさん@ピンキー
08/02/28 22:38:53 DboE3kEc
ペルセの話を書き始めたら、すでに300行近くなってしまいました…
投稿ってしたことないんだけど、どれくらいで分割するんだ?スレみると50行くらいなのかな?

208:名無しさん@ピンキー
08/02/28 23:18:41 5S4ZX37M
1レスの容量は4096bytes(全角で2000字弱かな)
一行あたり120字くらい入り、最大60行まで改行可能。
ただし他の規制にひっかかることも(一行目が改行で、改行が多かったり)


その範囲内なら、自分が見やすいと感じるようにすればいいと思うよ。

209:名無しさん@ピンキー
08/02/28 23:21:23 DboE3kEc
わかりました。きょうかあすあたりに投下すると思います。。。

210:名無しさん@ピンキー
08/02/29 11:13:59 ik9Iv1aU
わっふるわっふる

211:名無しさん@ピンキー
08/02/29 16:55:08 h9BnD7OP
じゃ、投下はじめます。初です。なんかまずいようなことあったらご指導下さい。

※ ここでは、ツゲ神曲楽士派遣事務所には、「仮眠室」と「お風呂」がある、
  ということになってます。そういう設定でないとややこしいので(苦笑)

フォロン×ペルセルテ。ベタベタです。濃厚すぎるかもしれません。

212:名無しさん@ピンキー
08/02/29 16:55:31 h9BnD7OP
そのはじまりはデジャビュだった。

なんだか以前にもこんな事が……との思いが脳裏をよぎったフォロンは、制服ご
しに手のひらに伝わる胸のふくらみを意識すると同時に、硬直してしまった。

トルバス神曲学院の学生時代、初めて「双子ちゃん」こと、ユギリ・ペルセルテ
&プリネシカ姉妹に出会った時のこと。学生食堂でアルバイトをしていたフォロ
ンは、学内見学中のペルセルテに、出来たての料理をおもいっきりぶっかけてし
まい、その時も同じように彼女の胸を拭こうと思わず手を伸ばしていたのだった。

その時は、「こらフォロン、拭いちゃダメ!」というユフィンリー先輩の声がか
かり、危ういところで踏みとどまったのだが……今回はそんな救いは無かった。

その夜、予定よりも相当に長い時間かかった仕事のあと、「ツゲ神曲楽士派遣事
務所」に帰り着いたフォロンは、心配して1人事務所に残り、コーヒーを淹れて
くれたペルセルテによろけてぶつかり、学生時代と同じように……おもいっきり
コーヒーをぶっかけてしまったのだ。

(いけない、ヤケド……)

よく考えれば、拭くよりも急いで水場にでも連れて行ったほうが良かったのだろ
うが、動転したフォロンにそこまで気が回るはずもなく、ハンカチで胸まわりを
拭き続ける。

心なしか緊張して頬を染め、かといって抵抗もせず、されるままになっているペ
ルセルテ。その態度を見て、ようやくフォロンは自分が何をしているのか把握し
た。

「うわあっ、ご、ごめん、ペルセ!」

慌てて手を引っ込めようとしたフォロンだったが、ペルセルテは予想外の素早さ
で、フォロンの腕をからめ取って、自分の胸に抱き締めてしまう。その表情には、
ある決意が浮かんでいた。

いつもいつも、コーティカルテに「離れろ~~! フォロンは私のものだ!!」と
いわれ続け、その度に「駄目ですよ~~ 先輩はみんなのものです!!」と言い返
しているペルセルテ。

でも今日は……いつも自分が言っている「みんなの先輩」から、少し進展できる
気がした。ほんの少し、勇気を出せば。

(………よぉし!!)

213:名無しさん@ピンキー
08/02/29 16:55:58 h9BnD7OP
昔から、バストの大きさには少々自信を持っているペルセルテである。確かに、
明るくていつも前向きな性格のためか、基本的なパーツが同じであるはずのプリ
ネシカよりも、1割増量!といった存在感がある。その、豊満といってもいいバ
ストを、フォロンの腕にしっかりと押し付けながら、ちょっと甘えた声で話しか
ける。

「先輩……今日、私ちょっと怖かったんですよ?プリネは所長とサイキ先輩と一
緒にイシダ衣装に行っちゃうし、コーティカルテさんはマナガさんと、なんか牛
みたいな精霊さんに精霊酒飲みに連れてかれちゃうし……先輩がもうすぐ帰って
くると思うから、私ひとりで待ってたんですよ?少しくらい優しくしてくれても、
バチはあたらないと思います!」

……言いながらペルセルテは、ぐいぐいと胸を、体ごとフォロンにあずけ、ソフ
ァに倒れこんでしまう。「ちょ、ちょっと、ペルセ?んん?」

精一杯の勇気をふりしぼって、ペルセルテはフォロンの唇に、自分のそれを重ね
ていった。

最初はおそるおそる、次第に大胆な動きに変わるペルセルテの舌。フォロンもペ
ルセルテも、しだいにその感覚に夢中になり、腕は相手の体をしっかりと抱きし
め、脚はお互いの脚にすり合わせるようにからみつけ、舌は相手の口内を探りあ
い、(こくん……)と喉を鳴らした。

熱にうかされた目でフォロンを見つめながら、目の前数センチの距離でペルセル
テが言う。「先輩……あの時のこと、覚えてますか?」ペルセルテは言った。
「プリネが半分精霊だってことが解って、どうしていいか解らなくなって、先輩
の部屋に一晩泊めてもらった時のことです。」

「うん。覚えてるよ。」とフォロン。急に大胆になったペルセルテにとまどいな
がらも、「正直、緊張してて朝までよく眠れなくてさ。無意識のうちにペルセに
何かしちゃってないかとか、起きた時すごい心配だったよ」と、ちょっとおどけ
て答えたつもり。

「あの時しなかった……できなかったこと……今なら、わたし…先輩に、なら…
…」火のように燃える顔を隠すように、フォロンの胸にしがみつくペルセルテ。

「ペルセ……」「先輩……」今度は2人、見つめあいながら、ごく自然に唇を重
ねていった。

(い、いいの…かな……)深いキスを繰り返しながら、おそるおそる、フォロン
はペルセルテの胸に手を伸ばしてみる。

「大人のコーティカルテさんには負けちゃいますけど……」と、恥ずかしそうに
ペルセルテはつぶやく。「でも、普段のコーティカルテさんには勝ってると思い
ますよ?」

ペルセルテは、遠慮がちなフォロンの両手をとって制服の両胸に押し当て、その
上から自分の両手を重ねて、ぎゅっ……とふたつの乳房に押しつけていった。
「どう、ですか?」手のひらいっぱいに感じる乳房のヴォリュームに、フォロンは
だんだんと迷いが消えて行くのを感じていた。

214:名無しさん@ピンキー
08/02/29 16:56:21 h9BnD7OP
意を決して、ペルセルテの制服を脱がせていく。ペルセルテはされるままになり、
制服のホットパンツはお尻を浮かせ、半ば自分から脱ぐように協力しさえした。
下着だけになったペルセルテは、無意識に両腕を胸の下で組み合わせる。が、そ
うするとただでさえブラの下で女らしさを主張するバストを、よけいに「寄せて
上げる」ことになってしまう。「フォロン先輩……わたしだけ、なんて……先輩
も…」「あ、あぁ…そうだね…」フォロンも自分の制服を脱ぎ、同じ格好になっ
てペルセルテの隣に腰をおろす。

「あの……先輩」「な…なに?」「その……見ても…いいですか、先輩…の」
「!?」

チラチラと横目でフォロンの「下半身」をうかがっていたペルセルテが、フォロ
ンの返事を聞いているのかいないのか、おずおずと手を伸ばし、そっ…とトラン
クスを横にずらす。と、持ち主の意思とは関係なく、すでに最大限に膨張したも
のが、ペルセルテの眼前に現れる。

「わぁ……これが、先輩の…なんですね…」覚悟を決めると、むしろ女の子のほ
うが大胆なのかもしれない、とフォロンは思った。「大きい……ちゃんと、入る
かな…」その言葉で、ペルセルテがすでに「そのこと」まで決意している、とい
うことをフォロンはいまさらながら驚き、同時にたまらなくいとおしくなった。

「先輩…」「ペルセ…」隣どうし、腰をおろした姿勢から、2人の上体は、徐々
にお互いの下半身に向かって自然に倒されていく。ペルセルテは、トランクスか
ら完全に顔をだしたフォロンのものを、いとしげにさすったり、さきっぽをちょ
ん、とつついてみたり。鈴口からしみだして指についた粘液を、不思議そうにな
めてみたり。「あぁ…ペルセ……汚いよ、シャワーもあびてないのに……」

「わたしだって同じですよ、先輩。でも先輩だから…へいきです。もう先輩も、
覚悟きめてくださいね?」いうが早いか、ペルセルテはあお向けのフォロンを組
み敷くようにのしかかる。(ゆさり……)フォロンの胸からわき腹のあたりに、
のしかかってきたペルセルテの、ブラに包まれた重量感あふれる大きな胸の感触
がある。しばらくの間吐息を感じていたフォロンのペニスは、まもなくあたたか
く、湿った口のなかに、ゆっくりと包みこまれていった。

「そ、そんな…ペルセ……んん??」フォロンの戸惑う声は、顔面にそっとまた
がってきたペルセルテの太ももの間に埋没してしまった。「覚悟きめてください、
って言ったじゃないですかぁ…」どんどんと大胆になり、ペニスに舌をはわせた
り、クルミのような亀頭をしゃぶったりしはじめた。その手のHow-To本の知識だ
けだが、ペルセルテはフォロンを少しでも気持ちよくしようと、一生懸命だった。

(ペルセ…本気だ)女の子にここまでされて、気持ちに応えないのは失礼だ。フ
ォロンも、下半身のむず痒さに必死で耐えながら、目の前にある「ペルセルテ自
身」に手を伸ばした。「あん!!せ、せんぱぁい……」大好きな人に、自分自身
をいじられる……それは、物理的な快感とともに、従属する、好きなように、さ
れるままになる、という、精神的な快感が大きかった。泉のように愛液が湧き出
し、パンティは貼り付いて完全に透けてしまう。「いやぁ……」自分のそこがど
んな状態になっているか、その感覚で察したペルセルテは、ぐっと腰を落とし、
フォロンの顔面を、自分のアソコで目隠しした。


215:名無しさん@ピンキー
08/02/29 16:57:12 h9BnD7OP
「ひゃぅっっ!!」その行為が、フォロンの興奮と自分の快感を倍加させること
にペルセルテが気付いたときには遅かった。女の子の、甘ずっぱい愛液をたっぷ
り含んだパンティを、その中身ごと顔面にぐいぐいとこすりつけられたフォロン
は、右腕は下に回してブラに包まれた大きな胸の弾力を堪能し、左腕はしっかり
とペルセルテのお尻を抱きかかえて、下着ごしにペルセルテのアソコを、顔じゅ
うで味わい、舐めまわし、放ち続ける女の子の味と匂いを吸収した。

(あぁ…せんぱい……きもち、いい……)自慢の大きな乳房をもみしだかれ、硬
くした舌先でパンティの上からアソコのなかまで舐めまわされて、恥ずかしさと
同時に快感が倍増してきたペルセルテは、「先輩、お返しです」と、口のなかで
あばれまわるフォロンのものを、舌で優しくなだめていった。唇と手も総動員し
て、フォロンのペニスをじゅぱっ、じゅぱっ、とピストンし、徐々に終末に導い
ていく。

「ペ、ペルセ……もう、危ないから、顔離してっ!」今にも射精しそうな高ぶり
をかろうじて押さえ込み、フォロンは叫ぶ。しかしペルセルテは、いやいやをす
るように顔を揺らすばかりで離そうとしない。「ペルセ、もう、でちゃうから
っ!!」

「いいんです、先輩、どうぞこのままっ!わたしのお口のなかに、だして欲しい
んです!」一瞬だけ口を離してそれだけ叫ぶと、余裕のなくなってきたペルセル
テは再度フォロンのものを、あたたかな口のなかで唾液にまぶし、唇でちゅうぅ
っ!!と吸引した。

「う、うあぁぁっっ!!」もう耐え切れず、ペルセルテの頭を両手で押さえ込み
ながら、フォロンは射精を始めてしまった。ペニスはペルセルテの奥に突き込ま
れ、鈴口を開きながら、どくんっ!どくんっ!どくんっ!と、白濁の粘液をたっ
ぷりと口のなかに噴射していく。「ペルセ…ペルセぇっ!」あとからあとから注
ぎこまれる粘液を、ペルセルテはこぼさないように必死で口内に納めていく。

少しずつ、噴射の勢いを失っていくペニスを口内で感じ取り、ペルセルテは口内
にたまった粘液を、唾液で薄めながらなんとか飲み込んでいった。最後の一口を
「こくん……」と飲みくだすと同時に、愛する男性の精液をおなかに受け入れた
充足感が全身に広がり、アソコから愛の蜜を流し、フォロンの顔に内ももとアソ
コを無意識にうねうねとこすりつけながら意識を飛ばしてしまった……

……しばらくして気がついた2人は、お互いを見つめ、そっと抱きしめあった。
ペルセルテは赤くなって、「先輩……体じゅうべとべとです。お風呂……いっし
ょに入りませんか?」とフォロンの耳元でささやいた。

216:名無しさん@ピンキー
08/02/29 16:57:32 h9BnD7OP
「参ったな……」フォロンはお風呂場で一人つぶやいた。年下の女の子にいかさ
れてしまった、という情けなさもあるが、すでに一度放出したはずのペニスがい
まだに全く力を失わず、ギンギンに「勃った」ままなのだ。

無理もない。フォロンとて健康な成人男子。人一倍オクテとはいえ、それなりに
性欲もある。夜ごと何かをオカズにしながら、ひとり欲望を発散することだって、
むしろ当たり前の年齢であろう。普通なら。

ただ、今のフォロンの生活環境では、そうもいかない事情があった。無論、コー
ティカルテの存在である。

ごくたまにコーティカルテはフォロンに、「しようと思えば、できるのだから
な?」とか、「お前の子供を産む方法を探すから、それまで待て」とか、フォロ
ンとの間に、神曲を介してのつながり以上のものを求める言動をとることがある。

とはいっても、精霊としての実際の年齢はともかく、コーティカルテの「見た
目」の年齢は、どうひいき目にみてもローティーン。「じゃ、じゃぁお願いしま
す」みたいな性行動をフォロンがとれるわけもなく、かといって彼女に内緒でこ
っそり自家発電に励むなどということも不可能に近い。

必然的に「日々、たまりっぱなし」の状態が持続してしまう。ただ一度の「放
出」ですべておさまってスッキリしてしまうような、ハンパなたまり方ではない
のだ。だから……

「失礼しまぁす!」あわてて横を向いてその「勃った」ものと、自分の視線を入
り口からそらすフォロンとは対照的に、ペルセルテは申し訳程度に腰にタオルを
巻いただけの格好で、堂々とお風呂場に入ってきた。

「先輩?どうしたんですか?」いたずらっぽくフォロンに微笑みかけるペルセル
テ。まだ本当の意味で一線を越えたわけではないのだが、限りなくそれに近い行
為を行ったことで、フォロンに裸身をさらすことにはもう完全に無防備になって
いる。

「先輩のそれ……まだ、大きいままですね……」目ざとくフォロンの「それ」を
見つけた、ペルセルテは、「わたしの体で……そう、なってくれたんですよね…
…?」と聞いた。
「うん…そう、だね。女の子の体、ちゃんと見たことなんて今までになかったし
……」視線をペルセルテのほうにチラリと向けながら、上ずった声でフォロンは
答える。

「どうぞ。先輩……見て、下さい…」タオルを落とし、ペルセルテは、フォロン
の前に立って、その体をすべてさらした。「わたし、先輩のものになりたいんで
す。唇も、胸も乳首も、お尻も……」ちょっとためらってから「……アソコも。
わたしの体、すみずみまで見て、触って、キスして……ぜんぶ、先輩のものにし
てください……」


217:名無しさん@ピンキー
08/02/29 16:57:52 h9BnD7OP
「ペルセ…」フォロンは立ち上がり、ペルセルテを抱きよせる。やわらかく、ぷ
っくりした唇に、そっと自分のを重ねる。ペルセルテはフォロンの首に腕を回し、
入ってくるフォロンの舌に自分の舌をからめていく。

ひとしきり唾液の交換をしたあと、フォロンはペルセルテを立たせたまま、その
大きな胸を両手でもみ始めた。「あぁ……あは…」ため息をもらしながら、され
るままになっているペルセルテ。やがて、ピンクの乳首が立ち上がり、その周囲
で盛り上がった乳輪とともに、しっかりと自己主張をはじめた。それをフォロン
はすぐさま唇でとらえ、唾液を塗りつけながらねぶるように舐めまわしていった。

ペルセルテはフォロンの頭を両手で抱きかかえ、赤ん坊に授乳でもするように、
フォロンに乳房を与える。フォロンは無心に乳首をしゃぶり、両方の乳首を、か
わるがわる口のなかで尖らせていった。

「ペルセ……うしろを向いてくれる?」フォロンは言った。「はい……」素直に
従うペルセルテ。フォロンは背後からペルセルテの大きな両胸を思う存分もみし
だき、指先でくりくりと屹立した乳首をもてあそぶ。首筋にキスをされたペルセ
ルテは荒い息をつきながら、「先輩……もうわたし、立っていられません……」
と、上体をくたり、と背後のフォロンにあずけてしまった。「ベッドに……つれ
てってくださぁい、フォロン先輩……」

「ペルセ、手をついて」フォロンは、仮眠室のベッドに手をついて四つんばいに
なるように、ペルセルテに言った。「……自分で、開いて見せてごらん?」ペル
セルテの、何にでも従う従順さに誘われるように、フォロンは普段の自分からは
考えられないほど、強引な「命令」をする。またそういう上下関係が、今は不思
議と自然なように感じられた。

「先輩……」フォロンの言葉に自動的に従うように、ペルセルテは右手だけを股
間に回し、指先をアソコにあてがってV字に開く。「せんぱい……みて……」

「よく見えるよ…ペルセ。とっても、きれいだ……」フォロンはそこから立ちの
ぼる甘ずっぱい匂いに誘われ、その源泉にギュッと顔を埋め込んでしまった。舌
をさし入れると、それがまるでフォロン自身であるかのように膣壁が狭まり、舌
をしめつけてきた。

「あぅぅ…」ペルセルテが呻く。「せんぱい…もう………お願いです、わたしを
…せんぱいのものに、してください……」

フォロンは立ち上がり、「ペルセ…いいんだね?」と、最後の確認をする。小さ
くうなずくペルセルテ。後ろむきで、お尻だけをフォロンにさし出し、両脚を大
きく開く。

「いくよ…」位置をあわせ、フォロン自身がゆっくりとペルセルテのなかに飲み
こまれていく。「う、くぅっ……」「だ、大丈夫?ペルセ?」「大丈夫です……
先輩、わたしのなかに……奥まで、きて、ください…」

さっき、舌先で感じたのとは比較にならない強いしめつけが、フォロンのペニス
を迎える。暴発しそうになりながらも、充分に濡れた愛液に助けられ、フォロン
はゆっくり、ゆっくりペニスを送り込んでいく。と、その途中で行き止まりにな
ってしまった。

(入った…の、かな?)経験もなく、状況が判らないフォロンがひとりごとのよ
うにつぶやくと、ペルセルテは「先輩……たぶん、わたしの〔処女膜〕です。き
てください、先輩に、あげたい……」痛みをこらえたかわいい声でおねだりをさ
れ、フォロンはあらためてペルセルテのくびれた腰をしっかりとつかみ直し、ぐ
うっっ!!と突きこんだ。

218:名無しさん@ピンキー
08/02/29 16:58:59 h9BnD7OP
「はぁぁぁぁん!!!」今度こそ、フォロンの分身は処女膜を貫通し、ペルセル
テのなか、いちばん奥まで到達した。いったん奥まで入ると、破瓜の痛みはすで
にそれほどでもなく、ペルセルテは愛する男性に最奥まで貫かれた喜びに全身を
ふるわせた。

「ペルセ……大丈夫??」フォロンはすぐにでも動きたいのを自制し、自分にす
べてを捧げてくれた女の子を気づかう。
「大丈夫です…すごく痛いときがあったんですけど、もう今はそれほどでもあり
ません。……うれしい。わたし、先輩にあげられたんですね……」

2人はつながったまま、呼吸を整える。やがてペルセルテが、「動いて、いいで
すよ……」とささやいた。「え……ペルセ、無理しなくても……今日はもうやめ
てもいいんだよ?」とフォロン。ペルセルテは(くすっ)と笑い、「無理してる
のは先輩のほうじゃないんですか?判るんですよ?わたしのなかで、先輩ずうっ
と、大きいままじゃないですかぁ…」と、ペルセルテはお尻に力をこめて、フォ
ロンのものを膣壁でぎゅっ…と抱きしめる。「ふふっ……」

(うぉぉっ…)思わず暴発しそうになったものを必死で抑える。「やったな?ペ
ルセ、じゃぁ遠慮しないぞ?」フォロンはあらためてペルセルテにおおいかぶさ
り、背後からやわらかな2つの乳房の感触を楽しみつつ、自分自身でペルセルテ
のいちばん奥を突きこみはじめた。

「あぁん!あぁん!」 ずん! ずん! 充分な愛蜜に助けられ、きついながらも
動きはスムースだった。「あぁっ…先輩の、わたしのいちばん奥に…奥に、あた
ってる……」ペルセルテは、最初こそフォロンの動きをお尻のクッションでやわ
らかく受け止めるだけであったが、しだいに慣れてくると、フォロンの突いてく
るタイミングに合わせて、お尻をフォロンに向かって「ぐいっ!ぐいっ!」と押
しつけるように動きはじめた。

2人の動きはリズミカルにシンクロしはじめ、フォロンはペニスの快感と、つい
さっきまで処女だったペルセルテの魅力的なお尻の動きに翻弄され、いよいよあ
と戻りできない限界点に近づいてきた。

「ペルセっ! んっ! 抜くよっ! このままだと、なかでっ、出ちゃうからっ!」
「いやあっ!!抜いちゃだめえっ!! フォロン先輩いぃっ!」
逃がさないっ、とばかりに、ペルセルテのお尻がフォロンの腰を追いかける。
「だ、だって!もしもってこともあるしっ…」「だいじょうぶですっ! きょう
はだいじょうぶな日ですし、はじめて、んあっ、なんですから、先輩のをわたしの
なかで感じたい、んですっっ!」

フォロンは迷った。が、結局は涙を流して訴えるペルセルテの「おねだり」を聞
いてあげることにした。覚悟を決めたフォロンは、よりいっそうペルセルテのな
かに突きこみ、射精準備のエネルギー充填をはじめる。ペルセルテのなかでは、
無意識に最奥の子宮口がほころびはじめ、突きこまれてくるペニスの先端に狙い
を定め、精子を受けとる準備をする

「もうっ! もうすぐ! 出るよおっ! ペルセ! ペルセっっ!!」
「きてっ! きてっ!! せんぱい!! フォロン、せんぱあい!!」

フォロンの頭の中で火花が散り、2つの乳房を握りしめて、ペルセルテのからだ
を引き寄せる。ペニスはペルセルテの最奥、これ以上入らない、というところま
で入りこみ、鈴口が奥の子宮口にぴったりと密着する。そこで、最大限に充填さ
れたフォロンの精液は、怒涛のごとくペルセルテのなかに噴射されていった。

膣の奥にたっぷりと射精された精液は、出されると同時に膣と子宮が反応し、女
の本能を発揮する。一番奥の小部屋に向けて、精液を一滴残さず飲みこむ。

219:名無しさん@ピンキー
08/02/29 17:00:57 h9BnD7OP
ベッドに折り重なるように倒れこんで、数十秒もそうしていただろうか、フォロ
ンは我に返ると、まだ力を失わない自分自身に苦笑しながら、「ペルセ? ペル
セ?」とペルセルテに声をかける。

フォロンのものをおさめたまま、精液をおなか一杯に吸収して幸せそうに失神し
ているペルセルテの背中を、優しくなでる。

しばらくして気がついたペルセルテは、「せんぱぁい……きもち、よかった……」
と、うっとりして答えた。
「お願いです。今日は、朝までいっしょにいてください、ね?」

万一のはちあわせを避けるため、早めに目覚ましをセットして、ふたりは仮眠室
で抱き合って眠った。眠りに落ちる直前、フォロンは(もう、コーティカルテさ
んと張り合うのはやめよう……)というペルセルテの小さな声を聞いた。


「………先輩」「………先輩」「んん…??」「……フォロン先輩、朝ですよ」

まぶしそうに目をあけたフォロンは、離れていくペルセルテの顔を見た。唇の感
触、これは…… 「まだ皆さんが出勤するまでには間があります、身支度、整え
てくださいね?」とペルセルテ。お風呂場やソファ周辺もきれいに片付き、きの
うの名残はどこにもない。

と、そこへ血相を変えてコーティカルテが走りこんできた。「フォロン、おいフ
ォロン!!昨夜はどこにいたんだ!私も久しぶりに酔いつぶれてしまったが、フ
ォロン、おまえも昨夜は部屋に帰っていないのだろう!?どこにいたんだ!!」

「……フォロン先輩は、お仕事が遅くなったからここで仮眠を取ったんですよ」
「それだけだというのか!?」「えぇ、そうです。それだけ、ですよ?」言葉と
は裏腹に、暗に「昨夜はそれだけじゃなかったんですよぉ~~??」とでも言い
たげな表情をするペルセルテ。その態度に…「… はっ?」と何かを感じたコー
ティカルテは、「だいたいなぜ貴様がここにいるのだ、金髪娘。フォロンは私の
ものだといつもいつもいつもいつも言っているだろう!」

いつもならここで、「そんなことありません、先輩はみんなのモノですっ!!」
とすぐに言い返してくるのがペルセルテなのだが、なぜか今日はその反論が全く
ない。「……なんだ、張り合いのない……」とコーティカルテが拍子抜けしたよ
うにつぶやくと同時に、ペルセルテの爆弾発言が炸裂した。

「コーティカルテさんのその独占欲は、もう気にしないことにしました。昨夜は
反対にわたしが、フォロン先輩のものになりましたから!!」

(ああああああああ………)頭をかかえたフォロンがそっとコーティカルテのほ
うをうかがうと、そこには案の定「怒髪天を突く」を全身で体現したようなコー
ティカルテ。気のせいか精霊雷までチリチリとまとわりついている。

「それはどういう意味だ!!! おい!フォロン!!!」
「いや、ちょっとその、コーヒーがこぼれて……そんでユフィ先輩、いや所長は
いなかったし……」「わけのわからない言い訳をするなぁーーーーーっっ!!」

………かくして、ツゲ事務所の関係者はむこう1週間、あらためて「クリムゾン・
アニヒレイタ」の名の由来を思い知らされることになったのだった。

            -了-

220:名無しさん@ピンキー
08/03/01 01:31:38 KFkTyoRO
>>211
GJ!

221:名無しさん@ピンキー
08/03/01 01:58:02 tKSFwxlz
投下乙です。
コーヒーで火傷してないかの方が気になってしまったw

222:名無しさん@ピンキー
08/03/01 03:23:24 GqW7uvhv
公式では、浴室は判らないけど、仮眠室は在った筈
ただ、シャワー室くらいは在るだろうな…
銭湯は一般的ではないようだしね

223:名無しさん@ピンキー
08/03/04 09:43:01 Qxc+y7Uf
このスレ初のペルセのエロSSだ…こんな良作をありがとう!
ペルセ好きにはたまりませんでした

224:211
08/03/04 17:00:08 TF19Q2R0
どもです。私もペルセ好きだからなんとか書けた気がします。
たぶん、他のキャラだとここまで思い入れが深くないんで書ける自信ありませんw

225:黒。
08/03/06 02:40:01 rQt7LeOC
「………ひぁああっ……っ!!」
頬を紅潮させたまま、意識を失う漆黒の髪の少女。
瞼を閉じた、その顔はあどけなく、満足げなものであることにほっとする。
「…指だけでおまえさんが達しちまうと、こっちの処理がどうにもなぁ…」
そのまま、安らかに寝息をたてはじめるマティアに、優しく毛布をかけてやり、
背中を向ける大きな精霊。
「…めんどーな精霊になっちまったもんだな。良き隣人なままでよかったのになぁ…」

226:名無しさん@ピンキー
08/03/06 02:41:02 gkK3H59u
【中国】スター三人、無修正写真流出「セックス?スキャンダル」

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[?思慧]-37P-
URLリンク(idol1.jpger.info)
URLリンク(idol1.jpger.info)
URLリンク(idol1.jpger.info)

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[梁雨恩]-40P-
URLリンク(idol1.jpger.info)

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[??思]-10P-
URLリンク(idol1.jpger.info)

227:名無しさん@ピンキー
08/03/06 23:22:28 uZqKHcds
>>225
あっさりしすぎww
そこまでの経緯やら本番やらをkwsk

228:黒。
08/03/07 03:17:21 3EO6miPY
『私とマナガは良き隣人?』
大きな精霊は、小さな{上司であり、精霊契約を成した神曲楽士であり、
相棒であり、同居人であり、自分の全てである}少女の問いに一瞬首を傾げた。
「…そうだと思うが?」
問いの真意が、あまり理解できなかった。
聡明な彼女のことだから、きっと、続く言葉があるに違いない。
「ふぅん」
少しつまらそうに、少女は自分のベッドに突っ伏した。
「私にとっては、マナガは隣人以上なんだけどなぁ」
「そりゃ、わたしだってそうだよ。良き隣人ってぇのは、古くからの常套句って奴だろうよ」
形式的な言葉。
それだけに収まらないから、常に事件は勃発し、二人は解決してゆく。
「人間は精霊に恋をするし、精霊も恋をするよね」
「まぁ、そういうパターンもあるな」
身近な金色の巨体の精霊も、そうであるし。他でも、それ故の犯罪もある。
いくつも、見てきた。
「…おまえさん、まさか、レオンに何か吹き込まれたか?」
大きな精霊に眉間に皺が寄る。
金色の精霊は、何度も少女にちょっかいを出すし、こともあろうに大きな精霊の目の前で
、契約を交わそうとしている。
信頼はおけるが、信用はならんと大きな精霊は思っている。
そして、常々少女に注意をしている。
「ま、まさか、マティア、おまえさん、レオンを………っ!」
大きな精霊が憤るが、姿はくまさんパジャマという間抜けなものだ。
「だいじょーぶだよ、マナガ。それはないよ」
突っ伏してた顔を起こして、少女はにんまり笑う。
「なら、いいんだが、不用意に近づくな。決して二人きりとかなっちゃいかんぞ」
まるで、若い娘を心配する父親のようだ。

229:黒。
08/03/07 03:20:06 3EO6miPY
「あいつは、何をするかわかったもんじゃないからな。」
「マナガは、何もしないの?」
大きな精霊は、口に含んだレモネードを吹き出した。
「マナガ、きたない」
むせながら、タオルでこぼしたレモネードを拭く、大きな精霊に少女は冷静に言う。
「…いきなり、なんだ」
「深紅の女神は、人間と子をもうける方法を探してるんだって」
「(…コーティカルテか。考えそうなこった…)あのな、マティア…」
少女が、くまさん柄のパジャマの裾を引っ張る。
「子どもは無理でも、愛し合うことは可能だよね」
大きな精霊に向けられる、少女の笑顔は自分にしか見せない貴重なものだということを
自覚している。
「そんな、おまえさん…。いくらなんでも、無理だろう…。」
体躯が違いすぎる。
「もし、わたしがおまえさんを……」
「大丈夫だよ、マナガは私を壊さないよ。だって、私のこと大事だもん。ね?」
二の句を告げられてしまった。

230:黒。
08/03/07 03:22:38 3EO6miPY
「………、」
少女のベッドに跪き、尊いもののように唇にくちづける。
「…目を閉じるのが、マナーなんじゃないのか?」
「マナガが、すっごい緊張してるのが面白いんだもん、あ、」
少女にくちづけたまま、やさしく押し倒す。
本当に壊れ物を扱うかのように。
「ほんとに、ファーストキスはレモン味なんだね」
先刻、レモネードを飲んでいたからだろう。
無邪気に笑う少女にひどく罪悪感をおぼえる。
「なぁ、やめ…」
「やめないよ」
少女は、凛とした瞳で言う。
「マナガ、嫌なの?」
くちづける。嫌じゃないという答え。
小さな口腔を文字通り、貪る。
並びの良い歯列をなぞり、舌を絡ませる。舌を挿し入れるだけで苦しそうに
息をする少女に角度を変え、息継ぎを促した。
「えへへ、マナガとキスしちゃった…」
唇から伝う、少女の透明を大きな精霊はいとおしげに舐めあげる。
「マナガ、不器用だから自分で脱ぐね」
「いや、頑張るよ…」
悪戦苦闘しながら、少女のパジャマの小さなボタンをはずしてゆく、少女はその
不器用な太い指を優しい瞳で見つめる。
何度かしか、見たことのない生まれたままの少女の姿、漆黒の長い髪に隠された
大きな傷痕に大きな精霊は慈しみをこめて、丁寧にくちづけてゆく。
「嬉しいけど、なんだかくすぐったいね」
大きな精霊は、はじめて気づいた。
―あぁ、恥ずかしさに饒舌になってるのか―
そう、思うと気恥ずかしさと愛しさで胸がいっぱいになった。

231:黒。
08/03/07 03:23:19 3EO6miPY
少女の胸の小さなふくらみに手をかけると、びくんと半身が跳ね上がった。
「ひゃっ…」
桃色を吸い上げると、身を捩じらせる。
「ぁ、ね、もっとおっきくなるかな?ティグレアさんみたいに」
顔を赤らめながら冗談を言った。
「充分さね」
胸の頂を舌で転がしながら、大きな精霊は下腹部に指をやる。
問題は、これから。
「…いれるんだよね?」
「………多分」
「多分じゃないよ!いれ……っ!!」
少女が起き上がって、抗議しようとしたがそれは、未遂に終わった。
少女の幼い花弁に、精霊が舌を這わす。
中芯に向かって舐めあげる。あえて、中芯を避けるかのように。
「やぁっ、あーっ…、まながぁ…」
焦らされるような感覚が本能でわかる。
もっと、気持ちよくなれる。気持ちよくなりたいのに…。
精霊の髪に指を絡ませ、普段表情のない彼女が悦楽を求めて淫らに悶える。
それだけで、興奮する。
少女から、精霊への愛撫は皆無に等しかったが、その少女の痴態だけで充分だった。
何より、まだ情事に対する知識の少ない少女だ。
まだ、これからである。
精霊は自分に言い聞かせた。
縋るような瞳で、自分の名を呼ぶ少女。
「…まながぁ」
「…あぁ」

232:黒。
08/03/07 03:24:18 3EO6miPY
中芯の花芽を節のある太い指で抓みあげると、少女は簡単に達した。
「………ひぁああっ……っ!!」
頬を紅潮させたまま、意識を失う漆黒の髪の少女。
瞼を閉じた、その顔はあどけなく、満足げなものであることにほっとする。
「…指だけでおまえさんが達しちまうと、こっちの処理がどうにもなぁ…」
そのまま、安らかに寝息をたてはじめるマティアに、優しく毛布をかけてやり、
背中を向ける大きな精霊。
「…めんどーな精霊になっちまったもんだな。良き隣人なままでよかったのになぁ…」

「マナガ、昨日はごめんね?」
毛布を被ったまま、おずおずと少女は精霊に語りかける。
「満足したか?」
大きな精霊は変わらない。
その笑みに少女は胸を撫で下ろす。

しかし、後日ベッドに置かれたメニス帝国の[シジュウハッテ]とタイトルの
書かれた本に大きな精霊はぎょっとすることになる。
彼女は勉強家なのだ。



233:黒。
08/03/07 03:26:18 3EO6miPY
いちおう、おわりです。お目汚し失礼しました。
本番は、また今度で

234:名無しさん@ピンキー
08/03/07 12:29:59 UgJ1hXMk
>>233
GJです!黒は読んだことないけどよみたくなったぞw

235:名無しさん@ピンキー
08/03/07 19:10:35 FOO2OQTF
>>233
>「シジュウハッテ」
マティアが、お股を鍛えてるところを想像しました。

236:名無しさん@ピンキー
08/03/09 00:21:18 SoUf7Osp
GJ

237:For Dear
08/03/09 23:32:14 3kVXxVF0
>>170の続きです。
いわゆる銀編

238:For Dear
08/03/09 23:33:39 3kVXxVF0
------------------------------
プリネシカ編
------------------------------

「さてと……どうしようかな」
仕事を終え、一人戸締まりをするフォロンは呟いた。
「チョコレートか……」
プリネシカ、ユフィンリー、ペルセルテにもらったチョコレートのことである。
当初持ち帰って食べようかと思っていたのだが、何か彼には嫌な予感がした。
(持ち帰るとチョコレートが跡形もなくなってしまう気がする……)
いつになくフォロンは冴えていたと言えよう。
恐らく家でチョコを食べているところを契約精霊に見られようもんなら、チョコは精霊の腹の中か、もしくは滅却されていたに違いないからだ。
「う~ん」
暫く三つのチョコと睨みあう。

「……これにしよう」
結局、決めるのに三十分かかった。
選んだのは、プリネシカのチョコである。
可愛らしい小袋に小さめのリボンをつけた、女の子らしいものだ。
早速フォロンは開けてみる。
「……ん?」
中には、ホワイトチョコを混ぜたのだろう、焦茶の中に白い模様の入ったチョコが六つと、手紙が入っていた。
(何だろう?)
恐る恐る見てみる。

『八時にケセラテ自然公園に来て下さい。待ってます。』

時計を見ると七時前、チョコを食べた後でも間に合うだろう。
そう考え、フォロンはチョコを一つ口に含む。
チョコはカカオの苦さとホワイトチョコ―だと彼は思ったのだが―の甘さでフォロンの味わったことのない不思議な味がする。
だが嫌いな味ではなかった。むしろ、
「へぇ、美味しい」
あまりチョコレートを口にする機会の少ないフォロンには新鮮な味だ。
残りのチョコをゆっくり味わった後、フォロンはケセラテ自然公園へと向かう。

* * * * * * * * * * * * * * *


239:For Dear
08/03/09 23:35:48 3kVXxVF0
流石にハーメルンで公園に行くわけにもいかないので、駐輪場に停めて公園に入る。
ここに来るのも久しぶりだな、と彼は思った。
冬ということもあり、辺りには白が目立つ。
(前来たのは秋だったかな)
そんなことを考えつつ言われた場所に向かう。時間にも余裕があったのでのんびりと散歩のように。
幾分も経たないうちに彼女を見つけた。

「あ、フォロン先輩こっちです」
どうやらプリネシカが彼を見つける方が早かったようだ。
手を振りながら小走りで駆け寄ってくる。

「すいません、わざわざこんな所まで」
「そんな、謝るほどのことじゃないよ」

言ってふと気づく。
(そういえば、プリネシカと二人きりというのも珍しいな)
いつも一歩下がった所で姉の暴挙―というと失礼かもしれないが―を止める役割になることが多いのでこうやって二人だけで話すことも滅多にないことだった。
当然、いつもコーティカルテとペルセルテが奪い合う“フォロンの隣”に彼女が来ることも然り。

「それじゃあ、少し付き合って下さい」
「何かな?」
「デート……みたいなものです」
プリネシカは普段より小さな声でそう告げた。
「えっ」
「だめですか?」
「いや、そんなことはないよ」
突然の誘いにフォロンは驚いたが、別段断る理由もない。

「それじゃ行きましょうか、フォロン先輩」
「そうだね」

まずは、フォロンのバイクのところまで向かう。二人は端から見れば本当に恋人同士のように公園を並んで歩いていた。
事務所での仕事、学校について、話すネタが多いわけでもなかったが二人の笑みが途切れることはない。
寒さのためか、二人はいつもより体をくっつけて歩いていた。

「あのさ、プリネシカ」
「なんですか?」
「腕に抱きつくのはちょっと……」
「?」
「いや、恥ずかしいんだけど」
「いいんです。デートなんですから」

むしろ、いつも控え目な彼女が色々な所で積極的だった。それにはフォロンも動揺を隠せない。
(こんな性格だったっけ?)
フォロンはプリネシカの表情を伺う。そんな彼の気を知ってか知らずか彼女は楽しそうだ。
(ま、いっか)
誰が損する訳でもない、と彼は自分で決着をつける。
女の子の嬉しそうな表情を見て、悪い気もしない。
(ただ……)
服越しに感じるプリネシカの女性的な柔らかさに関しては如何ともし難い、そう思うフォロンであった。



240:For Dear
08/03/09 23:37:34 3kVXxVF0
 フォロンのバイク、ハーメルンのもとに着いた。
乗る時はフォロンが運転でプリネシカが後ろなのは言うまでもないことなのだが、彼は妙な違和感を感じる。
(いつもコーティしか乗せたことがないからかな)
ヘルメットを彼女に渡し、着けたのを確認してからフォロンはハーメルンを発進させた。

「で? 何処に行こうか?」
「えっと、行きたい場所があるので」
「そうなの?」
「はい、道順は言いますから」
「了解」

(彼女が場所の名称を言わなかったということは僕が知らないところなのかな)
そんなことを思いつつ、フォロンは彼女の提案に従う。彼も、自分のおすすめの場所があるわけでもなかったので、助かったようなものだ。
ちなみに、コーティカルテと比べたプリネシカとの二人乗りの感想は一言で言うと“大きかった”。
身長的な意味でも、女性らしさという意味でも。特に胸とか。


「そこの交差点を右に」
「わかった」
「あ、そこです」
「うん」
さて、フォロンにとっては魅惑の二人乗りを終え、二人は目的地に着いた。
「ここは、もしかしなくても、あれだよね……?」
目の前の建物を指差し顔を引き攣らせたフォロンが聞く。
「は、はい」
「はぁ……」
少々顔を赤らめ返事をしたプリネシカ。最早疑いの余地もない。
着いた場所は、アレをする場所であった。
アレというのは『いやん、あはん』のことであって、『いやん、あはん』といえば『そ、そんなこと言わせないで下さいっ』となる。
『言うことも憚る場所』となればそれを言わせたくなるのが人情であって、……まぁ要するに――
――そこはラヴホテルであった。

(なんで?)
何がなんでも急過ぎはしないか。しかも相手は後輩だし。
そう思いつつもチェックインを済ませ、指定された部屋に入る。
簡素な部屋だった。豪華ではないが、必要なものは全てある。
こういう所に来るのは初めてだったが、こういうものなのだろうか、とフォロンは思う。
一方、プリネシカも初めてだったらしく、
「わぁ、中ってこうなってるんですね」
と少々何時もより興奮気味であった。


241:For Dear
08/03/09 23:38:55 3kVXxVF0
(とりあえず、真意だけは聞いておかないと)
持ち前の理性をなんとか掘り起こし、フォロンはプリネシカに声をかける。

「あの、プリネシカ」
「はい?」
「いや、……なんで?」
「好きだから、じゃダメですか?」
聞き方がどうしようもないが、どうやら彼女に通じたらしい。
暫くの黙考の後、彼女は応えた。告白は突然。フォロンは言葉を失ってしまう。

「先にシャワー浴びて来ますね」
「……うん」
彼女がシャワーを浴びている間、フォロンは自分の気持ちに問いかけた。
だが彼は、正直なところよくわからなかった。
今まで先輩後輩として、職場の同僚として彼女に接して来たが、付き合うとかそういったことになるとは思いもしなかった。
好きか嫌いかで言えば考えるまでもなく“好き”なのだが。それだけでこういったことに及んでいいものか。
そういった経験が少ない彼には判断しかねたのだ。
「ふう……」
「フォロン先輩、次どうぞ?」
「あ……。わかった」
その後シャワーを浴びている間も考えていたが、結局結論などでなかった。

シャワーを浴びて、バスローブを着たフォロンはベッドに腰をかけたプリネシカを改めて見た。
(綺麗だな)
ありきたりな感想だが、素直にそう思った。
彼女も彼同様バスローブを着ている。シャワーを浴びた後ということでほんのり濡れた髪が眩しい。はだけた胸元もなんとも扇情的だ。
フォロンの理性を削りとるには十分である。
彼女に声をかけられるまで暫く我を忘れたかのように立っていた。
「あの、先輩?」
「ん、なにかな」
「すいませんでした、突然こんなところに連れて来たりして。迷惑ですよね」
「いや、そんなことはないよ。ちょっと驚いたけどね」
フォロンが苦笑いしながら言うと、プリネシカもはにかむように笑う。
「やっぱり先輩は優しいです。あなたの奏でる神曲にも表れています」
「え?」
「初めて先輩の歌声を聞いた時から、好きでした。今まで言えませんでしたけど」
ゆっくり、一言一言確かめるように彼女は言葉を続ける。
「偶然今日が恋人達の為の日だって雑誌で見たとき、この機会にって」
「そう、なんだ」
「だから、突然でも気の迷いでもないんです。それだけでもわかって欲しくて」
「大丈夫だよ。君がそんなことしないってことぐらい、わかってるつもりだから」


242:For Dear
08/03/09 23:41:30 3kVXxVF0
これだけの覚悟があったのか、とフォロンは納得する。
「でも、初めてなんでしょ? 大丈夫?」
最後の確認として聞いてみる。

「は、はいっ。大丈夫です。予習は万全ですからっ」
「そ、そう」
(予習っていったい……?)

そんなこと思っていたら彼女が顔を近付けてくる。
「んっ」
しなだれかかるようにプリネシカがフォロンの首に腕を回し、キスを交わす。
「ん、む」
そのまま舌を絡めあいつつフォロンをゆっくり押し倒す。
「んっ、先輩上手いですね。キス」
にっこり笑うプリネシカは先ほどとはうって変わり、淫靡ですらある。
「私、こんなにドキドキしてます」
言ってフォロンの手を取り、自らの胸に当てた。
既にバスローブもはだけその意味を成していないので、彼の手は直接彼女の肌に触れている。
ふよふよとした柔らかい感触がフォロンの脳裏に刻み込まれる。
無意識のうちに彼は彼女の胸を揉んでいた。
「ふぁっ、先輩……上手」
本人にそんなつもりはないが、どうやら彼女の弱いところを的確に責めているようだ。
彼は暫くその感触を堪能することに集中する。
「や、そんな、私だけが気持ちよくなっちゃ……」
そう言ってプリネシカはフォロンのモノを取り出し、手を這わせる。
「うっ、プリネ……」
思わずフォロンはうめき声のようなものをあげた。
「すごい……。こんなに大きいなんて」
プリネシカは感嘆の声を漏らす。その声や仕草が妙に淫らに聞こえるのはフォロンの気のせいではないだろう。
彼女はむしろ楽しそうに指先でフォロンのモノに触れる。
「ふふっ」


243:For Dear
08/03/09 23:42:50 3kVXxVF0
強すぎず、弱すぎず、彼女はいとおしむように彼のモノを扱きはじめる。
「くっ」
案外彼女の予習というのももバカにできない。
初めてだというのに彼女の指使いから伝わってくるのは快感だけであった。
「次は」
彼女はゆっくりとフォロンのモノへと上半身を近付けていく。
途中彼女の胸がフォロンの指から離れていくのを名残惜しそうに見つめながら。
「舐めると気持ちいいんですよね」
「え、いいよ別にそこまでしなくても……」
「私がしたいんです。やらせて下さい」
もちろん、最後はフォロンが折れた。というかフォロンが事務所の女性陣に勝てたことなどあろうか。
フォロンのモノが清楚なイメージだった彼女の口の中に入っていく。
そのギャップに否が応にも彼のモノは硬さを増す。
「ふふっ、今ピクッてしましはね?」
上目使いに此方を見つめてくる。
フォロンは彼女から目が離せなくなっていた。

ちゅぷ、ちゅぷ
男の歪な物体が少女の口の中に出たり、入ったりを繰り返す。
口内の温かさ、モノへの刺激は言わずもがな、そういった背徳感もフォロンの情欲を掻きたてる。
「フォロン先輩の、おいしいれふ」
フォロンのをくわえながらプリネシカはそういって微笑む。
少し照れが混じった赤みのかかった表情で言われては、彼も息を飲まざるを得ないだろう。
「プリネシカ、そ、そろそろ」
「あ、だめですよ」
そう言ってフォロンのモノの根本を軽く締め付ける。
「出すなら――」
そして彼女は四つん這いになると自らの秘処を見せ付けるように腰を高く上げた。
「――ここにしてください」
フォロンはごくりと唾を飲みこんだ。
正直なところ、彼は彼女の膣へ挿れたい。
だが、それには危険が伴うことになる。
「いいの?」
「大丈夫です。今日は安全な日ですし、半分精霊なので子供が出来るかどうかもわかりません」
彼女ははっきりと自分の意思を告げる。
「出来ても、……頑張って育てますからっ」
彼女は今日一番真っ赤な顔をしている。恐らく自分も同様だろう。
爆弾発言にも程がある。
だが、それによってフォロンも覚悟を決めた。
プリネシカがここまで決意してる。ここで自分がしなきゃ男じゃないだろう。
そう考えたのだ。
「わかった。じゃいくよ」
「はい」
フォロンが彼女の秘処に自分のモノをあてがう。それを彼女が手で自らの膣に導いた。



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